特開2015-232621IP Force 特許公報全文掲載

技術分野

パッシブアライメントにより光半導体素子を基板に実装する光半導体素子実装方法及び装置

要約特許出願時に添付された[要約書]

【課題】パッシブアライメント実装方法において、光半導体素子と光ファイバ・光導波路との結合効率を向上させることのできる光半導体素子実装方法及び装置を提供すること。
【解決手段】ボンディングツール5に吸着させたDFBレーザチップ1を素子端面観測ステージ10上に搬送し、ボンディングツール5を下降させてDFBレーザチップ1のp側電極が素子端面観測ステージ10上の電極と電気的に接続されるように押し付ける。ボンディングツール5の先端に形成された電極からの配線と、ボンディングツール5上の電極からの配線が接続された直流電流源11を動作させ、レーザを発光させる。DFBレーザチップ1の両側の端面から光が出射されている状態で、第4、第5のCCDマイクロスコープ8、9により観測される画像情報を取り込み、出射端面から出射される光の形状と寸法、中心位置を規定するために必要な情報を座標化する。
【選択図】図1

発明が解決しようとする課題[発明の詳細な説明]から抜粋

しかしながら、前述の位置合わせ用のマークを使ったパッシブアライメントによる実装方法を用いる際、搭載する光半導体素子の表面にマークを形成する工程が必要になり、実装装置や搭載基板に適合した光半導体素子を作製する必要があり、光半導体素子のコストを上げてしまうという課題がある。 また、位置合わせ用のマークを使わずに、CCDマイクロスコープ等のカメラを用いて光半導体素子表面に形成された電極パターンを読み取り、その情報から光半導体素子の出射光の光軸位置を推定して搭載基板上に搭載する方法も用いられている。しかし、アクティブアライメントを用いた実装方法に比べ、光半導体素子と光ファイバ・光導波路との光軸合わせの精度が悪くなり、そのことが原因で光モジュールの光出力の低下と特性ばらつきが大きくなるという課題がある。 また、近年のネットワークの高速・大容量化の進展と低消費電力化への要求の高まりに より、光モジュールの高速化と低電流動作での高出力化が強く求められてきている。そのため、光半導体素子においては、変調動作部の寄生容量を低減するために素子長を短くしたり、電極の大きさをできるだけ小さくしたりすることが必須となっている。このことは、素子表面に位置合わせ用のマークを形成するスペースを設けることを困難にしている。 さらに、光モジュールの低電流動作と高出力化を実現するためには、光半導体素子からの出射光と光ファイバ・光導波路との結合効率をできるだけ高くする必要が生じており、光軸合わせの精度を歩留りよく高めることが困難な従来のパッシブアライメント実装方法を用いることが難しくなっている。 このようなの光軸合わせの精度低下を補償するために、光半導体素子の出射端面部、もしくは、光導波路の入射端面部にスポットサイズを変換できる領域を付加して、光軸ずれに対する許容度を大きくする検討も行われている。しかし、ここでも光半導体素子や光導波路の作製工程が複雑になり、作製コストが高くなることが課題となっている。 本発明の目的は、パッシブアライメント実装方法において、光半導体素子と光ファイバ・光導波路との結合効率を歩留りよく向上させることのできる光半導体素子実装方法及び装置を提供することにある。

課題を解決するための手段[発明の詳細な説明]から抜粋

の課題を解決するために、本発明は、発光素子部を有する光半導体素子を基板上に形成された配線と電気的に接続し、かつ、光導波路もしくは光ファイバと光学的に結合するように基板上に実装する光半導体素子実装装置であって、前記光半導体素子が置かれる素子供給ステージと、前記素子供給ステージ上に置かれた前記光半導体素子の第1の素子電極が形成された面を撮影する第1のカメラと、前記第1の素子電極が形成された面・・・ 続きを知財ポータルサイト IP Force にログインして見る
【発明の効果】
本発明は、カメラを用いて光半導体素子の両端面から出力される光の位置と形状を精度よく画像情報として取り込むことで、搭載する素子ごとに光導波路もしくは光ファイバとの光学的な結合を最適にする搭載基板上の搭載位置を求められるようになり、従来のパッシブアライメントを用いた実装方法よりも精度よく高い結合効率の光モジュールを作製することができるようになるという効果を有する。

この発明についての権利主張の範囲[特許請求の範囲]

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この特許公報に記載されている図面[図面の簡単な説明]から抜粋

【図1】本発明の一光半導体素子実装方法及び装置の概略を示す図である。

【図2】本発明の第1の実施形態で実装したDFBレーザチップ1の概観図である。

【図3】画像解析装置16によって座標化された本実施形態のDFBレーザチップ1のn側電極が形成された面の画像の模式図である。

【図4】画像解析装置16によって座標化された本実施形態のDFBレーザチップ1のp側電極24が形成された面の画像の模式図である。

【図5】画像解析装置16によって座標化された素子端面観測ステージ10上面の画像の模式図である。

【図6】画像解析装置16において、素子端面観測ステージ上にDFBレーザチップを搭載する際の位置決めをした画像の模式図である。

【図7】(a)は本発明の一光半導体素子実装装置の素子端面観測ステージ上にDFBレーザチップを搭載した時の模式図であり、(b)はボンディングツールの先端部の模式図である。

【図8】本実施形態で実装したDFBレーザチップ1の第1の出射端面の模式図である。

【図9】本実施形態で実装したDFBレーザチップ1の第2の出射端面の模式図である。

【図10】DFBレーザチップ1の電極形状と、光軸および出射光の出射領域と放射領域との関係を示す見取り図である。

【図11】画像解析装置16によって座標化された光半導体素子搭載基板14とDFBレーザチップ1の画像の模式図である。

【図12】光半導体素子搭載基板14上にDFBレーザチップ1を実装した場合の、光導波路15の中央部における高さ方向の断面(y-z面)の模式図である。

【図13】水平方向(x-y面)において、光半導体素子搭載基板14とDFBレーザチップ1の位置関係を座標化した画像の模式図である。

【図14】本発明の第2の実施形態で実装したEA−DFBレーザチップ1の概観図である。

【図15】(a)は本発明の第2の光半導体素子実装装置の素子端面観測ステージ上にEA−DFBレーザチップを搭載した時の模式図であり、(b)はボンディングツールの先端部の模式図である。

【図16】本発明の第3の実施形態で実装した横注入型半導体レーザチップ1の概観図である。

【図17】(a)は本発明の第3の光半導体素子実装装置の素子端面観測ステージ上に横注入型半導体レーザチップを搭載した時の模式図であり、(b)はボンディングツールの先端部の模式図である。

選択図 図1出願人が指定した本件の代表的な図

1 DFBレーザチップ   2、6〜9、12 CCDマイクロスコープ   3 素子供給ステージ   4 チップトレイ   5 ボンディングツール   10 素子端面観測ステージ   11 電流源   13 素子搭載ステージ   14 光半導体素子搭載基板   15 光導波路   16 画像解析装置   17 p型InPクラッド層   18、20 InGaAsPSCH層   19 InGaAsP活性層   21 n型InP基板   22 半絶縁性InP埋込層   23 絶縁膜(SiO2)   24 p側電極(Au)   25 n側電極(Au)   26 n側電極の中心位置   27 ボンディングツールの吸着位置の輪郭   28、29 素子端面観測ステージ上に形成された電極   30 電極28の中心位置   31 ボンディングツールの先端に形成された電極(Au)   32 ボンディングツールの先端に形成された電極からの配線(Au)   33 ボンディングツールの吸引口   34 第1の出射端面   35 第2の出射端面   36 第1の出射端面における出射領域   37 第1の出射端面から離れた位置での放射領域   38 出射光の光軸   39 第2の出射端面における出射領域   40 第2の出射端面から離れた位置での放射領域   41 DFBレーザチップ内における導波光の光軸   42 光半導体素子搭載基板に形成された光導波路の光軸   43 光半導体素子搭載基板上のp側電極(Au)   44 光半導体素子搭載基板上のn側電極(Au)   45 活性層の高さ方向の中央の位置   46 光半導体素子搭載基板上に形成された電極表面から光導波路中心位置までの高さ   47 EA−DFBレーザチップのDFBレーザ部   48 EA−DFBレーザチップのEA変調器部   49 DFBレーザ部のp側電極(Au)   50 EA変調器部のp側電極(Au)   51 電極ならびにp型InPクラッド層の分離溝   52 EA変調器の吸収層   53 EA変調器のp型InPクラッド層   54、55 素子端面観測ステージ上に形成された第2の電極(Au)   56 p型InP層   57 n型InP層   58 半絶縁性InP層   59 半絶縁性InP基板   60、61 光半導体素子搭載基板上のp側電極(Au)   62、63 光半導体素子搭載基板上のn側電極(Au)

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