【解決手段】複数のケーブルCaを接続するケーブル接続部50を収容するコフィンボックス1であって、上側部材3と下側部材2とを接合して形成され、上側部材3の側面には、下方に延びる覆い部32が上側部材3と一体的に形成されており、上側部材3と下側部材2とを接合した状態で、覆い部32により下側部材2の側方に形成される、下端が開放された半閉空間S内に、上側部材3と下側部材2との接合部αが収められている。覆い部32と、接合部αを構成する上側部材3の部分31及び下側部材2の部分21には、貫通孔が形成されていない。
前記半閉空間の下端部分に、前記下側部材の外周面から前記覆い部に向けて凸部が突設されていることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか一項に記載のコフィンボックス。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、従来のコフィンボックスは、上側部材と下側部材の接合部をパッキンで密閉するなどして水密性を保つように構成されているにもかかわらず、実際には、接合部から徐々に地下水や雨水等の水が浸入してしまう場合があった。
【0005】
本発明は、上記の問題点を鑑みてなされたものであり、地中に埋設しても上側部材と下側部材の接合部から内部に水が浸入することを確実に防止することが可能なコフィンボックス、中間接続部及び中間接続部の設置方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
前記の問題を解決するために、請求項1に記載の発明は、
複数のケーブルを接続するケーブル接続部を収容するコフィンボックスであって、
上側部材と下側部材とを接合して形成され、
前記上側部材の側面には、下方に延びる覆い部が前記上側部材と一体的に形成されており、
前記上側部材と前記下側部材とを接合した状態で、前記覆い部により前記下側部材の側方に形成される、下端が開放された半閉空間内に、前記上側部材と前記下側部材との接合部が収められており、
前記覆い部と、前記接合部を構成する前記上側部材の部分及び前記下側部材の部分には、貫通孔が形成されていないことを特徴とする。
【0007】
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のコフィンボックスにおいて、
前記下側部材の側面の上端部が外向きに屈曲されて下側フランジが形成されており、
前記上側部材の側面の下端部が外向きに屈曲されて、前記下側フランジと接合される上側フランジが形成されており、さらに、前記上側フランジの外端部が下方に屈曲されて覆い部が形成されており、
前記下側フランジと前記上側フランジとが接合されて前記上側部材と前記下側部材とが接合されていることを特徴とする。
【0008】
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載のコフィンボックスにおいて、
前記下側部材の長手方向の端部で、前記下側部材及び前記下側フランジが下方に屈曲されて内壁が形成されており、
前記上側部材の長手方向の端部で、前記上側フランジが下方に屈曲されて外壁が形成されており、
前記上側部材と前記下側部材とを接合した状態で、前記内壁と前記外壁とが密着されて前記覆い部とともに前記半閉空間が形成されていることを特徴とする。
【0009】
請求項4に記載の発明は、請求項1から請求項3のいずれか一項に記載のコフィンボックスにおいて、前記半閉空間の下端部分に、前記下側部材の外周面から前記覆い部に向けて凸部が突設されていることを特徴とする。
【0010】
請求項5に記載の発明は、請求項1から請求項4のいずれか一項に記載のコフィンボックスを用いたケーブルの中間接続部であって、
前記コフィンボックス内に前記ケーブル接続部が収容されており、
前記コフィンボックスと前記ケーブル接続部との間に防水コンパウンドが充填されており、
前記コフィンボックスの前記覆い部により前記下側部材の側方に前記半閉空間が形成されていることを特徴とする。
【0011】
請求項6に記載の発明は、
複数のケーブルを接続するケーブル接続部を収容するコフィンボックスを用いたケーブルの中間接続部の設置方法であって、
前記コフィンボックスの下側部材を地中の設置場所に載置する工程と、
前記ケーブル接続部を形成して前記下側部材内に収容する工程と、
その状態の前記下側部材の上から、側面に下方に延びる覆い部が一体的に形成された上側部材を被せて前記下側部材と前記上側部材とを接合して、前記コフィンボックスの前記覆い部により前記下側部材の側方に、内部に前記上側部材と前記下側部材との接合部を収める、下端が開放された半閉空間を形成する工程と、
前記コフィンボックスに防水処理を施す工程と、
前記コフィンボックス内に防水コンパウンドを注入して充填させてケーブルの中間接続部を形成する工程と、
前記中間接続部に上方から土砂を被せる工程と、
を有することを特徴とする。
【発明の効果】
【0012】
本発明によれば、半閉空間内の空気圧で、半閉空間内に土中の雨水や地下水が入り込むことが阻止されるため、半閉空間内に収められている下側部材と上側部材との接合部が雨水や地下水に触れることがない。また、覆い部等に貫通孔が形成されていないため、そのような貫通孔から土中の雨水や地下水等の水が下側部材と上側部材との接合部に浸入することもない。
そのため、コフィンボックスを地中に埋設しても、下側部材と上側部材との接合部からコフィンボックス内に水が浸入することを確実に防止することが可能となる。
【発明を実施するための形態】
【0014】
以下、図面を参照して、本実施形態に係るコフィンボックス、中間接続部及び中間接続部の設置方法について説明する。ただし、以下に述べる実施形態には、本発明を実施するために技術的に好ましい種々の限定が付されているが、本発明の範囲を以下の実施形態や図示例に限定するものではない。
【0015】
[コフィンボックス]
まず、本実施形態に係るコフィンボックスの構成について説明する。前述したように、コフィンボックスは、複数のケーブルを接続するケーブル接続部を収容するものである。
図1は、本実施形態に係るコフィンボックスを表す斜視図である。
図2(A)は、本実施形態に係るコフィンボックスの側面図であり、
図2(B)は、
図1のX−X線に沿う断面図である。
【0016】
コフィンボックス1は、円筒状の本体部Aの両端にそれぞれテーパ部Bを介して小径の円筒部Cが接続されて構成されており、本体部Aの上部に防水コンパウンドを注入するための注入孔A1が設けられている。コフィンボックス1は、例えば繊維強化プラスチック(FRP)で形成される。
本実施形態では、コフィンボックス1は、上下半割構造とされており、下側部材2と上側部材3とを接合して形成されるようになっている。
【0017】
下側部材2は、上下半割構造のコフィンボックス1の本体部Aやテーパ部B、円筒部Cの下側の部分を構成するものであり、本体部Aやテーパ部B、円筒部Cの各部が一体的に形成されている。
そして、下側部材2の側面の上端部が外向きに屈曲されて下側フランジ21が形成されている。
【0018】
また、本実施形態では、
図3に示すように、下側部材2の長手方向の端部(円筒部Cの開口部の部分)で、下側部材2と下側フランジ21が下方に屈曲されて内壁22が形成されている。
なお、
図3では、下側部材2や下側フランジ21が鉛直下方に屈曲されて内壁22が形成されている場合が示されているが、
図4に示すように、下側部材2や下側フランジ21を斜めに屈曲させるようにして内壁22を形成することも可能である。この点については後で説明する。
【0019】
上側部材3は、
図1や
図2(A)、(B)に示すように、上下半割構造のコフィンボックス1の本体部Aやテーパ部B、円筒部Cの上側の部分を構成するものであり、本体部Aやテーパ部B、円筒部Cの各部が一体的に形成されている。
そして、上側部材3の側面の下端部が外向きに屈曲されて、下側フランジ21と接合される上側フランジ31が形成されており、下側フランジ21と上側フランジ31とが接合されて下側部材2と上側部材3とが接合されるようになっている。
【0020】
下側フランジ21や上側フランジ31には、ボルト孔等の貫通孔は形成されておらず、本実施形態では、下側フランジ21の上面や上側フランジ31の下面に図示しないゴム製等のパッキンが配置されており、パッキンが介在した状態で下側フランジ21と上側フランジ31とを接着するなどして下側部材2と上側部材3とが接合されるようになっている。
【0021】
また、本実施形態では、上側フランジ31の外端部が下方に屈曲されて覆い部32が形成されている。このように、上側部材3の側面には、下方に延びる覆い部32が上側部材3と一体的に形成されている。なお、覆い部32にも貫通孔は形成されていない。
本発明では、このように、上側部材3の側面に下方に延びる覆い部32を形成したことで、下側部材2と上側部材3とが接合された状態で、覆い部32により下側部材2の側方に、下端が開放された半閉空間Sが形成される(
図2(B)参照)。そして、この半閉空間S内に、下側部材2と上側部材3との接合部α(すなわち本実施形態では下側フランジ21と上側フランジ31とが接合されている部分)を収めることができるように構成されている。
【0022】
また、本実施形態では、
図3に示すように、上側部材3の長手方向の端部(円筒部Cの開口部の部分)で、上側フランジ31が下方に屈曲されて外壁33が形成されている。
なお、
図3では、上側フランジ31が鉛直下方に屈曲されて外壁33が形成されている場合が示されているが、
図4に示すように、上側フランジ31を斜めに屈曲させるようにして外壁33を形成することも可能である。この点については後で説明する。
【0023】
そして、下側部材2と上側部材3とを接合した状態では、前述した下側部材2の内壁22と上側部材3の外壁33とが密着される状態になり、上記の覆い部32とともに半閉空間Sが形成されるようになっている。
なお、内壁22や外壁33にも貫通孔は形成されていない。また、本実施形態では、内壁22の外面や外壁33の内面に図示しないゴム製等のパッキンが配置されており、パッキンが介在した状態で内壁22と外壁33とを接着するなどして内壁22と外壁33とを密着させるようになっている。
【0024】
次に、本実施形態に係るコフィンボックス1の作用について説明する。
上記のように、本実施形態では、上下半割構造のコフィンボックス1の上側部材3の側面に下方に延びる覆い部32を形成したことで、下側部材2と上側部材3とが接合された状態では、覆い部32により下側部材2の側方(すなわちコフィンボックス1の本体部Aやテーパ部B、円筒部Cの下側部分の側方)に、下端が開放された半閉空間Sが形成される(
図2(B)参照)。そして、この半閉空間S内に、下側部材2と上側部材3との接合部αが収容されている。
【0025】
後述するようにコフィンボックス1内にケーブル接続部50を収容し、コフィンボックス1内に防水コンパウンド60を充填した中間接続部100を地中に埋設すると、
図5に示すようにコフィンボックス1が土砂に取り囲まれた状態になる。
しかし、コフィンボックス1の埋設時に、半閉空間S内に土砂が入り込まないように埋設すれば、埋設後、コフィンボックス1の半閉空間S内には空気が存在している状態になる。そのため、コフィンボックス1を埋設した後に、コフィンボックス1の周囲の土砂が雨水を含む状態になったり地下水が上昇してきても、半閉空間S内の空気圧によって雨水や地下水が半閉空間S内に入り込まない。
【0026】
これは、コップを伏せて水中に没した際に、伏せたコップの中の空気圧によって水がコップの中に入らないのと同じ現象である。
そのため、コフィンボックス1の周囲の土砂が雨水を含む状態になったり地下水が上昇してきても、半閉空間S内に収容されている下側部材2と上側部材3との接合部αの所まで雨水や地下水等の水が上昇してくることが確実に阻止される。
【0027】
本実施形態では、このように、半閉空間S内に土中の雨水や地下水等の水が入り込むことを半閉空間S内の空気圧で阻止することで、半閉空間S内に収められている下側部材2と上側部材3との接合部αが雨水や地下水等の水に触れることがない。
そのため、本実施形態では、コフィンボックス1を地中に埋設しても、下側部材2と上側部材3との接合部αからコフィンボックス1の内部に水が浸入することを確実に防止することが可能となる。
【0028】
なお、
図5の左側の半閉空間Sに示すように半閉空間S内に土砂が入り込むと、毛細管現象により土中の雨水や地下水等の水が半閉空間S内に入り込んだ土砂の最も高い所まで上昇し得る。
しかし、半閉空間S内に入り込んだ土砂の最も高い部分が下側部材2と上側部材3との接合部αに接触していなければ、下側部材2と上側部材3との接合部αが雨水や地下水等の水に触れることはなく、接合部αからコフィンボックス1内に水が浸入することもない。そのため、コフィンボックス1を埋設する際、半閉空間S内に土砂が全く入り込まないようにする必要はなく、半閉空間S内部の上方の領域まで土砂が入り込まないようにコフィンボックス1を埋設すればよい。
【0029】
また、半閉空間S内に土砂が入り込まないようにするために(あるいは土砂が入りにくくするために)、
図6に示すように、例えば、半閉空間Sの下端部分に、下側部材2の外周面から覆い部32に向けて平板状の凸部4を突設させるように構成することも可能である。
なお、凸部4を、半閉空間Sの下端部分に、覆い部32から下側部材2の外周面側に向けて突設させるように構成することも可能である。
【0030】
以上のように、本実施形態に係るコフィンボックス1によれば、上下半割構造の上側部材3の側面に下方に延びる覆い部32を一体的に形成し、下側部材2と上側部材3とを接合した状態でその覆い部32により下側部材2の側方に下端が開放された半閉空間Sを形成するように構成した。そして、半閉空間S内に、下側部材2と上側部材3との接合部αが収められるように構成した。
そのため、半閉空間S内の空気圧で、半閉空間S内に土中の雨水や地下水等の水が入り込むことが阻止されるため、半閉空間S内に収められている下側部材2と上側部材3との接合部αが雨水や地下水等の水に触れることがない。
【0031】
また、本実施形態に係るコフィンボックス1では、覆い部32や、接合部αを構成する下側部材2の部分(下側フランジ21)及び上側部材3の部分(上側フランジ31)にはボルト孔等の貫通孔が形成されていないため、そのような貫通孔から土中の雨水や地下水等の水が下側部材2と上側部材3との接合部αに浸入することもない。
そのため、本実施形態に係るコフィンボックス1を地中に埋設しても、下側部材2と上側部材3との接合部αからコフィンボックス1の内部に水が浸入することを確実に防止することが可能となる。
【0032】
さらに、本実施形態に係るコフィンボックス1は、このように、地中に埋設しても下側部材2と上側部材3との接合部αからコフィンボックス1の内部に水が浸入することを確実に防止することができるため、地下水が少ない土壌はもちろん、地下水が多い土壌に電力ケーブル等のケーブルを直埋する際にも利用することができる。
また、降雨量が多い場所にケーブルを直埋する際にも、本実施形態に係るコフィンボックス1を利用することができる。
【0033】
また、
図3に示したように、コフィンボックス1の長手方向の端部で、下側部材2に内壁22を設け、上側部材3に外壁33を設けて、下側部材2と上側部材3とを接合した際に、内壁22と外壁33とが密着するように構成することで、半閉空間Sを密閉することが可能となる。
その際、内壁22と外壁33とを当接させるだけでは、毛細管現象で内壁22と外壁33との隙間を伝って水が上がってくるため、上記のように、内壁22の外面や外壁33の内面にパッキンを配置したり内壁22と外壁33とを接着するなどして内壁22と外壁33の部分の水密性を高めるようにすることが望ましい。
【0034】
その際、
図4に示したように、内壁22と外壁33を外側に傾斜させて形成すれば、下側部材2と上側部材3とを接合させてその上から土砂を被せた際に、上方の土砂から下向きの力を受けて外壁33が内壁22に強く押し付けられる状態になる。
そのため、土砂の重さを利用して内壁22と外壁33とをより強固に密着させることが可能となり、内壁22や外壁33の部分から、半閉空間S内や、下側部材2と上側部材3との接合部α等に水が浸入することをより確実に防止することが可能となる。
【0035】
[ケーブルの中間接続部]
次に、本実施形態に係るケーブルの中間接続部について説明する。
本実施形態では、
図5に示したように、ケーブルの中間接続部100では、コフィンボックス1内にケーブル接続部(ジョイント)50が収容されており、コフィンボックス1とケーブル接続部50との間に防水コンパウンド60が充填されている。そして、上記の本実施形態に係るコフィンボックス1が用いられているため、コフィンボックス1の覆い部32により下側部材2の側方に半閉空間Sが形成されている。
【0036】
そのため、本実施形態に係る中間接続部100では、上記の本実施形態に係るコフィンボックス1の効果を発揮させることが可能となり、中間接続部100を地中に埋設しても、下側部材2と上側部材3との接合部αからコフィンボックス1の内部に雨水や地下水等の水が浸入することを確実に防止することが可能となる。
【0037】
[中間接続部の設置方法]
次に、本実施形態に係る中間接続部100の設置方法について説明する。
従来の設置方法と同様に、まず、設置場所を重機で掘るなどして地中の設置場所Pを平坦にし、
図7(A)に示すように、設置場所Pに上記の本実施形態に係るコフィンボックス1の下側部材2を載置する。
なお、設置場所Pに大きな凹凸があると、コフィンボックス1の半閉空間S(後述する
図7(C)等参照)に土砂が入りやすくなるため、設置場所Pをできるだけ平坦にしておくことが望ましい。
【0038】
続いて、その近傍で、ケーブル接続部50を形成する。
ケーブル接続部50の形成方法には特に制限はなく、図示を省略するが、接続する2本のケーブルをそれぞれ段剥ぎし、中心導体や遮蔽層、半導電層同士を接続したり絶縁テープを巻き付ける等の公知の形成方法を用いてケーブル接続部50を形成することができる。
そして、
図7(B)に示すように、形成したケーブル接続部50を、下側部材2内に収容する。
【0039】
続いて、
図7(C)に示すように、その状態の下側部材2の上からコフィンボックス1の上側部材3を被せ、前述したように上側部材3の上側フランジ31を下側部材2の下側フランジ21に接着するなどして下側部材2と上側部材3とを接合する。その際、下側部材2の内壁22と上側部材3の外壁33とを接着するなどして密着させる。
このようにして、下側部材2と上側部材3とを接合させて、コフィンボックス1の覆い部32により下側部材2の側方に半閉空間Sを形成する。
【0040】
その際、コフィンボックス1(下側部材2と上側部材3)の自重やケーブル接続部50の重さで、下側部材2の下端部分が土中に入り込んでいる場合がある。そのような場合に覆い部32が下方に長く延びていると、覆い部32の下端が地面につかえて上側フランジ31が下側フランジ21に当接しなくなり、上側部材3を下側部材2と接合できなくなる可能性がある。
そのため、
図2(A)、(B)等に示すように、覆い部32を、上下方向に長くなり過ぎないように形成することが望ましい。しかし、覆い部32の上下方向の長さが短すぎると半閉空間S内に容易に土砂が入り込むようになるため、覆い部32の上下方向の長さは、これらの点を踏まえて適切な長さに設定される。
【0041】
また、
図6に示したように半閉空間Sの下端部分に下側部材2の外周面から覆い部32に向けて凸部4を突設させたり、覆い部32から下側部材2の外周面に向けて凸部4を突設させておけば、下側部材2と上側部材3とを接合したりする際に、半閉空間S内に土砂が入り込みにくくなるため好ましい。
【0042】
続いて、コフィンボックス1に防水処理を施す。
具体的には、
図8に示すように、コフィンボックス1の円筒部Cの端部βを含むケーブルCaや円筒部C等にエポキシ樹脂等を塗布するなどして、円筒部Cの端部βからコフィンボックス1内に水が浸入しないように防水される。
なお、円筒部Cの端部β等にエポキシ樹脂等を塗布する際に、内壁22と外壁33とが密着されている部分にもエポキシ樹脂等を塗布するなどして、内壁22と外壁33の部分の水密性をさらに向上させることも可能である。
【0043】
続いて、注入孔A1(
図8等参照)からコフィンボックス1内に溶融状態の防水コンパウンド60を注入してコフィンボックス1とケーブル接続部50との間に充填させる。そして、注入孔A1に蓋をして注入孔A1の部分に防水シールを施してケーブルの中間接続部100を形成する。なお、中間接続部100の形成処理(ケーブル接続部50の形成処理等を含む。)においては、その他、必要な処理が適宜行われることは言うまでもない。
そして、最後に中間接続部100に上方から土砂を被せる(
図5参照)。
【0044】
本実施形態に係る中間接続部100や中間接続部100の設置方法では、以上のようにして中間接続部100が形成されて、設置場所に設置される。
そして、本実施形態に係る中間接続部100や中間接続部100の設置方法によれば、中間接続部100の形成時や設置時に、コフィンボックス1の下側部材2と上側部材3との接合部αが半閉空間S内に収められるため、前述したように接合部αが雨水や地下水等の水に触れることがない。
そのため、このような中間接続部100を地中に埋設しても、下側部材2と上側部材3との接合部αからコフィンボックス1の内部に水が浸入することを確実に防止することが可能となる。
【0045】
なお、本発明が上記の実施形態等に限定されず、本発明の趣旨を逸脱しない限り、適宜変更可能であることは言うまでもない。