特開2017-222508(P2017-222508A)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2015.5.11 β版

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特開2017-222508吸収性物品に係るシート状部材の製造方法、及び製造装置
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】特開2017-222508(P2017-222508A)
(43)【公開日】2017年12月21日
(54)【発明の名称】吸収性物品に係るシート状部材の製造方法、及び製造装置
(51)【国際特許分類】
   B65H 23/185 20060101AFI20171124BHJP
   B65H 23/04 20060101ALI20171124BHJP
【FI】
   B65H23/185
   B65H23/04
【審査請求】有
【請求項の数】10
【出願形態】OL
【全頁数】45
(21)【出願番号】特願2016-227809(P2016-227809)
(22)【出願日】2016年11月24日
(62)【分割の表示】特願2016-569461(P2016-569461)の分割
【原出願日】2016年6月16日
(11)【特許番号】特許第6145554号(P6145554)
(45)【特許公報発行日】2017年6月14日
(71)【出願人】
【識別番号】000115108
【氏名又は名称】ユニ・チャーム株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110000176
【氏名又は名称】一色国際特許業務法人
(72)【発明者】
【氏名】萩田 浩己
【テーマコード(参考)】
3F104
3F105
【Fターム(参考)】
3F104AA07
3F104BA04
3F104EA03
3F104EA11
3F105AA11
3F105BA02
3F105BA13
3F105BA18
3F105BA20
3F105CA02
3F105CB01
3F105DA25
3F105DB11
(57)【要約】      (修正有)
【課題】搬送方向の適正位置からの連続シートの加工の位置のずれ量を小さくする。
【解決手段】連続シート3aの連続方向を搬送方向として同シートを搬送することで、加工処理部L3aKに同シートを送り込んで供給する供給工程と、搬送方向の加工処理位置P3aで加工処理部L3aKの加工装置34が同シートにおける吸収性物品1となる各部分に対して搬送方向に間欠的に加工を行う加工工程と、搬送方向の調整処理位置P35で行う位置調整工程であって、同シートにおける搬送方向と交差するCD方向の端部3aeの位置をCD方向に調整する位置調整工程と、加工処理位置P3a及び調整処理位置P35よりも下流の検出処理位置P36で、同シート上に残存する前記加工の痕跡を検出して検出結果を出力する検出工程と、を有する。供給工程では、検出結果に基づいて加工処理部L3aKへ送り込む際の同シートの搬送方向の張力値を調整する。
【選択図】図4
【特許請求の範囲】
【請求項1】
連続シートに基づいて吸収性物品に係るシート状部材を製造する方法であって、
前記連続シートの連続方向を搬送方向として前記連続シートを搬送することにより、加工処理部に前記連続シートを送り込んで供給する供給工程と、
前記搬送方向の加工処理位置で前記加工処理部の加工装置が前記連続シートにおける前記吸収性物品となる各部分に対して前記搬送方向に間欠的に加工を行う加工工程と、
前記搬送方向の調整処理位置で位置調整装置が行う位置調整工程であって、前記連続シートにおける前記搬送方向と交差するCD方向の端部の位置を前記CD方向に調整する前記位置調整工程と、
前記加工処理位置及び前記調整処理位置よりも前記搬送方向の下流の検出処理位置で、前記連続シート上に残存する前記加工の痕跡を検出して検出結果を出力する検出工程と、を有し、
前記供給工程では、前記検出結果に基づいて前記加工処理部へ送り込む際の前記連続シートの前記搬送方向の張力値を調整することを特徴とする吸収性物品に係るシート状部材の製造方法。
【請求項2】
請求項1に記載の吸収性物品に係るシート状部材の製造方法であって、
前記連続シート上における目標位置よりも前記加工の痕跡の位置が前記搬送方向の下流側に位置していることを、前記検出結果が示している場合には、前記張力値を増加し、
前記目標位置よりも前記加工の痕跡の位置が前記搬送方向の上流側に位置していることを、前記検出結果が示している場合には、前記張力値を減少することを特徴とする吸収性物品に係るシート状部材の製造方法。
【請求項3】
請求項1又は2に記載の吸収性物品に係るシート状部材の製造方法であって、
前記調整処理位置は、前記加工処理位置よりも前記搬送方向の下流に位置していることを特徴とする吸収性物品に係るシート状部材の製造方法。
【請求項4】
請求項3に記載の吸収性物品に係るシート状部材の製造方法であって、
前記連続シートを第1連続シートとした場合に、
前記第1連続シートとは別の第2連続シートが、連続方向を前記搬送方向に沿わせつつ前記連続方向に沿って搬送されているとともに、前記調整処理位置よりも前記搬送方向の下流の合流位置では、接合装置が、前記第2連続シートを前記第1連続シートに重ね合わせて接合し、
前記検出処理位置は、前記合流位置よりも前記搬送方向の下流に位置していることを特徴とする吸収性物品に係るシート状部材の製造方法。
【請求項5】
請求項1乃至4の何れかに記載の吸収性物品に係るシート状部材の製造方法であって、
前記連続シートを第1連続シートとした場合に、
前記第1連続シートとは別の第2連続シートが、連続方向を前記搬送方向に沿わせつつ前記連続方向に沿って搬送されているとともに、前記調整処理位置よりも前記搬送方向の下流の合流位置では、接合装置が、前記第2連続シートを前記第1連続シートに重ね合わせて接合し、
前記第2連続シートの前記搬送方向の剛性値は、前記第1連続シートの前記搬送方向の剛性値よりも大きく、
前記第2連続シートの前記連続方向を搬送方向として前記第2連続シートを搬送することにより、第2加工処理部に前記第2連続シートを送り込んで供給する第2供給工程と、
前記合流位置よりも前記搬送方向の上流の第2加工処理位置で、前記第2加工処理部の第2加工装置が前記第2連続シートにおける前記吸収性物品となる各部分に対して前記搬送方向に間欠的に第2加工を行う第2加工工程と、
前記搬送方向の第2調整処理位置で第2位置調整装置が行う第2位置調整工程であって、前記第2連続シートにおける前記搬送方向と交差する前記CD方向の端部が前記CD方向の目標位置となるように前記端部の位置を調整する前記第2位置調整工程と、を有し、
前記第2供給工程では、前記第2加工処理部へ送り込む際の前記第2連続シートの前記搬送方向の張力値を一定に維持することを特徴とする吸収性物品に係るシート状部材の製造方法。
【請求項6】
請求項1乃至5の何れかに記載の吸収性物品に係るシート状部材の製造方法であって、
前記加工、前記加工処理位置、前記加工工程、前記加工装置、前記調整処理位置、前記位置調整工程、及び前記位置調整装置を、それぞれ、前記第1加工、第1加工処理位置、第1加工工程、第1加工装置、第1調整処理位置、第1位置調整工程、及び第1位置調整装置とした場合に、
前記加工処理部において前記第1加工処理位置及び前記第1調整処理位置よりも前記搬送方向の下流の第3加工処理位置で、第3加工装置が、前記連続シートにおける前記吸収性物品となる各部分に対して前記搬送方向に間欠的に第3加工を行う第3加工工程と、
前記第1加工処理位置及び前記第1調整処理位置よりも前記搬送方向の下流の第3調整処理位置で第3位置調整装置が行う第3位置調整工程であって、前記連続シートにおける前記CD方向の端部の位置を前記CD方向に調整する前記第3位置調整工程と、
前記第3加工処理位置及び前記第3調整処理位置よりも前記搬送方向の下流の第3検出処理位置で、前記連続シート上に残存する前記第3加工の痕跡を検出して第3検出結果を出力する第3検出工程と、を有し、
前記第3検出結果に基づいて、前記第3加工装置が前記第3加工を行うタイミングをずらすことを特徴とする吸収性物品に係るシート状部材の製造方法。
【請求項7】
請求項1乃至6の何れかに記載の吸収性物品に係るシート状部材の製造方法であって、
前記供給工程では、資材コイルから前記連続シートを繰り出す繰り出し装置が使用され、
前記繰り出し装置では、前記連続シートは、平面視でX方向を繰り出し方向として繰り出されて搬送されているとともに、前記加工処理部では、平面視で前記X方向と交差するY方向を前記搬送方向として搬送されており、
前記搬送方向において前記繰り出し装置と前記加工処理部との間の位置に配された棒状の搬送方向変更部材に前記連続シートが掛け回されることによって、前記連続シートの前記搬送方向が前記X方向から前記Y方向へと変更され、
前記搬送方向における前記搬送方向変更部材と前記加工処理部との間の位置に、前記張力値を調整する張力調整装置が配置されていることを特徴とする吸収性物品に係るシート状部材の製造方法。
【請求項8】
請求項7に記載の吸収性物品に係るシート状部材の製造方法であって、
前記張力調整装置を下流側張力調整装置とした場合に、
前記搬送方向において前記繰り出し装置と前記搬送方向変更部材との間には、前記繰り出し装置から繰り出された前記連続シートの張力値が所定値となるように前記繰り出し装置の繰り出し動作を制御するための上流側張力調整装置が配置されていることを特徴とする吸収性物品に係るシート状部材の製造方法。
【請求項9】
請求項1乃至8の何れかに記載の吸収性物品に係るシート状部材の製造方法であって、
前記供給工程では、資材コイルから前記連続シートを繰り出す繰り出し装置が使用されるとともに、前記資材コイルから繰り出された前記連続シートの前記張力値を張力調整装置が調整してから、前記連続シートを前記加工処理部へ供給し、
前記張力調整装置は、所定方向に移動可能に案内されたダンサーロールを有し、
前記ダンサーロールに前記連続シートが掛け回されることによって前記連続シートのループが形成されているとともに、前記ダンサーロールには、アクチュエータによって、前記連続シートの前記張力値の目標値に対応した大きさの荷重が前記所定方向において前記ループが大きくなる方向に付与されており、
前記検出結果に基づいて前記目標値を変更することを特徴とする吸収性物品に係るシート状部材の製造方法。
【請求項10】
連続シートに基づいて吸収性物品に係るシート状部材を製造する装置であって、
前記連続シートの連続方向を搬送方向として前記連続シートを搬送することにより、加工処理部に前記連続シートを送り込んで供給する供給処理部と、
前記加工処理部における前記搬送方向の加工処理位置で前記連続シートにおける前記吸収性物品となる各部分に対して前記搬送方向に間欠的に加工を行う加工装置と、
前記搬送方向の調整処理位置で、前記連続シートにおける前記搬送方向と交差するCD方向の端部の位置を前記CD方向に調整する位置調整装置と、
前記加工処理位置及び前記調整処理位置よりも前記搬送方向の下流の検出処理位置で、前記連続シート上に残存する前記加工の痕跡を検出して検出結果を出力する検出装置と、を有し、
前記供給処理部は、前記検出結果に基づいて前記加工処理部へ送り込む際の前記連続シートの前記搬送方向の張力値を調整することを特徴とする吸収性物品に係るシート状部材の製造装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、使い捨ておむつ等の吸収性物品に係るシート状部材の製造方法、及び製造装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、吸収性物品の一例としての使い捨ておむつの製造ラインでは、連続シートの連続方向を搬送方向として連続シートを搬送することにより、加工処理部の一例としての加工ラインに連続シートを送り込んで供給している。そして、同加工ラインでは、適宜な加工装置が、上記連続シートにおいておむつとなる各部分に対して搬送方向に間欠的に加工を行う等して、おむつを製造している。
また、搬送方向と交差する方向をCD方向とした場合に、同加工ラインでは、搬送中の連続シートのCD方向の端部がCD方向の目標位置に位置するように、位置調整装置が当該端部の位置をCD方向に調整している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2004−262556号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ここで、かかる位置調整の際には、位置調整装置から連続シートへとCD方向の力が付与されるが、それにより、連続シートは、搬送方向にも短縮又は伸長してしまい得る。例えば、連続シートの幅寸(CD方向の寸法)が拡大するように上記端部の位置を調整する場合には、連続シートの各端部にはCD方向の外側を向いた力が付与されるが、その場合には、幅寸の拡大量に対応した分だけ、同シートは搬送方向に短縮してしまい得る。
【0005】
すると、かかる搬送方向の短縮(又は伸長)に起因して、上記の加工の位置の搬送方向のピッチが製品ピッチ等の適正ピッチよりも短ピッチ(又は長ピッチ)になるなどしてしまい、その結果、当該連続シートの上記加工の位置が、搬送方向の適正位置からずれてしまう恐れがある。
【0006】
本発明は、上記のような従来の問題に鑑みてなされたものであって、その目的は、連続シートにおけるCD方向の端部の位置をCD方向に調整することで生じ得る搬送方向の適正位置からの連続シートの加工の位置のずれ量を小さくすることにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記目的を達成するための主たる発明は、
連続シートに基づいて吸収性物品に係るシート状部材を製造する方法であって、
前記連続シートの連続方向を搬送方向として前記連続シートを搬送することにより、加工処理部に前記連続シートを送り込んで供給する供給工程と、
前記搬送方向の加工処理位置で前記加工処理部の加工装置が前記連続シートにおける前記吸収性物品となる各部分に対して前記搬送方向に間欠的に加工を行う加工工程と、
前記搬送方向の調整処理位置で位置調整装置が行う位置調整工程であって、前記連続シートにおける前記搬送方向と交差するCD方向の端部の位置を前記CD方向に調整する前記位置調整工程と、
前記加工処理位置及び前記調整処理位置よりも前記搬送方向の下流の検出処理位置で、前記連続シート上に残存する前記加工の痕跡を検出して検出結果を出力する検出工程と、を有し、
前記供給工程では、前記検出結果に基づいて前記加工処理部へ送り込む際の前記連続シートの前記搬送方向の張力値を調整することを特徴とする吸収性物品に係るシート状部材の製造方法である。
また、
連続シートに基づいて吸収性物品に係るシート状部材を製造する装置であって、
前記連続シートの連続方向を搬送方向として前記連続シートを搬送することにより、加工処理部に前記連続シートを送り込んで供給する供給処理部と、
前記加工処理部における前記搬送方向の加工処理位置で前記連続シートにおける前記吸収性物品となる各部分に対して前記搬送方向に間欠的に加工を行う加工装置と、
前記搬送方向の調整処理位置で、前記連続シートにおける前記搬送方向と交差するCD方向の端部の位置を前記CD方向に調整する位置調整装置と、
前記加工処理位置及び前記調整処理位置よりも前記搬送方向の下流の検出処理位置で、前記連続シート上に残存する前記加工の痕跡を検出して検出結果を出力する検出装置と、を有し、
前記供給処理部は、前記検出結果に基づいて前記加工処理部へ送り込む際の前記連続シートの前記搬送方向の張力値を調整することを特徴とする吸収性物品に係るシート状部材の製造装置である。
本発明の他の特徴については、本明細書及び添付図面の記載により明らかにする。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、連続シートにおけるCD方向の端部の位置をCD方向に調整することで生じ得る搬送方向の適正位置からの連続シートの加工の位置のずれ量を小さくすることができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1図1Aは、使い捨ておむつ1の一例を展開して示す概略平面図であり、図1Bは、図1A中のB−B断面図である。
図2】おむつ1の生成過程を示す概略平面図である。
図3】第1実施形態に係るおむつ1の製造ラインLMの概略側面図である。
図4】トップシート処理系統L3aの概略側面図である。
図5図5Aは、CD方向位置調整装置35を拡大して示す概略平面図であり、図5Bは、図5A中のB−B矢視図である
図6】撮像位置P36が合流位置Pjよりも搬送方向の下流に設定された場合のトップシート処理系統L3aの概略側面図である。
図7】バックシート処理系統L4aの概略側面図である。
図8図8Aは、バックシート処理系統L4aに設けられたCD方向位置調整装置49を拡大して示す概略平面図であり、図8Bは、図8A中のB−B矢視図である。
図9図9Aは、第1実施形態のトップシート処理系統L3aの概略平面図であり、図9Bは、変形例のトップシート処理系統L3aの概略平面図である。
図10A】張力調整装置33A,33Bを2つ設けた場合の概略平面図である。
図10B図10A中のC−C矢視図と同図10A中のD−D矢視図とを接続して一平面上に示した概略側面図である。
図11】第2実施形態のトップシート処理系統L3a’におけるトップシート加工ラインL3aK’の概略側面図である。
図12】第3実施形態のトップシート処理系統L3a’’におけるトップシート加工ラインL3aK’’の概略側面図である。
図13】ダンサータイプ以外の張力調整装置133の概略側面図である。
図14図14Aは、他の例のCD方向位置調整装置135の概略側面図であり、図14Bは、図14A中のB−B矢視図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
本明細書及び添付図面の記載により、少なくとも以下の事項が明らかとなる。
連続シートに基づいて吸収性物品に係るシート状部材を製造する方法であって、
前記連続シートの連続方向を搬送方向として前記連続シートを搬送することにより、加工処理部に前記連続シートを送り込んで供給する供給工程と、
前記搬送方向の加工処理位置で前記加工処理部の加工装置が前記連続シートにおける前記吸収性物品となる各部分に対して前記搬送方向に間欠的に加工を行う加工工程と、
前記搬送方向の調整処理位置で位置調整装置が行う位置調整工程であって、前記連続シートにおける前記搬送方向と交差するCD方向の端部の位置を前記CD方向に調整する前記位置調整工程と、
前記加工処理位置及び前記調整処理位置よりも前記搬送方向の下流の検出処理位置で、前記連続シート上に残存する前記加工の痕跡を検出して検出結果を出力する検出工程と、を有し、
前記供給工程では、前記検出結果に基づいて前記加工処理部へ送り込む際の前記連続シートの前記搬送方向の張力値を調整することを特徴とする吸収性物品に係るシート状部材の製造方法である。
【0011】
このような吸収性物品に係るシート状部材の製造方法によれば、上記の加工処理位置及び調整処理位置よりも搬送方向の下流に位置する検出処理位置で、連続シート上に残存する加工の痕跡を検出して、この検出結果に基づいて、加工処理部へ送り込む際の連続シートの張力値を調整する。よって、この張力値の調整による連続シートの搬送方向の短縮又は伸長を通して、連続シートの加工の位置が適正位置に近付くようにすることができる。そして、これにより、連続シートにおけるCD方向の端部の位置をCD方向に調整することで生じ得る搬送方向の適正位置からの加工の位置のずれ量を小さくすることができる。
【0012】
かかる吸収性物品に係るシート状部材の製造方法であって、
前記連続シート上における目標位置よりも前記加工の痕跡の位置が前記搬送方向の下流側に位置していることを、前記検出結果が示している場合には、前記張力値を増加し、
前記目標位置よりも前記加工の痕跡の位置が前記搬送方向の上流側に位置していることを、前記検出結果が示している場合には、前記張力値を減少するのが望ましい。
【0013】
このような吸収性物品に係るシート状部材の製造方法によれば、目標位置よりも加工の痕跡の位置が下流側に位置していることを、検出結果が示している場合には、張力値を増加し、また、目標位置よりも加工の痕跡の位置が上流側に位置していることを、検出結果が示している場合には、張力値を減少する。よって、かかる張力値の調整に基づく連続シートの搬送方向の短縮又は伸長を通して、連続シートの加工の位置が適正位置に近付くようにすることができる。そして、これにより、搬送方向の適正位置からの加工の位置のずれ量を確実に小さくすることできる。
【0014】
かかる吸収性物品に係るシート状部材の製造方法であって、
前記調整処理位置は、前記加工処理位置よりも前記搬送方向の下流に位置しているのが望ましい。
【0015】
このような吸収性物品に係るシート状部材の製造方法によれば、調整処理位置は、加工処理位置よりも搬送方向の下流に位置しているので、位置関係がこの逆の場合と比べて、CD方向に位置を調整後の連続シートをより短時間で次工程へ送ることができる。よって、当該次工程では、CD方向の端部の位置をCD方向に調整後の状態からさほど当該端部の位置が変化していない状態で、担当する加工を行うことができて、これにより、当該加工のCD方向の位置精度の向上を図れる。
【0016】
かかる吸収性物品に係るシート状部材の製造方法であって、
前記連続シートを第1連続シートとした場合に、
前記第1連続シートとは別の第2連続シートが、連続方向を前記搬送方向に沿わせつつ前記連続方向に沿って搬送されているとともに、前記調整処理位置よりも前記搬送方向の下流の合流位置では、接合装置が、前記第2連続シートを前記第1連続シートに重ね合わせて接合し、
前記検出処理位置は、前記合流位置よりも前記搬送方向の下流に位置しているのが望ましい。
【0017】
このような吸収性物品に係るシート状部材の製造方法によれば、調整処理位置を合流位置に近接配置することができて、これにより、第1連続シートのCD方向の端部の位置をCD方向に調整後の状態からさほど当該端部の位置が変化していない状態で同シートを第2連続シートに接合可能となる。詳しくは次の通りである。
先ず、第1連続シートと第2連続シートとを搬送方向に関して適正な相対位置関係で接合するためには、理論上、上記の検出処理位置を上記の合流位置に設定すると良い。すなわち、加工の痕跡を当該合流位置で検出すれば、第1連続シートの加工の位置を、第2連続シートに対しても適正な位置に合わせ易くなるので、そのようにできれば理想的である。しかし、当該合流位置には上記の接合装置が位置している。そのため、当該合流位置に検出処理位置を設定するのは困難であり、結果、当該検出処理位置を、合流位置よりも搬送方向の上流側又は下流側に設定せざるを得ない。そして、ここで仮に前者の上流側に設定した場合には、当該検出処理位置を、調整処理位置と合流位置との間に設定することになる。しかし、その場合には、検出処理位置に配置すべき検出用センサーの配置用スペースを確保する関係上、上記の調整処理位置は、合流位置からより上流に離れた位置に設定せざるを得なくなる。すると、調整処理位置で調整した端部のCD方向の位置を、合流位置まで維持し難くなって、その結果、CD方向の端部の位置を調整後の状態から当該端部の位置が大きく変化した状態で同シートを第2連続シートに接合してしまい得る。つまり、合流位置でのCD方向の端部の位置精度が悪くなってしまい得る。しかし、この点につき、上記のように検出処理位置を合流位置よりも搬送方向の下流に設定していれば、上記の検出用センサーの配置用スペースとの干渉の問題を起こすこと無く、調整処理位置を合流位置に近接配置することができて、その結果、第1連続シートのCD方向の端部の位置を調整後の状態からさほど端部の位置が変化していない状態で同シートを第2連続シートに接合可能となる。
【0018】
かかる吸収性物品に係るシート状部材の製造方法であって、
前記連続シートを第1連続シートとした場合に、
前記第1連続シートとは別の第2連続シートが、連続方向を前記搬送方向に沿わせつつ前記連続方向に沿って搬送されているとともに、前記調整処理位置よりも前記搬送方向の下流の合流位置では、接合装置が、前記第2連続シートを前記第1連続シートに重ね合わせて接合し、
前記第2連続シートの前記搬送方向の剛性値は、前記第1連続シートの前記搬送方向の剛性値よりも大きく、
前記第2連続シートの前記連続方向を搬送方向として前記第2連続シートを搬送することにより、第2加工処理部に前記第2連続シートを送り込んで供給する第2供給工程と、
前記合流位置よりも前記搬送方向の上流の第2加工処理位置で、前記第2加工処理部の第2加工装置が前記第2連続シートにおける前記吸収性物品となる各部分に対して前記搬送方向に間欠的に第2加工を行う第2加工工程と、
前記搬送方向の第2調整処理位置で第2位置調整装置が行う第2位置調整工程であって、前記第2連続シートにおける前記搬送方向と交差する前記CD方向の端部が前記CD方向の目標位置となるように前記端部の位置を調整する前記第2位置調整工程と、を有し、
前記第2供給工程では、前記第2加工処理部へ送り込む際の前記第2連続シートの前記搬送方向の張力値を一定に維持するのが望ましい。
【0019】
このような吸収性物品に係るシート状部材の製造方法によれば、第2供給工程では、第2加工処理部へ送り込む際の第2連続シートの搬送方向の張力値を一定に維持する。よって、当該第2供給工程では、第2連続シートの張力値の目標値を変更するための装置を用いず済んで、これにより、設備コストの削減を図れる。
また、張力値の目標値を無用に変更することで起こり得る第2連続シートの伸長状態の変動が、合流位置を介して第1連続シートにおける加工の位置に悪影響を及ぼすことを有効に防ぐことができる。
ちなみに、上記のように第2連続シートに対しては搬送方向の張力値を一定に維持しても大きな問題にならない理由は、次の通りである。先ず、第2連続シートの搬送方向の剛性値は、第1連続シートの搬送方向の剛性値よりも大きい。そのため、第2連続シートの当該剛性値を高く設定することができて、これにより、第2連続シートの上記端部に対してCD方向の位置の調整を行っても、同シートの搬送方向への短縮又は伸長を小さなものにすることができる。そして、その結果、第2供給工程で第2加工処理部へ送り込む際の第2連続シートの張力値を一定に維持しても、第2連続シートの第2加工の位置は概ね適正位置に位置するようになる。
【0020】
かかる吸収性物品に係るシート状部材の製造方法であって、
前記加工、前記加工処理位置、前記加工工程、前記加工装置、前記調整処理位置、前記位置調整工程、及び前記位置調整装置を、それぞれ、前記第1加工、第1加工処理位置、第1加工工程、第1加工装置、第1調整処理位置、第1位置調整工程、及び第1位置調整装置とした場合に、
前記加工処理部において前記第1加工処理位置及び前記第1調整処理位置よりも前記搬送方向の下流の第3加工処理位置で、第3加工装置が、前記連続シートにおける前記吸収性物品となる各部分に対して前記搬送方向に間欠的に第3加工を行う第3加工工程と、
前記第1加工処理位置及び前記第1調整処理位置よりも前記搬送方向の下流の第3調整処理位置で第3位置調整装置が行う第3位置調整工程であって、前記連続シートにおける前記CD方向の端部の位置を前記CD方向に調整する前記第3位置調整工程と、
前記第3加工処理位置及び前記第3調整処理位置よりも前記搬送方向の下流の第3検出処理位置で、前記連続シート上に残存する前記第3加工の痕跡を検出して第3検出結果を出力する第3検出工程と、を有し、
前記第3検出結果に基づいて、前記第3加工装置が前記第3加工を行うタイミングをずらすのが望ましい。
【0021】
このような吸収性物品に係るシート状部材の製造方法によれば、上流側に位置する第1加工工程については、前述の張力値の調整によって搬送方向の第1加工の位置のずれ量を小さくするが、下流側に位置する第3加工工程では、第3加工装置が第3加工を行うタイミングをずらすことによって搬送方向の第3加工の位置のずれ量を小さくする。そのため、第3加工の位置のずれ量を小さくすることの影響が、第3加工工程よりも上流側に位置する第1加工工程にまで遡って及ばないようにすることができる。すなわち、当該第3加工の位置のずれ量を小さくすることに起因して、上流側に位置する第1加工工程の第1加工の位置が適正位置からより大きくずれてしまう事態を有効に防ぐことができる。
【0022】
かかる吸収性物品に係るシート状部材の製造方法であって、
前記供給工程では、資材コイルから前記連続シートを繰り出す繰り出し装置が使用され、
前記繰り出し装置では、前記連続シートは、平面視でX方向を繰り出し方向として繰り出されて搬送されているとともに、前記加工処理部では、平面視で前記X方向と交差するY方向を前記搬送方向として搬送されており、
前記搬送方向において前記繰り出し装置と前記加工処理部との間の位置に配された棒状の搬送方向変更部材に前記連続シートが掛け回されることによって、前記連続シートの前記搬送方向が前記X方向から前記Y方向へと変更され、
前記搬送方向における前記搬送方向変更部材と前記加工処理部との間の位置に、前記張力値を調整する張力調整装置が配置されているのが望ましい。
【0023】
このような吸収性物品に係るシート状部材の製造方法によれば、張力調整装置は、加工処理部に近接配置されている。よって、張力値を調整した連続シートを加工処理部へと確実に送ることができる。
また、繰り出し装置は、X方向を繰り出し方向として繰り出すようになっている。よって、全体として供給工程用の設備スペースをY方向に短くすることができる。そして、その結果、加工処理部の搬送方向がY方向に沿っているにも拘わらず、当該製造方法を行う製造装置のY方向の全長寸法を短くできて、これにより、当該製造装置のコンパクト化を図ることができる。
【0024】
かかる吸収性物品に係るシート状部材の製造方法であって、
前記張力調整装置を下流側張力調整装置とした場合に、
前記搬送方向において前記繰り出し装置と前記搬送方向変更部材との間には、前記繰り出し装置から繰り出された前記連続シートの張力値が所定値となるように前記繰り出し装置の繰り出し動作を制御するための上流側張力調整装置が配置されているのが望ましい。
【0025】
このような吸収性物品に係るシート状部材の製造方法によれば、上記の上流側張力調整装置で張力値が上記の所定値に調整された状態で、連続シートは、上記の搬送方向変更部材の位置を通過する。よって、搬送方向変更部材を通過する際の最適な張力値と、加工処理部へ送り込む際の最適な張力値とが異なる場合でも、大きな問題無く対応可能である。
【0026】
かかる吸収性物品に係るシート状部材の製造方法であって、
前記供給工程では、資材コイルから前記連続シートを繰り出す繰り出し装置が使用されるとともに、前記資材コイルから繰り出された前記連続シートの前記張力値を張力調整装置が調整してから、前記連続シートを前記加工処理部へ供給し、
前記張力調整装置は、所定方向に移動可能に案内されたダンサーロールを有し、
前記ダンサーロールに前記連続シートが掛け回されることによって前記連続シートのループが形成されているとともに、前記ダンサーロールには、アクチュエータによって、前記連続シートの前記張力値の目標値に対応した大きさの荷重が前記所定方向において前記ループが大きくなる方向に付与されており、
前記検出結果に基づいて前記目標値を変更するのが望ましい。
【0027】
このような吸収性物品に係るシート状部材の製造方法によれば、上記の検出結果に基づいて加工処理部へ送り込む際の連続シートの搬送方向の張力値を確実に調整することができる。
【0028】
また、
連続シートに基づいて吸収性物品に係るシート状部材を製造する装置であって、
前記連続シートの連続方向を搬送方向として前記連続シートを搬送することにより、加工処理部に前記連続シートを送り込んで供給する供給処理部と、
前記加工処理部における前記搬送方向の加工処理位置で前記連続シートにおける前記吸収性物品となる各部分に対して前記搬送方向に間欠的に加工を行う加工装置と、
前記搬送方向の調整処理位置で、前記連続シートにおける前記搬送方向と交差するCD方向の端部の位置を前記CD方向に調整する位置調整装置と、
前記加工処理位置及び前記調整処理位置よりも前記搬送方向の下流の検出処理位置で、前記連続シート上に残存する前記加工の痕跡を検出して検出結果を出力する検出装置と、を有し、
前記供給処理部は、前記検出結果に基づいて前記加工処理部へ送り込む際の前記連続シートの前記搬送方向の張力値を調整することを特徴とする吸収性物品に係るシート状部材の製造装置である。
【0029】
このような吸収性物品に係るシート状部材の製造装置によれば、前述した製造方法の場合と同様の作用効果を奏することができる。
【0030】
===第1実施形態===
第1実施形態に係る吸収性物品に係るシート状部材の製造方法及び製造装置は、使い捨ておむつ1の製造ラインLMで使用される。すなわち、この第1実施形態の製造方法及び製造装置は、吸収性物品の一例としての使い捨ておむつ1の製造に供する。
【0031】
図1Aは、使い捨ておむつ1の一例を展開して示す概略平面図である。また、図1Bは、図1A中のB−B断面図である。
このおむつ1は、所謂テープ式のおむつ1である。すなわち、ファスニングテープ部材6及びターゲットテープ7を用いて着用者に装着するタイプのおむつである。そして、図1Aのようにファスニングテープ部材6とターゲットテープ7との係合を解いておむつ1を開いた展開状態においては、同おむつ1は、互いに直交する三方向として長手方向と幅方向と厚さ方向とを有している。
【0032】
また、同おむつ1は、尿等の排泄物を吸収する吸収体2と、吸収体2の肌側に配された液透過性のトップシート3と、同吸収体2の非肌側に配されたバックシート4と、吸収体2とバックシート4との間に配されて非肌側への排泄物の漏れを防ぐ液不透過性の防漏シート5と、を有している。
【0033】
そして、図1Aの展開状態においては、トップシート3とバックシート4とは互いに同形の平面視略砂時計形状をなしている。よって、この略砂時計形状において幅方向の内側に括れた部分が、着用時に脚回り開口部1LH,1LHとして機能する。
【0034】
また、着用時には、展開状態のおむつ1における長手方向の一方側の部分1f及び他方側の部分1bが、それぞれ、着用者の腹側を覆う腹側部1f及び着用者の背側を覆う背側部1bとして機能する。よって、そのような着用状態におむつ1の形状を維持可能にする目的で、背側部1bには、面ファスナーの雄材6mを有した一対のファスニングテープ部材6,6が、幅方向の両側にそれぞれ突出して設けられており、また、腹側部1fの非肌側面には、着用時に上記雄材6mを係止すべく面ファスナーの雌材製又は不織布製等のターゲットテープ7が設けられている。
【0035】
なお、この例では、吸収体2は、パルプ繊維等の液体吸収性繊維を平面視略矩形形状に成形した吸収性コアと、同吸収性コアの外周面を被覆するティッシュペーパー又は不織布等の液透過性の被覆シートと、を有しているが、何等これに限らない。
【0036】
また、トップシート3及びバックシート4の素材例としては、ポリエチレンやポリプロピレン等の熱可塑性樹脂繊維を含有する不織布を挙げることができ、防漏シート5については、ポリエチレン等の熱可塑性樹脂フィルムを例示できる。但し、何等これに限らない。例えば、トップシート3及びバックシート4の素材については、長手方向に適宜な伸縮性を有した素材であれば、使用可能である。
【0037】
図2は、このおむつ1の生成過程を示す概略平面図である。
トップシート3及びバックシート4の製造ラインLMへの搬入は、資材たる連続シート3a,4aをコイル状に巻き取ってなる資材コイル3C,4Cの形態でなされる。
【0038】
そして、先ず、資材コイル3Cから繰り出されたトップシートの連続シート3aが、その連続方向を搬送方向として搬送されるが、搬送方向の所定位置P6で幅方向に一対のファスニングテープ部材6,6が、搬送方向に製品ピッチP1で間欠的に連続シート3aの非肌側面に接合される。また、この接合後には、搬送方向の所定位置P35で、同連続シート3aの幅方向の各端部3ae,3aeが、それぞれCD方向の目標位置に位置するように調整される。そして、当該調整された状態で同連続シート3aは、バックシートの連続シート4aと合流する合流位置Pjへと搬送される。
【0039】
一方、バックシートの連続シート4aも、別の資材コイル4Cから繰り出されて、その連続方向を搬送方向として搬送される。そして、この搬送中に、搬送方向の所定位置P5で単票状の防漏シート5が搬送方向に製品ピッチP1で間欠的に連続シート4aの肌側面に接合される。また、その下流の所定位置P7では、同連続シート4aの非肌側面に単票状のターゲットテープ7が搬送方向に製品ピッチP1で間欠的に接合される。更に、この接合後には、搬送方向の所定位置P49で、同連続シート4aの幅方向の各端部4ae,4aeが、それぞれ、CD方向の目標位置に位置するように調整される。そして、当該調整された状態で同連続シート4aも、上記の合流位置Pjへと搬送される。
【0040】
合流位置Pjでは、吸収体2も合流する。すなわち、合流位置Pjに向けて、複数の吸収体2,2…が搬送方向に製品ピッチP1で並んで搬送されている。そして、当該合流位置Pjでは、吸収体2の肌側からトップシートの連続シート3aが合流し、また、吸収体2の非肌側からバックシートの連続シート4aが合流し、これにより、これら三者が接着剤等で接合一体化されておむつの基材1aが生成される。すなわち、当該おむつの基材1aは、最終的におむつ1となる各部分1pが製品ピッチP1で搬送方向に連続して並んだ状態となっている。
【0041】
そして、かかるおむつの基材1aは、引き続き搬送方向に搬送されるが、搬送方向の所定位置P112では、同基材1aの幅方向の各端部がそれぞれ搬送方向に製品ピッチP1で切り欠かれて、これにより、おむつとなる各部分1pは、それぞれ前述の平面視略砂時計形状とされる。また、更に、その下流の位置P116では、同基材1aが搬送方向に製品ピッチP1で切断される。そして、これにより、同基材1aにおいておむつとなる各部分1pのうちの最下流の部分1pが切り離されて、その結果、おむつ1が生成される。
【0042】
図3は、おむつ1の製造ラインLMの概略側面図である。
製造ラインLMは、トップシートの連続シート3aを処理するトップシート処理系統L3aと、バックシートの連続シート4aを処理するバックシート処理系統L4aと、吸収体2を生成する吸収体生成系統L2と、おむつの基材1aを処理する基材処理系統L1aと、を有している。そして、トップシート処理系統L3aとバックシート処理系統L4aと吸収体生成系統L2とは、前述の合流位置Pjで合流しているとともに、同合流位置Pjの下流には、上記の基材処理系統L1aが繋がっている。
【0043】
なお、基材処理系統L1aでは、おむつの基材1aを処理することで実質的にトップシートの連続シート3aやバックシートの連続シート4aを処理している場合がある。そのため、トップシート処理系統L3a及びバックシート処理系統L4aは、それぞれ合流位置Pjで終わるのではなく、基材処理系統L1aにおいても、引き続き連続して存在しているとも言える。よって、狭義には、トップシート処理系統L3a及びバックシート処理系統L4aは、それぞれ合流位置Pjで終了しているが、広義には、合流位置Pjでは終わらずに、基材処理系統L1aのところにまで延長して存在している。
【0044】
また、各系統L3a,L4a,L2,L1aには、それぞれベルトコンベアCVや搬送ローラー等の適宜な搬送装置が配されている。よって、特段の説明が無い限りは、これらの搬送装置によって、連続シート3a,4aや基材1a等の搬送対象物が搬送方向に搬送されているものとする。なお、かかる搬送装置の搬送動作は、後述する同期信号に基づいてなされる。すなわち、同期信号の単位信号毎に搬送方向に製品ピッチP1分だけ搬送対象物としての連続シート3a,4aや基材1a等が搬送されるように、搬送装置は位置制御又は速度制御されている。また、ベルトコンベアCVの一例としては、駆動周回する無端ベルトを搬送面として有した通常のベルトコンベアや、無端ベルトの外周面に吸着機能を有したサクションベルトコンベア等を挙げることができる。
【0045】
更に、この製造ラインLMには、同ラインLMの幅方向としてCD方向(図3中では、紙面を貫通する方向)が設定されている。そして、この例では、CD方向は水平方向を向いている。そのため、以下では、CD方向のことを「左右方向」とも言う。但し、CD方向は、何等水平方向に限らない。また、この例では、CD方向と直交する二方向として鉛直な上下方向と水平な前後方向とが設定されていて、これにより、トップシート及びバックシートの各連続シート3a,4aの搬送方向は、それぞれ、当該搬送方向の位置に応じて、上下方向と前後方向との両者で規定される方向を向いている。そして、トップシート及びバックシートの各連続シート3a,4aの幅方向は、それぞれCD方向と平行である。また、CD方向及び搬送方向と直交する方向をZ方向と定義した場合には、当該Z方向は、それぞれ、トップシート及びバックシートの各連続シート3a,4aの厚さ方向と平行である。
【0046】
<<<トップシート処理系統L3a>>>
図4は、トップシート処理系統L3aの概略側面図である。
トップシート処理系統L3aは、トップシート供給ラインL3aS(供給処理部に相当)と、同供給ラインL3aSの搬送方向の下流に配されたトップシート加工ラインL3aK(加工処理部に相当)と、を有する。そして、トップシート供給ラインL3aSでは、資材コイル3Cからトップシートの連続シート3a(連続シート、及び第1連続シートに相当)を繰り出して供給する(供給工程に相当)。また、トップシート加工ラインL3aKでは、トップシート供給ラインL3aSから供給されて搬送方向に搬送されるトップシートの連続シート3aに対して所定の加工(加工、及び第1加工に相当)を行う(加工工程、及び第1加工工程に相当)。
【0047】
(1)トップシート供給ラインL3aS
トップシート供給ラインL3aSは、資材コイル3Cからトップシートの連続シート3aを繰り出すための繰り出し装置31と、同装置31で繰り出されて搬送される連続シート3aの搬送方向の張力値(N)を目標値に調整する張力調整装置33と、を有している。
【0048】
図4に示すように、繰り出し装置31は、CD方向に沿った回転軸部31aと、回転軸部31aを駆動回転する駆動源としてのサーボモータ(不図示)と、を有する。そして、資材コイル3Cが中心部に有する貫通孔に上記回転軸部31aが挿入されて当該回転軸部31aで資材コイル3Cを支持した状態で、同回転軸部31aがサーボモータによって駆動回転することにより、資材コイル3Cからトップシートの連続シート3aが繰り出される。
【0049】
張力調整装置33は、上述のようにトップシートの連続シート3aの張力値(N)を所定の目標値に調整するものであり、ここでは、ダンサータイプのものが使用されている。すなわち、同装置33は、定位置に配されつつCD方向に沿った回転軸回りに回転可能な一対の定位置ロール33RSu,33RSdと、これら一対の定位置ロール33RSu,33RSd同士の間の位置で、所定方向(図4では上下方向)に移動可能に案内されつつCD方向に沿った回転軸回りに回転可能なダンサーロール33RDと、ダンサーロール33RDの上記所定方向の位置を検出して位置情報を出力するエンコーダ等の計測器(不図示)と、上記位置情報が入力されるシーケンサーやコンピュータ等の制御部(不図示)と、を有する。また、ダンサーロール33RDには、エアシリンダ−等の適宜なアクチュエータ(不図示)によって、連続シート3aの張力値の目標値に対応した大きさの荷重FDが上記の所定方向において後述のループが大きくなる方向に付与されている。更に、一対の定位置ロール33RSu,33RSd及びダンサーロール33RDには、トップシートの連続シート3aが掛け回されていて、これにより同連続シート3aのループが形成されているとともに、上記制御部は、入力される上記位置情報に基づいてループの大きさが一定となるように回転軸部31aの繰り出し速度値(mpm)を変更する。例えば、張力値が目標値よりも大きい場合にはループが小さくなるので、ループが大きくなるように繰り出し速度値の指令値を増やす方向に補正し、逆に、張力値が目標値よりも小さい場合にはループが大きくなるので、ループが小さくなるように繰り出し速度値の指令値を減らす方向に補正する。なお、かかる補正は、所定の制御周期で繰り返し行われる。そして、これにより、ダンサーロール33RDの位置での連続シート3aの張力値が上記の目標値となるように調整される。ちなみに、当該目標値を変更したい場合には、上記のアクチュエータを制御して上記の荷重FDの大きさを変更することでなすことができる。
【0050】
(2)トップシート加工ラインL3aK
図4に示すように、トップシート加工ラインL3aKでは、先ず、搬送方向の所定位置P6でファスニングテープ部材接合装置34(加工装置、及び第1加工装置に相当)がトップシートの連続シート3aに対して行う加工として、CD方向に一対のファスニングテープ部材6,6を搬送方向に製品ピッチP1で並んだ状態に同連続シート3aに接合する。そして、当該接合後には、上記所定位置P6よりも搬送方向の下流の所定位置P35で、CD方向位置調整装置35が、連続シート3aにおけるCD方向の各端部3ae,3aeの位置をそれぞれCD方向に調整して(位置調整工程、及び第1位置調整工程に相当)、これにより、各端部3ae,3aeがそれぞれCD方向の目標位置に概ね位置した適正状態で同シート3aを合流位置Pjへ送出する。以下、各装置34,35について説明する。
【0051】
(A)ファスニングテープ部材接合装置34
ファスニングテープ部材接合装置34は、トップシートの連続シート3aの搬送経路に外周面34Dsを対向させつつCD方向に沿った回転軸周りに回転可能な回転ドラム34Dと、回転ドラム34Dを駆動回転する駆動源としてのサーボモータ(不図示)と、を有する。そして、この回転ドラム34Dの外周面34Dsには、吸気などで吸着力が発生していて、これにより、同外周面34Dsには、CD方向に一対のファスニングテープ部材6,6が回転方向Dc34に製品ピッチP1で並んだ状態で保持されている。よって、回転ドラム34Dの回転により各一対のファスニングテープ部材6,6が連続シート3aと対向する対向位置P3a(前述の所定位置P6と同じ位置であって、「加工処理位置」及び「第1加工処理位置」に相当)へと送られて同位置P3aを通過する際に、一対のファスニングテープ部材6,6が連続シート3aに接着剤で接合されて、これにより、回転ドラム34Dの外周面34Dsから連続シート3aへと一対のファスニングテープ部材6,6が引き渡される。
【0052】
なお、回転ドラム34Dの回転動作は、基本的に同期信号に基づいてなされる。同期信号は、単位信号が繰り返し出力されてなる信号であるとともに、各単位信号は、それぞれ0°〜360°の回転角度値で構成される回転角度信号である。また、この接合装置34を含め、各処理系統L3a,L4a,L2,L1aの後述する各装置45,47,112,116等は、それぞれ、連続シート3a,4aにおいておむつ1となる各部分1pに対して繰り返し行うべきパターン化された単位処理動作を有している。そして、かかる単位処理動作と単位信号とは、位置制御又は速度制御により一対一対応で関連付けられている。例えば、この接合装置34では、単位処理動作として製品ピッチP1分の回転動作が対応付けられている。すなわち、かかる同期信号は、回転ドラム34Dのサーボモータに送信されるとともに、同期信号の単位信号毎に、製品ピッチP1に相当する回転角度だけ回転するように位置制御されている。より詳しくは、外周面34DsにおいてCD方向に一対のファスニングテープ部材6,6を吸着保持する位置が、同期信号が示す回転方向Dc34の指令位置に移動するように回転ドラム34Dのサーボモータが位置制御されている。そして、これにより、基本的に、同期信号の単位信号が出力される度に、外周面34Dsに製品ピッチP1で配された一対のファスニングテープ部材6,6が製品ピッチP1だけ回転方向Dc45に搬送される。
【0053】
かかる同期信号の生成は、例えば、シーケンサーやコンピュータ等の適宜な制御部(不図示)でなされる。すなわち、同制御部は、プロセッサとメモリとを有し、メモリには、同期信号を生成するプログラムが予め格納されている。そして、プロセッサが、上記プログラムをメモリから読み出して実行することにより、同期信号の単位信号を繰り返し生成する。但し、何等これに限らない。例えば、同期信号の生成を電気回路が行うようにしても良いし、更に言えば、同期信号を、他の基幹となる装置が行う単位処理動作を適宜な検出器で検出して生成しても良い。例えば、おむつの基材1aからおむつ1を切断生成するエンドカット装置116のカッターロール116u(図3を参照)に、その回転動作を検出するロータリー式エンコーダ(不図示)を設け、このエンコーダが、カッターロール116uの回転動作と連動して、上記の基材1aから1つのおむつ1を切断生成する度に上記の単位信号を出力するようにしても良い。
【0054】
(B)CD方向位置調整装置35
CD方向位置調整装置35(位置調整装置、及び第1位置調整装置に相当)は、前述のように、トップシートの連続シート3aにおけるCD方向の各端部3ae,3aeが、それぞれCD方向の各目標位置に位置するように、各端部3ae,3aeの位置を互いに独立に調整するものである。そして、かかる調整に基づいて、当該トップシートの連続シート3aは、合流位置Pjにおいて合流するバックシートの連続シート4aや吸収体2とCD方向に関して適正な相対位置関係にされて、これら連続シート4a及び吸収体2に接合されるようになっている。
【0055】
図5Aは、かかるCD方向位置調整装置35を拡大して示す概略平面図であり、図5Bは、図5A中のB−B矢視図である。
図5Aに示すように、CD方向位置調整装置35は、トップシートの連続シート3aにおけるCD方向の各端部3ae,3aeの位置を調整するための位置調整機構35A,35Aを、各端部3ae,3aeに対応させてCD方向の左右両側にそれぞれ有している。なお、これら左右の各位置調整機構35A,35Aは、互いにCD方向の中心線CLに関して鏡像関係にあり、その基本構造は概ね同じである。よって、以下では、一方の位置調整機構35Aについてのみ説明する。
【0056】
図5A及び図5Bに示すように、位置調整機構35Aは、例えば、連続シート3aのCD方向の端部3aeを厚さ方向の両側から挟み込むべく互いの外周面を対向させて配されて従動回転する上下一対のニップローラー35Ru,35Rdと、これら上下一対のニップローラー35Ru,35Rdを、搬送方向及びCD方向の両者を有する平面内で支持軸C35A回りに旋回駆動するアクチュエータ35dと、同ニップローラー35Ru,35Rdの直近下流に配されて上記端部3aeのCD方向の位置を計測して計測信号を出力する光電管などのセンサー35sと、センサー35sからの計測信号に基づいて上記のアクチュエータ35dを制御する不図示のコントローラと、を有する。
【0057】
そして、計測信号が、目標位置よりもCD方向の左側に上記端部3aeが位置していることを示している場合には、コントローラは、計測信号が示す実際の位置と目標位置との偏差に所定のゲインを乗算してなる制御量でアクチュエータ35dを制御し、これにより、上下一対のニップローラー35Ru,35Rdの送り出し方向Dr35を、現在の送り出し方向Dr35よりも上記制御量に対応する分だけCD方向の右側に向ける。一方、計測信号が、目標位置よりもCD方向の右側に上記端部3aeが位置していることを示している場合には、コントローラは、同様に、計測信号が示す実際の位置と目標位置との偏差に所定のゲインを乗算してなる制御量でアクチュエータ35dを制御し、これにより、上下一対のニップローラー35Ru,35Rdの送り出し方向Dr35を、現在の送り出し方向Dr35よりも上記制御量に対応する分だけCD方向の左側に向ける。そして、これを所定の制御周期で繰り返し行うことによって、連続シート3aの端部3aeはCD方向の目標位置に位置するようになる。
【0058】
但し、かかる位置調整の際には、CD方向位置調整装置35の各位置調整機構35A,35Aからトップシートの連続シート3aにCD方向の力が付与されるが、それにより、同連続シート3aは、搬送方向にも短縮又は伸長してしまい得る。例えば、同連続シート3aの幅寸(CD方向の寸法)が拡大するように同シート3aの各端部3ae,3aeを位置調整する場合には、これら各端部3ae,3aeには、それぞれCD方向の外側を向いた力が付与されるが、その場合には、幅寸の拡大量に対応した分だけ、同シート3aは搬送方向に短縮してしまい得る。すると、かかる搬送方向の短縮(又は伸長)に起因して、連続シート3aにおいてファスニングテープ部材6の接合部が搬送方向に並ぶピッチPaが、適正ピッチたる前述の製品ピッチP1よりも短ピッチ(又は長ピッチ)になってしまう(図5Aを参照)。そして、そのままの状態で同シート3aが合流位置Pjへ送られると、同シート3aにおけるファスニングテープ部材6の接合部の位置が搬送方向の適正位置(以下、目標位置とも言う)からずれた状態のまま、同シート3aは、合流位置Pjでバックシートの連続シート4a及び吸収体2に接合されてしまい、このことは、おむつ1の寸法精度の悪化を招き得る。
【0059】
そこで、この第1実施形態では、連続シート3aにおけるファスニングテープ部材6の接合部(加工の痕跡に相当)を検出し(検出工程に相当)、その検出結果に基づいて、トップシート供給ラインL3aSの張力調整装置33に係る前述の張力値(N)の目標値を変更している。すなわち、トップシート加工ラインL3aKへ送り込む際の張力値(N)を調整している。そして、これにより、目標位置からの連続シート3aの上記接合部の位置のずれ量を小さくしている。
【0060】
例えば、連続シート3a上における目標位置よりもファスニングテープ部材6の接合部の位置が搬送方向の下流側に位置していることを、検出結果が示している場合には、張力値の目標値を増加して、トップシート加工ラインL3aKへトップシートの連続シート3aを送り込む際の張力値(N)を増加する。すると、以降、連続シート3aにおける接合部は、相対的に搬送方向の上流へと移動して、その結果、目標位置からの接合部の位置のずれ量が縮小される。一方、目標位置よりも接合部の位置が搬送方向の上流側に位置していることを、検出結果が示している場合には、張力値の目標値を減少して、送り込む際の張力値(N)を減少する。すると、以降、連続シート3aにおける接合部は、相対的に搬送方向の下流へと移動して、その結果、目標位置からの接合部の位置の搬送方向のずれ量が縮小される。
【0061】
このような目標位置からの接合部の位置のずれ量の縮小処理の実現は、図4に示すCCDカメラ等の撮像装置36Cとコンピュータ等の制御部36CNとを備えた検出装置36を用いて、次のようにしてなされる。
【0062】
先ず、この例では、図4に示すように、撮像装置36Cは、CD方向位置調整装置35のニップローラー35Ru,35Rdの配置位置P35(前述の所定位置P35と同じ位置であって、「調整処理位置」及び「第1調整処理位置」に相当)と前述の合流位置Pjとの間の搬送方向の位置P36(以下では撮像位置P36とも言い、「検出処理位置」に相当)で連続シート3aを撮像して連続シート3aの画像データを生成するが、ここで、撮像装置36Cは、前述の同期信号を受信している。よって、撮像動作は、同期信号の回転角度値が、撮像装置36Cのメモリに予め記録されている規定の回転角度値と一致する度になされる。また、当該撮像動作は、少なくともCD方向に一対のファスニングテープ部材6,6が、撮像された画像に入るような視野(画角)でなされる。すなわち、この例では、CD方向に一対のファスニングテープ部材6,6の両者を撮像対象としている。しかし、何等これに限らない。すなわち、当該一対のファスニングテープ部材6,6のうちのどちらか一方のみを撮像対象としても良い。
【0063】
そうしたら、制御部36CNは、撮像装置36Cから送信される画像データをデータ解析することにより、トップシートの連続シート3a上における目標位置からの接合部の位置のずれ量の情報を取得する。例えば、二値化処理等で画像データ上の接合部の位置を取得し、この位置と、制御部36CNのメモリに予め記録されている画像データ上の目標位置とのずれ量を演算して、これを、位置のずれ量の情報とする。ちなみに、目標位置とは、同期信号に基づいて連続シート3a上に設定される搬送方向の仮想の位置であって、謂わば設計上の位置である。すなわち、目標位置とは、その位置に接合部が位置していれば、おむつ1の設計図通りの位置関係でファスニングテープ部材6が連続シート3aに接合されることが概ね保証されるような位置のことである。そして、かかる位置は、同期信号の単位信号において上記のような規定の回転角度値で撮像動作を行えば、画像データ上のどの位置に目標位置が存在すべきかについては、予めわかっている。よって、画像データ上の目標位置の情報については、上記のようにメモリに予め記録しておくことができる。
【0064】
そうしたら、制御部36CNは、当該位置のずれ量の情報に基づいて、張力調整装置33の張力値の目標値を変更する。例えば、上記のずれ量の情報が、「接合部が目標位置よりも搬送方向の下流に位置している」旨を示している場合には、制御部36CNは、ずれ量に所定のゲインを乗算した調整量だけ張力値の目標値を現状の目標値よりも大きくする一方、「接合部が目標位置よりも搬送方向の上流に位置している」旨を示している場合には、ずれ量に所定のゲインを乗算した調整量だけ張力値の目標値を現状の目標値よりも小さくする。
【0065】
そして、かような処理は、例えば上記の撮像動作の度に、すなわち、上記の画像データが生成される度に行われる。よって、連続シート3aにおける目標位置からの接合部の位置のずれ量を確実に縮小することができる。
【0066】
ところで、撮像位置P36は、何等上述のような合流位置Pjよりも搬送方向の上流の位置に限らない。例えば、図6に示すように、合流位置Pjよりも下流に設定しても良く、つまり、基材処理系統L1aの搬送経路上に撮像位置P36を設定しても良い。
【0067】
そして、このように合流位置Pjよりも下流に設定すれば、各位置調整機構35Aのニップローラー35Ru,35Rdの配置位置P35を合流位置Pjに近接配置することができて、これにより、トップシートの連続シート3aにおけるCD方向の各端部3ae,3aeを概ねCD方向の目標位置により揃えた状態で同シート3aをバックシートの連続シート4a及び吸収体2と接合可能となる。詳しくは次の通りである。
先ず、当該連続シート3aをバックシートの連続シート4a及び吸収体2と搬送方向に関して最も適正な相対位置関係で接合するためには、理論上、上記の撮像位置P36を上記の合流位置Pjに設定すると良い。すなわち、連続シート3aにおけるファスニングテープ部材6の接合部を当該合流位置Pjで検出すれば、当該ファスニングテープ部材6の接合部の位置を、バックシートの連続シート4a等に対しても適正な位置に合わせ易くなるので、そのようにできれば理想的である。しかし、当該合流位置Pjには、接合装置111が配されている。そして、この接合装置111は、図4に示すように、CD方向に沿った回転軸回りに回転する上下一対のプレスロール111u,111dを有していて、これらプレスロール111u,111dは、互いに共同して、トップシートの連続シート3aと吸収体2とバックシートの連続シート4aとの三者を一緒に挟圧して、これら三者を接合一体化するようになっている。
【0068】
そのため、この接合装置111が邪魔になって、当該合流位置Pjに撮像位置P36を設定するのは困難であり、結果、当該撮像位置P36を、合流位置Pjよりも搬送方向の上流側又は下流側にずらして設定せざるを得なくなる。そして、ここで例えば図4の例のように上流側に設定した場合には、当該撮像位置P36を、ニップローラー35Ru,35Rdの配置位置P35と合流位置Pjとの間に設定することになる。しかし、その場合には、撮像位置P36に配置すべきCCDカメラなどの撮像装置36Cの配置用スペースを確保する関係上、上記のニップローラー35Ru,35Rdの配置位置P35は、合流位置Pjからより上流に離れた位置に設定せざるを得なくなる。すると、当該ニップローラー35Ru,35Rdで調整した端部3aeのCD方向の位置を、合流位置Pjまで維持し難くなって、その結果、当該端部3aeがCD方向の目標位置からずれ易くなる。つまり、CD方向の端部3aeの位置精度が悪くなってしまう。
しかし、この点につき、上記の図6のように撮像位置P36を合流位置Pjよりも搬送方向の下流に設定していれば、上記の撮像装置36Cの配置用スペースとの干渉の問題を起こすこと無くニップローラー35Ru,35Rdの配置位置P35を合流位置Pjに近接設定することができて、その結果、トップシートの連続シート3aのCD方向の各端部3ae,3aeをCD方向の目標位置に概ね揃えた状態で同シート3aをバックシートの連続シート4a等に接合可能となる。
【0069】
ちなみに、上記のずれ量をより高い精度で把握する観点からは、望ましくは、同図6の例のように、撮像位置P36は、合流位置Pjの直近下流の位置に設定されていると良い。なお、ここで言う「直近下流の位置」とは、合流位置Pjから下流側に2m以内の任意の位置のことであり、より望ましくは、1m以内の任意の位置のことである。
【0070】
<<<バックシート処理系統L4a>>>
図7は、バックシート処理系統L4aの概略側面図である。
バックシート処理系統L4aは、バックシート供給ラインL4aSと、同供給ラインL4aSの搬送方向の下流に配されたバックシート加工ラインL4aK(第2加工処理部に相当)と、を有する。そして、バックシート供給ラインL4aSでは、資材コイル4Cからバックシートの連続シート4a(第2連続シートに相当)を繰り出して供給する(第2供給工程に相当)。また、バックシート加工ラインL4aKでは、バックシート供給ラインL4aSから供給されて搬送方向に搬送されるバックシートの連続シート4aに対して所定の加工を行う(第2加工、及び第2加工工程に相当)。
【0071】
(1)バックシート供給ラインL4aS
バックシート供給ラインL4aSは、資材コイル4Cからバックシートの連続シート4aを繰り出すための繰り出し装置41と、同装置41で繰り出されて搬送される連続シート4aの搬送方向の張力値(N)を目標値に調整する張力調整装置43と、を有している。
【0072】
図7に示すように、繰り出し装置41は、CD方向に沿った回転軸部41aと、回転軸部41aを駆動回転する駆動源としてのサーボモータ(不図示)と、を有する。そして、資材コイル4Cが中心部に有する貫通孔に上記回転軸部41aが挿入されて当該回転軸部41aで資材コイル4Cを支持した状態で、同回転軸部41aがサーボモータによって駆動回転することにより、資材コイル4Cからバックシートの連続シート4aが繰り出される。
【0073】
張力調整装置43は、バックシートの連続シート4aの張力値(N)を所定の目標値に調整するものであり、ここでは、前述のトップシート供給ラインL3aSの場合と同様に、ダンサータイプのものが使用されている。すなわち、同装置43は、定位置に配されつつCD方向に沿った回転軸回りに回転可能な一対の定位置ロール43RSu,43RSdと、これら一対の定位置ロール43RSu,43RSd同士の間の位置で、所定方向(図7では上下方向)に移動可能に案内されつつCD方向に沿った回転軸回りに回転可能なダンサーロール43RDと、ダンサーロール43RDに連続シート4aの張力値の目標値に対応した大きさの荷重FD2を上記の所定方向において後述のループが大きくなる方向に付与するエアシリンダ−等の適宜なアクチュエータ(不図示)と、ダンサーロール43RDの上記所定方向の位置を検出して位置情報を出力するエンコーダ等の計測器(不図示)と、上記位置情報が入力されるシーケンサーやコンピュータ等の制御部(不図示)と、を有する。
そして、一対の定位置ロール43RSu,43RSd及びダンサーロール43RDには、バックシートの連続シート4aが掛け回されていて、これにより同連続シート4aのループが形成されている。そのため、前述のトップシート供給ラインL3aSの場合と同様に、このループの大きさが一定となるように、上記制御部は、入力される上記位置情報に基づいて回転軸部41aの繰り出し速度値(mpm)を変更し、これにより、ダンサーロール43RDの位置での連続シート4aの張力値が上記の目標値になるように調整される。なお、当該目標値を変更したい場合には、上記のアクチュエータを制御して上記の荷重FD2の大きさを変更することでなすことができる。
【0074】
(2)バックシート加工ラインL4aK
図7に示すように、バックシート加工ラインL4aKでは、先ず、搬送方向の所定位置P5で防漏シート接合装置45(第2加工装置に相当)がバックシートの連続シート4aに対して行う加工として、同連続シート4aに複数の単票状の防漏シート5,5…を搬送方向に製品ピッチP1で並んだ状態に接合する。また、上記所定位置P5よりも搬送方向の下流の所定位置P7でターゲットテープ接合装置47(第2加工装置に相当)が同連続シート4aに対して行う加工として、同連続シート4aに複数の単票状のターゲットテープ7,7…を搬送方向に製品ピッチP1で並んだ状態に接合する。そして、当該接合後には、上記所定位置P7よりも搬送方向の下流の所定位置P49で、CD方向位置調整装置49が同連続シート4aにおけるCD方向の各端部4ae,4aeの位置をそれぞれCD方向に調整して(第2位置調整工程に相当)、これにより、各端部4ae,4aeがそれぞれCD方向の目標位置に概ね位置した適正状態で同シート4aを合流位置Pjへ送出する。以下、各装置45,47,49について説明する。
【0075】
(A)防漏シート接合装置45
防漏シート接合装置45は、バックシートの連続シート4aの搬送経路に外周面45Dsを対向させつつCD方向に沿った回転軸周りに回転可能な回転ドラム45Dと、回転ドラム45Dを駆動回転する駆動源としてのサーボモータ(不図示)と、を有する。そして、この回転ドラム45Dの外周面45Dsには、吸気などで吸着力が発生していて、これにより、同外周面45Dsには、回転方向Dc45に製品ピッチP1で複数の防漏シート5,5…が並んだ状態で保持されている。そして、回転ドラム45Dの回転により各防漏シート5が連続シート4aと対向する対向位置P4a1(前述の所定位置P5と同じ位置であって、「第2加工処理位置」に相当)へ送られて同位置P4a1を通過する際に、各防漏シート5が連続シート4aに接着剤で接合されて、これにより、回転ドラム45Dの外周面45Dsから連続シート4aへと防漏シート5が引き渡される。
【0076】
なお、この回転ドラム45Dの回転動作も、前述のファスニングテープ部材接合装置34の場合と同様に、基本的に同期信号に基づいてなされる。すなわち、外周面45Dsにおいて防漏シート5を吸着保持する位置が、同期信号が示す回転方向Dc45の指令位置に移動するように回転ドラム45Dのサーボモータが位置制御されている。そして、これにより、基本的に、同期信号の単位信号が出力される度に、外周面45Dsに製品ピッチP1で配された単票状の防漏シート5が製品ピッチP1だけ回転方向Dc45に搬送される。
【0077】
(B)ターゲットテープ接合装置47
ターゲットテープ接合装置47も、バックシートの連続シート4aの搬送経路に外周面47Dsを対向させつつCD方向に沿った回転軸周りに回転可能な回転ドラム47Dと、回転ドラム47Dを駆動回転する駆動源としてのサーボモータ(不図示)と、を有する。そして、この回転ドラム47Dの外周面47Dsには、吸気などで吸着力が発生していて、これにより、同外周面47Dsには、回転方向Dc47に製品ピッチP1で複数のターゲットテープ7,7…が並んだ状態で保持されている。そして、回転ドラム47Dの回転により各ターゲットテープ7が連続シート4aと対向する対向位置P4a2(前述の所定位置P7と同じ位置であって、「第2加工処理位置」に相当)へ送られて同位置P4a2を通過する際に、各ターゲットテープ7が連続シート4aに接着剤で接合されて、これにより、回転ドラム47Dの外周面47Dsから連続シート4aへとターゲットテープ7が引き渡される。
【0078】
なお、この回転ドラム47Dの回転動作も、前述のファスニングテープ部材接合装置34の場合と同様に、基本的に同期信号に基づいてなされる。すなわち、外周面47Dsにおいてターゲットテープ7を吸着保持する位置が、同期信号が示す回転方向Dc47の指令位置に移動するように回転ドラム47Dのサーボモータが位置制御されている。そして、これにより、基本的に、同期信号の単位信号が出力される度に、外周面47Dsに製品ピッチP1で配されたターゲットテープ7が製品ピッチP1だけ回転方向Dc47に搬送される。
【0079】
(C)CD方向位置調整装置49
CD方向位置調整装置49(第2位置調整装置に相当)は、前述のように、バックシートの連続シート4aにおけるCD方向の各端部4ae,4aeが、それぞれCD方向の各目標位置に位置するように、各端部4ae,4aeの位置を互いに独立に調整するものである。そして、かかる調整によって、当該バックシートの連続シート4aは、合流位置Pjにおいて合流するトップシートの連続シート3a及び吸収体2とCD方向に関して適正な相対位置関係にされて、これら連続シート3a及び吸収体2に接合されるようになっている。
【0080】
図8Aは、かかるCD方向位置調整装置49を拡大して示す概略平面図であり、図8Bは、図8A中のB−B矢視図である。
なお、かかるCD方向位置調整装置49の基本構造は、前述のトップシート加工ラインL3aKに設けられたCD方向位置調整装置35のそれとほぼ同じである。すなわち、このCD方向位置調整装置49も、バックシートの連続シート4aにおけるCD方向の各端部4ae,4aeの位置を調整するための位置調整機構49A,49Aを、各端部4ae,4aeに対応させてCD方向の左右両側にそれぞれ有している。また、これら左右の各位置調整機構49A,49Aは、互いにCD方向の中心線CLに関して鏡像関係にあり、その基本構造は概ね同じである。そして、各位置調整機構49Aは、例えば、連続シート4aのCD方向の端部4aeを厚さ方向の両側から挟み込むべく互いの外周面を対向させて配されて従動回転する上下一対のニップローラー49Ru,49Rdと、これら上下一対のニップローラー49Ru,49Rdを、搬送方向及びCD方向の両者を有する平面内で支持軸C49A回りに旋回駆動するアクチュエータ49dと、同ニップローラー49Ru,49Rdの直近下流に配されて端部4aeのCD方向の位置を計測して計測信号を出力する光電管などのセンサー49sと、センサー49sからの計測信号に基づいて上記のアクチュエータ49dを制御する不図示のコントローラと、を有している。そして、これらの各構成49Ru,49Rd,49d,49s及び位置の調整動作は、前述のトップシート加工ラインL3aKのCD方向位置調整装置35のそれと概ね同じである。よって、これ以上の説明については省略する。
【0081】
ところで、この例では、バックシートの連続シート4aの素材にはSMS(スパンボンド/メルトブローン/スパンボンド)不織布を使用しており、また、前述のトップシートの連続シート3aの素材には、エアスルー不織布を使用している。そのため、このバックシートの連続シート4aの搬送方向の剛性値は、トップシートの連続シート3aの搬送方向の剛性値よりも大きくなっていて、これにより、当該バックシートの連続シート4aの剛性値は、高い値に設定されている。例えば、当該剛性値は、2.7(N/25mm)以上の値に設定されており、望ましくは3.5(N/25mm)以上の値、より望ましくは4.5(N/25mm)以上の値、更に望ましくは5.5(N/25mm)以上の値に設定されている。
【0082】
よって、この場合には、当該バックシートの連続シート4aに対してCD方向位置調整装置49が上記のCD方向の位置の調整を行っても、同シート4aの搬送方向への短縮又は伸長は生じ難い。そのため、バックシート供給ラインL4aSからバックシート加工ラインL4aKへとバックシートの連続シート4aを送り込む際の同連続シート4aの張力値(N)を一定に維持しても、当該連続シート4aにおいて防漏シート5の接合部が搬送方向に並ぶピッチ、及び、ターゲットテープ7の接合部が搬送方向に並ぶピッチは、それぞれ、概ね適正ピッチたる前述の製品ピッチP1に維持され得て、これにより、各接合部の位置は概ね適正位置に位置するようになる。
そのため、この例では、図7のバックシート供給ラインL4aSの張力調整装置43では、張力値の目標値を変更せずに当該目標値を一定値に維持している。そして、これにより、前述の図4のトップシート処理系統L3aでは設けていた検出装置36を、同図7に示すように省略できて、その結果、設備コストの削減が図れている。また、張力値の目標値を無用に変更することで起こり得るバックシートの連続シート4aの伸長状態の変動が、合流位置Pjを介してトップシートの連続シート3aにおけるファスニングテープ部材6の接合部の位置を変動させてしまう等の悪影響についても有効に防ぐこともできる。
【0083】
なお、ここで言う剛性値(N/25mm)とは、測定対象の幅寸25mmの各連続シート3a,4aに対してそれぞれ自然長から搬送方向に2%の伸び率Rで伸長した状態において計測される剛性値(N/25mm)のことである。すなわち、上記の剛性値K(N/25mm)は、次のようにして測ることができる。先ず、上記の2%の伸び率Rで各連続シート3a,4aの試験片を搬送方向に相当する方向(以下、長手方向とも言う)に伸長した状態を初期状態とする。なお、同試験片の長手方向と直交する幅方向の寸法(幅寸)は25mmとされている。そして、この初期状態の荷重値Fs(N)を記録する。また、この初期状態から更に長手方向に伸び率Rが5%になるまで伸長した時の荷重値Fe(N)を記録する。そして、得られた上記の各値Fs,Feを下式に代入して得られる値が、上記の剛性値(N/25mm)である。
K=Fe−Fs
なお、ここで言う伸び率R(%)とは、長手方向に伸長した状態の同長手方向の長さLから自然長L0を減算した減算値ΔL(=L−L0)を更に自然長L0で除算して得られる値R(=ΔL/L0)の百分率表記値のことである。
【0084】
<<<吸収体生成系統L2>>>
図3に示すように、吸収体生成系統L2は、搬送装置としてベルトコンベアCVを有する。そして、このベルトコンベアCVが、前述の同期信号と連動して作動することにより、各吸収体2,2…を搬送方向に製品ピッチP1で合流位置Pjへと搬送する。
【0085】
<<<基材処理系統L1a>>>
図3を参照して既述のように、基材処理系統L1aは、合流位置Pjの下流に位置する。また、同基材処理系統L1aには、レッグホールカット装置112とエンドカット装置116とが、搬送方向の上流から下流へと、この順番で並んで配置されている。そして、先ず、前者のカット装置112が、合流位置Pjから搬送されるおむつの基材1aに対してCD方向の両側を切り欠いて、これにより、同基材1aにCD方向に一対の脚回り開口部1LH,1LHを形成し、次に、後者のカット装置116が、搬送方向に隣り合う吸収体2,2同士の間の位置P1acで同基材1aを切断することにより、同基材1aから下流端部を切り離して、これにより、図1Aのおむつ1が生成される。
【0086】
レッグホールカット装置112は、CD方向に沿った回転軸回りに回転可能な上下一対のロール112u,112dと、これら一対のロール112u,112dを駆動回転する駆動源としてのサーボモータ(不図示)と、を有する。そして、上ロール112uは、カッターロールである。すなわち、上ロール112uの外周面には、回転方向Dc112に所定角度おきにカッター刃(不図示)が、おむつ1の脚回り開口部1LHの形状に対応した湾曲形状で設けられている。一方、下ロール112dは、当該カッター刃を外周面で受けるアンビルロールである。そして、基本的に、これらロール112u,112dの回転動作も、前述の同期信号に基づいてなされている。すなわち、基本的には、カッター刃の位置が、同期信号が示す回転方向Dc112の指令位置に移動するようにサーボモータは位置制御されている。そして、これにより、同期信号の単位信号が出力される度に、カッター刃が、おむつの基材1aにおいて脚回り開口部1LHが形成されるべき一対の部分、すなわち、同基材1aにおいて吸収体2よりもCD方向の外側に位置する各部分に対向するように回転し、その結果として、同基材1aに脚回り開口部1LH,1LHが形成される。
【0087】
エンドカット装置116も、CD方向に沿った回転軸回りに回転可能な上下一対のロール116u,116dと、これら一対のロール116u,116dを駆動回転する駆動源としてのサーボモータ(不図示)と、を有する。そして、上ロール116uは、カッターロールである。すなわち、上ロール116uの外周面には、回転方向Dc116に所定角度おきにカッター刃(不図示)が、CD方向に沿った直線刃の形態で設けられている。一方、下ロール116dは、当該カッター刃を外周面で受けるアンビルロールである。そして、基本的に、これらロール116u,116dの回転動作も、前述の同期信号に基づいてなされている。すなわち、基本的には、カッター刃の位置が、同期信号が示す回転方向Dc116の指令位置に移動するようにサーボモータは位置制御されている。そして、これにより、同期信号の単位信号が出力される度に、カッター刃が、おむつの基材1aにおいて切断すべき位置P1ac、すなわち、同基材1aにおいて搬送方向に隣り合う吸収体2,2同士の間の位置P1acに対向するように回転し、その結果として、同基材1aから下流端部が切り離されて、おむつ1が生成される。
【0088】
===変形例===
ところで、図9Aの概略平面図に示すように、上述の製造ラインLMを平面視で見た際のCD方向に沿う方向のことを「X方向」と定義するとともに、CD方向と直交する方向のことを「Y方向」と定義すると、上述の第1実施形態では、同図9Aに示すように、トップシート供給ラインL3aSでの繰り出し装置31の連続シート3aの繰り出し方向と、トップシート加工ラインL3aKでの連続シート3aの搬送方向とは、互いに同じ方向のY方向を向いていた。しかし、何等これに限らない。すなわち、図9Bの変形例のように、トップシート供給ラインL3aSでの繰り出し方向が主にX方向に沿っていて、トップシート加工ラインL3aKでの搬送方向がY方向に沿っていても良い。
【0089】
そして、このようになっていれば、同図9Bに示すように、繰り出し装置41の回転軸部41aの配置位置を、トップシート加工ラインL3aKとX方向(CD方向)に関してずれた位置に設定することができる。よって、この製造ラインLMの全長寸法をY方向に関して短くすることができて、その結果、当該製造ラインLMのコンパクト化を図れる。
【0090】
ここで、図9Bに示すように、連続シート3aの繰り出し方向をCD方向たるX方向にすることは、繰り出し装置31の回転軸部31aをY方向に沿って配置することで実現され、また、連続シート3aの搬送方向のX方向からY方向への変更は、ターンバーTB(搬送方向変更部材に相当)によって実現される。ターンバーTBは、例えば直径25.4mmの丸棒であり、その長手方向がX方向及びY方向の両方向からそれぞれ45°だけ傾いた方向を向いた状態で移動不能且つ回転不能に配置されている。よって、このターンバーTBにトップシートの連続シート3aが掛け回されることにより、同連続シート3aの搬送方向がX方向からY方向へと変更される。
【0091】
但し、このターンバーTBを設けると、当該ターンバーTBの位置でトップシートの連続シート3aの張力の変動が生じた場合に、当該連続シート3aが非回転のターンバーTBに引っ掛かったり同ターンバーTBとの間の摺動抵抗が過大になる等、トラブルを誘発し易くなる。そのため、このターンバーTBを通過させるために最適な張力値に設定する必要があるが、この張力値(N)と、トップシート加工ラインL3aKへ送り込む際の最適な張力値(N)とが互いに異なる場合もあり得る。例えば、前者の最適な張力値が、後者の最適な張力値よりも小さい場合があり得るし、逆の場合もあり得る。
【0092】
そこで、このような場合には、望ましくは、張力調整装置33A,33Bを2つ設けると良い。図10A及び図10Bは、その一例の説明図である。なお、図10Aは、その概略平面図であり、図10Bは、図10A中のC−C矢視図と同図10A中のD−D矢視図とを接続して一平面上に示した概略側面図である。
図10A及び図10Bに示すように、この例では、繰り出し装置31とターンバーTBとの間に張力調整装置33A(上流側張力調整装置に相当)を1つ設け、またターンバーTBとトップシート加工ラインL3aKとの間に、更に別の張力調整装置33B(下流側張力調整装置に相当)を1つ設けている。そして、これにより、各張力値を個別調整可能としている。
【0093】
図10Bに示すように、前者の張力調整装置33Aは、ターンバーTBの位置での張力値を調整する。そして、この装置33Aの構成は、前述のダンサータイプの張力調整装置33と概ね同じ構成である。すなわち、同装置33Aは、定位置に配されつつY方向に沿った回転軸回りに回転可能な一対の定位置ロール33ARSu,33ARSdと、これら一対の定位置ロール33ARSu,33ARSd同士の間の位置で、所定方向(図10Bでは上下方向)に移動可能に案内されつつY方向に沿った回転軸回りに回転可能なダンサーロール33ARDと、ダンサーロール33ARDに連続シート3aの張力値の目標値(所定値に相当)に対応した大きさの荷重FD3を上記の所定方向において後述のループが大きくなる方向に付与するエアシリンダ−等の適宜なアクチュエータ(不図示)と、ダンサーロール33ARDの上記所定方向の位置を検出して位置情報を出力するエンコーダ等の計測器(不図示)と、上記位置情報が入力されるシーケンサーやコンピュータ等の制御部(不図示)と、を有する。また、一対の定位置ロール33ARSu,33ARSd及びダンサーロール33ARDには、トップシートの連続シート3aが掛け回されていて、これにより同連続シート3aのループが形成されている。よって、このループの大きさが一定となるように、上記制御部は、入力される上記位置情報に基づいて回転軸部31aの繰り出し速度値(mpm)を変更し、これにより、ダンサーロール33ARDの位置、ひいては、ターンバーTBの位置での連続シート3aの張力値(N)が所定の目標値になるように調整される。
【0094】
一方、図10Bに示すように、後者の張力調整装置33Bは、トップシート加工ラインL3aKへと連続シート3aを送り込む際の張力値を調整する。そして、この装置33Bも、ダンサータイプのものとされている。すなわち、同装置33Bは、定位置に配されつつX方向に沿った回転軸回りに回転可能な一対の定位置ロール33BRSu,33BRSdと、これら一対の定位置ロール33BRSu,33BRSd同士の間の位置で、所定方向(図10Bでは上下方向)に移動可能に案内されつつX方向に沿った回転軸回りに回転可能なダンサーロール33BRDと、ダンサーロール33BRDに連続シート3aの張力値の目標値に対応した大きさの荷重FD4を上記の所定方向において後述のループが大きくなる方向に付与するエアシリンダ−等の適宜なアクチュエータ(不図示)と、ダンサーロール33BRDの上記所定方向の位置を検出して位置情報を出力するエンコーダ等の計測器(不図示)と、上記位置情報が入力されるシーケンサーやコンピュータ等の制御部(不図示)と、を有する。また、一対の定位置ロール33BRSu,33BRSd及びダンサーロール33BRDには、トップシートの連続シート3aが掛け回されていて、これにより同連続シート3aのループが形成されている。更に、一対の定位置ロール33BRSu,33BRSdのうちで搬送方向の上流側に位置する定位置ロール33BRSu、すなわち、ダンサーロール33BRDよりも搬送方向の上流側に位置する定位置ロール33BRSuについては、駆動源としてのサーボモータで回転する駆動ロール(以下、定位置駆動ロール33BRSuとも言う)とされている。よって、このループの大きさが一定となるように、上記制御部は、入力される上記位置情報に基づいて、上記の定位置駆動ロール33BRSuの回転速度値(mpm)を変更し、これにより、ダンサーロール33BRDの位置での連続シート3aの張力値が所定の目標値になるように調整される。
【0095】
また更にここで、当該張力調整装置33Bの上記の張力値(N)の目標値は、前述の第1実施形態の場合と同様に、トップシートの連続シート3aにおけるファスニングテープ部材6,6の接合部の検出結果に基づいて変更される。例えば、連続シート3a上における目標位置よりもファスニングテープ部材6,6の接合部が搬送方向の下流側に位置していることを、検出装置36の検出結果が示している場合には、検出装置36の制御部36CNは、張力値の目標値を増加して、これにより、トップシート加工ラインL3aKへトップシートの連続シート3aを送り込む際の張力値を増加する。一方、目標位置よりも接合部が搬送方向の上流側に位置していることを、検出結果が示している場合には、張力値の目標値を減少して、これにより、送り込む際の張力値を減少する。
【0096】
ちなみに、当該目標値の変更については、上記のアクチュエータを制御して上記の荷重FD4の大きさを変更することにより行うことができる。
【0097】
===第2実施形態===
図11は、第2実施形態のトップシート処理系統L3a’におけるトップシート加工ラインL3aK’の概略側面図である。
前述の第1実施形態では、図4に示すようにファスニングテープ部材接合装置34よりも搬送方向の下流にCD方向位置調整装置35が配置されていたが、この第2実施形態では、図11に示すようにこれら二つの装置34,35の搬送方向の並び順が逆転していて、つまり、ファスニングテープ部材接合装置34よりも搬送方向の上流にCD方向位置調整装置35が配置されている点で主に相違する。そして、これ以外の構成は、概ね前述の第1実施形態と同じである。よって、以下では、この相違点について主に説明し、同様の構成については同じ符号を付してその説明については省略する。
【0098】
この第2実施形態では、上述のようにファスニングテープ部材接合装置34よりも搬送方向の上流にCD方向位置調整装置35が配置されている。そのため、当該CD方向位置調整装置35が、トップシートの連続シート3aのCD方向の各端部3ae,3aeを正確にCD方向の目標位置に揃えた状態で、同連続シート3aはファスニングテープ部材接合装置34へ送られる。よって、同接合装置34では、同連続シート3aの各端部3ae,3aeへのファスニングテープ部材6,6の接合をCD方向に関して高い位置精度で行うことができる。
【0099】
しかし、連続シート3aへのファスニングテープ部材6の接合前に、同シート3aの各端部3ae,3aeの位置をCD方向に調整していることに起因して、連続シート3aにおけるファスニングテープ部材6の接合部が、搬送方向に製品ピッチP1とは異なるピッチで搬送方向に並んでしまう恐れがある。詳しくは次の通りである。
例えば、CD方向位置調整装置35によって連続シート3aの幅寸(CD方向の寸法)が拡大するように各端部3ae,3aeの位置を調整する場合には、幅寸の拡大量に対応した分だけ、同シート3aは搬送方向に短縮する。そして、このように短縮した状態で連続シート3aが接合装置34の位置を通過すると、当該接合装置34では、搬送方向に短縮した状態の連続シート3aに対して搬送方向に製品ピッチP1でファスニングテープ部材6を並べて接合することになる。しかし、この接合装置34よりも下流側において、連続シート3aの幅寸が、バックシートの連続シート4aの接合に必要な設計上の幅寸までCD方向に縮小した場合には、この縮小量に対応した分だけ、同シート3aは搬送方向に伸長してしまい得る。すると、ファスニングテープ部材6は、製品ピッチP1よりも大きなピッチで搬送方向に並んだ状態になってしまう。そして、その結果、ファスニングテープ部材6の接合部の位置が搬送方向の目標位置からずれた状態のまま、同シート3aは、合流位置Pjでバックシートの連続シート4a等に接合されてしまう恐れがある。
【0100】
しかし、この点につき、この第2実施形態でも、第1実施形態の場合と同様に、撮像装置36Cの撮像位置P36が、搬送方向におけるCD方向位置調整装置35及びファスニングテープ部材接合装置34の各配置位置P35,P6(P3a)よりも下流に設定されていて、当該撮像位置P36で、上記のファスニングテープ部材6の接合部を検出する。そして、これにより、上述のようにファスニングテープ部材6が製品ピッチP1よりも大きなピッチで搬送方向に並んだ状態になった場合も、その状態において接合部を検出可能であるし、その逆の場合も同接合部を検出可能である。よって、この検出結果に基づいて、トップシート供給ラインL3aSの張力調整装置33は、トップシート加工ラインL3aK’へ連続シート3aを送り込む際の張力値(N)を調整することができて、これにより、目標位置からの接合部の位置の搬送方向のずれ量を縮小することができる。
【0101】
===第3実施形態===
図12は、第3実施形態のトップシート処理系統L3a’’におけるトップシート加工ラインL3aK’’の概略側面図である。
前述の第1実施形態では、図4のトップシート処理系統L3aは、トップシートの連続シート3aに係る加工装置としてファスニングテープ部材接合装置34だけを有していた。しかし、この図12の第3実施形態では、上記の接合装置34に加えて更に別の加工装置として、同連続シート3aにクッションシート8を接合するクッションシート接合装置37も有していて、先ず、この点で第1実施形態と相違する。また、当該クッションシート接合装置37に対応させて、別途CD方向位置調整装置38がもう一つ追設されている点でも相違する。なお、これら以外の構成は、概ね前述の第1実施形態と同じである。よって、以下では、これらの相違点について主に説明し、同様の構成については同じ符号を付してその説明については省略する。
【0102】
図1A及び図1B中に2点鎖線で仮想的に示すように、クッションシート8は、おむつ1の肌側にクッション性を付与するシート8である。そのため、同シート8は、トップシート3と吸収体2との間に介挿されている。また、この例では、同シート8の素材にエアスルー不織布が使用されているが、何等これに限らない。
【0103】
一方、図12に示すように、クッションシート接合装置37(第3加工装置に相当)は、ファスニングテープ部材接合装置34及びCD方向位置調整装置35の各配置位置P6,P35よりも下流の所定位置P8に配置されている。そして、当該所定位置P8でクッションシート接合装置37は、トップシートの連続シート3aに対して複数の単票状のクッションシート8,8…を搬送方向に製品ピッチP1で間欠的に並べて接合する(第3加工、及び第3加工工程に相当)。
【0104】
かかるクッションシート接合装置37は、トップシートの連続シート3aの搬送経路に外周面37Dsを対向させつつCD方向に沿った回転軸周りに回転可能な回転ドラム37Dと、回転ドラム37Dを駆動回転する駆動源としてのサーボモータ(不図示)と、を有する。そして、この回転ドラム37Dの外周面37Dsには、吸気などで吸着力が発生していて、これにより、同外周面37Dsには、回転方向Dc37に製品ピッチP1で複数のクッションシート8,8…が並んだ状態で保持されている。そして、回転ドラム37Dの回転により各クッションシート8が連続シート3aと対向する対向位置P3a2(前述の所定位置P8と同じ位置であって、「第3加工処理位置」に相当)へ送られて同位置P3a2を通過する際に、各クッションシート8が連続シート3aの非肌側面に接着剤で接合されて、これにより、回転ドラム37Dの外周面37Dsから連続シート3aへとクッションシート8が引き渡される。
【0105】
なお、この回転ドラム37Dの回転動作も、前述のファスニングテープ部材接合装置34の場合と同様に、基本的に同期信号に基づいてなされる。すなわち、外周面37Dsにおいてクッションシート8を吸着保持する位置が、同期信号が示す回転方向Dc37の指令位置に移動するように回転ドラム37Dのサーボモータが位置制御されている。そして、これにより、基本的に、同期信号の単位信号が出力される度に、外周面37Dsに製品ピッチP1で配された単票状のクッションシート8が製品ピッチP1だけ回転方向Dc37に搬送される。
【0106】
一方、この第3実施形態でも、前述の第1実施形態と同様に、CD方向位置調整装置35が、ファスニングテープ部材接合装置34の搬送方向の下流に隣り合って配されている。しかし、このCD方向位置調整装置35の下流には、前述の合流位置Pjは隣り合って位置しておらず、代わりに、クッションシート接合装置37が隣り合って位置している。そのため、この第3実施形態での当該CD方向位置調整装置35の用途は、前述の第1実施形態での用途たる「トップシートの連続シート3aをバックシートの連続シート4aに対してCD方向の適正位置に接合するため」という用途とは、異なっている。すなわち、このCD方向位置調整装置35は、トップシートの連続シート3aにおけるCD方向の適正位置にクッションシート8を接合するために、同連続シート3aの各端部3ae,3aeの位置をCD方向に調整をする。
【0107】
また、この第3実施形態では、既述のように、上記CD方向位置調整装置35とは別のCD方向位置調整装置38(第3位置調整装置に相当)が、クッションシート接合装置37よりも搬送方向の下流、且つ合流位置Pjよりも上流の所定位置P38に追設されている。そして、このCD方向位置調整装置38も、トップシートの連続シート3aにおけるCD方向の各端部3ae,3aeがそれぞれCD方向の各目標位置に位置するように、各端部3ae,3aeの位置を互いに独立にCD方向に調整する。よって、かかる調整により、当該トップシートの連続シート3aは、合流位置Pjにおいて合流するバックシートの連続シート3a及び吸収体2とCD方向に関して適正な相対位置関係にされて、これら連続シート4a及び吸収体2に接合される。
【0108】
なお、かかるCD方向位置調整装置38の基本構成は、図4乃至図5Bを参照して既述のCD方向位置調整装置35のそれとほぼ同じである。すなわち、詳細には不図示であるが、この図12のCD方向位置調整装置38も、トップシートの連続シート3aにおけるCD方向の各端部3ae,3aeの位置を調整するための位置調整機構38A,38Aを、各端部3ae,3aeに対応させてCD方向の左右両側にそれぞれ有している。そして、これら左右の各位置調整機構38A,38Aは、互いにCD方向の中心線CL(図5A)に関して鏡像関係にあり、その基本構造は概ね同じである。また、各位置調整機構38Aは、例えば、連続シート3aのCD方向の端部3aeを厚さ方向の両側から挟み込むべく互いの外周面を対向させて配されて従動回転する上下一対のニップローラー38Ru,38Rdと、これら上下一対のニップローラー38Ru,38Rdを、搬送方向及びCD方向の両者を有する平面内で支持軸(不図示)回りに旋回駆動する不図示のアクチュエータと、同ニップローラー38Ru,38Rdの直近下流に配されて端部3aeのCD方向の位置を計測して計測信号を出力する光電管などのセンサー(不図示)と、センサーからの計測信号に基づいて上記のアクチュエータを制御する不図示のコントローラと、を有している。そして、上述の各構成は、それぞれ、概ね既述のCD方向位置調整装置35のそれとほぼ同じである。よって、これ以上の説明については省略する。
【0109】
ところで、同図12に示すように、この第3実施形態も、第1実施形態の場合と同じ検出装置36を有している。そして、この検出装置36でトップシートの連続シート3aにおけるファスニングテープ部材6の接合部を検出するとともに、この検出結果に基づいてトップシート供給ラインL3aSの張力調整装置33がトップシートの連続シート3aの張力値の目標値を調整する。よって、二つのCD方向位置調整装置35,38のうちで上流側に位置する方のCD方向位置調整装置35、すなわち、ファスニングテープ部材接合装置34の下流に隣り合って位置する方のCD方向位置調整装置35の作動起因で生じ得るファスニングテープ部材6,6の接合部の位置の搬送方向のずれ量を小さくすることができる。
【0110】
一方、もう一つのCD方向位置調整装置38が作動した場合には、前述と同様の理由で、トップシートの連続シート3aにおける搬送方向のクッションシート8の接合部の位置が適正位置から変化し得る。そして、そのままの状態で同シート3aを合流位置Pjへ送ると、同シート3aにおけるクッションシート8の接合部の位置が搬送方向の適正位置(以下、目標位置とも言う)からずれた状態のまま、同シート3aは、合流位置Pjでバックシートの連続シート4a及び吸収体2に接合されてしまい、このことは、おむつ1の寸法精度の悪化を招き得る。
そのため、当該クッションシート8の接合部の位置についても搬送方向に調整する必要があるが、ここで、この調整については、上記の張力調整装置33では行わずに、クッションシート接合装置37がトップシートの連続シート3aにクッションシート8を接合するタイミングの調整で行っている。そして、これにより、クッションシート8の接合部の位置の調整の影響が、連続シート3aにおけるファスニングテープ部材6,6の接合部の位置に及ばないようにしている。
以下、この調整方法について説明する。
この調整方法は、図12の検出装置39とコンピュータ等の適宜な制御装置(不図示)とが互いに共同することで、以下のようにして実現される。
先ず、この例では、連続シート3aにおけるクッションシート8の接合部(第3加工の痕跡に相当)を、上記検出装置39が、搬送方向の所定位置P39で検出する(第3検出工程に相当)。なお、所定位置P39(第3検出処理位置に相当)は、クッションシート接合装置37の配置位置P8(P3a2)及びCD方向位置調整装置38のニップローラー38Ru,38Rdの配置位置P38(前述の所定位置P38と同じ位置であり、「第3調整処理位置」に相当)よりも搬送方向の下流に設定されている。そして、接合部の検出結果(第3検出結果に相当)は、検出の都度、上記制御装置へと送信される。
すると、当該検出結果の受信の都度、制御装置は、検出結果に基づいて、クッションシート接合装置37の回転ドラム37Dがクッションシート8を前述の対向位置P3a2へと送り出すタイミングを、同期信号が示すタイミングからずらす。そして、その結果、目標位置からの連続シート3aの上記接合部の位置のずれ量が小さくされる。
例えば、連続シート3a上における目標位置よりもクッションシート8の接合部の位置が搬送方向の下流側に所定のずれ量だけずれていることを、検出結果が示している場合には、制御装置は、当該ずれ量に所定ゲインを乗算した調整量だけ、同期信号が示す前述の指令位置を小さくする。一方、目標位置よりも接合部の位置が搬送方向の上流側に所定のずれ量だけずれていることを、検出結果が示している場合には、当該ずれ量に所定ゲインを乗算した調整量だけ上記の指令位置を大きくする。
【0111】
なお、かかる検出装置39の構成例は、前述の第1実施形態で説明した検出装置36のそれと概ね同じである。すなわち、図12に示すように、検出装置39は、CCDカメラ等の撮像装置39Cとコンピュータ等の制御部39CNと、を有する。
そして、撮像装置39Cは、上記の所定位置P39(以下、撮像位置P39とも言い、上記の所定位置P39と同じ位置)で連続シート3aを撮像して同シート3aの画像データを生成する。また、かかる撮像動作は、撮像装置39Cが受信する同期信号の回転角度値が、同装置39Cのメモリに予め記録された規定の回転角度値と一致する度になされ、更に、同撮像動作は、少なくともクッションシート8の一部が、撮像された画像に入るような視野でなされる。そして、撮像装置39Cから画像データが送信される度に、制御部39CNは、当該画像データをデータ解析することにより、トップシートの連続シート3a上における目標位置からの接合部の位置のずれ量の情報を取得する。例えば、二値化処理等で画像データ上の接合部の位置を取得し、この位置と、制御部39CNのメモリに予め記録されている画像データ上の目標位置とのずれ量を演算して、これを、前述の検出結果が示すずれ量の情報とする。
【0112】
ところで、この第3実施形態では、上述のように、搬送方向の上流のファスニングテープ部材接合装置34で形成された接合部の位置のずれ量については、前述の張力調整装置33の張力値の調整で小さくする一方、その下流のクッションシート接合装置37で形成された接合部の位置のずれ量については、当該クッションシート接合装置37自体が接合のタイミングをずらすことで小さくしていた。
そのため、この例では、クッションシート8の接合部の位置のずれ量を小さくする処理の影響が、クッションシート接合装置37よりも上流側に位置するファスニングテープ部材接合装置34の接合処理にまで遡って及ばないようになっていて、この点で、この例は優れている。
すなわち、仮にこの対応関係を逆にした場合には、ファスニングテープ部材接合装置34で形成された接合部の位置のずれ量については、同装置34自体が接合のタイミングをずらすことで小さくする一方、クッションシート接合装置37で形成された接合部の位置のずれ量については、ファスニングテープ部材接合装置34よりも更に搬送方向の上流に位置する張力調整装置33の張力値の調整で小さくすることになる。
しかし、そのようにすると、当該張力値の調整に起因して、ファスニングテープ部材接合装置34の搬送方向の位置でも連続シート3aの位置が搬送方向に変動してしまう。そして、その結果、ファスニングテープ部材6の接合部の位置が目標位置から大きくずれてしまい得るが、この点につき、上述のような対応関係にしていれば、このような不具合の発生を防ぐことができる。
【0113】
===その他の実施の形態===
以上、本発明の実施形態等について説明したが、上記の実施形態等は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定して解釈するためのものではない。また、本発明は、その趣旨を逸脱することなく、変更や改良され得るとともに、本発明にはその等価物が含まれるのはいうまでもない。例えば、以下に示すような変形が可能である。
【0114】
上述の実施形態等では、吸収性物品の一例としてテープ式の使い捨ておむつ1を例示したが、何等これに限らない。例えば、パンツ型の使い捨ておむつでも良い。また、パンツ型の使い捨ておむつとしては、展開状態において腹側帯部材と背側帯部材との間に液吸収性の吸収性本体(吸収体2を内部に有したシート状部材)が掛け渡されてなる所謂スリーピースタイプのおむつでも良いし、或いは、展開状態において略砂時計形状の外装シートの肌側面に吸収性本体が載置されてなる所謂2ピースタイプのおむつでも良い。更に言えば、吸収性物品は、何等上記の使い捨ておむつ1に限らず、着用者の排泄液を吸収する物品であれば良い。例えば吸収性物品が生理用ナプキンや尿取りパッド等であっても良い。
【0115】
上述の実施形態等では、図4に示すように張力調整装置33としてダンサータイプのものを例示したが、何等これに限らない。すなわち、連続シート3aの張力値を測定して、この張力値が目標値となるように繰り出し装置31の繰り出し速度値(mpm)を変更可能なものであれば、使用可能である。図13は、その一例の張力調整装置133の説明図である。先ず、図4のダンサーロール33RD及びその上下流に位置する一対の定位置ロール33RSu,33RSdに代えて、図13の張力調整装置133には、搬送方向の定位置に3本のロール133RSu,133RSm,133RSdが設けられている。なお、これら3本のロール133RSu,133RSm,133RSdは、それぞれCD方向に沿った回転軸回りに回転可能に支持されている。また、これら3本のロール133RSu,133RSm,133RSdのうちの真ん中のロール133RSmを支持する支持部分133Pには、歪みゲージ等のセンサー133Sが設けられている。そして、これら3本のロール133RSu,133RSm,133RSdに山形形状に連続シート3aを掛け回した状態で、上記の真ん中のロール133RSmに対して連続シート3aから付与される力F3aに応じた値を、上記のセンサー133Sにリアルタイムで出力させるとともに、このセンサー133Sから出力された上記値を適宜な換算器(不図示)で張力値にリアルタイムで換算する。そして、この張力値(N)が上記の目標値となるように、繰り出し装置31の繰り出し速度値(mpm)を変更しても良い。
【0116】
上述の実施形態等では、連続シートにおける吸収性物品となる各部分に対して搬送方向に間欠的に行う加工の一例として、トップシートの連続シート3aへの一対のファスニングテープ部材6,6の接合を例示し、また、第2連続シートにおける吸収性物品となる各部分に対して搬送方向に間欠的に行う第2加工の一例として、バックシートの連続シート4aへの防漏シート5の接合、及び、同連続シート4aへのターゲットテープ7の接合を例示した。しかし、当該加工及び第2加工は、何等これに限らない。例えば、当該加工及び第2加工が、それぞれ、対応する各連続シート3a,4aに搬送方向に間欠的に接着剤を塗布することであっても良いし、間欠的にプレスすることや溶着することや、切断すること等であっても良い。
【0117】
上述の実施形態等では、図4に示すように、張力調整装置33の一例として、定位置に配されつつCD方向に沿った回転軸回りに回転可能な一対の定位置ロール33RSu,33RSdと、これら一対の定位置ロール33RSu,33RSd同士の間の位置で、所定方向(図4では上下方向)に移動可能に案内されつつCD方向に沿った回転軸回りに回転可能なダンサーロール33RDと、ダンサーロール33RDに連続シート3aの張力値の目標値に対応した大きさの荷重FDを上記の所定方向において後述のループが大きくなる方向に付与するアクチュエータと、ダンサーロール33RDの上記所定方向の位置を検出して位置情報を出力する計測器と、上記位置情報が入力される制御部と、を有したものを例示した。そして、かかる装置33では、トップシートの連続シート3aにおけるファスニングテープ部材6,6の接合部の検出結果に基づいて上記の張力値の目標値を変更することにより、トップシート加工ラインL3aKへと同連続シート3aを送り込む際の張力を調整していたが、何等これに限らない。
すなわち、仮に、同図4の一対の定位置ロール33RSu,33RSdのうちの搬送方向の下流側に位置する定位置ロール33RSdを、駆動源としてのサーボモータで駆動回転する駆動ロールとして構成した場合には、上記の張力値の目標値を変更する代わりに、当該駆動ロール33RSdの回転速度値(mpm)を、上記の検出結果に基づいて変更しても良い。
例えば、連続シート3a上における目標位置よりもファスニングテープ部材6,6の接合部の位置が搬送方向の下流側に位置していることを、検出結果が示している場合には、同駆動ロール33RSdの回転速度値(mpm)を現状値より小さくして、これにより、トップシート加工ラインL3aKへ連続シート3aを送り込む際の張力値を増加する。一方、目標位置よりも接合部の位置が搬送方向の上流側に位置していることを、検出結果が示している場合には、回転速度値(mpm)を現状値より大きくして、これにより、送り込む際の張力値を減少する。そして、これにより、連続シート3aにおけるCD方向の端部3ae,3aeの位置をCD方向に調整することで生じ得る搬送方向の目標位置からのファスニングテープ部材6,6の接合部の位置のずれ量を小さくすることができる。
【0118】
上述の実施形態等では、図5Aに示すようにCD方向位置調整装置35の一例として連続シート3aにおけるCD方向の各端部3ae,3aeの位置を互いに独立にCD方向に調整する装置35を例示したが、何等これに限らない。すなわち、連続シート3aのCD方向の端部3aeの位置を結果としてCD方向に調整する装置であれば、当該装置も使用可能である。図14A及び図14Bは、その一例のCD方向位置調整装置135の説明図である。なお、図14Aは同装置135の概略側面図であり、図14Bは、図14A中のB−B矢視図である。また、図14B中では、連続シート3aを3点鎖線で示しているとともに、同シート3aを透視状態で示している。
【0119】
図12Aのように、このCD方向位置調整装置135(位置調整装置に相当)は、CD方向から見た側面視において連続シート3aを略コ字状の搬送経路で搬送する4本のローラー136a,136b,136c,136dと、同連続シート3aにおけるCD方向の少なくとも一方の端部3aeのCD方向の位置を検出する光電管等のセンサー137と、を有している。そして、4本の各ローラー136a,136b,136c,136dは、搬送方向に並んで配置されている。また、最下流のローラー136a及び最上流のローラー136dは、それぞれ、搬送方向の定位置でCD方向に沿った回転軸回りに回転可能に設けられている。一方、図12Bに示すように、残る2本のローラー136b,136cは、互いの回転軸同士が平行に維持された状態で所定の揺動回転部材138に支持されている。揺動回転部材138は、定位置に配された支持軸C138回りに揺動回転可能に支持されている。また、同支持軸C138は、連続シート3aのうちで上記2本のローラー136b,136c同士の間に掛け渡された部分3apの法線方向に平行である。更に、同支持軸C138は、連続シート3aがCD方向の目標位置に位置している状態において上記部分3apのうちの上流端のCD方向の中央位置C3apに配されている。そして、サーボモータ付き送りねじ機構等の適宜なアクチュエータ(不図示)が揺動回転部材138を上記支持軸C138回りに揺動することにより、2本のローラー136b,136cによる連続シート3aの送り出し方向Dr3aを、CD方向と直交する方向からCD方向の一方側又は他方側に傾けることができる。よって、このような揺動動作を、センサー137から出力される端部3aeのCD方向の位置情報に基づいて行うことにより、端部3aeの位置がCD方向の目標位置となるように、連続シート3aのCD方向の位置を調整可能である。
【0120】
上述の第3実施形態では、図12に示すように、二つ検出装置36,39のうちの上流側の検出装置36の撮像位置P36は、上流側のCD方向位置調整装置35のニップローラー35Ru,35Rdの配置位置P35と下流側のCD方向位置調整装置38のニップローラー38Ru,38Rdの配置位置P38(或いはクッションシート接合装置37の配置位置P8)との間の位置に設定されていたが、何等これに限らない。例えば、当該撮像位置P36は、下流側のCD方向位置調整装置38に係る上記配置位置P38よりも下流側に設定されていても良い。そして、このような位置に撮像位置P36が設定されていれば、検出装置36の検出結果には、下流側のCD方向位置調整装置35の作動起因で生じるファスニングテープ部材6の接合部の搬送方向の位置のずれ量も反映されている。よって、当該ずれ量が小さくなるように、張力調整装置33は、張力値の目標値をより適正に調整可能となる。なお、合流位置Pjとの相対位置関係については、当該撮像位置P36は、合流位置Pjの上流側に設定されても良いし、下流側に設定されても良い。
【符号の説明】
【0121】
1 使い捨ておむつ(吸収性物品)、1LH 脚回り開口部、
1a おむつの基材、1f 腹側部、1b 背側部、1p おむつとなる各部分、
2 吸収体、
3 トップシート、
3a トップシートの連続シート(連続シート、第1連続シート)、
3ae 端部、3ap 部分、3C 資材コイル、
4 バックシート、
4a バックシートの連続シート(第2連続シート)、4ae 端部、4C 資材コイル、
5 防漏シート、6 ファスニングテープ部材、6m 雄材、
7 ターゲットテープ、8 クッションシート、
31 繰り出し装置、31a 回転軸部、
33 張力調整装置、33RD ダンサーロール、
33RSu 定位置ロール、33RSd 定位置ロール、
33A 張力調整装置(上流側張力調整装置)、33ARD ダンサーロール、
33ARSu 定位置ロール、33ARSd 定位置ロール、
33B 張力調整装置(下流側張力調整装置)、33BRD ダンサーロール、
33BRSu 定位置ロール、33BRSd 定位置ロール、
34 ファスニングテープ部材接合装置(加工装置、第1加工装置)、
34D 回転ドラム、34Ds 外周面、
35 CD方向位置調整機構(位置調整装置、第1位置調整装置)、
35A 位置調整機構、35Ru ニップローラー、35Rd ニップローラー、
35d アクチュエータ、35s センサー、
36 検出装置、36C 撮像装置、36CN 制御部、
37 クッションシート接合装置(第3加工装置)、
37D 回転ドラム、37Ds 外周面、
38 CD方向位置調整装置(第3位置調整装置)、
38A 位置調整機構、38Ru ニップローラー、38Rd ニップローラー、
39 検出装置、39C 撮像装置、39CN 制御部、
41 繰り出し装置、41a 回転軸部、
43 張力調整装置、43RD ダンサーロール、
43RSu 定位置ロール、43RSd 定位置ロール、
45 防漏シート接合装置(第2加工装置)、45D 回転ドラム、45Ds 外周面、
47 ターゲットテープ接合装置(第2加工装置)、
47D 回転ドラム、47Ds 外周面、
49 CD方向位置調整装置(第2位置調整装置)、49A 位置調整機構、
49Ru ニップローラー、49Rd ニップローラー、49d アクチュエータ、
49s センサー、
111 接合装置、111u プレスロール、111d プレスロール、
112 レッグホールカット装置、112u 上ロール、112d 下ロール、
116 エンドカット装置、116u 上ロール、116d 下ロール、
133 張力調整装置、
133RSu ロール、133RSm ロール、133RSd ロール、
133P 支持部分、133S センサー、
135 CD方向位置調整装置(位置調整装置)、
136a ローラー、136b ローラー、136c、136d ローラー、
137 センサー、138 揺動回転部材、
TB ターンバー(搬送方向変更部材)、CV ベルトコンベア、
L1a 基材処理系統、L2 吸収体生成系統、
L3a トップシート処理系統、L3a’ トップシート処理系統、
L3a’’ トップシート処理系統、
L3aK トップシート加工ライン(加工処理部)、
L3aK’ トップシート加工ライン(加工処理部)、
L3aK’’ トップシート加工ライン(加工処理部)、
L3aS トップシート供給ライン、
L4a バックシート処理系統、L4aK バックシート加工ライン(第2加工処理部)、
L4aS バックシート供給ライン(供給処理部)、LM 製造ライン、
C3ap 中央位置、CL 中心線、C35A 支持軸、
C49A 支持軸、C138 支持軸、
Pj 合流位置、P1ac 位置、
P3a 対向位置(加工処理位置、第1加工処理位置)、
P3a2 対向位置(第3加工処理位置)、
P4a1 対向位置(第2加工処理位置)、P4a2 対向位置(第2加工処理位置)、
P5 所定位置(第2加工処理位置)、
P6 所定位置(加工処理位置、第1加工処理位置)、
P7 所定位置(第2加工処理位置)、P8 所定位置(第3加工処理位置)、
P35 配置位置(所定位置、調整処理位置、第1調整処理位置)、
P36 撮像位置(検出処理位置)、
P38 配置位置(第3調整処理位置)、P39 撮像位置(第3検出処理位置)、
P49 所定位置、P112 所定位置、P116 位置、
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10A
図10B
図11
図12
図13
図14
【手続補正書】
【提出日】2016年11月24日
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
連続シートに基づいて吸収性物品に係るシート状部材を製造する方法であって、
前記連続シートの連続方向を搬送方向として前記連続シートを搬送することにより、加工処理部に前記連続シートを送り込んで供給する供給工程と、
前記搬送方向の加工処理位置で前記加工処理部の加工装置が前記連続シートにおける前記吸収性物品となる各部分に対して前記搬送方向に間欠的に加工を行う加工工程と、
前記搬送方向の調整処理位置で位置調整装置が行う位置調整工程であって、前記連続シートにおける前記搬送方向と交差するCD方向の端部の位置を前記CD方向に調整する前記位置調整工程と、
前記加工処理位置及び前記調整処理位置よりも前記搬送方向の下流の検出処理位置で、前記連続シート上に残存する前記加工の痕跡を検出して検出結果を出力する検出工程と、を有し、
前記供給工程では、前記検出結果に基づいて前記加工処理部へ送り込む際の前記連続シートの前記搬送方向の張力値を調整し、
前記連続シートを第1連続シートとした場合に、
前記第1連続シートとは別の第2連続シートが、連続方向を前記搬送方向に沿わせつつ前記連続方向に沿って搬送されているとともに、前記調整処理位置よりも前記搬送方向の下流の合流位置では、接合装置が、前記第2連続シートを前記第1連続シートに重ね合わせて接合し、
前記第2連続シートの前記搬送方向の剛性値は、前記第1連続シートの前記搬送方向の剛性値よりも大きく、
前記第2連続シートの前記連続方向を搬送方向として前記第2連続シートを搬送することにより、第2加工処理部に前記第2連続シートを送り込んで供給する第2供給工程と、
前記合流位置よりも前記搬送方向の上流の第2加工処理位置で、前記第2加工処理部の第2加工装置が前記第2連続シートにおける前記吸収性物品となる各部分に対して前記搬送方向に間欠的に第2加工を行う第2加工工程と、
前記搬送方向の第2調整処理位置で第2位置調整装置が行う第2位置調整工程であって、前記第2連続シートにおける前記搬送方向と交差する前記CD方向の端部が前記CD方向の目標位置となるように前記端部の位置を調整する前記第2位置調整工程と、を有し、
前記第2供給工程では、前記第2加工処理部へ送り込む際の前記第2連続シートの前記搬送方向の張力値を一定に維持することを特徴とする吸収性物品に係るシート状部材の製造方法。
【請求項2】
請求項1に記載の吸収性物品に係るシート状部材の製造方法であって、
前記連続シート上における目標位置よりも前記加工の痕跡の位置が前記搬送方向の下流側に位置していることを、前記検出結果が示している場合には、前記張力値を増加し、
前記目標位置よりも前記加工の痕跡の位置が前記搬送方向の上流側に位置していることを、前記検出結果が示している場合には、前記張力値を減少することを特徴とする吸収性物品に係るシート状部材の製造方法。
【請求項3】
請求項1又は2に記載の吸収性物品に係るシート状部材の製造方法であって、
前記調整処理位置は、前記加工処理位置よりも前記搬送方向の下流に位置していることを特徴とする吸収性物品に係るシート状部材の製造方法。
【請求項4】
請求項3に記載の吸収性物品に係るシート状部材の製造方法であって、
前記連続シートを第1連続シートとした場合に、
前記第1連続シートとは別の第2連続シートが、連続方向を前記搬送方向に沿わせつつ前記連続方向に沿って搬送されているとともに、前記調整処理位置よりも前記搬送方向の下流の合流位置では、接合装置が、前記第2連続シートを前記第1連続シートに重ね合わせて接合し、
前記検出処理位置は、前記合流位置よりも前記搬送方向の下流に位置していることを特徴とする吸収性物品に係るシート状部材の製造方法。
【請求項5】
連続シートに基づいて吸収性物品に係るシート状部材を製造する方法であって、
前記連続シートの連続方向を搬送方向として前記連続シートを搬送することにより、加工処理部に前記連続シートを送り込んで供給する供給工程と、
前記搬送方向の加工処理位置で前記加工処理部の加工装置が前記連続シートにおける前記吸収性物品となる各部分に対して前記搬送方向に間欠的に加工を行う加工工程と、
前記搬送方向の調整処理位置で位置調整装置が行う位置調整工程であって、前記連続シートにおける前記搬送方向と交差するCD方向の端部の位置を前記CD方向に調整する前記位置調整工程と、
前記加工処理位置及び前記調整処理位置よりも前記搬送方向の下流の検出処理位置で、前記連続シート上に残存する前記加工の痕跡を検出して検出結果を出力する検出工程と、を有し、
前記供給工程では、前記検出結果に基づいて前記加工処理部へ送り込む際の前記連続シートの前記搬送方向の張力値を調整し、
前記加工、前記加工処理位置、前記加工工程、前記加工装置、前記調整処理位置、前記位置調整工程、及び前記位置調整装置を、それぞれ、前記第1加工、第1加工処理位置、第1加工工程、第1加工装置、第1調整処理位置、第1位置調整工程、及び第1位置調整装置とした場合に、
前記加工処理部において前記第1加工処理位置及び前記第1調整処理位置よりも前記搬送方向の下流の第3加工処理位置で、第3加工装置が、前記連続シートにおける前記吸収性物品となる各部分に対して前記搬送方向に間欠的に第3加工を行う第3加工工程と、
前記第1加工処理位置及び前記第1調整処理位置よりも前記搬送方向の下流の第3調整処理位置で第3位置調整装置が行う第3位置調整工程であって、前記連続シートにおける前記CD方向の端部の位置を前記CD方向に調整する前記第3位置調整工程と、
前記第3加工処理位置及び前記第3調整処理位置よりも前記搬送方向の下流の第3検出処理位置で、前記連続シート上に残存する前記第3加工の痕跡を検出して第3検出結果を出力する第3検出工程と、を有し、
前記第3検出結果に基づいて、前記第3加工装置が前記第3加工を行うタイミングをずらすことを特徴とする吸収性物品に係るシート状部材の製造方法。
【請求項6】
請求項1乃至の何れかに記載の吸収性物品に係るシート状部材の製造方法であって、
前記供給工程では、資材コイルから前記連続シートを繰り出す繰り出し装置が使用され、
前記繰り出し装置では、前記連続シートは、平面視でX方向を繰り出し方向として繰り出されて搬送されているとともに、前記加工処理部では、平面視で前記X方向と交差するY方向を前記搬送方向として搬送されており、
前記搬送方向において前記繰り出し装置と前記加工処理部との間の位置に配された棒状の搬送方向変更部材に前記連続シートが掛け回されることによって、前記連続シートの前記搬送方向が前記X方向から前記Y方向へと変更され、
前記搬送方向における前記搬送方向変更部材と前記加工処理部との間の位置に、前記張力値を調整する張力調整装置が配置されていることを特徴とする吸収性物品に係るシート状部材の製造方法。
【請求項7】
請求項に記載の吸収性物品に係るシート状部材の製造方法であって、
前記張力調整装置を下流側張力調整装置とした場合に、
前記搬送方向において前記繰り出し装置と前記搬送方向変更部材との間には、前記繰り出し装置から繰り出された前記連続シートの張力値が所定値となるように前記繰り出し装置の繰り出し動作を制御するための上流側張力調整装置が配置されていることを特徴とする吸収性物品に係るシート状部材の製造方法。
【請求項8】
請求項1乃至の何れかに記載の吸収性物品に係るシート状部材の製造方法であって、
前記供給工程では、資材コイルから前記連続シートを繰り出す繰り出し装置が使用されるとともに、前記資材コイルから繰り出された前記連続シートの前記張力値を張力調整装置が調整してから、前記連続シートを前記加工処理部へ供給し、
前記張力調整装置は、所定方向に移動可能に案内されたダンサーロールを有し、
前記ダンサーロールに前記連続シートが掛け回されることによって前記連続シートのループが形成されているとともに、前記ダンサーロールには、アクチュエータによって、前記連続シートの前記張力値の目標値に対応した大きさの荷重が前記所定方向において前記ループが大きくなる方向に付与されており、
前記検出結果に基づいて前記目標値を変更することを特徴とする吸収性物品に係るシート状部材の製造方法。
【請求項9】
連続シートに基づいて吸収性物品に係るシート状部材を製造する装置であって、
前記連続シートの連続方向を搬送方向として前記連続シートを搬送することにより、加工処理部に前記連続シートを送り込んで供給する供給処理部と、
前記加工処理部における前記搬送方向の加工処理位置で前記連続シートにおける前記吸収性物品となる各部分に対して前記搬送方向に間欠的に加工を行う加工装置と、
前記搬送方向の調整処理位置で、前記連続シートにおける前記搬送方向と交差するCD方向の端部の位置を前記CD方向に調整する位置調整装置と、
前記加工処理位置及び前記調整処理位置よりも前記搬送方向の下流の検出処理位置で、前記連続シート上に残存する前記加工の痕跡を検出して検出結果を出力する検出装置と、を有し、
前記供給処理部は、前記検出結果に基づいて前記加工処理部へ送り込む際の前記連続シートの前記搬送方向の張力値を調整し、
前記連続シートを第1連続シートとした場合に、
前記第1連続シートとは別の第2連続シートを、連続方向を前記搬送方向に沿わせつつ前記連続方向に沿って搬送させるとともに、前記調整処理位置よりも前記搬送方向の下流の合流位置では、接合装置が、前記第2連続シートを前記第1連続シートに重ね合わせて接合し、
前記第2連続シートの前記搬送方向の剛性値は、前記第1連続シートの前記搬送方向の剛性値よりも大きく、
前記第2連続シートの前記連続方向を搬送方向として前記第2連続シートを搬送することにより、第2加工処理部に前記第2連続シートを送り込んで供給する第2供給処理部と、
前記第2加工処理部における前記合流位置よりも前記搬送方向の上流の第2加工処理位置で、前記第2連続シートにおける前記吸収性物品となる各部分に対して前記搬送方向に間欠的に第2加工を行う第2加工装置と、
前記搬送方向の第2調整処理位置で、前記第2連続シートにおける前記搬送方向と交差する前記CD方向の端部が前記CD方向の目標位置となるように前記端部の位置を調整する第2位置調整を行う第2位置調整装置と、を有し、
前記第2供給処理部は、前記第2加工処理部へ送り込む際の前記第2連続シートの前記搬送方向の張力値を一定に維持することを特徴とする吸収性物品に係るシート状部材の製造装置。
【請求項10】
連続シートに基づいて吸収性物品に係るシート状部材を製造する装置であって、
前記連続シートの連続方向を搬送方向として前記連続シートを搬送することにより、加工処理部に前記連続シートを送り込んで供給する供給処理部と、
前記加工処理部における前記搬送方向の加工処理位置で前記連続シートにおける前記吸収性物品となる各部分に対して前記搬送方向に間欠的に加工を行う加工装置と、
前記搬送方向の調整処理位置で、前記連続シートにおける前記搬送方向と交差するCD方向の端部の位置を前記CD方向に調整する位置調整装置と、
前記加工処理位置及び前記調整処理位置よりも前記搬送方向の下流の検出処理位置で、前記連続シート上に残存する前記加工の痕跡を検出して検出結果を出力する検出装置と、を有し、
前記供給処理部は、前記検出結果に基づいて前記加工処理部へ送り込む際の前記連続シートの前記搬送方向の張力値を調整し、
前記加工、前記加工処理位置、前記加工装置、前記調整処理位置、及び前記位置調整装置を、それぞれ、前記第1加工、第1加工処理位置、第1加工装置、第1調整処理位置、及び第1位置調整装置とした場合に、
前記加工処理部における前記第1加工処理位置及び前記第1調整処理位置よりも前記搬送方向の下流の第3加工処理位置で、前記連続シートにおける前記吸収性物品となる各部分に対して前記搬送方向に間欠的に第3加工を行う第3加工装置と、
前記第1加工処理位置及び前記第1調整処理位置よりも前記搬送方向の下流の第3調整処理位置で、前記連続シートにおける前記CD方向の端部の位置を前記CD方向に調整する第3位置調整装置と、
前記第3加工処理位置及び前記第3調整処理位置よりも前記搬送方向の下流の第3検出処理位置で、前記連続シート上に残存する前記第3加工の痕跡を検出して第3検出結果を出力する第3検出装置と、を有し、
前記第3加工装置は、前記第3検出結果に基づいて、前記第3加工を行うタイミングをずらすことを特徴とする吸収性物品に係るシート状部材の製造方法。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0007
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0007】
上記目的を達成するための主たる発明は、
連続シートに基づいて吸収性物品に係るシート状部材を製造する方法であって、
前記連続シートの連続方向を搬送方向として前記連続シートを搬送することにより、加工処理部に前記連続シートを送り込んで供給する供給工程と、
前記搬送方向の加工処理位置で前記加工処理部の加工装置が前記連続シートにおける前記吸収性物品となる各部分に対して前記搬送方向に間欠的に加工を行う加工工程と、
前記搬送方向の調整処理位置で位置調整装置が行う位置調整工程であって、前記連続シートにおける前記搬送方向と交差するCD方向の端部の位置を前記CD方向に調整する前記位置調整工程と、
前記加工処理位置及び前記調整処理位置よりも前記搬送方向の下流の検出処理位置で、前記連続シート上に残存する前記加工の痕跡を検出して検出結果を出力する検出工程と、を有し、
前記供給工程では、前記検出結果に基づいて前記加工処理部へ送り込む際の前記連続シートの前記搬送方向の張力値を調整し、
前記連続シートを第1連続シートとした場合に、
前記第1連続シートとは別の第2連続シートが、連続方向を前記搬送方向に沿わせつつ前記連続方向に沿って搬送されているとともに、前記調整処理位置よりも前記搬送方向の下流の合流位置では、接合装置が、前記第2連続シートを前記第1連続シートに重ね合わせて接合し、
前記第2連続シートの前記搬送方向の剛性値は、前記第1連続シートの前記搬送方向の剛性値よりも大きく、
前記第2連続シートの前記連続方向を搬送方向として前記第2連続シートを搬送することにより、第2加工処理部に前記第2連続シートを送り込んで供給する第2供給工程と、
前記合流位置よりも前記搬送方向の上流の第2加工処理位置で、前記第2加工処理部の第2加工装置が前記第2連続シートにおける前記吸収性物品となる各部分に対して前記搬送方向に間欠的に第2加工を行う第2加工工程と、
前記搬送方向の第2調整処理位置で第2位置調整装置が行う第2位置調整工程であって、前記第2連続シートにおける前記搬送方向と交差する前記CD方向の端部が前記CD方向の目標位置となるように前記端部の位置を調整する前記第2位置調整工程と、を有し、
前記第2供給工程では、前記第2加工処理部へ送り込む際の前記第2連続シートの前記搬送方向の張力値を一定に維持することを特徴とする吸収性物品に係るシート状部材の製造方法である。
また、
連続シートに基づいて吸収性物品に係るシート状部材を製造する装置であって、
前記連続シートの連続方向を搬送方向として前記連続シートを搬送することにより、加工処理部に前記連続シートを送り込んで供給する供給処理部と、
前記加工処理部における前記搬送方向の加工処理位置で前記連続シートにおける前記吸収性物品となる各部分に対して前記搬送方向に間欠的に加工を行う加工装置と、
前記搬送方向の調整処理位置で、前記連続シートにおける前記搬送方向と交差するCD方向の端部の位置を前記CD方向に調整する位置調整装置と、
前記加工処理位置及び前記調整処理位置よりも前記搬送方向の下流の検出処理位置で、前記連続シート上に残存する前記加工の痕跡を検出して検出結果を出力する検出装置と、を有し、
前記供給処理部は、前記検出結果に基づいて前記加工処理部へ送り込む際の前記連続シートの前記搬送方向の張力値を調整し、
前記連続シートを第1連続シートとした場合に、
前記第1連続シートとは別の第2連続シートを、連続方向を前記搬送方向に沿わせつつ前記連続方向に沿って搬送させるとともに、前記調整処理位置よりも前記搬送方向の下流の合流位置では、接合装置が、前記第2連続シートを前記第1連続シートに重ね合わせて接合し、
前記第2連続シートの前記搬送方向の剛性値は、前記第1連続シートの前記搬送方向の剛性値よりも大きく、
前記第2連続シートの前記連続方向を搬送方向として前記第2連続シートを搬送することにより、第2加工処理部に前記第2連続シートを送り込んで供給する第2供給処理部と、
前記第2加工処理部における前記合流位置よりも前記搬送方向の上流の第2加工処理位置で、前記第2連続シートにおける前記吸収性物品となる各部分に対して前記搬送方向に間欠的に第2加工を行う第2加工装置と、
前記搬送方向の第2調整処理位置で、前記第2連続シートにおける前記搬送方向と交差する前記CD方向の端部が前記CD方向の目標位置となるように前記端部の位置を調整する第2位置調整を行う第2位置調整装置と、を有し、
前記第2供給処理部は、前記第2加工処理部へ送り込む際の前記第2連続シートの前記搬送方向の張力値を一定に維持することを特徴とする吸収性物品に係るシート状部材の製造装置である。
本発明の他の特徴については、本明細書及び添付図面の記載により明らかにする。
【手続補正書】
【提出日】2017年4月3日
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
連続シートに基づいて吸収性物品に係るシート状部材を製造する方法であって、
前記連続シートの連続方向を搬送方向として前記連続シートを搬送することにより、加工処理部に前記連続シートを送り込んで供給する供給工程と、
前記搬送方向の加工処理位置で前記加工処理部の加工装置が前記連続シートにおける前記吸収性物品となる各部分に対して前記搬送方向に間欠的に加工を行う加工工程と、
前記搬送方向の調整処理位置で位置調整装置が行う位置調整工程であって、前記連続シートにおける前記搬送方向と交差するCD方向の端部の位置を前記CD方向に調整する前記位置調整工程と、
前記加工処理位置及び前記調整処理位置よりも前記搬送方向の下流の検出処理位置で、前記連続シート上に残存する前記加工の痕跡を検出して検出結果を出力する検出工程と、を有し、
前記供給工程では、前記検出結果に基づいて前記加工処理部へ送り込む際の前記連続シートの前記搬送方向の張力値を調整し、
前記連続シートを第1連続シートとした場合に、
前記第1連続シートとは別の第2連続シートが、連続方向を前記搬送方向に沿わせつつ前記連続方向に沿って搬送されているとともに、前記調整処理位置よりも前記搬送方向の下流の合流位置では、接合装置が、前記第2連続シートを前記第1連続シートに重ね合わせて接合し、
前記第2連続シートの前記搬送方向の剛性値は、前記第1連続シートの前記搬送方向の剛性値よりも大きく、
前記第2連続シートの前記連続方向を搬送方向として前記第2連続シートを搬送することにより、第2加工処理部に前記第2連続シートを送り込んで供給する第2供給工程と、
前記合流位置よりも前記搬送方向の上流の第2加工処理位置で、前記第2加工処理部の第2加工装置が前記第2連続シートにおける前記吸収性物品となる各部分に対して前記搬送方向に間欠的に第2加工を行う第2加工工程と、
前記搬送方向の第2調整処理位置で第2位置調整装置が行う第2位置調整工程であって、前記第2連続シートにおける前記搬送方向と交差する前記CD方向の端部が前記CD方向の目標位置となるように前記端部の位置を調整する前記第2位置調整工程と、を有し、
前記第2供給工程では、前記第2加工処理部へ送り込む際の前記第2連続シートの前記搬送方向の張力値を一定に維持することを特徴とする吸収性物品に係るシート状部材の製造方法。
【請求項2】
請求項1に記載の吸収性物品に係るシート状部材の製造方法であって、
前記連続シート上における目標位置よりも前記加工の痕跡の位置が前記搬送方向の下流側に位置していることを、前記検出結果が示している場合には、前記張力値を増加し、
前記目標位置よりも前記加工の痕跡の位置が前記搬送方向の上流側に位置していることを、前記検出結果が示している場合には、前記張力値を減少することを特徴とする吸収性物品に係るシート状部材の製造方法。
【請求項3】
請求項1又は2に記載の吸収性物品に係るシート状部材の製造方法であって、
前記調整処理位置は、前記加工処理位置よりも前記搬送方向の下流に位置していることを特徴とする吸収性物品に係るシート状部材の製造方法。
【請求項4】
請求項3に記載の吸収性物品に係るシート状部材の製造方法であって、
前記連続シートを第1連続シートとした場合に、
前記第1連続シートとは別の第2連続シートが、連続方向を前記搬送方向に沿わせつつ前記連続方向に沿って搬送されているとともに、前記調整処理位置よりも前記搬送方向の下流の合流位置では、接合装置が、前記第2連続シートを前記第1連続シートに重ね合わせて接合し、
前記検出処理位置は、前記合流位置よりも前記搬送方向の下流に位置していることを特徴とする吸収性物品に係るシート状部材の製造方法。
【請求項5】
連続シートに基づいて吸収性物品に係るシート状部材を製造する方法であって、
前記連続シートの連続方向を搬送方向として前記連続シートを搬送することにより、加工処理部に前記連続シートを送り込んで供給する供給工程と、
前記搬送方向の加工処理位置で前記加工処理部の加工装置が前記連続シートにおける前記吸収性物品となる各部分に対して前記搬送方向に間欠的に加工を行う加工工程と、
前記搬送方向の調整処理位置で位置調整装置が行う位置調整工程であって、前記連続シートにおける前記搬送方向と交差するCD方向の端部の位置を前記CD方向に調整する前記位置調整工程と、
前記加工処理位置及び前記調整処理位置よりも前記搬送方向の下流の検出処理位置で、前記連続シート上に残存する前記加工の痕跡を検出して検出結果を出力する検出工程と、を有し、
前記供給工程では、前記検出結果に基づいて前記加工処理部へ送り込む際の前記連続シートの前記搬送方向の張力値を調整し、
前記加工、前記加工処理位置、前記加工工程、前記加工装置、前記調整処理位置、前記位置調整工程、及び前記位置調整装置を、それぞれ、前記第1加工、第1加工処理位置、第1加工工程、第1加工装置、第1調整処理位置、第1位置調整工程、及び第1位置調整装置とした場合に、
前記加工処理部において前記第1加工処理位置及び前記第1調整処理位置よりも前記搬送方向の下流の第3加工処理位置で、第3加工装置が、前記連続シートにおける前記吸収性物品となる各部分に対して前記搬送方向に間欠的に第3加工を行う第3加工工程と、
前記第1加工処理位置及び前記第1調整処理位置よりも前記搬送方向の下流の第3調整処理位置で第3位置調整装置が行う第3位置調整工程であって、前記連続シートにおける前記CD方向の端部の位置を前記CD方向に調整する前記第3位置調整工程と、
前記第3加工処理位置及び前記第3調整処理位置よりも前記搬送方向の下流の第3検出処理位置で、前記連続シート上に残存する前記第3加工の痕跡を検出して第3検出結果を出力する第3検出工程と、を有し、
前記第3検出結果に基づいて、前記第3加工装置が前記第3加工を行うタイミングをずらすことを特徴とする吸収性物品に係るシート状部材の製造方法。
【請求項6】
請求項1乃至5の何れかに記載の吸収性物品に係るシート状部材の製造方法であって、
前記供給工程では、資材コイルから前記連続シートを繰り出す繰り出し装置が使用され、
前記繰り出し装置では、前記連続シートは、平面視でX方向を繰り出し方向として繰り出されて搬送されているとともに、前記加工処理部では、平面視で前記X方向と交差するY方向を前記搬送方向として搬送されており、
前記搬送方向において前記繰り出し装置と前記加工処理部との間の位置に配された棒状の搬送方向変更部材に前記連続シートが掛け回されることによって、前記連続シートの前記搬送方向が前記X方向から前記Y方向へと変更され、
前記搬送方向における前記搬送方向変更部材と前記加工処理部との間の位置に、前記張力値を調整する張力調整装置が配置されていることを特徴とする吸収性物品に係るシート状部材の製造方法。
【請求項7】
請求項6に記載の吸収性物品に係るシート状部材の製造方法であって、
前記張力調整装置を下流側張力調整装置とした場合に、
前記搬送方向において前記繰り出し装置と前記搬送方向変更部材との間には、前記繰り出し装置から繰り出された前記連続シートの張力値が所定値となるように前記繰り出し装置の繰り出し動作を制御するための上流側張力調整装置が配置されていることを特徴とする吸収性物品に係るシート状部材の製造方法。
【請求項8】
請求項1乃至7の何れかに記載の吸収性物品に係るシート状部材の製造方法であって、
前記供給工程では、資材コイルから前記連続シートを繰り出す繰り出し装置が使用されるとともに、前記資材コイルから繰り出された前記連続シートの前記張力値を張力調整装置が調整してから、前記連続シートを前記加工処理部へ供給し、
前記張力調整装置は、所定方向に移動可能に案内されたダンサーロールを有し、
前記ダンサーロールに前記連続シートが掛け回されることによって前記連続シートのループが形成されているとともに、前記ダンサーロールには、アクチュエータによって、前記連続シートの前記張力値の目標値に対応した大きさの荷重が前記所定方向において前記ループが大きくなる方向に付与されており、
前記検出結果に基づいて前記目標値を変更することを特徴とする吸収性物品に係るシート状部材の製造方法。
【請求項9】
連続シートに基づいて吸収性物品に係るシート状部材を製造する装置であって、
前記連続シートの連続方向を搬送方向として前記連続シートを搬送することにより、加工処理部に前記連続シートを送り込んで供給する供給処理部と、
前記加工処理部における前記搬送方向の加工処理位置で前記連続シートにおける前記吸収性物品となる各部分に対して前記搬送方向に間欠的に加工を行う加工装置と、
前記搬送方向の調整処理位置で、前記連続シートにおける前記搬送方向と交差するCD方向の端部の位置を前記CD方向に調整する位置調整装置と、
前記加工処理位置及び前記調整処理位置よりも前記搬送方向の下流の検出処理位置で、前記連続シート上に残存する前記加工の痕跡を検出して検出結果を出力する検出装置と、を有し、
前記供給処理部は、前記検出結果に基づいて前記加工処理部へ送り込む際の前記連続シートの前記搬送方向の張力値を調整し、
前記連続シートを第1連続シートとした場合に、
前記第1連続シートとは別の第2連続シートを、連続方向を前記搬送方向に沿わせつつ前記連続方向に沿って搬送させるとともに、前記調整処理位置よりも前記搬送方向の下流の合流位置では、接合装置が、前記第2連続シートを前記第1連続シートに重ね合わせて接合し、
前記第2連続シートの前記搬送方向の剛性値は、前記第1連続シートの前記搬送方向の剛性値よりも大きく、
前記第2連続シートの前記連続方向を搬送方向として前記第2連続シートを搬送することにより、第2加工処理部に前記第2連続シートを送り込んで供給する第2供給処理部と、
前記第2加工処理部における前記合流位置よりも前記搬送方向の上流の第2加工処理位置で、前記第2連続シートにおける前記吸収性物品となる各部分に対して前記搬送方向に間欠的に第2加工を行う第2加工装置と、
前記搬送方向の第2調整処理位置で、前記第2連続シートにおける前記搬送方向と交差する前記CD方向の端部が前記CD方向の目標位置となるように前記端部の位置を調整する第2位置調整を行う第2位置調整装置と、を有し、
前記第2供給処理部は、前記第2加工処理部へ送り込む際の前記第2連続シートの前記搬送方向の張力値を一定に維持することを特徴とする吸収性物品に係るシート状部材の製造装置。
【請求項10】
連続シートに基づいて吸収性物品に係るシート状部材を製造する装置であって、
前記連続シートの連続方向を搬送方向として前記連続シートを搬送することにより、加工処理部に前記連続シートを送り込んで供給する供給処理部と、
前記加工処理部における前記搬送方向の加工処理位置で前記連続シートにおける前記吸収性物品となる各部分に対して前記搬送方向に間欠的に加工を行う加工装置と、
前記搬送方向の調整処理位置で、前記連続シートにおける前記搬送方向と交差するCD方向の端部の位置を前記CD方向に調整する位置調整装置と、
前記加工処理位置及び前記調整処理位置よりも前記搬送方向の下流の検出処理位置で、前記連続シート上に残存する前記加工の痕跡を検出して検出結果を出力する検出装置と、を有し、
前記供給処理部は、前記検出結果に基づいて前記加工処理部へ送り込む際の前記連続シートの前記搬送方向の張力値を調整し、
前記加工、前記加工処理位置、前記加工装置、前記調整処理位置、及び前記位置調整装置を、それぞれ、前記第1加工、第1加工処理位置、第1加工装置、第1調整処理位置、及び第1位置調整装置とした場合に、
前記加工処理部における前記第1加工処理位置及び前記第1調整処理位置よりも前記搬送方向の下流の第3加工処理位置で、前記連続シートにおける前記吸収性物品となる各部分に対して前記搬送方向に間欠的に第3加工を行う第3加工装置と、
前記第1加工処理位置及び前記第1調整処理位置よりも前記搬送方向の下流の第3調整処理位置で、前記連続シートにおける前記CD方向の端部の位置を前記CD方向に調整する第3位置調整装置と、
前記第3加工処理位置及び前記第3調整処理位置よりも前記搬送方向の下流の第3検出処理位置で、前記連続シート上に残存する前記第3加工の痕跡を検出して第3検出結果を出力する第3検出装置と、を有し、
前記第3加工装置は、前記第3検出結果に基づいて、前記第3加工を行うタイミングをずらすことを特徴とする吸収性物品に係るシート状部材の製造装置