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特開2019-218642清掃シート用資材を連続で製造する方法
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】特開2019-218642(P2019-218642A)
(43)【公開日】2019年12月26日
(54)【発明の名称】清掃シート用資材を連続で製造する方法
(51)【国際特許分類】
   D04H 13/00 20060101AFI20191129BHJP
   A47L 13/17 20060101ALI20191129BHJP
   A47L 13/16 20060101ALI20191129BHJP
   D06H 7/00 20060101ALI20191129BHJP
【FI】
   D04H13/00
   A47L13/17 A
   A47L13/16 C
   D06H7/00
【審査請求】未請求
【請求項の数】4
【出願形態】OL
【全頁数】22
(21)【出願番号】特願2018-114966(P2018-114966)
(22)【出願日】2018年6月15日
(71)【出願人】
【識別番号】000115108
【氏名又は名称】ユニ・チャーム株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100099759
【弁理士】
【氏名又は名称】青木 篤
(74)【代理人】
【識別番号】100123582
【弁理士】
【氏名又は名称】三橋 真二
(74)【代理人】
【識別番号】100139022
【弁理士】
【氏名又は名称】小野田 浩之
(74)【代理人】
【識別番号】100192463
【弁理士】
【氏名又は名称】奥野 剛規
(74)【代理人】
【識別番号】100169328
【弁理士】
【氏名又は名称】藤本 健治
(72)【発明者】
【氏名】山道 あゆか
(72)【発明者】
【氏名】須田 朋和
(72)【発明者】
【氏名】眞鍋 優佳
【テーマコード(参考)】
3B074
3B154
4L047
【Fターム(参考)】
3B074AA01
3B074AA02
3B074AA07
3B074AA08
3B074AB00
3B074AB01
3B074AC02
3B074BB01
3B074CC03
3B154AB22
3B154AB27
3B154BA60
3B154BB47
3B154BB53
3B154BC23
3B154BC31
3B154DA24
3B154DA30
4L047CB10
4L047CC16
4L047EA01
4L047EA22
(57)【要約】
【課題】製造時には折り返されにくく且つ使用時には折り返されやすい、第1方向の一方向及び他方向に突出しているフラップ部を備える清掃シート用資材を連続で製造する方法を提供すること。
【解決手段】清掃シート用資材1を連続で製造する方法であって、清掃シート用資材1を構成する複数の資材領域3を有する帯状の不織布5を、搬送方向MDに搬送しながら、複数の資材領域3のそれぞれに、直交方向CDの一方向CD1に突出している、複数の第1フラップ部111であって、そのそれぞれが搬送方向MDに突出していないものと、直交方向CDの他方向CD2に突出している、複数の第2フラップ部121であって、そのそれぞれが、搬送方向MDに突出していないものとを形成するフラップ部形成ステップ、上記フラップ部形成ステップを経た帯状の不織布5を、複数の資材領域3のそれぞれに切断し、複数の清掃シート用資材1を形成する清掃シート用資材形成ステップを含む方法。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
清掃シート用資材を連続で製造する方法であって、
前記清掃シート用資材を構成する複数の資材領域を有する帯状の不織布を、搬送方向に搬送しながら、前記複数の資材領域のそれぞれに、前記搬送方向と直交する直交方向の一方向に突出している、複数の第1フラップ部であって、そのそれぞれが前記搬送方向に突出していないものと、前記直交方向の他方向に突出している、複数の第2フラップ部であって、そのそれぞれが、前記搬送方向に突出していないものとを形成するフラップ部形成ステップ、
前記フラップ部形成ステップを経た前記帯状の不織布を、前記複数の資材領域のそれぞれに切断し、複数の前記清掃シート用資材であって、そのそれぞれが、お互いに直交する第1方向、第2方向及び厚さ方向を有し、前記直交方向の前記一方向に相当する第1方向の一方向に突出し且つ前記搬送方向に相当する第2方向の一方向に突出していない、複数の第1フラップ部と、前記直交方向の前記他方向に相当する第1方向の他方向に突出し且つ前記搬送方向に相当する第2方向の一方向に突出していない、複数の第2フラップ部とを備えているものを形成する清掃シート用資材形成ステップ、
を含む前記方法。
【請求項2】
前記フラップ部形成ステップにおいて、前記複数の第1フラップ部のそれぞれの下流側の端部が、その上流側の端部よりも前記直交方向の前記一方向よりに配置されるように、前記複数の第2フラップ部のそれぞれの下流側の端部が、その上流側の端部よりも前記直交方向の前記他方向よりに配置されるように、前記複数の第1フラップ部及び前記複数の第2フラップ部を形成する、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記フラップ部形成ステップにおいて、前記複数の第1フラップ部及び前記複数の第2フラップ部のそれぞれを、前記複数の資材領域のそれぞれを貫通しないようにカットすることにより形成する、請求項1又は2に記載の方法。
【請求項4】
前記フラップ部形成ステップにおいて、前記複数の第1フラップ部及び前記複数の第2フラップ部のそれぞれを、前記複数の資材領域のそれぞれを間欠的にカットすることより形成する、請求項1〜3のいずれか一項に記載の方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、清掃シート用資材を連続で製造する方法に関する。
【背景技術】
【0002】
被清掃面に存在するほこり、ゴミ等を清掃するための清掃シートが知られている。
例えば、特許文献1には、清掃部を形成しているシート構造体からなる清掃シートであって、シート構造体は、シート原材に所定のパターンで多数の切れ目を形成してなる切れ目群を設けてシート原材の厚み方向に対して交差する方向にシート原材を引き伸ばして切れ目群の少なくとも一部を構成する複数の切れ目を拡幅してなる複数のスリット穴を形成しているシート材を備えており、且つ、清掃部に、シート材における少なくとも一部のスリット穴が位置している、ことを特徴とする清掃シートが記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2013−27682号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本願発明者らは、清掃シートに、相反する方向に突出しているフラップ部を形成することにより、清掃時に、フラップ部が、清掃シートを動かす方向と反対方向に折り返されることにより、ゴミ等を絡め取ることができることを見いだしたものの、当該相反する方向に突出しているフラップ部が、清掃シートの製造時に折り返されてしまい、製造される清掃シートに不具合が生じうることを見いだした。
特許文献1に記載の清掃シートでは、例えば、図9に記載のスリット穴を設けた場合には、清掃シートを連続生産する際、特に高速で連続生産する際に、シート材が風であおられ、スリット穴のところでシート材がめくれ上がり、製造される清掃シートに不具合が生ずる恐れがある。
【0005】
従って、本開示は、製造時には折り返されにくく且つ使用時には折り返されやすい、第1方向の一方向及び他方向に突出しているフラップ部を備える清掃シート用資材を連続で製造する方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示者らは、清掃シート用資材を連続で製造する方法であって、上記清掃シート用資材を構成する複数の資材領域を有する帯状の不織布を、搬送方向に搬送しながら、上記複数の資材領域のそれぞれに、上記搬送方向と直交する直交方向の一方向に突出している、複数の第1フラップ部であって、そのそれぞれが上記搬送方向に突出していないものと、上記直交方向の他方向に突出している、複数の第2フラップ部であって、そのそれぞれが、上記搬送方向に突出していないものとを形成するフラップ部形成ステップ、上記フラップ部形成ステップを経た上記帯状の不織布を、上記複数の資材領域のそれぞれに切断し、複数の上記清掃シート用資材であって、そのそれぞれが、お互いに直交する第1方向、第2方向及び厚さ方向を有し、上記直交方向の上記一方向に相当する第1方向の一方向に突出し且つ上記搬送方向に相当する第2方向の一方向に突出していない、複数の第1フラップ部と、上記直交方向の上記他方向に相当する第1方向の他方向に突出し且つ上記搬送方向に相当する第2方向の一方向に突出していない、複数の第2フラップ部とを備えているものを形成する清掃シート用資材形成ステップを含む方法を見出した。
【発明の効果】
【0007】
本開示の清掃シート用資材を連続で製造する方法は、製造時には折り返されにくく且つ使用時には折り返されやすい、第1方向の一方向及び他方向に突出しているフラップ部を備える清掃シート用資材を連続で製造することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1図1は、第1実施形態に従う製造方法を説明するための図である。
図2図2は、第1実施形態に従う製造方法を説明するための図である。
図3図3は、図2の領域IIIの拡大図である。
図4図4は、第1実施形態に従う製造方法により製造された清掃シート用資材1から構成される清掃シート101の正面図である。
図5図5は、清掃シート101の背面図である。
図6図6は、図4の領域VIの拡大斜視図である。
図7図7は、第1フラップ部111及び第2フラップ部121の往復運動を説明するための図であり、図4の領域VIの拡大斜視図に相当する。
図8図8は、被清掃面を清掃後の清掃シート101を説明するための図である。
図9図9は、清掃シート101が、清掃具401に取付られた状態を説明するための図である。
図10図10は、複層清掃シート151の平面図である。
図11図11は、図10のXI−XI断面における、複層清掃シート151の断面図である。
図12図12は、フラップ部の可動領域を説明するための図である。
図13図13は、本開示の製造方法により形成される清掃シート用資材におけるフラップ部の例を説明するための図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
[定義]
・フラップ部の搬送方向における「突出」
本明細書において、フラップ部が搬送方向に「突出」しているとは、フラップ部が、その一端と、他端との間に、それらよりも搬送方向の上流側に配置された自由端部を有することを意味し、フラップ部が搬送方向に「突出」していないとは、フラップ部が、その一端と、他端との間に、それらよりも搬送方向の上流側に配置された自由端部を有しないことを意味する。
【0010】
なお、本明細書では、「フラップ部」は、第1フラップ部及び/又は第2フラップ部を意味し、「一端」は、第1フラップ部の第1一端及び/又は第2フラップ部の第2一端を意味し、そして「他端」は、第1フラップ部の第1他端及び/又は第2フラップ部の第2他端を意味する。
【0011】
・フラップ部の「面積」
本明細書において、フラップ部の面積は、フラップ部を構成する自由端部及び固定端部により画定される区画を、清掃シートの厚さ方向から測定した面積を意味する。
なお、本明細書において、「自由端部」は、第1フラップ部の第1自由端部及び/又は第2フラップ部の第2自由端部を意味し、そして「固定端部」は、第1フラップ部の第1固定端部及び/又は第2フラップ部の第2固定端部を意味する。
【0012】
・フラップ部の「可動領域」
本明細書において、フラップ部の可動領域は、フラップ部を任意の位置で、1又は複数回、清掃シートの残余の部分と接するように折り返した場合に、フラップ部が存在しうる最大領域を意味する。
なお、本明細書において、「可動領域」は、第1フラップ部の第1可動領域及び/又は第2フラップの第2可動領域を意味する。
【0013】
図12は、フラップ部の可動領域を説明するための図であり、フラップ部201は、一端203及び他端205と、一端203及び他端205を直線的に連結する固定端部207と、一端203及び他端205を起点として固定端部207から遠ざかる方向に突出している自由端部209とから構成されるものを備えており、自由端部209は、一端203及び最遠部211を通る直線部と、他端205及び最遠部211を通る直線部とから構成されている。
【0014】
図12にはまた、フラップ部201を、異なる位置で1回折り返した場合のフラップ部201a,フラップ部201b,フラップ部201c,及びフラップ部201d(固定端部207にて折り返した場合)が示されており、可動領域213は、一端203を中心とし、一端203及び最遠部211を通る直線部を半径とする円弧215と、他端205を中心とし、他端205及び最遠部211を通る直線部を半径とする円弧217とにより区画される。
【0015】
フラップ部が、図13(a)に示されるような半円弧部から構成される自由端部309を備えるフラップ部301である場合には、フラップ部301の可動領域(図示せず)は、フラップ部301の自由端部309と、フラップ部301を、固定端部307のところで折り返したときの自由端部309とにより区画される。
フラップ部が、半円弧部未満の円弧部から構成される自由端部を備えるフラップ部である場合における可動領域も同様である。
【0016】
具体的には、本開示は以下の態様に関する。
[態様1]
清掃シート用資材を連続で製造する方法であって、
上記清掃シート用資材を構成する複数の資材領域を有する帯状の不織布を、搬送方向に搬送しながら、上記複数の資材領域のそれぞれに、上記搬送方向と直交する直交方向の一方向に突出している、複数の第1フラップ部であって、そのそれぞれが上記搬送方向に突出していないものと、上記直交方向の他方向に突出している、複数の第2フラップ部であって、そのそれぞれが、上記搬送方向に突出していないものとを形成するフラップ部形成ステップ、
上記フラップ部形成ステップを経た上記帯状の不織布を、上記複数の資材領域のそれぞれに切断し、複数の上記清掃シート用資材であって、そのそれぞれが、お互いに直交する第1方向、第2方向及び厚さ方向を有し、上記直交方向の上記一方向に相当する第1方向の一方向に突出し且つ上記搬送方向に相当する第2方向の一方向に突出していない、複数の第1フラップ部と、上記直交方向の上記他方向に相当する第1方向の他方向に突出し且つ上記搬送方向に相当する第2方向の一方向に突出していない、複数の第2フラップ部とを備えているものを形成する清掃シート用資材形成ステップ、
を含む上記方法。
【0017】
上記製造方法では、清掃シート用資材を構成する帯状の不織布の複数の資材領域のそれぞれに、所定の、複数の第1フラップ部と、複数の第2フラップ部とを形成するため、清掃シートの製造の際、具体的には、フラップ部形成ステップを経た帯状の不織布を搬送方向に搬送する際に、第1フラップ部及び第2フラップ部が折り返されにくくなる。
また、上記製造方法により製造された清掃シート用資材(清掃シート)は、第1方向の一方向に突出している、複数の第1フラップ部と、第1方向の他方向に突出している、複数の第2フラップ部とを備えているので、清掃の際に、清掃シートを第1方向に往復させた際に、複数の第1フラップ部と、複数の第2フラップ部とが、清掃方向と反対側に移動し、ゴミを絡め取ることができる。
【0018】
[態様2]
上記フラップ部形成ステップにおいて、上記複数の第1フラップ部のそれぞれの下流側の端部が、その上流側の端部よりも上記直交方向の上記一方向よりに配置されるように、上記複数の第2フラップ部のそれぞれの下流側の端部が、その上流側の端部よりも上記直交方向の上記他方向よりに配置されるように、上記複数の第1フラップ部及び上記複数の第2フラップ部を形成する、態様1に記載の方法。
【0019】
上記製造方法では、フラップ部形成ステップにおいて、複数の第1フラップ部及び複数の第2フラップ部のそれぞれにおける、上流側の端部及び下流側の端部を所定の位置に形成するため、清掃シート用資材の製造の際、具体的には、フラップ部形成ステップを経た帯状の不織布を搬送方向に搬送する際に、第1フラップ部及び第2フラップ部が折り返されにくくなる。
【0020】
[態様3]
上記フラップ部形成ステップにおいて、上記複数の第1フラップ部及び上記複数の第2フラップ部のそれぞれを、上記複数の資材領域のそれぞれを貫通しないようにカットすることにより形成する、態様1又は2に記載の方法。
【0021】
上記製造方法では、複数の第1フラップ部及び複数の第2フラップ部のそれぞれを、複数の資材領域のそれぞれを貫通しないようにカット(いわゆる、ハーフカット)することにより形成するので、清掃シートの製造の際、具体的には、フラップ部形成ステップを経た帯状の不織布を搬送方向に搬送する際に、第1フラップ部及び第2フラップ部が折り返されにくい。
【0022】
一方、清掃シートを使用する際には、第1フラップ部及び第2フラップ部が、被清掃面の、摩擦の高い汚れ部分と接触する等により、ハーフカットされていた部分が分離され、清掃シートを第1方向に往復させた際に、複数の第1フラップ部と、複数の第2フラップ部とが、清掃方向と反対側に移動し、ゴミを絡め取ることができる。
【0023】
[態様4]
上記フラップ部形成ステップにおいて、上記複数の第1フラップ部及び上記複数の第2フラップ部のそれぞれを、上記複数の資材領域のそれぞれを間欠的にカットすることより形成する、態様1〜3のいずれか一項に記載の方法。
【0024】
上記製造方法では、複数の第1フラップ部及び複数の第2フラップ部のそれぞれを、複数の資材領域のそれぞれを間欠的にカットすることにより形成するので、清掃シート用資材の製造の際、具体的には、フラップ部形成ステップを経た帯状の不織布を搬送方向に搬送する際に、第1フラップ部及び第2フラップ部が折り返されにくい。
【0025】
一方、清掃シートを使用する際には、第1フラップ部及び第2フラップ部が、被清掃面の、摩擦の高い汚れ部分と接触する等により、間欠的にカットされていた部分が分離され、清掃シートを第1方向に往復させた際に、複数の第1フラップ部と、複数の第2フラップ部とが、清掃方向と反対側に移動し、ゴミを絡め取ることができる。
【0026】
本開示の清掃シート用資材を連続で製造する方法(以下、単に、「製造方法」と称する場合がある)は、以下のステップを含む。
・上記清掃シート用資材を構成する複数の資材領域を有する帯状の不織布を、搬送方向に搬送しながら、上記複数の資材領域のそれぞれに、上記搬送方向と直交する直交方向の一方向に突出している、複数の第1フラップ部であって、そのそれぞれが上記搬送方向に突出していないものと、上記直交方向の他方向に突出している、複数の第2フラップ部であって、そのそれぞれが、上記搬送方向に突出していないものとを形成するフラップ部形成ステップ(以下、「フラップ部形成ステップ」と称する場合がある)
【0027】
・上記フラップ部形成ステップを経た上記帯状の不織布を、上記複数の資材領域のそれぞれに切断し、複数の上記清掃シート用資材であって、そのそれぞれが、お互いに直交する第1方向、第2方向及び厚さ方向を有し、上記直交方向の上記一方向に相当する第1方向の一方向に突出し且つ上記搬送方向に相当する第2方向の一方向に突出していない、複数の第1フラップ部と、上記直交方向の上記他方向に相当する第1方向の他方向に突出し且つ上記搬送方向に相当する第2方向の一方向に突出していない、複数の第2フラップ部とを備えているものを形成する清掃シート用資材形成ステップ(以下、「清掃シート用資材形成ステップ」と称する場合がある)
本開示の製造方法について、以下、詳細に説明する。
【0028】
図1及び図2は、本開示の実施形態の1つ(以下、「第1実施形態」と称する)に従う製造方法を説明するための図である。具体的には、図1は、第1実施形態に従う製造方法のフラップ部形成ステップを説明するための図で有り、そして図2は、第1実施形態に従う製造方法の清掃シート用資材形成ステップを説明するための図である。
【0029】
図1に示されるように、フラップ部形成ステップでは、清掃シート用資材1を構成する複数の資材領域3を有する帯状の不織布5を、ベルトコンベア51及びベルトコンベア53を用いて、搬送方向MDに搬送しながら、カッターロール57と、アンビルロール61とから構成される第1カッター部55に通し、複数の資材領域3のそれぞれに、搬送方向MDと直交する直交方向CDの一方向である直交方向一方向CD1に突出している、複数の第1フラップ部111と、直交方向CDの他方向である直交方向他方向CD2に突出している、複数の第2フラップ部121とを形成する。
【0030】
カッターロール57は、複数の第1フラップ部111と、複数の第2フラップ部121とに相当する複数の刃59を備えており、複数の第1フラップ部111(具体的には、第1自由端部119)のそれぞれを、複数の資材領域3(帯状の不織布5)を貫通するように形成し、そして複数の第2フラップ部121(具体的には、第2自由端部129)のそれぞれを、複数の資材領域3(帯状の不織布5)を貫通するように形成する。
【0031】
複数の第1フラップ部111のそれぞれは、直交方向一方向CD1に突出しているとともに、搬送方向MDに突出していない。また、複数の第2フラップ部121のそれぞれは、直交方向他方向CD2に突出しているとともに、搬送方向MDに突出していない。
【0032】
より具体的には、フラップ部形成ステップにおいて、複数の第1フラップ部111は、複数の第1フラップ部111のそれぞれの下流側の第1下流側端部159が、その上流側の第1上流側端部161よりも直交方向一方向CD1よりに配置されるように形成されている。また、複数の第2フラップ部121は、複数の第2フラップ部121のそれぞれの下流側の第2下流側端部163が、その上流側の第2上流側端部165よりも直交方向他方向CD2よりに配置されるように形成されている。そうすることにより、清掃シート用資材1の製造の際、具体的には、フラップ部形成ステップを経た帯状の不織布5を搬送方向MDに搬送する際に、複数の第1フラップ部111及び複数の第2フラップ部121のそれぞれが折り返されにくくなる。
【0033】
フラップ部形成ステップでは、例えば、帯状の不織布5を、28〜280m/分の速度で、搬送方向MDに搬送することができ、そして帯状の不織布5に着目すると、帯状の不織布5(複数の第1フラップ部111、及び複数の第2フラップ部121)は、搬送方向MDと逆向きの風速を受けることになる。
【0034】
図2に示されるように、清掃シート用資材形成ステップでは、フラップ部形成ステップを経た帯状の不織布5を、ベルトコンベア53及びベルトコンベア63を用いて、搬送方向MDに搬送しながら、カッターロール67と、アンビルロール71とから構成される第2カッター部65を用いて、帯状の不織布5を、複数の資材領域3のそれぞれに切断し、複数の清掃シート用資材1を形成する。なお、カッターロール67は、直交方向CDに延びる刃69を備えている。
【0035】
複数の清掃シート用資材1のそれぞれは、お互いに直交する第1方向D1、第2方向D2及び厚さ方向Tを有し、直交方向一方向CD1に相当する、第1方向D1の第1方向一方向D11に突出し且つ搬送方向MDに相当する第2方向D2の第2方向一方向D21に突出していない、複数の第1フラップ部111と、直交方向他方向CD2に相当する第1方向D1の第1方向他方向D12に突出し且つ搬送方向MDに相当する第2方向D2の第2方向一方向D21に突出していない、複数の第2フラップ部121とを備えている。
【0036】
なお、清掃シート用資材1については、図4図9に関連して詳細に説明するが、フラップ部形成ステップにおいて形成される、複数の第1フラップ部111における第1下流側端部159及び第1上流側端部161は、それぞれ、第1他端115及び第1一端113に相当し、そして複数の第2フラップ部121における第2下流側端部163及び第2上流側端部165は、それぞれ、第2他端125及び第2一端123に相当する。
【0037】
清掃シート用資材形成ステップでは、フラップ部形成ステップと同様に、例えば、帯状の不織布5を、28〜280m/分の速度で、搬送方向MDに搬送することができ、そして帯状の不織布5に着目すると、帯状の不織布5(複数の第1フラップ部111、及び複数の第2フラップ部121)は、搬送方向MDと逆向きの風速を受けることになる。
【0038】
清掃シート用資材形成ステップにおいても、帯状の不織布5(複数の資材領域3)、並びに複数の清掃シート用資材1のそれぞれが、搬送方向MDに突出していない、複数の第1フラップ部111と、複数の第2フラップ部121とを形成することにより、清掃シート用資材1の製造の際、具体的には、清掃シート用資材形成ステップにおいて、帯状の不織布5を搬送方向MDに搬送する際に、複数の第1フラップ部111及び複数の第2フラップ部121のそれぞれが折り返されにくくなる。
【0039】
清掃シート用資材1は、そのまま、清掃シート101として用いることができる。
図4図9は、第1実施形態に従う製造方法により製造された清掃シート用資材1から構成される清掃シート101を説明するための図である。具体的には、図4は、清掃シート101の正面図である。図5は、清掃シート101の背面図である。図6は、図4の領域VIの拡大斜視図である。図7は、第1フラップ部111及び第2フラップ部121の往復運動を説明するための図であり、図4の領域VIの拡大斜視図に相当する。図8は、被清掃面を清掃後の清掃シート101を説明するための図である。図9は、清掃シート101が、清掃具401に取付られた状態を説明するための図である。
【0040】
清掃シート101は、お互いに直交する、平面方向Pと、厚さ方向Tとを備えている。平面方向Pは、お互いに直交する、第1方向D1と、第2方向D2とを含み、第1方向D1は、第1方向一方向D11と、第1方向他方向D12とに区画され、第2方向D2は、第2方向一方向D21と、第2方向他方向D22とに区画される。
【0041】
なお、第1実施形態に従う製造方法との関係では、第2方向一方向D21は、搬送方向MDに該当する。また、第1方向D1は、直交方向CDに相当し、そして第1方向一方向D11と、第1方向他方向D12とは、それぞれ、直交方向一方向CD1と、直交方向他方向CD2とに相当する。
【0042】
また、第1方向D1及び第2方向D2は、それぞれ、清掃シート101の短手方向及び長手方向と一致し、そして清掃具401との関係では、図9に示されるように、清掃シート101は、その第1方向D1(短手方向)が清掃具401の清掃シート取付部405の短手方向Sと一致し、そしてその第2方向D2(長手方向)が清掃具401の清掃シート取付部405の長手方向Lと一致するように取り付けられる。
【0043】
清掃シート101は、不織布から構成され、第1面103と、第1面103と反対側の第2面105とを有し、被清掃面を清掃するための領域である清掃領域CRを備えている。
第1面103と、第2面105とは、両面とも、清掃面を構成しうる。
【0044】
清掃シート101は、清掃領域CRに、複数の第1フラップ部111と、複数の第2フラップ部121とを備えている。
複数の第1フラップ部111のそれぞれは、第1一端113及び第1他端115と、第1一端113及び第1他端115を直線的に連結する第1固定端部117と、第1一端113及び第1他端115を起点として第1固定端部117から遠ざかる方向に突出している第1自由端部119とから構成される。
【0045】
同様に、複数の第2フラップ部121のそれぞれは、第2一端123及び第2他端125と、第2一端123及び第2他端125を直線的に連結する第2固定端部127と、第2一端123及び第2他端125を起点として第2固定端部127から遠ざかる方向に突出している第2自由端部129とから構成される。
複数の第1フラップ部111のそれぞれは、第1方向一方向D11に突出しており、そして複数の第2フラップ部121のそれぞれは、第1方向他方向D12に突出している。
【0046】
清掃シート101は、第2方向D2に延びており、第1方向D1に離間して配置されている、7列の第1フラップ部群、具体的には、第1フラップ部第1群131、第1フラップ部第2群133、第1フラップ部第3群135、第1フラップ部第4群137、第1フラップ部第5群139、第1フラップ部第6群141、第1フラップ部第7群143を備えている。
【0047】
第1フラップ部第1群131〜第1フラップ部第7群143のそれぞれでは、複数の第1フラップ部111のそれぞれと、複数の第2フラップ部121のそれぞれとが、相反する方向に突出するように隣接して配置されている。
【0048】
第1方向D1において、内方に配置されている、第1フラップ部第2群133〜第1フラップ部第6群141に含まれる、複数の第1フラップ部111及び複数の第2フラップ部121のそれぞれの面積は、外方に配置されている、第1フラップ部第1群131及び第1フラップ部第7群143に含まれる、複数の第1フラップ部111及び複数の第2フラップ部121のそれぞれの面積よりも相対的に小さい。
【0049】
そうすることにより、第1方向D1において、外方に配置されている、第1フラップ部第1群131及び第1フラップ部第7群143に含まれる、複数の第1フラップ部111及び複数の第2フラップ部121のそれぞれが、相対的に大きな往復運動をする際に、ゴミ連結体を巻込むこと等により、肥大化したゴミ連結体を保持しやすくなる。
【0050】
さらに、内方に配置されている、第1フラップ部第2群133〜第1フラップ部第6群141に含まれる、複数の第1フラップ部111及び複数の第2フラップ部121のそれぞれが、相対的に小さな往復運動を行い、外方に配置されている、第1フラップ部第1群131及び第1フラップ部第7群143に含まれる、複数の第1フラップ部111及び複数の第2フラップ部121が取り残したゴミを捕捉することができる。
【0051】
また、第1フラップ部第2群133〜第1フラップ部第6群141に含まれる、複数の第1フラップ部111が、清掃シート101が第1方向一方向D11に移動する際に、第1フラップ部第1群131及び第1フラップ部第7群143が取り残したゴミを捕捉することができ、そして複数の第2フラップ部121が、清掃シート101が第1方向他方向D12に移動する際に、第1フラップ部第1群131及び第1フラップ部第7群143が取り残したゴミを捕捉することができる。
【0052】
また、第1フラップ部第1群131〜第1フラップ部第7群143のそれぞれでは、第1方向一方向D11に突出している、複数の第1フラップ部111のそれぞれと、第1方向他方向D12に突出している、複数の第2フラップ部121のそれぞれとが、第2方向D2に交互に配置されている。そうすることにより、複数の第1フラップ部111のそれぞれと、複数の第2フラップ部121のそれぞれとが、相互に干渉しあい、後述する小ゴミ取り込み作用、大ゴミ絡め取り作用、ゴミ連結体保持作用、及び汚れ拭き取り作用をより発揮することができる。
【0053】
図6には、第1フラップ部111(第1一端113,第1他端115,第1固定端部117,第1自由端部119,第1可動領域MR1,第1開口部145)、具体的には、第1フラップ部111a(第1一端113a,第1他端115a,第1固定端部117a,第1自由端部119a,第1可動領域MR1a,第1開口部145a)、及び第1フラップ部111c(第1一端113c,第1他端115c,第1固定端部117c,第1自由端部119c,第1可動領域MR1c,第1開口部145c)と、第2フラップ部121(第2一端123,第2他端125,第2固定端部127,第2自由端部129,第2可動領域MR2,第2開口部147)、具体的には、第2フラップ部121b(第2一端123b,第2他端125b,第2固定端部127b,第2自由端部129b,第2可動領域MR2b,第2開口部147b)、及び第2フラップ部121d(第2一端123d,第2他端(図示せず),第2固定端部127d,第2自由端部129d,第2可動領域MR2d,第2開口部147d)が示されている。
【0054】
図6に示されるように、隣接する、第1フラップ部111の第1可動領域MR1と、第2フラップ部121の第2可動領域MR2が、厚さ方向Tに重複している。具体的には、第1フラップ部111aの第1可動領域MR1aと、第2フラップ部121bの第2可動領域MR2bとが、厚さ方向Tに重複しており、第2フラップ部121bの第2可動領域MR2bと、第1フラップ部111cの第1可動領域MR1cとが、厚さ方向Tに重複しており、そして第1フラップ部111cの第1可動領域MR1cと、第2フラップ部121dの第2可動領域MR2dとが、厚さ方向Tに重複している。
【0055】
そうすることにより、第1フラップ部111と、第2フラップ部121とが相互に干渉しあうことにより、複雑な動きをすることができ、小ゴミ取り込み作用、大ゴミ絡め取り作用、ゴミ連結体保持作用、及び汚れ拭き取り作用をより発揮することができる。
【0056】
また、図6に示されるように、隣接する、第1フラップ部111そのものと、第2フラップ部121そのものとは、厚さ方向Tに重複している。具体的には、第1フラップ部111aそのものと、第2フラップ部121bそのものとが、厚さ方向Tに重複しており、第2フラップ部121bそのものと、第1フラップ部111cそのものとが、厚さ方向Tに重複しており、そして第1フラップ部111cそのものと、第2フラップ部121dそのものとが、厚さ方向Tに重複している。
【0057】
そうすることにより、第1フラップ部111と、第2フラップ部121とが相互に干渉しあうことにより、複雑な動きをすることができ、小ゴミ取り込み作用、大ゴミ絡め取り作用、ゴミ連結体保持作用、及び汚れ拭き取り作用をより発揮することができる。
【0058】
さらに、図6に示されるように、第1フラップ部111aの第1自由端部119aが、隣接する第2フラップ部121bの第2自由端部129bと交差しておらず、第1フラップ部111aの第1固定端部117aが、隣接する第2フラップ部121bの第2固定端部127bと交差している。
また、第1フラップ部111cの第1自由端部119cが、隣接する第2フラップ部121dの第2自由端部129dと交差しておらず、第1フラップ部111cの第1固定端部117cが、隣接する第2フラップ部121dの第2固定端部127dと交差している。
【0059】
そうすることにより、第1フラップ部111a及び第2フラップ部121bが、往復運動を行う際に起点となる、第1自由端部119a及び第2自由端部129bの自由度を保持しながら、相互に干渉しあうことにより、それらが複雑な動きをすることができ、小ゴミ取り込み作用、大ゴミ絡め取り作用、ゴミ連結体保持作用、及び汚れ拭き取り作用をより発揮することができる。また、第1フラップ部111c及び第2フラップ部121dが、往復運動を行う際に起点となる、第1自由端部119c及び第2自由端部129dの自由度を保持しながら、相互に干渉しあうことにより、それらが複雑な動きをすることができ、小ゴミ取り込み作用、大ゴミ絡め取り作用、ゴミ連結体保持作用、及び汚れ拭き取り作用をより発揮することができる。
【0060】
図6では、第1フラップ部第4群137を構成する、第1フラップ部111及び第2フラップ部121の関係について説明したが、第1フラップ部第1群131〜第1フラップ部第7群143のそれぞれにおいても、第1フラップ部111及び第2フラップ部121は、同様の関係性を有する。
【0061】
図7に示されるように、清掃シート101が、第1方向一方向D11に動かされると、第1フラップ部111(第1フラップ部111a,及び第1フラップ部111c)が、第1方向他方向D12に折り畳まれる。その際、第2フラップ部121(第2フラップ部121b、及び第2フラップ部121d)が、第1方向一方向D11に折り畳まれていた場合には、第1フラップ部111(第1フラップ部111a,及び第1フラップ部111c)が折り畳まれるのに合わせて、第2フラップ部121(第2フラップ部121b、及び第2フラップ部121d)が、第1方向他方向D12に向かって倒れ、元の位置に戻りやすくなる。
【0062】
なお、第1フラップ部111(第1フラップ部111a,及び第1フラップ部111c)が、第1方向他方向D12に折り畳まれることにより、第1フラップ部111(第1フラップ部111a,及び第1フラップ部111c)が存在していた場所に、第1開口部145(第1開口部145a,及び第1開口部145c)が形成され、そして第2フラップ部121(第2フラップ部121b)が、第1方向一方向D11に折り畳まれることにより、第2フラップ部121(第2フラップ部121b)が存在していた場所に、第2開口部147(第2開口部147b、及び第2開口部147d)が形成される。
【0063】
なお、第1フラップ部111が折り畳まれることにより形成される第1開口部145は、第1フラップ部111の折り返し起点である第1固定端部117付近において、小ゴミ取り込み作用が最も高くなる傾向があるため、第1開口部145(第1開口部145a,及び第1開口部145c)は、清掃シート101を第1方向一方向D11に動かす場合に、小ゴミ取り込み作用が高くなる傾向がある。また、第2フラップ部121が折り畳まれることにより形成される第2開口部147は、第2フラップ部121の折り返し起点である第2固定端部127付近において、小ゴミ取り込み作用が最も高くなる傾向があるため、第2開口部147(第2開口部147b,及び第2開口部147d)は、清掃シート101を第1方向他方向D12に動かす場合に、小ゴミ取り込み作用が高くなる傾向がある。
【0064】
図示されていないが、清掃シート101が、第1方向他方向D12に動かされると、第2フラップ部121(第2フラップ部121b、及び第2フラップ部121d)が、第1方向一方向D11に折り返される。それに合わせて、第1フラップ部111(第1フラップ部111a,及び第1フラップ部111c)が、第1方向一方向D11に向かって倒れ、元の位置に戻りやすくなる。
【0065】
図9に示されるように、清掃シート101を、把持部403及び清掃シート取付部405を備える清掃具401の、清掃シート取付部405に、清掃シート101の第1面103が被清掃面と接するように、そして第2面105が清掃シート取付部405に接するように取付け、被清掃面を清掃すると、図8に示されるように、複数の第1フラップ部111と、複数の第2フラップ部121のそれぞれとが、ゴミ連結体407を巻込むことにより保持するとともに、小さなゴミ(図示せず)を、複数の第1開口部145のそれぞれと、複数の第2開口部147とを介して収集し、小さなゴミ(図示せず)を、清掃シート101と、清掃シート取付部405との間に保持する。
【0066】
清掃シート用資材1は、そのまま、(単層の)清掃シート101として用いることができる他、複層清掃シート151の構成要素としても用いることができる。
図10及び図11は、清掃シート用資材1が、複層清掃シート151の構成要素として用いられている例を説明するための図である。図10は、複層清掃シート151の平面図で有り、そして図11は、図10のXI−XI断面における、複層清掃シート151の断面図である。
【0067】
複層清掃シート151は、清掃面を構成する第1表面シート153と、薬液を保持する保水シート155と、清掃面を構成する第2表面シート157とを、その順番で備えており、第1表面シート153及び第2表面シート157の両面を、被清掃面の清掃に用いることができる。
【0068】
第1表面シート153は、被清掃面側に配置された第1面103と、第1面103と反対側且つ保水シート155側に配置された第2面105とを備えている。第2面105は、保水シート155と接している。第1表面シート153は、清掃領域CRに、複数の第1フラップ部111と、複数の第2フラップ部121とを備えている。
【0069】
第1表面シート153は、清掃シート用資材1から構成されており、第1表面シート153は、図4に示される清掃シート101と同様の構成を有するため、説明を省略する。
また、第2表面シート157も、清掃シート用資材1から構成されており、図4に示される清掃シート101と同様の構成を有するため、説明を省略する。
【0070】
複層清掃シート151では、保水シート155が、第1表面シート153及び第2表面シート157を介さずに、保持している薬液を、汚れ部分に適用し、汚れ部分湿潤化作用を発揮しやすくなる。
【0071】
本開示の製造方法により製造される清掃シート用資材は、特に制限されず、例えば、第1実施形態と同様に、そのまま、清掃シートとして用いられることができる。なお、上記清掃シートを、そのまま清掃シートとして用いる場合には、清掃シート(清掃シート用資材)の両面が、清掃面を構成する。
【0072】
また、製造方法により製造される清掃シート用資材は、複数の層を含む複層清掃シートを構成する構成シート、特に表面シートとして用いられることができる。
上記複層清掃シートとしては、上記清掃シート用資材を2枚以上積層したもの、例えば、第1層の清掃シート用資材と、第2層の清掃シート用資材とを、第1層の清掃シート用資材に含まれる、複数の第1フラップ部及び複数の第2フラップ部と、第2層の清掃シート用資材に含まれる、複数の第1フラップ部及び複数の第2フラップ部とが、複層清掃シートの厚さ方向に一致しないように、例えば、重複しないように積層したものが挙げられる。
【0073】
上記複層清掃シートとしては、2枚の清掃シート用資材と、それらの間に配置された、薬液を保持する保水シートとから構成されるものが挙げられ、そして清掃シート用資材と、フィルム等の液不透過性シートと、それらの間に配置された保水シートとから構成されるものが挙げられる。さらに、上記複層清掃シートとしては、複数枚の清掃シート用資材(例えば、複数の第1フラップ部及び複数の第2フラップ部の形状が異なる複数枚の清掃シート用資材)と、当該複数枚の清掃シート用資材の一方に配置された保水シートとを含むものが挙げられる。
保水シートを備える複層清掃シートは、汚れ部分湿潤化作用の観点から好ましい。
【0074】
また、上記複層清掃シートは、清掃シート用資材と、保水シートとの間に、追加のシート、例えば、メッシュシートを含むものであってもよい。なお、保水シートが保持する薬液を被清掃面に存在するゴミ、汚れ等に直接適用する観点からは、清掃シート用資材と、保水シートとは、清掃シートの厚さ方向に隣接していることが好ましい。
【0075】
上記清掃シート用資材の素材は、特に制限されず、フィルム、布帛(例えば、不織布、織物又は編み物)であることができ、例えば、スパンレース不織布、エアスルー不織布、スパンボンド不織布、SMS不織布、サーマルボンド不織布、ポイントボンド不織布、メルトブローン不織布、ケミカルボンド不織布、エアレイド不織布等が挙げられる。
【0076】
上記清掃シート用資材の素材が、繊維を含む布帛(例えば、不織布)から構成される場合には、当該布帛は、親水性繊維と、疎水性繊維とを含むことが好ましく、そして親水性繊維及び疎水性繊維を、より好ましくは5〜45質量%及び55〜95質量%、さらに好ましくは20〜30質量%及び70〜80質量%、そしてさらにいっそう好ましくは23〜28質量%及び72〜77質量%の比率で含む。そうすることにより、清掃シート用資材が、固形状の汚れを掻き取りやすくなるとともに、親水性の液状汚れ及び疎水性の液状汚れを収集しやすくなる。
なお、上記布帛が、後述する2層又は3層以上の複層から構成される場合には、上述の親水性繊維及び疎水性繊維の比率は、布帛全体としての比率を意味する。
【0077】
上記清掃シート資材が、保水シートを含む複層清掃シートの構成シートとして用いられる場合には、上記清掃シート用資材は、単層から構成されていてもよく、そして複層から構成されていてもよい。
上記清掃シート用資材が、2層又は3層以上の複層から構成される場合には、被清掃面側の第1面を構成する第1層と、保水シート側の第2面を構成する第2層とのそれぞれが、親水性繊維及び疎水性繊維を含むことが好ましく、そして第2層を構成する疎水性繊維の比率が、第1層を構成する疎水性繊維の比率よりも好ましくは高く、より好ましくは1.00〜2.00倍高く、そしてさらに好ましくは1.05〜1.50倍高く、そしてさらにいっそう好ましくは1.10〜1.20倍高い。そうすることにより、第1層が、保水シートが保持する薬液を被清掃面に拡げる能力が相対的に高くなり、そして第2層が、複数の第1フラップ部及び/又は複数の第2フラップ部が折り返された際に、汚れ部分の掻き取り性に相対的に優れることになる。また、疎水性繊維の比率の高い第2層が、保水シートに張り付きにくくなるため、複数の第1フラップ部及び/又は複数の第2フラップ部が、清掃シートの使用時に折り返されやすくなる。
【0078】
上記親水性繊維としては、セルロース系繊維、例えば、パルプ繊維、再生セルロース繊維、及び半合成セルロース繊維が挙げられる。上記再生セルロース繊維としては、レーヨン繊維、例えば、ビスコースから得られるビスコースレーヨン、ポリノジック及びモダール、セルロースの銅アンモニア塩溶液から得られる銅アンモニアレーヨン繊維(「キュプラ」とも称される);有機化合物及び水の混合溶液である有機溶剤を用いた有機溶剤紡糸法によって得られ、セルロース誘導体を経ないリヨセル及びテンセル等が挙げられる。
上記半合成セルロース繊維としては、例えば、アセテート繊維、例えば、トリアセテート繊維及びジアセテート繊維が挙げられる。
【0079】
上記疎水性繊維としては、合成繊維、例えば、熱融着性繊維、例えば、ポリオレフィン系ポリマー、例えば、ポリエチレン若しくはポリプロピレン;ポリエステル系ポリマー、例えば、テレフタレート系ポリマー、例えば、ポリエチレンテレフタレート(PET),ポリブチレンテレフタレート,ポリペンチレンテレフタレート;ポリアミド系ポリマー、例えば、ナイロン6若しくはナイロン6,6;アクリル系ポリマー;ポリアクリロニトリル系ポリマー;又はそれらの変性物、あるいはそれらの組み合わせ等から形成された繊維が挙げられる。
【0080】
上記保水シートは、薬液を保持しうるものであれば、特に制限されず、当技術分野で保水シートとして用いられているものを制限なく採用することができ、例えば、エアレイドパルプ、スパンレース不織布、パルプシート、シート状のスポンジ等から構成されうる。
上記保水シートは、薬液を保持するため、親水性繊維を含むことができる。上記親水性繊維としては、表面シートの箇所で説明したものと同様のものが挙げられる。例えば、上記エアレイドパルプは、表面シートの箇所で説明した合成繊維と、親水性繊維(例えば、パルプ繊維)とを含むことができる。
上記保水シートが保持する薬液は、当技術分野で公知の薬液を採用しうる。
【0081】
本開示の製造方法では、複数の第1フラップ部及び複数の第2フラップ部を備えている清掃シート用資材を形成する。複数の第1フラップ部及び複数の第2フラップ部のそれぞれは、一端及び他端と、一端及び他端を連結する直線状の固定端部と、一端及び他端を起点として固定端部から遠ざかる方向に突出する自由端部とから構成されるものであれば、特に制限されず、任意の形状を有することができ、そして自由端部が、一端及び他端を起点として固定端部から遠ざかる方向に凸になるように湾曲していることが好ましい。
【0082】
また、複数の第1フラップ部及び複数の第2フラップ部のそれぞれは、自由端部の、固定端部から最も遠い最遠部の曲率半径が、好ましくは3.0〜25.0mm、より好ましくは5.0〜20.0mm、そしてさらに好ましくは7.0〜15.0mmである。そうすることにより、上記清掃シート用資材(単層の清掃シート、複層清掃シート)を用いる際に、複数の第1フラップ部及び複数の第2フラップ部のそれぞれが往復運動しやすくなる。
【0083】
図13は、本開示の製造方法により製造される清掃シート用資材におけるフラップ部の例を説明するための図である。図13(a)に示されるフラップ部301は、一端303及び他端305と、一端303及び他端305を直線的に連結する固定端部307と、一端303及び他端305を起点として固定端部307から遠ざかる方向に凸になるように湾曲している自由端部309とから構成されており、自由端部309が曲率半径R1の半円弧部であり、そして最遠部311がまた、曲率半径R1を有する。
【0084】
図13(b)に示されるフラップ部301は、一端303及び他端305と、一端303及び他端305を直線的に連結する固定端部307と、一端303及び他端305を起点として固定端部307から遠ざかる方向に凸になるように湾曲している自由端部309とから構成されており、自由端部309が楕円弧部であり、そして最遠部311が、曲率半径R2を有する。
【0085】
図13(c)に示されるフラップ部301は、一端303及び他端305と、一端303及び他端305を直線的に連結する固定端部307と、2本の直線部及びそれらの間の楕円弧部から構成される自由端部309とから構成されており、そして最遠部311が、曲率半径R3を有する。
図13(d)に示されるフラップ部301は、一端303及び他端305と、一端303及び他端305を直線的に連結する固定端部307と、3本の直線部から構成される自由端部309とから構成されており、そして最遠部311が、固定端部307と0°の交差角を有する直線部から構成されている。なお、図12に示されるフラップ部201もまた、本開示の製造方法により製造される清掃シート用資材におけるフラップ部に該当する。
【0086】
本開示の製造方法では、任意の大きさを有する、複数の第1フラップ部と、複数の第2フラップ部とを備える清掃シート用資材を形成することが可能であり、そして複数の第1フラップ部として、第1方向において、内方に配置された、相対的に面積の小さな第1フラップ部と、外方に配置された、相対的に面積の大きな第1フラップ部とを備えて清掃シート用資材を形成することが好ましい。そうすることにより、形成される清掃シート用資材(単層の清掃シート、複層清掃シート)において、外方に配置されている、相対的に面積の大きな第1フラップ部が、相対的に大きな往復運動をする際に、ゴミ連結体を巻込むこと等により、肥大化したゴミ連結体を保持しやすくなる。また、内方に配置されている、面積の小さな第1フラップ部が、相対的に小さな往復運動を行い、外方に配置されている、面積の大きな第1フラップ部が取り残したゴミを捕捉することができる。
【0087】
また、同様の理由により、本開示の製造方法により製造される上記清掃シート用資材が、複数の第2フラップ部として、第1方向において、内方に配置された、相対的に面積の小さな第2フラップ部と、外方に配置された、相対的に面積の大きな第2フラップ部とを備えているが好ましい。
【0088】
本開示の製造方法では、フラップ部形成ステップにおいて、複数の第1フラップ部を、複数の第1フラップ部のそれぞれの下流側の端部が、その上流側の端部よりも、直交方向の一方向よりに配置されるように形成することが好ましい。また、複数の第2フラップ部を、複数の第2フラップ部のそれぞれの下流側の端部が、その上流側の端部よりも、直交方向の他方向よりに配置されるように形成することが好ましい。そうすることにより、清掃シート用資材の製造の際、具体的には、フラップ部形成ステップを経た帯状の不織布を搬送方向に搬送する際に、第1フラップ部及び第2フラップ部が折り返されにくくなる。
【0089】
本開示の製造方法では、フラップ部形成ステップにおいて、複数の第1フラップ部及び複数の第2フラップ部の少なくとも一部を、複数の資材領域のそれぞれを、複数の資材領域の平面方向に連続して貫通するようにカットすることにより形成してもよく、そして複数の資材領域の平面方向に間欠的に貫通するようにカットすることにより形成してもよい。複数の第1フラップ部及び複数の第2フラップ部の少なくとも一部を、複数の資材領域の平面方向に間欠的に貫通するようにカットすることにより形成することにより、清掃シート用資材の製造の際、具体的には、フラップ部形成ステップを経た帯状の不織布を搬送方向に搬送する際に、第1フラップ部及び第2フラップ部が折り返されにくくなる。
【0090】
本開示の製造方法では、フラップ部形成ステップにおいて、複数の第1フラップ部及び複数の第2フラップ部の少なくとも一部を、複数の資材領域のそれぞれを、複数の資材領域の厚さ方向に貫通しないようにカットすることにより形成してもよい。そうすることにより、清掃シート用資材の製造の際、具体的には、フラップ部形成ステップを経た帯状の不織布を搬送方向に搬送する際に、第1フラップ部及び第2フラップ部が折り返されにくくなる。
【0091】
本開示の製造方法では、複数の第1フラップ部のそれぞれが、所定の第1可動領域を有し、複数の第2フラップ部のそれぞれが、所定の第2可動領域を有するとともに、隣接して配置されている、複数の第1フラップ部及び複数の第2フラップ部として、第1フラップ部の第1可動領域と、第2フラップ部の第2可動領域とが、清掃シート用資材の厚さ方向において重複している清掃シート用資材を形成することが好ましい。そうすることにより、形成される清掃シート用資材(単層の清掃シート、複層清掃シート)が、小ゴミ取り込み作用、大ゴミ絡め取り作用、ゴミ連結体保持作用、及び汚れ拭き取り作用をより発揮することができる。
【0092】
本開示の製造方法では、隣接して配置されている、複数の第1フラップ部及び複数の第2フラップ部として、第1フラップ部と、第2フラップ部とが、清掃シート用資材の厚さ方向において重複している清掃シート用資材を形成することが好ましい。そうすることにより、形成される清掃シート用資材(単層の清掃シート、複層清掃シート)が、小ゴミ取り込み作用、大ゴミ絡め取り作用、ゴミ連結体保持作用、及び汚れ拭き取り作用をより発揮することができる。
【0093】
なお、本開示の製造方法により製造される清掃シート用資材は、清掃シート用資材から構成される単層の清掃シート、又は清掃シート用資材を含む複層清掃シートを清掃具に取付け、被清掃面を清掃する際に、清掃シート(複層清掃シート)を第1方向の一方向に動かすと、第1フラップ部が、摩擦の高い部分(例えば、汚れ部分)と接触した際に、第1フラップ部が、第1面を内側にして、他方向に折り返される(本明細書では、「フラップ部が、第1面を内側にして、他方向に折り返される」ことを、単に、『フラップ部が(他方向に)折り返される』と称する場合がある)と、清掃シート(複層清掃シート)の、第1フラップ部が存在していた場所には、第1開口部が形成され、小さなゴミを、第1開口部から、内部(例えば、清掃シート(複層清掃シート)と、清掃具との間、清掃シート(複層清掃シート)と、保水シートとの間等)に取り込むことができる(本明細書では、フラップ部が、小さなゴミを、開口部から内部に取り込む作用を、「小ゴミ取り込み作用」と称する)。なお、上記小ゴミ取り込み作用は、第1開口部の、固定端部付近が最も高いため、清掃シート(複層清掃シート)を一方向に動かす場合により高くなる傾向にある。なお、小ゴミは、不織布の繊維内にも取り込まれ、除去される。
【0094】
また、清掃シート(複層清掃シート)を第1方向の一方向に動かし、第1フラップ部が、他方向に折り返されることと、清掃シート(複層清掃シート)を第1方向の他方向に動かし、第1フラップ部が一方向に戻ることとの往復運動を行う際に、第1フラップ部が、大きなゴミを絡め取ることができる(本明細書では、フラップ部が往復運動を行うことにより大きなゴミを絡め取ることを、「大ゴミ絡め取り作用」と称する)。なお、大ゴミ絡め取り作用は、清掃シート(複層清掃シート)の厚さが厚くなるため、第1フラップ部が他方向に折り返されている場合、すなわち、清掃シート(複層清掃シート)を一方向に動かす場合に、より高くなる傾向にある。
【0095】
さらに、清掃シート(複層清掃シート)を用いて被清掃面を清掃する場合に、被清掃面に存在する、髪の毛、ホコリ等のゴミは、最初に、清掃シート(複層清掃シート)の周辺部にて捕捉され、清掃シート(複層清掃シート)の周辺部にて捕捉されなかったゴミが、清掃シート(複層清掃シート)の中央部に移動する傾向がある。従って、清掃シート(複層清掃シート)が捕捉したゴミの量が増えると、清掃シート(複層清掃シート)の周縁部では、捕捉された、髪の毛、ホコリ等のゴミの量と、被清掃面に存在する、髪の毛、ホコリ等のゴミとが繋がり合い、棒状のゴミ連結体を形成する傾向がある。第1フラップ部は、往復運動を行う際に、ゴミ連結体を保持し続ける(以下、フラップ部が、往復運動を行う際に、ゴミ連結体を保持し続ける作用を、「ゴミ連結体保持作用」と称する場合がある)ことができる。なお、上記ゴミ連結体保持作用は、清掃シート(複層清掃シート)の厚さが厚くなるため、第1フラップ部が他方向に折り返されている場合、すなわち、清掃シート(複層清掃シート)を一方向に動かす場合に、より高くなる傾向にある。
【0096】
さらに、第1フラップ部が折り返されている場合、すなわち、清掃シート(複層清掃シート)を一方向に動かしている場合に、清掃シート(複層清掃シート)が、折り返された第1フラップ部と、上記厚さ方向に重複する領域である凸領域と、第1開口部と、上記厚さ方向に重複する領域である凹領域とを含む凹凸領域を有することになるため、清掃シート(複層清掃シート)による、汚れ(例えば、固形状の皮脂汚れ)の拭き取り性が向上する(本明細書では、フラップ部が折り返されることにより凹凸領域を形成し、汚れを拭き取ることを、「汚れ拭き取り作用」と称する)。
【0097】
複数の第2フラップ部に着目すると、複数の第1フラップ部と同様に、小ゴミ取り込み作用、大ゴミ絡め取り作用、ゴミ連結体保持作用、及び汚れ拭き取り作用を有するが、それらの作用は、清掃シート(複層清掃シート)を第1方向の他方向に動かしている場合に、より高くなる傾向がある。
以上より、上記清掃シート(複層清掃シート)は、第1方向の一方向及び他方向のいずれの方向に動かした場合にも、小ゴミ取り込み作用、大ゴミ絡め取り作用、ゴミ連結体保持作用、及び汚れ拭き取り作用を示すことができる。
【0098】
また、上記複層清掃シートは、複数の第1フラップ部及び第2フラップ部が折り返された場合に、保水シートが、表面シートを介さずに、保持している薬液を、汚れ部分に適用し、汚れ部分を湿潤化し、除去しやすくすることができる(本明細書において、「汚れ部分湿潤化作用」と称する)。
【0099】
本開示の製造方法では、隣接して配置されている、複数の第1フラップ部及び複数の第2フラップ部として、第1フラップ部の自由端部が、第2フラップ部の自由端部と交差していないが、第1フラップ部の固定端部が、第2フラップ部の固定端部と交差している清掃シート用資材を形成することが好ましい。そうすることにより、形成される清掃シート用資材(単層の清掃シート、複層清掃シート)が、小ゴミ取り込み作用、大ゴミ絡め取り作用、ゴミ連結体保持作用、及び汚れ拭き取り作用をより発揮することができる。
【符号の説明】
【0100】
1 清掃シート用資材
3 資材領域
5 帯状の不織布
51 ベルトコンベア
53 ベルトコンベア
55 第1カッター部
57 カッターロール
59 刃
61 アンビルロール
63 ベルトコンベア
65 第2カッター部
67 カッターロール
69 刃
71 アンビルロール
101 清掃シート
103 第1面
105 第2面
111 第1フラップ部
113 第1一端
115 第1他端
117 第1固定端部
119 第1自由端部
121 第2フラップ部
123 第2一端
125 第2他端
127 第2固定端部
129 第2自由端部
MD 搬送方向
CD 直交方向
CD1 直交方向一方向
CD2 直交方向他方向
CR 清掃領域
P 平面方向
1 第1方向
11 第1方向一方向
12 第1方向他方向
2 第2方向
21 第2方向一方向
22 第2方向他方向
T 厚さ方向
MR1 第1可動領域
MR2 第2可動領域
L 長手方向
S 短手方向
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