(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】5876439
(24)【登録日】2016年1月29日
(45)【発行日】2016年3月2日
(54)【発明の名称】炊飯用油脂組成物、ご飯の製造方法、並びに加工食品の製造方法
(51)【国際特許分類】
A23L 7/10 20160101AFI20160218BHJP
A23D 9/007 20060101ALI20160218BHJP
【FI】
A23L1/10 B
A23D9/00 518
【請求項の数】6
【全頁数】9
(21)【出願番号】特願2013-88754(P2013-88754)
(22)【出願日】2013年4月19日
(65)【公開番号】特開2014-138578(P2014-138578A)
(43)【公開日】2014年7月31日
【審査請求日】2014年10月31日
(31)【優先権主張番号】特願2012-277025(P2012-277025)
(32)【優先日】2012年12月19日
(33)【優先権主張国】JP
(73)【特許権者】
【識別番号】000227009
【氏名又は名称】日清オイリオグループ株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100071526
【弁理士】
【氏名又は名称】平田 忠雄
(74)【代理人】
【識別番号】100119208
【弁理士】
【氏名又は名称】岩永 勇二
(72)【発明者】
【氏名】岡田 孝宏
(72)【発明者】
【氏名】小澤 朋子
(72)【発明者】
【氏名】五郡 佑佳
(72)【発明者】
【氏名】関屋 佳明
【審査官】
戸来 幸男
(56)【参考文献】
【文献】
特開平09−191839(JP,A)
【文献】
国際公開第2012/132079(WO,A1)
【文献】
特開平07−039325(JP,A)
【文献】
特開2002−153209(JP,A)
【文献】
特開2004−283031(JP,A)
【文献】
特開2005−312344(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A23L 1/10
A23D 9/00−9/06
CAplus/MEDLINE/EMBASE/BIOSIS/FSTA/
FROSTI/WPIDS(STN)
JSTPlus/JMEDPlus/JST7580(JDreamIII)
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
液状油脂100質量部に対して、下記の乳化剤(A)を0.2〜2.5質量部、下記の乳化剤(B)を0.5〜2.5質量部、下記の乳化剤(C)を0.2〜1.0質量部含有する炊飯用油脂組成物。
乳化剤(A):グリセリン重合度が8以上12以下のポリグリセリンと、炭素数12以上24以下の不飽和脂肪酸又は飽和脂肪酸とのエステルであるポリグリセリン脂肪酸エステル
乳化剤(B):グリセリン重合度が2のポリグリセリンと、炭素数18以上22以下の不飽和脂肪酸とのエステルであるポリグリセリン脂肪酸エステル
乳化剤(C):全構成脂肪酸中、不飽和脂肪酸の含量が75質量%以上であるグリセリンモノ脂肪酸エステル
【請求項2】
前記乳化剤(A)が、グリセリン重合度が10のポリグリセリンと、炭素数18以上22以下の一価の不飽和脂肪酸又は飽和脂肪酸とのエステルであるポリグリセリン脂肪酸エステルである請求項1に記載の炊飯用油脂組成物。
【請求項3】
前記乳化剤(B)が、グリセリン重合度が2のポリグリセリンと、炭素数18の一価の不飽和脂肪酸とのエステルであるポリグリセリン脂肪酸エステルである請求項1又は請求項2に記載の炊飯用油脂組成物。
【請求項4】
前記乳化剤(C)が、全構成脂肪酸中、不飽和脂肪酸の含量が80質量%以上であるグリセリンモノ脂肪酸エステルである請求項1〜3のいずれか1項に記載の炊飯用油脂組成物。
【請求項5】
請求項1〜4のいずれか1項に記載の炊飯用油脂組成物を精白米100質量部に対して0.2〜2.0質量部添加し炊飯することによりご飯を製造するご飯の製造方法。
【請求項6】
請求項5に記載のご飯の製造方法により製造されたご飯を加工して得られる加工食品の製造方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、炊飯用油脂組成物、ご飯及びその製造方法、並びに加工食品に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、炊飯に使用される油脂組成物として、ジグリセリンモノ脂肪酸エステルとデカグリセリンペンタ脂肪酸エステルを含有する炊飯用油脂組成物(特許文献1)、油脂とモノグリセリドとポリグリセリン脂肪酸エステルを含有する油脂組成物(特許文献2)等が知られている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開平9−191839号公報
【特許文献2】特開2008−245637号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、従来の油脂組成物によれば、炊飯したご飯を1日以上保管すると硬くなり、優れた食感を長持ちさせることが難しいという問題があった。
【0005】
従って、本発明の目的は、炊飯したご飯を1日以上保管しても軟らかく、優れた食感を長持ちさせることができる炊飯用油脂組成物、当該炊飯用油脂組成物を用いて炊飯したご飯及びその製造方法、並びに当該ご飯を加工して製造した加工食品を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、上記目的を達成するために、下記の[1]〜[7]を提供する。
【0007】
[1]液状油脂100質量部に対して、下記の乳化剤(A)を0.2〜2.5質量部、下記の乳化剤(B)を0.5〜2.5質量部、下記の乳化剤(C)を0.2〜1.0質量部含有する炊飯用油脂組成物。
乳化剤(A):グリセリン重合度が8以上12以下のポリグリセリンと、炭素数12以上24以下の不飽和脂肪酸又は飽和脂肪酸とのエステルであるポリグリセリン脂肪酸エステル
乳化剤(B):グリセリン重合度が2のポリグリセリンと、炭素数18以上22以下の不飽和脂肪酸とのエステルであるポリグリセリン脂肪酸エステル
乳化剤(C):全構成脂肪酸中、不飽和脂肪酸の含量が75質量%以上であるグリセリンモノ脂肪酸エステル
[2]前記乳化剤(A)が、グリセリン重合度が10のポリグリセリンと、炭素数18以上22以下の一価の不飽和脂肪酸又は飽和脂肪酸とのエステルであるポリグリセリン脂肪酸エステルである前記[1]に記載の炊飯用油脂組成物。
[3]前記乳化剤(B)が、グリセリン重合度が2のポリグリセリンと、炭素数18の一価の不飽和脂肪酸とのエステルであるポリグリセリン脂肪酸エステルである前記[1]又は前記[2]に記載の炊飯用油脂組成物。
[4]前記乳化剤(C)が、全構成脂肪酸中、不飽和脂肪酸の含量が80質量%以上であるグリセリンモノ脂肪酸エステルである前記[1]〜[3]のいずれか1つに記載の炊飯用油脂組成物。
[5]前記[1]〜[4]のいずれか1つに記載の炊飯用油脂組成物を精白米100質量部に対して0.2〜2.0質量部添加し炊飯したご飯。
[6]前記[5]に記載のご飯を加工して得られる加工食品。
[7]前記[1]〜[4]のいずれか1つに記載の炊飯用油脂組成物を精白米100質量部に対して0.2〜2.0質量部添加し炊飯することによりご飯を製造するご飯の製造方法。
【発明の効果】
【0008】
本発明によると、炊飯したご飯を1日以上保管しても軟らかく、優れた食感を長持ちさせることができる炊飯用油脂組成物、当該炊飯用油脂組成物を用いて炊飯したご飯及びその製造方法、並びに当該ご飯を加工して製造した加工食品を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
【
図1】本発明の実施の形態に係るおにぎりのほぐれ具合及びべたつき具合をレオメーターにより評価する方法の説明図である。
【
図2】
図1の評価方法におけるレオメーターによる測定結果(一例)を示す図である。
【
図3】本発明の実施の形態に係るおにぎりの硬さ(軟らかさ)をレオメーターにより評価する方法の説明図である。
【
図4】
図3の評価方法におけるレオメーターによる測定結果(一例)を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
〔炊飯用油脂組成物〕
本発明の実施の形態に係る炊飯用油脂組成物は、液状油脂100質量部に対して、下記の乳化剤(A)を0.2〜2.5質量部、下記の乳化剤(B)を0.5〜2.5質量部、下記の乳化剤(C)を0.2〜1.0質量部含有する。
【0011】
乳化剤(A)は、グリセリン重合度が8以上12以下のポリグリセリンと、炭素数12以上24以下の不飽和脂肪酸又は飽和脂肪酸とのエステルであるポリグリセリン脂肪酸エステルである。好ましくは、グリセリン重合度が10以上12以下のポリグリセリンと、炭素数16以上24以下の一価の不飽和脂肪酸又は飽和脂肪酸とのエステルであるポリグリセリン脂肪酸エステルである。より好ましくは、グリセリン重合度が10のポリグリセリンと、炭素数18以上22以下の一価の不飽和脂肪酸又は飽和脂肪酸とのエステルであるポリグリセリン脂肪酸エステルである。
【0012】
乳化剤(A)の含有量は、液状油脂100質量部に対して、0.2〜2.5質量部であり、1.0〜2.0質量部であることが好ましく、1.0〜1.5質量部であることがより好ましい。
【0013】
乳化剤(B)は、グリセリン重合度が2のポリグリセリンと、炭素数18以上22以下の不飽和脂肪酸とのエステルであるポリグリセリン脂肪酸エステルである。好ましくは、グリセリン重合度が2のポリグリセリンと、炭素数18以上20以下の一価の不飽和脂肪酸とのエステルであるポリグリセリン脂肪酸エステルである。より好ましくは、グリセリン重合度が2のポリグリセリンと、炭素数18の一価の不飽和脂肪酸とのエステルであるポリグリセリン脂肪酸エステルである。
【0014】
乳化剤(B)の含有量は、液状油脂100質量部に対して、0.5〜2.5質量部であり、0.5〜2.0質量部であることが好ましく、0.6〜1.0質量部であることがより好ましい。
【0015】
乳化剤(C)は、全構成脂肪酸中、不飽和脂肪酸の含量が75質量%以上であるグリセリンモノ脂肪酸エステルである。好ましくは、全構成脂肪酸中、不飽和脂肪酸の含量が80質量%以上であるグリセリンモノ脂肪酸エステルである。不飽和脂肪酸は、炭素数18以上22以下の不飽和脂肪酸を75%以上含むものであることが好ましく、炭素数18以上22以下の二価の不飽和脂肪酸を60%以上含み、炭素数18以上22以下の一価の不飽和脂肪酸を10%以上含むものであることがより好ましい。
【0016】
乳化剤(C)の含有量は、液状油脂100質量部に対して、0.2〜1.0質量部であり、0.2〜0.5質量部であることが好ましく、0.3〜0.5質量部であることがより好ましい。
【0017】
本発明の実施の形態で用いる液状油脂は、特に限定されるものではないが、5℃で液状のものであり、植物性原料から製造される油脂であることが好ましい。具体的には、大豆油、菜種油、コーン油、綿実油、紅花油、ヒマワリ油、落花生油、オリーブ油、ゴマ油などが挙げられる。また、氷点下付近で固体成分を含む油脂を分別することによって得られる液体油、例えばパーム油、椰子油、水添油等の分別油を用いることも出来る。さらに、上記植物性油脂の単品もしくは2種以上の混合油をエステル交換することによって得られる油脂や、当該エステル交換油を必要に応じて分別することで得られる液体油も同様に用いることが可能である。
【0018】
本発明で用いる乳化剤(A)〜(C)の合計量は、液状油脂100質量部に対して、0.9〜6.0質量部であることが好ましく、1.5〜5.0質量部であることがより好ましく、2.0〜5.0質量部であることが最も好ましい。
【0019】
本発明の実施の形態に係る炊飯用油脂組成物の製造方法は、特に限定されるものではなく、通常、液状油脂にそれぞれの乳化剤を攪拌溶解させることで製造可能である。溶解時、溶解性を上げるために温度を高くすることは可能であるが、90℃以下の温度で溶解させることが炊飯用油脂組成物の劣化を防止する上で好ましい。特に70℃から80℃で溶解することがより好ましい。
【0020】
〔ご飯及びその製造方法〕
本発明の実施の形態に係るご飯は、上記の炊飯用油脂組成物を精白米100質量部に対して0.2〜2.0質量部、好ましくは0.5〜1.0質量部、より好ましくは1.0質量部添加し炊飯したものである。
【0021】
当該ご飯の製造方法としては、例えば、精白米の1.3〜1.5倍量の水、好ましくは1.4倍量の水を精白米に加えて0.5〜2時間、好ましくは1〜1.5時間浸漬させた後に、本発明の実施の形態に係る炊飯用油脂組成物を精白米100質量部に対して0.2〜2.0質量部となるように添加し、炊飯器にて炊飯することにより製造できる。
【0022】
〔加工食品〕
本発明の実施の形態に係る加工食品は、上記ご飯を加工して得られる。加工食品としては、例えば、おにぎり、いなりずし、炒飯、オムライス等が挙げられる。
【0023】
〔本発明の実施の形態の効果〕
本発明の実施の形態に係る炊飯用油脂組成物によれば、1日以上保管しても軟らかく、優れた食感を長持ちできるご飯を炊飯することができる。また、ほぐれ易く、べたつき難く、かつ成形性が良いおにぎり等を製造できるご飯が得られる。
【0024】
次に実施例により本発明を説明するが、本発明はこれらの実施例により何ら制限されるものではない。
【実施例】
【0025】
〔炊飯用油脂組成物の製造〕
液状油脂としてはコーン油を用い、表1に示した配合に従って実施例1〜7及び比較例1〜4の炊飯用油脂組成物を調製した。表1中の配合量は、コーン油100質量部に対する質量部で表した数値である。
【0026】
<使用材料>
・乳化剤(A):デカグリセリンペンタオレイン酸エステル(商品名:O−50D、三菱化学フーズ株式会社製)、デカグリセリンベヘニン酸エステル(商品名:B−100D、三菱化学フーズ株式会社製)
・乳化剤(B):ジグリセリンモノオレート(商品名:ポエムDO−100V、理研ビタミン株式会社製)
・乳化剤(C):蒸留モノグリセライド(商品名:エマルジーMU、理研ビタミン株式会社製、全構成脂肪酸中の不飽和脂肪酸の含量80質量%)
【0027】
〔ご飯の製造(炊飯)〕
精白米の1.4倍量の水を精白米に加えて1時間浸漬させた後、得られた実施例1〜7及び比較例1〜4の炊飯用油脂組成物のいずれかをそれぞれ精白米100質量部に対して1.0質量部となるように添加し、よく攪拌した。その後、電気炊飯器にて炊飯することによりご飯を製造した。
【0028】
また、精白米の1.4倍量の水を精白米に加えて1時間浸漬させた後、得られた実施例2,3及び比較例3の炊飯用油脂組成物のいずれかをそれぞれ精白米100質量部に対して0.5質量部となるように添加し、よく攪拌した。その後、電気炊飯器にて炊飯することによりご飯を製造した(実施例A,B及び比較例A)。
【0029】
炊き上がりから30分後にボウルへ移し、米粒を潰さぬように杓文字で底から大きく混ぜ、湯気が出なくなるまで5分に1回の間隔で攪拌し、その後は15分に1回攪拌し、ご飯の温度が40℃付近になったらラップをかけ、次の評価に供した。
【0030】
【表1】
【0031】
【表2】
【0032】
〔評価1〕
35mm三角型おにぎり成形器内にラップを敷いて、そこへ80〜85gの範囲内で得られたご飯を詰め、蓋をして、おにぎりを成形した。そのまま20℃で1時間放置した。
図1は、本発明の実施の形態に係るおにぎりのほぐれ具合及びべたつき具合をレオメーターにより評価する方法の説明図である。また、
図2は、
図1の評価方法におけるレオメーターによる測定結果(一例)を示す図である。
1時間放置後、おにぎり成形器からラップ2ごとおにぎり1を取り出し、レオメーターの測定台3上に置き、おにぎり1の側面からラップ2を剥がした。直径3cmのプランジャー4を使用して、スピード120mm/minの測定条件にて、おにぎり1の圧縮を開始し(
図2のa点)、60%圧縮(おにぎり高さ21mm)まで(
図2のb点まで)、プランジャー4を押し下げた。その後、プランジャー4がおにぎり1から離れるまで(
図2のc点まで)、プランジャー4を引き上げた。レオメーターによりab間のトルク(kgf・m)を経時的に計測し、
図2に示すほぐれ面積を算出し、また、bc間のトルク(kgf・m)を経時的に計測し、
図2に示すべたつき面積を算出した。各10回行ない、その平均値を求めた。算出結果を表1,2に示す。各数値が低いほど、ほぐれ易く、べたつき難いことを示す。
また、得られたご飯の米粒を潰さぬよう惣菜容器へ60g前後詰め、1時間後のほぐれ具合、べたつき具合を専門パネラー5名にて、以下の表3にある評価基準(5名の話し合い)により評価を実施した。評価結果を表1,2に示す。
【0033】
〔評価2〕
得られたご飯の米粒を潰さぬよう惣菜容器へ60g前後詰め、48時間後の食感を専門パネラー5名にて、以下の表3にある評価基準(5名の話し合い)により評価を実施した。評価結果を表1,2に示す。
【0034】
【表3】
【0035】
〔評価3〕
評価1と同様に成形したおにぎり(ラップ2は使用せず)を20℃で48時間放置した。
図3は、本発明の実施の形態に係るおにぎりの硬さ(軟らかさ)をレオメーターにより評価する方法の説明図である。また、
図4は、
図3の評価方法におけるレオメーターによる測定結果(一例)を示す図である。
48時間放置後、蓋を外し、おにぎりを成形器5から取り出さずに、成形器5ごとレオメーターの測定台3上に置き、直径3cmのプランジャー4を使用して、スピード60mm/minの測定条件にて、おにぎり1の圧縮を開始し(
図4のa点)、70%圧縮(おにぎり高さ28mm)まで(
図4のb点まで)、プランジャー4を押し下げた。その後、プランジャー4がおにぎり1から離れるまで、プランジャー4を引き上げた。レオメーターによりab間のトルク(kgf・m)を経時的に計測し、
図4に示す硬さ面積を算出した。各10回行ない、その平均値を求めた。算出結果を表1,2に示す。数値が低いほど、軟らかいことを示す。
【符号の説明】
【0036】
1:おにぎり、2:ラップ、3:測定台、4:プランジャー、5:おにぎり成形器