特許第5937580号(P5937580)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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特許5937580CCR2のシクロヘキシル−アゼチジニルアンタゴニスト
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】5937580
(24)【登録日】2016年5月20日
(45)【発行日】2016年6月22日
(54)【発明の名称】CCR2のシクロヘキシル−アゼチジニルアンタゴニスト
(51)【国際特許分類】
   C07D 401/14 20060101AFI20160609BHJP
   A61P 43/00 20060101ALI20160609BHJP
   A61P 11/00 20060101ALI20160609BHJP
   A61P 27/02 20060101ALI20160609BHJP
   A61P 9/10 20060101ALI20160609BHJP
   A61P 29/00 20060101ALI20160609BHJP
   A61P 19/02 20060101ALI20160609BHJP
   A61P 17/06 20060101ALI20160609BHJP
   A61P 37/08 20060101ALI20160609BHJP
   A61P 17/00 20060101ALI20160609BHJP
   A61P 25/00 20060101ALI20160609BHJP
   A61P 1/04 20060101ALI20160609BHJP
   A61P 13/12 20060101ALI20160609BHJP
   A61P 37/06 20060101ALI20160609BHJP
   A61P 3/10 20060101ALI20160609BHJP
   A61P 3/04 20060101ALI20160609BHJP
   A61P 3/00 20060101ALI20160609BHJP
   A61P 31/06 20060101ALI20160609BHJP
   A61P 31/04 20060101ALI20160609BHJP
   A61P 27/12 20060101ALI20160609BHJP
   A61P 11/02 20060101ALI20160609BHJP
   A61P 17/04 20060101ALI20160609BHJP
   A61P 11/06 20060101ALI20160609BHJP
   A61P 1/02 20060101ALI20160609BHJP
   A61P 9/04 20060101ALI20160609BHJP
   A61P 35/00 20060101ALI20160609BHJP
   A61P 35/02 20060101ALI20160609BHJP
   C07D 413/14 20060101ALI20160609BHJP
   A61K 31/423 20060101ALI20160609BHJP
   A61K 31/4439 20060101ALI20160609BHJP
   C07D 417/14 20060101ALI20160609BHJP
   A61K 31/427 20060101ALI20160609BHJP
   C07D 413/12 20060101ALI20160609BHJP
   C07D 403/12 20060101ALI20160609BHJP
   A61K 31/416 20060101ALI20160609BHJP
   C07D 403/14 20060101ALI20160609BHJP
   A61K 31/422 20060101ALI20160609BHJP
   A61K 31/4178 20060101ALI20160609BHJP
   C07D 405/14 20060101ALI20160609BHJP
   A61K 31/451 20060101ALI20160609BHJP
   C07D 471/04 20060101ALI20160609BHJP
   A61K 31/437 20060101ALI20160609BHJP
   A61K 31/695 20060101ALI20160609BHJP
   C07F 7/18 20060101ALI20160609BHJP
【FI】
   C07D401/14CSP
   A61P43/00 111
   A61P11/00
   A61P27/02
   A61P9/10 101
   A61P29/00 101
   A61P19/02
   A61P17/06
   A61P37/08
   A61P17/00
   A61P25/00
   A61P1/04
   A61P13/12
   A61P37/06
   A61P43/00 105
   A61P3/10
   A61P3/04
   A61P3/00
   A61P31/06
   A61P31/04
   A61P27/12
   A61P29/00
   A61P11/02
   A61P17/04
   A61P11/06
   A61P1/02
   A61P9/10
   A61P9/04
   A61P35/00
   A61P35/02
   C07D413/14
   A61K31/423
   A61K31/4439
   C07D417/14
   A61K31/427
   C07D413/12
   C07D403/12
   A61K31/416
   C07D403/14
   A61K31/422
   A61K31/4178
   C07D405/14
   A61K31/451
   C07D471/04 106C
   A61K31/437
   A61K31/695
   A61P9/10 103
   C07F7/18 V
【請求項の数】18
【全頁数】228
(21)【出願番号】特願2013-514354(P2013-514354)
(86)(22)【出願日】2011年6月9日
(65)【公表番号】特表2013-533233(P2013-533233A)
(43)【公表日】2013年8月22日
(86)【国際出願番号】US2011039724
(87)【国際公開番号】WO2011156554
(87)【国際公開日】20111215
【審査請求日】2014年5月1日
(31)【優先権主張番号】61/353,003
(32)【優先日】2010年6月9日
(33)【優先権主張国】US
(73)【特許権者】
【識別番号】397060175
【氏名又は名称】ヤンセン ファーマシューティカ エヌ.ベー.
(74)【代理人】
【識別番号】100092783
【弁理士】
【氏名又は名称】小林 浩
(74)【代理人】
【識別番号】100093676
【弁理士】
【氏名又は名称】小林 純子
(74)【代理人】
【識別番号】100120134
【弁理士】
【氏名又は名称】大森 規雄
(74)【代理人】
【識別番号】100104282
【弁理士】
【氏名又は名称】鈴木 康仁
(72)【発明者】
【氏名】チャン,スークイン
(72)【発明者】
【氏名】スイ,チーホア
(72)【発明者】
【氏名】ランター,ジェームズ,シー.
【審査官】 東 裕子
(56)【参考文献】
【文献】 特表2012−524110(JP,A)
【文献】 特表2012−524107(JP,A)
【文献】 特表2012−524111(JP,A)
【文献】 特表2012−511582(JP,A)
【文献】 特表2006−516145(JP,A)
【文献】 特表2002−505684(JP,A)
【文献】 特表2003−513970(JP,A)
【文献】 国際公開第2007/053498(WO,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
C07D
CAplus/REGISTRY(STN)
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
式(I):
【化1】
[この文献は図面を表示できません]
(式中、
Xが、O又はNR3であり、
3が、H、C(1〜6)アルキル、CH2CF3、C(1〜6)アルキルOH、C(2〜6)アルケニル、CH2OC(2〜6)アルケニル、CH2OC(1〜6)アルキル、C(O)C(1〜6)アルキル、CONH2、CONHC(1〜6)アルキル、SONH2、CH2Ph、CH2ヘテロアリール、CH2ヘテロシクリル、CH2シクロアルキル、C(3〜6)シクロアルキル、又はSO2(1〜2)アルキルであり、前記ヘテロアリール、ヘテロシクリル、又はシクロアルキルが、F、OCH3、CH3、及びOHからなる群から選択される最大3つの置換基で任意に置換されてもよく、
1及びY2が、CH又はNであるが、但し、Y1及びY2の両方がNであることはなく、
Zが、O、CH2、S、S(O)、SO2
【化2】
[この文献は図面を表示できません]
又は直接結合であり、Ra及びRbが、独立して、H、OH、F、CH3、CF3、OCF3、及びOCH3からなる群から選択され、
1が、
【化3】
[この文献は図面を表示できません]
ピリジル、ピリジル−N−オキシド、ピリミジル、ピラゾリル、インドリル、チアゾリル、ベンゾ[1,3]ジオキソール−5−イル、ピラゾリル、オキサゾリル、イソオキサゾリル、イミダゾリル、フェニル、チアゾリル、イソチアゾリル、3−H−チアゾール−2−オニル、ベンゾオキサゾリル、フリル、[1,2,4]オキサジアゾリル、[1,3,4]チアジアゾリル、C(4〜7)シクロアルキル、C(1〜6)アルキル、C(1〜4)アルキルOH、CH2OC(3〜6)アルケニル、CH2OC(1〜4)アルキル、CH2C(O)NH2、CO2(1〜4)アルキル、−CN、C(O)NH2、C(O)NHCH2CH2OH、tert−ブチルジメチルシラニルオキシ、OH、OC(1〜4)アルキル、OC(3〜6)アルケニル、NH2、tert−ブトキシカルボニルアミノ、又はピリドニルであり、前記ピリジル、ピリジル−N−オキシド、ピリミジル、ピラゾリル、インドリル、チアゾリル、ベンゾ[1,3]ジオキソール−5−イル、ピラゾリル、オキサゾリル、イソオキサゾリル、イミダゾリル、フェニル、チアゾリル、イソチアゾリル、3−H−チアゾール−2−オニル、ベンゾオキサゾリル、フリル、[1,2,4]オキサジアゾリル、[1,3,4]チアジアゾリル、C(4〜7)シクロアルキル、C(1〜6)アルキル、又はピリドニルが、独立して、CH2C(O)NH2、C(1〜4)アルコキシ、OC(3〜6)シクロアルキル、OCH2CF3、OCH2Ph、F、CN、Cl、OCF3、CF3、CH2CN、C(1〜4)アルキル、CH2CF3、N(C(1〜4)アルキル)2、C(1〜4)アルキルOH、Si(CH33、−C≡CH、SCH3、S(O)CH3、SO2CH3、ピロリジニル、OH、NH2、NHCN、CO2H、CONH2、NHCO2(1〜4)アルキル、N(SO2CH32、NHSO2CH3、NHC(O)CF3、NHC(1〜4)アルキル、NHCO2H、NHCO2(1〜4)アルキル、NHCOC(1〜4)アルキル、NHCONH2、NHCONHC(1〜4)アルキル、及びBrからなる群から選択される1つ又は2つの置換基で任意に置換されてもよく、
2が、F、NH2、H、又はOHである)、化合物
の互変異性体または製薬上許容できる塩。
【請求項2】
1及びY2がCHである、請求項1に記載の化合物
の互変異性体または製薬上許容できる塩。
【請求項3】
Xが、O又はNR3であり、
3が、H、C(1〜6)アルキル、CH2CF3、C(1〜6)アルキルOH、C(2〜6)アルケニル、CH2OC(2〜6)アルケニル、CH2OC(1〜6)アルキル、C(O)C(1〜6)アルキル、CONH2、CONHC(1〜6)アルキル、SONH2、CH2Ph、CH2ピリジル、CH2ピロリル、CH2ピリミジル、CH2ピリダジル、CH2イミダゾリル、CH2オキサゾリル、CH2イソオキサゾリル、CH2フラニル、又はSO2(1〜2)アルキルであり、
Zが、O、CH2
【化4】
[この文献は図面を表示できません]
又は直接結合であり、Ra及びRbが、独立して、H、OH、F、及びOCH3からなる群から選択され、
1が、
【化5】
[この文献は図面を表示できません]
ピリジル、ピリミジル、ピラゾリル、チアゾリル、ベンゾ[1,3]ジオキソール−5−イル、ピラゾリル、オキサゾリル、イソオキサゾリル、イミダゾリル、フェニル、チアゾリル、イソチアゾリル、[1,2,4]オキサジアゾリル、[1,3,4]チアジアゾリル、C(4〜7)シクロアルキル、C(1〜6)アルキル、C(1〜4)アルキルOH、CH2OC(3〜6)アルケニル、CH2OC(1〜4)アルキル、CH2C(O)NH2、CO2(1〜4)アルキル、−CN、C(O)NH2、C(O)NHCH2CH2OH、tert−ブチルジメチルシラニルオキシ、OH、OC(1〜4)アルキル、OC(3〜6)アルケニル、NH2、若しくはtert−ブトキシカルボニルアミノ、又は
【化6】
[この文献は図面を表示できません]
であり、前記ピリジル、ピリミジル、ピラゾリル、チアゾリル、ベンゾ[1,3]ジオキソール−5−イル、ピラゾリル、オキサゾリル、イソオキサゾリル、イミダゾリル、フェニル、C(4〜7)シクロアルキル、又はC(1〜6)アルキルが、OC(3〜6)シクロアルキル、OCH2CF3、OCH2Ph、C(1〜3)アルキル、OH、C(1〜3)アルコキシ、NH2、NHCH3、N(CH32、C(O)NH2、又はCH2C(O)NH2からなる群から選択される1つの置換基で任意に置換されてもよく、
2が、H又はOHである、請求項2に記載の化合物
の互変異性体または製薬上許容できる塩。
【請求項4】
Xが、O又はNR3であり、
3が、H、C(1〜6)アルキル、CH2CF3、C(1〜6)アルキルOH、C(2〜6)アルケニル、C(O)C(1〜6)アルキル、CONH2、CONHC(1〜6)アルキル、SONH2、CH2Ph、CH2ピリジル、CH2ピロリル、CH2ピリミジル、CH2ピリダジル、又はSO2(1〜2)アルキルであり、
Zが、O、CH2
【化7】
[この文献は図面を表示できません]
又は直接結合であり、
1が、ピリジル、チアゾリル、ベンゾ[1,3]ジオキソール−5−イル、ピラゾリル、オキサゾリル、イミダゾリル、フェニル、C(5〜6)シクロアルキル、C(2〜6)アルキル、C(1〜4)アルキルOH、CH2OC(3〜6)アルケニル、CH2OC(1〜4)アルキル、CH2C(O)NH2、CO2(1〜4)アルキル、−CN、C(O)NH2、C(O)NHCH2CH2OH、tert−ブチルジメチルシラニルオキシ、OH、OC(1〜4)アルキル、OC(3〜6)アルケニル、NH2、tert−ブトキシカルボニルアミノ、又は
【化8】
[この文献は図面を表示できません]
であり、前記ピリジル、チアゾリル、ベンゾ[1,3]ジオキソール−5−イル、ピラゾリル、オキサゾリル、イミダゾリル、フェニル、又はC(5〜6)シクロアルキルが、C(1〜3)アルキル、C(1〜3)アルコキシ、N(CH32、又はCH2C(O)NH2からなる群から選択される1つの置換基で任意に置換されてもよく、
2が、H又はOHである、請求項3に記載の化合物
の互変異性体または製薬上許容できる塩。
【請求項5】
Xが、O又はNR3であり、
3が、H、C(1〜6)アルキル、CH2CF3、C(1〜6)アルキルOH、CH2CH=CH2、CONH2、CONHC(1〜6)アルキル、CH2Ph、CH2ピリジル、又はSO2(1〜2)アルキルであり、
Zが、O、CH2
【化9】
[この文献は図面を表示できません]
又は直接結合であり、
1が、ピリド−3−イル、ピリド−5−イル、ピリド−6−イル、チアゾール−2−イル、チアゾール−5−イル、ベンゾ[1,3]ジオキソール−5−イル、ピラゾール−4−イル、オキサゾール−2−イル、イミダゾール−2−イル、フェニル、シクロヘキシル、C(2〜6)アルキル、C(1〜4)アルキルOH、CH2OC(3〜6)アルケニル、CH2OC(1〜4)アルキル、CH2C(O)NH2、CO2(1〜4)アルキル、−CN、C(O)NH2、C(O)NHCH2CH2OH、tert−ブチルジメチルシラニルオキシ、OH、OC(1〜4)アルキル、OC(3〜6)アルケニル、NH2、tert−ブトキシカルボニルアミノ、又は
【化10】
[この文献は図面を表示できません]
であり、前記ピリド−3−イル、ピリド−5−イル、ピリド−6−イル、チアゾール−2−イル、チアゾール−5−イル、ベンゾ[1,3]ジオキソール−5−イル、ピラゾール−4−イル、オキサゾール−2−イル、イミダゾール−2−イル、フェニル、又はシクロヘキシルが、C(1〜3)アルキル、C(1〜3)アルコキシ、N(CH32、又はCH2C(O)NH2からなる群から選択される1つの置換基で任意に置換されてもよく、
2が、H又はOHである、請求項4に記載の化合物
の互変異性体または製薬上許容できる塩。
【請求項6】
Xが、O又はNR3であり、
3が、H、C(1〜3)アルキル、CH2CF3、CH2CH2OH、CH2CH=CH2、CONH2、CONHC(CH33、CONHCH(CH32、CH2Ph、又はSO2CH3であり、
Zが、O、
【化11】
[この文献は図面を表示できません]
又は直接結合であり、
1が、ピリド−3−イル、2−メトキシ−ピリド−5−イル、2−メトキシ−ピリド−6−イル、2−エトキシ−ピリド−5−イル、2−メチル−ピリド−5−イル、チアゾール−2−イル、チアゾール−5−イル、2−エチル−チアゾール−5−イル、2−イソプロピル−チアゾール−5−イル、2−メチル−チアゾール−5−イル、5−メチル−チアゾール−2−イル、ベンゾ[1,3]ジオキソール−5−イル、N−1−メチル−ピラゾール−4−イル、オキサゾール−2−イル、N−メチル−イミダゾール−2−イル、フェニル、
【化12】
[この文献は図面を表示できません]
N,N−ジメチルアミノ−フェン−3−イル、シクロヘキシル、C(2〜3)アルキル、CH2OH、CH2OCH2CH=CH2、CH2OCH2CH3、CH2OCH3、CH2C(O)NH2、CO2CH2CH3、−CN、C(O)NH2、C(O)NHCH2CH2OH、tert−ブチルジメチルシラニルオキシ、OH、OCH2CH3、OCH2CH=CH2、NH2、tert−ブトキシカルボニルアミノ、又は
【化13】
[この文献は図面を表示できません]
であり、
2が、H又はOHである、請求項5に記載の化合物
の互変異性体または製薬上許容できる塩。
【請求項7】
【化14】
[この文献は図面を表示できません]
【化15】
[この文献は図面を表示できません]
【化16】
[この文献は図面を表示できません]
【化17】
[この文献は図面を表示できません]
【化18】
[この文献は図面を表示できません]
【化19】
[この文献は図面を表示できません]
【化20】
[この文献は図面を表示できません]
【化21】
[この文献は図面を表示できません]
【化22】
[この文献は図面を表示できません]
【化23】
[この文献は図面を表示できません]
【化24】
[この文献は図面を表示できません]
【化25】
[この文献は図面を表示できません]
【化26】
[この文献は図面を表示できません]
からなる群から選択される、化合物
の互変異性体及び製薬上許容できる塩。
【請求項8】
【化27】
[この文献は図面を表示できません]
【化28】
[この文献は図面を表示できません]
からなる群から選択される、請求項7に記載の化合物
の互変異性体及びまたは製薬上許容できる塩。
【請求項9】
【化29】
[この文献は図面を表示できません]
【化30】
[この文献は図面を表示できません]
【化31】
[この文献は図面を表示できません]
【化32】
[この文献は図面を表示できません]
【化33】
[この文献は図面を表示できません]
【化34】
[この文献は図面を表示できません]
【化35】
[この文献は図面を表示できません]
【化36】
[この文献は図面を表示できません]
【化37】
[この文献は図面を表示できません]
【化38】
[この文献は図面を表示できません]
からなる群から選択される、請求項7に記載の化合物、
の互変異性体または製薬上許容できる塩。
【請求項10】
請求項1に記載の化合物及び製薬上許容され得る担体を含む、製薬学的組成物。
【請求項11】
請求項1に記載の化合物と製薬上許容できる担体とを混合することにより製造される医薬組成物。
【請求項12】
請求項1に記載の化合物と製薬上許容され得る担体とを混合することを含む、製薬学的組成物の製造プロセス。
【請求項13】
還元剤の存在下で、式(IX)
【化39】
[この文献は図面を表示できません]
の化合物を式(X)
【化40】
[この文献は図面を表示できません]
の化合物と反応させて、前記式(I)の化合物を提供することを含む、請求項1に記載の式(I)の化合物を調製するためのプロセス。
【請求項14】
還元剤の存在下で、式(XX)
【化41】
[この文献は図面を表示できません]
の化合物を式(X)
【化42】
[この文献は図面を表示できません]
の化合物と反応させて、前記式(I)の化合物を提供することを含む、請求項1に記載の式(I)の化合物を調製するためのプロセス。
【請求項15】
CCR2媒介症候群、障害又は疾患を予防する、処置する又は寛解するための医薬組成物であって、治療的に有効な量の請求項1に記載の化合物を含む、医薬組成物。
【請求項16】
CCR2介在性炎症症候群、障害又は疾患を予防する、処置する又は寛解させるための医薬組成物であって、有効量の請求項1に記載の化合物を含み、前記症候群、障害又は疾患が、MCP−1発現の上昇若しくはMCP−1過剰発現に関連し、又はMCP−1発現の上昇若しくはMCP−1過剰発現に関連する症候群、障害又は疾患に伴う炎症状態である、医薬組成物。
【請求項17】
症候群、障害又は疾患を予防する、処置する、又は寛解させる医薬組成物であって、有効量の請求項1に記載の化合物を含み、前記症候群、障害、又は疾患が、慢性閉塞性肺疾患(COPD)、眼疾患、ブドウ膜炎、アテローム性動脈硬化症、関節リウマチ、乾癬、乾癬性関節炎、アトピー性皮膚炎、多発性硬化症、クローン病、潰瘍性大腸炎、腎炎、臓器移植拒絶反応、肺線維症、腎不全、1型糖尿病、2型糖尿病及び糖尿病合併症、糖尿病性腎症、糖尿病性網膜症、糖尿病性網膜炎、糖尿病性微小血管症、体重過多、肥満症、肥満症に関連するインスリン抵抗性、メタボリック症候群、結核症、慢性閉塞性肺疾患、サルコイドーシス、侵襲性ブドウ球菌感染症、白内障手術後の炎症、アレルギー性鼻炎、アレルギー性結膜炎、慢性蕁麻疹、喘息、アレルギー性喘息、歯周病、歯周炎、歯肉炎、歯肉疾患、拡張型心筋症、心筋梗塞、心筋炎、慢性心不全、血管狭窄、再狭窄、再潅流障害、糸球体腎炎、固形腫瘍及び癌、慢性リンパ性白血病、慢性骨髄性白血病、多発性骨髄腫、悪性骨髄腫、ホジキン病、及び膀胱癌、乳癌、子宮頚癌、大腸癌、肺癌、前立腺癌、及び胃癌からなる群から選択される、医薬組成物。
【請求項18】
症候群、障害、又は疾患を予防、処置、又は寛解するための医薬組成物であって、有効な量の請求項1に記載の化合物を含み、前記症候群、障害又は疾患が、1型糖尿病、2型糖尿病、糖尿病合併症、糖尿病性腎症、糖尿病性網膜症、糖尿病性網膜炎、糖尿病性微小血管症、肥満、肥満関連インスリン抵抗性、メタボリック症候群、ぜんそく、及びアレルギー性ぜんそくからなる群から選択される、医薬組成物。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、走化性サイトカイン受容体2(CCR2)に対するアンタゴニストである置換されたシクロヘキシルアゼチジン化合物、製薬学的組成物、及びこれらの使用方法を目的とする。より詳細には、本明細書に開示されるCCR2アンタゴニストは、CCR2媒介症候群、障害、又は疾患を予防する、処置する、又は寛解するのに有用である。
【背景技術】
【0002】
CCR2はGPCRファミリーの受容体のメンバーであり、GP受容体全ては公知のモカイン受容体であり、単胞とメモリーTリンパ球により発現される。CCR2シナ伝達カスケードは、ホスホリパーゼ(PLCβ2)、プロテインキナーゼ(PKC)及び脂質キナーゼ(PI−3キナーゼ)の活性化を伴う。
【0003】
化学誘引サイトカイン(すなわち、ケモカイン)は、比較的小さなタンパク質(8〜10kD)であり、これは細胞の移動を促進する。ケモカインファミリーは、第一の高度に保存されたシステインと第二の高度に保存されたシステインとの間のアミノ酸残基の数に基づいて4つのサブファミリーに分けられる。
【0004】
単球走化性タンパク質−1(MCP−1)は、CCケモカインサブファミリー(ここで、CCは、隣接する第一及び第二システインを有するサブファミリーを表す)のメンバーであり、細胞表面ケモカイン受容体2(CCR2)に結合する。MCP−1は強力な走化性因子であり、CCR2に結合後、単球とリンパ球とが炎症部位に移動する(走化性)のを媒介する。MCP−1はまた、心筋細胞、血管内皮細胞、線維芽細胞、軟骨細胞、平滑筋細胞、メサンギウム細胞、肺胞細胞、T−リンパ球、マクロファージ及びこれらに類するものにより発現される。
【0005】
単球が炎症組織に入り、マクロファージに分化した後、単球分化は、腫瘍壊死因子α(TNF−α)、インターロイキン−1(IL−1)、IL−8(CXCケモカインサブファミリーのメンバー、ここで、CXCは第一システインと第二システインとの間の1つのアミノ酸残基)、IL−12、アラキドン酸代謝産物(例えば、PGE2及びLTB4)、酸素由来のフリーラジカル、マトリックスメタロプロテイナーゼ及び補体成分などの複数の炎症誘発モジュレーターの二次供給源を提供する。
【0006】
慢性炎症性疾患の動物モデル研究は、アンタゴニストによるMCP−1とCCR2の間の結合の阻害が炎症反応を抑制することを立証している。MCP−1とCCR2との間の相互作用は、乾癬、ブドウ膜炎、アテローム性動脈硬化症、関節リウマチ(RA)、多発性硬化症、クローン病、腎炎、臓器移植拒絶反応、肺線維症、腎不全、2型糖尿病及び糖尿病合併症、糖尿病性腎症、糖尿病性網膜症、糖尿病性網膜炎、糖尿病性微小血管症、結核、サルコイドーシス、侵襲性ブドウ球菌感染症、白内障手術後の炎症、アレルギー性鼻炎、アレルギー性結膜炎、慢性蕁麻疹、慢性閉塞性肺疾患(COPD)、アレルギー性喘息、歯周病、歯周炎、歯肉炎、歯肉疾患、拡張型心筋症、心筋梗塞、心筋炎、慢性心不全、血管狭窄、再狭窄、再潅流障害、糸球体腎炎、固形腫瘍及び癌、慢性リンパ性白血病、慢性骨髄性白血病、多発性骨髄腫、悪性骨髄腫、ホジキン病、膀胱癌、乳癌、子宮頚癌、大腸癌、肺癌、前立腺癌、及び胃癌等の炎症性疾病の病理に関与している(Rollins B J、Monocyte chemoattractant protein 1:a potential regulator of monocyte recruitment in inflammatory disease,Mol.Med.Today,1996,2:198;及びDawson Jら、Targeting monocyte chemoattractant protein−1 signaling in disease,Expert Opin.Ther.Targets,2003 Feb.7(1):35〜48参照)。
【0007】
単球移動は、MCP−1アンタゴニスト(MCP−1の抗体又は可溶性不活性フラグメントのいずれか)により阻害され、関節炎、ぜんそく及びブドウ膜炎の発生を阻害することが示されている。MCP−1及びCCR2ノックアウト(KO)マウスはどちらも炎症病巣中への単球浸潤の有意な減少を示している。加えて、このようなKOマウスは、実験的アレルギー性脳脊髄炎(EAE、ヒトMSモデル)、ゴキブリアレルゲンに誘発されるぜんそく、アテローム性動脈硬化症及びブドウ膜炎の発生に耐性である。関節リウマチ及びクローン病患者は、MCP−1発現及び浸潤マクロファージの数における減少に関連して、投与レベルにおいて、TNF−αアンタゴニスト(例えば、モノクローナル抗体及び可溶性受容体)での治療中に改善している。
【0008】
MCP−1は、季節性及び慢性アレルギー性鼻炎の病原に関連付けられており、チリダニアレルギーを有するほとんどの患者の鼻粘膜に見出されている。MCP−1はまた、インビトロで好塩基球からのヒスタミン放出を誘発することが判明している。アレルギー状態の間、アレルゲンとヒスタミンはどちらも、アレルギー性鼻炎を有するヒトの鼻粘膜においてMCP−1及び他のケモカインの発現を引き起こす(すなわち、上方制御する)ことが分かっており、このような患者における正のフィードバックループの存在を示唆している。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
MCP−1に誘発されて単球及びリンパ球が炎症部位へ移動することから生じるCCR2媒介炎症症候群、障害又は疾患を、予防、治療及び寛解するために、小分子CCR2アンタゴニストに対する必要性は存在したままである。
【0010】
引用した全ての文献は、参照により本明細書に組み込まれる。
【課題を解決するための手段】
【0011】
本発明は、式(I)の化合物であって、
【0012】
【化1】
[この文献は図面を表示できません]
式中、
Xが、O又はNR3であり、
3が、H、C(1〜6)アルキル、CH2CF3、C(1〜6)アルキルOH、C(2〜6)アルケニル、CH2OC(2〜6)アルケニル、CH2OC(1〜6)アルキル、C(O)C(1〜6)アルキル、CONH2、CONHC(1〜6)アルキル、SONH2、CH2Ph、CH2ヘテロアリール、CH2ヘテロシクリル、CH2シクロアルキル、C(3〜6)シクロアルキル、又はSO2(1〜2)アルキルであり、該ヘテロアリール、ヘテロシクリル、又はシクロアルキルが、F、OCH3、CH3、及びOHからなる群から選択される最大3つの置換基で任意に置換されてもよく、
1及びY2が、CH又はNであるが、但し、Y1及びY2の両方がNであることはなく、
Zが、O、CH2、S、S(O)、SO2
【0013】
【化2】
[この文献は図面を表示できません]
又は直接結合であり、Raが、独立して、H、OH、F、CH3、CF3、OCF3、及びOCH3からなる群から選択され、
1が、
【0014】
【化3】
[この文献は図面を表示できません]
ピリジル、ピリジル−N−オキシド、ピリミジル、ピラゾリル、インドリル、チアゾリル、ベンゾ[1,3]ジオキソール−5−イル、ピラゾリル、オキサゾリル、イソオキサゾリル、イミダゾリル、フェニル、チアゾリル、イソチアゾリル、3−H−チアゾール−2−オニル、ベンゾオキサゾリル、フリル、[1,2,4]オキサジアゾリル、[1,3,4]チアジアゾリル、C(4〜7)シクロアルキル、C(1〜6)アルキル、C(1〜4)アルキルOH、CH2OC(3〜6)アルケニル、CH2OC(1〜4)アルキル、CH2C(O)NH2、CO2(1〜4)アルキル、−CN、C(O)NH2、C(O)NHCH2CH2OH、OTBS、OH、OC(1〜4)アルキル、OC(3〜6)アルケニル、NH2若しくはNHBOC、又はピリドニルであり、該ピリジル、ピリジル−N−オキシド、ピリミジル、ピラゾリル、インドリル、チアゾリル、ベンゾ[1,3]ジオキソール−5−イル、ピラゾリル、オキサゾリル、イソオキサゾリル、イミダゾリル、フェニル、チアゾリル、イソチアゾリル、3−H−チアゾール−2−オニル、ベンゾオキサゾリル、フリル、[1,2,4]オキサジアゾリル、[1,3,4]チアジアゾリル、C(4〜7)シクロアルキル、C(1〜6)アルキル、又はピリドニルが、独立して、CH2C(O)NH2、C(1〜4)アルコキシ、OC(3〜6)シクロアルキル、OCH2CF3、OCH2Ph、F、CN、Cl、OCF3、CF3、CH2CN、C(1〜4)アルキル、CH2CF3、N(C(1〜4)アルキル)2、C(1〜4)アルキルOH、Si(CH33、−C≡CH、SCH3、S(O)CH3、SO2CH3、ピロリジニル、OH、NH2、NHCN、CO2H、CONH2、NHCO2(1〜4)アルキル、N(SO2CH32、NHSO2CH3、NHC(O)CF3、NHC(1〜4)アルキル、NHCO2H、NHCO2(1〜4)アルキル、NHCOC(1〜4)アルキル、NHCONH2、NHCONHC(1〜4)アルキル、及びBrからなる群から選択される2つの置換基で任意に置換されてもよく、
2が、F、NH2、H、又はOHである、化合物、
並びにその互変異性体及び製薬上許容できる塩に関する。
【発明を実施するための形態】
【0015】
本発明は、式(I)の化合物であって、
【0016】
【化4】
[この文献は図面を表示できません]
式中、
Xが、O又はNR3であり、
3が、H、C(1〜6)アルキル、CH2CF3、C(1〜6)アルキルOH、C(2〜6)アルケニル、CH2OC(2〜6)アルケニル、CH2OC(1〜6)アルキル、C(O)C(1〜6)アルキル、CONH2、CONHC(1〜6)アルキル、SONH2、CH2Ph、CH2ヘテロアリール、CH2ヘテロシクリル、CH2シクロアルキル、C(3〜6)シクロアルキル、又はSO2(1〜2)アルキルであり、該ヘテロアリール、ヘテロシクリル、又はシクロアルキルが、F、OCH3、CH3、及びOHからなる群から選択される最大3つの置換基で任意に置換されてもよく、
1及びY2が、CH又はNであるが、但し、Y1及びY2の両方がNであることはなく、
Zが、O、CH2、S、S(O)、SO2
【0017】
【化5】
[この文献は図面を表示できません]
又は直接結合であり、Raが、独立して、H、OH、F、CH3、CF3、OCF3、及びOCH3からなる群から選択され、
1が、
【0018】
【化6】
[この文献は図面を表示できません]
ピリジル、ピリジル−N−オキシド、ピリミジル、ピラゾリル、インドリル、チアゾリル、ベンゾ[1,3]ジオキソール−5−イル、ピラゾリル、オキサゾリル、イソオキサゾリル、イミダゾリル、フェニル、チアゾリル、イソチアゾリル、3−H−チアゾール−2−オニル、ベンゾオキサゾリル、フリル、[1,2,4]オキサジアゾリル、[1,3,4]チアジアゾリル、C(4〜7)シクロアルキル、C(1〜6)アルキル、C(1〜4)アルキルOH、CH2OC(3〜6)アルケニル、CH2OC(1〜4)アルキル、CH2C(O)NH2、CO2(1〜4)アルキル、−CN、C(O)NH2、C(O)NHCH2CH2OH、OTBS、OH、OC(1〜4)アルキル、OC(3〜6)アルケニル、NH2、又はNHBOC、又はピリドニルであり、該ピリジル、ピリジル−N−オキシド、ピリミジル、ピラゾリル、インドリル、チアゾリル、ベンゾ[1,3]ジオキソール−5−イル、ピラゾリル、オキサゾリル、イソオキサゾリル、イミダゾリル、フェニル、チアゾリル、イソチアゾリル、3−H−チアゾール−2−オニル、ベンゾオキサゾリル、フリル、[1,2,4]オキサジアゾリル、[1,3,4]チアジアゾリル、C(4〜7)シクロアルキル、C(1〜6)アルキル、又はピリドニルが、独立して、CH2C(O)NH2、C(1〜4)アルコキシ、OC(3〜6)シクロアルキル、OCH2CF3、OCH2Ph、F、CN、Cl、OCF3、CF3、CH2CN、C(1〜4)アルキル、CH2CF3、N(C(1〜4)アルキル)2、C(1〜4)アルキルOH、Si(CH33、−C≡CH、SCH3、S(O)CH3、SO2CH3、ピロリジニル、OH、NH2、NHCN、CO2H、CONH2、NHCO2(1〜4)アルキル、N(SO2CH32、NHSO2CH3、NHC(O)CF3、NHC(1〜4)アルキル、NHCO2H、NHCO2(1〜4)アルキル、NHCOC(1〜4)アルキル、NHCONH2、NHCONHC(1〜4)アルキル、及びBrからなる群から選択される2つの置換基で任意に置換されてもよく、
2が、F、NH2、H、又はOHである、化合物、
並びにその互変異性体及び製薬上許容できる塩に関する。
【0019】
本発明の別の実施形態は、
Xが、O又はNR3であり、
3が、H、C(1〜6)アルキル、CH2CF3、C(1〜6)アルキルOH、C(2〜6)アルケニル、CH2OC(2〜6)アルケニル、CH2OC(1〜6)アルキル、C(O)C(1〜6)アルキル、CONH2、CONHC(1〜6)アルキル、SONH2、CH2Ph、CH2ヘテロアリール、CH2ヘテロシクリル、CH2シクロアルキル、C(3〜6)シクロアルキル、又はSO2(1〜2)アルキルであり、該ヘテロアリール、ヘテロシクリル、又はシクロアルキルが、F、OCH3、CH3、及びOHからなる群から選択される最大3つの置換基で任意に置換されてもよく、
1及びY2が、CHであり、
Zが、O、CH2、S、S(O)、SO2
【0020】
【化7】
[この文献は図面を表示できません]
又は直接結合であり、Raが、独立して、H、OH、F、CH3、CF3、OCF3、及びOCH3からなる群から選択され、
1が、
【0021】
【化8】
[この文献は図面を表示できません]
ピリジル、ピリジル−N−オキシド、ピリミジル、ピラゾリル、インドリル、チアゾリル、ベンゾ[1,3]ジオキソール−5−イル、ピラゾリル、オキサゾリル、イソオキサゾリル、イミダゾリル、フェニル、チアゾリル、イソチアゾリル、3−H−チアゾール−2−オニル、ベンゾオキサゾリル、フリル、[1,2,4]オキサジアゾリル、[1,3,4]チアジアゾリル、C(4〜7)シクロアルキル、C(1〜6)アルキル、C(1〜4)アルキルOH、CH2OC(3〜6)アルケニル、CH2OC(1〜4)アルキル、CH2C(O)NH2、CO2(1〜4)アルキル、−CN、C(O)NH2、C(O)NHCH2CH2OH、OTBS、OH、OC(1〜4)アルキル、OC(3〜6)アルケニル、NH2若しくはNHBOC、又はピリドニルであり、該ピリジル、ピリジル−N−オキシド、ピリミジル、ピラゾリル、インドリル、チアゾリル、ベンゾ[1,3]ジオキソール−5−イル、ピラゾリル、オキサゾリル、イソオキサゾリル、イミダゾリル、フェニル、チアゾリル、イソチアゾリル、3−H−チアゾール−2−オニル、ベンゾオキサゾリル、フリル、[1,2,4]オキサジアゾリル、[1,3,4]チアジアゾリル、C(4〜7)シクロアルキル、C(1〜6)アルキル、又はピリドニルが、独立して、CH2C(O)NH2、C(1〜4)アルコキシ、OC(3〜6)シクロアルキル、OCH2CF3、OCH2Ph、F、CN、Cl、OCF3、CF3、CH2CN、C(1〜4)アルキル、CH2CF3、N(C(1〜4)アルキル)2、C(1〜4)アルキルOH、Si(CH33、−C≡CH、SCH3、S(O)CH3、SO2CH3、ピロリジニル、OH、NH2、NHCN、CO2H、CONH2、NHCO2(1〜4)アルキル、N(SO2CH32、NHSO2CH3、NHC(O)CF3、NHC(1〜4)アルキル、NHCO2H、NHCO2(1〜4)アルキル、NHCOC(1〜4)アルキル、NHCONH2、NHCONHC(1〜4)アルキル、及びBrからなる群から選択される2つの置換基で任意に置換されてもよく、
2が、F、NH2、H、又はOHであり、
その互変異性体及び製薬上許容できる塩である。
【0022】
本発明の別の実施形態は、
Xが、O又はNR3であり、
3が、H、C(1〜6)アルキル、CH2CF3、C(1〜6)アルキルOH、C(2〜6)アルケニル、CH2OC(2〜6)アルケニル、CH2OC(1〜6)アルキル、C(O)C(1〜6)アルキル、CONH2、CONHC(1〜6)アルキル、SONH2、CH2Ph、CH2ピリジル、CH2ピロリル、CH2ピリミジル、CH2ピリダジル、CH2イミダゾリル、CH2オキサゾリル、CH2イソオキサゾリル、CH2フラニル、又はSO2(1〜2)アルキルであり、
1及びY2が、CHであり、
Zが、O、CH2
【0023】
【化9】
[この文献は図面を表示できません]
又は直接結合であり、Ra及びRbが、独立して、H、OH、F、及びOCH3からなる群から選択され、
1が、
【0024】
【化10】
[この文献は図面を表示できません]
ピリジル、ピリミジル、ピラゾリル、チアゾリル、ベンゾ[1,3]ジオキソール−5−イル、ピラゾリル、オキサゾリル、イソオキサゾリル、イミダゾリル、フェニル、チアゾリル、イソチアゾリル、[1,2,4]オキサジアゾリル、[1,3,4]チアジアゾリル、C(4〜7)シクロアルキル、C(1〜6)アルキル、C(1〜4)アルキルOH、CH2OC(3〜6)アルケニル、CH2OC(1〜4)アルキル、CH2C(O)NH2、CO2(1〜4)アルキル、−CN、C(O)NH2、C(O)NHCH2CH2OH、OTBS、OH、OC(1〜4)アルキル、OC(3〜6)アルケニル、NH2、若しくはNHBOC、又は
【0025】
【化11】
[この文献は図面を表示できません]
であり、該ピリジル、ピリミジル、ピラゾリル、チアゾリル、ベンゾ[1,3]ジオキソール−5−イル、ピラゾリル、オキサゾリル、イソオキサゾリル、イミダゾリル、フェニル、C(4〜7)シクロアルキル、又はC(1〜6)アルキルが、OC(3〜6)シクロアルキル、OCH2CF3、OCH2Ph、C(1〜3)アルキル、OH、C(1〜3)アルコキシ、NH2、NHCH3、N(CH32、C(O)NH2、又はCH2C(O)NH2からなる群から選択される1つの置換基で任意に置換されてもよく、
2が、H又はOHである、
化合物、並びにその溶媒和物、水和物、互変異性体、及び製薬上許容できるそれらの塩類を含む。
【0026】
本発明の別の実施形態は、
Xが、O又はNR3であり、
3が、H、C(1〜6)アルキル、CH2CF3、C(1〜6)アルキルOH、C(2〜6)アルケニル、C(O)C(1〜6)アルキル、CONH2、CONHC(1〜6)アルキル、SONH2、CH2Ph、CH2ピリジル、CH2ピロリル、CH2ピリミジル、CH2ピリダジル、又はSO2(1〜2)アルキルであり、
1及びY2が、CHであり、
Zが、O、CH2
【0027】
【化12】
[この文献は図面を表示できません]
又は直接結合であり、
1が、ピリジル、チアゾリル、ベンゾ[1,3]ジオキソール−5−イル、ピラゾリル、オキサゾリル、イミダゾリル、フェニル、C(5〜6)シクロアルキル、C(2〜6)アルキル、C(1〜4)アルキルOH、CH2OC(3〜6)アルケニル、CH2OC(1〜4)アルキル、CH2C(O)NH2、CO2(1〜4)アルキル、−CN、C(O)NH2、C(O)NHCH2CH2OH、OTBS、OH、OC(1〜4)アルキル、OC(3〜6)アルケニル、NH2、NHBOC、又は
【0028】
【化13】
[この文献は図面を表示できません]
であり、該ピリジル、チアゾリル、ベンゾ[1,3]ジオキソール−5−イル、ピラゾリル、オキサゾリル、イミダゾリル、フェニル、又はC(5〜6)シクロアルキルが、C(1〜3)アルキル、C(1〜3)アルコキシ、N(CH32、又はCH2C(O)NH2からなる群から選択される1つの置換基で任意に置換されてもよく、
2が、H又はOHであり、
その互変異性体及び製薬上許容できる塩である。
【0029】
本発明の別の実施形態は、
Xが、O又はNR3であり、
3が、H、C(1〜6)アルキル、CH2CF3、C(1〜6)アルキルOH、CH2CH=CH2、CONH2、CONHC(1〜6)アルキル、CH2Ph、CH2ピリジル、又はSO2(1〜2)アルキルであり、
1及びY2が、CHであり、
Zが、O、CH2
【0030】
【化14】
[この文献は図面を表示できません]
又は直接結合であり、
1が、ピリド−3−イル、ピリド−5−イル、ピリド−6−イル、チアゾール−2−イル、チアゾール−5−イル、ベンゾ[1,3]ジオキソール−5−イル、ピラゾール−4−イル、オキサゾール−2−イル、イミダゾール−2−イル、フェニル、シクロヘキシル、C(2〜6)アルキル、C(1〜4)アルキルOH、CH2OC(3〜6)アルケニル、CH2OC(1〜4)アルキル、CH2C(O)NH2、CO2(1〜4)アルキル、−CN、C(O)NH2、C(O)NHCH2CH2OH、OTBS、OH、OC(1〜4)アルキル、OC(3〜6)アルケニル、NH2、NHBOC、又は
【0031】
【化15】
[この文献は図面を表示できません]
であり、該ピリド−3−イル、ピリド−5−イル、ピリド−6−イル、チアゾール−2−イル、チアゾール−5−イル、ベンゾ[1,3]ジオキソール−5−イル、ピラゾール−4−イル、オキサゾール−2−イル、イミダゾール−2−イル、フェニル、又はシクロヘキシルが、C(1〜3)アルキル、C(1〜3)アルコキシ、N(CH32、又はCH2C(O)NH2からなる群から選択される1つの置換基で任意に置換されてもよく、
2が、H又はOHであり、
その互変異性体及び製薬上許容できる塩である。
【0032】
本発明の別の実施形態は、
Xが、O又はNR3であり、
3が、H、C(1〜3)アルキル、CH2CF3、CH2CH2OH、CH2CH=CH2、CONH2、CONHC(CH33、CONHCH(CH32、CH2Ph、又はSO2CH3であり、
1及びY2が、CHであり、
Zが、O、
【0033】
【化16】
[この文献は図面を表示できません]
又は直接結合であり、
1が、ピリド−3−イル、2−メトキシ−ピリド−5−イル、2−メトキシ−ピリド−6−イル、2−エトキシ−ピリド−5−イル、2−メチル−ピリド−5−イル、チアゾール−2−イル、チアゾール−5−イル、2−エチル−チアゾール−5−イル、2−イソプロピル−チアゾール−5−イル、2−メチル−チアゾール−5−イル、5−メチル−チアゾール−2−イル、ベンゾ[1,3]ジオキソール−5−イル、N−1−メチル−ピラゾール−4−イル、オキサゾール−2−イル、N−メチル−イミダゾール−2−イル、フェニル、
【0034】
【化17】
[この文献は図面を表示できません]
N,N−ジメチルアミノ−フェン−3−イル、シクロヘキシル、C(2〜3)アルキル、CH2OH、CH2OCH2CH=CH2、CH2OCH2CH3、CH2OCH3、CH2C(O)NH2、CO2CH2CH3、−CN、C(O)NH2、C(O)NHCH2CH2OH、OTBS、OH、OCH2CH3、OCH2CH=CH2、NH2、NHBOC、又は
【0035】
【化18】
[この文献は図面を表示できません]
であり、
2が、H又はOHであり、
その互変異性体及び製薬上許容できる塩である。
【0036】
別の実施形態では、本発明は、
【0037】
【化19】
[この文献は図面を表示できません]
【0038】
【化20】
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【0039】
【化21】
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【0040】
【化22】
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【0041】
【化23】
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【0042】
【化24】
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【0043】
【化25】
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【0044】
【化26】
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【0045】
【化27】
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【0046】
【化28】
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【0047】
【化29】
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【0048】
【化30】
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【0049】
【化31】
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からなる群から選択される化合物、
並びにその互変異性体及び製薬上許容できる塩に関する。
【0050】
別の実施形態では、本発明は、
【0051】
【化32】
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【0052】
【化33】
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【0053】
【化34】
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【0054】
【化35】
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【0055】
【化36】
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【0056】
【化37】
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【0057】
【化38】
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【0058】
【化39】
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【0059】
【化40】
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【0060】
【化41】
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【0061】
【化42】
[この文献は図面を表示できません]
【0062】
【化43】
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からなる群から選択される化合物、
並びにその互変異性体及び製薬上許容できる塩に関する。
【0063】
別の実施形態では、本発明は、
【0064】
【化44】
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【0065】
【化45】
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【0066】
【化46】
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からなる群から選択される化合物、
並びにその互変異性体及び製薬上許容できる塩に関する。
【0067】
別の実施形態では、本発明は、
【0068】
【化47】
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【0069】
【化48】
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【0070】
【化49】
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【0071】
【化50】
[この文献は図面を表示できません]
【0072】
【化51】
[この文献は図面を表示できません]
【0073】
【化52】
[この文献は図面を表示できません]
【0074】
【化53】
[この文献は図面を表示できません]
【0075】
【化54】
[この文献は図面を表示できません]
【0076】
【化55】
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【0077】
【化56】
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からなる群から選択される化合物、
並びにその互変異性体及び製薬上許容できる塩に関する。
【0078】
別の実施形態では、本発明は、式(I)の化合物と製薬上許容できる担体とを含む、製薬学的組成物に関する。
【0079】
別の実施形態では、本発明は、式(I)の化合物と製薬上許容できる担体とを混合することによって製造される、製薬学的組成物に関する。
【0080】
別の実施形態では、本発明は、式(I)の化合物と製薬上許容できる担体とを混合する工程を含む、製薬学的組成物を製造するためのプロセスに関する。
【0081】
別の実施形態では、本発明は、還元剤の存在下で式(IX)
【0082】
【化57】
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の化合物を式(X)
【0083】
【化58】
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の化合物と反応させて、式(I)の化合物を提供することを含む、式(I)の化合物の調製プロセスに関する。別の実施形態では、本発明は、上記プロセスにより製造される生成物に関する。
【0084】
別の実施形態では、本発明は、還元剤の存在下で式(XX)
【0085】
【化59】
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の化合物を式(X)
【0086】
【化60】
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の化合物と反応させて、式(I)の化合物を提供することを含む、式(I)の化合物の調製プロセスに関する。別の実施形態では、本発明は、上記プロセスにより製造される生成物に関する。
【0087】
別の実施形態では、本発明は、CCR2媒介症候群、障害又は疾患を予防する、処置する、又は寛解するための方法であって、予防、処置、又は寛解を必要とする患者に治療的に有効な量の式(I)の化合物を投与することを含む、方法。
【0088】
別の実施形態では、本発明は、CCR2介在性炎症症候群、障害又は疾患を予防する、処置する、又は寛解させるための方法であって、予防、処置又は寛解を必要とする患者に、有効量の請求項1に記載の化合物を投与することを含み、症候群、障害又は疾患が、MCP−1発現の上昇若しくはMCP−1過剰発現に関連し、又はMCP−1発現の上昇若しくはMCP−1過剰発現に関連する症候群、障害、又は疾患に伴う炎症状態である、方法に関する。
【0089】
別の実施形態では、本発明は、症候群、障害、又は疾患を予防する、処置する、又は寛解させる方法であって、予防、処置又は寛解を必要とする患者に有効量の式(I)の化合物を投与することを含み、該症候群、障害、又は疾患が、慢性閉塞性肺疾患(COPD)、眼疾患、ブドウ膜炎、アテローム性動脈硬化症、関節リウマチ、乾癬、乾癬性関節炎、アトピー性皮膚炎、多発性硬化症、クローン病、潰瘍性大腸炎、腎炎、臓器移植拒絶反応、肺線維症、腎不全、1型糖尿病、2型糖尿病及び糖尿病合併症、糖尿病性腎症、糖尿病性網膜症、糖尿病性網膜炎、糖尿病性微小血管症、体重過多、肥満症、肥満症に関連するインスリン抵抗性、メタボリック症候群、結核症、慢性閉塞性肺疾患、サルコイドーシス、侵襲性ブドウ球菌感染症、白内障手術後の炎症、アレルギー性鼻炎、アレルギー性結膜炎、慢性蕁麻疹、喘息、アレルギー性喘息、歯周病、歯周炎、歯肉炎、歯肉疾患、拡張型心筋症、心筋梗塞、心筋炎、慢性心不全、血管狭窄、再狭窄、再潅流障害、糸球体腎炎、固形腫瘍及び癌、慢性リンパ性白血病、慢性骨髄性白血病、多発性骨髄腫、悪性骨髄腫、ホジキン病、及び膀胱癌、乳癌、子宮頚癌、大腸癌、肺癌、前立腺癌、及び胃癌からなる群から選択される、方法に関する。
【0090】
別の実施形態では、本発明は、症候群、障害、又は疾患を予防、処置、又は寛解するための方法であって、予防、処置、又は寛解を必要とする患者に治療的に有効な量の式(I)の化合物を投与することを含み、この症候群、障害、又は疾患が、1型糖尿病、2型糖尿病、糖尿病合併症、糖尿病性腎症、糖尿病性網膜症、糖尿病性網膜炎、糖尿病性微小血管症、肥満、肥満関連インスリン抵抗性、メタボリック症候群、ぜんそく、及びアレルギー性ぜんそくからなる群から選択される、方法に関する。
【0091】
別の実施形態では、本発明は、2型糖尿病、肥満及びぜんそくからなる群から選択される障害の処置方法であって、該処置方法を必要とする患者に、治療的に有効な量の式(I)の化合物を投与することを含む、処置方法に関する。
【0092】
別の実施形態では、本発明は、極性がより低い実施例#1〜106のいずれかの異性体である、式(I)の化合物に関する。
【0093】
別の実施形態では、本発明は、極性がより低い実施例#20の異性体である、式(I)の化合物に関する。
【0094】
他の実施形態では、本発明は、実施例1〜実施例106のいずれかの実施例のプロセスにより作製された生成物に関する。
【0095】
定義
用語「アルキル」は、炭素原子が最高12個の直鎖及び分枝鎖の両方の基を指し、特に記載がない限り、好ましくは炭素原子が最高6個であり、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、イソブチル、sec−ブチル、tert−ブチル、ペンチル、イソペンチル、ヘキシル、イソへキシル、ヘプチル、オクチル、2,2,4−トリメチルペンチル、ノニル、デシル、ウンデシル、ドデシルが挙げられるが、これらに限定されない。
【0096】
用語「C(a-b)」(a及びbは炭素原子の指定された数を示す整数である)は、アルキル、アルケニル、アルキニル、アルコキシ又はシクロアルキルラジカルを指すか、又はアルキルがa〜b個の炭素原子を包括的に有する接頭語根として示されるラジカルのアルキル部分を指す。例えば、C(1〜4)は1、2、3又は4個の炭素原子を有するラジカルを表わす。
【0097】
用語「シクロアルキル」は単環炭素原子から1つの水素原子を除去することにより得られる、飽和又は部分的に不飽和である、単環式又は多環式炭化水素環系ラジカルを意味する。一般的なシクロアルキルラジカルには、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロペンテニル、シクロヘキシル、シクロヘキセニル、シクロヘプチル及びシクロオクチルが挙げられる。更なる例としては、C(3〜8)シクロアルキル、C(5〜8)シクロアルキル、C(3〜12)シクロアルキル、C(3〜20)シクロアルキル、デカヒドロナフタレニル、及び2,3,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−1H−インデニルが挙げられる。
【0098】
用語「ヘテロシクリル」は、飽和又は部分的に不飽和である、単環式シクロアルキル環系ラジカルを指し、1〜3個の環系炭素原子が、N、O、又はSから選択されるヘテロ原子で置き換えられている。このとき該ヘテロ原子は、許容できるいずれかの酸化状態で存在し得る。ラジカルは、炭素原子又は窒素原子からの水素原子の除去により生じ得る。一般的なヘテロシクリルラジカルとしては、限定するものではないが、2H−ピロリル、2−ピロリニル、3−ピロリニル、ピロリジニル、1,3−ジオキソラニル、2−イミダゾリニル(4,5−ジヒドロ−1H−イミダゾリルとも呼ばれる)、イミダゾリジニル、2−ピラゾリニル、ピラゾリジニル、テトラゾリル、ピペリジニル、1,4−ジオキサニル、モルホリニル、1,4−ジチアニル、チオモルホリニル、ピペラジニル、アゼパニル、ヘキサヒドロ−1,4−ジアゼピニルなどが挙げられる。
【0099】
用語「複素環式芳香族」又は「ヘテロアリール」は、N、O、又はSから選択される1〜4個のヘテロ原子を含む5員若しくは7員の単環式、又は8員若しくは10員の二環式芳香環系を指し、このとき窒素及びイオウ原子は、許容されるいずれかの酸化状態で存在し得る。例としては、ベンゾイミダゾリル、ベンゾチアゾリル、ベンゾチエニル、ベンゾオキサゾリル、フリル、イミダゾリル、イソチアゾリル、イソオキサゾリル、オキサゾリル、ピラジニル、ピラゾリル、ピリジル、ピリミジニル、ピロリル、キノリニル、チアゾリル及びチエニルが挙げられるが、これらに限定されない。
【0100】
用語「ヘテロ原子」は、窒素原子、酸素原子又はイオウ原子を指し、ここで、窒素及びイオウ原子は、許容される任意の酸化状態で存在し得る。
【0101】
薬剤での使用に関し、本発明の化合物の塩は、非毒性の「製薬上許容され得る塩」を指す。FDA認可された製薬上許容され得る塩形態(Ref.International J.Pharm.1986,33,201〜217;J.Pharm.Sci.,1977,Jan,66(1),p1)には、製薬上許容できる酸性/アニオン性の又は塩基性/カチオン性の塩が含まれる。
【0102】
本明細書を通して、化合物はシリカゲルカラムで分離されるように記載されているが、分取薄層クロマトグラフィー、又は高圧若しくは低圧液体クロマトグラフィーも使用することができる。シリカゲル型の分離媒体を通して化合物を溶出する際、最も極性が低い化合物が、極性がより高い化合物の前に溶出することが一般に認められている。したがって、用語「極性がより低い異性体」は、シリカゲル型の分離媒体から最初に溶出する異性体を指す。
【0103】
略語
本明細書及び本願を通して、以下の略後が使用される。
【0104】
【表1】
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【0105】
製薬上許容できる酸性/陰イオンの塩には、酢酸塩、ベンゼンスルホン酸塩、安息香酸塩、重炭酸塩、酒石酸水素塩、臭化物、エデト酸カルシウム、カンシル酸塩、炭酸塩、塩化物、クエン酸塩、二塩酸塩、エデト酸塩、エジシル酸塩、エストル酸塩、エシル酸塩、フマル酸塩、グルセプト酸塩(glyceptate)、グルコン酸塩、グルタミン酸塩、グリコリルアルサニル酸塩、ヘキシルレソルシン酸塩、ヒドラバミン、臭化水素酸塩、塩酸塩、ヒドロキシナフトエ酸塩、ヨウ化物、イセチオン酸塩、乳酸塩、ラクトビオン酸塩、リンゴ酸塩、マレイン酸塩、マンデル酸塩、メシル酸塩、メチル臭化物、メチル硝酸塩、メチル硫酸塩、ムコ酸塩、ナプシル酸塩、硝酸塩、パモ酸塩、パントテン酸塩、リン酸塩/二リン酸塩、ポリガラクツロン酸塩、サリチル酸塩、ステアリン酸塩、塩基性酢酸塩、コハク酸塩、硫酸塩、タンニン酸塩、酒石酸塩、テオクル酸塩、トシル酸塩及びトリエチオジド(triethiodide)が挙げられるが、これらに限定されない。有機又は無機の酸には、ヨウ化水素酸、過塩素酸、硫酸、リン酸、プロピオン酸、グリコール酸、メタンスルホン酸、ヒドロキシエタンスルホン酸、シュウ酸、2−ナフタレンスルホン酸、p−トルエンスルホン酸、シクロヘキサンスルファミン酸、サッカリン酸又はトリフルオロ酢酸が挙げられるが、これらに限定されない。
【0106】
製薬上許容され得る塩基性/陽イオンの塩としては、アルミニウム、2−アミノ−2−ヒドロキシメチル−プロパン−1,3−ジオール(トリス(ヒドロキシメチル)アミノメタン、トロメタン又は「TRIS」としても知られる)、アンモニア、ベンザチン、t−ブチルアミン、カルシウム、グルコン酸カルシウム、水酸化カルシウム、クロロプロカイン、コリン、重炭酸コリン、塩化コリン、シクロへキシルアミン、ジエタノールアミン、エチレンジアミン、リチウム、LiOMe、L−リジン、マグネシウム、メグルミン、NH3、NH4OH、N−メチル−D−グルカミン、ピペリジン、カリウム、カリウム−t−ブトキシド、水酸化カリウム(水溶液)、プロカイン、キニーネ、ナトリウム、炭酸ナトリウム、2−エチルヘキサン酸ナトリウム(SEH)、水酸化ナトリウム又はトリエタノールアミン又は亜鉛が挙げられるが、これらに限定されない。
【0107】
使用方法
本発明は、CCR2媒介症候群、障害又は疾患を予防、処置又は寛解するための方法であって、有効な量の式(I)の化合物、又はその形成物、組成物若しくは薬剤を投与することを含む、方法を目的とする。
【0108】
式(I)の化合物が有用なCCR2媒介症候群、障害又は疾患の例には、慢性閉塞性肺疾患(COPD)、眼の障害、ブドウ膜炎、アテローム性動脈硬化症、関節リウマチ、乾癬、乾癬性関節炎、アトピー性皮膚炎、多発性硬化症、クローン病、潰瘍性大腸炎、腎炎、臓器移植拒絶反応、肺線維症、腎不全、1型糖尿病、2型糖尿病、糖尿病合併症、糖尿病性腎症、糖尿病性網膜症、糖尿病性網膜炎、糖尿病性微小血管症、体重過多、肥満、肥満関連インスリン抵抗性、メタボリック症候群、結核、慢性閉塞性肺疾病、サルコイドーシス、侵襲性ブドウ球菌感染症、白内障手術後の炎症、アレルギー性鼻炎、アレルギー性結膜炎、慢性蕁麻疹、ぜんそく、アレルギー性ぜんそく、歯周病、歯周炎、歯肉炎、歯肉疾患、拡張型心筋症、心筋梗塞、心筋、慢性心不全、血管狭窄、再狭窄、再潅流障害、腹部大動脈瘤、多発性硬化症、糸球体腎炎、固形腫瘍及び癌、慢性リンパ性白血病、慢性骨髄性白血病、多発性骨髄腫、悪性骨髄腫、ホジキン病、膀胱癌、乳癌、子宮頚癌、大腸癌、肺癌、前立腺癌、又は胃癌、並びにアルツハイマー病、虚血発作、脊髄損傷、神経挫滅損傷及び外傷性脳損傷を含むがこれらに限定されない慢性神経炎症性疾患が挙げられる。
【0109】
本発明の方法に関して用語「投与」は、式(I)の化合物、又はその形成物、組成物若しくは医薬品を使用することにより、本明細書に記載しているような症候群、障害又は疾患を、治療学的又は予防学的に、予防、治療又は寛解するための方法を意味する。このような方法は、有効量の上記化合物、化合物形成物、組成物若しくは医薬品を、一連の治療の異なる時点で又は組み合わせ形式で同時に、投与することを含む。本発明の方法は、既知の治療学的処置レジメンを全て包含するものとして理解されるものである。
【0110】
用語「患者」は、処置、観察又は実験の対象である動物、典型的には哺乳動物、典型的にはヒトであってよい患者を指す。本発明の一態様では、患者はMCP−1発現の上昇若しくはMCP−1の過剰発現に関連した症候群、障害若しくは疾患を発症する危険性を有し(若しくは発症し易く)、又はMCP−1発現の上昇若しくはMCP−1の過剰発現に関連した症候群、障害若しくは疾患に伴う炎症状態を有する患者である。
【0111】
用語「治療的に有効な量」は、研究者、獣医、医者、又は他の臨床医が探求している、組織系、動物又はヒトに、生物学的又は医学的反応(症候群、障害又は疾患の症状を予防、処置又は寛解することを含む)を引き出す活性化合物又は製薬学的薬剤の量を意味する。
【0112】
用語「ブドウ膜炎」は、通常、眼に関与する任意の炎症性疾患を指す。ブドウ膜炎は、炎症が存在する眼の部分に基づいて異なるサブタイプに臨床学的に分類することができる(百分率は、これらの分類区分に該当することが知られる患者についてのものである):前部(51%)、中間部(13%)、後部(20%)又は全(16%)、並びに、疾患の過程により、急性(16%)、反復性(26%)又は慢性(58%)。前部ブドウ膜炎を有するもの(・19%)は、積極的な治療にもかかわらず、単眼視力喪失(9%)、両眼視力喪失(2%)、又は、単眼若しくは両眼視力損傷(8%)といった回復不能な視覚障害を最終的に生じる。ブドウ膜炎のほとんどの場合は特発性であるが、既知の原因には、感染(例えば、トキソプラズマ症、サイトメガロウイルス及びこれらに類するもの)若しくは、全身性炎症の要素としての発生、及び/又は、自己免疫疾患(例えば、若年性関節リウマチ、HLA−B27関連脊椎関節症、類肉腫症及びこれらに類するもの)が挙げられる。(HLA−B27、すなわち、ヒト白血球抗原B*27は、第6染色体上の主要組織適合遺伝子複合体(MHC)のB遺伝子座によりコードされるクラスI抗原であり、T細胞に対する微生物抗原を呈する。HLA−B27は、血清反応陰性脊椎関節炎と呼ばれる特定の自己免疫疾患のセットに強く関連する。)
【0113】
CCR2阻害剤として用いられる場合、本発明の化合物は、約0.5mg〜約10g、好ましくは約0.5mg〜約5gの範囲の用量内において、一日の摂取量を一回で又は分割して有効量で投与してよい。投与量は、投与経路、レシピエントの健康状態、体重及び年齢、処置頻度並びに平行した非関連処置の存在等の要因の影響を受ける。
【0114】
本発明の化合物又はその製薬学的組成物の治療上の有効量が、所望の効果に応じて変化することもまた当業者には明らかである。したがって、投与される最適用量は、当業者によって容易に決定することができ、かつ使用される具体的な化合物、投与方法、調製物の強度及び病状の進行とともに変化する。更に、被験体の年齢、体重、食事及び投与時間を含む、治療されている具体的な被験体に関連する因子は、結果として適切な治療用濃度に用量を調節するために必要になる。上記投与量は、したがって、平均的な場合の代表例である。無論、より多い又はより少ない投与量がよい場合、個々の例が存在し得、このようなものは、本発明の範囲内である。
【0115】
式(I)の化合物は、いずれかの既知の製薬上許容できる担体を含む医薬組成物へと処方してもよい。代表的な担体としては、いずれかの好適な溶剤、分散媒、コーティング材、抗菌及び抗カビ剤並びに等張剤が挙げられるが、これらに限定されない。形成物の構成成分であることもできる代表的な賦形剤としては、充填剤、結合剤、崩壊剤及び潤滑剤が挙げられる。
【0116】
式(I)の化合物の製薬上許容できる塩としては、無機又は有機の酸類又は塩基類から形成される、従来の非毒性塩類又は四級アンモニウム塩類が挙げられる。このような酸添加塩の例としては、酢酸塩、アジピン酸塩、安息香酸塩、ベンゼンスルホン酸塩、クエン酸塩、樟脳酸塩、ドデシル硫酸塩、塩酸塩、臭化水素酸塩、乳酸塩、マレイン酸塩、メタンスルホン酸塩、硝酸塩硝酸塩、シュウ酸塩、ピバル酸塩、プロピオン酸塩、コハク酸塩、硫酸塩及び酒石酸塩が挙げられる。塩基性塩としては、アンモニウム塩、ナトリウム及びカリウム塩等のアルカリ金属塩、カルシウム及びマグネシウム塩等のアルカリ土類金属塩、ジシクロヘキシルアミノ塩等の有機塩基を備えた塩並びにアルギニン等のアミノ酸を備えた塩が挙げられる。更に、塩基性窒素含有基は、例えば、ハロゲン化アルキルによって四級化されてよい。
【0117】
本発明の製薬学的組成物は、それらの使用目的を達成するいずれかの手段によって投与してよい。例としては、非経口の、皮下の、静脈内の、筋肉内の、腹腔内の、経皮的な、口又は目を経由しての投与が挙げられる。あるいは又は同時に、投与は経口経路によってよい。非経口的投与のための好適な処方としては、水溶性形態の活性化合物(例えば、水溶性塩)の水溶液、酸性溶液、アルカリ性溶液、デキストロース水溶液、等張性炭水化物溶液及びシクロデキストリン包接錯体が挙げられる。
【0118】
本発明はまた、製薬上許容され得る担体を本発明の化合物のいずれかと共に混合することからなる製薬学的組成物の製造方法も包含する。加えて、本発明は、製薬上許容され得る担体を本発明の化合物のいずれかと混合することによって製造される製薬学的組成物を含む。本明細書で使用されるように、用語「組成物」は、特定の成分を特定の量で含む製品、及び特定の成分の特定の量での組み合わせから直接又は間接的に生じる任意の製品を包含することを意図する。
【0119】
多形体及び溶媒和物
更に、本発明の化合物は1種以上の多形体又は非晶質結晶形態も取ることができ、それらも本発明の範囲内に包含されることが意図される。加えてこの化合物は、例えば水(すなわち水和物)又は一般的な有機溶媒と、溶媒和物を形成することができる。本明細書で使用するとき、用語「溶媒和物」は、本発明の化合物が1つ以上の溶媒分子と物理的に結合していることを意味する。この物理的結合には、水素結合を含め、様々な度合のイオン結合及び共有結合が伴う。特定の場合において、例えば1つ以上の溶媒分子が結晶質固体の結晶格子に組み込まれているとき、この溶媒和物は分離することができるようになる。用語「溶媒和物」は、溶液相溶媒和物と分離可能な溶媒和物の両方を包含することが意図される。好適な溶媒和物の非限定的な例としては、エタノール付加物、メタノール付加物、及び同様物が挙げられる。
【0120】
本発明は、本発明の化合物の多形体及び溶媒和物をその範囲内に包含することを意図する。それゆえに、本発明の治療方法における用語「投与」は、本発明の化合物、あるいは、具体的に開示したものではなくとも、明らかに本発明の範囲内に含まれるであろう多形体又はその溶媒和物を用いて、本明細書に記述する症候群、障害又は疾患を治療、寛解又は予防する手段を包含する。
【0121】
別の実施形態では、本発明は、医薬品として使用されるための実施例又は式(I)に記載の化合物に関する。
【0122】
別の実施形態では、本発明は、CCR2活性の上昇又は不適切なCCR2活性に関連する疾患治療用の医薬品の調製のために、実施例又は式(I)に記載の化合物を使用することに関する。
【0123】
本発明は、その範囲内に本発明の化合物のプロドラッグを含む。概してそのようなプロドラッグは、必要な化合物に容易にインビボで変換され得る化合物の機能的誘導体である。すなわち、本発明の治療法では、用語「投与」は、記載する種々の障害の、具体的に開示する化合物を用いた、又は具体的には開示しないくともよいが、患者に投与された後にインビボで特定の化合物に転換する化合物を用いた治療を包含すべきである。好適なプロドラッグ誘導体の選択及び調製に関する通常の手順は、例えば、「Design of Prodrugs」,Ed.H.Bundgaard,Elsevier,1985に述べられている。
【0124】
本発明による化合物が少なくとも1つのキラル中心を有する場合、この化合物はしたがってエナンチオマーとして存在し得る。化合物が2つ以上のキラル中心を持つ場合、この化合物はジアステレオマーとして存在し得る。このような異性体全て及びこれらの混合物が本発明の範囲内に包括されることが理解されるであろう。
【0125】
本発明による化合物の調製方法が、立体異性体の混合物を生じる場合、これらの異性体は、例えば分取クロマトグラフィーなどの従来の技術により分離することができる。化合物はラセミ体で調製されてもよく、又は個々のエナンチオマーをエナンチオ選択的合成、又は分割のいずれかにより調製することができる。化合物は、例えば、(−)−ジ−p−トルオイル−D−酒石酸及び/又は(+)−ジ−p−トルオイル−L−酒石酸等の光学活性酸を用いて塩を形成させた後に、分別結晶化を行い、遊離塩基を再生させることによりジアステレオマー対を形成させる等の標準的技術により、それら化合物の成分である鏡像異性体に分割することもできる。化合物はまた、ジアステレオマーエステル又はアミドを形成させた後に、クロマトグラフィー分離を行い、キラル補助基を除去することによっても分割されてよい。あるいは、化合物は、キラルHPLCカラムを用いて分割してよい。
【0126】
本発明の化合物の任意の調製方法中、関与する任意の分子の感受性又は反応性基を保護することが必要かつ/又は望ましいと思われる。これは、Protective Groups in Organic Chemistry、J.F.W.McOmie編、Plenum Press,1973及びT.W.Greene & P.G.M.Wuts、Protective Groups in Organic Synthesis,John Wiley & Sons,1991に記載のもの等の、従来の保護基を用いて達成されてもよい。保護基は、続く都合のよい段階で、当技術分野にて公知の方法を用いて除去されうる。
【0127】
一般的な反応スキーム
本発明の代表的な化合物は、以下に記載される一般的合成方法に従って合成することができる。式(I)の化合物は、当業者に既知の方法により調製することができる。以下の反応スキームは、本発明の代表的な実施例であるということのみを意味し、本発明の限定であることは全く意味しない。
【0128】
式(I)の化合物は、スキーム1に概略される方法に従って製造することができる。
【0129】
【化61】
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【0130】
スキーム1は、式(I)の化合物に至る合成経路を示す。市販のヒドラジン(II)を、IPA、n−BuOH、又はt−BuOHなどの有機溶媒中で、約100℃〜約150℃の範囲内の温度にて好適に置換されたフルオロベンゾニトリル(III)と反応させて、対応するアミノ−インダゾール(IV)を生成する。
【0131】
アミノ−インダゾール(IV)を、NaBH4、NaBH3CN、又はNaBH(OAc)3などの還元試薬の存在下で、MeOH、EtOH、又はIPAなどの有機溶媒中、酢酸、トリフルオロ酢酸、又はギ酸などの触媒量の酸と共に、25℃〜約60℃の範囲内の温度にてグリオキシル酸(V)と反応させて、対応する酸(VI)を生成する。
【0132】
酸(VI)を、THF、ジクロロメタン又は1,2−ジクロロエタンなどの有機溶媒中、EDCI/HOBt、PyBrop又はDCCなどのカップリング剤の存在下で、約0℃〜約25℃の範囲内の温度にて市販のアミン(VII)と反応させて、対応するアゼチジン(VIII)を生成する。
【0133】
アゼチジン(VIII)を、ジエチルエーテル、THF、ジクロロメタン又はジオキサン等の有機溶媒中で、1N HCl、1N H2SO4又はトリフルオロ酢酸等の酸により、約0℃〜約25℃の範囲内の温度にて処理して、アミン(IX)を生成する。
【0134】
アミン(IX)を、トリエチルアミン、ジエチルプロピルアミン又はN−メチルモルホリンなどの有機塩基中、NaBH4、NaBH3CN又はNaBH(OAc)3などの還元剤の存在下で、分子ふるいを用い又は用いずに、ジクロロメタン、1,2−ジクロロエタン、又はTHFなどの有機溶媒中、0℃〜約25℃の範囲内の温度にて好適に置換されたケトン(X)と反応させて、対応するアゼチジン(I)を生成する。
【0135】
あるいは、式(IV)の化合物は、スキーム2に概略されるプロセスに従って調製してもよい。
【0136】
【化62】
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【0137】
市販のヒドラジンを、IPA、n−BuOH、又はt−BuOHなどの有機溶媒中で、約100℃〜約150℃の範囲内の温度にて好適に置換されたフルオロベンゾニトリル(III)と反応させて、対応するアミノ−インダゾール(XI)を生成する。
【0138】
アミノ−インダゾール(XI)を、トルエン、キシレン、若しくはクロロベンゼンなどの有機溶媒中、又はいずれの溶媒も用いずに(純)、110℃〜約180℃の範囲内の温度にてイソベンゾフラン−1,3−ジオン(XII)と反応させて、対応するインダゾール(XIII)を生成する。
【0139】
インダゾール(XIII)を、TEA、DIPEA、又はピリジンなどの有機塩基の存在下で、DCM、ジクロロメタン、又はDMFなどの有機溶媒中、約0℃〜約25℃の範囲内の温度にて市販の試薬(XIV)と反応させて、対応するインダゾール(XV)を生成する。
【0140】
インダゾール(XV)を、THF、ジオキサン、又はジクロロメタンなどの有機溶媒中、約0℃〜約25℃の範囲内の温度にてヒドラジンにより処理して、対応するインダゾール(IV)を生成する。
【0141】
或いは、式(I)の化合物は、スキーム3に概略される方法に従って調製することができる。
【0142】
【化63】
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【0143】
市販のN−ヒドロキシ−アセトアミド(XVI)を、t−BuOK、t−BuONa、又はn−BuOKなどの有機塩基の存在下で、DMF、DMSO、又はNMPなどの有機溶媒中、約80℃〜約120℃の範囲内の温度にて好適に置換されたフルオロベンゾニトリル(III)と反応させて、対応するアミノ−ベンゾイソオキサゾール(XVII)を生成する。
【0144】
アミノ−ベンゾイソオキサゾール(XVII)を、NaBH4、NaBH3CN、又はNaBH(OAc)3などの還元試薬の存在下で、MeOH、EtOH、又はIPAなどの有機溶媒中、酢酸、トリフルオロ酢酸、又はギ酸などの触媒量の酸と共に、25℃〜約60℃の範囲内の温度にてグリオキシル酸(V)と反応させて、対応する酸(XVIII)を生成する。
【0145】
酸(XVIII)を、THF、ジクロロメタン又は1,2−ジクロロエタンなどの有機溶媒中、EDCI/HOBt、PyBrop又はDCCなどのカップリング剤の存在下で、約0℃〜約25℃の範囲内の温度にて市販のアミン(VII)と反応させて、対応するアゼチジン(XIX)を生成する。
【0146】
アゼチジン(XIX)を、ジエチルエーテル、THF、ジクロロメタン又はジオキサン等の有機溶媒中で、1N HCl、1N H2SO4又はトリフルオロ酢酸等の酸により、約0℃〜約25℃の範囲内の温度にて処理して、アミン(XX)を生成する。
【0147】
アミン(XX)を、トリエチルアミン、ジエチルプロピルアミン又はN−メチルモルホリンなどの有機塩基中、NaBH4、NaBH3CN又はNaBH(OAc)3などの還元剤の存在下で、分子ふるいを用い又は用いずに、ジクロロメタン、1,2−ジクロロエタン又はTHFなどの有機溶媒中、0℃〜約25℃の範囲内の温度にて好適に置換されたケトン(X)と反応させて、対応するアゼチジン(I)を生成する。
【0148】
式(I)の化合物は、ケトン(XXI)から誘導され得る。(XXI)の調製は、スキーム4に概略される。
【0149】
【化64】
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【0150】
市販のハロゲン化アリール又はアリールアルカンR1Lv*(式中、R1は式(I)に定義された通りであり、Lv*はH又はハロゲンである)を、エーテル、THF又はジオキサン等の有機溶媒中で、n−BuLi、i−PrMgBr又はi−PrMgCl等の有機金属剤の存在下で、約−78℃〜約0℃の範囲内の温度にて市販のケトン(XXII)と反応させて、対応するケタール(XXIII)を生成する。
【0151】
ケタール(XXIII)を、アセトン、アセトニトリル又はTHF等の有機溶媒中、1N HCl又は1N H2SO4等の酸とともに約0℃〜約25℃の範囲内の温度で処理して、対応するケトン(XXI)を生成する。
【0152】
式(I)の化合物は、ケトン(XXIV)から誘導され得る。(XXIV)の調製は、スキーム5に概略される。
【0153】
【化65】
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【0154】
ケタール(XXIII)を、エーテル、THF又はジオキサンなどの有機溶媒中で、約0℃〜約25℃の範囲内の温度にてBurgess試薬などの脱水剤で処理して、対応するアルケン(XXV)を生成する。
【0155】
アルケン(XXV)を、5〜10% Pd/Cにより触媒される34.5〜344.7kPa(5〜50psi)の圧力下で、メタノールなどの有機溶媒中、約25℃〜約50℃の範囲内の温度にて水素ガスで処理して、対応するアルカン(XXVI)を生成する。
【0156】
アルカン(XXVI)を、アセトン、アセトニトリル又はTHFなどの有機溶媒中で、約0℃〜約25℃の範囲内の温度にて、1NのHCl又は1NのH2SO4で処理して、対応するケトン(XXIV)を生成する。
【0157】
あるいは、スキーム6に概説されるプロセスに従って化合物(XXV)を調製することもできる。
【0158】
【化66】
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【0159】
市販のアリールボロン酸(XXVII)(式中、R1は、式(I)に定義される通りである)を、Pearson,Wら、のJ.Org.Chem.2004,69,9109〜9122に記載の手順に従って調製したビニルトリフラート(XXIII)と、Pd(Ph3P)4、PdCl2(Ph3P)2又はPdCl2(dppf)などの触媒、及び2N Na2CO3又はK2CO3などの塩基の存在下で、トルエン、ジオキサン、又はTHFなどの有機溶媒中、約80℃〜約120℃の範囲内の温度にて反応させて、対応するアルケン(XXV)を生成する。
【0160】
あるいは、市販のアリール又はヘテロアリールハロゲン化物R1Lv*を、Birch,A.M.ら、の国際公開第WO2006064189号(2006年4月)に従って調製したビニルボロン酸エステル(XXIX)と、トルエン、ジオキサン又はTHF等の有機溶媒中で、Pd(Ph3P)4、PdCl2(Ph3P)2又はPdCl2(dppf)などの触媒、及び2NのNa2CO3又はK2CO3などの塩基の存在下で、約80℃〜約120℃の範囲内の温度にて反応させて、対応するアルケン(XXV)を生成する。
【実施例】
【0161】
本発明の代表的な化合物は、以下に記載される一般的合成方法に従って合成することができる。式(I)の化合物は、当業者に既知の方法により調製することができる。以下の実施例は、本発明の代表的な実施例であるということのみを意味し、本発明の限定であることは全く意味しない。
【0162】
(実施例1)
N−[1−(4−ベンゾ[1,3]ジオキソール−5−イル−シクロヘキシル)−アゼチジン−3−イル]−2−(5−トリフルオロメチル−ベンゾ[d]イソオキサゾール−3−イルアミノ)−アセトアミド
【0163】
【化67】
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【0164】
工程A
5−トリフルオロメチル−ベンゾ[d]イソオキサゾール−3−イルアミン
【0165】
【化68】
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【0166】
DMF(20mL)中の2−フルオロ−5−トリフルオロ−ベンゾニトリル(マトリックス、5g、26.4mmol)、N−ヒドロキシ−アセトアミド(Aldrich、2.9g、39.7mmol)及びK2CO3(5.48g、39.7mmol)を、80℃で一晩加熱した。反応溶液を酢酸エチルと水の間で分画した。水性層を酢酸エチルで2回抽出した。混合有機層をブラインで洗浄し、無水Na2SO4上で乾燥させ、濾過し、濃縮して粗物質を生成し、これをシリカゲルカラム(ヘキサン:酢酸エチル2:1)によって精製して、表題化合物を白色の固体として得た(4.1g、76.7%)。
【0167】
MS:203(MH+)。
【0168】
工程B
(5−トリフルオロメチル−ベンゾ[d]イソオキサゾール−3−イルアミノ)−酢酸
【0169】
【化69】
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【0170】
MeOH(10mL)中の5−トリフルオロメチル−ベンゾ[d]イソオキサゾール−3−イルアミン(2.5g、12.4mmol)及びグリオキシル酸一水和物(Aldrich、1.14g、12.4mmol)を、数滴のAcOHで処理し、80℃で30分間加熱した。次いで反応溶液を室温まで冷まし、NaBCNH3(Aldrich、1.17g、18.6mmol)を一度に入れ、得られた溶液を室温で更に2時間攪拌した。溶媒を除去し、残留物をエーテルと1N NaOHの間で分画した。次いで水性層を1N HClでpH=3に酸性化した後、酢酸エチルで3回抽出した。混合有機層をブラインで洗浄し、無水Na2SO4上で乾燥させ、濾過し、濃縮して表題化合物を白色の固体として得た。
【0171】
MS:261(MH+)。
【0172】
工程C
3−[2−(5−トリフルオロメチル−ベンゾ[d]イソオキサゾール−3−イルアミノ)−アセチルアミノ]−アゼチジン−1−カルボン酸tert−ブチルエステル
【0173】
【化70】
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【0174】
DCM(20mL)中の(5−トリフルオロメチル−ベンゾ[d]イソオキサゾール−3−イルアミノ)−酢酸(2.6g、9.99mmol)、3−アミノ−アゼチジン−1−カルボン酸tert−ブチルエステル(1.72g、9.99mmol)、EDCl(2.3g、12.0mmol)、HOBt(1.62g、12.0mmol)を、室温で4時間攪拌した。次いで反応物をDCMと水との間で分画した。水性層をDCMで2回抽出した。混合有機層をブラインで洗浄し、無水Na2SO4上で乾燥させ、濾過し、濃縮して粗物質を生成し、これをシリカゲルカラム(ヘキサン:酢酸エチル1:1)によって精製して、表題化合物を白色の発泡体として得た。
【0175】
MS:415(MH+)。
【0176】
工程D
N−アゼチジン−3−イル−2−(5−トリフルオロメチル−ベンゾ[d]イソオキサゾール−3−イルアミノ)−アセトアミドTFA塩
【0177】
【化71】
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【0178】
DCM(5mL)及びTFA(5mL)中の3−[2−(5−トリフルオロメチル−ベンゾ[d]イソオキサゾール−3−イルアミノ)−アセチルアミノ]−アゼチジン−1−カルボン酸tert−ブチルエステル(500mg、1.21mmol)を、室温で1時間攪拌した。溶媒を除去し、次いで一晩凍結乾燥させて表題化合物を無色の油状物として得た。
【0179】
MS:315(MH+)。
【0180】
工程E
N−[1−(4−ベンゾ[1,3]ジオキソール−5−イル−シクロヘキシル)−アゼチジン−3−イル]−2−(5−トリフルオロメチル−ベンゾ[d]イソオキサゾール−3−イルアミノ)−アセトアミド
【0181】
【化72】
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【0182】
DCM(10mL)中のN−アゼチジン−3−イル−2−(5−トリフルオロメチル−ベンゾ[d]イソオキサゾール−3−イルアミノ)−アセトアミド(100mg、0.318mmol)及び4−ベンゾ[1,3]ジオキソール−5−イル−シクロヘキサノン(69mg、0.318mmol)溶液に、TEA(55μL、0.382mmol)を添加し、得られた溶液を室温で30分間攪拌した。次いでトリアセトキシ水素化ホウ素ナトリウム(81mg、0.382mmol)を添加し、反応溶液を室温で一晩攪拌した。反応溶液をDCM/IPA(3:1)溶液中に溶解し、飽和NaHCO3で洗浄した。有機層を無水Na2SO4上で乾燥させ、減圧下で濃縮し、MeOH(B)中のEtOAc(A)及び7M NH3を使用して(100% A〜A中10% B)、カラムクロマトグラフィーによって精製し、上記生成物を白色の固体として得た。
【0183】
シリカゲルカラムから得た極性の低い異性体を、実施例107に記載されるように、インビトロで試験した。
【0184】
1H NMR(400MHz、CDCl3)δ:7.90(s、1H)、7.75(d、J=10.4Hz、1H)、7.50(d、J=8.8Hz、1H)、6.60〜6.85(m、3H)、6.33〜6.50(m、1H)、5.90(br.s.、2H)、5.42〜5.53(m、1H)、5.35(br.s.、1H)、4.51〜4.64(m、1H)、4.10(d、J=5.3Hz、2H)、3.53〜3.65(m、2H)、2.80〜2.96(m、2H)、2.43(t、J=11.6Hz、1H)、2.32(br.s.、1H)、2.16〜2.26(m、1H)、1.95〜2.06(m、1H)、1.72〜1.85(m、3H)、1.70(br.s.、2H)、1、64(br.s.、3H)、1.42〜1.57(m、5H)、1.31(br.s.、3H)、1.25(br.s.、4H)。
【0185】
(実施例2)
N−{1−[4−ヒドロキシ−4−(6−メトキシ−ピリジン−3−イル)−シクロヘキシル]−アゼチジン−3−イル}−2−(5−トリフルオロメチル−ベンゾ[d]イソオキサゾール−3−イルアミノ)−アセトアミド
【0186】
【化73】
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【0187】
(N−アゼチジン−3−イル−2−(5−トリフルオロメチル−ベンゾ[d]イソオキサゾール−3−イルアミノ)−アセトアミドTFA塩(実施例1、工程Dで調製)及び4−ヒドロキシ−4−(6−メトキシ−ピリジン−3−イル)−シクロヘキサノンの反応から、実施例1の工程Eに記載される手順を使用して、表題化合物を白色の固体として調製した。
【0188】
シリカゲルカラムから得た極性の低い異性体を、実施例107に記載されるように、インビトロで試験した。
【0189】
1H NMR(400MHz、d4−MeOH)δ:8.27(d、J=2.5Hz、1H)、8.21(s、1H)、7.77〜7.89(m、2H)、7.58(d、J=8.8Hz、1H)、6.78(d、J=8Hz.6、1H)、4.51(t、J=7.1Hz、1H)、4.11(q、J=7.2Hz、2H)、4.03(s、2H)、3.90(s、3H)、3.67(t、J=7.7Hz、2H)、3.26〜3.37(m、3H)、2.99(t、J=7.7Hz、2H)、2.33〜2.43(m、1H)、2.20(t、J=10.1Hz、2H)、1.81〜1.93(m、2H)、1.56(d、J=14.1Hz、2H)、1.33〜1.46(m、2H)
【0190】
(実施例3)
N−[1−(4−ヒドロキシ−4−チアゾール−5−イル−シクロヘキシル)−アゼチジン−3−イル]−2−(5−トリフルオロメチル−ベンゾ[d]イソオキサゾール−3−イルアミノ)−アセトアミド
【0191】
【化74】
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【0192】
(N−アゼチジン−3−イル−2−(5−トリフルオロメチル−ベンゾ[d]イソオキサゾール−3−イルアミノ)−アセトアミドTFA塩(実施例1、工程Dで調製)及び4−ヒドロキシ−4−チアゾール−5−イル−シクロヘキサノンの反応から、実施例1の工程Eに記載される手順を使用して、表題化合物を白色の固体として調製した。
【0193】
シリカゲルカラムから得た極性の低い異性体を、実施例107に記載されるように、インビトロで試験した。
【0194】
1H−NMR(400MHz、d4−MeOH)δ:8.75(s、1H)、7.95(s、1H)、7.80(s、1H)、7.75(d、J=6.5Hz、1H)、7.48(d、J=6.8Hz、1H)、4.55(m、1H)、4.11(s、2H)、3.60(t、J=7.7Hz、2H)、3.12(t、J=7.5Hz、2H)、2.34(br.s.、1H)、1.85(m、4H)、1.70(m、2H)、1.55(m、2H)。
【0195】
(実施例4)
N−[1−(4−ヒドロキシ−4−チアゾール−2−イル−シクロヘキシル)−アゼチジン−3−イル]−2−(5−トリフルオロメチル−ベンゾ[d]イソオキサゾール−3−イルアミノ)−アセトアミド
【0196】
【化75】
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【0197】
(N−アゼチジン−3−イル−2−(5−トリフルオロメチル−ベンゾ[d]イソオキサゾール−3−イルアミノ)−アセトアミドTFA塩(実施例1、工程Dで調製)及び4−ヒドロキシ−4−チアゾール−2−イル−シクロヘキサノンの反応から、実施例1の工程Eに記載される手順を使用して、表題化合物を白色の固体として調製した。
【0198】
シリカゲルカラムから得た極性の低い異性体を、実施例107に記載されるように、インビトロで試験した。
【0199】
1H NMR(400MHz、d4−MeOH)δ:8.20(s、1H)、7.85(d、J=7.0Hz、1H)、7.70(d、J=3.0Hz、1H、7.60(d、J=6.5Hz、1H)、7.50(d、J=2.5Hz、1H)、4.48(m、1H)、4.05(s、2H)、3.65(t、J=7.7Hz、2H)、3.00(t、J=7.5Hz、2H)、2.40(m、3H)、1.85(m、4H)、1.65(m、2H)、1.50(m、2H)。
【0200】
(実施例5)
N−(1ビシクロヘキシル−4−イル−アゼチジン−3−イル)−2−(5−トリフルオロメチル−ベンゾ[d]イソオキサゾール−3−イルアミノ)−アセトアミド
【0201】
【化76】
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【0202】
(N−アゼチジン−3−イル−2−(5−トリフルオロメチル−ベンゾ[d]イソオキサゾール−3−イルアミノ)−アセトアミドTFA塩(実施例1、工程Dで調製)及びビシクロヘキシル−4−オンの反応から、実施例1の工程Eに記載される手順を使用して、表題化合物を白色の固体として調製した。
【0203】
シリカゲルカラムから得た極性の低い異性体を、実施例107に記載されるように、インビトロで試験した。
【0204】
1H−NMR(400MHz、d4−MeOH)δ:8.23(s、1H)、7.85(dd、J=8.8Hz、1.5Hz、1H)、7.61(d、J=8.8Hz、1H)、4.49(t、J=7.1Hz、1H)、4.02(s、2H)、3.58〜3.72(m、3H)、2.92〜3.06(m、2H)、1.84(d、J=10.9Hz、3H)、1.59〜1.79(m、10H)、1.16〜1.30(m、5H)、0.91〜1.06(m、9H)
【0205】
(実施例6)
4−{3−[2−(5−トリフルオロメチル−ベンゾ[d]イソオキサゾール−3−イルアミノ)−アセチルアミノ]−アゼチジン−1−イル}−シクロヘキサンカルボン酸エチルエステル
【0206】
【化77】
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【0207】
(N−アゼチジン−3−イル−2−(5−トリフルオロメチル−ベンゾ[d]イソオキサゾール−3−イルアミノ)−アセトアミドTFA塩(実施例1、工程Dで調製)及び4−オキソ−シクロヘキサンカルボン酸エチルエステルの反応から、実施例1の工程Eに記載される手順を使用して、表題化合物を白色の固体として調製した。
【0208】
シリカゲルカラムから得た極性の低い異性体を、実施例107に記載されるように、インビトロで試験した。
【0209】
1H NMR(400MHz、d4−MeOH)δ:8.22(s、1H)、7.85(d、J=10.4Hz、1H)、7.60(d、J=8.6Hz、1H)、4.48(quin、J=7.0Hz、1H)、4.13(q、J=7.1Hz、2H)、3.63(t、J=7.8Hz、2H)、2.99(t、J=7.6Hz、2H)、2.51(t、J=4.9Hz、1H)、2.14〜2.27(m、1H)、1.97〜2.11(m、2H)、1.46〜1.67(m、5H)、1.20〜1.38(m、6H)。
【0210】
(実施例7)
N−[1−(4−イソプロピル−シクロヘキシル)−アゼチジン−3−イル]−2−(5−トリフルオロメチル−ベンゾ[d]イソオキサゾール−3−イルアミノ)−アセトアミド
【0211】
【化78】
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【0212】
(N−アゼチジン−3−イル−2−(5−トリフルオロメチル−ベンゾ[d]イソオキサゾール−3−イルアミノ)−アセトアミドTFA塩(実施例1、工程Dで調製)及び4−イソプロピル−シクロヘキサノンの反応から、実施例1の工程Eに記載される手順を使用して、表題化合物を白色の固体として調製した。
【0213】
シリカゲルカラムから得た極性の低い異性体を、実施例107に記載されるように、インビトロで試験した。
【0214】
1H NMR(400MHz、d4−MeOH)δ:8.23(s、1H)、7.85(d、J=10.6Hz、1H)、7.61(d、J=8.8Hz、1H)、4.50(s、1H)、4.02(s、2H)、3.53〜3.76(m、2H)、3.34(s、22H)、2.92(s、2H)、2.26(br.s、1H)、1.49(br.s.、6H)、1.42(br.s.、4H)、1.36(s、3H)、1.09(br.s.、2H)、0.88(s、8H)
【0215】
(実施例8)
N−{1−[4−(tert−ブチル−ジメチル−シラニルオキシ)−シクロヘキシル]−アゼチジン−3−イル}−2−(5−トリフルオロメチル−ベンゾ[d]イソオキサゾール−3−イルアミノ)−アセトアミド
【0216】
【化79】
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【0217】
(N−アゼチジン−3−イル−2−(5−トリフルオロメチル−ベンゾ[d]イソオキサゾール−3−イルアミノ)−アセトアミドTFA塩(実施例1、工程Dで調製)及び4−(tert−ブチル−ジメチル−シラニルオキシ)−シクロヘキサノンの反応から、実施例1の工程Eに記載される手順を使用して、表題化合物を白色の固体として調製した。
【0218】
シリカゲルカラムから得た極性の低い異性体を、実施例107に記載されるように、インビトロで試験した。
【0219】
1H NMR(400MHz、d4−MeOH)δ:7.87(s、1H)、7.69(dd、J=1.4、8.7Hz、1H)、7.43(d、J=8.8Hz、1H)、6.82(d、J=7.6Hz、1H)、5.91(t、J=5.3Hz、1H)、4.54(d、J=7.1Hz、1H)、4.08(d、J=5.6Hz、2H)、3.71〜3.91(m、1H)、3.57(t、J=7.5Hz、2H)、2.99(dd、J=5.4、8.0Hz、2H)、1.96(td、J=4.0、8.3Hz、3H)、1.66(dd、J=4.5、9.3Hz、2H)、1.20〜1.50(m、7H)、0.68〜0.92(m、10H)、−0.13〜0.14(m、7H)。
【0220】
(実施例9)
N−[1−(4−ヒドロキシ−シクロヘキシル)−アゼチジン−3−イル]−2−(5−トリフルオロメチル−ベンゾ[d]イソオキサゾール−3−イルアミノ)−アセトアミド
【0221】
【化80】
[この文献は図面を表示できません]
【0222】
THF(2mL)中のN−{1−[4−(tert−ブチル−ジメチル−シラニルオキシ)−シクロヘキシル]−アゼチジン−3−イル}−2−(5−トリフルオロ−メチル−ベンゾ[d]イソオキサゾール−3−イルアミノ)−アセトアミド(実施例8で調製、20mg、0.033mmol)に、1N HCl(200μL)を添加し、室温で1.5時間攪拌した。反応溶液を1N NaOHでpH=10に急冷し、次いでEtOAcで抽出して、無水Na2SO4上で乾燥させ、濾過し、濃縮して表題生成物を得た。
【0223】
シリカゲルカラムから得た極性の低い異性体を、実施例107に記載されるように、インビトロで試験した。
【0224】
1H NMR(400MHz、MeOH)δ:7.63〜7.70(m、2H)、7.57(dd、J=3.4、5.7Hz、2H)、7.46(s、1H)、5.61(dd、J=2.0、6.1Hz、1H)、5.54(dd、J=2.0、6.1Hz、1H)、5.40(dd、J=2.0、5.8Hz、1H)、4.30(t、J=7.1Hz、1H)、4.12〜4.21(m、5H)、3.77〜3.89(m、8H)、2.43(d、J=8.3Hz、1H)、1.93〜2.04(m、4H)、1.83〜1.92(m、5H)、1.73〜1.82(m、7H)、1.18〜1.42(m、21H)、0.80〜0.98(m、17H)
【0225】
(実施例10)
(4−{3−[2−(5−トリフルオロメチル−ベンゾ[d]イソオキサゾール−3−イルアミノ)アセチルアミノ]−アゼチジン−1−イル}−シクロヘキシル)−カルバミン酸tert−ブチルエステル
【0226】
【化81】
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【0227】
(N−アゼチジン−3−イル−2−(5−トリフルオロメチル−ベンゾ[d]イソオキサゾール−3−イルアミノ)−アセトアミドTFA塩(実施例1、工程Dで調製)及び(4−オキソ−シクロヘキシル)−カルバミン酸tert−ブチルエステルの反応から、実施例1の工程Eに記載される手順を使用して、表題化合物を白色の固体として調製した。
【0228】
シリカゲルカラムから得た極性の低い異性体を、実施例107に記載されるように、インビトロで試験した。
【0229】
1H NMR(400 MHz、CDCl3)δ:7.89(s、1H)、7.65〜7.77(m、1H)、7.46(d、J=8.8Hz、1H)、6.85(d、J=7.3Hz、1H)、5.88(t、J=5.3Hz、1H)、4.47〜4.60(m、1H)、4.38(d、J=7.8Hz、1H)、4.00〜4.17(m、3H)、3.59(t、J=7.5Hz、3H)、3.02(dd、J=5.4Hz、2H)、1.91〜2.03(m、5H)、1.70〜1.82(m、3H)、1.40〜1.49(m、14H)、1.03〜1.14(m、5H)。
【0230】
(実施例11)
N−[1−(4−アミノ−シクロヘキシル)−アゼチジン−3−イル]−2−(5−トリフルオロメチル−ベンゾ[d]イソオキサゾール−3−イルアミノ)−アセトアミドTFA塩
【0231】
【化82】
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【0232】
(4−{3−[2−(5−トリフルオロメチル−ベンゾ[d]イソオキサゾール−3−イルアミノ)−アセチルアミノ]−アゼチジン−1−イル}−シクロヘキシル)−カルバミン酸tert−ブチルエステル(実施例10で調製、50mg)を、DCM(2L)中のTFA(100μL)で、室温で1時間処理した。溶媒を除去して、生成物をTFA塩として得た。
【0233】
1H NMR(400MHz、d4−MeOH)δ:8.21(s、1H)、7.86(dd、J=1.5、8.6Hz、1H)、7.60(d、J=8.6Hz、1H)、4.36(s、4H)、4.05(s、2H)、3.05〜3.17(m、1H)、2.16(d、J=9.6Hz、4H)、1.45(br.s.、3H)、1.28(s、4H)。
【0234】
(実施例12)
N−[1−(4−エチル−シクロヘキシル)−アゼチジン−3−イル]−2−(5−トリフルオロメチル−ベンゾ[d]イソオキサゾール−3−イルアミノ)−アセトアミド
【0235】
【化83】
[この文献は図面を表示できません]
【0236】
(N−アゼチジン−3−イル−2−(5−トリフルオロメチル−ベンゾ[d]イソオキサゾール−3−イルアミノ)−アセトアミドTFA塩(実施例1、工程Dで調製)及び4−エチル−シクロヘキサノンの反応から、実施例1の工程Eに記載される手順を使用して、表題化合物を白色の固体として調製した。
【0237】
シリカゲルカラムから得た極性の低い異性体を、実施例107に記載されるように、インビトロで試験した。
【0238】
1H NMR(400MHz、d4−MeOH)δ:8.22(s、1H)、7.78〜7.92(m、1H)、7.60(d、J=8.8Hz、1H)、4.50(t、J=7.1Hz、1H)、3.64(t、J=7.7Hz、2H)、2.96(t、J=7.7Hz、2H)、2.22(br.s.、1H)、1.40〜1.50(m、7H)、1.22〜1.37(m、4H)、0.89(t、J=7.2Hz、4H)。
【0239】
(実施例13)
N−[1−(4−シアノ−シクロヘキシル)−アゼチジン−3−イル]−2−(5−トリフルオロメチル−ベンゾ[d]イソオキサゾール−3−イルアミノ)−アセトアミド
【0240】
【化84】
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【0241】
(N−アゼチジン−3−イル−2−(5−トリフルオロメチル−ベンゾ[d]イソオキサゾール−3−イルアミノ)−アセトアミドTFA塩(実施例1、工程Dで調製)及び4−シアノ−シクロヘキサノンの反応から、実施例1の工程Eに記載される手順を使用して、表題化合物を白色の固体として調製した。
【0242】
シリカゲルカラムから得た極性の低い異性体を、実施例107に記載されるように、インビトロで試験した。
【0243】
LC−MS:422(MH+)。
【0244】
(実施例14)
N−[1−(4−プロピル−シクロヘキシル)−アゼチジン−3−イル]−2−(5−トリフルオロメチル−ベンゾ[d]イソオキサゾール−3−イルアミノ)−アセトアミド
【0245】
【化85】
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【0246】
(N−アゼチジン−3−イル−2−(5−トリフルオロメチル−ベンゾ[d]イソオキサゾール−3−イルアミノ)−アセトアミドTFA塩(実施例1、工程Dで調製)及び4−n−プロピル−シクロヘキサノンの反応から、実施例1の工程Eに記載される手順を使用して、表題化合物を白色の固体として調製した。
【0247】
LC−MS:439(MH+)。
【0248】
(実施例15)
N−[1−(4−ベンゾ[1,3]ジオキソール−5−イル−シクロヘキシル)−アゼチジン−3−イル]−2−(5−トリフルオロメトキシ−ベンゾ[d]イソオキサゾール−3−イルアミノ)−アセトアミド
【0249】
【化86】
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【0250】
N−アゼチジン−3−イル−2−(5−トリフルオロメチル−ベンゾ[d]イソオキサゾール−3−イルアミノ)−アセトアミドTFA塩(実施例1、工程Dで調製)及び4−ベンゾ[1,3]ジオキソール−5−イル−シクロヘキサノンの反応から、実施例1の工程Eに記載される手順を使用して、表題化合物を白色の固体として調製した。
【0251】
シリカゲルカラムから得た極性の低い異性体を、実施例107に記載されるように、インビトロで試験した。
【0252】
1H NMR(400MHz、d4−MeOH)δ:7.80(s、1H)、7.51(s、2H)、6.82(s、1H)、6.72(s、2H)、5.89(s、2H)、4.61(d、J=7.6Hz、1H)、4.05〜4.14(m、3H)、4.04(s、2H)、3.54〜3.68(m、2H)、2.98(br.s.、1H)、2.00〜2.06(m、1H)、1.97(s、3H)、1.76〜1.89(m、3H)、1.57〜1.76(m、6H)。
【0253】
(実施例16)
4−{3−[2−(5−トリフルオロメトキシ−ベンゾ[d]イソオキサゾール−3−イルアミノ)−アセチルアミノ]−アゼチジン−1−イル}−シクロヘキサンカルボン酸エチルエステル
【0254】
【化87】
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【0255】
(N−アゼチジン−3−イル−2−(5−トリフルオロメトキシ−ベンゾ[d]イソオキサゾール−3−イルアミノ)−アセトアミドTFA塩(実施例1、工程Dで調製)及び4−オキソ−シクロヘキサンカルボン酸エチルエステルの反応から、実施例1の工程Eに記載される手順を使用して、表題化合物を白色の固体として調製した。
【0256】
MS:485(MH+)。
【0257】
(実施例17)
N−[1−(4−イソプロピル−シクロヘキシル)−アゼチジン−3−イル]−2−(5−トリフルオロメトキシ−ベンゾ[d]イソオキサゾール−3−イルアミノ)−アセトアミド
【0258】
【化88】
[この文献は図面を表示できません]
【0259】
N−アゼチジン−3−イル−2−(5−トリフルオロメトキシ−ベンゾ[d]イソオキサゾール−3−イルアミノ)−アセトアミドTFA塩(実施例1、工程Dで調製)及び4−イソプロピル−シクロヘキサノンの反応から、実施例1の工程Eに記載される手順を使用して、表題化合物を白色の固体として調製した。
【0260】
シリカゲルカラムから得た極性の低い異性体を、実施例107に記載されるように、インビトロで試験した。
【0261】
1H NMR(400MHz、d4−MeOH)δ:7.78(s、1H)、7.49(s、2H)、4.50(t、J=7.2Hz、1H)、3.57〜3.71(m、2H)、2.94(dd、J=7.1、8.3Hz、2H)、2.26(t、J=3.8Hz、1H)、1.29〜1.58(m、10H)、1.01〜1.15(m、1H)、0.88(d、J=6.6Hz、7H)。
【0262】
(実施例18)
N−{1−[4−ヒドロキシ−4−(6−メトキシ−ピリジン−3−イル)−シクロヘキシル]−アゼチジン−3−イル}−2−(1−メチル−5−トリフルオロメチル−1H−インダゾール−3−イルアミノ)−アセトアミド
【0263】
【化89】
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【0264】
工程A
1−メチル−5−トリフルオロメチル−1H−インダゾール−3−イルアミン
【0265】
【化90】
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【0266】
IPA(10mL)中の2−フルオロ−5−トリフルオロメチル−ベンゾニトリル(マトリックス、6.5g、34.4mmol)及びメチルヒドラジン(Aldrich、2.72mL、51.6mmol)を加熱して、2時間還流させた。溶媒を除去して、表題化合物を白色の固体として得た。
【0267】
MS:216(MH+)。
【0268】
工程B
(1−メチル−5−トリフルオロメチル−1H−インダゾール−3−イルアミノ)−酢酸
【0269】
【化91】
[この文献は図面を表示できません]
【0270】
1−メチル−5−トリフルオロメチル−1H−インダゾール−3−イルアミン(前述の工程で調製)及びグリオキシル酸の還元アミノ化から、実施例1の工程Bに記載される手順を使用して、表題化合物を白色の固体として調製した。
【0271】
1H NMR(400MHz、CDCl3)δ:8.10(s、1H)、7.55(d、J=6.1Hz、1H)、7.42(d、J=7.0Hz、1H)、4.15(d、J=2.0Hz、2H)、3.85(s、3H)。
【0272】
工程C
3−[2−(1−メチル−5−トリフルオロメチル−1H−インダゾール−3−イルアミノ)−アセチルアミノ]−アゼチジン−1−カルボン酸tert−ブチルエステル
【0273】
【化92】
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【0274】
(1−メチル−5−トリフルオロメチル−1H−インダゾール−3−イルアミノ)−酢酸(前述の工程で調製)及び3−アミノ−アゼチジン−1−カルボン酸tert−ブチルエステルのEDClカップリングから、実施例1の工程Cに記載される手順を使用して、表題化合物を白色の発泡体として調製した。
【0275】
1H NMR(400MHz、d4−MeOH)δ:7.95(s、1H)、7.41(d、J=6.5Hz、1H)、7.28(d、J=6.5Hz、1H)、4.42(m、1H)、4.05(t、J=6.0Hz、2H)、3.92(t、J=6.0Hz、2H)、3.89(s、2H)、3.68(s、3H)、1.28(s、9H)。
【0276】
工程D
N−アゼチジン−3−イル−2−(1−メチル−5−トリフルオロメチル−1H−インダゾール−3−イルアミノ)−アセトアミドTFA塩
【0277】
【化93】
[この文献は図面を表示できません]
【0278】
3−[2−(1−メチル−5−トリフルオロメチル−1H−インダゾール−3−イルアミノ)−アセチルアミノ]−アゼチジン−1−カルボン酸tert−ブチルエステルのTFA処理から、実施例1の工程Dに記載される手順を使用して、表題化合物を無色の油状物として調製した。
【0279】
MS:328(MH+)。
【0280】
工程E
N−{1−[4−ヒドロキシ−4−(6−メトキシ−ピリジン−3−イル)−シクロヘキシル]−アゼチジン−3−イル}−2−(1−メチル−5−トリフルオロメチル−1H−インダゾール−3−イルアミノ)−アセトアミド
【0281】
【化94】
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【0282】
N−アゼチジン−3−イル−2−(1−メチル−5−トリフルオロメチル−1H−インダゾール−3−イルアミノ)−アセトアミドTFA塩(前述の工程で調製)及び4−ヒドロキシ−4−(6−メトキシ−ピリジン−3−イル)−シクロヘキサノンの反応から、実施例1の工程Eに記載される手順を使用して、表題化合物を白色の固体として調製した。
【0283】
シリカゲルカラムから得た極性の低い異性体を、実施例107に記載されるように、インビトロで試験した。
【0284】
1H NMR(400MHz、d4−MeOH)δ:8.11(d、J=2.5Hz、1H)、7.95(s、1H)、7.69(dd、J=8.7、2.7Hz、1H)、7.36〜7.46(m、1H)、7.29(d、J=8.8Hz、1H)、6.62(d、J=8.6Hz、1H)、4.36(quin、J=6.9Hz、1H)、3.86(s、2H)、3.70(s、3H)、3.50(t、J=7.7Hz、2H)、3.21(s、1H)、2.83(t、J=7.6Hz、2H)、2.16〜2.28(m、1H)、1.97〜2.09(m、2H)、1.69(d、J=6.3Hz、2H)、1.39(d、J=10.1Hz、2H)、1.22(br.s.、2H)。
【0285】
(実施例19)
N−[1−(4−ヒドロキシ−4−ピリジン−3−イル−シクロヘキシル)−アゼチジン−3−イル]−2−(1−メチル−5−トリフルオロメチル−1H−インダゾール−3−イルアミノ)−アセトアミド
【0286】
【化95】
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【0287】
N−アゼチジン−3−イル−2−(1−メチル−5−トリフルオロメチル−1H−インダゾール−3−イルアミノ)−アセトアミドTFA塩(実施例18、工程Dで調製)及び4−ヒドロキシ−4−ピリジン−3−イル−シクロヘキサノンの反応から、実施例1の工程Eに記載される手順を使用して、表題化合物を白色の固体として調製した。
【0288】
シリカゲルカラムから得た極性の低い異性体を、実施例107に記載されるように、インビトロで試験した。
【0289】
1H NMR(400MHz、d4−MeOH)δ:8.75(s、1H)、8.38(s、1H)、8.15(s、1H)、8.02(d、J=6.5Hz、1H)、7.60(d、J=6.0Hz、1H)、7.45(m、1H)、7.40(m、1H)、4.55(m、1H)、4.05(s、2H)、3.85(s、3H)、3.68(t、J=7.0Hz、2H)、3.05(t、J=7.0Hz、2H)、2.50(m、1H)、2.18(m、2H)、1.95(m、2H)、1.60(m、2H)、1.45(m、2H)。
【0290】
(実施例20)
N−{1−[4−(3−ジメチルアミノ−フェニル)−4−ヒドロキシ−シクロヘキシル]−アゼチジン−3−イル}−2−(1−メチル−5−トリフルオロメチル−1H−インダゾール−3−イルアミノ)−アセトアミド
【0291】
【化96】
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【0292】
N−アゼチジン−3−イル−2−(1−メチル−5−トリフルオロメチル−1H−インダゾール−3−イルアミノ)−アセトアミドTFA塩(実施例18、工程Dで調製)及び4−(3−ジメチルアミノ−フェニル)−4−ヒドロキシ−シクロヘキサノンの反応から、実施例1の工程Eに記載される手順を使用して、表題化合物を白色の固体として調製した。
【0293】
シリカゲルカラムから得た極性の低い異性体を、実施例107に記載されるように、インビトロで試験した。
【0294】
1H NMR(400MHz、d4−MeOH)δ:7.96(s、1H)、7.42(d、J=8.8Hz、1H)、7.29(d、J=8.8Hz、1H)、7.00(t、J=8.0Hz、1H)、6.85(d、J=4.0Hz、1H)、6.74(d、J=8.3Hz、1H)、6.52(d、J=10.1Hz、1H)、4.37(t、J=7.1Hz、1H)、3.94(dq、J=13.6、6.8Hz、1H)、3.85(s、2H)、3.69(s、3H)、3.51(t、J=7.7Hz、2H)、2.85(t、J=7.7Hz、2H)、2.23(t、J=3.5Hz、1H)、2.01〜2.16(m、2H)、1.88(br、s.、1H)、1.79(s、4H)、1.57〜1.76(m、2H)、1.32〜1.43(m、2H)、1.17〜1.28(m、2H)。
【0295】
(実施例21)
N−[1−(4−ヒドロキシ−4−チアゾール−5−イル−シクロヘキシル)−アゼチジン−3−イル]−2−(1−メチル−5−トリフルオロメチル−1H−インダゾール−3−イルアミノ)−アセトアミド
【0296】
【化97】
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【0297】
N−アゼチジン−3−イル−2−(1−メチル−5−トリフルオロメチル−1H−インダゾール−3−イルアミノ)−アセトアミドTFA塩(実施例18、工程Dで調製)及び4−ヒドロキシ−4−チアゾール−5−イル−シクロヘキサノンの反応から、実施例1の工程Eに記載される手順を使用して、表題化合物を白色の固体として調製した。
【0298】
シリカゲルカラムから得た極性の低い異性体を、実施例107に記載されるように、インビトロで試験した。
【0299】
1H NMR(400MHz、d4−MeOH)δ:8.90(s、1H)、8.11(s、1H)、7.85(s、1H)、7.60(d、J=6.5Hz、1H)、7.45(d、J=6.5Hz、1H)、4.51(m、1H)、4.05(s、2H)、3.90(s、3H)、3.62(t、J=6.0Hz、2H)、3.15(m、1H)、3.05(t、J=6.0Hz、2H)、2.40(m、1H)、2.30(m、2H)、1.92(m、2H)、1.75(m、2H)、1.38(m、2H)。
【0300】
(実施例22)
N−[1−(4−ヒドロキシ−4−チアゾール−2−イル−シクロヘキシル)−アゼチジン−3−イル]−2−(1−メチル−5−トリフルオロメチル−1H−インダゾール−3−イルアミノ)−アセトアミド
【0301】
【化98】
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【0302】
N−アゼチジン−3−イル−2−(1−メチル−5−トリフルオロメチル−1H−インダゾール−3−イルアミノ)−アセトアミドTFA塩(実施例18、工程Dで調製)及び4−ヒドロキシ−4−チアゾール−2−イル−シクロヘキサノンの反応から、実施例1の工程Eに記載される手順を使用して、表題化合物を白色の固体として調製した。
【0303】
シリカゲルカラムから得た極性の低い異性体を、実施例107に記載されるように、インビトロで試験した。
【0304】
1H NMR(400MHz、d4−MeOH)δ:7.70(s、1H)、7.65(s、1H)、7.51(s、1H)、7.38(d、J=6.0Hz、1H)、7.25(d、J=6.0Hz、1H)、4.50(m、1H)、4.01(s、2H)、3.81(s、3H)、3.62(t、J=5.0Hz、2H)、3.02(t、J=5.0Hz、2H)、2.38(m、3H)、1.80(m、2H)、1.70(m、2H)、1.45(m、2H)。
【0305】
(実施例23)
N−{1−[4−(2−エチル−チアゾール−5−イル)−4−ヒドロキシ−シクロヘキシル]−アゼチジン−3−イル}−2−(1−メチル−5−トリフルオロメチル−1H−インダゾール−3−イルアミノ)−アセトアミド
【0306】
【化99】
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【0307】
N−アゼチジン−3−イル−2−(1−メチル−5−トリフルオロメチル−1H−インダゾール−3−イルアミノ)−アセトアミドTFA塩(実施例18、工程Dで調製)及び4−(2−エチル−チアゾール−5−イル)−4−ヒドロキシ−シクロヘキサノンの反応から、実施例1の工程Eに記載される手順を使用して、表題化合物を白色の固体として調製した。
【0308】
シリカゲルカラムから得た極性の低い異性体を、実施例107に記載されるように、インビトロで試験した。
【0309】
1H NMR(400MHz、d4−MeOH)δ:8.27(s、1H)、7.44〜7.59(m、2H)、7.42(s、1H)、4.39(quin、J=7.2Hz、1H)、3.96(q、J=7.0Hz、1H)、3.91(s、3H)、3.50〜3.50(m、2H)、3.01(t、J=7.8Hz、2H)、2.85(q、J=7.6Hz、3H)、2.25(dt、J=7.3、3.7Hz、1H)、2.00〜2.14(m、3H)、1.66〜1.77(m、2H)、1.56〜1.66(m、2H)、1.40〜1.52(m、1H)、1.21(t、J=7.6Hz、5H)。
【0310】
(実施例24)
N−{1−[4−ヒドロキシ−4−(2−イソプロピル−チアゾール−5−イル)−シクロヘキシル]−アゼチジン−3−イル}−2−(1−メチル−5−トリフルオロメチル−1H−インダゾール−3−イルアミノ)−アセトアミド
【0311】
【化100】
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【0312】
N−アゼチジン−3−イル−2−(1−メチル−5−トリフルオロメチル−1H−インダゾール−3−イルアミノ)−アセトアミドTFA塩(実施例18、工程Dで調製)及び4−ヒドロキシ−4−(2−イソプロピル−チアゾール−5−イル)−シクロヘキサノンの反応から、実施例1の工程Eに記載される手順を使用して、表題化合物を白色の固体として調製した。
【0313】
シリカゲルカラムから得た極性の低い異性体を、実施例107に記載されるように、インビトロで試験した。
【0314】
1H NMR(400MHz、d4−MeOH)δ:8.15(s、1H)、7.58(d、J=6.0Hz、1H)、7.55(s、1H)、7.42(d、J=6.0Hz、1H)、4.55(m、1H)、4.05(s、2H)、3.90(s、3H)、3.58(m、2H)、3.15(m、2H)、2.75(m、1H)、2.25(m、2H)、1.98(m、2H)、1.80(m、2H)、1.35(m、2H)、1.30(d、J=7.0Hz、6H)。
【0315】
(実施例25)
N−{1−[4−ヒドロキシ−4−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−シクロヘキシル]−アゼチジン−3−イル}−2−(1−メチル−5−トリフルオロメチル−1H−インダゾール−3−イルアミノ)−アセトアミド
【0316】
【化101】
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【0317】
N−アゼチジン−3−イル−2−(1−メチル−5−トリフルオロメチル−1H−インダゾール−3−イルアミノ)−アセトアミドTFA塩(実施例18、工程Dで調製)及び4−ヒドロキシ−4−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−シクロヘキサノンの反応から、実施例1の工程Eに記載される手順を使用して、表題化合物を白色の固体として調製した。
【0318】
シリカゲルカラムから得た極性の低い異性体を、実施例107に記載されるように、インビトロで試験した。
【0319】
1H NMR(400MHz、d4−MeOH)δ:8.10(s、1H)、7.58(d、J=6.5Hz、1H)、7.48(d、J=6.0Hz、1H)、6.96(s、1H)、6.79(s、1H)、4.48(m、1H)、4.01(s、2H)、3.86(s、3H)、3.83(s、3H)、3.49(t、J=7.5Hz、2H)、3.01(t、J=7.5Hz、2H)、2.40(m、2H)、2.28(m、1H)、1.80(m、2H)、1.72(m、2H)、1.38(m、2H)。
【0320】
(実施例26)
N−[1−(4−ヒドロキシ−4−オキサゾール−2−イル−シクロヘキシル)−アゼチジン−3−イル]−2−(1−メチル−5−トリフルオロメチル−1H−インダゾール−3−イルアミノ)−アセトアミド
【0321】
【化102】
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【0322】
N−アゼチジン−3−イル−2−(1−メチル−5−トリフルオロメチル−1H−インダゾール−3−イルアミノ)−アセトアミドTFA塩(実施例18、工程Dで調製)及び4−ヒドロキシ−4−オキサゾール−2−イル−シクロヘキサノンの反応から、実施例1の工程Eに記載される手順を使用して、表題化合物を白色の固体として調製した。
【0323】
シリカゲルカラムから得た極性の低い異性体を、実施例107に記載されるように、インビトロで試験した。
【0324】
(実施例27)
N−{1−[4−ヒドロキシ−4−(1−メチル−1H−イミダゾール−2−イル)−シクロヘキシル]−アゼチジン−3−イル}−2−(1−メチル−5−トリフルオロメチル−1H−インダゾール−3−イルアミノ)−アセトアミド
【0325】
【化103】
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【0326】
N−アゼチジン−3−イル−2−(1−メチル−5−トリフルオロメチル−1H−インダゾール−3−イルアミノ)−アセトアミドTFA塩(実施例18、工程Dで調製)及び4−ヒドロキシ−4−(1−メチル−1H−イミダゾール−2−イル)−シクロヘキサノンの反応から、実施例1の工程Eに記載される手順を使用して、表題化合物を白色の固体として調製した。
【0327】
シリカゲルカラムから得た極性の低い異性体を、実施例107に記載されるように、インビトロで試験した。
【0328】
1H NMR(400MHz、d4−MeOH)δ:8.21(s、1H)、7.60(d、J=7.0Hz、1H)、7.35(d、J=7.0Hz、1H)、6.92(s、1H)、6.58(s、1H)、4.46(m、1H)、3.98(s、2H)、3.88(s、3H)、3.82(s、3H)、3.65(t、J=6.5Hz、2H)、2.95(t、J=6.5Hz、2H)、2.42(m、2H)、2.25(m、1H)、1.80(m、2H)、1.65(m、2H)、1.36(m、2H)。
【0329】
(実施例28)
N−{1−[4−ヒドロキシ−4−(2−メチル−チアゾール−5−イル)−シクロヘキシル]−アゼチジン−3−イル}−2−(1−メチル−5−トリフルオロメチル−1H−インダゾール−3−イルアミノ)−アセトアミド
【0330】
【化104】
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【0331】
N−アゼチジン−3−イル−2−(1−メチル−5−トリフルオロメチル−1H−インダゾール−3−イルアミノ)−アセトアミドTFA塩(実施例18、工程Dで調製)及び4−ヒドロキシ−4−(2−メチル−チアゾール−5−イル)−シクロヘキサノンの反応から、実施例1の工程Eに記載される手順を使用して、表題化合物を白色の固体として調製した。
【0332】
シリカゲルカラムから得た極性の低い異性体を、実施例107に記載されるように、インビトロで試験した。
【0333】
1H NMR(400MHz、d4−MeOH)δ:8.20(s、1H)、8.13(d、J=6.5Hz、1H)、7.80(d、J=6.0Hz、1H)、7.62(t、J=7.2Hz、1H)、4.55(m、1H)、3.83(s、3H)、3.65(t、J=7.5Hz、2H)、3.28(s、3H)、2.98(t、J=7.2Hz、2H)、2.30(m、2H)、1.80(m、2H)、1.65(m、2H)、1.42(m、2H)。
【0334】
(実施例29)
N−[1−(4−ヒドロキシ−4−フェニル−シクロヘキシル)−アゼチジン−3−イル]−2−(1−メチル−5−トリフルオロメチル−1H−インダゾール−3−イルアミノ)−アセトアミド
【0335】
【化105】
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【0336】
N−アゼチジン−3−イル−2−(1−メチル−5−トリフルオロメチル−1H−インダゾール−3−イルアミノ)−アセトアミドTFA塩(実施例18、工程Dで調製)及び4−ヒドロキシ−4−フェニル−シクロヘキサノンの反応から、実施例1の工程Eに記載される手順を使用して、表題化合物を白色の固体として調製した。
【0337】
シリカゲルカラムから得た極性の低い異性体を、実施例107に記載されるように、インビトロで試験した。
【0338】
1H NMR(400MHz、CDCl3)δ:8.15(s、1H)、8.04(d、J=6.5Hz、1H)、7.75(d、J=6.4Hz、1H)、7.54(t、J=6.8Hz、1H)、7.38(d、J=6.0Hz、2H)、7.35(m、1H)、7.26(m、2H)、7.15(d、J=5.8Hz、1H)、7.12(m、1H)、6.96(d、J=6.8Hz、1H)、4.58(m、1H)、4.05(d、J=3.2Hz、2H)、3.83(s、3H)、3.60(t、J=7.2Hz、2H)、2.95(t、J=7.5Hz、2H)、2.25(m、2H)、1.80(m、2H)、1.55(m、2H)、1.40(m、2H)。
【0339】
(実施例30)
N−{1−[4−ヒドロキシ−4−(6−メチル−ピリジン−3−イル)−シクロヘキシル]−アゼチジン−3−イル}−2−(1−メチル−5−トリフルオロメチル−1H−インダゾール−3−イルアミノ)−アセトアミド
【0340】
【化106】
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【0341】
N−アゼチジン−3−イル−2−(1−メチル−5−トリフルオロメチル−1H−インダゾール−3−イルアミノ)−アセトアミドTFA塩(実施例18、工程Dで調製)及び4−ヒドロキシ−4−(6−メチル−ピリジン−3−イル)−シクロヘキサノンの反応から、実施例1の工程Eに記載される手順を使用して、表題化合物を白色の固体として調製した。
【0342】
シリカゲルカラムから得た極性の低い異性体を、実施例107に記載されるように、インビトロで試験した。
【0343】
1H NMR(400MHz、CDCl3)δ:8.60(s、1H)、8.13(s、1H)、8.00(d、J=6.5Hz、1H)、7.65(m、2H)、7.62(m、1H)、7.53(d、J=6.5Hz、1H)、7.25(s、1H)、7.10(d、J=6.8Hz、1H)、4.58(m、1H)、4.00(d、J=6.0Hz、2H)、3.85(s、3H)、3.62(t、J=7.5Hz、2H)、2.98(t、J=7.8Hz、2H)、2.50(s、3H)、2.25(m、2H)、1.85(m、2H)、1.55(m、4H)。
【0344】
(実施例31)
(4−{3−[2−(1−メチル−5−トリフルオロメチル−1H−インダゾール−3−イルアミノ)アセチルアミノ]−アゼチジン−1−イル}−シクロヘキシル)−カルバミン酸tert−ブチルエステル
【0345】
【化107】
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【0346】
N−アゼチジン−3−イル−2−(1−メチル−5−トリフルオロメチル−1H−インダゾール−3−イルアミノ)−アセトアミドTFA塩(実施例18、工程Dで調製)及び(4−オキソ−シクロヘキシル)−カルバミン酸tert−ブチルエステルの反応から、実施例1の工程Eに記載される手順を使用して、表題化合物を白色の固体として調製した。
【0347】
シリカゲルカラムから得た極性の低い異性体を、実施例107に記載されるように、インビトロで試験した。
【0348】
1H NMR(400MHz、CDCl3)δ:7.95(s、1H)、7.55(d、J=6.5Hz、1H)、7.23(d、J=6.5Hz、1H)、5.25(br、s、1H)、4.95(br、s、1H)、4.65(m、1H)、4.45(m、1H)、4.10(s、2H)、3.85(s、3H)、3.50(t、J=6.0Hz、2H)、3.11(t、J=6.0Hz、2H)、2.40(m、1H)、2.15(m、2H)、1.80(m、2H)、1.70(m、2H)、1.50(m、2H)、1.45(s、9H)。
【0349】
(実施例32)
4−{3−[2−(1−メチル−5−トリフルオロメチル−1H−インダゾール−3−イルアミノ)−アセチルアミノ]−アゼチジン−1−イル}−シクロヘキサンカルボン酸エチルエステル
【0350】
【化108】
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【0351】
N−アゼチジン−3−イル−2−(1−メチル−5−トリフルオロメチル−1H−インダゾール−3−イルアミノ)−アセトアミドTFA塩(実施例18、工程Dで調製)及び4−オキソ−シクロヘキシルカルボン酸エチルエステルの反応から、実施例1の工程Eに記載される手順を使用して、表題化合物を白色の固体として調製した。
【0352】
シリカゲルカラムから得た極性の低い異性体を、実施例107に記載されるように、インビトロで試験した。
【0353】
MS:482(MH+)。
【0354】
(実施例33)
N−[1−(4−ヒドロキシメチル−シクロヘキシル)−アゼチジン−3−イル]−2−(1−メチル−5−トリフルオロメチル−1H−インダゾール−3−イルアミノ)−アセトアミド
【0355】
【化109】
[この文献は図面を表示できません]
【0356】
工程A
4−ヒドロキシメチル−シクロヘキサノン
【0357】
【化110】
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【0358】
トルエン(100mL)中の4−オキソ−シクロヘキサンカルボン酸エチルエステル(Aldrich、6.1g、35.8mmol)、エチレングリコール(3.34g、53.8mmol)、pTSA(123mg、0.717mmol)を、水が観測されなくなるまでDean−Stark中で還流させた。得られた溶液を、飽和NaHCO3及びブラインで洗浄し、無水Na2SO4上で乾燥させ、濾過し、濃縮して1,4−ジオキサ−スピロ[4.5]デカン−8−カルボン酸エチルエステルを無色の固体として得た。
【0359】
THF(15mL)中の1,4−ジオキサ−スピロ[4.5]デカン−8−カルボン酸エチルエステル(5.7g、26.6mmol)を、0℃にてLAH(THF中1N、32mL、32mmol)で30分間滴下処理した。次いで反応溶液を徐々に室温まで温め、MeOH(〜0.5mL)で急冷し、セライトのパッドを通して濾過して、(1,4−ジオキサ−スピロ[4.5]dec−8−イル)−メタノールを得た後、アセトン(10mL)中の1N HCl(5mL)で室温にて2時間処理した。溶媒を除去し、次いで溶液を酢酸エチルと飽和NaHCO3の間で分画した。混合有機層をブラインで洗浄し、無水Na2SO4上で乾燥させ、濾過し、濃縮して粗物質を生成し、これをシリカゲルカラム(ヘキサン:酢酸エチル4:1)によって精製して、表題化合物を無色の固体として得た。
【0360】
1H NMR(400MHz、CDCl3)δ:3.95(s、4H)、3.48(d、J=5.6Hz、2H)、1.68(m、4H)、1.52(m、2H)、1.23(m、2H)。
【0361】
工程B
N−[1−(4−ヒドロキシメチル−シクロヘキシル)−アゼチジン−3−イル]−2−(1−メチル−5−トリフルオロメチル−1H−インダゾール−3−イルアミノ)−アセトアミド
【0362】
【化111】
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【0363】
N−アゼチジン−3−イル−2−(1−メチル−5−トリフルオロメチル−1H−インダゾール−3−イルアミノ)−アセトアミドTFA塩(実施例18、工程Dで調製)及び4−ヒドロキシメチル−シクロヘキサノンの反応から、実施例1の工程Eに記載される手順を使用して、表題化合物を白色の固体として調製した。
【0364】
シリカゲルカラムから得た極性の低い異性体を、実施例107に記載されるように、インビトロで試験した。
【0365】
1H NMR(400MHz、CDCl3)δ:8.10(s、1H)、7.61(d、J=7.0Hz、1H)、7.46(d、J=7.0Hz、1H)、4.51(m、1H)、4.02(s、2H)、3.85(s、3H)、3.65(t、J=6.5Hz、2H)、3.45(d、J=6.0Hz、2H)、3.35(s、3H)、3.02(t、J=6.5Hz、2H)、2.38(m、1H)、1.95(M、2H)、1.45(M、4H)、1.32(M、2H)。
【0366】
(実施例34)
N−[1−(4−エトキシメチル−シクロヘキシル)−アゼチジン−3−イル]−2−(1−メチル−5−トリフルオロメチル−1H−インダゾール−3−イルアミノ)−アセトアミド
【0367】
【化112】
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【0368】
工程A
4−エトキシメチル−シクロヘキサノン
【0369】
【化113】
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【0370】
DMF(3mL)中の(1,4−ジオキサ−スピロ[4.5]dec−8−イル)−メタノール(実施例33から、765mg、4.44mmol)を、0℃にてNaH(Aldrich、鉱物油中60%、355mg、8.88mmol)、続いてEtl(Aldrich、0.7mL、8.88mmol)で処理した。得られた溶液を徐々に室温まで2時間温め、60℃で更に30分間加熱した。次いで溶液を酢酸エチルと飽和NH4Clの間に分画した。混合有機層をブラインで洗浄し、無水Na2SO4上で乾燥させ、濾過し、濃縮して粗物質を生成し、これを1N HCl(2mL)及びアセトン(6mL)で室温にて2時間処理した。溶媒を除去し、次いで溶液を酢酸エチルと飽和NaHCO3の間で分画した。混合有機層をブラインで洗浄し、無水Na2SO4上で乾燥させ、濾過し、濃縮して粗物質を生成し、これをシリカゲルカラム(ヘキサン:酢酸エチル5:1)によって精製して、表題化合物を無色の固体として得た。
【0371】
1H NMR(400MHz、CDCl3)δ:3.51(t、J=6.0Hz、2H)、3.35(d、J=5.0Hz、2H)、2.41(m、4H)、2.08(m、4H)、1.49(m、4H)、1.21(t、J=6.0Hz、2H)。
【0372】
工程B
N−[1−(4−エトキシメチル−シクロヘキシル)−アゼチジン−3−イル]−2−(1−メチル−5−トリフルオロメチル−1H−インダゾール−3−イルアミノ)−アセトアミド
【0373】
【化114】
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【0374】
N−アゼチジン−3−イル−2−(1−メチル−5−トリフルオロメチル−1H−インダゾール−3−イルアミノ)−アセトアミドTFA塩(実施例18、工程Dで調製)及び4−ヒドロキシメチル−シクロヘキサノンの反応から、実施例1の工程Eに記載される手順を使用して、表題化合物を白色の固体として調製した。
【0375】
シリカゲルカラムから得た極性の低い異性体を、実施例107に記載されるように、インビトロで試験した。
【0376】
MS:468(MH+)。
【0377】
(実施例35)
N−[1−(4−アリルオキシメチル−シクロヘキシル)−アゼチジン−3−イル]−2−(1−メチル−5−トリフルオロメチル−1H−インダゾール−3−イルアミノ)−アセトアミド
【0378】
【化115】
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【0379】
工程A
4−アリルオキシメチル−シクロヘキサノン
【0380】
【化116】
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【0381】
(1,4−ジオキサ−スピロ[4.5]dec−8−イル)−メタノール及び臭化アリル(Aldrich)の反応に続いて、実施例34に記載される手順を使用して脱保護することによって、表題化合物を白色の固体として調製した。
【0382】
1H NMR(400MHz、CDCl3)δ:5.91(m、1H)、5.35(d、J=9.5Hz、1H)、5.21(d、J=7.5Hz、1H)、3.95(s、2H)、3.32(d、J=5.5Hz、2H)、2.42(m、4H)、2.15(m、3H)、1.52(m、2H)。
【0383】
工程B
N−[1−(4−アリルオキシメチル−シクロヘキシル)−アゼチジン−3−イル]−2−(1−メチル−5−トリフルオロメチル−1H−インダゾール−3−イルアミノ)−アセトアミド
【0384】
【化117】
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【0385】
N−アゼチジン−3−イル−2−(1−メチル−5−トリフルオロメチル−1H−インダゾール−3−イルアミノ)−アセトアミドTFA塩(実施例18、工程Dで調製)及び4−アリルオキシメチル−シクロヘキサノンの反応から、実施例1の工程Eに記載される手順を使用して、表題化合物を白色の固体として調製した。
【0386】
シリカゲルカラムから得た極性の低い異性体を、実施例107に記載されるように、インビトロで試験した。
【0387】
1H NMR(400MHz、CDCl3)δ:7.90(s、1H)、7.61(s、br、1H)、7.54(d、J=6.5Hz、1H)、7.25(d、J=6.5Hz、1H)、5.90(m、1H)、5.38(m、1H)、5.27(d、J=9.5Hz、1H)、5.18(d、J=9.5Hz、1H)、4.58(m、1H)、4.10(d、J=2.5Hz、2H)、3.95(d、J=3.0Hz、2H)、3.88(s、3H)、3.63(t、J=7.5Hz、2H)、3.30(d、J=4.5Hz、2H)、3.05(m、2H)、2.35(m、1H)、1.75(m、1H)、1.48(m、7H)。
【0388】
(実施例36)
N−[1−(4−エトキシ−シクロヘキシル)−アゼチジン−3−イル]−2−(1−メチル−5−トリフルオロメチル−1H−インダゾール−3−イルアミノ)−アセトアミド
【0389】
【化118】
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【0390】
工程A
4−エトキシ−シクロヘキサノン
【0391】
【化119】
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【0392】
1,4−ジオキサ−スピロ[4.5]dec−8−オル及びEtl(Aldrich)の反応に続いて、実施例34に記載される手順を使用して脱保護することによって、表題化合物を白色の固体として調製した。
【0393】
MS:143(MH+)。
【0394】
工程B
N−[1−(4−エトキシ−シクロヘキシル)−アゼチジン−3−イル]−2−(1−メチル−5−トリフルオロメチル−1H−インダゾール−3−イルアミノ)−アセトアミド
【0395】
【化120】
[この文献は図面を表示できません]
【0396】
N−アゼチジン−3−イル−2−(1−メチル−5−トリフルオロメチル−1H−インダゾール−3−イルアミノ)−アセトアミドTFA塩(実施例18、工程Dで調製)及び4−エトキシ−シクロヘキサノンの反応から、実施例1の工程Eに記載される手順を使用して、表題化合物を白色の固体として調製した。
【0397】
シリカゲルカラムから得た極性の低い異性体を、実施例107に記載されるように、インビトロで試験した。
【0398】
1H NMR(400MHz、CDCl3)δ:7.95(s、1H)、7.52(d、J=6.5Hz、1H)、7.25(d、J=6.0Hz、1H)、4.52(m、1H)、4.10(s、2H)、4.08(m、1H)、3.92(s、3H)、3.62(m、1H)、3.60(t、J=6.5Hz、2H)、3.45(q、J=6.5Hz、2H)、3.08(t、J=6.5Hz、2H)、2.10(m、2H)、1.85(m、2H)、1.46(m、4H)、1.23(t、J=6.5Hz、3H)。
【0399】
(実施例37)
N−[1−(4−アリルオキシ−シクロヘキシル)−アゼチジン−3−イル]−2−(1−メチル−5−トリフルオロメチル−1H−インダゾール−3−イルアミノ)−アセトアミド
【0400】
【化121】
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【0401】
工程A
4−アリルオキシ−シクロヘキサノン
【0402】
【化122】
[この文献は図面を表示できません]
【0403】
1,4−ジオキサ−スピロ[4.5]dec−8−オル及び臭化アリル(Aldrich)の反応に続いて、実施例34に記載される手順を使用して脱保護することによって、表題化合物を白色の固体として調製した。
【0404】
1H NMR(400MHz、CDCl3)δ:5.95(m、1H)、5.38(d、J=10.2Hz、1H)、5.24(d、J=7.6Hz、1H)、4.05(s、2H)、3.72(m、1H)、2.62(m、2H)、2.32(m、2H)、2.18(m、2H)、1.93(m、2H)。
【0405】
工程B
N−[1−(4−アリルオキシ−シクロヘキシル)−アゼチジン−3−イル]−2−(1−メチル−5−トリフルオロメチル−1H−インダゾール−3−イルアミノ)−アセトアミド
【0406】
【化123】
[この文献は図面を表示できません]
【0407】
N−アゼチジン−3−イル−2−(1−メチル−5−トリフルオロメチル−1H−インダゾール−3−イルアミノ)−アセトアミドTFA塩(実施例18、工程Dで調製)及び4−アリルオキシ−シクロヘキサノンの反応から、実施例1の工程Eに記載される手順を使用して、表題化合物を白色の固体として調製した。
【0408】
シリカゲルカラムから得た極性の低い異性体を、実施例107に記載されるように、インビトロで試験した。
【0409】
1H NMR(400MHz、CDCl3)δ:7.95(s、1H)、7.52(d、J=6.5Hz、1H)、7.23(d、J=6.0Hz、1H)、5.95(m、1H)、5.25(d、J=10.0Hz、1H)、5.15(t、J=4.5Hz、1H)、4.50(m、1H)、4.10(t、J=6.5Hz、2H)、4.01(m、1H)、3.95(s、2H)、3.85(s、3H)、3.52(t、J=6.0Hz、2H)、3.00(t、J=6.0Hz、2H)、2.10(m、2H)、1.80(m、4H)、1.41(m、2H)。
【0410】
(実施例38)
N−[1−(4−シアノ−シクロヘキシル)−アゼチジン−3−イル]−2−(1−メチル−5−トリフルオロメチル−1H−インダゾール−3−イルアミノ)−アセトアミド
【0411】
【化124】
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【0412】
N−アゼチジン−3−イル−2−(1−メチル−5−トリフルオロメチル−1H−インダゾール−3−イルアミノ)−アセトアミドTFA塩(実施例18、工程Dで調製)及び4−シアノ−シクロヘキサノンの反応から、実施例1の工程Eに記載される手順を使用して、表題化合物を白色の固体として調製した。
【0413】
シリカゲルカラムから得た極性の低い異性体を、実施例107に記載されるように、インビトロで試験した。
【0414】
1H NMR(400MHz、d4−MeOH)δ:8.12(s、1H)、7.58(d、J=6.5Hz、1H)、7.43(d、J=6.0Hz、1H)、4.53(m、1H)、4.01(s、2H)、3.85(s、3H)、3.60(t、J=7.0Hz、2H)、3.05(t、J=7.0Hz、2H)、2.50(m、1H)、2.20(m、2H)、1.85(m、4H)、1.38(m、2H)。
【0415】
(実施例39)
4−{3−[2−(1−メチル−5−トリフルオロメチル−1H−インダゾール−3−イルアミノ)−アセチルアミノ]−アゼチジン−1−イル}−シクロヘキサンカルボン酸アミド
【0416】
【化125】
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【0417】
工程A
4−{3−[2−(1−メチル−5−トリフルオロメチル−1H−インダゾール−3−イルアミノ)−アセチルアミノ]−アゼチジン−1−イル}−シクロヘキサンカルボン酸
【0418】
【化126】
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【0419】
THF(2mL)、MeOH(2mL)及び蒸留水(2mL)中の4−{3−[2−(1−メチル−5−トリフルオロメチル−1H−インダゾール−3−イルアミノ)−アセチルアミノ]−アゼチジン−1−イル}−シクロヘキサンカルボン酸エチルエステル(実施例32から、350mg、0.773mmol)を、水酸化リチウム一水和物(87mg、1.93mmol)で室温にて1時間処理した。反応混合物をpH=5まで酸性化し、DCM:IPA(3:1)溶媒で3回抽出した。混合有機層をブラインで洗浄し、無水Na2SO4上で乾燥させ、濾過し、濃縮して表題化合物を無色の固体として得た。
【0420】
MS:454(MH+)。
【0421】
工程B
4−{3−[2−(1−メチル−5−トリフルオロメチル−1H−インダゾール−3−イルアミノ)−アセチルアミノ]−アゼチジン−1−イル}−シクロヘキサンカルボン酸アミド
【0422】
【化127】
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【0423】
DCM(5mL)中の4−{3−[2−(1−メチル−5−トリフルオロメチル−1H−インダゾール−3−イルアミノ)−アセチルアミノ]−アゼチジン−1−イル}−シクロヘキサンカルボン酸(前述の工程で調製、100mg、0.22mmol)、EDCl(Aldrich、65mg、0.33mmol)、HOBt(Aldrich、45mg、0.33mmol)及びTHF(1N、Aldrich、0.5mL)中のアンモニアを、室温にて一晩攪拌した。溶媒を除去し、シリカゲルカラムクロマトグラフィーによって、MeOH(10:1)中のDCM:7N NH3を使用して残留物を精製して、表題化合物を白色の固体として得た。
【0424】
MS:453(MH+)。
【0425】
(実施例40)
4−{3−[2−(1−メチル−5−トリフルオロメチル−1H−インダゾール−3−イルアミノ)−アセチルアミノ]−アゼチジン−1−イル}−シクロヘキサンカルボン酸(2−ヒドロキシ−エチル)−アミド
【0426】
【化128】
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【0427】
4−{3−[2−(1−メチル−5−トリフルオロメチル−1H−インダゾール−3−イルアミノ)−アセチルアミノ]−アゼチジン−1−イル}−シクロヘキサンカルボン酸(実施例39、工程Aで調製)及び2−アミノエタノールのEDClカップリングから、実施例39に記載される手順を使用して、表題化合物を調製した。
【0428】
MS:497(MH+)。
【0429】
(実施例41)
N−[1−(4−ヒドロキシ−4−ピリジン−3−イル)−シクロヘキシル]−アゼチジン−3−イル]−2−(5−トリフルオロメチル−1H−インダゾール−3−イルアミノ)−アセトアミド
【0430】
【化129】
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【0431】
工程A
N−アゼチジン−3−イル−2−(5−トリフルオロメチル−1H−インダゾール−3−イルアミノ)−アセトアミド
【0432】
【化130】
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【0433】
ヒドラジン及び2−フルオロ−5−トリフルオロメチル−ベンゾニトリルから、実施例18(A〜D)に記載される手順を使用して、表題化合物を無色の油状物として調製した。
【0434】
MS:314(MH+)。
【0435】
工程B
N−[1−(4−ヒドロキシ−4−ピリジン−3−イル−シクロヘキシル)−アゼチジン−3−イル]−2−(5−トリフルオロメチル−1H−インダゾール−3−イルアミノ)−アセトアミド
【0436】
【化131】
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【0437】
N−アゼチジン−3−イル−2−(5−トリフルオロメチル−1H−インダゾール−3−イルアミノ)−アセトアミド(前述の工程で調製)及び4−ヒドロキシ−4−ピリジン−3−イル)−シクロヘキサノンの反応から、実施例1の工程Eに記載される手順を使用して、表題化合物を白色の固体として調製した。
【0438】
シリカゲルカラムから得た極性の低い異性体を、実施例107に記載されるように、インビトロで試験した。
【0439】
1H NMR(400MHz、d4−MeOH)δ:8.70(s、1H)、8.45(d、J=7.5Hz、1H)、8.27(d、J=7.0Hz、1H)、8.19(s、1H)、7.61(d、J=5.7Hz、1H)、7.45(d、J=6.0Hz、1H)、7.40(d、J=6.5Hz、1H)、4.50(m、1H)、4.06(s、2H)、3.70(t、J=6.5Hz、2H)、3.05(t、J=6.5Hz、2H)、2.42(m、1H)、2.25(m、2H)、1.95(m、2H)、1.67(m、2H)、1.55(m、2H)。
【0440】
(実施例42)
N−[1−(4−ヒドロキシ−4−チアゾール−5−イル−シクロヘキシル)−アゼチジン−3−イル]−2−(5−トリフルオロメチル−1H−インダゾール−3−イルアミノ)−アセトアミド
【0441】
【化132】
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【0442】
N−アゼチジン−3−イル−2−(5−トリフルオロメチル−1H−インダゾール−3−イルアミノ)−アセトアミド(実施例41、工程Aで調製)及び4−ヒドロキシ−4−チアゾール−5−イル−シクロヘキサノンの反応から、実施例1の工程Eに記載される手順を使用して、表題化合物を白色の固体として調製した。
【0443】
シリカゲルカラムから得た極性の低い異性体を、実施例107に記載されるように、インビトロで試験した。
【0444】
1H NMR(400MHz、d4−MeOH)δ:8.90(s、1H)、8.15(s、1H)、7.82(s、1H)、7.55(d、J=7.0Hz、1H)、7.45(d、J=7.0Hz、1H)、4.50(m、1H)、4.05(s、2H)、3.62(t、J=8.0Hz、2H)、3.15(m、1H)、3.00(t、J=8.0Hz、2H)、2.32(m、1H)、2.25(m、2H)、1.90(m、2H)、1.82(m、2H)、1.38(m、2H)。
【0445】
(実施例43)
N−{1−[4−ヒドロキシ−4−(6−メチル−ピリジン−3−イル)−シクロヘキシル]−アゼチジン−3−イル}−2−(5−トリフルオロメチル−1H−インダゾール−3−イルアミノ)−アセトアミド
【0446】
【化133】
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【0447】
N−アゼチジン−3−イル−2−(5−トリフルオロメチル−1H−インダゾール−3−イルアミノ)−アセトアミド(実施例41、工程Aで調製)及び4−ヒドロキシ−4−(6−メチル−ピリジン−3−イル)−シクロヘキサノンの反応から、実施例1の工程Eに記載される手順を使用して、表題の化合物を白色の固体として調製した。
【0448】
シリカゲルカラムから得た極性の低い異性体を、実施例107に記載されるように、インビトロで試験した。
【0449】
1H NMR(400MHz、d4−MeOH)δ:8.60(s、1H)、8.15(s、1H)、7.90(d、J=6.0Hz、1H)、7.58(d、J=6.5Hz、1H)、7.49(d、J=7.5Hz、1H)、7.28(d、J=6.0Hz、1H)、4.52(m、1H)、4.05(s、2H)、3.70(t、J=6.5、2H)、3.01(t、J=6.0Hz、2H)、2.55(s、2H)、2.45(s、1H)、2.20(m、2H)、1.90(m、2H)、1.55(m、2H)、1.45(m、2H)。
【0450】
(実施例44)
N−{1−[4−ヒドロキシ−4−(6−メトキシ−ピリジン−3−イル)−シクロヘキシル]−アゼチジン−3−イル}−2−(5−トリフルオロメチル−1H−インダゾール−3−イルアミノ)−アセトアミド
【0451】
【化134】
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【0452】
N−アゼチジン−3−イル−2−(5−トリフルオロメチル−1H−インダゾール−3−イルアミノ)−アセトアミド(実施例41、工程Aで調製)及び4−ヒドロキシ−4−(6−メトキシ−ピリジン−3−イル)−シクロヘキサノンの反応から、実施例1の工程Eに記載される手順を使用して、表題化合物を白色の固体として調製した。
【0453】
シリカゲルカラムから得た極性の低い異性体を、実施例107に記載されるように、インビトロで試験した。
【0454】
1H NMR(400MHz、d4−MeOH)δ:8.25(d、J=4.5Hz、1H)、8.15(s、1H)、7.85(d、J=6.5Hz、1H)、7.54(d、J=6.5Hz、1H)、7.41(d、J=7.5Hz、1H)、6.80(d、J=6.0Hz、1H)、4.45(m、1H)、3.98(s、2H)、3.90(s、3H)、3.64(t、J=6.5Hz、2H)、2.95(t、J=6.0Hz、2H)、2.45(m、1H)、2.21(m、2H)、1.90(m、2H)、1.55(m、2H)、1.40(m、2H)。
【0455】
(実施例45)
N−[1−(4−ベンゾ[1,3]ジオキソール−5−イル−シクロヘキシル)−アゼチジン−3−イル]−2−(5−トリフルオロメチル−1H−インダゾール−3−イルアミノ)−アセトアミド
【0456】
【化135】
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【0457】
N−アゼチジン−3−イル−2−(5−トリフルオロメチル−1H−インダゾール−3−イルアミノ)−アセトアミド(実施例41、工程Aで調製)及び4−ベンゾ[1,3]ジオキソール−5−イル−シクロヘキサノンの反応から、実施例1の工程Eに記載される手順を使用して、表題化合物を白色の固体として調製した。
【0458】
シリカゲルカラムから得た極性の低い異性体を、実施例107に記載されるように、インビトロで試験した。
【0459】
1H NMR(400MHz、d4−MeOH)δ:8.11(s、1H)、8.02(d、J=6.8Hz、1H)、7.85(m、1H)、7.74(d、J=7.0Hz、2H)、7.55(t、J=6.8Hz、1H)、7.40(d、J=7.0Hz、1H)、6.72(d、J=6.5Hz、1H)、6.70(s、1H)、6.62(d、J=6.2Hz、1H)、5.92(s、2H)、4.53(m、1H)、4.01(s、2H)、3.88(s、3H)、3.65(t、J=6.5Hz、2H)、2.98(t、J=6.0Hz、2H)、2.55(m、1H)、2.18(m、2H)、1.85(m、2H)、1.45(m、2H)、1.25(m、2H)。
【0460】
(実施例46)
N−{1−[4−(6−メトキシ−ピリジン−3−イル)−シクロヘキシル]−アゼチジン−3−イル}−2−(5−トリフルオロメチル−1H−インダゾール−3−イルアミノ)−アセトアミド
【0461】
【化136】
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【0462】
N−アゼチジン−3−イル−2−(5−トリフルオロメチル−1H−インダゾール−3−イルアミノ)−アセトアミド(実施例41、工程Aで調製)及び4−(6−メトキシ−ピリジン−3−イル)−シクロヘキサノンの反応から、実施例1の工程Eに記載される手順を使用して、表題化合物を白色の固体として調製した。
【0463】
シリカゲルカラムから得た極性の低い異性体を、実施例107に記載されるように、インビトロで試験した。
【0464】
MS:503(MH+)。
【0465】
(実施例47)
2−[4−(4−{3−[2−(5−トリフルオロメチル−1H−インダゾール−3−イルアミノ)−アセチルアミノ]−アゼチジン−1−イル}−シクロヘキシル)−フェニル]−アセトアミド
【0466】
【化137】
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【0467】
N−アゼチジン−3−イル−2−(5−トリフルオロメチル−1H−インダゾール−3−イルアミノ)−アセトアミド(実施例41、工程Aで調製)及び2−[4−(4−オキソ−シクロヘキシル)−フェニル]−アセトアミドの反応から、実施例1の工程Eに記載される手順を使用して、表題化合物を白色の固体として調製した。
【0468】
シリカゲルカラムから得た極性の低い異性体を、実施例107に記載されるように、インビトロで試験した。
【0469】
1H NMR(400MHz、d4−MeOH)δ 8.11(s、1H)、8.05(d、J=6.5Hz、1H)、7.75(d、J=6.0Hz、1H)、7.60(d、J=6.5Hz、1H)、7.10(s、4H)、4.55(m、1H)、4.01(s、2H)、3.58(t、J=6.5Hz、2H)、3.02(t、J=6.6Hz、2H)、2.55(m、1H)、2.35(m、1H)、2.20(m、2H)、1.80(m、2H)、1.65(m、2H)、1.45(m、2H)。
【0470】
(実施例48)
N−[1−(4−シアノ−シクロヘキシル)−アゼチジン−3−イル]−2−(5−トリフルオロメチル−1H−インダゾール−3−イルアミノ)−アセトアミド
【0471】
【化138】
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【0472】
N−アゼチジン−3−イル−2−(5−トリフルオロメチル−1H−インダゾール−3−イルアミノ)−アセトアミド(実施例41、工程Aで調製)及び4−シアノ−シクロヘキサノンの反応から、実施例1の工程Eに記載の手順を使用して、表題化合物を白色の固体として調製した。
【0473】
シリカゲルカラムから得た極性の低い異性体を、実施例107に記載されるように、インビトロで試験した。
【0474】
1H NMR(400MHz、d4−MeOH)δ:8.11(s、1H)、7.55(d、J=6.0Hz、1H)、7.40(d、J=6.0Hz、1H)、4.50(m、1H)、4.06(s、2H)、3.66(t、J=7.0Hz、2H)、3.10(t、J=7.1Hz、2H)、2.45(m、1H)、2.30(m、2H)、2.05(m、1H)、1.78(m、2H)、1.65(m、2H)、1.38(m、2H)。
【0475】
(実施例49)
N−[1−(4−メトキシメチル−シクロヘキシル)−アゼチジン−3−イル]−2−(5−トリフルオロメチル−1H−インダゾール−3−イルアミノ)−アセトアミド
【0476】
【化139】
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【0477】
N−アゼチジン−3−イル−2−(5−トリフルオロメチル−1H−インダゾール−3−イルアミノ)−アセトアミド(実施例41、工程Aで調製)及び4−メトキシメチル−シクロヘキサノンの反応から(実施例34に記載される手順に従って、ヨウ化メチルをヨウ化エチルに置換する)、実施例1の工程Eに記載される手順を使用して、表題化合物を白色の固体として調製した。
【0478】
シリカゲルカラムから得た極性の低い異性体を単離し、NMRによって特徴付けた。
【0479】
1H NMR(400MHz、d4−MeOH)δ:8.15(s、1H)、7.60(d、J=7.5Hz、1H)、7.41(d、J=7.3Hz、1H)、4.50(m、1H)、4.05(s、2H)、3.62(t、J=6.0Hz、2H)、3.35(s、3H)、3.30(d、J=7.0Hz、2H)、3.00(t、J=6.0Hz、2H)、2.30(m、3H)、1.85(m、2H)、1.70(m、2H)、1.50(m、2H)。
【0480】
(実施例50)
4−{3−[2−(5−トリフルオロメチル−1H−インダゾール−3−イルアミノ)−アセチルアミノ]−アゼチジン−1−イル}−シクロヘキサンカルボン酸エチルエステル
【0481】
【化140】
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【0482】
N−アゼチジン−3−イル−2−(5−トリフルオロメチル−1H−インダゾール−3−イルアミノ)−アセトアミド(実施例41、工程Aで調製)及び4−オキソ−シクロヘキシルカルボン酸エチルエステルの反応から、実施例1の工程Eに記載される手順を使用して、表題化合物を白色の固体として調製した。
【0483】
シリカゲルカラムから得た極性の低い異性体を、実施例107に記載されるように、インビトロで試験した。
【0484】
1H NMR(400MHz、d4−MeOH)δ:8.15(s、1H)、7.55(d、J=6.0Hz、1H)、7.44(d、J=6.5Hz、1H)、4.41(m、1H)、4.15(q、J=8.5Hz、2H)、4.06(s、2H)、3.61(t、J=7.0Hz、2H)、2.95(t、J=7.0Hz、2H)、2.50(m、1H)、2.25(m、1H)、2.08(m、2H)、1.62(m、4H)、1.35(m、2H)、1.25(t、J=8.5Hz、3H)。
【0485】
(実施例51)
(4−{3−[2−(5−トリフルオロメチル−1H−インダゾール−3−イルアミノ)アセチルアミノ]−アゼチジン−1−イル}−シクロヘキシル)−カルバミン酸tert−ブチルエステル
【0486】
【化141】
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【0487】
N−アゼチジン−3−イル−2−(5−トリフルオロメチル−1H−インダゾール−3−イルアミノ)−アセトアミド(実施例41、工程Aで調製)及び(4−オキソ−シクロヘキシル)−カルバミン酸tert−ブチルエステルの反応から、実施例1の工程Eに記載される手順を使用して、表題化合物を白色の固体として調製した。
【0488】
シリカゲルカラムから得た極性の低い異性体を、実施例107に記載されるように、インビトロで試験した。
【0489】
1H NMR(400MHz、d4−MeOH)δ:8.15(s、1H)、7.56(d、J=6.0Hz、1H)、7.42(d、J=6.0Hz、1H)、4.51(m、1H)、4.42(m、1H)、4.02(s、2H)、3.70(t、J=5.0Hz、2H)、3.55(br.s、1H)、2.95(t、J=7.5Hz、2H)、2.22(m、1H)、1.72(m、2H)、1.58(m、4H)、1.49(s、9H)、1.35(m、2H)。
【0490】
(実施例52)
N−[1−(4−イソプロピル−シクロヘキシル)−アゼチジン−3−イル]−2−(5−トリフルオロメチル−1H−インダゾール−3−イルアミノ)−アセトアミド
【0491】
【化142】
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【0492】
N−アゼチジン−3−イル−2−(5−トリフルオロメチル−1H−インダゾール−3−イルアミノ)−アセトアミド(実施例41、工程Aで調製)及び4−イソプロピル−シクロヘキサノンの反応から、実施例1の工程Eに記載の手順を使用して、表題化合物を白色の固体として調製した。
【0493】
シリカゲルカラムから得た極性の低い異性体を、実施例107に記載されるように、インビトロで試験した。
【0494】
1H NMR(400MHz、d4−MeOH)δ:8.16(s、1H)、7.55(d、J=6.0Hz、1H)、7.42(d、J=6.0Hz、1H)、4.02(、2H)、3.78(t、J=5.5Hz、3H)、3.15(t、J=5.5Hz、2H)、2.48(m、1H)、1.50(m、8H)、1.15(m、1H)、0.90(d、J=8.5Hz、6H)。
【0495】
(実施例53)
N−{1−[4−(2−オキソ−2H−ピリジン−1−イル)−シクロヘキシル]−アゼチジン−3−イル}−2−(5−トリフルオロメチル−1H−インダゾール−3−イルアミノ)−アセトアミド
【0496】
【化143】
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【0497】
N−アゼチジン−3−イル−2−(5−トリフルオロメチル−1H−インダゾール−3−イルアミノ)−アセトアミド及び1−(4−オキソ−シクロヘキシル)−1H−ピリジン−2−オンの反応から、実施例1の工程Eに記載される手順を使用して、表題化合物を白色の固体として調製した。
【0498】
MS:489(MH+)。
【0499】
(実施例54)
N−[1−(4−ヒドロキシ−4−チアゾール−2−イル−シクロヘキシル)−アゼチジン−3−イル]−2−(1−メチル−5−トリフルオロメチル−1H−インダゾール−3−イルアミノ)−アセトアミド
【0500】
【化144】
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【0501】
工程A
N−アゼチジン−3−イル−2−(1−メチル−5−トリフルオロメチル−1H−インダゾール−3−イルアミノ)−アセトアミド
【0502】
【化145】
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【0503】
実施例18(A〜D)に記載される手順に従って、メチルヒドラジン及び2−フルオロ−5−トリフルオロメトキシ−ベンゾニトリルから、表題化合物を無色の油状物として調製した。
【0504】
MS:344(MH+)。
【0505】
工程B
N−[1−(4−ヒドロキシ−4−チアゾール−2−イル−シクロヘキシル)−アゼチジン−3−イル]−2−(1−メチル−5−トリフルオロメチル−1H−インダゾール−3−イルアミノ)−アセトアミド
【0506】
【化146】
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【0507】
N−アゼチジン−3−イル−2−(1−メチル−5−トリフルオロメトキシ−1H−インダゾール−3−イルアミノ)−アセトアミド(前述の工程で調製)及び4−ヒドロキシ−4−チアゾール−5−イル−シクロヘキサノンの反応から、実施例1の工程Eに記載される手順を使用して、表題化合物を白色の固体として調製した。
【0508】
シリカゲルカラムから得た極性の低い異性体を、実施例107に記載されるように、インビトロで試験した。
【0509】
1H NMR(400MHz、CDCl3)δ:8.14(s、1H)、8.05(d、J=6.0Hz、1H)、7.72(d、J=6.5Hz、1H)、7.65(m、1H)、7.62(s、1H)、7.52(t、J=6.8Hz、1H)、7.40(d、J=6.0Hz、1H)、7.18(d、J=6.2Hz、1H)、4.53(m、1H)、4.05(d、J=6.7Hz、2H)、3.80(s、3H)、3.50(t、J=7.0Hz、2H)、2.98(t、J=7.0Hz、2H)、2.30(m、2H)、1.81(m、2H)、1.68(m、2H)、1.48(m、2H)。
【0510】
(実施例55)
N−[1−(4−ヒドロキシ−4−チアゾール−5−イル−シクロヘキシル)−アゼチジン−3−イル]−2−(1−メチル−5−トリフルオロメチル−1H−インダゾール−3−イルアミノ)−アセトアミド
【0511】
【化147】
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【0512】
N−アゼチジン−3−イル−2−(1−メチル−5−トリフルオロメトキシ−1H−インダゾール−3−イルアミノ)−アセトアミド(実施例54、工程Aで調製)及び4−ヒドロキシ−4−チアゾール−2−イル−シクロヘキサノンの反応から、実施例1の工程Eに記載される手順を使用して、表題化合物を白色の固体として調製した。
【0513】
シリカゲルカラムから得た極性の低い異性体を、実施例107に記載されるように、インビトロで試験した。
【0514】
1H NMR(400MHz、d4−MeOH)δ:8.95(s、1H)、8.18(s、1H)、8.15(d、J=6.3Hz、1H)、7.85(d、J=6.5Hz、2H)、7.80(s、1H)、7.66(t、J=6.5Hz、1H)、4.53(m、1H)、4.00(s、2H)、3.87(s、3H)、3.58(t、J=7.0Hz、2H)、3.02(t、J=7.0Hz、2H)、2.35(s、br、1H)、2.25(m、2H)、1.90(m、2H)、1.82(m、2H)、1.38(m、2H)。
【0515】
(実施例56)
2−{1−[4−(2−エチル−チアゾール−5−イル)−4−ヒドロキシ−シクロヘキシル]−アゼチジン−3−イルアミノ}−N−(1−メチル−5−トリフルオロメトキシ−1H−インダゾール−3−イルアミノ)−アセトアミド
【0516】
【化148】
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【0517】
N−アゼチジン−3−イル−2−(1−メチル−5−トリフルオロメトキシ−1H−インダゾール−3−イルアミノ)−アセトアミド(実施例41、工程Aで調製)及び4−(5−エチル−チアゾール−2−イル)−4−ヒドロキシ−シクロヘキサノンの反応から、実施例1の工程Eに記載される手順を使用して、表題化合物を白色の固体として調製した。
【0518】
シリカゲルカラムから得た極性の低い異性体を、実施例107に記載されるように、インビトロで試験した。
【0519】
1H NMR(400MHz、d4−MeOH)δ:7.65(s、1H)、7.55(d、J=5.6Hz、2H)、7.37(d、J=9.1Hz、1H)、7.24〜7.31(m、1H)、4.45〜4.53(m、1H)、4.39(quin、J=7.1、1H)、3.98(s、2H)、3.83(s、3H)、3.63(q、J=7.1Hz、3H)、2.99(q、J=7.4Hz、3H)、3.00(q、J=7.6Hz、3H)、2.92(t、J=7.7Hz、2H)、2.27〜2.36(m、2H)、2.13〜2.26(m、4H)、2.03(d、J=1.8Hz、2H)、1.94(s、2H)、1.69〜1.89(m、7H)、1.36(td、J=7.6、3.8H、7H)。
【0520】
(実施例57)
2−{1−[4−ヒドロキシ−4−(6−メトキシ−ピリジン−3−イル)−シクロヘキシル]−アゼチジン−3−イルアミノ}−N−(1−メチル−5−トリフルオロメトキシ−1H−インダゾール−3−イル)−アセトアミド
【0521】
【化149】
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【0522】
N−アゼチジン−3−イル−2−(1−メチル−5−トリフルオロメトキシ−1H−インダゾール−3−イルアミノ)−アセトアミド(実施例41、工程Aで調製)及び4−ヒドロキシ−4−(6−メオキシ−ピリジン−3−イル)−シクロヘキサノンの反応から、実施例1の工程Eに記載される手順を使用して、表題化合物を白色の固体として調製した。
【0523】
シリカゲルカラムから得た極性の低い異性体を、実施例107に記載されるように、インビトロで試験した。
【0524】
1H NMR(400MHz、d4−MeOH)δ:8.27(dd、J=5.8、2.5Hz、1H)、7.75〜7.96(m、1H)、7.66(s、1H)、7.37(d、J=9.1Hz、1H)、7.28(d、J=8.3Hz、1H)、6.78(dd、J=8.3、6.1Hz、1H)、4.52(t、J=7.1Hz、1H)、4.43(t、J=7.1Hz、1H)、4.03〜4.21(m、1H)、4.00(s、2H)、3.90(s、4H)、3.83(s、2H)、3.66(q、J=7.0Hz、2H)、3.33(s、4H)、2.99(t、J=7.6Hz、1H)、2.91(t、J=7.7Hz、1H)、2.37(br.s.、1H)、2.20(d、J=10.4Hz、2H)、1.95(s、2H)、1.88(d、J=10.1Hz、2H)、1.57(d、J=13.4Hz、3H)、1.39(d、J=7.3Hz、3H)。
【0525】
(実施例58)
4−(3−{[(1−メチル−5−トリフルオロメトキシ−1H−インダゾール−3−イルカルバモイル)−メチル]−アミノ}−アゼチジン−1−イル)−シクロヘキサンカルボン酸エチルエステル
【0526】
【化150】
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【0527】
N−アゼチジン−3−イル−2−(1−メチル−5−トリフルオロメチル−1H−インダゾール−3−イルアミノ)−アセトアミド(実施例41、工程Aで調製)及び4−オキソ−シクロヘキシルカルボン酸エチルエステルの反応から、実施例1の工程Eに記載される手順を使用して、表題化合物を白色の固体として調製した。
【0528】
シリカゲルカラムから得た極性の低い異性体を、実施例107に記載されるように、インビトロで試験した。
【0529】
1H NMR(400MHz、d4−MeOH)δ:7.65(s、1H)、7.32〜7.40(m、1H)、7.21〜7.31(m、1H)、4.48(quin、J=6.9Hz、1H)、4.08〜4.18(m、3H)、3.99(s、2H)、3.82(s、3H)、3.56〜3.69(m、3H)、3.28〜3.38(m、3H)、2.94〜3.03(m、2H)、2.92(d、J=7.1Hz、1H)、2.46〜2.57(m、1H)、2.12〜2.24(m、2H)、2.03(d、J=1.8Hz、3H)、1.94(d、J=7.3Hz、2H)、1.46〜1.64(m、6H)、1.23〜1.29(m、5H)。
【0530】
(実施例59)
2−[1−(4−イソプロピル−シクロヘキシル)−アゼチジン−3−イルアミノ]−N−(1−メチル−5−トリフルオロメチル−1H−インダゾール−3−イルアミノ)−アセトアミド
【0531】
【化151】
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【0532】
N−アゼチジン−3−イル−2−(1−メチル−5−トリフルオロメトキシ−1H−インダゾール−3−イルアミノ)−アセトアミド(実施例41、工程Aで調製)及び4−イソプロピル−シクロヘキサノンの反応から、実施例1の工程Eに記載される手順を使用して、表題化合物を白色の固体として調製した。
【0533】
シリカゲルカラムから得た極性の低い異性体を、実施例107に記載されるように、インビトロで試験した。
【0534】
1H NMR(400MHz、d4−MeOH)δ:7.66(s、1H)、7.36(s、1H)、7.20〜7.32(m、1H)、4.46〜4.58(m、1H)、4.41(t、J=7.2Hz、1H)、3.99(s、2H)、3.83(s、3H)、3.51〜3.70(m、4H)、2.94(d、J=1.5Hz、2H)、2.86(t、J=7.8Hz、1H)、2.25(br.s.、2H)、1.94(s、2H)、1.31〜1.60(m、16H)、0.89(t、J=6.9Hz、11H)。
【0535】
(実施例60)
4−(3−{2−[1−メチル−5−(2,2,2トリフルオロ−1−ヒドロキシ−エチル)−1H−インダゾール−3−イルアミノ]−アセチルアミノ}−アゼチジン−1−イル)−シクロヘキサンカルボン酸エチルエステル
【0536】
【化152】
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【0537】
工程A
2−フルオロ−5−(2,2,2−トリフルオロ−1−ヒドロキシ−エチル)−ベンゾニトリル
【0538】
【化153】
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【0539】
THF(10mL)中の2−フルオロ−5−ホルミル−ベンゾニトリル(5g、33.5mmol)及びCsF(51mg、0.335mmol)を、TMSCF3(4.77g、33.5mmol)で室温にて2時間処理した。次いで反応溶液を4N HCl(5mL)で処理し、室温で30分間攪拌した。溶媒を除去し、残留物をエーテルと水の間で分画した。混合有機層をブラインで洗浄し、無水Na2SO4上で乾燥させ、濾過し、濃縮して粗物質を生成し、これをシリカゲルカラム(ヘキサン:酢酸エチル3:1)によって精製して、表題化合物を無色の固体として得た(4.5g、61%)。
【0540】
1H NMR(400MHz、CDCl3)δ:7.80(d、J=6.5Hz、1H)、7.75(d、J=6.0Hz、1H)、7.30(t、J=8.5Hz、1H)、5.10(q、J=6.0Hz、1H)。
【0541】
工程B
N−アゼチジン−3−イル−2−[1−メチル−5−(2,2,2−トリフルオロ−1−ヒドロキシ−エチル)−1H−インダゾール−3−イルアミノ]−アセトアミドTFA塩
【0542】
【化154】
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【0543】
出発物質ヒドラジン及び2−フルオロ−5−(2,2,2−トリフルオロ−1−ヒドロキシ−エチル)−ベンゾニトリルから、実施例18(A〜D)に記載される手順に従って、表題化合物を無色の油状物として調製した。
【0544】
MS:358(MH+)。
【0545】
工程C
4−(3−{2−[1−メチル−5−(2,2,2トリフルオロ−1−ヒドロキシ−エチル)−1H−インダゾール−3−イルアミノ]−アセチルアミノ}−アゼチジン−1−イル)−シクロヘキサンカルボン酸エチルエステル
【0546】
【化155】
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【0547】
N−アゼチジン−3−イル−2−(1−メチル−5−(2,2,2−トリフルオロ−1−ヒドロキシ−エチル)−1H−インダゾール−3−イルアミノ)−アセトアミドTFA塩(前述の工程で調製)及び4−オキソ−シクロヘキサンカルボン酸エチルエステルの反応から、実施例1の工程Eに記載される手順を使用して、表題化合物を白色の固体として調製した。
【0548】
シリカゲルカラムから得た極性の低い異性体を、実施例107に記載されるように、インビトロで試験した。
【0549】
1H NMR(400MHz、d4−MeOH)δ:7.72(s、1H)、7.37(d、J=8.6Hz、1H)、7.19(d、J=8.6Hz、1H)、4.98(q、J=7.1Hz、1H)、4.36(t、J=6.9Hz、1H)、4.27(d、J=17.4、1H)、4.00(qd、J=7.1、2.7Hz、5H)、3.87(s、2H)、3.69(s、3H)、3.54(t、J=7.8Hz、2H)、3.48(t、J=7.7Hz、3H)、2.77〜2.93(m、4H)、2.38(t、J=4.9Hz、2H)、2.11〜2.17(m、1H)、2.00〜2.10(m、2H)、1.85〜1.97(m、6H)、1.35〜1.50(m、6H)、1.07〜1.16(m、9H)。
【0550】
(実施例61)
N−[1−(4−ヒドロキシ−4−チアゾール−5−イル−シクロヘキシル)−アゼチジン−3−イル]−2−[1−メチル−5−(2,2,2−トリフルオロ−1−ヒドロキシ−エチル)−1H−インダゾール−3−イルアミノ)−アセトアミド
【0551】
【化156】
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【0552】
N−アゼチジン−3−イル−2−(1−メチル−5−(2,2,2−トリフルオロ−1−ヒドロキシ−エチル)−1H−インダゾール−3−イルアミノ]−アセトアミドTFA塩(実施例60、工程Bで調製)及び4−ヒドロキシ−4−チアゾール−5−イル−シクロヘキサノンの反応から、実施例1の工程Eに記載される手順を使用して、表題化合物を白色の固体として調製した。
【0553】
シリカゲルカラムから得た極性の低い異性体を、実施例107に記載されるように、インビトロで試験した。
【0554】
1H NMR(400MHz、d4−MeOH)δ:8.89(s、1H)、7.82(s、1H)、7.79(s、1H)、7.55(d、J=7.1Hz、1H)、7.29(d、J=7.1Hz、1H)、5.10(m、1H)、4.51(m、1H)、4.03(s、2H)、3.81(s、3H)、3.61(t、J=7.5Hz、2H)、2.98(t、J=7.5Hz、2H)、2.40(m、1H)、2.20(m、2H)、1.91(m、2H)、1.72(m、2H)、1.35(m、2H)。
【0555】
(実施例62)
N−{1−[4−(2−エチル−チアゾール−5−イル)−4−ヒドロキシ−シクロヘキシル]−アゼチジン−3−イル}−2−[1−メチル−5−(2,2,2−トリフルオロ−1−ヒドロキシ−エチル)−1H−インダゾール−3−イルアミノ]−アセトアミド
【0556】
【化157】
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【0557】
N−アゼチジン−3−イル−2−(1−メチル−5−(2,2,2−トリフルオロ−1−ヒドロキシ−エチル)−1H−インダゾール−3−イルアミノ]−アセトアミドTFA塩(実施例60、工程Bで調製)及び4−(2−エチル−チアゾール−5−イル)−4−ヒドロキシ−シクロヘキサノンの反応から、実施例1の工程Eに記載される手順を使用して、表題化合物を白色の固体として調製した。
【0558】
シリカゲルカラムから得た極性の低い異性体を、実施例107に記載されるように、インビトロで試験した。
【0559】
(実施例63)
N−{1−[4−ヒドロキシ−4−(6−メチル−ピリジン−3−イル)−シクロヘキシル]−アゼチジン−3−イル}−2−[1−メチル−5−(2,2,2−トリフルオロ−1−ヒドロキシ−エチル)−1H−インダゾール−3−イルアミノ]−アセトアミド
【0560】
【化158】
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【0561】
N−アゼチジン−3−イル−2−(1−メチル−5−(2,2,2−トリフルオロ−1−ヒドロキシ−エチル)−1H−インダゾール−3−イルアミノ]−アセトアミドTFA塩(実施例60、工程Bで調製)及び4−ヒドロキシ−4−(6−メチル−ピリジン−3−イル)−シクロヘキサノンの反応から、実施例1の工程Eに記載される手順を使用して、表題化合物を白色の固体として調製した。
【0562】
シリカゲルカラムから得た極性の低い異性体を、実施例107に記載されるように、インビトロで試験した。
【0563】
1H NMR(400MHz、d4−MeOH)δ:8.55(d、J=6.0Hz、1H)、7.90(t、J=6.0Hz、1H)、7.85(s、1H)、7.48(d、J=5.5Hz、1H)、7.30(t、J=7.0Hz、1H)、7.24(t、J=6.8Hz、1H)、5.10(q、J=7.5Hz、1H)、4.50(m、1H)、4.05(s、2H)、3.80(s、3H)、3.65(t、J=7.5Hz、2H)、2.98(t、J=7.5Hz、2H)、2.55(s、3H)、2.42(m、1H)、2.20(m、2H)、1.95(m、2H)、1.60(m、2H)、1.45(m、2H)。
【0564】
(実施例64)
N−[1−(4−ベンゾ[1,3]ジオキソール−5−イル−シクロヘキシル)−アゼチジン−3−イル]−2−[1−メチル−5−(2,2,2−トリフルオロ−1−ヒドロキシ−エチル)−1H−インダゾール−3−イルアミノ)−アセトアミド
【0565】
【化159】
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【0566】
N−アゼチジン−3−イル−2−(1−メチル−5−(2,2,2−トリフルオロ−1−ヒドロキシ−エチル)−1H−インダゾール−3−イルアミノ]−アセトアミドTFA塩(実施例60、工程Bで調製)及び4−ベンゾ[1,3]ジオキソール−5−イル−シクロヘキサノンの反応から、実施例1の工程Eに記載される手順を使用して、表題化合物を白色の固体として調製した。
【0567】
シリカゲルカラムから得た極性の低い異性体を、実施例107に記載されるように、インビトロで試験した。
【0568】
1H NMR(400MHz、d4−MeOH)δ:7.86(s、1H)、7.50(d、J=8.8Hz、1H)、7.32(d、J=8.8Hz、1H)、6.75〜6.83(m、1H)、6.60〜6.74(m、2H)、5.79〜5.93(m、2H)、5.11(d、J=7.1Hz、1H)、4.54(d、J=7.1Hz、1H)、4.03〜4.17(m、1H)、4.01(s、2H)、3.82(s、3H)、3.69(t、J=6.6Hz、3H)、2.95〜3.10(m、2H)、2.42(d、J=7.3Hz、3H)、1.95(s、4H)、1.65〜1.84(m、5H)、1.47〜1.62(m、6H)。
【0569】
(実施例65)
N−[1−(4−ヒドロキシ−4−チアゾール−5−イル−シクロヘキシル)−アゼチジン−3−イル]−2−[1−メチル−5−(1,2,2,2−テトラフルオロ−エチル)−1H−インダゾール−3−イルアミノ]−アセトアミド
【0570】
【化160】
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【0571】
工程A
2−フルオロ−5−(1,2,2,2−テトラフルオロ−エチル)−ベンゾニトリル
【0572】
【化161】
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【0573】
DCM(5mL)中の2−フルオロ−5−(2,2,2−トリフルオロ−1−ヒドロキシ−エチル)−ベンゾニトリル(1g、4.56mmol)を、DAST(Aldrich、1.12mL、9.13mmol)で−78℃にて2時間処理した。反応溶液を飽和NaHCO3で急冷し、DCMで抽出した。混合有機層をブラインで洗浄し、無水Na2SO4上で乾燥させ、濾過し、濃縮して粗物質を生成し、これをシリカゲルカラム(ヘキサン:酢酸エチル4:1)によって精製して、表題化合物を無色の固体として得た(1.01g、100%)。
【0574】
MS:222(MH+)。
【0575】
工程B
N−アゼチジン−3−イル−2−[1−メチル−5−(1,2,2,2−トリフルオロ−エチル)−1H−インダゾール−3−イルアミノ]−アセトアミドTFA塩
【0576】
【化162】
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【0577】
出発物質ヒドラジン及び2−フルオロ−5−(1,2,2,2−テトラフルオロ−エチル)−ベンゾニトリルから、実施例18(A〜D)に記載される手順に従って、表題化合物を無色の油状物として調製した。
【0578】
MS:360(MH+)。
【0579】
工程C
N−[1−(4−ヒドロキシ−4−チアゾール−5−イル−シクロヘキシル)−アゼチジン−3−イル]−2−[1−メチル−5−(1,2,2,2−テトラフルオロ−エチル)−1H−インダゾール−3−イルアミノ]−アセトアミド
【0580】
【化163】
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【0581】
N−アゼチジン−3−イル−2−(1−メチル−5−(1,2,2,2−テトラフルオロ−エチル)−1H−インダゾール−3−イルアミノ]−アセトアミドTFA塩(前述の工程で調製)及び4−ヒドロキシ−4−チアゾール−5−イル−シクロヘキサノンの反応から、実施例1の工程Eに記載される手順を使用して、表題化合物を白色の固体として調製した。
【0582】
シリカゲルカラムから得た極性の低い異性体を、実施例107に記載されるように、インビトロで試験した。
【0583】
1H NMR(400MHz、d4−MeOH)δ:8.90(s、1H)、7.95(s、1H)、7.85(d、J=6.0Hz、1H)、7.50(d、J=7.5Hz、1H)、7.38(d、J=7.0Hz、1H)、7.05(m、0.5H)、6.95(m、0.5H)、4.52(m、1H)、4.01(s、2H)、3.88(s、3H)、3.60(m、2H)、3.05(m、2H)、2.38(m、1H)、2.20(m、2H)、1.80(m、2H)、1.73(m、2H)、1.40(m、2H)。
【0584】
(実施例66)
N−[1−(4−ヒドロキシ−4−チアゾール−2−イル−シクロヘキシル)−アゼチジン−3−イル]−2−[1−メチル−5−(1,2,2,2−テトラフルオロ−エチル)−1H−インダゾール−3−イルアミノ)−アセトアミド
【0585】
【化164】
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【0586】
N−アゼチジン−3−イル−2−[1−メチル−5−(1,2,2,2−テトラフルオロ−エチル)−1H−インダゾール−3−イルアミノ]−アセトアミドTFA塩(実施例65、工程Bで調製)及び4−ヒドロキシ−4−チアゾール−2−イル−シクロヘキサノンの反応から、実施例1の工程Eに記載される手順を使用して、表題化合物を白色の固体として調製した。
【0587】
シリカゲルカラムから得た極性の低い異性体を、実施例107に記載されるように、インビトロで試験した。
【0588】
1H NMR(400MHz、CDCl3)δ:8.14(s、1H)、8.00(d、J=6.0Hz、1H)、7.72(d、J=6.5Hz、1H)、7.65(m、1H)、7.63(s、1H)、7.53(t、J=6.8Hz、1H)、7.40(d、J=6.0Hz、1H)、7.18(d、J=6.2Hz、1H)、7.01(m、0.5H)、6.92(m、0.5H)、4.53(m、1H)、4.02(d、J=3.7Hz、2H)、3.82(s、3H)、3.50(t、J=7.0Hz、2H)、2.98(t、J=7.0Hz、2H)、2.20(m、2H)、1.75(m、2H)、1.62(m、2H)、1.38(m、2H)。
【0589】
(実施例67)
2−[1−エチル−5−トリフルオロメチル−1H−インダゾール−3−イルアミノ)−N−[1−(4−ヒドロキシ−4−チアゾール−5−イル−シクロヘキシル)−アゼチジン−3−イル]−アセトアミド
【0590】
【化165】
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【0591】
工程A
N−アゼチジン−3−イル−2−(1−エチル−5−トリフルオロメチル−1H−インダゾール−3−イルアミノ)−アセトアミドTFA塩
【0592】
【化166】
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【0593】
エチルヒドラジン及び2−フルオロ−5−(1,2,2,2−テトラフルオロ−エチル)−ベンゾニトリルから、実施例18(A〜D)に記載される手順に従って、表題化合物を無色の油状物として調製した。
【0594】
MS:342(MH+)。
【0595】
工程B
2−[1−エチル−5−トリフルオロメチル−1H−インダゾール−3−イルアミノ)−N−[1−(4−ヒドロキシ−4−チアゾール−5−イル−シクロヘキシル)−アゼチジン−3−イル]−アセトアミド
【0596】
【化167】
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【0597】
N−アゼチジン−3−イル−2−(1−メチル−5−トリフルオロメチル−1H−インダゾール−3−イルアミノ)−アセトアミドTFA塩(前述の工程で調製)及び4−ヒドロキシ−4−チアゾール−5−イル−シクロヘキサノンの反応から、実施例1の工程Eに記載される手順を使用して、表題化合物を白色の固体として調製した。
【0598】
シリカゲルカラムから得た極性の低い異性体を、実施例107に記載されるように、インビトロで試験した。
【0599】
1H NMR(400MHz、d4−MeOH)δ:8.90(s、1H)、8.10(s、1H)、7.75(s、1H)、7.60(d、J=6.0Hz、1H)、7.48(d、J=6.0Hz、1H)、4.50(m、1H)、4.25(t、J=4.5Hz、2H)、4.02(s、2H)、3.65(t、J=5.0Hz、2H)、3.00(t、J=5.0Hz、2H)、2.35(m、1H)、2.20(m、2H)、1.90(m、2H)、1.75(m、2H)、1.40(t、J=6.5Hz、3H)、1.38(m、2H)。
【0600】
(実施例68)
2−[1−エチル−5−トリフルオロメチル−1H−インダゾール−3−イルアミノ)−N−[1−(4−ヒドロキシ−4−チアゾール−2−イル−シクロヘキシル)−アゼチジン−3−イル]−アセトアミド
【0601】
【化168】
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【0602】
N−アゼチジン−3−イル−2−(1−メチル−5−トリフルオロメチル−1H−インダゾール−3−イルアミノ)−アセトアミドTFA塩(実施例67、工程Aで調製)及び4−ヒドロキシ−4−チアゾール−2−イル−シクロヘキサノンの反応から、実施例1の工程Eに記載される手順を使用して、表題化合物を白色の固体として調製した。
【0603】
シリカゲルカラムから得た極性の低い異性体を、実施例107に記載されるように、インビトロで試験した。
【0604】
1H NMR(400MHz、d4−MeOH)δ:7.75(s、1H)、7.67(s、1H)、7.56(s、1H)、7.52(d、J=6.5Hz、1H)、7.34(d、J=6.5Hz、1H)、4.55(m、1H)、4.20(q、J=7.0Hz、2H)、4.01(s、2H)、3.75(t、J=6.5Hz、2H)、3.10(t、J=6.5Hz、2H)、2.45(m、3H)、1.85(m、2H)、1.60(m、2H)、1.30(t、J=7.0Hz、3H)、1.25(m、2H)。
【0605】
(実施例69)
2−(1−エチル−5−トリフルオロメチル−1H−インダゾール−3−イルアミノ)−N−{1−[4−ヒドロキシ−4−(2−メチル−チアゾール−5−イル)−シクロヘキシル]−アゼチジン−3−イル}−アセトアミド
【0606】
【化169】
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【0607】
N−アゼチジン−3−イル−2−(1−メチル−5−トリフルオロメチル−1H−インダゾール−3−イルアミノ)−アセトアミドTFA塩(実施例67、工程Aで調製)及び4−ヒドロキシ−4−(2−メチル−チアゾール−5−イル)−シクロヘキサノンの反応から、実施例1の工程Eに記載される手順を使用して、表題化合物を白色の固体として調製した。
【0608】
シリカゲルカラムから得た極性の低い異性体を、実施例107に記載されるように、インビトロで試験した。
【0609】
1H NMR(400MHz、d4−MeOH)δ:8.45(s、1H)、8.15(d、J=5.8Hz、1H)、8.07(s、1H)、7.58(d、J=6.0Hz、1H)、4.52(m、1H)、4.25(q、J=7.5Hz、2H)、4.01(s、2H)、3.52(t、J=6.0Hz、2H)、2.92(t、J=6.0Hz、2H)、2.45(m、1H)、2.32(s、3H)、2.02(m、2H)、1.80(m、4H)、1.30(t、J=7.0Hz、3H)、1.25(m、2H)。
【0610】
(実施例70)
4−{3−[2−(1−メチル−5−トリフルオロメチル−1H−インダゾール−3−イルアミノ)−アセチルアミノ]−アゼチジン−1−イル}−シクロヘキサンカルボン酸エチルエステル
【0611】
【化170】
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【0612】
N−アゼチジン−3−イル−2−(1−メチル−5−トリフルオロメチル−1H−インダゾール−3−イルアミノ)−アセトアミドTFA塩(実施例67、工程Aで調製)及び4−オキソ−シクロヘキシルカルボン酸エチルエステルの反応から、実施例1の工程Eに記載される手順を使用して、表題化合物を白色の固体として調製した。
【0613】
シリカゲルカラムから得た極性の低い異性体を、実施例107に記載されるように、インビトロで試験した。
【0614】
1H NMR(400MHz、d4−MeOH)δ:8.11(s、1H)、7.56(d、J=6.0Hz、1H)、7.48(d、J=6.0Hz、1H)、4.51(m、1H)、4.25(q、J=8.0Hz、2H)、4.14(q、J=7.5Hz、2H)、4.05(s、2H)、3.62(t、J=7.4Hz、2H)、3.05(t、J=7.4Hz、2H)、2.51(m、1H)、2.20(m、1H)、2.05(m、2H)、1.56(m、4H)、1.40(t、J=7.5Hz、3H)、1.25(m、2H)、1.20(t、J=7.0Hz、3H)。
【0615】
(実施例71)
2−[1−エチル−5−トリフルオロメチル−1H−インダゾール−3−イルアミノ]−N−[1−(4−イソプロピル−シクロヘキシル)−アゼチジン−3−イル]−アセトアミド
【0616】
【化171】
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【0617】
N−アゼチジン−3−イル−2−(1−メチル−5−トリフルオロメチル−1H−インダゾール−3−イルアミノ)−アセトアミドTFA塩(実施例67、工程Aで調製)及び4−イソプロピル−シクロヘキサノンの反応から、実施例1の工程Eに記載される手順を使用して、表題化合物を白色の固体として調製した。
【0618】
シリカゲルカラムから得た極性の低い異性体を、実施例107に記載されるように、インビトロで試験した。
【0619】
1H NMR(400MHz、d4−MeOH)δ:8.10(s、1H)、7.55(d、J=6.0Hz、1H)、7.45(d、J=6.0Hz、1H)、4.48(m、1H)、4.25(q、J=8.0Hz、2H)、4.05(s、2H)、3.50(t、J=7.4Hz、2H)、2.95(t、J=7.4Hz、2H)、2.21(m、1H)、1.40(m、8H)、1.35(t、J=7.5Hz、3H)、1.10(m、1H)、0.85(t、J=7.0Hz、6H)。
【0620】
(実施例72)
4−(3−{2−[1−(2,2,2−トリフルオロ−エチル)−5−トリフルオロメチル−1H−インダゾール−3−イルアミノ]−アセチルアミノ}−アゼチジン−1−イル)−シクロヘキサンカルボン酸エチルエステル
【0621】
【化172】
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【0622】
工程A
N−(アゼチジン−3−イル)−2−((1−(2,2,2−トリフルオロエチル)−5−(トリフルオロメチル)−1H−インダゾール−3−イル)アミノ)−アセトアミドTFA塩
【0623】
【化173】
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【0624】
出発物質(2,2,2−トリフルオロ−エチル)−ヒドラジン及び2−フルオロ−5−トリフルオロメチルベンゾニトリルから、実施例18(A〜D)に記載される手順に従って、表題化合物を無色の油状物として調製した。
【0625】
MS:382(MH+)。
【0626】
工程B
4−(3−{2−[1−(2,2,2−トリフルオロ−エチル)−5−トリフルオロメチル−1H−インダゾール−3−イルアミノ]−アセチルアミノ}−アゼチジン−1−イル)−シクロヘキサンカルボン酸エチルエステル
【0627】
【化174】
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【0628】
N−(アゼチジン−3−イル)−2−((1−(2,2,2−トリフルオロエチル)−5−(トリフルオロメチル)−1H−インダゾール−3−イル)アミノ)−アセトアミドTFA塩(前述の工程で調製)及び4−オキソ−シクロヘキサンカルボン酸エチルエステルの反応から、実施例1の工程Eに記載される手順を使用して、表題化合物を白色の固体として調製した。
【0629】
シリカゲルカラムから得た極性の低い異性体を、実施例107に記載されるように、インビトロで試験した。
【0630】
1H NMR(400MHz、d4−MeOH)δ:7.95(s、1H)、7.49(d、J=7.0Hz、1H)、7.35(d、J=7.0Hz、1H)、5.12(q、J=9.5Hz、2H)、4.48(m、1H)、4.21(s、2H)、4.12(q、J=10.0Hz、2H)、3.60(t、J=6.5Hz、2H)、2.95(t、J=6.5Hz、2H)、2.50(m、1H)、2.20(m、2H)、2.10(m、1H)、1.70(m、4H)、1.35(m、2H)、1.28(t、J=9.5Hz、3H)。
【0631】
(実施例73)
N−{1−[4−(2−エチル−チアゾール−5−イル)−4−ヒドロキシ−シクロヘキシル]−アゼチジン−3−イル}−2−[1−(2,2,2−トリフルオロ−エチル)−5−トリフルオロメチル−1H−インダゾール−3−イルアミノ]−アセトアミド
【0632】
【化175】
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【0633】
N−(アゼチジン−3−イル)−2−((1−(2,2,2−トリフルオロエチル)−5−(トリフルオロメチル)−1H−インダゾール−3−イル)アミノ)アセトアミドTFA塩(実施例72、工程Aで調製)及び4−(2−エチル−チアゾール−5−イル)−4−ヒドロキシ−シクロヘキサノンの反応から、実施例1の工程Eに記載される手順を使用して、表題化合物を白色の固体として調製した。
【0634】
シリカゲルカラムから得た極性の低い異性体を、実施例107に記載されるように、インビトロで試験した。
【0635】
MS:605(MH+)。
【0636】
(実施例74)
2−[1−(2−ヒドロキシ−エチル)−5−トリフルオロメチル−1H−インダゾール−3−イルアミノ]−N−{1−[4−ヒドロキシ−4−(6−メチル−ピリジン−3−イル)−シクロヘキシル]−アゼチジン−3−イル}−アセトアミド
【0637】
【化176】
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【0638】
工程A
N−アゼチジン−3−イル−2−[1−(2−ヒドロキシ−エチル)−5−トリフルオロメチル−1H−インダゾール−3−イルアミノ)−アセトアミドTFA塩
【0639】
【化177】
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【0640】
出発物質2−ヒドラジノ−エタノール及び2−フルオロ−5−トリフルオロメチルベンゾニトリルから、実施例18(A〜D)に記載される手順に従って、表題化合物を無色の油状物として調製した。
【0641】
MS:358(MH+)。
【0642】
工程B
2−[1−(2−ヒドロキシ−エチル)−5−トリフルオロメチル−1H−インダゾール−3−イルアミノ]−N−{1−[4−ヒドロキシ−4−(6−メチル−ピリジン−3−イル)−シクロヘキシル]−アゼチジン−3−イル}−アセトアミド
【0643】
【化178】
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【0644】
N−アゼチジン−3−イル−2−[1−(2−ヒドロキシ−エチル)−5−トリフルオロメチル−1H−インダゾール−3−イルアミノ]−アセトアミドTFA塩(前述の工程で調製)及び4−ヒドロキシ−4−(6−メトキシ−ピリジン−3−イル)−シクロヘキサノンの反応から、実施例1の工程Eに記載される手順を使用して、表題化合物を白色の固体として調製した。
【0645】
シリカゲルカラムから得た極性の低い異性体を、実施例107に記載されるように、インビトロで試験した。
【0646】
1H NMR(400MHz、d4−MeOH)δ:8.55(d、J=2.2Hz、1H)、7.84(dd、J=2.4、8.1Hz、1H)、7.20〜7.39(m、1H)、3.97〜4.07(m、1H)、2.12〜2.32(m、2H)、1.96〜2.10(m、2H)、1.76〜1.89(m、1H)、1.65(dd、J=3.4、13.4Hz、2H)、1.56(d、J=13.0Hz、2H)。
【0647】
(実施例75)
2−[1−(2−ヒドロキシ−エチル)−5−トリフルオロメチル−1H−インダゾール−3−イルアミノ]−N−{1−[4−ヒドロキシ−4−(6−メチル−ピリジン−3−イル)−シクロヘキシル]−アゼチジン−3−イル}−アセトアミド
【0648】
【化179】
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【0649】
N−アゼチジン−3−イル−2−[1−(2−ヒドロキシ−エチル)−5−トリフルオロメチル−1H−インダゾール−3−イルアミノ]−アセトアミドTFA塩(実施例74、工程Aで調製)及び4−ヒドロキシ−4−(6−メトキシ−ピリジン−3−イル)−シクロヘキサノンの反応から、実施例1の工程Eに記載される手順を使用して、表題化合物を白色の固体として調製した。
【0650】
シリカゲルカラムから得た極性の低い異性体を、実施例107に記載されるように、インビトロで試験した。
【0651】
1H NMR(400MHz、CDCl3)δ:8.30(d、J=2.2Hz、1H)、7.84(s、1H)、7.70〜7.77(m、1H)、7.53〜7.59(m、1H)、7.29(d、J=8.8Hz、1H)、6.74(d、J=8.6Hz、1H)、4.44(d、J=4.9Hz、1H)、4.25〜4.34(m、2H)、3.98〜4.08(m、3H)、3.86〜3.98(m、4H)、2.10〜2.27(m、2H)、1.95(td、J=2.2、12.8Hz、4H)、1.75〜1.91(m、4H)、1.68(br.s.、3H)、1.54(d、J=16.6Hz、1H)。
【0652】
(実施例76)
2−[1−(2−ヒドロキシ−エチル)−5−トリフルオロメチル−1H−インダゾール−3−イルアミノ]−N−[1−(4−ヒドロキシ−4−チアゾール−2−イル−シクロヘキシル)−アゼチジン−3−イル]−アセトアミド
【0653】
【化180】
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【0654】
N−アゼチジン−3−イル−2−[1−(2−ヒドロキシ−エチル)−5−トリフルオロメチル−1H−インダゾール−3−イルアミノ]−アセトアミドTFA塩(実施例74、工程Aで調製)及び4−ヒドロキシ−4−チアゾール−5−イル−シクロヘキサノンの反応から、実施例1の工程Eに記載される手順を使用して、表題化合物を白色の固体として調製した。
【0655】
シリカゲルカラムから得た極性の低い異性体を、実施例107に記載されるように、インビトロで試験した。
【0656】
1H NMR(400MHz、d4−MeOH)δ:8.91(s、1H)、8.10(s、1H)、7.85(s、1H)、7.58(d、J=6.0Hz、1H)、7.48(d、J=6.0Hz、1H)、4.50(m、1H)、4.25(d、J=4.0Hz、2H)、4.05(d、J=3.5Hz、2H)、3.90(d、J=4.5Hz、2H)、3.65(t、J=6.8Hz、2H)、3.05(d、J=7.0Hz、2H)、2.38(m、1H)、2.25(m、2H)、1.90(m、2H)、1.80(m、2H)、1.38(m、2H)。
【0657】
(実施例77)
2−[1−(2−ヒドロキシ−エチル)−5−トリフルオロメチル−1H−インダゾール−3−イルアミノ]−N−{1−[4−ヒドロキシ−4−(5−メチル−チアゾール−2−イル)−シクロヘキシル]−アゼチジン−3−イル}−アセトアミド
【0658】
【化181】
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【0659】
N−アゼチジン−3−イル−2−[1−(2−ヒドロキシ−エチル)−5−トリフルオロメチル−1H−インダゾール−3−イルアミノ]−アセトアミドTFA塩(実施例74、工程Aで調製)及び4−ヒドロキシ−4−(5−メチル−チアゾール−2−イル)−シクロヘキサノンの反応から、実施例1の工程Eに記載される手順を使用して、表題化合物を白色の固体として調製した。
【0660】
シリカゲルカラムから得た極性の低い異性体を、実施例107に記載されるように、インビトロで試験した。
【0661】
1H NMR(400MHz、d4−MeOH)δ:8.10(s、1H)、7.55(d、J=6.0Hz、1H)、7.48(d、J=6.0Hz、1H)、6.98(s、1H)、4.48(m、1H)、4.31(t、J=4.5Hz、2H)、4.02(s、2H)、3.89(t、J=5.5Hz、2H)、3.58(t、J=6.5Hz、2H)、2.95(t、J=6.5Hz、2H)、2.42(s、3H)、2.40(m、3H)、1.80(m、2H)、1.65(m、2H)、1.48(m、2H)。
【0662】
(実施例78)
N−[1−(4−ベンゾ[1,3]ジオキソール−5−イル−シクロヘキシル)−アゼチジン−3−イル]−2−[1−(2−ヒドロキシ−エチル)−5−トリフルオロメチル−1H−インダゾール−3−イルアミノ]−アセトアミド
【0663】
【化182】
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【0664】
N−アゼチジン−3−イル−2−[1−(2−ヒドロキシ−エチル)−5−トリフルオロメチル−1H−インダゾール−3−イルアミノ]−アセトアミドTFA塩(実施例74、工程Aで調製)及び4−ベンゾ[1,3]ジオキソール−5−イル−シクロヘキサノンの反応から、実施例1の工程Eに記載される手順を使用して、表題化合物を白色の固体として調製した。
【0665】
シリカゲルカラムから得た極性の低い異性体を、実施例107に記載されるように、インビトロで試験した。
【0666】
MS:560(MH+)。
【0667】
(実施例79)
2−[1−(2−ヒドロキシ−エチル)−5−トリフルオロメチル−1H−インダゾール−3−イルアミノ]−N−[1−(4−メトキシメチル−シクロヘキシル)−アゼチジン−3−イル]−アセトアミド
【0668】
【化183】
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【0669】
N−アゼチジン−3−イル−2−(1−(2−ヒドロキシ−エチル)−5−トリフルオロメチル−1H−インダゾール−3−イルアミノ]−アセトアミドTFA塩(実施例74、工程Aで調製)及び4−メトキシメチル−シクロヘキサノンの反応から、実施例1の工程Eに記載される手順を使用して、表題化合物を白色の固体として調製した。
【0670】
シリカゲルカラムから得た極性の低い異性体を単離し、NMRによって特徴付けた。
【0671】
1H NMR(400MHz、d4−MeOH)δ:8.05(s、1H)、7.51(d、J=7.0Hz、1H)、7.46(d、J=7.0Hz、1H)、4.48(m、1H)、4.25(t、J=6.0Hz、2H)、3.95(s、2H)、3.85(d、J=6.0Hz、2H)、3.60(m、2H)、3.38(s、3H)、2.90(t、J=7.0Hz、2H)、2.75(t、J=6.5Hz、2H)、1.75(m、2H)、1.40(m、6H0、1.02(m、1H)。
【0672】
(実施例80)
3−({[1−(4−ヒドロキシ−4−チアゾール−2−イル−シクロヘキシル)−アゼチジン−3−イルカルバモイル]−メチル}−アミノ)−5−トリフルオロメチル−インダゾール−1−カルボン酸tert−ブチルアミド
【0673】
【化184】
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【0674】
工程A
2−(5−トリフルオロメチル−1H−インダゾール−3−イル)−イソインドール−1,3−ジオン
【0675】
【化185】
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【0676】
ジオキサン(10mL)中のイソベンゾフラン−1,3−ジオン(4.24g、28.6mmol)及び5−トリフルオロメチル−1H−インダゾール−3−イルアミン(5.76g、28.6mmol)を、密封管内で100℃にて一晩加熱した。溶媒を除去して、粗生成物を得た。
【0677】
MS:332(MH+)。
【0678】
工程B
3−(1,3−ジオキソ−1,3−ジヒドロ−イソインドール−2−イル)−5−トリフルオロメチル−インダゾール−1−カルボン酸tert−ブチルアミド
【0679】
【化186】
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【0680】
DMF(5mL)中の2−(5−トリフルオロメチル−1H−インダゾール−3−イル)−イソインドール−1,3−ジオン(1.56g、4.71mmol)を、t−ブチル−イソシアネート(513mg、5.18mmol)で室温にて一晩処理した。反応溶液を酢酸エチルと水の間で分画した。有機層をブラインで洗浄し、無水Na2SO4で乾燥させ、濾過し、濃縮して粗物質を生成した。シリカゲルカラム(ヘキサン:酢酸エチル2:1)による精製から、表題化合物を無色の固体として得た。
【0681】
1H NMR(400MHz、CDCl3)δ:8.61(d、J=6.0Hz、1H)、8.05(m、2H)、7.90(m、2H)、7.80(d、J=6.5Hz、1H)、7.05(s、1H)、1.52(s、9H)。
【0682】
工程C
3−アミノ−5−トリフルオロメチル−インダゾール−1−カルボン酸tert−ブチルアミド
【0683】
【化187】
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【0684】
THF(5mL)中の3−(1,3−ジオキソ−1,3−ジヒドロ−イソインドール−2−イル)−5−トリフルオロメチル−インダゾール−1−カルボン酸tert−ブチルアミド(1.41g、3.28mmol)を、ヒドラジン(315mg、9.84mmol)で室温にて30分間処理した。溶媒を除去し、残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィーによって、1:1ヘキサン:酢酸エチルを使用して精製し、表題化合物を白色の固体として得た。
【0685】
MS:301(MH+)。
【0686】
工程D
3−[(アゼチジン−3−イルカルバモイルメチル)−アミノ]−5−トリフルオロメチル−インダゾール−1−カルボン酸tert−ブチルアミドTFA塩
【0687】
【化188】
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【0688】
3−アミノ−5−トリフルオロメチル−インダゾール−1−カルボン酸tert−ブチルアミド及びグリオキシル酸の還元アミノ化に続いて、実施例17(B〜D)に記載のEDClカップリング及びTFA脱保護から、表題化合物を無色の油状物として調製した。
【0689】
MS:413(MH+)。
【0690】
工程E
3−({[1−(4−ヒドロキシ−4−チアゾール−2−イル−シクロヘキシル)−アゼチジン−3−イルカルバモイル]−メチル}−アミノ)−5−トリフルオロメチル−インダゾール−1−カルボン酸tert−ブチルアミド
【0691】
【化189】
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【0692】
3−[(アゼチジン−3−イルカルバモイルメチル)−アミノ]−5−トリフルオロメチル−インダゾール−1−カルボン酸tert−ブチルアミドTFA塩及び4−ヒドロキシ−4−チアゾール−2−イル−シクロヘキサノンの反応から、実施例1の工程Eに記載される手順を使用して、表題化合物を白色の固体として調製した。
【0693】
シリカゲルカラムから得た極性の低い異性体を、実施例107に記載されるように、インビトロで試験した。
【0694】
1H NMR(400MHz、CDCl3)δ:8.35(d、J=6.0Hz、1H)、8.03(s、1H)、7.70(s、1H)、7.61(d、J=6.5Hz、1H)、7.28(s、1H)、7.23(d、J=6.0Hz、1H)、6.15(s、br、1H)、4.55(m、1H)、4.15(s、2H)、3.48(t、J=7.8Hz、2H)、3.15(t、J=7.8Hz、2H)、2.40(m、1H)、2.05(m、2H)、1.98(m、2H)、1.78(m、2H)、1.55(m、2H)、1.45(s、9H)。
【0695】
(実施例81)
3−({[1−(4−ヒドロキシ−4−チアゾール−2−イル−シクロヘキシル)−アゼチジン−3−イルカルバモイル]−メチル}−アミノ)−5−トリフルオロメチル−インダゾール−1−カルボン酸アミド
【0696】
【化190】
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【0697】
TFA(2mL)中の3−({[1−(4−ヒドロキシ−4−チアゾール−2−イル−シクロヘキシル)−アゼチジン−3−イルカルバモイル]−メチル}−アミノ)−5−トリフルオロメチル−インダゾール−1−カルボン酸tert−ブチルアミド(実施例80で調製、150mg、0.25mmol)を、密封管内で80℃にて6時間加熱した。TFAを除去し、残留物をDCMと飽和NaHCO3の間に分画した。混合有機層をブラインで洗浄し、無水Na2SO4上で乾燥させ、濾過し、濃縮して粗物質を生成し、これをシリカゲルカラム(MeOH中DCM:7N NH3 9:1)によって精製して、表題化合物を白色の固体として得た(36g、27%)。
【0698】
1H−NMR(400MHz、d4−MeOH)δ:8.38(d、J=6.5Hz、1H)、8.21(s、1H)、7.71(d、J=6.0Hz、1H)、7.67(s、1H)、7.48(s、1H)、4.45(m、1H)、4.05(d、J=3.1Hz、2H)、3.60(t、J=7.0Hz、2H)、3.02(t、J=5.0Hz、2H)、2.32(m、3H)、1.75(m、2H)、1.70(m、2H)、1.45(m、2H)。
【0699】
(実施例82)
3−[({1−[4−(6−エトキシ−ピリジン−3−イル)−4−ヒドロキシ−シクロヘキシル]−アゼチジン−3−イルカルバモイル}−メチル)−アミノ]−5−トリフルオロメチル−インダゾール−1−カルボン酸tert−ブチルアミド
【0700】
【化191】
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【0701】
3−[(アゼチジン−3−イルカルバモイルメチル)−アミノ]−5−トリフルオロメチル−インダゾール−1−カルボン酸tert−ブチルアミドTFA塩(実施例81、工程Dで調製)及び4−(6−エトキシ−ピリジン−3−イル)−4−ヒドロキシ−シクロヘキサノンの反応から、実施例1の工程Eに記載される手順を使用して、表題化合物を白色の固体として調製した。
【0702】
シリカゲルカラムから得た極性の低い異性体を、実施例107に記載されるように、インビトロで試験した。
【0703】
1H NMR(400MHz、d4−MeOH)δ:8.32(d、J=6.5Hz、1H)、8.25(s、1H)、7.85(m、2H)、7.75(d、J=6.0Hz、1H)、6.75(d、J=7.0Hz、1H)、4.50(m、1H)、4.32(q、J=8.5Hz、2H)、4.10(s、2H)、3.70(t、J=7.0Hz、2H)、3.05(t、J=6.5Hz、2H)、2.42(m、1H)、2.20(m、2H)、1.90(m、4H)、1.51(s、9H)、1.42(t、J=7.5Hz、3H)。
【0704】
(実施例83)
3−[({1−[4−(6−エトキシ−ピリジン−3−イル)−4−ヒドロキシ−シクロヘキシル]−アゼチジン−3−イルカルバモイル}−メチル)−アミノ]−5−トリフルオロメチル−インダゾール−1−カルボン酸アミド
【0705】
【化192】
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【0706】
3−[({1−[4−(6−エトキシ−ピリジン−3−イル)−4−ヒドロキシ−シクロヘキシル]−アゼチジン−3−イルカルバモイル}−メチル)−アミノ]−5−トリフルオロメチル−インダゾール−1−カルボン酸tert−ブチルアミド(実施例82で調製)を、実施例81に記載される手順を使用してTFAで処理して、表題化合物を白色の固体として調製した。
【0707】
1H NMR(400MHz、d4−MeOH)δ:8.35(d、J=6.0Hz、1H)、8.25(d、J=7.5Hz、2H)、7.85(d、J=6.0Hz、1H)、7.70(d、J=6.0Hz、1H)、6.75(d、J=7.0Hz、1H)、4.60(m、1H)、4.30(q、J=7.0Hz、2H)、4.10(d、J=2.5Hz、2H)、3.75(m、2H)、2.95(m、2H)、2.75(m、1H)、2.20(m、2H)、1.95(m、2H)、1.65(m、2H)、1.45(m、2H)、1.40(t、J=7.5Hz、3H)。
【0708】
(実施例84)
3−[({1−[4−(tert−ブチル−ジメチル−シラニルオキシ)−シクロヘキシル]−アゼチジン−3−イルカルバモイル}−メチル)−アミノ]−5−トリフルオロメチル−インダゾール−1−カルボン酸tert−ブチルアミド
【0709】
【化193】
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【0710】
3−[(アゼチジン−3−イルカルバモイルメチル)−アミノ]−5−トリフルオロメチル−インダゾール−1−カルボン酸tert−ブチルアミドTFA塩(実施例81、工程Dで調製)及び4−(tert−ブチル−ジメチル−シラニルオキシ)−シクロヘキサノンの反応から、実施例1の工程Eに記載される手順を使用して、表題化合物を白色の固体として調製した。
【0711】
シリカゲルカラムから得た極性の低い異性体を、実施例107に記載されるように、インビトロで試験した。
【0712】
MS:625(MH+
【0713】
(実施例85)
3−({[1−(4−ヒドロキシ−シクロヘキシル)−アゼチジン−3−イルカルバモイル]−メチル}−アミノ)−5−トリフルオロメチル−インダゾール−1−カルボン酸アミド
【0714】
【化194】
[この文献は図面を表示できません]
【0715】
3−[({1−[4−(tert−ブチル−ジメチル−シラニルオキシ)−シクロヘキシル]−アゼチジン−3−イルカルバモイル}−メチル)−アミノ]−5−トリフルオロメチル−インダゾール−1−カルボン酸tert−ブチルアミド(実施例84で調製)を、実施例81に記載される手順を使用してTFAで処理して、表題化合物を白色の固体として調製した。
【0716】
MS:455(MH+
【0717】
(実施例86)
3−({[1−(4−シアノ−シクロヘキシル)−アゼチジン−3−イルカルバモイル]−メチル}−アミノ)−5−トリフルオロメチル−インダゾール−1−カルボン酸tert−ブチルアミド
【0718】
【化195】
[この文献は図面を表示できません]
【0719】
3−[(アゼチジン−3−イルカルバモイルメチル)−アミノ]−5−トリフルオロメチル−インダゾール−1−カルボン酸tert−ブチルアミドTFA塩(実施例81、工程Dで調製)及び4−シアノ−シクロヘキサノンの反応から、実施例1の工程Eに記載される手順を使用して、表題化合物を白色の固体として調製した。
【0720】
MS:520(MH+)。
【0721】
(実施例87)
3−({[1−(4−シアノ−シクロヘキシル)−アゼチジン−3−イルカルバモイル]−メチル}−アミノ)−5−トリフルオロメチル−インダゾール−1−カルボン酸アミド
【0722】
【化196】
[この文献は図面を表示できません]
【0723】
3−({[1−(4−シアノ−シクロヘキシル)−アゼチジン−3−イルカルバモイル]−メチル}−アミノ)−5−トリフルオロメチル−インダゾール−1−カルボン酸tert−ブチルアミド(実施例86で調製)を、実施例81に記載される手順を使用してTFAで処理して、表題化合物を白色の固体として調製した。
【0724】
MS:464(MH+)。
【0725】
(実施例88)
4−{3−[2−(1−tert−ブチルカルバモイル−5−トリフルオロメチル−1H−インダゾール−3−イルアミノ)−アセチルアミノ]−アゼチジン−1−イル}−シクロヘキサンカルボン酸エチルエステル
【0726】
【化197】
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【0727】
3−[(アゼチジン−3−イルカルバモイルメチル)−アミノ]−5−トリフルオロメチル−インダゾール−1−カルボン酸tert−ブチルアミドTFA塩(実施例81、工程Dで調製)及び4−オキソ−シクロヘキサンカルボン酸エチルエステルの反応から、実施例1の工程Eに記載される手順を使用して、表題化合物を白色の固体として調製した。
【0728】
MS:567(MH+)。
【0729】
(実施例89)
4−{3−[2−(1−カルバモイル−5−トリフルオロメチル−1H−インダゾール−3−イルアミノ)−アセチルアミノ]−アゼチジン−1−イル}−シクロヘキサンカルボン酸エチルエステル
【0730】
【化198】
[この文献は図面を表示できません]
【0731】
4−{3−[2−(1−tert−ブチルカルバモイル−5−トリフルオロメチル−1H−インダゾール−3−イルアミノ)−アセチルアミノ]−アゼチジン−1−イル}−シクロヘキサンカルボン酸エチルエステル(実施例88で調製)のTFAによる脱保護から、実施例81に記載される手順を使用して、表題化合物を白色の固体として調製した。
【0732】
MS:511(MH+)。
【0733】
(実施例90)
−({[1−(4−フェニル−シクロヘキシル)−アゼチジン−3−イルカルバモイル]−メチル}−アミノ)−5−トリフルオロメチル−インダゾール−1−カルボン酸イソプロピルアミド
【0734】
【化199】
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【0735】
工程A
3−[(アゼチジン−3−イルカルバモイルメチル)−アミノ]−5−トリフルオロメチル−インダゾール−1−カルボン酸イソプロピルアミド
【0736】
【化200】
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【0737】
実施例80(A〜D)に記載される手順に従って、イソプロピル−イソシアネートをt−ブチル−イソシアネートに置換して、表題化合物を無色の油状物として調製した。
【0738】
MS:399(MH+)。
【0739】
工程B
3−({[1−(4−フェニル−シクロヘキシル)−アゼチジン−3−イルカルバモイル]−メチル}−アミノ)−5−トリフルオロメチル−インダゾール−1−カルボン酸イソプロピルアミド
【0740】
【化201】
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【0741】
3−[(アゼチジン−3−イルカルバモイルメチル)−アミノ]−5−トリフルオロメチル−インダゾール−1−カルボン酸イソプロピルアミド及び4−フェニル−シクロヘキサノンの反応から、実施例1の工程Eに記載される手順を使用して、表題化合物を白色の固体として調製した。
【0742】
シリカゲルカラムから得た極性の低い異性体を、実施例107に記載されるように、インビトロで試験した。
【0743】
1H NMR(400MHz、d4−MeOH)δ:8.32(d、J=6.5Hz、1H)、8.19(s、1H)、7.75(d、J=6.5Hz、1H)、7.25(m、4H)、7.12(m、1H)、4.67(m、1H)、4.11(s、2H)、4.05(m、1H)、3.95(m、2H)、3.33(m、2H)、2.80(br、s、1H)、2.61(m、1H)、1.80(m、4H)、1.55(m、4H)、1.28(d、J=5.5Hz、6H)。
【0744】
(実施例91)
3−[({1−[4−(6−メトキシ−ピリジン−3−イル)−シクロヘキシル]−アゼチジン−3−イルカルバモイル}−メチル)−アミノ]−5−トリフルオロメチル−インダゾール−1−カルボン酸イソプロピルアミド
【0745】
【化202】
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【0746】
3−[(アゼチジン−3−イルカルバモイルメチル)−アミノ]−5−トリフルオロメチル−インダゾール−1−カルボン酸イソプロピルアミド(実施例90、工程Aで調製)及び4−(6−メトキシ−ピリジン−3−イル)−シクロヘキサノンの反応から、実施例1の工程Eに記載される手順を使用して、表題化合物を白色の固体として調製した。
【0747】
シリカゲルカラムから得た極性の低い異性体を、実施例107に記載されるように、インビトロで試験した。
【0748】
1H NMR(400MHz、d4−MeOH)δ:8.28(d、J=6.0Hz、1H)、8.20(s、1H)、7.95(s、1H)、7.78(d、J=6.0Hz、1H)、7.61(d、J=6.0Hz、1H)、6.75(d、J=6.5Hz、1H)、4.55(m、1H)、4.11(s、2H)、3.90(s、3H)、3.69(t、J=6.5Hz、2H)、2.96(t、J=6.5Hz、2H)、2.90(m、1H)、2.65(m、1H)、2.40(m、1H)、1.90(m、6H)、1.55(m、2H)、1.32(d、J=4.5Hz、2H)、1.21(d、J=4.5Hz、2H)。
【0749】
(実施例92)
3−({[1−(4−イソプロピル−シクロヘキシル)−アゼチジン−3−イルカルバモイル]−メチル}−アミノ)−5−トリフルオロメチル−インダゾール−1−カルボン酸イソプロピルアミド
【0750】
【化203】
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【0751】
3−[(アゼチジン−3−イルカルバモイルメチル)−アミノ]−5−トリフルオロメチル−インダゾール−1−カルボン酸イソプロピルアミド(実施例90、工程Aで調製)及び4−イソ−プロピル−シクロヘキサノンの反応から、実施例1の工程Eに記載される手順を使用して、表題化合物を白色の固体として調製した。
【0752】
シリカゲルカラムから得た極性の低い異性体を、実施例107に記載されるように、インビトロで試験した。
【0753】
1H NMR(400MHz、d4−MeOH)δ:8.10(s、1H)、7.61(d、J=6.0Hz、1H)、7.45(d、J=6.0Hz、1H)、4.51(m、1H)、4.04(s、2H)、3.75(t、J=6.5Hz、2H)、3.21(t、J=6.5Hz、2H)、3.19(m、1H)、2.55(m、1H)、2.22(m、2H)、1.90(m、2H)、1.75(m、2H)、1.45(d、J=7.5Hz、6H)、1.40(m、2H)、1.38(d、J=7.0Hz、6H)。
【0754】
(実施例93)
3−{[(1−ビシクロヘキシル−4−イル−アゼチジン−3−イルカルバモイル)−メチル]−アミノ}−5−トリフルオロメチル−インダゾール−1−カルボン酸イソプロピルアミド
【0755】
【化204】
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【0756】
3−[(アゼチジン−3−イルカルバモイルメチル)−アミノ]−5−トリフルオロメチル−インダゾール−1−カルボン酸イソプロピルアミド(実施例90、工程Aで調製)及びビシクロヘキシル−4−オンの反応から、実施例1の工程Eに記載される手順を使用して、表題化合物を白色の固体として調製した。
【0757】
シリカゲルカラムから得た極性の低い異性体を、実施例107に記載されるように、インビトロで試験した。
【0758】
1H NMR(400MHz、CDCl3)δ:9.88(br、s、1H)、8.38(d、J=6.5Hz、1H)、8.05(s、1H)、7.71(d、J=6.5Hz、1H)、6.78(d、J=6.0Hz、1H)、6.10(br、s、1H)、4.78(m、1H)、4.20(s、2H)、3.69(m、2H)、3.10(m、2H)、2.70(m、1H)、2.05(m、1H)、1.80(m、14H)、1.55(m、2H)、1.30(d、J=4.5Hz、6H)、1.20(m、6H)。
【0759】
(実施例94)
4−{3−[2−(1−アリル−5−トリフルオロメチル−1H−インダゾール−3−イルアミノ)−アセチルアミノ]−アゼチジン−1−イル}−シクロヘキサンカルボン酸エチルエステル
【0760】
【化205】
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【0761】
工程A
2−(1−アリル−5−トリフルオロメチル−1H−インダゾール−3−イル)−イソインドール−1,3−ジオン
【0762】
【化206】
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【0763】
アセトン(10mL)中の2−(5−トリフルオロメチル−1H−インダゾール−3−イル)−イソインドール−1,3−ジオン(500mg、1.51mmol)、K2CO3(313mg、2.26mmol)及び臭化アリル(365mg、3.02mmol)を加熱して、一晩還流させた。反応溶液を濾過し、残留物を濃縮して、シリカゲルカラムクロマトグラフィーによって、ヘキサン:酢酸エチル2:1を使用して精製し、表題化合物を白色の固体として得た。
【0764】
MS:372(MH+)。
【0765】
工程B
2−(1−アリル−5−トリフルオロメチル−1H−インダゾール−3−イルアミノ)−N−アゼチジン−3−イル−アセトアミド
【0766】
【化207】
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【0767】
2−(1−アリル−5−トリフルオロメチル−1H−インダゾール−3−イル)−イソインドール−1,3−ジオンから、実施例80(C〜D)に記載の手順を使用して、表題化合物を無色の油状物として調製した。
【0768】
MS:354(MH+)。
【0769】
工程C
4−{3−[2−(1−アリル−5−トリフルオロメチル−1H−インダゾール−3−イルアミノ)−アセチルアミノ]−アゼチジン−1−イル}−シクロヘキサンカルボン酸エチルエステル
【0770】
【化208】
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【0771】
2−(1−アリル−5−トリフルオロメチル−1H−インダゾール−3−イルアミノ)−N−アゼチジン−3−イル−アセトアミド及び4−オキソ−シクロヘキシルカルボン酸エチルエステルの反応から、実施例1の工程Eに記載される手順を使用して、表題化合物を白色の固体として調製した。
【0772】
シリカゲルカラムから得た極性の低い異性体を、実施例107に記載されるように、インビトロで試験した。
【0773】
1H NMR(400MHz、d4−MeOH)δ:8.15(s、1H)、7.58(d、J=6.0Hz、1H)、7.45(d、J=6.0Hz、1H)、5.98(m、1H)、5.15(d、J=9.5Hz、1H)、5.05(m、J=11.5Hz、1H)、4.45(m、1H)、4.15(m、1H)、4.12(q、J=8.5Hz、2H)、4.05(s、2H)、3.58(t、J=7.0Hz、3H)、3.00(t、J=7.0Hz、3H)、2.50(m、1H)、2.25(m、1H)、2.05(m、2H)、1.54(m、4H)、1.30(m、2H)、1.25(t、J=8.5Hz、3H)。
【0774】
(実施例95)
2−(1−アリル−5−トリフルオロメチル−1H−インダゾール−3−イルアミノ)−N−(1−ビシクロヘキシル−4−イル−アゼチジン−3−イル)−アセトアミド
【0775】
【化209】
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【0776】
2−(1−アリル−5−トリフルオロメチル−1H−インダゾール−3−イルアミノ)−N−アゼチジン−3−イル−アセトアミド及びビシクロヘキシル−4−オキソの反応から、実施例1の工程Eに記載される手順を使用して、表題化合物を白色の固体として調製した。
【0777】
シリカゲルカラムから得た極性の低い異性体を、実施例107に記載されるように、インビトロで試験した。
【0778】
1H NMR(400MHz、d4−MeOH)δ:8.11(s、1H)、7.55(d、J=6.5Hz、1H)、7.42(d、J=6.5Hz、1H)、6.02(m、1H)、5.18(d、J=7.5Hz、1H)、5.08(d、J=9.2、1H)、4.48(m、1H)、4.02(s、2H)、3.65(m、2H)、3.61(t、J=5.8Hz、2H)、3.02(t、J=5.8Hz、2H)、1.80(m、6H)、1.50〜0.90(m、14H)。
【0779】
(実施例96)
2−(1−ベンジル−5−トリフルオロメチル−1H−インダゾール−3−イルアミノ)−N−{1−[4−ヒドロキシ−4−(6−メトキシ−ピリジン−2−イル)−シクロヘキシル]−アゼチジン−3−イル}−アセトアミド
【0780】
【化210】
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【0781】
工程A
N−アゼチジン−3−イル−2−(1−ベンジル−5−トリフルオロメチル−1H−インダゾール−3−イルアミノ)−アセトアミド
【0782】
【化211】
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【0783】
中間体としての2−(1−ベンジル−5−トリフルオロメチル−1H−インダゾール−3−イル)−イソインドール−1,3−ジオンから、実施例80(A〜D)に記載される手順を使用して、表題化合物を無色の油状物として調製した。
【0784】
MS:404(MH+)。
【0785】
工程B
2−(1−ベンジル−5−トリフルオロメチル−1H−インダゾール−3−イルアミノ)−N−{1−[4−ヒドロキシ−4−(6−メトキシ−ピリジン−2−イル)−シクロヘキシル]−アゼチジン−3−イル}−アセトアミド
【0786】
【化212】
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【0787】
N−アゼチジン−3−イル−2−(1−ベンジル−5−トリフルオロメチル−1H−インダゾール−3−イルアミノ)−アセトアミド及び4−(6−メトキシ−ピリジン−2−イル)−シクロヘキサノンの反応から、実施例1の工程Eに記載される手順を使用して、表題化合物を白色の固体として調製した。
【0788】
シリカゲルカラムから得た極性の低い異性体を、実施例107に記載されるように、インビトロで試験した。
【0789】
1H NMR(400MHz、d4−MeOH)δ:8.11(s、1H)、7.72(t、J=5.6Hz、1H)、7.56(d、J=6.7Hz、1H)、7.45(d、J=6.7、1H)、7.28(m、3H)、7.18(m、3H)、6.62(d、J=7.0Hz、1H)、5.41(s、2H)、4.44(m、1H)、4.02(s、2H)、3.95(s、3H)、3.55(t、J=7.5Hz、2H)、2.90(t、J=7.5Hz、2H)、2.42(m、2H)、2.32(m、1H)、1.81(m、2H)、1.57(m、3H)、1.35(m、2H)。
【0790】
(実施例97)
4−{3−[2−(1−ベンジル−5−トリフルオロメチル−1H−インダゾール−3−イルアミノ)−アセチルアミノ]−アゼチジン−1−イル}−シクロヘキサンカルボン酸エチルエステル
【0791】
【化213】
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【0792】
N−アゼチジン−3−イル−2−(1−ベンジル−5−トリフルオロメチル−1H−インダゾール−3−イルアミノ)−アセトアミド及び4−オキソ−シクロヘキシルカルボン酸エチルエステルの反応から、実施例1の工程Eに記載される手順を使用して、表題化合物を白色の固体として調製した。
【0793】
シリカゲルカラムから得た極性の低い異性体を、実施例107に記載されるように、インビトロで試験した。
【0794】
1H NMR(400MHz、d4−MeOH)δ:8.15(s、1H)、7.53(d、J=6.5Hz、1H)、7.48(d、J=6.0Hz、1H)、7.28(m、4H)、7.19(d、J=6.0Hz、1H)、5.42(s、2H)、4.46(m、1H)、4.15(q、J=6.5Hz、2H)、4.02(s、2H)、3.52(t、J=8.5Hz、2H)、2.90(t、J=8.5Hz、2H)、2.42(m、1H)、2.15(m、1H)、2.03(m、2H)、1.55(m、4H)、1.32(m、2H)、1.25(t、J=8.5Hz、3H)。
【0795】
(実施例98)
2−[1−ベンジル−5−トリフルオロメチル−1H−インダゾール−3−イルアミノ]−N−[1−(4−イソプロピル−シクロヘキシル)−アゼチジン−3−イル]−アセトアミド
【0796】
【化214】
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【0797】
N−アゼチジン−3−イル−2−(1−ベンジル−5−トリフルオロメチル−1H−インダゾール−3−イルアミノ)−アセトアミド及び4−イソプロピル−シクロヘキサノンの反応から、実施例1の工程Eに記載される手順を使用して、表題化合物を白色の固体として調製した。
【0798】
シリカゲルカラムから得た極性の低い異性体を、実施例107に記載されるように、インビトロで試験した。
【0799】
1H NMR(400MHz、d4−MeOH)δ:8.15(s、1H)、7.55(d、J=7.0Hz、1H)、7.45(d、J=7.0Hz、1H)、7.25(m、4H)、7.16(d、J=6.5Hz、1H)、5.35(s、2H)、4.48(m、1H)、4.01(s、2H)、3.56(t、J=7.8Hz、2H)、2.90(t、J=7.8Hz、2H)、2.25(m、1H)、1.35(m、8H)、1.10(m、1H)、0.85(d、J=6.5Hz、2H)。
【0800】
(実施例99)
4−{3−[2−(1−メタンスルホニル−5−トリフルオロメチル−1H−インダゾール−3−イルアミノ)−アセチルアミノ]−アゼチジン−1−イル}−シクロヘキサンカルボン酸エチルエステル
【0801】
【化215】
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【0802】
工程A
2−(1−メタンスルホニル−5−トリフルオロメチル−1H−インダゾール−3−イル)−イソインドール−1,3−ジオン
【0803】
【化216】
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【0804】
DCM(5mL)中の2−(5−トリフルオロメチル−1H−インダゾール−3−イル)−イソインドール−1,3−ジオン(350mg、1.06mmol)、TEA(0.3mL、2.12mmol)を、MsCl(182mg、1.59mmol)で0℃にて2時間処理した。溶媒を除去し、シリカゲルカラムクロマトグラフィーによって、ヘキサン:酢酸エチル1:1を使用して残留物を精製して、表題化合物を白色の固体として得た(305mg、69%)。
【0805】
MS:410(MH+)。
【0806】
工程B
N−アゼチジン−3−イル−2−(1−メチルスルホニル−5−トリフルオロメチル−1H−インダゾール−3−イルアミノ)−アセトアミドTFA塩
【0807】
【化217】
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【0808】
中間体としての2−(1−メタンスルホニル−5−トリフルオロメチル−1H−インダゾール−3−イル)−イソインドール−1,3−ジオンから、実施例80(A〜D)に記載される手順を使用して、表題化合物を無色の油状物として調製した。
【0809】
MS:392(MH+)。
【0810】
工程C
4−{3−[2−(1−メタンスルホニル−5−トリフルオロメチル−1H−インダゾール−3−イルアミノ)−アセチルアミノ]−アゼチジン−1−イル}−シクロヘキサンカルボン酸エチルエステル
【0811】
【化218】
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【0812】
N−アゼチジン−3−イル−2−(1−メタンスルホニル−5−トリフルオロメチル−1H−インダゾール−3−イルアミノ)−アセトアミドTFA塩及び4−オキソ−シクロヘキシルカルボン酸エチルエステルの反応から、実施例1の工程Eに記載される手順を使用して、表題化合物を白色の固体として調製した。
【0813】
シリカゲルカラムから得た極性の低い異性体を、実施例107に記載されるように、インビトロで試験した。
【0814】
MS:546(MH+)。
【0815】
(実施例100)
2−(1−メタンスルホニル−5−トリフルオロメチル−1H−インダゾール−3−イルアミノ)−N−{1−[4−(6−メトキシ−ピリジン−2−イル)−シクロヘキシル]−アゼチジン−3−イル}−アセトアミド
【0816】
【化219】
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【0817】
N−アゼチジン−3−イル−2−(1−メタンスルホニル−5−トリフルオロメチル−1H−インダゾール−3−イルアミノ)−アセトアミドTFA塩及び4−(6−メトキシ−ピリジン−3−イル)−シクロヘキサノンの反応から、実施例1の工程Eに記載される手順を使用して、表題化合物を白色の固体として調製した。
【0818】
シリカゲルカラムから得た極性の低い異性体を、実施例107に記載されるように、インビトロで試験した。
【0819】
MS:581(MH+)。
【0820】
(実施例101)
N−({1−[4−ヒドロキシ−4−(6−メチル−ピリジン−3−イル)−シクロヘキシル]−アゼチジン−3−イルカルバモイル}−メチル)−3−(2,2,2−トリフルオロ−エトキシ)−ベンズアミド
【0821】
【化220】
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【0822】
工程A
2−フルオロ−5−(2,2,2−トリフルオロ−エトキシ)−ベンゾニトリル
【0823】
【化221】
[この文献は図面を表示できません]
【0824】
2−フルオロ−5−ヒドロキシ−ベンゾニトリル(Alfa Aesar、137mg、1.0mmol)の溶液に、DMF(20mL)中の2−ヨード−1,1,1,−トリフルオロエタン(117μL、1.2mmol)、及び炭酸カリウム(165mg、1.2mmol)を添加し、室温にて24時間攪拌した。反応溶液をEtOAcに溶解し、水で3回洗浄して、混合有機層を無水Na2SO4上で乾燥させて濃縮した。溶媒を除去し、シリカゲルカラムクロマトグラフィーによって、ヘキサン:酢酸エチル5:1を使用して残留物を精製して、表題化合物を白色の固体として得た(105mg、48%)。
【0825】
1H NMR(400MHz、CDCl3)δ:7.26(s、1H)、7.18(dd、J=7.5、5.0Hz、1H)、7.14(dd、J=6.8、6.1Hz、1H)、4.35(q、J=8.5Hz、2H)。
【0826】
工程B
N−アゼチジン−3−イル−2−[1−メチル−5−(2,2,2−トリフルオロ−エトキシ)−1H−インダゾール−3−イルアミノ]−アセトアミドTFA塩
【0827】
【化222】
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【0828】
中間体としての2−フルオロ−5−(2,2,2−トリフルオロ−エトキシ)−ベンゾニトリルから、実施例80(A〜D)に記載される手順を使用して、表題化合物を無色の油状物として調製した。
【0829】
MS:358(MH+)。
【0830】
工程C
N−({1−[4−ヒドロキシ−4−(6−メチル−ピリジン−3−イル)−シクロヘキシル]−アゼチジン−3−イルカルバモイル}−メチル)−3−(2,2,2−トリフルオロ−エトキシ)−ベンズアミド
【0831】
【化223】
[この文献は図面を表示できません]
【0832】
N−アゼチジン−3−イル−2−[1−メチル−5−(2,2,2−トリフルオロ−エトキシ)−1H−インダゾール−3−イルアミノ]−アセトアミドTFA塩及び4−(6−メトキシ−ピリジン−3−イル)−シクロヘキサノンの反応から、実施例1の工程Eに記載される手順を使用して、表題化合物を白色の固体として調製した。
【0833】
シリカゲルカラムから得た極性の低い異性体を、実施例107に記載されるように、インビトロで試験した。
【0834】
1H NMR(400MHz、d4−MeOH)δ:8.54〜8.62(m、2H)、7.73〜7.96(m、3H)、7.49〜7.62(m、2H)、7.43(t、J=7.9Hz、1H)、7.26(d、J=8.3Hz、2H)、7.21(dd、J=2.6、8.2Hz、1H)、4.60(q、J=8.3、2H)、4.48(s、1H)、4.09(d、J=7.1Hz、1H)、4.02(s、3H)、3.67(t、J=7.6Hz、2H)、2.96(t、J=7.7Hz、2H)、2.50(s、8H)、2.11〜2.28(m、5H)、1.97〜2.11(m、4H)、1.74〜1.92(m、4H)、1.48〜1.72(m、7H)、1.34〜1.48(m、2H)。
【0835】
(実施例102)
N−{1−[4−ヒドロキシ−4−(6−メトキシ−ピリジン−3−イル)−シクロヘキシル]−アゼチジン−3−イル}−2−[1−メチル−5−(1,2,2,2−テトラフルオロ−1−メトキシ−エチル)−1H−インダゾール−3−イルアミノ]−アセトアミド
【0836】
【化224】
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【0837】
工程A
2−フルオロ−5−(1,2,2,2−テトラフルオロ−1−メトキシ−エチル)−ベンゾニトリル
【0838】
【化225】
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【0839】
DCM(20mL)中の2−フルオロ−5−(2,2,2−トリフルオロ−1−ヒドロキシ−エチル)−ベンゾニトリル(1g、4.6mmol)を、Dess−Martin試薬(4.84g、11.4mmol)で室温にて一晩処理した。反応物をDCMと水との間で分画した。水性層をDCMで2回抽出した。混合有機層を無水Na2SO4上で乾燥させ、濃縮して粗中間体を生成し、次いでDCM(5mL)に溶解して、DAST(0.91mL、6.91mmol)で−78℃にて2時間処理した。反応溶液を室温まで温め、一晩撹拌した。溶液をDCMと飽和NaHCO3との間で分画した。水性層をDCMで2回抽出した。混合有機層をブラインで洗浄し、無水Na2SO4上で乾燥させ、濾過し、濃縮して粗物質を生成し、これをシリカゲルカラムによって、ヘキサン:酢酸エチル4:1を使用して精製し、表題化合物を無色の固体として得た(2工程〜31%)。
【0840】
1H NMR(400MHz、CDCl3)δ:8.21(t、J=5.0Hz、1H)、7.51(dd、J=5.5、3.0Hz、1H)、7.15(dd、J=5.7、2.5Hz、1H)、3.21(s、3H)。
【0841】
MS:252(MH+)。
【0842】
工程B
N−アゼチジン−3−イル−2−[1−メチル−5−(1,2,2,2−テトラフルオロ−1−メトキシ−エチル)−1H−インダゾール−3−イルアミノ]−アセトアミドTFA塩
【0843】
【化226】
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【0844】
中間体としての2−フルオロ−5−(1,2,2,2−テトラフルオロ−1−メトキシ−エチル)−ベンゾニトリルから、実施例80(A〜D)に記載される手順を使用して、表題化合物を無色の油状物として調製した。
【0845】
MS:390(MH+)。
【0846】
工程C
N−{1−[4−ヒドロキシ−4−(6−メトキシ−ピリジン−3−イル)−シクロヘキシル]−アゼチジン−3−イル}−2−[1−メチル−5−(1,2,2,2−テトラフルオロ−1−メトキシ−エチル)−1H−インダゾール−3−イルアミノ]−アセトアミド
【0847】
【化227】
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【0848】
N−アゼチジン−3−イル−2−[1−メチル−5−(1,2,2,2−テトラフルオロ−1−メトキシ−エチル)−1H−インダゾール−3−イルアミノ]−アセトアミドTFA塩及び4−ヒドロキシ−4−(6−メトキシ−ピリジン−3−イル)−シクロヘキサノンの反応から、実施例1の工程Eに記載される手順を使用して、表題化合物を白色の固体として調製した。
【0849】
シリカゲルカラムから得た極性の低い異性体を、実施例107に記載されるように、インビトロで試験した。
【0850】
1H NMR(400MHz、CDCl3)δ:8.29(br.s.、2H)、7.79(s、1H)、7.72(br.s.、2H)、7.48(s、2H)、7.26〜7.36(m、10H)、6.72(s、2H)、4.65(br.s.、1H)、4.47(s、1H)、3.92(s、6H)、3.87(s、5H)、3.62(br.s.、3H)、3.40(s、5H)、2.86(br.s.、3H)、1.58(br.s.、7H)、1.41(br.s.、4H)、1.18〜1.30(m、8H)。
【0851】
(実施例103)
N−{1−[4−ヒドロキシ−4−(6−メチル−ピリジン−3−イル)−シクロヘキシル]−アゼチジン−3−イル}−2−[1−メチル−5−(1,2,2,2−テトラフルオロ−1−メトキシ−エチル)−1H−インダゾール−3−イルアミノ]−アセトアミド
【0852】
【化228】
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【0853】
N−アゼチジン−3−イル−2−[1−メチル−5−(1,2,2,2−テトラフルオロ−1−メトキシ−エチル)−1H−インダゾール−3−イルアミノ]−アセトアミドTFA塩及び4−ヒドロキシ−4−(6−メチル−ピリジン−3−イル)−シクロヘキサノンの反応から、実施例1の工程Eに記載される手順を使用して、表題化合物を白色の固体として調製した。
【0854】
シリカゲルカラムから得た極性の低い異性体を、実施例107に記載されるように、インビトロで試験した。
【0855】
LC−MS:579(MH+)。
【0856】
(実施例104)
N−(1−((1R,4R)−4−ヒドロキシ−4−(チアゾール−5−イル)シクロヘキシル)アゼチジン−3−イル)−2−((5−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾロ[4,3−b]ピリジン−3−イル)アミノ)アセトアミド
【0857】
【化229】
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【0858】
工程A
5−クロロ−2−ヨードピリジン
【0859】
【化230】
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【0860】
CH3CN(20mL)中の2−ブロモ−5−クロロピリジン(1g、5.21mmol、1.00当量)及びNaI(2.3g、15.33mmol、3.00当量)の溶液を、100mLの丸底フラスコ内で、攪拌しながらクロロトリメチルシラン(570mg、5.23mmol、1.00当量)で滴下処理した。反応混合液を一晩還流にて攪拌した。次いで50mLの水酸化ナトリウム(aq、2N)の添加によって、反応溶液を急冷した。得られた溶液を2×20mLの酢酸エチルで抽出した。混合有機層を50mLのブラインで洗浄し、無水硫酸ナトリウム上で乾燥させて、濃縮した。残留物をクロマトグラフィーによって、シリカゲルカラム上で酢酸エチル/石油エーテル(1:40)で精製して、5−クロロ−2−ヨードピリジンを黄色の固体として得た。
【0861】
工程B
5−クロロ−2−(トリフルオロメチル)ピリジン
【0862】
【化231】
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【0863】
窒素の不活性雰囲気でパージ及び維持された10mLの密封管の中に、NMP(3mL)中のKF(53mg、0.91mmol、1.10当量)、CuI(175mg、0.92mmol、1.10当量)、トリメチル(トリフルオロメチル)シラン(119mg、0.84mmol、1.00当量)、及び5−クロロ−2−ヨードピリジン(前述の工程で調製、200mg、0.84mmol、1.00当量)の溶液を入れた。反応混合液を60℃にて一晩攪拌した。次いで20mLのアンモニア(12%)の添加によって、反応溶液を急冷した。得られた溶液を2×20mLの酢酸エチルで抽出した。混合有機層を50mLのブラインで洗浄し、乾燥させて(Na2SO4)、濃縮し、5−クロロ−2−(トリフルオロメチル)ピリジンを黄色の油状物として得た。
【0864】
工程C
5−クロロ−4−ヨード−2−(トリフルオロメチル)ピリジン
【0865】
【化232】
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【0866】
窒素の不活性雰囲気でパージ及び維持された100mLの3首丸底フラスコの中に、テトラヒドロフラン(50mL)中の5−クロロ−2−(トリフルオロメチル)ピリジン(前述の工程で調製、5g、27.62mmol、1.00当量)の溶液を入れた。LDA(3g、28.04mmol、1.05当量、THF溶液として)を、−78℃にて攪拌しながら滴下添加した。得られた溶液を−78℃にて30分間攪拌した。テトラヒドロフラン(10mL)中のI2(7.4g、29.13mmol、1.05当量)の溶液を、−78℃にて攪拌しながら滴下添加した。反応混合液を更に2時間−78℃にて攪拌し、15mLのNa223(1M)で急冷し、100mLの水で希釈した。得られた混合液を3×50のエーテルで抽出した。混合有機層を50mLのブラインで洗浄し、乾燥させて(Na2SO4)、減圧下で濃縮した。残留物をクロマトグラフィーによって、シリカゲルカラム上で酢酸エチル/石油エーテル(0:1)で精製して、5−クロロ−4−ヨード−2−(トリフルオロメチル)ピリジンを白色の固体として得た。
【0867】
工程D
3−クロロ−2−ヨード−6−(トリフルオロメチル)ピリジン
【0868】
【化233】
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【0869】
窒素の不活性雰囲気でパージ及び維持された100mLの3首丸底フラスコの中に、テトラヒドロフラン(20mL)中の5−クロロ−4−ヨード−2−(トリフルオロメチル)ピリジン(前述の工程で調製、2g、6.51mmol、1.00当量)の溶液を入れた。これに続いて、LDA(730mg、6.82mmol、1.05当量、THF溶液として)を−78℃にて攪拌しながら滴下添加した。得られた溶液を−78℃にて2時間攪拌した。次いで5mLの水の添加によって、反応溶液を急冷し、100mLのDCMで希釈した。得られた溶液を50mLのブラインで洗浄し、乾燥させて(Na2SO4)、濃縮した。残留物をシリカゲルカラムによって、酢酸エチル/石油エーテル(1:10)溶離液で精製して、3−クロロ−2−ヨード−6−(トリフルオロメチル)ピリジンを黄色の固体として得た。
【0870】
工程E
3−クロロ−6−(トリフルオロメチル)ピコリノニトリル
【0871】
【化234】
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【0872】
窒素の不活性雰囲気でパージ及び維持された10mLの密封管の中に、N,N−ジメチルホルムアミド(2mL)、Zn(CN)2(1.2g、10.34mmol、0.80当量)、及びPd(PPh34(0.8g、0.69mmol、0.05当量)中の3−クロロ−2−ヨード−6−(トリフルオロメチル)ピリジン(前述の工程で調製、4.0g、13.03mmol、1.00当量)の溶液を入れた。反応混合液を110℃にて一晩攪拌した。得られた混合液を減圧下で濃縮し、シリカゲルカラムクロマトグラフィーによって、酢酸エチル/石油エーテル(1:100)で精製した。表題化合物を黄色の油状物として得た。
【0873】
工程F
5−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾロ[4,3−b]ピリジン−3−アミン
【0874】
【化235】
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【0875】
50mLの丸底フラスコに、エタノール(15mL)及びNH2NH2、H2O(145mg、2.90mmol、3.00当量)中の3−クロロ−6−(トリフルオロメチル)ピコリノニトリル(前述の工程で調製、200mg、0.97mmol、1.00当量)の溶液を入れた。反応混合液を90℃にて一晩攪拌した。得られた混合液を減圧下で濃縮し、シリカゲルカラムクロマトグラフィーによって、ジクロロメタン/メタノール(100:1)で精製して、5−(トリフルオロメチル)−1H−インダゾール−3−アミンを黄色の固体として得た。LC−MS−(ES,m/z)203[M+H]
【0876】
工程G
2−((5−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾロ[4,3−b]ピリジン−3−イル)アミノ)酢酸
【0877】
【化236】
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【0878】
50mLの丸底フラスコに、MeOH(10mL)、2−オキソ酢酸(水中80%)(27.6mg、0.37mmol、1.20当量)及びNaBH3CN(105mg、0.50mmol、2.00当量)中の5−(トリフルオロメチル)−1H−インダゾール−3−アミン(前述の工程で調製、50mg、0.25mmol、1.00当量)の溶液を入れた。反応混合液を室温にて2時間攪拌した後、減圧下で濃縮して、2−(5−(トリフルオロメチル)−1H−インダゾール−3−イルアミノ)酢酸を黄色の固体として得た。LC−MS−(ES,m/z)261[M+H]+
【0879】
工程H
tert−ブチル(1−((1r,4r)−4−ヒドロキシ−4−(チアゾール−5−イル)シクロヘキシル)アゼチジン−3−イル)カルバメート
【0880】
【化237】
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【0881】
DCM(30mL)中の4−ヒドロキシ−4−(チアゾール−5−イル)シクロヘキサノン(412mg、2.09mmol)及びtert−ブチルアゼチジン−3−イルカルバメート(30mg、2.09mmol)溶液を、NaBH(OAc)3(1.33g、6.28mmol)で処理し、室温にて一晩攪拌した。混合液を減圧下で濃縮し、残留物をフラッシュクロマトグラフィー(シリカゲル、5〜20% 7N NH3−MeOH/酢酸エチル)によって、少量異性体の前に溶離する表題異性体で精製した。
【0882】
1H NMR(ACETONITRILE−d3)δ:8.72(s、1H)、7.71(s、1H)、5.62(br.s.、1H)、3.99〜4.13(m、1H)、3.49(s、2H)、3.35〜3.45(m、1H)、2.72(s、2H)、2.16(s、6H)、1.70〜1.80(m、2H)、1.58〜1.70(m、2H)、1.39(s、11H)
【0883】
工程I
(1r,4r)−4−(3−アミノアゼチジン−1−イル)−1(チアゾール−5−イル)シクロヘキサノール
【0884】
【化238】
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【0885】
乾燥DCM(20mL)中のtert−ブチル(1−((1r,4r)−4−ヒドロキシ−4−(チアゾール−5−イル)シクロヘキシル)アゼチジン−3−イル)カルバメート(前述の工程で調製、366mg、1.04mmol)の溶液に、TFA(1mL、13.1mmol)を室温にて添加した。一晩周囲温度で攪拌した後、反応混合液を減圧下で濃縮した。残留物をエーテルで粉砕し、続いて上清をデカンテーションし、残留物を高真空下で乾燥させて、生成物ビス−TFA塩を白色の発泡体として得た。
【0886】
MS:254(MH+
【0887】
工程J
N−(1−((1R,4R)−4−ヒドロキシ−4−(チアゾール−5−イル)シクロヘキシル)アゼチジン−3−イル)−2−((5−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾロ[4,3−b]ピリジン−3−イル)アミノ)アセトアミド
【0888】
【化239】
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【0889】
50mLの丸底フラスコに、テトラヒドロフラン(10mL)、(1r,4r)−4−(3−アミノアゼチジン−1−イル)−1−(チアゾール−5−イル)シクロヘキサノール2,2,2−トリフルオロ酢酸(前述の工程で調製、70.8mg、0.19mmol、1.00当量)、EDCl(48mg、0.25mmol、1.30当量)、HOBt(34mg、0.25mmol、1.30当量)、及びTEA(58mg、0.57mmol、3.00当量)中の2−(5−(トリフルオロメチル)−1H−インダゾール−3−イルアミノ)酢酸(工程Gで調製、50mg、0.19mmol、1.00当量)の溶液を入れた。反応混合物を、室温で一晩攪拌した。得られた混合液を100mLのDCMで希釈し、50mLのブラインで洗浄して乾燥させ(Na2SO4)、減圧下で濃縮した。粗生成物を、分取HPLCによって以下の条件で精製した(1#−Waters 2767−1):カラム、SunFire Prep C18、5μm、19*100mm、移動相、0.05% NH4HCO3及びCH3CN中の水(28分で5%〜31.5%、2分で最高100%、2分で5%に下降)、検出器、UV 254nm。表題生成物を黄色の固体として得た。LC−MS(ES,m/z)496[M+H]+
【0890】
1H NMR(300MHz、CD3OD)δ8.897(s、1H)、7.936〜7.906(d、J=9Hz、1H)、7.819(s、1H)、7.727〜7.697(d、J=9Hz、1H)、4.504〜4.458(t、J=6.9Hz、1H)、4.084(s、2H)、3.652〜3.601(t、2H)、3.012〜2.962(t、2H)、2.334〜2.174(m、3H)、1.879〜1.718(m、4H)、1.346〜1.315(t、J=3Hz、2H)。
【0891】
(実施例105及び106)
N−(1−((1R,4S)−4−((S)−1−ヒドロキシプロピル)シクロヘキシル)アゼチジン−3−イル)−2−((5−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−3−イル)アミノ)アセトアミド、及び
N−(1−((1R,4R)−4−((R)−1−ヒドロキシプロピル)シクロヘキシル)アゼチジン−3−イル)−2−((5−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−3−イル)アミノ)アセトアミド
【0892】
【化240】
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【0893】
工程A
2−クロロ−5−(トリフルオロメチル)塩化ニコチノイル
【0894】
【化241】
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【0895】
DCM(20mL)中の2−クロロ−5−(トリフルオロメチル)ニコチン酸(1.147g、4.83mmol)懸濁液に、塩化オキサリル(630μL、7.35mmol)を攪拌しながら滴下添加した。DMFを一滴添加し、反応混合液を40℃にて1時間攪拌した。反応混合液を減圧下で濃縮すると、表題化合物を茶色の油状物として生じた。
【0896】
1H NMR(CHLOROFORM−d)δ:8.86(d、J=1.5Hz、1H)、8.58(d、1H)
【0897】
工程B
2−クロロ−5−(トリフルオロメチル)ニコチンアミド
【0898】
【化242】
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【0899】
水中のアンモニア氷冷溶液を、ジオキサン中の2−クロロ−5−(トリフルオロメチル)塩化ニコチノイル(前述の工程で調製、1.18g、4.8mmol)の溶液で処理した。氷浴温度にて1時間攪拌した後、得られた沈殿物を酢酸エチルに溶解し、有機抽出物を無硫酸ナトリウム上で乾燥させた。減圧下での濃縮に続いて、高真空で乾燥させて、生成物を白色の固体として得た。1H NMR(CHLOROFORM−d)δ:8.76(d、J=1.7Hz、1H)、8.50(d、J=2.2Hz、1H)、6.46〜6.96(br s、1H)、6.13(br s、1H)
【0900】
工程C
2−クロロ−5−(トリフルオロメチル)ニコチノニトリル
【0901】
【化243】
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【0902】
乾燥DCM中の2−クロロ−5−(トリフルオロメチル)ニコチンアミド(前述の工程で調製、788mg、3.51mmol)溶液に、TEA(1.1mL、7.89mmol)を添加した。アルゴン下で0℃に冷却した後、トリフルオロ酢酸無水物(0.54mL、3.88mmol)を滴下添加した。0℃にて1.5時間攪拌した後、DCM(30mL)及び飽和水性重炭酸ナトリウムを導入した。有機層を除去し、減圧下で濃縮した。得られた残留物をフラッシュクロマトグラフィー(シリカゲル、DCM)によって精製して、生成物を黄褐色の固体として得た。
【0903】
1H NMR(CHLOROFORM−d)δ:8.87(d、J=1.5Hz、1H)、8.25(d、1H)
【0904】
工程D
1−メチル−5−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−3−アミン
【0905】
【化244】
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【0906】
エタノール(10mL)中の2−クロロ−5−(トリフルオロメチル)ニコチノニトリル(前述の工程で調製、342mg、1.65mmol)溶液を、50mLの丸底フラスコ内で、MeNH2NH2(100μL、2.05mmol)で処理した。反応混合液を90℃にて一晩攪拌した。得られた混合液を減圧下で濃縮した。残留物をクロマトグラフィーによって、シリカゲルカラム上で、ジクロロメタン/酢酸エチル(1:1)で精製して、表題化合物を黄色の固体として得た。
【0907】
1H NMR(CHLOROFORM−d)δ:8.69(d、J=1.5Hz、1H)、8.15(s、1H)、4.24(br.s.、2H)、3.97(s、3H);LC−MS(ES、m/z)217[M+H]+
【0908】
工程E
2−((1−メチル−5−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−3−イル)アミノ)酢酸
【0909】
【化245】
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【0910】
50mLの丸底フラスコに、MeOH(20mL)、2−オキソ酢酸(前述の工程で調製、284mg、1.31mmol)及びNaBH3CN(86mg、1.37mmol)中の1−メチル−5−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−3−アミン(前述の工程で調製、284mg、1.31mmol)の溶液を入れた。この反応混合物を室温にて2時間にわたって撹拌した。得られた混合液を減圧下で濃縮した。フラッシュクロマトグラフィー(シリカゲル、酢酸エチル)の後、表題化合物を黄色の固体として単離した。
【0911】
1H NMR(MeOD)δ:8.65(d、J=1.5Hz、1H)、8.50(s、1H)、4.09(s、2H)、3.88(s、3H);LC−MS(ES,m/z)275[M+H]+
【0912】
工程F
tert−ブチル3−(2−((1−メチル−5−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−3−イル)アミノ)アセトアミド)アゼチジン−1−カルボキシレート
【0913】
【化246】
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【0914】
50mLの丸底フラスコに、2−((1−メチル−5−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−3−イル)アミノ)酢酸(前述の工程で調製、134mg、0.49mmol)、続いてDCM(20mL)、tert−ブチル3−アミノアゼチジン−1−カルボキシレート(104mg、0.60mmol)、EDCl(104mg、0.54mmol)、及びHOBt(75mg、0.49mmol)を入れた。反応混合液を室温にて一晩攪拌した後、減圧下で濃縮した。得られた残留物をフラッシュクロマトグラフィー(シリカゲル、0〜20% MeOH/酢酸エチル)によって精製し、表題化合物を十分な純度で得て、次の工程を行った。
【0915】
工程G
N−(アゼチジン−3−イル)−2−((1−メチル−5−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−3−イル)アミノ)アセトアミド
【0916】
【化247】
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【0917】
DCM(10mL)中のtert−ブチル3−(2−((1−メチル−5−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−3−イル)アミノ)アセトアミド)アゼチジン−1−カルボキシレート(前述の工程で調製、67mg、0.156mmol)を含有する50mLの丸底フラスコに、TFA(0.02mL、2.6mmol)を添加した。反応混合液を室温にて一晩攪拌した後、減圧下で濃縮した。残留物を高真空で乾燥させると、粗N−(アゼチジン−3−イル)−2((1−メチル−5−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−3−イル)アミノ)アセトアミドを黄色のゴム(TFA塩)として生じた。
【0918】
LC−MS(ES,m/z)329[M+H]+
【0919】
工程H
N−(1−((1R,4S)−4−((S)−1−ヒドロキシプロピル)シクロヘキシル)アゼチジン−3−イル)−2−((5−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−3−イル)アミノ)アセトアミド、及び
N−(1−((1R,4R)−4−((R)−1−ヒドロキシプロピル)シクロヘキシル)アゼチジン−3−イル)−2−((5−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−3−イル)アミノ)アセトアミド
【0920】
【化248】
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【0921】
N−(アゼチジン−3−イル)−2−((1−メチル−5−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−3−イル)アミノ)アセトアミド(前述の工程で調製、79mg、0.118mmol)を含有する50mLの丸底フラスコに、4−(1−ヒドロキシプロピル)シクロヘキサノン(29mg、0.186mmol)、TEA(0.02mL、0.143mmol)、及びNaBH(OAc)3(75mg、0.354mmol)を添加した。反応混合液を室温にて一晩攪拌した後、減圧下で濃縮した。NaHCO3の飽和混合液を残留物に添加し、混合液を酢酸エチルで抽出した。有機層の濃縮に続いて、残留物を精製することによって(シリカゲル、0〜10% 7N NH3−MeOH/酢酸エチル)、シス(第1溶離)及びトランス(第2溶離)異性体の両方を生じた。
【0922】
LC−MS(ES,m/z)455[M+H]+
【0923】
シス:
1H NMR(MeOH)δ:8.67(s、1H)、8.47(s、1H)、4.45〜4.53(m、1H)、4.00(s、2H)、3.88(s、3H)、3.57〜3.67(m、3H)、2.90〜2.99(m、2H)、2.19〜2.35(m、1H)、1.21〜1.67(m、17H)、0.89〜0.98(m、4H)
【0924】
トランス:
1H NMR(MeOH)δ:8.67(s、1H)、8.49(s、1H)、4.44〜4.53(m、1H)、4.00(s、2H)、3.89(s、3H)、3.57〜3.69(m、4H)、3.12〜3.23(m、1H)、2.87〜3.04(m、3H)、2.22〜2.33(m、1H)、1.78〜1.91(m、2H)、1.24(s、22H)、0.94(m、8H)
【0925】
(実施例107):インビトロでの生物学的データ
本発明の化合物は、種々の代表的生物学的試験にかけられた。
【0926】
これらの試験結果は、非限定的な方式で本発明を示すことが意図されている。
【0927】
THP−1細胞におけるMCP−1受容体結合アッセイ
ヒト単球細胞系統THP−1細胞をAmerican Type Culture Collection(Manassas、Va.、USA)から得た。37℃の加湿5% CO2雰囲気中で10%のウシ胎児血清を補充したRPMI−1640(RPMI:Roswell Park Memorial Institute Medium−細胞培養増殖培地)でTHP−1細胞を増殖させた。細胞密度を0.5×106細胞数/mLの間に維持した。
【0928】
96ウェルプレートを用い、様々な濃度の、未標識のMCP−1(R & D Systems(Minneapolis,Minn.))又は試験化合物のいずれかの存在下で、THP−1細胞を0.5nMの125Iで標識されたMCP−1(Perkin−Elmer Life Sciences,Inc.(Boston,Mass.))と共に30℃にて2時間にわたって培養した。次に、細胞をフィルタープレート上に採取し、20μLのMicroscint 20を各ウェルに加えた。プレートをTopCount NXT,Microplate Scintillation & Luminescence Counter(Perkin−Elmer Life Sciences,Inc.(Boston,Mass.))で計数した。&全ての値からブランク値(緩衝液のみの場合の値)を減じ、薬剤で処置した場合の値をビヒクルで処置した場合の値と比較した。非特異性の結合には1μMの冷MCP−1を使用した。
【0929】
表1は、本発明の試験化合物のために得られた、CCR2へのMCP−1の結合の阻害に関するIC50値を列挙する。IC50値が特定の化合物について得られなかったところでは、阻害パーセントが25μMの試験濃度において提供される。
【0930】
【表2-1】
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【0931】
【表2-2】
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【0932】
【表2-3】
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【0933】
(実施例108):動物。
C57BL/6マウスに注入した標的129Sv/Evbrd胚幹細胞クローンを使用して、マウスCCR2ノックアウト/ヒトCCR2ノックインマウスを作成する。hCCR2転写物の発現は、脾臓で行われる定量的逆転写ポリメラーゼ連鎖反応、及びホモ接合hCCR2ノックインマウスからの血中総RNAによって確認する。C57BL/6遺伝的背景への戻し交配は、第8世代まで継続した。トランスジェニックマウスを、12時間の明/12時間の暗のサイクルを維持する特定病原フリーの温度制御された施設内に収容する。マウスは、水及び食物に対する自由なアクセスを有する。実験手順は、動物愛護に関する制度基準に従って実行され、動物使用施設の動物愛護及び使用委員会により承認される。
【0934】
(実施例109):マウスのインビボでの細胞遊走アッセイ。
動物にビヒクル又はCCR2アンタゴニストを3、10、及び30mg/kgにて1日に2回経口投与する。動物に麻酔をかけて開腹術を施す。小腸の遠位ループ(長さ5cm)を湿性滅菌ガーゼ上に穏やかに移す。合成ヒトMCP−1(1mg/100ml無菌PBS)又はPBS単独を、露出させたループの漿膜上に一滴ずつ投与する。縫合糸結び目を腸間膜内に配置して、処置範囲の終点をマークする。24時間後、動物を屠殺し、腸の分節と隣接領域とを除去する。組織を腸間膜の縁に沿って開放し、ピンで平坦に留め、粘膜を除去する。残りの筋肉層を100% EtOH中で短時間固定した後、Hanker−Yates試薬を使用して染色し、ミエロペルオキシダーゼ含有免疫細胞を検出する。10mpk、P.O.bidにおいて、ビヒクル処置動物と比較して細胞遊走阻害率が10%に達した場合、この化合物は有効であると見なされる。
【0935】
(実施例110):マウスにおけるチオグリコレート誘発による腹膜炎。
動物にビヒクル又はCCR2アンタゴニストを3、10、30及び100mg/kg bid経口投与する。1時間後、動物に無菌チオグリコレート(25mL/kg、ip、Sigma)を腹腔内注射して腹膜炎を誘発させる。動物をビヒクル又はCCR2アンタゴニストで1日2回経口処置する。72時間の時点で、腹膜腔を10mLの無菌生理食塩水で洗浄する。顕微鏡を使用して腹膜洗浄液中の全細胞の計数を行い、Giemsa染色(Hema Tek 2000)後、サイトスピン分析を用いて細胞識別を行う。CCR2アンタゴニスト処置マウスの白血球数の変化をビヒクル処置マウスに対して比較することにより、チオグリコレート−誘発腹膜炎の阻害率を計算する。
【0936】
(実施例111):MCP−1誘発によるマウス気道への単球のリクルートメント。
動物を、ビヒクル又はCCR2アンタゴニスト(3、10、及び30mg/kg bid)で経口処置する。1時間後、動物に無菌生理食塩中の4μgのMCP−1を鼻腔内投与する。動物をビヒクル又はCCR2アンタゴニストで1日2回経口処置する。48時間後、マウスを麻酔溶液(Sleepaway−ペントバルビタールナトリウム)の腹腔内注射により安楽死させる。3mMのEDTAを含有する1.4mlの氷冷PBSを使用して、全気管支肺胞洗浄(BAL)を行う。顕微鏡を使用してBAL洗浄液中の全細胞の計数を行い、Giemsa染色(Hema Tek 2000)後、サイトスピン分析を用いて細胞識別を行う。ビヒクル処置マウスに対して、化合物処置マウスの全白血球カウント数(単球/マクロファージ及びリンパ球を含む)の変化を比較することにより、阻害率を計算する。化合物は、パーセント阻害が30%に達した場合、有効と見なされる。
【0937】
(実施例112):マウスにおいて高脂肪飼料により誘発された肥満及びインスリン抵抗性。
脂質からおよそ60%のカロリーを引き出す高脂肪飼料(D−12492、Research Diets Inc.)により、7週齢のマウスを10〜24週間にわたり肥満させる。7週齢までの間、マウスにはカロリーの5%が脂肪として提供される標準的なペレット試料を与える。肥満動物を、体重及び体脂肪量によりランダム化した。マウスを、ビヒクル又はCCR2アンタゴニスト(3、10、及び30mg/kg bid)により経口処置する。体重及び食物摂取並びに空腹時血糖値をモニターした。体質量をNMR分析装置(Burker MiniSpec)により測定した。3時間断食させたマウスにてインスリン負荷試験を行う。組み換えヒトインスリン(1.5U/kg)の腹腔内ボーラス注射後、Glucometerを使用して、注射の前及び注射から15、30、45、60、90及び120分後に血中ブドウ糖濃度を測定する。一晩(17時間)の断食後にブドウ糖負荷試験を行う。水に溶解させたブドウ糖(1g/kg)の経口投与後、血中ブドウ糖濃度を、投与前及び投与から15、30、60、90、120分後に測定する。エネルギー消費分析を、完全実験動物監視システムにより監視した。ビヒクル又はCCR2アンタゴニストによる40日間の処置後、マウスをCO2により窒息させて屠殺する。化合物処置マウスとビヒクル処置マウスの体重変化を比較することにより、体重減少率を計算する。
【0938】
(実施例113):アレルギー性喘息のマウスモデル。
0日目及び5日目に、100μLのリン酸緩衝生理食塩水(PBS)中の1mgのImject(登録商標)に吸収させた10μgの鶏卵アルブミン(OVA)を腹腔内注射することにより、動物を感作する。対照動物にはPBS ipを与えた。12、16及び20日目に、OVA−免疫化動物を超音波ネブライザーによる0.5% OVAエアロゾルの10分間の吸入によりチャレンジした。対照動物を同様にPBSでチャレンジした。OVA感作マウスには、ビヒクル(0.5%Methocel)又はCCR2アンタゴニストを9〜20日目に1日2回、21日目に1日1回、すなわち屠殺の2時間前に、3、10、30mg/kgにて経口的に与える。デキサメタゾン(5mg/kg)及びモンテルカスト(1mg/kg)を1日1回経口的に与える。21日目の、CCR2化合物の最終投与から2時間後に、エアロゾル化メタコリンに対する気管支反応生成物を、Buxco全身プレチスモグラフを使用して測定する。21日目にマウスを屠殺する。気管支肺胞洗浄液を収集し(1mL)、全細胞を計数する。Giemsa染色(Hema Tek 2000)後、好酸球、リンパ球、単球及び好中球の数をサイトスピン分析を用いて測定する。化合物処置マウスをビヒクル処置マウスと比較することにより、全BAL白血球カウント(及び好酸球カウント)の阻害率を計算する。化合物は、阻害が30%に達した場合、有効と見なされる。
【0939】
例証する目的のために提供される実施例と共に、前述の説明は本発明の原理を教示する
ものであるが、本発明の実施は、以下の特許請求の範囲及びその等価物の範囲内にあるとき、使用可能な変形例、適応例、及び/又は変更例の全てを包含すると理解されたい。
以下に、本願の当初の特許請求の範囲に記載された発明を付記する。
[1]
式(I)の化合物、並びにそのエナンチオマー、ジアステレオマー、及び製薬上許容され得る塩:
【化1】
[この文献は図面を表示できません]
式中、
Xが、O又はNR3であり、
3が、H、C(1〜6)アルキル、CH2CF3、C(1〜6)アルキルOH、C(2〜6)アルケニル、CH2OC(2〜6)アルケニル、CH2OC(1〜6)アルキル、C(O)C(1〜6)アルキル、CONH2、CONHC(1〜6)アルキル、SONH2、CH2Ph、CH2ヘテロアリール、CH2ヘテロシクリル、CH2シクロアルキル、C(3〜6)シクロアルキル、又はSO2(1〜2)アルキルであり、前記ヘテロアリール、ヘテロシクリル、又はシクロアルキルが、F、OCH3、CH3、及びOHからなる群から選択される最大3つの置換基で任意に置換されてもよく、
1及びY2が、CH又はNであるが、但し、Y1及びY2の両方がNであることはなく、
Zが、O、CH2、S、S(O)、SO2
【化2】
[この文献は図面を表示できません]
又は直接結合であり、Ra及びRbが、独立して、H、OH、F、CH3、CF3、OCF3、及びOCH3からなる群から選択され、
1が、
【化3】
[この文献は図面を表示できません]
ピリジル、ピリジル−N−オキシド、ピリミジル、ピラゾリル、インドリル、チアゾリル、ベンゾ[1,3]ジオキソール−5−イル、ピラゾリル、オキサゾリル、イソオキサゾリル、イミダゾリル、フェニル、チアゾリル、イソチアゾリル、3−H−チアゾール−2−オニル、ベンゾオキサゾリル、フリル、[1,2,4]オキサジアゾリル、[1,3,4]チアジアゾリル、C(4〜7)シクロアルキル、C(1〜6)アルキル、C(1〜4)アルキルOH、CH2OC(3〜6)アルケニル、CH2OC(1〜4)アルキル、CH2C(O)NH2、CO2(1〜4)アルキル、−CN、C(O)NH2、C(O)NHCH2CH2OH、OTBS、OH、OC(1〜4)アルキル、OC(3〜6)アルケニル、NH2、NHBOC、又はピリドニルであり、前記ピリジル、ピリジル−N−オキシド、ピリミジル、ピラゾリル、インドリル、チアゾリル、ベンゾ[1,3]ジオキソール−5−イル、ピラゾリル、オキサゾリル、イソオキサゾリル、イミダゾリル、フェニル、チアゾリル、イソチアゾリル、3−H−チアゾール−2−オニル、ベンゾオキサゾリル、フリル、[1,2,4]オキサジアゾリル、[1,3,4]チアジアゾリル、C(4〜7)シクロアルキル、C(1〜6)アルキル、又はピリドニルが、独立して、CH2C(O)NH2、C(1〜4)アルコキシ、OC(3〜6)シクロアルキル、OCH2CF3、OCH2Ph、F、CN、Cl、OCF3、CF3、CH2CN、C(1〜4)アルキル、CH2CF3、N(C(1〜4)アルキル)2、C(1〜4)アルキルOH、Si(CH33、−C≡CH、SCH3、S(O)CH3、SO2CH3、ピロリジニル、OH、NH2、NHCN、CO2H、CONH2、NHCO2(1〜4)アルキル、N(SO2CH32、NHSO2CH3、NHC(O)CF3、NHC(1〜4)アルキル、NHCO2H、NHCO2(1〜4)アルキル、NHCOC(1〜4)アルキル、NHCONH2、NHCONHC(1〜4)アルキル、及びBrからなる群から選択される1つ又は2つの置換基で任意に置換されてもよく、
2が、F、NH2、H、又はOHである、化合物、
並びにその互変異性体及び製薬上許容できる塩。
[2]
1及びY2がCHである、[1]に記載の化合物、
並びにその互変異性体及び製薬上許容できる塩。
[3]
Xが、O又はNR3であり、
3が、H、C(1〜6)アルキル、CH2CF3、C(1〜6)アルキルOH、C(2〜6)アルケニル、CH2OC(2〜6)アルケニル、CH2OC(1〜6)アルキル、C(O)C(1〜6)アルキル、CONH2、CONHC(1〜6)アルキル、SONH2、CH2Ph、CH2ピリジル、CH2ピロリル、CH2ピリミジル、CH2ピリダジル、CH2イミダゾリル、CH2オキサゾリル、CH2イソオキサゾリル、CH2フラニル、又はSO2(1〜2)アルキルであり、
Zが、O、CH2
【化4】
[この文献は図面を表示できません]
又は直接結合であり、Ra及びRbが、独立して、H、OH、F、及びOCH3からなる群から選択され、
1が、
【化5】
[この文献は図面を表示できません]
ピリジル、ピリミジル、ピラゾリル、チアゾリル、ベンゾ[1,3]ジオキソール−5−イル、ピラゾリル、オキサゾリル、イソオキサゾリル、イミダゾリル、フェニル、チアゾリル、イソチアゾリル、[1,2,4]オキサジアゾリル、[1,3,4]チアジアゾリル、C(4〜7)シクロアルキル、C(1〜6)アルキル、C(1〜4)アルキルOH、CH2OC(3〜6)アルケニル、CH2OC(1〜4)アルキル、CH2C(O)NH2、CO2(1〜4)アルキル、−CN、C(O)NH2、C(O)NHCH2CH2OH、OTBS、OH、OC(1〜4)アルキル、OC(3〜6)アルケニル、NH2、若しくはNHBOC、又は
【化6】
[この文献は図面を表示できません]
であり、前記ピリジル、ピリミジル、ピラゾリル、チアゾリル、ベンゾ[1,3]ジオキソール−5−イル、ピラゾリル、オキサゾリル、イソオキサゾリル、イミダゾリル、フェニル、C(4〜7)シクロアルキル、又はC(1〜6)アルキルが、OC(3〜6)シクロアルキル、OCH2CF3、OCH2Ph、C(1〜3)アルキル、OH、C(1〜3)アルコキシ、NH2、NHCH3、N(CH32、C(O)NH2、又はCH2C(O)NH2からなる群から選択される1つの置換基で任意に置換されてもよく、
2が、H又はOHである、[2]に記載の化合物、
並びにその互変異性体及び製薬上許容できる塩。
[4]
Xが、O又はNR3であり、
3が、H、C(1〜6)アルキル、CH2CF3、C(1〜6)アルキルOH、C(2〜6)アルケニル、C(O)C(1〜6)アルキル、CONH2、CONHC(1〜6)アルキル、SONH2、CH2Ph、CH2ピリジル、CH2ピロリル、CH2ピリミジル、CH2ピリダジル、又はSO2(1〜2)アルキルであり、
Zが、O、CH2
【化7】
[この文献は図面を表示できません]
又は直接結合であり、
1が、ピリジル、チアゾリル、ベンゾ[1,3]ジオキソール−5−イル、ピラゾリル、オキサゾリル、イミダゾリル、フェニル、C(5〜6)シクロアルキル、C(2〜6)アルキル、C(1〜4)アルキルOH、CH2OC(3〜6)アルケニル、CH2OC(1〜4)アルキル、CH2C(O)NH2、CO2(1〜4)アルキル、−CN、C(O)NH2、C(O)NHCH2CH2OH、OTBS、OH、OC(1〜4)アルキル、OC(3〜6)アルケニル、NH2、NHBOC、又は
【化8】
[この文献は図面を表示できません]
であり、前記ピリジル、チアゾリル、ベンゾ[1,3]ジオキソール−5−イル、ピラゾリル、オキサゾリル、イミダゾリル、フェニル、又はC(5〜6)シクロアルキルが、C(1〜3)アルキル、C(1〜3)アルコキシ、N(CH32、又はCH2C(O)NH2からなる群から選択される1つの置換基で任意に置換されてもよく、
2が、H又はOHである、[3]に記載の化合物、
並びにその互変異性体及び製薬上許容できる塩。
[5]
Xが、O又はNR3であり、
3が、H、C(1〜6)アルキル、CH2CF3、C(1〜6)アルキルOH、CH2CH=CH2、CONH2、CONHC(1〜6)アルキル、CH2Ph、CH2ピリジル、又はSO2(1〜2)アルキルであり、
Zが、O、CH2
【化9】
[この文献は図面を表示できません]
又は直接結合であり、
1が、ピリド−3−イル、ピリド−5−イル、ピリド−6−イル、チアゾール−2−イル、チアゾール−5−イル、ベンゾ[1,3]ジオキソール−5−イル、ピラゾール−4−イル、オキサゾール−2−イル、イミダゾール−2−イル、フェニル、シクロヘキシル、C(2〜6)アルキル、C(1〜4)アルキルOH、CH2OC(3〜6)アルケニル、CH2OC(1〜4)アルキル、CH2C(O)NH2、CO2(1〜4)アルキル、−CN、C(O)NH2、C(O)NHCH2CH2OH、OTBS、OH、OC(1〜4)アルキル、OC(3〜6)アルケニル、NH2、NHBOC、又は
【化10】
[この文献は図面を表示できません]
であり、前記ピリド−3−イル、ピリド−5−イル、ピリド−6−イル、チアゾール−2−イル、チアゾール−5−イル、ベンゾ[1,3]ジオキソール−5−イル、ピラゾール−4−イル、オキサゾール−2−イル、イミダゾール−2−イル、フェニル、又はシクロヘキシルが、C(1〜3)アルキル、C(1〜3)アルコキシ、N(CH32、又はCH2C(O)NH2からなる群から選択される1つの置換基で任意に置換されてもよく、
2が、H又はOHである、[4]に記載の化合物、
並びにその互変異性体及び製薬上許容できる塩。
[6]
Xが、O又はNR3であり、
3が、H、C(1〜3)アルキル、CH2CF3、CH2CH2OH、CH2CH=CH2、CONH2、CONHC(CH33、CONHCH(CH32、CH2Ph、又はSO2CH3であり、
Zが、O、
【化11】
[この文献は図面を表示できません]
又は直接結合であり、
1が、ピリド−3−イル、2−メトキシ−ピリド−5−イル、2−メトキシ−ピリド−6−イル、2−エトキシ−ピリド−5−イル、2−メチル−ピリド−5−イル、チアゾール−2−イル、チアゾール−5−イル、2−エチル−チアゾール−5−イル、2−イソプロピル−チアゾール−5−イル、2−メチル−チアゾール−5−イル、5−メチル−チアゾール−2−イル、ベンゾ[1,3]ジオキソール−5−イル、N−1−メチル−ピラゾール−4−イル、オキサゾール−2−イル、N−メチル−イミダゾール−2−イル、フェニル、
【化12】
[この文献は図面を表示できません]
N,N−ジメチルアミノ−フェン−3−イル、シクロヘキシル、C(2〜3)アルキル、CH2OH、CH2OCH2CH=CH2、CH2OCH2CH3、CH2OCH3、CH2C(O)NH2、CO2CH2CH3、−CN、C(O)NH2、C(O)NHCH2CH2OH、OTBS、OH、OCH2CH3、OCH2CH=CH2、NH2、NHBOC、又は
【化13】
[この文献は図面を表示できません]
であり、
2が、H又はOHである、[5]に記載の化合物、
並びにその互変異性体及び製薬上許容できる塩。
[7]
【化14】
[この文献は図面を表示できません]
【化15】
[この文献は図面を表示できません]
【化16】
[この文献は図面を表示できません]
【化17】
[この文献は図面を表示できません]
【化18】
[この文献は図面を表示できません]
【化19】
[この文献は図面を表示できません]
【化20】
[この文献は図面を表示できません]
【化21】
[この文献は図面を表示できません]
【化22】
[この文献は図面を表示できません]
【化23】
[この文献は図面を表示できません]
【化24】
[この文献は図面を表示できません]
【化25】
[この文献は図面を表示できません]
【化26】
[この文献は図面を表示できません]
からなる群から選択される、化合物、
並びにその互変異性体及び製薬上許容できる塩。
[8]
【化27】
[この文献は図面を表示できません]
【化28】
[この文献は図面を表示できません]
からなる群から選択される、[7]に記載の化合物、
並びにその互変異性体及び製薬上許容できる塩。
[9]
【化29】
[この文献は図面を表示できません]
【化30】
[この文献は図面を表示できません]
【化31】
[この文献は図面を表示できません]
【化32】
[この文献は図面を表示できません]
【化33】
[この文献は図面を表示できません]
【化34】
[この文献は図面を表示できません]
【化35】
[この文献は図面を表示できません]
【化36】
[この文献は図面を表示できません]
【化37】
[この文献は図面を表示できません]
【化38】
[この文献は図面を表示できません]
からなる群から選択される、[7]に記載の化合物、
並びにその互変異性体及び製薬上許容できる塩。
[10]
[1]に記載の化合物及び製薬上許容され得る担体を含む、製薬学的組成物。
[11]
[1]に記載の化合物と製薬上許容できる担体とを混合することにより製造される医薬組成物。
[12]
[1]に記載の化合物と製薬上許容され得る担体とを混合することを含む、製薬学的組成物の製造プロセス。
[13]
還元剤の存在下で、式(IX)
【化39】
[この文献は図面を表示できません]
の化合物を式(X)
【化40】
[この文献は図面を表示できません]
の化合物と反応させて、前記式(I)の化合物を提供することを含む、[1]に記載の式(I)の化合物を調製するためのプロセス。
[14]
[13]に記載のプロセスにより製造される生成物。
[15]
還元剤の存在下で、式(XX)
【化41】
[この文献は図面を表示できません]
の化合物を式(X)
【化42】
[この文献は図面を表示できません]
の化合物と反応させて、前記式(I)の化合物を提供することを含む、[1]に記載の式(I)の化合物を調製するためのプロセス。
[16]
[15]に記載のプロセスにより製造される生成物。
[17]
CCR2媒介症候群、障害又は疾患を予防する、処置する又は寛解するための方法であって、前記予防、処置又は軽減を必要とする患者に治療的に有効な量の[1]に記載の化合物を投与することを含む、前記方法。
[18]
CCR2介在性炎症症候群、障害又は疾患を予防する、処置する又は寛解させるための方法であって、前記予防、処置又は寛解を必要とする患者に有効量の[1]に記載の化合物を投与することを含み、前記症候群、障害又は疾患が、MCP−1発現の上昇若しくはMCP−1過剰発現に関連し、又はMCP−1発現の上昇若しくはMCP−1過剰発現に関連する症候群、障害又は疾患に伴う炎症状態である、方法。
[19]
症候群、障害又は疾患を予防する、処置する、又は寛解させる方法であって、前記予防、処置又は寛解を必要とする患者に有効量の[1]に記載の化合物を投与することを含み、前記症候群、障害、又は疾患が、慢性閉塞性肺疾患(COPD)、眼疾患、ブドウ膜炎、アテローム性動脈硬化症、関節リウマチ、乾癬、乾癬性関節炎、アトピー性皮膚炎、多発性硬化症、クローン病、潰瘍性大腸炎、腎炎、臓器移植拒絶反応、肺線維症、腎不全、1型糖尿病、2型糖尿病及び糖尿病合併症、糖尿病性腎症、糖尿病性網膜症、糖尿病性網膜炎、糖尿病性微小血管症、体重過多、肥満症、肥満症に関連するインスリン抵抗性、メタボリック症候群、結核症、慢性閉塞性肺疾患、サルコイドーシス、侵襲性ブドウ球菌感染症、白内障手術後の炎症、アレルギー性鼻炎、アレルギー性結膜炎、慢性蕁麻疹、喘息、アレルギー性喘息、歯周病、歯周炎、歯肉炎、歯肉疾患、拡張型心筋症、心筋梗塞、心筋炎、慢性心不全、血管狭窄、再狭窄、再潅流障害、糸球体腎炎、固形腫瘍及び癌、慢性リンパ性白血病、慢性骨髄性白血病、多発性骨髄腫、悪性骨髄腫、ホジキン病、及び膀胱癌、乳癌、子宮頚癌、大腸癌、肺癌、前立腺癌、及び胃癌からなる群から選択される、方法。
[20]
症候群、障害、又は疾患を予防、処置、又は寛解するための方法であって、前記予防、処置又は寛解を必要とする患者に有効な量の[1]に記載の化合物を投与することを含み、前記症候群、障害又は疾患が、1型糖尿病、2型糖尿病、糖尿病合併症、糖尿病性腎症、糖尿病性網膜症、糖尿病性網膜炎、糖尿病性微小血管症、肥満、肥満関連インスリン抵抗性、メタボリック症候群、ぜんそく、及びアレルギー性ぜんそくからなる群から選択される、方法。