(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】5894825
(24)【登録日】2016年3月4日
(45)【発行日】2016年3月30日
(54)【発明の名称】プローブ装置及びウエハ搬送ユニット
(51)【国際特許分類】
H01L 21/66 20060101AFI20160317BHJP
H01L 21/677 20060101ALI20160317BHJP
【FI】
H01L21/66 B
H01L21/68 A
【請求項の数】3
【全頁数】9
(21)【出願番号】特願2012-63864(P2012-63864)
(22)【出願日】2012年3月21日
(65)【公開番号】特開2013-197375(P2013-197375A)
(43)【公開日】2013年9月30日
【審査請求日】2014年12月19日
(73)【特許権者】
【識別番号】000219967
【氏名又は名称】東京エレクトロン株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110001092
【氏名又は名称】特許業務法人サクラ国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】秋山 収司
(72)【発明者】
【氏名】雨宮 浩
【審査官】
井上 弘亘
(56)【参考文献】
【文献】
国際公開第2000/002239(WO,A1)
【文献】
特開2010−073827(JP,A)
【文献】
特開2001−248610(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H01L 21/66
H01L 21/677
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
半導体ウエハに形成された半導体デバイスの電気的な検査を行うプローブ装置であって、
載置台上に載置された前記半導体ウエハの前記半導体デバイスにプローブを接触させて電気的な測定を行う測定部と、
半導体ウエハ収納容器が載置されるロードポートと、
上下駆動機構と、回転駆動機構と、水平駆動機構とを有し、前記半導体ウエハ収納容器と前記載置台との間で前記半導体ウエハを搬送可能とされたウエハ搬送機構と、
前記ウエハ搬送機構の前記上下駆動機構によって上下動可能とされ、前記半導体ウエハ収納容器の蓋を開閉する蓋開閉機構と、
を具備し、
前記蓋開閉機構は、前記蓋を吸着する吸着機構と、前記蓋の複数のラッチ機構を開閉するラッチ開閉機構とを具備し、前記ラッチ開閉機構は、1つの駆動機構と当該駆動機構に接続されたリンク機構によって、複数の前記ラッチ機構を開閉するよう構成されるとともに、前記ラッチ開閉機構の動きを検出して、前記ラッチ機構の開位置を検出する1つの開位置センサ及び閉位置を検出する1つの閉位置センサを有する
ことを特徴とするプローブ装置。
【請求項2】
半導体ウエハ収納容器が載置されるロードポートと、
上下駆動機構と、回転駆動機構と、水平駆動機構とを有し、前記半導体ウエハ収納容器内内の前記半導体ウエハを出し入れするウエハ搬送機構と、
前記ウエハ搬送機構の前記上下駆動機構によって上下動可能とされ、前記半導体ウエハ収納容器の蓋を開閉する蓋開閉機構と、
を具備し、
前記蓋開閉機構は、前記蓋を吸着する吸着機構と、前記蓋の複数のラッチ機構を開閉するラッチ開閉機構とを具備し、前記ラッチ開閉機構は、1つの駆動機構と当該駆動機構に接続されたリンク機構によって、複数の前記ラッチ機構を開閉するよう構成されるとともに、前記ラッチ開閉機構の動きを検出して、前記ラッチ機構の開位置を検出する1つの開位置センサ及び閉位置を検出する1つの閉位置センサを有する
ことを特徴とするウエハ搬送システム。
【請求項3】
請求項2記載のウエハ搬送システムであって、
前記半導体ウエハの位置決めを行う位置決め機構を具備したことを特徴とするウエハ搬送システム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、プローブ装置及びウエハ搬送ユニットに関する。
【背景技術】
【0002】
半導体デバイスの製造工程では、半導体ウエハ上に形成された半導体デバイスの電気的な検査を行うためのプローブ装置が用いられている。このようなプローブ装置としては、載置台に載置された半導体ウエハの半導体デバイスにプローブを接触させて電気的な測定を行う測定部と、ウエハ収納容器(FOUP)を載置するロードポート及びウエハ収納容器と載置台との間で半導体ウエハを搬送する搬送機構等を備えた搬送ユニットとを組み合わせた構成とされているものが知られている(例えば、特許文献1参照。)。
【0003】
また、上記プローブ装置及びウエハ搬送ユニットにおいては、ウエハ収納容器(FOUP)の蓋の開け閉めを行う蓋開閉機構を具備したものが知られている。この蓋開閉機構は、蓋を保持するとともに、蓋に配設されたラッチを開閉するためのラッチ開閉用駆動機構を具備した保持部と、この保持部を上下動させる上下駆動機構と、保持部と蓋とを近接離間させる水平駆動機構とを具備した構成となっている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2008−235845号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
上記のとおり、プローブ装置及びウエハ搬送ユニットにおいては、ウエハ収納容器(FOUP)の蓋の開け閉めを行う蓋開閉機構を具備したものが知られており、蓋開閉機構は、蓋に配設されたラッチを開閉するためのラッチ開閉用駆動機構、蓋を移動させて開閉するための上下動機構、蓋開閉機構と蓋とを近接及び離間させるための水平駆動機構等の駆動機構を有した構成となっている。
【0006】
しかしながら、上記のプローブ装置及びウエハ搬送ユニットにおいても、省資源化を図り、製造コストを削減することが求められている。
【0007】
本発明は、上記従来の事情に対処してなされたものであり、従来に比べてウエハ搬送、スループット向上と省資源化を図り、かつ蓋を移動させて開閉するための上下動機構の共有化における削減と製造コストを削減することのできるプローブ装置及びウエハ搬送ユニットを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明のプローブ装置の一態様は、半導体ウエハに形成された半導体デバイスの電気的な検査を行うプローブ装置であって、載置台上に載置された前記半導体ウエハの前記半導体デバイスにプローブを接触させて電気的な測定を行う測定部と、半導体ウエハ収納容器が載置されるロードポートと、上下駆動機構と、回転駆動機構と、水平駆動機構とを有し、前記半導体ウエハ収納容器と前記載置台との間で前記半導体ウエハを搬送可能とされたウエハ搬送機構と、前記ウエハ搬送機構の前記上下駆動機構によって上下動可能とされ、前記半導体ウエハ収納容器の蓋を開閉する蓋開閉機構と、を具備し
、前記蓋開閉機構は、前記蓋を吸着する吸着機構と、前記蓋の複数のラッチ機構を開閉するラッチ開閉機構とを具備し、前記ラッチ開閉機構は、1つの駆動機構と当該駆動機構に接続されたリンク機構によって、複数の前記ラッチ機構を開閉するよう構成されるとともに、前記ラッチ開閉機構の動きを検出して、前記ラッチ機構の開位置を検出する1つの開位置センサ及び閉位置を検出する1つの閉位置センサを有することを特徴とする。
【0009】
本発明の
ウエハ搬送システムの一態様は、半導体ウエハ収納容器が載置されるロードポートと、上下駆動機構と、回転駆動機構と、水平駆動機構とを有し、前記半導体ウエハ収納容器内内の前記半導体ウエハを出し入れするウエハ搬送機構と、前記ウエハ搬送機構の前記上下駆動機構によって上下動可能とされ、前記半導体ウエハ収納容器の蓋を開閉する蓋開閉機構と、を具備し
、前記蓋開閉機構は、前記蓋を吸着する吸着機構と、前記蓋の複数のラッチ機構を開閉するラッチ開閉機構とを具備し、前記ラッチ開閉機構は、1つの駆動機構と当該駆動機構に接続されたリンク機構によって、複数の前記ラッチ機構を開閉するよう構成されるとともに、前記ラッチ開閉機構の動きを検出して、前記ラッチ機構の開位置を検出する1つの開位置センサ及び閉位置を検出する1つの閉位置センサを有することを特徴とする。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、従来に比べてウエハ搬送、スループット向上と省資源化を図り、製造コストを削減することのできるプローブ装置及びウエハ搬送ユニットを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0011】
【
図1】本発明の一実施形態に係るプローブ装置の全体構成を模式的に示す図。
【
図2】
図1のプローブ装置の搬送ユニットの構成を模式的に示す図。
【
図3】
図2の搬送ユニットの要部構成を模式的に示す図。
【
図4】
図2の搬送ユニットの要部構成を模式的に示す図。
【
図5】
図2の搬送ユニットの要部構成を模式的に示す図。
【
図6】
図2の搬送ユニットの要部構成を模式的に示す図。
【発明を実施するための形態】
【0012】
以下、本発明の実施形態を、図面を参照して説明する。
【0013】
図1は、本発明の一実施形態に係るプローブ装置100の全体構成を模式的に示す図である。
図1に示すように、プローブ装置100は、測定部110と、搬送ユニットであるローダー部150とからその主要部が構成されている。測定部110には、x−y−z方向に移動可能とされ半導体ウエハWが載置される載置台111が設けられており、図示しないプローブカードに配設されたプローブと、半導体ウエハWの半導体デバイスの電極とを接触させて、半導体デバイスの電気的特性を測定するよう構成されている。
【0014】
ローダー部150には、半導体ウエハ収納容器(FOUP)151が載置されるロードポート152が配設されており、このロードポート152に隣接してウエハ搬送機構160が配設されている。また、
図2にも示すように、ウエハ搬送機構160のロードポート152とは反対側には、バッファテーブル170及び位置合わせ機構171が上下に重ねて配設されている。なお、バッファテーブル170は、プローブの針先を研磨するためのウエハ等を収容しておくためのものである。また、位置合わせ機構171は、半導体ウエハWを回転させてノッチの位置と半導体ウエハWの偏芯の状態を検出するよう構成されている。
【0015】
ウエハ搬送機構160は、
図3に示すようなアームユニット161を具備している。アームユニット161は、上側アーム181と下側アーム182の上下二段に配設された半導体ウエハ保持用アームを具備している。これらの上側アーム181と下側アーム182は、その長手方向に沿って上側アーム181と下側アーム182とを夫々独立に水平方向に移動させる水平駆動機構としての上側アーム駆動機構183、下側アーム駆動機184を具備している。
【0016】
また、アームユニット161の上側アーム181及び下側アーム182の先端側には、半導体ウエハ収納容器151内の半導体ウエハWの有無を検出するためのウエハセンサ185が配設されている。
【0017】
図2に示すように、上記アームユニット161は、このアームユニット161を回転させる回転駆動機構162の上に配設されており、回転駆動機構162によってアームユニット161全体が例えば180°の範囲で回転されるよう構成されている。また、回転駆動機構162は、この回転駆動機構162をZ軸方向(上下方向)に移動させる上下駆動機構163の上に配設されている。
【0018】
また、ウエハ搬送機構160の上下駆動機構163には、半導体ウエハ収納容器(FOUP)151の蓋を開閉するための蓋開閉機構190が固定されており、この蓋開閉機構190は、ウエハ搬送機構160の上下駆動機構163によって上下動されるようになっている。
【0019】
蓋開閉機構190は、蓋保持部191を備えている。
図4に示すように、この蓋保持部191は、半導体ウエハ収納容器151の蓋を吸着保持するための2つの吸着保持部192と、半導体ウエハ収納容器151のラッチ機構を開閉して蓋を着脱するための2つのラッチ開閉機構193とを具備している。
【0020】
これらのラッチ開閉機構193は、1つのシリンダ194と、このシリンダ194に接続されたリンク機構195によって、同時に回転される構成となっている。また、ラッチ開閉機構193の動きに応じてラッチ開閉機構193の動きを検出するための2つの位置センサ196、197が配設されている。これらの位置センサ196、197のうちの一方は、ラッチ機構の開位置を検出し、他方は、ラッチ機構の閉位置を検出するようになっている。
【0021】
上記のように、1つのシリンダ194によって、2つのラッチ開閉機構193を回転させるよう構成されているので、2つのラッチ開閉機構193を夫々別のシリンダによって回転させる場合に比べて駆動機構としてのシリンダの数を削減することができる。また、2つのラッチ開閉機構193を夫々別のシリンダによって回転させる場合、夫々のラッチ開閉機構193について、開位置と閉位置とを検出するための位置センサを2つずつ合計4つ設ける必要があるが、本実施形態では、このような位置センサの数を2つとすることができ、位置センサの数も削減することができる。これによって、従来に比べて省資源化することができ、製造コストを削減することができる。
【0022】
上記蓋保持部191は、
図5に示す水平方向駆動機構196を介して、
図6に示すウエハ搬送機構160の上下駆動機構163の台座部163aに固定されている。水平方向駆動機構196は、略垂直に固定された板状部材からなる固定部196aを有しており、この固定部196aに蓋保持部191が固定される。また、水平方向駆動機構196は、シリンダを具備しており、
図5中矢印で示すように、固定部196a及びここに固定された蓋保持部191を水平方向に移動可能とされている。
【0023】
上記構成のプローブ装置100では、蓋開閉機構190をウエハ搬送機構160の上下駆動機構163によって上下動させるようになっている。したがって、蓋開閉機構190を上下動させるための上下駆動機構を別途に設ける必要がなく、駆動機構を削減することができる。これによって、従来に比べて省資源化することができ、製造コストを削減することができる。
【0024】
上記構成のプローブ装置100では、ローダー部150のロードポート152に半導体ウエハWを収容した半導体ウエハ収納容器(FOUP)151が載置されると、まず、ウエハ搬送機構160の上下駆動機構163によって蓋開閉機構190を上昇させ、半導体ウエハ収納容器151の前方に蓋保持部191を位置させる。
【0025】
次に、水平方向駆動機構196によって、蓋保持部191を水平方向に移動させて半導体ウエハ収納容器151の蓋に当接させ、2つの吸着保持部192によって蓋を吸着するとともに、ラッチ開閉機構193を半導体ウエハ収納容器151のラッチ機構と嵌合させる。
【0026】
次に、蓋保持部191に配設されたシリンダ194を駆動してラッチ開閉機構193により、半導体ウエハ収納容器151のラッチ機構を回転させ、ラッチ機構を開けた状態とする。
【0027】
次に、水平方向駆動機構196によって、蓋保持部191を後退させて半導体ウエハ収納容器151の蓋を外し、この後、ウエハ搬送機構160の上下駆動機構163によって蓋開閉機構190を下降させ、半導体ウエハ収納容器151の蓋を下方に移動させる。
【0028】
この後、ウエハ搬送機構160のウエハセンサ185を、半導体ウエハ収納容器151の入口部分に挿入し、例えば上側から下側にウエハセンサ185を移動させることにより、半導体ウエハ収納容器151内のどのスロットに半導体ウエハWが収容されているかを検出する。
【0029】
次に、ウエハ搬送機構160の上側アーム181又は下側アーム182のいずれか一方、本実施形態では上側アーム181によって、半導体ウエハ収納容器151内の半導体ウエハWを取り出し、位置合わせ機構171に搬送する。そして、位置合わせ機構171によって半導体ウエハWのノッチを検出して半導体ウエハWの位置を検知する。
【0030】
次に、位置合わせ機構171による位置検出の終了した半導体ウエハWを、ウエハ搬送機構160の上側アーム181によって、位置合わせ機構171から取り出し、測定部110の載置台111上に半導体ウエハWを載置する。
【0031】
そして、載置台111上の半導体ウエハWの半導体デバイスにプローブカードのプローブを当接させて電気的導通を得、図示しないテスタからテスト信号を供給するとともに、半導体デバイスからの出力信号を測定することによって、半導体デバイスの電気的な特性の検査を行う。
【0032】
上記の測定部110における半導体ウエハWの検査中に、次に検査を行う半導体ウエハWを、ウエハ搬送機構160の上側アーム181によって取り出し、位置合わせ機構171によって半導体ウエハWのノッチを検出して半導体ウエハWの位置を検知した後、再度上側アーム181によって半導体ウエハWを保持し、この状態で待機する。
【0033】
半導体ウエハWの半導体デバイスの電気的な状態の検査が終了すると、載置台111上の半導体ウエハWを、次に検査を行う半導体ウエハWを保持していない方のアーム、本実施形態では下側アーム182によって取り出し、上側アーム181上に保持していた次に検査を行う半導体ウエハWを載置台111上に載置する。
【0034】
そして、検査が終了した半導体ウエハWを、下側アーム182によって一旦位置合わせ機構171に搬送する。そして、位置合わせ機構171によって半導体ウエハWのノッチを検出して半導体ウエハWの位置を検知する。
【0035】
この後、位置を検知した半導体ウエハWを、再度ウエハ搬送機構160の下側アーム182によって保持し、半導体ウエハ収納容器151の前方まで搬送する。
【0036】
次に、ウエハセンサ185によって、半導体ウエハ収納容器151のスロットに半導体ウエハWが収容されていないことを確認した後、半導体ウエハWを保持した下側アーム182を半導体ウエハ収納容器151内に挿入して、半導体ウエハWを半導体ウエハ収納容器151のスロット上に載置する。
【0037】
この後、上側アーム181によって次に検査を行う半導体ウエハWを半導体ウエハ収納容器151内から取り出し、上述した工程を繰り返し行うことによって、半導体ウエハ収納容器151内に収容された半導体ウエハWの検査を行う。
【0038】
そして、半導体ウエハ収納容器151内に収容された検査を行うべき半導体ウエハWを全て検査した後、ウエハ搬送機構160の上下駆動機構163によって蓋開閉機構190を上昇させ、半導体ウエハ収納容器151の前方に、蓋を保持した蓋保持部191を位置させる。
【0039】
次に、水平方向駆動機構196によって、蓋保持部191を水平方向に移動させ、蓋保持部191に保持された蓋を半導体ウエハ収納容器151に当接させる。そして、シリンダ194を駆動してラッチ開閉機構193により半導体ウエハ収納容器151のラッチ機構を回転させ、ラッチ機構を閉じた状態とし、蓋を半導体ウエハ収納容器151に固定する。
【0040】
次に、2つの吸着保持部192による蓋の吸着を解除するとともに、水平方向駆動機構196によって、蓋保持部191を後退させた後、ウエハ搬送機構160の上下駆動機構163によって蓋開閉機構190を下降させる。
【0041】
なお、上記の工程では、初めに半導体ウエハ収納容器151の蓋を開け、全ての半導体ウエハWの検査が終了するまで蓋を開けた状態として半導体ウエハWの検査を行い、最後に蓋を閉める場合について説明したが、1枚の半導体ウエハWを取り出す毎に、半導体ウエハ収納容器151の蓋を開け閉めするようにしてもよい。
【0042】
以上本発明を実施形態について説明したが、本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、各種の変形が可能であることは勿論である。
【符号の説明】
【0043】
100……プローブ装置、110……測定部、111……載置台、150……ローダー部、151……半導体ウエハ収納容器(FOUP)、152……ロードポート、160……ウエハ搬送機構、161……アームユニット、162……回転駆動機構、163……上下駆動機構、170……バッファテーブル、171……位置合わせ機構、181……上側アーム、182……下側アーム、183……上側アーム駆動機構、184……下側アーム駆動機構、185……ウエハセンサ、190……蓋開閉機構、191……蓋保持部、192……吸着保持部、193……ラッチ開閉機構。