(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
【図面の簡単な説明】
【0022】
【
図1】本発明の一実施形態における分配システムの概略図。
【
図2】本発明の一実施形態におけるボトル内バッグインバッグアセンブリを示す斜視図。
【
図2A】
図2のボトル内バッグインバッグアセンブリのキャップを示す隔離図。
【
図2B】
図2のボトル内バッグインバッグアセンブリを示す断面図。
【
図3A】本発明の一実施形態における単一片外側連結具を示す斜視切り取り図。
【
図3B】本発明の一実施形態における2個片外側連結具を示す斜視切り取り図。
【
図4】本発明の一実施形態における内側分配連結具を示す斜視図。
【
図5】本発明の一実施形態における組み立てられた内側可撓性容器を示す側面図。
【
図6】本発明の一実施形態における2個の側部を有する組み立てられた外側可撓性容器を示す端面図。
【
図7】
図6の組み立てられた外側可撓性容器を示す側面図。
【
図8】内側可撓性容器を受け入れるために、一部が外側に広げられた
図6の組み立てられた外側可撓性容器を示す側面図。
【
図9】組み立てられた外側可撓性容器の2個の側部の間に挿入されている
図6の組み立てられた内側可撓性容器を示す側面図。
【
図10】本発明の一実施形態における溶接されたアセンブリを示す端面図。
【
図12】本発明の一実施形態におけるバッグインバッグアセンブリのアセンブリを示す斜視図。
【
図13】
図12のバッグインバッグアセンブリを示す別の斜視図。
【
図14】
図12のバッグインバッグアセンブリの組み立てられた連結具を示す上面図。
【
図15】本発明の一実施形態における取り付けRFID機器を備えた
図12のバッグインバッグアセンブリを示す側面図。
【
図16】本発明の一実施形態における格納容器内部に収容された
図13のバッグインバッグアセンブリを示す断面図。
【
図17】本発明の一実施形態において、容器からの様々な液体抜き取り程度でのボトル内バッグインバッグアセンブリを示す側面図。
【
図18】本発明の一実施形態において、容器からの様々な液体抜き取り程度でのボトル内バッグインバッグアセンブリを示す側面図。
【
図18A】複数の軸方向に整列させられた加圧袋を備えたアセンブリを示す断面図。
【
図19】本発明の一実施形態において、容器からの様々な液体抜き取り程度でのボトル内バッグインバッグアセンブリを示す側面図。
【
図20】
図19のボトル内バッグインバッグアセンブリを示す側面図。
【
図21】作動中における
図18のボトル内バッグインバッグアセンブリを示す部分断面図。
【
図22】本発明の一実施形態における外装袋アセンブリを示す図。
【
図23】本発明の一実施形態における外装袋アセンブリを示す図。
【
図24】本発明の一実施形態における封じ込めガスケット密封キャップを備えたキャップシステムを示す図。
【
図25】本発明の一実施形態における切頭体プラグを有する密封キャップを示す部分断面図。
【
図26】本発明の一実施形態における封じ込めガスケット及び操作ループを有するキャップを備えたボトルを示す部分断面図。
【
図28】本発明の一実施形態におけるボトル内バッグインバッグアセンブリ及び成形カム作動分配ヘッドを示す部分斜視図。
【
図29】本発明の一実施形態におけるボトル内バッグインバッグアセンブリ及び成形カム作動分配ヘッドを示す部分斜視図。
【
図30】カム作動分配ヘッドが取り除かれた状態における
図29のボトル内バッグインバッグアセンブリを示す部分斜視図。
【
図32A】
図30のボトル内バッグインバッグ機器を備えたアセンブリのカム作動分配ヘッドを示す部分断面図。
【
図32B】本発明の一実施形態における2片外側連結具を有するボトル内バッグインバッグ機器を備えたアセンブリのカム作動分配ヘッドを示す部分断面図。
【
図33】分配ヘッド及びボトル内バッグインバッグ機器であって、分配ヘッドは、本発明の一実施形態における伸長浸漬管を有する部分斜視図。
【
図34A】本発明の一実施形態において、作動の完全開放及び完全係合段階におけるカム作動分配ヘッドを示す断面図。
【
図34B】本発明の一実施形態において、作動の完全開放及び完全係合段階におけるカム作動分配ヘッドを示す断面図。
【
図35】完全係合位置における
図29のボトル内バッグインバッグアセンブリを示す正面図。
【
図36】
図29のボトル内バッグインバッグアセンブリを示す上面図。
【
図37】本発明の一実施形態において、ハンドルを所定位置で固定するために戻り止めと協働する溝及びソケット構造を備えたスナップロックハンドルを有する分配ヘッドを示す分解組立図。
【
図37A】
図37のスナップロックハンドルの溝及びソケット構造を示す拡大部分図。
【
図37B】完全係合及び完全解放位置夫々における
図37の分配ヘッドを示す部分切り取り正面図。
【
図37C】完全係合及び完全解放位置夫々における
図37の分配ヘッドを示す部分切り取り正面図。
【発明を実施するための形態】
【0023】
図1を参照すると、リソグラフィ加工装置74に配給するために分配システム72を含むフォトリソグラフィシステム70が、本発明の一実施形態において示されている。分配システム72は、受け器82に載置されるボトル内バッグインバッグ機器100に作動結合される圧力源80を含む。圧力源80及びボトル内バッグインバッグ機器100の制御及び監視のために、加工制御装置84が、分配システム72に作動結合されてもよい。
【0024】
図2、
図2A及び
図2Bを参照すると、可撓性バッグインバッグアセンブリ102、格納容器104、及びキャップアセンブリ106を含むボトル内バッグインバッグ機器100の典型的な実施形態が、本発明の一実施形態において示されている。バッグインバッグアセンブリ102は、外側連結具112aの内部に収められる内側分配連結具110と、第2即ち外側二重壁可撓性容器118に収められる内側即ち第1可撓性容器114とを含む。内側分配連結具110は、内側可撓性容器114と結合される。外側連結具112aは、外側可撓性容器118と結合される。内部空隙116は、外側可撓性容器118の内容物が、内側可撓性容器114の壁から隔離されるように、外側可撓性容器118の二重壁によって形成される。
【0025】
格納容器104は、バッグインバッグアセンブリ102の保管及び輸送に適当な硬質プラスチック材料から構成されてよい。格納容器104は、格納容器104への口部を画定すると共に、固定されるキャップアセンブリ106と係合する頚部105を伴い構成され得る。頚部105は、キャップアセンブリ106を格納容器104に固定するために、ねじ107等の構造を含んでよい。代替実施形態には、必要に応じてガラス、ステンレス鋼、又は他の材料から構成される容器と、ねじ以外の嵌め合い構造とを含み得る。
【0026】
キャップアセンブリ106は、概して、容器を密封するために、格納容器104の材料と同一の硬質プラスチック材料、或いは他の適切な材料、例えばフルオロポリマーから構成される。キャップアセンブリ106は、内側分配連結具110及び外側連結具112aへの容易な接近のために、剥離接近カバー120を含み得る。剥離カバー120は、キャップアセンブリ106からのカバー120の除去を補うために、タブ(図示なし)又はリング122を含み得る。
【0027】
図3A、
図3B、及び
図4を参照すると、外側連結具112a及び内側分配連結具110の実施形態が示される。外側連結具112aは、内面130.2を有する中空中心路130を画定する中心部129を含んでよい。中空中心路130は、2個の連結具及びそれらと連結された可撓性容器114,118が合わせて嵌め合わされた時に、内側分配連結具110を受入れるように寸法が決められてよい。
【0028】
外側連結具112aの内面130.2は、迂回溝130.6が内部に形成された心出し構造130.4を含んでよい。外側連結具112aはまた、流体を、外側連結具112aの基部136にある複数の開口134を通り、外側可撓性容器118の内部空隙116へ分配するために、外側連結具112a及び連結入口/出口ポート132及び134を通り延出する複数の加圧供給路131を有し得る。
【0029】
外側連結具112aは単一片であってよく(
図3A)、且つ外側可撓性容器118の内面を受け入れると共に密封する基部136の基部フランジ137を含むことにより、内部
空隙116を構成する空間は、窒素ガスのような加圧流体342により加圧可能である。外側連結具112aはまた、中心部129から半径方向に延出する第2フランジ部135を含み、第2フランジ部135は、上方対向面及び下方対向面を有し、それらのいずれかは、外側可撓性容器118を受け入れ且つ密封し得る(
図2B)。外側連結具112はまた、橋構造138を含んでよく、橋構造138は、格納容器104内で組み立てられた時に、頚部105から橋構造138を支持するように構成される先端部139を有する。橋構造138は、連続環状導管141を画定するために、中空中心路130の外部と協働してよい。
【0030】
或いは、外側連結具112bは、2片構造を含んでよく(
図3B)、橋構造138は、中心部129から隔離して形成される。橋構造138は、橋構造138を中心部129に固定するために、中心部129から半径方向に突出する戻り止め139.2と協働してよい。橋構造128は、橋構造128が組立ての間において、戻り止め139.2を通過する時に弾性変形を増大させる湾曲溝139.4を含んでよい。橋構造138の先端部139は更に、橋構造を特定の配向において、格納容器104と互いに整合するために、格納容器104の嵌め合い構造と協働する1個又は複数の切欠139.6を含んでよい。図示される実施形態において、入口ポート132は、基部136から半径方向に延出する出口ポート139.8と連通してよい(更なる細部のために、考察付随物
図32Bを参照)。また注目する点として、
図3Bに提示される構成は、
図3Aの第2フランジ135と類似する構造を有することなく、基部フランジ137を有する。
【0031】
内側分配連結具110(
図4)は、基部142から延出すると共に、内側可撓性容器114の内容物を分配するために、中空中心路111を画定する上部140を含んでよい。内袋を構成する高分子部材114.4(
図2B)は、溶接によってなどして、内側分配連結具110の上方対向面142.1に密封固定されてよい。一実施形態において、内側分配連結具110の上部140は、外側連結具112a又は112bの長さと少なくとも等しく、キャップ108が内側分配連結具110を密封し得るように、内側分配連結具110が、外側連結具112a又は112bの中空中心路130を通り延出することを可能にする。一実施形態において、内側分配連結具110の上部140及び中空中心路111は、迂回溝130.6を介して周囲に通気する環状通気路113(
図21)を画定するように協働する。内側分配連結具110の基部142は、外側連結具112a又は112bの基部136に固定されてよい。様々な実施形態において、内側分配連結具110は、戻り止め、締り嵌め、接着によって、又は2個の構成部品を合わせて確実に接合する他の機構によって、外側連結具112a又は112bに固定されてよい。
【0032】
外側連結具112a又は112bはまた、第2フランジ部135及び橋構造138の間に配置されると共に、中心部129を貫通する1個又は複数の半径方向穴133を含んでよい。本実施形態において、半径方向穴133は、外側可撓性容器118及び格納容器104の間に封じ込められかねないガスが、環状通気通113を介して通気させられるのを可能にする。
【0033】
図2及び
図2Bの複数の袋の形態は、可能な一実施形態において、3個の独立した同心配置される袋117.1,117.2及び117.3を含み、第1袋117.1は、フォトレジスト等の分配流体を受け入れ、保管し、且つ分配する。第2袋117.2は、第1袋を入れ、また第3袋117.3は、第2袋117.2を入れている。加圧流体は、第2袋117.2及び第3袋117.3の間(即ち、第2及び第3袋117.2及び117.3の間の内部空隙116)に噴射されてよい。第1袋117.1及び第2袋117.2の間の空間117.5は、環状通気路113を通り、外部へ通気させられ得る。この通気は、第1袋117.1を通るガスの透過に起因して、内部即ち第1袋117.1におけるマイクロバブルの形成を阻止するのに好ましい。代替実施形態において、内部空隙116を
含む外側可撓性容器118を形成する中間及び外側部材は、以下に説明されるように構成されてよい単一の袋を含む。
【0034】
図5を参照すると、内側可撓性容器114が、本発明の一実施形態において示されている。バッグインバッグアセンブ102の様々な実施形態は、概して、2個の別個の可撓性容器、即ち内側可撓性容器114及び外側可撓性容器118から構成される。内側可撓性容器114は、材料103の矩形、八角形、又は他の特別に整形されたシートの中央にある穴において、内側分配連結具110を密封することにより形成され得る。
【0035】
材料103のシートは、ペルフルオロアルコキシ(PFA)又は他の適当なフルオロポリマー材料を含んでよい。一般的には、材料103のシートは、所望の柔軟性をもたらすために、0.25ミリメートル(0.010インチ)未満の厚みである。一実施形態において、材料103のシートは、同時押出し法によって形成される2層構造であってよく、内側層は、0.05ミリメートル(0.002インチ)のPFAから作られると共に、外側層は、また0.05ミリメートルの厚みの変性ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)層から作られる。
【0036】
特別に整形された材料103のシートは、実質的に半分に折り畳まれ、それら半分は、周縁で密封され得ることにより、内側可撓性容器114が形成され、
図5に示されるように、分配連結具110が、容器114の上部に配置される。分配連結具110は、接着、熱による溶接、又は2個の材料を合わせて固定する別の適切な方法で、材料103のシートに取り付けられ得る。内側可撓性容器114の側辺に沿って、取付タブ150を形成するために、より大きなシームが合わせて溶接され得る。取付タブ150は、内側可撓性容器114の容積に応じて、様々な寸法を有し得る。一実施形態において、取付タブ150は、幅が約二分の一インチ(1.3センチメートル)であると共に、複数の穴152を有し得る。
【0037】
穴152の非限定的な形態としては、6.4ミリメートル(0.25インチ)の直径であって、中心から約12.3ミリメートル(0.5インチ)の間隔があけられる。穴152は、内側可撓性容器114の周縁において、シールの結合性を低下させることがないように、取付タブ150上に位置決めされる。取付タブの穴152は、いかなる形状(例えば円形、正方形、三角形)を有してもよく、また円形である必要はない。代替の細長穴は、(例えば、
図12に図示されるように)シーム許容部分164が、互いに接触するために、より大きな面積をもたらし得る。
【0038】
図6から
図15を参照すると、バッグインバッグアセンブリ102の例証形態が、本発明の一実施形態において示されている。一実施形態において、外側可撓性容器118は、ポリエチレン(PE)等の不透過性材料の第1即ち内側部即ち部材162、及び第2即ち外側部即ち部材160から形成される。外側部材160及び内側部材162は、それらの共通の周縁に沿って、並びにシール線161に沿って、職人が利用可能な方法例えば溶接)によって、気密外側可撓性容器118を形成するために、合わせて接合されてよい。シール線161は、外側可撓性容器118の端縁の少なくとも一部に沿って、シーム許容部164を画定するために、外側可撓性容器118の外側部材160及び内側部材162の周縁から差し込まれてよい。シーム許容部164は、内側可撓性容器114の取付タブ150と等しく、又はそれよりも大きくてよい。
【0039】
内側及び外側部材162及び160の厚みは、一般的には、柔軟性のために、0.25ミリメートル(0.01インチ)よりも少ない。一実施形態において、内側及び外側部材162及び160は、約0.08ミリメートル(0.003インチ)の厚みのシート材料を形成するために、同時押出しされる5層からなる。本実施形態の5層は、ポリエチレン
外側層、ナイロン下層、エチレンビニルアルコール(EVOH)中間層、別のナイロン下層、及び内側層として別のポリエチレン層である。
【0040】
外側可撓性容器118の外側及び内側部材160及び162は、各々、孔163を画定する構造を含み得、その中に、外側連結具112a又は112bが載置される。孔163は、外側連結具112aの基部136及び第2フランジ部135の直径よりも小さいが、外側連結具112の中心部129を収容する程度に大きい直径を有する(
図3A)。
【0041】
図9の実施形態はまた、側方取付タブ150と類似して、内側可撓性容器114の下部に配置されると共に、複数の穴153を有する更なる下側取付タブ151を示す。
組み付けに際して、周縁シール及びシール線161は、外側部材160及び内側部材162が、外側可撓性容器118を形成するために、合わせて溶接されるように、それらの端縁に沿って熱を加えることにより形成されてよい。単一片の外側連結具112a(
図3A)が与えられた時に、外側部材160が外側連結具112の第2フランジ部135と接触しており、且つ内側部材162が外側連結具112の基部136の上面と接触しているように、外側連結具112aは、孔163を通り挿入されてよい。外側及び内側部材160及び162は、次に、第2フランジ部135及び基部136夫々に封止されてよい。
【0042】
2片外側連結具112b(
図3B)が与えられた時に、外側部材160が基部136の基部フランジ137の上面と接触しており、且つ内側部材160が基部フランジ137の下面と接触しているように、外側連結具112bは、橋構造138なしに、孔163を通り挿入されてよい。第2フランジ(例えば、
図3Aのフランジ135)の必要性は、排除されてよい。なぜならば、橋構造138が欠如している間に、基部フランジ137の上面へは、外側部材160と結合するために接近可能だからである。また、孔163は、外側及び内側部材160及び163の両構成部品が、同一に構成されるように、同じ寸法を有してよい。
【0043】
2片外側連結具112bの出口ポート139.8は、外側及び内側部材160及び162の組立て後に、外側可撓性容器118の内部空隙116と流体連通している。橋構造138は、(図示されるような)戻り止め139.2の上方へのスナップ止め、ネジ構造へのネジ止め、接着剤による接着を含む多様な方法で、又は職人が利用可能な他の技術によって、中心部129に取り付けられてよい。外側及び内側部材160及び162への外側連結具112a又は112bの密封は、接着剤によって、熱溶接により、又は職人が利用できる他の機構によって達成されてよい。
【0044】
或いは、外側可撓性容器118の組立ては、外側連結具112を、外側部材160及び内側部材162の間であって、孔163の位置で挟持することにより達成されてよい。このようにして、外側部材160及び内側部材162の両方の孔163の寸法が、減少させられ得る。一般的に、下側部材162の孔は、外側連結具112の中空中心路130と同じくらい大きいことのみを必要とするので、外側部材160の孔163は、内側部材162のものよりも大きい。
【0045】
一実施形態において、バッグインバッグアセンブリ102は、外側可撓性容器118を、内側可撓性容器114の上方で折り曲げることにより組み立てられる。外側可撓性容器118の二個の部分118a及び118bが、内側可撓性容器114を受け入れるために広げられて、
図8に示されている。外側可撓性容器118の中心内における内側可撓性容器114の組立ては、
図9に描かれている。外側可撓性容器118の2個の部分118a及び118bの間への内側可撓性容器114の載置は、
図12及び
図13に最良に示される。
【0046】
組立ての間に、内側分配連結具110は、孔163を通り、且つ外側連結具112まで延出させられてよい(
図12及び
図13)。内側及び外側可撓性容器114及び118は、対向するシーム許容部164が、取付タブ150の貫通穴152の両側上にあるように、整列させられてよい(
図10及び
図11)。対向するシーム許容部164は、次に、バッグインバッグアセンブリ102を形成するために、貫通穴152を通り互いに取り付けられる。取付けは、熱溶接、接着、又は職人が利用できる他の固定技術によって、達成されてよい。
【0047】
取付タブ150は、PE等の異なる材料タイプの2個のシーム許容部164を伴い、PFA等の1つの材料タイプからなってよい。穴152は、2個の外側シーム許容部164が、取付タブ150の穴152を通して、合わせて直接的に溶接されることを可能にすることにより、異なる溶接温度を有する2個の材料を合わせて接合するという問題を排除する。本例において、溶接は、内側可撓性容器114を、外側可撓性容器118の2つの側面の間で確実に保持し得るPE−PFA−PEシームを作る。2個のシーム許容部164を、穴152を通して直接的に合わせて溶接する時には、材料を溶かすのに十分な温度、及び外側可撓性容器118の厚みのみが必要とされる。
【0048】
機能的には、内側可撓性容器114及び外側可撓性容器118の、取付タブ150及びシーム許容部164での固定された整列は、膨張の際に、外側可撓性容器118が内側可撓性容器114に対して、上方又は下方、或いは横方へ這い進まないように、外側可撓性容器118を、内側可撓性容器114に対して固定される状態で保持する。この構成により、内側可撓性容器114の内容物は、より完全に抜き取られ得る。下側取付タブ151及び下側シーム許容部165は、内側可撓性容器114の内容物の排除を更に助けるために、内側及び外側可撓性容器114及び118の間の整列を固定するための付加的な点をもたらす。
【0049】
バッグインバッグアセンブリを完成させるために、内側可撓性容器114の取付タブ150及び外側可撓性容器118のシーム許容部164の2個の領域が物理的に合わせて取り付けられる形態が、
図15に示される。無線自動識別(RFID)機器172もまた、
図15において、アセンブリの上端付近に示されている。このRFID機器172は、経年数、含有量、充填データ、収容能力、及びバッグインバッグアセンブリの製造者を限定することなく含むアセンブリの内容及び配備に関連するデータを記憶するために使用され得る。
【0050】
図16を参照すると、バッグインバッグアセンブリ102は、本発明の一実施形態において、格納容器104の内部に位置決めされる。上述したように、内側可撓性容器114は、シール115を形成するために、材料を合わせて熱溶接することにより、周縁が密封される単一の可撓性材料103のシートから構成される。同様に、外側可撓性容器118は、シール170を形成するために、材料を合わせて熱溶接することにより、内側部材162及び外側部材160を合わせて密封することで形成されてよい。外側可撓性容器118は、次に、内側部材162が、内側可撓性容器114の外面と、各側面で物理的に接触しているように、サドルバッグ状形態を形成するために、半分に折り畳まれる。図示される実施形態において、内側可撓性容器114の取付タブ150及び外側可撓性容器118のシーム許容部164は、固定具168で、物理的に連結させられてよい。固定具168は、複数のプラスチックリベットの形態をなし得る。クランプ又はねじ等の他の機械式固定機器が、2個の可撓性容器を合わせて固定するために、利用されてもよい。或いは又は加えて、内側及び外側可撓性容器は、接着によって、或いは
図11及び
図12に示されるように、可撓性容器の周縁に又はその付近に溶着部を形成するために、材料の端縁を合わせて溶接することにより、固定され得る。
【0051】
図17、
図18、
図19、及び
図20を参照すると、ボトル内バッグインバッグ機器182の作用が、本発明の一実施形態において示される。
図17において、内側可撓性容器114には、流体が満杯に充填されており、また、外側可撓性容器118は、内側可撓性容器114が充填されると共に、その外面が、バッグインバッグアセンブリを収容する格納容器104の内面に押し付けられることにより、内側可撓性容器114によって作用させられる圧力によって空にされている。
図18は、内側可撓性容器114に入れられた流体の一部が、外側可撓性容器118への窒素等のガスの導入により生じさせられる圧力に起因して、分配された後のアセンブリを示す。より多くのガスが外側可撓性容器118に導入されると、内側可撓性容器114は均一に圧縮させられる。この均一な圧縮は、
図19及び
図20に示されるように、内側可撓性容器114に入れられた流体の略全ての分配に結果的になり得る。
【0052】
図18Aを参照すると、本発明の一実施形態が示されており、複数の加圧袋118.1が、分配袋に隣接して載置されると共に、同軸に、即ち、それらの軸が、圧力容器において概ね垂直方向に延出する状態で配置されてよい。この加圧袋は、分配袋114からのより完全な分配を促すために、様々に加圧させられ又は計画的に実施されてよい。一般的に、この加圧は、圧力容器の外部で制御されてよいが、最も下側の袋が最初に膨張/加圧し、次に、隣接する袋が膨張/加圧するように、連続する袋の制限された経路など、複数の袋の一部でもあり得る。この連続加圧袋は、例えば、ドーナツ形状であると共に積み重ねられ、或いは分配袋を包囲するように配置されてよい。
【0053】
図21を参照すると、内側連結具110が、本発明の一実施形態において、外側連結具112内に固定されて示されている。通路111は、液体内容物の充填及び分配のために、内側可撓性容器114の内部への必要な接近をもたらす。内側連結具110及び外側連結具112の間の空間は、内側可撓性容器114及び外側可撓性容器118の間の環状通気路113を画定する。通気路は、アセンブリの製造又は使用の間に、内側可撓性容器114及び外側可撓性容器118の間に封じ込められかねないガスが流出するのを可能にする。別の場合では封じ込められかねないガスが、環状通気路113を通り流出するのを可能にすることにより、確実に、加圧ガスが外側可撓性容器118に供給された時に、内側可撓性容器114が均一に折り畳むと共に、内側可撓性容器114を透過するガスがマイクロバブルを形成するのを緩和することを助ける。
【0054】
環状通気路113はまた、アセンブリの製造又は使用の間に、外側可撓性容器118及び格納容器104の間に封じ込められるガスが流出するのを可能にする通気路と流体連通する。アセンブリのこれら両方の空間からの封じ込められたガスの通気は、フォトレジスト等の化学物質におけるマイクロバブルの形成を排除するのを助ける。外側連結具112はまた、外側可撓性容器118の内部空隙116と流体連通する外側連結具112の本体を通る複数の加圧供給路131を含む。加圧供給路131は、外側可撓性容器118を膨張させて、内側可撓性容器114の内容物を、内側連結具110の中心路111を通り外へ出すために必要な圧力をもたらすために、分配ガス又は流体が、内部空隙116に噴出させられるのを可能にする。
【0055】
別の実施形態(図示なし)において、ガスが内側及び外側可撓性容器114及び118の間に流入するのを阻止するために、液体又はゲルが、それらの間の隙間に載置されてよい。このような形態は、加圧工程の間に、ガスが隙間領域へ流入すると共に、内側容器114に封じ込められる状態を緩和する。
【0056】
図22及び
図23を参照すると、外装バッグアセンブリ180が、本発明の一実施形態において、外側部材160のみによって包まれた内側可撓性容器114を有する状態で示されている。外側連結具112は、外側部材160のみに取り付けられた状態で示されて
いる。本実施形態において、内側部材は存在しておらず、或いは外側可撓性容器のみが自立している。むしろ、外側部材160は、プレナム(図示なし)を画定するために、内側可撓性容器114と協働する。本実施形態は、上記の実施形態で説明されるように、付加的な内側部材162の必要性を排除する。外側部材160の周縁が、内側可撓性容器114と合わせて接合された時に、可撓性バッグインバッグアセンブリ102が形成される。外側可撓性容器160は、
図23に示されるように、半分に折り畳まれ、且つ内側可撓性容器114が、次に、外側可撓性部材160の2個の部分160a及び160bの間に挿入される。部材が合わせて嵌合されると、それらは、溶接、又は使用される材料に対して職人が利用できる他の接合方法によって、外側可撓性部材160及び内側可撓性容器114の外縁を固定することにより、互いに取り付けられ得る。
【0057】
外側部材160は、外側部材160を内側可撓性容器114の周りに構造的に固定するために、内側可撓性容器114の周縁領域上において、それ自体の貫通穴(例えば、
図13に示される穴152等)に溶接されてよい。一実施形態において、外側部材160は、気密プレナムを提供するために、内側可撓性容器の周縁付近において、内側可撓性容器114に密封されてよい。
【0058】
或いは、外側部材160は、プレナムの外側境界を画定する代わりに、ガスバリアとして利用されてもよい。本代替構成において、ガスは、可撓性外側部材160及び内側可撓性容器114の間の領域へ汲み上げられない。むしろ、外装バッグアセンブリ180は、内側可撓性容器114内の液体を抜き取るために、ユニットとして外部で加圧させられる。外側部材160は、ガスが、内側可撓性容器114及び外側部材160の間の隙間領域に入り込むのを阻止するために、内側可撓性容器の周縁付近において、内側可撓性容器114に封止されてよい。
【0059】
機能的には、外装バッグアセンブリ180の代替構成は、液体の改良された又は最適な収容のために、内側可撓性容器114が選択される(例えば、フォトレジストを入れるためにPFAの選択)ことを可能にする一方、外側可撓性部材160の選択は、ガス不透過性に基づいてよい(例えば、窒素ガスへのバリアとしてPAの選択)。作用に際して、外装バッグアセンブリ180は、格納容器に載置されてよく(例えば、
図16の格納容器104)、また容器は、流体を抜き取るために、外装バッグアセンブリを折り畳むように加圧させられる。内側可撓性容器114の材料は、液体の浸透を阻止又は軽減し、また外側部材160の材料は、ガス分子が内側可撓性容器114を透過すると共に、液体内でマイクロバブルを作ることを軽減する。当該技術分野に属する者であればまた認識するように、外側部材160及び内側可撓性容器114は、それらの間に見られ得る残留ガスを排出させるように、外側連結具112と結合され得る。
【0060】
図24を参照すると、キャップシステム200が、本発明の別の実施形態において示されている。本実施形態において、キャップ202は、剥離上端部204を有し、封じ込めガスケット206がその内面208に固定されている。キャップ202は、中心路111を密封するために、封じ込めガスケット206が内側分配連結具110の上部140と係合するように、頚部105のねじ107とねじ係合するように構成されてよい。
【0061】
図25を参照すると、上端部材224が円錐又は切頭体形状のプラグ226と作動結合されたキャップ222を含むキャップシステム220が、本発明の一実施形態において示されている。上端部材224は、ねじ227(図示されるように)で、又はスナップ嵌合等の職人が利用できる他の取り外し可能な係合構造によって、又は戻り止めを利用することによって、キャップ222と係合させられてよい。或いは、上端部材224は、キャップ222と一体形成されてもよい。いずれの場合において、キャップ222は、シールをもたらすために、切頭体形状プラグ226が、通路111内で内側分配連結具110の上
部140と係合するように、頚部105のねじ107とねじ係合する。
【0062】
作用に際して、キャップシステム200及び220は、輸送に先立ち、ボトル内バッグインバッグアセンブリ100を密封するために、一段階方法を提供する。キャップ202又は222は、ガスケット206又は切頭体形状プラグが、シールを作用させるのに十分な力で、内側分配連結具110の上部140に作用させられるまで、ねじ入れられる。
【0063】
図25に示される実施形態はまた、格納容器104と一体形成される一対のループハンドル228を含む。ループハンドル228は、操作者による格納容器の持ち上げ及び操作を許容する。
【0064】
図26及び
図27を参照すると、カラー部231、キャップキーコード機器233、及びキャップ操作ループ232を有するキャップ本体230を含むキャップアセンブリ234が、本発明の一実施形態において示される。キャップ操作ループ232は、カラー部231と共に一体形成されてよく、且つ、カラー部231の一方側において、概ね半径方向外方に延出してよい。幾つかの実施形態では、複数のこのキャップ操作ループ(図示なし)を含んでよい。
【0065】
キャップキーコード機器233は、キャップアセンブリ234の上側肩部を画定してよく、且つ、周縁に形成される複数の雌キーコード溝237を含んでよい。
図27に最良に示されるように、複数のキータブ235は、雌キーコード溝237各々を横切る。タブ235は、キャップキーコード機器233と破断可能に連結させられてよい。
【0066】
カラー部231は、軸方向に延出すると共に、上端部材224をカラー部231に固定する(図示されるねじ等の)協働構造238を有する縁236を含んでよい。縁236は、肩部240を画定するために、カラー部231の外縁から半径方向に差し込まれてよい。整列構造241は、肩部240から軸方向及び縁236から半径方向の少なくともいずれかへ突出してよい。整列構造241は、凹所242を含み、近接スイッチ材料243が内部に載置されてよい。カラー部231は更に、内部周縁245.1に画定されるラチェット構造245を有するスカート部244を含んでよい。
【0067】
作用に際して、キャップ操作ループ232は、操作ループ228の代替物又は付加物を提供し、そこから、キャップアセンブリ234が係合させられた時に、格納容器104は操作させられてよい。キャップ操作ループ232は、格納容器104の操作ループ228よりも形成又は組み立てが容易である。ラチェット構造245は、キャップアセンブリ234を所定位置に固定すると共に、キャップアセンブリ234の弛緩から保護するために、格納容器104の嵌め合い構造(図示なし)と協働し得る。
【0068】
整列構造241は、キャップキーコード機器233等の特定の構成部品が、分配ヘッドとの協働のために、適切な配向においてカラーと結合されるのを保証する非対称性をもたらし得る。キャップキーコード機器233が今度は、フォトレジスト等のアセンブリ内の液体の特定の種類又はクラスを指示し、また特定の分配ヘッドのみがボトルと嵌まり合うことを可能にすることの少なくともいずれかを行うように構成されてよい。特定のタブ235は、ボトル内バッグインバッグ機器250に入れられた特定のフォトレジスト又は他の液体のキーコードに従って、引き出され、パチンと外され、抜き出され、或いは他の方法で取り除かれてよい。このように、フォトレジストの使用者及び供給者の少なくともいずれかは、キャップキーコード機器の所定の形態の幾つかのバージョンを蓄積し、又は各々のために特別な型を作る必要がない。代わりに、各キャップキーコード機器233は、汎用的であると見なされると共に、製造後に、ねじドライバ等の簡単な工具、又はキーコード機器233を構成するように装備された自動機械によって、特定のフォトレジストに
対して構成可能である。
【0069】
図26に示される実施形態は、キャップアセンブリ234とねじ係合する上端部材224と組み合わせて、封じ込めガスケット206を利用する。上端部材224は、上端部材224の操作のために、
図26及び
図27に示されるように、スパナレンチとの係合のための凹所246を含んでよい。
【0070】
図28から
図33を参照すると、キャップアセンブリ234が取り付けられたボトル内バッグインバッグ機器250が、本発明の一実施形態において、カム作動分配ヘッド254を伴い示されている。キャップアセンブリ234は、開口256を画定するために、上端部材224が取り除かれた状態で示される(
図28)。カム作動分配ヘッド254は、キャップアセンブリ234と作動結合させられると共に、開口256と作動結合させられる。カム作動分配ヘッド254及びキャップアセンブリ234は、キャップアセンブリ234のキャップ本体230の一方側にあるV字隆起259と協働するV字切欠258等の全体整列構造を、分配ヘッド254の一方側に含んでよい。キャップアセンブリ234はまた、キャップ本体230又はカラー部231の周縁から半径方向に突出する径方向対向ピン260を含んでよい。組み立てるために、カム作動分配ヘッド254は、浸漬管部270が開口256を通り、且つ内側分配連結具110まで延出するように、開放キャップアセンブリ234の上方に載置される。本明細書に示されるボトル内バッグインバッグ機器250の一般的且つ非限定的な寸法は、約18センチメートルの直径及び30センチメートルの高さであると共に、約4リットルの容量を有する。重ねて非限定的である一般的な寸法範囲は、約9から30センチメートルの直径、及び約27から76センチメートルの高さに及び、約1から20リットルに及ぶ容量を備える。
【0071】
カム作動分配ヘッド254は、回転アクチュエータハンドル265を支持する一対の枢軸部材263を備えた本体262を含んでよい。本体262は、キャップアセンブリ234のキャップ本体230から延出するピン260を受入れるために側方溝261を含んでよい。回転アクチュエータハンドル265は、枢軸部材263と作動結合される一対のカム部材264を含んでよい。カム部材264各々は、ピン260と摺動係合する弓形溝268を含んでよい。アーム部材267は、カム部材264各々から延出してよい。アーム部材267は、湾曲形状を有してよく、また、本体262を跨ぐ成形U字形又はV字形と類似するハンドル266を形成するために、先端269において接合されてよい。ハンドル266の構成部品の幾つか又は全て(即ち、カム部材264、アーム部材267、及び先端269)は、一体形成されてよい。
【0072】
カム作動分配ヘッド254は、本体262の上部272から、内側分配連結具110を通り、内側可撓性容器114まで独立していない浸漬管部270を含んでよい。浸漬管部270は、浸漬管部270を通り軸方向に延出すると共に、内側可撓性容器114の内容物及び抵抗出口290の間に流体連通を確立する1個又は複数の流通路275を含んでよい(
図30)。一実施形態において、カム作動分配ヘッド254は、伸長浸漬管280を含んでよい。伸長浸漬管は、外部に形成される螺旋溝等の外部通路282を含んでよい。
【0073】
作用に際して、外部通路282は、流体ポケットが、浸漬管部280に封じ込められるのを阻止し得る(
図33)。例えば、内側可撓性容器114が空に近づくと、浸漬管部280に対する内側可撓性容器114の圧力は、外部通路282なしで、液体が下方へ直接的に流れ得ず、且つ流路275への入口において蓄積し得ないように、液体ポケットを不通にし得る。内側可撓性容器114が外部通路282を密封せず、流路275への流入のために、液体が下方へ流れるのを可能にするので、外部通路282は、下方への流路をもたらす。
【0074】
複数の雄キーコード突起276は、本体262に載置される分配ヘッドキーコード機器277から独立していなくてよい(
図31)。雄キーコード突起276は、キャップキーコード機器233の対応する雌キーコード溝237内に位置を合わせるように構成されてよい。分配ヘッドキーコード機器277は、(図示されるような)固定具279で、糊付け、溶接によって、又は職人が利用できる他の方法によって、本体262に結合されてよい。
【0075】
機能的には、キーコード突起276及びキャップキーコード機器233は、互いにのみ、又はフォトレジストボトルの特定のサブセットと嵌め合うように構成されてよい。これにより、特定の又は適合可能なタイプのフォトレジストのみを受入れるために、キャップキーコード機器233によって指示されるキャップに、誤った種類のフォトレジストを誤って連結させることが阻止される。幾つかのボトルは、全てのキーコード溝237を作用させることにより、あらゆるキャップ(例えば、キャップアセンブリ234)に汎用的に適用させられてよい。
【0076】
前記の図示及び説明は、リング形状本体を含むキーコード機器233及び277に向けられている。円板状、多角形、又はフレーム等に限定されることなく、キーコード機器233及び277の本体の他の形状が使用されてよい。更に、図示される実施形態は、キャップキーコード機器233が溝を有するものとして、また分配ヘッドキーコード機器277が突起を有するものとして示しているが、反対の構成が利用されてもよい。即ち、溝付構造が分配ヘッドに配置されてよく、また突起構造がキャップアセンブリの一部であってよい。
【0077】
一実施形態において、カム作動分配ヘッド254の入口通路306は、
図21の外側可撓性容器118の加圧を可能にするために、入口ポート292と流体連通している。分配ヘッド254はまた、内側可撓性容器114及び外側可撓性容器118の間に封じ込められた空気又はガスを通気させるために、通気ポート296と流体連通している。
【0078】
カム作動分配ヘッド254は、本発明の一実施形態において、フォトレジスト、加圧ガス、及び通気ガスの経路を定めるために、経路プラグ304aを含んでよい。
図31の分解組立図において分離して、また
図32Aのカム作動分配ヘッド254においてアセンブリで示されている経路プラグ304aは、
図3Aの単一片外側連結具112と嵌め合うように構成される。経路プラグ304aは、浸漬管部270まで軸方向に延出する中心通路305を含んでよい。一実施形態において、複数の供給通路306は、
図21の外側可撓性容器118の加圧を可能にするために、外側連結具112の加圧供給路131と流体連通している。内側及び外側連結具110及び112の間に画定される環状通気路113と流体連通する通気路307が、経路プラグ304aに形成されてよい。経路プラグ304aはまた、経路プラグ304aの外縁に形成される供給導管308及び通気導管309と、複数の外縁Oリング310から313とを含んでよい。経路プラグはまた、固定具314.2により、カム作動分配ヘッド254の本体262に取り付けるためのねじ穴314を含んでよい。
【0079】
代替の経路プラグ304bは、
図3Bの2片外側連結具112bが使用される時に与えられてよい。2片外側連結具112bの連続環状導管141は、橋構造138及び中心部129及び湾曲溝139.4の間の緩衝により封止されない。従って、2片外側連結具112bの入口ポート132は、中心部129の内部に経路が定められ、その結果、加圧流体342は、連続環状導管141を迂回する。注目すべきであるが、本構成は、
図32Aの形態のOリング313の必要性を排除し、またOリング318は、ガスが連続環状導管141へ残ることなく流入することを阻止する。
【0080】
組立てに際して、第1連結具315aは、フォトレジストを分配するための中心路305と結合させられてよい。外縁Oリング310及び311は、第2連結具315bと連通する第1接線方向通路316をもたらすために、本体262の内部を密封し得る。同様に、外縁Oリング311及び312は、通気路307及びフィルタ315cと流体連通する第2接線方向通路317をもたらすために、本体262の内部を密封し得る。外縁Oリング313は、内部Oリング318と組み合わせて、加圧供給路131及び供給通路306と流体連通する第3接線方向通路319を画定するために、連続環状導管141で密封し得る。
【0081】
作用に際して、窒素ガス等の加圧流体342は、第2連結具316に供給されると共に、第1接線方向通路316、供給路306、及び第3接線方向通路319を通過させられて、供給路131へ流入し、且つ、フォトレジストを、前述される機構によって、第1連結具314を介して、ボトル内バッグインバッグ機器250から流出させる。環状通気路113を介してアセンブリを出る通気ガスは、通気路307から、第2接線方向通路317まで通過させられると共に、フィルタ315cから流出する。
【0082】
フィルタ315cは、ガスの通過を可能にする一方、液体への障壁として作用するGORTEX等の選択的な透過材料からなってよい。このようにして、フォトレジストがフィルタ315cへ行く道筋を見つけるならば、一層ボトル内バッグインバッグ機器250の外部へ漏出するのが阻止されるであろう。
【0083】
近接スイッチ344(
図31)はまた、キャップアセンブリ234の近接材料243(
図26)と実質的に整列させられたポート346において、本体262と結合させられてよい。近接スイッチは、近接材料243の近傍にある時に作動させられるキャパシタンスセンサであってよい。近接材料243は、金属等の適当な材料を有してよい。
【0084】
作用に際して、分配ヘッド254が完全係合位置へ接近した時に、近接スイッチ344は、近接材料243の付近へもたらされると共に、近接スイッチ344がそれに従って閉鎖するように調整され得る。近接スイッチ344は、スイッチ344が開放し、或いはスイッチ344が閉鎖している時のいずれかで点灯するライト348を含んでよい。
【0085】
図34A及び
図34Bを参照すると、カム作動分配ヘッド254の作動が、本発明の一実施形態において示される。ハンドル266が第1位置(例えば、
図34Aに示されるような上方への位置)から第2位置(例えば、
図35に示されるような下方への位置)へ動かされた時に、様々なOリング310〜313、318が、分配ヘッド254及びキャップアセンブリ234の間にシールを作用させるために、摺動及び圧縮の少なくともいずれかの状態で係合させられる。V字切欠及びV字隆起嵌め合い構造258及び259は、カム作動分配ヘッド254及びキャップアセンブリリ234が、互いに対して適切な配向で係合させられることを保証するために利用されてよい。アーム部材267は、分配ヘッド254をキャップアセンブリ234に対して結合及び解放するために、実質的なてこの作用をもたらし得る。また注目すべきであるが、
図34A及び
図34Bは、
図28から
図33の成形U字又はV字形状ハンドル266形態の代替実施形態において、アーム部材267が平坦であり、且つハンドル266が、アーム部材267に対して直角であることを示している。
【0086】
図35及び
図36を参照すると、カム作動分配ヘッド254の側面が、本発明の一実施形態において示される。格納容器104は、全体の直径即ちフットプリント301を有するものとして特徴付けられてよい。カム作動分配ヘッド254が完全係合させられた時に、先端269又は他の部分が、格納容器104のフットプリント301を越えて延出しないように、回転アクチュエータハンドル265は、整形されると共に寸法が決められて良
い。
【0087】
格納容器104はまた、格納容器104(
図35)の下部付近で、テーパが付けられた側面302を有することによってなどして、バッグインバッグアセンブリの形状を受入れるように整形させられてもよい。安定性をもたらすために、このような容器の下部にブーツ303が設けられてもよい。
【0088】
機能的には、ハンドルが制限された位置にある時(例えば、関連させられた加工装置の受け入れ領域、又は他のボトル内バッグインバッグ機器に隣接して位置決めされた時)に、枢軸部材263の周りにおける回転アクチュエータハンドル265の大振り半径が、ハンドルを上昇から阻止するために、予防的作用を有し得る。制限は、アーム部材267が、水平方向に完全に延出するのを阻止する。操作装置は更に、この点で利用するように指定される領域を伴い構成されてよく、使い尽くされたボトルは、満杯なボトルと交換され、これにより、付加的な作用安全性がもたされる。
【0089】
付加的な安全手段として、回転アクチュエータハンドル265は、アーム部材267が下方への傾斜位置にない時はいつでも、分配ヘッド254が完全係合位置にないという視覚的な指示を提供してよい。
【0090】
更に、カム作動分配ヘッド254の輪郭側面は、回転アクチュエータアセンブリ265よりも、操作の間における偶発的な解放の影響を受けないかもしれない。格納容器が、付随アーム部材267を備えたカム作動分配ヘッドを有するボトル内バッグインバッグアセンブリ機器等の他の機器に保管される時に、アーム部材267が隣接する機器を、いずれかが保管場所から取り除かれる時につかまえる可能性は、アーム部材が格納容器104のフットプリント301又はブーツ303を超えて延出する状態よりも起こりにくい。同様なことは、壁又はコーナに近接する保管場所にも当てはまり、回転アクチュエータアセンブリが、完全係合位置において、格納容器104のフットプリント301内にある時には、壁又はコーナとの擦れ又は衝突に起因するカム作動分配ヘッド254の偶発的な解放の可能性は、より少なくなる。
【0091】
更に、カラー231から延出するキャップ操作ループ232は、カム作動分配ヘッド254が完全係合させられた時に、ハンドル266で囲われ、又は部分的に包囲されると共に接近しているように、位置決めされてよい。このような構成は、回転アクチュエータハンドル265が、南京錠、ケーブルタイ、クリップ、縄、ワイヤ等の機器、又は他の固定機器で、キャップ操作ループ321に固定されるのを可能にする。また、カム作動分配ヘッド254で格納容器104を操作する作業員は、回転アクチュエータハンドル265及びキャップ操作ループ321の両方を同時に把持するように指示され、或いは把持する傾向にある。ループの把持は、ハンドルが操作の間に、偶発的に解放されることを阻止してよい。
【0092】
図37及び
図37Aから
図37Cを参照すると、スナップロックハンドル352を有する分配ヘッド350が、本発明の一実施形態において示される。スナップロックハンドル352は、ディンプル又はソケット356を内部に備えた弓形溝354を含んでよく、また、ハンドルを支持するために、枢軸部材323と協働する一対のソケット358を含んでよい。戻り止め360は、分配ヘッド350の本体262から突出してよい。図示される実施形態においては、2個のこのような溝354及び戻り止め360が存在する。戻り止め360は、本体262と一体形成されてよく、且つ図
37に示されるように、半球状先端を含んでよい。ばね荷重ボールプランジャ等の他の構成が、戻り止め360の代替物として利用されてよい。
【0093】
作用に際して、スナップロックハンドル352の弾性力又は弾性は、枢軸部材323でソケット358を保持してよい。分配ヘッド350が完全解放位置(
図37C)にある時に、戻り止め360は、ソケット356の第1ソケット356aと整列させられる(
図37A)。スナップロックハンドル352の弾性力はまた、スナップロックハンドル352を実質的に直立位置で保つために、第1ソケット356aを戻り止め360との係合状態で保持する。戻り止め360及び第1ソケット356aの少なくともいずれかは、枢軸部材323の周りでモーメントを生じさせる作用力370を、スナップロックハンドル352に作用させることにより、第1ソケット356aの外へ摺動し得る。
図37Aに示される戻り止め360の半球状先端は、この目的に適している。戻り止め360及び第1ソケット356aは、解放を生じさせるために必要とされる作用力370が、操作する作業員によって、半径方向に作用させられるように構成されてよい。
【0094】
ソケット356の第2ソケット356b(
図37B)は、第1ソケット356aと同様の構成を有してよく、且つ、分配ヘッド350が完全係合位置にある(
図37C)時に、戻り止めと係合するために、弓形溝354内に位置決めされてよい。戻り止め360は、作用力370と実質的に反対方向である力を作用させることにより、第2ソケット356bから取り除かれてよい。
【0095】
戻り止め360がソケット356の間にあるように、スナップロックハンドル352が配向された時に、スナップロックハンドル352は、完全係合又は完全解放位置と相対的に、半径方向外方に曲げられてよい。移動は、戻り止め360を弓形溝354に沿って摺動させ得るのに十分であるが、ソケット358を、枢軸部材323の端部から外へ摺動させる程度ではない。
【0096】
機能的には、戻り止めがソケット356の1個と係合させられた時に、スナップロックハンドル352が夫々の位置(例えば、完全係合又は完全解放)に積極的に保持され、これにより、分配ヘッド350が偽って係合又は解放させられるのが阻止される。ハンドルが、中間位置からこれらの位置の一つへもたらされた時に、スナップロックハンドル352は、戻り止め360に「嵌められ」て、ハンドルが夫々の位置へ到達したことを通告する音及び感触の少なくともいずれかを、操作者に生じさせる。
【0097】
注目すべきであるが、本明細書において言及によって含められると共に、本発明の背景において特定される特許はまた、これによって、本明細書に開示される特定の実施形態と一貫又は適合し、及び共に利用され得ることの少なくともいずれかである構成部品、材料、方法、形態を開示することを目的として、詳細な説明に含められると考えられる。
【0098】
上側及び下側、前側及び後側、左側及び右側等の相対的な用語への言及は、説明の便利性を目的とするものであり、本発明、又はその構成部品を特定の配向に制限するためのものではない。図面に示される全ての寸法は、本発明の範囲から逸脱することなく、本発明の特定の実施形態の可能な構成及び使用目的に合わせて変化してよい。
【0099】
本明細書に開示される図面及び方法の各々は、改良されたシステム、及びその製造並びに使用方法を提供するために、他の特徴及び方法から独立して、或いはそれと合わせて使用されてよい。従って、本明細書に開示される特徴及び方法の組み合わせは、本発明をその最も大まかな意味で実施するために必ずしも必要なものではなく、また代わりに、本発明の代表的な実施形態を詳細に説明するために、単に開示されるのである。
【0100】
当然のことながら、本発明は、本発明の精神又は必須の特質から逸脱しておらず、熟練した職人には明白な他の特定且つ言及されていない形態で具体化されてよい。従って、前述の実施形態は、全ての点において、例証であり、限定するものとして解釈されるべきで
はない。むしろ、本発明は、添付の請求の範囲及びそれらの法的同等物によって、定義される。
【0101】
本発明の請求の範囲を解釈することを目的として、米国特許法第112条第6項の規定は、請求の範囲において「する手段」又は「する工程」という特定の用語が引用されていなければ、行使されないことが、明確に意図される。