【実施例】
【0093】
以下、本発明を実施例によって更に詳しく説明するが、本発明は勿論、これらの実施例に限定されるものではなく、その要旨を越えない限りにおいて、種々の形態で実施することが可能である。
なお、実施例2、5及び8以外の実施例は参考例であると理解される。
【0094】
実施例1
化合物(1−1)の合成
【0095】
【0096】
大気雰囲気下、7−アザインドール11.9 g (101 mmol)、アセトニトリル(MeCN) 67 mlを加え、50℃で5分撹拌した。得られた溶液にN−ヨードスクシンイミド(NIS)25.0 g (111 mmol)を加え、50℃で2時間撹拌した。得られた懸濁液をろ過し、析出した結晶をろ取した。結晶を水 150ml、次いでMeCN 150mLでリスラリーして中間体 (A−1)を22.7 g( 101 mmol、収率100 mol%)得た。
【0097】
大気雰囲気下、インドール 100 g(854 mmol)、二炭酸t−ブチル(Boc2O) 203g(931mmol)、ジクロロメタン(CH2Cl2)1600 ml、N,N−ジメチルアミノピリジン(DMAP) 10.4 g(85.1 mmol)を加え、室温で2時間30分撹拌した。反応溶液に1N-塩酸200mlを加えて攪拌し、水層と有機層とを分画した。有機層に飽和食塩水200mlを加えて攪拌し、水層と有機層とを分画した。有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥した後に、硫酸ナトリウムをろ別し、溶媒を減圧留去した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーで精製を行い、中間体(A−2)を184 g(847 mmol、収率99 mol%)得た。
【0098】
窒素雰囲気下、中間体(A−2)63.3g(290 mmol)、トリイソプロピルボレート(B(OiPr)3) 99.6g(530mmol)、THFを370 ml加え、0℃まで冷却し、リチウムジイソプロピルアミド/THF溶液(LDA)185 ml(2.0mol/l)を滴下した。反応溶液を室温まで戻し、2時間攪拌後、2N−塩酸 370mlを加えて、水層と有機層とを分画した。水層をTHF(300 ml)で抽出し、合わせた有機層を無水硫酸マグネシウムで乾燥した。硫酸マグネシウムをろ別し、溶媒を減圧留去し、中間体(A−3)を74.0 g (283 mmol、収率98 mol%)得た。
【0099】
中間体(A−1 )68.4 g(280 mmol)、中間体(A−3) 73.0 g(280 mmol)、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)(Pd(PPh3)4)15.6 g(13.5 mmol)、炭酸ナトリウム(Na2CO3)75.3 gの水(280 ml)溶液、トルエン960 ml、エタノールを510 ml加え、70℃で加熱しながら4時間撹拌した。反応溶液を室温まで冷却した後に、水層と有機層とを分画した。水層をトルエン(350 ml)で抽出し、合わせた有機層を無水硫酸マグネシウムで乾燥した。有機層を無水硫酸マグネシウムで乾燥した後に、硫酸マグネシウムをろ別し、溶媒を減圧留去した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーにて精製を行い、中間体(A−4)を78.7 g (236 mmol、収率84 mol%)得た。
【0100】
【0101】
中間体(A−4) 38.7 g(116mmol)、トリフルオロ酢酸(TFA)100 mlを加え、室温にて2時間30分撹拌した。TFAを減圧留去し、得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーにて精製を行い、中間体(A−5)を26.0 g (111 mol、収率96 mol%)を得た。
【0102】
中間体(A−5) 26.0 g(111 mmol)、(ジメチルアミノ)アセトアルデヒドジエチルアセタール22.5 g(139 mmol)、酢酸50 mlを加え、140℃で加熱しながら16時間攪拌した。反応溶液を室温まで冷却した後に、溶媒を減圧留去した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーにて精製を行い、中間体(A−6)を 15.9 g (61.8mmol、収率55 mol%)得た。
APCI-TOFMS, m/z 257 [M+H]
+ 【0103】
窒素雰囲気下、中間体(A−6) を3.6 g (13.9 mmol)、ヨードベンゼンを130 g (634 mmol)、ヨウ化銅8.5 g (44.5 mmol)、炭酸カリウム12.2 g (88.5 mmol)を加え、210℃で加熱しながら17時間撹拌した。反応溶液を室温まで冷却した後に、セライト545を加えてろ取し、ヨードベンゼンを減圧留去した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーで精製を行い、白色固体として化合物(1−1)を 3.3 g (8.1 mmol、収率59 mol%)得た。
APCI-TOFMS, m/z 410 [M+H]
+
1H-NMR(DMSO-d6) :8.39 (d, J=8.8Hz,1H), 8.25-8.27(m,1H) , 8.23(dd, J=4.6,1.5Hz,1H),7.63-7.79(m,9H), 7.54-7.59(m,1H), 7.31-7.41(m,3H), 7.24 (d, J=7.8Hz,1H), 6.84(dd, J=8.1,4.6Hz,1H), 5.92(dd, J=8.1,1.5Hz,1H)
【0104】
実施例2
化合物(1−33)の合成
【0105】
窒素雰囲気下、中間体(A−6)を5.5g(22mmol)、2−ブロモジベンゾベンゼン17g(65mmol)、1,3−ジメチル−2−イミダゾリジンン(DMI)100ml、ヨウ化銅16g(82mmol)、炭酸カリウム20g(150mmol)を加え、210℃で加熱しながら24時間撹拌した。反応溶液を室温まで冷却した後に、セライト545を加えてろ取し、ヨードベンゼンを減圧留去した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーで精製を行い、白色固体として化合物(1−33)を 8.5g (14mmol、収率62 mol%)得た。
APCI-TOFMS, m/z 622 [M+H]
+
1H-NMR(DMSO-d6) :δ8.86(d, J=2.0Hz,1H), 8.67(d, J=2.2Hz,1H), 8.42-8.67(m,4H), 8.31(d, J=8.5Hz,1H), 8.29(d, J=8.1Hz,1H), 8.10-8.17(m,3H), 7.84(dd, J=8.3,2.2Hz,1H), 7.74(dd, J=8.3,2.2Hz,1H), 7.55-7.62(m,2H), 7.47-7.52(m,2H), 7.32-7.39(m,4H), 6.38 (dd, J=8.1,4.9Hz,1H), 5.94 (dd, J=8.1,1.4Hz,1H)
【0106】
実施例3
化合物(1−46)の合成
【0107】
窒素雰囲気下、水素化ナトリウム(60.5%品)2.7g(68mmol)、DMF20 mlを加え、室温で0.5時間撹拌した。得られた懸濁液に中間体(A−6)7.0g(27mmol)のDMF(200 ml)溶液を加え、室温で30分撹拌した。得られた懸濁液にヨードブタン20g(110mmol)加え、130℃で20時間撹拌した。反応溶液に蒸留水(700ml)を撹拌しながら加え、析出した固体をろ取した。得られた固体をリスラリーにて精製を行い、白色固体として化合物(1−46)を6.3g(17mmol、収率64 mol%)を得た。
APCI-TOFMS, m/z 370 [M+H]
+
1H-NMR(DMSO-d6) :δ8.86(dd, J=8.1,1.2Hz,1H), 8.50(dd, J=4.6,1.2Hz,1H), 8.36 (d, J=8.5Hz,1H), 8.18(d, J=7.6Hz,1H), 7.73(d, J=8.3Hz,1H), 7.57(d, J=8.5Hz,1H), 7.41(dd, J=7.1,1.2Hz,1H), 7.35(dd, J=8.0,4.6Hz,1H), 7.24 (t, J=7.0Hz,1H), 4.93 (t, J=7.3Hz,2H), 4.62 (t, J=7.3Hz,2H),1.80-1.94(m,4H), 1.33-1.41(m,4H), 0.91 (t, J=7.3Hz,3H), 0.84 (t, J=7.3Hz,3H)
【0108】
実施例4
膜厚110 nmのITOからなる陽極が形成されたガラス基板上に、ITO上にポリ(3,4−エチレンジオキシチオフェン)/ポリスチレンスルホン酸(PEDOT/PSS):(エイチ・シー・シュタルク株式会社製、商品名:クレビオスPCH8000)をスピンコート法により25 nmの厚さに形成した。次に、真空蒸着法にて、真空度4.0×10
-5 Paで正孔輸送層として4,4'-ビス[N-(1-ナフチル)-N-フェニルアミノ]ビフェニル(NPB)を40 nmの厚さに形成した。次に、正孔輸送層上に、ホスト材料としての合成例1で得た化合物(1−1)と、燐光発光ドーパントとしてのトリス(2‐フェニルピリジン)イリジウム(III)(Ir(ppy)
3)とを異なる蒸着源から、共蒸着し、40 nmの厚さに発光層を形成した。発光層中のIr(ppy)
3の濃度は6.0 wt%であった。次に、電子輸送層としてトリス(8−ヒドロキシキノリナト)アルミニウム(III)(Alq3)を20 nmの厚さに形成した。更に、電子輸送層上に、電子注入層としてフッ化リチウム(LiF)を1.0 nmの厚さに形成した。最後に、電子注入層上に、電極としてアルミニウム(Al)を130 nmの厚さに形成し、有機EL素子を作製した。
【0109】
得られた有機EL素子の初期特性として、素子に外部電源を接続して100 mA/cm
2の電流が流れるように直流電圧を印加し、そのときの輝度(cd/m2)、電圧(V)、視感発光効率(lm/W)を測定した。以下の実施例及び比較例で得られた有機EL素子についても同様に測定した。結果を表1に示す。なお、素子発光スペクトルの極大波長は530 nmであり、Ir(ppy)
3からの発光が得られていることがわかった。
【0110】
実施例5
発光層のホスト材料として、化合物(1−33)を用いた以外は実施例4と同様にして有機EL素子を作製した。
【0111】
実施例6
発光層のホスト材料として、化合物(1−46)を用いた以外は実施例4と同様にして有機EL素子を作製した。
【0112】
比較例1
発光層のホスト材料として、下記化合物(H−1)を用いた以外は実施例4と同様にして有機EL素子を作製した。
【0113】
比較例2
発光層のホスト材料として、下記化合物(H−2)を用いた以外は実施例4と同様にして有機EL素子を作製した。
【0114】
比較例3
発光層のホスト材料として、下記化合物TAZを用いた以外は実施例4と同様にして有機EL素子を作製した。
【0115】
実施例5〜6で得られた有機EL素子の素子発光スペクトルの極大波長は530 nmであり、Ir(ppy)
3からの発光が得られていることがわかった。
【0116】
【表1】
【0117】
実施例7
膜厚110 nmのITOからなる陽極が形成されたガラス基板上に、ITO上にポリ(3,4−エチレンジオキシチオフェン)/ポリスチレンスルホン酸(PEDOT/PSS):(エイチ・シー・シュタルク株式会社製、商品名:クレビオスPCH8000)をスピンコート法により25 nmの厚さに形成した。次に、正孔輸送用材料(HTM)として化合物(1-1)をテトラヒドロフランに溶解して0.4wt%溶液に調製し、スピンコート法により厚さ20nmの正孔輸送層を製膜した。次に、真空蒸着法にて、真空度4.0×10
-5Paでホスト材料として、4,4'-ビス(9-カルバゾリル)ビフェニル(CBP)と、燐光発光ドーパントとしてのIr(ppy)
3とを異なる蒸着源から、共蒸着し、50 nmの厚さに発光層を形成した。発光層中のIr(ppy)
3の濃度は10.0 wt%であった。次に、電子輸送層としてAlq3を30 nmの厚さに形成した。更に、電子輸送層上に、電子注入層としてLiFを0.5nmの厚さに形成した。最後に、電子注入層上に、電極としてAlを150 nmの厚さに形成し、有機EL素子を作製した。
【0118】
得られた有機EL素子の初期特性として、素子に外部電源を接続して100 mA/cm
2の電流が流れるように直流電圧を印加し、そのときの輝度(cd/m
2)、電圧(V)、視感発光効率(lm/W)を測定した。以下の実施例及び比較例で得た有機EL素子についても同様に測定した。結果を表2に示す。
【0119】
実施例8
正孔輸送用材料として、化合物(1−33)を用いた以外は実施例7と同様にして有機EL素子を作製した。
【0120】
実施例9
正孔輸送用材料として、化合物(1−46)を用いた以外は実施例7と同様にして有機EL素子を作製した。
【0121】
比較例4
正孔輸送層として化合物(H−1)を用いた以外は実施例7と同様にして有機EL素子を作製した。
【0122】
実施例7〜9で得た有機EL素子の発光スペクトルの極大波長は530 nmであり、Ir(ppy)
3からの発光が得られていることがわかった。結果を表2に示す。HTMは正孔輸送用材料である。
【0123】
【表2】
【0124】
実施例10
化合物(2-1)の合成
【0125】
中間体(A−1 )75.9 g(310mmol)、ベンゾフラン−2−ボロン酸(A−7) 50.0 g(30.9 mmol)、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)(Pd(PPh3)4)4.3 g(3.8 mmol)、2規定の炭酸ナトリウム(Na2CO3)水溶液390ml、トルエン815 ml、エタノールを490 ml加え、70℃で加熱しながら21時間撹拌した。反応溶液を室温まで冷却した後に、水層と有機層とを分画した。水層をトルエン(350 ml)で抽出し、合わせた有機層を無水硫酸マグネシウムで乾燥した。有機層を無水硫酸マグネシウムで乾燥した後に、硫酸マグネシウムをろ別し、溶媒を減圧留去した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーにて精製を行い、中間体(A−8)を14.1 g (60 mmol、収率19 mol%)得た。
APCI-TOFMS, m/z 235 [M+H]
+【0126】
中間体(A−8) 5.0 g(20.0 mmol)、(ジメチルアミノ)アセトアルデヒドジエチルアセタール5.2 g(32.1 mmol)、酢酸65 mlを加え、140℃で加熱しながら96時間攪拌した。反応溶液を室温まで冷却した後に、溶媒を減圧留去した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーにて精製を行い、中間体(A−9)を 1.3 g (4.9mmol、収率25 mol%)得た。
FD−MS, m/z 258 [M]
【0127】
窒素雰囲気下、中間体(A−9)を1.3 g (13.9 mmol)、ヨードベンゼンを32 g (156 mmol)、ヨウ化銅2.0 g (10.7 mmol)、炭酸カリウム2.9 g (21.1 mmol)を加え、210℃で加熱しながら24時間撹拌した。反応溶液を室温まで冷却した後に、セライト545を加えてろ取し、ヨードベンゼンを減圧留去した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーで精製を行い、固体として化合物(2−1)を1.3 g (3.7 mmol、収率73 mol%)得た。
FD-MS, m/z 334 [M]
1H-NMR(DMSO-d6) :8.63 (d, J=8.8Hz,1H), 8.51-8.53(m,1H), 8.22 (d, J=8.0Hz,1H), 7.82(d,J=8.0Hz,1H), 7.48-7.80(m,6H), 7.20-7.45(m,4H)
【0128】
実施例11
化合物(3-1)の合成
【0129】
中間体(A−1)69.7 g(286mmol)、ベンゾチオフェン−2−ボロン酸(A−10) 50.5 g(284 mmol)、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)(Pd(PPh3)4)5.3 g(4.6 mmol)、2規定の炭酸ナトリウム(Na2CO3)水溶液360ml、トルエン815 ml、エタノールを490 ml加え、70℃で加熱しながら22時間撹拌した。反応溶液を室温まで冷却した後に、水層と有機層とを分画した。水層をトルエン(350 ml)で抽出し、合わせた有機層を無水硫酸マグネシウムで乾燥した。有機層を無水硫酸マグネシウムで乾燥した後に、硫酸マグネシウムをろ別し、溶媒を減圧留去した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーにて精製を行い、中間体(A−11)を10.3 g (41 mmol、収率14 mol%)得た。
APCI-TOFMS, m/z 251 [M+H]
+【0130】
中間体(A−11)5.0 g(20.0 mmol)、(ジメチルアミノ)アセトアルデヒドジエチルアセタール4.8 g(30.0 mmol)、酢酸78 mlを加え、140℃で加熱しながら96時間攪拌した。反応溶液を室温まで冷却した後に、溶媒を減圧留去した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーにて精製を行い、中間体(A−12)を 2.3 g (8.4mmol、収率42 mol%)得た。
FD−MS, m/z 274 [M]
【0131】
窒素雰囲気下、中間体(A−12)を2.3 g (8.4 mmol)、ヨードベンゼンを53 g (260 mmol)、ヨウ化銅3.4 g (17.8 mmol)、炭酸カリウム4.9g (35.2 mmol)を加え、210℃で加熱しながら24時間撹拌した。反応溶液を室温まで冷却した後に、セライト545を加えてろ取し、ヨードベンゼンを減圧留去した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーで精製を行い、固体として化合物(3−1)を 1.9 g (5.5 mmol、収率65 mol%)得た。
FD-MS, m/z 350 [M+H]
+
1H-NMR(DMSO-d6) :8.53 (d, J=8.2Hz,1H), 8.47-8.50(m,1H), 8.16 (d, J=8.0Hz,1H), 7.84(d,J=8.0Hz,1H), 7.45-7.78(m,6H), 7.21-7.43(m,4H)
【0132】
実施例12
発光層のホスト材料として、化合物(2−1)を用いた以外は実施例4と同様にして有機EL素子を作製した。
【0133】
実施例13
発光層のホスト材料として、化合物(3−1)を用いた以外は実施例4と同様にして有機EL素子を作製した。
【0134】
実施例4と同様にして素子の評価を行った。実施例12〜13で得た素子発光スペクトルの極大波長は530nmであり、Ir(ppy)
3からの発光が得られていることがわかった。発光特性を表3に示す。
【0135】
【表3】
【0136】
実施例14
正孔輸送用材料として、化合物(2−1)を用いた以外は実施例7と同様にして有機EL素子を作製した。
【0137】
実施例15
正孔輸送用材料として、化合物(3−1)を用いた以外は実施例7と同様にして有機EL素子を作製した。
【0138】
実施例7と同様にして素子の評価を行った。実施例14〜15で得た素子発光スペクトルの極大波長は530nmであり、Ir(ppy)
3からの発光が得られていることがわかった。発光特性を表4に示す。
【0139】
【表4】