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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】特開2019-123541(P2019-123541A)
(43)【公開日】2019年7月25日
(54)【発明の名称】ゲーブルトップ型容器
(51)【国際特許分類】
   B65D 5/42 20060101AFI20190704BHJP
   B65D 5/06 20060101ALI20190704BHJP
【FI】
   B65D5/42 C
   B65D5/06 300
【審査請求】未請求
【請求項の数】3
【出願形態】OL
【全頁数】9
(21)【出願番号】特願2018-6646(P2018-6646)
(22)【出願日】2018年1月18日
(71)【出願人】
【識別番号】711002926
【氏名又は名称】雪印メグミルク株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110000637
【氏名又は名称】特許業務法人樹之下知的財産事務所
(72)【発明者】
【氏名】須田 崇
(72)【発明者】
【氏名】山本 祐也
【テーマコード(参考)】
3E060
【Fターム(参考)】
3E060AA05
3E060AB04
3E060DA04
3E060DA30
3E060EA02
3E060EA13
(57)【要約】
【課題】容器同士のブロッキングを防止できるゲーブルトップ型容器を提供すること。
【解決手段】ゲーブルトップ型容器は、筒状胴部2と、底部3と、切妻屋根4とを備え、切妻屋根4は、互いに対向する一対の屋根パネル41、42と、一対の屋根パネル41、42の間に折り込まれる一対の妻壁パネル44と、一対の屋根パネル41、42の上端部および一対の妻壁パネル44の上端部が接合されて形成されたトップシール46とを備え、筒状胴部2は、一対の屋根パネル41、42の対向方向で互いに対向し、一対の屋根パネル41、42に連なる一対の胴部パネル22を備え、一対の胴部パネル22は、それぞれ滑り止め部221を備え、一対の胴部パネル22の一方から他方をみた側面視で、一方の胴部パネルの滑り止め部と他方の胴部パネル22の滑り止め部221とが互いに重ならない位置に設けられている。
【選択図】図2
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ゲーブルトップ型容器であって、
筒状胴部と、
前記筒状胴部の下端に連設された底部と、
前記筒状胴部の上端に連設された切妻屋根とを備え、
前記切妻屋根は、
互いに対向する一対の屋根パネルと、
前記一対の屋根パネルの対向方向に交差する方向で互いに対向し、前記一対の屋根パネルの間に折り込まれる一対の妻壁パネルと、
前記一対の屋根パネルの上端部および前記一対の妻壁パネルの上端部が接合されて形成されたトップシールとを備え、
前記筒状胴部は、前記一対の屋根パネルの対向方向で互いに対向し、前記一対の屋根パネルに連なる一対の胴部パネルを備え、
前記一対の胴部パネルは、それぞれ滑り止め部を備え、
前記一対の胴部パネルの一方から他方をみた側面視で、一方の胴部パネルの滑り止め部と他方の胴部パネルの滑り止め部とが互いに重ならない位置に設けられていることを特徴とするゲーブルトップ型容器。
【請求項2】
前記一対の胴部パネルの少なくとも一方は、当該胴部パネルの面外方向に突出した凸部を備えていることを特徴とする請求項1に記載のゲーブルトップ型容器。
【請求項3】
前記滑り止め部は、前記底部から前記筒状胴部の高さの30%以上80%以下の範囲内の位置に設けられていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のゲーブルトップ型容器。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、牛乳、乳飲料、ジュース等の飲料液体やヨーグルト、ゼリー等のゲル状食品を収容するゲーブルトップ型容器に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、牛乳カートンに代表される飲料用等の紙容器として、表裏面に熱可塑性樹脂を積層した板紙素材で構成されるゲーブルトップ型容器がある。ゲーブルトップ型容器は、飲料液体等が収容される筒状胴部と、筒状胴部の上端に連設された切妻屋根とを備えている。筒状胴部は、互いに対向する一対の胴部パネルを含む複数の胴部パネルで構成されている。
【0003】
このようなゲーブルトップ型容器として、筒状胴部にグリップ向上物質(滑り止め部)を設け、容器の把持性を向上させようとしたものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特表2016−508930号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1に記載されたような従来のゲーブルトップ型容器は、対向する一対の胴部パネルの互いに同じ位置に滑り止め部が設けられているため、ゲーブルトップ型容器を用いた商品の製造工程等において、隣り合うゲーブルトップ型容器の滑り止め部同士が接触して抵抗となり、ゲーブルトップ型容器同士が互いに摺動できなくなる、いわゆるブロッキングが生じるという問題がある。
【0006】
本発明の目的は、容器同士のブロッキングを防止できるゲーブルトップ型容器を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明のゲーブルトップ型容器は、筒状胴部と、前記筒状胴部の下端に連設された底部と、前記筒状胴部の上端に連設された切妻屋根とを備え、前記切妻屋根は、互いに対向する一対の屋根パネルと、前記一対の屋根パネルの対向方向に交差する方向で互いに対向し、前記一対の屋根パネルの間に折り込まれる一対の妻壁パネルと、前記一対の屋根パネルの上端部および前記一対の妻壁パネルの上端部が接合されて形成されたトップシールとを備え、前記筒状胴部は、前記一対の屋根パネルの対向方向で互いに対向し、前記一対の屋根パネルに連なる一対の胴部パネルを備え、前記一対の胴部パネルは、それぞれ滑り止め部を備え、前記一対の胴部パネルの一方から他方をみた側面視で、一方の胴部パネルの滑り止め部と他方の胴部パネルの滑り止め部とが互いに重ならない位置に設けられていることを特徴とする。
【0008】
本発明によれば、一方の胴部パネルの滑り止め部と他方の胴部パネルの滑り止め部とが重ならない位置に設けられているので、隣り合うゲーブルトップ型容器の滑り止め部同士が接触することを防ぐことができ、容器同士のブロッキングを防止できる。
【0009】
本発明のゲーブルトップ型容器において、前記一対の胴部パネルの少なくとも一方は、当該胴部パネルの面外方向に突出した凸部を備えていることが好ましい。
【0010】
本発明によれば、胴部パネルにその面外方向に突出した凸部が設けられているため、ゲーブルトップ型容器間に隙間を設けることができ、容器同士のブロッキングをより確実に防止できる。
【0011】
本発明のゲーブルトップ型容器において、前記滑り止め部は、前記底部から前記筒状胴部の高さの30%以上80%以下の範囲内の位置に設けられていることが好ましい。
【0012】
本発明によれば、利用者がゲーブルトップ型容器を把持する傾向にある高さ位置に滑り止め部が設けられるため、ゲーブルトップ型容器の把持性を効果的に向上できる。
【0013】
本発明のゲーブルトップ型容器は、牛乳、乳飲料、ジュース等の飲料液体やヨーグルト、ゼリー等のゲル状食品の収容に用いられることが好ましい。
【0014】
本発明によれば、ゲーブルトップ型容器が牛乳、乳飲料、ジュース等の飲料液体やヨーグルト、ゼリー等のゲル状食品の収容に用いられるため、ゲーブルトップ型容器の汎用性を活かすことができる。
【図面の簡単な説明】
【0015】
図1】本発明の第1実施形態に係るゲーブルトップ型容器の斜視図。
図2図1のゲーブルトップ型容器の展開図。
図3図1のゲーブルトップ型容器の側面図。
図4】本発明の第2実施形態に係るゲーブルトップ型容器の斜視図。
図5図4のゲーブルトップ型容器の展開図。
図6図4のゲーブルトップ型容器の側面図。
【発明を実施するための形態】
【0016】
以下、本発明の各実施形態を図面に基づいて説明する。
なお、以下の記載において方向を表す場合、図1に示すように、ゲーブルトップ型容器1を起立させた状態を基準とする。
また、第2実施形態以降において、第1実施形態と同じ構成部材および同様な機能を有する構成部材には、第1実施形態の構成部材と同じ符号を付し、それらの説明を省略または簡略化する。
【0017】
[第1実施形態]
図1は、本実施形態に係るゲーブルトップ型容器1を示す斜視図である。図2は、ゲーブルトップ型容器1の展開図(ゲーブルトップ型容器用パネル10(カートンブランクとも称する)の平面図)である。ゲーブルトップ型容器1は、表裏面に熱可塑性樹脂を積層した板紙素材で構成され、牛乳、乳飲料、ジュース等の飲料液体やヨーグルト、ゼリー等のゲル状食品の収容に用いられる。
図1および図2において、ゲーブルトップ型容器1は、筒状胴部2と、筒状胴部2の下端に連設された底部3と、筒状胴部2の上端に連設された切妻屋根4とを備えている。
【0018】
筒状胴部2は、上下方向に延びる胴部縦折線21A、22A、23Aを介して当該筒状胴部2の周方向(水平方向)に連なる4つの胴部パネル21〜24と、胴部縦折線24Aを介して胴部パネル24に連なるシールパネル25とを備えている。胴部パネル21〜24は、シールパネル25が胴部パネル21に加熱シールされることで、略角筒状の筒状胴部2を形成する。
【0019】
胴部パネル21は、滑り止め部211と、凸部212とを備えている。
滑り止め部211は、印刷や吹付け等によって滑り止め剤を胴部パネル21の表面に塗布して形成され、胴部パネル21の他の領域よりも摩擦係数が高く設定されている。滑り止め剤としては、例えば、アルリルニスやウレタンニスを用いることができるがこれらに限定されるものではない。滑り止め剤を印刷によって塗布する場合、印刷方式は限定されず、例えば、インクジェット印刷、凸版印刷、凹版印刷、スクリーン印刷を採用できる。
【0020】
本実施形態の場合、滑り止め部211は、滑り止め剤を印刷して形成されている。また、滑り止め部211は、胴部パネル23から胴部パネル24に向かって(ゲーブルトップ型容器1の開封部側から非開封部側に向かって)下方に傾斜した波形形状とされ、上下方向に並んで複数設けられている。滑り止め部211同士の間隔は、胴部パネル21の後述する滑り止め部221の長さ方向に直行する方向の幅よりも広く設定されている。滑り止め部211は、底部3から筒状胴部2の高さの30%以上80%以下の範囲内の位置に設けられることが好ましい。このような範囲に滑り止め部211を設けることにより、利用者がゲーブルトップ型容器1を把持する傾向にある高さ位置に滑り止め部211が配置されるので、ゲーブルトップ型容器1の把持性を効果的に向上できる。
【0021】
凸部212は、滑り止め部211を囲む領域の四隅に設けられ、胴部パネル21の面外方向に突出している。凸部212は、胴部パネル21にエンボス加工を施したり、胴部パネル21に熱可塑性樹脂を積層したり、胴部パネル21にシートを貼付したりして形成される。胴部パネル21の表面からの凸部212の突出量は、滑り止め部211の厚みよりも大きくなっている。
【0022】
胴部パネル22は、胴部パネル21に対向して配置されている。胴部パネル22は、滑り止め部221と、凸部222とを備えている。
滑り止め部221および凸部222は、胴部パネル21のものと同様の方法により形成されるが、形状および配置が異なっている。滑り止め部221および凸部222は、ゲーブルトップ型容器用パネル10において、胴部パネル23の中心を通る上下方向の直線を対称軸として、滑り止め部211および凸部212を線対称にしたものを、下方にずらして配置した形状となっている。
【0023】
滑り止め部221は、図3にも示すように、胴部パネル21、22の一方から他方をみた側面視で、胴部パネル21の滑り止め部211と重ならない位置に設けられ、滑り止め部211よりも下方に形成されている。滑り止め部221同士の間隔は、滑り止め部211の長さ方向に直行する方向の幅よりも広く設定されている。
凸部222は、胴部パネル21、22の一方から他方をみた側面視で、胴部パネル21の凸部212と重ならない位置に設けられ、凸部212よりも下方に形成されている。
【0024】
胴部パネル23は、ゲーブルトップ型容器1の開封部側に設けられている。
胴部パネル24は、胴部パネル23に対向して配置され、ゲーブルトップ型容器1の非開封部側に設けられている。
【0025】
底部3は、底部縦折線31B、32B、33Bを介して互いに連なるとともに、底部横折線31A、32A、33A、34Aを介して胴部パネル21〜24の下端に連なる4つの底部パネル31〜34と、底部パネル34に底部縦折線34Bを介して連なるとともに、シールパネル25の下端に連なるシールパネル35とを備えている。
底部パネル31、32には、一対の谷折線311、321が形成されている。
【0026】
切妻屋根4は、互いに対向する一対の屋根パネル41、42と、一対の屋根パネル41、42の対向方向に交差する方向で互いに対向し、一対の屋根パネル41、42の間に折り込まれる一対の妻壁パネル43、44と、妻壁パネル44に上部縦折線44Bを介して連なるとともに、シールパネル25の上端に連なるシールパネル45と、一対の屋根パネル41、42の上端部412、422および一対の妻壁パネル43、44の上端部435、445が接合されて形成されたトップシール46とを備えている。一対の屋根パネル41、42および一対の妻壁パネル43、44は、屋根パネル41、妻壁パネル43、屋根パネル42、妻壁パネル44の順で水平方向に連なっている。
【0027】
屋根パネル41は、上下方向に延びる上部縦折線41Bを介して妻壁パネル43に連なるとともに、水平方向に延びる上部横折線41Aを介して胴部パネル21に連なっている。この屋根パネル41は、水平方向に沿って形成された谷折線411と、谷折線411の上方に位置する上端部412と、谷折線411の下方に設けられ、上部縦折線41Bに向かって下方(上部縦折線41Bと上部横折線41Aとの交点P1に向かう方向)に傾斜した谷折線413とを備えている。
【0028】
屋根パネル42は、上下方向に延びる上部縦折線43B、42Bを介して妻壁パネル43、44に連なるとともに、水平方向に延びる上部横折線42Aを介して胴部パネル22に連なっている。この屋根パネル42は、水平方向に沿って形成された谷折線421と、谷折線421の上方に位置する上端部422と、谷折線421の下方に設けられ、上部縦折線43Bに向かって下方(上部縦折線43Bと上部横折線42Aとの交点P2に向かう方向)に傾斜した谷折線423とを備えている。
【0029】
妻壁パネル43は、ゲーブルトップ型容器1の開封部を構成するパネルであり、水平方向に延びる上部横折線43Aを介して胴部パネル23に連なっている。この妻壁パネル43は、水平方向に沿って形成された山折線431と、交点P1、P2から山折線431の中央に位置する互いの交点P3まで延びる一対の谷折線432と、一対の谷折線432および上部横折線43Aに囲まれた第1折込部433と、第1折込部433を挟んだ両側(第1折込部433の水平方向両側)に設けられ、一対の屋根パネル41、42に連なる第2折込部434と、山折線431の上方に位置する上端部435とを備えている。
上端部435は、その水平方向の中央に交点P3から上方に延びる折返線436が設けられ、当該折返線436で折り返された状態でトップシール46を形成する。
【0030】
妻壁パネル44は、ゲーブルトップ型容器1の非開封部を構成するパネルであり、水平方向に延びる上部横折線44Aを介して胴部パネル24に連なっている。妻壁パネル44は、妻壁パネル43と同様に構成されているため、妻壁パネル43の符号の先頭から2番目の3の記号を4に置き換えて図示し、その説明を省略する。
【0031】
以上のゲーブルトップ型容器1は、図2に示すゲーブルトップ型容器用パネル10から、次のような手順で形成される。
先ず、ゲーブルトップ型容器用パネル10のシールパネル25、35、45を胴部パネル21、底部パネル31、屋根パネル41に加熱シールし、カートンブランクを形成する。次いで、このカートンブランクを角筒状にする。この状態で、底部パネル31、32を谷折線311、321に沿って谷折りしながら、底部横折線31A、32Aにより底部パネル33、34間に内向きに折り込み、底部パネル33、34と重ね合わせる。そして、底部パネル31〜34の重ね合わせ部分全体を加熱シールし、底部3を形成する。
【0032】
次いで、ゲーブルトップ型容器1に飲料液体等を収容する。この際、ゲーブルトップ型容器1を並べて製造ラインで搬送しながら、当該ゲーブルトップ型容器1に飲料液体等を収容することがあるが、胴部パネル21の滑り止め部211と、胴部パネル22の滑り止め部221とが互いに重ならない位置に設けられているので、隣り合うゲーブルトップ型容器1の滑り止め部211、221同士が接触することを防ぐことができ、容器同士のブロッキングを防止できる。
【0033】
その後、谷折線432、442で第2折込部434、444を折り返しながら、上部横折線43A、44Aで第1折込部433、443を内向きに折り込んで、屋根パネル41、42の間に妻壁パネル43、44を折り込む。この際、屋根パネル41、42は、妻壁パネル43、44の折り込みに連動して、上部横折線41A、42Aにより内向きに折り曲げられる。そして、屋根パネル41、42を谷折線411、421に沿って谷折りするとともに、妻壁パネル43、44を山折線431、441に沿って山折りし、折返線436、446で折り返された妻壁パネル43、44の上端部435、445を屋根パネル41、42の上端部412、422間に介在させる。そして、上端部412、422、435、445を互いに加熱シールし、トップシール46を形成する。
【0034】
ゲーブルトップ型容器1を開封する際は、妻壁パネル43側で一対の屋根パネル41、42の間に指を差し入れつつ、屋根パネル41、42を互いに離反させ、屋根パネル41、42および妻壁パネル43を後方に折り返す。この状態で、左右方向からトップシール46に力をかけながら妻壁パネル43を前方に突出させることにより、屋根パネル41、42から妻壁パネル43を剥離させて開封する。これにより、妻壁パネル43によって注ぎ口が形成され、利用者がゲーブルトップ型容器1を把持しながら注ぎ口側を前傾させることにより、当該注ぎ口から内部の飲料液体等を注ぐことが可能となる。この際、利用者が滑り止め部211、221によって筒状胴部2を把持しやすくなり、簡易な構造でゲーブルトップ型容器1の把持性を向上できる。
【0035】
以上のような実施形態によれば、一方の胴部パネル21の滑り止め部211と他方の胴部パネル22の滑り止め部221とが重ならない位置に設けられているので、隣り合うゲーブルトップ型容器1の滑り止め部211、221同士が接触することを防ぐことができ、容器同士のブロッキングを防止できる。
【0036】
また、胴部パネル21、22にその面外方向に突出した凸部212、222が設けられているため、ゲーブルトップ型容器1間に隙間を設けることができ、容器同士のブロッキングをより確実に防止できる。
【0037】
また、利用者がゲーブルトップ型容器1を把持する傾向にある高さ位置に滑り止め部211、221が設けられるため、ゲーブルトップ型容器1の把持性を効果的に向上できる。
【0038】
また、ゲーブルトップ型容器1が牛乳、乳飲料、ジュース等の飲料液体やヨーグルト、ゼリー等のゲル状食品の収容に用いられるため、ゲーブルトップ型容器1の汎用性を活かすことができる。
【0039】
[第2実施形態]
本実施形態は、図4および図5に示すように、胴部パネル21、22における滑り止め部213、223の形状および配置が第1実施形態と相違する。
滑り止め部213、223は、それぞれ略矩形形状とされ、互いに間隔を空けた格子柄状に配置されている。滑り止め部213と滑り止め部223とは、図6にも示すように、胴部パネル21、22の一方から他方をみた側面視で、互いに重ならない位置に設けられ、滑り止め部223の方が滑り止め部213よりも下方に位置している。滑り止め部213同士の間隔は、滑り止め部223の大きさよりも広く設定され、滑り止め部223同士の間隔は、滑り止め部213の大きさよりも広く設定されている。なお、滑り止め部213、223は、第1実施形態と同様の方法により形成される。
【0040】
本実施形態によっても、第1実施形態と同様の効果が得られる。
また、滑り止め部213、223が格子柄状に配置されているため、滑り止め部213、223を違和感なく配置することができ、その大きさ、質感、色合い等によっては、美観の向上に寄与することができる。
【0041】
なお、本発明は前述した実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲での変形、改良等は本発明に含まれる。
例えば、筒状胴部2は、断面3角形の角筒状や断面5角以上の角筒状であってもよい。
筒状胴部2は、角筒状のものに限られず、例えば、胴部パネル21〜24またはそれらの何れかを筒状胴部2の周方向に湾曲させ、部分的に円筒状にしてもよい。
【0042】
滑り止め部211、213、221、223は、胴部パネル21、22の一方から他方をみた側面視で互いに重ならないのであれば、形状は限定されず、例えば、直線、正弦波形、三角波形、円、楕円、三角形、平行四辺形、台形、菱形、5角以上の多角形で形成されてもよい。
滑り止め部211、213、221、223や凸部212、222の数は、実施形態のものに限定されず、実施形態で示した以外の数であってもよい。
凸部212、222は、胴部パネル21、22の該当箇所を肉厚にして形成してもよいし、胴部パネル21、22に熱可塑性樹脂を印刷して形成してもよい。
凸部212、222は、滑り止め部211、213、221、223の間に設けられてもよいし、胴部パネル21、22の一方から他方をみた側面視で互いに重なる位置に設けられてもよいし、胴部パネル21、22の一方にのみ設けられてもよい。
【0043】
胴部縦折線21A、22A、23A、24Aは、形状が限定されず、例えば、曲線のみで構成されていてもよいし、複数の直線を組み合わせたものや、直線と曲線を組み合わせたもので構成されてもよいし、正弦波形、矩形波形、三角波形等の波形状に形成されてもよい。
【0044】
前記実施形態では、シールパネル25、35、45は、同幅をもって形成されているが、これに限られず、シールパネル25、35、45をそれぞれ異なる幅に形成してもよいし、シールパネル25、35、45のうちの何れか2つのみを同じ幅に形成してもよい。また、シールパネル25、35、45は、上下方向で幅寸法が一定である必要はなく、幅寸法を部分的に変えてもよい。
【0045】
前記実施形態では、上部横折線41A、42A、43A、44Aは、直線状に形成されていたが、これに限られず、曲線状に形成されてもよい。例えば、上部横折線41A、42A、43A、44Aは、下に向かって凸状の曲線であってもよい。
【0046】
本発明は、牛乳やジュース等の飲料液体や、ヨーグルトやゼリー等のゲル状食品を収容可能な様々なゲーブルトップ型容器1に利用できる。
【符号の説明】
【0047】
1…ゲーブルトップ型容器、2…筒状胴部、3…底部、4…切妻屋根、21〜24…胴部パネル、41、42…屋根パネル、43、44…妻壁パネル、46…トップシール、211、213、221、223…滑り止め部、212、222…凸部。
図1
図2
図3
図4
図5
図6