特開2019-164377(P2019-164377A)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2015.5.11 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】特開2019-164377(P2019-164377A)
(43)【公開日】2019年9月26日
(54)【発明の名称】変倍光学系及び光学機器
(51)【国際特許分類】
   G02B 15/20 20060101AFI20190830BHJP
   G02B 13/18 20060101ALI20190830BHJP
【FI】
   G02B15/20
   G02B13/18
【審査請求】有
【請求項の数】53
【出願形態】OL
【全頁数】294
(21)【出願番号】特願2019-104875(P2019-104875)
(22)【出願日】2019年6月4日
(62)【分割の表示】特願2016-544969(P2016-544969)の分割
【原出願日】2015年8月28日
(31)【優先権主張番号】特願2014-175724(P2014-175724)
(32)【優先日】2014年8月29日
(33)【優先権主張国】JP
(31)【優先権主張番号】特願2014-175725(P2014-175725)
(32)【優先日】2014年8月29日
(33)【優先権主張国】JP
(31)【優先権主張番号】特願2014-175726(P2014-175726)
(32)【優先日】2014年8月29日
(33)【優先権主張国】JP
(31)【優先権主張番号】特願2014-175727(P2014-175727)
(32)【優先日】2014年8月29日
(33)【優先権主張国】JP
(31)【優先権主張番号】特願2014-234426(P2014-234426)
(32)【優先日】2014年11月19日
(33)【優先権主張国】JP
(31)【優先権主張番号】特願2014-234427(P2014-234427)
(32)【優先日】2014年11月19日
(33)【優先権主張国】JP
(31)【優先権主張番号】特願2014-234428(P2014-234428)
(32)【優先日】2014年11月19日
(33)【優先権主張国】JP
(31)【優先権主張番号】特願2014-234429(P2014-234429)
(32)【優先日】2014年11月19日
(33)【優先権主張国】JP
(31)【優先権主張番号】特願2014-234430(P2014-234430)
(32)【優先日】2014年11月19日
(33)【優先権主張国】JP
(31)【優先権主張番号】特願2014-234431(P2014-234431)
(32)【優先日】2014年11月19日
(33)【優先権主張国】JP
(31)【優先権主張番号】特願2015-141990(P2015-141990)
(32)【優先日】2015年7月16日
(33)【優先権主張国】JP
(31)【優先権主張番号】特願2015-141991(P2015-141991)
(32)【優先日】2015年7月16日
(33)【優先権主張国】JP
(31)【優先権主張番号】特願2015-141992(P2015-141992)
(32)【優先日】2015年7月16日
(33)【優先権主張国】JP
(31)【優先権主張番号】特願2015-141993(P2015-141993)
(32)【優先日】2015年7月16日
(33)【優先権主張国】JP
(71)【出願人】
【識別番号】000004112
【氏名又は名称】株式会社ニコン
(74)【代理人】
【識別番号】100092897
【弁理士】
【氏名又は名称】大西 正悟
(74)【代理人】
【識別番号】100157417
【弁理士】
【氏名又は名称】並木 敏章
(72)【発明者】
【氏名】柴田 悟
(72)【発明者】
【氏名】幸島 知之
【テーマコード(参考)】
2H087
【Fターム(参考)】
2H087KA02
2H087MA15
2H087NA07
2H087NA14
2H087PA10
2H087PA11
2H087PA12
2H087PA13
2H087PA14
2H087PA15
2H087PA16
2H087PA19
2H087PA20
2H087PB12
2H087PB13
2H087PB15
2H087PB16
2H087PB17
2H087PB18
2H087PB19
2H087PB20
2H087QA02
2H087QA05
2H087QA06
2H087QA07
2H087QA17
2H087QA18
2H087QA21
2H087QA25
2H087QA26
2H087QA33
2H087QA34
2H087QA37
2H087QA39
2H087QA41
2H087QA42
2H087QA45
2H087QA46
2H087RA05
2H087RA12
2H087RA13
2H087RA36
2H087RA43
2H087SA23
2H087SA27
2H087SA29
2H087SA33
2H087SA43
2H087SA47
2H087SA49
2H087SA52
2H087SA53
2H087SA55
2H087SA56
2H087SA57
2H087SA62
2H087SA63
2H087SA64
2H087SA65
2H087SA66
2H087SA76
2H087SB03
2H087SB04
2H087SB14
2H087SB15
2H087SB25
2H087SB26
2H087SB27
2H087SB32
2H087SB33
2H087SB35
2H087SB42
2H087SB43
2H087SB45
2H087UA06
(57)【要約】      (修正有)
【課題】小型で、合焦時の像倍率変化が小さく、良好な光学性能を有する変倍光学系及び光学機器を提供する。
【解決手段】物体側から順に並んだ、正の屈折力を有する第1レンズ群G1と、前側レンズ群GXと、正の屈折力を有する中間レンズ群GMと、後側レンズ群GRとを有し、前側レンズ群GXは、1以上のレンズ群からなり、負レンズ群を有し、中間レンズ群GMは、少なくとも一部が合焦レンズ群GFであり、後側レンズ群GRは、1以上のレンズ群からなり、変倍の際に、第1レンズ群G1は像面に対して移動し、第1レンズ群G1と前側レンズ群GXとの間隔は変化し、前側レンズ群GXと中間レンズ群GMとの間隔は変化し、中間レンズ群GMと後側レンズ群GRとの間隔は変化する。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
物体側から順に並んだ、正の屈折力を有する第1レンズ群と、前側レンズ群と、正の屈折力を有する中間レンズ群と、後側レンズ群とを有し、
前記前側レンズ群は、1以上のレンズ群からなり、負レンズ群を有し、
前記中間レンズ群は、少なくとも一部が合焦レンズ群であり、
前記後側レンズ群は、1以上のレンズ群からなり、
変倍の際に、前記第1レンズ群を像面に対して移動させ、前記第1レンズ群と前記前側レンズ群との間隔が変化し、前記前側レンズ群と前記中間レンズ群との間隔が変化し、前記中間レンズ群と前記後側レンズ群との間隔が変化し、
前記合焦レンズ群よりも像側に、光軸と垂直方向の変位成分を持つように移動可能に構成した防振レンズ群を有し、
以下の条件式を満足する変倍光学系。
−1.500<fV/fRF<0.645
但し、
fV:前記防振レンズ群の焦点距離、
fRF:前記後側レンズ群のうち、最も物体側のレンズ群の焦点距離。
【請求項2】
物体側から順に並んだ、正の屈折力を有する第1レンズ群と、前側レンズ群と、正の屈折力を有する中間レンズ群と、後側レンズ群とを有し、
前記前側レンズ群は、1以上のレンズ群からなり、負レンズ群を有し、
前記中間レンズ群は、少なくとも一部が合焦レンズ群であり、
前記後側レンズ群は、1以上のレンズ群からなり、
変倍の際に、前記第1レンズ群を像面に対して移動させ、前記第1レンズ群と前記前側レンズ群との間隔が変化し、前記前側レンズ群と前記中間レンズ群との間隔が変化し、前記中間レンズ群と前記後側レンズ群との間隔が変化し、
前記合焦レンズ群よりも像側に、光軸と垂直方向の変位成分を持つように移動可能に構成した防振レンズ群を有し、
以下の条件式を満足する変倍光学系。
−0.150<DVW/fV<1.000
32.000≦Wω
但し、
DVW:広角端状態における前記防振レンズ群とその直後のレンズとの空気間隔、
fV:前記防振レンズ群の焦点距離、
Wω:広角端状態における半画角。
【請求項3】
物体側から順に並んだ、正の屈折力を有する第1レンズ群と、前側レンズ群と、正の屈折力を有する中間レンズ群と、後側レンズ群とを有し、
前記前側レンズ群は、1以上のレンズ群からなり、負レンズ群を有し、
前記中間レンズ群は、少なくとも一部が合焦レンズ群であり、
前記後側レンズ群は、1以上のレンズ群からなり、
変倍の際に、前記第1レンズ群を像面に対して移動させ、前記第1レンズ群と前記前側レンズ群との間隔が変化し、前記前側レンズ群と前記中間レンズ群との間隔が変化し、前記中間レンズ群と前記後側レンズ群との間隔が変化し、
前記合焦レンズ群よりも像側に、光軸と垂直方向の変位成分を持つように移動可能に構成した防振レンズ群を有し、
前記防振レンズ群は、2以上のレンズ群からなる変倍光学系。
【請求項4】
以下の条件式を満足する請求項1に記載の変倍光学系。
−1.000<DVW/fV<1.000
32.000≦Wω
0.010<fF/fXR<10.000
但し、
DVW:広角端状態における前記防振レンズ群とその直後のレンズとの空気間隔、
Wω:広角端状態における半画角、
fF:前記合焦レンズ群の焦点距離、
fXR:前記前側レンズ群のうち、最も像側のレンズ群の焦点距離。
【請求項5】
以下の条件式を満足する請求項1または4に記載の変倍光学系。
0.010<(−fXn)/fXR<1.000
0.100<DGXR/fXR<1.500
但し、
fXn:前記前側レンズ群が有する負レンズ群のうち、屈折力の絶対値が最大のレンズ群の焦点距離、
fXR:前記前側レンズ群のうち、最も像側のレンズ群の焦点距離、
DGXR:前記前側レンズ群のうち、最も像側のレンズ群の光軸上の厚み。
【請求項6】
以下の条件式を満足する請求項2に記載の変倍光学系。
0.010<fF/fW<8.000
但し、
fF:前記合焦レンズ群の焦点距離、
fW:広角端状態における全系の焦点距離
【請求項7】
以下の条件式を満足する請求項2または6に記載の変倍光学系。
−1.500<fV/fRF<0.645
0.010<fF/fXR<10.000
0.100<DGXR/fXR<1.500
但し、
fV:前記防振レンズ群の焦点距離
fRF:前記後側レンズ群のうち、最も物体側のレンズ群の焦点距離、
fF:前記合焦レンズ群の焦点距離、
fXR:前記前側レンズ群のうち、最も像側のレンズ群の焦点距離、
DGXR:前記前側レンズ群のうち、最も像側のレンズ群の光軸上の厚み。
【請求項8】
以下の条件式を満足する請求項2に記載の変倍光学系。
0.390<DXnW/ZD1<5.000
但し、
DXnW:広角端状態における、前記前側レンズ群が有する負レンズ群のうち屈折力の絶対値が最大のレンズ群と、前記前側レンズ群のうち最も像側のレンズ群との群間隔、
ZD1:広角端状態から望遠端状態に変倍したときの前記第1レンズ群の移動量。
【請求項9】
以下の条件式を満足する請求項3に記載の変倍光学系。
−20.000<fF/fV<20.000
但し、
fF:前記合焦レンズ群の焦点距離、
fV:前記防振レンズ群の焦点距離。
【請求項10】
以下の条件式を満足する請求項3または9に記載の変倍光学系。
−15.000<fV/fRF<10.000
但し、
fV:前記防振レンズ群の焦点距離、
fRF:前記後側レンズ群のうち、最も物体側のレンズ群の焦点距離。
【請求項11】
以下の条件式を満足する請求項3、9、または10のいずれか一項に記載の変倍光学系。
−1.000<DVW/fV<1.000
32.000≦Wω
0.010<fF/fXR<10.000
0.100<DGXR/fXR<1.500
但し、
DVW:広角端状態における前記防振レンズ群とその直後のレンズとの空気間隔、
fV:前記防振レンズ群の焦点距離、
Wω:広角端状態における半画角、
fF:前記合焦レンズ群の焦点距離、
fXR:前記前側レンズ群のうち、最も像側のレンズ群の焦点距離、
DGXR:前記前側レンズ群のうち、最も像側のレンズ群の光軸上の厚み。
【請求項12】
以下の条件式を満足する請求項2に記載の変倍光学系。
2.250<TLW/ZD1<10.000
但し、
TLW:広角端状態における光学系の全長、
ZD1:広角端状態から望遠端状態に変倍したときの前記第1レンズ群の移動量。
【請求項13】
前記後側レンズ群のうち、最も物体側のレンズ群の少なくとも一部が、前記防振レンズ群である請求項1〜3のいずれか一項に記載の変倍光学系。
【請求項14】
物体側から順に並んだ、正の屈折力を有する第1レンズ群と、前側レンズ群と、正の屈折力を有する中間レンズ群と、後側レンズ群とを有し、
前記前側レンズ群は、1以上のレンズ群からなり、負レンズ群を有し、
前記中間レンズ群は、少なくとも一部が合焦レンズ群であり、
前記後側レンズ群は、1以上のレンズ群からなり、
変倍の際に、前記第1レンズ群を像面に対して移動させ、前記第1レンズ群と前記前側レンズ群との間隔が変化し、前記前側レンズ群と前記中間レンズ群との間隔が変化し、前記中間レンズ群と前記後側レンズ群との間隔が変化し、
前記合焦レンズ群と最も像面側に配置されたレンズとの間に、防振レンズ群を有し、
前記防振レンズ群は、光軸と垂直方向の変位成分を持つように移動可能であり、
前記合焦レンズ群の最も物体側のレンズ面は、物体側に凸形状であり、
以下の条件式を満足する変倍光学系。
0.000<(rB+rA)/(rB−rA)<1.000
0.000<(rC+rB)/(rC−rB)<10.000
但し、
rA:前記合焦レンズ群の最も物体側のレンズ面と空気間隔を隔てて対向するレンズ面の曲率半径、
rB:前記合焦レンズ群の最も物体側のレンズ面の曲率半径、
rC:前記合焦レンズ群の最も像面側のレンズ面の曲率半径。
【請求項15】
物体側から順に並んだ、正の屈折力を有する第1レンズ群と、前側レンズ群と、正の屈折力を有する中間レンズ群と、後側レンズ群とを有し、
前記前側レンズ群は、1以上のレンズ群からなり、負レンズ群を有し、
前記中間レンズ群は、少なくとも一部が合焦レンズ群であり、
前記後側レンズ群は、1以上のレンズ群からなり、
変倍の際に、前記第1レンズ群を像面に対して移動させ、前記第1レンズ群と前記前側レンズ群との間隔が変化し、前記前側レンズ群と前記中間レンズ群との間隔が変化し、前記中間レンズ群と前記後側レンズ群との間隔が変化し、
前記合焦レンズ群と最も像面側に配置されたレンズとの間に、防振レンズ群を有し、
前記防振レンズ群は、光軸と垂直方向の変位成分を持つように移動可能であり、
以下の条件式を満足する変倍光学系。
1.050<(rB+rA)/(rB−rA)
但し、
rA:前記合焦レンズ群の最も物体側のレンズ面と空気間隔を隔てて対向するレンズ面の曲率半径、
rB:前記合焦レンズ群の最も物体側のレンズ面の曲率半径。
【請求項16】
前記合焦レンズ群は、以下の条件式を満足する、少なくとも1枚の正レンズを有する請求項14に記載の変倍光学系。
νdp>55.000
但し、
νdp:前記正レンズのd線を基準とするアッベ数。
【請求項17】
前記合焦レンズ群は、以下の条件式を満足する、少なくとも1枚の負レンズを有する請求項15に記載の変倍光学系。
νdn<40.000
但し、
νdn;前記負レンズのd線を基準とするアッベ数。
【請求項18】
前記合焦レンズ群は、正の屈折力を有し、
前記中間レンズ群に含まれるレンズは、前記合焦レンズ群に含まれるレンズと同じである請求項14または15に記載の変倍光学系。
【請求項19】
前記合焦レンズ群は、正の屈折力を有し、
前記中間レンズ群の一部が、前記合焦レンズ群である請求項14または15に記載の変倍光学系。
【請求項20】
前記合焦レンズ群と最も像面側に配置されたレンズとの間に配置されたレンズは、前記防止レンズ群に含まれるレンズと同じである請求項14または15に記載の変倍光学系。
【請求項21】
前記合焦レンズ群と最も像面側に配置されたレンズとの間に配置されたレンズの一部は、前記防振レンズ群に含まれるレンズである請求項14または15に記載に記載の変倍光学系。
【請求項22】
広角端状態から望遠端状態への変倍の際に、前記合焦レンズ群の物体側に配置されたレンズのうち最も像面側に配置されたレンズと、前記合焦レンズ群との間隔は、一旦狭めてから広がるように変化する請求項14または15に記載の変倍光学系。
【請求項23】
以下の条件式を満足する請求項1〜22のいずれか一項に記載の変倍光学系。
0.000<βFw<0.800
但し、
βFw:前記合焦レンズ群の広角端状態における横倍率。
【請求項24】
以下の条件式を満足する請求項1〜23のいずれか一項に記載の変倍光学系。
32.000≦Wω
但し、
Wω:広角端状態における半画角。
【請求項25】
以下の条件式を満足する請求項1〜24のいずれか一項に記載の変倍光学系。
Tω≦20.000
但し、
Tω:望遠端状態における半画角。
【請求項26】
以下の条件式を満足する請求項1〜25のいずれか一項に記載の変倍光学系。
0.010<|fF/fXR|<10.000
但し、
fF:前記合焦レンズ群の焦点距離、
fXR:前記前側レンズ群のうち、最も像面側に配置されたレンズ群の焦点距離。
【請求項27】
以下の条件式を満足する請求項1〜26のいずれか一項に記載の変倍光学系。
0.100<DGXR/fXR<1.500
但し、
DGXR:前記前側レンズ群のうち、最も像側のレンズ群の光軸上の厚み、
fXR:前記前側レンズ群のうち、最も像側のレンズ群の焦点距離。
【請求項28】
変倍の際に、前記中間レンズ群を像面に対して移動させる請求項1〜27のいずれか一項に記載の変倍光学系。
【請求項29】
変倍の際に、前記前側レンズ群が有する負レンズ群のうち、屈折力の絶対値が最大のレンズ群を像面に対して移動させる請求項1〜28のいずれか一項に記載の変倍光学系。
【請求項30】
変倍の際に、前記前側レンズ群のうち、最も像側のレンズ群を像面に対して移動させる請求項1〜29のいずれか一項に記載の変倍光学系。
【請求項31】
変倍の際に、前記後側レンズ群のうち、最も物体側のレンズ群を像面に対して移動させる請求項1〜30のいずれか一項に記載の変倍光学系。
【請求項32】
前記前側レンズ群が有する負レンズ群のうち、屈折力の絶対値が最大のレンズ群は、第2レンズ群である請求項1〜31のいずれか一項に記載の変倍光学系。
【請求項33】
前記前側レンズ群のうち、最も像側のレンズ群は、第3レンズ群であり、正の屈折力を有する請求項1〜32のいずれか一項に記載の変倍光学系。
【請求項34】
前記中間レンズ群は、変倍時に一体の、1つのレンズ群からなる請求項1〜33のいずれか一項に記載の変倍光学系。
【請求項35】
前記後側レンズ群のうち、最も物体側のレンズ群は、第5レンズ群である請求項1〜34のいずれか一項に記載の変倍光学系。
【請求項36】
請求項1〜35のいずれか一項に記載の変倍光学系を搭載する光学機器。
【請求項37】
物体側から順に並んだ、正の屈折力を有する第1レンズ群と、前側レンズ群と、正の屈折力を有する中間レンズ群と、後側レンズ群とを有する変倍光学系であって、
前記前側レンズ群は、1以上のレンズ群からなり、負レンズ群を有し、
前記中間レンズ群は、少なくとも一部が合焦レンズ群であり、
前記後側レンズ群は、1以上のレンズ群からなり、
変倍の際に、前記第1レンズ群と前記前側レンズ群との間隔が変化し、前記前側レンズ群と前記中間レンズ群との間隔が変化し、前記中間レンズ群と前記後側レンズ群との間隔が変化し、
前記合焦レンズ群と前記光学系の最も像側のレンズとの間に、光軸と垂直方向の変位成分を持つように移動可能に構成した防振レンズ群を有し、
以下の条件式を満足する変倍光学系。
0.01<dV/|fV|<0.50
0.50<|fF|/fM<3.00
但し、
dV:望遠端状態における前記防振レンズ群とその像側に位置するレンズとの光軸上の間隔、
fV;前記防振レンズ群の焦点距離、
fF:前記合焦レンズ群の焦点距離、
fM;前記中間レンズ群の焦点距離。
【請求項38】
物体側から順に並んだ、正の屈折力を有する第1レンズ群と、前側レンズ群と、正の屈折力を有する中間レンズ群と、後側レンズ群とを有する変倍光学系であって、
前記前側レンズ群は、1以上のレンズ群からなり、負レンズ群を有し、
前記中間レンズ群は、少なくとも一部が合焦レンズ群であり、
前記後側レンズ群は、1以上のレンズ群からなり、
変倍の際に、前記第1レンズ群と前記前側レンズ群との間隔が変化し、前記前側レンズ群と前記中間レンズ群との間隔が変化し、前記中間レンズ群と前記後側レンズ群との間隔が変化し、
前記合焦レンズ群と前記光学系の最も像側のレンズとの間に、光軸と垂直方向の変位成分を持つように移動可能に構成した防振レンズ群を有し、
以下の条件式を満足する変倍光学系。
0.01<dV/|fV|<0.50
但し、
dV:望遠端状態における前記防振レンズ群とその像側に位置するレンズとの光軸上の間隔、
fV:前記防振レンズ群の焦点距離。
【請求項39】
前記中間レンズ群は、物体側から順に並んだ、物体側群と、像側群とを有し、
前記像側群は、前記合焦レンズ群である請求項37または38に記載の変倍光学系。
【請求項40】
前記中間レンズ群は、物体側から順に並んだ、物体側群と、像側群とを有し、
前記像側群は、前記合焦レンズ群であり、
以下の条件式を満足する請求項37〜39のいずれか一項に記載の変倍光学系。
0.01<dAB/|fF|<0.50
但し、
fF:前記合焦レンズ群の焦点距離、
dAB:望遠端状態における無限遠合焦時の前記合焦レンズ群とその物体側のレンズとの光軸上の間隔。
【請求項41】
以下の条件式を満足する請求項37〜40のいずれか一項に記載の変倍光学系。
0.20<(−fXn)/fM<1.60
但し、
fXn:前記前側レンズ群が有する負レンズ群のうち、屈折力の絶対値が最大のレンズ
群の焦点距離、
fM:前記中間レンズ群の焦点距離。
【請求項42】
前記合焦レンズ群は、正の屈折力を有する請求項37〜41のいずれか一項に記載の変倍光学系。
【請求項43】
前記合焦レンズ群は、全体として正の屈折力を有する場合、正レンズを含み、
以下の条件式を満足する請求項37〜42のいずれか一項に記載の変倍光学系。
ndp+0.0075×νdp−2.175<0
νdp>50.00
但し、
ndp:前記合焦レンズ群に含まれる前記正レンズの媒質のd線に対する屈折率、
νdp:前記合焦レンズ群に含まれる前記正レンズの媒質のd線を基準とするアッベ数。
【請求項44】
前記合焦レンズ群は、全体として負の屈折力を有する場合、負レンズを含み、
以下の条件式を満足する請求項37〜43のいずれか一項に記載の変倍光学系。
ndn+0.0075×νdn−2.175<0
νdn>50.00
但し、
ndn:前記合焦レンズ群に含まれる前記負レンズの媒質のd線に対する屈折率、
νdn:前記合焦レンズ群に含まれる前記負レンズの媒質のd線を基準とするアッベ数。
【請求項45】
変倍の際に、前記第1レンズ群を像面に対して移動させる請求項37〜44のいずれか一項に記載の変倍光学系。
【請求項46】
変倍の際に、前記前側レンズ群を像面に対して移動させる請求項37〜45のいずれか一項に記載の変倍光学系。
【請求項47】
変倍の際に、前記中間レンズ群を像面に対して移動させる請求項37〜46のいずれか一項に記載の変倍光学系。
【請求項48】
変倍の際に、前記後側レンズ群から像側のレンズ群の全て、もしくは少なくとも前記後側レンズ群を、像面に対して移動させる請求項37〜47のいずれか一項に記載の変倍光学系。
【請求項49】
前記前側レンズ群が有する負レンズ群のうち、屈折力の絶対値が最大のレンズ群は、第2レンズ群である請求項37〜48のいずれか一項に記載の変倍光学系。
【請求項50】
前記中間レンズ群は、変倍時に一体の、1つのレンズ群からなる請求項37〜49のいずれか一項に記載の変倍光学系。
【請求項51】
前記合焦レンズ群は、正の屈折力を有し、
前記中間レンズ群に含まれるレンズは、前記合焦レンズに含まれるレンズと同じである請求項37〜50のいずれか一項に記載の変倍光学系。
【請求項52】
前記後側レンズ群のうち、最も物体側のレンズ群は、第4レンズ群である請求項37〜51のいずれか一項に記載の変倍光学系。
【請求項53】
請求項37〜52のいずれか一項に記載の変倍光学系を搭載する光学機器。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、変倍光学系及び光学機器に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、写真用カメラ、電子スチルカメラ、ビデオカメラ等に適した変倍光学系が提案されている(例えば、特許文献1を参照)。
【0003】
しかしながら、従来の変倍光学系では、合焦群を構成するレンズ枚数が多いため、大型化しやすく、また、合焦を行うことにより、像倍率の変化が大きいという課題があった。
【0004】
従来より、合焦時の像倍率変化を抑制しつつ、手振れ補正機構を備えた変倍光学系が提案されている(例えば、特許文献2を参照)。
【0005】
しかしながら、従来の変倍光学系では、合焦群として像面付近のレンズを用いるため、合焦時の像倍率変化は小さくできるが、移動量が増えて大型化しやすく、また、像ブレ補正を比較的大きな径で且つ複数枚のレンズからなる3群全体で行うため、防振レンズ群が大きく重くなるという課題があった。
【0006】
以前から、比較的レンズの構成枚数が多い第2レンズ群で合焦を行う変倍光学系が提案されている(例えば、特許文献1を参照)。
【0007】
従来の技術では、第2レンズ群で合焦を行うことにより、合焦時に近距離性能が低下するという問題があった。
【0008】
従来、写真用カメラ、電子スチルカメラ、ビデオカメラ等に適した変倍光学系が提案されている(例えば、特許文献2を参照)。
【0009】
しかしながら、従来の変倍光学系では、合焦群として像面付近のレンズを用いるため、像倍率変化は小さくできるが、大型化しやすく、また、像ブレ補正を、複数枚のレンズで且つ比較的大きな径のレンズからなる3群全体で行うため、防振レンズ群が重くなってしまうという課題があった。
【0010】
従来、写真用カメラ、電子スチルカメラ、ビデオカメラ等に適した変倍光学系が提案されている(例えば、特許文献2を参照)。
【0011】
しかしながら、従来の変倍光学系では、合焦群として像面付近のレンズを用いるため、像倍率変化は小さくできるが、大型化しやすいという課題があった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0012】
【特許文献1】特開2012−252278号公報
【特許文献2】特開2010−276655号公報
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0013】
第1の本発明に係る変倍光学系は、物体側から順に並んだ、正の屈折力を有する第1レンズ群と、前側レンズ群と、正の屈折力を有する中間レンズ群と、後側レンズ群とを有し
、前記前側レンズ群は、1以上のレンズ群からなり、負レンズ群を有し、前記中間レンズ群は、少なくとも一部が合焦レンズ群であり、前記後側レンズ群は、1以上のレンズ群からなり、変倍の際に、前記第1レンズ群を像面に対して移動させ、前記第1レンズ群と前記前側レンズ群との間隔が変化し、前記前側レンズ群と前記中間レンズ群との間隔が変化し、前記中間レンズ群と前記後側レンズ群との間隔が変化し、前記合焦レンズ群よりも像側に、光軸と垂直方向の変位成分を持つように移動可能に構成した防振レンズ群を有し、以下の条件式を満足する。
−1.500<fV/fRF<0.645
但し、
fV:前記防振レンズ群の焦点距離、
fRF:前記後側レンズ群のうち、最も物体側のレンズ群の焦点距離。
【0014】
第2の本発明に係る変倍光学系は、物体側から順に並んだ、正の屈折力を有する第1レンズ群と、前側レンズ群と、正の屈折力を有する中間レンズ群と、後側レンズ群とを有し、前記前側レンズ群は、1以上のレンズ群からなり、負レンズ群を有し、前記中間レンズ群は、少なくとも一部が合焦レンズ群であり、前記後側レンズ群は、1以上のレンズ群からなり、変倍の際に、前記第1レンズ群を像面に対して移動させ、前記第1レンズ群と前記前側レンズ群との間隔が変化し、前記前側レンズ群と前記中間レンズ群との間隔が変化し、前記中間レンズ群と前記後側レンズ群との間隔が変化し、前記合焦レンズ群よりも像側に、光軸と垂直方向の変位成分を持つように移動可能に構成した防振レンズ群を有し、以下の条件式を満足する。
−0.150<DVW/fV<1.000
32.000≦Wω
但し、
DVW:広角端状態における前記防振レンズ群とその直後のレンズとの空気間隔、
fV:前記防振レンズ群の焦点距離、
Wω:広角端状態における半画角。
【0015】
第3の本発明に係る変倍光学系は、物体側から順に並んだ、正の屈折力を有する第1レンズ群と、前側レンズ群と、正の屈折力を有する中間レンズ群と、後側レンズ群とを有し、前記前側レンズ群は、1以上のレンズ群からなり、負レンズ群を有し、前記中間レンズ群は、少なくとも一部が合焦レンズ群であり、前記後側レンズ群は、1以上のレンズ群からなり、変倍の際に、前記第1レンズ群を像面に対して移動させ、前記第1レンズ群と前記前側レンズ群との間隔が変化し、前記前側レンズ群と前記中間レンズ群との間隔が変化し、前記中間レンズ群と前記後側レンズ群との間隔が変化し、前記合焦レンズ群よりも像側に、光軸と垂直方向の変位成分を持つように移動可能に構成した防振レンズ群を有し、前記防振レンズ群は、2以上のレンズ群からなる。
【0016】
第4の本発明に係る変倍光学系は、物体側から順に並んだ、正の屈折力を有する第1レンズ群と、前側レンズ群と、正の屈折力を有する中間レンズ群と、後側レンズ群とを有し、前記前側レンズ群は、1以上のレンズ群からなり、負レンズ群を有し、前記中間レンズ群は、少なくとも一部が合焦レンズ群であり、前記後側レンズ群は、1以上のレンズ群からなり、変倍の際に、前記第1レンズ群を像面に対して移動させ、前記第1レンズ群と前記前側レンズ群との間隔が変化し、前記前側レンズ群と前記中間レンズ群との間隔が変化し、前記中間レンズ群と前記後側レンズ群との間隔が変化し、前記合焦レンズ群と最も像面側に配置されたレンズとの間に、防振レンズ群を有し、前記防振レンズ群は、光軸と垂直方向の変位成分を持つように移動可能であり、前記合焦レンズ群の最も物体側のレンズ面は、物体側に凸形状であり、以下の条件式を満足する。
0.000<(rB+rA)/(rB−rA)<1.000
0.000<(rC+rB)/(rC−rB)<10.000
但し、
rA:前記合焦レンズ群の最も物体側のレンズ面と空気間隔を隔てて対向するレンズ面の曲率半径、
rB:前記合焦レンズ群の最も物体側のレンズ面の曲率半径、
rC:前記合焦レンズ群の最も像面側のレンズ面の曲率半径。
【0017】
第5の本発明に係る変倍光学系は、物体側から順に並んだ、正の屈折力を有する第1レンズ群と、前側レンズ群と、正の屈折力を有する中間レンズ群と、後側レンズ群とを有し、前記前側レンズ群は、1以上のレンズ群からなり、負レンズ群を有し、前記中間レンズ群は、少なくとも一部が合焦レンズ群であり、前記後側レンズ群は、1以上のレンズ群からなり、変倍の際に、前記第1レンズ群を像面に対して移動させ、前記第1レンズ群と前記前側レンズ群との間隔が変化し、前記前側レンズ群と前記中間レンズ群との間隔が変化し、前記中間レンズ群と前記後側レンズ群との間隔が変化し、前記合焦レンズ群と最も像面側に配置されたレンズとの間に、防振レンズ群を有し、前記防振レンズ群は、光軸と垂直方向の変位成分を持つように移動可能であり、以下の条件式を満足する。
1.050<(rB+rA)/(rB−rA)
但し、
rA:前記合焦レンズ群の最も物体側のレンズ面と空気間隔を隔てて対向するレンズ面の曲率半径、
rB:前記合焦レンズ群の最も物体側のレンズ面の曲率半径。
【0018】
第6の本発明に係る変倍光学系は、物体側から順に並んだ、正の屈折力を有する第1レンズ群と、前側レンズ群と、正の屈折力を有する中間レンズ群と、後側レンズ群とを有する変倍光学系であって、前記前側レンズ群は、1以上のレンズ群からなり、負レンズ群を有し、前記中間レンズ群は、少なくとも一部が合焦レンズ群であり、前記後側レンズ群は、1以上のレンズ群からなり、変倍の際に、前記第1レンズ群と前記前側レンズ群との間隔が変化し、前記前側レンズ群と前記中間レンズ群との間隔が変化し、前記中間レンズ群と前記後側レンズ群との間隔が変化し、前記合焦レンズ群と前記光学系の最も像側のレンズとの間に、光軸と垂直方向の変位成分を持つように移動可能に構成した防振レンズ群を有し、以下の条件式を満足する。
0.01<dV/|fV|<0.50
0.50<|fF|/fM<3.00
但し、
dV:望遠端状態における前記防振レンズ群とその像側に位置するレンズとの光軸上の間隔、
fV;前記防振レンズ群の焦点距離、
fF:前記合焦レンズ群の焦点距離、
fM;前記中間レンズ群の焦点距離。
【0019】
第7の本発明に係る変倍光学系は、物体側から順に並んだ、正の屈折力を有する第1レンズ群と、前側レンズ群と、正の屈折力を有する中間レンズ群と、後側レンズ群とを有する変倍光学系であって、前記前側レンズ群は、1以上のレンズ群からなり、負レンズ群を有し、前記中間レンズ群は、少なくとも一部が合焦レンズ群であり、前記後側レンズ群は、1以上のレンズ群からなり、変倍の際に、前記第1レンズ群と前記前側レンズ群との間隔が変化し、前記前側レンズ群と前記中間レンズ群との間隔が変化し、前記中間レンズ群と前記後側レンズ群との間隔が変化し、前記合焦レンズ群と前記光学系の最も像側のレンズとの間に、光軸と垂直方向の変位成分を持つように移動可能に構成した防振レンズ群を有し、以下の条件式を満足する。
0.01<dV/|fV|<0.50
但し、
dV:望遠端状態における前記防振レンズ群とその像側に位置するレンズとの光軸上の間隔、
fV:前記防振レンズ群の焦点距離。
【0020】
本発明に係る光学機器は、上記のいずれかの発明に係る変倍光学系を搭載する。
【図面の簡単な説明】
【0021】
図1】(W)、(M)、及び(T)はそれぞれ、第1実施例に係る変倍光学系の広角端状態、中間焦点距離状態、及び望遠端状態における断面図である。
図2】(a)、(b)、及び(c)はそれぞれ、第1実施例に係る変倍光学系の広角端状態、中間焦点距離状態、及び望遠端状態における無限遠合焦時の諸収差図である。
図3】(a)、(b)、及び(c)はそれぞれ、第1実施例に係る変倍光学系の広角端状態、中間焦点距離状態、及び望遠端状態における近距離合焦時の諸収差図である。
図4】(a)、(b)、及び(c)はそれぞれ、第1実施例に係る変倍光学系の広角端状態、中間焦点距離状態、及び望遠端状態における無限遠合焦時に像ブレ補正を行った時の横収差図である。
図5】(W)、(M)、及び(T)はそれぞれ、第2実施例に係る変倍光学系の広角端状態、中間焦点距離状態、及び望遠端状態における断面図である。
図6】(a)、(b)、及び(c)はそれぞれ、第2実施例に係る変倍光学系の広角端状態、中間焦点距離状態、及び望遠端状態における無限遠合焦時の諸収差図である。
図7】(a)、(b)、及び(c)はそれぞれ、第2実施例に係る変倍光学系の広角端状態、中間焦点距離状態、及び望遠端状態における近距離合焦時の諸収差図である。
図8】(a)、(b)、及び(c)はそれぞれ、第2実施例に係る変倍光学系の広角端状態、中間焦点距離状態、及び望遠端状態における無限遠合焦時に像ブレ補正を行った時の横収差図である。
図9】(W)、(M)、及び(T)はそれぞれ、第3実施例に係る変倍光学系の広角端状態、中間焦点距離状態、及び望遠端状態における断面図である。
図10】(a)、(b)、及び(c)はそれぞれ、第3実施例に係る変倍光学系の広角端状態、中間焦点距離状態、及び望遠端状態における無限遠合焦時の諸収差図である。
図11】(a)、(b)、及び(c)はそれぞれ、第3実施例に係る変倍光学系の広角端状態、中間焦点距離状態、及び望遠端状態における近距離合焦時の諸収差図である。
図12】(a)、(b)、及び(c)はそれぞれ、第3実施例に係る変倍光学系の広角端状態、中間焦点距離状態、及び望遠端状態における無限遠合焦時に像ブレ補正を行った時の横収差図である。
図13】(W)、(M)、及び(T)はそれぞれ、第4実施例に係る変倍光学系の広角端状態、中間焦点距離状態、及び望遠端状態における断面図である。
図14】(a)、(b)、及び(c)はそれぞれ、第4実施例に係る変倍光学系の広角端状態、中間焦点距離状態、及び望遠端状態における無限遠合焦時の諸収差図である。
図15】(a)、(b)、及び(c)はそれぞれ、第4実施例に係る変倍光学系の広角端状態、中間焦点距離状態、及び望遠端状態における近距離合焦時の諸収差図である。
図16】(a)、(b)、及び(c)はそれぞれ、第4実施例に係る変倍光学系の広角端状態、中間焦点距離状態、及び望遠端状態における無限遠合焦時に像ブレ補正を行った時の横収差図である。
図17】(W)、(M)、及び(T)はそれぞれ、第5実施例に係る変倍光学系の広角端状態、中間焦点距離状態、及び望遠端状態における断面図である。
図18】(a)、(b)、及び(c)はそれぞれ、第5実施例に係る変倍光学系の広角端状態、中間焦点距離状態、及び望遠端状態における無限遠合焦時の諸収差図である。
図19】(a)、(b)、及び(c)はそれぞれ、第5実施例に係る変倍光学系の広角端状態、中間焦点距離状態、及び望遠端状態における近距離合焦時の諸収差図である。
図20】(a)、(b)、及び(c)はそれぞれ、第5実施例に係る変倍光学系の広角端状態、中間焦点距離状態、及び望遠端状態における無限遠合焦時に像ブレ補正を行った時の横収差図である。
図21】(W)、(M)、及び(T)はそれぞれ、第6実施例に係る変倍光学系の広角端状態、中間焦点距離状態、及び望遠端状態における断面図である。
図22】(a)、(b)、及び(c)はそれぞれ、第6実施例に係る変倍光学系の広角端状態、中間焦点距離状態、及び望遠端状態における無限遠合焦時の諸収差図である。
図23】(a)、(b)、及び(c)はそれぞれ、第6実施例に係る変倍光学系の広角端状態、中間焦点距離状態、及び望遠端状態における近距離合焦時の諸収差図である。
図24】(a)、(b)、及び(c)はそれぞれ、第6実施例に係る変倍光学系の広角端状態、中間焦点距離状態、及び望遠端状態における無限遠合焦時に像ブレ補正を行った時の横収差図である。
図25】(W)、(M)、及び(T)はそれぞれ、第7実施例に係る変倍光学系の広角端状態、中間焦点距離状態、及び望遠端状態における断面図である。
図26】(a)、(b)、及び(c)はそれぞれ、第7実施例に係る変倍光学系の広角端状態、中間焦点距離状態、及び望遠端状態における無限遠合焦時の諸収差図である。
図27】(a)、(b)、及び(c)はそれぞれ、第7実施例に係る変倍光学系の広角端状態、中間焦点距離状態、及び望遠端状態における近距離合焦時の諸収差図である。
図28】(a)、(b)、及び(c)はそれぞれ、第7実施例に係る変倍光学系の広角端状態、中間焦点距離状態、及び望遠端状態における無限遠合焦時に像ブレ補正を行った時の横収差図である。
図29】(W)、(M)、及び(T)はそれぞれ、第8実施例に係る変倍光学系(防振レンズ群VRとしてレンズL51を使用)の広角端状態、中間焦点距離状態、及び望遠端状態における断面図である。
図30】(W)、(M)、及び(T)はそれぞれ、第8実施例に係る変倍光学系(防振レンズ群VRとしてレンズL52を使用)の広角端状態、中間焦点距離状態、及び望遠端状態における断面図である。
図31】(a)、(b)、及び(c)はそれぞれ、第8実施例に係る変倍光学系の広角端状態、中間焦点距離状態、及び望遠端状態における無限遠合焦時の諸収差図である。
図32】(a)、(b)、及び(c)はそれぞれ、第8実施例に係る変倍光学系の広角端状態、中間焦点距離状態、及び望遠端状態における近距離合焦時の諸収差図である。
図33】(a)、(b)、及び(c)はそれぞれ、第8実施例に係る変倍光学系(防振レンズ群VRとしてレンズL51を使用)の広角端状態、中間焦点距離状態、及び望遠端状態における無限遠合焦時に像ブレ補正を行った時の横収差図である。
図34】(a)、(b)、及び(c)はそれぞれ、第8実施例に係る変倍光学系(防振レンズ群VRとしてレンズL52を使用)の広角端状態、中間焦点距離状態、及び望遠端状態における無限遠合焦時に像ブレ補正を行った時の横収差図である。
図35】(W)、(M)、及び(T)はそれぞれ、第9実施例に係る変倍光学系(防振レンズ群VRとしてレンズL51を使用)の広角端状態、中間焦点距離状態、及び望遠端状態における断面図である。
図36】(W)、(M)、及び(T)はそれぞれ、第9実施例に係る変倍光学系(防振レンズ群VRとしてレンズL52を使用)の広角端状態、中間焦点距離状態、及び望遠端状態における断面図である。
図37】(a)、(b)、及び(c)はそれぞれ、第9実施例に係る変倍光学系の広角端状態、中間焦点距離状態、及び望遠端状態における無限遠合焦時の諸収差図である。
図38】(a)、(b)、及び(c)はそれぞれ、第9実施例に係る変倍光学系の広角端状態、中間焦点距離状態、及び望遠端状態における近距離合焦時の諸収差図である。
図39】(a)、(b)、及び(c)はそれぞれ、第9実施例に係る変倍光学系(防振レンズ群VRとしてレンズL51を使用)の広角端状態、中間焦点距離状態、及び望遠端状態における無限遠合焦時に像ブレ補正を行った時の横収差図である。
図40】(a)、(b)、及び(c)はそれぞれ、第9実施例に係る変倍光学系(防振レンズ群VRとしてレンズL52を使用)の広角端状態、中間焦点距離状態、及び望遠端状態における無限遠合焦時に像ブレ補正を行った時の横収差図である。
図41】(W)、(M)、及び(T)はそれぞれ、第10実施例に係る変倍光学系(防振レンズ群VRとしてレンズL51を使用)の広角端状態、中間焦点距離状態、及び望遠端状態における断面図である。
図42】(W)、(M)、及び(T)はそれぞれ、第10実施例に係る変倍光学系(防振レンズ群VRとしてレンズL52を使用)の広角端状態、中間焦点距離状態、及び望遠端状態における断面図である。
図43】(a)、(b)、及び(c)はそれぞれ、第10実施例に係る変倍光学系の広角端状態、中間焦点距離状態、及び望遠端状態における無限遠合焦時の諸収差図である。
図44】(a)、(b)、及び(c)はそれぞれ、第10実施例に係る変倍光学系の広角端状態、中間焦点距離状態、及び望遠端状態における近距離合焦時の諸収差図である。
図45】(a)、(b)、及び(c)はそれぞれ、第10実施例に係る変倍光学系(防振レンズ群VRとしてレンズL51を使用)の広角端状態、中間焦点距離状態、及び望遠端状態における無限遠合焦時に像ブレ補正を行った時の横収差図である。
図46】(a)、(b)、及び(c)はそれぞれ、第10実施例に係る変倍光学系(防振レンズ群VRとしてレンズL52を使用)の広角端状態、中間焦点距離状態、及び望遠端状態における無限遠合焦時に像ブレ補正を行った時の横収差図である。
図47】(W)、(M)、及び(T)はそれぞれ、第11実施例に係る変倍光学系(防振レンズ群VRとしてレンズL51を使用)の広角端状態、中間焦点距離状態、及び望遠端状態における断面図である。
図48】(W)、(M)、及び(T)はそれぞれ、第11実施例に係る変倍光学系(防振レンズ群VRとしてレンズL52を使用)の広角端状態、中間焦点距離状態、及び望遠端状態における断面図である。
図49】(a)、(b)、及び(c)はそれぞれ、第11実施例に係る変倍光学系の広角端状態、中間焦点距離状態、及び望遠端状態における無限遠合焦時の諸収差図である。
図50】(a)、(b)、及び(c)はそれぞれ、第11実施例に係る変倍光学系の広角端状態、中間焦点距離状態、及び望遠端状態における近距離合焦時の諸収差図である。
図51】(a)、(b)、及び(c)はそれぞれ、第11実施例に係る変倍光学系(防振レンズ群VRとしてレンズL51を使用)の広角端状態、中間焦点距離状態、及び望遠端状態における無限遠合焦時に像ブレ補正を行った時の横収差図である。
図52】(a)、(b)、及び(c)はそれぞれ、第11実施例に係る変倍光学系(防振レンズ群VRとしてレンズL52を使用)の広角端状態、中間焦点距離状態、及び望遠端状態における無限遠合焦時に像ブレ補正を行った時の横収差図である。
図53】(W)、(M)、及び(T)はそれぞれ、第12実施例に係る変倍光学系の広角端状態、中間焦点距離状態、及び望遠端状態における断面図である。
図54】(a)、(b)、及び(c)はそれぞれ、第12実施例に係る変倍光学系の広角端状態、中間焦点距離状態、及び望遠端状態における無限遠合焦時の諸収差図である。
図55】(a)、(b)、及び(c)はそれぞれ、第12実施例に係る変倍光学系の広角端状態、中間焦点距離状態、及び望遠端状態における近距離合焦時の諸収差図である。
図56】(a)、(b)、及び(c)はそれぞれ、第12実施例に係る変倍光学系の広角端状態、中間焦点距離状態、及び望遠端状態における無限遠合焦時に像ブレ補正を行った時の横収差図である。
図57】(W)、(M)、及び(T)はそれぞれ、第13実施例に係る変倍光学系の広角端状態、中間焦点距離状態、及び望遠端状態における断面図である。
図58】(a)、(b)、及び(c)はそれぞれ、第13実施例に係る変倍光学系の広角端状態、中間焦点距離状態、及び望遠端状態における無限遠合焦時の諸収差図である。
図59】(a)、(b)、及び(c)はそれぞれ、第13実施例に係る変倍光学系の広角端状態、中間焦点距離状態、及び望遠端状態における近距離合焦時の諸収差図である。
図60】(a)、(b)、及び(c)はそれぞれ、第13実施例に係る変倍光学系の広角端状態、中間焦点距離状態、及び望遠端状態における無限遠合焦時に像ブレ補正を行った時の横収差図である。
図61】第14実施例に係る変倍光学系のレンズ断面図である。
図62】(a)、(b)、及び(c)はそれぞれ、第14実施例に係る変倍光学系の広角端状態、中間焦点距離状態、及び望遠端状態における無限遠合焦時の諸収差図である。
図63】(a)、(b)、及び(c)はそれぞれ、第14実施例に係る変倍光学系の広角端状態、中間焦点距離状態、及び望遠端状態における近距離合焦時の諸収差図である。
図64】(a)、(b)、及び(c)はそれぞれ、第14実施例に係る変倍光学系の広角端状態、中間焦点距離状態、及び望遠端状態における無限遠合焦時に像ブレ補正を行った時の横収差図である。
図65】第1〜第10の実施形態に係る変倍光学系を搭載したカメラの構成を示す図である。
図66】第1の実施形態に係る変倍光学系の製造方法の概略を示す図である。
図67】第2の実施形態に係る変倍光学系の製造方法の概略を示す図である。
図68】第3の実施形態に係る変倍光学系の製造方法の概略を示す図である。
図69】第4の実施形態に係る変倍光学系の製造方法の概略を示す図である。
図70】第5の実施形態に係る変倍光学系の製造方法の概略を示す図である。
図71】第6の実施形態に係る変倍光学系の製造方法の概略を示す図である。
図72】第7の実施形態に係る変倍光学系の製造方法の概略を示す図である。
図73】第8の実施形態に係る変倍光学系の製造方法の概略を示す図である。
図74】第9の実施形態に係る変倍光学系の製造方法の概略を示す図である。
図75】第10の実施形態に係る変倍光学系の製造方法の概略を示す図である。
図76】第15実施例に係る変倍光学系のレンズ断面図である。
図77】(a)、(b)、及び(c)はそれぞれ、第15実施例に係る変倍光学系の広角端状態、中間焦点距離状態、及び望遠端状態における無限遠合焦時の諸収差図である。
図78】(a)、(b)、及び(c)はそれぞれ、第15実施例に係る変倍光学系の広角端状態、中間焦点距離状態、及び望遠端状態における近距離合焦時の諸収差図である。
図79】(a)、(b)、及び(c)はそれぞれ、第15実施例に係る変倍光学系の広角端状態、中間焦点距離状態、及び望遠端状態における無限遠合焦時に像ブレ補正を行った時のコマ収差図である。
図80】第16実施例に係る変倍光学系のレンズ断面図である。
図81】(a)、(b)、及び(c)はそれぞれ、第16実施例に係る変倍光学系の広角端状態、中間焦点距離状態、及び望遠端状態における無限遠合焦時の諸収差図である。
図82】(a)、(b)、及び(c)はそれぞれ、第16実施例に係る変倍光学系の広角端状態、中間焦点距離状態、及び望遠端状態における近距離合焦時の諸収差図である。
図83】(a)、(b)、及び(c)はそれぞれ、第16実施例に係る変倍光学系の広角端状態、中間焦点距離状態、及び望遠端状態における無限遠合焦時に像ブレ補正を行った時のコマ収差図である。
図84】第17実施例に係る変倍光学系のレンズ断面図である。
図85】(a)、(b)、及び(c)はそれぞれ、第17実施例に係る変倍光学系の広角端状態、中間焦点距離状態、及び望遠端状態における無限遠合焦時の諸収差図である。
図86】(a)、(b)、及び(c)はそれぞれ、第17実施例に係る変倍光学系の広角端状態、中間焦点距離状態、及び望遠端状態における近距離合焦時の諸収差図である。
図87】(a)、(b)、及び(c)はそれぞれ、第17実施例に係る変倍光学系の広角端状態、中間焦点距離状態、及び望遠端状態における無限遠合焦時に像ブレ補正を行った時のコマ収差図である。
図88】第18実施例に係る変倍光学系のレンズ断面図である。
図89】(a)、(b)、及び(c)はそれぞれ、第18実施例に係る変倍光学系の広角端状態、中間焦点距離状態、及び望遠端状態における無限遠合焦時の諸収差図である。
図90】(a)、(b)、及び(c)はそれぞれ、第18実施例に係る変倍光学系の広角端状態、中間焦点距離状態、及び望遠端状態における近距離合焦時の諸収差図である。
図91】(a)、(b)、及び(c)はそれぞれ、第18実施例に係る変倍光学系の広角端状態、中間焦点距離状態、及び望遠端状態における無限遠合焦時に像ブレ補正を行った時のコマ収差図である。
図92】第19実施例に係る変倍光学系のレンズ断面図である。
図93】(a)、(b)、及び(c)はそれぞれ、第19実施例に係る変倍光学系の広角端状態、中間焦点距離状態、及び望遠端状態における無限遠合焦時の諸収差図である。
図94】(a)、(b)、及び(c)はそれぞれ、第19実施例に係る変倍光学系の広角端状態、中間焦点距離状態、及び望遠端状態における近距離合焦時の諸収差図である。
図95】(a)、(b)、及び(c)はそれぞれ、第19実施例に係る変倍光学系の広角端状態、中間焦点距離状態、及び望遠端状態における無限遠合焦時に像ブレ補正を行った時のコマ収差図である。
図96】第20実施例に係る変倍光学系のレンズ断面図である。
図97】(a)、(b)、及び(c)はそれぞれ、第20実施例に係る変倍光学系の広角端状態、中間焦点距離状態、及び望遠端状態における無限遠合焦時の諸収差図である。
図98】(a)、(b)、及び(c)はそれぞれ、第20実施例に係る変倍光学系の広角端状態、中間焦点距離状態、及び望遠端状態における近距離合焦時の諸収差図である。
図99】(a)、(b)、及び(c)はそれぞれ、第20実施例に係る変倍光学系の広角端状態、中間焦点距離状態、及び望遠端状態における無限遠合焦時に像ブレ補正を行った時のコマ収差図である。
図100】第21実施例に係る変倍光学系のレンズ断面図である。
図101】(a)、(b)、及び(c)はそれぞれ、第21実施例に係る変倍光学系の広角端状態、中間焦点距離状態、及び望遠端状態における無限遠合焦時の諸収差図である。
図102】(a)、(b)、及び(c)はそれぞれ、第21実施例に係る変倍光学系の広角端状態、中間焦点距離状態、及び望遠端状態における近距離合焦時の諸収差図である。
図103】(a)、(b)、及び(c)はそれぞれ、第21実施例に係る変倍光学系の広角端状態、中間焦点距離状態、及び望遠端状態における無限遠合焦時に像ブレ補正を行った時のコマ収差図である。
図104】第22実施例に係る変倍光学系のレンズ断面図である。
図105】(a)、(b)、及び(c)はそれぞれ、第22実施例に係る変倍光学系の広角端状態、中間焦点距離状態、及び望遠端状態における無限遠合焦時の諸収差図である。
図106】(a)、(b)、及び(c)はそれぞれ、第22実施例に係る変倍光学系の広角端状態、中間焦点距離状態、及び望遠端状態における近距離合焦時の諸収差図である。
図107】(a)、(b)、及び(c)はそれぞれ、第22実施例に係る変倍光学系の広角端状態、中間焦点距離状態、及び望遠端状態における無限遠合焦時に像ブレ補正を行った時のコマ収差図である。
図108】第23実施例に係る変倍光学系のレンズ断面図である。
図109】(a)、(b)、及び(c)はそれぞれ、第23実施例に係る変倍光学系の広角端状態、中間焦点距離状態、及び望遠端状態における無限遠合焦時の諸収差図である。
図110】(a)、(b)、及び(c)はそれぞれ、第23実施例に係る変倍光学系の広角端状態、中間焦点距離状態、及び望遠端状態における近距離合焦時の諸収差図である。
図111】(a)、(b)、及び(c)はそれぞれ、第23実施例に係る変倍光学系の広角端状態、中間焦点距離状態、及び望遠端状態における無限遠合焦時に像ブレ補正を行った時のコマ収差図である。
図112】第24実施例に係る変倍光学系のレンズ断面図である。
図113】(a)、(b)、及び(c)はそれぞれ、第24実施例に係る変倍光学系の広角端状態、中間焦点距離状態、及び望遠端状態における無限遠合焦時の諸収差図である。
図114】(a)、(b)、及び(c)はそれぞれ、第24実施例に係る変倍光学系の広角端状態、中間焦点距離状態、及び望遠端状態における近距離合焦時の諸収差図である。
図115】(a)、(b)、及び(c)はそれぞれ、第24実施例に係る変倍光学系の広角端状態、中間焦点距離状態、及び望遠端状態における無限遠合焦時に像ブレ補正を行った時のコマ収差図である。
図116】第25実施例に係る変倍光学系のレンズ断面図である。
図117】(a)、(b)、及び(c)はそれぞれ、第25実施例に係る変倍光学系の広角端状態、中間焦点距離状態、及び望遠端状態における無限遠合焦時の諸収差図である。
図118】(a)、(b)、及び(c)はそれぞれ、第25実施例に係る変倍光学系の広角端状態、中間焦点距離状態、及び望遠端状態における近距離合焦時の諸収差図である。
図119】(a)、(b)、及び(c)はそれぞれ、第25実施例に係る変倍光学系の広角端状態、中間焦点距離状態、及び望遠端状態における無限遠合焦時に像ブレ補正を行った時のコマ収差図である。
図120】第26実施例に係る変倍光学系のレンズ断面図である。
図121】(a)、(b)、及び(c)はそれぞれ、第26実施例に係る変倍光学系の広角端状態、中間焦点距離状態、及び望遠端状態における無限遠合焦時の諸収差図である。
図122】(a)、(b)、及び(c)はそれぞれ、第26実施例に係る変倍光学系の広角端状態、中間焦点距離状態、及び望遠端状態における近距離合焦時の諸収差図である。
図123】(a)、(b)、及び(c)はそれぞれ、第26実施例に係る変倍光学系の広角端状態、中間焦点距離状態、及び望遠端状態における無限遠合焦時に像ブレ補正を行った時のコマ収差図である。
図124】第27実施例に係る変倍光学系のレンズ断面図である。
図125】(a)、(b)、及び(c)はそれぞれ、第27実施例に係る変倍光学系の広角端状態、中間焦点距離状態、及び望遠端状態における無限遠合焦時の諸収差図である。
図126】(a)、(b)、及び(c)はそれぞれ、第27実施例に係る変倍光学系の広角端状態、中間焦点距離状態、及び望遠端状態における近距離合焦時の諸収差図である。
図127】(a)、(b)、及び(c)はそれぞれ、第27実施例に係る変倍光学系の広角端状態、中間焦点距離状態、及び望遠端状態における無限遠合焦時に像ブレ補正を行った時のコマ収差図である。
図128】第28実施例に係る変倍光学系のレンズ断面図である。
図129】(a)、(b)、及び(c)はそれぞれ、第28実施例に係る変倍光学系の広角端状態、中間焦点距離状態、及び望遠端状態における無限遠合焦時の諸収差図である。
図130】(a)、(b)、及び(c)はそれぞれ、第28実施例に係る変倍光学系の広角端状態、中間焦点距離状態、及び望遠端状態における近距離合焦時の諸収差図である。
図131】(a)、(b)、及び(c)はそれぞれ、第28実施例に係る変倍光学系の広角端状態、中間焦点距離状態、及び望遠端状態における無限遠合焦時に像ブレ補正を行った時のコマ収差図である。
図132】第29実施例に係る変倍光学系のレンズ断面図である。
図133】(a)、(b)、及び(c)はそれぞれ、第29実施例に係る変倍光学系の広角端状態、中間焦点距離状態、及び望遠端状態における無限遠合焦時の諸収差図である。
図134】(a)、(b)、及び(c)はそれぞれ、第29実施例に係る変倍光学系の広角端状態、中間焦点距離状態、及び望遠端状態における近距離合焦時の諸収差図である。
図135】(a)、(b)、及び(c)はそれぞれ、第29実施例に係る変倍光学系の広角端状態、中間焦点距離状態、及び望遠端状態における無限遠合焦時に像ブレ補正を行った時のコマ収差図である。
図136】第30実施例に係る変倍光学系のレンズ断面図である。
図137】(a)、(b)、及び(c)はそれぞれ、第30実施例に係る変倍光学系の広角端状態、中間焦点距離状態、及び望遠端状態における無限遠合焦時の諸収差図である。
図138】(a)、(b)、及び(c)はそれぞれ、第30実施例に係る変倍光学系の広角端状態、中間焦点距離状態、及び望遠端状態における近距離合焦時の諸収差図である。
図139】(a)、(b)、及び(c)はそれぞれ、第30実施例に係る変倍光学系の広角端状態、中間焦点距離状態、及び望遠端状態における無限遠合焦時に像ブレ補正を行った時のコマ収差図である。
図140】第31実施例に係る変倍光学系のレンズ断面図である。
図141】(a)、(b)、及び(c)はそれぞれ、第31実施例に係る変倍光学系の広角端状態、中間焦点距離状態、及び望遠端状態における無限遠合焦時の諸収差図である。
図142】(a)、(b)、及び(c)はそれぞれ、第31実施例に係る変倍光学系の広角端状態、中間焦点距離状態、及び望遠端状態における近距離合焦時の諸収差図である。
図143】(a)、(b)、及び(c)はそれぞれ、第31実施例に係る変倍光学系の広角端状態、中間焦点距離状態、及び望遠端状態における無限遠合焦時に像ブレ補正を行った時のコマ収差図である。
図144】第32実施例に係る変倍光学系のレンズ断面図である。
図145】(a)、(b)、及び(c)はそれぞれ、第32実施例に係る変倍光学系の広角端状態、中間焦点距離状態、及び望遠端状態における無限遠合焦時の諸収差図である。
図146】(a)、(b)、及び(c)はそれぞれ、第32実施例に係る変倍光学系の広角端状態、中間焦点距離状態、及び望遠端状態における近距離合焦時の諸収差図である。
図147】(a)、(b)、及び(c)はそれぞれ、第32実施例に係る変倍光学系の広角端状態、中間焦点距離状態、及び望遠端状態における無限遠合焦時に像ブレ補正を行った時のコマ収差図である。
図148】第33実施例に係る変倍光学系のレンズ断面図である。
図149】(a)、(b)、及び(c)はそれぞれ、第33実施例に係る変倍光学系の広角端状態、中間焦点距離状態、及び望遠端状態における無限遠合焦時の諸収差図である。
図150】(a)、(b)、及び(c)はそれぞれ、第33実施例に係る変倍光学系の広角端状態、中間焦点距離状態、及び望遠端状態における近距離合焦時の諸収差図である。
図151】(a)、(b)、及び(c)はそれぞれ、第33実施例に係る変倍光学系の広角端状態、中間焦点距離状態、及び望遠端状態における無限遠合焦時に像ブレ補正を行った時のコマ収差図である。
図152】第34実施例に係る変倍光学系のレンズ断面図である。
図153】(a)、(b)、及び(c)はそれぞれ、第34実施例に係る変倍光学系の広角端状態、中間焦点距離状態、及び望遠端状態における無限遠合焦時の諸収差図である。
図154】(a)、(b)、及び(c)はそれぞれ、第34実施例に係る変倍光学系の広角端状態、中間焦点距離状態、及び望遠端状態における近距離合焦時の諸収差図である。
図155】(a)、(b)、及び(c)はそれぞれ、第34実施例に係る変倍光学系の広角端状態、中間焦点距離状態、及び望遠端状態における無限遠合焦時に像ブレ補正を行った時のコマ収差図である。
図156】第35実施例に係る変倍光学系のレンズ断面図である。
図157】(a)、(b)、及び(c)はそれぞれ、第35実施例に係る変倍光学系の広角端状態、中間焦点距離状態、及び望遠端状態における無限遠合焦時の諸収差図である。
図158】(a)、(b)、及び(c)はそれぞれ、第35実施例に係る変倍光学系の広角端状態、中間焦点距離状態、及び望遠端状態における近距離合焦時の諸収差図である。
図159】(a)、(b)、及び(c)はそれぞれ、第35実施例に係る変倍光学系の広角端状態、中間焦点距離状態、及び望遠端状態における無限遠合焦時に像ブレ補正を行った時のコマ収差図である。
図160】第36実施例に係る変倍光学系のレンズ断面図である。
図161】(a)、(b)、及び(c)はそれぞれ、第36実施例に係る変倍光学系の広角端状態、中間焦点距離状態、及び望遠端状態における無限遠合焦時の諸収差図である。
図162】(a)、(b)、及び(c)はそれぞれ、第36実施例に係る変倍光学系の広角端状態、中間焦点距離状態、及び望遠端状態における近距離合焦時の諸収差図である。
図163】(a)、(b)、及び(c)はそれぞれ、第36実施例に係る変倍光学系の広角端状態、中間焦点距離状態、及び望遠端状態における無限遠合焦時に像ブレ補正を行った時のコマ収差図である。
図164】第37実施例に係る変倍光学系のレンズ断面図である。
図165】(a)、(b)、及び(c)はそれぞれ、第37実施例に係る変倍光学系の広角端状態、中間焦点距離状態、及び望遠端状態における無限遠合焦時の諸収差図である。
図166】(a)、(b)、及び(c)はそれぞれ、第37実施例に係る変倍光学系の広角端状態、中間焦点距離状態、及び望遠端状態における近距離合焦時の諸収差図である。
図167】(a)、(b)、及び(c)はそれぞれ、第37実施例に係る変倍光学系の広角端状態、中間焦点距離状態、及び望遠端状態における無限遠合焦時に像ブレ補正を行った時のコマ収差図である。
図168】第38実施例に係る変倍光学系のレンズ断面図である。
図169】(a)、(b)、及び(c)はそれぞれ、第38実施例に係る変倍光学系の広角端状態、中間焦点距離状態、及び望遠端状態における無限遠合焦時の諸収差図である。
図170】(a)、(b)、及び(c)はそれぞれ、第38実施例に係る変倍光学系の広角端状態、中間焦点距離状態、及び望遠端状態における近距離合焦時の諸収差図である。
図171】(a)、(b)、及び(c)はそれぞれ、第38実施例に係る変倍光学系の広角端状態、中間焦点距離状態、及び望遠端状態における無限遠合焦時に像ブレ補正を行った時のコマ収差図である。
図172】第39実施例に係る変倍光学系のレンズ断面図である。
図173】(a)、(b)、及び(c)はそれぞれ、第39実施例に係る変倍光学系の広角端状態、中間焦点距離状態、及び望遠端状態における無限遠合焦時の諸収差図である。
図174】(a)、(b)、及び(c)はそれぞれ、第39実施例に係る変倍光学系の広角端状態、中間焦点距離状態、及び望遠端状態における近距離合焦時の諸収差図である。
図175】(a)、(b)、及び(c)はそれぞれ、第39実施例に係る変倍光学系の広角端状態、中間焦点距離状態、及び望遠端状態における無限遠合焦時に像ブレ補正を行った時のコマ収差図である。
図176】第11〜第14の実施形態に係る変倍光学系を搭載したカメラの構成を示す図である。
図177】第11の実施形態に係る変倍光学系の製造方法の概略を示す図である。
図178】第12の実施形態に係る変倍光学系の製造方法の概略を示す図である。
図179】第13の実施形態に係る変倍光学系の製造方法の概略を示す図である。
図180】第14の実施形態に係る変倍光学系の製造方法の概略を示す図である。
【発明を実施するための形態(第1〜第10の実施形態)】
【0022】
以下、第1〜第10の実施形態について、図面を参照しながら説明する。各実施形態に係る変倍光学系ZLIは、物体側から順に並んだ、正の屈折力を有する第1レンズ群G1と、前側レンズ群GXと、正の屈折力を有する中間レンズ群GMと、後側レンズ群GRとを有し、前側レンズ群GXは、1以上のレンズ群からなり、負レンズ群を有し、中間レンズ群GMは、少なくとも一部が合焦レンズ群GFであり、後側レンズ群GRは、1以上のレンズ群からなり、変倍の際に、第1レンズ群G1を像面に対して移動させ、第1レンズ群G1と前側レンズ群GXとの間隔が変化し、前側レンズ群GXと中間レンズ群GMとの間隔が変化し、中間レンズ群GMと後側レンズ群GRとの間隔が変化する。
【0023】
後述の第1〜第10の実施形態の説明において、第2レンズ群G2は、前側レンズ群GXが有する負レンズ群のうち、屈折力の絶対値が最大のレンズ群に該当する。第3レンズ群G3は、前側レンズ群GXのうち、最も像側のレンズ群に該当する。第4レンズ群G4は、少なくとも一部に合焦レンズ群GFを含む、中間レンズ群GMに該当する。第5レンズ群G5は、後側レンズ群GRのうち、最も物体側のレンズ群に該当する。第6レンズ群G6は、後側レンズ群GRのうち、物体側から2番目のレンズ群に該当する。
【0024】
以下、第1の実施形態について、図面を参照しながら説明する。第1の実施形態に係る変倍光学系ZLI(ZL1)は、図1に示すように、物体側から順に並んだ、正の屈折力を有する第1レンズ群G1と、負の屈折力を有する第2レンズ群G2と、正の屈折力を有する第3レンズ群G3と、正の屈折力を有する第4レンズ群G4と、第5レンズ群G5とを有し、各レンズ群の間隔を変化させることにより変倍を行い、第1レンズ群G1は、変倍する際に像面に対して移動し、第4レンズ群G4は、広角端状態から望遠端状態へ変倍する際に物体側へ移動し、第4レンズ群G4の少なくとも一部を合焦レンズ群GFとして光軸方向に移動させることにより合焦を行い、合焦レンズ群GFの最前面は、物体側に凸面を向けた形状を有する。
【0025】
このように正の屈折力を有する第1レンズ群G1と、負の屈折力を有する第2レンズ群G2と、正の屈折力を有する第3レンズ群G3と、正の屈折力を有する第4レンズ群G4と、第5レンズ群G5とを有し、各レンズ群の間隔を変化させて変倍を行う構成により、小型で、良好な光学性能を得ることができる。第1レンズ群G1を変倍する際に像面に対して移動させる構成により、効率良く変倍でき、更なる小型化及び高性能化を図ることができる。第4レンズ群G4を広角端状態から望遠端状態へ変倍する際に像面に対して物体側へ移動させる構成により、球面収差変動を抑制することができる。第4レンズ群G4の少なくとも一部を合焦レンズ群GFとする構成により、合焦時の像倍率変化、球面収差及び像面湾曲収差変動を抑制することができる。合焦レンズ群GFの最前面(第4レンズ群G4を構成する最も物体側のレンズ面)が、物体側に凸面を向けた形状を有する構成により、球面収差変動を抑制することができる。
【0026】
上記構成のもと、第1の実施形態に係る変倍光学系ZLIは、次の条件式(JA1)〜(JA4)を満足する。
【0027】
0.430 < |fF/fRF| < 10.000 …(JA1)
0.420 < (−fXn)/fXR < 2.000 …(JA2)
0.010 < fF/fW < 8.000 …(JA3)
32.000≦Wω …(JA4)
但し、
fF:合焦レンズ群GFの焦点距離、
fRF:後側レンズ群GRのうち、最も物体側のレンズ群の焦点距離(第5レンズ群G5の焦点距離)、
fXn:前側レンズ群GXが有する負レンズ群のうち、屈折力の絶対値が最大のレンズ群の焦点距離(第2レンズ群G2の焦点距離)、
fXR:前側レンズ群GXのうち、最も像側のレンズ群の焦点距離(第3レンズ群G3の焦点距離)、
fW:広角端状態における全系の焦点距離、
Wω:広角端状態における半画角。
【0028】
条件式(JA1)は、合焦レンズ群GFの焦点距離と、後側レンズ群GRのうち、最も物体側のレンズ群の焦点距離(第5レンズ群G5の焦点距離)の適切な値を規定するための条件式である。条件式(JA1)を満足することにより、十分な近距離性能を得ることができる。
【0029】
条件式(JA1)の上限値を上回ると、合焦レンズ群GFの焦点距離が長くなるため、合焦時の移動量が増え、球面収差及び像面湾曲収差が大きくなる。また、合焦レンズ群GFの移動量が増えることにより、全長が大型化する。または、第5レンズ群G5の焦点距離が短くなるため、第5レンズ群G5で発生する像面湾曲収差が大きくなる。
【0030】
第1の実施形態の効果を確実にするために、条件式(JA1)の上限値を7.000とすることが好ましい。第1の実施形態の効果をより確実にするために、条件式(JA1)の上限値を4.000とすることが好ましい。第1の実施形態の効果をより確実にするために、条件式(JA1)の上限値を1.415とすることが好ましい。第1の実施形態の効果をさらに確実にするために、条件式(JA1)の上限値を1.300とすることが好ましい。
【0031】
条件式(JA1)の下限値を下回ると、合焦レンズ群GFの焦点距離が短くなるため、合焦レンズ群GFで発生する球面収差及び像面湾曲収差が大きくなる。
【0032】
第1の実施形態の効果を確実にするために、条件式(JA1)の下限値を0.475とすることが好ましい。第1の実施形態の効果をより確実にするために、条件式(JA1)の下限値を0.520とすることが好ましい。
【0033】
条件式(JA2)は、前側レンズ群GXが有する負レンズ群のうち、屈折力の絶対値が最大のレンズ群の焦点距離(第2レンズ群G2の焦点距離)と、前側レンズ群GXのうち、最も像側のレンズ群の焦点距離(第3レンズ群G3の焦点距離)の適切な値を規定するための条件式である。条件式(JA2)を満足することにより、十分な無限遠性能を得ることができる。
【0034】
条件式(JA2)の上限値を上回ると、第3レンズ群G3の焦点距離が短くなるため、第3レンズ群G3で発生する球面収差が大きくなる。
【0035】
第1の実施形態の効果を確実にするために、条件式(JA2)の上限値を1.500とすることが好ましい。第1の実施形態の効果をより確実にするために、条件式(JA2)の上限値を1.000とすることが好ましい。
【0036】
条件式(JA2)の下限値を下回ると、第2レンズ群G2の焦点距離が短くなるため、第2レンズ群G2で発生する球面収差及び像面湾曲収差が大きくなる。
【0037】
第1の実施形態の効果を確実にするために、条件式(JA2)の下限値を0.424とす
ることが好ましい。第1の実施形態の効果をより確実にするために、条件式(JA2)の下限値を0.428とすることが好ましい。
【0038】
条件式(JA3)は、合焦レンズ群GFの焦点距離と、広角端状態における全系の焦点距離の適切な値を規定するための条件式である。条件式(JA3)を満足することにより、十分な近距離性能を得ることができる。
【0039】
条件式(JA3)の上限値を上回ると、合焦レンズ群GFの焦点距離が長くなるため、合焦時の移動量が増え、球面収差及び像面湾曲収差変動が大きくなる。また、合焦レンズ群GFの移動量が増えることにより、全長が大型化する。
【0040】
第1の実施形態の効果を確実にするために、条件式(JA3)の上限値を6.900とすることが好ましい。第1の実施形態の効果をより確実にするために、条件式(JA3)の上限値を5.800とすることが好ましい。
【0041】
条件式(JA3)の下限値を下回ると、合焦レンズ群GFの焦点距離が短くなるため、合焦レンズ群GFで発生する球面収差及び像面湾曲収差が大きくなる。
【0042】
第1の実施形態の効果を確実にするために、条件式(JA3)の下限値を0.550とすることが好ましい。第1の実施形態の効果をより確実にするために、条件式(JA3)の下限値を1.100とすることが好ましい。
【0043】
条件式(JA4)は、広角端状態における半画角の適切な値を規定するための条件式である。条件式(JA4)の下限値を下回ると、広い画角を有しつつ、像面湾曲収差及び歪曲収差を良好に補正することができない。
【0044】
第1の実施形態の効果を確実にするために、条件式(JA4)の下限値を35.000とすることが好ましい。第1の実施形態の効果をより確実にするために、条件式(JA4)の下限値を38.000とすることが好ましい。
【0045】
第1の実施形態に係る変倍光学系ZLIは、次の条件式(JA5)を満足することが好ましい。
【0046】
0.010 < fF/fXR < 3.400 …(JA5)
但し、
fXR:前側レンズ群GXのうち、最も像側のレンズ群の焦点距離(第3レンズ群G3の焦点距離)。
【0047】
条件式(JA5)は、合焦レンズ群GFの焦点距離と、前側レンズ群GXのうち、最も像側のレンズ群の焦点距離(第3レンズ群G3の焦点距離)の適切な値を規定するための条件式である。条件式(JA5)を満足することにより、十分な近距離性能を得ることができる。
【0048】
条件式(JA5)の上限値を上回ると、合焦レンズ群GFの焦点距離が長くなるため、合焦時の移動量が増え、球面収差及び像面湾曲収差変動が大きくなる。また、合焦レンズ群GFの移動量が増えることにより、全長が大型化する。または、第3レンズ群G3の焦点距離が短くなるため、第3レンズ群G3で発生する球面収差が大きくなる。
【0049】
第1の実施形態の効果を確実にするために、条件式(JA5)の上限値を3.300とすることが好ましい。第1の実施形態の効果をより確実にするために、条件式(JA5)の上
限値を3.200とすることが好ましい。
【0050】
条件式(JA5)の下限値を下回ると、合焦レンズ群GFの焦点距離が短くなるため、合焦レンズ群GFで発生する球面収差及び像面湾曲収差が大きくなる。
【0051】
第1の実施形態の効果を確実にするために、条件式(JA5)の下限値を0.300とすることが好ましい。第1の実施形態の効果をより確実にするために、条件式(JA5)の下限値を0.650とすることが好ましい。
【0052】
第1の実施形態に係る変倍光学系ZLIは、次の条件式(JA6)、(JA7)を満足することが好ましい。
【0053】
0.001 < DXRFT/fF < 1.500 …(JA6)
Tω≦20.000 …(JA7)
但し、
DXRFT:望遠端状態における、前側レンズ群GXのうち、最も像側のレンズ群と、合焦レンズ群GFとの空気間隔(望遠端状態における第3レンズ群G3と合焦レンズ群GFとの空気間隔)、
Tω:望遠端状態における半画角。
【0054】
条件式(JA6)は、望遠端状態における、前側レンズ群GXのうち、最も像側のレンズ群と、合焦レンズ群GFとの空気間隔(望遠端状態における第3レンズ群G3と合焦レンズ群GFとの空気間隔)と、合焦レンズ群GFの焦点距離の適切な値を規定するための条件式である。条件式(JA6)を満足することにより、小型化を図りながら、十分な近距離性能を得ることができる。
【0055】
条件式(JA6)の上限値を上回ると、望遠端状態における第3レンズ群G3と合焦レンズ群GFとの空気間隔が広くなるため、全長が大型化する。または、合焦レンズ群GFの焦点距離が短くなるため、合焦レンズ群GFで発生する球面収差及び像面湾曲収差が大きくなる。
【0056】
第1の実施形態の効果を確実にするために、条件式(JA6)の上限値を0.800とすることが好ましい。第1の実施形態の効果をより確実にするために、条件式(JA6)の上限値を0.400とすることが好ましい。第1の実施形態の効果をさらに確実にするために、条件式(JA6)の上限値を0.230とすることが好ましい。
【0057】
条件式(JA6)の下限値を下回ると、望遠端状態における第3レンズ群G3と合焦レンズ群GFとの空気間隔が狭くなるため、合焦時に第3レンズ群G3と合焦レンズ群GFがぶつかるおそれがある。また、合焦レンズ群GFの焦点距離が長くなるため、合焦時の移動量が増え、球面収差及び像面湾曲収差変動が大きくなる。また、合焦レンズ群GFの移動量が増えることにより、全長が大型化する。
【0058】
第1の実施形態の効果を確実にするために、条件式(JA6)の下限値を0.020とすることが好ましい。第1の実施形態の効果をより確実にするために、条件式(JA6)の下限値を0.040とすることが好ましい。第1の実施形態の効果をより確実にするために、条件式(JA6)の下限値を0.070とすることが好ましい。第1の実施形態の効果をより確実にするために、条件式(JA6)の下限値を0.114とすることが好ましい。第1の実施形態の効果をさらに確実にするために、条件式(JA6)の下限値を0.130とすることが好ましい。
【0059】
条件式(JA7)は、望遠端状態における半画角の適切な値を規定するための条件式である。条件式(JA7)の上限値を上回ると、望遠端状態において、球面収差を良好に補正することができない。
【0060】
第1の実施形態の効果を確実にするために、条件式(JA7)の上限値を18.000とすることが好ましい。第1の実施形態の効果をより確実にするために、条件式(JA7)の上限値を16.000とすることが好ましい。
【0061】
第1の実施形態に係る変倍光学系ZLIは、次の条件式(JA8)を満足することが好ましい。
【0062】
0.100 < DGXR/fXR < 1.500 …(JA8)
但し、
DGXR:前側レンズ群GXのうち、最も像側のレンズ群の光軸上の厚み(第3レンズ群G3の光軸上の厚み)、
fXR:前側レンズ群GXのうち、最も像側のレンズ群の焦点距離(第3レンズ群G3の焦点距離)。
【0063】
条件式(JA8)は、前側レンズ群GXのうち、最も像側のレンズ群(第3レンズ群G3)の光軸上の厚み(すなわち、第3レンズ群G3の最も物体側レンズ面から第3レンズ群G3の最も像側レンズ面までの光軸上の距離)と、前側レンズ群GXのうち、最も像側のレンズ群の焦点距離(第3レンズ群G3の焦点距離)の適切な値を規定するための条件式である。条件式(JA8)を満足することにより、明るさに強く、十分な無限遠性能を得ることができる。または、全系の小型化を図ることができる。
【0064】
条件式(JA8)の上限値を上回ると、第3レンズ群G3の焦点距離が短くなるため、第3レンズ群G3で発生する球面収差が大きくなる。また、第3レンズ群G3の厚みが増すため、全長が大型化する。
【0065】
第1の実施形態の効果を確実にするために、条件式(JA8)の上限値を1.200とすることが好ましい。第1の実施形態の効果をより確実にするために、条件式(JA8)の上限値を1.000とすることが好ましい。
【0066】
条件式(JA8)の下限値を下回ると、第3レンズ群G3の焦点距離が長くなるため、変倍時に必要な移動量が増え、球面収差変動が大きくなる。また、第3レンズ群G3の厚みが減るため、第3レンズ群G3の構成が簡素になり、第3レンズ群G3で発生する球面収差が大きくなる。
【0067】
第1の実施形態の効果を確実にするために、条件式(JA8)の下限値を0.250とすることが好ましい。第1の実施形態の効果をより確実にするために、条件式(JA8)の下限値を0.350とすることが好ましい。
【0068】
第1の実施形態に係る変倍光学系ZLIは、変倍の際に、第2レンズ群G2を像面に対して移動させることが好ましい。
【0069】
この構成により、変倍時の球面収差及び像面湾曲収差変動を抑制することができる。また、効率よく変倍ができ、本光学系の小型化に繋がる。
【0070】
第1の実施形態に係る変倍光学系ZLIは、変倍の際に、第3レンズ群G3を像面に対して移動させることが好ましい。
【0071】
この構成により、変倍時の球面収差変動を抑制することができる。また、効率よく変倍ができ、本光学系の小型化に繋がる。
【0072】
第1の実施形態に係る変倍光学系ZLIは、変倍の際に、第5レンズ群G5を像面に対して移動させることが好ましい。
【0073】
この構成により、変倍時の像面湾曲収差変動を抑制することができる。また、効率よく変倍ができ、本光学系の小型化に繋がる。
【0074】
以上のように、第1の実施形態によれば、小型で、合焦時の像倍率変化が小さく、良好な光学性能を有する変倍光学系ZLIを実現することができる。
【0075】
次に、図65を参照しながら、上述の変倍光学系ZLIを備えたカメラ(光学機器)について説明する。カメラ1は、図65に示すように、撮影レンズ2として上述の変倍光学系ZLIを備えたレンズ交換式のカメラ(所謂ミラーレスカメラ)である。このカメラ1において、不図示の物体(被写体)からの光は、撮影レンズ2で集光されて、不図示のOLPF(Optical low pass filter:光学ローパスフィルタ)を介して撮像部3の撮像面
上に被写体像を形成する。そして、撮像部3に設けられた光電変換素子によって被写体像が光電変換されて被写体の画像が生成される。この画像は、カメラ1に設けられたEVF(Electronic view finder:電子ビューファインダ)4に表示される。これにより撮影者は、EVF4を介して被写体を観察することができる。また、撮影者によって不図示のレリーズボタンが押されると、撮像部3で生成された被写体の画像が不図示のメモリーに記憶される。このようにして、撮影者は本カメラ1による被写体の撮影を行うことができる。
【0076】
本カメラ1に撮影レンズ2として搭載した第1の実施形態に係る変倍光学系ZLIは、後述の各実施例からも分かるようにその特徴的なレンズ構成によって、小型で、合焦時の像倍率変化が小さく、良好な光学性能を有している。したがって、本カメラ1によれば、小型で、合焦時の像倍率変化が小さく、良好な光学性能を有する光学機器を実現することができる。
【0077】
なお、第1の実施形態では、ミラーレスカメラの例を説明したが、これに限定されるものではない。例えば、カメラ本体にクイックリターンミラーを有し、ファインダ光学系によって被写体を観察する一眼レフタイプのカメラに、上述の変倍光学系ZLIを搭載した場合でも、上記カメラ1と同様の効果を奏することができる。
【0078】
続いて、図66を参照しながら、上述の変倍光学系ZLI(ZL1)の製造方法について概説する。まず、鏡筒内に、物体側から順に並んだ、正の屈折力を有する第1レンズ群G1と、負の屈折力を有する第2レンズ群G2と、正の屈折力を有する第3レンズ群G3と、正の屈折力を有する第4レンズ群G4と、第5レンズ群G5とを有し、各レンズ群の間隔を変化させることにより変倍を行うように、各レンズを配置する(ステップST110)。第1レンズ群G1が、変倍する際に像面に対して移動するように、各レンズを配置する(ステップST120)。第4レンズ群G4の少なくとも一部が、広角端状態から望遠端状態へ変倍する際に物体側へ移動するように、各レンズを配置する(ステップST130)。第4レンズ群G4が、合焦レンズ群GFとして光軸方向に移動することにより合焦を行うように、各レンズを配置する(ステップST140)。合焦レンズ群GFの最前面が、物体側に凸面を向けた形状を有するように、レンズを配置する(ステップST150)。次の条件式(JA1)〜(JA4)を満足するように、各レンズを配置する(ステップST160)。
【0079】
0.430 < |fF/fRF| < 10.000 …(JA1)
0.420 < (−fXn)/fXR < 2.000 …(JA2)
0.010 < fF/fW < 8.000 …(JA3)
32.000≦Wω …(JA4)
但し、
fF:合焦レンズ群GFの焦点距離、
fRF:後側レンズ群GRのうち、最も物体側のレンズ群の焦点距離(第5レンズ群G5の焦点距離)、
fXn:前側レンズ群GXが有する負レンズ群のうち、屈折力の絶対値が最大のレンズ群の焦点距離(第2レンズ群G2の焦点距離)、
fXR:前側レンズ群GXのうち、最も像側のレンズ群の焦点距離(第3レンズ群G3の焦点距離)、
fW:広角端状態における全系の焦点距離、
Wω:広角端状態における半画角。
【0080】
第1の実施形態におけるレンズ配置の一例を挙げると、図1に示すように、物体側から順に、像面側に凹面を向けた負メニスカスレンズL11と両凸レンズL12との接合レンズと、物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズL13とを配置して第1レンズ群G1とし、像面側に凹面を向けた負メニスカスレンズL21と、物体側に凹面を向けた負メニスカスレンズL22と、両凸レンズL23と、物体側に凹面を向けた負メニスカスレンズL24とを配置して第2レンズ群G2とし、両凸レンズL31と、開口絞りSと、像面側に凹面を向けた負メニスカスレンズL32と両凸レンズL33との接合レンズと、両凸レンズL34と、両凸レンズL35と両凹レンズL36との接合レンズとを配置して第3レンズ群G3とし、両凸レンズL41と物体側に凹面を向けた負メニスカスレンズL42との接合レンズを配置して第4レンズ群G4とし、像面側に凸面を向けた正メニスカスレンズL51と両凹レンズL52との接合レンズと、両凸レンズL53と、物体側に凹面を向けた負メニスカスレンズL54とを配置して第5レンズ群G5とする。このように準備した各レンズ群を、上述の手順で配置して変倍光学系ZLIを製造する。
【0081】
第1の実施形態に係る製造方法によれば、小型で、合焦時の像倍率変化が小さく、良好な光学性能を有する変倍光学系ZLIを製造することができる。
【0082】
以下、第2の実施形態について、図面を参照しながら説明する。第2の実施形態に係る変倍光学系ZLI(ZL1)は、図1に示すように、物体側から順に並んだ、正の屈折力を有する第1レンズ群G1と、負の屈折力を有する第2レンズ群G2と、正の屈折力を有する第3レンズ群G3と、正の屈折力を有する第4レンズ群G4と、第5レンズ群G5とを有し、各レンズ群の間隔を変化させることにより変倍を行い、各レンズ群は、変倍する際に像面に対して移動し、第4レンズ群G4は、広角端状態から望遠端状態へ変倍する際に物体側へ移動し、第4レンズ群G4と第5レンズ群G5との間隔は、広角端状態から望遠端状態へ変倍する際に広がり、第4レンズ群G4の少なくとも一部を合焦レンズ群GFとして光軸方向に移動させることにより合焦を行う。
【0083】
このように正の屈折力を有する第1レンズ群G1と、負の屈折力を有する第2レンズ群G2と、正の屈折力を有する第3レンズ群G3と、正の屈折力を有する第4レンズ群G4と、第5レンズ群G5とを有し、各レンズ群の間隔を変化させて変倍を行う構成により、小型で、良好な光学性能を得ることができる。各レンズ群を変倍する際に像面に対して移動させる構成により、効率良く変倍でき、更なる小型化及び高性能化を図ることができる。広角端状態から望遠端状態へ変倍する際に、第4レンズ群G4と第5レンズ群G5との間隔は広がり、且つ、第4レンズ群G4を像面に対して物体側へ移動させる構成により、
効率良く変倍でき、球面収差及び像面湾曲収差変動を抑制することができる。第4レンズ群G4の少なくとも一部を合焦レンズ群GFとする構成により、合焦時の像倍率変化、球面収差及び像面湾曲収差変動を抑制することができる。
【0084】
第2の実施形態に係る変倍光学系ZLIは、次の条件式(JB1)〜(JB3)を満足することが好ましい。
【0085】
0.001 < (DMRT−DMRW)/fF <1.000 …(JB1)
32.000≦Wω …(JB2)
Tω≦20.000 …(JB3)
但し、
DMRW:広角端状態における、中間レンズ群GMと、後側レンズ群GRのうち最も物体側のレンズ群との空気間隔(広角端状態における第4レンズ群G4と第5レンズ群G5との空気間隔)、
DMRT:望遠端状態における、中間レンズ群GMと、後側レンズ群GRのうち最も物体側のレンズ群との空気間隔(望遠端状態における第4レンズ群G4と第5レンズ群G5との空気間隔)、
Wω:広角端状態における半画角、
Tω:望遠端状態における半画角。
【0086】
条件式(JB1)は、中間レンズ群GMと、後側レンズ群GRのうち最も物体側のレンズ群との空気間隔(第4レンズ群G4と第5レンズ群G5との空気間隔)の広角端状態と望遠端状態とにおける差と、合焦レンズ群GFの焦点距離の適切な値を規定するための条件式である。条件式(JB1)を満足することにより、小型化を図りながら、十分な近距離性能を得ることができる。
【0087】
条件式(JB1)の上限値を上回ると、合焦レンズ群GFの焦点距離が短くなるため、合焦レンズ群GFで発生する球面収差及び像面湾曲収差が大きくなる。
【0088】
第2の実施形態の効果を確実にするために、条件式(JB1)の上限値を0.700とすることが好ましい。第2の実施形態の効果をより確実にするために、条件式(JB1)の上限値を0.400とすることが好ましい。
【0089】
条件式(JB1)の下限値を下回ると、第4レンズ群G4と第5レンズ群G5との空気間隔の広角端状態と望遠端状態における差が小さくなるため、変倍に対して不利になり、全長が大型化する。また、合焦レンズ群GFの焦点距離が長くなるため、合焦時の移動量が増え、球面収差及び像面湾曲収差変動が大きくなる。また、合焦レンズ群GFの移動量が増えることにより、全長が大型化する。
【0090】
第2の実施形態の効果を確実にするために、条件式(JB1)の下限値を0.010とすることが好ましい。第2の実施形態の効果をより確実にするために、条件式(JB1)の下限値を0.020とすることが好ましい。
【0091】
条件式(JB2)は、広角端状態における半画角の適切な値を規定するための条件式である。条件式(JB2)の下限値を下回ると、広い画角を有しつつ、像面湾曲収差及び歪曲収差を良好に補正することができない。
【0092】
第2の実施形態の効果を確実にするために、条件式(JB2)の下限値を35.000とすることが好ましい。第2の実施形態の効果をより確実にするために、条件式(JB2)の下限値を38.000とすることが好ましい。
【0093】
条件式(JB3)は、望遠端状態における半画角の適切な値を規定するための条件式である。条件式(JB3)の上限値を上回ると、望遠端状態において、球面収差を良好に補正することができない。
【0094】
第2の実施形態の効果を確実にするために、条件式(JB3)の上限値を18.000とすることが好ましい。第2の実施形態の効果をより確実にするために、条件式(JB3)の上限値を16.000とすることが好ましい。
【0095】
第2の実施形態に係る変倍光学系ZLIは、次の条件式(JB4)を満足することが好ましい。
【0096】
−10.000 < fF/fRF < 10.000 …(JB4)
但し、
fF:合焦レンズ群GFの焦点距離、
fRF:後側レンズ群GRのうち、最も物体側のレンズ群の焦点距離(第5レンズ群G5の焦点距離)。
【0097】
条件式(JB4)は、合焦レンズ群GFの焦点距離と、後側レンズ群GRのうち、最も物体側のレンズ群の焦点距離(第5レンズ群G5の焦点距離)の適切な値を規定するための条件式である。条件式(JB4)を満足することにより、十分な近距離性能を得ることができる。
【0098】
条件式(JB4)の上限値を上回ると、合焦レンズ群GFの焦点距離が長くなるため、合焦時の移動量が増え、球面収差及び像面湾曲収差が大きくなる。また、合焦レンズ群GFの移動量が増えることにより、全長が大型化する。または、第5レンズ群G5の焦点距離が短くなるため、第5レンズ群G5で発生する像面湾曲収差が大きくなる。
【0099】
第2の実施形態の効果を確実にするために、条件式(JB4)の上限値を7.000とすることが好ましい。第2の実施形態の効果をより確実にするために、条件式(JB4)の上限値を4.000とすることが好ましい。
【0100】
条件式(JB4)の下限値を下回ると、合焦レンズ群GFの焦点距離が長くなるため、合焦時の移動量が増え、球面収差及び像面湾曲収差が大きくなる。また、合焦レンズ群GFの移動量が増えることにより、全長が大型化する。または、第5レンズ群G5の焦点距離が短くなるため、第5レンズ群G5で発生する像面湾曲収差が大きくなる。
【0101】
第2の実施形態の効果を確実にするために、条件式(JB4)の下限値を−7.000とすることが好ましい。第2の実施形態の効果をより確実にするために、条件式(JB4)の下限値を−4.000とすることが好ましい。第2の実施形態の効果をより確実にするために、条件式(JB4)の下限値を−0.750とすることが好ましい。第2の実施形態の効果をさらに確実にするために、条件式(JB4)の下限値を−0.650とすることが好ましい。
【0102】
第2の実施形態に係る変倍光学系ZLIは、次の条件式(JB5)を満足することが好ましい。
【0103】
0.010 < fF/fXR < 10.000 …(JB5)
但し、
fF:合焦レンズ群GFの焦点距離、
fXR:前側レンズ群GXのうち、最も像側のレンズ群の焦点距離(第3レンズ群G3の焦点距離)。
【0104】
条件式(JB5)は、合焦レンズ群GFの焦点距離と、前側レンズ群GXのうち、最も像側のレンズ群の焦点距離(第3レンズ群G3の焦点距離)の適切な値を規定するための条件式である。条件式(JB5)を満足することにより、十分な近距離性能を得ることができる。
【0105】
条件式(JB5)の上限値を上回ると、合焦レンズ群GFの焦点距離が長くなるため、合焦時の移動量が増え、球面収差及び像面湾曲収差変動が大きくなる。また、合焦レンズ群GFの移動量が増えることにより、全長が大型化する。または、第3レンズ群G3の焦点距離が短くなるため、第3レンズ群G3で発生する球面収差が大きくなる。
【0106】
第2の実施形態の効果を確実にするために、条件式(JB5)の上限値を8.000とすることが好ましい。第2の実施形態の効果をより確実にするために、条件式(JB5)の上限値を6.000とすることが好ましい。
【0107】
条件式(JB5)の下限値を下回ると、合焦レンズ群GFの焦点距離が短くなるため、合焦レンズ群GFで発生する球面収差及び像面湾曲収差が大きくなる。
【0108】
第2の実施形態の効果を確実にするために、条件式(JB5)の下限値を0.300とすることが好ましい。第2の実施形態の効果をより確実にするために、条件式(JB5)の下限値を0.650とすることが好ましい。
【0109】
第2の実施形態に係る変倍光学系ZLIは、次の条件式(JB6)を満足することが好ましい。
【0110】
0.100 < DGXR/fXR < 1.500 …(JB6)
但し、
DGXR:前側レンズ群GXのうち、最も像側のレンズ群の光軸上の厚み(第3レンズ群G3の光軸上の厚み)、
fXR:前側レンズ群GXのうち、最も像側のレンズ群の焦点距離(第3レンズ群G3の焦点距離)。
【0111】
条件式(JB6)は、前側レンズ群GXのうち、最も像側のレンズ群(第3レンズ群G3)の光軸上の厚み(すなわち、第3レンズ群G3の最も物体側レンズ面から第3レンズ群G3の最も像側レンズ面までの光軸上の距離)と、前側レンズ群GXのうち、最も像側のレンズ群の焦点距離(第3レンズ群G3の焦点距離)の適切な値を規定するための条件式である。条件式(JB6)を満足することにより、明るさに強く、十分な無限遠性能を得ることができる。または、全系の小型化を図ることができる。
【0112】
条件式(JB6)の上限値を上回ると、第3レンズ群G3の焦点距離が短くなるため、第3レンズ群G3で発生する球面収差が大きくなる。また、第3レンズ群G3の厚みが増すため、全長が大型化する。
【0113】
第2の実施形態の効果を確実にするために、条件式(JB6)の上限値を1.200とすることが好ましい。第2の実施形態の効果をより確実にするために、条件式(JB6)の上限値を1.000とすることが好ましい。
【0114】
条件式(JB6)の下限値を下回ると、第3レンズ群G3の焦点距離が長くなるため、変
倍時に必要な移動量が増え、球面収差変動が大きくなる。また、第3レンズ群G3の厚みが減るため、第3レンズ群G3の構成が簡素になり、第3レンズ群G3で発生する球面収差が大きくなる。
【0115】
第2の実施形態の効果を確実にするために、条件式(JB6)の下限値を0.250とすることが好ましい。第2の実施形態の効果をより確実にするために、条件式(JB6)の下限値を0.350とすることが好ましい。
【0116】
第2の実施形態に係る変倍光学系ZLIは、第3レンズ群G3が、開口絞りSと、その像側直後に物体側に凸面を向けたレンズを有することが好ましい。
【0117】
この構成により、球面収差の発生を抑えることができる。
【0118】
第2の実施形態に係る変倍光学系ZLIは、広角端状態から望遠端状態への変倍の際に、第3レンズ群G3と第4レンズ群G4との空気間隔が、広角端状態から中間焦点距離状態に向かうにつれて広がり、中間焦点距離状態から望遠端状態に向かうにつれて狭くなることが好ましい。
【0119】
この構成により、変倍時の像面湾曲収差の発生を抑えることができる。
【0120】
以上のように、第2の実施形態によれば、小型で、合焦時の像倍率変化が小さく、良好な光学性能を有する変倍光学系ZLIを実現することができる。
【0121】
次に、図65を参照しながら、上述の変倍光学系ZLIを備えたカメラ(光学機器)1について説明する。このカメラ1は、第1の実施形態のものと同一であり、既にその構成説明を行っているので、ここでの説明は省略する。
【0122】
本カメラ1に撮影レンズ2として搭載した第2の実施形態に係る変倍光学系ZLIは、後述の各実施例からも分かるようにその特徴的なレンズ構成によって、小型で、合焦時の像倍率変化が小さく、良好な光学性能を有している。したがって、本カメラ1によれば、小型で、合焦時の像倍率変化が小さく、良好な光学性能を有する光学機器を実現することができる。
【0123】
なお、第2の実施形態では、ミラーレスカメラの例を説明したが、これに限定されるものではない。例えば、カメラ本体にクイックリターンミラーを有し、ファインダ光学系によって被写体を観察する一眼レフタイプのカメラに、上述の変倍光学系ZLIを搭載した場合でも、上記カメラ1と同様の効果を奏することができる。
【0124】
続いて、図67を参照しながら、上述の変倍光学系ZLI(ZL1)の製造方法について概説する。まず、鏡筒内に、物体側から順に並んだ、正の屈折力を有する第1レンズ群G1と、負の屈折力を有する第2レンズ群G2と、正の屈折力を有する第3レンズ群G3と、正の屈折力を有する第4レンズ群G4と、第5レンズ群G5とを有し、各レンズ群の間隔を変化させることにより変倍を行うように、各レンズを配置する(ステップST210)。各レンズ群が、変倍する際に像面に対して移動するように、各レンズを配置する(ステップST220)。第4レンズ群G4が、広角端状態から望遠端状態へ変倍する際に物体側へ移動するように、各レンズを配置する(ステップST230)。第4レンズ群G4と第5レンズ群G5との間隔が、広角端状態から望遠端状態へ変倍する際に広がるように、各レンズを配置する(ステップST240)。第4レンズ群G4の少なくとも一部が、合焦レンズ群GFとして光軸方向に移動することにより合焦を行うように、各レンズを配置する(ステップST250)。
【0125】
第2の実施形態におけるレンズ配置の一例を挙げると、図1に示すように、物体側から順に、像面側に凹面を向けた負メニスカスレンズL11と両凸レンズL12との接合レンズと、物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズL13とを配置して第1レンズ群G1とし、像面側に凹面を向けた負メニスカスレンズL21と、物体側に凹面を向けた負メニスカスレンズL22と、両凸レンズL23と、物体側に凹面を向けた負メニスカスレンズL24とを配置して第2レンズ群G2とし、両凸レンズL31と、開口絞りSと、像面側に凹面を向けた負メニスカスレンズL32と両凸レンズL33との接合レンズと、両凸レンズL34と、両凸レンズL35と両凹レンズL36との接合レンズとを配置して第3レンズ群G3とし、両凸レンズL41と物体側に凹面を向けた負メニスカスレンズL42との接合レンズを配置して第4レンズ群G4とし、像面側に凸面を向けた正メニスカスレンズL51と両凹レンズL52との接合レンズと、両凸レンズL53と、物体側に凹面を向けた負メニスカスレンズL54とを配置して第5レンズ群G5とする。このように準備した各レンズ群を、上述の手順で配置して変倍光学系ZLIを製造する。
【0126】
第2の実施形態に係る製造方法によれば、小型で、合焦時の像倍率変化が小さく、良好な光学性能を有する変倍光学系ZLIを製造することができる。
【0127】
以下、第3の実施形態について、図面を参照しながら説明する。第3の実施形態に係る変倍光学系ZLI(ZL2)は、図5に示すように、物体側から順に並んだ、正の屈折力を有する第1レンズ群G1と、負の屈折力を有する第2レンズ群G2と、正の屈折力を有する第3レンズ群G3と、正の屈折力を有する第4レンズ群G4と、第5レンズ群G5と、第6レンズ群G6とを有し、各レンズ群の間隔を変化させることにより変倍を行い、第1レンズ群G1は、変倍する際に像面に対して移動し、第4レンズ群G4は、広角端状態から望遠端状態へ変倍する際に物体側へ移動し、第4レンズ群G4と第5レンズ群G5との間隔は、広角端状態から望遠端状態へ変倍する際に広がり、第4レンズ群G4の少なくとも一部を合焦レンズ群GFとして光軸方向に移動させることにより合焦を行う。
【0128】
このように正の屈折力を有する第1レンズ群G1と、負の屈折力を有する第2レンズ群G2と、正の屈折力を有する第3レンズ群G3と、正の屈折力を有する第4レンズ群G4と、第5レンズ群G5と、第6レンズ群G6とを有し、各レンズ群の間隔を変化させて変倍を行う構成により、小型で、良好な光学性能を得ることができる。第1レンズ群G1を変倍する際に像面に対して移動させる構成により、効率良く変倍でき、更なる小型化及び高性能化を図ることができる。広角端状態から望遠端状態へ変倍する際に、第4レンズ群G4と第5レンズ群G5との間隔が広がり、且つ、第4レンズ群G4を像面に対して物体側へ移動させる構成により、効率良く変倍でき、球面収差及び像面湾曲収差変動を抑制することができる。第4レンズ群G4の少なくとも一部を合焦レンズ群GFとする構成により、合焦時の像倍率変化、球面収差及び像面湾曲収差変動を抑制することができる。
【0129】
上記構成のもと、第3の実施形態に係る変倍光学系ZLIは、次の条件式(JC1)〜(JC4)を満足する。
【0130】
0.170 < |fF/fRF| < 10.000 …(JC1)
0.010 < (DMRT−DMRW)/fF <1.000 …(JC2)
32.000≦Wω …(JC3)
Tω≦20.000 …(JC4)
但し、
fF:合焦レンズ群GFの焦点距離、
fRF:後側レンズ群GRのうち、最も物体側のレンズ群の焦点距離(第5レンズ群G5の焦点距離)、
DMRW:広角端状態における、中間レンズ群GMと、後側レンズ群GRのうち最も物体側のレンズ群との空気間隔(広角端状態における第4レンズ群G4と第5レンズ群G5との空気間隔)、
DMRT:望遠端状態における、中間レンズ群GMと、後側レンズ群GRのうち最も物体側のレンズ群との空気間隔(望遠端状態における第4レンズ群G4と第5レンズ群G5との空気間隔)、
Wω:広角端状態における半画角、
Tω:望遠端状態における半画角。
【0131】
条件式(JC1)は、合焦レンズ群GFの焦点距離と、後側レンズ群GRのうち、最も物体側のレンズ群の焦点距離(第5レンズ群G5の焦点距離)の適切な値を規定するための条件式である。条件式(JC1)を満足することにより、十分な近距離性能を得ることができる。
【0132】
条件式(JC1)の上限値を上回ると、合焦レンズ群GFの焦点距離が長くなるため、合焦時の移動量が増え、球面収差及び像面湾曲収差が大きくなる。また、合焦レンズ群GFの移動量が増えることにより、全長が大型化する。または、第5レンズ群G5の焦点距離が短くなるため、第5レンズ群G5で発生する像面湾曲収差が大きくなる。
【0133】
第3の実施形態の効果を確実にするために、条件式(JC1)の上限値を7.000とすることが好ましい。第3の実施形態の効果をより確実にするために、条件式(JC1)の上限値を4.000とすることが好ましい。
【0134】
条件式(JC1)の下限値を下回ると、合焦レンズ群GFの焦点距離が短くなるため、合焦レンズ群GFで発生する球面収差及び像面湾曲収差が大きくなる。
【0135】
第3の実施形態の効果を確実にするために、条件式(JC1)の下限値を0.260とすることが好ましい。第3の実施形態の効果をより確実にするために、条件式(JC1)の下限値を0.350とすることが好ましい。
【0136】
条件式(JC2)は、中間レンズ群GMと、後側レンズ群GRのうち最も物体側のレンズ群との空気間隔(第4レンズ群G4と第5レンズ群G5との空気間隔)の広角端状態と望遠端状態とにおける差と、合焦レンズ群GFの焦点距離の適切な値を規定するための条件式である。条件式(JC2)を満足することにより、小型化を図りながら、十分な近距離性能を得ることができる。
【0137】
条件式(JC2)の上限値を上回ると、合焦レンズ群GFの焦点距離が短くなるため、合焦レンズ群GFで発生する球面収差及び像面湾曲収差が大きくなる。
【0138】
第3の実施形態の効果を確実にするために、条件式(JC2)の上限値を0.820とすることが好ましい。第3の実施形態の効果をより確実にするために、条件式(JC2)の上限値を0.640とすることが好ましい。
【0139】
条件式(JC2)の下限値を下回ると、第4レンズ群G4と第5レンズ群G5との空気間隔の広角端状態と望遠端状態における差が小さくなるため、変倍に対して不利になり、全長が大型化する。また、合焦レンズ群GFの焦点距離が長くなるため、合焦時の移動量が増え、球面収差及び像面湾曲収差変動が大きくなる。また、合焦レンズ群GFの移動量が増えることにより、全長が大型化する。
【0140】
第3の実施形態の効果を確実にするために、条件式(JC2)の下限値を0.016とす
ることが好ましい。第3の実施形態の効果をより確実にするために、条件式(JC2)の下限値を0.023とすることが好ましい。第3の実施形態の効果をより確実にするために、条件式(JC2)の下限値を0.027とすることが好ましい。第3の実施形態の効果をさらに確実にするために、条件式(JC2)の下限値を0.050とすることが好ましい。
【0141】
条件式(JC3)は、広角端状態における半画角の適切な値を規定するための条件式である。条件式(JC3)の下限値を下回ると、広い画角を有しつつ、像面湾曲収差及び歪曲収差を良好に補正することができない。
【0142】
第3の実施形態の効果を確実にするために、条件式(JC3)の下限値を35.000とすることが好ましい。第3の実施形態の効果をより確実にするために、条件式(JC3)の下限値を38.000とすることが好ましい。
【0143】
条件式(JC4)は、望遠端状態における半画角の適切な値を規定するための条件式である。条件式(JC4)の上限値を上回ると、望遠端状態において、球面収差を良好に補正することができない。
【0144】
第3の実施形態の効果を確実にするために、条件式(JC4)の上限値を18.000とすることが好ましい。第3の実施形態の効果をより確実にするために、条件式(JC4)の上限値を16.000とすることが好ましい。
【0145】
第3の実施形態に係る変倍光学系ZLIは、次の条件式(JC5)を満足することが好ましい。
【0146】
−10.000 < fRF/fRF2 < 10.000 …(JC5)
但し、
fRF:後側レンズ群GRのうち、最も物体側のレンズ群の焦点距離(第5レンズ群G5の焦点距離)、
fRF2:後側レンズ群GRのうち、物体側から2番目のレンズ群の焦点距離(第6レンズ群G6の焦点距離)。
【0147】
条件式(JC5)は、後側レンズ群GRのうち、最も物体側のレンズ群の焦点距離(第5レンズ群G5の焦点距離)と、後側レンズ群GRのうち、物体側から2番目のレンズ群の焦点距離(第6レンズ群G6の焦点距離)の適切な値を規定するための条件式である。条件式(JC5)を満足することにより、十分な無限遠性能を得ることができる。
【0148】
条件式(JC5)の上限値を上回ると、第6レンズ群G6の焦点距離が短くなるため、第5レンズ群G5で発生する像面湾曲収差が大きくなる。
【0149】
第3の実施形態の効果を確実にするために、条件式(JC5)の上限値を5.000とすることが好ましい。第3の実施形態の効果をより確実にするために、条件式(JC5)の上限値を3.000とすることが好ましい。第3の実施形態の効果をさらに確実にするために、条件式(JC5)の上限値を2.500とすることが好ましい。
【0150】
条件式(JC5)の下限値を下回ると、第6レンズ群G6の焦点距離が短くなるため、第5レンズ群G5で発生する像面湾曲収差が大きくなる。
【0151】
第3の実施形態の効果を確実にするために、条件式(JC5)の下限値を−5.000とすることが好ましい。第3の実施形態の効果をより確実にするために、条件式(JC5)の下限値を−3.000とすることが好ましい。第3の実施形態の効果をさらに確実にする
ために、条件式(JC5)の下限値を−2.500とすることが好ましい。
【0152】
第3の実施形態に係る変倍光学系ZLIは、次の条件式(JC6)を満足することが好ましい。
【0153】
0.100 < DGXR/fXR < 1.500 …(JC6)
但し、
DGXR:前側レンズ群GXのうち、最も像側のレンズ群の光軸上の厚み(第3レンズ群G3の光軸上の厚み)、
fXR:前側レンズ群GXのうち、最も像側のレンズ群の焦点距離(第3レンズ群G3の焦点距離)。
【0154】
条件式(JC6)は、前側レンズ群GXのうち、最も像側のレンズ群(第3レンズ群G3)の光軸上の厚み(すなわち、第3レンズ群G3の最も物体側レンズ面から第3レンズ群G3の最も像側レンズ面までの光軸上の距離)と、前側レンズ群GXのうち、最も像側のレンズ群の焦点距離(第3レンズ群G3の焦点距離)の適切な値を規定するための条件式である。条件式(JC6)を満足することにより、明るさに強く、十分な無限遠性能を得ることができる。または、全系の小型化を図ることができる。
【0155】
条件式(JC6)の上限値を上回ると、第3レンズ群G3の焦点距離が短くなるため、第3レンズ群G3で発生する球面収差が大きくなる。また、第3レンズ群G3の厚みが増すため、全長が大型化する。
【0156】
第3の実施形態の効果を確実にするために、条件式(JC6)の上限値を1.200とすることが好ましい。第3の実施形態の効果をより確実にするために、条件式(JC6)の上限値を1.000とすることが好ましい。
【0157】
条件式(JC6)の下限値を下回ると、第3レンズ群G3の焦点距離が長くなるため、変倍時に必要な移動量が増え、球面収差変動が大きくなる。また、第3レンズ群G3の厚みが減るため、第3レンズ群G3の構成が簡素になり、第3レンズ群G3で発生する球面収差が大きくなる。
【0158】
第3の実施形態の効果を確実にするために、条件式(JC6)の下限値を0.250とすることが好ましい。第3の実施形態の効果をより確実にするために、条件式(JC6)の下限値を0.350とすることが好ましい。
【0159】
第3の実施形態に係る変倍光学系ZLIは、変倍の際に、第2レンズ群G2を像面に対して移動させることが好ましい。
【0160】
この構成により、変倍時の球面収差及び像面湾曲収差変動を抑制することができる。また、効率よく変倍ができ、本光学系の小型化に繋がる。
【0161】
第3の実施形態に係る変倍光学系ZLIは、変倍の際に、第3レンズ群G3を像面に対して移動させることが好ましい。
【0162】
この構成により、変倍時の球面収差変動を抑制することができる。また、効率よく変倍ができ、本光学系の小型化に繋がる。
【0163】
第3の実施形態に係る変倍光学系ZLIは、変倍の際に、第5レンズ群G5を像面に対して移動させることが好ましい。
【0164】
この構成により、変倍時の像面湾曲収差変動を抑制することができる。また、効率よく変倍ができ、本光学系の小型化に繋がる。
【0165】
以上のように、第3の実施形態によれば、小型で、合焦時の像倍率変化が小さく、良好な光学性能を有する変倍光学系ZLIを実現することができる。
【0166】
次に、図65を参照しながら、上述の変倍光学系ZLIを備えたカメラ(光学機器)1について説明する。このカメラ1は、第1の実施形態のものと同一であり、既にその構成説明を行っているので、ここでの説明は省略する。
【0167】
本カメラ1に撮影レンズ2として搭載した第3の実施形態に係る変倍光学系ZLIは、後述の各実施例からも分かるようにその特徴的なレンズ構成によって、小型で、合焦時の像倍率変化が小さく、良好な光学性能を有している。したがって、本カメラ1によれば、小型で、合焦時の像倍率変化が小さく、良好な光学性能を有する光学機器を実現することができる。
【0168】
なお、第3の実施形態では、ミラーレスカメラの例を説明したが、これに限定されるものではない。例えば、カメラ本体にクイックリターンミラーを有し、ファインダ光学系によって被写体を観察する一眼レフタイプのカメラに、上述の変倍光学系ZLIを搭載した場合でも、上記カメラ1と同様の効果を奏することができる。
【0169】
続いて、図68を参照しながら、上述の変倍光学系ZLI(ZL2)の製造方法について概説する。まず、鏡筒内に、物体側から順に並んだ、正の屈折力を有する第1レンズ群G1と、負の屈折力を有する第2レンズ群G2と、正の屈折力を有する第3レンズ群G3と、正の屈折力を有する第4レンズ群G4と、第5レンズ群G5と、第6レンズ群G6とを有し、各レンズ群の間隔を変化させることにより変倍を行うように、各レンズを配置する(ステップST310)。第1レンズ群G1が、変倍する際に像面に対して移動するように、各レンズを配置する(ステップST320)。第4レンズ群G4が、広角端状態から望遠端状態へ変倍する際に物体側へ移動するように、各レンズを配置する(ステップST330)。第4レンズ群G4と第5レンズ群G5との間隔が、広角端状態から望遠端状態へ変倍する際に広がるように、各レンズを配置する(ステップST340)。第4レンズ群G4の少なくとも一部が、合焦レンズ群GFとして光軸方向に移動することにより合焦を行うように、各レンズを配置する(ステップST350)。次の条件式(JC1)〜(JC4)を満足するように、各レンズを配置する(ステップST360)。
【0170】
0.170 < |fF/fRF| < 10.000 …(JC1)
0.010 < (DMRT−DMRW)/fF <1.000 …(JC2)
32.000≦Wω …(JC3)
Tω≦20.000 …(JC4)
但し、
fF:合焦レンズ群GFの焦点距離、
fRF:後側レンズ群GRのうち、最も物体側のレンズ群の焦点距離(第5レンズ群G5の焦点距離)、
DMRW:広角端状態における、中間レンズ群GMと、後側レンズ群GRのうち最も物体側のレンズ群との空気間隔(広角端状態における第4レンズ群G4と第5レンズ群G5との空気間隔)、
DMRT:望遠端状態における、中間レンズ群GMと、後側レンズ群GRのうち最も物体側のレンズ群との空気間隔(望遠端状態における第4レンズ群G4と第5レンズ群G5との空気間隔)、
Wω:広角端状態における半画角、
Tω:望遠端状態における半画角。
【0171】
第3の実施形態におけるレンズ配置の一例を挙げると、図5に示すように、物体側から順に、像面側に凹面を向けた負メニスカスレンズL11と両凸レンズL12との接合レンズと、物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズL13とを配置して第1レンズ群G1とし、像面側に凹面を向けた負メニスカスレンズL21と、両凹レンズL22と、両凸レンズL23と、物体側に凹面を向けた負メニスカスレンズL24とを配置して第2レンズ群G2とし、両凸レンズL31と、開口絞りSと、像面側に凹面を向けた負メニスカスレンズL32と両凸レンズL33との接合レンズと、両凸レンズL34と、両凸レンズL35と両凹レンズL36との接合レンズとを配置して第3レンズ群G3とし、両凸レンズL41と物体側に凹面を向けた負メニスカスレンズL42との接合レンズを配置して第4レンズ群G4とし、像面側に凸面を向けた正メニスカスレンズL51と両凹レンズL52との接合レンズと、両凸レンズL53と、物体側に凹面を向けた負メニスカスレンズL54とを配置して第5レンズ群G5とし、物体側に凸面を向けた平凸レンズL61を配置して第6レンズ群G6とする。このように準備した各レンズ群を、上述の手順で配置して変倍光学系ZLIを製造する。
【0172】
第3の実施形態に係る製造方法によれば、小型で、合焦時の像倍率変化が小さく、良好な光学性能を有する変倍光学系ZLIを製造することができる。
【0173】
以下、第4の実施形態について、図面を参照しながら説明する。第4の実施形態に係る変倍光学系ZLI(ZL1)は、図1に示すように、物体側から順に並んだ、正の屈折力を有する第1レンズ群G1と、負の屈折力を有する第2レンズ群G2と、正の屈折力を有する第3レンズ群G3と、正の屈折力を有する第4レンズ群G4と、第5レンズ群G5とを有し、各レンズ群の間隔を変化させることにより変倍を行い、第1レンズ群G1は、変倍する際に像面に対して移動し、第4レンズ群G4の少なくとも一部を合焦レンズ群GFとして光軸方向に移動させることにより合焦を行い、前記合焦レンズ群GFよりも像側に、像ブレを補正するために光軸と垂直方向の変位成分を持つように移動可能に構成した防振レンズ群VRを有する。
【0174】
このように正の屈折力を有する第1レンズ群G1と、負の屈折力を有する第2レンズ群G2と、正の屈折力を有する第3レンズ群G3と、正の屈折力を有する第4レンズ群G4と、第5レンズ群G5とを有し、各レンズ群の間隔を変化させて変倍を行う構成により、小型で、良好な光学性能を得ることができる。第1レンズ群G1を変倍する際に像面に対して移動させる構成により、効率良く変倍でき、更なる小型化及び高性能化を図ることができる。第4レンズ群G4の少なくとも一部を合焦レンズ群GFとする構成により、合焦時の像倍率変化、球面収差及び像面湾曲収差変動を抑制することができる。合焦レンズ群GFよりも像側に、防振レンズ群VRを有する構成により、防振時の偏芯コマ収差及び像面湾曲収差を補正することができる。
【0175】
上記構成のもと、第4の実施形態に係る変倍光学系ZLIは、次の条件式(JD1)を満足する。
【0176】
−1.500 < fV/fRF < 0.645 …(JD1)
但し、
fV:防振レンズ群VRの焦点距離、
fRF:後側レンズ群GRのうち、最も物体側のレンズ群の焦点距離(第5レンズ群G5の焦点距離)。
【0177】
条件式(JD1)は、防振レンズ群VRの焦点距離と、後側レンズ群GRのうち、最も物体側のレンズ群の焦点距離(第5レンズ群G5の焦点距離)の適切な値を規定するための条件式である。条件式(JD1)を満足することにより、十分な防振性能を得ることができる。
【0178】
条件式(JD1)の上限値を上回ると、防振レンズ群VRの焦点距離が長くなるため、防振時の移動量が増え、偏芯コマ収差及び像面湾曲収差の補正が困難になる。また、防振レンズ群VRの移動量が増えることにより、径の大型化を招き、防振レンズ群VRの駆動制御が困難になる。または、第5レンズ群G5の焦点距離が短くなるため、第5レンズ群G5で発生する像面湾曲収差が大きくなる。
【0179】
第4の実施形態の効果を確実にするために、条件式(JD1)の上限値を0.643とすることが好ましい。第4の実施形態の効果をより確実にするために、条件式(JD1)の上限値を0.641とすることが好ましい。
【0180】
条件式(JD1)の下限値を下回ると、防振レンズ群VRの焦点距離が長くなるため、防振時の移動量が増え、偏芯コマ収差及び像面湾曲収差の補正が困難になる。また、防振レンズ群VRの移動量が増えることにより、径の大型化を招き、防振レンズ群VRの駆動制御が困難になる。または、第5レンズ群G5の焦点距離が短くなるため、第5レンズ群G5で発生する像面湾曲収差が大きくなる。
【0181】
第4の実施形態の効果を確実にするために、条件式(JD1)の下限値を−1.081とすることが好ましい。第4の実施形態の効果をより確実にするために、条件式(JD1)の下限値を−0.662とすることが好ましい。
【0182】
第4の実施形態に係る変倍光学系ZLIは、次の条件式(JD2)、(JD3)を満足することが好ましい。
【0183】
−1.000 < DVW/fV < 1.000 …(JD2)
32.000≦Wω …(JD3)
但し、
DVW:広角端状態における防振レンズ群VRとその直後のレンズとの空気間隔。
Wω:広角端状態における半画角。
【0184】
条件式(JD2)は、広角端状態における防振レンズ群VRとその直後のレンズとの空気間隔と、防振レンズ群VRの焦点距離の適切な値を規定するための条件式である。条件式(JD2)を満足することにより、十分な防振性能を得ることができる。
【0185】
条件式(JD2)の上限値を上回ると、前記空気間隔が大きくなるため、防振レンズ群VRで発生した偏芯コマ収差及び像面湾曲収差を、防振レンズ群VR以降のレンズで補正することが困難になる。または、防振レンズ群VRの焦点距離が短くなるため、防振レンズ群VRで発生する偏芯コマ収差及び像面湾曲収差が大きくなり、補正が困難になる。
【0186】
第4の実施形態の効果を確実にするために、条件式(JD2)の上限値を0.600とすることが好ましい。第4の実施形態の効果をより確実にするために、条件式(JD2)の上限値を0.250とすることが好ましい。
【0187】
条件式(JD2)の下限値を下回ると、前記空気間隔が大きくなるため、防振レンズ群VRで発生した偏芯コマ収差及び像面湾曲収差を、防振レンズ群VR以降のレンズで補正することが困難になる。または、防振レンズ群VRの焦点距離が短くなるため、防振レンズ
群VRで発生する偏芯コマ収差及び像面湾曲収差が大きくなり、補正が困難になる。
【0188】
第4の実施形態の効果を確実にするために、条件式(JD2)の下限値を−0.750とすることが好ましい。第4の実施形態の効果をより確実にするために、条件式(JD2)の下限値を−0.400とすることが好ましい。
【0189】
条件式(JD3)は、広角端状態における半画角の適切な値を規定するための条件式である。条件式(JD3)の下限値を下回ると、広い画角を有しつつ、像面湾曲収差及び歪曲収差を良好に補正することができない。
【0190】
第4の実施形態の効果を確実にするために、条件式(JD3)の下限値を35.000とすることが好ましい。第4の実施形態の効果をより確実にするために、条件式(JD3)の下限値を38.000とすることが好ましい。
【0191】
第4の実施形態に係る変倍光学系は、次の条件式(JD4)を満足することが好ましい。
【0192】
0.010 < fF/fXR < 10.000 …(JD4)
但し、
fF:合焦レンズ群GFの焦点距離、
fXR:前側レンズ群GXのうち、最も像側のレンズ群の焦点距離(第3レンズ群G3の焦点距離)。
【0193】
条件式(JD4)は、合焦レンズ群GFの焦点距離と、前側レンズ群GXのうち、最も像側のレンズ群の焦点距離(第3レンズ群G3の焦点距離)の適切な値を規定するための条件式である。条件式(JD4)を満足することにより、十分な近距離性能を得ることができる。
【0194】
条件式(JD4)の上限値を上回ると、合焦レンズ群GFの焦点距離が長くなるため、合焦時の移動量が増え、球面収差及び像面湾曲収差変動が大きくなる。また、合焦レンズ群GFの移動量が増えることにより、全長が大型化する。または、第3レンズ群G3の焦点距離が短くなるため、第3レンズ群G3で発生する球面収差が大きくなる。
【0195】
第4の実施形態の効果を確実にするために、条件式(JD4)の上限値を8.000とすることが好ましい。第4の実施形態の効果をより確実にするために、条件式(JD4)の上限値を6.000とすることが好ましい。
【0196】
条件式(JD4)の下限値を下回ると、合焦レンズ群GFの焦点距離が短くなるため、合焦レンズ群GFで発生する球面収差及び像面湾曲収差が大きくなる。
【0197】
第4の実施形態の効果を確実にするために、条件式(JD4)の下限値を0.300とすることが好ましい。第4の実施形態の効果をより確実にするために、条件式(JD4)の下限値を0.650とすることが好ましい。
【0198】
第4の実施形態に係る変倍光学系ZLIは、次の条件式(JD5)を満足することが好ましい。
【0199】
0.010 < (−fXn)/fXR < 1.000 …(JD5)
但し、
fXn:前側レンズ群GXが有する負レンズ群のうち、屈折力の絶対値が最大のレンズ群の焦点距離(第2レンズ群G2の焦点距離)、
fXR:前側レンズ群GXのうち、最も像側のレンズ群の焦点距離(第3レンズ群G3の焦点距離)。
【0200】
条件式(JD5)は、前側レンズ群GXが有する負レンズ群のうち、屈折力の絶対値が最大のレンズ群の焦点距離(第2レンズ群G2の焦点距離)と、前側レンズ群GXのうち、最も像側のレンズ群の焦点距離(第3レンズ群G3の焦点距離)の適切な値を規定するための条件式である。条件式(JD5)を満足することにより、十分な無限遠性能を得ることや、全系の小型化を図ることができる。
【0201】
条件式(JD5)の上限値を上回ると、第2レンズ群G2の焦点距離が長くなるため、変倍時の移動量が増え、球面収差及び像面湾曲収差変動が大きくなる。また、変倍時の第2レンズ群G2の移動量が増えることにより、径及び全長が大型化する。または、第3レンズ群G3の焦点距離が短くなるため、第3レンズ群G3で発生する球面収差が大きくなる。
【0202】
第4の実施形態の効果を確実にするために、条件式(JD5)の上限値を0.800とすることが好ましい。第4の実施形態の効果をより確実にするために、条件式(JD5)の上限値を0.650とすることが好ましい。
【0203】
条件式(JD5)の下限値を下回ると、第2レンズ群G2の焦点距離が短くなるため、第2レンズ群G2で発生する球面収差及び像面湾曲収差が大きくなる。
【0204】
第4の実施形態の効果を確実にするために、条件式(JD5)の下限値を0.130とすることが好ましい。第4の実施形態の効果をより確実にするために、条件式(JD5)の下限値を0.250とすることが好ましい。
【0205】
第4の実施形態に係る変倍光学系ZLIは、次の条件式(JD6)を満足することが好ましい。
【0206】
0.100 < DGXR/fXR < 1.500 …(JD6)
但し、
DGXR:前側レンズ群GXのうち、最も像側のレンズ群の光軸上の厚み(第3レンズ群G3の光軸上の厚み)、
fXR:前側レンズ群GXのうち、最も像側のレンズ群の焦点距離(第3レンズ群G3の焦点距離)。
【0207】
条件式(JD6)は、前側レンズ群GXのうち、最も像側のレンズ群(第3レンズ群G3)の光軸上の厚み(すなわち、第3レンズ群G3の最も物体側レンズ面から第3レンズ群G3の最も像側レンズ面までの光軸上の距離)と、前側レンズ群GXのうち、最も像側のレンズ群の焦点距離(第3レンズ群G3の焦点距離)の適切な値を規定するための条件式である。条件式(JD6)を満足することにより、明るさに強く、十分な無限遠性能を得ることができる。または、全系の小型化を図ることができる。
【0208】
条件式(JD6)の上限値を上回ると、第3レンズ群G3の焦点距離が短くなるため、第3レンズ群G3で発生する球面収差が大きくなる。また、第3レンズ群G3の厚みが増すため、全長が大型化する。
【0209】
第4の実施形態の効果を確実にするために、条件式(JD6)の上限値を1.200とすることが好ましい。第4の実施形態の効果をより確実にするために、条件式(JD6)の上限値を1.000とすることが好ましい。
【0210】
条件式(JD6)の下限値を下回ると、第3レンズ群G3の焦点距離が長くなるため、変倍時に必要な移動量が増え、球面収差変動が大きくなる。また、第3レンズ群G3の厚みが減るため、第3レンズ群G3の構成が簡素になり、第3レンズ群G3で発生する球面収差が大きくなる。
【0211】
第4の実施形態の効果を確実にするために、条件式(JD6)の下限値を0.250とすることが好ましい。第4の実施形態の効果をより確実にするために、条件式(JD6)の下限値を0.350とすることが好ましい。
【0212】
第4の実施形態に係る変倍光学系ZLIは、変倍の際に、第2レンズ群G2を像面に対して移動させることが好ましい。
【0213】
この構成により、変倍時の球面収差及び像面湾曲収差変動を抑制することができる。また、効率良く変倍ができ、本光学系の小型化に繋がる。
【0214】
第4の実施形態に係る変倍光学系ZLIは、変倍の際に、第3レンズ群G3を像面に対して移動させることが好ましい。
【0215】
この構成により、変倍時の球面収差変動を抑制することができる。また、効率良く変倍ができ、本光学系の小型化に繋がる。
【0216】
第4の実施形態に係る変倍光学系ZLIは、変倍の際に、第4レンズ群G4を像面に対して移動させることが好ましい。
【0217】
この構成により、変倍時の球面収差及び像面湾曲収差変動を抑制することができる。また、効率良く変倍ができ、本光学系の小型化に繋がる。
【0218】
第4の実施形態に係る変倍光学系ZLIは、変倍の際に、第5レンズ群G5を像面に対して移動させることが好ましい。
【0219】
この構成により、変倍時の像面湾曲収差変動を抑制することができる。また、効率良く変倍ができ、本光学系の小型化に繋がる。
【0220】
第4の実施形態に係る変倍光学系ZLIは、第5レンズ群G5の一部が、防振レンズ群VRであることが好ましい。
【0221】
この構成により、防振時の偏芯コマ収差及び像面湾曲収差の補正に有効である。また、群全体ではなく一部なので、防振レンズ群VRを小型に構成することができる。
【0222】
以上のように、第4の実施形態によれば、小型で、合焦時の像倍率変化が小さく、良好な光学性能を有する変倍光学系ZLIを実現することができる。
【0223】
次に、図65を参照しながら、上述の変倍光学系ZLIを備えたカメラ(光学機器)1について説明する。このカメラ1は、第1の実施形態のものと同一であり、既にその構成説明を行っているので、ここでの説明は省略する。
【0224】
本カメラ1に撮影レンズ2として搭載した第4の実施形態に係る変倍光学系ZLIは、後述の各実施例からも分かるようにその特徴的なレンズ構成によって、小型で、合焦時の像倍率変化が小さく、良好な光学性能を有している。したがって、本カメラ1によれば、
小型で、合焦時の像倍率変化が小さく、良好な光学性能を有する光学機器を実現することができる。
【0225】
なお、第4の実施形態では、ミラーレスカメラの例を説明したが、これに限定されるものではない。例えば、カメラ本体にクイックリターンミラーを有し、ファインダ光学系によって被写体を観察する一眼レフタイプのカメラに、上述の変倍光学系ZLIを搭載した場合でも、上記カメラ1と同様の効果を奏することができる。
【0226】
続いて、図69を参照しながら、上述の変倍光学系ZLI(ZL1)の製造方法について概説する。まず、鏡筒内に、物体側から順に並んだ、正の屈折力を有する第1レンズ群G1と、負の屈折力を有する第2レンズ群G2と、正の屈折力を有する第3レンズ群G3と、正の屈折力を有する第4レンズ群G4と、第5レンズ群G5とを有し、各レンズ群の間隔を変化させることにより変倍を行うように、各レンズを配置する(ステップST410)。第1レンズ群G1が、変倍する際に像面に対して移動するように、各レンズを配置する(ステップST420)。第4レンズ群G4の少なくとも一部が、合焦レンズ群GFとして光軸方向に移動することにより合焦を行うように、各レンズを配置する(ステップST430)。合焦レンズ群GFよりも像側に、像ブレを補正するために光軸と垂直方向の変位成分を持つように移動可能に構成した防振レンズ群VRを有するように、各レンズを配置する(ステップST440)。次の条件式(JD1)を満足するように、各レンズを配置する(ステップST450)。
【0227】
−1.500 < fV/fRF < 0.645 …(JD1)
但し、
fV:防振レンズ群VRの焦点距離、
fRF:後側レンズ群GRのうち、最も物体側のレンズ群の焦点距離(第5レンズ群G5の焦点距離)。
【0228】
第4の実施形態におけるレンズ配置の一例を挙げると、図1に示すように、物体側から順に、像面側に凹面を向けた負メニスカスレンズL11と両凸レンズL12との接合レンズと、物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズL13とを配置して第1レンズ群G1とし、像面側に凹面を向けた負メニスカスレンズL21と、物体側に凹面を向けた負メニスカスレンズL22と、両凸レンズL23と、物体側に凹面を向けた負メニスカスレンズL24とを配置して第2レンズ群G2とし、両凸レンズL31と、開口絞りSと、像面側に凹面を向けた負メニスカスレンズL32と両凸レンズL33との接合レンズと、両凸レンズL34と、両凸レンズL35と両凹レンズL36との接合レンズとを配置して第3レンズ群G3とし、両凸レンズL41と物体側に凹面を向けた負メニスカスレンズL42との接合レンズを配置して第4レンズ群G4とし、像面側に凸面を向けた正メニスカスレンズL51と両凹レンズL52との接合レンズと、両凸レンズL53と、物体側に凹面を向けた負メニスカスレンズL54とを配置して第5レンズ群G5とする。また、第5レンズ群G5を構成するレンズL51,L52からなる接合レンズを防振レンズ群VRとする。このように準備した各レンズ群を、上述の手順で配置して変倍光学系ZLIを製造する。
【0229】
第4の実施形態に係る製造方法によれば、小型で、合焦時の像倍率変化が小さく、良好な光学性能を有する変倍光学系ZLIを製造することができる。
【0230】
以下、第5の実施形態について、図面を参照しながら説明する。第5の実施形態に係る変倍光学系ZLI(ZL1)は、図1に示すように、物体側から順に並んだ、正の屈折力を有する第1レンズ群G1と、負の屈折力を有する第2レンズ群G2と、正の屈折力を有する第3レンズ群G3と、正の屈折力を有する第4レンズ群G4と、第5レンズ群G5とを有し、各レンズ群の間隔を変化させることにより変倍を行い、第1レンズ群G1は、変
倍する際に像面に対して移動し、第4レンズ群G4の少なくとも一部を合焦レンズ群GFとして光軸方向に移動させることにより合焦を行い、前記合焦レンズ群GFよりも像側に、像ブレを補正するために光軸と垂直方向の変位成分を持つように移動可能に構成した防振レンズ群VRを有する。
【0231】
このように正の屈折力を有する第1レンズ群G1と、負の屈折力を有する第2レンズ群G2と、正の屈折力を有する第3レンズ群G3と、正の屈折力を有する第4レンズ群G4と、第5レンズ群G5とを有し、各レンズ群の間隔を変化させて変倍を行う構成により、小型で、良好な光学性能を得ることができる。第1レンズ群G1を変倍する際に像面に対して移動させる構成により、効率良く変倍でき、更なる小型化及び高性能化を図ることができる。第4レンズ群G4の少なくとも一部を合焦レンズ群GFとする構成により、合焦時の像倍率変化、球面収差及び像面湾曲収差変動を抑制することができる。合焦レンズ群GFよりも像側に、防振レンズ群VRを有する構成により、防振時の偏芯コマ収差及び像面湾曲収差を補正することができる。
【0232】
上記構成のもと、第5の実施形態に係る変倍光学系ZLIは、次の条件式(JE1)、(JE2)を満足する。
【0233】
−0.150 < DVW/fV < 1.000 …(JE1)
32.000≦Wω …(JE2)
但し、
DVW:広角端状態における防振レンズ群VRとその直後のレンズとの空気間隔、
fV:防振レンズ群VRの焦点距離、
Wω:広角端状態における半画角。
【0234】
条件式(JE1)は、広角端状態における防振レンズ群VRとその直後のレンズとの空気間隔と、防振レンズ群VRの焦点距離の適切な値を規定するための条件式である。条件式(JE1)を満足することにより、十分な防振性能を得ることができる。
【0235】
条件式(JE1)の上限値を上回ると、前記空気間隔が大きくなるため、防振レンズ群VRで発生した偏芯コマ収差及び像面湾曲収差を、防振レンズ群VR以降のレンズで補正することが困難になる。または、防振レンズ群VRの焦点距離が短くなるため、防振レンズ群VRで発生する偏芯コマ収差及び像面湾曲収差が大きくなり、補正が困難になる。
【0236】
第5の実施形態の効果を確実にするために、条件式(JE1)の上限値を0.691とすることが好ましい。第5の実施形態の効果をより確実にするために、条件式(JE1)の上限値を0.383とすることが好ましい。
【0237】
条件式(JE1)の下限値を下回ると、前記空気間隔が大きくなるため、防振レンズ群VRで発生した偏芯コマ収差及び像面湾曲収差を、防振レンズ群VR以降のレンズで補正することが困難になる。または、防振レンズ群VRの焦点距離が短くなるため、防振レンズ群VRで発生する偏芯コマ収差及び像面湾曲収差が大きくなり、補正が困難になる。
【0238】
第5の実施形態の効果を確実にするために、条件式(JE1)の下限値を−0.141とすることが好ましい。第5の実施形態の効果をより確実にするために、条件式(JE1)の下限値を−0.132とすることが好ましい。
【0239】
条件式(JE2)は、広角端状態における半画角の適切な値を規定するための条件式である。条件式(JE2)の下限値を下回ると、広い画角を有しつつ、像面湾曲収差及び歪曲収差を良好に補正することができない。
【0240】
第5の実施形態の効果を確実にするために、条件式(JE2)の下限値を35.000とすることが好ましい。第5の実施形態の効果をより確実にするために、条件式(JE2)の下限値を38.000とすることが好ましい。
【0241】
第5の実施形態に係る変倍光学系ZLIは、次の条件式(JE3)を満足することが好ましい。
【0242】
0.001 < fF/fW < 20.000 …(JE3)
但し、
fF:合焦レンズ群GFの焦点距離、
fW:広角端状態における全系の焦点距離。
【0243】
条件式(JE3)は、合焦レンズ群GFの焦点距離と、広角端状態における全系の焦点距離の適切な値を規定するための条件式である。条件式(JE3)を満足することにより、十分な近距離性能を得ることができる。
【0244】
条件式(JE3)の上限値を上回ると、合焦レンズ群GFの焦点距離が長くなるため、合焦時の移動量が増え、球面収差及び像面湾曲収差変動が大きくなる。また、合焦レンズ群GFの移動量が増えることにより、全長が大型化する。
【0245】
第5の実施形態の効果を確実にするために、条件式(JE3)の上限値を15.000とすることが好ましい。第5の実施形態の効果をより確実にするために、条件式(JE3)の上限値を10.000とすることが好ましい。第5の実施形態の効果をさらに確実にするために、条件式(JE3)の上限値を8.500とすることが好ましい。
【0246】
条件式(JE3)の下限値を下回ると、合焦レンズ群GFの焦点距離が短くなるため、合焦レンズ群GFで発生する球面収差及び像面湾曲収差が大きくなる。
【0247】
第5の実施形態の効果を確実にするために、条件式(JE3)の下限値を0.400とすることが好ましい。第5の実施形態の効果をより確実にするために、条件式(JE3)の下限値を0.800とすることが好ましい。第5の実施形態の効果をさらに確実にするために、条件式(JE3)の下限値を1.150とすることが好ましい。
【0248】
第5の実施形態に係る変倍光学系ZLIは、次の条件式(JE4)を満足することが好ましい。
【0249】
−1.000 < fV/fRF < 2.000 …(JE4)
但し、
fRF:後側レンズ群GRのうち、最も物体側のレンズ群の焦点距離(第5レンズ群G5の焦点距離)。
【0250】
条件式(JE4)は、防振レンズ群VRの焦点距離と、後側レンズ群GRのうち、最も物体側のレンズ群の焦点距離(第5レンズ群G5の焦点距離)の適切な値を規定するための条件式である。条件式(JE4)を満足することにより、十分な防振性能を得ることができる。
【0251】
条件式(JE4)の上限値を上回ると、防振レンズ群VRの焦点距離が長くなるため、防振時の移動量が増え、偏芯コマ収差及び像面湾曲収差の補正が困難になる。また、防振レンズ群VRの移動量が増えることにより、径の大型化を招き、防振レンズ群VRの駆動制
御が困難になる。または、第5レンズ群G5の焦点距離が短くなるため、第5レンズ群G5で発生する像面湾曲収差が大きくなる。
【0252】
第5の実施形態の効果を確実にするために、条件式(JE4)の上限値を1.600とすることが好ましい。第5の実施形態の効果をより確実にするために、条件式(JE4)の上限値を1.300とすることが好ましい。
【0253】
条件式(JE4)の下限値を下回ると、防振レンズ群VRの焦点距離が長くなるため、防振時の移動量が増え、偏芯コマ収差及び像面湾曲収差の補正が困難になる。また、防振レンズ群VRの移動量が増えることにより、径の大型化を招き、防振レンズ群VRの駆動制御が困難になる。または、第5レンズ群G5の焦点距離が短くなるため、第5レンズ群G5で発生する像面湾曲収差が大きくなる。
【0254】
第5の実施形態の効果を確実にするために、条件式(JE4)の下限値を−0.750とすることが好ましい。第5の実施形態の効果をより確実にするために、条件式(JE4)の下限値を−0.435とすることが好ましい。
【0255】
第5の実施形態に係る変倍光学系ZLIは、次の条件式(JE5)を満足することが好ましい。
【0256】
0.010 < fF/fXR < 10.000 …(JE5)
但し、
fF:合焦レンズ群GFの焦点距離、
fXR:前側レンズ群GXのうち、最も像側のレンズ群の焦点距離(第3レンズ群G3の焦点距離)。
【0257】
条件式(JE5)は、合焦レンズ群GFの焦点距離と、前側レンズ群GXのうち、最も像側のレンズ群の焦点距離(第3レンズ群G3の焦点距離)の適切な値を規定するための条件式である。条件式(JE5)を満足することにより、十分な近距離性能を得ることができる。
【0258】
条件式(JE5)の上限値を上回ると、合焦レンズ群GFの焦点距離が長くなるため、合焦時の移動量が増え、球面収差及び像面湾曲収差変動が大きくなる。また、合焦レンズ群GFの移動量が増えることにより、全長が大型化する。または、第3レンズ群G3の焦点距離が短くなるため、第3レンズ群G3で発生する球面収差が大きくなる。
【0259】
第5の実施形態の効果を確実にするために、条件式(JE5)の上限値を8.000とすることが好ましい。第5の実施形態の効果をより確実にするために、条件式(JE5)の上限値を6.000とすることが好ましい。
【0260】
条件式(JE5)の下限値を下回ると、合焦レンズ群GFの焦点距離が短くなるため、合焦レンズ群GFで発生する球面収差及び像面湾曲収差が大きくなる。
【0261】
第5の実施形態の効果を確実にするために、条件式(JE5)の下限値を0.300とすることが好ましい。第5の実施形態の効果をより確実にするために、条件式(JE5)の下限値を0.650とすることが好ましい。
【0262】
第5の実施形態に係る変倍光学系ZLIは、次の条件式(JE6)を満足することが好ましい。
【0263】
0.100 < DGXR/fXR < 1.500 …(JE6)
但し、
DGXR:前側レンズ群GXのうち、最も像側のレンズ群の光軸上の厚み(第3レンズ群G3の光軸上の厚み)、
fXR:前側レンズ群GXのうち、最も像側のレンズ群の焦点距離(第3レンズ群G3の焦点距離)。
【0264】
条件式(JE6)は、前側レンズ群GXのうち、最も像側のレンズ群(第3レンズ群G3)の光軸上の厚み(すなわち、第3レンズ群G3の最も物体側レンズ面から第3レンズ群G3の最も像側レンズ面までの光軸上の距離)と、前側レンズ群GXのうち、最も像側のレンズ群の焦点距離(第3レンズ群G3の焦点距離)の適切な値を規定するための条件式である。条件式(JE6)を満足することにより、明るさに強く、十分な無限遠性能を得ることができる。または、全系の小型化を図ることができる。
【0265】
条件式(JE6)の上限値を上回ると、第3レンズ群G3の焦点距離が短くなるため、第3レンズ群G3で発生する球面収差が大きくなる。また、第3レンズ群G3の厚みが増すため、全長が大型化する。
【0266】
第5の実施形態の効果を確実にするために、条件式(JE6)の上限値を1.200とすることが好ましい。第5の実施形態の効果をより確実にするために、条件式(JE6)の上限値を1.000とすることが好ましい。
【0267】
条件式(JE6)の下限値を下回ると、第3レンズ群G3の焦点距離が長くなるため、変倍時に必要な移動量が増え、球面収差変動が大きくなる。また、第3レンズ群G3の厚みが減るため、第3レンズ群G3の構成が簡素になり、第3レンズ群G3で発生する球面収差が大きくなる。
【0268】
第5の実施形態の効果を確実にするために、条件式(JE6)の下限値を0.250とすることが好ましい。第5の実施形態の効果をより確実にするために、条件式(JE6)の下限値を0.350とすることが好ましい。
【0269】
第5の実施形態に係る変倍光学系ZLIは、次の条件式(JE7)を満足することが好ましい。
【0270】
0.390 < DXnW/ZD1 < 5.000 …(JE7)
但し、
DXnW:広角端状態における、前側レンズ群GXが有する負レンズ群のうち屈折力の絶対値が最大のレンズ群と、前側レンズ群GXのうち最も像側のレンズ群との群間隔。
ZD1:広角端状態から望遠端状態に変倍したときの第1レンズ群G1の移動量。
【0271】
条件式(JE7)は、広角端状態における、前側レンズ群GXが有する負レンズ群のうち屈折力の絶対値が最大のレンズ群(第2レンズ群G2)と、前側レンズ群GXのうち最も像側のレンズ群(第3レンズ群G3)との群間隔と、広角端状態から望遠端状態に変倍したときの第1レンズ群G1の移動量の適切な値を規定するための条件式である。条件式(JE7)を満足することにより、良好な光学性能を得ることができる。
【0272】
条件式(JE7)の上限値を上回ると、前側レンズ群GXが有する負レンズ群のうち屈折力の絶対値が最大のレンズ群と、前側レンズ群GXのうち最も像側のレンズ群との群間隔(すなわち、第2レンズ群G2と第3レンズ群G3との群間隔)が大きくなり、広角端状態で像面湾曲収差が発生する。
【0273】
第5の実施形態の効果を確実にするために、条件式(JE7)の上限値を4.000とすることが好ましい。第5の実施形態の効果をより確実にするために、条件式(JE7)の上限値を3.000とすることが好ましい。第5の実施形態の効果をより確実にするために、条件式(JE7)の上限値を2.000とすることが好ましい。第5の実施形態の効果をさらに確実にするために、条件式(JE7)の上限値を1.000とすることが好ましい。
【0274】
条件式(JE7)の下限値を下回ると、第1レンズ群G1の移動量が大きくなり、ズーム時像面湾曲収差変化が大きくなる。
【0275】
第5の実施形態の効果を確実にするために、条件式(JE7)の下限値を0.400とすることが好ましい。第5の実施形態の効果をより確実にするために、条件式(JE7)の下限値を0.410とすることが好ましい。第5の実施形態の効果をより確実にするために、条件式(JE7)の下限値を0.420とすることが好ましい。第5の実施形態の効果をさらに確実にするために、条件式(JE7)の下限値を0.430とすることが好ましい。
【0276】
第5の実施形態に係る変倍光学系ZLIは、変倍の際に、第2レンズ群G2を像面に対して移動させることが好ましい。
【0277】
この構成により、変倍時の球面収差及び像面湾曲収差変動を抑制することができる。また、効率良く変倍ができ、本光学系の小型化に繋がる。
【0278】
第5の実施形態に係る変倍光学系ZLIは、変倍の際に、第3レンズ群G3を像面に対して移動させることが好ましい。
【0279】
この構成により、変倍時の球面収差変動を抑制することができる。また、効率良く変倍ができ、本光学系の小型化に繋がる。
【0280】
第5の実施形態に係る変倍光学系ZLIは、変倍の際に、第4レンズ群G4を像面に対して移動させることが好ましい。
【0281】
この構成により、変倍時の球面収差及び像面湾曲収差変動を抑制することができる。また、効率良く変倍ができ、本光学系の小型化に繋がる。
【0282】
第5の実施形態に係る変倍光学系ZLIは、変倍の際に、第5レンズ群G5を像面に対して移動させることが好ましい。
【0283】
この構成により、変倍時の像面湾曲収差変動を抑制することができる。また、効率良く変倍ができ、本光学系の小型化に繋がる。
【0284】
第5の実施形態に係る変倍光学系ZLIは、第5レンズ群G5の一部が、防振レンズ群VRであることが好ましい。
【0285】
この構成により、防振時の偏芯コマ収差及び像面湾曲収差の補正に有効である。また、群全体ではなく一部なので、防振レンズ群VRを小型に構成することができる。
【0286】
以上のように、第5の実施形態によれば、小型で、合焦時の像倍率変化が小さく、良好な光学性能を有する変倍光学系ZLIを実現することができる。
【0287】
次に、図65を参照しながら、上述の変倍光学系ZLIを備えたカメラ(光学機器)1
について説明する。このカメラ1は、第1の実施形態のものと同一であり、既にその構成説明を行っているので、ここでの説明は省略する。
【0288】
本カメラ1に撮影レンズ2として搭載した第5の実施形態に係る変倍光学系ZLIは、後述の各実施例からも分かるようにその特徴的なレンズ構成によって、小型で、合焦時の像倍率変化が小さく、良好な光学性能を有している。したがって、本カメラ1によれば、小型で、合焦時の像倍率変化が小さく、良好な光学性能を有する光学機器を実現することができる。
【0289】
なお、第5の実施形態では、ミラーレスカメラの例を説明したが、これに限定されるものではない。例えば、カメラ本体にクイックリターンミラーを有し、ファインダ光学系によって被写体を観察する一眼レフタイプのカメラに、上述の変倍光学系ZLIを搭載した場合でも、上記カメラ1と同様の効果を奏することができる。
【0290】
続いて、図70を参照しながら、上述の変倍光学系ZLI(ZL1)の製造方法について概説する。まず、鏡筒内に、物体側から順に並んだ、正の屈折力を有する第1レンズ群G1と、負の屈折力を有する第2レンズ群G2と、正の屈折力を有する第3レンズ群G3と、正の屈折力を有する第4レンズ群G4と、第5レンズ群G5とを有し、各レンズ群の間隔を変化させることにより変倍を行うように、各レンズを配置する(ステップST510)。第1レンズ群G1が、変倍する際に像面に対して移動するように、各レンズを配置する(ステップST520)。第4レンズ群G4の少なくとも一部が、合焦レンズ群GFとして光軸方向に移動することにより合焦を行うように、各レンズを配置する(ステップST530)。合焦レンズ群GFよりも像側に、像ブレを補正するために光軸と垂直方向の変位成分を持つように移動可能に構成した防振レンズ群VRを有するように、各レンズを配置する(ステップST540)。次の条件式(JE1)、(JE2)を満足するように、各レンズを配置する(ステップST550)。
【0291】
−0.150 < DVW/fV < 1.000 …(JE1)
32.000≦Wω…(JE2)
但し、
DVW:広角端状態における防振レンズ群VRとその直後のレンズとの空気間隔、
fV:防振レンズ群VRの焦点距離、
Wω:広角端状態における半画角。
【0292】
第5の実施形態におけるレンズ配置の一例を挙げると、図1に示すように、物体側から順に、像面側に凹面を向けた負メニスカスレンズL11と両凸レンズL12との接合レンズと、物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズL13とを配置して第1レンズ群G1とし、像面側に凹面を向けた負メニスカスレンズL21と、物体側に凹面を向けた負メニスカスレンズL22と、両凸レンズL23と、物体側に凹面を向けた負メニスカスレンズL24とを配置して第2レンズ群G2とし、両凸レンズL31と、開口絞りSと、像面側に凹面を向けた負メニスカスレンズL32と両凸レンズL33との接合レンズと、両凸レンズL34と、両凸レンズL35と両凹レンズL36との接合レンズとを配置して第3レンズ群G3とし、両凸レンズL41と物体側に凹面を向けた負メニスカスレンズL42との接合レンズを配置して第4レンズ群G4とし、像面側に凸面を向けた正メニスカスレンズL51と両凹レンズL52との接合レンズと、両凸レンズL53と、物体側に凹面を向けた負メニスカスレンズL54とを配置して第5レンズ群G5とする。また、第5レンズ群G5を構成するレンズL51,L52からなる接合レンズを防振レンズ群VRとする。このように準備した各レンズ群を、上述の手順で配置して変倍光学系ZLIを製造する。
【0293】
第5の実施形態に係る製造方法によれば、小型で、合焦時の像倍率変化が小さく、良好
な光学性能を有する変倍光学系ZLIを製造することができる。
【0294】
以下、第6の実施形態について、図面を参照しながら説明する。第6の実施形態に係る変倍光学系ZLI(ZL2)は、図5に示すように、物体側から順に並んだ、正の屈折力を有する第1レンズ群G1と、負の屈折力を有する第2レンズ群G2と、正の屈折力を有する第3レンズ群G3と、正の屈折力を有する第4レンズ群G4と、第5レンズ群G5と、第6レンズ群G6とを有し、各レンズ群の間隔を変化させることにより変倍を行い、第1レンズ群G1は、変倍する際に像面に対して移動し、第4レンズ群G4の少なくとも一部を合焦レンズ群GFとして光軸方向に移動させることにより合焦を行い、前記合焦レンズ群GFよりも像側に、像ブレを補正するために光軸と垂直方向の変位成分を持つように移動可能に構成した防振レンズ群VRを有する。
【0295】
このように正の屈折力を有する第1レンズ群G1と、負の屈折力を有する第2レンズ群G2と、正の屈折力を有する第3レンズ群G3と、正の屈折力を有する第4レンズ群G4と、第5レンズ群G5と、第6レンズ群G6とを有し、各レンズ群の間隔を変化させて変倍を行う構成により、小型で、良好な光学性能を得ることができる。第1レンズ群G1を変倍する際に像面に対して移動させる構成により、効率良く変倍でき、更なる小型化及び高性能化を図ることができる。第4レンズ群G4の少なくとも一部を合焦レンズ群GFとする構成により、合焦時の像倍率変化、球面収差及び像面湾曲収差変動を抑制することができる。合焦レンズ群GFよりも像側に、防振レンズ群VRを有する構成により、防振時の偏芯コマ収差及び像面湾曲収差を補正することができる。
【0296】
第6の実施形態に係る変倍光学系ZLIは、次の条件式(JF1)を満足することが好ましい。
【0297】
−20.000 < fF/fV <20.000 …(JF1)
但し、
fF:合焦レンズ群GFの焦点距離、
fV:防振レンズ群VRの焦点距離。
【0298】
条件式(JF1)は、合焦レンズ群GFの焦点距離と、防振レンズ群の焦点距離との適切な値を規定するための条件式である。
【0299】
条件式(JF1)の上限値を上回ると、合焦レンズ群GFの焦点距離が長くなるため、合焦時の移動量が増え、球面収差及び像面湾曲収差変動が大きくなる。また、合焦レンズ群GFの移動量が増えることにより、全長が大型化する。または、防振レンズ群VRの焦点距離が短くなるため、防振レンズ群VRで発生する偏芯コマ収差や像面湾曲収差が大きくなる。
【0300】
第6の実施形態の効果を確実にするために、条件式(JF1)の上限値を15.000とすることが好ましい。第6の実施形態の効果をより確実にするために、条件式(JF1)の上限値を10.000とすることが好ましい。
【0301】
条件式(JF1)の下限値を下回ると、合焦レンズ群GFの焦点距離が長くなるため、合焦時の移動量が増え、球面収差及び像面湾曲収差変動が大きくなる。また、合焦レンズ群GFの移動量が増えることにより、全長が大型化する。または、防振レンズ群VRの焦点距離が短くなるため、防振レンズ群VRで発生する偏芯コマ収差や像面湾曲収差が大きくなる。
【0302】
第6の実施形態の効果を確実にするために、条件式(JF1)の下限値を−15.000
とすることが好ましい。第6の実施形態の効果をより確実にするために、条件式(JF1)の下限値を−10.000とすることが好ましい。
【0303】
第6の実施形態に係る変倍光学系ZLIは、次の条件式(JF2)を満足することが好ましい。
【0304】
−15.000 < fV/fRF < 10.000 …(JF2)
但し、
fV:防振レンズ群VRの焦点距離、
fRF:後側レンズ群GRのうち、最も物体側のレンズ群の焦点距離(第5レンズ群G5の焦点距離)。
【0305】
条件式(JF2)は、防振レンズ群VRの焦点距離と、後側レンズ群GRのうち、最も物体側のレンズ群の焦点距離(第5レンズ群G5の焦点距離)の適切な値を規定するための条件式である。条件式(JF2)を満足することにより、十分な防振性能を得ることができる。
【0306】
条件式(JF2)の上限値を上回ると、防振レンズ群VRの焦点距離が長くなるため、防振時の移動量が増え、偏芯コマ収差及び像面湾曲収差の補正が困難になる。また、防振レンズ群VRの移動量が増えることにより、径の大型化を招き、防振レンズ群VRの駆動制御が困難になる。または、第5レンズ群G5の焦点距離が短くなるため、第5レンズ群G5で発生する像面湾曲収差が大きくなる。
【0307】
第6の実施形態の効果を確実にするために、条件式(JF2)の上限値を7.500とすることが好ましい。第6の実施形態の効果をより確実にするために、条件式(JF2)の上限値を5.000とすることが好ましい。
【0308】
条件式(JF2)の下限値を下回ると、防振レンズ群VRの焦点距離が長くなるため、防振時の移動量が増え、偏芯コマ収差及び像面湾曲収差の補正が困難になる。また、防振レンズ群VRの移動量が増えることにより、径の大型化を招き、防振レンズ群VRの駆動制御が困難になる。または、第5レンズ群G5の焦点距離が短くなるため、第5レンズ群G5で発生する像面湾曲収差が大きくなる。
【0309】
第6の実施形態の効果を確実にするために、条件式(JF2)の下限値を−13.000とすることが好ましい。第6の実施形態の効果をより確実にするために、条件式(JF2)の下限値を−11.000とすることが好ましい。
【0310】
第6の実施形態に係る変倍光学系ZLIは、次の条件式(JF3)、(JF4)を満足することが好ましい。
【0311】
−1.000 < DVW/fV < 1.000 …(JF3)
32.000≦Wω …(JF4)
但し、
DVW:広角端状態における防振レンズ群VRとその直後のレンズとの空気間隔、
fV:防振レンズ群VRの焦点距離、
Wω:広角端状態における半画角。
【0312】
条件式(JF3)は、広角端状態における防振レンズ群VRとその直後のレンズとの空気間隔と、防振レンズ群VRの焦点距離の適切な値を規定するための条件式である。条件式(JF3)を満足することにより、十分な防振性能を得ることができる。
【0313】
条件式(JF3)の上限値を上回ると、前記空気間隔が大きくなるため、防振レンズ群VRで発生した偏芯コマ収差及び像面湾曲収差を、防振レンズ群VR以降のレンズで補正することが困難になる。または、防振レンズ群VRの焦点距離が短くなるため、防振レンズ群VRで発生する偏芯コマ収差及び像面湾曲収差が大きくなり、補正が困難になる。
【0314】
第6の実施形態の効果を確実にするために、条件式(JF3)の上限値を0.700とすることが好ましい。第6の実施形態の効果をより確実にするために、条件式(JF3)の上限値を0.400とすることが好ましい。
【0315】
条件式(JF3)の下限値を下回ると、前記空気間隔が大きくなるため、防振レンズ群VRで発生した偏芯コマ収差及び像面湾曲収差を、防振レンズ群VR以降のレンズで補正することが困難になる。または、防振レンズ群VRの焦点距離が短くなるため、防振レンズ群VRで発生する偏芯コマ収差及び像面湾曲収差が大きくなり、補正が困難になる。
【0316】
第6の実施形態の効果を確実にするために、条件式(JF3)の下限値を−0.700とすることが好ましい。第6の実施形態の効果をより確実にするために、条件式(JF3)の下限値を−0.450とすることが好ましい。
【0317】
条件式(JF4)は、広角端状態における半画角の適切な値を規定するための条件式である。条件式(JF4)の下限値を下回ると、広い画角を有しつつ、像面湾曲収差及び歪曲収差を良好に補正することができない。
【0318】
第6の実施形態の効果を確実にするために、条件式(JF4)の下限値を35.000とすることが好ましい。第6の実施形態の効果をより確実にするために、条件式(JF4)の下限値を38.000とすることが好ましい。
【0319】
第6の実施形態に係る変倍光学系ZLIは、次の条件式(JF5)を満足することが好ましい。
【0320】
0.010 < fF/fXR < 10.000 …(JF5)
但し、
fF:合焦レンズ群GFの焦点距離、
fXR:前側レンズ群GXのうち、最も像側のレンズ群の焦点距離(第3レンズ群G3の焦点距離)。
【0321】
条件式(JF5)は、合焦レンズ群GFの焦点距離と、前側レンズ群GXのうち、最も像側のレンズ群の焦点距離(第3レンズ群G3の焦点距離)の適切な値を規定するための条件式である。条件式(JF5)を満足することにより、十分な近距離性能を得ることができる。
【0322】
条件式(JF5)の上限値を上回ると、合焦レンズ群GFの焦点距離が長くなるため、合焦時の移動量が増え、球面収差及び像面湾曲収差変動が大きくなる。また、合焦レンズ群GFの移動量が増えることにより、全長が大型化する。または、第3レンズ群G3の焦点距離が短くなるため、第3レンズ群G3で発生する球面収差が大きくなる。
【0323】
第6の実施形態の効果を確実にするために、条件式(JF5)の上限値を8.000とすることが好ましい。第6の実施形態の効果をより確実にするために、条件式(JF5)の上限値を6.000とすることが好ましい。
【0324】
条件式(JF5)の下限値を下回ると、合焦レンズ群GFの焦点距離が短くなるため、合焦レンズ群GFで発生する球面収差及び像面湾曲収差が大きくなる。
【0325】
第6の実施形態の効果を確実にするために、条件式(JF5)の下限値を0.300とすることが好ましい。第6の実施形態の効果をより確実にするために、条件式(JF5)の下限値を0.650とすることが好ましい。
【0326】
第6の実施形態に係る変倍光学系ZLIは、次の条件式(JF6)を満足することが好ましい。
【0327】
0.100 < DGXR/fXR < 1.500 …(JF6)
但し、
DGXR:前側レンズ群GXのうち、最も像側のレンズ群の光軸上の厚み(第3レンズ群G3の光軸上の厚み)、
fXR:前側レンズ群GXのうち、最も像側のレンズ群の焦点距離(第3レンズ群G3の焦点距離)。
【0328】
条件式(JF6)は、前側レンズ群GXのうち、最も像側のレンズ群(第3レンズ群G3)の光軸上の厚み(すなわち、第3レンズ群G3の最も物体側レンズ面から第3レンズ群G3の最も像側レンズ面までの光軸上の距離)と、前側レンズ群GXのうち、最も像側のレンズ群の焦点距離(第3レンズ群G3の焦点距離)の適切な値を規定するための条件式である。条件式(JF6)を満足することにより、明るさに強く、十分な無限遠性能を得ることができる。または、全系の小型化を図ることができる。
【0329】
条件式(JF6)の上限値を上回ると、第3レンズ群G3の焦点距離が短くなるため、第3レンズ群G3で発生する球面収差が大きくなる。また、第3レンズ群G3の厚みが増すため、全長が大型化する。
【0330】
第6の実施形態の効果を確実にするために、条件式(JF6)の上限値を1.200とすることが好ましい。第6の実施形態の効果をより確実にするために、条件式(JF6)の上限値を1.000とすることが好ましい。
【0331】
条件式(JF6)の下限値を下回ると、第3レンズ群G3の焦点距離が長くなるため、変倍時に必要な移動量が増え、球面収差変動が大きくなる。また、第3レンズ群G3の厚みが減るため、第3レンズ群G3の構成が簡素になり、第3レンズ群G3で発生する球面収差が大きくなる。
【0332】
第6の実施形態の効果を確実にするために、条件式(JF6)の下限値を0.250とすることが好ましい。第6の実施形態の効果をより確実にするために、条件式(JF6)の下限値を0.350とすることが好ましい。第6の実施形態の効果をより確実にするために、条件式(JF6)の下限値を0.400とすることが好ましい。第6の実施形態の効果をさらに確実にするために、条件式(JF6)の下限値を0.450とすることが好ましい。
【0333】
第6の実施形態に係る変倍光学系ZLIは、次の条件式(JF7)を満足することが好ましい。
【0334】
2.250 < TLW/ZD1 < 10.000 …(JF7)
但し、
TLW:広角端状態における光学系の全長。
ZD1:広角端状態から望遠端状態に変倍したときの第1レンズ群G1の移動量。
【0335】
条件式(JF7)は、広角端状態における光学系の全長と、広角端状態から望遠端状態に変倍したときの第1レンズ群G1の移動量の適切な値を規定するための条件式である。条件式(JF7)を満足することにより、良好な光学性能を得ることができる。
【0336】
条件式(JF7)の上限値を上回ると、群のパワー配置が各々強くなり、球面収差及び像面湾曲収差が発生する。
【0337】
第6の実施形態の効果を確実にするために、条件式(JF7)の上限値を9.000とすることが好ましい。第6の実施形態の効果をより確実にするために、条件式(JF7)の上限値を7.500とすることが好ましい。第6の実施形態の効果をより確実にするために、条件式(JF7)の上限値を6.000とすることが好ましい。第6の実施形態の効果をさらに確実にするために、条件式(JF7)の上限値を5.000とすることが好ましい。
【0338】
条件式(JF7)の下限値を下回ると、第1レンズ群G1の移動量が大きくなり、ズーム時の像面湾曲収差変化が大きくなる。
【0339】
第6の実施形態の効果を確実にするために、条件式(JF7)の下限値を2.300とすることが好ましい。第6の実施形態の効果をより確実にするために、条件式(JF7)の下限値を2.350とすることが好ましい。第6の実施形態の効果をより確実にするために、条件式(JF7)の下限値を2.400とすることが好ましい。第6の実施形態の効果をさらに確実にするために、条件式(JF7)の下限値を2.450とすることが好ましい。
【0340】
第6の実施形態に係る変倍光学系ZLIは、変倍の際に、第2レンズ群G2を像面に対して移動させることが好ましい。
【0341】
この構成により、変倍時の球面収差及び像面湾曲収差変動を抑制することができる。また、効率良く変倍ができ、本光学系の小型化に繋がる。
【0342】
第6の実施形態に係る変倍光学系ZLIは、変倍の際に、第3レンズ群G3を像面に対して移動させることが好ましい。
【0343】
この構成により、変倍時の球面収差変動を抑制することができる。また、効率良く変倍ができ、本光学系の小型化に繋がる。
【0344】
第6の実施形態に係る変倍光学系ZLIは、変倍の際に、第4レンズ群G4を像面に対して移動させることが好ましい。
【0345】
この構成により、変倍時の球面収差及び像面湾曲収差変動を抑制することができる。また、効率良く変倍ができ、本光学系の小型化に繋がる。
【0346】
第6の実施形態に係る変倍光学系ZLIは、変倍の際に、第5レンズ群G5を像面に対して移動させることが好ましい。
【0347】
この構成により、変倍時の像面湾曲収差変動を抑制することができる。また、効率良く変倍ができ、本光学系の小型化に繋がる。
【0348】
第6の実施形態に係る変倍光学系ZLIは、第5レンズ群G5の全体又は一部が、防振レンズ群VRであることが好ましい。
【0349】
この構成により、防振時の偏芯コマ収差及び像面湾曲収差の補正に有効である。また、第5レンズ群G5の一部を利用した場合は、防振レンズ群VRをより小型に構成することができる。
【0350】
以上のように、第6の実施形態によれば、小型で、合焦時の像倍率変化が小さく、良好な光学性能を有する変倍光学系ZLIを実現することができる。
【0351】
次に、図65を参照しながら、上述の変倍光学系ZLIを備えたカメラ(光学機器)1について説明する。このカメラ1は、第1の実施形態のものと同一であり、既にその構成説明を行っているので、ここでの説明は省略する。
【0352】
本カメラ1に撮影レンズ2として搭載した第6の実施形態に係る変倍光学系ZLIは、後述の各実施例からも分かるようにその特徴的なレンズ構成によって、小型で、合焦時の像倍率変化が小さく、良好な光学性能を有している。したがって、本カメラ1によれば、小型で、合焦時の像倍率変化が小さく、良好な光学性能を有する光学機器を実現することができる。
【0353】
なお、第6の実施形態では、ミラーレスカメラの例を説明したが、これに限定されるものではない。例えば、カメラ本体にクイックリターンミラーを有し、ファインダ光学系によって被写体を観察する一眼レフタイプのカメラに、上述の変倍光学系ZLIを搭載した場合でも、上記カメラ1と同様の効果を奏することができる。
【0354】
続いて、図71を参照しながら、上述の変倍光学系ZLI(ZL2)の製造方法について概説する。まず、鏡筒内に、物体側から順に並んだ、正の屈折力を有する第1レンズ群G1と、負の屈折力を有する第2レンズ群G2と、正の屈折力を有する第3レンズ群G3と、正の屈折力を有する第4レンズ群G4と、第5レンズ群G5と、第6レンズ群G6とを有し、各レンズ群の間隔を変化させることにより変倍を行うように、各レンズを配置する(ステップST610)。第1レンズ群G1が、変倍する際に像面に対して移動するように、各レンズを配置する(ステップST620)。第4レンズ群G4の少なくとも一部が、合焦レンズ群GFとして光軸方向に移動することにより合焦を行うように、各レンズを配置する(ステップST630)。合焦レンズ群GFよりも像側に、像ブレを補正するために光軸と垂直方向の変位成分を持つように移動可能に構成した防振レンズ群VRを有するように、各レンズを配置する(ステップST640)。
【0355】
第6の実施形態におけるレンズ配置の一例を挙げると、図5に示すように、物体側から順に、像面側に凹面を向けた負メニスカスレンズL11と両凸レンズL12との接合レンズと、物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズL13とを配置して第1レンズ群G1とし、像面側に凹面を向けた負メニスカスレンズL21と、両凹レンズL22と、両凸レンズL23と、物体側に凹面を向けた負メニスカスレンズL24とを配置して第2レンズ群G2とし、両凸レンズL31と、開口絞りSと、像面側に凹面を向けた負メニスカスレンズL32と両凸レンズL33との接合レンズと、両凸レンズL34と、両凸レンズL35と両凹レンズL36との接合レンズとを配置して第3レンズ群G3とし、両凸レンズL41と物体側に凹面を向けた負メニスカスレンズL42との接合レンズを配置して第4レンズ群G4とし、像面側に凸面を向けた正メニスカスレンズL51と両凹レンズL52との接合レンズと、両凸レンズL53と、物体側に凹面を向けた負メニスカスレンズL54とを配置して第5レンズ群G5とし、物体側に凸面を向けた平凸レンズL61を配置して第6レンズ群G6とする。また、第5レンズ群G5を構成するレンズL51,L52からなる接合レンズを防振レンズ群VRとする。このように準備した各レンズ群を、上述の手順で配置して変倍光学系ZLIを製造する。
【0356】
第6の実施形態に係る製造方法によれば、小型で、合焦時の像倍率変化が小さく、良好な光学性能を有する変倍光学系ZLIを製造することができる。
【0357】
以下、第7の実施形態について、図面を参照しながら説明する。第7の実施形態に係る変倍光学系ZLI(ZL1)は、図1に示すように、最も物体側に配置された正の屈折力を有する第1レンズ群G1と、第1レンズ群G1より像面側に配置され、1以上のレンズ群からなる前側レンズ群GXと、前記前側レンズ群より像面側に配置された中間レンズ群GMと、中間レンズ群GMより像面側に配置された、1以上のレンズ群からなる後側レンズ群GRと、を有し、前側レンズ群GXは、負の屈折力を有するレンズ群を有し、中間レンズ群GMは、少なくとも一部が合焦レンズ群GFであり、前記合焦レンズ群GFは、正の屈折力を有し、合焦の際に光軸方向に移動し、変倍の際に、第1レンズ群G1は像面に対して移動し、第1レンズ群G1と前側レンズ群GXとの間隔が変化し、前側レンズ群GXと中間レンズ群GMとの間隔が変化し、中間レンズ群GMと後側レンズ群GRとの間隔が変化し、合焦レンズ群GFの物体側に配置されたレンズのうち、最も像面側に配置されたレンズの最も像面側のレンズ面と、合焦レンズ群GFの最も物体側のレンズ面とにより形成される空気レンズはメニスカス形状である。
【0358】
なお、前記空気レンズは、物体側に凸面を向けたメニスカス形状であっても、像面側に凸面を向けたメニスカス形状であっても、どちらでも構わない。
【0359】
このように、正の第1レンズ群G1と、負のレンズ群を含む前側レンズ群GXと、正の合焦レンズ群GFを含む中間レンズ群GMと、後側レンズ群GRとを有し、各レンズ群の間隔を変化させて変倍を行う構成により、小型化で、良好な光学性能を得ることができる。変倍時に、第1レンズ群G1を像面に対して移動させる構成により、効率良く変倍でき、更なる小型化、高性能化(特に、変倍時の像面湾曲収差の抑制)を図ることができる。仮に、変倍の際に、第1レンズ群G1を固定すると、第2レンズ群G2以降の群を大きく移動させねばならず、小型化が困難になる。前側レンズ群GXより像面側に配置された、中間レンズ群GMの少なくとも一部を用いて合焦を行う構成により、合焦時の像倍率変化、球面収差及び像面湾曲収差変動を抑制することができる。合焦レンズ群GFの物体側(近距離合焦時に移動する方向)の空気レンズをメニスカス形状とする構成により、像面湾曲収差の変動を抑制することができる。
【0360】
第7の実施形態において、例えば、物体側から順に並んだ、正の第1レンズ群G1、負の第2レンズ群G2、正の第3レンズ群G3、正の第4レンズ群G4、第5レンズ群G5を有し、第4レンズ群G4全体で合焦を行う構成である、後述の第1実施例の場合は、第2,第3レンズ群G2,G3が前側レンズ群GXに該当し、第4レンズ群G4が中間レンズ群GMに該当し、第5レンズ群G5が後側レンズ群GRに該当する。
【0361】
また、物体側から順に並んだ、正の第1レンズ群G1、負の第2レンズ群G2、正の第3レンズ群G3、負の第4レンズ群G4、第5レンズ群G5を有し、第3レンズ群G3の一部で合焦を行う構成である、後述の第14実施例においては、第2レンズ群G2が前側レンズ群GXに該当し、第3レンズ群G3が中間レンズ群GMに該当し、第4,第5レンズ群G4,G5が後側レンズ群GRに該当する。
【0362】
但し、第7の実施形態において、前側レンズ群GXは上記に限定されるものではなく、以下のような構成も考えられる。
【0363】
例えば、第1実施例のように、物体側から順に並んだ、正の第1レンズ群、負の第2レンズ群、正の第3レンズ群、正の第4レンズ群、第5レンズ群を有する構成において、負の第2レンズ群を2つのレンズ群に分け、前記第5レンズ群全体で合焦を行う場合、前側
レンズ群は、前記第2〜前記第4レンズ群が該当する。
【0364】
また、第1実施例のように、物体側から順に並んだ、正の第1レンズ群、負の第2レンズ群、正の第3レンズ群、正の第4レンズ群、第5レンズ群を有する構成において、正の第1レンズ群を2つのレンズ群に分け、前記第5レンズ群全体で合焦を行う場合、前側レンズ群は、第1レンズ群の像側〜前記第4レンズ群が該当する。
【0365】
また、第1実施例のように、物体側から順に並んだ、正の第1レンズ群、負の第2レンズ群、正の第3レンズ群、正の第4レンズ群、第5レンズ群を有する構成において、第2レンズ群と第3レンズ群との間に他のレンズ群を追加し、前記第5レンズ群全体で合焦を行う場合、前側レンズ群は、追加した他のレンズ群を含む前記第2〜前記第4レンズ群が該当する。
【0366】
上記構成のもと、第7の実施形態に係る変倍光学系ZLIは、次の条件式(JG1)を満足する。
【0367】
−0.400 < βFt < 0.400 …(JG1)
但し、
βFt:合焦レンズ群GFの望遠端状態における横倍率。
【0368】
条件式(JG1)は、望遠端状態における合焦レンズ群GFの横倍率の適切な範囲を規定するためのものである。条件式(JG1)を満足することにより、望遠端状態における合焦時の近距離性能を良好に確保することができる。
【0369】
条件式(JG1)の上限値を上回ると、望遠端状態における合焦時の球面収差変動が大きくなる。
【0370】
第7の実施形態の効果を確実にするために、条件式(JG1)の上限値を0.300とすることが好ましい。第7の実施形態の効果をより確実にするために、条件式(JG1)の上限値を0.200とすることが好ましい。第7の実施形態の効果をさらに確実にするために、条件式(JG1)の上限値を0.150とすることが好ましい。第7の実施形態の効果をさらに確実にするために、条件式(JG1)の上限値を0.100とすることが好ましい。
【0371】
条件式(JG1)の下限値を下回ると、望遠端状態における合焦時の合焦レンズ群GFの移動量が増え、球面収差変動、像面湾曲収差変動が大きくなる。
【0372】
第7の実施形態の効果を確実にするために、条件式(JG1)の下限値を−0.300とすることが好ましい。第7の実施形態の効果をより確実にするために、条件式(JG1)の下限値を−0.200とすることが好ましい。第7の実施形態の効果をさらに確実にするために、条件式(JG1)の下限値を−0.150とすることが好ましい。第7の実施形態の効果をさらに確実にするために、条件式(JG1)の下限値を−0.100とすることが好ましい。
【0373】
第7の実施形態に係る変倍光学系ZLIにおいて、中間レンズ群GMに含まれるレンズは、合焦レンズ群GFに含まれるレンズと同じであることとしてもよい。
【0374】
この構成によれば、合焦レンズ群GF(=中間レンズ群GM)とその前後のレンズ群との間隔を変倍時に変化させることにより、変倍による収差の低下を抑制することができる。
【0375】
第7の実施形態に係る変倍光学系ZLIは、中間レンズ群GMの一部が、合焦レンズ群GFであることとしてもよい。
【0376】
この構成によれば、合焦レンズ群GFと中間レンズ群GMに含まれる他のレンズ(合焦レンズ群GFの前側または像側に配置されたレンズ)とを一体として変倍時に移動させることができるので、鏡筒構成の簡略化ができる。
【0377】
第7の実施形態に係る変倍光学系ZLIにおいて、合焦レンズ群GF(=中間レンズ群GM)と最も像面側に配置されたレンズとの間に配置され、光軸と垂直方向の変位成分を持つように移動可能な防振レンズ群VRを有することが好ましい。
【0378】
この構成により、防振レンズ群VRは、偏芯時に適切な像シフト感度を持ちながら、小型で、且つ、偏芯時の像面湾曲収差変動を良好に補正することができる。
【0379】
第7の実施形態に係る変倍光学系ZLIにおいて、合焦レンズ群GF(=中間レンズ群GM)と最も像面側に配置されたレンズとの間に配置されたレンズは、防振レンズ群VRに含まれるレンズと同じであることとしてもよい。
【0380】
この構成によれば、防振性能を保持しつつ、小型化を図ることができる。
【0381】
第7の実施形態に係る変倍光学系ZLIは、合焦レンズ群GF(=中間レンズ群GM)と最も像面側に配置されたレンズとの間に配置されたレンズの一部は、防振レンズ群VRに含まれるレンズであることとしてもよい。
【0382】
この構成によれば、中間レンズ群GMと最も像面側に配置されたレンズとの間に、防振レンズ群VR以外のレンズを配置して、光学性能を向上させることができる。また、中間レンズ群GMより像面側に配置されたレンズ間隔を、変倍時に適宜変更することとしてもよい。
【0383】
第7の実施形態に係る変倍光学系ZLIにおいて、広角端状態から望遠端状態への変倍の際に、合焦レンズ群GFの物体側に配置されたレンズのうち最も像面側に配置されたレンズと、合焦レンズ群GFとの間隔は、一旦狭めてから広がるように変化することが好ましい。
【0384】
この構成によれば、変倍時に、像面湾曲がオーバー化することを良好に補正できる。
【0385】
第7の実施形態に係る変倍光学系ZLIは、次の条件式(JG2)を満足することが好ましい。
【0386】
1.250 < (rB+rA)/(rB−rA) < 10.000 …(JG2)
但し、
rA:合焦レンズ群GFの最も物体側のレンズ面と空気間隔を隔てて対向するレンズ面の曲率半径、
rB:合焦レンズ群GFの最も物体側のレンズ面の曲率半径。
【0387】
条件式(JG2)は、合焦レンズ群GFの物体側(近距離合焦時に移動する方向)の空気レンズの適切な形状を規定するものである。条件式(JG2)を満足することにより、空気レンズはメニスカス形状となり、軸上および軸外の近距離性能を保持することができる。
【0388】
条件式(JG2)の上限値を上回ると、rAがrBに対して大きくなりすぎるため、合焦レンズ群GFの最も物体側のレンズ面と空気間隔を隔てて対向するレンズ面で発生する像面湾曲収差よりも、合焦レンズ群GFの最も物体側のレンズ面で発生する像面湾曲収差が大きくなり、無限遠合焦時と近距離合焦時の像面湾曲収差の変動が大きくなる。
【0389】
第7の実施形態の効果を確実にするために、条件式(JG2)の上限値を6.670とすることが好ましい。第7の実施形態の効果をより確実にするために、条件式(JG2)の上限値を5.000とすることが好ましい。第7の実施形態の効果をさらに確実にするために、条件式(JG2)の上限値を4.000とすることが好ましい。
【0390】
条件式(JG2)の下限値を下回ると、rAがrBに対して小さくなりすぎるため、合焦レンズ群GFの最も物体側のレンズ面と空気間隔を隔てて対向するレンズ面で発生する像面湾曲収差を、合焦レンズ群GFの最も物体側のレンズ面で補正しきれなくなり、無限遠合焦時と近距離合焦時の像面湾曲収差の変動が大きくなる。
【0391】
第7の実施形態の効果を確実にするために、条件式(JG2)の下限値を1.540とすることが好ましい。第7の実施形態の効果をより確実にするために、条件式(JG2)の下限値を2.000とすることが好ましい。第7の実施形態の効果をさらに確実にするために、条件式(JG2)の下限値を2.500とすることが好ましい。
【0392】
第7の実施形態に係る変倍光学系ZLIは、次の条件式(JG3)を満足することが好ましい。
【0393】
0.000 < βFw < 0.800 …(JG3)
但し、
βFw:合焦レンズ群GFの広角端状態における横倍率。
【0394】
条件式(JG3)は、広角端状態における合焦レンズ群GFに係る倍率の適切な範囲を規定するためのものである。条件式(JG3)を満足することにより、センサーサイズが大きくなっても、合焦レンズ群GFに係る倍率が適切に設定されるため、収差変動を良好に抑えることができる。
【0395】
条件式(JG3)の上限値を上回ると、合焦レンズ群GFの移動量は抑制できるが、近距離合焦時の球面収差変動を良好に補正することができない。
【0396】
第7の実施形態の効果を確実にするために、条件式(JG3)の上限値を0.600とすることが好ましい。第7の実施形態の効果をより確実にするために、条件式(JG3)の上限値を0.400とすることが好ましい。第7の実施形態の効果をさらに確実にするために、条件式(JG3)の上限値を0.360とすることが好ましい。第7の実施形態の効果をさらに確実にするために、条件式(JG3)の上限値を0.350とすることが好ましい。
【0397】
条件式(JG3)の下限値を下回ると、合焦レンズ群GFの移動量が増え、光学系が大型化するとともに、合焦時の球面収差、像面湾曲収差変動を良好に補正することができない。
【0398】
第7の実施形態の効果を確実にするために、条件式(JG3)の下限値を0.020とすることが好ましい。第7の実施形態の効果をより確実にするために、条件式(JG3)の下限値を0.040とすることが好ましい。第7の実施形態の効果をさらに確実にするために、条件式(JG3)の下限値を0.060とすることが好ましい。第7の実施形態の効果
をさらに確実にするために、条件式(JG3)の下限値を0.080とすることが好ましい。
【0399】
以上のように、第7の実施形態によれば、小型で、合焦時の像倍率変化が小さく、良好な光学性能を有する変倍光学系ZLIを実現することができる。
【0400】
次に、図65を参照しながら、上述の変倍光学系ZLIを備えたカメラ(光学機器)1について説明する。このカメラ1は、第1の実施形態のものと同一であり、既にその構成説明を行っているので、ここでの説明は省略する。
【0401】
本カメラ1に撮影レンズ2として搭載した第7の実施形態に係る変倍光学系ZLIは、後述の各実施例からも分かるようにその特徴的なレンズ構成によって、小型で、合焦時の像倍率変化が小さく、良好な光学性能を有している。したがって、本カメラ1によれば、小型で、合焦時の像倍率変化が小さく、良好な光学性能を有する光学機器を実現することができる。
【0402】
なお、第7の実施形態では、ミラーレスカメラの例を説明したが、これに限定されるものではない。例えば、カメラ本体にクイックリターンミラーを有し、ファインダ光学系によって被写体を観察する一眼レフタイプのカメラに、上述の変倍光学系ZLIを搭載した場合でも、上記カメラ1と同様の効果を奏することができる。
【0403】
続いて、図72を参照しながら、上述の変倍光学系ZLI(ZL1)の製造方法について概説する。まず、鏡筒内に、最も物体側に配置された正の屈折力を有する第1レンズ群G1と、第1レンズ群G1より像面側に配置され、1以上のレンズ群からなる前側レンズ群GXと、前記前側レンズ群より像面側に配置された中間レンズ群GMと、中間レンズ群GMより像面側に配置された、1以上のレンズ群からなる後側レンズ群GRと、を有するように、各レンズを配置する(ステップST710)。前側レンズ群GXは、負の屈折力を有するレンズ群を有するように、各レンズを配置する(ステップST720)。中間レンズ群GMは、少なくとも一部が合焦レンズ群GFであり、前記合焦レンズ群GFは、正の屈折力を有し、合焦の際に光軸方向に移動するように、各レンズを配置する(ステップST730)。変倍の際に、第1レンズ群G1は像面に対して移動し、第1レンズ群G1と前側レンズ群GXとの間隔が変化し、前側レンズ群GXと中間レンズ群GMとの間隔が変化し、中間レンズ群GMと後側レンズ群GRとの間隔が変化するように、各レンズを配置する(ステップST740)。合焦レンズ群GFの物体側に配置されたレンズのうち、最も像面側に配置されたレンズの最も像面側のレンズ面と、合焦レンズ群GFの最も物体側のレンズ面とにより形成される空気レンズはメニスカス形状であるように、各レンズを配置する(ステップST750)。上記条件式のうち、少なくとも条件式(JG1)を満足するように、各レンズを配置する(ステップST760)。
【0404】
第7の実施形態におけるレンズ配置の一例を挙げると、図1に示すように、物体側から順に、像面側に凹面を向けた負メニスカスレンズL11と両凸レンズL12との接合レンズと、物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズL13とを配置して第1レンズ群G1とし、像面側に凹面を向けた負メニスカスレンズL21と、物体側に凹面を向けた負メニスカスレンズL22と、両凸レンズL23と、物体側に凹面を向けた負メニスカスレンズL24とを配置して第2レンズ群G2とし、両凸レンズL31と、開口絞りSと、像面側に凹面を向けた負メニスカスレンズL32と両凸レンズL33との接合レンズと、両凸レンズL34と、両凸レンズL35と両凹レンズL36との接合レンズとを配置して第3レンズ群G3とし、両凸レンズL41と物体側に凹面を向けた負メニスカスレンズL42との接合レンズを配置して第4レンズ群G4とし、像面側に凸面を向けた正メニスカスレンズL51と両凹レンズL52との接合レンズと、両凸レンズL53と、物体側に凹面を向け
た負メニスカスレンズL54とを配置して第5レンズ群G5とする。このように準備した各レンズ群を、上述の手順で配置して変倍光学系ZLIを製造する。
【0405】
第7の実施形態に係る製造方法によれば、小型で、合焦時の像倍率変化が小さく、良好な光学性能を有する変倍光学系ZLIを製造することができる。
【0406】
以下、第8の実施形態について、図面を参照しながら説明する。第8の実施形態に係る変倍光学系ZLI(ZL1)は、図1に示すように、最も物体側に配置された正の屈折力を有する第1レンズ群G1と、第1レンズ群G1より像面側に配置され、1以上のレンズ群からなる前側レンズ群GXと、前側レンズ群GXより像面側に配置された中間レンズ群GMと、中間レンズ群GMより像面側に配置された、1以上のレンズ群からなる後側レンズ群GRと、を有し、前側レンズ群GXは、負の屈折力を有するレンズ群を有し、中間レンズ群GMは、少なくとも一部が合焦レンズ群GFであり、前記合焦レンズ群GFは、正の屈折力を有し、合焦の際に光軸方向に移動し、変倍の際に、第1レンズ群G1と、1以上の前側レンズ群GXと、中間レンズ群GMと、1以上の後側レンズ群GRは像面に対して移動し、第1レンズ群G1と前側レンズ群GXとの間隔が変化し、前側レンズ群GXと中間レンズ群GMとの間隔が変化し、中間レンズ群GMと後側レンズ群GRとの間隔が変化する。
【0407】
このように、正の第1レンズ群G1と、負のレンズ群を含む前側レンズ群GXと、正の合焦レンズ群GFを含む中間レンズ群GMと、後側レンズ群GRとを有し、各レンズ群の間隔を変化させて変倍を行う構成により、小型化で、良好な光学性能を得ることができる。変倍時に、第1レンズ群G1と、前側レンズ群GXと、中間レンズ群GMと、後側レンズ群GRとを像面に対して移動させる構成により、効率良く変倍でき、更なる小型化、高性能化(特に、変倍時の像面湾曲収差の抑制)を図ることができる。前側レンズ群GXより像面側に配置された、中間レンズ群GMの少なくとも一部を用いて合焦を行う構成により、合焦時の像倍率変化、球面収差及び像面湾曲収差変動を抑制することができる。
【0408】
第8の実施形態において、例えば、物体側から順に並んだ、正の第1レンズ群G1、負の第2レンズ群G2、正の第3レンズ群G3、正の第4レンズ群G4、第5レンズ群G5を有し、第4レンズ群G4全体で合焦を行う構成である、後述の第1実施例の場合は、第2,第3レンズ群G2,G3が前側レンズ群GXに該当し、第4レンズ群G4が中間レンズ群GMに該当し、第5レンズ群G5が後側レンズ群GRに該当する。
【0409】
但し、第8の実施形態において、前側レンズ群GXは上記に限定されるものではなく、以下のような構成も考えられる。
【0410】
例えば、第1実施例のように、物体側から順に並んだ、正の第1レンズ群、負の第2レンズ群、正の第3レンズ群、正の第4レンズ群、第5レンズ群を有する構成において、負の第2レンズ群を2つのレンズ群に分け、前記第5レンズ群全体で合焦を行う場合、前側レンズ群は、前記第2〜前記第4レンズ群が該当する。
【0411】
また、第1実施例のように、物体側から順に並んだ、正の第1レンズ群、負の第2レンズ群、正の第3レンズ群、正の第4レンズ群、第5レンズ群を有する構成において、正の第1レンズ群を2つのレンズ群に分け、前記第5レンズ群全体で合焦を行う場合、前側レンズ群は、第1レンズ群の像側〜前記第4レンズ群が該当する。
【0412】
また、第1実施例のように、物体側から順に並んだ、正の第1レンズ群、負の第2レンズ群、正の第3レンズ群、正の第4レンズ群、第5レンズ群を有する構成において、第2レンズ群と第3レンズ群との間に他のレンズ群を追加し、前記第5レンズ群全体で合焦を
行う場合、前側レンズ群は、追加した他のレンズ群を含む前記第2〜前記第4レンズ群が該当する。
【0413】
上記構成のもと、第8の実施形態に係る変倍光学系ZLIは、次の条件式(JH1)を満足する。
【0414】
1.490 < (rB+rA)/(rB−rA) < 3.570 …(JH1)
但し、
rA:合焦レンズ群GFの最も物体側のレンズ面と空気間隔を隔てて対向するレンズ面の曲率半径、
rB:合焦レンズ群GFの最も物体側のレンズ面の曲率半径。
【0415】
条件式(JH1)は、合焦レンズ群GFの物体側(近距離合焦時に移動する方向)の空気レンズの適切な形状を規定するものである。条件式(JH1)を満足することにより、空気レンズはメニスカス形状となり、軸上および軸外の近距離性能を保持することができる。
【0416】
条件式(JH1)の上限値を上回ると、rAがrBに対して大きくなりすぎるため、合焦レンズ群GFの最も物体側のレンズ面と空気間隔を隔てて対向するレンズ面で発生する像面湾曲収差よりも、合焦レンズ群GFの最も物体側のレンズ面で発生する像面湾曲収差が大きくなり、無限遠合焦時と近距離合焦時の像面湾曲収差の変動が大きくなる。
【0417】
第8の実施形態の効果を確実にするために、条件式(JH1)の上限値を3.509とすることが好ましい。第8の実施形態の効果をより確実にするために、条件式(JH1)の上限値を3.390とすることが好ましい。第8の実施形態の効果をさらに確実にするために、条件式(JH1)の上限値を3.279とすることが好ましい。
【0418】
条件式(JH1)の下限値を下回ると、rAがrBに対して小さくなりすぎるため、合焦レンズ群GFの最も物体側のレンズ面と空気間隔を隔てて対向するレンズ面で発生する像面湾曲収差を、合焦レンズ群GFの最も物体側のレンズ面で補正しきれなくなり、無限遠合焦時と近距離合焦時の像面湾曲収差の変動が大きくなる。
【0419】
第8の実施形態の効果を確実にするために、条件式(JH1)の下限値を1.667とすることが好ましい。第8の実施形態の効果をより確実にするために、条件式(JH1)の下限値を2.000とすることが好ましい。第8の実施形態の効果をさらに確実にするために、条件式(JH1)の下限値を2.500とすることが好ましい。
【0420】
第8の実施形態に係る変倍光学系ZLIにおいて、中間レンズ群GMに含まれるレンズは、合焦レンズ群GFに含まれるレンズと同じであることとしてもよい。
【0421】
この構成によれば、合焦レンズ群GF(=中間レンズ群GM)とその前後のレンズ群との間隔を変倍時に変化させることにより、変倍による収差の低下を抑制することができる。
【0422】
第8の実施形態に係る変倍光学系ZLIは、中間レンズ群GMの一部が、合焦レンズ群GFであることとしてもよい。
【0423】
この構成によれば、合焦レンズ群GFと中間レンズ群GMに含まれる他のレンズ(合焦レンズ群GFの前側または像側に配置されたレンズ)とを一体として変倍時に移動させることができるので、鏡筒構成の簡略化ができる。
【0424】
第8の実施形態に係る変倍光学系ZLIにおいて、合焦レンズ群GFと最も像面側に配置されたレンズとの間に配置され、光軸と垂直方向の変位成分を持つように移動可能な防振レンズ群VRを有することが好ましい。
【0425】
この構成により、防振レンズ群VRは、偏芯時に適切な像シフト感度を持ちながら、小型で、且つ、偏芯時の像面湾曲収差変動を良好に補正することができる。
【0426】
第8の実施形態に係る変倍光学系ZLIにおいて、合焦レンズ群GF(=中間レンズ群GM)と最も像面側に配置されたレンズとの間に配置されたレンズは、防振レンズ群VRに含まれるレンズと同じであることとしてもよい。
【0427】
この構成によれば、防振性能を保持しつつ、小型化を図ることができる。
【0428】
第8の実施形態に係る変倍光学系ZLIは、合焦レンズ群GF(=中間レンズ群GM)と最も像面側に配置されたレンズとの間に配置されたレンズの一部は、防振レンズ群VRに含まれるレンズであることとしてもよい。
【0429】
この構成によれば、中間レンズ群GMと最も像面側に配置されたレンズとの間に、防振レンズ群VR以外のレンズを配置して、光学性能を向上させることができる。また、中間レンズ群GMより像面側に配置されたレンズ間隔を、変倍時に適宜変更することとしてもよい。
【0430】
第8の実施形態に係る変倍光学系ZLIにおいて、広角端状態から望遠端状態への変倍の際に、合焦レンズ群GFの物体側に配置されたレンズのうち最も像面側に配置されたレンズと、合焦レンズ群GFとの間隔は、一旦狭めてから広がるように変化することが好ましい。
【0431】
この構成によれば、変倍時に、像面湾曲がオーバー化することを良好に補正できる。
【0432】
第8の実施形態に係る変倍光学系ZLIは、次の条件式(JH2)を満足することが好ましい。
【0433】
−0.500 < (rC+rB)/(rC−rB) < 0.500 …(JH2)
但し、
rC:合焦レンズ群GFの最も像面側のレンズ面の曲率半径。
【0434】
条件式(JH2)は、合焦レンズ群GFの適切な形状を規定するものである。条件式(JH2)を満足することにより、合焦レンズ群GFの移動量を抑制して小型で、且つ、十分な近距離性能を得ることができる。
【0435】
条件式(JH2)の上限値を上回ると、合焦レンズ群GFにおいて、最も像面側のレンズ面の曲率半径rCが、最も物体側のレンズ面の曲率半径rBに対して大きくなりすぎるため、無限遠合焦時と近距離合焦時の像面湾曲収差変動が大きくなる。
【0436】
第8の実施形態の効果を確実にするために、条件式(JH2)の上限値を0.300とすることが好ましい。第8の実施形態の効果をより確実にするために、条件式(JH2)の上限値を0.200とすることが好ましい。第8の実施形態の効果をさらに確実にするために、条件式(JH2)の上限値を0.100とすることが好ましい。第8の実施形態の効果をさらに確実にするために、条件式(JH2)の上限値を0.050とすることが好ましい。
【0437】
条件式(JH2)の下限値を下回ると、合焦レンズ群GFにおいて、最も像面側のレンズ面の曲率半径rCが、最も物体側のレンズ面の曲率半径rBに対して小さくなりすぎるため、無限遠合焦時と近距離合焦時の球面収差変動が大きくなる。
【0438】
第8の実施形態の効果を確実にするために、条件式(JH2)の下限値を−0.400とすることが好ましい。第8の実施形態の効果をより確実にするために、条件式(JH2)の下限値を−0.350とすることが好ましい。第8の実施形態の効果をさらに確実にするために、条件式(JH2)の下限値を−0.300とすることが好ましい。第8の実施形態の効果をさらに確実にするために、条件式(JH2)の下限値を−0.250とすることが好ましい。
【0439】
第8の実施形態に係る変倍光学系ZLIにおいて、合焦レンズ群GFは、物体側に凹面を向けたメニスカス形状の負レンズを有することが好ましい。
【0440】
この構成によれば、像面湾曲収差、コマ収差を良好に補正できる。
【0441】
第8の実施形態に係る変倍光学系ZLIは、次の条件式(JH3)を満足することが好ましい。
【0442】
0.010 < |fF/fXR| < 10.000 …(JH3)
但し、
fF:合焦レンズ群GFの焦点距離、
fXR:前側レンズ群GXのうち、最も像面側に配置されたレンズ群の焦点距離。
【0443】
条件式(JH3)は、合焦レンズ群GFの物体側に対向配置されたレンズ群の焦点距離に対する、合焦レンズ群GFの焦点距離の適切な値を規定するものである。条件式(JH3)を満足することにより、近距離性能を保持しながら、合焦レンズ群GFの適切な移動量を設定することができる。
【0444】
条件式(JH3)の上限値を上回ると、合焦レンズ群GFの焦点距離fFが長くなるため、合焦時の移動量が大きくなり、球面収差および像面湾曲収差変動が大きくなる。合焦レンズ群GFの移動量が大きくなることにより、全長が大型化する。または、合焦レンズ群GFの物体側に対向配置されたレンズ群の焦点距離が短くなるため、該レンズ群で発生する球面収差が大きくなる。
【0445】
第8の実施形態の効果を確実にするために、条件式(JH3)の上限値を8.000とすることが好ましい。第8の実施形態の効果をより確実にするために、条件式(JH3)の上限値を6.000とすることが好ましい。
【0446】
条件式(JH3)の下限値を下回ると、合焦レンズ群GFの焦点距離が短くなるため、合焦レンズ群GFで発生する球面収差および像面湾曲収差が大きくなる。
【0447】
第8の実施形態の効果を確実にするために、条件式(JH3)の下限値を0.300とすることが好ましい。第8の実施形態の効果をより確実にするために、条件式(JH3)の下限値を0.650とすることが好ましい。
【0448】
第8の実施形態に係る変倍光学系ZLIは、次の条件式(JH4)を満足することが好ましい。
【0449】
0.000 < βFw < 0.800 …(JH4)
但し、
βFw:合焦レンズ群GFの広角端状態における横倍率。
【0450】
条件式(JH4)は、広角端状態における合焦レンズ群GFに係る倍率の適切な範囲を規定するためのものである。条件式(JH4)を満足することにより、センサーサイズが大きくなっても、合焦レンズ群GFに係る倍率が適切に設定されるため、収差変動を良好に抑えることができる。
【0451】
条件式(JH4)の上限値を上回ると、合焦レンズ群GFの移動量は抑制できるが、近距離合焦時の球面収差の変動を良好に補正することができない。
【0452】
第8の実施形態の効果を確実にするために、条件式(JH4)の上限値を0.600とすることが好ましい。第8の実施形態の効果をより確実にするために、条件式(JH4)の上限値を0.400とすることが好ましい。第8の実施形態の効果をさらに確実にするために、条件式(JH4)の上限値を0.360とすることが好ましい。第8の実施形態の効果をさらに確実にするために、条件式(JH4)の上限値を0.350とすることが好ましい。
【0453】
条件式(JH4)の下限値を下回ると、合焦レンズ群GFの移動量が増え、光学系が大型化するとともに、合焦時の球面収差、像面湾曲収差変動を良好に補正することができない。
【0454】
第8の実施形態の効果を確実にするために、条件式(JH4)の下限値を0.020とすることが好ましい。第8の実施形態の効果をより確実にするために、条件式(JH4)の下限値を0.040とすることが好ましい。第8の実施形態の効果をさらに確実にするために、条件式(JH4)の下限値を0.060とすることが好ましい。第8の実施形態の効果をさらに確実にするために、条件式(JH4)の下限値を0.080とすることが好ましい。
【0455】
以上のように、第8の実施形態によれば、小型で、合焦時の像倍率変化が小さく、良好な光学性能を有する変倍光学系ZLIを実現することができる。
【0456】
次に、図65を参照しながら、上述の変倍光学系ZLIを備えたカメラ(光学機器)1について説明する。このカメラ1は、第1の実施形態のものと同一であり、既にその構成説明を行っているので、ここでの説明は省略する。
【0457】
本カメラ1に撮影レンズ2として搭載した第8の実施形態に係る変倍光学系ZLIは、後述の各実施例からも分かるようにその特徴的なレンズ構成によって、小型で、合焦時の像倍率変化が小さく、良好な光学性能を有している。したがって、本カメラ1によれば、小型で、合焦時の像倍率変化が小さく、良好な光学性能を有する光学機器を実現することができる。
【0458】
なお、第8の実施形態では、ミラーレスカメラの例を説明したが、これに限定されるものではない。例えば、カメラ本体にクイックリターンミラーを有し、ファインダ光学系によって被写体を観察する一眼レフタイプのカメラに、上述の変倍光学系ZLIを搭載した場合でも、上記カメラ1と同様の効果を奏することができる。
【0459】
続いて、図73を参照しながら、上述の変倍光学系ZLI(ZL1)の製造方法について概説する。まず、鏡筒内に、最も物体側に配置された正の屈折力を有する第1レンズ群
G1と、第1レンズ群G1より像面側に配置され、1以上のレンズ群からなる前側レンズ群GXと、前側レンズ群GXより像面側に配置された中間レンズ群GMと、中間レンズ群GMより像面側に配置された、1以上のレンズ群からなる後側レンズ群GRと、を有するように、各レンズを配置する(ステップST810)。前側レンズ群GXは、負の屈折力を有するレンズ群を有するように、各レンズを配置する(ステップST820)。中間レンズ群GMは、少なくとも一部が合焦レンズ群GFであり、前記合焦レンズ群GFは、正の屈折力を有し、合焦の際に光軸方向に移動するように、各レンズを配置する(ステップST830)。変倍の際に、第1レンズ群G1と、1以上の前側レンズ群GXと、中間レンズ群GMと、1以上の後側レンズ群GRは像面に対して移動し、第1レンズ群G1と前側レンズ群GXとの間隔が変化し、前側レンズ群GXと中間レンズ群GMとの間隔が変化し、中間レンズ群GMと後側レンズ群GRとの間隔が変化するように、各レンズを配置する(ステップST840)。上記条件式のうち、少なくとも条件式(JH1)を満足するように、各レンズを配置する(ステップST850)。
【0460】
第8の実施形態におけるレンズ配置の一例を挙げると、図1に示すように、物体側から順に、像面側に凹面を向けた負メニスカスレンズL11と両凸レンズL12との接合レンズと、物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズL13とを配置して第1レンズ群G1とし、像面側に凹面を向けた負メニスカスレンズL21と、物体側に凹面を向けた負メニスカスレンズL22と、両凸レンズL23と、物体側に凹面を向けた負メニスカスレンズL24とを配置して第2レンズ群G2とし、両凸レンズL31と、開口絞りSと、像面側に凹面を向けた負メニスカスレンズL32と両凸レンズL33との接合レンズと、両凸レンズL34と、両凸レンズL35と両凹レンズL36との接合レンズとを配置して第3レンズ群G3とし、両凸レンズL41と物体側に凹面を向けた負メニスカスレンズL42との接合レンズを配置して第4レンズ群G4とし、像面側に凸面を向けた正メニスカスレンズL51と両凹レンズL52との接合レンズと、両凸レンズL53と、物体側に凹面を向けた負メニスカスレンズL54とを配置して第5レンズ群G5とする。このように準備した各レンズ群を、上述の手順で配置して変倍光学系ZLIを製造する。
【0461】
第8の実施形態に係る製造方法によれば、小型で、合焦時の像倍率変化が小さく、良好な光学性能を有する変倍光学系ZLIを製造することができる。
【0462】
以下、第9の実施形態について、図面を参照しながら説明する。第9の実施形態に係る変倍光学系ZLI(ZL7)は、図25に示すように、最も物体側に配置された正の屈折力を有する第1レンズ群G1と、第1レンズ群G1より像面側に配置され、1以上のレンズ群からなる前側レンズ群GXと、前側レンズ群GXより像面側に配置された中間レンズ群GMと、中間レンズ群GMより像面側に配置された、1以上のレンズ群からなる後側レンズ群GRと、を有し、前側レンズ群GXは、負の屈折力を有するレンズ群を有し、中間レンズ群GMは、少なくとも一部が合焦レンズ群GFであり、前記合焦レンズ群GFは、正の屈折力を有し、合焦の際に光軸方向に移動し、前記合焦レンズ群GFと最も像面側に配置されたレンズとの間に、防振レンズ群VRを有し、防振レンズ群VRは、光軸と垂直方向の変位成分を持つように移動可能であり、変倍の際に、第1レンズ群G1は像面に対して移動し、第1レンズ群G1と前側レンズ群GXとの間隔が変化し、前側レンズ群GXと中間レンズ群GMとの間隔が変化し、中間レンズ群GMと後側レンズ群GRとの間隔が変化し、合焦レンズ群GFの最も物体側のレンズ面は、物体側に凸形状である。
【0463】
このように、正の第1レンズ群G1と、負のレンズ群を含む前側レンズ群GXと、正の合焦レンズ群GFを含む中間レンズ群GMと、防振レンズ群VRとを有し、各レンズ群の間隔を変化させて変倍を行う構成により、小型化で、良好な光学性能を得ることができる。変倍時に、第1レンズ群G1を像面に対して移動させる構成により、効率良く変倍でき、更なる小型化、高性能化(特に、変倍時の像面湾曲収差の抑制)を図ることができる。
前側レンズ群GXより像面側に配置された中間レンズ群GMの少なくとも一部を用いて合焦を行う構成により、合焦時の像倍率変化、球面収差及び像面湾曲収差変動を抑制することができる。防振レンズ群VRが合焦レンズ群GFより像面側で且つ最終レンズではない構成により、小型化を図りつつ、像ブレ補正を良好に行うことができる。合焦レンズ群GFの最も物体側のレンズ面が物体側に凸形状である(すなわち、合焦レンズ群GFの物体側(近距離合焦時に移動する方向)の空気レンズの形状が凹形状である)ことにより、合焦時の球面収差及びコマ収差変動を抑制することができる。
【0464】
第9の実施形態において、例えば、物体側から順に並んだ、正の第1レンズ群G1、負の第2レンズ群G2、正の第3レンズ群G3、正の第4レンズ群G4、第5レンズ群G5を有し、第4レンズ群G4全体で合焦を行う構成である、後述の第7実施例の場合は、第2,第3レンズ群G2,G3が前側レンズ群GXに該当し、第4レンズ群G4が中間レンズ群GMに該当し、第5レンズ群G5を構成するレンズL51が防振レンズ群VRに該当する。
【0465】
但し、第9の実施形態において、前側レンズ群GXは上記に限定されるものではなく、以下のような構成も考えられる。
【0466】
例えば、第7実施例のように、物体側から順に並んだ、正の第1レンズ群、負の第2レンズ群、正の第3レンズ群、正の第4レンズ群、第5レンズ群を有する構成において、負の第2レンズ群を2つのレンズ群に分け、前記第5レンズ群全体で合焦を行う場合、前側レンズ群は、前記第2〜前記第4レンズ群が該当する。
【0467】
また、第7実施例のように、物体側から順に並んだ、正の第1レンズ群、負の第2レンズ群、正の第3レンズ群、正の第4レンズ群、第5レンズ群を有する構成において、正の第1レンズ群を2つのレンズ群に分け、前記第5レンズ群全体で合焦を行う場合、前側レンズ群は、第1レンズ群の像側〜前記第4レンズ群が該当する。
【0468】
また、第7実施例のように、物体側から順に並んだ、正の第1レンズ群、負の第2レンズ群、正の第3レンズ群、正の第4レンズ群、第5レンズ群を有する構成において、第2レンズ群と第3レンズ群との間に他のレンズ群を追加し、前記第5レンズ群全体で合焦を行う場合、前側レンズ群は、追加した他のレンズ群を含む前記第2〜前記第4レンズ群が該当する。
【0469】
上記構成のもと、第9の実施形態に係る変倍光学系ZLIは、次の条件式(JI1)、(JI2)を満足する。
【0470】
0.000 < (rB+rA)/(rB−rA) < 1.000 …(JI1)
0.000 < (rC+rB)/(rC−rB) < 10.000 …(JI2)
但し、
rA:合焦レンズ群GFの最も物体側のレンズ面と空気間隔を隔てて対向するレンズ面の曲率半径、
rB:合焦レンズ群GFの最も物体側のレンズ面の曲率半径、
rC:合焦レンズ群GFの最も像面側のレンズ面の曲率半径。
【0471】
条件式(JI1)は、合焦レンズ群GFの物体側(近距離合焦時に移動する方向)の空気レンズの適切な形状を規定するものである。条件式(JI1)を満足することにより、空気レンズは凹形状となり、軸上および軸外の近距離性能を保持することができる。
【0472】
条件式(JI1)の上限値を上回ると、rAがrBに対して小さくなりすぎるため、第3
レンズ群G3の最も像面側のレンズ面で発生する像面湾曲収差を、第4レンズ群G4の最も物体側のレンズ面で補正しきれなくなり、無限遠合焦時と近距離合焦時の像面湾曲収差の変動が大きくなる。
【0473】
第9の実施形態の効果を確実にするために、条件式(JI1)の上限値を0.800とすることが好ましい。第9の実施形態の効果をより確実にするために、条件式(JI1)の上限値を0.600とすることが好ましい。第9の実施形態の効果をさらに確実にするために、条件式(JI1)の上限値を0.500とすることが好ましい。第9の実施形態の効果をさらに確実にするために、条件式(JI1)の上限値を0.400とすることが好ましい。
【0474】
条件式(JI1)の下限値を下回ると、rAがrBに対して大きくなりすぎるため、第3レンズ群G3の最も像面側のレンズ面で発生する像面湾曲収差よりも、第4レンズ群G4の最も物体側のレンズ面で発生する像面湾曲収差が大きくなり、無限遠合焦時と近距離合焦時の像面湾曲収差の変動が大きくなる。
【0475】
第9の実施形態の効果を確実にするために、条件式(JI1)の下限値を0.040とすることが好ましい。第9の実施形態の効果をより確実にするために、条件式(JI1)の下限値を0.060とすることが好ましい。第9の実施形態の効果をさらに確実にするために、条件式(JI1)の下限値を0.080とすることが好ましい。第9の実施形態の効果をさらに確実にするために、条件式(JI1)の下限値を0.100とすることが好ましい。
【0476】
条件式(JI2)は、合焦レンズ群GFの適切な形状を規定するものである。条件式(JI2)を満足することにより、小型で、且つ、十分な近距離性能を得ることができる。
【0477】
条件式(JI2)の上限値を上回ると、合焦レンズ群GFを構成する最も物体側のレンズ面の曲率半径rBと、最も像面側のレンズ面の曲率半径rCとの差が小さくなり、像面湾曲収差変動が大きくなる。また、これら曲率半径rB、rCの大きさが近くなることにより、合焦レンズ群GFはパワーを持ちにくくなり、合焦レンズ群GFの移動量が多くなる。
【0478】
第9の実施形態の効果を確実にするために、条件式(JI2)の上限値を8.000とすることが好ましい。第9の実施形態の効果をより確実にするために、条件式(JI2)の上限値を6.000とすることが好ましい。第9の実施形態の効果をさらに確実にするために、条件式(JI2)の上限値を5.000とすることが好ましい。第9の実施形態の効果をさらに確実にするために、条件式(JI2)の上限値を4.000とすることが好ましい。
【0479】
条件式(JI2)の下限値を下回ると、合焦レンズ群GFを構成する最も物体側のレンズ面の曲率半径rBと、最も像面側のレンズ面の曲率半径rCとの差が大きくなり、球面収差変動が大きくなる。
【0480】
第9の実施形態の効果を確実にするために、条件式(JI2)の下限値を0.200とすることが好ましい。第9の実施形態の効果をより確実にするために、条件式(JI2)の下限値を0.300とすることが好ましい。第9の実施形態の効果をさらに確実にするために、条件式(JI2)の下限値を0.400とすることが好ましい。第9の実施形態の効果をさらに確実にするために、条件式(JI2)の下限値を0.500とすることが好ましい。
【0481】
第9の実施形態に係る変倍光学系ZLIにおいて、中間レンズ群GMに含まれるレンズは、合焦レンズ群GFに含まれるレンズと同じであることとしてもよい。
【0482】
この構成によれば、合焦レンズ群GF(=中間レンズ群GM)とその前後のレンズ群との間隔を変倍時に変化させることにより、変倍による収差の低下を抑制することができる。
【0483】
第9の実施形態に係る変倍光学系ZLIは、中間レンズ群GMの一部が、合焦レンズ群GFであることとしてもよい。
【0484】
この構成によれば、合焦レンズ群GFと中間レンズ群GMに含まれる他のレンズ(合焦レンズ群GFの前側または像側に配置されたレンズ)とを一体として変倍時に移動させることができるので、鏡筒構成の簡略化ができる。
【0485】
第9の実施形態に係る変倍光学系ZLIにおいて、合焦レンズ群GF(=中間レンズ群GM)と最も像面側に配置されたレンズとの間に配置されたレンズは、防振レンズ群VRに含まれるレンズと同じであることとしてもよい。
【0486】
この構成によれば、防振性能を保持しつつ、小型化を図ることができる。
【0487】
第9の実施形態に係る変倍光学系ZLIは、合焦レンズ群GF(=中間レンズ群GM)と最も像面側に配置されたレンズとの間に配置されたレンズの一部は、防振レンズ群VRに含まれるレンズであることとしてもよい。
【0488】
この構成によれば、中間レンズ群GMと最も像面側に配置されたレンズとの間に、防振レンズ群VR以外のレンズを配置して、光学性能を向上させることができる。また、中間レンズ群GMより像面側に配置されたレンズ間隔を、変倍時に適宜変更することとしてもよい。
【0489】
第9の実施形態に係る変倍光学系ZLIにおいて、広角端状態から望遠端状態への変倍の際に、合焦レンズ群GFの物体側に配置されたレンズのうち最も像面側に配置されたレンズと、合焦レンズ群GFとの間隔は、一旦狭めてから広がるように変化することが好ましい。
【0490】
この構成によれば、変倍時に、像面湾曲がオーバー化することを良好に補正できる。
【0491】
第9の実施形態に係る変倍光学系ZLIは、次の条件式(JI3)を満足することが好ましい。
【0492】
0.010 < |fF/fXR| < 10.000 …(JI3)
但し、
fF:合焦レンズ群GFの焦点距離、
fXR:前側レンズ群GXのうち、最も像面側に配置されたレンズ群の焦点距離。
【0493】
条件式(JI3)は、合焦レンズ群GFの物体側に対向配置されたレンズ群の焦点距離に対する、合焦レンズ群GFの焦点距離の適切な値を規定するものである。条件式(JI3)を満足することにより、近距離性能を保持しながら、合焦レンズ群GFの適切な移動量を設定することができる。
【0494】
条件式(JI3)の上限値を上回ると、合焦レンズ群GFの焦点距離fFが長くなるため
、合焦時の移動量が大きくなり、球面収差および像面湾曲収差変動が大きくなる。合焦レンズ群GFの移動量が大きくなることにより、全長が大型化する。または、合焦レンズ群GFの物体側に対向配置されたレンズ群の焦点距離が短くなるため、該レンズ群で発生する球面収差が大きくなる。
【0495】
第9の実施形態の効果を確実にするために、条件式(JI3)の上限値を8.000とすることが好ましい。第9の実施形態の効果をより確実にするために、条件式(JI3)の上限値を6.000とすることが好ましい。
【0496】
条件式(JI3)の下限値を下回ると、合焦レンズ群GFの焦点距離が短くなるため、合焦レンズ群GFで発生する球面収差および像面湾曲収差が大きくなる。
【0497】
第9の実施形態の効果を確実にするために、条件式(JI3)の下限値を0.300とすることが好ましい。第9の実施形態の効果をより確実にするために、条件式(JI3)の下限値を0.650とすることが好ましい。
【0498】
第9の実施形態に係る変倍光学系ZLIにおいて、合焦レンズ群GFは、以下の条件式(JI4)を満足する、少なくとも1枚の正レンズを有することが好ましい。
【0499】
νdp > 55.000 …(JI4)
但し、
νdp:前記正レンズのd線を基準とするアッベ数。
【0500】
条件式(JI4)は、合焦レンズ群GFに含まれる正レンズのアッベ数の適切な値を規定するものである。条件式(JI4)を満足することにより、合焦時の色収差変動を良好に抑制することができる。
【0501】
条件式(JI4)の上限値を上回ると、合焦レンズ群GFで発生する色収差が大きくなりすぎ、良好に補正することができない。
【0502】
第9の実施形態の効果を確実にするために、条件式(JI4)の下限値を60.000とすることが好ましい。第9の実施形態の効果をより確実にするために、条件式(JI4)の下限値を65.000とすることが好ましい。第9の実施形態の効果をさらに確実にするために、条件式(JI4)の下限値を70.000とすることが好ましい。
【0503】
以上のように、第9の実施形態によれば、小型で、合焦時の像倍率変化が小さく、良好な光学性能を有する変倍光学系ZLIを実現することができる。
【0504】
次に、図65を参照しながら、上述の変倍光学系ZLIを備えたカメラ(光学機器)1について説明する。このカメラ1は、第1の実施形態のものと同一であり、既にその構成説明を行っているので、ここでの説明は省略する。
【0505】
本カメラ1に撮影レンズ2として搭載した第9の実施形態に係る変倍光学系ZLIは、後述の各実施例からも分かるようにその特徴的なレンズ構成によって、小型で、合焦時の像倍率変化が小さく、良好な光学性能を有している。したがって、本カメラ1によれば、小型で、合焦時の像倍率変化が小さく、良好な光学性能を有する光学機器を実現することができる。
【0506】
なお、第9の実施形態では、ミラーレスカメラの例を説明したが、これに限定されるものではない。例えば、カメラ本体にクイックリターンミラーを有し、ファインダ光学系に
よって被写体を観察する一眼レフタイプのカメラに、上述の変倍光学系ZLIを搭載した場合でも、上記カメラ1と同様の効果を奏することができる。
【0507】
続いて、図74を参照しながら、上述の変倍光学系ZLI(ZL7)の製造方法について概説する。まず、鏡筒内に、最も物体側に配置された正の屈折力を有する第1レンズ群G1と、第1レンズ群G1より像面側に配置され、1以上のレンズ群からなる前側レンズ群GXと、前側レンズ群GXより像面側に配置された中間レンズ群GMと、中間レンズ群GMより像面側に配置された、1以上のレンズ群からなる後側レンズ群GRと、を有するように、各レンズを配置する(ステップST910)。前側レンズ群GXは、負の屈折力を有するレンズ群を有するように、各レンズを配置する(ステップST920)。中間レンズ群GMは、少なくとも一部が合焦レンズ群GFであり、前記合焦レンズ群GFは、正の屈折力を有し、合焦の際に光軸方向に移動するように、各レンズを配置する(ステップST930)。前記合焦レンズ群GFと最も像面側に配置されたレンズとの間に、防振レンズ群VRを有し、防振レンズ群VRは、光軸と垂直方向の変位成分を持つように移動可能であるように、各レンズを配置する(ステップST940)。変倍の際に、第1レンズ群G1は像面に対して移動し、第1レンズ群G1と前側レンズ群GXとの間隔が変化し、前側レンズ群GXと中間レンズ群GMとの間隔が変化し、中間レンズ群GMと後側レンズ群GRとの間隔が変化するように、各レンズを配置する(ステップST950)。合焦レンズ群GFの最も物体側のレンズ面は、物体側に凸形状であるように、各レンズを配置する(ステップST960)。上記条件式のうち、少なくとも条件式(JI1)、(JI2)を満足するように、各レンズを配置する(ステップST970)。
【0508】
第9の実施形態におけるレンズ配置の一例を挙げると、図25に示すように、物体側から順に、像面側に凹面を向けた負メニスカスレンズL11と物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズL12との接合レンズを配置して第1レンズ群G1とし、像面側に凹面を向けた負メニスカスレンズL21と、両凹レンズL22と、物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズL23とを配置して第2レンズ群G2とし、両凸レンズL31と、開口絞りSと、物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズL32と像面側に凹面を向けた負メニスカスレンズL33との接合レンズと、像面側に凹面を向けた負メニスカスレンズL34と両凸レンズL35との接合レンズとを配置して第3レンズ群G3とし、物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズL41を配置して第4レンズ群G4とし、両凹レンズL51と、物体側に凸面を向けた平凸レンズL52とを配置して第5レンズ群G5とする。このように準備した各レンズ群を、上述の手順で配置して変倍光学系ZLIを製造する。
【0509】
第9の実施形態に係る製造方法によれば、小型で、合焦時の像倍率変化が小さく、良好な光学性能を有する変倍光学系ZLIを製造することができる。
【0510】
以下、第10の実施形態について、図面を参照しながら説明する。第10の実施形態に係る変倍光学系ZLI(ZL1)は、図1に示すように、最も物体側に配置された正の屈折力を有する第1レンズ群G1と、第1レンズ群G1より像面側に配置され、1以上のレンズ群からなる前側レンズ群GXと、前側レンズ群GXより像面側に配置された中間レンズ群GMと、中間レンズ群GMより像面側に配置された、1以上のレンズ群からなる後側レンズ群GRと、を有し、前側レンズ群GXは、負の屈折力を有するレンズ群を有し、中間レンズ群GMは、少なくとも一部が合焦レンズ群GFであり、前記合焦レンズ群GFは、正の屈折力を有し、合焦の際に光軸方向に移動し、前記合焦レンズ群GFと最も像面側に配置されたレンズとの間に、防振レンズ群VRを有し、防振レンズ群VRは、光軸と垂直方向の変位成分を持つように移動可能であり、変倍の際に、第1レンズ群G1は像面に対して移動し、第1レンズ群G1と前側レンズ群GXとの間隔が変化し、前側レンズ群GXと中間レンズ群GMとの間隔が変化し、中間レンズ群GMと後側レンズ群GRとの間隔が変化する。
【0511】
このように、正の第1レンズ群G1と、負のレンズ群を含む前側レンズ群GXと、正の合焦レンズ群GFを含む中間レンズ群GMと、防振レンズ群VRとを有し、各レンズ群の間隔を変化させて変倍を行う構成により、小型化で、良好な光学性能を得ることができる。変倍時に、第1レンズ群G1を像面に対して移動させる構成により、効率良く変倍でき、更なる小型化、高性能化(特に、変倍時の像面湾曲収差の抑制)を図ることができる。前側レンズ群GXより像面側に配置された中間レンズ群GMの少なくとも一部を用いて合焦を行う構成により、合焦時の像倍率変化、球面収差及び像面湾曲収差変動を抑制することができる。防振レンズ群VRが合焦レンズ群GFより像面側で且つ最終レンズではない構成により、小型化を図りつつ、像ブレ補正を良好に行うことができる。
【0512】
第10の実施形態において、例えば、物体側から順に並んだ、正の第1レンズ群G1、負の第2レンズ群G2、正の第3レンズ群G3、正の第4レンズ群G4、第5レンズ群G5を有し、第4レンズ群G4全体で合焦を行う構成である、後述の第1実施例の場合は、第2,第3レンズ群G2,G3が前側レンズ群GXに該当し、第4レンズ群G4が中間レンズ群GMに該当し、第5レンズ群G5を構成するレンズL51,L52からなる接合レンズが防振レンズ群VRに該当する。
【0513】
また、物体側から順に並んだ、正の第1レンズ群G1、負の第2レンズ群G2、正の第3レンズ群G3、負の第4レンズ群G4、第5レンズ群G5を有し、第3レンズ群G3の一部で合焦を行う構成である、後述の第14実施例においては、第2レンズ群G2が前側レンズ群GXに該当し、第3レンズ群G3が中間レンズ群GMに該当し、第4レンズ群G4が防振レンズ群VRに該当する。
【0514】
但し、第10の実施形態において、前側レンズ群GXは上記に限定されるものではなく、以下のような構成も考えられる。
【0515】
例えば、第1実施例のように、物体側から順に並んだ、正の第1レンズ群、負の第2レンズ群、正の第3レンズ群、正の第4レンズ群、第5レンズ群を有する構成において、負の第2レンズ群を2つのレンズ群に分け、前記第5レンズ群全体で合焦を行う場合、前側レンズ群は、前記第2〜前記第4レンズ群が該当する。
【0516】
また、第1実施例のように、物体側から順に並んだ、正の第1レンズ群、負の第2レンズ群、正の第3レンズ群、正の第4レンズ群、第5レンズ群を有する構成において、正の第1レンズ群を2つのレンズ群に分け、前記第5レンズ群全体で合焦を行う場合、前側レンズ群は、第1レンズ群の像側〜前記第4レンズ群が該当する。
【0517】
また、第1実施例のように、物体側から順に並んだ、正の第1レンズ群、負の第2レンズ群、正の第3レンズ群、正の第4レンズ群、第5レンズ群を有する構成において、第2レンズ群と第3レンズ群との間に他のレンズ群を追加し、前記第5レンズ群全体で合焦を行う場合、前側レンズ群は、追加した他のレンズ群を含む前記第2〜前記第4レンズ群が該当する。
【0518】
上記構成のもと、第10の実施形態に係る変倍光学系ZLIは、次の条件式(JJ1)を満足する。
【0519】
1.050 < (rB+rA)/(rB−rA) …(JJ1)
但し、
rA:合焦レンズ群GFの最も物体側のレンズ面と空気間隔を隔てて対向するレンズ面の曲率半径、
rB:合焦レンズ群GFの最も物体側のレンズ面の曲率半径。
【0520】
条件式(JJ1)は、合焦レンズ群GFの物体側(近距離合焦時に移動する方向)の空気レンズの適切な形状を規定するものである。条件式(JJ1)を満足することにより、空気レンズはメニスカス形状となり、軸上および軸外の近距離性能を保持することができる。
【0521】
第10の実施形態においては、上記の効果を確実にするために、条件式(JJ1)の上限値を10.000とすることが好ましい。第10の実施形態の効果をより確実にするために、条件式(JJ1)の上限値を6.667とすることが好ましい。第10の実施形態の効果をさらに確実にするために、条件式(JJ1)の上限値を5.000とすることが好ましい。
【0522】
このような条件式(JJ1)の上限値を上回ると、rAがrBに対して大きくなりすぎるため、合焦レンズ群GFの最も物体側のレンズ面と空気間隔を隔てて対向するレンズ面で発生する像面湾曲収差よりも、合焦レンズ群GFの最も物体側のレンズ面で発生する像面湾曲収差が大きくなり、無限遠合焦時と近距離合焦時の像面湾曲収差の変動が大きくなる。
【0523】
また、条件式(JJ1)の下限値を下回ると、rAがrBに対して小さくなりすぎるため、合焦レンズ群GFの最も物体側のレンズ面と空気間隔を隔てて対向するレンズ面で発生する像面湾曲収差を、合焦レンズ群GFの最も物体側のレンズ面で補正しきれなくなり、無限遠合焦時と近距離合焦時の像面湾曲収差の変動が大きくなる。
【0524】
第10の実施形態の効果を確実にするために、条件式(JJ1)の下限値を1.429とすることが好ましい。第10の実施形態の効果をより確実にするために、条件式(JJ1)の下限値を1.667とすることが好ましい。第10の実施形態の効果をさらに確実にするために、条件式(JJ1)の下限値を2.000とすることが好ましい。
【0525】
第10の実施形態に係る変倍光学系ZLIにおいて、中間レンズ群GMに含まれるレンズは、合焦レンズ群GFに含まれるレンズと同じであることとしてもよい。
【0526】
この構成によれば、合焦レンズ群GF(=中間レンズ群GM)とその前後のレンズ群との間隔を変倍時に変化させることにより、変倍による収差の低下を抑制することができる。
【0527】
第10の実施形態に係る変倍光学系ZLIは、中間レンズ群GMの一部が、合焦レンズ群GFであることとしてもよい。
【0528】
この構成によれば、合焦レンズ群GFと中間レンズ群GMに含まれる他のレンズ(合焦レンズ群GFの前側または像側に配置されたレンズ)とを一体として変倍時に移動させることができるので、鏡筒構成の簡略化ができる。
【0529】
第10の実施形態に係る変倍光学系ZLIにおいて、合焦レンズ群GF(=中間レンズ群GM)と最も像面側に配置されたレンズとの間に配置されたレンズは、防振レンズ群VRに含まれるレンズと同じであることとしてもよい。
【0530】
この構成によれば、防振性能を保持しつつ、小型化を図ることができる。
【0531】
第10の実施形態に係る変倍光学系ZLIは、合焦レンズ群GF(=中間レンズ群GM)と最も像面側に配置されたレンズとの間に配置されたレンズの一部は、防振レンズ群V
Rに含まれるレンズであることとしてもよい。
【0532】
この構成によれば、中間レンズ群GMと最も像面側に配置されたレンズとの間に、防振レンズ群VR以外のレンズを配置して、光学性能を向上させることができる。また、中間レンズ群GMより像面側に配置されたレンズ間隔を、変倍時に適宜変更することとしてもよい。
【0533】
第10の実施形態に係る変倍光学系ZLIにおいて、広角端状態から望遠端状態への変倍の際に、合焦レンズ群GFの物体側に配置されたレンズのうち最も像面側に配置されたレンズと、合焦レンズ群GFとの間隔は、一旦狭めてから広がるように変化することが好ましい。
【0534】
この構成によれば、変倍時に、像面湾曲がオーバー化することを良好に補正できる。
【0535】
第10の実施形態に係る変倍光学系ZLIは、次の条件式(JJ2)を満足することが好ましい。
【0536】
0.010 < |fF/fXR| < 10.000 …(JJ2)
但し、
fF:合焦レンズ群GFの焦点距離、
fXR:前側レンズ群GXのうち、最も像面側に配置されたレンズ群の焦点距離。
【0537】
条件式(JJ2)は、合焦レンズ群GFの物体側に対向配置されたレンズ群の焦点距離に対する、合焦レンズ群GFの焦点距離の適切な値を規定するものである。条件式(JJ2)を満足することにより、近距離性能を保持しながら、合焦レンズ群GFの適切な移動量を設定することができる。
【0538】
条件式(JJ2)の上限値を上回ると、合焦レンズ群GFの焦点距離fFが長くなるため、合焦時の移動量が大きくなり、球面収差および像面湾曲収差変動が大きくなる。合焦レンズ群GFの移動量が大きくなることにより、全長が大型化する。または、合焦レンズ群GFの物体側に対向配置されたレンズ群の焦点距離が短くなるため、該レンズ群で発生する球面収差が大きくなる。
【0539】
第10の実施形態の効果を確実にするために、条件式(JJ2)の上限値を8.000とすることが好ましい。第10の実施形態の効果をより確実にするために、条件式(JJ2)の上限値を6.000とすることが好ましい。
【0540】
条件式(JJ2)の下限値を下回ると、合焦レンズ群GFの焦点距離が短くなるため、合焦レンズ群GFで発生する球面収差および像面湾曲収差が大きくなる。
【0541】
第10の実施形態の効果を確実にするために、条件式(JJ2)の下限値を0.300とすることが好ましい。第10の実施形態の効果をより確実にするために、条件式(JJ2)の下限値を0.650とすることが好ましい。
【0542】
第10の実施形態に係る変倍光学系ZLIは、次の条件式(JJ3)を満足することが好ましい。
【0543】
0.000 < βFw < 0.800 …(JJ3)
但し、
βFw:合焦レンズ群GFの広角端状態における横倍率。
【0544】
条件式(JJ3)は、広角端状態における合焦レンズ群GFに係る倍率の適切な範囲を規定するためのものである。条件式(JJ3)を満足することにより、センサーサイズが大きくなっても、合焦レンズ群GFに係る倍率が適切に設定されるため、収差変動を良好に抑えることができる。
【0545】
条件式(JJ3)の上限値を上回ると、合焦レンズ群GFの移動量は抑制できるが、近距離合焦時の球面収差変動を良好に補正することができない。
【0546】
第10の実施形態の効果を確実にするために、条件式(JJ3)の上限値を0.600とすることが好ましい。第10の実施形態の効果をより確実にするために、条件式(JJ3)の上限値を0.400とすることが好ましい。第10の実施形態の効果をさらに確実にするために、条件式(JJ3)の上限値を0.360とすることが好ましい。第10の実施形態の効果をさらに確実にするために、条件式(JJ3)の上限値を0.350とすることが好ましい。
【0547】
条件式(JJ3)の下限値を下回ると、合焦レンズ群GFの移動量が増え、光学系が大型化するとともに、合焦時の球面収差、像面湾曲収差変動を良好に補正することができない。
【0548】
第10の実施形態の効果を確実にするために、条件式(JJ3)の下限値を0.020とすることが好ましい。第10の実施形態の効果をより確実にするために、条件式(JJ3)の下限値を0.040とすることが好ましい。第10の実施形態の効果をさらに確実にするために、条件式(JJ3)の下限値を0.060とすることが好ましい。第10の実施形態の効果をさらに確実にするために、条件式(JJ3)の下限値を0.080とすることが好ましい。
【0549】
第10の実施形態に係る変倍光学系ZLIにおいて、合焦レンズ群GFは、次の条件式(JJ4)を満足する、少なくとも1枚の負レンズを有することが好ましい。
【0550】
νdn < 40.000 …(JJ4)
但し、
νdn:前記負レンズのd線を基準とするアッベ数。
【0551】
条件式(JJ4)は、合焦レンズ群GFに含まれる負レンズのアッベ数の適切な値を規定するものである。条件式(JJ4)を満足することにより、合焦時の色収差変動を良好に抑制することができる。
【0552】
条件式(JJ4)の上限値を上回ると、合焦レンズ群GFで発生する色収差を良好に補正することができない。
【0553】
第10の実施形態の効果を確実にするために、条件式(JJ4)の上限値を38.000とすることが好ましい。第10の実施形態の効果をより確実にするために、条件式(JJ4)の上限値を36.000とすることが好ましい。第10の実施形態の効果をさらに確実にするために、条件式(JJ4)の上限値を34.000とすることが好ましい。
【0554】
以上のように、第10の実施形態によれば、小型で、合焦時の像倍率変化が小さく、良好な光学性能を有する変倍光学系ZLIを実現することができる。
【0555】
次に、図65を参照しながら、上述の変倍光学系ZLIを備えたカメラ(光学機器)1
について説明する。このカメラ1は、第1の実施形態のものと同一であり、既にその構成説明を行っているので、ここでの説明は省略する。
【0556】
本カメラ1に撮影レンズ2として搭載した第10の実施形態に係る変倍光学系ZLIは、後述の各実施例からも分かるようにその特徴的なレンズ構成によって、小型で、合焦時の像倍率変化が小さく、良好な光学性能を有している。したがって、本カメラ1によれば、小型で、合焦時の像倍率変化が小さく、良好な光学性能を有する光学機器を実現することができる。
【0557】
なお、第10の実施形態では、ミラーレスカメラの例を説明したが、これに限定されるものではない。例えば、カメラ本体にクイックリターンミラーを有し、ファインダ光学系によって被写体を観察する一眼レフタイプのカメラに、上述の変倍光学系ZLIを搭載した場合でも、上記カメラ1と同様の効果を奏することができる。
【0558】
続いて、図75を参照しながら、上述の変倍光学系ZLI(ZL1)の製造方法について概説する。まず、鏡筒内に、最も物体側に配置された正の屈折力を有する第1レンズ群G1と、第1レンズ群G1より像面側に配置され、1以上のレンズ群からなる前側レンズ群GXと、前側レンズ群GXより像面側に配置された中間レンズ群GMと、中間レンズ群GMより像面側に配置された、1以上のレンズ群からなる後側レンズ群GRと、を有するように、各レンズを配置する(ステップST1010)。前側レンズ群GXは、負の屈折力を有するレンズ群を有するように、各レンズを配置する(ステップST1020)。中間レンズ群GMは、少なくとも一部が合焦レンズ群GFであり、前記合焦レンズ群GFは、正の屈折力を有し、合焦の際に光軸方向に移動するように、各レンズを配置する(ステップST1030)。合焦レンズ群GFと最も像面側に配置されたレンズとの間に、防振レンズ群VRを有し、防振レンズ群VRは、光軸と垂直方向の変位成分を持つように移動可能であるように、各レンズを配置する(ステップST1040)。変倍の際に、第1レンズ群G1は像面に対して移動し、第1レンズ群G1と前側レンズ群GXとの間隔が変化し、前側レンズ群GXと中間レンズ群GMとの間隔が変化し、中間レンズ群GMと後側レンズ群GRとの間隔が変化するように、各レンズを配置する(ステップST1050)。上記条件式のうち、少なくとも条件式(JJ1)を満足するように、各レンズを配置する(ステップST1060)。
【0559】
第10の実施形態におけるレンズ配置の一例を挙げると、図1に示すように、物体側から順に、像面側に凹面を向けた負メニスカスレンズL11と両凸レンズL12との接合レンズと、物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズL13とを配置して第1レンズ群G1とし、像面側に凹面を向けた負メニスカスレンズL21と、物体側に凹面を向けた負メニスカスレンズL22と、両凸レンズL23と、物体側に凹面を向けた負メニスカスレンズL24とを配置して第2レンズ群G2とし、両凸レンズL31と、開口絞りSと、像面側に凹面を向けた負メニスカスレンズL32と両凸レンズL33との接合レンズと、両凸レンズL34と、両凸レンズL35と両凹レンズL36との接合レンズとを配置して第3レンズ群G3とし、両凸レンズL41と物体側に凹面を向けた負メニスカスレンズL42との接合レンズを配置して第4レンズ群G4とし、像面側に凸面を向けた正メニスカスレンズL51と両凹レンズL52との接合レンズと、両凸レンズL53と、物体側に凹面を向けた負メニスカスレンズL54とを配置して第5レンズ群G5とする。このように準備した各レンズ群を、上述の手順で配置して変倍光学系ZLIを製造する。
【0560】
第10の実施形態に係る製造方法によれば、小型で、合焦時の像倍率変化が小さく、良好な光学性能を有する変倍光学系ZLIを製造することができる。
【第1〜第10の実施形態に係る実施例】
【0561】
第1〜第10の実施形態に係る各実施例について、図面に基づいて説明する。以下に、表1〜表14を示すが、これらは第1〜第14実施例における各諸元の表である。
【0562】
第1の実施形態には、第1〜第7、第12実施例等が対応する。
【0563】
第2の実施形態には、第1、第2、第4、第8、第10、第11、第13実施例等が対応する。
【0564】
第3の実施形態には、第2〜第6、第9〜第12実施例等が対応する。
【0565】
第4の実施形態には、第1〜第3、第6〜第11、第13実施例等が対応する。
【0566】
第5の実施形態には、第1〜第13実施例等が対応する。
【0567】
第6の実施形態には、第2〜第6、第9〜第12実施例等が対応する。
【0568】
第7の実施形態には、第1〜第6、第13、第14実施例等が対応する。
【0569】
第8の実施形態には、第1、第2、第4、第13実施例等が対応する。
【0570】
第9の実施形態には、第7〜第12実施例等が対応する。
【0571】
第10の実施形態には、第1〜第6、第13、第14実施例等が対応する。
【0572】
図1図5図9図13図17図21図25図29図30)、図35図36)、図41図42)、図47図48)、図53図57図61は、各実施例に係る変倍光学系ZLI(ZL1〜ZL14)の構成及び屈折力配分を示す断面図である。変倍光学系ZL1〜ZL14の断面図の下部には、広角端状態(W)から望遠端状態(T)に変倍する際の各レンズ群の光軸に沿った移動方向を矢印で示す。変倍光学系ZL1〜ZL14の断面図の上部には、無限遠から近距離物体に合焦する際の合焦レンズ群GFの移動方向を矢印で示すとともに、像ブレを補正する際の防振レンズ群VRの様子も示している。
【0573】
なお、第1実施例に係る図1に対する各参照符号は、参照符号の桁数の増大による説明の煩雑化を避けるため、実施例ごとに独立して用いている。ゆえに、他の実施例に係る図面と共通の参照符号を付していても、それらは他の実施例とは必ずしも共通の構成ではない。
【0574】
以下に表1〜表14を示すが、これらは第1実施例〜第14実施例における各諸元の表である。
【0575】
各実施例では収差特性の算出対象として、d線(波長587.562nm)、g線(波長435.835nm)を選んでいる。
【0576】
表中の[レンズ諸元]において、面番号は光線の進行する方向に沿った物体側からの光学面の順序、Rは各光学面の曲率半径、Dは各光学面から次の光学面(又は像面)までの光軸上の距離である面間隔、ndは光学部材の材質のd線に対する屈折率、νdは光学部材の材質のd線を基準とするアッベ数をそれぞれ示す。物面は物体面、(Di)は第i面と第(i+1)面との面間隔、曲率半径の「∞」は平面又は開口、(絞りS)は開口絞りS、像面は像面Iをそれぞれ示す。光学面が非球面である場合には、面番号に*印を付し
、曲率半径Rの欄には近軸曲率半径を示す。
【0577】
表中の[非球面データ]には、[レンズ諸元]に示した非球面について、その形状を次式(a)で示す。X(y)は非球面の頂点における接平面から高さyにおける非球面上の位置までの光軸方向に沿った距離を、Rは基準球面の曲率半径(近軸曲率半径)を、κは円錐定数を、Aiは第i次の非球面係数を示す。「E-n」は、「×10-n」を示す。例えば、1.234E-05=1.234×10-5である。なお、2次の非球面係数A2は0であり、記載を省
略する。
【0578】
X(y)=(y2/R)/{1+(1−κ×y2/R21/2}+A4×y4+A6×y6+A8×y8+A10×y10+A12×y12…(a)
【0579】
表中の[各種データ]において、fはレンズ全系の焦点距離、FNoはFナンバー、ωは半画角(単位:°)、Yは最大像高、BFは無限遠合焦時の光軸上でのレンズ最終面から像面Iまでの距離、BF(空気)は無限遠合焦時の光軸上でのレンズ最終面から像面Iまでの距離を空気換算長により表記したもの、TLは無限遠合焦時の光軸上でのレンズ最前面からレンズ最終面までの距離にBFを加えたもの、TL(空気)は無限遠合焦時の光軸上でのレンズ最前面からレンズ最終面までの距離にBF(空気)を加えたものを示す。
【0580】
表中の[可変間隔データ]において、無限遠物点及び近距離物点への広角端、中間焦点距離、望遠端の各状態における、全系の焦点距離f、最大撮影倍率β、各可変間隔の値Diを示す。なお、[可変間隔データ]にて、D0は、変倍光学系ZLIの最も物体側のレンズ面の頂点から物体までの光軸上の距離であり、Diは、第i面と第(i+1)面の可変間隔を示す。
【0581】
表中の[レンズ群データ]において、各レンズ群の始面と焦点距離を示す。
【0582】
表中の[条件式対応値]には、上記条件式に対応する値を示す。
【0583】
以下、全ての諸元値において、掲載されている焦点距離f、曲率半径R、面間隔D、その他の長さ等は、特記のない場合一般に「mm」が使われるが、光学系は比例拡大又は比例縮小しても同等の光学性能が得られるので、これに限られるものではない。また、単位は「mm」に限定されることなく、他の適当な単位を用いることが可能である。
【0584】
ここまでの表の説明は全ての実施例において共通であり、以下での説明を省略する。
【0585】
(第1実施例)
第1実施例について、図1図4及び表1を用いて説明する。第1実施例に係る変倍光学系ZLI(ZL1)は、図1に示すように、物体側から順に並んだ、正の屈折力を有する第1レンズ群G1と、負の屈折力を有する第2レンズ群G2と、正の屈折力を有する第3レンズ群G3と、正の屈折力を有する第4レンズ群G4と、負の屈折力を有する第5レンズ群G5とからなる。
【0586】
本実施例では、前側レンズ群GXとして、第2レンズ群G2,第3レンズ群G3が該当する。中間レンズ群GM(合焦レンズ群GF)として、第4レンズ群G4が該当する。後側レンズ群GRとして、第5レンズ群G5が該当する。また、第5レンズ群G5を構成するレンズL51,L52からなる接合レンズが、防振レンズ群VRに該当する。
【0587】
第1レンズ群G1は、物体側から順に並んだ、像面側に凹面を向けた負メニスカスレンズL11と両凸レンズL12との接合レンズと、物体側に凸面を向けた正メニスカスレン
ズL13とからなる。
【0588】
第2レンズ群G2は、物体側から順に並んだ、像面側に凹面を向けた負メニスカスレンズL21と、物体側に凹面を向けた負メニスカスレンズL22と、両凸レンズL23と、物体側に凹面を向けた負メニスカスレンズL24とからなる。
【0589】
なお、負メニスカスレンズL21は、物体側のガラス表面に設けた樹脂層を非球面形状に形成してなる複合型非球面レンズである。また、負メニスカスレンズL24は、像面側のレンズ面を非球面形状としたガラスモールド非球面レンズである。
【0590】
第3レンズ群G3は、物体側から順に並んだ、両凸レンズL31と、開口絞りSと、像面側に凹面を向けた負メニスカスレンズL32と両凸レンズL33との接合レンズと、両凸レンズL34と、両凸レンズL35と両凹レンズL36との接合レンズとからなる。
【0591】
なお、両凸レンズL31は、物体側のレンズ面を非球面形状としたガラスモールド非球面レンズである。
【0592】
第4レンズ群G4は、物体側から順に並んだ、両凸レンズL41と物体側に凹面を向けた負メニスカスレンズL42との接合レンズからなる。
【0593】
第5レンズ群G5は、物体側から順に並んだ、像面側に凸面を向けた正メニスカスレンズL51と両凹レンズL52との接合レンズと、両凸レンズL53と、物体側に凹面を向けた負メニスカスレンズL54とからなる。
【0594】
なお、両凹レンズL52は、像面側のレンズ面を非球面形状としたガラスモールド非球面レンズである。
【0595】
広角端状態から望遠端状態への変倍は、各レンズ群間隔が変化するように、第1レンズ群G1を物体側へ移動させ、第2レンズ群G2を一旦像面側へ移動させた後、物体側へ移動させ、第3レンズ群G3〜第5レンズ群G5をそれぞれ物体側へ移動させることにより行う。
【0596】
無限遠から近距離物体への合焦は、第4レンズ群G4を物体側へ移動させることにより行う。
【0597】
像ブレ発生時には、防振レンズ群VRとして、第5レンズ群G5を構成するレンズL51,L52からなる接合レンズを、光軸と垂直方向の変位成分を持つように移動させることにより、像面I上の像ブレ補正(防振)を行う。
【0598】
なお、全系の焦点距離をfとし、防振係数(振れ補正での移動レンズ群の移動量に対する結像面での像移動量の比)をKとした撮影レンズにおいて、角度θの回転ブレを補正するには、像ブレ補正用の防振レンズ群VR(移動レンズ群)を(f×tanθ)/Kだけ光軸と垂直な方向に移動させればよい(以降の実施例においても同様である)。
【0599】
第1実施例では、広角端状態において、防振係数は−0.94であり、焦点距離は24.70(mm)であるので、0.66°の回転ぶれを補正するための防振レンズ群VRの移動量は−0.30(mm)である。中間焦点距離状態において、防振係数は−1.18であり、焦点距離は49.50(mm)であるので、0.47°の回転ぶれを補正するための防振レンズ群VRの移動量は−0.34(mm)である。望遠端状態において、防振係数は−1.42であり、焦点距離は82.45(mm)であるので、0.36°の回転
ぶれを補正するための防振レンズ群VRの移動量は−0.37(mm)である。
【0600】
下記の表1に、第1実施例における各諸元の値を示す。表1における面番号1〜35が、図1に示すm1〜m35の各光学面に対応している。
【0601】
(表1)
[レンズ諸元]
面番号 R D nd νd
物面 ∞
1 381.35819 2.000 1.92286 20.9
2 118.42462 5.839 1.59319 67.9
3 -500.00000 0.100 1.00000
4 51.34579 5.946 1.75500 52.3
5 140.29515 (D5 ) 1.00000
* 6 153.53752 0.100 1.56093 36.6
7 100.88513 1.250 1.83481 42.7
8 15.12764 9.324 1.00000
9 -29.69865 1.000 1.80400 46.6
10 -197.12774 0.100 1.00000
11 127.34178 5.891 1.80809 22.7
12 -24.40815 0.725 1.00000
13 -21.03104 1.200 1.88202 37.2
*14 -47.84526 (D14) 1.00000
*15 104.68107 2.068 1.72903 54.0
16 -238.15028 1.000 1.00000
17 (絞りS) 1.000 1.00000
18 33.71098 1.000 1.71999 50.3
19 21.08311 5.564 1.49782 82.6
20 -287.32080 0.100 1.00000
21 44.42896 4.104 1.48749 70.3
22 -74.98744 0.100 1.00000
23 93.37205 4.530 1.95000 29.4
24 -30.50479 1.000 1.79504 28.7
25 21.31099 (D25) 1.00000
26 42.79038 5.914 1.58313 59.4
27 -19.56656 1.000 1.79504 28.7
28 -36.93977 (D28) 1.00000
29 -157.49872 3.569 1.84666 23.8
30 -23.26034 1.000 1.76802 49.2
*31 33.47331 3.639 1.00000
32 32.59617 9.754 1.49782 82.6
33 -21.57307 1.578 1.00000
34 -20.70024 1.350 1.90366 31.3
35 -59.06966 (D35) 1.00000
像面 ∞

[非球面データ]
第6面
κ =1.00000e+00
A4 = 1.00626e-05
A6 =-2.34691e-08
A8 = 4.64513e-11
A10=-8.81427e-14
A12= 1.22100e-16

第14面
κ =1.00000e+00
A4 =-5.05678e-06
A6 =-8.17158e-09
A8 =-3.38974e-11
A10= 0.00000e+00
A12= 0.00000e+00

第15面
κ =1.00000e+00
A4 =-8.97022e-06
A6 =-1.67376e-09
A8 =-7.29023e-12
A10= 0.00000e+00
A12= 0.00000e+00

第31面
κ =1.00000e+00
A4 = 1.12150e-06
A6 =-1.21533e-08
A8 = 6.82916e-11
A10= 0.00000e+00
A12= 0.00000e+00

[各種データ]
ズーム比 3.34
広角端 中間 望遠端
f 24.70 49.50 82.45
FNo 2.88 3.61 4.12
ω 41.2 23.5 14.4
Y 19.55 21.63 21.63
TL 143.097 153.553 175.036
BF 25.126 34.230 43.854
BF(空気) 25.126 34.230 43.854

[可変間隔データ]
無限遠合焦時 近距離合焦時
広角端 中 間 望遠端 広角端 中 間 望遠端
f 24.70 49.50 82.45 - - -
β - - - -0.1348 -0.1762 -0.2540
D0 ∞ ∞ ∞ 156.90 246.45 274.96
D5 1.500 14.321 30.131 1.500 14.321 30.131
D14 23.482 6.878 1.500 23.482 6.878 1.500
D25 9.245 7.876 9.245 7.646 4.490 2.131
D28 2.000 8.505 8.562 3.599 11.891 15.675
D35 25.126 34.230 43.854 25.126 34.230 43.854

[レンズ群データ]
群初面 群焦点距離
第1レンズ群 1 95.95
第2レンズ群 6 -18.31
第3レンズ群 15 41.62
第4レンズ群 26 42.13
第5レンズ群 29 -75.33

[条件式対応値]
条件式(JA1) |fF/fRF| = 0.559
条件式(JA2) (−fXn)/fXR = 0.440
条件式(JA3) fF/fW = 1.706
条件式(JA4) Wω = 41.209
条件式(JA5) fF/fXR = 1.012
条件式(JA6) DXRFT/fF = 0.219
条件式(JA7) Tω = 14.424
条件式(JA8) DGXR/fXR = 0.492

条件式(JB1) (DMRT−DMRW)/fF = 0.156
条件式(JB2) Wω = 41.209
条件式(JB3) Tω = 14.424
条件式(JB4) fF/fRF = -0.559
条件式(JB5) fF/fXR = 1.012
条件式(JB6) DGXR/fXR = 0.492

条件式(JD1) fV/fRF = 0.527
条件式(JD2) DVW/fV = -0.092
条件式(JD3) Wω= 41.209
条件式(JD4) fF/fXR = 1.012
条件式(JD5) (−fXn)/fXR = 0.440
条件式(JD6) DGXR/fXR = 0.492

条件式(JE1) DVW/fV = -0.092
条件式(JE2) Wω = 41.209
条件式(JE3) fF/fW = 1.706
条件式(JE4) fV/fRF = 0.527
条件式(JE5) fF/fXR = 1.012
条件式(JE6) DGXR/fXR = 0.492
条件式(JE7) DXnW/ZD1 = 0.735

条件式(JG1) βFt = -0.077
条件式(JG2) (rB+rA)/(rB−rA) = 2.984
条件式(JG3) βFw = 0.252

条件式(JH1) (rB+rA)/(rB−rA) = 2.984
条件式(JH2) (rC+rB)/(rC−rB) = -0.073
条件式(JH3) |fF/fXR| = 1.012
条件式(JH4) βFw = 0.252

条件式(JJ1) (rB+rA)/(rB−rA) = 2.984
条件式(JJ2) |fF/fXR| = 1.012
条件式(JJ3) βFw = 0.252
条件式(JJ4) νdn = 28.690
【0602】
表1から、第1実施例に係る変倍光学系ZL1は、条件式(JA1)〜(JA8)、(JB1)〜(JB6)、(JD1)〜(JD6)、(JE1)〜(JE7)、(JG1)〜(JG3)、(JH1)〜(JH4)、(JJ1)〜(JJ4)を満足することが分かる。
【0603】
図2は、第1実施例に係る変倍光学系ZL1の無限遠合焦時における諸収差図(球面収差図、非点収差図、歪曲収差図、倍率色収差図及び横収差図)であり、(a)は広角端状態、(b)は中間焦点距離状態、(c)は望遠端状態をそれぞれ示す。図3は、第1実施例に係る変倍光学系ZL1の至近距離合焦時における諸収差図(球面収差図、非点収差図、歪曲収差図、倍率色収差図及び横収差図)であり、(a)は広角端状態、(b)は中間焦点距離状態、(c)は望遠端状態をそれぞれ示す。図4は、第1実施例に係る変倍光学系ZL1の無限遠合焦時における像ブレ補正を行った時の横収差図であり、(a)は広角端状態、(b)は中間焦点距離状態、(c)は望遠端状態をそれぞれ示す。
【0604】
各収差図において、FNOはFナンバー、NAは開口数、Yは像高を示す。無限遠合焦時の球面収差図では、最大口径に対応するFナンバーの値を示す。近距離合焦時の球面収差図では、最大口径に対応する開口数の値を示す。非点収差図及び歪曲収差図では、像高の最大値をそれぞれ示す。横収差図では、各像高の値を示す。非点収差図では、実線はサジタル像面、破線はメリディオナル像面を示す。dはd線、gはg線における収差を示す。後述の各実施例の収差図においても、本実施例と同様の符号を用いる。
【0605】
図2図4から、第1実施例に係る変倍光学系ZL1は、広角端状態から望遠端状態に亘って、また無限遠合焦状態から至近距離合焦状態に亘って諸収差が良好に補正され、良好な光学性能を有することが分かる。また、像ブレ補正時において、高い結像性能を有することが分かる。
【0606】
(第2実施例)
第2実施例について、図5図8及び表2を用いて説明する。第2実施例に係る変倍光学系ZLI(ZL2)は、図5に示すように、物体側から順に並んだ、正の屈折力を有する第1レンズ群G1と、負の屈折力を有する第2レンズ群G2、正の屈折力を有する第3レンズ群G3と、正の屈折力を有する第4レンズ群G4と、負の屈折力を有する第5レンズ群G5と、正の屈折力を有する第6レンズ群G6とからなる。
【0607】
本実施例では、前側レンズ群GXとして、第2レンズ群G2,第3レンズ群G3が該当する。中間レンズ群GM(合焦レンズ群GF)として、第4レンズ群G4が該当する。後側レンズ群GRとして、第5レンズ群G5,第6レンズ群G6が該当する。また、第5レンズ群G5を構成するレンズL51,L52からなる接合レンズが、防振レンズ群VRに該当する。
【0608】
第1レンズ群G1は、物体側から順に並んだ、像面側に凹面を向けた負メニスカスレンズL11と両凸レンズL12との接合レンズと、物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズL13とからなる。
【0609】
第2レンズ群G2は、物体側から順に並んだ、像面側に凹面を向けた負メニスカスレンズL21と、両凹レンズL22と、両凸レンズL23と、物体側に凹面を向けた負メニス
カスレンズL24とからなる。
【0610】
なお、負メニスカスレンズL21は、物体側のガラス表面に設けた樹脂層を非球面形状に形成してなる複合型非球面レンズである。また、負メニスカスレンズL24は、像面側のレンズ面を非球面形状としたガラスモールド非球面レンズである。
【0611】
第3レンズ群G3は、物体側から順に並んだ、両凸レンズL31と、開口絞りSと、像面側に凹面を向けた負メニスカスレンズL32と両凸レンズL33との接合レンズと、両凸レンズL34と、両凸レンズL35と両凹レンズL36との接合レンズとからなる。
【0612】
なお、両凸レンズL31は、物体側のレンズ面を非球面形状としたガラスモールド非球面レンズである。
【0613】
第4レンズ群G4は、物体側から順に並んだ、両凸レンズL41と物体側に凹面を向けた負メニスカスレンズL42との接合レンズからなる。
【0614】
第5レンズ群G5は、物体側から順に並んだ、像面側に凸面を向けた正メニスカスレンズL51と両凹レンズL52との接合レンズと、両凸レンズL53と、物体側に凹面を向けた負メニスカスレンズL54とからなる。
【0615】
なお、両凹レンズL52は、像面側のレンズ面を非球面形状としたガラスモールド非球面レンズである。
【0616】
第6レンズ群G6は、物体側に凸面を向けた平凸レンズL61からなる。
【0617】
広角端状態から望遠端状態への変倍は、各レンズ群間隔が変化するように、第1レンズ群G1を物体側へ移動させ、第2レンズ群G2を一旦像面側へ移動させた後、物体側へ移動させ、第3レンズ群G3〜第5レンズ群G5をそれぞれ物体側へ移動させ、第6レンズ群G6を一旦像面側へ移動させた後、静止させることにより行う。
【0618】
無限遠から近距離物体への合焦は、第4レンズ群G4を物体側へ移動させることにより行う。
【0619】
像ブレ発生時には、防振レンズ群VRとして、第5レンズ群G5を構成するレンズL51,L52からなる接合レンズを、光軸と垂直方向の変位成分を持つように移動させることにより、像面I上の像ブレ補正(防振)を行う。
【0620】
第2実施例では、広角端状態において、防振係数は−0.90であり、焦点距離は24.70(mm)であるので、0.66°の回転ぶれを補正するための防振レンズ群VRの移動量は−0.32(mm)である。中間焦点距離状態において、防振係数は−1.13であり、焦点距離は49.50(mm)であるので、0.47°の回転ぶれを補正するための防振レンズ群VRの移動量は−0.36(mm)である。望遠端状態において、防振係数は−1.39であり、焦点距離は82.45(mm)であるので、0.36°の回転ぶれを補正するための防振レンズ群VRの移動量は−0.38(mm)である。
【0621】
下記の表2に、第2実施例における各諸元の値を示す。表2における面番号1〜37が、図5に示すm1〜m37の各光学面に対応している。
【0622】
(表2)
[レンズ諸元]
面番号 R D nd νd
物面 ∞
1 359.61837 2.000 1.92286 20.9
2 116.11567 5.903 1.59319 67.9
3 -500.00000 0.100 1.00000
4 52.83898 5.793 1.75500 52.3
5 147.40256 (D5 ) 1.00000
* 6 115.98790 0.100 1.56093 36.6
7 104.86281 1.250 1.83481 42.7
8 15.37855 9.261 1.00000
9 -34.42374 1.000 1.80400 46.6
10 1416.33070 0.793 1.00000
11 227.12896 5.779 1.80809 22.7
12 -24.67083 0.853 1.00000
13 -21.21084 1.200 1.88202 37.2
*14 -41.40267 (D14) 1.00000
*15 85.72894 2.079 1.72903 54.0
16 -479.69633 1.000 1.00000
17 (絞りS) 1.000 1.00000
18 32.99718 1.000 1.71999 50.3
19 20.35793 5.787 1.49782 82.6
20 -240.67823 0.100 1.00000
21 38.71137 4.194 1.48749 70.3
22 -88.89400 0.100 1.00000
23 79.80151 4.537 1.95000 29.4
24 -31.24970 1.000 1.79504 28.7
25 19.62299 (D25) 1.00000
26 42.91576 5.430 1.58313 59.4
27 -21.06499 1.000 1.79504 28.7
28 -40.55627 (D28) 1.00000
29 -146.83351 3.433 1.84666 23.8
30 -24.26623 1.000 1.76801 49.2
*31 34.22177 4.214 1.00000
32 32.96615 10.097 1.49782 82.6
33 -22.52074 2.026 1.00000
34 -21.40929 1.350 1.90366 31.3
35 -71.06117 (D35) 1.00000
36 264.25001 2.645 1.75500 52.3
37 0.00000 (D37) 1.00000
像面 ∞

[非球面データ]
第6面
κ =1.00000e+00
A4 = 4.18792e-06
A6 =-1.42449e-08
A8 = 2.61317e-11
A10=-5.51120e-14
A12= 7.44400e-17

第14面
κ =1.00000e+00
A4 =-6.91770e-06
A6 =-9.53529e-09
A8 =-3.52582e-11
A10= 0.00000e+00
A12= 0.00000e+00

第15面
κ =1.00000e+00
A4 =-8.57335e-06
A6 =-1.84259e-09
A8 =-2.99082e-12
A10= 0.00000e+00
A12= 0.00000e+00

第31面
κ =1.00000e+00
A4 = 9.53637e-07
A6 =-1.23037e-08
A8 = 6.38181e-11
A10= 0.00000e+00
A12= 0.00000e+00

[各種データ]
ズーム比 3.34
広角端 中間 望遠端
f 24.70 49.50 82.45
FNo 2.88 3.66 4.18
ω 41.2 23.5 14.4
Y 19.53 21.63 21.63
TL 143.097 153.886 175.269
BF 19.550 18.000 18.000
BF(空気) 19.550 18.000 18.000

[可変間隔データ]
無限遠合焦時 近距離合焦時
広角端 中 間 望遠端 広角端 中 間 望遠端
f 24.70 49.50 82.45 - - -
β - - - -0.1347 -0.1757 -0.2508
D0 ∞ ∞ ∞ 156.90 246.11 274.73
D5 1.500 14.377 30.069 1.500 14.377 30.069
D14 23.496 6.830 1.500 23.496 6.830 1.500
D25 9.027 8.025 9.027 7.291 4.564 2.193
D28 2.000 8.179 7.861 3.736 11.640 14.695
D35 1.500 12.451 22.788 1.500 12.451 22.788
D37 19.550 18.000 18.000 19.550 18.000 18.000

[レンズ群データ]
群初面 群焦点距離
第1レンズ群 1 96.84
第2レンズ群 6 -19.18
第3レンズ群 15 40.71
第4レンズ群 26 44.16
第5レンズ群 29 -63.84
第6レンズ群 36 350.00

[条件式対応値]
条件式(JA1) |fF/fRF| = 0.692
条件式(JA2) (−fXn)/fXR = 0.471
条件式(JA3) fF/fW = 1.788
条件式(JA4) Wω = 41.170
条件式(JA5) fF/fXR = 1.085
条件式(JA6) DXRFT/fF = 0.204
条件式(JA7) Tω = 14.405
条件式(JA8) DGXR/fXR = 0.511

条件式(JB1) (DMRT−DMRW)/fF = 0.133
条件式(JB2) Wω = 41.170
条件式(JB3) Tω = 14.405
条件式(JB4) fF/fRF = -0.692
条件式(JB5) fF/fXR = 1.085
条件式(JB6) DGXR/fXR = 0.511

条件式(JC1) |fF/fRF| = 0.692
条件式(JC2) (DMRT−DMRW)/fF = 0.133
条件式(JC3) Wω = 41.170
条件式(JC4) Tω = 14.405
条件式(JC5) fRF/fRF2 = -0.182
条件式(JC6) DGXR/fXR = 0.511

条件式(JD1) fV/fRF = 0.621
条件式(JD2) DVW/fV = -0.106
条件式(JD3) Wω= 41.170
条件式(JD4) fF/fXR = 1.085
条件式(JD5) (−fXn)/fXR = 0.471
条件式(JD6) DGXR/fXR = 0.511

条件式(JE1) DVW/fV = -0.106
条件式(JE2) Wω = 41.170
条件式(JE3) fF/fW = 1.788
条件式(JE4) fV/fRF = 0.621
条件式(JE5) fF/fXR = 1.085
条件式(JE6) DGXR/fXR = 0.511
条件式(JE7) DXnW/ZD1 = 0.730

条件式(JF1) fF/fV =-1.113
条件式(JF2) fV/fRF = 0.621
条件式(JF3) DVW/fV = -0.106
条件式(JF4) Wω = 41.170
条件式(JF5) fF/fXR = 1.085
条件式(JF6) DGXR/fXR = 0.511
条件式(JF7) TLW/ZD1 = 4.448

条件式(JG1) βFt = 0.011
条件式(JG2) (rB+rA)/(rB−rA) = 2.685
条件式(JG3) βFw = 0.301

条件式(JH1) (rB+rA)/(rB−rA) = 2.685
条件式(JH2) (rC+rB)/(rC−rB) = -0.028
条件式(JH3) |fF/fXR| = 1.085
条件式(JH4) βFw = 0.301

条件式(JJ1) (rB+rA)/(rB−rA) = 2.685
条件式(JJ2) |fF/fXR| = 1.085
条件式(JJ3) βFw = 0.301
条件式(JJ4) νdn = 28.690
【0623】
表2から、第2実施例に係る変倍光学系ZL2は、条件式(JA1)〜(JA8)、(JB1)〜(JB6)、(JC1)〜(JC6)、(JD1)〜(JD6)、(JE1)〜(JE7)、(JF1)〜(JF7)、(JG1)〜(JG3)、(JH1)〜(JH4)、(JJ1)〜(JJ4)を満足することが分かる。
【0624】
図6は、第2実施例に係る変倍光学系ZL2の無限遠合焦時における諸収差図(球面収差図、非点収差図、歪曲収差図、倍率色収差図及び横収差図)であり、(a)は広角端状態、(b)は中間焦点距離状態、(c)は望遠端状態をそれぞれ示す。図7は、第2実施例に係る変倍光学系ZL2の至近距離合焦時における諸収差図(球面収差図、非点収差図、歪曲収差図、倍率色収差図及び横収差図)であり、(a)は広角端状態、(b)は中間焦点距離状態、(c)は望遠端状態をそれぞれ示す。図8は、第2実施例に係る変倍光学系ZL2の無限遠合焦時における像ブレ補正を行った時の横収差図であり、(a)は広角端状態、(b)は中間焦点距離状態、(c)は望遠端状態をそれぞれ示す。
【0625】
図6図8から、第2実施例に係る変倍光学系ZL2は、広角端状態から望遠端状態に亘って、また無限遠合焦状態から至近距離合焦状態に亘って諸収差が良好に補正され、良好な光学性能を有することが分かる。また、像ブレ補正時において、高い結像性能を有することが分かる。
【0626】
(第3実施例)
第3実施例について、図9図12及び表3を用いて説明する。第3実施例に係る変倍光学系ZLI(ZL3)は、図9に示すように、物体側から順に並んだ、正の屈折力を有する第1レンズ群G1と、負の屈折力を有する第2レンズ群G2と、正の屈折力を有する第3レンズ群G3と、正の屈折力を有する第4レンズ群G4と、負の屈折力を有する第5レンズ群G5と、正の屈折力を有する第6レンズ群G6とからなる。
【0627】
本実施例では、前側レンズ群GXとして、第2レンズ群G2,第3レンズ群G3が該当する。中間レンズ群GM(合焦レンズ群GF)として、第4レンズ群G4が該当する。後側レンズ群GRとして、第5レンズ群G5,第6レンズ群G6が該当する。また、第5レンズ群G5を構成するレンズL51,L52からなる接合レンズが、防振レンズ群VRに該当する。
【0628】
第1レンズ群G1は、物体側から順に並んだ、像面側に凹面を向けた負メニスカスレンズL11と両凸レンズL12との接合レンズと、物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズL13とからなる。
【0629】
第2レンズ群G2は、物体側から順に並んだ、像面側に凹面を向けた負メニスカスレンズL21と、両凹レンズL22と、両凸レンズL23と、物体側に凹面を向けた負メニスカスレンズL24とからなる。
【0630】
なお、負メニスカスレンズL21は、物体側のガラス表面に設けた樹脂層を非球面形状に形成してなる複合型非球面レンズである。また、負メニスカスレンズL24は、像面側のレンズ面を非球面形状としたガラスモールド非球面レンズである。
【0631】
第3レンズ群G3は、物体側から順に並んだ、両凸レンズL31と、開口絞りSと、像面側に凹面を向けた負メニスカスレンズL32と両凸レンズL33との接合レンズと、両凸レンズL34と、両凸レンズL35と両凹レンズL36との接合レンズとからなる。
【0632】
なお、両凸レンズL31は、物体側のレンズ面を非球面形状としたガラスモールド非球面レンズである。
【0633】
第4レンズ群G4は、物体側から順に並んだ、両凸レンズL41と物体側に凹面を向けた負メニスカスレンズL42との接合レンズからなる。
【0634】
第5レンズ群G5は、物体側から順に並んだ、像面側に凸面を向けた正メニスカスレンズL51と両凹レンズL52との接合レンズと、両凸レンズL53と、物体側に凹面を向けた負メニスカスレンズL54とからなる。
【0635】
なお、両凹レンズL52は、像面側のレンズ面を非球面形状としたガラスモールド非球面レンズである。
【0636】
第6レンズ群G6は、物体側に凸面を向けた平凸レンズL61からなる。
【0637】
広角端状態から望遠端状態への変倍は、各レンズ群間隔が変化するように、第1レンズ群G1を物体側へ移動させ、第2レンズ群G2を一旦像面側へ移動させた後、物体側へ移動させ、第3レンズ群G3〜第5レンズ群G5をそれぞれ物体側へ移動させ、第6レンズ群G6を固定することにより行う。
【0638】
無限遠から近距離物体への合焦は、第4レンズ群G4を物体側へ移動させることにより行う。
【0639】
像ブレ発生時には、防振レンズ群VRとして、第5レンズ群G5を構成するレンズL51,L52からなる接合レンズを、光軸と垂直方向の変位成分を持つように移動させることにより、像面I上の像ブレ補正(防振)を行う。
【0640】
第3実施例では、広角端状態において、防振係数は−0.89であり、焦点距離は24.70(mm)であるので、0.66°の回転ぶれを補正するための防振レンズ群VRの移動量は−0.32(mm)である。中間焦点距離状態において、防振係数は−1.12であり、焦点距離は49.50(mm)であるので、0.47°の回転ぶれを補正するための防振レンズ群VRの移動量は−0.36(mm)である。望遠端状態において、防振係数は−1.36であり、焦点距離は82.45(mm)であるので、0.36°の回転ぶれを補正するための防振レンズ群VRの移動量は−0.38(mm)である。
【0641】
下記の表3に、第3実施例における各諸元の値を示す。表3における面番号1〜37が、図9に示すm1〜m37の各光学面に対応している。
【0642】
(表3)
[レンズ諸元]
面番号 R D nd νd
物面 ∞
1 401.00863 2.000 1.92286 20.9
2 121.16792 5.742 1.59319 67.9
3 -500.00000 0.100 1.00000
4 52.80844 5.796 1.75500 52.3
5 147.40686 (D5 ) 1.00000
* 6 108.54719 0.100 1.56093 36.6
7 99.55361 1.250 1.83481 42.7
8 15.35689 9.477 1.00000
9 -34.05998 1.000 1.80400 46.6
10 2673.65980 0.729 1.00000
11 251.58062 5.749 1.80809 22.7
12 -24.57937 0.829 1.00000
13 -21.23925 1.200 1.88202 37.2
*14 -41.22866 (D14) 1.00000
*15 86.90278 2.077 1.72903 54.0
16 -447.48345 1.000 1.00000
17 (絞りS) 1.000 1.00000
18 33.03101 1.012 1.71999 50.3
19 19.99010 5.930 1.49782 82.6
20 -183.22190 0.100 1.00000
21 37.75493 4.200 1.48749 70.3
22 -92.50584 0.100 1.00000
23 79.05844 4.581 1.95000 29.4
24 -30.34409 1.000 1.79504 28.7
25 19.34777 (D25) 1.00000
26 42.98351 5.284 1.58313 59.4
27 -22.08681 1.000 1.79504 28.7
28 -42.74259 (D28) 1.00000
29 -142.46452 3.388 1.84666 23.8
30 -24.56214 1.000 1.76801 49.2
*31 34.56633 4.383 1.00000
32 34.09549 10.068 1.49782 82.6
33 -22.62444 2.036 1.00000
34 -21.66642 1.350 1.90366 31.3
35 -72.61079 (D35) 1.00000
36 211.40000 2.805 1.75500 52.3
37 0.00000 (D37) 1.00000
像面 ∞

[非球面データ]
第6面
κ =1.00000e+00
A4 = 3.98249e-06
A6 =-1.35472e-08
A8 = 2.33425e-11
A10=-4.97934e-14
A12= 6.80330e-17

第14面
κ =1.00000e+00
A4 =-6.91076e-06
A6 =-9.38363e-09
A8 =-3.61645e-11
A10= 0.00000e+00
A12= 0.00000e+00

第15面
κ =1.00000e+00
A4 =-8.54887e-06
A6 =-1.66295e-09
A8 =-2.55600e-12
A10= 0.00000e+00
A12= 0.00000e+00

第31面
κ =1.00000e+00
A4 = 9.30632e-07
A6 =-1.25999e-08
A8 = 6.47905e-11
A10= 0.00000e+00
A12= 0.00000e+00

[各種データ]
ズーム比 3.34
広角端 中間 望遠端
f 24.70 49.50 82.45
FNo 2.88 3.69 4.17
ω 41.2 23.5 14.4
Y 19.51 21.63 21.63
TL 143.096 153.330 175.621
BF 18.993 18.993 18.993
BF(空気) 18.993 18.993 18.993

[可変間隔データ]
無限遠合焦時 近距離合焦時
広角端 中 間 望遠端 広角端 中 間 望遠端
f 24.70 49.50 82.45 - - -
β - - - -0.1347 -0.1763 -0.2504
D0 ∞ ∞ ∞ 156.90 246.67 274.38
D5 1.500 13.708 30.328 1.500 13.708 30.328
D14 23.612 6.595 1.500 23.612 6.595 1.500
D25 9.104 7.953 9.104 7.333 4.455 2.224
D28 2.000 8.603 8.304 3.771 12.101 15.183
D35 1.602 11.192 21.108 1.602 11.192 21.108
D37 18.993 18.993 18.993 18.993 18.993 18.993

[レンズ群データ]
群初面 群焦点距離
第1レンズ群 1 98.11
第2レンズ群 6 -19.28
第3レンズ群 15 40.04
第4レンズ群 26 45.21
第5レンズ群 29 -62.15
第6レンズ群 36 280.00

[条件式対応値]
条件式(JA1) |fF/fRF| = 0.727
条件式(JA2) (−fXn)/fXR = 0.482
条件式(JA3) fF/fW = 1.830
条件式(JA4) Wω = 41.170
条件式(JA5) fF/fXR = 1.129
条件式(JA6) DXRFT/fF = 0.201
条件式(JA7) Tω = 14.423
条件式(JA8) DGXR/fXR = 0.525

条件式(JC1) |fF/fRF| = 0.727
条件式(JC2) (DMRT−DMRW)/fF = 0.139
条件式(JC3) Wω = 41.170
条件式(JC4) Tω = 14.423
条件式(JC5) fRF/fRF2 = -0.222
条件式(JC6) DGXR/fXR = 0.525

条件式(JD1) fV/fRF = 0.639
条件式(JD2) DVW/fV = -0.110
条件式(JD3) Wω= 41.170
条件式(JD4) fF/fXR = 1.129
条件式(JD5) (−fXn)/fXR = 0.482
条件式(JD6) DGXR/fXR = 0.525

条件式(JE1) DVW/fV = -0.110
条件式(JE2) Wω = 41.170
条件式(JE3) fF/fW = 1.830
条件式(JE4) fV/fRF = 0.639
条件式(JE5) fF/fXR = 1.129
条件式(JE6) DGXR/fXR = 0.525
条件式(JE7) DXnW/ZD1 = 0.726

条件式(JF1) fF/fV =-1.139
条件式(JF2) fV/fRF = 0.639
条件式(JF3) DVW/fV = -0.110
条件式(JF4) Wω = 41.170
条件式(JF5) fF/fXR = 1.129
条件式(JF6) DGXR/fXR = 0.525
条件式(JF7) TLW/ZD1 = 4.399

条件式(JG1) βFt = 0.035
条件式(JG2) (rB+rA)/(rB−rA) = 2.637
条件式(JG3) βFw = 0.323

条件式(JJ1) (rB+rA)/(rB−rA) = 2.637
条件式(JJ2) |fF/fXR| = 1.129
条件式(JJ3) βFw = 0.323
条件式(JJ4) νdn = 28.690
【0643】
表3から、第3実施例に係る変倍光学系ZL3は、条件式(JA1)〜(JA8)、(JC1)〜(JC6)、(JD1)〜(JD6)、(JE1)〜(JE7)、(JF1)〜(JF7)、(JG1)〜(JG3)、(JJ1)〜(JJ4)を満足することが分かる。
【0644】
図10は、第3実施例に係る変倍光学系ZL3の無限遠合焦時における諸収差図(球面収差図、非点収差図、歪曲収差図、倍率色収差図及び横収差図)であり、(a)は広角端状態、(b)は中間焦点距離状態、(c)は望遠端状態をそれぞれ示す。図11は、第3実施例に係る変倍光学系ZL3の至近距離合焦時における諸収差図(球面収差図、非点収差図、歪曲収差図、倍率色収差図及び横収差図)であり、(a)は広角端状態、(b)は中間焦点距離状態、(c)は望遠端状態をそれぞれ示す。図12は、第3実施例に係る変倍光学系ZL3の無限遠合焦時における像ブレ補正を行った時の横収差図であり、(a)は広角端状態、(b)は中間焦点距離状態、(c)は望遠端状態をそれぞれ示す。
【0645】
図10図12から、第3実施例に係る変倍光学系ZL3は、広角端状態から望遠端状態に亘って、また無限遠合焦状態から至近距離合焦状態に亘って諸収差が良好に補正され、良好な光学性能を有することが分かる。また、像ブレ補正時において、高い結像性能を有することが分かる。
【0646】
(第4実施例)
第4実施例について、図13図16及び表4を用いて説明する。第4実施例に係る変倍光学系ZLI(ZL4)は、図13に示すように、物体側から順に並んだ、正の屈折力を有する第1レンズ群G1と、負の屈折力を有する第2レンズ群G2と、正の屈折力を有する第3レンズ群G3と、正の屈折力を有する第4レンズ群G4と、負の屈折力を有する第5レンズ群G5と、正の屈折力を有する第6レンズ群G6とからなる。
【0647】
本実施例では、前側レンズ群GXとして、第2レンズ群G2,第3レンズ群G3が該当する。中間レンズ群GM(合焦レンズ群GF)として、第4レンズ群G4が該当する。後側レンズ群GRとして、第5レンズ群G5,第6レンズ群G6が該当する。また、第5レンズ群G5が、防振レンズ群VRに該当する。
【0648】
第1レンズ群G1は、物体側から順に並んだ、像面側に凹面を向けた負メニスカスレンズL11と両凸レンズL12との接合レンズと、物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズL13とからなる。
【0649】
第2レンズ群G2は、物体側から順に並んだ、像面側に凹面を向けた負メニスカスレンズL21と、物体側に凹面を向けた負メニスカスレンズL22と、両凸レンズL23と、物体側に凹面を向けた負メニスカスレンズL24とからなる。
【0650】
なお、負メニスカスレンズL21は、物体側のガラス表面に設けた樹脂層を非球面形状に形成してなる複合型非球面レンズである。また、負メニスカスレンズL24は、像面側のレンズ面を非球面形状としたガラスモールド非球面レンズである。
【0651】
第3レンズ群G3は、物体側から順に並んだ、両凸レンズL31と、開口絞りSと、像面側に凹面を向けた負メニスカスレンズL32と両凸レンズL33との接合レンズと、両凸レンズL34と、両凸レンズL35と両凹レンズL36との接合レンズとからなる。
【0652】
なお、両凸レンズL31は、物体側のレンズ面を非球面形状としたガラスモールド非球面レンズである。
【0653】
第4レンズ群G4は、物体側から順に並んだ、両凸レンズL41と物体側に凹面を向けた負メニスカスレンズL42との接合レンズからなる。
【0654】
第5レンズ群G5は、物体側から順に並んだ、像面側に凸面を向けた正メニスカスレンズL51と両凹レンズL52との接合レンズからなる。
【0655】
なお、両凹レンズL52は、像面側のレンズ面を非球面形状としたガラスモールド非球面レンズである。
【0656】
第6レンズ群G6は、物体側から順に並んだ、両凸レンズL61と、物体側に凹面を向けた負メニスカスレンズL62とからなる。
【0657】
広角端状態から望遠端状態への変倍は、各レンズ群間隔が変化するように、第1レンズ群G1を物体側へ移動させ、第2レンズ群G2を一旦像面側へ移動させた後、物体側へ移動させ、第3レンズ群G3〜第6レンズ群G6をそれぞれ物体側へ移動させることにより行う。
【0658】
無限遠から近距離物体への合焦は、第4レンズ群G4を物体側へ移動させることにより行う。
【0659】
像ブレ発生時には、防振レンズ群VRとして、第5レンズ群G5を、光軸と垂直方向の変位成分を持つように移動させることにより、像面I上の像ブレ補正(防振)を行う。
【0660】
第4実施例では、広角端状態において、防振係数は−0.94であり、焦点距離は24.70(mm)であるので、0.66°の回転ぶれを補正するための防振レンズ群VRの移動量は−0.30(mm)である。中間焦点距離状態において、防振係数は−1.17であり、焦点距離は49.50(mm)であるので、0.47°の回転ぶれを補正するための防振レンズ群VRの移動量は−0.34(mm)である。望遠端状態において、防振係数は−1.42であり、焦点距離は82.45(mm)であるので、0.36°の回転ぶれを補正するための防振レンズ群VRの移動量は−0.37(mm)である。
【0661】
下記の表4に、第4実施例における各諸元の値を示す。表4における面番号1〜35が、図13に示すm1〜m35の各光学面に対応している。
【0662】
(表4)
[レンズ諸元]
面番号 R D nd νd
物面 ∞
1 378.17737 2.000 1.92286 20.9
2 118.11934 5.844 1.59319 67.9
3 -500.00000 0.100 1.00000
4 51.63655 5.920 1.75500 52.3
5 141.87634 (D5 ) 1.00000
* 6 158.15149 0.100 1.56093 36.6
7 102.00883 1.250 1.83481 42.7
8 15.22160 9.303 1.00000
9 -29.63785 1.000 1.80400 46.6
10 -225.21525 0.104 1.00000
11 119.10029 5.891 1.80809 22.7
12 -24.72064 0.782 1.00000
13 -21.10048 1.200 1.88202 37.2
*14 -47.00882 (D14) 1.00000
*15 109.65633 2.066 1.72903 54.0
16 -215.77979 1.000 1.00000
17 (絞りS) 1.000 1.00000
18 33.67783 1.000 1.71999 50.3
19 20.98173 5.562 1.49782 82.6
20 -304.24111 0.100 1.00000
21 43.99361 4.136 1.48749 70.3
22 -73.22133 0.100 1.00000
23 94.72252 4.517 1.95000 29.4
24 -30.47819 1.000 1.79504 28.7
25 21.31000 (D25) 1.00000
26 42.90428 5.891 1.58313 59.4
27 -19.57454 1.000 1.79504 28.7
28 -36.90143 (D28) 1.00000
29 -156.74405 3.568 1.84666 23.8
30 -23.21215 1.000 1.76801 49.2
*31 33.50218 (D31) 1.00000
32 32.35097 9.840 1.49782 82.6
33 -21.82936 1.696 1.00000
34 -20.79382 1.350 1.90366 31.3
35 -59.98623 (D35) 1.00000
像面 ∞

[非球面データ]
第6面
κ =1.00000e+00
A4 = 1.01851e-05
A6 =-2.38470e-08
A8 = 4.98807e-11
A10=-9.80153e-14
A12= 1.34160e-16

第14面
κ =1.00000e+00
A4 =-4.81580e-06
A6 =-8.49768e-09
A8 =-2.93682e-11
A10= 0.00000e+00
A12= 0.00000e+00

第15面
κ =1.00000e+00
A4 =-8.99460e-06
A6 =-2.39078e-09
A8 =-4.17876e-12
A10= 0.00000e+00
A12= 0.00000e+00

第31面
κ =1.00000e+00
A4 = 1.13063e-06
A6 =-1.26643e-08
A8 = 6.92538e-11
A10= 0.00000e+00
A12= 0.00000e+00

[各種データ]
ズーム比 3.34
広角端 中間 望遠端
f 24.70 49.50 82.45
FNo 2.88 3.61 4.12
ω 41.2 23.5 14.4
Y 19.55 21.63 21.63
TL 143.097 153.486 174.987
BF 24.715 33.738 43.584
BF(空気) 24.715 33.738 43.584

[可変間隔データ]
無限遠合焦時 近距離合焦時
広角端 中 間 望遠端 広角端 中 間 望遠端
f 24.70 49.50 82.45 - - -
β - - - -0.1348 -0.1761 -0.2538
D0 ∞ ∞ ∞ 156.90 246.51 275.01
D5 1.500 14.376 30.144 1.500 14.376 30.144
D14 23.482 6.861 1.500 23.482 6.861 1.500
D25 9.211 7.842 9.211 7.612 4.456 2.133
D28 2.000 8.508 8.464 3.599 11.894 15.542
D31 3.868 3.841 3.763 3.868 3.841 3.763
D35 24.715 33.738 43.584 24.715 33.738 43.584

[レンズ群データ]
群初面 群焦点距離
第1レンズ群 1 96.10
第2レンズ群 6 -18.35
第3レンズ群 15 41.62
第4レンズ群 26 42.14
第5レンズ群 29 -39.73
第6レンズ群 32 82.66

[条件式対応値]
条件式(JA1) |fF/fRF| = 1.061
条件式(JA2) (−fXn)/fXR = 0.441
条件式(JA3) fF/fW = 1.706
条件式(JA4) Wω = 41.170
条件式(JA5) fF/fXR = 1.013
条件式(JA6) DXRFT/fF = 0.219
条件式(JA7) Tω = 14.405
条件式(JA8) DGXR/fXR = 0.492

条件式(JB1) (DMRT−DMRW)/fF = 0.153
条件式(JB2) Wω = 41.170
条件式(JB3) Tω = 14.405
条件式(JB4) fF/fRF = -1.061
条件式(JB5) fF/fXR = 1.013
条件式(JB6) DGXR/fXR = 0.492

条件式(JC1) |fF/fRF| = 1.061
条件式(JC2) (DMRT−DMRW)/fF = 0.153
条件式(JC3) Wω = 41.170
条件式(JC4) Tω = 14.405
条件式(JC5) fRF/fRF2 = -0.481
条件式(JC6) DGXR/fXR = 0.492

条件式(JE1) DVW/fV = -0.097
条件式(JE2) Wω = 41.170
条件式(JE3) fF/fW = 1.706
条件式(JE4) fV/fRF = 1.000
条件式(JE5) fF/fXR = 1.013
条件式(JE6) DGXR/fXR = 0.492
条件式(JE7) DXnW/ZD1 = 0.736

条件式(JF1) fF/fV =-1.061
条件式(JF2) fV/fRF = 1.000
条件式(JF3) DVW/fV = -0.097
条件式(JF4) Wω = 41.170
条件式(JF5) fF/fXR = 1.013
条件式(JF6) DGXR/fXR = 0.492
条件式(JF7) TLW/ZD1 = 4.487

条件式(JG1) βFt = -0.075
条件式(JG2) (rB+rA)/(rB−rA) = 2.974
条件式(JG3) βFw = 0.252

条件式(JH1) (rB+rA)/(rB−rA) = 2.974
条件式(JH2) (rC+rB)/(rC−rB) = -0.075
条件式(JH3) |fF/fXR| = 1.013
条件式(JH4) βFw = 0.252

条件式(JJ1) (rB+rA)/(rB−rA) = 2.974
条件式(JJ2) |fF/fXR| = 1.013
条件式(JJ3) βFw = 0.252
条件式(JJ4) νdn = 28.690
【0663】
表4から、第4実施例に係る変倍光学系ZL4は、条件式(JA1)〜(JA8)、(JB1)〜(JB6)、(JC1)〜(JC6)、(JE1)〜(JE7)、(JF1)〜(JF7)、(JG1)〜(JG3)、(JH1)〜(JH4)、(JJ1)〜(JJ4)を満足することが分かる。
【0664】
図14は、第4実施例に係る変倍光学系ZL4の無限遠合焦時における諸収差図(球面収差図、非点収差図、歪曲収差図、倍率色収差図及び横収差図)であり、(a)は広角端状態、(b)は中間焦点距離状態、(c)は望遠端状態をそれぞれ示す。図15は、第4実施例に係る変倍光学系ZL4の至近距離合焦時における諸収差図(球面収差図、非点収差図、歪曲収差図、倍率色収差図及び横収差図)であり、(a)は広角端状態、(b)は中間焦点距離状態、(c)は望遠端状態をそれぞれ示す。図16は、第4実施例に係る変倍光学系ZL4の無限遠合焦時における像ブレ補正を行った時の横収差図であり、(a)は広角端状態、(b)は中間焦点距離状態、(c)は望遠端状態をそれぞれ示す。
【0665】
図14図16から、第4実施例に係る変倍光学系ZL4は、広角端状態から望遠端状態に亘って、また無限遠合焦状態から至近距離合焦状態に亘って諸収差が良好に補正され、良好な光学性能を有することが分かる。また、像ブレ補正時において、高い結像性能を有することが分かる。
【0666】
(第5実施例)
第5実施例について、図17図20及び表5を用いて説明する。第5実施例に係る変倍光学系ZLI(ZL5)は、図17に示すように、物体側から順に並んだ、正の屈折力を有する第1レンズ群G1と、負の屈折力を有する第2レンズ群G2と、正の屈折力を有する第3レンズ群G3と、正の屈折力を有する第4レンズ群G4と、負の屈折力を有する第5レンズ群G5と、正の屈折力を有する第6レンズ群G6とからなる。
【0667】
本実施例では、前側レンズ群GXとして、第2レンズ群G2,第3レンズ群G3が該当する。中間レンズ群GM(合焦レンズ群GF)として、第4レンズ群G4が該当する。後側レンズ群GRとして、第5レンズ群G5,第6レンズ群G6が該当する。また、第5レンズ群G5が、防振レンズ群VRに該当する。
【0668】
第1レンズ群G1は、物体側から順に並んだ、像面側に凹面を向けた負メニスカスレンズL11と両凸レンズL12との接合レンズと、物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズL13とからなる。
【0669】
第2レンズ群G2は、物体側から順に並んだ、像面側に凹面を向けた負メニスカスレンズL21と、物体側に凹面を向けた負メニスカスレンズL22と、両凸レンズL23と、物体側に凹面を向けた負メニスカスレンズL24とからなる。
【0670】
なお、負メニスカスレンズL21は、物体側のガラス表面に設けた樹脂層を非球面形状に形成してなる複合型非球面レンズである。また、負メニスカスレンズL24は、像面側のレンズ面を非球面形状としたガラスモールド非球面レンズである。
【0671】
第3レンズ群G3は、物体側から順に並んだ、両凸レンズL31と、開口絞りSと、像面側に凹面を向けた負メニスカスレンズL32と両凸レンズL33との接合レンズと、両
凸レンズL34と、両凸レンズL35と両凹レンズL36との接合レンズとからなる。
【0672】
なお、両凸レンズL31は、物体側のレンズ面を非球面形状としたガラスモールド非球面レンズである。
【0673】
第4レンズ群G4は、物体側から順に並んだ、両凸レンズL41と物体側に凹面を向けた負メニスカスレンズL42との接合レンズからなる。
【0674】
第5レンズ群G5は、物体側から順に並んだ、像面側に凸面を向けた正メニスカスレンズL51と両凹レンズL52との接合レンズと、両凸レンズL53と、物体側に凹面を向けた負メニスカスレンズL54とからなる。
【0675】
なお、両凹レンズL52は、像面側のレンズ面を非球面形状としたガラスモールド非球面レンズである。
【0676】
第6レンズ群G6は、両凸レンズL61からなる。
【0677】
広角端状態から望遠端状態への変倍は、各レンズ群間隔が変化するように、第1レンズ群G1を物体側へ移動させ、第2レンズ群G2を一旦像面側へ移動させた後、物体側へ移動させ、第3レンズ群G3〜第5レンズ群G5をそれぞれ物体側へ移動させ、第6レンズ群G6を固定することにより行う。
【0678】
無限遠から近距離物体への合焦は、第4レンズ群G4を物体側へ移動させることにより行う。
【0679】
像ブレ発生時には、防振レンズ群VRとして、第5レンズ群G5を、光軸と垂直方向の変位成分を持つように移動させることにより、像面I上の像ブレ補正(防振)を行う。
【0680】
第5実施例では、広角端状態において、防振係数は−0.62であり、焦点距離は24.70(mm)であるので、0.66°の回転ぶれを補正するための防振レンズ群VRの移動量は−0.46(mm)である。中間焦点距離状態において、防振係数は−0.81であり、焦点距離は49.50(mm)であるので、0.47°の回転ぶれを補正するための防振レンズ群VRの移動量は−0.50(mm)である。望遠端状態において、防振係数は−0.95であり、焦点距離は82.45(mm)であるので、0.36°の回転ぶれを補正するための防振レンズ群VRの移動量は−0.55(mm)である。
【0681】
下記の表5に、第5実施例における各諸元の値を示す。表5における面番号1〜37が、図17に示すm1〜m37の各光学面に対応している。
【0682】
(表5)
[レンズ諸元]
面番号 R D nd νd
物面 ∞
1 295.45596 2.000 1.92286 20.9
2 110.24643 5.870 1.59319 67.9
3 -762.56799 0.100 1.00000
4 52.19538 5.859 1.75500 52.3
5 144.16926 (D5 ) 1.00000
* 6 109.99857 0.100 1.56093 36.6
7 103.82935 1.250 1.83481 42.7
8 15.13651 9.424 1.00000
9 -34.78713 1.000 1.80400 46.6
10 -503.06886 0.819 1.00000
11 2775.06080 5.758 1.80809 22.7
12 -23.63444 0.718 1.00000
13 -20.84765 1.200 1.88202 37.2
*14 -39.84738 (D14) 1.00000
*15 82.51823 2.198 1.72903 54.0
16 -285.57791 1.186 1.00000
17 (絞りS) 1.000 1.00000
18 32.15650 1.000 1.71999 50.3
19 19.37917 5.884 1.49782 82.6
20 -409.37679 0.249 1.00000
21 41.07452 4.188 1.48749 70.3
22 -76.88713 0.100 1.00000
23 74.66430 4.688 1.95000 29.4
24 -29.06368 1.000 1.79504 28.7
25 18.99382 (D25) 1.00000
26 41.64101 5.232 1.58313 59.4
27 -21.80056 1.000 1.79504 28.7
28 -43.03347 (D28) 1.00000
29 -68.65494 3.317 1.84666 23.8
30 -21.63496 1.000 1.76801 49.2
*31 37.94747 3.255 1.00000
32 35.65453 9.755 1.49782 82.6
33 -23.00928 3.310 1.00000
34 -21.30043 1.350 1.90366 31.3
35 -68.20008 (D35) 1.00000
36 90.55364 4.191 1.75500 52.3
37 -30469.89300 (D37) 1.00000
像面 ∞

[非球面データ]
第6面
κ =1.00000e+00
A4 = 3.67375e-06
A6 =-1.67560e-08
A8 = 4.54335e-11
A10=-1.18164e-13
A12= 1.47210e-16

第14面
κ =1.00000e+00
A4 =-7.51479e-06
A6 =-1.04712e-08
A8 =-4.76282e-11
A10= 0.00000e+00
A12= 0.00000e+00

第15面
κ =1.00000e+00
A4 =-8.62200e-06
A6 =-1.80573e-09
A8 =-3.76827e-12
A10= 0.00000e+00
A12= 0.00000e+00

第31面
κ =1.00000e+00
A4 = 2.00569e-07
A6 =-8.00922e-09
A8 = 2.97959e-11
A10= 0.00000e+00
A12= 0.00000e+00

[各種データ]
ズーム比 3.34
広角端 中間 望遠端
f 24.70 49.50 82.45
FNo 2.88 3.77 4.18
ω 41.2 23.6 14.4
Y 19.46 21.58 21.63
TL 143.097 153.446 174.658
BF 18.000 18.000 18.000
BF(空気) 18.000 18.000 18.000

[可変間隔データ]
無限遠合焦時 近距離合焦時
広角端 中 間 望遠端 広角端 中 間 望遠端
f 24.70 49.50 82.45 - - -
β - - - -0.1344 -0.1767 -0.2469
D0 ∞ ∞ ∞ 156.90 246.55 275.34
D5 1.500 12.508 29.852 1.500 12.508 29.852
D14 23.482 6.573 1.500 23.482 6.573 1.500
D25 8.585 7.859 8.614 6.830 4.586 2.213
D28 2.028 8.415 8.819 3.783 11.689 15.219
D35 1.500 12.088 19.873 1.500 12.088 19.873
D37 18.000 18.000 18.000 18.000 18.000 18.000

[レンズ群データ]
群初面 群焦点距離
第1レンズ群 1 96.36
第2レンズ群 6 -19.49
第3レンズ群 15 39.23
第4レンズ群 26 44.83
第5レンズ群 29 -46.93
第6レンズ群 36 119.59

[条件式対応値]
条件式(JA1) |fF/fRF| = 0.955
条件式(JA2) (−fXn)/fXR = 0.497
条件式(JA3) fF/fW = 1.815
条件式(JA4) Wω = 41.170
条件式(JA5) fF/fXR = 1.143
条件式(JA6) DXRFT/fF = 0.192
条件式(JA7) Tω = 14.423
条件式(JA8) DGXR/fXR = 0.548

条件式(JC1) |fF/fRF| = 0.955
条件式(JC2) (DMRT−DMRW)/fF = 0.151
条件式(JC3) Wω = 41.170
条件式(JC4) Tω = 14.423
条件式(JC5) fRF/fRF2 = -0.392
条件式(JC6) DGXR/fXR = 0.548

条件式(JE1) DVW/fV = -0.032
条件式(JE2) Wω = 41.170
条件式(JE3) fF/fW = 1.815
条件式(JE4) fV/fRF = 1.000
条件式(JE5) fF/fXR = 1.143
条件式(JE6) DGXR/fXR = 0.548
条件式(JE7) DXnW/ZD1 = 0.744

条件式(JF1) fF/fV =-0.955
条件式(JF2) fV/fRF = 1.000
条件式(JF3) DVW/fV = -0.032
条件式(JF4) Wω = 41.170
条件式(JF5) fF/fXR = 1.143
条件式(JF6) DGXR/fXR = 0.548
条件式(JF7) TLW/ZD1 = 4.534

条件式(JG1) βFt = 0.084
条件式(JG2) (rB+rA)/(rB−rA) = 2.677
条件式(JG3) βFw = 0.344

条件式(JJ1) (rB+rA)/(rB−rA) = 2.677
条件式(JJ2) |fF/fXR| = 1.143
条件式(JJ3) βFw = 0.344
条件式(JJ4) νdn = 28.690
【0683】
表5から、第5実施例に係る変倍光学系ZL5は、条件式(JA1)〜(JA8)、(JC1)〜(JC6)、(JE1)〜(JE7)、(JF1)〜(JF7)、(JG1)〜(JG3)、(JJ1)〜(JJ4)を満足することが分かる。
【0684】
図18は、第5実施例に係る変倍光学系ZL5の無限遠合焦時における諸収差図(球面収差図、非点収差図、歪曲収差図、倍率色収差図及び横収差図)であり、(a)は広角端状態、(b)は中間焦点距離状態、(c)は望遠端状態をそれぞれ示す。図19は、第5実施例に係る変倍光学系ZL5の至近距離合焦時における諸収差図(球面収差図、非点収差図、歪曲収差図、倍率色収差図及び横収差図)であり、(a)は広角端状態、(b)は中間焦点距離状態、(c)は望遠端状態をそれぞれ示す。図20は、第5実施例に係る変
倍光学系ZL5の無限遠合焦時における像ブレ補正を行った時の横収差図であり、(a)は広角端状態、(b)は中間焦点距離状態、(c)は望遠端状態をそれぞれ示す。
【0685】
図18図20から、第5実施例に係る変倍光学系ZL5は、広角端状態から望遠端状態に亘って、また無限遠合焦状態から至近距離合焦状態に亘って諸収差が良好に補正され、良好な光学性能を有することが分かる。また、像ブレ補正時において、高い結像性能を有することが分かる。
【0686】
(第6実施例)
第6実施例について、図21図24及び表6を用いて説明する。第6実施例に係る変倍光学系ZLI(ZL6)は、図21に示すように、物体側から順に並んだ、正の屈折力を有する第1レンズ群G1と、負の屈折力を有する第2レンズ群G2と、正の屈折力を有する第3レンズ群G3と、正の屈折力を有する第4レンズ群G4と、負の屈折力を有する第5レンズ群G5と、負の屈折力を有する第6レンズ群G6とからなる。
【0687】
本実施例では、前側レンズ群GXとして、第2レンズ群G2,第3レンズ群G3が該当する。中間レンズ群GM(合焦レンズ群GF)として、第4レンズ群G4が該当する。後側レンズ群GRとして、第5レンズ群G5,第6レンズ群G6が該当する。また、第5レンズ群G5が、防振レンズ群VRに該当する。
【0688】
第1レンズ群G1は、物体側から順に並んだ、像面側に凹面を向けた負メニスカスレンズL11と両凸レンズL12との接合レンズと、物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズL13とからなる。
【0689】
第2レンズ群G2は、物体側から順に並んだ、像面側に凹面を向けた負メニスカスレンズL21と、物体側に凹面を向けた負メニスカスレンズL22と、両凸レンズL23と、物体側に凹面を向けた負メニスカスレンズL24とからなる。
【0690】
なお、負メニスカスレンズL21は、物体側のガラス表面に設けた樹脂層を非球面形状に形成してなる複合型非球面レンズである。また、負メニスカスレンズL24は、像面側のレンズ面を非球面形状としたガラスモールド非球面レンズである。
【0691】
第3レンズ群G3は、物体側から順に並んだ、両凸レンズL31と、開口絞りSと、像面側に凹面を向けた負メニスカスレンズL32と両凸レンズL33との接合レンズと、両凸レンズL34と、両凸レンズL35と両凹レンズL36との接合レンズとからなる。
【0692】
なお、両凸レンズL31は、物体側のレンズ面を非球面形状としたガラスモールド非球面レンズである。
【0693】
第4レンズ群G4は、物体側から順に並んだ、両凸レンズL41と物体側に凹面を向けた負メニスカスレンズL42との接合レンズからなる。
【0694】
第5レンズ群G5は、物体側から順に並んだ、像面側に凸面を向けた正メニスカスレンズL51と両凹レンズL52との接合レンズと、両凸レンズL53と、物体側に凹面を向けた負メニスカスレンズL54とからなる。
【0695】
なお、両凹レンズL52は、像面側のレンズ面を非球面形状としたガラスモールド非球面レンズである。
【0696】
第6レンズ群G6は、物体側に凹面を向けた負メニスカスレンズL61からなる。
【0697】
広角端状態から望遠端状態への変倍は、各レンズ群間隔が変化するように、第1レンズ群G1を物体側へ移動させ、第2レンズ群G2を一旦像面側へ移動させた後、物体側へ移動させ、第3レンズ群G3〜第5レンズ群G5をそれぞれ物体側へ移動させ、第6レンズ群G6を固定することにより行う。
【0698】
無限遠から近距離物体への合焦は、第4レンズ群G4を物体側へ移動させることにより行う。
【0699】
像ブレ発生時には、防振レンズ群VRとして、第5レンズ群G5を、光軸と垂直方向の変位成分を持つように移動させることにより、像面I上の像ブレ補正(防振)を行う。
【0700】
第6実施例では、広角端状態において、防振係数は−0.48であり、焦点距離は24.70(mm)であるので、0.66°の回転ぶれを補正するための防振レンズ群VRの移動量は−0.59(mm)である。中間焦点距離状態において、防振係数は−0.59であり、焦点距離は49.50(mm)であるので、0.47°の回転ぶれを補正するための防振レンズ群VRの移動量は−0.68(mm)である。望遠端状態において、防振係数は−0.74であり、焦点距離は82.46(mm)であるので、0.36°の回転ぶれを補正するための防振レンズ群VRの移動量は−0.71(mm)である。
【0701】
下記の表6に、第6実施例における各諸元の値を示す。表6における面番号1〜37が、図21に示すm1〜m37の各光学面に対応している。
【0702】
(表6)
[レンズ諸元]
面番号 R D nd νd
物面 ∞
1 392.75985 2.000 1.92286 20.9
2 119.59613 5.794 1.59319 67.9
3 -500.00000 0.100 1.00000
4 51.57912 5.854 1.75500 52.3
5 137.74730 (D5 ) 1.00000
* 6 161.69102 0.100 1.56093 36.6
7 96.90163 1.250 1.83481 42.7
8 15.23869 9.338 1.00000
9 -29.78956 1.000 1.80400 46.6
10 -188.44242 0.100 1.00000
11 95.54244 5.972 1.80809 22.7
12 -25.31883 0.699 1.00000
13 -21.69584 1.200 1.88202 37.2
*14 -54.45730 (D14) 1.00000
*15 115.10942 2.078 1.72903 54.0
16 -187.67701 1.000 1.00000
17 (絞りS) 1.000 1.00000
18 34.13749 1.000 1.71999 50.3
19 21.51053 5.519 1.49782 82.6
20 -269.16753 0.100 1.00000
21 46.87275 4.114 1.48749 70.3
22 -68.86740 0.100 1.00000
23 101.74251 4.500 1.95000 29.4
24 -30.45826 1.000 1.79504 28.7
25 21.82068 (D25) 1.00000
26 42.76309 5.976 1.58313 59.4
27 -18.88564 1.000 1.79504 28.7
28 -35.66684 (D28) 1.00000
29 -173.43687 3.567 1.84666 23.8
30 -23.10720 1.000 1.76801 49.2
*31 32.70838 3.851 1.00000
32 31.14900 9.731 1.49782 82.6
33 -21.98428 1.876 1.00000
34 -20.68510 1.350 1.90366 31.3
35 -63.60008 (D35) 1.00000
36 -198.28686 2.001 1.75500 52.3
37 -270.03296 (D37) 1.00000
像面 ∞

[非球面データ]
第6面
κ =1.00000e+00
A4 = 1.15342e-05
A6 =-2.68541e-08
A8 = 6.60621e-11
A10=-1.47648e-13
A12= 2.00960e-16

第14面
κ =1.00000e+00
A4 =-3.91709e-06
A6 =-7.48599e-09
A8 =-2.82710e-11
A10= 0.00000e+00
A12= 0.00000e+00

第15面
κ =1.00000e+00
A4 =-9.35866e-06
A6 =-2.05242e-09
A8 =-7.75454e-12
A10= 0.00000e+00
A12= 0.00000e+00

第31面
κ =1.00000e+00
A4 = 1.33757e-06
A6 =-1.37803e-08
A8 = 7.72183e-11
A10= 0.00000e+00
A12= 0.00000e+00

[各種データ]
ズーム比 3.34
広角端 中間 望遠端
f 24.70 49.50 82.46
FNo 2.88 3.58 4.12
ω 41.2 23.5 14.4
Y 19.60 21.63 21.63
TL 143.097 153.272 174.682
BF 18.314 18.314 18.314
BF(空気) 18.314 18.314 18.314

[可変間隔データ]
無限遠合焦時 近距離合焦時
広角端 中 間 望遠端 広角端 中 間 望遠端
f 24.70 49.50 82.46 - - -
β - - - -0.1348 -0.1751 -0.2532
D0 ∞ ∞ ∞ 156.90 246.73 275.32
D5 1.500 15.191 30.588 1.500 15.191 30.588
D14 23.482 6.907 1.500 23.482 6.907 1.500
D25 8.944 7.575 8.944 7.398 4.258 2.057
D28 2.000 8.848 8.851 3.546 12.165 15.738
D35 4.687 12.268 22.315 4.687 12.268 22.315
D37 18.314 18.314 18.314 18.314 18.314 18.314

[レンズ群データ]
群初面 群焦点距離
第1レンズ群 1 97.91
第2レンズ群 6 -18.30
第3レンズ群 15 41.55
第4レンズ群 26 41.49
第5レンズ群 29 -71.27
第6レンズ群 36 -1000.48

[条件式対応値]
条件式(JA1) |fF/fRF| = 0.582
条件式(JA2) (−fXn)/fXR = 0.440
条件式(JA3) fF/fW = 1.680
条件式(JA4) Wω = 41.166
条件式(JA5) fF/fXR = 0.999
条件式(JA6) DXRFT/fF = 0.216
条件式(JA7) Tω = 14.422
条件式(JA8) DGXR/fXR = 0.491

条件式(JC1) |fF/fRF| = 0.582
条件式(JC2) (DMRT−DMRW)/fF = 0.165
条件式(JC3) Wω = 41.166
条件式(JC4) Tω = 14.422
条件式(JC5) fRF/fRF2 = 0.071
条件式(JC6) DGXR/fXR = 0.491

条件式(JD1) fV/fRF = 0.558
条件式(JD2) DVW/fV = -0.097
条件式(JD3) Wω= 41.166
条件式(JD4) fF/fXR = 0.999
条件式(JD5) (−fXn)/fXR = 0.440
条件式(JD6) DGXR/fXR = 0.491

条件式(JE1) DVW/fV = -0.097
条件式(JE2) Wω = 41.166
条件式(JE3) fF/fW = 1.680
条件式(JE4) fV/fRF = 0.558
条件式(JE5) fF/fXR = 0.999
条件式(JE6) DGXR/fXR = 0.491
条件式(JE7) DXnW/ZD1 = 0.743

条件式(JF1) fF/fV =-1.044
条件式(JF2) fV/fRF = 0.558
条件式(JF3) DVW/fV = -0.097
条件式(JF4) Wω = 41.166
条件式(JF5) fF/fXR = 0.999
条件式(JF6) DGXR/fXR = 0.491
条件式(JF7) TLW/ZD1 = 4.531

条件式(JG1) βFt = -0.086
条件式(JG2) (rB+rA)/(rB−rA) = 3.084
条件式(JG3) βFw = 0.247

条件式(JJ1) (rB+rA)/(rB−rA) = 3.084
条件式(JJ2) |fF/fXR| = 0.999
条件式(JJ3) βFw = 0.247
条件式(JJ4) νdn = 28.690
【0703】
表6から、第6実施例に係る変倍光学系ZL6は、条件式(JA1)〜(JA8)、(JC1)〜(JC6)、(JD1)〜(JD6)、(JE1)〜(JE7)、(JF1)〜(JF7)、(JG1)〜(JG3)、(JJ1)〜(JJ4)を満足することが分かる。
【0704】
図22は、第6実施例に係る変倍光学系ZL6の無限遠合焦時における諸収差図(球面収差図、非点収差図、歪曲収差図、倍率色収差図及び横収差図)であり、(a)は広角端状態、(b)は中間焦点距離状態、(c)は望遠端状態をそれぞれ示す。図23は、第6実施例に係る変倍光学系ZL6の至近距離合焦時における諸収差図(球面収差図、非点収差図、歪曲収差図、倍率色収差図及び横収差図)であり、(a)は広角端状態、(b)は中間焦点距離状態、(c)は望遠端状態をそれぞれ示す。図24は、第6実施例に係る変倍光学系ZL6の無限遠合焦時における像ブレ補正を行った時の横収差図であり、(a)は広角端状態、(b)は中間焦点距離状態、(c)は望遠端状態をそれぞれ示す。
【0705】
図22図24から、第6実施例に係る変倍光学系ZL6は、広角端状態から望遠端状態に亘って、また無限遠合焦状態から至近距離合焦状態に亘って諸収差が良好に補正され、良好な光学性能を有することが分かる。また、像ブレ補正時において、高い結像性能を有することが分かる。
【0706】
(第7実施例)
第7実施例について、図25図28及び表7を用いて説明する。第7実施例に係る変倍光学系ZLI(ZL7)は、図25に示すように、物体側から順に並んだ、正の屈折力を有する第1レンズ群G1と、負の屈折力を有する第2レンズ群G2と、正の屈折力を有する第3レンズ群G3と、正の屈折力を有する第4レンズ群G4と、負の屈折力を有する第5レンズ群G5とからなる。
【0707】
本実施例では、前側レンズ群GXとして、第2レンズ群G2,第3レンズ群G3が該当する。中間レンズ群GM(合焦レンズ群GF)として、第4レンズ群G4が該当する。後側レンズ群GRとして、第5レンズ群G5が該当する。防振レンズ群VRとして、第5レンズ群G5を構成するレンズL51が該当する。
【0708】
第1レンズ群G1は、物体側から順に並んだ、像面側に凹面を向けた負メニスカスレンズL11と物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズL12との接合レンズからなる。
【0709】
第2レンズ群G2は、物体側から順に並んだ、像面側に凹面を向けた負メニスカスレンズL21と、両凹レンズL22と、物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズL23とからなる。
【0710】
なお、両凹レンズL22は、物体側および像面側のレンズ面を非球面形状としたガラスモールド非球面レンズである。
【0711】
第3レンズ群G3は、物体側から順に並んだ、両凸レンズL31と、開口絞りSと、物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズL32と像面側に凹面を向けた負メニスカスレンズL33との接合レンズと、像面側に凹面を向けた負メニスカスレンズL34と両凸レンズL35との接合レンズとからなる。
【0712】
なお、両凸レンズL31は、物体側のレンズ面を非球面形状としたガラスモールド非球面レンズである。また、負メニスカスレンズL34は、物体側のレンズ面を非球面形状としたガラスモールド非球面レンズである。
【0713】
第4レンズ群G4は、物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズL41からなる。
【0714】
第5レンズ群G5は、物体側から順に並んだ、両凹レンズL51と、物体側に凸面を向けた平凸レンズL52とからなる。
【0715】
なお、両凹レンズL51は、像面側のレンズ面を非球面形状としたガラスモールド非球面レンズである。
【0716】
広角端状態から望遠端状態への変倍は、各レンズ群間隔が変化するように、第1レンズ群G1を物体側へ移動させ、第2レンズ群G2を一旦像面側へ移動させた後、物体側へ移動させ、第3レンズ群G3〜第5レンズ群G5をそれぞれ物体側へ移動させることにより行う。
【0717】
無限遠から近距離物体への合焦は、第4レンズ群G4を物体側へ移動させることにより行う。
【0718】
像ブレ発生時には、防振レンズ群VRとして、第5レンズ群G5を構成するレンズL51を、光軸と垂直方向の変位成分を持つように移動させることにより、像面I上の像ブレ補正(防振)を行う。
【0719】
なお、全系の焦点距離がfで、防振係数(像ブレ補正での防振レンズ群VRの移動量に対する結像面での像移動量の比)がKのレンズで、角度θの回転ぶれを補正するには、ブレ補正用の防振レンズ群VRを(f・tanθ)/Kだけ光軸と直交方向に移動させればよい(以降の実施例においても同様である)。
【0720】
この場合、広角端状態においては、防振係数は−0.62であり、焦点距離は16.48(mm)であるので、0.66°の回転ぶれを補正するための防振レンズ群VRの移動量は−0.31(mm)である。中間焦点距離状態においては、防振係数は−0.99であり、焦点距離は34.25(mm)であるので、0.46°の回転ぶれを補正するための防振レンズ群VRの移動量は−0.28(mm)である。望遠端状態においては、防振係数は−1.46であり、焦点距離は58.20(mm)であるので、0.35°の回転ぶれを補正するための防振レンズ群VRの移動量は−0.24(mm)である。
【0721】
下記の表7に、第7実施例における各諸元の値を示す。表7における面番号1〜24が、図25に示すm1〜m24の各光学面に対応している。
【0722】
(表7)
[レンズ諸元]
面番号 R D nd νd
物面 ∞
1 43.79676 1.500 1.94594 18.0
2 35.71919 8.259 1.72916 54.6
3 168.44179 (D3 ) 1.00000
4 76.58634 1.000 1.83481 42.7
5 11.93768 8.172 1.00000
* 6 -54.31728 1.000 1.72903 54.0
* 7 44.95600 2.010 1.00000
8 38.50340 1.960 1.94594 18.0
9 296.58796 (D9 ) 1.00000
*10 49.99513 2.935 1.72903 54.0
11 -182.58975 1.800 1.00000
12 (絞りS) 1.500 1.00000
13 16.31284 5.400 1.49782 82.6
14 1195.94540 1.000 1.79504 28.7
15 24.50722 1.600 1.00000
*16 125.06202 1.163 1.61881 63.9
17 16.61859 5.607 1.49782 82.6
18 -16.44266 (D18) 1.00000
19 26.26030 1.950 1.49782 82.6
20 77.07450 (D20) 1.00000
21 -278.32369 1.000 1.72903 54.0
*22 23.32173 2.400 1.00000
23 28.41583 5.000 1.49782 82.6
24 0.00000 (D24) 1.00000
像面 ∞

[非球面データ]
面 κ A4 A6 A8 A10
6 1.00000e+00 -4.02893e-05 1.52864e-07 2.23393e-11 -1.05980e-11
7 1.00000e+00 -5.21860e-05 2.50219e-07 -1.77796e-09 0.00000e+00
10 1.00000e+00 -8.87905e-06 -4.22167e-08 4.77859e-11 1.70976e-13
16 1.00000e+00 -4.52195e-05 -6.85752e-08 7.76036e-10 -8.98336e-12
22 1.00000e+00 -3.30586e-06 5.77655e-09 -7.26907e-10 1.01636e-11

[各種データ]
ズーム比 3.53
広角端 中間 望遠端
f 16.48 34.25 58.20
FNo 2.85 3.89 3.99
ω 40.8 22.6 13.6
Y 12.66 14.19 14.25
TL 97.178 108.425 130.072
BF 13.112 24.600 39.181
BF(空気) 13.112 24.600 39.181

[可変間隔データ]
無限遠合焦時 近距離合焦時
広角端 中 間 望遠端 広角端 中 間 望遠端
f 16.48 34.25 58.20 - - -
β - - - -0.1314 -0.1025 -0.2407
D0 ∞ ∞ ∞ 102.82 291.57 169.93
D3 0.800 13.732 25.000 0.800 13.732 25.000
D9 17.218 4.344 0.800 17.218 4.344 0.800
D18 3.824 3.000 8.436 1.470 0.510 1.217
D20 6.968 7.494 1.400 9.322 9.984 8.618
D24 13.112 24.600 39.181 13.112 24.600 39.181

[レンズ群データ]
群初面 群焦点距離
第1レンズ群 1 85.49
第2レンズ群 4 -15.08
第3レンズ群 10 25.39
第4レンズ群 19 79.00
第5レンズ群 21 -66.87

[条件式対応値]
条件式(JA1) |fF/fRF| = 1.181
条件式(JA2) (−fXn)/fXR = 0.594
条件式(JA3) fF/fW = 4.793
条件式(JA4) Wω = 40.739
条件式(JA5) fF/fXR = 3.112
条件式(JA6) DXRFT/fF = 0.107
条件式(JA7) Tω = 13.730
条件式(JA8) DGXR/fXR = 0.827

条件式(JD1) fV/fRF = 0.441
条件式(JD2) DVW/fV = -0.081
条件式(JD3) Wω= 40.739
条件式(JD4) fF/fXR = 3.112
条件式(JD5) (−fXn)/fXR = 0.594
条件式(JD6) DGXR/fXR = 0.827

条件式(JE1) DVW/fV = -0.081
条件式(JE2) Wω = 40.739
条件式(JE3) fF/fW = 4.793
条件式(JE4) fV/fRF = 0.441
条件式(JE5) fF/fXR = 3.112
条件式(JE6) DGXR/fXR = 0.827
条件式(JE7) DXnW/ZD1 = 0.523

条件式(JI1) (rB+rA)/(rB−rA) = 0.230
条件式(JI2) (rC+rB)/(rC−rB) = 2.034
条件式(JI3) |fF/fXR| = 3.112
条件式(JI4) νdp = 82.570
【0723】
表7から、第7実施例に係る変倍光学系ZL7は、条件式(JA1)〜(JA8)、(JD1)〜(JD6)、(JE1)〜(JE7)、(JI1)〜(JI4)を満足することが分かる。
【0724】
図26は、第7実施例に係る変倍光学系ZL7の無限遠合焦時における諸収差図(球面収差図、非点収差図、歪曲収差図、倍率色収差図及び横収差図)であり、(a)は広角端状態、(b)は中間焦点距離状態、(c)は望遠端状態をそれぞれ示す。図27は、第7実施例に係る変倍光学系ZL7の至近距離合焦時における諸収差図(球面収差図、非点収差図、歪曲収差図、倍率色収差図及び横収差図)であり、(a)は広角端状態、(b)は中間焦点距離状態、(c)は望遠端状態をそれぞれ示す。図28は、第7実施例に係る変倍光学系ZL7の無限遠合焦時における像ブレ補正を行った時の横収差図であり、(a)は広角端状態、(b)は中間焦点距離状態、(c)は望遠端状態をそれぞれ示す。
【0725】
図26図28から、第7実施例に係る変倍光学系ZL7は、広角端状態から望遠端状態に亘って、また無限遠合焦状態から至近距離合焦状態に亘って諸収差が良好に補正され、良好な光学性能を有することが分かる。また、像ブレ補正時において、高い結像性能を有することが分かる。
【0726】
(第8実施例)
第8実施例について、図29図34及び表8を用いて説明する。第8実施例に係る変倍光学系ZLI(ZL8)は、図29図30)に示すように、物体側から順に並んだ、正の屈折力を有する第1レンズ群G1と、負の屈折力を有する第2レンズ群G2と、正の屈折力を有する第3レンズ群G3と、正の屈折力を有する第4レンズ群G4と、正の屈折力を有する第5レンズ群G5とからなる。
【0727】
図29に示す実施例では、前側レンズ群GXとして、第2レンズ群G2,第3レンズ群G3が該当する。中間レンズ群GM(合焦レンズ群GF)として、第4レンズ群G4が該当する。後側レンズ群GRとして、第5レンズ群G5が該当する。防振レンズ群VRとして、第5レンズ群G5を構成するレンズL51が該当する。
【0728】
図30に示す実施例では、前側レンズ群GXとして、第2レンズ群G2,第3レンズ群G3が該当する。中間レンズ群GM(合焦レンズ群GF)として、第4レンズ群G4が該当する。後側レンズ群GRとして、第5レンズ群G5が該当する。防振レンズ群VRとして、第5レンズ群G5を構成するレンズL52が該当する。
【0729】
第1レンズ群G1は、物体側から順に並んだ、像面側に凹面を向けた負メニスカスレン
ズL11と物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズL12との接合レンズからなる。
【0730】
第2レンズ群G2は、物体側から順に並んだ、像面側に凹面を向けた負メニスカスレンズL21と、両凹レンズL22と、両凸レンズL23とからなる。
【0731】
なお、両凹レンズL22は、物体側および像面側のレンズ面を非球面形状としたガラスモールド非球面レンズである。
【0732】
第3レンズ群G3は、物体側から順に並んだ、両凸レンズL31と、開口絞りSと、物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズL32と像面側に凹面を向けた負メニスカスレンズL33との接合レンズと、像面側に凹面を向けた負メニスカスレンズL34と両凸レンズL35との接合レンズとからなる。
【0733】
なお、両凸レンズL31は、物体側のレンズ面を非球面形状としたガラスモールド非球面レンズである。また、負メニスカスレンズL34は、物体側のレンズ面を非球面形状としたガラスモールド非球面レンズである。
【0734】
第4レンズ群G4は、物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズL41からなる。
【0735】
第5レンズ群G5は、物体側から順に並んだ、両凸レンズL51と、両凹レンズL52と、両凸レンズL53と、両凸レンズL54とからなる。
【0736】
なお、両凸レンズL51は、物体側および像面側のレンズ面を非球面形状としたガラスモールド非球面レンズである。また、両凹レンズL52は、像面側のレンズ面を非球面形状としたガラスモールド非球面レンズである。
【0737】
広角端状態から望遠端状態への変倍は、各レンズ群間隔が変化するように、第1レンズ群G1〜第5レンズ群G5をそれぞれ物体側へ移動させることにより行う。
【0738】
無限遠から近距離物体への合焦は、第4レンズ群G4を物体側へ移動させることにより行う。
【0739】
像ブレ発生時には、図29に示すように、防振レンズ群VRとして、第5レンズ群G5を構成するレンズL51を、光軸と垂直方向の変位成分を持つように移動させることにより、像面I上の像ブレ補正(防振)を行う。
【0740】
この場合、広角端状態においては、防振係数は0.41であり、焦点距離は16.48(mm)であるので、0.66°の回転ぶれを補正するための防振レンズ群VRの移動量は0.47(mm)である。中間焦点距離状態においては、防振係数は0.52であり、焦点距離は34.52(mm)であるので、0.46°の回転ぶれを補正するための防振レンズ群VRの移動量は0.53(mm)である。望遠端状態においては、防振係数は0.59であり、焦点距離は58.20(mm)であるので、0.35°の回転ぶれを補正するための防振レンズ群VRの移動量は0.61(mm)である。
【0741】
また、本実施例では、図30に示すように、像ブレ発生時に、防振レンズ群VRとして、第5レンズ群G5を構成するレンズL52を、光軸と垂直方向の変位成分を持つように移動させることにより、像面I上の像ブレ補正(防振)を行うように構成することも可能である。
【0742】
この場合、広角端状態においては、防振係数は−1.29であり、焦点距離は16.4
8(mm)であるので、0.66°の回転ぶれを補正するための防振レンズ群VRの移動量は−0.15(mm)である。中間焦点距離状態においては、防振係数は−1.74であり、焦点距離は34.52(mm)であるので、0.46°の回転ぶれを補正するための防振レンズ群VRの移動量は−0.16(mm)である。望遠端状態においては、防振係数は−2.00であり、焦点距離は58.20(mm)であるので、0.35°の回転ぶれを補正するための防振レンズ群VRの移動量は−0.18(mm)である。
【0743】
下記の表8に、第8実施例における各諸元の値を示す。表8における面番号1〜28が、図29図30)に示すm1〜m28の各光学面に対応している。
【0744】
(表8)
[レンズ諸元]
面番号 R D nd νd
物面 ∞
1 52.01929 1.500 1.94594 18.0
2 38.70649 6.705 1.80400 46.6
3 208.84711 (D3 ) 1.00000
4 54.86747 1.000 1.80400 46.6
5 10.90252 9.493 1.00000
* 6 -29.74452 1.000 1.72903 54.0
* 7 85.46789 0.533 1.00000
8 62.70343 2.179 1.94594 18.0
9 -203.90514 (D9 ) 1.00000
*10 52.30971 3.200 1.72903 54.0
11 -35.75411 1.800 1.00000
12 (絞りS) 1.500 1.00000
13 47.59945 3.600 1.48749 70.3
14 54.00000 1.000 1.78472 25.6
15 25.22974 1.200 1.00000
*16 51.22589 1.186 1.72903 54.0
17 14.51681 6.030 1.49782 82.6
18 -19.84549 (D18) 1.00000
19 35.07568 1.811 1.49782 82.6
20 102.41627 (D20) 1.00000
*21 44.70967 2.605 1.55332 71.7
*22 -956.47865 1.500 1.00000
23 -53.34248 1.000 1.82080 42.7
*24 23.47902 4.995 1.00000
25 35.66383 3.530 1.59319 67.9
26 -477.30582 7.997 1.00000
27 69.46909 4.200 1.48749 70.3
28 -64.23027 (D28) 1.00000
像面 ∞

[非球面データ]
面 κ A4 A6 A8 A10
6 1.00000e+00 -4.63019e-05 2.03870e-07 -6.42078e-10 -2.02412e-11
7 1.00000e+00 -6.23690e-05 3.31714e-07 -2.89054e-09 0.00000e+00
10 1.00000e+00 -3.57796e-05 -1.16911e-08 2.44047e-10 -3.29234e-12
16 1.00000e+00 3.71472e-05 4.09580e-08 1.14439e-10 -6.41586e-14
21 1.00000e+00 -6.15920e-05 -4.51551e-07 1.01307e-08 -4.84337e-11
22 1.00000e+00 -6.60557e-05 -7.74103e-07 2.02734e-08 -1.26330e-10
24 1.00000e+00 -8.16006e-06 2.18577e-07 -6.23271e-09 4.73302e-11

[各種データ]
ズーム比 3.53
広角端 中間 望遠端
f 16.48 34.52 58.20
FNo 2.88 4.00 4.60
ω 40.8 22.4 13.8
Y 12.51 13.77 13.93
TL 109.577 126.782 152.506
BF 13.038 26.069 33.683
BF(空気) 13.038 26.069 33.683

[可変間隔データ]
無限遠合焦時 近距離合焦時
広角端 中 間 望遠端 広角端 中 間 望遠端
f 16.48 34.52 58.20 - - -
β - - - -0.1026 -0.0965 -0.2077
D0 ∞ ∞ ∞ 140.42 323.22 227.49
D3 1.000 13.111 25.000 1.000 13.111 25.000
D9 20.211 6.075 1.169 20.211 6.075 1.169
D18 3.000 4.000 12.524 0.838 0.578 1.421
D20 2.763 7.962 10.565 4.924 11.384 21.668
D28 13.038 26.069 33.683 13.038 26.069 33.683

[レンズ群データ]
群初面 群焦点距離
第1レンズ群 1 91.06
第2レンズ群 4 -13.01
第3レンズ群 10 26.36
第4レンズ群 19 106.21
第5レンズ群 21 249.80

[条件式対応値]
条件式(JB1) (DMRT−DMRW)/fF = 0.073
条件式(JB2) Wω = 40.847
条件式(JB3) Tω = 13.758
条件式(JB4) fF/fRF = 0.425
条件式(JB5) fF/fXR = 4.029
条件式(JB6) DGXR/fXR = 0.740

条件式(JD1) fV/fRF = 0.309(防振レンズ群がレンズL51の場合)
fV/fRF = -0.079(防振レンズ群がレンズL52の場合)
条件式(JD2) DVW/fV = 0.019(防振レンズ群がレンズL51の場合)
DVW/fV = -0.253(防振レンズ群がレンズL52の場合)
条件式(JD3) Wω= 40.847
条件式(JD4) fF/fXR = 4.029
条件式(JD5) (−fXn)/fXR = 0.493
条件式(JD6) DGXR/fXR = 0.740

条件式(JE1) DVW/fV = 0.019(防振レンズ群がレンズL51の場合)
条件式(JE2) Wω = 40.847
条件式(JE3) fF/fW = 6.444
条件式(JE4) fV/fRF = 0.309(防振レンズ群がレンズL51の場合)
条件式(JE5) fF/fXR = 4.029
条件式(JE6) DGXR/fXR = 0.740
条件式(JE7) DXnW/ZD1 = 0.471

条件式(JI1) (rB+rA)/(rB−rA) = 0.277
条件式(JI2) (rC+rB)/(rC−rB) = 2.042
条件式(JI3) |fF/fXR| = 4.029
条件式(JI4) νdp = 82.570
【0745】
表8から、第8実施例に係る変倍光学系ZL8は、条件式(JB1)〜(JB6)、(JD1)〜(JD6)、(JE1)〜(JE7)、(JI1)〜(JI4)を満足することが分かる。
【0746】
図31は、第8実施例に係る変倍光学系ZL8の無限遠合焦時における諸収差図(球面収差図、非点収差図、歪曲収差図、倍率色収差図及び横収差図)であり、(a)は広角端状態、(b)は中間焦点距離状態、(c)は望遠端状態をそれぞれ示す。図32は、第8実施例に係る変倍光学系ZL8の至近距離合焦時における諸収差図(球面収差図、非点収差図、歪曲収差図、倍率色収差図及び横収差図)であり、(a)は広角端状態、(b)は中間焦点距離状態、(c)は望遠端状態をそれぞれ示す。図33は、第8実施例に係る変倍光学系ZL8において、レンズL51を防振レンズ群VRとして、無限遠合焦時における像ブレ補正を行った時の横収差図であり、(a)は広角端状態、(b)は中間焦点距離状態、(c)は望遠端状態をそれぞれ示す。図34は、第8実施例に係る変倍光学系ZL8において、レンズL52を防振レンズ群VRとして、無限遠合焦時における像ブレ補正を行った時の横収差図であり、(a)は広角端状態、(b)は中間焦点距離状態、(c)は望遠端状態をそれぞれ示す。
【0747】
図31図34から、第8実施例に係る変倍光学系ZL8は、広角端状態から望遠端状態に亘って、また無限遠合焦状態から至近距離合焦状態に亘って諸収差が良好に補正され、良好な光学性能を有することが分かる。また、像ブレ補正時において、高い結像性能を有することが分かる。
【0748】
(第9実施例)
第9実施例について、図35図40及び表9を用いて説明する。第9実施例に係る変倍光学系ZLI(ZL9)は、図35図36)に示すように、物体側から順に並んだ、正の屈折力を有する第1レンズ群G1と、負の屈折力を有する第2レンズ群G2と、正の屈折力を有する第3レンズ群G3と、正の屈折力を有する第4レンズ群G4と、正の屈折力を有する第5レンズ群G5と、負の屈折力を有する第6レンズ群G6とからなる。
【0749】
図35に示す実施例では、前側レンズ群GXとして、第2レンズ群G2,第3レンズ群G3が該当する。中間レンズ群GM(合焦レンズ群GF)として、第4レンズ群G4が該当する。後側レンズ群GRとして、第5レンズ群G5,第6レンズ群G6が該当する。防振レンズ群VRとして、第5レンズ群G5を構成するレンズL51が該当する。
【0750】
図36に示す実施例では、前側レンズ群GXとして、第2レンズ群G2,第3レンズ群G3が該当する。中間レンズ群GM(合焦レンズ群GF)として、第4レンズ群G4が該
当する。後側レンズ群GRとして、第5レンズ群G5,第6レンズ群G6が該当する。防振レンズ群VRとして、第5レンズ群G5を構成するレンズL52が該当する。
【0751】
第1レンズ群G1は、物体側から順に並んだ、像面側に凹面を向けた負メニスカスレンズL11と物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズL12との接合レンズからなる。
【0752】
第2レンズ群G2は、物体側から順に並んだ、像面側に凹面を向けた負メニスカスレンズL21と、両凹レンズL22と、両凸レンズL23とからなる。
【0753】
なお、両凹レンズL22は、物体側および像面側のレンズ面を非球面形状としたガラスモールド非球面レンズである。
【0754】
第3レンズ群G3は、物体側から順に並んだ、両凸レンズL31と、開口絞りSと、物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズL32と像面側に凹面を向けた負メニスカスレンズL33との接合レンズと、像面側に凹面を向けた負メニスカスレンズL34と両凸レンズL35との接合レンズとからなる。
【0755】
なお、両凸レンズL31は、物体側のレンズ面を非球面形状としたガラスモールド非球面レンズである。また、負メニスカスレンズL34は、物体側のレンズ面を非球面形状としたガラスモールド非球面レンズである。
【0756】
第4レンズ群G4は、物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズL41からなる。
【0757】
第5レンズ群G5は、物体側から順に並んだ、両凸レンズL51と、両凹レンズL52と、物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズL53と、両凸レンズL54とからなる。
【0758】
なお、両凸レンズL51は、物体側および像面側のレンズ面を非球面形状としたガラスモールド非球面レンズである。また、両凹レンズL52は、像面側のレンズ面を非球面形状としたガラスモールド非球面レンズである。
【0759】
第6レンズ群G6は、物体側に凹面を向けた負メニスカスレンズL61からなる。
【0760】
広角端状態から望遠端状態への変倍は、各レンズ群間隔が変化するように、第1レンズ群G1〜第5レンズ群G5をそれぞれ物体側へ移動させ、第6レンズ群G6を固定することにより行う。
【0761】
無限遠から近距離物体への合焦は、第4レンズ群G4を物体側へ移動させることにより行う。
【0762】
像ブレ発生時には、図35に示すように、防振レンズ群VRとして、第5レンズ群G5を構成するレンズL51を、光軸と垂直方向の変位成分を持つように移動させることにより、像面I上の像ブレ補正(防振)を行う。
【0763】
この場合、広角端状態においては、防振係数は0.38であり、焦点距離は16.48(mm)であるので、0.66°の回転ぶれを補正するための防振レンズ群VRの移動量は0.51(mm)である。中間焦点距離状態においては、防振係数は0.49であり、焦点距離は34.64(mm)であるので、0.46°の回転ぶれを補正するための防振レンズ群VRの移動量は0.57(mm)である。望遠端状態においては、防振係数は0.52であり、焦点距離は58.22(mm)であるので、0.35°の回転ぶれを補正するための防振レンズ群VRの移動量は0.69(mm)である。
【0764】
また、本実施例では、図36に示すように、像ブレ発生時に、防振レンズ群VRとして、第5レンズ群G5を構成するレンズL52を、光軸と垂直方向の変位成分を持つように移動させることにより、像面I上の像ブレ補正(防振)を行うように構成することも可能である。
【0765】
この場合、広角端状態においては、防振係数は−1.09であり、焦点距離は16.48(mm)であるので、0.66°の回転ぶれを補正するための防振レンズ群VRの移動量は−0.18(mm)である。中間焦点距離状態においては、防振係数は−1.46であり、焦点距離は34.64(mm)であるので、0.46°の回転ぶれを補正するための防振レンズ群VRの移動量は−0.19(mm)である。望遠端状態においては、防振係数は−1.58であり、焦点距離は58.22(mm)であるので、0.35°の回転ぶれを補正するための防振レンズ群VRの移動量は−0.23(mm)である。
【0766】
下記の表9に、第9実施例における各諸元の値を示す。表9における面番号1〜30が、図35図36)に示すm1〜m30の各光学面に対応している。
【0767】
(表9)
[レンズ諸元]
面番号 R D nd νd
物面 ∞
1 49.45687 1.500 1.94594 18.0
2 36.05142 7.422 1.80400 46.6
3 182.73858 (D3 ) 1.00000
4 62.21144 1.000 1.80400 46.6
5 11.36518 9.019 1.00000
* 6 -34.02591 1.000 1.72903 54.0
* 7 59.56235 0.635 1.00000
8 53.35980 2.208 1.94594 18.0
9 -520.59677 (D9 ) 1.00000
*10 48.74985 3.200 1.72903 54.0
11 -39.98129 1.800 1.00000
12 (絞りS) 1.500 1.00000
13 40.73217 3.600 1.48749 70.3
14 55.90792 1.000 1.78472 25.6
15 26.30167 1.200 1.00000
*16 53.91013 2.184 1.72903 54.0
17 14.60197 5.855 1.49782 82.6
18 -21.69065 (D18) 1.00000
19 42.13616 1.825 1.49782 82.6
20 237.39522 (D20) 1.00000
*21 47.17680 2.761 1.55332 71.7
*22 -706.53520 1.500 1.00000
23 -100.28754 1.000 1.82080 42.7
*24 23.18550 4.031 1.00000
25 31.73237 3.065 1.59319 67.9
26 115.97342 2.129 1.00000
27 33.27145 4.200 1.48749 70.3
28 -144.40572 (D28) 1.00000
29 -26.64822 0.900 1.71736 29.6
30 -33.43786 (D30) 1.00000
像面 ∞

[非球面データ]
面 κ A4 A6 A8 A10
6 1.00000e+00 -4.69588e-05 3.57214e-07 -1.35769e-09 -1.23340e-11
7 1.00000e+00 -6.31417e-05 4.33769e-07 -2.98689e-09 0.00000e+00
10 1.00000e+00 -3.33886e-05 -8.50862e-09 6.57751e-11 -1.10130e-12
16 1.00000e+00 3.56341e-05 2.95618e-08 4.30018e-10 -3.03421e-12
21 1.00000e+00 -4.67403e-05 -4.29180e-07 6.51605e-09 -3.80050e-11
22 1.00000e+00 -5.25513e-05 -5.32941e-07 1.01564e-08 -6.36780e-11
24 1.00000e+00 -3.65458e-06 5.64899e-08 -2.32781e-09 1.69874e-11

[各種データ]
ズーム比 3.53
広角端 中間 望遠端
f 16.48 34.64 58.22
FNo 2.88 4.00 4.12
ω 40.8 22.4 13.8
Y 12.53 13.69 13.92
TL 106.299 122.339 144.292
BF 13.038 13.038 13.038
BF(空気) 13.038 13.038 13.038

[可変間隔データ]
無限遠合焦時 近距離合焦時
広角端 中 間 望遠端 広角端 中 間 望遠端
f 16.48 34.64 58.22 - - -
β - - - -0.1003 -0.0840 -0.1283
D0 ∞ ∞ ∞ 143.70 377.66 405.71
D3 1.000 13.429 24.874 1.000 13.429 24.874
D9 18.736 5.550 0.800 18.736 5.550 0.800
D18 3.000 4.000 8.400 0.517 0.419 0.235
D20 2.622 8.667 16.304 5.105 12.247 24.469
D28 3.371 13.123 16.343 3.371 13.123 16.343
D30 13.038 13.038 13.038 13.038 13.038 13.038

[レンズ群データ]
群初面 群焦点距離
第1レンズ群 1 89.38
第2レンズ群 4 -13.03
第3レンズ群 10 26.87
第4レンズ群 19 102.59
第5レンズ群 21 181.59
第6レンズ群 29 -193.67

[条件式対応値]
条件式(JC1) |fF/fRF| = 0.565
条件式(JC2) (DMRT−DMRW)/fF = 0.133
条件式(JC3) Wω = 40.846
条件式(JC4) Tω = 13.754
条件式(JC5) fRF/fRF2 = -0.938
条件式(JC6) DGXR/fXR = 0.757

条件式(JD1) fV/fRF = 0.441(防振レンズ群がレンズL51の場合)
fV/fRF = -0.126(防振レンズ群がレンズL52の場合)
条件式(JD2) DVW/fV = 0.019(防振レンズ群がレンズL51の場合)
DVW/fV = -0.176(防振レンズ群がレンズL52の場合)
条件式(JD3) Wω= 40.846
条件式(JD4) fF/fXR = 3.818
条件式(JD5) (−fXn)/fXR = 0.485
条件式(JD6) DGXR/fXR = 0.757

条件式(JE1) DVW/fV = 0.019(防振レンズ群がレンズL51の場合)
条件式(JE2) Wω = 40.846
条件式(JE3) fF/fW = 6.224
条件式(JE4) fV/fRF = 0.441(防振レンズ群がレンズL51の場合)
条件式(JE5) fF/fXR = 3.818
条件式(JE6) DGXR/fXR = 0.757
条件式(JE7) DXnW/ZD1 = 0.436

条件式(JF1) fF/fV = 1.282(防振レンズ群がレンズL51の場合)
fF/fV = -4.488(防振レンズ群がレンズL52の場合)
条件式(JF2) fV/fRF = 0.441(防振レンズ群がレンズL51の場合)
fV/fRF = -0.126(防振レンズ群がレンズL52の場合)
条件式(JF3) DVW/fV = 0.019(防振レンズ群がレンズL51の場合)
DVW/fV = -0.176(防振レンズ群がレンズL52の場合)
条件式(JF4) Wω = 40.846
条件式(JF5) fF/fXR = 3.818
条件式(JF6) DGXR/fXR = 0.757
条件式(JF7) TLW/ZD1 = 2.552

条件式(JI1) (rB+rA)/(rB−rA) = 0.320
条件式(JI2) (rC+rB)/(rC−rB) = 1.432
条件式(JI3) |fF/fXR| = 3.818
条件式(JI4) νdp = 82.570
【0768】
表9から、第9実施例に係る変倍光学系ZL9は、条件式(JC1)〜(JC6)、(JD1)〜(JD6)、(JE1)〜(JE7)、(JF1)〜(JF7)、(JI1)〜(JI4)を満足することが分かる。
【0769】
図37は、第9実施例に係る変倍光学系ZL9の無限遠合焦時における諸収差図(球面収差図、非点収差図、歪曲収差図、倍率色収差図及び横収差図)であり、(a)は広角端状態、(b)は中間焦点距離状態、(c)は望遠端状態をそれぞれ示す。図38は、第9実施例に係る変倍光学系ZL9の至近距離合焦時における諸収差図(球面収差図、非点収差図、歪曲収差図、倍率色収差図及び横収差図)であり、(a)は広角端状態、(b)は中間焦点距離状態、(c)は望遠端状態をそれぞれ示す。図39は、第9実施例に係る変倍光学系ZL9において、レンズL51を防振レンズ群VRとして、無限遠合焦時における像ブレ補正を行った時の横収差図であり、(a)は広角端状態、(b)は中間焦点距離状態、(c)は望遠端状態をそれぞれ示す。図40は、第9実施例に係る変倍光学系ZL
9において、レンズL52を防振レンズ群VRとして、無限遠合焦時における像ブレ補正を行った時の横収差図であり、(a)は広角端状態、(b)は中間焦点距離状態、(c)は望遠端状態をそれぞれ示す。
【0770】
図37図40から、第9実施例に係る変倍光学系ZL9は、広角端状態から望遠端状態に亘って、また無限遠合焦状態から至近距離合焦状態に亘って諸収差が良好に補正され、良好な光学性能を有することが分かる。また、像ブレ補正時において、高い結像性能を有することが分かる。
【0771】
(第10実施例)
第10実施例について、図41図46及び表10を用いて説明する。第10実施例に係る変倍光学系ZLI(ZL10)は、図41図42)に示すように、物体側から順に並んだ、正の屈折力を有する第1レンズ群G1と、負の屈折力を有する第2レンズ群G2と、正の屈折力を有する第3レンズ群G3と、正の屈折力を有する第4レンズ群G4と、正の屈折力を有する第5レンズ群G5と、負の屈折力を有する第6レンズ群G6とからなる。
【0772】
図41に示す実施例では、前側レンズ群GXとして、第2レンズ群G2,第3レンズ群G3が該当する。中間レンズ群GM(合焦レンズ群GF)として、第4レンズ群G4が該当する。後側レンズ群GRとして、第5レンズ群G5,第6レンズ群G6が該当する。防振レンズ群VRとして、第5レンズ群G5を構成するレンズL51が該当する。
【0773】
図42に示す実施例では、前側レンズ群GXとして、第2レンズ群G2,第3レンズ群G3が該当する。中間レンズ群GM(合焦レンズ群GF)として、第4レンズ群G4が該当する。後側レンズ群GRとして、第5レンズ群G5,第6レンズ群G6が該当する。防振レンズ群VRとして、第5レンズ群G5を構成するレンズL52が該当する。
【0774】
第1レンズ群G1は、物体側から順に並んだ、像面側に凹面を向けた負メニスカスレンズL11と物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズL12との接合レンズからなる。
【0775】
第2レンズ群G2は、物体側から順に並んだ、像面側に凹面を向けた負メニスカスレンズL21と、両凹レンズL22と、両凸レンズL23とからなる。
【0776】
なお、両凹レンズL22は、物体側および像面側のレンズ面を非球面形状としたガラスモールド非球面レンズである。
【0777】
第3レンズ群G3は、物体側から順に並んだ、両凸レンズL31と、開口絞りSと、物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズL32と像面側に凹面を向けた負メニスカスレンズL33との接合レンズと、像面側に凹面を向けた負メニスカスレンズL34と両凸レンズL35との接合レンズとからなる。
【0778】
なお、両凸レンズL31は、物体側のレンズ面を非球面形状としたガラスモールド非球面レンズである。また、負メニスカスレンズL34は、物体側のレンズ面を非球面形状としたガラスモールド非球面レンズである。
【0779】
第4レンズ群G4は、物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズL41からなる。
【0780】
第5レンズ群G5は、物体側から順に並んだ、両凸レンズL51と、両凹レンズL52と、物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズL53と、両凸レンズL54とからなる。
【0781】
なお、両凸レンズL51は、物体側および像面側のレンズ面を非球面形状としたガラスモールド非球面レンズである。また、両凹レンズL52は、像面側のレンズ面を非球面形状としたガラスモールド非球面レンズである。
【0782】
第6レンズ群G6は、物体側に凹面を向けた負メニスカスレンズL61からなる。
【0783】
広角端状態から望遠端状態への変倍は、各レンズ群間隔が変化するように、第1レンズ群G1〜第6レンズ群G6をそれぞれ物体側へ移動させることにより行う。
【0784】
無限遠から近距離物体への合焦は、第4レンズ群G4を物体側へ移動させることにより行う。
【0785】
像ブレ発生時には、図41に示すように、防振レンズ群VRとして、第5レンズ群G5を構成するレンズL51を、光軸と垂直方向の変位成分を持つように移動させることにより、像面I上の像ブレ補正(防振)を行う。
【0786】
この場合、広角端状態においては、防振係数は0.38であり、焦点距離は16.48(mm)であるので、0.66°の回転ぶれを補正するための防振レンズ群VRの移動量は0.50(mm)である。中間焦点距離状態においては、防振係数は0.51であり、焦点距離は34.61(mm)であるので、0.46°の回転ぶれを補正するための防振レンズ群VRの移動量は0.54(mm)である。望遠端状態においては、防振係数は0.56であり、焦点距離は58.20(mm)であるので、0.35°の回転ぶれを補正するための防振レンズ群VRの移動量は0.64(mm)である。
【0787】
また、本実施例では、図42に示すように、像ブレ発生時に、防振レンズ群VRとして、第5レンズ群G5を構成するレンズL52を、光軸と垂直方向の変位成分を持つように移動させることにより、像面I上の像ブレ補正(防振)を行うように構成することも可能である。
【0788】
この場合、広角端状態においては、防振係数は−1.07であり、焦点距離は16.48(mm)であるので、0.66°の回転ぶれを補正するための防振レンズ群VRの移動量は−0.18(mm)である。中間焦点距離状態においては、防振係数は−1.51であり、焦点距離は34.61(mm)であるので、0.46°の回転ぶれを補正するための防振レンズ群VRの移動量は−0.18(mm)である。望遠端状態においては、防振係数は−1.66であり、焦点距離は58.20(mm)であるので、0.35°の回転ぶれを補正するための防振レンズ群VRの移動量は−0.22(mm)である。
【0789】
下記の表10に、第10実施例における各諸元の値を示す。表10における面番号1〜30が、図41図42)に示すm1〜m30の各光学面に対応している。
【0790】
(表10)
[レンズ諸元]
面番号 R D nd νd
物面 ∞
1 49.78243 1.500 1.94594 18.0
2 35.86372 7.402 1.80400 46.6
3 189.18021 (D3 ) 1.00000
4 65.76146 1.000 1.80400 46.6
5 11.29701 9.472 1.00000
* 6 -33.17281 1.000 1.72903 54.0
* 7 76.05400 0.811 1.00000
8 77.87737 2.053 1.94594 18.0
9 -132.46424 (D9 ) 1.00000
*10 47.23987 3.200 1.72903 54.0
11 -56.29315 1.800 1.00000
12 (絞りS) 1.500 1.00000
13 27.78078 3.600 1.48749 70.3
14 56.24176 1.000 1.78472 25.6
15 27.11197 1.200 1.00000
*16 53.80018 2.710 1.72903 54.0
17 13.92675 5.537 1.49782 82.6
18 -25.09848 (D18) 1.00000
19 45.33900 1.837 1.49782 82.6
20 1599.96080 (D20) 1.00000
*21 45.65101 2.532 1.55332 71.7
*22 -1447.10910 1.500 1.00000
23 -452.24207 1.000 1.82080 42.7
*24 20.22114 2.400 1.00000
25 28.39789 2.688 1.59319 67.9
26 71.92350 4.215 1.00000
27 27.16600 4.200 1.48749 70.3
28 -4665.16500 (D28) 1.00000
29 -38.79932 0.900 1.71736 29.6
30 -56.54936 (D30) 1.00000
像面 ∞

[非球面データ]
面 κ A4 A6 A8 A10
6 1.00000e+00 -4.94676e-05 3.71757e-07 -1.44242e-09 -1.29921e-11
7 1.00000e+00 -6.87910e-05 4.47896e-07 -3.21751e-09 0.00000e+00
10 1.00000e+00 -2.34156e-05 -1.78545e-08 2.23796e-10 -2.47091e-12
16 1.00000e+00 2.60151e-05 1.85464e-08 4.45711e-10 -2.73163e-12
21 1.00000e+00 -5.37696e-05 -4.53146e-07 5.81104e-09 -3.49284e-11
22 1.00000e+00 -6.07160e-05 -5.10190e-07 8.74421e-09 -5.59878e-11
24 1.00000e+00 -3.13598e-06 3.51177e-08 -2.23705e-09 1.68047e-11

[各種データ]
ズーム比 3.53
広角端 中間 望遠端
f 16.48 34.61 58.20
FNo 2.88 4.00 4.12
ω 40.8 22.4 13.8
Y 12.52 13.61 13.91
TL 106.296 122.654 142.974
BF 13.035 13.326 20.633
BF(空気) 13.035 13.326 20.633

[可変間隔データ]
無限遠合焦時 近距離合焦時
広角端 中 間 望遠端 広角端 中 間 望遠端
f 16.48 34.61 58.20 - - -
β - - - -0.1004 -0.1450 -0.1279
D0 ∞ ∞ ∞ 143.70 207.35 407.03
D3 1.000 12.229 24.863 1.000 12.229 24.863
D9 18.828 5.162 0.800 18.828 5.162 0.800
D18 3.000 6.584 7.754 0.633 0.720 0.369
D20 2.518 6.412 13.599 4.885 12.275 20.984
D28 2.858 13.885 10.268 2.858 13.885 10.268
D30 13.035 13.326 20.633 13.035 13.326 20.633

[レンズ群データ]
群初面 群焦点距離
第1レンズ群 1 89.47
第2レンズ群 4 -13.41
第3レンズ群 10 27.83
第4レンズ群 19 93.69
第5レンズ群 21 216.45
第6レンズ群 29 -176.04

[条件式対応値]
条件式(JB1) (DMRT−DMRW)/fF = 0.118
条件式(JB2) Wω = 40.847
条件式(JB3) Tω = 13.758
条件式(JB4) fF/fRF = 0.433
条件式(JB5) fF/fXR = 3.367
条件式(JB6) DGXR/fXR = 0.738

条件式(JC1) |fF/fRF| = 0.433
条件式(JC2) (DMRT−DMRW)/fF = 0.118
条件式(JC3) Wω = 40.847
条件式(JC4) Tω = 13.758
条件式(JC5) fRF/fRF2 = -1.230
条件式(JC6) DGXR/fXR = 0.738

条件式(JD1) fV/fRF = 0.370(防振レンズ群がレンズL51の場合)
fV/fRF = -0.109(防振レンズ群がレンズL52の場合)
条件式(JD2) DVW/fV = 0.019(防振レンズ群がレンズL51の場合)
DVW/fV = -0.102(防振レンズ群がレンズL52の場合)
条件式(JD3) Wω= 40.847
条件式(JD4) fF/fXR = 3.367
条件式(JD5) (−fXn)/fXR = 0.482
条件式(JD6) DGXR/fXR = 0.738

条件式(JE1) DVW/fV = 0.019(防振レンズ群がレンズL51の場合)
DVW/fV = -0.102(防振レンズ群がレンズL52の場合)
条件式(JE2) Wω= 40.847
条件式(JE3) fF/fW = 5.685
条件式(JE4) fV/fRF = 0.370(防振レンズ群がレンズL51の場合)
fV/fRF = -0.109(防振レンズ群がレンズL52の場合)
条件式(JE5) fF/fXR = 3.367
条件式(JE6) DGXR/fXR = 0.738
条件式(JE7) DXnW/ZD1 = 0.496

条件式(JF1) fF/fV = 1.171(防振レンズ群がレンズL51の場合)
fF/fV = -3.977(防振レンズ群がレンズL52の場合)
条件式(JF2) fV/fRF = 0.370(防振レンズ群がレンズL51の場合)
fV/fRF = -0.109(防振レンズ群がレンズL52の場合)
条件式(JF3) DVW/fV = 0.019(防振レンズ群がレンズL51の場合)
DVW/fV = -0.102(防振レンズ群がレンズL52の場合)
条件式(JF4) Wω = 40.847
条件式(JF5) fF/fXR = 3.367
条件式(JF6) DGXR/fXR = 0.738
条件式(JF7) TLW/ZD1 = 2.798

条件式(JI1) (rB+rA)/(rB−rA) = 0.287
条件式(JI2) (rC+rB)/(rC−rB) = 1.058
条件式(JI3) |fF/fXR| = 3.367
条件式(JI4) νdp = 82.570
【0791】
表10から、第10実施例に係る変倍光学系ZL10は、条件式(JB1)〜(JB6)、(JC1)〜(JC6)、(JD1)〜(JD6)、(JE1)〜(JE7)、(JF1)〜(JF7)、(JI1)〜(JI4)を満足することが分かる。
【0792】
図43は、第10実施例に係る変倍光学系ZL10の無限遠合焦時における諸収差図(球面収差図、非点収差図、歪曲収差図、倍率色収差図及び横収差図)であり、(a)は広角端状態、(b)は中間焦点距離状態、(c)は望遠端状態をそれぞれ示す。図44は、第10実施例に係る変倍光学系ZL10の至近距離合焦時における諸収差図(球面収差図、非点収差図、歪曲収差図、倍率色収差図及び横収差図)であり、(a)は広角端状態、(b)は中間焦点距離状態、(c)は望遠端状態をそれぞれ示す。図45は、第10実施例に係る変倍光学系ZL10において、レンズL51を防振レンズ群VRとして、無限遠合焦時における像ブレ補正を行った時の横収差図であり、(a)は広角端状態、(b)は中間焦点距離状態、(c)は望遠端状態をそれぞれ示す。図46は、第10実施例に係る変倍光学系ZL10において、レンズL52を防振レンズ群VRとして、無限遠合焦時における像ブレ補正を行った時の横収差図であり、(a)は広角端状態、(b)は中間焦点距離状態、(c)は望遠端状態をそれぞれ示す。
【0793】
図43図46から、第10実施例に係る変倍光学系ZL10は、広角端状態から望遠端状態に亘って、また無限遠合焦状態から至近距離合焦状態に亘って諸収差が良好に補正され、良好な光学性能を有することが分かる。また、像ブレ補正時において、高い結像性能を有することが分かる。
【0794】
(第11実施例)
第11実施例について、図47図52及び表11を用いて説明する。第11実施例に係る変倍光学系ZLI(ZL11)は、図47図48)に示すように、物体側から順に並んだ、正の屈折力を有する第1レンズ群G1と、負の屈折力を有する第2レンズ群G2と、正の屈折力を有する第3レンズ群G3と、正の屈折力を有する第4レンズ群G4と、正の屈折力を有する第5レンズ群G5と、負の屈折力を有する第6レンズ群G6とからなる。
【0795】
図47に示す実施例では、前側レンズ群GXとして、第2レンズ群G2,第3レンズ群
G3が該当する。中間レンズ群GM(合焦レンズ群GF)として、第4レンズ群G4が該当する。後側レンズ群GRとして、第5レンズ群G5,第6レンズ群G6が該当する。防振レンズ群VRとして、第5レンズ群G5が該当する。
【0796】
図48に示す実施例では、前側レンズ群GXとして、第2レンズ群G2,第3レンズ群G3が該当する。中間レンズ群GM(合焦レンズ群GF)として、第4レンズ群G4が該当する。後側レンズ群GRとして、第5レンズ群G5,第6レンズ群G6が該当する。防振レンズ群VRとして、第6レンズ群G6を構成するレンズL61が該当する。
【0797】
第1レンズ群G1は、物体側から順に並んだ、像面側に凹面を向けた負メニスカスレンズL11と物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズL12との接合レンズからなる。
【0798】
第2レンズ群G2は、物体側から順に並んだ、像面側に凹面を向けた負メニスカスレンズL21と、両凹レンズL22と、両凸レンズL23とからなる。
【0799】
なお、両凹レンズL22は、物体側および像面側のレンズ面を非球面形状としたガラスモールド非球面レンズである。
【0800】
第3レンズ群G3は、物体側から順に並んだ、両凸レンズL31と、開口絞りSと、物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズL32と像面側に凹面を向けた負メニスカスレンズL33との接合レンズと、像面側に凹面を向けた負メニスカスレンズL34と両凸レンズL35との接合レンズとからなる。
【0801】
なお、両凸レンズL31は、物体側のレンズ面を非球面形状としたガラスモールド非球面レンズである。また、負メニスカスレンズL34は、物体側のレンズ面を非球面形状としたガラスモールド非球面レンズである。
【0802】
第4レンズ群G4は、物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズL41からなる。
【0803】
第5レンズ群G5は、物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズL51からなる。
【0804】
なお、正メニスカスレンズL51は、物体側および像面側のレンズ面を非球面形状としたガラスモールド非球面レンズである。
【0805】
第6レンズ群G6は、物体側から順に並んだ、両凹レンズL61と、物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズL62と、物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズL63と、両凹レンズL64とからなる。
【0806】
なお、両凹レンズL61は、像面側のレンズ面を非球面形状としたガラスモールド非球面レンズである。
【0807】
広角端状態から望遠端状態への変倍は、各レンズ群間隔が変化するように、第1レンズ群G1〜第6レンズ群G6をそれぞれ物体側へ移動させることにより行う。
【0808】
無限遠から近距離物体への合焦は、第4レンズ群G4を物体側へ移動させることにより行う。
【0809】
像ブレ発生時には、図47に示すように、防振レンズ群VRとして、第5レンズ群G5を、光軸と垂直方向の変位成分を持つように移動させることにより、像面I上の像ブレ補正(防振)を行う。
【0810】
この場合、広角端状態においては、防振係数は0.37であり、焦点距離は16.48(mm)であるので、0.66°の回転ぶれを補正するための防振レンズ群VRの移動量は0.52(mm)である。中間焦点距離状態においては、防振係数は0.48であり、焦点距離は34.55(mm)であるので、0.46°の回転ぶれを補正するための防振レンズ群VRの移動量は0.58(mm)である。望遠端状態においては、防振係数は0.55であり、焦点距離は58.20(mm)であるので、0.35°の回転ぶれを補正するための防振レンズ群VRの移動量は0.65(mm)である。
【0811】
また、本実施例では、図48に示すように、像ブレ発生時に、防振レンズ群VRとして、第6レンズ群G6を構成するレンズL61を、光軸と垂直方向の変位成分を持つように移動させることにより、像面I上の像ブレ補正(防振)を行うように構成することも可能である。
【0812】
この場合、広角端状態においては、防振係数は−1.20であり、焦点距離は16.48(mm)であるので、0.66°の回転ぶれを補正するための防振レンズ群VRの移動量は−0.16(mm)である。中間焦点距離状態においては、防振係数は−1.63であり、焦点距離は34.55(mm)であるので、0.46°の回転ぶれを補正するための防振レンズ群VRの移動量は−0.17(mm)である。望遠端状態においては、防振係数は−1.92であり、焦点距離は58.20(mm)であるので、0.35°の回転ぶれを補正するための防振レンズ群VRの移動量は−0.19(mm)である。
【0813】
下記の表11に、第11実施例における各諸元の値を示す。表11における面番号1〜30が、図47図48)に示すm1〜m30の各光学面に対応している。
【0814】
(表11)
[レンズ諸元]
面番号 R D nd νd
物面 ∞
1 52.30855 1.500 1.94594 18.0
2 37.33284 7.071 1.80400 46.6
3 216.54215 (D3 ) 1.00000
4 61.38788 1.000 1.80400 46.6
5 11.65182 9.233 1.00000
* 6 -32.14862 1.000 1.72903 54.0
* 7 74.53588 1.024 1.00000
8 60.50694 2.193 1.94594 18.0
9 -258.79475 (D9 ) 1.00000
*10 46.01441 3.200 1.72903 54.0
11 -56.40981 1.800 1.00000
12 (絞りS) 1.500 1.00000
13 29.53961 2.255 1.51860 69.9
14 62.01786 1.000 1.78472 25.6
15 28.20544 1.200 1.00000
*16 55.69244 0.900 1.72903 54.0
17 15.23446 7.773 1.49782 82.6
18 -19.05606 (D18) 1.00000
19 36.98318 1.625 1.49782 82.6
20 105.10268 (D20) 1.00000
*21 43.20902 2.199 1.55332 71.7
*22 1751.40520 (D22) 1.00000
23 -171.60024 1.000 1.82080 42.7
*24 17.59425 2.400 1.00000
25 26.33835 2.542 1.48749 70.3
26 72.49985 3.966 1.00000
27 25.12670 4.200 1.48749 70.3
28 221.49212 0.920 1.00000
29 -248.05584 0.900 1.71736 29.6
30 676.75372 (D30) 1.00000
像面 ∞

[非球面データ]
面 κ A4 A6 A8 A10
6 1.00000e+00 -5.77765e-05 3.44287e-07 -6.22102e-10 -1.57242e-11
7 1.00000e+00 -6.99357e-05 4.62841e-07 -2.74060e-09 0.00000e+00
10 1.00000e+00 -2.68855e-05 -4.61691e-08 5.50569e-11 -1.70214e-12
16 1.00000e+00 1.11787e-05 5.00773e-08 1.88833e-10 -7.71465e-15
21 1.00000e+00 -5.10052e-05 -6.02110e-07 6.11612e-09 -6.10307e-11
22 1.00000e+00 -6.30677e-05 -4.65571e-07 4.57749e-09 -4.89754e-11
24 1.00000e+00 -1.61208e-06 -1.18039e-07 4.93252e-10 5.31842e-13

[各種データ]
ズーム比 3.53
広角端 中間 望遠端
f 16.48 34.55 58.20
FNo 2.88 4.00 4.12
ω 40.8 22.4 13.8
Y 12.54 13.83 14.06
TL 102.322 116.417 135.956
BF 13.054 22.464 28.774
BF(空気) 13.054 22.464 28.774

[可変間隔データ]
無限遠合焦時 近距離合焦時
広角端 中 間 望遠端 広角端 中 間 望遠端
f 16.48 34.55 58.20 - - -
β - - - -0.0977 -0.1271 -0.1908
D0 ∞ ∞ ∞ 147.68 233.58 244.04
D3 1.000 13.610 25.000 1.000 13.610 25.000
D9 18.408 5.666 0.800 18.408 5.666 0.800
D18 3.000 4.809 11.304 0.806 0.661 2.678
D20 2.759 5.833 6.177 4.952 9.982 14.803
D22 1.700 1.633 1.500 1.700 1.633 1.500
D30 13.054 22.464 28.774 13.054 22.464 28.774

[レンズ群データ]
群初面 群焦点距離
第1レンズ群 1 91.89
第2レンズ群 4 -13.83
第3レンズ群 10 24.94
第4レンズ群 19 113.72
第5レンズ群 21 80.03
第6レンズ群 23 -46.99

[条件式対応値]
条件式(JB1) (DMRT−DMRW)/fF = 0.030
条件式(JB2) Wω = 40.846
条件式(JB3) Tω = 13.758
条件式(JB4) fF/fRF = 1.421
条件式(JB5) fF/fXR = 4.559
条件式(JB6) DGXR/fXR = 0.787

条件式(JC1) |fF/fRF| = 1.421
条件式(JC2) (DMRT−DMRW)/fF = 0.030
条件式(JC3) Wω = 40.846
条件式(JC4) Tω = 13.758
条件式(JC5) fRF/fRF2 = -1.703
条件式(JC6) DGXR/fXR = 0.787

条件式(JD1) fV/fRF = -0.242(防振レンズ群がレンズL61の場合)
条件式(JD2) DVW/fV = -0.124(防振レンズ群がレンズL61の場合)
条件式(JD3) Wω= 40.846
条件式(JD4) fF/fXR = 4.559
条件式(JD5) (−fXn)/fXR = 0.554
条件式(JD6) DGXR/fXR = 0.787

条件式(JE1) DVW/fV = 0.021(防振レンズ群がレンズL51の場合)
DVW/fV = -0.124(防振レンズ群がレンズL61の場合)
条件式(JE2) Wω= 40.846
条件式(JE3) fF/fW = 6.900
条件式(JE4) fV/fRF = 1.000(防振レンズ群がレンズL51の場合)
fV/fRF = -0.242(防振レンズ群がレンズL61の場合)
条件式(JE5) fF/fXR = 4.559
条件式(JE6) DGXR/fXR = 0.787
条件式(JE7) DXnW/ZD1 = 0.502

条件式(JF1) fF/fV = 1.421(防振レンズ群がレンズL51の場合)
fF/fV = -5.863(防振レンズ群がレンズL61の場合)
条件式(JF2) fV/fRF = 1.000(防振レンズ群がレンズL51の場合)
fV/fRF = -0.242(防振レンズ群がレンズL61の場合)
条件式(JF3) DVW/fV = 0.021(防振レンズ群がレンズL51の場合)
DVW/fV = -0.124(防振レンズ群がレンズL61の場合)
条件式(JF4) Wω = 40.846
条件式(JF5) fF/fXR = 4.559
条件式(JF6) DGXR/fXR = 0.787
条件式(JF7) TLW/ZD1 = 2.898

条件式(JI1) (rB+rA)/(rB−rA) = 0.320
条件式(JI2) (rC+rB)/(rC−rB) = 1.043
条件式(JI3) |fF/fXR| = 4.559
条件式(JI4) νdp = 82.570
【0815】
表11から、第11実施例に係る変倍光学系ZL11は、条件式(JB1)〜(JB6)、(JC1)〜(JC6)、(JD1)〜(JD6)、(JE1)〜(JE7)、(JF1)〜(JF7)、(JI1)〜(JI4)を満足することが分かる。
【0816】
図49は、第11実施例に係る変倍光学系ZL11の無限遠合焦時における諸収差図(球面収差図、非点収差図、歪曲収差図、倍率色収差図及び横収差図)であり、(a)は広角端状態、(b)は中間焦点距離状態、(c)は望遠端状態をそれぞれ示す。図50は、第11実施例に係る変倍光学系ZL11の至近距離合焦時における諸収差図(球面収差図、非点収差図、歪曲収差図、倍率色収差図及び横収差図)であり、(a)は広角端状態、(b)は中間焦点距離状態、(c)は望遠端状態をそれぞれ示す。図51は、第11実施例に係る変倍光学系ZL11において、第5レンズ群G5を防振レンズ群VRとして、無限遠合焦時における像ブレ補正を行った時の横収差図であり、(a)は広角端状態、(b)は中間焦点距離状態、(c)は望遠端状態をそれぞれ示す。図52は、第11実施例に係る変倍光学系ZL11において、レンズL61を防振レンズ群VRとして、無限遠合焦時における像ブレ補正を行った時の横収差図であり、(a)は広角端状態、(b)は中間焦点距離状態、(c)は望遠端状態をそれぞれ示す。
【0817】
図49図52から、第11実施例に係る変倍光学系ZL11は、広角端状態から望遠端状態に亘って、また無限遠合焦状態から至近距離合焦状態に亘って諸収差が良好に補正され、良好な光学性能を有することが分かる。また、像ブレ補正時において、高い結像性能を有することが分かる。
【0818】
(第12実施例)
第12実施例について、図53図56及び表12を用いて説明する。第12実施例に係る変倍光学系ZLI(ZL12)は、図53に示すように、物体側から順に並んだ、正の屈折力を有する第1レンズ群G1と、負の屈折力を有する第2レンズ群G2と、正の屈折力を有する第3レンズ群G3と、正の屈折力を有する第4レンズ群G4と、正の屈折力を有する第5レンズ群G5と、負の屈折力を有する第6レンズ群G6とからなる。
【0819】
本実施例では、前側レンズ群GXとして、第2レンズ群G2,第3レンズ群G3が該当する。中間レンズ群GM(合焦レンズ群GF)として、第4レンズ群G4が該当する。後側レンズ群GRとして、第5レンズ群G5,第6レンズ群G6が該当する。防振レンズ群VRとして、第5レンズ群G5が該当する。
【0820】
第1レンズ群G1は、物体側から順に並んだ、像面側に凹面を向けた負メニスカスレンズL11と物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズL12との接合レンズからなる。
【0821】
第2レンズ群G2は、物体側から順に並んだ、像面側に凹面を向けた負メニスカスレンズL21と、両凹レンズL22と、両凸レンズL23とからなる。
【0822】
なお、両凹レンズL22は、物体側および像面側のレンズ面を非球面形状としたガラスモールド非球面レンズである。
【0823】
第3レンズ群G3は、物体側から順に並んだ、両凸レンズL31と、開口絞りSと、物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズL32と像面側に凹面を向けた負メニスカスレンズL33との接合レンズと、像面側に凹面を向けた負メニスカスレンズL34と両凸レンズL35との接合レンズとからなる。
【0824】
なお、両凸レンズL31は、物体側のレンズ面を非球面形状としたガラスモールド非球面レンズである。また、負メニスカスレンズL34は、物体側のレンズ面を非球面形状としたガラスモールド非球面レンズである。
【0825】
第4レンズ群G4は、両凸レンズL41からなる。
【0826】
第5レンズ群G5は、物体側から順に並んだ、像面側に凹面を向けた負メニスカスレンズL51と、物体側に凹面を向けた負メニスカスレンズL52と、像面側に凸面を向けた正メニスカスレンズL53と、像面側に凸面を向けた正メニスカスレンズL54とからなる。
【0827】
なお、負メニスカスレンズL51は、物体側のレンズ面を非球面形状としたガラスモールド非球面レンズである。負メニスカスレンズL52は、像面側のレンズ面を非球面形状としたガラスモールド非球面レンズである。また、正メニスカスレンズL53は、物体側のレンズ面を非球面形状としたガラスモールド非球面レンズである。
【0828】
第6レンズ群G6は、物体側に凹面を向けた負メニスカスレンズL61からなる。
【0829】
広角端状態から望遠端状態への変倍は、各レンズ群間隔が変化するように、第1レンズ群G1〜第4レンズ群G4をそれぞれ物体側へ移動させ、第5レンズ群G5を像面側へ移動させ、第6レンズ群G6を固定することにより行う。
【0830】
無限遠から近距離物体への合焦は、第4レンズ群G4を物体側へ移動させることにより行う。
【0831】
像ブレ発生時には、防振レンズ群VRとして、第5レンズ群G5を、光軸と垂直方向の変位成分を持つように移動させることにより、像面I上の像ブレ補正(防振)を行う。
【0832】
この場合、広角端状態においては、防振係数は0.23であり、焦点距離は16.48(mm)であるので、0.66°の回転ぶれを補正するための防振レンズ群VRの移動量は0.81(mm)である。中間焦点距離状態においては、防振係数は0.23であり、焦点距離は34.23(mm)であるので、0.46°の回転ぶれを補正するための防振レンズ群VRの移動量は1.21(mm)である。望遠端状態においては、防振係数は0.20であり、焦点距離は58.22(mm)であるので、0.35°の回転ぶれを補正するための防振レンズ群VRの移動量は1.79(mm)である。
【0833】
下記の表12に、第12実施例における各諸元の値を示す。表12における面番号1〜30が、図53に示すm1〜m30の各光学面に対応している。
【0834】
(表12)
[レンズ諸元]
面番号 R D nd νd
物面 ∞
1 46.40832 1.500 1.94594 18.0
2 34.66455 6.713 1.80400 46.6
3 127.07483 (D3 ) 1.00000
4 55.81938 1.000 1.80400 46.6
5 11.58349 9.722 1.00000
* 6 -46.86550 1.000 1.72903 54.0
* 7 51.87909 0.783 1.00000
8 59.79626 2.014 1.94594 18.0
9 -2186.07280 (D9 ) 1.00000
*10 27.26861 3.200 1.72903 54.0
11 -129.16671 1.800 1.00000
12 (絞りS) 1.500 1.00000
13 68.38177 2.869 1.48749 70.3
14 202.75413 1.000 1.78472 25.6
15 39.83391 1.200 1.00000
*16 142.37742 0.850 1.72903 54.0
17 16.28016 4.757 1.49782 82.6
18 -23.81991 (D18) 1.00000
19 34.83439 2.380 1.49782 82.6
20 -181.29602 (D20) 1.00000
*21 318.18531 2.000 1.69350 53.2
22 79.44709 2.209 1.00000
23 -45.33154 1.000 1.77377 47.2
*24 -60.05145 7.053 1.00000
*25 -1295.54840 5.000 1.59255 67.9
26 -26.79305 1.384 1.00000
27 -28.73919 4.200 1.59319 67.9
28 -20.59136 (D28) 1.00000
29 -30.60749 0.850 1.80809 22.7
30 -206.61166 (D30) 1.00000
像面 ∞

[非球面データ]
面 κ A4 A6 A8 A10
6 1.00000e+00 -4.29550e-05 2.50726e-07 -1.33649e-09 -9.20595e-12
7 1.00000e+00 -6.40436e-05 3.01735e-07 -2.60073e-09 0.00000e+00
10 1.00000e+00 -1.85190e-05 -4.30274e-09 -2.14140e-10 6.29617e-13
16 1.00000e+00 1.21548e-05 -3.28136e-08 1.45941e-09 -1.15076e-11
21 1.00000e+00 -2.85327e-05 8.17418e-08 1.11021e-09 0.00000e+00
24 1.00000e+00 -3.56325e-05 1.57588e-07 3.97044e-10 5.59729e-12
25 1.00000e+00 -4.55529e-05 4.82262e-08 1.53635e-10 0.00000e+00

[各種データ]
ズーム比 3.53
広角端 中間 望遠端
f 16.48 34.23 58.22
FNo 2.88 3.99 4.49
ω 40.8 22.0 13.0
Y 13.01 14.25 14.25
TL 106.751 122.797 143.722
BF 12.997 12.997 12.997
BF(空気) 12.997 12.997 12.997

[可変間隔データ]
無限遠合焦時 近距離合焦時
広角端 中 間 望遠端 広角端 中 間 望遠端
f 16.48 34.23 58.22 - - -
β - - - -0.1012 -0.1708 -0.1329
D0 ∞ ∞ ∞ 143.25 177.20 406.28
D3 1.000 10.016 25.000 1.000 10.016 25.000
D9 18.296 5.240 0.800 18.296 5.240 0.800
D18 3.000 6.945 6.827 1.247 1.855 0.461
D20 2.354 18.768 30.128 4.107 23.857 36.495
D28 3.120 2.848 1.986 3.120 2.848 1.986
D30 12.997 12.997 12.997 12.997 12.997 12.997

[レンズ群データ]
群初面 群焦点距離
第1レンズ群 1 95.15
第2レンズ群 4 -13.63
第3レンズ群 10 31.54
第4レンズ群 19 58.91
第5レンズ群 21 42.02
第6レンズ群 29 -44.56

[条件式対応値]
条件式(JA1) |fF/fRF| = 1.402
条件式(JA2) (−fXn)/fXR = 0.432
条件式(JA3) fF/fW = 3.575
条件式(JA4) Wω = 40.848
条件式(JA5) fF/fXR = 1.868
条件式(JA6) DXRFT/fF = 0.116
条件式(JA7) Tω = 13.014
条件式(JA8) DGXR/fXR = 0.619

条件式(JC1) |fF/fRF| = 1.402
条件式(JC2) (DMRT−DMRW)/fF = 0.471
条件式(JC3) Wω = 40.848
条件式(JC4) Tω = 13.014
条件式(JC5) fRF/fRF2 = -0.943
条件式(JC6) DGXR/fXR = 0.545

条件式(JE1) DVW/fV = 0.074
条件式(JE2) Wω = 40.848
条件式(JE3) fF/fW = 3.575
条件式(JE4) fV/fRF = 1.000
条件式(JE5) fF/fXR = 1.868
条件式(JE6) DGXR/fXR = 0.545
条件式(JE7) DXnW/ZD1 = 0.544

条件式(JF1) fF/fV = 1.402
条件式(JF2) fV/fRF = 1.000
条件式(JF3) DVW/fV = 0.074
条件式(JF4) Wω = 40.848
条件式(JF5) fF/fXR = 1.868
条件式(JF6) DGXR/fXR = 0.545
条件式(JF7) TLW/ZD1 = 3.042

条件式(JI1) (rB+rA)/(rB−rA) = 0.188
条件式(JI2) (rC+rB)/(rC−rB) = 0.678
条件式(JI3) |fF/fXR| = 1.868
条件式(JI4) νdp = 82.570
【0835】
表12から、第12実施例に係る変倍光学系ZL12は、条件式(JA1)〜(JA8)、(JC1)〜(JC6)、(JE1)〜(JE7)、(JF1)〜(JF7)、(JI1)〜(JI4)を満足することが分かる。
【0836】
図54は、第12実施例に係る変倍光学系ZL12の無限遠合焦時における諸収差図(球面収差図、非点収差図、歪曲収差図、倍率色収差図及び横収差図)であり、(a)は広角端状態、(b)は中間焦点距離状態、(c)は望遠端状態をそれぞれ示す。図55は、第12実施例に係る変倍光学系ZL12の至近距離合焦時における諸収差図(球面収差図、非点収差図、歪曲収差図、倍率色収差図及び横収差図)であり、(a)は広角端状態、(b)は中間焦点距離状態、(c)は望遠端状態をそれぞれ示す。図56は、第12実施例に係る変倍光学系ZL12の無限遠合焦時における像ブレ補正を行った時の横収差図であり、(a)は広角端状態、(b)は中間焦点距離状態、(c)は望遠端状態をそれぞれ示す。
【0837】
図54図56から、第12実施例に係る変倍光学系ZL12は、広角端状態から望遠端状態に亘って、また無限遠合焦状態から至近距離合焦状態に亘って諸収差が良好に補正され、良好な光学性能を有することが分かる。また、像ブレ補正時において、高い結像性能を有することが分かる。
【0838】
(第13実施例)
第13実施例について、図57図60及び表13を用いて説明する。第13実施例に係る変倍光学系ZLI(ZL13)は、図57に示すように、物体側から順に並んだ、正の屈折力を有する第1レンズ群G1と、負の屈折力を有する第2レンズ群G2と、正の屈折力を有する第3レンズ群G3と、正の屈折力を有する第4レンズ群G4と、負の屈折力を有する第5レンズ群G5とからなる。
【0839】
本実施例では、前側レンズ群GXとして、第2レンズ群G2,第3レンズ群G3が該当する。中間レンズ群GM(合焦レンズ群GF)として、第4レンズ群G4が該当する。後側レンズ群GRとして、第5レンズ群G5が該当する。また、第5レンズ群G5を構成するレンズL51,L52からなる接合レンズが、防振レンズ群VRに該当する。
【0840】
第1レンズ群G1は、物体側から順に並んだ、像面側に凹面を向けた負メニスカスレンズL11と両凸レンズL12との接合レンズと、物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズL13とからなる。
【0841】
第2レンズ群G2は、物体側から順に並んだ、像面側に凹面を向けた負メニスカスレンズL21と、両凹レンズL22と、両凸レンズL23と、物体側に凹面を向けた負メニスカスレンズL24とからなる。
【0842】
なお、負メニスカスレンズL21は、物体側のガラス表面に設けた樹脂層を非球面形状に形成してなる複合型非球面レンズである。また、負メニスカスレンズL24は、像面側のレンズ面を非球面形状としたガラスモールド非球面レンズである。
【0843】
第3レンズ群G3は、物体側から順に並んだ、両凸レンズL31と、開口絞りSと、像
面側に凹面を向けた負メニスカスレンズL32と両凸レンズL33との接合レンズと、両凸レンズL34と、両凸レンズL35と両凹レンズL36との接合レンズとからなる。
【0844】
なお、両凸レンズL31は、物体側のレンズ面を非球面形状としたガラスモールド非球面レンズである。
【0845】
第4レンズ群G4は、物体側から順に並んだ、両凸レンズL41と物体側に凹面を向けた負メニスカスレンズL42との接合レンズからなる。
【0846】
第5レンズ群G5は、物体側から順に並んだ、像面側に凸面を向けた正メニスカスレンズL51と両凹レンズL52との接合レンズと、両凸レンズL53と、物体側に凹面を向けた負メニスカスレンズL54とからなる。
【0847】
なお、両凹レンズL52は、像面側のレンズ面を非球面形状としたガラスモールド非球面レンズである。
【0848】
広角端状態から望遠端状態への変倍は、各レンズ群間隔が変化するように、第1レンズ群G1〜第5レンズ群G5をそれぞれ物体側へ移動させることにより行う。
【0849】
無限遠から近距離物体への合焦は、第4レンズ群G4を物体側へ移動させることにより行う。
【0850】
像ブレ発生時には、防振レンズ群VRとして、第5レンズ群G5を構成するレンズL51,L52からなる接合レンズを、光軸と垂直方向の変位成分を持つように移動させることにより、像面I上の像ブレ補正(防振)を行う。
【0851】
第13実施例では、広角端状態において、防振係数は−0.97であり、焦点距離は24.70(mm)であるので、0.66°の回転ぶれを補正するための防振レンズ群VRの移動量は−0.29(mm)である。中間焦点距離状態において、防振係数は−1.23であり、焦点距離は49.50(mm)であるので、0.47°の回転ぶれを補正するための防振レンズ群VRの移動量は−0.33(mm)である。望遠端状態において、防振係数は−1.48であり、焦点距離は82.45(mm)であるので、0.36°の回転ぶれを補正するための防振レンズ群VRの移動量は−0.35(mm)である。
【0852】
下記の表13に、第13実施例における各諸元の値を示す。表13における面番号1〜35が、図57に示すm1〜m35の各光学面に対応している。
【0853】
(表13)
[レンズ諸元]
面番号 R D nd νd
物面 ∞
1 241.11515 2.000 1.92286 20.9
2 103.44771 5.420 1.59319 67.9
3 -7416.50890 0.100 1.00000
4 56.35289 5.617 1.75500 52.3
5 189.71095 (D5 ) 1.00000
* 6 180.45884 0.100 1.56093 36.6
7 93.90256 1.250 1.83481 42.7
8 15.53782 8.861 1.00000
9 -29.30755 1.000 1.80400 46.6
10 125.24231 0.299 1.00000
11 56.49561 5.857 1.80809 22.7
12 -29.68309 1.683 1.00000
13 -20.94818 1.200 1.88202 37.2
*14 -36.26558 (D14) 1.00000
*15 208.43307 2.148 1.72903 54.0
16 -111.63066 2.282 1.00000
17 (絞りS) 1.000 1.00000
18 46.77320 1.500 1.71999 50.3
19 31.72866 5.122 1.49782 82.6
20 -453.18879 0.100 1.00000
21 76.84303 4.093 1.48749 70.3
22 -45.25442 0.100 1.00000
23 263.80748 4.141 1.95000 29.4
24 -31.17139 1.000 1.79504 28.7
25 29.03381 (D25) 1.00000
26 55.64853 5.981 1.58313 59.4
27 -19.40195 1.000 1.79504 28.7
28 -35.38084 (D28) 1.00000
29 -141.22564 3.677 1.84666 23.8
30 -23.75223 1.000 1.76801 49.2
*31 43.50066 3.075 1.00000
32 44.96093 8.708 1.49782 82.6
33 -21.83258 0.911 1.00000
34 -21.94603 1.350 1.90366 31.3
35 -48.91548 (D35) 1.00000
像面 ∞

[非球面データ]
第6面
κ =1.00000e+00
A4 = 1.29884e-05
A6 =-2.61296e-08
A8 = 6.74064e-11
A10=-1.41771e-13
A12= 2.18700e-16

第14面
κ =1.00000e+00
A4 =-1.60620e-06
A6 =-8.46210e-09
A8 = 1.06446e-12
A10= 0.00000e+00
A12= 0.00000e+00

第15面
κ =1.00000e+00
A4 =-9.77451e-06
A6 =-5.03316e-09
A8 =-7.08144e-12
A10= 0.00000e+00
A12= 0.00000e+00

第31面
κ =1.00000e+00
A4 = 4.03997e-07
A6 =-2.51998e-09
A8 = 2.61375e-11
A10= 0.00000e+00
A12= 0.00000e+00

[各種データ]
ズーム比 3.34
広角端 中間 望遠端
f 24.70 49.50 82.45
FNo 3.08 3.85 4.60
ω 41.2 23.6 14.4
Y 19.46 21.63 21.63
TL 157.364 172.583 196.763
BF 38.000 51.002 63.987
BF(空気) 38.000 51.002 63.987

[可変間隔データ]
無限遠合焦時 近距離合焦時
広角端 中 間 望遠端 広角端 中 間 望遠端
f 24.70 49.50 82.45 - - -
β - - - -0.1467 -0.1894 -0.2422
D0 ∞ ∞ ∞ 142.64 227.42 303.24
D5 1.500 14.906 29.804 1.500 14.906 29.804
D14 24.244 7.638 1.500 24.244 7.638 1.500
D25 11.046 9.677 11.046 9.229 5.570 2.629
D28 2.000 8.785 9.851 3.817 12.891 18.268
D35 38.000 51.002 63.987 38.000 51.002 63.987

[レンズ群データ]
群初面 群焦点距離
第1レンズ群 1 97.37
第2レンズ群 6 -17.47
第3レンズ群 15 48.40
第4レンズ群 26 46.36
第5レンズ群 29 -128.60

[条件式対応値]
条件式(JB1) (DMRT−DMRW)/fF = 0.169
条件式(JB2) Wω = 41.170
条件式(JB3) Tω = 14.419
条件式(JB4) fF/fRF = -0.361
条件式(JB5) fF/fXR = 0.958
条件式(JB6) DGXR/fXR = 0.444

条件式(JD1) fV/fRF = 0.379
条件式(JD2) DVW/fV = -0.063
条件式(JD3) Wω= 41.170
条件式(JD4) fF/fXR = 0.958
条件式(JD5) (−fXn)/fXR = 0.361
条件式(JD6) DGXR/fXR = 0.444

条件式(JE1) DVW/fV = -0.063
条件式(JE2) Wω = 41.170
条件式(JE3) fF/fW = 1.877
条件式(JE4) fV/fRF = 0.379
条件式(JE5) fF/fXR = 0.958
条件式(JE6) DGXR/fXR = 0.444
条件式(JE7) DXnW/ZD1 = 0.721

条件式(JG1) βFt = -0.247
条件式(JG2) (rB+rA)/(rB−rA) = 3.182
条件式(JG3) βFw = 0.163

条件式(JH1) (rB+rA)/(rB−rA) = 3.182
条件式(JH2) (rC+rB)/(rC−rB) = -0.223
条件式(JH3) |fF/fXR| = 0.958
条件式(JH4) βFw = 0.163

条件式(JJ1) (rB+rA)/(rB−rA) = 3.182
条件式(JJ2) |fF/fXR| = 0.958
条件式(JJ3) βFw = 0.163
条件式(JJ4) νdn = 28.690
【0854】
表13から、第13実施例に係る変倍光学系ZL13は、条件式(JB1)〜(JB6)、(JD1)〜(JD6)、(JE1)〜(JE7)、(JG1)〜(JG3)、(JH1)〜(JH4)、(JJ1)〜(JJ4)を満足することが分かる。
【0855】
図58は、第13実施例に係る変倍光学系ZL13の無限遠合焦時における諸収差図(球面収差図、非点収差図、歪曲収差図、倍率色収差図及び横収差図)であり、(a)は広角端状態、(b)は中間焦点距離状態、(c)は望遠端状態をそれぞれ示す。図59は、第13実施例に係る変倍光学系ZL13の至近距離合焦時における諸収差図(球面収差図、非点収差図、歪曲収差図、倍率色収差図及び横収差図)であり、(a)は広角端状態、(b)は中間焦点距離状態、(c)は望遠端状態をそれぞれ示す。図60は、第13実施例に係る変倍光学系ZL13の無限遠合焦時における像ブレ補正を行った時の横収差図であり、(a)は広角端状態、(b)は中間焦点距離状態、(c)は望遠端状態をそれぞれ示す。
【0856】
図58図60から、第13実施例に係る変倍光学系ZL13は、広角端状態から望遠端状態に亘って、また無限遠合焦状態から至近距離合焦状態に亘って諸収差が良好に補正され、良好な光学性能を有することが分かる。また、像ブレ補正時において、高い結像性能を有することが分かる。
【0857】
(第14実施例)
第14実施例について、図61図64及び表14を用いて説明する。第14実施例に
係る変倍光学系ZLI(ZL14)は、図61に示すように、物体側から順に並んだ、正の屈折力を有する第1レンズ群G1と、負の屈折力を有する第2レンズ群G2と、正の屈折力を有する第3レンズ群G3と、負の屈折力を有する第4レンズ群G4と、正の屈折力を有する第5レンズ群G5とからなる。
【0858】
本実施例では、前側レンズ群GXとして、第2レンズ群G2が該当する。中間レンズ群GMとして、第3レンズ群G3が該当する。また、第3レンズ群G3は、物体側より順に並んだ、物体側群GAと、像側群GBとからなり、像側群GBが前記合焦レンズ群GFに該当する。後側レンズ群GRとして、第4レンズ群G4,第5レンズ群G5が該当する。また、第4レンズ群G4が、防振レンズ群VRに該当する。
【0859】
第1レンズ群G1は、物体側から順に並んだ、像側に凹面を向けた負メニスカスレンズL11と両凸レンズL12とを接合した接合レンズと、物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズL13とからなる。
【0860】
第2レンズ群G2は、物体側から順に並んだ、像側に凹面を向けた負メニスカスレンズL21と、両凹レンズL22と、両凸レンズL23と、物体側に凹面を向けた負メニスカスレンズL24とからなる。両凹レンズL22は、物体側のレンズ面を非球面形状とした、ガラスモールド非球面レンズである。
【0861】
第3レンズ群G3は、物体側から順に並んだ、物体側群GAと、正の屈折力を有する像側群GBとからなる。物体側群GAは、物体側から順に並んだ、両凸レンズL31と、開口絞りSと、両凸レンズL32と、像側に凹面を向けた負メニスカスレンズL33とからなる。像側群GBは、物体側から順に並んだ、両凸レンズL34と物体側に凹面を向けた負メニスカスレンズL35とを接合した接合レンズからなる。両凸レンズL31は、物体側及び像面側のレンズ面を非球面形状とした、ガラスモールド非球面レンズである。両凸レンズL34は、物体側のレンズ面を非球面形状とした、ガラスモールド非球面レンズである。
【0862】
第4レンズ群G4は、物体側から順に並んだ、像側に凸面を向けた正メニスカスレンズL41と両凹レンズL42とを接合した接合レンズからなる。
【0863】
第5レンズ群G5は、物体側から順に並んだ、両凸レンズL51と、像側に凸面を向けた正メニスカスレンズL52と物体側に凹面を向けた負メニスカスレンズL53とを接合した接合レンズと、物体側に凹面を向けた負メニスカスレンズL54とからなる。
【0864】
広角端状態から望遠端状態への変倍は、第1レンズ群G1と第2レンズ群G2との空気間隔が増加し、第2レンズ群G2と第3レンズ群G3との空気間隔が減少し、第3レンズ群G3と第4レンズ群G4との空気間隔が増加し、第4レンズ群G4と第5レンズ群G5との空気間隔が減少するように、第1レンズ群G1を物体側へ移動させ、第2レンズ群G2を一旦像面側へ移動させた後、物体側へ移動させ、第3レンズ群G3、第4レンズ群G4及び第5レンズ群G5をそれぞれ物体側へ移動させることにより行う。
【0865】
無限遠から近距離物体への合焦は、合焦レンズ群GFとして、第3レンズ群G3を構成する像側群GBを物体側へ移動させることにより行う。
【0866】
像ブレ発生時には、防振レンズ群VRとして、第4レンズ群G4を、光軸と垂直方向の変位成分を持つように移動させることにより、像面I上の像ブレ補正(防振)を行う。
【0867】
第14実施例では、広角端状態において、補正角度0.664度の場合、防振レンズ群
のシフト量は−0.338mmである。中間焦点距離状態において、補正角度0.469度の場合、防振レンズ群のシフト量は−0.358mmである。望遠端状態において、補正角度0.327度の場合、防振レンズ群のシフト量は−0.389mmである。
【0868】
下記の表14に、第14実施例における各諸元の値を示す。表14における面番号1〜33が、図61に示すm1〜m33の各光学面に対応している。
【0869】
(表14)
[レンズ諸元]
面番号 R D νd nd
物面 ∞
1 755.7151 2.00 22.74 1.80809
2 161.3459 5.78 67.90 1.59319
3 -580.4059 0.10
4 67.8395 5.80 54.61 1.72916
5 174.6045 D5(可変)
6 76.4442 1.35 35.73 1.90265
7 18.5155 8.86
* 8 -39.7788 1.00 51.15 1.75501
9 52.4007 0.10
10 40.3224 5.17 22.74 1.80809
11 -52.2736 2.86
12 -23.0648 1.20 58.12 1.62299
13 -42.3507 D13(可変)
*14 38.7318 3.48 51.15 1.75501
*15 -132.1314 1.00
16 ∞ 2.50 (開口絞り)
17 46.8922 5.22 82.57 1.49782
18 -42.6707 0.10
19 755.7937 1.00 37.18 1.83400
20 25.3493 D20(可変)
*21 32.5284 7.45 67.02 1.59201
22 -21.4485 1.00 23.80 1.84666
23 -37.3054 D23(可変)
24 -269.6872 4.53 22.74 1.80809
25 -22.2495 1.00 35.25 1.74950
26 33.9362 D26(可変)
27 39.0406 8.96 81.49 1.49710
28 -26.9857 1.06
29 -31.8633 4.36 22.74 1.80809
30 -27.4771 1.35 52.34 1.75500
31 -56.0731 3.74
32 -21.6584 1.30 54.61 1.72916
33 -45.4890 D33(可変)
像面 ∞

[非球面データ]
面番号 κ A4 A6 A8 A10
第8面 0.00 4.46184E-06 6.59185E-09 -2.42201E-11 2.59662E-13
第14面 0.00 -3.88209E-06 2.73780E-08 -1.55431E-10 0.00000E+00
第15面 0.00 7.82327E-06 2.51863E-08 -1.15048E-10 -1.28188E-13
第21面 0.00 -3.14303E-06 5.83544E-10 -1.13942E-11 0.00000E+00

[各種データ]
ズーム比 4.13
広角端 中間 望遠端
f 24.7 〜 49.5 〜 102.0
FNo 2.9 〜 3.7 〜 4.1
2ω 82.4 〜 47.2 〜 23.5
Y 19.2 〜 21.6 〜 21.6
TL(空気) 145.2 〜 160.9 〜 196.8
BF(空気) 14.9 〜 28.9 〜 43.9

[可変間隔データ]
無限遠合焦時 近距離合焦時
広角端 中間 望遠端 広角端 中間 望遠端
f 24.7 49.5 102.0 24.7 49.5 102.0
D5 1.10 19.44 48.07
D13 25.53 8.90 1.10
D20 10.87 10.87 10.87 10.20 8.66 2.09
D23 2.50 6.70 7.68 3.17 8.91 16.46
D26 8.08 3.88 2.90
D33 14.92 28.89 43.95

[レンズ群データ]
群初面 群焦点距離
第1レンズ群 1 133.47
第2レンズ群 6 -20.32
第3レンズ群 14 30.32
第4レンズ群 24 -44.25
第5レンズ群 27 151.19

[条件式対応値]
条件式(JG1) βFt = -0.306
条件式(JG2) (rB+rA)/(rB−rA) = 8.062
条件式(JG3) βFw = 0.085

条件式(JJ1) (rB+rA)/(rB−rA) = 8.062
条件式(JJ2) |fF/fXR| = 1.760
条件式(JJ3) βFw = 0.085
条件式(JJ4) νdn = 23.800
【0870】
表14から、本実施例に係る変倍光学系ZL14は、条件式(JG1)〜(JG3)、(JJ1)〜(JJ4)を満たすことが分かる。
【0871】
図62は、第14実施例に係る変倍光学系ZL14の無限遠合焦時における諸収差図(球面収差図、非点収差図、歪曲収差図、倍率色収差図及びコマ収差図)であり、(a)は広角端状態、(b)は中間焦点距離状態、(c)は望遠端状態をそれぞれ示す。図63は、第14実施例に係る変倍光学系ZL14の近距離合焦時における諸収差図(球面収差図、非点収差図、歪曲収差図、倍率色収差図及びコマ収差図)であり、(a)は広角端状態
、(b)は中間焦点距離状態、(c)は望遠端状態をそれぞれ示す。図64は、第14実施例に係る変倍光学系ZL14の無限遠合焦時における像ブレ補正を行った時のコマ収差図であり、(a)は広角端状態、(b)は中間焦点距離状態、(c)は望遠端状態をそれぞれ示す。
【0872】
各収差図において、FNOはFナンバー、NAは開口数、Yは像高を示す。dはd線、gはg線における収差を示す。また、これらの記載のないものは、d線における収差を示す。但し、無限遠合焦時の球面収差図では、最大口径に対応するFナンバーの値を示す。近距離合焦時の球面収差図では、最大口径に対応する開口数の値を示す。非点収差図及び歪曲収差図では、像高の最大値をそれぞれ示す。コマ収差図では、各像高の値を示す。非点収差図では、実線はサジタル像面、破線はメリディオナル像面を示す。
【0873】
図62図64から、第14実施例に係る変倍光学系ZL14は、広角端状態から望遠端状態に亘って、また無限遠合焦状態から至近距離合焦状態に亘って諸収差が良好に補正され、良好な光学性能を有することが分かる。また、像ブレ補正時において、高い結像性能を有することが分かる。
【0874】
以上の各実施例によれば、小型で、合焦時の像倍率変化が小さく、良好な光学性能を有する変倍光学系を実現することができる。
【0875】
ここまで本発明を分かりやすくするために、実施形態の構成要件を付して説明したが、本発明がこれに限定されるものではないことは言うまでもない。以下の内容は、本願の変倍光学系の光学性能を損なわない範囲で適宜採用することが可能である。また、各実施例の特徴群のサブコンビネーションもまた、発明となりうる。
【0876】
第1〜第6の実施形態に係る変倍光学系ZLIの数値実施例として、5群、6群構成のものを示したが、これに限定されず、他の群構成(例えば、7群等)にも適用可能である。具体的には、最も物体側にレンズまたはレンズ群を追加した構成や、最も像側にレンズまたはレンズ群を追加した構成でも構わない。なお、第1〜6レンズ群、前側レンズ群、中間レンズ群、後側レンズ群とは、変倍時に変化する空気間隔で分離された、少なくとも1枚のレンズを有する部分を示す。また、合焦レンズ群GFとは、合焦時に変化する空気間隔で分離された、少なくとも1枚のレンズを有する部分を示す。また、防振レンズ群とは、防振時に移動する部分と防振時に移動しない部分との境界で分離された、少なくとも1枚のレンズを有する部分を示す。
【0877】
第1〜第6の実施形態に係る変倍光学系ZLIにおいて、無限遠から近距離物体への合焦を行うために、レンズ群の一部、1つのレンズ群全体、或いは複数のレンズ群を合焦レンズ群GFとして、光軸方向へ移動させる構成としてもよい。また、斯かる合焦レンズ群GFは、オートフォーカスに適用することも可能であり、オートフォーカス用のモータ(例えば、超音波モータ等)による駆動にも適している。特に、第4レンズ群G4の少なくとも一部を合焦レンズ群GFとすることが好ましい。
【0878】
第1〜第6の実施形態に係る変倍光学系ZLIにおいて、いずれかのレンズ群全体または部分レンズ群を、光軸に垂直な方向の成分を持つように移動させるか、或いは光軸を含む面内方向に回転移動(揺動)させて、手ブレ等によって生じる像ブレを補正する防振レンズ群としてもよい。特に、第5レンズ群G5の少なくとも一部、または第6レンズ群G6の少なくとも一部を防振レンズ群とすることが好ましい。
【0879】
第1〜第6の実施形態に係る変倍光学系ZLIにおいて、レンズ面は、球面または平面で形成されても、非球面で形成されても構わない。レンズ面が球面または平面の場合、レ
ンズ加工および組立調整が容易になり、加工および組立調整の誤差による光学性能の劣化を防げるので好ましい。また、像面がずれた場合でも描写性能の劣化が少ないので好ましい。レンズ面が非球面の場合、非球面は、研削加工による非球面、ガラスを型で非球面形状に形成したガラスモールド非球面、ガラスの表面に樹脂を非球面形状に形成した複合型非球面のいずれの非球面でも構わない。また、レンズ面は回折面としてもよく、レンズを屈折率分布型レンズ(GRINレンズ)あるいはプラスチックレンズとしてもよい。
【0880】
第1〜第6の実施形態に係る変倍光学系ZLIにおいて、開口絞りSは、第3レンズ群G3の近傍に配置されるのが好ましいが、開口絞りとしての部材を設けずに、レンズの枠でその役割を代用してもよい。
【0881】
第1〜第6の実施形態に係る変倍光学系ZLIにおいて、各レンズ面には、フレアやゴーストを軽減し高コントラストの良好な光学性能を達成するために、広い波長域で高い透過率を有する反射防止膜を施してもよい。
【0882】
第1〜第6の実施形態に係る変倍光学系ZLIは、変倍比が3〜4.5倍程度である。
【0883】
第7〜第10の実施形態に係る変倍光学系ZLIの数値実施例として、5群、6群構成のものを示したが、これに限定されず、他の群構成(例えば、7群等)にも適用可能である。具体的には、最も物体側にレンズまたはレンズ群を追加した構成や、最も像面側にレンズまたはレンズ群を追加した構成でも構わない。なお、第1〜6レンズ群、前側レンズ群、中間レンズ群、後側レンズ群とは、変倍時に変化する空気間隔で分離された、少なくとも1枚のレンズを有する部分を示す。また、合焦レンズ群GFとは、合焦時に変化する空気間隔で分離された、少なくとも1枚のレンズを有する部分を示す。また、防振レンズ群とは、防振時に移動する部分と防振時に移動しない部分との境界で分離された、少なくとも1枚のレンズを有する部分を示す。
【0884】
第7〜第10の実施形態に係る変倍光学系ZLIにおいて、無限遠から近距離物体への合焦を行うために、レンズ群の一部、1つのレンズ群全体、或いは複数のレンズ群を合焦レンズ群GFとして、光軸方向へ移動させる構成としてもよい。また、斯かる合焦レンズ群GFは、オートフォーカスに適用することも可能であり、オートフォーカス用のモータ(例えば、超音波モータ、ステッピングモータ、ボイスコイルモータ等)による駆動にも適している。特に、第3レンズ群G3の少なくとも一部、または第4レンズ群G4の少なくとも一部を合焦レンズ群GFとすることが好ましい。また、合焦レンズ群GFは、上記実施例のように1つの接合レンズとから構成しても良いが、レンズ枚数に特に限定は無く、1枚の単レンズと1つの接合レンズなど、1つ以上のレンズ成分で構成することとしてもよい。
【0885】
第7〜第10の実施形態に係る変倍光学系ZLIにおいて、いずれかのレンズ群全体または部分レンズ群を、光軸に垂直な方向の成分を持つように移動させるか、或いは光軸を含む面内方向に回転移動(揺動)させて、手ブレ等によって生じる像ブレを補正する防振レンズ群としてもよい。特に、第5レンズ群G5の少なくとも一部、または第6レンズ群G6の少なくとも一部を防振レンズ群とすることが好ましい。
【0886】
第7〜第10の実施形態に係る変倍光学系ZLIにおいて、レンズ面は、球面または平面で形成されても、非球面で形成されても構わない。レンズ面が球面または平面の場合、レンズ加工および組立調整が容易になり、加工および組立調整の誤差による光学性能の劣化を防げるので好ましい。また、像面がずれた場合でも描写性能の劣化が少ないので好ましい。レンズ面が非球面の場合、非球面は、研削加工による非球面、ガラスを型で非球面形状に形成したガラスモールド非球面、ガラスの表面に樹脂を非球面形状に形成した複合
型非球面のいずれの非球面でも構わない。また、レンズ面は回折面としてもよく、レンズを屈折率分布型レンズ(GRINレンズ)あるいはプラスチックレンズとしてもよい。
【0887】
第7〜第10の実施形態に係る変倍光学系ZLIにおいて、開口絞りSは、第3レンズ群G3の近傍に配置されるのが好ましいが、開口絞りとしての部材を設けずに、レンズの枠でその役割を代用してもよい。
【0888】
第7〜第10の実施形態に係る変倍光学系ZLIにおいて、各レンズ面には、フレアやゴーストを軽減し高コントラストの良好な光学性能を達成するために、広い波長域で高い透過率を有する反射防止膜を施してもよい。反射防止膜は、適宜選択可能であり、多層膜コーティングや、微細な結晶粒子からなる超低屈折率層を有する反射防止膜や、反射防止膜を施す面数も特に限定されない。
【0889】
第7〜第10の実施形態に係る変倍光学系ZLIは、変倍比が2.9〜5.0倍程度、35mm換算で広角端状態での焦点距離が22〜30mm程度、Fnoが広角端状態でf/1.8〜3.7程度、望遠端状態でf/2.8〜5.9程度であるが、この限りではない。
【発明を実施するための形態(第11〜第14の実施形態)】
【0890】
以下、第11〜第14の実施形態について、図面を参照しながら説明する。各実施形態に係る変倍光学系ZLIIは、物体側から順に並んだ、正の屈折力を有する第1レンズ群G1と、前側レンズ群GXと、正の屈折力を有する中間レンズ群GMと、後側レンズ群GRとを有し、前側レンズ群GXは、1以上のレンズ群からなり、負レンズ群を有し、中間レンズ群GMは、少なくとも一部が合焦レンズ群GFであり、後側レンズ群GRは、1以上のレンズ群からなり、変倍の際に、第1レンズ群G1と前側レンズ群GXとの間隔が変化し、前側レンズ群GXと中間レンズ群GMとの間隔が変化し、中間レンズ群GMと後側レンズ群GRとの間隔が変化する。
【0891】
後述の第11〜第14の実施形態の説明において、第2レンズ群G2は、前側レンズ群GXに該当する。第3レンズ群G3は、少なくとも一部に合焦レンズ群GFを含む、中間レンズ群GMに該当する。また、第3レンズ群G3は、物体側より順に並んだ、物体側群GAと、像側群GBとからなり、像側群GBが前記合焦レンズ群GFに該当する。第4レンズ群G4は、後側レンズ群GRのうち、最も物体側のレンズ群に該当する。第5レンズ群G5は、後側レンズ群GRのうち、物体側から2番目のレンズ群に該当する。
【0892】
以下、第11の実施形態について、図面を参照しながら説明する。第11の実施形態に係る変倍光学系ZLIIは、図76に示すように、物体側から順に並んだ、正の屈折力を有する第1レンズ群G1と、負の屈折力を有する第2レンズ群G2と、正の屈折力を有する第3レンズ群G3と、第4レンズ群G4とを有し、各レンズ群の間隔を変化させることにより変倍を行い、第3レンズ群G3は、物体側から順に並んだ、物体側群GAと、像側群GBとを有し、物体側群GAを像面に対して固定した状態で、像側群GBを光軸方向に沿って移動させることにより合焦を行い(=合焦レンズ群GF)、変倍の際に、第4レンズ群G4を像面に対して移動させるように構成されている。
【0893】
この構成により、光学系全系の小型化や構成の簡素化を図っている。また、像倍率変化を抑えることができる。
【0894】
その上で、さらに光学性能を良くするために、第11の実施形態に係る変倍光学系ZLIIは、次の条件式(JK1)、(JK2)を満足する。
【0895】
0.50 < |fF|/fM < 5.00 …(JK1)
0.51 < (−fXn)/fM < 1.60 …(JK2)
但し、
fF:合焦レンズ群GFの焦点距離(像側群GBの焦点距離)、
fM:中間レンズ群GMの焦点距離(第3レンズ群G3の焦点距離)、
fXn:前側レンズ群GXが有する負レンズ群のうち、屈折力の絶対値が最大のレンズ群の焦点距離(第2レンズ群G2の焦点距離)。
【0896】
条件式(JK1)は、合焦群である像側群GBの焦点距離と、中間レンズ群GMの焦点距離(第3レンズ群G3の焦点距離)とを規定するものである。条件式(JK1)の上限値を上回ると、合焦群の屈折力が弱くなり、合焦時の移動量が増え、最短撮影距離を短くすることが困難になるか、第3レンズ群G3の屈折力が強くなりすぎて、変倍時の球面収差を良好に補正できなくなるため、好ましくない。
【0897】
第11の実施形態の効果を確実にするために、条件式(JK1)の上限値を4.50とすることが好ましい。第11の実施形態の効果をより確実にするために、条件式(JK1)の上限値を4.30とすることが好ましい。第11の実施形態の効果をさらに確実にするために、条件式(JK1)の上限値を4.00とすることが好ましい。
【0898】
条件式(JK1)の下限値を下回ると、合焦群の屈折力が強くなり、近距離合焦時の球面収差を良好に補正できなくなるため、好ましくない。
【0899】
第11の実施形態の効果を確実にするために、条件式(JK1)の下限値を0.70とすることが好ましい。第11の実施形態の効果をより確実にするために、条件式(JK1)の下限値を0.90とすることが好ましい。第11の実施形態の効果を更に確実にするために、条件式(JK1)の下限値を1.10とすることが好ましい。
【0900】
条件式(JK2)は、前側レンズ群GXが有する負レンズ群のうち、屈折力の絶対値が最大のレンズ群の焦点距離(第2レンズ群G2の焦点距離)と、中間レンズ群GMの焦点距離(第3レンズ群G3の焦点距離)とを規定するものである。条件式(JK2)の上限値を上回ると、第2レンズ群G2の屈折力が弱くなり、変倍時の移動量が増え、光学系が大型化し、また、像面湾曲収差の補正が難しくなるため、好ましくない。
【0901】
第11の実施形態の効果を確実にするために、条件式(JK2)の上限値を1.55とすることが好ましい。第11の実施形態の効果をより確実にするために、条件式(JK2)の上限値を1.50とすることが好ましい。第11の実施形態の効果をさらに確実にするために、条件式(JK2)の上限値を1.45とすることが好ましい。
【0902】
条件式(JK2)の下限値を下回ると、変倍時に発生する球面収差変動、像面湾曲収差変動を良好に補正できなくなるため、好ましくない。
【0903】
第11の実施形態の効果を確実にするために、条件式(JK2)の下限値を0.53とすることが好ましい。第11の実施形態の効果をより確実にするために、条件式(JK2)の下限値を0.55とすることが好ましい。第11の実施形態の効果をさらに確実にするために、条件式(JK2)の下限値を0.57とすることが好ましい。
【0904】
第11の実施形態に係る変倍光学系ZLIIは、次の条件式(JK3)を満足することが好ましい。
【0905】
0.01 < dAB/|fF| < 0.50 …(JK3)
但し、
dAB:望遠端状態における無限遠合焦時の合焦レンズ群GFとその物体側のレンズとの光軸上の間隔(望遠端状態における無限遠合焦時の像側群GBと、像側群GBを無限遠から近距離物体への合焦の際に光軸上を移動させる方向にある、最も像側群GBに近いレンズとの光軸上の間隔)。
【0906】
例えば、図76に示す実施例において、前記間隔dABは、望遠端状態における無限遠合焦時の、像側群GBの最も物体側レンズL34と、その物体側に位置する物体側群GAの最も像側レンズL33との光軸上の間隔が該当する。
【0907】
条件式(JK3)は、合焦群である像側群GBの焦点距離と、無限遠から近距離物体への合焦の際に合焦群とその物体側に位置するレンズまでの間隔とを規定するものである。条件式(JK3)の上限値を上回ると、合焦群の屈折力が強くなり、合焦時の球面収差変動が良好に補正できなくなるため、好ましくない。
【0908】
第11の実施形態の効果を確実にするために、条件式(JK3)の上限値を0.46とすることが好ましい。第11の実施形態の効果をより確実にするために、条件式(JK3)の上限値を0.42とすることが好ましい。第11の実施形態の効果をさらに確実にするために、条件式(JK3)の上限値を0.38とすることが好ましい。
【0909】
条件式(JK3)の下限値を下回ると、合焦群である像側群GBの屈折力が弱すぎて、近距離合焦時の移動量が増え、レンズ全体が大型化し、また、像面湾曲収差が良好に補正できなくなるため、好ましくない。
【0910】
第11の実施形態の効果を確実にするために、条件式(JK3)の下限値を0.02とすることが好ましい。第11の実施形態の効果をより確実にするために、条件式(JK3)の下限値を0.03とすることが好ましい。第11の実施形態の効果をさらに確実にするために、条件式(JK3)の下限値を0.04とすることが好ましい。
【0911】
第11の実施形態に係る変倍光学系ZLIIは、変倍の際に、第1レンズ群G1を像面に対して移動させることが好ましい。この構成により、効率よく変倍を行い、望遠端状態における球面収差を良好に補正することができる。
【0912】
第11の実施形態に係る変倍光学系ZLIIは、変倍の際に、第2レンズ群G2を像面に対して移動させることが好ましい。この構成により、効率よく変倍を行い、変倍時に発生する球面収差変動や像面湾曲変動を抑制することができる。
【0913】
第11の実施形態に係る変倍光学系ZLIIは、変倍の際に、第3レンズ群G3を像面に対して移動させることが好ましい。この構成により、効率よく変倍を行い、変倍時に発生する球面収差変動や像面湾曲収差変動を抑制することができる。
【0914】
第11の実施形態に係る変倍光学系ZLIIは、変倍の際に、第4レンズ群G4を像面に対して移動させることが好ましい。この構成により、効率よく変倍を行い、変倍時に発生する球面収差変動や像面湾曲収差変動を抑制することができる。
【0915】
第11の実施形態に係る変倍光学系ZLIIにおいて、合焦レンズ群(第3レンズ群G3を構成する像側群GB)は、全体として正の屈折力を有する場合、正レンズを含み、次の条件式(JK4)、(JK5)を満足することが好ましい。
【0916】
ndp+0.0075×νdp−2.175 < 0 …(JK4)
νdp > 50.00 …(JK5)
但し、
ndp:合焦レンズ群GF(像側群GB)に含まれる正レンズの媒質のd線に対する屈折率、
νdp:合焦レンズ群GF(像側群GB)に含まれる正レンズの媒質のd線を基準とするアッベ数。
【0917】
条件式(JK4)は、合焦群である像側群GBに用いるレンズの硝材を規定するものである。条件式(JK4)の上限値を上回ると、ガラスの分散に対して屈折力が強すぎるため、近距離合焦時の色収差補正が困難になり、好ましくない。
【0918】
第11の実施形態の効果を確実にするために、条件式(JK4)の上限値を−0.015とすることが好ましい。第11の実施形態の効果をより確実にするために、条件式(JK4)の上限値を−0.030とすることが好ましい。第11の実施形態の効果をさらに確実にするために、条件式(JK4)の上限値を−0.045とすることが好ましい。
【0919】
条件式(JK5)は、合焦群である像側群GBに用いるレンズの硝材を規定するものである。条件式(JK5)の下限値を下回ると、ガラスの分散が大きく、仮に負レンズと接合させたとしても近距離合焦時の色収差補正が困難になり、好ましくない。
【0920】
第11の実施形態の効果を確実にするために、条件式(JK5)の下限値を52.00とすることが好ましい。第11の実施形態の効果をより確実にするために、条件式(JK5)の上限値を54.00とすることが好ましい。第11の実施形態の効果をさらに確実にするために、条件式(JK5)の上限値を55.00とすることが好ましい。
【0921】
第11の実施形態に係る変倍光学系ZLIIにおいて、合焦レンズ群(第3レンズ群G3を構成する像側群GB)は、全体として負の屈折力を有する場合、負レンズを含み、次の条件式(JK6)、(JK7)を満足することが好ましい。
【0922】
ndn+0.0075×νdn−2.175 < 0 …(JK6)
νdn > 50.00 …(JK7)
但し、
ndn:合焦レンズ群GF(像側群GB)に含まれる負レンズの媒質のd線に対する屈折率、
νdn:合焦レンズ群GF(像側群GB)に含まれる負レンズの媒質のd線を基準とするアッベ数。
【0923】
条件式(JK6)は、合焦群である像側群GBに用いるレンズの硝材を規定するものである。条件式(JK6)の上限値を上回ると、ガラスの分散に対して屈折力が強すぎるため、近距離合焦時の色収差補正が困難になり、好ましくない。
【0924】
第11の実施形態の効果を確実にするために、条件式(JK6)の上限値を−0.015とすることが好ましい。第11の実施形態の効果をより確実にするために、条件式(JK6)の上限値を−0.030とすることが好ましい。第11の実施形態の効果をさらに確実にするために、条件式(JK6)の上限値を−0.045とすることが好ましい。
【0925】
条件式(JK7)は、合焦群である像側群GBに用いるレンズの硝材を規定するものである。条件式(JK7)の下限値を下回ると、ガラスの分散が大きく、仮に正レンズと接合させたとしても近距離合焦時の色収差補正が困難になり、好ましくない。
【0926】
第11の実施形態の効果を確実にするために、条件式(JK7)の下限値を52.00とすることが好ましい。第11の実施形態の効果をより確実にするために、条件式(JK7)の上限値を54.00とすることが好ましい。第11の実施形態の効果をさらに確実にするために、条件式(JK7)の上限値を55.00とすることが好ましい。
【0927】
第11の実施形態に係る変倍光学系ZLIIは、像側群GBと、本光学系を構成する最も像側のレンズとの間に、像ブレを補正するために光軸と垂直方向の変位成分を持つように移動可能に構成した防振レンズ群VRを有することが好ましい。例えば、図76に示す実施例において、前記防振レンズ群VRは、像側群GBと本光学系を構成する最も像側のレンズとの間に位置する、第4レンズ群G4が該当する。
【0928】
この構成により、合焦時の像倍率変動を小さくしつつ、防振レンズ群VRの偏心コマ収差、非点収差を良好に補正することが可能となる。
【0929】
以上のように、第11の実施形態によれば、小型で、合焦時の像倍率変化が小さく、良好な光学性能を有する変倍光学系ZLIIを実現することができる。
【0930】
次に、図176を参照しながら、上述の変倍光学系ZLIIを備えたカメラ(光学機器)について説明する。カメラ11は、図176に示すように、撮影レンズ12として上述の変倍光学系ZLIIを備えたレンズ交換式のカメラ(所謂ミラーレスカメラ)である。このカメラ11において、不図示の物体(被写体)からの光は、撮影レンズ12で集光されて、不図示のOLPF(Optical low pass filter:光学ローパスフィルタ)を介して撮像
部13の撮像面上に被写体像を形成する。そして、撮像部13に設けられた光電変換素子によって被写体像が光電変換されて被写体の画像が生成される。この画像は、カメラ11に設けられたEVF(Electronic view finder:電子ビューファインダ)14に表示される。これにより撮影者は、EVF14を介して被写体を観察することができる。また、撮影者によって不図示のレリーズボタンが押されると、撮像部13で生成された被写体の画像が不図示のメモリーに記憶される。このようにして、撮影者は本カメラ11による被写体の撮影を行うことができる。
【0931】
本カメラ11に撮影レンズ12として搭載した第11の実施形態に係る変倍光学系ZLIIは、後述の各実施例からも分かるようにその特徴的なレンズ構成によって、小型で、合焦時の像倍率変化が小さく、良好な光学性能を有している。したがって、本カメラ11によれば、小型で、合焦時の像倍率変化が小さく、良好な光学性能を有する光学機器を実現することができる。
【0932】
なお、第11の実施形態では、ミラーレスカメラの例を説明したが、これに限定されるものではない。例えば、カメラ本体にクイックリターンミラーを有し、ファインダ光学系によって被写体を観察する一眼レフタイプのカメラに、上述の変倍光学系ZLIIを搭載した場合でも、上記カメラ11と同様の効果を奏することができる。
【0933】
続いて、図177を参照しながら、上述の変倍光学系ZLIIの製造方法について概説する。まず、鏡筒内に、物体側より順に並んだ、正の屈折力を有する第1レンズ群G1と、負の屈折力を有する第2レンズ群G2と、正の屈折力を有する第3レンズ群G3と、第4レンズ群G4とを有し、各レンズ群の間隔を変化させることにより変倍を行うように、各レンズを配置する(ステップST1110)。このとき、第3レンズ群G3は、物体側から順に並んだ、物体側群GAと、像側群GBとを有し、像側群GB(=合焦レンズ群GF)を光軸方向に沿って移動させることにより合焦を行うように、各レンズを配置する(ステップST1120)。また、変倍の際に、第4レンズ群G4を像面に対して移動させるように、各レンズを配置する(ステップST1130)。そして、次の条件式(JK1)、
(JK2)を満足するように、鏡筒内に各レンズを配置する(ステップST1140)。
【0934】
0.50 < |fF|/fM < 5.00 …(JK1)
0.51 < (−fXn)/fM < 1.60 …(JK2)
但し、
fF:合焦レンズ群GFの焦点距離(像側群GBの焦点距離)、
fM:中間レンズ群GMの焦点距離(第3レンズ群G3の焦点距離)、
fXn:前側レンズ群GXが有する負レンズ群のうち、屈折力の絶対値が最大のレンズ群の焦点距離(第2レンズ群G2の焦点距離)。
【0935】
第11の実施形態におけるレンズ配置の一例を挙げると、図76に示すように、物体側から順に、像側に凹面を向けた負メニスカスレンズL11と両凸レンズL12とを接合した接合レンズと、物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズL13とを配置して第1レンズ群G1とし、像側に凹面を向けた負メニスカスレンズL21と、両凹レンズL22と、両凸レンズL23と、物体側に凹面を向けた負メニスカスレンズL24とを配置して第2レンズ群G2とし、両凸レンズL31と、開口絞りSと、両凸レンズL32と、像側に凹面を向けた負メニスカスレンズL33とからなる物体側群GAと、両凸レンズL34と物体側に凹面を向けた負メニスカスレンズL35とを接合した接合レンズからなる像側群GBとを配置して第3レンズ群G3とし、像側に凸面を向けた正メニスカスレンズL41と両凹レンズL42とを接合した接合レンズを配置して第4レンズ群G4とし、両凸レンズL51と、像側に凸面を向けた正メニスカスレンズL52と物体側に凹面を向けた負メニスカスレンズL53とを接合した接合レンズと、物体側に凹面を向けた負メニスカスレンズL54とを配置して第5レンズ群G5とする。このように準備した各レンズ群を、上述の手順で配置して変倍光学系ZLIIを製造する。
【0936】
第11の実施形態に係る製造方法によれば、小型で、合焦時の像倍率変化が小さく、良好な光学性能を有する変倍光学系ZLIIを製造することができる。
【0937】
以下、第12の実施形態について、図面を参照しながら説明する。第12の実施形態に係る変倍光学系ZLIIは、図76に示すように、物体側から順に並んだ、正の屈折力を有する第1レンズ群G1と、負の屈折力を有する第2レンズ群G2と、正の屈折力を有する第3レンズ群G3と、第4レンズ群G4とを有し、各レンズ群の間隔を変化させることにより変倍を行い、第3レンズ群G3は、物体側から順に並んだ、物体側群GAと、像側群GBとを有し、物体側群GAを像面に対して固定した状態で、像側群GBを光軸方向に沿って移動させることにより合焦を行い(=合焦レンズ群GF)、変倍の際に、第1レンズ群G1を像面に対して物体側に移動させ、第2レンズ群G2を像面に対して移動させる。
【0938】
この構成により、光学系全系の小型化や構成の簡素化を図っている。また、像倍率変化を抑えることができる。
【0939】
その上で、さらに光学性能を良くするために、第12の実施形態に係る変倍光学系ZLIIは、像側群GBとこれに隣接するレンズ群との間に形成され、無限遠から近距離物体への合焦の際に像側群GBを移動させる方向に位置する空気レンズが、次の条件式(JL1)を満足する。
【0940】
例えば、図76に示す実施例において、前記空気レンズは、像側群GBとこれに隣接するレンズ群(ここでは、物体側群GA)との間に形成され、無限遠から近距離物体への合焦の際に像側群GBを移動させる方向に位置する、第20面と第21面とからなる空気レンズが該当する。
【0941】
1.50<|(rB+rA)/(rB−rA)| …(JL1)
但し、
rA:前記空気レンズの物体側レンズ面の曲率半径、
rB:前記空気レンズの像側レンズ面の曲率半径。
【0942】
条件式(JL1)は、合焦群である像側群GBと、これに空気を挟んで隣り合うレンズ群との間にできる空気レンズの形状を規定するものである。条件式(JL1)の下限値を下回ると、前記空気レンズの屈折力が強くなり、近距離合焦時の球面収差、像面湾曲収差を良好に補正できなくなるため、好ましくない。
【0943】
第12の実施形態の効果を確実にするために、条件式(JL1)の下限値を2.10とすることが好ましい。第12の実施形態の効果をより確実にするために、条件式(JL1)の下限値を2.70とすることが好ましい。第12の実施形態の効果をさらに確実にするために、条件式(JL1)の下限値を3.30とすることが好ましい。
【0944】
第12の実施形態に係る変倍光学系ZLIIは、次の条件式(JL2)を満足することが好ましい。
【0945】
0.50 < |fF|/fM < 5.00 …(JL2)
但し、
fF:合焦レンズ群GFの焦点距離(像側群GBの焦点距離)、
fM:中間レンズ群GMの焦点距離(第3レンズ群G3の焦点距離)。
【0946】
条件式(JL2)は、合焦群である像側群GBの焦点距離と、中間レンズ群GMの焦点距離(第3レンズ群G3の焦点距離)とを規定するものである。条件式(JL2)の上限値を上回ると、合焦群の屈折力が弱くなり、合焦時の移動量が増え、最短撮影距離を短くすることが困難になるか、第3レンズ群G3の屈折力が強くなりすぎて、変倍時の球面収差を良好に補正できなくなるため、好ましくない。
【0947】
第12の実施形態の効果を確実にするために、条件式(JL2)の上限値を4.15とすることが好ましい。第12の実施形態の効果をより確実にするために、条件式(JL2)の上限値を3.35とすることが好ましい。第12の実施形態の効果をさらに確実にするために、条件式(JL2)の上限値を2.55とすることが好ましい。
【0948】
条件式(JL2)の下限値を下回ると、合焦群の屈折力が強くなり、近距離合焦時の球面収差を良好に補正できなくなるため、好ましくない。
【0949】
第12の実施形態の効果を確実にするために、条件式(JL2)の下限値を0.70とすることが好ましい。第12の実施形態の効果をより確実にするために、条件式(JL2)の下限値を0.90とすることが好ましい。第12の実施形態の効果を更に確実にするために、条件式(JL2)の下限値を1.10とすることが好ましい。
【0950】
第12の実施形態に係る変倍光学系ZLIIは、次の条件式(JL3)を満足することが好ましい。
【0951】
0.01 < dAB/|fF| < 0.50 …(JL3)
但し、
dAB:望遠端状態における無限遠合焦時の合焦レンズ群GFとその物体側のレンズとの光軸上の間隔(望遠端状態における無限遠合焦時の像側群GBと、像側群GBを無限遠から近距離物体への合焦の際に光軸上を移動させる方向にある、最も像側群GBに近いレ
ンズとの光軸上の間隔)、
fF:合焦レンズ群GFの焦点距離(像側群GBの焦点距離)。
【0952】
例えば、図76に示す実施例において、前記間隔dABは、望遠端状態における無限遠合焦時の、像側群GBの最も物体側レンズL34と、その物体側に位置する物体側群GAの最も像側レンズL33との光軸上の間隔が該当する。
【0953】
条件式(JL3)は、合焦群である像側群GBの焦点距離と、無限遠から近距離物体への合焦の際に合焦群とその物体側に位置するレンズまでの間隔とを規定するものである。条件式(JL3)の上限値を上回ると、合焦群の屈折力が強くなり、合焦時の球面収差変動が良好に補正できなくなるため、好ましくない。
【0954】
第12の実施形態の効果を確実にするために、条件式(JL3)の上限値を0.46とすることが好ましい。第12の実施形態の効果をより確実にするために、条件式(JL3)の上限値を0.42とすることが好ましい。第12の実施形態の効果をさらに確実にするために、条件式(JL3)の上限値を0.38とすることが好ましい。
【0955】
条件式(JL3)の下限値を下回ると、合焦群である像側群GBの屈折力が弱すぎて、近距離合焦時の移動量が増え、レンズ全体が大型化し、また、像面湾曲収差が良好に補正できなくなるため、好ましくない。
【0956】
第12の実施形態の効果を確実にするために、条件式(JL3)の下限値を0.02とすることが好ましい。第12の実施形態の効果をより確実にするために、条件式(JL3)の下限値を0.03とすることが好ましい。第12の実施形態の効果をさらに確実にするために、条件式(JL3)の下限値を0.04とすることが好ましい。
【0957】
第12の実施形態に係る変倍光学系ZLIIは、変倍の際に、第1レンズ群G1を像面に対して移動させることが好ましい。この構成により、効率よく変倍を行い、望遠端状態における球面収差を良好に補正することができる。
【0958】
第12の実施形態に係る変倍光学系ZLIIは、変倍の際に、第2レンズ群G2を像面に対して移動させることが好ましい。この構成により、効率よく変倍を行い、変倍時に発生する球面収差変動や像面湾曲変動を抑制することができる。
【0959】
第12の実施形態に係る変倍光学系ZLIIは、変倍の際に、第4レンズ群G4から像側のレンズ群の全て、もしくは少なくとも第4レンズ群G4を、像面に対して移動させることが好ましい。この構成により、効率よく変倍を行い、変倍時に発生する球面収差変動や像面湾曲収差変動を抑制することができる。
【0960】
第12の実施形態に係る変倍光学系ZLIIは、次の条件式(JL4)を満足することが好ましい。
【0961】
0.20 < (−fXn)/fM < 1.60 …(JL4)
但し、
fXn:前側レンズ群GXが有する負レンズ群のうち、屈折力の絶対値が最大のレンズ群の焦点距離(第2レンズ群G2の焦点距離)。
【0962】
条件式(JL4)は、前側レンズ群GXが有する負レンズ群のうち、屈折力の絶対値が最大のレンズ群の焦点距離(第2レンズ群G2の焦点距離)と、中間レンズ群GMの焦点距離(第3レンズ群G3の焦点距離)とを規定するものである。条件式(JL4)の上限値を
上回ると、第2レンズ群G2の屈折力が弱くなり、変倍時の移動量が増え、光学系が大型化し、また、像面湾曲収差の補正が難しくなるため、好ましくない。
【0963】
第12の実施形態の効果を確実にするために、条件式(JL4)の上限値を1.55とすることが好ましい。第12の実施形態の効果をより確実にするために、条件式(JL4)の上限値を1.50とすることが好ましい。第12の実施形態の効果をさらに確実にするために、条件式(JL4)の上限値を1.45とすることが好ましい。第12の実施形態の効果をさらに確実にするために、条件式(JL4)の上限値を1.20とすることが好ましい。
【0964】
条件式(JL4)の下限値を下回ると、変倍時に発生する球面収差変動、像面湾曲収差変動を良好に補正できなくなるため、好ましくない。
【0965】
第12の実施形態の効果を確実にするために、条件式(JL4)の下限値を0.25とすることが好ましい。第12の実施形態の効果をより確実にするために、条件式(JL4)の下限値を0.30とすることが好ましい。第12の実施形態の効果をさらに確実にするために、条件式(JL4)の下限値を0.35とすることが好ましい。
【0966】
第12の実施形態に係る変倍光学系ZLIIにおいて、合焦レンズ群GF(像側群GB)は、全体として正の屈折力を有する場合、正レンズを含み、次の条件式(JL5)、(JL6)を満足することが好ましい。
【0967】
ndp+0.0075×νdp−2.175 < 0 …(JL5)
νdp > 50.00 …(JL6)
但し、
ndp:合焦レンズ群GF(像側群GB)に含まれる正レンズの媒質のd線に対する屈折率、
νdp:合焦レンズ群GF(像側群GB)に含まれる正レンズの媒質のd線を基準とするアッベ数。
【0968】
条件式(JL5)は、合焦群である像側群GBに用いるレンズの硝材を規定するものである。条件式(JL5)の上限値を上回ると、ガラスの分散に対して屈折力が強すぎるため、近距離合焦時の色収差補正が困難になり、好ましくない。
【0969】
第12の実施形態の効果を確実にするために、条件式(JL5)の上限値を−0.015とすることが好ましい。第12の実施形態の効果をより確実にするために、条件式(JL5)の上限値を−0.030とすることが好ましい。第12の実施形態の効果をさらに確実にするために、条件式(JL5)の上限値を−0.045とすることが好ましい。
【0970】
条件式(JL6)は、合焦群である像側群GBに用いるレンズの硝材を規定するものである。条件式(JL6)の下限値を下回ると、ガラスの分散が大きく、仮に負レンズと接合させたとしても近距離合焦時の色収差補正が困難になり、好ましくない。
【0971】
第12の実施形態の効果を確実にするために、条件式(JL6)の下限値を52.00とすることが好ましい。第12の実施形態の効果をより確実にするために、条件式(JL6)の上限値を54.00とすることが好ましい。第12の実施形態の効果をさらに確実にするために、条件式(JL6)の上限値を55.00とすることが好ましい。
【0972】
第12の実施形態に係る変倍光学系ZLIIにおいて、合焦レンズ群GF(像側群GB)は、全体として負の屈折力を有する場合、負レンズを含み、次の条件式(JL7)、(JL8
)を満足することが好ましい。
【0973】
ndn+0.0075×νdn−2.175 < 0 …(JL7)
νdn > 50.00 …(JL8)
但し、
ndn:合焦レンズ群GF(像側群GB)に含まれる負レンズの媒質のd線に対する屈折率、
νdn:合焦レンズ群GF(像側群GB)に含まれる負レンズの媒質のd線を基準とするアッベ数。
【0974】
条件式(JL7)は、合焦群である像側群GBに用いるレンズの硝材を規定するものである。条件式(JL7)の上限値を上回ると、ガラスの分散に対して屈折力が強すぎるため、近距離合焦時の色収差補正が困難になり、好ましくない。
【0975】
第12の実施形態の効果を確実にするために、条件式(JL7)の上限値を−0.015とすることが好ましい。第12の実施形態の効果をより確実にするために、条件式(JL7)の上限値を−0.030とすることが好ましい。第12の実施形態の効果をさらに確実にするために、条件式(JL7)の上限値を−0.045とすることが好ましい。
【0976】
条件式(JL8)は、合焦群である像側群GBに用いるレンズの硝材を規定するものである。条件式(JL8)の下限値を下回ると、ガラスの分散が大きく、仮に正レンズと接合させたとしても近距離合焦時の色収差補正が困難になり、好ましくない。
【0977】
第12の実施形態の効果を確実にするために、条件式(JL8)の下限値を52.00とすることが好ましい。第12の実施形態の効果をより確実にするために、条件式(JL8)の上限値を54.00とすることが好ましい。第12の実施形態の効果をさらに確実にするために、条件式(JL8)の上限値を55.00とすることが好ましい。
【0978】
第12の実施形態に係る変倍光学系ZLIIは、像側群GBと、本光学系を構成する最も像側のレンズとの間に、像ブレを補正するために光軸と垂直方向の変位成分を持つように移動可能に構成した防振レンズ群VRを有することが好ましい。例えば、図76に示す実施例において、前記防振レンズ群VRは、像側群GBと本光学系を構成する最も像側のレンズとの間に位置する、第4レンズ群G4が該当する。
【0979】
この構成により、合焦時の像倍率変動を小さくしつつ、防振レンズ群VRの偏心コマ収差、非点収差を良好に補正することが可能となる。
【0980】
以上のように、第12の実施形態によれば、小型で、合焦時の像倍率変化が小さく、良好な光学性能を有する変倍光学系ZLIIを実現することができる。
【0981】
次に、図176を参照しながら、上述の変倍光学系ZLIIを備えたカメラ(光学機器)11について説明する。このカメラ11は、第11の実施形態のものと同一であり、既にその構成説明を行っているので、ここでの説明は省略する。
【0982】
本カメラ11に撮影レンズ12として搭載した第12の実施形態に係る変倍光学系ZLIIは、後述の各実施例からも分かるようにその特徴的なレンズ構成によって、小型で、合焦時の像倍率変化が小さく、良好な光学性能を有している。したがって、本カメラ11によれば、小型で、合焦時の像倍率変化が小さく、良好な光学性能を有する光学機器を実現することができる。
【0983】
なお、第12の実施形態では、ミラーレスカメラの例を説明したが、これに限定されるものではない。例えば、カメラ本体にクイックリターンミラーを有し、ファインダ光学系によって被写体を観察する一眼レフタイプのカメラに、上述の変倍光学系ZLIIを搭載した場合でも、上記カメラ11と同様の効果を奏することができる。
【0984】
続いて、図178を参照しながら、上述の変倍光学系ZLIIの製造方法について概説する。まず、鏡筒内に、物体側より順に並んだ、正の屈折力を有する第1レンズ群G1と、負の屈折力を有する第2レンズ群G2と、正の屈折力を有する第3レンズ群G3と、第4レンズ群G4とを有し、各レンズ群の間隔を変化させることにより変倍を行うように、各レンズを配置する(ステップST1210)。このとき、第3レンズ群G3は、物体側から順に並んだ、物体側群GAと、像側群GBとを有し、像側群GB(=合焦レンズ群GF)を光軸方向に沿って移動させることにより合焦を行うように、各レンズを配置する(ステップST1220)。また、変倍の際に、第1レンズ群G1を像面に対して物体側に移動させ、第2レンズ群G2を像面に対して移動させるように、各レンズを配置する(ステップST1230)。そして、像側群GBとこれに隣接するレンズ群との間に形成され、無限遠から近距離物体への合焦の際に像側群GBを移動させる方向に位置する空気レンズが、次の条件式(JL1)を満足するように、各レンズを配置する(ステップST1240)。
【0985】
1.50<|(rB+rA)/(rB−rA)| …(JL1)
但し、
rA:前記空気レンズの物体側レンズ面の曲率半径、
rB:前記空気レンズの像側レンズ面の曲率半径。
【0986】
第12の実施形態におけるレンズ配置の一例を挙げると、図76に示すように、物体側から順に、像側に凹面を向けた負メニスカスレンズL11と両凸レンズL12とを接合した接合レンズと、物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズL13とを配置して第1レンズ群G1とし、像側に凹面を向けた負メニスカスレンズL21と、両凹レンズL22と、両凸レンズL23と、物体側に凹面を向けた負メニスカスレンズL24とを配置して第2レンズ群G2とし、両凸レンズL31と、開口絞りSと、両凸レンズL32と、像側に凹面を向けた負メニスカスレンズL33とからなる物体側群GAと、両凸レンズL34と物体側に凹面を向けた負メニスカスレンズL35とを接合した接合レンズからなる像側群GBとを配置して第3レンズ群G3とし、像側に凸面を向けた正メニスカスレンズL41と両凹レンズL42とを接合した接合レンズを配置して第4レンズ群G4とし、両凸レンズL51と、像側に凸面を向けた正メニスカスレンズL52と物体側に凹面を向けた負メニスカスレンズL53とを接合した接合レンズと、物体側に凹面を向けた負メニスカスレンズL54とを配置して第5レンズ群G5とする。このように準備した各レンズ群を、上述の手順で配置して変倍光学系ZLIIを製造する。
【0987】
第12の実施形態に係る製造方法によれば、小型で、合焦時の像倍率変化が小さく、良好な光学性能を有する変倍光学系を製造することができる。
【0988】
以下、第13の実施形態について、図面を参照しながら説明する。第13の実施形態に係る変倍光学系ZLIIは、図76に示すように、物体側から順に並んだ、正の屈折力を有する第1レンズ群G1と、負の屈折力を有する第2レンズ群G2と、正の屈折力を有する第3レンズ群G3と、第4レンズ群G4とを有し、各レンズ群の間隔を変化させることにより変倍を行い、第3レンズ群G3は、物体側から順に並んだ、物体側群GAと、像側群GBとを有し、物体側群GAを像面に対して固定した状態で、像側群GBを光軸方向に移動させることにより合焦を行う(=合焦レンズ群GF)。
【0989】
この構成により、光学系全系の小型化や構成の簡素化を図っている。
【0990】
また、第13の実施形態に係る変倍光学系ZLIIは、像側群GBと、本光学系を構成する最も像側のレンズとの間に、像ブレを補正するために光軸と垂直方向の変位成分を持つように移動可能に構成した防振レンズ群VRを有する。
【0991】
例えば、図76に示す実施例において、前記防振レンズ群VRは、像側群GBと本光学系を構成する最も像側のレンズとの間に位置する、第4レンズ群G4が該当する。
【0992】
この構成により、合焦時の像倍率変動を小さくしつつ、防振レンズ群VRの偏心コマ収差、非点収差を良好に補正することが可能となる。
【0993】
その上で、さらに光学性能を良くするために、第13の実施形態に係る変倍光学系ZLIIは、次の条件式(JM1)、(JM2)を満足する。
【0994】
0.01 < dV/|fV| <0.50 …(JM1)
0.50 < |fF|/fM < 3.00 …(JM2)
但し、
dV:望遠端状態における防振レンズ群VRとその像側に位置するレンズとの光軸上の間隔、
fV:防振レンズ群VRの焦点距離、
fF:合焦レンズ群GFの焦点距離(像側群GBの焦点距離)、
fM:中間レンズ群GMの焦点距離(第3レンズ群G3の焦点距離)。
【0995】
条件式(JM1)は、防振レンズ群VRと空気間隔を挟んでその像側に位置するレンズとの間にできる、いわゆる空気レンズの間隔を規定するものである。条件式(JM1)の上限値を上回ると、前記空気レンズの間隔が開き過ぎて、防振時の偏心コマ収差、像面湾曲収差が良好に補正できないか、防振レンズ群VRの屈折力が強くなり過ぎて、偏心コマ収差、像面湾曲収差を良好に補正できなくなるため、好ましくない。
【0996】
第13の実施形態の効果を確実にするために、条件式(JM1)の上限値を0.47とすることが好ましい。第13の実施形態の効果をより確実にするために、条件式(JM1)の下限値を0.44とすることが好ましい。第13の実施形態の効果をさらに確実にするために、条件式(JM1)の下限値を0.42とすることが好ましい。
【0997】
条件式(JM1)の下限値を下回ると、前記空気レンズの間隔がなくなり、防振時に防振レンズ群VRとその像側に位置するレンズとがぶつかってしまうか、防振レンズ群VRの焦点距離が長くなり過ぎて、防振レンズ群VRの移動量が大きくなり、制御が困難になるか、防振レンズが偏心した際の偏心コマ収差、像面湾曲収差を良好に補正できなくなるため、好ましくない。
【0998】
第13の実施形態の効果を確実にするために、条件式(JM1)の下限値を0.015とすることが好ましい。第13の実施形態の効果をより確実にするために、条件式(JM1)の下限値を0.016とすることが好ましい。
【0999】
条件式(JM2)は、合焦群である像側群GBの焦点距離と、中間レンズ群GMの焦点距離(第3レンズ群G3の焦点距離)とを規定するものである。条件式(JM2)の上限値を上回ると、合焦群の屈折力が弱くなり、合焦時の移動量が増え、最短撮影距離を短くすることが困難になるか、第3レンズ群G3の屈折力が強くなりすぎて、変倍時の球面収差を良好に補正できなくなるため、好ましくない。
【1000】
第13の実施形態の効果を確実にするために、条件式(JM2)の上限値を2.90とすることが好ましい。第13の実施形態の効果をより確実にするために、条件式(JM2)の上限値を2.80とすることが好ましい。第13の実施形態の効果をさらに確実にするために、条件式(JM2)の上限値を2.75とすることが好ましい。
【1001】
条件式(JM2)の下限値を下回ると、合焦群の屈折力が強くなり、近距離合焦時の球面収差を良好に補正できなくなるため、好ましくない。
【1002】
第13の実施形態の効果を確実にするために、条件式(JM2)の下限値を0.70とすることが好ましい。第13の実施形態の効果をより確実にするために、条件式(JM2)の下限値を0.90とすることが好ましい。第13の実施形態の効果を更に確実にするために、条件式(JM2)の下限値を1.10とすることが好ましい。
【1003】
第13の実施形態に係る変倍光学系ZLIIは、次の条件式(JM3)を満足することが好ましい。
【1004】
0.01 < dAB/|fF| < 0.50 …(JM3)
但し、
dAB:望遠端状態における無限遠合焦時の合焦レンズ群GFとその物体側のレンズとの光軸上の間隔(望遠端状態における無限遠合焦時の像側群GBと、像側群GBを無限遠から近距離物体への合焦の際に光軸上を移動させる方向にある、最も像側群GBに近いレンズとの光軸上の間隔)。
【1005】
例えば、図76に示す実施例において、前記間隔dABは、望遠端状態における無限遠合焦時の、像側群GBの最も物体側レンズL34と、その物体側に位置する物体側群GAの最も像側レンズL33との光軸上の間隔が該当する。
【1006】
条件式(JM3)は、合焦群である像側群GBの焦点距離と、無限遠から近距離物体への合焦の際に合焦群とその物体側に位置するレンズまでの間隔とを規定するものである。条件式(JM3)の上限値を上回ると、合焦群の屈折力が強くなり、合焦時の球面収差変動が良好に補正できなくなるため、好ましくない。
【1007】
第13の実施形態の効果を確実にするために、条件式(JM3)の上限値を0.46とすることが好ましい。第13の実施形態の効果をより確実にするために、条件式(JM3)の上限値を0.42とすることが好ましい。第13の実施形態の効果をさらに確実にするために、条件式(JM3)の上限値を0.38とすることが好ましい。
【1008】
条件式(JM3)の下限値を下回ると、合焦群である像側群GBの屈折力が弱すぎて、近距離合焦時の移動量が増え、レンズ全体が大型化し、また、像面湾曲収差が良好に補正できなくなるため、好ましくない。
【1009】
第13の実施形態の効果を確実にするために、条件式(JM3)の下限値を0.02とすることが好ましい。第13の実施形態の効果をより確実にするために、条件式(JM3)の下限値を0.03とすることが好ましい。第13の実施形態の効果をさらに確実にするために、条件式(JM3)の下限値を0.04とすることが好ましい。
【1010】
第13の実施形態に係る変倍光学系ZLIIは、変倍の際に、第1レンズ群G1を像面に対して移動させることが好ましい。この構成により、効率よく変倍を行い、望遠端状態における球面収差を良好に補正することができる。
【1011】
第13の実施形態に係る変倍光学系ZLIIは、変倍の際に、第2レンズ群G2を像面に対して移動させることが好ましい。この構成により、効率よく変倍を行い、変倍時に発生する球面収差変動や像面湾曲変動を抑制することができる。
【1012】
第13の実施形態に係る変倍光学系ZLIIは、変倍の際に、第4レンズ群G4から像側のレンズ群の全て、もしくは少なくとも第4レンズ群G4を、像面に対して移動させることが好ましい。この構成により、効率よく変倍を行い、変倍時に発生する球面収差変動や像面湾曲収差変動を抑制することができる。
【1013】
第13の実施形態に係る変倍光学系ZLIIは、次の条件式(JM4)を満足することが好ましい。
【1014】
0.20 < (−fXn)/fM < 1.60 …(JM4)
但し、
fXn:前側レンズ群GXが有する負レンズ群のうち、屈折力の絶対値が最大のレンズ群の焦点距離(第2レンズ群G2の焦点距離)。
【1015】
条件式(JM4)は、前側レンズ群GXが有する負レンズ群のうち、屈折力の絶対値が最大のレンズ群の焦点距離(第2レンズ群G2の焦点距離)と、中間レンズ群GMの焦点距離(第3レンズ群G3の焦点距離)とを規定するものである。条件式(JM4)の上限値を上回ると、第2レンズ群G2の屈折力が弱くなり、変倍時の移動量が増え、光学系が大型化し、また、像面湾曲収差の補正が難しくなるため、好ましくない。
【1016】
第13の実施形態の効果を確実にするために、条件式(JM4)の上限値を1.55とすることが好ましい。第13の実施形態の効果をより確実にするために、条件式(JM4)の上限値を1.50とすることが好ましい。第13の実施形態の効果をさらに確実にするために、条件式(JM4)の上限値を1.45とすることが好ましい。第13の実施形態の効果をさらに確実にするために、条件式(JM4)の上限値を1.20とすることが好ましい。
【1017】
条件式(JM4)の下限値を下回ると、変倍時に発生する球面収差変動、像面湾曲収差変動を良好に補正できなくなるため、好ましくない。
【1018】
第13の実施形態の効果を確実にするために、条件式(JM4)の下限値を0.25とすることが好ましい。第13の実施形態の効果をより確実にするために、条件式(JM4)の下限値を0.30とすることが好ましい。第13の実施形態の効果をさらに確実にするために、条件式(JM4)の下限値を0.35とすることが好ましい。
【1019】
第13の実施形態に係る変倍光学系ZLIIにおいて、合焦レンズ群GF(像側群GB)は、全体として正の屈折力を有する場合、正レンズを含み、次の条件式(JM5)、(JM6)を満足することが好ましい。
【1020】
ndp+0.0075×νdp−2.175 < 0 …(JM5)
νdp > 50.00 …(JM6)
但し、
ndp:合焦レンズ群GF(像側群GB)に含まれる正レンズの媒質のd線に対する屈折率、
νdp:合焦レンズ群GF(像側群GB)に含まれる正レンズの媒質のd線を基準とするアッベ数。
【1021】
条件式(JM5)は、合焦群である像側群GBに用いるレンズの硝材を規定するものである。条件式(JM5)の上限値を上回ると、ガラスの分散に対して屈折力が強すぎるため、近距離合焦時の色収差補正が困難になり、好ましくない。
【1022】
第13の実施形態の効果を確実にするために、条件式(JM5)の上限値を−0.015とすることが好ましい。第13の実施形態の効果をより確実にするために、条件式(JM5)の上限値を−0.030とすることが好ましい。第13の実施形態の効果をさらに確実にするために、条件式(JM5)の上限値を−0.045とすることが好ましい。
【1023】
条件式(JM6)は、合焦群である像側群GBに用いるレンズの硝材を規定するものである。条件式(JM6)の下限値を下回ると、ガラスの分散が大きく、仮に負レンズと接合させたとしても近距離合焦時の色収差補正が困難になり、好ましくない。
【1024】
第13の実施形態の効果を確実にするために、条件式(JM6)の下限値を52.00とすることが好ましい。第13の実施形態の効果をより確実にするために、条件式(JM6)の上限値を54.00とすることが好ましい。第13の実施形態の効果をさらに確実にするために、条件式(JM6)の上限値を55.00とすることが好ましい。
【1025】
第13の実施形態に係る変倍光学系ZLIIにおいて、合焦レンズ群GF(像側群GB)は、全体として負の屈折力を有する場合、負レンズを含み、次の条件式(JM7)、(JM8)を満足することが好ましい。
【1026】
ndn+0.0075×νdn−2.175 < 0 …(JM7)
νdn > 50.00 …(JM8)
但し、
ndn:合焦レンズ群GF(像側群GB)に含まれる負レンズの媒質のd線に対する屈折率、
νdn:合焦レンズ群GF(像側群GB)に含まれる負レンズの媒質のd線を基準とするアッベ数。
【1027】
条件式(JM7)は、合焦群である像側群GBに用いるレンズの硝材を規定するものである。条件式(JM7)の上限値を上回ると、ガラスの分散に対して屈折力が強すぎるため、近距離合焦時の色収差補正が困難になり、好ましくない。
【1028】
第13の実施形態の効果を確実にするために、条件式(JM7)の上限値を−0.015とすることが好ましい。第13の実施形態の効果をより確実にするために、条件式(JM7)の上限値を−0.030とすることが好ましい。第13の実施形態の効果をさらに確実にするために、条件式(JM7)の上限値を−0.045とすることが好ましい。
【1029】
条件式(JM8)は、合焦群である像側群GBに用いるレンズの硝材を規定するものである。条件式(JM8)の下限値を下回ると、ガラスの分散が大きく、仮に正レンズと接合させたとしても近距離合焦時の色収差補正が困難になり、好ましくない。
【1030】
第13の実施形態の効果を確実にするために、条件式(JM8)の下限値を52.00とすることが好ましい。第13の実施形態の効果をより確実にするために、条件式(JM8)の上限値を54.00とすることが好ましい。第13の実施形態の効果をさらに確実にするために、条件式(JM8)の上限値を55.00とすることが好ましい。
【1031】
以上のように、第13の実施形態によれば、小型で、良好な光学性能を有する変倍光学
系ZLIIを実現することができる。
【1032】
次に、図176を参照しながら、上述の変倍光学系ZLIIを備えたカメラ(光学機器)11について説明する。このカメラ11は、第11の実施形態のものと同一であり、既にその構成説明を行っているので、ここでの説明は省略する。
【1033】
本カメラ11に撮影レンズ12として搭載した第13の実施形態に係る変倍光学系ZLIIは、後述の各実施例からも分かるようにその特徴的なレンズ構成によって、小型で、良好な光学性能を有している。したがって、本カメラ11によれば、小型で、良好な光学性能を有する光学機器を実現することができる。
【1034】
なお、第13の実施形態では、ミラーレスカメラの例を説明したが、これに限定されるものではない。例えば、カメラ本体にクイックリターンミラーを有し、ファインダ光学系によって被写体を観察する一眼レフタイプのカメラに、上述の変倍光学系ZLIIを搭載した場合でも、上記カメラ11と同様の効果を奏することができる。
【1035】
続いて、図179を参照しながら、上述の変倍光学系ZLIIの製造方法について概説する。まず、鏡筒内に、光軸に沿って物体側より順に並んだ、正の屈折力を有する第1レンズ群G1と、負の屈折力を有する第2レンズ群G2と、正の屈折力を有する第3レンズ群G3と、第4レンズ群G4とを有し、各レンズ群の間隔を変化させることにより変倍を行うように、各レンズを配置する(ステップST1310)。このとき、第3レンズ群G3は、物体側から順に並んだ、物体側群GAと、像側群GBとを有し、像側群GB(=合焦レンズ群GF)を光軸方向に沿って移動させることにより合焦を行うように、各レンズを配置する(ステップST1320)。また、像側群GBと本光学系の最も像側のレンズとの間に、像ブレを補正するために光軸と垂直方向の変位成分を持つように移動可能に構成した防振レンズ群VRを有するように、各レンズを配置する(ステップST1330)。そして、次の条件式(JM1)、(JM2)を満足するように、各レンズを配置する(ステップST1340)。
【1036】
0.01 < dV/|fV| <0.50 …(JM1)
0.50 < |fF|/fM < 3.00 …(JM2)
但し、
dV:望遠端状態における防振レンズ群VRとその像側に位置するレンズとの光軸上の間隔、
fV:防振レンズ群VRの焦点距離、
fF:合焦レンズ群GFの焦点距離(像側群GBの焦点距離)、
fM:中間レンズ群GMの焦点距離(第3レンズ群G3の焦点距離)。
【1037】
第13の実施形態におけるレンズ配置の一例を挙げると、図76に示すように、物体側から順に、像側に凹面を向けた負メニスカスレンズL11と両凸レンズL12とを接合した接合レンズと、物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズL13とを配置して第1レンズ群G1とし、像側に凹面を向けた負メニスカスレンズL21と、両凹レンズL22と、両凸レンズL23と、物体側に凹面を向けた負メニスカスレンズL24とを配置して第2レンズ群G2とし、両凸レンズL31と、開口絞りSと、両凸レンズL32と、像側に凹面を向けた負メニスカスレンズL33とからなる物体側群GAと、両凸レンズL34と物体側に凹面を向けた負メニスカスレンズL35とを接合した接合レンズからなる像側群GBとを配置して第3レンズ群G3とし、像側に凸面を向けた正メニスカスレンズL41と両凹レンズL42とを接合した接合レンズを配置して第4レンズ群G4とし、両凸レンズL51と、像側に凸面を向けた正メニスカスレンズL52と物体側に凹面を向けた負メニスカスレンズL53とを接合した接合レンズと、物体側に凹面を向けた負メニスカスレン
ズL54とを配置して第5レンズ群G5とする。このように準備した各レンズ群を、上述の手順で配置して変倍光学系ZLIIを製造する。
【1038】
第13の実施形態に係る製造方法によれば、小型で、良好な光学性能を有する変倍光学系を製造することができる。
【1039】
以下、第14の実施形態について、図面を参照しながら説明する。第14の実施形態に係る変倍光学系ZLIIは、図76に示すように、物体側から順に並んだ、正の屈折力を有する第1レンズ群G1と、負の屈折力を有する第2レンズ群G2と、正の屈折力を有する第3レンズ群G3と、第4レンズ群G4と、第5レンズ群G5とを有し、各レンズ群の間隔を変化させることにより変倍を行い、第3レンズ群G3は、物体側から順に並んだ、物体側群GAと、像側群GBとを有し、物体側群GAを像面に対して固定した状態で、像側群GBを光軸方向に移動させることにより合焦を行い(=合焦レンズ群GF)、変倍の際に、第2レンズ群G2を像面に対して移動させる。
【1040】
この構成により、光学系全系の小型化や構成の簡素化を図っている。また、像倍率変化を抑えることができる。
【1041】
その上で、さらに光学性能を良くするために、第14の実施形態に係る変倍光学系ZLIIは、次の条件式(JN1)を満足する。
【1042】
0.50 < |fF|/fM < 5.00 …(JN1)
但し、
fF:合焦レンズ群GFの焦点距離(像側群GBの焦点距離)、
fM:中間レンズ群GMの焦点距離(第3レンズ群G3の焦点距離)。
【1043】
条件式(JN1)は、合焦群である像側群GBの焦点距離と、中間レンズ群GMの焦点距離(第3レンズ群G3の焦点距離)とを規定するものである。条件式(JN1)の上限値を上回ると、合焦群の屈折力が弱くなり、合焦時の移動量が増え、最短撮影距離を短くすることが困難になるか、第3レンズ群G3の屈折力が強くなりすぎて、変倍時の球面収差を良好に補正できなくなるため、好ましくない。
【1044】
第14の実施形態の効果を確実にするために、条件式(JN1)の上限値を4.50とすることが好ましい。第14の実施形態の効果をより確実にするために、条件式(JN1)の上限値を4.30とすることが好ましい。第14の実施形態の効果をさらに確実にするために、条件式(JN1)の上限値を4.00とすることが好ましい。
【1045】
条件式(JN1)の下限値を下回ると、合焦群の屈折力が強くなり、近距離合焦時の球面収差を良好に補正できなくなるため、好ましくない。
【1046】
第14の実施形態の効果を確実にするために、条件式(JN1)の下限値を0.70とすることが好ましい。第14の実施形態の効果をより確実にするために、条件式(JN1)の下限値を0.90とすることが好ましい。第14の実施形態の効果を更に確実にするために、条件式(JN1)の下限値を1.10とすることが好ましい。
【1047】
第14の実施形態に係る変倍光学系ZLIIは、像側群GBと、本光学系を構成する最も像側のレンズとの間に、像ブレを補正するために光軸と垂直方向の変位成分を持つように移動可能に構成した防振レンズ群VRを有することが好ましい。
【1048】
例えば、図76に示す実施例において、前記防振レンズ群VRは、像側群GBと本光学
系を構成する最も像側のレンズとの間に位置する、第4レンズ群G4が該当する。
【1049】
この構成により、合焦時の像倍率変動を小さくしつつ、防振レンズ群VRの偏心コマ収差、非点収差を良好に補正することが可能となる。
【1050】
第14の実施形態に係る変倍光学系ZLIIは、次の条件式(JN2)を満足することが好ましい。
【1051】
0.01 < dV/|fV| <0.50 …(JN2)
但し、
dV:望遠端状態における防振レンズ群VRとその像側に位置するレンズとの光軸上の間隔、
fV:防振レンズ群VRの焦点距離。
【1052】
条件式(JN2)は、防振レンズ群VRと空気間隔を挟んでその像側に位置するレンズとの間にできる、いわゆる空気レンズの間隔を規定するものである。条件式(JN2)の上限値を上回ると、前記空気レンズの間隔が開き過ぎて、防振時の偏心コマ収差、像面湾曲収差が良好に補正できないか、防振レンズ群VRの屈折力が強くなり過ぎて、偏心コマ収差、像面湾曲収差を良好に補正できなくなるため、好ましくない。
【1053】
第14の実施形態の効果を確実にするために、条件式(JN2)の上限値を0.47とすることが好ましい。第14の実施形態の効果をより確実にするために、条件式(JN2)の下限値を0.44とすることが好ましい。第14の実施形態の効果をさらに確実にするために、条件式(JN2)の下限値を0.42とすることが好ましい。
【1054】
条件式(JN2)の下限値を下回ると、前記空気レンズの間隔がなくなり、防振時に防振レンズ群VRとその像側に位置するレンズとがぶつかってしまうか、防振レンズ群VRの焦点距離が長くなり過ぎて、防振レンズ群VRの移動量が大きくなり、制御が困難になるか、防振レンズが偏心した際の偏心コマ収差、像面湾曲収差を良好に補正できなくなるため、好ましくない。
【1055】
第14の実施形態の効果を確実にするために、条件式(JN2)の下限値を0.015とすることが好ましい。第14の実施形態の効果をより確実にするために、条件式(JN2)の下限値を0.016とすることが好ましい。
【1056】
第14の実施形態に係る変倍光学系ZLIIは、次の条件式(JN3)を満足することが好ましい。
【1057】
0.01 < dAB/|fF| < 0.50 …(JN3)
但し、
dAB:望遠端状態における無限遠合焦時の合焦レンズ群GFとその物体側のレンズとの光軸上の間隔(望遠端状態における無限遠合焦時の像側群GBと、像側群GBを無限遠から近距離物体への合焦の際に光軸上を移動させる方向にある、最も像側群GBに近いレンズとの光軸上の間隔)。
【1058】
例えば、図76に示す実施例において、前記間隔dABは、望遠端状態における無限遠合焦時の、像側群GBの最も物体側レンズL34と、その物体側に位置する物体側群GAの最も像側レンズL33との光軸上の間隔が該当する。
【1059】
条件式(JN3)は、合焦群である像側群GBの焦点距離と、無限遠から近距離物体への
合焦の際に合焦群とその物体側に位置するレンズまでの間隔とを規定するものである。条件式(JN3)の上限値を上回ると、合焦群の屈折力が強くなり、合焦時の球面収差変動が良好に補正できなくなるため、好ましくない。
【1060】
第14の実施形態の効果を確実にするために、条件式(JN3)の上限値を0.46とすることが好ましい。第14の実施形態の効果をより確実にするために、条件式(JN3)の上限値を0.42とすることが好ましい。第14の実施形態の効果をさらに確実にするために、条件式(JN3)の上限値を0.38とすることが好ましい。
【1061】
条件式(JN3)の下限値を下回ると、合焦群である像側群GBの屈折力が弱すぎて、近距離合焦時の移動量が増え、レンズ全体が大型化し、また、像面湾曲収差が良好に補正できなくなるため、好ましくない。
【1062】
第14の実施形態の効果を確実にするために、条件式(JN3)の下限値を0.02とすることが好ましい。第14の実施形態の効果をより確実にするために、条件式(JN3)の下限値を0.03とすることが好ましい。第14の実施形態の効果をさらに確実にするために、条件式(JN3)の下限値を0.04とすることが好ましい。
【1063】
第14の実施形態に係る変倍光学系ZLIIは、変倍の際に、第1レンズ群G1を像面に対して移動させることが好ましい。この構成により、効率よく変倍を行い、望遠端状態における球面収差を良好に補正することができる。
【1064】
第14の実施形態に係る変倍光学系ZLIIは、変倍の際に、第2レンズ群G2を像面に対して移動させることが好ましい。この構成により、効率よく変倍を行い、変倍時に発生する球面収差変動や像面湾曲変動を抑制することができる。
【1065】
第14の実施形態に係る変倍光学系ZLIIは、変倍の際に、第5レンズ群G5から像側のレンズ群の全て、もしくは少なくとも第5レンズ群G5を、像面に対して移動させることが好ましい。この構成により、効率よく変倍を行い、変倍時に発生する像面湾曲収差変動を抑制することができる。
【1066】
第14の実施形態に係る変倍光学系ZLIIは、次の条件式(JN4)を満足することが好ましい。
【1067】
0.20 < (−fXn)/fM < 1.60 …(JN4)
但し、
fXn:前側レンズ群GXが有する負レンズ群のうち、屈折力の絶対値が最大のレンズ群の焦点距離(第2レンズ群G2の焦点距離)。
【1068】
条件式(JN4)は、前側レンズ群GXが有する負レンズ群のうち、屈折力の絶対値が最大のレンズ群の焦点距離(第2レンズ群G2の焦点距離)と、中間レンズ群GMの焦点距離(第3レンズ群G3の焦点距離)とを規定するものである。条件式(JN4)の上限値を上回ると、第2レンズ群G2の屈折力が弱くなり、変倍時の移動量が増え、光学系が大型化し、また、像面湾曲収差の補正が難しくなるため、好ましくない。
【1069】
第14の実施形態の効果を確実にするために、条件式(JN4)の上限値を1.55とすることが好ましい。第14の実施形態の効果をより確実にするために、条件式(JN4)の上限値を1.50とすることが好ましい。第14の実施形態の効果をさらに確実にするために、条件式(JN4)の上限値を1.45とすることが好ましい。第14の実施形態の効果をさらに確実にするために、条件式(JN4)の上限値を1.20とすることが好ましい
【1070】
条件式(JN4)の下限値を下回ると、変倍時に発生する球面収差変動、像面湾曲収差変動を良好に補正できなくなるため、好ましくない。
【1071】
第14の実施形態の効果を確実にするために、条件式(JN4)の下限値を0.25とすることが好ましい。第14の実施形態の効果をより確実にするために、条件式(JN4)の下限値を0.30とすることが好ましい。第14の実施形態の効果をさらに確実にするために、条件式(JN4)の下限値を0.35とすることが好ましい。
【1072】
第14の実施形態に係る変倍光学系ZLIIにおいて、合焦レンズ群GF(像側群GB)は、全体として正の屈折力を有する場合、正レンズを含み、次の条件式(JN5)、(JN6)を満足することが好ましい。
【1073】
ndp+0.0075×νdp−2.175 < 0 …(JN5)
νdp > 50.00 …(JN6)
但し、
ndp:合焦レンズ群GF(像側群GB)に含まれる正レンズの媒質のd線に対する屈折率、
νdp:合焦レンズ群GF(像側群GB)に含まれる正レンズの媒質のd線を基準とするアッベ数。
【1074】
条件式(JN5)は、合焦群である像側群GBに用いるレンズの硝材を規定するものである。条件式(JN5)の上限値を上回ると、ガラスの分散に対して屈折力が強すぎるため、近距離合焦時の色収差補正が困難になり、好ましくない。
【1075】
第14の実施形態の効果を確実にするために、条件式(JN5)の上限値を−0.015とすることが好ましい。第14の実施形態の効果をより確実にするために、条件式(JN5)の上限値を−0.030とすることが好ましい。第14の実施形態の効果をさらに確実にするために、条件式(JN5)の上限値を−0.045とすることが好ましい。
【1076】
条件式(JN6)は、合焦群である像側群GBに用いるレンズの硝材を規定するものである。条件式(JN6)の下限値を下回ると、ガラスの分散が大きく、仮に負レンズと接合させたとしても近距離合焦時の色収差補正が困難になり、好ましくない。
【1077】
第14の実施形態の効果を確実にするために、条件式(JN6)の下限値を52.00とすることが好ましい。第14の実施形態の効果をより確実にするために、条件式(JN6)の上限値を54.00とすることが好ましい。第14の実施形態の効果をさらに確実にするために、条件式(JN6)の上限値を55.00とすることが好ましい。
【1078】
第14の実施形態に係る変倍光学系ZLIIにおいて、合焦レンズ群GF(像側群GB)は、全体として負の屈折力を有する場合、負レンズを含み、次の条件式(JN7)、(JN8)を満足することが好ましい。
【1079】
ndn+0.0075×νdn−2.175 < 0 …(JN7)
νdn > 50.00 …(JN8)
但し、
ndn:合焦レンズ群GF(像側群GB)に含まれる負レンズの媒質のd線に対する屈折率、
νdn:合焦レンズ群GF(像側群GB)に含まれる負レンズの媒質のd線を基準とす
るアッベ数。
【1080】
条件式(JN7)は、合焦群である像側群GBに用いるレンズの硝材を規定するものである。条件式(JN7)の上限値を上回ると、ガラスの分散に対して屈折力が強すぎるため、近距離合焦時の色収差補正が困難になり、好ましくない。
【1081】
第14の実施形態の効果を確実にするために、条件式(JN7)の上限値を−0.015とすることが好ましい。第14の実施形態の効果をより確実にするために、条件式(JN7)の上限値を−0.030とすることが好ましい。第14の実施形態の効果をさらに確実にするために、条件式(JN7)の上限値を−0.045とすることが好ましい。
【1082】
条件式(JN8)は、合焦群である像側群GBに用いるレンズの硝材を規定するものである。条件式(JN8)の下限値を下回ると、ガラスの分散が大きく、仮に正レンズと接合させたとしても近距離合焦時の色収差補正が困難になり、好ましくない。
【1083】
第14の実施形態の効果を確実にするために、条件式(JN8)の下限値を52.00とすることが好ましい。第14の実施形態の効果をより確実にするために、条件式(JN8)の上限値を54.00とすることが好ましい。第14の実施形態の効果をさらに確実にするために、条件式(JN8)の上限値を55.00とすることが好ましい。
【1084】
以上のように、第14の実施形態によれば、小型で、良好な光学性能を有する変倍光学系ZLIIを実現することができる。
【1085】
次に、図176を参照しながら、上述の変倍光学系ZLIIを備えたカメラ(光学機器)11について説明する。このカメラ11は、第11の実施形態のものと同一であり、既にその構成説明を行っているので、ここでの説明は省略する。
【1086】
本カメラ11に撮影レンズ12として搭載した第14の実施形態に係る変倍光学系ZLIIは、後述の各実施例からも分かるようにその特徴的なレンズ構成によって、小型で、良好な光学性能を有している。したがって、本カメラ11によれば、小型で、良好な光学性能を有する光学機器を実現することができる。
【1087】
なお、第14の実施形態では、ミラーレスカメラの例を説明したが、これに限定されるものではない。例えば、カメラ本体にクイックリターンミラーを有し、ファインダ光学系によって被写体を観察する一眼レフタイプのカメラに、上述の変倍光学系ZLIIを搭載した場合でも、上記カメラ11と同様の効果を奏することができる。
【1088】
続いて、図180を参照しながら、上述の変倍光学系ZLIIの製造方法について概説する。まず、鏡筒内に、物体側より順に並んだ、正の屈折力を有する第1レンズ群G1と、負の屈折力を有する第2レンズ群G2と、正の屈折力を有する第3レンズ群G3と、第4レンズ群G4と、第5レンズ群G5とを有し、各レンズ群の間隔を変化させることにより変倍を行うように、各レンズを配置する(ステップST1410)。このとき、第3レンズ群G3は、物体側から順に並んだ、物体側群GAと、像側群GBとを有し、像側群GB(=合焦レンズ群GF)を光軸方向に沿って移動させることにより合焦を行うように、各レンズを配置する(ステップST1420)。また、変倍の際に、第2レンズ群G2を像面に対して移動させるように、各レンズを配置する(ステップST1430)。そして、次の条件式(JN1)を満足するように、鏡筒内に各レンズを配置する(ステップST1440)。
【1089】
0.50 < |fF|/fM < 5.00 …(JN1)
但し、
fF:合焦レンズ群GFの焦点距離(像側群GBの焦点距離)、
fM:中間レンズ群GMの焦点距離(第3レンズ群G3の焦点距離)。
【1090】
第14の実施形態におけるレンズ配置の一例を挙げると、図76に示すように、物体側から順に、像側に凹面を向けた負メニスカスレンズL11と両凸レンズL12とを接合した接合レンズと、物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズL13とを配置して第1レンズ群G1とし、像側に凹面を向けた負メニスカスレンズL21と、両凹レンズL22と、両凸レンズL23と、物体側に凹面を向けた負メニスカスレンズL24とを配置して第2レンズ群G2とし、両凸レンズL31と、開口絞りSと、両凸レンズL32と、像側に凹面を向けた負メニスカスレンズL33とからなる物体側群GAと、両凸レンズL34と物体側に凹面を向けた負メニスカスレンズL35とを接合した接合レンズからなる像側群GBとを配置して第3レンズ群G3とし、像側に凸面を向けた正メニスカスレンズL41と両凹レンズL42とを接合した接合レンズを配置して第4レンズ群G4とし、両凸レンズL51と、像側に凸面を向けた正メニスカスレンズL52と物体側に凹面を向けた負メニスカスレンズL53とを接合した接合レンズと、物体側に凹面を向けた負メニスカスレンズL54とを配置して第5レンズ群G5とする。このように準備した各レンズ群を、上述の手順で配置して変倍光学系ZLIIを製造する。
【1091】
第14の実施形態に係る製造方法によれば、小型で、良好な光学性能を有する変倍光学系ZLIIを製造することができる。
【第11〜第14の実施形態に係る実施例】
【1092】
次に、第11〜第14の実施形態に係る各実施例について、図面に基づいて説明する。以下に、表15〜表39を示すが、これらは第15〜第39実施例における各諸元の表である。
【1093】
第11の実施形態には、第15〜第38実施例等が対応する。
【1094】
第12の実施形態には、第15、第17〜第21、第23、第24、第27〜第29、第36、第39実施例等が対応する。
【1095】
第13の実施形態には、第15〜第24、第26〜第36、第38、第39実施例等が対応する。
【1096】
第14の実施形態には、第15〜第18、第20〜第23、第25〜第30、第32〜第39実施例等が対応する。
【1097】
図76図80図84図88図92図96図100図104図108図112図116図120図124図128図132図136図140図144図148図152図156図160図164図168図172は、各実施例に係る変倍光学系ZLII(ZL15〜ZL39)の構成及び屈折力配分を示す断面図である。また、これらの変倍光学系ZL15〜ZL39の断面図の下部には、広角端状態(W)から望遠端状態(T)に変倍する際の各レンズ群の光軸に沿った移動方向を矢印で示す。また、これらの変倍光学系ZL15〜ZL39の断面図の上部には、無限遠から近距離物体に合焦する際の合焦群GF(GA)の移動方向を矢印で示すとともに、像ブレを補正する際の防振レンズ群VRの様子も示している。
【1098】
なお、第15実施例に係る図76に対する各参照符号は、参照符号の桁数の増大による説明の煩雑化を避けるため、実施例ごとに独立して用いている。ゆえに、他の実施例に係
る図面と共通の参照符号を付していても、それらは他の実施例とは必ずしも共通の構成ではない。
【1099】
各実施例では収差特性の算出対象として、d線(波長587.562nm)、g線(波長435.835nm)を選んでいる。
【1100】
表中の[レンズ諸元]において、面番号は光線の進行する方向に沿った物体側からの光学面の順序、Rは各光学面の曲率半径、Dは各光学面から次の光学面(又は像面)までの光軸上の距離である面間隔、ndは光学部材の材質のd線に対する屈折率、νdは光学部材の材質のd線を基準とするアッベ数をそれぞれ示す。物面は物体面、(可変)は可変の面間隔、曲率半径の「∞」は平面又は開口、(絞りS)は開口絞りS、像面は像面Iをそれぞれ示す。空気の屈折率「1.00000」は省略する。光学面が非球面である場合には、面
番号に*印を付し、曲率半径Rの欄には近軸曲率半径を示す。
【1101】
表中の[非球面データ]には、[レンズ諸元]に示した非球面について、その形状を次式(a)で示す。X(y)は非球面の頂点における接平面から高さyにおける非球面上の位置までの光軸方向に沿った距離を、Rは基準球面の曲率半径(近軸曲率半径)を、κは円錐定数を、Aiは第i次の非球面係数を示す。「E-n」は、「×10-n」を示す。例えば、1.234E-05=1.234×10-5である。なお、2次の非球面係数A2は0であり、記載を省
略する。
【1102】
X(y)=(y2/R)/{1+(1−κ×y2/R21/2}+A4×y4+A6×y6+A8×y8+A10×y10…(a)
【1103】
表中の[各種データ]において、fはレンズ全系の焦点距離、FNOはFナンバー、2ωは画角(単位:°)、Yは最大像高、BF(空気)は無限遠合焦時の光軸上でのレンズ最終面から像面Iまでの距離を空気換算長により表記したもの、TL(空気)は無限遠合焦時の光軸上でのレンズ最前面からレンズ最終面までの距離にBF(空気)を加えたものを示す。
【1104】
表中の[可変間隔データ]において、広角端、中間焦点距離、望遠端の各状態における可変間隔の値Diを示す。なお、Diは、第i面と第(i+1)面の可変間隔を示す。
【1105】
表中の[レンズ群データ]において、各レンズ群の始面と焦点距離を示す。
【1106】
表中の[条件式対応値]には、上記条件式に対応する値を示す。
【1107】
以下、全ての諸元値において、掲載されている焦点距離f、曲率半径R、面間隔D、その他の長さ等は、特記のない場合一般に「mm」が使われるが、光学系は比例拡大又は比例縮小しても同等の光学性能が得られるので、これに限られるものではない。また、単位は「mm」に限定されることなく、他の適当な単位を用いることが可能である。
【1108】
ここまでの表の説明は全ての実施例において共通であり、以下での説明を省略する。
【1109】
(第15実施例)
第15実施例について、図76図79び表15を用いて説明する。第15実施例に係る変倍光学系ZLII(ZL15)は、図76に示すように、物体側から順に並んだ、正の屈折力を有する第1レンズ群G1と、負の屈折力を有する第2レンズ群G2と、正の屈折力を有する第3レンズ群G3と、負の屈折力を有する第4レンズ群G4と、正の屈折力を有する第5レンズ群G5とからなる。
【1110】
第1レンズ群G1は、物体側から順に並んだ、像側に凹面を向けた負メニスカスレンズL11と両凸レンズL12とを接合した接合レンズと、物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズL13とからなる。
【1111】
第2レンズ群G2は、物体側から順に並んだ、像側に凹面を向けた負メニスカスレンズL21と、両凹レンズL22と、両凸レンズL23と、物体側に凹面を向けた負メニスカスレンズL24とからなる。両凹レンズL22は、物体側のレンズ面を非球面形状とした、ガラスモールド非球面レンズである。
【1112】
第3レンズ群G3は、物体側から順に並んだ、物体側群GAと、正の屈折力を有する像側群GBとからなる。物体側群GAは、物体側から順に並んだ、両凸レンズL31と、開口絞りSと、両凸レンズL32と、像側に凹面を向けた負メニスカスレンズL33とからなる。像側群GBは、物体側から順に並んだ、両凸レンズL34と物体側に凹面を向けた負メニスカスレンズL35とを接合した接合レンズからなる。両凸レンズL31は、物体側及び像面側のレンズ面を非球面形状とした、ガラスモールド非球面レンズである。両凸レンズL34は、物体側のレンズ面を非球面形状とした、ガラスモールド非球面レンズである。
【1113】
第4レンズ群G4は、物体側から順に並んだ、像側に凸面を向けた正メニスカスレンズL41と両凹レンズL42とを接合した接合レンズからなる。
【1114】
第5レンズ群G5は、物体側から順に並んだ、両凸レンズL51と、像側に凸面を向けた正メニスカスレンズL52と物体側に凹面を向けた負メニスカスレンズL53とを接合した接合レンズと、物体側に凹面を向けた負メニスカスレンズL54とからなる。
【1115】
広角端状態から望遠端状態への変倍は、第1レンズ群G1と第2レンズ群G2との空気間隔が増加し、第2レンズ群G2と第3レンズ群G3との空気間隔が減少し、第3レンズ群G3と第4レンズ群G4との空気間隔が増加し、第4レンズ群G4と第5レンズ群G5との空気間隔が減少するように、第1レンズ群G1を物体側へ移動させ、第2レンズ群G2を一旦像面側へ移動させた後、物体側へ移動させ、第3レンズ群G3、第4レンズ群G4及び第5レンズ群G5をそれぞれ物体側へ移動させることにより行う。
【1116】
無限遠から近距離物体への合焦は、第3レンズ群G3を構成する像側群GB(=合焦レンズ群GF)を物体側へ移動させることにより行う。
【1117】
像ブレ発生時には、防振レンズ群VRとして、第4レンズ群G4を、光軸と垂直方向の変位成分を持つように移動させることにより、像面I上の像ブレ補正(防振)を行う。第15実施例では、広角端状態において、補正角度0.664度の場合、防振レンズ群VRのシフト量は−0.338mmである。中間焦点距離状態において、補正角度0.469度の場合、防振レンズ群VRのシフト量は−0.358mmである。望遠端状態において、補正角度0.327度の場合、防振レンズ群VRのシフト量は−0.389mmである。
【1118】
下記の表15に、第15実施例における各諸元の値を示す。表15における面番号1〜33が、図76に示すm1〜m33の各光学面に対応している。
【1119】
(表15)
[レンズ諸元]
面番号 R D νd nd
物面 ∞
1 755.7151 2.00 22.74 1.80809
2 161.3459 5.78 67.90 1.59319
3 -580.4059 0.10
4 67.8395 5.80 54.61 1.72916
5 174.6045 D5(可変)
6 76.4442 1.35 35.73 1.90265
7 18.5155 8.86
*8 -39.7788 1.00 51.15 1.75501
9 52.4007 0.10
10 40.3224 5.17 22.74 1.80809
11 -52.2736 2.86
12 -23.0648 1.20 58.12 1.62299
13 -42.3507 D13(可変)
*14 38.7318 3.48 51.15 1.75501
*15 -132.1314 1.00
16 ∞ 2.50 (開口絞り)
17 46.8922 5.22 82.57 1.49782
18 -42.6707 0.10
19 755.7937 1.00 37.18 1.83400
20 25.3493 D20(可変)
*21 32.5284 7.45 67.02 1.59201
22 -21.4485 1.00 23.80 1.84666
23 -37.3054 D23(可変)
24 -269.6872 4.53 22.74 1.80809
25 -22.2495 1.00 35.25 1.74950
26 33.9362 D26(可変)
27 39.0406 8.96 81.49 1.49710
28 -26.9857 1.06
29 -31.8633 4.36 22.74 1.80809
30 -27.4771 1.35 52.34 1.75500
31 -56.0731 3.74
32 -21.6584 1.30 54.61 1.72916
33 -45.4890 D33(可変)
像面 ∞

[非球面データ]
面番号 κ A4 A6 A8 A10
第8面 0.00 4.46184E-06 6.59185E-09 -2.42201E-11 2.59662E-13
第14面 0.00 -3.88209E-06 2.73780E-08 -1.55431E-10 0.00000E+00
第15面 0.00 7.82327E-06 2.51863E-08 -1.15048E-10 -1.28188E-13
第21面 0.00 -3.14303E-06 5.83544E-10 -1.13942E-11 0.00000E+00

[各種データ]
ズーム比 4.13
広角端 中間 望遠端
f 24.7 〜 49.5 〜 102.0
FNO 2.9 〜 3.7 〜 4.1
2ω 82.4 〜 47.2 〜 23.5
Y 19.2 〜 21.6 〜 21.6
TL(空気) 145.2 〜 160.9 〜 196.8
BF(空気) 14.9 〜 28.9 〜 43.9

[可変間隔データ]
無限遠合焦時 近距離合焦時
広角端 中間 望遠端 広角端 中間 望遠端
f 24.7 49.5 102.0 24.7 49.5 102.0
D5 1.10 19.44 48.07
D13 25.53 8.90 1.10
D20 10.87 10.87 10.87 10.20 8.66 2.09
D23 2.50 6.70 7.68 3.17 8.91 16.46
D26 8.08 3.88 2.90
D33 14.92 28.89 43.95

[レンズ群データ]
群初面 群焦点距離
第1レンズ群 1 133.47
第2レンズ群 6 -20.32
第3レンズ群 14 30.32
第4レンズ群 24 -44.25
第5レンズ群 27 151.19

[条件式対応値]
条件式(JK1) |fF|/fM = 1.178
条件式(JK2) (−fXn)/fM = 0.670
条件式(JK3) dAB/|fF| = 0.304
条件式(JK4) ndp+0.0075×νdp−2.175 = -0.080
条件式(JK5) νdp = 67.02

条件式(JL1) |(rB+rA)/(rB−rA)| = 8.062
条件式(JL2) |fF|/fM = 1.178
条件式(JL3) dAB/|fF| = 0.304
条件式(JL4) (−fXn)/fM = 0.670
条件式(JL5) ndp+0.0075×νdp−2.175 = -0.080
条件式(JL6) νdp = 67.02

条件式(JM1) dV/|fV| = 0.066
条件式(JM2) |fF|/fM = 1.178
条件式(JM3) dAB/|fF| = 0.304
条件式(JM4) (−fXn)/fM = 0.670
条件式(JM5) ndp+0.0075×νdp−2.175 = -0.080
条件式(JM6) νdp = 67.02

条件式(JN1) |fF|/fM = 1.178
条件式(JN2) dV/|fV| = 0.066
条件式(JN3) dAB/|fF| = 0.304
条件式(JN4) (−fXn)/fM = 0.670
条件式(JN5) ndp+0.0075×νdp−2.175 = -0.080
条件式(JN6) νdp = 67.02
【1120】
表15から、本実施例に係る変倍光学系ZL15は、条件式(JK1)〜(JK5)、(JL
1)〜(JL6)、(JM1)〜(JM6)、(JN1)〜(JN6)を満たすことが分かる。
【1121】
図77は、第15実施例に係る変倍光学系ZL15の無限遠合焦時における諸収差図(球面収差図、非点収差図、歪曲収差図、倍率色収差図及びコマ収差図)であり、(a)は広角端状態、(b)は中間焦点距離状態、(c)は望遠端状態をそれぞれ示す。図78は、第15実施例に係る変倍光学系ZL15の近距離合焦時における諸収差図(球面収差図、非点収差図、歪曲収差図、倍率色収差図及びコマ収差図)であり、(a)は広角端状態、(b)は中間焦点距離状態、(c)は望遠端状態をそれぞれ示す。図79は、第15実施例に係る変倍光学系ZL15の無限遠合焦時における像ブレ補正を行った時のコマ収差図であり、(a)は広角端状態、(b)は中間焦点距離状態、(c)は望遠端状態をそれぞれ示す。
【1122】
各収差図において、FNOはFナンバー、NAは開口数、Yは像高を示す。dはd線、gはg線における収差を示す。また、これらの記載のないものは、d線における収差を示す。但し、無限遠合焦時の球面収差図では、最大口径に対応するFナンバーの値を示す。近距離合焦時の球面収差図では、最大口径に対応する開口数の値を示す。非点収差図及び歪曲収差図では、像高の最大値をそれぞれ示す。コマ収差図では、各像高の値を示す。非点収差図では、実線はサジタル像面、破線はメリディオナル像面を示す。
【1123】
後述する各実施例の収差図においても、本実施例と同様の符号を用いる。
【1124】
図77図79に示す各収差図より、第15実施例に係る変倍光学系ZL15は、広角端状態から望遠端状態に亘って、また無限遠合焦状態から近距離合焦状態に亘って諸収差が良好に補正され、良好な光学性能を有することが分かる。また、像ブレ補正時において、高い結像性能を有することが分かる。
【1125】
(第16実施例)
第16実施例について、図80図83及び表16を用いて説明する。第16実施例に係る変倍光学系ZLII(ZL16)は、図80に示すように、物体側から順に並んだ、正の屈折力を有する第1レンズ群G1と、負の屈折力を有する第2レンズ群G2と、正の屈折力を有する第3レンズ群G3と、負の屈折力を有する第4レンズ群G4と、正の屈折力を有する第5レンズ群G5とからなる。
【1126】
第1レンズ群G1は、物体側から順に並んだ、像側に凹面を向けた負メニスカスレンズL11と両凸レンズL12とを接合した接合レンズと、物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズL13とからなる。
【1127】
第2レンズ群G2は、物体側から順に並んだ、像側に凹面を向けた負メニスカスレンズL21と、両凹レンズL22と、両凸レンズL23と、物体側に凹面を向けた負メニスカスレンズL24とからなる。両凹レンズL22は、物体側のレンズ面を非球面形状とした、ガラスモールド非球面レンズである。
【1128】
第3レンズ群G3は、物体側から順に並んだ、物体側群GAと、正の屈折力を有する像側群GBとからなる。物体側群GAは、物体側から順に並んだ、両凸レンズL31と、開口絞りSと、物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズL32と像側に凹面を向けた負メニスカスレンズL33とを接合した接合レンズと、両凸レンズL34とからなる。像側群GBは、物体側から順に並んだ、両凸レンズL35と物体側に凹面を向けた負メニスカスレンズL36とを接合した接合レンズからなる。両凸レンズL31は、物体側及び像面側のレンズ面を非球面形状とした、ガラスモールド非球面レンズである。両凸レンズL35は、物体側のレンズ面を非球面形状とした、ガラスモールド非球面レンズである。
【1129】
第4レンズ群G4は、物体側から順に並んだ、像側に凸面を向けた正メニスカスレンズL41と両凹レンズL42とを接合した接合レンズからなる。
【1130】
第5レンズ群G5は、物体側から順に並んだ、両凸レンズL51と、像側に凸面を向けた正メニスカスレンズL52と物体側に凹面を向けた負メニスカスレンズL53とを接合した接合レンズと、物体側に凹面を向けた負メニスカスレンズL54とからなる。
【1131】
広角端状態から望遠端状態への変倍は、第1レンズ群G1と第2レンズ群G2との空気間隔が増加し、第2レンズ群G2と第3レンズ群G3との空気間隔が減少し、第3レンズ群G3と第4レンズ群G4との空気間隔が増加し、第4レンズ群G4と第5レンズ群G5との空気間隔が減少するように、第1レンズ群G1を物体側へ移動させ、第2レンズ群G2を一旦像面側へ移動させた後、物体側へ移動させ、第3レンズ群G3、第4レンズ群G4及び第5レンズ群G5をそれぞれ物体側へ移動させることにより行う。
【1132】
無限遠から近距離物体への合焦は、第3レンズ群G3を構成する像側群GB(=合焦レンズ群GF)を物体側へ移動させることにより行う。
【1133】
像ブレ発生時には、防振レンズ群VRとして、第4レンズ群G4を、光軸と垂直方向の変位成分を持つように移動させることにより、像面I上の像ブレ補正(防振)を行う。第16実施例では、広角端状態において、補正角度0.664度の場合、防振レンズ群VRのシフト量は−0.364mmである。中間焦点距離状態において、補正角度0.469度の場合、防振レンズ群VRのシフト量は−0.380mmである。望遠端状態において、補正角度0.327度の場合、防振レンズ群VRのシフト量は−0.411mmである。
【1134】
下記の表16に、第16実施例における各諸元の値を示す。表16における面番号1〜34が、図80に示すm1〜m34の各光学面に対応している。
【1135】
(表16)
[レンズ諸元]
面番号 R D νd nd
物面 ∞
1 916.8489 2.00 22.74 1.80809
2 158.3187 6.08 67.90 1.59319
3 -493.5781 0.10
4 63.9801 6.17 54.61 1.72916
5 163.4366 D5(可変)
6 83.3961 1.35 35.72 1.90265
7 18.1108 8.76
*8 -40.2536 1.00 51.16 1.75501
9 68.0742 0.10
10 42.0171 5.22 22.74 1.80809
11 -46.3761 1.93
12 -25.6000 1.20 58.12 1.62299
13 -74.9844 D13(可変)
*14 29.1065 5.62 53.94 1.71300
*15 -124.6985 1.23
16 ∞ 1.18 (開口絞り)
17 39.1990 3.24 82.57 1.49782
18 126.0827 1.00 35.72 1.90265
19 23.4224 2.24
20 118.9234 1.83 82.57 1.49782
21 -101.4424 D21(可変)
*22 33.6941 7.47 67.02 1.59201
23 -21.0000 1.00 23.80 1.84666
24 -38.3994 D24(可変)
25 -6161.8654 5.21 23.80 1.84666
26 -20.1408 1.00 34.92 1.80100
27 33.4655 D27(可変)
28 37.1236 9.10 81.56 1.49710
29 -26.2445 0.10
30 -35.8475 3.96 22.74 1.80809
31 -31.3729 1.35 52.33 1.75500
32 -59.8216 4.09
33 -20.2772 1.30 54.61 1.72916
34 -47.4793 D34(可変)
像面 ∞

[非球面データ]
面番号 κ A4 A6 A8 A10
第8面 0.00 3.42226E-06 6.05569E-09 -3.11555E-11 2.54097E-13
第14面 0.00 -4.80738E-06 5.41541E-09 -4.65291E-11 0.00000E+00
第15面 0.00 3.66826E-06 1.07444E-09 -3.77085E-11 -1.05724E-14
第22面 0.00 -1.57492E-06 3.71675E-09 -1.27040E-11 0.00000E+00

[各種データ]
ズーム比 4.13
広角端 中間 望遠端
f 24.7 〜 49.5 〜 102.0
FNO 2.9 〜 3.7 〜 4.1
2ω 82.4 〜 47.2 〜 23.5
Y 19.1 〜 21.6 〜 21.6
TL(空気) 145.0 〜 161.2 〜 195.8
BF(空気) 14.9 〜 29.0 〜 43.7

[可変間隔データ]
無限遠合焦時 近距離合焦時
広角端 中間 望遠端 広角端 中間 望遠端
f 24.7 49.5 102.0 24.7 49.5 102.0
D5 1.10 19.00 46.32
D13 24.37 8.60 1.10
D21 9.79 9.79 9.79 9.06 7.42 0.62
D24 2.50 6.73 7.54 3.23 9.10 16.70
D27 7.55 3.32 2.51
D34 14.92 28.97 43.69

[レンズ群データ]
群初面 群焦点距離
第1レンズ群 1 127.20
第2レンズ群 6 -19.77
第3レンズ群 14 30.89
第4レンズ群 25 -45.90
第5レンズ群 28 151.64

[条件式対応値]
条件式(JK1) |fF|/fM = 1.217
条件式(JK2) (−fXn)/fM = 0.640
条件式(JK3) dAB/|fF| = 0.260
条件式(JK4) ndp+0.0075×νdp−2.175 = -0.080
条件式(JK5) νdp = 67.02

条件式(JM1) dV/|fV| = 0.055
条件式(JM2) |fF|/fM = 1.217
条件式(JM3) dAB/|fF| = 0.260
条件式(JM4) (−fXn)/fM = 0.640
条件式(JM5) ndp+0.0075×νdp−2.175 = -0.080
条件式(JM6) νdp = 67.02

条件式(JN1) |fF|/fM = 1.217
条件式(JN2) dV/|fV| = 0.055
条件式(JN3) dAB/|fF| = 0.260
条件式(JN4) (−fXn)/fM = 0.640
条件式(JN5) ndp+0.0075×νdp−2.175 = -0.080
条件式(JN6) νdp = 67.02
【1136】
表16から、本実施例に係る変倍光学系ZL16は、条件式(JK1)〜(JK5)、(JM1)〜(JM6)、(JN1)〜(JN6)を満たすことが分かる。
【1137】
図81は、第16実施例に係る変倍光学系ZL16の無限遠合焦時における諸収差図(球面収差図、非点収差図、歪曲収差図、倍率色収差図及びコマ収差図)であり、(a)は広角端状態、(b)は中間焦点距離状態、(c)は望遠端状態をそれぞれ示す。図82は、第16実施例に係る変倍光学系ZL16の近距離合焦時における諸収差図(球面収差図、非点収差図、歪曲収差図、倍率色収差図及びコマ収差図)であり、(a)は広角端状態、(b)は中間焦点距離状態、(c)は望遠端状態をそれぞれ示す。図83は、第16実施例に係る変倍光学系ZL16の無限遠合焦時における像ブレ補正を行った時のコマ収差図であり、(a)は広角端状態、(b)は中間焦点距離状態、(c)は望遠端状態をそれぞれ示す。
【1138】
図81図83に示す各収差図より、第16実施例に係る変倍光学系ZL16は、広角端状態から望遠端状態に亘って、また無限遠合焦状態から近距離合焦状態に亘って諸収差が良好に補正され、良好な光学性能を有することが分かる。また、像ブレ補正時において、高い結像性能を有することが分かる。
【1139】
(第17実施例)
第17実施例について、図84図87及び表17を用いて説明する。第17実施例に係る変倍光学系ZLII(ZL17)は、図84に示すように、物体側から順に並んだ、正の屈折力を有する第1レンズ群G1と、負の屈折力を有する第2レンズ群G2と、正の屈折力を有する第3レンズ群G3と、負の屈折力を有する第4レンズ群G4と、正の屈折力を有する第5レンズ群G5とからなる。
【1140】
第1レンズ群G1は、物体側から順に並んだ、像側に凹面を向けた平凹レンズL11と両凸レンズL12とを接合した接合レンズと、物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズL13とからなる。
【1141】
第2レンズ群G2は、物体側から順に並んだ、像側に凹面を向けた負メニスカスレンズL21と、両凹レンズL22と、両凸レンズL23と、物体側に凹面を向けた負メニスカスレンズL24とからなる。両凹レンズL22は、物体側のレンズ面を非球面形状とした、ガラスモールド非球面レンズである。
【1142】
第3レンズ群G3は、物体側から順に並んだ、物体側群GAと、正の屈折力を有する像側群GBとからなる。物体側群GAは、物体側から順に並んだ、物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズL31と、開口絞りSと、両凸レンズL32と、像側に凹面を向けた負メニスカスレンズL33とからなる。像側群GBは、物体側から順に並んだ、両凸レンズL34と物体側に凹面を向けた負メニスカスレンズL35とを接合した接合レンズからなる。正メニスカスレンズL31は、物体側及び像面側のレンズ面を非球面形状とした、ガラスモールド非球面レンズである。両凸レンズL34は、物体側のレンズ面を非球面形状とした、ガラスモールド非球面レンズである。
【1143】
第4レンズ群G4は、物体側から順に並んだ、像側に凸面を向けた正メニスカスレンズL41と両凹レンズL42とを接合した接合レンズからなる。
【1144】
第5レンズ群G5は、物体側から順に並んだ、両凸レンズL51と、像側に凸面を向けた正メニスカスレンズL52と物体側に凹面を向けた負メニスカスレンズL53とを接合した接合レンズと、物体側に凹面を向けた負メニスカスレンズL54とからなる。
【1145】
広角端状態から望遠端状態への変倍は、第1レンズ群G1と第2レンズ群G2との空気間隔が増加し、第2レンズ群G2と第3レンズ群G3との空気間隔が減少し、第3レンズ群G3と第4レンズ群G4との空気間隔が増加し、第4レンズ群G4と第5レンズ群G5との空気間隔が減少するように、第1レンズ群G1、第2レンズ群G2、第3レンズ群G3、第4レンズ群G4及び第5レンズ群G5をそれぞれ物体側へ移動させることにより行う。
【1146】
無限遠から近距離物体への合焦は、第3レンズ群G3を構成する像側群GB(=合焦レンズ群GF)を物体側へ移動させることにより行う。
【1147】
像ブレ発生時には、防振レンズ群VRとして、第4レンズ群G4を、光軸と垂直方向の変位成分を持つように移動させることにより、像面I上の像ブレ補正(防振)を行う。第17実施例では、広角端状態において、補正角度0.664度の場合、防振レンズ群VRのシフト量は−0.350mmである。中間焦点距離状態において、補正角度0.469度の場合、防振レンズ群VRのシフト量は−0.355mmである。望遠端状態において、補正角度0.363度の場合、防振レンズ群VRのシフト量は−0.386mmである。
【1148】
下記の表17に、第17実施例における各諸元の値を示す。表17における面番号1〜33が、図84に示すm1〜m33の各光学面に対応している。
【1149】
(表17)
[レンズ諸元]
面番号 R D νd nd
物面 ∞
1 ∞ 2.00 22.74 1.80809
2 164.5846 4.60 67.90 1.59319
3 -389.8904 0.10
4 55.4599 5.31 54.61 1.72916
5 150.4285 D5(可変)
6 54.6982 1.35 35.72 1.90265
7 16.8605 8.51
*8 -37.7660 1.00 51.16 1.75501
9 51.1682 0.10
10 36.5172 4.82 22.74 1.80809
11 -49.3429 2.60
12 -23.0376 1.20 58.12 1.62299
13 -60.9926 D13(可変)
*14 46.7844 2.29 51.16 1.75501
*15 5406.1506 1.00
16 ∞ 4.27 (開口絞り)
17 36.7260 5.45 82.57 1.49782
18 -36.4581 0.20
19 63.6179 1.01 37.18 1.83400
20 23.0943 D20
*21 28.3732 6.76 67.02 1.59201
22 -21.5653 1.00 23.80 1.84666
23 -41.8197 D23(可変)
24 -803.2372 4.05 22.74 1.80809
25 -23.2794 1.00 35.25 1.74950
26 31.2651 D26(可変)
27 41.1138 8.00 81.56 1.49710
28 -24.2908 2.40
29 -25.4480 1.91 22.74 1.80809
30 -22.3045 1.35 52.33 1.75500
31 -52.8943 3.61
32 -19.4109 1.30 54.61 1.72916
33 -36.3707 D33(可変)
像面 ∞

[非球面データ]
面番号 κ A4 A6 A8 A10
第8面 0.00 3.61252E-06 1.12702E-08 -7.62519E-11 5.02576E-13
第14面 0.00 1.31110E-05 2.61938E-08 2.79550E-10 0.00000E+00
第15面 0.00 2.79617E-05 3.21704E-08 3.63604E-10 -1.50000E-13
第21面 0.00 -1.16278E-06 -6.94619E-10 -3.31502E-11 0.00000E+00

[各種データ]
ズーム比 3.34
広角端 中間 望遠端
f 24.7 〜 49.5 〜 82.4
FNO 2.9 〜 3.6 〜 4.1
2ω 82.4 〜 47.2 〜 28.8
Y 19.1 〜 21.6 〜 21.6
TL(空気) 127.9 〜 142.1 〜 166.0
BF(空気) 14.9 〜 29.3 〜 37.6

[可変間隔データ]
無限遠合焦時 近距離合焦時
広角端 中間 望遠端 広角端 中間 望遠端
f 24.7 49.5 82.4 24.7 49.5 82.4
D5 1.10 14.23 34.24
D13 18.86 5.52 1.10
D20 7.01 7.01 7.01 6.36 5.03 2.15
D23 2.50 5.70 6.08 3.15 7.68 10.94
D26 6.33 3.13 2.75
D33 14.92 29.34 37.63

[レンズ群データ]
群初面 群焦点距離
第1レンズ群 1 114.25
第2レンズ群 6 -18.62
第3レンズ群 14 26.30
第4レンズ群 24 -44.47
第5レンズ群 27 221.10

[条件式対応値]
条件式(JK1) |fF|/fM = 1.337
条件式(JK2) (−fXn)/fM = 0.708
条件式(JK3) dAB/|fF| = 0.199
条件式(JK4) ndp+0.0075×νdp−2.175 = -0.080
条件式(JK5) νdp = 67.02

条件式(JL1) |(rB+rA)/(rB−rA)| = 9.750
条件式(JL2) |fF|/fM = 1.337
条件式(JL3) dAB/|fF| = 0.199
条件式(JL4) (−fXn)/fM = 0.708
条件式(JL5) ndp+0.0075×νdp−2.175 = -0.080
条件式(JL6) νdp = 67.02

条件式(JM1) dV/|fV| = 0.062
条件式(JM2) |fF|/fM = 1.337
条件式(JM3) dAB/|fF| = 0.199
条件式(JM4) (−fXn)/fM = 0.708
条件式(JM5) ndp+0.0075×νdp−2.175 = -0.080
条件式(JM6) νdp = 67.02

条件式(JN1) |fF|/fM = 1.337
条件式(JN2) dV/|fV| = 0.062
条件式(JN3) dAB/|fF| = 0.199
条件式(JN4) (−fXn)/fM = 0.708
条件式(JN5) ndp+0.0075×νdp−2.175 = -0.080
条件式(JN6) νdp = 67.02
【1150】
表17から、本実施例に係る変倍光学系ZL17は、条件式(JK1)〜(JK5)、(JL1)〜(JL6)、(JM1)〜(JM6)、(JN1)〜(JN6)を満たすことが分かる。
【1151】
図85は、第17実施例に係る変倍光学系ZL17の無限遠合焦時における諸収差図(球面収差図、非点収差図、歪曲収差図、倍率色収差図及びコマ収差図)であり、(a)は広角端状態、(b)は中間焦点距離状態、(c)は望遠端状態をそれぞれ示す。図86は、第17実施例に係る変倍光学系ZL17の近距離合焦時における諸収差図(球面収差図、非点収差図、歪曲収差図、倍率色収差図及びコマ収差図)であり、(a)は広角端状態、(b)は中間焦点距離状態、(c)は望遠端状態をそれぞれ示す。図87は、第17実施例に係る変倍光学系ZL17の無限遠合焦時における像ブレ補正を行った時のコマ収差図であり、(a)は広角端状態、(b)は中間焦点距離状態、(c)は望遠端状態をそれぞれ示す。
【1152】
図85図87に示す各収差図より、第17実施例に係る変倍光学系ZL17は、広角端状態から望遠端状態に亘って、また無限遠合焦状態から近距離合焦状態に亘って諸収差が良好に補正され、良好な光学性能を有することが分かる。また、像ブレ補正時において、高い結像性能を有することが分かる。
【1153】
(第18実施例)
第18実施例について、図88図91及び表18を用いて説明する。第18実施例に係る変倍光学系ZLII(ZL18)は、図88に示すように、物体側から順に並んだ、正の屈折力を有する第1レンズ群G1と、負の屈折力を有する第2レンズ群G2と、正の屈折力を有する第3レンズ群G3と、負の屈折力を有する第4レンズ群G4と、正の屈折力を有する第5レンズ群G5とからなる。
【1154】
第1レンズ群G1は、物体側から順に並んだ、像側に凹面を向けた負メニスカスレンズL11と両凸レンズL12とを接合した接合レンズと、物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズL13とからなる。
【1155】
第2レンズ群G2は、物体側から順に並んだ、像側に凹面を向けた負メニスカスレンズL21と、両凹レンズL22と、両凸レンズL23と、物体側に凹面を向けた負メニスカスレンズL24とからなる。両凹レンズL22は、物体側のレンズ面を非球面形状とした、ガラスモールド非球面レンズである。
【1156】
第3レンズ群G3は、物体側から順に並んだ、物体側群GAと、正の屈折力を有する像側群GBとからなる。物体側群GAは、物体側から順に並んだ、物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズL31と、開口絞りSと、両凸レンズL32と、像側に凹面を向けた負メニスカスレンズL33とからなる。像側群GBは、物体側から順に並んだ、像側に凹面を向けた負メニスカスレンズL34と両凸レンズL35とを接合した接合レンズからなる。正メニスカスレンズL31は、物体側及び像面側のレンズ面を非球面形状とした、ガラスモールド非球面レンズである。負メニスカスレンズL34は、物体側のレンズ面を非球面形状とした、ガラスモールド非球面レンズである。
【1157】
第4レンズ群G4は、物体側から順に並んだ、両凸レンズL41と両凹レンズL42とを接合した接合レンズからなる。
【1158】
第5レンズ群G5は、物体側から順に並んだ、両凸レンズL51と、像側に凸面を向けた正メニスカスレンズL52と物体側に凹面を向けた負メニスカスレンズL53とを接合した接合レンズと、物体側に凹面を向けた負メニスカスレンズL54とからなる。
【1159】
広角端状態から望遠端状態への変倍は、第1レンズ群G1と第2レンズ群G2との空気間隔が増加し、第2レンズ群G2と第3レンズ群G3との空気間隔が減少し、第3レンズ
群G3と第4レンズ群G4との空気間隔が増加し、第4レンズ群G4と第5レンズ群G5との空気間隔が減少するように、第1レンズ群G1、第2レンズ群G2、第3レンズ群G3、第4レンズ群G4及び第5レンズ群G5をそれぞれ物体側へ移動させることにより行う。
【1160】
無限遠から近距離物体への合焦は、第3レンズ群G3を構成する像側群GB(=合焦レンズ群GF)を物体側へ移動させることにより行う。
【1161】
像ブレ発生時には、防振レンズ群VRとして、第4レンズ群G4を、光軸と垂直方向の変位成分を持つように移動させることにより、像面I上の像ブレ補正(防振)を行う。第18実施例では、広角端状態において、補正角度0.664度の場合、防振レンズ群VRのシフト量は−0.380mmである。中間焦点距離状態において、補正角度0.469度の場合、防振レンズ群VRのシフト量は−0.373mmである。望遠端状態において、補正角度0.363度の場合、防振レンズ群VRのシフト量は−0.379mmである。
【1162】
下記の表18に、第18実施例における各諸元の値を示す。表18における面番号1〜33が、図88に示すm1〜m33の各光学面に対応している。
【1163】
(表18)
[レンズ諸元]
面番号 R D νd nd
物面 ∞
1 477.6359 2.00 22.74 1.80809
2 130.7220 6.15 67.90 1.59319
3 -262.1234 0.10
4 45.8222 3.53 54.61 1.72916
5 65.7498 D5(可変)
6 50.7306 1.35 35.72 1.90265
7 17.0914 8.44
*8 -32.4922 1.00 51.16 1.75501
9 52.3984 0.17
10 39.5501 5.00 22.74 1.80809
11 -45.2417 2.46
12 -21.0150 1.20 58.12 1.62299
13 -44.1009 D13(可変)
*14 42.6978 4.05 51.16 1.75501
*15 146.0908 1.00
16 ∞ 1.00 (開口絞り)
17 33.8176 6.49 82.57 1.49782
18 -31.9561 0.10
19 77.2065 1.00 37.18 1.83400
20 24.0818 D20(可変)
*21 24.6808 1.00 24.06 1.82115
22 16.8495 8.03 67.90 1.59319
23 -56.7300 D23(可変)
24 2528.2943 8.17 22.74 1.80809
25 -17.9755 1.00 35.25 1.74950
26 28.0350 D26(可変)
27 37.6901 8.33 81.56 1.49710
28 -21.5347 0.10
29 -26.4036 0.51 22.74 1.80809
30 -36.3850 1.35 52.33 1.75500
31 -53.3386 3.71
32 -18.6338 1.30 54.61 1.72916
33 -37.2073 D33(可変)
像面 ∞

[非球面データ]
面番号 κ A4 A6 A8 A10
第8面 0.00 5.54472E-06 1.39612E-08 -1.09701E-10 7.98071E-13
第14面 0.00 -1.56610E-07 -6.56482E-08 -8.11234E-11 0.00000E+00
第15面 0.00 1.77641E-05 -6.07679E-08 -3.87866E-11 1.00000E-17
第21面 0.00 -2.60317E-06 -8.10030E-10 -3.36331E-11 0.00000E+00

[各種データ]
ズーム比 3.34
広角端 中間 望遠端
f 24.7 〜 49.5 〜 82.5
FNO 2.9 〜 3.9 〜 4.1
2ω 82.4 〜 47.2 〜 28.8
Y 19.1 〜 21.6 〜 21.6
TL(空気) 127.5 〜 144.9 〜 171.9
BF(空気) 14.9 〜 30.1 〜 41.9

[可変間隔データ]
無限遠合焦時 近距離合焦時
広角端 中間 望遠端 広角端 中間 望遠端
f 24.7 49.5 82.5 24.7 49.5 82.5
D5 1.10 16.11 35.76
D13 18.31 5.55 1.10
D20 6.00 6.00 6.00 5.35 3.94 0.92
D23 2.50 5.48 5.88 3.15 7.54 10.97
D26 6.14 3.16 2.76
D33 14.92 30.05 41.88

[レンズ群データ]
群初面 群焦点距離
第1レンズ群 1 132.75
第2レンズ群 6 -18.98
第3レンズ群 14 25.60
第4レンズ群 24 -43.35
第5レンズ群 27 226.32

[条件式対応値]
条件式(JK1) |fF|/fM = 1.338
条件式(JK2) (−fXn)/fM = 0.741
条件式(JK3) dAB/|fF| = 0.175
条件式(JK4) ndp+0.0075×νdp−2.175 = -0.073
条件式(JK5) νdp = 67.90

条件式(JL1) |(rB+rA)/(rB−rA)| = 81.411
条件式(JL2) |fF|/fM = 1.338
条件式(JL3) dAB/|fF| = 0.175
条件式(JL4) (−fXn)/fM = 0.741
条件式(JL5) ndp+0.0075×νdp−2.175 = -0.073
条件式(JL6) νdp = 67.90

条件式(JM1) dV/|fV| = 0.064
条件式(JM2) |fF|/fM = 1.338
条件式(JM3) dAB/|fF| = 0.175
条件式(JM4) (−fXn)/fM = 0.741
条件式(JM5) ndp+0.0075×νdp−2.175 = -0.073
条件式(JM6) νdp = 67.90

条件式(JN1) |fF|/fM = 1.338
条件式(JN2) dV/|fV| = 0.064
条件式(JN3) dAB/|fF| = 0.175
条件式(JN4) (−fXn)/fM = 0.741
条件式(JN5) ndp+0.0075×νdp−2.175 = -0.073
条件式(JN6) νdp = 67.90
【1164】
表18から、本実施例に係る変倍光学系ZL18は、条件式(JK1)〜(JK5)、(JL1)〜(JL6)、(JM1)〜(JM6)、(JN1)〜(JN6)を満たすことが分かる。
【1165】
図89は、第18実施例に係る変倍光学系ZL18の無限遠合焦時における諸収差図(球面収差図、非点収差図、歪曲収差図、倍率色収差図及びコマ収差図)であり、(a)は広角端状態、(b)は中間焦点距離状態、(c)は望遠端状態をそれぞれ示す。図90は、第18実施例に係る変倍光学系ZL18の近距離合焦時における諸収差図(球面収差図、非点収差図、歪曲収差図、倍率色収差図及びコマ収差図)であり、(a)は広角端状態、(b)は中間焦点距離状態、(c)は望遠端状態をそれぞれ示す。図91は、第18実施例に係る変倍光学系ZL18の無限遠合焦時における像ブレ補正を行った時のコマ収差図であり、(a)は広角端状態、(b)は中間焦点距離状態、(c)は望遠端状態をそれぞれ示す。
【1166】
図89図91に示す各収差図より、第18実施例に係る変倍光学系ZL18は、広角端状態から望遠端状態に亘って、また無限遠合焦状態から近距離合焦状態に亘って諸収差が良好に補正され、良好な光学性能を有することが分かる。また、像ブレ補正時において、高い結像性能を有することが分かる。
【1167】
(第19実施例)
第19実施例について、図92図95及び表19を用いて説明する。第19実施例に係る変倍光学系ZLII(ZL19)は、図92に示すように、物体側から順に並んだ、正の屈折力を有する第1レンズ群G1と、負の屈折力を有する第2レンズ群G2と、正の屈折力を有する第3レンズ群G3と、負の屈折力を有する第4レンズ群G4とからなる。
【1168】
第1レンズ群G1は、物体側から順に並んだ、像側に凹面を向けた負メニスカスL11と両凸レンズL12とを接合した接合レンズと、物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズL13とからなる。
【1169】
第2レンズ群G2は、物体側から順に並んだ、像側に凹面を向けた負メニスカスレンズ
L21と、両凹レンズL22と、両凸レンズL23と、物体側に凹面を向けた負メニスカスレンズL24とからなる。両凹レンズL22は、物体側のレンズ面を非球面形状とした、ガラスモールド非球面レンズである。
【1170】
第3レンズ群G3は、物体側から順に並んだ、物体側群GAと、正の屈折力を有する像側群GBとからなる。物体側群GAは、物体側から順に並んだ、両凸レンズL31と、開口絞りSと、両凸レンズL32と、像側に凹面を向けた負メニスカスレンズL33とからなる。像側群GBは、物体側から順に並んだ、両凸レンズL34と物体側に凹面を向けた負メニスカスレンズL35とを接合した接合レンズからなる。両凸レンズL31は、物体側及び像面側のレンズ面を非球面形状とした、ガラスモールド非球面レンズである。両凸レンズL34は、物体側のレンズ面を非球面形状とした、ガラスモールド非球面レンズである。
【1171】
第4レンズ群G4は、物体側から順に並んだ、両凸レンズL41と両凹レンズL42とを接合した接合レンズと、両凸レンズL43と、物体側に凹面を向けた負メニスカスレンズL44とからなる。両凸レンズL43は、物体側のレンズ面を非球面形状とした、ガラスモールド非球面レンズである。
【1172】
広角端状態から望遠端状態への変倍は、第1レンズ群G1と第2レンズ群G2との空気間隔が増加し、第2レンズ群G2と第3レンズ群G3との空気間隔が減少し、第3レンズ群G3と第4レンズ群G4との空気間隔が減少するように、第1レンズ群G1、第2レンズ群G2、第3レンズ群G3及び第4レンズ群G4をそれぞれ物体側へ移動させることにより行う。
【1173】
無限遠から近距離物体への合焦は、第3レンズ群G3を構成する像側群GB(=合焦レンズ群GF)を物体側へ移動させることにより行う。
【1174】
像ブレ発生時には、防振レンズ群VRとして、第4レンズ群G4を構成する両凸レンズL41と両凹レンズL42とを接合した接合レンズを、光軸と垂直方向の変位成分を持つように移動させることにより、像面I上の像ブレ補正(防振)を行う。第19実施例では、広角端状態において、補正角度0.664度の場合、防振レンズ群VRのシフト量は−0.506mmである。中間焦点距離状態において、補正角度0.469度の場合、防振レンズ群VRのシフト量は−0.449mmである。望遠端状態において、補正角度0.401度の場合、防振レンズ群VRのシフト量は−0.446mmである。
【1175】
下記の表19に、第19実施例における各諸元の値を示す。表19における面番号1〜30が、図92に示すm1〜m30の各光学面に対応している。
【1176】
(表19)
[レンズ諸元]
面番号 R D νd nd
物面 ∞
1 1193.7961 2.00 22.74 1.80809
2 124.6072 5.44 67.90 1.59319
3 -251.5182 0.10
4 53.9338 4.39 54.61 1.72916
5 148.4536 D5(可変)
6 52.0263 1.35 35.72 1.90265
7 15.1015 7.62
*8 -30.5049 1.00 51.16 1.75501
9 93.9602 0.10
10 39.5192 4.07 22.74 1.80809
11 -41.3448 1.99
12 -20.4648 1.20 58.12 1.62299
13 -53.5027 D13(可変)
*14 213.8825 1.87 51.16 1.75501
*15 -64.5513 1.00
16 ∞ 3.38 (開口絞り)
17 110.8652 8.03 82.57 1.49782
18 -18.2246 0.48
19 116.2881 1.00 37.18 1.83400
20 28.0153 D20(可変)
*21 30.2797 6.11 67.02 1.59201
22 -21.0000 1.33 23.80 1.84666
23 -44.7009 D23(可変)
24 549.5106 3.21 22.74 1.80809
25 -38.9378 1.00 42.73 1.83481
26 44.8125 0.94
*27 53.1149 5.61 81.56 1.49710
28 -41.5964 8.34
29 -16.1731 1.30 50.67 1.67790
30 -40.6492 D30(可変)
像面 ∞

[非球面データ]
面番号 κ A4 A6 A8 A10
第8面 0.00 5.94537E-06 -1.85599E-09 5.98429E-11 6.60655E-13
第14面 0.00 -4.52248E-05 7.78703E-08 -1.06200E-09 0.00000E+00
第15面 0.00 -6.29335E-06 1.07534E-07 -1.16673E-10 1.00000E-17
第21面 0.00 -3.63068E-06 2.68872E-08 -2.41333E-11 0.00000E+00
第27面 0.00 1.77742E-05 -4.96065E-09 1.03075E-10 0.00000E+00

[各種データ]
ズーム比 2.75
広角端 中間 望遠端
f 24.7 〜 49.5 〜 67.9
FNO 2.9 〜 3.9 〜 4.1
2ω 82.4 〜 47.0 〜 34.7
Y 19.1 〜 21.6 〜 21.6
TL(空気) 110.8 〜 131.5 〜 145.4
BF(空気) 14.9 〜 30.3 〜 37.7

[可変間隔データ]
無限遠合焦時 近距離合焦時
広角端 中間 望遠端 広角端 中間 望遠端
f 24.7 49.5 67.9 24.7 49.5 67.9
D5 1.10 16.06 26.09
D13 11.54 3.19 1.10
D20 5.19 5.19 5.19 4.36 2.99 1.69
D23 5.16 3.92 2.50 5.99 6.11 5.99
D30 14.90 30.26 37.67

[レンズ群データ]
群初面 群焦点距離
第1レンズ群 1 98.67
第2レンズ群 6 -17.73
第3レンズ群 14 24.81
第4レンズ群 24 -48.06

[条件式対応値]
条件式(JK1) |fF|/fM = 1.566
条件式(JK2) (−fXn)/fM = 0.715
条件式(JK3) dAB/|fF| = 0.133
条件式(JK4) ndp+0.0075×νdp−2.175 = -0.080
条件式(JK5) νdp = 67.02

条件式(JL1) |(rB+rA)/(rB−rA)| = 25.744
条件式(JL2) |fF|/fM = 1.566
条件式(JL3) dAB/|fF| = 0.133
条件式(JL4) (−fXn)/fM = 0.715
条件式(JL5) ndp+0.0075×νdp−2.175 = -0.080
条件式(JL6) νdp = 67.02

条件式(JM1) dV/|fV| = 0.017
条件式(JM2) |fF|/fM = 1.566
条件式(JM3) dAB/|fF| = 0.133
条件式(JM4) (−fXn)/fM = 0.715
条件式(JM5) ndp+0.0075×νdp−2.175 = -0.080
条件式(JM6) νdp = 67.02
【1177】
表19から、本実施例に係る変倍光学系ZL19は、条件式(JK1)〜(JK5)、(JL1)〜(JL6)、(JM1)〜(JM6)を満たすことが分かる。
【1178】
図93は、第19実施例に係る変倍光学系ZL19の無限遠合焦時における諸収差図(球面収差図、非点収差図、歪曲収差図、倍率色収差図及びコマ収差図)であり、(a)は広角端状態、(b)は中間焦点距離状態、(c)は望遠端状態をそれぞれ示す。図94は、第19実施例に係る変倍光学系ZL19の近距離合焦時における諸収差図(球面収差図、非点収差図、歪曲収差図、倍率色収差図及びコマ収差図)であり、(a)は広角端状態、(b)は中間焦点距離状態、(c)は望遠端状態をそれぞれ示す。図95は、第19実施例に係る変倍光学系ZL19の無限遠合焦時における像ブレ補正を行った時のコマ収差図であり、(a)は広角端状態、(b)は中間焦点距離状態、(c)は望遠端状態をそれぞれ示す。
【1179】
図93図95に示す各収差図より、第19実施例に係る変倍光学系ZL19は、広角端状態から望遠端状態に亘って、また無限遠合焦状態から近距離合焦状態に亘って諸収差が良好に補正され、良好な光学性能を有することが分かる。また、像ブレ補正時において、高い結像性能を有することが分かる。
【1180】
(第20実施例)
第20実施例について、図96図99及び表20を用いて説明する。第20実施例に
係る変倍光学系ZLII(ZL20)は、図96に示すように、物体側から順に並んだ、正の屈折力を有する第1レンズ群G1と、負の屈折力を有する第2レンズ群G2と、正の屈折力を有する第3レンズ群G3と、負の屈折力を有する第4レンズ群G4と、正の屈折力を有する第5レンズ群G5とからなる。
【1181】
第1レンズ群G1は、物体側から順に並んだ、像側に凹面を向けた負メニスカスレンズL11と両凸レンズL12とを接合した接合レンズと、物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズL13とからなる。
【1182】
第2レンズ群G2は、物体側から順に並んだ、像側に凹面を向けた負メニスカスレンズL21と、両凹レンズL22と、両凸レンズL23と、物体側に凹面を向けた負メニスカスレンズL24とからなる。両凹レンズL22は、物体側のレンズ面を非球面形状とした、ガラスモールド非球面レンズである。
【1183】
第3レンズ群G3は、物体側から順に並んだ、物体側群GAと、正の屈折力を有する像側群GBとからなる。物体側群GAは、物体側から順に並んだ、両凸レンズL31と、開口絞りSと、両凸レンズL32と、像側に凹面を向けた負メニスカスレンズL33とからなる。像側群GBは、物体側から順に並んだ、両凸レンズL34と物体側に凹面を向けた負メニスカスレンズL35とを接合した接合レンズからなる。両凸レンズL31は、物体側及び像面側のレンズ面を非球面形状とした、ガラスモールド非球面レンズである。両凸レンズL34は、物体側のレンズ面を非球面形状とした、ガラスモールド非球面レンズである。
【1184】
第4レンズ群G4は、物体側から順に並んだ、像側に凸面を向けた正メニスカスレンズL41と両凹レンズL42とを接合した接合レンズからなる。
【1185】
第5レンズ群G5は、物体側から順に並んだ、両凸レンズL51と、像側に凸面を向けた正メニスカスレンズL52と物体側に凹面を向けた負メニスカスレンズL53とを接合した接合レンズと、物体側に凹面を向けた負メニスカスレンズL54とからなる。
【1186】
広角端状態から望遠端状態への変倍は、第1レンズ群G1と第2レンズ群G2との空気間隔が増加し、第2レンズ群G2と第3レンズ群G3との空気間隔が減少し、第3レンズ群G3と第4レンズ群G4との空気間隔が増加し、第4レンズ群G4と第5レンズ群G5との空気間隔が減少するように、第1レンズ群G1を物体側へ移動させ、第2レンズ群G2を一旦像面側へ移動させた後、物体側へ移動させ、第3レンズ群G3、第4レンズ群G4及び第5レンズ群G5をそれぞれ物体側へ移動させることにより行う。
【1187】
無限遠から近距離物体への合焦は、第3レンズ群G3を構成する像側群GB(=合焦レンズ群GF)を物体側へ移動させることにより行う。
【1188】
像ブレ発生時には、防振レンズ群VRとして、第4レンズ群G4を、光軸と垂直方向の変位成分を持つように移動させることにより、像面I上の像ブレ補正(防振)を行う。第20実施例では、広角端状態において、補正角度0.664度の場合、防振レンズ群VRのシフト量は−0.226mmである。中間焦点距離状態において、補正角度0.469度の場合、防振レンズ群VRのシフト量は−0.241mmである。望遠端状態において、補正角度0.327度の場合、防振レンズ群VRのシフト量は−0.274mmである。
【1189】
下記の表20に、第20実施例における各諸元の値を示す。表20における面番号1〜33が、図96に示すm1〜m33の各光学面に対応している。
【1190】
(表20)
[レンズ諸元]
面番号 R D νd nd
物面 ∞
1 282.7218 1.33 22.74 1.80809
2 94.7445 6.10 67.90 1.59319
3 -226.9827 0.10
4 40.7799 3.54 54.61 1.72916
5 73.5746 D5(可変)
6 49.4466 0.90 35.72 1.90265
7 12.2660 5.90
*8 -22.9424 0.90 51.16 1.75501
9 36.0329 0.13
10 28.3106 3.27 22.74 1.80809
11 -33.3406 1.61
12 -16.3903 0.90 58.12 1.62299
13 -28.7665 D13(可変)
*14 27.1836 1.87 51.16 1.75501
*15 -883.8798 1.00
16 ∞ 1.74 (開口絞り)
17 29.1431 3.58 82.57 1.49782
18 -27.0053 0.10
19 90.6365 0.93 37.18 1.83400
20 16.9325 D20(可変)
*21 21.6272 4.71 67.02 1.59201
22 -15.3834 0.67 23.80 1.84666
23 -27.6370 D23(可変)
24 -197.6287 2.84 22.74 1.80809
25 -16.1995 0.90 35.25 1.74950
26 24.2531 D26(可変)
27 29.8965 5.67 81.56 1.49710
28 -16.6499 0.85
29 -18.7793 1.65 22.74 1.80809
30 -17.2583 0.90 52.33 1.75500
31 -25.1119 1.61
32 -14.5032 0.90 54.61 1.72916
33 -34.8046 D33(可変)
像面 ∞

[非球面データ]
面番号 κ A4 A6 A8 A10
第8面 0.00 1.17630E-05 3.52411E-08 -1.08429E-09 1.00133E-11
第14面 0.00 -1.66916E-06 1.91542E-07 -3.91949E-09 0.00000E+00
第15面 0.00 3.85171E-05 2.06325E-07 -3.70351E-09 -2.61997E-12
第21面 0.00 -5.08719E-06 5.18792E-09 -3.38472E-10 0.00000E+00

[各種データ]
ズーム比 4.13
広角端 中間 望遠端
f 16.5 〜 33.0 〜 68.0
FNO 2.9 〜 3.6 〜 4.1
2ω 81.7 〜 46.7 〜 23.2
Y 12.6 〜 14.3 〜 14.3
TL(空気) 99.5 〜 111.4 〜 133.9
BF(空気) 14.0 〜 23.8 〜 32.9

[可変間隔データ]
無限遠合焦時 近距離合焦時
広角端 中間 望遠端 広角端 中間 望遠端
f 16.5 33.0 68.0 16.5 33.0 68.0
D5 1.00 13.94 32.81
D13 17.01 6.25 0.73
D20 6.71 6.71 6.71 6.43 5.79 3.08
D23 1.50 3.72 4.55 1.78 4.65 8.18
D26 4.68 2.46 1.63
D33 14.00 23.77 32.89

[レンズ群データ]
群初面 群焦点距離
第1レンズ群 1 86.55
第2レンズ群 6 -13.34
第3レンズ群 14 20.21
第4レンズ群 24 -31.69
第5レンズ群 27 90.43

[条件式対応値]
条件式(JK1) |fF|/fM = 1.231
条件式(JK2) (−fXn)/fM = 0.660
条件式(JK3) dAB/|fF| = 0.270
条件式(JK4) ndp+0.0075×νdp−2.175 = -0.080
条件式(JK5) νdp = 67.02

条件式(JL1) |(rB+rA)/(rB−rA)| = 8.213
条件式(JL2) |fF|/fM = 1.231
条件式(JL3) dAB/|fF| = 0.270
条件式(JL4) (−fXn)/fM = 0.660
条件式(JL5) ndp+0.0075×νdp−2.175 = -0.080
条件式(JL6) νdp = 67.02

条件式(JM1) dV/|fV| = 0.051
条件式(JM2) |fF|/fM = 1.231
条件式(JM3) dAB/|fF| = 0.270
条件式(JM4) (−fXn)/fM = 0.660
条件式(JM5) ndp+0.0075×νdp−2.175 = -0.080
条件式(JM6) νdp = 67.02

条件式(JN1) |fF|/fM = 1.231
条件式(JN2) dV/|fV| = 0.051
条件式(JN3) dAB/|fF| = 0.270
条件式(JN4) (−fXn)/fM = 0.660
条件式(JN5) ndp+0.0075×νdp−2.175 = -0.080
条件式(JN6) νdp = 67.02
【1191】
表20から、本実施例に係る変倍光学系ZL20は、条件式(JK1)〜(JK5)、(JL1)〜(JL6)、(JM1)〜(JM6)、(JN1)〜(JN6)を満たすことが分かる。
【1192】
図97は、第20実施例に係る変倍光学系ZL20の無限遠合焦時における諸収差図(球面収差図、非点収差図、歪曲収差図、倍率色収差図及びコマ収差図)であり、(a)は広角端状態、(b)は中間焦点距離状態、(c)は望遠端状態をそれぞれ示す。図98は、第20実施例に係る変倍光学系ZL20の近距離合焦時における諸収差図(球面収差図、非点収差図、歪曲収差図、倍率色収差図及びコマ収差図)であり、(a)は広角端状態、(b)は中間焦点距離状態、(c)は望遠端状態をそれぞれ示す。図99は、第20実施例に係る変倍光学系ZL20の無限遠合焦時における像ブレ補正を行った時のコマ収差図であり、(a)は広角端状態、(b)は中間焦点距離状態、(c)は望遠端状態をそれぞれ示す。
【1193】
図97図99に示す各収差図より、第20実施例に係る変倍光学系ZL20は、広角端状態から望遠端状態に亘って、また無限遠合焦状態から近距離合焦状態に亘って諸収差が良好に補正され、良好な光学性能を有することが分かる。また、像ブレ補正時において、高い結像性能を有することが分かる。
【1194】
(第21実施例)
第21実施例について、図100図103及び表21を用いて説明する。第21実施例に係る変倍光学系ZLII(ZL21)は、図100に示すように、物体側から順に並んだ、正の屈折力を有する第1レンズ群G1と、負の屈折力を有する第2レンズ群G2と、正の屈折力を有する第3レンズ群G3と、負の屈折力を有する第4レンズ群G4と、正の屈折力を有する第5レンズ群G5とからなる。
【1195】
第1レンズ群G1は、物体側から順に並んだ、像側に凹面を向けた負メニスカスレンズL11と両凸レンズL12とを接合した接合レンズと、物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズL13とからなる。
【1196】
第2レンズ群G2は、物体側から順に並んだ、像側に凹面を向けた負メニスカスレンズL21と、両凹レンズL22と、両凸レンズL23と、物体側に凹面を向けた負メニスカスレンズL24とからなる。両凹レンズL22は、物体側のレンズ面を非球面形状とした、ガラスモールド非球面レンズである。
【1197】
第3レンズ群G3は、物体側から順に並んだ、物体側群GAと、正の屈折力を有する像側群GBとからなる。物体側群GAは、物体側から順に並んだ、両凸レンズL31と、開口絞りSと、両凸レンズL32と、像側に凹面を向けた負メニスカスレンズL33とからなる。像側群GBは、物体側から順に並んだ、両凸レンズL34と物体側に凹面を向けた負メニスカスレンズL35とを接合した接合レンズからなる。両凸レンズL31は、物体側及び像面側のレンズ面を非球面形状とした、ガラスモールド非球面レンズである。両凸レンズL34は、物体側のレンズ面を非球面形状とした、ガラスモールド非球面レンズである。
【1198】
第4レンズ群G4は、物体側から順に並んだ、両凸レンズL41と両凹レンズL42とを接合した接合レンズと、両凸レンズL43と、物体側に凹面を向けた負メニスカスレンズL44とからなる。両凸レンズL43は、物体側のレンズ面を非球面形状とした、ガラスモールド非球面レンズである。
【1199】
第5レンズ群G5は、物体側に凸面を向けた平凸レンズL51からなる。
【1200】
広角端状態から望遠端状態への変倍は、第1レンズ群G1と第2レンズ群G2との空気間隔が増加し、第2レンズ群G2と第3レンズ群G3との空気間隔が減少し、第3レンズ群G3と第4レンズ群G4との空気間隔が減少し、第4レンズ群G4と第5レンズ群G5との空気間隔が増加するように、第1レンズ群G1、第2レンズ群G2、第3レンズ群G3及び第4レンズ群G4をそれぞれ物体側へ移動させ、第5レンズ群G5は固定することにより行う。
【1201】
無限遠から近距離物体への合焦は、第3レンズ群G3を構成する像側群GB(=合焦レンズ群GF)を物体側へ移動させることにより行う。
【1202】
像ブレ発生時には、防振レンズ群VRとして、第4レンズ群G4を構成する両凸レンズL41と両凹レンズL42とを接合した接合レンズを、光軸と垂直方向の変位成分を持つように移動させることにより、像面I上の像ブレ補正(防振)を行う。第21実施例では、広角端状態において、補正角度0.664度の場合、防振レンズ群VRのシフト量は−0.568mmである。中間焦点距離状態において、補正角度0.469度の場合、防振レンズ群VRのシフト量は−0.473mmである。望遠端状態において、補正角度0.401度の場合、防振レンズ群VRのシフト量は−0.498mmである。
【1203】
下記の表21に、第21実施例における各諸元の値を示す。表21における面番号1〜32が、図100に示すm1〜m32の各光学面に対応している。
【1204】
(表21)
[レンズ諸元]
面番号 R D νd nd
物面 ∞
1 1587.6950 2.00 22.74 1.80809
2 129.2311 5.54 67.90 1.59319
3 -234.0081 0.10
4 49.3184 4.83 54.61 1.72916
5 133.6129 D5(可変)
6 50.3607 1.35 35.72 1.90265
7 13.9849 7.29
*8 -26.5646 1.00 51.16 1.75501
9 75.5170 0.10
10 37.4790 4.06 22.74 1.80809
11 -33.7046 1.73
12 -19.4446 1.20 58.12 1.62299
13 -45.6085 D13(可変)
*14 213.8825 1.67 51.16 1.75501
*15 -82.3988 1.00
16 ∞ 3.03 (開口絞り)
17 94.6893 7.99 82.57 1.49782
18 -17.1738 0.71
19 111.0410 1.07 37.18 1.83400
20 27.8731 D20(可変)
*21 30.7270 5.62 67.02 1.59201
22 -21.0000 1.00 23.80 1.84666
23 -41.6131 D23(可変)
24 199.8522 2.64 22.74 1.80809
25 -71.5415 1.00 39.61 1.80440
26 39.6118 1.67
*27 69.1913 5.36 81.56 1.49710
28 -38.3308 6.47
29 -15.4809 1.30 55.52 1.69680
30 -44.4855 D30(可変)
31 147.3134 2.68 23.80 1.84666
32 ∞ D32(可変)
像面 ∞

[非球面データ]
面番号 κ A4 A6 A8 A10
第8面 0.00 8.49130E-06 -5.54309E-09 7.89989E-11 9.93584E-13
第14面 0.00 -4.27481E-05 3.37131E-07 -3.01232E-09 0.00000E+00
第15面 0.00 3.68942E-06 3.86199E-07 -1.66414E-09 1.00000E-17
第21面 0.00 -4.28039E-06 3.72554E-08 -4.57534E-11 0.00000E+00
第27面 0.00 2.35154E-05 -3.28269E-09 1.82075E-10 0.00000E+00

[各種データ]
ズーム比 2.75
広角端 中間 望遠端
f 24.7 〜 49.5 〜 67.9
FNO 2.9 〜 4.1 〜 4.1
2ω 82.4 〜 47.2 〜 34.7
Y 19.1 〜 21.6 〜 21.6
TL(空気) 108.3 〜 131.2 〜 145.7
BF(空気) 14.0 〜 14.0 〜 14.0

[可変間隔データ]
無限遠合焦時 近距離合焦時
広角端 中間 望遠端 広角端 中間 望遠端
f 24.7 49.5 67.9 24.7 49.5 67.9
D5 1.10 13.33 25.21
D13 9.54 2.72 1.10
D20 4.02 4.02 4.02 3.22 2.12 0.92
D23 5.77 3.65 2.50 6.56 5.54 5.60
D30 1.50 21.08 26.51
D32 14.00 14.00 14.00

[レンズ群データ]
群初面 群焦点距離
第1レンズ群 1 90.94
第2レンズ群 6 -16.97
第3レンズ群 14 23.60
第4レンズ群 24 -40.81
第5レンズ群 31 173.99

[条件式対応値]
条件式(JK1) |fF|/fM = 1.579
条件式(JK2) (−fXn)/fM = 0.719
条件式(JK3) dAB/|fF| = 0.108
条件式(JK4) ndp+0.0075×νdp−2.175 = -0.080
条件式(JK5) νdp = 67.02

条件式(JL1) |(rB+rA)/(rB−rA)| = 20.533
条件式(JL2) |fF|/fM = 1.579
条件式(JL3) dAB/|fF| = 0.108
条件式(JL4) (−fXn)/fM = 0.719
条件式(JL5) ndp+0.0075×νdp−2.175 = -0.080
条件式(JL6) νdp = 67.02

条件式(JM1) dV/|fV| = 0.027
条件式(JM2) |fF|/fM = 1.579
条件式(JM3) dAB/|fF| = 0.108
条件式(JM4) (−fXn)/fM = 0.719
条件式(JM5) ndp+0.0075×νdp−2.175 = -0.080
条件式(JM6) νdp = 67.02

条件式(JN1) |fF|/fM = 1.579
条件式(JN2) dV/|fV| = 0.027
条件式(JN3) dAB/|fF| = 0.108
条件式(JN4) (−fXn)/fM = 0.719
条件式(JN5) ndp+0.0075×νdp−2.175 = -0.080
条件式(JN6) νdp = 67.02
【1205】
表21から、本実施例に係る変倍光学系ZL21は、条件式(JK1)〜(JK5)、(JL1)〜(JL6)、(JM1)〜(JM6)、(JN1)〜(JN6)を満たすことが分かる。
【1206】
図101は、第21実施例に係る変倍光学系ZL21の無限遠合焦時における諸収差図(球面収差図、非点収差図、歪曲収差図、倍率色収差図及びコマ収差図)であり、(a)は広角端状態、(b)は中間焦点距離状態、(c)は望遠端状態をそれぞれ示す。図102は、第21実施例に係る変倍光学系ZL21の近距離合焦時における諸収差図(球面収差図、非点収差図、歪曲収差図、倍率色収差図及びコマ収差図)であり、(a)は広角端状態、(b)は中間焦点距離状態、(c)は望遠端状態をそれぞれ示す。図103は、第21実施例に係る変倍光学系ZL21の無限遠合焦時における像ブレ補正を行った時のコマ収差図であり、(a)は広角端状態、(b)は中間焦点距離状態、(c)は望遠端状態をそれぞれ示す。
【1207】
図101図103に示す各収差図より、第21実施例に係る変倍光学系ZL21は、広角端状態から望遠端状態に亘って、また無限遠合焦状態から近距離合焦状態に亘って諸収差が良好に補正され、良好な光学性能を有することが分かる。また、像ブレ補正時において、高い結像性能を有することが分かる。
【1208】
(第22実施例)
第22実施例について、図104図108及び表22を用いて説明する。第22実施例に係る変倍光学系ZLII(ZL22)は、図104に示すように、物体側から順に並んだ、正の屈折力を有する第1レンズ群G1と、負の屈折力を有する第2レンズ群G2と、正の屈折力を有する第3レンズ群G3と、負の屈折力を有する第4レンズ群G4と、正の
屈折力を有する第5レンズ群G5とからなる。
【1209】
第1レンズ群G1は、物体側から順に並んだ、像側に凹面を向けた負メニスカスレンズL11と両凸レンズL12とを接合した接合レンズと、物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズL13とからなる。
【1210】
第2レンズ群G2は、物体側から順に並んだ、像側に凹面を向けた負メニスカスレンズL21と、両凹レンズL22と、両凸レンズL23と、物体側に凹面を向けた負メニスカスレンズL24とからなる。両凹レンズL22は、物体側のレンズ面を非球面形状とした、ガラスモールド非球面レンズである。
【1211】
第3レンズ群G3は、物体側から順に並んだ、物体側群GAと、正の屈折力を有する像側群GBとからなる。物体側群GAは、物体側から順に並んだ、両凸レンズL31と、開口絞りSと、物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズL32と像側に凹面を向けた負メニスカスレンズL33とを接合した接合レンズと、物体側に凸面を向けた平凸レンズL34とからなる。像側群GBは、物体側から順に並んだ、両凸レンズL35と物体側に凹面を向けた負メニスカスレンズL36とを接合した接合レンズからなる。両凸レンズL31は、物体側及び像面側のレンズ面を非球面形状とした、ガラスモールド非球面レンズである。両凸レンズL35は、物体側のレンズ面を非球面形状とした、ガラスモールド非球面レンズである。
【1212】
第4レンズ群G4は、物体側から順に並んだ、両凸レンズL41と両凹レンズL42とを接合した接合レンズからなる。
【1213】
第5レンズ群G5は、物体側から順に並んだ、両凸レンズL51と、像側に凸面を向けた正メニスカスレンズL52と物体側に凹面を向けた負メニスカスレンズL53とを接合した接合レンズと、物体側に凹面を向けた負メニスカスレンズL54とからなる。
【1214】
広角端状態から望遠端状態への変倍は、第1レンズ群G1と第2レンズ群G2との空気間隔が増加し、第2レンズ群G2と第3レンズ群G3との空気間隔が減少し、第3レンズ群G3と第4レンズ群G4との空気間隔が増加し、第4レンズ群G4と第5レンズ群G5との空気間隔が減少するように、第1レンズ群G1を物体側へ移動させ、第2レンズ群G2を一旦像面側へ移動させた後、物体側へ移動させ、第3レンズ群G3、第4レンズ群G4及び第5レンズ群G5をそれぞれ物体側へ移動させることにより行う。
【1215】
無限遠から近距離物体への合焦は、第3レンズ群G3を構成する像側群GB(=合焦レンズ群GF)を物体側へ移動させることにより行う。
【1216】
像ブレ発生時には、防振レンズ群VRとして、第4レンズ群G4を、光軸と垂直方向の変位成分を持つように移動させることにより、像面I上の像ブレ補正(防振)を行う。第22実施例では、広角端状態において、補正角度0.664度の場合、防振レンズ群VRのシフト量は−0.411mmである。中間焦点距離状態において、補正角度0.469度の場合、防振レンズ群VRのシフト量は−0.410mmである。望遠端状態において、補正角度0.327度の場合、防振レンズ群VRのシフト量は−0.457mmである。
【1217】
下記の表22に、第22実施例における各諸元の値を示す。表22における面番号1〜34が、図104に示すm1〜m34の各光学面に対応している。
【1218】
(表22)
[レンズ諸元]
面番号 R D νd nd
物面 ∞
1 524.4509 2.00 22.74 1.80809
2 136.5814 6.32 67.90 1.59319
3 -713.0593 0.10
4 65.1416 6.39 54.61 1.72916
5 186.0464 D5(可変)
6 108.5540 1.35 35.72 1.90265
7 18.6469 8.64
*8 -40.1904 1.00 51.16 1.75501
9 65.4869 0.10
10 43.0188 5.29 22.74 1.80809
11 -46.1246 2.17
12 -26.2743 1.20 58.12 1.62299
13 -65.0579 D13(可変)
*14 27.5180 5.10 53.94 1.71300
*15 -84.3430 1.00
16 ∞ 1.00 (開口絞り)
17 62.3923 2.81 82.57 1.49782
18 214.3713 1.00 35.72 1.90265
19 23.1110 1.60
20 49.5946 2.41 82.57 1.49782
21 ∞ D21(可変)
*22 35.3414 7.32 67.02 1.59201
23 -21.4664 1.00 23.80 1.84666
24 -38.1772 D24(可変)
25 319.0764 5.02 23.80 1.84666
26 -22.4269 1.00 34.92 1.80100
27 33.3745 D27(可変)
28 33.9494 8.88 81.56 1.49710
29 -26.6215 0.73
30 -30.2862 3.94 22.74 1.80809
31 -28.5529 1.35 52.33 1.75500
32 -61.3691 4.03
33 -20.0622 1.30 54.61 1.72916
34 -43.5447 D34(可変)
像面 ∞

[非球面データ]
面番号 κ A4 A6 A8 A10
第8面 0.00 3.38423E-06 2.84604E-09 -1.31614E-11 1.46359E-13
第14面 0.00 -4.98461E-06 -5.66401E-10 1.28428E-11 0.00000E+00
第15面 0.00 6.02589E-06 -9.27295E-09 6.23729E-11 -1.21951E-13
第22面 0.00 -7.15516E-07 1.57972E-09 -6.46596E-12 0.00000E+00

[各種データ]
ズーム比 4.13
広角端 中間 望遠端
f 24.7 〜 49.5 〜 102.0
FNO 2.9 〜 3.7 〜 4.1
2ω 82.4 〜 47.2 〜 23.5
Y 19.1 〜 21.5 〜 21.6
TL(空気) 146.1 〜 161.6 〜 194.8
BF(空気) 14.9 〜 30.2 〜 43.4

[可変間隔データ]
無限遠合焦時 近距離合焦時
広角端 中間 望遠端 広角端 中間 望遠端
f 24.7 49.5 102.0 24.7 49.5 102.0
D5 1.10 17.10 44.71
D13 24.52 8.75 1.10
D21 12.24 12.24 12.24 11.44 9.69 1.62
D24 2.50 6.02 6.72 3.31 8.58 17.34
D27 6.72 3.20 2.50
D34 14.92 30.24 43.44

[レンズ群データ]
群初面 群焦点距離
第1レンズ群 1 121.41
第2レンズ群 6 -20.01
第3レンズ群 14 32.50
第4レンズ群 25 -52.38
第5レンズ群 28 201.85

[条件式対応値]
条件式(JK1) |fF|/fM = 1.174
条件式(JK2) (−fXn)/fM = 0.616
条件式(JK3) dAB/|fF| = 0.321
条件式(JK4) ndp+0.0075×νdp−2.175 = -0.080
条件式(JK5) νdp = 67.02

条件式(JM1) dV/|fV| = 0.048
条件式(JM2) |fF|/fM = 1.174
条件式(JM3) dAB/|fF| = 0.321
条件式(JM4) (−fXn)/fM = 0.616
条件式(JM5) ndp+0.0075×νdp−2.175 = -0.080
条件式(JM6) νdp = 67.02

条件式(JN1) |fF|/fM = 1.174
条件式(JN2) dV/|fV| = 0.048
条件式(JN3) dAB/|fF| = 0.321
条件式(JN4) (−fXn)/fM = 0.616
条件式(JN5) ndp+0.0075×νdp−2.175 = -0.080
条件式(JN6) νdp = 67.02
【1219】
表22から、本実施例に係る変倍光学系ZL22は、条件式(JK1)〜(JK5)、(JM1)〜(JM6)、(JN1)〜(JN6)を満たすことが分かる。
【1220】
図105は、第22実施例に係る変倍光学系ZL22の無限遠合焦時における諸収差図(球面収差図、非点収差図、歪曲収差図、倍率色収差図及びコマ収差図)であり、(a)
は広角端状態、(b)は中間焦点距離状態、(c)は望遠端状態をそれぞれ示す。図106は、第22実施例に係る変倍光学系ZL22の近距離合焦時における諸収差図(球面収差図、非点収差図、歪曲収差図、倍率色収差図及びコマ収差図)であり、(a)は広角端状態、(b)は中間焦点距離状態、(c)は望遠端状態をそれぞれ示す。図107は、第22実施例に係る変倍光学系ZL22の無限遠合焦時における像ブレ補正を行った時のコマ収差図であり、(a)は広角端状態、(b)は中間焦点距離状態、(c)は望遠端状態をそれぞれ示す。
【1221】
図105図107に示す各収差図より、第22実施例に係る変倍光学系ZL22は、広角端状態から望遠端状態に亘って、また無限遠合焦状態から近距離合焦状態に亘って諸収差が良好に補正され、良好な光学性能を有することが分かる。また、像ブレ補正時において、高い結像性能を有することが分かる。
【1222】
(第23実施例)
第23実施例について、図108図111及び表23を用いて説明する。第23実施例に係る変倍光学系ZLII(ZL23)は、図108に示すように、物体側から順に並んだ、正の屈折力を有する第1レンズ群G1と、負の屈折力を有する第2レンズ群G2と、正の屈折力を有する第3レンズ群G3と、負の屈折力を有する第4レンズ群G4と、正の屈折力を有する第5レンズ群G5とからなる。
【1223】
第1レンズ群G1は、物体側から順に並んだ、像側に凹面を向けた負メニスカスレンズL11と両凸レンズL12とを接合した接合レンズと、物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズL13とからなる。
【1224】
第2レンズ群G2は、物体側から順に並んだ、像側に凹面を向けた負メニスカスレンズL21と、両凹レンズL22と、両凸レンズL23と、物体側に凹面を向けた負メニスカスレンズL24とからなる。両凹レンズL22は、物体側のレンズ面を非球面形状とした、ガラスモールド非球面レンズである。
【1225】
第3レンズ群G3は、物体側から順に並んだ、物体側群GAと、正の屈折力を有する像側群GBとからなる。物体側群GAは、物体側から順に並んだ、両凸レンズL31と、開口絞りSと、物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズL32と像側に凹面を向けた負メニスカスレンズL33とを接合した接合レンズと、物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズL34とからなる。像側群GBは、物体側から順に並んだ、両凸レンズL35と物体側に凹面を向けた負メニスカスレンズL36とを接合した接合レンズからなる。両凸レンズL31は、物体側及び像面側のレンズ面を非球面形状とした、ガラスモールド非球面レンズである。両凸レンズL35は、物体側のレンズ面を非球面形状とした、ガラスモールド非球面レンズである。
【1226】
第4レンズ群G4は、物体側から順に並んだ、両凸レンズL41と両凹レンズL42とを接合した接合レンズからなる。
【1227】
第5レンズ群G5は、物体側から順に並んだ、両凸レンズL51と、像側に凸面を向けた正メニスカスレンズL52と物体側に凹面を向けた負メニスカスレンズL53とを接合した接合レンズと、物体側に凹面を向けた負メニスカスレンズL54とからなる。
【1228】
広角端状態から望遠端状態への変倍は、第1レンズ群G1と第2レンズ群G2との空気間隔が増加し、第2レンズ群G2と第3レンズ群G3との空気間隔が減少し、第3レンズ群G3と第4レンズ群G4との空気間隔が増加し、第4レンズ群G4と第5レンズ群G5との空気間隔が減少するように、第1レンズ群G1、第2レンズ群G2、第3レンズ群G
3、第4レンズ群G4及び第5レンズ群G5をそれぞれ物体側へ移動させることにより行う。
【1229】
無限遠から近距離物体への合焦は、第3レンズ群G3を構成する像側群GB(=合焦レンズ群GF)を物体側へ移動させることにより行う。
【1230】
像ブレ発生時には、防振レンズ群VRとして、第4レンズ群G4を、光軸と垂直方向の変位成分を持つように移動させることにより、像面I上の像ブレ補正(防振)を行う。第23実施例では、広角端状態において、補正角度0.664度の場合、防振レンズ群VRのシフト量は−0.421mmである。中間焦点距離状態において、補正角度0.469度の場合、防振レンズ群VRのシフト量は−0.397mmである。望遠端状態において、補正角度0.327度の場合、防振レンズ群VRのシフト量は−0.464mmである。
【1231】
下記の表23に、第23実施例における各諸元の値を示す。表23における面番号1〜34が、図108に示すm1〜m34の各光学面に対応している。
【1232】
(表23)
[レンズ諸元]
面番号 R D νd nd
物面 ∞
1 397.6225 2.00 22.74 1.80809
2 126.6607 6.12 67.90 1.59319
3 -1629.7121 0.10
4 66.2175 6.51 54.61 1.72916
5 204.9442 D5(可変)
6 119.6650 1.35 35.72 1.90265
7 18.8679 8.64
*8 -41.4130 1.00 51.16 1.75501
9 67.3512 0.19
10 43.6021 5.30 22.74 1.80809
11 -47.3970 2.28
12 -27.7631 1.20 58.12 1.62299
13 -74.8409 D13(可変)
*14 30.2719 5.48 53.94 1.71300
*15 -65.5930 1.00
16 ∞ 1.00 (開口絞り)
17 58.3076 2.76 82.57 1.49782
18 153.8064 1.00 35.72 1.90265
19 22.3628 0.82
20 28.2979 2.36 82.57 1.49782
21 60.0000 D21(可変)
*22 35.7069 7.36 67.02 1.59201
23 -21.0000 1.00 23.80 1.84666
24 -36.3549 D24(可変)
25 333.6098 4.93 23.80 1.84666
26 -23.0108 1.00 34.92 1.80100
27 34.3183 D27(可変)
28 33.2532 8.91 81.56 1.49710
29 -26.1918 1.34
30 -25.2656 3.92 22.74 1.80809
31 -24.0934 1.35 52.33 1.75500
32 -50.9794 3.37
33 -21.5738 1.30 54.61 1.72916
34 -47.3035 D34(可変)
像面 ∞

[非球面データ]
面番号 κ A4 A6 A8 A10
第8面 0.00 3.02942E-06 -2.29162E-09 1.69922E-11 2.36654E-14
第14面 0.00 -4.74032E-06 1.79300E-09 2.08922E-11 0.00000E+00
第15面 0.00 6.90940E-06 -9.71049E-09 7.91702E-11 -1.50000E-13
第22面 0.00 -7.40532E-07 1.38738E-09 -6.12998E-12 0.00000E+00

[各種データ]
ズーム比 4.13
広角端 中間 望遠端
f 24.7 〜 49.5 〜 102.0
FNO 2.9 〜 3.9 〜 4.1
2ω 82.4 〜 47.2 〜 23.5
Y 19.1 〜 21.4 〜 21.6
TL(空気) 146.4 〜 159.9 〜 195.1
BF(空気) 14.9 〜 32.8 〜 43.9

[可変間隔データ]
無限遠合焦時 近距離合焦時
広角端 中間 望遠端 広角端 中間 望遠端
f 24.7 49.5 102.0 24.7 49.5 102.0
D5 1.10 13.06 44.28
D13 24.59 8.18 1.10
D21 13.15 13.15 13.15 12.34 10.61 1.63
D24 2.50 5.87 6.56 3.31 8.42 18.08
D27 6.56 3.19 2.50
D34 14.92 32.82 43.94

[レンズ群データ]
群初面 群焦点距離
第1レンズ群 1 120.70
第2レンズ群 6 -19.97
第3レンズ群 14 32.84
第4レンズ群 25 -53.72
第5レンズ群 28 218.02

[条件式対応値]
条件式(JK1) |fF|/fM = 1.135
条件式(JK2) (−fXn)/fM = 0.608
条件式(JK3) dAB/|fF| = 0.353
条件式(JK4) ndp+0.0075×νdp−2.175 = -0.080
条件式(JK5) νdp = 67.02

条件式(JL1) |(rB+rA)/(rB−rA)| = 3.940
条件式(JL2) |fF|/fM = 1.135
条件式(JL3) dAB/|fF| = 0.353
条件式(JL4) (−fXn)/fM = 0.608
条件式(JL5) ndp+0.0075×νdp−2.175 = -0.080
条件式(JL6) νdp = 67.02

条件式(JM1) dV/|fV| = 0.047
条件式(JM2) |fF|/fM = 1.135
条件式(JM3) dAB/|fF| = 0.353
条件式(JM4) (−fXn)/fM = 0.608
条件式(JM5) ndp+0.0075×νdp−2.175 = -0.080
条件式(JM6) νdp = 67.02

条件式(JN1) |fF|/fM = 1.135
条件式(JN2) dV/|fV| = 0.047
条件式(JN3) dAB/|fF| = 0.353
条件式(JN4) (−fXn)/fM = 0.608
条件式(JN5) ndp+0.0075×νdp−2.175 = -0.080
条件式(JN6) νdp = 67.02
【1233】
表23から、本実施例に係る変倍光学系ZL23は、条件式(JK1)〜(JK5)、(JL1)〜(JL6)、(JM1)〜(JM6)、(JN1)〜(JN6)を満たすことが分かる。
【1234】
図109は、第23実施例に係る変倍光学系ZL23の無限遠合焦時における諸収差図(球面収差図、非点収差図、歪曲収差図、倍率色収差図及びコマ収差図)であり、(a)は広角端状態、(b)は中間焦点距離状態、(c)は望遠端状態をそれぞれ示す。図110は、第23実施例に係る変倍光学系ZL23の近距離合焦時における諸収差図(球面収差図、非点収差図、歪曲収差図、倍率色収差図及びコマ収差図)であり、(a)は広角端状態、(b)は中間焦点距離状態、(c)は望遠端状態をそれぞれ示す。図111は、第23実施例に係る変倍光学系ZL23の無限遠合焦時における像ブレ補正を行った時のコマ収差図であり、(a)は広角端状態、(b)は中間焦点距離状態、(c)は望遠端状態をそれぞれ示す。
【1235】
図109図111に示す各収差図より、第23実施例に係る変倍光学系ZL23は、広角端状態から望遠端状態に亘って、また無限遠合焦状態から近距離合焦状態に亘って諸収差が良好に補正され、良好な光学性能を有することが分かる。また、像ブレ補正時において、高い結像性能を有することが分かる。
【1236】
(第24実施例)
第24実施例について、図112図115及び表24を用いて説明する。第24実施例に係る変倍光学系ZLII(ZL24)は、図112に示すように、物体側から順に並んだ、正の屈折力を有する第1レンズ群G1と、負の屈折力を有する第2レンズ群G2と、正の屈折力を有する第3レンズ群G3と、負の屈折力を有する第4レンズ群G4とからなる。
【1237】
第1レンズ群G1は、物体側から順に並んだ、像側に凹面を向けた平凹レンズL11と両凸レンズL12とを接合した接合レンズと、物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズL13とからなる。
【1238】
第2レンズ群G2は、物体側から順に並んだ、像側に凹面を向けた負メニスカスレンズ
L21と、両凹レンズL22と、両凸レンズL23と、物体側に凹面を向けた負メニスカスレンズL24とからなる。両凹レンズL22は、物体側のレンズ面を非球面形状とした、ガラスモールド非球面レンズである。
【1239】
第3レンズ群G3は、物体側から順に並んだ、物体側群GAと、正の屈折力を有する像側群GBとからなる。物体側群GAは、物体側から順に並んだ、両凸レンズL31と、開口絞りSと、両凸レンズL32と、像側に凹面を向けた負メニスカスレンズL33とからなる。像側群GBは、物体側から順に並んだ、両凸レンズL34と物体側に凹面を向けた負メニスカスレンズL35とを接合した接合レンズからなる。両凸レンズL31は、物体側及び像面側のレンズ面を非球面形状とした、ガラスモールド非球面レンズである。両凸レンズL34は、物体側のレンズ面を非球面形状とした、ガラスモールド非球面レンズである。
【1240】
第4レンズ群G4は、物体側から順に並んだ、両凸レンズL41と両凹レンズL42とを接合した接合レンズと、両凸レンズL43と、物体側に凹面を向けた負メニスカスレンズL44とからなる。
【1241】
広角端状態から望遠端状態への変倍は、第1レンズ群G1と第2レンズ群G2との空気間隔が増加し、第2レンズ群G2と第3レンズ群G3との空気間隔が減少し、第3レンズ群G3と第4レンズ群G4との空気間隔が減少するように、第1レンズ群G1、第2レンズ群G2、第3レンズ群G3及び第4レンズ群G4をそれぞれ物体側へ移動させることにより行う。
【1242】
無限遠から近距離物体への合焦は、第3レンズ群G3を構成する像側群GB(=合焦レンズ群GF)を物体側へ移動させることにより行う。
【1243】
像ブレ発生時には、防振レンズ群VRとして、第4レンズ群G4を構成する両凸レンズL41と両凹レンズL42とを接合した接合レンズを、光軸と垂直方向の変位成分を持つように移動させることにより、像面I上の像ブレ補正(防振)を行う。第24実施例では、広角端状態において、補正角度0.664度の場合、防振レンズ群VRのシフト量は−0.508mmである。中間焦点距離状態において、補正角度0.469度の場合、防振レンズ群VRのシフト量は−0.445mmである。望遠端状態において、補正角度0.401度の場合、防振レンズ群VRのシフト量は−0.457mmである。
【1244】
下記の表24に、第24実施例における各諸元の値を示す。表24における面番号1〜30が、図112に示すm1〜m30の各光学面に対応している。
【1245】
(表24)
[レンズ諸元]
面番号 R D νd nd
物面 ∞
1 ∞ 2.00 22.74 1.80809
2 145.2414 5.36 67.90 1.59319
3 -208.7932 0.10
4 51.2812 4.29 54.61 1.72916
5 123.8115 D5(可変)
6 53.8612 1.35 35.72 1.90265
7 15.5357 7.82
*8 -31.1374 1.00 51.16 1.75501
9 101.4389 0.10
10 39.7482 4.19 22.74 1.80809
11 -43.3059 2.15
12 -21.9691 1.20 58.12 1.62299
13 -56.9086 D13(可変)
*14 213.8825 1.79 51.16 1.75501
*15 -72.7193 1.00
16 ∞ 3.98 (開口絞り)
17 97.9971 6.38 82.57 1.49782
18 -18.5448 0.10
19 94.3665 1.00 37.18 1.83400
20 26.1587 D20(可変)
*21 30.3808 6.11 67.02 1.59201
22 -21.3812 1.60 23.80 1.84666
23 -42.2061 D23(可変)
24 141.2342 3.02 22.74 1.80809
25 -55.9270 1.00 42.73 1.83481
26 35.7911 2.00
*27 48.1163 5.74 81.56 1.49710
28 -42.2113 7.39
29 -15.9575 1.30 50.67 1.67790
30 -48.0365 D30(可変)
像面 ∞

[非球面データ]
面番号 κ A4 A6 A8 A10
第8面 0.00 3.84120E-06 -6.26512E-09 3.47226E-11 3.83750E-13
第14面 0.00 -4.20763E-05 2.15227E-08 -1.41711E-09 0.00000E+00
第15面 0.00 -1.39681E-06 5.82933E-08 -5.07924E-10 1.00000E-17
第21面 0.00 -8.84366E-07 3.28772E-08 -5.31778E-11 0.00000E+00
第27面 0.00 1.93046E-05 -6.37415E-09 1.44751E-10 0.00000E+00

[各種データ]
ズーム比 2.75
広角端 中間 望遠端
f 24.7 〜 49.5 〜 67.9
FNO 2.9 〜 4.0 〜 4.1
2ω 82.4 〜 47.1 〜 34.7
Y 19.1 〜 21.6 〜 21.6
TL(空気) 108.8 〜 127.9 〜 142.1
BF(空気) 14.9 〜 30.6 〜 36.3

[可変間隔データ]
無限遠合焦時 近距離合焦時
広角端 中間 望遠端 広角端 中間 望遠端
f 24.7 49.5 67.9 24.7 49.5 67.9
D5 1.10 14.75 26.43
D13 12.16 3.25 1.10
D20 3.76 3.76 3.76 2.98 1.76 0.50
D23 4.96 3.57 2.50 5.73 5.57 5.75
D30 14.90 30.58 36.31

[レンズ群データ]
群初面 群焦点距離
第1レンズ群 1 100.26
第2レンズ群 6 -18.73
第3レンズ群 14 24.21
第4レンズ群 24 -43.18

[条件式対応値]
条件式(JK1) |fF|/fM = 1.537
条件式(JK2) (−fXn)/fM = 0.774
条件式(JK3) dAB/|fF| = 0.101
条件式(JK4) ndp+0.0075×νdp−2.175 = -0.080
条件式(JK5) νdp = 67.02

条件式(JL1) |(rB+rA)/(rB−rA)| = 13.391
条件式(JL2) |fF|/fM = 1.537
条件式(JL3) dAB/|fF| = 0.101
条件式(JL4) (−fXn)/fM = 0.774
条件式(JL5) ndp+0.0075×νdp−2.175 = -0.080
条件式(JL6) νdp = 67.02

条件式(JM1) dV/|fV| = 0.036
条件式(JM2) |fF|/fM = 1.537
条件式(JM3) dAB/|fF| = 0.101
条件式(JM4) (−fXn)/fM = 0.774
条件式(JM5) ndp+0.0075×νdp−2.175 = -0.080
条件式(JM6) νdp = 67.02
【1246】
表24から、本実施例に係る変倍光学系ZL24は、条件式(JK1)〜(JK5)、(JL1)〜(JL6)、(JM1)〜(JM6)を満たすことが分かる。
【1247】
図113は、第24実施例に係る変倍光学系ZL24の無限遠合焦時における諸収差図(球面収差図、非点収差図、歪曲収差図、倍率色収差図及びコマ収差図)であり、(a)は広角端状態、(b)は中間焦点距離状態、(c)は望遠端状態をそれぞれ示す。図114は、第24実施例に係る変倍光学系ZL24の近距離合焦時における諸収差図(球面収差図、非点収差図、歪曲収差図、倍率色収差図及びコマ収差図)であり、(a)は広角端状態、(b)は中間焦点距離状態、(c)は望遠端状態をそれぞれ示す。図115は、第24実施例に係る変倍光学系ZL24の無限遠合焦時における像ブレ補正を行った時のコマ収差図であり、(a)は広角端状態、(b)は中間焦点距離状態、(c)は望遠端状態をそれぞれ示す。
【1248】
図113図115に示す各収差図より、第24実施例に係る変倍光学系ZL24は、広角端状態から望遠端状態に亘って、また無限遠合焦状態から近距離合焦状態に亘って諸収差が良好に補正され、良好な光学性能を有することが分かる。また、像ブレ補正時において、高い結像性能を有することが分かる。
【1249】
(第25実施例)
第25実施例について、図116図119及び表25を用いて説明する。第25実施例に係る変倍光学系ZLII(ZL25)は、図116に示すように、物体側から順に並ん
だ、正の屈折力を有する第1レンズ群G1と、負の屈折力を有する第2レンズ群G2と、正の屈折力を有する第3レンズ群G3と、負の屈折力を有する第4レンズ群G4と、正の屈折力を有する第5レンズ群G5とからなる。
【1250】
第1レンズ群G1は、物体側から順に並んだ、像側に凹面を向けた負メニスカスレンズL11と物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズL12とを接合した接合レンズからなる。
【1251】
第2レンズ群G2は、物体側から順に並んだ、両凹レンズL21と、両凹レンズL22と、両凸レンズL23とからなる。両凹レンズL22は、物体側のレンズ面を非球面形状とした、ガラスモールド非球面レンズである。
【1252】
第3レンズ群G3は、物体側から順に並んだ、物体側群GAと、正の屈折力を有する像側群GBとからなる。物体側群GAは、物体側から順に並んだ、物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズL31と、開口絞りSと、両凸レンズL32と物体側に凹面を向けた負メニスカスレンズL33とを接合した接合レンズと、像側に凸面を向けた正メニスカスレンズL34とからなる。像側群GBは、物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズL35からなる。正メニスカスレンズL34は、物体側のレンズ面を非球面形状とした、ガラスモールド非球面レンズである。
【1253】
第4レンズ群G4は、像側に凹面を向けた負メニスカスレンズL41からなる。負メニスカスレンズL41は、物体側及び像面側のレンズ面を非球面形状とした、ガラスモールド非球面レンズである。
【1254】
第5レンズ群G5は、物体側に凸面を向けた平凸レンズL51からなる。
【1255】
広角端状態から望遠端状態への変倍は、第1レンズ群G1と第2レンズ群G2との空気間隔が増加し、第2レンズ群G2と第3レンズ群G3との空気間隔が減少し、第3レンズ群G3と第4レンズ群G4との空気間隔が減少し、第4レンズ群G4と第5レンズ群G5との空気間隔が増加するように、第1レンズ群G1を物体側へ移動させ、第2レンズ群G2を一旦像面側へ移動させた後、物体側へ移動させ、第3レンズ群G3及び第4レンズ群G4をそれぞれ物体側へ移動させ、第5レンズ群G5を一旦物体側へ移動させた後、像面側へ移動させることにより行う。
【1256】
無限遠から近距離物体への合焦は、第3レンズ群G3を構成する像側群GB(=合焦レンズ群GF)を物体側へ移動させることにより行う。
【1257】
下記の表25に、第25実施例における各諸元の値を示す。表25における面番号1〜23が、図116に示すm1〜m23の各光学面に対応している。
【1258】
(表25)
[レンズ諸元]
面番号 R D νd nd
物面 ∞
1 36.6683 1.48 23.78 1.84666
2 26.2009 5.77 52.33 1.75500
3 361.1070 D3(可変)
4 -988.0287 1.00 35.25 1.91082
5 12.7389 5.67
*6 -91.2065 1.10 40.10 1.85135
7 42.5712 0.55
8 29.0506 2.84 20.88 1.92286
9 -105.9692 D9(可変)
10 19.3382 1.70 63.34 1.61800
11 42.9857 1.80
12 ∞ 1.50 (開口絞り)
13 34.2676 3.37 70.32 1.48749
14 -14.1924 1.00 25.45 1.80518
15 -36.1986 0.98
*16 -17.6970 2.65 54.61 1.72916
17 -12.3843 D17(可変)
18 20.7895 1.76 55.52 1.69680
19 122.6193 D19(可変)
*20 59.8462 1.00 40.10 1.85135
*21 12.8981 D21(可変)
22 92.0042 3.06 40.98 1.58144
23 ∞ D23(可変)
像面 ∞

[非球面データ]
面番号 κ A4 A6 A8 A10
第6面 0.00 5.44650E-06 1.29656E-09 2.84992E-10 3.06572E-12
第16面 0.00 -1.22072E-04 1.22532E-07 4.84068E-10 -4.09604E-11
第20面 0.00 1.71663E-04 -5.28544E-06 5.66102E-08 -2.66106E-10
第21面 0.00 1.44420E-04 -5.59342E-06 5.88893E-08 -2.77861E-10

[各種データ]
ズーム比 2.89
広角端 中間 望遠端
f 18.5 〜 27.9 〜 53.5
FNO 2.9 〜 3.4 〜 4.3
2ω 75.2 〜 52.4 〜 28.1
Y 13.2 〜 14.3 〜 14.3
TL(空気) 77.7 〜 80.0 〜 94.4
BF(空気) 17.0 〜 22.6 〜 14.4

[可変間隔データ]
無限遠合焦時 近距離合焦時
広角端 中間 望遠端 広角端 中間 望遠端
f 18.5 27.9 53.5 18.5 27.9 53.5
D3 0.80 5.65 14.75
D9 15.54 7.64 0.80
D17 1.96 1.96 1.96 1.42 1.06 0.04
D19 2.99 2.19 1.00 3.52 3.09 2.93
D21 2.22 2.78 24.28
D23 17.01 22.58 14.40

[レンズ群データ]
群初面 群焦点距離
第1レンズ群 1 56.37
第2レンズ群 4 -19.13
第3レンズ群 10 15.30
第4レンズ群 20 -19.50
第5レンズ群 22 158.24

[条件式対応値]
条件式(JK1) |fF|/fM = 2.331
条件式(JK2) (−fXn)/fM = 1.250
条件式(JK3) dAB/|fF| = 0.055
条件式(JK4) ndp+0.0075×νdp−2.175 = -0.062
条件式(JK5) νdp = 55.52

条件式(JN1) |fF|/fM = 2.331
条件式(JN3) dAB/|fF| = 0.055
条件式(JN4) (−fXn)/fM = 1.250
条件式(JN5) ndp+0.0075×νdp−2.175 = -0.062
条件式(JN6) νdp = 55.52
【1259】
表25から、本実施例に係る変倍光学系ZL25は、条件式(JK1)〜(JK5)、(JN1)、(JN3)〜(JN6)を満たすことが分かる。
【1260】
図117は、第25実施例に係る変倍光学系ZL25の無限遠合焦時における諸収差図(球面収差図、非点収差図、歪曲収差図、倍率色収差図及びコマ収差図)であり、(a)は広角端状態、(b)は中間焦点距離状態、(c)は望遠端状態をそれぞれ示す。図118は、第25実施例に係る変倍光学系ZL25の近距離合焦時における諸収差図(球面収差図、非点収差図、歪曲収差図、倍率色収差図及びコマ収差図)であり、(a)は広角端状態、(b)は中間焦点距離状態、(c)は望遠端状態をそれぞれ示す。図119は、第25実施例に係る変倍光学系ZL25の無限遠合焦時における像ブレ補正を行った時のコマ収差図であり、(a)は広角端状態、(b)は中間焦点距離状態、(c)は望遠端状態をそれぞれ示す。
【1261】
図117図119に示す各収差図より、第25実施例に係る変倍光学系ZL25は、広角端状態から望遠端状態に亘って、また無限遠合焦状態から近距離合焦状態に亘って諸収差が良好に補正され、良好な光学性能を有することが分かる。また、像ブレ補正時において、高い結像性能を有することが分かる。
【1262】
(第26実施例)
第26実施例について、図120図123及び表26を用いて説明する。第26実施例に係る変倍光学系ZLII(ZL26)は、図120に示すように、物体側から順に並んだ、正の屈折力を有する第1レンズ群G1と、負の屈折力を有する第2レンズ群G2と、正の屈折力を有する第3レンズ群G3と、負の屈折力を有する第4レンズ群G4と、正の屈折力を有する第5レンズ群G5とからなる。
【1263】
第1レンズ群G1は、物体側から順に並んだ、像側に凹面を向けた負メニスカスレンズL11と物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズL12とを接合した接合レンズからなる。
【1264】
第2レンズ群G2は、物体側から順に並んだ、像側に凹面を向けた負メニスカスレンズL21と、物体側に凹面を向けた負メニスカスレンズL22と、両凸レンズL23とからなる。負メニスカスレンズL22は、物体側及び像面側のレンズ面を非球面形状とした、
ガラスモールド非球面レンズである。
【1265】
第3レンズ群G3は、物体側から順に並んだ、物体側群GAと、正の屈折力を有する像側群GBとからなる。物体側群GAは、物体側から順に並んだ、両凸レンズL31と、開口絞りSと、像側に凸面を向けた正メニスカスレンズL32と物体側に凹面を向けた負メニスカスレンズL33とを接合した接合レンズと、像側に凸面を向けた正メニスカスレンズL34とからなる。像側群GBは、物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズL35からなる。両凸レンズL31は、物体側のレンズ面を非球面形状とした、ガラスモールド非球面レンズである。正メニスカスレンズL34は、物体側のレンズ面を非球面形状とした、ガラスモールド非球面レンズである。
【1266】
第4レンズ群G4は、両凹レンズL41からなる。両凹レンズL41は、物体側及び像面側のレンズ面を非球面形状とした、ガラスモールド非球面レンズである。
【1267】
第5レンズ群G5は、物体側に凸面を向けた平凸レンズL51からなる。
【1268】
広角端状態から望遠端状態への変倍は、第1レンズ群G1と第2レンズ群G2との空気間隔が増加し、第2レンズ群G2と第3レンズ群G3との空気間隔が減少し、第3レンズ群G3と第4レンズ群G4との空気間隔が減少し、第4レンズ群G4と第5レンズ群G5との空気間隔が減少するように、第1レンズ群G1を物体側へ移動させ、第2レンズ群G2を一旦像面側へ移動させた後、物体側へ移動させ、第3レンズ群G3、第4レンズ群G4及び第5レンズ群G5をそれぞれ物体側へ移動させることにより行う。
【1269】
無限遠から近距離物体への合焦は、第3レンズ群G3を構成する像側群GB(=合焦レンズ群GF)を物体側へ移動させることにより行う。
【1270】
像ブレ発生時には、防振レンズ群VRとして、第4レンズ群G4を、光軸と垂直方向の変位成分を持つように移動させることにより、像面I上の像ブレ補正(防振)を行う。第26実施例では、広角端状態において、補正角度0.664度の場合、防振レンズ群VRのシフト量は−0.142mmである。中間焦点距離状態において、補正角度0.519度の場合、防振レンズ群VRのシフト量は−0.142mmである。望遠端状態において、補正角度0.387度の場合、防振レンズ群VRのシフト量は−0.136mmである。
【1271】
下記の表26に、第26実施例における各諸元の値を示す。表26における面番号1〜23が、図120に示すm1〜m23の各光学面に対応している。
【1272】
(表26)
[レンズ諸元]
面番号 R D νd nd
物面 ∞
1 36.5281 1.40 17.98 1.94594
2 29.1276 5.83 52.33 1.75500
3 158.4438 D3(可変)
4 91.2316 1.00 40.66 1.88300
5 9.7507 6.11
*6 -25.4624 1.10 40.10 1.85135
*7 -171.2605 0.14
8 64.1510 1.87 17.98 1.94594
9 -60.1639 D9(可変)
*10 17.6788 2.18 58.16 1.62263
11 -71.7572 1.80
12 ∞ 1.50 (開口絞り)
13 -129.8844 5.00 82.57 1.49782
14 -13.2317 1.00 28.69 1.79504
15 -75.6261 1.33
*16 -17.8346 1.81 58.16 1.62263
17 -10.4367 D17(可変)
18 15.0659 2.01 82.57 1.49782
19 244.7635 D19(可変)
*20 -273.7319 1.00 40.10 1.85135
*21 13.8657 D21(可変)
22 24.2495 2.85 33.72 1.64769
23 ∞ D23(可変)
像面 ∞

[非球面データ]
面番号 κ A4 A6 A8 A10
第6面 0.00 -3.45636E-05 -6.64811E-07 2.82299E-09 -7.04101E-11
第7面 0.00 -6.04474E-05 -4.14108E-07 -2.06673E-09 0.00000E+00
第10面 0.00 -2.20361E-05 -2.04696E-08 -1.19959E-09 0.00000E+00
第16面 0.00 -1.68079E-04 4.19181E-07 -1.19913E-08 6.38223E-11
第20面 0.00 1.19790E-04 -5.17513E-06 8.76145E-08 -6.53217E-10
第21面 0.00 6.19772E-05 -4.74095E-06 8.40067E-08 -6.36691E-10

[各種データ]
ズーム比 2.94
広角端 中間 望遠端
f 16.5 〜 26.9 〜 48.5
FNO 2.9 〜 3.3 〜 4.1
2ω 81.7 〜 55.8 〜 31.9
Y 12.5 〜 14.1 〜 14.3
TL(空気) 77.2 〜 83.7 〜 98.0
BF(空気) 17.0 〜 23.9 〜 35.5

[可変間隔データ]
無限遠合焦時 近距離合焦時
広角端 中間 望遠端 広角端 中間 望遠端
f 16.5 26.9 48.5 16.5 26.9 48.5
D3 0.80 8.80 18.28
D9 13.20 5.98 0.80
D17 1.95 1.95 1.95 1.50 1.06 0.05
D19 2.29 2.09 1.00 2.74 2.99 2.91
D21 3.99 3.01 2.51
D23 17.01 23.94 35.52

[レンズ群データ]
群初面 群焦点距離
第1レンズ群 1 66.25
第2レンズ群 4 -13.76
第3レンズ群 10 15.90
第4レンズ群 20 -15.48
第5レンズ群 22 37.44

[条件式対応値]
条件式(JK1) |fF|/fM = 2.022
条件式(JK2) (−fXn)/fM = 0.865
条件式(JK3) dAB/|fF| = 0.061
条件式(JK4) ndp+0.0075×νdp−2.175 = -0.058
条件式(JK5) νdp = 82.57

条件式(JM1) dV/|fV| = 0.162
条件式(JM2) |fF|/fM = 2.022
条件式(JM3) dAB/|fF| = 0.061
条件式(JM4) (−fXn)/fM = 0.865
条件式(JM5) ndp+0.0075×νdp−2.175 = -0.058
条件式(JM6) νdp = 82.57

条件式(JN1) |fF|/fM = 2.022
条件式(JN2) dV/|fV| = 0.162
条件式(JN3) dAB/|fF| = 0.061
条件式(JN4) (−fXn)/fM = 0.865
条件式(JN5) ndp+0.0075×νdp−2.175 = -0.058
条件式(JN6) νdp = 82.57
【1273】
表26から、本実施例に係る変倍光学系ZL26は、条件式(JK1)〜(JK5)、(JM1)〜(JM6)、(JN1)〜(JN6)を満たすことが分かる。
【1274】
図121は、第26実施例に係る変倍光学系ZL26の無限遠合焦時における諸収差図(球面収差図、非点収差図、歪曲収差図、倍率色収差図及びコマ収差図)であり、(a)は広角端状態、(b)は中間焦点距離状態、(c)は望遠端状態をそれぞれ示す。図122は、第26実施例に係る変倍光学系ZL26の近距離合焦時における諸収差図(球面収差図、非点収差図、歪曲収差図、倍率色収差図及びコマ収差図)であり、(a)は広角端状態、(b)は中間焦点距離状態、(c)は望遠端状態をそれぞれ示す。図123は、第26実施例に係る変倍光学系ZL26の無限遠合焦時における像ブレ補正を行った時のコマ収差図であり、(a)は広角端状態、(b)は中間焦点距離状態、(c)は望遠端状態をそれぞれ示す。
【1275】
図121図123に示す各収差図より、第26実施例に係る変倍光学系ZL26は、広角端状態から望遠端状態に亘って、また無限遠合焦状態から近距離合焦状態に亘って諸収差が良好に補正され、良好な光学性能を有することが分かる。また、像ブレ補正時において、高い結像性能を有することが分かる。
【1276】
(第27実施例)
第27実施例について、図124図127及び表27を用いて説明する。第27実施例に係る変倍光学系ZLII(ZL27)は、図124に示すように、物体側から順に並んだ、正の屈折力を有する第1レンズ群G1と、負の屈折力を有する第2レンズ群G2と、正の屈折力を有する第3レンズ群G3と、負の屈折力を有する第4レンズ群G4と、正の屈折力を有する第5レンズ群G5とからなる。
【1277】
第1レンズ群G1は、物体側から順に並んだ、像側に凹面を向けた負メニスカスレンズ
L11と物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズL12とを接合した接合レンズからなる。
【1278】
第2レンズ群G2は、物体側から順に並んだ、像側に凹面を向けた負メニスカスレンズL21と、物体側に凹面を向けた負メニスカスレンズL22と、両凸レンズL23とからなる。負メニスカスレンズL22は、物体側及び像面側のレンズ面を非球面形状とした、ガラスモールド非球面レンズである。
【1279】
第3レンズ群G3は、物体側から順に並んだ、物体側群GAと、正の屈折力を有する像側群GBとからなる。物体側群GAは、物体側から順に並んだ、物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズL31と、開口絞りSと、両凸レンズL32と物体側に凹面を向けた負メニスカスレンズL33とを接合した接合レンズと、像側に凸面を向けた正メニスカスレンズL34と、像側に凹面を向けた負メニスカスレンズL35とからなる。像側群GBは、物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズL36からなる。正メニスカスレンズL31は、物体側のレンズ面を非球面形状とした、ガラスモールド非球面レンズである。正メニスカスレンズL34は、物体側のレンズ面を非球面形状とした、ガラスモールド非球面レンズである。
【1280】
第4レンズ群G4は、両凹レンズL41からなる。両凹レンズL41は、物体側及び像面側のレンズ面を非球面形状とした、ガラスモールド非球面レンズである。
【1281】
第5レンズ群G5は、物体側に凸面を向けた平凸レンズL51からなる。
【1282】
広角端状態から望遠端状態への変倍は、第1レンズ群G1と第2レンズ群G2との空気間隔が増加し、第2レンズ群G2と第3レンズ群G3との空気間隔が減少し、第3レンズ群G3と第4レンズ群G4との空気間隔が減少し、第4レンズ群G4と第5レンズ群G5との空気間隔が一旦減少した後、増加するように、第1レンズ群G1を物体側へ移動させ、第2レンズ群G2を一旦像面側へ移動させた後、物体側へ移動させ、第3レンズ群G3、第4レンズ群G4及び第5レンズ群G5をそれぞれ物体側へ移動させることにより行う。
【1283】
無限遠から近距離物体への合焦は、第3レンズ群G3を構成する像側群GB(=合焦レンズ群GF)を物体側へ移動させることにより行う。
【1284】
像ブレ発生時には、防振レンズ群VRとして、第4レンズ群G4を、光軸と垂直方向の変位成分を持つように移動させることにより、像面I上の像ブレ補正(防振)を行う。第27実施例では、広角端状態において、補正角度0.664度の場合、防振レンズ群VRのシフト量は−0.149mmである。中間焦点距離状態において、補正角度0.519度の場合、防振レンズ群VRのシフト量は−0.153mmである。望遠端状態において、補正角度0.387度の場合、防振レンズ群VRのシフト量は−0.142mmである。
【1285】
下記の表27に、第27実施例における各諸元の値を示す。表27における面番号1〜25が、図124に示すm1〜m25の各光学面に対応している。
【1286】
(表27)
[レンズ諸元]
面番号 R D νd nd
物面 ∞
1 33.8994 1.40 17.98 1.94594
2 27.5398 6.01 52.33 1.75500
3 126.6471 D3(可変)
4 92.3727 1.00 40.66 1.88300
5 9.6821 6.44
*6 -23.7193 1.10 40.10 1.85135
*7 -83.8988 0.10
8 89.2398 1.85 17.98 1.94594
9 -53.5878 D9(可変)
*10 25.3700 1.50 54.04 1.72903
11 230.2228 1.80
12 ∞ 1.50 (開口絞り)
13 30.9780 6.02 70.32 1.48749
14 -10.4882 1.00 34.92 1.80100
15 -22.5902 0.93
*16 -14.7775 1.52 54.04 1.72903
17 -10.5863 0.10
18 22.5542 1.00 28.69 1.79504
19 13.5152 D19(可変)
20 13.1123 2.16 82.57 1.49782
21 348.8524 D21(可変)
*22 -197.6815 1.00 40.10 1.85135
*23 14.3470 D23(可変)
24 24.2369 2.60 32.18 1.67270
25 ∞ D25(可変)
像面 ∞

[非球面データ]
面番号 κ A4 A6 A8 A10
第6面 0.00 -2.49546E-05 -5.89565E-07 1.60407E-09 -1.06140E-10
第7面 0.00 -5.60606E-05 -3.05064E-07 -5.86297E-09 0.00000E+00
第10面 0.00 -2.37796E-05 5.72212E-08 -2.69510E-09 0.00000E+00
第16面 0.00 -1.20110E-04 2.92716E-07 -8.67042E-09 2.49045E-11
第22面 0.00 1.11744E-04 -5.34712E-06 1.11410E-07 -9.54835E-10
第23面 0.00 6.73836E-05 -4.97046E-06 1.05990E-07 -9.01623E-10

[各種データ]
ズーム比 2.94
広角端 中間 望遠端
f 16.5 〜 26.9 〜 48.5
FNO 2.9 〜 3.4 〜 4.1
2ω 81.7 〜 55.8 〜 32.3
Y 12.5 〜 14.0 〜 14.3
TL(空気) 77.6 〜 82.5 〜 98.0
BF(空気) 17.0 〜 22.6 〜 34.6

[可変間隔データ]
無限遠合焦時 近距離合焦時
広角端 中間 望遠端 広角端 中間 望遠端
f 16.5 26.9 48.5 16.5 26.9 48.5
D3 0.80 8.10 17.74
D9 13.14 5.41 0.80
D19 1.95 1.95 1.95 1.52 1.06 0.03
D21 2.56 2.73 1.00 2.99 3.62 2.92
D23 3.17 2.70 2.85
D25 17.00 22.63 34.64

[レンズ群データ]
群初面 群焦点距離
第1レンズ群 1 63.70
第2レンズ群 4 -13.85
第3レンズ群 10 15.94
第4レンズ群 22 -15.68
第5レンズ群 24 36.03

[条件式対応値]
条件式(JK1) |fF|/fM = 1.713
条件式(JK2) (−fXn)/fM = 0.869
条件式(JK3) dAB/|fF| = 0.071
条件式(JK4) ndp+0.0075×νdp−2.175 = -0.058
条件式(JK5) νdp = 82.57

条件式(JL1) |(rB+rA)/(rB−rA)| = 66.085
条件式(JL2) |fF|/fM = 1.713
条件式(JL3) dAB/|fF| = 0.071
条件式(JL4) (−fXn)/fM = 0.869
条件式(JL5) ndp+0.0075×νdp−2.175 = -0.058
条件式(JL6) νdp = 82.57

条件式(JM1) dV/|fV| = 0.182
条件式(JM2) |fF|/fM = 1.713
条件式(JM3) dAB/|fF| = 0.071
条件式(JM4) (−fXn)/fM = 0.869
条件式(JM5) ndp+0.0075×νdp−2.175 = -0.058
条件式(JM6) νdp = 82.57

条件式(JN1) |fF|/fM = 1.713
条件式(JN2) dV/|fV| = 0.182
条件式(JN3) dAB/|fF| = 0.071
条件式(JN4) (−fXn)/fM = 0.869
条件式(JN5) ndp+0.0075×νdp−2.175 = -0.058
条件式(JN6) νdp = 82.57
【1287】
表27から、本実施例に係る変倍光学系ZL27は、条件式(JK1)〜(JK5)、(JL1)〜(JL6)、(JM1)〜(JM6)、(JN1)〜(JN6)を満たすことが分かる。
【1288】
図125は、第27実施例に係る変倍光学系ZL27の無限遠合焦時における諸収差図(球面収差図、非点収差図、歪曲収差図、倍率色収差図及びコマ収差図)であり、(a)は広角端状態、(b)は中間焦点距離状態、(c)は望遠端状態をそれぞれ示す。図126は、第27実施例に係る変倍光学系ZL27の近距離合焦時における諸収差図(球面収差図、非点収差図、歪曲収差図、倍率色収差図及びコマ収差図)であり、(a)は広角端状態、(b)は中間焦点距離状態、(c)は望遠端状態をそれぞれ示す。図127は、第
27実施例に係る変倍光学系ZL27の無限遠合焦時における像ブレ補正を行った時のコマ収差図であり、(a)は広角端状態、(b)は中間焦点距離状態、(c)は望遠端状態をそれぞれ示す。
【1289】
図125図127に示す各収差図より、第27実施例に係る変倍光学系ZL27は、広角端状態から望遠端状態に亘って、また無限遠合焦状態から近距離合焦状態に亘って諸収差が良好に補正され、良好な光学性能を有することが分かる。また、像ブレ補正時において、高い結像性能を有することが分かる。
【1290】
(第28実施例)
第28実施例について、図128図131及び表28を用いて説明する。第28実施例に係る変倍光学系ZLII(ZL28)は、図128に示すように、物体側から順に並んだ、正の屈折力を有する第1レンズ群G1と、負の屈折力を有する第2レンズ群G2と、正の屈折力を有する第3レンズ群G3と、負の屈折力を有する第4レンズ群G4と、正の屈折力を有する第5レンズ群G5とからなる。
【1291】
第1レンズ群G1は、物体側から順に並んだ、像側に凹面を向けた負メニスカスレンズL11と物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズL12とを接合した接合レンズからなる。
【1292】
第2レンズ群G2は、物体側から順に並んだ、像側に凹面を向けた負メニスカスレンズL21と、物体側に凹面を向けた負メニスカスレンズL22と、両凸レンズL23とからなる。負メニスカスレンズL22は、物体側及び像面側のレンズ面を非球面形状とした、ガラスモールド非球面レンズである。
【1293】
第3レンズ群G3は、物体側から順に並んだ、物体側群GAと、正の屈折力を有する像側群GBとからなる。物体側群GAは、物体側から順に並んだ、両凸レンズL31と、開口絞りSと、像側に凸面を向けた正メニスカスレンズL32と物体側に凹面を向けた負メニスカスレンズL33とを接合した接合レンズと、像側に凸面を向けた正メニスカスレンズL34と、像側に凹面を向けた負メニスカスレンズL35とからなる。像側群GBは、両凸レンズL36からなる。両凸レンズL31は、物体側のレンズ面を非球面形状とした、ガラスモールド非球面レンズである。正メニスカスレンズL34は、物体側のレンズ面を非球面形状とした、ガラスモールド非球面レンズである。
【1294】
第4レンズ群G4は、両凹レンズL41からなる。両凹レンズL41は、物体側及び像面側のレンズ面を非球面形状とした、ガラスモールド非球面レンズである。
【1295】
第5レンズ群G5は、物体側に凸面を向けた平凸レンズL51からなる。
【1296】
広角端状態から望遠端状態への変倍は、第1レンズ群G1と第2レンズ群G2との空気間隔が増加し、第2レンズ群G2と第3レンズ群G3との空気間隔が減少し、第3レンズ群G3と第4レンズ群G4との空気間隔が一旦増加した後、減少し、第4レンズ群G4と第5レンズ群G5との空気間隔が一旦減少した後、増加するように、第1レンズ群G1を物体側へ移動させ、第2レンズ群G2を一旦像面側へ移動させた後、物体側へ移動させ、第3レンズ群G3、第4レンズ群G4及び第5レンズ群G5をそれぞれ物体側へ移動させることにより行う。
【1297】
無限遠から近距離物体への合焦は、第3レンズ群G3を構成する像側群GB(=合焦レンズ群GF)を物体側へ移動させることにより行う。
【1298】
像ブレ発生時には、防振レンズ群VRとして、第4レンズ群G4を、光軸と垂直方向の変位成分を持つように移動させることにより、像面I上の像ブレ補正(防振)を行う。第28実施例では、広角端状態において、補正角度0.664度の場合、防振レンズ群VRのシフト量は−0.143mmである。中間焦点距離状態において、補正角度0.519度の場合、防振レンズ群VRのシフト量は−0.144mmである。望遠端状態において、補正角度0.387度の場合、防振レンズ群VRのシフト量は−0.144mmである。
【1299】
下記の表28に、第28実施例における各諸元の値を示す。表28における面番号1〜25が、図128に示すm1〜m25の各光学面に対応している。
【1300】
(表28)
[レンズ諸元]
面番号 R D νd nd
物面 ∞
1 37.6690 1.40 17.98 1.94594
2 30.7768 5.49 52.33 1.75500
3 153.0002 D3(可変)
4 105.2565 1.00 40.66 1.88300
5 10.1696 7.24
*6 -20.8194 1.10 40.10 1.85135
*7 -52.3791 0.10
8 1331.6674 1.74 17.98 1.94594
9 -40.6822 D9(可変)
*10 23.8959 2.11 54.04 1.72903
11 -42.1515 1.80
12 ∞ 1.50 (開口絞り)
13 -361.9871 3.86 70.32 1.48749
14 -8.7743 1.00 34.92 1.80100
15 -11.3715 0.10
*16 -21.9272 0.95 54.04 1.72903
17 -24.9045 0.10
18 21.1771 1.00 28.69 1.79504
19 9.8802 D19(可変)
20 12.1120 2.81 82.57 1.49782
21 -70.6477 D21(可変)
*22 -6109.2098 1.00 40.10 1.85135
*23 12.6136 D23(可変)
24 23.1959 2.53 32.18 1.67270
25 ∞ D25(可変)
像面 ∞

[非球面データ]
面番号 κ A4 A6 A8 A10
第6面 0.00 -4.88185E-05 2.75927E-08 -3.15364E-09 -7.98095E-11
第7面 0.00 -7.62891E-05 2.27328E-07 -8.08982E-09 0.00000E+00
第10面 0.00 -7.94822E-05 -3.39871E-08 -6.07178E-09 0.00000E+00
第16面 0.00 -3.91116E-05 3.34980E-07 -1.57304E-09 1.71741E-11
第22面 0.00 7.48094E-05 -2.63577E-06 6.19261E-08 -5.37903E-10
第23面 0.00 3.43492E-05 -2.41206E-06 5.49617E-08 -3.93573E-10

[各種データ]
ズーム比 2.94
広角端 中間 望遠端
f 16.5 〜 27.0 〜 48.5
FNO 2.9 〜 3.4 〜 4.1
2ω 81.7 〜 55.7 〜 32.5
Y 12.5 〜 13.9 〜 14.3
TL(空気) 77.7 〜 82.5 〜 98.0
BF(空気) 17.0 〜 22.9 〜 31.9

[可変間隔データ]
無限遠合焦時 近距離合焦時
広角端 中間 望遠端 広角端 中間 望遠端
f 16.5 27.0 48.5 16.5 27.0 48.5
D3 0.80 7.52 18.90
D9 14.16 5.88 0.80
D19 5.41 5.41 5.41 5.02 4.62 3.60
D21 0.87 1.48 1.00 1.27 2.27 2.82
D23 2.64 2.49 3.14
D25 17.00 22.88 31.90

[レンズ群データ]
群初面 群焦点距離
第1レンズ群 1 69.12
第2レンズ群 4 -13.69
第3レンズ群 10 17.00
第4レンズ群 22 -14.78
第5レンズ群 24 34.48

[条件式対応値]
条件式(JK1) |fF|/fM = 1.416
条件式(JK2) (−fXn)/fM = 0.923
条件式(JK3) dAB/|fF| = 0.258
条件式(JK4) ndp+0.0075×νdp−2.175 = -0.058
条件式(JK5) νdp = 82.57

条件式(JL1) |(rB+rA)/(rB−rA)| = 9.854
条件式(JL2) |fF|/fM = 1.416
条件式(JL3) dAB/|fF| = 0.258
条件式(JL4) (−fXn)/fM = 0.923
条件式(JL5) ndp+0.0075×νdp−2.175 = -0.058
条件式(JL6) νdp = 82.57

条件式(JM1) dV/|fV| = 0.212
条件式(JM2) |fF|/fM = 1.416
条件式(JM3) dAB/|fF| = 0.258
条件式(JM4) (−fXn)/fM = 0.923
条件式(JM5) ndp+0.0075×νdp−2.175 = -0.058
条件式(JM6) νdp = 82.57

条件式(JN1) |fF|/fM = 1.416
条件式(JN2) dV/|fV| = 0.212
条件式(JN3) dAB/|fF| = 0.258
条件式(JN4) (−fXn)/fM = 0.923
条件式(JN5) ndp+0.0075×νdp−2.175 = -0.058
条件式(JN6) νdp = 82.57
【1301】
表28から、本実施例に係る変倍光学系ZL28は、条件式(JK1)〜(JK5)、(JL1)〜(JL6)、(JM1)〜(JM6)、(JN1)〜(JN6)を満たすことが分かる。
【1302】
図129は、第28実施例に係る変倍光学系ZL28の無限遠合焦時における諸収差図(球面収差図、非点収差図、歪曲収差図、倍率色収差図及びコマ収差図)であり、(a)は広角端状態、(b)は中間焦点距離状態、(c)は望遠端状態をそれぞれ示す。図130は、第28実施例に係る変倍光学系ZL28の近距離合焦時における諸収差図(球面収差図、非点収差図、歪曲収差図、倍率色収差図及びコマ収差図)であり、(a)は広角端状態、(b)は中間焦点距離状態、(c)は望遠端状態をそれぞれ示す。図131は、第28実施例に係る変倍光学系ZL28の無限遠合焦時における像ブレ補正を行った時のコマ収差図であり、(a)は広角端状態、(b)は中間焦点距離状態、(c)は望遠端状態をそれぞれ示す。
【1303】
図129図131に示す各収差図より、第28実施例に係る変倍光学系ZL28は、広角端状態から望遠端状態に亘って、また無限遠合焦状態から近距離合焦状態に亘って諸収差が良好に補正され、良好な光学性能を有することが分かる。また、像ブレ補正時において、高い結像性能を有することが分かる。
【1304】
(第29実施例)
第29実施例について、図132図135及び表29を用いて説明する。第29実施例に係る変倍光学系ZLII(ZL29)は、図132に示すように、物体側から順に並んだ、正の屈折力を有する第1レンズ群G1と、負の屈折力を有する第2レンズ群G2と、正の屈折力を有する第3レンズ群G3と、負の屈折力を有する第4レンズ群G4と、正の屈折力を有する第5レンズ群G5とからなる。
【1305】
第1レンズ群G1は、物体側から順に並んだ、像側に凹面を向けた負メニスカスレンズL11と物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズL12とを接合した接合レンズからなる。
【1306】
第2レンズ群G2は、物体側から順に並んだ、像側に凹面を向けた負メニスカスレンズL21と、物体側に凹面を向けた負メニスカスレンズL22と、両凸レンズL23とからなる。負メニスカスレンズL22は、物体側及び像面側のレンズ面を非球面形状とした、ガラスモールド非球面レンズである。
【1307】
第3レンズ群G3は、物体側から順に並んだ、物体側群GAと、正の屈折力を有する像側群GBとからなる。物体側群GAは、物体側から順に並んだ、物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズL31と、開口絞りSと、両凸レンズL32と物体側に凹面を向けた負メニスカスレンズL33とを接合した接合レンズと、両凹レンズL34と、像側に凹面を向けた負メニスカスレンズL35とからなる。像側群GBは、両凸レンズL36からなる。正メニスカスレンズL31は、物体側のレンズ面を非球面形状とした、ガラスモールド非球面レンズである。両凹レンズL34は、物体側のレンズ面を非球面形状とした、ガラスモールド非球面レンズである。
【1308】
第4レンズ群G4は、両凹レンズL41からなる。両凹レンズL41は、物体側及び像面側のレンズ面を非球面形状とした、ガラスモールド非球面レンズである。
【1309】
第5レンズ群G5は、物体側に凸面を向けた平凸レンズL51からなる。
【1310】
広角端状態から望遠端状態への変倍は、第1レンズ群G1と第2レンズ群G2との空気間隔が増加し、第2レンズ群G2と第3レンズ群G3との空気間隔が減少し、第3レンズ群G3と第4レンズ群G4との空気間隔が一旦増加した後、減少し、第4レンズ群G4と第5レンズ群G5との空気間隔が一旦減少した後、増加するように、第1レンズ群G1を物体側へ移動させ、第2レンズ群G2を一旦像面側へ移動させた後、物体側へ移動させ、第3レンズ群G3、第4レンズ群G4及び第5レンズ群G5をそれぞれ物体側へ移動させることにより行う。
【1311】
無限遠から近距離物体への合焦は、第3レンズ群G3を構成する像側群GB(=合焦レンズ群GF)を物体側へ移動させることにより行う。
【1312】
像ブレ発生時には、防振レンズ群VRとして、第4レンズ群G4を、光軸と垂直方向の変位成分を持つように移動させることにより、像面I上の像ブレ補正(防振)を行う。第29実施例では、広角端状態において、補正角度0.664度の場合、防振レンズ群VRのシフト量は−0.119mmである。中間焦点距離状態において、補正角度0.520度の場合、防振レンズ群VRのシフト量は−0.117mmである。望遠端状態において、補正角度0.387度の場合、防振レンズ群VRのシフト量は−0.120mmである。
【1313】
下記の表29に、第29実施例における各諸元の値を示す。表29における面番号1〜25が、図132に示すm1〜m25の各光学面に対応している。
【1314】
(表29)
[レンズ諸元]
面番号 R D νd nd
物面 ∞
1 35.9311 1.40 17.98 1.94594
2 29.3530 5.87 52.33 1.75500
3 144.9525 D3(可変)
4 90.5280 1.00 40.66 1.88300
5 9.9424 6.38
*6 -24.8978 1.10 40.10 1.85135
*7 -109.2593 0.10
8 72.2923 1.85 17.98 1.94594
9 -64.1394 D9(可変)
*10 22.0322 1.46 54.04 1.72903
11 78.6588 1.80
12 ∞ 1.50 (開口絞り)
13 39.3804 7.28 70.32 1.48749
14 -8.3594 1.00 34.92 1.80100
15 -10.9912 0.10
*16 -1463.0009 0.90 54.04 1.72903
17 399.2118 0.10
18 29.7363 1.00 28.69 1.79504
19 14.1659 D19(可変)
20 12.0460 2.69 67.90 1.59319
21 -161.5248 D21(可変)
*22 -112.0734 1.00 40.10 1.85135
*23 12.0674 D23(可変)
24 25.4959 2.47 32.18 1.67270
25 ∞ D25(可変)
像面 ∞

[非球面データ]
面番号 κ A4 A6 A8 A10
第6面 0.00 -4.90680E-05 -2.96114E-07 1.23159E-09 -1.00914E-10
第7面 0.00 -7.33376E-05 -3.11275E-09 -6.22074E-09 0.00000E+00
第10面 0.00 -4.70151E-05 -2.47124E-08 -8.76074E-09 0.00000E+00
第16面 0.00 -1.00072E-04 -6.68495E-08 -6.27648E-11 1.61473E-12
第22面 0.00 9.60313E-05 -3.64209E-06 6.01110E-08 -4.07929E-10
第23面 0.00 2.02167E-05 -3.49227E-06 6.09640E-08 -3.91518E-10

[各種データ]
ズーム比 2.94
広角端 中間 望遠端
f 16.5 〜 26.9 〜 48.5
FNO 2.9 〜 3.5 〜 4.1
2ω 81.7 〜 55.9 〜 32.5
Y 12.5 〜 13.9 〜 14.3
TL(空気) 77.1 〜 80.8 〜 98.0
BF(空気) 16.7 〜 24.1 〜 32.9

[可変間隔データ]
無限遠合焦時 近距離合焦時
広角端 中間 望遠端 広角端 中間 望遠端
f 16.5 26.9 48.5 16.5 26.9 48.5
D3 0.80 5.95 18.25
D9 13.15 4.94 0.80
D19 1.82 1.82 1.82 1.54 1.29 0.61
D21 1.65 1.75 1.00 1.93 2.28 2.21
D23 3.73 3.21 4.27
D25 17.00 24.11 32.86

[レンズ群データ]
群初面 群焦点距離
第1レンズ群 1 65.87
第2レンズ群 4 -13.88
第3レンズ群 10 14.23
第4レンズ群 22 -12.75
第5レンズ群 24 37.90

[条件式対応値]
条件式(JK1) |fF|/fM = 1.336
条件式(JK2) (−fXn)/fM = 0.976
条件式(JK3) dAB/|fF| = 0.096
条件式(JK4) ndp+0.0075×νdp−2.175 = -0.073
条件式(JK5) νdp = 67.90

条件式(JL1) |(rB+rA)/(rB−rA)| = 12.364
条件式(JL2) |fF|/fM = 1.336
条件式(JL3) dAB/|fF| = 0.096
条件式(JL4) (−fXn)/fM = 0.976
条件式(JL5) ndp+0.0075×νdp−2.175 = -0.073
条件式(JL6) νdp = 67.90

条件式(JM1) dV/|fV| = 0.335
条件式(JM2) |fF|/fM = 1.336
条件式(JM3) dAB/|fF| = 0.096
条件式(JM4) (−fXn)/fM = 0.976
条件式(JM5) ndp+0.0075×νdp−2.175 = -0.073
条件式(JM6) νdp = 67.90

条件式(JN1) |fF|/fM = 1.336
条件式(JN2) dV/|fV| = 0.335
条件式(JN3) dAB/|fF| = 0.096
条件式(JN4) (−fXn)/fM = 0.976
条件式(JN5) ndp+0.0075×νdp−2.175 = -0.073
条件式(JN6) νdp = 67.90
【1315】
表29から、本実施例に係る変倍光学系ZL29は、条件式(JK1)〜(JK5)、(JL1)〜(JL6)、(JM1)〜(JM6)、(JN1)〜(JN6)を満たすことが分かる。
【1316】
図133は、第29実施例に係る変倍光学系ZL29の無限遠合焦時における諸収差図(球面収差図、非点収差図、歪曲収差図、倍率色収差図及びコマ収差図)であり、(a)は広角端状態、(b)は中間焦点距離状態、(c)は望遠端状態をそれぞれ示す。図134は、第29実施例に係る変倍光学系ZL29の近距離合焦時における諸収差図(球面収差図、非点収差図、歪曲収差図、倍率色収差図及びコマ収差図)であり、(a)は広角端状態、(b)は中間焦点距離状態、(c)は望遠端状態をそれぞれ示す。図135は、第29実施例に係る変倍光学系ZL29の無限遠合焦時における像ブレ補正を行った時のコマ収差図であり、(a)は広角端状態、(b)は中間焦点距離状態、(c)は望遠端状態をそれぞれ示す。
【1317】
図133図135に示す各収差図より、第29実施例に係る変倍光学系ZL29は、広角端状態から望遠端状態に亘って、また無限遠合焦状態から近距離合焦状態に亘って諸収差が良好に補正され、良好な光学性能を有することが分かる。また、像ブレ補正時において、高い結像性能を有することが分かる。
【1318】
(第30実施例)
第30実施例について、図136図139及び表30を用いて説明する。第30実施例に係る変倍光学系ZLII(ZL30)は、図136に示すように、物体側から順に並んだ、正の屈折力を有する第1レンズ群G1と、負の屈折力を有する第2レンズ群G2と、正の屈折力を有する第3レンズ群G3と、負の屈折力を有する第4レンズ群G4と、正の屈折力を有する第5レンズ群G5とからなる。
【1319】
第1レンズ群G1は、物体側から順に並んだ、像側に凹面を向けた負メニスカスレンズL11と物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズL12とを接合した接合レンズからな
る。
【1320】
第2レンズ群G2は、物体側から順に並んだ、像側に凹面を向けた負メニスカスレンズL21と、物体側に凹面を向けた負メニスカスレンズL22と、両凸レンズL23とからなる。負メニスカスレンズL22は、物体側及び像面側のレンズ面を非球面形状とした、ガラスモールド非球面レンズである。
【1321】
第3レンズ群G3は、物体側から順に並んだ、物体側群GAと、正の屈折力を有する像側群GBとからなる。物体側群GAは、物体側から順に並んだ、物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズL31と、開口絞りSと、両凸レンズL32と両凹レンズL33とを接合した接合レンズと、像側に凸面を向けた正メニスカスレンズL34とからなる。像側群GBは、物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズL35からなる。正メニスカスレンズL31は、物体側のレンズ面を非球面形状とした、ガラスモールド非球面レンズである。正メニスカスレンズL34は、物体側のレンズ面を非球面形状とした、ガラスモールド非球面レンズである。
【1322】
第4レンズ群G4は、両凹レンズL41からなる。両凹レンズL41は、物体側及び像面側のレンズ面を非球面形状とした、ガラスモールド非球面レンズである。
【1323】
第5レンズ群G5は、物体側に凸面を向けた平凸レンズL51からなる。
【1324】
広角端状態から望遠端状態への変倍は、第1レンズ群G1と第2レンズ群G2との空気間隔が増加し、第2レンズ群G2と第3レンズ群G3との空気間隔が減少し、第3レンズ群G3と第4レンズ群G4との空気間隔が一旦増加した後、減少し、第4レンズ群G4と第5レンズ群G5との空気間隔が一旦減少した後、増加するように、第1レンズ群G1を物体側へ移動させ、第2レンズ群G2を一旦像面側へ移動させた後、物体側へ移動させ、第3レンズ群G3、第4レンズ群G4及び第5レンズ群G5をそれぞれ物体側へ移動させることにより行う。
【1325】
無限遠から近距離物体への合焦は、第3レンズ群G3を構成する像側群GB(=合焦レンズ群GF)を物体側へ移動させることにより行う。
【1326】
像ブレ発生時には、防振レンズ群VRとして、第4レンズ群G4を、光軸と垂直方向の変位成分を持つように移動させることにより、像面I上の像ブレ補正(防振)を行う。第30実施例では、広角端状態において、補正角度0.664度の場合、防振レンズ群VRのシフト量は−0.149mmである。中間焦点距離状態において、補正角度0.472度の場合、防振レンズ群VRのシフト量は−0.148mmである。望遠端状態において、補正角度0.369度の場合、防振レンズ群VRのシフト量は−0.138mmである。
【1327】
下記の表30に、第30実施例における各諸元の値を示す。表30における面番号1〜23が、図136に示すm1〜m23の各光学面に対応している。
【1328】
(表30)
[レンズ諸元]
面番号 R D νd nd
物面 ∞
1 39.2657 1.40 17.98 1.94594
2 32.0347 5.41 54.61 1.72916
3 212.2782 D3(可変)
4 98.5206 1.00 40.66 1.88300
5 10.2718 5.76
*6 -28.7616 1.10 40.10 1.85135
*7 -227.7422 0.10
8 43.7706 1.81 17.98 1.94594
9 -144.7057 D9(可変)
*10 18.8952 1.81 40.10 1.85135
11 174.2175 1.80
12 ∞ 1.50 (開口絞り)
13 37.6452 4.77 82.57 1.49782
14 -12.1742 1.00 28.69 1.79504
15 109.6975 1.86
*16 -23.7259 2.77 61.25 1.58913
17 -10.9579 D17(可変)
18 14.9105 1.96 82.57 1.49782
19 126.8885 D19(可変)
*20 -104.1893 1.00 40.10 1.85135
*21 14.8854 D21(可変)
22 25.1236 2.47 27.57 1.75520
23 ∞ D23(可変)
像面 ∞

[非球面データ]
面番号 κ A4 A6 A8 A10
第6面 0.00 -4.72972E-05 -5.73102E-07 2.68294E-09 -3.91891E-11
第7面 0.00 -6.48435E-05 -3.58350E-07 -2.56642E-10 0.00000E+00
第10面 0.00 -3.56816E-06 2.00247E-08 4.46645E-10 0.00000E+00
第16面 0.00 -1.64136E-04 3.66711E-07 -1.61799E-08 1.14197E-10
第20面 0.00 8.65735E-05 -3.88224E-06 7.16573E-08 -5.59042E-10
第21面 0.00 4.14922E-05 -3.47282E-06 6.38155E-08 -4.78441E-10

[各種データ]
ズーム比 3.24
広角端 中間 望遠端
f 16.5 〜 32.6 〜 53.4
FNO 2.9 〜 3.5 〜 4.1
2ω 81.7 〜 46.9 〜 29.1
Y 12.4 〜 14.3 〜 14.3
TL(空気) 76.5 〜 85.0 〜 102.0
BF(空気) 17.0 〜 25.9 〜 37.1

[可変間隔データ]
無限遠合焦時 近距離合焦時
広角端 中間 望遠端 広角端 中間 望遠端
f 16.5 32.6 53.4 16.5 32.6 53.4
D3 0.80 10.93 21.12
D9 13.98 3.53 0.80
D17 2.10 2.10 2.10 1.58 0.78 0.06
D19 2.56 2.94 1.00 3.08 4.26 3.04
D21 2.54 2.07 2.41
D23 17.00 25.92 37.06

[レンズ群データ]
群初面 群焦点距離
第1レンズ群 1 70.16
第2レンズ群 4 -14.24
第3レンズ群 10 16.74
第4レンズ群 20 -15.24
第5レンズ群 22 33.27

[条件式対応値]
条件式(JK1) |fF|/fM = 2.016
条件式(JK2) (−fXn)/fM = 0.850
条件式(JK3) dAB/|fF| = 0.062
条件式(JK4) ndp+0.0075×νdp−2.175 = -0.058
条件式(JK5) νdp = 82.57

条件式(JM1) dV/|fV| = 0.158
条件式(JM2) |fF|/fM = 2.016
条件式(JM3) dAB/|fF| = 0.062
条件式(JM4) (−fXn)/fM = 0.850
条件式(JM5) ndp+0.0075×νdp−2.175 = -0.058
条件式(JM6) νdp = 82.57

条件式(JN1) |fF|/fM = 2.016
条件式(JN2) dV/|fV| = 0.158
条件式(JN3) dAB/|fF| = 0.062
条件式(JN4) (−fXn)/fM = 0.850
条件式(JN5) ndp+0.0075×νdp−2.175 = -0.058
条件式(JN6) νdp = 82.57
【1329】
表30から、本実施例に係る変倍光学系ZL30は、条件式(JK1)〜(JK5)、(JM1)〜(JM6)、(JN1)〜(JN6)を満たすことが分かる。
【1330】
図137は、第30実施例に係る変倍光学系ZL30の無限遠合焦時における諸収差図(球面収差図、非点収差図、歪曲収差図、倍率色収差図及びコマ収差図)であり、(a)は広角端状態、(b)は中間焦点距離状態、(c)は望遠端状態をそれぞれ示す。図138は、第30実施例に係る変倍光学系ZL30の近距離合焦時における諸収差図(球面収差図、非点収差図、歪曲収差図、倍率色収差図及びコマ収差図)であり、(a)は広角端状態、(b)は中間焦点距離状態、(c)は望遠端状態をそれぞれ示す。図139は、第30実施例に係る変倍光学系ZL30の無限遠合焦時における像ブレ補正を行った時のコマ収差図であり、(a)は広角端状態、(b)は中間焦点距離状態、(c)は望遠端状態をそれぞれ示す。
【1331】
図137図139に示す各収差図より、第30実施例に係る変倍光学系ZL30は、広角端状態から望遠端状態に亘って、また無限遠合焦状態から近距離合焦状態に亘って諸収差が良好に補正され、良好な光学性能を有することが分かる。また、像ブレ補正時において、高い結像性能を有することが分かる。
【1332】
(第31実施例)
第31実施例について、図140図143及び表31を用いて説明する。第31実施
例に係る変倍光学系ZLII(ZL31)は、図140に示すように、物体側から順に並んだ、正の屈折力を有する第1レンズ群G1と、負の屈折力を有する第2レンズ群G2と、正の屈折力を有する第3レンズ群G3と、負の屈折力を有する第4レンズ群G4とからなる。
【1333】
第1レンズ群G1は、物体側から順に並んだ、像側に凹面を向けた負メニスカスレンズL11と物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズL12とを接合した接合レンズからなる。
【1334】
第2レンズ群G2は、物体側から順に並んだ、像側に凹面を向けた負メニスカスレンズL21と、物体側に凹面を向けた負メニスカスレンズL22と、両凸レンズL23とからなる。負メニスカスレンズL22は、物体側及び像面側のレンズ面を非球面形状とした、ガラスモールド非球面レンズである。
【1335】
第3レンズ群G3は、物体側から順に並んだ、物体側群GAと、正の屈折力を有する像側群GBとからなる。物体側群GAは、物体側から順に並んだ、物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズL31と、開口絞りSと、両凸レンズL32と両凹レンズL33とを接合した接合レンズと、像側に凸面を向けた正メニスカスレンズL34とからなる。像側群GBは、物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズL35からなる。正メニスカスレンズL31は、物体側のレンズ面を非球面形状とした、ガラスモールド非球面レンズである。正メニスカスレンズL34は、物体側のレンズ面を非球面形状とした、ガラスモールド非球面レンズである。
【1336】
第4レンズ群G4は、物体側から順に並んだ、両凹レンズL41と、物体側に凸面を向けた平凸レンズL42とからなる。両凹レンズL41は、物体側及び像面側のレンズ面を非球面形状とした、ガラスモールド非球面レンズである。
【1337】
広角端状態から望遠端状態への変倍は、第1レンズ群G1と第2レンズ群G2との空気間隔が増加し、第2レンズ群G2と第3レンズ群G3との空気間隔が減少し、第3レンズ群G3と第4レンズ群G4との空気間隔が一旦増加した後、減少するように、第1レンズ群G1を物体側へ移動させ、第2レンズ群G2を一旦像面側へ移動させた後、物体側へ移動させ、第3レンズ群G3及び第4レンズ群G4をそれぞれ物体側へ移動させることにより行う。
【1338】
無限遠から近距離物体への合焦は、第3レンズ群G3を構成する像側群GB(=合焦レンズ群GF)を物体側へ移動させることにより行う。
【1339】
像ブレ発生時には、防振レンズ群VRとして、第4レンズ群G4を構成する両凹レンズL41を、光軸と垂直方向の変位成分を持つように移動させることにより、像面I上の像ブレ補正(防振)を行う。第31実施例では、広角端状態において、補正角度0.664度の場合、防振レンズ群VRのシフト量は−0.157mmである。中間焦点距離状態において、補正角度0.472度の場合、防振レンズ群VRのシフト量は−0.162mmである。望遠端状態において、補正角度0.369度の場合、防振レンズ群VRのシフト量は−0.146mmである。
【1340】
下記の表31に、第31実施例における各諸元の値を示す。表31における面番号1〜23が、図140に示すm1〜m23の各光学面に対応している。
【1341】
(表31)
[レンズ諸元]
面番号 R D νd nd
物面 ∞
1 37.2595 1.40 17.98 1.94594
2 30.3215 5.43 54.61 1.72916
3 191.3214 D3(可変)
4 134.9736 1.00 40.66 1.88300
5 10.2676 5.70
*6 -32.2878 1.10 40.10 1.85135
*7 -249.3634 0.10
8 43.7941 1.80 17.98 1.94594
9 -160.6246 D9(可変)
*10 18.8735 1.78 40.10 1.85135
11 132.0272 1.80
12 ∞ 1.50 (開口絞り)
13 32.7740 4.92 82.57 1.49782
14 -12.5016 1.00 28.69 1.79504
15 92.7101 1.79
*16 -22.1018 2.82 61.25 1.58913
17 -10.8359 D17(可変)
18 15.4516 1.92 82.57 1.49782
19 126.0321 D19(可変)
*20 -104.9496 1.00 40.10 1.85135
*21 15.5828 2.05
22 25.3403 2.30 27.57 1.75520
23 ∞ D23(可変)
像面 ∞

[非球面データ]
面番号 κ A4 A6 A8 A10
第6面 0.00 -4.17899E-05 -4.91408E-07 1.22049E-09 -4.60622E-11
第7面 0.00 -6.39202E-05 -3.13505E-07 -2.48667E-09 0.00000E+00
第10面 0.00 -3.22843E-06 3.45613E-08 1.52095E-10 0.00000E+00
第16面 0.00 -1.67711E-04 3.82028E-07 -1.87748E-08 1.37248E-10
第20面 0.00 8.68143E-05 -3.88707E-06 6.90451E-08 -5.08312E-10
第21面 0.00 4.57778E-05 -3.40999E-06 5.93726E-08 -4.04483E-10

[各種データ]
ズーム比 3.24
広角端 中間 望遠端
f 16.5 〜 32.5 〜 53.4
FNO 2.9 〜 3.5 〜 4.3
2ω 81.7 〜 47.0 〜 29.1
Y 12.4 〜 14.3 〜 14.3
TL(空気) 93.4 〜 110.9 〜 137.4
BF(空気) 17.0 〜 24.4 〜 36.3

[可変間隔データ]
無限遠合焦時 近距離合焦時
広角端 中間 望遠端 広角端 中間 望遠端
f 16.5 32.5 53.4 16.5 32.5 53.4
D3 0.80 11.80 20.57
D9 14.21 3.89 0.80
D17 2.21 2.21 2.21 1.65 0.73 0.50
D19 2.80 3.25 1.00 3.36 4.73 2.71
D23 17.00 24.44 36.31

[レンズ群データ]
群初面 群焦点距離
第1レンズ群 1 67.35
第2レンズ群 4 -14.35
第3レンズ群 10 17.12
第4レンズ群 20 -34.24

[条件式対応値]
条件式(JK1) |fF|/fM = 2.055
条件式(JK2) (−fXn)/fM = 0.838
条件式(JK3) dAB/|fF| = 0.063
条件式(JK4) ndp+0.0075×νdp−2.175 = -0.058
条件式(JK5) νdp = 82.57

条件式(JM1) dV/|fV| = 0.129
条件式(JM2) |fF|/fM = 2.055
条件式(JM3) dAB/|fF| = 0.063
条件式(JM4) (−fXn)/fM = 0.838
条件式(JM5) ndp+0.0075×νdp−2.175 = -0.058
条件式(JM6) νdp = 82.57
【1342】
表31から、本実施例に係る変倍光学系ZL31は、条件式(JK1)〜(JK5)、(JM1)〜(JM6)を満たすことが分かる。
【1343】
図141は、第31実施例に係る変倍光学系ZL31の無限遠合焦時における諸収差図(球面収差図、非点収差図、歪曲収差図、倍率色収差図及びコマ収差図)であり、(a)は広角端状態、(b)は中間焦点距離状態、(c)は望遠端状態をそれぞれ示す。図142は、第31実施例に係る変倍光学系ZL31の近距離合焦時における諸収差図(球面収差図、非点収差図、歪曲収差図、倍率色収差図及びコマ収差図)であり、(a)は広角端状態、(b)は中間焦点距離状態、(c)は望遠端状態をそれぞれ示す。図143は、第31実施例に係る変倍光学系ZL31の無限遠合焦時における像ブレ補正を行った時のコマ収差図であり、(a)は広角端状態、(b)は中間焦点距離状態、(c)は望遠端状態をそれぞれ示す。
【1344】
図141図143に示す各収差図より、第31実施例に係る変倍光学系ZL31は、広角端状態から望遠端状態に亘って、また無限遠合焦状態から近距離合焦状態に亘って諸収差が良好に補正され、良好な光学性能を有することが分かる。また、像ブレ補正時において、高い結像性能を有することが分かる。
【1345】
(第32実施例)
第32実施例について、図144図147及び表32を用いて説明する。第32実施例に係る変倍光学系ZLII(ZL32)は、図144に示すように、物体側から順に並んだ、正の屈折力を有する第1レンズ群G1と、負の屈折力を有する第2レンズ群G2と、正の屈折力を有する第3レンズ群G3と、負の屈折力を有する第4レンズ群G4と、正の
屈折力を有する第5レンズ群G5とからなる。
【1346】
第1レンズ群G1は、物体側から順に並んだ、像側に凹面を向けた負メニスカスレンズL11と物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズL12とを接合した接合レンズからなる。
【1347】
第2レンズ群G2は、物体側から順に並んだ、像側に凹面を向けた負メニスカスレンズL21と、物体側に凹面を向けた負メニスカスレンズL22と、両凸レンズL23とからなる。負メニスカスレンズL22は、物体側及び像面側のレンズ面を非球面形状とした、ガラスモールド非球面レンズである。
【1348】
第3レンズ群G3は、物体側から順に並んだ、物体側群GAと、正の屈折力を有する像側群GBとからなる。物体側群GAは、物体側から順に並んだ、両凸レンズL31と、開口絞りSと、両凸レンズL32と両凹レンズL33とを接合した接合レンズと、像側に凸面を向けた正メニスカスレンズL34とからなる。像側群GBは、物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズL35からなる。両凸レンズL31は、物体側及び像面側のレンズ面を非球面形状とした、ガラスモールド非球面レンズである。正メニスカスレンズL34は、物体側のレンズ面を非球面形状とした、ガラスモールド非球面レンズである。
【1349】
第4レンズ群G4は、両凹レンズL41からなる。両凹レンズL41は、像面側のレンズ面を非球面形状とした、ガラスモールド非球面レンズである。
【1350】
第5レンズ群G5は、物体側に凸面を向けた平凸レンズL51からなる。
【1351】
広角端状態から望遠端状態への変倍は、第1レンズ群G1と第2レンズ群G2との空気間隔が増加し、第2レンズ群G2と第3レンズ群G3との空気間隔が減少し、第3レンズ群G3と第4レンズ群G4との空気間隔が一旦増加した後、減少し、第4レンズ群G4と第5レンズ群G5との空気間隔が一旦減少した後、増加するように、第1レンズ群G1を物体側へ移動させ、第2レンズ群G2を一旦像面側へ移動させた後、物体側へ移動させ、第3レンズ群G3、第4レンズ群G4及び第5レンズ群G5をそれぞれ物体側へ移動させることにより行う。
【1352】
無限遠から近距離物体への合焦は、第3レンズ群G3を構成する像側群GB(=合焦レンズ群GF)を物体側へ移動させることにより行う。
【1353】
像ブレ発生時には、防振レンズ群VRとして、第4レンズ群G4を、光軸と垂直方向の変位成分を持つように移動させることにより、像面I上の像ブレ補正(防振)を行う。第32実施例では、広角端状態において、補正角度0.664度の場合、防振レンズ群VRのシフト量は−0.189mmである。中間焦点距離状態において、補正角度0.426度の場合、防振レンズ群VRのシフト量は−0.190mmである。望遠端状態において、補正角度0.327度の場合、防振レンズ群VRのシフト量は−0.145mmである。
【1354】
下記の表32に、第32実施例における各諸元の値を示す。表32における面番号1〜23が、図144に示すm1〜m23の各光学面に対応している。
【1355】
(表32)
[レンズ諸元]
面番号 R D νd nd
物面 ∞
1 45.8874 1.50 17.98 1.94594
2 37.3615 5.50 52.34 1.75500
3 323.7680 D3(可変)
4 140.8508 1.00 40.66 1.88300
5 11.0397 6.53
*6 -21.1084 1.00 52.19 1.73878
*7 -98.9946 0.10
8 70.2805 1.69 17.98 1.94594
9 -92.1974 D9(可変)
*10 22.5197 4.22 47.98 1.76169
*11 -78.0166 1.80
12 ∞ 1.50 (開口絞り)
13 49.1316 5.00 82.57 1.49782
14 -13.1671 1.00 32.35 1.85026
15 101.7221 2.56
*16 -61.2541 2.57 69.31 1.57174
17 -13.4270 D17(可変)
18 18.2771 2.04 82.57 1.49782
19 119.6079 D19(可変)
20 -162.3503 1.00 40.10 1.85135
*21 17.4138 D21(可変)
22 31.4780 3.05 27.57 1.75520
23 ∞ D23(可変)
像面 ∞

[非球面データ]
面番号 κ A4 A6 A8 A10
第6面 0.00 -6.56786E-05 -6.01492E-07 8.47437E-09 -8.17300E-11
第7面 0.00 -8.13714E-05 -8.69532E-08 2.87236E-10 0.00000E+00
第10面 0.00 -1.46882E-05 2.47912E-07 -4.38965E-09 0.00000E+00
第11面 0.00 -3.21954E-06 2.40618E-07 -5.20291E-09 0.00000E+00
第16面 0.00 -7.48031E-05 2.72716E-07 -7.00743E-09 4.39288E-11
第21面 0.00 -2.40674E-05 1.83152E-07 -4.07579E-09 3.04708E-11

[各種データ]
ズーム比 4.13
広角端 中間 望遠端
f 16.5 〜 40.1 〜 68.0
FNO 2.9 〜 3.9 〜 4.3
2ω 81.7 〜 38.5 〜 23.2
Y 12.2 〜 14.3 〜 14.3
TL(空気) 83.5 〜 97.7 〜 125.5
BF(空気) 13.0 〜 25.7 〜 48.7

[可変間隔データ]
無限遠合焦時 近距離合焦時
広角端 中間 望遠端 広角端 中間 望遠端
f 16.5 40.1 68.0 16.5 40.1 68.0
D3 0.80 15.31 25.34
D9 15.08 1.96 0.80
D17 2.49 2.49 2.49 1.85 0.24 0.10
D19 4.08 6.04 1.00 4.73 8.29 3.39
D21 5.98 4.11 5.16
D23 13.00 25.69 48.66

[レンズ群データ]
群初面 群焦点距離
第1レンズ群 1 74.60
第2レンズ群 4 -13.20
第3レンズ群 10 18.68
第4レンズ群 20 -18.43
第5レンズ群 22 41.68

[条件式対応値]
条件式(JK1) |fF|/fM = 2.304
条件式(JK2) (−fXn)/fM = 0.707
条件式(JK3) dAB/|fF| = 0.058
条件式(JK4) ndp+0.0075×νdp−2.175 = -0.058
条件式(JK5) νdp = 82.57

条件式(JM1) dV/|fV| = 0.280
条件式(JM2) |fF|/fM = 2.304
条件式(JM3) dAB/|fF| = 0.058
条件式(JM4) (−fXn)/fM = 0.707
条件式(JM5) ndp+0.0075×νdp−2.175 = -0.058
条件式(JM6) νdp = 82.57

条件式(JN1) |fF|/fM = 2.304
条件式(JN2) dV/|fV| = 0.280
条件式(JN3) dAB/|fF| = 0.058
条件式(JN4) (−fXn)/fM = 0.707
条件式(JN5) ndp+0.0075×νdp−2.175 = -0.058
条件式(JN6) νdp = 82.57
【1356】
表32から、本実施例に係る変倍光学系ZL32は、条件式(JK1)〜(JK5)、(JM1)〜(JM6)、(JN1)〜(JN6)を満たすことが分かる。
【1357】
図145は、第32実施例に係る変倍光学系ZL32の無限遠合焦時における諸収差図(球面収差図、非点収差図、歪曲収差図、倍率色収差図及びコマ収差図)であり、(a)は広角端状態、(b)は中間焦点距離状態、(c)は望遠端状態をそれぞれ示す。図146は、第32実施例に係る変倍光学系ZL32の近距離合焦時における諸収差図(球面収差図、非点収差図、歪曲収差図、倍率色収差図及びコマ収差図)であり、(a)は広角端状態、(b)は中間焦点距離状態、(c)は望遠端状態をそれぞれ示す。図147は、第32実施例に係る変倍光学系ZL32の無限遠合焦時における像ブレ補正を行った時のコマ収差図であり、(a)は広角端状態、(b)は中間焦点距離状態、(c)は望遠端状態をそれぞれ示す。
【1358】
図145図147に示す各収差図より、第32実施例に係る変倍光学系ZL32は、広角端状態から望遠端状態に亘って、また無限遠合焦状態から近距離合焦状態に亘って諸収差が良好に補正され、良好な光学性能を有することが分かる。また、像ブレ補正時において、高い結像性能を有することが分かる。
【1359】
(第33実施例)
第33実施例について、図148図151及び表33を用いて説明する。第33実施例に係る変倍光学系ZLII(ZL33)は、図148に示すように、物体側から順に並んだ、正の屈折力を有する第1レンズ群G1と、負の屈折力を有する第2レンズ群G2と、正の屈折力を有する第3レンズ群G3と、負の屈折力を有する第4レンズ群G4と、正の屈折力を有する第5レンズ群G5とからなる。
【1360】
第1レンズ群G1は、物体側から順に並んだ、像側に凹面を向けた負メニスカスレンズL11と物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズL12とを接合した接合レンズからなる。
【1361】
第2レンズ群G2は、物体側から順に並んだ、像側に凹面を向けた負メニスカスレンズL21と、両凹レンズL22と、物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズL23とからなる。両凹レンズL22は、物体側及び像面側のレンズ面を非球面形状とした、ガラスモールド非球面レンズである。
【1362】
第3レンズ群G3は、物体側から順に並んだ、物体側群GAと、正の屈折力を有する像側群GBとからなる。物体側群GAは、物体側から順に並んだ、物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズL31と、開口絞りSと、両凸レンズL32と物体側に凹面を向けた負メニスカスレンズL33とを接合した接合レンズと、像側に凸面を向けた正メニスカスレンズL34とからなる。像側群GBは、両凸レンズL35からなる。正メニスカスレンズL31は、物体側のレンズ面を非球面形状とした、ガラスモールド非球面レンズである。正メニスカスレンズL34は、物体側のレンズ面を非球面形状とした、ガラスモールド非球面レンズである。
【1363】
第4レンズ群G4は、両凹レンズL41からなる。両凹レンズL41は、像面側のレンズ面を非球面形状とした、ガラスモールド非球面レンズである。
【1364】
第5レンズ群G5は、物体側に凸面を向けた平凸レンズL51からなる。
【1365】
広角端状態から望遠端状態への変倍は、第1レンズ群G1と第2レンズ群G2との空気間隔が増加し、第2レンズ群G2と第3レンズ群G3との空気間隔が減少し、第3レンズ群G3と第4レンズ群G4との空気間隔が減少し、第4レンズ群G4と第5レンズ群G5との空気間隔が増加するように、第1レンズ群G1を物体側へ移動させ、第2レンズ群G2を一旦像面側へ移動させた後、物体側へ移動させ、第3レンズ群G3、第4レンズ群G4及び第5レンズ群G5をそれぞれ物体側へ移動させることにより行う。
【1366】
無限遠から近距離物体への合焦は、第3レンズ群G3を構成する像側群GB(=合焦レンズ群GF)を物体側へ移動させることにより行う。
【1367】
像ブレ発生時には、防振レンズ群VRとして、第4レンズ群G4を、光軸と垂直方向の変位成分を持つように移動させることにより、像面I上の像ブレ補正(防振)を行う。第33実施例では、広角端状態において、補正角度0.767度の場合、防振レンズ群VRのシフト量は−0.129mmである。中間焦点距離状態において、補正角度0.536度の場合、防振レンズ群VRのシフト量は−0.114mmである。望遠端状態において、補正角度0.422度の場合、防振レンズ群VRのシフト量は−0.116mmである。
【1368】
下記の表33に、第33実施例における各諸元の値を示す。表33における面番号1〜23が、図148に示すm1〜m23の各光学面に対応している。
【1369】
(表33)
[レンズ諸元]
面番号 R D νd nd
物面 ∞
1 42.6649 1.50 17.98 1.94594
2 33.9782 4.33 46.60 1.80400
3 159.3713 D3(可変)
4 231.5864 1.00 40.66 1.88300
5 9.6693 4.88
*6 -144.6832 1.00 40.10 1.85135
*7 64.0000 0.43
8 27.6064 1.87 17.98 1.94594
9 180.3050 D9(可変)
*10 18.1446 1.36 40.10 1.85135
11 36.2222 1.80
12 ∞ 1.50 (開口絞り)
13 30.5754 4.65 82.57 1.49782
14 -19.8920 0.90 25.45 1.80518
15 -2398.7427 1.33
*16 -16.4870 2.00 67.02 1.59201
17 -9.3211 D17(可変)
18 16.0663 1.92 82.57 1.49782
19 -92.5945 D19(可変)
*20 -129.7857 1.00 40.10 1.85135
*21 13.7524 D21(可変)
22 24.7189 1.70 30.13 1.69895
23 ∞ D23(可変)
像面 ∞

[非球面データ]
面番号 κ A4 A6 A8 A10
第6面 0.00 7.24202E-05 -3.04361E-07 -7.53193E-09 0.00000E+00
第7面 0.00 3.00588E-05 -4.27011E-07 -1.14290E-08 0.00000E+00
第10面 0.00 -2.81460E-05 9.76630E-08 -7.99018E-09 0.00000E+00
第16面 0.00 -2.41098E-04 1.15336E-07 -7.22175E-09 -1.23487E-11
第20面 0.00 1.00855E-04 -2.22406E-06 -9.91620E-09 4.72846E-10
第21面 0.00 1.24785E-05 -1.73565E-06 -3.98232E-09 3.04446E-10

[各種データ]
ズーム比 3.30
広角端 中間 望遠端
f 12.4 〜 25.3 〜 40.8
FNO 2.9 〜 3.6 〜 4.2
2ω 82.3 〜 46.3 〜 29.7
Y 9.3 〜 10.5 〜 10.8
TL(空気) 73.3 〜 80.5 〜 95.0
BF(空気) 17.0 〜 28.8 〜 37.0

[可変間隔データ]
無限遠合焦時 近距離合焦時
広角端 中間 望遠端 広角端 中間 望遠端
f 12.4 25.3 40.8 12.4 25.3 40.8
D3 0.80 7.95 18.34
D9 16.98 4.97 0.80
D17 1.76 1.76 1.76 1.32 0.71 0.26
D19 2.24 1.48 1.00 2.68 2.53 2.50
D21 1.36 2.31 2.98
D23 17.00 28.84 36.97

[レンズ群データ]
群初面 群焦点距離
第1レンズ群 1 75.04
第2レンズ群 4 -14.01
第3レンズ群 10 14.43
第4レンズ群 20 -14.56
第5レンズ群 22 35.37

[条件式対応値]
条件式(JK1) |fF|/fM = 1.917
条件式(JK2) (−fXn)/fM = 0.971
条件式(JK3) dAB/|fF| = 0.064
条件式(JK4) ndp+0.0075×νdp−2.175 = -0.058
条件式(JK5) νdp = 82.57

条件式(JM1) dV/|fV| = 0.205
条件式(JM2) |fF|/fM = 1.917
条件式(JM3) dAB/|fF| = 0.064
条件式(JM4) (−fXn)/fM = 0.971
条件式(JM5) ndp+0.0075×νdp−2.175 = -0.058
条件式(JM6) νdp = 82.57

条件式(JN1) |fF|/fM = 1.917
条件式(JN2) dV/|fV| = 0.205
条件式(JN3) dAB/|fF| = 0.064
条件式(JN4) (−fXn)/fM = 0.971
条件式(JN5) ndp+0.0075×νdp−2.175 = -0.058
条件式(JN6) νdp = 82.57
【1370】
表33から、本実施例に係る変倍光学系ZL33は、条件式(JK1)〜(JK5)、(JM1)〜(JM6)、(JN1)〜(JN6)を満たすことが分かる。
【1371】
図149は、第33実施例に係る変倍光学系ZL33の無限遠合焦時における諸収差図(球面収差図、非点収差図、歪曲収差図、倍率色収差図及びコマ収差図)であり、(a)は広角端状態、(b)は中間焦点距離状態、(c)は望遠端状態をそれぞれ示す。図150は、第33実施例に係る変倍光学系ZL33の近距離合焦時における諸収差図(球面収差図、非点収差図、歪曲収差図、倍率色収差図及びコマ収差図)であり、(a)は広角端状態、(b)は中間焦点距離状態、(c)は望遠端状態をそれぞれ示す。図151は、第33実施例に係る変倍光学系ZL33の無限遠合焦時における像ブレ補正を行った時のコマ収差図であり、(a)は広角端状態、(b)は中間焦点距離状態、(c)は望遠端状態
をそれぞれ示す。
【1372】
図149図151に示す各収差図より、第33実施例に係る変倍光学系ZL33は、広角端状態から望遠端状態に亘って、また無限遠合焦状態から近距離合焦状態に亘って諸収差が良好に補正され、良好な光学性能を有することが分かる。また、像ブレ補正時において、高い結像性能を有することが分かる。
【1373】
(第34実施例)
第34実施例について、図152図155及び表34を用いて説明する。第34実施例に係る変倍光学系ZLII(ZL34)は、図152に示すように、物体側から順に並んだ、正の屈折力を有する第1レンズ群G1と、負の屈折力を有する第2レンズ群G2と、正の屈折力を有する第3レンズ群G3と、負の屈折力を有する第4レンズ群G4と、正の屈折力を有する第5レンズ群G5とからなる。
【1374】
第1レンズ群G1は、物体側から順に並んだ、像側に凹面を向けた負メニスカスレンズL11と物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズL12とを接合した接合レンズからなる。
【1375】
第2レンズ群G2は、物体側から順に並んだ、像側に凹面を向けた負メニスカスレンズL21と、両凹レンズL22と、物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズL23とからなる。両凹レンズL22は、物体側及び像面側のレンズ面を非球面形状とした、ガラスモールド非球面レンズである。
【1376】
第3レンズ群G3は、物体側から順に並んだ、物体側群GAと、正の屈折力を有する像側群GBとからなる。物体側群GAは、物体側から順に並んだ、物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズL31と、開口絞りSと、両凸レンズL32と物体側に凹面を向けた負メニスカスレンズL33とを接合した接合レンズと、像側に凸面を向けた正メニスカスレンズL34とからなる。像側群GBは、物体側から順に並んだ、像側に凹面を向けた負メニスカスレンズL35と両凸レンズL36とを接合した接合レンズからなる。正メニスカスレンズL31は、物体側のレンズ面を非球面形状とした、ガラスモールド非球面レンズである。正メニスカスレンズL34は、物体側のレンズ面を非球面形状とした、ガラスモールド非球面レンズである。
【1377】
第4レンズ群G4は、両凹レンズL41からなる。両凹レンズL41は、像面側のレンズ面を非球面形状とした、ガラスモールド非球面レンズである。
【1378】
第5レンズ群G5は、物体側に凸面を向けた平凸レンズL51からなる。
【1379】
広角端状態から望遠端状態への変倍は、第1レンズ群G1と第2レンズ群G2との空気間隔が増加し、第2レンズ群G2と第3レンズ群G3との空気間隔が減少し、第3レンズ群G3と第4レンズ群G4との空気間隔が減少し、第4レンズ群G4と第5レンズ群G5との空気間隔が増加するように、第1レンズ群G1、第2レンズ群G2、第3レンズ群G3、第4レンズ群G4及び第5レンズ群G5をそれぞれ物体側へ移動させることにより行う。
【1380】
無限遠から近距離物体への合焦は、第3レンズ群G3を構成する像側群GB(=合焦レンズ群GF)を物体側へ移動させることにより行う。
【1381】
像ブレ発生時には、防振レンズ群VRとして、第4レンズ群G4を、光軸と垂直方向の変位成分を持つように移動させることにより、像面I上の像ブレ補正(防振)を行う。第
34実施例では、広角端状態において、補正角度0.767度の場合、防振レンズ群VRのシフト量は−0.117mmである。中間焦点距離状態において、補正角度0.536度の場合、防振レンズ群VRのシフト量は−0.103mmである。望遠端状態において、補正角度0.422度の場合、防振レンズ群VRのシフト量は−0.109mmである。
【1382】
下記の表34に、第34実施例における各諸元の値を示す。表34における面番号1〜24が、図152に示すm1〜m24の各光学面に対応している。
【1383】
(表34)
[レンズ諸元]
面番号 R D νd nd
物面 ∞
1 41.0387 1.50 17.98 1.94594
2 33.2111 4.39 46.60 1.80400
3 167.0985 D3(可変)
4 521.1609 1.00 42.73 1.83481
5 9.2341 4.89
*6 -500.5038 1.00 40.10 1.85135
*7 55.5356 0.49
8 29.8211 1.80 17.98 1.94594
9 240.2636 D9(可変)
*10 43.0468 1.08 40.10 1.85135
11 298.9859 1.80
12 ∞ 1.50 (開口絞り)
13 882.4766 2.44 82.57 1.49782
14 -12.8062 0.90 39.61 1.80440
15 -48.5711 0.50
*16 -45.5329 2.17 61.25 1.58913
17 -10.8642 D17(可変)
18 23.6501 0.85 25.45 1.80518
19 16.9311 2.87 82.57 1.49782
20 -20.3779 D20(可変)
*21 -4198.2163 0.90 40.10 1.85135
*22 11.8449 D22(可変)
23 28.5733 1.70 30.13 1.69895
24 ∞ D24(可変)
像面 ∞

[非球面データ]
面番号 κ A4 A6 A8 A10
第6面 0.00 7.53002E-05 2.66920E-07 -1.57255E-08 0.00000E+00
第7面 0.00 3.00588E-05 5.32743E-08 -2.15009E-08 0.00000E+00
第10面 0.00 -5.13064E-05 -8.94237E-08 -1.30090E-08 0.00000E+00
第16面 0.00 -1.89235E-04 5.82030E-07 4.84663E-09 -3.16900E-11
第21面 0.00 1.05691E-04 -1.83434E-06 -1.41531E-08 3.60695E-10
第22面 0.00 6.69976E-06 -2.04472E-06 -1.53304E-08 3.78430E-10

[各種データ]
ズーム比 3.30
広角端 中間 望遠端
f 12.4 〜 25.3 〜 40.8
FNO 2.9 〜 3.9 〜 4.1
2ω 82.3 〜 46.2 〜 29.6
Y 9.3 〜 10.6 〜 10.8
TL(空気) 71.9 〜 79.1 〜 93.6
BF(空気) 17.0 〜 30.0 〜 37.0

[可変間隔データ]
無限遠合焦時 近距離合焦時
広角端 中間 望遠端 広角端 中間 望遠端
f 12.4 25.3 40.8 12.4 25.3 40.8
D3 0.80 6.10 17.49
D9 16.46 4.29 0.80
D17 1.62 1.62 1.62 1.28 0.81 0.43
D20 2.32 1.49 1.00 2.66 2.30 2.19
D22 2.81 3.27 5.34
D24 17.00 30.01 36.96

[レンズ群データ]
群初面 群焦点距離
第1レンズ群 1 69.70
第2レンズ群 4 -14.01
第3レンズ群 10 12.79
第4レンズ群 21 -13.87
第5レンズ群 23 40.88

[条件式対応値]
条件式(JK1) |fF|/fM = 1.982
条件式(JK2) (−fXn)/fM = 1.096
条件式(JK3) dAB/|fF| = 0.064
条件式(JK4) ndp+0.0075×νdp−2.175 = -0.058
条件式(JK5) νdp = 82.57

条件式(JM1) dV/|fV| = 0.385
条件式(JM2) |fF|/fM = 1.982
条件式(JM3) dAB/|fF| = 0.064
条件式(JM4) (−fXn)/fM = 1.096
条件式(JM5) ndp+0.0075×νdp−2.175 = -0.058
条件式(JM6) νdp = 82.57

条件式(JN1) |fF|/fM = 1.982
条件式(JN2) dV/|fV| = 0.385
条件式(JN3) dAB/|fF| = 0.064
条件式(JN4) (−fXn)/fM = 1.096
条件式(JN5) ndp+0.0075×νdp−2.175 = -0.058
条件式(JN6) νdp = 82.57
【1384】
表34から、本実施例に係る変倍光学系ZL34は、条件式(JK1)〜(JK5)、(JM1)〜(JM6)、(JN1)〜(JN6)を満たすことが分かる。
【1385】
図153は、第34実施例に係る変倍光学系ZL34の無限遠合焦時における諸収差図(球面収差図、非点収差図、歪曲収差図、倍率色収差図及びコマ収差図)であり、(a)は広角端状態、(b)は中間焦点距離状態、(c)は望遠端状態をそれぞれ示す。図154は、第34実施例に係る変倍光学系ZL34の近距離合焦時における諸収差図(球面収差図、非点収差図、歪曲収差図、倍率色収差図及びコマ収差図)であり、(a)は広角端状態、(b)は中間焦点距離状態、(c)は望遠端状態をそれぞれ示す。図155は、第34実施例に係る変倍光学系ZL34の無限遠合焦時における像ブレ補正を行った時のコマ収差図であり、(a)は広角端状態、(b)は中間焦点距離状態、(c)は望遠端状態をそれぞれ示す。
【1386】
図153図155に示す各収差図より、第34実施例に係る変倍光学系ZL34は、広角端状態から望遠端状態に亘って、また無限遠合焦状態から近距離合焦状態に亘って諸収差が良好に補正され、良好な光学性能を有することが分かる。また、像ブレ補正時において、高い結像性能を有することが分かる。
【1387】
(第35実施例)
第35実施例について、図156図159及び表35を用いて説明する。第35実施例に係る変倍光学系ZLII(ZL35)は、図156に示すように、物体側から順に並んだ、正の屈折力を有する第1レンズ群G1と、負の屈折力を有する第2レンズ群G2と、正の屈折力を有する第3レンズ群G3と、負の屈折力を有する第4レンズ群G4と、正の屈折力を有する第5レンズ群G5とからなる。
【1388】
第1レンズ群G1は、物体側から順に並んだ、像側に凹面を向けた負メニスカスレンズL11と物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズL12とを接合した接合レンズからなる。
【1389】
第2レンズ群G2は、物体側から順に並んだ、像側に凹面を向けた負メニスカスレンズL21と、像側に凹面を向けた負メニスカスレンズL22と、物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズL23とからなる。負メニスカスレンズL22は、物体側及び像面側のレンズ面を非球面形状とした、ガラスモールド非球面レンズである。
【1390】
第3レンズ群G3は、物体側から順に並んだ、物体側群GAと、正の屈折力を有する像側群GBとからなる。物体側群GAは、物体側から順に並んだ、物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズL31と、開口絞りSと、両凸レンズL32と物体側に凹面を向けた負メニスカスレンズL33とを接合した接合レンズと、像側に凸面を向けた正メニスカスレンズL34とからなる。像側群GBは、両凸レンズL35からなる。正メニスカスレンズL31は、物体側のレンズ面を非球面形状とした、ガラスモールド非球面レンズである。正メニスカスレンズL34は、像面側のレンズ面を非球面形状とした、ガラスモールド非球面レンズである。
【1391】
第4レンズ群G4は、両凹レンズL41からなる。両凹レンズL41は、像面側のレンズ面を非球面形状とした、ガラスモールド非球面レンズである。
【1392】
第5レンズ群G5は、物体側に凸面を向けた平凸レンズL51からなる。
【1393】
広角端状態から望遠端状態への変倍は、第1レンズ群G1と第2レンズ群G2との空気間隔が増加し、第2レンズ群G2と第3レンズ群G3との空気間隔が減少し、第3レンズ群G3と第4レンズ群G4との空気間隔が減少し、第4レンズ群G4と第5レンズ群G5との空気間隔が増加するように、第1レンズ群G1を物体側へ移動させ、第2レンズ群G2を一旦像面側へ移動させた後、物体側へ移動させ、第3レンズ群G3、第4レンズ群G
4及び第5レンズ群G5をそれぞれ物体側へ移動させることにより行う。
【1394】
無限遠から近距離物体への合焦は、第3レンズ群G3を構成する像側群GB(=合焦レンズ群GF)を物体側へ移動させることにより行う。
【1395】
像ブレ発生時には、防振レンズ群VRとして、第4レンズ群G4を、光軸と垂直方向の変位成分を持つように移動させることにより、像面I上の像ブレ補正(防振)を行う。第35実施例では、広角端状態において、補正角度0.657度の場合、防振レンズ群VRのシフト量は−0.090mmである。中間焦点距離状態において、補正角度0.434度の場合、防振レンズ群VRのシフト量は−0.074mmである。望遠端状態において、補正角度0.339度の場合、防振レンズ群VRのシフト量は−0.072mmである。
【1396】
下記の表35に、第35実施例における各諸元の値を示す。表35における面番号1〜23が、図156に示すm1〜m23の各光学面に対応している。
【1397】
(表35)
[レンズ諸元]
面番号 R D νd nd
物面 ∞
1 51.0809 1.50 17.98 1.94594
2 46.4942 2.93 46.60 1.80400
3 228.7461 D3(可変)
4 70.0563 1.00 40.66 1.88300
5 9.1493 4.76
*6 259.1277 1.00 40.10 1.85135
*7 28.4168 0.37
8 16.9265 1.91 17.98 1.94594
9 37.6302 D9(可変)
*10 16.1146 0.91 45.45 1.80139
11 21.7610 1.80
12 ∞ 1.50 (開口絞り)
13 46.3877 2.56 82.57 1.49782
14 -14.0243 0.90 23.78 1.84666
15 -30.1385 0.55
*16 -27.4566 1.89 58.16 1.62263
17 -9.4604 D17(可変)
18 17.7225 1.57 82.57 1.49782
19 -130.4521 D19(可変)
*20 -330.7048 1.00 40.10 1.85135
*21 11.0749 D21(可変)
22 26.2408 1.51 30.13 1.69895
23 ∞ D23(可変)
像面 ∞

[非球面データ]
面番号 κ A4 A6 A8 A10
第6面 0.00 4.58823E-05 -6.02477E-07 1.64703E-09 0.00000E+00
第7面 0.00 3.00588E-05 -5.71646E-07 -1.87171E-09 0.00000E+00
第10面 0.00 -1.14380E-04 -2.04290E-07 -5.40507E-08 0.00000E+00
第16面 0.00 -2.20534E-04 6.27017E-07 1.51567E-08 -1.50349E-10
第20面 0.00 8.78409E-05 -1.44739E-06 -9.85122E-08 1.92159E-09
第21面 0.00 -4.65898E-05 -1.28759E-06 -9.81776E-08 1.84980E-09

[各種データ]
ズーム比 3.75
広角端 中間 望遠端
f 9.3 〜 21.3 〜 34.8
FNO 2.9 〜 3.9 〜 4.3
2ω 81.3 〜 41.0 〜 25.8
Y 6.9 〜 7.8 〜 7.9
TL(空気) 65.6 〜 68.4 〜 87.0
BF(空気) 13.0 〜 25.6 〜 34.6

[可変間隔データ]
無限遠合焦時 近距離合焦時
広角端 中間 望遠端 広角端 中間 望遠端
f 9.3 21.3 34.8 9.3 21.3 34.8
D3 0.80 4.82 15.65
D9 18.19 4.27 0.80
D17 2.22 2.22 2.22 1.79 1.15 0.89
D19 2.22 1.46 1.00 2.64 2.53 2.33
D21 1.52 2.34 5.10
D23 13.00 25.64 34.57

[レンズ群データ]
群初面 群焦点距離
第1レンズ群 1 82.42
第2レンズ群 4 -12.96
第3レンズ群 10 11.56
第4レンズ群 20 -12.57
第5レンズ群 22 37.54

[条件式対応値]
条件式(JK1) |fF|/fM = 2.722
条件式(JK2) (−fXn)/fM = 1.121
条件式(JK3) dAB/|fF| = 0.071
条件式(JK4) ndp+0.0075×νdp−2.175 = -0.058
条件式(JK5) νdp = 82.57

条件式(JM1) dV/|fV| = 0.406
条件式(JM2) |fF|/fM = 2.722
条件式(JM3) dAB/|fF| = 0.071
条件式(JM4) (−fXn)/fM = 1.121
条件式(JM5) ndp+0.0075×νdp−2.175 = -0.058
条件式(JM6) νdp = 82.57

条件式(JN1) |fF|/fM = 2.722
条件式(JN2) dV/|fV| = 0.406
条件式(JN3) dAB/|fF| = 0.071
条件式(JN4) (−fXn)/fM = 1.121
条件式(JN5) ndp+0.0075×νdp−2.175 = -0.058
条件式(JN6) νdp = 82.57
【1398】
表35から、本実施例に係る変倍光学系ZL35は、条件式(JK1)〜(JK5)、(JM1)〜(JM6)、(JN1)〜(JN6)を満たすことが分かる。
【1399】
図157は、第35実施例に係る変倍光学系ZL35の無限遠合焦時における諸収差図(球面収差図、非点収差図、歪曲収差図、倍率色収差図及びコマ収差図)であり、(a)は広角端状態、(b)は中間焦点距離状態、(c)は望遠端状態をそれぞれ示す。図158は、第35実施例に係る変倍光学系ZL35の近距離合焦時における諸収差図(球面収差図、非点収差図、歪曲収差図、倍率色収差図及びコマ収差図)であり、(a)は広角端状態、(b)は中間焦点距離状態、(c)は望遠端状態をそれぞれ示す。図159は、第35実施例に係る変倍光学系ZL35の無限遠合焦時における像ブレ補正を行った時のコマ収差図であり、(a)は広角端状態、(b)は中間焦点距離状態、(c)は望遠端状態をそれぞれ示す。
【1400】
図157図159に示す各収差図より、第35実施例に係る変倍光学系ZL35は、広角端状態から望遠端状態に亘って、また無限遠合焦状態から近距離合焦状態に亘って諸収差が良好に補正され、良好な光学性能を有することが分かる。また、像ブレ補正時において、高い結像性能を有することが分かる。
【1401】
(第36実施例)
第36実施例について、図160図163及び表36を用いて説明する。第36実施例に係る変倍光学系ZLII(ZL36)は、図160に示すように、物体側から順に並んだ、正の屈折力を有する第1レンズ群G1と、負の屈折力を有する第2レンズ群G2と、正の屈折力を有する第3レンズ群G3と、正の屈折力を有する第4レンズ群G4と、負の屈折力を有する第5レンズ群G5とからなる。
【1402】
第1レンズ群G1は、物体側から順に並んだ、像側に凹面を向けた負メニスカスレンズL11と物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズL12とを接合した接合レンズからなる。
【1403】
第2レンズ群G2は、物体側から順に並んだ、像側に凹面を向けた負メニスカスレンズL21と、物体側に凹面を向けた負メニスカスレンズL22と、両凸レンズL23とからなる。負メニスカスレンズL22は、物体側及び像面側のレンズ面を非球面形状とした、ガラスモールド非球面レンズである。
【1404】
第3レンズ群G3は、物体側から順に並んだ、物体側群GAと、負の屈折力を有する像側群GBとからなる。物体側群GAは、物体側から順に並んだ、物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズL31と、開口絞りSと、両凸レンズL32と物体側に凹面を向けた負メニスカスレンズL33とを接合した接合レンズと、像側に凹面を向けた負メニスカスレンズL34とからなる。像側群GBは、像側に凹面を向けた負メニスカスレンズL35からなる。正メニスカスレンズL31は、物体側のレンズ面を非球面形状とした、ガラスモールド非球面レンズである。負メニスカスレンズL34は、物体側のレンズ面を非球面形状とした、ガラスモールド非球面レンズである。
【1405】
第4レンズ群G4は、両凸レンズL41からなる。
【1406】
第5レンズ群G5は、物体側から順に並んだ、両凹レンズL51と、物体側に凸面を向けた平凸レンズL52とからなる。両凹レンズL51は、物体側及び像面側のレンズ面を
非球面形状とした、ガラスモールド非球面レンズである。
【1407】
広角端状態から望遠端状態への変倍は、第1レンズ群G1と第2レンズ群G2との空気間隔が増加し、第2レンズ群G2と第3レンズ群G3との空気間隔が減少し、第3レンズ群G3と第4レンズ群G4との空気間隔が増加し、第4レンズ群G4と第5レンズ群G5との空気間隔が減少するように、第1レンズ群G1を物体側へ移動させ、第2レンズ群G2を一旦像面側へ移動させた後、物体側へ移動させ、第3レンズ群G3、第4レンズ群G4及び第5レンズ群G5をそれぞれ物体側へ移動させることにより行う。
【1408】
無限遠から近距離物体への合焦は、第3レンズ群G3を構成する像側群GB(=合焦レンズ群GF)を像側へ移動させることにより行う。
【1409】
像ブレ発生時には、防振レンズ群VRとして、第5レンズ群G5を構成する両凹レンズL51を、光軸と垂直方向の変位成分を持つように移動させることにより、像面I上の像ブレ補正(防振)を行う。第36実施例では、広角端状態において、補正角度0.664度の場合、防振レンズ群VRのシフト量は−0.185mmである。中間焦点距離状態において、補正角度0.520度の場合、防振レンズ群VRのシフト量は−0.186mmである。望遠端状態において、補正角度0.387度の場合、防振レンズ群VRのシフト量は−0.183mmである。
【1410】
下記の表36に、第36実施例における各諸元の値を示す。表36における面番号1〜25が、図160に示すm1〜m25の各光学面に対応している。
【1411】
(表36)
[レンズ諸元]
面番号 R D νd nd
物面 ∞
1 31.3787 1.40 17.98 1.94594
2 25.8482 5.59 52.33 1.75500
3 88.0110 D3(可変)
4 94.0313 1.00 40.66 1.88300
5 9.7840 6.32
*6 -34.5984 1.10 42.71 1.82080
*7 -460.7224 1.11
8 98.7113 1.76 17.98 1.94594
9 -64.5703 D9(可変)
*10 17.7201 1.45 54.04 1.72903
11 34.5176 1.80
12 ∞ 1.50 (開口絞り)
13 17.3794 6.43 82.57 1.49782
14 -11.9300 1.00 23.78 1.84666
15 -14.0311 0.12
*16 500.8042 0.90 40.10 1.85135
17 47.8924 D17(可変)
18 61.4713 1.00 67.90 1.59319
19 16.3627 D19(可変)
20 17.9950 2.28 82.57 1.49782
21 -59.3167 D21(可変)
*22 -90.4295 1.00 24.06 1.82115
*23 19.2966 3.17
24 33.0683 2.03 22.74 1.80809
25 ∞ D25(可変)
像面 ∞

[非球面データ]
面番号 κ A4 A6 A8 A10
第6面 0.00 -7.02036E-05 -2.95397E-08 2.81097E-10 -1.35280E-10
第7面 0.00 -1.08565E-04 3.26827E-07 -1.15001E-08 0.00000E+00
第10面 0.00 -3.45329E-05 9.24026E-08 -8.23372E-09 0.00000E+00
第16面 0.00 -1.10206E-04 -2.93723E-07 -1.23313E-09 -3.17553E-11
第22面 0.00 7.03563E-05 -3.25833E-06 5.59796E-08 -4.39781E-10
第23面 0.00 4.73428E-05 -2.90162E-06 4.80962E-08 -3.49905E-10

[各種データ]
ズーム比 2.94
広角端 中間 望遠端
f 16.5 〜 26.8 〜 48.5
FNO 2.9 〜 3.6 〜 4.1
2ω 81.7 〜 58.3 〜 33.0
Y 12.5 〜 13.6 〜 14.1
TL(空気) 77.7 〜 81.3 〜 98.0
BF(空気) 17.0 〜 22.8 〜 32.9

[可変間隔データ]
無限遠合焦時 近距離合焦時
広角端 中間 望遠端 広角端 中間 望遠端
f 16.5 26.8 48.5 16.5 26.8 48.5
D3 0.80 5.86 18.37
D9 13.94 5.21 0.80
D17 0.40 0.40 0.40 1.38 2.52 3.85
D19 2.22 3.12 3.54 1.24 1.00 0.08
D21 2.41 2.95 1.00
D25 17.00 22.82 32.93

[レンズ群データ]
群初面 群焦点距離
第1レンズ群 1 66.00
第2レンズ群 4 -14.12
第3レンズ群 10 23.82
第4レンズ群 20 28.01
第5レンズ群 22 -42.97

[条件式対応値]
条件式(JK1) |fF|/fM = 1.591
条件式(JK2) (−fXn)/fM = 0.593
条件式(JK3) dAB/|fF| = 0.093
条件式(JK6) ndn+0.0075×νdn−2.175 = -0.073
条件式(JK7) νdn = 67.90

条件式(JL1) |(rB+rA)/(rB−rA)| = 21.049
条件式(JL2) |fF|/fM = 1.591
条件式(JL3) dAB/|fF| = 0.093
条件式(JL4) (−fXn)/fM = 0.593
条件式(JL7) ndn+0.0075×νdn−2.175 = -0.073
条件式(JL8) νdn = 67.90

条件式(JM1) dV/|fV| = 0.164
条件式(JM2) |fF|/fM = 1.591
条件式(JM3) dAB/|fF| = 0.093
条件式(JM4) (−fXn)/fM = 0.593
条件式(JM7) ndn+0.0075×νdn−2.175 = -0.073
条件式(JM8) νdn = 67.90

条件式(JN1) |fF|/fM = 1.591
条件式(JN2) dV/|fV| = 0.164
条件式(JN3) dAB/|fF| = 0.093
条件式(JN4) (−fXn)/fM = 0.593
条件式(JN7) ndn+0.0075×νdn−2.175 = -0.073
条件式(JN8) νdn = 67.90
【1412】
表36から、本実施例に係る変倍光学系ZL36は、条件式(JK1)〜(JK3)、(JK6)、(JK7)、(JL1)〜(JL4)、(JL7)、(JL8)、(JM1)〜(JM4)、(JM7)、(JM8)、(JN1)〜(JN4)、(JN7)、(JN8)を満たすことが分かる。
【1413】
図161は、第36実施例に係る変倍光学系ZL36の無限遠合焦時における諸収差図(球面収差図、非点収差図、歪曲収差図、倍率色収差図及びコマ収差図)であり、(a)は広角端状態、(b)は中間焦点距離状態、(c)は望遠端状態をそれぞれ示す。図162は、第36実施例に係る変倍光学系ZL36の近距離合焦時における諸収差図(球面収差図、非点収差図、歪曲収差図、倍率色収差図及びコマ収差図)であり、(a)は広角端状態、(b)は中間焦点距離状態、(c)は望遠端状態をそれぞれ示す。図163は、第36実施例に係る変倍光学系ZL36の無限遠合焦時における像ブレ補正を行った時のコマ収差図であり、(a)は広角端状態、(b)は中間焦点距離状態、(c)は望遠端状態をそれぞれ示す。
【1414】
図161図163に示す各収差図より、第36実施例に係る変倍光学系ZL36は、広角端状態から望遠端状態に亘って、また無限遠合焦状態から近距離合焦状態に亘って諸収差が良好に補正され、良好な光学性能を有することが分かる。また、像ブレ補正時において、高い結像性能を有することが分かる。
【1415】
(第37実施例)
第37実施例について、図164図167及び表37を用いて説明する。第37実施例に係る変倍光学系ZLII(ZL37)は、図164に示すように、物体側から順に並んだ、正の屈折力を有する第1レンズ群G1と、負の屈折力を有する第2レンズ群G2と、正の屈折力を有する第3レンズ群G3と、負の屈折力を有する第4レンズ群G4と、正の屈折力を有する第5レンズ群G5とからなる。
【1416】
第1レンズ群G1は、物体側から順に並んだ、像側に凹面を向けた負メニスカスレンズL11と物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズL12とを接合した接合レンズからなる。
【1417】
第2レンズ群G2は、物体側から順に並んだ、像側に凹面を向けた負メニスカスレンズL21と、像側に凹面を向けた負メニスカスレンズL22と、物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズL23とからなる。負メニスカスレンズL22は、物体側及び像面側のレンズ面を非球面形状とした、ガラスモールド非球面レンズである。
【1418】
第3レンズ群G3は、物体側から順に並んだ、物体側群GAと、正の屈折力を有する像側群GBとからなる。物体側群GAは、物体側から順に並んだ、物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズL31と、開口絞りSと、両凸レンズL32と物体側に凹面を向けた負メニスカスレンズL33とを接合した接合レンズと、像側に凸面を向けた正メニスカスレンズL34とからなる。像側群GBは、物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズL35からなる。正メニスカスレンズL31は、物体側のレンズ面を非球面形状とした、ガラスモールド非球面レンズである。正メニスカスレンズL34は、像面側のレンズ面を非球面形状とした、ガラスモールド非球面レンズである。
【1419】
第4レンズ群G4は、両凹レンズL41からなる。両凹レンズL41は、物体側及び像面側のレンズ面を非球面形状とした、ガラスモールド非球面レンズである。
【1420】
第5レンズ群G5は、物体側に凸面を向けた平凸レンズL51からなる。
【1421】
広角端状態から望遠端状態への変倍は、第1レンズ群G1と第2レンズ群G2との空気間隔が増加し、第2レンズ群G2と第3レンズ群G3との空気間隔が減少し、第3レンズ群G3と第4レンズ群G4との空気間隔が減少し、第4レンズ群G4と第5レンズ群G5との空気間隔が増加するように、第1レンズ群G1を物体側へ移動させ、第2レンズ群G2を一旦像面側へ移動させた後、物体側へ移動させ、第3レンズ群G3、第4レンズ群G4及び第5レンズ群G5をそれぞれ物体側へ移動させることにより行う。
【1422】
無限遠から近距離物体への合焦は、第3レンズ群G3を構成する像側群GB(=合焦レンズ群GF)を物体側へ移動させることにより行う。
【1423】
像ブレ発生時には、防振レンズ群VRとして、第4レンズ群G4を、光軸と垂直方向の変位成分を持つように移動させることにより、像面I上の像ブレ補正(防振)を行う。第37実施例では、広角端状態において、補正角度0.657度の場合、防振レンズ群VRのシフト量は−0.071mmである。中間焦点距離状態において、補正角度0.433度の場合、防振レンズ群VRのシフト量は−0.062mmである。望遠端状態において、補正角度0.339度の場合、防振レンズ群VRのシフト量は−0.060mmである。
【1424】
下記の表37に、第37実施例における各諸元の値を示す。表37における面番号1〜23が、図164に示すm1〜m23の各光学面に対応している。
【1425】
(表37)
[レンズ諸元]
面番号 R D νd nd
物面 ∞
1 53.1551 1.50 17.98 1.94594
2 46.7292 4.20 49.62 1.77250
3 282.4154 D3(可変)
4 66.2821 1.00 40.66 1.88300
5 9.1032 4.68
*6 107.6212 1.00 40.10 1.85135
*7 22.7268 0.28
8 13.8002 2.03 17.98 1.94594
9 26.1074 D9(可変)
*10 33.1702 0.71 45.45 1.80139
11 37.4535 1.80
12 ∞ 1.50 (開口絞り)
13 26.6043 3.68 70.32 1.48749
14 -8.5245 0.90 23.78 1.84666
15 -12.3206 0.10
16 -20.4613 1.76 59.46 1.58313
*17 -8.8729 D17(可変)
18 13.1305 1.32 82.57 1.49782
19 41.4579 D19(可変)
*20 -44.5994 1.00 40.10 1.85135
*21 10.7829 D21(可変)
22 25.6050 1.49 30.13 1.69895
23 ∞ D23(可変)
像面 ∞

[非球面データ]
面番号 κ A4 A6 A8 A10
第6面 0.00 3.49775E-05 2.03744E-07 -3.87240E-09 0.00000E+00
第7面 0.00 3.00588E-05 4.54650E-07 -8.42603E-09 0.00000E+00
第10面 0.00 -2.05375E-04 -1.16277E-06 -6.81490E-08 0.00000E+00
第17面 0.00 2.63944E-04 -2.28950E-06 4.31206E-08 0.00000E+00
第20面 0.00 3.75891E-04 -2.46541E-05 6.07004E-07 -6.07981E-09
第21面 0.00 1.49191E-04 -2.01441E-05 5.16615E-07 -5.33008E-09

[各種データ]
ズーム比 3.75
広角端 中間 望遠端
f 9.3 〜 21.3 〜 34.8
FNO 2.9 〜 4.3 〜 4.6
2ω 81.3 〜 41.0 〜 25.8
Y 6.9 〜 7.8 〜 8.0
TL(空気) 65.9 〜 69.6 〜 86.2
BF(空気) 13.0 〜 24.8 〜 33.7

[可変間隔データ]
無限遠合焦時 近距離合焦時
広角端 中間 望遠端 広角端 中間 望遠端
f 9.3 21.3 34.8 9.3 21.3 34.8
D3 0.80 5.74 15.53
D9 17.51 4.34 0.80
D17 2.09 2.09 2.09 1.70 1.12 0.93
D19 1.65 1.23 1.00 2.05 2.20 2.16
D21 1.94 2.44 4.09
D23 13.00 24.85 33.70

[レンズ群データ]
群初面 群焦点距離
第1レンズ群 1 86.74
第2レンズ群 4 -12.62
第3レンズ群 10 10.00
第4レンズ群 20 -10.12
第5レンズ群 22 36.63

[条件式対応値]
条件式(JK1) |fF|/fM = 3.800
条件式(JK2) (−fXn)/fM = 1.262
条件式(JK3) dAB/|fF| = 0.055
条件式(JK4) ndp+0.0075×νdp−2.175 = -0.058
条件式(JK5) νdp = 82.57

条件式(JN1) |fF|/fM = 3.800
条件式(JN2) dV/|fV| = 0.404
条件式(JN3) dAB/|fF| = 0.055
条件式(JN4) (−fXn)/fM = 1.262
条件式(JN5) ndp+0.0075×νdp−2.175 = -0.058
条件式(JN6) νdp = 82.57
【1426】
表37から、本実施例に係る変倍光学系ZL37は、条件式(JK1)〜(JK5)、(JN1)〜(JN6)を満たすことが分かる。
【1427】
図165は、第37実施例に係る変倍光学系ZL37の無限遠合焦時における諸収差図(球面収差図、非点収差図、歪曲収差図、倍率色収差図及びコマ収差図)であり、(a)は広角端状態、(b)は中間焦点距離状態、(c)は望遠端状態をそれぞれ示す。図166は、第37実施例に係る変倍光学系ZL37の近距離合焦時における諸収差図(球面収差図、非点収差図、歪曲収差図、倍率色収差図及びコマ収差図)であり、(a)は広角端状態、(b)は中間焦点距離状態、(c)は望遠端状態をそれぞれ示す。図167は、第37実施例に係る変倍光学系ZL37の無限遠合焦時における像ブレ補正を行った時のコマ収差図であり、(a)は広角端状態、(b)は中間焦点距離状態、(c)は望遠端状態をそれぞれ示す。
【1428】
図165図167に示す各収差図より、第37実施例に係る変倍光学系ZL37は、広角端状態から望遠端状態に亘って、また無限遠合焦状態から近距離合焦状態に亘って諸収差が良好に補正され、良好な光学性能を有することが分かる。また、像ブレ補正時において、高い結像性能を有することが分かる。
【1429】
(第38実施例)
第38実施例について、図168図171及び表38を用いて説明する。第38実施例に係る変倍光学系ZLII(ZL38)は、図168に示すように、物体側から順に並んだ、正の屈折力を有する第1レンズ群G1と、負の屈折力を有する第2レンズ群G2と、正の屈折力を有する第3レンズ群G3と、負の屈折力を有する第4レンズ群G4と、正の屈折力を有する第5レンズ群G5とからなる。
【1430】
第1レンズ群G1は、物体側から順に並んだ、像側に凹面を向けた負メニスカスレンズL11と物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズL12とを接合した接合レンズからなる。
【1431】
第2レンズ群G2は、物体側から順に並んだ、像側に凹面を向けた負メニスカスレンズ
L21と、物体側に凹面を向けた負メニスカスレンズL22と、両凸レンズL23とからなる。負メニスカスレンズL22は、物体側及び像面側のレンズ面を非球面形状とした、ガラスモールド非球面レンズである。
【1432】
第3レンズ群G3は、物体側から順に並んだ、物体側群GAと、正の屈折力を有する像側群GBとからなる。物体側群GAは、物体側から順に並んだ、物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズL31と、開口絞りSと、両凸レンズL32と両凹レンズL33とを接合した接合レンズと、両凸レンズL34とからなる。像側群GBは、物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズL35からなる。正メニスカスレンズL31は、物体側のレンズ面を非球面形状とした、ガラスモールド非球面レンズである。両凸レンズL34は、物体側のレンズ面を非球面形状とした、ガラスモールド非球面レンズである。
【1433】
第4レンズ群G4は、物体側から順に並んだ、像側に凹面を向けた負メニスカスレンズL41と、物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズL42とからなる。負メニスカスレンズL41は、物体側及び像面側のレンズ面を非球面形状とした、ガラスモールド非球面レンズである。
【1434】
第5レンズ群G5は、物体側に凸面を向けた平凸レンズL51からなる。
【1435】
広角端状態から望遠端状態への変倍は、第1レンズ群G1と第2レンズ群G2との空気間隔が増加し、第2レンズ群G2と第3レンズ群G3との空気間隔が減少し、第3レンズ群G3と第4レンズ群G4との空気間隔が増加し、第4レンズ群G4と第5レンズ群G5との空気間隔が増加するように、第1レンズ群G1を物体側へ移動させ、第2レンズ群G2を一旦像面側へ移動させた後、物体側へ移動させ、第3レンズ群G3及び第4レンズ群G4をそれぞれ物体側へ移動させ、第5レンズ群G5は固定することにより行う。
【1436】
無限遠から近距離物体への合焦は、第3レンズ群G3を構成する像側群GB(=合焦レンズ群GF)を物体側へ移動させることにより行う。
【1437】
像ブレ発生時には、防振レンズ群VRとして、第4レンズ群G4を構成する負メニスカスレンズL41を、光軸と垂直方向の変位成分を持つように移動させることにより、像面I上の像ブレ補正(防振)を行う。第38実施例では、広角端状態において、補正角度0.664度の場合、防振レンズ群VRのシフト量は−0.195mmである。中間焦点距離状態において、補正角度0.472度の場合、防振レンズ群VRのシフト量は−0.229mmである。望遠端状態において、補正角度0.369度の場合、防振レンズ群VRのシフト量は−0.243mmである。
【1438】
下記の表38に、第38実施例における各諸元の値を示す。表38における面番号1〜25が、図168に示すm1〜m25の各光学面に対応している。
【1439】
(表38)
[レンズ諸元]
面番号 R D νd nd
物面 ∞
1 39.2736 1.40 17.98 1.94594
2 32.2014 5.24 54.61 1.72916
3 170.2584 D3(可変)
4 126.0761 1.00 40.66 1.88300
5 10.8699 5.87(可変)
*6 -27.7763 1.10 40.10 1.85135
*7 -572.4387 0.25
8 64.8806 1.84 17.98 1.94594
9 -69.0576 D9(可変)
*10 15.3606 1.90 40.10 1.85135
11 88.6041 1.80
12 ∞ 1.50 (開口絞り)
13 12.9024 2.75 82.57 1.49782
14 -32.4325 1.00 28.69 1.79504
15 11.9088 2.39
*16 47.0932 1.37 61.25 1.58913
17 -41.7476 D17(可変)
18 17.4125 2.43 82.57 1.49782
19 125522.6100 D19(可変)
*20 191.9512 1.00 40.10 1.85135
*21 16.2810 1.54
22 24.7940 1.68 23.47 1.79816
23 78.0304 D23(可変)
24 53.6440 2.03 70.32 1.48749
25 ∞ D25(可変)
像面 ∞

[非球面データ]
面番号 κ A4 A6 A8 A10
第6面 0.00 -6.15138E-05 -1.22714E-07 2.85742E-09 -1.48646E-11
第7面 0.00 -8.15979E-05 7.12457E-08 4.52409E-10 0.00000E+00
第10面 0.00 -1.10452E-05 4.45196E-08 4.92428E-10 0.00000E+00
第16面 0.00 -6.45246E-05 -2.47179E-07 -4.16089E-09 -1.98995E-10
第20面 0.00 2.84055E-05 -1.57415E-06 4.74078E-08 -4.66542E-10
第21面 0.00 2.79016E-05 -1.57812E-06 3.70868E-08 -3.33684E-10

[各種データ]
ズーム比 3.24
広角端 中間 望遠端
f 16.5 〜 32.6 〜 53.4
FNO 2.9 〜 3.7 〜 4.1
2ω 81.7 〜 47.0 〜 29.0
Y 12.4 〜 14.3 〜 14.3
TL(空気) 76.5 〜 85.0 〜 98.2
BF(空気) 15.0 〜 15.0 〜 15.0

[可変間隔データ]
無限遠合焦時 近距離合焦時
広角端 中間 望遠端 広角端 中間 望遠端
f 16.5 32.6 53.4 16.5 32.6 53.4
D3 1.06 11.63 22.04
D9 15.36 4.78 0.80
D17 2.94 2.94 2.94 2.18 0.75 0.00
D19 1.00 4.71 5.22 1.76 6.91 8.16
D23 3.03 7.84 14.02
D25 15.00 15.00 15.01

[レンズ群データ]
群初面 群焦点距離
第1レンズ群 1 74.13
第2レンズ群 4 -14.07
第3レンズ群 10 18.25
第4レンズ群 20 -41.09
第5レンズ群 24 110.04

[条件式対応値]
条件式(JK1) |fF|/fM = 1.917
条件式(JK2) (−fXn)/fM = 0.771
条件式(JK3) dAB/|fF| = 0.084
条件式(JK4) ndp+0.0075×νdp−2.175 = -0.058
条件式(JK5) νdp = 82.57

条件式(JM1) dV/|fV| = 0.073
条件式(JM2) |fF|/fM = 1.917
条件式(JM3) dAB/|fF| = 0.084
条件式(JM4) (−fXn)/fM = 0.771
条件式(JM5) ndp+0.0075×νdp−2.175 = -0.058
条件式(JM6) νdp = 82.57

条件式(JN1) |fF|/fM = 1.917
条件式(JN2) dV/|fV| = 0.073
条件式(JN3) dAB/|fF| = 0.084
条件式(JN4) (−fXn)/fM = 0.771
条件式(JN5) ndp+0.0075×νdp−2.175 = -0.058
条件式(JN6) νdp = 82.57
【1440】
表38から、本実施例に係る変倍光学系ZL38は、条件式(JK1)〜(JK5)、(JM1)〜(JM6)、(JN1)〜(JN6)を満たすことが分かる。
【1441】
図169は、第38実施例に係る変倍光学系ZL38の無限遠合焦時における諸収差図(球面収差図、非点収差図、歪曲収差図、倍率色収差図及びコマ収差図)であり、(a)は広角端状態、(b)は中間焦点距離状態、(c)は望遠端状態をそれぞれ示す。図170は、第38実施例に係る変倍光学系ZL38の近距離合焦時における諸収差図(球面収差図、非点収差図、歪曲収差図、倍率色収差図及びコマ収差図)であり、(a)は広角端状態、(b)は中間焦点距離状態、(c)は望遠端状態をそれぞれ示す。図171は、第38実施例に係る変倍光学系ZL38の無限遠合焦時における像ブレ補正を行った時のコマ収差図であり、(a)は広角端状態、(b)は中間焦点距離状態、(c)は望遠端状態をそれぞれ示す。
【1442】
図169図171に示す各収差図より、第38実施例に係る変倍光学系ZL38は、広角端状態から望遠端状態に亘って、また無限遠合焦状態から近距離合焦状態に亘って諸収差が良好に補正され、良好な光学性能を有することが分かる。また、像ブレ補正時において、高い結像性能を有することが分かる。
【1443】
(第39実施例)
第39実施例について、図172図175及び表39を用いて説明する。第39実施
例に係る変倍光学系ZLII(ZL39)は、図172に示すように、物体側から順に並んだ、正の屈折力を有する第1レンズ群G1と、負の屈折力を有する第2レンズ群G2と、正の屈折力を有する第3レンズ群G3と、正の屈折力を有する第4レンズ群G4と、負の屈折力を有する第5レンズ群G5と、負の屈折力を有する第6レンズ群G6とからなる。
【1444】
第1レンズ群G1は、物体側から順に並んだ、像側に凹面を向けた平凹レンズL11と両凸レンズL12とを接合した接合レンズと、物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズL13とからなる。
【1445】
第2レンズ群G2は、物体側から順に並んだ、像側に凹面を向けた負メニスカスレンズL21と、両凹レンズL22と、両凸レンズL23と、物体側に凹面を向けた負メニスカスレンズL24とからなる。両凹レンズL22は、物体側のレンズ面を非球面形状とした、ガラスモールド非球面レンズである。
【1446】
第3レンズ群G3は、物体側から順に並んだ、物体側群GAと、負の屈折力を有する像側群GBとからなる。物体側群GAは、物体側から順に並んだ、両凸レンズL31と、開口絞りSと、像側に凹面を向けた負メニスカスレンズL32と両凸レンズL33とを接合した接合レンズとからなる。像側群GBは、像側に凹面を向けた負メニスカスレンズL34からなる。両凸レンズL31は、物体側及び像面側のレンズ面を非球面形状とした、ガラスモールド非球面レンズである。
【1447】
第4レンズ群G4は、物体側から順に並んだ、両凸レンズL41と物体側に凹面を向けた負メニスカスレンズL42とを接合した接合レンズからなる。両凸レンズL41は、物体側のレンズ面を非球面形状とした、ガラスモールド非球面レンズである。
【1448】
第5レンズ群G5は、像側に凹面を向けた負メニスカスレンズL51からなる。
【1449】
第6レンズ群G6は、物体側から順に並んだ、両凸レンズL61と、像側に凸面を向けた正メニスカスレンズL62と物体側に凹面を向けた負メニスカスレンズL63とを接合した接合レンズと、物体側に凹面を向けた負メニスカスレンズL64とからなる。
【1450】
広角端状態から望遠端状態への変倍は、第1レンズ群G1と第2レンズ群G2との空気間隔が増加し、第2レンズ群G2と第3レンズ群G3との空気間隔が減少し、第3レンズ群G3と第4レンズ群G4との空気間隔が一旦増加した後、減少し、第4レンズ群G4と第5レンズ群G5との空気間隔が増加し、第5レンズ群G5と第6レンズ群G6と空気間隔が減少するように、第1レンズ群G1、第2レンズ群G2、第3レンズ群G3、第4レンズ群G4、第5レンズ群G5及び第6レンズ群をそれぞれ物体側へ移動させることにより行う。
【1451】
無限遠から近距離物体への合焦は、第3レンズ群G3を構成する像側群GB(=合焦レンズ群GF)を像側へ移動させることにより行う。
【1452】
像ブレ発生時には、防振レンズ群VRとして、第5レンズ群G5を、光軸と垂直方向の変位成分を持つように移動させることにより、像面I上の像ブレ補正(防振)を行う。第39実施例では、広角端状態において、補正角度0.664度の場合、防振レンズ群VRのシフト量は−0.377mmである。中間焦点距離状態において、補正角度0.469度の場合、防振レンズ群VRのシフト量は−0.359mmである。望遠端状態において、補正角度0.363度の場合、防振レンズ群VRのシフト量は−0.390mmである。
【1453】
下記の表39に、第39実施例における各諸元の値を示す。表39における面番号1〜
33が、図172に示すm1〜m33の各光学面に対応している。
【1454】
(表39)
[レンズ諸元]
面番号 R D νd nd
物面 ∞
1 ∞ 2.00 22.74 1.80809
2 168.6059 5.45 67.90 1.59319
3 -204.1381 0.10
4 47.0069 4.19 54.61 1.72916
5 85.1045 D5(可変)
6 57.0314 1.35 35.72 1.90265
7 17.0881 8.40
*8 -35.0755 1.00 51.16 1.75501
9 63.8129 0.10
10 40.8145 5.10 22.74 1.80809
11 -52.9940 2.58
12 -23.0315 1.20 58.12 1.62299
13 -51.0036 D13(可変)
*14 74.2220 4.11 54.04 1.72903
*15 -69.8827 1.00
16 ∞ 5.48 (開口絞り)
17 59.9122 1.00 33.72 1.64769
18 28.9118 6.78 82.57 1.49782
19 -25.7826 D19(可変)
20 1008.1852 1.00 56.24 1.65100
21 30.4711 D21(可変)
*22 27.9558 5.40 67.02 1.59201
23 -42.4982 1.00 35.72 1.90265
24 -64.8363 D24(可変)
25 223.4467 1.00 35.25 1.74950
26 31.2261 D26(可変)
27 33.7181 7.66 81.56 1.49710
28 -23.5370 0.14
29 -30.5959 7.89 22.74 1.80809
30 -18.2842 1.35 40.66 1.88300
31 -46.5493 3.09
32 -19.1643 1.30 54.61 1.72916
33 -95.9930 D33(可変)
像面 ∞

[非球面データ]
面番号 κ A4 A6 A8 A10
第8面 0.00 2.89684E-06 -1.52154E-09 9.65135E-12 1.80551E-13
第14面 0.00 6.80639E-06 8.87567E-08 3.26125E-11 0.00000E+00
第15面 0.00 2.37132E-05 9.36004E-08 2.05650E-10 -1.50000E-13
第22面 0.00 1.59007E-07 1.94525E-09 -5.68547E-11 0.00000E+00

[各種データ]
ズーム比 3.34
広角端 中間 望遠端
f 24.7 〜 49.5 〜 82.5
FNO 2.9 〜 3.9 〜 4.1
2ω 82.4 〜 47.2 〜 28.8
Y 19.1 〜 21.5 〜 21.6
TL(空気) 128.0 〜 142.7 〜 166.0
BF(空気) 14.9 〜 31.1 〜 39.2

[可変間隔データ]
無限遠合焦時 近距離合焦時
広角端 中間 望遠端 広角端 中間 望遠端
f 24.7 49.5 82.5 24.7 49.5 82.5
D5 1.10 13.39 32.72
D13 17.85 5.59 1.10
D19 1.61 1.61 1.61 2.52 4.25 7.87
D21 6.67 6.51 6.55 5.76 3.86 0.29
D24 1.50 3.27 3.61
D26 4.69 1.57 1.54
D33 14.89 31.13 39.20

[レンズ群データ]
群初面 群焦点距離
第1レンズ群 1 111.42
第2レンズ群 6 -18.73
第3レンズ群 14 38.98
第4レンズ群 22 36.75
第5レンズ群 25 -48.54
第6レンズ群 27 -703.75

[条件式対応値]
条件式(JL1) |(rB+rA)/(rB−rA)| = 23.228
条件式(JL2) |fF|/fM = 1.239
条件式(JL3) dAB/|fF| = 0.136
条件式(JL4) (−fXn)/fM = 0.480
条件式(JL7) ndn+0.0075×νdn−2.175 = -0.102
条件式(JL8) νdn = 56.24

条件式(JM1) dV/|fV| = 0.032
条件式(JM2) |fF|/fM = 1.239
条件式(JM3) dAB/|fF| = 0.136
条件式(JM4) (−fXn)/fM = 0.480
条件式(JM7) ndn+0.0075×νdn−2.175 = -0.102
条件式(JM8) νdn = 56.24

条件式(JN1) |fF|/fM = 1.239
条件式(JN2) dV/|fV| = 0.032
条件式(JN3) dAB/|fF| = 0.136
条件式(JN4) (−fXn)/fM = 0.480
条件式(JN7) ndn+0.0075×νdn−2.175 = -0.102
条件式(JN8) νdn = 56.24
【1455】
表39から、本実施例に係る変倍光学系ZL39は、条件式(JL1)〜(JL4)、(JL7)、(JL8)、(JM1)〜(JM4)、(JM7)、(JM8)、(JN1)〜(JN4)、(JN7)、(JN8)を満たすことが分かる。
【1456】
図173は、第39実施例に係る変倍光学系ZL39の無限遠合焦時における諸収差図(球面収差図、非点収差図、歪曲収差図、倍率色収差図及びコマ収差図)であり、(a)は広角端状態、(b)は中間焦点距離状態、(c)は望遠端状態をそれぞれ示す。図174は、第39実施例に係る変倍光学系ZL39の近距離合焦時における諸収差図(球面収差図、非点収差図、歪曲収差図、倍率色収差図及びコマ収差図)であり、(a)は広角端状態、(b)は中間焦点距離状態、(c)は望遠端状態をそれぞれ示す。図175は、第39実施例に係る変倍光学系ZL39の無限遠合焦時における像ブレ補正を行った時のコマ収差図であり、(a)は広角端状態、(b)は中間焦点距離状態、(c)は望遠端状態をそれぞれ示す。
【1457】
図173図175に示す各収差図より、第39実施例に係る変倍光学系ZL39は、広角端状態から望遠端状態に亘って、また無限遠合焦状態から近距離合焦状態に亘って諸収差が良好に補正され、良好な光学性能を有することが分かる。また、像ブレ補正時において、高い結像性能を有することが分かる。
【1458】
以上の各実施例によれば、小型で、合焦時の像倍率変化が小さく、良好な光学性能を有する変倍光学系を実現することができる。
【1459】
ここまで本発明を分かりやすくするために、実施形態の構成要件を付して説明したが、本発明がこれに限定されるものではないことは言うまでもない。以下の内容は、本願の変倍光学系の光学性能を損なわない範囲で適宜採用することが可能である。
【1460】
第11〜第14の実施形態に係る変倍光学系ZLIIの数値実施例として、4群、5群、6群構成のものを示したが、これに限定されず、他の群構成(例えば、7群等)にも適用可能である。具体的には、最も物体側にレンズまたはレンズ群を追加した構成や、最も像側にレンズまたはレンズ群を追加した構成でも構わない。なお、第1〜6レンズ群、前側レンズ群、中間レンズ群、後側レンズ群とは、変倍時に変化する空気間隔で分離された、少なくとも1枚のレンズを有する部分を示す。また、合焦レンズ群GFとは、合焦時に変化する空気間隔で分離された、少なくとも1枚のレンズを有する部分を示す。また、防振レンズ群とは、防振時に移動する部分と防振時に移動しない部分との境界で分離された、少なくとも1枚のレンズを有する部分を示す。
【1461】
第11〜第14の実施形態に係る変倍光学系ZLIIにおいて、無限遠から近距離物体への合焦を行うために、レンズ群の一部、1つのレンズ群全体、或いは複数のレンズ群を合焦レンズ群として、光軸方向へ移動させる構成としてもよい。また、斯かる合焦レンズ群は、オートフォーカスに適用することも可能であり、オートフォーカス用のモータ(例えば、超音波モータ等)による駆動にも適している。
【1462】
第11〜第14の実施形態に係る変倍光学系ZLIIにおいて、いずれかのレンズ群全体または部分レンズ群を、光軸に垂直な方向の成分を持つように移動させるか、或いは光軸を含む面内方向に回転移動(揺動)させて、手ブレ等によって生じる像ブレを補正する防振レンズ群としてもよい。特に、第4レンズ群G4の少なくとも一部、または第5レンズ群G5の少なくとも一部を防振レンズ群とすることが好ましい。
【1463】
第11〜第14の実施形態に係る変倍光学系ZLIIにおいて、レンズ面は、球面または
平面で形成されても、非球面で形成されても構わない。レンズ面が球面または平面の場合、レンズ加工および組立調整が容易になり、加工および組立調整の誤差による光学性能の劣化を防げるので好ましい。また、像面がずれた場合でも描写性能の劣化が少ないので好ましい。レンズ面が非球面の場合、非球面は、研削加工による非球面、ガラスを型で非球面形状に形成したガラスモールド非球面、ガラスの表面に樹脂を非球面形状に形成した複合型非球面のいずれの非球面でも構わない。また、レンズ面は回折面としてもよく、レンズを屈折率分布型レンズ(GRINレンズ)あるいはプラスチックレンズとしてもよい。
【1464】
第11〜第14の実施形態に係る変倍光学系ZLIIにおいて、開口絞りSは、第3レンズ群G3の近傍に配置されるのが好ましいが、開口絞りとしての部材を設けずに、レンズの枠でその役割を代用してもよい。
【1465】
第11〜第14の実施形態に係る変倍光学系ZLIIにおいて、各レンズ面には、フレアやゴーストを軽減し高コントラストの良好な光学性能を達成するために、広い波長域で高い透過率を有する反射防止膜を施してもよい。
【1466】
第11〜第14の実施形態に係る変倍光学系ZLIIは、変倍比が3〜4.5倍程度である。
【符号の説明】
【1467】
ZLI(ZL1〜ZL14) 変倍光学系(第1〜第10の実施形態)
ZLII(ZL15〜ZL39) 変倍光学系(第11〜第14の実施形態)
G1 第1レンズ群
G2 第2レンズ群
G3 第3レンズ群
GA 物体側群
GB 像側群
G4 第4レンズ群
G5 第5レンズ群
G6 第6レンズ群
GX 前側レンズ群
GM 中間レンズ群
GR 後側レンズ群
GF 合焦レンズ群
VR 防振レンズ群
S 開口絞り
I 像面
1,11 カメラ(光学機器)
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