(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
【発明を実施するための形態】
【0025】
基板から汚染物質を除去してデバイス歩留まりを向上させるための改善された基板洗浄技術の幾つかの典型的な実施形態が提供される。本発明は、溶液、プロセス、方法、装置、又はシステムを含む数々の形態で実現可能であることを理解されるべきである。本発明の幾つかの発明実施形態が、以下で説明される。当業者ならば、本明細書に定められた具体的詳細の一部又は全部を伴わずとも本発明が実施可能であることが明らかである。
【0026】
基板洗浄技術は、固体成分と高分子量のポリマとを洗浄液中に分散させることによって形成された洗浄材料(洗浄溶液又は洗浄化合物)を用いる。固体成分は、基板表面上の汚染物質に接触することによって、それらの汚染物質を除去する。高分子量のポリマは、洗浄材料中の固体を捕えて閉じ込めるポリマ鎖及びポリマ網目を形成し、これは、微粒子汚染物質、不純物、及び洗浄材料中の固体成分などの固体が基板表面上に沈下することを阻止する。また、ポリマは、基板表面上の汚染物質に接触することによって、それらの汚染物質を基板表面から除去することを助けることもできる。一実施形態では、洗浄材料は、基板表面上の突出特徴に強い衝撃を及ぼしてそれらを損傷させることなくそれらの突出特徴の周囲を滑走する。
【0027】
図1Aは、本発明の一実施形態にしたがった、半導体基板105の表面106から103
I及び103
IIなどの汚染物質103を除去するための洗浄材料(又は洗浄溶液又は洗浄化合物)101を示す物理的説明図である。洗浄材料(又は洗浄溶液)101は、洗浄液(又は洗浄溶媒)107と、固体成分109とを含む。固体成分109は、洗浄液107内に分散されている。洗浄液107は、固体成分109と103
I及び103
IIなどの汚染物質103とを相互作用させて最終的に基板表面106から汚染物質103を除去するために固体成分109を汚染物質103の近くに持ってくるための媒体を提供する。一実施形態では、固体成分109は、追加の表面活性剤などの化学剤によって可溶化される。一実施形態では、洗浄材料101は、カルボン酸固体を約0.1%を超える重量/重量パーセントで脱イオン水(DIW)に溶解させることによって調製することができる。一実施形態では、DIW中のカルボン酸固体は、約20%未満である。カルボン酸は、化合物中におけるカルボキシル基(−COOH)の存在によって特徴付けられる。固体成分109は、DIW中に溶解されたカルボン酸から析出したカルボン酸の固体又は塩である。一実施形態では、カルボン酸の炭素数は、≧4である。一実施形態では、カルボン酸は、脂肪酸であり、これは、長い非分枝脂肪族末端(又は鎖)を伴うカルボン酸である。カルボン酸固体と表面活性剤溶液(又は表面活性剤を伴う水溶液)との混合は、固体が表面活性剤溶液中に分散するためにかかる時間を短縮するために、約75〜80℃に加熱することができる。固体が溶解されたら、洗浄溶液は、冷却することができる。冷却プロセス中は、針状又は板状のカルボン酸の形態をとる固体が、洗浄液107中に析出しえる。
【0028】
注目すべきは、1つには、洗浄材料(又は洗浄溶液又は洗浄化合物)101が、(1種又は複数種の)カルボン酸(又はカルボン酸塩)などの固体成分を水以外の液体に混ぜることによって作成可能であることである。アルコールなどのその他のタイプの極性液体も、洗浄液107として使用することができる。
【0029】
実施形態によっては、洗浄材料101内の固体成分109は、液体又は気体ではない相を固相と定義したときに、固相内の基本的にあらゆるサブ状態を表わす物理的特質を持ちえることを理解されるべきである。例えば、弾力性及び可塑性などの物理的性質は、洗浄材料内の様々に異なる固体成分109によって異なる可能性がある。また、各種の実施形態において、固体成分109は、結晶性固体又は非晶質固体として定義されえることを理解されるべきである。それらの特定の物理的性質にかかわらず、洗浄材料(又は洗浄溶液又は洗浄化合物)101内の固体成分109は、基板表面106のごく近くに又は接触するように配されたときに基板表面106への接着を回避可能であることが望ましい。また、固体成分109の機械的性質は、洗浄プロセス中に基板表面106に損傷を及ぼさないことが望ましい。一実施形態では、固体成分109の硬さは、基板表面106の硬さ未満である。
【0030】
更に、固体成分109は、基板表面106上に存在する汚染物質103のごく近くに又は接触するように配されたときに汚染物質103との間に相互作用を確立可能であることが望ましい。例えば、固体成分109のサイズ及び形状は、固体成分109と汚染物質103との間に相互作用を確立するのに好都合であることが望ましい。一実施形態では、固体成分109は、汚染物質の断面積よりも大きい断面積を有する。
図1Bに示されるように、固体化合物109’が、微粒子汚染物質103’の表面積A
103'と比べて大きい表面積A
109'を有するときは、固体化合物109’に及ぼされたせん断力F
S’は、おおよそ面積比(F
S’xA
109'/A
103')を乗じたせん断力で微粒子汚染物質103’に伝えられる。例えば、微粒子汚染物質103’の有効径Dは、約0.1ミクロン未満である。固体化合物109’の幅W及び長さLは、ともに、約5ミクロンから約50ミクロンまでの間であり、固体化合物109’の厚みは、約1ミクロンから約5ミクロンまでの間である。面積比(すなわち乗数)は、約2,500から約250,000までの間又はそれ以上でありえる。微粒子汚染物質103’に及ぼされるせん断力は、非常に大きくて、微粒子汚染物質103’を基板表面106から駆逐しえる。
【0031】
固体化合物109’から汚染物質103’に伝達されるエネルギは、直接的な又は非直接的な接触を通じて発生することができ、汚染物質103’を基板表面106から駆逐しえる。この実施形態では、固体化合物109’は、汚染物質103’よりも柔らかくてよく、又は硬くてよい。もし固体化合物109’が汚染物質103’よりも柔らかいならば、固体化合物109’の変形が衝突(又は接触)中に発生しやすく、その結果、汚染物質103’を基板表面106から駆逐するための運動エネルギの伝達が少なくなる。このケースでは、固体化合物109’と汚染物質103’との間における接着結合が強くなるであろう。もし固体化合物109’が汚染物質103’よりも硬いならば、汚染物質103’の変形が発生しやすく、その結果、汚染物質103’を基板表面106から駆逐するための運動エネルギの伝達が少なくなる。もし固体化合物109’が少なくとも汚染物質103’と同程度の硬さであるならば、実質完璧なエネルギ伝達が固体化合物109’と汚染物質103’との間に発生することができ、したがって、汚染物質103’を基板表面106から駆逐する働きをする力が増大する。しかしながら、固体化合物109’が少なくとも汚染物質103’と同程度の硬さであるこのケースでは、固体化合物109’又は汚染物質103’の変形に依存する相互作用の力が減少するであろう。固体化合物109’及び汚染物質103’に関連した物理的性質及び相対速度は、それらの間における衝突の相互作用に影響を及ぼすことを理解されるべきである。
【0032】
図1C及び
図1Dは、洗浄材料101がどのように基板表面106から汚染物質103
I及び103
IIを除去する働きをするかの一実施形態を示している。洗浄プロセス中は、洗浄液107内の固体成分109
Iが基板表面106上の汚染物質103
Iのごく近くに又は接触するように持ってこられるように、力Fの下向き成分である下向きの力F
Dが固体成分109
Iに及ぼされる。固体成分109
Iが汚染物質103
Iの十分近くに又は接触するように持ってこられると、固体成分109
Iと汚染物質103
Iとの間に相互作用が確立される。固体成分109
Iと汚染物質103
Iとの間における相互作用は、汚染物質103
Iと基板表面106との間における接着力、及び固体成分109
Iと汚染物質103
Iとの間におけるあらゆる反発力に打ち勝つのに十分である。したがって、力Fのせん断成分であるせん断力F
Sによって基板表面106から固体成分109
Iが撤去されるときに、固体成分109
Iと相互作用した汚染物質103
Iも基板表面106から撤去される、すなわち、汚染物質103
Iも基板表面106から取り除かれる。一実施形態では、固体成分109
Iと汚染物質103
Iとの間における相互作用は、固体成分109
Iが汚染物質103
Iの十分近くに持ってこられたときに発生する。一実施形態では、この距離は、約10ナノメートル以内であってよい。別の実施形態では、固体成分109
Iと汚染物質103
Iとの間における相互作用は、固体成分109
Iが実際に汚染物質103
Iに接触するときに発生する。この相互作用は、固体成分109
Iが汚染物質103
Iに噛み合うと表現することもできる。固体成分109
IIと汚染物質103
IIとの間における相互作用は、固体成分109
Iと汚染物質103
Iとの間における相互作用と同様である。
【0033】
固体成分109
Iと汚染物質103
Iとの間及び固体成分109
IIと汚染物質103
IIとの間における相互作用の力は、汚染物質103
I,103
IIを基板表面106につないでいる力よりも強い。
図1Dは、固体成分109
I,109
IIが基板表面106から撤去されるときに、固体成分109
I,109
IIに結合された汚染物質103
I,103
IIも基板表面106から撤去されることを示している。なお、洗浄プロセス中は、複数の汚染物質除去メカニズムが発生しえることが留意されるべきである。
【0034】
固体成分109は、洗浄プロセスを生じさせるために103
I,103
IIなどの汚染物質103と相互作用するので、基板表面106全体からの103
I,103
IIなどの汚染物質の除去は、固体成分109が液体107中にどれだけあるか及び基板表面106全体にどれだけよく分布されているかに依存する。好ましい実施形態では、固体成分109は、非常によく分布されており、基板表面106上の基本的にどの汚染物質103も、少なくとも1つの固体成分109の近くにある。また、1つの固体成分109が、同時に又は順番に2つ以上の汚染物質103に接触する又は相互作用することもありえることが理解されるべきである。更に、固体成分109は、全て同じ成分ではなく、異なる成分の混合であってもよい。したがって、洗浄溶液(若しくは洗浄材料若しくは洗浄化合物)101は、特定の目的のために、すなわち特定のタイプの汚染物質を標的にして設計することが可能である、又は洗浄溶液101は、複数タイプの固体成分を提供されて広範囲の汚染物質を標的にすることができる。
【0035】
固体成分109と汚染物質103との間における相互作用は、なかでも、接着、衝突、及び引力を含む1つ又は複数のメカニズムを通じて確立することができる。固体成分109と汚染物質103との間における接着は、化学的相互作用及び/又は物理的相互作用を通じて確立することができる。例えば、一実施形態では、化学的相互作用が、固体成分109と汚染物質103との間に糊に似た効果を生じさせる。別の実施形態では、固体成分109と汚染物質103との間における物理的相互作用が、固体成分109の機械的性質によって促進される。例えば、固体成分109は、汚染物質103に押し付けられたときに汚染物質103がその固体成分109の中に入り込むように可展性であってよい。
【0036】
以上に加えて、一実施形態では、固体成分109と汚染物質103との間における相互作用は、静電引力の結果として生じることができる。例えば、もし固体成分109と汚染物質103とが反対の表面電荷を有するならば、それらは互いに電気的に引き合うであろう。固体成分109と汚染物質103との間における静電引力は、汚染物質103を基板表面106につないでいる力に打ち勝つのに十分であることが可能である。
【0037】
別の実施形態では、固体成分109と汚染物質103との間に静電反発力が存在しえる。例えば、固体成分109及び汚染物質103は、ともに、負の表面電荷又は正の表面電荷のいずれかを有することがある。しかしながら、もし固体成分109と汚染物質103とを十分に近くに持ってくることができれば、それらの間における静電反発力にファンデルワールス力が打ち勝つことができる。液体107を通じて固体成分109に作用される力は、固体成分109と汚染物質103との間にファンデルワールス力が確立されるように、静電反発力に打ち勝つのに十分でありえる。
【0038】
また、別の実施形態では、固体成分109と汚染物質103との間における静電反発力が軽減され、相互作用が促進されるように、又は固体成分若しくは汚染物質のいずれか一方が他方に対して表面電荷の反転を呈し、その結果として静電引力が生じるように、固体成分109及び汚染物質103の一方又は両方に存在する表面電荷を補うために、洗浄液107のpH(水素イオン指数)を調整することができる。例えば、2〜4%のカルボン酸をDIWに溶解させることによって作成されたカルボン酸(脂肪酸)の固体成分を伴う洗浄溶液のpH値を増加させるために、該洗浄溶液に、水酸化アンモニウム(NH
4OH)などの塩基を追加することができる。追加されるNH
4OHの量は、約0.05%から約5%までの間であり、好ましくは、約0.25%から約2%までの間である。水酸化アンモニウムは、カルボン酸(すなわち脂肪酸)固体が洗浄溶液中に分散されやすい塩の形態になることを助ける。水酸化アンモニウムは、また、汚染物質103を加水分解することもできる。金属汚染物質を取り除くために、更に低いpHの溶液を使用することもできる。pH値を約2から約9までの間に調整するために、酸性溶液を使用することができる。
【0039】
洗浄効率を高めるために水酸化アンモニウムなどの塩基を使用するのに加えて、ドデシル硫酸アンモニウムCH
3(CH
2)
11OSO
3NH
4などの表面活性剤を洗浄材料に追加することもできる。一実施形態では、約0.1%から約5%の表面活性剤が洗浄溶液101に追加される。好ましい一実施形態では、約0.5%から約2%の表面活性剤が洗浄溶液101に追加される。
【0040】
また、固体成分109は、洗浄液107への溶解を回避する又は洗浄液107に対する溶解度に限りがあることが望ましく、尚且つ洗浄液107全体への分散を可能にする表面機能性を有することが望ましい。液状媒質107全体への分散を可能にする表面機能性を固体成分109が有さない又はそのような表面機能性に限りがある場合は、洗浄液107全体への固体成分109の分散を可能にするために、液状媒体107に化学分散剤が追加されてよい。それらの具体的な化学的特性及び周囲の洗浄液107との相互作用に応じて、固体成分109は、幾つかの異なる形態の1つ又は複数をとってよい。例えば、各種の実施形態では、固体成分109は、凝集体、コロイド、ゲル、合体球、又はその他の基本的にあらゆるタイプの塊、凝固、軟凝集、造粒、若しくは合体を形成してよい。その他の実施形態では、固体成分109は、ここでは明記されない形態をとってよい。したがって、理解されるべきは、固体成分109が、基板表面106及び汚染物質103との間における相互作用に関連して先に説明されたように機能することができる基本的にあらゆる固体材料として定義されえることである。
【0041】
一部の典型的な固体成分109には、脂肪族酸、カルボン酸、パラフィン、セルロース、ワックス、ポリマ、ポリスチレン、ポリペプチド、及びその他の粘弾性材料がある。固体成分109の材料は、洗浄液107内にその溶解度の限界を超える濃度で存在することが望ましい。また、特定の材料の固体成分109に関連した洗浄の有効性は、温度、pH、及びその他の環境条件の関数として変動しえることを理解されるべきである。
【0042】
脂肪族酸は、炭素原子が開鎖を形成する有機化合物によって定義される基本的にあらゆる酸を表わしている。脂肪酸は、脂肪族酸の一例であり、洗浄材料101内の固体成分109として使用することができるカルボン酸の一例である。固体成分109として使用されえる脂肪酸の例には、なかでも、ラウリン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、オレイン酸、リノール酸、リノレン酸、アラキドン酸、ガドレイン酸、エルカ酸、酪酸、カプロン酸、カプリル酸、ミリスチン酸、マルガリン酸、ベヘン酸、リグノセリン酸(lignoseric)、ミリストレイン酸、パルミトレイン酸、ネルボン酸(nervanic)、パリナリン酸、ティムノドン酸、ブラシジン酸(brassic)、クルパノドン酸、リグノセリン酸(lignoceric)、セロチン酸、及びこれらの混合などがある。一実施形態では、固体成分109は、C4から約C26までに及ぶ各種の炭素鎖長によって定義される脂肪酸の混合を表わすことができる。カルボン酸は、1つ又は複数のカルボキシル基(COOH)を含む基本的にあらゆる有機酸によって定義される。また、カルボン酸は、メチル、ビニル、アルキン、アミド、第1級アミン、第2級アミン、第3級アミン、アゾ、ニトリル、ニトロ、ニトロソ、ピリフィル(pyrifyl)、カルボキシル、ペロキシ、アルデヒド、ケトン、第1級イミン、第2級イミン、エーテル、エステル、ハロゲンイソシアネート、イソチオシアネート、フェニル、ベンジル、ホスホジエステル、スルフヒドリルなどを含むがこれらに限定されないその他の官能基を含むことができるが、洗浄液107における不溶性を尚も維持している。
【0043】
また、固体成分109材料の表面機能性は、洗浄液107と混和性の、カルボン酸塩、リン酸塩、硫酸基、ポリオール基、エチレンオキシドなどの部分(又は官能基)を含むことによって影響されえる。理解されるべきは、固体成分109が、基板105上に存在する汚染物質103と相互作用させられない形態に凝集しないように、洗浄液107全体に実質的に一様に分散可能であると望ましいことである。
【0044】
洗浄液107は、イオン性の又は非イオン性の溶媒とその他の化学添加剤とを含むように変更されえることを理解されるべきである。例えば、洗浄液107に対する化学添加剤は、共溶媒、pH調整剤、キレート剤、極性溶媒、表面活性剤、水酸化アンモニウム、過酸化水素、フッ化水素酸、水酸化テトラメチルアンモニウム、並びにポリマ、微粒子、及びポリペプチドなどのレオロジ調整剤の、任意の組み合わせを含むことができる。
【0045】
上述のように、
図1Dは、固体成分109
I,109
IIが基板表面106から撤去されるときに、固体成分109
I,109
IIに結合された汚染物質103
I,103
IIも基板表面106から撤去されることを示している。
図1Dの103
Iと109
I及び103
IIと109
IIのように、付着された固体成分とともに汚染物質が基板表面から除去される前に、汚染物質103
IIなどの一部の汚染物質は、基板表面106上に再び沈下することがある。更に、洗浄材料101中の、不純物108などの一部の不純物も、基板表面106上に沈下する可能性がある。不純物108などの不純物は、調製プロセス中に、固体成分用の(1つ若しくは複数の)化学物質とともに及び/又は洗浄材料の作成に使用される洗浄液とともに入ってくることによって、洗浄材料101に導入されえる。
図1Eは、まだ固体成分109
IIに付着されたままの汚染物質103
IIが、
図1Dに示されるように基板表面106から持ち上げられた後に再び基板表面106上に沈下する様子を示している。
図1Eは、また、洗浄溶液101の一部である不純物108が、基板表面106上に堆積される(又は沈下する)様子も示している。汚染物質103
IIの再堆積及び不純物108の堆積は、洗浄溶液の粒子除去効率(PRE)を低下させた。
【0046】
再堆積された汚染物質及び/又は不純物の堆積物は、基板表面106から洗浄溶液101が除去された後も基板表面上に留まる可能性がある。基板表面上に留まる汚染物質及び/又は不純物は、汚染物質及び/又は不純物の付近にあるデバイスを動作不能にして基板の歩留まりを低下させえる。したがって、基板表面から除去された汚染物質及び/又は洗浄液107に混入された不純物が基板表面上に再び沈下することがないように、それらを洗浄液107(又は洗浄材料101)中に浮遊させる又は維持することが望まれる。
【0047】
洗浄液中に固体成分を伴う洗浄材料の詳細は、2006年9月11日に出願され「Method and System Using a Two-Phases Substrate Cleaning Compound(二相基板洗浄化合物を使用した方法及びシステム)」と題された米国特許出願第11/519,354号で見いだすことができる。該出願は、あらゆる目的のために参照によって本明細書に組み込まれる。
【0048】
図1Fは、本発明の一実施形態にしたがった、汚染物質及び/又は不純物を洗浄液107’中に又は洗浄材料110中に維持しえる洗浄材料(又は洗浄溶液又は洗浄化合物)110を示している。一実施形態では、洗浄材料110は、溶液である。別の実施形態では、洗浄材料110は、ゲルである。更に別の実施形態では、洗浄材料110は、ソルである。洗浄材料(又は洗浄溶液)110は、上述された洗浄溶液101の洗浄液107及び固体成分109と同様の材料で作成された洗浄液107’及び固体成分109’を有する。固体成分109’は、洗浄溶液101が103
I及び103
IIなどの汚染物質103を除去可能であるのと同様の上述の方式で、103
I’及び103
II’などの汚染物質103’を基板表面106’から除去することを助けることができる。また、洗浄溶液110は、本発明の一実施形態にしたがうと、高分子量のポリマ111を洗浄液107’中に溶解されて含んでいる。ポリマ111は、本発明の一実施形態にしたがうと、10,000g/mol又は100,000g/molを超えるなどの高分子量のポリマ化合物で作成される。ポリマ111は、汚染物質103
I及び103
IIなどの除去された汚染物質を捕えて閉じ込めて、それらが基板表面106’上に再び沈下することを阻止するために、長いポリマ鎖及びポリマ網目を形成する。ポリマ111によって形成される長いポリマ鎖及びポリマ網目は、また、不純物108’及び固体成分109’を捕えて閉じ込めて、それらが基板表面106’上に沈下することを阻止することもできる。ポリマは、また、基板表面106’上の103
III’などの汚染物質103’に付着することによって、汚染物質103’を除去することを助けることもできる。一実施形態では、基板表面上の汚染物質103’は、ポリマが汚染物質の付近に来たときに、イオン力、ファンデルワールス力、静電力、疎水性相互作用、立体相互作用、又は化学結合によって溶媒和ポリマに付着する。ポリマ111は、103
I’、103
II’、及び103
III’などの汚染物質103’を捕えて閉じ込める。
【0049】
洗浄液中に高分子量のポリマを伴う洗浄材料は、2008年6月2日に出願され「Materials for Particle Removal by Single-Phase and Two-Phase Media(単相又は二相の媒質による粒子除去のための材料)」と題された米国特許出願第12/131,654号で説明されている。該出願は、あらゆる目的のために参照によって本明細書に組み込まれる。高分子量を持ち、洗浄材料中にポリマ鎖又はポリマ網目を形成するポリマは、基板上の特徴を損傷させることなく基板上の汚染物質(又は粒子)を除去することを助けることができる。
【0050】
ポリマ111は、洗浄液107’中に溶解し、これは、pH値に影響を及ぼしてポリマ111の溶解度を高める成分を含みえる。洗浄液107’中に溶解されたポリマは、軟質ゲルでありえる、又は洗浄溶液中に浮遊されたゲル状の滴になりえる。
【0051】
図1Gは、一実施形態にしたがった、基板表面上に適用される洗浄材料110を示している。洗浄材料110は、汚染物質103’、固体成分109’、及び不純物108’を捕えて閉じ込めるポリマ網目110を有する。一実施形態では、ポリマ111及び固体成分109’は、ともに、汚染物質103’を基板表面106’から除去することを助ける。別の実施形態では、固体成分109’は、基板表面から汚染物質103’を除去し、ポリマ111は、洗浄材料110中の固体成分109’によって基板表面106’から除去された汚染物質103’を捕えて閉じ込める。
図1Gは、多くのポリマ111鎖が洗浄液107’中に分散されていること、及び103
I’、103
II’、103
III’、103
IV’などの汚染物質がポリマ鎖に直接的に又は109
I’、109
II’などの固体成分109’を通じて非直接的に付着されていることを示している。また、109
III’などの固体成分109’及び108’などの不純物は、ポリマ鎖に付着して、基板表面106’から遠ざけられる。
【0052】
上記のように、高分子量を持つポリマ化合物のポリマは、洗浄液107’中に網目を形成する。また、高分子量を持つポリマ化合物のポリマは、洗浄液107’中に分散される。ポリマ111及び固体成分109’を伴う洗浄材料110は、洗浄プロセス中、基板上の構造120などのデバイス構造に対して優しい。洗浄材料110中のポリマ111は、
図1Gに示されるように、構造120などのデバイス構造に強い衝撃を及ぼすことなくそのデバイス構造120の周囲を摺動する(又は滑走する)ことができる。これは、変形することなくデバイス構造に接触してそのデバイス構造を損傷させるであろう前述のハードブラシ及びパッドとは対照的である。構造120などの基板上の構造を損傷させるであろう、メガソニック洗浄においてキャビテーションによって生成される力(又はエネルギ)及びジェットスプレーにおいて液体によって及ぼされる高速衝撃を用いるその他の洗浄の方法とシステムとに関連した問題は、洗浄材料110の使用によって発生することはない。洗浄材料110中のポリマがすすぎなどによって基板表面から除去されるとき、ポリマ鎖に付着された汚染物質は、ポリマ鎖とともに基板表面から除去される。
【0053】
上述されたように、高分子量のポリマ化合物のポリマは、洗浄溶液中に分散されている。高分子量のポリマ化合物の非限定的な例として、ポリアクリルアミド(PAM)、Carbopol 940
TM及びCarbopol 941
TMなどのポリアクリル酸(PAA)、ポリ−(N,N−ジメチル−アクリルアミド)(PDMAAm)、ポリ−(N−イソプロピル−アクリルアミド)(PIPAAm)、ポリメタクリル酸(PMAA)、ポリメタクリルアミド(PMAAm)などの、アクリルポリマと、ポリエチレンイミン(PEI)、ポリエチレンオキシド(PEO)、ポリプロピレンオキシド(PPO)などの、ポリイミン及びオキシドと、ポリビニルアルコール(PVA)、ポリエチレンスルホン酸(PESA)、ポリビニルアミン(PVAm)、ポリビニル−ピロリドン(PVP)、ポリ−4−ビニルピリジン(P4VP)などの、ビニルポリマと、メチルセルロース(MC)、エチル−セルロース(EC)、ヒドロキシエチルセルロース(HEC)、カルボキシメチルセルロース(CMC)などの、セルロース誘導体と、アカシア(アラビアゴム)、寒天及びアガロース、ヘパリン、グアーゴム、キサンタンゴムなどの、多糖類と、卵白、コラーゲン、グルテンなどの、タンパク質とが挙げられる。ポリマ構造の幾つかの例を挙げると、ポリアクリルアミドは、アクリルアミドサブユニットから形成されるアクリラートポリマ(−CH
2CHCONH
2−)nである。ポリビニルアルコール(PVA)は、ビニルアルコールサブユニットから形成されるポリマ(−CH
2CHOH−)mである。ポリアクリル酸(PAA)は、アクリル酸サブユニットから形成されるポリマ(−CH
2=CH−COOH−)oである。「n」、「m」、及び「o」は、整数である。高分子量のポリマ化合物のポリマは、水溶液中において可溶性である、又は水溶液中において軟質ゲルを形成するべく高吸水性である。一実施形態では、ポリマは、親水性である。
【0054】
汚染物質103’は、
図1Gにおいて上述されたメカニズムによって、洗浄材料110によって除去することができる。一実施形態では、ポリマは、凝集剤として機能し、基板表面からの粒子(又は汚染物質)及び洗浄材料中の固体を溶液から析出させて、浮遊微粒子の集合によって形成される集団である塊状又は片状にさせる。ポリマ凝集剤の例には、ポリエチレンオキシド(PEO)、ポリアクリルアミド(PAM)、ポリアクリル酸(PAA)、及び多糖類の一形態であるキトサン、ポリ(ジアリルジメチルアンモニウムクロライド)、ポリ(エピクロルヒドリン−co−エチレンジアミン)、及びポリ(ジメチルアミン−co−エピクロルヒドリン−co−エチレンジアミン)がある。ポリマ又は非ポリマの凝集剤は、2種類以上の凝集剤の混合によって作成することができる。別の実施形態では、ポリマは、凝集剤として機能しない。
【0055】
一実施形態では、ポリマ化合物の分子量は、100,000g/molを超える。別の実施形態では、ポリマ化合物の分子量は、約0.1Mg/molから約100Mg/molまでの間である。別の実施形態では、ポリマ化合物の分子量は、約1Mg/molから約20Mg/molまでの間である。更に別の実施形態では、ポリマ化合物の分子量は、約15Mg/molから約20Mg/molまでの間である。洗浄材料中におけるポリマ110の重量パーセントは、一実施形態では、約0.001%から約20%までの間である。別の実施形態では、重量パーセントは、約0.001%から約10%までの間である。別の実施形態では、重量パーセントは、約0.01%から約10%までの間である。更に別の実施形態では、重量パーセントは、約0.05%から約5%までの間である。ポリマは、洗浄溶液中に溶解する、洗浄溶液中に完全に分散される、洗浄溶液中に液滴を形成する(乳化する)、又は洗浄溶液中に塊を形成することができる。
【0056】
2種類以上のポリマを洗浄溶液中に溶解させて洗浄材料を調合することができる。例えば、洗浄材料中のポリマは、「A」ポリマ化合物と、「B」ポリマ化合物とを含むことができる。或いは、ポリマは、2つ又は3つ以上のモノマ種から得られるコポリマであってよい。例えば、コポリマは、90%のPAMと、10%のPAAとを含むことができ、PAM用のモノマと、PAA用のモノマとで作成される。また、ポリマは、2種類又は3種類以上のポリマの混合であってよい。例えば、ポリマは、90%のPAM及び10%のPAAなどの2種類のポリマを溶媒中で混合することによって作成することができる。
【0057】
図1Gに示された実施形態では、高分子量のポリマ化合物のポリマは、洗浄液107’中に一様に溶解される。洗浄液(又は洗浄溶液)107’の基礎液体、すなわち溶媒は、水(H
2O)などの任意の極性液体であってよい。PAM、PAA、又はPVAなどの極性を有するポリマの場合、洗浄溶液に適した溶媒は、水(H
2O)などの極性液体である。溶媒のその他の例には、イソプロピルアルコール(IPA)、ジメチルスルホキシド(DMSO)、及びジメチルホルムアミド(DMF)がある。一実施形態では、溶媒は、2種類以上の液体を含み、2種類又は3種類以上の液体の混合である。
【0058】
別の実施形態では、洗浄溶液は、洗浄溶液中でポリマを混合することによって形成される洗浄材料の性質を変えるために、水などの溶媒以外の化合物を含んでいる。例えば、洗浄溶液は、洗浄溶液の及び洗浄溶液によって形成される洗浄材料の水素指数(pH)値を調整するために、緩衝剤を含むことができ、この緩衝剤は、弱酸又は弱塩基であってよい。弱酸の一例は、クエン酸である。弱塩基の一例は、アンモニウム(NH
4OH)である。洗浄材料のpH値は、約1から約12までの間である。一実施形態において、(銅及び金属間誘電体の蒸着前の)フロントエンド用途のためには、洗浄材料は塩基性である。フロントエンド用途のためのpH値は、一実施形態では約7から約12までの間である。別の実施形態では、フロントエンド用途のためのpH値は、約8から約11までの間である。更に別の実施形態では、フロントエンド用途のためのpH値は、約8から約10までの間である。高いpH値は、基板表面を負に帯電させ、これは、基板表面に、やはり高いpHで負に帯電された固体成分109’を反発させる。
【0059】
(銅及び金属間誘電体の蒸着後)バックエンド処理のためには、洗浄溶液は、一実施形態において、弱塩基性、中性、又は酸性である。バックエンド相互接続中の銅は、銅を攻撃するアンモニウムを伴う塩基性溶液に対して相溶性でない。バックエンド用途のためのpH値は、一実施形態では、約1から約7までの間である。別の実施形態では、バックエンド用途のためのpH値は、約1から約5までの間である。更に別の実施形態では、バックエンド用途のためのpH値は、約1から約2までの間である。別の実施形態では、洗浄溶液は、洗浄溶液中におけるポリマの分散を助けるために、ドデシル硫酸アンモニウム(ADS)などの表面活性剤を含む。一実施形態では、表面活性剤は、基板表面上における洗浄材料の湿潤化も助ける。基板表面上における洗浄材料の湿潤化は、洗浄材料が基板表面及びその上の粒子に密接することを可能にする。湿潤化は、洗浄効率を向上させる。表面の湿潤化、基板の洗浄、すすぎ、及びその他の関連の性質を向上させるために、その他の添加物を追加することもできる。
【0060】
洗浄溶液の例には、0.44wt%のNH
4OH及び0.4wt%のクエン酸などのように、塩基性の緩衝剤及び酸性の緩衝剤を溶液中に含む緩衝アンモニウム溶液(BAS)がある。或いは、BASなどの緩衝溶液は、洗浄溶液中におけるポリマの浮遊及び分散を助けるために、1wt%のADSなどの幾らかの量の表面活性剤を含む。1wt%のADS、0.44wt%のNH
3、及び0.4wt%のクエン酸とを含む溶液は、溶液「100」として言及される。溶液「100」及びBASは、ともに、約10のpH値を有する。
【0061】
表Iは、各種の洗浄材料について、粒子除去効率(PRE)と、追加となる粒子(又は汚染物質)の数とを示している。洗浄材料は、(固体成分として)4%のステアリン酸アンモニウムを上記の洗浄溶液100に、そして0.2%(wt%)の15〜20Mg/molのポリ(アクリルアミド−co−アクリル酸)を上記の洗浄溶液100に混合することによって調製される。洗浄材料によっては、固体成分及び洗浄液のみを含むものや、ポリマ及び洗浄液のみを含むものもある。3種類全ての成分(すなわち、固体成分、ポリマ、及び洗浄液)を含む洗浄材料の場合、洗浄材料は、先ず、脂肪酸を水に、そしてポリマを水に、それぞれ別々に予め混合し、次いでそれらの予混合物を混ぜ合わせることによって作成することができる。或いは、3種類全ての成分を含む洗浄材料は、先ず、脂肪酸又はポリマを水と混合し、次いで、それに第3の成分を混ぜ合わせることによって作成することができる。別の実施形態では、3種類の成分は、同時に混ぜ合わせることができる。
【0062】
PREは、様々なサイズのシリコン窒化物粒子を意図的に堆積された粒子監視用基板を使用することによって測定される。この研究では、90nmから1μmまでの間の粒子サイズのみが測定される。PREは、下記の式(1)によって計算される。
PRE=(洗浄前の数−洗浄後の数)/洗浄前の数......(1)
SiN粒子を伴う基板は、粒子の数を測定し、基板洗浄後の基板と比較するための粒子マップを得るために、予めスキャンされる。もし粒子が、基板洗浄前には粒子を有さなかった基板上の場所に現れたならば、それらの粒子は、「追加分」と見なされる。「追加分」は、新しい場所に移動された基板表面上の汚染物質、又は基板表面上に堆積された洗浄材料由来の粒子(汚染物質若しくは不純物)でありえる。
【表1】
【0063】
表Iのデータは、純粋に脂肪酸(固体成分)と水(洗浄液)とで作成された洗浄材料#1及び#2が、優れた洗浄効率(すなわちPRE)(#1の場合は94%、#2の場合は70%)を有することを示している。しかしながら、追加分の数は、かなり高い(>250)。しかしながら、もし幾らかの量のポリマが洗浄材料に追加されれば、追加分の数が大幅に低減されるのみならず、PREも向上される。これは、洗浄材料#1及び#2の洗浄データを洗浄材料#3から#10までの洗浄データと比較することによって見いだすことができる。データは、洗浄材料へのポリマの追加が、追加分の数を250超えから40未満までに大幅に低減させることを示している。洗浄材料へのポリマの追加は、PREも向上させる。これは、洗浄材料#2を洗浄材料#3、#4、及び#5と比較することによって見いだすことができる。これらの4種類の洗浄材料は、全て、2%の脂肪酸と、250ppmから1000ppmまでの様々な量のポリマとを有する。2%の脂肪酸を伴う洗浄材料の場合のPREは、ポリマの追加によって、70%から約96〜98%までに大幅に向上する。たとえ250ppmなどの少量のポリマの追加でも、PREを向上させるとともに追加分の数を低減させるのに十分であると考えられる。
【0064】
脂肪酸の役割は、特定のポリマ濃度において重要であると考えられる。ともに濃度1000ppmのポリマを有する2種類の洗浄材料#3及び#9の場合のPREは、極めて近く、#3の場合に96%、#9の場合に94%である。追加分の数は、2%の脂肪酸を伴う洗浄材料の方が、36対9で僅かに高くなる。ともに500ppmのポリマを伴う洗浄材料#4及び#10の場合のPREは、2%の脂肪酸の追加がPREを81%から98%まで向上させることを示している。これらの結果は、脂肪酸がPREの向上に役立つこと、及びPREの向上が500ppmなどの特定のポリマ濃度において更に重要であることを示している。
【0065】
表Iの実験結果は、洗浄材料にポリマが追加された場合に、脂肪酸の濃度が2%から4%までの間ではPREが変化しないことを示している。ともに500ppmのポリマを有する洗浄材料#4(2%の脂肪酸)及び洗浄材料#6(3%の脂肪酸)のPREは、ともに、約98%である。更に、洗浄材料#2、#3、#4、#5、#6、#7、及び#8のPREは、全て、約96%から約98%までの間である。表Iのデータは、2〜4%の脂肪酸と、約20ppmから約1000ppmまでの間のポリマ濃度とが、約96%から約98%までの間の高いPREで基板を洗浄することができ、約27から約36までの間の低い追加分で済むことを示している。
【0066】
表Iの結果は、洗浄材料へのポリマの追加が、追加分を大幅に低減させるとともにPREも向上させることを示している。ポリマ鎖及びポリマ網目は、基板表面上の及び洗浄液中の粒子を捕らえて閉じ込めて、基板表面上へのそれらの堆積又は再堆積を阻止することを助ける。表Iの結果は、また、固体成分が基板表面上の汚染物質を取り除く役割を果たすことも示している。
【0067】
図2Aは、本発明の一実施形態にしたがった、基板250を洗浄するための装置200を示している。装置200は、基板205の表面215上に洗浄材料を吐出するための洗浄材料吐出ヘッド204aを含む。洗浄材料吐出ヘッド204aは、洗浄材料貯蔵部231につながれる。一実施形態では、洗浄材料吐出ヘッド204aは、アーム(不図示)によって基板205の表面215の近くに保持される(プロキシミティヘッド)。(1つ又は複数の)プロキシミティヘッドを使用して基板を洗浄するための典型的な装置の詳細は、参照によって全体を本明細書に組み込まれる2008年6月30日に出願され「Single Substrate Processing Head for Particle Removal Using Low Viscosity Fluid(低粘性流体を使用した粒子除去のための単一基板処理ヘッド)」と題された米国特許出願第12/165,577号で見いだすことができる。
【0068】
この装置は、また、基板205の表面215をすすいで乾燥させるための上側すすぎ・乾燥ヘッド204b−1を含む。上側すすぎ・乾燥ヘッド204b−1は、洗浄材料吐出ヘッド204aによって吐出された洗浄材料の膜202で覆われている基板表面215をすすぐためのすすぎ液を提供するすすぎ液貯蔵部232につながれる。また、上側すすぎ・乾燥ヘッド204b−1は、廃棄貯蔵部233及び真空部234にもつながれる。廃棄貯蔵部233は、基板表面215から除去された汚染物質を伴う洗浄材料と、上側すすぎ・乾燥ヘッド204b−1によって吐出されたすすぎ液との混合を収容する。
【0069】
一実施形態では、基板205は、洗浄材料吐出ヘッド204a及び上側すすぎ・乾燥ヘッド204b−1の下方で方向210に移動する。基板205の表面215は、先ず、洗浄材料の膜202で覆われ、次いで、上側すすぎ・乾燥ヘッド204b−1によってすすがれ乾燥される。基板205は、基板ホルダ240によって保持される。或いは、基板205が、固定された(移動しない)状態で保持され、洗浄材料吐出ヘッド204a及び上側すすぎ・乾燥ヘッド204b−1が、方向210と反対の方向210’に移動することができる。
【0070】
一実施形態では、洗浄材料吐出ヘッド204a及び上側すすぎ・乾燥ヘッド204b−1は、2つの別々のシステムに属する。洗浄材料は、洗浄材料吐出ヘッドを伴う第1のシステムにおいて基板205の上に吐出され、次いで、すすぎ・乾燥装置を伴う第2のシステムへ移動される。すすぎ・乾燥装置は、すすぎ・乾燥ヘッド204b−1などの装置又はその他のタイプのすすぎ・乾燥装置であってよい。
【0071】
一実施形態では、基板205の下に、基板205のもう一方の表面216を洗浄するための2つの下側すすぎ・乾燥ヘッド204b−2及び204b−3がある。一実施形態では、これら2つの下側すすぎ・乾燥ヘッド204b−2及び204b−2は、
図2Aに示されるように、すすぎ液貯蔵部232’、廃棄貯蔵部233’、及び真空(ポンプ)234’につながれる。別の実施形態では、下側すすぎ・乾燥ヘッド204b−2及び204b−3は、それぞれ、別々のすすぎ液貯蔵部、別々の廃棄貯蔵部、及び別々の真空ポンプにつながれる。更に別の実施形態では、すすぎ液貯蔵部232と232’とが組み合わされて1つの貯蔵部にされ、廃棄貯蔵部233と233’とが組み合わされて1つの貯蔵部にされる。この実施形態では、真空ポンプ234と234’ともやはり組み合わされて1つの真空ポンプにされる。
【0072】
一実施形態では、すすぎ・乾燥ヘッド204b−2は、洗浄材料吐出ヘッド204aの真下にあり、下側すすぎ・乾燥ヘッド204b−3は、上側すすぎ・乾燥ヘッド204b−1の真下にある。別の実施形態では、下側すすぎ・乾燥ヘッド204b−2及び204b−3の位置は、洗浄材料吐出ヘッド204aの位置及び上側すすぎ・乾燥ヘッド204b−1の位置と無関係である。一実施形態では、上側すすぎ・乾燥ヘッド204b−1、並びに下側すすぎ・乾燥ヘッド204b−2及び204b−3は、アーム(不図示)によって、それぞれ基板205の表面215及び216の近くに保持される(プロキシミティヘッド)。
【0073】
図2Bは、本発明の一実施形態にしたがった、装置200の上面図を示している。洗浄材料吐出ヘッド204aは、上側すすぎ・乾燥ヘッド204b−1に平行である。下側すすぎ・乾燥ヘッド204b−2及び204b−3(不図示)は、基板205、並びに洗浄材料吐出ヘッド204a及び上側すすぎ・乾燥ヘッド204b−1の下にある。一実施形態では、下側すすぎ・乾燥ヘッド204b−2及び204b−3は、ともに、上側すすぎ・乾燥ヘッド204b−1と同様であり、互いに平行である。
【0074】
図2Cは、本発明の一実施形態にしたがった、
図2Bのプロセス領域250を示している。プロセス領域250は、洗浄材料吐出ヘッド204a、上側すすぎ・乾燥ヘッド204b−1、並びに下側すすぎ・乾燥ヘッド204b−2及び204b−3から基板205への流体の適用の一実施形態を示している。この実施形態では、上側すすぎ・乾燥ヘッド204b−1、並びに下側すすぎ・乾燥ヘッド204b−2及び204b−3は、基板205をすすいで乾燥させる。上側すすぎ・乾燥ヘッド204b−1、並びに下側すすぎ・乾燥ヘッド204b−2及び204b−3は、吐出ポート208及び真空ポート206を有する。一実施形態では、吐出ポート208は、脱イオン水などのすすぎ液を基板205に適用するために使用される。吐出ポート208を通じて適用された流体を除去するために、真空ポート206を通じて真空が導入される。真空ポートを通じて除去された流体は、すすぎ液、洗浄材料、及び洗浄材料とともに除去された汚染物質を含む。基板205をすすぐために、吐出ポート208を通してその他のタイプのすすぎ液を適用することもできる。
【0075】
図2Cは、洗浄材料吐出ヘッド204aが洗浄材料101の膜202を基板205に適用することも示している。一実施形態では、洗浄材料吐出ヘッド204aは、基板205全体にわたって一様な流れを供給する。上述のように、一実施形態では、基板205は、上側アプリケータ204aと下側アプリケータ204b−2との間で方向210に移動する。本発明の一実施形態にしたがうと、供給される洗浄材料の種類と、洗浄材料吐出ヘッド204a下における基板の速度とに応じて、洗浄材料は、約20cc/分から500cc/分までの間の速度で吐出ポート209を通って基板205に供給可能である。洗浄材料吐出ヘッド204aは、オンに切り替えられたときに、洗浄材料101の膜202を吐出する。一実施形態では、マニホールド(不図示)を通した洗浄材料の流れがオフに切り替えられたときに、洗浄材料の流体の表面張力が、上側アプリケータ204aからの洗浄材料の滴下又は漏出を阻止する。すすぎ・乾燥ヘッド下には、すすぎ液と、洗浄材料と、基板表面から除去された汚染物質とからなる一定量203の材料がある。
【0076】
一実施形態において、
図2A〜2Cにおける洗浄材料吐出ヘッド204aは、洗浄材料を吐出する行為を通じて洗浄材料に及び基板表面に下向きの力を提供する。洗浄材料は、空気圧によって又は機械的ポンプによって洗浄材料吐出ヘッド204aから押し出すことができる。別の実施形態では、アプリケータ204aは、下向きの機械的力によって基板表面上の洗浄材料に下向きの力を提供する。一実施形態では、アプリケータ204a下における方向210への基板205の移動は、洗浄材料に及び基板表面にせん断力を提供する。下向きの力及びせん断力は、洗浄材料が基板表面215から汚染物質を除去することを助ける。
【0077】
図2Dは、本発明の一実施形態にしたがった、
図2Aのプロセス領域250と同様のプロセス領域250’の説明図を示している。この実施形態では、上側洗浄材料吐出ヘッド204aと、下側洗浄材料吐出ヘッド204a’とがある。上側洗浄材料吐出ヘッド204aは、
図2A〜2Cにおいて上述されている。下側洗浄材料吐出ヘッド204a’もやはり、洗浄材料101’の膜202’を基板205の下側に吐出する。下側洗浄材料吐出ヘッドもやはり、洗浄材料101’を吐出するための吐出ポート209’を有する。吐出された洗浄材料101’は、基板205の下側に膜202’を形成する。この実施形態では、下側洗浄材料吐出ヘッド204a’は、上述された上側洗浄材料吐出ヘッド204aと同様のやり方で、洗浄材料101’の膜202’を基板205の下面216に適用する。洗浄材料101及び101’は、一実施形態では同一である一方で、別の実施形態では互いに異なる。
【0078】
洗浄材料の一部は、吐出ポート209’の下側吐出ヘッド210の側壁へ流れて膜203’を形成する。吐出ポート209’の下端には、下側吐出ヘッド209’の吐出ポート209’周囲の側壁210へ流れる洗浄材料を収集するためのコレクタ207がある。一実施形態では、コレクタ207は、上部近くに広い開口を有し、底部近くに狭い通路を有する。もし洗浄材料101が洗浄材料101’と同じであるならば、上側吐出ヘッド204a及び下側吐出ヘッド204a’は、一実施形態では、ともに、
図2Aに示された洗浄材料貯蔵部231につながれる。別の実施形態では、下側吐出ヘッド204a’は、洗浄材料101と同じ又は異なる洗浄材料101’のための別の貯蔵部(不図示)につながれる。コレクタ207によって収集される溢れ出た洗浄材料は、ポート209’に洗浄材料101’を供給するために使用される洗浄材料貯蔵部に、又は異なる洗浄材料貯蔵部(不図示)に供給可能である。
【0079】
図2Dにおける上側すすぎ・乾燥ヘッド204b−1及び下側すすぎ・乾燥ヘッド204b−3は、
図2A及び
図2Cにおいて説明されたアプリケータ204b−1及び204b−3と同様である。基板205は、上側アプリケータ104b−1と下側アプリケータ104b−3との間を通過するのにともなって洗浄され乾燥される。ポート208を通じて基板205にすすぎ剤204が適用される。一実施形態では、すすぎ剤204は、脱イオン水である。別の実施形態では、すすぎ剤204は、脱イオン水とイソプロピルアルコールとの混合である。すすぎ剤204を流体202及び202’とともに基板205から除去するために、ポート206を通じて真空が導入される。
【0080】
或いは、洗浄装置2Aは、すすぎ・乾燥ヘッド204b−1、204b−2、及び204b−3を有さない。基板205に洗浄材料が適用された後、基板は、すすぎ及び乾燥のために別の装置へ移動させることができる。
図2Eは、すすぎ・乾燥装置270の一実施形態の説明図を示している。装置270は、基板サポートアセンブリ272を収容する容器271を有する。基板サポートアセンブリ272は、洗浄材料101の層280を有する基板205”を支える基板ホルダ273を有する。基板サポートアセンブリ272は、回転メカニズム274によって回転される。装置270は、基板表面から洗浄材料を取り除くために基板表面上にすすぎ液276を吐出することができるすすぎ液吐出器320を含む。一実施形態では、すすぎ液は、脱イオン水(DIW)である。別の実施形態では、吐出器275は、洗浄材料を加水分解して基板表面から浮上させるために、DIWにNH
40Hを含ませたものなどのすすぎ液を基板表面の上に吐出する。その後は、基板表面から洗浄溶液を除去するために、同じ吐出器270又は異なる吐出器(不図示)がDIWを吐出することができる。
【0081】
図3Aは、本発明の一実施形態にしたがった、固体成分と高分子量のポリマ化合物のポリマとを含む洗浄材料を使用して基板を洗浄するプロセスフロー300を示している。一実施形態では、基板は、基板表面から突出した特徴を伴うパターン化基板である。別の実施形態では、基板は、パターンを伴わないブランクウエハである。洗浄材料中の化学物質は、上述されている。動作301において、洗浄されるべき基板が洗浄装置内に置かれる。動作302では、基板の表面上に洗浄材料が吐出される。上記のように、洗浄材料は、ともに洗浄液中に混入された固体成分と高分子量のポリマとを含む。動作303では、洗浄材料をすすぐために、パターン化基板の表面上にすすぎ液が吐出される。すすぎ液は、上述されている。動作304では、すすぎ液及び洗浄材料は、基板の表面から除去される。一実施形態では、基板表面上にすすぎ液が適用された後、すすぎ液、洗浄材料、及び基板表面上の汚染物質は、真空によってパターン化基板の表面から除去される。除去されるべきパターン化基板上の汚染物質は、微粒子汚染、微量金属汚染、有機汚染、フォトレジストデブリ、ウエハ取扱機器由来の汚染、及びウエハ裏側微粒子汚染を非限定例として含む、半導体ウエハ製造プロセスに関連した基本的にあらゆるタイプの表面汚染物質でありえる。プロセスフロー300で説明される基板洗浄方法は、また、基板上に存在する汚染物質と固体成分との間に相互作用が確立されるように固体成分を汚染物質の近くに持ってくるために、固体成分に力を作用させることを含む。一実施形態では、力は、洗浄材料が基板表面上に吐出されるときに固体成分に作用される。別の実施形態では、力は、洗浄材料が基板表面上に吐出されるときも、すすぎ液が基板表面上に適用されるときも、固体成分に作用される。この実施形態では、すすぎ中に基板表面に作用される力もやはり、固体成分と汚染物質との間に相互作用を確立させるために固体成分を汚染物質に近づかせることを助ける。
【0082】
また、一実施形態では、プロセスフロー300は、固体成分と汚染物質との間における相互作用を向上させるために洗浄材料の温度を制御するための動作を含むことができる。より具体的には、洗浄材料の温度は、固体成分の性質を制御するために制御することができる。例えば、固体成分は、高温であるほど、汚染物質に押し付けられたときにより良く形状的に適合するように可展性である。固体成分が汚染物質に押し付けられて、形状的に適合されたら、次いで、固体成分の可展性を下げて、固体成分が汚染物質に相対的にその適合形状をより良く維持できるようにし、固体成分と汚染物質とを効果的に合体状態に固定するために、温度が引き下げられる。また、温度は、固体成分の溶解度を、したがって固体成分の濃度を制御するために使用されてもよい。例えば、固体成分は、高温であるほど、洗浄液中に溶解しやすくなる。温度は、また、基板上における液液懸濁からのその場的な(in-situな)固体成分の形成を制御する及び/又は可能にするために使用されてもよい。
【0083】
一実施形態では、方法は、基板から遠ざかる固体の洗浄材料及び/又は汚染物質の動きを制御する又は向上させるために基板の上における洗浄材料の流量を制御するための動作を含む。基板から汚染を除去するための本発明の方法は、除去されるべき汚染物質との間に洗浄材料の固体成分が相互作用を確立することができるように固体成分に力を作用させるための手段がある限り、多くの異なるやり方で実現することができる。
【0084】
或いは、基板をすすぐ動作303の前に、駆逐された汚染物質を含む洗浄材料を伴う基板を、基板表面から汚染物質とともに全ての洗浄材料を除去することを容易にする(1つ又は複数の)化学物質を使用した最終洗浄によって洗浄することができる。例えば、もし洗浄材料がカルボン酸固体を含有するならば、基板表面からカルボン酸を除去するために、DIW中に希釈されたNH
4OHが使用されえる。NH
4OHは、カルボン酸を加水分解し(又は脱プロトン化によってイオン化し)、加水分解されたカルボン酸が基板表面から浮上することを可能にする。或いは、カルボン酸固体を基板表面から除去するために、ドデシル硫酸アンモニウムCH
3(CH
2)
11OSO
3NH
4などの表面活性剤をDIWに追加することができる。
【0085】
すすぎ動作303のためのすすぎ液は、もし最終洗浄動作が存在するならばそのような最終洗浄で使用される(1つ又は複数の)化学物質を基板表面から除去するための、又は最終洗浄動作を伴わないならば洗浄材料を基板表面から除去するための、DIW又はその他の液体などの任意の液体であってよい。すすぎ動作で使用される液体は、蒸発後にいかなる化学物質残渣も基板表面上に残さないことが望ましい。
【0086】
図3Bは、本発明の一実施形態にしたがった、パターン化基板を洗浄するための洗浄材料を調製するプロセスフロー350を示している。固体成分と高分子量のポリマ化合物のポリマとを含有する洗浄材料が、上述されている。動作351では、固体成分用の(1つ又は複数の)化学物質と洗浄液とを混合することによって、第1の混合が調製される。一実施形態では、固体成分用の(1つ又は複数の)化学物質は、第1の混合を作成するために洗浄液と混合される粉末の状態である。一実施形態では、動作351は、混合プロセス中の加熱及び冷却も含む。動作352では、ポリマ用の(1つ又は複数の)化学物質を洗浄液と混合することによって、第2の混合が調製される。一実施形態では、ポリマ用の(1つ又は複数の)化学物質は、第2の混合を作成するために洗浄液と混合される粉末の状態である。一実施形態では、動作351は、混合プロセス中の加熱及び冷却も含む。動作353では、洗浄材料を作成するために第1の混合と第2の混合とが混ぜ合わされ、この洗浄材料は、固体成分、ポリマ、及び洗浄液を含有する。一実施形態では、ポリマは、洗浄材料中に網目を形成する。一実施形態では、動作351の開始前に、動作351及び動作352のために必要とされる化学物質及び洗浄液の測定及び調製が行われる。
【0087】
また、一実施形態では、プロセスフロー350は、洗浄材料の温度を制御するための動作を含むことができる。温度は、固体成分の溶解度を、したがって固体成分の濃度を制御するために使用されてよい。例えば、固体成分は、高温であるほど、洗浄液中に溶解しやすくなる。温度は、また、基板上における液液懸濁からのその場的な(in-situな)固体成分の形成を制御する及び/又は可能にするために使用されてもよい。別の実施形態では、プロセスフローは、粘性流体内に溶解された固体を析出させるための動作を含むことができる。この析出動作は、固体を溶媒に溶解させ、次いで、溶媒とは混和性であるが固体は溶解させないような成分を追加することによって達成することができる。一実施形態では、動作351の開始前に、動作351及び動作352のために必要とされる化学物質及び洗浄液の測定及び調製が行われる。上記のように、洗浄材料は、固体成分からの化学物質及びポリマからの化学物質と、洗浄液とを1回の動作で混合することによって調製することもできる。
【0088】
本発明は、幾つかの実施形態の観点から説明されてきたが、当業者ならば、先の明細書を読むこと及び図面を検討することによって、様々な代替、追加、置き換え、及び均等物を認められることがわかる。したがって、本発明は、本発明の真の趣旨及び範囲に含まれるものとして、このようなあらゆる代替、追加、置き換え、及び均等物を含むことを意図される。特許請求の範囲において、要素及び/または工程は、請求項中に明記されない限り、いかなる特定の動作順序も意味しない。