【実施例】
【0040】
(第1実施例)
以下、本願の各実施例を添付図面に基づいて説明する。まず、本願の第1実施例につい
て
図1〜
図2および表1を用いて説明する。
図1は、第1実施例に係るリアコンバーター
レンズRC(RC1)が撮影レンズMLに装着された状態を示すレンズ構成図である。リ
アコンバーターレンズRCは、撮影レンズ(マスターレンズ)MLの像側に着脱可能に装
着されて、撮影レンズMLに装着された状態の合成焦点距離が撮影レンズMLの焦点距離
よりも長くなるように構成される。第1実施例に係るリアコンバーターレンズRC1は、
光軸に沿って物体側から順に並んだ、正の屈折力を有する第1レンズ群G1と、負の屈折
力を有する第2レンズ群G2と、正の屈折力を有する第3レンズ群G3とから構成される
。
【0041】
第1レンズ群G1は、物体側に凹面を向けたメニスカス形状の正レンズL11から構成
される。第2レンズ群G2は、光軸に沿って物体側から順に並んだ、両凹形状の第1負レ
ンズL21と両凸形状の正レンズL22と両凹形状の第2負レンズL23とが貼り合わさ
れて接合された接合負レンズから構成される。第3レンズ群G3は、両凸形状の正レンズ
L31から構成される。
【0042】
以下に表1〜表6を示すが、これらは、撮影レンズMLと、撮影レンズMLに装着され
た第1〜第6実施例に係るリアコンバーターレンズRCの諸元の値をそれぞれ掲げた表で
ある。各表の[レンズデータ]において、面番号は物体側から数えた各レンズ面の番号を
、Rは各レンズ面の曲率半径を、Dは各レンズ面間隔を、νdはd線(波長λ=587.
6nm)に対するアッベ数を、ndはd線(波長λ=587.6nm)に対する屈折率を
それぞれ示す。なお、曲率半径「∞」は平面を示し、空気の屈折率nd=1.00000はその
記載を省略している。
【0043】
また、[諸元データ]において、f(ML)は撮影レンズMLの焦点距離を、FNO(
ML)は撮影レンズMLのFナンバーを、βはリアコンバーターレンズRCの拡大倍率を
、D0は撮影距離をそれぞれ示す。また、fは撮影レンズMLにリアコンバーターレンズ
RCを装着した際の合成焦点距離を、FNOは撮影レンズMLにリアコンバーターレンズ
RCを装着した際の合成Fナンバーを、2ωは撮影レンズMLにリアコンバーターレンズ
RCを装着した際の合成画角(単位:「°」)を、Yは撮影レンズMLにリアコンバータ
ーレンズRCを装着した際の像高を、TLはリアコンバーターレンズの全長を、BFは撮
影レンズMLにリアコンバーターレンズRCを装着した際のバックフォーカスをそれぞれ
示す。また、f1は第1レンズ群G1の焦点距離を、f2は第2レンズ群G2の焦点距離
を、f3は第3レンズ群G3の焦点距離を、fcはリアコンバーターレンズRCの焦点距
離をそれぞれ示す。なお、リアコンバーターレンズRCの全長とは、リアコンバーターレ
ンズRCの最も物体側の面から最も像側の面までの光軸上の距離である。
【0044】
また、[条件式対応値]には、各条件式の対応値をそれぞれ示す。なお、以下の全ての
諸元値において掲載されている合成焦点距離f、曲率半径R、面間隔D、その他長さの単
位は一般に「mm」が使われるが、光学系は、比例拡大または比例縮小しても同等の光学性
能が得られるので、これに限られるものではない。また、後述の第2〜第6実施例の諸元
値においても、本実施例と同様の符号を用いる。
【0045】
下の表1に、第1実施例における各諸元を示す。なお、表1における第39面〜第46
面(リアコンバーターレンズRC1の各レンズ面)の曲率半径Rは、
図1における第39
面〜第46面に付した符号R39〜R46に対応している。また、表1における物面は不
図示の物体面に、(絞り)は
図1の開口絞りSに、像面は
図1の像面Iにそれぞれ対応し
ている。
【0046】
(表1)
[レンズデータ]
面番号 R D νd nd
物面 ∞ ∞
1 1200.3704 5.0000 64.07 1.516800
2 1199.7897 1.0000
3 188.5541 21.1000 95.13 1.433815
4 -915.9761 20.0000
5 182.4294 17.1000 95.13 1.433815
6 -1837.1348 3.3200
7 -833.5252 7.5000 50.17 1.719995
8 422.3839 75.0000
9 128.8258 6.5000 55.58 1.696797
10 65.1230 16.5000 82.53 1.497820
11 266.7583 52.9670
12 -998.6861 3.5000 42.08 1.799520
13 114.8928 3.0950
14 -354.6811 5.5000 28.70 1.795040
15 -67.4820 3.5000 55.58 1.696797
16 300.9593 27.1872
17 113.3417 6.6000 70.36 1.487490
18 -113.3160 3.2000 28.70 1.795040
19 ∞ 2.2500
20 184.7146 4.7000 58.80 1.518229
21 -184.7146 40.7500
22 ∞ 21.9300 (絞り)
23 -131.4267 2.0000 55.58 1.696797
24 76.0680 1.5450
25 -1181.7118 6.0000 40.96 1.581439
26 -29.1590 2.0000 82.53 1.497820
27 150.9647 5.2200
28 87.5029 7.0000 37.96 1.603420
29 -36.2560 2.0000 32.36 1.850260
30 -271.4943 9.0000
31 ∞ 2.0000 63.88 1.516800
32 ∞ 9.0000
33 88.2621 6.0000 52.25 1.517420
34 -88.2621 34.8000
35 -1661.8745 5.4000 70.36 1.487490
36 -42.0520 2.0000 46.56 1.816000
37 68.2950 4.3000 40.96 1.581439
38 -1200.9959 4.0708
39 -960.3839 3.5000 40.96 1.581439
40 -54.1469 2.2000
41 -64.4170 2.0000 67.96 1.593190
42 38.3030 7.5000 40.96 1.581439
43 -38.3030 2.0000 35.73 1.902650
44 108.4110 1.0000
45 64.8598 4.1000 52.25 1.517420
46 -257.2027 BF
像面 ∞
[諸元データ]
f(ML)=780.00037
FNO(ML)=5.65772
β=1.25
D0=∞
f=975.01926
FNO=7.07229
2ω=2.52526
Y=21.633
TL=22.3
BF=42.27895
f1=98.54993
f2=-36.5769
f3=100.5443
fc=-181.64441
[条件式対応値]
条件式(1) f2/fc=0.201
条件式(2) f3/(−f2)=2.749
【0047】
このように本実施例では、上記条件式(1)〜(2)が全て満たされていることが分か
る。
【0048】
図2は、第1実施例に係るリアコンバーターレンズRC1の無限遠合焦状態における諸
収差図である。各収差図において、FNOは撮影レンズMLにリアコンバーターレンズR
Cを装着した際の合成Fナンバーを、Yは撮影レンズMLにリアコンバーターレンズRC
を装着した際の像高をそれぞれ示す。また、各収差図において、dはd線(λ=587.
6nm)、gはg線(λ=435.8nm)における収差をそれぞれ示す。また、非点収
差を示す収差図において、実線はサジタル像面を示し、破線はメリディオナル像面を示し
ている。以上、収差図の説明は他の実施例においても同様である。
【0049】
そして、各収差図より、第1実施例では、諸収差が良好に補正され、優れた結像性能を
有していることがわかる。その結果、第1実施例のリアコンバーターレンズRC1を装着
することにより、デジタル一眼レフカメラCAMにおいても、優れた光学性能を確保する
ことができる。
【0050】
(第2実施例)
以下、本願の第2実施例について
図3〜
図4および表2を用いて説明する。
図3は、第
2実施例に係るリアコンバーターレンズRC(RC2)が撮影レンズMLに装着された状
態を示すレンズ構成図である。第2実施例に係るリアコンバーターレンズRC2は、光軸
に沿って物体側から順に並んだ、正の屈折力を有する第1レンズ群G1と、負の屈折力を
有する第2レンズ群G2と、正の屈折力を有する第3レンズ群G3とから構成される。
【0051】
第1レンズ群G1は、両凸形状の正レンズL11から構成される。第2レンズ群G2は
、光軸に沿って物体側から順に並んだ、両凹形状の第1負レンズL21と、両凸形状の正
レンズL22と両凹形状の第2負レンズL23とが貼り合わされて接合された接合負レン
ズとから構成される。第3レンズ群G3は、両凸形状の正レンズL31から構成される。
【0052】
下の表2に、第2実施例における各諸元を示す。なお、表2における第39面〜第47
面(リアコンバーターレンズRC2の各レンズ面)の曲率半径Rは、
図3における第39
面〜第47面に付した符号R39〜R47に対応している。また、表2における物面は不
図示の物体面に、(絞り)は
図3の開口絞りSに、像面は
図3の像面Iにそれぞれ対応し
ている。
【0053】
(表2)
[レンズデータ]
面番号 R D νd nd
物面 ∞ ∞
1 1200.3704 5.0000 64.07 1.516800
2 1199.7897 1.0000
3 188.5541 21.1000 95.13 1.433815
4 -915.9761 20.0000
5 182.4294 17.1000 95.13 1.433815
6 -1837.1348 3.3200
7 -833.5252 7.5000 50.17 1.719995
8 422.3839 75.0000
9 128.8258 6.5000 55.58 1.696797
10 65.1230 16.5000 82.53 1.497820
11 266.7583 52.9670
12 -998.6861 3.5000 42.08 1.799520
13 114.8928 3.0950
14 -354.6811 5.5000 28.70 1.795040
15 -67.4820 3.5000 55.58 1.696797
16 300.9593 27.1872
17 113.3417 6.6000 70.36 1.487490
18 -113.3160 3.2000 28.70 1.795040
19 ∞ 2.2500
20 184.7146 4.7000 58.80 1.518229
21 -184.7146 40.7500
22 ∞ 21.9300 (絞り)
23 -131.4267 2.0000 55.58 1.696797
24 76.0680 1.5450
25 -1181.7118 6.0000 40.96 1.581439
26 -29.1590 2.0000 82.53 1.497820
27 150.9647 5.2200
28 87.5029 7.0000 37.96 1.603420
29 -36.2560 2.0000 32.36 1.850260
30 -271.4943 9.0000
31 ∞ 2.0000 63.88 1.516800
32 ∞ 9.0000
33 88.2621 6.0000 52.25 1.517420
34 -88.2621 34.8000
35 -1661.8745 5.4000 70.36 1.487490
36 -42.0520 2.0000 46.56 1.816000
37 68.2950 4.3000 40.96 1.581439
38 -1200.9959 4.0712
39 9247.2848 3.5000 40.96 1.581439
40 -61.8509 2.2000
41 -78.8757 2.0000 67.96 1.593190
42 33.8544 0.5000
43 35.3970 7.5000 40.96 1.581439
44 -40.7487 2.0000 35.73 1.902650
45 89.1658 1.0000
46 52.2475 4.1000 52.25 1.517420
47 -476.2678 BF
像面 ∞
[諸元データ]
f(ML)=780.00037
FNO(ML)=5.65772
β=1.25
D0=∞
f=975.01926
FNO=7.07229
2ω=2.53414
Y=21.633
TL=22.8
BF=41.82887
f1=105.68337
f2=-36.0749
f3=91.23609
fc=-181.64441
[条件式対応値]
条件式(1) f2/fc=0.199
条件式(2) f3/(−f2)=2.529
【0054】
このように本実施例では、上記条件式(1)〜(2)が全て満たされていることが分か
る。
【0055】
図4は、第2実施例に係るリアコンバーターレンズRC2の無限遠合焦状態における諸
収差図である。各収差図より、第2実施例では、諸収差が良好に補正され、優れた結像性
能を有していることがわかる。その結果、第2実施例のリアコンバーターレンズRC2を
装着することにより、デジタル一眼レフカメラCAMにおいても、優れた光学性能を確保
することができる。
【0056】
(第3実施例)
以下、本願の第3実施例について
図5〜
図6および表3を用いて説明する。
図5は、第
3実施例に係るリアコンバーターレンズRC(RC3)が撮影レンズMLに装着された状
態を示すレンズ構成図である。第3実施例に係るリアコンバーターレンズRC3は、光軸
に沿って物体側から順に並んだ、正の屈折力を有する第1レンズ群G1と、負の屈折力を
有する第2レンズ群G2と、正の屈折力を有する第3レンズ群G3とから構成される。
【0057】
第1レンズ群G1は、両凸形状の正レンズL11から構成される。第2レンズ群G2は
、光軸に沿って物体側から順に並んだ、両凹形状の第1負レンズL21と物体側に凸面を
向けたメニスカス形状の正レンズL22とが貼り合わされて接合された接合負レンズと、
両凹形状の第2負レンズL23とから構成される。第3レンズ群G3は、両凸形状の正レ
ンズL31から構成される。
【0058】
下の表3に、第3実施例における各諸元を示す。なお、表3における第39面〜第47
面(リアコンバーターレンズRC3の各レンズ面)の曲率半径Rは、
図5における第39
面〜第47面に付した符号R39〜R47に対応している。また、表3における物面は不
図示の物体面に、(絞り)は
図5の開口絞りSに、像面は
図5の像面Iにそれぞれ対応し
ている。
【0059】
(表3)
[レンズデータ]
面番号 R D νd nd
物面 ∞ ∞
1 1200.3704 5.0000 64.07 1.516800
2 1199.7897 1.0000
3 188.5541 21.1000 95.13 1.433815
4 -915.9761 20.0000
5 182.4294 17.1000 95.13 1.433815
6 -1837.1348 3.3200
7 -833.5252 7.5000 50.17 1.719995
8 422.3839 75.0000
9 128.8258 6.5000 55.58 1.696797
10 65.1230 16.5000 82.53 1.497820
11 266.7583 52.9670
12 -998.6861 3.5000 42.08 1.799520
13 114.8928 3.0950
14 -354.6811 5.5000 28.70 1.795040
15 -67.4820 3.5000 55.58 1.696797
16 300.9593 27.1872
17 113.3417 6.6000 70.36 1.487490
18 -113.3160 3.2000 28.70 1.795040
19 ∞ 2.2500
20 184.7146 4.7000 58.80 1.518229
21 -184.7146 40.7500
22 ∞ 21.9300 (絞り)
23 -131.4267 2.0000 55.58 1.696797
24 76.0680 1.5450
25 -1181.7118 6.0000 40.96 1.581439
26 -29.1590 2.0000 82.53 1.497820
27 150.9647 5.2200
28 87.5029 7.0000 37.96 1.603420
29 -36.2560 2.0000 32.36 1.850260
30 -271.4943 9.0000
31 ∞ 2.0000 63.88 1.516800
32 ∞ 9.0000
33 88.2621 6.0000 52.25 1.517420
34 -88.2621 34.8000
35 -1661.8745 5.4000 70.36 1.487490
36 -42.0520 2.0000 46.56 1.816000
37 68.2950 4.3000 40.96 1.581439
38 -1200.9959 4.0686
39 56.3144 4.5000 35.27 1.592700
40 -67.5953 2.2000
41 -67.6481 2.0000 35.73 1.902650
42 29.3709 4.8000 33.73 1.647690
43 82.8413 2.5000
44 -68.3939 2.0000 67.96 1.593190
45 145.2014 1.0000
46 61.9808 6.0000 52.25 1.517420
47 -76.77700 BF
像面 ∞
[諸元データ]
f(ML)=780.00037
FNO(ML)=5.65772
β=1.25
D0=∞
f=975.01926
FNO=7.07229
2ω=2.52112
Y=21.633
TL=25.0
BF=38.49503
f1=52.54182
f2=-21.9673
f3=67.27265
fc=-181.64441
[条件式対応値]
条件式(1) f2/fc=0.121
条件式(2) f3/(−f2)=3.062
【0060】
このように本実施例では、上記条件式(1)〜(2)が全て満たされていることが分か
る。
【0061】
図6は、第3実施例に係るリアコンバーターレンズRC3の無限遠合焦状態における諸
収差図である。各収差図より、第3実施例では、諸収差が良好に補正され、優れた結像性
能を有していることがわかる。その結果、第3実施例のリアコンバーターレンズRC3を
装着することにより、デジタル一眼レフカメラCAMにおいても、優れた光学性能を確保
することができる。
【0062】
(第4実施例)
以下、本願の第4実施例について
図7〜
図8および表4を用いて説明する。
図7は、第
4実施例に係るリアコンバーターレンズRC(RC4)が撮影レンズMLに装着された状
態を示すレンズ構成図である。第4実施例に係るリアコンバーターレンズRC4は、光軸
に沿って物体側から順に並んだ、正の屈折力を有する第1レンズ群G1と、負の屈折力を
有する第2レンズ群G2と、正の屈折力を有する第3レンズ群G3とから構成される。
【0063】
第1レンズ群G1は、物体側に凹面を向けたメニスカス形状の正レンズL11から構成
される。第2レンズ群G2は、光軸に沿って物体側から順に並んだ、両凹形状の第1負レ
ンズL21と両凸形状の正レンズL22と両凹形状の第2負レンズL23とが貼り合わさ
れて接合された接合負レンズから構成される。第3レンズ群G3は、両凸形状の正レンズ
L31から構成される。
【0064】
下の表4に、第4実施例における各諸元を示す。なお、表4における第39面〜第46
面(リアコンバーターレンズRC4の各レンズ面)の曲率半径Rは、
図7における第39
面〜第46面に付した符号R39〜R46に対応している。また、表4における物面は不
図示の物体面に、(絞り)は
図7の開口絞りSに、像面は
図7の像面Iにそれぞれ対応し
ている。
【0065】
(表4)
[レンズデータ]
面番号 R D νd nd
物面 ∞ ∞
1 1200.3704 5.0000 64.07 1.516800
2 1199.7897 1.0000
3 188.5541 21.1000 95.13 1.433815
4 -915.9761 20.0000
5 182.4294 17.1000 95.13 1.433815
6 -1837.1348 3.3200
7 -833.5252 7.5000 50.17 1.719995
8 422.3839 75.0000
9 128.8258 6.5000 55.58 1.696797
10 65.1230 16.5000 82.53 1.497820
11 266.7583 52.9670
12 -998.6861 3.5000 42.08 1.799520
13 114.8928 3.0950
14 -354.6811 5.5000 28.70 1.795040
15 -67.4820 3.5000 55.58 1.696797
16 300.9593 27.1872
17 113.3417 6.6000 70.36 1.487490
18 -113.3160 3.2000 28.70 1.795040
19 ∞ 2.2500
20 184.7146 4.7000 58.80 1.518229
21 -184.7146 40.7500
22 ∞ 21.9300 (絞り)
23 -131.4267 2.0000 55.58 1.696797
24 76.0680 1.5450
25 -1181.7118 6.0000 40.96 1.581439
26 -29.1590 2.0000 82.53 1.497820
27 150.9647 5.2200
28 87.5029 7.0000 37.96 1.603420
29 -36.2560 2.0000 32.36 1.850260
30 -271.4943 9.0000
31 ∞ 2.0000 63.88 1.516800
32 ∞ 9.0000
33 88.2621 6.0000 52.25 1.517420
34 -88.2621 34.8000
35 -1661.8745 5.4000 70.36 1.487490
36 -42.0520 2.0000 46.56 1.816000
37 68.2950 4.3000 40.96 1.581439
38 -1200.9959 4.0730
39 -3536.9959 3.3000 40.96 1.581439
40 -42.9253 2.1000
41 -41.9958 1.9000 60.20 1.640000
42 38.9019 7.0000 40.96 1.581439
43 -52.7326 1.7000 35.73 1.902650
44 168.8361 1.0000
45 69.4023 3.8000 82.57 1.497820
46 -266.0409 BF
像面 ∞
[諸元データ]
f(ML)=780.00037
FNO(ML)=5.65772
β=1.25
D0=∞
f=974.99771
FNO=7.07213
2ω=2.5297
Y=21.6
TL=20.8
BF=44.08093
f1=74.70697
f2=-34.0459
f3=110.9862
fc=-197.345
[条件式対応値]
条件式(1) f2/fc=0.173
条件式(2) f3/(−f2)=3.26
【0066】
このように本実施例では、上記条件式(1)〜(2)が全て満たされていることが分か
る。
【0067】
図8は、第4実施例に係るリアコンバーターレンズRC4の無限遠合焦状態における諸
収差図である。各収差図より、第4実施例では、諸収差が良好に補正され、優れた結像性
能を有していることがわかる。その結果、第4実施例のリアコンバーターレンズRC4を
装着することにより、デジタル一眼レフカメラCAMにおいても、優れた光学性能を確保
することができる。
【0068】
(第5実施例)
以下、本願の第5実施例について
図9〜
図10および表5を用いて説明する。
図9は、
第5実施例に係るリアコンバーターレンズRC(RC5)が撮影レンズMLに装着された
状態を示すレンズ構成図である。第5実施例に係るリアコンバーターレンズRC5は、光
軸に沿って物体側から順に並んだ、正の屈折力を有する第1レンズ群G1と、負の屈折力
を有する第2レンズ群G2と、正の屈折力を有する第3レンズ群G3とから構成される。
【0069】
第1レンズ群G1は、物体側に凹面を向けたメニスカス形状の正レンズL11から構成
される。第2レンズ群G2は、光軸に沿って物体側から順に並んだ、両凹形状の第1負レ
ンズL21と両凸形状の正レンズL22とが貼り合わされて接合された接合負レンズと、
両凹形状の第2負レンズL23とから構成される。第3レンズ群G3は、両凸形状の正レ
ンズL31から構成される。
【0070】
下の表5に、第5実施例における各諸元を示す。なお、表5における第39面〜第47
面(リアコンバーターレンズRC5の各レンズ面)の曲率半径Rは、
図9における第39
面〜第47面に付した符号R39〜R47に対応している。また、表5における物面は不
図示の物体面に、(絞り)は
図9の開口絞りSに、像面は
図9の像面Iにそれぞれ対応し
ている。
【0071】
(表5)
[レンズデータ]
面番号 R D νd nd
物面 ∞ ∞
1 1200.3704 5.0000 64.07 1.516800
2 1199.7897 1.0000
3 188.5541 21.1000 95.13 1.433815
4 -915.9761 20.0000
5 182.4294 17.1000 95.13 1.433815
6 -1837.1348 3.3200
7 -833.5252 7.5000 50.17 1.719995
8 422.3839 75.0000
9 128.8258 6.5000 55.58 1.696797
10 65.1230 16.5000 82.53 1.497820
11 266.7583 52.9670
12 -998.6861 3.5000 42.08 1.799520
13 114.8928 3.0950
14 -354.6811 5.5000 28.70 1.795040
15 -67.4820 3.5000 55.58 1.696797
16 300.9593 27.1872
17 113.3417 6.6000 70.36 1.487490
18 -113.3160 3.2000 28.70 1.795040
19 ∞ 2.2500
20 184.7146 4.7000 58.80 1.518229
21 -184.7146 40.7500
22 ∞ 21.9300 (絞り)
23 -131.4267 2.0000 55.58 1.696797
24 76.0680 1.5450
25 -1181.7118 6.0000 40.96 1.581439
26 -29.1590 2.0000 82.53 1.497820
27 150.9647 5.2200
28 87.5029 7.0000 37.96 1.603420
29 -36.2560 2.0000 32.36 1.850260
30 -271.4943 9.0000
31 ∞ 2.0000 63.88 1.516800
32 ∞ 9.0000
33 88.2621 6.0000 52.25 1.517420
34 -88.2621 34.8000
35 -1661.8745 5.4000 70.36 1.487490
36 -42.0520 2.0000 46.56 1.816000
37 68.2950 4.3000 40.96 1.581439
38 -1200.9959 4.0727
39 -533.6954 4.0000 45.51 1.548140
40 -35.8956 1.5000
41 -34.5247 1.5000 67.96 1.593190
42 28.1295 6.5000 45.51 1.548140
43 -83.8396 1.0000
44 -82.0601 1.5000 35.73 1.902650
45 113.8314 0.8000
46 57.0026 4.5000 82.57 1.497820
47 -174.6539 BF
像面 ∞
[諸元データ]
f(ML)=780.00037
FNO(ML)=5.65772
β=1.25
D0=∞
f=975.00675
FNO=7.07220
2ω=2.53522
Y=21.633
TL=21.3
BF=44.33118
f1=70.00911
f2=-30.5352
f3=86.88986
fc=-212.86000
[条件式対応値]
条件式(1) f2/fc=0.143
条件式(2) f3/(−f2)=2.846
【0072】
このように本実施例では、上記条件式(1)〜(2)が全て満たされていることが分か
る。
【0073】
図10は、第5実施例に係るリアコンバーターレンズRC5の無限遠合焦状態における
諸収差図である。各収差図より、第5実施例では、諸収差が良好に補正され、優れた結像
性能を有していることがわかる。その結果、第5実施例のリアコンバーターレンズRC5
を装着することにより、デジタル一眼レフカメラCAMにおいても、優れた光学性能を確
保することができる。
【0074】
(第6実施例)
以下、本願の第6実施例について
図11〜
図12および表6を用いて説明する。
図11
は、第6実施例に係るリアコンバーターレンズRC(RC6)が撮影レンズMLに装着さ
れた状態を示すレンズ構成図である。第6実施例に係るリアコンバーターレンズRC6は
、光軸に沿って物体側から順に並んだ、正の屈折力を有する第1レンズ群G1と、負の屈
折力を有する第2レンズ群G2と、正の屈折力を有する第3レンズ群G3とから構成され
る。
【0075】
第1レンズ群G1は、物体側に凹面を向けたメニスカス形状の正レンズL11から構成
される。第2レンズ群G2は、光軸に沿って物体側から順に並んだ、両凹形状の第1負レ
ンズL21と両凸形状の正レンズL22と両凹形状の第2負レンズL23とが貼り合わさ
れて接合された接合負レンズから構成される。第3レンズ群G3は、両凸形状の正レンズ
L31から構成される。
【0076】
下の表6に、第6実施例における各諸元を示す。なお、表6における第39面〜第46
面(リアコンバーターレンズRC6の各レンズ面)の曲率半径Rは、
図11における第3
9面〜第46面に付した符号R39〜R46に対応している。また、表6における物面は
不図示の物体面に、(絞り)は
図11の開口絞りSに、像面は
図11の像面Iにそれぞれ
対応している。
【0077】
(表6)
[レンズデータ]
面番号 R D νd nd
物面 ∞ ∞
1 1200.3704 5.0000 64.07 1.516800
2 1199.7897 1.0000
3 188.5541 21.1000 95.13 1.433815
4 -915.9761 20.0000
5 182.4294 17.1000 95.13 1.433815
6 -1837.1348 3.3200
7 -833.5252 7.5000 50.17 1.719995
8 422.3839 75.0000
9 128.8258 6.5000 55.58 1.696797
10 65.1230 16.5000 82.53 1.497820
11 266.7583 52.9670
12 -998.6861 3.5000 42.08 1.799520
13 114.8928 3.0950
14 -354.6811 5.5000 28.70 1.795040
15 -67.4820 3.5000 55.58 1.696797
16 300.9593 27.1872
17 113.3417 6.6000 70.36 1.487490
18 -113.3160 3.2000 28.70 1.795040
19 ∞ 2.2500
20 184.7146 4.7000 58.80 1.518229
21 -184.7146 40.7500
22 ∞ 21.9300 (絞り)
23 -131.4267 2.0000 55.58 1.696797
24 76.0680 1.5450
25 -1181.7118 6.0000 40.96 1.581439
26 -29.1590 2.0000 82.53 1.497820
27 150.9647 5.2200
28 87.5029 7.0000 37.96 1.603420
29 -36.2560 2.0000 32.36 1.850260
30 -271.4943 9.0000
31 ∞ 2.0000 63.88 1.516800
32 ∞ 9.0000
33 88.2621 6.0000 52.25 1.517420
34 -88.2621 34.8000
35 -1661.8745 5.4000 70.36 1.487490
36 -42.0520 2.0000 46.56 1.816000
37 68.2950 4.3000 40.96 1.581439
38 -1200.9959 4.0932
39 -113.5262 3.3000 40.96 1.581439
40 -42.0931 1.6000
41 -75.4602 1.5000 67.96 1.593190
42 24.6999 9.5000 40.96 1.581439
43 -26.4418 1.5000 35.73 1.902650
44 127.3187 0.8000
45 55.0932 4.0000 52.25 1.517420
46 -296.3380 BF
像面 ∞
[諸元データ]
f(ML)=780.00037
FNO(ML)=5.65772
β=1.4
D0=∞
f=1092.00287
FNO=7.92083
2ω=2.2638
Y=21.633
TL=22.2
BF=49.52949
f1=113.13268
f2=-34.7194
f3=90.13447
fc=-137.70300
[条件式対応値]
条件式(1) f2/fc=0.252
条件式(2) f3/(−f2)=2.596
【0078】
このように本実施例では、上記条件式(1)〜(2)が全て満たされていることが分か
る。
【0079】
図12は、第6実施例に係るリアコンバーターレンズRC6の無限遠合焦状態における
諸収差図である。各収差図より、第6実施例では、諸収差が良好に補正され、優れた結像
性能を有していることがわかる。その結果、第6実施例のリアコンバーターレンズRC6
を装着することにより、デジタル一眼レフカメラCAMにおいても、優れた光学性能を確
保することができる。
【0080】
以上、各実施例によれば、拡大倍率が高く、デジタルスチルカメラにも十分対応可能な
小型で優れた結像性能を有するリアコンバーターレンズRCを提供することができる。
【0081】
なお、上述の実施形態において、以下に記載の内容は、光学性能を損なわない範囲で適
宜採用可能である。
【0082】
上述の各実施例において、撮影レンズMLとして同じ構成のものが示されているが、こ
の撮影レンズMLは一例に過ぎず、撮影レンズ(マスターレンズ)の構成はこれに限定さ
れるものではない。
【0083】
また、レンズ面は、球面または平面で形成されても、非球面で形成されても構わない。
レンズ面が球面または平面の場合、レンズ加工および組立調整が容易になり、加工および
組立調整の誤差による光学性能の劣化を防げるので好ましい。また、像面がずれた場合で
も描写性能の劣化が少ないので好ましい。レンズ面が非球面の場合、非球面は、研削加工
による非球面、ガラスを型で非球面形状に形成したガラスモールド非球面、ガラスの表面
に樹脂を非球面形状に形成した複合型非球面のいずれの非球面でも構わない。また、レン
ズ面は回折面としてもよく、レンズを屈折率分布型レンズ(GRINレンズ)あるいはプ
ラスチックレンズとしてもよい。
【0084】
また、各レンズ面には、フレアやゴーストを軽減し高コントラストの高い光学性能を達
成するために、広い波長域で高い透過率を有する反射防止膜を施してもよい。