特許第5940883号(P5940883)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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特許5940883真空環境対応カメラ及びリークガス検出方法
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】5940883
(24)【登録日】2016年5月27日
(45)【発行日】2016年6月29日
(54)【発明の名称】真空環境対応カメラ及びリークガス検出方法
(51)【国際特許分類】
   G03B 17/02 20060101AFI20160616BHJP
   G03B 15/00 20060101ALI20160616BHJP
【FI】
   G03B17/02
   G03B15/00 T
【請求項の数】3
【全頁数】10
(21)【出願番号】特願2012-107906(P2012-107906)
(22)【出願日】2012年5月9日
(65)【公開番号】特開2013-235160(P2013-235160A)
(43)【公開日】2013年11月21日
【審査請求日】2015年4月22日
(73)【特許権者】
【識別番号】000001122
【氏名又は名称】株式会社日立国際電気
(73)【特許権者】
【識別番号】000231464
【氏名又は名称】株式会社アルバック
(74)【代理人】
【識別番号】100116687
【弁理士】
【氏名又は名称】田村 爾
(74)【代理人】
【識別番号】100098132
【弁理士】
【氏名又は名称】守山 辰雄
(72)【発明者】
【氏名】中田 茂夫
(72)【発明者】
【氏名】佐藤 誠一
(72)【発明者】
【氏名】吾郷 健二
【審査官】 高橋 雅明
(56)【参考文献】
【文献】 特開2004−311843(JP,A)
【文献】 実開平05−043538(JP,U)
【文献】 特開2007−145436(JP,A)
【文献】 特開昭62−098621(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G03B 17/02
G03B 15/00
H01L 21/027
G03F 7/20
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
リークチェック用ガスの検出により真空環境内への外気の流入を検出するリークチェック用ガス検出部が設けられた真空環境内に設置される真空環境対応カメラであって、
耐真空環境の強度を有する気密構造の筐体を備え、
前記筐体は、カメラを制御する為のケーブルを接続するコネクタと、前記真空環境内において外気の流入を検出する為のリークチェック用ガスを前記真空環境の外部から前記筐体内に導入するリークチェック用ポートを備えた、
ことを特徴とする真空環境対応カメラ。
【請求項2】
請求項1に記載の真空環境対応カメラにおいて、
前記筐体は、複数のリークチェック用ポートを備え、
前記筐体に取り付けた前記複数のリークチェック用ポートの内の1つを前記筐体内にリークチェック用ガスを導入するガス導入ポートとして用い、他の1つのリークチェック用ポートを前記筐体内部のリークチェック用ガスを含む雰囲気を前記筐体外部へ排出する排気ポートとして用いる
ことを特徴とする真空環境対応カメラ。
【請求項3】
リークチェック用ガスの検出により真空環境内への外気の流入を検出するリークチェック用ガス検出部が設けられた真空環境内に設置される真空環境対応カメラの真空環境内へのリークガス検出方法であって、
耐真空環境の強度を有する気密構造の筐体で前記真空環境対応カメラを覆い、
前記真空環境内において外気の流入を検出する為のリークチェック用ガスを前記真空環境の外部から前記筐体内に導入し、
前記リークチェック用ガスが前記筐体外にリークすると前記リークチェック用ガス検出部で検出される
ことを特徴とする真空環境対応カメラの真空環境内へのリークガス検出方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、真空環境内に設置して映像出力させることが可能な真空環境対応カメラに関する。
【背景技術】
【0002】
図8には、真空環境にて処理を実施する装置に対する、従来の非真空環境対応カメラの使用例を示してある。
例えば、真空環境にて基板に処理を実施する半導体製造装置などでは、半導体の性能を確保して安定した生産をするために、真空環境となる処理室101の内部における処理基板102とヒータ(他にはサセプタやマスクなど処理基板と位置合わせが必要なもの)103との位置合わせが重要となる。
実際の位置合わせ確認には、大気環境で目視する方法と、真空環境で確認する方法がある。真空環境で確認する場合には、図8に示すように、処理室101に対して設けられた位置合わせ映像用カメラ104aをカメラ制御部104bで制御して処理室101の内部を撮影し、位置合わせ映像用カメラ104aからの出力映像に基づき、処理室101、処理基板102、ヒータ等103及び位置合わせ映像用カメラ104aの位置関係で確認することになる。
【0003】
ここで、従来の位置合わせ映像用カメラ104aは真空環境に対応していないため、真空環境となる処理室101の内部には設置できない。なお、処理室101に、筒105及び窓106を設け、筒105内に位置合わせ映像用カメラ104aを設置することで、処理室101の外部からでも、位置合わせ映像用カメラ104aを処理基板102及びヒータ等103に或る程度近づけることは可能である。しかしながら、この手法では、位置合わせ映像用カメラ104aから撮影対象までの距離が遠く、更に窓106を介した映像となるので、位置合わせ精度には限界がある。
また、今後、半導体などの技術分野では高性能化に伴い微細化が進むことが考えられ、位置合わせ精度の改善が求められる。
【0004】
ここで、例えば、特許文献1には、成膜装置のアライメントカメラに関する技術として、カメラを気密容器に収めて真空チャンバ内に設置することで、カメラからの発ガスを防止する技術が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開2010−248583号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明は、真空環境内を撮影して映像出力するカメラに関し、カメラを真空環境内に設置した状態で当該カメラからのリーク(気体の漏れ)の有無をチェックすることが可能な真空環境対応カメラを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明に係る真空環境対応カメラは、真空環境内に設置されるカメラであって、耐真空環境の強度を有する気密構造の筐体を備え、前記筐体は、真空環境の外部から当該筐体内にリークチェック用ガスを導入するリークチェック用ポート(ガス導入ポート)を備えたことを特徴とする。
このような構成によれば、真空環境対応カメラにガス導入ポートを接続して、当該ガス導入ポートを通じて真空環境の外部から筐体内にリークチェック用ガス(例えばヘリウムなど)を導入し、真空環境の排気系でリークチェック用ガスの検出を行うことで、カメラを真空環境内に設置した状態で当該カメラからのリークの有無をチェックすることが可能になる。
【0008】
また、本発明に係る真空環境対応カメラは、真空環境内に設置されるカメラであって、耐真空環境の強度を有する気密構造の筐体を備え、前記筐体は、複数のリークチェック用ポートを備え、前記筐体に取り付けた前記複数のリークチェック用ポートの内の1つを前記筐体内にリークチェック用ガスを導入するガス導入ポートとして用い、他の1つのリークチェック用ポートを前記筐体内部のリークチェック用ガスを含む雰囲気を前記筐体外部へ排出する排気ポートとして用いることを特徴とする。
このような構成によれば、上述したような効果に加え、真空環境対応カメラに排気ポートを接続して、当該排気ポートを通じて筐体内の雰囲気(リークチェック用ガスを含む)を真空環境の外部へ排出することで、カメラ内部へのリークチェック用ガスの導入が不十分となることや、カメラ内部が加圧状態となることを防止することが可能となる。
【0009】
また、本発明に係る真空環境対応カメラは、更に、前記筐体のリークチェック用ポートは脱着可能であり、前記リークチェック用ポートが装着されない場合においては、リークチェック用ポートフサギイタ(遮蔽部材)を装着して前記筐体の密閉性を確保することを特徴とする。
このような構成によれば、ガス導入ポートや排気ポートの取り付け部を遮蔽部材で塞ぐことで、リークチェックをしない通常運用時におけるカメラの密閉性を確保することが可能となる。
【発明の効果】
【0010】
本発明に係る真空環境対応カメラによれば、カメラを真空環境内に設置した状態で当該カメラからのリーク(気体の漏れ)の有無をチェックすることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0011】
図1】本発明に係る真空環境対応カメラ(通常運用時)の断面図の例を示す図である。
図2】本発明に係る真空環境対応カメラ(リークチェック運用時)の断面図の例を示す図である。
図3】本発明に係るリークチェック用ポートを複数個備えた真空環境対応カメラ(リークチェック運用時)の断面図の例を示す図である。
図4】本発明に係る真空環境対応カメラ(通常運用時)の使用例を示す図である。
図5】本発明に係る真空環境対応カメラ(リークチェック時)の使用例を示す図である。
図6】本発明に係る真空環境対応カメラのリークチェック時の接続例を示す図である。
図7】本発明に係るリークチェック用ポートを複数個備えた真空環境対応カメラのリークチェック時の接続例を示す図である。
図8】従来の非真空環境対応カメラの使用例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0012】
本発明の一実施例に係る真空環境対応カメラについて、図面を参照して説明する。
図1及び図2には、真空環境対応カメラ4aの断面図の例を示してある。図1は、通常運用時(フサギイタ装着)の例であり、図2は、リークチェック運用時(リークチェック用ポート装着)の例である。
【0013】
真空環境対応カメラ4aの筐体7a,7b,7c,7dは、アルミニウム等の金属材料で真空(本例では、真空度10-9PA)に耐える強度を持つように構成される。筐体7a,7b,7c,7d、ガラス9、コネクタ14及びリークチェック用ポートフサギイタ18a(又はリークチェック用ポート19a)の組み立て部には、Oリング8a,8b,8c,8d,8eなどの気密部品を使用して、カメラ内部17の雰囲気が真空環境に放出されないように密閉する。ガラス9は、金属製の筐体7a,7dと接触して割れが発生しないように、樹脂性のガラスオサエ15a,15bで保護して固定する。
カメラ内部17には、レンズ10によって結像した画像を読み取るセンサ11、データを処理して出力する基板12a,12b、信号を伝送するケーブル13a,13b、ガラス9を保護するガラスオサエ15a,15b、基板12aとセンサ11を固定するカナグ16a,16bなど配置されるが、これらの部品が真空環境に曝されることはない。
【0014】
このように、本例の真空環境対応カメラ4aでは、耐真空環境の強度を有する気密構造の筐体7a,7b,7c,7d内に撮影用の各種部品を配置することで、真空環境内での撮影に耐え得るように構成してある。
また、真空環境に曝される筐体7a,7b,7c,7dの表面は、アウトガスが発生しにくくなるような表面処理(化学研磨や電解研磨など)を施して、真空雰囲気への放出ガスを低減するようにしてあるので、真空環境に悪影響を及ぼさずに真空環境対応カメラ4aを設置することが可能である。
【0015】
真空環境対応カメラ4aの具体的な使用例を示す図4及び図5を参照して、処理室1、処理基板2、ヒータ等3及び真空環境対応カメラ4aの位置関係について説明する。図4は、通常運用時の真空環境対応カメラ4aの使用例であり、図5は、リークチェック時の真空環境対応カメラ4aの使用例である。
【0016】
例えば、真空環境にて基板に処理を実施する半導体製造装置などでは、半導体の性能を確保して安定した生産をするために、真空環境となる処理室1の内部における処理基板2とヒータ(他にはサセプタやマスクなど処理基板と位置合わせが必要なもの)3との位置合わせが重要となる。本例の真空環境対応カメラ4aは、真空環境となる処理室1の内部に設置され、ケーブル等で通信可能に接続された外部のカメラ制御部4bから制御することで、処理基板2とヒータ等3などの位置合わせに必要な映像を真空環境内で撮影することが可能なため、位置合わせの効率化を図ることができる。
【0017】
本例の真空環境対応カメラ4aは、従来の非真空環境対応カメラ104aを使用した場合(図8参照)と比較して、下記のような有効性がある。
(1)撮影対象までの距離を熱影響の及ばない限界まで近づけることが可能。
(2)窓の影響を受けずに撮影できる。
これらにより、出力される映像の精度向上が図られ、位置合わせ精度の改善が可能となる。また、図8における筒105及び窓106が不要なため、処理室1の形状を簡素化できるといった利点も挙げられる。なお、真空環境対応カメラ4aに放熱及び輻射熱対策を施すことで、撮影対象までの距離をより短縮することができる。
【0018】
ここで、今後、処理基板2の大型化が想定され、その際にも位置合わせ精度を確保するためには、複数の真空環境対応カメラ4aを設置して、それぞれの真空環境対応カメラ4aから位置合わせに必要な映像を出力する必要性が生ずる。このとき、万が一、いずれかの真空環境対応カメラ4aでリークが発生し、処理室1が処理に必要な真空度まで到達できない場合には、その原因を突き止めるべく、複数設置した真空環境対応カメラ4aの各々についてリークチェックが必要となる。処理室1内に真空環境対応カメラ4aを設置した状態でリークチェックを行なえないと、各真空環境対応カメラ4aを設置箇所から外して個別にリークチェックをすることになり、リークの発見が困難になるとともに、対策に長時間を要するという問題を生じてしまう。
【0019】
そこで、本例の真空環境対応カメラ4aでは、処理室1(真空環境)の外部からカメラ内部17(筐体内)にリークチェック用ガス(例えばヘリウムなど)を導入するガス導入ポートであるリークチェック用ポート19aを取り付け可能な構造にしてある。
通常運用時には、図1のように、リークチェック用ポート19aの接続部を塞ぐ遮蔽部材であるガス導入ポートフサギイタ18aを取り付けることで、カメラの密閉性を確保する。一方、リークチェック時には、図2のように、リークチェック用ポート19aを取り付けることで、カメラ内部17は処理室1外部との接続が可能となり、処理室1外部のガス導入部20からカメラ内部17へリークチェック用ガスを送り込むことが可能となる。
【0020】
真空環境対応カメラ4aの具体的な使用例を示す図4及び図5を参照して、処理室1、処理基板2、ヒータ等3、真空環境対応カメラ4a及びリークチェック用ガス導入部20の位置関係について説明する。
【0021】
リークチェック時は、真空環境対応カメラ4aに取り付けたリークチェック用ポート19aを、処理室1に取り付けたリークチェック用ポート19bを介して、処理室1外部のリークチェック用ガス導入部20と接続する(図2図5参照)。これにより、リークチェック用ガス導入部20から供給されるリークチェック用ガス(例えばヘリウムなど)をカメラ内部17に送り込むことができ、真空環境対応カメラ4aを真空環境に設置した状態でのリークチェックを容易に実施可能となる。
【0022】
通常運用時は、真空環境対応カメラ4aに設けたリークチェック用ポート19aの取り付け部にリークチェック用ポートフサギイタ18aを装着して、真空環境対応カメラ4aの密閉性を確保し(図1参照)、また、処理室1に設けたリークチェック用ポート19bの取り付け部にリークチェック用ポートフサギイタ18bを装着して、処理室1の密閉性を確保する(図4参照)。もちろん、通常運用時に図2及び図5の状態(リークチェック用ポート19a,19bを取り付けた状態)で運用しても問題ない。
【0023】
図6には、真空環境対応カメラ4aのリークチェック時の接続例を示してある。
処理室1は、排気配管21を通じてポンプ23やリークチェック用ガス検出器22などと接続される。
リークチェック時は、真空環境対応カメラ4aにリークチェック用ポート19aを取り付け、処理室1にリークチェック用ポート19bを取り付けて、リークチェック用ポート19a,19bを互いに接続する。そして、リークチェック用ポート19bとリークチェック用ガス導入部20を接続することで、真空環境対応カメラ4aのカメラ内部17にリークチェック用ガスを導入することが可能となる。
【0024】
すなわち、ポンプ23を動作させて処理室1を真空環境とし、リークチェック用ガス導入部20からリークチェック用ガスを真空環境対応カメラ4aのカメラ内部17に導入する。真空環境対応カメラ4aにリーク箇所がある場合には、カメラ内部17からリークチェック用ガスが処理室1内に拡散し、排気系に接続されるリークチェック用ガス検出器22にて検出されるので、真空環境対応カメラ4aを真空環境(処理室1内)に設置した状態でのリークチェックが可能となる。
なお、いずれの真空環境対応カメラ4aでリークが発生しているかについては、リークチェック用ガスを導入する真空環境対応カメラ4aを順に切り替えていき、リークチェック用ガス検出器22にてリークチェック用ガスを検出した際にリークチェック用ガスの導入を行なっていた真空環境対応カメラ4aを特定することで把握できる。
【0025】
以上の内容は、リークチェック用ポートを1つ備えた真空環境対応カメラの例であるが、真空環境対応カメラにリークチェック用ポートを複数設ける構成としてもよい。図3には、リークチェック用ポートを複数個備えた真空環境対応カメラ4a’の断面図の例を示してある。なお、同図は、リークチェック運用時(リークチェック用ポート装着)の例である。
【0026】
図3のように、真空環境対応カメラ4a’にリークチェック用ポート19aを複数個(本例では、19a−1,19a−2の2個)備え、カメラ内部17へのリークチェック用ガスの導入とカメラ内部17の雰囲気(リークチェック用ガスを含む)の排出とを別々のリークチェック用ポート19a及び19bで行うことで、カメラ内部17へのリークチェック用ガスの導入が不十分になることや、カメラ内部17が加圧状態となることを防止することが可能となる。
図3の例では、真空環境対応カメラ4a’に取り付けた一方のリークチェック用ポート19a−1を、処理室1の外部からカメラ内部17にリークチェック用ガスを導入するガス導入ポートとして用い、他方のリークチェック用ポート19a−2を、カメラ内部17の雰囲気(リークチェック用ガスを含む)を処理室1の外部へ排出する排気ポートとして用いる。
【0027】
図7には、リークチェック用ポート19aを複数個備えた真空環境対応カメラ4a’のリークチェック時の接続例を示してある。
図6と同様に、処理室1は、排気配管21を通じてポンプ23やリークチェック用ガス検出器22などと接続される。
リークチェック時は、真空環境対応カメラ4a’にリークチェック用ポート19a−1,19a−2を取り付け、これと同数のリークチェック用ポート19b−1,19b−2を処理室1に取り付けて、対応するリークチェック用ポート19a,19b同士を互いに接続する。すなわち、リークチェック用ポート19a−1と19b−1を接続し、リークチェック用ポート19a−2と19b−2を接続する。そして、複数取り付けたリークチェック用ポート19bの内の1つ(本例では、リークチェック用ポート19b−1)とリークチェック用ガス導入部20を接続することで、真空環境対応カメラ4a’のカメラ内部17にリークチェック用ガスを導入することが可能となる。
【0028】
すなわち、ポンプ23を動作させて処理室1を真空環境とし、リークチェック用ガス導入部20からリークチェック用ガスを真空環境対応カメラ4a’のカメラ内部17に導入する。真空環境対応カメラ4a’にリーク箇所がある場合には、カメラ内部17からリークチェック用ガスが処理室1内に拡散し、排気系に接続されるリークチェック用ガス検出器22にて検出されるので、真空環境対応カメラ4a’を真空環境(処理室1内)に設置した状態でのリークチェックが可能となる。
【0029】
このとき、リークチェック用ガス導入部20を接続しなかった残りのリークチェック用ポート19b(本例では、リークチェック用ポート19b−2)を通じてリークチェック用ガスやカメラ内部17の雰囲気を処理室1の外部へ排出することで、カメラ内部17へのリークチェック用ガスの導入が不十分になることや、カメラ内部17が加圧状態となることを防止することが可能となる。
【符号の説明】
【0030】
1:処理室、 2:処理基板、 3:ヒータ等、 4a,4a’:真空環境対応用カメラ、 4b:カメラ制御部、 7a,7b,7c,7d:筐体、 8a,8b,8c,8d,8e,8f:Oリング、 9:ガラス、 10:レンズ、 11:センサ、 12a,12b:基板、 13a,13b:ケーブル、 14:コネクタ、 15a,15b:ガラスオサエ、 16a,16b:カナグ、 17:カメラ内部、 18a,18b:リークチェック用ポートフサギイタ、 19a,19b:リークチェック用ポート、 20:リークチェック用ガス導入部、 21:排気配管、 22:リークチェック用ガス検出器、 23:ポンプ、 101:処理室、 102:処理基板、 103:ヒータ等、 104a:位置合わせ映像出力用カメラ、 104b:カメラ制御部、 105:筒、 106:窓。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8