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特開2020-86357ズームレンズ系及びこれを備えた撮影装置
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】特開2020-86357(P2020-86357A)
(43)【公開日】2020年6月4日
(54)【発明の名称】ズームレンズ系及びこれを備えた撮影装置
(51)【国際特許分類】
   G02B 15/20 20060101AFI20200508BHJP
【FI】
   G02B15/20
【審査請求】未請求
【請求項の数】13
【出願形態】OL
【全頁数】37
(21)【出願番号】特願2018-224783(P2018-224783)
(22)【出願日】2018年11月30日
(71)【出願人】
【識別番号】000006747
【氏名又は名称】株式会社リコー
(74)【代理人】
【識別番号】100121083
【弁理士】
【氏名又は名称】青木 宏義
(72)【発明者】
【氏名】須藤 芳文
(72)【発明者】
【氏名】古賀 知也
【テーマコード(参考)】
2H087
【Fターム(参考)】
2H087KA01
2H087MA15
2H087MA16
2H087NA07
2H087PA15
2H087PA16
2H087PA20
2H087PB18
2H087PB20
2H087QA02
2H087QA07
2H087QA12
2H087QA17
2H087QA21
2H087QA22
2H087QA25
2H087QA34
2H087QA37
2H087QA41
2H087QA42
2H087QA46
2H087RA36
2H087RA44
2H087SA43
2H087SA47
2H087SA49
2H087SA53
2H087SA56
2H087SA57
2H087SA62
2H087SA64
2H087SA65
2H087SA66
2H087SA73
2H087SB04
2H087SB14
2H087SB16
2H087SB17
2H087SB23
2H087SB24
2H087SB27
2H087SB33
2H087SB34
2H087SB37
2H087SB43
2H087SB44
(57)【要約】
【課題】諸収差を良好に補正しながら小型化と軽量化を図ることができるズームレンズ系及びこれを備えた撮影装置を提供する。
【解決手段】物体側から順に、正の第1レンズ群と、負の第2レンズ群と、後続レンズ群とから構成され、第2レンズ群は、物体側から順に、負の第2aレンズ群と、負の第2bレンズ群とから構成され、後続レンズ群は、開口絞りと、少なくとも2つのレンズ群とを有し、ワイド端からテレ端への変倍に際し、第1レンズ群と第2aレンズ群の間隔が増大し、第2aレンズ群と第2bレンズ群の間隔が変化又は固定であり、第2bレンズ群と後続レンズ群の間隔が減少し、第2aレンズ群は、物体側から順に、負レンズと、正レンズとから構成され、第2aレンズ群は、光軸に対して垂直方向の成分を含むように移動する。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
物体側から順に、正の屈折力の第1レンズ群と、負の屈折力の第2レンズ群と、後続レンズ群とから構成され、
第2レンズ群は、物体側から順に、負の屈折力の第2aレンズ群と、負の屈折力の第2bレンズ群とから構成され、
後続レンズ群は、開口絞りと、少なくとも2つのレンズ群とを有し、
短焦点距離端から長焦点距離端への変倍に際し、第1レンズ群と第2aレンズ群の間隔が増大し、第2aレンズ群と第2bレンズ群の間隔が変化又は固定であり、第2bレンズ群と後続レンズ群の間隔が減少し、
第2aレンズ群は、物体側から順に、負レンズと、正レンズとから構成され、
第2aレンズ群は、光軸に対して垂直方向の成分を含むように移動する、
ことを特徴とするズームレンズ系。
【請求項2】
次の条件式(1)を満足することを特徴とする請求項1に記載のズームレンズ系。
(1)−1.5<(1−b2a_s)・bb_s<−0.7
但し、
b2a_s:短焦点距離端における第2aレンズ群の倍率、
bb_s:短焦点距離端における第2aレンズ群より像側のレンズ群の倍率。
【請求項3】
次の条件式(2)を満足することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のズームレンズ系。
(2)0.3<f2a/f2b<2.5
但し、
f2a:第2aレンズ群の焦点距離、
f2b:第2bレンズ群の焦点距離。
【請求項4】
第2aレンズ群の負レンズは、像側に凹面を向けており、
第2aレンズ群の正レンズは、物体側に凸面を向けている、
ことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載のズームレンズ系。
【請求項5】
次の条件式(3)を満足することを特徴とする請求項1から請求項4のいずれかに記載のズームレンズ系。
(3)−0.2<(R212−R221)/(R212+R221)<0.2
但し、
R212:第2aレンズ群の負レンズの像側の面の曲率半径、
R221:第2aレンズ群の正レンズの物体側の面の曲率半径。
【請求項6】
次の条件式(4)を満足することを特徴とする請求項1から請求項5のいずれかに記載のズームレンズ系。
(4)0.01<Da/D2a<0.5
但し、
Da:第2aレンズ群の負レンズと正レンズの光軸上の間隔、
D2a:第2aレンズ群の光軸上の厚さ。
【請求項7】
次の条件式(5)を満足することを特徴とする請求項1から請求項6のいずれかに記載のズームレンズ系。
(5)−0.7<f21/f22<−0.2
但し、
f21:第2aレンズ群の負レンズの焦点距離、
f22:第2aレンズ群の正レンズの焦点距離。
【請求項8】
短焦点距離端から長焦点距離端への変倍に際し、第2aレンズ群が像面に対して固定されていることを特徴とする請求項1から請求項7のいずれかに記載のズームレンズ系。
【請求項9】
後続レンズ群は、物体側から順に、正の屈折力のレンズ群と、負の屈折力のレンズ群とを有しており、負の屈折力のレンズ群は、フォーカシング時に移動するフォーカスレンズ群であることを特徴とする請求項1から請求項8のいずれかに記載のズームレンズ系。
【請求項10】
後続レンズ群は、物体側から順に、正の屈折力の第3レンズ群と、負の屈折力の第4レンズ群と、負の屈折力の第5レンズ群とから構成されていることを特徴とする請求項1から請求項9のいずれかに記載のズームレンズ系。
【請求項11】
後続レンズ群は、物体側から順に、正の屈折力の第3レンズ群と、負の屈折力の第4レンズ群と、正の屈折力の第5レンズ群とから構成されていることを特徴とする請求項1から請求項9のいずれかに記載のズームレンズ系。
【請求項12】
後続レンズ群は、物体側から順に、正の屈折力の第3レンズ群と、正の屈折力の第4レンズ群と、負の屈折力の第5レンズ群と、正の屈折力の第6レンズ群とから構成されていることを特徴とする請求項1から請求項9のいずれかに記載のズームレンズ系。
【請求項13】
請求項1から請求項12のいずれかに記載のズームレンズ系を有する撮影装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ズームレンズ系及びこれを備えた撮影装置に関する。
【背景技術】
【0002】
近年、例えば、一眼レフカメラ用の望遠ズームレンズ系に対するユーザの要望が多岐にわたっている。その中でも高性能であることに対する要求のウエイトが高い。高性能化という面では、少なくとも、3000万画素以上の撮像素子に対応した解像力を有することに加え、絞り開放からコマフレアが少なく高コントラストで画角の周辺部まで点像の崩れが少ないこと、色収差が少なく輝度差の大きな部分にも不要な色付きを生じないこと、歪曲収差が少なく直線を直線として描写可能なこと等が要求される。
【0003】
また、カメラを手持ちで撮影する場合、露光時間が長くなると、手振れにより撮影画像にぶれが発生するおそれがある。そのため、像ぶれを補正する機構が望まれている。同じ角度の手振れが発生した場合に焦点距離が長いほど像ぶれが大きくなるため、長焦点距離端側(テレ端側)ではより像ぶれを補正できることが望ましい。
【0004】
そのような要望に応えるズームレンズ系として、物体側から順に、正の屈折力の第1レンズ群と、負の屈折力の第2レンズ群を有し、第2レンズ群の全部又は一部を、光軸に対して垂直方向の成分を含むように移動させる(像振れ補正駆動する)構成が知られている。この構成では、長焦点距離端側(テレ端側)における移動に対して像ぶれ補正量が大きいという特長があるので、望遠ズームレンズ系の像ぶれ補正に適している。
【0005】
特許文献1には、物体側から順に、正の屈折力の第1レンズ群と、負の屈折力の第2レンズ群と、正の屈折力の第3レンズ群と、1以上のレンズ群を含む後群とから構成されたズームレンズ系が開示されている。第2レンズ群は、像ぶれ補正に際して不動の第2a群と、像ぶれ補正に際して光軸に対して垂直方向の成分を持つように移動する第2b群とから構成されている。
【0006】
特許文献2には、物体側から順に、正の屈折力の第1レンズ群と、負の屈折力の第2レンズ群と、正の屈折力の第3レンズ群とを有するズームレンズ系が開示されている。第2レンズ群の全部又は一部は、光軸に対して垂直方向の成分を持つように移動して結像位置を光軸に対して垂直方向に移動させる防振レンズ群である。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
【特許文献1】特開2015−191008号公報
【特許文献2】特開2014−145960号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
しかしながら、特許文献1のズームレンズ系は、像振れ補正レンズ群である第2b群が長焦点距離端側(テレ端側)で絞りに近いので、像振れ補正時に長焦点距離端側(テレ端側)で発生する偏心コマ収差が大きくなりやすい。そのため、像振れ補正レンズ群である第2b群を3枚以上のレンズで構成しており、像振れ補正レンズ群の軽量化の点で課題が残る。
【0009】
また、特許文献2のズームレンズ系は、第2レンズ群の全部を防振レンズ群とする場合、ズーム全域で収差補正を行うために第2レンズ群(防振レンズ群)を3枚以上のレンズで構成している。一方、第2レンズ群の一部を防振レンズ群とする場合でも、防振レンズ群を3枚以上のレンズで構成している。いずれの場合であっても、軽量化の点で課題が残る。
【0010】
本発明は、以上の問題意識に基づいて完成されたものであり、諸収差を良好に補正しながら小型化と軽量化を図ることができるズームレンズ系及びこれを備えた撮影装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0011】
本実施形態のズームレンズ系は、物体側から順に、正の屈折力の第1レンズ群と、負の屈折力の第2レンズ群と、後続レンズ群とから構成され、第2レンズ群は、物体側から順に、負の屈折力の第2aレンズ群と、負の屈折力の第2bレンズ群とから構成され、後続レンズ群は、開口絞りと、少なくとも2つのレンズ群とを有し、短焦点距離端から長焦点距離端への変倍に際し、第1レンズ群と第2aレンズ群の間隔が増大し、第2aレンズ群と第2bレンズ群の間隔が変化又は固定であり、第2bレンズ群と後続レンズ群の間隔が減少し、第2aレンズ群は、物体側から順に、負レンズと、正レンズとから構成され、第2aレンズ群は、光軸に対して垂直方向の成分を含むように移動する、ことを特徴としている。
【0012】
本実施形態のズームレンズ系は、次の条件式(1)を満足することができる。
(1)−1.5<(1−b2a_s)・bb_s<−0.7
但し、
b2a_s:短焦点距離端における第2aレンズ群の倍率、
bb_s:短焦点距離端における第2aレンズ群より像側のレンズ群の倍率。
【0013】
条件式(1)の条件式範囲内でも、特に、次の条件式(1’)を満足することが好ましい。
(1’)−1.2<(1−b2a_s)・bb_s<−0.8
【0014】
本実施形態のズームレンズ系は、次の条件式(2)を満足することができる。
(2)0.3<f2a/f2b<2.5
但し、
f2a:第2aレンズ群の焦点距離、
f2b:第2bレンズ群の焦点距離。
【0015】
条件式(2)の条件式範囲内でも、特に、次の条件式(2’)を満足することが好ましい。
(2’)0.5<f2a/f2b<2.0
【0016】
第2aレンズ群の負レンズは、像側に凹面を向けており、第2aレンズ群の正レンズは、物体側に凸面を向けていることができる。
【0017】
本実施形態のズームレンズ系は、次の条件式(3)を満足することができる。
(3)−0.2<(R212−R221)/(R212+R221)<0.2
但し、
R212:第2aレンズ群の負レンズの像側の面の曲率半径、
R221:第2aレンズ群の正レンズの物体側の面の曲率半径。
【0018】
条件式(3)の条件式範囲内でも、特に、次の条件式(3’)を満足することが好ましい。
(3’)−0.1<(R212−R221)/(R212+R221)<0.1
【0019】
本実施形態のズームレンズ系は、次の条件式(4)を満足することができる。
(4)0.01<Da/D2a<0.5
但し、
Da:第2aレンズ群の負レンズと正レンズの光軸上の間隔、
D2a:第2aレンズ群の光軸上の厚さ。
【0020】
条件式(4)の条件式範囲内でも、特に、次の条件式(4’)を満足することが好ましい。
(4’)0.1<Da/D2a<0.4
【0021】
本実施形態のズームレンズ系は、次の条件式(5)を満足することができる。
(5)−0.7<f21/f22<−0.2
但し、
f21:第2aレンズ群の負レンズの焦点距離、
f22:第2aレンズ群の正レンズの焦点距離。
【0022】
条件式(5)の条件式範囲内でも、特に、次の条件式(5’)を満足することが好ましい。
(5’)−0.6<f21/f22<−0.3
【0023】
短焦点距離端から長焦点距離端への変倍に際し、第2aレンズ群が像面に対して固定されていることができる。
【0024】
後続レンズ群は、物体側から順に、正の屈折力のレンズ群と、負の屈折力のレンズ群とを有しており、負の屈折力のレンズ群は、フォーカシング時に移動するフォーカスレンズ群であることができる。
【0025】
後続レンズ群は、物体側から順に、正の屈折力の第3レンズ群と、負の屈折力の第4レンズ群と、負の屈折力の第5レンズ群とから構成されていることができる。
【0026】
後続レンズ群は、物体側から順に、正の屈折力の第3レンズ群と、負の屈折力の第4レンズ群と、正の屈折力の第5レンズ群とから構成されていることができる。
【0027】
後続レンズ群は、物体側から順に、正の屈折力の第3レンズ群と、正の屈折力の第4レンズ群と、負の屈折力の第5レンズ群と、正の屈折力の第6レンズ群とから構成されていることができる。
【0028】
本実施形態のズームレンズ系は、次の条件式(6)を満足することができる。
(6)−3.0<(1−b2a_l)・bb_l<−1.5
但し、
b2a_l:長焦点距離端における第2aレンズ群の倍率、
bb_l:長焦点距離端における第2aレンズ群より像側のレンズ群の倍率。
【0029】
条件式(6)の条件式範囲内でも、特に、次の条件式(6’)を満足することが好ましい。
(6’)−2.5<(1−b2a_l)・bb_l<−1.5
【0030】
本実施形態のズームレンズ系は、少なくとも1つのレンズ群として、フォーカシング時に移動するフォーカスレンズ群を有しており、次の条件式(7)を満足することができる。
(7)−10.0<(1−bfoc_l)・bfocb_l<−4.0
但し、
bfoc_l:長焦点距離端におけるフォーカスレンズ群の倍率、
bfocb_l:長焦点距離端におけるフォーカスレンズ群より像側のレンズ群の倍率(フォーカスレンズ群より像側にレンズ群が存在しない場合には1とする)。
【0031】
本実施形態のズームレンズ系は、次の条件式(8)を満足することができる。
(8)1.5<f1/f_s<3.0
但し、
f1:第1レンズ群の焦点距離、
f_s:短焦点距離端における全系の焦点距離。
【0032】
本実施形態のズームレンズ系は、次の条件式(9)を満足することができる。
(9)0.7<TL_l/f_l<1.1
但し、
TL_l:長焦点距離端における最も物体側のレンズ面から像面までの間隔、
f_l:長焦点距離端における全系の焦点距離。
【0033】
本実施形態の撮影装置は、上述したいずれかのズームレンズ系を有している。
【発明の効果】
【0034】
本発明によれば、諸収差を良好に補正しながら小型化と軽量化を図ることができるズームレンズ系及びこれを備えた撮影装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0035】
図1】数値実施例1のズームレンズ系のレンズ構成図である。
図2】数値実施例1のズームレンズ系の短焦点距離端における諸収差図である。
図3】数値実施例1のズームレンズ系の中間焦点距離における諸収差図である。
図4】数値実施例1のズームレンズ系の長焦点距離端における諸収差図である。
図5】数値実施例2のズームレンズ系のレンズ構成図である。
図6】数値実施例2のズームレンズ系の短焦点距離端における諸収差図である。
図7】数値実施例2のズームレンズ系の中間焦点距離における諸収差図である。
図8】数値実施例2のズームレンズ系の長焦点距離端における諸収差図である。
図9】数値実施例3のズームレンズ系のレンズ構成図である。
図10】数値実施例3のズームレンズ系の短焦点距離端における諸収差図である。
図11】数値実施例3のズームレンズ系の中間焦点距離における諸収差図である。
図12】数値実施例3のズームレンズ系の長焦点距離端における諸収差図である。
図13】数値実施例4のズームレンズ系のレンズ構成図である。
図14】数値実施例4のズームレンズ系の短焦点距離端における諸収差図である。
図15】数値実施例4のズームレンズ系の中間焦点距離における諸収差図である。
図16】数値実施例4のズームレンズ系の長焦点距離端における諸収差図である。
図17】数値実施例5のズームレンズ系のレンズ構成図である。
図18】数値実施例5のズームレンズ系の短焦点距離端における諸収差図である。
図19】数値実施例5のズームレンズ系の中間焦点距離における諸収差図である。
図20】数値実施例5のズームレンズ系の長焦点距離端における諸収差図である。
図21】数値実施例6のズームレンズ系のレンズ構成図である。
図22】数値実施例6のズームレンズ系の短焦点距離端における諸収差図である。
図23】数値実施例6のズームレンズ系の中間焦点距離における諸収差図である。
図24】数値実施例6のズームレンズ系の長焦点距離端における諸収差図である。
図25】数値実施例7のズームレンズ系のレンズ構成図である。
図26】数値実施例7のズームレンズ系の短焦点距離端における諸収差図である。
図27】数値実施例7のズームレンズ系の中間焦点距離における諸収差図である。
図28】数値実施例7のズームレンズ系の長焦点距離端における諸収差図である。
図29】本実施形態のズームレンズ系を搭載した撮影装置の一例を示す第1の図である。
図30】本実施形態のズームレンズ系を搭載した撮影装置の一例を示す第2の図である。
【発明を実施するための形態】
【0036】
本実施形態のズームレンズ系は、全数値実施例1−7を通じて、物体側から順に、正の屈折力の第1レンズ群G1と、負の屈折力の第2レンズ群G2と、後続レンズ群とから構成されている。第2レンズ群G2は、物体側から順に、負の屈折力の第2aレンズ群G2aと、負の屈折力の第2bレンズ群G2bとから構成されている。
【0037】
後続レンズ群は、開口絞りSと、少なくとも2つのレンズ群とを有している。
【0038】
後続レンズ群は、数値実施例1、4では、物体側から順に、正の屈折力の第3レンズ群G3と、負の屈折力の第4レンズ群G4と、負の屈折力の第5レンズ群G5とから構成されている。
【0039】
後続レンズ群は、数値実施例2、3、5、7では、物体側から順に、正の屈折力の第3レンズ群G3と、負の屈折力の第4レンズ群G4と、正の屈折力の第5レンズ群G5とから構成されている。
【0040】
後続レンズ群は、数値実施例6では、物体側から順に、正の屈折力の第3レンズ群G3と、正の屈折力の第4レンズ群G4と、負の屈折力の第5レンズ群G5と、正の屈折力の第6レンズ群G6とから構成されている。
【0041】
第1レンズ群G1−第5レンズ群G5は、数値実施例1−5、7において、短焦点距離端から長焦点距離端への変倍に際して、隣接する各レンズ群どうしの間隔を変化させる。また、第1レンズ群G1−第6レンズ群G6は、数値実施例6において、短焦点距離端から長焦点距離端への変倍に際して、隣接する各レンズ群どうしの間隔を変化させる。
【0042】
第2aレンズ群G2aと第2bレンズ群G2bは、数値実施例1、2、6、7において、短焦点距離端から長焦点距離端への変倍に際して、互いの間隔が固定である(変化しない)。また、第2aレンズ群G2aと第2bレンズ群G2bは、数値実施例3−5において、短焦点距離端から長焦点距離端への変倍に際して、互いの間隔が変化する。
【0043】
以上より、短焦点距離端から長焦点距離端への変倍時に互いの間隔が変化するレンズ群の単位に基づいてズームレンズ構成を規定したとき、各数値実施例1−7のズームレンズ構成は次のようになる。
数値実施例1:正負正負負の5群ズームレンズ構成
数値実施例2:正負正負正の5群ズームレンズ構成
数値実施例3:正負負正負正の6群ズームレンズ構成
数値実施例4:正負負正負負の6群ズームレンズ構成
数値実施例5:正負負正負正の6群ズームレンズ構成
数値実施例6:正負正正負正の6群ズームレンズ構成
数値実施例7:正負正負正の5群ズームレンズ構成
【0044】
本実施形態のズームレンズ系は、短焦点距離端から長焦点距離端への変倍に際し、第1レンズ群G1と第2aレンズ群G2aの間隔が増大し、第2aレンズ群G2aと第2bレンズ群G2bの間隔が変化又は固定であり、第2bレンズ群G2bと後続レンズ群(第3レンズ群G3)の間隔が減少する。
【0045】
本実施形態のズームレンズ系は、主たる変倍機能を有する第2レンズ群G2を物体側の第2aレンズ群G2aと像側の第2bレンズ群G2bに分割して、第2aレンズ群G2aと第2bレンズ群G2bの各々が受け持つ負の屈折力を分担している。
【0046】
また、第2aレンズ群G2aを、物体側から順に位置する負レンズと正レンズ(21と22又は21’と22’)の2枚のレンズで構成するとともに、光軸に対して垂直方向の成分を含むように移動する像振れ補正レンズ群(防振レンズ群)としている。長焦点距離端において開口絞りSから離れている第2aレンズ群G2aを像振れ補正レンズ群とすることにより、第2aレンズ群G2aを2枚のレンズで構成した場合であっても、諸収差、特に像振れ補正時に発生する偏心収差(偏心コマ収差)を良好に補正することが可能になる。
【0047】
さらに、長焦点距離端の半画角が4°程度と望遠でありながら、第2aレンズ群G2aを2枚のレンズで構成していることから、像振れ補正レンズ群(防振レンズ群)の小型化と軽量化を図ることができる。また、例えば、3000万画素以上の撮像素子に対応した解像力を有する望遠ズームレンズ系が実現可能となる。
【0048】
条件式(1)、(1’)は、短焦点距離端における第2aレンズ群G2aとそれより像側のレンズ群の倍率との関係を規定している。条件式(1)を満足することにより、第2aレンズ群G2aによる像振れ補正量(防振感度)を最適設定するとともに、像振れ補正レンズ群(防振レンズ群)の小型化/重量減、及びズームレンズ系の小型化を図り、諸収差(偏心収差、偏心コマ収差)を良好に補正することができる。この作用効果は、条件式(1’)を満足することでより顕著に発現される。
条件式(1)の上限を超えると、第2aレンズ群G2aによる防振感度が低くなりすぎて、要求される像振れ補正量が大きくなる結果、像振れ補正レンズ群(防振レンズ群)の大型化/重量増、及びズームレンズ系の大型化を招いてしまう。また、第2aレンズ群G2aによる像振れ補正時に周辺の光がけられて、短焦点距離端における周辺光量比が低くなってしまう。
条件式(1)の下限を超えると、第2aレンズ群G2aによる防振感度が高くなりすぎて、第2aレンズ群G2aを負レンズと正レンズ(21と22又は21’と22’)の2枚のレンズで構成したのでは、諸収差(偏心収差、偏心コマ収差)を補正しきれなくなってしまう。
【0049】
条件式(2)、(2’)は、第2aレンズ群G2aと第2bレンズ群G2bの焦点距離の比を規定している。条件式(2)を満足することにより、第2aレンズ群G2aによる像振れ補正量(防振感度)を最適設定するとともに、ズームレンズ系の小型化を図り、諸収差(偏心収差、偏心コマ収差)を良好に補正することができる。この作用効果は、条件式(2’)を満足することでより顕著に発現される。
条件式(2)の上限を超えると、第2aレンズ群G2aによる防振感度が低くなりすぎて、要求される像振れ補正量が大きくなる結果、ズームレンズ系の大型化を招いてしまう。また、第2aレンズ群G2aによる像振れ補正時に周辺の光がけられて、短焦点距離端における周辺光量比が低くなってしまう。
条件式(2)の下限を超えると、第2aレンズ群G2aによる防振感度が高くなりすぎて、第2aレンズ群G2aを負レンズと正レンズ(21と22又は21’と22’)の2枚のレンズで構成したのでは、諸収差(偏心収差、偏心コマ収差)を補正しきれなくなってしまう。
【0050】
本実施形態のズームレンズ系は、第2aレンズ群G2aの負レンズ(21又は21’)が像側に凹面を向けており、第2aレンズ群G2aの正レンズ(22又は22’)が物体側に凸面を向けている。これにより、諸収差をより良好に補正することが可能になる。
【0051】
条件式(3)、(3’)は、第2aレンズ群G2aの負レンズと正レンズ(21と22又は21’と22’)の間にある空気レンズの形状(シェーピングファクタ)を規定している。条件式(3)を満足することにより、第2aレンズ群G2aの負レンズ(21又は21’)で発生する収差(偏心収差)を第2aレンズ群G2aの正レンズ(22又は22’)で良好に補正することができる。この作用効果は、条件式(3’)を満足することでより顕著に発現される。
条件式(3)の上限を超えると、第2aレンズ群G2aの負レンズ(21又は21’)で発生する収差(偏心収差)を第2aレンズ群G2aの正レンズ(22又は22’)で過剰に補正してしまう。
条件式(3)の下限を超えると、第2aレンズ群G2aの負レンズ(21又は21’)で発生する収差(偏心収差)を第2aレンズ群G2aの正レンズ(22又は22’)で補正しきれなくなってしまう。
【0052】
条件式(4)、(4’)は、第2aレンズ群G2aの負レンズと正レンズ(21と22又は21’と22’)の光軸上の間隔と、第2aレンズ群G2aの光軸上の厚さとの比を規定している。条件式(4)を満足することにより、第2aレンズ群G2aの負レンズと正レンズ(21と22又は21’と22’)の形状の自由度を確保しつつ、各種収差(偏心収差)を良好に補正することができる。この作用効果は、条件式(4’)を満足することでより顕著に発現される。
条件式(4)の上限を超えると、第2aレンズ群G2aの負レンズと正レンズ(21と22又は21’と22’)の形状の自由度が低くなり、第2aレンズ群G2aで各種収差を十分に補正することができず、像振れ補正により発生する偏心収差が大きくなってしまう。
条件式(4)の下限を超えると、第2aレンズ群G2aの負レンズ(21又は21’)の像側面と第2aレンズ群G2aの正レンズ(22又は22’)の物体側面で発生する収差が大きくなり、第2aレンズ群G2aで各種収差を十分に補正することができず、像振れ補正により発生する偏心収差が大きくなってしまう。
【0053】
条件式(5)、(5’)は、第2aレンズ群G2aの負レンズと正レンズ(21と22又は21’と22’)の焦点距離の比を規定している。条件式(5)を満足することにより、第2aレンズ群G2aの負レンズ(21又は21’)で発生する収差を第2aレンズ群G2aの正レンズ(22又は22’)で良好に補正することができる。この作用効果は、条件式(5’)を満足することでより顕著に発現される。
条件式(5)の上限を超えると、第2aレンズ群G2aの負レンズ(21又は21’)で発生する収差を第2aレンズ群G2aの正レンズ(22又は22’)で補正しきれなくなってしまう。
条件式(5)の下限を超えると、第2aレンズ群G2aの負レンズ(21又は21’)で発生する収差を第2aレンズ群G2aの正レンズ(22又は22’)で過剰に補正してしまう。
【0054】
本実施形態のズームレンズ系は、短焦点距離端から長焦点距離端への変倍に際して、第2aレンズ群G2aが像面Iに対して固定されている(光軸方向に移動しない)。すなわち、数値実施例1、2、6、7では、第2aレンズ群G2aと第2bレンズ群G2bが一緒に像面Iに対して固定されており、数値実施例3−5では、第2aレンズ群G2aが像面Iに対して固定されており、第2bレンズ群G2bが光軸方向に移動する。像振れ補正レンズ群である第2aレンズ群G2aを変倍時に像面Iに対して固定とすることにより、像振れ補正駆動用のメカ機構を簡易にして、装置の小型化を図ることができる。また、像振れ補正時に発生しがちな像振れ補正レンズ群の傾きを抑制し易く、像振れ補正時の偏心収差を良好に補正することができる。
【0055】
本実施形態のズームレンズ系は、後続レンズ群が、物体側から順に、正の屈折力のレンズ群と、負の屈折力のレンズ群とを有しており、負の屈折力のレンズ群が、フォーカシング時に移動するフォーカスレンズ群を構成している。具体的に、数値実施例1−5、7では、負の屈折力の第4レンズ群G4がフォーカスレンズ群を構成しており、数値実施例6では、負の屈折力の第5レンズ群G5がフォーカスレンズ群を構成している。いずれの場合も、フォーカスレンズ群は、物体側から順に位置する像側に凸面を向けた正レンズと物体側に凹面を向けた負レンズの2枚のレンズから構成されている。このため、フォーカスレンズ群を簡易な構成としながらも、物体距離変化による収差変動を良好に補正することができる。また、より近くまでフォーカスするためには、フォーカスレンズ群の移動量に対する像位置の変化量を大きくする必要がある。正の屈折力のレンズ群の像側に負の屈折力のフォーカスレンズ群を配置することで、フォーカスレンズ群の移動量に対する像位置の変化量を大きくすることができる。
【0056】
本実施形態のズームレンズ系は、使用する全てのレンズが球面レンズである(非球面レンズを使用していない)。これにより、レンズコストを低くするとともに、非球面の切削痕によるボケを防止することができる。
【0057】
条件式(6)、(6’)は、長焦点距離端における第2aレンズ群G2aとそれより像側のレンズ群の倍率との関係を規定している。条件式(6)を満足することにより、第2aレンズ群G2aによる像振れ補正量(防振感度)を最適設定するとともに、ズームレンズ系の小型化を図り、諸収差(偏心収差、偏心コマ収差)を良好に補正することができる。この作用効果は、条件式(6’)を満足することでより顕著に発現される。
条件式(6)の上限を超えると、第2aレンズ群G2aによる防振感度が低くなりすぎて、要求される像振れ補正量が大きくなる結果、ズームレンズ系の大型化を招いてしまう。また、第2aレンズ群G2aによる像振れ補正時に周辺の光がけられて、長焦点距離端における周辺光量比が低くなってしまう。
条件式(6)の下限を超えると、第2aレンズ群G2aによる防振感度が高くなりすぎて、第2aレンズ群G2aを負レンズと正レンズ(21と22又は21’と22’)の2枚のレンズで構成したのでは、諸収差(偏心収差、偏心コマ収差)を補正しきれなくなってしまう。
【0058】
上述したように、本実施形態のズームレンズ系は、フォーカシング時に移動するフォーカスレンズ群を有している。条件式(7)は、長焦点距離端におけるフォーカスレンズ群とそれより像側のレンズ群の倍率の関係を規定している。条件式(7)を満足することにより、フォーカスレンズ群の移動量に対する像位置の変化量が大きく、かつ収差変動を抑制することができる。
条件式(7)の上限を超えると、フォーカスレンズ群の移動量に対する像位置の変化量が小さくなってしまう。
条件式(7)の下限を超えると、フォーカシング時における収差変動の抑制が困難になってしまう。
【0059】
条件式(8)は、第1レンズ群G1の焦点距離と、短焦点距離端における全系の焦点距離との比を規定している。条件式(8)を満足することにより、ズームレンズ系の小型化(レンズ全長の短縮化)を図るとともに、変倍時における収差変動を効果的に抑制することができる。
条件式(8)の上限を超えると、第1レンズ群G1の焦点距離が長くなりすぎて、変倍時における第1レンズ群G1の移動量が大きくなる結果、ズームレンズ系が大型化してしまう(全長が長くなってしまう)。
条件式(8)の下限を超えると、第1レンズ群G1の焦点距離が短くなりすぎて、変倍時における収差変動の抑制が困難になってしまう。
【0060】
条件式(9)は、長焦点距離端における最も物体側のレンズ面から像面Iまでの間隔と、長焦点距離端における全系の焦点距離との比を規定している。条件式(9)を満足することにより、ズームレンズ系の小型化(レンズ全長の短縮化)と諸収差の補正の両立が可能になる。
条件式(9)の上限を超えると、レンズ全長が長くなりすぎて、ズームレンズ系が大型化してしまう。
条件式(9)の下限を超えると、レンズ全長が短くなりすぎて、諸収差の補正が困難になってしまう。
【0061】
次に具体的な数値実施例1−7を示す。諸収差図において、球面収差の破線は正弦条件を示している。また、非点収差において、実線と一点鎖線はサジタルを示しており、破線と二点鎖線はメリディオナルを示している。また、実線と破線はd線を示しており、一点鎖線と二点鎖線はg線を示している。諸収差図及び表中において、FNO.はFナンバー、Yは像高、BFはバックフォーカス、Rは曲率半径、Dはレンズ厚またはレンズ間隔、Nはd線に対する屈折率、νはd線に対するアッベ数、φは最大光線有効径を示している。バックフォーカスはレンズ全系の最も像側の面から設計上の像面Iまでの距離である。焦点距離、Fナンバー、バックフォーカス、変倍に伴って間隔が変化するレンズ間隔dは、短焦点距離端−中間焦点距離−長焦点距離端の順に示している。長さの単位は[mm]である。
【0062】
[数値実施例1]
図1図4と表1〜表3は、数値実施例1のズームレンズ系を示している。図1はレンズ構成図、図2は短焦点距離端における諸収差図、図3は中間焦点距離における諸収差図、図4は長焦点距離端における諸収差図である。表1は面データ、表2は各種データ、表3は条件式データである。
【0063】
数値実施例1のズームレンズ系は、物体側から順に、正の屈折力の第1レンズ群G1と、負の屈折力の第2レンズ群G2と、正の屈折力の第3レンズ群G3と、負の屈折力の第4レンズ群G4と、負の屈折力の第5レンズ群G5とから構成されている。第3レンズ群G3と第4レンズ群G4と第5レンズ群G5が「後続レンズ群」を構成している。第2レンズ群G2は、物体側から順に、負の屈折力の第2aレンズ群G2aと、負の屈折力の第2bレンズ群G2bとから構成されている。
【0064】
数値実施例1のズームレンズ系は、短焦点距離端から長焦点距離端への変倍に際して、第2aレンズ群G2aと第2bレンズ群G2bの間隔が固定である。そのため、数値実施例1のズームレンズ系は、正負正負負の5群ズームレンズ構成である。
【0065】
第1レンズ群G1は、物体側から順に、物体側に凸の正メニスカスレンズ11と、物体側に凸の負メニスカスレンズ12と、物体側に凸の正メニスカスレンズ13とから構成されている。負メニスカスレンズ12と正メニスカスレンズ13は、接合されている。
【0066】
第2aレンズ群G2aは、物体側から順に、物体側に凸の負メニスカスレンズ21と、物体側に凸の正メニスカスレンズ22とから構成されている。
【0067】
第2bレンズ群G2bは、物体側から順に、両凸正レンズ23と、両凹負レンズ24と、像側に凸の負メニスカスレンズ25とから構成されている。
【0068】
第3レンズ群G3は、物体側から順に、開口絞りSと、両凸正レンズ31と、両凸正レンズ32と、像側に凸の負メニスカスレンズ33と、物体側に凸の負メニスカスレンズ34と、両凸正レンズ35と、両凸正レンズ36とから構成されている。両凸正レンズ32と負メニスカスレンズ33は接合されており、負メニスカスレンズ34と両凸正レンズ35は接合されている。
【0069】
第4レンズ群G4は、物体側から順に、両凸正レンズ41と、両凹負レンズ42とから構成されている。
【0070】
第5レンズ群G5は、物体側から順に、像側に凸の負メニスカスレンズ51と、両凸正レンズ52とから構成されている。
【0071】
(表1)
面番号 R D N ν φ
1 97.269 7.22 1.48749 70.24 60.1
2 1331.362 0.30 58.9
3 90.890 2.20 1.83400 37.16 56.2
4 53.673 10.20 1.49700 81.54 53.2
5 399.004 D5 51.0
6 478.231 1.40 1.90525 35.04 28.4
7 31.191 3.00 26.3
8 33.547 3.40 1.85896 22.73 26.0
9 69.000 2.00 25.1
10 65.923 4.01 1.80809 22.76 24.0
11 -87.071 0.67 23.5
12 -202.678 1.40 1.65160 58.55 22.6
13 35.749 7.55 21.5
14 -31.596 1.40 2.00100 29.13 21.2
15 -94.744 D15 22.0
16 絞り 2.00 23.4
17 373.630 3.65 1.80610 40.93 24.6
18 -62.056 0.31 25.2
19 57.362 5.58 1.59522 67.73 25.6
20 -39.374 1.40 2.00100 29.13 25.5
21 -198.599 25.035 25.7
22 75.018 1.43 1.95375 32.32 26.1
23 34.018 5.35 1.49700 81.54 25.7
24 -90.698 0.31 25.7
25 66.063 3.52 1.80610 40.93 25.5
26 -320.919 D26 25.0
27 86.351 3.87 1.67270 32.10 24.0
28 -63.542 1.13 23.5
29 -63.044 1.40 1.75700 47.82 22.7
30 25.796 D30 21.7
31 -32.206 1.50 1.62041 60.29 26.5
32 -159.569 0.55 28.6
33 68.476 4.64 1.62004 36.26 31.0
34 -129.030 BF 31.6
(表2)
短焦点距離端 中間焦点距離 長焦点距離端
焦点距離 72.2 135.0 293.1
Fナンバー 4.56 5.01 5.52
D5 4.1815 37.3291 71.7556
D15 22.1397 11.2491 3.0000
D26 4.7989 7.8466 3.0430
D30 18.3889 15.3412 20.1449
BF 38.3000 49.1906 57.4397
(表3)
条件式(1) (1−b2a_s)・bb_s -0.82
条件式(2) f2a/f2b 1.44
条件式(3) (R212−R221)/(R212+R221) -0.04
条件式(4) Da/D2a 0.38
条件式(5) f21/f22 -0.51
条件式(6) (1−b2a_l)・bb_l -1.69
条件式(7) (1−bfoc_l)・bfocb_l -6.65
条件式(8) f1/f_s 2.15
条件式(9) TL_l/f_l 0.89
【0072】
[数値実施例2]
図5図8と表4〜表6は、数値実施例2のズームレンズ系を示している。図5はレンズ構成図、図6は短焦点距離端における諸収差図、図7は中間焦点距離における諸収差図、図8は長焦点距離端における諸収差図である。表4は面データ、表5は各種データ、表6は条件式データである。
【0073】
数値実施例2のズームレンズ系は、以下の点を除いて、数値実施例1のズームレンズ系と同様である。
(1)第5レンズ群G5が、負の屈折力ではなく、正の屈折力を持っている。このため、数値実施例2のズームレンズ系は、正負正負正の5群ズームレンズ構成である。
(2)第2レンズ群G2の負レンズ21が、負メニスカスレンズではなく、両凹負レンズである。
(3)第3レンズ群G3の負レンズ33が、負メニスカスレンズではなく、両凹負レンズである。
【0074】
(表4)
面番号 R D N ν φ
1 96.415 6.84 1.48749 70.24 59.1
2 1117.934 0.30 58.1
3 93.150 2.20 1.83400 37.16 55.5
4 54.169 8.93 1.49700 81.54 52.6
5 430.671 D5 51.0
6 -1395.421 1.40 1.91082 35.25 26.4
7 31.781 0.80 25.2
8 32.235 3.94 1.89286 20.36 25.4
9 74.497 2.57 24.7
10 75.213 4.00 1.78472 25.68 24.0
11 -71.918 0.30 23.5
12 -316.131 1.40 1.60300 65.44 22.7
13 33.862 8.09 21.4
14 -27.163 1.40 2.00100 29.13 21.0
15 -72.152 D15 21.9
16 絞り 2.00 23.4
17 281.338 3.45 1.78590 44.20 24.7
18 -64.239 0.30 25.2
19 58.710 5.42 1.59522 67.73 25.6
20 -38.838 1.40 2.00100 29.13 25.5
21 -163.082 24.430 25.8
22 85.410 1.40 1.95375 32.32 26.0
23 34.648 5.33 1.49700 81.54 25.6
24 -84.197 0.30 25.7
25 59.939 3.51 1.83400 37.16 25.5
26 -528.103 D26 25.0
27 150.135 3.73 1.64769 33.79 24.1
28 -56.250 1.24 23.7
29 -56.763 1.40 1.71300 53.87 22.9
30 26.420 D30 22.1
31 -31.364 1.50 1.49700 81.54 27.5
32 -95.848 0.30 29.6
33 55.201 4.48 1.59551 39.24 32.4
34 -1035.864 BF 32.8
(表5)
短焦点距離端 中間焦点距離 長焦点距離端
焦点距離 72.2 135.0 293.2
Fナンバー 4.43 4.88 5.34
D5 7.5765 39.8273 75.2170
D15 22.2854 11.0288 3.0003
D26 4.8120 8.1191 3.1790
D30 18.8235 15.5165 20.4565
BF 38.3185 49.5751 57.6036
(表6)
条件式(1) (1−b2a_s)・bb_s -0.82
条件式(2) f2a/f2b 1.43
条件式(3) (R212−R221)/(R212+R221) -0.01
条件式(4) Da/D2a 0.13
条件式(5) f21/f22 -0.56
条件式(6) (1−b2a_l)・bb_l -1.67
条件式(7) (1−bfoc_l)・bfocb_l -6.58
条件式(8) f1/f_s 2.19
条件式(9) TL_l/f_l 0.89
【0075】
[数値実施例3]
図9図12と表7〜表9は、数値実施例3のズームレンズ系を示している。図9はレンズ構成図、図10は短焦点距離端における諸収差図、図11は中間焦点距離における諸収差図、図12は長焦点距離端における諸収差図である。表7は面データ、表8は各種データ、表9は条件式データである。
【0076】
数値実施例3のズームレンズ系は、以下の点を除いて、数値実施例1のズームレンズ系と同様である。
(1)第5レンズ群G5が、負の屈折力ではなく、正の屈折力を持っている。また、短焦点距離端から長焦点距離端への変倍に際して、第2aレンズ群G2aと第2bレンズ群G2bの間隔が変化する。このため、数値実施例3のズームレンズ系は、正負負正負正の6群ズームレンズ構成である。
(2)第2レンズ群G2の負レンズ21が、負メニスカスレンズではなく、両凹負レンズである。
【0077】
(表7)
面番号 R D N ν φ
1 103.513 6.74 1.48749 70.24 59.0
2 1480.867 0.30 57.9
3 98.236 2.20 1.83400 37.16 55.5
4 57.716 9.11 1.49700 81.54 52.8
5 429.911 D5 51.0
6 -420.277 1.30 1.89190 37.13 26.0
7 30.685 1.19 25.0
8 31.143 3.69 1.89286 20.36 25.3
9 58.674 D9 24.7
10 180.519 3.76 1.76182 26.52 24.0
11 -57.977 3.02 23.9
12 -272.659 1.30 1.49700 81.54 22.1
13 55.326 5.27 21.6
14 -30.700 1.30 1.95375 32.32 21.3
15 -88.491 D15 22.1
16 絞り 3.00 23.0
17 195.494 3.50 1.74400 44.79 24.8
18 -69.873 0.30 25.3
19 67.490 5.13 1.59282 68.62 25.7
20 -40.990 1.30 2.00100 29.13 25.6
21 -141.388 27.96 25.9
22 78.812 1.30 2.00100 29.13 26.0
23 33.313 5.00 1.53775 74.70 25.6
24 -118.347 0.30 25.7
25 54.971 3.57 1.83400 37.16 25.5
26 -931.656 D26 25.0
27 179.117 3.21 1.75520 27.51 24.2
28 -84.038 0.35 23.8
29 -102.938 1.30 1.71300 53.87 23.4
30 24.195 D30 22.3
31 -29.732 1.50 1.49700 81.54 26.9
32 -129.854 0.30 29.1
33 54.674 4.91 1.54814 45.78 31.8
34 -217.084 BF 32.3
(表8)
短焦点距離端 中間焦点距離 長焦点距離端
焦点距離 72.0 135.1 293.6
Fナンバー 4.59 4.96 5.52
D5 4.6757 43.1572 80.2599
D9 3.0101 6.5501 5.7363
D15 23.1369 9.9978 2.0000
D26 5.0430 7.8906 2.5143
D30 17.6683 14.8208 20.1971
BF 38.5837 48.1828 56.9944
(表9)
条件式(1) (1−b2a_s)・bb_s -1.10
条件式(2) f2a/f2b 0.62
条件式(3) (R212−R221)/(R212+R221) -0.01
条件式(4) Da/D2a 0.19
条件式(5) f21/f22 -0.46
条件式(6) (1−b2a_l)・bb_l -2.18
条件式(7) (1−bfoc_l)・bfocb_l -7.00
条件式(8) f1/f_s 2.31
条件式(9) TL_l/f_l 0.92
【0078】
[数値実施例4]
図13図16と表10〜表12は、数値実施例4のズームレンズ系を示している。図13はレンズ構成図、図14は短焦点距離端における諸収差図、図15は中間焦点距離における諸収差図、図16は長焦点距離端における諸収差図である。表10は面データ、表11は各種データ、表12は条件式データである。
【0079】
数値実施例4のズームレンズ系は、以下の点を除いて、数値実施例1のズームレンズ系と同様である。
(1)短焦点距離端から長焦点距離端への変倍に際して、第2aレンズ群G2aと第2bレンズ群G2bの間隔が変化する。このため、数値実施例4のズームレンズ系は、正負負正負負の6群ズームレンズ構成である。
(2)第2レンズ群G2の負レンズ21が、負メニスカスレンズではなく、両凹負レンズであり、第2レンズ群G2の負レンズ24が、両凹負レンズではなく、物体側に凸の負メニスカスレンズである。
【0080】
(表10)
面番号 R D N ν φ
1 107.187 6.39 1.48749 70.24 58.7
2 1058.972 0.30 57.6
3 103.073 2.20 1.83400 37.16 55.5
4 60.629 9.29 1.49700 81.54 52.9
5 506.496 D5 51.0
6 -274.225 1.30 1.79952 42.22 27.9
7 35.939 1.59 26.1
8 34.557 3.14 1.89286 20.36 25.9
9 51.107 D9 24.9
10 107.440 3.99 1.80518 25.42 24.0
11 -62.774 0.30 23.8
12 4569.817 1.30 1.49700 81.54 22.9
13 41.148 8.07 22.1
14 -29.281 1.30 2.00100 29.13 21.4
15 -81.702 D15 22.2
16 絞り 2.00 23.4
17 272.440 3.45 1.79952 42.22 24.6
18 -68.061 0.30 25.1
19 65.804 5.26 1.59282 68.62 25.5
20 -40.344 1.30 2.00100 29.13 25.3
21 -168.789 26.15 25.6
22 82.238 1.30 2.00100 29.13 26.0
23 34.732 5.14 1.53775 74.70 25.6
24 -97.371 0.30 25.7
25 62.252 3.49 1.83400 37.16 25.5
26 -360.804 D26 25.0
27 163.118 3.61 1.72825 28.46 24.1
28 -58.479 0.30 23.7
29 -62.086 1.30 1.71300 53.87 23.4
30 24.877 D30 22.2
31 -32.059 1.50 1.48749 70.24 27.6
32 -135.572 0.30 29.7
33 51.534 4.67 1.54814 45.78 32.4
34 -922.329 BF 32.8
(表11)
短焦点距離端 中間焦点距離 長焦点距離端
焦点距離 72.0 134.9 293.5
Fナンバー 4.58 4.99 5.51
D5 4.8516 44.4600 84.4008
D9 2.9540 6.4011 6.0532
D15 24.7267 11.2037 3.0000
D26 4.8064 7.5683 2.5690
D30 19.9809 17.2190 22.2183
BF 38.3029 48.3788 56.9304
(表12)
条件式(1) (1−b2a_s)・bb_s -1.05
条件式(2) f2a/f2b 0.65
条件式(3) (R212−R221)/(R212+R221) 0.02
条件式(4) Da/D2a 0.26
条件式(5) f21/f22 -0.36
条件式(6) (1−b2a_l)・bb_l -2.07
条件式(7) (1−bfoc_l)・bfocb_l -7.27
条件式(8) f1/f_s 2.42
条件式(9) TL_l/f_l 0.94
【0081】
[数値実施例5]
図17図20と表13〜表15は、数値実施例5のズームレンズ系を示している。図17はレンズ構成図、図18は短焦点距離端における諸収差図、図19は中間焦点距離における諸収差図、図20は長焦点距離端における諸収差図である。表13は面データ、表14は各種データ、表15は条件式データである。
【0082】
数値実施例5のズームレンズ系は、以下の点を除いて、数値実施例1のズームレンズ系と同様である。
(1)第5レンズ群G5が、負の屈折力ではなく、正の屈折力を持っている。また、短焦点距離端から長焦点距離端への変倍に際して、第2aレンズ群G2aと第2bレンズ群G2bの間隔が変化する。このため、数値実施例5のズームレンズ系は、正負負正負正の6群ズームレンズ構成である。
(2)第1レンズ群G1が、物体側から順に、物体側に凸の負メニスカスレンズ11’と、両凸正レンズ12’と、両凸正レンズ13’とから構成されている。負メニスカスレンズ11’と両凸正レンズ12’は、接合されている。
(3)第2レンズ群G2の負レンズ21が、負メニスカスレンズではなく、両凹負レンズである。両凹負レンズ21の直前に図示を省略した固定絞りが位置している。
(4)第3レンズ群G3の負レンズ33が、負メニスカスレンズではなく、両凹負レンズである。第3レンズ群G3の開口絞りSが、両凸正レンズ31の直前ではなく、両凹負レンズ33と負メニスカスレンズ34の間(両凹負レンズ33の直後)に位置している。
(5)第4レンズ群G4の正レンズ41が、両凸正レンズではなく、像側に凸の正メニスカスレンズである。
(6)第5レンズ群G5が、物体側から順に、両凸正レンズ51’と、両凹負レンズ52’とから構成されている。
【0083】
(表13)
面番号 R D N ν φ
1 279.405 2.20 1.83400 37.21 63.9
2 114.973 7.54 1.49700 81.54 62.6
3 -858.017 0.30 62.0
4 116.910 6.49 1.49700 81.54 61.7
5 -2940.180 D5 61.2
6 固定絞り 1.00 26.4
7 -211.810 1.35 1.74320 49.34 26.2
8 33.720 1.38 25.4
9 34.226 3.28 1.84666 23.78 25.7
10 60.184 D10 25.2
11 161.732 3.76 2.00100 29.13 25.0
12 -70.599 3.33 24.9
13 -358.489 1.35 1.48749 70.24 22.9
14 39.382 4.55 21.9
15 -29.367 1.35 2.00100 29.13 21.8
16 -81.240 D16 22.6
17 119.111 3.94 1.76200 40.10 26.5
18 -77.867 0.30 26.6
19 44.847 5.63 1.61800 63.33 25.8
20 -53.735 1.35 2.00100 29.13 25.0
21 891.331 0.59 24.4
22 絞り 14.69 24.2
23 88.521 1.35 2.00100 29.13 23.5
24 28.702 5.28 1.49700 81.54 23.0
25 -146.284 7.58 23.2
26 59.842 3.71 1.90366 31.34 25.2
27 -322.914 D27 25.0
28 -170.523 3.10 1.84666 23.78 24.2
29 -47.684 1.50 24.1
30 -49.176 1.35 1.72916 54.09 23.3
31 30.204 D31 22.9
32 41.002 8.50 1.64769 33.79 32.6
33 -39.801 0.31 32.5
34 -41.441 1.35 2.00100 29.13 32.1
35 263.203 BF 32.5
(表14)
短焦点距離端 中間焦点距離 長焦点距離端
焦点距離 72.2 135.2 293.0
Fナンバー 4.62 5.15 5.74
D5 1.8771 52.6373 98.7310
D10 3.3372 6.3991 3.7597
D16 26.6957 14.5349 5.0000
D27 5.4647 8.7219 5.9581
D31 18.4858 15.2286 17.9924
BF 39.03660 48.13546 60.30981
(表15)
条件式(1) (1−b2a_s)・bb_s -1.00
条件式(2) f2a/f2b 0.75
条件式(3) (R212−R221)/(R212+R221) -0.01
条件式(4) Da/D2a 0.23
条件式(5) f21/f22 -0.44
条件式(6) (1−b2a_l)・bb_l -1.98
条件式(7) (1−bfoc_l)・bfocb_l -6.71
条件式(8) f1/f_s 2.75
条件式(9) TL_l/f_l 0.99
【0084】
[数値実施例6]
図21図24と表16〜表18は、数値実施例6のズームレンズ系を示している。図21はレンズ構成図、図22は短焦点距離端における諸収差図、図23は中間焦点距離における諸収差図、図24は長焦点距離端における諸収差図である。表16は面データ、表17は各種データ、表18は条件式データである。
【0085】
数値実施例6のズームレンズ系は、物体側から順に、正の屈折力の第1レンズ群G1と、負の屈折力の第2レンズ群G2と、正の屈折力の第3レンズ群G3と、正の屈折力の第4レンズ群G4と、負の屈折力の第5レンズ群G5と、正の屈折力の第6レンズ群G6とから構成されている。第3レンズ群G3と第4レンズ群G4と第5レンズ群G5と第6レンズ群G6が「後続レンズ群」を構成している。第2レンズ群G2は、物体側から順に、負の屈折力の第2aレンズ群G2aと、負の屈折力の第2bレンズ群G2bとから構成されている。
【0086】
数値実施例6のズームレンズ系は、短焦点距離端から長焦点距離端への変倍に際して、第2aレンズ群G2aと第2bレンズ群G2bの間隔が固定である。そのため、数値実施例6のズームレンズ系は、正負正正負正の6群ズームレンズ構成である。
【0087】
第1レンズ群G1は、物体側から順に、物体側に凸の正メニスカスレンズ11と、物体側に凸の負メニスカスレンズ12と、物体側に凸の正メニスカスレンズ13とから構成されている。負メニスカスレンズ12と正メニスカスレンズ13は、接合されている。
【0088】
第2aレンズ群G2aは、物体側から順に、両凹負レンズ21と、物体側に凸の正メニスカスレンズ22とから構成されている。
【0089】
第2bレンズ群G2bは、物体側から順に、両凸正レンズ23と、両凹負レンズ24と、像側に凸の負メニスカスレンズ25とから構成されている。
【0090】
第3レンズ群G3は、物体側から順に、開口絞りSと、両凸正レンズ31’と、両凸正レンズ32’と、像側に凸の負メニスカスレンズ33’とから構成されている。両凸正レンズ32’と負メニスカスレンズ33’は、接合されている。
【0091】
第4レンズ群G4は、物体側から順に、物体側に凸の負メニスカスレンズ41’と、両凸正レンズ42’と、両凸正レンズ43’とから構成されている。負メニスカスレンズ41’と両凸正レンズ42’は、接合されている。
【0092】
第5レンズ群G5は、物体側から順に、両凸正レンズ51”と、両凹負レンズ52”とから構成されている。
【0093】
第6レンズ群G6は、物体側から順に、像側に凸の負メニスカスレンズ61と、両凸正レンズ62とから構成されている。
【0094】
(表16)
面番号 R D N ν φ
1 99.734 6.16 1.48749 70.24 58.7
2 693.339 0.30 57.7
3 100.414 2.20 1.83400 37.16 55.6
4 58.430 9.55 1.49700 81.54 52.9
5 495.043 D5 51.0
6 -422.223 1.30 1.80610 40.93 27.9
7 29.056 1.23 25.9
8 29.679 3.60 1.89286 20.36 25.9
9 51.338 2.86 24.9
10 102.085 3.95 1.74077 27.79 24.0
11 -60.234 1.80 23.8
12 -268.845 1.30 1.49700 81.54 22.2
13 42.635 7.40 21.4
14 -28.366 1.30 2.00100 29.13 21.0
15 -77.576 D15 21.8
16 絞り 2.00 23.2
17 300.949 3.46 1.75700 47.82 24.5
18 -63.125 0.30 25.1
19 59.211 5.37 1.59282 68.62 25.6
20 -39.675 1.30 2.00100 29.13 25.5
21 -134.975 D21 25.8
22 93.518 1.30 2.00100 29.13 25.9
23 33.979 5.12 1.53775 74.70 25.5
24 -92.719 0.30 25.6
25 56.492 3.51 1.85026 32.27 25.5
26 -738.376 D26 25.0
27 139.523 3.64 1.72151 29.23 24.2
28 -59.187 0.40 23.8
29 -61.665 1.30 1.71300 53.87 23.4
30 24.591 D30 22.3
31 -31.935 1.50 1.49700 81.54 27.1
32 -154.221 0.30 29.3
33 51.419 5.10 1.51742 52.43 32.0
34 -203.219 BF 32.5
(表17)
短焦点距離端 中間焦点距離 長焦点距離端
焦点距離 72.1 135.0 293.4
Fナンバー 4.50 4.95 5.37
D5 4.6703 42.4584 83.8594
D15 20.7138 9.8614 3.0000
D21 25.5337 25.1026 25.4097
D26 5.2021 8.1725 2.5058
D30 17.5429 14.5725 20.2392
BF 39.00230 50.28580 56.84010
(表18)
条件式(1) (1−b2a_s)・bb_s -1.05
条件式(2) f2a/f2b 0.78
条件式(3) (R212−R221)/(R212+R221) -0.01
条件式(4) Da/D2a 0.20
条件式(5) f21/f22 -0.46
条件式(6) (1−b2a_l)・bb_l -2.03
条件式(7) (1−bfoc_l)・bfocb_l -6.68
条件式(8) f1/f_s 2.37
条件式(9) TL_l/f_l 0.92
【0095】
[数値実施例7]
図25図28と表19〜表21は、数値実施例7のズームレンズ系を示している。図25はレンズ構成図、図26は短焦点距離端における諸収差図、図27は中間焦点距離における諸収差図、図28は長焦点距離端における諸収差図である。表19は面データ、表20は各種データ、表21は条件式データである。
【0096】
数値実施例7のズームレンズ系は、以下の点を除いて、数値実施例1のズームレンズ系と同様である。
(1)第5レンズ群G5が、負の屈折力ではなく、正の屈折力を持っている。このため、数値実施例2のズームレンズ系は、正負正負正の5群ズームレンズ構成である。
(2)第2aレンズ群G2aが、物体側から順に、両凹負レンズ21’と、物体側に凸の正メニスカスレンズ22’とから構成されている。
(3)第2bレンズ群G2bが、物体側から順に、両凸正レンズ23’と、物体側に凸の負メニスカスレンズ24’と、物体側に凸の正メニスカスレンズ25’と、像側に凸の負メニスカスレンズ26’とから構成されている。負メニスカスレンズ24’と正メニスカスレンズ25’は、接合されている。
(4)第4レンズ群G4の正レンズ41が、両凸正レンズではなく、像側に凸の正メニスカスレンズである。
(5)第5レンズ群G5が、物体側から順に、像側に凸の負メニスカスレンズ51Xと、両凸正レンズ52Xと、像側に凸の負メニスカスレンズ53Xとから構成されている。両凸正レンズ52Xと負メニスカスレンズ53Xは、接合されている。
【0097】
(表19)
面番号 R D N ν φ
1 99.253 5.40 1.48749 70.24 53.0
2 1397.368 0.20 52.6
3 100.745 1.95 1.83400 37.20 51.7
4 56.982 7.70 1.49700 81.55 50.0
5 585.095 D5 49.3
6 -141.620 0.96 1.65160 58.55 24.6
7 32.543 1.40 24.1
8 32.259 2.15 1.84666 23.78 24.6
9 50.420 3.24 24.4
10 1510.480 2.70 1.91082 35.25 24.4
11 -54.493 0.20 24.4
12 417.468 1.20 1.83400 37.20 23.7
13 22.174 4.09 1.76182 26.52 22.7
14 70.614 3.49 22.2
15 -28.047 1.20 1.83400 37.20 22.2
16 -122.178 D16 23.1
17 絞り 1.80 24.2
18 238.169 3.00 1.80400 46.53 25.4
19 -63.599 0.20 25.7
20 41.342 6.20 1.49700 81.55 26.1
21 -41.342 1.20 2.00100 29.13 25.9
22 -303.653 18.38 26.0
23 84.166 1.20 2.00100 29.13 26.8
24 35.196 5.70 1.48749 70.24 26.5
25 -75.219 0.20 26.6
26 65.603 3.20 1.91082 35.25 27.0
27 -332.779 D27 26.8
28 -875.660 2.13 1.84666 23.78 21.0
29 -54.081 1.98 21.0
30 -51.289 0.80 1.77250 49.60 20.0
31 32.834 D31 19.7
32 -27.290 1.30 1.48749 70.24 25.7
33 -45.252 0.20 27.1
34 56.317 5.90 1.57501 41.50 29.4
35 -58.451 1.20 1.90366 31.31 29.7
36 -368.732 30.3
(表20)
短焦点距離端 中間焦点距離 長焦点距離端
焦点距離 72.1 135.2 291.0
Fナンバー 4.63 5.19 5.74
D5 4.7272 38.2016 73.7761
D16 26.0283 13.4760 2.0693
D27 3.7981 6.9283 6.0394
D31 22.5292 19.3990 20.2879
BF 42.6020 55.1501 66.5597
(表21)
条件式(1) (1−b2a_s)・bb_s -0.96
条件式(2) f2a/f2b 1.03
条件式(3) (R212−R221)/(R212+R221) 0.00
条件式(4) Da/D2a 0.31
条件式(5) f21/f22 -0.40
条件式(6) (1−b2a_l)・bb_l -2.03
条件式(7) (1−bfoc_l)・bfocb_l -8.30
条件式(8) f1/f_s 2.25
条件式(9) TL_l/f_l 0.89
【0098】
以上のように説明した数値実施例1−7のズームレンズ系では、諸収差が高いレベルで補正されており、とりわけ、球面収差と軸上色収差が非常に小さく補正されている。また、非点収差と像面湾曲と倍率色収差も十分に小さく補正されており、コマ収差やその色差の乱れも最周辺部まで抑えられており、歪曲収差も絶対値で3%以下となっている。さらに、半画角が短焦点距離端で17°程度、長焦点距離端で4°程度であり、Fナンバーが短焦点距離端で4.5程度、長焦点距離端で5.6程度でありながら、小型化を達成し、且つ、非常に良好な像性能を確保することができる。
【0099】
図29図30を参照して、本実施形態のズームレンズ系を搭載したデジタルカメラ(撮影装置)100について説明する。デジタルカメラ100は、長焦点距離端での半画角が4°程度と望遠でありながら、像振れ補正レンズ群が軽量であるため小型化を図ることができ、各種収差を良好に補正して、例えば、3000万画素以上の撮像素子に対応した解像力を実現することができる。
【0100】
デジタルカメラ100は、カメラボディ(筐体)101と、撮影レンズ102と、ファインダ103と、フラッシュ104と、シャッタボタン105と、電源ボタン106と、液晶モニタ107と、操作ボタン108と、メモリカードスロット109と、ズームスイッチ110とを有している。
【0101】
カメラボディ101は、デジタルカメラ100の各構成要素を収納する。撮影レンズ102は、例えば、本実施形態のズームレンズ系をレンズ鏡筒に組み込んでユニット化したものである。ファインダ103は、被写体や構図を決めるための覗き窓である。フラッシュ104は、夜間撮影や暗所撮影の際に閃光を発するものである。シャッタボタン105は、デジタルカメラ100による撮影を実行するための物理スイッチである。電源ボタン106は、デジタルカメラ100の電源のオンオフを切り替えるための物理スイッチである。液晶モニタ107は、デジタルカメラ100による撮影画像等を表示する。操作ボタン108は、デジタルカメラ100の撮影モード等を設定するための物理スイッチである。メモリカードスロット109は、デジタルカメラ100による撮影画像等を記憶するメモリカード(図示略)を差し込むためのスロットである。ズームスイッチ110は、短焦点距離端と長焦点距離端の間での変倍(ズーミング)を行うための物理スイッチである。ズームスイッチ110を操作することにより、本実施形態のズームレンズ系のレンズ群間隔が適宜変更される。
【0102】
デジタルカメラ100は、カメラボディ101の内部の機能構成要素として、中央演算装置111と、画像処理装置112と、受光素子113と、信号処理装置114と、半導体メモリ115と、通信カード116とを有している。
【0103】
中央演算装置111は、デジタルカメラ100の内部における各種の演算処理を行う。画像処理装置112は、デジタルカメラ100による撮影画像に対して各種の画像処理を行う。受光素子113は、測光処理に利用される外部の光を取り入れて受光する。信号処理装置114は、撮影指示信号や画像処理信号等の各種の信号処理を行う。半導体メモリ115は、デジタルカメラ100による撮影画像の一時記憶領域を構成する。通信カード116は、外部装置(図示略)との無線通信等を可能にするためのものである。
【0104】
ここで説明したデジタルカメラ100の構成はあくまで一例であり、種々の設計変更が可能である(デジタルカメラ100の具体的態様には自由度がある)。
【符号の説明】
【0105】
G1 第1レンズ群
G2 第2レンズ群
G2a 第2aレンズ群(像振れ補正レンズ群、防振レンズ群)
21 21’ 負レンズ(像側に凹面を向けた負レンズ)
22 22’ 正レンズ(物体側に凸面を向けた正レンズ)
G2b 第2bレンズ群
G3 第3レンズ群(後続レンズ群)
G4 第4レンズ群(後続レンズ群)
G5 第5レンズ群(後続レンズ群)
G6 第6レンズ群(後続レンズ群)
S 開口絞り
100 デジタルカメラ(撮影装置)
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13
図14
図15
図16
図17
図18
図19
図20
図21
図22
図23
図24
図25
図26
図27
図28
図29
図30
【手続補正書】
【提出日】2019年11月6日
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
物体側から順に、正の屈折力の第1レンズ群と、負の屈折力の第2レンズ群と、後続レンズ群とから構成され、
第2レンズ群は、物体側から順に、負の屈折力の第2aレンズ群と、負の屈折力の第2bレンズ群とから構成され、
後続レンズ群は、開口絞りと、少なくとも2つのレンズ群とを有し、
短焦点距離端から長焦点距離端への変倍に際し、第1レンズ群と第2aレンズ群の間隔が増大し、第2aレンズ群と第2bレンズ群の間隔が変化又は固定であり、第2bレンズ群と後続レンズ群の間隔が減少し、
第2aレンズ群は、物体側から順に、負レンズと、正レンズとから構成され、
第2aレンズ群は、光軸に対して垂直方向の成分を含むように移動する、
ことを特徴とするズームレンズ系。
【請求項2】
次の条件式(1)を満足することを特徴とする請求項1に記載のズームレンズ系。
(1)−1.5<(1−b2a_s)・bb_s<−0.7
但し、
b2a_s:短焦点距離端における第2aレンズ群の横倍率
bb_s:短焦点距離端における第2aレンズ群より像側のレンズ群の合成横倍率
【請求項3】
次の条件式(2)を満足することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のズームレンズ系。
(2)0.3<f2a/f2b<2.5
但し、
f2a:第2aレンズ群の焦点距離、
f2b:第2bレンズ群の焦点距離。
【請求項4】
第2aレンズ群の負レンズは、像側に凹面を向けており、
第2aレンズ群の正レンズは、物体側に凸面を向けている、
ことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載のズームレンズ系。
【請求項5】
次の条件式(3)を満足することを特徴とする請求項1から請求項4のいずれかに記載のズームレンズ系。
(3)−0.2<(R212−R221)/(R212+R221)<0.2
但し、
R212:第2aレンズ群の負レンズの像側の面の曲率半径、
R221:第2aレンズ群の正レンズの物体側の面の曲率半径。
【請求項6】
次の条件式(4)を満足することを特徴とする請求項1から請求項5のいずれかに記載のズームレンズ系。
(4)0.01<Da/D2a<0.5
但し、
Da:第2aレンズ群の負レンズと正レンズの光軸上の間隔、
D2a:第2aレンズ群の光軸上の厚さ。
【請求項7】
次の条件式(5)を満足することを特徴とする請求項1から請求項6のいずれかに記載のズームレンズ系。
(5)−0.7<f21/f22<−0.2
但し、
f21:第2aレンズ群の負レンズの焦点距離、
f22:第2aレンズ群の正レンズの焦点距離。
【請求項8】
短焦点距離端から長焦点距離端への変倍に際し、第2aレンズ群が像面に対して固定されていることを特徴とする請求項1から請求項7のいずれかに記載のズームレンズ系。
【請求項9】
後続レンズ群は、物体側から順に、正の屈折力のレンズ群と、負の屈折力のレンズ群とを有しており、負の屈折力のレンズ群は、フォーカシング時に移動するフォーカスレンズ群であることを特徴とする請求項1から請求項8のいずれかに記載のズームレンズ系。
【請求項10】
後続レンズ群は、物体側から順に、正の屈折力の第3レンズ群と、負の屈折力の第4レンズ群と、負の屈折力の第5レンズ群とから構成されていることを特徴とする請求項1から請求項9のいずれかに記載のズームレンズ系。
【請求項11】
後続レンズ群は、物体側から順に、正の屈折力の第3レンズ群と、負の屈折力の第4レンズ群と、正の屈折力の第5レンズ群とから構成されていることを特徴とする請求項1から請求項9のいずれかに記載のズームレンズ系。
【請求項12】
後続レンズ群は、物体側から順に、正の屈折力の第3レンズ群と、正の屈折力の第4レンズ群と、負の屈折力の第5レンズ群と、正の屈折力の第6レンズ群とから構成されていることを特徴とする請求項1から請求項9のいずれかに記載のズームレンズ系。
【請求項13】
請求項1から請求項12のいずれかに記載のズームレンズ系を有する撮影装置。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0012
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0012】
本実施形態のズームレンズ系は、次の条件式(1)を満足することができる。
(1)−1.5<(1−b2a_s)・bb_s<−0.7
但し、
b2a_s:短焦点距離端における第2aレンズ群の横倍率(倍率)
bb_s:短焦点距離端における第2aレンズ群より像側にある全てのレンズ群の合成横倍率(倍率)
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0028
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0028】
本実施形態のズームレンズ系は、次の条件式(6)を満足することができる。
(6)−3.0<(1−b2a_l)・bb_l<−1.5
但し、
b2a_l:長焦点距離端における第2aレンズ群の横倍率(倍率)
bb_l:長焦点距離端における第2aレンズ群より像側のレンズ群の合成横倍率(倍率)
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0030
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0030】
本実施形態のズームレンズ系は、少なくとも1つのレンズ群として、フォーカシング時に移動するフォーカスレンズ群を有しており、次の条件式(7)を満足することができる。
(7)−10.0<(1−bfoc_l)・bfocb_l<−4.0
但し、
bfoc_l:長焦点距離端におけるフォーカスレンズ群の横倍率(倍率)
bfocb_l:長焦点距離端におけるフォーカスレンズ群より像側のレンズ群の合成横倍率(倍率)(フォーカスレンズ群より像側にレンズ群が存在しない場合には1とする)。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0048
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0048】
条件式(1)、(1’)は、短焦点距離端における第2aレンズ群G2aの横倍率(倍率)と、それより像側のレンズ群の合成横倍率(倍率)との関係を規定している。条件式(1)を満足することにより、第2aレンズ群G2aによる像振れ補正量(防振感度)を最適設定するとともに、像振れ補正レンズ群(防振レンズ群)の小型化/重量減、及びズームレンズ系の小型化を図り、諸収差(偏心収差、偏心コマ収差)を良好に補正することができる。この作用効果は、条件式(1’)を満足することでより顕著に発現される。
条件式(1)の上限を超えると、第2aレンズ群G2aによる防振感度が低くなりすぎて、要求される像振れ補正量が大きくなる結果、像振れ補正レンズ群(防振レンズ群)の大型化/重量増、及びズームレンズ系の大型化を招いてしまう。また、第2aレンズ群G2aによる像振れ補正時に周辺の光がけられて、短焦点距離端における周辺光量比が低くなってしまう。
条件式(1)の下限を超えると、第2aレンズ群G2aによる防振感度が高くなりすぎて、第2aレンズ群G2aを負レンズと正レンズ(21と22又は21’と22’)の2枚のレンズで構成したのでは、諸収差(偏心収差、偏心コマ収差)を補正しきれなくなってしまう。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0056
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0056】
本実施形態のズームレンズ系は、使用する全てのレンズが球面レンズである(非球面レンズを使用していない)。これにより、レンズコストを低くするとともに、非球面の切削痕によるボケを防止することができる。これに対して、非球面レンズを使用すれば、各種収差をさらに良好に補正することが可能になる。
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0057
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0057】
条件式(6)、(6’)は、長焦点距離端における第2aレンズ群G2aの横倍率(倍率)と、それより像側のレンズ群の合成横倍率(倍率)との関係を規定している。条件式(6)を満足することにより、第2aレンズ群G2aによる像振れ補正量(防振感度)を最適設定するとともに、ズームレンズ系の小型化を図り、諸収差(偏心収差、偏心コマ収差)を良好に補正することができる。この作用効果は、条件式(6’)を満足することでより顕著に発現される。
条件式(6)の上限を超えると、第2aレンズ群G2aによる防振感度が低くなりすぎて、要求される像振れ補正量が大きくなる結果、ズームレンズ系の大型化を招いてしまう。また、第2aレンズ群G2aによる像振れ補正時に周辺の光がけられて、長焦点距離端における周辺光量比が低くなってしまう。
条件式(6)の下限を超えると、第2aレンズ群G2aによる防振感度が高くなりすぎて、第2aレンズ群G2aを負レンズと正レンズ(21と22又は21’と22’)の2枚のレンズで構成したのでは、諸収差(偏心収差、偏心コマ収差)を補正しきれなくなってしまう。
【手続補正8】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0058
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0058】
上述したように、本実施形態のズームレンズ系は、フォーカシング時に移動するフォーカスレンズ群を有している。条件式(7)は、長焦点距離端におけるフォーカスレンズ群の横倍率(倍率)と、それより像側のレンズ群の合成横倍率(倍率)との関係を規定している。条件式(7)を満足することにより、フォーカスレンズ群の移動量に対する像位置の変化量が大きく、かつ収差変動を抑制することができる。
条件式(7)の上限を超えると、フォーカスレンズ群の移動量に対する像位置の変化量が小さくなってしまう。
条件式(7)の下限を超えると、フォーカシング時における収差変動の抑制が困難になってしまう。