(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
前記リダンダンシーブロックは、前記ローアドレス信号と各々保存された前記リペアアドレス信号とを比較して、比較信号を生成するように構成された複数のフューズブロックと、
前記比較信号及び前記ランクリフレッシュ信号に応答して、リペア判断信号を生成するように構成された判断部と、
前記リダンダントワードラインのうちの前記リペア判断信号に該当するリダンダントワードラインを駆動するように構成されたドライバーブロックと、
を備えたことを特徴とする請求項2に記載の半導体集積回路。
前記リダンダンシーブロックは、前記ローアドレス信号と各々保存された前記リペアアドレス信号とを比較して、比較信号を生成するように構成された複数のフューズブロックと、
前記比較信号、前記ランクリフレッシュ信号及び前記デコーディング信号に応答して、リペア判断信号を生成するように構成された判断部と、
前記リダンダントワードラインのうちの前記リペア判断信号に該当するリダンダントワードラインを駆動するように構成されたドライバーブロックを含むことを特徴とする請求項5に記載の半導体集積回路。
【背景技術】
【0002】
半導体集積回路は、集積度の向上を目的に、2つ以上のチップ(Chip)でパッケージを構成したマルチチップパッケージ(MultiChip Package)形態が主に使われている。
【0003】
図1に示されるように、従来の技術による半導体集積回路1は、TSV(シリコン貫通ビア;Through Silicon Via)を利用してマスターチップ(Master Chip)(以下、マスター)とスレーブチップ(Slave Chip)(以下、スレーブ)を積層した構造である。
【0004】
マスターは、周辺領域と、信号伝達のためのTSV領域Aと、物理的な支持や電源供給のためのTSV領域Bとを備える。マスターは、メモリ領域を具備しない。
【0005】
スレーブは、周辺領域と、信号伝達のためのTSV領域A’と、物理的な支持や電源供給のためのTSV領域B’と、メモリ領域とを含む。この時、スレーブのメモリ領域は、例えば、DRAMを使用することができ、8個のメモリバンクBK0〜BK7で区分されることができる。
【0006】
スレーブの各メモリバンクは、リペア動作のための、すなわち、ノーマルセル(Normal Cells)のうちの不良が発生したノーマルセル(Normal Cell)を切り替えるためのリダンダントセル(Redundant Cells)を備える。
【0007】
また、リペア動作と関連したフューズセット及び制御ロジック回路などが、メモリバンクの間、メモリバンクと周辺領域の間またはメモリバンクとTSV領域との間等に位置するようになっている。
【0008】
図2に示されるように、マスターは、ローアクティブ信号RACTを生成するための回路構成を備え、複数のナンドゲートND1、ND2と、複数のトランジスタM1、M2と、複数のインバータIV1〜IV4とで構成され得る。
【0009】
この時、ローアクティブ信号RACTは、メモリバンクの数だけ必要である。したがって、
図2の回路は、メモリバンクの数だけ備えられる。
【0010】
図2の回路は、アクティブパルスACTP、スライスアドレス信号SLICE、ローアクティブ信号RACT及びプリチャージパルスPREPに応答して、ローアクティブ信号RACTを生成する。
【0011】
図3に示されるように、スレーブは、ワードラインを駆動するためのワードライン駆動回路10を備え、複数のフューズブロック11と、判断部13と、複数のドライバブロック14、16、18と、マット選択部15と、デコーダー17とを備える。
【0012】
フューズブロック11は、ローアドレス信号RAとリペアアドレス信号とを比較して、信号HITB<0:N>を生成する。
【0013】
この時、リペアアドレス信号は、フューズブロックのフューズを選択的にカットして保存される。
【0014】
判断部13は、ローアクティブ信号RACTと信号HITB<0:N>を組み合わせて、各種信号XHITB<0:M>、NXEB、RAX2<0:1>を生成する。
【0015】
この時、信号XHITB<0:M>は、リダンダントワードライン(Redundant Main Word Line)RMWL<0:M>の活性化を定義する信号である。信号(NXEB)は、リペアアドレス信号、すなわち、フューズデータが定義するノーマルワードラインの活性化を防止する信号である。信号RAX2<0:1>は、サブワードラインを指定するためのアドレス信号として、メインワードラインとサブワードラインが1:4コーディングされた場合の例を上げたものである。
【0016】
マット選択部15は、信号XHITB<0:M>、NXEBに応答してノーマルワードラインの活性化を防ぎ、セルマット(20)のリダンダントセルアレイに該当するサブワードラインを選択するためのイネーブル信号ENを生成する。
【0017】
デコーダー17は、ローアドレス信号RAをデコードして、アドレス信号LAXを生成する。
【0018】
ドライバブロック14は、信号XHITB<0:M>に該当するリダンダントワードライン(RMWL<0:M>)を駆動する。
【0019】
ドライバーブロック16は、アドレス信号RAX2<0:1>を駆動して、アドレス信号BAXを生成する。
【0020】
ドライバーブロック18は、アドレス信号BAXを駆動して、サブワードライン駆動信号FXを生成する。
【0021】
判断部(13)は、
図4に示されるように、複数のロジック回路13−1〜13−3を備える。
【0022】
ロジック回路13−1は、フューズブロック11の出力信号HITB<0:N>とローアクティブ信号RACTとを組み合わせて、信号XHITB<0:M>を生成する。
【0023】
この時、ロジック回路13−1は、信号XHITB<0>を生成する構成のみ図示したもので、信号XHITB<0:M>を生成するために、ロジック回路(13−1)は、M+1個だけ備えられる。
【0024】
ロジック回路13−2は、フューズブロック11の出力信号HITB<0:N>のうちの偶数番号に該当する信号同士及び奇数番号に該当する信号同士をそれぞれ組み合わせて、信号HITSUM_EVEN、HITSUM_ODDを生成する。
【0025】
ロジック回路13−3は、複数の信号HITSUM_EVEN、HITSUM_ODD、RACTを組み合わせて、アドレス信号RAX2<0:1>及び信号NXEBを生成する。
【0026】
上述した従来技術では、スレーブは、メモリ領域を具備しているが、マスターは、メモリ領域を具備していないので、マスターとスレーブとのチップサイズが異なることになる。
【0027】
したがって、単純にTSVを連結するためには、マスターのチップサイズを大きくしければならなかった。
【0028】
上述した通り、従来の半導体集積回路には、非効率的なマスターのチップサイズを大きくすることによってネットダイ(Net Die)が減少する点に問題があった。
【0029】
また、従来の半導体集積回路では、スレーブにノーマルセルとリダンダントセルとが備えられており、リペア動作、すなわち、アクセス(Access)するメモリセルのリペアの可否を判断するための関連動作が自主的に行われる。
【0030】
したがって、リペア動作のために、フューズデータと外部から入力されたアドレス信号とを比較する等の動作のための時間が必要になるので、非同期パラメータ(Asynchronous Parameter)が増加するようになる。
【発明を実施するための形態】
【0045】
以下で添付された図を参照して本発明の実施形態をより詳細に説明する。
【0046】
本発明の実施形態は、マスターチップ(Master Chip)(以下、マスター)とひとつまたはそれ以上のスレーブチップ(Slave Chip)(以下、スレーブ)とをシリコン貫通ビア(TSV:Through Silicon Via)を利用して積層した形態の半導体集積回路を図示したものである。
【0047】
マスターは、外部信号及び電源などをTSVを通してスレーブに提供して、スレーブとの信号の送信/受信を遂行するための構成である。
【0048】
図5は、マスターとスレーブ0及びスレーブ1とをTSVを利用して積層した形態の半導体集積回路100を図示する。
【0049】
本発明の実施形態において、スレーブ0及びスレーブ1が、DRAM(Dynamic Random Access Memory)からなるメモリ領域を具備し、マスターは、SRAM(Static Random Access Memory)からなるメモリ領域を具備する。
【0050】
この時、スレーブ0及びスレーブ1のDRAMはノーマルセルのみからなり、マスターのSRAMは前記ノーマルセル等のリペアのためのリダンダントセルで構成される。
【0051】
積層構造を基準に、マスターのメモリ領域とスレーブ等のメモリ領域とは互いに対応になる位置、すなわち、互いに向かい合う位置に形成される。
【0052】
前述した通り、マスターにメモリ領域が形成されることによって、マスターとスレーブのチップサイズとを実質的に同一にすることができる。
【0053】
図6に示されるように、本発明の実施形態において、スレーブ0とスレーブ1とは同一に構成することができる。
【0054】
スレーブ0は、周辺領域と、信号伝達のためのTSV領域A’と、物理的な支持や電源供給のためのTSV領域B’と、メモリ領域とを備えている。
【0055】
この時、スレーブ0のメモリ領域は、各々DRAMからなる複数のメモリバンクBK0〜BK7で区分されることができる。
【0056】
スレーブ0は、
図1に示される従来技術と比較した時、複数のメモリバンクBK0〜BK7がノーマルセルのみからなり、リペア動作と関連したフューズセット及び制御ロジック回路などが形成されていない。また、図示は省略されたが、複数のメモリバンクBK0〜BK7は、ノーマルメインワードライン及びノーマルサブワードラインを備えている。
【0057】
一方、マスターは、周辺領域と、信号伝達のためのTSV領域Aと、物理的な支持や電源供給のためのTSV領域Bと、リダンダンシー領域と、メモリ領域とを備えている。
【0058】
この時、リダンダンシー領域は、リペア動作と関連したフューズセット及び制御ロジック回路などからなるリダンダンシーブロックを備えている。マスターのメモリ領域は、各々SRAMからなる複数のメモリバンクBK0SRAM〜BK7SRAMで区分されることができる。
【0059】
この時、図示は省略されたが、複数のメモリバンクBK0SRAM〜BK7SRAMは、リダンダントメインワードライン及びリダンダントサブワードラインを備えている。
【0060】
図7に示されるように、本発明の実施形態はランク(RANK)方式を支援できるように、マスターのメモリ領域を複数のランクRK0SRAM〜RK7SRAMで区分した半導体集積回路101を提供することができる。
【0061】
ランク方式の種類には、8ランク、4ランク、2ランク及び1ランクがある。
【0062】
あらゆるスレーブ等のメモリバンクを8個で認識するランク方式を8ランク、4個で認識するランク方式を4ランク、2個で認識するランク方式を2ランク、同じランクで認識するランク方式を1ランクとする。
【0063】
図8は、マスターとスレーブ0のそれぞれのワードライン駆動に関連した回路を図示したものである。
【0064】
図8に示されるように、マスターとスレーブ0とは複数のTSVを通して連結される。
【0065】
図8に示されるように、マスターは、アドレス信号スイチング部110と、送信部(TX)120と、リダンダンシーブロック150と、メモリ領域160と、ランクスイチング部170とを備えている。
【0066】
アドレス信号スイチング部110は、アクティブ信号ACTとリフレッシュ信号REFとに応答して、外部アドレス信号ADD_EXTまたはカウントアドレス信号ADD_CNTをローアドレス信号RAとして出力するように構成されている。
【0067】
この時、アクティブ信号ACTは、バンク/ランク区分なしでアクティブ命令によって発生される信号である。
【0068】
リフレッシュ信号REFは、バンク/ランク区分なしでリフレッシュ命令によって発生される信号である。
【0069】
カウントアドレス信号ADD_CNTは、半導体集積回路100の内部のリフレッシュカウンタ(図示省略)でリフレッシュ動作のために生成されるアドレス信号である。
【0070】
アドレス信号スイチング部110は、アクティブ信号ACTが入力されると、外部アドレス信号(ADD_EXT)をローアドレス信号RAとして出力する。
【0071】
アドレス信号スイチング部110は、リフレッシュ信号REFが入力されると、カウントアドレス信号ADD_CNTをローアドレス信号RAとして出力する。
【0072】
送信部120は、ローアドレス信号RA、アクティブパルスACTP、プリチャージパルスPREP、スライスアドレス信号SLICE及びリペアフラッグHITSUMBをスレーブ0へ伝送する。
【0073】
この時、スライスアドレス信号SLICEは、複数のスレーブを区分するための信号である。本発明の実施形態、すなわち、
図5を基準に、スライスアドレス信号SLICEは、スレーブ0とスレーブ1とを区分するための信号である。
【0074】
アクティブパルスACTPは、メモリバンク別に区分されて該当メモリバンクの活性化を指定する信号である。
【0075】
メモリ領域160は、SRAMで構成することができ、
図6のように複数のメモリバンク(K0SRAM〜BK7SRAMで構成したり、
図7のように、複数のランクRK0SRAM〜RK7SRAMで構成することができる。
【0076】
メモリ領域160は、SRAMで構成されるので、リフレッシュの必要がない。
【0077】
ランクスイチング部170は、リダンダンシーブロック150がランク方式(例えば、8ランク、4ランク、2ランク、1ランク)に合うリダンダントワードラインを選択するようにするための信号を生成する構成である。
【0078】
ランクスイチング部170は、ランクローアクティブ信号RK_RACTをランク信号RK2/RK4によって定義されたランク方式に合うようにデコードしてデコーディング信号RK_RACT_DECを生成するように構成される。
【0079】
ランクスイチング部170は、
図13を参照して説明されるが、設定された割当方式に合うようにデコーディング動作を遂行するデコーダー形態で構成してもよい。
【0080】
リダンダンシーブロック150は、ローアドレス信号RA、ランクリフレッシュ信号REF_RK及びデコーディング信号RK_RACT_DECに応答して、リダンダントワードラインRMWL<0:M>及びサブワードラインFXをアクティブにして、リペアフラグHITSUMBを生成する。
【0081】
この時、リペアフラグHITSUMBは、ローアドレス信号RAとリペアアドレス信号とが一致してリペア動作がなされることをスレーブに知らせるための信号である。
【0082】
図8に示されるように、スレーブ0は、受信部(RX)210と、ワードライン駆動部220と、ローアクティブ信号生成部240と、パルス生成部260とを備えている。
【0083】
受信部210は、マスターから送信されたローアドレス信号RA、アクティブパルスACTP、プリチャージパルスPREP、スライスアドレス信号SLICE及びリペアフラグHITSUMBを受信する。
【0084】
ワードライン駆動部220は、メモリ領域BK0〜BK7(
図6参照)のノーマルメインワードラインのうちのローアドレス信号RA及びローアクティブ信号RACT<0:7>に該当するノーマルメインワードラインをアクティブにする。
【0085】
パルス生成部260は、リペアフラグHITSUMBに応答して、リペアフラグパルスHITSUMPを生成する。
【0086】
ローアクティブ信号生成部240は、アクティブパルスACTP、プリチャージパルスPREP、スライスアドレス信号SLICE及びリペアフラグパルスHITSUMPに応答して、ローアクティブ信号RACT<0:7>を生成する。
【0087】
図9に示されるように、リダンダンシーブロック150は、複数のフューズブロック151と、判断部153と、第1ドライバーブロック154と、第2ドライバーブロック155と、第3ドライバーブロック156と、デコーダー157とを備えている。
【0088】
複数のフューズブロック151は、ローアドレス信号RAと各々保存されたリペアアドレス信号とを比較して比較信号HITB<0:N>を生成する。
【0089】
この時、リペアアドレス信号は、フューズブロックのフューズを選択的にカットして保存される。
【0090】
判断部153は、比較信号HITB<0:N>、デコーディング信号RK_RACT_DEC及びランクリフレッシュ信号REF_RKに応答して、リペア判断信号XHITB<0:M>及びアドレス信号RAX2<0:1>を生成する。
【0091】
この時、リペア判断信号XHITB<0:M>は、リダンダントワードライン(Redundant Main Word Line)RMWL<0:M>のうちのアクティブになるリダンダントワードラインを定義する信号である。アドレス信号RAX2<0:1>は、サブワードラインを選択するためのアドレス信号として、メインワードラインとサブワードラインとが1:8コーディングされた場合の例を挙げたものである。
【0092】
デコーダー157は、ローアドレス信号RAをデコードしてアドレス信号LAXを生成する。
【0093】
この時、アドレス信号LAXは、一つのワードラインが不良の時、それと隣接したワードラインをリダンダントワードラインで切り替えるために必要な信号である。
【0094】
万一、一つのワードラインが不良の時、該当ワードラインのみリダンダントワードラインで切り替えるように決まった場合には、アドレス信号LAXは必要なく、そのため、デコーダー157も必要ない。
【0095】
第1ドライバブロック(RMWLDRV)154は、リペア判断信号XHITB<0:M>に該当するリダンダントワードラインRMWL<0:M>を駆動する。
【0096】
第2ドライバブロック(BAXDRV)155は、アドレス信号RAX2<0:1>またはアドレス信号RAX2<0:1>、LAXを駆動してアドレス信号BAXを生成する。
【0097】
第3ドライバーブロック156は、アドレス信号BAXを駆動してサブワードライン駆動信号FXを生成する。
【0098】
そして、メモリ領域160は、リダンダントセルアレイRK0_BK0、RK1_BK0などを備えている。この時、メモリ領域160は、リダンダントセルアレイをバンク及びランクに対応になるように区分して割り当てした例を挙げたものである。
【0099】
図10に示されるように、判断部153は、複数のロジック回路153−1〜153−3を備えている。
【0100】
ロジック回路153−1は、フューズブロック151の出力信号HITB<0:N>、デコーディング信号RK_RACT_DEC及びランクリフレッシュ信号REF_RKを組み合わせて、リペア判断信号XHITB<0:M>を生成する。
【0101】
この時、ロジック回路153−1は、信号XHITB<0>を生成する構成だけを図示したものであり、リペア判断信号XHITB<0:M>を生成するためにロジック回路153−1がM+1個だけ備えられている。
【0102】
ロジック回路153−1は、出力信号HITB<0:N>のうちのいずれか一つでもアクティブにされて、デコーディング信号RK_RACT_DECがアクティブにされると、信号XHITB<0>をアクティブにさせる。
【0103】
ロジック回路153−1は、ランクリフレッシュ信号REF_RKがアクティブにされると、異なる入力信号等の活性化の可否と関係なしで信号XHITB<0>を非活性化させる。
【0104】
ロジック回路153−2は、フューズブロック151の出力信号HITB<0:N>のうちの偶数番号に該当する信号同士及び奇数番号に該当する信号同士をそれぞれ組み合わせて、信号HITSUM_EVEN、HITSUM_ODDを生成する。
【0105】
ロジック回路153−2は、信号HITSUM_EVEN、HITSUM_ODDのうちのいずれか一つでもアクティブにされ、デコーディング信号RK_RACT_DECがアクティブにされると、リペアフラグHITSUMBをアクティブさせる。
【0106】
ロジック回路153−3は、複数の信号HITSUM_EVEN、HITSUM_ODD、RK_RACT_DECを組み合わせてアドレス信号RAX2<0:1>を生成する。
【0107】
図11に示されるように、パルス生成部260は、複数のインバータIV11、IV12と、遅延器DLYと、ナンドゲートND11とを備えている。
【0108】
パルス生成部260は、リペアフラグHITSUMBの活性化タイミング(フォーリングESJI)を感知して遅延器DLYの遅延時間だけ幅を持つリペアフラグパルスHITSUMPを生成する。
【0109】
図12に示されるように、ローアクティブ信号生成部240は、複数のナンドゲートND21〜ND24と、複数のトランジスタM21、M22と、複数のインバータIV21〜IV23とを備えている。
【0110】
この時、ローアクティブ信号生成部240は、ローアクティブ信号RACT<0>を生成する構成のみ図示したものであり、ローアクティブ信号RACT<0:7>信号をすべて生成するために
図12のような回路の構成が8個具備されている。
【0111】
ローアクティブ信号生成部240は、アクティブパルスACTP及びスライスアドレス信号SLICEの活性化に応答して、ローアクティブ信号RACT<0>をアクティブにさせる。
【0112】
ローアクティブ信号生成部240は、ローアクティブ信号RACT<0>がアクティブにされた状態でプリチャージパルスPREPが発生されると、ローアクティブ信号RACT<0>を非活性化させる。
【0113】
ローアクティブ信号生成部240は、ローアクティブ信号RACT<0>がアクティブにされた状態でリペアフラッグパルスHITSUMPが発生されると、ローアクティブ信号RACT<0>を非活性化させる。
【0114】
図13は、ランク方式(8ランク、4ランク、2ランク及び1ランク)をすべて支援できるようにマスターのメモリ領域160のセルマットにランクローアクティブ信号RK<0:7>_RACT<0>を割り当てる方法を示している。
【0115】
この時、ランクローアクティブ信号RK<0:7>_RACT<0>は、8ランクを支援して0番バンクに関連したランクローアクティブ信号を表したものである。
【0116】
ランク信号RANK2/RANK4は、ランク方式を定義するための信号である。図示されるように、ランク信号RANK2/RANK4のロジックレベルを組み合わせて、8ランク、4ランク、2ランク及び1ランクを定義することができる。
【0117】
ランク方式は、フューズセットまたはテストモードなどを利用してランク信号RANK2/RANK4のロジックレベルを可変させることによって設定できる。
【0118】
複数のセルマット(0番SRAM MAT〜7番SRAM MAT)には、ランクローアクティブ信号RK<0:7>_RACT<0>がランク方式(8ランク、4ランク、2ランク及び1ランク)別に割り当てられる。
【0119】
この時、ランクローアクティブ信号RK<0:7>_RACT<0>をランク方式(8ランク、4ランク、2ランク及び1ランク)別に割り当てるための規則が決まる。
【0120】
その規則として、0番SRAM MATには‘0000’、1番SRAM MATには‘1000’、2番SRAM MATには‘2100’、3番SRAM MATには‘3100’、4番SRAM MATには‘4210’、5番SRAM MATには‘5210’、6番SRAM MATには‘6310’そして7番SRAM MATには‘7310’が指定される。
【0121】
例えば、‘6310’が指定された6番SRAM MATは8ランクの場合RK<6>_RACT<0>、4ランクの場合RK<3>_RACT<0>、2ランクの場合RK<1>_RACT<0>そして1ランクの場合RK<0>_RACT<0>が割り当てられる。
【0122】
したがって、ランクスイチング部170は、ランク信号RANK2/RANK4に応答してランクローアクティブ信号RK<0:7>_RACT<0>を割り当てられた複数のセルマット(0番SRAM MAT〜7番SRAM MAT)に提供する。
【0123】
例えば、ランク信号RANK2/RANK4が8ランクを定義して、ランクローアクティブ信号RK<7>_RACT<0>がアクティブにされたと仮定すれば、ランクスイチング部170は、ランクローアクティブ信号RK<7>_RACT<0>を7番SRAM MATに提供する。
【0124】
ランク信号RANK2/RANK4が4ランクを定義して、ランクローアクティブ信号RK<3>_RACT<0>がアクティブにされたと仮定すれば、ランクスイチング部170は、ランクローアクティブ信号RK<3>_RACT<0>をセルマット(6番SRAM MATと7番SRAM MAT)に提供する。
【0125】
ランク信号RANK2/RANK4が2ランクを定義して、ランクローアクティブ信号RK<1>_RACT<0>がアクティブされたと仮定すれば、ランクスイチング部170は、ランクローアクティブ信号RK<1>_RACT<0>を複数のセルマット(4番SRAM MAT〜7番SRAM MAT)に提供する。
【0126】
ランク信号RANK2/RANK4が1ランクを定義して、ランクローアクティブ信号RK<0>_RACT<0>がアクティブされたと仮定すれば、ランクスイチング部170は、ランクローアクティブ信号RK<0>_RACT<0>をあらゆる複数のセルマット(0番SRAM MAT〜7番SRAM MAT)に提供する。
【0127】
ランクスイチング部170は、
図13を参照して説明したランクローアクティブ信号の割当方式に合うようにデコーディング動作を遂行するデコーダー形態で構成することができる。
【0128】
図14ないし
図17は、
図13を参照して説明したランクローアクティブ信号RK<0:7>_RACT<0:7>の割当方式に合うようにメモリ領域160のリダンダントセルなどを構成した例を挙げたものである。
【0129】
本発明の実施形態は、メモリ領域160をメモリバンク単位で区分して、区分された各々を再びランク単位で区分する。
【0130】
8ランク、8バンクの場合、
図14のように、複数のセルマットに対して、ランクローアクティブ信号RK<0:7>_RACT<0:7>が割り当てられる。すなわち、セルマットの各々に対して8個ずつのランクローアクティブ信号RK<0:7>_RACT<0>〜RK<0:7>_RACT<7>が割り当てられる。
【0131】
4ランク、8バンクの場合、
図15のように、ランクローアクティブ信号RK<0:3>_RACT<0:7>が割り当てられる。すなわち、セルマットの各々に対して4個ずつのランクローアクティブ信号RK<0:3>_RACT<0>〜RK<0:3>_RACT<7>が割り当てられる。したがって、4ランクの場合、8ランクに比べて2倍のリダンダントワードラインを割り当てられるようになる。
【0132】
2ランク、8バンクの場合、
図16のように、ランクローアクティブ信号RK<0:1>_RACT<0:7>が割り当てられる。すなわち、セルマットの各々に対して2個ずつのランクローアクティブ信号RK<0:1>_RACT<0>〜RK<0:1>_RACT<7>が割り当てられる。したがって、2ランクの場合、4ランクに比べて2倍のリダンダントワードラインを割り当てられるようになる。
【0133】
1ランク、8バンクの場合、
図17のように、ランクローアクティブ信号RK<0>_RACT<0:7>が割り当てられる。すなわち、セルマットの各々に対して1個ずつのランクローアクティブ信号RK<0>_RACT<0>〜RK<0>_RACT<7>が割り当てられる。したがって、1ランクの場合、2ランクに比べて2倍のリダンダントワードラインを割り当てられるようになる。
【0134】
このように、本発明の属する技術分野の当業者は、本発明がその技術的思想や必須的特徴を変更せずに、他の具体的な形態で実施され得るということが理解できるであろう。したがって、以上で記述した実施形態は、あらゆる面で例示的なものであり、限定的なものではないものと理解しなければならない。本発明の範囲は、上記の詳細な説明よりは、後述する特許請求の範囲によって表われ、特許請求の範囲の意味及び範囲、そして、その等価概念から導き出されるあらゆる変更または変形された形態が本発明の範囲に含まれるものと解釈されるべきである。