【実施例】
【0050】
以下、実施例及び配合例を示して本発明をより具体的に説明するが、本発明はこれらに制限されるものではない。
【0051】
(実施例1)
<ヒドロキシ脂肪酸誘導体含有抽出物の製造>
−抽出工程−
パイナップル可食部の圧搾後の残渣(パイナップルパルプ)100gを90体積%エタノール水溶液1,000mLに加え、還流抽出器で80℃にて2時間加熱抽出し、室温に冷却した。その後、吸引濾過を行い、90体積%エタノール水溶液200mLで洗浄した。得られた濾過液を常圧濃縮して約100gとしたものを、次いで、減圧濃縮して約10gの濃縮液を得た。この濃縮処理を更に2回繰り返し、約30gの濃縮液を得た。
【0052】
−析出濾過工程−
得られた約30gの濃縮液のエタノール濃度が30体積%となるように水を加えて150mLに調整(希釈)し、室温で攪拌溶解した溶液を、吸引濾過し、30体積%エタノール水溶液20mLで洗浄した。ここで、30体積%エタノール水溶液に不溶化し、析出したヒドロキシ脂肪酸誘導体が残渣として得られ、溶解したままの糖類などと分離することができた。
【0053】
−再溶解工程−
得られた残渣を、0.4mol/Lの水酸化カリウムを含む80体積%エタノール水溶液50mLと共に調整タンクに移し、50℃±2℃、2時間で溶解させた。得られた溶液を吸引濾過し、80体積%エタノール水溶液50mLで洗浄し、再溶解液として、濾液及び洗浄液を併せたものを得た。
【0054】
−精製工程−
得られた再溶解液を、合成吸着剤(ダイヤイオンHP20、三菱化学株式会社製、樹脂量:20mL)を充填した内径15mm、長さ200mmのカラムに通液し、80体積%エタノール水溶液100mLで洗浄した後、95体積%エタノール水溶液140mLで溶出した。得られた溶出液を減圧濃縮し、固形量約0.6gの濃縮物を得た。
【0055】
−ヒドロキシ脂肪酸誘導体の含有量の測定−
前記濃縮物100mgを100体積%エタノール1mLに溶解したものを被験試料として用い、市販のスフィンゴ糖脂質標準品エタノール水溶液(0.25mg/mL、0.5mg/mL、1、2mg/mL、5mg/mL)とともにシリカゲル薄層クロマトグラフィープレートにアプライし、クロロホルム:メタノール混合溶液(9:1(体積比))で展開した。展開後、硫酸を噴霧し、加熱を行い、スフィンゴ糖脂質標準品と同じRf値となるスポットをスフィンゴ糖脂質のスポットとした。薄層クロマトグラフィーの発色強度を、デンシトメーター(島津製作所製 CS−9300PC)により測定し、得られた標準品の発色強度に基づいて検量線を作成し、試料の発色強度よりスフィンゴ糖脂質量を求めた。測定の結果、前記濃縮物は、20質量%のヒドロキシ脂肪酸誘導体を含有することがわかった。
【0056】
<ヒドロキシ脂肪酸誘導体の同定>
下記の手順により、被験試料として前記濃縮物を用い、得られた濃縮物に含まれるヒドロキシ脂肪酸誘導体の成分を同定した。
【0057】
−TLC分析による分子骨格の推定−
下記のTLC分析条件において、下記標準試料と共に被験試料を展開した結果、被験試料が単糖をもった糖脂質であるモノヘキソシルセラミド(CMH)を含むと推定された。
[TLC分析条件]
プレート:HPTLC silica gel 60(Merck社製)
使用直前に120℃、30分間の活性化を行う
展開溶媒:クロロホルム:メタノール:水=65:25:4(体積比)
発色 :オルシノール硫酸試薬
標準試料:モノヘキソシルセラミド(CMH)及びステリルグリコシド
【0058】
−MALDI−TOFMS分析による分子構造の推定−
マトリックス支援レーザー脱離イオン化−飛行時間型質量分析法(Matrix Assisted Laser Desorption/Ionization−Time of Flight Mass Spectrometry;MALDI−TOFMS)により、以下の手順で、得られた濃縮物に含まれるヒドロキシ脂肪酸誘導体の分子構造を推定した。
【0059】
まず、マトリックス(試料分子イオン化補助剤)としての2,5−ジヒドロキシ安息香酸(DHB)を、10体積%エタノール水溶液で10mg/mLの濃度に調製した溶液をマトリックス溶液として用いた。次いで、被験試料を1mg/mL濃度となるようにクロロホルム:メタノール=1:1(体積比)溶液に溶解して糖脂質溶液を調製し、該糖脂質溶液0.2μLとマトリックス溶液1.0μLとをサンプルプレート上で混合した後、風乾して結晶化させた。このサンプルプレートをMALDI−TOFMS分析装置であるVoyager DE−STR(Applied Biosystems)にセットし、質量分析を行った。
【0060】
その結果、C
44H
83NO
9の分子式を持つ下記構造式(1)で表されるヒドロキシ脂肪酸誘導体を主成分とし、該ヒドロキシ脂肪酸誘導体とは脂肪酸部分及びスフィンゴイド塩基部分が異なる下記構造式(2)〜(5)で表されるヒドロキシ脂肪酸誘導体を含む混合物であると推定された。
【化8】
【化9】
【化10】
【化11】
【化12】
【0061】
−GC−MS分析による脂肪酸部分の構造同定−
ガス・クロマトグラフを直結した質量分析計(Gas Chromatography−Mass Spectrometer;GC−MS)により、以下の手順で、ヒドロキシ脂肪酸誘導体の脂肪酸部分の構造同定を行った。
【0062】
まず、被験試料中の糖脂質100μg〜200μg当たり2.5体積%無水塩酸メタノール0.3mLを加えて80℃で12時間加水分解した(メタノリシス)。反応液に等量のヘキサンを加え、生成した脂肪酸メチルエステルをヘキサンで抽出した。ヘキサン抽出を3回繰り返し、得られたヘキサン層を一度窒素気流下で乾固した後、残渣にトリメチルシリル(TMS)化試薬(ピリジン:1,1,1,3,3,3−ヘキサメチルジシラザン(HMDS):トリメチルクロロシラン(TMCS)=1:1.3:0.8(体積比))200μLを加え、60℃で10分間加熱した。反応液を遠心分離し、得られた上清0.2μLをGC−MSにて分析した。GC−MS分析のカラムには、J&W Scientific社のDB−5M(0.25mm×30m)を用い、カラム温度は試料注入後、最初の1分間は60℃に保ち、その後、毎分8℃で300℃まで昇温させ、300℃で9分間保つ条件で行った。
【0063】
GC−MSによる脂肪酸部分解析の結果、主成分のヒドロキシ脂肪酸誘導体を構成する脂肪酸部分が、炭素数20の直鎖α−ヒドロキシ酸であることが同定できた。また、被験試料に由来する脂肪酸部分としては、炭素数がそれぞれ18、19、20、21、22、23、24、25、26の直鎖α−ヒドロキシ酸が同定できた。
【0064】
−GC−MS分析によるスフィンゴイド塩基部分の構造同定−
被験試料中の糖脂質200μg当たり水性塩酸メタノール(濃塩酸8.6mL、水0.4mL、メタノール41.0mLを混合して調製)0.3mLを加えて75℃で16時間加水分解した。反応液に等量のヘキサンを加え、脂肪酸メチルエステルをヘキサンで抽出除去した。酸性メタノール層を窒素気流下で乾固した後、0.1N水酸化ナトリウム溶液0.6mLとメタノール1.0mLを加え、次いでクロロホルム2.0mLを加えて混合し、遠心分離して上層を除去した。下層のクロロホルム層をFolchの上層(クロロホルム:メタノール:水=1:50:49(体積比))で2回洗浄した。得られたクロロホルム層を窒素気流下で乾固した後、残渣にTMS化試薬(ピリジン:HMDS:TMCS=1:1.3:0.8(体積比))100μLを加え、60℃で10分間加熱した。反応液を遠心分離し、得られた上清0.2μLをGC−MSにて分析した。GC−MSの分析は、脂肪酸分析と同じ条件で行った。
【0065】
GC−MSによるヒドロキシ脂肪酸誘導体のスフィンゴイド塩基部分解析の結果、主成分のヒドロキシ脂肪酸誘導体を構成するスフィンゴイド塩基部分が、2−アミノ−4,8−オクタデシジエン−1,3−ジオールであることが同定できた。また、被験試料に由来するスフィンゴイド塩基部分としては、2−アミノ−4,8−オクタデシジエン−1,3−ジオール及び2−アミノ−4−オクタデセン−1,3,4−トリオールが同定できた。
【0066】
<ヒドロキシ脂肪酸誘導体の同定結果>
以上の分析結果から、上記MALDI−TOFMS分析で推定した通り、前記濃縮物に含まれるヒドロキシ脂肪酸誘導体の主成分は、グルコシル基と、脂肪酸として炭素数20の直鎖α−ヒドロキシ酸と、スフィンゴイド塩基として2−アミノ−4,8−オクタデシジエン−1,3−ジオールからなる、化学式C
44H
83NO
9の前記構造式(1)で表されるヒドロキシ脂肪酸誘導体であることが確認できた。また、前記濃縮物は、前記構造式(1)で表されるヒドロキシ脂肪酸誘導体を主成分として、更にその脂肪酸部分の炭素数及びスフィンゴイド塩基が異なる前記構造式(2)〜(5)で表されるヒドロキシ脂肪酸誘導体を含む混合物であることが確認できた。
【0067】
(比較例1)
実施例1において、析出濾過工程及び再溶解工程を行わないこと以外は、実施例1と同様にして、ヒドロキシ脂肪酸誘導体を精製した。得られた比較例1の濃縮物におけるヒドロキシ脂肪酸誘導体含有量を測定した結果、前記濃縮物は、8質量%のヒドロキシ脂肪酸誘導体を含有することがわかった。
【0068】
(比較例2)
実施例1において、精製工程を行わないこと以外は、実施例1と同様にして、ヒドロキシ脂肪酸誘導体を精製した。得られた比較例2の濃縮物におけるヒドロキシ脂肪酸誘導体含有量を測定した結果、前記濃縮物は、1質量%のヒドロキシ脂肪酸誘導体を含有することがわかった。
【0069】
以上より、実施例1で製造したヒドロキシ脂肪酸誘導体含有抽出物は、飲食品、化粧品等に使用可能な溶媒のみを用いて製造しているため、安全性に優れ日常的に摂取することができ、かつ、実施例1で製造した濃縮物には、20質量%のヒドロキシ脂肪酸誘導体が含有されていたことから、本発明の製造方法を用いることにより、生産性に優れ高収率及び高純度で安価に製造することができることがわかった。
【0070】
(実施例2)
<ヒドロキシ脂肪酸誘導体含有乳化物の製造>
実施例1の精製工程までの工程と同様の工程により得られた95体積%エタノール水溶液でのヒドロキシ脂肪酸誘導体溶出液500mLに、グリセリン(食品添加物グリセリン、阪本薬品工業(株)製)64g、界面活性剤(モノミリスチン酸デカグリセリン(グリセリン脂肪酸エステル)、サンソフトQ−14S、太陽化学株式会社製)13g、界面活性剤(リゾホスファチジルグリセロール、リゾリン脂質ナガセL、ナガセケムテックス(株)製)2g、及び界面活性剤(ショ糖モノステアレート、HLB14〜15、DK−エステルSS、第一工業製薬(株)製)2gを投入し80℃で30分間攪拌し、加熱溶解させた。次いで、この加熱溶解液を60℃にて減圧濃縮し、濃縮終了後30℃以下となるよう冷却して、[乳化物1]83gを得た。なお、[乳化物1](ヒドロキシ脂肪酸誘導体含有乳化物)における、ヒドロキシ脂肪酸誘導体含有抽出物、界面活性剤、及びグリセリンの質量比(ヒドロキシ脂肪酸誘導体含有抽出物:界面活性剤:グリセリン)は、1:6:20〜1:15:30であった。
その結果、[乳化物1]がクエン酸緩衝液(pH6.0)及びクエン酸緩衝液(pH3.5)の両方に溶解することが確認され、酸性溶液にも溶解することができる乳化物を得ることができた。
【0071】
(実施例3)
<ヒドロキシ脂肪酸誘導体含有乳化物の製造>
実施例1の精製工程までの工程と同様の工程により得られた95体積%エタノール水溶液でのヒドロキシ脂肪酸誘導体溶出液250mLに、グリセリン(食品添加物グリセリン、阪本薬品工業(株)製)32g、及び界面活性剤(モノミリスチン酸デカグリセリン(グリセリン脂肪酸エステル)、サンソフトQ−14S、太陽化学株式会社製)6.4gを添加し、80℃で30分間攪拌し、加熱溶解させた。次いで、この加熱溶解液を60℃にて減圧濃縮し、濃縮終了後30℃以下となるよう冷却して[乳化物2]39.5gを得た。そして、ヒドロキシ脂肪酸誘導体が200ppmとなるように得られた[乳化物2]をクエン酸緩衝液(pH6.0)及びクエン酸緩衝液(pH3.5)に添加し、溶解性を確認した。なお、[乳化物2](ヒドロキシ脂肪酸誘導体含有乳化物)における、ヒドロキシ脂肪酸誘導体含有抽出物、界面活性剤、及びグリセリンの質量比(ヒドロキシ脂肪酸誘導体含有抽出物:界面活性剤:グリセリン)は、1:6:20〜1:15:30であった。
その結果、[乳化物2]がクエン酸緩衝液(pH6.0)及びクエン酸緩衝液(pH3.5)の両方に溶解することが確認され、酸性溶液にも溶解することができる乳化物を得ることができた。
【0072】
(実施例4)
<ヒドロキシ脂肪酸誘導体含有乳化物の製造>
実施例1の精製工程までの工程と同様の工程により得られた95体積%エタノール水溶液でのヒドロキシ脂肪酸誘導体溶出液250mLに、グリセリン(食品添加物グリセリン、阪本薬品工業(株)製)32g、界面活性剤(モノミリスチン酸デカグリセリン(グリセリン脂肪酸エステル)、サンソフトQ−14S、太陽化学株式会社製)6.4g、及び界面活性剤(リゾホスファチジルグリセロール、リゾリン脂質ナガセL、ナガセケムテックス(株)製)1gを添加し、80℃で30分間攪拌し、加熱溶解させた。次いで、この加熱溶解液を60℃にて減圧濃縮し、濃縮終了後30℃以下となるよう冷却して[乳化物3]40.5gを得た。そして、ヒドロキシ脂肪酸誘導体が200ppmとなるように得られた[乳化物3]をクエン酸緩衝液(pH6.0)及びクエン酸緩衝液(pH3.5)に添加し、溶解性を確認した。なお、[乳化物3](ヒドロキシ脂肪酸誘導体含有乳化物)における、ヒドロキシ脂肪酸誘導体含有抽出物、界面活性剤、及びグリセリンの質量比(ヒドロキシ脂肪酸誘導体含有抽出物:界面活性剤:グリセリン)は、1:6:20〜1:15:30であった。
その結果、[乳化物3]がクエン酸緩衝液(pH6.0)及びクエン酸緩衝液(pH3.5)の両方に溶解することが確認され、酸性溶液にも溶解することができる乳化物を得ることができた。
【0073】
(実施例5)
<ヒドロキシ脂肪酸誘導体含有乳化物の製造>
実施例1の精製工程までの工程と同様の工程により得られた95体積%エタノール水溶液でのヒドロキシ脂肪酸誘導体溶出液250mLに、グリセリン(食品添加物グリセリン、阪本薬品工業(株)製)32g、界面活性剤(モノミリスチン酸デカグリセリン(グリセリン脂肪酸エステル)、サンソフトQ−14S、太陽化学株式会社製)6.4g、界面活性剤(リゾホスファチジルグリセロール、リゾリン脂質ナガセL、ナガセケムテックス(株)製)1.1g、及び界面活性剤(ショ糖モノステアレート、HLB14〜15、DK−エステルSS、第一工業製薬(株)製)1.1gを添加し、80℃で30分間攪拌し、加熱溶解させた。次いで、この加熱溶解液を60℃にて減圧濃縮し、濃縮終了後30℃以下となるよう冷却して[乳化物4]41.6gを得た。そして、ヒドロキシ脂肪酸誘導体が200ppmとなるように得られた[乳化物4]をクエン酸緩衝液(pH6.0)及びクエン酸緩衝液(pH3.5)に添加し、溶解性を確認した。なお、[乳化物4](ヒドロキシ脂肪酸誘導体含有乳化物)における、ヒドロキシ脂肪酸誘導体含有抽出物、界面活性剤、及びグリセリンの質量比(ヒドロキシ脂肪酸誘導体含有抽出物:界面活性剤:グリセリン)は、1:6:20〜1:15:30であった。
その結果、[乳化物4]がクエン酸緩衝液(pH6.0)及びクエン酸緩衝液(pH3.5)の両方に溶解することが確認され、酸性溶液にも溶解することができる乳化物を得ることができた。
【0074】
(実施例6)
<ヒドロキシ脂肪酸誘導体含有乳化物の製造>
実施例1の精製工程までの工程と同様の工程により得られた95体積%エタノール水溶液でのヒドロキシ脂肪酸誘導体溶出液250mLに、グリセリン(食品添加物グリセリン、阪本薬品工業(株)製)32g、及び界面活性剤(ショ糖モノステアレート、HLB14〜15、DK−エステルSS、第一工業製薬(株)製)6.4gを添加し、80℃で30分間攪拌し、溶解させた。次いで、この加熱溶解液を60℃にて減圧濃縮し、濃縮終了後30℃以下となるよう冷却して[乳化物5]39.5gを得た。そして、ヒドロキシ脂肪酸誘導体が200ppmとなるように得られた[乳化物5]をクエン酸緩衝液(pH6.0)及びクエン酸緩衝液(pH3.5)に添加し、溶解性を確認した。なお、[乳化物5](ヒドロキシ脂肪酸誘導体含有乳化物)における、ヒドロキシ脂肪酸誘導体含有抽出物、界面活性剤、及びグリセリンの質量比(ヒドロキシ脂肪酸誘導体含有抽出物:界面活性剤:グリセリン)は、1:6:20〜1:15:30であった。
その結果、[乳化物5]がクエン酸緩衝液(pH6.0)に溶解することが確認されたが、クエン酸緩衝液(pH3.5)には溶解せず、沈殿が発生することを確認した。
【0075】
(実施例7)
<ヒドロキシ脂肪酸誘導体含有乳化物の製造>
実施例1の精製工程までの工程と同様の工程により得られた95体積%エタノール水溶液でのヒドロキシ脂肪酸誘導体溶出液250mLに、グリセリン(食品添加物グリセリン、阪本薬品工業(株)製)21g、及び界面活性剤(モノミリスチン酸デカグリセリン(グリセリン脂肪酸エステル)、サンソフトQ−14S、太陽化学株式会社製)6.4gを添加し、80℃で30分間攪拌し、加熱溶解させた。次いで、この加熱溶解液を60℃にて減圧濃縮し、濃縮終了後30℃以下となるよう冷却して[乳化物6]28.8gを得た。そして、ヒドロキシ脂肪酸誘導体が200ppmとなるように得られた[乳化物6]をクエン酸緩衝液(pH6.0)及びクエン酸緩衝液(pH3.5)に添加し、溶解性を確認した。なお、[乳化物6](ヒドロキシ脂肪酸誘導体含有乳化物)における、ヒドロキシ脂肪酸誘導体含有抽出物、界面活性剤、及びグリセリンの質量比(ヒドロキシ脂肪酸誘導体含有抽出物:界面活性剤:グリセリン)は、1:6:20〜1:15:30であった。
その結果、[乳化物6]がクエン酸緩衝液(pH6.0)及びクエン酸緩衝液(pH3.5)の両方に溶解することが確認され、酸性溶液にも溶解することができる乳化物を得ることができた。
【0076】
(実施例8)
<ヒドロキシ脂肪酸誘導体含有乳化物の製造>
実施例1の精製工程までの工程と同様の工程により得られた95体積%エタノール水溶液でのヒドロキシ脂肪酸誘導体溶出液250mLに、グリセリン(食品添加物グリセリン、阪本薬品工業(株)製)32g、及び界面活性剤(モノミリスチン酸デカグリセリン(グリセリン脂肪酸エステル)、サンソフトQ−14S、太陽化学株式会社製)13gを添加し、80℃で30分間攪拌し、加熱溶解させた。次いで、この加熱溶解液を60℃にて減圧濃縮し、濃縮終了後30℃以下となるよう冷却して[乳化物7]46.0gを得た。そして、ヒドロキシ脂肪酸誘導体が200ppmとなるように得られた[乳化物7]をクエン酸緩衝液(pH6.0)及びクエン酸緩衝液(pH3.5)に添加し、溶解性を確認した。なお、[乳化物7](ヒドロキシ脂肪酸誘導体含有乳化物)における、ヒドロキシ脂肪酸誘導体含有抽出物、界面活性剤、及びグリセリンの質量比(ヒドロキシ脂肪酸誘導体含有抽出物:界面活性剤:グリセリン)は、1:6:20〜1:15:30であった。
その結果、[乳化物7]がクエン酸緩衝液(pH6.0)及びクエン酸緩衝液(pH3.5)の両方に溶解することが確認され、酸性溶液にも溶解することができる乳化物を得ることができた。
【0077】
(実施例9)
<ヒドロキシ脂肪酸誘導体含有乳化物の製造>
実施例1の精製工程までの工程と同様の工程により得られた95体積%エタノール水溶液でのヒドロキシ脂肪酸誘導体溶出液250mLに、グリセリン(食品添加物グリセリン、阪本薬品工業(株)製)32g、及び界面活性剤(デカグリセリンモノミリステート、SYグリスターMM−750、阪本薬品工業株式会社製)6.4gを添加し、80℃で30分間攪拌し、加熱溶解させた。次いで、この加熱溶解液を60℃にて減圧濃縮し、濃縮終了後30℃以下となるよう冷却して[乳化物8]39.4gを得た。そして、ヒドロキシ脂肪酸誘導体が200ppmとなるように得られた[乳化物8]をクエン酸緩衝液(pH6.0)及びクエン酸緩衝液(pH3.5)に添加し、溶解性を確認した。なお、[乳化物8](ヒドロキシ脂肪酸誘導体含有乳化物)における、ヒドロキシ脂肪酸誘導体含有抽出物、界面活性剤、及びグリセリンの質量比(ヒドロキシ脂肪酸誘導体含有抽出物:界面活性剤:グリセリン)は、1:6:20〜1:15:30であった。
その結果、[乳化物8]がクエン酸緩衝液(pH6.0)及びクエン酸緩衝液(pH3.5)の両方に溶解することが確認され、酸性溶液にも溶解することができる乳化物を得ることができた。
【0078】
(実施例10)
<ヒドロキシ脂肪酸誘導体含有乳化物の製造>
実施例1の精製工程までの工程と同様の工程により得られた95体積%エタノール水溶液でのヒドロキシ脂肪酸誘導体溶出液250mLに、グリセリン(食品添加物グリセリン、阪本薬品工業(株)製)32g、及び界面活性剤(リゾホスファチジルグリセロール、リゾリン脂質ナガセL、ナガセケムテックス(株)製)6.4gを添加し、80℃で30分間攪拌し、加熱溶解させた。次いで、この加熱溶解液を60℃にて減圧濃縮し、濃縮終了後30℃以下となるよう冷却して[乳化物9]39.5gを得た。そして、ヒドロキシ脂肪酸誘導体が200ppmとなるように得られた[乳化物9]をクエン酸緩衝液(pH6.0)及びクエン酸緩衝液(pH3.5)に添加し、溶解性を確認した。なお、[乳化物9](ヒドロキシ脂肪酸誘導体含有乳化物)における、ヒドロキシ脂肪酸誘導体含有抽出物、界面活性剤、及びグリセリンの質量比(ヒドロキシ脂肪酸誘導体含有抽出物:界面活性剤:グリセリン)は、1:6:20〜1:15:30であった。
その結果、[乳化物9]がクエン酸緩衝液(pH6.0)及びクエン酸緩衝液(pH3.5)の両方に溶解することが確認され、酸性溶液にも溶解することができる乳化物を得ることができた。
【0079】
(実施例11)
<ヒドロキシ脂肪酸誘導体含有乳化物の製造>
実施例1の精製工程までの工程と同様の工程により得られた95体積%エタノール水溶液でのヒドロキシ脂肪酸誘導体溶出液250mLに、グリセリン(食品添加物グリセリン、阪本薬品工業(株)製)32g、及び界面活性剤(ショ糖脂肪酸エステル、DK−エステルF−140、第一工業製薬(株)製)6.4gを添加し、80℃で30分間攪拌し、加熱溶解させた。次いで、この加熱溶解液を60℃にて減圧濃縮し、濃縮終了後30℃以下となるよう冷却して[乳化物10]39.4gを得た。そして、ヒドロキシ脂肪酸誘導体が200ppmとなるように得られた[乳化物10]をクエン酸緩衝液(pH6.0)及びクエン酸緩衝液(pH3.5)に添加し、溶解性を確認した。なお、[乳化物10](ヒドロキシ脂肪酸誘導体含有乳化物)における、ヒドロキシ脂肪酸誘導体含有抽出物、界面活性剤、及びグリセリンの質量比(ヒドロキシ脂肪酸誘導体含有抽出物:界面活性剤:グリセリン)は、1:6:20〜1:15:30であった。
その結果、[乳化物10]がクエン酸緩衝液(pH6.0)に溶解することが確認されたが、クエン酸緩衝液(pH3.5)には溶解せず、沈殿が発生することを確認した。
【0080】
(実施例12)
<ヒドロキシ脂肪酸誘導体含有乳化物の製造>
実施例1の精製工程までの工程と同様の工程により得られた95体積%エタノール水溶液でのヒドロキシ脂肪酸誘導体溶出液250mLに、グリセリン(食品添加物グリセリン、阪本薬品工業(株)製)32g、界面活性剤(モノミリスチン酸デカグリセリン(グリセリン脂肪酸エステル)、サンソフトQ−14S、太陽化学株式会社製)4.3g、界面活性剤(リゾホスファチジルグリセロール、リゾリン脂質ナガセL、ナガセケムテックス(株)製)4.3g、及び界面活性剤(ショ糖モノステアレート、HLB14〜15、DK−エステルSS、第一工業製薬(株)製)2gを添加し、80℃で30分間攪拌し、加熱溶解させた。次いで、この加熱溶解液を60℃にて減圧濃縮し、濃縮終了後30℃以下となるよう冷却して[乳化物11]43.6gを得た。そして、ヒドロキシ脂肪酸誘導体が200ppmとなるように得られた[乳化物11]をクエン酸緩衝液(pH6.0)及びクエン酸緩衝液(pH3.5)に添加し、溶解性を確認した。なお、[乳化物11](ヒドロキシ脂肪酸誘導体含有乳化物)における、ヒドロキシ脂肪酸誘導体含有抽出物、界面活性剤、及びグリセリンの質量比(ヒドロキシ脂肪酸誘導体含有抽出物:界面活性剤:グリセリン)は、1:6:20〜1:15:30であった。
その結果、[乳化物11]がクエン酸緩衝液(pH6.0)及びクエン酸緩衝液(pH3.5)の両方に溶解することが確認され、酸性溶液にも溶解することができる乳化物を得ることができた。
【0081】
(実施例13)
<ヒドロキシ脂肪酸誘導体含有乳化物の製造>
実施例1の精製工程までの工程と同様の工程により得られた95体積%エタノール水溶液でのヒドロキシ脂肪酸誘導体溶出液250mLに、グリセリン(食品添加物グリセリン、阪本薬品工業(株)製)12g、及び界面活性剤(モノミリスチン酸デカグリセリン(グリセリン脂肪酸エステル)、サンソフトQ−14S、太陽化学株式会社製)1.5gを添加し、80℃で30分間攪拌し、加熱溶解させた。次いで、この加熱溶解液を60℃にて減圧濃縮し、濃縮終了後30℃以下となるよう冷却して[乳化物12]14.6gを得た。そして、ヒドロキシ脂肪酸誘導体が200ppmとなるように得られた[乳化物12]をクエン酸緩衝液(pH6.0)及びクエン酸緩衝液(pH3.5)に添加し、溶解性を確認した。なお、[乳化物12](ヒドロキシ脂肪酸誘導体含有乳化物)における、ヒドロキシ脂肪酸誘導体含有抽出物、界面活性剤、及びグリセリンの質量比(ヒドロキシ脂肪酸誘導体含有抽出物:界面活性剤:グリセリン)は、1:1:10〜1:20:40であった。
その結果、[乳化物12]がクエン酸緩衝液(pH6.0)及びクエン酸緩衝液(pH3.5)の両方に溶解することが確認され、酸性溶液にも溶解することができる乳化物を得ることができた。
【0082】
(実施例14)
<ヒドロキシ脂肪酸誘導体含有乳化物の製造>
実施例1の精製工程までの工程と同様の工程により得られた95体積%エタノール水溶液でのヒドロキシ脂肪酸誘導体溶出液250mLに、グリセリン(食品添加物グリセリン、阪本薬品工業(株)製)42g、及び界面活性剤(モノミリスチン酸デカグリセリン(グリセリン脂肪酸エステル)、サンソフトQ−14S、太陽化学株式会社製)21gを添加し、80℃で30分間攪拌し、加熱溶解させた。次いで、この加熱溶解液を60℃にて減圧濃縮し、濃縮終了後30℃以下となるよう冷却して[乳化物13]64.1gを得た。そして、ヒドロキシ脂肪酸誘導体が200ppmとなるように得られた[乳化物13]をクエン酸緩衝液(pH6.0)及びクエン酸緩衝液(pH3.5)に添加し、溶解性を確認した。なお、[乳化物13](ヒドロキシ脂肪酸誘導体含有乳化物)における、ヒドロキシ脂肪酸誘導体含有抽出物、界面活性剤、及びグリセリンの質量比(ヒドロキシ脂肪酸誘導体含有抽出物:界面活性剤:グリセリン)は、1:1:10〜1:20:40であった。
その結果、[乳化物13]がクエン酸緩衝液(pH6.0)及びクエン酸緩衝液(pH3.5)の両方に溶解することが確認され、酸性溶液にも溶解することができる乳化物を得ることができた。
【0083】
以上より、実施例2〜14で製造したヒドロキシ脂肪酸誘導体含有乳化物は、飲食品、化粧品等に使用可能な溶媒のみを用いて製造することができるため、安全性に優れ日常的に摂取することができ、かつ、生産性に優れ高収率及び高純度で安価に製造することができることがわかった。また、界面活性剤として、グリセリン脂肪酸エステル及びリゾホスファチジルグリセロールの少なくともいずれかを用いて製造したヒドロキシ脂肪酸誘導体含有乳化物、又は、界面活性剤として、グリセリン脂肪酸エステル及びリゾホスファチジルグリセロールの少なくともいずれかと、ショ糖脂肪酸エステルとの組合せを用いて製造したヒドロキシ脂肪酸誘導体含有乳化物は、中性付近の溶液だけでなく、酸性溶液にも溶解することができる乳化物となることがわかった。
【0084】
(配合例1)
<コラーゲン配合飲料>
イオン交換水500gにコラーゲン20g、クエン酸4.2g、適量の香料、及び実施例2で製造したヒドロキシ脂肪酸誘導体含有乳化物100mgを調合した。これを容器に充填し、65℃で10分間加熱殺菌して、ヒドロキシ脂肪酸誘導体含有乳化物を配合するコラーゲン配合飲料を得た。
【0085】
(配合例2)
<コラーゲン配合機能性飲料>
イオン交換水500gにコラーゲン50g、ヒアルロン酸50mg、ビタミンC3g、鉄2g、クエン酸5g、適量の香料、及び実施例2で製造したヒドロキシ脂肪酸誘導体含有乳化物100mgを調合した。これを容器に充填し、65℃で10分間加熱殺菌して、ヒドロキシ脂肪酸誘導体含有乳化物を配合するコラーゲン配合機能性飲料を得た。
【0086】
(配合例3)
<クエン酸配合飲料>
イオン交換水500gにクエン酸2g、適量の香料、及び実施例2で製造したヒドロキシ脂肪酸誘導体含有乳化物100mgを調合した。これを容器に充填し、65℃で10分間加熱殺菌して、ヒドロキシ脂肪酸誘導体含有乳化物を配合するクエン酸配合飲料を得た。
【0087】
(配合例4)
<甘味料配合飲料>
イオン交換水500gにスクラロース10mg、アセスルファムK30mg、適量の香料、及び実施例2で製造したヒドロキシ脂肪酸誘導体含有乳化物100mgを調合した。これを容器に充填し、80℃で30分間加熱殺菌して、ヒドロキシ脂肪酸誘導体含有乳化物を配合する甘味料配合飲料を得た。
【0088】
(配合例5)
<アミノ酸配合飲料>
イオン交換水500gにグリシン4g、プロリン3g、アラニン2g、適量の香料、及び実施例2で製造したヒドロキシ脂肪酸誘導体含有乳化物100mgを調合した。これを容器に充填し、80℃で30分間加熱殺菌して、ヒドロキシ脂肪酸誘導体含有乳化物を配合するアミノ酸配合飲料を得た。
【0089】
(配合例6)
<麦茶飲料>
麦茶原料大麦40gを90℃のイオン交換水800gで30分間抽出し、続いてろ紙(FILTER PAPER No.2,アドバンテック社製)でろ過することにより原料を除去して、麦茶抽出物(飲用濃度:Brix0.6度;pH4.9;720g)を得た。この麦茶抽出液を30℃以下まで冷却、飲用濃度(Brix0.4度)となるようにイオン交換水で希釈し、L−アスコルビン酸ナトリウム、及び実施例2で製造したヒドロキシ脂肪酸誘導体含有乳化物100mgを添加した。これに炭酸水素ナトリウムを溶解してpH6.0に調整した麦茶調合液を得た。これを容器に充填し、レトルト殺菌処理(121℃、20分間)を行って、ヒドロキシ脂肪酸誘導体含有乳化物を配合する麦茶飲料を得た。
【0090】
(配合例7)
<オレンジ100%果実飲料>
1/6濃縮オレンジ果汁168gに、適量の香料、及び実施例2で製造したヒドロキシ脂肪酸誘導体含有乳化物100mgを調合し、これにイオン交換水を加えて1,000mLとした。これを容器に充填し、加熱殺菌(65℃、10分間)して、ヒドロキシ脂肪酸誘導体含有乳化物を配合するオレンジ100%果実飲料を得た。
【0091】
(配合例8)
<オレンジゼリー>
オレンジ果汁200mLにイオン交換水200mLを加えて加温し、これに砂糖90g、及び実施例2で製造したヒドロキシ脂肪酸誘導体含有乳化物100mgを調合した。次いで、これにゼラチン9gを完全に溶かした後、容器に充填して冷却固化させて、ヒドロキシ脂肪酸誘導体含有乳化物を配合するオレンジゼリーを得た。
【0092】
(配合例9)
<紅茶飲料>
紅茶原料40gを90℃のイオン交換水800gで30分間抽出し、続いてろ紙(No.2、アドバンテック社製)でろ過することにより原料を除去して、720gの紅茶抽出物(pH5.0、Brix0.6°)を得た。この麦茶抽出液を30℃以下まで冷却、飲用濃度(Brix0.4°)となるようにイオン交換水で希釈し、L−アスコルビン酸ナトリウム、及び実施例2で製造したヒドロキシ脂肪酸誘導体含有乳化物を100mg添加した。これに炭酸水素ナトリウムを溶解してpH6.0に調整した紅茶調合液を得た。これを容器に充填し、レトルト殺菌処理(121℃、20分間)を行って、ヒドロキシ脂肪酸誘導体含有乳化物を配合する紅茶飲料を得た。
【0093】
(配合例10)
<ブレンドティー飲料>
プーアル茶原料10g、緑茶原料10g、鳥龍茶原料10g、どくだみ原料5g、ハト麦原料5gを90℃のイオン交換水800gで30分間抽出し、続いてろ紙(No.2、アドバンテック社製)でろ過することにより原料を除去して、720gのブレンドティー抽出物(pH5.0、Brix0.6°)を得た。このブレンドティー抽出液を30℃以下まで冷却、飲用濃度(Brix0.4°)となるようにイオン交換水で希釈し、L−アスコルビン酸ナトリウム、及び実施例2で製造したヒドロキシ脂肪酸誘導体含有乳化物を100mg添加した。これに炭酸水素ナトリウムを溶解してpH6.0に調整したブレンドティー調合液を得た。これを容器に充填し、レトルト殺菌処理(121℃、20分間)を行って、ヒドロキシ脂肪酸誘導体含有乳化物を配合するブレンドティー飲料を得た。
【0094】
(配合例11)
<コーヒー飲料>
焙煎コーヒー豆原料40gを90℃のイオン交換水800gで30分間抽出し、続いてろ紙(No.2、アドバンテック社製)でろ過することにより原料を除去して、720gのコーヒー豆抽出物(pH5.0、Brix0.6°)を得た。このコーヒー豆抽出液を30℃以下まで冷却、飲用濃度(Brix0.4°)となるようにイオン交換水で希釈し、L−アスコルビン酸ナトリウム、及び実施例2で製造したヒドロキシ脂肪酸誘導体含有乳化物を100mg添加した。これに炭酸水素ナトリウムを溶解してpH6.0に調整したコーヒー豆調合液を得た。これを容器に充填し、レトルト殺菌処理(121℃、20分間)を行って、ヒドロキシ脂肪酸誘導体含有乳化物を配合するコーヒー飲料を得た。
【0095】
(配合例12)
<アリスクリーム>
卵黄60g、牛乳300cc、砂糖100gを調合し、加温した。完全に溶かした後、実施例2で製造したヒドロキシ脂肪酸誘導体含有乳化物100mgを調合した。続いて泡立てた生クリーム150ccを加えて容器に充填して冷却固化させて、ヒドロキシ脂肪酸誘導体含有乳化物を配合するアイスクリームを得た。
【0096】
(配合例13)
<野菜ジュース>
人参100g、トマト20g、ホウレンソウ10g、キウイ50g、はちみつ大さじ1杯、豆乳80cc、適量の香料をミキサーにいれ、撹拌した。これに実施例2で製造したヒドロキシ脂肪酸誘導体含有乳化物100mgを加えた。これを容器に充填し、65℃で10分間加熱殺菌して、ヒドロキシ脂肪酸誘導体含有乳化物を配合する野菜ジュースを得た。
【0097】
(配合例14)
<乳飲料>
ヨーグルト200g、牛乳200mL、はちみつ大さじ1、適量の香料、及び実施例2で製造したヒドロキシ脂肪酸誘導体含有乳化物100mgを調合した。これを容器に充填し、65℃で10分間加熱殺菌して、ヒドロキシ脂肪酸誘導体含有乳化物を配合する乳飲料を得た。