【解決手段】バッテリーポスト端子10と、バッテリーポスト端子10と電気的に接続することにより電流を検出する電流検出回路が構成されている回路基板を収容するケース70と、ケース70に設けられていて、ハーネスが接続可能なハーネス接続部80と、を備えるバッテリー状態検知装置1であって、バッテリーポスト端子10は、ケース70の底部72を覆うように底部72に接合される接合部11と、接合部11からケース70に沿って延びるように設けられている挿入部12と、を有し、ケース70は、挿入部12を収容することにより挿入部12と嵌合する嵌合部74を有する。
【図面の簡単な説明】
【0010】
【
図1】実施の形態に係るバッテリー状態検知装置の斜視図である。
【
図2】実施の形態に係るバッテリー状態検知装置の斜視図である。
【
図3】実施の形態に係るバッテリー状態検知装置の斜視図である。
【
図4】実施の形態に係るバッテリー状態検知装置の斜視図である。
【
図5】実施の形態に係るバッテリー状態検知装置の正面図である。
【
図6】実施の形態に係るバッテリー状態検知装置のA−A断面図である。
【
図7】実施の形態に係るバッテリー状態検知装置のケースの斜視図である。
【
図8】実施の形態に係るバッテリー状態検知装置のケースの斜視図である。
【
図9】実施の形態に係るバッテリー状態検知装置のケースの底面図である。
【
図10】実施の形態に係るバッテリー状態検知装置のバッテリーポスト端子の斜視図である。
【
図11】実施の形態に係るバッテリー状態検知装置のバッテリーポスト端子の斜視図である。
【
図12】実施の形態に係るバッテリー状態検知装置の分解斜視図である。
【
図13】実施の形態に係るバッテリー状態検知装置の分解斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0011】
以下、本発明の実施の形態に係るバッテリー状態検知装置1について、図面を用いて説明する。
【0012】
以下、説明の便宜上、
図1におけるバッテリー状態検知装置1においてバッテリーポスト端子10が係合する不図示のバッテリーポストの軸線の方向(以下、軸線方向ともいう。)と平行な方向をz軸方向とする。軸線方向は、上下方向ともいう。バッテリー状態検知装置1の軸線に直交する方向のうち一方(x軸方向)である延長部16の短手方向を左右方向とする。x軸方向は、バッテリー状態検知装置1における水平方向でもある。また、バッテリー状態検知装置1の軸線に直交する方向のうち他方(y軸方向)を前後方向とする。バッテリー状態検知装置1において、−y方向を手前側、+y方向を奥側ともいう。さらに、バッテリー状態検知装置1において、-y方向から+y方向に向かって見た方向を正面方向とする。以下の説明において、各構成要素の位置関係や方向を右側、左側、前側、後側、上側、下側として説明するときは、あくまで図面における位置関係や方向を示し、実際のバッテリー状態検知装置における位置関係や方向を限定するものではない。
【0013】
[バッテリー状態検知装置の概略構成]
図1乃至
図4は、実施の形態に係るバッテリー状態検知装置1の斜視図である。また、
図5は、バッテリー状態検知装置1の正面図である。また、
図6は、バッテリー状態検知装置1のA−A断面図である。
【0014】
図1乃至
図6に示すように、バッテリー状態検知装置1は、バッテリーポスト端子10と、バッテリーポスト端子10と電気的に接続することにより電流を検出する電流検出回路が構成されている回路基板を収容するケース70と、ケース70に設けられていて、ハーネスが接続可能なハーネス接続部80と、を備える。バッテリーポスト端子10は、バッテリーポスト端子10をバッテリーポストに固定する電極嵌合部21と、電極嵌合部21から延長されている延長部16と、延長部16から屈曲されて設けられていて、ケース70の底部72を覆うように底部72に接合される接合部11と、延長部16及び接合部11を補強する補強部112,163と、接合部11からケース70の側面部73に沿って延びるように設けられている挿入部12と、を有する。ケース70は、挿入部12を収容することにより挿入部12と嵌合する嵌合部74を有する。以下、バッテリー状態検知装置1を具体的に説明する。
【0015】
[ケースの構成]
ケース70の具体的な構成を説明する。
【0016】
図7及び
図8は、バッテリー状態検知装置1のケース70の斜視図である。
図9は、バッテリー状態検知装置1のケース70の底面図である。ケース70は、上面部71と、底部72と、側面部73と、嵌合部74と、係止部75と、コネクタ部76と、第1リブ78とを備える。ケース70は、上面部71、底部72、及び側面部73により囲まれている内部に空間(基板収容部77:
図6参照)を有する。ケース70は、底部72側が開口していて、基板収容部77と外部とが連通している。ケース70は、底部72側の開口部分に、底部72が固定されることにより、基板収容部77が外部から閉塞されている。ケース70は、例えば略直方体の箱状に形成されている。ケース70は、例えば樹脂製である。
【0017】
図5に示すように、ケース70は、基板収容部77に、バッテリーポスト端子10と電気的に接続することにより電流を検出する電流検出回路が構成されている回路基板90を収容している。回路基板90は、抵抗値が既知である抵抗体(例えば、マンガニン)を配置したシャント抵抗91を備える。シャント抵抗91は、回路基板90と電気的に接続していて、その一部が、ケース70の
図3,4に示すように奥側の側面部73から、ケース70の外側に露出している。シャント抵抗91は、バッテリーポスト端子10が備えるシャント抵抗接続部13を介して、バッテリーポスト端子10と電気的に接続されている。
【0018】
図7乃至
図9に示すように、上面部71は、箱状に形成されているケース70の上面を形成している。上面部71には、コネクタ部76が形成されている。また、上面部71には、不図示のハーネスが接続可能なハーネス接続部80が設けられている。なお、コネクタ部76は、上面部71と一体で成形しても別体で成形してもよい。
【0019】
底部72は、箱状に形成されているケース70の底面、換言すれば上面部71の下側において上面部71に対向して設けられている。底部72は、下側から見たときに、矩形状または略矩形状に形成されている。底部72は、ケース70の下側に設けられている不図示の開口を閉塞している。底部72は、例えば平坦または略平坦な形状に形成されている底部本体721と、底部本体721の短辺側の側面に設けられている爪部722とを有する。爪部722は、短辺側の側面部73に設けられている不図示の挿入孔に挿入されることにより、底部72をケース70の上記開口に固定する。
【0020】
側面部73は、箱状に形成されているケース70の側面を形成している。側面部73は、上面部71の外周を囲むように、上面部71に接続して設けられている。側面部73は、例えば手前側に、バッテリーポスト端子10の挿入部12を挿入可能な嵌合部74が設けられている。側面部73は、シャント抵抗91の端子が奥側から外部に露出している。また、側面部73は、例えば、短辺側に上述の爪部722を挿入するための不図示の挿入孔が設けられている。
【0021】
嵌合部74は、ケース70の側面部73、具体的には手前側の側面部73に設けられている。嵌合部74は、開口部741と、収容部742と、内壁部743と、第2リブ744と、係止部75とを備える。
【0022】
開口部741は、ケース70の下側に向かって開口している。収容部742は、
図1乃至
図5に示したように、バッテリーポスト端子10の挿入部12が挿入される。このため、収容部742は、挿入部12を収容することができるような所定の深さを有する凹型の溝形状に形成されている。収容部742は、挿入部12を囲んで収容するために内壁部743が設けられている。内壁部743には、収容するために水平方向(x軸方向)に沿って延びる第2リブ744が、所定の間隔で複数個設けられている。第2リブ744は、収容部742の内部において、向かい合う内壁部743の双方に形成されている。第2リブ744は、収容部742に挿入された板状の挿入部12を厚み方向(y軸方向)から圧入するために設けられている。このため、収容部742は、向かい合う第2リブ744のy軸方向における距離が、挿入部12の板厚と同じか、それよりも僅かに小さくなっている。
【0023】
なお、第2リブ744は、
図9に示すように互いに向かい合う内壁部743においてz軸方向に離れて設けられているものに限定されない。すなわち、互いに向かい合う内壁部743において、第2リブ744も互いに向かい合うように設けられていてもよい。
【0024】
係止部75は、収容部742の内部に挿入された挿入部12の固定孔14に係止されることにより、バッテリーポスト端子10とケース70とを固定する。係止部75は、収容部742の内部に収容された状態において挿入部12の固定孔14に対向する位置に設けられている。係止部75は、具体的には、挿入部12に設けられている固定孔14に係止することができるように、ケース70の内側、つまり収容部742の内側に向かって延びる爪状に形成されている。
【0025】
第1リブ78は、上面部71の内側に、基板収容部77から嵌合部74まで延びる。第1リブ78は、ケース70の上面部71を補強するために設けられている。
【0026】
ハーネス接続部80は、不図示の電装品用のハーネスを接続するために設けられている。ハーネス接続部80の形状や位置は、バッテリー状態検知装置1において特に限定されない。
【0027】
[バッテリーポスト端子の構成]
次に、バッテリーポスト端子10の具体的な構成を説明する。
【0028】
図10及び
図11は、バッテリー状態検知装置1のバッテリーポスト端子10の斜視図である。バッテリーポスト端子10は、板状部材40をボルト50及び締付部材としてのナット60を用いて上下方向に締結して組み付けて構成されている。バッテリーポスト端子10は、導電性を有する金属材料で形成されている。バッテリーポスト端子10は、
図10において右側に設けられている電極嵌合部21と、電極嵌合部21から左側に延長されている延長部16と、延長部16の屈曲部163から屈曲されて上下方向(z軸方向)を長手方向とする接合部11と、接合部11の手前側に位置する挿入部12と、接合部11の奥側に位置するシャント抵抗接続部13とを備える。また、バッテリーポスト端子10は、電極嵌合部21よりも右側に位置する固定部31を備える。バッテリーポスト端子10は、接合部11、挿入部12、シャント抵抗接続部13、固定孔14、延長部16、電極嵌合部21、及び固定部31が一体に構成されている。
【0029】
ここで、バッテリーポスト端子10は、延長部16及び接合部11が、バッテリーポストが設けられている不図示のバッテリーの筐体の平面部分に沿うように形成されている。具体的には、延長部16は、電極嵌合部21とともにバッテリーの筐体におけるバッテリーポストが設けられている面、例えばバッテリーの筐体上面に沿うように形成されている。また、接合部11は、バッテリーの筐体におけるバッテリーポストが設けられている面と屈曲部分を介して接続している面、例えばバッテリーの筐体側面に沿うように形成されている。
【0030】
接合部11は、延長部16から屈曲部163で下方向(z軸方向)に屈曲されて設けられている。接合部11は、バッテリー状態検知装置1のケース70の底部72を覆うように、底部72に接合している。接合部11は、底部72の形状に対応した形状、例えば、矩形状または略矩形状に形成されている。より具体的には、接合部11は、底部72及びケース70の底面の外周を覆うように、ケース70の底面の形状に対応した形状を有している。このような形状により、接合部11は、ケース70の底面全体と接合している。接合部11の形状は、ケース70の底部72の形状に合わせて任意の形状に形成することができる。接合部11は、ケース70を支持する構造部材としても機能している。接合部11は、z軸方向に沿って延びる平板状の接合部本体111の長手方向に沿って曲げ加工によりリブ状の補強部112が形成されている。接合部11には、奥側の端部から延び出ている立壁状の立壁部19が設けられている。
【0031】
挿入部12は、接合部11の手前側の端部から屈曲し、接合部11の上側に配置されるケース70の側面部73に沿って上面部71の方向に延び出ている立壁状の部材である。挿入部12は、例えば接合部11と一体に構成されている。挿入部12は、端部に切欠部15を有している。切欠部15は、ケース70の嵌合部74における、収容部742の内部に設けられている第1リブ78(
図8参照)と対向する位置に設けられている。
【0032】
シャント抵抗接続部13は、立壁部19の端部から奥側に折り曲げられて延出されている。シャント抵抗接続部13は、水平方向及び上下方向に平坦な面を有し、この面がケース70の
図3,4における奥側の側面部73から延出されてケース70の外側に露出しているシャント抵抗91と電気的に接続されている。シャント抵抗接続部13は、例えば、ケース70の背面側の側面部73に対向する位置に設けられている。バッテリー状態検知装置1は、シャント抵抗接続部13とシャント抵抗91とが電気的に接続されることにより、ともに不図示のバッテリーとハーネスとが電気的に接続する。
【0033】
固定孔14は、挿入部12に設けられている孔である。固定孔14は、挿入部12が嵌合部74に挿入された際に、係止部75に対向する位置に設けられている。固定孔14は、係止部75を係止して係止部75を固定する。バッテリー状態検知装置1において、バッテリーポスト端子10の固定孔14とケース70の係止部75とが係合することにより、バッテリーポスト端子10に対してケース70が固定される。
【0034】
電極嵌合部21は、バッテリーポスト端子10を不図示のバッテリーポストに固定する。電極嵌合部21は、略錐台形状のバッテリーポストの形状に合わせて内側に空間を有する略錐台形状に形成されている。電極嵌合部21は、その中央に、上記空間を上下に貫通する円形状の嵌合孔が形成されている。電極嵌合部21の内周面は、バッテリーポストの傾斜する外周面と面で接触するように傾斜している。また、電極嵌合部21の内周面には、周方向に間隔を空けて複数の溝が設けられており、バッテリーポストの外周面を挟み込むための締付力を高めている。電極嵌合部21は、バッテリーポストの上側から内周面を被せるようにして取り付けられる。
【0035】
また、電極嵌合部21は、左側の部分で延長部16と一体に連続して形成されているが、右側の部分では、内周面を挟んで前後に分岐(分割)した形状になっている。固定部31は、前後に分岐した電極嵌合部21の先端部のそれぞれから右側に延びるように形成されている。
【0036】
固定部31は、電極嵌合部21から右側に延び、内部にボルト50のネジ部を収容することができるように形成されている。固定部31は、板状部材40が取り付けられる。
【0037】
板状部材40は、略四角形状に形成されていて、その中央部に挿通孔を有している。挿通孔には、後述するボルト50のネジ部が挿通される。板状部材40は、固定部31に組み付けた状態で、固定部31と面で接触する。
【0038】
ボルト50は、
図1に示すように、前後方向に延在するネジ部と、このネジ部の奥側に位置する頭部とで構成されている。ネジ部は、手前側を向いている先端部から所定の長さ範囲にネジ山が形成されている。
【0039】
延長部16は、電極嵌合部21から水平方向(x軸方向)左側に延長されて設けられている。延長部16は、平面部161と、補強部162と、屈曲部163とを備える。平面部161は、電極嵌合部21と一体で形成されている水平方向に沿った略平坦な板状部材である。補強部162は、平板部161に対して長手方向(x軸方向)に沿ってリブ状に曲げ加工が行われることにより形成されている。屈曲部163は、平板部161における電極嵌合部21と接している右側の端部とは反対側の左側の端部が、下側(−z軸方向)に向かって屈曲することにより形成されている。
【0040】
延長部16には、平板部161の上面に金属製の板状部材を曲げ加工することにより形成されている補強部材17が設けられている。また、延長部16には、挿入部12から延出されている立壁状の立壁部18が設けられている。また、延長部16には、接合部11から延出されている立壁状の立壁部19が設けられている。
【0041】
[バッテリー状態検知装置の作用]
次に、実施の形態におけるバッテリー状態検知装置1の作用について説明する。
【0042】
図12は、バッテリー状態検知装置1の分解斜視図である。
図13は、バッテリー状態検知装置1の分解斜視図である。
【0043】
図12及び
図13に示すように、バッテリー状態検知装置1において、バッテリーポスト端子10にケース70を取り付ける際に、挿入部12が収容部742の内部に収容されることにより、ケース70は、バッテリーポスト端子10に対して固定される。このとき、ケース70の底部72は、バッテリーポスト端子10の接合部11と接合している。
【0044】
より詳細に、挿入部12は、開口部741から収容部742の内部に収容される。挿入部12が収容部742の内部に収容されると、嵌合部74に設けられている係止部75は、挿入部12に設けられている固定孔14に係止される。収容部742の内部において、先端部分に設けられている切欠部15の位置が、ケース70の内側に設けられている第1リブ78の位置と対応している。このため、挿入部12は、収容部742の内部において確実に収容される。
【0045】
以上説明した構造を備えることにより、バッテリー状態検知装置1は、ケース70の下面部である底部72を金属製のバッテリーポスト端子10に設けられている接合部11が覆うように接合している。このように構成されていることにより、バッテリー状態検知装置1は、作業者がケース70を持ってバッテリー状態検知装置1をバッテリーから取り外す際に、そのバッテリー状態検知装置1を取り外す際の力を金属製の接合部11により受けることができる。具体的には、以上説明したバッテリー状態検知装置1によれば、バッテリーから取り外す際の負荷が接合部11と底部72との接合箇所、具体的にはケース70の底部72における外周部分に分散することができる。従って、以上説明したバッテリー状態検知装置1によれば、樹脂製のケース70に加わりにくくなるため、ケース70の耐久性を向上させることができる。
【0046】
また、バッテリー状態検知装置1は、バッテリーポスト端子10の挿入部12がケース70の嵌合部74における収容部742の内部に収容される。このため、バッテリー状態検知装置1によれば、バッテリーから取り外す際の負荷が接合部11と底部72との接合箇所以外の箇所にも分散することができる。
【0047】
また、バッテリー状態検知装置1は、バッテリーポスト端子10の挿入部12に設けられている固定孔14とケース70に設けられている係止部75とが係合する。このため、バッテリー状態検知装置1によれば、バッテリーから取り外す際にケース70に負荷が加わった場合であっても、ケース70がバッテリーポスト端子10から脱落して破損してしまうことを防ぐことができる。
【0048】
以上、本発明の実施の形態に係るバッテリー状態検知装置1について述べたが、本発明は既述の実施形態に限定されるものではなく、本発明の技術思想に基づいて各種の変形および変更が可能である。
【0049】
バッテリーポスト端子10の接合部11は、上述した矩形状または略矩形状に限定されず、ケース70の底部72の外周部分に接合してケース70から接合部11に加わる力を分散できるように、底部72の形状に対応した形状を有していればよい。また、接合部11は、全体が凹凸のない板状である必要はなく、例えば一部に孔や凹凸が設けられていてもよい。挿入部12は、ケース70の嵌合部74に挿入可能であれば上述した形状には限定されない。
【0050】
ケース70の嵌合部74は、上述した形状に限定されず、挿入部12と嵌合することができるように、挿入部12の形状に対応した形状を有していればよい。また、固定孔14及び切欠部15の位置や形状も、上述した形状には限定されない。
【0051】
ケース70の嵌合部74には、内壁部743において、挿入部12が嵌合部74に収容された状態において挿入部12と対向する位置に第2リブ744を有していてもよい。第2リブ744は、クラッシュリブであり、向かい合う内壁部743のy軸方向における距離が、挿入部12の板厚と同じか、それよりも僅かに小さくなっている。このため、嵌合部74の収容部742に挿入部12が収容される際に、挿入部12が圧入されることでクラッシュリブとしての第2リブ744が削れまたはつぶれることで、挿入部12をより強く保持することができる。第2リブ744は、断面視三角形、半円形などが好ましいがこれらに限定されるものではない。
【0052】
バッテリーポスト端子10は、電極嵌合部21、固定部31、板状部材40、ボルト50、ナット60の構成が、上述した構成と異なるものであってもよい。
【0053】
また、ケース70は、コネクタ部76、の構成が、上述した構成と異なるものであってもよい。