【文献】
Bioorganic & Medicinal Chemistry Letters,2007年,17,814-818
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
N−(1−メチル−2−{[(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イルメチル)アミノ]メチル}−1H−インドール−5−イル)−4−[(2S)−テトラヒドロフラン−2−イルメトキシ]ベンズアミドまたはその塩。
4−(シクロプロピルメトキシ)−N−(2−{[(2−ヒドロキシ−2−メチルプロピル)アミノ]メチル}−1,4−ジメチル−1H−インドール−5−イル)ベンズアミドまたはその塩。
N−(1,4−ジメチル−2−{[(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イルメチル)アミノ]メチル}−1H−インドール−5−イル)−4−[(2S)−テトラヒドロフラン−2−イルメトキシ]ベンズアミドまたはその塩。
【実施例】
【0161】
本発明は、さらに以下の参考例、実施例、製剤例、実験例によって詳しく説明されるが、これらは本発明を限定するものではなく、また本発明の範囲を逸脱しない範囲で変化させてもよい。
以下の参考例、実施例中、「室温」は15ないし30℃を示し、有機層の乾燥には無水硫酸マグネシウムまたは無水硫酸ナトリウムを用いた。「%」は特記しない限り重量パーセントを意味する。
以下の参考例、実施例中で使われている、インドール中間体は、例えば、US2003/236251、Synlett、1998年、135〜136頁などを、アルキルアミン中間体は、例えば、WO2003/072554、WO2004/020434、特開2008−088120号公報などを参照して製造することができる。
【0162】
本明細書中で用いられている略号は下記の意味を示す。
Ac :アセチル
Me :メチル
Et :エチル
s :シングレット(singlet)
d :ダブレット(doublet)
t :トリプレット(triplet)
q :クァルテット(quartet)
dd :ダブルダブレット(doubledoublet)
dt :ダブルトリプレット(doubletriplet)
m :マルチプレット(multiplet)
br :ブロード(broad)
J :カップリング定数(coupling constant)
Hz :ヘルツ(Hertz)
CDCl
3:重クロロホルム
DMA :ジメチルアセトアミド
THF :テトラヒドロフラン
NMP :N−メチルピロリドン
DMF :N,N−ジメチルホルムアミド
DMSO :ジメチルスルホキシド
DMSO−d
6:重ジメチルスルホキシド
1H NMR:プロトン核磁気共鳴
FABMS(pos):高速原子衝撃質量分析法(Fast Atom Bombardment Mass Spectrometry)における(+)法で測定した質量スペクトル
【0163】
参考例1
エチル 5−({[4−(シクロプロピルメトキシ)フェニル]カルボニル}アミノ)−1H−インドール−2−カルボキシラート
4−(シクロプロピルメトキシ)安息香酸(576mg)、エチル 5−アミノ−1H−インドール−2−カルボキシラート(612mg)、1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド 塩酸塩(690mg)、1−ヒドロキシベンゾトリアゾール(551mg)およびN,N−ジメチルアミノピリジン(367mg)のDMF(20mL)溶液を室温で2時間撹拌した。反応溶液を酢酸エチルで抽出し、重曹水ならびに飽和食塩水で洗浄した後に、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧下にて溶媒を留去した。得られた残渣(褐色固体)を少量の酢酸エチルを用いて洗浄し、表題化合物820mg(収率72%)を得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d
6) δ:0.30 - 0.40 (2 H, m), 0.53 - 0.65 (2 H, m), 1.18 - 1.41 (4 H, m), 3.91 (2 H, d, J=7.2 Hz), 4.34 (2 H, q, J=6.9 Hz), 7.04 (2 H, d, J=8.7 Hz), 7.13 (1 H, d, J=1.5 Hz), 7.41 (1 H, d, J=9.1 Hz), 7.56 (1 H, dd, J=8.9, 2.1 Hz), 7.96 (2 H, d, J=8.7 Hz), 8.11 (1 H, d, J=1.5 Hz), 10.00 (1 H, s), 11.82 (1 H, s).
【0164】
参考例2
4−(シクロプロピルメトキシ)−N−(2−ホルミル−1H−インドール−5−イル)ベンズアミド
参考例1で得たエチル 5−({[4−(シクロプロピルメトキシ)フェニル]カルボニル}アミノ)−1H−インドール−2−カルボキシラート(190mg)をテトラヒドロフラン(20mL)に溶解させた後に、1.5Mの水素化ジイソブチルアルミニウム(4mL)を−78℃で加え、3時間撹拌した。得られた混合物に塩化アンモニウム水溶液を加え、酢酸エチルを用いて抽出、飽和食塩水で洗浄した。得られた有機層を無水硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧下にて溶媒を留去したところ、淡黄色固体が得られた。得られた固体および二酸化マンガン(87mg)をジメトキシエタン(20mL)に懸濁させ、窒素雰囲気下、70℃で終夜撹拌した。得られた混合物を、セライトを用いて二酸化マンガンを除いた後に、ショートシリカゲルカラムクロマトグラフィーにより精製し表題化合物70mg(収率43%)を得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d
6) δ: 0.35 (2 H, dd, J=4.5, 1.5 Hz), 0.59 (2 H, dd, J=8.0, 1.9 Hz), 1.19 - 1.31 (1 H, m),3.91 (2 H, d, J=6.8 Hz), 7.04 (2 H, d, J=9.1 Hz), 7.37 - 7.45 (2 H, m), 7.62 (1 H, dd, J=8.9, 2.1 Hz), 7.96 (2 H, d, J=8.7 Hz), 8.22 (1 H, d, J=1.5 Hz), 9.83 (1 H, s), 10.04 (1 H, s), 11.92 (1 H, s).
【0165】
参考例3
エチル 5−({[4−(シクロプロピルメトキシ)フェニル]カルボニル}アミノ)−1−メチル−1H−インドール−2−カルボキシラート
エチル 5−アミノ−1−メチル−1H−インドール−2−カルボキシラート(2.293g)と4−(シクロプロピルメトキシ)安息香酸(1.897g)のDMF(23mL)溶液に1−ヒドロキシベンゾトリアゾール一水和物(1.965g)、1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド 塩酸塩(2.460g)およびN,N−ジメチルアミノピリジン(1.326g)を加え、室温で17時間撹拌した。酢酸エチルで希釈後、水を加え、有機層を1規定塩酸、1規定水酸化ナトリウム水溶液および飽和食塩水で順に洗浄し、減圧濃縮した。残渣を酢酸エチルに懸濁させ、沈殿を濾取し、酢酸エチルで洗浄後、減圧乾燥することにより表題化合物2.466g(収率64%)を肌色固体として得た。
1H NMR (300 MHz, CDCl
3) δ: 0.35 - 0.43 (2 H, m), 0.64 - 0.73 (2 H, m), 1.25 - 1.36 (1 H, m), 1.42 (3 H, t, J=7.2 Hz), 3.88 (2 H, d, J=7.0 Hz), 4.08 (3 H, s), 4.38 (2 H, q, J=7.2 Hz), 6.98 (2 H, d, J=8.9 Hz), 7.27 (1 H, br. s.), 7.33 - 7.41 (1 H, m), 7.44 - 7.52 (1 H, m), 7.77 (1 H, s), 7.86 (2 H, d, J=8.7 Hz), 8.03 (1 H, d, J=1.9 Hz).
【0166】
参考例4
4−(シクロプロピルメトキシ)−N−(2−ホルミル−1−メチル−1H−インドール−5−イル)ベンズアミド
水素化リチウムアルミニウム(80%、328mg)をTHF(33mL)に懸濁させたものに参考例3で得たエチル 5−({[4−(シクロプロピルメトキシ)フェニル]カルボニル}アミノ)−1−メチル−1H−インドール−2−カルボキシラート(2.466g)のTHF(90mL)溶液を0℃で滴下し、0℃から室温で2時間撹拌した。0℃で水素化リチウムアルミニウム(80%、990mg)を加え、同温で1.5時間撹拌した。0℃で硫酸ナトリウム十水和物(8.908g)を加え、室温で1時間撹拌した後、濾過した。濾液に二酸化マンガン(85%、6.423g)を加え、2時間加熱還流した。混合物をセライトで濾過し、濾液を減圧濃縮した。残渣をジイソプロピルエーテル−酢酸エチル(2:1)に懸濁させ、沈殿を濾取し、ジイソプロピルエーテル−酢酸エチル(2:1)で洗浄後、減圧乾燥することにより表題化合物1.557g(収率71%)を淡褐色固体として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d
6) δ: 0.31 - 0.40 (2 H, m), 0.55 - 0.65 (2 H, m), 1.20 - 1.31 (1 H, m), 3.91 (2 H, d, J=7.2 Hz), 4.04 (3 H, s), 7.05 (2 H, d, J=8.9 Hz), 7.44 (1 H, s), 7.60 (1 H, d, J=9.0 Hz), 7.71 (1 H, dd, J=8.7, 1.8 Hz), 7.97 (2 H, d, J=8.9 Hz), 8.26 (1 H, d, J=1.7 Hz), 9.89 (1 H, s), 10.09 (1 H, s).
【0167】
参考例5
4−(シクロプロピルメトキシ)−N−[2−(ヒドロキシメチル)−1−メチル−1H−インドール−5−イル]ベンズアミド
参考例4で得た4−(シクロプロピルメトキシ)−N−(2−ホルミル−1−メチル−1H−インドール−5−イル)ベンズアミド(244mg)のTHF(20mL)溶液に、水素化ホウ素ナトリウム(90%、59mg)とメタノール(2.0mL)を加え、室温で18時間撹拌した。反応溶液を減圧濃縮し、残渣を水(20mL)に懸濁させ、室温で1時間撹拌した。沈殿を濾取し、水で洗浄後、減圧乾燥することにより表題化合物237mg(収率97%)を淡褐色固体として得た。
1H NMR (300 MHz, CDCl
3) δ: 0.34 - 0.43 (2 H, m), 0.63 - 0.73 (2 H, m), 1.25 - 1.36 (1 H, m), 3.82 (3 H, s), 3.88 (2 H, d, J=6.8 Hz), 4.81 (2 H, d, J=5.7 Hz), 6.45 (1 H, s), 6.98 (2 H, d, J=8.7 Hz), 7.26 - 7.33 (1 H, m), 7.33 - 7.40 (1 H, m), 7.75 (1 H, s), 7.86 (2 H, d, J=8.7 Hz), 7.93 (1 H, d, J=1.5 Hz).
【0168】
参考例6
4−(シクロプロピルメトキシ)−N−[2−(1−ヒドロキシエチル)−1−メチル−1H−インドール−5-イル]ベンズアミド
参考例4で得た4−(シクロプロピルメトキシ)−N−(2−ホルミル−1−メチル−1H−インドール−5−イル)ベンズアミド(174mg)に1Mのメチルマグネシウムブロミド(2mL)を0℃で加え、30分間撹拌した。混合物を冷水中に注いだ後に、酢酸エチルを用いて抽出、飽和食塩水で洗浄した。得られた有機層を無水硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧下にて溶媒を留去した。得られた残渣を酢酸エチル−ヘキサン(1:1)溶液で洗浄し、表題化合物120mg(収率66%)を得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d
6) δ: 0.31 - 0.39 (2 H, m), 0.54 - 0.64 (2 H, m), 1.18 - 1.33 (1 H, m), 1.53 (3 H, d, J=6.4 Hz), 3.76 (3 H, s), 3.90 (2 H, d, J=7.2 Hz), 4.93 (1 H, quin, J=6.2 Hz), 5.23 (1 H, d, J=5.7 Hz), 6.32 (1 H, s), 7.03 (2 H, d, J=8.7 Hz), 7.31 - 7.45 (2 H, m), 7.90 - 7.99 (3 H, m), 9.91 (1 H, s).
【0169】
参考例7
(2S)−テトラヒドロフルフリルアルコール
(2S)−テトラヒドロフラン−2−カルボン酸(806.2g)をメタノール(1779.6g)に溶かし、22℃〜35℃で濃硫酸(32mL)を滴下した。反応溶液を72℃〜75℃まで加熱し、11時間撹拌した。反応液を室温まで冷却後、水(5L)とジクロロメタン(5L)を加えて分液した。有機層を飽和重曹水および飽和食塩水で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させた。溶媒を留去した後、蒸留にて精製し、メチル (2S)−テトラヒドロフラン−2−カルボキシラート(773.2g)を無色オイルとして得た。次にTHF(7.4L)を塩氷−アセトン浴で冷却し、ここに水素化リチウムアルミニウム(151.0g)を分添した。ここに先に得られたメチル(2S)−テトラヒドロフラン−2−カルボキシラート(773.0g)をTHFに溶かしたものを内温0℃〜10℃で滴下し、内温3℃〜5℃で2時間撹拌した。反応液に内温2℃〜4℃で水(150mL)を滴下、次いで15%水酸化ナトリウム水溶液(150mL)および水(450mL)を同温に保ったまま滴下してクエンチした。不溶物を濾別し、THF(2L)で洗浄し、濾液を減圧下濃縮した。ここにジクロロメタン(3L)と飽和食塩水(1.5L)を加えて有機層を分けた後、水層を3回ジクロロメタンで抽出した。有機層を合わせて硫酸マグネシウムで乾燥させ、溶媒を減圧留去し、表題化合物567.3g(収率80%)を無色油状物として得た。
1H NMR (300 MHz, CDCl
3) δ: 1.62 - 1.70 (1 H, m), 1.85 - 1.99 (3 H, m), 2.56 - 2.62 (1 H, m), 3.46 - 3.54 (1 H, m), 3.63 - 3.70 (1 H, m), 3.74 - 3.90 (2 H, m), 3.97 - 4.05 (1 H, m).
【0170】
参考例8
4−[(2S)−テトラヒドロフラン−2−イルメトキシ]安息香酸
参考例7で得た(2S)−テトラヒドロフルフリルアルコール(550.3g)、4−ヒドロキシ安息香酸メチル(819.8g)およびトリフェニルホスフィン(1625.1g)のテトラヒドロフラン(6.66L)溶液にアゾジカルボン酸ジエチルのトルエン溶液(3012mL、40%トルエン溶液)を内温25℃以下になるようにゆっくりと滴下し、室温で4日間撹拌した。反応溶液を濃縮し、ジイソプロピルエーテルを加えて析出してきた不溶物を濾別した。濾液を濃縮後、残渣をNH−シリカゲルカラムクロマトグラフィー[展開溶媒;ヘプタン:酢酸エチル=90:10(容積比)]、さらにシリカゲルカラムクロマトグラフィー[展開溶媒;ヘプタン:酢酸エチル=80:20(容積比)→ヘプタン:酢酸エチル=50:50(容積比)]により精製し、無色油状物を得た。得られた無色油状物をテトラヒドロフラン(2.29L)、メタノール(1.76L)および水(564mL)に溶かし、8規定水酸化ナトリウム水溶液(564mL)を滴下した後、90℃で2時間加熱撹拌した。反応溶液を濃縮後、氷冷しながら8規定塩酸で酸性に調整し、析出した結晶を濾取した。この結晶をTHFに溶解させ、酢酸エチルと飽和食塩水を加えて分液、有機層を硫酸マグネシウムで乾燥させて減圧濃縮した。濃縮の間、徐々にジイソプロピルエーテルを加えて結晶を析出させ、これを濾取することで表題化合物547.4g(収率76%)を無色結晶として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d
6) δ: 1.64 - 1.72 (1 H, m), 1.82 - 1.92 (2 H, m), 1.95 - 2.04 (1 H, m), 3.68 (1 H, q, J=7.2 Hz), 3.78 (1 H, q, J=7.2 Hz), 3.95 - 4.06 (2 H, m), 4.14 - 4.19 (1 H, m), 7.02 (2 H, d, J=8.7 Hz), 7.88 (2 H, d, J=8.4 Hz), 12.62 (1 H, s).
【0171】
参考例9
エチル 1−メチル−5−[({4−[(2S)−テトラヒドロフラン−2−イルメトキシ]フェニル}カルボニル)アミノ]−1H−インドール−2−カルボキシラート
参考例8で得た4−[(2S)−テトラヒドロフラン−2−イルメトキシ]安息香酸(2.757g)、エチル 5−アミノ−1−メチル−1H−インドール−2−カルボキシラート(2.708g)、1−ヒドロキシベンゾトリアゾール一水和物(2.471g)、1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド 塩酸塩(3.093g)およびN,N−ジメチルアミノピリジン(1.668g)をDMF(27mL)中で混合し、室温で24時間撹拌した。THFで希釈後、水を加え、酢酸エチルで分液抽出した。有機層を水と飽和食塩水で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥後、減圧濃縮した。残渣を酢酸エチルに懸濁させ、沈殿を濾取し、ジイソプロピルエーテル−酢酸エチル(1:1)で洗浄後、減圧乾燥することにより表題化合物3.478g(収率66%)を肌色固体として得た。
1H NMR (300 MHz, CDCl
3) δ: 1.42 (3 H, t, J=7.2 Hz), 1.71 - 1.87 (1 H, m), 1.90 - 2.04 (2 H, m), 2.04 - 2.18 (1 H, m), 3.80 - 4.01 (2 H, m), 4.04 (2 H, d, J=5.3 Hz), 4.08 (3 H, s), 4.24 - 4.43 (3 H, m), 7.01 (2 H, d, J=8.7 Hz), 7.27 (1 H, s), 7.32 - 7.40 (1 H, m), 7.43 - 7.52 (1 H, m), 7.78 (1 H, s), 7.86 (2 H, d, J=8.9 Hz), 7.99 - 8.08 (1 H, m).
【0172】
参考例10
N−(2−ホルミル−1−メチル−1H−インドール−5−イル)−4−[(2S)−テトラヒドロフラン−2−イルメトキシ]ベンズアミド
水素化リチウムアルミニウム(80%、1.562g)をTHF(150mL)に懸濁させたものに参考例9で得たエチル 1−メチル−5−[({4−[(2S)−テトラヒドロフラン−2−イルメトキシ]フェニル}カルボニル)アミノ]−1H−インドール−2−カルボキシラート(3.478g)のTHF(100mL)溶液を0℃で滴下し、室温で2時間撹拌した。0℃で硫酸ナトリウム十水和物(10.61g)を加え、室温で1.5時間撹拌した後、濾過した。濾液に二酸化マンガン(85%、8.421g)を加え、1時間加熱還流した。混合物をセライトで濾過し、濾液を減圧濃縮した。残渣をジイソプロピルエーテル−酢酸エチル(3:1)に懸濁させ、沈殿を濾取し、ジイソプロピルエーテル−酢酸エチル(2:1)で洗浄後、減圧乾燥することにより表題化合物2.366g(収率76%)を褐色固体として得た。
1H NMR (300 MHz, CDCl
3) δ: 1.72 - 1.87 (1 H, m), 1.89 - 2.04 (2 H, m), 2.04 - 2.19 (1 H, m), 3.80 - 3.91 (1 H, m), 3.91 - 4.01 (1 H, m), 4.04 (2 H, d, J=4.9 Hz), 4.10 (3 H, s), 4.25 - 4.38 (1 H, m), 7.02 (2 H, d, J=8.7 Hz), 7.24 (1 H, s), 7.36 - 7.44 (1 H, m), 7.49 - 7.57 (1 H, m), 7.78 (1 H, s), 7.86 (2 H, d, J=8.7 Hz), 8.15 (1 H, d, J=1.5 Hz), 9.89 (1 H, s).
【0173】
参考例11
4−(テトラヒドロフラン−3−イルメトキシ)安息香酸
テトラヒドロフラン−3−イルメタノール(21.89g)、4−ヒドロキシ安息香酸メチル(33.5g)およびトリフェニルホスフィン(64.5g)のテトラヒドロフラン(400mL)溶液にアゾジカルボン酸ジエチルのトルエン溶液(120mL、40%トルエン溶液)を0℃にてゆっくりと滴下した後、室温で2時間撹拌した。反応溶液を濃縮後、トリフェニルホスフィンオキシドを酢酸エチル−ヘキサンから析出させ、グラスフィルターで濾過してトリフェニルホスフィンオキシドを取り除き、濾液を濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー[展開溶媒;ヘキサン:酢酸エチル=90:10(容積比)→ヘキサン:酢酸エチル=40:10]により精製し、無色油状物を得た。得られた無色油状物をテトラヒドロフラン(200mL)およびメタノール(100mL)に溶かし、8規定水酸化ナトリウム水溶液(100mL)を加え、80℃で2時間加熱撹拌した。反応溶液を濃縮後、0℃に冷却し、6規定塩酸で中和し、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧下にて溶媒を留去し、表題化合物23g(収率48%)を無色結晶として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d
6) δ: 1.61 - 1.71 (1 H, m), 1.97 - 2.08 (1 H, m), 2.60 - 2.73 (1 H, m), 3.48 - 3.56 (1 H, m), 3.62 - 3.69 (1 H, m), 3.73 - 3.82 (2 H, m), 3.88 - 4.04 (2 H, m), 7.02 (2 H, d, J=9.3 Hz), 7.88 (2 H, d, J=9.3 Hz), 12.59 (1 H, br).
【0174】
参考例12
エチル 1−メチル−5−({[4−(テトラヒドロフラン−3−イルメトキシ)フェニル]カルボニル}アミノ)−1H−インドール−2−カルボキシラート
参考例11で得た4−(テトラヒドロフラン−3−イルメトキシ)安息香酸(2.757g)、エチル 5−アミノ−1−メチル−1H−インドール−2−カルボキシラート(2.708g)、1−ヒドロキシベンゾトリアゾール一水和物(2.471g)、1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド 塩酸塩(3.093g)およびN,N−ジメチルアミノピリジン(1.668g)をDMF(27mL)中で混合し、室温で24時間撹拌した。THFで希釈後、水を加え、酢酸エチルで分液抽出した。有機層を水と飽和食塩水で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥後、減圧濃縮した。残渣を酢酸エチルに懸濁させ、沈殿を濾取し、ジイソプロピルエーテル−酢酸エチル(1:1)で洗浄後、減圧乾燥することにより表題化合物3.140g(収率60%)を肌色固体として得た。
1H NMR (300 MHz, CDCl
3) δ: 1.42 (3 H, t, J=7.1 Hz), 1.76 (1 H, td, J=12.8, 7.3 Hz), 2.15 (1 H, m, J=13.0, 7.9, 7.9, 5.4 Hz), 2.69 - 2.86 (1 H, m), 3.74 (1 H, dd, J=8.9, 5.2 Hz), 3.77 - 3.86 (1 H, m), 3.88 - 4.05 (4 H, m), 4.08 (3 H, s), 4.38 (2 H, q, J=7.2 Hz), 6.98 (2 H, d, J=8.9 Hz), 7.27 (1 H, s), 7.33 - 7.41 (1 H, m), 7.44 - 7.52 (1 H, m), 7.77 (1 H, s), 7.86 (2 H, d, J=8.7 Hz), 8.00 - 8.07 (1 H, m).
【0175】
参考例13
N−(2−ホルミル−1−メチル−1H−インドール−5−イル)−4−(テトラヒドロフラン−3−イルメトキシ)ベンズアミド
水素化リチウムアルミニウム(80%、1.388g)をTHF(150mL)に懸濁させたものに参考例12で得たエチル 1−メチル−5−({[4−(テトラヒドロフラン−3−イルメトキシ)フェニル]カルボニル}アミノ)−1H−インドール−2−カルボキシラート(3.140g)のTHF(100mL)溶液を0℃で滴下し、室温で2時間撹拌した。0℃で硫酸ナトリウム十水和物(8.786g)を加え、室温で1.5時間撹拌した後、濾過した。濾液に二酸化マンガン(85%、7.602g)を加え、1時間加熱還流した。混合物をセライトで濾過し、濾液を減圧濃縮した。残渣をジイソプロピルエーテル−酢酸エチル(3:1)に懸濁させ、沈殿を濾取し、ジイソプロピルエーテル−酢酸エチル(2:1)で洗浄後、減圧乾燥することにより表題化合物2.155g(収率77%)を褐色固体として得た。
1H NMR (300 MHz, CDCl
3) δ: 1.70 - 1.84 (1 H, m), 2.07 - 2.22 (1 H, m), 2.70 - 2.86 (1 H, m), 3.70 - 3.77 (1 H, m), 3.82 (1 H, t, J=7.2 Hz), 3.87 - 4.05 (4 H, m), 4.10 (3 H, s), 6.99 (2 H, d, J=8.7 Hz), 7.24 (1 H, s), 7.35 - 7.43 (1 H, m), 7.53 (1 H, dd, J=9.1, 2.3 Hz), 7.78 (1 H, s), 7.87 (2 H, d, J=8.7 Hz), 8.15 (1 H, d, J=1.9 Hz), 9.89 (1 H, s).
【0176】
参考例14
2−フルオロ−4−ヒドロキシ安息香酸メチル
2−フルオロ−4−ヒドロキシ安息香酸(50.0g)および濃硫酸(10mL)のメタノール(700mL)溶液を90℃で16時間加熱撹拌した。反応溶液を濃縮後、生成した無色結晶を水で洗浄し、乾燥後、表題化合物51g(収率94%)を無色結晶として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d
6) δ: 3.79 (3 H, s), 6.61 - 6.72 (2 H, m), 7.73 - 7.79 (1 H, m), 10.80 (1 H, br).
【0177】
参考例15
2−フルオロ−4−[(2S)−テトラヒドロフラン−2−イルメトキシ]安息香酸
参考例7で得た(2S)−テトラヒドロフルフリルアルコール(30.0g)、参考例14で得た2−フルオロ−4−ヒドロキシ安息香酸メチル(50.0g)およびトリフェニルホスフィン(88.9g)のテトラヒドロフラン(350mL)溶液にアゾジカルボン酸ジエチルのトルエン溶液(166mL、40%トルエン溶液)を0℃にてゆっくりと滴下した後、室温で2時間撹拌した。反応溶液を濃縮後、トリフェニルホスフィンオキシドを酢酸エチル−ヘキサンから析出させ、グラスフィルターで濾過してトリフェニルホスフィンオキシドを取り除き、濾液を濃縮した。残渣をNH−シリカゲルカラムクロマトグラフィー[展開溶媒;ヘキサン:酢酸エチル=95:5(容積比)→ヘキサン:酢酸エチル=90:10]により精製し、無色結晶を得た。得られた無色結晶をテトラヒドロフラン(500mL)に溶かし、8規定水酸化ナトリウム水溶液(100mL)を加え、60℃で3時間加熱撹拌した。反応溶液を濃縮後、0℃に冷却し、6規定塩酸で中和し、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧下にて溶媒を留去し、表題化合物60.0g(収率85%)を無色結晶として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d
6) δ: 1.60 - 1.71 (1 H, m), 1.75 - 1.92 (2 H, m), 1.94 - 2.06 (1 H, m), 3.69 (1 H, q, J=6.9 Hz), 3.77 (1 H, q, J=6.9 Hz), 3.96 - 4.09 (2 H, m), 4.12 - 4.20 (1 H, m), 6.84 - 6.92 (2 H, m), 7.78 - 7.84 (1 H, m), 12.85 (1 H, br).
【0178】
参考例16
エチル 5−[({2−フルオロ−4−[(2S)−テトラヒドロフラン−2−イルメトキシ]フェニル}カルボニル)アミノ]−1−メチル−1H−インドール−2−カルボキシラート
参考例15で得た2−フルオロ−4−[(2S)−テトラヒドロフラン−2−イルメトキシ]安息香酸(3.3g)、二塩化オキサリル(1.75mL)およびN,N−ジメチルホルムアミド(0.50mL)をテトラヒドロフラン(100mL)に混合させ、室温で2時間撹拌した。反応混合物を減圧下濃縮し、濃縮残渣にテトラヒドロフラン(100mL)を加えた。この混合物にエチル 5−アミノ−1−メチル−1H−インドール−2−カルボキシラート(3.0g)およびトリエチルアミン(3.07mL)のテトラヒドロフラン(150mL)溶液を室温で加え、室温で終夜撹拌した。反応混合物に水を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧下にて溶媒を留去し、表題化合物5.5g(収率91%)を無色結晶として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d
6) δ: 1.34 (3 H, t, J=7.2 Hz), 1.63 - 1.72 (1 H, m), 1.81 - 1.96 (2 H, m), 1.99 - 2.04 (1 H, m), 3.32 (3 H, s), 3.69 (1 H, q, J=6.0 Hz), 3.79 (1 H, q, J=6.0 Hz), 4.01 (2 H, s), 4.03 - 4.19 (1 H, m), 4.32 (2 H, q, J=7.2 Hz), 6.88 - 6.99 (2 H, m), 7.25 (1 H, d, J=3.6 Hz), 7.56 (2 H, s), 7.64 (1 H, t, J=8.4 Hz), 8.14 (1 H, s), 10.10 (1 H, s).
【0179】
参考例17
2−フルオロ−N−[2−(ヒドロキシメチル)−1−メチル−1H−インドール−5−イル]−4−[(2S)−テトラヒドロフラン−2−イルメトキシ]ベンズアミド
参考例16で得たエチル 5−[({2−フルオロ−4−[(2S)−テトラヒドロフラン−2−イルメトキシ]フェニル}カルボニル)アミノ]−1−メチル−1H−インドール−2−カルボキシラート(5.5g)のテトラヒドロフラン(200mL)溶液に水素化リチウムアルミニウム(15mL,2.0Mテトラヒドロフラン溶液)を0℃で加え、室温で2時間撹拌した。反応混合物に硫酸ナトリウム十水和物を加え、続いて1規定塩酸水溶液を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を炭酸水素ナトリウム水溶液および飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧下にて溶媒を留去し、表題化合物4.5g(収率90%)を無色結晶として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d
6) δ: 1.63 - 1.72 (1 H, m), 1.80 - 1.92 (2 H, m), 1.96 - 2.04 (1 H, m), 3.69 (1 H, q, J=6.3 Hz), 3.72 (3 H, s), 3.79 (1 H, q, J=6.3 Hz), 3.96 - 4.09 (2 H, m), 4.14 - 4.19 (1 H, m), 4.62 (2 H, d, J=5.4 Hz), 5.22 (1 H, t, J=5.4 Hz), 6.33 (1 H, s), 6.87 - 6.97 (2 H, m), 7.36 (1 H, s), 7.27 (1 H, t, J=8.4 Hz), 7.94 (1 H, s), 9.94 (1 H, s).
【0180】
参考例18
2−フルオロ−N−(2−ホルミル−1−メチル−1H−インドール−5−イル)−4−[(2S)−テトラヒドロフラン−2−イルメトキシ]ベンズアミド
参考例17で得た2−フルオロ−N−[2−(ヒドロキシメチル)−1−メチル−1H−インドール−5−イル]−4−[(2S)−テトラヒドロフラン−2−イルメトキシ]ベンズアミド(4.5g)および二酸化マンガン(8.00g)のテトラヒドロフラン(200mL)溶液を6時間還流した。反応混合物をセライトで濾過後、減圧下にて溶媒を留去し、表題化合物4.1g(収率63%)を淡褐色結晶として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d
6) δ: 1.63 - 1.81 (1 H, m), 1.83 - 1.93 (2 H, m), 1.96 - 2.04 (1 H, m), 3.69 (1 H, q, J=6.3 Hz), 3.79 (1 H, q, J=6.3 Hz), 3.97 - 4.10 (2 H, m), 4.03 (3 H, s), 6.88 - 6.99 (2 H, m), 7.43 (1 H, s), 7.57 - 7.67 (3 H, m), 8.24 (1 H, s), 9.88 (1 H, s), 10.14 (1 H, s).
【0181】
参考例19
(5−アミノ−1−メチル−1H−インドール−2−イル)メタノール
エチル 5−アミノ−1−メチル−1H−インドール−2−カルボキシラート(9.21g)のTHF(55mL)溶液を水素化リチウムアルミニウム(2.08g)のTHF(110mL)溶液に5℃で滴下し、室温で4.5時間撹拌した。反応混合物に硫酸ナトリウム十水和物(20.4g)を加え、室温で30分間撹拌した。不溶物を濾去し、THFで洗浄した。濾液を減圧下濃縮乾固することにより表題化合物8.50g(収率100%)を黄色固体として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d
6) δ: 3.62 (3H, s), 4.42 (3H, s), 4.54 (2H, d, J=5.3 Hz), 5.08 (1H, t, J=5.3 Hz), 6.05 (1H, s), 6.51 (1H, dd, J=8.5, 2.1 Hz), 6.63 (1H, d, J=1.9 Hz), 7.07 (1H, d, J=8.7 Hz).
【0182】
参考例20
4−ブロモ−N−[2−(ヒドロキシメチル)−1−メチル−1H−インドール−5−イル]ベンズアミド
参考例19で得た(5−アミノ−1−メチル−1H−インドール−2−イル)メタノール(8.50g)および2規定水酸化ナトリウム水溶液(96mL)のTHF(290mL)溶液に4−ブロモベンゾイルクロリド(13.76g)のTHF(5mL)溶液を5℃で滴下し、室温で16時間撹拌した。溶媒を減圧下留去し、残渣に酢酸エチルを加え、水洗した。溶媒を減圧下留去し、得られた粗体をジイソプロピルエーテル−酢酸エチルで洗浄することにより表題化合物13.6g(収率79%)を淡黄色固体として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d
6) δ: 3.73 (3H, s), 4.63 (2H, d, J=5.3 Hz), 5.23 (1H, t, J=5.5 Hz), 6.35 (1H, s), 7.36 - 7.45 (2H, m), 7.71 - 7.77 (2H, m), 7.90 - 7.97 (3H, m), 10.16 (1H, s).
【0183】
参考例21
4−ブロモ−N−(2−ホルミル−1−メチル−1H−インドール−5−イル)ベンズアミド
実施例20で得た4−ブロモ−N−[2−(ヒドロキシメチル)−1−メチル−1H−インドール−5−イル]ベンズアミド(13.63g)のDMSO(136mL)溶液にトリエチルアミン(21.1mL)、およびピリジン−三酸化硫黄コンプレックス(24.16g)を加え、室温で22時間撹拌した。反応混合物を氷水(400mL)に注ぎ、析出した結晶を濾取、水洗、乾燥することにより表題化合物12.49g(収率92%)を淡褐色固体として得た。精製することなく次の反応に用いた。
【0184】
参考例22
4−ブロモ−N−(1−メチル−2−{[(2−メチルプロピル)アミノ]メチル}−1H−インドール−5−イル)ベンズアミド
参考例21で得た4−ブロモ−N−(2−ホルミル−1−メチル−1H−インドール−5−イル)ベンズアミド(3.09g)のDMA(52.0mL)溶液にイソブチルアミン(1.26g)および酢酸(17.3mL)を加え、室温で1時間撹拌した。反応混合物にトリアセトキシ水素化ホウ素ナトリウム(3.67g)を加え、室温で15時間撹拌した。氷冷下で8規定水酸化ナトリウム水溶液(43.3mL)を加え、さらに酢酸エチルおよび水を加えた。分液し、水層を酢酸エチルで抽出し、合わせた有機層を食塩水で洗浄した。シリカゲルカラムクロマトグラフィー[展開溶媒;ヘキサン:酢酸エチル=3:7→酢酸エチル(容積比)]で精製し、得られた粗体をジイソプロピルエーテル−酢酸エチルで洗浄することにより表題化合物709mg(収率20%)を淡褐色固体として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d
6) δ: 0.87 (6H, d, J=6.8 Hz), 1.61 - 1.76 (1H, m), 2.37 (2H, d, J=6.8 Hz), 3.74 (3H, s), 3.84 (2H, s), 6.31 (1H, s), 7.33 - 7.43 (2H, m), 7.73 (2H, d, J=8.7 Hz), 7.90 - 7.97 (3H, m), 10.14 (1H, s).
【0185】
参考例23
4−ブロモ−N−(2−{[(2,2−ジメチルプロピル)アミノ]メチル}−1−メチル−1H−インドール−5−イル)ベンズアミド
参考例21で得た4−ブロモ−N−(2−ホルミル−1−メチル−1H−インドール−5−イル)ベンズアミド(3.44g)のDMA(57.9mL)溶液にネオペンチルアミン(1.67g)および酢酸(19.3mL)を加え、室温で1時間撹拌した。反応混合物にトリアセトキシ水素化ホウ素ナトリウム(4.08g)を加え、室温で15時間撹拌した。氷冷下で8規定水酸化ナトリウム水溶液(48.2mL)を加え、さらに酢酸エチルおよび水を加えた。分液し、水層を酢酸エチルで抽出し、合わせた有機層を食塩水で洗浄した。シリカゲルカラムクロマトグラフィー[展開溶媒;ヘキサン:酢酸エチル=3:7→酢酸エチル(容積比)]で精製し、得られた粗体をジイソプロピルエーテル−酢酸エチルで洗浄することにより表題化合物1.35g(収率32%)を淡褐色固体として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d
6) δ: 0.86 (9H, s), 2.32 (2H, s), 3.75 (3H, s), 3.87 (2H, s), 6.31 (1H, s), 7.33 - 7.42 (2H, m), 7.73 (2H, d, J=8.7 Hz), 7.89 - 7.96 (3H, m), 10.14 (1H, s).
【0186】
参考例24
2−[(4−ニトロフェニル)アミノ]−3−オキソブタン酸メチル
アルゴン雰囲気下、4−ニトロアニリン(3.84g)のトルエン(278mL)溶液に2−ジアゾ−3−オキソブタン酸メチル(5.13g)および酢酸ロジウム(II)二量体(250mg)を加え、120℃で1時間撹拌した。溶媒を減圧下留去し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー[展開溶媒;ヘキサン:酢酸エチル=9:1→ヘキサン:酢酸エチル=7:3(容積比)]で精製することにより表題化合物4.63g(収率98%)を黄色固体として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d
6) δ: 2.33 (3H, s), 3.76 (3H, s), 5.46 (1H, d, J=8.3 Hz), 6.82 (2H, d, J=9.4 Hz), 7.73 (1H, d, J=8.3 Hz), 8.01 - 8.06 (2H, m).
【0187】
参考例25
メチル 3−メチル−5−ニトロ−1H−インドール−2−カルボキシラート
参考例24で得た2−[(4−ニトロフェニル)アミノ]−3−オキソブタン酸メチル(5.64g)のトルエン(373mL)溶液にアンバーリスト15(5.00g)を加え、水を共沸脱水しながら135℃で15時間撹拌した。不溶物を濾去し、濾液を減圧下濃縮した。得られた粗体をジイソプロピルエーテル−酢酸エチルで洗浄することにより表題化合物198mg(収率3.7%)を黄色固体として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d
6) δ: 2.60 (3H, s), 3.91 (3H, s), 7.54 (1H, d, J=9.1 Hz), 8.12 (1H, dd, J=9.1, 2.2 Hz), 8.67 (1H, d, J=1.9 Hz), 12.26 (1H, s).
【0188】
参考例26
メチル 5−アミノ−3−メチル−1H−インドール−2−カルボキシラート
参考例25で得たメチル 3−メチル−5−ニトロ−1H−インドール−2−カルボキシラート(222mg)のTHF(60mL)溶液に10%パラジウム炭素(50%含水)(101mg)を加え、水素雰囲気下(バルーン)室温で3日間撹拌した。不溶物を濾去し、メタノールで洗浄した。濾液を減圧下濃縮し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー[展開溶媒;ヘキサン:酢酸エチル=7:3→ヘキサン:酢酸エチル=3:2(容積比)]で精製することにより表題化合物200mg(収率100%)をオレンジ色固体として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d
6) δ: 2.41 (3H, s), 3.83 (3H, s), 4.66 (2H, s), 6.65 - 6.72 (2H, m), 7.11 (1H, dd, J=8.7, 0.8 Hz), 11.02 (1H, s).
【0189】
参考例27
メチル 3−メチル−5−({4−[(2S)−テトラヒドロフラン−2−イルメトキシ]ベンゾイル}アミノ)−1H−インドール−2−カルボキシラート
参考例26で得たメチル 5−アミノ−3−メチル−1H−インドール−2−カルボキシラート(200mg)をDMF(10mL)に溶解し、参考例8で得た4−[(2S)−テトラヒドロフラン−2−イルメトキシ]安息香酸(239mg)、1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド 塩酸塩(282mg)および1−ヒドロキシベンゾトリアゾール(198mg)を加え、室温で15時間撹拌した。反応混合物を酢酸エチルで希釈し、0.3規定塩酸、重曹水および食塩水で順に洗浄した。溶媒を減圧下留去し、得られた粗体をジイソプロピルエーテル−酢酸エチルで洗浄することにより表題化合物310mg(収率78%)を淡褐色固体として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d
6) δ: 1.62 - 2.09 (4H, m), 2.52 (3H, s), 3.65 - 3.84 (2H, m), 3.88 (3H, s), 3.97 - 4.09 (2H, m), 4.13 - 4.23 (1H, m), 7.06 (2H, d, J=8.7 Hz), 7.36 (1H, d, J=9.0 Hz), 7.57 (1H, dd, J=8.9, 2.1 Hz), 7.97 (2H, d, J=8.7 Hz), 8.09 (1H, d, J=1.9 Hz), 10.03 (1H, s), 11.48 (1H, s).
【0190】
参考例28
N−(2−ホルミル−3−メチル−1H−インドール−5−イル)−4−[(2S)−テトラヒドロフラン−2−イルメトキシ]ベンズアミド
参考例27で得たメチル 3−メチル−5−({4−[(2S)−テトラヒドロフラン−2−イルメトキシ]ベンゾイル}アミノ)−1H−インドール−2−カルボキシラート(310mg)のTHF(60mL)溶液に2M水素化リチウムアルミニウムTHF溶液(0.57mL)を5℃で滴下し、室温で3時間撹拌した。反応混合物に2M水素化リチウムアルミニウムTHF溶液(0.57mL)を滴下し、室温で1時間撹拌した。反応混合物に硫酸ナトリウム十水和物(980mg)を加えた。不溶物を濾去し、THFで洗浄した。濾液に二酸化マンガン(770mg)を加え、75℃で16時間撹拌した。不溶物を濾去し、THFで洗浄した。濾液を減圧下濃縮乾固することにより表題化合物260mg(収率92%)を褐色固体として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d
6) δ: 1.64 - 2.09 (4H, m), 2.59 (3H, s), 3.65 - 3.85 (2H, m), 3.97 - 4.10 (2H, m), 4.14 - 4.24 (1H, m), 7.07 (2H, d, J=8.7 Hz), 7.37 (1H, d, J=9.0 Hz), 7.63 (1H, dd, J=8.7, 1.9 Hz), 7.98 (2H, d, J=9.0 Hz), 8.18 (1H, d, J=1.5 Hz), 10.04 (1H, s), 10.06 (1H, s), 11.55 (1H, s).
【0191】
参考例29
メチル 5−アミノ−1,3−ジメチル−1H−インドール−2−カルボキシラート
メチル 1,3−ジメチル−5−ニトロ−1H−インドール−2−カルボキシラート(5.27g)のTHF(105mL)溶液に10%パラジウム炭素(50%含水)(2.25g)を加え、水素雰囲気下(バルーン)室温で3日間撹拌した。不溶物を濾去し、メタノールで洗浄した。濾液を減圧下濃縮し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー[展開溶媒;ヘキサン:酢酸エチル=7:3→ヘキサン:酢酸エチル=3:2(容積比)]で精製することにより表題化合物4.63g(収率98%)をオレンジ色固体として得た。
1H NMR (300 MHz, CDCl
3) δ: 2.49 (3H, s), 3.48 (2H, s), 3.92 (3H, s), 3.94 (3H, s), 6.83 (1H, dd, J=8.7, 2.3 Hz), 6.90 (1H, d, J=2.3 Hz), 7.15 (1H, d, J=8.3 Hz).
【0192】
参考例30
メチル 1,3−ジメチル−5−({4−[(2S)−テトラヒドロフラン−2−イルメトキシ]ベンゾイル}アミノ)−1H−インドール−2−カルボキシラート
参考例8で得た4−[(2S)−テトラヒドロフラン−2−イルメトキシ]安息香酸(2.59g)をトルエン(30mL)に溶解し、塩化チオニル(1.27mL)および触媒量のDMFを加え、45℃で3時間撹拌した。反応混合物を減圧下濃縮し、酸塩化物を得た。参考例29で得たメチル 5−アミノ−1,3−ジメチル−1H−インドール−2−カルボキシラート(2.54g)、トリエチルアミン(4.87mL)およびN,N−ジメチルアミノピリジン(711mg)のNMP(30mL)溶液に先に調製した酸塩化物のNMP(5mL)溶液を滴下し、室温で15時間撹拌した。反応混合物を酢酸エチルで希釈し、希塩酸、重曹水および食塩水で順に洗浄した。溶媒を減圧下留去し、得られた粗体をジイソプロピルエーテル−酢酸エチルで洗浄することにより表題化合物4.20g(収率85%)を無色固体として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d
6) δ: 1.62 - 2.09 (4H, m), 2.50 (3H, s), 3.65 - 4.24 (11H, m), 7.07 (2H, d, J=8.7 Hz), 7.52 (1H, d, J=9.1 Hz), 7.65 (1H, dd, J=8.9, 2.1 Hz), 7.98 (2H, d, J=9.1 Hz), 8.15 (1H, d, J=1.9 Hz), 10.06 (1H, s).
【0193】
参考例31
N−[2−(ヒドロキシメチル)−1,3−ジメチル−1H−インドール−5−イル]−4−[(2S)−テトラヒドロフラン−2−イルメトキシ]ベンズアミド
参考例30で得たメチル 1,3−ジメチル−5−({4−[(2S)−テトラヒドロフラン−2−イルメトキシ]ベンゾイル}アミノ)−1H−インドール−2−カルボキシラート(4.20g)のTHF(300mL)溶液に2M水素化リチウムアルミニウムTHF溶液(7.46mL)を5℃で滴下し、室温で1時間撹拌した。反応混合物に硫酸ナトリウム十水和物(4.80g)を加えた。不溶物を濾去し、濾液を減圧下濃縮乾固することにより表題化合物3.99g(収率100%)を淡黄色固体として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d
6) δ: 1.62 - 2.14 (4H, m), 2.24 (3H, s), 3.65 - 3.85 (5H, m), 3.93 - 4.10 (2H, m), 4.18 (1H, m), 4.61 (2H, d, J=5.3 Hz), 5.04 (1H, t, J=5.3 Hz), 7.06 (2H, d, J=9.0 Hz), 7.33 (1H, d, J=9.0 Hz), 7.44 (1H, dd, J=8.7, 1.9 Hz), 7.92 (1H, d, J=1.9 Hz), 7.97 (2H, d, J=9.0 Hz), 9.94 (1H, s).
【0194】
参考例32
N−(2−ホルミル−1,3−ジメチル−1H−インドール−5−イル)−4−[(2S)−テトラヒドロフラン−2−イルメトキシ]ベンズアミド
参考例31で得たN−[2−(ヒドロキシメチル)−1,3−ジメチル−1H−インドール−5−イル]−4−[(2S)−テトラヒドロフラン−2−イルメトキシ]ベンズアミド(3.99g)のTHF(200mL)溶液に二酸化マンガン(8.79g)を加え、80℃で2時間撹拌した。不溶物を濾去し、THFで洗浄した。濾液を減圧下濃縮し、得られた粗体をジイソプロピルエーテル−酢酸エチルで洗浄することにより表題化合物3.97g(収率78%)を淡褐色固体として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d
6) δ: 1.62 - 2.09 (4H, m), 2.59 (3H, s), 3.64 - 4.10 (7H, m), 4.14 - 4.24 (1H, m), 7.08 (2H, d, J=9.0 Hz), 7.53 (1H, d, J=9.0 Hz), 7.72 (1H, dd, J=9.0, 1.9 Hz), 7.98 (2H, d, J=8.7 Hz), 8.22 (1H, d, J=1.9 Hz), 10.10 (1H, s), 10.14 (1H, s).
【0195】
参考例33
メチル 5−{[4−(シクロプロピルメトキシ)ベンゾイル]アミノ}−1,3−ジメチル−1H−インドール−2−カルボキシラート
4−(シクロプロピルメトキシ)安息香酸(1.76g)をトルエン(20mL)に溶解し、塩化チオニル(1.00mL)および触媒量のDMFを加え、45℃で3時間撹拌した。反応混合物を減圧下濃縮し、酸塩化物を得た。この酸塩化物をNMP(20mL)に溶解し、参考例29で得たメチル 5−アミノ−1,3−ジメチル−1H−インドール−2−カルボキシラート(2.00g)、トリエチルアミン(3.83mL)およびN,N−ジメチルアミノピリジン(560mg)を加え、室温で2日間撹拌した。反応混合物を酢酸エチルで希釈し、希塩酸、重曹水および食塩水で順に洗浄した。溶媒を減圧下留去し、得られた粗体をジイソプロピルエーテル−酢酸エチルで洗浄することにより表題化合物3.13g(収率87%)を淡黄色固体として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d
6) δ: 0.32 - 0.38 (2H, m), 0.56 - 0.63 (2H, m), 1.18 - 1.31 (1H, m), 2.50 (3H, s), 3.89 (3H, s), 3.91 (2H, d, J=7.2 Hz), 3.94 (3H, s), 7.05 (2H, d, J=8.7 Hz), 7.52 (1H, d, J=9.0 Hz), 7.65 (1H, dd, J=9.0, 1.9 Hz), 7.97 (2H, d, J=8.7 Hz), 8.15 (1H, d, J=1.5 Hz), 10.05 (1H, s).
【0196】
参考例34
4−(シクロプロピルメトキシ)−N−(2−ホルミル−1,3−ジメチル−1H−インドール−5−イル)ベンズアミド
参考例33で得たメチル 5−{[4−(シクロプロピルメトキシ)ベンゾイル]アミノ}−1,3−ジメチル−1H−インドール−2−カルボキシラート(3.13g)のTHF(600mL)溶液に2M水素化リチウムアルミニウムTHF溶液(5.98mL)を5℃で滴下し、室温で1時間撹拌した。反応混合物に硫酸ナトリウム十水和物(3.85g)を加えた。不溶物を濾去し、THFで洗浄した。濾液に二酸化マンガン(8.16g)を加え、75℃で1日間撹拌した。不溶物を濾去し、THFで洗浄した。濾液を減圧下濃縮し、得られた粗体をジイソプロピルエーテル−酢酸エチルで洗浄することにより表題化合物2.18g(収率75%)を淡褐色固体として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d
6) δ: 0.32 - 0.39 (2H, m), 0.56 - 0.64 (2H, m), 1.19 - 1.33 (1H, m), 2.59 (3H, s), 3.88 - 3.95 (2H, m), 3.99 (3H, s), 7.05 (2H, d, J=8.7 Hz), 7.53 (1H, d, J=9.0 Hz), 7.72 (1H, dd, J=9.0, 1.9 Hz), 7.98 (2H, d, J=8.7 Hz), 8.22 (1H, d, J=1.9 Hz), 10.09 (1H, s), 10.14 (1H, s).
【0197】
参考例35
tert−ブチル [3−(ヒドロキシメチル)−2−メチルフェニル]カルバマート
(3−アミノ−2−メチルフェニル)メタノール(10.0g)のTHF(200mL)溶液に二炭酸ジ−tert−ブチル(25.1mL)およびトリエチルアミン(11.2mL)を加え、室温で24時間撹拌した。減圧濃縮し、残渣を水−酢酸エチルに懸濁させ、沈殿物を濾去した。濾液を酢酸エチルで抽出し、有機層を水と飽和食塩水で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥後、減圧濃縮した。残渣をジイソプロピルエーテルに懸濁させ、沈殿を濾取し、ジイソプロピルエーテルで洗浄後、減圧乾燥することにより表題化合物17.585g(収率100%)を淡褐色固体として得た。
1H NMR (300 MHz, CDCl
3) δ: 1.56 (9 H, s), 2.25 (3 H, s), 4.70 (2 H, d, J=5.7 Hz), 6.27 (1 H, br. s.), 7.08 - 7.16 (1 H, m), 7.16 - 7.24 (1 H, m), 7.69 (1 H, d, J=7.9 Hz).
【0198】
参考例36
tert−ブチル (3−ホルミル−2−メチルフェニル)カルバマート
参考例35で得たtert−ブチル [3−(ヒドロキシメチル)−2−メチルフェニル]カルバマート(496g)のTHF(3.5L)溶液に二酸化マンガン(1070g)を加え、70℃で15時間撹拌した。混合物をセライトで濾過し、濾液を減圧濃縮した。残渣を石油エーテル(1L)に懸濁させ、沈殿を濾取し、減圧乾燥することにより表題化合物462g(収率94%)を白色固体として得た。
1H NMR (300 MHz, CDCl
3) δ: 1.53 (9 H, s), 2.57 (3 H, s), 6.37 (1 H, br. s.), 7.33 - 7.42 (1 H, m), 7.57 (1 H, dd, J=7.7, 1.3 Hz), 8.03 (1 H, d, J=8.3 Hz), 10.24 (1 H, s).
【0199】
参考例37
(2Z)−2−アジド−3−{3−[(tert−ブトキシカルボニル)アミノ]−2−メチルフェニル}アクリル酸エチル
ナトリウムエトキシド(163g)のエタノール(2L)溶液に、参考例36で得たtert−ブチル (3−ホルミル−2−メチルフェニル)カルバマート(142g)およびアジド酢酸エチル(310g)のエタノール(1L)溶液を−40℃で滴下した。反応混合物を−10℃で3時間撹拌し、室温に戻して15分間撹拌した後、−20℃まで冷却し、4規定塩酸(600mL)を滴下した。反応混合物を水(6L)に注ぎ入れ、析出した固体を濾取した後、水で洗い、減圧乾燥することにより表題化合物140g(収率67%)を淡黄色固体として得た。
1H NMR (300 MHz, CDCl
3) δ: 1.41 (3H, t, J=7.0 Hz), 1.52 (9H, s), 2.22 (3H, s), 4.39 (2H, q, J=6.9 Hz), 6.26 (1H, s), 7.13 (1H, s), 7.22 (1H, t, J=7.9 Hz), 7.53 (1H, d, J=7.9 Hz), 7.69 (1H, d, J=7.9 Hz).
【0200】
参考例38
エチル 5−[(tert−ブトキシカルボニル)アミノ]−4−メチル−1H−インドール−2−カルボキシラート
参考例37で得た(2Z)−2−アジド−3−{3−[(tert−ブトキシカルボニル)アミノ]−2−メチルフェニル}アクリル酸エチル(21.9g)のトルエン(245mL)溶液を120℃で15時間撹拌した。室温まで冷却後、ヘキサン(245mL)を加え、室温で2時間撹拌した。析出した固体を、濾取、ヘキサンで洗浄することにより表題化合物21.1g(収率85%)を淡黄色固体として得た。
1H NMR (300 MHz, CDCl
3) δ: 1.42 (3H, t, J=7.2 Hz), 1.52 (9H, s), 2.45 (3H, s), 4.41 (2H, q, J=7.2 Hz), 6.21 (1H, s), 7.20 - 7.25 (2H, m), 7.44 - 7.55 (1H, m), 8.84 (1H, s).
【0201】
参考例39
エチル 5−アミノ−4−メチル−1H−インドール−2−カルボキシラート 塩酸塩
参考例38で得たエチル 5−[(tert−ブトキシカルボニル)アミノ]−4−メチル−1H−インドール−2−カルボキシラート(3.203g)を酢酸エチル(100mL)−メタノール(60mL)に溶解させ、塩化水素−酢酸エチル溶液(4M、25mL)を加え、室温で5時間撹拌した。沈殿を濾取し、酢酸エチルで洗浄後、減圧乾燥することにより表題化合物2.524g(収率99%)を白色固体として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d
6) δ: 1.35 (3 H, t, J=7.0 Hz), 2.51 (3 H, s), 4.35 (2 H, q, J=7.2 Hz), 7.23 - 7.28 (1 H, m), 7.29 (1 H, d, J=1.5 Hz), 7.33 - 7.41 (1 H, m), 9.78 (3 H, br. s.), 12.10 (1 H, s).
【0202】
参考例40
エチル 5−({[4−(シクロプロピルメトキシ)フェニル]カルボニル}アミノ)−4−メチル−1H−インドール−2−カルボキシラート
参考例39で得たエチル 5−アミノ−4−メチル−1H−インドール−2−カルボキシラート 塩酸塩(720mg)をDMF(10mL)に溶解させ、エチルジイソプロピルアミン(0.51mL)、4−(シクロプロピルメトキシ)安息香酸(599mg)、1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド 塩酸塩(1.13g)、1−ヒドロキシベンゾトリアゾール一水和物(908mg)およびN,N−ジメチルアミノピリジン(398mg)を順に加え、室温で17時間撹拌した。酢酸エチルで希釈後、水を加えた。
別途、参考例39で得たエチル 5−アミノ−4−メチル−1H−インドール−2−カルボキシラート 塩酸塩(363mg)をDMF(5.0mL)に懸濁させ、エチルジイソプロピルアミン(0.24mL)、4−(シクロプロピルメトキシ)安息香酸(288mg)、1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド 塩酸塩(544mg)、1−ヒドロキシベンゾトリアゾール一水和物(436mg)およびN,N−ジメチルアミノピリジン(192mg)を順に加え、室温で17時間撹拌した。酢酸エチルで希釈後、水を加えた。
上記2つの混合物を合一し、有機層を水で二度洗浄し、減圧濃縮した。残渣をジイソプロピルエーテルに懸濁させ、沈殿を濾取し、ジイソプロピルエーテルで洗浄後、減圧乾燥することにより表題化合物1.66g(収率96%)を淡黄色固体として得た。
1H NMR (300 MHz, CDCl
3) δ: 0.34 - 0.44 (2 H, m), 0.63 - 0.73 (2 H, m), 1.25 - 1.37 (1 H, m), 1.43 (3 H, t, J=7.2 Hz), 2.50 (3 H, s), 3.88 (2 H, d, J=7.2 Hz), 4.42 (2 H, q, J=7.1 Hz), 6.99 (2 H, d, J=8.7 Hz), 7.27 - 7.31 (2 H, m), 7.51 - 7.64 (2 H, m), 7.88 (2 H, d, J=8.7 Hz), 8.85 (1 H, br. s.).
【0203】
参考例41
4−(シクロプロピルメトキシ)−N−(2−ホルミル−4−メチル−1H−インドール−5−イル)ベンズアミド
水素化リチウムアルミニウム(80%、800mg)をTHF(160mL)に懸濁させたものに参考例40で得たエチル 5−({[4−(シクロプロピルメトキシ)フェニル]カルボニル}アミノ)−4−メチル−1H−インドール−2−カルボキシラート(1.66g)のTHF(240mL)溶液を0℃で滴下し、室温で1時間撹拌した。0℃で硫酸ナトリウム十水和物(5.44g)を加え、室温で30分間撹拌した後、濾過した。濾液を減圧濃縮し、残渣をジイソプロピルエーテルに懸濁させた。沈殿を濾取し、ジイソプロピルエーテルで洗浄し、減圧乾燥した後、THF(100mL)に溶解させた。二酸化マンガン(85%、4.32g)を加え、1時間加熱還流した。混合物をセライトで濾過し、濾液を減圧濃縮した。残渣をジイソプロピルエーテルに懸濁させ、沈殿を濾取し、ジイソプロピルエーテルで洗浄後、減圧乾燥することにより表題化合物896mg(収率85%)を肌色固体として得た。
1H NMR (300 MHz, CDCl
3) δ: 0.34 - 0.43 (2 H, m), 0.63 - 0.73 (2 H, m), 1.22 - 1.39 (1 H, m), 2.53 (3 H, s), 3.89 (2 H, d, J=6.8 Hz), 6.99 (2 H, d, J=8.7 Hz), 7.28 - 7.35 (2 H, m), 7.54 - 7.66 (2 H, m), 7.89 (2 H, d, J=9.1 Hz), 8.93 (1 H, br. s.), 9.85 (1 H, s).
【0204】
参考例42
エチル 4−メチル−5−[({4−[(2S)−テトラヒドロフラン−2−イルメトキシ]フェニル}カルボニル)アミノ]−1H−インドール−2−カルボキシラート
参考例39で得たエチル 5−アミノ−4−メチル−1H−インドール−2−カルボキシラート 塩酸塩(1.44g)をDMF(20mL)に溶解させ、参考例8で得た4−[(2S)−テトラヒドロフラン−2−イルメトキシ]安息香酸(1.38g)、エチルジイソプロピルアミン(1.02mL)、1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド 塩酸塩(2.26g)、1−ヒドロキシベンゾトリアゾール一水和物(1.82g)およびN,N−ジメチルアミノピリジン(797mg)を順に加え、室温で17時間撹拌した。酢酸エチルで希釈後、水を加えた。有機層を水で二度洗浄し、減圧濃縮した。残渣をジイソプロピルエーテルに懸濁させ、沈殿を濾取し、ジイソプロピルエーテルで洗浄後、減圧乾燥することにより表題化合物2.17g(収率87%)を淡黄色固体として得た。
1H NMR (300 MHz, CDCl
3) δ: 1.43 (3 H, t), 1.75 - 1.88 (1 H, m), 1.89 - 2.21 (3 H, m), 2.50 (3 H, s), 3.80 - 3.91 (1 H, m), 3.91 - 4.01 (1 H, m), 4.04 (2 H, d, J=5.3 Hz), 4.26 - 4.37 (1 H, m), 4.42 (2 H, q, J=7.2 Hz), 7.01 (2 H, d, J=8.7 Hz), 7.26 - 7.32 (2 H, m), 7.54 (1 H, d, J=8.7 Hz), 7.59 (1 H, s), 7.88 (2 H, d, J=8.3 Hz), 8.85 (1 H, br. s.).
【0205】
参考例43
N−(2−ホルミル−4−メチル−1H−インドール−5−イル)−4−[(2S)−テトラヒドロフラン−2−イルメトキシ]ベンズアミド
水素化リチウムアルミニウム(80%、976mg)をTHF(200mL)に懸濁させたものに参考例42で得たエチル 4−メチル−5−[({4−[(2S)−テトラヒドロフラン−2−イルメトキシ]フェニル}カルボニル)アミノ]−1H−インドール−2−カルボキシラート(2.17g)のTHF(300mL)溶液を0℃で滴下し、室温で1時間撹拌した。0℃で硫酸ナトリウム十水和物(6.63g)を加え、室温で30分間撹拌した後、濾過した。濾液を減圧濃縮し、残渣をジイソプロピルエーテルに懸濁させた。沈殿を濾取し、ジイソプロピルエーテルで洗浄し、減圧乾燥した後、THF(160mL)に溶解させた。二酸化マンガン(85%、5.26g)を加え、1時間加熱還流した。混合物をセライトで濾過し、濾液を減圧濃縮した。残渣をジイソプロピルエーテルに懸濁させ、沈殿を濾取し、ジイソプロピルエーテルで洗浄後、減圧乾燥することにより表題化合物1.33g(収率84%)を肌色固体として得た。
1H NMR (300 MHz, CDCl
3) δ: 1.72 - 1.87 (1 H, m), 1.90 - 2.05 (2 H, m), 2.05 - 2.19 (1 H, m), 2.53 (3 H, s), 3.81 - 3.91 (1 H, m), 3.96 (1 H, dt, J=8.3, 6.6 Hz), 4.05 (2 H, d, J=5.3 Hz), 4.25 - 4.37 (1 H, m), 7.02 (2 H, d, J=8.7 Hz), 7.27 - 7.34 (2 H, m), 7.55 - 7.65 (2 H, m), 7.89 (2 H, d, J=8.7 Hz), 8.97 (1 H, br. s.), 9.85 (1 H, s).
【0206】
参考例44
エチル 5−[(tert−ブトキシカルボニル)アミノ]−1,4−ジメチル−1H−インドール−2−カルボキシラート
参考例38で得たエチル 5−[(tert−ブトキシカルボニル)アミノ]−4−メチル−1H−インドール−2−カルボキシラート(100g)およびヨウ化メチル(23.3mL)のDMF(1L)溶液に水素化ナトリウム(60%油性、14g)を氷冷下で加え、室温で1時間撹拌した。反応混合物に水を加え、析出した固体を濾取した。その固体を酢酸エチルに溶解し、飽和食塩水で2回洗浄、硫酸マグネシウムで乾燥した。溶媒を減圧下留去し、粗体を石油エーテル(300mL)に懸濁させて撹拌、再び濾取し、減圧乾燥することにより表題化合物81g(収率78%)を無色固体として得た。
1H NMR (300 MHz, CDCl
3) δ: 1.42 (3H, t, J=7.0 Hz), 1.52 (9H, s), 2.44 (3H, s), 4.05 (3H, s), 4.38 (2H, q, J=7.2 Hz), 6.21 (1H, s), 7.19 (1H, d, J=9.1 Hz), 7.29 (1H, s), 7.52 (1H, d, J=6.0 Hz).
【0207】
参考例45
エチル 5−アミノ−1,4−ジメチル−1H−インドール−2−カルボキシラート 塩酸塩
参考例44で得たエチル 5−[(tert−ブトキシカルボニル)アミノ]−1,4−ジメチル−1H−インドール−2−カルボキシラート(3.400g)を酢酸エチル(100mL)に溶解させ、塩化水素−酢酸エチル溶液(4M、13mL)を加え、室温で24時間撹拌した。塩化水素−酢酸エチル溶液(4M、13mL)を加え、室温で11時間撹拌した。沈殿を濾取し、酢酸エチルで洗浄後、減圧乾燥することにより表題化合物2.723g(収率96%)を白色固体として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d
6) δ: 1.35 (3 H, t, J=7.2 Hz), 2.51 (3 H, br. s.), 4.03 (3 H, s), 4.34 (2 H, q, J=7.2 Hz), 7.35 (1 H, d, J=8.7 Hz), 7.39 (1 H, s), 7.54 (1 H, d, J=9.1 Hz), 9.86 (3 H, br. s.).
【0208】
参考例46
エチル 5−({[4−(シクロプロピルメトキシ)フェニル]カルボニル}アミノ)−1,4−ジメチル−1H−インドール−2−カルボキシラート
参考例45で得たエチル 5−アミノ−1,4−ジメチル−1H−インドール−2−カルボキシラート 塩酸塩(400mg)をDMF(4.0mL)に懸濁させ、エチルジイソプロピルアミン(0.25mL)、4−(シクロプロピルメトキシ)安息香酸(300mg)、1−ヒドロキシベンゾトリアゾール一水和物(456mg)、1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド 塩酸塩(568mg)およびN,N−ジメチルアミノピリジン(200mg)を順に加え、室温で22時間撹拌した。THFと酢酸エチルで希釈後、水を加えた。有機層を水で二度洗浄し、減圧濃縮した。残渣をジイソプロピルエーテルに懸濁させ、沈殿を濾取し、ジイソプロピルエーテルで洗浄後、減圧乾燥することにより表題化合物547mg(収率90%)を白色固体として得た。
1H NMR (300 MHz, CDCl
3) δ: 0.34 - 0.44 (2 H, m), 0.63 - 0.74 (2 H, m), 1.24 - 1.37 (1 H, m), 1.43 (3 H, t, J=7.2 Hz), 2.49 (3 H, s), 3.88 (2 H, d, J=7.2 Hz), 4.07 (3 H, s), 4.39 (2 H, q, J=7.2 Hz), 6.98 (2 H, d, J=8.7 Hz), 7.22 (1 H, s), 7.33 (1 H, s), 7.53 - 7.65 (2 H, m), 7.88 (2 H, d, J=8.0 Hz).
【0209】
参考例47
4−(シクロプロピルメトキシ)−N−(2−ホルミル−1,4−ジメチル−1H−インドール−5−イル)ベンズアミド
水素化リチウムアルミニウム(80%、255mg)をTHF(50mL)に懸濁させたものに参考例46で得たエチル 5−({[4−(シクロプロピルメトキシ)フェニル]カルボニル}アミノ)−1,4−ジメチル−1H−インドール−2−カルボキシラート(547mg)のTHF(120mL)溶液を0℃で滴下し、室温で1時間撹拌した。0℃で硫酸ナトリウム十水和物(1.733g)を加え、室温で1時間撹拌した後、濾過した。濾液を減圧濃縮し、残渣をジイソプロピルエーテルに懸濁させた。沈殿を濾取し、ジイソプロピルエーテルで洗浄し、減圧乾燥した後、THF(50mL)に溶解させた。二酸化マンガン(85%、1.371g)を加え、1時間加熱還流した。混合物をセライトで濾過し、濾液を減圧濃縮した。残渣をジイソプロピルエーテルに懸濁させ、沈殿を濾取し、ジイソプロピルエーテルで洗浄後、減圧乾燥することにより表題化合物349mg(収率83%)を白色固体として得た。
1H NMR (300 MHz, CDCl
3) δ: 0.34 - 0.43 (2 H, m), 0.63 - 0.74 (2 H, m), 1.24 - 1.38 (1 H, m), 2.52 (3 H, s), 3.89 (2 H, d, J=6.8 Hz), 4.10 (3 H, s), 6.99 (2 H, d, J=8.7 Hz), 7.29 (2 H, s), 7.60 (1 H, s), 7.67 (1 H, d, J=9.0 Hz), 7.89 (2 H, d, J=8.7 Hz), 9.90 (1 H, s).
【0210】
参考例48
[2−(ヒドロキシメチル)−1,4−ジメチル−1H−インドール−5−イル]カルバミン酸tert−ブチル
塩化カルシウム(81g)のエタノール(147mL)溶液に水素化ホウ素ナトリウム(6.93g)を5℃で加え、同温度で30分間撹拌した。反応混合物に参考例44で得たエチル 5−[(tert−ブトキシカルボニル)アミノ]−1,4−ジメチル−1H−インドール−2−カルボキシラート(195g)のTHF(1.2L)溶液を5℃で滴下し、同温度で30分間、さらに室温で15時間撹拌した。反応混合物を20℃以下に保ちながら1規定塩酸(1.4L)を滴下してpH3に調整し、水(1L)および飽和重曹水(190mL)を加えた。有機溶媒を減圧下留去し、残った水層を酢酸エチルで抽出した。抽出液を飽和食塩水で洗浄、硫酸マグネシウムで乾燥した。減圧下濃縮し、析出した固体を酢酸エチル(200mL)および石油エーテル(600mL)で洗浄し、減圧乾燥することにより表題化合物134g(収率79%)を無色結晶として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d
6) δ: 1.44 (9H, s), 2.28 (3H, s), 3.70 (3H, s), 4.62 (2H, d, J=4.9 Hz), 5.20 (1H, t, J=5.3 Hz), 6.36 (1H, s), 6.94 (1H, d, J=8.3 Hz), 7.15 (1H, d, J=8.3 Hz), 8.39 (1H, s).
【0211】
参考例49
(2−ホルミル−1,4−ジメチル−1H−インドール−5−イル)カルバミン酸tert−ブチル
参考例48で得た[2−(ヒドロキシメチル)−1,4−ジメチル−1H−インドール−5−イル]カルバミン酸tert−ブチル(218g)のTHF(2.5L)溶液に、二酸化マンガン(327g)を加え、70℃で15時間撹拌した。不溶物をセライトで濾別し、THFで洗浄した。濾液を減圧下濃縮し、得られた粗体を石油エーテル(1L)に懸濁させて撹拌した後、沈殿物を濾取し、減圧乾燥することにより表題化合物190g(収率88%)を黄色固体として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d
6) δ: 1.46 (9H, s), 2.37 (3H, s), 4.01 (3H, s), 7.27 (1H, d, J=8.7 Hz), 7.37 (1H, d, J=9.1 Hz), 7.49 (1H, s), 8.61 (1H, s), 9.88 (1H, s).
【0212】
参考例50
5−アミノ−1,4−ジメチル−1H−インドール−2−カルバルデヒド 塩酸塩
参考例49で得た(2−ホルミル−1,4−ジメチル−1H−インドール−5−イル)カルバミン酸tert−ブチル(43.0g)の酢酸エチル(860mL)溶液に、4規定塩化水素酢酸エチル溶液(35.5g)を加え、40℃で3時間撹拌した。反応混合物を氷冷し、析出した固体を濾取、酢酸エチルで洗浄することにより表題化合物33.5g(収率100%)をオレンジ色固体として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d
6) δ: 2.58 (3H, s), 4.04 (3H, s), 7.48 - 7.65 (3H, m), 9.95 (1H, s).
【0213】
参考例51
N−(2−ホルミル−1,4−ジメチル−1H−インドール−5−イル)−4−[(2S)−テトラヒドロフラン−2−イルメトキシ]ベンズアミド
参考例8で得た4−[(2S)−テトラヒドロフラン−2−イルメトキシ]安息香酸(4.95g)をTHF(40mL)に溶解し、オキザリルクロリド(2.10mL)と触媒量のDMFを加え、室温で3時間撹拌した。反応混合物を減圧下濃縮し、酸塩化物を得た。この酸塩化物をTHF(35mL)に溶解し、参考例50で得た5−アミノ−1,4−ジメチル−1H−インドール−2−カルバルデヒド 塩酸塩(5.00g)、トリエチルアミン(7.75mL)のTHF(75mL)懸濁液に滴下した。反応混合物を室温で18時間撹拌した。反応混合物に水(220mL)を加え、析出した固体を濾取、水、酢酸エチル、アセトニトリルおよびイソプロピルエーテルで順に洗浄することにより表題化合物7.80g(収率89%)を淡黄色固体として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d
6) δ: 1.62 - 2.09 (4H, m), 2.41 (3H, s), 3.65 - 3.84 (2H, m), 3.97 - 4.10 (5H, m), 4.14 - 4.24 (1H, m), 7.07 (2H, d, J=8.7 Hz), 7.33 (1H, d, J=9.1 Hz), 7.45 (1H, d, J=9.1 Hz), 7.55 (1H, s), 7.99 (2H, d, J=9.1 Hz), 9.85 (1H, s), 9.91 (1H, s).
【0214】
参考例53
エチル 5−[({2−フルオロ−4−[(2S)−テトラヒドロフラン−2−イルメトキシ]フェニル}カルボニル)アミノ]−1,4−ジメチル−1H−インドール−2−カルボキシラート
参考例45で得たエチル 5−アミノ−1,4−ジメチル−1H−インドール−2−カルボキシラート 塩酸塩(1.52g)をDMF(15mL)に懸濁させ、エチルジイソプロピルアミン(0.97mL)、参考例15で得た2−フルオロ−4−[(2S)−テトラヒドロフラン−2−イルメトキシ]安息香酸(1.43g)、1−ヒドロキシベンゾトリアゾール一水和物(1.74g)、1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド 塩酸塩(2.16g)およびN,N−ジメチルアミノピリジン(761mg)を順に加え、室温で22時間撹拌した。酢酸エチルで希釈後、水を加えた。有機層を水で二度洗浄し、減圧濃縮した。残渣をジイソプロピルエーテルに懸濁させ、沈殿を濾取し、ジイソプロピルエーテルで洗浄後、減圧乾燥することにより表題化合物2.06g(収率80%)を淡褐色固体として得た。
1H NMR (300 MHz, CDCl
3) δ: 1.43 (3 H, t, J=7.2 Hz), 1.70 - 1.86 (1 H, m), 1.90 - 2.22 (4 H, m), 2.50 (2 H, s), 3.80 - 4.00 (2 H, m), 4.00 - 4.11 (5 H, m), 4.25 - 4.34 (1 H, m), 4.39 (2 H, q, J=6.9 Hz), 6.74 (1 H, dd, J=14.4, 2.3 Hz), 6.87 (1 H, dd, J=8.9, 2.5 Hz), 7.20 - 7.27 (1 H, m), 7.33 (1 H, s), 7.72 (1 H, d, J=9.1 Hz), 8.16 (1 H, t, J=9.1 Hz), 8.26 (1 H, d, J=15.9 Hz).
【0215】
参考例54
2−フルオロ−N−(2−ホルミル−1,4−ジメチル−1H−インドール−5−イル)−4−[(2S)−テトラヒドロフラン−2−イルメトキシ]ベンズアミド
水素化リチウムアルミニウム(80%、860mg)をTHF(180mL)に懸濁させたものに参考例53で得たエチル 5−[({2−フルオロ−4−[(2S)−テトラヒドロフラン−2−イルメトキシ]フェニル}カルボニル)アミノ]−1,4−ジメチル−1H−インドール−2−カルボキシラート(2.06g)のTHF(270mL)溶液を0℃で滴下し、室温で1時間撹拌した。0℃で硫酸ナトリウム十水和物(5.84g)を加え、室温で1時間撹拌した後、濾過した。濾液を減圧濃縮し、残渣をジイソプロピルエーテルに懸濁させた。沈殿を濾取し、ジイソプロピルエーテルで洗浄し、減圧乾燥した後、50℃でTHF(150mL)に溶解させた。二酸化マンガン(85%、4.64g)を加え、1時間加熱還流した。混合物をセライトで濾過し、濾液を減圧濃縮した。残渣をジイソプロピルエーテルに懸濁させ、沈殿を濾取し、ジイソプロピルエーテルで洗浄後、減圧乾燥することにより表題化合物1.29g(収率83%)を淡黄色固体として得た。
1H NMR (300 MHz, CDCl
3) δ: 1.71 - 1.86 (1 H, m), 1.90 - 2.05 (2 H, m), 2.05 - 2.19 (1 H, m), 2.53 (3 H, s), 3.86 (1 H, q, J=7.3 Hz), 3.91 - 4.01 (1 H, m), 4.01 - 4.07 (2 H, m), 4.10 (3 H, s), 4.25 - 4.36 (1 H, m), 6.75 (1 H, dd, J=13.9, 1.9 Hz), 6.88 (1 H, dd, J=9.0, 1.9 Hz), 7.29 (2 H, s), 7.82 (1 H, d, J=8.7 Hz), 8.16 (1 H, t, J=9.2 Hz), 8.27 (1 H, d, J=17.0 Hz), 9.89 (1 H, s).
【0216】
参考例55
エチル 2−[(2−メチル−3−ニトロフェニル)ヒドラゾノ]プロパノアート
2−メチル−3−ニトロアニリン(50.0g)をアセトニトリル(75mL)と2規定塩酸水溶液(411mL)の混合溶媒に懸濁させ、−10℃に冷却した。亜硝酸ナトリウム(27.3g)の水(50mL)溶液を内温−5℃以下で滴下した。同温で30分間撹拌し、反応混合物をセライト濾過した。2−メチルアセト酢酸エチル(46.6mL)と水酸化カリウム(64.6g)を水(350mL)とエタノール(350mL)の混合溶媒に溶解させ、−6℃に冷却し、上記の濾液を内温2℃以下で滴下した。同温で10分間撹拌し、6規定塩酸水溶液(100mL)を加え、0℃で1時間撹拌した。生じた固体を濾取し、酢酸エチルに溶解させ、飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥した後、減圧濃縮により表題化合物76.7g(収率88%)を赤色固体として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d
6) δ: 1.27 (3 H, t, J=7.0 Hz), 2.15 (3 H, s), 2.33 (3 H, s), 4.22 (2 H, q, J=7.0 Hz), 7.38 - 7.48 (2 H, m), 7.68 (1 H, dd, J=7.3, 2.1 Hz), 8.94 (1 H, s).
【0217】
参考例56
エチル 7−メチル−6−ニトロ−1H−インドール−2−カルボキシラート
メタンスルホン酸(37.5mL)およびイートン試薬(37.0mL)をトルエン(250mL)に加え、80℃で20分間撹拌した。参考例55で得たエチル 2−[(2−メチル−3−ニトロフェニル)ヒドラゾノ]プロパノアート(27.8g)を5分間かけて加え、トルエン(20mL)で洗い込んだ。同温で15分間撹拌した後、傾斜法により有機層を取り出した。さらにタール状残渣からトルエンを用いた傾斜法により生成物を取り出した。取り出した有機層をまとめ、酢酸エチルで希釈し、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液および飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥後、減圧濃縮した。残渣を酢酸エチルとヘキサンの混合溶媒で洗浄し、乾燥することにより表題化合物8.55g(収率33%)を淡黄色固体として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d
6) δ: 1.32 - 1.43 (3 H, m), 2.77 (3 H, s), 4.38 (2 H, q, J=7.1 Hz), 7.29 (1 H, s), 7.68 (2 H, s), 12.41 (1 H, brs).
【0218】
参考例57
エチル 6−アミノ−7−メチル−1H−インドール−2−カルボキシラート
参考例56で得たエチル 7−メチル−6−ニトロ−1H−インドール−2−カルボキシラート(1.50g)と活性炭担持パラジウム(Pd:10%、50%含水、150mg)をエタノール(10mL)とテトラヒドロフラン(20mL)の混合溶媒中で混合し、1気圧の水素雰囲気下、室温で20時間撹拌した。混合物をセライト濾過し、濾液を減圧濃縮した。残渣をNHシリカゲルカラムクロマトグラフィー[展開溶媒;ヘキサン:酢酸エチル=80:20(容積比)→ヘキサン:酢酸エチル=60:40(容積比)]により精製し、減圧濃縮することで表題化合物1.21g(収率92%)を黄色固体として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d
6) δ: 1.31 (3 H, t, J=7.1 Hz), 2.21 (3 H, s), 4.27 (2 H, q, J=7.0 Hz), 4.87 (2 H, s), 6.54 (1 H, d, J=8.2 Hz), 6.95 (1 H, d, J=2.2 Hz), 7.15 (1 H, d, J=8.8 Hz), 10.90 (1 H, s).
【0219】
参考例58
4−(シクロプロピルメトキシ)−N−(2−ホルミル−7−メチル−1H−インドール−6−イル)ベンズアミド
参考例57で得たエチル 6−アミノ−7−メチル−1H−インドール−2−カルボキシラート(883mg)および4−(シクロプロピルメトキシ)安息香酸(778mg)をN,N−ジメチルホルムアミド(27mL)に溶解させ、1−ヒドロキシベンゾトリアゾール(657mg)、1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド 塩酸塩(932mg)およびN,N−ジメチルアミノピリジン(495mg)を室温で加え、18時間撹拌した。反応混合物に水を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を1規定塩酸水溶液、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液および飽和食塩水で洗浄し、減圧濃縮した。残渣をテトラヒドロフラン(81mL)に懸濁し、水素化リチウムアルミニウム(6.08mL、2.0M テトラヒドロフラン溶液)を0℃で滴下した。滴下終了後、室温で2時間半撹拌した。反応混合物に硫酸ナトリウム十水和物を0℃で発泡終了まで徐々に加えた後、室温で1時間撹拌した。反応混合物をセライト濾過し、濾液を減圧濃縮した。残渣および二酸化マンガン(4.14g)をテトラヒドロフラン(177mL)に懸濁し、1時間加熱還流した。反応混合物をセライト濾過し、濾液を減圧濃縮した。残渣を酢酸エチルとヘキサンの混合溶媒で洗浄し、表題化合物755mg(収率54%)を淡褐色固体として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d
6) δ: 0.32 - 0.40 (2 H, m), 0.55 - 0.65 (2 H, m), 1.19 - 1.31 (1 H, m), 2.38 (3 H, s), 3.91 (2 H, d, J=7.1 Hz), 7.00 - 7.09 (3 H, m), 7.39 (1 H, s), 7.55 (1 H, d, J=8.8 Hz), 7.96 (2 H, d, J=9.1 Hz), 9.82 (1 H, s), 9.86 (1 H, s), 11.85 (1 H, s).
【0220】
参考例59
N−(2−ホルミル−7−メチル−1H−インドール−6−イル)−4−[(2S)−テトラヒドロフラン−2−イルメトキシ]ベンズアミド
参考例57で得たエチル 6−アミノ−7−メチル−1H−インドール−2−カルボキシラート(1.77g)および参考例8で得た4−[(2S)−テトラヒドロフラン−2−イルメトキシ]安息香酸(1.80g)をN,N−ジメチルホルムアミド(54mL)に溶解させ、1−ヒドロキシベンゾトリアゾール(1.31g)、1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド 塩酸塩(1.86g)およびN,N−ジメチルアミノピリジン(990mg)を室温で加え、22時間撹拌した。反応混合物に水を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を1規定塩酸水溶液、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液および飽和食塩水で洗浄し、減圧濃縮した。残渣をテトラヒドロフラン(160mL)に懸濁し、水素化リチウムアルミニウム(12.1mL、2.0M テトラヒドロフラン溶液)を0℃で滴下した。滴下終了後、室温で3時間半撹拌した。反応混合物に硫酸ナトリウム十水和物を0℃で発泡終了まで徐々に加えた後、室温で1時間撹拌した。反応混合物をセライト濾過し、濾液を減圧濃縮した。残渣および二酸化マンガン(8.27g)をテトラヒドロフラン(160mL)に懸濁し、2時間加熱還流した。反応混合物をセライト濾過し、濾液を減圧濃縮した。残渣を酢酸エチルとヘキサンの混合溶媒で洗浄し、表題化合物1.73g(収率56%)を淡褐色固体として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d
6) δ: 1.63 - 2.11 (5 H, m), 2.39 (3 H, s), 3.65 - 3.74 (1 H, m), 3.75 - 3.86 (1 H, m), 3.96 - 4.11 (2 H, m), 4.13 - 4.24 (1 H, m), 7.04 - 7.10 (2 H, m), 7.41 (1 H, s), 7.56 (1 H, d, J=8.7 Hz), 7.98 (2 H, d, J=8.7 Hz), 9.84 (1 H, s), 9.89 (1 H, s), 11.87 (1 H, s).
【0221】
参考例60
エチル 6−[({2−フルオロ−4−[(2S)−テトラヒドロフラン−2−イルメトキシ]フェニル}カルボニル)アミノ]−7−メチル−1H−インドール−2−カルボキシラート
参考例15で得た2−フルオロ−4−[(2S)−テトラヒドロフラン−2−イルメトキシ]安息香酸(0.997g)、二塩化オキサリル(0.508mL)およびN,N−ジメチルホルムアミド(0.10mL)をテトラヒドロフラン(50mL)に混合させ、室温で2時間撹拌した。反応混合物を減圧下濃縮し、濃縮残渣にテトラヒドロフラン(100mL)を加えた。この混合物に参考例57で得たエチル 6−アミノ−7−メチル−1H−インドール−2−カルボキシラート(0.88g)およびトリエチルアミン(0.976mL)のテトラヒドロフラン(100mL)溶液を室温で加え、室温で終夜撹拌した。反応混合物に水を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧下にて溶媒を留去し、表題化合物1.52g(収率86%)を無色結晶として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d
6) δ: 1.35 (3 H, t, J=7.2 Hz), 1.63 - 1.72 (1 H, m), 1.81 - 1.93 (2 H, m), 1.96 - 2.04 (1 H, m), 2.44 (3 H, s), 3.69 (1 H, q, J=6.9 Hz), 3.79 (1 H, q, J=6.9 Hz), 3.97 - 4.10 (2 H, m), 4.13 - 4.19 (1 H, m), 4.35 (2 H, q, J=7.2 Hz), 6.89 - 6.99 (2 H, m), 7.12 - 7.16 (2 H, m), 7.46 (1 H, d, J=8.4 Hz), 7.70 (1 H, t, J=8.7 Hz), 9.68 (1 H, d, J=2.1 Hz), 11.67 (1 H, s).
【0222】
参考例61
2−フルオロ−N−[2−(ヒドロキシメチル)−7−メチル−1H−インドール−6−イル]−4−[(2S)−テトラヒドロフラン−2−イルメトキシ]ベンズアミド
参考例60で得たエチル 6−[({2−フルオロ−4−[(2S)−テトラヒドロフラン−2−イルメトキシ]フェニル}カルボニル)アミノ]−7−メチル−1H−インドール−2−カルボキシラート(1.52g)のテトラヒドロフラン(150mL)溶液に水素化リチウムアルミニウム(3.5mL、2.0M テトラヒドロフラン溶液)を0℃で加え、室温で3時間撹拌した。反応混合物に硫酸ナトリウム十水和物を加え、続いて1規定塩酸水溶液を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を炭酸水素ナトリウム水溶液および飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧下にて溶媒を留去し、表題化合物1.25g(収率91%)を淡黄色結晶として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d
6) δ: 1.63 - 1.78 (1 H, m), 1.83 - 1.90 (2 H, m), 1.94 - 2.06 (1 H, m), 2.36 (3 H, s), 3.69 (1 H, q, J=6.3 Hz), 3.79 (1 H, q, J=6.3 Hz), 3.97 - 4.08 (2 H, m), 4.09 - 4.18 (1 H, m), 4.60 (1 H, d, J=5.4 Hz), 5.15 (1 H, t, J=5.7 Hz), 6.27 (1 H, s), 6.84 - 6.97 (3 H, m), 7.25 (1 H, d, J=8.4 Hz), 7.68 (1 H, t, J=8.7 Hz), 9.55 (1 H, d, J=2.4 Hz), 10.89 (1 H, s).
【0223】
参考例62
2−フルオロ−N−(2−ホルミル−7−メチル−1H−インドール−6−イル)−4−[(2S)−テトラヒドロフラン−2−イルメトキシ]ベンズアミド
参考例61で得た2−フルオロ−N−[2−(ヒドロキシメチル)−7−メチル−1H−インドール−6−イル]−4−[(2S)−テトラヒドロフラン−2−イルメトキシ]ベンズアミド(1.2g)および二酸化マンガン(4.00g)のテトラヒドロフラン(220mL)溶液を40℃で終夜撹拌した。反応混合物をセライトで濾過後、減圧下にて溶媒を留去し、表題化合物0.8g(収率67%)を褐色結晶として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d
6) δ: 1.64 - 1.72 (1 H, m), 1.85 - 1.92 (2 H, m), 1.96 - 2.01 (1 H, m), 2.42 (3 H, s), 3.69 (1 H, q, J=6.6 Hz), 3.79 (1 H, q, J=6.6 Hz), 4.01 - 4.10 (2 H, m), 4.15 - 4.19 (1 H, m), 6.89 - 7.08 (3 H, m), 7.39 (1 H, s), 7.55 (1 H, d, J=8.1 Hz), 7.70 (1 H, t, J=8.1 Hz), 9.73 (1 H, s), 9.82 (1 H, s), 11.86 (1 H, s).
【0224】
参考例63
エチル 1,7−ジメチル−6−ニトロ−1H−インドール−2−カルボキシラート
参考例56で得たエチル 7−メチル−6−ニトロ−1H−インドール−2−カルボキシラート(8.55g)をN,N−ジメチルホルムアミド(103mL)に溶解し、0℃で水素化ナトリウム(油性、60%、1.65g)およびヨウ化メチル(6.43mL)を加えた。室温で1時間半撹拌した後、酢酸エチルで希釈した。食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー[展開溶媒;ヘキサン:酢酸エチル=95:5(容積比)→ヘキサン:酢酸エチル=70:30(容積比)]により精製し、減圧濃縮することで表題化合物8.85g(収率98%)を黄色固体として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d
6) δ: 1.34 (3 H, t, J=7.2 Hz), 2.80 (3 H, s), 4.30 - 4.40 (5 H, m), 7.35 (1 H, s), 7.52 (1 H, d, J=8.7 Hz), 7.69 (1 H, d, J=8.7 Hz).
【0225】
参考例64
エチル 6−アミノ−1,7−ジメチル−1H−インドール−2−カルボキシラート
参考例63で得たエチル 1,7−ジメチル−6−ニトロ−1H−インドール−2−カルボキシラート(8.85g)および活性炭担持パラジウム(Pd:10%、50%含水、885mg)を酢酸エチル(120mL)中で混合し、1気圧の水素雰囲気下、室温で18時間撹拌した。混合物をセライト濾過し、濾液を減圧濃縮した。残渣をNHシリカゲルカラムクロマトグラフィー[展開溶媒;ヘキサン:酢酸エチル=90:10(容積比)→ヘキサン:酢酸エチル=60:40(容積比)]により精製し、減圧濃縮することで表題化合物7.11g(収率91%)を黄色固体として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d
6) δ: 1.29 (3 H, t, J=7.2 Hz), 2.40 (3 H, s), 4.12 (3 H, s), 4.24 (2 H, q, J=6.9 Hz), 5.00 (2 H, s), 6.59 (1 H, d, J=8.7 Hz), 7.06 (1 H, s), 7.17 (1 H, d, J=8.7 Hz).
【0226】
参考例65
4−(シクロプロピルメトキシ)−N−(2−ホルミル−1,7−ジメチル−1H−インドール−6−イル)ベンズアミド
4−(シクロプロピルメトキシ)安息香酸(3.64g)をトルエン(42mL)に溶解させ、塩化チオニル(2.07mL)およびN,N−ジメチルホルムアミド(141μL)を加え、40℃で5時間撹拌した。減圧濃縮した後、残渣をNMP(28mL)に希釈し、参考例64で得たエチル 6−アミノ−1,7−ジメチル−1H−インドール−2−カルボキシラート(4.00g)およびトリエチルアミン(3.60mL)のNMP(24mL)溶液を0℃で加えた。室温で20時間撹拌した後、0℃で水を加えた。生じた固体を濾取し、水洗した後、乾燥した。得られた固体をテトラヒドロフラン(258mL)に懸濁し、水素化リチウムアルミニウム(43.0mL、2.0Mテトラヒドロフラン溶液)を0℃で滴下した。滴下終了後、室温で2時間半撹拌した。反応混合物に硫酸ナトリウム十水和物を0℃で発泡終了まで徐々に加えた後、室温で1時間撹拌した。反応混合物をセライト濾過し、液量が約600mLになるまで減圧濃縮した。二酸化マンガン(26.4g)を加え、20時間加熱還流した。反応混合物をセライト濾過し、濾液を減圧濃縮した。残渣を酢酸エチルとヘキサンの混合溶媒で洗浄し、表題化合物4.93g(収率79%)を淡褐色固体として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d
6) δ: 0.32 - 0.41 (2 H, m), 0.55 - 0.65 (2 H, m), 1.20 - 1.33 (1 H, m), 2.57 (3 H, s), 3.91 (2 H, d, J=7.2 Hz), 4.33 (3 H, s), 7.05 (3 H, d, J=8.7 Hz), 7.43 (1 H, s), 7.57 (1 H, d, J=8.7 Hz), 7.98 (2 H, d, J=8.7 Hz), 9.84 (1 H, s), 9.97 (1 H, s).
【0227】
参考例66
N−(2−ホルミル−1,7−ジメチル−1H−インドール−6−イル)−4−[(2S)−テトラヒドロフラン−2−イルメトキシ]ベンズアミド
参考例8で得た4−[(2S)−テトラヒドロフラン−2−イルメトキシ]安息香酸(3.27g)をトルエン(33mL)に溶解させ、塩化チオニル(1.60mL)およびN,N−ジメチルホルムアミド(100μL)を加え、40℃で4時間撹拌した。減圧濃縮した後、残渣をNMP(22mL)に希釈し、参考例64で得たエチル 6−アミノ−1,7−ジメチル−1H−インドール−2−カルボキシラート(3.08g)およびトリエチルアミン(2.80mL)のNMP(22mL)溶液を0℃で加えた。室温で17時間撹拌した後、水を加えた。生じた固体を濾取し、水洗した後、乾燥した。得られた固体をテトラヒドロフラン(265mL)に懸濁し、水素化リチウムアルミニウム(9.95mL、2.0M テトラヒドロフラン溶液)を0℃で滴下した。滴下終了後、室温で2時間撹拌した。反応混合物に硫酸ナトリウム十水和物を0℃で発泡終了まで徐々に加えた後、室温で1時間撹拌した。反応混合物をセライト濾過し、減圧濃縮した。残渣および二酸化マンガン(13.6g)をテトラヒドロフラン(398mL)に懸濁し、3時間加熱還流した。反応混合物をセライト濾過し、濾液を減圧濃縮した。残渣を酢酸エチルとヘキサンの混合溶媒で洗浄し、表題化合物3.75g(収率72%)を黄色固体として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d
6) δ: 1.63 - 2.11 (4 H, m), 2.57 (3 H, s), 3.65 - 3.74 (1 H, m), 3.76 - 3.85 (1 H, m), 3.96 - 4.10 (2 H, m), 4.19 (1 H, qd, J=6.6, 4.4 Hz), 4.33 (3 H, s), 7.01 - 7.13 (3 H, m), 7.43 (1 H, s), 7.57 (1 H, d, J=8.7 Hz), 7.99 (2 H, d, J=8.7 Hz), 9.84 (1 H, s), 9.98 (1 H, s).
【0228】
参考例67
エチル 6−[({2−フルオロ−4−[(2S)−テトラヒドロフラン−2−イルメトキシ]フェニル}カルボニル)アミノ]−1,7−ジメチル−1H−インドール−2−カルボキシラート
参考例15で得た2−フルオロ−4−[(2S)−テトラヒドロフラン−2−イルメトキシ]安息香酸(4.44g)、二塩化オキサリル(2.37mL)およびN,N−ジメチルホルムアミド(0.50mL)をテトラヒドロフラン(200mL)に混合させ、室温で2時間撹拌した。反応混合物を減圧下濃縮し、濃縮残渣にテトラヒドロフラン(100mL)を加えた。この混合物に参考例64で得たエチル 6−アミノ−1,7−ジメチル−1H−インドール−2−カルボキシラート(4.19g)およびトリエチルアミン(3.76mL)のテトラヒドロフラン(250mL)溶液を室温で加え、室温で終夜撹拌した。反応混合物に水を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧下にて溶媒を留去し、表題化合物7.95g(収率97%)を無色結晶として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d
6) δ: 1.34 (3 H, t, J=6.9 Hz), 1.63 - 1.72 (1 H, m), 1.80 - 1.93 (2 H, m), 1.96 - 2.04 (1 H, m), 2.61 (3 H, s), 3.69 (1 H, q, J=7.2 Hz), 3.79 (1 H, q, J=7.2 Hz), 3.97 - 4.10 (2 H, m), 4.13 - 4.21 (1 H, m), 4.27 (3 H, s), 4.31 (2 H, q, J=6.9 Hz), 6.89 - 7.07 (3 H, m), 7.24 (1 H, s), 7.47 (1 H, d, J=8.4 Hz), 7.69 (1 H, t, J=8.7 Hz), 9.81 (1 H, s).
【0229】
参考例68
2−フルオロ−N−[2−(ヒドロキシメチル)−1,7−ジメチル−1H−インドール−6−イル]−4−[(2S)−テトラヒドロフラン−2−イルメトキシ]ベンズアミド
参考例67で得たエチル 6−[({2−フルオロ−4−[(2S)−テトラヒドロフラン−2−イルメトキシ]フェニル}カルボニル)アミノ]−1,7−ジメチル−1H−インドール−2−カルボキシラート(7.95g)のテトラヒドロフラン(500mL)溶液に水素化リチウムアルミニウム(20mL,2.0M テトラヒドロフラン溶液)を0℃で加え、室温で3時間撹拌した。反応混合物に硫酸ナトリウム十水和物を加え、続いて1規定塩酸水溶液を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を炭酸水素ナトリウム水溶液、飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧下にて溶媒を留去し、表題化合物6.5g(収率90%)を淡黄色結晶として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d
6) δ: 1.64 - 1.72 (1 H, m), 1.83 - 1.93 (2 H, m), 1.96 - 2.05 (1 H, m), 2.59 (3 H, s), 3.69 (1 H, q, J=6.9 Hz), 3.79 (1 H, q, J=6.9 Hz), 3.99 (3 H, s), 4.03 - 4.10 (2 H, m), 4.13 - 4.19 (1 H, m), 4.59 (1 H, d, J=5.1 Hz), 5.21 (1 H, t, J=5.7 Hz), 6.31 (1 H, s), 6.87 - 6.98 (3 H, m), 7.27 (1 H, d, J=8.7 Hz), 7.68 (1 H, t, J=8.7 Hz), 9.64 (1 H, s).
【0230】
参考例69
2−フルオロ−N−(2−ホルミル−1,7−ジメチル−1H−インドール−6−イル)−4−[(2S)−テトラヒドロフラン−2−イルメトキシ]ベンズアミド
参考例68で得た2−フルオロ−N−[2−(ヒドロキシメチル)−1,7−ジメチル−1H−インドール−6−イル]−4−[(2S)−テトラヒドロフラン−2−イルメトキシ]ベンズアミド(6.5g)および二酸化マンガン(16.0g)のテトラヒドロフラン(300mL)溶液を30℃で終夜撹拌した。反応混合物をセライトで濾過後、減圧下にて溶媒を留去し、表題化合物5.07g(収率78%)を褐色結晶として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d
6) δ: 1.63 - 1.72 (1 H, m), 1.82 - 1.93 (2 H, m), 1.97 - 2.05 (1 H, m), 2.61 (3 H, s), 3.69 (1 H, q, J=6.6 Hz), 3.79 (1 H, q, J=6.6 Hz), 3.98 - 4.10 (2 H, m), 4.13 - 4.21 (1 H, m), 4.33 (3 H, s), 6.90 - 7.00 (2 H, m), 7.11 (1 H, d, J=8.7 Hz), 7.42 (1 H, s), 7.56 (1 H, t, J=8.7 Hz), 7.69 (1 H, t, J=8.4 Hz), 9.83 (1 H, s), 9.86 (1 H, s).
【0231】
参考例70
エチル 6−{[(4−ブロモフェニル)カルボニル]アミノ}−1,7−ジメチル−1H−インドール−2−カルボキシラート
参考例64で得たエチル 6−アミノ−1,7−ジメチル−1H−インドール−2−カルボキシラート(4.43g)およびトリエチルアミン(3.18mL)をNMP(57mL)に溶解し、4−ブロモベンゾイル クロリド(4.60g)を0℃で加えた。室温で3日間撹拌した後、水を加えた。生じた固体を濾取し、水洗した後、乾燥し、表題化合物の粗体8.09gを淡褐色固体として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d
6) δ: 1.34 (3 H, t, J=7.2 Hz), 2.58 (3 H, s), 4.24 - 4.38 (5 H, m), 7.01 (1 H, d, J=8.3 Hz), 7.25 (1 H, s), 7.50 (1 H, d, J=8.3 Hz), 7.75 (2 H, d, J=8.7 Hz), 7.96 (2 H, d, J=8.3 Hz), 10.19 (1 H, s).
【0232】
参考例71
4−ブロモ−N−[2−(ヒドロキシメチル)−1,7−ジメチル−1H−インドール−6−イル]ベンズアミド
参考例70で得たエチル 6−{[(4−ブロモフェニル)カルボニル]アミノ}−1,7−ジメチル−1H−インドール−2−カルボキシラートの粗体(7.69g)および水素化ホウ素リチウム(3.76g)をテトラヒドロフラン(1.4L)に懸濁し、40℃で14時間撹拌した。飽和塩化アンモニウム水溶液を0℃で加え、有機層を食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した後、減圧濃縮し、表題化合物の粗体7.60gを淡黄色固体として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d
6) δ: 2.55 (3 H, s), 3.99 (3 H, s), 4.60 (2 H, d, J=5.5 Hz), 5.21 (1 H, t, J=5.5 Hz), 6.31 (1 H, s), 6.84 (1 H, d, J=8.2 Hz), 7.28 (1 H, d, J=8.2 Hz), 7.73 (2 H, d, J=8.2 Hz), 7.95 (2 H, d, J=8.5 Hz), 10.03 (1 H, s).
【0233】
参考例72
4−ブロモ−N−(2−ホルミル−1,7−ジメチル−1H−インドール−6−イル)ベンズアミド
参考例71で得た4−ブロモ−N−[2−(ヒドロキシメチル)−1,7−ジメチル−1H−インドール−6−イル]ベンズアミドの粗体(7.69g)および二酸化マンガン(18.9g)をテトラヒドロフラン(800mL)に懸濁し、室温下18時間撹拌した後、6時間加熱還流した。反応混合物をセライト濾過し、濾液を減圧濃縮した。残渣を酢酸エチルとヘキサンの混合溶媒で洗浄し、表題化合物6.23g(収率91%、3工程)を褐色固体として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d
6) δ: 2.58 (3 H, s), 4.34 (3 H, s), 7.06 (1 H, d, J=8.7 Hz), 7.44 (1 H, s), 7.59 (1 H, d, J=8.7 Hz), 7.76 (2 H, d, J=8.3 Hz), 7.96 (2 H, d, J=8.7 Hz), 9.85 (1 H, s), 10.22 (1 H, s).
【0234】
参考例73
4−ブロモ−N−(1,7−ジメチル−2−{[(2−メチルプロピル)アミノ]メチル}−1H−インドール−6−イル)ベンズアミド
参考例72で得た4−ブロモ−N−(2−ホルミル−1,7−ジメチル−1H−インドール−6−イル)ベンズアミド(2.00g)、2−メチルプロパン−1−アミン(803μL)および酢酸(10.8mL)をN,N−ジメチルアセトアミド(30mL)に加え、室温で1時間撹拌した。トリアセトキシ水素化ホウ素ナトリウム(2.28g)を加え、室温で13時間撹拌した。反応混合物を0℃に冷却し、8規定水酸化ナトリウム水溶液(27.0mL)を滴下した。水を加え、生じた固体を濾取し、水洗、乾燥し、表題化合物2.17g(収率94%)を黄色固体として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d
6) δ: 0.94 (6 H, d, J=6.3 Hz), 1.82 - 1.99 (1 H, m), 2.56 (3 H, s), 2.72 (2 H, brs), 4.00 (3 H, s), 4.22 (2 H, brs), 6.55 (1 H, brs), 6.84 - 6.93 (1 H, m), 7.34 (1 H, d, J=8.0 Hz), 7.74 (2 H, d, J=8.2 Hz), 7.94 (2 H, d, J=8.5 Hz), 10.08 (1 H, s).
【0235】
参考例74
4−ブロモ−N−(2−{[(2,2−ジメチルプロピル)アミノ]メチル}−1,7−ジメチル−1H−インドール−6−イル)ベンズアミド
参考例72で得た4−ブロモ−N−(2−ホルミル−1,7−ジメチル−1H−インドール−6−イル)ベンズアミド(2.00g)、2,2−ジメチルプロパン−1−アミン(952μL)および酢酸(10.8mL)をN,N−ジメチルアセトアミド(60mL)に加え、室温で1時間撹拌した。トリアセトキシ水素化ホウ素ナトリウム(2.28g)を加え、室温で13時間撹拌した。反応混合物を0℃に冷却し、8規定水酸化ナトリウム水溶液(27.0mL)を滴下した。水を加え、生じた固体を濾取し、水洗、乾燥し、表題化合物2.12g(収率89%)を黄色固体として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d
6) δ: 0.87 (9 H, s), 2.32 (2 H, brs), 2.54 (3 H, s), 3.84 (2 H, s), 4.01 (3 H, s), 6.28 (1 H, s), 6.82 (1 H, d, J=8.2 Hz), 7.25 (1 H, d, J=8.2 Hz), 7.72 (2 H, d, J=8.5 Hz), 7.94 (2 H, d, J=8.5 Hz), 10.01 (1 H, s).
【0236】
参考例75
4−ブロモ−N−(1,7−ジメチル−2−{[(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イルメチル)アミノ]メチル}−1H−インドール−6−イル)ベンズアミド
参考例72で得た4−ブロモ−N−(2−ホルミル−1,7−ジメチル−1H−インドール−6−イル)ベンズアミド(2.00g)、1−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)メタンアミン(931mg)および酢酸(10.8mL)をN,N−ジメチルアセトアミド(30mL)に加え、室温で1時間撹拌した。トリアセトキシ水素化ホウ素ナトリウム(2.28g)を加え、室温で13時間撹拌した。反応混合物を0℃に冷却し、8規定水酸化ナトリウム水溶液(27.0mL)を滴下した。水を加え、生じた固体を濾取し、水洗、乾燥し、表題化合物2.25g(収率89%)を黄色固体として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d
6) δ: 1.04 - 1.24 (2 H, m), 1.52 - 1.71 (3 H, m), 2.44 (2 H, d, J=6.9 Hz), 2.54 (3 H, s), 3.21 - 3.30 (2 H, m), 3.78 - 3.87 (4 H, m), 3.99 (3 H, s), 6.28 (1 H, s), 6.82 (1 H, d, J=8.0 Hz), 7.25 (1 H, d, J=8.0 Hz), 7.73 (2 H, d, J=8.2 Hz), 7.94 (2 H, d, J=8.2 Hz), 10.02 (1 H, s).
【0237】
参考例76
エチル 2−[(2−メチル−3−ニトロフェニル)ヒドラゾノ]ブタノアート
2−メチル−3−ニトロアニリン(24.0g)をアセトニトリル(36mL)と2規定塩酸水溶液(139mL)の混合溶媒に懸濁させ、−20℃に冷却した。亜硝酸ナトリウム(13.1g)を水(24mL)に溶解させ、同温で滴下し、30分間撹拌した後にセライト濾過した。2−エチルアセト酢酸エチル(25.0g)および水酸化カリウム(25.0g)を水(168mL)とエタノール(168mL)の混合溶媒に溶解させ、上記濾液を−20℃で滴下した。同温で10分間撹拌した後、6規定塩酸水溶液(50mL)を加え、0℃で1時間撹拌した。生じた固体を濾取し、酢酸エチルに溶解させ、水洗し、無水硫酸ナトリウムで乾燥後、減圧濃縮することで表題化合物20.8g(収率47%)を赤色固体として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d
6) δ: 1.02 - 1.35 (6 H, m), 2.24 (1.5 H, s), 2.33 (1.5 H, s), 2.48 - 2.75 (2 H, m), 4.08 - 4.35 (3 H, m), 7.36 - 7.80 (3 H, m), 9.15 (0.5 H, s), 12.12 (0.5 H, s).
【0238】
参考例77
エチル 3,7−ジメチル−6−ニトロ−1H−インドール−2−カルボキシラート
p−トルエンスルホン酸一水和物(15.6g)をトルエン(300mL)に懸濁し、2時間共沸脱水した。参考例76で得たエチル 2−[(2−メチル−3−ニトロフェニル)ヒドラゾノ]ブタノアート(20.8g)のトルエン(50mL)溶液を85℃で加え、同温で18時間撹拌した。飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧濃縮した。残渣を酢酸エチルとヘキサンの混合溶媒で洗浄することで表題化合物12.8g(収率66%)を褐色固体として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d
6) δ: 1.38 (3 H, t, J=7.0 Hz), 2.55 (3 H, s), 2.75 (3 H, s), 4.39 (2 H, q, J=7.0 Hz), 7.65 (1 H, d, J=8.8 Hz), 7.70 (1 H, d, J=8.8 Hz), 11.95 (1 H, s).
【0239】
参考例78
エチル 6−アミノ−3,7−ジメチル−1H−インドール−2−カルボキシラート
参考例77で得たエチル 3,7−ジメチル−6−ニトロ−1H−インドール−2−カルボキシラート(2.75g)および活性炭担持パラジウム(Pd:10%、50%含水、275mg)をテトラヒドロフラン(250mL)に懸濁し、1気圧の水素雰囲気下、室温で1週間撹拌した。混合物をセライト濾過し、濾液を減圧濃縮した。残渣をNHシリカゲルカラムクロマトグラフィー[展開溶媒;ヘキサン:酢酸エチル=90:10(容積比)→ヘキサン:酢酸エチル=0:100(容積比)]により精製し、減圧濃縮することで表題化合物1.93g(収率79%)を褐色固体として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d
6) δ: 1.33 (3 H, t, J=7.2 Hz), 2.19 (3 H, s), 2.41 - 2.47 (3 H, m), 4.29 (2 H, q, J=7.1 Hz), 4.86 (2 H, s), 6.54 (1 H, d, J=8.7 Hz), 7.16 (1 H, d, J=8.7 Hz), 10.42 (1 H, s).
【0240】
参考例79
N−(2−ホルミル−3,7−ジメチル−1H−インドール−6−イル)−4−[(2S)−テトラヒドロフラン−2−イルメトキシ]ベンズアミド
参考例78で得たエチル 6−アミノ−3,7−ジメチル−1H−インドール−2−カルボキシラート(645mg)および参考例8で得た4−[(2S)−テトラヒドロフラン−2−イルメトキシ]安息香酸(618mg)をN,N−ジメチルホルムアミド(19mL)に溶解させ、1−ヒドロキシベンゾトリアゾール(450mg)、1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド 塩酸塩(638mg)およびN,N−ジメチルアミノピリジン(340mg)を室温で加え、6日間撹拌した。水を0℃で加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を1規定塩酸水溶液、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液および飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥後、減圧濃縮した。残渣をテトラヒドロフラン(50mL)に懸濁し、水素化リチウムアルミニウム(6.26mL、2.0M テトラヒドロフラン溶液)を0℃で滴下した。滴下終了後、室温で4時間半撹拌した。反応混合物に硫酸ナトリウム十水和物を0℃で発泡終了まで徐々に加えた後、室温で17時間撹拌した。反応混合物をセライト濾過し、濾液を減圧濃縮した。残渣および二酸化マンガン(2.84g)をテトラヒドロフラン(167mL)に懸濁し、7時間加熱還流した。反応混合物をセライト濾過し、濾液を減圧濃縮した。残渣を酢酸エチルとヘキサンの混合溶媒で洗浄し、表題化合物521mg(収率48%)を淡褐色固体として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d
6) δ: 1.60 - 2.07 (4 H, m), 2.35 (3 H, s), 2.59 (3 H, s), 3.63 - 3.85 (2 H, m), 3.94 - 4.10 (2 H, m), 4.12 - 4.22 (1 H, m), 7.02 - 7.07 (3 H, m), 7.52 (1 H, d, J=8.2 Hz), 7.96 (2 H, d, J=8.8 Hz), 9.85 (1 H, s), 10.01 (1 H, s), 11.45 (1 H, s).
【0241】
参考例80
エチル 6−[({2−フルオロ−4−[(2S)−テトラヒドロフラン−2−イルメトキシ]フェニル}カルボニル)アミノ]−3,7−ジメチル−1H−インドール−2−カルボキシラート
参考例15で得た2−フルオロ−4−[(2S)−テトラヒドロフラン−2−イルメトキシ]安息香酸(1.35g)、二塩化オキサリル(0.711mL)およびN,N−ジメチルホルムアミド(0.10mL)をテトラヒドロフラン(100mL)に混合させ、室温で2時間撹拌した。反応混合物を減圧下濃縮し、濃縮残渣にテトラヒドロフラン(100mL)を加えた。この混合物に参考例78で得たエチル 6−アミノ−3,7−ジメチル−1H−インドール−2−カルボキシラート(1.29g)およびトリエチルアミン(1.39mL)のテトラヒドロフラン(100mL)溶液を室温で加え、室温で終夜撹拌した。反応混合物に水を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧下にて溶媒を留去し、表題化合物2.15g(収率85%)を無色結晶として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d
6) δ: 1.37 (3 H, t, J=7.2 Hz), 1.66 - 1.70 (1 H, m), 1.86 - 1.90 (2 H, m), 1.96 - 2.00 (1 H, m), 2.42 (3 H, s), 2.53 (3 H, s), 3.69 (1 H, q, J=6.6 Hz), 3.79 (1 H, q, J=6.6 Hz), 4.01 - 4.07 (2 H, m), 4.14 - 4.18 (1 H, m), 4.36 (2 H, q, J=7.2 Hz), 6.89 - 6.99 (2 H, m), 7.13 (1 H, d, J=8.7 Hz), 7.46 (1 H, d, J=8.4 Hz), 7.68 (1 H, t, J=8.4 Hz), 9.66 (1 H, s), 11.19 (1 H, s).
【0242】
参考例81
2−フルオロ−N−[2−(ヒドロキシメチル)−3,7−ジメチル−1H−インドール−6−イル]−4−[(2S)−テトラヒドロフラン−2−イルメトキシ]ベンズアミド
参考例80で得たエチル 6−[({2−フルオロ−4−[(2S)−テトラヒドロフラン−2−イルメトキシ]フェニル}カルボニル)アミノ]−3,7−ジメチル−1H−インドール−2−カルボキシラート(2.15g)のテトラヒドロフラン(150mL)溶液に水素化リチウムアルミニウム(15.0mL、2.0Mテトラヒドロフラン溶液)を0℃で加え、室温で3時間撹拌した。反応混合物に硫酸ナトリウム十水和物を加え、続いて1規定塩酸水溶液を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を炭酸水素ナトリウム水溶液および飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧下にて溶媒を留去し、表題化合物1.7g(収率87%)を無色結晶として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d
6) δ: 1.66 - 1.78 (1 H, m), 1.83 - 1.90 (2 H, m), 1.93 - 2.00 (1 H, m), 2.22 (3 H, s), 2.35 (3 H, s), 3.69 (1 H, q, J=6.6 Hz), 3.79 (1 H, q, J=6.6 Hz), 3.99 - 4.09 (2 H, m), 4.15 - 4.17 (1 H, m), 4.58 (1 H, d, J=5.4 Hz), 4.97 (1 H, t, J=5.4 Hz), 6.88 - 7.05 (3 H, m), 7.23 (1 H, d, J=8.7 Hz), 7.68 (1 H, t, J=8.7 Hz), 9.54 (1 H, s), 10.65 (1 H, s).
【0243】
参考例82
2−フルオロ−N−(2−ホルミル−3,7−ジメチル−1H−インドール−6−イル)−4−[(2S)−テトラヒドロフラン−2−イルメトキシ]ベンズアミド
参考例81で得た2−フルオロ−N−[2−(ヒドロキシメチル)−3,7−ジメチル−1H−インドール−6−イル]−4−[(2S)−テトラヒドロフラン−2−イルメトキシ]ベンズアミド(1.7g)および二酸化マンガン(7.00g)のテトラヒドロフラン(220mL)溶液を室温で終夜撹拌した。反応混合物をセライトで濾過後、減圧下にて溶媒を留去し、表題化合物1.15g(収率68%)を淡褐色結晶として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d
6) δ: 1.63 - 1.72 (1 H, m), 1.83 - 1.90 (2 H, m), 1.96 - 2.02 (1 H, m), 2.40 (3 H, s), 2.59 (3 H, s), 3.69 (1 H, q, J=6.6 Hz), 3.79 (1 H, q, J=6.6 Hz), 3.97 - 4.10 (2 H, m), 4.15 - 4.19 (1 H, m), 6.89 - 7.07 (3 H, m), 7.53 (1 H, d, J=8.1 Hz), 7.70 (1 H, d, J=8.1 Hz), 9.71 (1 H, s), 10.02 (1 H, s), 11.47 (1 H, s).
【0244】
参考例83
N−(2−フルオロ−3−ニトロフェニル)−4−[(2S)−テトラヒドロフラン−2−イルメトキシ]ベンズアミド
参考例8で得た4−[(2S)−テトラヒドロフラン−2−イルメトキシ]安息香酸(7.83g)をトルエン(50mL)に溶解し、塩化チオニル(3.51mL)およb触媒量のDMFを加え、50℃で3時間撹拌した。反応混合物を減圧下濃縮し、酸塩化物を得た。2−フルオロ−3−ニトロアニリン(5.00g)およびトリエチルアミン(6.70mL)のNMP(50mL)溶液に先に調製した酸塩化物のNMP(50mL)溶液を5℃で滴下し、室温で3日間撹拌した。反応混合物を酢酸エチルで希釈し、重曹水、0.3規定塩酸および重曹水で順に洗浄した。溶媒を減圧下留去し、得られた粗体をジイソプロピルエーテル−酢酸エチルで洗浄することにより表題化合物6.74g(収率58%)を褐色固体として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d
6) δ: 1.62 - 2.08 (4H, m), 3.64 - 3.85 (2H, m), 3.97 - 4.11 (2H, m), 4.13 - 4.24 (1H, m), 7.07 - 7.13 (2H, m), 7.46 (1H, td, J=8.3, 1.5 Hz), 7.94 - 8.03 (4H, m), 10.31 (1H, s).
【0245】
参考例84
(2E)−2−{[2−フルオロ−3−({4−[(2S)−テトラヒドロフラン−2−イルメトキシ]ベンゾイル}アミノ)フェニル]ヒドラゾノ}ブタン酸エチル
参考例83で得たN−(2−フルオロ−3−ニトロフェニル)−4−[(2S)−テトラヒドロフラン−2−イルメトキシ]ベンズアミド(6.74g)のTHF(250mL)溶液に10%パラジウム炭素(50%含水)(796mg)を加え、水素雰囲気下(バルーン)室温で15時間撹拌した。不溶物を濾去し、THFで洗浄した。濾液を減圧下濃縮した。残渣をアセトニトリル(20mL)および2規定塩酸(23.3mL)に溶解し、亜硝酸ナトリウム(1.55g)の水溶液(3mL)を−20℃で30分間かけて滴下した。不溶物を濾去し、水洗した。2−エチルアセト酢酸エチル(2.96g)および水酸化カリウム(3.67g)の水溶液(20mL)に先の濾液を−20℃で滴下した。10分間撹拌ののち、6規定塩酸(5.92mL)を滴下し、0℃で1時間撹拌した。析出物を濾取し、水洗した。これをアセトニトリルに溶解し、硫酸ナトリウムで乾燥した。溶媒を減圧下留去することにより表題化合物7.34g(収率86%)を赤色固体として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d
6) δ: 1.02 (3H, t, J=7.4 Hz), 1.28 (3H, t, J=7.0 Hz), 1.61 - 2.09 (4H, m), 2.70 (2H, q, J=7.6 Hz), 3.65 - 3.84 (2H, m), 3.97 - 4.33 (5H, m), 7.04 - 7.18 (4H, m), 7.35 (1H, td, J=7.6, 1.9 Hz), 7.96 (2H, d, J=9.1 Hz), 9.55 (1H, s), 9.95 (1H, s).
【0246】
参考例85
エチル 7−フルオロ−3−メチル−6−({4−[(2S)−テトラヒドロフラン−2−イルメトキシ]ベンゾイル}アミノ)−1H−インドール−2−カルボキシラート
p−トルエンスルホン酸(3.36g)をトルエン(100mL)に溶解し、2時間共沸脱水した。100℃まで冷却し、参考例84で得た(2E)−2−{[2−フルオロ−3−({4−[(2S)−テトラヒドロフラン−2−イルメトキシ]ベンゾイル}アミノ)フェニル]ヒドラゾノ}ブタン酸エチル(7.34g)のトルエン(50mL)溶液を滴下し、2時間還流撹拌した。室温まで冷却後、重曹水および酢酸エチルを加えた。析出物を濾取、酢酸エチル−トルエンで洗浄、乾燥した。濾液をシリカゲルカラムクロマトグラフィー[展開溶媒;ヘキサン:酢酸エチル=4:1→ヘキサン:酢酸エチル=3:2(容積比)]で精製し、目的画分と析出物を合わせて、表題化合物2.61g(収率36%)を桃色固体として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d
6) δ: 1.36 (3H, t, J=7.1 Hz), 1.62 - 2.09 (4H, m), 2.54 (3H, s), 3.64 - 3.84 (2H, m), 3.96 - 4.10 (2H, m), 4.14 - 4.23 (1H, m), 4.34 (2H, q, J=7.1 Hz), 7.06 (2H, d, J=8.8 Hz), 7.14 (1H, dd, J=8.5, 6.6 Hz), 7.45 (1H, d, J=8.8 Hz), 7.97 (2H, d, J=8.8 Hz), 10.00 (1H, s), 11.95 (1H, s).
【0247】
参考例86
N−(7−フルオロ−2−ホルミル−3−メチル−1H−インドール−6−イル)−4−[(2S)−テトラヒドロフラン−2−イルメトキシ]ベンズアミド
参考例85で得たエチル 7−フルオロ−3−メチル−6−({4−[(2S)−テトラヒドロフラン−2−イルメトキシ]ベンゾイル}アミノ)−1H−インドール−2−カルボキシラート(1.20g)のTHF(50mL)溶液に1M水素化リチウムアルミニウムTHF溶液(8.17mL)を氷冷下で滴下し、室温で2時間撹拌した。反応混合物に硫酸ナトリウム十水和物(2.63g)を加え、室温で30分間撹拌した。不溶物を濾去し、THF(50mL)で洗浄した。濾液に二酸化マンガン(2.79g)を加え、70℃で5時間撹拌した。不溶物を濾去し、THFで洗浄した。濾液を減圧下濃縮乾固することにより表題化合物860mg(収率72%)を淡褐色固体として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d
6) δ: 1.62 - 2.09 (4H, m), 2.61 (3H, s), 3.65 - 3.85 (2H, m), 3.97 - 4.11 (2H, m), 4.13 - 4.24 (1H, m), 7.08 (2H, d, J=8.7 Hz), 7.20 (1H, dd, J=8.5, 6.2 Hz), 7.53 (1H, d, J=8.3 Hz), 7.99 (2H, d, J=8.7 Hz), 10.06 (2H, s), 12.11 (1H, s).
【0248】
参考例87
エチル 1,3,7−トリメチル−6−ニトロ−1H−インドール−2−カルボキシラート
参考例77で得たエチル 3,7−ジメチル−6−ニトロ−1H−インドール−2−カルボキシラート(7.00g)をN,N−ジメチルホルムアミド(80mL)に溶解し、0℃で水素化ナトリウム(油性、60%、1.26g)およびヨウ化メチル(4.98mL)を加えた。室温で1時間半撹拌した後、0℃で水を加えた。酢酸エチルで抽出し、食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー[展開溶媒;ヘキサン:酢酸エチル=95:5(容積比)→ヘキサン:酢酸エチル=70:30(容積比)]により精製し、減圧濃縮することで表題化合物6.21g(収率84%)を黄色固体として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d
6) δ: 1.37 (3 H, t, J=7.0 Hz), 2.47 (3 H, s), 2.78 (3 H, s), 4.14 (3 H, s), 4.38 (2 H, q, J=7.1 Hz), 7.52 (1 H, d, J=8.5 Hz), 7.69 (1 H, d, J=8.8 Hz).
【0249】
参考例88
エチル 6−アミノ−1,3,7−トリメチル−1H−インドール−2−カルボキシラート
参考例87で得たエチル 1,3,7−トリメチル−6−ニトロ−1H−インドール−2−カルボキシラート(6.21g)および活性炭担持パラジウム(Pd:10%、50%含水、620mg)をエタノール(150mL)とテトラヒドロフラン(100mL)の混合溶媒中で混合し、1気圧の水素雰囲気下、室温で12時間撹拌した。混合物をセライト濾過し、濾液を減圧濃縮することで表題化合物5.07g(収率92%)を黄色固体として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d
6) δ: 1.32 (3 H, t, J=7.1 Hz), 2.36 (3 H, s), 2.38 (3 H, s), 3.94 (3 H, s), 4.27 (2 H, q, J=7.0 Hz), 4.98 (2 H, s), 6.58 (1 H, d, J=8.5 Hz), 7.17 (1 H, d, J=8.5 Hz).
【0250】
参考例89
N−[2−(ヒドロキシメチル)−1,3,7−トリメチル−1H−インドール−6−イル]−4−[(2S)−テトラヒドロフラン−2−イルメトキシ]ベンズアミド
参考例8で得た4−[(2S)−テトラヒドロフラン−2−イルメトキシ]安息香酸(2.98g)をトルエン(27mL)に溶解させ、塩化チオニル(1.47mL)およびN,N−ジメチルホルムアミド(100μL)を加え、40℃で3時間撹拌した。減圧濃縮した後、残渣をNMP(9mL)に希釈し、参考例88で得たエチル 6−アミノ−1,3,7−トリメチル−1H−インドール−2−カルボキシラート(3.00g)およびトリエチルアミン(2.54mL)のNMP(18mL)溶液を0℃で加えた。室温で16時間撹拌した後、水を加えた。生じた固体を濾取し、水洗した後、乾燥した。得られた固体をテトラヒドロフラン(444mL)に懸濁し、水素化リチウムアルミニウム(54.8mL、2.0Mテトラヒドロフラン溶液)を0℃で滴下した。滴下終了後、室温で6時間撹拌した。反応混合物に硫酸ナトリウム十水和物を0℃で発泡終了まで徐々に加えた後、室温で1時間撹拌した。反応混合物をセライト濾過し、減圧濃縮することで、表題化合物3.37g(収率68%)を黄色固体として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d
6) δ: 1.63 - 2.09 (2 H, m), 2.21 (3 H, s), 2.54 (3 H, s), 3.61 - 3.84 (2 H, m), 3.94 - 4.07 (5 H, m), 4.10 - 4.22 (1 H, m), 4.28 - 4.41 (1 H, m), 4.58 (2 H, brs), 4.98 - 5.09 (1 H, m), 6.82 - 6.87 (2 H, m), 7.00 - 7.08 (2 H, m), 7.25 (1 H, d, J=9.1 Hz), 7.97 (2 H, d, J=8.5 Hz), 9.81 (1 H, s).
【0251】
参考例90
N−(2−ホルミル−1,3,7−トリメチル−1H−インドール−6−イル)−4−[(2S)−テトラヒドロフラン−2−イルメトキシ]ベンズアミド
参考例89で得たN−[2−(ヒドロキシメチル)−1,3,7−トリメチル−1H−インドール−6−イル]−4−[(2S)−テトラヒドロフラン−2−イルメトキシ]ベンズアミド(3.37g)のTHF(400mL)溶液に二酸化マンガン(7.17g)を加え、80℃で24時間撹拌した。不溶物を濾去し、THFで洗浄した。濾液を減圧下濃縮し、得られた粗体をジイソプロピルエーテル−酢酸エチルで洗浄することにより表題化合物1.73g(収率51%)を淡褐色固体として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d
6) δ: 1.62 - 2.09 (4H, m), 2.54 (3H, s), 2.57 (3H, s), 3.65 - 3.84 (2H, m), 3.96 - 4.11 (2H, m), 4.12 - 4.23 (1H, m), 4.25 (3H, s), 7.00 - 7.10 (3H, m), 7.55 (1H, d, J=8.2 Hz), 7.98 (2H, d, J=8.8 Hz), 9.98 (1H, s), 10.09 (1H, s).
【0252】
参考例91
エチル 6−[({2−フルオロ−4−[(2S)−テトラヒドロフラン−2−イルメトキシ]フェニル}カルボニル)アミノ]−1,3,7−トリメチル−1H−インドール−2−カルボキシラート
参考例15で得た2−フルオロ−4−[(2S)−テトラヒドロフラン−2−イルメトキシ]安息香酸(1.97g)、二塩化オキサリル(1.02mL)およびN,N−ジメチルホルムアミド(0.20mL)をテトラヒドロフラン(100mL)に混合させ、室温で2時間撹拌した。反応混合物を減圧下濃縮し、濃縮残渣にテトラヒドロフラン(100mL)を加えた。この混合物に参考例88で得たエチル 6−アミノ−1,3,7−トリメチル−1H−インドール−2−カルボキシラート(2.00g)およびトリエチルアミン(1.67mL)のテトラヒドロフラン(120mL)溶液を室温で加え、室温で終夜撹拌した。反応混合物に水を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧下にて溶媒を留去し、表題化合物3.40g(収率89%)を無色結晶として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d
6) δ: 1.37 (3 H, t, J=7.2 Hz), 1.64 - 1.72 (1 H, m), 1.82 - 1.93 (2 H, m), 1.97 - 2.05 (1 H, m), 2.47 (3 H, s), 2.58 (3 H, s), 3.69 (1 H, q, J=6.9 Hz), 3.79 (1 H, q, J=6.9 Hz), 3.88 - 4.07 (2 H, m), 4.10 (3 H, s), 4.16 - 4.19 (1 H, m), 4.34 (2 H, q, J=7.2 Hz), 6.89 - 7.09 (2 H, m), 7.07 (1 H, d, J=8.7 Hz), 7.48 (1 H, d, J=8.4 Hz), 7.69 (1 H, t, J=8.4 Hz), 9.80 (1 H, s).
【0253】
参考例92
2−フルオロ−N−[2−(ヒドロキシメチル)−1,3,7−トリメチル−1H−インドール−6−イル]−4−[(2S)−テトラヒドロフラン−2−イルメトキシ]ベンズアミド
参考例91で得たエチル 6−[({2−フルオロ−4−[(2S)−テトラヒドロフラン−2−イルメトキシ]フェニル}カルボニル)アミノ]−1,3,7−トリメチル−1H−インドール−2−カルボキシラート(3.37g)のテトラヒドロフラン(250mL)溶液に水素化リチウムアルミニウム(6mL、2.0M テトラヒドロフラン溶液)を0℃で加え、室温で3時間撹拌した。反応混合物に硫酸ナトリウム十水和物を加え、続いて1規定塩酸水溶液を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を炭酸水素ナトリウム水溶液および飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧下にて溶媒を留去し、表題化合物2.90g(収率95%)を無色結晶として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d
6) δ: 1.63 - 1.79 (1 H, m), 1.83 - 1.90 (2 H, m), 1.96 - 2.04 (1 H, m), 2.21 (3 H, s), 2.58 (3 H, s), 3.69 (1 H, q, J=6.9 Hz), 3.75 - 3.81 (2 H, m), 3.98 (3 H, s), 4.03 - 4.10 (2 H, m), 4.13 - 4.19 (1 H, m), 4.59 (2 H, s), 6.88 - 6.98 (3 H, m), 7.25 (1 H, d, J=8.1 Hz), 7.68 (1 H, t, J=8.4 Hz), 9.65 (1 H, s).
【0254】
参考例93
2−フルオロ−N−(2−ホルミル−1,3,7−トリメチル−1H−インドール−6−イル)−4−[(2S)−テトラヒドロフラン−2−イルメトキシ]ベンズアミド
参考例92で得た2−フルオロ−N−[2−(ヒドロキシメチル)−1,3,7−トリメチル−1H−インドール−6−イル]−4−[(2S)−テトラヒドロフラン−2−イルメトキシ]ベンズアミド(2.90g)および二酸化マンガン(8.00g)のテトラヒドロフラン(200mL)溶液を3時間還流した。反応混合物をセライトで濾過後、減圧下にて溶媒を留去し、表題化合物1.82g(収率63%)を無色結晶として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d
6) δ: 1.63 - 1.72 (1 H, m), 1.79 - 1.90 (2 H, m), 1.93 - 2.07 (1 H, m), 2.57 (3 H, s), 2.58 (3 H, s), 3.69 (1 H, q, J=6.3 Hz), 3.79 (1 H, q, J=6.9 Hz), 3.97 - 4.10 (2 H, m), 4.13 - 4.21 (1 H, m), 4.24 (3 H, s), 6.88 - 6.99 (2 H, m), 7.10 (1 H, d, J=8.7 Hz), 7.55 (1 H, d, J=8.7 Hz), 7.64 - 7.72 (1 H, m), 9.85 (1 H, s), 10.08 (1 H, s).
【0255】
参考例94
エチル 7−フルオロ−1,3−ジメチル−6−({4−[(2S)−テトラヒドロフラン−2−イルメトキシ]ベンゾイル}アミノ)−1H−インドール−2−カルボキシラート
参考例85で得たエチル 7−フルオロ−3−メチル−6−({4−[(2S)−テトラヒドロフラン−2−イルメトキシ]ベンゾイル}アミノ)−1H−インドール−2−カルボキシラート(1.00g)のDMF(20mL)溶液に水素化ナトリウム(60%油性)(95mg)を5℃で加え、5℃で1時間撹拌した。反応混合物にヨウ化メチル(354mg)を加え、室温で15時間撹拌した。反応混合物に酢酸エチルを加え、食塩水で2回洗浄した。溶媒を減圧下留去し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー[展開溶媒;ヘキサン:酢酸エチル=4:1→ヘキサン:酢酸エチル=7:3(容積比)]で精製することにより表題化合物359mg(収率34%)を無色固体として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d
6) δ: 1.37 (3H, t, J=7.1 Hz), 1.62 - 2.08 (4H, m), 2.51 (3H, s), 3.65 - 3.85 (2H, m), 3.96 - 4.23 (6H, m), 4.36 (2H, q, J=7.1 Hz), 7.06 (2H, d, J=8.5 Hz), 7.17 (1H, dd, J=8.5, 6.3 Hz), 7.48 (d, J=8.5 Hz, 1 H), 7.97 (2H, d, J=8.5 Hz), 10.02 (1H, s).
【0256】
参考例95
N−(7−フルオロ−2−ホルミル−1,3−ジメチル−1H−インドール−6−イル)−4−[(2S)−テトラヒドロフラン−2−イルメトキシ]ベンズアミド
参考例94で得たエチル 7−フルオロ−1,3−ジメチル−6−({4−[(2S)−テトラヒドロフラン−2−イルメトキシ]ベンゾイル}アミノ)−1H−インドール−2−カルボキシラート(359mg)のTHF(40mL)溶液に1M水素化リチウムアルミニウムTHF溶液(1.18mL)を滴下し、室温で3日間撹拌した。反応混合物に硫酸ナトリウム十水和物(382mg)を加えた。不溶物を濾去し、濾液に二酸化マンガン(808mg)を加え、80℃で2時間撹拌した。不溶物を濾去し、濾液を減圧下濃縮し、得られた粗体をジイソプロピルエーテル−酢酸エチルで洗浄することにより表題化合物198mg(収率61%)を淡黄色固体として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d
6) δ: 1.63 - 2.08 (4H, m), 2.60 (3H, s), 3.65 - 3.85 (2H, m), 3.95 - 4.11 (2H, m), 4.14 - 4.23 (4H, m), 7.08 (2H, d, J=9.0 Hz), 7.22 (1H, dd, J=8.7, 6.4 Hz), 7.56 (1H, d, J=8.3 Hz), 7.99 (2H, d, J=8.7 Hz), 10.08 (1H, s), 10.14 (1H, s).
【0257】
参考例96
2−メチル−2−(メチルスルホニル)プロパンニトリル
メチルスルホニルアセトニトリル(25g)およびヨウ化メチル(27.4mL)のN,N−ジメチルホルムアミド(300mL)溶液に水素化ナトリウム(20g)を0℃で加え、室温で終夜撹拌した。反応混合物に水を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧下にて溶媒を留去し、表題化合物18g(収率58%)を無色結晶として得た。
1H NMR (300 MHz, CDCl
3) δ: 1.78 (6 H, s), 3.14 (3 H, s).
【0258】
参考例97
2−メチル−2−(メチルスルホニル)プロパン−1−アミン 塩酸塩
参考例96で得た2−メチル−2−(メチルスルホニル)プロパンニトリル(18g)のテトラヒドロフラン(400mL)溶液に水素化リチウムアルミニウム(80mL、2.0Mテトラヒドロフラン溶液)を0℃で加え、0℃で4時間撹拌した。反応混合物に0℃で硫酸ナトリウム十水和物を加え、セライトで濾過後、減圧下にて溶媒を留去した。得られた残渣を酢酸エチル(200mL)に溶かし、4規定塩酸−酢酸エチル(40mL)を加え、生じた結晶を濾過し、減圧下乾燥して、表題化合物11.3g(収率49%)を無色結晶として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d
6) δ: 1.40 (6 H, s), 3.05 (3 H, s), 3.15 - 3.23 (2 H, m), 3.43 (3 H, br).
【0259】
参考例98
trans−4−(ジベンジルアミノ)シクロヘキサノール
メタノール(1kg)にtrans−4−アミノシクロヘキサノール(200g)、ベンズアルデヒド(553g)および10%パラジウム炭素(20g)を加え、水素雰囲気下、60℃で24時間撹拌した。室温に冷却後、触媒を濾過し、メタノール(400g)で洗浄した。濾洗液を水(2kg)に50℃で滴下した。室温に冷却後、濾取し、水:メタノール=2:1(容積比、400g)で洗浄した。減圧乾燥し、表題化合物472g(収率92%)を白色固体として得た。
【0260】
参考例99
4−(ジベンジルアミノ)シクロヘキサノン
参考例98で得たtrans−4−(ジベンジルアミノ)シクロヘキサノール(200g)および5酸化2リン(173g)をジクロロメタン(1400g)に加えた。0℃でジメチルスルホキシド(106g)を加え、同温度で1時間撹拌した。0℃でトリエチルアミン(240g)を滴下し、同温度で2時間撹拌し、次に水(600g)を滴下した。分液し、有機層に次亜塩素酸ナトリウム水溶液(1000g)を加え、室温で40分間撹拌した。20%亜硫酸ナトリウム(800g)を加え、20分間撹拌後、分液した。有機層を10%食塩水(1000g)で洗浄した。有機層を1000gまで減圧濃縮した。メタノール(1100g)を加え、500gまで減圧濃縮し、水(1200g)を滴下した。0℃で30分間撹拌した後、濾取し、水:メタノール=2:1(容積比、800g)で洗浄した。減圧乾燥し、表題化合物165g(収率83%)を淡黄色結晶として得た。
【0261】
参考例100
trans−4−(ジベンジルアミノ)−1−メチルシクロヘキサノール
窒素気流下、0.31M エチルアルミニウム ビス(2,6−ジ−tert−ブチル−4−メチルフェノキシド)トルエン溶液(6600mL)を−78℃に冷却した。参考例99で得た4−(ジベンジルアミノ)シクロヘキサノン(200g)をトルエン(600g)に溶解させたものを滴下した。次に、−78℃で1M メチルリチウム ジエチルエーテル溶液(1363mL)を滴下し、同温度で2時間撹拌した。0℃に昇温後、30%ロッシェル塩水溶液(6000g)を滴下した。分液後、有機層を30%ロッシェル塩水溶液(4000g)で洗浄した。有機層を6規定塩酸(1000g)、次いで6規定塩酸(600g)で抽出した。水層を合わせて、トルエン(1000g)で洗浄した。水層を、トルエン(2000g)と10規定水酸化ナトリウム水溶液(1250g)の混合液に滴下した。分液後、有機層を1400gに減圧濃縮した。50℃でヘプタン(2000g)を滴下した。0℃に冷却し、1時間撹拌した後、濾取し、ヘプタン(400g)で洗浄した。減圧乾燥し、表題化合物160g(収率76%)を白色固体として得た。
【0262】
参考例101
trans−4−アミノ−1−メチルシクロヘキサノール
参考例100で得たtrans−4−(ジベンジルアミノ)−1−メチルシクロヘキサノール(200g)をメタノール(2000g)に加えた。4.5%Pd−0.5%Ptカーボン粉末(20g)を加え、水素雰囲気下、室温で18時間撹拌した。触媒を濾過し、メタノール(400g)で洗浄した。濾液を1920gに減圧濃縮し、酢酸エチル(1900g)を加え、1700gに減圧濃縮した。ヘプタン(800g)を60℃で滴下し、2℃に冷却後、1時間撹拌した。析出した固体を濾取し、ヘプタン(400g)で洗浄した。減圧乾燥し、表題化合物75g(収率90%)を白色固体として得た。
1H NMR (300 MHz, CDCl
3) δ: 1.18 - 1.87 (14 H, m), 2.76 - 2.87 (1 H, m).
【0263】
参考例102
2−ニトロ−N−(テトラヒドロ−2H−チオピラン−4−イル)ベンゼンスルホンアミド
テトラヒドロ−2H−チオピラン−4−アミン 塩酸塩(80.0g)のTHF(800mL)懸濁液にトリエチルアミン(239mL)および2−ニトロベンゼンスルホニルクロリド(126.9g)を氷冷下、内温2〜24℃で加え、室温で23時間撹拌した。反応溶液を酢酸エチルおよび水で分液抽出し、有機層を水および飽和食塩水で洗浄した。硫酸マグネシウムで乾燥し、結晶が析出しない程度に減圧濃縮した後、シリカゲルカラムクロマトグラフィー[展開溶媒;ヘキサン:酢酸エチル=50:50(容積比)]により精製した。得られた固体をエタノール−ジイソプロピルエーテル(1:4)で洗浄し、減圧乾燥することにより表題化合物145.6g(収率92%)を淡緑色固体として得た。
1H NMR (300 MHz, CDCl
3) δ: 1.60 - 1.77 (2 H, m), 2.05 - 2.18 (2 H, m), 2.54 - 2.70 (4 H, m), 3.32 - 3.47 (1 H, m), 5.29 (1 H, d, J=7.6 Hz), 7.70 - 7.80 (2 H, m), 7.84 - 7.92 (1 H, m), 8.12 - 8.20 (1 H, m).
【0264】
参考例103
N−(1,1−ジオキシドテトラヒドロ−2H−チオピラン−4−イル)−2−ニトロベンゼンスルホンアミド
参考例102で得た2−ニトロ−N−(テトラヒドロ−2H−チオピラン−4−イル)ベンゼンスルホンアミド(65.8g)のアセトン(2180mL)溶液にオキソン(174g)の水溶液(871mL)を室温で20分間かけて滴下した。反応混合物を室温で16時間撹拌した。反応混合物に炭酸水素ナトリウム(73.1g)の水溶液(729mL)を加え、溶媒を減圧下留去した。残渣に水(1.60L)および酢酸エチル(329mL)を加え、室温で1時間激しく撹拌した。析出した固体を濾取、水洗、減圧乾燥することにより表題化合物64.4g(収率89%)を無色固体として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d
6) δ: 1.86 - 2.03 (4 H, m), 2.98 - 3.25 (4 H, m), 3.51 - 3.65 (1 H, m), 7.83 - 8.08 (4 H, m), 8.42 (1 H, s).
【0265】
実施例1
4−(シクロプロピルメトキシ)−N−[2−({[(3−メチルオキセタン−3−イル)メチル]アミノ}メチル)−1H−インドール−5−イル]ベンズアミド
【0266】
【化22】
【0267】
参考例2で得た4−(シクロプロピルメトキシ)−N−(2−ホルミル−1H−インドール−5−イル)ベンズアミド(50mg)、1−(3−メチルオキセタン−3−イル)メタンアミン(30mg)および酢酸(200μL)をテトラヒドロフラン(4mL)−DMF(1mL)に溶解させ、30分間撹拌した後に、トリアセトキシ水素化ホウ素ナトリウム(165mg)を加えて室温で終夜撹拌した。反応液に重曹水を加え、酢酸エチルを用いて抽出、飽和食塩水で洗浄した。得られた有機層を無水硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧下にて溶媒を留去した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー[展開溶媒;酢酸エチル:メタノール=100:0(容積比)→酢酸エチル:メタノール=80:20(容積比)]により精製し、表題化合物40mg(収率64%)を淡黄色固体として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d
6) δ: 0.31 - 0.38 (2 H, m), 0.55 - 0.63 (2 H, m), 1.19 - 1.30 (5 H, m), 2.66 (2 H, s), 3.84 (2 H, s), 3.90 (2 H, d, J=7.2 Hz), 4.17 (2 H, d, J=5.7 Hz), 4.35 (2 H, d, J=5.7 Hz), 6.25 (1 H, s), 7.03 (2 H, d, J=9.1 Hz), 7.29 (2 H, q, J=8.7 Hz), 7.85 (1 H, s), 7.95 (2 H, d, J=8.7 Hz), 9.86 (1 H, s), 10.83 (1 H, s).
融点:166-167℃
元素分析値(C
25H
29N
3O
3)
計算値:C, 71.57; H, 6.97; N, 10.02.
実測値:C, 71.26; H, 7.00; N, 9.99.
【0268】
実施例2
4−(シクロプロピルメトキシ)−N−(2−{[(2,2−ジメチルプロピル)アミノ]メチル}−1H−インドール−5−イル)ベンズアミド
【0269】
【化23】
【0270】
参考例2で得た4−(シクロプロピルメトキシ)−N−(2−ホルミル−1H−インドール−5−イル)ベンズアミド(300mg)、2,2−ジメチルプロパン−1−アミン(211μL)および酢酸(1.79mL)をN,N−ジメチルアセトアミド(5.5mL)に加え、室温で1時間撹拌した。トリアセトキシ水素化ホウ素ナトリウム(379mg)を加え、室温で17時間撹拌した。8規定水酸化ナトリウム水溶液(4.49mL)を0℃で滴下した。酢酸エチルで抽出し、炭酸水素ナトリウム水溶液および食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧濃縮した。残渣をシリカゲル−NHシリカゲル直列カラムクロマトグラフィー[展開溶媒;ヘキサン:酢酸エチル=30:70(容積比)→ヘキサン:酢酸エチル=0:100(容積比)→酢酸エチル:メタノール=100:0(容積比)→酢酸エチル:メタノール=90:10(容積比)]により精製し、酢酸エチル、ジイソプロピルエーテルおよびヘプタンで結晶化することにより、表題化合物285mg(収率78%)を黄色固体として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d
6) δ: 0.32 - 0.39 (2 H, m), 0.54 - 0.63 (2 H, m), 0.87 (9 H, s), 1.20 - 1.31 (1 H, m), 2.26 (2 H, s), 3.80 (2 H, s), 3.90 (2 H, d, J=6.9 Hz), 6.21 (1 H, d, J=1.1 Hz), 7.02 (2 H, d, J=8.8 Hz), 7.21 - 7.32 (2 H, m), 7.83 (1 H, s), 7.93 (2 H, d, J=8.8 Hz), 9.84 (1 H, s), 10.79 (1 H, s).
元素分析値(C
25H
31N
3O
2・0.8H
2O)
計算値: C, 71.50; H, 7.82; N, 10.01.
実測値: C, 71.60; H, 7.85; N, 9.77.
【0271】
実施例3
4−(シクロプロピルメトキシ)−N−(2−{[(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イルメチル)アミノ]メチル}−1H−インドール−5−イル)ベンズアミド
【0272】
【化24】
【0273】
参考例2で得た4−(シクロプロピルメトキシ)−N−(2−ホルミル−1H−インドール−5−イル)ベンズアミド(300mg)、1−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)メタンアミン(206mg)および酢酸(1.79mL)をN,N−ジメチルアセトアミド(5.5mL)に加え、室温で1時間撹拌した。トリアセトキシ水素化ホウ素ナトリウム(379mg)を加え、室温で17時間撹拌した。8規定水酸化ナトリウム水溶液(4.49mL)を0℃で滴下した。酢酸エチルで抽出し、炭酸水素ナトリウム水溶液および食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧濃縮した。残渣をシリカゲル−NHシリカゲル直列カラムクロマトグラフィー[展開溶媒;酢酸エチル:メタノール=100:0(容積比)→酢酸エチル:メタノール=60:40(容積比)]により精製し、酢酸エチルおよびヘプタンで結晶化することにより、表題化合物316mg(収率81%)を黄色固体として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d
6) δ: 0.31 - 0.39 (2 H, m), 0.59 (2 H, dd, J=7.8, 1.8 Hz), 1.04 - 1.30 (4 H, m), 1.54 - 1.69 (3 H, m), 2.40 (2 H, d, J=6.0 Hz), 3.21 - 3.30 (2 H, m), 3.77 - 3.86 (4 H, m), 3.90 (2 H, d, J=7.1 Hz), 6.22 (1 H, s), 7.02 (2 H, d, J=8.8 Hz), 7.24 (1 H, d, J=8.8 Hz), 7.29 (1 H, dd, J=9.1, 1.9 Hz), 7.83 (1 H, s), 7.94 (2 H, d, J=8.8 Hz), 9.84 (1 H, s), 10.81 (1 H, s).
融点:160℃
元素分析値(C
26H
31N
3O
3・0.35H
2O)
計算値: C, 71.00; H, 7.26; N, 9.55.
実測値: C, 71.28; H, 7.21; N, 9.30.
【0274】
実施例4
4−(シクロプロピルメトキシ)−N−[1−メチル−2−({[(3−メチルオキセタン−3−イル)メチル]アミノ}メチル)−1H−インドール−5−イル]ベンズアミド
【0275】
【化25】
【0276】
参考例4で得た4−(シクロプロピルメトキシ)−N−(2−ホルミル−1−メチル−1H−インドール−5−イル)ベンズアミド(300mg)および1−(3−メチルオキセタン−3−イル)メタンアミン(130mg)をNMP(3.0mL)に懸濁させたものに、室温で酢酸(1.0mL)を加え、同温で1.5時間撹拌した。トリアセトキシ水素化ホウ素ナトリウム(629mg)を加え、室温で3.5時間撹拌した。酢酸エチルで希釈した後、室温で2規定水酸化ナトリウム水溶液(20mL)を加えた。混合物を水に注ぎ、有機層を水、次いで飽和食塩水で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥後、減圧濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー[展開溶媒;酢酸エチル:メタノール=100:0(容積比)→酢酸エチル:メタノール=90:10(容積比)]により精製し、得られた固体を酢酸エチルで再結晶することにより表題化合物323mg(収率87%)を白色固体として得た。
1H NMR (300 MHz, CDCl
3) δ: 0.34 - 0.42 (2 H, m), 0.62 - 0.72 (2 H, m), 1.23 - 1.38 (4 H, m), 2.87 (2 H, s), 3.79 (3 H, s), 3.87 (2 H, d, J=6.8 Hz), 3.97 (2 H, s), 4.36 (2 H, d, J=5.7 Hz), 4.47 (2 H, d, J=5.7 Hz), 6.37 (1 H, s), 6.97 (2 H, d, J=9.1 Hz), 7.23 - 7.29 (1 H, m), 7.29 - 7.36 (1 H, m), 7.75 (1 H, s), 7.81 - 7.92 (3 H, m).
融点:154-155℃
元素分析値(C
26H
31N
3O
3)
計算値:C, 72.03; H, 7.21; N, 9.69.
実測値:C, 71.76; H, 7.23; N, 9.47.
【0277】
実施例5
4−(シクロプロピルメトキシ)−N−(2−{[(2−ヒドロキシ−2−メチルプロピル)アミノ]メチル}−1−メチル−1H−インドール−5−イル)ベンズアミド
【0278】
【化26】
【0279】
参考例4で得た4−(シクロプロピルメトキシ)−N−(2−ホルミル−1−メチル−1H−インドール−5−イル)ベンズアミド(174mg)、1−アミノ−2−メチル−プロパン−2−オール(89mg)および酢酸(200μL)をテトラヒドロフラン(3mL)−DMF(1mL)に溶解させ、30分間撹拌した後に、トリアセトキシ水素化ホウ素ナトリウム(424mg)を加えて室温で終夜撹拌した。反応液に重曹水を加え、酢酸エチルを用いて抽出、飽和食塩水で洗浄した。得られた有機層を無水硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧下にて溶媒を留去した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーで精製して得られた固体を、さらに酢酸エチルを用いて洗浄し表題化合物140mg(収率66%)を白色固体として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d
6) δ: 0.31 - 0.39 (2 H, m), 0.55 - 0.63 (2 H, m), 1.09 (6 H, s), 1.20 - 1.32 (1 H, m), 2.46 (2 H, s), 3.74 (3 H, s), 3.86 - 3.93 (4 H, m), 4.20 (1 H, s), 6.30 (1 H, s), 7.03 (2 H, d, J=8.7 Hz), 7.31 - 7.42 (2 H, m), 7.89 (1 H, d, J=1.5 Hz), 7.95 (2 H, d, J=9.1 Hz), 9.89 (1 H, s).
融点:188-189℃
元素分析値(C
25H
31N
3O
3・0.3H
2O)
計算値:C, 70.33; H, 7.46; N, 9.84.
実測値:C, 70.49; H, 7.28; N, 9.86.
【0280】
実施例6
4−(シクロプロピルメトキシ)−N−(2−{[(1,1−ジオキシドテトラヒドロ−2H−チオピラン−4−イル)アミノ]メチル}−1−メチル−1H−インドール−5−イル)ベンズアミド
【0281】
【化27】
【0282】
参考例4で得た4−(シクロプロピルメトキシ)−N−(2−ホルミル−1−メチル−1H−インドール−5−イル)ベンズアミド(279mg)、テトラヒドロ−2H−チオピラン−4−アミン 1,1−ジオキシド 塩酸塩(297mg)、トリエチルアミン(162mg)および酢酸(400μL)をテトラヒドロフラン(4mL)−DMF(1mL)に溶解させ、30分間撹拌した後に、トリアセトキシ水素化ホウ素ナトリウム(678mg)を加えて室温で終夜撹拌した。反応液に重曹水を加え、酢酸エチルを用いて抽出、飽和食塩水で洗浄した。得られた有機層を無水硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧下にて溶媒を留去した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーで精製して得られた固体を、さらに酢酸エチルを用いて洗浄し表題化合物235mg(収率61%)を白色固体として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d
6) δ: 0.31 - 0.41 (2 H, m), 0.54 - 0.63 (2 H, m), 1.18 - 1.32 (1 H, m), 1.87 - 2.15 (4 H, m), 2.77 - 3.19 (5 H, m), 3.26 - 3.29 (1 H, m), 3.74 (3 H, s), 3.85 - 3.94 (4 H, m), 6.34 (1 H, s), 7.03 (2 H, d, J=9.1 Hz), 7.31 - 7.43 (2 H, m), 7.88 - 7.98 (3 H, m), 9.89 (1 H, s).
融点:200-201℃
元素分析値(C
26H
31N
3O
4S)
計算値:C, 64.84; H, 6.49; N, 8.72.
実測値:C, 64.56; H, 6.46; N, 8.57.
【0283】
実施例7
4−(シクロプロピルメトキシ)−N−[1−メチル−2−({[2−メチル−2−(メチルスルホニル)プロピル]アミノ}メチル)−1H−インドール−5−イル]ベンズアミド
【0284】
【化28】
【0285】
参考例4で得た4−(シクロプロピルメトキシ)−N−(2−ホルミル−1−メチル−1H−インドール−5−イル)ベンズアミド(348mg)、参考例97で得た2−メチル−2−(メチルスルホニル)プロパン−1−アミン 塩酸塩(282mg)、トリエチルアミン(101mg)および酢酸(200μL)をテトラヒドロフラン(3mL)−DMF(2mL)に溶解させ、30分間撹拌した後に、トリアセトキシ水素化ホウ素ナトリウム(636mg)を加えて室温で終夜撹拌した。反応液に重曹水を加え、酢酸エチルを用いて抽出、飽和食塩水で洗浄した。得られた有機層を無水硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧下にて溶媒を留去した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーで精製して得られた固体を、さらに酢酸エチルおよびヘキサンを用いて再結晶し、表題化合物360mg(収率74%)を白色固体として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d
6) δ: 0.31 - 0.39 (2 H, m), 0.54 - 0.63 (2 H, m), 1.13 - 1.32 (7 H, m), 2.24 - 2.39 (1 H, m), 2.85 (2 H, s), 2.94 (3 H, s), 3.73 (3 H, s), 3.86 - 3.93 (4 H, m), 6.33 (1 H, s), 7.03 (2 H, d, J=8.7 Hz), 7.31 - 7.44 (2 H, m), 7.88 - 7.98 (3 H, m), 9.90 (1 H, s).
融点:168-169℃
元素分析値(C
26H
33N
3O
4S)
計算値:C, 64.57; H, 6.88; N, 8.69.
実測値:C, 64.52; H, 6.96; N, 8.59.
【0286】
実施例8
4−(シクロプロピルメトキシ)−N−(2−{[(trans−4−ヒドロキシシクロヘキシル)アミノ]メチル}−1−メチル−1H−インドール−5−イル)ベンズアミド
【0287】
【化29】
【0288】
参考例4で得た4−(シクロプロピルメトキシ)−N−(2−ホルミル−1−メチル−1H−インドール−5−イル)ベンズアミド(348mg)、trans−4−アミノシクロヘキサノール(173mg)および酢酸(200μL)をテトラヒドロフラン(3mL)−DMF(2mL)に溶解させ、30分間撹拌した後に、トリアセトキシ水素化ホウ素ナトリウム(636mg)を加えて室温で終夜撹拌した。反応液に重曹水を加え、酢酸エチルを用いて抽出、飽和食塩水で洗浄した。得られた有機層を無水硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧下にて溶媒を留去した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーで精製して得られた固体を、さらにメタノールおよびジイソプロピルエーテルを用いて再結晶し、表題化合物170mg(収率38%)を白色固体として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d
6) δ: 0.31 - 0.39 (2 H, m), 0.54 - 0.63 (2 H, m), 1.01 - 1.34 (5 H, m), 1.73 - 1.97 (4 H, m), 2.25 - 2.45 (1 H, m), 3.28 - 3.31 (1 H, m), 3.34 - 3.44 (1 H, m), 3.72 (3 H, s), 3.85 - 3.94 (4 H, m), 4.47 (1 H, d, J=4.2 Hz), 6.31 (1 H, s), 7.03 (2 H, d, J=9.1 Hz), 7.31 - 7.42 (2 H, m), 7.88 - 7.98 (3 H, m), 9.90 (1 H, s).
融点:196-197℃
元素分析値(C
27H
33N
3O
3)
計算値:C, 72.46; H, 7.43; N, 9.39.
実測値:C, 72.30; H, 7.34; N, 9.36.
【0289】
実施例9
N−[2−({[2−(アセチルアミノ)エチル]アミノ}メチル)−1−メチル−1H−インドール−5−イル]−4−(シクロプロピルメトキシ)ベンズアミド
【0290】
【化30】
【0291】
参考例4で得た4−(シクロプロピルメトキシ)−N−(2−ホルミル−1−メチル−1H−インドール−5−イル)ベンズアミド(300mg)およびN−(2−アミノエチル)アセトアミド(132mg)をNMP(3.0mL)に懸濁させたものに、室温で酢酸(1.0mL)を加え、同温で2時間撹拌した。トリアセトキシ水素化ホウ素ナトリウム(629mg)を加え、室温で14時間撹拌した。酢酸エチルで希釈した後、室温で2規定水酸化ナトリウム水溶液(15mL)を加えた。混合物を水に注ぎ、有機層を水、次いで飽和食塩水で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥後、減圧濃縮した。得られた固体を酢酸エチルに懸濁させて沈殿を濾取し、酢酸エチルで洗浄後、減圧乾燥することにより表題化合物293mg(収率78%)を肌色固体として得た。
1H NMR (300 MHz, CDCl
3) δ: 0.34 - 0.42 (2 H, m), 0.63 - 0.73 (2 H, m), 1.22 - 1.37 (1 H, m), 1.96 (3 H, s), 2.84 (2 H, t, J=5.9 Hz), 3.36 (2 H, q, J=5.7 Hz), 3.76 (3 H, s), 3.87 (2 H, d, J=7.2 Hz), 3.93 (2 H, s), 5.85 (1 H, br. s.), 6.36 (1 H, s), 6.97 (2 H, d, J=8.7 Hz), 7.22 - 7.29 (1 H, m), 7.30 - 7.37 (1 H, m), 7.76 (1 H, s), 7.85 (3 H, d, J=8.7 Hz).
【0292】
実施例10
4−(シクロプロピルメトキシ)−N−[1−メチル−2−({[(2R)−テトラヒドロフラン−2−イルメチル]アミノ}メチル)−1H−インドール−5−イル]ベンズアミド
【0293】
【化31】
【0294】
参考例4で得た4−(シクロプロピルメトキシ)−N−(2−ホルミル−1−メチル−1H−インドール−5−イル)ベンズアミド(235mg)および1−[(2R)−テトラヒドロフラン−2−イル]メタンアミン(102mg)をNMP(3.0mL)に懸濁させたものに、室温で酢酸(1.0mL)を加え、同温で0.5時間撹拌した。トリアセトキシ水素化ホウ素ナトリウム(286mg)を加え、室温で13時間撹拌した。酢酸エチルで希釈した後、室温で2規定水酸化ナトリウム水溶液(20mL)を加えた。混合物を水に注ぎ、有機層を水、次いで飽和食塩水で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥後、減圧濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー[展開溶媒;酢酸エチル:メタノール=99:1(容積比)→酢酸エチル:メタノール=80:20(容積比)]により精製し、得られた固体を酢酸エチルで再結晶することにより表題化合物193mg(収率66%)を白色固体として得た。
1H NMR (300 MHz, CDCl
3) δ: 0.34 - 0.43 (2 H, m), 0.63 - 0.73 (2 H, m), 1.24 - 1.37 (1 H, m), 1.49 - 1.66 (1 H, m), 1.81 - 2.02 (3 H, m), 2.63 - 2.82 (2 H, m), 3.68 - 3.80 (4 H, m), 3.80 - 3.92 (3 H, m), 3.92 - 4.09 (3 H, m), 6.36 (1 H, s), 6.97 (2 H, d, J=8.9 Hz), 7.22 - 7.29 (1 H, m), 7.30 - 7.37 (1 H, m), 7.74 (1 H, s), 7.80 - 7.91 (3 H, m).
融点:138-139℃
元素分析値(C
26H
31N
3O
3)
計算値:C, 72.03; H, 7.21; N, 9.69.
実測値:C, 71.84; H, 7.15; N, 9.61.
【0295】
実施例11
4−(シクロプロピルメトキシ)−N−[1−メチル−2−({[(2S)−テトラヒドロフラン−2−イルメチル]アミノ}メチル)−1H−インドール−5−イル]ベンズアミド
【0296】
【化32】
【0297】
参考例4で得た4−(シクロプロピルメトキシ)−N−(2−ホルミル−1−メチル−1H−インドール−5−イル)ベンズアミド(235mg)および1−[(2S)−テトラヒドロフラン−2−イル]メタンアミン(102mg)をNMP(3.0mL)に懸濁させたものに、室温で酢酸(1.0mL)を加え、同温で0.5時間撹拌した。トリアセトキシ水素化ホウ素ナトリウム(286mg)を加え、室温で13時間撹拌した。酢酸エチルで希釈した後、室温で2規定水酸化ナトリウム水溶液(20mL)を加えた。混合物を水に注ぎ、有機層を水、次いで飽和食塩水で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥後、減圧濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー[展開溶媒;酢酸エチル:メタノール=99:1(容積比)→酢酸エチル:メタノール=80:20(容積比)]により精製し、得られた固体を酢酸エチルで再結晶することにより表題化合物204mg(収率70%)を白色固体として得た。
1H NMR (300 MHz, CDCl
3) δ: 0.34 - 0.42 (2 H, m), 0.63 - 0.73 (2 H, m), 1.23 - 1.38 (1 H, m), 1.50 - 1.65 (1 H, m), 1.81 - 2.01 (3 H, m), 2.64 - 2.81 (2 H, m), 3.69 - 3.80 (4 H, m), 3.80 - 3.91 (3 H, m), 3.96 (2 H, s), 3.97 - 4.07 (1 H, m), 6.36 (1 H, s), 6.97 (2 H, d, J=8.9 Hz), 7.25 (1 H, d, J=8.7 Hz), 7.29 - 7.37 (1 H, m), 7.74 (1 H, s), 7.81 - 7.90 (3 H, m).
融点:139-139℃
元素分析値(C
26H
31N
3O
3)
計算値:C, 72.03; H, 7.21; N, 9.69.
実測値:C, 71.75; H, 7.13; N, 9.64.
【0298】
実施例12
4−(シクロプロピルメトキシ)−N−(2−{[(trans−4−ヒドロキシ−4−メチルシクロヘキシル)アミノ]メチル}−1−メチル−1H−インドール−5−イル)ベンズアミド
【0299】
【化33】
【0300】
参考例4で得た4−(シクロプロピルメトキシ)−N−(2−ホルミル−1−メチル−1H−インドール−5−イル)ベンズアミド(240mg)および参考例101で得たtrans−4−アミノ−1−メチルシクロヘキサノール(178mg)をNMP(3.0mL)に懸濁させたものに、室温で酢酸(1.0mL)を加え、同温で7時間撹拌した。トリアセトキシ水素化ホウ素ナトリウム(292mg)を加え、室温で15時間撹拌した。酢酸エチルで希釈した後、室温で2規定水酸化ナトリウム水溶液(20mL)を加えた。混合物を水に注ぎ、有機層を水、次いで飽和食塩水で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥後、減圧濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー[展開溶媒;酢酸エチル:メタノール=90:10(容積比)→酢酸エチル:メタノール=70:30(容積比)]およびNH−シリカゲルカラムクロマトグラフィー[展開溶媒;酢酸エチル:メタノール=90:10(容積比)]により精製し、得られた固体を酢酸エチルで再結晶することにより表題化合物231mg(収率73%)を白色固体として得た。
1H NMR (300 MHz, CDCl
3) δ: 0.34 - 0.42 (2 H, m), 0.64 - 0.72 (2 H, m), 1.22 - 1.52 (8 H, m), 1.69 - 1.81 (2 H, m), 1.85 - 1.97 (2 H, m), 2.71 (1 H, tt, J=8.1, 3.9 Hz), 3.77 (3 H, s), 3.87 (2 H, d, J=7.2 Hz), 3.92 (2 H, s), 6.36 (1 H, s), 6.97 (2 H, d, J=8.7 Hz), 7.22 - 7.29 (1 H, m), 7.30 - 7.37 (1 H, m), 7.74 (1 H, s), 7.81 - 7.91 (3 H, m).
融点:179-180℃
元素分析値(C
28H
35N
3O
3・0.3H
2O)
計算値:C, 72.01; H, 7.68; N, 9.00.
実測値:C, 72.06; H, 7.73; N, 8.87.
【0301】
実施例13
4−(シクロプロピルメトキシ)−N−{2−[(4−ヒドロキシ−4−メチルピペリジン−1−イル)メチル]−1−メチル−1H−インドール−5−イル}ベンズアミド
【0302】
【化34】
【0303】
参考例5で得た4−(シクロプロピルメトキシ)−N−[2−(ヒドロキシメチル)−1−メチル−1H−インドール−5−イル]ベンズアミド(237mg)をNMP(3.0mL)に溶解させ、塩化チオニル(0.10mL)を加え、室温で14時間撹拌した。4−メチルピペリジン−4−オール 塩酸塩(307mg)およびエチルジイソプロピルアミン(0.58mL)を加え、40℃で70時間撹拌した。酢酸エチルで希釈した後、水を加えた。混合物を水に注ぎ、有機層を水、次いで飽和食塩水で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥後、減圧濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー[展開溶媒;酢酸エチル:メタノール=95:5(容積比)→酢酸エチル:メタノール=70:30(容積比)]およびNH−シリカゲルカラムクロマトグラフィー[展開溶媒;ヘキサン:酢酸エチル=50:50(容積比)→ヘキサン:酢酸エチル=0:100(容積比)]により精製し、得られた固体を酢酸エチル−ジイソプロピルエーテルで再結晶することにより表題化合物23mg(収率8%)を白色固体として得た。
1H NMR (300 MHz, CDCl
3) δ: 0.38 (2 H, q, J=4.9 Hz), 0.63 - 0.73 (2 H, m), 1.24 (3 H, s), 1.25 - 1.36 (1 H, m), 1.60 - 1.70 (4 H, m), 2.33 - 2.49 (2 H, m), 2.50 - 2.65 (2 H, m), 3.63 (2 H, s), 3.79 (3 H, s), 3.87 (2 H, d, J=6.8 Hz), 6.34 (1 H, s), 6.97 (2 H, d, J=9.0 Hz), 7.23 - 7.30 (1 H, m), 7.30 - 7.38 (1 H, m), 7.74 (1 H, s), 7.80 - 7.91 (3 H, m).
元素分析値(C
27H
33N
3O
3)
計算値:C, 72.46; H, 7.43; N, 9.39.
実測値:C, 72.16; H, 7.44; N, 9.34.
【0304】
実施例14
4−(シクロプロピルメトキシ)−N−(2−{1−[(1,1−ジオキシドテトラヒドロ−2H−チオピラン−4−イル)アミノ]エチル}−1−メチル−1H−インドール−5−イル)ベンズアミド 塩酸塩
【0305】
【化35】
【0306】
参考例6で得た4−(シクロプロピルメトキシ)−N−[2−(1−ヒドロキシエチル)−1−メチル−1H−インドール−5-イル]ベンズアミド(292mg)、参考例103で得たN−(1,1−ジオキシドテトラヒドロ−2H−チオピラン−4−イル)−2−ニトロベンゼンスルホンアミド(321mg)およびトリフェニルホスフィン(393mg)のテトラヒドロフラン(10mL)溶液に、2.2M アゾジカルボン酸ジエチルトルエン溶液(0.68mL)を加え、終夜撹拌した。反応液を、酢酸エチルを用いて抽出し、飽和食塩水で洗浄した後に、有機層を無水硫酸マグネシウムで乾燥、減圧下にて溶媒を留去した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーで精製して得られた固体をDMF(5mL)に溶解した後、2規定水酸化リチウム水溶液(1.6mL)およびチオグリコール酸(147mg)を加え、室温で終夜撹拌した。反応液を、酢酸エチルを用いて抽出し、飽和食塩水で洗浄した後に、有機層を無水硫酸マグネシウムで乾燥、減圧下にて溶媒を留去した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーで精製して得られた化合物に、さらに2規定塩酸含有酢酸エチルを加えたところ、表題化合物40mg(収率9%)を白色固体として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d
6) δ: 0.30 - 0.40 (2 H, m), 0.53 - 0.66 (2 H, m), 1.17 - 1.32 (1 H, m), 1.71 (3 H, d, J=6.4 Hz), 2.03 - 2.24 (2 H, m), 2.42 - 2.58 (2 H, m), 3.14 - 3.29 (3 H, m), 3.50 (1 H, br. s.), 3.78 (3 H, s), 3.91 (2 H, d, J=7.2 Hz), 4.90 (1 H, br. s.), 6.82 (1 H, s), 7.04 (2 H, d, J=9.1 Hz), 7.44 - 7.54 (2 H, m), 7.92 - 8.09 (3 H, m), 9.40 (1 H, br. s.), 9.82 (1 H, br. s.), 9.98 (1 H, s).
融点:177-178℃
元素分析値(C
27H
33N
4O
4S・HCl・1.5H
2O)
計算値:C, 58.00; H, 6.67; N, 7.52.
実測値:C, 57.60; H, 6.64; N, 7.32.
【0307】
実施例15
N−(2−{[(2,2−ジメチルプロピル)アミノ]メチル}−1−メチル−1H−インドール−5−イル)−4−[(2S)−テトラヒドロフラン−2−イルメトキシ]ベンズアミド 酢酸塩
【0308】
【化36】
【0309】
参考例10で得たN−(2−ホルミル−1−メチル−1H−インドール−5−イル)−4−[(2S)−テトラヒドロフラン−2−イルメトキシ]ベンズアミド(308mg)およびネオペンチルアミン(365mg)をNMP(12mL)に懸濁させたものに、室温で酢酸(2.0mL)を加え、同温で10分間撹拌した。反応溶液を氷冷した後、トリアセトキシ水素化ホウ素ナトリウム(360mg)を加え、室温に戻して16時間撹拌した。室温で1規定水酸化ナトリウム水溶液(35mL)を加えて希釈し、得られた沈殿を濾取した後、水で洗浄し、減圧下で乾燥した。得られた粗生成物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー[展開溶媒;酢酸エチル→酢酸エチル:メタノール=80:20(容積比)]により精製し、得られた固体を酢酸エチルで再結晶することにより表題化合物128mg(収率31%)を白色固体として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d
6) δ: 0.86 (9 H, s) 1.61 - 2.13 (4 H, m) 1.91 (3 H, s) 2.32 (2 H, s) 3.63 - 3.84 (2 H, m) 3.75 (3 H, s) 3.87 (2 H, s) 3.95 - 4.10 (2 H, m) 4.18 (1 H, qd, J=6.69, 3.79 Hz) 6.30 (1 H, s) 7.05 (2 H, d, J=8.71 Hz) 7.34 (1 H, d, J=8.71 Hz) 7.39 (1 H, tt, J=8.71, 1.89 Hz) 7.89 (1 H, d, J=1.51 Hz) 7.96 (2 H, d, J=9.09 Hz) 9.90 (1 H, s).
融点:150-151℃
元素分析値(C
27H
35N
3O
3・0.9C
2H
4O
2)
計算値:C, 68.68; H, 7.73; N, 8.34.
実測値:C, 68.65; H, 7.64; N, 8.27.
【0310】
実施例16
N−(1−メチル−2−{[(2−メチルプロピル)アミノ]メチル}−1H−インドール−5−イル)−4−[(2S)−テトラヒドロフラン−2−イルメトキシ]ベンズアミド
【0311】
【化37】
【0312】
参考例10で得たN−(2−ホルミル−1−メチル−1H−インドール−5−イル)−4−[(2S)−テトラヒドロフラン−2−イルメトキシ]ベンズアミド(300mg)およびイソブチルアミン(87mg)をNMP(3.0mL)に懸濁させたものに、室温で酢酸(1.0mL)を加え、同温で3時間撹拌した。トリアセトキシ水素化ホウ素ナトリウム(336mg)を加え、室温で16時間撹拌した。酢酸エチルで希釈した後、室温で2規定水酸化ナトリウム水溶液(20mL)を加えた。混合物を水に注ぎ、有機層を水、次いで飽和食塩水で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥後、減圧濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー[展開溶媒;酢酸エチル:メタノール=100:0(容積比)→酢酸エチル:メタノール=90:10(容積比)]により精製し、得られた固体を酢酸エチル−ジイソプロピルエーテルで再結晶することにより表題化合物260mg(収率75%)を淡黄色固体として得た。
1H NMR (300 MHz, CDCl
3) δ: 0.93 (6 H, d), 1.68 - 1.87 (2 H, m), 1.90 - 2.19 (3 H, m), 2.50 (2 H, d, J=6.8 Hz), 3.78 (3 H, s), 3.81 - 4.00 (4 H, m), 4.04 (2 H, d, J=5.3 Hz), 4.25 - 4.37 (1 H, m), 6.35 (1 H, s), 7.00 (2 H, d, J=8.7 Hz), 7.22 - 7.29 (1 H, m), 7.29 - 7.37 (1 H, m), 7.75 (1 H, s), 7.85 (3 H, d, J=8.3 Hz).
融点:132-133℃
元素分析値(C
26H
33N
3O
3)
計算値:C, 71.70; H, 7.64; N, 9.65.
実測値:C, 71.55; H, 7.64; N, 9.57.
【0313】
実施例17
N−(1−メチル−2−{[(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イルメチル)アミノ]メチル}−1H−インドール−5−イル)−4−[(2S)−テトラヒドロフラン−2−イルメトキシ]ベンズアミド
【0314】
【化38】
【0315】
参考例10で得たN−(2−ホルミル−1−メチル−1H−インドール−5−イル)−4−[(2S)−テトラヒドロフラン−2−イルメトキシ]ベンズアミド(300mg)および1−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)メタンアミン(137mg)をNMP(3.0mL)に懸濁させたものに、室温で酢酸(1.0mL)を加え、同温で3.5時間撹拌した。トリアセトキシ水素化ホウ素ナトリウム(336mg)を加え、室温で14時間撹拌した。酢酸エチルで希釈した後、室温で2規定水酸化ナトリウム水溶液(20mL)を加えた。混合物を水に注ぎ、有機層を水、次いで飽和食塩水で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥後、減圧濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー[展開溶媒;酢酸エチル:メタノール=95:5(容積比)→酢酸エチル:メタノール=65:35]により精製し、得られた固体を酢酸エチル−ジイソプロピルエーテルで再結晶することにより表題化合物287mg(収率76%)を淡褐色固体として得た。
1H NMR (300 MHz, CDCl
3) δ: 1.22 - 1.41 (2 H, m), 1.61 - 1.87 (4 H, m), 1.90 - 2.18 (3 H, m), 2.59 (2 H, d, J=6.4 Hz), 3.39 (2 H, td, J=11.6, 1.7 Hz), 3.71 - 4.02 (10 H, m), 4.04 (2 H, d, J=4.9 Hz), 4.25 - 4.37 (1 H, m), 6.35 (1 H, s), 7.00 (2 H, d, J=9.0 Hz), 7.26 (1 H, d, J=8.1 Hz), 7.32 (1 H, dd, J=8.4, 2.1 Hz), 7.74 (1 H, s), 7.86 (3 H, d, J=8.7 Hz).
融点:157-158℃
元素分析値(C
28H
35N
3O
4・0.1H
2O)
計算値:C, 70.15; H, 7.40; N, 8.77.
実測値:C, 70.08; H, 7.48; N, 8.65.
【0316】
実施例18
N−(2−{[(trans−4−ヒドロキシ−4−メチルシクロヘキシル)アミノ]メチル}−1−メチル−1H−インドール−5−イル)−4−[(2S)−テトラヒドロフラン−2−イルメトキシ]ベンズアミド
【0317】
【化39】
【0318】
参考例10で得たN−(2−ホルミル−1−メチル−1H−インドール−5−イル)−4−[(2S)−テトラヒドロフラン−2−イルメトキシ]ベンズアミド(300mg)および参考例101で得たtrans−4−アミノ−1−メチルシクロヘキサノール(205mg)をNMP(3.0mL)に懸濁させたものに、室温で酢酸(1.0mL)を加え、同温で4.5時間撹拌した。トリアセトキシ水素化ホウ素ナトリウム(336mg)を加え、室温で17時間撹拌した。酢酸エチルで希釈した後、室温で2規定水酸化ナトリウム水溶液(20mL)を加えた。混合物を水に注ぎ、有機層を水、次いで飽和食塩水で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥後、減圧濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー[展開溶媒;酢酸エチル:メタノール=95:5(容積比)→酢酸エチル:メタノール=65:35(容積比)]およびNH−シリカゲルカラムクロマトグラフィー[展開溶媒;酢酸エチル:メタノール=90:10(容積比)]により精製し、得られた固体を酢酸エチル−ジイソプロピルエーテルで再結晶することにより表題化合物306mg(収率79%)を淡褐色固体として得た。
1H NMR (300 MHz, CDCl
3) δ: 1.22 - 1.41 (2 H, m), 1.61 - 1.87 (4 H, m), 1.90 - 2.18 (3 H, m), 2.59 (2 H, d, J=6.4 Hz), 3.39 (2 H, td, J=11.6, 1.7 Hz), 3.71 - 4.02 (10 H, m), 4.04 (2 H, d, J=4.9 Hz), 4.25 - 4.37 (1 H, m), 6.35 (1 H, s), 7.00 (2 H, d, J=9.0 Hz), 7.26 (1 H, d, J=8.1 Hz), 7.32 (1 H, dd, J=8.4, 2.1 Hz), 7.74 (1 H, s), 7.86 (3 H, d, J=8.7 Hz).
融点:154℃
元素分析値(C
29H
37N
3O
4・0.3H
2O)
計算値:C, 70.08; H, 7.63; N, 8.45.
実測値:C, 70.05; H, 7.54; N, 8.46.
【0319】
実施例19
N−(2−{[(2−ヒドロキシ−2−メチルプロピル)アミノ]メチル}−1−メチル−1H−インドール−5−イル)−4−[(2S)−テトラヒドロフラン−2−イルメトキシ]ベンズアミド
【0320】
【化40】
【0321】
参考例10で得たN−(2−ホルミル−1−メチル−1H−インドール−5−イル)−4−[(2S)−テトラヒドロフラン−2−イルメトキシ]ベンズアミド(300mg)および1−アミノ−2−メチルプロパン−2−オール(143mg)をNMP(3.0mL)に懸濁させたものに、室温で酢酸(1.0mL)を加え、同温で3時間撹拌した。トリアセトキシ水素化ホウ素ナトリウム(336mg)を加え、室温で90時間撹拌した。酢酸エチルで希釈した後、室温で2規定水酸化ナトリウム水溶液(20mL)を加えた。混合物をTHF−水に注ぎ、有機層を飽和食塩水で二度洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥後、減圧濃縮した。得られた固体を酢酸エチルに懸濁させ、沈殿を濾取した。酢酸エチルで洗浄後、減圧乾燥することにより表題化合物323mg(収率90%)を淡褐色固体として得た。
1H NMR (300 MHz, CDCl
3) δ: 1.19 (6 H, s), 1.71 - 1.88 (1 H, m), 1.90 - 2.20 (3 H, m), 2.65 (2 H, s), 2.77 (1 H, br. s.), 3.78 (3 H, s), 3.80 - 3.90 (1 H, m), 3.90 - 4.01 (3 H, m), 4.04 (2 H, d, J=4.9 Hz), 4.31 (1 H, tt, J=7.0, 5.3 Hz), 6.38 (1 H, s), 7.01 (2 H, d, J=8.7 Hz), 7.24 - 7.29 (1 H, m), 7.30 - 7.36 (1 H, m), 7.75 (1 H, s), 7.86 (2 H, d, J=9.1 Hz), 7.88 (1 H, s).
融点:188-190℃
元素分析値(C
26H
33N
3O
4)
計算値:C, 69.16; H, 7.37; N, 9.31.
実測値:C, 69.02; H, 7.47; N, 9.30.
【0322】
実施例20
N−(1−メチル−2−{[(テトラヒドロフラン−3−イルメチル)アミノ]メチル}−1H−インドール−5−イル)−4−[(2S)−テトラヒドロフラン−2−イルメトキシ]ベンズアミド
【0323】
【化41】
【0324】
参考例10で得たN−(2−ホルミル−1−メチル−1H−インドール−5−イル)−4−[(2S)−テトラヒドロフラン−2−イルメトキシ]ベンズアミド(300mg)および1−(テトラヒドロフラン−3−イル)メタンアミン(96mg)をNMP(3.0mL)に懸濁させたものに、室温で酢酸(1.0mL)を加え、同温で7時間撹拌した。トリアセトキシ水素化ホウ素ナトリウム(336mg)を加え、室温で15時間撹拌した。酢酸エチルで希釈した後、室温で2規定水酸化ナトリウム水溶液(20mL)を加えた。混合物を水に注ぎ、有機層を水、次いで飽和食塩水で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥後、減圧濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー[展開溶媒;酢酸エチル:メタノール=90:10(容積比)→酢酸エチル:メタノール=70:30(容積比)]およびNH−シリカゲルカラムクロマトグラフィー[展開溶媒;酢酸エチル:メタノール=90:10(容積比)]により精製し、得られた固体を酢酸エチルで再結晶することにより表題化合物238mg(収率65%)を淡黄色固体として得た。
1H NMR (300 MHz, CDCl
3) δ: 1.58 - 1.66 (1 H, m), 1.71 - 1.87 (1 H, m), 1.90 - 2.18 (4 H, m), 2.38 (1 H, dt, J=14.1, 6.9 Hz), 2.61 - 2.77 (2 H, m), 3.52 (1 H, dd, J=8.3, 6.0 Hz), 3.68 - 4.00 (10 H, m), 4.03 (2 H, d, J=5.3 Hz), 4.25 - 4.36 (1 H, m), 6.35 (1 H, s), 7.00 (2 H, d, J=8.7 Hz), 7.22 - 7.29 (1 H, m), 7.29 - 7.36 (1 H, m), 7.75 (1 H, s), 7.85 (3 H, d, J=8.7 Hz).
融点:128-129℃
元素分析値(C
27H
33N
3O
4・0.2H
2O)
計算値:C, 69.42; H, 7.21; N, 8.99.
実測値:C, 69.32; H, 7.19; N, 8.91.
【0325】
実施例21
N−(1−メチル−2−{[(2−メチルプロピル)アミノ]メチル}−1H−インドール−5−イル)−4−(テトラヒドロフラン−3−イルメトキシ)ベンズアミド
【0326】
【化42】
【0327】
参考例13で得たN−(2−ホルミル−1−メチル−1H−インドール−5−イル)−4−(テトラヒドロフラン−3−イルメトキシ)ベンズアミド(300mg)およびイソブチルアミン(87mg)をNMP(3.0mL)に懸濁させたものに、室温で酢酸(1.0mL)を加え、同温で3時間撹拌した。トリアセトキシ水素化ホウ素ナトリウム(336mg)を加え、室温で16時間撹拌した。酢酸エチルで希釈した後、室温で2規定水酸化ナトリウム水溶液(20mL)を加えた。混合物を水に注ぎ、有機層を水、次いで飽和食塩水で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥後、減圧濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー[展開溶媒;酢酸エチル:メタノール=100:0(容積比)→酢酸エチル:メタノール=90:10(容積比)]により精製し、得られた固体を酢酸エチル−ジイソプロピルエーテルで再結晶することにより表題化合物299mg(収率87%)を淡黄色固体として得た。
1H NMR (300 MHz, CDCl
3) δ: 0.92 (6 H, d, J=6.4 Hz), 1.68 - 1.84 (2 H, m), 2.07 - 2.22 (1 H, m), 2.50 (2 H, d, J=6.4 Hz), 2.77 (1 H, m, J=13.4, 6.7, 6.7, 6.7, 6.7 Hz), 3.67 - 3.85 (5 H, m), 3.87 - 4.04 (6 H, m), 6.35 (1 H, s), 6.97 (2 H, d, J=8.7 Hz), 7.26 (1 H, d, J=8.7 Hz), 7.30 - 7.37 (1 H, m), 7.75 (1 H, s), 7.81 - 7.91 (3 H, m).
融点:125-126℃
元素分析値(C
26H
33N
3O
3)
計算値:C, 71.70; H, 7.64; N, 9.65.
実測値:C, 71.54; H, 7.67; N, 9.47.
【0328】
実施例22
N−(2−{[(2,2−ジメチルプロピル)アミノ]メチル}−1−メチル−1H−インドール−5−イル)−4−(テトラヒドロフラン−3−イルメトキシ)ベンズアミド
【0329】
【化43】
【0330】
参考例13で得たN−(2−ホルミル−1−メチル−1H−インドール−5−イル)−4−(テトラヒドロフラン−3−イルメトキシ)ベンズアミド(300mg)および2,2−ジメチルプロパン−1−アミン(104mg)をNMP(3.0mL)に懸濁させたものに、室温で酢酸(1.0mL)を加え、同温で3.5時間撹拌した。トリアセトキシ水素化ホウ素ナトリウム(336mg)を加え、室温で14時間撹拌した。酢酸エチルで希釈した後、室温で2規定水酸化ナトリウム水溶液(20mL)を加えた。混合物を水に注ぎ、有機層を水、次いで飽和食塩水で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥後、減圧濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー[展開溶媒;酢酸エチル:メタノール=100:0(容積比)→酢酸エチル:メタノール=94:6(容積比)]により精製し、得られた固体を酢酸エチル−ジイソプロピルエーテルで再結晶することにより表題化合物308mg(収率86%)を淡褐色固体として得た。
1H NMR (300 MHz, CDCl
3) δ: 0.91 (9 H, s), 1.76 (1 H, td, J=13.2, 7.2 Hz), 2.07 - 2.22 (1 H, m), 2.42 (2 H, s), 2.77 (1 H, quin, J=6.9 Hz), 3.69 - 3.86 (5 H, m), 3.87 - 4.05 (6 H, m), 6.35 (1 H, s), 6.97 (2 H, d, J=8.7 Hz), 7.26 (1 H, d, J=8.7 Hz), 7.30 - 7.37 (1 H, m), 7.74 (1 H, s), 7.81 - 7.92 (3 H, m).
融点:162-163℃
元素分析値(C
27H
35N
3O
3・0.1H
2O)
計算値:C, 71.84; H, 7.86; N, 9.31.
実測値:C, 71.88; H, 7.88; N, 9.03.
【0331】
実施例23
N−(1−メチル−2−{[(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イルメチル)アミノ]メチル}−1H−インドール−5−イル)−4−(テトラヒドロフラン−3−イルメトキシ)ベンズアミド
【0332】
【化44】
【0333】
参考例13で得たN−(2−ホルミル−1−メチル−1H−インドール−5−イル)−4−(テトラヒドロフラン−3−イルメトキシ)ベンズアミド(300mg)および1−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)メタンアミン(137mg)をNMP(3.0mL)に懸濁させたものに、室温で酢酸(1.0mL)を加え、同温で3.5時間撹拌した。トリアセトキシ水素化ホウ素ナトリウム(336mg)を加え、室温で14時間撹拌した。酢酸エチルで希釈した後、室温で2規定水酸化ナトリウム水溶液(20mL)を加えた。混合物を水に注ぎ、有機層を水、次いで飽和食塩水で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥後、減圧濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー[展開溶媒;酢酸エチル:メタノール=95:5(容積比)→酢酸エチル:メタノール=65:35(容積比)]およびNH−シリカゲルカラムクロマトグラフィー[展開溶媒;酢酸エチル]により精製し、得られた固体を酢酸エチル−ジイソプロピルエーテルで再結晶することにより表題化合物302mg(収率80%)を淡黄色固体として得た。
1H NMR (300 MHz, CDCl
3) δ: 1.24 - 1.41 (2 H, m), 1.61 - 1.84 (4 H, m), 2.07 - 2.22 (1 H, m), 2.59 (2 H, d, J=6.1 Hz), 2.77 (1 H, dt, J=13.3, 6.8 Hz), 3.39 (2 H, td, J=11.7, 1.9 Hz), 3.69 - 3.86 (5 H, m), 3.87 - 4.05 (8 H, m), 6.36 (1 H, s), 6.97 (2 H, d, J=8.7 Hz), 7.23 - 7.30 (1 H, m), 7.30 - 7.36 (1 H, m), 7.74 (1 H, s), 7.81 - 7.92 (3 H, m).
融点:153-154℃
元素分析値(C
28H
35N
3O
4)
計算値:C, 70.42; H, 7.39; N, 8.80.
実測値:C, 70.18; H, 7.26; N, 8.64.
【0334】
実施例24
N−(2−{[(trans−4−ヒドロキシ−4−メチルシクロヘキシル)アミノ]メチル}−1−メチル−1H−インドール−5−イル)−4−(テトラヒドロフラン−3−イルメトキシ)ベンズアミド
【0335】
【化45】
【0336】
参考例13で得たN−(2−ホルミル−1−メチル−1H−インドール−5−イル)−4−(テトラヒドロフラン−3−イルメトキシ)ベンズアミド(300mg)および参考例101で得たtrans−4−アミノ−1−メチルシクロヘキサノール(205mg)をNMP(3.0mL)に懸濁させたものに、室温で酢酸(1.0mL)を加え、同温で4.5時間撹拌した。トリアセトキシ水素化ホウ素ナトリウム(336mg)を加え、室温で17時間撹拌した。酢酸エチルで希釈した後、室温で2規定水酸化ナトリウム水溶液(20mL)を加えた。混合物を水に注ぎ、有機層を水、次いで飽和食塩水で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥後、減圧濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー[展開溶媒;酢酸エチル:メタノール=95:5(容積比)→酢酸エチル:メタノール=60:40(容積比)]およびNH−シリカゲルカラムクロマトグラフィー[展開溶媒;酢酸エチル:メタノール=90:10]により精製し、得られた固体を酢酸エチル−ジイソプロピルエーテルで再結晶することにより表題化合物305mg(収率78%)を淡褐色固体として得た。
1H NMR (300 MHz, CDCl
3) δ: 1.24 (1 H, br. s.), 1.27 (3 H, s), 1.30 - 1.50 (4 H, m), 1.68 - 1.83 (3 H, m), 1.84 - 1.99 (2 H, m), 2.14 (1 H, m, J=13.0, 7.9, 7.9, 5.7 Hz), 2.64 - 2.85 (2 H, m), 3.68 - 3.86 (5 H, m), 3.87 - 4.05 (6 H, m), 6.36 (1 H, s), 6.97 (2 H, d, J=8.7 Hz), 7.25 (1 H, d, J=8.4 Hz), 7.33 (1 H, dd, J=8.7, 1.8 Hz), 7.74 (1 H, s), 7.82 - 7.91 (3 H, m).
融点:181-182℃
元素分析値(C
29H
37N
3O
4)
計算値:C, 70.59; H, 7.60; N, 8.52.
実測値:C, 70.54; H, 7.59; N, 8.45.
【0337】
実施例25
N−(2−{[(2−ヒドロキシ−2−メチルプロピル)アミノ]メチル}−1−メチル−1H−インドール−5−イル)−4−(テトラヒドロフラン−3−イルメトキシ)ベンズアミド
【0338】
【化46】
【0339】
参考例13で得たN−(2−ホルミル−1−メチル−1H−インドール−5−イル)−4−(テトラヒドロフラン−3−イルメトキシ)ベンズアミド(300mg)および1−アミノ−2−メチルプロパン−2−オール(143mg)をNMP(3.0mL)に懸濁させたものに、室温で酢酸(1.0mL)を加え、同温で3時間撹拌した。トリアセトキシ水素化ホウ素ナトリウム(336mg)を加え、室温で90時間撹拌した。酢酸エチルで希釈した後、室温で2規定水酸化ナトリウム水溶液(20mL)を加えた。混合物を水に注ぎ、有機層を水、次いで飽和食塩水で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥後、減圧濃縮した。残渣を酢酸エチルに懸濁させ、沈殿を濾取し、酢酸エチルで洗浄後、減圧乾燥することにより表題化合物330mg(収率92%)を淡褐色固体として得た。
1H NMR (300 MHz, CDCl
3) δ: 1.19 (6 H, s), 1.69 - 1.84 (1 H, m), 2.07 - 2.22 (1 H, m), 2.65 (2 H, s), 2.69 - 2.86 (2 H, m), 3.70 - 3.85 (5 H, m), 3.87 - 4.05 (6 H, m), 6.38 (1 H, s), 6.97 (2 H, d, J=8.7 Hz), 7.24 - 7.30 (1 H, m), 7.30 - 7.36 (1 H, m), 7.74 (1 H, s), 7.86 (2 H, d, J=8.7 Hz), 7.89 (1 H, br. s.).
融点:169℃
元素分析値(C
26H
33N
3O
4)
計算値:C, 69.16; H, 7.37; N, 9.31.
実測値:C, 68.95; H, 7.39; N, 9.21.
【0340】
実施例26
N−(1−メチル−2−{[(テトラヒドロフラン−3−イルメチル)アミノ]メチル}−1H−インドール−5−イル)−4−(テトラヒドロフラン−3−イルメトキシ)ベンズアミド
【0341】
【化47】
【0342】
参考例13で得たN−(2−ホルミル−1−メチル−1H−インドール−5−イル)−4−(テトラヒドロフラン−3−イルメトキシ)ベンズアミド(300mg)および1−(テトラヒドロフラン−3−イル)メタンアミン(96mg)をNMP(3.0mL)に懸濁させたものに、室温で酢酸(1.0mL)を加え、同温で7時間撹拌した。トリアセトキシ水素化ホウ素ナトリウム(336mg)を加え、室温で15時間撹拌した。酢酸エチルで希釈した後、室温で2規定水酸化ナトリウム水溶液(20mL)を加えた。混合物を水に注ぎ、有機層を水、次いで飽和食塩水で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥後、減圧濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー[展開溶媒;酢酸エチル:メタノール=90:10(容積比)→酢酸エチル:メタノール=70:30(容積比)]およびNH−シリカゲルカラムクロマトグラフィー[展開溶媒;酢酸エチル:メタノール=90:10]により精製し、得られた固体を酢酸エチルで再結晶することにより表題化合物179mg(収率49%)を淡褐色固体として得た。
1H NMR (300 MHz, CDCl
3) δ: 1.55 - 1.67 (1 H, m), 1.76 (1 H, td, J=12.9, 7.3 Hz), 1.97 - 2.22 (2 H, m), 2.30 - 2.47 (1 H, m), 2.61 - 2.86 (3 H, m), 3.52 (1 H, dd, J=8.3, 6.0 Hz), 3.68 - 4.04 (14 H, m), 6.35 (1 H, s), 6.97 (2 H, d, J=8.7 Hz), 7.22 - 7.29 (1 H, m), 7.29 - 7.36 (1 H, m), 7.75 (1 H, s), 7.82 - 7.92 (3 H, m).
融点:131-133℃
元素分析値(C
27H
33N
3O
4)
計算値:C, 69.95; H, 7.18; N, 9.06.
実測値:C, 69.77; H, 7.17; N, 9.09.
【0343】
実施例27
2−フルオロ−N−(2−{[(2−ヒドロキシ−2−メチルプロピル)アミノ]メチル}−1−メチル−1H−インドール−5−イル)−4−[(2S)−テトラヒドロフラン−2−イルメトキシ]ベンズアミド
【0344】
【化48】
【0345】
参考例18で得た2−フルオロ−N−(2−ホルミル−1−メチル−1H−インドール−5−イル)−4−[(2S)−テトラヒドロフラン−2−イルメトキシ]ベンズアミド(1.5g)および1−アミノ−2−メチルプロパン−2−オール(800mg)をNMP(20mL)および酢酸(7.0mL)に懸濁させ、室温で3時間撹拌した。トリアセトキシ水素化ホウ素ナトリウム(3.0g)を加えて室温で3時間撹拌後、1規定水酸化ナトリウム水溶液で反応を停止し、塩基性にして、酢酸エチルで分液抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥後、減圧下にて溶媒を留去した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー[展開溶媒;メタノール:酢酸エチル=0:100(容積比)→メタノール:酢酸エチル=20:80(容積比)]により精製し、表題化合物1.1g(収率62%)を無色固体として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d
6) δ: 1.09 (6 H, s), 1.64 - 1.93 (3 H, m), 1.96 - 2.04 (1 H, m), 2.46 (2 H, s), 3.69 (1 H, q, J=6.6 Hz), 3.74 (3 H, s), 3.79 (1 H, q, J=6.6 Hz), 3.88 (2 H, s), 3.97 - 4.09 (2 H, m), 4.14 - 4.20 (2 H, m), 6.30 (1 H, s), 6.87 - 6.97 (2 H, m), 7.34 (2 H, s), 7.62 (1 H, t, J=8.4 Hz), 7.89 (1 H, s), 9.92 (1 H, s).
融点:159-160℃
元素分析値(C
26H
32N
3O
4F)
計算値:C, 66.51; H, 6.87; N, 8.95.
実測値:C, 66.60; H, 6.73; N, 9.01.
【0346】
実施例28
2−フルオロ−N−(2−{[(trans−4−ヒドロキシ−4−メチルシクロヘキシル)アミノ]メチル}−1−メチル−1H−インドール−5−イル)−4−[(2S)−テトラヒドロフラン−2−イルメトキシ]ベンズアミド
【0347】
【化49】
【0348】
参考例18で得た2−フルオロ−N−(2−ホルミル−1−メチル−1H−インドール−5−イル)−4−[(2S)−テトラヒドロフラン−2−イルメトキシ]ベンズアミド(1.5g)および参考例101で得たtrans−4−アミノ−1−メチルシクロヘキサノール(600mg)をNMP(20mL)および酢酸(7.0mL)に懸濁させ、室温で3時間撹拌した。トリアセトキシ水素化ホウ素ナトリウム(3.0g)を加えて室温で3時間撹拌後、1規定水酸化ナトリウム水溶液で反応を停止し、塩基性にして、酢酸エチルで分液抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥後、減圧下にて溶媒を留去した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー[展開溶媒;メタノール:酢酸エチル=0:100(容積比)→メタノール:酢酸エチル=20:80(容積比)]により精製し、表題化合物520mg(収率27%)を無色固体として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d
6) δ: 1.10 (3 H, s), 1.20 - 1.36 (4 H, m), 1.53 - 1.61 (2 H, m), 1.63 - 1.72 (1 H, m), 1.78 - 1.92 (5 H, m), 1.96 - 2.05 (1 H, m), 2.50 - 2.51 (1 H, m), 3.69 (1 H, q, J=6.3 Hz), 3.72 (3 H, s), 3.79 (1 H, q, J=6.3 Hz), 3.84 (2 H, s), 3.96 - 4.10 (3 H, m), 4.13 - 4.19 (1 H, m), 6.29 (1 H, s), 6.86 - 6.97 (2 H, m), 7.33 (2 H, s), 7.62 (1 H, t, J=8.4 Hz), 7.89 (1 H, s), 9.92 (1 H, s).
融点:138-139℃
元素分析値(C
29H
36N
3O
4F・0.2H
2O)
計算値:C, 67.87; H, 7.15; N, 8.19.
実測値:C, 68.00; H, 7.07; N, 8.24.
【0349】
実施例29
4−[(1−ヒドロキシシクロブチル)エチニル]−N−(2−{[(2−メチルプロピル)アミノ]メチル}−1−メチル−1H−インドール−5−イル)ベンズアミド
【0350】
【化50】
【0351】
アルゴン雰囲気下、参考例22で得た4−ブロモ−N−(1−メチル−2−{[(2−メチルプロピル)アミノ]メチル}−1H−インドール−5−イル)ベンズアミド(350mg)のピリジン(2.3mL)溶液にトリフェニルホスフィン(25mg)、ヨウ化銅(I)(6.6mg)、トリエチルアミン(2.3mL)、1−エチニルシクロブタノール(97mg)およびジクロロビス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(II)(7.1mg)を加え、65℃で15時間撹拌した。室温まで放冷し、不溶物を濾別、トルエンで洗浄した。濾液をシリカゲルカラムクロマトグラフィー[展開溶媒;ヘキサン:酢酸エチル=3:7→酢酸エチル(容積比)]で精製し、得られた粗体をイソプロピルエーテル−酢酸エチルで洗浄することにより表題化合物326mg(収率90%)を淡黄色結晶として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d
6) δ: 0.87 (6 H, d, J=6.4 Hz), 1.61 - 1.88 (3 H, m), 2.17 - 2.31 (2 H, m), 2.34 - 2.46 (4 H, m), 3.74 (3 H, s), 3.84 (2 H, s), 5.94 (1 H, s), 6.31 (1 H, s), 7.33 - 7.44 (2 H, m), 7.56 (2 H, d, J=8.3 Hz), 7.92 (1 H, s), 7.99 (2 H, d, J=8.3 Hz), 10.13 (1 H, s).
融点:168-169℃
元素分析値(C
27H
31N
3O
2)
計算値:C, 75.49; H, 7.27; N, 9.78.
実測値:C, 74.96; H, 7.38; N, 9.19.
【0352】
実施例30
N−(2−{[(2,2−ジメチルプロピル)アミノ]メチル}−1−メチル−1H−インドール−5−イル)−4−[(1−ヒドロキシシクロブチル)エチニル]ベンズアミド
【0353】
【化51】
【0354】
アルゴン雰囲気下、参考例23で得た4−ブロモ−N−(2−{[(2,2−ジメチルプロピル)アミノ]メチル}−1−メチル−1H−インドール−5−イル)ベンズアミド(675mg)のピリジン(4.4mL)溶液にトリフェニルホスフィン(47mg)、ヨウ化銅(I)(12mg)、トリエチルアミン(4.4mL)、1−エチニルシクロブタノール(182mg)およびジクロロビス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(II)(13mg)を加え、65℃で15時間撹拌した。室温まで放冷し、不溶物を濾別、トルエンで洗浄した。濾液をシリカゲルカラムクロマトグラフィー[展開溶媒;ヘキサン:酢酸エチル=1:1→ヘキサン:酢酸エチル=3:7(容積比)]で精製し、得られた粗体をイソプロピルエーテル−酢酸エチルで洗浄することにより表題化合物192mg(収率27%)を無色結晶として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d
6) δ: 0.86 (9 H, s), 1.73 - 1.88 (2 H, m), 2.18 - 2.30 (2 H, m), 2.33 (2 H, s), 2.36 - 2.46 (2 H, m), 3.76 (3 H, s), 3.87 (2 H, s), 5.94 (1 H, s), 6.31 (1 H, s), 7.34 - 7.43 (2 H, m), 7.56 (2 H, d, J=8.3 Hz), 7.92 (1 H, d, J=1.1 Hz), 7.98 (2 H, d, J=8.3 Hz), 10.13 (1 H, s).
融点:160-161℃
元素分析値(C
28H
33N
3O
2)
計算値:C, 75.81; H, 7.50; N, 9.47.
実測値:C, 75.11; H, 7.37; N, 9.29.
【0355】
実施例31
N−(2−{[(2,2−ジメチルプロピル)アミノ]メチル}−1−メチル−1H−インドール−5−イル)−4−[(1−ヒドロキシシクロプロピル)エチニル]ベンズアミド
【0356】
【化52】
【0357】
アルゴン雰囲気下、参考例23で得た4−ブロモ−N−(2−{[(2,2−ジメチルプロピル)アミノ]メチル}−1−メチル−1H−インドール−5−イル)ベンズアミド(675mg)のピリジン(4.4mL)溶液にトリフェニルホスフィン(47mg)、ヨウ化銅(I)(12mg)、トリエチルアミン(4.4mL)、1−エチニルシクロプロパノール(155mg)およびジクロロビス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(II)(13mg)を加え、65℃で15時間撹拌した。室温まで放冷し、不溶物を濾別、トルエンで洗浄した。濾液をシリカゲルカラムクロマトグラフィー[展開溶媒;ヘキサン:酢酸エチル=1:1→ヘキサン:酢酸エチル=1:4(容積比)]で精製し、得られた粗体をイソプロピルエーテル−酢酸エチルで洗浄することにより表題化合物192mg(収率27%)を無色結晶として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d
6) δ: 0.86 (9 H, s), 1.01 (4 H, q, J=3.0 Hz), 2.32 (2 H, s), 3.75 (3 H, s), 3.87 (2 H, s), 6.31 (1 H, s), 6.35 (1 H, s), 7.33 - 7.42 (2 H, m), 7.52 (2 H, d, J=8.3 Hz), 7.92 (1 H, d, J=1.1 Hz), 7.96 (2 H, d, J=8.3 Hz), 10.12 (1 H, s).
融点:173℃
元素分析値(C
27H
31N
3O
2)
計算値:C, 75.49; H, 7.27; N, 9.78.
実測値:C, 75.70; H, 7.55; N, 9.05.
【0358】
実施例32
4−[(1−ヒドロキシシクロプロピル)エチニル]−N−(1−メチル−2−{[(2−メチルプロピル)アミノ]メチル}−1H−インドール−5−イル)ベンズアミド
【0359】
【化53】
【0360】
参考例22で得た4−ブロモ−N−(1−メチル−2−{[(2−メチルプロピル)アミノ]メチル}−1H−インドール−5−イル)ベンズアミド(350mg)、1−エチニルシクロプロパノール(104mg)、トリフェニルホスフィン(25.1mg)、ヨウ化銅(I)(6.6mg)およびビス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(II)ジクロリド(7.1mg)をトリエチルアミン(2.4mL)とピリジン(2.4mL)の混合溶媒に懸濁し、アルゴン雰囲気下、65℃で15時間撹拌した。混合物を室温まで冷却し、析出物を濾去した。濾液をシリカゲル−NHシリカゲル直結カラムクロマトグラフィー[展開溶媒;ヘキサン:酢酸エチル=40:60(容積比)→ヘキサン:酢酸エチル=0:100(容積比)→酢酸エチル:メタノール=100:0(容積比)→酢酸エチル:メタノール=90:10]により精製し、酢酸エチルおよびヘプタンで結晶化することにより、表題化合物225mg(収率64%)を淡黄色固体として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d
6) δ: 0.87 (6 H, d, J=6.6 Hz), 0.98 - 1.04 (4 H, m), 1.63 - 1.74 (1 H, m), 2.36 (2 H, d, J=6.6 Hz), 3.73 (3 H, s), 3.83 (2 H, s), 6.29 (1 H, s), 6.35 (1 H, s), 7.32 - 7.41 (2 H, m), 7.51 (2 H, d, J=8.2 Hz), 7.90 (1 H, d, J=1.1 Hz), 7.95 (2 H, d, J=8.0 Hz), 10.11 (1 H, s).
融点:172-174℃
【0361】
実施例33
N−(3−メチル−2−{[(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イルメチル)アミノ]メチル}−1H−インドール−5−イル)−4−[(2S)−テトラヒドロフラン−2−イルメトキシ]ベンズアミド
【0362】
【化54】
【0363】
参考例28で得たN−(2−ホルミル−3−メチル−1H−インドール−5−イル)−4−[(2S)−テトラヒドロフラン−2−イルメトキシ]ベンズアミド(263mg)のN,N−ジメチルアセトアミド(4mL)溶液に4−アミノメチルテトラヒドロピラン(160mg)、トリアセトキシ水素化ホウ素ナトリウム(295mg)および酢酸(1.39mL)を加え、室温で15時間撹拌した。氷冷下で8規定水酸化ナトリウム水溶液(4.18mL)および酢酸エチルを加え、水および食塩水で順に洗浄した。有機層をシリカゲルカラムクロマトグラフィー[展開溶媒;酢酸エチル→酢酸エチル:メタノール=1:1(容積比)]で精製し、得られた粗体をジイソプロピルエーテル−酢酸エチルで洗浄することにより表題化合物141mg(収率42%)を無色結晶として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d
6) δ: 1.04 - 1.21 (2 H, m), 1.56 - 2.08 (8 H, m), 2.18 (3 H, s), 2.38 (2 H, d, J=6.0 Hz), 3.21 - 3.31 (2 H, m), 3.65 - 3.86 (6 H, m), 3.96 - 4.09 (2 H, m), 4.14 - 4.23 (1 H, m), 7.05 (2 H, d, J=8.7 Hz), 7.22 (1 H, d, J=8.7 Hz), 7.32 (1 H, dd, J=8.7, 1.9 Hz), 7.81 (1 H, d, J=1.9 Hz), 7.97 (2 H, d, J=8.7 Hz), 9.88 (1 H, s), 10.55 (1 H, s).
融点:146-147℃
元素分析値(C
28H
35N
3O
4)
計算値:C, 70.42; H, 7.39; N, 8.80.
実測値:C, 70.29; H, 7.45; N, 8.66.
【0364】
実施例34
N−(2−{[(2−メチルプロピル)アミノ]メチル}−1,3−ジメチル−1H−インドール−5−イル)−4−[(2S)−テトラヒドロフラン−2−イルメトキシ]ベンズアミド
【0365】
【化55】
【0366】
参考例32で得たN−(2−ホルミル−1,3−ジメチル−1H−インドール−5−イル)−4−[(2S)−テトラヒドロフラン−2−イルメトキシ]ベンズアミド(350mg)のN,N−ジメチルアセトアミド(5.36mL)溶液にイソブチルアミン(130mg)、トリアセトキシ水素化ホウ素ナトリウム(378mg)および酢酸(1.79mL)を加え、室温で15時間撹拌した。氷冷下で8規定水酸化ナトリウム水溶液(4.46mL)を加え、さらに酢酸エチルおよび水を加えた。分液し、水層を酢酸エチルで抽出し、合わせた有機層を食塩水で洗浄した。有機層をシリカゲルカラムクロマトグラフィー[展開溶媒;酢酸エチル→酢酸エチル:メタノール=9:1(容積比)]で精製し、得られた粗体をジイソプロピルエーテル−酢酸エチルで洗浄することにより表題化合物279mg(収率70%)を無色結晶として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d
6) δ: 0.86 (6 H, d, J=6.4 Hz), 1.58 - 2.09 (6 H, m), 2.22 (s, 3 H), 2.34 (2 H, d, J=6.8 Hz), 3.65 - 3.85 (7 H, m), 3.96 - 4.10 (2 H, m), 4.14 - 4.23 (1 H, m), 7.05 (2 H, d, J=9.0 Hz), 7.30 (1 H, d, J=8.7 Hz), 7.40 (dd, J=8.7, 1.9 Hz, 1 H), 7.88 (1 H, d, J=1.9 Hz), 7.97 (2 H, d, J=8.7 Hz), 9.92 (s, 1 H).
融点:145-146℃
元素分析値(C
27H
35N
3O
3)
計算値:C, 72.13; H, 7.85; N, 9.35.
実測値:C, 72.24; H, 7.71; N, 9.31.
【0367】
実施例35
N−(1,3−ジメチル−2−{[(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イルメチル)アミノ]メチル}−1H−インドール−5−イル)−4−[(2S)−テトラヒドロフラン−2−イルメトキシ]ベンズアミド
【0368】
【化56】
【0369】
参考例32で得たN−(2−ホルミル−1,3−ジメチル−1H−インドール−5−イル)−4−[(2S)−テトラヒドロフラン−2−イルメトキシ]ベンズアミド(350mg)のN,N−ジメチルアセトアミド(5.36mL)溶液に4−アミノメチルテトラヒドロピラン(205mg)、トリアセトキシ水素化ホウ素ナトリウム(378mg)および酢酸(1.79mL)を加え、室温で15時間撹拌した。氷冷下で8規定水酸化ナトリウム水溶液(4.46mL)を加え、さらに酢酸エチルおよび水を加えた。分液し、水層を酢酸エチルで抽出し、合わせた有機層を食塩水で洗浄した。有機層をシリカゲルカラムクロマトグラフィー[展開溶媒;酢酸エチル→酢酸エチル:メタノール=1:1(容積比)]で精製し、得られた粗体をジイソプロピルエーテル−酢酸エチルで洗浄することにより表題化合物375mg(収率86%)を無色結晶として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d
6) δ: 1.04 - 1.24 (2 H, m), 1.56 - 2.09 (8 H, m), 2.22 (3 H, s), 2.41 (2 H, d, J=6.0 Hz), 3.19 - 3.30 (2 H, m), 3.65 - 3.86 (9 H, m), 3.96 - 4.09 (2 H, m), 4.13 - 4.23 (1 H, m), 7.05 (2 H, d, J=8.7 Hz), 7.30 (1 H, d, J=8.7 Hz), 7.41 (1 H, dd, J=8.7, 1.9 Hz), 7.88 (1 H, d, J=1.9 Hz), 7.97 (2 H, d, J=9.0 Hz), 9.92 (1 H, s).
融点:185-186℃
元素分析値(C
29H
37N
3O
4)
計算値:C, 70.85; H, 7.59; N, 8.55.
実測値:C, 70.55; H, 7.41; N, 8.35.
【0370】
実施例36
N−(2−{[(2−ヒドロキシ−2−メチルプロピル)アミノ]メチル}−1,3−ジメチル−1H−インドール−5−イル)−4−[(2S)−テトラヒドロフラン−2−イルメトキシ]ベンズアミド
【0371】
【化57】
【0372】
参考例32で得たN−(2−ホルミル−1,3−ジメチル−1H−インドール−5−イル)−4−[(2S)−テトラヒドロフラン−2−イルメトキシ]ベンズアミド(350mg)のN,N−ジメチルアセトアミド(5.36mL)溶液に1−アミノ−2−メチルプロパン−2−オール(159mg)、トリアセトキシ水素化ホウ素ナトリウム(378mg)および酢酸(1.79mL)を加え、室温で15時間撹拌した。氷冷下で8規定水酸化ナトリウム水溶液(4.46mL)を加え、さらに酢酸エチルおよび水を加えた。分液し、水層を酢酸エチルで抽出し、合わせた有機層を食塩水で洗浄した。有機層をシリカゲルカラムクロマトグラフィー[展開溶媒;酢酸エチル→酢酸エチル:メタノール=1:1(容積比)]で精製し、得られた粗体をジイソプロピルエーテル−酢酸エチルで洗浄することにより表題化合物305mg(収率73%)を無色結晶として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d
6) δ: 1.07 (6 H, s), 1.62 - 2.09 (5 H, m), 2.23 (3 H, s), 2.43 (2 H, s), 3.65 - 3.84 (5 H, m), 3.88 (2 H, s), 3.96 - 4.09 (2 H, m), 4.14 - 4.23 (2 H, m), 7.05 (2 H, d, J=9.0 Hz), 7.31 (1 H, d, J=8.7 Hz), 7.41 (1 H, dd, J=8.7, 1.9 Hz), 7.88 (1 H, d, J=1.9 Hz), 7.97 (2 H, d, J=8.7 Hz), 9.93 (1 H, s).
融点:145-146℃
元素分析値(C
27H
35N
3O
4)
計算値:C, 69.65; H, 7.58; N, 9.03.
実測値:C, 69.35; H, 7.38; N, 8.84.
【0373】
実施例37
N−(2−{[(2,2−ジメチルプロピル)アミノ]メチル}−1,3−ジメチル−1H−インドール−5−イル)−4−[(2S)−テトラヒドロフラン−2−イルメトキシ]ベンズアミド
【0374】
【化58】
【0375】
参考例32で得たN−(2−ホルミル−1,3−ジメチル−1H−インドール−5−イル)−4−[(2S)−テトラヒドロフラン−2−イルメトキシ]ベンズアミド(350mg)のN,N−ジメチルアセトアミド(5.36mL)溶液にネオペンチルアミン(155mg)、トリアセトキシ水素化ホウ素ナトリウム(378mg)および酢酸(1.79mL)を加え、室温で15時間撹拌した。氷冷下で8規定水酸化ナトリウム水溶液(4.46mL)を加え、さらに酢酸エチルおよび水を加えた。分液し、水層をテトラヒドロフランで抽出し、合わせた有機層をシリカゲルカラムクロマトグラフィー[展開溶媒;酢酸エチル:メタノール=9:1→酢酸エチル:メタノール=1:1(容積比)]で精製し、得られた粗体をジイソプロピルエーテル−酢酸エチルで洗浄することにより表題化合物319mg(収率77%)を無色結晶として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d
6) δ: 0.84 (9 H, s), 1.62 - 2.08 (5 H, m), 2.22 (3 H, s), 2.30 (2 H, s), 3.65 - 3.89 (7 H, m), 3.96 - 4.09 (2 H, m), 4.13 - 4.23 (1 H, m), 7.05 (2 H, d, J=9.0 Hz), 7.31 (1 H, d, J=8.7 Hz), 7.40 (1 H, dd, J=9.0 1.9 Hz), 7.88 (1 H, d, J=1.5 Hz), 7.97 (2 H, d, J=8.7 Hz), 9.92 (1 H, s).
融点:165-166℃
元素分析値(C
28H
37N
3O
3)
計算値:C, 72.54; H, 8.04; N, 9.06.
実測値:C, 72.55; H, 7.89; N, 8.92.
【0376】
実施例38
N−(2−{[(trans−4−ヒドロキシ−4−メチルシクロヘキシル)アミノ]メチル}−1,3−ジメチル−1H−インドール−5−イル)−4−[(2S)−テトラヒドロフラン−2−イルメトキシ]ベンズアミド
【0377】
【化59】
【0378】
参考例32で得たN−(2−ホルミル−1,3−ジメチル−1H−インドール−5−イル)−4−[(2S)−テトラヒドロフラン−2−イルメトキシ]ベンズアミド(350mg)のN,N−ジメチルアセトアミド(5.36mL)溶液に参考例101で得たtrans−4−アミノ−1−メチルシクロヘキサノール(230mg)、トリアセトキシ水素化ホウ素ナトリウム(378mg)および酢酸(1.79mL)を加え、室温で15時間撹拌した。氷冷下で8規定水酸化ナトリウム水溶液(4.46mL)を加え、さらに酢酸エチルおよび水を加えた。分液し、水層を酢酸エチルで抽出し、合わせた有機層を食塩水で洗浄した。有機層をシリカゲルカラムクロマトグラフィー[展開溶媒;酢酸エチル:メタノール=9:1→酢酸エチル:メタノール=1:1(容積比)]で精製し、得られた粗体をジイソプロピルエーテル−酢酸エチルで洗浄することにより表題化合物318mg(収率70%)を無色結晶として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d
6) δ: 1.09 (3 H, s), 1.15 - 1.39 (4 H, m), 1.50 - 2.09 (9 H, m), 2.21 (3 H, s), 3.65 - 3.85 (7 H, m), 3.96 - 4.12 (3 H, m), 4.14 - 4.23 (1 H, m), 7.05 (2 H, d, J=9.0 Hz), 7.30 (1 H, d, J=8.7 Hz), 7.41 (1 H, dd, J=9.0 1.9 Hz), 7.88 (1 H, d, J=1.9 Hz), 7.97 (2 H, d, J=9.0 Hz), 9.92 (1 H, s).
融点:172-173℃
元素分析値(C
30H
39N
3O
4)
計算値:C, 71.26; H, 7.77; N, 8.31.
実測値:C, 70.17; H, 7.68; N, 8.06.
【0379】
実施例39
4−(シクロプロピルメトキシ)−N−(2−{[(2−メチルプロピル)アミノ]メチル}−1,3−ジメチル−1H−インドール−5−イル)ベンズアミド
【0380】
【化60】
【0381】
参考例34で得た4−(シクロプロピルメトキシ)−N−(2−ホルミル−1,3−ジメチル−1H−インドール−5−イル)ベンズアミド(350mg)のN,N−ジメチルアセトアミド(5.36mL)溶液にイソブチルアミン(141mg)、トリアセトキシ水素化ホウ素ナトリウム(409mg)および酢酸(1.94mL)を加え、室温で15時間撹拌した。氷冷下で8規定水酸化ナトリウム水溶液(4.83mL)を加え、さらに酢酸エチルおよび水を加えた。分液し、水層を酢酸エチルで抽出し、合わせた有機層を食塩水で洗浄した。有機層をシリカゲルカラムクロマトグラフィー[ヘキサン:酢酸エチル=1:3→酢酸エチル(容積比)]で精製し、得られた粗体をジイソプロピルエーテルで洗浄することにより表題化合物236mg(収率58%)を淡褐色結晶として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d
6) δ: 0.32 - 0.38 (2 H, m), 0.56 - 0.63 (2 H, m), 0.86 (6 H, d, J=6.4 Hz), 1.18 - 1.33 (1 H, m), 1.60 - 1.75 (1 H, m), 2.22 (3 H, s), 2.35 (2 H, d, J=6.8 Hz), 3.73 (3 H, s), 3.83 (2 H, s), 3.90 (2 H, d, J=7.2 Hz), 7.03 (2 H, d, J=8.7 Hz), 7.31 (1 H, d, J=8.7 Hz), 7.40 (1 H, dd, J=8.7, 1.9 Hz), 7.88 (1 H, d, J=1.9 Hz), 7.96 (2 H, d, J=9.0 Hz), 9.91 (1 H, s).
融点:142-143℃
元素分析値(C
26H
33N
3O
2)
計算値:C, 74.43; H, 7.93; N, 10.02.
実測値:C, 74.29; H, 7.87; N, 9.94.
【0382】
実施例40
4−(シクロプロピルメトキシ)−N−(1,3−ジメチル−2−{[(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イルメチル)アミノ]メチル}−1H−インドール−5−イル)ベンズアミド
【0383】
【化61】
【0384】
参考例34で得た4−(シクロプロピルメトキシ)−N−(2−ホルミル−1,3−ジメチル−1H−インドール−5−イル)ベンズアミド(350mg)のN,N−ジメチルアセトアミド(5.36mL)溶液に4−アミノメチルテトラヒドロピラン(222mg)、トリアセトキシ水素化ホウ素ナトリウム(409mg)および酢酸(1.94mL)を加え、室温で15時間撹拌した。氷冷下で8規定水酸化ナトリウム水溶液(4.83mL)を加え、さらに酢酸エチルおよび水を加えた。分液し、水層を酢酸エチルで抽出し、合わせた有機層を食塩水で洗浄した。有機層をシリカゲルカラムクロマトグラフィー[展開溶媒;酢酸エチル→酢酸エチル:メタノール=7:3(容積比)]で精製し、得られた粗体をジイソプロピルエーテルで洗浄することにより表題化合物342mg(収率77%)を淡褐色結晶として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d
6) δ: 0.32 - 0.39 (2 H, m), 0.56 - 0.63 (2 H, m), 1.04 - 1.33 (3 H, m), 1.56 - 1.72 (3 H, m), 2.22 (3 H, s), 2.42 (2 H, d, J=6.0 Hz), 3.20 - 3.30 (2 H, m), 3.72 (3 H, s), 3.77 - 3.85 (4 H, m), 3.90 (2 H, d, J=7.2 Hz), 7.03 (2 H, d, J=9.0 Hz), 7.30 (1 H, d, J=8.7 Hz), 7.41 (1 H, dd, J=9.0 1.9 Hz), 7.88 (1 H, d, J=1.9 Hz), 7.96 (2 H, d, J=8.7 Hz), 9.91 (1 H, s).
融点:176-177℃
元素分析値(C
28H
35N
3O
3)
計算値:C, 72.86; H, 7.64; N, 9.10.
実測値:C, 72.65; H, 7.61; N, 9.04.
【0385】
実施例41
4−(シクロプロピルメトキシ)−N−(2−{[(2,2−ジメチルプロピル)アミノ]メチル}−1,3−ジメチル−1H−インドール−5−イル)ベンズアミド
【0386】
【化62】
【0387】
参考例34で得た4−(シクロプロピルメトキシ)−N−(2−ホルミル−1,3−ジメチル−1H−インドール−5−イル)ベンズアミド(350mg)のN,N−ジメチルアセトアミド(5.36mL)溶液にネオペンチルアミン(168mg)、トリアセトキシ水素化ホウ素ナトリウム(409mg)および酢酸(1.94mL)を加え、室温で15時間撹拌した。氷冷下で8規定水酸化ナトリウム水溶液(4.83mL)を加え、さらに酢酸エチルおよび水を加えた。分液し、水層をテトラヒドロフランで抽出し、合わせた有機層をシリカゲルカラムクロマトグラフィー[ヘキサン:酢酸エチル=1:1→ヘキサン:酢酸エチル=1:4(容積比)]で精製し、得られた粗体をジイソプロピルエーテルで洗浄することにより表題化合物330mg(収率79%)を淡褐色結晶として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d
6) δ: 0.32 - 0.39 (2 H, m), 0.55 - 0.65 (2 H, m), 0.84 (9 H, s), 1.18 - 1.33 (1 H, m), 2.22 (3 H, s), 2.30 (2 H, s), 3.75 (3 H, s), 3.85 (2 H, s), 3.90 (2 H, d, J=7.2 Hz), 7.03 (2 H, d, J=8.7 Hz), 7.31 (1 H, d, J=8.7 Hz), 7.40 (1 H, dd, J=9.0 1.9 Hz), 7.88 (1 H, d, J=1.9 Hz), 7.96 (2 H, d, J=8.7 Hz), 9.91 (1 H, s).
融点:169-170℃
元素分析値(C
27H
35N
3O
2)
計算値:C, 74.79; H, 8.14; N, 9.69.
実測値:C, 74.69; H, 8.12; N, 9.58.
【0388】
実施例42
4−(シクロプロピルメトキシ)−N−(2−{[(trans−4−ヒドロキシ−4−メチルシクロヘキシル)アミノ]メチル}−1,3−ジメチル−1H−インドール−5−イル)ベンズアミド
【0389】
【化63】
【0390】
参考例34で得た4−(シクロプロピルメトキシ)−N−(2−ホルミル−1,3−ジメチル−1H−インドール−5−イル)ベンズアミド(350mg)のN,N−ジメチルアセトアミド(5.36mL)溶液に参考例101で得たtrans−4−アミノ−1−メチルシクロヘキサノール(250mg)、トリアセトキシ水素化ホウ素ナトリウム(409mg)および酢酸(1.94mL)を加え、室温で15時間撹拌した。氷冷下で8規定水酸化ナトリウム水溶液(4.83mL)を加え、さらに酢酸エチルおよび水を加えた。分液し、水層を酢酸エチルで抽出し、合わせた有機層を食塩水で洗浄した。有機層をシリカゲルカラムクロマトグラフィー[展開溶媒;酢酸エチル→酢酸エチル:メタノール=7:3(容積比)]で精製し、得られた粗体をジイソプロピルエーテルで洗浄することにより表題化合物238mg(収率51%)を淡褐色結晶として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d
6) δ: 0.32 - 0.39 (2 H, m), 0.56 - 0.63 (2 H, m), 1.09 (3 H, s), 1.17 - 1.38 (5 H, m), 1.50 - 1.85 (4 H, m), 2.21 (3 H, s), 3.72 (3 H, s), 3.82 (2 H, s), 3.90 (2 H, d, J=6.8 Hz), 4.11 (1 H, s), 7.03 (2 H, d, J=8.7 Hz), 7.30 (1 H, d, J=8.7 Hz), 7.40 (1 H, dd, J=9.0 1.9 Hz), 7.88 (1 H, d, J=1.5 Hz), 7.96 (2 H, d, J=8.7 Hz), 9.91 (1 H, s).
融点:191℃
元素分析値(C
29H
37N
3O
3)
計算値:C, 73.23; H, 7.84; N, 8.83.
実測値:C, 72.82; H, 7.80; N, 8.77.
【0391】
実施例43
4−(シクロプロピルメトキシ)−N−(4−メチル−2−{[(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イルメチル)アミノ]メチル}−1H−インドール−5−イル)ベンズアミド
【0392】
【化64】
【0393】
参考例41で得た4−(シクロプロピルメトキシ)−N−(2−ホルミル−4−メチル−1H−インドール−5−イル)ベンズアミド(298mg)および1−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)メタンアミン(197mg)をNMP(3.0mL)に懸濁させたものに、室温で酢酸(1.0mL)を加え、同温で2時間撹拌した。トリアセトキシ水素化ホウ素ナトリウム(363mg)を加え、室温で16時間撹拌した。酢酸エチルで希釈した後、室温で2規定水酸化ナトリウム水溶液(20mL)を加えた。混合物を水に注ぎ、有機層を水、次いで飽和食塩水で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥後、減圧濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー[展開溶媒;酢酸エチル:メタノール=90:10(容積比)→酢酸エチル:メタノール=50:50(容積比)]により精製し、得られた固体を酢酸エチルで再結晶することにより表題化合物220mg(収率57%)を褐色固体として得た。
1H NMR (300 MHz, CDCl
3) δ: 0.34 - 0.43 (2 H, m), 0.63 - 0.73 (2 H, m), 1.23 - 1.41 (3 H, m), 1.60 - 1.81 (3 H, m), 2.45 (3 H, s), 2.55 (2 H, d, J=6.4 Hz), 3.39 (2 H, td, J=11.8, 2.1 Hz), 3.88 (2 H, d, J=6.8 Hz), 3.93 - 3.98 (3 H, m), 4.00 (1 H, d, J=3.8 Hz), 6.37 (1 H, d, J=1.1 Hz), 6.98 (2 H, d, J=8.7 Hz), 7.19 (1 H, d, J=8.7 Hz), 7.35 (1 H, d, J=7.9 Hz), 7.58 (1 H, s), 7.88 (2 H, d, J=8.3 Hz), 8.47 (1 H, s).
融点:181-182℃
元素分析値(C
27H
33N
3O
3)
計算値:C, 72.46; H, 7.43; N, 9.39.
実測値:C, 72.16; H, 7.40; N, 9.27.
【0394】
実施例44
4−(シクロプロピルメトキシ)−N−(2−{[(2−ヒドロキシ−2−メチルプロピル)アミノ]メチル}−4−メチル−1H−インドール−5−イル)ベンズアミド
【0395】
【化65】
【0396】
参考例41で得た4−(シクロプロピルメトキシ)−N−(2−ホルミル−4−メチル−1H−インドール−5−イル)ベンズアミド(298mg)および1−アミノ−2−メチルプロパン−2−オール(153mg)をNMP(3.0mL)に懸濁させたものに、室温で酢酸(1.0mL)を加え、同温で2時間撹拌した。トリアセトキシ水素化ホウ素ナトリウム(363mg)を加え、室温で16時間撹拌した。酢酸エチルで希釈した後、室温で2規定水酸化ナトリウム水溶液(20mL)を加えた。混合物を水に注ぎ、有機層を水、次いで飽和食塩水で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥後、減圧濃縮した。残渣を酢酸エチルに懸濁させ、沈殿を濾取し、酢酸エチルで洗浄後、減圧乾燥することにより表題化合物307mg(収率85%)を褐色固体として得た。
1H NMR (300 MHz, CDCl
3) δ: 0.34 - 0.43 (2 H, m), 0.63 - 0.72 (2 H, m), 1.22 (6 H, s), 1.25 - 1.36 (1 H, m), 2.45 (3 H, s), 2.61 (2 H, s), 3.88 (2 H, d, J=7.2 Hz), 4.02 (2 H, s), 6.38 (1 H, d, J=1.1 Hz), 6.98 (2 H, d, J=8.3 Hz), 7.19 (1 H, d, J=8.3 Hz), 7.34 (1 H, d, J=7.6 Hz), 7.58 (1 H, br. s.), 7.88 (2 H, d, J=8.0 Hz), 8.48 (1 H, br. s.).
融点:186℃
元素分析値(C
25H
31N
3O
3・0.2H
2O)
計算値:C, 70.63; H, 7.44; N, 9.88.
実測値:C, 70.57; H, 7.38; N, 9.68.
【0397】
実施例45
N−{2−[(シクロペンチルアミノ)メチル]−4−メチル−1H−インドール−5−イル}−4−(シクロプロピルメトキシ)ベンズアミド
【0398】
【化66】
【0399】
参考例41で得た4−(シクロプロピルメトキシ)−N−(2−ホルミル−4−メチル−1H−インドール−5−イル)ベンズアミド(298mg)およびシクロペンチルアミン(146mg)をNMP(3.0mL)に懸濁させたものに、室温で酢酸(1.0mL)を加え、同温で2時間撹拌した。トリアセトキシ水素化ホウ素ナトリウム(363mg)を加え、室温で16時間撹拌した。酢酸エチルで希釈した後、室温で2規定水酸化ナトリウム水溶液(20mL)を加えた。混合物を水に注ぎ、有機層を水、次いで飽和食塩水で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥後、減圧濃縮した。残渣を酢酸エチルに懸濁させ、沈殿を濾取し、酢酸エチルで洗浄後、減圧乾燥することにより表題化合物279mg(収率78%)を褐色固体として得た。
1H NMR (300 MHz, CDCl
3) δ: 0.34 - 0.43 (2 H, m), 0.63 - 0.73 (2 H, m), 1.25 - 1.45 (3 H, m), 1.47 - 1.78 (4 H, m), 1.80 - 1.95 (2 H, m), 2.45 (3 H, s), 3.13 (1 H, quin, J=6.7 Hz), 3.87 (2 H, d, J=6.8 Hz), 3.95 (2 H, s), 6.35 (1 H, d, J=1.1 Hz), 6.97 (2 H, d), 7.17 (1 H, d, J=8.3 Hz), 7.33 (1 H, d, J=8.3 Hz), 7.52 - 7.65 (1 H, m), 7.88 (2 H, d, J=8.7 Hz), 8.61 (1 H, br. s.).
融点:207-208℃
元素分析値(C
26H
31N
3O
2)
計算値:C, 74.79; H, 7.48; N, 10.06.
実測値:C, 74.66; H, 7.38; N, 9.83.
【0400】
実施例46
N−(4−メチル−2−{[(2−メチルプロピル)アミノ]メチル}−1H−インドール−5−イル)−4−[(2S)−テトラヒドロフラン−2−イルメトキシ]ベンズアミド
【0401】
【化67】
【0402】
参考例43で得たN−(2−ホルミル−4−メチル−1H−インドール−5−イル)−4−[(2S)−テトラヒドロフラン−2−イルメトキシ]ベンズアミド(333mg)およびイソブチルアミン(130mg)をNMP(3.0mL)に懸濁させたものに、室温で酢酸(1.0mL)を加え、同温で2時間撹拌した。トリアセトキシ水素化ホウ素ナトリウム(378mg)を加え、室温で16時間撹拌した。酢酸エチルで希釈した後、室温で2規定水酸化ナトリウム水溶液(20mL)を加えた。混合物を水に注ぎ、有機層を水、次いで飽和食塩水で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥後、減圧濃縮した。残渣を酢酸エチルに懸濁させ、沈殿を濾取し、酢酸エチルで洗浄後、減圧乾燥することにより表題化合物168mg(収率43%)を肌色固体として得た。
1H NMR (300 MHz, CDCl
3) δ: 0.93 (6 H, d), 1.69 - 1.87 (2 H, m), 1.90 - 2.19 (3 H, m), 2.42 - 2.49 (5 H, m), 3.80 - 3.90 (1 H, m), 3.91 - 4.00 (3 H, m), 4.04 (2 H, d, J=5.3 Hz), 4.25 - 4.37 (1 H, m), 6.36 (1 H, d, J=1.1 Hz), 7.01 (2 H, d, J=8.3 Hz), 7.19 (1 H, d, J=8.7 Hz), 7.34 (1 H, d, J=9.1 Hz), 7.58 (1 H, br. s.), 7.88 (2 H, d, J=8.3 Hz), 8.54 (1 H, br. s.).
【0403】
実施例47
N−(4−メチル−2−{[(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イルメチル)アミノ]メチル}−1H−インドール−5−イル)−4−[(2S)−テトラヒドロフラン−2−イルメトキシ]ベンズアミド
【0404】
【化68】
【0405】
参考例43で得たN−(2−ホルミル−4−メチル−1H−インドール−5−イル)−4−[(2S)−テトラヒドロフラン−2−イルメトキシ]ベンズアミド(333mg)および1−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)メタンアミン(205mg)をNMP(3.0mL)に懸濁させたものに、室温で酢酸(1.0mL)を加え、同温で2時間撹拌した。トリアセトキシ水素化ホウ素ナトリウム(378mg)を加え、室温で16時間撹拌した。酢酸エチルで希釈した後、室温で2規定水酸化ナトリウム水溶液(20mL)を加えた。混合物を水に注ぎ、有機層を水、次いで飽和食塩水で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥後、減圧濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー[展開溶媒;酢酸エチル:メタノール=90:10(容積比)→酢酸エチル:メタノール=50:50(容積比)]により精製し、得られた固体を酢酸エチルで再結晶することにより表題化合物272mg(収率64%)を肌色固体として得た。
1H NMR (300 MHz, CDCl
3) δ: 1.23 - 1.40 (2 H, m), 1.65 - 1.86 (4 H, m), 1.90 - 2.19 (3 H, m), 2.45 (3 H, s), 2.55 (2 H, d, J=6.4 Hz), 3.39 (2 H, td, J=11.7, 1.9 Hz), 3.80 - 3.90 (1 H, m), 3.91 - 4.01 (5 H, m), 4.04 (2 H, d, J=5.3 Hz), 4.24 - 4.37 (1 H, m), 6.37 (1 H, d, J=0.8 Hz), 7.01 (2 H, d, J=8.3 Hz), 7.20 (1 H, d, J=8.3 Hz), 7.34 (1 H, d, J=6.0 Hz), 7.59 (1 H, s), 7.88 (2 H, d, J=7.9 Hz), 8.59 (1 H, br. s.).
融点:166-167℃
元素分析値(C
28H
35N
3O
4・0.3H
2O)
計算値:C, 69.63; H, 7.43; N, 8.70.
実測値:C, 69.65; H, 7.35; N, 8.62.
【0406】
実施例48
N−(2−{[(2−ヒドロキシ−2−メチルプロピル)アミノ]メチル}−4−メチル−1H−インドール−5−イル)−4−[(2S)−テトラヒドロフラン−2−イルメトキシ]ベンズアミド
【0407】
【化69】
【0408】
参考例43で得たN−(2−ホルミル−4−メチル−1H−インドール−5−イル)−4−[(2S)−テトラヒドロフラン−2−イルメトキシ]ベンズアミド(333mg)および1−アミノ−2−メチルプロパン−2−オール(160mg)をNMP(3.0mL)に懸濁させたものに、室温で酢酸(1.0mL)を加え、同温で2時間撹拌した。トリアセトキシ水素化ホウ素ナトリウム(378mg)を加え、室温で16時間撹拌した。酢酸エチルで希釈した後、室温で2規定水酸化ナトリウム水溶液(20mL)を加えた。混合物を水に注ぎ、有機層を水、次いで飽和食塩水で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥後、減圧濃縮した。残渣を酢酸エチルに懸濁させ、沈殿を濾取し、酢酸エチルで洗浄後、減圧乾燥することにより表題化合物308mg(収率77%)を褐色固体として得た。
1H NMR (300 MHz, CDCl
3) δ: 1.21 (6 H, s), 1.72 - 1.89 (1 H, m), 1.90 - 2.04 (2 H, m), 2.04 - 2.18 (1 H, m), 2.45 (3 H, s), 2.61 (2 H, s), 3.80 - 3.91 (1 H, m), 3.96 (1 H, dt, J=8.3, 6.6 Hz), 4.00 - 4.08 (4 H, m), 4.24 - 4.37 (1 H, m), 6.38 (1 H, d, J=1.5 Hz), 7.00 (2 H, d, J=8.7 Hz), 7.18 (1 H, d, J=8.7 Hz), 7.33 (1 H, d, J=8.7 Hz), 7.59 (1 H, br. s.), 7.88 (2 H, d, J=8.0 Hz), 8.50 (1 H, s).
融点:169-170℃
元素分析値(C
26H
33N
3O
4・0.09H
2O)
計算値:C, 68.91; H, 7.38; N, 9.27.
実測値:C, 69.20; H, 7.32; N, 8.97.
【0409】
実施例49
N−{2−[(シクロペンチルアミノ)メチル]−4−メチル−1H−インドール−5−イル}−4−[(2S)−テトラヒドロフラン−2−イルメトキシ]ベンズアミド
【0410】
【化70】
【0411】
参考例43で得たN−(2−ホルミル−4−メチル−1H−インドール−5−イル)−4−[(2S)−テトラヒドロフラン−2−イルメトキシ]ベンズアミド(333mg)およびシクロペンチルアミン(152mg)をNMP(3.0mL)に懸濁させたものに、室温で酢酸(1.0mL)を加え、同温で2時間撹拌した。トリアセトキシ水素化ホウ素ナトリウム(378mg)を加え、室温で16時間撹拌した。酢酸エチルで希釈した後、室温で2規定水酸化ナトリウム水溶液(20mL)を加えた。混合物を水に注ぎ、有機層を水、次いで飽和食塩水で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥後、減圧濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー[展開溶媒;酢酸エチル:メタノール=90:10(容積比)→酢酸エチル:メタノール=50:50(容積比)]により精製し、得られた固体を酢酸エチルで再結晶することにより表題化合物243mg(収率61%)を肌色固体として得た。
1H NMR (300 MHz, CDCl
3) δ: 1.29 - 1.44 (2 H, m), 1.63 - 2.19 (10 H, m), 2.45 (3 H, s), 3.14 (1 H, quin, J=6.7 Hz), 3.80 - 3.90 (1 H, m), 3.91 - 4.01 (3 H, m), 4.04 (2 H, d, J=4.9 Hz), 4.24 - 4.36 (1 H, m), 6.36 (1 H, d, J=1.1 Hz), 7.01 (2 H, d, J=8.3 Hz), 7.19 (1 H, d, J=8.7 Hz), 7.34 (1 H, d, J=7.2 Hz), 7.57 (1 H, s), 7.88 (2 H, d, J=7.9 Hz), 8.53 (1 H, s).
融点:191-192℃
元素分析値(C
27H
33N
3O
3)
計算値:C, 72.46; H, 7.43; N, 9.39.
実測値:C, 72.30; H, 7.39; N, 9.28.
【0412】
実施例50
4−(シクロプロピルメトキシ)−N−(2−{[(2−ヒドロキシ−2−メチルプロピル)アミノ]メチル}−1,4−ジメチル−1H−インドール−5−イル)ベンズアミド
【0413】
【化71】
【0414】
参考例47で得た4−(シクロプロピルメトキシ)−N−(2−ホルミル−1,4−ジメチル−1H−インドール−5−イル)ベンズアミド(349mg)および1−アミノ−2−メチルプロパン−2−オール(173mg)をNMP(3.0mL)に懸濁させたものに、室温で酢酸(1.0mL)を加え、同温で3時間撹拌した。トリアセトキシ水素化ホウ素ナトリウム(408mg)を加え、室温で15時間撹拌した。酢酸エチルで希釈した後、室温で2規定水酸化ナトリウム水溶液(20mL)を加えた。混合物を水に注ぎ、有機層を水で二度、次いで飽和食塩水で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥後、減圧濃縮した。残渣を酢酸エチルに懸濁させ、沈殿を濾取し、酢酸エチルで洗浄後、減圧乾燥することにより表題化合物395mg(収率94%)を淡黄色固体として得た。
1H NMR (300 MHz, CDCl
3) δ: 0.34 - 0.43 (2 H, m), 0.68 (2 H, q, J=6.1 Hz), 1.23 - 1.37 (1 H, m), 2.46 (3 H, s), 2.65 (2 H, s), 2.75 (1 H, br. s.), 3.77 (3 H, s), 3.88 (2 H, d, J=6.8 Hz), 4.00 (2 H, s), 6.41 (1 H, s), 6.98 (2 H, d, J=8.7 Hz), 7.17 (1 H, d, J=8.7 Hz), 7.42 (1 H, d, J=8.0 Hz), 7.59 (1 H, br. s.), 7.88 (2 H, d, J=8.0 Hz).
融点:175-176℃
元素分析値(C
26H
33N
3O
3)
計算値:C, 71.70; H, 7.64; N, 9.65.
実測値:C, 71.40; H, 7.65; N, 9.38.
【0415】
実施例51
N−(2−{[(2,2−ジメチルプロピル)アミノ]メチル}−1,4−ジメチル−1H−インドール−5−イル)−4−[(2S)−テトラヒドロフラン−2−イルメトキシ]ベンズアミド
【0416】
【化72】
【0417】
参考例51で得たN−(2−ホルミル−1,4−ジメチル−1H−インドール−5−イル)−4−[(2S)−テトラヒドロフラン−2−イルメトキシ]ベンズアミド(283mg)およびネオペンチルアミン(358mg)をDMA(10mL)に懸濁させたものに、室温で酢酸(1.0mL)を加え、同温で10分間撹拌した。反応溶液を氷冷後、トリアセトキシ水素化ホウ素ナトリウム(360mg)を加え、室温に戻して17時間撹拌した。酢酸エチルで希釈した後、その有機層を1規定水酸化ナトリウムおよび水、次いで飽和食塩水で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥後、減圧濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー[展開溶媒;ヘキサン:酢酸エチル=30:70(容積比)→酢酸エチル]により精製し、得られた固体を酢酸エチルとヘキサンの混合溶媒から再結晶することにより表題化合物249mg(収率74%)を淡黄色固体として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d
6) δ: 0.87 (9 H, s), 1.62 - 1.78 (1 H, m), 1.78 - 1.96 (2 H, m), 1.96 - 2.10 (1 H, m), 2.30 (3 H, s), 2.34 (2 H, s), 3.64 - 3.75 (1 H, m), 3.76 (3 H, s), 3.78 - 3.86 (1 H, m), 3.91 (2 H, br. s.), 3.96 - 4.13 (2 H, m), 4.18 (1 H, qd, J=6.69, 3.79 Hz), 6.39 (1 H, s), 6.98 (1 H, d, J=8.71 Hz), 7.04 (2 H, d, J=9.09 Hz), 7.22 (1 H, d, J=8.71 Hz), 7.98 (2 H, d, J=8.71 Hz), 9.71 (1 H, s).
融点:179℃
元素分析値(C
28H
37N
3O
3)
計算値:C, 72.54; H, 8.04; N, 9.06.
実測値:C, 72.30; H, 7.99; N, 8.95.
【0418】
実施例52
N−(2−{[(2−ヒドロキシ−2−メチルプロピル)アミノ]メチル}−1,4−ジメチル−1H−インドール−5−イル)−4−[(2S)−テトラヒドロフラン−2−イルメトキシ]ベンズアミド
【0419】
【化73】
【0420】
参考例51で得たN−(2−ホルミル−1,4−ジメチル−1H−インドール−5−イル)−4−[(2S)−テトラヒドロフラン−2−イルメトキシ]ベンズアミド(286mg)および1−アミノ−2−メチルプロパン−2−オール(365mg)をDMA(10mL)に懸濁させたものに、室温で酢酸(1.0mL)を加え、同温で10分間撹拌した。反応溶液を氷冷後、トリアセトキシ水素化ホウ素ナトリウム(360mg)を加え、室温に戻して17時間撹拌した。酢酸エチルで希釈した後、その有機層を1規定水酸化ナトリウムおよび水、次いで飽和食塩水で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥後、減圧濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー[展開溶媒;酢酸エチル→酢酸エチル:メタノール=80:20(容積比)]により精製し、得られた固体を酢酸エチルおよびヘキサンの混合溶媒から再結晶することにより表題化合物261mg(収率77%)を淡黄色固体として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d
6) δ: 1.09 (6 H, s), 1.62 - 1.76 (1 H, m), 1.78 - 1.95 (2 H, m), 1.95 - 2.10 (1 H, m), 2.30 (3 H, s), 2.46 (2 H, s), 3.64 - 3.74 (1 H, m), 3.76 (3 H, s), 3.78 - 3.85 (1 H, m), 3.91 (2 H, s), 3.95 - 4.12 (2 H, m), 4.12 - 4.26 (2 H, m), 6.38 (1 H, s), 6.98 (1 H, d, J=8.33 Hz), 7.04 (2 H, d, J=8.71 Hz), 7.22 (1 H, d, J=8.71 Hz), 7.98 (2 H, d, J=8.71 Hz), 9.71 (1 H, s).
融点:160-162℃
元素分析値(C
27H
35N
3O
4)
計算値:C, 69.65; H, 7.58; N, 9.03.
実測値:C, 69.47; H, 7.53; N, 8.99.
【0421】
実施例53−1
N−(2−{[(trans−4−ヒドロキシ−4−メチルシクロヘキシル)アミノ]メチル}−1,4−ジメチル−1H−インドール−5−イル)−4−[(2S)−テトラヒドロフラン−2−イルメトキシ]ベンズアミド 塩酸塩
【0422】
【化74】
【0423】
参考例51で得たN−(2−ホルミル−1,4−ジメチル−1H−インドール−5−イル)−4−[(2S)−テトラヒドロフラン−2−イルメトキシ]ベンズアミド(80.0g)のDMA(800mL)溶液に参考例101で得たtrans−4−アミノ−1−メチルシクロヘキサノール(31.6g)を加え、60℃で4時間撹拌した。反応液を氷冷し、酢酸(35.0mL)およびトリアセトキシ水素化ホウ素ナトリウム(108g)を加え、室温で16時間撹拌した。20℃以下で1規定塩酸(815mL)を加え、5℃で4時間撹拌した。析出した固体を濾取、水、アセトニトリルおよびジエチルエーテルで順に洗浄し、粗生成物104gを得た。得られた粗生成物(100g)をTHF(3L)に懸濁させ、1規定水酸化ナトリウム水溶液(739mL)を加え、55℃で15分間撹拌した。不溶物を濾過で除き、濾液に2規定塩酸(399mL)を55℃で滴下した。室温で3時間撹拌し、析出した固体を濾取、水、アセトニトリルおよびジエチルエーテルで順に洗浄し、減圧乾燥することで表題化合物96.8g(収率92%)を淡褐色結晶として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d
6) δ: 1.15 (3 H, s), 1.33 - 1.49 (2 H, m), 1.56 - 2.13 (10 H, m), 2.34 (3 H, s), 3.17 (1 H, br. s.), 3.65 - 3.74 (1 H, m), 3.76 - 3.84 (4 H, m), 3.96 - 4.10 (2 H, m), 4.14 - 4.24 (1 H, m), 4.41 (2 H, br. s.), 4.44 (1 H, s), 6.75 (1 H, s), 7.05 (2 H, d, J=8.69 Hz), 7.10 (1 H, d, J=8.69 Hz), 7.33 (1 H, d, J=8.69 Hz), 7.98 (2 H, d, J=8.69 Hz), 9.14 (1 H, br. s.), 9.79 (1 H, s).
融点:278℃
元素分析値(C
30H
40N
3O
4Cl)
計算値:C, 66.47; H, 7.44; N, 7.75.
実測値:C, 66.23; H, 7.43; N, 7.76.
【0424】
実施例53−2
N−(2−{[(trans−4−ヒドロキシ−4−メチルシクロヘキシル)アミノ]メチル}−1,4−ジメチル−1H−インドール−5−イル)−4−[(2S)−テトラヒドロフラン−2−イルメトキシ]ベンズアミド
【0425】
【化75】
【0426】
実施例53−1で得たN−(2−{[(trans−4−ヒドロキシ−4−メチルシクロヘキシル)アミノ]メチル}−1,4−ジメチル−1H−インドール−5−イル)−4−[(2S)−テトラヒドロフラン−2−イルメトキシ]ベンズアミド 塩酸塩(521g)をTHF(18.3L)に懸濁させ、1規定水酸化ナトリウム水溶液(2.89L)を加え、60℃で撹拌した。完全に溶解したのち、分液し、有機層を飽和食塩水で洗浄、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。溶媒を減圧下留去した。得られた固体を微細化したのち、酢酸エチル(14.1L)に懸濁し、70℃で30時間撹拌した。反応液を10℃以下に冷却したのち、析出した結晶を濾取、酢酸エチルで洗浄、乾燥することにより表題化合物444g(収率91%)を淡褐色結晶として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d
6) δ: 1.10 (3 H, s), 1.17 - 1.38 (4 H, m), 1.49 - 2.09 (9 H, m), 2.29 (3 H, s), 2.47 - 2.59 (1 H, m), 3.65 - 3.84 (5 H, m), 3.87 (2 H, s), 3.95 - 4.09 (2 H, m), 4.11 (1 H, s), 4.14 - 4.23 (1 H, m), 6.37 (1 H, s), 6.98 (1 H, d, J=8.7 Hz), 7.04 (2 H, d, J=9.1 Hz), 7.21 (1 H, d, J=8.7 Hz), 7.98 (2 H, d, J=9.1 Hz), 9.72 (1 H, s).
融点:200℃
元素分析値(C
30H
39N
3O
4)
計算値:C, 71.26; H, 7.77; N, 8.31.
実測値:C, 71.28; H, 7.50; N, 8.37.
【0427】
実施例54
N−(1,4−ジメチル−2−{[(2−メチルプロピル)アミノ]メチル}−1H−インドール−5−イル)−4−[(2S)−テトラヒドロフラン−2−イルメトキシ]ベンズアミド
【0428】
【化76】
【0429】
参考例51で得たN−(2−ホルミル−1,4−ジメチル−1H−インドール−5−イル)−4−[(2S)−テトラヒドロフラン−2−イルメトキシ]ベンズアミド(251mg)およびイソブチルアミン(94mg)をNMP(3.0mL)に懸濁させたものに、室温で酢酸(1.0mL)を加え、同温で3時間撹拌した。トリアセトキシ水素化ホウ素ナトリウム(271mg)を加え、室温で15時間撹拌した。酢酸エチルで希釈した後、室温で2規定水酸化ナトリウム水溶液(20mL)を加えた。混合物を水に注ぎ、有機層を水で二度、次いで飽和食塩水で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥後、減圧濃縮した。残渣を酢酸エチルに懸濁させ、沈殿を濾取し、酢酸エチルで洗浄後、減圧乾燥することにより表題化合物183mg(収率63%)を淡黄色固体として得た。
1H NMR (300 MHz, CDCl
3) δ: 0.93 (6 H, d, J=6.3 Hz), 1.69 - 1.87 (2 H, m), 1.90 - 2.03 (2 H, m), 2.03 - 2.18 (1 H, m), 2.46 (3 H, s), 2.50 (2 H, d, J=6.8 Hz), 3.77 (3 H, s), 3.79 - 4.00 (4 H, m), 4.04 (2 H, d, J=5.3 Hz), 4.24 - 4.37 (1 H, m), 6.39 (1 H, s), 7.00 (2 H, d, J=8.7 Hz), 7.16 (1 H, d, J=8.3 Hz), 7.41 (1 H, d, J=8.7 Hz), 7.58 (1 H, br. s.), 7.88 (2 H, d, J=7.6 Hz).
融点:162℃
元素分析値(C
27H
35N
3O
3)
計算値:C, 72.13; H, 7.85; N, 9.35.
実測値:C, 71.98; H, 7.86; N, 9.35.
【0430】
実施例55
N−(1,4−ジメチル−2−{[(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イルメチル)アミノ]メチル}−1H−インドール−5−イル)−4−[(2S)−テトラヒドロフラン−2−イルメトキシ]ベンズアミド
【0431】
【化77】
【0432】
参考例51で得たN−(2−ホルミル−1,4−ジメチル−1H−インドール−5−イル)−4−[(2S)−テトラヒドロフラン−2−イルメトキシ]ベンズアミド(251mg)および1−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)メタンアミン(148mg)をNMP(3.0mL)に懸濁させたものに、室温で酢酸(1.0mL)を加え、同温で3時間撹拌した。トリアセトキシ水素化ホウ素ナトリウム(271mg)を加え、室温で15時間撹拌した。酢酸エチルで希釈した後、室温で2規定水酸化ナトリウム水溶液(20mL)を加えた。混合物を水に注ぎ、有機層を水で二度、次いで飽和食塩水で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥後、減圧濃縮した。残渣を酢酸エチル−ジイソプロピルエーテルに懸濁させ、沈殿を濾取し、酢酸エチル−ジイソプロピルエーテルで洗浄後、減圧乾燥することにより表題化合物290mg(収率92%)を淡黄色固体として得た。
1H NMR (300 MHz, CDCl
3) δ: 1.32 (2 H, qd, J=12.3, 4.0 Hz), 1.61 - 1.86 (4 H, m), 1.90 - 2.19 (3 H, m), 2.46 (3 H, s), 2.59 (2 H, d, J=6.1 Hz), 3.39 (2 H, td, J=11.7, 1.9 Hz), 3.76 (3 H, s), 3.80 - 3.90 (1 H, m), 3.90 - 4.01 (5 H, m), 4.04 (2 H, d, J=5.3 Hz), 4.24 - 4.38 (1 H, m), 6.39 (1 H, s), 7.01 (2 H, d, J=8.7 Hz), 7.16 (1 H, d, J=8.7 Hz), 7.41 (1 H, d, J=9.1 Hz), 7.58 (1 H, br. s.), 7.88 (2 H, d, J=8.7 Hz).
融点:166-167℃
元素分析値(C
29H
37N
3O
4)
計算値:C, 70.85; H, 7.59; N, 8.55.
実測値:C, 70.65; H, 7.55; N, 8.33.
【0433】
実施例56
N−{2−[(シクロペンチルアミノ)メチル]−1,4−ジメチル−1H−インドール−5−イル}−4−[(2S)−テトラヒドロフラン−2−イルメトキシ]ベンズアミド
【0434】
【化78】
【0435】
参考例51で得たN−(2−ホルミル−1,4−ジメチル−1H−インドール−5−イル)−4−[(2S)−テトラヒドロフラン−2−イルメトキシ]ベンズアミド(251mg)およびシクロペンチルアミン(109mg)をNMP(3.0mL)に懸濁させたものに、室温で酢酸(1.0mL)を加え、同温で3時間撹拌した。トリアセトキシ水素化ホウ素ナトリウム(271mg)を加え、室温で15時間撹拌した。酢酸エチルで希釈した後、室温で2規定水酸化ナトリウム水溶液(20mL)を加えた。混合物を水に注ぎ、有機層を水で二度、次いで飽和食塩水で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥後、減圧濃縮した。残渣を酢酸エチル−ジイソプロピルエーテルに懸濁させ、沈殿を濾取し、酢酸エチル−ジイソプロピルエーテルで洗浄後、減圧乾燥することにより表題化合物277mg(収率94%)を淡黄色固体として得た。
1H NMR (300 MHz, CDCl
3) δ: 1.33 - 1.47 (2 H, m), 1.56 - 1.62 (2 H, m), 1.64 - 1.93 (5 H, m), 1.93 - 2.19 (3 H, m), 2.45 (3 H, s), 3.18 (1 H, quin, J=6.4 Hz), 3.76 (3 H, s), 3.80 - 4.01 (4 H, m), 4.04 (2 H, d, J=5.3 Hz), 4.24 - 4.37 (1 H, m), 6.40 (1 H, s), 7.00 (2 H, d, J=8.3 Hz), 7.15 (1 H, d, J=8.7 Hz), 7.41 (1 H, d, J=8.7 Hz), 7.58 (1 H, br. s.), 7.88 (2 H, d, J=8.3 Hz).
融点:189℃
元素分析値(C
28H
35N
3O
3)
計算値:C, 72.86; H, 7.64; N, 9.10.
実測値:C, 72.62; H, 7.69; N, 8.86.
【0436】
実施例57
N−{1,4−ジメチル−2−[(プロピルアミノ)メチル]−1H−インドール−5−イル}−4−[(2S)−テトラヒドロフラン−2−イルメトキシ]ベンズアミド
【0437】
【化79】
【0438】
参考例51で得たN−(2−ホルミル−1,4−ジメチル−1H−インドール−5−イル)−4−[(2S)−テトラヒドロフラン−2−イルメトキシ]ベンズアミド(300mg)およびプロピルアミン(0.126mL)をN,N−ジメチルアセトアミド(3.0mL)に加え、室温で4時間撹拌した。酢酸(0.131mL)およびトリアセトキシ水素化ホウ素ナトリウム(405mg)を0℃で加え、室温で19時間撹拌した。8規定水酸化ナトリウム水溶液(1.72mL)を0℃で滴下した。酢酸エチルで抽出し、炭酸水素ナトリウム水溶液および食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥後、減圧濃縮した。その残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー[展開溶媒;酢酸エチル:メタノール=100:0(容積比)→酢酸エチル:メタノール=60:40(容積比)]により精製し、酢酸エチルおよびヘプタンで結晶化することにより、表題化合物302mg(収率91%)を白色固体として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d
6) δ: 0.83 - 0.93 (3 H, m), 1.23 (1 H, s), 1.38 - 1.52 (2 H, m), 1.63 - 2.11 (4 H, m), 2.29 (3 H, s), 2.51 - 2.57 (2 H, m), 3.64 - 3.84 (5 H, m), 3.86 (2 H, s), 3.96 - 4.11 (2 H, m), 4.13 - 4.25 (1 H, m), 6.37 (1 H, s), 6.98 (1 H, d, J=8.5 Hz), 7.04 (2 H, d, J=8.8 Hz), 7.21 (1 H, d, J=8.8 Hz), 7.97 (2 H, d, J=8.8 Hz), 9.71 (1 H, s).
融点:225℃
元素分析値(C
26H
33N
3O
3・0.2H
2O)
計算値: C, 71.11; H, 7.67; N, 9.57.
実測値: C, 71.16; H, 7.61; N, 9.27.
【0439】
実施例58
N−{2−[(4−ヒドロキシ−4−メチルピペリジン−1−イル)メチル]−1,4−ジメチル−1H−インドール−5−イル}−4−[(2S)−テトラヒドロフラン−2−イルメトキシ]ベンズアミド
【0440】
【化80】
【0441】
参考例51で得たN−(2−ホルミル−1,4−ジメチル−1H−インドール−5−イル)−4−[(2S)−テトラヒドロフラン−2−イルメトキシ]ベンズアミド(313mg)および4−メチルピペリジン−4−オール(152mg)をN,N−ジメチルアセトアミド(6.1mL)に加え、室温で2時間撹拌した。酢酸(137μL)およびトリアセトキシ水素化ホウ素ナトリウム(339mg)を0℃で加え、室温で17時間撹拌した。8規定水酸化ナトリウム水溶液(1.8mL)を0℃で滴下した。酢酸エチルで抽出し、食塩水で洗浄し、シリカゲル−NHシリカゲル直列カラムクロマトグラフィー[展開溶媒;酢酸エチル:メタノール=100:0(容積比)→酢酸エチル:メタノール=70:30(容積比)]およびNHシリカゲルカラムクロマトグラフィー[展開溶媒;ヘキサン:酢酸エチル=50:50(容積比)→ヘキサン:酢酸エチル=0:100(容積比)]により精製し、酢酸エチルおよびヘプタンで結晶化することにより、表題化合物230mg(収率58%)を白色固体として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d
6) δ: 1.10 (3 H, s), 1.38 - 1.53 (4 H, m), 1.61 - 2.08 (4 H, m), 2.29 (3 H, s), 2.36 - 2.47 (4 H, m), 3.61 (2 H, s), 3.64 - 3.84 (5 H, m), 3.95 - 4.22 (4 H, m), 6.36 (1 H, s), 6.98 (1 H, d, J=8.5 Hz), 7.04 (2 H, d, J=8.8 Hz), 7.21 (1 H, d, J=8.8 Hz), 7.97 (2 H, d, J=8.8 Hz), 9.71 (1 H, s).
融点:210℃
元素分析値(C
29H
37N
3O
4)
計算値: C, 70.85; H, 7.59; N, 8.55.
実測値: C, 70.70; H, 7.69; N, 8.31.
【0442】
実施例59
2−フルオロ−N−(2−{[(trans−4−ヒドロキシ−4−メチルシクロヘキシル)アミノ]メチル}−1,4−ジメチル−1H−インドール−5−イル)−4−[(2S)−テトラヒドロフラン−2−イルメトキシ]ベンズアミド
【0443】
【化81】
【0444】
参考例54で得た2−フルオロ−N−(2−ホルミル−1,4−ジメチル−1H−インドール−5−イル)−4−[(2S)−テトラヒドロフラン−2−イルメトキシ]ベンズアミド(321mg)および参考例101で得たtrans−4−アミノ−1−メチルシクロヘキサノール(203mg)をNMP(3.0mL)に懸濁させたものに、室温で酢酸(1.0mL)を加え、同温で3時間撹拌した。トリアセトキシ水素化ホウ素ナトリウム(332mg)を加え、室温で16時間撹拌した。酢酸エチルで希釈した後、室温で2規定水酸化ナトリウム水溶液(20mL)を加えた。混合物を水に注ぎ、有機層を水で二度、次いで飽和食塩水で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥後、減圧濃縮した。残渣をジイソプロピルエーテルに懸濁させ、沈殿を濾取し、ジイソプロピルエーテルで洗浄後、減圧乾燥することにより表題化合物296mg(収率72%)を淡褐色固体として得た。
1H NMR (300 MHz, CDCl
3) δ: 1.21 - 1.50 (7 H, m), 1.68 - 1.85 (3 H, m), 1.85 - 2.04 (4 H, m), 2.04 - 2.18 (1 H, m), 2.46 (3 H, s), 2.64 - 2.77 (1 H, m), 3.76 (3 H, s), 3.80 - 3.90 (1 H, m), 3.90 - 4.00 (3 H, m), 4.02 (1 H, d, J=1.1 Hz), 4.04 (1 H, s), 4.24 - 4.36 (1 H, m), 6.40 (1 H, s), 6.73 (1 H, dd, J=14.2, 2.5 Hz), 6.86 (1 H, dd, J=8.7, 2.3 Hz), 7.16 (1 H, d, J=8.7 Hz), 7.56 (1 H, d, J=8.7 Hz), 8.16 (1 H, t, J=9.3 Hz), 8.24 (1 H, d, J=15.9 Hz).
融点:124℃
元素分析値(C
30H
38N
3O
4F・0.2H
2O)
計算値:C, 68.34; H, 7.34; N, 7.97.
実測値:C, 68.38; H, 7.20; N, 7.82.
【0445】
実施例60
2−フルオロ−N−(2−{[(2−ヒドロキシ−2−メチルプロピル)アミノ]メチル}−1,4−ジメチル−1H−インドール−5−イル)−4−[(2S)−テトラヒドロフラン−2−イルメトキシ]ベンズアミド
【0446】
【化82】
【0447】
参考例54で得た2−フルオロ−N−(2−ホルミル−1,4−ジメチル−1H−インドール−5−イル)−4−[(2S)−テトラヒドロフラン−2−イルメトキシ]ベンズアミド(321mg)および1−アミノ−2−メチルプロパン−2−オール(141mg)をNMP(3.0mL)に懸濁させたものに、室温で酢酸(1.0mL)を加え、同温で3時間撹拌した。トリアセトキシ水素化ホウ素ナトリウム(332mg)を加え、室温で16時間撹拌した。酢酸エチルで希釈した後、室温で2規定水酸化ナトリウム水溶液(20mL)を加えた。混合物を水に注ぎ、有機層を水で二度、次いで飽和食塩水で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥後、減圧濃縮した。残渣をジイソプロピルエーテルに懸濁させ、沈殿を濾取し、ジイソプロピルエーテルで洗浄後、減圧乾燥することにより表題化合物316mg(収率83%)を淡褐色固体として得た。
1H NMR (300 MHz, CDCl
3) δ: 1.20 (6 H, s), 1.71 - 1.86 (1 H, m), 1.90 - 2.04 (2 H, m), 2.04 - 2.19 (1 H, m), 2.47 (3 H, s), 2.65 (2 H, s), 2.75 (1 H, br. s.), 3.77 (3 H, s), 3.80 - 3.90 (1 H, m), 3.91 - 3.98 (1 H, m), 3.99 (2 H, s), 4.02 (1 H, d, J=1.5 Hz), 4.04 (1 H, s), 4.24 - 4.36 (1 H, m), 6.41 (1 H, s), 6.74 (1 H, dd, J=14.2, 2.5 Hz), 6.86 (1 H, dd, J=8.9, 2.5 Hz), 7.17 (1 H, d, J=8.7 Hz), 7.57 (1 H, d, J=8.7 Hz), 8.16 (1 H, t, J=9.1 Hz), 8.24 (1 H, d, J=15.5 Hz).
融点:118-118℃
元素分析値(C
27H
34N
3O
4F)
計算値:C, 67.06; H, 7.09; N, 8.69.
実測値:C, 66.92; H, 7.07; N, 8.47.
【0448】
実施例61
N−(1,4−ジメチル−2−{[(2−メチルプロピル)アミノ]メチル}−1H−インドール−5−イル)−2−フルオロ−4−[(2S)−テトラヒドロフラン−2−イルメトキシ]ベンズアミド
【0449】
【化83】
【0450】
参考例54で得た2−フルオロ−N−(2−ホルミル−1,4−ジメチル−1H−インドール−5−イル)−4−[(2S)−テトラヒドロフラン−2−イルメトキシ]ベンズアミド(321mg)およびイソブチルアミン(115mg)をNMP(3.0mL)に懸濁させたものに、室温で酢酸(1.0mL)を加え、同温で3時間撹拌した。トリアセトキシ水素化ホウ素ナトリウム(332mg)を加え、室温で15時間撹拌した。酢酸エチルで希釈した後、室温で2規定水酸化ナトリウム水溶液(20mL)を加えた。混合物を水に注ぎ、有機層を水で二度、次いで飽和食塩水で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥後、減圧濃縮した。残渣を酢酸エチル−ジイソプロピルエーテルに懸濁させ、沈殿を濾取し、酢酸エチル−ジイソプロピルエーテルで洗浄後、減圧乾燥することにより表題化合物238mg(収率65%)を淡黄色固体として得た。
1H NMR (300 MHz, CDCl
3) δ: 0.93 (6 H, d, J=6.8 Hz), 1.69 - 1.85 (2 H, m), 1.90 - 2.04 (2 H, m), 2.04 - 2.18 (1 H, m), 2.47 (3 H, s), 2.50 (2 H, d, J=6.8 Hz), 3.77 (3 H, s), 3.80 - 3.90 (1 H, m), 3.91 - 4.00 (3 H, m), 4.02 (1 H, d, J=1.1 Hz), 4.04 (1 H, s), 4.25 - 4.35 (1 H, m), 6.39 (1 H, s), 6.73 (1 H, dd, J=14.0, 2.3 Hz), 6.86 (1 H, dd, J=8.9, 2.5 Hz), 7.16 (1 H, d, J=8.7 Hz), 7.55 (1 H, d, J=8.7 Hz), 8.16 (1 H, t, J=9.1 Hz), 8.24 (1 H, d, J=15.9 Hz).
融点:104-105℃
元素分析値(C
27H
34N
3O
3F)
計算値:C, 69.30; H, 7.33; N, 8.99.
実測値:C, 69.29; H, 7.35; N, 8.82.
【0451】
実施例62
N−(1,4−ジメチル−2−{[(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イルメチル)アミノ]メチル}−1H−インドール−5−イル)−2−フルオロ−4−[(2S)−テトラヒドロフラン−2−イルメトキシ]ベンズアミド
【0452】
【化84】
【0453】
参考例54で得た2−フルオロ−N−(2−ホルミル−1,4−ジメチル−1H−インドール−5−イル)−4−[(2S)−テトラヒドロフラン−2−イルメトキシ]ベンズアミド(321mg)および1−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)メタンアミン(181mg)をNMP(3.0mL)に懸濁させたものに、室温で酢酸(1.0mL)を加え、同温で3時間撹拌した。トリアセトキシ水素化ホウ素ナトリウム(332mg)を加え、室温で16時間撹拌した。酢酸エチルで希釈した後、室温で2規定水酸化ナトリウム水溶液(20mL)を加えた。混合物を水に注ぎ、有機層を水で二度、次いで飽和食塩水で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥後、減圧濃縮した。残渣を酢酸エチル−ジイソプロピルエーテルに懸濁させ、沈殿を濾取し、酢酸エチル−ジイソプロピルエーテルで洗浄後、減圧乾燥することにより表題化合物378mg(収率95%)を淡褐色固体として得た。
1H NMR (300 MHz, CDCl
3) δ: 1.22 - 1.41 (2 H, m), 1.62 - 1.85 (4 H, m), 1.90 - 2.03 (2 H, m), 2.03 - 2.19 (1 H, m), 2.46 (3 H, s), 2.59 (2 H, d, J=6.1 Hz), 3.39 (2 H, td, J=11.8, 1.7 Hz), 3.77 (3 H, s), 3.80 - 3.90 (1 H, m), 3.90 - 4.08 (7 H, m), 4.25 - 4.36 (1 H, m), 6.39 (1 H, s), 6.74 (1 H, dd, J=14.0, 2.3 Hz), 6.86 (1 H, dd, J=8.7, 2.3 Hz), 7.16 (1 H, d, J=8.7 Hz), 7.56 (1 H, d, J=8.3 Hz), 8.16 (1 H, t, J=9.1 Hz), 8.24 (1 H, d, J=16.3 Hz).
融点:149℃
元素分析値(C
29H
36N
3O
4F)
計算値:C, 68.35; H, 7.12; N, 8.25.
実測値:C, 68.26; H, 7.03; N, 8.06.
【0454】
実施例63
4−(シクロプロピルメトキシ)−N−(2−{[(2−ヒドロキシ−2−メチルプロピル)アミノ]メチル}−7−メチル−1H−インドール−6−イル)ベンズアミド
【0455】
【化85】
【0456】
参考例58で得た4−(シクロプロピルメトキシ)−N−(2−ホルミル−7−メチル−1H−インドール−6−イル)ベンズアミド(357mg)、1−アミノ−2−メチルプロパン−2−オール(136mg)および酢酸(2.04mL)をN,N−ジメチルアセトアミド(6.7mL)に加え、室温で30分間撹拌した。トリアセトキシ水素化ホウ素ナトリウム(432mg)を加え、室温で12時間撹拌した。8規定水酸化ナトリウム水溶液(5.10mL)を0℃で滴下した。酢酸エチルで抽出し、炭酸水素ナトリウム水溶液および食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、シリカゲルカラムクロマトグラフィー[展開溶媒;酢酸エチル:メタノール=100:0(容積比)→酢酸エチル:メタノール=60:40(容積比)]により精製し、酢酸エチル、ジイソプロピルエーテルおよびヘプタンで結晶化することにより、表題化合物360mg(収率84%)を淡褐色固体として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d
6) δ: 0.31 - 0.39 (2 H, m), 0.56 - 0.63 (2 H, m), 1.09 (6 H, s), 1.16 - 1.32 (1 H, m), 2.30 (3 H, s), 2.41 (2 H, s), 3.84 (2 H, s), 3.90 (2 H, d, J=7.1 Hz), 4.20 (1 H, s), 6.24 (1 H, s), 6.83 (1 H, d, J=8.5 Hz), 7.01 (2 H, d, J=9.1 Hz), 7.23 (1 H, d, J=8.2 Hz), 7.95 (2 H, d, J=9.1 Hz), 9.72 (1 H, s), 10.79 (1 H, s).
融点:170℃
元素分析値(C
25H
31N
3O
3・0.4H
2O)
計算値: C, 70.04; H, 7.48; N, 9.80.
実測値: C, 70.05; H, 7.52; N, 9.67.
【0457】
実施例64
4−(シクロプロピルメトキシ)−N−(7−メチル−2−{[(2−メチルプロピル)アミノ]メチル}−1H−インドール−6−イル)ベンズアミド
【0458】
【化86】
【0459】
参考例58で得た4−(シクロプロピルメトキシ)−N−(2−ホルミル−7−メチル−1H−インドール−6−イル)ベンズアミド(244mg)、2−メチルプロパン−1−アミン(139μL)および酢酸(1.39mL)をN,N−ジメチルアセトアミド(4.0mL)に加え、室温で30分間撹拌した。トリアセトキシ水素化ホウ素ナトリウム(296mg)を加え、室温で14時間撹拌した。8規定水酸化ナトリウム水溶液(3.50mL)を0℃で滴下した。酢酸エチルで抽出し、炭酸水素ナトリウム水溶液および食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥後、減圧濃縮した。残渣をシリカゲル−NHシリカゲル直列カラムクロマトグラフィー[展開溶媒;ヘキサン:酢酸エチル=50:50(容積比)→ヘキサン:酢酸エチル=0:100(容積比)→酢酸エチル:メタノール=100:0(容積比)→酢酸エチル:メタノール=80:20(容積比)]により精製し、酢酸エチルおよびジイソプロピルエーテルで結晶化することにより、表題化合物172mg(収率61%)を淡灰色固体として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d
6) δ: 0.31 - 0.39 (2 H, m), 0.55 - 0.64 (2 H, m), 0.87 (6 H, d, J=6.6 Hz), 1.19 - 1.32 (1 H, m), 1.60 - 1.75 (1 H, m), 2.30 (3 H, s), 2.32 (2 H, d, J=6.6 Hz), 3.80 (2 H, s), 3.90 (2 H, d, J=7.1 Hz), 6.24 (1 H, d, J=1.9 Hz), 6.83 (1 H, d, J=8.0 Hz), 7.02 (2 H, d, J=9.1 Hz), 7.23 (1 H, d, J=8.2 Hz), 7.96 (2 H, d, J=8.5 Hz), 9.72 (1 H, s), 10.75 (1 H, s).
融点:176-177℃
元素分析値(C
25H
31N
3O
2)
計算値: C, 74.04; H, 7.70; N, 10.36.
実測値: C, 73.70; H, 7.70; N, 10.19.
【0460】
実施例65
4−(シクロプロピルメトキシ)−N−(2−{[(2,2−ジメチルプロピル)アミノ]メチル}−7−メチル−1H−インドール−6−イル)ベンズアミド
【0461】
【化87】
【0462】
参考例58で得た4−(シクロプロピルメトキシ)−N−(2−ホルミル−7−メチル−1H−インドール−6−イル)ベンズアミド(244mg)、2,2−ジメチルプロパン−1−アミン(165μL)および酢酸(1.39mL)をN,N−ジメチルアセトアミド(4.0mL)に加え、室温で30分間撹拌した。トリアセトキシ水素化ホウ素ナトリウム(296mg)を加え、室温で14時間撹拌した。8規定水酸化ナトリウム水溶液(3.50mL)を0℃で滴下した。酢酸エチルで抽出し、炭酸水素ナトリウム水溶液および食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥後、減圧濃縮した。残渣をシリカゲル−NHシリカゲル直列カラムクロマトグラフィー[展開溶媒;ヘキサン:酢酸エチル=50:50(容積比)→ヘキサン:酢酸エチル=0:100(容積比)→酢酸エチル:メタノール=100:0(容積比)→酢酸エチル:メタノール=80:20(容積比)]により精製し、酢酸エチルおよびヘプタンで結晶化することにより、表題化合物231mg(収率79%)を淡灰色固体として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d
6) δ: 0.31 - 0.39 (2 H, m), 0.55 - 0.64 (2 H, m), 0.87 (9 H, s), 1.20 - 1.34 (1 H, m), 2.25 (2 H, s), 2.30 (3 H, s), 3.82 (2 H, s), 3.90 (2 H, d, J=6.9 Hz), 6.23 (1 H, s), 6.83 (1 H, d, J=8.5 Hz), 7.02 (2 H, d, J=8.8 Hz), 7.23 (1 H, d, J=8.5 Hz), 7.96 (2 H, d, J=8.5 Hz), 9.73 (1 H, s), 10.74 (1 H, s).
融点:199℃
元素分析値(C
26H
33N
3O
2)
計算値: C, 74.43; H, 7.93; N, 10.02.
実測値: C, 74.10; H, 7.88; N, 9.85.
【0463】
実施例66
4−(シクロプロピルメトキシ)−N−(7−メチル−2−{[(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イルメチル)アミノ]メチル}−1H−インドール−6−イル)ベンズアミド
【0464】
【化88】
【0465】
参考例58で得た4−(シクロプロピルメトキシ)−N−(2−ホルミル−7−メチル−1H−インドール−6−イル)ベンズアミド(250mg)、1−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)メタンアミン(165mg)および酢酸(1.44mL)をN,N−ジメチルアセトアミド(4.0mL)に加え、室温で30分間撹拌した。トリアセトキシ水素化ホウ素ナトリウム(304mg)を加え、室温で18時間撹拌した。8規定水酸化ナトリウム水溶液(3.59mL)を0℃で滴下した。酢酸エチルで抽出し、炭酸水素ナトリウム水溶液および食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、シリカゲル−NHシリカゲル直列カラムクロマトグラフィー[展開溶媒;酢酸エチル:メタノール=100:0(容積比)→酢酸エチル:メタノール=60:40(容積比)]により精製し、酢酸エチルおよびヘプタンで結晶化することにより、表題化合物292mg(収率91%)を淡桃色固体として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d
6) δ: 0.32 - 0.39 (2 H, m), 0.54 - 0.64 (2 H, m), 1.06 - 1.34 (4 H, m), 1.57 - 1.68 (2 H, m), 2.30 (3 H, s), 2.39 (2 H, d, J=5.8 Hz), 3.20 - 3.29 (2 H, m), 3.78 - 3.85 (4 H, m), 3.90 (2 H, d, J=6.9 Hz), 6.24 (1 H, d, J=1.4 Hz), 6.83 (1 H, d, J=8.2 Hz), 7.01 (2 H, d, J=9.1 Hz), 7.23 (1 H, d, J=8.5 Hz), 7.95 (2 H, d, J=8.5 Hz), 9.72 (1 H, s), 10.74 (1 H, s).
融点:167-168℃
元素分析値(C
27H
33N
3O
3・0.2H
2O)
計算値: C, 71.88; H, 7.46; N, 9.31.
実測値: C, 71.78; H, 7.42; N, 9.10.
【0466】
実施例67
4−(シクロプロピルメトキシ)−N−(2−{[(trans−4−ヒドロキシ−4−メチルシクロヘキシル)アミノ]メチル}−7−メチル−1H−インドール−6−イル)ベンズアミド
【0467】
【化89】
【0468】
参考例58で得た4−(シクロプロピルメトキシ)−N−(2−ホルミル−7−メチル−1H−インドール−6−イル)ベンズアミド(250mg)、参考例101で得たtrans−4−アミノ−1−メチルシクロヘキサノール(185mg)および酢酸(1.44mL)をN,N−ジメチルアセトアミド(4.0mL)に加え、室温で30分間撹拌した。トリアセトキシ水素化ホウ素ナトリウム(304mg)を加え、室温で18時間撹拌した。8規定水酸化ナトリウム水溶液(3.59mL)を0℃で滴下した。酢酸エチルで抽出し、炭酸水素ナトリウム水溶液および食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、シリカゲル−NHシリカゲル直列カラムクロマトグラフィー[展開溶媒;酢酸エチル:メタノール=100:0(容積比)→酢酸エチル:メタノール=60:40(容積比)]により精製し、酢酸エチル、ジイソプロピルエーテルおよびヘプタンで結晶化することにより、表題化合物273mg(収率69%)を淡桃色固体として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d
6) δ: 0.34 (2 H, s), 0.59 (2 H, d, J=7.7 Hz), 0.83 - 0.89 (1 H, m), 1.09 (3 H, s), 1.14 - 1.35 (8 H, m), 1.50 - 1.60 (2 H, m), 1.71 - 1.81 (2 H, m), 1.98 (3 H, s), 2.30 (3 H, s), 3.82 (2 H, s), 3.90 (2 H, d, J=7.4 Hz), 3.97 - 4.09 (3 H, m), 6.23 (1 H, d, J=1.9 Hz), 6.83 (1 H, d, J=8.2 Hz), 7.01 (2 H, d, J=9.1 Hz), 7.22 (1 H, d, J=8.2 Hz), 7.95 (2 H, d, J=8.2 Hz), 9.72 (1 H, s), 10.73 (1 H, s).
融点:91-103℃
元素分析値(C
28H
35N
3O
3・CH
3CO
2C
2H
5)
計算値: C, 69.92; H, 7.88; N, 7.64.
実測値: C, 69.69; H, 7.81; N, 7.88.
【0469】
実施例68
4−(シクロプロピルメトキシ)−N−{2−[(4−ヒドロキシ−4−メチルピペリジン−1−イル)メチル]−7−メチル−1H−インドール−6−イル}ベンズアミド
【0470】
【化90】
【0471】
参考例58で得た4−(シクロプロピルメトキシ)−N−(2−ホルミル−7−メチル−1H−インドール−6−イル)ベンズアミド(250mg)、4−メチルピペリジン−4−オール 塩酸塩(217mg)、トリエチルアミン(200μL)および酢酸(1.43mL)をN,N−ジメチルアセトアミド(10.4mL)に加え、室温で2時間撹拌した。トリアセトキシ水素化ホウ素ナトリウム(304mg)を加え、室温で20時間撹拌した。8規定水酸化ナトリウム水溶液(3.59mL)を0℃で滴下した。酢酸エチルで抽出し、炭酸水素ナトリウム水溶液および食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、シリカゲル−NHシリカゲル直列カラムクロマトグラフィー[展開溶媒;酢酸エチル:メタノール=100:0(容積比)→酢酸エチル:メタノール=60:40(容積比)]により精製し、酢酸エチルおよびヘプタンで結晶化することにより、表題化合物266mg(収率83%)を白色固体として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d
6) δ: 0.32 - 0.39 (2 H, m), 0.54 - 0.65 (2 H, m), 1.09 (3 H, s), 1.22 - 1.30 (2 H, m), 1.42 - 1.52 (4 H, m), 2.31 (3 H, s), 2.38 - 2.47 (3 H, m), 3.58 (2 H, s), 3.91 (2 H, d, J=6.8 Hz), 4.08 (1 H, s), 6.25 (1 H, d, J=1.5 Hz), 6.85 (1 H, d, J=8.3 Hz), 7.02 (2 H, d, J=8.7 Hz), 7.24 (1 H, d, J=8.3 Hz), 7.96 (2 H, d, J=8.7 Hz), 9.73 (1 H, s), 10.84 (1 H, s).
融点:195℃
元素分析値(C
27H
33N
3O
3・0.2H
2O)
計算値: C, 71.88; H, 7.46; N, 9.31.
実測値: C, 71.86; H, 7.56; N, 9.07.
【0472】
実施例69
N−(2−{[(2,2−ジメチルプロピル)アミノ]メチル}−7−メチル−1H−インドール−6−イル)−4−[(2S)−テトラヒドロフラン−2−イルメトキシ]ベンズアミド
【0473】
【化91】
【0474】
参考例59で得たN−(2−ホルミル−7−メチル−1H−インドール−6−イル)−4−[(2S)−テトラヒドロフラン−2−イルメトキシ]ベンズアミド(247mg)、2,2−ジメチルプロパン−1−アミン(153μL)および酢酸(1.30mL)をN,N−ジメチルアセトアミド(4.0mL)に加え、室温で1時間撹拌した。トリアセトキシ水素化ホウ素ナトリウム(276mg)を加え、室温で17時間撹拌した。8規定水酸化ナトリウム水溶液(3.26mL)を0℃で滴下した。酢酸エチルで抽出し、炭酸水素ナトリウム水溶液および食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、シリカゲル−NHシリカゲル直列カラムクロマトグラフィー[展開溶媒;酢酸エチル:メタノール=100:0(容積比)→酢酸エチル:メタノール=60:40(容積比)]により精製し、酢酸エチル、ジイソプロピルエーテルおよびヘプタンの混合溶媒で結晶化することにより、表題化合物231mg(収率79%)を淡褐色固体として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d
6) δ: 0.86 (9 H, s), 1.62 - 2.09 (4 H, m), 2.25 (2 H, s), 2.29 (3 H, s), 3.62 - 3.90 (4 H, m), 3.93 - 4.10 (2 H, m), 4.11 - 4.24 (1 H, m), 6.24 (1 H, s), 6.83 (1 H, d, J=8.3 Hz), 7.04 (2 H, d, J=8.7 Hz), 7.23 (1 H, d, J=8.0 Hz), 7.96 (2 H, d, J=8.7 Hz), 9.74 (1 H, s), 10.74 (1 H, s).
融点:168℃
元素分析値(C
27H
35N
3O
3・0.2H
2O)
計算値: C, 71.56; H, 7.87; N, 9.27.
実測値: C, 71.56; H, 7.72; N, 9.17.
【0475】
実施例70
N−(7−メチル−2−{[(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イルメチル)アミノ]メチル}−1H−インドール−6−イル)−4−[(2S)−テトラヒドロフラン−2−イルメトキシ]ベンズアミド
【0476】
【化92】
【0477】
参考例59で得たN−(2−ホルミル−7−メチル−1H−インドール−6−イル)−4−[(2S)−テトラヒドロフラン−2−イルメトキシ]ベンズアミド(247mg)、1−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)メタンアミン(150mg)および酢酸(1.30mL)をN,N−ジメチルアセトアミド(4.0mL)に加え、室温で1時間撹拌した。トリアセトキシ水素化ホウ素ナトリウム(276mg)を加え、室温で17時間撹拌した。8規定水酸化ナトリウム水溶液(3.26mL)を0℃で滴下した。酢酸エチルで抽出し、炭酸水素ナトリウム水溶液および食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、シリカゲル−NHシリカゲル直列カラムクロマトグラフィー[展開溶媒;酢酸エチル:メタノール=100:0(容積比)→酢酸エチル:メタノール=60:40(容積比)]により精製し、酢酸エチルおよびヘプタンで結晶化することにより、表題化合物229mg(収率74%)を淡褐色固体として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d
6) δ: 1.05 - 1.29 (2 H, m), 1.58 - 2.09 (7 H, m), 2.30 (3 H, s), 2.40 (2 H, d, J=6.1 Hz), 3.21 - 3.30 (2 H, m), 3.64 - 3.88 (6 H, m), 3.95 - 4.10 (2 H, m), 4.13 - 4.25 (1 H, m), 6.25 (1 H, s), 6.84 (1 H, d, J=8.3 Hz), 7.05 (2 H, d, J=9.1 Hz), 7.24 (1 H, d, J=8.0 Hz), 7.97 (2 H, d, J=8.7 Hz), 9.75 (1 H, s), 10.76 (1 H, s).
融点:161-162℃
元素分析値(C
28H
35N
3O
4・0.7H
2O)
計算値: C, 68.60; H, 7.48; N, 8.57.
実測値: C, 68.87; H, 7.47; N, 8.38.
【0478】
実施例71
N−{7−メチル−2−[(プロピルアミノ)メチル]−1H−インドール−6−イル}−4−[(2S)−テトラヒドロフラン−2−イルメトキシ]ベンズアミド
【0479】
【化93】
【0480】
参考例59で得たN−(2−ホルミル−7−メチル−1H−インドール−6−イル)−4−[(2S)−テトラヒドロフラン−2−イルメトキシ]ベンズアミド(247mg)、プロピルアミン(107μL)および酢酸(1.30mL)をN,N−ジメチルアセトアミド(4.0mL)に加え、室温で1時間撹拌した。トリアセトキシ水素化ホウ素ナトリウム(276mg)を加え、室温で17時間撹拌した。8規定水酸化ナトリウム水溶液(3.26mL)を0℃で滴下した。酢酸エチルで抽出し、炭酸水素ナトリウム水溶液および食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、シリカゲル−NHシリカゲル直列カラムクロマトグラフィー[展開溶媒;酢酸エチル:メタノール=100:0(容積比)→酢酸エチル:メタノール=60:40(容積比)]により精製し、酢酸エチル、ジイソプロピルエーテルおよびヘプタンで結晶化することにより、表題化合物203mg(収率74%)を淡桃色固体として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d
6) δ: 0.87 (3 H, t, J = 7.6 Hz), 1.37 - 1.52 (2 H, m), 1.62 - 2.09 (6 H, m), 2.30 (3 H, s), 3.64 - 3.88 (4 H, m), 3.96 - 4.10 (2 H, m), 4.13 - 4.25 (1 H, m), 6.25 (1 H, s), 6.84 (1 H, d, J=8.3 Hz), 7.05 (2 H, d, J=8.7 Hz), 7.24 (1 H, d, J=8.3 Hz), 7.97 (2 H, d, J=8.3 Hz), 9.75 (1 H, s), 10.78 (1 H, s).
融点:117-119℃
【0481】
実施例72
N−(7−メチル−2−{[(2−メチルプロピル)アミノ]メチル}−1H−インドール−6−イル)−4−[(2S)−テトラヒドロフラン−2−イルメトキシ]ベンズアミド
【0482】
【化94】
【0483】
参考例59で得たN−(2−ホルミル−7−メチル−1H−インドール−6−イル)−4−[(2S)−テトラヒドロフラン−2−イルメトキシ]ベンズアミド(247mg)、2−メチルプロパン−1−アミン(129μL)および酢酸(1.30mL)をN,N−ジメチルアセトアミド(4.0mL)に加え、室温で1時間撹拌した。トリアセトキシ水素化ホウ素ナトリウム(276mg)を加え、室温で17時間撹拌した。8規定水酸化ナトリウム水溶液(3.26mL)を0℃で滴下した。酢酸エチルで抽出し、炭酸水素ナトリウム水溶液および食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、シリカゲル−NHシリカゲル直列カラムクロマトグラフィー[展開溶媒;酢酸エチル:メタノール=100:0(容積比)→酢酸エチル:メタノール=60:40(容積比)]により精製し、酢酸エチル、ジイソプロピルエーテルおよびヘプタンで結晶化することにより、表題化合物185mg(収率65%)を淡褐色固体として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d
6) δ: 0.87 (6 H, d, J=6.4 Hz), 1.60 - 2.08 (5 H, m), 2.29 - 2.35 (5 H, m), 3.64 - 3.87 (4 H, m), 3.95 - 4.10 (2 H, m), 4.13 - 4.23 (1 H, m), 6.25 (1 H, d, J=1.9 Hz), 6.84 (1 H, d, J=8.3 Hz), 7.05 (2 H, d, J=8.7 Hz), 7.24 (1 H, d, J=8.3 Hz), 7.97 (2 H, d, J=8.7 Hz), 9.75 (1 H, s), 10.77 (1 H, s).
融点:159℃
元素分析値(C
26H
33N
3O
3)
計算値: C, 71.70; H, 7.64; N, 9.65.
実測値: C, 71.34; H, 7.56; N, 9.59.
【0484】
実施例73
N−{2−[(シクロペンチルアミノ)メチル]−7−メチル−1H−インドール−6−イル}−4−[(2S)−テトラヒドロフラン−2−イルメトキシ]ベンズアミド
【0485】
【化95】
【0486】
参考例59で得たN−(2−ホルミル−7−メチル−1H−インドール−6−イル)−4−[(2S)−テトラヒドロフラン−2−イルメトキシ]ベンズアミド(247mg)、シクロペンチルアミン(128μL)および酢酸(1.30mL)をN,N−ジメチルアセトアミド(4.0mL)に加え、室温で1時間撹拌した。トリアセトキシ水素化ホウ素ナトリウム(276mg)を加え、室温で17時間撹拌した。8規定水酸化ナトリウム水溶液(3.26mL)を0℃で滴下した。酢酸エチルで抽出し、炭酸水素ナトリウム水溶液および食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、シリカゲル−NHシリカゲル直列カラムクロマトグラフィー[展開溶媒;酢酸エチル:メタノール=100:0(容積比)→酢酸エチル:メタノール=60:40(容積比)]により精製し、酢酸エチル、ジイソプロピルエーテルおよびヘプタンで結晶化することにより、表題化合物229mg(収率78%)を淡褐色固体として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d
6) δ: 1.22 - 2.09 (12 H, m), 2.31 (3 H, s), 2.95 - 3.07 (1 H, m), 3.65 - 3.90 (4 H, m), 3.96 - 4.10 (2 H, m), 4.13 - 4.25 (1 H, m), 6.25 (1 H, d, J=1.5 Hz), 6.84 (1 H, d, J=8.7 Hz), 7.05 (2 H, d, J=8.7 Hz), 7.23 (1 H, d, J=8.0 Hz), 7.97 (2 H, d, J=8.3 Hz), 9.75 (1 H, s), 10.76 (1 H, s).
融点:159-163℃
元素分析値(C
27H
33N
3O
3・0.7H
2O)
計算値: C, 70.47; H, 7.53; N, 9.13.
実測値: C, 70.72; H, 7.60; N, 8.87.
【0487】
実施例74
N−[7−メチル−2−(ピロリジン−1−イルメチル)−1H−インドール−6−イル]−4−[(2S)−テトラヒドロフラン−2−イルメトキシ]ベンズアミド
【0488】
【化96】
【0489】
参考例59で得たN−(2−ホルミル−7−メチル−1H−インドール−6−イル)−4−[(2S)−テトラヒドロフラン−2−イルメトキシ]ベンズアミド(247mg)、ピロリジン(544μL)および酢酸(1.30mL)をN,N−ジメチルアセトアミド(4mL)に加え、室温で1時間撹拌した。トリアセトキシ水素化ホウ素ナトリウム(276mg)を加え、室温で20時間撹拌した。8規定水酸化ナトリウム水溶液(3.26mL)を0℃で滴下した。酢酸エチルで抽出し、炭酸水素ナトリウム水溶液および食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、シリカゲル−NHシリカゲル直列カラムクロマトグラフィー[展開溶媒;酢酸エチル:メタノール=100:0(容積比)→酢酸エチル:メタノール=60:40(容積比)]により精製し、酢酸エチルおよびヘプタンで結晶化することにより、表題化合物215mg(収率76%)を淡黄色固体として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d
6) δ: 1.63 - 2.10 (12 H, m), 2.31 (3 H, s), 3.63 - 3.85 (4 H, m), 3.93 - 4.11 (2 H, m), 4.12 - 4.25 (1 H, m), 6.25 (1 H, d, J=1.9 Hz), 6.84 (1 H, d, J=8.0 Hz), 7.04 (2 H, d, J=8.8 Hz), 7.23 (1 H, d, J=8.2 Hz), 7.96 (2 H, d, J=8.8 Hz), 9.73 (1 H, s), 10.90 (1 H, s).
融点:172-173℃
元素分析値(C
26H
31N
3O
3・0.3H
2O)
計算値: C, 71.14; H, 7.26; N, 9.57.
実測値: C, 71.29; H, 7.31; N, 9.32.
【0490】
実施例75
N−{2−[(4−ヒドロキシ−4−メチルピペリジン−1−イル)メチル]−7−メチル−1H−インドール−6−イル}−4−[(2S)−テトラヒドロフラン−2−イルメトキシ]ベンズアミド
【0491】
【化97】
【0492】
参考例59で得たN−(2−ホルミル−7−メチル−1H−インドール−6−イル)−4−[(2S)−テトラヒドロフラン−2−イルメトキシ]ベンズアミド(247mg)、4−メチルピペリジン−4−オール 塩酸塩(157mg)、トリエチルアミン(144μL)および酢酸(1.30mL)をN,N−ジメチルアセトアミド(4mL)に加え、室温で1時間撹拌した。トリアセトキシ水素化ホウ素ナトリウム(276mg)を加え、室温で20時間撹拌した。8規定水酸化ナトリウム水溶液(3.26mL)を0℃で滴下した。酢酸エチルで抽出し、炭酸水素ナトリウム水溶液および食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、シリカゲル−NHシリカゲル直列カラムクロマトグラフィー[展開溶媒;酢酸エチル:メタノール=100:0(容積比)→酢酸エチル:メタノール=60:40(容積比)]により精製し、酢酸エチルおよびヘプタンで結晶化することにより、表題化合物206mg(収率71%)を白色固体として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d
6) δ: 1.10 (3 H, s), 1.17 - 1.33 (1 H, m), 1.43 - 2.11 (8 H, m), 2.32 (3 H, s), 2.39 - 2.50 (3 H, m), 3.59 (2 H, s), 3.66 - 3.88 (2 H, m), 3.97 - 4.27 (4 H, m), 6.25 (1 H, s), 6.85 (1 H, d, J=8.3 Hz), 7.05 (2 H, d, J=8.7 Hz), 7.25 (1 H, d, J=8.0 Hz), 7.97 (2 H, d, J=8.7 Hz), 9.74 (1 H, s), 10.85 (1 H, s).
融点:169℃
元素分析値(C
28H
35N
3O
4・0.6H
2O)
計算値: C, 68.86; H, 7.47; N, 8.60.
実測値: C, 68.77; H, 7.66; N, 8.32.
【0493】
実施例76
2−フルオロ−N−(2−{[(2−ヒドロキシ−2−メチルプロピル)アミノ]メチル}−7−メチル−1H−インドール−6−イル)−4−[(2S)−テトラヒドロフラン−2−イルメトキシ]ベンズアミド
【0494】
【化98】
【0495】
参考例62で得た2−フルオロ−N−(2−ホルミル−7−メチル−1H−インドール−6−イル)−4−[(2S)−テトラヒドロフラン−2−イルメトキシ]ベンズアミド(0.40g)および1−アミノ−2−メチルプロパン−2−オール(446mg)をNMP(20mL)および酢酸(7.0mL)に懸濁させ、室温で3時間撹拌した。トリアセトキシ水素化ホウ素ナトリウム(2.5g)を加えて室温で3時間撹拌後、1規定水酸化ナトリウム水溶液で反応を停止し、塩基性にして、酢酸エチルで分液抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥後、減圧下にて溶媒を留去した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー[展開溶媒;メタノール:酢酸エチル=0:100(容積比)→メタノール:酢酸エチル=20:80(容積比)]により精製し、表題化合物120mg(収率25%)を無色固体として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d
6) δ: 1.09 (6 H, s), 1.63 - 1.72 (1 H, m), 1.78 - 1.90 (2 H, m), 1.96 - 2.07 (1 H, m), 2.18 (1 H, br), 2.35 (3 H, s), 2.41 (2 H, s), 3.68 (1 H, q, J=6.3 Hz), 3.78 (1 H, q, J=6.3 Hz), 3.85 (2 H, s), 3.97 - 4.09 (2 H, m), 4.13 - 4.18 (1 H, m), 4.21 (1 H, s), 6.24 (1 H, s), 6.87 - 6.98 (3 H, m), 7.23 (1 H, d, J=8.4 Hz), 7.68 (1 H, t, J=8.7 Hz), 9.56 (1 H, d, J=2.1 Hz), 10.82 (1 H, s).
融点:148-149℃
元素分析値(C
26H
32N
3O
4F)
計算値:C, 66.51; H, 6.87; N, 8.95.
実測値:C, 66.39; H, 6.96; N, 8.72.
【0496】
実施例77
2−フルオロ−N−(2−{[(trans−4−ヒドロキシ−4−メチルシクロヘキシル)アミノ]メチル}−7−メチル−1H−インドール−6−イル)−4−[(2S)−テトラヒドロフラン−2−イルメトキシ]ベンズアミド
【0497】
【化99】
【0498】
参考例62で得た2−フルオロ−N−(2−ホルミル−7−メチル−1H−インドール−6−イル)−4−[(2S)−テトラヒドロフラン−2−イルメトキシ]ベンズアミド(0.4g)および参考例101で得たtrans−4−アミノ−1−メチルシクロヘキサノール(340mg)をNMP(20mL)および酢酸(7.0mL)に懸濁させ、室温で3時間撹拌した。トリアセトキシ水素化ホウ素ナトリウム(2.5g)を加えて室温で3時間撹拌後、1規定水酸化ナトリウム水溶液で反応を停止し、塩基性にして、酢酸エチルで分液抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥後、減圧下にて溶媒を留去した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー[展開溶媒;メタノール:酢酸エチル=0:100(容積比)→メタノール:酢酸エチル=20:80(容積比)]により精製し、表題化合物180mg(収率35%)を無色固体として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d
6) δ: 1.09 (3 H, s), 1.17 - 1.35 (4 H, m), 1.54 - 1.58 (2 H, m), 1.63 - 1.70 (1 H, m), 1.76 - 1.90 (5 H, m), 1.96 - 2.04 (1 H, m), 2.35 (3 H, s), 3.34 (1 H, br), 3.68 (1 H, q, J=6.6 Hz), 3.79 (1 H, q, J=6.6 Hz), 3.85 (2 H, s), 3.97 - 4.10 (3 H, m), 4.13 - 4.19 (1 H, m), 6.25 (1 H, s), 6.88 - 6.97 (3 H, m), 7.23 (1 H, d, J=8.4 Hz), 7.68 (1 H, t, J=8.7 Hz), 9.56 (1 H, s), 10.78 (1 H, s).
融点:152-153℃
元素分析値(C
29H
36N
3O
4F・0.5H
2O)
計算値:C, 67.16; H, 7.19; N, 8.10.
実測値:C, 67.24; H, 7.12; N, 7.86.
【0499】
実施例78
4−(シクロプロピルメトキシ)−N−(2−{[(2−ヒドロキシ−2−メチルプロピル)アミノ]メチル}−1,7−ジメチル−1H−インドール−6−イル)ベンズアミド
【0500】
【化100】
【0501】
参考例65で得た4−(シクロプロピルメトキシ)−N−(2−ホルミル−1,7−ジメチル−1H−インドール−6−イル)ベンズアミド(500mg)、1−アミノ−2−メチルプロパン−2−オール(183mg)および酢酸(2.75mL)をN,N−ジメチルアセトアミド(18.4mL)に加え、室温で1時間撹拌した。トリアセトキシ水素化ホウ素ナトリウム(582mg)を加え、室温で24時間撹拌した。8規定水酸化ナトリウム水溶液(6.85mL)を0℃で滴下した。酢酸エチルで抽出し、食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥後、シリカゲルカラムクロマトグラフィー[展開溶媒;酢酸エチル:メタノール=100:0(容積比)→酢酸エチル:メタノール=70:30(容積比)]により精製し、酢酸エチルおよびジイソプロピルエーテルで結晶化することにより、表題化合物425mg(収率71%)を肌色固体として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d
6) δ: 0.29 - 0.40 (2 H, m), 0.55 - 0.65 (2 H, m), 1.00 - 1.36 (7 H, m), 2.46 (2 H, s), 2.54 (3 H, s), 3.84 - 3.95 (4 H, m), 4.01 (3 H, s), 4.20 (1 H, s), 6.29 (1 H, s), 6.82 (1 H, d, J=8.3 Hz), 7.03 (2 H, d, J=8.7 Hz), 7.25 (1 H, d, J=8.0 Hz), 7.97 (2 H, d, J=8.7 Hz), 9.78 (1 H, s).
融点:180℃
元素分析値(C
26H
33N
3O
3・0.2H
2O)
計算値: C, 71.11; H, 7.67; N, 9.57.
実測値: C, 71.17; H, 7.47; N, 9.45.
【0502】
実施例79
4−(シクロプロピルメトキシ)−N−(2−{[(trans−4−ヒドロキシ−4−メチルシクロヘキシル)アミノ]メチル}−1,7−ジメチル−1H−インドール−6−イル)ベンズアミド
【0503】
【化101】
【0504】
参考例65で得た4−(シクロプロピルメトキシ)−N−(2−ホルミル−1,7−ジメチル−1H−インドール−6−イル)ベンズアミド(250mg)、参考例101で得たtrans−4−アミノ−1−メチルシクロヘキサノール(178mg)および酢酸(1.37mL)をN,N−ジメチルアセトアミド(9.2mL)に加え、室温で1時間撹拌した。トリアセトキシ水素化ホウ素ナトリウム(292mg)を加え、室温で18時間撹拌した。8規定水酸化ナトリウム水溶液(3.44mL)を0℃で滴下した。酢酸エチルで抽出し、食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、シリカゲルカラムクロマトグラフィー[展開溶媒;酢酸エチル:メタノール=100:0(容積比)→酢酸エチル:メタノール=60:40(容積比)]により精製し、酢酸エチルおよびジイソプロピルエーテルで結晶化することにより、表題化合物280mg(収率85%)を固体として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d
6) δ: 0.30 - 0.41 (2 H, m), 0.55 - 0.67 (2 H, m), 1.10 (3 H, s), 1.18 - 1.41 (5 H, m), 1.51 - 1.62 (2 H, m), 1.75 - 1.88 (2 H, m), 2.54 (3 H, brs), 3.83 (2 H, s), 3.91 (2 H, d, J=7.2 Hz), 3.97 - 4.17 (1 H, m), 3.99 (3 H, s), 4.10 (1 H, s), 6.28 (1 H, s), 6.82 (1 H, d, J=8.0 Hz), 7.03 (2 H, d, J=8.7 Hz), 7.25 (1 H, d, J=8.3 Hz), 7.97 (2 H, d, J=8.7 Hz), 9.78 (1 H, s).
融点:167℃
元素分析値(C
29H
37N
3O
3・H
2O)
計算値: C, 70.56; H, 7.96; N, 8.51.
実測値: C, 70.55; H, 7.79; N, 8.28.
【0505】
実施例80
4−(シクロプロピルメトキシ)−N−{2−[(4−ヒドロキシ−4−メチルピペリジン−1−イル)メチル]−1,7−ジメチル−1H−インドール−6−イル}ベンズアミド
【0506】
【化102】
【0507】
参考例65で得た4−(シクロプロピルメトキシ)−N−(2−ホルミル−1,7−ジメチル−1H−インドール−6−イル)ベンズアミド(241mg)、4−メチルピペリジン−4−オール 塩酸塩(201mg)、トリエチルアミン(185μL)および酢酸(1.33mL)をN,N−ジメチルアセトアミド(29mL)に加え、室温で1時間撹拌した。トリアセトキシ水素化ホウ素ナトリウム(281mg)を加え、室温で3日間撹拌した。8規定水酸化ナトリウム水溶液(3.33mL)を0℃で滴下した。酢酸エチルで抽出し、食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、シリカゲルカラムクロマトグラフィー[展開溶媒;酢酸エチル:メタノール=100:0(容積比)→酢酸エチル:メタノール=60:40(容積比)]により精製し、酢酸エチル、ジイソプロピルエーテルおよびヘプタンで結晶化することにより、表題化合物164mg(収率54%)を白色固体として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d
6) δ: 0.30 - 0.38 (2 H, m), 0.54 - 0.63 (2 H, m), 1.09 (3 H, s), 1.18 - 1.30 (1 H, m), 1.39 - 1.49 (3 H, m), 2.35 - 2.46 (5 H, m), 2.53 (3 H, s), 3.55 (2 H, s), 3.89 (2 H, d, J=7.1 Hz), 4.00 (3 H, s), 4.09 (1 H, s), 6.26 (1 H, s), 6.80 (1 H, d, J=8.2 Hz), 7.01 (2 H, d, J=9.1 Hz), 7.23 (1 H, d, J=8.0 Hz), 7.95 (2 H, d, J=8.8 Hz), 9.78 (1 H, s).
融点:152-155℃
元素分析値(C
28H
35N
3O
3・0.4H
2O)
計算値: C, 71.74; H, 7.70; N, 8.96.
実測値: C, 71.95; H, 7.82; N, 8.67.
【0508】
実施例81
N−(2−{[(2,2−ジメチルプロピル)アミノ]メチル}−1,7−ジメチル−1H−インドール−6−イル)−4−[(2S)−テトラヒドロフラン−2−イルメトキシ]ベンズアミド
【0509】
【化103】
【0510】
参考例66で得たN−(2−ホルミル−1,7−ジメチル−1H−インドール−6−イル)−4−[(2S)−テトラヒドロフラン−2−イルメトキシ]ベンズアミド(500mg)、2,2−ジメチルプロパン−1−アミン(225μL)および酢酸(2.54mL)をN,N−ジメチルアセトアミド(8.4mL)に加え、室温で1時間撹拌した。トリアセトキシ水素化ホウ素ナトリウム(538mg)を加え、室温で24時間撹拌した。8規定水酸化ナトリウム水溶液(6.35mL)を0℃で滴下した。酢酸エチルで抽出し、食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥後、減圧濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー[展開溶媒;ヘキサン:酢酸エチル=80:20(容積比)→ヘキサン:酢酸エチル=0:100(容積比)→酢酸エチル:メタノール=100:0(容積比)→酢酸エチル:メタノール=90:10(容積比)]により精製し、酢酸エチルおよびジイソプロピルエーテルで結晶化することにより、表題化合物459mg(収率78%)を肌色固体として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d
6) δ: 0.87 (9 H, s), 1.62 - 1.76 (1 H, m), 1.78 - 2.09 (3 H, m), 2.33 (2 H, s), 2.54 (3 H, s), 3.28 (1 H, s), 3.65 - 3.90 (4 H, m), 3.96 - 4.09 (5 H, m), 4.13 - 4.25 (1 H, m), 6.29 (1 H, s), 6.82 (1 H, d, J=8.0 Hz), 7.05 (2 H, d, J=8.7 Hz), 7.25 (1 H, d, J=8.0 Hz), 7.98 (2 H, d, J=8.7 Hz), 9.79 (1 H, s).
融点:201℃
元素分析値(C
28H
37N
3O
3)
計算値: C, 72.54; H, 8.04; N, 9.06.
実測値: C, 72.24; H, 7.89; N, 9.01.
【0511】
実施例82
N−(2−{[(2−ヒドロキシ−2−メチルプロピル)アミノ]メチル}−1,7−ジメチル−1H−インドール−6−イル)−4−[(2S)−テトラヒドロフラン−2−イルメトキシ]ベンズアミド
【0512】
【化104】
【0513】
参考例66で得たN−(2−ホルミル−1,7−ジメチル−1H−インドール−6−イル)−4−[(2S)−テトラヒドロフラン−2−イルメトキシ]ベンズアミド(300mg)、1−アミノ−2−メチルプロパン−2−オール(102mg)および酢酸(1.53mL)をN,N−ジメチルアセトアミド(5mL)に加え、室温で1時間撹拌した。トリアセトキシ水素化ホウ素ナトリウム(324mg)を加え、室温で21時間撹拌した。8規定水酸化ナトリウム水溶液(3.82mL)を0℃で滴下した。酢酸エチルで抽出し、食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、シリカゲルカラムクロマトグラフィー[展開溶媒;酢酸エチル:メタノール=100:0(容積比)→酢酸エチル:メタノール=60:40(容積比)]により精製し、酢酸エチルおよびジイソプロピルエーテルで結晶化することにより、表題化合物289mg(収率81%)を肌色固体として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d
6) δ: 1.10 (6 H, s), 1.59 - 2.10 (4 H, m), 2.46 (2 H, s), 2.55 (3 H, s), 3.65 - 3.74 (1 H, m), 3.76 - 3.85 (1 H, m), 3.87 (2 H, s), 3.96 - 4.12 (5 H, m), 4.13 - 4.25 (2 H, m), 6.29 (1 H, s), 6.82 (1 H, d, J=8.3 Hz), 7.05 (2 H, d, J=8.7 Hz), 7.26 (1 H, d, J=8.3 Hz), 7.98 (2 H, d, J=8.7 Hz), 9.80 (1 H, s).
融点:197-200℃
元素分析値(C
27H
35N
3O
4・0.2H
2O)
計算値: C, 69.12; H, 7.60; N, 8.96.
実測値: C, 69.06; H, 7.41; N, 8.83.
【0514】
実施例83
N−(1,7−ジメチル−2−{[(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イルメチル)アミノ]メチル}−1H−インドール−6−イル)−4−[(2S)−テトラヒドロフラン−2−イルメトキシ]ベンズアミド
【0515】
【化105】
【0516】
参考例66で得たN−(2−ホルミル−1,7−ジメチル−1H−インドール−6−イル)−4−[(2S)−テトラヒドロフラン−2−イルメトキシ]ベンズアミド(300mg)、1−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)メタンアミン(132mg)および酢酸(1.53mL)をN,N−ジメチルアセトアミド(5mL)に加え、室温で1時間撹拌した。トリアセトキシ水素化ホウ素ナトリウム(324mg)を加え、室温で21時間撹拌した。8規定水酸化ナトリウム水溶液(3.82mL)を0℃で滴下した。酢酸エチルで抽出し、食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、シリカゲルカラムクロマトグラフィー[展開溶媒;酢酸エチル:メタノール=100:0(容積比)→酢酸エチル:メタノール=60:40(容積比)]により精製し、酢酸エチルおよびジイソプロピルエーテルで結晶化することにより、表題化合物306mg(収率81%)を白色固体として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d
6) δ: 1.04 - 1.29 (2 H, m), 1.52 - 2.14 (7 H, m), 2.45 (2 H, d, J=6.0 Hz), 2.54 (3 H, brs), 3.21 - 3.30 (2 H, m), 3.65 - 3.91 (6 H, m), 3.95 - 4.12 (5 H, m), 4.13 - 4.25 (1 H, m), 6.29 (1 H, s), 6.82 (1 H, d, J=8.1 Hz), 7.05 (2 H, d, J=8.9 Hz), 7.25 (1 H, d, J=8.3 Hz), 7.98 (2 H, d, J=8.9 Hz), 9.80 (1 H, s).
融点:197-198℃
元素分析値(C
29H
37N
3O
4・0.2H
2O)
計算値: C, 70.33; H, 7.61; N, 8.48.
実測値: C, 70.26; H, 7.42; N, 8.45.
【0517】
実施例84
N−(2−{[(trans−4−ヒドロキシ−4−メチルシクロヘキシル)アミノ]メチル}−1,7−ジメチル−1H−インドール−6−イル)−4−[(2S)−テトラヒドロフラン−2−イルメトキシ]ベンズアミド
【0518】
【化106】
【0519】
参考例66で得たN−(2−ホルミル−1,7−ジメチル−1H−インドール−6−イル)−4−[(2S)−テトラヒドロフラン−2−イルメトキシ]ベンズアミド(318mg)、参考例101で得たtrans−4−アミノ−1−メチルシクロヘキサノール(210mg)および酢酸(1.6mL)をN,N−ジメチルアセトアミド(5.3mL)に加え、室温で1時間撹拌した。トリアセトキシ水素化ホウ素ナトリウム(344mg)を加え、室温で18時間撹拌した。8規定水酸化ナトリウム水溶液(4.05mL)を0℃で滴下した。酢酸エチルで抽出し、食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、シリカゲルカラムクロマトグラフィー[展開溶媒;酢酸エチル:メタノール=100:0(容積比)→酢酸エチル:メタノール=60:40(容積比)]により精製し、酢酸エチルおよびジイソプロピルエーテルで結晶化することにより、表題化合物323mg(収率79%)を固体として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d
6) δ: 1.10 (3 H, s), 1.18 - 1.39 (4 H, m), 1.50 - 2.11 (8 H, m), 2.54 (3 H, s), 3.65 - 3.87 (2 H, m), 3.83 (2 H, s), 3.96 - 4.24 (7 H, m), 6.28 (1 H, s), 6.82 (1 H, d, J=8.3 Hz), 7.05 (2 H, d, J=8.7 Hz), 7.25 (1 H, d, J=8.3 Hz), 7.98 (2 H, d, J=8.7 Hz), 9.80 (1 H, s).
融点:171-172℃
元素分析値(C
30H
39N
3O
4・H
2O)
計算値: C, 68.81; H, 7.89; N, 8.02.
実測値: C, 68.96; H, 7.82; N, 7.74.
【0520】
実施例85
N−(1,7−ジメチル−2−{[(2−メチルプロピル)アミノ]メチル}−1H−インドール−6−イル)−4−[(2S)−テトラヒドロフラン−2−イルメトキシ]ベンズアミド
【0521】
【化107】
【0522】
参考例66で得たN−(2−ホルミル−1,7−ジメチル−1H−インドール−6−イル)−4−[(2S)−テトラヒドロフラン−2−イルメトキシ]ベンズアミド(400mg)、2−メチルプロパン−1−アミン(152μL)および酢酸(2.04mL)をN,N−ジメチルアセトアミド(6.7mL)に加え、室温で1時間撹拌した。トリアセトキシ水素化ホウ素ナトリウム(432mg)を加え、室温で12時間撹拌した。8規定水酸化ナトリウム水溶液(5.05mL)を0℃で滴下した。酢酸エチルで抽出し、炭酸水素ナトリウム水溶液および食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥後、減圧濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー[展開溶媒;酢酸エチル:メタノール=100:0(容積比)→酢酸エチル:メタノール=60:40(容積比)]により精製し、酢酸エチル、ジイソプロピルエーテルおよびヘプタンで結晶化することにより、表題化合物394mg(収率87%)を白色固体として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d
6) δ: 0.87 (6 H, d, J=6.8 Hz), 1.61 - 2.10 (5 H, m), 2.38 (2 H, d, J=6.8 Hz), 2.54 (3 H, s), 3.65 - 3.75 (1 H, m), 3.76 - 3.88 (3 H, m), 3.97 - 4.11 (5 H, m), 4.13 - 4.25 (1 H, m), 6.28 (1 H, s), 6.82 (1 H, d, J=8.3 Hz), 7.05 (2 H, d, J=9.1 Hz), 7.25 (1 H, d, J=8.3 Hz), 7.98 (2 H, d, J=8.7 Hz), 9.79 (1 H, s).
融点:183℃
元素分析値(C
27H
35N
3O
3)
計算値: C, 72.13; H, 7.85; N, 9.35.
実測値: C, 71.83; H, 7.77; N, 9.14.
【0523】
実施例86
N−{2−[(シクロペンチルアミノ)メチル]−1,7−ジメチル−1H−インドール−6−イル}−4−[(2S)−テトラヒドロフラン−2−イルメトキシ]ベンズアミド
【0524】
【化108】
【0525】
参考例66で得たN−(2−ホルミル−1,7−ジメチル−1H−インドール−6−イル)−4−[(2S)−テトラヒドロフラン−2−イルメトキシ]ベンズアミド(90.3mg)、シクロペンチルアミン(45.4μL)および酢酸(0.46mL)をN,N−ジメチルアセトアミド(1.5mL)に加え、室温で2時間撹拌した。トリアセトキシ水素化ホウ素ナトリウム(97.4mg)を加え、室温で1週間撹拌した。8規定水酸化ナトリウム水溶液(1.15mL)を0℃で滴下した。酢酸エチルで抽出し、炭酸水素ナトリウム水溶液および食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、シリカゲルカラムクロマトグラフィー[展開溶媒;酢酸エチル:メタノール=100:0(容積比)→酢酸エチル:メタノール=60:40(容積比)]により精製し、酢酸エチルおよびヘプタンで結晶化することにより、表題化合物91.1mg(収率86%)を白色固体として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d
6) δ: 1.31 - 1.55 (4 H, m), 1.58 - 2.09 (9 H, m), 2.54 (3 H, s), 3.01 - 3.12 (1 H, m), 3.64 - 3.74 (1 H, m), 3.75 - 3.85 (3 H, m), 3.96 - 4.10 (5 H, m), 4.12 - 4.24 (1 H, m), 6.29 (1 H, s), 6.82 (1 H, d, J=8.3 Hz), 7.05 (2 H, d, J=8.7 Hz), 7.25 (1 H, d, J=8.3 Hz), 7.98 (2 H, d, J=8.7 Hz), 9.80 (1 H, s).
融点:190-192℃
【0526】
実施例87
N−{2−[(4−ヒドロキシ−4−メチルピペリジン−1−イル)メチル]−1,7−ジメチル−1H−インドール−6−イル}−4−[(2S)−テトラヒドロフラン−2−イルメトキシ]ベンズアミド
【0527】
【化109】
【0528】
参考例66で得たN−(2−ホルミル−1,7−ジメチル−1H−インドール−6−イル)−4−[(2S)−テトラヒドロフラン−2−イルメトキシ]ベンズアミド(300mg)、4−メチルピペリジン−4−オール 塩酸塩(174mg)および酢酸(1.53mL)をN,N−ジメチルアセトアミド(20mL)に加え、室温で1時間撹拌した。トリアセトキシ水素化ホウ素ナトリウム(324mg)を加え、室温で18時間撹拌した。8規定水酸化ナトリウム水溶液(3.82mL)を0℃で滴下した。酢酸エチルで抽出し、食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、シリカゲルカラムクロマトグラフィー[展開溶媒;酢酸エチル:メタノール=100:0(容積比)→酢酸エチル:メタノール=60:40(容積比)]により精製し、酢酸エチルおよびジイソプロピルエーテルで結晶化することにより、表題化合物62.4mg(収率17%)を白色固体として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d
6) δ: 1.10 (3 H, s), 1.41 - 1.50 (4 H, m), 1.60 - 2.10 (4 H, m), 2.36 - 2.46 (2 H, m), 2.54 (3 H, brs), 3.56 (2 H, s), 3.64 - 3.86 (2 H, m), 3.96 - 4.26 (8 H, m), 6.27 (1 H, s), 6.81 (1 H, d, J=7.7 Hz), 7.04 (2 H, d, J=9.1 8Hz), 7.24 (1 H, d, J=8.5 Hz), 7.97 (2 H, d, J=9.1 Hz), 9.79 (1 H, s).
融点:140-141℃
元素分析値(C
29H
37N
3O
4・0.8H
2O)
計算値: C, 68.83; H, 7.69; N, 8.30.
実測値: C, 69.14; H, 7.58; N, 7.91.
【0529】
実施例88
2−フルオロ−N−(2−{[(trans−4−ヒドロキシ−4−メチルシクロヘキシル)アミノ]メチル}−1,7−ジメチル−1H−インドール−6−イル)−4−[(2S)−テトラヒドロフラン−2−イルメトキシ]ベンズアミド
【0530】
【化110】
【0531】
参考例69で得た2−フルオロ−N−(2−ホルミル−1,7−ジメチル−1H−インドール−6−イル)−4−[(2S)−テトラヒドロフラン−2−イルメトキシ]ベンズアミド(0.6g)および参考例101で得たtrans−4−アミノ−1−メチルシクロヘキサノール(340mg)をNMP(20mL)および酢酸(7.0mL)に懸濁させ、室温で3時間撹拌した。トリアセトキシ水素化ホウ素ナトリウム(2.5g)を加えて室温で3時間撹拌後、1規定水酸化ナトリウム水溶液で反応を停止し、塩基性にして、酢酸エチルで分液抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥後、減圧下にて溶媒を留去した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー[展開溶媒;メタノール:酢酸エチル=0:100(容積比)→メタノール:酢酸エチル=20:80(容積比)]により精製し、表題化合物380mg(収率50%)を無色固体として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d
6) δ: 1.10 (3 H, s), 1.28 - 1.35 (4 H, m), 1.54 - 1.58 (2 H, m), 1.66 - 1.72 (1 H, m), 1.82 - 1.88 (5 H, m), 1.96 - 2.00 (1 H, m), 2.50 (3 H, s), 2.58 - 2.60 (1 H, m), 3.32 (1 H, br), 3.69 (1 H, q, J=6.9 Hz), 3.75 - 3.82 (3 H, m), 3.99 (3 H, s), 4.02 - 4.15 (3 H, m), 6.27 (1 H, s), 6.85 - 6.97 (3 H, m), 7.23 (1 H, d, J=8.4 Hz), 7.67 (1 H, t, J=8.4 Hz), 9.62 (1 H, s).
融点:131-132℃
元素分析値(C
30H
38N
3O
4F・0.5H
2O)
計算値:C, 67.65; H, 7.38; N, 7.89.
実測値:C, 67.74; H, 7.32; N, 7.99.
【0532】
実施例89
2−フルオロ−N−(2−{[(2−ヒドロキシ−2−メチルプロピル)アミノ]メチル}−1,7−ジメチル−1H−インドール−6−イル)−4−[(2S)−テトラヒドロフラン−2−イルメトキシ]ベンズアミド
【0533】
【化111】
【0534】
参考例69で得た2−フルオロ−N−(2−ホルミル−1,7−ジメチル−1H−インドール−6−イル)−4−[(2S)−テトラヒドロフラン−2−イルメトキシ]ベンズアミド(0.60g)および1−アミノ−2−メチルプロパン−2−オール(446mg)をNMP(20mL)および酢酸(7.0mL)に懸濁させ、室温で3時間撹拌した。トリアセトキシ水素化ホウ素ナトリウム(2.5g)を加えて室温で3時間撹拌後、1規定水酸化ナトリウム水溶液で反応を停止し、塩基性にして、酢酸エチルで分液抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥後、減圧下にて溶媒を留去した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー[展開溶媒;メタノール:酢酸エチル=0:100(容積比)→メタノール:酢酸エチル=20:80(容積比)]により精製し、表題化合物400mg(収率57%)を無色固体として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d
6) δ: 1.10 (6 H, s), 1.64 - 1.72 (1 H, m), 1.83 - 1.90 (2 H, m), 1.95 - 2.07 (2 H, m), 2.46 (2 H, s), 2.59 (3 H, s), 3.32 (1 H, br), 3.69 (1 H, q, J=6.3 Hz), 3.79 (1 H, q, J=6.3 Hz), 3.87 (2 H, s), 4.01 (3 H, s), 4.02 - 4.09 (1 H, m), 4.13 - 4.19 (1 H, m), 4.23 (1 H, s), 6.29 (1 H, s), 6.86 - 6.98 (3 H, m), 7.25 (1 H, d, J=8.4 Hz), 7.68 (1 H, t, J=8.4 Hz), 9.64 (1 H, s).
融点:132-133℃
元素分析値(C
27H
34N
3O
4F)
計算値:C, 67.06; H, 7.09; N, 8.69.
実測値:C, 66.98; H, 7.09; N, 8.63.
【0535】
実施例90
N−(1,7−ジメチル−2−{[(2−メチルプロピル)アミノ]メチル}−1H−インドール−6−イル)−4−[(1−ヒドロキシシクロプロピル)エチニル]ベンズアミド
【0536】
【化112】
【0537】
参考例73で得た4−ブロモ−N−(1,7−ジメチル−2−{[(2−メチルプロピル)アミノ]メチル}−1H−インドール−6−イル)ベンズアミド(1.09g)、1−エチニルシクロプロパノール(266mg)、トリフェニルホスフィン(80.2mg)、ヨウ化銅(I)(21.1mg)およびビス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(II)ジクロリド(22.7mg)をトリエチルアミン(7.29mL)とピリジン(7.29mL)の混合溶媒に懸濁し、アルゴン雰囲気下、65℃で3日間撹拌した。混合物を室温まで冷却し、析出物を濾去した。濾液を濃縮し、シリカゲルカラムクロマトグラフィー[展開溶媒;酢酸エチル:メタノール=100:0(容積比)→酢酸エチル:メタノール=60:40(容積比)]およびNHシリカゲルカラムクロマトグラフィー[展開溶媒;ヘキサン:酢酸エチル=40:60(容積比)→ヘキサン:酢酸エチル=0:100(容積比)→酢酸エチル:メタノール=100:0(容積比)→酢酸エチル:メタノール=80:20(容積比)]により精製し、酢酸エチル、ジイソプロピルエーテルおよびヘプタンで結晶化することにより、表題化合物253mg(収率22%)を淡黄色固体として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d
6) δ: 0.87 (6 H, d, J=6.6 Hz), 0.99 - 1.02 (4 H, m), 1.62 - 1.73 (1 H, m), 2.37 (2 H, d, J=6.6 Hz), 2.55 (3 H, s), 3.81 (2 H, s), 4.00 (3 H, s), 6.28 (1 H, s), 6.35 (1 H, s), 6.82 (1 H, d, J=8.2 Hz), 7.25 (1 H, d, J=8.2 Hz), 7.51 (2 H, d, J=8.2 Hz), 7.98 (2 H, d, J=8.2 Hz), 10.00 (1 H, s).
融点:186℃
元素分析値(C
27H
31N
3O
2・0.9H
2O)
計算値: C, 72.75; H, 7.42; N, 9.43.
実測値: C, 72.73; H, 7.20; N, 9.22.
【0538】
実施例91
N−(2−{[(2,2−ジメチルプロピル)アミノ]メチル}−1,7−ジメチル−1H−インドール−6−イル)−4−[(1−ヒドロキシシクロプロピル)エチニル]ベンズアミド
【0539】
【化113】
【0540】
参考例74で得た4−ブロモ−N−(2−{[(2,2−ジメチルプロピル)アミノ]メチル}−1,7−ジメチル−1H−インドール−6−イル)ベンズアミド(1.06g)、1−エチニルシクロプロパノール(266mg)、トリフェニルホスフィン(80.2mg)、ヨウ化銅(I)(21.1mg)およびビス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(II)ジクロリド(22.7mg)をトリエチルアミン(7.29mL)とピリジン(7.29mL)の混合溶媒に懸濁し、アルゴン雰囲気下、65℃で3日間撹拌した。混合物を室温まで冷却し、析出物を濾去した。濾液を濃縮し、シリカゲルカラムクロマトグラフィー[展開溶媒;酢酸エチル:メタノール=100:0(容積比)→酢酸エチル:メタノール=60:40(容積比)]およびNHシリカゲルカラムクロマトグラフィー[展開溶媒;ヘキサン:酢酸エチル=40:60(容積比)→ヘキサン:酢酸エチル=0:100(容積比)→酢酸エチル:メタノール=100:0(容積比)→酢酸エチル:メタノール=80:20(容積比)]により精製し、酢酸エチル、ジイソプロピルエーテルおよびヘプタンで結晶化することにより、表題化合物481mg(収率40%)を淡黄色固体として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d
6) δ: 0.87 (9 H, s), 1.01 (4 H, s), 2.33 (2 H, s), 2.55 (3 H, s), 3.85 (2 H, s), 4.02 (3 H, s), 6.29 (1 H, s), 6.35 (1 H, s), 6.82 (1 H, d, J=8.0 Hz), 7.25 (1 H, d, J=8.5 Hz), 7.51 (2 H, d, J=8.2 Hz), 7.98 (2 H, d, J=8.5 Hz), 10.00 (1 H, s).
融点:182-183℃
元素分析値(C
28H
33N
3O
2・0.4H
2O)
計算値: C, 74.60; H, 7.56; N, 9.32.
実測値: C, 74.82; H, 7.44; N, 9.08.
【0541】
実施例92
4−[(1−ヒドロキシシクロブチル)エチニル]−N−(2−{[(2−メチルプロピル)アミノ]メチル}−1,7−ジメチル−1H−インドール−6−イル)ベンズアミド
【0542】
【化114】
【0543】
アルゴン雰囲気下、参考例73で得た4−ブロモ−N−(1,7−ジメチル−2−{[(2−メチルプロピル)アミノ]メチル}−1H−インドール−6−イル)ベンズアミド(1087mg)のピリジン(7.07mL)溶液にトリフェニルホスフィン(76mg)、ヨウ化銅(I)(20mg)、トリエチルアミン(7.07mL)、1−エチニルシクロブタノール(293mg)およびジクロロビス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(II)(21mg)を加え、65℃で2日間撹拌した。室温まで放冷し、不溶物を濾別、少量の酢酸エチルで洗浄した。濾液をシリカゲルカラムクロマトグラフィー[展開溶媒;ヘキサン:酢酸エチル=1:4(容積比)→酢酸エチル]で精製し、得られた粗体を酢酸エチルで洗浄することにより表題化合物451mg(収率40%)を淡褐色結晶として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d
6) δ: 0.87 (6 H, d, J=6.4 Hz), 1.61 - 1.87 (3 H, m), 2.17 - 2.30 (2 H, m), 2.34 - 2.46 (4 H, m), 2.56 (3 H, s), 3.82 (2 H, s), 4.01 (3 H, s), 5.94 (1 H, s), 6.29 (1 H, s), 6.84 (1 H, d, J=8.3 Hz), 7.26 (1 H, d, J=8.0 Hz), 7.56 (2 H, d, J=8.3 Hz), 8.01 (2 H, d, J=8.3 Hz), 10.02 (1 H, s).
融点:222-223℃
元素分析値(C
28H
33N
3O
2)
計算値:C, 75.81; H, 7.50; N, 9.47.
実測値:C, 75.20; H, 7.52; N, 9.14.
【0544】
実施例93
N−(2−{[(2,2−ジメチルプロピル)アミノ]メチル}−1,7−ジメチル−1H−インドール−6−イル)−4−[(1−ヒドロキシシクロブチル)エチニル]ベンズアミド
【0545】
【化115】
【0546】
アルゴン雰囲気下、参考例74で得た4−ブロモ−N−(2−{[(2,2−ジメチルプロピル)アミノ]メチル}−1,7−ジメチル−1H−インドール−6−イル)ベンズアミド(1083mg)のピリジン(6.82mL)溶液にトリフェニルホスフィン(73mg)、ヨウ化銅(I)(20mg)、トリエチルアミン(6.82mL)、1−エチニルシクロブタノール(282mg)およびジクロロビス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(II)(21mg)を加え、65℃で2日間撹拌した。室温まで放冷し、不溶物を濾別、少量の酢酸エチルで洗浄した。濾液をシリカゲルカラムクロマトグラフィー[展開溶媒;酢酸エチル→酢酸エチル:メタノール=3:2(容積比)]、さらにNH−シリカゲルクロマトグラフィー[展開溶媒;ヘキサン:酢酸エチル=3:7(容積比)→酢酸エチル]で精製し、得られた粗体をジイソプロピルエーテル−酢酸エチルで洗浄することにより表題化合物871mg(収率78%)を無色結晶として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d
6) δ: 0.87 (9 H, s), 1.73 - 1.87 (2 H, m), 2.17 - 2.30 (2 H, m), 2.33 (2 H, s), 2.35 - 2.46 (2 H, m), 2.55 (3 H, s), 3.85 (2 H, s), 4.02 (3 H, s), 5.94 (1 H, s), 6.29 (1 H, s), 6.84 (1 H, d, J=8.3 Hz), 7.26 (1 H, d, J=8.0 Hz), 7.56 (2 H, d, J=8.3 Hz), 8.01 (2 H, d, J=8.3 Hz), 10.02 (1 H, s).
融点:232-233℃
元素分析値(C
29H
35N
3O
2)
計算値:C, 76.12; H, 7.71; N, 9.18.
実測値:C, 75.90; H, 7.75; N, 8.94.
【0547】
実施例94
N−(1,7−ジメチル−2−{[(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イルメチル)アミノ]メチル}−1H−インドール−6−イル)−4−[(1−ヒドロキシシクロブチル)エチニル]ベンズアミド
【0548】
【化116】
【0549】
アルゴン雰囲気下、参考例75で得た4−ブロモ−N−(1,7−ジメチル−2−{[(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イルメチル)アミノ]メチル}−1H−インドール−6−イル)ベンズアミド(1123mg)のピリジン(6.66mL)溶液にトリフェニルホスフィン(71mg)、ヨウ化銅(I)(19mg)、トリエチルアミン(6.66mL)、1−エチニルシクロブタノール(275mg)およびジクロロビス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(II)(20mg)を加え、65℃で2日間撹拌した。室温まで放冷し、不溶物を濾別、少量の酢酸エチルで洗浄した。濾液をシリカゲルカラムクロマトグラフィー[展開溶媒;ヘキサン:酢酸エチル=3:7→酢酸エチル(容積比)]、さらにNH−シリカゲルクロマトグラフィー[展開溶媒;ヘキサン:酢酸エチル=1:4(容積比)→酢酸エチル]で精製し、得られた粗体を酢酸エチルで洗浄することにより表題化合物581mg(収率50%)を無色結晶として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d
6) δ: 1.06 - 1.23 (2 H, m), 1.58 - 1.88 (4 H, m), 2.17 - 2.30 (2 H, m), 2.35 - 2.48 (4 H, m), 2.55 (3 H, s), 3.21 - 3.31 (2 H, m), 3.79 - 3.87 (4 H, m), 4.00 (1 H, s), 5.95 (1 H, s), 6.30 (1 H, s), 6.84 (1 H, d, J=8.3 Hz), 7.27 (1 H, d, J=8.3 Hz), 7.56 (2 H, d, J=8.3 Hz), 8.01 (2 H, d, J=8.3 Hz), 10.03 (1 H, s).
融点:202-204℃
元素分析値(C
30H
35N
3O
3)
計算値:C, 74.20; H, 7.26; N, 8.65.
実測値:C, 72.32; H, 7.33; N, 8.24.
【0550】
実施例95
N−(1,7−ジメチル−2−{[(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イルメチル)アミノ]メチル}−1H−インドール−6−イル)−4−[(1−ヒドロキシシクロプロピル)エチニル]ベンズアミド
【0551】
【化117】
【0552】
参考例75で得た4−ブロモ−N−(1,7−ジメチル−2−{[(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イルメチル)アミノ]メチル}−1H−インドール−6−イル)ベンズアミド(1.12g)、1−エチニルシクロプロパノール(266mg)、トリフェニルホスフィン(80.2mg)、ヨウ化銅(I)(21.1mg)およびビス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(II)ジクロリド(22.7mg)をトリエチルアミン(7.29mL)とピリジン(7.29mL)の混合溶媒に懸濁し、アルゴン雰囲気下、65℃で3日間撹拌した。混合物を室温まで冷却し、析出物を濾去した。濾液を濃縮し、シリカゲルカラムクロマトグラフィー[展開溶媒;酢酸エチル:メタノール=100:0(容積比)→酢酸エチル:メタノール=60:40(容積比)]およびNHシリカゲルカラムクロマトグラフィー[展開溶媒;ヘキサン:酢酸エチル=40:60(容積比)→ヘキサン:酢酸エチル=0:100(容積比)→酢酸エチル:メタノール=100:0(容積比)→酢酸エチル:メタノール=80:20(容積比)]により精製し、酢酸エチル、ジイソプロピルエーテルおよびヘプタンで結晶化することにより、表題化合物180mg(収率14%)を淡黄色固体として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d
6) δ: 0.99 - 1.03 (4 H, m), 1.09 - 1.26 (2 H, m), 1.57 - 1.70 (3 H, m), 2.44 (2 H, d, J=6.6 Hz), 2.54 (3 H, s), 3.20 - 3.30 (2 H, m), 3.77 - 3.87 (4 H, m), 3.99 (3 H, s), 6.28 (1 H, s), 6.35 (1 H, s), 6.79 - 6.86 (1 H, m), 7.25 (1 H, d, J=7.7 Hz), 7.51 (2 H, d, J=8.0 Hz), 7.98 (2 H, d, J=9.1 Hz), 9.99 (1 H, s).
元素分析値(C
29H
33N
3O
3・1.4H
2O)
計算値: C, 70.11; H, 7.26; N, 8.46.
実測値: C, 70.28; H, 7.47; N, 8.19.
【0553】
実施例96
N−(2−{[(2−メチルプロピル)アミノ]メチル}−3,7−ジメチル−1H−インドール−6−イル)−4−[(2S)−テトラヒドロフラン−2−イルメトキシ]ベンズアミド
【0554】
【化118】
【0555】
参考例79で得たN−(2−ホルミル−3,7−ジメチル−1H−インドール−6−イル)−4−[(2S)−テトラヒドロフラン−2−イルメトキシ]ベンズアミド(220mg)のN,N−ジメチルアセトアミド(3.5mL)溶液にイソブチルアミン(82mg)、トリアセトキシ水素化ホウ素ナトリウム(238mg)および酢酸(1.12mL)を加え、室温で15時間撹拌した。氷冷下で8規定水酸化ナトリウム水溶液(4.18mL)を加え、さらに酢酸エチルおよび水を加えた。分液し、水層を酢酸エチルで抽出し、合わせた有機層を食塩水で洗浄した。有機層をシリカゲルカラムクロマトグラフィー[展開溶媒;酢酸エチル→酢酸エチル:メタノール=7:3(容積比)]、さらにNH−シリカゲルクロマトグラフィー[展開溶媒;酢酸エチル→酢酸エチル:メタノール=9:1(容積比)]で精製し、得られた粗体をジイソプロピルエーテル−酢酸エチルで洗浄することにより表題化合物166mg(収率66%)を淡褐色結晶として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d
6) δ: 0.86 (6 H, d, J=6.4 Hz), 1.59 - 2.08 (5 H, m), 2.20 (3 H, s), 2.27 - 2.33 (5 H, m), 3.65 - 3.85 (4 H, m), 3.96 - 4.09 (2 H, m), 4.13 - 4.23 (1 H, m), 6.86 (1 H, d, J=8.3 Hz), 7.05 (2 H, d, J=8.7 Hz), 7.21 (1 H, d, J=8.3 Hz), 7.98 (2 H, d, J=8.7 Hz), 9.75 (1 H, s), 10.51 (1 H, s).
融点:118-119℃
元素分析値(C
27H
35N
3O
3)
計算値:C, 72.13; H, 7.85; N, 9.35.
実測値:C, 69.33; H, 7.87; N, 8.90.
【0556】
実施例97
N−(3,7−ジメチル−2−{[(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イルメチル)アミノ]メチル}−1H−インドール−6−イル)−4−[(2S)−テトラヒドロフラン−2−イルメトキシ]ベンズアミド
【0557】
【化119】
【0558】
参考例79で得たN−(2−ホルミル−3,7−ジメチル−1H−インドール−6−イル)−4−[(2S)−テトラヒドロフラン−2−イルメトキシ]ベンズアミド(220mg)のN,N−ジメチルアセトアミド(3.5mL)溶液に4−アミノメチルテトラヒドロピラン(129mg)、トリアセトキシ水素化ホウ素ナトリウム(238mg)および酢酸(1.12mL)を加え、室温で15時間撹拌した。氷冷下で8規定水酸化ナトリウム水溶液(4.18mL)を加え、さらに酢酸エチルおよび水を加えた。分液し、水層を酢酸エチルで抽出し、合わせた有機層を食塩水で洗浄した。有機層をシリカゲルカラムクロマトグラフィー[展開溶媒;酢酸エチル→酢酸エチル:メタノール=1:1(容積比)]、さらにNH−シリカゲルクロマトグラフィー[展開溶媒;酢酸エチル→酢酸エチル:メタノール=9:1(容積比)]で精製し、得られた粗体をジイソプロピルエーテル−酢酸エチルで洗浄することにより表題化合物162mg(収率59%)を無色結晶として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d
6) δ: 1.05 - 1.21 (2 H, m), 1.57 - 2.09 (7 H, m), 2.20 (3 H, s), 2.29 (3 H, s), 2.37 (2 H, d, J=6.1 Hz), 3.21 - 3.31 (2 H, m), 3.65 - 3.87 (6 H, m), 3.96 - 4.10 (2 H, m), 4.14 - 4.23 (1 H, m), 6.86 (1 H, d, J=8.3 Hz), 7.05 (2 H, d, J=9.1 Hz), 7.21 (1 H, d, J=8.3 Hz), 7.98 (2 H, d, J=8.7 Hz), 9.75 (1 H, s), 10.49 (1 H, s).
融点:184-185℃
元素分析値(C
29H
37N
3O
4)
計算値:C, 70.85; H, 7.59; N, 8.55.
実測値:C, 70.82; H, 7.67; N, 8.44.
【0559】
実施例98
N−(2−{[(2,2−ジメチルプロピル)アミノ]メチル}−3,7−ジメチル−1H−インドール−6−イル)−4−[(2S)−テトラヒドロフラン−2−イルメトキシ]ベンズアミド
【0560】
【化120】
【0561】
参考例79で得たN−(2−ホルミル−3,7−ジメチル−1H−インドール−6−イル)−4−[(2S)−テトラヒドロフラン−2−イルメトキシ]ベンズアミド(220mg)のN,N−ジメチルアセトアミド(3.5mL)溶液にネオペンチルアミン(98mg)、トリアセトキシ水素化ホウ素ナトリウム(238mg)および酢酸(1.12mL)を加え、室温で15時間撹拌した。氷冷下で8規定水酸化ナトリウム水溶液(4.18mL)を加え、さらに酢酸エチルおよび水を加えた。分液し、水層をテトラヒドロフランで抽出し、合わせた有機層をシリカゲルカラムクロマトグラフィー[ヘキサン:酢酸エチル=3:7→酢酸エチル(容積比)]、さらにNH−シリカゲルクロマトグラフィー[展開溶媒;酢酸エチル→酢酸エチル:メタノール=95:5(容積比)]で精製し、得られた粗体をジイソプロピルエーテル−酢酸エチルで洗浄することにより表題化合物180mg(収率69%)を淡黄色結晶として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d
6) δ: 0.86 (9 H, s), 1.62 - 2.08 (5 H, m), 2.19 - 2.25 (5 H, m), 2.29 (3 H, s), 3.65 - 3.85 (4 H, m), 3.96 - 4.09 (2 H, m), 4.13 - 4.23 (1 H, m), 6.86 (1 H, d, J=8.3 Hz), 7.05 (2 H, d, J=9.0 Hz), 7.21 (1 H, d, J=8.3 Hz), 7.98 (2 H, d, J=8.7 Hz), 9.75 (1 H, s), 10.50 (1 H, s).
融点:178-179℃
元素分析値(C
28H
37N
3O
3)
計算値:C, 72.54; H, 8.04; N, 9.06.
実測値:C, 71.18; H, 8.11; N, 8.85.
【0562】
実施例99
N−(2−{[(trans−4−ヒドロキシ−4−メチルシクロヘキシル)アミノ]メチル}−3,7−ジメチル−1H−インドール−6−イル)−4−[(2S)−テトラヒドロフラン−2−イルメトキシ]ベンズアミド
【0563】
【化121】
【0564】
参考例79で得たN−(2−ホルミル−3,7−ジメチル−1H−インドール−6−イル)−4−[(2S)−テトラヒドロフラン−2−イルメトキシ]ベンズアミド(261mg)、参考例101で得たtrans−4−アミノ−1−メチルシクロヘキサノール(172mg)および酢酸(1.33mL)をN,N−ジメチルアセトアミド(4.1mL)に加え、室温で30分間撹拌した。トリアセトキシ水素化ホウ素ナトリウム(282mg)を加え、室温で17時間撹拌した。8規定水酸化ナトリウム水溶液(3.3mL)を0℃で滴下した。酢酸エチルで抽出し、炭酸水素ナトリウム水溶液および食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、シリカゲル−NHシリカゲル直列カラムクロマトグラフィー[展開溶媒;酢酸エチル:メタノール=100:0(容積比)→酢酸エチル:メタノール=60:40(容積比)]により精製し、酢酸エチルおよびヘプタンで結晶化することにより、表題化合物268mg(収率80%)を白色固体として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d
6) δ: 1.09 (3 H, s), 1.14 - 1.38 (5 H, m), 1.48 - 2.06 (7 H, m), 2.19 (3 H, s), 2.29 (3 H, s), 3.62 - 3.85 (4 H, m), 3.95 - 4.25 (5 H, m), 6.82 - 6.88 (1 H, m), 7.04 (2 H, d, J=8.5 Hz), 7.19 (1 H, d, J=8.0 Hz), 7.96 (2 H, d, J=8.8 Hz), 9.74 (1 H, s), 10.48 (1 H, s).
融点:134-135℃
元素分析値(C
30H
39N
3O
4・1.4H
2O)
計算値: C, 67.87; H, 7.94; N, 7.92.
実測値: C, 67.88; H, 7.97; N, 7.69.
【0565】
実施例100
N−{2−[(シクロペンチルアミノ)メチル]−3,7−ジメチル−1H−インドール−6−イル}−4−[(2S)−テトラヒドロフラン−2−イルメトキシ]ベンズアミド
【0566】
【化122】
【0567】
参考例79で得たN−(2−ホルミル−3,7−ジメチル−1H−インドール−6−イル)−4−[(2S)−テトラヒドロフラン−2−イルメトキシ]ベンズアミド(261mg)、シクロペンチルアミン(131μL)および酢酸(1.33mL)をN,N−ジメチルアセトアミド(4.1mL)に加え、室温で30分間撹拌した。トリアセトキシ水素化ホウ素ナトリウム(282mg)を加え、室温で17時間撹拌した。8規定水酸化ナトリウム水溶液(3.3mL)を0℃で滴下した。酢酸エチルで抽出し、炭酸水素ナトリウム水溶液および食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、シリカゲル−NHシリカゲル直列カラムクロマトグラフィー[展開溶媒;酢酸エチル:メタノール=100:0(容積比)→酢酸エチル:メタノール=60:40(容積比)]により精製し、酢酸エチル、ジイソプロピルエーテルおよびヘプタンで結晶化することにより、表題化合物250mg(収率82%)を白色固体として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d
6) δ: 1.25 - 1.97 (12 H, m), 2.18 (3 H, s), 2.28 (3 H, s), 2.86 - 3.03 (1 H, m), 3.61 - 3.83 (4 H, m), 3.94 - 4.21 (3 H, m), 6.84 (1 H, d, J=8.5 Hz), 7.03 (2 H, d, J=8.5 Hz), 7.19 (1 H, d, J=8.2 Hz), 7.95 (2 H, d, J=8.2 Hz), 9.72 (1 H, s), 10.48 (1 H, s).
融点:107-109℃
元素分析値(C
28H
35N
3O
3・0.9H
2O)
計算値: C, 70.38; H, 7.76; N, 8.79.
実測値: C, 70.38; H, 7.79; N, 8.64.
【0568】
実施例101
2−フルオロ−N−(2−{[(2−ヒドロキシ−2−メチルプロピル)アミノ]メチル}−3,7−ジメチル−1H−インドール−6−イル)−4−[(2S)−テトラヒドロフラン−2−イルメトキシ]ベンズアミド
【0569】
【化123】
【0570】
参考例82で得た2−フルオロ−N−(2−ホルミル−3,7−ジメチル−1H−インドール−6−イル)−4−[(2S)−テトラヒドロフラン−2−イルメトキシ]ベンズアミド(0.50g)および1−アミノ−2−メチルプロパン−2−オール(446mg)をNMP(20mL)および酢酸(7.0mL)に懸濁させ、室温で3時間撹拌した。トリアセトキシ水素化ホウ素ナトリウム(2.5g)を加えて室温で3時間撹拌後、1規定水酸化ナトリウム水溶液で反応を停止し、塩基性にして、酢酸エチルで分液抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥後、減圧下にて溶媒を留去した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー[展開溶媒;メタノール:酢酸エチル=0:100(容積比)→メタノール:酢酸エチル=20:80(容積比)]により精製し、表題化合物348mg(収率59%)を無色固体として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d
6) δ: 1.09 (6 H, s), 1.64 - 1.73 (1 H, m), 1.81 - 1.90 (2 H, m), 1.97 - 2.04 (1 H, m), 2.21 (3 H, s), 2.27 (3 H, s), 2.40 (2 H, s), 3.32 (1 H, br), 3.69 (1 H, q, J=6.9 Hz), 3.79 (1 H, q, J=6.9 Hz), 3.86 (2 H, s), 3.97 - 4.10 (2 H, m), 4.16 - 4.19 (1 H, m), 4.26 (1 H, br), 6.87 - 6.97 (3 H, m), 7.21 (1 H, d, J=8.4 Hz), 7.69 (1 H, t, J=8.7 Hz), 9.56 (1 H, d, J=2.1 Hz), 10.58 (1 H, s).
融点:151-152℃
元素分析値(C
27H
34N
3O
4F・0.25H
2O)
計算値:C, 66.44; H, 7.12; N, 8.61.
実測値:C, 66.37; H, 7.01; N, 8.51.
【0571】
実施例102
2−フルオロ−N−(2−{[(trans−4−ヒドロキシ−4−メチルシクロヘキシル)アミノ]メチル}−3,7−ジメチル−1H−インドール−6−イル)−4−[(2S)−テトラヒドロフラン−2−イルメトキシ]ベンズアミド
【0572】
【化124】
【0573】
参考例82で得た2−フルオロ−N−(2−ホルミル−3,7−ジメチル−1H−インドール−6−イル)−4−[(2S)−テトラヒドロフラン−2−イルメトキシ]ベンズアミド(0.6g)および参考例101で得たtrans−4−アミノ−1−メチルシクロヘキサノール(377mg)をNMP(20mL)および酢酸(7.0mL)に懸濁させ、室温で3時間撹拌した。トリアセトキシ水素化ホウ素ナトリウム(2.5g)を加えて室温で3時間撹拌後、1規定水酸化ナトリウム水溶液で反応を停止し、塩基性にして、酢酸エチルで分液抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥後、減圧下にて溶媒を留去した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー[展開溶媒;メタノール:酢酸エチル=0:100(容積比)→メタノール:酢酸エチル=20:80(容積比)]により精製し、表題化合物183mg(収率25%)を無色固体として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d
6) δ: 1.09 (3 H, s), 1.15 - 1.33 (4 H, m), 1.53 - 1.64 (2 H, m), 1.70 - 1.91 (6 H, m), 1.97 - 2.04 (1 H, m), 2.19 (3 H, s), 2.33 (3 H, s), 2.44 (1 H, br), 3.69 (1 H, q, J=6.9 Hz), 3.76 - 3.80 (3 H, m), 3.97 - 4.06 (1 H, m), 4.08 (2 H, s), 4.15 - 4.18 (1 H, m), 6.87 - 7.00 (3 H, m), 7.20 (1 H, d, J=8.4 Hz), 7.69 (1 H, t, J=8.7 Hz), 9.55 (1 H, s), 10.50 (1 H, s).
融点:177-178℃
元素分析値(C
30H
38N
3O
4F)
計算値:C, 68.81; H, 7.31; N, 8.02.
実測値:C, 68.96; H, 7.54; N, 7.84.
【0574】
実施例103
N−(2−{[(2,2−ジメチルプロピル)アミノ]メチル}−7−フルオロ−3−メチル−1H−インドール−6−イル)−4−[(2S)−テトラヒドロフラン−2−イルメトキシ]ベンズアミド
【0575】
【化125】
【0576】
参考例86で得たN−(7−フルオロ−2−ホルミル−3−メチル−1H−インドール−6−イル)−4−[(2S)−テトラヒドロフラン−2−イルメトキシ]ベンズアミド(280mg)のN,N−ジメチルアセトアミド(3.15mL)溶液にネオペンチルアミン(123mg)、トリアセトキシ水素化ホウ素ナトリウム(299mg)および酢酸(1.41mL)を加え、室温で15時間撹拌した。氷冷下で8規定水酸化ナトリウム水溶液(3.53mL)を加え、さらに酢酸エチルおよび水を加えた。分液し、水層を酢酸エチルで抽出し、合わせた有機層を食塩水で洗浄した。有機層をシリカゲルカラムクロマトグラフィー[ヘキサン:酢酸エチル=3:7→酢酸エチル(容積比)]で精製し、得られた粗体をイソプロピルエーテル−酢酸エチルで洗浄することにより表題化合物134mg(収率40%)を淡褐色結晶として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d
6) δ: 0.85 (9 H, s), 1.62 - 2.09 (5 H, m), 2.21 (5 H, s), 3.65 - 3.85 (4 H, m), 3.97 - 4.10 (2 H, m), 4.14 - 4.24 (1 H, m), 6.96 (1 H, dd, J=8.3, 6.8 Hz), 7.06 (2 H, d, J=8.7 Hz), 7.19 (1 H, d, J=8.3 Hz), 7.98 (2 H, d, J=8.7 Hz), 9.86 (1 H, s), 11.07 (1 H, s).
融点:159-160℃
元素分析値(C
27H
34N
3O
3F)
計算値:C, 69.36; H, 7.33; N, 8.99.
実測値:C, 69.01; H, 7.35; N, 8.71.
【0577】
実施例104
N−(7−フルオロ−2−{[(2−メチルプロピル)アミノ]メチル}−3−メチル−1H−インドール−6−イル)−4−[(2S)−テトラヒドロフラン−2−イルメトキシ]ベンズアミド
【0578】
【化126】
【0579】
参考例86で得たN−(7−フルオロ−2−ホルミル−3−メチル−1H−インドール−6−イル)−4−[(2S)−テトラヒドロフラン−2−イルメトキシ]ベンズアミド(280mg)のN,N−ジメチルアセトアミド(3.15mL)溶液にイソブチルアミン(103mg)および酢酸(1.41mL)を加え、室温で1時間撹拌した。トリアセトキシ水素化ホウ素ナトリウム(299mg)を加え、室温で15時間撹拌した。氷冷下で8規定水酸化ナトリウム水溶液(3.53mL)を加え、さらに酢酸エチルおよび水を加えた。分液し、水層を酢酸エチルで抽出し、合わせた有機層を食塩水で洗浄した。有機層をシリカゲルカラムクロマトグラフィー[酢酸エチル→酢酸エチル:メタノール=7:3(容積比)]で精製し、得られた粗体をイソプロピルエーテル−酢酸エチルで洗浄することにより表題化合物102mg(収率32%)を淡黄色結晶として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d
6) δ: 0.86 (6 H, d, J=6.4 Hz), 1.58 - 2.09 (6 H, m), 2.21 (3 H, s), 2.27 (2 H, d, J=6.4 Hz), 3.65 - 3.85 (4 H, m), 3.96 - 4.10 (2 H, m), 4.14 - 4.24 (1 H, m), 6.96 (1 H, dd, J=8.3, 6.8 Hz), 7.06 (2 H, d, J=9.1 Hz), 7.19 (1 H, d, J=8.3 Hz), 7.98 (2 H, d, J=8.7 Hz), 9.86 (1 H, s), 11.08 (1 H, s).
融点:134-135℃
元素分析値(C
26H
32N
3O
3F)
計算値:C, 68.85; H, 7.11; N, 9.26.
実測値:C, 69.04; H, 7.22; N, 9.15.
【0580】
実施例105
N−(7−フルオロ−3−メチル−2−{[(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イルメチル)アミノ]メチル}−1H−インドール−6−イル)−4−[(2S)−テトラヒドロフラン−2−イルメトキシ]ベンズアミド
【0581】
【化127】
【0582】
参考例86で得たN−(7−フルオロ−2−ホルミル−3−メチル−1H−インドール−6−イル)−4−[(2S)−テトラヒドロフラン−2−イルメトキシ]ベンズアミド(280mg)のN,N−ジメチルアセトアミド(3.15mL)溶液に4−アミノメチルテトラヒドロピラン(163mg)および酢酸(1.41mL)を加え、室温で1時間撹拌した。トリアセトキシ水素化ホウ素ナトリウム(299mg)を加え、室温で15時間撹拌した。氷冷下で8規定水酸化ナトリウム水溶液(3.53mL)を加え、さらに酢酸エチルおよび水を加えた。分液し、水層を酢酸エチルで抽出し、合わせた有機層を食塩水で洗浄した。有機層をシリカゲルカラムクロマトグラフィー[酢酸エチル→酢酸エチル:メタノール=7:3(容積比)]で精製し、得られた粗体をイソプロピルエーテル−酢酸エチルで洗浄することにより表題化合物143mg(収率41%)を淡黄色固体として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d
6) δ: 1.02 - 1.25 (2 H, m), 1.56 - 2.10 (8 H, m), 2.21 (3 H, s), 2.35 (2 H, d, J=6.1 Hz), 3.20 - 3.31 (2 H, m), 3.65 - 3.86 (6 H, m), 3.96 - 4.10 (2 H, m), 4.14 - 4.24 (1 H, m), 6.96 (1 H, dd, J=8.3, 6.8 Hz), 7.06 (2 H, d, J=8.7 Hz), 7.19 (1 H, d, J=8.0 Hz), 7.98 (2 H, d, J=8.7 Hz), 9.86 (1 H, s), 11.07 (1 H, s).
元素分析値(C
28H
34N
3O
4F)
計算値:C, 67.86; H, 6.92; N, 8.48.
実測値:C, 67.57; H, 6.98; N, 8.26.
【0583】
実施例106
N−(2−{[(2−メチルプロピル)アミノ]メチル}−1,3,7−トリメチル−1H−インドール−6−イル)−4−[(2S)−テトラヒドロフラン−2−イルメトキシ]ベンズアミド
【0584】
【化128】
【0585】
参考例90で得たN−(2−ホルミル−1,3,7−トリメチル−1H−インドール−6−イル)−4−[(2S)−テトラヒドロフラン−2−イルメトキシ]ベンズアミド(340mg)のN,N−ジメチルアセトアミド(5mL)溶液にイソブチルアミン(122mg)、トリアセトキシ水素化ホウ素ナトリウム(355mg)および酢酸(1.67mL)を加え、室温で15時間撹拌した。氷冷下で8規定水酸化ナトリウム水溶液(4.18mL)を加え、さらに酢酸エチルおよび水を加えた。分液し、水層を酢酸エチルで抽出し、合わせた有機層を食塩水で洗浄した。有機層をシリカゲルカラムクロマトグラフィー[展開溶媒;酢酸エチル→酢酸エチル:メタノール=9:1(容積比)]で精製し、得られた粗体をジイソプロピルエーテル−酢酸エチルで洗浄することにより表題化合物288mg(収率74%)を無色結晶として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d
6) δ: 0.86 (6 H, d, J=6.8 Hz), 1.59 - 2.09 (6 H, m), 2.21 (3 H, s), 2.32 - 2.39 (2 H, m), 2.53 (3 H, s), 3.65 - 3.85 (4 H, m), 3.96 - 4.09 (5 H, m), 4.14 - 4.23 (1 H, m), 6.84 (1 H, d, J=8.3 Hz), 7.05 (2 H, d, J=8.7 Hz), 7.23 (1 H, d, J=8.0 Hz), 7.98 (2 H, d, J=8.7 Hz), 9.80 (1 H, s).
融点:171-172℃
元素分析値(C
28H
37N
3O
3)
計算値:C, 72.54; H, 8.04; N, 9.06.
実測値:C, 72.73; H, 8.15; N, 9.04.
【0586】
実施例107
4−[(2S)−テトラヒドロフラン−2−イルメトキシ]−N−(1,3,7−トリメチル−2−{[(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イルメチル)アミノ]メチル}−1H−インドール−6−イル)ベンズアミド
【0587】
【化129】
【0588】
参考例90で得たN−(2−ホルミル−1,3,7−トリメチル−1H−インドール−6−イル)−4−[(2S)−テトラヒドロフラン−2−イルメトキシ]ベンズアミド(340mg)のN,N−ジメチルアセトアミド(5mL)溶液に4−アミノメチルテトラヒドロピラン(193mg)、トリアセトキシ水素化ホウ素ナトリウム(355mg)および酢酸(1.67mL)を加え、室温で15時間撹拌した。氷冷下で8規定水酸化ナトリウム水溶液(4.18mL)を加え、さらに酢酸エチルおよび水を加えた。分液し、水層を酢酸エチルで抽出し、合わせた有機層を食塩水で洗浄した。有機層をシリカゲルカラムクロマトグラフィー[展開溶媒;酢酸エチル→酢酸エチル:メタノール=7:3(容積比)]で精製し、得られた粗体をジイソプロピルエーテル−酢酸エチルで洗浄することにより表題化合物352mg(収率83%)を無色結晶として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d
6) δ: 1.04 - 1.22 (2 H, m), 1.57 - 2.09 (7 H, m), 2.21 (3 H, s), 2.40 - 2.46 (2 H, m), 2.53 (3 H, s), 3.25 (2 H, t, J=11.0 Hz), 3.65 - 3.88 (6 H, m), 3.96 - 4.10 (5 H, m), 4.13 - 4.24 (1 H, m), 6.84 (1 H, d, J=8.3 Hz), 7.05 (2 H, d, J=8.7 Hz), 7.23 (1 H, d, J=8.3 Hz), 7.98 (2 H, d, J=8.3 Hz), 9.80 (1 H, s).
融点:173-174℃
元素分析値(C
30H
39N
3O
4)
計算値:C, 71.26; H, 7.77; N, 8.31.
実測値:C, 71.31; H, 7.86; N, 8.25.
【0589】
実施例108
N−(2−{[(2−ヒドロキシ−2−メチルプロピル)アミノ]メチル}−1,3,7−トリメチル−1H−インドール−6−イル)−4−[(2S)−テトラヒドロフラン−2−イルメトキシ]ベンズアミド
【0590】
【化130】
【0591】
参考例90で得たN−(2−ホルミル−1,3,7−トリメチル−1H−インドール−6−イル)−4−[(2S)−テトラヒドロフラン−2−イルメトキシ]ベンズアミド(340mg)のN,N−ジメチルアセトアミド(5mL)溶液に1−アミノ−4−メチルプロパン−2−オール(149mg)、トリアセトキシ水素化ホウ素ナトリウム(355mg)および酢酸(1.67mL)を加え、室温で15時間撹拌した。氷冷下で8規定水酸化ナトリウム水溶液(4.18mL)を加え、さらに酢酸エチルおよび水を加えた。分液し、水層をテトラヒドロフランで抽出し、合わせた有機層をシリカゲルカラムクロマトグラフィー[展開溶媒;酢酸エチル→酢酸エチル:メタノール=4:1(容積比)]で精製し、得られた粗体をジイソプロピルエーテル−酢酸エチルで洗浄することにより表題化合物325mg(収率81%)を無色結晶として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d
6) δ: 1.08 (6 H, s), 1.62 - 2.08 (5 H, m), 2.21 (3 H, s), 2.44 (2 H, s), 2.53 (3 H, s), 3.65 - 3.90 (4 H, m), 3.99 - 4.08 (5 H, m), 4.14 - 4.23 (2 H, m), 6.84 (1 H, d, J=8.3 Hz), 7.05 (2 H, d, J=9.1 Hz), 7.24 (1 H, d, J=8.0 Hz), 7.98 (2 H, d, J=8.7 Hz), 9.81 (1 H, s).
融点:186-188℃
元素分析値(C
28H
37N
3O
4)
計算値:C, 70.12; H, 7.78; N, 8.76.
実測値:C, 70.06; H, 7.87; N, 8.66.
【0592】
実施例109
N−(2−{[(trans−4−ヒドロキシ−4−メチルシクロヘキシル)アミノ]メチル}−1,3,7−トリメチル−1H−インドール−6−イル)−4−[(2S)−テトラヒドロフラン−2−イルメトキシ]ベンズアミド
【0593】
【化131】
【0594】
参考例90で得たN−(2−ホルミル−1,3,7−トリメチル−1H−インドール−6−イル)−4−[(2S)−テトラヒドロフラン−2−イルメトキシ]ベンズアミド(340mg)のN,N−ジメチルアセトアミド(5mL)溶液に参考例101で得たtrans−4−アミノ−1−メチルシクロヘキサノール(324mg)、トリアセトキシ水素化ホウ素ナトリウム(355mg)および酢酸(1.67mL)を加え、室温で20時間撹拌した。氷冷下で8規定水酸化ナトリウム水溶液(4.18mL)および酢酸エチルを加え、水および食塩水で順に洗浄した。有機層をシリカゲルカラムクロマトグラフィー[展開溶媒;酢酸エチル→酢酸エチル:メタノール=3:2(容積比)]で精製し、得られた粗体をジイソプロピルエーテル−酢酸エチルで洗浄することにより表題化合物200mg(収率46%)を無色結晶として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d
6) δ: 1.10 (3 H, s), 1.16 - 2.08 (13 H, m), 2.20 (3 H, s), 2.53 (3 H, s), 3.65 - 3.85 (4 H, m), 3.96 - 4.06 (5 H, m), 4.11 (1 H, s), 4.13 - 4.23 (1 H, m), 6.84 (1 H, d, J=8.3 Hz), 7.05 (2 H, d, J=9.0 Hz), 7.23 (1 H, d, J=7.9 Hz), 7.98 (2 H, d, J=8.7 Hz), 9.81 (1 H, s).
融点:183-184℃
元素分析値(C
31H
41N
3O
4)
計算値:C, 71.65; H, 7.95; N, 8.09.
実測値:C, 69.90; H, 7.85; N, 7.77.
【0595】
実施例110
2−フルオロ−N−(2−{[(trans−4−ヒドロキシ−4−メチルシクロヘキシル)アミノ]メチル}−1,3,7−トリメチル−1H−インドール−6−イル)−4−[(2S)−テトラヒドロフラン−2−イルメトキシ]ベンズアミド
【0596】
【化132】
【0597】
参考例93で得た2−フルオロ−N−(2−ホルミル−1,3,7−トリメチル−1H−インドール−6−イル)−4−[(2S)−テトラヒドロフラン−2−イルメトキシ]ベンズアミド(1.1g)および参考例101で得たtrans−4−アミノ−1−メチルシクロヘキサノール(504mg)をNMP(20mL)および酢酸(7.0mL)に懸濁させ、室温で3時間撹拌した。トリアセトキシ水素化ホウ素ナトリウム(3.0g)を加えて室温で3時間撹拌後、1規定水酸化ナトリウム水溶液で反応を停止し、塩基性にして、酢酸エチルで分液抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥後、減圧下にて溶媒を留去した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー[展開溶媒;メタノール:酢酸エチル=0:100(容積比)→メタノール:酢酸エチル=20:80(容積比)]により精製し、表題化合物470mg(収率34%)を無色固体として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d
6) δ: 1.09 (3 H, s), 1.20 - 1.33 (4 H, m), 1.50 - 1.60 (2 H, m), 1.63 - 1.71 (1 H, m), 1.80 - 1.90 (4 H, m), 1.96 - 1.99 (2 H, m), 2.19 (3 H, s), 2.49 (1 H, br), 2.57 (3 H, s), 3.67 - 3.72 (1 H, m), 3.75 - 3.82 (3 H, m), 3.98 (3 H, s), 3.99 - 4.15 (4 H, m), 6.70 - 6.87 (3 H, m), 7.22 (1 H, d, J=8.4 Hz), 7.67 (1 H, t, J=7.8 Hz), 9.62 (1 H, s).
融点:162-163℃
元素分析値(C
31H
40N
3O
4F・0.25H
2O)
計算値:C, 66.68; H, 7.53; N, 7.75.
実測値:C, 68.69; H, 7.32; N, 7.64.
【0598】
実施例111
2−フルオロ−N−(2−{[(2−ヒドロキシ−2−メチルプロピル)アミノ]メチル}−1,3,7−トリメチル−1H−インドール−6−イル)−4−[(2S)−テトラヒドロフラン−2−イルメトキシ]ベンズアミド
【0599】
【化133】
【0600】
参考例93で得た2−フルオロ−N−(2−ホルミル−1,3,7−トリメチル−1H−インドール−6−イル)−4−[(2S)−テトラヒドロフラン−2−イルメトキシ]ベンズアミド(0.70g)および1−アミノ−2−メチルプロパン−2−オール(500mg)をNMP(20mL)および酢酸(7.0mL)に懸濁させ、室温で3時間撹拌した。トリアセトキシ水素化ホウ素ナトリウム(3.0g)を加えて室温で3時間撹拌後、1規定水酸化ナトリウム水溶液で反応を停止し、塩基性にして、酢酸エチルで分液抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥後、減圧下にて溶媒を留去した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー[展開溶媒;メタノール:酢酸エチル=0:100(容積比)→メタノール:酢酸エチル=20:80(容積比)]により精製し、表題化合物188mg(収率23%)を無色固体として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d
6) δ: 1.09 (6 H, s), 1.64 - 1.72 (1 H, m), 1.86 - 1.90 (2 H, m), 1.97 - 2.00 (1 H, m), 2.22 (3 H, s), 2.48 (2 H, s), 2.58 (3 H, s), 3.37 (1 H, br), 3.69 (1 H, q, J=6.3 Hz), 3.79 (1 H, q, J=6.3 Hz), 3.91 (2 H, s), 4.01 (3 H, s), 4.03 - 4.09 (2 H, m), 4.16 - 4.19 (1 H, m), 4.23 - 4.27 (1 H, m), 6.89 - 6.97 (3 H, m), 7.24 (1 H, d, J=8.1 Hz), 7.68 (1 H, t, J=8.4 Hz), 9.64 (1 H, s).
融点:131-132℃
元素分析値(C
28H
36N
3O
4F・0.5H
2O)
計算値:C, 66.38; H, 7.36; N, 8.29.
実測値:C, 66.57; H, 7.16; N, 8.06.
【0601】
実施例112
N−(7−フルオロ−2−{[(trans−4−ヒドロキシ−4−メチルシクロヘキシル)アミノ]メチル}−1,3−ジメチル−1H−インドール−6−イル)−4−[(2S)−テトラヒドロフラン−2−イルメトキシ]ベンズアミド
【0602】
【化134】
【0603】
参考例95で得たN−(7−フルオロ−2−ホルミル−1,3−ジメチル−1H−インドール−6−イル)−4−[(2S)−テトラヒドロフラン−2−イルメトキシ]ベンズアミド(100mg)のN,N−ジメチルアセトアミド(2.0mL)溶液に参考例101で得たtrans−4−アミノ−1−メチルシクロヘキサノール(63mg)および酢酸(0.49mL)を加え、室温で1時間撹拌した。トリアセトキシ水素化ホウ素ナトリウム(100mg)を加え、室温で15時間撹拌した。氷冷下で8規定水酸化ナトリウム水溶液(1.2mL)を加え、さらに酢酸エチルおよび水を加えた。分液し、水層を酢酸エチルで2回抽出し、合わせた有機層を食塩水で洗浄した。有機層をシリカゲルカラムクロマトグラフィー[酢酸エチル→酢酸エチル:メタノール=7:3(容積比)]で精製することにより表題化合物82mg(収率64%)を淡黄色結晶として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d
6) δ: 1.09 (3 H, s), 1.20 - 1.38 (5 H, m), 1.50 - 2.14 (8 H, m), 2.22 (3 H, s), 3.65 - 3.85 (4 H, m), 3.92 (3 H, s), 3.96 - 4.24 (4 H, m), 6.98 (1 H, dd, J=8.3, 6.8 Hz), 7.06 (2 H, d, J=9.0 Hz), 7.22 (1 H, d, J=8.3 Hz), 7.98 (2 H, d, J=8.7 Hz), 9.87 (1 H, s).
融点:122-124℃
元素分析値(C
30H
38N
3O
4F)
計算値:C, 68.81; H, 7.31; N, 8.02.
実測値:C, 67.30; H, 7.45; N, 7.50.
【0604】
実施例113
N−(7−フルオロ−1,3−ジメチル−2−{[(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イルメチル)アミノ]メチル}−1H−インドール−6−イル)−4−[(2S)−テトラヒドロフラン−2−イルメトキシ]ベンズアミド
【0605】
【化135】
【0606】
参考例95で得たN−(7−フルオロ−2−ホルミル−1,3−ジメチル−1H−インドール−6−イル)−4−[(2S)−テトラヒドロフラン−2−イルメトキシ]ベンズアミド(100mg)のN,N−ジメチルアセトアミド(2.0mL)溶液に4−アミノメチルテトラヒドロピラン(56mg)および酢酸(0.49mL)を加え、室温で1時間撹拌した。トリアセトキシ水素化ホウ素ナトリウム(100mg)を加え、室温で15時間撹拌した。氷冷下で8規定水酸化ナトリウム水溶液(1.2mL)を加え、さらに酢酸エチルおよび水を加えた。分液し、水層を酢酸エチルで2回抽出し、合わせた有機層を食塩水で洗浄した。有機層をシリカゲルカラムクロマトグラフィー[酢酸エチル→酢酸エチル:メタノール=7:3(容積比)]で精製することにより表題化合物82mg(収率64%)を淡黄色結晶として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d
6) δ: 1.03 - 1.20 (2 H, m), 1.55 - 2.15 (7 H, m), 2.23 (3 H, s), 2.41 (2 H, d, J=6.4 Hz), 3.25 (2 H, t, J=10.9 Hz), 3.65 - 3.86 (6 H, m), 3.92 (3 H, s), 3.97 - 4.10 (2 H, m), 4.13 - 4.24 (1 H, m), 6.98 (1 H, dd, J=8.5, 6.6 Hz), 7.06 (2 H, d, J=8.7 Hz), 7.22 (1 H, d, J=8.3 Hz), 7.97 (2 H, d, J=9.0 Hz), 9.87 (1 H, s).
融点:132-134℃
元素分析値(C
29H
36N
3O
4F)
計算値:C, 68.35; H, 7.12; N, 8.25.
実測値:C, 68.24; H, 7.33; N, 7.98.
【0607】
製剤例1
(1)実施例1の化合物 50mg
(2)ラクトース 34mg
(3)トウモロコシ澱粉 10.6mg
(4)トウモロコシ澱粉(のり状) 5mg
(5)ステアリン酸マグネシウム 0.4mg
(6)カルボキシメチルセルロースカルシウム 20mg
計 120mg
常法に従い上記(1)〜(6)を混合し、錠剤機を用いて打錠することにより、錠剤が得られる。
【0608】
製剤例2(カプセルの製造)
(1)実施例1の化合物 30mg
(2)微粉末セルロース 10mg
(3)ラクトース 19mg
(4)ステアリン酸マグネシウム 1mg
計 60mg
(1)、(2)、(3)および(4)を混合して、ゼラチンカプセルに充填する。
【0609】
試験例1
バインディングアッセイを用いた被験化合物のヒトMCH受容体1(MCHR1)競合阻害活性の測定
WO01/82925に記載のヒトMCHR1(=SLC−1受容体)発現CHO細胞クローン57およびラットMCHR1発現CHO細胞クローン44を用いて、以下の方法によりMCHR1発現CHO細胞膜画分を調製した。5mM EDTA(エチレンジアミン四酢酸)を添加したリン酸緩衝生理食塩水(pH7.4)にヒトおよびラットMCHR1発現CHO細胞(1x10
8個)を浮遊させ、遠心した。細胞のペレットにホモジネートバッファー(10mM NaHCO
3、5mM EDTA、pH7.5、0.5mM PMSF(フェニルメチルスルホニルフルオライド)、20mg/L ロイペプチン、4mg/L E−64、1mg/L ペプスタチンA)を10mL加え、ポリトロンホモジナイザーを用いてホモジネートした。400×gで10分間遠心して得られた上清をさらに100,000×gで1時間遠心し、膜画分の沈澱物を得た。この沈澱物を2mLのアッセイバッファー[20mM Tris−HCl(pH7.5)、5mM EDTA、0.5mM PMSF、20mg/L ロイペプチン、4mg/L E−64、1mg/L ペプスタチンA]に懸濁した。膜画分を2mg/mLのタンパク質濃度になるようにアッセイバッファーに懸濁し、分注後−80℃で保存し、使用の都度、解凍して用いた。
被験化合物のMCHR1リガンド結合阻害活性の測定は以下の通り実施した。ポリプロピレン製の96ウェルプレート(3363、Corning)に、アッセイバッファーで希釈したMCHR1発現CHO細胞膜画分(175μL)を分注した後、DMSO溶液(2μL)、DMSO溶液で希釈した100μM cold MCH(1−19)(2μL)、または種々の濃度にDMSO溶液で希釈した被験化合物溶液(2μL)を加え、最後にアッセイバッファーで希釈した[
125I]−MCH(4−19)(25μL)を、それぞれのウェルに添加した。この反応液を25℃で1時間、攪拌しながら反応させた後、グラスフィルタープレート(GF/C、パーキンエルマー)を用いて吸引ろ過し、さらに洗浄液(50mM Tris−HCl緩衝液 pH7.5)(300μL)で3回洗浄した。グラスフィルタープレートを乾燥させた後、液体シンチレーターを25μL/ウェル添加し、残った放射活性をトップカウント(パーキンエルマー)で測定した。被験化合物の結合阻害率は以下の式で算出した。
結合阻害率(%)=100−(被験化合物とhot MCHを添加したときの放射活性−cold MCHとhot MCH溶液を添加したときの放射活性)/(DMSO溶液とhot MCHを添加したときの放射活性−cold MCHとhot MCH溶液を添加したときの放射活性)×100
ヒトMCHR1発現CHO細胞を用いて測定を行った、被験化合物0.1μMの結合阻害率を表1に示す。
【0610】
【表1】
【0611】
表1から明らかなように、本発明化合物は優れたMCH受容体1競合阻害活性を有する。
【0612】
試験例2
Ca
2+モビライゼーションアッセイを用いた被験化合物のMCH受容体1拮抗活性の測定
Ca
2+モビライゼーションアッセイのための組み換えヒトMCHR1遺伝子を発現するCHO細胞(CHO dhfr
−、クローン ♯4)は自社で作製した。細胞はMEMα培地[445mLの核酸を含まないMEMα培地に5mLのPenicillin−Streptomycin(インビトロジェン)および50mLの透析ウシ胎仔血清を加えた]で培養した。Ca
2+モビライゼーションアッセイには、分注機能統合型蛍光測定器(セルラックス、パーキンエルマー)を用いた。CHO細胞は壁面が黒色、底面が透明な96ウェルのプレート(type 3904、Corning)に20000個/ウェルの密度で播種し、約24時間、5%CO
2、37℃のインキュベータで培養した。培地を除き、phoshate buffered saline(PBS)で洗浄した。Ca
2+指示色素試薬(同仁化学、CaスクリーニングノンウォッシュキットFluo4)を90μL/ウェルの割合で加えて、30分間、5%CO
2、37℃のインキュベータで色素を細胞に浸透させた。測定器にプレートをセットして、まずアッセイ用バッファー[10mM HEPES(pH7.4)、0.1% BSAを含む1×アッセイバッファー(同仁化学、CaスクリーニングノンウォッシュキットFluo4に付属)]に希釈した被験化合物溶液またはDMSO溶液を10μL/ウェルの割合で加えて、次に50μL/ウェルの割合で、アッセイ用バッファーに希釈したリガンドMCH(4−19)ペプチド(最終濃度20nM)またはDMSOを加えた。この間、細胞内の蛍光変化を2秒間隔で測定した。リガンドMCH(4−19)ペプチド添加刺激によって生じた細胞内蛍光活性を100%、DMSO溶液のみを添加したウェルの細胞内蛍光活性を0%として、被験化合物のアンタゴニスト活性を阻害率(%)として算出した。
ヒトMCHR1発現CHO細胞を用いて測定を行った、被験化合物0.1μMの阻害率(%)を以下表2に示す。
【0613】
【表2】
【0614】
表2から明らかなように、本発明化合物は優れたMCH受容体1拮抗活性を有する。
【0615】
試験例3
食餌性肥満雄性F344/Jclラットを用いた摂食抑制作用の評価
動物は5週齢より高脂肪食(リサーチダイエットD12451)で飼育した食餌性肥満雄性F344/Jclラット(42〜57週齢)を用いた。実験開始前より単飼育とし、粉末高脂肪食(リサーチダイエットD12451M)を与え、水道水を経口投与して馴化した。実験開始前日夕方から翌朝までの摂餌量を測定し、この摂餌量と前日の体重を指標に群分けした。実験開始日および翌日の夕方に対照群に0.5%メチルセルロース溶液を、化合物投薬群に被験化合物の0.5%メチルセルロース懸濁液(5mg/mL)を2mL/kgで経口投与した(対照群、化合物投薬群いずれも1群6匹)。初回投与から2日後の摂餌量を測定した。各化合物投薬群の対照群に対する摂食抑制率を算出した。結果を表3に示す。
【0616】
【表3】
【0617】
表3から明らかなように、本発明化合物は優れた摂食抑制作用を有する。