【実施例】
【0022】
COの解離を抑制しつつ、磁性膜とCOの反応を促進するための励起活性種を生成するためには、プラズマ中の電子エネルギーの大部分をCOの励起エネルギーより大きく、かつCOの解離エネルギー未満にする必要がある。
上記非特許文献1によると、COの解離エネルギーは11.2eV、上記非特許文献2によるとCOの振動励起エネルギーは0.266eV、電子励起エネルギーは5.898eVとの報告がある。したがって、電子エネルギーの大部分を0.266eVより大きく、11.2eVより小さくすれば、COの解離を抑制しつつ、COの励起活性種を生成することが可能になることが分かる。
【0023】
図3にプラズマ中での各電子温度における電子のエネルギー分布を計算した値を示す。
図3において横軸は電子のエネルギー値を、縦軸は全電子数を100としたときの各エネルギーにおける電子の割合を対数で表したものを示す。
この計算によると、通常のプラズマプロセスで用いる電子温度が2〜3eVのときは11.2eVより大きい電子が全体の1〜5.5%を占めるが、電子温度が1eV以下のときは11.2eVより大きい電子が全体の0.006%以下となり、ほぼ消滅する。
したがって、電子温度が1eV以下であれば、COの解離を抑制しつつ、COの励起活性種を効率よく生成可能となる。
【0024】
次にアンテナ電力供給法と真空容器へのプラズマ生成ガス供給法と真空容器へのCOガス供給法を示したシーケンス図の代表例を示す
図1と、アンテナ電力をパルス変調した際のアンテナ電力と電子温度とプラズマ密度の時間変化を示した
図2のグラフを用い、本発明のシーケンスについて説明する。
【0025】
図2に示したとおり、アンテナ電力をパルス変調すると、アンテナ電力をONにした瞬間に電子温度が急激に上昇するが、すぐに一定の電子温度になり、アンテナ電力をOFFにすると、すぐに電子温度が低下するという挙動を周期的に繰り返す。
一方、アンテナ電力をパルス変調してもプラズマ密度は大きく変化しない。
すなわち、上記非特許文献3におけるPramod Subramonium等の計算結果によると、Arガスを用い、処理圧20mTorr・ICP電力300W・パルス周波数10kHz・デューティー比30%でパルス放電した場合、プラズマ密度はアンテナ電力がONの状態では1.0×10
12cm
−3、アンテナ電力がOFFの状態でも2.0×10
11cm
−3にしか減少しないことが報告されており、エッチングに必要と考える1.0×10
9cm
−3以上のプラズマ密度はすべての状態で維持されていることが確認されている。
【0026】
一方、この計算結果において、電子温度はアンテナ電力をONにした瞬間に4.7eVに上昇した後、2.8eVで安定し、アンテナ電力をOFFにした後、0.15eVまで減少すると報告されている。
そのため、電子温度が1eV以下と低くなるアンテナ電力がOFFのときのプラズマにCOガスを供給した場合、COの解離を抑制しつつCOを励起することができるが、電子温度が1eVより高くなるアンテナ電力がONの状態にCOガスを供給した場合、COの解離を抑制することは困難になる。
【0027】
一方、アンテナ電力をOFFにしたときの電子温度とプラズマ密度の緩和時間に注目すると、装置や放電様式、ガス種によっても異なるが、一般的に電子温度は1μsから10μsのオーダーですぐに緩和するのに対し、プラズマ密度は1msから10msのオーダーでゆっくり緩和する。
【0028】
つまり、アンテナ電力をOFFにした直後(アンテナ電力をOFFにしてから1μsから10μs経過した後)からアンテナ電力をONにするまでの間は、プラズマ密度の減少が少なく、電子温度が1eV以下と低く、COの解離を抑制しつつ、COを励起するのに適したプラズマ状態が維持されることになる。
【0029】
そのため、
図1のシーケンス図に示すように、COガスを用いたプラズマエッチングにより磁性膜を微細加工する方法において、プラズマを生成するためにアンテナに印加する電力をパルス変調し、さらにアンテナ電力がONのときには真空容器内にプラズマを生成するためのプラズマ生成ガスを、アンテナ電力がOFFのときには真空容器内に磁性膜と反応するためのCOガスを導入することで、COの解離を抑制しつつ、COを励起する上で適した状態でエッチングができ、磁性膜を効果的に加工することができる。
【0030】
図1において、アンテナ電力をOFFにしてから10μs後(区間(a))に、COガスを導入しているが、これは電子温度が十分低下し、1eV以下になった状態でCOガスを導入するためである。前述したように電子温度の緩和時間は1μsから10μsと考えられている。
そのため、区間(a)は電子温度の緩和時間より大きい、つまり1μs以上であることが望ましい。
【0031】
また、
図1においてプラズマ生成ガスの導入時間(区間(b))及びCOガスの導入時間(区間(c))は2msに設定されているが、区間(a)及び区間(c)の値は、装置構成やプロセス条件に合わせて、適切な値に設定する。ただし、真空中にプロセスガスを導入するバルブの制御時間が500μs以上であることから、区間(b)及び区間(c)は500μs以上であることが望ましい。
【0032】
加えて、
図1ではCOガスの導入後、アンテナ電力をONにするまでの時間(区間(d))は10msに設定されているが、これはプラズマ内にCOガスが残留していない状態でアンテナ電力をONにすることでCOの解離を抑制するためである。つまり、区間(d)の長さはプラズマ中のCOの滞在時間に依存する。プラズマ中でのCOの滞在時間は、プラズマの体積・処理圧力・プロセスガス流量により、下記の式で決定される。
【0033】
滞在時間 = プラズマの体積 × 処理圧力 / プロセスガス流量
例えばプラズマの体積を0.02m
−3、処理圧力を0.5Pa、プロセスガス流量を600ccmとした場合、滞在時間は約10msになる。
【0034】
区間(d)の長さが50ms以上だと、プラズマ密度が減少し、エッチングに必要な1.0×10
9cm
−3以上のプラズマ密度の維持が困難になる。そのため、区間(d)の長さは50ms以下であることが望ましい。加えて、導入されたガスが真空容器内に拡散し安定するまでの時間は真空容器の大きさや圧力にも依存するが、約1ms程度と考えられる。そのため区間(d)が1ms未満だとCOガスをプラズマ中に十分導入することができなくなる。つまり、区間(d)の長さは1ms以上50ms以下であることが望ましい。
【0035】
また、
図1ではアンテナ電力をONとOFFにすることでアンテナ電力に高低差を作り、パルス変調していたが、アンテナ電力がパルス的に低い状態においても多少の電力を印加しても構わない。このとき、COの解離を抑制しつつCOを励起した状態を維持できると考えられる、電子温度1eV以下にするためには、アンテナ電力がパルス的に低いときの電力はアンテナ電力がパルス的に高いときの1/10以下の電力を印加することが望ましい。
【0036】
本方法において、プラズマ生成ガスとしては、使用するアンテナ電力でプラズマが生成・維持できるガスであれば何を用いてもかまわないが、特にプラズマ中で化学的な反応を起こしにくく、かつプラズマを生成しやすいHe、Ar、Xe等の希ガス及びそれらの混合ガスを用いることが望ましい。
【0037】
また、
図1のシーケンス図において、アンテナ電力をOFFにした際に、真空容器内にプラズマ生成ガスを導入せず、COガスのみを導入してもよいが、COガスのみではプラズマの維持が難しいため、
図1に記載したようにプラズマ生成ガスとCOガスを混合して導入する方が望ましい。
【0038】
加えて、プラズマ生成ガスの流量はアンテナのパルス変調に依存せず一定とし、COガスのみをアンテナに合わせて変調してもよいが、プロセス中にガスの流量が急激に変化することで、真空容器内の処理圧力が急激に変動するのを防ぐため、COガスとプラズマ生成ガスを合わせた総ガス流量がほぼ一定になるようにCOガスに合わせて、プラズマ生成ガスも変調した方が望ましい。
【0039】
本発明のシーケンスを用いたプラズマエッチング装置の具体例を、第一の実施例として
図4の概略構成図を用いて説明する。
【0040】
真空容器401の下部中央には上面に磁性膜が形成された基板402を設置するための可動式電極403が設けられている。該電極は真空ベローズ404を通して基板の外に突出した構造をしており、該可動式電極が矢印(a)の方向に可動することで、可動式電極403及び可動式電極に設置された基板402の高さをプロセス条件に合わせて任意の値に設定できる。
【0041】
装置上部の第一のガス導入口405より導入されたプラズマ生成ガス及び第二のガス導入口406より導入されたCOガスは排気口407を通してプロセス中は真空容器401の外に常に排気されている。この際、排気口407上部に設置された調圧バルブ408により真空容器401内が所定の圧力になるように制御される。
【0042】
また、第一の高周波電源409から出力された13.56MHzの高周波電力はパルス変調器410によりパルス変調された後アンテナ411に印加され、第一のガス導入口405よりプラズマ生成ガス及び第二のガス導入口406よりCOガスを導入することで、プラズマ414が生成される。この際、第一のガス導入口405及び第二のガス導入口406より導入されるプラズマ生成ガス及びCOガスは、ガスコントローラー412が各導入口に設けられた流量制御バルブを制御することで任意の時間だけ、真空容器401内に導入することができる。また、パルス変調器410とガスコントローラー412は同期回路413により結ばれており、アンテナ411に印加される高周波電力に合わせて、第一のガス導入口405及び第二のガス導入口406より導入される各ガスを制御することが
できる。
【0043】
かかる構成とすることで、上記したシーケンスに従って、真空容器401両側に配置された第一のガス導入口405より導入されるプラズマ生成ガスのガス流量と、真空容器401中央に配置された第二のガス導入口406より導入されるCOガスのガス流量、そしてアンテナ電力411に印加される高周波電力を制御し、プラズマ414内でCOの解離を抑制しつつ、磁性膜とCOの反応を促進するための励起活性種を生成することができる。
また、該プラズマ中ではプラズマ生成ガスがプラズマ化することで生成された正イオンが可動式電極403に印加された400kHzから13.56MHzの高周波電力415により、基板402に引き込まれる。これにより、基板上に形成された磁性膜はCOガスにより生成された励起活性種による反応と該正イオンによる衝撃により効果的にエッチングすることができる。
【0044】
図4ではアンテナ411は真空容器401の上方と下方に2ターン巻かれた構成にしているが、1ターン以上10ターン以下であれば、このターン数は特に問わない。また、ターン数を3ターン以上にした場合は真空容器内のプラズマ分布を任意の分布に制御するため、アンテナ同士の間隔が等間隔でなくてもよい。
【0045】
また、上記では真空容器上方の第一のガス導入口405からプラズマ生成ガスを第二のガス導入口406からCOを導入する方法を記載したが、第一のガス導入口405からCOを、第二のガス導入口406からプラズマ生成ガスを導入してもよい。ただし、生成されたCOの励起活性種が真空容器401との衝突により減少するのを低減するため、両側の第一のガス導入口405からプラズマ生成ガスを、真空容器401中央に配置された第二のガス導入口406からCOを導入した方が望ましい。
【0046】
また、第一のガス導入口405のみを設置し、該ガス導入口からCOとプラズマ生成ガスの両方を導入してもよいが、ガス導入口に残留したCOがプラズマ生成ガスの導入時間に混入して真空容器内に流入するのを防ぐために、第一のガス導入口405と第二のガス導入口406は分離した方が望ましい。
【0047】
さらに、第一のガス導入口405と第二のガス導入口406は、真空容器401の壁側に設置してもよいが、ガス導入口から導入されたガスを周方向に均一な分布で拡散させ、プラズマの周方向の均一性をよくするために、真空容器401の上方から導入した方が望ましい。
なお、
図4ではICPを用いたプラズマエッチング装置について記載したが、本発明を用いたシーケンスはCCP・ECRプラズマ・ヘリコン波プラズマ・表面波プラズマなどを用いた他の放電方式を用いてもよい。
【0048】
本発明のシーケンスを用いたプラズマエッチング装置の他の例を、第二の実施例として
図5の概略構成図を用いて説明する。
真空容器401の下部中央には上面に磁性膜が形成された基板402を設置するための可動式電極403が設けられている。該電極は真空ベローズ404を通して基板の外に突出した構造をしており、該可動式電極が矢印(a)の方向に可動することで、可動式電極403及び可動式電極に設置された基板402の高さをプロセス条件に合わせて任意の値に設定できる。装置上部の第一のガス導入口405より導入されたプラズマ生成ガス、及び基板402の上面近傍に延びる第二のガス導入口501より導入されたCOガスは排気口407を通して真空容器401の外に常に排気されている。この際、排気口407上部に設置された調圧バルブ408により真空容器401内が所定の圧力になるように制御される。
【0049】
また、第一の高周波電源409から出力された13.56MHzの高周波電力はパルス変調器410によりパルス変調された後アンテナ411に印加され、第一のガス導入口405及び第二のガス導入口501よりプロセスガスを導入することでプラズマ414が生成される。この際、第一のガス導入口405及び第二の長孔ガス導入口501より導入されるプロセスガスはガスコントローラー412が、第一のガス導入口405及び第二の長孔ガス導入口501のそれぞれに設けられた第一、第二の流量制御バルブを制御することで任意の時間だけ、真空容器401内に導入することができる。
【0050】
また、パルス変調器410とガスコントローラー412は同期回路413により結ばれており、アンテナ411に印加される高周波電力に合わせて、第一のガス導入口405及び第二のガス導入口501より導入されるプロセスガスを制御することができる。かかる構成とすることで、第一の実施例で記載したシーケンスに従って、第一のガス導入口405より導入されるガス流量と、基板402の上面近傍に延びる第二のガス導入口501より導入されるガス流量そしてアンテナ電力411に印加される高周波電力を制御し、プラズマ414内でCOの解離を抑制しつつ、磁性膜とCOの反応を促進するための励起活性種を生成することができる。
【0051】
さらに、該プラズマ中ではプラズマ生成ガスがプラズマ化することで生成された正イオンが可動式電極403に印加された400kHzから13.56MHzの高周波電力415により、基板402に引き込まれる。これにより、基板上に形成された磁性膜はCOガスにより生成された励起活性種による反応と該正イオンによる衝撃により効果的にエッチングすることができる。
【0052】
図5ではアンテナ411は真空容器401の上方と下方に2ターン巻かれた構成にしているが、1ターン以上10ターン以下であれば、このターン数は特に問わない。また、ターン数を3ターン以上にした場合は真空容器内のプラズマ分布を任意の分布に制御するため、アンテナ同士の間隔が等間隔でなくてもよい。
【0053】
図5に示したとおり、第二のガス導入口501を基板402の上面近傍に延ばすことで、第二のガス導入口501とウェハとの距離を縮めることができ、第二のガス導入口501から導入されたCOがウェハに到達するまでに真空容器401との衝突で減少するのを抑制し、ウェハに効率よくCOガスを供給することができる。
【0054】
なお、
図5ではICPを用いたプラズマエッチング装置について記載したが、本発明のシーケンスとして、CCP・ECRプラズマ・ヘリコン波プラズマ・表面波プラズマなどを用いた他の放電方式を用いてもよい。
【0055】
本発明のシーケンスを用いたプラズマエッチング装置の他の例を、第三の実施例として
図6の概略構成図を用いて説明する。
真空容器401の下部中央には上面に磁性膜が形成された基板402を設置するための可動式電極403が設けられている。この可動式電極403は、真空ベローズ404を通して基板の外に突出した構造をしており、可動式電極403が矢印(a)の方向に可動することで、可動式電極403及び該可動式電極403の上面に設置された基板402の高さをプロセス条件に合わせて任意の値に設定できる。装置上部の上部ガス導入口601より導入されたプラズマ生成ガス及び下部ガス導入口602より導入されたCOガスは、排気口407を通して真空容器401の外に常に排気されている。
【0056】
この際、排気口407上部に設置された調圧バルブ408により真空容器401内が所定の圧力になるように制御される。また、第一の高周波電源409から出力された13.56MHzの高周波電力はパルス変調器410によりパルス変調された後アンテナ411に印加され、上部ガス導入口601及び下部ガス導入口602より、プラズマ生成及びCOガスからなるプロセスガスを導入することでプラズマ414が生成される。
【0057】
上部ガス導入口601及び下部ガス導入口602より導入されるプロセスガスは、ガスコントローラー412が各々のバルブを制御することで任意の時間だけ、真空容器401内に導入することができる。また、パルス変調器410とガスコントローラー412は同期回路413により結ばれており、アンテナ411に印加される高周波電力に合わせて、上部ガス導入口601及び下部ガス導入口602より導入されるプロセスガスを制御することができる。
【0058】
かかる構成とすることで、本発明のシーケンスに従って、上部ガス導入口601より導入されるガス流量と下部ガス導入口602より導入されるガス流量そしてアンテナ電力411に印加される高周波電力を制御し、プラズマ414内でCOの解離を抑制しつつ、磁性膜とCOの反応を促進するための励起活性種を生成することができる。
【0059】
また、該プラズマ中ではプラズマ生成ガスがプラズマ化することで生成された正イオンが可動式電極403に印加された400kHzから13.56MHzの高周波電力415により、基板402に引き込まれる。これにより、基板上に形成された磁性膜はCOガスにより生成された励起活性種による反応と該正イオンによる衝撃により効果的にエッチングすることができる。
【0060】
図6ではアンテナ411は真空容器401の上方と下方に2ターン巻かれた構成にしているが、1ターン以上10ターン以下であれば、このターン数は特に問わない。また、ターン数を3ターン以上にした場合は真空容器内のプラズマ分布を任意の分布に制御するため、アンテナ同士の間隔が等間隔でなくてもよい。
【0061】
図6に示したとおり、COガスを導入するための下部ガス導入口602をウェハ近傍に設置することで、下部ガス導入口602とウェハとの距離を縮めることができ、下部ガス導入口601から導入されたCOがウェハに到達するまでに真空容器401との衝突で減少するのを抑制し、ウェハに効率よくCOガスを供給することができる。
なお、
図6ではICPを用いたプラズマエッチング装置について記載したが、本発明を用いたシーケンスはCCP・ECRプラズマ・ヘリコン波プラズマ・表面波プラズマなどを用いた他の放電方式に用いてもよい。
【0062】
第一から第三の実施例ではアンテナ電力をパルス変調し、アンテナ電力がOFFまたはパルス的に低くなったときにCOガスを導入する方法を記載したが、COガスにNH
3やH
2を混合して導入することで、さらに解離を抑制することができる。
【0063】
また、有毒なCOガスの代わりにCH
3OHやC
2H
5OHやC
3H
7OHやCO
2を用いることでより安全に加工できる。そこで、より安全性を高めるために、C及びOを成分とするガスとして、COのみならず、CH
3OHやC
2H
5OHやC
3H
7OHやCO
2を用いてもよい。
ただし、COの代わりにCH
3OHやC
2H
5OHやC
3H
7OHやCO
2を用いた場合、解離を抑制しすぎるとCOの励起活性種が発生しない可能性があるため、アンテナ電力がパルス的に低いときの電力値をプロセスに合わせて調整する必要がある。