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特開2019-196221ラップフィルム用保持体、及びラップフィルム構造体
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】特開2019-196221(P2019-196221A)
(43)【公開日】2019年11月14日
(54)【発明の名称】ラップフィルム用保持体、及びラップフィルム構造体
(51)【国際特許分類】
   B65B 67/08 20060101AFI20191018BHJP
   B65D 25/52 20060101ALI20191018BHJP
【FI】
   B65B67/08
   B65D25/52 C
【審査請求】未請求
【請求項の数】9
【出願形態】OL
【全頁数】15
(21)【出願番号】特願2018-92407(P2018-92407)
(22)【出願日】2018年5月11日
(71)【出願人】
【識別番号】000004455
【氏名又は名称】日立化成株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100088155
【弁理士】
【氏名又は名称】長谷川 芳樹
(74)【代理人】
【識別番号】100128381
【弁理士】
【氏名又は名称】清水 義憲
(74)【代理人】
【識別番号】100169454
【弁理士】
【氏名又は名称】平野 裕之
(72)【発明者】
【氏名】石原 采佳
(72)【発明者】
【氏名】宮田 裕幸
【テーマコード(参考)】
3E057
3E062
【Fターム(参考)】
3E057BA10
3E057BB01
3E062AA20
3E062AB10
3E062LA01
3E062LA07
3E062LA17
(57)【要約】
【課題】ラップフィルムを容易に設置面に敷設する。
【解決手段】ラップフィルム用保持体2は、巻芯5にラップフィルム4が巻き回されたラップフィルム巻回体3を保持する。ラップフィルム用保持体2は、巻芯5が差し込まれ、第1軸線X周りに回動可能に巻芯5を保持する軸部10と、使用者によって把持されるグリップ部30と、軸部10とグリップ部30とを連結する連結部20と、を備える。連結部20は、第1軸線X上とは異なる位置にグリップ部30が配置されるように、軸部10とグリップ部30とを連結する。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
巻芯にラップフィルムが巻き回されたラップフィルム巻回体を保持するラップフィルム用保持体であって、
前記巻芯が差し込まれ、第1軸線周りに回動可能に前記巻芯を保持する軸部と、
使用者によって把持されるグリップ部と、
前記軸部と前記グリップ部とを連結する連結部と、
を備え、
前記連結部は、前記第1軸線上とは異なる位置に前記グリップ部が配置されるように、前記軸部と前記グリップ部とを連結する、ラップフィルム用保持体。
【請求項2】
前記グリップ部は、棒状の部材であり、
前記連結部は、前記第1軸線に交差する第2軸線上において前記グリップ部が延在するように、前記軸部と前記グリップ部とを連結する、請求項1に記載のラップフィルム用保持体。
【請求項3】
前記連結部は、前記軸部の両端部と、前記グリップ部とを連結する、請求項1又は2に記載のラップフィルム用保持体。
【請求項4】
前記軸部は、
前記巻芯の一方の端部に差し込まれるとともに、前記巻芯の一方の端部を回動可能に保持する第1軸部と、
前記巻芯の他方の端部に差し込まれるとともに、前記巻芯の他方の端部を回動可能に保持する第2軸部と、
を備え、
前記連結部は、前記第1軸部及び前記第2軸部と、前記グリップ部とを連結する、請求項1又は2に記載のラップフィルム用保持体。
【請求項5】
前記グリップ部は、複数設けられている、請求項1〜4のいずれか一項に記載のラップフィルム用保持体。
【請求項6】
前記連結部に設けられ、前記ラップフィルムを切断する刃を有する切断部をさらに備える、請求項1〜5のいずれか一項に記載のラップフィルム用保持体。
【請求項7】
前記連結部は、前記切断部を移動可能に保持する保持部を備え、
前記保持部は、前記第1軸線方向に沿って見たときに、前記軸部によって保持された前記ラップフィルム巻回体の外周面に沿って円弧状に移動可能に前記切断部を保持する、請求項6に記載のラップフィルム用保持体。
【請求項8】
前記切断部は、
前記刃が設けられた側に対して反対側の端部が前記連結部に揺動可能に連結され、
前記第1軸線方向に沿って見たときに、前記軸部に保持された前記ラップフィルム巻回体の外周面に前記刃が接近及び離反するように揺動する、請求項6に記載のラップフィルム用保持体。
【請求項9】
巻芯にラップフィルムが巻き回されたラップフィルム巻回体と、
請求項1〜8のいずれか一項に記載のラップフィルム用保持体と、
を備えるラップフィルム構造体。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ラップフィルム用保持体、及びラップフィルム構造体に関する。
【背景技術】
【0002】
例えば、ラップフィルムが巻き回されたラップフィルム巻回体と、ラップフィルム巻回体を収容するラップフィルム用箱とを備えるラップフィルム構造体がある。このようなラップフィルム構造体が、例えば特許文献1に記載されている。特許文献1に記載されたラップフィルム構造体は、使用者によってラップフィルム用箱からラップフィルムが引き出されて使用される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2005−112376号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ここで、上述したラップフィルム構造体は、使用者が一方の手でラップフィルムを掴むとともに他方の手でラップフィルム用箱を掴み、使用者が両手を広げることによってラップフィルムが引き出される構成である。このため、上述したラップフィルム構造体は、使用者の両手を広げた長さ以上にラップフィルムを引き出すことが困難であり、広い範囲にラップフィルムを広げることには不向きである。また、ラップフィルム用箱からラップフィルムを引き出すときに、ラップフィルムに傷がついて破れてしまうことがある。そこで、本技術分野では、ラップフィルムを容易に設置面に敷設可能なラップフィルム用保持体、及びラップフィルム構造体が求められている。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明の一側面は、巻芯にラップフィルムが巻き回されたラップフィルム巻回体を保持するラップフィルム用保持体であって、巻芯が差し込まれ、第1軸線周りに回動可能に巻芯を保持する軸部と、使用者によって把持されるグリップ部と、軸部とグリップ部とを連結する連結部と、を備え、連結部は、第1軸線上とは異なる位置にグリップ部が配置されるように、軸部とグリップ部とを連結する。
【0006】
このラップフィルム用保持体を用いてラップフィルムを設置面に敷設する場合、使用者は、グリップ部を把持し、軸部によって回動可能に保持されたラップフィルム巻回体の外周面を設置面に当接させる。そして、使用者は、設置面上でラップフィルム巻回体を転がすことによって、巻き回された状態のラップフィルムを広げつつ設置面にラップフィルムを敷設できる。このように、ラップフィルム用保持体は、設置面上でラップフィルム巻回体を転がすことによって広い範囲にラップフィルムを広げることができる。また、ラップフィルム用保持体は、箱等からラップフィルムを引き出す構成ではないため、ラップフィルムに傷がつくことを抑制しつつラップフィルムを広げることができる。このように、ラップフィルム用保持体は、ラップフィルムを容易に設置面に敷設できる。
【0007】
ラップフィルム用保持体において、グリップ部は、棒状の部材であり、連結部は、第1軸線に交差する第2軸線上においてグリップ部が延在するように、軸部とグリップ部とを連結してもよい。この場合、棒状のグリップ部の延長線上に、軸部に保持されたラップフィルム巻回体が位置する。これにより、使用者は、棒状のグリップ部の延在方向に沿って力を加えることによって、ラップフィルム用保持体に保持されたラップフィルム巻回体の外周面を設置面に容易に当接させつつラップフィルム巻回体を転がすことができる。
【0008】
ラップフィルム用保持体において、連結部は、軸部の両端部と、グリップ部とを連結してもよい。この場合、ラップフィルム用保持体は、ラップフィルム巻回体を強固に保持できる。
【0009】
ラップフィルム用保持体において、軸部は、巻芯の一方の端部に差し込まれるとともに、巻芯の一方の端部を回動可能に保持する第1軸部と、巻芯の他方の端部に差し込まれるとともに、巻芯の他方の端部を回動可能に保持する第2軸部と、を備え、連結部は、第1軸部及び第2軸部と、グリップ部とを連結してもよい。この場合、ラップフィルム用保持体は、巻芯の全域にわたって延在する軸部を有していないため、軽量化を図ることができる。
【0010】
ラップフィルム用保持体において、グリップ部は、複数設けられていてもよい。例えば、ラップフィルム巻回体の幅が広く、ラップフィルム用保持体が大きい場合がある。このような場合であっても、使用者は、複数のグリップ部を把持してラップフィルムの設置面に対して均一にラップフィルム巻回体の外周面を押し付けてラップフィルムを敷設できる。これにより、ラップフィルム用保持体は、敷設されたラップフィルムに歪みが生じること等を抑制できる。
【0011】
ラップフィルム用保持体は、連結部に設けられ、ラップフィルムを切断する刃を有する切断部をさらに備えていてもよい。この場合、ラップフィルム用保持体は、ラップフィルムを敷設した後、切断部によってラップフィルムを切断できる。
【0012】
ラップフィルム用保持体において、連結部は、切断部を移動可能に保持する保持部を備え、保持部は、第1軸線方向に沿って見たときに、軸部によって保持されたラップフィルム巻回体の外周面に沿って円弧状に移動可能に切断部を保持してもよい。例えば、使用者は、ラップフィルム巻回体を設置面上で転がしてラップフィルムを敷設するときには、切断部を設置面から離れた位置に移動させることができる。これにより、ラップフィルム用保持体は、ラップフィルムの敷設時に、敷設されたラップフィルムに切断部の刃が当接してラップフィルムに傷がつくことを抑制できる。また、使用者は、ラップフィルムを切断するときには、ラップフィルムを切断しやすい位置に切断部を移動させることができる。これにより、ラップフィルム用保持体は、使用者にとって使い易い構成となる。
【0013】
ラップフィルム用保持体において、切断部は、刃が設けられた側に対して反対側の端部が連結部に揺動可能に連結され、第1軸線方向に沿って見たときに、軸部に保持されたラップフィルム巻回体の外周面に刃が接近及び離反するように揺動してもよい。この場合、使用者は、例えば、ラップフィルムを切断するときにはラップフィルム巻回体の外周面に刃を接近させる等、使用状況に応じて切断部の刃の位置を移動させることができる。これにより、ラップフィルム用保持体は、使用者にとって使い易い構成となる。
【0014】
本発明の他の一側面に係るラップフィルム構造体は、巻芯にラップフィルムが巻き回されたラップフィルム巻回体と、上記のラップフィルム用保持体と、を備える。
【0015】
このラップフィルム構造体は、ラップフィルムを容易に設置面に敷設できる。
【発明の効果】
【0016】
本発明の種々の側面によれば、ラップフィルムを容易に設置面に敷設できる。
【図面の簡単な説明】
【0017】
図1】第1実施形態に係るラップフィルム構造体を示す斜視図である。
図2図1のラップフィルム用保持体を示す正面図である。
図3図1のラップフィルム構造体の使用状態を示す側面図である。
図4】第1実施形態の変形例に係るラップフィルム構造体を示す斜視図である。
図5】軸部の構成を変形した変形例に係るラップフィルム用保持体を示す正面図である。
図6】グリップ部の構成を変形した変形例に係るラップフィルム構造体を示す斜視図である。
図7】第2実施形態に係るラップフィルム構造体を示す斜視図である。
図8図7のVIII-VIII線に沿った断面図である。
図9図7のラップフィルム構造体の使用状態を示す側面図である。
図10図7のラップフィルム構造体の使用状態を示す側面図である。
図11】第2実施形態の刃の構成を変形した変形例に係るラップフィルム構造体を示す斜視図である。
図12】第2実施形態の刃の構成を変形した変形例に係るラップフィルム構造体を示す斜視図である。
図13】第3実施形態に係るラップフィルム構造体を示す斜視図である。
図14】第3実施形態に係るラップフィルム構造体を示す斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0018】
以下、本発明の実施形態について図面を参照しながら説明する。なお、図面の説明において同一の要素には同一の符号を付し、重複する説明を省略する。
【0019】
(第1実施形態)
まず、第1実施形態について説明する。図1及び図2に示されるように、第1実施形態に係るラップフィルム構造体1は、ラップフィルム用保持体2、及びラップフィルム巻回体3を備えている。ラップフィルム巻回体3は、ラップフィルム4、及び巻芯5を備えている。
【0020】
巻芯5は、略円筒状の部材である。巻芯5の材質は、例えばボール紙等の紙であってもよい。巻芯5のサイズ(長さ、内径、外径等)は特に限定されない。ラップフィルム4は、巻芯5の外周面に巻き回されている。ラップフィルム4は、例えば、樹脂フィルム、アルミニウム箔等の金属フィルムなどであってもよい。このラップフィルム4は、例えば、食品の包装等に用いられる。ラップフィルム4のサイズ(厚さ、横幅等)及び巻き数は特に限定されない。
【0021】
ラップフィルム用保持体2は、ラップフィルム巻回体3を保持する。ラップフィルム用保持体2は、軸部10、連結部20、及びグリップ部30を備えている。軸部10は、第1軸線Xに沿って延在する棒状の部材である。軸部10には、巻芯5が差し込まれる。軸部10は、第1軸線X周りに回動可能に巻芯5(ラップフィルム巻回体3)を保持する。軸部10が巻芯5を回動可能に保持する構造としては、周知の構造を採用することができる。例えば、軸部10の外径よりも、巻芯5の内径が大きい構成であってもよい。また、軸部10には、軸部10から巻芯5が抜け落ちないように、抜け止めが設けられていてもよい。なお、軸部10は、巻芯5を着脱可能に保持する。軸部10の長さは、巻芯5の長さよりも長くてもよい。軸部10の材質は、例えば、樹脂、金属等であってもよい。
【0022】
グリップ部30は、ラップフィルム構造体1の使用者によって把持される棒状の部材である。グリップ部30は、例えば、断面が円形、多角形等の棒状の部材であってもよい。グリップ部30の外面には、使用者が把持しやすいように凹凸形状が設けられていてもよい。グリップ部30の材質は、例えば、樹脂、金属等であってもよい。
【0023】
連結部20は、軸部10とグリップ部30とを連結する。連結部20は、第1軸線X上とは異なる位置にグリップ部30が配置されるように、軸部10とグリップ部30とを連結する。ここで、第1軸線Xに直交する軸線を、第2軸線Lとする。第2軸線Lは、軸部10に保持されたラップフィルム巻回体3の長手方向の略中央位置を通っている。本実施形態において、連結部20は、第2軸線L上においてグリップ部30が延在するように、軸部10とグリップ部30とを連結する。
【0024】
具体的には、連結部20は、第1連結部21、第2連結部22、第3連結部23とを備えている。第1連結部21の一方の端部は、軸部10の一方の端部に連結されている。第1連結部21は、軸部10から、ラップフィルム巻回体3の径方向外側に向けて延在している。第3連結部23の一方の端部は、グリップ部30に連結されている。第2連結部22は、第1連結部21の他方の端部と第3連結部23の他方の端部とを連結している。連結部20の材質は、例えば、樹脂、金属等であってもよい。軸部10と連結部20とは、一体として形成されていてもよい。
【0025】
次に、使用者がラップフィルム構造体1を用いてラップフィルム4を敷設する手順について説明する。図3に示されるように、使用者は、手Hでグリップ部30を把持し、ラップフィルム巻回体3の外周面をテーブルの上面等の設置面Tに当接させる。そして使用者は、設置面T上でラップフィルム巻回体3を転がすことによって、巻き回された状態のラップフィルム4を広げつつ設置面Tにラップフィルム4を敷設する。ラップフィルム4の敷設後、使用者は、ラップフィルム構造体1とは別に設けられたカッター等によってラップフィルム4を切断してもよい。
【0026】
以上のように、ラップフィルム構造体1は、設置面T上でラップフィルム巻回体3を転がすことによって広い範囲にラップフィルム4を広げることができる。また、ラップフィルム構造体1は、箱等からラップフィルム4を引き出す構成ではないため、ラップフィルム4に傷がつくことを抑制しつつラップフィルム4を広げることができる。このように、ラップフィルム構造体1は、ラップフィルム4を容易に設置面Tに敷設できる。
【0027】
連結部20は、第2軸線L上においてグリップ部30が延在するように、軸部10とグリップ部30とを連結する。この場合、棒状のグリップ部30の延長線上に、ラップフィルム巻回体3が位置する。これにより、使用者は、棒状のグリップ部30の延在方向に沿って力を加えることによって、ラップフィルム巻回体3の外周面を設置面Tに容易に当接させつつラップフィルム巻回体3を転がすことができる。
【0028】
なお、ラップフィルム構造体1において、第2軸線Lは、第1軸線Xに対して直交していることに限定されず、交差していてもよい。すなわち、グリップ部30の一方の端部が、軸部10に保持されたラップフィルム巻回体3の外周面を向いていればよい。また、連結部20は、軸部10の延在方向と、グリップ部30の延在方向とが互いに略平行となるように軸部10とグリップ部30とを連結してもよい。また、グリップ部30は、棒状の部材としたが、使用者が把持できれば棒状以外の形状の部材であってもよい。
【0029】
(第1実施形態の変形例)
次に、第1実施形態の変形例について説明する。以下の説明において、第1実施形態等において先に説明した構成要素と同様の構成要素については、同一の符合を付して詳細な説明を省略する。図4に示されるように、本変形例に係るラップフィルム構造体1Aは、ラップフィルム用保持体2A、及びラップフィルム巻回体3を備えている。
【0030】
ラップフィルム用保持体2Aは、軸部10、連結部20A、及びグリップ部30を備えている。連結部20Aは、軸部10の両端部と、グリップ部30とを連結する。具体的には、連結部20Aは、第1連結部21、第2連結部22、第3連結部23、第4連結部24、及び第5連結部25とを備えている。第4連結部24の一方の端部は、軸部10の他方の端部に連結されている。第4連結部24は、軸部10から、ラップフィルム巻回体3の径方向外側に向けて延在している。第5連結部25は、第4連結部24の他方の端部と第3連結部23の他方の端部とを連結している。連結部20Aの材質は、例えば、樹脂、金属等であってもよい。軸部10と連結部20Aとは、一体として形成されていてもよい。
【0031】
このように、連結部20Aによって軸部10の両端部とグリップ部30とが連結されることにより、ラップフィルム用保持体2Aは、ラップフィルム巻回体3を強固に保持できる。
【0032】
なお、上記変形例におけるラップフィルム用保持体2Aの軸部10は、1本の棒状の部材(図2参照)であることに限定されない。例えば、図5に示されるラップフィルム用保持体2Bのように、第1軸部11及び第2軸部12によって軸部10Aが構成されていてもよい。具体的には、ラップフィルム用保持体2Bは、軸部10A、連結部20A、及びグリップ部30を備えている。
【0033】
軸部10Aは、第1軸部11、及び第2軸部12を備えている。第1軸部11は、巻芯5の一方の端部に差し込まれるとともに、巻芯5の一方の端部を回動可能に保持する。第2軸部12は、巻芯5の他方の端部に差し込まれるとともに、巻芯5の他方の端部を回動可能に保持する。このように、巻芯5の両端部が、第1軸部11及び第2軸部12によって回動可能に保持される。第1軸部11及び第2軸部12の材質は、例えば、樹脂、金属等であってもよい。
【0034】
連結部20Aは、第1軸部11及び第2軸部12と、グリップ部30とを連結する。具体的には、第1軸部11が、連結部20Aの第1連結部21に連結されている。第2軸部12が、連結部20Aの第4連結部24に連結されている。なお、ラップフィルム巻回体3(巻芯5)をラップフィルム用保持体2Bに着脱できるように、第1軸部11が第1連結部21に対して揺動可能又は着脱可能に連結されていてもよい。同様に、第2軸部12が第4連結部24に対して揺動可能又は着脱可能に連結されていてもよい。
【0035】
このように、ラップフィルム用保持体2Bは、巻芯5の全域にわたって延在する軸部を有していないため、軽量化を図ることができる。
【0036】
また、他の変形例として、図6に示されるラップフィルム構造体1Cのラップフィルム用保持体2Cのように、グリップ部30が2つ設けられていてもよい。連結部20Aは、軸部10と、2つのグリップ部30とを連結している。例えば、ラップフィルム巻回体3の幅が広く、ラップフィルム用保持体2Cが大きい場合がある。このような場合であっても、使用者は、2つのグリップ部30を把持してラップフィルム4の設置面Tに対して均一にラップフィルム巻回体3の外周面を押し付けてラップフィルム4を敷設できる。これにより、ラップフィルム用保持体2Cは、敷設されたラップフィルム4に歪みが生じること等を抑制できる。なお、グリップ部30は、3つ以上設けられていてもよい。
【0037】
(第2実施形態)
次に、第2実施形態について説明する。図7及び図8に示されるように、第2実施形態に係るラップフィルム構造体1Dは、ラップフィルム用保持体2D、及びラップフィルム巻回体3を備えている。ラップフィルム用保持体2Dは、軸部10、連結部20D、グリップ部30、及び切断部40を備えている。
【0038】
連結部20Dは、図4を用いて説明した第1実施形態の変形例における連結部20Aと同様に、第1連結部21、第2連結部22、第3連結部23、第4連結部24、及び第5連結部25を備えている。また、連結部20Dは、さらに、支持部26(図8参照)を備えている。支持部26は棒状の部材である。支持部26の両端部は、第1連結部21及び第4連結部24にそれぞれ連結されている。支持部26は、軸部10と、第2連結部22及び第5連結部25との間に設けられている。
【0039】
切断部40は、連結部20Dに設けられ、ラップフィルム4を切断する刃42を有している。具体的には、切断部40は、切断本体部41、及び刃42を備えている。切断本体部41は、板状の部材である。切断本体部41の一方の端部は、支持部26に固定されている。切断本体部41は、第1軸線X方向に沿って見たときに、ラップフィルム巻回体3の外周面に沿うように、湾曲している。切断本体部41における支持部26に固定される側に対して反対側の端部には、ラップフィルム4を切断するための刃42が設けられている。
【0040】
刃42は、例えば鋸刃状等、ラップフィルム4を切断可能な形状を有している。本実施形態において、刃42は、切断本体部41の端部に形成された鋸刃状の切断構造によって構成されている。但し、刃42は、切断本体部41とは別体として設けられていてもよい。刃42は、第1軸線X方向に沿って延在している。刃42は、ラップフィルム巻回体3の幅(第1軸線X方向の長さ)と同じ長さであるか、又はラップフィルム巻回体3の幅よりも所定長さ長い。
【0041】
切断部40は、刃42とラップフィルム巻回体3の外周面との間に所定の隙間が設けられるように、支持部26に固定されている。切断部40の材質は、例えば、樹脂、金属等であってもよい。例えば、切断部40は、図8に示されるように、第1軸線X方向に沿って見たときに、ラップフィルム巻回体3の外周面を1/4程度覆っている。切断部40には、刃42を覆うカバーが設けられていてもよい。
【0042】
次に、使用者がラップフィルム構造体1Dを用いてラップフィルム4を敷設する手順について説明する。図9に示されるように、使用者は、手Hでグリップ部30を把持し、ラップフィルム巻回体3の外周面をテーブルの上面等の設置面Tに当接させる。そして使用者は、設置面T上でラップフィルム巻回体3を転がすことによって、巻き回された状態のラップフィルム4を広げつつ設置面Tにラップフィルム4を敷設する。このとき、使用者は、切断部40の刃42が、設置面T上に敷設されたラップフィルム4に当接しないように、ラップフィルム用保持体2Dの角度を調節する。
【0043】
ラップフィルム4を切断する場合、使用者は、図10に示されるように、ラップフィルム用保持体2Dを傾けて、設置面T上に敷設されたラップフィルム4に刃42を当接させる。そして、使用者は、敷設されたラップフィルム4に対してラップフィルム用保持体2Dをひねることによって、刃42によってラップフィルム4を切断する。
【0044】
以上のように、ラップフィルム構造体1Dは、第1実施形態のラップフィルム構造体1と同様に、ラップフィルム4を容易に設置面Tに敷設できる。また、ラップフィルム構造体1Dは、切断部40を備えているため、切断部40によってラップフィルム4を切断できる。切断部40が連結部20Dの固定されているため、使用者は、切断部40を操作することなく、敷設されたラップフィルム4に対してラップフィルム用保持体2Dをひねるだけでラップフィルム4を切断できる。
【0045】
なお、ラップフィルム構造体1Dにおいて切断部40は、支持部26よって揺動可能に支持されていてもよい。すなわち、切断部40は、刃42が設けられた側に対して反対側の端部が、連結部20Dに揺動可能に連結されていてもよい。この場合、切断部40は、第1軸線X方向に沿って見たときに、ラップフィルム巻回体3の外周面に刃42が接近及び離反するように揺動する。切断部40が揺動する場合、使用者は、切断部40を揺動させることによって設置面Tに敷設されたラップフィルム4に刃42を当接させ、切断部40を押さえつつラップフィルム用保持体2Dをひねることによってラップフィルム4を切断することができる。このように、使用者は、例えば、ラップフィルム4を切断するときにはラップフィルム巻回体3の外周面に刃42を接近させる等、使用状況に応じて切断部40の刃42の位置を移動させることができる。これにより、ラップフィルム構造体1Dは、使用者にとって使い易い構成となる。
【0046】
また、切断部40の刃42は、第1軸線X方向に沿って延在することに限定されない。例えば、図11に示されるラップフィルム構造体1Eの切断部40Eのように、刃42Eは、中央部分が突出するように湾曲していてもよい。また、図12に示されるラップフィルム構造体1Fの切断部40Fのように、刃42Fは、第1軸線X方向に対して傾斜するように延在していてもよい。
【0047】
(第3実施形態)
次に、第3実施形態について説明する。図13及び図14に示されるように、第3実施形態に係るラップフィルム構造体1Gは、ラップフィルム用保持体2G、及びラップフィルム巻回体3を備えている。ラップフィルム用保持体2Gは、軸部10、連結部20G、グリップ部30、及び切断部40Gを備えている。
【0048】
連結部20Gは、軸部10の両端部と、グリップ部30とを連結する。具体的には、連結部20Gは、第2連結部22、第3連結部23、第5連結部25、第1支持板(保持部)27、及び第2支持板(保持部)28を備えている。連結部20Gの材質は、例えば、樹脂、金属等であってもよい。
【0049】
第1支持板27及び第2支持板28は、それぞれ扇形の板状の部材である。第1支持板27及び第2支持板28は、扇形の面同士が互いに対向するように配置されている。軸部10の両端部は、第1支持板27及び第2支持板28にそれぞれ連結されている。第2連結部22は、第1支持板27と第3連結部23とを連結している。第5連結部25は、第2支持板28と第3連結部23とを連結している。
【0050】
第1支持板27には、円弧状の辺に沿って延在するスリットS1が設けられている。第2支持板28には、円弧状の辺に沿って延在するスリットS2が設けられている。スリットS1及びS2は、第1軸線X方向に沿って見たときに、ラップフィルム巻回体3の外周面よりも外側に位置している。
【0051】
なお、ラップフィルム巻回体3をラップフィルム用保持体2Gに着脱できるように、第1支持板27及び第2支持板28に対して軸部10が着脱可能に連結されていてもよい。
【0052】
切断部40Gは、ラップフィルム4を切断する刃42Gを有している。刃42Gは、例えば鋸刃状等、ラップフィルム4を切断可能な形状を有している。切断部40Gの材質は、例えば、樹脂、金属等であってもよい。切断部40Gの一方の端部はスリットS1内に嵌め込まれ、切断部40Gの他方の端部はスリットS2内に嵌め込まれている。切断部40Gの刃42Gは、第2連結部22及び第5連結部25から離れる側を向いている。
【0053】
切断部40Gは、図13及び図14に示されるように、スリットS1及びS2の延在方向に沿って移動することができる。すなわち、第1支持板27及び第2支持板28は、第1軸線X方向に沿って見たときに、ラップフィルム巻回体3の外周面に沿って円弧状に移動可能に切断部40Gを保持する。切断部40Gの両端部には、スリットS1及びS2から切断部40Gが抜け落ちることを防止するための抜け止め部材Pがそれぞれ設けられていてもよい。
【0054】
以上のように、ラップフィルム構造体1Gは、第1実施形態のラップフィルム構造体1と同様に、ラップフィルム4を容易に設置面Tに敷設できる。また、ラップフィルム構造体1Gは、切断部40Gを備えているため、切断部40Gによってラップフィルム4を切断できる。
【0055】
また、切断部40Gは、スリットS1及びS2に沿って移動可能である。このため、使用者は、例えば、ラップフィルム巻回体3を設置面T上で転がしてラップフィルム4を敷設するときには、切断部40Gを設置面Tから離れた位置に移動させることができる。これにより、ラップフィルム構造体1Gは、ラップフィルム4の敷設時に、敷設されたラップフィルム4に切断部40Gの刃42Gが当接してラップフィルム4に傷がつくことを抑制できる。また、使用者は、ラップフィルム4を切断するときには、ラップフィルム4を切断しやすい位置に切断部40Gを移動させることができる。これにより、ラップフィルム構造体1Gは、使用者にとって使い易い構成となる。
【0056】
以上、本発明の種々の実施形態及び種々の変形例について説明したが、本発明は、上記実施形態及び変形例に限定されない。また、以上に記載された各実施形態及び各変形例の少なくとも一部は、任意に組み合わせられてもよい。例えば、ラップフィルム用保持体2等の大きさは、保持するラップフィルム巻回体3の大きさに応じて適宜変更されてもよい。また、連結部20の第3連結部23等の長さは、使用状況に応じて適宜変更されてもよい。
【符号の説明】
【0057】
1,1A,1C,1D,1E,1F,1G…ラップフィルム構造体、2,2A,2B,2C,2D,2G…ラップフィルム用保持体、3…ラップフィルム巻回体、4…ラップフィルム、5…巻芯、10,10A…軸部、11…第1軸部、12…第2軸部、20,20A,20D,20G…連結部、27…第1支持板(保持部)、28…第2支持板(保持部)、30…グリップ部、40,40E,40F,40G…切断部、42,42E,42F,42…刃、L…第2軸線、X…第1軸線。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
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図8
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図10
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図12
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図14