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特開2015-231885媒体端部検出装置、記録装置、媒体端部検出方法、媒体端部検出プログラム、記録方法及び記録プログラム
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】特開2015-231885(P2015-231885A)
(43)【公開日】2015年12月24日
(54)【発明の名称】媒体端部検出装置、記録装置、媒体端部検出方法、媒体端部検出プログラム、記録方法及び記録プログラム
(51)【国際特許分類】
   B65H 7/14 20060101AFI20151201BHJP
   B41J 2/01 20060101ALI20151201BHJP
【FI】
   B65H7/14
   B41J2/01 451
   B41J2/01 303
【審査請求】未請求
【請求項の数】10
【出願形態】OL
【全頁数】24
(21)【出願番号】特願2014-118723(P2014-118723)
(22)【出願日】2014年6月9日
(71)【出願人】
【識別番号】000006747
【氏名又は名称】株式会社リコー
(72)【発明者】
【氏名】佐々 朋紘
【テーマコード(参考)】
2C056
3F048
【Fターム(参考)】
2C056EB13
2C056EB36
2C056EC28
2C056EC34
3F048AA05
3F048AB01
3F048BA05
3F048CC03
3F048CC05
3F048DA08
3F048DB11
3F048DC14
(57)【要約】
【課題】本発明は、用紙等の平面状媒体の端部位置を正確に検出する。
【解決手段】記録装置1は、その媒体端部検出部80の用紙検出センサ31が、用紙Pの表面における反射光等の物理量の変化に基づいて該用紙Pの有無を検出し、主走査駆動部54及び主走査モータ10等の移動手段が、用紙検出センサ31を用紙Pの主走査方向に移動させる。主制御部51は、用紙検出センサ31が用紙Pの存在を検出している状態から移動手段に用紙検出センサ31を主走査方向へ移動させ、主走査方向へ移動している用紙検出センサ31による用紙Pの検出結果に基づいて、該用紙Pの端部位置を決定する。
【選択図】 図6
【特許請求の範囲】
【請求項1】
平面状媒体の表面における物理量の変化に基づいて該平面状媒体の有無を検出する検出手段と、
前記検出手段を前記平面状媒体の幅方向に移動させる移動手段と、
前記検出手段が前記平面状媒体の存在を検出している状態から前記移動手段に該検出手段を前記幅方向へ移動させる移動制御手段と、
前記幅方向へ移動している前記検出手段による前記平面状媒体の検出結果に基づいて、該平面状媒体の端部位置を決定する端部位置決定手段と、
を備えていることを特徴とする媒体端部検出装置。
【請求項2】
前記端部位置決定手段は、
前記移動手段が前記検出手段を前記幅方向の一方方向へ移動させているときの該検出手段による前記平面状媒体の検出結果に基づいて、該平面状媒体の一方側の端部位置を決定し、該移動手段が該検出手段を該幅方向の他方向へ移動させているときの該検出手段による該平面状媒体の検出結果に基づいて、該平面状媒体の他方側の端部位置を決定することを特徴とする請求項1記載の媒体端部検出装置。
【請求項3】
平面状媒体の表面における物理量の変化に基づいて該平面状媒体の有無を検出する検出手段と、
前記検出手段を前記平面状媒体の幅方向に移動させる移動手段と、
前記検出手段が前記平面状媒体の存在を検出している状態から前記移動手段に該検出手段を前記幅方向へ移動させる移動制御手段と、
前記幅方向へ移動している前記検出手段による前記平面状媒体の検出結果に基づいて、該平面状媒体の端部位置を決定する端部位置決定手段と、
前記平面状媒体の表面に画像を記録する画像記録手段と、
前記平面状媒体の決定された前記端部位置に基づいて該平面状媒体の画像記録領域を設定して、前記画像記録手段に該画像記録領域へ画像を記録させる画像記録制御手段と、
を備えていることを特徴とする記録装置。
【請求項4】
前記端部位置決定手段は、
前記移動手段が前記検出手段を前記幅方向の一方方向へ移動させているときの該検出手段による前記平面状媒体の検出結果に基づいて、該平面状媒体の一方側の端部位置を決定し、該移動手段が該検出手段を該幅方向の他方向へ移動させているときの該検出手段による該平面状媒体の検出結果に基づいて、該平面状媒体の他方側の端部位置を決定することを特徴とする請求項3記載の記録装置。
【請求項5】
前記記録装置は、
前記画像記録手段と前記検出手段を搭載し、前記幅方向に往復移動可能な移動体手段を、
さらに備え、
前記移動手段は、
前記移動体手段を前記幅方向に移動させることを特徴とする請求項3または請求項4記載の記録装置。
【請求項6】
前記記録装置は、
前記平面状媒体の他方側の端部位置の検出における前記移動手段による前記検出手段の前記幅方向の他方向への移動において、少なくとも、前記画像記録手段による画像記録可能な該平面状媒体の最小幅の他方側端部位置へ該検出手段が移動するまでの間については、該検出手段の検出動作をオフに制御する動作制御手段を、
さらに備えていることを特徴とする請求項3から請求項5のいずれかに記載の記録装置。
【請求項7】
平面状媒体の表面における物理量の変化に基づいて該平面状媒体の有無を検出手段で検出する検出処理ステップと、
前記検出手段を前記平面状媒体の幅方向に移動させる移動処理ステップと、
前記検出手段が前記平面状媒体の存在を検出している状態から前記移動処理ステップで該検出手段を前記幅方向へ移動させる移動制御処理ステップと、
前記幅方向へ移動している前記検出手段による前記平面状媒体の検出結果に基づいて、該平面状媒体の端部位置を決定する端部位置決定処理ステップと、
を有していることを特徴とする媒体端部検出方法。
【請求項8】
制御プロセッサに、
平面状媒体の表面における物理量の変化に基づいて該平面状媒体の有無を検出手段で検出する検出処理と、
前記検出手段を前記平面状媒体の幅方向に移動させる移動処理と、
前記検出手段が前記平面状媒体の存在を検出している状態から前記移動処理で該検出手段を前記幅方向に移動させる移動制御処理と、
前記幅方向へ移動している前記検出手段による前記平面状媒体の検出結果に基づいて、該平面状媒体の端部位置を決定する端部位置決定処理と、
を実行させることを特徴とする媒体端部検出プログラム。
【請求項9】
平面状媒体の表面における物理量の変化に基づいて該平面状媒体の有無を検出手段で検出する検出処理ステップと、
前記検出手段を前記平面状媒体の幅方向に移動させる移動処理ステップと、
前記検出手段が前記平面状媒体の存在を検出している状態から前記移動処理ステップで該検出手段を前記幅方向へ移動させる移動制御処理ステップと、
前記幅方向へ移動している前記検出手段による前記平面状媒体の検出結果に基づいて、該平面状媒体の端部位置を決定する端部位置決定処理ステップと、
前記平面状媒体の表面に画像を記録する画像記録処理ステップと、
前記平面状媒体の決定された前記端部位置に基づいて該平面状媒体の画像記録領域を設定して、前記画像記録処理ステップで該画像記録領域へ画像を記録させる画像記録制御処理ステップと、
を有していることを特徴とする記録方法。
【請求項10】
制御プロセッサに、
平面状媒体の表面における物理量の変化に基づいて該平面状媒体の有無を検出手段で検出する検出処理と、
前記検出手段を前記平面状媒体の幅方向に移動させる移動処理と、
前記検出手段が前記平面状媒体の存在を検出している状態から前記移動処理で該検出手段を前記幅方向へ移動させる移動制御処理と、
前記幅方向へ移動している前記検出手段による前記平面状媒体の検出結果に基づいて、該平面状媒体の端部位置を決定する端部位置決定処理と、
前記平面状媒体の表面に画像を記録する画像記録処理と、
前記平面状媒体の決定された前記端部位置に基づいて該平面状媒体の画像記録領域を設定して、前記画像記録処理で該画像記録領域へ画像を記録させる画像記録制御処理と、
を実行させることを特徴とする記録プログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、媒体端部検出装置、記録装置、媒体端部検出方法、媒体端部検出プログラム、記録方法及び記録プログラムに関し、詳細には、用紙等の平面状媒体の端部を検出する媒体端部検出装置、記録装置、媒体端部検出方法、媒体端部検出プログラム、記録方法及び記録プログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
画像形成対象である被記録媒体の端部位置を媒体検出部で検出し、該端部位置から求めた幅サイズに応じた画像を該被記録媒体に形成する記録装置としては、例えば、インク吐出式記録装置がある。このような記録装置、特に、ノズルからインク滴を用紙、フィルム等の被記録媒体(以下、適宜、単に、用紙という。)に吐出して画像を記録するインク吐出式記録装置は、シリアル方式とライン方式がある。
【0003】
そして、シリアル方式のインク吐出式記録装置は、ノズルの形成されている記録ヘッドを搭載するキャリッジを、主走査方向に移動させながらインク滴を用紙に向かって吐出して画像を記録する。
【0004】
また、インク吐出式記録装置は、記録ヘッドと対向する位置に、プラテンを配設し、プラテン上に位置する用紙に向かって記録ヘッドからインク滴を吐出させる。
【0005】
インク吐出式記録装置は、用紙の平面性を確保して記録画像の画像品質を向上させるために、プラテンに小さい吸気口を多数形成して、吸気口から空気を吸気することで、用紙をプラテンに密接させた状態で、インク滴を吐出させるものがある。特に、幅広の用紙に画像記録する広幅のインク吐出式記録装置は、この用紙吸着方式を用いているものが多い。
【0006】
そして、シリアル方式のインク吐出式記録装置は、キャリッジに搭載されている用紙検出センサで用紙の幅方向端部を検出し、該幅方向端部位置に基づいて画像記録領域を決定して、決定した画像記録領域で、記録ヘッドを駆動させて画像を記録する。この画像記録領域の決定においては、比較的狭い用紙幅の用紙に画像を記録するインク吐出式記録装置は、用紙の両端部位置を用紙検出センサで検出して、画像記録領域を決定する。
【0007】
ところが、広幅のインク吐出式記録装置は、用紙への画像記録毎に、広幅の用紙の両端を検出すると、画像記録の生産性が低下する。
【0008】
そこで、従来、プリントヘッドを主走査するとともに用紙を副走査することにより印刷を行う画像形成装置において、前記用紙の主走査方向の端部を検出し前記プリントヘッドとともに移動するセンサを有し、該センサによって検出した前記用紙の一方の端部の位置に基づいて主走査方向の用紙の範囲を算出し、前記プリントヘッドは前記用紙の範囲内に印刷を行う画像形成装置が提案されている(特許文献1参照)。
【0009】
すなわち、この従来技術は、キャリッジを、待機位置から主走査方向に移動して、用紙検出センサが用紙の一方の端部位置を検出すると、該端部位置に基づいて画像記録領域を算出して、画像記録する。この場合、インク吐出式記録装置は、一般的に、用紙検出センサで用紙幅を検出しつつ画像記録を行って、用紙検出センサが他方の端部位置を検出すると、画像記録領域の他方の領域位置を決定して、画像記録領域を決定する。
【0010】
そして、用紙検出センサとしては、従来から、一般的に、反射型の光センサが用いられており、プラテンと用紙との光の反射光量の差を利用して、用紙を検出している。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0011】
しかしながら、上記従来技術にあっては、用紙に向かって主走査方向へ移動する際に用紙検出センサが用紙を検出すると、該検出位置を用紙端部として画像記録領域を決定しているため、用紙端部を正確に検出できない場合があり、画像品質を向上させる上で、改良の必要があった。
【0012】
すなわち、反射型光センサ等の用紙検出センサによる用紙有無の検出を行ないながら主走査方向に用紙検出センサを移動させて用紙端部の検出を行うと、紙粉、その他のゴミ等が用紙端部までの位置に存在すると、該ゴミを用紙端部として誤検出することがある。特に、広幅のインク吐出式記録装置は、プラテンの吸気口から空気を吸気して、用紙を吸着させるため、プラテンと用紙の摩擦から紙粉等のゴミが発生しやすく、ゴミを用紙端部として誤検出しやすいという問題があった。このように紙粉等のゴミを用紙端部として誤検出すると、インク吐出式記録装置は、該ゴミ等を用紙端部位置として画像記録領域を設定して、画像記録するため、適切な画像記録領域に画像を記録することができず、画像品質が劣化する。
【0013】
そこで、本発明は、平面状媒体の端部位置を正確に検出することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0014】
上記目的を達成するために、請求項1記載の媒体端部検出装置は、平面状媒体の表面における物理量の変化に基づいて該平面状媒体の有無を検出する検出手段と、前記検出手段を前記平面状媒体の幅方向に移動させる移動手段と、前記検出手段が前記平面状媒体の存在を検出している状態から前記移動手段に該検出手段を前記幅方向へ移動させる移動制御手段と、前記幅方向へ移動している前記検出手段による前記平面状媒体の検出結果に基づいて、該平面状媒体の端部位置を決定する端部位置決定手段と、を備えていることを特徴としている。
【発明の効果】
【0015】
本発明によれば、平面状媒体の端部位置を正確に検出することができる。
【図面の簡単な説明】
【0016】
図1】本発明の一実施例を適用した記録装置の概略斜視図。
図2】キャリッジ部分の平面図。
図3】用紙端部検出部の構成図。
図4】プラテンの斜視図。
図5】小プラテンの側面拡大断面図。
図6】記録装置のブロック図。
図7】用紙検出センサによるゴミの影響がないときの信号の一例を示す図。
図8】ゴミの影響がない場合に主走査方向に連続して検出したときの用紙検出センサの検出信号の一例を示す図。
図9図8の各位置におけるレジスタ値の一例を示す図。
図10】ゴミが存在するときの用紙検出センサの検出信号の一例を示す図。
図11図10の各位置におけるレジスタ値の一例を示す図。
図12】用紙端部位置検出処理を伴う画像記録処理を示すフローチャート。
図13】用紙スタート側端部検出前の記録装置の要部平面図。
図14】用紙先端検出可能位置へキャリッジを移動させている状態の記録装置の要部平面図。
図15】用紙先端を検出している状態の記録装置の要部平面図。
図16】キャリッジを逆移動させて用紙のスタート側端部を検出している状態の記録装置の要部平面図。
図17】画像記録領域先頭位置まで用紙を搬送している状態の記録装置の要部平面図。
図18】画像記録開始時の記録装置の要部平面図。
図19】用紙のエンド側端部検出時の記録装置の要部平面図。
図20】用紙検出センサの検出信号値と用紙端部位置の説明図。
図21】用紙検出センサをオフにした状態で画像記録のためにキャリッジをホームポジションに戻した状態の記録装置の要部平面図。
図22】用紙検出センサをオフにした状態で画像記録のためにキャリッジを移動させている記録装置の要部平面図。
図23】用紙検出センサが最低用紙幅位置に到達して用紙検出を開始している状態の記録装置の要部平面図。
図24】用紙検出センサが要支援度側端部を検出している状態の記録装置の要部平面図。
【発明を実施するための形態】
【0017】
以下、本発明の好適な実施例を添付図面に基づいて詳細に説明する。なお、以下に述べる実施例は、本発明の好適な実施例であるので、技術的に好ましい種々の限定が付されているが、本発明の範囲は、以下の説明によって不当に限定されるものではなく、また、本実施の形態で説明される構成の全てが本発明の必須の構成要件ではない。
【実施例1】
【0018】
図1図24は、本発明の媒体端部検出装置、記録装置、媒体端部検出方法、媒体端部検出プログラム、記録方法及び記録プログラムの一実施例を示す図であり、図1は、本発明の媒体端部検出装置、記録装置、媒体端部検出方法、媒体端部検出プログラム、記録方法及び記録プログラムの一実施例を適用した記録装置1の概略斜視図である。
【0019】
図1において、記録装置1は、シリアル型の液滴吐出方式(インク吐出方式)の記録装置であり、本体筐体2が、本体フレーム3上に配設されている。記録装置1は、本体筐体2内に、図1に両矢印Aで示す主走査方向(幅方向)に主ガイドロッド4と副ガイドロッド5が張り渡されている。主ガイドロッド4は、キャリッジ6を主走査方向に移動可能に支持しており、キャリッジ6には、副ガイドロッド5に係合してキャリッジ6の姿勢を安定化させる連結片6aが設けられている。
【0020】
記録装置1は、主ガイドロッド4に沿って無端ベルトであるタイミングベルト7が配設されており、タイミングベルト7は、駆動プーリ8と従動プーリ9との間に張り渡されている。駆動プーリ8は、主走査モータ10によって回転駆動され、従動プーリ9は、タイミングベルト7に対して所定の張りを与える状態で配設されている。駆動プーリ8は、主走査モータ10によって回転駆動されることで、その回転方向に応じて、タイミングベルト7を主走査方向に回転移動させる。
【0021】
キャリッジ(移動体手段)6は、ベルト保持部6b(図2参照)によってタイミングベルト7に連結されており、タイミングベルト7が駆動プーリ8によって主走査方向に回転移動されることで、主ガイドロッド4に沿って主走査方向に往復移動する。
【0022】
記録装置1は、本体筐体2内の主走査方向両端部位置に、カートリッジ部11と維持機構部12が収納されている。カートリッジ部11は、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の各液体(インク)をそれぞれ収納するカートリッジが、交換可能に収納されている。カートリッジ部11の各カートリッジは、キャリッジ6が搭載する記録ヘッド20の対応する色の記録ヘッド20y、20m、20c、20k(図2参照)と、図示しないパイプで連結されている。各カートリッジは、パイプを通して記録ヘッド20y、20m、20c、20kに対してインクを供給する。なお、以下の説明において、記録ヘッド20y、20m、20c、20kを総称するときには、記録ヘッド20という。
【0023】
記録装置1は、後述するように、キャリッジ6を主走査方向に移動させながら、プラテン14(図2参照)上を、主走査方向と直交する副走査方向(図1の矢印B方向)に間欠的に搬送される用紙(平面状媒体)Pにインク滴を吐出することで、用紙Pに画像を記録する。
【0024】
すなわち、本実施例の記録装置1は、用紙Pを副走査方向に間欠的に搬送し、用紙Pの副走査方向の搬送が停止している間に、キャリッジ6を主走査方向に移動させながら、記録ヘッド20y、20m、20c、20kのノズルからプラテン14上の用紙P上にインク滴を吐出して、用紙Pに画像を記録する。
【0025】
そして、プラテン14は、図2に示すように、副走査方向(搬送方向)に所定幅を有する複数の小プラテン板14sが主走査方向に並べて配設されることで構成されている。
【0026】
維持機構部12は、記録ヘッド20の吐出面の清掃、キャッピング、不要なインクの吐出等を行って、記録ヘッド20からの不要なインクの排出や記録ヘッド20の信頼性の維持を図っている。
【0027】
記録装置1は、用紙Pの搬送部分を開閉可能に、カバー13が設けられており、記録装置1のメンテナンス時やジャム発生時に、カバー13を開けることで、本体筐体2内部のメンテナンス作業やジャム用紙Pの除去等の作業を行うことができる。
【0028】
キャリッジ6は、図2に示すように、記録ヘッド20y、20m、20c、20kを搭載しており、記録ヘッド20y、20m、20c、20kは、それぞれ上記カートリッジ部11の対応する色のカートリッジにパイプで連結されて、それぞれ対応する色のインク滴(液滴)を、対向する用紙Pに吐出する。すなわち、記録ヘッド20yは、イエロー(Y)のインク滴を、記録ヘッド20mは、マゼンタ(M)のインク滴を、記録ヘッド20cは、シアン(C)のインク滴を、記録ヘッド20kは、ブラック(K)のインク滴を、それぞれ吐出する。
【0029】
記録ヘッド(画像記録手段)20は、その吐出面(ノズル面)が、図1の下方(用紙P側)に向くように、キャリッジ6に搭載されており、ノズルから用紙Pにインク滴を吐出する。
【0030】
記録装置1は、タイミングベルト7、すなわち、主ガイドロッド4に平行に、少なくともキャリッジ6の移動範囲に亘ってエンコーダシート15が配設されており、キャリッジ6には、エンコーダシート15を読み取るリニアエンコーダ21が取り付けられている。記録装置1は、リニアエンコーダ21によるエンコーダシート15の読み取り結果に基づいて主走査モータ10の駆動を制御することで、キャリッジ6の主走査方向の移動を制御する。
【0031】
上記主ガイドロッド4及び副ガイドロッド5は、本体筐体2の左右の側板2a、2b間に架け渡されて、固定されている。
【0032】
キャリッジ6に搭載されている記録ヘッド20は、図2に示すように、それぞれの記録ヘッド20y、20m、20c、20kが、複数のノズル列で構成されている。記録ヘッド20は、プラテン14上を搬送される用紙P上に、各記録ヘッド20y、20m、20c、20kのノズル列からインク滴を吐出することで、用紙Pに画像を記録する。
【0033】
キャリッジ6には、用紙検出センサ(検出手段)31が取り付けられている。用紙検出センサ31は、キャリッジ6の側面位置に固定されており、後述する用紙端部検出時に用紙Pの有無を検出する。
【0034】
用紙検出センサ31は、例えば、図3に示すように、ホルダ31a内に、発光素子31bと受光素子31cが、ホルダ31a内に主走査方向と直交する副走査方向(用紙Pの搬送方向)に並んで配設されている反射型光センサが用いられている。用紙検出センサ31は、発光素子31bから検出光をホルダ31aのレンズ31dを通して、用紙Pへ出射させ、該用紙Pからの反射光を該レンズ31dを通して受光素子31cに入射させることで、用紙Pの有無を検出する。用紙検出センサ31は、主走査方向と直交する副走査方向(用紙Pの搬送方向)に並んで、発光素子31bと受光素子31cが配設されているので、キャリッジ6の移動速度の変動が検出結果に与える影響を低減している。
【0035】
用紙検出センサ31は、発光素子31bとして、例えば、LED(Light Emitting Diode)等の可視光等を出射する比較的単純で安価な発光素子が用いられ、その受光素子31cとして、フォトセンサが用いられている。また、発光素子31bによる用紙Pへの検出光スポットのスポット径(検出範囲)としては、用紙端部の検出を行えば十分であるため、mmオーダーの検出範囲となっている。すなわち、レンズ31dとして、高精度なものを使用せずに、安価なものを使用して、記録装置1のコストを安価なものとしている。
【0036】
そして、用紙検出センサ31は、用紙サイズ検出部40によって駆動されて、検出信号の処理が行われる。用紙サイズ検出部40は、発光制御部41、平滑回路42、駆動回路43、光電変換部44、A/D(Analog/Digital)変換部45及びCPU(Central Processing Unit)61とRAM(Random Access Memory)63を備えている。
【0037】
CPU61は、後述するように、キャリッジ6を主走査方向に移動させて、用紙検出センサ31が用紙P上に位置する状態で、発光制御部41に用紙検出センサ31の発光素子31bを駆動するためのPWM値を設定する。発光制御部41は、該PWM値の発光パルス信号を平滑回路42に出力する。平滑回路42は、該発光パルス信号を平滑化して駆動回路43に出力し、駆動回路43は、該発光パルス信号に応じて発光素子31bを発光駆動して、用紙Pへ発光素子31bから検出光を照射させる。
【0038】
用紙検出センサ31は、用紙Pの表面に発光素子31bからの検出光を照射することで、用紙Pまたはプラテン14からの反射光が受光素子31cに入射される。受光素子31cは、この反射光の受光量に応じたアナログの検出信号を光電変換部44へ出力する。
【0039】
光電変換部44は、用紙検出センサ31の受光素子31cから入力される検出信号を光電変換し、この光電変換した検出信号(センサ出力電圧)をA/D変換部45に出力する。A/D変換部45は、センサ出力電圧データをデジタル変換して、デジタルの検出信号を、CPU61へ出力する。CPU61は、デジタル変換された検出信号をRAM63に格納する。
【0040】
そして、用紙サイズ検出部40は、CPU61の制御下で、キャリッジ6、すなわち、用紙検出センサ31を用紙P上に位置する状態から用紙Pの検出を開始して、ホームポジションHPである維持機構部12方向へ主走査方向に移動させる。CPU61は、用紙検出センサ31の検出信号による用紙Pの検出状態から非検出状態に移行した時点の用紙検出センサ31の主走査位置を用紙Pのスタート側端部位置として取得して、RAM63に格納する。
【0041】
CPU61は、このスタート側端部位置に基づいて、用紙Pの画像記録領域のスタート側領域端部位置を設定する。
【0042】
CPU61は、画像記録領域のスタート側領域端部を設定すると、画像を記録するために、キャリッジ6を用紙方向(主走査方向)へ移動させ、記録ヘッド20からインクを吐出させて、画像記録領域への画像の記録を行う。
【0043】
CPU61は、予め設定されている画像記録領域内の検出開始位置から、再度、用紙検出センサ31を駆動させて、上記同様に、用紙Pの検出状態から非検出状態に移行した時点の用紙検出センサ31の位置を用紙Pのエンド側端部位置として取得して、RAM63に格納する。
【0044】
CPU61は、エンド側端部位置を取得すると、このエンド側端部位置に基づいて、用紙Pの画像記録領域のエンド側領域端部位置を設定する。
【0045】
CPU61は、エンド側領域端部位置を設定すると、記録ヘッド20を制御して、該エンド側領域端部位置までを画像記録領域として、画像記録を行う。
【0046】
そして、用紙Pが搬送されるプラテン14は、図2に示したように、小プラテン板14sが主走査方向に複数並べて配設されている。各小プラテン板14sは、図4及び図5に示すように、複数の凹部14dが形成されているとともに、各凹部14dの底面に、吸気口14pが形成されている。図示しないが、記録装置1は、プラテン14の下方に、吸気口14pから空気を吸気する吸気ポンプが配設されている。したがって、用紙Pは、プラテン14上をプラテン14の上面に密接しながら搬送される。
【0047】
そして、記録装置1は、図6に示すようにブロック構成されており、制御部50、上記キャリッジ6、主走査モータ10、リニアエンコーダ21、ロータリエンコーダ71、副走査モータ72、給紙モータ73、排紙モータ74、画像読取部75及び操作表示部76等を備えている。記録装置1は、上記の他に、維持機構部12を駆動する維持回復モータ、各種のソレノイド類を駆動するソレノイド類駆動部、電磁クラッチ類を駆動するクラッチ駆動部等を備えているが図示を省略している。
【0048】
制御部50は、主制御部51、外部I/F52、ヘッド駆動制御部53、主走査駆動部54、副走査駆動部55、給紙駆動部56、排紙駆動部57及びスキャナ制御部58等を備えている。
【0049】
主制御部51は、CPU61、ROM(Read Only Memory)62、RAM63、NVRAM(Non-Volatile Random Access Memory)64、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)65及びFPGA(Field Programmable Gate Array)66等を搭載している。
【0050】
主制御部51は、ROM62内に記録装置1としての基本プログラム及び本発明の平面状媒体である用紙Pの端部位置を正確に検出する媒体端部検出プログラム及び記録プログラム等のプログラム及び必要なデータが格納されている。主制御部51は、CPU61が、ROM62内のプログラムに基づいて、RAM63をワークメモリとして利用して、記録装置1の各部を制御して、記録装置1としての基本処理を実行するとともに、後述する本発明の媒体端部検出処理及び媒体端部検出処理を伴う記録処理を実行する。
【0051】
NVRAM64は、記録装置1の電源がオフの場合にも記憶しておくべきデータがCPU61の制御下で格納され、また、読み出される。特に、NVRAM64は、後述するように、用紙検出センサ31の検出する用紙Pのスタート側端部位置とエンド側端部位置を記憶し、さらに、CPU61の算出した画像記録領域の領域範囲情報を記憶する。
【0052】
ASIC65は、画像データに対する各種信号処理、並び替え等の画像処理を行ない、FPGA66は、記録装置1全体を制御するための入出力信号を処理する。
【0053】
すなわち、記録装置1は、ROM、EEPROM(Electrically Erasable and Programmable Read Only Memory )、EPROM、フラッシュメモリ、フレキシブルディスク、CD−ROM(Compact Disc Read Only Memory )、CD−RW(Compact Disc Rewritable )、DVD(Digital Versatile Disk)、SD(Secure Digital)カード、MO(Magneto-Optical Disc)等のコンピュータが読み取り可能な記録媒体に記録されている本発明の平面状媒体である用紙Pの端部位置を正確に検出する媒体端部検出方法を実行する媒体端部検出プログラム及び該媒体端部検出方法を伴う記録方法を実行する記録プログラムを読み込んでROM62等に導入することで、後述する用紙Pの端部位置を正確に検出する媒体端部検出方法を伴う記録方法を実行する記録装置として構築されている。この記録プログラムは、アセンブラ、C、C++、C#、Java(登録商標)等のレガシープログラミング言語やオブジェクト指向ブログラミング言語等で記述されたコンピュータ実行可能なプログラムであり、上記記録媒体に格納して頒布することができる。
【0054】
なお、本実施例では、CPU61が主に用紙Pの端部位置を正確に検出する媒体端部検出処理を伴う記録処理を実行するが、記録処理の一部または全ての処理をFPGA66やASIC65等のLSI(Large Scale Integration )が行ってもよい。また、以下の説明では、これらを含む主制御部51が用紙Pの端部位置を正確に検出する媒体端部検出処理を伴う記録処理を行うものとして説明する。
【0055】
外部I/F52は、LAN(Local Area Network)等のネットワークや専用線等の通信線によって他の機器と主制御部51との通信のインターフェイスを行ない、外部装置からのデータを主制御部51に送出する。また、外部I/F52は、主制御部51が生成したデータを外部装置に出力する。
【0056】
ヘッド駆動制御部53は、記録ヘッド20y〜20kそれぞれのインク滴吐出の有無、吐出する場合のインク滴吐出タイミング及び吐出量を制御して、記録ヘッド20y〜20kによる用紙P上への画像の記録を制御する。ヘッド駆動制御部53は、記録ヘッド20y〜20kを駆動制御するためのヘッドデータ生成配列変換用ASIC(ヘッドドライバ)を有し、印刷データ(ディザ処理等が施されたドットデータ)に基づいて、インク滴の有無とインク滴の大きさを示す駆動信号を生成して、記録ヘッド20y〜20kに供給する。
【0057】
記録ヘッド20y〜20kは、各記録ヘッド20y、20m、20c、20kのノズル毎にスイッチを有しており、駆動信号に基づいて該スイッチをオン/オフすることで、印刷データにより指定される用紙Pの位置に指定されるサイズのインク滴を着弾させる。なお、ヘッド駆動制御部53のヘッドドライバは、記録ヘッド20y〜20k側に設けられていてもよいし、ヘッド駆動制御部53と記録ヘッド20y〜20kが一体構成となっていてもよい。
【0058】
主走査駆動部54は、主制御部51の制御下で、キャリッジ6を主走査方向に移動走査する主走査モータ10を駆動する。したがって、主走査駆動部54、主走査モータ10及びタイミングベルト7等は、全体として、移動手段として機能している。
【0059】
主制御部51には、エンコーダシート15を読み取るリニアエンコーダ21からの読取結果信号が入力され、主制御部51は、この読取結果信号に基づいて、キャリッジ6の主走査方向の位置、移動速度を検出する。そして、主制御部51は、主走査駆動部54を介して主走査モータ10を駆動制御することで、キャリッジ6を主走査方向に意図する位置へ往復移動させる。したがって、主制御部51は、主走査駆動部54及び主走査モータ10等の移動手段を介して用紙検出センサ31を幅方向(主走査方向)に移動させる移動制御手段として機能している。また、主制御部51、リニアエンコーダ21及びエンコーダシート15は、全体として、キャリッジ6の移動を制御、特に、主走査方向へ移動している用紙検出センサ31による用紙Pの検出結果に基づいて、該用紙Pの端部位置を決定する端部位置決定処理を行い、端部位置決定手段として機能している。
【0060】
副走査駆動部55は、CPU61の制御下で、用紙Pを搬送する副走査モータ72を駆動する。
【0061】
主制御部51には、副走査モータ72の回転を検出するロータリエンコーダ71からの検出信号(パルス)が入力される。主制御部51は、この検出信号に基づいて用紙Pの副走査方向の移動量、すなわち、用紙搬送量を検出し、副走査駆動部55を介して副走査モータ72を駆動制御することで図示しない搬送ローラを介して用紙Pの搬送制御を行う。 給紙駆動部56は、図示しない送給部から用紙Pを送給する給紙モータ73を駆動する。
【0062】
排紙駆動部57は、排紙モータ74を駆動し、排紙モータ74は、印刷(画像形成)された用紙Pを図示しない排出トレイ上に排出する排出ローラを駆動する。なお、排紙駆動部57は、副走査駆動部55で代用してもよい。
【0063】
スキャナ制御部58は、画像読取部75の駆動動作を制御する。画像読取部75は、例えば、CCD(Charge Coupled Device)またはCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor )を利用したイメージスキャナ等が用いられている。画像読取部75は、原稿を走査して、原稿の画像を所定の解像度で読み取って、スキャナ制御部58に出力する。記録装置1は、この画像読取部75による画像の読み取りにおける基準白データを提供する基準板16(図2参照)が、プラテン14と維持機構部12との間に配設されている。
【0064】
操作表示部76は、記録装置1に各種動作をさせるのに必要な各種キーを備えるとともに、ディスプレイ(例えば、液晶ディスプレイ)やLED等のランプを備えている。操作表示部76は、キーから、記録装置1に各種機能動作処理を行わせるための各種操作が行われると、操作内容を主制御部51に渡す。また、操作表示部76は、主制御部51から渡される表示情報、すなわち、キーから入力された命令内容や記録装置1からユーザに通知する各種情報を、ディスプレイに表示させる。特に、操作表示部76は、後述する用紙Pの端部位置を正確に検出する媒体端部検出処理を伴う記録処理に必要な各種設定操作が入力操作される。
【0065】
そして、上述のように、主制御部51は、用紙検出センサ31が用紙Pの存在を検出している状態から主走査駆動部54及び主走査モータ10等の移動手段を介してキャリッジ6を移動させることで、該用紙検出センサ31を主走査方向(幅方向)に移動させる移動制御処理を行い、移動制御手段として機能する。また、主制御部51、リニアエンコーダ21及びエンコーダシート15等は、全体として、キャリッジ6の移動を制御、特に、主走査方向へ移動している用紙検出センサ31による用紙Pの検出結果に基づいて、該用紙Pの端部位置を決定する端部位置決定処理を行い、端部位置決定手段として機能している。
【0066】
また、主制御部51は、このスタート側端部位置に基づいて、用紙Pの画像記録領域のスタート側領域端部位置を設定する。
【0067】
主制御部51は、画像記録領域のスタート側領域端部を設定すると、画像を記録するために、主走査駆動部54及び主走査モータ10を駆動させて、キャリッジ6を用紙方向(主走査方向)へ移動させる。主制御部51は、記録ヘッド20をスタート側領域端部まで移動させると、ヘッド駆動制御部53を介して記録ヘッド20を駆動して、記録ヘッド20からインクを吐出させ、画像記録領域への画像の記録を行う。
【0068】
主制御部51は、画像記録を行いつつキャリッジ6を主走査方向に移動させつつ、予め設定されている画像記録領域内の検出開始位置から、再度、用紙検出センサ31を駆動させて用紙Pの検出を開始する。主制御部51は、上記同様に、用紙Pの検出状態から非検出状態に移行した時点の用紙検出センサ31の位置を用紙Pのエンド側端部位置として取得して、RAM63に格納する。
【0069】
主制御部51は、エンド側端部位置を取得すると、このエンド側端部位置に基づいて、用紙Pの画像記録領域のエンド側領域端部位置を設定する。
【0070】
CPU61は、エンド側領域端部位置を設定すると、記録ヘッド20を制御して、該エンド側領域端部位置までを画像記録領域として、画像記録を行う。
【0071】
上記用紙検出センサ31、主制御部51、主走査駆動部54、主走査モータ10は、全体として、平面状媒体である用紙Pの端部位置を検出する媒体端部検出部(媒体端部検出装置)80として機能し、記録装置1は、媒体端部検出部80を搭載する記録装置となっている。
【0072】
次に、本実施例の作用を説明する。本実施例の記録装置1は、平面状媒体である用紙Pの端部位置を正確に検出する。
【0073】
すなわち、記録装置1は、各種用紙幅の用紙Pに画像を記録する機能を有しているが、少なくとも広幅の用紙Pに画像を形成するときには、用紙幅の検出と画像記録の効率的な処理を図る必要がある。そこで、記録装置1は、用紙検出センサ31が用紙Pの一方側(具体的には、維持機構部12側)の主走査方向端部位置(以下、スタート側端部位置という。)を検出すると、該スタート側端部位置に基づいて、該一方向側の画像記録領域端部位置(以下、画像記録領域スタート側端部位置という。)を決定する。記録装置1は、該画像記録領域スタート側端部位置から画像記録領域内に画像記録を開始して、用紙検出センサ31が、用紙Pの他方側の端部位置(以下、エンド側端部位置という。)を検出すると、該エンド側端部位置に基づいて、該他方側の画像記録領域端部位置(以下、画像記録領域エンド側端部位置という。)を決定する。記録装置1は、決定した画像記録領域内に画像を記録する。
【0074】
ところが、記録装置1は、用紙Pのスタート側端部位置を、従来のように、用紙の存在しない主走査方向位置からキャリッジ6を用紙Pの存在する主走査方向に移動させて、用紙端部を検出すると、紙粉等のゴミの影響を受けて検出精度が低下する。
【0075】
すなわち、用紙検出センサ31は、ゴミ等の影響がないときには、図7に示すように、プラテン14の表面の検出信号値が、表面の凹凸による変化はあっても小さく、普通紙等の用紙Pの表面の検出信号値が、大きい。そして、用紙検出センサ31による用紙Pの表面の検出信号値は、プラテン14の表面の検出信号値よりも確実に離れた状態で大きい値となっている。
【0076】
したがって、この場合、図8に示すように、用紙検出センサ31を主走査方向に移動させながら、用紙端部検出処理を行うと、プラテン14の検出信号値と用紙Pの検出信号値との間に、閾値を設定することで、用紙Pの端部位置を検出することができる。
【0077】
すなわち、図8の場合、CPU61は、用紙検出センサ31からの検出信号値を閾値と比較することで、その内部レジスタに、図9に示すように、スタート側端部位置とエンド側端部位置をセットする。なお、図9において、paper_startは、用紙Pの最初のスタート側端部位置(図9では、最初の紙先端検知位置と表示)のセットされるレジスタ、paper_endは、用紙Pの最初のエンド側端部位置(図9では、最初の紙後端検知位置と表示)のセットされるレジスタである。
【0078】
図9から分かるように、ゴミの影響がないときには、用紙検出センサ31を、用紙Pを挟んで、用紙Pの存在しないスタート側のプラテン14上から主走査方向にエンド側のプラテン14上まで移動させて用紙検出処理を行う。この用紙検出処理で、用紙検出センサ31の検出信号値は、プラテン14と用紙Pとで、明確に異なっているため、用紙Pの両端部位置を検出して、レジスタにセットすることができる。
【0079】
ところが、プラテン14上に紙粉等のゴミが存在すると、用紙検出センサ31の検出信号値は、図10に示すように、ゴミでの検出信号値が、閾値を超える大きな信号値となることがある。図10では、主走査方向位置X1からX2の範囲と、X5からX6の範囲が、ゴミによる検出信号値である。この場合、CPU61は、図11に示すように、用紙Pの実際のスタート側端部位置よりも手前の位置X1を、スタート側端部位置として、レジスタpaper_startに登録する。また、CPU61は、用紙Pの実際のスタート側端部位置よりも手前の位置X2を、エンド側位置として、レジスタpaper_endに登録する。したがって、用紙端部の検出を誤ることとなる。なお、図8及び図10において、HPは、ホームポジション位置、すなわち、維持機構部12側の位置を示している。
【0080】
そこで、記録装置1は、用紙検出センサ31を用紙Pを検出している位置からホームポジション(スタート側)へ主走査方向に移動させて、用紙検出センサ31が用紙Pを検出しなくなった位置を、用紙Pのスタート側端部位置として検出する。
【0081】
すなわち、記録装置1は、図12に示すように、まず、CPU61が、主走査駆動部54を介して主走査モータ10を駆動させ、キャリッジ6を用紙Pの搬送方向先端を用紙検出センサ31が検出可能な位置まで移動させる(ステップS101)。いま、記録装置1は、図13に示すように、キャリッジ6がホームポジションに位置する状態から、CPU61が、図14に太矢印で示すように、キャリッジ6を用紙Pの先端を検出可能な位置まで移動させる。この用紙検出センサ31が用紙Pの搬送後方先端を検出可能な位置は、例えば、キャリッジ6は、用紙Pとあまり被らないが、キャリッジ6の主走査方向端面に配設されている用紙検出センサ31が、搬送されてくる用紙Pと被る位置である。
【0082】
次に、CPU61は、副走査駆動部55を介して副走査モータ72を駆動させて、用紙Pを、少なくとも、プラテン14上の用紙検出センサ31が該用紙Pの先端を検出可能な位置まで搬送させる(ステップS102)。すなわち、CPU61は、図15に示すように、用紙Pを太矢印で示すように搬送して、用紙検出センサ31が用紙Pを検出する位置まで搬送する。
【0083】
CPU61は、用紙検出センサ31からの検出信号に基づいて、用紙Pの副走査方向先端を検出すると(ステップS103)、用紙Pの搬送を停止させる。なお、CPU61は、このとき、用紙先端位置をRAM63等に記憶する。
【0084】
CPU61は、主走査駆動部54を制御して、キャリッジ6をホームポジション(HP)方向へ逆移動(退避)させ、用紙検出センサ31による用紙検出を行わせる(ステップS104)。すなわち、図16に示すように、CPU61は、キャリッジ6を、太矢印で示すように、ホームポジション方向に逆移動させながら、用紙検出センサ31の検出信号に基づいて、用紙検出センサ31が用紙Pのスタート側端部位置を検出するのを監視する。
【0085】
CPU61は、用紙検出センサ31が、用紙Pのスタート側端部位置を検出すると、レジスタに該主走査位置を用紙スタート側端部位置として格納し、RAM63等に記憶する(ステップS105)。CPU61は、用紙検出センサ31が用紙スタート側端部位置を検出しても、画像記録の開始位置の正確さを確保するために、キャリッジ6をホームポジション(HP)まで移動させる。CPU61は、用紙Pのスタート側端部位置を検出すると、該用紙Pのスタート側端部位置に基づいて、画像記録領域のスタート側端部位置を設定し、RAM63等に記憶する。
【0086】
その後、CPU61は、キャリッジ6をホームポジション(HP)に停止させた状態で、副走査駆動部55を制御して副走査モータ72を回転させ、用紙Pを予め設定されている画像記録領域の先頭位置まで搬送させる(ステップS106)。すなわち、CPU61は、図17に太矢印で示すように、用紙Pを画像記録領域先頭位置まで搬送し、用紙Pの画像記録領域先頭位置への搬送が完了すると、用紙Pの搬送を停止させる。
【0087】
CPU61は、次に、上述のようにして設定した画像記録領域のスタート側端部位置まで、キャリッジ6を移動させ、ヘッド駆動制御部53を制御して、記録ヘッド20を駆動させて画像記録(印字)を開始する(ステップS107)。また、CPU61は、適宜の主走査方向位置から、用紙検出センサ31による用紙幅検出、すなわち、用紙Pのエンド側端部位置の検出を開始する。すなわち、CPU61は、図18に太矢印で示すように、キャリッジ6を画像記録領域のスタート側端部位置まで移動させ、記録ヘッド20を駆動させて画像記録(印字)を開始する。
【0088】
CPU61は、用紙検出センサ31が用紙Pのエンド側即端部位置(用紙左端位置)を検出すると、画像記録領域のエンド側端部位置を設定し、該エンド側端部位置までの範囲で画像記録を行うと、画像記録を終了(印字終了)する(ステップS108)。すなわち、CPU61は、図19に示すように、画像記録を行いつつ、用紙検出センサ31による用紙端部検出を行って、用紙Pのエンド側端部位置を検出し、画像記録領域のエンド側端部位置を設定して、該エンド側端部位置の範囲で画像記録を行うと、画像記録を終了する。
【0089】
したがって、用紙Pを検出している状態から検出しなくなった位置を用紙Pのスタート側端部位置として検出することができ、用紙Pのスタート側端部位置を正確に検出することができる。また、同様に、用紙Pを検出している状態から検出しなくなった位置を用紙Pのエンド側端部位置として検出することができ、用紙Pのエンド側端部位置を正確に検出することができる。その結果、用紙Pの主走査方向の画像記録領域を用紙Pの幅サイズに合わせて正確に設定することができ、画像品質を向上させることができる。
【0090】
そして、用紙検出センサ31の検出信号の波形は、例えば、図20に示すように、用紙Pを検出していない状態から検出した状態へ立ち上がるときの波形(立ち上がり波形)と、用紙Pを検出している状態から検出しなくなるときの波形(立ち下がり波形)が異なる。例えば、図20では、立ち上がり波形では、実際の用紙端部位置とのずれ量が、αであり、立ち下がり波形では、実際の用紙端部位置とのずれ量が、βである場合が示されている。
【0091】
記録装置1は、用紙検出センサ31による用紙端部位置を検出すると、CPU61が、上記ずれ量を考慮して、実際の用紙端部位置を算出して求めている。そこで、記録装置1は、ROM62等にこのずれ量が予め格納されており、CPU61は、ROM62等のずれ量を参照して、実際の用紙端部位置を算出している。
【0092】
そして、本実施例の記録装置1は、用紙Pのスタート側端部位置とエンド側端部位置の双方を、用紙検出センサ31の立ち下がり波形に基づいて検出して、実際の用紙Pの端部位置を算出している。したがって、記憶装置1は、ROM62等に立ち下がり時のずれ量のみを記憶しており、ROM62等のずれ量の記憶に要する容量を節約することができる。
【0093】
また、本実施例の記録装置1は、用紙検出センサ31によるエンド側端部位置の検出を、キャリッジ6の移動を行っている全てのタイミングにおいて実施することなく、用紙Pの幅方向の所定位置から開始している。
【0094】
すなわち、記録装置1は、用紙Pのスタート側端部位置を取得した後、画像記録を行うために、図21に示すように、ホームポジションからキャリッジ6を用紙方向へ移動開始させるが、このとき、CPU61は、用紙検出センサ31をオフにする。
【0095】
CPU61は、図22に示すように、キャリッジ6を主走査方向に移動させて、上記画像記録領域内の画像を記録する位置まで移動すると、記録ヘッド20を駆動させて、用紙Pへの画像の記録を開始する。この段階においては、CPU61は、用紙検出センサ31オフの状態として、用紙Pの検出を行わせない。
【0096】
その後、CPU61は、用紙検出センサ31による用紙検出を行わない状態で、キャリッジ6を主走査方向に移動させつつ、記録ヘッド20を駆動させて用紙Pへの画像の記録を継続し、用紙検出センサ31が最低用紙幅位置Phに到達したか判断する。この最低用紙幅位置Phは、記録装置1が画像記録可能な最低用紙幅によって決定される位置であり、ROM62等に最低用紙幅位置Phが登録されている。
【0097】
CPU61は、図23に示すように、用紙検出センサ31が最低用紙幅位置Phに到達すると、用紙検出センサ31をオンさせて、用紙検出センサ31による用紙の検出を開始させる。CPU61は、この状態で、キャリッジ6を移動させつつ、画像の記録を継続する。
【0098】
CPU61は、図24に示すように、用紙検出センサ31が用紙Pのエンド側端部位置を検出すると、画像記録領域のエンド側端部位置を設定し、該画像記録領域内での画像記録を完了すると、画像記録を終了する。
【0099】
このようにすると、用紙検出センサ31を必要な範囲でのみオンとすることができ、消費電力を削減することができるとともに、用紙検出部の劣化を抑制することができる。
【0100】
なお、上記説明においては、平面状媒体として用紙Pを取り上げ、該用紙Pを用紙検出センサ31で検出する記録装置1について説明したが、平面状媒体としては、用紙Pに限るものではなく、その端部位置を正確に検出する必要のある平面状媒体一般に適用することができる。
【0101】
このように、本実施例の記録装置1は、その媒体端部検出部80が、平面状媒体である用紙Pの表面における反射光等の物理量の変化に基づいて該用紙Pの有無を検出する用紙検出センサ(検出手段)31と、用紙検出センサ31を用紙Pの幅方向(主走査方向)に移動させる主走査駆動部54及び主走査モータ10等の移動手段と、用紙検出センサ31が用紙Pの存在を検出している状態から前記移動手段に用紙検出センサ31を前記幅方向へ移動させる主制御部(移動制御手段)51と、前記主走査方向へ移動している用紙検出センサ31による用紙Pの検出結果に基づいて、該用紙Pの端部位置を決定する主制御部51、リニアエンコーダ21及びエンコーダシート15等の端部位置決定手段と、を備えている。
【0102】
したがって、用紙Pを検出している状態から検出しなくなった位置を用紙Pの端部位置として検出することができ、用紙Pの側端部位置を正確に検出することができる。
【0103】
また、本実施例の記録装置1は、前記端部位置決定手段が、前記移動手段が用紙検出センサ31を主走査方向の一方方向へ移動させているときの該用紙検出センサ31による用紙Pの検出結果に基づいて、該用紙Pの一方側の端部位置を決定し、該移動手段が該用紙検出センサ31を該主走査方向の他方向へ移動させているときの該用紙検出センサ31による該用紙Pの検出結果に基づいて、該用紙Pの他方側の端部位置を決定する。
【0104】
したがって、用紙Pを検出している状態から検出しなくなった一方側位置(スタート側位置)及び他方側位置(エンド側位置)を用紙Pのスタート側端部位置及びエンド側端部位置として検出することができ、用紙Pの両側端部位置を正確に検出することができる。
【0105】
さらに、本実施例の記録装置1は、その媒体端部検出部80が、平面状媒体である用紙Pの表面における反射光等の物理量の変化に基づいて該用紙Pの有無を用紙検出センサ(検出手段)31で検出する検出処理ステップと、前記用紙検出センサ31を用紙Pの幅方向(主走査方向)に移動させる移動処理ステップと、用紙検出センサ31が用紙Pの存在を検出している状態から前記移動処理ステップで該用紙検出センサ31を主走査方向へ移動させる移動制御処理ステップと、主走査方向へ移動している用紙検出センサ31による用紙Pの検出結果に基づいて、該用紙Pの端部位置を決定する端部位置決定処理ステップと、を有する媒体端部検出方法を実行する。
【0106】
したがって、用紙Pを検出している状態から検出しなくなった位置を用紙Pの端部位置として検出することができ、用紙Pの側端部位置を正確に検出することができる。
【0107】
また、本実施例の記録装置1は、その媒体端部検出部80が、CPU61等の制御プロセッサに、平面状媒体である用紙Pの表面における反射光等の物理量の変化に基づいて該用紙Pの有無を用紙検出センサ(検出手段)31で検出する検出処理と、前記用紙検出センサ31を用紙Pの幅方向(主走査方向)に移動させる移動処理と、用紙検出センサ31が用紙Pの存在を検出している状態から前記移動処理で該用紙検出センサ31を主走査方向へ移動させる移動制御処理と、主走査方向へ移動している用紙検出センサ31による用紙Pの検出結果に基づいて、該用紙Pの端部位置を決定する端部位置決定処理と、を実行させる媒体端部検出プログラムを搭載している。
【0108】
したがって、用紙Pを検出している状態から検出しなくなった位置を用紙Pの端部位置として検出することができ、用紙Pの側端部位置を正確に検出することができる。
【0109】
さらに、本実施例の記録装置1は、平面状媒体である用紙Pの表面における反射光等の物理量の変化に基づいて該用紙Pの有無を検出する用紙検出センサ(検出手段)31と、用紙検出センサ31を用紙Pの主走査方向(幅方向)に移動させる主走査駆動部54及び主走査モータ10等の移動手段と、用紙検出センサ31が用紙Pの存在を検出している状態から前記移動手段に該用紙検出センサ31を主走査方向へ移動させる主制御部(移動制御手段)51と、主走査方向へ移動している用紙検出センサ31による用紙Pの検出結果に基づいて、該用紙Pの端部位置を決定する主制御部(端部位置決定手段)51と、用紙Pの表面に画像を記録する記録ヘッド(画像記録手段)20と、用紙Pの決定された前記端部位置に基づいて該用紙Pの画像記録領域を設定して、記録ヘッド20に該画像記録領域へ画像を記録させる画像記録制御手段と、を備えている。
【0110】
したがって、用紙Pを検出している状態から検出しなくなった位置を用紙Pの端部位置として検出することができ、用紙Pの側端部位置を正確に検出することができる。その結果、用紙Pの主走査方向の画像記録領域を用紙Pの幅サイズに合わせて正確に設定することができ、画像品質を向上させることができる。
【0111】
また、本実施例の記録装置1は、前記端部位置決定手段が、前記移動手段が用紙検出センサ31を主走査方向(幅方向)の一方方向へ移動させているときの該用紙検出センサ31による用紙Pの検出結果に基づいて、該用紙Pの一方側の端部位置を決定し、該移動手段が該用紙検出センサ31を主走査方向の他方向へ移動させているときの該用紙検出センサ31による該用紙Pの検出結果に基づいて、該用紙Pの他方側の端部位置を決定する。
【0112】
したがって、用紙Pを検出している状態から検出しなくなった一方側位置(スタート側位置)及び他方側位置(エンド側位置)を用紙Pのスタート側端部位置及びエンド側端部位置として検出することができ、用紙Pの両側端部位置を正確に検出することができる。その結果、用紙Pの主走査方向の画像記録領域を用紙Pの幅サイズに合わせてより一層正確に設定することができ、画像品質をより一層向上させることができる。
【0113】
さらに、本実施例の記録装置1は、前記記録ヘッド20と前記用紙検出センサ31を搭載し、前記主走査方向に往復移動可能なキャリッジ(移動体手段)6を、さらに備え、前記移動手段は、前記キャリッジ6を主走査方向に移動させる。
【0114】
したがって、用紙検出センサ31と記録ヘッド20による画像記録を関連付けて、用紙端部検出と画像記録領域の設定を行うことができ、画像品質をより一層向上させることができる。
【0115】
また、本実施例の記録装置1は、用紙Pの他方側の端部位置の検出における前記移動手段による用紙検出センサ31の主走査方向の他方向への移動において、少なくとも、記録ヘッド20による画像記録可能な該用紙Pの最小幅の他方側端部位置へ該用紙検出センサ31が移動するまでの間については、該用紙検出センサ31の検出動作をオフに制御する主制御部(動作制御手段)51を、さらに備えている。
【0116】
したがって、用紙検出が不要な期間については、用紙検出センサ31の動作をオフにすることができ、消費電力の削減と用紙検出センサ31の劣化の抑制を行うことができる。
【0117】
さらに、本実施例の記録装置1は、平面状媒体である用紙Pの表面における反射光等の物理量の変化に基づいて該用紙Pの有無を用紙検出センサ(検出手段)31で検出する検出処理ステップと、用紙検出センサ31を用紙Pの幅方向に移動させる移動処理ステップと、用紙検出センサ31が用紙Pの存在を検出している状態から前記移動処理ステップで該用紙検出センサ31を主走査方向へ移動させる移動制御処理ステップと、主走査方向へ移動している用紙検出センサ31による用紙Pの検出結果に基づいて、該用紙Pの端部位置を決定する端部位置決定処理ステップと、前記用紙Pの表面に画像を記録する画像記録処理ステップと、用紙Pの決定された前記端部位置に基づいて該用紙Pの画像記録領域を設定して、前記画像記録処理ステップで該画像記録領域へ画像を記録させる画像記録制御処理ステップと、を有する画像記録方法を実行している。
【0118】
したがって、用紙Pを検出している状態から検出しなくなった一方側位置(スタート側位置)及び他方側位置(エンド側位置)を用紙Pのスタート側端部位置及びエンド側端部位置として検出することができ、用紙Pの両側端部位置を正確に検出することができる。その結果、用紙Pの主走査方向の画像記録領域を用紙Pの幅サイズに合わせてより一層正確に設定することができ、画像品質をより一層向上させることができる。
【0119】
また、本実施例の記録装置1は、CPU61等の制御プロセッサに、平面状媒体である用紙Pの表面における反射光等の物理量の変化に基づいて該用紙Pの有無を用紙検出センサ(検出手段)31で検出する検出処理と、用紙検出センサ31を用紙Pの幅方向に移動させる移動処理と、用紙検出センサ31が用紙Pの存在を検出している状態から前記移動処理で該用紙検出センサ31を主走査方向へ移動させる移動制御処理と、主走査方向へ移動している用紙検出センサ31による用紙Pの検出結果に基づいて、該用紙Pの端部位置を決定する端部位置決定処理と、前記用紙Pの表面に画像を記録する画像記録処理と、用紙Pの決定された前記端部位置に基づいて該用紙Pの画像記録領域を設定して、前記画像記録処理で該画像記録領域へ画像を記録させる画像記録制御処理と、を実行させる記録プログラムを搭載している。
【0120】
したがって、用紙Pを検出している状態から検出しなくなった一方側位置(スタート側位置)及び他方側位置(エンド側位置)を用紙Pのスタート側端部位置及びエンド側端部位置として検出することができ、用紙Pの両側端部位置を正確に検出することができる。その結果、用紙Pの主走査方向の画像記録領域を用紙Pの幅サイズに合わせてより一層正確に設定することができ、画像品質をより一層向上させることができる。
【0121】
以上、本発明者によってなされた発明を好適な実施例に基づき具体的に説明したが、本発明は上記実施例で説明したものに限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることはいうまでもない。
【符号の説明】
【0122】
1 記録装置
2 本体筐体
3 本体フレーム
4 主ガイドロッド
5 副ガイドロッド
6 キャリッジ
6a 連結片
6b ベルト保持部
7 タイミングベルト
8 駆動プーリ
9 従動プーリ
10 主走査モータ
11 カートリッジ部
12 維持機構部
13 カバー
14 プラテン
14s 小プラテン板
14d 凹部
14p 吸気口
15 エンコーダシート
20、20y、20m、20c、20k 記録ヘッド
21 リニアエンコーダ
31 用紙検出センサ
31a ホルダ
31b 発光素子
31c 受光素子
31d レンズ
40 用紙サイズ検出部
41 発光制御部
42 平滑回路
43 駆動回路
44 光電変換部
45 A/D変換部
50 制御部
51 主制御部
52 外部I/F
53 ヘッド駆動制御部
54 主走査駆動部
55 副走査駆動部
56 給紙駆動部
57 排紙駆動部
58 スキャナ制御部
61 CPU
62 ROM
63 RAM
64 NVRAM
65 ASIC
66 FPGA
71 ロータリエンコーダ
72 副走査モータ
73 給紙モータ
74 排紙モータ
75 画像読取部
76 操作表示部
80 媒体端部検出部
P 用紙
【先行技術文献】
【特許文献】
【0123】
【特許文献1】特開2004−122681号公報
図1
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