技術分野
広い波長域において一様の偏光変換が可能な光学フィルムを作製することができる重合性化合物を、工業的に有利に製造する方法に関する。
近年におけるモバイルパソコン、携帯電話等携帯型の情報端末の高機能化及び普及に伴い、フラットパネル表示装置の厚みを極力薄く抑えることが求められてきている。その結果、構成部材である位相差板の薄層化も要望されている。
位相差板を薄層化する方法としては、フィルム基材に低分子重合性化合物を含有する重合性組成物を塗布することにより位相差板を作成する方法が、近年では最も有効な方法とされている。そして、優れた波長分散性を有する低分子重合性化合物又はそれを用いた重合性組成物の開発が多く行われている(特許文献1〜14等)。
しかしながら、これらの文献に記載された低分子重合性化合物又は重合性組成物の多くは、逆波長分散性が不十分である、融点が高くフィルムに塗布することが困難である、液晶性を示す温度範囲が極端に狭い、溶媒への溶解度が低い、非常に高価な試薬を用いる等の、多くの課題を有していた。
発明が解決しようとする課題[発明の詳細な説明]から抜粋
本出願人は、先に、後述する式(1)で表される重合性化合物が、実用的な低い融点を有し、汎用溶媒に対する溶解性に優れ、かつ、このものを用いることで、広い波長域において一様の偏光変換が可能な光学フィルムを得ることができることを見出している(特願2011−263047号)。
本発明は、下記式(1)で表される重合性化合物を工業的に有利に製造する方法を提供することを目的とする。
課題を解決するための手段[発明の詳細な説明]から抜粋
本発明者は、課題を解決すべく鋭意研究した結果、
(i)テトラヒドロフラン中、後述する式(2)で表されるカルボン酸と、スルホン酸ハライド又はカルボン酸ハライドとを反応させて、混合酸無水物誘導体(3)を含む反応液を得、得られた反応液と、式(4)で表される化合物とを反応させて、式(5)で表される化合物を含む反応液を得た後、この反応液に、式(6)で表されるヒドラジン誘導体を添加して、このものと式・・・ 続きを
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【発明の効果】
本発明の製造方法によれば、広い波長域において一様の偏光変換が可能な、性能面で満足のいく光学フィルムを得ることができる重合性化合物を、工業的に有利に製造することができる。
この発明についての権利主張の範囲[特許請求の範囲]
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