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特開2015-227768ヒートパイプの固定構造およびヒートパイプの固定方法
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】特開2015-227768(P2015-227768A)
(43)【公開日】2015年12月17日
(54)【発明の名称】ヒートパイプの固定構造およびヒートパイプの固定方法
(51)【国際特許分類】
   F28D 15/02 20060101AFI20151120BHJP
   H05K 7/20 20060101ALI20151120BHJP
   H01L 23/427 20060101ALI20151120BHJP
【FI】
   F28D15/02 G
   F28D15/02 106Z
   H05K7/20 R
   H01L23/46 B
【審査請求】有
【請求項の数】8
【出願形態】OL
【全頁数】23
(21)【出願番号】特願2014-204803(P2014-204803)
(22)【出願日】2014年10月3日
(31)【優先権主張番号】特願2014-97777(P2014-97777)
(32)【優先日】2014年5月9日
(33)【優先権主張国】JP
(71)【出願人】
【識別番号】000005290
【氏名又は名称】古河電気工業株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110001081
【氏名又は名称】特許業務法人クシブチ国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】片山 敬大
(72)【発明者】
【氏名】佐々木 千佳
(72)【発明者】
【氏名】山田 裕
(72)【発明者】
【氏名】伊勢村 将和
(72)【発明者】
【氏名】内村 泰博
(72)【発明者】
【氏名】渡邉 雅人
【テーマコード(参考)】
5E322
5F136
【Fターム(参考)】
5E322AA01
5E322AB01
5E322AB05
5E322AB07
5E322DB10
5F136CC16
5F136CC26
5F136EA02
5F136GA06
(57)【要約】
【課題】ヒートパイプと受熱ブロックの収容凹部との接触面積およびヒートパイプと蓋部材との接触面積を常に一定にすることができ、その結果、製品ごとの熱伝導効率のばらつきを確実に低減させることができるヒートパイプの固定構造を提供する。
【解決手段】ヒートパイプ20を収容する収容凹部11を備えた受熱ブロック10と、収容凹部11に収容されたヒートパイプ20に密接される蓋部材30とを備え、受熱ブロック10の収容凹部11は、ヒートパイプ20に接触する面がヒートパイプ20の外周面と同一形状に形成され、受熱ブロック10および蓋部材30の間、もしくは受熱ブロック10または蓋部材30の少なくとも一方にヒートパイプ20に接触しない空間部40が形成され、受熱ブロック10とヒートパイプ20との接触面積を一定となるように構成した。
【選択図】図4
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ヒートパイプを収容する収容凹部を備えた受熱ブロックと、前記収容凹部に収容された前記ヒートパイプに接触する蓋部材とを備え、
前記受熱ブロックの収容凹部は、前記ヒートパイプに接触する面が前記ヒートパイプの外周面と同一形状に形成され、前記受熱ブロックおよび前記蓋部材の間、もしくは前記受熱ブロックまたは前記蓋部材の少なくとも一方に前記ヒートパイプに接触しない空間部が形成されていることを特徴とするヒートパイプの固定構造。
【請求項2】
前記受熱ブロックの収容凹部と前記ヒートパイプとの接触面積を一定となるように構成したことを特徴とする請求項1に記載のヒートパイプの固定構造。
【請求項3】
前記ヒートパイプと前記蓋部材との接触面積が一定となるように構成したことを特徴とする請求項1または請求項2に記載のヒートパイプの固定構造。
【請求項4】
前記蓋部材は、前記ヒートパイプに接する面が前記ヒートパイプの外周面と同一形状に形成され、前記蓋部材と前記ヒートパイプとは面接触されていることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか一項に記載のヒートパイプの固定構造。
【請求項5】
前記ヒートパイプは、前記蓋部材に接触する面が前記蓋部材の接触面と同一形状に形成され、前記蓋部材と前記ヒートパイプとは線接触または面接触されていることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか一項に記載のヒートパイプの固定構造。
【請求項6】
前記蓋部材は、平板状に形成されており、前記蓋部材と前記ヒートパイプとは線接触または面接触されていることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか一項に記載のヒートパイプの固定構造。
【請求項7】
前記蓋部材は、平板状に形成されており、前記蓋部材には、前記ヒートパイプに接する面が前記ヒートパイプの外周面と同一形状に形成された押さえ突起が形成され、前記ヒートパイプと前記押さえ突起とは面接触されていることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか一項に記載のヒートパイプの固定構造。
【請求項8】
前記収容凹部の底面は、平面状に形成された平坦部を備えていることを特徴とする請求項1から請求項3および請求項7のいずれか一項に記載のヒートパイプの固定構造。
【請求項9】
前記蓋部材は、かしめにより前記受熱ブロックに固定されていることを特徴とする請求項1から請求項8のいずれか一項に記載のヒートパイプの固定構造。
【請求項10】
前記蓋部材は、締結用部材により前記受熱ブロックに固定されていることを特徴とする請求項1から請求項8のいずれか一項に記載のヒートパイプの固定構造。
【請求項11】
前記蓋部材は、前記受熱ブロックの収容凹部の長さ寸法より長く形成されていることを特徴とする請求項1から請求項10のいずれか一項に記載のヒートパイプの固定構造。
【請求項12】
前記受熱ブロックと前記ヒートパイプの接触面または前記蓋部材と前記ヒートパイプの接触面の少なくとも一方に、充填材を塗布したことを特徴とする請求項1から請求項11のいずれか一項に記載のヒートパイプの固定構造。
【請求項13】
受熱ブロックの収容凹部にヒートパイプを収容し、前記収容凹部に収容された前記ヒートパイプに蓋部材を接触させて固定し、前記蓋部材の固定時に生じる前記ヒートパイプの変形を空間部に逃がすことにより、前記受熱ブロックと前記ヒートパイプとの接触面積を一定となるようにしたことを特徴とするヒートパイプの固定方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ヒートパイプの固定構造およびヒートパイプの固定方法に係り、特に、各種電気・電子機器に搭載される半導体素子などの発熱体冷却用ヒートシンクにおけるヒートパイプの固定構造およびヒートパイプの固定方法に関する。
【背景技術】
【0002】
従来から、各種電気・電子機器に搭載された半導体素子などの発熱性の素子を冷却するために、放熱フィンおよびヒートパイプを備えたヒートシンクが多く用いられている。このようなヒートパイプを備えたヒートシンクにおいては、ヒートパイプによって、放熱すべき電気・電子部品の熱を別の場所に配置された放熱フィンに移動させることにより、放熱フィンから外部に放熱することができるものである。
【0003】
このようなヒートシンクにおいては、一般に、熱伝導性に優れた材料からなるベースプレート(受熱ブロック)にヒートパイプを密着させ、発熱性素子からベースプレートに伝達される熱を効率よくヒートパイプに伝達することにより、発熱性素子の冷却効率を高めることができるものである。そのため、このようなヒートシンクでは、発熱性素子の冷却を効率よく行うため、ベースプレートとヒートパイプとをできるだけ密着させることが要求されている。
【0004】
このようなベースプレートとヒートパイプとを密着させる技術として、例えば、従来、ベースプレートに、ヒートパイプの受熱部を熱的に接続して収納する底面部と、2つの壁面部からなるヒートパイプ収納部を設け、底面部と接続する壁面部の相対するそれぞれの内側の基部に、壁面部の長手方向に沿って、切り欠き部を形成し、ヒートパイプ収納部にヒートパイプを配置し、加圧によって、2つの壁面部をそれぞれ内側の基部からヒートパイプに被さるように変形して接触させ、ヒートパイプの上面に沿って変形された2つの壁面部を密着配置させるようにした技術が開示されている(例えば、特許文献1参照。)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開2011−169506号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、前記特許文献1の発明においては、ヒートパイプの全面とベースプレートとを可能な限り接触させることにより、熱伝導性能を高めるものであるが、ヒートパイプの全面を接触させるには、ヒートパイプをある程度変形させる必要があり、このようにヒートパイプを変形させた場合、製品ごとにヒートパイプの変形状態にばらつきが生じるとともに、製品ごとに熱伝導性能にもばらつきが生じてしまい、設計通りの熱伝導特性を得ることができないという問題を有している。
【0007】
本発明は、前記した点に鑑みてなされたものであり、ヒートパイプと受熱ブロックの収容凹部との接触面積およびヒートパイプと蓋部材との接触面積を常に一定にすることができ、その結果、製品ごとの熱伝導効率のばらつきを確実に低減させることができるヒートパイプの固定構造およびヒートパイプの固定方法を提供することを目的とするものである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
前記目的を達成するため本発明に係るヒートパイプの固定構造は、ヒートパイプを収容する収容凹部を備えた受熱ブロックと、前記収容凹部に収容された前記ヒートパイプに接触する蓋部材とを備え、前記受熱ブロックの収容凹部は、前記ヒートパイプに接触する面が前記ヒートパイプの外周面と同一形状に形成され、前記受熱ブロックおよび前記蓋部材の間、もしくは前記受熱ブロックまたは前記蓋部材の少なくとも一方に前記ヒートパイプに接触しない空間部が形成されていることを特徴とする。
【0009】
この構成によれば、受熱ブロックおよび蓋部材の間、もしくは受熱ブロックまたは蓋部材の少なくとも一方にヒートパイプに接触しない空間部を形成するようにしているので、ヒートパイプが変形した場合に、ヒートパイプの変形箇所を空間部に逃がすことができ、ヒートパイプと受熱ブロックの収容凹部との接触面積を一定にすることができる。
【0010】
また、本発明は、前記構成において、前記受熱ブロックの収容凹部と前記ヒートパイプとの接触面積を一定となるように構成したことを特徴とする。この構成によれば、受熱ブロックの収容凹部とヒートパイプとの接触面積を一定となるように構成しているので、設計段階で設定されたヒートパイプと受熱ブロックとの熱伝導効率を常に一定にすることができ、製品ごとの熱伝導効率のばらつきを確実に低減させることができる。
【0011】
また、本発明は、前記構成において、前記ヒートパイプと前記蓋部材との接触面積が一定となるように構成したことを特徴とする。この構成によれば、ヒートパイプと蓋部材との接触面積を一定となるように構成しているので、設計段階で設定されたヒートパイプと蓋部材との熱伝導効率を常に一定にすることができ、製品ごとの熱伝導効率のばらつきを確実に低減させることができる。
【0012】
また、本発明は、前記構成において、前記蓋部材は、前記ヒートパイプに密接される面が前記ヒートパイプの外周面と同一形状に形成され、前記蓋部材と前記ヒートパイプとは面接触されていることを特徴とする。この構成によれば、蓋部材を、ヒートパイプに密接される面がヒートパイプの外周面と同一形状に形成され、蓋部材とヒートパイプとを面接触させるようにしているので、蓋部材とヒートパイプとを面接触させる場合に、設計段階で設定されたヒートパイプと受熱ブロックおよび蓋部材との熱伝導効率を常に一定にすることができ、製品ごとの熱伝導効率のばらつきを確実に低減させることができる。
【0013】
また、本発明は、前記構成において、前記ヒートパイプは、前記蓋部材に接触する面が前記蓋部材の接触面と同一形状に形成され、前記蓋部材と前記ヒートパイプとは線接触または面接触されていることを特徴とする。この構成によれば、ヒートパイプの蓋部材に接触する面を蓋部材の接触面と同一形状に形成することにより、蓋部材とヒートパイプとを線接触または面接触させるようにしているので、蓋部材とヒートパイプとを線接触または面接触させる場合に、設計段階で設定されたヒートパイプと受熱ブロックおよび蓋部材との熱伝導効率を常に一定にすることができ、製品ごとの熱伝導効率のばらつきを確実に低減させることができる。
【0014】
また、本発明は、前記構成において、前記蓋部材は、平板状に形成されており、前記蓋部材と前記ヒートパイプとは線接触または面接触されていることを特徴とする。この構成によれば、蓋部材とヒートパイプとを線接触または面接触させる場合に、設計段階で設定されたヒートパイプと受熱ブロックおよび蓋部材との熱伝導効率を常に一定にすることができ、製品ごとの熱伝導効率のばらつきを確実に低減させることができる。
【0015】
また、本発明は、前記構成において、前記蓋部材は、平板状に形成されており、前記蓋部材には、前記ヒートパイプに接する面が前記ヒートパイプの外周面と同一形状に形成された押さえ突起が形成され、前記ヒートパイプと前記押さえ突起とは面接触されていることを特徴とする。この構成によれば、押さえ突起によりヒートパイプの両側部分を押し付けることになるので、ヒートパイプの押圧変形の方向を収容凹部の下面側に向けた方向とすることができ、押圧変形の方向を規制して収容凹部とヒートパイプとの密着性を向上させることができる。その結果、設計段階で設定されたヒートパイプと受熱ブロックおよび蓋部材との熱伝導効率を常に一定にすることができ、製品ごとの熱伝導効率のばらつきを確実に低減させることができる。
【0016】
また、本発明は、前記構成において、前記収容凹部の底面は、平面状に形成された平坦部を備えていることを特徴とする。この構成によれば、収容凹部の底面に平坦部を設けることにより、ヒートパイプと収容凹部との密着性をより向上させることができ、しかも、設計段階で設定されたヒートパイプと受熱ブロックおよび蓋部材との熱伝導効率を常に一定にすることができ、製品ごとの熱伝導効率のばらつきを確実に低減させることができる。
【0017】
また、本発明は、前記構成において、前記蓋部材は、かしめにより前記受熱ブロックに固定されていることを特徴とする。この構成によれば、蓋部材をかしめにより受熱ブロックに固定する場合に、設計段階で設定されたヒートパイプと受熱ブロックおよび蓋部材との熱伝導効率を常に一定にすることができ、製品ごとの熱伝導効率のばらつきを確実に低減させることができる。
【0018】
また、本発明は、前記構成において、前記蓋部材は、締結用部材により前記受熱ブロックに固定されていることを特徴とする。この構成によれば、蓋部材を締結用部材により受熱ブロックに固定する場合に、設計段階で設定されたヒートパイプと受熱ブロックおよび蓋部材との熱伝導効率を常に一定にすることができ、製品ごとの熱伝導効率のばらつきを確実に低減させることができる。
【0019】
また、本発明は、前記構成において、前記蓋部材は、前記受熱ブロックの収容凹部の長さ寸法より長く形成されていることを特徴とする。この構成によれば、蓋部材の長さ寸法を受熱ブロックの収容凹部の長さ寸法より長く形成するようにしているので、蓋部材とヒートパイプとの接触面積を大きく確保することができ、熱伝達効率を向上させることができる。
【0020】
また、本発明は、前記構成において、前記受熱ブロックと前記ヒートパイプの接触面または前記蓋部材と前記ヒートパイプとの接触面の少なくとも一方に、充填材を塗布したことを特徴とする。この構成によれば、受熱ブロックとヒートパイプの接触面または蓋部材とヒートパイプとの接触面の少なくとも一方に、充填材を塗布することにより、受熱ブロックとヒートパイプの接触面または蓋部材とヒートパイプとの接触面の密着性を高めることができる。
【0021】
また、本発明に係るヒートパイプの固定方法は、受熱ブロックの収容凹部にヒートパイプを収容し、前記収容凹部に収容された前記ヒートパイプに蓋部材を接触させて固定し、前記蓋部材の固定時に生じる前記ヒートパイプの変形を空間部に逃がすことにより、前記受熱ブロックと前記ヒートパイプとの接触面積を一定となるようにしたことを特徴とする。
【0022】
この構成によれば、ヒートパイプが変形した場合に、ヒートパイプの変形箇所を空間部に逃がすようにしているので、ヒートパイプと受熱ブロックの収容凹部との接触面積およびヒートパイプと蓋部材との接触面積を常に一定にすることができ、その結果、設計段階で設定されたヒートパイプと受熱ブロックおよび蓋部材との熱伝導効率を常に一定にすることができ、製品ごとの熱伝導効率のばらつきを確実に低減させることができる。
【発明の効果】
【0023】
本発明によれば、受熱ブロックおよび蓋部材の間、もしくは受熱ブロックまたは蓋部材の少なくとも一方にヒートパイプに接触しない空間部を形成するとともに、受熱ブロックの収容凹部とヒートパイプとの接触面積を一定となるようにしているので、ヒートパイプが変形した場合に、ヒートパイプの変形箇所を空間部に逃がすことができ、ヒートパイプと受熱ブロックの収容凹部との接触面積を常に一定にすることができ、その結果、設計段階で設定されたヒートパイプと受熱ブロックおよび蓋部材との熱伝導効率を常に一定にすることができ、製品ごとの熱伝導効率のばらつきを確実に低減させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0024】
図1】本発明に係るヒートパイプの固定構造の第1実施形態を示す分解斜視図である。
図2】本発明に係るヒートパイプの固定構造の第1実施形態を示す受熱ブロック部分の蓋部材を外した状態の断面図である。
図3】本発明に係るヒートパイプの固定構造の第1実施形態を示す受熱ブロック部分の斜視図である。
図4】本発明に係るヒートパイプの固定構造の第1実施形態を示す受熱ブロック部分の断面図である。
図5】本発明に係るヒートパイプの固定構造の第1実施形態を示す受熱ブロック部分のかしめた状態の断面図である。
図6】本発明に係るヒートパイプの固定構造の第1実施形態における空間部の変形例を示す受熱ブロック部分の断面図である。
図7】本発明に係るヒートパイプの固定構造の第2実施形態を示す受熱ブロック部分の断面図である。
図8】本発明に係るヒートパイプの固定構造の第2実施形態における変形例を示す受熱ブロック部分の断面図である。
図9】本発明に係るヒートパイプの固定構造の第2実施形態における変形例を示す受熱ブロック部分の断面図である。
図10】本発明に係るヒートパイプの固定構造の第3実施形態を示す受熱ブロック部分の斜視図である。
図11】本発明に係るヒートパイプの固定構造の第3実施形態を示す受熱ブロックにヒートパイプを挿入した状態の斜視図である。
図12】本発明に係るヒートパイプの固定構造の第3実施形態を示す受熱ブロックに蓋部材を挿入した状態の斜視図である。
図13】本発明に係るヒートパイプの固定構造の第3実施形態を示す受熱ブロックに蓋部材を固定した状態の斜視図である。
図14】本発明に係るヒートパイプの固定構造の第4実施形態を示す受熱ブロック部分の断面図である。
図15】本発明に係るヒートパイプの固定構造の第4実施形態における押さえ突起によりヒートパイプが押圧変形した状態を示す断面図である。
図16】本発明に係るヒートパイプの固定構造の第5実施形態を示す受熱ブロック部分の断面図である。
図17】本発明に係るヒートパイプの固定構造の第5実施形態における押さえ突起によりヒートパイプが押圧変形した状態を示す断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0025】
以下、本発明の実施形態を図面を参照して説明する。
【0026】
図1から図5は、本発明に係るヒートパイプの固定構造の第1実施形態を示したものであり、図1は分解斜視図であり、図2は受熱ブロック部分の蓋部材を外した状態の断面図である。図3は受熱ブロック部分の斜視図であり、図4は受熱ブロック部分の断面図である。さらに、図5は受熱ブロック部分のかしめた状態の断面図である。
【0027】
本実施形態におけるヒートパイプの固定構造は、熱伝導性に優れた金属などにより形成された受熱ブロック10を備えており、この受熱ブロック10の上面ほぼ中央部分には、受熱ブロック10の長手方向に沿って延在する収容凹部11が形成されている。この収容凹部11には、ヒートパイプ20の所定の部位が収容されるものであり、ヒートパイプ20は、本実施形態においては、例えば、ヒートパイプ20の収容凹部11に収容される部位は、直線状に形成されるとともに、受熱ブロック10の外側において、上方に立ち上がるほぼU字状に形成されている。なお、ヒートパイプ20の形状は、これに限定されるものではなく、例えば、直線状など任意の形状に形成することが可能である。
【0028】
また、受熱ブロック10の収容凹部11が形成された面と反対側の面、すなわち、受熱ブロック10の底面には、冷却する対象である被冷却部材(図示せず)が接触されるように構成されている。また、この収容凹部11の底部の形状は、ヒートパイプ20の外周面の形状に合わせて形成されるものであり、本実施形態においては、収容凹部11の底部形状がヒートパイプ20の外周面の形状と同一形状とされた半円形状を有するとともに、この底部形状から収容凹部11の上面に向けてほぼ直線状に連続する断面形状ほぼU字状に形成されている。また、収容凹部11の深さ寸法は、ヒートパイプ20の直径より大きく形成されている。
【0029】
また、受熱ブロック10の上面であって収容凹部11の両側部分には、受熱ブロック10の収容凹部11の形成方向に沿って延在する溝12がそれぞれ形成されており、受熱ブロック10の収容凹部11の両側縁と溝12との間に、かしめ用突起13が形成されるように構成されている。なお、このかしめ用突起13は、図2に示すように、受熱ブロック10の収容凹部11の上部内壁に対して、平行に形成するようにしてもよいし、上部内壁を内側に向けて傾斜するように形成してもよい。
【0030】
また、本実施形態におけるヒートパイプ20の固定構造は、熱伝導性に優れた金属などにより形成された蓋部材30を備えている。蓋部材30は、収容凹部11の開口寸法とほぼ同様の長さ寸法および幅寸法を有しており、この蓋部材30の下面は、ヒートパイプ20の外周面と同一の形状を有している。また、蓋部材30の上面両側角部には、蓋部材30の長手方向に沿って延在する切欠き31が形成されており、図5に示すように、かしめ用突起13をかしめた際に、かしめ用突起13を切欠き31に係合させることにより、蓋部材30を固定するように構成されている。
【0031】
なお、本実施形態においては、受熱ブロック10とヒートパイプ20との接触面および蓋部材30とヒートパイプ20との接触面には、グリースまたは接着剤などの充填材(図示せず)を塗布するように構成されている。このように充填材を塗布することにより、受熱ブロック10とヒートパイプ20の接触面または蓋部材30とヒートパイプ20との接触面の密着性を高めることができるものである。この充電材は、受熱ブロック10とヒートパイプ20との接触面または蓋部材30とヒートパイプ20との接触面のいずれか一方に塗布するようにしてもよい。
【0032】
そして、受熱ブロック10の収容凹部11にヒートパイプ20を挿入するとともに、収容凹部11に蓋部材30を挿入して、ヒートパイプ20の外周面を収容凹部11と蓋部材30とに接触させた状態で、ヒートパイプ20と受熱ブロック10と蓋部材30との間に空間部40が形成されるように構成されている。また、本実施形態においては、ヒートパイプ20の外周面を収容凹部11と蓋部材30と面接触させた場合の例を示すものであり、ヒートパイプ20の外周面を収容凹部11と蓋部材30とに接触させた場合に、このヒートパイプ20と、収容凹部11および蓋部材30との接触面積は、あらかじめ所定の接触面積となるように設定されている。
【0033】
ここで、面接触とは、ヒートパイプ20の長手方向に沿って、所定の幅をもった面で接触している状態をいう。例えば、円形状のものと、それと同様の曲面を持ったものが長手方向で接触しているような場合や、円筒状のものと平板状のものの接触において、円筒状のものの一部が圧縮変形されることにより一部平面状となり、平板状のものと長手方向で接しているような場合などが考えられる。また、線接触とは、ヒートパイプ20の長手方向に沿って長細い面積で接触している状態をいう。例えば、円筒状のものと平板状のものが長手方向で接触しているような場合などが考えられる。
【0034】
そして、本実施形態においては、受熱ブロック10の収容凹部11にヒートパイプ20を挿入するとともに、収容凹部11に蓋部材30を挿入して、ヒートパイプ20の外周面を収容凹部11と蓋部材30とに接触させた状態で、図示しないかしめ装置により、かしめ用突起13を蓋部材30の側に倒しながら、かしめることにより、かしめ用突起13を切欠き31に係合させて蓋部材30を固定するように構成されている。
【0035】
この場合において、かしめ装置によりかしめ用突起13をかしめる際に、かしめ用突起13に加える圧力を加減することにより、原則として、ヒートパイプ20を変形させないように加工するようにしている。その際、かしめ用突起13を変形させる圧力を掛けすぎると、蓋部材30に圧力が加わることにより、ヒートパイプ20に必要以上の圧力が加わってしまい、ヒートパイプ20が変形することがある。
【0036】
しかしながら、本実施形態においては、空間部40が形成されているので、ヒートパイプ20が変形した場合に、ヒートパイプ20の変形した箇所が空間部40にはみ出して、ヒートパイプ20の変形を逃がすように構成されている。そのため、本実施形態においては、ヒートパイプ20が変形した場合でも、受熱ブロック10の収容凹部11と蓋部材30との接触箇所には変化はなく、その結果、かしめ加工の際に、過剰な圧力によりヒートパイプ20が変形したとしても、ヒートパイプ20と受熱ブロック10の収容凹部11との接触面積およびヒートパイプ20と蓋部材30との接触面積は、常に一定にすることができるように構成されている。
【0037】
なお、本実施形態においては、ヒートパイプ20と受熱ブロック10および蓋部材30とを面接触させるとともに、各接触面積を常に一定にするようにしているが、蓋部材30は、受熱ブロック10の被冷却部材と接触する面と反対側に設置されるものであるため、ヒートパイプ20と蓋部材30との接触面積は、熱伝導性能には大きくは寄与しないものである。そのため、少なくとも、ヒートパイプ20と受熱ブロック10との接触面積を常に一定にすることが重要であるが、ヒートパイプ20と蓋部材30との接触面積を一定にすれば、より熱伝導効率を一定にする効果を得ることができるものである。
【0038】
そして、図1に示すように、受熱ブロック10にヒートパイプ20が固定されたヒートパイプ20の両端部には、放熱フィン50が取付けられている。
【0039】
次に、本発明に係るヒートパイプ20の固定方法について説明する。
本実施形態においては、まず、受熱ブロック10の収容凹部11にヒートパイプ20を挿入した後、収容凹部11に蓋部材30を挿入して、ヒートパイプ20の外周面を収容凹部11と蓋部材30とに接触させる。この状態で、図示しないかしめ装置により、かしめ用突起13を蓋部材30の側に倒しながら、かしめることにより、かしめ用突起13を切欠き31に係合させて蓋部材30を固定する。
【0040】
この場合に、ヒートパイプ20と受熱ブロック10の収容凹部11と蓋部材30との間に、空間部40が形成されているので、かしめ用突起13をかしめる際に、ヒートパイプ20が変形した場合でも、ヒートパイプ20の変形した箇所が空間部40にはみ出して、ヒートパイプ20の変形を逃がすことができ、ヒートパイプ20と受熱ブロック10の収容凹部11との接触面積およびヒートパイプ20と蓋部材30との接触面積は、常に一定に保持することができるものである。
【0041】
以上述べたように、本実施形態においては、ヒートパイプ20と受熱ブロック10と蓋部材30との間に空間部40を形成し、ヒートパイプ20が変形した場合に、ヒートパイプ20の変形箇所を空間部40に逃がすようにしているので、ヒートパイプ20と受熱ブロック10の収容凹部11との接触面積およびヒートパイプ20と蓋部材30との接触面積を常に一定にすることができる。その結果、設計段階で設定されたヒートパイプ20と受熱ブロック10および蓋部材30との熱伝導効率を常に一定にすることができ、製品ごとの熱伝導効率のばらつきを確実に低減させることができる。
【0042】
なお、前記実施形態においては、ヒートパイプ20と受熱ブロック10と蓋部材30との間に空間部40を形成するようにしているが、これに限定されるものではなく、例えば、図6に示すように、受熱ブロック10に2つの空間部40を形成するようにしてもよい。この場合に、1つの空間部40を形成するようにしてもよいし、3つ以上形成するようにしてもよい。また、受熱ブロック10ではなく、蓋部材30に空間部40を形成するようにしてもよいし、受熱ブロック10および蓋部材30の両方に空間部40を形成するようにしてもよい。この場合に、空間部40の数も、任意に設定することができる。
【0043】
また、前記実施形態においては、蓋部材30の長さ寸法を受熱ブロック10の長さ寸法と同一に形成するようにしたが、例えば、受熱ブロック10の長さ寸法に対して、長くなるように形成するようにしてもよい。このように構成することにより、蓋部材30とヒートパイプ20との接触面積を大きく確保することができ、熱伝達効率を向上させることが可能である。
【0044】
次に、本発明の第2実施形態について説明する。
図7は本発明の第2実施形態を示したものであり、蓋部材30を平板状に形成し、ヒートパイプと蓋部材とを線接触させるようにしたものである。
【0045】
本実施形態においては、前記第1実施形態と同様に、かしめ用突起13が形成された受熱ブロック10を備えており、この受熱ブロック10の収容凹部11にヒートパイプ20を収容した状態で、収容凹部11に平面状に形成された蓋部材30を挿入し、この状態で、かしめ用突起13をかしめることにより、蓋部材30を受熱ブロック10に固定するように構成されている。
【0046】
本実施形態においては、このように蓋部材30を固定した状態で、蓋部材30はヒートパイプ20の外周面に対してほぼ線接触となるものであり、蓋部材30とヒートパイプ20との接触面積は低減するものの、蓋部材30とヒートパイプ20との接触面積を一定にすることができるものである。なお、本実施形態においては、蓋部材30とヒートパイプ20との間の空間が空間部40として機能するものであり、ヒートパイプ20の変形を空間部40により逃がすことができる構成となっている。
【0047】
以上述べたように、本実施形態においても、前記第1実施形態と同様に、ヒートパイプ20が変形した場合に、ヒートパイプ20の変形箇所を空間部40に逃がすようにしているので、ヒートパイプ20と受熱ブロック10の収容凹部11との接触面積およびヒートパイプ20と蓋部材30との接触面積を常に一定にすることができる。その結果、設計段階で設定されたヒートパイプ20と受熱ブロック10および蓋部材30との熱伝導効率を常に一定にすることができ、製品ごとの熱伝導効率のばらつきを確実に低減させることができる。
【0048】
なお、本実施形態においては、ヒートパイプ20と蓋部材30とを線接触させるようにしているため、ヒートパイプ20と蓋部材30との熱伝導効率は低くなってしまう。しかしながら、前述のように、ヒートパイプ20と蓋部材30との接触面積が少ない場合でも、ヒートパイプ20と蓋部材30との接触面積を一定にすれば、より熱伝導効率を一定にする効果を得ることができるものである。
【0049】
また、本実施形態においては、かしめにより蓋部材30を固定するようにしているが、例えば、締結用部材としてのねじにより固定することも可能である。この場合は、例えば、図8に示すように、受熱ブロック10の収容凹部11の深さ寸法を、受熱ブロック10の収容凹部11にヒートパイプ20を挿入した状態で、ヒートパイプ20の上部が受熱ブロック10の上面とほぼ面一になるような深さ寸法に形成するものであり、受熱ブロック10の収容凹部11にヒートパイプ20を挿入した状態で、蓋部材30を受熱ブロック10の上面に載置して、ねじ14を受熱ブロック10に螺合させることにより、固定するようにすればよい。なお、締結用部材としては、ねじの他、ピンやリベットなどを適用するようにしてもよい。
【0050】
また、本実施形態においては、ヒートパイプ20と蓋部材30とを線接触させるようにしているが、図9に示すように、ヒートパイプ20の上面を蓋部材30により押圧変形させることにより、ヒートパイプ20と蓋部材30とを面接触させるようにしてもよい。
【0051】
次に、本発明の第3実施形態について説明する。
図10から図13は本発明の第3実施形態を示したものであり、複数のヒートパイプ20を固定する場合の構造を示したものである。
【0052】
本実施形態においては、受熱ブロック10に、複数の収容凹部11を並べて形成するようにしたものであり、この複数並べて配置された収容凹部11の列を、必要に応じて複数列並べて形成するように構成されている。また、受熱ブロック10の各収容凹部11のほぼ中央部分には、列方向に延在する蓋収容溝15が形成されており、この蓋収容溝15は、各収容凹部11を横切るように形成されている。また、蓋収容溝15の各収容凹部11の間部分には、ねじ穴16が形成されているとともに、蓋部材30のねじ穴16に対応する位置には、ねじ穴16に螺合されるねじ14を挿入するためのねじ挿入孔17が形成されている。
【0053】
また、本実施形態においては、図8に示した例と同様に、受熱ブロック10の収容凹部11の深さ寸法を、受熱ブロック10の収容凹部11にヒートパイプ20を挿入した状態で、ヒートパイプ20の上部が受熱ブロック10の蓋収容溝15の上面とほぼ面一になるような深さ寸法に形成されている。そして、図11に示すように、受熱ブロック10の収容凹部11にヒートパイプ20を挿入した状態で、図12に示すように、蓋部材30を受熱ブロック10の蓋収容溝15に挿入することにより、蓋部材30とヒートパイプ20とを線接触させる構造となっている。
【0054】
そして、各収容凹部11にそれぞれヒートパイプ20を収容した状態で、平板状の蓋部材30を蓋収容溝15に挿入させ、図13に示すように、各ねじ穴16にねじ14を螺合させることにより、蓋部材30を固定するように構成されている。この場合、前述のように、ヒートパイプ20と蓋部材30とは線接触になるものであるが、ヒートパイプ20と受熱ブロック10の収容凹部11との接触面積およびヒートパイプ20と蓋部材30との接触面積を常に一定に保持することができるものである。
【0055】
以上述べたように、本実施形態においても、前記各実施形態と同様に、ヒートパイプ20が変形した場合に、ヒートパイプ20の変形箇所を空間部40に逃がすようにしているので、ヒートパイプ20と受熱ブロック10の収容凹部11との接触面積およびヒートパイプ20と蓋部材30との接触面積を常に一定にすることができる。その結果、設計段階で設定されたヒートパイプ20と受熱ブロック10および蓋部材30との熱伝導効率を常に一定にすることができ、製品ごとの熱伝導効率のばらつきを確実に低減させることができる。
【0056】
さらに、本実施形態においては、1つの蓋部材30により、複数のヒートパイプ20を同時に固定することができるので、作業効率を著しく高めることができる。
【0057】
次に、本発明の第4実施形態について説明する。
図14および図15は本発明の第4実施形態を示したものである。
【0058】
図14に示すように、本実施形態においては、図8に示した例と同様に、受熱ブロック10の収容凹部11の深さ寸法を、受熱ブロック10の収容凹部11にヒートパイプ20を挿入した状態で、ヒートパイプ20の上部が受熱ブロック10の上面とほぼ面一になるような深さ寸法に形成するものである。また、受熱ブロックの上面側には、図8と同様に受熱ブロックの上面に当接される蓋部材30が設けられている。
本実施形態においては、蓋部材30の下面側の収容凹部11に対応する位置には、ヒートパイプ20の外周面に当接する押さえ突起32が形成されている。この押さえ突起32の下面は、ヒートパイプ20の外周面と同一の形状を有しており、押さえ突起32の両側と収容凹部11の内側面との間には、空間部40が形成されるようになっている。
【0059】
本実施形態においては、受熱ブロック10の収容凹部11にヒートパイプ20を挿入した状態で、蓋部材30を受熱ブロック10の上面に載置して、ねじ(図示せず)などで固定することにより、図15に示すように、ヒートパイプ20の上部を押さえ突起32により押圧変形させて、ヒートパイプ20と蓋部材30の押さえ突起32とを面接触させることができるものである。
この場合に、本実施形態においては、押さえ突起32の両端に形成される肩部33によりヒートパイプ20の両側部分を押し付けることになるので、ヒートパイプ20の押圧変形の方向を収容凹部11の下面側に向けた方向とすることができ、押圧変形の方向を規制して収容凹部11とヒートパイプ20との密着性を向上させることができる。
【0060】
以上述べたように、本実施形態においても、前記各実施形態と同様に、ヒートパイプ20が変形した場合に、ヒートパイプ20の変形箇所を空間部40に逃がすようにしているので、ヒートパイプ20と受熱ブロック10の収容凹部11との接触面積およびヒートパイプ20と蓋部材30との接触面積を常に一定にすることができる。その結果、設計段階で設定されたヒートパイプ20と受熱ブロック10および蓋部材30との熱伝導効率を常に一定にすることができ、製品ごとの熱伝導効率のばらつきを確実に低減させることができる。
【0061】
次に、本発明の第5実施形態について説明する。
図16および図17は本発明の第5実施形態を示したものである。
【0062】
図16に示すように、本実施形態においては、図14に示した例と同様に、受熱ブロック10の収容凹部11の深さ寸法を、受熱ブロック10の収容凹部11にヒートパイプ20を挿入した状態で、ヒートパイプ20の上部が受熱ブロック10の上面とほぼ面一になるような深さ寸法に形成するものである。また、受熱ブロックの上面側には、図14と同様に受熱ブロックの上面に当接される蓋部材30が設けられている。
また、本実施形態においても、蓋部材30の下面側の収容凹部11に対応する位置には、ヒートパイプ20の外周面に当接する押さえ突起32が形成されている。この押さえ突起32の下面は、ヒートパイプ20の外周面と同一の形状を有しており、押さえ突起32の両側と収容凹部11の内側面との間には、空間部40が形成されるようになっている。
さらに、本実施形態においては、収容凹部11の底面には、平面状に形成してなる平坦部18が形成されている。
【0063】
本実施形態においても前記第4実施形態と同様に、受熱ブロック10の収容凹部11にヒートパイプ20を挿入した状態で、蓋部材30を受熱ブロック10の上面に載置して、ねじなどで固定することにより、図17に示すように、ヒートパイプ20の上部を押さえ突起32により押圧変形させて、ヒートパイプ20と蓋部材30の押さえ突起32とを面接触させることができるものである。
また、本実施形態においても前記第4実施形態と同様に、押さえ突起32の両端に形成される肩部によりヒートパイプ20の両側部分を押し付けることになるので、ヒートパイプ20の押圧変形の方向を収容凹部11の下面側に向けた方向とすることができ、押圧変形の方向を規制して収容凹部11とヒートパイプ20との密着性を向上させることができる。特に、収容凹部11の下面側に平坦部18を形成しているので、特に熱伝導性能に寄与する収容凹部11の下面側とヒートパイプ20との密着性がより向上し、より製品ごとの熱伝導効率のばらつきを低減することができる。
【0064】
以上述べたように、本実施形態においても、前記各実施形態と同様に、ヒートパイプ20が変形した場合に、ヒートパイプ20の変形箇所を空間部40に逃がすようにしているので、ヒートパイプ20と受熱ブロック10の収容凹部11との接触面積およびヒートパイプ20と蓋部材30との接触面積を常に一定にすることができる。その結果、設計段階で設定されたヒートパイプ20と受熱ブロック10および蓋部材30との熱伝導効率を常に一定にすることができ、製品ごとの熱伝導効率のばらつきを確実に低減させることができる。
【0065】
なお、前記各実施形態においては、ヒートパイプ20の外周面形状に合わせた形状の蓋部材30をヒートパイプ20に接触させるか、平板状の蓋部材30をヒートパイプ20に接触させるようにしているが、蓋部材30の下面の形状に合うように、ヒートパイプ20の外周面の形状を形成するようにしてもよい。この場合に、ヒートパイプ20の外周面の形状に応じて、蓋部材30とヒートパイプ20とを線接触させてもよいし、面接触させてもよい。
【0066】
また、本発明は前記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨に基づいて種々の変形が可能である。
【符号の説明】
【0067】
10 受熱ブロック
11 収容凹部
12 溝
13 かしめ用突起
14 ねじ
15 蓋収容溝
16 ねじ穴
17 ねじ挿入孔
18 平坦部
20 ヒートパイプ
30 蓋部材
31 切欠き
32 押さえ突起
40 空間部
50 放熱フィン
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13
図14
図15
図16
図17
【手続補正書】
【提出日】2015年4月20日
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
円筒状のヒートパイプを収容する収容凹部を備えた受熱ブロックと、前記収容凹部に収容された前記ヒートパイプに接触する蓋部材とを備え、
前記受熱ブロックの収容凹部は、前記ヒートパイプに接触する面が前記ヒートパイプの外周面と同一形状に形成され、前記受熱ブロックおよび前記蓋部材の間、もしくは前記受熱ブロックまたは前記蓋部材の少なくとも一方に前記ヒートパイプに接触しない空間部が形成されており、
前記蓋部材は、平板状に形成されており、前記蓋部材には、前記ヒートパイプに接する面が前記ヒートパイプの外周面と同一形状に形成され前記ヒートパイプを押圧変形させる押さえ突起が形成され、
前記収容凹部の底面には、平面状に形成された平坦部が形成されていることを特徴とするヒートパイプの固定構造。
【請求項2】
前記受熱ブロックの収容凹部と前記ヒートパイプとの接触面積を一定となるように構成したことを特徴とする請求項1に記載のヒートパイプの固定構造。
【請求項3】
前記ヒートパイプと前記蓋部材との接触面積が一定となるように構成したことを特徴とする請求項1または請求項2に記載のヒートパイプの固定構造。
【請求項4】
前記ヒートパイプと前記押さえ突起とは面接触されていることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか一項に記載のヒートパイプの固定構造。
【請求項5】
前記蓋部材は、かしめにより前記受熱ブロックに固定されていることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか一項に記載のヒートパイプの固定構造。
【請求項6】
前記蓋部材は、締結用部材により前記受熱ブロックに固定されていることを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか一項に記載のヒートパイプの固定構造。
【請求項7】
前記蓋部材は、前記受熱ブロックの収容凹部の長さ寸法より長く形成されていることを特徴とする請求項1から請求項6のいずれか一項に記載のヒートパイプの固定構造。
【請求項8】
受熱ブロックの、底面に平面状に形成された平坦部が形成された収容凹部にヒートパイプを収容し、
前記収容凹部に収容された前記ヒートパイプに、前記ヒートパイプに接する面が前記ヒートパイプの外周面と同一形状に形成され前記ヒートパイプを押圧変形させる押さえ突起が形成された蓋部材を接触させて固定し、
前記蓋部材の固定時に生じる前記ヒートパイプの変形を空間部に逃がすことにより、前記受熱ブロックと前記ヒートパイプとの接触面積を一定となるようにしたことを特徴とするヒートパイプの固定方法。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0008
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0008】
前記目的を達成するため本発明に係るヒートパイプの固定構造は、円筒状のヒートパイプを収容する収容凹部を備えた受熱ブロックと、前記収容凹部に収容された前記ヒートパイプに接触する蓋部材とを備え、前記受熱ブロックの収容凹部は、前記ヒートパイプに接触する面が前記ヒートパイプの外周面と同一形状に形成され、前記受熱ブロックおよび前記蓋部材の間、もしくは前記受熱ブロックまたは前記蓋部材の少なくとも一方に前記ヒートパイプに接触しない空間部が形成されており、前記蓋部材は、平板状に形成されており、前記蓋部材には、前記ヒートパイプに接する面が前記ヒートパイプの外周面と同一形状に形成され前記ヒートパイプを押圧変形させる押さえ突起が形成され、前記収容凹部の底面には、平面状に形成された平坦部が形成されていることを特徴とする。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0009
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0009】
この構成によれば、受熱ブロックおよび蓋部材の間、もしくは受熱ブロックまたは蓋部材の少なくとも一方にヒートパイプに接触しない空間部を形成するようにしているので、ヒートパイプが変形した場合に、ヒートパイプの変形箇所を空間部に逃がすことができ、ヒートパイプと受熱ブロックの収容凹部との接触面積を一定にすることができる。
また、押さえ突起によりヒートパイプの両側部分を押し付けることになるので、ヒートパイプの押圧変形の方向を収容凹部の下面側に向けた方向とすることができ、押圧変形の方向を規制して収容凹部とヒートパイプとの密着性を向上させることができる。その結果、設計段階で設定されたヒートパイプと受熱ブロックおよび蓋部材との熱伝導効率を常に一定にすることができ、製品ごとの熱伝導効率のばらつきを確実に低減させることができる。
さらに、収容凹部の底面に平坦部を設けることにより、ヒートパイプと収容凹部との密着性をより向上させることができる。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0012
【補正方法】削除
【補正の内容】
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0013
【補正方法】削除
【補正の内容】
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0014
【補正方法】削除
【補正の内容】
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0015
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0015】
また、本発明は、前記構成において、前記ヒートパイプと前記押さえ突起とは面接触されていることを特徴とする。この構成によれば、押さえ突起と蓋部材とを面接触させる場合に、設計段階で設定されたヒートパイプと受熱ブロックおよび蓋部材との熱伝導効率を常に一定にすることができ、製品ごとの熱伝導効率のばらつきを確実に低減させることができる。
【手続補正8】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0016
【補正方法】削除
【補正の内容】
【手続補正9】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0020
【補正方法】削除
【補正の内容】
【手続補正10】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0021
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0021】
また、本発明に係るヒートパイプの固定方法は、受熱ブロックの、底面に平面状に形成された平坦部が形成された収容凹部にヒートパイプを収容し、前記収容凹部に収容された前記ヒートパイプに、前記ヒートパイプに接する面が前記ヒートパイプの外周面と同一形状に形成され前記ヒートパイプを押圧変形させる押さえ突起が形成された蓋部材を接触させて固定し、前記蓋部材の固定時に生じる前記ヒートパイプの変形を空間部に逃がすことにより、前記受熱ブロックと前記ヒートパイプとの接触面積を一定となるようにしたことを特徴とする。
【手続補正11】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0022
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0022】
この構成によれば、ヒートパイプが変形した場合に、ヒートパイプの変形箇所を空間部に逃がすようにしているので、ヒートパイプと受熱ブロックの収容凹部との接触面積およびヒートパイプと蓋部材との接触面積を常に一定にすることができ、その結果、設計段階で設定されたヒートパイプと受熱ブロックおよび蓋部材との熱伝導効率を常に一定にすることができ、製品ごとの熱伝導効率のばらつきを確実に低減させることができる。
また、押さえ突起によりヒートパイプの両側部分を押し付けることになるので、ヒートパイプの押圧変形の方向を収容凹部の下面側に向けた方向とすることができ、押圧変形の方向を規制して収容凹部とヒートパイプとの密着性を向上させることができる。その結果、設計段階で設定されたヒートパイプと受熱ブロックおよび蓋部材との熱伝導効率を常に一定にすることができ、製品ごとの熱伝導効率のばらつきを確実に低減させることができる。
さらに、収容凹部の底面に平坦部を設けることにより、ヒートパイプと収容凹部との密着性をより向上させることができる。
【手続補正書】
【提出日】2015年10月27日
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
円筒状のヒートパイプを収容する収容凹部を備えた受熱ブロックと、前記収容凹部に収容された前記ヒートパイプに接触する蓋部材とを備え、
前記受熱ブロックの収容凹部は、前記ヒートパイプに接触する面が前記ヒートパイプの外周面と同一形状に形成され、前記収容凹部の底面には、平面状に形成された平坦部が形成されており、
前記蓋部材は、平板状に形成されており、前記蓋部材には、前記ヒートパイプに接する面が前記ヒートパイプの外周面と同一形状に形成され前記ヒートパイプを押圧変形させる押さえ突起が形成され、
前記受熱ブロックの内側面と前記蓋部材の押さえ突起との間に、前記ヒートパイプに接触せず前記ヒートパイプの押圧変形を逃がすための空間部が形成されていることを特徴とするヒートパイプの固定構造。
【請求項2】
前記受熱ブロックの収容凹部と前記ヒートパイプとの接触面積を一定となるように構成したことを特徴とする請求項1に記載のヒートパイプの固定構造。
【請求項3】
前記ヒートパイプと前記蓋部材との接触面積が一定となるように構成したことを特徴とする請求項1または請求項2に記載のヒートパイプの固定構造。
【請求項4】
前記ヒートパイプと前記押さえ突起とは面接触されていることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか一項に記載のヒートパイプの固定構造。
【請求項5】
前記蓋部材は、かしめにより前記受熱ブロックに固定されていることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか一項に記載のヒートパイプの固定構造。
【請求項6】
前記蓋部材は、締結用部材により前記受熱ブロックに固定されていることを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか一項に記載のヒートパイプの固定構造。
【請求項7】
前記蓋部材は、前記受熱ブロックの収容凹部の長さ寸法より長く形成されていることを特徴とする請求項1から請求項6のいずれか一項に記載のヒートパイプの固定構造。
【請求項8】
受熱ブロックの、底面に平面状に形成された平坦部が形成された収容凹部にヒートパイプを収容し、
前記収容凹部に収容された前記ヒートパイプに、前記ヒートパイプに接する面が前記ヒートパイプの外周面と同一形状に形成され前記ヒートパイプを押圧変形させる押さえ突起が形成された蓋部材を接触させて固定し、
前記蓋部材の固定時に生じる前記ヒートパイプの変形を前記受熱ブロックの内側面と前記蓋部材の押さえ突起との間の空間部に逃がすことにより、前記受熱ブロックと前記ヒートパイプとの接触面積を一定となるようにしたことを特徴とするヒートパイプの固定方法。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0008
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0008】
前記目的を達成するため本発明に係るヒートパイプの固定構造は、円筒状のヒートパイプを収容する収容凹部を備えた受熱ブロックと、前記収容凹部に収容された前記ヒートパイプに接触する蓋部材とを備え、前記受熱ブロックの収容凹部は、前記ヒートパイプに接触する面が前記ヒートパイプの外周面と同一形状に形成され、前記収容凹部の底面には、平面状に形成された平坦部が形成されており、前記蓋部材は、平板状に形成されており、前記蓋部材には、前記ヒートパイプに接する面が前記ヒートパイプの外周面と同一形状に形成され前記ヒートパイプを押圧変形させる押さえ突起が形成され、前記受熱ブロックの内側面と前記蓋部材の押さえ突起との間に、前記ヒートパイプに接触せず前記ヒートパイプの押圧変形を逃がすための空間部が形成されていることを特徴とする。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0009
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0009】
この構成によれば、受熱ブロックの内側面と蓋部材の押さえ突起との間に、ヒートパイプに接触せずヒートパイプの押圧変形を逃がすための空間部を形成するようにしているので、ヒートパイプが変形した場合に、ヒートパイプの変形箇所を空間部に逃がすことができ、ヒートパイプと受熱ブロックの収容凹部との接触面積を一定にすることができる。
また、押さえ突起によりヒートパイプの両側部分を押し付けることになるので、ヒートパイプの押圧変形の方向を収容凹部の下面側に向けた方向とすることができ、押圧変形の方向を規制して収容凹部とヒートパイプとの密着性を向上させることができる。その結果、設計段階で設定されたヒートパイプと受熱ブロックおよび蓋部材との熱伝導効率を常に一定にすることができ、製品ごとの熱伝導効率のばらつきを確実に低減させることができる。
さらに、収容凹部の底面に平坦部を設けることにより、ヒートパイプと収容凹部との密着性をより向上させることができる。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0015
【補正方法】削除
【補正の内容】
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0021
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0021】
また、本発明に係るヒートパイプの固定方法は、受熱ブロックの、底面に平面状に形成された平坦部が形成された収容凹部にヒートパイプを収容し、前記収容凹部に収容された前記ヒートパイプに、前記ヒートパイプに接する面が前記ヒートパイプの外周面と同一形状に形成され前記ヒートパイプを押圧変形させる押さえ突起が形成された蓋部材を接触させて固定し、前記蓋部材の固定時に生じる前記ヒートパイプの変形を前記受熱ブロックの内側面と前記蓋部材の押さえ突起との間の空間部に逃がすことにより、前記受熱ブロックと前記ヒートパイプとの接触面積を一定となるようにしたことを特徴とする。