【実施例】
【0083】
以下、実施例及び比較例を示し、本発明を具体的に説明するが、本発明は下記の実施例に制限されるものではない。
〔合成例1〕
プルラン(林原商事(株)製商品名PF−20)を110℃で2時間乾燥させたもの5gとN−メチルピロリドン150g、トリエチルアミン0.5gを500mlの反応器中、120℃で加熱溶解した。そこに下記一般式(4)で表されるイソシアネート基含有オルガノポリシロキサン20gとステアリルイソシアネート、7.9gを混合し滴下した。
【化5】
【0084】
120℃で3時間攪拌反応させた後、反応液を水500g中に攪拌しながら添加し、生じた析出物を濾別し、さらに水500gで2回洗浄、メタノールで2回洗浄した後、乾燥したところ、白色固体24.3g(収率73.9%)を得た。これを、
1H−NMRで水酸基の置換モル比を測定したところ、下記式(5)の糖単位のRの比率は水素/オルガノポリシロキサン部/ステアリル部=0.40/0.35/0.25であった。
【化6】
【0085】
〔合成例2〕
プルラン(林原商事(株)製商品名PF−20)を110℃で2時間乾燥させたもの5gとN−メチルピロリドン150g、ジラウリン酸ジ−n−ブチル錫0.5gを500mlの反応器中、120℃で加熱溶解した。そこに前記イソシアネート基含有オルガノポリシロキサン(上記一般式(4))20gと下記式(6)
O=C=N−C
6H
12NHCOOC
12H
25 (6)
を9.6gを混合し滴下した。
【0086】
120℃で3時間攪拌反応させた後、反応液を水500g中に攪拌しながら添加し、生じた析出物を濾別し、さらに水500gで2回洗浄、メタノールで2回洗浄した後、乾燥したところ、白色固体24.3g(収率70.1%)を得た。これを、
1H−NMRで水酸基の置換モル比を測定したところ、上記式(5)の糖単位のRの比率は水素/オルガノポリシロキサン部/C
6H
12NHCOOC
12H
25部=0.41/0.37/0.22であった。
【0087】
〔合成例3〕
ヒドロキシプロピルセルロース(信越化学工業(株)製、LH−21、ヒドロキシプロポキシ基 11%)を110℃で2時間乾燥させたもの5gとN−メチルピロリドン150g、トリエチルアミン0.5gを500mlの反応器中、120℃で加熱分散した。そこに前記イソシアネート基含有オルガノポリシロキサン(上記一般式(4))18gとステアリルイソシアネート、7.0gを混合し滴下した。120℃で3時間攪拌反応させた後、反応液を水500g中に攪拌しながら添加し、生じた析出物を濾別し、さらに水500gで2回洗浄、メタノールで2回洗浄した後、乾燥したところ、白色固体19.3g(収率64.3%)を得た。これを、
1H−NMRで水酸基の置換モル比を測定したところ、下記式(5)糖単位のRの比率は水素/オルガノポリシロキサン部/ステアリル部=0.55/0.28/0.17であった。
【0088】
〔合成例4〕
合成例1の化合物とデカメチルシクロペンタシロキサンを窒素置換させたセパラブルフラスコへ入れ、80℃でガラス攪拌装置によって均一に溶解させ10質量%溶液を調製した。
【0089】
〔合成例5〕
合成例1の化合物とジフェニルシロキシフェニルトリメチコンを窒素置換させたセパラブルフラスコへ入れ、80℃でガラス攪拌装置によって均一に溶解させ20質量%溶液を調製した。
【0090】
〔合成例6〕
合成例2の化合物とイソドデカンを窒素置換させたセパラブルフラスコへ入れ、80℃でガラス攪拌装置によって均一に溶解させ10質量%溶液を調製した。
【0091】
〔合成例7〕
合成例3の化合物とジフェニルシロキシフェニルトリメチコンを窒素置換させたセパラブルフラスコへ入れ、80℃でガラス攪拌装置によって均一に溶解させ20質量%溶液を調製した。
【0092】
〔実施例1,2、比較例1〕
表1に示す組成の乳化型クリームファンデーションを調製した。
【表1】
【0093】
(注1)信越化学工業(株)製:KSG−210
(注2)信越化学工業(株)製:KSG−15
(注3)信越化学工業(株)製:KF−6017
(注4)信越化学工業(株)製:KF−96A−6cs
(注5)信越化学工業(株)製:KMP−590
(注6)信越化学工業(株)製:KF−9909処理
(注7)プルランの水酸基とイソシアネート基含有オルガノポリシロキサン(4)の置換
モル比が0.52/0.48であるシリコーン化プルラン(特開平10−29910号公報記載)とデカメチルシクロペンタシロキサンを窒素置換させたセパラブルフラスコへ入れ、80℃でガラス攪拌装置によって均一に溶解させ10質量%溶液。
【0094】
[化粧料の調製]
成分(1)〜(4)、(5)の一部、(6)〜(8)、(16)〜(19)及び(20)を攪拌し均一になるように混合した。これに別途成分(11)に均一溶解させた成分(9)及び(10)を穏やかに加え、乳化した。この乳化物に、成分(12)〜(15)、(5)の残部、及び(21)を加えて混合した。これを所定の容器に充填し、乳化型クリームファンデーションを調製した。得られた乳化型クリームファンデーションについて、以下の評価を行った。
【0095】
[使用性評価]
得られた乳化型クリームファンデーションについて、50名の女性の専門パネラーに、塗布時の延び(展延性)、べたつき感、仕上がりの色むら、化粧もち(持続性(塗布後8時間後評価))を、下記基準により評価し、評価結果の平均を取った。
【0096】
[2次付着防止効果]
専門パネルの額部に、乳化型クリームファンデーションを同様な操作によりそれぞれ塗布し、塗布後20分間経過した時点で、塗布部にティッシュペーパーを押し当て、化粧料の二次付着防止効果を下記基準により評価した。評価結果の平均を取った。
【0097】
【表2】
【0098】
得られた評価結果の平均点に基づき、結果を下記に基づいて表3に示す。
◎ :平均点が4.0点以上
○ :平均点が3.0点以上4.0点未満
△ :平均点が2.0点以上3.0点未満
× :平均点が2.0点未満
【0099】
【表3】
【0100】
表3から明らかなように、本発明の化粧料は、比較例1に比べ、化粧もち、2次付着防止性の点で顕著に優れるだけでなく、使用性も良好である。
【0101】
〔実施例3,4、比較例2〕
表4に示す組成のリップスティックを調製した。
【表4】
(注1)信越化学工業(株)製:KP−561P
(注2)信越化学工業(株)製:KF−54
(注3)プルランの水酸基とイソシアネート基含有オルガノポリシロキサン(4)の置換
モル比が0.52/0.48であるシリコーン化プルラン(特開平10−29910号公報記載)とデカメチルシクロペンタシロキサンを窒素置換させたセパラブルフラスコへ入れ、80℃でガラス攪拌装置によって均一に溶解させ20質量%溶液。
(注4)信越化学工業(株)製:KF−6105
【0102】
<化粧料の調製>
A:成分1〜12、15及び16を加熱し、均一に混合した。
B:加熱下、成分13及び14をAに加えて均一に混合し、気密性の高い所定の容器に充填して、リップスティックを得た。
【0103】
[使用性評価]
得られたリップスティックについて、50名の女性の専門パネラーに、塗布時の延び(展延性)、べたつき感、仕上がりの色むら、化粧もち(持続性(塗布後8時間後評価))を、上記実施例と同様に評価し、評価結果の平均を取った。
【表5】
【0104】
表5に示すように、得られたリップスティックは、べたつきや油っぽさがなく、にじみ等もなく、化粧もちも良いことが確認された。
【0105】
以下、化粧料の処方例を示す。以下において、「延び」、「化粧もち」について上記と同様の基準で評価し、ファンデーションについては2次付着防止性についても、上記と同様の基準で評価した。
【0106】
[実施例5]パウダーファンデーション
組成 質量(%)
1.シリコーン処理酸化チタン(注1) 12.0
2.シリコーン処理セリサイト(注1) 35.0
3.レシチン処理タルク 35.1
4.レシチン処理球状ナイロン粉末 5.0
5.シリコーン処理ベンガラ(注1) 0.4
6.シリコーン処理黄酸化鉄(注1) 2.0
7.シリコーン処理アンバー(注1) 0.4
8.シリコーン処理黒酸化鉄(注1) 0.1
9.合成例4の溶解品 3.0
10.架橋型ジメチルポリシロキサン(注2) 4.0
11.トリオクタン酸グリセリル 1.5
12.シリコーンワックス(注3) 1.5
合計 100.0
(注1)信越化学工業(株)製:KF−9909処理
(注2)信越化学工業(株)製:KSG−16
(注3)信越化学工業(株)製:KP−562P
【0107】
<化粧料の調製>
A:成分1〜8を混合して均一に粉砕した。
B:成分9〜12を均一混合した。
C:BをAに加えて均一にし、金型にプレス成型してパウダーファンデーションを得た。
【0108】
得られたパウダーファンデーションは、軽く延び、化粧持続性が良く、2次付着もなかった。
【0109】
[実施例6]パウダーファンデーション
組成 質量(%)
1.カプリリルシラン処理マイカ(注1) 40.0
2.シリコーン処理タルク(注2) 20.0
3.シリコーン処理酸化チタン(注2) 8.0
4.シリコーン処理微粒子酸化チタン(注2) 5.0
5.シリコーン処理硫酸バリウム(注2) 8.9
6.シリコーン処理ファンデーション顔料(注2) 7.0
7.フェニル変性ハイブリッドシリコーン複合粉体(注3) 2.0
8.ポリメチルシルセスキオキサン粉体(注4) 0.4
9.防腐剤 0.5
10.香料 0.2
11.合成例5の溶解品 3.0
12.トリオクタン酸グリセリル 3.0
13.スクワラン 1.0
14.ワセリン 1.0
合計 100.0
(注1)信越化学工業(株)製:AES−3083処理
(注2)信越化学工業(株)製:KF−9909処理
(注3)信越化学工業(株)製:KSP−300
(注4)信越化学工業(株)製:KMP−590
【0110】
<化粧料の調製>
A:成分1〜9を混合して均一に粉砕した。
B:成分11〜14を均一混合し、Aに加えて均一にした。
C:Bに成分10を添加し、金型にプレス成型してパウダーファンデーションを得た。
【0111】
得られたパウダーファンデーションは、軽く延び、化粧持続性に優れ、2次付着もなかった。
【0112】
[実施例7]スティック状W/Oファンデーション
組成 質量(%)
1.セレシン 5.5
2.ステアリン酸イヌリン 2.0
3.ジオクタン酸ネオペンチルグリコール 7.0
4.トリエチルヘキサノイン 4.0
5.ジメチルポリシロキサン(6cs) 6.3
6.合成例7の溶解品 3.0
7.架橋型ポリグリセリン変性シリコーン(注1) 4.0
8.アルキル変性分岐型ポリグリセリン変性シリコーン(注2) 1.5
9.ポリメチルシルセスキオキサン粉体(注3) 1.0
10.シリコーン処理酸化チタン(注4) 9.0
11.シリコーン処理ファンデーション顔料(注5) 5.0
12.レシチン 0.2
13.ポリソルベート80 0.3
14.1,3−BG 4.0
15.防腐剤 0.5
16.香料 0.2
17.精製水 46.5
合計 100.0
(注1)信越化学工業(株)製:KSG−710
(注2)信越化学工業(株)製:KF−6105
(注3)信越化学工業(株)製:KMP−590
(注4)信越化学工業(株)製:KF−9909処理
(注5)信越化学工業(株)製:KF−9909処理
【0113】
<化粧料の調製>
A:成分1〜9を加熱溶解して均一にした。
B:成分10〜13及び14の一部を混合し、ローラーで分散処理した。
C:成分14の残部、15及び17を均一溶解し、これをBに加えて、加熱下、均一分散させた。
D:加熱攪拌下、AにCを加えて乳化し、これに成分16を加えて、気密性の高い所定の容器に充填してスティック状W/Oファンデーションを得た。
【0114】
得られたスティック状W/Oファンデーションは、軽く延び、化粧持続性に優れ、2次付着もなかった。
【0115】
[実施例8]固形状油中多価アルコール乳化ホホ紅
組成 質量(%)
1.架橋型ポリグリセリン変性シリコーン(注1) 5.0
2.架橋型ジメチルポリシロキサン(注2) 5.0
3.デカメチルシクロペンタシロキサン 3.0
4.ジメチルポリシロキサン(6cs) 19.7
5.イソオクタン酸セチル 5.0
6.合成例7の溶解品 10.0
7.ベヘニル変性アクリルシリコーン樹脂(注3) 3.0
8.パラフィンワックス(融点80℃) 9.0
9.ジメチルジステアリルアンモニウムヘクトライト 0.3
10.アクリルシリコーン処理粉体(注4) 25.0
11.防腐剤 0.5
12.香料 0.2
13.1,3−ブチレングリコール 14.3
合計 100.0
(注1)信越化学工業(株)製:KSG−710
(注2)信越化学工業(株)製:KSG−15
(注3)信越化学工業(株)製:KP−562P
(注4)信越化学工業(株)製:KP−574処理
【0116】
<化粧料の調製>
A:成分1〜9及び12を80℃に加熱し、均一に混合した。
B:成分10をAに添加し、均一に分散した。
C:成分11、13を混合し、80℃に加熱後、Bに加えて乳化し、金皿に流し込んで冷却し、固形状油中多価アルコール乳化ホホ紅を得た。
【0117】
以上のようにして得られた固形状油中多価アルコール乳化ホホ紅は、のび広がりが軽くて、べたつきや油っぽさもなかった。
【0118】
[実施例9]クリーム状口紅
組成 質量(%)
1.パルミチン酸/エチルヘキサン酸デキストリン(注1) 9.0
2.トリエチルヘキサノイン 7.0
3.合成例5の溶解品 8.0
4.アルキル変性架橋型ジメチルポリシロキサン(注2) 8.0
5.アルキル変性分岐型ポリグリセリン変性シリコーン(注3) 2.0
6.デカメチルシクロペンタシロキサン 35.0
7.1,3−ブチレングリコール 4.8
8.精製水 18.0
9.着色顔料 6.0
10.マイカ 2.0
11.香料 0.2
合計 100.0
(注1)千葉製粉(株)製:レオパールTT
(注2)信越化学工業(株)製:KSG−43
(注3)信越化学工業(株)製:KF−6105
【0119】
<化粧料の調製>
A:成分1、2の一部及び3〜6を加熱し、均一に混合した。
B:成分2の残部に、9を混合しローラーにて分散し、Aに添加して均一に混合した。
C:成分7、8を混合し加温、Bに加えて乳化した。
D:成分10、11をCに添加し、クリーム状口紅を得た。
【0120】
以上のようにして得られたクリーム状口紅は、のびが軽くて唇に伸ばしやすく、べたつきや油っぽさもなく、持ちもよかった。
【0121】
[実施例10]アイライナー
組成 質量(%)
1.メチルトリメチコン(注1) 20.0
2.ポリエーテル変性シリコーン(注2) 3.0
3.合成例5の溶解品 33.5
4.シリコーン網状樹脂溶解品(注3) 15.0
5.ジメチルジステアリルアンモニウムヘクトライト 3.0
6.シリコーン処理黒酸化鉄(注4) 10.0
7.1,3−ブチレングリコール 4.5
8.硫酸ナトリウム 0.5
9.防腐剤 0.5
10.精製水 10.0
合計 100.0
(注1)信越化学工業(株)製:TMF−1.5
(注2)信越化学工業(株)製:KF−6017
(注3)信越化学工業(株)製:KF−7312T
(注4)信越化学工業(株)製:KF−9901処理
【0122】
<化粧料の調製>
A:成分1〜5を混合し、成分6を加えて均一に混合、分散した。
B:成分7〜10を混合した。
C:BをAに添加して乳化し、アイライナーを得た。
【0123】
以上のようにして得られたアイライナーは、のびが軽くてアイラインに描きやすく、さっぱりとした使用感である上、化粧もちも非常に良いことが確認された。
本アイライナー処方の揮発油はM3Tを使用しているが、イソドデカン溶液に変えて作製することもできる。
【0124】
[実施例11]マスカラ
組成 質量(%)
1.合成例5の溶解品 26.5
2.パルミチン酸/エチルヘキサン酸デキストリン(注1) 3.0
3.セレシン 2.5
4.ベヘニル変性アクリルシリコーン樹脂(注2) 2.0
5.ミツロウ 3.5
6.トリエチルヘキサノイン 3.0
7.ジメチルジステアリルアンモニウムヘクトライト 4.0
8.レシチン 0.5
9.イソドデカン 34.0
10.シリコーン処理顔料(注3) 5.0
11.シリカ 3.0
12.タルク 12.0
13.分岐型ポリエーテル変性シリコーン(注4) 1.0
合計 100.0
(注1)千葉製粉(株)製:レオパールTT
(注2)信越化学工業(株)製:KP−562P
(注3)信越化学工業(株)製:KF−9909処理
(注4)信越化学工業(株)製:KF−6028P
【0125】
<化粧料の調製>
A:成分7、13を成分9に添加し、加温、均一に混合した。
B:成分1〜6及び8をAに添加し、均一に混合した。
C:成分10、11、及び12をBに添加し、ローラーで均一にし、マスカラを得た。
【0126】
以上のようにして得られたマスカラは、のびが軽くて睫に付着しやすく、べたつきがない使用感である上、化粧もちも非常に良いことが確認された。
【0127】
[実施例12]クリームアイシャドウ
組成 質量(%)
1.デカメチルシクロペンタシロキサン 15.0
2.ジメチルポリシロキサン(6cs) 4.0
3.合成例4の溶解品 5.0
4.分岐型ポリエーテル変性シリコーン(注1) 1.5
5.アクリルシリコーン樹脂処理顔料(注2) 16.0
6.塩化ナトリウム 2.0
7.プロピレングリコール 7.5
8.防腐剤 0.5
9.精製水 48.5
合計 100.0
(注1)信越化学工業(株)製:KF−6028P
(注2)信越化学工業(株)製:KP−574処理
【0128】
<化粧料の調製>
A:成分1〜4を混合し、成分5を加えて均一に混合、分散した。
B:成分6〜9を混合した。
C:BをAに添加して乳化し、クリームアイシャドウを得た。
【0129】
以上のようにして得られたクリームアイシャドウは、のび広がりが軽くて油っぽさや粉っぽさがなく、持ちもよかった。
【0130】
[実施例13]クリームアイシャドウ
組成 質量(%)
1.アクリルシリコーン樹脂溶解品(注1) 3.0
2.ステアリル変性アクリルシリコーン樹脂(注2) 2.0
3.分岐型ポリエーテル変性シリコーン(注3) 1.5
4.デカメチルシクロペンタシロキサン 20.3
5.合成例4の溶解品 10.0
6.ジメチルジステアリルアンモニウムヘクトライト 1.2
7.アクリルシリコーン樹脂処理顔料(注4) 20.0
8.球状ナイロン 3.0
9.タルク 4.0
10.エタノール 5.0
11.精製水 30.0
合計 100.0
(注1)信越化学工業(株)製:KP−545
(注2)信越化学工業(株)製:KP−561P
(注3)信越化学工業(株)製:KF−6028P
(注4)信越化学工業(株)製:KP−574処理
【0131】
<化粧料の調製>
A:成分1〜6を混合し、成分7〜9を加えて均一に混合、分散した。
B:成分10〜11を混合した。
C:BをAに添加して乳化し、クリームアイシャドウを得た。
【0132】
以上のようにして得られたクリームアイシャドウは、のび広がりが軽くて油っぽさや粉っぽさがなく、みずみずしく、持ちも良かった。
【0133】
[実施例14]サンカット乳液
組成 質量(%)
1.架橋型ポリエーテル変性シリコーン(注1) 3.0
2.架橋型ジメチルポリシロキサン(注2) 2.0
3.分岐型ポリエーテル変性シリコーン(注3) 1.0
4.合成例5の溶解品 5.0
5.デカメチルシクロペンタシロキサン 5.0
6.イソノナン酸イソトリデシル 4.0
7.酸化チタン分散物(注4) 25.0
8.酸化亜鉛分散物(注5) 35.0
9.1,3−ブチレングリコール 2.0
10.クエン酸ナトリウム 0.2
11.塩化ナトリウム 0.5
12.精製水 17.3
合計 100.0
(注1)信越化学工業(株)製:KSG−210
(注2)信越化学工業(株)製:KSG−15
(注3)信越化学工業(株)製:KF−6028P
(注4)信越化学工業(株)製:SPD−T5
(注5)信越化学工業(株)製:SPD−Z5
【0134】
<化粧料の調製>
A:成分1〜6を均一に混合した。
B:成分9〜12を混合した。
C:BをAに添加して乳化し、成分7及び8を加えてサンカット乳液を得た。
【0135】
以上のようにして得られたサンカット乳液は、のび広がりが軽く、べたつきや油っぽさがなく、耐汗性が良好であった。
【0136】
[実施例15]サンカットクリーム
組成 質量(%)
1.架橋型ポリエーテル変性シリコーン(注1) 3.0
2.架橋型ジメチルポリシロキサン(注2) 2.0
3.アルキル変性分岐型ポリエーテル変性シリコーン(注3) 1.0
4.合成例7の溶解品 7.0
5.デカメチルシクロペンタシロキサン 15.5
6.メトキシ桂皮酸オクチル 6.0
7.アクリルシリコーン樹脂溶解品(注4) 10.0
8.親油化処理微粒子酸化亜鉛(注5) 20.0
9.1,3−ブチレングリコール 1.8
10.クエン酸ナトリウム 0.2
11.塩化ナトリウム 0.5
12.香料 0.2
13.精製水 32.8
合計 100.0
(注1)信越化学工業(株)製:KSG−240
(注2)信越化学工業(株)製:KSG−15
(注3)信越化学工業(株)製:KF−6038
(注4)信越化学工業(株)製:KP−575
(注5)信越化学工業(株)製:AES−3083処理
【0137】
<化粧料の調製>
A:成分5の一部に成分7を加えて均一にし、成分8を添加してビーズミルにて分散した。
B:成分1〜4及び成分5の残部、6を均一に混合した。
C:成分9〜11、及び成分13を混合して、均一にした。
D:CをBに添加して乳化し、A及び成分12を加えてサンカットクリームを得た。
【0138】
以上のようにして得られたサンカットクリームは、べたつきがなくのび広がりが軽く、油っぽさがなくてさっぱりとした使用感を与えると共に、持ちも良好であった。
【0139】
[実施例16]サンカットローション(シェイキングタイプ)
組成 質量(%)
1.分岐型ポリエーテル変性シリコーン(注1) 2.0
2.合成例7の溶解品 5.0
3.ジメチルポリシロキサン(6cs) 3.0
4.デカメチルシクロペンタシロキサン 7.8
5.メトキシ桂皮酸エチルヘキシル 7.5
6.ハイブリッドシリコーン複合粉体(注2) 0.5
7.ジメチルジステアリルアンモニウムヘクトライト 0.2
8.酸化亜鉛分散物(注3) 45.0
9.1,3−ブチレングリコール 3.0
10.アルコール 5.0
11.クエン酸ナトリウム 0.2
12.塩化ナトリウム 0.5
13.精製水 20.3
合計 100.0
(注1)信越化学工業(株)製:KF−6028P
(注2)信越化学工業(株)製:KSP−105
(注3)信越化学工業(株)製:SPD−Z6
【0140】
<化粧料の調製>
A:成分1〜7を均一に混合した。
B:成分9〜13を混合した。
C:BをAに添加して乳化し、成分8を加えてシェイキングタイプのサンカットローションを得た。
【0141】
以上のようにして得られたサンカットローションは、のび広がりが軽く、べたつきや油っぽさがなく、持ちも非常に優れていた。
【0142】
[実施例17]サンタン乳液
組成 質量(%)
1.架橋型ポリエーテル変性シリコーン(注1) 2.0
2.架橋型ジメチルポリシロキサン(注2) 3.0
3.ポリエーテル変性シリコーン(注3) 1.5
4.合成例6の溶解品 10.0
5.ジメチルポリシロキサン(6cs) 10.0
6.デカメチルシクロペンタシロキサン 15.3
7.ジヒドロキシアセトン 2.0
8.グリセリン 8.0
9.1,3−ブチレングリコール 5.0
10.クエン酸ナトリウム 0.2
11.塩化ナトリウム 0.5
12.酸化防止剤 0.5
13.防腐剤 0.5
14.香料 0.2
15.精製水 41.3
合計 100.0
(注1)信越化学工業(株)製:KSG−210
(注2)信越化学工業(株)製:KSG−15
(注3)信越化学工業(株)製:KF−6017
【0143】
<化粧料の調製>
A:成分1〜6を均一に混合した。
B:成分7〜13、及び成分15を混合した。
C:BをAに添加して乳化し、成分14を添加してサンタン乳液を得た。
【0144】
以上のようにして得られたサンタン乳液は、べたつきがなく、のび広がりが軽く、油っぽさがなくてさっぱりとした使用感を与えた。
【0145】
[実施例18]サンタンクリーム
組成 質量(%)
1.アルキル変性架橋型ポリエーテル変性シリコーン(注1) 4.0
2.アルキル変性架橋型ジメチルポリシロキサン(注2) 2.0
3.アルキル変性分岐型ポリエーテル変性シリコーン(注3) 1.0
4.合成例5の溶解品 5.0
5.デカメチルシクロペンタシロキサン 10.3
6.ステアリル変性アクリルシリコーン(注4) 1.0
7.ジメチルオクチルパラアミノ安息香酸 1.5
8.4−t−ブチル−4’−メトキシ−ジベンゾイルメタン 1.5
9.カオリン 0.5
10.顔料 8.0
11.酸化チタンコーテッドマイカ 8.0
12.ジオクタデシルジメチルアンモニウムクロライド 0.1
13.L−グルタミン酸ナトリウム 3.0
14.1,3−ブチレングリコール 4.0
15.クエン酸ナトリウム 0.2
16.塩化ナトリウム 0.5
17.酸化防止剤 0.5
18.防腐剤 0.5
19.香料 0.2
20.精製水 48.2
合計 100.0
(注1)信越化学工業(株)製:KSG−320
(注2)信越化学工業(株)製:KSG−42
(注3)信越化学工業(株)製:KF−6038
(注4)信越化学工業(株)製:KP−561P
【0146】
<化粧料の調製>
A:成分1〜8及び17、18を加熱混合した。
B:成分12及び20の一部を加熱攪拌後、成分9〜11を添加し分散処理した。
C:成分13〜16及び20の残部を均一溶解し、Bと混合した。
D:攪拌下、AにCを徐添して乳化し、冷却して成分19を添加しサンタンクリームを得た。
【0147】
以上のようにして得られたサンタンクリームは、キメが細かく、のび広がりが軽くてべたつきや油っぽさがなく、さっぱりとした使用感を与えると共に、持ちも良かった。
【0148】
[実施例19]液状W/Oファンデーション
組成 質量(%)
1.デカメチルシクロペンタシロキサン 18.0
2.ジメチルポリシロキサン(6cs) 2.0
3.合成例7の溶解品 7.0
4.アルキル変性分岐型ポリエーテル変性シリコーン(注1) 2.0
5.パラメトキシ桂皮酸エチルヘキシル 3.0
6.フッ素変性シリコーン(注2) 2.0
7.ポリメチルシルセスキオキサン粉体(注3) 1.5
8.フッ素化合物処理ファンデーション顔料(注4) 9.3
9.フッ素化合物処理雲母チタン(注4) 2.0
10.シリコーン処理微粒子酸化チタン(注5) 8.0
11.アルキル変性分岐型ポリグリセリン変性シリコーン(注6) 1.2
12.エタノール 3.0
13.1,3−ブチレングリコール 4.3
14.グリセリン 1.5
15.硫酸マグネシウム 0.5
16.酸化防止剤 0.5
17.防腐剤 0.5
18.香料 0.2
19.精製水 33.5
合計 100.0
(注1)信越化学工業(株)製:KF−6038
(注2)信越化学工業(株)製:FL−5
(注3)信越化学工業(株)製:KMP−590
(注4)パーフルオロアルキルエチルリン酸ジエタノールアミン塩にて5%被覆したもの
(注5)信越化学工業(株)製:KF−9909処理
(注6)信越化学工業(株)製:KF−6105
【0149】
<化粧料の調製>
A:成分1の一部、成分11及び12を混合し、均一に分散した。
B:成分8〜10を均一に混合した。
C:成分1の残部、2〜7を混合し、Bを加えて均一に分散混合した。
D:成分13〜18を混合し、均一にした。
E:攪拌下、CにDを徐添して乳化し、A及び成分19を添加し、液状W/Oファンデーションを得た。
【0150】
以上のようにして得られた液状W/Oファンデーションは、べたつきがなくサラッとしており、のび広がりが軽くて油っぽさがなく、化粧もちも良く、また、2次付着もなかった。
【0151】
[実施例20]ヘアクリーム
組成 質量(%)
1.デカメチルシクロペンタシロキサン 16.0
2.メチルフェニルポリシロキサン(注1) 2.0
3.合成例5の溶解品 4.0
4.スクワラン 5.0
5.シリコーン網状樹脂溶解品(注2) 2.0
6.セスキイソステアリン酸ソルビタン 1.5
7.アルキル変性分岐型ポリエーテル変性シリコーン(注3) 2.0
8.ソルビトール硫酸ナトリウム 2.0
9.コンドロイチン硫酸ナトリウム 1.0
10.ヒアルロン酸ナトリウム 0.5
11.プロピレングリコール 2.3
12.防腐剤 1.5
13.ビタミンEアセテート 0.1
14.酸化防止剤 0.5
15.香料 0.2
16.精製水 59.4
合計 100.0
(注1)信越化学工業(株)製:KF−54
(注2)信越化学工業(株)製:KF−7312J
(注3)信越化学工業(株)製:KF−6038
【0152】
<化粧料の調製>
A:成分1〜7、成分12〜14を均一に混合した。
B:成分8〜11、及び16を均一に混合した。
C:攪拌下、AにBを徐添して乳化し、成分15を添加し、ヘアクリームを得た。
【0153】
以上のようにして得られたヘアクリームは、油っぽさがなく、のび広がりが軽く、耐水性、撥水性、耐汗性があり持ちも良かった。
【0154】
[実施例21]ヘアクリーム
組成 質量(%)
1.シリコーンガム溶解品(注1) 10.0
2.シリコーン網状樹脂溶解品(注2) 10.0
3.合成例4の溶解品 10.0
4.トリ−2−エチルヘキサン酸グリセリル 5.0
5.ワセリン 5.0
6.ステアリン酸 1.5
7.セチルアルコール 0.5
8.モノオレイン酸ポリグリセリル 1.5
9.モノステアリン酸グリセリル 1.5
10.ポリエーテル変性シリコーン(注3) 0.5
11.1,3−ブチレングリコール 5.0
12.(アクリレーツ/アクリル酸アルキル(C10−30))
クロスポリマー(注4) 0.3
13.トリエタノールアミン 0.3
14.防腐剤 0.5
15.香料 0.2
16.精製水 48.2
合計 100.0
(注1)信越化学工業(株)製:KF−9028
(注2)信越化学工業(株)製:KF−7312J
(注3)信越化学工業(株)製:KF−6011
(注4)ノベオン社製:ペミュレンTR−1
【0155】
<化粧料の調製>
A:成分1〜10、及び成分14を加熱溶解した。
B:成分11〜13、及び16を混合し、加熱した。
C:攪拌下、BにAを徐添して乳化し、冷却後、成分15を添加してヘアクリームを得た。
【0156】
以上のようにして得られたヘアクリームは、のび広がりが軽く、毛髪に光沢と滑らかさを与え、毛髪に対した優れたセット効果を有したと共に、耐水性、耐汗性があり持ちも良かった。
【0157】
[実施例22]保湿O/Wクリーム
組成 質量(%)
1.合成例7の溶解品 4.0
2.流動パラフィン 4.5
3.マカデミアナッツ油 5.0
4.ジメチルポリシロキサン(粘度6mm
2/s:25℃) 5.0
5.パラメトキシケイ皮酸オクチル 5.0
6.アルキル変性分岐型ポリグリセリン変性シリコーン(注1) 1.5
7.プロピレングリコール 8.0
8.グリセリン 3.0
9.防腐剤 0.5
10.香料 0.2
11.精製水 63.3
合計 100.0
注1)信越化学工業(株)製:KF−6105
【0158】
<化粧料の調製>
A:成分1〜6を均一に混合した。
B:成分7〜11を混合した後、Aに加えて乳化し、保湿O/Wクリームを得た。
【0159】
以上のようにして得られた保湿O/Wクリームは、のび広がりが軽く、さっぱりとした使用感を与え、保湿効果が持続した。
【0160】
[実施例23]O/Wエモリエントクリーム
組成 質量(%)
1.架橋型ジメチルポリシロキサン(注1) 7.0
2.架橋型ジメチルポリシロキサン(注2) 30.0
3.合成例4の溶解品 6.0
4.デカメチルシクロペンタシロキサン 5.0
5.1,3−ブチレングリコール 4.0
6.分岐型ポリグリセリン変性シリコーン(注3) 0.6
7.分岐型ポリグリセリン変性シリコーン(注4) 0.3
8.(アクリルアミド/アクリロイルジメチルタウリンNa)コポリマー
(注5) 0.6
9.アクリル酸ジメチルタウリンアンモニウム/VPコポリマー(注6)
0.7
10.塩化ナトリウム 0.1
11.精製水 45.7
合計 100.0
(注1)信越化学工業(株)製:KSG−15
(注2)信越化学工業(株)製:KSG−16
(注3)信越化学工業(株)製:KF−6104
(注4)信越化学工業(株)製:KF−6100
(注5)セピック社製:シムルゲル600
(注6)クラリアント社製:アリストフレックスAVC
【0161】
<化粧料の調製>
A:成分1〜4を均一に混合した。
B:成分5〜11を均一に混合した。
C:攪拌下、BにAを徐添して混合し、O/Wエモリエントクリームを得た。
【0162】
以上のようにして得られたO/Wエモリエントクリームは、油っぽさがなくサラサラッとしており、のび広がりが軽く、肌を守る効果が持続した。
【0163】
[実施例24]ハンドクリーム
組成 質量(%)
1.デカメチルシクロペンタシロキサン 25.0
2.合成例4の溶解品 10.0
3.流動パラフィン 5.0
4.アミノ変性シリコーンガム溶解品(注1) 8.0
5.分岐型ポリエーテル変性シリコーン(注2) 2.0
6.ハイブリッドシリコーン複合粉体(注3) 2.5
7.ジステアリルジメチルアンモニウムクロライド 0.8
8.ビタミンEアセテート 0.1
9.ポリエチレングリコール400 1.0
10.グリセリン 10.0
11.ケイ酸アルミニウムマグネシウム 1.2
12.防腐剤 0.5
13.香料 0.2
14.精製水 33.7
合計 100.0
(注1)信越化学工業(株)製:KF−8108
(注2)信越化学工業(株)製:KF−6028P
(注3)信越化学工業(株)製:KSP−102
【0164】
<化粧料の調製>
A:成分1〜8、成分12を均一に混合した。
B:成分9〜11、及び14を均一に混合した。
C:攪拌下、AにBを徐添して乳化し、成分13を添加し、ハンドクリームを得た。
【0165】
以上のようにして得られたハンドクリームは、油っぽさがなくサラサラッとしており、のび広がりが軽く、肌を守る効果が持続した。
【0166】
[実施例25]O/Wクリーム
組成 質量(%)
1.ジメチルポリシロキサン(6cs) 7.0
2.ステアリル変性アクリルシリコーン樹脂(注1) 8.0
3.合成例7の溶解品 5.0
4.トリイソステアリン酸グリセリル 10.0
5.セタノール 1.0
6.ステアリン酸 3.0
7.モノステアリン酸グリセリル 1.5
8.セスキオレイン酸ソルビタン 0.5
9.モノオレイン酸ポリオキシエチレンソルビタン 1.0
10.水酸化ナトリウム(1質量%水溶液) 10.0
11.1,3−ブチレングリコール 5.0
12.防腐剤 0.5
13.香料 0.2
14.精製水 47.3
合計 100.0
(注1)信越化学工業(株)製:KP−561P
【0167】
<化粧料の調製>
A:成分1〜9を加熱混合した。
B:成分10〜12、及び14を混合、加熱した。
C:攪拌下、AにBを徐添して乳化し、冷却後、成分13を添加し、O/Wクリームを得た。
【0168】
以上のようにして得られたO/Wクリームは、べたつきや油っぽさがなくサラッとしており、のび広がりが軽く、さっぱりとした使用感を有していることが確認された。
【0169】
[実施例26]O/Wクリーム
組成 質量(%)
1.モノオレイン酸ポリグリセリル 1.0
2.セチルアルコール 0.5
3.ステアリン酸 1.0
4.モノステアリン酸グリセリル 1.0
5.合成例5の溶解品 2.0
6.マカデミアンナッツ油 9.0
7.架橋型ジメチルポリシロキサン(注1) 0.5
8.(アクリレーツ/アクリル酸アルキル(C10−30))
クロスポリマー(注2) 0.2
9.メチルセルロース 0.1
10.トリエタノールアミン 0.2
11.1,3−ブチレングリコール 7.0
12.防腐剤 0.5
13.香料 0.2
14.精製水 76.8
合計 100.0
(注1)信越化学工業(株)製:KSG−16
(注2)ノベオン社製:ペミュレンTR−1
【0170】
<化粧料の調製>
A:成分1〜7を加熱し、均一に混合した。
B:成分8〜12、及び14を混合、加熱した。
C:攪拌下、AにBを徐添して乳化し、冷却後、成分13を添加し、O/Wクリームを得た。
【0171】
以上のようにして得られたO/Wクリームは、べたつきや油っぽさがなくサラッとしており、のび広がりが軽く、肌のみずみずしさを持続することが確認された。
【0172】
[実施例27]制汗剤
組成 質量(%)
1.架橋型ポリエーテル変性シリコーン(注1) 7.0
2.合成例4の溶解品 8.0
3.デカメチルシクロペンタシロキサン 9.0
4.1,3−ブチレングリコール 5.0
5.クエン酸ナトリウム 0.2
6.アルミニウムジルコニウム四塩化水和物のグリシン塩 20.0
7.精製水 50.8
合計 100.0
(注1)信越化学工業(株)製:KSG−210
【0173】
<化粧料の調製>
A:成分1〜3を均一に混合した。
B:成分4〜7を均一に混合した。
C:攪拌下、AにBを徐添して乳化し、制汗剤を得た。
【0174】
以上のようにして得られた制汗剤は、のび広がりが軽く、皮膚を白くせず、制汗効果の持ちが良いことが確認された。
【0175】
[実施例28]リンクルコンシーラー
組成 質量(%)
1.架橋型ポリエーテル変性シリコーン(注1) 5.0
2.架橋型ジメチルポリシロキサン(注2) 55.0
3.合成例5の溶解品 15.0
4.デカメチルシクロペンタシロキサン 8.0
5.ハイブリッドシリコーン複合粉体(注3) 12.0
6.シリコーンガム溶解品(注4) 5.0
合計 100.0
(注1)信越化学工業(株)製:KSG−210
(注2)信越化学工業(株)製:KSG−15
(注3)信越化学工業(株)製:KSP−101
(注4)信越化学工業(株)製:KF−9028
【0176】
<化粧料の調製>
A:成分1〜6を均一に混合し、リンクルコンシーラーを得た。
【0177】
以上のようにして得られたリンクルコンシーラーは、べたつきや油っぽさがなくサラッとしており、のび広がりが軽く、シーリング効果を持続できることが確認された。
【0178】
[実施例29]クレンジングクリーム
組成 質量(%)
1.ジメチルポリシロキサン(6cs) 5.0
2.メチルフェニルポリシロキサン(注1) 5.0
3.流動パラフィン 5.0
4.ホホバ油 2.0
5.合成例7の溶解品 4.0
6.分岐型ポリエーテル変性シリコーン(注2) 2.0
7.デキストリン脂肪酸エステル 0.8
8.モノステアリン酸アルミニウム塩 0.2
9.塩化アルミニウム 1.0
10.グリセリン 10.0
11.防腐剤 0.5
12.香料 0.2
13.精製水 64.3
合計 100.0
(注1)信越化学工業(株)製:KF−56
(注2)信越化学工業(株)製:KF−6028
【0179】
<化粧料の調製>
A:成分1〜8を加熱混合した。
B:成分9〜11及び13を加熱混合した。
C:攪拌下、AにBを徐添して乳化し、冷却後、成分12を添加し、クレンジングクリームを得た。
【0180】
以上のようにして得られたクレンジングクリームは、のび広がりが軽く、しっとりとしてみずみずしく、さっぱりとした使用感を与えることが確認された。
【0181】
[実施例30]透明クレンジングローション
組成 質量(%)
1.デカメチルシクロペンタシロキサン 50.8
2.合成例4の溶解品 5.0
3.ジオクタン酸ネオペンチルグリコール 6.0
4.シリカ 0.2
5.1,3−ブチレングリコール 5.0
6.グリセリン 6.0
7.ポリエーテル変性シリコーン(注1) 5.0
8.ポリエーテル変性シリコーン(注2) 3.0
9.PEG−60水添ヒマシ油 2.0
10.精製水 17.0
合計 100.0
(注1)信越化学工業(株)製:KF−6011
(注2)信越化学工業(株)製:KF−6013
【0182】
<化粧料の調製>
A:成分1〜4を均一に混合した。
B:成分5〜10を均一に混合した。
C:攪拌下、BにAを徐添して乳化し、透明クレンジングローションを得た。
【0183】
以上のようにして得られた透明クレンジングローションは、のび広がりが軽く、しっとりとしてみずみずしい使用感を与え、クレンジング効果も高いことが確認された。
【0184】
[実施例31]W/Oほほ紅
組成 質量(%)
1.アクリルシリコーン樹脂溶解品(注1) 10.0
2.ステアリル変性アクリルシリコーン樹脂(注2) 2.0
3.分岐型ポリエーテル変性シリコーン(注3) 1.5
4.デカメチルシクロペンタシロキサン 15.0
5.トリイソステアリン酸グリセリル 3.0
6.合成例5の溶解品 5.0
7.ジメチルジステアリルアンモニウムヘクトライト 1.5
8.球状ナイロン 3.0
9.タルク 4.0
10.ホホ紅顔料(アクリルシリコーン処理)(注4) 20.0
11.アルコール 5.0
12.香料 0.2
13.精製水 29.8
合計 100.0
(注1)信越化学工業(株)製:KP−545
(注2)信越化学工業(株)製:KP−561P
(注3)信越化学工業(株)製:KF−6028P
(注4)信越化学工業(株)製:KP−574処理
【0185】
<化粧料の調製>
A:成分1〜7を加温混合した。
B:成分8〜10、及び成分12を均一に混ぜ、Aと混合した。
C:成分11、13を混合した。
D:攪拌下、BにCを徐添して乳化し、W/Oほほ紅を得た。
【0186】
以上のようにして得られたW/Oほほ紅は、べたつきや油っぽさがなく、のび広がりが軽く、密着性に優れ、化粧もちもよかった。
【0187】
[実施例32]W/Oリキッドファンデーション
組成 質量(%)
1.架橋型ポリエーテル変性シリコーン(注1) 3.0
2.架橋型ジメチルポリシロキサン(注2) 5.0
3.分岐型ポリエーテル変性シリコーン(注3) 2.0
4.デカメチルシクロペンタシロキサン 20.0
5.イソオクタン酸セチル 5.0
6.合成例4の溶解品 10.0
7.ジメチルジステアリルアンモニウムヘクトライト 1.2
8.ファンデーション顔料(シリコーン処理)(注4) 14.0
9.アクリルシリコーン樹脂溶解品(注5) 10.0
10.1,3−ブチレングリコ−ル 5.0
11.キサンタンガム 0.1
12.クエン酸ナトリウム 0.2
13.塩化ナトリウム 0.5
14.防腐剤 0.5
15.香料 0.2
16.精製水 23.3
合計 100.0
(注1)信越化学工業(株)製:KSG−210
(注2)信越化学工業(株)製:KSG−15
(注3)信越化学工業(株)製:KF−6028P
(注4)信越化学工業(株)製:KF−9909処理
(注5)信越化学工業(株)製:KP−575
【0188】
<化粧料の調製>
A:成分4の一部と成分9を混合し、成分8を均一に分散した。
B:成分1〜3、4の残部、及び成分5〜7を均一に混合した。
C:成分10〜14、及び成分16を均一に混合した。
D:攪拌下、BにCを徐添して乳化し、A及び成分15を添加してW/Oリキッドファンデーションを得た。
【0189】
以上のようにして得られたW/Oリキッドファンデーションは、べたつきや油っぽさがなく、のび広がりが軽く、化粧もちも良く、2次付着も無かった。
【0190】
[実施例33]W/O型クリーム
組成 質量(%)
1.架橋型アルキル・ポリエーテル変性シリコーン(注1) 3.0
2.架橋型アルキル変性ジメチルポリシロキサン(注2) 4.0
3.アルキル変性分岐型ポリエーテル変性シリコーン(注3) 1.0
4.メドウホーム油 3.5
5.ホホバ油 2.5
6.マカデミアンナッツ油 5.0
7.合成例7の溶解品 7.5
8.ハイブリッドシリコーン複合粉体(注4) 3.0
9.1,3−ブチレングリコ−ル 8.0
10.グリシン 3.0
11.クエン酸ナトリウム 0.2
12.塩化ナトリウム 0.5
13.防腐剤 0.5
14.香料 0.2
15.精製水 58.1
合計 100.0
(注1)信越化学工業(株)製:KSG−340
(注2)信越化学工業(株)製:KSG−44
(注3)信越化学工業(株)製:KF−6038
(注4)信越化学工業(株)製:KSP−100
【0191】
<化粧料の調製>
A:成分1〜8を均一に混合した。
B:成分9〜13、及び成分15を均一に混合した。
C:攪拌下、AにBを徐添して乳化し、成分14を添加してW/Oクリームを得た。
【0192】
以上のようにして得られたW/Oクリームは、べたつきや油っぽさがなく、肌のしっとり感を持続することが確認された。
【0193】
[実施例34]キューティクルコート
組成 質量(%)
1.ポリエーテル変性シリコーン(注1) 3.0
2.ポリエーテル変性シリコーン(注2) 2.0
3.PEG−40水添硬化ヒマシ油 1.0
4.合成例4の溶解品 3.0
5.シリコーンガム溶解品(注3) 40.0
6.デカメチルシクロペンタシロキサン 40.0
7.アルコール 4.3
8.防腐剤 0.5
9.香料 0.2
10.精製水 6.0
合計 100.0
(注1)信越化学工業(株)製:KF−6011
(注2)信越化学工業(株)製:KF−6013
(注3)信越化学工業(株)製:KF−9028
【0194】
<化粧料の調製>
A:成分1〜3及び7〜10を均一に混合しした。
B:成分4〜6を均一に混合しした。
C:攪拌下、AにBを加え乳化し、キューティクルコートを得た。
【0195】
以上のようにして得られたキューティクルコートは、のび広がりが軽く、毛髪のぱさつきを抑え、光沢と滑らかさを与えることが確認された。
【0196】
[実施例35]ヘアトリートメント
組成 質量(%)
1.シリコーンガム溶解品(注1) 5.0
2.ジフェニルジメチコン(注2) 4.0
3.合成例6の溶解品 1.0
4.オクタン酸セチル 1.0
5.セチルアルコール 0.5
6.ポリエーテル変性シリコーン(注3) 1.0
7.PEG−60水添硬化ヒマシ油 1.0
8.モノステアリン酸グリセリル 0.5
9.カルボキシビニルポリマー(1質量%水溶液) 25.0
10.キサンタンガム(1質量%水溶液) 7.0
11.1,3−ブチレングリコール 5.0
12.アルコール 7.0
13.防腐剤 0.5
14.香料 0.2
15.精製水 41.3
合計 100.0
(注1)信越化学工業(株)製:MK−15H
(注2)信越化学工業(株)製:KF−54
(注3)信越化学工業(株)製:KF−6013
【0197】
<化粧料の調製>
A:成分1〜8を加熱溶解した。
B:成分11〜15を加熱溶解した。
C:攪拌下、AにBを添加して乳化し、さらに、これに成分9及び10を加えてヘアトリートメントを得た。
【0198】
以上のようにして得られたヘアトリートメントは、のび広がりが軽く、毛髪に光沢と滑らかさを与えることが確認された。
【0199】
[実施例36]ネイルエナメル
組成 質量(%)
1.合成例6の溶解品 35.0
2.メチルトリメチコン(注1) 5.0
3.ニトロセルロース 3.0
4.カンファ 0.5
5.クエン酸アセチルトリブチル 1.0
6.ジメチルジステアリルアンモニウムヘクトライト 0.5
7.酢酸ブチル 30.0
8.酢酸エチル 13.0
9.イソプロピルアルコール 5.0
10.着色顔料 7.0
合計 100.0
(注1)信越化学工業(株)製:TMF−1.5
【0200】
<化粧料の調製>
A:成分7〜9を混合し、成分4〜6を添加して均一に混合した。
B:Aに成分1〜3を添加して混合した。
C:Bに成分10を添加混合して、ネイルエナメルを得た。
【0201】
以上のようにして得られたネイルエナメルは、のび広がりが軽く、爪に光沢を与え、持ちも優れていることが確認された。
【0202】
[実施例37]ネイルエナメルオーバーコート
組成 質量(%)
1.合成例6の溶解品 6.0
2.ニトロセルロース 17.0
3.アルキッド樹脂 4.0
4.クエン酸アセチルトリエチル 5.0
5.酢酸ブチル 29.0
6.酢酸エチル 25.0
7.イソプロピルアルコール 3.0
8.n−ブチルアルコール 1.0
9.トルエン 10.0
合計 100.0
【0203】
<化粧料の調製>
A:成分5〜9を混合し、成分4を添加して均一に混合した。
B:Aに成分1〜3を添加して混合して、ネイルエナメルオーバーコートを得た。
【0204】
以上のようにして得られたネイルエナメルオーバーコートは、のび広がりが軽く、エナメルの光沢を増し、持ちも良いことが確認された。
【0205】
尚、本発明は、上記実施形態に限定されるものではない。上記実施形態は、例示であり、本発明の特許請求の範囲に記載された技術的思想と実質的に同一な構成を有し、同様な作用効果を奏するものは、いかなるものであっても本発明の技術的範囲に包含される。