特許第5945516号(P5945516)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】5945516
(24)【登録日】2016年6月3日
(45)【発行日】2016年7月5日
(54)【発明の名称】光ファイバ
(51)【国際特許分類】
   G02B 6/036 20060101AFI20160621BHJP
【FI】
   G02B6/036
【請求項の数】3
【全頁数】7
(21)【出願番号】特願2013-83010(P2013-83010)
(22)【出願日】2013年4月11日
(65)【公開番号】特開2013-242545(P2013-242545A)
(43)【公開日】2013年12月5日
【審査請求日】2015年4月24日
(31)【優先権主張番号】特願2012-101744(P2012-101744)
(32)【優先日】2012年4月26日
(33)【優先権主張国】JP
(73)【特許権者】
【識別番号】000002060
【氏名又は名称】信越化学工業株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110000877
【氏名又は名称】龍華国際特許業務法人
(72)【発明者】
【氏名】小山田 浩
【審査官】 吉田 英一
(56)【参考文献】
【文献】 国際公開第2004/092794(WO,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G02B 6/036
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
中心部に第1コア、第1コアに隣接してその外周を覆う第2コア、第2コアに隣接してその外周を覆う第3コア、及び第3コアに隣接してその外周を覆うクラッドからなり、
該クラッドの屈折率を基準にしたときの、第1コアの比屈折率差の最大値がΔ1であり、第2コアの平坦部の比屈折率差がΔ2であり、第3コアの比屈折率差の最小値がΔ3であり、前記第2コアの比屈折率差の最大値Δ2maxが、Δ2max=(Δ1)/2であり、前記第2コアの比屈折率差の最小値Δ2minが、Δ2min=(Δ3)/2であり、第1コアのΔ1に対する半値半径幅がaであり、第3コアの前記Δ3の半値半径幅に対する、第2コアと第3コアとの境界の半径がbであり、 第3コアとクラッドとの境界の半径がcであり、0.30%≦Δ1≦0.45%、−0.05%≦Δ2≦0.05%、−0.35%≦Δ3≦−0.15%、2.5≦b/a、3.5μm≦a≦4.2μm、9μm≦b≦13μm、4.5μm≦c−b≦7.0μmを満たし、零分散波長が1300nm以上1324nm以下であり、直径10mmのマンドレルに光ファイバを巻きつけたときの波長1550nmにおける損失増加が1dB/turn以下であり、波長1310nmにおけるLP01モードのモードフィールド直径が8.2μm以上10.0μm以下であり、前記bが1310nmにおけるモードフィールド直径の1.21倍以上であることを特徴とする光ファイバ。
【請求項2】
請求項1に記載の光ファイバにおいて、ITU−TG.650規格に定められた 22mの光ファイバで測定するケーブル・カットオフ波長が1260nm以下であることを特徴とする光ファイバ。
【請求項3】
請求項1または2に記載の光ファイバにおいて、波長1383nmにおける伝送損失が0.35dB/km以下であることを特徴とする光ファイバ。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、光通信用の光ファイバに係り、特に曲げを与えても伝搬光の伝送損失が小さい光ファイバに関する。
【背景技術】
【0002】
局と各ユーザー家庭との間の通信に光ファイバが使われるFTTH等のアクセス系の通信においては、光ファイバが曲率数十mm〜数mmの曲げを受ける可能性が指摘されている。このため、この様なFTTHや宅内配線で用いられる光ファイバには、曲げに対する伝送損失が小さいことが要求される。長距離幹線ケーブルは、地下ダクトなど外力の影響を受けにくい場所に敷設されるため、光ファイバ本体に加わる曲げは端末容器内の直径60mmの巻き(高々100回)が想定されるにすぎないのに対して、宅内外の配線では、可撓性を持たせ軽量化するために、比較的細い(直径数mm)のコードの状態で配線されるため、外力の影響を受けやすく、光ファイバの受ける曲げ半径も数十mm以下となる可能性が高いためである。
【0003】
そもそも光ファイバでは、信号光が光ファイバのコアに沿って伝搬するため、光ファイバを曲げた状態でも伝送可能な特徴があるものの、その曲げ半径が小さくなるにつれ伝搬しきれずにコアから漏洩する光の割合が指数関数的に増大し、伝送損失を生じる。これが曲げ損失である。曲げ損失を低減するためには、コアの屈折率を高めて光をよりコアに集約させるのが効果的であり、モードフィールド径(MFD)を小さくすることによって改善可能である。このため、従来は約6〜8μmのMFDの光ファイバが用いられることが多く、こうすることによって、例えば、直径20mmのマンドレル(円筒)に光ファイバを巻きつけた際の曲げ損失が、波長1550nmにおいて0.5dB/turn以下を実現している。
【0004】
ところが、長距離系の光通信において一般的に用いられているITU−TG.652規格の光ファイバのMFDは、8〜10μm程度であるため、両者を接続する場合にMFDの違いによる接続損失が大きくなってしまうという問題が有る。このため、アクセス系の光ファイバのMFDも8〜10μm程度に大きくなるのが望ましい。特許文献1によれば、MFDを大きく設計しつつ曲げ損失を低減できるトレンチ型光ファイバが開示されている。これは古くから知られた公知技術であるが、近年、その優秀な曲げ損失特性が着目されている。
[特許文献1]米国特許4,852,968号
【0005】
石英系ガラス光ファイバの場合、コアにはゲルマニウムをドープして屈折率を高くし、トレンチ部分にはフッ素をドープして屈折率が下げられている。その他の内側・外側クラッドには、純石英またはゲルマニウムやフッ素を少量ドープするのみにとどめ、屈折率を石英レベルに近づけている。
【0006】
一般的な光ファイバ母材の製造方法であるVAD法で作製する場合、(1)コア(=第1コア)および内側クラッド(=第2コア)を作製し、コア/クラッドガラス中間体(=中間体)とする。次に、(2)トレンチ部(=第3コア)を形成する。このトレンチ部は、ガラススート微粒子を中間体の外側に注意深く吹きつけ、フッ素含有ガス雰囲気中で熱処理することによって形成される。最後に(3)外側屈折率体を形成する。
【0007】
このとき、ガラススート微粒子を吹き付けた中間体を、雰囲気ガスとしてSiF、CF等のフッ素含有ガスをヘリウム等の不活性ガスに同伴して供給し、1300℃前後に加熱してトレンチ部にフッ素をドープする。フッ素のドープ濃度は、雰囲気ガス中のフッ素含有ガス分圧の約0.25乗に比例して増大することが知られており、ドープ濃度が高くなればなるほど、フッ素含有ガスの分圧を増さなければならない。例えば、トレンチ部の比屈折率差(Δ)を−0.6%にするには、概ね0.7気圧程度のSiF分圧が必要であり、フッ素含有ガスを大量に消費するという問題が有った。
【0008】
また、トレンチ型の屈折率分布の場合、トレンチの内側の部分を光の高次モードが伝搬し易く、カットオフ波長が大きくなる傾向がある。このため、コア直径を小さめにする等の設計上の工夫が必要であった。ところが、このようにしてコア径を小さく設計した場合、零分散波長が長波長側にシフトするという問題が生じる。零分散波長とは、波長分散がゼロとなる波長であり、波長分散の絶対値が大きいと、光信号のパルスが広がるなどにより長距離伝送品質が低下する。
【0009】
長距離系とアクセス系とに別々の光ファイバを用いるのではなく、アクセス系に用いる光ファイバをそのまま長距離系にも援用したいという市場要求がある。この場合、零分散波長が一般的なシングルモード光ファイバの伝送光波長である1.31μm前後になっているのが好ましく、1.300〜1.324μmの範囲になっているとより好ましい。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0010】
上記事情に鑑み、本発明は、MFDを8〜10μm前後に拡大しつつも曲げ特性に優れるトレンチ型屈折率分布形状を有する光ファイバを提供すること、トレンチ部にフッ素をドープする際に使用するフッ素含有ガス消費量を少なくしても曲げ特性に優れる光ファイバを提供すること、さらに、零分散波長を一般的なシングルモード光ファイバと同等の1300〜1324nmの範囲に設計した光ファイバを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0011】
本発明の光ファイバは、中心部に第1コア、第1コアに隣接してその外周を覆う第2コア、第2コアに隣接してその外周を覆う第3コア、及び第3コアに隣接してその外周を覆うクラッドからなり、該クラッドの屈折率を基準にしたときの、第1コアの比屈折率差の最大値がΔ1であり、第2コアの平坦部の比屈折率差がΔ2であり、第3コアの比屈折率差の最小値がΔ3であり、前記第2コアの比屈折率差の最大値Δ2maxが、Δ2max=(Δ1)/2であり、前記第2コアの比屈折率差の最小値Δ2minが、Δ2min=(Δ3)/2であり、第1コアのΔ1に対する半値半径幅がaであり、第3コアの前記Δ3の半値半径幅に対する、第2コアと第3コアとの境界の半径がbであり、第3コアとクラッドとの境界の半径がcであり、0.30%≦Δ1≦0.45%、−0.05%≦Δ2≦0.05%、−0.35%≦Δ3≦−0.15%、2.5≦b/a、3.5μm≦a≦4.2μm、9μm≦b≦13μm、4.5μm≦c−b≦7.0μmを満たし、零分散波長が1300nm以上1324nm位下であり、直径10mmのマンドレルに光ファイバを巻きつけたときの波長1550nmにおける損失増加が1dB/turn以下であることを特徴としている。
【0012】
本発明の光ファイバは、波長1310nmにおけるLP01モードのモードフィールド直径が8.2μm以上10.0μm以下である。また、ITU−T G.650規格に定められた22mの光ファイバで測定するケーブル・カットオフ波長は1260nm以下である。さらに、前記bが1310nmにおけるモードフィールド直径の1.21倍以上である。また、波長1383nmにおける伝送損失が0.35dB/km以下とされる。
【図面の簡単な説明】
【0013】
図1】実施例1〜4及び比較例1〜3として作成した125μmの光ファイバの構造パラメータ、ならびに光学特性を表形式で示した図である。
図2】本発明の光ファイバの屈折率分布の構造パラメータを示す模式図である。
図3】実施例1で作製した光ファイバの屈折率分布を示す概略図である。
図4】実施例5a〜5f、6a〜6gとして作成した125μmの光ファイバの構造パラメータ、ならびに光学特性を表形式で示した図である。
図5】零分散波長とΔ1との関係を示すグラフである。
図6】MFDとΔ1との関係を示すグラフである。
図7】bとΔ1との関係を示すグラフである。
図8】c−bとΔ1との関係を示すグラフである。
図9】曲げ損失(直径10mm 波長1550nm)とΔ1との関係を示すグラフである。
図10】曲げ損失(直径10mm 波長1550nm)とΔ3との関係を示すグラフである。
【発明を実施するための形態】
【0014】
本発明の光ファイバは、屈折率分布をトレンチ型とすることによってMFDを大きくしつつ曲げによる伝送損失を低減している。特に、−0.35%≦Δ3≦−0.15%に設定しつつ、4.5μm≦c−b≦7.0μmとすることにより、フッ素のドープ量を抑制し、フッ素含有ガスの使用量を低減している。同時に、トレンチよりも内側の高次モードの伝搬を抑制し、カットオフ波長の増大を抑制することによって、零分散波長を1300nm以上1.324μm以下にすることが可能となる。また、3.5μm≦a≦4.2μm及び9μm≦b≦13μmとし、かつb/a≧2.5とすることにより、トレンチの界面位置bをコア中心から適度に遠ざけることができ、界面付近に混入しがちなOH基の影響を低減でき、1383nm付近の伝送損失を0.35dB/km以下に低減することができ、さらに、直径10mmのマンドレルに光ファイバを巻きつけたときの波長1550nmにおける損失増加を1dB/turn以下とすることができる。
【実施例】
【0015】
VAD法により、第1コアおよび第2コアからなる多孔質ガラス母材を一体合成した。第1コアには、屈折率を上昇させるためのゲルマニウムをドープした。この多孔質ガラス母材を塩素雰囲気ガス中にて約1200℃に加熱し、含まれる水酸基(−OH基)の除去を行ない、引続きヘリウム雰囲気ガス中にて約1600℃に加熱し、中実な透明ガラスコア母材とした。この透明ガラスコア母材をガラス旋盤にて所定径に加熱延伸して長手方向の外径を揃えた。このとき、ガラス旋盤の酸水素火炎の影響で表面にOH基が取り込まれるが、延伸後の透明ガラスコア母材を更にフッ化水素酸水溶液に浸漬して表面を溶かすことによってこれを除去した。なお、ガラス旋盤の加熱源にアルゴンプラズマ火炎を用いても良い。その場合は、コア母材の表面にOH基が混入しないため、フッ化水素酸による処理を省略することができる。
【0016】
次に、この透明ガラスコア母材上に、OVD法によってシリカガラス微粒子を堆積し、第3コアに相当する多孔質層を形成した。これを塩素雰囲気ガス中にて約1200℃に加熱し、多孔質ガラス層に含まれるOH基の除去を行ない、引続き四フッ化シランガス(流量;毎分1リットル)とヘリウムガス(流量;毎分2リットル)の混合ガス流雰囲気中にて約1400℃に加熱し、多孔質ガラス層にフッ素を添加をしつつ多孔質ガラス層を中実化して屈折率の低い透明ガラス層とした。なお、四フッ化シランに代えて、四フッ化メタンや六フッ化エタンなどのフッ素含有ガスを用いて処理してもよい。
【0017】
こうして作製した、第1コア、第2コアおよび第3コアからなる透明ガラスコア母材を、クラッド用のシリカガラスチューブに挿入し、チューブの内部を真空ポンプで減圧しながら約2000℃に加熱し、クラッドとコア部とを一体化させて、光ファイバ用の透明ガラス母材を作製した。なお、透明コア母材をチューブに挿入するのではなく、透明コア母材の外側にOVD法によって多孔質シリカガラス層を堆積し、それをヘリウム雰囲気ガス中で約1600℃程度に加熱することによって透明ガラス化する工程にしても良い。このようにして作製した光ファイバ母材を約2100℃に加熱し紡糸することによって、直径125μmの光ファイバを得た。
【0018】
なお、上記において、製作する光ファイバの設計値に基づき、各コアの半値径a、b、cに合わせてシリカガラス微粒子の堆積量を調整し、さらに、第1コアへのゲルマニウムのドープ量、第3コアへのフッ素のドープ量を調整し、それぞれ実施例1〜4、比較例1〜3とした。これらの光学特性をまとめて図1に示した。なお、λcは零分散波長であり、λccはカットオフ波長である。曲げ損失は、直径10mmのマンドレルに光ファイバを巻きつけたときの波長1550nmにおける数値である。本発明の光ファイバの構造パラメータを図2に、実施例1で作製した光ファイバの屈折率分布を図3に示した。
【0019】
図4は、実施例5a〜5f、6a〜6gとして作成した125μmの光ファイバの構造パラメータ、ならびに光学特性を表形式で示した図である。実施例5a〜5fに示した光ファイバは、Δ1を変えて母材を作成し、λccが1250nm程度になる様に調整した。ここで、零分散波長を一般的なシングルモードファイバの光学特性値1300〜1324nmに合せようとすると、図5に示すように、Δ1は、おおよそ0.45%以下の範囲に収まっている必要が生じる。また、MFDを一般的なシングルモードファイバの光学特性値8.0〜10.0μmに合せようとすると、図6に示すように、Δ1は、おおよそ0.3%〜0.5%の範囲に収まっている必要が生じる。したがって、Δ1は、おおよそ0.3%以上0.45%以下の範囲に収まる必要がある。このとき、λccを調整するために、コア径a、b、cを拡大縮小して検討したところ、図7図8に示すように、bは、おおよそ9〜13μmとなり、同様にc−bは、4.5〜7μmとなる。
【0020】
図9は、実施例5a〜5fの光ファイバにおける曲げ損失(直径10mm 波長1550nm)とΔ1との関係を示すグラフである。図9に示すように、実施例5a〜5fの光ファイバの曲げ損失特性は0.5dB/turn未満となり、どれも良好であった。
【0021】
実施例6a〜6gに示した光ファイバは、Δ3を変えて母材を作成し、λccが1250nm程度になるように調整した。図10に示すように、Δ3は、小さければ小さいほど曲げ損失は、小さくなる傾向がある。Δ3≦−0.15%とすることによって、曲げ損失を1dB/turn以下の領域に収めることができ、Δ3<0.25%とすることで、曲げ損失が0.5dB/turnよりも小さくなる。
【0022】
第3コアの比屈折率差の最小値Δ3は、フッ素含有ガスの濃度分圧を変えることにより調整できる。フッ素含有ガスの分圧比の約0.25乗に比例してΔ3が低下するので、例えば、Δ3を−0.4%にしたい場合には、フッ素含有ガスの分圧をΔ3が−0.35%の時の1.7倍にする必要が生じ、フッ素含有ガスの使用量が極端に多くなる。フッ素含有ガスの使用量が多くなると、原料ガス量、廃ガスの処理量が増大してコストが嵩むので、可能な限りフッ素ドープ量を抑制したいという経済上の要求がある。このため、Δ3の値は、−0.40%以上が好ましく、−0.35%以上とすることは、さらに好ましい。
【0023】
このように、本発明の光ファイバによれば、トレンチ部分のフッ素ドープ量を抑制しつつ、その幅を調整することにより、高次モードの伝搬を抑制し、かつカットオフ波長の増大を抑制することによって、零分散波長を1.324μm以下にすることが可能となる。また、トレンチの界面位置をコア中心から適度に遠ざけることにより、OH不純物が少なく、曲げ特性にも優れた光ファイバが得られる、等の優れた効果を奏する。
【0024】
以上、本発明を実施の形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施の形態に記載の範囲には限定されない。また、上記実施の形態に、多様な変更または改良を加え得ることが当業者に明らかである。更に、変更または改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれ得ることは、特許請求の範囲の記載から明らかである。
【0025】
特許請求の範囲、明細書、および図面中において示した装置、システム、プログラム、および方法における動作、手順、ステップ、および段階等の各処理の実行順序は、特段「より前に」、「先立って」等と明示しておらず、また、前の処理の出力を後の処理で用いるのでない限り、任意の順序で実現しうることに留意すべきである。特許請求の範囲、明細書、および図面中の動作フローに関して、便宜上「まず、」、「次に、」等を用いて説明したとしても、この順で実施することが必須であることを意味するものではない。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10