【実施例】
【0033】
次に本発明を実施例および参考例によって詳細に説明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。
【0034】
参考例−1
【0035】
【化4】
【0036】
5−ブロモ−1,2,3−トリメトキシベンゼン(2.6g,10.7mmol)とマグネシウム(0.43g,17.8mmol)から調製したグリニャール試薬のテトラヒドロフラン溶液(20mL)を、1,2−ビス(ジクロロホスフィノ)ベンゼン(0.50g,1.79mmol)のテトラヒドロフラン溶液(10mL)に、−78℃で滴下しながら1時間攪拌し、続いて室温で4時間攪拌した。溶媒を減圧除去後、クロロホルム、塩化アンモニウム飽和水溶液を加え、生成物をクロロホルム層に抽出した。クロロホルム層を飽和食塩水で洗浄、無硫酸マグネシウムで乾燥後、シリカゲルカラムクロマトグラフィーにより精製し、白色固体の1,2−ビス[ビス(3,4,5−トリメトキシフェニル)ホスフィノ]ベンゼンを得た(0.91g,63%)。
1H−NMR(400MHz,重クロロホルム,ppm):δ3.67(24H,s),3.84(12H,s),6.45(8H,dd,J=3.9,3.9Hz),7.14(2H,ddd,J=3.5,3.5,9.3Hz),7.35(2H,dd,J=3.5,5.3Hz).
31P−NMR(162MHz,重クロロホルム,ppm):δ−10.6(s).
実施例−1
【0037】
【化5】
【0038】
反応容器に、塩化ニッケル(II)六水和物(0.37g,1.6mmol)、エタノール(12mL)を加え65℃に加熱した。得られた溶液に1,2−ビス[ビス(3,4,5−トリメトキシフェニル)ホスフィノ]ベンゼン(1.3g,1.6mmol)のテトラヒドロフラン溶液(10mL)を滴下し、65℃で2時間攪拌した。析出した結晶をろ過し、ヘキサン−エタノール(3:1)40mLで洗浄し、橙色固体のジクロロ[1,2−ビス[ビス(3,4,5−トリメトキシフェニル)ホスフィノ]ベンゼン]ニッケル(II)を得た(1.19g,75%)。
1H−NMR(400MHz,重クロロホルム,ppm):δ3.72(24H,s),3.92(12H,s),7.01(8H,s),7.51(2H,dd,J=3.3,5.3Hz),7.59−7.62(2H,m).
31P−NMR(162MHz,重クロロホルム,ppm):δ60.4(s)
実施例−2
【0039】
【化6】
【0040】
反応容器に、臭化ニッケル(II)(22mg,0.10mmol)、エタノール(10mL)および水(5mL)を加え80℃に加熱した。さらに、1,2−ビス[ビス(3,4,5−トリメトキシフェニル)ホスフィノ]ベンゼン(81mg,0.10mmol)のエタノール溶液(20mL)を滴下し、80℃で2時間攪拌した。溶媒を減圧除去後、クロロホルムを加えて生成物を溶解させた。未反応物をろ別後、ろ液を濃縮し、暗赤色固体のジブロモ[1,2−ビス[ビス(3,4,5−トリメトキシフェニル)ホスフィノ]ベンゼン]ニッケル(II)を得た(105mg,>99%)。
1H−NMR(400MHz,重クロロホルム,ppm):δ3.71(24H,s),3.92(12H,s),7.02(8H,s),7.49−7.52(2H,m),7.57−7.60(2H,m).
31P−NMR(162MHz,重クロロホルム,ppm):δ32.2(s).
参考例−2
【0041】
【化7】
【0042】
5−ブロモ−1,3−ジメトキシ−2−メチルベンゼン(1.85g,8.0mmol)、マグネシウム(0.21g,8.5mmol)およびジブロモエタン(30μL)から調製したグリニャール試薬のテトラヒドロフラン溶液(10mL)を、1,2−ビス(ジクロロホスフィノ)ベンゼン(0.42g,1.5mmol)のテトラヒドロフラン溶液(10mL)に、−78℃で滴下しながら1時間攪拌し、続いて室温で4時間攪拌した。溶媒を減圧除去後、クロロホルム、塩化アンモニウム飽和水溶液を加え、生成物をクロロホルム層に抽出した。クロロホルム層を飽和食塩水で洗浄、無硫酸マグネシウムで乾燥後、シリカゲルカラムクロマトグラフィーにより精製し、白色固体の1,2−ビス[ビス(3,5−ジメトキシ−4−メチルフェニル)ホスフィノ]ベンゼンを得た(0.57g,51%)。
1H−NMR(400MHz,重クロロホルム,ppm):δ2.03(12H,s),3.59(24H,s),6.37(8H,dd,J=4.2,4.2Hz),7.13(2H,ddd,J=2.8,3.5,7.2Hz),7.24−7.27(2H,m).
31P−NMR(162MHz,重クロロホルム,ppm):δ−10.4(s).
実施例−3
【0043】
【化8】
【0044】
反応容器に、塩化ニッケル(II)六水和物(0.15g,0.65mmol)およびエタノール(6.0mL)を加え65℃に加熱した。得られた溶液に1,2−ビス[ビス(3,5−ジメトキシ−4−メチルフェニル)ホスフィノ]ベンゼン(0.45g,0.61mmol)のテトラヒドロフラン溶液(5mL)を滴下し、65℃で2時間攪拌した。析出した結晶をろ過し、ヘキサン/エタノール(4:1,25mL)で洗浄し、橙色固体のジクロロ[1,2−ビス[ビス(3,5−ジメトキシ−4−メチルフェニル)ホスフィノ]ベンゼン]ニッケル(II)を得た(0.44g,84%)。
1H−NMR(400MHz,重クロロホルム,ppm):δ2.09(12H,s),3.65(24H,s),6.95(8H,s),7.50−7.56(4H,m).
31P−NMR(162MHz,重クロロホルム,ppm):δ60.9(s).
参考例−3
【0045】
【化9】
【0046】
5−ブロモ−1,3−ジメトキシベンゼン(3.30g,15.2mmol)とマグネシウム(0.39g,16.0mmol)から調製したグリニャール試薬のテトラヒドロフラン溶液(10mL)を、1,2−ビスジクロロホスフィノベンゼン(0.50g,1.79mmol)のテトラヒドロフラン溶液(12mL)に、−78℃で滴下しながら1時間攪拌し、続いて室温で4時間攪拌した。溶媒を減圧除去後、クロロホルム、塩化アンモニウム飽和水溶液を加え、生成物をクロロホルム層に抽出した。クロロホルム層を飽和食塩水で洗浄、無硫酸マグネシウムで乾燥後、シリカゲルカラムクロマトグラフィーにより精製し、白色固体の1,2−ビス[ビス(3,5−ジメトキシフェニル)ホスフィノ]ベンゼンを得た(0.84g,68%)。
1H−NMR(400MHz,重クロロホルム,ppm):δ3.66(24H,s),6.31−6.36(12H,m),7.11(2H,ddd,J=2.8,3.8,7.3Hz),7.25−7.28(2H,m).
31P−NMR(162MHz,重クロロホルム,ppm):δ−10.6(s).
実施例−4
【0047】
【化10】
【0048】
反応容器に、塩化ニッケル(II)六水和物(0.24g,1.0mmol)、エタノール(9.0mL)を加え65℃に加熱した。得られた溶液に1,2−ビス[ビス(3,5−ジメトキシフェニル)ホスフィノ]ベンゼン(0.69g,1.0mmol)のテトラヒドロフラン溶液(4mL)を滴下し、65℃で2時間攪拌した。析出した結晶をろ過し、ヘキサン−エタノール混合溶液(4:1、25mL)で洗浄し、橙色固体のジクロロ[1,2−ビス[ビス(3,5−ジメトキシフェニル)ホスフィノ]ベンゼン]ニッケル(II)を得た(0.72g,88%)。
1H−NMR(400MHz,重クロロホルム,ppm):δ3.74(24H,s),6.56(4H,dd,J=2.0,2.0Hz),6.95(8H,s),7.46−7.54(4H,m).
31P−NMR(162MHz,重クロロホルム,ppm):δ59.5(s).
参考例−4
【0049】
【化11】
【0050】
5−ブロモ−1,2,3−トリエトキシベンゼン(2.60g,9.0mmol)とマグネシウム(0.23g,9.5mmol)から調製したグリニャール試薬のテトラヒドロフラン溶液(10mL)を、1,2−ビスジクロロホスフィノベンゼン(0.50g,1.79mmol)のテトラヒドロフラン溶液(10mL)に、−78℃で滴下しながら1時間攪拌し、続いて室温で4時間攪拌した。溶媒を減圧除去後、クロロホルム、塩化アンモニウム飽和水溶液を加え、生成物をクロロホルム層に抽出した。クロロホルム層を飽和食塩水で洗浄、無硫酸マグネシウムで乾燥後、シリカゲルカラムクロマトグラフィーにより精製し、白色固体の1,2−ビス[ビス(3,4,5−トリエトキシフェニル)ホスフィノ]ベンゼンを得た(1.26g,72%)。
1H−NMR(400MHz,重クロロホルム,ppm):δ1,31(24H,t,J=7.0Hz),1,33(12H,t,J=7.0Hz),3.83(16H,q,J=7.0Hz),4.03(8H,q,J=7.0Hz),6.36(8H,dd,J=4.0,4.0Hz),7.05(2H,ddd,J=2.8,3.6,7.2Hz),7.26−7.29(2H,m).
31P−NMR(162MHz,重クロロホルム,ppm):δ−10.5(s).
実施例−5
【0051】
【化12】
【0052】
反応容器に、塩化ニッケル(II)六水和物(0.24g,1.0mmol)、エタノール(10mL)を加え65℃に加熱した。得られた溶液に1,2−ビス[ビス(3,4,5−トリエトキシフェニル)ホスフィノ]ベンゼン(0.98g,1.0mmol)のテトラヒドロフラン溶液(8mL)を滴下し、65℃で2時間攪拌した。得られた溶液を濃縮し、橙色固体のジクロロ[1,2−ビス[ビス(3,4,5−トリエトキシフェニル)ホスフィノ]ベンゼン]ニッケル(II)を得た(1.02g,92%)。
1H−NMR(400MHz,重クロロホルム,ppm):δ1.33(24H,t,J=7.0Hz),1.37(12H,t,J=7.0Hz),3.84−3.95(16H,m),4.12(8H,q,J=7.0Hz),6.96(8H,s),7.46(2H,dd,J=2.6Hz),7.54−7.57(2H,m).
31P−NMR(162MHz,重クロロホルム,ppm):δ60.0(s).
参考例−5
【0053】
【化13】
【0054】
参考例−1の5−ブロモ−1,2,3−トリメトキシベンゼン(2.6g,10.7mmol)に換えて、5−ブロモ−1,2,3−トリイソプロポキシブロモベンゼン(3.6g,10.7mmol)を用いた以外は、全て同じ操作を行い、白色固体の1,2−ビス[ビス(3,4,5−トリイソプロポキシフェニル)ホスフィノ]ベンゼンを得た(0.58g,28%)。
1H−NMR(400MHz,重クロロホルム,ppm):δ1.18(24H,d,J=6.2Hz),1.20(24H,d,J=6.2Hz),1.27(24H,d,J=6.2Hz),4.24−4.36(12H,m),6.36(8H,dd,J=3.9,3.9Hz),7.01−7.05(2H,m),7.22−7.25(2H,m).
31P−NMR(162MHz,重クロロホルム,ppm):δ−10.4(s).
実施例−6
【0055】
【化14】
【0056】
反応容器に、塩化ニッケル(II)六水和物(36mg,0.15mmol)およびエタノール(10mL)を加えた。得られた溶液に1,2−ビス[ビス(3,4,5−トリイソプロポキシフェニル)ホスフィノ]ベンゼン(174mg,0.15mmol)のエタノール溶液(20mL)を加え、80℃で2時間攪拌した。溶媒を減圧除去後、クロロホルムに溶解させ、ろ過後、溶媒を除くことで、赤色固体のジクロロ[1,2−ビス[ビス(3,4,5−トリイソプロポキシフェニル)ホスフィノ]ベンゼン]ニッケル(II)を得た(185mg,96%)。
1H−NMR(400MHz,重クロロホルム,ppm):δ1.20(24H,d,J=6.4Hz),1.23(24H,d,J=6.4Hz),1.30(12H,d,J=6.1Hz),1.31(12H,d,J=6.2Hz),4.31−4.43(12H,m),6.92−6.95(8H,m),7.45−7.46(2H,m),7.52−7.54(2H,m).
31P−NMR(162MHz,重クロロホルム,ppm):δ59.4(s).
参考例−6
【0057】
【化15】
【0058】
1−ブロモ−3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンゼン(3.81g,13.0mmol)、マグネシウム(0.53g,21.8mmol)およびジブロモエタン(10μL)から調製したグリニャール試薬のテトラヒドロフラン溶液(20mL)を、1,2−ビスジクロロホスフィノベンゼン(0.045g,1.60mmol)のテトラヒドロフラン溶液(10mL)に、−78℃で滴下、1時間攪拌し、続いて室温で4時間攪拌した。溶媒を除去後、クロロホルム、塩化アンモニウム飽和水溶液を加え、生成物をクロロホルム層に抽出した。クロロホルム層を飽和食塩水で洗浄、無硫酸マグネシウムで乾燥後、シリカゲルカラムクロマトグラフィーにより精製し、白色固体の1,2−ビス[ビス[3,5−ビス(トリフルオロメチル)フェニル]ホスフィノ]ベンゼンを得た(1.34g,85%)。
1H−NMR(400MHz,重クロロホルム,ppm):δ7.08−7.13(2H,m),7.55−7.58(10H,m),7.87(4H,s).
19F−NMR(376MHz,重クロロホルム,ppm):δ−63.2(s).
31P−NMR(162MHz,重クロロホルム,ppm):δ−12.7(s).
実施例−7
【0059】
【化16】
【0060】
反応容器に、塩化ニッケル(II)六水和物(24.0mg,0.10mmol)およびエタノール(10mL)を加え、1,2−ビス[ビス[3,5−ビス(トリフルオロメチル)フェニル]ホスフィノ]ベンゼン(200mg,0.20mmol)のエタノール溶液(10mL)を加えた。80℃で2時間攪拌した後、得られた固体をろ過することで、橙色固体のジクロロ[1,2−ビス[ビス[3,5−ビス(トリフルオロメチル)フェニル]ホスフィノ]ベンゼン]ニッケル(II)を得た(113mg,>99%)。
1H−NMR(400MHz,重ベンゼン,ppm):δ6.73−6.75(2H,m),7.62(4H,s),7.71−7.74(2H,m),7.97(4H,s),7.99(4H,s).
19F−NMR(376MHz,重ベンゼン,ppm):δ−63.1(s).
31P−NMR(162MHz,重ベンゼン,ppm):δ27.8.
実施例−8
【0061】
【化17】
【0062】
反応容器に、塩化ニッケル(II)六水和物(0.24g,1.0mmol)、2−プロパノール/メタノール(1:1,20mL)を加え65℃に加熱した。1,2−ビス[ビス(3,5−ジ−tert−ブチル)フェニル]ホスフィノ]ベンゼン(0.90g,1.0mmol)の2−プロパノール溶液(20mL)を加え、65℃で2時間攪拌した。析出した結晶をろ過し、2−プロパノール/ジエチルエーテル(4:1,25mL)で洗浄し、淡橙色固体のジクロロ[1,2−ビス[ビス(3,5−ジ−tert−ブチルフェニル)ホスフィノ]ベンゼン]ニッケル(II)を得た(0.74g,72%)。
1H−NMR(400MHz,重クロロホルム,ppm):δ1.21(36H,s),7.35(2H,dd,J=3.0,5.4Hz),7.51−7.53(6H,m),7.61(8H,dd,J=5.6,5.6Hz).
31P−NMR(162MHz,重クロロホルム,ppm):δ58.9(s).
参考例−7
【0063】
【化18】
【0064】
反応容器内をアルゴン置換した後、実施例−1で得たジクロロ[1,2−ビス[ビス(3,4,5−トリメトキシフェニル)ホスフィノ]ベンゼン]ニッケル(II)(28mg,0.030mmol)、N,N−ジメチルスルファミル酸2−ナフチル(75mg,0.30mmol)および1,4−ジオキサン(1.0mL)を加えた。さらに、ナトリウム(ジフェニルアミド)の1,4−ジオキサン溶液(0.25M,1.8mL)を加え、150℃で3時間加熱した。反応後、ガスクロマトグラフィーにより、(2−ナフチル)ジフェニルアミンの生成を確認した(収率99%)。反応混合物をシリカゲルカラムクロマトグラフィーで精製することにより、白色固体の(2−ナフチル)ジフェニルアミンを得た(79mg,89%)。
1H−NMR(400MHz,重クロロホルム,ppm):δ7.04(2H,tt,J=7.3Hz,1.1Hz),7.11−7.14(4H,m),7.24−7.29(5H,m),7.32−7.42(3H,m),7.58(1H,d,J=8.0Hz),7.71(1H,d,J=8.9Hz),7.75(1H,d,J=8.0Hz).
参考例−8
反応容器内をアルゴン置換した後、実施例−3で得たジクロロ[1,2−ビス[ビス(3,5−ジメトキシ−4−メチルフェニル)ホスフィノ]ベンゼン]ニッケル(II)(26mg,0.030mmol)、N,N−ジメチルスルファミル酸2−ナフチル(75mg,0.30mmol)および1,4−ジオキサン(1.0mL)を加えた。さらに、ナトリウム(ジフェニルアミド)の1,4−ジオキサン溶液(0.25M,1.8mL)を加え、150℃で3時間加熱した。反応後、ガスクロマトグラフィーにより、(2−ナフチル)ジフェニルアミンの生成を確認した(収率99%)。
【0065】
参考例−9
反応容器内をアルゴン置換した後、実施例−2で得たジブロモ[1,2−ビス[ビス(3,4,5−トリメトキシフェニル)ホスフィノ]ベンゼン]ニッケル(II)(21mg,0.020mmol)、N,N−ジメチルスルファミル酸−2−ナフチル(50mg,0.20mmol)および1,4−ジオキサン(1.0mL)を加えた。さらに、ナトリウム(ジフェニルアミド)の1,4−ジオキサン溶液(0.25M,1.2mL)を加え、80℃で3時間加熱した。反応後、シリカゲルカラムクロマトグラフィーにより精製し、白色固体の2−ナフチルジフェニルアミンを得た(収率97%)。
【0066】
参考例−10
反応容器内をアルゴン置換した後、実施例−4で得たジクロロ[1,2−ビス[ビス(3,5−ジメトキシフェニル)ホスフィノ]ベンゼン]ニッケル(II)(33mg,0.040mmol)、N,N−ジメチルスルファミル酸2−ナフチル(100mg,0.40mmol)および1,4−ジオキサン(1.0mL)を加えた。さらに、ナトリウム(ジフェニルアミド)の1,4−ジオキサン溶液(0.25M,2.4mL)を加え、150℃で3時間加熱した。反応後、ガスクロマトグラフィーにより、(2−ナフチル)ジフェニルアミンの生成を確認した(収率84%)。
【0067】
参考例−11
反応容器内をアルゴン置換した後、実施例−5で得たジクロロ[1,2−ビス[ビス(3,4,5−トリエトキシフェニル)ホスフィノ]ベンゼン]ニッケル(II)(33mg,0.030mmol)、N,N−ジメチルスルファミル酸2−ナフチル(75mg,0.30mmol)および1,4−ジオキサン(1.0mL)を加えた。さらに、ナトリウム(ジフェニルアミド)の1,4−ジオキサン溶液(0.25M,1.8mL)を加え、150℃で3時間加熱した。反応後、ガスクロマトグラフィーにより、(2−ナフチル)ジフェニルアミンの生成を確認した(収率94%)。
【0068】
参考例−12
反応容器内をアルゴン置換した後、実施例−6で得たジクロロ[1,2−ビス[ビス(3,4,5−トリイソプロポキシフェニル)ホスフィノ]ベンゼン]ニッケル(II)(34mg,0.027mmol)、N,N−ジメチルスルファミル酸2−ナフチル(75mg,0.30mmol)および1,4−ジオキサン(1.0mL)を加えた。さらに、ナトリウム(ジフェニルアミド)の1,4−ジオキサン溶液(0.25M,1.8mL)を加え、150℃で3時間加熱した。反応後、ガスクロマトグラフィーにより、(2−ナフチル)ジフェニルアミンの生成を確認した(収率68%)。
【0069】
参考例−13
反応容器内をアルゴン置換した後、実施例−7で得たジクロロ[1,2−ビス[ビス[3,5−ビス(トリフルオロメチル)フェニル]ホスフィノ]ベンゼン]ニッケル(II)(34mg,0.030mmol)、N,N−ジメチルスルファミル酸2−ナフチル(75mg,0.30mmol)および1,4−ジオキサン(1.0mL)を加えた。さらに、ナトリウム(ジフェニルアミド)の1,4−ジオキサン溶液(0.25M,1.8mL)を加え、150℃で3時間加熱した。反応後、ガスクロマトグラフィーにより、(2−ナフチル)ジフェニルアミンの生成を確認した(収率69%)。
【0070】
参考例−14
反応容器内をアルゴン置換した後、ジクロロ[1,2−ビス(ジフェニルホスフィノ)ベンゼン]ニッケル(II)(23mg,0.040mmol)、N,N−ジメチルスルファミル酸2−ナフチル(100mg,0.40mmol)および1,4−ジオキサン溶液(1.0mL)を加えた。さらに、ナトリウム(ジフェニルアミド)の1,4−ジオキサン溶液(0.25M,2.4mL)を加え、150℃で3時間加熱した。反応後、ガスクロマトグラフィーにより、(2−ナフチル)ジフェニルアミンの生成を確認した(収率53%)。
【0071】
参考例−15
反応容器内をアルゴン置換した後、ジクロロ[1,2−ビス[ビス(4−イソプロピルフェニル)ホスフィノ]ベンゼン]ニッケル(II)(22mg,0.030mmol)、N,N−ジメチルスルファミル酸2−ナフチル(100mg,0.40mmol)および1,4−ジオキサン溶液(1.0mL)を加えた。さらに、ナトリウム(ジフェニルアミド)の1,4−ジオキサン溶液(0.25M,1.8mL)を加え、150℃で3時間加熱した。反応後、ガスクロマトグラフィーにより、(2−ナフチル)ジフェニルアミンの生成を確認した(収率36%)。
【0072】
参考例−16
【0073】
【化19】
【0074】
反応容器内をアルゴン置換した後、実施例−1で得たジクロロ[1,2−ビス[ビス(3,4,5−トリメトキシフェニル)ホスフィノ]ベンゼン]ニッケル(28mg,0.030mmol)、N,N−ジメチルスルファミル酸4−[4’−[(1−ナフチル)フェニルアミノ]ビフェニリル](74mg,0.15mmol)および1,4−ジオキサン(2.0mL)を加えた。さらに、ナトリウム(ジフェニルアミド)アミドの1,4−ジオキサン溶液(0.25M,0.9mL)を加え、150℃で3時間加熱した。反応混合物をシリカゲルカラムクロマトグラフィーで精製することにより、白色固体の4−[(1−ナフチル)フェニルアミノ]−4’−(ジフェニルアミノ)ビフェニリルを得た(85mg,96%)。
1H−NMR(400MHz,重クロロホルム,ppm):δ6.90(2H,dd,J=7.5,1.0Hz),6.99(4H,d,J=7.8Hz),7.35(2H,t,J=8.1Hz),7.48−7.72(10H,m),7.84(2H,d,J=8.3Hz),7.91(2H,d,J=8.2Hz),8.03(2H,d,J=8.2Hz),8.08(2H,d, J=8.5Hz),8.31(2H,d,J=8.5Hz),8.61(2H,d,J=8.3Hz).
参考例−17
【0075】
【化20】
【0076】
反応容器内をアルゴン置換した後、実施例−8で得たジクロロ[1,2−ビス[ビス(3,5−ジ−tert−ブチルフェニル)ホスフィノ]ベンゼン]ニッケル(II)(31mg,0.030mmol)およびジクロロ(N,N,N’,N’−テトラメチルエチレンジアミン)亜鉛 (328mg,1.30mmol)を加えた。さらに、テトラヒドロフラン(0.2mL)、4−クロロアニソール (143mg,1.0mmol)および塩化(ビニル)マグネシウムのテトラヒドロフラン溶液(1.3M,1.0mL)を加えて、85℃で16時間加熱した。反応溶液を室温まで冷却後、生成物を酢酸エチルに抽出した。10mLで抽出し、ガスクロマトグラフィーにより、4−メトキシスチレンが>99%生成していることを確認した。酢酸エチル層を濃縮し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーで精製することにより、無色液体の4−メトキシスチレンを得た(105mg,収率 78%)。
1H−NMR(400MHz,重クロロホルム,ppm):δ7.30(d,2H,J=8.4Hz),6.81(d,2H,J=8.4Hz),6.63(dd,1H,J=17.6Hz,10.9Hz),5.58(d,1H,J=17.6Hz),5.09(d,1H,J=10.9Hz),3.72(s,3H).
参考例−18
ジクロロ[1,2−ビス[ビス(3,5−ジ−tert−ブチルフェニル)ホスフィノ]ベンゼン]ニッケル(II)に代えてジクロロ[1,2−ビス(ジフェニルホスフィノ)ベンゼン]ニッケル(II)(17mg,0.030mmol)を用いた以外は全て参考例−16と同じ操作を行い、4−メトキシスチレンの生成を確認した(収率23%)。
【0077】
参考例−19
【0078】
【化21】
【0079】
反応容器内をアルゴン置換した後、実施例−8で得たジクロロ[1,2−ビス[ビス(3,5−ジ−tert−ブチルフェニル)ホスフィノ]ベンゼン]ニッケル(II)(31mg,0.030mmol)およびジクロロ(N,N,N’,N’,−テトラメチルエチレンジアミン)亜鉛 (328mg,1.30mmol)を加えた。さらに、テトラヒドロフラン(0.2mL)、4−クロロベンゾニトリル (137mg,1.0mmol)および塩化(ビニル)マグネシウムのテトラヒドロフラン溶液(1.3M,1.0mL)を加えて、85℃で4時間加熱した。反応溶液を室温まで冷却後、生成物を酢酸エチル10mLで抽出し、ガスクロマトグラフィーにより、4−メトキシスチレンが97%生成していることを確認した。酢酸エチル層を濃縮し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーで精製することにより、無色液体の4−ビニルベンゾニトリルを得た(94mg、収率 73%)。
1H−NMR(400MHz,重クロロホルム,ppm):δ7.61(d,2H,J=8.1Hz),7.48(d,2H,8.1Hz),6.73(dd,1H,J=17.6Hz,10.9Hz),5.88(d,1H,J=17.6Hz),5.45(d,1H,J=10.9Hz).
参考例−20
ジクロロ[1,2−ビス[ビス(3,5−ジ−tert−ブチルフェニル)ホスフィノ]ベンゼン]ニッケル(II)に代えてジクロロ[1,2−ビス(ジフェニルホスフィノ)ベンゼン]ニッケル(II)(17mg,0.030mmol)を用いた以外は全て参考例−18と同じ操作を行い、4−ビニルベンゾニトリルの生成を確認した(収率33%)。
【0080】
参考例−21
ジクロロ[1,2−ビス[ビス(3,5−ジ−tert−ブチルフェニル)ホスフィノ]ベンゼン]ニッケル(II)に代えてジクロロ[1,2−ビス[ジ(4−イソプロピルフェニル)ホスフィノ]ベンゼン]ニッケル(II)(22mg,0.030mmol)を用いた以外は全て参考例−18と同じ操作を行い、4−ビニルベンゾニトリルの生成を確認した(収率16%)。