特開2017-211203(P2017-211203A)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

知財求人 - 知財ポータルサイト「IP Force」

▶ 新日本無線株式会社の特許一覧

特開2017-211203生体試料採取器及び生体試料の採取方法
<>
  • 特開2017211203-生体試料採取器及び生体試料の採取方法 図000003
  • 特開2017211203-生体試料採取器及び生体試料の採取方法 図000004
  • 特開2017211203-生体試料採取器及び生体試料の採取方法 図000005
  • 特開2017211203-生体試料採取器及び生体試料の採取方法 図000006
  • 特開2017211203-生体試料採取器及び生体試料の採取方法 図000007
  • 特開2017211203-生体試料採取器及び生体試料の採取方法 図000008
< >
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】特開2017-211203(P2017-211203A)
(43)【公開日】2017年11月30日
(54)【発明の名称】生体試料採取器及び生体試料の採取方法
(51)【国際特許分類】
   G01N 33/48 20060101AFI20171102BHJP
   G01N 1/10 20060101ALI20171102BHJP
   G01N 37/00 20060101ALI20171102BHJP
   B01J 19/00 20060101ALI20171102BHJP
   B03B 5/00 20060101ALI20171102BHJP
【FI】
   G01N33/48 S
   G01N1/10 V
   G01N37/00 101
   B01J19/00 321
   B03B5/00 Z
【審査請求】未請求
【請求項の数】4
【出願形態】OL
【全頁数】7
(21)【出願番号】特願2016-102620(P2016-102620)
(22)【出願日】2016年5月23日
(71)【出願人】
【識別番号】000191238
【氏名又は名称】新日本無線株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100098372
【弁理士】
【氏名又は名称】緒方 保人
(72)【発明者】
【氏名】富田 努
【テーマコード(参考)】
2G045
2G052
4D071
4G075
【Fターム(参考)】
2G045BB03
2G045FA34
2G045HA01
2G045JA07
2G052AA28
2G052AD06
2G052AD26
2G052AD46
2G052BA14
2G052CA03
2G052CA11
2G052DA09
2G052EA03
2G052GA23
4D071AA90
4G075AA13
4G075AA39
4G075AA65
4G075BB04
4G075BB10
4G075BC10
4G075BD01
4G075DA02
4G075EB50
4G075EC21
4G075ED08
4G075ED20
4G075FA01
4G075FA05
4G075FA12
4G075FB12
4G075FC02
4G075FC20
(57)【要約】
【課題】短時間かつ簡単に、そして衛生的に生体試料の採取が可能となり、また適切な量の特定の物質を分析・評価部に供給できるようにする。
【解決手段】スティック状の本体1に、生体試料を採取する吸収体2、この吸収体2の後方部分を被覆する可撓性の被覆部3、吸収体2で採取された生体試料の中の所定粒子径よりも小さい物質を分岐流路により分離し、溜り部へ溜めるフィルトレーション部10、上記溜り部に配置された反応電極12を設ける。上記フィルトレーション部10は、試料中の小さい粒子径の物質を分離・濃縮して溜り部に溜め、この溜り部の反応電流を検知することにより、物質を評価する。また、本体1の外周には、吸収体2を試料採取時に露出し、採取後に覆う状態に移動する可撓性の可動チューブ6を設ける。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
生体試料を採取する吸収体と、
この吸収体の後方部分を被覆する可撓性の被覆部と、
上記吸収体で採取された生体試料の中の所定の粒子径の物質を分岐流路により分離し、溜り部へ溜めるフィルトレーション部と、
上記溜り部に配置された電極と、を設けてなる生体試料採取器。
【請求項2】
上記吸収体を試料採取時に露出し、採取後に覆う状態に移動する可撓性の可動チューブを設け、上記吸収体を覆った上記可動チューブを押し潰すことによりこの吸収体の生体試料を上記被覆部側へ送るようにしたことを特徴とする請求項1記載の生体試料採取器。
【請求項3】
上記溜り部に、所定の物質よりも大きい粒子径の物質を通さない吸水性ポリマー又は親水性高分子からなるフィルタを設けたことを特徴とする請求項1又は2記載の生体試料採取器。
【請求項4】
生体試料を採取する吸収体と、
この吸収体の後方部分を被覆する可撓性の被覆部と、
上記吸収体で採取された生体試料の中の所定の粒子径の物質を分岐流路により分離し、溜り部へ溜めるフィルトレーション部と、
上記溜り部に配置された電極と、を設けた生体試料採取器を用い、
上記吸収体に生体試料を吸収させた後、
上記生体試料採取器を回転部に取り付け、この回転部の回転により生体試料を上記フィルトレーション部の溜り部へ送るようにした生体試料の採取方法。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、特に唾液、血液等の生体試料を採取するための生体試料採取器及び生体試料の採取方法に関する。
【背景技術】
【0002】
従来から、唾液や血液等の各種の生体試料中の成分を分析・測定することが行われており、例えば血糖値センサでは、図5のセンサに示されるように、反応の妨げになる物質を除去するフィルタとして親水性高分子を用いた技術が採用される(下記特許文献1等)。
図5のセンサでは、樹脂基板23に設けられた電極24の上に、反応層25が設けられており、この反応層25として、カルボキシメチルセルロース(CMC)等の親水性高分子25aに、酵素と電子伝達体(フェリシアン化カリウム等)25bを溶解したものが配置されている。これによれば、親水性高分子25aにより一定量の大きさまでの粒子(例えば赤血球や蛋白質)が除去され、電極24から応答電流を測定することができる。
【0003】
また、産総研TODAYのvol.06(2006),04,p24-25に記載されるように、電気泳動を利用して試料分析することも行われており、これは、ガラスやプラスチック基板にマイクロ流路(溝)を加工し、このマイクロ流路に200〜300V/cmの高電圧を印加することにより、対象物質を夾雑物から電気泳動分離するものである。
しかし、この電気泳動を利用するものは、抗原抗体反応での実績があるが、上述のように200〜300V/cmの高電圧をかけるため、ハンディタイプの装置としては不向きである。
【0004】
更に、下記非特許文献2のように水力学的フィルトレーションを利用した血球細胞の分離方法も提案されており、その分離状態を図6に示している。この図6において、点線部分27は、分岐流路を持つ流路内に粒子懸濁液を導入したとき分離流路に流入する流体部分を表しているが、粒子Aのように粒子の中心位置が点線部分27に含まれるものは分岐流路へ導入されるが、それ以外の粒子BとCは、たとえ粒子径が分岐流路の幅より小さい場合でも、粒子の中心位置が点線部分27に含まれないため分岐流路に導入されない。
この原理を利用すれば、複数の分岐流路を組合せることで、微粒子を大きさによって段階的に分離回収し、濃縮することができ、生体試料の計測を、家庭用電源や電池を用いて手軽に行うことが可能である。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特公平7−114705号公報
【特許文献2】特開2015−51430号公報
【非特許文献】
【0006】
【非特許文献1】SCEJ 38th Autumn Meeting(Fukuoka,2006)「水力学的フィルトレーションを利用した血球細胞の分離」
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
本願は、上述した水力学的フィルトレーションを利用して生体試料の分析・評価を行う方法を採用するが、この場合、大型で複雑な機器を採用することなく、生体試料の採取が簡単に行われることが好ましい。
【0008】
また、生体試料の中の特定の物質を正確に分析するためには、分析・評価部(センサ部)に対し特定の物質を適切な量だけ供給することが必要となる。
【0009】
本発明は上記問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、短時間かつ簡単に、そして衛生的に生体試料の採取が可能となり、また適切な量の特定の物質を分析・評価部に供給することができる生体試料採取器及び生体試料の採取方法を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0010】
上記目的を達成するために、請求項1に係る発明の生体試料採取器は、生体試料を採取する吸収体と、この吸収体の後方部分を被覆する可撓性の被覆部と、上記吸収体で採取された生体試料の中の所定の粒子径の物質を分岐流路により分離し、溜り部へ溜めるフィルトレーション部と、上記溜り部に配置された電極と、を設けてなることを特徴とする。
請求項2に係る発明は、上記吸収体を試料採取時に露出し、採取後に覆う状態に移動する可撓性の可動チューブを設け、上記吸収体を覆った上記可動チューブを押し潰すことによりこの吸収体の生体試料を上記被覆部側へ送るようにしたことを特徴とする。
請求項3に係る発明は、上記溜り部に、所定の物質よりも大きい粒子径の物質を通さない吸水性ポリマー又は親水性高分子からなるフィルタを設けたことを特徴とする。
請求項4に係る発明の生体試料の採取方法は、生体試料を採取する吸収体と、この吸収体の後方部分を被覆する可撓性の被覆部と、上記吸収体で採取された生体試料の中の所定の粒子径の物質を分岐流路により分離し、溜り部へ溜めるフィルトレーション部と、上記溜り部に配置された電極と、を設けた生体試料採取器を用い、上記吸収体に生体試料を吸収させた後、上記生体試料採取器を回転部に取り付け、この回転部の回転により生体試料を上記フィルトレーション部の溜り部へ送るようにしたことを特徴とする。
【0011】
上記の構成によれば、脱脂綿等の吸収体に生体試料(例えば唾液)を吸収させると、この生体試料は被覆部を介してフィルトレーション部へ送られる。このフィルトレーション部では、流路となる溝を形成した樹脂基板に蓋をすることで、主流路、複数段の分岐流路、溜り部等が形成されており、生体試料が主流路から分岐流路を通ることで、検査対象の粒子径(分子量)の物質が分離・濃縮され、溜り部(例えば反応部)へ貯留される。
そして、採取した試料の分析では、上記溜り部の電極に分析装置のプローブを接触させることにより、検査対象の物質に関する濃度等の評価が行われる。
【0012】
また、本体外周に配置されている可撓性チューブを先端側へ移動させ、吸収体を包むように覆い、この可撓性チューブに先端側からローラー等で荷重を掛けて変形させることにより、吸収体に吸着した生体試料が絞られて被覆部へ集められ、かつこの被覆部も変形することにより、生体試料はフィルトレーション部へスムーズに送られる。
更に、回転部に生体試料採取器を取り付けて回転することにより、遠心力によりフィルトレーション部での生体試料の流れがスムーズになる。
【0013】
なお、本体の電極配置部の外周には、分析装置のプローブを挿入するための開口が設けられるが、上記可撓性チューブは、この電極部の開口を塞ぐ可動部材としても機能する。即ち、試料採取時に、可撓性チューブを後端側へ移動させることで、電極部の開口を塞ぎながら試料採取部吸収体を露出させ、検出・分析時には、可撓性チューブを先端側へ移動させることで、電極部の開口を開けながら試料採取部吸収体を覆う状態にすることができる。
【発明の効果】
【0014】
本発明の生体試料採取器によれば、短時間かつ簡単に、そして衛生的に生体試料の採取が可能となり、またフィルトレーション部により特定の物質を適切な量だけ分析・評価部に供給することが可能となる。
また、吸収体を覆う可撓性の可動チューブを設けることで、生体試料の採取が容易になると共に、生体試料が周囲に付着したり、他の検体と混ざったりすることもなく、安全かつ衛生的な採取が可能となるという利点がある。
更に、本発明の採取方法によれば、生体試料採取器を回転部に取り付けて回転するので、特にフィルトレーション部での生体試料の流動が加速され、溜り部への送りが効率よく行われるという利点がある。
【図面の簡単な説明】
【0015】
図1】本発明の実施例に係る生体試料採取器(先端側の内部を透視した状態)を示し、図(A)は側面図、図(B)は斜視図である。
図2】実施例の生体試料採取器のフィルトレーション部及び電極部の構成を示す平面図である。
図3】実施例の生体試料採取器を回転させる構成を示す斜視図である。
図4】生体試料中の各種物質の分子量を示すグラフ図である。
図5】親水性高分子を用いたセンサの構成を示す説明図である。
図6】水力学的フィルトレーションによる血球細胞の分離を示す説明図である。
【発明を実施するための形態】
【0016】
図1に、実施例の生体試料採取器が示されており、図1において、1は円形又は角形のスティック状(柱状又は筒状)の採取器本体、2は先端に設けられた脱脂綿等からなる吸収体、3は吸収体2の後側を包むように被覆する可撓性の被覆部、4はフィルトレーション部と電極を含む評価チップ(検査・測定部)、5は検査プローブを電極へ導入するための開口、6は前側へ移動して吸収体2を覆う可撓性の可動チューブである。上記被覆部3は、吸収体2の少なくとも1/3を被覆し、後端部へ向けて細くなる(管径が小さくなるラッパ状)通路とされ、吸収体2から絞り出される試料を集める役目と、それ自体が潰されることで、後端側へ試料を送る役目をする。
【0017】
この採取器は、例えば本体1の後側(把持部)を持ちながら先端の吸収体2に試料を吸わせることができ、上記被覆部3は、吸収体2の試料を集めて評価チップ4のフィルトレーション部へ送る役目をし、上記可動チューブ6は、本体1の外周上を前後にスライドし、後側にあるときは、上記開口5を覆って塞ぎ、前側にあるときは、図1のように、吸収体2を包む状態とし、そしてこの可動チューブ6に外圧を掛けながら、吸収体2から被覆部3へと押し潰すことにより、吸収体2に吸収されている試料を絞るようにして評価チップ4へ送ることができる。
【0018】
図2には、上記評価チップ4の詳細な構成が示されており、この評価チップ4では、PDMS(ジメチルポリシロキサン)やPET(ポリエチレンテレフタレート)等の樹脂、ガラス等の基板8に、所定幅の溝を微細加工し、主流路9a、分岐部B1 ,B2 を構成する分岐流路9b,9c、溜り部9d、廃液部9eからなるフィルトレーション部10が形成される。上記主流路9aと分岐流路9b,9cの幅は、分離する物質の粒子径で決定され、例えば、生体試料が血液の場合は、主流路9aの幅を80〜60μm程度、分岐流路9b,9cを30μm程度とし、図2のように、2つ(又はそれ以上の)の分岐を設けることで、血球と血漿を分けることも可能となる。生体試料が唾液の場合は、吸収体2で夾雑物やムチン等の高分子を取り除いて流路に流せる粘度とし、後述するが分岐流路9b,9cを介してその他のたんぱく質をその大きさによって分離、分類する。
【0019】
上記溜り部9dには、酵素等を配置した反応電極12が設けられており、この反応電極12に接続して、検査プローブ接触用の電極(例えば正電極、負電極、参照電極)13をメッキ又は印刷等により配線する。また、上記フィルトレーション部10に、基板8と同様の材質からなる平板の蓋15を被せており、この蓋15には、空気孔16が例えば溜り部9d、廃液部9eの位置に設けられ、この空気孔16によって、試料の流れがスムーズになるようにしている。
【0020】
図3に、分析(検査)装置の一部が示されており、実施例では、フィルトレーション部10での生体試料の流れ及び溜り部9dへの送りを良好にするため、採取器を遠心分離器のように回転させている。図3において、検査台18上の回転板19の円周上に1つ(又は複数)の取付け部20が設けられており、この取付け部20に採取器(10)が取り付けられた状態で、回転できるように構成される。また、採取器は取付け部20に取り付けられた状態で、その開口5から検査プローブ21を挿入できるようになっている。
【0021】
実施例は以上の構成からなり、次に生体試料を唾液としてその採取及び検査について説明する。
まず、採取時は、図1の可動チューブ6を後側位置へスライドし、吸収体2を露出させると共に開口5を塞ぎ、この状態で吸収体2を舌下に入れ唾液を採取する。この後、可動チューブ6を前側位置へスライドさせ、可動チューブ6で吸収体2が包まれる状態とし、この可動チューブ6に例えばローラー(又は挟む器具)を用いて荷重を掛けることにより、吸収体2、被覆部3を順に押し潰すようにすれば、吸収体2に採取された唾液は、被覆部3の後側通路からフィルトレーション部10へ送られる。
【0022】
次に、図3のように、採取器(本体10)を回転板19の取付け部20に配置し、回転板19を回転させると、遠心力の作用によってフィルトレーション部10への唾液の流れが加速・促進され、この唾液は、図2の主流路9aから分岐流路9b(分岐部B1 )と分岐流路9c(分岐部B2 )を通り、これら分岐部B1 ,B2 で分離・濃縮された物質、即ち所定の粒子径(分子量)より小さい物質が溜り部9dへ送られ、その他の物質は廃液部9eに送られる。このとき、蓋15に設けられた空気孔16によって、唾液の流動はスムーズに行われる。
【0023】
図4には、唾液中に含まれるタンパク質の分子量が示されており、例えば分離・濃縮したい物質がコルチゾールである場合、このグラフの全てのタンパク質(ムチン)が除去される。即ち、このコルチゾールの分子量は、0.3kDaであるから、分子量1kDaよりも大きいタンパク質は廃液部9eに流れ、コルチゾールが分離されて溜り部9dへ送られる。
そして、採取器にはその開口5から検査プローブ21が挿入され、この検査プローブ21の電極13への接触により、上記溜り部9dで生じた反応電流が反応電極12を介して電極13から検出される。
【0024】
上記溜り部9dには、図5で説明したカルボキシメチルセルロース(CMC)等の親水性高分子や吸水性ポリマーを用いたフィルタを配置し、これによって、更に余分な物質を除去するようにしてもよい。
【0025】
上記実施例のフィルトレーション部10では、2つの分岐部B1 ,B2 を設けたが、2つ以上の分岐部B3 ,B4 …を設け、検査対象の物質の分離・濃縮を更に高めるようにすることができる。
【0026】
また、実施例では、フィルトレーション部10にて小さい粒子径の物質を検査対象として分離したが、これに限らず、大きい粒子径の物質、又は中間の粒子径の物質を検査対象として分離・濃縮するようにしてもよい。例えば、図2において、廃液部9eを検査対象の溜め部、溜め部9dを廃液部とし、この溜め部に電極を配置することで、大きい粒子径の物質を検査することができ、更に分岐流路9bで分離される物質を溜め部に導入し、主流路9aと分岐流路9cを流動する物質を廃液部に導入する流路を形成することにより、中間の粒子径の物質を検査することもできる。
【符号の説明】
【0027】
1…採取器本体、 2…吸収体、
3…被覆部、 4…評価チップ、
5…開口、 6…可動チューブ、
9a…主流路、 9b,9c…分岐流路、
9d…溜り部、 9e…廃液部、
10…フィルトレーション部、
12…反応電極、 13…電極、
15…蓋、 16…空気孔、
19…回転板、 21…検査プローブ。
図1
図2
図3
図4
図5
図6