【0047】
【化7】
次のものからなる群から選択される:
R
1が6−メトキシ−ピリジン−3−イルであり、Yが結合であり、R
2が4−メトキシフェニルであり、XがOであり、Lがメチレンであり、R
3がピロリジン−2−イルである化合物;(2S)
R
1がピリジン−3−イルであり、Yが結合であり、R
2が4−メトキシフェニルであり、XがOであり、Lがメチレンであり、R
3がピロリジン−2−イルである化合物;(2S)
R
1がピリジン−3−イルであり、Yがエチニルであり、R
2が4−メトキシフェニルであり、XがOであり、Lがメチレンであり、R
3がピロリジン−2−イルである化合物;(2S)
R
1がメトキシ−メチルであり、Yがエチニルであり、R
2が4−メトキシフェニルであり、XがOであり、Lがメチレンであり、R
3がピロリジン−2−イルである化合物;(2S)
R
1がピリミジン−5−イルであり、Yが結合であり、R
2が4−メトキシフェニルであり、XがOであり、Lがメチレンであり、R
3がピロリジン−2−イルである化合物;(2S)
R
1がピリミジン−5−イルであり、Yが結合であり、R
2が4−エチルフェニルであり、XがOであり、Lがメチレンであり、R
3がピロリジン−2−イルである化合物;(2S)
R
1がピリミジン−5−イルであり、Yが結合であり、R
2がベンゾ[1,3]ジオキソール−5−イルであり、XがOであり、Lがメチレンであり、R
3がピロリジン−2−イルである化合物;(2S)
R
1がピリミジン−5−イルであり、Yが結合であり、R
2が3−フルオロ−4−メトキシフェニルであり、XがOであり、Lがメチレンであり、R
3がピロリジン−2−イルである化合物;(2S)
R
1がピリミジン−5−イルであり、Yが結合であり、R
2が2−フルオロ−4−メトキシフェニルであり、XがOであり、Lがメチレンであり、R
3がピロリジン−2−イルである化合物;(2S)
R
1がピリミジン−5−イルであり、Yが結合であり、R
2が4−クロロフェニルであり、XがOであり、Lがメチレンであり、R
3がピロリジン−2−イルである化合物;(2S)
R
1がピリミジン−5−イルであり、Yが結合であり、R
2が3−クロロフェニルであり、XがOであり、Lがメチレンであり、R
3がピロリジン−2−イルである化合物;(2S)
R
1がピリミジン−5−イルであり、Yが結合であり、R
2が2−クロロフェニルであり、XがOであり、Lがメチレンであり、R
3がピロリジン−2−イルである化合物;(2S)
R
1がピリミジン−5−イルであり、Yが結合であり、R
2が3−メチルカルボニルアミノ−フェニルであり、XがOであり、Lがメチレンであり、R
3がピロリジン−2−イルである化合物;(2S)
R
1がピリミジン−5−イルであり、Yが結合であり、R
2が4−(1H−イミダゾール−1−イル)フェニル、XがOであり、Lがメチレンであり、R
3がピロリジン−2−イルである化合物;(2S)
R
1がピリミジン−5−イルであり、Yが結合であり、R
2が3−ヒドロキシフェニルであり、XがOであり、Lがメチレンであり、R
3がピロリジン−2−イルである化合物;(2S)
R
1がピリジン−3−イルであり、Yが結合であり、R
2が4−メトキシフェニルであり、XがCH
2であり、Lがメチレンであり、R
3がピロリジン−2−イルである化合物;(2S)
R
1がピリミジン−5−イルであり、Yが結合であり、R
2が4−メトキシフェニルであり、XがCH
2であり、Lがメチレンであり、R
3がピロリジン−2−イルである化合物;(2S)
R
1がピリミジン−5−イルであり、Yが結合であり、R
2が4−シアノフェニルであり、XがOであり、Lがメチレンであり、R
3がピロリジン−2−イルである化合物;(2S)
R
1が5−シアノ−ピリジン−3−イルであり、Yが結合であり、R
2が4−メトキシフェニルであり、XがOであり、Lがメチレンであり、R
3が1−アミノ−エタ−1−イルである化合物;(1S)
R
1がピリミジン−5−イルであり、Yが結合であり、R
2が4−メトキシフェニルであり、XがOであり、R
3が1−アミノ−エタ−1−イルである化合物;(1S)
R
1が5−シアノ−ピリジン−3−イルであり、Yが結合であり、R
2が4−メトキシフェニルであり、XがOであり、Lがメチレンであり、R
3が1−アミノ−シクロペント−1−イルである化合物;
R
1がピリミジン−5−イルであり、Yが結合であり、R
2が4−メトキシフェニルであり、XがOであり、Lがメチレンであり、R
3が1−アミノ−シクロペント−1−イルである化合物;
R
1が5−シアノ−ピリジン−3−イルであり、Yが結合であり、R
2が4−メトキシフェニルであり、XがCH
2であり、Lがメチレンであり、R
3がピロリジン−2−イルである化合物;(2S)
R
1が5−シアノ−ピリジン−3−イルであり、Yが結合であり、R
2が4−メトキシフェニルであり、XがOであり、Lがメチレンであり、R
3がピロリジン−2−イルである化合物;(2S)
R
1が5−シアノ−ピリジン−3−イルであり、Yが結合であり、R
2が3−フルオロ−4−メトキシフェニルであり、XがOであり、Lがメチレンであり、R
3がピロリジン−2−イルである化合物;(2S)
R
1が5−シアノ−ピリジン−3−イルであり、Yが結合であり、R
2が2−フルオロ−4−メトキシフェニルであり、XがOであり、Lがメチレンであり、R
3がピロリジン−2−イルである化合物;(2S)
R
1が5−シアノ−ピリジン−3−イルであり、Yが結合であり、R
2が4−シアノメチル−フェニル、XがOであり、Lがメチレンであり、R
3がピロリジン−2−イルである化合物;(2S)
R
1が5−シアノ−ピリジン−3−イルであり、Yが結合であり、R
2が6−メチル−ピリジン−3−イルであり、XがOであり、Lがメチレンであり、R
3がピロリジン−2−イルである化合物;(2S)
R
1が5−シアノ−ピリジン−3−イルであり、Yが結合であり、R
2が4−ジフルオロメトキシ−フェニルであり、XがOであり、Lがメチレンであり、R
3がピロリジン−2−イルである化合物;(2S)
R
1が5−シアノ−ピリジン−3−イルであり、Yが結合であり、R
2が4−メトキシフェニルであり、XがOであり、R
3がL及びLが結合している窒素原子と共に環化して、ピペラジン−1−イルを形成する化合物;
R
1がピリジン−3−イルであり、Yが結合であり、R
2が4−メトキシフェニルであり、XがOであり、R
3がL及びLが結合している窒素原子と共に環化して、ピペラジン−1−イルを形成する化合物;
R
1がピリミジン−5−イルであり、Yが結合であり、R
2がベンゾフラン−5−イルであり、XがOであり、Lがメチレンであり、R
3がピロリジン−2−イルである化合物;(2S)
R
1がピリミジン−5−イルであり、Yが結合であり、R
2が2,3−ジヒドロ−ベンゾフラン−5−イルであり、XがOであり、Lがメチレンであり、R
3がピロリジン−2−イルである化合物;(2S)
R
1が5−シアノ−ピリジン−3−イルであり、Yが結合であり、R
2が4−メトキシフェニルであり、XがOであり、Lが存在せず、R
3がトランス−4−アミノ−シクロヘキシルである化合物;
R
1が5−シアノ−ピリジン−3−イルであり、Yが結合であり、R
2が4−メトキシフェニルであり、XがOであり、Lが存在せず、R
3がシス−4−アミノ−シクロヘキシルである化合物;
R
1が5−シアノ−ピリジン−3−イルであり、Yが結合であり、R
2が4−トリフルオロメトキシ−フェニルであり、XがOであり、Lがメチレンであり、R
3がピロリジン−2−イルである化合物;(2S)
R
1が5−シアノ−ピリジン−3−イルであり、Yが結合であり、R
2が4−エチルフェニルであり、XがOであり、Lがメチレンであり、R
3がピロリジン−2−イルである化合物;(2S)
R
1が5−シアノ−ピリジン−3−イルであり、Yが結合であり、R
2が3−ヒドロキシフェニルであり、XがOであり、Lがメチレンであり、R
3がピロリジン−2−イルである化合物;(2S)
R
1が5−シアノ−ピリジン−3−イルであり、Yが結合であり、R
2がベンゾフラン−5−イルであり、XがOであり、Lがメチレンであり、R
3がピロリジン−2−イルである化合物;(2S)
R
1が5−シアノ−ピリジン−3−イルであり、Yが結合であり、R
2がインドール−5−イルであり、XがOであり、Lがメチレンであり、R
3がピロリジン−2−イルである化合物;(2S)
R
1が5−シアノ−ピリジン−3−イルであり、Yが結合であり、R
2が2−クロロフェニルであり、XがOであり、Lがメチレンであり、R
3がピロリジン−2−イルである化合物;(2S)並びに
R
1が5−シアノ−ピリジン−3−イルであり、Yが結合であり、R
2が3−クロロフェニルであり、XがOであり、Lがメチレンであり、R
3がピロリジン−2−イルである化合物;(2S)
並びに、その製薬上許容され得る塩を含む。
【実施例】
【0108】
(実施例1)
【0109】
【化17】
【0110】
A.5−ブロモ−3−(4−メトキシ−フェノキシ)−ピラジン−2−イルアミン(1b)。NaH(鉱油中60%)(0.264g;6.6mmol)のDMF(13mL)懸濁液に、4−メトキシフェノール(0.63g;5.08mmol)のDMF(2mL)溶液を滴下した。混合物を、アルゴン雰囲気下で室温で30分間攪拌した。3,5−ジブロモ−ピラジン−2−イルアミン(化合物1a、1.285g;5.08mmol)のDMF(5mL)溶液を、反応混合物に添加し、得られた混合物を70℃で1時間加熱した。混合物を室温に冷却し、次いで、氷水でクエンチし、10分間攪拌した。固体を濾過によって回収して、固体(濃い茶色)を得た。沈殿をEtOAcに溶解させ、次いで、Et
2O−ヘキサンから再結晶化させて、オレンジ色の固体として化合物1b(0.784g;収率52%)を得た。
1H NMR(400MHz,CDCl
3):δ 7.76(s,1H),7.07〜7.16(m,2H),6.89〜6.98(m,2H),4.94(br.s.,2H),3.84(s,3H)。
【0111】
B.2−(S)−{[5−ブロモ−3−(4−メトキシ−フェノキシ)−ピラジン−2−イルアミノ]−メチル}−ピロリジン−1−カルボン酸tert−ブチルエステル(1d)。化合物1b(0.487g、1.64mmol)の1,2−ジクロロエタン(7mL)溶液に、周囲温度でBoc−L−プロリナル(prolinal)(化合物1c)(0.557g;2.8mmol)及び氷酢酸(0.35mL)を添加し、得られた溶液を窒素雰囲気下で2時間攪拌した。次いで、混合物をNaBH(OAc)
3H(0.765g;3.61mmol)で処理し、室温で20時間連続して攪拌した。更なる化合物1c(0.186g;0.93mmol)を反応混合物に添加し、反応物を2時間攪拌した。次いで、混合物をNaB(OAc)
3H(0.255g;1.20mmol)で処理し、室温で20時間連続して攪拌した。得られた混合物をCH
2Cl
2で希釈し、飽和NaHCO
3(aq)及びH
2Oで洗浄した。有機相をH
2O及びブラインで順次洗浄し、次いで、Na
2SO
4上で乾燥させた。混合物を濾過し、濾液を減圧下で蒸発させて粗物質を得た。粗物質をフラッシュカラムクロマトグラフィー(SiO
2)を用いて精製し、EtOAc−ヘキサン勾配で溶出して、化合物1d(0.562g;収率72%)を得た。
1H NMR(400MHz,CDCl
3):δ 7.72(br.s.,1H),7.12(br.s.,2H),6.92(br.s.,2H),4.20〜4.51(m,1H),3.83(br.s.,3H),3.40〜3.56(m,4H),1.76〜2.14(m,4H),1.45(br.s.,9H)。
【0112】
C.2−(S)−{[3−(4−メトキシ−フェノキシ)−5−ピリジン−3−イル−ピラジン−2−イルアミノ]−メチル}−ピロリジン−1−カルボン酸tert−ブチルエステル(1f)。テフロン(登録商標)で裏打ちされた隔膜で密閉されたシュレンク管に、ジオキサン(2mL)中の化合物1d(160mg;0.034mmol)、ピリジン−3−イルボロン酸(化合物1e)(61.5mg;0.501mmol)、Na
2CO
3/H
2O(70.8mg;0.068mmol、0.5mLのH
2O中)、及び[1,1’−ビス(ジフェニルホスフィノ)−フェロセン]ジクロロ−パラジウム(II)(27.3mg、0.0334mmol)混合物を添加し、85℃で3時間加熱した。得られた混合物をEtOAcで希釈し、飽和NH
4Cl(aq)及びH
2Oで洗浄した。有機相をH
2Oで洗浄し、次いでNa
2SO
4上で乾燥させた。混合物を濾過し、濾液を減圧下で蒸発させて粗物質を得た。粗物質をフラッシュカラムクロマトグラフィー(SiO
2)を用いて精製し、ヘプタン−EtOAc勾配で溶出して、化合物1f(80mg;収率50%)を得た。
1H−NMR(400MHz,CDCl
3):δ 8.95(s,1H),8.46(d,1H),8.16(s,1H),7.93(d,1H),7.09〜7.26(m,4H),6.94(d,2H),4.19〜4.42(m,1H),3.86(s,3H),3.37〜3.69(m,4H),1.77〜2.16(m,4H),1.47(s,9H);MS:m/z 478.2(M+H)
+。
【0113】
D.[3−(4−メトキシ−フェノキシ)−5−ピリジン−3−イル−ピラジン−2−イル]−ピロリジン−2−(S)−イルメチル−アミン(化合物2)。化合物1f(80mg、0.157mmol)のCH
2Cl
2(1mL)溶液に、周囲温度でトリフルオロ酢酸(0.7mL)を添加した。反応混合物を室温で3時間撹拌した。1N NaOH(aq)を用いて、反応混合物のpHを〜12に調整した。得られた混合物をCH
2Cl
2とH
2Oとの間で分液した。有機相をH
2Oで洗浄し、Na
2SO
4上で乾燥させた。次いで、混合物を濾過し、濾液を減圧下で濃縮した。残留物をCH
2Cl
2(1mL)に溶解させ、周囲温度でEt
2O(0.16mL;0.16mmol)中1.0M HClで処理した。反応混合物を室温で3時間撹拌した。次いで、反応混合物を真空下で濃縮し、次いで、Et
2Oと共に粉砕した。固体を真空濾過によって回収し、乾燥させて、HCl塩として化合物2(61mg;収率94%)を得た。HCl塩−
1H−NMR(400MHz,DMSO−d
6):δ 9.45(br.s.,1H),8.97(s,1H),8.97(br.s.,1H),8.58(d,1H),8.48(s,1H),8.31(d,1H),7.77(t,1H),7.65(dd,1H),7.26〜7.33(m,2H),7.01〜7.07(m,2H),3.82〜3.89(m,1H),3.80(s,3H),3.72〜3.78(m,2H),3.12〜3.29(m,2H),2.03〜2.13(m,1H),1.82〜2.02(m,2H),1.69〜1.81(m,1H);MS:m/z 378.2(M+H)
+。
【0114】
上記の実施例1の手順に従い、当業者に周知の適切な試薬、出発物質及び精製方法に置き換えることにより、以下の本発明の化合物を調製した。
【0115】
【表2】
【0116】
(実施例2)
【0117】
【化18】
【0118】
A.2−(S)−{[3−(4−メトキシ−フェノキシ)−5−ピリジン−3−イルエチニル−ピラジン−2−イルアミノ]−メチル}−ピロリジン−1−カルボン酸tert−ブチルエステル(2a)。乾燥シュレンク管に、化合物1d(100mg;0.21mmol)、3−エチニル−ピリジン(54mg;0.52mmol)、ヨウ化銅(I)(4mg;0.02mmol)、ビス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(II)ジクロリド(15mg;0.02mmol)、及びEt
3N(0.25mL)の混合物を添加した。テフロン(登録商標)で裏打ちされた隔膜で管を密閉し、排気し、アルゴンで再充填した。シリンジを介して、THF(1mL)を混合物に添加した。混合物を70℃で3時間加熱した。得られた混合物をEtOAcで希釈し、飽和NH
4Cl(aq)及びH
2Oで洗浄した。有機相をH
2Oで洗浄し、次いで、Na
2SO
4上で乾燥させた。混合物を濾過し、濾液を減圧下で濃縮して、粗物質を得た。粗物質をフラッシュカラムクロマトグラフィー(SiO
2)によって精製し、ヘプタン−EtOAc勾配で溶出して、化合物2a(57mg;収率54%)を得た。
1H−NMR(400MHz,CDCl
3):δ 8.72(s,1H),8.50(d,1H),7.94(s,1H),7.77(dt,1H),7.24(dd,1H),7.07〜7.20(m,2H),6.92(d,2H),4.18〜4.39(m,1H),3.83(s,3H),3.35〜3.67(m,4H),1.75〜2.15(m,4H),1.45(s,9H)。
【0119】
B.[3−(4−メトキシ−フェノキシ)−5−ピリジン−3−イルエチニル−ピラジン−2−イル]−ピロリジン−2−(S)−イルメチル−アミン(化合物3)。化合物2a(50mg、0.10mmol)のCH
2Cl
2(1mL)溶液に、周囲温度でTFA(0.7mL)を添加した。反応混合物を室温で3時間撹拌した。1N NaOH(aq)を用いて、反応混合物のpHを〜12に調整した。得られた混合物をCH
2Cl
2とH
2Oとの間で分液した。有機相をH
2Oで洗浄し、Na
2SO
4上で乾燥させた。次いで、混合物を濾過し、濾液を減圧下で濃縮した。残留物をCH
2Cl
2(1mL)に溶解させ、周囲温度でEt
2O(0.2mL;0.2mmol)中1.0M HClで処理した。反応混合物を室温で3時間撹拌した。得られた混合物を真空下で濃縮し、次いで、Et
2Oと共に粉砕した。固体を真空濾過によって回収し、乾燥させて、HCl塩として化合物3(40mg;収率84%)を得た。HCl塩−
1H−NMR(400MHz,DMSO−d
6):δ 9.39(br.s.,1H),8.87(br.s.,1H),8.78(s,1H),8.62(d,1H),8.07(d,1H),8.03(s,1H),7.92(t,1H),7.53〜7.58(m,1H),7.17〜7.22(m,2H),6.99〜7.05(m,2H),3.80〜3.85(m,1H),3.78(s,3H),3.71〜3.76(m,2H),3.11〜3.28(m,2H),2.02〜2.12(m,1H),1.83〜2.01(m,2H),1.67〜1.79(m,1H);MS:m/z 402.2(M+H)
+。
【0120】
上記の実施例2の手順に従い、当業者に周知の適切な試薬、出発物質及び精製方法に置き換えることにより、以下の本発明の化合物を調製した。
【0121】
【表3】
【0122】
(実施例3)
【0123】
【化19】
【0124】
A.2−(S)−[(5−ブロモ−ピラジン−2−イルアミノ)−メチル]−ピロリジン−1−カルボン酸tert−ブチルエステル(3b)。化合物3a(5.75g、33.05mmol)の1,2−ジクロロエタン(60mL)溶液に、周囲温度でBoc−L−プロリナル(prolinal)(化合物1c)(9.22g;46.3mmol)及び氷酢酸(3mL)を添加し、得られた混合物を窒素雰囲気下で2時間攪拌した。次いで、混合物をNaB(OAc)
3H(12.6g;59.5mmol)で処理し、室温で4時間連続して攪拌した。得られた混合物をCH
2Cl
2で希釈し、飽和NaHCO
3(aq)及びH
2Oで洗浄した。有機相をH
2O及びブラインで順次洗浄し、次いで、Na
2SO
4上で乾燥させた。混合物を濾過し、濾液を減圧下で濃縮して、粗物質を得た。粗物質をフラッシュカラムクロマトグラフィー(SiO
2)を用いて精製し、EtOAc−ヘキサン勾配で溶出して、化合物3b(8.97g;収率76%)を得た。
1H NMR(400MHz,CDCl
3):δ 8.03(s,1H),7.68(s,1H),6.68(br.s.,1H),4.15〜4.28(m,1H),3.23〜3.60(m,4H),1.69〜2.12(m,4H),1.45〜1.55(m,9H)。
【0125】
B.2−(S)−[(5−ピリミジン−5−イル−ピラジン−2−イルアミノ)−メチル]−ピロリジン−1−カルボン酸tert−ブチルエステル(3d)。テフロン(登録商標)で裏打ちされた隔膜で密閉されたシュレンク管に、ジオキサン(26mL)中の化合物3b(1.742g;4.88mmol)、ピリミジン−5−ボロン酸(化合物3c)(0.725g;5.85mmol)、1.5MのNa
2CO
3(aq)(6.5mL;9.76mmol)、及び[1,1’−ビス(ジフェニルホスフィノ)−フェロセン]ジクロロ−パラジウム(II)(0.32g、0.392mmol)の混合物を添加し、85℃で5時間加熱した。得られた混合物をEtOAcで希釈し、飽和NH
4Cl(aq)及びH
2Oで洗浄した。有機相をH
2Oで洗浄し、次いでNa
2SO
4上で乾燥させた。混合物を濾過し、濾液を減圧下で濃縮して、粗物質を得た。粗物質をフラッシュカラムクロマトグラフィー(SiO
2)を用いて精製し、ヘプタン−EtOAc勾配で溶出して、化合物3d(0.8g;収率46%)を得た。
1H−NMR(400MHz,CDCl
3):δ 9.20(s,2H),9.17(s,1H),8.43(s,1H),8.02(d,1H),6.99(br.s.,1H),4.21〜4.31(m,1H),3.33〜3.55(m,4H),2.03〜2.16(m,1H),1.86〜2.02(m,2H),1.74〜1.85(m,1H),1.50(s,9H);MS:m/z 357.2(M+H)
+。
【0126】
C.2−(S)−[(3−ブロモ−5−ピリミジン−5−イル−ピラジン−2−イルアミノ)−メチル]−ピロリジン−1−カルボン酸tert−ブチルエステル(3e)。0℃に冷却した化合物3d(0.255g;0.715mmol)のDMF(2mL)溶液に、N−ブロモスクシンイミド(140mg;0.786mmol)のDMF(1mL)溶液を窒素雰囲気下で滴下した。反応混合物を0℃で2時間攪拌し、次いで、室温で3時間連続して攪拌した。得られた混合物を水でクエンチし、Et
2Oで抽出した。有機相をH
2O及びブラインで順次洗浄し、次いで、Na
2SO
4上で乾燥させた。混合物を濾過し、濾液を減圧下で濃縮して、粗物質を得た。粗物質をフラッシュカラムクロマトグラフィー(SiO
2)を用いて精製し、ヘプタン−EtOAc勾配で溶出して、化合物3e(0.24g;収率77%)を得た。
1H−NMR(400MHz,CDCl
3):δ 9.18(s,2H),9.18(s,1H),8.40(s,1H),7.54(br.s.,1H),4.30〜4.39(m,1H),3.34〜3.60(m,4H),2.04〜2.16(m,1H),1.88〜2.02(m,2H),1.72〜1.84(m,1H),1.51(s,9H);MS:m/z 435.0(M+H)
+,437.0(M+3)
+。
【0127】
D.2−(S)−{[3−(2−クロロ−フェノキシ)−5−ピリミジン−5−イル−ピラジン−2−イルアミノ]−メチル}−ピロリジン−1−カルボン酸tert−ブチルエステル(3f)。NaH(鉱油中60%)(9.5mg;0.24mmol)のDMF(1mL)懸濁液に、2−クロロ−フェノール(0.03mL;0.26mmol)をアルゴン雰囲気下で滴下した。混合物を室温で30分間攪拌した。化合物3e(80mg;0.184mmol)のDMF(2mL)溶液を反応混合物に添加し、得られた混合物を90℃で6時間加熱した。混合物を室温に冷却し、次いで、氷水でクエンチし、EtOAcで抽出した。有機相をH
2Oで洗浄し、次いでNa
2SO
4上で乾燥させた。混合物を濾過し、濾液を減圧下で濃縮して、粗物質を得た。粗物質をフラッシュカラムクロマトグラフィー(SiO
2)を用いて精製し、ヘプタン−EtOAc勾配で溶出して、化合物3f(39mg;収率44%)を得た。MS:m/z 483.2(M+H)
+。
【0128】
E.[3−(2−クロロ−フェノキシ)−5−ピリミジン−5−イル−ピラジン−2−イル]−ピロリジン−2−(S)−イルメチル−アミン(化合物12)。化合物3f(39mg、0.08mmol)のCH
2Cl
2(1mL)溶液に、周囲温度でトリフルオロ酢酸(0.7mL)を添加した。反応混合物を室温で3時間撹拌した。1N NaOH(aq)を用いて、反応混合物のpHを〜12に調整した。得られた混合物をCH
2Cl
2とH
2Oとの間で分液した。有機相をH
2Oで洗浄し、Na
2SO
4上で乾燥させた。次いで、混合物を濾過し、濾液を減圧下で濃縮した。残留物をCH
2Cl
2(1mL)に溶解させ、周囲温度でEt
2O(0.16mL;0.16mmol)中1.0M HClで処理した。反応混合物を室温で3時間撹拌した。得られた混合物を真空下で濃縮し、次いで、Et
2Oと共に粉砕した。固体を真空濾過によって回収し、乾燥させて、HCl塩として化合物12(32mg;収率87%)を得た。遊離塩基−
1H−NMR(400MHz,CDCl
3):δ 9.06(s,1H),8.95(s,2H),8.21(s,1H),7.48〜7.54(m,1H),7.32〜7.38(m,2H),7.23〜7.29(m,1H),6.09(t,1H),3.72〜3.82(m,1H),3.58〜3.67(m,1H),3.43〜3.54(m,1H),2.98〜3.13(m,2H),1.98〜2.09(m,1H),1.75〜1.97(m,2H),1.54〜1.67(m,1H);MS:m/z 383.0(M+H)
+。
【0129】
上記の実施例3の手順に従い、当業者に周知の適切な試薬、出発物質及び精製方法に置き換えることにより、以下の本発明の化合物を調製した。
【0130】
【表4】
【0131】
化合物8:上記の実施例3の手順に従い、手順Dの2−クロロ−フェノールを3−フルオロ−4−メトキシ−フェノール
1に置換して、標題化合物を得た。遊離塩基−
1H NMR(400MHz,CDCl
3):δ 9.08(s,1H),9.00(s,2H),8.20(s,1H),6.98〜7.06(m,3H),5.97(br.s.,1H),3.95(s,3H),3.70(ddd,1H),3.46〜3.55(m,1H),3.32〜3.40(m,1H),2.96〜3.02(m,2H),1.94〜2.04(m,1H),1.70〜1.92(m,2H),1.47〜1.58(m,1H);MS:m/z 397.2(M+H)
+。
【0132】
13−フルオロ−4−メトキシ−フェノールは、以下の手順によって調製した:
【0133】
【化20】
【0134】
A.3−フルオロ−4−メトキシ−フェノール。CH
2Cl
2中の3−フルオロ−4−メトキシ−アセトフェノン(5.16g;30.68mmol)及びmCPBA(8.65g;38.61mmol)の混合物を48時間還流させた。反応混合物を室温に冷却し、CH
2Cl
2で希釈し、5% K
2CO
3(aq)で洗浄し、Na
2SO
4上で乾燥させ、減圧下で濃縮した。残留物をエタノール(20mL)に溶解させ、次いで、NaOH(5.2g)のH
2O(6mL)溶液でゆっくりと処理した。得られた混合物を室温にて3時間撹拌した。得られた混合物を濃縮し、残留物を水とEt
2Oとの間で分液した。混合物を希HCl(aq)で酸性化し、Et
2Oで抽出した。有機相を合わせ、ブラインで洗浄し、Na
2SO
4上で乾燥させ、減圧下で濃縮して、粗物質を得た。粗物質をヘキサン中で攪拌し、固体を真空濾過によって回収して、標題化合物を得た。
1H NMR(400MHz,CDCl
3)δ:6.85(t,1H),6.66(dd,1H),6.54(ddd,1H),4.59(br.s.,1H),3.85(s,3H)。
【0135】
化合物33:上記の実施例3の手順に従い、手順Dにおける2−クロロ−フェノールを2,3−ジヒドロ−ベンゾフラン−5−オル
2に置換して、標題化合物を得た。遊離塩基−
1H NMR(400MHz,CDCl
3):δ 9.07(s,1H),9.00(s,2H),8.17(s,1H),7.05(d,1H),6.94(dd,1H),6.81(d,1H),6.00(t,1H),4.66(t,2H),3.73(ddd,1H),3.53〜3.63(m,1H),3.41(ddd,1H),3.27(t,2H),2.95〜3.09(m,2H),1.96〜2.05(m,1H),1.74〜1.94(m,2H),1.50〜1.61(m,1H)MS:m/z 391.2(M+H)
+。
【0136】
22,3−ジヒドロ−ベンゾフラン−5−オルは、以下のスキーム及び手順の通り調製した:
【0137】
【化21】
【0138】
A.ベンゾフラン−5−オル。BBr
3−SMe
2(9,45g;30,22mmol)のジクロロエタン(50mL)溶液に、5−メトキシ−ベンゾフラン(1,28g;8,64mmol)を添加し、混合物を窒素雰囲下で4時間還流させた。反応混合物を室温に冷却した。得られた混合物に水を慎重に添加し、反応混合物を20分間攪拌した。得られた混合物をCH
2Cl
2で希釈し、ブラインで洗浄し、Na
2SO
4上で乾燥させ、減圧下で濃縮して、粗物質を得た。粗物質をフラッシュカラムクロマトグラフィー(SiO
2)を用いて精製し、ヘプタン−EtOAc勾配で溶出して、標題化合物を得た。
1H NMR(400MHz,CDCl
3)δ:7.60(d,J=2.3Hz,1H),7.37(d,1H),7.02(d,1H),6.82(dd,1H),6.68(dd,1H),4.59(s,1H)。
【0139】
B.2,3−ジヒドロ−ベンゾフラン−5−オル。ベンゾフラン−5−オル(300mg;2.24mmol)のエタノール(10mL)溶液に、10% Pd−C(20mg)を添加し、混合物をParr水素化装置内で19時間0.34MPa(50psi)の水素雰囲気下にて振盪した。反応物を濾過し、濃縮して、粗物質を得た。粗物質をトルエンから2回再結晶化させた。固体を真空濾過によって回収し、乾燥させて、標題化合物(155mg;収率51%)を得た。
1H NMR(400MHz,CDCl
3):δ 6.71〜6.75(m,1H),6.62〜6.66(m,1H),6.55〜6.60(m,1H),4.54(t,2H),4.35(s,1H),3.18(t,2H)。
【0140】
(実施例4)
【0141】
【化22】
【0142】
A.2−(S)−{[3−(3−アセトキシ−フェノキシ)−5−ピリミジン−5−イル−ピラジン−2−イルアミノ]−メチル}−ピロリジン−1−カルボン酸tert−ブチルエステル(4a)。NaH(鉱油中60%)(18mg;0.45mmol)のDMF(1mL)懸濁液に、アルゴン雰囲気下で酢酸3−ヒドロキシ−フェニルエステル(0.06mL;0.488mmol)を添加した。混合物を室温で30時間攪拌した。化合物3e(163mg;0.375mmol)のDMF(2mL)溶液を反応混合物に添加し、得られた混合物を80℃で6時間加熱した。混合物を室温に冷却し、次いで、氷水でクエンチし、EtOAcで抽出した。有機相をH
2Oで洗浄し、次いでNa
2SO
4上で乾燥させた。混合物を濾過し、濾液を減圧下で蒸発させて粗物質を得た。粗物質をフラッシュカラムクロマトグラフィー(SiO
2)を用いて精製し、ヘプタン−EtOAc勾配で溶出して、化合物4a(69mg;収率36%)を得た。MS:m/z 507.2(M+H)
+。
【0143】
B.2−(S)−{[3−(3−ヒドロキシ−フェノキシ)−5−ピリミジン−5−イル−ピラジン−2−イルアミノ]−メチル}−ピロリジン−1−カルボン酸tert−ブチルエステル(4b)。化合物4a(20mg)のEtOH/H
2O(2/2mL)溶液に、1N NaOH(aq)(2mL)を添加し、混合物を80℃で2時間加熱した。反応物を室温に冷却し、有機溶媒を除去した。水性残留物を2N HCl(aq)でpH〜6に調整し、EtOAcで抽出し、Na
2SO
4上で乾燥させた。反応混合物を分取TLCによって濃縮精製して、化合物4bを得た。
1H NMR(400MHz,CDCl
3):δ 9.19(s,1H),9.06(s,2H),8.13(s,1H),7.22(t,1H),6.69〜6.80(m,3H),4.21〜4.34(m,1H),3.32〜3.69(m,4H),1.87〜2.11(m,3H),1.68〜1.77(m,1H),1.43〜1.49(m,9H);MS:m/z 465.2(M+H)
+。
【0144】
C.3−{6−ピリミジン−5−イル−3−[(ピロリジン−2−(S)−イルメチル)−アミノ]−ピラジン−2−イルオキシ}−フェノール(化合物15)。化合物4bのCH
2Cl
2(1mL)溶液に、トリフルオロ酢酸(0.7mL)を周囲温度で添加した。反応混合物を室温で3時間撹拌した。1N NaOH(aq)を用いて、反応混合物のpHを〜12に調整した。得られた混合物をCH
2Cl
2とH
2Oとの間で分液した。有機相をH
2Oで洗浄し、Na
2SO
4上で乾燥させた。次いで、混合物を濾過し、濾液を減圧下で濃縮した。残留物をCH
2Cl
2(1mL)に溶解させ、周囲温度でEt
2O中1.0M HClで処理した。反応混合物を室温で3時間撹拌した。得られた混合物を真空下で濃縮し、残留物をEt
2Oと共に粉砕した。固体を真空濾過によって回収し、乾燥させて、HCl塩として化合物15を得た。遊離塩基−
1H−NMR(400MHz,CDCl
3):δ 9.02(s,1H),8.94(s,2H),8.04(s,1H),7.11〜7.19(m,1H),6.66〜6.76(m,3H),6.21(t,1H),3.95〜4.03(m,1H),3.64〜3.75(m,2H),3.26〜3.36(m,2H),1.95〜2.27(m,3H),1.76〜1.89(m,1H);MS:m/z 365.3(M+H)
+。
【0145】
(実施例5)
【0146】
【化23】
【0147】
A.2−(S)−{[5−(5−シアノ−ピリジン−3−イル)−ピラジン−2−イルアミノ]−メチル}−ピロリジン−1−カルボン酸tert−ブチルエステル(5b)。テフロン(登録商標)で裏打ちされた隔膜で密閉されたシュレンク管に、CH
3CN(8mL)とH
2O(2mL)との混合物中の化合物3b(2.0g;5.60mmol)、5−(4,4,5,5−テトラメチル−[1,3,2]ジオキサボロラン−2−イル)−ニコチノニトリル(化合物5a)(1.55g;6.72mmol)、K
2CO
3(1.547g;11.2mmol)、及び[1,1’−ビス(ジフェニルホスフィノ)−フェロセン]ジクロロ−パラジウム(II)(274mg、0.336mmol)の混合物を添加し、140℃で20分間マイクロ波反応器内で照射した。得られた混合物をEtOAcで希釈し、次いで飽和NH
4Cl(aq)及びH
2Oで洗浄した。有機相をH
2Oで洗浄し、次いでNa
2SO
4上で乾燥させた。混合物を濾過し、濾液を減圧下で濃縮して、粗物質を得た。粗物質をフラッシュカラムクロマトグラフィー(SiO
2)を用いて精製し、ヘプタン−EtOAc勾配で溶出して、黄褐色の粉末として化合物5b(1.56g;収率73%)を得た。
1H−NMR(400MHz,CDCl
3):δ 9.27(d,1H),8.79(s,1H),8.42〜8.52(m,2H),8.00(d,1H),7.09(br.s.,1H),4.05〜4.34(m,1H),3.30〜3.59(m,4H),2.03〜2.17(m,1H),1.86〜2.01(m,2H),1.73〜1.84(m,1H),1.50(s,9H);MS:m/z 381.2(M+H)
+。
【0148】
B.2−(S)−{[3−ブロモ−5−(5−シアノ−ピリジン−3−イル)−ピラジン−2−イルアミノ]−メチル}−ピロリジン−1−カルボン酸tert−ブチルエステル(5c)。0℃に冷却した化合物5b(1.53g;4.02mmol)のDMF(8mL)溶液に、N−ブロモスクシンイミド(800mg;4.49mmol)のDMF(6mL)溶液を窒素雰囲気下で滴下した。反応混合物を0℃で2時間攪拌し、次いで、室温で3時間連続して攪拌した。得られた混合物を水でクエンチし、Et
2Oで抽出した。有機相をH
2O及びブラインで順次洗浄し、次いで、Na
2SO
4上で乾燥させた。混合物を濾過し、濾液を減圧下で濃縮して、粗物質を得た。粗物質をフラッシュカラムクロマトグラフィー(SiO
2)を用いて精製し、ヘプタン−EtOAc勾配で溶出して、化合物5c(1.22g;収率66%)を得た。
1H−NMR(400MHz,CDCl
3):δ 9.24(d,1H),8.80(d,1H),8.46(t,1H),8.43(s,1H),7.63(br.s.,1H),4.10〜4.41(m,1H),3.32〜3.62(m,4H),2.04〜2.20(m,1H),1.85〜2.03(m,2H),1.71〜1.85(m,1H),1.44〜1.54(m,9H);MS:m/z 459.0(M+H)
+,461.0(M+3)
+。
【0149】
C.2−(S)−{[5−(5−シアノ−ピリジン−3−イル)−3−(3−ヒドロキシ−フェノキシ)−ピラジン−2−イルアミノ]−メチル}−ピロリジン−1−カルボン酸tert−ブチルエステル(5d)。テフロン(登録商標)で裏打ちされた隔膜で密閉されたシュレンク管に、DMF(1mL)中の化合物5c(100mg;0.218mmol)、ベンゼン−1,3−ジオール(150mg;1.362mmol)、及びK
2CO
3(60mg;0.434mmol)の混合物を添加し、160℃で15分間マイクロ波反応器内で照射した。得られた混合物をEt
2OとH
2Oとの間で分液した。有機相をH
2O及びブラインで順次洗浄し、次いで、Na
2SO
4上で乾燥させた。混合物を濾過し、濾液を減圧下で濃縮して、粗物質を得た。粗物質をフラッシュカラムクロマトグラフィー(SiO
2)を用いて精製し、ヘプタン−EtOAc勾配で溶出して、化合物5d(86.2mg;収率81%)を得た。
1H−NMR(400MHz,CDCl
3):δ 9.12(d,1H),8.70(s,1H),8.12〜8.26(m,2H),7.42(br.s.,1H),7.23〜7.29(m,1H),6.67〜6.86(m,3H),5.85〜6.10(m,1H),4.19〜4.39(m,1H),3.36〜3.68(m,4H),1.71〜2.17(m,4H),1.47(s,9H);MS:m/z 489.2(M+H)
+。
【0150】
D.5−{6−(3−ヒドロキシ−フェノキシ)−5−[(ピロリジン−2−(S)−イルメチル)−アミノ]−ピラジン−2−イル}−ニコチノニトリル(化合物38)。化合物5d(86.2mg、0.176mmol)のCH
2Cl
2(3mL)溶液に、周囲温度でトリフルオロ酢酸(0.4mL)を添加した。反応混合物を室温で3時間撹拌した。溶媒を除去し、逆相HPLCで残留物を精製し、CH
3CN−H
2O勾配で溶出し、TFA塩として化合物38を得た(61.5mg;収率57%)。
1H NMR(400MHz,DMSO−d
6):δ 9.79(s,1H),9.14(d,1H),9.03(br.s.,1H),8.90(d,1H),8.54(t,1H),8.51(s,1H),8.47(br.s.,1H),7.75(t,1H),7.24〜7.32(m,1H),6.68〜6.79(m,3H),3.77〜3.89(m,1H),3.68〜3.77(m,2H),3.12〜3.32(m,2H),2.04〜2.16(m,1H),1.83〜2.03(m,2H),1.68〜1.81(m,1H);MS:m/z 389.3(M+H)
+。
【0151】
上記の実施例5の手順に従い、当業者に周知の適切な試薬、出発物質及び精製方法に置き換えることにより、以下の本発明の化合物を調製した。
【0152】
【表5】
【0153】
化合物25:上記の実施例5の手順に従い、手順Cのベンゼン−1,3−ジオールを3−フルオロ−4−メトキシ−フェノール
1に置換して、標題化合物を得た。HCl塩−
1H NMR(400MHz,DMSO−d
6):δ 9.33(br.s.,1H),9.12(br.s.,1H),8.91(br.s.,1H),8.82(br.s.,1H),8.56(t,1H),8.52(s,1H),7.81(t,1H),7.39(dd,1H),7.24〜7.31(m,1H),7.15〜7.21(m,1H),3.88(s,3H),3.79〜3.86(m,1H),3.71〜3.78(m,2H),3.11〜3.30(m,2H),2.02〜2.14(m,1H),1.82〜2.01(m,2H),1.68〜1.81(m,1H);MS:m/z 421.0(M+H)
+。
【0154】
(実施例6)
【0155】
【化24】
【0156】
A.5−ブロモ−3−(4−メトキシ−ベンジル)−ピラジン−2−イルアミン(6a)。塩化亜鉛(THF中0.5M溶液)(26.3mL;13.23mmol)溶液を、4−メトキシ−ベンジルマグネシウムクロリド(THF中0.25M溶液)(50mL;12.5mmol)溶液に窒素雰囲下で室温にて添加した。得られた不透明な混合物を室温で15分間攪拌した。この混合物に、ビス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(II)ジクロリド(0,185g;0,263mmol)と、2−アミノ−3,5−ジブロモピラジン(化合物1a)(1,33g;5,26mmol)のTHF(4mL)溶液とを室温で順次添加した。得られたオレンジ色の反応混合物を54時間室温で攪拌し、次いで、0℃にて水(10mL)でクエンチした。混合物を、酢酸エチル(200mL)及び水(60mL)で希釈した。有機層を分離し、水層を酢酸エチル(2×100mL)で抽出した。合わせた有機層を無水Na
2SO
4上で乾燥させ、減圧下で濃縮した。残留物をフラッシュカラムクロマトグラフィー(SiO
2、ヘキサン中30%酢酸エチル)を用いて精製し、化合物6a(1.36g;収率88%)を得た。
1H NMR(400MHz,CDCl
3):δ 8.04(s,1H),7.11〜7.18(m,2H),6.84〜6.89(m,2H),4.37(br.s.,2H),4.03(s,2H),3.80(s,3H)。
【0157】
B.2−(S)−{[5−ブロモ−3−(4−メトキシ−ベンジル)−ピラジン−2−イルアミノ]−メチル}−ピロリジン−1−カルボン酸tert−ブチルエステル(6b)。化合物6a(1.37g、4.66mmol)の1,2−ジクロロエタン(30mL)溶液に、周囲温度でBoc−L−プロリナル(prolinal)(化合物1c)(1.114g;5.59mmol)及び氷酢酸(1.5mL)を添加し、反応混合物を窒素雰囲気下で2時間攪拌した。次いで、混合物をNaBH(OAc)
3H(1.38g;6.524mmol)で処理し、室温で20時間連続して攪拌した。更なる化合物1c(0.56g;2.8mmol)を反応混合物に添加し、次いで、反応混合物を2時間攪拌した。次いで、混合物をNaBH(OAc)
3(0.69g;3.26mmol)で処理し、室温で20時間連続して攪拌した。得られた混合物をCH
2Cl
2で希釈し、飽和NaHCO
3(aq)及びH
2Oで洗浄した。有機相をH
2O及びブラインで順次洗浄し、次いで、Na
2SO
4上で乾燥させた。混合物を濾過し、濾液を減圧下で濃縮して、粗物質を得た。粗物質をフラッシュカラムクロマトグラフィー(SiO
2)を用いて精製し、EtOAc−ヘキサン勾配で溶出して、化合物6b(1.56g;収率70%)を得た。MS:m/z 477.1(M+H)
+,479.1(M+3)
+。
【0158】
C.2−(S)−{[3−(4−メトキシ−ベンジル)−5−ピリミジン−5−イル−ピラジン−2−イルアミノ]−メチル}−ピロリジン−1−カルボン酸tert−ブチルエステル(6c)。テフロン(登録商標)で裏打ちされた隔膜で密閉されたシュレンク管に、ジオキサン(2mL)中の化合物6c(200mg;0.42mmol)、ピリミジン−5−ボロン酸(化合物3c)(78mg;0.63mmol)、Na
2CO
3/H
2O(89mg;0.84mmol、0.5mLのH
2O中)、及び[1,1’−ビス(ジフェニルホスフィノ)−フェロセン]ジクロロ−パラジウム(II)(34.3mg、0.042mmol)の混合物を、100℃で4時間加熱した。得られた混合物をEtOAcで希釈し、飽和NH
4Cl(aq)及びH
2Oで順次洗浄し、Na
2SO
4上で乾燥させた。混合物を濾過し、濾液を減圧下で濃縮して、粗物質を得た。粗物質をフラッシュカラムクロマトグラフィー(SiO
2)を用いて精製し、ヘプタン−EtOAc勾配で溶出して、化合物6c(88mg;収率44%)を得た。
1H−NMR(400MHz,CDCl
3):δ 9.21(s,2H),9.14(s,1H),8.36(s,1H),7.36(d,2H),7.19〜7.24(m,1H),6.86(d,2H),4.19〜4.31(m,1H),4.06(s,2H),3.80(s,3H),3.32〜3.55(m,4H),2.00〜2.14(m,1H),1.81〜2.00(m,2H),1.66〜1.80(m,1H),1.53(s,9H);MS:m/z 477.3(M+H)
+。
【0159】
D.[3−(4−メトキシ−ベンジル)−5−ピリミジン−5−イル−ピラジン−2−イル]−ピロリジン−2−(S)−イルメチル−アミン(化合物17)。化合物6c(88mg、0.185mmol)のCH
2Cl
2(1mL)溶液に、周囲温度でトリフルオロ酢酸(0.7mL)を添加した。反応混合物を室温で3時間撹拌した。1N NaOH(aq)を用いて、反応混合物のpHを〜12に調整した。得られた混合物をCH
2Cl
2とH
2Oとの間で分液した。有機相をH
2Oで洗浄し、Na
2SO
4上で乾燥させた。次いで、混合物を濾過し、濾液を減圧下で濃縮した。残留物をCH
2Cl
2(1mL)に溶解させ、周囲温度にてEt
2O(0.39mL;0.39mmol)中1.0M HClで処理した。反応混合物を室温で3時間撹拌した。得られた混合物を真空下で濃縮し、残留物をEt
2Oと共に粉砕した。固体を真空濾過によって回収し、乾燥させて、HCl塩として化合物17(71mg;収率86%)を得た。遊離塩基−
1H−NMR(400MHz,CDCl
3):δ 9.21〜9.25(m,2H),9.17〜9.20(m,1H),8.35(s,1H),7.21〜7.26(m,2H),6.81〜6.86(m,2H),5.97〜6.14(m,1H),4.16(s,2H),3.90〜4.01(m,1H),3.68〜3.81(m,H),3.78(s,3H),3.23〜3.33(m,1H),2.99〜3.09(m,1H),2.06〜2.16(m,1H),1.85〜1.99(m,2H),1.60〜1.68(m,2H)MS:m/z 377.3(M+H)
+。
【0160】
実施例6に記載の手順に従い、当業者に周知の好適な試薬、出発物質及び精製方法に置き換えることにより、以下の本発明の化合物を調製した。
【0161】
【表6】
【0162】
(実施例7)
【0163】
【化25】
【0164】
A.2−クロロ−3−(4−メトキシ−フェノキシ)−ピラジン(7b)。エタノール(20mL)中2,3−ジクロロ−ピラジン(化合物7a)(0.88g;5.91mmol)、4−メトキシフェノール(0.81g;6.5mmol)及び炭酸カリウム(1.63g;11.82mmol)の混合物を、室温で20時間攪拌した。得られた混合物を真空下で濃縮し、残留物をEtOAcと水との間で分液した。有機相を希HCl(aq)、H
2Oで順次洗浄し、次いで、Na
2SO
4上で乾燥させた。混合物を濾過し、濾液を減圧下で濃縮して、粗物質を得た。粗物質をフラッシュカラムクロマトグラフィー(SiO
2)を用いて精製し、ヘプタン−EtOAc勾配で溶出して、化合物7b(0.755g;収率54%)を得た。
1H NMR(400MHz,CDCl
3):δ 8.04(d,1H),7.99(d,1H),7.07〜7.15(m,2H),6.93〜7.00(m,2H),3.84(s,3H)。
【0165】
B.3’−(4−メトキシ−フェノキシ)−2,3,5,6−テトラヒドロ−[1,2’]ビピラジニル−4−カルボン酸tert−ブチルエステル(7c)。テフロン(登録商標)で裏打ちされた隔膜で密閉されたシュレンク管において、i−PrOH/ジオキサン(4/0.5mL)中の化合物7b(243mg;1.03mmol)及びピペラジン−1−カルボン酸tert−ブチルエステル(478mg;2.57mmol)の混合物を98℃で48時間加熱した。得られた混合物をEtOAcで希釈し、H
2O、ブラインで順次洗浄し、Na
2SO
4上で乾燥させた。混合物を濾過し、濾液を減圧下で濃縮して、粗物質を得た。粗物質をフラッシュカラムクロマトグラフィー(SiO
2)を用いて精製し、ヘプタン−EtOAc勾配で溶出して、化合物7c(290mg;収率73%)を得た。
1H−NMR(400MHz,CDCl
3):δ 7.82(d,1H),7.54(d,1H),7.05〜7.09(m,2H),6.93〜6.98(m,2H),3.83(s,3H),3.60(s,8H),1.50(s,9H)。
【0166】
C.5’−ブロモ−3’−(4−メトキシ−フェノキシ)−2,3,5,6−テトラヒドロ−[1,2’]ビピラジニル−4−カルボン酸tert−ブチルエステル(7d)。0℃に冷却した化合物7c(196mg、0.51mmol)のDMF(2mL)溶液に、N−ブロモスクシンイミド(110mg;0.61mmol)のDMF(1mL)溶液を窒素雰囲気下で滴下した。反応混合物を0℃で2時間攪拌し、次いで、室温で3時間連続して攪拌した。得られた混合物を水でクエンチし、Et
2Oで抽出した。有機相をH
2O、ブラインで順次洗浄し、次いで、Na
2SO
4上で乾燥させた。混合物を濾過し、濾液を減圧下で濃縮して、粗物質を得た。粗物質をフラッシュカラムクロマトグラフィー(SiO
2)を用いて精製し、ヘプタン−EtOAc勾配で溶出して、化合物7d(166mg;収率70%)を得た。
1H−NMR(400MHz,CDCl
3):δ 7.90(s,1H),7.03〜7.10(m,2H),6.90〜6.97(m,2H),3.84(s,3H),3.52〜3.61(m,8H),1.49(s,9H)。
【0167】
D.5’−(5−シアノ−ピリジン−3−イル)−3’−(4−メトキシ−フェノキシ)−2,3,5,6−テトラヒドロ−[1,2’]ビピラジニル−4−カルボン酸tert−ブチルエステル(7e)。テフロン(登録商標)で裏打ちされた隔膜で密閉されたシュレンク管において、ジオキサン(2mL)中の化合物7d(120mg;0.26mmol)、化合物5a(89mg;0.387mmol)、Na
2CO
3/H
2O(55mg;0.52mmol、0.4mLのH
2O中)、及び[1,1’−ビス(ジフェニルホスフィノ)−フェロセン]ジクロロ−パラジウム(II)(21mg、0.026mmol)の混合物を、90℃で1時間加熱した。得られた混合物をEtOAcで希釈し、飽和NH
4Cl(aq)及びH
2Oで洗浄した。有機相をH
2Oで洗浄し、次いでNa
2SO
4上で乾燥させた。混合物を濾過し、濾液を減圧下で濃縮して、粗物質を得た。粗物質をフラッシュカラムクロマトグラフィー(SiO
2)を用いて精製し、ヘプタン−EtOAc勾配で溶出して、化合物7e(100mg;収率79%)を得た。MS:m/z 489.2(M+H)
+。
【0168】
E.5−[3’−(4−メトキシ−フェノキシ)−3,4,5,6−テトラヒドロ−2H−[1,2’]ビピラジニル−5’−イル]−ニコチノニトリル(化合物30)。化合物1fを化合物7eに置換した以外は、実施例1の手順Dに記載の方法を適応させて、標題化合物30をHCl塩として得た。遊離塩基−
1H NMR(400MHz,CDCl
3):δ 9.12(d,1H),8.74(d,1H),8.32(s,1H),8.16(t,1H),7.08〜7.13(m,2H),6.95〜7.00(m,2H),3.87(s,3H),3.76〜3.82(m,4H),3.04〜3.12(m,4H);MS:m/z 389.0(M+H)
+。
【0169】
上記の実施例7の手順に従い、当業者に周知の適切な試薬、出発物質及び精製方法に置き換えることにより、以下の本発明の化合物を調製した。
【0170】
【表7】
【0171】
以下の表における式(I)の化合物1〜42は、上記手順を用いて合成した。
【0172】
【化26】
【0173】
【表8-1】
【0174】
【表8-2】
【0175】
【表8-3】
【0176】
生物学的実施例
インビトロアッセイ
(実施例1)
NG108−15、24−ウェルデルタオピオイド受容体結合アッセイ
方法:NG108−15細胞膜は、Applied Cell Sciences(Rockville,MD)から購入した。5mg/mLの膜タンパク質を、10mM TRIS−HCl pH 7.2、2mM EDTA、10%スクロースに懸濁させた。Polytronホモジナイザーからの幾つかの短パルスを用いて、50mM Trisバッファ(pH 7.4)5mLにて各バイアル瓶をホモジナイズした。最終濃度を133μg/ウェルにするために、5mM MgCl
2を含有する50mMのTrisバッファで、ホモジネートを標準希釈溶液中330μg/mLに希釈した。この粒子状調製物を、24ウェルデルタオピオイド受容体結合アッセイに用いた。
【0177】
デルタ選択的リガンド、〜0.2nM[
3H]ナルトリンドールとの、全容積1mLでの24ウェルプレート内での25℃で2.5時間のインキュベーション後、プレート内容物をUniFilter24,GF/Bを通して濾過した。このプレートを0.3%PEIに前浸漬し、24ウェルのハーベスターを通して濾過した。UniFilter24を10mM HEPES(pH 7.4)2mLで3回すすぎ、37℃のオーブンで1.5時間乾燥させた。各ウェルに、150μLのScint0(PerkinElmer、カタログ番号6013611)を添加した。次いで、プレートをTopCountで読み取った。
【0178】
分析:シンチレーションカウンターからのデータを用いて、対照結合(試験化合物の単一濃度のみを評価した場合)と比較した阻害%、又はK
i値(濃度範囲を試験した場合)のいずれかを計算した。非特異的結合(N.S.−1mMナロキソン)をネガティブコントロールとして用い、一方、全結合(T.B.−膜及びリガンドのみ)をポジティブコントロールとして用いた。1つの濃度がスクリーニングされた場合、阻害率(%)は(全結合のcpm−化合物のcpm)/(T.B.のcpm−N.S.)として計算した。トリプリケートの阻害率(%)を平均し、報告した。複数の濃度が生じた場合、Prismにおける1部位結合非線形回帰プログラムを用いて値を分析して、K
i値を求める。最低値及び最高値を世界的に共有した。次いで、トリプリケートのK
iを平均し、報告した。
【0179】
得られたデータを以下の表2に示す。
【0180】
(実施例2)
ラット脳デルタオピオイド受容体結合アッセイ
手順:オスのWistarラット(150〜250g、VAF、Charles River,Kingston,NY)をCO
2を用いて安楽死させ、それらの脳を取り出し、直ちに氷冷Tris HClバッファ(50mM、pH 7.4)中に配置した。前脳を、背側の丘から開始して、中脳−橋接合部を介して腹側へ通過する冠状切断により残りの脳から分離した。切開の後、前脳をテフロン(登録商標)ガラスホモジナイザー内にてTrisバッファ中でホモジナイズした。80mLのTris当たり1gの前脳組織の濃度のホモジネートを希釈し、10分間39,000×gで遠心分離した。Polytonホモジナイザーからの幾つかの短パルスを用いて、ペレットを5mM MgCl
2を含有する同体積のTrisバッファに再懸濁させた。この微粒子製剤をデルタオピオイド結合アッセイに使用した。デルタ選択的ペプチドリガンド、〜4nM[
3H]DPDPE又は0.25nMの[
3H]ナルトリンドールとの、全容積1mLでの96−ウェルプレート内での25℃で2.5時間のインキュベーション後、プレート内容物をTomtec 96−ウェルハーベスター上で、WallacフィルターマットBシートを介して濾過した。フィルターを2mLの10mM HEPES(pH 7.4)で3回濯ぎ、650W電子レンジ内で1.75分間にわたって2回乾燥した。各サンプル領域に、2×50μLのベータプレートシントシンチレーション流体(LKB)を加え、放射能をLKB(Wallac)1205ベータプレート液体シンチレーションカウンターで計測した。
【0181】
分析:シンチレーションカウンターからのデータを用いて、対照結合(試験化合物の単一濃度のみを評価した場合)と比較した阻害%、又はK
i値(濃度範囲を試験した場合)のいずれかを計算した。阻害率(%)は、以下のように計算した:[(全dpm−試験化合物のdpm)/(全dpm−非特異的なdpm)]×100。K
d及びK
i値は、GraphPad PRISMデータ解析プログラムを使用して計算した。得られたデータを以下の表2に示す。
【0182】
(実施例3)
ラット脳ミューオピオイド受容体結合アッセイ
手順:オスのWistarラット(150〜250g、VAF、Charles River,Kingston,NY)をCO
2を用いて安楽死させ、それらの脳を取り出し、直ちに氷冷Tris HClバッファ(50mM、pH 7.4)中に配置した。前脳を、背側の丘から開始して、中脳−橋接合部を介して腹側へ通過する冠状切断により残りの脳から分離した。切開の後、前脳をテフロン(登録商標)ガラスホモジナイザー内にてTrisバッファ中でホモジナイズした。80mLのTris当たり1gの前脳組織の濃度のホモジネートを希釈し、10分間39,000×gで遠心分離した。Polytonホモジナイザーからの幾つかの短パルスを用いて、ペレットを5mM MgCl
2を含有する同体積のTrisバッファに再懸濁させた。この微粒子製剤をミューオピオイド結合アッセイに使用した。ミュー選択的ペプチドリガンド、〜0.8nM[
3H]DAMGOとの、全アッセイ容積1mLでの96−ウェルプレート内での25℃で2.5時間のインキュベーション後、プレート内容物をトムテック96−ウェルハーベスター上で、WallacフィルターマットBシートを介して濾過した。フィルターを2mLの10mM HEPES(pH 7.4)で3回すすぎ、650W電子レンジ内で1.75分間、2回乾燥した。各サンプル領域に、2×40μLのベータプレートシントシンチレーション流体(LKB)を加え、放射能をLKB(Wallac)1205ベータプレート液体シンチレーションカウンターで計測した。
【0183】
分析:シンチレーションカウンターからのデータを用いて、対照結合(試験化合物の単一濃度のみを評価した場合)と比較した阻害%、又はK
i値(濃度範囲を試験した場合)のいずれかを計算した。阻害率(%)は、以下のように計算した:[(全dpm−試験化合物のdpm)/(全dpm−非特異的なdpm)]×100。K
d及びK
i値は、GraphPad PRISMデータ解析プログラムを使用して計算した。得られたデータを以下の表2に示す。
【0184】
【表9】
【0185】
(実施例4)
NG108−15細胞膜における[
35S]GTPγS結合アッセイ(デルタオピオイド機能アッセイ)−200nMスクリーン
方法:NG108−15細胞膜は、Applied Cell Sciences(Rockville,MD)から購入した。5mg/mLの膜タンパク質を、10mM TRIS−HCl pH 7.2、2mM EDTA、10%スクロースに懸濁させた。膜を4〜8℃で維持した。1mLの体積の膜を10mLの冷結合アッセイバッファに添加した。アッセイバッファは、50mMのTris(pH 7.6)、5mMのMgCl
2、100mMのNaCl、1mMのDTT、及び1mMのEGTAを含有していた。膜懸濁液をPolytonで2回ホモジナイズし、3000rpmで10分間遠心分離した。次いで、上清を18,000rpmで20分間遠心分離した。ペレットを含有する管に10mLのアッセイバッファを添加した。ペレット及びバッファをPolytonと混合した。
【0186】
インキュベーション手順:ペレット膜(75μg/mL)をアッセイバッファ中にて、25℃で45分間SPAビーズ(10mg/mL)と共にプレインキュベートした。次いで、膜(37.5μg/mL)とカップリングしたSPAビーズ(5mg/mL)を、総体積が200μLである、100μMのGDPを含有する同じTrisバッファ中にて0.1nM[
35S]GTPγSと共にインキュベートした。200nMの受容体アゴニストを用いて、[
35S]−GTPγS結合を刺激した。アゴニストの不在下で基本の結合を試験し、10μMの非標識GTPγSの存在下で非特異的結合を試験した。Packard Top Countでデータを解析し、以下の表3に示す。
【0187】
データ
基本(%)=(刺激−非特異的)×100/(基本−非特異的)
200nMにおける化合物の相対的有効性
=(200nMにおける試験化合物の基本(%))/(SNC80用量反応の計算最大値、prismにおける曲線)
【0188】
(実施例5)
CHO−hMOR細胞膜における[
35S]GTPγS結合アッセイ(ミューオピオイド受容体機能アッセイ)
方法:CHO−hMOR細胞膜は、Receptor Biology,Inc.(Baltimore,MD)から購入した。約10mg/mLの膜タンパク質は、10mMのTRIS−HCl(pH 7.2)、2mMのEDTA、10%スクロースに懸濁させ、その懸濁液を氷上で保持した。1mLの体積の膜を、50mMのHEPES(pH 7.6)、5mMのMgCl
2、100mMのNaCl、1mMのDTT、及び1mMのEDTAを含有する冷結合アッセイバッファ15mLに添加した。膜懸濁液をPolytonでホモジナイズし、3,000rpmで10分間遠心分離した。次いで、上清を18,000rpmで20分間遠心分離した。Polytonを含むアッセイバッファ10mLにペレットを再懸濁させた。アッセイバッファ中にて25℃で45分間、小麦胚凝集素でコーティングされたSPAビーズ(Amersham)と共に膜をプレインキュベートした。次いで、膜(10μg/mL)とカップリングしたSPAビーズ(5mg/mL)を、アッセイバッファ中にて0.5nM[
35S]GTPγSと共にインキュベートした添加される試験化合物の不在下で基本結合が生じ;この未調節結合は100%であるとみなされ、アゴニストによって刺激される結合は、著しく上記値を超えるレベルに上昇した。様々な濃度の範囲の受容体アゴニストを用いて、[
35S]GTPγSの結合を刺激した。アゴニストの不在下で基本及び非特異的な結合の両方を試験し;非特異的な結合の測定は、10μMの非標識GTPγSを含んでいた。
【0189】
アゴニストによって刺激されるGTPγS結合を阻害する能力を評価することによって、アンタゴニストとしての機能について化合物を試験した。放射能は、Packard TopCountで定量した。以下のパラメータを計算した:
【0190】
【数3】
【0191】
EC
50値をGraphPad Prismを用いて計算し、以下の表3に示す。
【0192】
【表10-1】
【0193】
【表10-2】
【0194】
【表10-3】
【0195】
インビボアッセイ
(実施例6)
炎症性疼痛のラットCFA放射熱モデル
げっ歯類における完全フロイントアジュバント(CFA)の足底内注射は、熱及び機械刺激の両方に対する慢性かつ顕著な痛覚過敏を特徴とする、強く長時間持続する炎症反応を引き起こす。これらは、注射後24〜72時間の間にピークに達し、数日間から数週間持続する場合がある。熱痛覚過敏を逆行させる化合物の能力を評価するために、オスのSprague−Dawleyラット(200〜350g)の左後肢にCFA(1:1CFA:生理食塩水、100μL)を足底内注射してもよい。24時間のインキュベート時間後、放射熱肢刺激機(RH)における反応潜時を得、ベースライン(CFA前)潜時と比較した。RH装置は、自動的にガラスの表面から肢を持ち上げるよう登録されている。ベースラインから反応潜時(すなわち、痛覚過敏)の少なくとも25%の減少を示したラットのみを、以降の解析に含めた。CFA後潜時の評価後、ラットに試験化合物又はビヒクル(ヒドロキシプロピルメチルセルロース、HPMC)を経口投与した(2.5mL/kg)。痛覚過敏の逆行率(%)を各動物について(治療反応−CFA後反応)/(CFA前反応−CFA後反応)×100として計算した。したがって、正常なCFA前閾値への逆行は100%有効であると定義され、一方、CFA後閾値から変化しない場合は有効性が0%であった。次いで、各処理群(n=6〜8ラット/群)について、痛覚過敏の平均逆行率(%)を計算した。
以下に、本願の当初の特許請求の範囲に記載された発明を付記する。
[1]
式(I)の化合物:
【化1】
(式中、
R1は、以下のi)、ii)、及びiii)からなる群から選択される:
i)所望によりC1〜4アルキル、C1〜4アルコキシ、C1〜4アルキルチオ、ヒドロキシ、クロロ、及びフルオロからなる群から独立して選択される1〜2つの置換基で置換されるフェニル;
ii)所望によりC1〜4アルキル、C1〜4アルコキシ、C1〜4アルキルチオ、ヒドロキシ、フルオロ、クロロ、及びシアノからなる群から選択される1つの置換基で置換されるピリジニル;並びに
iii)ピリミジン−5−イル;
あるいは、R1は、所望により、Yがエチニルであるときメトキシ−メチルであり;
Yは、エチニル又は結合であり;
R2は、フェニル、ベンゾフラニル、2,3−ジヒドロベンゾフラニル、ベンゾ[1,3]ジオキソール−5−イル、インドリル、又は所望によりメチルで置換されるピリジニルであり;フェニルは、所望によりC1〜4アルキル、C1〜4アルコキシ、フルオロ、クロロ、シアノ、シアノメチル、ジフルオロメトキシ、トリフルオロメトキシ、及びヒドロキシからなる群から独立して選択される1〜2つの置換基で置換される;
あるいは、R2は、1つのC1〜4アルキルカルボニルアミノ又は1H−イミダゾール−1−イル置換基で置換されるフェニルであり;
Xは、O又はCH2であり;
Lは存在せず、かつR3は4−アミノ−シクロヘキシルである、あるいはLはメチレンであり、かつR3は、以下のi)、ii)、及びiii)からなる群から選択される:
i)ピロリジン−2−イル;
ii)1−アミノ−エタ−1−イル;及び
iii)1−アミノ−シクロペント−1−イル;
あるいは、R3はL及びLが結合している窒素原子と共に環化して、所望により4−C1〜4アルキルで置換されるピペラジニルを形成する);
並びにそのエナンチオマー、ジアステレオマー、及び製薬上許容され得る塩。
[2]
R1が、以下のi)、ii)、及びiii)からなる群から選択される:
i)フェニル;
ii)所望によりC1〜4アルコキシ、フルオロ、クロロ、及びシアノからなる群から選択される1つの置換基で置換されるピリジニル;並びに
iii)ピリミジン−5−イル;
あるいは、R1が、所望により、Yがエチニルであるときメトキシ−メチルである、[1]に記載の化合物。
[3]
R1が、
i)フェニル;
ii)所望によりC1〜4アルコキシ及びシアノからなる群から選択される1つの置換基で置換されるピリジニル;並びに
iii)ピリミジン−5−イル、からなる群から選択される、[2]に記載の化合物。
[4]
R1が、
i)フェニル;
ii)所望によりメトキシ及びシアノからなる群から選択される1つの置換基で置換されるピリジニル;並びに
iii)ピリミジン−5−イル、からなる群から選択される、[3]に記載の化合物。
[5]
Yが結合である、[1]に記載の化合物。
[6]
R2が、フェニル、ベンゾフラニル、2,3−ジヒドロベンゾフラニル、ベンゾ[1,3]ジオキソール−5−イル、インドリル、又は所望によりメチルで置換されるピリジニルであり;フェニルは、所望によりC1〜4アルキル、C1〜4アルコキシ、フルオロ、クロロ、シアノ、シアノメチル、ジフルオロメトキシ、トリフルオロメトキシ、及びヒドロキシからなる群から独立して選択される1〜2つの置換基で置換される;
あるいは、R2が、1つのC1〜4アルキルカルボニルアミノ置換基で置換されるフェニルである、[1]に記載の化合物。
[7]
R2が、所望によりC1〜4アルキル、C1〜4アルコキシ、フルオロ、クロロ、シアノ、シアノメチル、ジフルオロメトキシ、トリフルオロメトキシ、及びヒドロキシからなる群から独立して選択される1〜2つの置換基で置換されるフェニルである;
あるいは、R2が、1つのC1〜4アルキルカルボニルアミノ置換基で置換されるフェニルである、[6]に記載の化合物。
[8]
R2が、所望によりC1〜4アルキル、C1〜4アルコキシ、フルオロ、クロロ、シアノ、シアノメチル、ジフルオロメトキシ、トリフルオロメトキシ、及びヒドロキシからなる群から選択される1つの置換基で置換されるフェニルである、[7]に記載の化合物。
[9]
XがOである、[1]に記載の化合物。
[10]
Lがメチレンであり、R3が以下のi)、ii)、及びiii)からなる群から選択される:
i)ピロリジン−2−イル;
ii)1−アミノ−エタ−1−イル;及び
iii)1−アミノ−シクロペント−1−イル;
あるいは、R3が、L及びLが結合している窒素原子と共に環化して、
ピペラジニルを形成する、[1]に記載の化合物。
[11]
式(I)の化合物:
【化2】
(式中、
R1は、以下のi)、ii)、及びiii)からなる群から選択される:
i)フェニル;
ii)所望によりC1〜4アルコキシ、フルオロ、クロロ、及びシアノからなる群から選択される1つの置換基で置換されるピリジニル;並びに
iii)ピリミジン−5−イル;
あるいは、R1は、所望により、Yがエチニルであるときメトキシ−メチルであり;
Yは、結合又はエチニルであり;
R2は、フェニル、ベンゾフラニル、2,3−ジヒドロベンゾフラニル、ベンゾ[1,3]ジオキソール−5−イル、インドリル、又は所望によりメチルで置換されるピリジニルであり;フェニルは、所望によりC1〜4アルキル、C1〜4アルコキシ、フルオロ、クロロ、シアノ、シアノメチル、ジフルオロメトキシ、トリフルオロメトキシ、及びヒドロキシからなる群から独立して選択される1〜2つの置換基で置換される;
あるいは、R2は、1つのC1〜4アルキルカルボニルアミノ置換基で置換されるフェニルであり;
Xは、O又はCH2であり;
Lは存在せず、かつR3は4−アミノ−シクロヘキシルである、あるいはLはメチレンであり、かつR3は、以下のi)、ii)、及びiii)からなる群から選択される:
i)ピロリジン−2−イル;
ii)1−アミノ−エタ−1−イル;及び
iii)1−アミノ−シクロペント−1−イル;
あるいは、R3は、L及びLが結合している窒素原子と共に環化して、ピペラジニルを形成する);
並びにそのエナンチオマー、ジアステレオマー、及び製薬上許容され得る塩。
[12]
式(I)の化合物:
【化3】
(式中、
R1は、以下のi)、ii)、及びiii)からなる群から選択される:
i)フェニル;
ii)所望によりC1〜4アルコキシ及びシアノからなる群から選択される1つの置換基で置換されるピリジニル;並びに
iii)ピリミジン−5−イル;
Yは、結合であり;
R2は所望によりC1〜4アルキル、C1〜4アルコキシ、フルオロ、クロロ、シアノ、シアノメチル、ジフルオロメトキシ、トリフルオロメトキシ、及びヒドロキシからなる群から独立して選択される1〜2つの置換基で置換されるフェニルである;
あるいは、R2は、1つのC1〜4アルキルカルボニルアミノ置換基で置換されるフェニルであり;
XはOであり;
Lはメチレンであり、R3は以下のi)、ii)、及びiii)からなる群から選択される:
i)ピロリジン−2−イル;
ii)1−アミノ−エタ−1−イル;及び
iii)1−アミノ−シクロペント−1−イル;
あるいは、R3は、L及びLが結合している窒素原子と共に環化して、ピペラジニルを形成する);
並びにそのエナンチオマー、ジアステレオマー、及び製薬上許容され得る塩。
[13]
式(I)の化合物:
【化4】
(式中、
R1は、以下のi)、ii)、及びiii)からなる群から選択される:
i)フェニル;
ii)所望によりメトキシ及びシアノからなる群から選択される1つの置換基で置換されるピリジニル;並びに
iii)ピリミジン−5−イル;
Yは、結合であり;
R2は、所望によりC1〜4アルキル、C1〜4アルコキシ、フルオロ、クロロ、シアノ、シアノメチル、ジフルオロメトキシ、トリフルオロメトキシ、及びヒドロキシからなる群から選択される1つの置換基で置換されるフェニルであり;
XはOであり;
Lはメチレンであり、R3は以下のi)、ii)、及びiii)からなる群から選択される:
i)ピロリジン−2−イル;
ii)1−アミノ−エタ−1−イル;及び
iii)1−アミノ−シクロペント−1−イル;
あるいは、R3は、L及びLが結合している窒素原子と共に環化して、ピペラジニルを形成する);
並びにそのエナンチオマー、ジアステレオマー、及び製薬上許容され得る塩。
[14]
式(I)の化合物:
【化5】
次のものからなる群から選択される:R1が6−メトキシ−ピリジン−3−イルであり、Yが結合であり、R2が4−メトキシフェニルであり、XがOであり、Lがメチレンであり、R3がピロリジン−2−イルである化合物;(2S)
R1がピリジン−3−イルであり、Yが結合であり、R2が4−メトキシフェニルであり、XがOであり、Lがメチレンであり、R3がピロリジン−2−イルである化合物;(2S)
R1がピリジン−3−イルであり、Yがエチニルであり、R2が4−メトキシフェニルであり、XがOであり、Lがメチレンであり、R3がピロリジン−2−イルである化合物;(2S)
R1がメトキシ−メチルであり、Yがエチニルであり、R2が4−メトキシフェニルであり、XがOであり、Lがメチレンであり、R3がピロリジン−2−イルである化合物;(2S)
R1がピリミジン−5−イルであり、Yが結合であり、R2が4−メトキシフェニルであり、XがOであり、Lがメチレンであり、R3がピロリジン−2−イルである化合物;(2S)
R1がピリミジン−5−イルであり、Yが結合であり、R2が4−エチルフェニルであり、XがOであり、Lがメチレンであり、R3がピロリジン−2−イルである化合物;(2S)
R1がピリミジン−5−イルであり、Yが結合であり、R2がベンゾ[1,3]ジオキソール−5−イルであり、XがOであり、Lがメチレンであり、R3がピロリジン−2−イルである化合物;(2S)
R1がピリミジン−5−イルであり、Yが結合であり、R2が3−フルオロ−4−メトキシフェニルであり、XがOであり、Lがメチレンであり、R3がピロリジン−2−イルである化合物;(2S)
R1がピリミジン−5−イルであり、Yが結合であり、R2が2−フルオロ−4−メトキシフェニルであり、XがOであり、Lがメチレンであり、R3がピロリジン−2−イルである化合物;(2S)
R1がピリミジン−5−イルであり、Yが結合であり、R2が4−クロロフェニルであり、XがOであり、Lがメチレンであり、R3がピロリジン−2−イルである化合物;(2S)
R1がピリミジン−5−イルであり、Yが結合であり、R2が3−クロロフェニルであり、XがOであり、Lがメチレンであり、R3がピロリジン−2−イルである化合物;(2S)
R1がピリミジン−5−イルであり、Yが結合であり、R2が2−クロロフェニルであり、XがOであり、Lがメチレンであり、R3がピロリジン−2−イルである化合物;(2S)
R1がピリミジン−5−イルであり、Yが結合であり、R2が3−メチルカルボニルアミノ−フェニルであり、XがOであり、Lがメチレンであり、R3がピロリジン−2−イルである化合物;(2S)
R1がピリミジン−5−イルであり、Yが結合であり、R2が4−(1H−イミダゾール−1−イル)フェニルであり、XがOであり、Lがメチレンであり、R3がピロリジン−2−イルである化合物;(2S)
R1がピリミジン−5−イルであり、Yが結合であり、R2が3−ヒドロキシフェニルであり、XがOであり、Lがメチレンであり、R3がピロリジン−2−イルである化合物;(2S)
R1がピリジン−3−イルであり、Yが結合であり、R2が4−メトキシフェニルであり、XがCH2であり、Lがメチレンであり、R3がピロリジン−2−イルである化合物;(2S)
R1がピリミジン−5−イルであり、Yが結合であり、R2が4−メトキシフェニルであり、XがCH2であり、Lがメチレンであり、R3がピロリジン−2−イルである化合物;(2S)
R1がピリミジン−5−イルであり、Yが結合であり、R2が4−シアノフェニルであり、XがOであり、Lがメチレンであり、R3がピロリジン−2−イルである化合物;(2S)
R1が5−シアノ−ピリジン−3−イルであり、Yが結合であり、R2が4−メトキシフェニルであり、XがOであり、Lがメチレンであり、R3が1−アミノ−エタ−1−イルである化合物;(1S)
R1がピリミジン−5−イルであり、Yが結合であり、R2が4−メトキシフェニルであり、XがOであり、Lがメチレンであり、R3が1−アミノ−エタ−1−イルである化合物;(1S)
R1が5−シアノ−ピリジン−3−イルであり、Yが結合であり、R2が4−メトキシフェニルであり、XがOであり、Lがメチレンであり、R3が1−アミノ−シクロペント−1−イルである化合物;
R1がピリミジン−5−イルであり、Yが結合であり、R2が4−メトキシフェニルであり、XがOであり、Lがメチレンであり、R3が1−アミノ−シクロペント−1−イルである化合物;
R1が5−シアノ−ピリジン−3−イルであり、Yが結合であり、R2が4−メトキシフェニルであり、XがCH2であり、Lがメチレンであり、R3がピロリジン−2−イルである化合物;(2S)
R1が5−シアノ−ピリジン−3−イルであり、Yが結合であり、R2が4−メトキシフェニルであり、XがOであり、Lがメチレンであり、R3がピロリジン−2−イルである化合物;(2S)
R1が5−シアノ−ピリジン−3−イルであり、Yが結合であり、R2が3−フルオロ−4−メトキシフェニルであり、XがOであり、Lがメチレンであり、R3がピロリジン−2−イルである化合物;(2S)
R1が5−シアノ−ピリジン−3−イルであり、Yが結合であり、R2が2−フルオロ−4−メトキシフェニルであり、XがOであり、Lがメチレンであり、R3がピロリジン−2−イルである化合物;(2S)
R1が5−シアノ−ピリジン−3−イルであり、Yが結合であり、R2が4−シアノメチル−フェニル、XがOであり、Lがメチレンであり、R3がピロリジン−2−イルである化合物;(2S)
R1が5−シアノ−ピリジン−3−イルであり、Yが結合であり、R2が6−メチル−ピリジン−3−イルであり、XがOであり、Lがメチレンであり、R3がピロリジン−2−イルである化合物;(2S)
R1が5−シアノ−ピリジン−3−イルであり、Yが結合であり、R2が4−ジフルオロメトキシ−フェニルであり、XがOであり、Lがメチレンであり、R3がピロリジン−2−イルである化合物;(2S)
R1が5−シアノ−ピリジン−3−イルであり、Yが結合であり、R2が4−メトキシフェニルであり、XがOであり、R3がL及びLが結合している窒素原子と共に環化して、ピペラジン−1−イルを形成する化合物;
R1がピリジン−3−イルであり、Yが結合であり、R2が4−メトキシフェニルであり、XがOであり、R3がL及びLが結合している窒素原子と共に環化して、ピペラジン−1−イルを形成する化合物;
R1がピリミジン−5−イルであり、Yが結合であり、R2がベンゾフラン−5−イルであり、XがOであり、Lがメチレンであり、R3がピロリジン−2−イルである化合物;(2S)
R1がピリミジン−5−イルであり、Yが結合であり、R2が2,3−ジヒドロ−ベンゾフラン−5−イルであり、XがOであり、Lがメチレンであり、R3がピロリジン−2−イルである化合物;(2S)
R1が5−シアノ−ピリジン−3−イルであり、Yが結合であり、R2が4−メトキシフェニルであり、XがOであり、Lが存在せず、R3がトランス−4−アミノ−シクロヘキシルである化合物;
R1が5−シアノ−ピリジン−3−イルであり、Yが結合であり、R2が4−メトキシフェニルであり、XがOであり、Lが存在せず、R3がシス−4−アミノ−シクロヘキシルである化合物;
R1が5−シアノ−ピリジン−3−イルであり、Yが結合であり、R2が4−トリフルオロメトキシ−フェニルであり、XがOであり、Lがメチレンであり、R3がピロリジン−2−イルである化合物;(2S)
R1が5−シアノ−ピリジン−3−イルであり、Yが結合であり、R2が4−エチルフェニルであり、XがOであり、Lがメチレンであり、R3がピロリジン−2−イルである化合物;(2S)
R1が5−シアノ−ピリジン−3−イルであり、Yが結合であり、R2が3−ヒドロキシフェニルであり、XがOであり、Lがメチレンであり、R3がピロリジン−2−イルである化合物;(2S)
R1が5−シアノ−ピリジン−3−イルであり、Yが結合であり、R2がベンゾフラン−5−イルであり、XがOであり、Lがメチレンであり、R3がピロリジン−2−イルである化合物;(2S)
R1が5−シアノ−ピリジン−3−イルであり、Yが結合であり、R2がインドール−5−イルであり、XがOであり、Lがメチレンであり、R3がピロリジン−2−イルである化合物;(2S)
R1が5−シアノ−ピリジン−3−イルであり、Yが結合であり、R2が2−クロロフェニルであり、XがOであり、Lがメチレンであり、R3がピロリジン−2−イルである化合物;(2S)並びに
R1が5−シアノ−ピリジン−3−イルであり、Yが結合であり、R2が3−クロロフェニルであり、XがOであり、Lがメチレンであり、R3がピロリジン−2−イルである化合物;(2S)
並びに、その製薬上許容され得る塩。
[15]
[1]に記載の化合物と、製薬上許容できる担体、製薬上許容できる賦形剤、及び製薬上許容できる希釈剤のうちの少なくとも1つと、を含む、医薬組成物。
[16]
前記組成物が固体の経口投与形態である、[15]に記載の医薬組成物。
[17]
前記組成物が、シロップ剤、エリキシル剤、又は懸濁剤である、[15]に記載の医薬組成物。
[18]
治療上有効な量の[1]に記載の化合物を、処置を必要とする被験体に投与することを含む、被験体の中程度〜重篤な疼痛の処置方法。
[19]
前記中程度〜重篤な疼痛が、変形性関節症、関節リウマチ、線維筋痛症、偏頭痛、頭痛、歯痛、火傷、日焼け、ヘビ咬傷、クモ咬傷、虫刺症、神経障害性膀胱障害、良性前立腺肥大、間質性膀胱炎、鼻炎、接触性皮膚炎/過敏症、痒み、湿疹、咽頭炎、粘膜炎、腸炎、セルライト、カウザルギー、坐骨神経炎、舌咽神経痛、末梢神経炎、多発神経炎、断端痛、幻想肢痛、術後腸閉塞、胆嚢炎、乳房切除後疼痛症候群、口腔神経因性疼痛、シャルコー疼痛、反射性交感神経性ジストロフィー、ギラン・バレー症候群、知覚異常性大腿神経痛、口腔内灼熱症候群、疱疹症後神経、三叉神経痛、痛群発性頭痛、偏頭痛、末梢神経障害、両側性末梢神経障害、糖尿病性神経障害、視神経炎、発熱後の神経炎、遊走性神経炎、分節性神経炎、ゴンボール神経炎、ニューロン炎、頚上腕神経痛、頭部神経痛、膝神経痛、舌咽神経痛、片頭痛神経痛、特発性神経痛、肋間神経痛、乳房神経痛、モートン神経痛、鼻毛様体神経痛、後頭神経痛、紅神経痛、スラダー神経痛、蝶口蓋神経痛、眼窩上神経痛、ヴィディアン神経痛、炎症性腸疾患、過敏性腸症候群、副鼻腔炎性頭痛、緊張性頭痛、陣痛、出産、月経性痙攣、及び癌からなる群から選択される疾患又は症状に起因する、[18]に記載の方法。
[20]
前記疼痛が、炎症性疼痛、中枢を介する疼痛、末梢を介する疼痛、内臓痛、構造に関連する疼痛、癌性疼痛、軟組織損傷に関連する疼痛、進行性疾患に関連する疼痛、神経因性疼痛及び急性損傷に起因する急性疼痛、外傷に起因する急性疼痛、手術に起因する急性疼痛、頭痛に起因する慢性疼痛、神経学的症状に起因する慢性疼痛、卒中後の症状に起因する慢性疼痛及び偏頭痛に起因する慢性疼痛からなる群から選択される、[18]に記載の方法。
[21]
抑鬱、パーキンソン病、薬物依存症、アルコール依存症、胃炎、尿失禁、早漏、下痢、心臓血管疾患及び呼吸器疾患からなる群から選択される疾患又は症状を治療又は予防する方法であって、前記方法が、このような治療を必要としている哺乳類に治療上有効な量の[1]に記載の化合物又は塩を投与する工程を含む、方法。