【課題を解決するための手段】
【0015】
本発明の主題は、式(I):
【0016】
【化1】
[式中、
【0017】
【化2】
は、単結合または二重結合を表し;
Raは、水素原子;ハロゲン原子;(塩素原子、ヒドロキシル基、またはそれ自体が置換されていてもよいヘテロシクロアルキル基で置換されていてもよい)アルコキシ基;O−シクロアルキル基;置換されていてもよいヘテロアリール基;置換されていてもよいフェニル基;NHCOalkもしくはNHCOcycloalk基;または以下に定義されたとおりのNR1R2基を表し;
Xは、S、SOまたはSO
2を表し;
Aは、NHまたはSを表し、
Wは、水素原子;(アルコキシ、ヘテロシクロアルキルまたはNR3R4で置換されていてもよい)アルキル基もしくはシクロアルキル基;またはCOR基[Rは、
−(自体が置換されていてもよい、NR3R4、アルコキシ、ヒドロキシル、フェニル、ヘテロアリールまたはヘテロシクロアルキル基で置換されていてもよい)シクロアルキル基またはアルキル基;
−(NR3R4、アルコキシ、ヒドロキシルまたはヘテロシクロアルキルで置換されていてもよい)アルコキシ基;O−フェニル基またはO−(CH2)
n−フェニル基(フェニルは置換されていてもよく、nは1から4の整数を表す。);
−またはNR1R2基[R1およびR2は、R1およびR2の一方が水素原子またはアルキル基を表し、R1およびR2の他方が、水素原子、(ヒドロキシル、アルコキシ、ヘテロアリール、ヘテロシクロアルキル、NR3R4および置換されていてもよいフェニル基から選択される、同一であっても異なっていてもよい1種以上の基で置換されていてもよい)シクロアルキル基またはアルキル基を表すものであり、あるいは、R1およびR2は、これらが結合している窒素原子と一緒になって、3から10員を含み、ならびにO、S、NおよびNHから選択される1種以上の他のヘテロ原子を含んでいても良い環式基を形成し、この基は、これが含む任意のNHを含めて、置換されていてもよい。]
を表す。]を表し;
ここで、同一であっても異なっていてもよいR3およびR4は、水素原子、またはアルキル基、シクロアルキル基、置換されていてもよいヘテロアリール基もしくはフェニル基を表し、あるいは、R3およびR4は、これらが結合している窒素原子と一緒になって、3から10員を含み、ならびにO、S、NおよびNHから選択される1種以上の他のヘテロ原子を含んでいても良い環式基を形成し、この基は、これが含む任意のNHを含めて、置換されていてもよく;
上記に定義されたヘテロシクロアルキル、ヘテロアリールおよびフェニル基の全てならびに(R1およびR2、またはR3およびR4が、これらが結合している窒素原子と一緒になって形成し得る)環式基は、ハロゲン原子、ヒドロキシル、オキソ、アルコキシ、NH
2、NHalkおよびN(alk)
2基ならびにアルキル、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、CH
2−ヘテロシクロアルキル、フェニル、CH
2−フェニル、ヘテロアリール、CO−フェニルおよびS−ヘテロアリール基から選択される1種以上の基で置換されていてもよく、後者の基において、アルキル、ヘテロシクロアルキル、フェニルおよびヘテロアリール基は、これら自体、ハロゲン原子ならびに基:ヒドロキシル、オキソ、1から4個の炭素原子を含むアルキルおよびアルコキシ、NH
2、NHalkならびにN(alk)
2から選択される1種以上の基で置換されていてもよいものである。]
の生成物であって、
前記式(I)の生成物が、任意の可能なラセミ、エナンチオマーおよびジアステレオマーの異性体型である式(I)の生成物、ならびに前記式(I)の生成物の、無機酸および有機酸、または無機塩基および有機塩基との付加塩である。
【0018】
本発明の主題は、上記または以下に定義されたとおりの式(I)[式中、
【0019】
【化3】
、XおよびAは、上記または以下に示される意味を有し;
Raは、(塩素原子、ヒドロキシル基またはそれ自体が置換されていてもよいヘテロシクロアルキル基で置換されていてもよい)アルコキシ基;O−シクロアルキル基;NHCOalk基;またはNR1aR2a基を表し;R1aおよびR2aは、水素原子、(ヒドロキシル、アルコキシ、ヘテロアリール、ヘテロシクロアルキル、NR3R4および置換されていてもよいフェニル基から選択され、同一であっても異なっていてもよい1種以上の基で置換されていてもよい)シクロアルキル基またはアルキル基を表すものであり;Wは、水素原子;(アルコキシ、ヘテロシクロアルキルまたはNR3R4で置換されていてもよい)アルキル基;またはCOR基[Rは、
−(自体が置換されていてもよい、NR3R4、アルコキシ、ヒドロキシル、フェニル、ヘテロアリールまたはヘテロシクロアルキル基で置換されていてもよい)シクロアルキル基またはアルキル基;
−(NR3R4、アルコキシ、ヒドロキシルまたはヘテロシクロアルキルで置換されていてもよい)アルコキシ基;O−フェニル基またはO−(CH
2)
n−フェニル基(フェニルは置換されていてもよく、nは1から4の整数を表す。);
−またはNR1R2基[式中、R1およびR2は、R1およびR2の一方が水素原子またはアルキル基を表し、R1およびR2の他方が水素原子、(ヒドロキシル、アルコキシ、ヘテロアリール、ヘテロシクロアルキル、NR3R4および置換されていてもよいフェニル基から選択される、同一であっても異なっていてもよい1種以上の基で置換されていてもよい)シクロアルキル基またはアルキル基を表し、あるいはR1およびR2は、これらが結合している窒素原子と一緒になって、3から10員を含み、ならびにO、S、NおよびNHから選択される1種以上のヘテロ原子を含んでいても良い環式基を形成し、この基は、これが含む任意のNHを含めて、置換されていてもよい。]
を表す。]を表し;
ここで、同一であっても異なっていてもよいR3およびR4は、水素原子または置換されていてもよいアルキル基、シクロアルキル基、ヘテロアリール基もしくはフェニル基を表し、あるいは、R3およびR4は、これらが結合している窒素原子と一緒になって、3から10員を含み、ならびにO、S、NおよびNHから選択される1種以上の他のヘテロ原子を含んでいても良い環式基を形成し、この基は、これが含む任意のNHも含めて、置換されていてもよく;
上記に定義されたヘテロシクロアルキル、ヘテロアリールおよびフェニル基の全てならびに(R1およびR2、またはR3およびR4が、これらが結合している窒素原子と一緒になって形成し得る)環式基は、ハロゲン原子、ヒドロキシル、オキソ、アルコキシ、NH
2、NHalkおよびN(alk)
2基ならびにアルキル、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、CH
2−ヘテロシクロアルキル、フェニル、CH
2−フェニル、ヘテロアリール、CO−フェニルおよびS−ヘテロアリール基から選択される1種以上の基で置換されていてもよく、これらの後者の基において、アルキル、ヘテロシクロアルキル、フェニルおよびヘテロアリール基は、これら自体、ハロゲン原子ならびに基:ヒドロキシル、オキソ、1から4個の炭素原子を含むアルキルおよびアルコキシ、NH
2、NHalkならびにN(alk)
2から選択される1種以上の基で置換されていてもよい。]の生成物であって、
前記式(I)の生成物が、任意の可能なラセミ、エナンチオマーおよびジアステレオマーの異性体型である式(I)の生成物、ならびに前記式(I)の生成物の、無機酸および有機酸、または無機塩基または有機塩基との付加塩である。
【0020】
本発明の主題は、上記または以下に定義されたとおりの式(I)[式中、
【0021】
【化4】
、XおよびAは、上記または以下に示された意味を有し;
Raは、(それ自体置換されていてもよいヘテロシクロアルキル基で置換されていてもよい)アルコキシ基;NHCOalk基またはNR1aR2a基を表し;R1aおよびRa2は、水素原子、(ヒドロキシル、アルコキシ、ヘテロアリール、ヘテロシクロアルキル、NR3R4および置換されていてもよいフェニル基から選択され、同一であっても異なっていてもよい1種以上の基で置換されていてもよい)シクロアルキル基またはアルキル基を表すものであり;
Wは、水素原子;(アルコキシ、ヘテロシクロアルキルまたはNR3R4で置換されていてもよい)アルキル基;またはCOR基[式中、Rは、
−(自体が置換されていてもよい、NR3R4、アルコキシ、ヒドロキシル、フェニル、ヘテロアリールまたはヘテロシクロアルキル基で置換されていてもよい)シクロアルキル基またはアルキル基;
−(NR3R4、アルコキシ、ヒドロキルまたはヘテロシクロアルキルで置換されていてもよい)アルコキシ基;O−フェニル基またはO−(CH
2)
n−フェニル基(フェニルは置換されていてもよく、nは1から4の整数を表す。);
−またはNR1R2基[式中、R1およびR2は、R1およびR2の一方が水素原子またはアルキル基を表し、R1およびR2の他方が水素原子または(ヒドロキシル、アルコキシ、ヘテロアリール、ヘテロシクロアルキル、NR3R4および置換されていてもよいフェニル基から選択され、同一であっても異なっていてもよい1種以上の基で置換されていてもよい)アルキル基を表し、あるいは、R1およびR2は、これらが結合している窒素原子と一緒になって、3から10員を含み、ならびにO、S、NおよびNHから選択される1種以上の他のヘテロ原子を含んでいても良い環式基を形成し、この基は、これが含む任意のNHを含めて、置換されていてもよい。]
を表す。]を表し;
ここで、同一であって異なっていてもよいR3およびR4は、水素原子、または置換されていてもよいアルキル基、シクロアルキル基、ヘテロアリール基もしくはフェニル基を表し、あるいは、R3およびR4は、これらが結合している窒素原子と一緒になって、3から10員を含み、ならびにO、S、NおよびNHから選択される1種以上の他のヘテロ原子を含んでいても良い環式基を形成し、この基は、これが含む任意のNHも含めて、置換されていてもよく;
上記に定義されたヘテロシクロアルキル、ヘテロアリールおよびフェニル基の全てならびに(R1およびR2、またはR3およびR4が、これらが結合している窒素原子と一緒になって形成し得る)環式基は、ハロゲン原子、ヒドロキシル、オキソ、アルコキシ、NH
2、NHalkおよびN(alk)
2基ならびにアルキル、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、CH
2−ヘテロシクロアルキル、フェニル、CH
2−フェニル、ヘテロアリール、CO−フェニルおよびS−ヘテロアリール基から選択される1種以上の基で置換されていてもよく、これらの後者の基において、アルキル、ヘテロシクロアルキル、フェニルおよびヘテロアリール基は、これら自体、ハロゲン原子ならびに基:ヒドロキシル、オキソ、1から4個の炭素原子を含むアルキルおよびアルコキシ、NH
2、NHalkならびにN(alk)
2から選択される1種以上の基で置換されていてもよいものである。]の生成物であって、
前記式(I)の生成物が、任意の可能なラセミ、エナンチオオマーおよびジアスレオマーの異性体型である式(I)の生成物、ならびに前記式(I)の生成物の、無機酸および有機酸、または無機塩基および有機塩基との付加塩である。
【0022】
本発明の主題は、上記に定義されたとおりの式(I)[式中、
【0023】
【化5】
は、単結合または二重結合を表し;
Raは、水素原子;ハロゲン原子;(それ自体置換されていてもよいヘテロシクロアルキル基で置換されていてもよい)アルコキシ基;置換されていてもよいヘテロアリール基;置換されていてもよいフェニル基;NHCOalkもしくはNHCOcycloalk基;または下記に定義されたとおりのNR1R2基を表し;
Xは、S、SOまたはSO
2を表し;
Aは、NHまたはSを表し;
Wは、水素原子;(アルコキシ、ヘテロシクロアルキルもしくはNR3R4で置換されていてもよい)アルキル基;またはCOR基[式中、Rは、
−(自体が置換されていてもよい、NR3R4、アルコキシ、ヒドロキシル、フェニル、ヘテロアリールまたはヘテロシクロアルキル基で置換されていてもよい)シクロアルキル基またはアルキル基;
−(NR3R4、アルコキシ、ヒドロキシルまたはヘテロシクロアルキルで置換されていてもよい)アルコキシ基;O−フェニル基またはO−(CH
2)
n−フェニル基(フェニルは置換されていてもよく、nは、1から4の整数を表す。);
−またはNR1R2基[式中、R1およびR2は、R1およびR2の一方が水素原子またはアルキル基を表し、R1およびR2の他方が、水素原子、(ヒドロキシル、アルコキシ、ヘテロアリール、ヘテロシクロアルキル、NR3R4および置換されていてもよいフェニル基から選択される、同一であっても異なっていてもよい1種以上の基で置換されていてもよい)シクロアルキル基またはアルキル基を表し、あるいは、R1およびR2は、これらが結合している窒素原子と一緒になって、3から10員を含み、ならびにO、S、NおよびNHから選択される1種以上の他のヘテロ原子を含んでいても良い環式基を形成し、この基は、これが含む任意のNHを含めて、置換されていてもよい。];
−ここで、同一であっても異なっていてもよいR3およびR4は、水素原子、または置換されていてもよいアルキル基、シクロアルキル基、ヘテロシクロアルキル基、ヘテロアリール基もしくはフェニル基を表し、あるいは、R3およびR4は、これらが結合している窒素原子と一緒になって、3から10員を含み、ならびにO、S、NおよびNHから選択される1種以上の他のヘテロ原子を含んでいても良い環式基を形成し、この基は、これが含む任意のNHを含めて、置換されていてもよい。]
を表す。]を表し;
上記に定義されたヘテロシクロアルキル、ヘテロアリールおよびフェニル基の全てならびに(R1およびR2、またはR3およびR4が、これらが結合している窒素原子と一緒になって形成し得る)環式基は、ハロゲン原子、ヒドロキシル、オキソ、アルコキシ、NH
2、NHalkおよびN(alk)
2基ならびにアルキル、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、CH
2−ヘテロシクロアルキル、フェニル、CH
2−フェニル、ヘテロアリール、CO−フェニルおよびS−ヘテロアリール基から選択される1種以上の基で置換されていてもよく、これらの後者の基において、アルキル、ヘテロシクロアルキル、フェニルおよびヘテロアリール基は、これら自体、ハロゲン原子ならびに基:ヒドロキシル、オキソ、1から4個の炭素原子を含むアルキルおよびアルコキシ、NH
2、NHalkならびにN(alk)
2から選択される1種以上の基で置換されていてもよい。]
の生成物の生成物であって、
前記式(I)の生成物が任意のラセミ、エナンチオマーおよびジアステレオマーの異性体型である式(I)の生成物、ならびに前記式(I)の生成物の、無機酸および有機酸、または無機塩基および有機塩基との付加塩である。
【0024】
したがって、
【0025】
【化6】
が単結合または二重結合を表す上記に定義されたとおりの式(I)の生成物に関する本発明は、したがって、特に、
【0026】
【化7】
が単結合を表す式(I)の生成物を表す式(I’)の生成物、および
【0027】
【化8】
が二重結合を表す式(I)の生成物を表す式(I”)の生成物に関する。
【0028】
したがって、上記または以下に定義されたとおりの式(I)の生成物の全ては特に、
【0029】
【化9】
が単結合を表す式(I’)の生成物を表す。
【0030】
上記または以下に定義されたとおりの式(I)の生成物は、
【0031】
【化10】
が二重結合を表す式(I”)の生成物も表す。
【0032】
本発明の主題は、
【0033】
【化11】
、RaおよびXが上記または以下に定義された意味を有し;
AがNHまたはSを表し;
Wが水素原子;(アルコキシもしくはヘテロシクロアルキルで置換されていてもよい)アルキル基;またはCOR基[Rは、
−(自体が置換されていてもよい、NR3R4、アルコキシ、ヒドロキシル、フェニル、ヘテロアリールまたはヘテロシクロアルキル基で置換されていてもよい)シクロアルキル基またはアルキル基;
−(NR3R4、アルコキシ、ヒドロキシルまたはヘテロシクロアルキルで置換されていてもよい)アルコキシ基;O−フェニル基またはO−(CH
2)
n−フェニル基(フェニルは置換されていてもよく、nは1から4の整数を表す。);
−またはNR1R2基[R1およびR2は、R1およびR2の一方が水素原子またはアルキル基を表し、R1およびR2の他方が、水素原子、(NR3R4またはアルコキシで置換されていてもよい)シクロアルキル基またはアルキル基を表し、あるいは、R1およびR2は、これらが結合している窒素原子と一緒になって、3から10員を含み、ならびにO、S、NおよびNHから選択される1種以上の他のヘテロ原子を含んでいても良い環式基を形成し、この基は、これが含む任意のNHを含めて、置換されていてもよい。]
を表す。]を表し:
ここで、NR3R4は、同一であっても異なっていてもよいR3およびR4が、水素原子またはアルキル基を表し、あるいは、R3およびR4が、これらが結合している窒素原子と一緒になって、3から10員を含み、ならびにO、S、NおよびNHから選択される1種以上の他のヘテロを含んでいても良い環式基を形成し、この基は、これが含む任意のNHを含めて、置換されていてもよいものであり;
上記に定義された、ヘテロシクロアルキル、ヘテロアリールおよびフェニル基ならびに(R1およびR2、またはR3およびR4が、これらが結合している窒素原子と一緒になって形成し得る)環式基は、ハロゲン原子、ヒドロキシル、アルコキシ、NH
2、NHalkおよびN(alk)
2基、ならびにアルキル、ヘテロシクロアルキル、CH
2−ヘテロシクロアルキル、フェニル、CH
2−フェニル、ヘテロアリール、CO−フェニルおよびS−ヘテロアリール基から選択される1種以上の基で置換されていてもよく、これらの後者の基において、アルキル、ヘテロシクロアルキル、フェニルおよびヘテロアリール基は、これら自体、ハロゲン原子ならびに基:ヒドロキシル、1から4個の炭素原子を含むアルキルおよびアルコキシ、NH
2、NH(alk)
2ならびにN(alk)
2から選択される1種以上の基で置換されていてもよい。]
の生成物であって、
前記式(I)の生成物が、任意の可能なラセミ、エナンチオマーおよびジアステレオマーの異性体型である式(I)の生成物、ならびに前記式(I)の生成物の、無機酸および有機酸、または無機塩基または有機塩基との付加塩である。
【0034】
したがって、本発明の主題は、上記のとおり式の(I)[式中、
【0035】
【化12】
、Ra、X、AおよびWは、上記または下記の意味のいずれか一つを有し、NR1R2基は、R1およびR2の一方が水素原子またはアルキル基を表し、R1およびR2の他方が、水素原子または(NR3R4またはアルコキシで置換されていてもよい)アルキル基を表し、あるいは、R1およびR2は、これらが結合している窒素原子と一緒になって、3から10員を含み、ならびにO、S、NおよびNHから選択される1種以上の他のヘテロ原子を含んでいても良い環式基を形成し、この基は、これが含む任意のNHを含めて、置換されていてもよく;
他の置換基全ては、上記に示された定義を有する。]
の生成物であって、
前記式(I)の生成物が、任意のラセミ、エナンチオマーおよびジアステロオマーの異性体型である式(I)の生成物、ならびに前記式(I)の生成物の、無機酸および有機酸、または無機塩基または有機塩基との付加塩である。
【0036】
本発明の主題は、上記または下記に定義されたとおりの式(I)
[式中、
【0037】
【化13】
は単結合または二重結合を表し;
Raは、水素原子、あるいはハロゲン原子、あるいは置換されていてもよいフェニル基を表し;
Xは、S、SOまたはSO
2を表し;
Aは、NHまたはSを表し;
Wは、水素原子またはCOR基[式中、Rは、
−(自体が置換されていてもよい、フェニル、ヘテロアリール、NR3R4またはヘテロシクロアルキル基で置換されていてもよい)シクロアルキル基またはアルキル基;
−NR3R4で置換されていてもよいアルコキシ基(すなわち、O−(CH
2)
n−NR3R4基);O−フェニル基またはO−(CH
2)
n−フェニル基(フェニルは置換されていてもよく、nは1から4の整数を表す。);
−またはNR1R2基[式中、R1およびR2は、R1およびR2の一方が水素原子またはアルキル基を表し、R1およびR2の他方が、(ヒドロキシル、アルコキシ、ヘテロアリール、ヘテロシクロアルキル、NR3R4および置換されていてもよいフェニル基から選択される、同一であっても異なっていてもよい1種以上の基で置換されていてもよい)シクロアルキル基またはアルキル基を表し、あるいは、R1およびR2は、これらが結合している窒素原子と一緒になって、O、S、NおよびNHから選択される1種以上の他のヘテロ原子を含んでいても良い環式基を形成し、この基は、これが含む任意のNHを含めて、置換されていてもよい。]
を表す。]を表し;
ここで、同一であっても異なっていてもよいR3およびR4は、水素原子またはアルキル基、シクロアルキル基、ヘテロアリール基もしくは置換されていてもよいフェニル基を表し、あるいは、R3およびR4は、これらが結合している窒素原子と一緒になって、O、S、NおよびNHから選択される1種以上の他のヘテロ原子を含んでいても良い環式基を形成、この基は、これが含む任意のNHを含めて、置換されていてもよく;
上記に定義された、ヘテロシクロアルキル、ヘテロアリールおよびフェニルの全てならびに(R1およびR2、またはR3およびR4が、これらが結合している窒素原子と一緒になって形成し得る)環式基は、ハロゲン原子、ヒドロキシル、オキソ、アルコキシ、NH
2、NHalk、N(alk)
2基、ならびにアルキル、シクロアルキル、CH
2−ヘテロシクロアルキル、CH
2−フェニル、CO−フェニルおよびS−ヘテロアリール基から選択される1種以上の基で置換されていてもよく、これらの後者の基において、アルキル、ヘテロシクロアルキル、フェニルおよびヘテロアリール基は、これら自体、ハロゲン原子ならびに基:ヒドロキシル、オキソ、1から4個の炭素原子を含むアルキルおよびアルコキシ、NH
2、NHalkならびにN(alk)
2から選択される1種以上の基で置換されていてもよい。]
の生成物であって、
前記式(I)の生成物が、任意のラセミ、エナンチオマーおよびジアステレオマーの異性体型である式(I)の生成物、ならびに前記式(I)の生成物の、無機酸および有機酸、または無機塩基および有機塩基との付加塩である。
【0038】
上記または下記に定義されたとおりの式(I)[式中、
【0039】
【化14】
、RaおよびXは、上記または下記に定義された意味を有し;
Aは、NHまたはSを表し;
Wは、水素原子またはアルキル基またはCOR基[式中、Rは、
−(OCH
3またはNR3R4で置換されていてもよい)アルキル基;
−シクロアルキル基;
−(OCH
3またはNR3R4で場合によって)置換されたアルキル基(すなわち、O−(CH
2)
n−OCH
3基またはO−(CH
2)
n−NR3R4基)、O−フェニル基またはO−(CH
2)
n−フェニル基(フェニルは置換されていてもよく、nは1から2の整数を表す。);
−またはNR1R2基(式中、R1およびR2は、R1およびR2の一方が水素原子、シクロアルキル基またはアルキル基を表し、R1およびR2の他方がNR3R4で置換されていてもよいアルキル基を表し、あるいは、R1およびR2は、これらが結合している窒素原子と一緒になって、O、S、NおよびNHから選択される1種以上の他のヘテロ原子を含んでいても良い環式基を形成し、この基は、これが含む任意のNHを含めて、置換されていてもよい。)
を表す。]を表し;
ここで、NR3R4は、同一であっても異なっていてもよいR3およびR4が水素原子またはアルキル基を表し、あるいは、R3およびR4が、これらが結合している窒素原子と一緒になって、O、S、NおよびNHから選択される1種以上の他のヘテロ原子を含んでいても良い環式基を形成し、この基は、これが含む任意のNHを含めて、置換されていてもよいものであり;
上記に定義された、フェニル基ならびに(R1およびR2、またはR3およびR4が、それらが結合している窒素原子と一緒に形成し得る)環式基は、ハロゲン原子、ヒドロキシル、アルコキシ、NH
2、NHalkおよびN(alk)
2ならびにアルキル、CH
2−ヘテロシクロアルキル、CH
2−フェニル、CO−フェニルおよびS−ヘテロアリール基から選択される1種以上の基で置換されていてもよく、これらの後者の基において、アルキル、ヘテロシクロアルキル、フェニルおよびヘテロアリール基は、これら自体、ハロゲン原子ならびに基:ヒドロキシル、1から4個の炭素原子を含むアルキルおよびアルコキシ、NH
2、NHalkならびにN(alk)
2から選択される1種以上の基で置換されていてもよい。]
の生成物であって、
前記式(I)の生成物が、任意のラセミ、エナンチオマーおよびジアステレオマーの異性体型である式(I)の生成物、ならびに前記式(I)の生成物の、無機酸および有機酸、または無機塩基および有機塩基との付加塩。
【0040】
したがって、本発明の主題は、上記に定義されたとおりの式(I)[式中、
【0041】
【化15】
、RaおよびXは、上記または下記に定義された意味のいずれか一つを有し;
Aは、NHまたはSを表し;
Wは、水素原子またはCOR基「ここで、Rは、
NR3R4で置換されていてもよいアルキル基;
NR3R4で置換されていてもよいアルキコシ基(すなわち、O−(CH
2)
n−NR3R4基)、O−フェニル基またはO−(CH
2)
n−フェニル基(フェニルは置換されていてもよく、nは1から2の整数を表す。);
またはNR1R2基(R1およびR2は、R1およびR2の一方が水素原子またはアルキル基を表し、R1およびR2の他方がNR3R4で置換されていてもよいアルキル基を表すものであり、あるいは、R1およびR2は、これらが結合している窒素原子と一緒になって、O、S、NおよびNHから選択される1種以上の他のヘテロ原子を含んでいても良い環式基を形成し、この基は、これが含む任意のNHを含めて、置換されていてもよい。)
を表す。]を表し;
ここで、NR3R4は、同一であっても異なっていてもよいR3およびR4が、水素原子またはアルキル基を表し、あるいは、R3およびR4が、これらが結合している窒素原子と一緒になって、O、S、NおよびNHから選択される1種以上の他のヘテロ原子を含んでいても良い環式基を形成し、この基は、これが含む任意のNHを含めて、置換されていてもよいものであり;
上記に定義された、フェニル基ならびに(R1およびR2、またはR3およびR4が、これらが結合している窒素原子と一緒になって形成し得る)環式基は、ハロゲン原子、ヒドロキシル、アルコキシ、NH
2、NHalkおよびN(alk)
2ならびにアルキル、CH
2−ヘテロシクロアルキル、CH
2−フェニル、CO−フェニルおよびS−ヘテロアリール基から選択される1種以上の基で置換されていてもよく、それらの後者の基において、アルキル、ヘテロシクロアルキル、フェニルおよびヘテロアリール基は、これら自体、ハロゲン原子ならびに基:ヒドロキシル、1から4個の炭素原子を含むアルキルおよびアルコキシ、NH
2、NHalkならびにN(alk)
2から選択される1種以上の基で置換されていてもよいものである。]
の生成物であって、
前記式(I)の生成物が、任意の可能なラセミ、エナンチオマーおよびジアステレオマーの異性体型である式(I)の生成物、ならびに前記(I)の生成物の、無機酸および有機酸、または無機塩基および有機塩基との付加塩である。
【0042】
したがって、本発明の主題は、上に定義されたとおりの式(I)[式中、
【0043】
【化16】
、X、AおよびWは、上記または下記に示された意味を有し、Raは、水素原子、あるいは塩素原子、あるいは基:
【0044】
【化17】
(Rbは、ハロゲン原子、または(ハロゲン原子ならびに基:ヒドロキシル、1から4個の炭素原子を含むアルキルおよびアルコキシ、NH
2、NHalkならびにN(alk)
2から選択される基で置換されていてもよい)S−ヘテロアリール基を表す。)
を表す。]
の生成物であって、
前記式(I)の生成物が、任意の可能なラセミ、エナンチオマーおよびジアステレオマーの異性体型である式(I)の生成物、ならびに前記式(I)の生成物の、無機酸および有機酸、または無機塩基または有機塩基との付加塩である。
【0045】
式(I)の生成物において、および以下の本文において:
−「アルキル(またはAlk)基」という用語は、直鎖および、必要に応じて、分岐のメチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、イソブチル、sec−ブチル、tert−ブチル、ペンチル、イソペンチル、ヘキシル、イソヘキシルならびにヘプチル、オキチル、ノニルおよびデシル基ならびにこれらの直鎖または分岐の位置異性体を意味し;上記列挙の中で1から6個の炭素原子を含むアルキル基、特に、1から4個の炭素原子を含むアルキル基が好ましい;
−「アルコキシ基」という用語は、直鎖および、必要に応じて、分岐の、メトキシ、エトキシ、プロポキシ、イソプロポキシ、(直鎖、第二級または第三級の)ブトキシ、ペントキシまたはヘキソキシ基ならびにこれらの直鎖または分岐の位置異性体を意味し;上記列挙の中で1から4個の炭素原子を含むアルコキシ基が好ましい;
−「ハロゲン原子」という用語は、塩素、臭素、ヨウ素またはフッ素原子、好ましくは、塩素、臭素またはフッ素原子を意味する;
−「シクロアルキル基」という用語は、3から10個の炭素原子を含む飽和炭素環式基を意味し、したがって、特に、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチルおよびシクロヘキシル基、ならびに最も特に、シクロプロピル、シクロペンチルおよびシクロヘキシル基を意味する;
−したがって、「ヘテロシクロアルキル基」という用語は、酸素、窒素または硫黄原子から選択される、同一であっても異なっていてもよい1種以上のヘテロ原子で中断された、3から10員を含む単環または二環の炭素環式基を意味し;例えば、モルホリニル、チオモルホリニル、アジリジル、アゼチジル、ピペラジニル、ピペリジル、ホモピペラジニル、ピロリジニル、イミダゾリジニル、ピラゾリジニル、テトラヒドロフリル、テトラヒドロチエニル、ヘキサヒドロピラン、オキソジヒドロピリダジニルあるいはオキセタニル基を挙げることができ、これらの基全ては、置換されていてもよい;
−「アリール」および「ヘテロアリール」という用語は、最大12員を含む、単環または二環の、不飽和または部分不飽和の、それぞれ、炭素環式およびヘテロ環式基を意味し、これらは、−C(O)員を場合によって含み、ヘテロ環式基は、O、NまたはSから選択される、同じであっても異なっていてもよい1種以上のヘテロ原子を含み、ここで、Nは、必要に応じて、置換されていてもよい;
−したがって、「アリール基」という用語は、6から12員を含む単環式または二環式基、例えば、フェニル、ナフチル、ビフェニル、インデニル、フルオレニルおよびアントラセニル基、特にフェニルおよびナフチル基、さらに特にフェニル基などを意味する。−C(O)員を含む炭素環式基は、例えば、テトラロン基であることが留意され得る。
【0046】
−したがって、「ヘテロアリール基」という用語は、5から12員を含む単環式または二環式基:単環式ヘテロアリール基、例えば、基:チエニル(2−チエニルおよび3−チエニルなど)、フリル(2−フリルまたは3−フリルなど)、ピラニル、ピロリル、ピロリニル、ピラゾリニル、イミダゾリル、ピラゾリル、ピリジル(2−ピリジル、 3−ピリジルおよび4−ピリジルなど)、ピラジニル、ピリミジニル、ピリダジニル、オキサゾリル、チアゾリル、イソチアゾリル、ジアゾリル、チアジアゾリル、チアトリアゾリル、オキサジアゾリル、イソオキサゾリル(3−または4−イソオキサゾリル)、フラザニルまたはテトラゾリル(これらは、遊離であっても加塩されていてもよい)を意味し、これらの基は全て、置換されていてもよく、これらの中でも特に、基:チエニル(2−チエニルおよび3−チエニルなど)、フリル(2−フリルなど)、ピロリル、ピロリニル、ピラゾリニル、イミダゾリル、ピラゾリル、オキサゾリル、イソオキサゾリル、ピリジル、ピリダジニル(これらの基は置換されていてもよい);二環式ヘテロアリール基、例えば、基:ベンゾチエニル(3−ベンゾチエニルなど)、ベンゾチアゾリル、キノリル、イソキノリル、ジヒドロキノリル、キノロン、テトラロン、アダメンチル、ベンゾフリル、イソベンゾフリル、ジヒドロベンゾフラン、エチレンジオキシフェニル、チアントレニル、ベンゾピロリル、ベンゾイミダゾリル、ベンゾオキサゾリル、チオナフチル、インドリル、アザインドリル、インダゾリル、プリニル、チエノピラゾリル、テトラヒドロインダゾリル、テトラヒドロシクロペンタピラゾリル、ジヒドロフロピラゾリル、テトラヒドロピロロピラゾリル、オキソテトラヒドロピロロピラゾリル、テトラヒドロピラノピラゾリル、テトラヒドロピリジノピラゾリルまたはオキソジヒドロピリジノピラゾリル(これらの基全ては、置換されていてもよい)を意味する;
ヘテロアリールまたは二環式基の例として、特に、上記に示されたとおり、同一であっても異なっていてもよい1種以上の置換基で置換されていてもよい、ピリミジニル、ピリジル、ピロリル、アザインドリル、インダゾリルまたはピラゾリル基を挙げることができる。
【0047】
式(I)の生成物のカルボキシル基(複数可)は、当業者に知られている様々な基で塩化またはエステル化することができ、これらの中で、例えば、
−塩化化合物の中で、無機塩基、例えば、ナトリウム、カリウム、リチウム、カルシウム、マグネシウムもしくはアンモニウムの相当物など、または有機塩基、例えば、メチルアミン、プロピルアミン、トリメチルアミン、ジエチルアミン、トリエチルアミン、N,N−ジメチルエタノールアミン、トリス(ヒドロキシメチル)アミノメタン、エタノールアミン、ピリジン、ピコリン、ジシクロヘキシルアミン、モルホリン、ベンジルアミン、プロカイン、リシン、アルギニン、ヒスチジンまたはN−メチルグルカミンなど、
−エステル化化合物の中で、アルコキシカルボニル基を形成するためのアルキル基、例えば、メトキシカルボニル、エトキシカルボニル、tert−ブトキシカルボニルまたはベンジルオキシカルボニル(これらのアルキル基は恐らくは、例えば、クロロメチル、ヒドロキシプロピル、メトキシメチル、プロピオニルメチル、メチルチオメチル、ジメチルアミノエチル、ベンジルまたはフェネチル基におけるように、例えば、ハロゲン原子、およびヒドロキシル、アルコキシ、アシル、アシルオキシ、アルキルチオ、アミノまたはアリール基から選択される基で置換されている。)
を挙げることができる。
【0048】
式(I)の生成物の無機酸または有機酸との付加塩は、例えば、塩酸、臭化水素酸、ヨウ化水素酸、硝酸、硫酸、リン酸、プロピオン酸、酢酸、トリフルオロ酢酸、ギ酸、安息香酸、マレイン酸、フマル酸、コハク酸、酒石酸、クエン酸、シュウ酸、グリオキシル酸、アスパラギン酸、アスコルビン酸、アルキルモノスルホン酸(例えば、メタンスルホン酸、エタンスルホン酸またはプロパンスルホン酸など)、アルキルジスルホン酸(例えば、メタンジスルホン酸またはアルファ,ベータ−エタンジスルホン酸など)、アリールモノスルホン酸(ベンゼンスルホン酸など)およびアリールジスルホン酸と形成される塩であり得る。
【0049】
立体異性は、同じ構造式を有する化合物の異性としてその広い意味で定義することができるが、それらの様々な基は、空間に異なって配置される(例えば、特に、その置換基がアキシアル位またはエクワトリアル位にあることができるモノ置換シクロヘキサンにおいて、およびエタン誘導体の様々な可能な回転配座など)。しかし、二重結合または環上のいずれかに結合した置換基の異なる空間的配置のために、別の種類の立体異性が存在し、これは一般に幾何異性またはシス−トランス異性として知られている。立体異性という用語は、本出願においてその最も広い意味で用いられ、したがって、上記に示された化合物全てに関連する。
【0050】
一方で、R1およびR2が、これらが結合している窒素原子と一緒になって形成し得る、および他方で、R3およびR4が、これらが結合している窒素原子と一緒になって形成し得る環式基は、ヘテロシクロアルキル基の可能な置換基として上記に示されたものから選択される1種以上の基、すなわち、ハロゲン原子、ヒドロキシル、オキソ、アルコキシ、NH
2、NHalkおよびN(alk)
2基、ならびにアルキル、ヘテロシクロアルキル、CH
2−ヘテロシクロアルキル、フェニル、CH
2−フェニル、ヘテロアリールおよびCO−フェニル基(これらの後者の基において、アルキル、ヘテロシクロアルキルおよびフェニル基は、これら自体、ハロゲン原子ならびに基:ヒドロキシル、オキソ、1から4個の炭素原子を含むアルキルおよびアルコキシ、NH
2、NHalkならびにN(alk)
2から選択される1種以上の基で置換されていてもよい)で置換されていてもよい。
【0051】
一方で、R1およびR2が、これらが結合している窒素原子と一緒になって形成し得る、および他方で、R3およびR4が、これらが結合している窒素原子と一緒になって形成し得る環式基は、特に、ハロゲン原子ならびにアルキル、ヒドロキシル、アルコキシ、CH
2−ピロリジニル、CH
2−フェニル、ヘテロアリールおよびフェニル基(アルキル、ピロリジニルおよびフェニルは、これら自体、ハロゲン原子ならびにアルキル、ヒドロキシル、オキソおよびアルコキシ基から選択される、同一であっても異なっていてもよい1種以上の基で置換されていてもよい)から選択される、同一であっても異なっていてもよい1種以上の基で置換されていてもよい。
【0052】
上記に定義されたとおりのヘテロシクロアルキル基は、上記または下記に定義されたとおりの、自体が置換されていてもよい、特に、アゼパニル、モルホリニル、ピロリジニル、ピペリジニル、およびピペラジニル基を表す。
【0053】
NR1R2またはNR3R4が上記に定義されたとおりの環を形成する場合、例えば、アミノ環は、特に、ピロリジニル、ピラゾリジニル、ピラゾリニル、ピペリジル、アゼピニル、モルホリノまたはピペラジニル基から選択され得、これらの基は、自体が、例えば、ハロゲン原子ならびにアルキル、ヒドロキシル、アルコキシ、フェニルおよびCH
2−フェニル基(アルキルまたはフェニル基は、これら自体、ハロゲン原子ならびにアルキル、ヒドロキシルおよびアルコキシ基から選択される、同一であっても異なっていてもよい1種以上の基で置換されていてもよい。)から選択される、同一であっても異なっていてもよい1種以上の基で、上記または下記に示されるように、置換されていてもよい。
【0054】
NR1R2またはNR3R4環は、特に、ピロリジニル、1個または2個のアルキル基で置換されていてもよいモルホリノ、または[(自体が、ハロゲン原子ならびにアルキル、ヒドロキシルおよびアルコキシ基から選択される、同一であっても異なっていてもよい1種以上の基で置換されていてもよい)アルキル、フェニルおよび/またはCH
2−フェニル基で、第2の窒素原子上で置換されていてもよい]ピペラジニルの基から選択され得る。
【0055】
本発明の主題は、特に、AがNHを表し、置換基Ra、XおよびWが、上記または下記のこれらの基に対して定義された意味の全てから選択される、式(I)の生成物であって、前記式(I)の生成物が、任意の可能なラメミ、エナンチオマーおよびジアステレオマーの異性体型である式(I)の生成物、ならびに前記式(I)の無機酸および有機酸、または無機塩基または有機塩基との付加塩である。
【0056】
本発明の主題は、特に、AがSを表し、置換基Ra、XおよびWが、上記または下記のこれらの基に対して定義された意味の全てから選択される、式(I)の生成物であって、前記式(I)の生成物が、任意の可能なラセミ、エナンチオマーおよびジアステレオマーの異性体型である式(I)の生成物、ならびに前記式(I)の無機酸および有機酸、または無機塩基および有機塩基との付加塩である。
【0057】
特に、本発明は、式(Ia)または式(Ib):
【0058】
【化18】
(式中、
【0059】
【化19】
、RaおよびWは、上記または下記に示された意味の全てから選択される)
に相当する式(I)の生成物であって、
前記式(Ia)および(Ib)の生成物が、任意の可能なラセミ、エナンチオマーおよびジアステレオマーの異性体型である式(I)の生成物、ならびに前記式(Ia)および式(Ib)の無機酸および有機酸、または無機塩基および有機塩基との付加塩に関する。
【0060】
したがって、本発明は、特に、
【0061】
【化20】
が、単結合を表す、上記または下記に定義されたとおりの式(I)の生成物であって、式(I’):
【0062】
【化21】
(置換基Ra、X、AおよびWは、上記または下記に示された意味の全てから選択される。)
の生成物に相当し、
前記式(I’)の生成物が、任意の可能なラセミ、エナンチオマーおよびジアステレオマーの異性体型である式(I)の生成物、ならびに前記式(I’)の生成物の無機酸および有機酸、または無機塩基および有機塩基との付加塩に関する。
【0063】
したがって、本発明は、特に、
【0064】
【化22】
が、二重結合を表す、上記または下記に定義されたとおりの式(I)の生成物であって、式(I”):
【0065】
【化23】
(式中、Ra、X、AおよびWは、上記または以下に示された意味の全てから選択される。)
の生成物に相当し、
前記式(I”)の生成物が、任意の可能なラセミ、エナンチオマーおよびジアステレオマーの異性体型である式(I)の生成物、ならびに前記式(I”)の生成物の無機酸および有機酸、または無機塩基および有機塩基との付加塩に関する。
【0066】
したがって、本発明は、特に、
【0067】
【化24】
が、単結合を表す、上記または下記に定義されたとおりの式(Ia)の生成物であって、式(Ia’):
【0068】
【化25】
(式中、RaおよびWは、上記または下記に示された意味の全てから選択される。)
の生成物に相当し、
前記式(I’a)の生成物が、任意の可能なラセミ、エナンチオマーおよびジアステレオマーの異性体型である式(I)の生成物、ならびに前記式(I’a)の無機酸および有機酸、または無機塩基および有機塩基との付加塩に関する。
【0069】
したがって、本発明は、特に、
【0070】
【化26】
が、二重結合を表す、上記または下記に定義されたとおりの式(Ia)の生成物であって、式(I”a):
【0071】
【化27】
(式中、RaおよびWは、上記または下記に示された意味の全てから選択される。)
の生成物に相当し、
前記式(I”a)の生成物が、任意の可能なラセミ、エナンチオマーおよびジアステレオマーの異性体型である式(Ia)の生成物、ならびに前記式(I”a)の生成物の無機酸および有機酸、または無機塩基および有機塩基との付加塩に関する。
【0072】
したがって、本発明は、
【0073】
【化28】
が、単結合を表し、上記または下記に定義されたとおりの式(Ib)の生成物であって、式(I’b):
【0074】
【化29】
(式中、RaおよびWは、上記または下記に示された意味の全てから選択される。)
の生成物に相当し、
前記式(I’b)の生成物が、任意の可能なラセミ、エナンチオマーおよびジアステレオマーの異性体型である式(Ib)の生成物、ならびに前記式(I’b)の生成物の無機酸および有機酸、または無機塩基および有機塩基との付加塩に関する。
【0075】
したがって、本発明は、特に、
【0076】
【化30】
が、二重結合を表す、上記または下記に定義されたとおりの式(Ib)の生成物であって、式(I”b):
【0077】
【化31】
(式中、RaおよびWは、上記または下記に示された意味の全てから選択される。)
の生成物に相当し、
前記式(I”b)の生成物が、任意の可能なラセミ、エナンチオマーおよびジアステレオマーの異性体型である式(Ib)の生成物、ならびに前記式(I”b)の生成物の無機酸および有機酸、または無機塩基および有機塩基との付加塩に関する。
【0078】
式(I)の生成物において、Raが基:
【0079】
【化32】
を表す場合、Rbは、特にパラ位である。
【0080】
上記に定義されたRbがハロゲン原子を表す場合、Rbは、特にフッ素を表す。
【0081】
本発明の主題は、最も特には、以下の式:
−メチル(6−{[6−(4−フルオロフェニル)[1,2,4]トリアゾロ[4,3−b]ピリダジン−3−イル]スルファニル}−1,3−ベンゾチアゾール−2−イル)カルバメート
−6−{[6−(4−フルオロフェニル)[1,2,4]トリアゾロ[4,3−b]ピリダジン−3−イル]スルファニル}−1,3−ベンゾチアゾール−2−アミン
−メチル(6−{[6−(4−フルオロフェニル)[1,2,4]トリアゾロ[4,3−b]ピリダジン−3−イル]スルファニル}−1H−ベンゾイミダゾール−2−イル)カルバメート
−1−(6−{[6−(4−フルオロフェニル)[1,2,4]トリアゾロ[4,3−b]ピリダジン−3−イル]スルファニル}−1H−ベンゾイミダゾール−2−イル)−3−(2−モルホリン−4−イルエチル)尿素
−6−{[6−(4−フルオロフェニル)[1,2,4]トリアゾロ[4,3−b]ピリダジン−3−イル]スルファニル}−1H−ベンゾイミダゾール−2−アミン
−1−(2−モルホリン−4−イルエチル)−3−[6−([1,2,4]トリアゾロ[4,3−b]ピリダジン−3−イルスルファニル)−1,3−ベンゾチアゾール−2−イル]尿素
−1−(6−([6−(4−フルオロフェニル)[1,2,4]トリアゾロ[4,3−b]ピリダジン−3−イル]スルファニル}−1,3−ベンゾチアゾール−2−イル)−3−(2−モルホリン−4−イルエチル)尿素
−1−{2−[(2R,6S)−2,6−ジメチルモルホリン−4−イル]エチル}−3−(6−{[6−(4−フルオロフェニル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−b]ピリダジン−3−イル]スルファニル}−1,3−ベンゾチアゾール−2−イル)尿素
−2−モルホリン−4−イルエチル(6−{[6−(4−フルオロフェニル)[1,2,4]トリアゾロ[4,3−b]ピリダジン−3−イル]スルファニル}−1,3−ベンゾチアゾール−2−イル)カルバメート
−1−(6−{[6−(4−フルオロフェニル)[1,2,4]トリアゾロ[4,3−b]ピリダジン−3−イル]スルファニル}−1,3−ベンゾチアゾール−2−イル)−3−[2−(4−メチルピペラジン−1−イル)エチル]尿素
−N−(6−{[6−(4−フルオロフェニル)[1,2,4]トリアゾロ[4,3−b]ピリダジン−3−イル]スルファニル}−1,3−ベンゾチアゾール−2−y1)−4−モルホリン−4−イルブタンアミド
−1−[2−(ジエチルアミノ)エチル]−3−(6−{[6−(4−フルオロフェニル)[1,2,4]トリアゾロ[4,3−b]ピリダジン−3−イル]スルファニル}−1,3−ベンゾチアゾール−2−イル)尿素
−1−{6−[(6−メトキシ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−b]ピリダジン−3−イル)スルファニル]−1,3−ベンゾチアゾール−2−イル}−3−[2−(モルホリン−4−イル)エチル]尿素
−N−[6−({6−[(2−メトキシエチル)アミノ][1,2,4]トリアゾロ[4,3−b]ピリダジン−3−イル}スルファニル)−1,3−ベンゾチアゾール−2−イル]アセトアミド
−6−{[6−(4−フルオロフェニル)[1,2,4]トリアゾロ[4,3−b]ピリダジン−3−イル]スルファニル}−N−[2−(モルホリン−4−イル)エチル]−1,3−ベンゾチアゾール−2−アミン
−フェニル6−{[6−(4−フルオロフェニル)[1,2,4]トリアゾロ[4,3−b]ピリダジン−3−イル]スルファニル}−1,3−ベンゾチアゾール−2−イル)カルバメート
−1−{6−[(6−エトキシ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−b]ピリダジン−3−イル)スルファニル]−1,3−ベンゾチアゾール−2−イル}−3−[2−(モルホリン−4−イル)エチル]尿素
−1−{6−[(6−エトキシ−7,8−ジヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−b]ピリダジン−3−イル)スルファニル]−1,3−ベンゾチアゾール−2−イル}−3−[2−(モルホリン−4−イル)エチル]尿素
−N−[6−({6−[(2−メトキシエチル)アミノ][1,2,4]トリアゾロ[4,3−b]ピリダジン−3−イル}スルファニル)−1,3−ベンゾチアゾール−2−イル]シクロプロパンカルボキサミド
−1−(6−{[6−(4−フルオロフェニル)[1,2,4]トリアゾロ[4,3−b]ピリダジン−3−イル]スルファニル}−1,3−ベンゾチアゾール−2−イル)−3−[2−(4−オキシドモルホリン−4−イル)エチル]尿素
−6−{[6−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)[1,2,4]トリアゾロ[4,3−b]ピリダジン−3−イル]スルファニル}−1,3−ベンゾチアゾール−2−アミン
−1−(6−([6−(4−フルオロフェニル)−7,8−ジヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−b]ピリダジン−3−イル]スルファニル}−1,3−ベンゾチアゾール−2−イル)−3−[2−(モルホリン−4−イル)エチル]尿素
−オキセタン−2−イルメチル(6−{[6−(4−フルオロフェニル)[1,2,4]トリアゾロ[4,3−b]ピリダジン−3−イル]スルファニル}−1,3−ベンゾチアゾール−2−イル)カルバメート
−N−{6−[(6−メトキシ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−b]ピリダジン−3−イル)スルファニル]−1,3−ベンゾチアゾール−2−イル}シクロプロパンカルボキサミド
−N−(6−([6−(4−フルオロフェニル)[1,2,4]トリアゾロ[4,3−b]ピリダジン−3−イル]スルファニル}−1,3−ベンゾチアゾール−2−イル)アセトアミド
−1−{6−[(6−メトキシ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−b]ピリダジン−3−イル)スルファニル]−1,3−ベンゾチアゾール−2−イル}−3−[2−(ピロリジン−1−イル)エチル]尿素
−6−[(6−エトキシ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−b]ピリダジン−3−イル)スルファニル]−1,3−ベンゾチアゾール−2−アミン
−6−{[6−(3−フルオロフェニル)[1,2,4]トリアゾロ[4,3−b]ピリダジン−3−イル]スルファニル}−1,3−ベンゾチアゾール−2−アミン
−1−シクロプロピル−3−{6−[(6−エトキシ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−b]ピリダジン−3−イル)スルファニル]−1,3−ベンゾチアゾール−2−イル}尿素
−N−(6−{[6−(4−フルオロフェニル)[1,2,4]トリアゾロ[4,3−b]ピリダジン−3−イル]スルファニル}−1,3−ベンゾチアゾール−2−イル)シクロプロパンカルボキサミド
−N−(6−{[6−(4−フルオロフェニル)−7,8−ジヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−b]ピリダジン−3−イル]スルファニル}−1,3−ベンゾチアゾール−2−イル)シクロプロパンカルボキサミド
−1−(6−{[6−(3−フルオロフェニル)[1,2,4]トリアゾロ[4,3−b]ピリダジン−3−イル]スルファニル}−1,3−ベンゾチアゾール−2−イル)−3−[2−(モルホリン−4−イル)エチル]尿素
に相当する、上記に定義されたとおりの式(I)の生成物、ならびに前記式(I)の生成物の無機酸および有機酸、または無機塩基および有機塩基との付加塩である。
【0082】
本発明の主題はまた、上記に定義されたとおりの式(I)の生成物を調製する任意の方法である。
【0083】
したがって、本発明の主題は、AがNHを表す、上記に定義されたとおりの式(I)の生成物を調製する任意の方法である。
【0084】
したがって、本発明の主題は、AがSを表す、上記に定義されたとおりの式(I)の生成物を調製する任意の方法である。
【0085】
本発明による生成物は、従来の有機化学の方法を用いて調製することができる。以下のスキーム1、2、3、4、5、6および7は、式(I)の生成物を調製するために使用された方法を例証する。この点において、請求項化された化合物を調製する方法に関して、それらは、本発明の範囲の限定を構成し得ない。
【0086】
したがって、本発明によって上記に定義されたとおりの式(I)の生成物は、特に、以下のスキーム1、2、3、4、5、6および7に記載された方法に従って調製され得る。
【0087】
したがって、本発明の主題はまた、以下に定義されたとおりのスキーム1に従って式(I)の生成物を調製する方法である。
【0088】
したがって、本発明の主題はまた、以下に定義されたとおりのスキーム2に従って式(I)の生成物を調製する方法である。
【0089】
したがって、本発明の主題はまた、以下に定義されたとおりのスキーム3に従って式(I)の生成物を調製する方法である。
【0090】
したがって、本発明の主題はまた、以下に定義されたとおりのスキーム4に従って式(I)の生成物を調製する方法である。
【0091】
したがって、本発明の主題はまた、以下に定義されたとおりのスキーム5に従って式(I)の生成物を調製する方法である。
【0092】
したがって、本発明の主題はまた、以下に定義されたとおりのスキーム6に従って式(I)の生成物を調製する方法である。
【0093】
したがって、本発明の主題はまた、以下に定義されたとおりのスキーム7に従って式(I)の生成物を調製する方法である。
【0094】
ちょうど、
【0095】
【化33】
が単結合または二重結合を表す上記に定義されたとおりの式(I)の生成物の中で、
【0096】
【化34】
が単結合を表す式(I)の生成物を表す式(I’)の生成物、および
【0097】
【化35】
が二重結合を表す式(I)の生成物を表す式(I”)の生成物が定義されるように、
同様に、
【0098】
【化36】
が単結合または二重結合を表す、式(a)、(b)、(c)、(d)、(e)および(f)の、以下に定義されるとおりの合成中間体に対して、
【0099】
【化37】
が単結合を表す、式(a’)、(b’)、(c’)、(d’)、(e’)および(f’)の化合物、および
【0100】
【化38】
が二重結合を表す、式(a”)、(b”)、(c”)、(d”)、(e”)および(f”)の化合物が定義される。
【0101】
スキーム1:式(1a”)、(1b”)、(1”c)、(1d”)、(1e”)、(1a’)、(1b’)、(1c’)、(1d’)および(1e’)のベンゾイミダゾール誘導体の合成
【0102】
【化39】
【0103】
上記スキーム1において、置換基Ra、R1およびR2は、式(I’)および式(I’’)の生成物に対して上記に示された意味を有し、式(J)、式(1a’)および式(1a”)の化合物における置換基R5は、アルキル基を表し、式(O)、式(1d’)および式(1d”)における置換基R6は、(NR3R4(−(CH
2)
n−NR3R4基)、アルコキシ、ヒドロキシル、ヘテロシクロアルキル、フェニルまたは−(CH
2)
n−フェニルで置換されていてもよい)アルキル基を表し、ここで、フェニルは置換されていてもよく、nは、1から4の整数を表す。式(P)および式(1e’)/式(1e”)の化合物における置換基R7は、(自体が、置換されていてもよい、NR3R4、アルコキシ、ヒドロキシル、フェニル、ヘテロアリールもしくはヘテロシクロアルキル基で置換されていてもよい)シクロアルキル基またはアルキル基を表す。
【0104】
上記スキーム1において、一般式(1a”)、(1b”)、(1c”)、(1d”)および(1e”)のベンゾイミダゾールならびに一般式(1a’)、(1b’)、(1c’)、(1d’)および(1e’)のこれらの還元類似体は、3,6−ジクロロピラジン(A)(市販の化合物)から調製することができる。
【0105】
【化40】
【0106】
化合物(C)は、例えば、ジオキサンなどの溶媒中テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)の存在下および炭酸水素ナトリウムなどの塩基の存在下で115℃付近の温度において、例えば、A.Gueiffierら(Synthesis;2001年;4;595頁)によって記載された条件下で、3,6−ジクロロピラジンを式(B)のボロン酸(Raは上記に定義されたとおり)とカップリングさせることによって得ることができる。
【0107】
【化41】
【0108】
RaがHと異なっているような化合物(D)は、例えば、ブタノールなどの溶媒中トリエチルアミンなどの塩基の存在下で140℃の付近の温度において、ヒドラジンカルボキサミド塩酸塩と式(C)の化合物との反応によって得ることができる。
【0109】
Ra=Hであるような化合物(D)は、例えば、メタノールなどの溶媒中ギ酸アンモニウムおよび活性炭上パラジウムの存在下で70℃付近の温度において、Ra=Clを有する化合物(D)(市販の化合物)の水素添加分解によって、P.FrancavillaおよびF.Lairia(Journal of Heterocyclic Chemistry;1971年;415頁)によって記載されたように得ることができる。
【0110】
【化42】
【0111】
化合物(E)は、例えば、リン酸トリクロリド(オキシ塩化リン)と式(D)の化合物との反応によって得ることができる。この反応は、例えば、マイクロ波下で密封管中、150℃付近の温度で行われる。
【0112】
【化43】
【0113】
化合物(G)は、例えば、式(F)の3−アミノ−4−ニトロベンゼンチオールと式(E)の化合物との反応によって得ることができる。式(F)の化合物は、溶媒(N,N−ジメチルホルムアミドなど)中水素化ホウ素ナトリウムの存在下、20℃付近の温度でin situでの還元によって得られる。
【0114】
【化44】
【0115】
【化45】
が二重結合を表すような化合物(H”)は、例えば、メタノールなどの溶媒中酢酸の存在
下
で70℃付近の温度において、式(G)の化合物に対する鉄(0)による還元によって
得ることができる。
【0116】
【化46】
が単結合を表すような化合物(H’)は、例えば、酢酸の存在下、20℃付近の温度で、式(G)の化合物に対する亜鉛(0)による還元によって得ることができる。
【0117】
特に、一般式(1a’)および(1a”)のカルバメートは、特に、プロトン溶媒(メタノールなど)中酢酸の存在下で80℃付近の温度において、それぞれ、式(H’)および(H”)の3,4−ジアミノフェニルスルフィドおよび式(J)の擬似チオ尿素を用いる以外は、特に、特許WO03028721A2に記載されたとおりに調製することができる。
【0118】
特に、式(1b’)および(1b”)のベンゾイミダゾールは、例えば、1−メチル−2−ピロリジノンなどの非プロトン溶媒存在下で、それぞれ、式(R)のアミンNHR1R2(R1およびR2は上記に定義されたとおりである)と式(1a’)および(1a”)のカルバメートとの反応によって調製することができる。この反応は、例えば、マイクロ波下で密封管中、120℃付近の温度で行われる。
【0119】
特に、一般式(1c’)および(1c”)の2−アミノベンゾイミダゾールは、例えば、エタノールなどのプロトン性溶媒の存在下で、臭化シアンとそれぞれ式(H’)および(H”)の化合物との反応によって調製することができる。この反応は、80℃付近の温度で行われる。
【0120】
特に、式(1d’)および(1d”)の一般カルバメートは、例えば、テトラヒドロフランなどの溶媒中炭酸水素ナトリウムなどの塩基の存在下で20℃付近の温度において、それぞれ一般式(1c’)および(1c”)の化合物に対する式(O)(X=Cl)のクロロカーボネートによる反応によって得ることができる。
【0121】
特に、カルボキサミド(1e’)および(1e”)は、それぞれ、一般式(1c’)および(1”)のアミンから
−例えば、ピリジンなどの溶媒存在下で20℃付近の温度において、アミン(1c’)および(1c”)と式(P)(X=Cl)の酸クロリドとの反応によって、
−例えば、ピリジンなどの溶媒存在下で20℃付近の温度において、アミン(1c’)および(1c”)と式(P)(X=OCOR7)の酸無水物との反応によって、
−1−ヒドロキシ−ベンゾトリアゾールおよび1−(3−ジメチルアミノプロピル)−3−エチルカルボジイミドの存在下およびトリエチルアミンなどの塩基存在下で40℃付近の温度において、例えば、D.D.DesMarteau;V.Montanari(Chem Lett、2000年(9)、1052頁)によって記載された条件下で、アミン(1c’)および(1c”)と式(P)(X=OH)の酸とのカップリングによって
得ることができる。
【0122】
スキーム2:式(2a’)、(2b’)、(2c’)、(2d’)、(2a)’、(2b’)、(2c’)、(2d’)のベンゾチアゾール誘導体の合成
【0123】
【化47】
【0124】
上記スキーム2において、置換基Ra、R1およびR2は、式(I’)および(I”)の生成物に対して上記に示された意味を有し、式(O)、(L1)、(M1)および(2a’)/(2a”)の化合物における置換基R6は、(NR3R4(−(CH
2)
n−NR3R4基)、アルコキシ、ヒドロキシル、ヘテロシクロアルキル、フェニルまたは−(CH
2)
n−フェニル基で置換されていてもよい)アルキル基を表し、ここで、フェニルは置換されていてもよく、nは1から4の整数を表し、OR6は、式(I’)および(I”)の生成物に対して上記に定義されたとおりのRの対応する意味を表す。式(M3),(L3)、(P)および(2c’)/(2c”)の化合物における置換基R7は、(自体が置換されていてもよい、NR3R4、アルコキシもしくはヒドロキシル基またはフェニル、ヘテロアリールもしくはヘテロシクルアルキル基で置換されていてもよい)シクロアルキル基またはアルキル基を表す。
【0125】
上記スキーム2において、一般式(2a”)、(2b”)、(2c”)および(2d”)のベンゾチアゾールならびに一般式(2a’)、(2b’)、(2c’)および(2d’)のこれらの還元類似体は、2−アミノ−1,3−ベンゾチアゾール−6−イルチオイソシアネート(K)(市販の化合物)から調製することができる。
【0126】
【化48】
【0127】
一般式(L1)のカルバメートは、例えば、テトラヒドロフランなどの溶媒中炭酸水素ナトリウムなどの塩基存在下で20℃付近の温度において、2−アミノ−1,3−ベンゾチアゾール−6−イルチオシアネート(K)に対する式(O)(X=Cl)のクロロカーボネートによる反応によって得ることができる。
【0128】
【化49】
【0129】
一般式(L2)の化合物は、例えば、テトラヒドロフランなどの非プロトン性溶媒存在下で20℃付近の温度において、式(L1)(R6=フェニル)のカルバメートと式(R)(R1およびR2は上記定義されたとおり)のアミンNHR1R2との反応によって得ることができる。
【0130】
尿素(2b’)および(2b”)は、例えば、尿素(L2)がアミンとタイプ(L1)のカルバメートとの反応によって得られるのと同様に、それぞれ、カルバメート(2a’)および(2a”)(R6=フェニル)から得ることができる。
【0131】
【化50】
【0132】
一般式(L3)の化合物は、例えば、
−例えば、ピリジンなどの溶媒存在下で20℃付近の温度において、式(P)(X=Cl)の酸クロリドと2−アミノ−1,3−ベンゾチアゾール−6−イルチオシアネート(K)との反応によって、
−例えば、ピリジンなどの溶媒存在下で20℃付近の温度において、式(P)(X=OCOR7)の酸無水物と2−アミノ−1,3−ベンゾチアゾール−6−イルチオシアネート(K)との反応によって、
−1−ヒドロキシベンゾトリアゾールおよび1−(3−ジメチルアミノプロピル)−3−エチルカルボジイミドの存在下およびトリエチルアミンなどの塩基存在下で40℃付近の温度において、例えば、D.D.DesMarteau;V.Montanari(Chm Lett、2000年(9)、1052頁)によって記載された条件下で、2−アミノ−1,3−ベンゾチアゾール−6−イルチオシアネート(K)と式(P)(X=OH)の酸とのカップリングによって
得ることができる。
【0133】
カルボキサミド(L3)がアミン(K)のアシル化によって得ることができるのと同様に、カルボキサミド(2c’)および(2c”)は、それぞれ、アミン(2d’)および(2d”)から得ることができる。
【0134】
一般式(M1)、(M2)および(M3)の化合物は、例えば、エタノールなどの溶媒中炭酸二水素ナトリウムの存在下で80℃付近の温度において、DL−ジチオトレイトールによる一般式(L1)、(L2)、(L3)の化合物の還元によって得ることができる。
【0135】
一般式(N)の化合物は、N,N−ジメチルホルムアミドなどの溶媒中トリエチルアミンなどの塩基存在下で95℃付近または20℃から95℃の温度において、式(2d’)および(2d”)のアミノ誘導体を直接得るために、例えば、水素化ホウ素ナトリウムによる式(K)の化合物の還元によってインサイチュー(in situ)で調製することができる。
【0136】
特に、一般式(2d’)および(2d”)のベンゾチアゾールは、ジクロロメタンなどの溶媒中20℃付近の温度において、例えば、トリフルオロ酢酸との反応によって式(2a’)および(2a”)(R6=t−ブチル)のカルバメートからそれぞれ調製するもことができる。
【0137】
相互に、一般式(2a’)および(2a”)のベンゾチアゾールは、例えば、テトラヒドロフランなどの溶媒中炭酸水素ナトリウムなどの塩基存在下で20℃付近の温度において、式(O)(X=Cl)のクロロカーボネートとの反応によって、それぞれ、式(2d’)および(2d”)のベンゾチアゾールから調製するもことができる。
【0138】
特に、一般式(2a”)、(2b”)、(2c”)および(2d”)のベンゾチアゾールならびに一般式(2a’)、(2b’)、(2c’)および(2d’)のこれらの還元類似体は、例えば、
1)N,N−ジメチルホルムアミドなどの溶媒中およびトリエチルアミンなどの塩基の存在下で95℃付近あるいは50℃から95℃の温度において、式(E)の化合物と、(水素化ホウ素ナトリウムによる誘導体(L1)、(L2)、(L3)および(K)の還元によってインサイチューで生成させた誘導体(M1)、(M2)および(M3)ならびに(N)とのカップリングによって、
2)または、N,N−ジメチルホルムアミドなどの溶媒中水素化ホウ素ナトリウムの存在下およびトリエチルアミンなどの塩基存在下で95℃付近の温度において、単離誘導体(M1)、(M2)および(M3)と式(E)の化合物とのカップリングによって、
3)または、トルエンなどの溶媒中n−トリブチルホスフィン、カリウムt−ブトキシド、トリス(ジベンジリデンアセトン)−ジパラジウム(0)およびビス(2−ジフェニルホスフィノフェニル)エーテルの存在下で110℃付近の温度において、例えば、U.Schopferら(Tetrahedron、2001年、57、3069頁)によって記載された条件下で、単離誘導体(M1)、(M2)および(M3)と式(E)の化合物とのカップリングによって、
4)または、エタノールなどの溶媒中DL−ジチオトレイトールおよび炭酸二水素ナトリウムの存在下で80℃付近の温度において、式(E)の化合物と、(誘導体(L1)、(L2)、(L3)および(K)の還元によりインサイチュウーで生成させた)誘導体(M1)、(M2)および(M3)ならびに(N)とのカップリングによって
のいずれかで、調製することができる。
【0139】
還元条件1)および2)は、
【0140】
【化51】
が単結合または二重結合を表すような式(2a)、(2b)、(2c)および(2d)の生成物を与えることができ、一方、条件3)および4)は、
【0141】
【化52】
が二重結合を表すような式(2a)、(2b)、(2c)および(2d)の生成物を与えることができる。
【0142】
スキーム3:式(E)のトリアゾロピリダジン誘導体を合成するための他の経路
【0143】
【化53】
【0144】
上記スキーム3において、置換基Ra、R1およびR2は、式(I’)および(I”)の生成物に対する上記に示された意味を有する。置換基R7は、アルキルまたはシクロアルキル基を表す。
【0145】
置換基R8は、
−(塩素原子、ヒドロキシル基またはそれ自体置換されていてもよいヘテロシクロアルキル基で置換されていてもよい)アルキル基、
−またはシクロアルキル基
のいずれかを表す。
【0146】
式(E)の化合物は、例えば、市販の式(S)の3,6−ジクロロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−b]ピリダジンから上記スキーム3で示されたように得ることができる。
【0147】
特に、式(E)(RaはOR8基を表す。)の化合物は、N,N−ジメチルホルムアミドなどの溶媒中80℃付近の温度において、式(U)のアルコキシドによる3,6−ジクロロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−b]ピリダジン(S)の処理によって得ることができる。
【0148】
特に、式(E)(RaはNR1R2基を表す。)の化合物は、N,N−ジメチルホルムアミドなどの溶媒中20℃付近の温度において、式(R)のアミンによるまたはNR1R2がNH
2である場合は、密封管においてジオキサンなどの溶媒中70℃から90℃の温度において、アンモニア水による、3,6−ジクロロ[1,2,4]トリアゾロ−[4,3−b]ピリダジン(S)の処理によって得ることができる。
【0149】
特に、式(E)(RaはNHCOR7基を表す)の化合物は、一般式(L3),(1e’)および(1e”)の化合物に対して記載されたように、一般式(E)(Ra=NH
2)の化合物と、式(P)の化合物との反応によって得ることができる。
【0150】
特に、式(E)(Raはアリールまたはヘテロアリール基を表す。)の化合物は、例えば、
−例えば、N,N−ジメチルホルムアミドなどの溶媒中水酸バリウム八水和物および
(1,1’−ビス(ジフェニルホスフィノ)−フェロセン)ジクロロパラジウム(II)の存在下で80℃付近の温度において、式(V)(R’=H)のボロン酸から、
−または、代わりに、例えば、1,2−ジメトキシエタンなどの溶媒中パラジウムジクロロビス(トリフェニルホスフィン)の存在下および1N水酸化ナトリウムなどの塩基の存在下で80℃付近の温度において、式(V)のボロン酸エステルから
得ることができる。
【0151】
スキーム4:式(2d”)の2−アミノベンゾチアゾール誘導体を合成するための他の経路
【0152】
【化54】
【0153】
上記スキーム4によれば、一般式(2d”)の2−アミノベンゾチアゾールは、ジメチルスルホキシドなどの溶媒中炭酸カリウムの存在下で、式(M2)の化合物および式(E)の化合物から調製することもできる。この反応は、例えば、マイクロ波下で、190℃付近の温度で約10分間行われる。式(2d”)の得られた化合物において、置換基Rcは、水素原子あるいは窒素原子を介して結合していないヘテロアリール基あるいはフェニル基を表し、これらの基は、置換基Raに対して上記に示されたとおり、置換されていてもよい。
【0154】
スキーム5:式(2e’)および(2e”)のベンゾチアゾール誘導体の合成
【0155】
【化55】
【0156】
上記スキーム5によれば、一般式(2e’)および(2e”)のベンゾチアゾールは、式(2a’)および(2a”)からそれぞれ調製することができる。
【0157】
上記スキーム5において、置換基OR6は、好ましくはO−t−ブチルを表す。置換基R9は、(アルコキシ、ヘテロシクロアルキルまたはNR3R4基(R3およびR4は上記に定義されたとおり)で置換されていてもよい)アルキル基またはシクロアルキル基を表す。
【0158】
【化56】
【0159】
一般式(T’)および(T”)のカルバメートは、N,N−ジメチルホルムアミドなどの溶媒中水素化ナトリウム存在下で20から90℃の温度において、一般式(2a’)および(2”a)(R6=tBu)のカルバメートと、好ましくは、例えば、式(W)のアルキルハライドとの反応によってそれぞれ得ることができる。
【0160】
一般式(2e’)および(2e”)のベンゾチアゾールは、式(T’)および(T”)の化合物を介して、式(L1)(好ましくは、ここで、R6=tBu)の化合物から調製することもできる。
【0161】
特に、一般式(2e’)および(2e”)の化合物は、ジクロロメタンなどの溶媒中20℃付近の温度において、例えば、トリフルオロ酢酸による、単離化合物(T’)および(T”)の処理によってそれぞれ得ることができる。
【0162】
代わりに、一般式(2e”)の化合物は、例えば、エタノールなどの溶媒中DL−ジチオトレイトールおよび炭酸二水素ナトリウムの存在下で80℃付近の温度において、インサイチューで形成された化合物(T”)を介して、式(L4)および(E)の化合物の反応、場合によってその後、必要に応じて20℃でトリフルオロ酢酸によるインサイチューでの処理によって直接得ることができる。
【0163】
【化57】
【0164】
一般式(L4)のカルバメートは、N,N−ジメチルホルムアミドなどの溶媒中水素化ナトリウムの存在下で20から90℃の温度において、一般式(L1)のカルバメートと、例えば、式(W)のハロゲン化アルキルとの反応によって得ることができる。
【0165】
スキーム5:式(2e’)および(2e”)のベンゾチアゾール誘導体の合成
【0166】
【化58】
【0167】
代わりに、上記スキーム5aによって、一般式(2e”)のベンゾチアゾールは、例えば、エタノールなどの溶媒中DL−ジチオトレイトールおよび炭酸二水素ナトリウムの存在下で80℃付近の温度において、式(L6)および式(E)の化合物から調製することができる。
【0168】
一般式(2e’)のベンゾチアゾールは、化合物(I”)から化合物(I’)を調製するために以下に記載された方法によって、式(2e”)の化合物から調製することができる。
【0169】
式(L6)の化合物は、例えば、テトラヒドロフランなどの溶媒中20℃付近の温度において、NH2R9誘導体による処理によって2−ブロモベンゾチアゾール誘導体(L5)から調製することができる。
【0170】
置換基R9は、(アルコキシ、ヘテロシクロアルキルまたはNR3R4(R3およびR4は上記に定義されたとおり)で置換されていてもよい)アルキルまたはシクロアルキルを表す。
【0171】
式(L5)の化合物は、例えば、J.Med.CHem.2006年、46、6819−6832頁において、Jagabandhu Dasらによって記載された方法に従って、アセトニトリルなどの溶媒中0−20℃付近の温度において、亜硝酸アルキルおよび臭化第一銅による処理によって、2−アミノ−1,3−ベンゾチアゾール−6−イルチオシアネート(K)(市販の化合物)から調製することができる。
【0172】
スキーム6 式(I’)の還元誘導体を合成するための他の経路
【0173】
【化59】
【0174】
上記スキーム6によれば、一般式(I’)のベンゾチアゾールは、例えば、エタノールなどの溶媒中80℃付近の温度において、水素化ホウ素ナトリウムによる還元によって、あるいは、酢酸の存在下で20℃付近の温度において、亜鉛(0)による還元によって、式(I”)の化合物から調製することもできる。
【0175】
代わりに、化合物(I’)は、スキーム2で上記されたとおり、インサイチューで化合物L1、L2、L3またはKの還元による中間体として得られたタイプM1、M2、M3またはNの化合物とのカップリングによって式(E’)の化合物から調製することもできる。タイプM1、M2またはM3の化合物は、単離して、(E’)とのカップリングのために使用することもできる。化合物(E’)は、還元によって、例えば、酢酸の存在下で20℃付近の温度において、亜鉛(0)による還元によって、式(E)の化合物から得ることができる。
【0176】
代わりに、化合物(I’)は、Wに対して上記に定義されたとおりの同じ性質の基W’への基Wの変換によって、およびスキーム2で定義された種類の反応:2a’/2a”および2c’/2c”への2d’/2d”の変換、2d’/2d”および2b’/2b”への2a’/2a”の変換によって他の化合物(I’)から調製することもできる。
【0177】
スキーム7:式(2f’)および(2f”)のベンゾチアゾールN−オキシド誘導体の合成
【0178】
【化60】
【0179】
上記スキーム7によれば、一般式(2f’)および(2f”)のベンゾチアゾールは、酢酸の存在下で20℃付近の温度において、例えば、過ヨウ素酸ナトリウムによる酸化によって、置換基WがNR3R4タイプ(R3およびR4は上記に定義されたとおりであり、R3およびR4はHと異なる。)の塩基官能基を含む式(2a’)および(2a”)の化合物からそれぞれ調製することができる。
【0180】
上記に定義されたとおりの一般式(I)の化合物において、硫黄Sは、当業者に知られている方法に従って、および必要に応じて、反応性と思われる基を適当な保護基で保護して、スルホキシドSOまたはスルホンSO
2に酸化することができる。
【0181】
式A、B、J、K、O、P、Q、R、S、U、VおよびWの出発物質の中で、一部は知られており、例えば、市販の生成物から出発して、商業的にまたは当業者に知られている通常の方法によってのいずれかで得ることができる。
【0182】
上記の本発明による方法を実施するために、副反応を避けるためにアミノ、カルボキシルおよびアルコールの官能基に保護基を導入することが必要であり得ることは、当業者にとって理解される。
【0183】
反応性官能基の保護の例について以下の非包括的な列挙を挙げることができる:
−ヒドロキシル基は、例えば、アルキル基(tert−ブチル、トリメチルシリル、tet−ブチルジメチルシリル、メトキシメチル、テトラヒドロピラニル、ベンジルまたはアセチルなど)で保護され得る。
【0184】
−アミノ基は、例えば、アセチル、トリチル、ベンジル、tert−ブトキシカルボニル、BOC、ベンジルオキシカルボニルもしくはフタルイミド基、またはペプチド化学で知られている他の基で保護され得る。
【0185】
酸官能基は、例えば、容易に切断できるエステル(ベンジルもしくはtert−ブチルエステルまたはペプチド化学で知られているエステルなど)で形成されたエステルの形態で保護され得る。
【0186】
使用され得る様々な保護基の一覧は、当業者に知られている文献、例えば、特許BF2499995に見いだされる。
【0187】
所望ならばおよび必要に応じて、式(I)の他の中間体または他の生成物を得るために、上記に示された方法で得られるような式(I)の中間生成物または生成物に、当業者に知られている1種以上の反応、例えば:
a)酸官能基のエステル化の反応、
b)酸官能基へのエステル官能基の鹸化の反応、
c)遊離またはエステル化カルボキシル官能基をアルコール官能基に還元する反応、
d)ヒドロキシル官能基へのアルコキシ官能基の、または代わりに、アルコキシ官能基へのヒドロキシル官能基の変換の反応、
e)保護反応性官能基によって担われ得る保護基の除去の反応、
f)対応する塩を得るための無機酸もしくは有機酸、または塩基による塩化の反応、
g)分割生成物へのラセミ体の分割の反応
を受けさせることも可能であり、
このように得られた前記式(I)の生成物は、任意の可能なラセミ、エナンチオマーおよびジアステオマーの異性体型であることが留意され得る。
【0188】
反応a)からg)は、当業者に知られている通常の条件、例えば、下記に示されたものの下で行うことができる。
【0189】
a)上記生成物は、必要に応じて、当業者に知られている通常の方法によって行われ得るエステル化反応を、可能なカルボキシル官能基上で受けることができる。
【0190】
b)上記生成物の酸官能基へのエステル官能基の可能な変換は、必要に応じて、当業者に知られている通常の条件下、特に、例えば、アルコール性媒体中(例えば、メタノール中)水酸化ナトリウムもしくは水酸化カリウムによるまたは代わりに塩酸もしくは硫酸による、酸またはアルカリ加水分解によって行うことができる。
【0191】
鹸化反応は、例えば、メタノールもしくはエタノール、ジオキサンまたはジメトキシエタンなどの溶媒中水酸化ナトリウムまたは水酸化カリウムの存在下で当業者に知られている通常の方法によって行うことができる。
【0192】
c)上記の生成物の可能な遊離またはエステル化カルボキシル官能基は、必要に応じて、当業者に知られている方法を介してアルコール官能基に還元され得る:可能なエステル化カルボキシル官能基は、必要に応じて、当業者に知られている方法によって、特に、溶媒、例えば、テトラヒドロフラン、またはジオキサンもしくはエチルエーテル中水素化アルミニウムリチウムによって、アルコール官能基に還元され得る。
【0193】
上記の生成物の可能な遊離カルボキシル官能基は、必要に応じて、特に水素化ホウ素によって、アルコール官能基に還元され得る。
【0194】
d)上記の生成物の特にメトキシなどの可能なアルコキシ官能基は、必要に応じて、当業者に知られている通常の条件下で、例えば、例えば、塩化メチレンなどの溶媒中三臭化ホウ素によって、ピリジン塩酸塩もしくは臭化水素酸塩によって、または代わりに、水中臭化水素酸もしくは塩酸によってまたは還流においてトリフルオロ酢酸によって変換され得る。
【0195】
e)保護基(例えば、上記に示されたもの)の除去は、当業者に知られている通常の条件下で、特に、酸(塩酸、ベンゼンスルホン酸またはパラ−トルエンスルホン酸、ギ酸またはトリフルオロ酢酸)によって行われる酸加水分解を介してまたは代わりに触媒水素化を介して行われ得る。
【0196】
フタルイミド基は、ヒドラジンで除去され得る。
【0197】
f)上記生成物は、必要に応じて、当業者に知られている通常の方法によって無機酸もしくは有機酸、または無機塩基もしくは有機塩基による塩化反応を受け得る:このような塩化反応は、例えば、アルコール(例えば、エタノールまたはメタノール)中塩酸、または代わりに、酒石酸、クエン酸もしくはメタンスルホン酸の存在下で行われ得る。
【0198】
g)上記の生成物の可能な光学的に活性な形態は、当業者に知られている通常の方法によってラセミ混合物の分割によって調製され得る。
【0199】
上記に定義されたとおりの式(I)の生成物ならびに酸とのこれらの付加塩は、特に、上記に示されたとおりのこれらのキナーゼ阻害特性のために、有利な薬理学的特性を示す。
【0200】
本発明の生成物は、特に、腫瘍を治療するために使用することができる。
【0201】
したがって、本発明の生成物はまた、通常使用される抗がん剤の治療効果を増加させ得る。
【0202】
これらの特性は、これらの治療的使用を正当化し、本発明の主題は、特に、薬剤として、上記に定義されたとおりの式(I)の生成物であって、前記式(I)の生成物が、任意の可能なラセミ、エナンチオマーおよびジアステオマーの異性体型である式(I)の生成物、ならびに前記式(I)の生成物の薬学的に許容される無機酸および有機酸、または薬学的に許容される無機塩基または有機塩基との付加塩である。
【0203】
本発明の主題は、特に、薬剤としての、以下の式:
−メチル(6−{[6−(4−フルオロフェニル)[1,2,4]トリアゾロ[4,3−b]ピリダジン−3−イル]スルファニル}−1,3−ベンゾチアゾール−2−イル)カルバメート
−6−{[6−(4−フルオロフェニル)[1,2,4]トリアゾロ[4,3−b]ピリダジン−3−イル]スルファニル}−1,3−ベンゾチアゾール−2−アミン
−メチル(6−{[6−(4−フルオロフェニル)[1,2,4]トリアゾロ[4,3−b]ピリダジン−3−イル]スルファニル}−1H−ベンゾイミダゾール−2−イル)カルバメート
−1−(6−{[6−(4−フルオロフェニル)[1,2,4]トリアゾロ[4,3−b]ピリダジン−3−イル]スルファニル}−1H−ベンゾイミダゾール−2−イル)−3−(2−モルホリン−4−イルエチル)尿素
−6−{[6−(4−フルオロフェニル)[1,2,4]トリアゾロ[4,3−b]ピリダジン−3−イル]スルファニル}−1H−ベンゾイミダゾール−2−アミン
−1−(2−モルホリン−4−イルエチル)−3−[6−([1,2,4]トリアゾロ[4,3−b]ピリダジン−3−イルスルファニル)−1,3−ベンゾチアゾール−2−イル]尿素
−1−(6−{[6−(4−フルオロフェニル)[1,2,4]トリアゾロ[4,3−b]ピリダジン−3−イル]スルファニル}−1,3−ベンゾチアゾール−2−イル)−3−(2−モルホリン−4−イルエチル)尿素
−1−(2−[(2R,6S)−2,6−ジメチルモルホリン−4−イル]エチル}−3−(6−{[6−(4−フルオロフェニル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−b]ピリダジン−3−イル]スルファニル}−1,3−ベンゾチアゾール−2−イル)尿素
−2−モルホリン−4−イルエチル(6−{[6−(4−フルオロフェニル)[1,2,4]トリアゾロ[4,3−b]ピリダジン−3−イル]スルファニル}−1,3−ベンゾチアゾール−2−イル)カルバメート
−1−(6−{[6−(4−フルオロフェニル)[1,2,4]トリアゾロ[4,3−b]ピリダジン−3−イル]スルファニル}−1,3−ベンゾチアゾール−2−イル)−3−[2−(4−メチルピペラジン−1−イル)エチル]尿素
−N−(6−{[6−(4−フルオロフェニル)[1,2,4]トリアゾロ[4,3−b]ピリダジン−3−イル]スルファニル}−1,3−ベンゾチアゾール−2−イル)−4−モルホリン−4−イルブタンアミド
−1−[2−(ジエチルアミノ)エチル]−3−(6−{[6−(4−フルオロフェニル)[1,2,4]トリアゾロ[4,3−b]ピリダジン−3−イル]スルファニル}−1,3−ベンゾチアゾール−2−イル)尿素
−1−{6−[(6−メトキシ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−b]ピリダジン−3−イル)スルファニル]−1,3−ベンゾチアゾール−2−イル}−3−[2−(モルホリン−4−イル)エチル]尿素
−N−[6−({6−[(2−メトキシエチル)アミノ][1,2,4]トリアゾロ[4,3−b]ピリダジン−3−イル}スルファニル)−1,3−ベンゾチアゾール−2−イル]アセトアミド
−6−{[6−(4−フルオロフェニル)[1,2,4]トリアゾロ[4,3−b]ピリダジン−3−イル]スルファニル}−N−[2−(モルホリン−4−イル)エチル]−1,3−ベンゾチアゾール−2−アミン
−フェニル6−{[6−(4−フルオロフェニル)[1,2,4]トリアゾロ[4,3−b]ピリダジン−3−イル]スルファニル}−1,3−ベンゾチアゾール−2−イル)カルバメート
−1−{6−[(6−エトキシ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−b]ピリダジン−3−イル)スルファニル]−1,3−ベンゾチアゾール−2−イル}−3−[2−(モルホリン−4−イル)エチル]尿素
−1−{6−[(6−エトキシ−7,8−ジヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−b]ピリダジン−3−イル)スルファニル]−1,3−ベンゾチアゾール−2−イル)−3−[2−(モルホリン−4−イル)エチル]尿素
−N−[6−({6−[(2−メトキシエチル)アミノ][1,2,4]トリアゾロ[4,3−b]ピリダジン−3−イル}スルファニル)−1,3−ベンゾチアゾール−2−イル]シクロプロパンカルボキサミド
−1−(6−{[6−(4−フルオロフェニル)[1,2,4]トリアゾロ[4,3−b]ピリダジン−3−イル]スルファニル}−1,3−ベンゾチアゾール−2−イル)−3−[2−(4−オキシドモルホリン−4−イル)エチル]尿素
−6−{[6−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)[1,2,4]トリアゾロ[4,3−b]ピリダジン−3−イル]スルファニル}−1,3−ベンゾチアゾール−2−アミン
−1−(6−{[6−(4−フルオロフェニル)−7,8−ジヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−b]ピリダジン−3−イル]スルファニル}−1,3−ベンゾチアゾール−2−イル)−3−[2−(モルホリン−4−イル)エチル]尿素
−オキセタン−2−イルメチル(6−{[6−(4−フルオロフェニル)[1,2,4]トリアゾロ[4,3−b]ピリダジン−3−イル]スルファニル}−1,3−ベンゾチアゾール−2−イル)カルバメート
−N−{6−
[(6−メトキシ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−b]ピリダジン−3−イル)スルファニル]−1,3−ベンゾチアゾール−2−イル}シクロプロパンカルボキサミド
−N−(6−{[6−(4−フルオロフェニル)[1,2,4]トリアゾロ[4,3−b]ピリダジン−3−イル]スルファニル}−1,3−ベンゾチアゾール−2−イル)アセトアミド
−1−{6−[(6−メトキシ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−b]ピリダジン−3−イル)スルファニル]−1,3−ベンゾチアゾール−2−イル}−3−[2−(ピロリジン−1−イル)エチル]尿素
−6−[(6−エトキシ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−b]ピリダジン−3−イル)スルファニル]−1,3−ベンゾチアゾール−2−アミン
−6−{[6−(3−フルオロフェニル)[1,2,4]トリアゾロ[4,3−b]ピリダジン−3−イル]スルファニル}−1,3−ベンゾチアゾール−2−アミン
−1−シクロプロピル−3−{6−[(6−エトキシ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−b]ピリダジン−3−イル)スルファニル]−1,3−ベンゾチアゾール−2−イル}尿素
−N−(6−{[6−(4−フルオロフェニル)[1,2,4]トリアゾロ[4,3−b]ピリダジン−3−イル]スルファニル}−1,3−ベンゾチアゾール−2−イル)シクロプロパンカルボキサミド
−N−(6−{[6−(4−フルオロフェニル)−7,8−ジヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−b]ピリダジン−3−イル]スルファニル)−1,3−ベンゾチアゾール−2−イル)シクロプロパンカルボキサミド
−1−(6−{[6−(3−フルオロフェニル)[1,2,4]トリアゾロ[4,3−b]ピリダジン−3−イル]スルファニル)−1,3−ベンゾチアゾール−2−イル)−3−[2−(モルホリン−4−イル)エチル]尿素
に相当する生成物、
ならびに前記式(I)の生成物の薬学的に許容される無機酸および有機酸、または薬学的に許容される無機塩基および有機塩基との付加塩である。
【0204】
本発明はまた、活性成分として、少なくとも1種の上に定義されたとおりの式(I)の生成物またはこの生成物の薬学的に許容される塩もしくはこの生成物のプロドラッグ、および、必要に応じて、薬学的に許容される担体を含有する医薬組成物に関する。
【0205】
したがって、本発明は、活性成分として、少なくとも1種の上記に定義されたとおりの薬剤を含有する医薬組成物に及ぶ。
【0206】
本発明のこのような医薬組成物はまた、必要に応じて、他の抗分裂剤の活性成分、特に、タクソール、シスプラチン、DNA挿入剤などに基づくものなどを含有し得る。
【0207】
これらの医薬組成物は、皮膚および粘膜への局所塗布によって、または静脈内もしくは筋内注射によって、経口、非経口または局所投与され得る。
【0208】
これらの組成物は、固体または液体であってもよく、ヒトの医療において通常使用される任意の薬学的形態、例えば、単純な錠剤もしくは糖衣錠、丸薬、トローチ剤、ゲルカプセル、点滴薬、顆粒、注射製剤、軟膏、クリームまたはゲルであってもよい:これらは通常の方法によって調製される。活性成分は、それらにおいて、これらの医薬組成物に通常使用される賦形剤、例えば、タルク、アラビアゴム、ラクトース、デンプン、ステアリン酸マグネシウム、ココアバター、水性または非水性担体、動物または植物起源の脂肪物質、パラフィン誘導体、グリコール類、様々な湿潤剤、分散剤または乳化剤、および保存剤中に取り込まれてもよい。
【0209】
使用される生成物、治療される個体および問題の状態に依存する可変要素である、通常の投与量は、例えば、成人で1日当たり0.05から5g、または好ましくは1日当たり0.1から2gであり得る。
【0210】
本発明の主題はまた、プロテインキナーゼの活性を阻害する際の使用のための薬剤の調製のための、上記に定義されたとおりの式(I)の生成物、またはこれらの生成物の薬学的に許容される塩の使用である。
【0211】
本発明の主題はまた、プロテインキナーゼの活性の脱制御を特徴とする疾患の治療または予防における使用のための薬剤の調製のための上記に定義されたとおりの式(I)の生成物の使用である。
【0212】
このような薬剤は、特に、哺乳動物においる疾患の治療または予防における使用のためであり得る。
【0213】
本発明の主題はまた、上記に定義された使用であり、ここで、プロテインキナーゼは、プロテインチロシンキナーゼである。
【0214】
本発明の主題はまた、上記に定義された使用であり、ここで、プロテインチロシンキナーゼは、METまたはこの変異型である。
【0215】
本発明の主題はまた、上記に定義された使用であり、ここで、プロテインキナーゼは細胞培養中である。
【0216】
本発明の主題はまた、上記に定義された使用であり、ここで、プロテインキナーゼは、哺乳動物中である。
【0217】
本発明の主題は、特に、無制御増殖に関連した疾患の予防または治療における使用のための薬剤の調製のための上記に定義されたとおりの式(I)の生成物の使用である。
【0218】
本発明の主題は、特に、以下の群:血管増殖障害、線維性障害、「メサンギウム」細胞増殖障害、代謝障害、アレルギー、喘息、血栓症、神経系疾患、網膜症、乾癬、関節リウマチ、糖尿病、筋肉変性およびがんから選択される疾患の治療または予防における使用のための薬剤の調製のための上記に定義されたとおりの式(I)の生成物の使用である。
【0219】
したがって、本発明の主題は、最も詳細には、腫瘍学における疾患の治療または予防における使用のための、および特に、がんの治療における使用のための薬剤の調製のための上記に定義されたとおりの式(I)の生成物の使用である。
【0220】
これらのがんの中で、固形または液状腫瘍の治療、および細胞毒性薬に抵抗性であるがんの治療に重要である。
【0221】
本発明の前述の生成物は、特に、胃、肝臓、腎臓、子宮、結腸、前立腺および肺(NSCLCおよびSCLC)のがん、グリア芽腫、甲状腺、膀胱または乳房のがん、メラノーマ、リンパまたは脊髄造血器腫瘍、肉腫、脳、喉頭またはリンパ腺系のがん、骨がんおよび膵臓がんにおける原発腫瘍および/または転移の治療のために特に使用され得る。
【0222】
本発明の主題はまた、がん化学療法における使用のための薬剤の調製のための上記に定義されたとおりの式(I)の生成物の使用である。
【0223】
がん化学療法における使用のためのこのような薬剤は、単独でまたは組み合わせて使用され得る。
【0224】
本出願の生成物は、特に、単独で、または化学療法もしくは放射線療法と組み合わせて、または代わりに、例えば、他の治療剤と組み合わせて投与され得る。
【0225】
このような治療剤は、通常使用される抗がん剤であり得る。
【0226】
キナーゼ阻害剤として、ブチロラクトン、フラボピリドールおよび、オロムシンとしても知られている2(2−ヒドロキシエチルアミノ)−6−ベンジルアミノ−9−メチルプリンを挙げることができる。
【0227】
本発明の主題はまた、新規な産業上の生成物として、上記に定義されたとおりの式E’、M1、M2、M3およびNの合成中間体であり、以下が想起される:
【0228】
【化61】
[式中、R6は、(NR3R4(−(CH
2)
n−NR3R4基)、アルコキシ、ヒドロキシル、ヘテロシクロアルキル、フェニルまたは−(CH
2)
n−フェニル基で置換されていてもよい)アルキル基を表し、ここで、フェニルは置換されていてもよく、nは1から4の整数を表し、OR6は、上記に定義されたとおりのRの対応する意味を表し;R7は、(自体が上記に示されるように置換されていてもよい、NR3R4、アルコキシもしくはヒドロキシル基、またはフェニル、ヘテロアリールもしくはヘテロシクロアルキル基で置換されていてもよい)シクロアルキル基またはアルキル基を表し;Ra、R1、R2、R3およびR4は、上記に示された意味を有する)。