(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】5709334
(24)【登録日】2015年3月13日
(45)【発行日】2015年4月30日
(54)【発明の名称】LTE−ATDDシステムにおけるチャネル選択を行うPUCCHフォーマット1bでのリソース割り当て
(51)【国際特許分類】
H04W 72/04 20090101AFI20150409BHJP
H04W 72/12 20090101ALI20150409BHJP
【FI】
H04W72/04 136
H04W72/12 150
H04W72/04 111
【請求項の数】24
【全頁数】21
(21)【出願番号】特願2013-548417(P2013-548417)
(86)(22)【出願日】2011年12月20日
(65)【公表番号】特表2014-503150(P2014-503150A)
(43)【公表日】2014年2月6日
(86)【国際出願番号】US2011066312
(87)【国際公開番号】WO2012094151
(87)【国際公開日】20120712
【審査請求日】2013年7月17日
(31)【優先権主張番号】61/430,879
(32)【優先日】2011年1月7日
(33)【優先権主張国】US
(73)【特許権者】
【識別番号】591003943
【氏名又は名称】インテル・コーポレーション
(74)【代理人】
【識別番号】110000877
【氏名又は名称】龍華国際特許業務法人
(72)【発明者】
【氏名】ワン、ピン
(72)【発明者】
【氏名】チャタジー、デブディープ
(72)【発明者】
【氏名】フー、ジョン−カエ
【審査官】
石原 由晴
(56)【参考文献】
【文献】
3GPP TS 36.213 V10.0.1,2010年12月28日,pages 84-93
【文献】
MediaTek Inc.,Resource Allocation for PUCCH Format 1b with Channel Selection in Carrier Aggregation,3GPP TSG RAN WG1 Meeting #63 R1-106005,2010年11月 9日
【文献】
Pantech,PUCCH resource allocation with SORTD for channel selection,3GPP TSG RAN1 #63 R1-106054,2010年11月 9日
【文献】
Samsung,UL HARQ-ACK Multiplexing: Mapping for 4 Bits,3GPP TSG RAN WG1 #62 R1-104577,2010年 8月17日
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H04B 7/24−7/26
H04W 4/00−99/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
一次セル(PCell)から1以上の同期信号を受信する段階と、
二次セル(SCell)のための動作指示を受信する段階と、
前記SCellにおける物理下り回線共有チャネル(PDSCH)送信を示す前記PCellにおける物理下り回線制御チャネル(PDCCH)送信を1以上の制御チャネル要素(CCE)中で受信する段階と、
前記1以上のCCEの第1CCEに基づいて、物理上り回線制御チャネル(PUCCH)リソースの割り当てを決定する段階とを備え、
前記第1CCEは、前記SCellのPDSCHをスケジュールする前記PCellの任意の一つのPDCCHから選択され、2から4つのサブフレーム以内で送信される、
方法。
【請求項2】
前記PDCCH送信は、第1のPDCCH送信であり、
前記PUCCHリソースは、第1のPUCCHリソースであり、
少なくとも1つのCCEにおいて、送信電力制御(TPC)フィールドを含む下り回線制御情報を有する第2のPDCCH送信を前記SCellで受信する段階と、
第2のPUCCHリソースの割り当てを前記TPCフィールドに基づいて決定する段階とを更に含む、
請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記PDSCH送信は、第1のPDSCH送信であり、
前記PUCCHリソースは、前記PCell上の前記第1のPDSCH送信及び第2のPDSCH送信についてハイブリッド自動再送要求(HARQ)応答情報を含むための上り回線サブフレームである、
請求項1に記載の方法。
【請求項4】
前記割り当てを決定する段階は、
前記PUCCHリソースの割り当てを前記第1CCEの指標に基づいて決定する段階を有する、
請求項1に記載の方法。
【請求項5】
前記1以上のCCEは、関連付けられた複数の指標を有する複数のCCEを有し、
前記第1CCEの指標は、前記複数のCCEに関連づけられた前記複数の指標のうち最も低いものである、
請求項4に記載の方法。
【請求項6】
前記PUCCHリソースは、時分割二重化(TDD)ハイブリッド自動再送要求(HARQ)応答(ACK)情報のフィードバックのために提供される、
請求項1に記載の方法。
【請求項7】
前記PUCCHリソースは、上り回線スケジューリングリクエストのために提供される、
請求項1に記載の方法。
【請求項8】
前記PUCCHリソースは、上り回線サブフレームであり、
前記上り回線サブフレームにおいて、時分割二重化(TDD)ハイブリッド自動再送要求(HARQ)応答(ACK)情報を、2個、3個又は4個のいずれかの下り回線サブフレームのPDSCH送信のために、送信する、
請求項1に記載の方法。
【請求項9】
前記TDD HARQ ACK情報は、4個の下り回線サブフレームに含まれるPDSCH送信のための情報を含み、
前記4個の下り回線サブフレームの各々でPDCCH送信を受信する段階と、
前記4個の下り回線サブフレームの各々で受信された前記PDCCH送信に基づいて、前記上り回線サブフレーム中の4個のPUCCHリソースの割り当てを決定する段階と、
を含む請求項8に記載の方法。
【請求項10】
前記PUCCHリソースは、第1のPUCCHリソースであり、
前記PDCCH送信は、下り回線サブフレームにおいて受信された第1のPDCCH送信であり、
前記下り回線サブフレームの前記PCellで第2のPDCCH送信を受信して、前記PCellのPDSCH送信をスケジュールする段階と、
前記第2のPDCCH送信に基づいて、第2のPUCCHリソースの割り当てを決定する段階とを更に備える、
請求項1に記載の方法。
【請求項11】
第3世代パートナシッププロジェクト(3GPP)のリリース10ロングタームエボリューションアドバンスト(LTE−A)に準拠して実行される、
請求項1に記載の方法。
【請求項12】
前記PUCCHリソースは、チャンネル選択を伴うフォーマット1bを有する、
請求項11に記載の方法。
【請求項13】
前記PDCCH送信は、前記PCell上で行われる、
請求項1に記載の方法。
【請求項14】
無線ネットワークに用いられる装置であり、
二次セル(SCell)の物理下り回線共有チャネル(PDSCH)を示す物理下り回線制御チャネル(PDCCH)の第1制御チャネル要素(第1CCE)から、物理上り回線制御チャネル(PUCCH)リソース割り当てを決定する処理回路を備え、
一次セル(PCell)での1以上のPDCCH送信により、2から4個のPUCCHリソースが暗示的に示され、
前記第1CCEは、前記SCellのPDSCHをスケジュールする前記PCellの任意の1つのPDCCHから選択され、2から4個のサブフレーム内で送信される、
装置。
【請求項15】
無線インタフェースを更に備え、
前記無線インタフェースは、前記PCell及びSCellから下り回線サブフレームを受信する、
請求項14に記載の装置。
【請求項16】
下り回線通信において直交周波数分割多元接続(OFDMA)により動作し、上り回線通信において単一搬送波周波数分割多元接続(SC−FDMA)により動作するユーザ機器(UE)の一部である、
請求項15に記載の装置。
【請求項17】
前記SCellのPDCCH送信の下り回線制御情報中の送信電力制御フィールドを用いて、前記2から4個のPUCCHリソースのうち第1のPUCCHリソースを決定する、請求項14に記載の装置。
【請求項18】
前記PCellのPDCCH送信の第1制御チャネル要素(CCE)指標を用いて、前記2から4個のPUCCHリソースのうち第1のPUCCHリソースを決定する、
請求項14に記載の装置。
【請求項19】
前記ユーザ機器(UE)は、タッチスクリーンユーザインタフェースを有する、
請求項16に記載の装置。
【請求項20】
一次セル(PCell)及び二次セル(SCell)を備える無線ネットワーク中で用いられる装置であって、
ハイブリッド自動再送要求(HARQ)応答(ACK)情報の送信のために、上り回線サブフレームの1以上の物理上り回線制御チャネル(PUCCH)リソースを、前記PCellの1以上の物理下り回線制御チャネル(PDCCH)送信を用いて割り当てる、処理回路を備え、
前記1以上のPUCCHリソース中の第1のPUCCHリソースを、前記1以上のPDCCH送信中の第1のPDCCH送信を搬送する制御チャネル要素(CCE)の指標を用いて示し、2から4の間の個数の下り回線サブフレームが、前記上り回線サブフレームの割り当てられた前記PUCCHリソースを示すために用いられ、
前記CCEの前記指標は、前記SCellのPDSCHをスケジュールする前記PCellの任意の1つのPDCCHから選択され、2から4個のサブフレーム以内で送信される、
装置。
【請求項21】
前記第1のPDCCH送信は、第1の下り回線サブフレーム内で送信され、
前記装置は、前記第1の下り回線サブフレームの第2のPDCCH送信を用いて、前記複数のPUCCHリソースのうち第2のPUCCHリソースを示す、
請求項20に記載の装置。
【請求項22】
前記制御チャネル要素(CCE)は、第1CCEであり、
前記装置は、前記第1のPDCCH送信を搬送する第2CCEの指標を用いて、前記複数のPUCCHリソースのうち第2のPUCCHを示す、
請求項20に記載の装置。
【請求項23】
前記1以上のPDCCH送信は、前記PCell及び前記SCellの両方において行われる、
請求項20に記載の装置。
【請求項24】
前記PUCCHリソースのうち少なくとも1つは、前記SCellのPDCCH送信で送信されれる下り回線制御情報中のフィールドを用いて、明示的に示される、
請求項23に記載の装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
[優先権の主張]
本願は、2011年1月7日に提出され、発明の名称が「LTE−A−TDDシステムにおけるチャネル選択を行うPUCCHフォーマット1bでのリソース割り当て」である米国仮特許出願第61/430,879号の優先権を主張する。当該仮特許出願は、その全体が参照により本明細書に組み込まれる。
【背景技術】
【0002】
通信サービスの分野においては、固定型および移動型の端末を使用する加入者に対し、可能な限り効率よく、かつ、可能な限り低いコストでサービスを提供する必要が常にある。さらに、携帯型端末向けのアプリケーションが増加していることにより、高容量のデータを高速度で送信出来る無線システムの開発が加速している。より効率性が高く、より高い帯域幅の無線ネットワークの開発はその重要性が増しており、そのようなネットワークにおいていかにして効率性を最大化するかの課題が存在する。
【図面の簡単な説明】
【0003】
本願発明の実施形態の態様、特徴、および効果は、添付の図面を参照して以下の説明から明らかとなるであろう。図面においては、同様の要素には同様の参照符号が付されている。
【
図1】
図1は、様々な実施形態に係る例示的な無線ネットワークのブロック図である。
【
図2】
図2は、様々な実施形態に係る、例示的なリソース割り当て方法を示すフロー図である。
【
図3】
図3は、様々な実施形態に係るリソース割り当ての例を示す図である。
【
図4】
図4は、様々な実施形態に係るリソース割り当ての例を示す図である。
【
図5】
図5は、様々な実施形態に係るリソース割り当ての例を示す図である。
【
図6】
図6は、様々な実施形態に係るリソース割り当ての例を示す図である。
【
図7】
図7は、様々な実施形態に係るリソース割り当ての例を示す図である。
【
図8】
図8は、様々な実施形態に係るリソース割り当ての例を示す図である。
【
図9】
図9は、様々な実施形態に係るリソース割り当ての例を示す図である。
【
図10】
図10は、様々な実施形態に係るリソース割り当ての例を示す図である。
【
図11】
図11は、無線ネットワークで通信を行う例示的な無線システムを示すブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0004】
以下の詳細な説明では、ブロードバンドの無線広域ネットワーク(WWAN)に関連して本願発明の例示的な実施形態を説明するが、本願発明はそれら実施形態に限定されず、他のタイプの無線ネットワークへ適用することが出来、またその場合でも同様の効果を得ることが出来る。そのような他のネットワークの詳細な例としては、無線ローカルエリアネットワーク(WLAN)、無線パーソナルエリアネットワーク(WPAN)、および/または無線メトロポリタンエリアネットワーク(WMAN)などが挙げられ、これらに適宜適用可能である。さらに、直交周波数分割多重(OFDM)または直交周波数分割多元接続(OFDMA)を用いる無線ネットワークを参照し詳細な実施形態を説明するが、本願発明の実施形態はそれら実施形態に限定されず、例えば、単一搬送波周波数分割多元接続(SC−FDMA)または他のプロトコルを用いる単一搬送波通信チャネルを含む他の無線インタフェース、または上り回線(UL)および下り回線(DL)通信用の無線インタフェースを用いて適宜実装してもよく、またはこれらの通信インタフェースと適宜組み合わせられてもよい。
【0005】
以下に説明する本願発明の実施形態は、無線システムの送信機および受信機を含む様々な適用例において用いることが可能である。ただし、本願発明の実施形態は、それらに限定されない。本願発明の態様に含まれる無線システムは、詳細には、固定型または携帯型デバイス、中継局、ゲートウェイ、ブリッジ、ハブ、ルータ、ネットワークインタフェースカード(NIC)、ネットワークアダプタ、および他のネットワークデバイスを含むが、これらに限定されない。さらに、当該無線システムは、携帯無線電話システム、衛星システム、双方向無線システム、並びに、パーソナルコンピュータ(PC)、ネットブック、タブレット、関連周辺機器、携帯情報端末(PDA)、パーソナルコンピューティングアクセサリ、スマートフォンなどのハンドヘルド通信デバイス、および本願発明の実施形態の原理を適宜適用することが出来る性質的に関わりのある全てのシステムを含む、そのような無線システムを含むコンピューティングデバイスにおいて実装することが出来る。さらにそれぞれのシステムは、WWAN、WLAN、および/またはWPANなど2以上のタイプのネットワークが重なり合って併存する複数の異種ネットワーク上で多数の無線を用いて動作してもよい。
【0006】
詳細な説明において、「A/B」という表現は、AまたはBであることを示す。「Aおよび/またはB」という表現は、「A、B、またはAおよびB」であることを示す。「A、B、およびCの少なくとも1つ」という表現は、「A、B、C、AおよびB、AおよびC、BおよびC、またはA、B、およびC」であることを示す。また、「(A)B」という表現は、「B、またはAおよびB」であり、Aは任意選択的に用いられる要素であることを示す。
【0007】
図1を参照すると、本願発明の様々な実施形態に係る例示的な無線通信ネットワーク100は、コアネットワークまたはプロバイダネットワーク(PN)(110)と、1以上のイボルブド(evolved)ノードB(eNodeB)114、116と、携帯型および/または固定型の加入者を含む1以上のユーザ機器(UE)120〜126との間の無線アクセスを促すことが出来る何らかの無線システムであってよい。様々な実施形態において、eNodeB114および/または116は、固定局(例えば固定ノード)または移動局/ノードであってよい。代替的な実施形態において、中継ノード(図示せず)も、1以上のUE120〜126および/またはドナーeNodeBと通信を行ってもよい。さらに、多数のUE120〜126も、異種のネットワーク構成(図示せず)を介して、異なるタイプの無線ネットワークを含む1以上の他の無線ネットワーク100と通信を行ってもよい。
【0008】
ネットワーク100は、3rd Generation Partnership Project(3GPP)のLong Term Evolution(LTE)携帯電話ネットワーク、およびその発展型のLTE−Advanced(LTE−A)、電気電子技術者協会(IEEE)802.16携帯ブロードバンド無線アクセス(BWA)ネットワーク、IEEE 802.11 WLAN、または本願発明の実施形態の原理を適宜適用可能な他のタイプのネットワークなどの無線通信ネットワークであってよい。本明細書で用いられるように、「LTE−A」という用語は、バージョン10を含む、過去に存在した、現在存在する、または将来的に開発されるLTE基準のいずれかを指し得、またこれらに限定されない。
【0009】
本明細書でユーザ機器(UE)とは、加入者局(SS)、局(STA)、端末、移動局(MS)、アドバンスト移動局(AMS)、高スループット(HT)局(STA)、または超HT STA(VHT STA)などのプラットフォームであり得る。UE、端末、SS、MS、HT STA、およびVHT STAを含む様々な形態のプラットフォームは、互いに置き換えて利用可能であり、特定のプラットフォームについて言及したとしても、様々な実施形態において、他のプラットフォームを代替的に用いることが出来ないことを意味するものではない。eNodeBは、基地局(BS)、アドバンスト基地局(ABS)、アクセスポイント(AP)、ノード、またはノードBであってよい。さらにこれらの用語は、どの無線プロトコルが用いられるかに応じて概念的に互換的に使用可能であり、本明細書でeNodeBについて言及したとしてもそれは、様々な実施形態において、BS、ABS、またはAPについて言及したものとして見なすことも可能である。
【0010】
UE120〜126および/またはeNodeB114および/または116は、単一ユーザ多重入出力(SU−MIMO)、マルチユーザMIMO(MU−MIMO)、閉ループMIMO、開ループMIMO、または様々なタイプのスマートアンテナ処理を含む、様々な形態のMIMOで動作することが出来るMIMO送信システムを実装するよう複数のアンテナを含んでよい。また、UE120〜126、並びに/若しくはeNodeB114および/または116のそれぞれは、複数の入力アンテナ、および単一の出力アンテナ(MISO)を用いて構成してもよく、若しくは、単一の入力アンテナ、および複数の出力アンテナ(SIMO)を用いて構成してもよい。
【0011】
UE120〜126は、1以上の上り回線チャネルを介して1以上のeNodeB114および/または116へ何らかのタイプのチャネル情報(CSI)フィードバックを提供してもよく、eNodeB114および/または116は受信したCSIフィードバックに基づいて1以上のDLチャネルを調整してもよい。CSIフィードバックの正確性は、MIMOシステムの性能に影響を与える。CSIフィードバックはチャネル品質指標(CQI)、プリコーディング行列指標(PMI)、およびランク指標(RI)に関する情報を含んでよい。PMIはコードブック内のプリコーダについて言及するか、若しくは一意的に特定する。eNodeB114および/または116はPMIが言及するプリコーダに基づいてDLチャネルを調整してよい。
【0012】
ULチャネルおよびDLチャネルは、互いに共通の、または共通ではない1以上の周波数帯域と関連付けることが出来る。一実施形態において、周波数分割双方向(FDD)の構成において、ULチャネルは第1周波数帯域に位置付けられ、DLチャネルは、第2周波数帯域に位置付けられる。他の実施形態において、ULチャネルおよびDLチャネルは、時分割二重化(TDD)構成において、共通の周波数帯域に位置付けられる。さらに、各周波数帯域は互いに隣接していてもしていなくてもよい。各周波数帯域はさらに、ULチャネルとDLチャネルとで共有されてもされなくてもよい1以上のサブバンドに分割されてもよい。ULチャネルまたはDLチャネル(広帯域)の周波数サブバンド、搬送波、またはサブ搬送波のそれぞれ、1以上の統合されたサブバンド、若しくは1以上の周波数帯域は周波数リソースとも呼ばれる。
【0013】
図2は物理リソースブロック(PRB)、並びに、変調および符号化方式(MCS)などの物理上り回線制御チャネル(PUCCH)リソースの割り当て方法の例示的な実施形態を示す。本実施形態においては、複数のサービスするセルに対し複数の搬送波のキャリアアグリゲーションをサポートする時分割二重化(TDD)システムにおいて、ハイブリッド自動再送要求(HARQ)応答(ACK)/否定応答(NACK)情報のフィードバックに用いるチャネル選択を行うPUCCHフォーマットlbが用いられる。サービスするセルは、一次セル(PCell)および二次セル(SCell)を含み得るが、実施形態はこの場合に限定されず、1以上のサービスするセルが追加で含まれてもよい。例えば、追加のSCellが他の実施形態において加えられてもよい。
【0014】
TDDシステムは、周波数分割二重(FDD)により動作してもよく、若しくは、FDDにより動作するシステムと併存してもよい。TDDシステムは、2以上の搬送波のキャリアアグリゲーションをサポートする3GPP LTEまたはLTE−Aシステムであってもよく、若しくは2以上の搬送波を用いてTDD通信を行う他の無線システムであってもよい。チャネル選択を行うPUCCHフォーマットlbを用いる場合、それぞれが2ビットを伝送出来る4つの固有のPUCCHリソースからのチャネル選択を行って、4ビット以下の情報を送信してよい。
【0015】
TDDにより通信を行うUE120〜126並びに/若しくはeNodeB114および/または116などのLTEおよびLTE−Aデバイスに関して、PCellおよびSCellのサブフレーム数に対応するHARQ ACK/NACK情報は、下り回線アソシエーションセットに従って、ULサブフレームでUEによりeNodeBへ通信される。TDDに関する、そのような下り回線アソシエーションセット指標K:{k0,k1,...kM−1)を表1に示す。
【0017】
表1の下り回線アソシエーションセット指標の用い方の一例として、UL−DL構成1で(n=2;PUCCHを用いてHARQ ACK/NACK情報を送信するのに用いられるULサブフレームである)サブフレーム2関しては、物理下り回線共有チャネル(PDSCH)上でn−kサブフレーム(2つの要素を含む本例ではk=7または6)で前に送信され、関連付けられた物理下り回線制御チャネル(PDCCH)によりスケジューリングが行われた対応するDLデータは、自身のACK/NACKがサブフレームn(本例ではn=2)で送信されるようにする。これらの実施形態において1つのフレームあたり10のサブフレームがあるとすると、k=7に関しては、n−k=2+10(前のフレームから)−7=5となる。k=6に関しては、n−k=2+10(前のフレームから)−6=6となる。よってUL−DL構成1においては、前のフレームのサブフレーム5および6で送信されたPDSCHは、続くフレームのサブフレーム2でACK/NACK処理がされる。本例において、サブフレームn=2は、全ての構成においてULサブフレームである。他の例において、UL−DL構成4におけるサブフレーム3は、4つの要素を有する他のULサブフレームである。
【0018】
本願発明の実施形態は、表1に示すようなセットK内の要素数であるM=2、3、または4である場合のULサブフレームにおけるリソース割り当てを行う。UL−DL構成1のサブフレーム2に関しては、2つの要素が存在するのでM=2である。Mは、時間領域(つまりサブフレーム)のバンドリングのバンドリングウィンドウ(bundling window)のサイズと見なすことも出来る。
【0019】
チャネルへのリソース割り当ては、暗示的および/または明示的に行われてよい。暗示的なリソース割り当ては、異なる目的で送信される情報の転送によって意図されるリソース割り当てが推察されるときに行われ得る。暗示的なリソース割り当てを用いることにより、リソースを追加で用いることなくより多くの情報を転送することが可能となり、シグナリング処理の効率性が向上する。明示的なリソース割り当ては、リソース割り当ての転送に割り当てられたリソースを用いて意図されるリソース割り当てがシグナリングされるときに行われ得る。
【0020】
DLサブフレームの送信によって行われるUL送信へのリソース割り当てのシグナリングは、他の場合おいてはDLフレームまたはDLサブフレームで送信されるであろうビットを減らすべく暗示的なシグナリングを用いて効率的に示され、検知され、または決定されるので、消費電力、スループット、および遅延などの性能基準を向上させられる。さらに、DLサブフレームの送信によって行われるUL送信へのリソース割り当てのシグナリングは、DLで送信される既存のサブフレームのフィールドを用いて明示的に示すことが出来、これによって、DLサブフレームフォーマットを単純化することが出来、互換性を向上させられる。
【0021】
複数の実施形態において、チャネル選択を行うPUCCHフォーマットlbで用いられるリソース割り当て情報は、PDCCHによって伝送される。LTEまたはLTE−Aにおいて、チャネル選択を行うPUCCHフォーマットlbに用いられる変調は、2ビットの直角位相シフトキー(QPSK)を用いて行われる。他の実施形態においては、異なる変調方式および/またはビット数を用いてもよい。
【0022】
図2を参照すると、無線通信ネットワーク100において通信を行う例示的な方法200は、段階205において、UE3 124などのUEを、一次セル(PCell)内のeNodeB1 114などのeNodeBと関連付ける。UEとeNodeBとの関連付けは、UEがPCellとの時間および周波数に関する同期を行い、PCellの物理層セルアイデンティフィケーション(ID)を検出するセルサーチ手順を含みうる。セルサーチ手順は、DL送信において一次および二次同期信号をeNodeBからUEへ送信する段階を含んでよい。段階210において、UEは、二次セル(SCell)内のeNodeB2 116などeNodeBとの関連付けを行う。ここでUEは、動作指示を受けた後にSCellとの関連付けを行ってもよい。
【0023】
UEは段階215において、当該UEのPUCCHリソース割り当ての全て、若しくは少なくとも一部を決定してもよい。PCell上の対応するPDCCHの検出により示される、PCellおよび/またはSCell上で送信される複数のサブフレームで行われるPDSCH送信に関し、PUCCHリソースの数は、対応するPDCCHの、下り回線制御情報(DCI)の指定の送信に用いられる、最も低い、つまり第1の、制御チャネル要素(CCE)指標(nCCE)または(nCCE,m)の適切な関数を用いて暗示的に示され得る。3GPP LTEまたはLTE−Aにおいて制御チャネル要素指標は、PDCCHメッセージの一部または全てをマッピングすることが出来る1つのセットのリソース要素である。セット内に36のリソース要素が存在し得るが、他の実施形態ではそれより多くの、またはより少ないリソース要素が用いられてもよい。
【0024】
PUCCHリソースの数が段階220で示されてもよい。SCell上の対応するPDCCHの検出によって示されるSCell上のPDSCH送信に関して、対応するPDCCHのDCIにおける送信電力制御(TPC)フィールドを再利用し、4以下のPUCCHリソース値のうち1以上を示すことにより、1以上のPUCCHリソースを明示的に示してもよい。ここでPUCCHリソースの数、またはPUCCHリソース値は、媒体アクセス制御(MAC)層、無線リンク制御(RLC)層、および/またはパケットデータコンバージェンスプロトコル(PDCP)層を含んでよいより上位の層によって、無線リソース制御(RRC)シグナリング介してなどにより設定される。DLデータの受信および復号化に必要な情報、並びにスケジューラおよびHARQプロトコルを提供するのに用いられるUL制御情報をUEに関する情報と共にUE124などのUEへ提供する層1/層2(L1/L2)制御チャネル上で、DCIを転送してもよい。代替的な実施形態においては、TPCフィールド以外の追加または代替のフィールドを用いてPUCCHリソースの数を示す。
【0025】
図3は、様々な実施形態に係るPUCCHリソース割り当ての例を示す図である。一次セル(PCell)302および二次セル(SCell)304はそれぞれ、
図1のeNodeBl 114およびeNodeB2 116により用いられてよく、バンドリングウィンドウ300においてサブフレームバンドリングウィンドウサイズ(M)が4である複数のサブフレームは、PCell302およびSCell304で送信されてもよい。代替的な実施形態においては、より多くの、またはより少ないサブフレームを各バンドリングウィンドウで用いる。PCell302のバンドリングウィンドウ300は、DLサブフレーム310〜313を含み、SCell304は、サブフレーム320〜323を含む。PCell302およびSCell304はそれぞれ、帯域幅が1.4、3、5、10、または20メガヘルツ(MHz)であってよい1以上のコンポーネントキャリア(CC)を用いてよい。各CCは隣接していてもしていなくてもよい。
【0026】
図3において、DL上で2以下のCCを用いて、PCell上のPDSCHのスケジューリングを行うPDCCH332を用いて各DLサブフレームでスケジューリング情報を送信し、SCell上のPDSCHのスケジューリングを行うPDCCH334を用いてスケジューリング情報を送信する。これにより、4つのPUCCHリソースが1以上のULサブフレーム350でUL上で暗示的にスケジューリングされる。PDCCH、PDSCH、およびPUCCHは物理チャネルである。ここで、各物理チャネルは、情報および/またはデータの転送に用いられる時間−周波数グリッドにおけるリソース要素の1つのセットに対応する。
【0027】
PDCCHは転送フォーマット、DL−SCHに関するリソース割り当て、ページングチャネル(PCH)転送チャネル、および関連するHARQ情報などの情報を伝送出来る。PDSCHはユーザデータおよび他のシグナリング情報を伝送出来るDLチャネルである。他方、PUCCHは、DL送信およびULスケジューリングリクエストに応答し、チャネル品質指標(CQI)、応答(ACK)および否定応答(NACK)を含むUL制御情報をHARQに対して伝送出来る。
【0028】
複数の実施形態において、
図3に示すULリソース割り当ては、バンドリングウィンドウ300のサイズが4であり、かつ、搬送波間スケジューリングを行う2つの構成されたサービスするセルを含む、チャネル選択を行うPUCCHフォーマットlbによるTDD HARQ−ACK多重化へ適用される。
図3に示す実施形態において、ULサブフレーム350と関連付けられたバンドリングウィンドウ300のDLサブフレームで送信を行うことにより、2つから4つのPUCCHリソースを導出することが出来る。ここで、各PUCCHリソースは対応するPDSCH送信により示すことが出来る。例えば、第1PUCCHリソースは、第1下り回線サブフレーム310のPCell302上で送信される第1PDSCHによって示され、第2PUCCHリソースは、第2下り回線サブフレーム311のPCell302上で送信される第2PDSCHによって示され、このような処理により、4つのPUCCHリソースが示される。代替的な実施形態においては、より少ないPUCCHリソースが示される。
【0029】
図4に示す実施形態においては、PDCCHがPCell302およびSCell304上で送信される。
図4に示すULリソース割り当ては、バンドリングウィンドウ300のサイズが4であり、かつ、搬送波間スケジューリングを行わない2つの構成されたサービスするセルを含む、チャネル選択を行うPUCCHフォーマットlbによるTDD HARQ−ACK多重化へ適用される。ULに関し、2つから4つのPUCCHリソース割り当てが暗示的に示される。各PUCCHリソースは対応するPDSCH送信により暗示的に示すことが出来る。例えば、第1PUCCHリソースは、PCell302で送信される第1PDSCHによって示され、第2PUCCHリソースは、PCell302上で送信される第2PDSCHによって示され、このような処理により、各PUCCHリソースはPCell302および/またはSCell304上で送信されるPDSCHによって示され得る。
【0030】
図3および
図4において、4つのDLサブフレーム、つまりサブフレーム♯i〜サブフレーム♯i+3内でPCell302および/またはSCell304上のPDSCHのスケジューリングを行うべくPCell302上で送信されるPDCCHの最も低い制御チャネル要素(CCE)指標(NCCE)を用いてPUCCHリソースを割り当てることが出来、これにより、4つのPUCCHリソースが暗示的に示され得る。
【0031】
他の実施形態において、PUCCHリソースの数は、PCell302上のPDSCH送信のスケジューリングを行うべくPCell上で送信されるPDCCHにより暗示的に示され得、PUCCHリソースの数は、搬送波間スケジューリングを行う実施形態においては、SCell304上のPDSCH送信のスケジューリングを行うべくPCell上で送信されるPDCCHにより暗示的に示され得、若しくは、搬送波間スケジューリングを行わない実施形態においては、SCell304上のPDSCH送信のスケジューリングを行うべくSCell上で送信されるPDCCHにより示され得る。これにより、ULサブフレーム350に対する合計4つのPUCCHリソースを示す。
【0032】
図5に示すULリソース割り当ては、バンドリングウィンドウ300のサイズが3であり、かつ、搬送波間スケジューリングを行う2つの構成されたサービスするセルを含む、チャネル選択を行うPUCCHフォーマットlbによるTDD HARQ−ACK多重化へ適用されるULサブフレーム350と関連付けられたバンドリングウィンドウ300のDLサブフレームでの送信から、4つのPUCCHリソースを導出し得る。代替的な実施形態においては、より少ないPUCCHリソースが示されてもよい。
【0033】
図5において、2以下のDLコンポーネントキャリアを用いることが出来、全てのPDCCHがDLのPCell302上で送信される。SCell304上のPDSCHは、搬送波間スケジューリングを用いるPCell302上のPDCCHによりスケジューリングされる。本実施形態において、ULサブフレーム350に対し4つのPUCCHリソース割り当てが示される。LTE−A TDDのチャネル選択を行うPUCCHフォーマットlbによりリソース割り当てが行われる場合、ULリソースは、3つのDLサブフレーム内で、Cell302上で送信される、PCell上のPDSCHのスケジューリングを行うPDCCH332の第1の、または最も低いCCE指標(NCCE)を用いて割り当てられ、3つのPUCCHリソースが暗示的に示される。さらに、3つのDLサブフレーム内で、PCell302上で送信される、SCell上のPDSCHのスケジューリングを行うPDCCH334の第1の、または最も低いCCE指標(NCCE)は、もう1つのPUCCHリソースを暗示的に示し、合計4つのULリソースを提供することが出来る。
【0034】
図6に示すULリソース割り当ては、バンドリングウィンドウ300のサイズが3であり、かつ、搬送波間スケジューリングを行わない2つの構成されたサービスするセルを含む、チャネル選択を行うPUCCHフォーマットlbによるTDD HARQ−ACK多重化へ適用される。ULサブフレーム350と関連付けられたバンドリングウィンドウ300のDLサブフレームでの送信から、4つのPUCCHリソースを導出し得る。本実施形態において、それぞれ独立したスケジューリングにより、DLのPCell302およびDLのSCell304の両方でPDCCHが送信される。さらに、3つのDLサブフレーム内にPCell302上のPDSCHのスケジューリングを行うべく送信されるPDCCHの最も低い、または第1のCCE指標(NCCE)を用いてリソースを割り当て、暗示的に3つのPUCCHリソースを示すことが出来る。また、3つのDLサブフレーム内にPCell302上のPDSCHのスケジューリングを行うべく送信される任意のPDCCHの、次に最も低いNCCE+1を用いて、もう1つのPUCCHリソースを明示的に示すことが出来る。
【0035】
図7に示すULリソース割り当ては、バンドリングウィンドウ300のサイズが3であり、かつ、搬送波間スケジューリングを行わない2つの構成されたサービスするセルを含む、チャネル選択を行うPUCCHフォーマットlbによるTDD HARQ−ACK多重化へ適用される。ULサブフレーム350と関連付けられたバンドリングウィンドウ300のDLサブフレームでの送信から、4つのPUCCHリソースを導出し得る。PCell302上のPDSCH送信のスケジューリングを行うべくPCell上で送信されるPDCCHにより、1以上のPUCCHリソースを暗示的に示すことが出来、SCell304上のPDSCH送信のスケジューリングを行うべくSCell上で送信されるPDCCHを介して1以上のPUCCHリソースを示すことが出来る。これにより、ULサブフレーム350に対する合計4つのPUCCHリソースを示す。各PUCCHリソースは対応するPDSCH送信により暗示的に示すことが出来る。例えば、第1PUCCHリソースは、PCell302で送信される第1PDSCHによって示され、第2PUCCHリソースは、PCell302上で送信される第2PDSCHによって示され、このような処理により、各PUCCHリソースはPCell302および/またはSCell304上で送信されるPDSCHによって示され得る。
【0036】
ACK/NAKリソースインジケータ(ARI)ビットとしての3つのDLサブフレーム内のDLのSCell304のPDCCHに対応するDCIフォーマット内の送信電力制御(TPC)フィールドなどのフィールドを用いて、無線リソース制御(RRC)シグナリングを介してなど、より上位の層により構成されるPUCCHリソースを明示的に示してもよい。結果的に、3つのPUCCHリソースが暗示的に示され、加えてもう1つのPUCCHリソースが明示的に示される。これにより、ULサブフレーム350に対する合計4つのPUCCHリソースを示す。
【0037】
図8に示すULリソース割り当ては、バンドリングウィンドウ300のサイズが2であり、かつ、搬送波間スケジューリングを行う2つの構成されたサービスするセルを含む、チャネル選択を行うPUCCHフォーマットlbによるTDD HARQ−ACK多重化へ適用される。ULサブフレーム350と関連付けられたバンドリングウィンドウ300のDLサブフレームでの送信から、複数のPUCCHリソースを導出し得る。第3バンドリングウィンドウ300は、SCell304に関して搬送波間スケジューリングによりPCell上の2つのPDSCHのスケジューリングを行う2つのPDCCH332、および、SCell上の2つのPDSCHのスケジューリングを行う2つのPDCCH334を含む第1サブフレーム310および第2サブフレーム311を備える。
図8においてDLサブフレーム310、311に関しPCell上のPDSCHの送信のスケジューリングを行うPDCCH332およびSCell上のPDSCHの送信のスケジューリングを行うPDCCH334を用いて、ULサブフレーム350に関して3つのPUCCHリソースが暗示的に示され得る。他の実施形態においては、PUCCHリソースが暗示的または明示的に追加で示される。
【0038】
図9に示すULリソース割り当ては、バンドリングウィンドウ300のサイズが2であり、かつ、搬送波間スケジューリングを行わない2つの構成されたサービスするセルを含む、チャネル選択を行うPUCCHフォーマットlbによるTDD HARQ−ACK多重化へ適用される。一実施形態において、ULサブフレーム350と関連付けられたバンドリングウィンドウ300のDLサブフレームでの送信から、3つのPUCCHリソースを導出し得る。
【0039】
PUCCHリソースは、2つのDLサブフレーム内で、PCell302上で送信される、PCell上のPDSCHのスケジューリングを行うPDCCH332の第1の、または最も低いCCE指標(NCCE)を用いて割り当てられ、2つのPUCCHリソースが暗示的に示される。さらに、2つのDLサブフレーム内で、PCell302上で送信される、PCell上のPDSCHのスケジューリングを行うPDCCH332の次に最も低いNCCE+1を用いて、もう1つのPUCCHリソースを暗示的に示し、ULサブフレーム350に関し3つのPUCCHリソースが示され得る。他の実施形態においては、PUCCHリソースが暗示的または明示的に追加で示される。
【0040】
図10に示すULリソース割り当ては、バンドリングウィンドウ300のサイズが2であり、かつ、搬送波間スケジューリングを行わない2つの構成されたサービスするセルを含む、チャネル選択を行うPUCCHフォーマットlbによるTDD HARQ−ACK多重化へ適用される。ULサブフレーム350と関連付けられたバンドリングウィンドウ300のDLサブフレームでの送信から、3つのPUCCHリソースを導出し得る。本実施形態においては、ACK/NAKリソースインジケータ(ARI)ビットとして、2つのDLサブフレーム内のDLのSCell304のPDCCHに対応するDCIのTPCフィールドを用いて、ULサブフレーム350に関し、PUCCHリソースを明示的に追加で示すことが出来る。
図10において、PCell上のPDSCHのスケジューリングを行うPDCCH332によって暗示的に2つのPUCCHリソースが示され、かつ、PUCCHリソースがARIとしてのSCell上のPDCCHのTPCコマンドを再利用することにより明示的に追加で示される。これにより、ULサブフレーム350に対する合計3つのPUCCHリソースを示す。他の実施形態においては、PUCCHリソースが暗示的または明示的に追加で示される。
【0041】
図11を参照すると、無線通信ネットワーク100で用いられる装置1100は、上述した1以上の処理で説明されたような短縮された(abbreviated)帯域幅のリクエスト/認可を実行する論理を含む処理回路1150(例えば、回路、プロセッサ、およびソフトウェア、若しくはこれらの組み合わせ)を含んでよい。限定するわけではないが特定の実施形態においては、装置1100は一般的に、無線周波数(RF)インタフェース1110、および媒体アクセスコントローラ(MAC)/ベースバンドプロセッサ部1150を含んでよい。
図11の要素は、本明細書で説明する動作および方法を実装する手段を提供するように構成される。
【0042】
1つの例示的な実施形態において、RFインタフェース1110は、マルチキャリア変調信号を送受信するコンポーネントであるか、コンポーネントの組み合わせであってよい。ただし、本願発明の実施形態は、特定の無線(OTA)インタフェースまたは変調方式に何ら限定されない。RFインタフェース1110は、受信機1112、送信機1114、および周波数合成器1116などを含んでよい。インタフェース1110は所望される場合、バイアス制御器、水晶振動子、および/または1以上のアンテナ1118、1119を含んでよい。さらに、RFインタフェース1110は所望される場合、代替、または追加で、外部の電圧制御発振器(VCO)、弾性表面波フィルタ、中間周波数(IF)フィルタ、および/または無線(RF)フィルタを用いてよい。RFインタフェースの様々な設計、および動作が当技術分野では公知であるので、詳細な説明は省略する。
【0043】
処理部1150は受信/送信信号を処理するべくRFインタフェース1110と通信を行ってよく、受信信号をダウンコンバートするアナログ―デジタル変換器1152、および、送信信号をアップコンバートするデジタル―アナログ変換器1154、および所望される場合、各受信/送信信号の物理(PHY)リンク層処理を行うベースバンドプロセッサ1156などを含んでよい。また処理部1150は、媒体アクセス制御(MAC)/データリンク層処理を行う処理回路1159を含むか、またはこれにより構成されてもよい。
【0044】
特定の実施形態において、MAC処理回路1159はスケジューラ1180を、バッファメモリ(図示せず)などの追加の回路およびベースバンドプロセッサ1156と組み合わせて含んでもよく、上述した方法を実行するよう機能する。代替または追加で、ベースバンドプロセッサ1156は、MAC処理回路1159とは独立してこれらの処理を実行してもよい。MACおよびPHY処理は、所望される場合、単一の回路に統合されてもよい。
【0045】
装置1100は例えば、基地局、アクセスポイント、eNodeB、ハイブリッドコーディネータ、無線ルータ、若しくは、NICおよび/またはコンピューティングデバイスのネットワークアダプタを含む、UE、プラットフォーム、または端末などの固定型または携帯型のユーザ局であってもよい。したがって、装置1100の上述した機能および/または特定の構成は、適宜所望されるように含まれても省略されてもよい。
【0046】
装置1100の実施形態は、SISO、MISO、またはSIMOアーキテクチャを用いて実装してもよい。しかし
図11に示すように、特定の好ましい実装例は、空間多重化、空間分割多元接続(SDMA)、ビーム形成、および/または多重入出力(MIMO)通信技術により送信および/または受信を行うべく複数のアンテナ(1118、1119など)を含む。さらに本願発明の実施形態は、マルチキャリア符号分割多重化(MC−CDMA)、マルチキャリアダイレクトシーケンス符号分割多重化(MC−DS−CDMA)、OTAリンクアクセスを行う単一キャリア変調技術、または他の任意の、本願発明の実施形態の特徴と互換性のある変調または多重化方式を用いてもよい。
【0047】
以下の説明はさらに他の実施形態に関する。装置1100は、一次PCellおよび二次セルSCellを含む無線ネットワークにおいてPCellを用いる。装置1100は、PCellのPDSCHを用いてPUCCHリソースを割り当てる処理回路1150を備える。装置はさらに、PCellのPDCCH上で第1の、または最も低い制御チャネル要素指標を用いて、UE3 124などのUEに対してPUCCHリソースを示す。2つから4つのサブフレームを用いてPUCCHリソースが示される。装置1100はさらに、複数のDLサブフレームをPCellへ送信する無線インタフェース1110を備える。装置1100は、PUCCHリソースをUEへ割り当てる、2つのサービスするセルを用いるべくeNodeB2 116など他のeNodeBと通信を行うeNodeB1 114などeNodeBの一部であってもよい。
【0048】
さらに装置1100は、PDSCHでUEへDLサブフレームを送信することによりPUCCHリソース割り当てを行ってもよい。ここでPDSCHはPCell上のUEによるPDCCHの検出により示され、PUCCHリソースは、PDCCHの第1制御チャネル要素指標を用いて示される。UEはPCellおよびSCellによってサービスされることも出来る。さらにPDSCHは、搬送波間スケジューリングを用いてPCellによりSCell上でスケジューリングされてもよい。2つから4つのDLサブフレームを用いて、PDCCHの第1制御チャネル要素指標を示してもよい。さらに装置は、3GPP LTE−A Release 10に準拠して動作してもよい。
【0049】
加えて、eNodeBの一部であってもよい装置1100は、SCellのPDSCHのUEへDLサブフレームを送信することによりPUCCHリソース割り当てを行ってもよい。ここでPDSCHは、SCell上のUEによるPDCCHの検出により示され、PUCCHリソースは、PDCCH上で送信されるDCIのフィールドを用いて示される。PUCCHリソースはPCell上で用いるべくUEへ割り当てられてもよい。他の実施形態において、PUCCHリソースはPCell上のPDCCHの検出により暗示的に示されてもよい。さらにUEは、2つのコンポーネントキャリアを用いるPCellおよびSCellによってサービスされてもよい。またフィールドは、ACK/NACKリソースインジケータビットとして、3つのDLサブフレーム内のDLのSCellのPDCCHに対応するDCIのTPCフィールドであってもよく、このとき、TPCフィールドを用いて、PUCCHリソースを明示的に示してもよく、またこのときPUCCHリソースは、無線リソース制御(RRC)シグナリングを介してなど、より上位の層によって設定される。
【0050】
装置1100は一次セル(PCell)および二次セル(SCell)内で無線通信を行うように構成されてもよい。ここで、PCellおよびSCellは、
図1の無線通信ネットワーク100などの時分割二重化(TDD)無線ネットワークで、当該装置にサービスするセルとして構成される。装置1100は、無線ネットワークのPDSCHからPUCCHリソース割り当てを決定する処理回路1150を備えてもよい。ここでPUCCHリソースは、PCellおよびSCell上の2以上のPDSCHサブフレーム送信から導出される。本実施形態において、PUCCHを用いて、eNodeB1 114などのeNodeBへHARQ−ACK情報をフィードバックしてもよい。2つから4つのPUCCHリソースをPDSCHサブフレーム送信に関連付けることが出来る。さらにPUCCHリソースは、上り回線(UL)サブフレームと関連付けられる。ここで、装置によって暗示的および/または明示的に示される、または導出されるPUCCHリソースは、1つのULサブフレームでULシグナリングを行うべく装置へ提供される。他の実施形態においては、サブフレームが追加で提供される。本実施形態において、各PUCCHリソースはPDSCH上で送信されるサブフレームに関連付けられる。加えて、SCellのPDCCH上で送信される下り回線制御情報の送信電力制御(TPC)フィールドを用いて、1以上のPUCCHリソースを示すことが出来る。さらに本実施形態において、当該装置はUE、移動局、または端末の一部であってよい。
【0051】
装置1100は、
図1の無線通信ネットワーク100などの一次セル(PCell)および二次セル(SCell)を含む時分割二重化(TDD)無線ネットワークで無線通信を行ってもよい。装置1100は、PCellおよびSCell上の1以上のPDSCHサブフレーム送信からUEによって導出されるPUCCHリソースを、無線ネットワーク100のPDSCHを用いて割り当てる処理回路1150を備えてもよい。2つから4つのPUCCHリソースが、PDSCHサブフレーム送信と関連付けられてもよい。ここでPUCCHリソースは、PUCCH上の上り回線(UL)サブフレームと関連付けられる。ULサブフレームはPDSCHサブフレーム送信と同じフレームに含まれてもよく、または続くフレームに含まれてもよい。一実施形態において、各PUCCHリソースは、PDSCH上で送信されるサブフレームと関連付けられる。
【0052】
装置1100のコンポーネントおよび特徴は、別個の回路、特定用途向け集積回路(ASIC)、論理ゲート、および/または単一チップアーキテクチャなどから成る任意の組み合わせを用いて実装してよい。さらに装置1100の特徴は、マイクロコントローラ、プログラム可能論理アレイ、および/またはマイクロプロセッサなどを用いて実装されてよく、並びに/若しくは、適宜これらを組み合わせて実装されてもよい。ハードウェア、ファームウェア、および/またはソフトウェア要素は、総じて、若しくは個別に、「論理」または「回路」と呼ぶこともある。
【0053】
図11のブロック図に示す例示的な装置1100は、メモリデバイス、プロセッサ、並びに、ディスプレイおよび/またはタッチスクリーン、キーボード、および/または通信ポートなどのインタフェースと組み合わせられ得る多くの利用可能な実装例の機能を説明するための例でしかない。したがって、添付の図面に示されるブロックの機能の分割、省略、または統合は、本願発明の実施形態において、これらの機能を実装するハードウェアコンポーネント、回路、ソフトウェア、および/または要素がそのように分割、省略、または統合されてなければならないことを示唆するものではない。
【0054】
物理的に不可能でない限り、本発明者は、(i)本明細書で説明される方法を、あらゆる順序、および/またはあらゆる組み合わせで実行することが出来、並びにii)各実施形態のコンポーネントがいかなる方法で組み合わせられてもよいものと考えている。
【0055】
本願発明の実施形態は、任意の形態の処理コア上で実行される命令のセットを含んでもよく、若しくは、機械可読媒体で実装または実現されてもよい。機械可読媒体は、(コンピュータなどの)機械が読み取り可能な有形の形態で情報を格納または送信出来るメカニズムを有する。例えば、機械可読媒体は、読み取り専用メモリ(ROM)、ランダムアクセスメモリ(RAM)、磁気ディスク記憶媒体、光学記憶媒体、およびフラッシュメモリデバイスなどの製品を含む。加えて、機械可読媒体は、電気、光、音響、または他の形態の(搬送波、赤外線信号、デジタル信号などの)伝搬信号を含んでよい。
【0056】
本願発明の例示的な実施形態を説明したが、本願発明の態様から逸脱することなく多くの変形および修正を加えることが可能である。したがって、本願発明の実施形態は上述した特定の開示によって限定されなく、むしろ、以下の請求項、およびそれらの同等物の範囲によってのみ定められる。
以下に、本発明の実施形態の例を項目として示す。
[項目1]
物理上り回線制御チャネルリソース(PUCCHリソース)の割り当てを決定する方法であり、
一次セル(PCell)および二次セル(SCell)によりサービスされるユーザ機器(UE)により、物理下り回線共有チャネル(PDSCH)において下り回線サブフレームを受信する段階を備え、
PDSCHはPCellにおける物理下り回線制御チャネル(PDCCH)の検出により示され、
PUCCHリソースは、PDCCHの第1制御チャネル要素指標を用いて示される、方法。
[項目2]
PUCCHリソースは、時分割二重化(TDD)ハイブリッド自動再送要求(HARQ)応答(ACK)情報のフィードバックを行うべく提供される、項目1に記載の方法。
[項目3]
SCell上のPDSCHの搬送波間スケジューリングを用いる段階をさらに備える、項目2に記載の方法。
[項目4]
2つから4つのサブフレームを用いてPDCCHの第1制御チャネル要素指標が示される、項目2または3に記載の方法。
[項目5]
3rd Generation Partnership Project(3GPP)Release 10 Long Term Evolution Advanced(LTE−A)に準拠して実行される、項目1から4のいずれか1項に記載の方法。
[項目6]
物理上り回線制御チャネルリソース(PUCCHリソース)の割り当てを決定するユーザ機器(UE)であり、
二次セル(SCell)上の物理下り回線制御チャネル(PDCCH)の検出により示されるSCellの物理下り回線共有チャネル(PDSCH)において下り回線サブフレームを受信する受信手段を備え、
PUCCHリソースは、PDCCH上で送信される下り回線制御情報のフィールドを用いて示される、ユーザ機器。
[項目7]
PUCCHリソースはさらに一次セル(PCell)を用いて示される、項目6に記載のユーザ機器。
[項目8]
PUCCHリソースはPCell上で暗示的に示され、SCell上で明示的に示される、項目7に記載のユーザ機器。
[項目9]
2つのコンポーネントキャリアを用いる2つのセルからサービスされる、項目6から8のいずれか1項に記載のユーザ機器。
[項目10]
一次セル(PCell)および二次セル(SCell)を含む無線環境における物理下り回線共有チャネル(PDSCH)から物理上り回線制御チャネルリソース(PUCCHリソース)の割り当てを決定する処理回路を備え、
2つから4つのPUCCHリソースが、PCellおよびSCell上の1以上のPDSCH送信によりPUCCHに対して暗示的に示される、無線ネットワークで用いられる装置。
[項目11]
PCellおよびSCellから下り回線サブフレームを受信する無線インタフェースをさらに備える、項目10に記載の装置。
[項目12]
下り回線通信において直交周波数分割多元接続(OFDMA)により動作し、上り回線通信において単一搬送波周波数分割多元接続(SC−FDMA)により動作するユーザ機器(UE)の一部である、項目11に記載の装置。
[項目13]
物理下り回線制御チャネル(PDCCH)上で搬送される下り回線制御情報を用いてPUCCHリソースが決定される、項目10から12のいずれか1項に記載の装置。
[項目14]
イボルブドノードB(eNodeB)からPUCCHリソースを受信する、項目13に記載の装置。
[項目15]
PUCCHリソースは、PCell上の物理下り回線制御チャネル(PDCCH)の第1制御チャネル要素(CCE)指標を用いて示される、項目11から14のいずれか1項に記載の装置。
[項目16]
2つのコンポーネントキャリアを用いて動作する、項目11から15のいずれか1項に記載の装置。
[項目17]
ユーザ機器(UE)はタブレット、スマートフォン、ネットブック、ノートパソコン、または携帯デバイスの形態である、項目12に記載の装置。
[項目18]
一次セル(PCell)および二次セル(SCell)を含む無線ネットワークに用いられる装置であり、
PCellにおける物理下り回線共有チャネル(PDSCH)を用いて物理上り回線制御チャネルリソース(PUCCHリソース)を割り当てる処理回路を備え、
PCellの物理下り回線制御チャネル(PDCCH)上で第1制御チャネル要素指標を用いてPUCCHリソースが示され、
2つから4つのサブフレームを用いてPUCCHリソースが示される、装置。
[項目19]
PCellにおいて複数の下り回線サブフレームを送信する無線インタフェースをさらに備える、項目18に記載の装置。
[項目20]
PUCCHリソースをユーザ機器(UE)へ割り当てるべく、2つのサービスするセルを用いる他のイボルブドノードB(eNodeB)と通信を行うeNodeBの一部である、項目19に記載の装置。
[項目21]
一次セル(PCell)および二次セル(SCell)を含む無線ネットワークで用いられる装置であり、
物理上り回線制御チャネルリソース(PUCCHリソース)を割り当てる処理回路を備え、
SCellにおける物理下り回線制御チャネル(PDCCH)上で送信される下り回線制御情報の送信電力制御フィールドを用いてPUCCHリソースのうち1以上が示される、装置。
[項目22]
PUCCHリソースはイボルブドノードB(eNodeB)の上位層により構成される、項目21に記載の装置。
[項目23]
装置にハイブリッド自動再送要求(HARQ)応答(ACK)/否定応答(NACK)情報を送信するPUCCHリソースをユーザ機器(UE)に提供する、項目21または22に記載の装置。
[項目24]
時分割二重化(TDD)無線ネットワークの一次セル(PCell)および二次セル(SCell)において無線通信を行う装置であり、
無線ネットワークの物理下り回線共有チャネル(PDSCH)からの物理上り回線制御チャネルリソース(PUCCHリソース)の割り当てを決定する処理回路を備え、
PUCCHリソースは、PCellおよびSCell上の2以上のPDSCHサブフレーム送信から導出される、装置。
[項目25]
PUCCHを用いて、イボルブドノードB(eNodeB)へハイブリッド自動再送要求(HARQ)応答(ACK)情報をフィードバックする、項目24に記載の装置。
[項目26]
2つから4つのPUCCHリソースがPDSCHサブフレーム送信と関連付けられる、項目25に記載の装置。
[項目27]
PCellおよびSCellは装置にサービスするセルである、項目26に記載の装置。
[項目28]
PUCCHリソースは上り回線(UL)サブフレームと関連付けられる、項目24にから27のいずれか1項記載の装置。
[項目29]
PUCCHリソースのそれぞれがPDSCH上で送信されるサブフレームと関連付けられる、項目24から28のいずれか1項に記載の装置。
[項目30]
PUCCHリソースの1以上は、SCellの物理下り回線制御チャネル(PDCCH)上で送信される下り回線制御情報のフィールドを用いて示される、項目24から29のいずれか1項に記載の装置。
[項目31]
下り回線制御情報のフィールドは送信電力制御(TPC)フィールドである、項目30に記載の装置。
[項目32]
一次セル(PCell)および二次セル(SCell)を含む時分割二重化(TDD)無線ネットワークで無線通信を行う装置であり、
無線ネットワークの物理下り回線共有チャネル(PDSCH)を用いて物理上り回線制御チャネルリソース(PUCCHリソース)を割り当てる処理回路を備え、
PUCCHリソースはユーザ機器(UE)により、PCellおよびSCell上の1以上のPDSCHサブフレーム送信から導出される、装置。
[項目33]
2つから4つのPUCCHリソースがPDSCHサブフレーム送信と関連付けられる、項目32に記載の装置。
[項目34]
PUCCHリソースはPUCCH上の上り回線(UL)サブフレームと関連付けられる、項目32または33に記載の装置。
[項目35]
PUCCHリソースのそれぞれがPDSCH上で送信されるサブフレームと関連付けられる、項目32から34のいずれか1項に記載の装置。