特開2016-210129IP Force 特許公報全文掲載

技術分野

固体高分子型燃料電池の構成部材である膜電極接合体を製造(製膜)する際に使用される離型フィルムなどに適した積層フィルム、この積層フィルムを含む積層体及びその製造方法並びに前記積層フィルムを用いて前記膜電極接合体を製造する方法

要約特許出願時に添付された[要約書]

【課題】コーティングにより離型層の表面に均一な厚みを有するイオン交換層を形成でき、かつ前記イオン交換層と離型層との離型性も向上できる積層フィルムを提供する。
【解決手段】側鎖に炭素数2〜10のアルキル基を有するオレフィン単位を含む環状オレフィン系樹脂(A)及びポリメチルペンテン系樹脂(B)を含む樹脂組成物で形成された離型層と基材層とを組み合わせて積層フィルムを作製する。前記環状オレフィン系樹脂は、繰り返し単位として、炭素数2〜10のアルキル基を有する鎖状オレフィン単位及び/又は炭素数2〜10のアルキル基を有する環状オレフィン単位を含んでいてもよい。前記離型層はコーティングで形成された層であってもよい。前記環状オレフィン系樹脂(A)とポリメチルペンテン系樹脂(B)との重量比は、前者/後者=99.9/0.1〜80/20程度である。
【選択図】なし

発明が解決しようとする課題[発明の詳細な説明]から抜粋

従って、本発明の目的は、コーティングにより離型層の表面に均一な厚みを有するイオン交換層を形成でき、かつ前記イオン交換層と離型層との離型性も向上できる積層フィルム、この積層フィルムを含む積層体及びその製造方法並びに前記積層フィルムを用いて前記膜電極接合体を製造する方法を提供することにある。 本発明の他の目的は、耐熱性や取り扱い性に優れ、ロール・ツー・ロール(roll to roll)方式で、高い生産性で固体高分子型燃料電池の膜電極接合体(電解質膜及び/又は電極膜)を製造できる積層フィルム、この積層フィルムを含む積層体及びその製造方法並びに前記積層フィルムを用いて前記膜電極接合体を製造する方法を提供することにある。

課題を解決するための手段[発明の詳細な説明]から抜粋

本発明者らは、前記課題を達成するため、側鎖に炭素数2〜10のアルキル基を有するオレフィン単位を含む環状オレフィン系樹脂(A)及びポリメチルペンテン系樹脂(B)を含む樹脂組成物で形成された離型層と基材層とを組み合わせることにより、コーティングにより離型層の表面に均一な厚みを有するイオン交換層を形成でき、かつ前記イオン交換層と離型層との離型性も向上できることを見出し、本発明を完成した。
【発明の効果】
本発明では、側鎖に炭素数2〜10のアルキル基を有するオレフィン単位を含む環状オレフィン系樹脂(A)及びポリメチルペンテン系樹脂(B)を含む樹脂組成物で形成された離型層と基材層とを組み合わせているため、コーティングにより離型層の表面に均一な厚みを有するイオン交換層を形成でき、かつ前記イオン交換層と離型層との離型性も向上できる。また、特定の環状オレフィン系樹脂を含むため、耐熱性及び取り扱い性にも優れている。そのため、ロール・ツー・ロール(roll to roll)方式で、高い生産性で固体高分子型燃料電池の膜電極接合体(電解質膜及び/又は電極膜)を製造できる。

この発明についての権利主張の範囲[特許請求の範囲]

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