(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】5711932
(24)【登録日】2015年3月13日
(45)【発行日】2015年5月7日
(54)【発明の名称】保護カバー付きデバイスの製造方法
(51)【国際特許分類】
H01L 21/301 20060101AFI20150416BHJP
B81C 3/00 20060101ALI20150416BHJP
H01L 21/304 20060101ALI20150416BHJP
【FI】
H01L21/78 Q
B81C3/00
H01L21/78 F
H01L21/304 631
【請求項の数】1
【全頁数】10
(21)【出願番号】特願2010-230538(P2010-230538)
(22)【出願日】2010年10月13日
(65)【公開番号】特開2012-84726(P2012-84726A)
(43)【公開日】2012年4月26日
【審査請求日】2013年9月25日
(73)【特許権者】
【識別番号】000134051
【氏名又は名称】株式会社ディスコ
(74)【代理人】
【識別番号】100063174
【弁理士】
【氏名又は名称】佐々木 功
(74)【代理人】
【識別番号】100087099
【弁理士】
【氏名又は名称】川村 恭子
(74)【代理人】
【識別番号】100124338
【弁理士】
【氏名又は名称】久保 健
(72)【発明者】
【氏名】原田 成規
【審査官】
岩瀬 昌治
(56)【参考文献】
【文献】
特開2010−103327(JP,A)
【文献】
特開2010−087081(JP,A)
【文献】
特開2005−056998(JP,A)
【文献】
特開2004−193599(JP,A)
【文献】
特開2004−006834(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H01L 21/301
B81C 3/00
H01L 21/304
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
保護カバー付きデバイスの製造方法であって、
複数の交差した分割予定ラインで区画された各領域に該分割ラインに隣接して形成されたボンディングパッドを含むデバイスが形成されたデバイスウェーハを準備するデバイスウェーハ準備ステップと、
デバイスウェーハ表面の該ボンディングパッドに隣接したデバイス中央側の領域に対応する保護カバーウェーハ上の領域に切削ブレードで溝を形成して該保護カバーウェーハを加工する保護カバーウェーハ溝加工ステップと、
該保護カバーウェーハ溝加工ステップを実施する前または後に、該保護カバーウェーハ裏面の中央を研削して凹部を形成するとともに該凹部を囲繞する環状凸部を形成する保護カバーウェーハ研削ステップと、
該デバイスウェーハの該ボンディングパッドの該デバイス中央側に該溝を対応させて、該デバイスウェーハの該デバイスが形成された面と該保護カバーの該溝が形成された面とを貼り合わせて貼り合せウェーハを形成する貼り合わせステップと、
該貼り合せウェーハの該保護カバーウェーハを切削ブレードで該溝に沿って切削して該ボンディングパッドを露出させるボンディングパッド露出ステップと、
該ボンディングパッド露出ステップの前または後に、該貼り合せウェーハを該分割予定ラインに沿って分割する分割ステップと、を備える保護カバー付きデバイスの製造方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、デバイス上に保護カバーが配設された保護カバー付きデバイスの製造方法に関する。
【背景技術】
【0002】
例えば加速度センサや圧力センサ等のMEMSデバイスの製造工程では、ウェーハ上に形成された複数の分割予定ラインで区画された各領域にMEMSデバイスを配設したデバイスウェーハを形成する。その後、デバイスウェーハを分割予定ラインに沿って例えば特許文献1で開示される切削装置で切削して分割することで個々のMEMSデバイスを製造する。
【0003】
多くのMEMSデバイスには、MEMS構造を保護するキャップと呼ばれる保護カバーが配設されている。保護カバーは、MEMSデバイス上に配設されたボンディングパッドを露出させた状態でデバイス表面を覆ってMEMS構造を保護する。
【0004】
このような保護カバーが配設されたMEMSデバイスは、従来、次の手法で製造されていた。まず、デバイスウェーハのボンディングパッドに対応させた貫通孔をウェーハにエッチングで形成して保護カバーウェーハを形成する。次に、保護カバーウェーハの貫通孔とデバイスウェーハのボンディングパッドとを位置合わせして貼り合せた後、貼り合せたウェーハを分割予定ラインに沿って分割することでMEMSデバイスを製造していた。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開2008−307646号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
ところが、ウェーハにエッチングで貫通孔を形成するのでは、時間がかかる上にエッチャントの保管や廃棄等、管理が煩わしいという問題がある。さらに、近年はMEMSデバイスも小型化が進んでおり、1デバイスウェーハ当たりに形成されるデバイス数は増加傾向にある。一方で、ボンディングパッドに必要な領域や数は変らないため、保護カバーウェーハには多数の貫通孔を形成することになり、1つの保護カバーウェーハに占める貫通孔の割合も増加傾向にある。その結果、保護カバーウェーハの強度が下がり、搬送中や貼り付け中等、ハンドリング時に保護カバーウェーハが破損してしまうという問題が生じている。
【0007】
本発明は、上記事実に鑑みてなされたもので、その目的は、保護カバーウェーハを破損させることなく、容易に保護カバー付きデバイスを製造する保護カバー付きデバイスの製造方法を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明は、保護カバー付きデバイスの製造方法であって、以下の各ステップにより構成される。
(1)複数の交差した分割予定ラインで区画された各領域に分割ラインに隣接して形成されたボンディングパッドを含むデバイスが形成されたデバイスウェーハを準備するデバイスウェーハ準備ステップ、
(2)デバイスウェーハ表面のボンディングパッドに隣接したデバイス中央側の領域に対応する保護カバーウェーハ上の領域に切削ブレードで溝を形成して保護カバーウェーハを加工する保護カバーウェーハ溝加工ステップ、
(3)保護カバーウェーハ溝加工ステップを実施する前または後に、保護カバーウェーハ裏面の中央を研削して凹部を形成するとともに凹部を囲繞する環状凸部を形成する保護カバーウェーハ研削ステップ、
(4)デバイスウェーハのボンディングパッドのデバイス中央側に溝を対応させて、デバイスウェーハのデバイスが形成された面と保護カバーの溝が形成された面とを貼り合わせて貼り合せウェーハを形成する貼り合わせステップ、
(5)貼り合せウェーハの保護カバーウェーハを切削ブレードで溝に沿って切削してボンディングパッドを露出させるボンディングパッド露出ステップと、
(6)ボンディングパッド露出ステップの前または後に、貼り合せウェーハを分割予定ラインに沿って分割する分割ステップ。
【発明の効果】
【0009】
本発明では、エッチングをすることなく保護カバーからボンディングパッドを露出させることができるため、エッチャントの管理などの煩わしさが解消される。また、保護カバーウェーハの裏面に凹部を形成して凹部が環状凸部に囲繞された形状とすることで保護カバーウェーハの強度を高めることができるため、保護カバーに占める貫通孔の割合が高くなっても保護カバーウェーハの破損を防止することができ、保護カバーウェーハを薄化することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
【
図1】デバイスウェーハの第一の例を示す斜視図である。
【
図2】保護カバーウェーハに溝を形成する状態を示す斜視図である。
【
図3】溝が形成された保護カバーウェーハの第一の例を示す斜視図である。
【
図4】第一の例の保護カバーウェーハに第一の例のデバイスウェーハを貼り合わせた状態を示す断面図である。
【
図5】第一の例の保護カバーウェーハの裏面に凹部を形成する状態を示す斜視図である。
【
図6】裏面に凹部が形成された第一の例の保護カバーウェーハを示す斜視図である。
【
図7】第一の例のデバイスウェーハに第一の例の保護カバーウェーハを貼り合わせる状態を示す斜視図である。
【
図8】第一の例の保護カバーウェーハを切削してボンディングパッドを露出させる状態を示す断面図である。
【
図9】貼り合わせウェーハを分割する状態を示す断面図である。
【
図10】デバイスウェーハの第二の例を示す平面図である。
【
図11】溝が形成された保護カバーウェーハの第二の例を示す平面図である。
【
図12】溝が形成された保護カバーウェーハの第二の例を示す斜視図である。
【
図13】第二の例の保護カバーウェーハに第二の例のデバイスウェーハを貼り合わせた状態を示す断面図である。
【
図14】第二の例の保護カバーウェーハを切削してボンディングパッドを露出させる状態を示す断面図である。
【
図15】貼り合わせウェーハを分割する状態を示す断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0011】
1 第一の実施形態
(1)デバイスウェーハ準備ステップ
まず、
図1に示すデバイスウェーハ1を準備する。このデバイスウェーハ1の表面10には、複数の交差した分割予定ライン11よって区画された領域にデバイス12が形成されて構成されている。デバイス12は、MEMS構造を有している。デバイス12の周縁部には、結晶方位識別用のマークであるノッチ14が形成されている。
【0012】
図1において拡大して示すように、各デバイス12には、表面側に突出した状態でボンディングパッド13が形成されている。デバイスウェーハ1においては、一方の方向(図においては横方向)の分割予定ライン11の両側に、分割予定ライン11に沿って整列したボンディングパッド13がそれぞれ形成されている。
図1において示したボンディングパッド13は、一方向に配置された各列ごとに、ボンディングパッド列13a、13bを構成している。
【0013】
(2)保護カバーウェーハ溝加工ステップ
図2に示すように、デバイスウェーハ1の各デバイス12を保護するための保護カバーウェーハ2の裏面21をテープTに貼着し、表面20が露出した状態とする。テープTの周縁部には、リング状に形成されたフレームFが貼着され、保護カバーウェーハ2は、テープTを介してフレームFと一体となって支持された状態となっている。保護カバーウェーハ2の周縁部には、位置決めマーク23が切り欠いた状態で形成されている。
【0014】
保護カバーウェーハ2の表面20には、その表面20をデバイスウェーハ1の表面10に対面させた場合にデバイスウェーハ1のボンディングパッド13に対応しない位置、具体的には、デバイスウェーハ1のボンディングパッド13に隣接したデバイス中央側の領域に対応する保護カバーウェーハ2上の領域に、切削手段3を用いて切削により溝を形成し、表面20を加工する。
【0015】
テープTを介してフレームFに支持された保護カバーウェーハ2は、図示しない保持手段に保持されてX方向に移動可能となっている。一方、切削手段3は、Y方向の軸心を有するスピンドル30の先端部に切削ブレード31が装着されナット32によって固定されて構成されている。
【0016】
フレームFに支持された保護カバーウェーハ2をX方向に移動させるとともに、切削ブレード31を回転させながら切削手段3を降下させ、保護カバーウェーハ2の表面20に溝22aを形成する。溝22aを1本形成した後は、切削手段3をY方向に所定距離送りだし、同様の切削により溝22bを形成する。こうして一対の溝22a、22bを形成後は、切削手段3をY方向に送りだし、溝22aを形成し、さらに切削手段3をY方向に所定距離送りだし、同様の切削により溝22bを形成する。このような切削を繰り返し、
図3に示すように、デバイスウェーハ1のすべてのボンディングパッド列13a、13bのデバイス中央側に対面する溝22a、22bを順次形成していく。溝22の形成位置の具体的な例を以下に示す。
【0017】
図4に示すように、保護カバーウェーハ2の表面20をデバイスウェーハ1の表面10に対面させた場合に、分割予定ライン11の両側に隣接して形成されている2列のボンディングパッド列13a、13bを構成する各ボンディングパッド13の上からデバイス領域12の中央側にずれた位置に、一対の溝22a、22bを形成する。
【0018】
(3)保護カバーウェーハ研削ステップ
保護カバーウェーハ溝加工ステップを実施する前または後に、保護カバーウェーハ2の裏面の中央を研削する。かかる研削には、例えば
図5に示す研削装置4を用いる。この研削装置4は、保護カバーウェーハ2を保持して回転可能な保持テーブル40と、保護カバーウェーハ2に対して研削を施す研削手段41とを備えている。研削手段41は、全体が鉛直方向に昇降可能となっており、鉛直方向の軸心を有する回転軸410と、回転軸410の下端に装着されたホイール411と、ホイール411の下面に円環状に固着された研削砥石412とから構成されている。
【0019】
保持テーブル40においては、保護カバーウェーハ2の表面20側が保持テーブル40に保持され、裏面21が露出した状態となる。そして、保持テーブル40を矢印Aの方向に回転させるとともに、回転軸410を矢印Bの方向に回転させながら研削手段41を降下させ、回転する研削砥石412を保護カバーウェーハ2の裏面21に接触させて研削を行う。このとき、裏面21の全面ではなく、中央部のみを研削することにより中央部に凹部210を形成し、その周囲には、研削されずに元の厚みを維持した環状凸部211を形成し、
図6に示すように、環状凸部211によって凹部210が囲繞された形状とする。このように、裏面21の全面を研削せず、環状凸部211を残すことにより、保護カバーウェーハ2のその後の取り扱いが容易になり、破損しにくくなるため、全面を研削するよりも薄化が可能となる
【0020】
(4)貼り合わせステップ
保護カバーウェーハ研削ステップを実施した後、
図7に示すように、デバイスウェーハ1のデバイス形成面である表面10に保護カバーウェーハ2の溝形成面である表面20を対面させ、ノッチ14と位置決めマーク23とを位置合わせしてボンド剤などによってこれらを貼りあわせる。このとき、
図4に示したように、ボンディングパッド13の直上からデバイス領域12の中央側にずれた位置に、一対の溝22a、22bが位置する。
【0021】
(5)ボンディングパッド露出ステップ
貼り合わせステップの実施後、貼り合せウェーハ5を構成する保護カバーウェーハ2を切削ブレードで溝22a、22bに沿って切削することにより、ボンディングパッド13を露出させる。
【0022】
例えば、
図8に示すように、刃厚の比較的薄い切削ブレード31を高速回転させて溝22a、22bの上方にそれぞれ切り込ませることにより、溝22aと溝22bとの間の端材24を除去し、貫通孔24aを形成してボンディングパッド13を露出させる。
【0023】
このように、切削によって保護カバー2からボンディングパッド13を露出させることができるため、エッチングをする必要がない。したがって、エッチャントの管理などの煩わしさが解消される。
【0024】
(6)分割ステップ
ボンディングパッド露出ステップの実施前または後に、貼り合わせウェーハ5を分割予定ライン11に沿って分割する。例えば
図9に示すように、刃厚の薄い切削ブレード31を高速回転させて分割予定ライン11に切り込ませてデバイスウェーハ1に表裏を貫通する溝16を形成することにより、個々のデバイス12ごとの保護カバー付きデバイス15に分割する。こうして形成された各保護カバー付きデバイス15は、ボンディングパッド13が露出した状態で保護カバー25によって保護された状態となる。
【0025】
保護カバーウェーハ研削ステップでは、保護カバーウェーハ2の裏面に凹部210を形成して凹部210が環状凸部211に囲繞された形状とすることで保護カバーウェーハの強度を高めることができるため、保護カバー2に占める貫通孔24aの割合が高くなっても保護カバーウェーハ2を薄化することが可能となる。したがって、各保護カバー付きデバイス15を構成する保護カバー25を従来よりも薄くすることが可能となり、保護カバー付きデバイス15を薄化することが可能となる。
【0026】
2 第二の実施形態
(1)デバイスウェーハ準備ステップ
図10に示すデバイスウェーハ6を準備する。このデバイスウェーハ6は、表面60の複数の交差した分割予定ライン61によって区画された領域にデバイス62が形成されて構成され、表面60においては、矩形の各デバイス62の各辺に沿ってボンディングパッド63がそれぞれ形成されている。デバイスウェーハ6の周縁部には、結晶方位識別用のノッチ64が形成されている。
【0027】
(2)保護カバーウェーハ溝加工ステップ
デバイスウェーハ6を構成する各デバイスを保護カバーでカバーするにあたっては、例えば
図11に示す保護カバーウェーハ7を製造する。この保護カバーウェーハ7の表面70には、ボンディングパッド63を収容するための溝72が縦横に形成される。この溝72は、
図2と同様に切削ブレードを用いて形成することができる。保護カバーウェーハ7の周縁部には、位置決めマーク73が切り欠いた状態で形成されている。
【0028】
(3)保護カバーウェーハ研削ステップ
保護カバーウェーハ溝加工ステップの前または後に、第一の実施形態と同様に、
図5に示したように保護カバーウェーハ7の裏面71を研削することにより、
図12に示す保護カバーウェーハ7のように、凹部710及び環状凸部711を形成し、環状凸部711によって凹部710が囲繞された形状とする。
【0029】
(4)貼り合わせステップ
図13に示すように、各ボンディングパッド63よりもデバイス62の中央側に溝72が位置するように、保護カバーウェーハ7の表面70をデバイスウェーハ6の表面60に対面させて貼り合わせ、貼り合わせウェーハ8を形成する。貼り合わせ時は、デバイスウェーハ6のノッチ64と保護カバーウェーハ7の位置決めマーク73とを位置合わせする。
【0030】
(5)ボンディングパッド露出ステップ
貼り合わせステップの実施後、
図14に示すように、貼り合せウェーハ8を構成する保護カバーウェーハ7を切削ブレード31で溝72に沿って切削することにより、ボンディングパッド63を露出させる。刃厚の比較的薄い切削ブレード31を溝72に切り込ませて2つの溝72の間の端材74を除去することにより貫通孔74aを形成してボンディングパッド63を露出させる。
【0031】
このように、切削によって保護カバー7からボンディングパッド63を露出させることができるため、エッチングをする必要がない。したがって、エッチャントの管理などの煩わしさが解消される。
【0032】
(6)分割ステップ
ボンディングパッド露出ステップの実施前または後に、貼り合わせウェーハ8を分割予定ライン61に沿って分割する。例えば
図15に示すように、高速回転する切削ブレード31を分割予定ライン61に切り込ませてデバイスウェーハ1に表裏を貫通する溝66を形成することにより、個々のデバイス62ごとの保護カバー付きデバイス65に分割する。こうして形成された保護カバー付きデバイス65は、ボンディングパッド63が露出した状態で保護カバー75によって保護された状態となる。
【0033】
保護カバーウェーハ研削ステップでは、保護カバーウェーハ7の裏面に凹部710を形成して凹部710が環状凸部711に囲繞された形状とすることで保護カバーウェーハ7の強度を高めることができるため、保護カバー7に占める貫通孔74aの割合が高くなっても保護カバーウェーハ7を薄化することが可能となる。したがって、各保護カバー付きデバイス65を構成する保護カバー75を従来よりも薄くすることが可能となり、保護カバー付きデバイス65を薄化することが可能となる。
【符号の説明】
【0034】
1:デバイスウェーハ
10:表面 11:分割予定ライン 12:デバイス
13:ボンディングパッド
13a、13b:ボンディングパッド列
14:ノッチ
15:保護カバー付きデバイス 16:溝
2:保護カバーウェーハ
20:表面 22a、22b:溝
21:裏面 210:凹部 211:環状凸部
23:位置決めマーク 24:端材 24a:貫通孔 25:保護カバー
3:切削手段 30:スピンドル 31:切削ブレード 32:ナット
4:研削装置
40:保持テーブル
41:研削手段 410:回転軸 411:ホイール 412:研削ホイール
5:貼り合わせウェーハ
6:デバイスウェーハ
60:表面 61:分割予定ライン 62:デバイス
63:ボンディングパッド
64:ノッチ 65:保護カバー付きデバイス 66:溝
7:保護カバーウェーハ
70:表面 72:溝
71:裏面 710:凹部 711:環状凸部
73:位置決めマーク 74:端材 74a:貫通孔 75:保護カバー
8:貼り合わせウェーハ