特開2018-202615IP Force 特許公報全文掲載

技術分野

食品等を包装した状態で加熱や加圧による殺菌、調理が可能なレトルト包装、特に電子レンジでの加熱が可能なレンジアップ用のレトルト包装等に使用するシーラントフィルム及び該シーラントフィルムを使用した包装材

要約特許出願時に添付された[要約書]

【課題】 常温下での好適なシール性を有しつつ、加熱調理時の蒸気抜き適性を有し、かつ、裂け性に優れたシーラントフィルムを提供する。
【解決手段】 一方の表層がヒートシール性の内層(A)であり、他方の表層が外層(B)であるシーラントフィルムであって、前記内層(A)が、プロピレン系ブロック共重合体樹脂(a1)を樹脂成分中の90質量%以上含有し、前記外層(B)が、プロピレン系ブロック共重合体樹脂(b1)を樹脂成分中の70質量%以上含有し、前記外層(B)に含まれるプロピレン系ブロック共重合体樹脂(b1)が、Tダイ成膜法において冷却ロール40℃で、厚み60μmとなるように成形した時の曇り度が、35%以下となるプロピレン系ブロック共重合体樹脂であるシーラントフィルムにより、好適なシール性、蒸気抜き適性及び裂け性を実現できる。
【選択図】 なし

発明が解決しようとする課題[発明の詳細な説明]から抜粋

シーラントは、高温時にシール強度が低下することにより、電子レンジでの加熱時に内圧により剥離し、包装袋内の内圧を低下させることで、電子レンジでの加熱調理時に内容物がこぼれることなく安全に調理可能な包装袋を形成できることが開示されている。しかし、加熱調理後に、包装袋のカット性が劣ると開封時に高温となった内容物の飛散やこぼれが生じやすくなることから、電子レンジ対応の包装材においては、電子レンジでの加熱調理時の蒸気抜き適性のみならず、易開封可能となる好適な裂け性を兼備することが求められていた。 本発明が解決しようとする課題は、常温下での好適なシール性を有しつつ、加熱調理時の蒸気抜き適性を有し、かつ、裂け性に優れたシーラントフィルムを提供することにある。 さらに本発明においては、課題に加え、好適な耐破袋性を有する積層フィルムを提供することを課題とする。

課題を解決するための手段[発明の詳細な説明]から抜粋

本発明においては、一方の表層がヒートシール性の内層(A)であり、他方の表層が外層(B)であるシーラントフィルムであって、前記内層(A)が、プロピレン系ブロック共重合体樹脂(a1)を樹脂成分中の90質量%以上含有し、前記外層(B)が、プロピレン系ブロック共重合体樹脂(b1)を樹脂成分中の70質量%以上含有し、前記外層(B)に含まれるプロピレン系ブロック共重合体樹脂(b1)が、Tダイ成膜法におい・・・ 続きを知財ポータルサイト IP Force にログインして見る
【発明の効果】
本発明のシーラントフィルムは、構成により常温下での好適なシール性を有しつつ、加熱調理時の好適な蒸気抜き適性を有することから、電子レンジ対応の包装材に好適に適用できる。また、好適な直進カット性を有することから一方向に好適に裂けが生じやすく、裂けが生じた後も引裂強度のばらつきが生じにくい好適な裂け性を有する。また、当該好適な裂け性を実現しながらも、シール開始温度が大幅に上昇することなく好適なシール性を実現できる。このため、本発明のシーラントフィルムを使用した包装袋は開封時や開封が生じ始めた後の内容物のこぼれや飛散が生じにくい。 このため、本発明のシーラントフィルムは、各種食品等の包装用途、特に電子レンジ対応のレトルト用包装材のシーラントフィルムとして好適に使用できる。さらに、好適な耐破袋性も実現しやすいことから、これら用途に好適である。

この発明についての権利主張の範囲[特許請求の範囲]

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