【課題を解決するための手段】
【0008】
上記目的を達成するため、本発明の一態様によれば、複数のポンプと、対応するポンプの回転速度を可変制御する複数のインバータと、前記複数のインバータを制御する、第1の制御基板および第2の制御基板を含む複数の制御基板とを備え、前記第1の制御基板に異常が発生した場合に、前記第2の制御基板が前記第1の制御基板をバックアップすることで運転を継続することができる給水装置であって、前記給水装置は、前記ポンプに接続された受水槽を備え、前記受水槽には2セットの水位検知器が設けられ、前記2セットの水位検知器のうちの一方は前記第1の制御基板に接続され、前記2セットの水位検知器のうちの他方は前記第2の制御基板に接続されたことを特徴とする。
【0009】
本発明の他の態様によれば、複数のポンプと、対応するポンプの回転速度を可変制御する複数のインバータと、前記複数のインバータを制御する、第1の制御基板および第2の制御基板を含む複数の制御基板とを備え、前記第1の制御基板に異常が発生した場合に、前記第2の制御基板が前記第1の制御基板をバックアップすることで運転を継続することができる給水装置であって、
前記第1の制御基板に異常があったときに、前記第1の制御基板から前記複数のインバータへの指令を遮断するスイッチを設け、前記給水装置は、前記ポンプに接続された受水槽を備え、前記受水槽には1セットの水位検知器が設けられ、前記水位検知器は該水位検知器から延びる信号線を分岐して前記第1の制御基板及び前記第2の制御基板に接続されたことを特徴とする。
【0010】
本発明の好ましい態様によれば、前記第1の制御基板に異常があったときに、前記第1の制御基板から前記複数のインバータへの指令を遮断するスイッチを設けたことを特徴とする。
本発明の好ましい態様によれば、前記第1の制御基板に発生する異常は、前記第1の制御基板に接続されている機器に発生した異常を含むことを特徴とする。
【0011】
本発明の一参考例によれば、複数のポンプと、対応するポンプの回転周波数を可変制御する複数のインバータと、前記複数のインバータを制御する複数の制御基板とを備え、一方の制御基板に異常が発生した場合に、他方の制御基板が前記一方の制御基板をバックアップすることで運転を継続することができる給水装置であって、前記一方の制御基板から前記複数のインバータを経て前記他方の制御基板までの間を、通信線により直列に接続し、前記通信線上に、通信をON/OFFするスイッチを設けたことを特徴とするものである。ここで、制御基板に異常が発生とは、制御基板そのものの異常(例えば、制御基板内のCPUの異常)に限らず、制御基板に接続された各系統のいずれかの機器(又はいずれかの箇所)において異常が発生して当該制御基板が正常に動作できなくなる状況をも含むものである。この状況には、電源の異常、制御基板に給電する電源系統の異常、制御基板に繋がる圧力センサの故障等があげられる。
本参考例によれば、一方の制御基板に異常が発生した場合に、待機中の他方の制御基板がバックアップする際に、通信をON/OFFするスイッチをOFFすることにより異常が発生した制御基板とインバータとの間の通信線を物理的に遮断する。これにより、複数のインバータは、他方の制御基板のみにより制御されるようになる。
【0012】
上記参考例の好ましい態様によれば、前記一方の制御基板または前記他方の制御基板に、前記スイッチをON/OFFするための信号を出力する出力手段を設けたことを特徴とする。
上記参考例によれば、異常が発生した制御基板を通信線上から切り離すためのスイッチを、正常な制御基板側からON/OFF信号を出力して動作させることができる。
【0013】
上記参考例の好ましい態様によれば、前記一方の制御基板及び/または前記他方の制御基板から最初のインバータに接続される通信線上に前記スイッチを設けたことを特徴とする。
上記参考例によれば、異常が発生した制御基板と最初のインバータとの間で通信を遮断することができるため、異常が発生した制御基板から誤った指令がいずれのインバータにも送られることはない。
【0014】
上記参考例の好ましい態様によれば、前記一方の制御基板または前記他方の制御基板の異常により前記スイッチを切り替えた後、前記制御基板を再起動させるために、現在運転中の制御基板の通信を止めて、前記スイッチをリセットするリセット機能を制御基板に持たせたことを特徴とする。
上記参考例によれば、稼働中の制御基板に異常が発生して通信をON/OFFするスイッチがOFFとなり、制御基板を切り替えてもう一つの制御基板によりインバータを制御している間に、この制御基板の通信を止めて、OFF状態の前記スイッチをリセットしてONとする。そして、先に異常が発生した制御基板を再起動することにより、制御基板を復帰させることができる。
【0015】
上記参考例の好ましい態様によれば、前記一方の制御基板と前記他方の制御基板のそれぞれに電源を供給する電源系統に電源スイッチを設けたことを特徴とする。
上記参考例によれば、一方の制御基板、もしくは、それにかかわる信号系統の修理又は交換などを行う際に、電源スイッチをOFFとして一方の制御基板を切り離すことにより、他方の制御基板により運転が継続できる。
上記参考例の好ましい態様によれば、前記電源スイッチは前記制御基板内に設けられていることを特徴とする。
【0016】
上記参考例の好ましい態様によれば、前記一方の制御基板と前記他方の制御基板には、常に電源が投入されていることを特徴とする。
上記参考例によれば、電源スイッチは、常時投入されており、また制御基板内にある電源回路も常時投入されている。したがって、いずれか一方の制御基板に異常が発生した場合に、直ちに他方の制御基板が前記一方の制御基板をバックアップすることで、給水装置の運転を継続することができる。また異常が発生した制御基板を復帰する場合も、短時間で復帰を行うことができる。
【0017】
上記参考例の好ましい態様によれば、前記一方の制御基板と前記他方の制御基板との間を通信線で接続し、制御基板が正常か否かを監視する監視手段を設けたことを特徴とする。
上記参考例によれば、一方の制御基板と他方の制御基板とを接続している通信線を利用して制御基板が正常か否かを監視することができる。したがって、バックアップ運転への判断、もしくは、バックアップ運転後の復帰は、その動作が可能か否かをチェックした上で、バックアップ運転をすることができ、もしくは、バックアップ運転後の復帰をすることができる。
なお、監視手段が、一方の制御基板と他方の制御基板以外のところに有る場合もある。
【0018】
上記参考例の好ましい態様によれば、前記一方の制御基板と前記他方の制御基板との間を通信線で接続し、制御基板と前記インバータとの間が正常に通信されているか否かを監視する監視手段を設けたことを特徴とする。
上記参考例によれば、一方の制御基板と他方の制御基板とを接続している通信線を利用して制御基板とインバータとの間が正常に通信されているか否かを監視することができる。したがって、バックアップ運転への判断、もしくは、バックアップ運転後の復帰は、その動作が可能か否かをチェックした上で、バックアップ運転をすることができ、もしくは、バックアップ運転後の復帰をすることができる。
なお、監視手段が、一方の制御基板と他方の制御基板以外のところに有る場合もある。
【0019】
上記参考例の好ましい態様によれば、前記少なくとも1つの制御基板と前記複数のインバータとの間をアナログ信号または接点信号を送る信号線で接続したことを特徴とする。
上記参考例によれば、全ての通信が機能不全になっても、制御基板とインバータとを繋ぐ信号線を介してアナログ信号又は接点信号によりインバータを制御することができる。すなわち、通信が異常になっても、サージやノイズ等の外的要因に対して強いアナログ信号又は接点信号でバックアップすることで、給水装置の運転を継続することができる。
【0020】
上記参考例の好ましい態様によれば、前記一方の制御基板と前記他方の制御基板の前記圧力検知部のうち、いずれか一方に圧力センサを設け、他方に圧力スイッチを設けたことを特徴とする。
上記参考例によれば、一方の制御基板に圧力センサを接続し、他方の制御基板に圧力スイッチを接続することにより、圧力スイッチの方が圧力センサよりもノイズ等の外的要因に対する耐性のレベルが高いため、外的要因の影響を低くすることができる。したがって、バックアップを必要とする際に、圧力スイッチに繋がる制御基板を含むバックアップ側の系統を確実に動作させることができる。
【0021】
上記参考例の好ましい態様によれば、前記一方の制御基板と前記他方の制御基板に、それぞれ1系統以上の圧力検知手段を設けたことを特徴とする。
上記参考例によれば、1系統以上の圧力検知手段を設けたため、一方の制御基板の圧力検知手段に異常が発生しても、他方の制御基板の圧力検知手段でバックアップすることができる。
【0022】
上記参考例の好ましい態様によれば、前記一方の制御基板と前記他方の制御基板のそれぞれに前記圧力検知手段から入力した検出値を比較をして、異なった場合には、前記入力信号の異常と判断する判断手段を設けたことを特徴とする。
上記参考例によれば、圧力検知手段に故障や異常が発生した場合に、直ちに故障や異常を検知できる。
【0023】
上記参考例の好ましい態様によれば、前記一方の制御基板と前記他方の制御基板のそれぞれに電源入力部を持たせ、前記各電源入力部には、対応する各電源部を接続するとともに他方の電源部を接続可能とすることを特徴とする。
上記参考例によれば、一方の電源部から一方の制御基板の電源入力部に給電している間に、この電源部が故障した場合に、他方の電源部がバックアップして、前記一方の制御基板の電源入力部に給電することができる。
上記参考例の好ましい態様によれば、前記一方の制御基板と前記他方の制御基板のそれぞれに前記電源部を取り込んだことを特徴とする。
上記参考例の好ましい態様によれば、前記複数の制御基板にそれぞれ接続され、前記給水装置の操作および制御のための各種設定を行う複数の操作表示部をさらに備え、前記操作表示部は、前記給水装置の運転状況を表示する表示部を有していることを特徴とする。
【0024】
本発明の他の参考例によれば、複数のポンプと、対応するポンプの回転周波数を可変制御する複数のインバータと、前記複数のインバータを制御する複数の制御基板とを備え、一方の制御基板に異常が発生した場合に、他方の制御基板が前記一方の制御基板をバックアップすることで運転を継続することができる給水装置であって、前記複数のインバータに、それぞれ2つ以上の異なる通信ポートを設け、前記一方の制御基板と前記他方の制御基板から、それぞれ異なる通信線により直列に前記複数のインバータを接続したことを特徴とするものである。ここで、制御基板に異常が発生とは、制御基板そのものの異常(例えば、制御基板内のCPUの異常)に限らず、制御基板に接続された各系統のいずれかの機器(又はいずれかの箇所)において異常が発生して当該制御基板が正常に動作できなくなる状況をも含むものである。この状況には、電源の異常、制御基板に給電する電源系統の異常、制御基板に繋がる圧力センサの故障等があげられる。
上記参考例によれば、一方の制御基板と他方の制御基板から、それぞれ異なる通信線により直列に複数のインバータを接続したため、一方の通信線に異常が発生した場合に、他方の通信線により通信を確保することができるため、ノイズ等による通信線の不良が原因でインバータの制御が不能になる事態が防止できる。
【0025】
上記参考例の好ましい態様によれば、前記複数の制御基板にそれぞれ2つ以上の異なる通信ポートを設け、前記一方の制御基板、前記複数のインバータ及び前記他方の制御基板を複数の通信線によりそれぞれ直列に接続したことを特徴とする。
上記参考例の好ましい態様によれば、前記一方の制御基板と前記他方の制御基板から、それぞれ異なる通信線が直列に最後のインバータまで延びていることを特徴とする。
【0026】
上記参考例の好ましい態様によれば、前記少なくとも1つの制御基板と前記複数のインバータとの間をアナログ信号または接点信号を送る信号線で接続したことを特徴とする。
上記参考例によれば、全ての通信が機能不全になっても、制御基板とインバータとを繋ぐ信号線を介してアナログ信号又は接点信号によりインバータを制御することができる。すなわち、通信が異常になっても、サージやノイズ等の外的要因に対して強いアナログ信号又は接点信号でバックアップすることで、給水装置の運転を継続することができる。
【0027】
上記参考例の好ましい態様によれば、前記一方の制御基板または前記他方の制御基板と前記複数のインバータを接続する通信線上に、通信をON/OFFするスイッチを設けたことを特徴とする。
上記参考例によれば、運転中の制御基板に異常が発生した場合に、待機中の他方の制御基板がバックアップする際に、他方の制御基板からスイッチのOFF信号を出力してスイッチをOFFすることにより、異常が発生した制御基板とインバータとの間の通信線を物理的に遮断する。これにより、インバータは、他方の制御基板のみにより制御されるようになる。したがって、異常が発生した制御基板から誤った指令がインバータに送られることはない。
【0028】
上記参考例の好ましい態様によれば、前記一方の制御基板及び/または前記他方の制御基板から最初のインバータに接続される通信線上に前記スイッチを設けたことを特徴とする。
上記参考例によれば、異常が発生した制御基板と最初のインバータとの間で、通信を遮断することができるため、異常が発生した制御基板から誤った指令がいずれのインバータにも送られることはない。
【0029】
上記参考例の好ましい態様によれば、前記一方の制御基板と前記他方の制御基板の圧力検知部のうち、いずれか一方に圧力センサを設け、他方に圧力スイッチを設けたことを特徴とする。
上記参考例によれば、一方の制御基板に圧力センサを接続し、他方の制御基板に圧力スイッチを接続することにより、圧力スイッチの方が圧力センサよりもノイズ等の外的要因に対する耐性のレベルが高いため、外的要因の影響を低くすることができる。したがって、バックアップを必要とする際に、圧力スイッチに繋がる制御基板を含むバックアップ側の系統を確実に動作させることができる。
【0030】
上記参考例の好ましい態様によれば、前記一方の制御基板と前記他方の制御基板に、それぞれ1系統以上の圧力検知手段を設けたことを特徴とする。
上記参考例によれば、1系統以上の圧力検知手段を設けたため、一方の圧力検知手段に異常が発生しても、他方の圧力検知手段でバックアップすることができる。
【0031】
上記参考例の好ましい態様によれば、前記一方の制御基板と前記他方の制御基板のそれぞれに前記圧力検知手段から入力した検出値を比較をして、異なった場合には、前記入力信号の異常と判断する判断手段を設けたことを特徴とする。
上記参考例によれば、圧力検知手段に故障や異常が発生した場合に、直ちに故障や異常を検知できる。
【0032】
上記参考例の好ましい態様によれば、前記一方の制御基板と前記他方の制御基板のそれぞれに電源入力部を持たせ、前記各電源入力部には、対応する各電源部を接続するとともに他方の電源部も接続可能とすることを特徴とする。
上記参考例によれば、一方の電源部から一方の制御基板の電源入力部に給電している間に、この電源部が故障した場合に、他方の電源部がバックアップして、前記一方の制御基板の電源入力部に給電することができる。
上記参考例の好ましい態様によれば、前記一方の制御基板と前記他方の制御基板のそれぞれに前記電源部を取り込んだことを特徴とする。
上記参考例の好ましい態様によれば、前記複数の制御基板にそれぞれ接続され、前記給水装置の操作および制御のための各種設定を行う複数の操作表示部をさらに備え、前記操作表示部は、前記給水装置の運転状況を表示する表示部を有していることを特徴とする。
【0033】
本発明のさらに他の参考例によれば、複数のポンプと、対応するポンプの回転周波数を可変制御する複数のインバータと、前記複数のインバータを制御する複数の制御基板とを備え、一方の制御基板に異常が発生した場合に、他方の制御基板が前記一方の制御基板をバックアップすることで運転を継続することができる給水装置であって、前記一方の制御基板と前記他方の制御基板のそれぞれに繋がる電源系統、信号系統、制御系統のうちの少なくとも一つにおいて、一方の系統の外的要因に対する耐性のレベルを他方の系統の外的要因に対する耐性のレベルと異ならせることを特徴とするものである。ここで、制御基板に異常が発生とは、制御基板そのものの異常(例えば、制御基板内のCPUの異常)に限らず、制御基板に接続された各系統のいずれかの機器(又はいずれかの箇所)において異常が発生して当該制御基板が正常に動作できなくなる状況をも含むものである。この状況には、電源の異常、制御基板に給電する電源系統の異常、制御基板に繋がる圧力センサの故障等があげられる。
上記参考例によれば、バックアップ側の制御基板に繋がる系統におけるサージやノイズの耐量レベル、耐水圧性のレベル等の外的要因に対する耐性のレベルを高くできるので、バックアップを必要とする際に、制御基板を含むバックアップ側の系統を確実に動作させることができる。
【0034】
上記参考例の好ましい態様によれば、前記外的要因に対する耐性のレベルは、サージ及びノイズのうち少なくとも一つの耐量レベルであることを特徴とする。
上記参考例の好ましい態様によれば、前記一方の制御基板に繋がる系統に対するサージ及び/またはノイズの耐量レベルと、前記他方の制御基板に繋がる系統に対するサージ及び/またはノイズの耐量レベルとの間で、前記一方の制御基板側よりも前記他方の制御基板側の耐量レベルを上げることを特徴とする。
【0035】
上記参考例の好ましい態様によれば、前記外的要因に対する耐性のレベルは、圧力検知部の耐水圧性であり、前記一方の制御基板に繋がる圧力検知部の耐水圧性を前記他方の制御基板に繋がる圧力検知部の耐水圧性と異ならせることを特徴とする。
上記参考例によれば、圧力検知部の耐水圧性を異ならせることで、圧力検知部にウォータハンマ等の高水圧がかかった場合でも、圧力検知部の故障リスクを低減することができる。
上記参考例の好ましい態様によれば、前記一方の制御基板と前記他方の制御基板のそれぞれに繋がる複数の圧力検知部を設け、同一の制御基板内の前記複数の圧力検知部同士で、耐水圧性を異ならせることを特徴とする。
【0036】
上記参考例の好ましい態様によれば、前記一方の制御基板と前記他方の制御基板の圧力検知部のうち、いずれか一方に圧力センサを設け、他方に圧力スイッチを設けたことを特徴とする。
上記参考例によれば、一方の制御基板に圧力センサを接続し、他方の制御基板に圧力スイッチを接続することにより、圧力スイッチの方が圧力センサよりもノイズ等の外的要因に対する耐性のレベルが高いため、外的要因の影響を低くすることができる。したがって、バックアップを必要とする際に、圧力スイッチに繋がる制御基板を含むバックアップ側の系統を確実に動作させることができる。
【0037】
上記参考例の好ましい態様によれば、前記一方の制御基板と前記他方の制御基板に、それぞれ1系統以上の圧力検知手段を設けたことを特徴とする。
上記参考例によれば、1系統以上の圧力検知手段を設けたため、一方の圧力検知手段に異常が発生しても、他方の圧力検知手段でバックアップすることができる。
【0038】
上記参考例の好ましい態様によれば、前記一方の制御基板と前記他方の制御基板のそれぞれに前記圧力検知手段から入力した検出値を比較をして、異なった場合には、前記入力信号の異常と判断する判断手段を設けたことを特徴とする。
上記参考例によれば、圧力検知手段に故障や異常が発生した場合に、直ちに故障や異常を検知できる。
【0039】
上記参考例の好ましい態様によれば、前記一方の制御基板と前記他方の制御基板のそれぞれに電源入力部を持たせ、前記各電源入力部には、対応する各電源部を接続するとともに他方の電源部を接続可能とすることを特徴とする。
上記参考例によれば、一方の電源部から一方の制御基板の電源入力部に給電している間に、この電源部が故障した場合に、他方の電源部がバックアップして、前記一方の制御基板の電源入力部に給電することができる。
上記参考例の好ましい態様によれば、前記一方の制御基板と前記他方の制御基板のそれぞれに前記電源部を取り込んだことを特徴とする。