技術分野
例えば貼付剤等に用いることのできる環状オレフィン系樹脂含有サーマルボンド不織布
要約特許出願時に添付された[要約書]
【課題】揮発性の低分子化合物の吸収が少ない不織布であって、人体の皮膚に使用する不織布である場合にはその風合いが良好である不織布を提供すること。 【解決手段】ガラス転移点TgA1 ℃の環状オレフィン系樹脂(A1)を50質量%以上含有する繊維(A)と、ガラス転移点TgB1 ℃の環状オレフィン系樹脂(B1)、又は、融点MpB2 ℃の結晶性熱可塑性樹脂(B2)を10質量%以上含有する繊維(B)とを少なくとも含み、繊維(A)と繊維(B)とが熱融着されている環状オレフィン系樹脂含有サーマルボンド不織布であって、TgA1 >TgB1 、又は、TgA1 >MpB2 であり、ガラス転移点TgA1 ℃とガラス転移点TgB1 ℃の差、又は、ガラス転移点TgA1 ℃と融点MpB2 ℃の差が20℃超である、環状オレフィン系樹脂含有サーマルボンド不織布である。 【選択図】なし
発明が解決しようとする課題[発明の詳細な説明]から抜粋
ところで、不織布に求められる物性は、用途によって異なる。例えば、貼付材用の複合繊維不織布とする場合には、主に人体の皮膚に使用するものであるため、貼り付け感の違和感がないこと(風合いが良好であること)が求められる。また、薬剤の吸収性の極めて低い不織布であることが求められる。また、貼付剤は、長時間薬剤を皮膚に浸透させることでその効果を発揮するものである。薬剤が貼付剤の不織布に吸収された分その効果を発揮することはできない。そのため、貼付剤の不織布に用いられる材料としては、薬剤等の揮発性の低分子化合物の吸収が少ないものを用いることが求められる場合がある。
一方、不織布の製造方法としては、例えば、乾式法、湿式法、スパンボンド法、メルトブローン法、エアレイド法等のウェブ形成法、ケミカルボンド(浸漬)法、ケミカルボンド(スプレー)法、ニードロパンチ法、スパンレース法、サーマルボンド法等のウェブの繊維結合法を用いて製造する方法が挙げられる。
サーマルボンド法を用いて不織布を製造する場合には、例えば、耐熱性の異なる2種以上の熱可塑性繊維からなり、耐熱性の高い一方の繊維間が、耐熱性の低い他方の繊維の熱融着によって結合することで不織布を製造することができる。この場合、耐熱性の低い熱可塑性繊維が溶融するが、耐熱性の高い一方の繊維は溶融しない温度でサーマルボンドすることで結合が得られる。耐熱性の異なる2種以上の熱可塑性繊維から製造される不織布は、熱可塑性繊維の種類や熱融着温度を調整することによって製造することができる。
このようにサーマルボンド法を用いて不織布を製造するための熱可塑性繊維(以後、サーマルボンド繊維と表記することがある。)としては、例えば、ポリプロピレン樹脂を芯とし、高密度ポリエチレン樹脂を鞘とした芯鞘型複合紡糸が挙げられる。このような芯鞘型複合紡糸は、特にサニタリー用途等の汎用不織布製品用のサーマルボンド繊維として使用されている。のポリプロピレン/高密度ポリエチレン芯鞘型複合紡糸以外に使用可能なサーマルボンド繊維としては、高密度ポリエチレン100%のサーマルボンド繊維や低融点ポリエステルのサーマルボンド繊維が挙げられる。例えば、ポリエステル湿式不織布の場合には、耐熱性の高いポリエチレンテレフタレート繊維と耐熱性の低い低融点ポリエステル繊維からなるサーマルボンド繊維を用いることで不織布を製造することができる。
しかし、これら従来使用されているサーマルボンド不織布では揮発性の低分子化合物の吸収量は多く、また、風合いが良好であるとはいえない。
本発明は、以上の課題を解決するためになされたものであり、その目的は、揮発性の低分子化合物の吸収が少ない不織布であって、人体の皮膚に使用する不織布である場合にはその風合いが良好である不織布を提供することである。
課題を解決するための手段[発明の詳細な説明]から抜粋
本発明者らは、課題を解決するために鋭意研究を重ねた。その結果、不織布に用いられる繊維が所定量の環状オレフィン系樹脂(A1)を含有する繊維(A)と、環状オレフィン系樹脂(B1)又は結晶性熱可塑性樹脂(B2)を含む繊維(B)とを熱融着されている環状オレフィン系樹脂含有サーマルボンド不織布とすることで、課題が解決されることを見出し、本発明を完成するに至った。より具体的には、本発明は以下のも・・・ 続きを
知財ポータルサイト IP Force にログインして見る
【発明の効果】
本発明の環状オレフィン系樹脂含有サーマルボンド不織布は、揮発性の低分子化合物の吸収が少ない不織布であって、人体の皮膚に使用する不織布である場合にはその風合いが良好である不織布である。
この発明についての権利主張の範囲[特許請求の範囲]
知財ポータルサイト IP Force にログインして確認する (無料)
全ての図面はログインすると無料で閲覧できます。ログイン・ユーザー登録