【実施例】
【0062】
以下、実施例を挙げて本発明を更に詳述するが、本発明はこれらの実施例に限定されるものではない。また、得られた化合物の純度はガスクロマトグラフィー(以下GC)(カラム:DB−1 30m、膜厚0.25μm、内径0.25mm、検出器:FID)及び高速液体クロマトグラフィー(以下HPLC)(カラム:Wakosil−II 5SIL−120 φ4.6 mm×250 mm、展開溶媒:ヘキサン/ジクロロメタン)により行った。
(実施例1) 6−クロロへキシルアクリレートの製造方法
【0063】
【化15】
【0064】
108gのアクリル酸、136.5gの6−クロロヘキサン−1−オール、19gの4−トルエンスルホン酸及び0.5gのヒドロキノンモノメチルエーテルを700mLのシクロヘキサンに溶解し、7時間攪拌しながら加熱還流した。途中留出してくる水を除去した。反応溶液を酢酸エチルで希釈した後、水を加え洗滌した後、有機相を分液した。水相から酢酸エチルで有機物を抽出し、すべての有機相をあわせた後、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液、飽和食塩水で洗滌した。有機相を無水硫酸マグネシウムで脱水した後、固形分をろ別し、溶媒を留去して、185gの6−クロロへキシルアクリレート(収率:81.7%、純度(GC):92.2%)を得た。
(実施例2) 10−ブロモデシルアクリレートの製造方法
【0065】
【化16】
【0066】
実施例1において6−クロロヘキサン−1−オールに換えて10−ブロモデカン−1−オールを用いる以外は同様にして10−ブロモデシルアクリレート(収率:90%、純度(GC):89.9%)を得た。
(実施例3) 3−クロロプロピルアクリレートの製造方法
【0067】
【化17】
【0068】
実施例1において6−クロロヘキサン−1−オールに換えて3−クロロプロパン−1−オールを用いる以外は同様にして3−クロロプロピルアクリレート(収率:96.6%、純度(GC):96.8%)を得た。
(実施例4) 3−クロロプロピルメタクリレートの製造方法
【0069】
【化18】
【0070】
実施例3においてアクリル酸に換えてメタクリル酸を用いる以外は同様にして3−クロロプロピルメタクリレート(収率:92.5%、純度(GC):〜100%)を得た。
(実施例5) アリル 4−ヒドロベンゾエートの製造方法
【0071】
【化19】
【0072】
34.5gの4−ヒドロキシ安息香酸、22.8gの塩化アリル及び32gの炭酸水素ナトリウムを200mLのDMFに加え、60℃に加熱して一晩攪拌した。その反応溶液を室温まで冷却した後、酢酸エチルで希釈し、固形分をろ別した。得られた有機相を飽和炭酸水素ナトリウム水溶液及び飽和食塩水で洗滌した。無水硫酸ナトリウムで脱水した後、固形分をろ別し、溶媒を留去して乳白色の固体を得た。得られた固体をヘキサンで濯ぎ、31.5gのアリル 4−ヒドロベンゾエート(収率:70.8%、純度(HPLC):97.2%)を得た。
(実施例6) アリル 3,4−ジヒドロキシベンゾエートの製造方法
【0073】
【化20】
【0074】
25gの3,4−ジヒドロキシ安息香酸、136gのアリルアルコール及び2mLの濃硫酸を攪拌しながら20時間加熱還流した。その後、アリルアルコールを減圧下留去した。酢酸エチルで希釈した後、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液及び飽和食塩水で洗滌した。無水硫酸ナトリウムで脱水した後、固形分をろ別し、溶媒を留去して乳白色の固体を得た。得られた個体をヘプタンで濯ぎ、22.8gのアリル 3,4−ジヒドロキシベンゾエート(収率:72.4%、純度(HPLC):98.2%)を得た。
(実施例7) アリル 3,4,5−トリヒドロキシベンゾエートの製造方法
【0075】
【化21】
【0076】
実施例6において3,4−ジヒドロキシ安息香酸に換えて、3,4、5−トリヒドロキシ安息香酸を用いる以外は同様にして、アリル 3,4,5−トリヒドロキシベンゾエート(収率:76.2%、純度(HPLC):98.3%)を得た。
(実施例8) アリル 3−(4−ヒドロキシフェニル)プロピオン酸の製造方法
【0077】
【化22】
【0078】
実施例6において3,4−ジヒドロキシ安息香酸に換えて、3−(4−ヒドロキシフェニル)プロピオン酸を用いる以外は同様にして、アリル 3−(4−ヒドロキシフェニル)プロピオン酸(収率:96.5%、純度(HPLC):95.1%)を得た。
(実施例9) アリル 4’−ヒドロキシビフェニル−4−カルボン酸
【0079】
【化23】
【0080】
実施例6において3,4−ジヒドロキシ安息香酸に換えて、4’−ヒドロキシビフェニル−4−カルボン酸を用いる以外は同様にして、アリル 4’−ヒドロキシビフェニル−4−カルボン酸(収率:78.3%、純度(HPLC):95.2%)を得た。
(実施例10) アリル 4−(3−(アクリロイルオキシ)プロポキシ)安息香酸
【0081】
【化24】
【0082】
31.5gのアリル 4−ヒドロキシ安息香酸と31.4gの3−クロロプロピルアクリレート及び36.6gの炭酸カリウムを200mLのN,N−ジメチルホルムアミドに加え、80℃に加熱して一晩攪拌した。室温まで冷却した後、酢酸エチルで希釈し、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液及び飽和食塩水で洗滌した。無水硫酸ナトリウムで脱水した後、固形分をろ別し、溶媒を留去した。残渣をカラムクロマトグラフィー(シリカゲル、展開溶媒:ヘプタンから10%酢酸エチル/90%ヘプタンへとグラジエントをかけた。)により精製して、22.8gのアリル 4−(3−(アクリロイルオキシ)プロポキシ)安息香酸(収率:84.8%、純度(HPLC):97.3%)を得た。
1H NMR (CDCl
3)δ8.02(d,2H),6.91(d,2H),6.43(d,1H),6.12(dd,1H),6.02(m,1H),5.83(d,1H),5.41(d,1H),5.27(d,1H),4.79(d,2H),4.36(t,2H),4.11(t,2H),2.18(m,2H)
(実施例11) アリル 3,4−ビス(6−(アクリロイルオキシ)ヘキシルオキシ)安息香酸の製造方法
【0083】
【化25】
【0084】
実施例10においてアリル 4−ヒドロキシ安息香酸に換えて、アリル 3,4−ジヒドロキシ安息香酸を、3−クロロプロピルアクリレートに換えて6−クロロへキシルアクリレートを用いる以外は同様にして、アリル 3,4−ビス(6−(アクリロイルオキシ)ヘキシルオキシ)安息香酸(収率:63.2%、純度(HPLC):95.2%)を得た。
1H NMR (CDCl
3)δ7.68 (d,1H),7.55(s,1H),6.87(d,1H),6.39(d,2H),6.13(dd,2H),6.03(m,1H),5.81(d,2H),5.39(d,1H),5.27(d,1H),4.79(d,2H),4.16(t,4H),4.05(t,4H),1.60(m,16H)
(実施例12) アリル 3,4,5−トリス(6−(アクリロイルオキシ)ヘキシルオキシ)安息香酸の製造方法
【0085】
【化26】
【0086】
実施例11においてアリル 3,4−ジヒドロキシ安息香酸に換えてアリル 3,4,5−トリヒドロキシ安息香酸を用いる以外は同様にして、アリル 3,4,5−トリス(6−(アクリロイルオキシ)ヘキシルオキシ)安息香酸(収率:79.3%、純度(HPLC):96.8%)を得た。
1H NMR (CDCl
3)δ7.28(s,2H),6.40(d,3H),6.13(dd,3H),6.03(m,1H),5.81(d,3H),5.40(d,1H),5.39(d,1H),4.81(d,2H),4.17(m,6H),4.02(m,6H),1.69(m,24H)
(実施例13) アリル 3,4−ビス(10−(アクリロイルオキシ)デシルオキシ)安息香酸の製造方法
【0087】
【化27】
【0088】
実施例11において6−クロロへキシルアクリレートに換えて10−ブロモデシルアクリレートを用いる以外は同様にして、アリル 3,4−ビス(10−(アクリロイルオキシ)デシルオキシ)安息香酸(収率:68.2%、純度(HPLC):98.0%)を得た。
1H NMR (CDCl
3)δ7.66(d,1H),7.55 (s, 1H), 6.86 (d, 1H), 6.39 (d, 2H), 6.12 (dd, 2H), 6.04 (m, 1H), 5.81 (d, 2H), 5.39 (d, 1H), 5.27 (d, 1H), 4.79 (d,2H),4.15 (m, 4H), 4.03 (m, 4H), 1.82 (m, 4H), 1.66 (m, 4H), 1.47 (m, 4H), 1.27 (m, 20H)
(実施例14) アリル 3,4,5−トリス(10−(アクリロイルオキシ)デシルオキシ)安息香酸の製造方法
【0089】
【化28】
【0090】
実施例13においてアリル 3,4−ジヒドロキシ安息香酸に換えてアリル 3,4,5−トリヒドロキシ安息香酸を用いる以外は同様にして、アリル 3,4,5−トリス(10−(アクリロイルオキシ)デシルオキシ)安息香酸(収率:95.2%、純度(HPLC):95.0%)を得た。
(実施例15) アリル 3−(4−(6−(アクリロイルオキシ)ヘキシルオキシ)フェニル)プロピオン酸の製造方法
【0091】
【化29】
【0092】
実施例11においてアリル 3,4−ジヒドロキシ安息香酸に換えてアリル 3−(4−ヒドロキシフェニル)プロピオン酸を用いる以外は同様にして、アリル 3−(4−(6−(アクリロイルオキシ)ヘキシルオキシ)フェニル)プロピオン酸(収率:89.6%、純度(HPLC):90.1%)を得た。
1H NMR (CDCl
3)δ7.09(d,2H),6.80(d,2H),6.38(d,1H),6.11(dd,1H),6.90(m,1H),5.78(d,1H),5.27(d,1H),5.20(d,1H),4.56(d,2H),4.16(t,2H),3.92(t,2H),2.89(t,2H),2.61(t,2H),1.77(m,2H),1.70(m,2H),1.46(m,4H)
(実施例16) アリル 4’−(6−(アクリロイルオキシ)ヘキシルオキシ)ビフェニル−4−カルボン酸の製造方法
【0093】
【化30】
【0094】
実施例11においてアリル 3,4−ジヒドロキシ安息香酸に換えてアリル 4’−ヒドロキシビフェニル−4−カルボン酸を用いる以外は同様にして、アリル 4’−(6−(アクリロイルオキシ)ヘキシルオキシ)ビフェニル−4−カルボン酸(収率:84.0%、純度(HPLC):98.7%)を得た。
1H NMR (CDCl
3)δ8.12(d,2H),7.64(d,2H),7.58(d,2H),7.01(d,2H),6.42(d,1H),6.16(dd,1H),6.11(m,1H),5.84(d,1H),5.47(d,1H),5.33(d,1H),4.87(d,2H),4.21(t,2H),4.03(t,2H),1.85(m,2H),1.75(m,2H),1.55(m,4H)
(実施例17) 4−(3−(アクリロイルオキシ)プロポキシ)安息香酸の製造方法
【0095】
【化31】
【0096】
8.1gのアリル 4−(3−(アクリロイルオキシ)プロポキシ)安息香酸、4.1gのN−メチルアニリン、0.28gの酢酸パラジウム及び0.66gのトリフェニルホスフィンを50mLのアセトニトリルに加え、窒素雰囲気下、室温で一晩攪拌した。反応溶液を酢酸エチルで希釈し、5%塩酸及び飽和食塩水で洗滌した後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、
固形分をろ別し、溶媒を留去した。残渣をカラムクロマトグラフィー(シリカゲル、展開溶媒:ジクロロメタン)により精製して、4.2gの4−(3−(アクリロイルオキシ)プロポキシ)安息香酸(収率:80.0%、純度(HPLC):93.0%)を得た。
(実施例18) 3,4−ビス(6−(アクリロイルオキシ)ヘキシルオキシ)安息香酸の製造方法
【0097】
【化32】
【0098】
実施例17においてアリル 4−(3−(アクリロイルオキシ)プロポキシ)安息香酸に換えてアリル 3,4−ビス(6−(アクリロイルオキシ)ヘキシルオキシ)安息香酸を用いる以外は同様にして、3,4−ビス(6−(アクリロイルオキシ)ヘキシルオキシ)安息香酸(収率:73.8%、純度(HPLC):95.0%)を得た。
(実施例19) 3,4,5−トリス(6−(アクリロイルオキシ)ヘキシルオキシ)安息香酸の製造方法
【0099】
【化33】
【0100】
実施例17においてアリル 4−(3−(アクリロイルオキシ)プロポキシ)安息香酸に換えてアリル 3,4,5−トリス(6−(アクリロイルオキシ)ヘキシルオキシ)安息香酸を用いる以外は同様にして、3,4,5−トリス(6−(アクリロイルオキシ)ヘキシルオキシ)安息香酸(収率:90.5%、純度(HPLC):95.0%)を得た。
(実施例20) 3,4−ビス(10−(アクリロイルオキシ)デシルオキシ)安息香酸の製造方法
【0101】
【化34】
【0102】
実施例17においてアリル 4−(3−(アクリロイルオキシ)プロポキシ)安息香酸に換えてアリル 3,4−ビス(10−(アクリロイルオキシ)デシルオキシ)安息香酸を用いる以外は同様にして、3,4−ビス(10−(アクリロイルオキシ)デシルオキシ)安息香酸(収率:77.4%、純度(HPLC):98.0%)を得た。
(実施例21) 3,4,5−トリス(10−(アクリロイルオキシ)デシルオキシ)安息香酸の製造方法
【0103】
【化35】
【0104】
実施例17においてアリル 4−(3−(アクリロイルオキシ)プロポキシ)安息香酸に換えてアリル 3,4,5−トリス(10−(アクリロイルオキシ)デシルオキシ)安息香酸を用いる以外は同様にして、3,4,5−トリス(10−(アクリロイルオキシ)デシルオキシ)安息香酸(収率:75.2%)を得た。
(実施例22) 3−(4−(6−(アクリロイルオキシ)ヘキシルオキシ)フェニルプロピオン酸の製造方法
【0105】
【化36】
【0106】
実施例17においてアリル 4−(3−(アクリロイルオキシ)プロポキシ)安息香酸に換えてアリル 3−(4−(6−(アクリロイルオキシ)ヘキシルオキシ)フェニルプロピオン酸を用いる以外は同様にして、3−(4−(6−(アクリロイルオキシ)ヘキシルオキシ)フェニルプロピオン酸(収率:83.3%、純度(HPLC):97.0%)を得た。
(実施例23) 4’−(6−(アクリロイルオキシ)ヘキシルオキシ)ビフェニル−4−カルボン酸の製造方法
【0107】
【化37】
【0108】
実施例17においてアリル 4−(3−(アクリロイルオキシ)プロポキシ)安息香酸に換えてアリル 4’−(6−(アクリロイルオキシ)ヘキシルオキシ)ビフェニル−4−カルボン酸を用いる以外は同様にして、4’−(6−(アクリロイルオキシ)ヘキシルオキシ)ビフェニル−4−カルボン酸(収率:83.0%、純度(HPLC):97.0%)を得た。
(比較例1)
撹拌装置、冷却器、及び温度計を備えた反応容器に4-ヒドロキシ安息香酸 13.8g(100ミリモル)、ヨウ化カリウム 2.5g、テトラブチルアンモニウムブロミド 0.7g、エタノール 400mlを仕込み室温で攪拌した。水酸化ナトリウム 12gの25%水溶液をゆっくり滴下した。滴下終了後、反応容器を50℃に保ち、3-プロピルヘキサノール 14g(150ミリモル)をゆっくり滴下した。滴下終了後、反応容器を更に70℃に加温して更に3時間反応させた。反応終了後、10%塩酸で中和して酢酸エチルで抽出を行い、硫酸ナトリウムで乾燥後、溶媒を濃縮して4−(3−ヒドロキプロポキシ)安息香酸(収率:65.0%、純度(HPLC):95.0%)を12g得た。
【0109】
【化38】
【0110】
次いで、撹拌装置、冷却器及びディーンスタックを備えた反応容器に、4−(3−ヒドロキプロポキシ)安息香酸を12g(61ミリモル)、アクリル酸 10g(140ミリモル)、p−トルエンスルホン酸 1g、トルエン100mlを仕込んだ。反応容器を加熱してトルエン還流させそのまま4時間反応させた。反応終了後、反応液を飽和炭酸水素ナトリウムで洗浄した後、10%塩酸水溶液で中和、更に飽和食塩水で洗浄し、有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥させた。溶媒を留去して、4−(3−(アクリロイルオキシ)プロポキシ)安息香酸(収率:75.0%、純度(HPLC):88.0%)11.4gを得た。本発明の製造方法と比べ、収率及び純度が低いものであった。
【0111】
【化39】
【0112】
(比較例2)
撹拌装置、冷却器、及び温度計を備えた反応容器に(4‘−ヒドロキシ)ビフェニル−4−カルボン酸 21.4g(100ミリモル)、ヨウ化カリウム 2。5g、テトラブチルアンモニウムブロミド 0.7g、エタノール 400mlを仕込み室温で攪拌した。水酸化ナトリウム 12gの25%水溶液をゆっくり滴下した。滴下終了後、反応容器を50℃に保ち、6−クロロヘキサノール 20.5g(150ミリモル)をゆっくり滴下した。滴下終了後、反応容器を更に70℃に加温して更に3時間反応させた。反応終了後、10%塩酸で中和して酢酸エチルで抽出を行い、硫酸ナトリウムで乾燥後、溶媒を濃縮して(4‘−(6−ヒドロキシヘキシルオキシ)ビフェニル−4−カルボン酸(収率:65%、純度(HPLC):86.0%)を20.4g合成した。
【0113】
【化40】
【0114】
次いで、撹拌装置、冷却器及びディーンスタックを備えた反応容器に、4‘−(6−ヒドロキシヘキシルオキシ)ビフェニル−4−カルボン酸を20g(63ミリモル)、アクリル酸 10g(140ミリモル)、p−トルエンスルホン酸 1g、トルエン100mlを仕込んだ。反応容器を加熱してトルエン還流させそのまま4時間反応させた。反応終了後、反応液を飽和炭酸水素ナトリウムで洗浄した後、10%塩酸水溶液で中和、更に飽和食塩水で洗浄し、有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥させた。溶媒を留去して、4’−(6−(アクリロイルオキシ)ヘキシルオキシ)ビフェニル−4−カルボン酸(収率:72%、純度(HPLC):86.0%)を16.6gを得た。本発明の製造方法と比べ、収率及び純度が低いものであった。
【0115】
【化41】