特許第5951610号(P5951610)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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特許5951610トリアゾロピラジン誘導体
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】5951610
(24)【登録日】2016年6月17日
(45)【発行日】2016年7月13日
(54)【発明の名称】トリアゾロピラジン誘導体
(51)【国際特許分類】
   C07D 487/04 20060101AFI20160630BHJP
   A61P 43/00 20060101ALI20160630BHJP
   A61P 29/00 20060101ALI20160630BHJP
   A61P 37/02 20060101ALI20160630BHJP
   A61P 37/06 20060101ALI20160630BHJP
   A61P 37/08 20060101ALI20160630BHJP
   A61P 19/02 20060101ALI20160630BHJP
   A61P 7/02 20060101ALI20160630BHJP
   A61P 35/00 20060101ALI20160630BHJP
   A61P 31/00 20060101ALI20160630BHJP
   A61P 25/00 20060101ALI20160630BHJP
   A61P 9/00 20060101ALI20160630BHJP
   A61P 3/00 20060101ALI20160630BHJP
   A61P 17/02 20060101ALI20160630BHJP
   A61P 11/06 20060101ALI20160630BHJP
   A61P 11/02 20060101ALI20160630BHJP
   A61P 35/02 20060101ALI20160630BHJP
   A61K 31/4985 20060101ALI20160630BHJP
   A61P 7/04 20060101ALI20160630BHJP
   A61K 31/538 20060101ALI20160630BHJP
   A61K 31/5377 20060101ALI20160630BHJP
   C07D 519/00 20060101ALI20160630BHJP
   A61K 31/5383 20060101ALI20160630BHJP
   A61K 31/506 20060101ALI20160630BHJP
   C12Q 1/48 20060101ALN20160630BHJP
   C07B 61/00 20060101ALN20160630BHJP
【FI】
   C07D487/04 145
   C07D487/04CSP
   A61P43/00 111
   A61P29/00ZNA
   A61P37/02
   A61P37/06
   A61P37/08
   A61P29/00 101
   A61P19/02
   A61P7/02
   A61P35/00
   A61P31/00
   A61P25/00
   A61P9/00
   A61P3/00
   A61P17/02
   A61P11/06
   A61P11/02
   A61P35/02
   A61K31/4985
   A61P7/04
   A61K31/538
   A61K31/5377
   C07D519/00 301
   A61K31/5383
   A61K31/506
   C07D519/00 311
   !C12Q1/48 Z
   !C07B61/00 300
【請求項の数】13
【全頁数】234
(21)【出願番号】特願2013-526335(P2013-526335)
(86)(22)【出願日】2011年7月29日
(65)【公表番号】特表2013-538214(P2013-538214A)
(43)【公表日】2013年10月10日
(86)【国際出願番号】EP2011003830
(87)【国際公開番号】WO2012025186
(87)【国際公開日】20120301
【審査請求日】2014年7月28日
(31)【優先権主張番号】10008927.5
(32)【優先日】2010年8月27日
(33)【優先権主張国】EP
(73)【特許権者】
【識別番号】591032596
【氏名又は名称】メルク パテント ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング
【氏名又は名称原語表記】Merck Patent Gesellschaft mit beschraenkter Haftung
(74)【代理人】
【識別番号】100102842
【弁理士】
【氏名又は名称】葛和 清司
(74)【代理人】
【識別番号】100135943
【弁理士】
【氏名又は名称】三橋 規樹
(72)【発明者】
【氏名】ブルクドルフ,ラース
(72)【発明者】
【氏名】シュルツ,メラニー
(72)【発明者】
【氏名】ドイチェ,カール
(72)【発明者】
【氏名】コマス,オラシオ
(72)【発明者】
【氏名】スウィンネン,ドミニク
(72)【発明者】
【氏名】ポメル,ヴィンセント
(72)【発明者】
【氏名】ジャイヤール,パスカル
(72)【発明者】
【氏名】ホドウス,ブライアン
【審査官】 前田 憲彦
(56)【参考文献】
【文献】 特表2013−517246(JP,A)
【文献】 特表2013−517247(JP,A)
【文献】 特表2013−518082(JP,A)
【文献】 国際公開第2011/086098(WO,A1)
【文献】 国際公開第2011/086099(WO,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
C07D 487/00
A61K 31/00
C07D 519/00
CAplus/REGISTRY(STN)
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
以下の群から選択される化合物、
【表1】
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【表2】
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【表3】
[この文献は図面を表示できません]
【表4】
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【表5】
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【表6】
[この文献は図面を表示できません]
【表7】
[この文献は図面を表示できません]
【表8】
[この文献は図面を表示できません]
【表9】
[この文献は図面を表示できません]
【表10】
[この文献は図面を表示できません]
【表11】
[この文献は図面を表示できません]
【表12】
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【表13】
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【表14】
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【表15】
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【表16】
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【表17】
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または、その薬学的に許容し得る溶媒和物、塩、互変異性体もしくは立体異性体、またはあらゆる比率でのそれらの混合物。
【請求項2】
Iの化合物、
【化1】
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式中、
は、ArまたはHetを表し、
は、Ar、Het、NH(CHAr、O(CHAr、NR(CHHet、A、(CHNH、(CHNHA、(CHNA、NHCycまたはNH(CHNAを表し、
Arは、非置換の、または、Hal、A、Alk、(CHOH、(CHOA、(CHCOOH、(CHCOOA、SOA、(CHNH、(CHNHA、(CHNA、[C(RCN、NO、(CHCONH、(CHCONHA、(CHCONA、SONH、SONHA、SONA、NHCONH、NHCOA、NHCOAlk、NHCOCH=CH(CH)pNA、CHO、COA、SOH、O(CHNH、O(CHNHA、O(CHNA、COHet、S(CHHet、(CHHetおよび/もしくはO(CHHetで、一、二または三置換された、フェニル、ナフチルあるいはビフェニルを表し、
Arは、非置換の、または、Hal、A、(CHOH、(CHOA、OAr、ベンジルオキシ、(CHCOOH、(CHCOOA、SOA、(CHNH、(CHNHA、(CHNA、[C(RCN、NO、CONH(CHNH、CONH(CHNHA、CONH(CHNA、CONH(CHOA、CONH(CHOH、(CHCONH、(CHCONHA、(CHCONA、SONH、SONHA、SONA、OSOA、NHCONH、NHCOA、CHO、COA、SOH、O(CHNH、O(CHNHA、O(CHNA、CONHAr、NHCOAr、CONHHet、NHCOHet、NHSOA、COHet、(CHHet、S(CHHetおよび/もしくはO(CHHetで、一、二または三置換された、フェニル、ナフチルあるいはビフェニルを表し、
Hetは、1〜4個のN、Oおよび/もしくはS原子を有する、単環式のまたは二環式の、不飽和のあるいは芳香族の複素環を表し、該環は、非置換であるか、または、A、OH、OA、Hal、(CHArおよび/もしくは=Oで、一、二、三または四置換されてもよく、
Hetは、1〜4個のN、Oおよび/もしくはS原子を有する、単環式のまたは二環式の、飽和の、不飽和のあるいは芳香族の複素環を表し、該環は、非置換であるか、または、Hal、A、(CHCOOH、(CHCOOA、CHO、COA、(CHNH、(CHNHA、(CHNA、CN、(CHOH、(CHOA、(CHAr、(CHHet、NHSOA、NASOA、SOA、SOAおよび/もしくは=Oで、一、二、三または四置換されてもよく、
Hetは、1〜4個のN、Oおよび/もしくはS原子を有する、単環式のまたは二環式の、飽和の、不飽和のあるいは芳香族の複素環を表し、該環は、非置換であるか、または、A、Hal、(CHNH、(CHNHA、(CHNA、(CHOH、(CHOA、COOA、Arおよび/もしくは=Oで、一、二、三または四置換されてもよく、
は、Hまたは1、2、3もしくは4個のC原子を有するアルキルを表し、
Aは、1〜10個のC原子を有する、非分岐のまたは分岐のアルキルを表し、該アルキルにおいて、1〜7個のH原子がFで交換されてもよく、ならびに/あるいは、1もしくは2個の非近接CH基がO、NH、S、SO、SOおよび/またはCH=CH基で交換されてもよく、
あるいは、
3〜7個のC原子を有する環状アルキルを表し、
Cycは、非置換であるか、または、NHで一置換されてもよい、3〜7個のC原子を有する環状アルキルを表し、
Alkは、2、3、4、5もしくは6個のC原子を有するアルケニルまたはアルキニルを表し、
Arは、非置換の、または、Halおよび/もしくはAで一、二または三置換されたフェニルを表し、
Halは、F、Cl、BrまたはIを表し、
nは、0、1、2、3または4を表し、
pは、1、2、3または4を表す、
ならびに、その薬学的に許容し得る塩、溶媒和物、互変異性体もしくは立体異性体の調製方法であって、
a)式IIの化合物
【化2】
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を、式IIIの化合物と、鈴木カップリングで反応させるか、
−L III
(式中、Rは、上記に示した意味を有し、Lは、ボロン酸基またはボロン酸エステル基を表す)
あるいは、
b)式IIの化合物
【化3】
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を、式IIIの化合物と反応させること、
−L III
(式中、Rは、上記に示した意味を有し、Lは、NHまたはOHを表す
特徴とする、前記調整方法。
【請求項3】
式Iの塩基または酸を、その塩の1つに変換するステップを含む、請求項2に記載の方法。
【請求項4】
請求項1に記載の化合物、および/または、その薬学的に許容し得る塩、溶媒和物、互変異性体もしくは立体異性体、あらゆる比率のそれらの混合物の少なくとも1種と、任意に、薬学的に許容し得る担体、賦形剤またはビヒクルとを含む医薬。
【請求項5】
式Iの化合物、
【化4】
[この文献は図面を表示できません]
(式中、RおよびRは、請求項2に示した意味を有す)
および/または
その薬学的に許容し得る塩、溶媒和物、互変異性体もしくは立体異性体、またはあらゆる比率でのそれらの混合物の少なくとも1種を含むSyk阻害剤
【請求項6】
Sykの阻害に使用するための、請求項1に記載の化合物、またはその薬学的に許容し得る塩、溶媒和物、互変異性体もしくは立体異性体、またはあらゆる比率のそれらの混合物。
【請求項7】
炎症性疾患、免疫疾患、自己免疫疾患、アレルギー疾患、リウマチ性疾患、がん、感染症、神経炎症性の病気、心血管病、および代謝性疾患の処置ならびに/または防止のための、
式Iの化合物、
【化5】
[この文献は図面を表示できません]
(式中、RおよびRは、請求項2に示した意味を有す)
および
その薬学的に許容し得る塩、溶媒和物、互変異性体もしくは立体異性体、またはあらゆる比率のそれらの混合物を含む医薬。
【請求項8】
リウマチ性関節炎、全身性紅斑性狼瘡、ぜんそく、アレルギー性鼻炎、ITP、多発性硬化症、白血病、乳がん、悪性黒色腫の群から選択される病気の処置および/または防止のための、請求項7に記載の医薬。
【請求項9】
炎症性疾患、免疫疾患、自己免疫疾患、アレルギー疾患、リウマチ性疾患、血栓性疾患、がん、感染症、神経変性病、神経炎症性の病気、心血管病、および代謝性疾患の処置ならびに/または防止のために、請求項1に記載の化合物の有効量を、それらを必要とする対象に投与することを含む方法に使用するための、請求項1に記載の化合物、またはその薬学的に許容し得る塩、溶媒和物、互変異性体もしくは立体異性体、またはあらゆる比率のそれらの混合物。
【請求項10】
リウマチ性関節炎、全身性紅斑性狼瘡、ぜんそく、アレルギー性鼻炎、ITP、多発性硬化症、白血病、乳がん、悪性黒色腫の群から選択される病気の処置および/または防止に使用するための、請求項に記載の化合物。
【請求項11】
請求項1に記載の化合物、および/または、その薬学的に許容し得る塩、溶媒和物もしくは立体異性体、あらゆる比率のそれらの混合物の少なくとも1種と、さらなる医薬活性成分の少なくとも1種とを含む医薬。
【請求項12】
(a)請求項1に記載の化合物、および/または、それらの薬学的に許容し得る塩、溶媒和物もしくは立体異性体、あらゆる比率のそれらの混合物の有効量
ならびに
(b)さらなる医薬活性成分の有効量
の別箇のパックからなるセット(キット)。
【請求項13】
式IIの化合物、
【化6】
[この文献は図面を表示できません]
式中、
は、ArまたはHetを表し、
Arは、非置換の、または、Hal、A、(CHOH、(CHOA、(CHHetおよび/もしくはS(CHHetで一、二または三置換されたフェニルを表し、
Hetは、非置換の、または、A、OH、OA、Hal、(CHArおよび/もしくは=Oで一、二または三置換された、フリル、チエニル、ピロリル、イミダゾリル、ピラゾリル、オキサゾリル、イソオキサゾリル、チアゾリル、イソチアゾリル、ピリジル、ピリミジニル、トリアゾリル、テトラゾリル、オキサジアゾリル、チアジアゾリル、ピリダジニル、ピラジニル、キノリル、イソキノリル、ベンズイミダゾリル、ベンゾトリアゾリル、インドリル、ベンゾ−1,3−ジオキソリル、2,3−ジヒドロ−ベンゾ[1,4]ジオキシニル、インダゾリル、ベンゾ[1,4]オキサジニル、1,3−もしくは2,3−ジヒドロ−インドリルあるいはベンゾチアジアゾリルを表し、
Hetは、非置換の、または、Aおよび/もしくは=Oで一または二置換された、ピペリジニル、ピペラジニル、ピロリジニル、モルホリニル、2,3−ジヒドロ−ピラゾリル、1,2−ジヒドロ−ピリジル、フリル、チエニル、ピロリル、イミダゾリル、ピラゾリル、オキサゾリル、イソオキサゾリル、チアゾリル、イソチアゾリル、ピリジル、ピリミジニル、トリアゾリル、テトラゾリル、オキサジアゾリル、チアジアゾリル、テトラヒドロ−ベンゾチオフェニル、ピリダジニルあるいはピラジニルを表し、
は、Hまたは1、2、3もしくは4個のC原子を有するアルキルを表し、
Aは、1〜10個のC原子を有する非分岐のまたは分岐のアルキルを表すか、該アルキルにおいて、1〜7個のH原子がFで交換されても、ならびに/あるいは、1もしくは2個の非近接のCH基がOおよび/またはNHで交換されてもよく、
あるいは、
3〜7個のC原子を有する環状アルキルを表し、
Cycは、3〜7個のC原子を有する環状アルキルを表し、該アルキルは、非置換であっても、NHで一置換されてもよく、
Arは、非置換の、または、Halおよび/もしくはAで一、二または三置換されたフェニルを表し、
nは、0、1、2、3または4を表し、
pは、1、2、3または4を表す、
または、その薬学的に許容し得る溶媒和物、塩、互変異性体もしくは立体異性体、またはあらゆる比率でのそれらの混合物。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明の背景
本発明は、価値ある特性、特に、医薬の調製に使用することができる特性を有する新規化合物の発見を目的とした。
【0002】
本発明は、化合物、および、キナーゼ、特にチロシンキナーゼによるシグナル伝達の阻害、調節および/または調整における化合物の使用、さらに、これらの化合物を含む医薬組成物、ならびに、キナーゼにより誘発される病気を処置するための該化合物の使用に関する。
【背景技術】
【0003】
タンパク質キナーゼが、代謝、細胞増殖、細胞分化および細胞生存を含む、ほぼすべての細胞プロセスを調節するため、それらは、様々な病気の状態への治療的介入のための魅力的な標的である。例えば、タンパク質キナーゼが極めて重要な役割を果たす細胞周期制御および血管新生は、限定されないが、がん、炎症性の病気、異常な血管新生およびそれらに関連する病気、アテローム性動脈硬化、黄斑変性、糖尿病、肥満、ならびに痛みなど、多数の病状に関連する細胞プロセスである。
【0004】
肥満細胞の活性化に続くシグナリング経路においてキーポイントとなる出来事の1つは、チロシンキナーゼSykの活性化である。肥満細胞は、炎症誘発性メディエーターおよびサイトカインを放出することにより、ぜんそくおよびアレルギー性疾患において重大な役割を果たす。IgEの高親和性受容体であるFcεRJの、抗原を介する凝集は、肥満細胞の活性化という結果をもたらす。これによって、ヒスタミン、プロテアーゼ、ロイコトリエンおよびサイトカインを含むメディエーターの放出をもたらすシグナリングという一連の出来事が引き起こされる。これらのメディエーターは、血管透過性、粘液産生、気管支収縮、組織分解および炎症を増大させ、よって、ぜんそくおよびアレルギー性疾患の病因ならびに兆候においてキーポイントとなる役割を果たす。Sykキナーゼは、後のシグナリングすべてにおいて中心的なイニシエーターとして作用し、メディエーターの放出をもたらす。シグナリング経路におけるSykキナーゼの重大な役割は、Sykキナーゼのインヒビターとして機能するSykキナーゼのSH2ドメインを有するタンパク質による、メディエーター放出の完全な阻害により、実証された(J. A.Taylor et al, Molec. and Cell Biol, 15: 4149-4157 (1995))。
【0005】
Syk(膵臓−チロシン−キナーゼ)は、数ある中でもZAP70、Pyk2、Abl、Tie2、KDRおよびHERを含む細胞内チロシンキナーゼのサブファミリーに属する72kDaの非受容体チロシンキナーゼである。Sykは、FcR(FcγRI、II、IIIF、FcεRI、FcαR)およびBCRのシグナリングの主要なレギュレーターであり、造血系のいたるところで、ならびに、維芽細胞、破骨細胞、肝細胞、上皮細胞および神経細胞において、発現される。SYKは、C末端キナーゼドメインに加えて、2つのSH2ドメインと10を超える自己リン酸化部位とを提示する
【0006】
SYKは、その両方のSH2ドメインにより、リン酸化されたITAM(単球、マクロファージ、肥満細胞、好中球およびB細胞に発現された、FcγRI、IIA、IIIA、FcαR、FcεRIおよびBCRなどの免疫受容体に存在する、免疫受容活性化チロシンモチーフ(Immunoreceptor Tyrosine-based Activation Motif))に特異的にリクルートされ、肥満細胞、B細胞、マクロファージ、単球、好中球、好酸球、NK細胞、DC細胞、血小板および破骨細胞のそれらの受容体の活性化により引き起こされる免疫受容体シグナリングを特異的に仲介する1、2
【0007】
BCRの架橋の際、Igα/Igβのサイトゾル側末端のITAMモチーフのチロシン残基は、SrcファミリーキナーゼLynによりリン酸化され、SYKとのドッキング部位が生じ、よって、BCR免疫複合体にリクルートされる。その後、SYKは、SrcファミリーキナーゼLynによりリン酸化され、活性化される。活性化の際、SYKは、アダプタータンパク質BLNKをリン酸化し、該BLNKは、SYKのSH2ドメインそれぞれを介してBTKおよびPLCγの両方と相互作用することができる。BTKにリン酸化され、よって活性化されたSYKは、今度は、PLCγをリン酸化し、活性化させ、IPの形成、Ca2+の動員、PKCとMAPKとの活性化、ならびにその結果として、NFAT、AP−1およびNFκBの転写因子の活性化を招き、B細胞の活性化および表面マーカー発現、サイトカインの放出、生存ならびに増殖という結果をもたらす。肥満細胞において、FcεRIに活性化されたアレルゲンは、LYNおよびFYNにリン酸化され、SYKをリクルートし、SYKは今度はLYNにリン酸化され、さらに自己リン酸化し、完全に活性化されるようになる。
【0008】
活性化されたSYKは、2つのアダプター分子NTALおよびLATをリン酸化し、PLCγ、vav、およびPI3Kのp85調節サブユニットなどのSH2を含むタンパク質とのドッキング部位が多数生じ、その結果、肥満細胞の脱顆粒化およびサイトカインの産生がもたらされる。肥満細胞のシグナル伝達におけるSykの重大な役割は、ヒトドナーからの脱顆粒することができない好塩基球(循環肥満細胞)の10〜15%がSykタンパク質の量を減少させるという再現性のある知見により確認されている5、6。加えて、SYKは破骨細胞の骨吸収活性に必要とされる。αvβ3インテグリンが破骨細胞を刺激する際、SYKは、おそらくc−Srcにより、DAP−12/FcγRIIに依存した機構でリン酸化されるようになり、SPL−76およびVav3のリン酸化とそれに続く細胞骨格再構築とがもたらされる。SYKを欠損した破骨細胞は不活性であり、不完全な細胞骨格再構築を示す。これに相関し、SYKを欠損した胚は、不完全な骨格量を示す7、8
【0009】
BCRを介する、リンパ節におけるB細胞の活性化、ならびに、FcRを介する、関節の樹枝状細胞、単球、マクロファージ、好中球および肥満細胞の活性化は、リューマチ性関節炎(RA)の最中に生じる細胞病態生理学的機構の不可欠な要素である。
【0010】
さらに、破骨細胞の活性化によって、この病理学の顕著な特徴である、骨と軟骨との破壊がもたらされる。したがって、SYKシグナリングは、関節炎の発症の最中、炎症の部位とその周辺との両方において、極めて重要な役割を果たしているはずである10。実際に、経口で使用できるSykインヒビターR406−Rigelにより開発された−は、臨床スコアの有意な改善を誘発し、RAのマウスモデルにおいて血清サイトカイン濃度ならびに骨浸食を有意に減少させた11、12。さらに、このインヒビターは、ヒトのRAフェーズII研究において、有効性(ACRスコアの改善)および良好な忍容性を示した13、14、15
【0011】
SLEにおいて、B細胞は、自己抗体の産生を介する病因に本質的に寄与し、その結果、免疫複合体の形成、Fc受容体の刺激、最終的には、炎症の過度なおよび慢性的な活性化をもたらす。SLEのマウスモデルにおいて、Sykインヒビターによる処置によって、クラスがスイッチされた(class-switched)胚中心、辺縁帯、新しく形成されたB細胞および濾胞性B細胞の数の減少、したがって、病気の緩和効果がもたらされる18
【0012】
胸腺細胞および未感作T細胞において、TCRシグナルが細胞内チロシンキナーゼZAP−70により伝達されるが、複数の研究によって、多発性硬化症(MS)または全身性エリテマトーデス(SLE)に関与するものなどの分化したエフェクターT細胞が、TCRゼータ連鎖の下方調節、TCR/CD3連鎖の同時上方調節、およびFcRγとのその相互作用を示すことが、示される。それらの研究により、エフェクター細胞におけるTCR/CD3/FcRガンマ複合体が、チロシンキナーゼであるZAP−70の代わりに、Sykをリクルートし活性化させることも示される。TCRシグナリングにおけるこの生理的なスイッチは、未感作T細胞でも記憶T細胞でもなく、もっぱらエフェクターで生じる16、17、18。驚くほどのことではないが、その後、SYKインヒビターは、病気の進行を遅らせること、および、SLEのマウスモデルの生存を改善することを示した17、18、19、20、21
【0013】
SYKインヒビターはまた、ぜんそく、アレルギー、多発性硬化症、ならびに、血小板減少性紫斑病およびT細胞またはB細胞のリンパ腫などの他の病気における用途にも見出されるかもしれない1、10、14、22〜35。病気にかかる前のNZB/WマウスへのSykインヒビターによる処置によって、糸球体硬化、尿細管損傷、タンパク尿およびBUNレベルの軽減により実証される、腎疾患発症の防止が見られた18
【0014】
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【0021】
Sykは、肥満細胞に加えて、B細胞を含む他の造血細胞で発現され、そこで、未成熟B細胞の成熟循環B細胞への移行に必要なシグナルを伝達するのに不可欠な役割を果たすと考えられる(M. Turner et al, Immunology Today, 21: 148 (2000))。B細胞は、紅斑性狼瘡(O. T. Chan etal., Immunological Rev, 169: 107-121 (1999))およびリウマチ性関節炎(A. Gause et al, Biodrugs, 15(2): 73-79 (2001))などのいくつかの炎症状態において重要な役割を果たすと報告されている。
【0022】
Sykはまた、神経毒性生成物の産生をもたらすベータ−アミロイドおよびプリオン原繊維において、シグナリングカスケードの因子であるとも報告された(C. K. Combs et al., J. Neuroscl, 19: 928-939 (1999))。さらに、Sykのインヒビターは、これら神経毒性生成物の産生を阻止した。よって、フロピリジン誘導体は、アルツハイマー病および関連する神経炎症性の病気の処置において、潜在的に有用であろう。他の報告(Y. Kuno et al., Blood, 97, 1050-1055 (2001))によって、Sykが悪性進行において重要な役割を果たすことが実証される。TEL−Syk融合タンパク質は、造血細胞を形質転換させることが見出され、造血器悪性腫瘍の病因における役割を示唆した。したがって、フロピリジン誘導体は、あるタイプのがんの処置に有用であるかもしれない。
【0023】
造血器悪性腫瘍に関与する他のタンパク質チロシンキナーゼには、ABL(ABLl)、ARG(ABL2)、PDGFβR、PDGFaR、JAK2、TRKC、FGFRl、FGFR3、FLT3およびFRKが含まれる。
【0024】
ヤヌスキナーゼ(JAK)は、JAKl、JAK2、JAK3およびTYK2からなるチロシンキナーゼのファミリーである。JAKは、サイトカインシグナリングにおいて重大な役割を果たす。JAKファミリーのキナーゼの下流の基質には、シグナル伝達性転写因子(STAT)タンパク質が含まれる。JAK/STATシグナリングは、アレルギー、ぜんそく、移植(同種移植片)拒絶などの自己免疫疾患、リウマチ性関節炎、筋萎縮性側索硬化症および多発性硬化症などの多くの異常な免疫応答の仲介、ならびに、白血病およびリンパ腫などの固形悪性腫瘍および血液悪性腫瘍に関係する(JAK/STAT経路への薬剤介入についての総括は、Frank, MoI. Med. 5, 432:456 (1999), and Seidel et al, Oncogene 19, 2645-2656 (2000) を参照)。JAK2は、骨髄増殖性疾患(MPD)の処置に強い潜在力を有する、十分に有効な標的であり、MPDには、真性赤血球増加症(PV)、本態性血小板血症、慢性特発性骨髄線維症、骨髄化生を伴う骨髄線維症、慢性骨髄性白血病、慢性骨髄単球性白血病、慢性好酸球性白血病、好酸球増加症候群および全身性肥満細胞病が含まれる。
【0025】
Fms様チロシンキナーゼ3(FLT3)は、FLK−2(fetal liver kinase 2)およびSTK−1(stem cell kinase 1)としても知られ、造血系幹細胞の増殖および分化において重要な役割を果たす。FLT3受容体キナーゼは、正常な造血細胞、胎盤、生殖腺、および脳において発現される。しかしながら、この酵素は、骨髄性患者の、および急性リンパ芽球性白血病細胞画分の80%以上の細胞において、極めて高レベルで発現する。さらに、該酵素はまた、リンパの急性転化における慢性骨髄性白血病の患者の細胞においても見出すことができる。FLT3キナーゼが、一部の急性リンパ性白血病(ALL)と同様、急性骨髄性白血病(AML)の30%で、突然変異していることが報告されている(Gilliland et al, Blood 100, 1532-1542 (2002); Stirewalt etal, Nat. Rev. Cancer, 3, 650-665 (2003))。FLT3における最も一般的な活性化突然変異は、膜近傍の領域内の遺伝子内縦列重複であるのに対し、キナーゼドメインの点突然変異、挿入、または欠失はまれである。これら変異FLT3キナーゼのいくつかは、構成的に活性である。FLT3突然変異は、予後不良に関連する(Malempati et al., Blood, 104, 11 (2004))。12種以上の知られているFLT3インヒビターが開発され、いくつかはAMLに対して有望な臨床効果を示した(Levis et al Int. J. Hematol, 52, 100-107 (2005))。
【0026】
小分子FLT3インヒビターのいくつかが、FLT3を活性化する突然変異を有する細胞株においてアポトーシスを誘発すること、および、FLT3の突然変異体を骨髄細胞で発現するマウスの生存期間を延長させることにおいて、有効であることが報告されている(Levis et al, Blood, 99, 3885-3891 (2002);Kelly et al, Cancer Cell, 1, 421-432 (2002);Weisberg et al, Cancer Cell, 1, 433-443 (2002);Yee et al, Blood, 100, 2941-2949 (2002))。
【0027】
特に、本発明は、化合物、ならびに、Sykによるシグナル伝達の阻害、調節および/または調整において役割を果たす化合物の使用に関する。
【0028】
したがって、チロシンキナーゼ、特にSykによりシグナル伝達を特異的に阻害、調節および/または調整する小化合物の合成は望ましく、かつ本発明の目的でもある。さらに、この発明の目的は、リウマチ性関節炎、全身性紅斑性狼瘡、ぜんそく、アレルギー性鼻炎、ITP、多発性硬化症、白血病、乳がんおよび悪性黒色腫を予防および処置するための新規化合物を合成することである。驚くべきことに、SYK、BTK、KDR、Src、Zap70、Fak、Pyk2、Flt3もしくはJakを選択的に阻害するか、または、これらのキナーゼの選択を阻害するフロピリジンを同定した。
【0029】
さらに、式Iの化合物は、セリンキナーゼGCN2を阻害する。
固形腫瘍のがん処置の多くの戦略は、腫瘤のできる限りの外科的除去、ならびに、それに続く放射線治療およびより特異的にがん細胞経路を標的とする細胞毒性剤またはインヒビターによる化学療法による、残存するすべての腫瘍細胞の根絶に焦点を合わせている。しかしながら、かかるアプローチの成功は制限されており、かつ、しばしば持続しない。
【0030】
これは、主に、かかる細胞毒性剤の治療域が狭いこと(特異性および副作用)と、細胞毒性剤または他の阻害剤により加えられる選択圧に対するがん細胞の適応能力とに起因する。初期の処置に対する耐性を獲得した少数の腫瘍(幹)細胞の生き残りは、腫瘍の再成長の種を生じさせるのに十分であり得る。これらの再発は、初発腫瘍の処置と比較して処置するのがより困難な最も多いケースである。結果として、腫瘍細胞を標的にすることにおいてより成功するためには、腫瘍細胞の多数の生き残りと逃避機構とを、並行して標的とすることが必要になるかもしれない(Muller & Prendegast 2007)。
【0031】
悪性腫瘍の発症は、細胞生理の大幅なロールアップ(roll up)に付随して起こる。このプロセスの間、いくつかの属性が、不死化または成長阻害シグナルに対する不感受性に基づくがん細胞により獲得される。さらに、腫瘍細胞はまた、微小環境およびその先への相互作用をも修正する。後者の領域には、免疫監視機構から逃避する腫瘍細胞の戦略が含まれる(Muller & Prendegast 2007)。免疫監視機構は、悪性腫瘍の成長を制限するばかりか、[Dunn et al. 2004]に総括されているように、免疫応答を回避するための機構の進化を引き起こす選択圧も提供する。本質的に、T細胞性免疫の消失が腫瘍発生を増大するのに十分であることは頻繁に観察されることであり[Shankaran et al. 2001]、免疫逃避が、腫瘍の進行、浸潤の推進および転移に対する休眠に影響を及ぼし、治療反応に対し負の影響を与えると考えられている。
【0032】
免疫逃避が、腫瘍微小環境内の代謝を変調するのに重要な接点を有することが、いくつかの機構研究により発見された。ここで、抗原に対する免疫寛容を仲介するのに重要な役割は、インドールアミン2,3−ジオキシゲナーゼ(IDO)およびアルギナーゼI(ARG)のそれぞれの酵素によりなされる、必須アミノ酸のトリプトファンおよびアルギニンの異化に関連する(Bronte and Zanovello, 2005;Muller et al., 2005b;Muller and Prendergast, 2007;Munn and Mellor, 2007;Popovic et al., 2007)。
【0033】
IDOは、トリプトファンからキヌレニンへの分解を触媒する一本鎖のオキシドレダクターゼである。IDOは、過剰な食餌トリプトファンの異化ではなく、局所環境中のトリプトファンレベルの調整に関与する。がん患者におけるトリプトファン異化の上昇は、トリプトファンまたは異化生成物の有意に変更された血清濃度に明示され、これは、腫瘍および流入領域リンパ節において共通して上昇したIDOに相関した。いくつかの刊行物によると、IDOの過剰発現は、がんの予後不良に関連する[Okamoto et al 2005; Brandacher et al, 2006]。
【0034】
T細胞は、IDO活性化に選択的な感受性があるようにみえ、これはトリプトファン飢餓の場合に、これらが分裂することができず、その結果、これらに提示された抗原によりトリプトファンが活性化されることができない。MunnおよびMellorならびに彼らの同僚が、IDOが、T細胞の活性化を抑制することによって、および、腫瘍抗原に対する末梢寛容を生じさせることによって、免疫を調整することを、明らかにした(Mellor and Munn, 2004)。これらの機構は、腫瘍細胞によりその微小環境周辺に、または、腫瘍流入領域リンパ節にリクルートされた免疫細胞の破壊を包含する。ここで、抗原提示細胞により捕捉された腫瘍抗原は、適応免疫系に交差提示される。直接的な寛容原性に加えて、成熟DCは、調節性T細胞(Treg)を増殖させる能力を有する[Moser 2003]。
【0035】
トリプトファン異化の他に、アルギニンの変換が、腫瘍に調節された微小環境において増加する。腫瘍の成長および進行の間アルギナーゼが活性化するための役割が、多数の報告により示されている。腫瘍浸潤の骨髄性細胞において、アルギニンは、アルギナーゼI(ARG1)、アルギナーゼII(ARG2)により、尿素およびオルニチンに変換され、誘導型一酸化炭素シンターゼ(NOS2)によりシトルリンおよび一酸化窒素(NO)へ酸化される。
【0036】
増大したARG活性は、大腸、乳房、肺および前立腺のがんを有する患者において、頻繁に観察され[Cederbaum 2004]、前立腺がんで発見されたARGおよびNOSの過剰発現と相関する[Keskinege et al. 2001, Aaltoma et al. 2001, Wang et al. 2003]。浸潤性のマクロファージにおけるARG活性が、抗原特異的T細胞応答およびCD3受容体の発現を損なうことが示された。さらに、腫瘍関連骨髄性細胞において、ARGおよびNOSの蓄積活性は、最終的にアポトーシスをもたらす、抗原特異的Tリンパ球に対する阻害シグナルを生成することができる[Bronte 2003 a;2003b]。
【0037】
IDOとARGとが関連する機構の両方とも、それぞれのアミノ酸濃度の激減した濃度を感知する点で、同化する。アミノ酸が欠乏している間、general control nonderepressible 2(GCN2)と呼ばれるeIF2キナーゼであるEIF2AK4は、細胞内で蓄積した脱アシル化tRNAと相互作用する。結果として、GCN2は、自己阻害コンホメーションから活性コンホメーションへ変化し、さらに自己リン酸化により活性化すると見なされる。唯一知られている基質タンパク質eIF2aは、その後、リン酸化されるようになり、結果として、翻訳開始のための複合体が阻害される[Harding et al. 2000]。これによって、一般のキャップに依存した翻訳開始、および、これにより対応するタンパク質産生が損なわれる。他方、これによって、activating transcription factor 4(ATF4)を介する主にキャップに依存しない開始により、ストレスに関連する標的遺伝子の特異的な発現が誘導される。ストレス応答タンパク質、例えばアミノ酸代謝における酵素、のそれぞれを発現することによって、細胞は、特定の細胞ストレスを相殺するように努める[Wek et al. 2006]。
【0038】
ストレスが持続する場合、同じ経路は、プロアポトーシスの転写因子であるCCAAT/エンハンサー結合タンパク質相同タンパク質(CHOP)の転写を介する細胞死を進行するようオンオフするだろう[Oyadomari 2004]。トリプトファンの飢餓が、T細胞においてGCN2に依存したストレスシグナリング経路を引き起こし、eIF2aのリン酸化と、細胞成長静止をもたらす翻訳開始とを変更することが示された(Munn et al. 2005)。Sharma, et al. [2007] は、IDOにより直接誘導され、GCN2に依存した、成熟Tregの活性化について公開した。同様に、Fallarino et al [2006]は、CD4+CD25−細胞の、IL−10およびTGF□を産生するCD25+FoxP3+Tregへの、GCN2に依存した変換を発見した。Rodriguez et al. [2007] は、TCRシグナリングと組み合わせた、トリプトファンまたはアルギニンの欠失を介するGCN2経路の活性化が、CD3□鎖の下方調節、細胞周期静止およびアネルギーをもたらすことを同定した。
【0039】
重要なことには、GCN2経路は、腫瘍の免疫逃避に重要であるのみならず、腫瘍の生き残りを直接調整することにおいて活性のある役割をも果たす。Ye et al [2010]は、前記転写因子ATF4がヒト固形腫瘍中で過剰発現し、このことが腫瘍進行における重要な機能を示唆することを発見した。アミノ酸およびグルコースの欠乏は、固形腫瘍で発見された典型的なストレスであり、アミノ酸の合成および輸送に関与するATF4標的遺伝子を上方調節するためにGCN2経路を活性化した。GCN2活性化/過剰発現および増加したリン酸−eIF2aは、正常組織と比較してヒトおよびマウスの腫瘍で観察され、ATF4またはGCN2の発現の抑止は、腫瘍成長をインビボで有意に阻害した。GCN2−eIF2a−ATF4経路が、腫瘍細胞における代謝恒常性を維持するのに重大であるとの結論が下された。
【0040】
現在の生物学は、全体にわたり、適応機構が腫瘍の免疫逃避に完全にブレーキをかけるのに魅力的なARG/IDO経路に干渉する。ここで、GCN2機能の干渉は特に関心があるものであり、それが、2つの経路IDOおよびARGの同化する点であり、ならびに、それが、腫瘍代謝に、妨げるさらなる機会を直接提供するからである。
【0041】
いくつかの経路インヒビターは、既に、免疫モジュレータ―として見なされる。これらのインヒビターは、IDOまたはARGタンパク質の酵素機能に主に対処する(Muller and Scherle, 2006)。アルギナーゼのインヒビターであるN−ヒドロキシ−nor−L−Argの適用により、マウスにおけるs.c.3LL肺癌の成長が阻止される[Rodriguez 2004]。NOを供与するアスピリン様のNCX4016(2−(アセチルオキシ)安息香酸3−(ニトロオキシメチル)フェニルエステル)は、骨髄性細胞の阻害酵素活性に干渉することが報告されている。経口的に投与されたNOアスピリンは、担がん宿主の免疫状態を正常化し、腫瘍−抗原に特異的Tリンパ球の数および機能を増大し、がんの予防接種により引き起こされる抗腫瘍免疫の予防的および治療的な効果を増強した(DeSanto 2005)。
【0042】
基質類似体である1メチル−トリプトファン(1MT)および関連する分子は、がんとの関連でおよび他の状況で、IDOを標的とするのに広く使用される。Friberg et al. (2002) およびUyttenhove et al. (2003) による研究により、1MTがIDOを過剰発現する腫瘍の成長を制限することができることが実証された。しかしながら、1MTは、いくつかの腫瘍モデルにおいて腫瘍退縮を引き起こすことができなかった。これは、IDOの阻害が単剤治療として適用された場合に、抗腫瘍の効能がわずかしかないことを示唆する。
【0043】
対照的に、1MTと様々な細胞毒性化学療法剤との組み合わせ処置は、単剤治療のいずれにも応答されにくい樹立されたMMTV−neu/HER2腫瘍の退縮を引き起こした[Muller et al 2005a]。マウスからのCD4+またはCD8+を免疫除去したT細胞は、このモデルで観察された組み合わせた効能を無効にする処置前に、
1MTが、T細胞を仲介する抗腫瘍免疫の活性化を通して間接的に作用するという予想を立証した。IDOを標的にすることが1MTの作用に必須であるという重要な証拠は、遺伝的にIDOを欠損したマウスにおいて、1MTが抗腫瘍活性を欠いているという実証により提供された[Hou et al., 2007]。
【0044】
GCN2の阻害は、免疫編集(immunoediting)を誘導したアミノ酸飢餓の2つの経路分岐を合わせることができ、腫瘍にとって分岐のいずれかの阻害を避けるという選択肢を減らすだろう。さらに、以上詳述したように、GCN2の阻害は、腫瘍代謝に干渉する機会と同時に、単剤治療または他の抗がんアプローチとの併用療法の効能を増強し得るものを提供する。
【0045】
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【0050】
本発明に従う化合物およびそれらの塩が、良好な忍容性を示しつつも極めて価値のある薬理学的特性を有することを発見した。
本発明は、特に、Sykによるシグナル伝達を阻害、調節および/または調整する式Iの化合物、これら化合物を含む組成物、ならびに、Sykにより誘発された病気および愁訴を処置するためにそれらを使用する方法に関する。
【0051】
さらに、式Iの化合物は、Sykの活性または発現を単離および調査するために使用することができる。加えて、それらは、調節されないか、または妨害されたSyk活性に関連する病気を診断する方法において使用するのが特に好適である。
宿主または患者は、任意の哺乳類種、例えば、霊長類種、特にヒト;マウス、ラットおよびハムスターを含む齧歯類;ウサギ;ウマ、ウシ、イヌ、ネコなどに属してもよい。動物モデルは、実験的調査の対象とされ、ヒトの病気を処置するモデルを提供する。
【0052】
本発明に従う化合物により処置するために、特定の細胞の感受性をインビトロでの試験で決定することができる。典型的には、細胞の培養は、抗IgMなどの活性剤が、表面マーカーの発現などの細胞内応答を誘発することが可能なほど十分な時間、通常約1時間と1週間との間、様々な濃度の本発明に従う化合物と組み合わせられる。インビトロでの試験は、血液または生検試料からの培養細胞を使用して実行することができる。表面マーカーの発現量は、該マーカーを認識する特異的な抗体を使用してフローサイトメトリーにより査定される。
【0053】
用量は、使用する具体的な化合物、具体的な病気、患者状態などにより変動する。治療量は、典型的には、患者の生存率を維持しつつも、標的組織において、望ましくない細胞集団を縮小するのに相当十分なものである。処置は、一般に、大幅に縮小、例えば負荷された細胞において少なくとも約50%に縮小するまで継続し、望ましくない細胞が体内から実質的に検出されなくなるまで継続してもよい。
【0054】
シグナル伝達経路の同定および様々なシグナル伝達経路の間の相互作用の検出において、様々な科学者が、好適なモデルまたはモデル系、例えば細胞培養モデル(例えばKhwaja et al., EMBO, 1997, 16, 2783-93)およびトランスジェニック動物モデル(例えばWhite et al., Oncogene, 2001, 20, 7064-7072)を開発した。シグナル伝達カスケードにおいて、あるステージを決定するために、相互作用する化合物を、シグナルを調整するために利用することができる(例えばStephens et al., Biochemical J., 2000, 351, 95 105)。本発明に従う化合物はまた、動物および/または細胞培養モデルにおいて、あるいはこの出願において言及された臨床疾患において、キナーゼ依存的なシグナル伝達経路を試験するための試薬としても使用することができる。
【0055】
キナーゼ活性の測定は、当業者に周知の技術である。基質、例えばヒストン(例えばAlessi et al., FEBS Lett. 1996, 399, 3, pages 333-338)または塩基性ミエリンタンパク質を使用するキナーゼ活性を決定するための包括的な試験系は、論文に記載されいてる(例えばCampos-Gonzalez, R. and Glenney, Jr., J.R. 1992, J. Biol. Chem. 267, page 14535)。
【0056】
キナーゼインヒビターを同定するために、様々なアッセイ系が利用できる。シンチレーション近接アッセイ(Sorg et al., J. of. Biomolecular Screening, 2002, 7, 11-19)およびフラッシュプレート(flashplate)アッセイにおいて、γATPとともに基質としてのタンパク質またはペプチドの放射性リン酸化を測定する。阻害化合物の存在下で低下した放射性シグナルは検出可能であるか、または何も検出されない。さらに、ホモジナス時間分解蛍光共鳴エネルギー転移(HTR−FRET)および蛍光偏光(FP)技術は、好適なアッセイ方法である(Sills et al., J. of Biomolecular Screening, 2002, 191-214)。
【0057】
他の非放射性ELISAアッセイ方法は、特異的なホスホ抗体(ホスホ−AB)を使用する。ホスホ−ABは、リン酸化した基質にしか結合しない。この結合は、ペルオキシダーゼが接合した抗ヒツジ二次抗体を使用する化学発光により検出することができる(Ross et al., 2002, Biochem. J.)。
【0058】
先行技術
他の複素環式Sykインヒビターは、WO2008/118823、WO2009/136995、WO 2010/027500に記載されている。
他の複素環式化合物は、WO2010/010188、WO2010/010184、WO2010/010189、WO2009/155551、WO2009/155565、WO2009/047514に記載されている。
【発明の概要】
【0059】
本発明の概要
本発明は、式Iの化合物、
【化1】
[この文献は図面を表示できません]
式中、
は、ArまたはHetを表し、
は、Ar、Het、NH(CHAr、O(CHAr、NR(CHHet、A、(CHNH、(CHNHA、(CHNA、NHCycまたはNH(CHNAを表し、
Arは、非置換の、または、Hal、A、Alk、(CHOH、(CHOA、(CHCOOH、(CHCOOA、SOA、(CHNH、(CHNHA、(CHNA、[C(RCN、NO、(CHCONH、(CHCONHA、(CHCONA、SONH、SONHA、SONA、NHCONH、NHCOA、NHCOAlk、NHCOCH=CH(CHNA、CHO、COA、SOH、O(CHNH、O(CHNHA、O(CHNA、COHet、S(CHHet、(CHHetおよび/もしくはO(CHHetで、一、二または三置換された、フェニル、ナフチルあるいはビフェニルを表し、
【0060】
Arは、非置換の、または、Hal、A、(CHOH、(CHOA、OAr、ベンジルオキシ、(CHCOOH、(CHCOOA、SOA、(CHNH、(CHNHA、(CHNA、[C(RCN、NO、CONH(CHNH、CONH(CHNHA、CONH(CHNA、CONH(CHOA、CONH(CHOH、(CHCONH、(CHCONHA、(CHCONA、SONH、SONHA、SONA、OSOA、NHCONH、NHCOA、CHO、COA、SOH、O(CHNH、O(CHNHA、O(CHNA、CONHAr、NHCOAr、CONHHet、NHCOHet、NHSOA、COHet、(CHHet、S(CHHetおよび/もしくはO(CHHetで、一、二または三置換された、一、二または三置換された、フェニル、ナフチルあるいはビフェニルを表し、
Hetは、1〜4個のN、Oおよび/もしくはS原子を有する、単環式のまたは二環式の、不飽和のあるいは芳香族の複素環を表し、該環は、非置換であっても、A、OH、OA、Hal、(CHArおよび/もしくは=Oで一、二、三または四置換されてもよく、
【0061】
Hetは、1〜4個のN、Oおよび/もしくはS原子を有する、単環式のまたは二環式の、飽和の、不飽和のあるいは芳香族の複素環を表し、該環は、非置換であっても、Hal、A、(CHCOOH、(CHCOOA、CHO、COA、(CHNH、(CHNHA、(CHNA、CN、(CHOH、(CHOA、NHSOA、NASOA、(CHAr、(CHHet、SOA、SOAおよび/もしくは=Oで、一、二、三または四置換されてもよく、
Hetは、1〜4個のN、Oおよび/もしくはS原子を有する、単環式のまたは二環式の、飽和の、不飽和のあるいは芳香族の複素環を表し、該環は、非置換であっても、A、Hal、(CHNH、(CHNHA、(CHNA、(CHOH、(CHOA、COOA、Arおよび/もしくは=Oで、一、二、三または四置換されてもよく、
は、Hまたは1、2、3もしくは4個のC原子を有するアルキルを表し、
【0062】
Aは、1〜7個のH原子をFと交換しても、ならびに/あるいは、1もしくは2個の非近接のCH基をO、NH、S、SO、SOおよび/またはCH=CH基と交換してもよい、1〜10個のC原子を有する非分岐のまたは分岐のアルキルを表すか、
あるいは、
3〜7個のC原子を有する環状アルキルを表し、
Cycは、非置換であっても、NHで一置換されてもよい、3〜7個のC原子を有する環状アルキルを表し、
Alkは、2、3、4、5もしくは6個のC原子を有するアルケニルまたはアルキニルを表し、
Arは、非置換の、または、Halおよび/もしくはAで一、二または三置換されたフェニルを表し、
Halは、F、Cl、BrまたはIを表し、
nは、0、1、2、3または4を表し、
pは、1、2、3または4を表す、
ならびに、その薬学的に使用可能な誘導体、溶媒和物、塩、互変異性体および立体異性体、あらゆる比率でのそれらの混合物に関する。
【0063】
本発明はまた、これら化合物の、光学的に活性な形態(立体異性体)、鏡像異性体、ラセミ体、ジアステレオマーならびに水和物および溶媒和物にも関する。
さらに、本発明は、式Iの化合物の薬学的に許容し得る誘導体に関する。
化合物の溶媒和物という用語は、それらの相互引力のせいで形成される化合物上への不活性溶媒分子の付加を意味する。溶媒は、例えば、一もしくは二水和物またはアルコキシドである。
【0064】
薬理学的に許容し得る誘導体という用語は、例えば、本発明に従う化合物の塩およびいわゆるプロドラッグ化合物も意味する。
【0065】
特に指定のない限り、本明細書で使用される「プロドラッグ」という用語は、活性化合物、特に式Iの化合物を提供するために、生物学的条件下(インビトロまたはインビボ)で加水分解できるか、酸化できるか、または他の方法で反応できる式Iの化合物の誘導体を意味する。プロドラッグの例としては、限定されないが、生物学的に加水分解可能なアミド、生物学的に加水分解可能なエステル、生物学的に加水分解可能なカルバマート、生物学的に加水分解可能なカルボナート、生物学的に加水分解可能なウレイド、および生物学的に加水分解可能なホスファート類似物などの生物学的に加水分解可能な部分を含む、式Iの化合物の誘導体および代謝物が挙げられる。ある態様において、カルボキシル官能基を有する化合物のプロドラッグは、カルボン酸の低級アルキルエステルである。カルボキシラートエステルは、前記分子に存在するカルボン酸部分のいずれかをエステル化することにより都合良く形成される。プロドラッグは、典型的には、Burger 's Medicinal Chemistry and Drug Discovery 6th ed.(Donald J. Abraham ed., 2001, Wiley)およびDesign and Application of Prodrugs(H.Bundgaard ed., 1985, Harwood Academic Publishers Gmfh)により記載された方法など、周知の方法を使用して調製することができる。
【0066】
「有効量」という表現は、組織、系、動物またはヒトにおいて、例えば研究者または医者により求められるかまたは望まれる生物学的または医学的な応答をもたらす医薬または薬剤活性成分の量を表す。
【0067】
加えて、「治療的有効量」という表現は、この量を与えられなかった対応する対象と比較して、以下の因果関係を有する量を表す:
病気、症候群、疾患、愁訴、障害もしくは副作用の、改善した処置、治癒、防止または除去、あるいは、病気、愁訴または障害に先立つ軽減も。
「治療的有効量」という表現はまた、正常な生理学的機能を増大させるのに有効な量も包含する。
【0068】
本発明はまた、式Iの化合物の混合物、例えば2種のジアステレオマーの、例えば1:1、1:2、1:3、1:4、1:5、1:10、1:100または1:1000の比率での混合物の使用にも関する。
これらは、特に好ましくは立体異性体の化合物の混合物である。
【0069】
「互変異性体」は、互いに平衡状態にある化合物の異性体をさす。異性体の濃度は、化合物が発見された環境に依存するだろうし、例えば化合物が固体であるか、有機溶液中もしくは水溶液中にあるか否かによって異なってもよい。
【0070】
本発明は、式Iの化合物およびそれらの塩、ならびに、式Iの化合物およびその薬学的に使用可能な塩、溶媒和物、互変異性体および立体異性体の調製方法に関し、以下を特徴とする。
【0071】
a)式IIの化合物
【化2】
[この文献は図面を表示できません]
を、式IIIの化合物と、鈴木カップリングで反応させること、
−L III
(式中、Rは、請求項1に示した意味を有し、Lは、ボロン酸基またはボロン酸エステル基を表す)
【0072】
あるいは、
b)式IIの化合物
【化3】
[この文献は図面を表示できません]
を、式IIIの化合物と反応させること、
−L III
(式中、Rは、請求項1に示した意味を有し、Lは、NHまたはOHを表す)
【0073】
および/あるいは
式Iの塩基または酸を、その塩の1つに変換すること。
上記および下記において、明示的に別段の定めをした場合を除き、RおよびRのラジカルは、式Iに示した意味を有する。
【0074】
Aは、アルキルを表し、これは非分岐(直鎖)または分岐であり、1、2、3、4、5、6、7、8.9または10個のC原子を有する。Aは、好ましくはメチル、さらにはエチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、イソブチル、sec−ブチルまたはtert−ブチル、さらにはまたペンチル、1,2もしくは3−メチルブチル、1,1−、1,2−もしくは2,2−ジメチルプロピル、1−エチルプロピル、ヘキシル、1−、2−、3−もしくは4−メチルペンチル、1,1−、1,2−、1,3−、2,2−、2,3−もしくは3,3−ジメチルブチル、1−もしくは2−エチルブチル、1−エチル−1−メチルプロピル、1−エチル−2−メチルプロピル、1,1,2−もしくは1,2,2−トリメチルプロピル、さらに好ましくは、例えばトリフルオロメチルを表す。
【0075】
Aは、極めて特に好ましくは、1、2、3、4、5または6個のC原子を有するアルキル、好ましくは、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、イソブチル、sec−ブチル、tert−ブチル、ペンチル、ヘキシル、トリフルオロメチル、ペンタフルオロエチルまたは1,1,1−トリフルオロエチルを表す。
さらに、Aは、例えば、CHOCH、CHCHOH、OCHCHNH、CHNHCHまたはNHCHCHを表す。
環式アルキル(シクロアルキル)およびcycは、好ましくは、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシルまたはシクロヘプチルを表す。
Alkは、2、3、4、5もしくは6個のC原子を有する非分岐または分岐のアルケニルあるいはアルキニルを表し、好ましくはイソプロペニル、プロパ−2−インイル、ビニルまたはアリルを表す。
【0076】
Arは、例えば、o−、m−もしくはp−トリル、o−、m−もしくはp−エチルフェニル、o−、m−もしくはp−プロピルフェニル、o−、m−もしくはp−イソプロピルフェニル、o−、m−もしくはp−tert−ブチルフェニル、o−、m−もしくはp−ヒドロキシフェニル、o−、m−もしくはp−ニトロフェニル、o−、m−もしくはp−アミノフェニル、o−、m−もしくはp−(N−メチルアミノ)フェニル、o−、m−もしくはp−(N−メチルアミノカルボニル)フェニル、o−、m−もしくはp−メトキシフェニル、o−、m−もしくはp−エトキシフェニル、o−、m−もしくはp−エトキシカルボニルフェニル、o−、m−もしくはp−(N,N−ジメチルアミノ)フェニル、o−、m−もしくはp−(N,N−ジメチルアミノカルボニル)フェニル、o−、m−もしくはp−(N−エチルアミノ)フェニル、o−、m−もしくはp−(N,N−ジエチルアミノ)フェニル、o−、m−もしくはp−フルオロフェニル、o−、m−もしくはp−ブロモフェニル、o−、m−もしくはp−クロロフェニル、o−、m−もしくはp−(メチルスルホンアミド)フェニル、o−、m−もしくはp−(メチルスルホニル)フェニル、o−、m−もしくはp−シアノフェニル、o−、m−もしくはp−カルボキシフェニル、o−、m−もしくはp−メトキシカルボニルフェニル、o−、m−もしくはp−ホルミルフェニル、o−、m−もしくはp−アセチルフェニル、o−、m−もしくはp−アミノスルホニルフェニル、
【0077】
o−、m−もしくはp−[2−(モルホリン−4−イル)エトキシ]フェニル、o−、m−もしくはp−[3−(N,N−ジエチルアミノ)プロポキシ]フェニル、さらに、好ましくは、2,3−、2,4−、2,5−、2,6−、3,4−もしくは3,5−ジフルオロフェニル、2,3−、2,4−、2,5−、2,6−、3,4−もしくは3,5−ジクロロフェニル、2,3−、2,4−、2,5−、2,6−、3,4−もしくは3,5−ジブロモフェニル、2,4−もしくは2,5−ジニトロフェニル、2,5−もしくは3,4−ジメトキシフェニル、3−ニトロ−4−クロロフェニル、3−アミノ−4−クロロ−、2−アミノ−3−クロロ−、2−アミノ−4−クロロ−、2−アミノ−5−クロロ−もしくは2−アミノ−6−クロロフェニル、2−ニトロ−4−N,N−ジメチルアミノ−もしくは3−ニトロ−4−N,N−ジメチル−アミノフェニル、2,3−ジアミノフェニル、2,3,4−、2,3,5−、2,3,6−、2,4,6−もしくは3,4,5−トリクロロフェニル、2,4,6−トリメトキシフェニル、2−ヒドロキシ−3,5−ジクロロフェニル、p−ヨードフェニル、3,6−ジクロロ−4−アミノフェニル、4−フルオロ−3−クロロフェニル、2−フルオロ−4−ブロモフェニル、2,5−ジフルオロ−4−ブロモフェニル、3−ブロモ−6−メトキシフェニル、3−クロロ−6−メトキシフェニル、3−クロロ−4−アセトアミドフェニル、3−フルオロ−4−メトキシフェニル、3−アミノ−6−メチルフェニル、3−クロロ−4−アセトアミドフェニルまたは2,5−ジメチル−4−クロロフェニルを表す。
【0078】
Arは、さらに好ましくは、非置換の、または、Hal、A、(CHOA、(CHHetおよび/もしくはS(CHHetで、一、二または三置換されたフェニルを表す。
【0079】
Arは、例えば、o−、m−もしくはp−トリル、o−、m−もしくはp−エチルフェニル、o−、m−もしくはp−プロピルフェニル、o−、m−もしくはp−イソプロピルフェニル、o−、m−もしくはp−tert−ブチルフェニル、o−、m−もしくはp−ヒドロキシフェニル、o−、m−もしくはp−ニトロフェニル、o−、m−もしくはp−アミノフェニル、o−、m−もしくはp−(N−メチルアミノ)フェニル、o−、m−もしくはp−(N−メチルアミノカルボニル)フェニル、o−、m−もしくはp−アセトアミドフェニル、o−、m−もしくはp−メトキシフェニル、o−、m−もしくはp−エトキシフェニル、o−、m−もしくはp−エトキシカルボニルフェニル、o−、m−もしくはp−(N,N−ジメチルアミノ)フェニル、o−、m−もしくはp−(N,N−ジメチルアミノカルボニル)フェニル、o−、m−もしくはp−(N−エチルアミノ)フェニル、o−、m−もしくはp−(N,N−ジエチルアミノ)フェニル、o−、m−もしくはp−フルオロフェニル、o−、m−もしくはp−ブロモフェニル、o−、m−もしくはp−クロロフェニル、o−、m−もしくはp−(メチルスルホンアミド)フェニル、o−、m−もしくはp−(メチルスルホニル)フェニル、o−、m−もしくはp−シアノフェニル、o−、m−もしくはp−カルボキシフェニル、o−、m−もしくはp−メトキシカルボニルフェニル、o−、m−もしくはp−ホルミルフェニル、o−、m−もしくはp−アセチルフェニル、o−、m−もしくはp−アミノスルホニルフェニル、o−、m−もしくはp−(モルホリン−4−イルカルボニル)フェニル、o−、m−もしくはp−(モルホリン−4−イルカルボニル)フェニル、o−、m−もしくはp−(3−オキソモルホリン−4−イル)フェニル、o−、m−もしくはp−(ピペリジニルカルボニル)フェニル、o−、m−もしくはp−[2−(モルホリン−4−イル)エトキシ]フェニル、o−、m−もしくはp−[3−(N,N−ジエチルアミノ)プロポキシ]フェニル、o−、m−もしくはp−[3−(3−ジエチルアミノプロピル)ウレイド]フェニル、o−、m−もしくはp−(3−ジエチルアミノプロポキシカルボニルアミノ)フェニル、
【0080】
さらに好ましくは、2,3−、2,4−、2,5−、2,6−、3,4−もしくは3,5−ジフルオロフェニル、2,3−、2,4−、2,5−、2,6−、3,4−もしくは3,5−ジクロロフェニル、2,3−、2,4−、2,5−、2,6−、3,4−もしくは3,5−ジブロモフェニル、2,4−もしくは2,5−ジニトロフェニル、2,5−もしくは3,4−ジメトキシフェニル、3−ニトロ−4−クロロフェニル、3−アミノ−4−クロロ−、2−アミノ−3−クロロ−、2−アミノ−4−クロロ−、2−アミノ−5−クロロ−もしくは2−アミノ−6−クロロフェニル、2−ニトロ−4−N,N−ジメチルアミノもしくは3−ニトロ−4−N,N−ジメチルアミノフェニル、2,3−ジアミノフェニル、2,3,4−、2,3,5−、2,3,6−、2,4,6−もしくは3,4,5−トリクロロフェニル、2,4,6−トリメトキシフェニル、2−ヒドロキシ−3,5−ジクロロフェニル、p−ヨードフェニル、3,6−ジクロロ−4−アミノフェニル、4−フルオロ−3−クロロフェニル、2−フルオロ−4−ブロモフェニル、2,5−ジフルオロ−4−ブロモフェニル、3−ブロモ−6−メトキシフェニル、3−クロロ−6−メトキシフェニル、3−クロロ−4−アセトアミドフェニル、3−フルオロ−4−メトキシフェニル、3−アミノ−6−メチルフェニル、3−クロロ−4−アセトアミドフェニルまたは2,5−ジメチル−4−クロロフェニルを表す。
【0081】
Arは、さらに好ましくは、非置換の、または、Hal、A、(CHOH、(CHOA、(CHCOOH、(CHCOOA、OAr、(CHNH、(CHNHA、(CHNA、[C(RCN、NO、CONH(CHNH、CONH(CHNHA、CONH(CHNA、(CHCONH、(CHCONHA、(CHCONA、NHSOA、(CHHetおよび/もしくはS(CHHetで、一、二または三置換されたフェニル、ナフチルあるいはビフェニルを表す。
Arは、好ましくはフェニルを表す。
【0082】
さらなる置換に関係なく、Hetは、例えば、2−もしくは3−フリル、2−もしくは3−チエニル、1−、2−もしくは3−ピロリル、1−、2−、4−もしくは5−イミダゾリル、1−、3−、4−もしくは5−ピラゾリル、2−、4−もしくは5−オキサゾリル、3−、4−もしくは5−イソキサゾリル、2−、4−もしくは5−チアゾリル、3−、4−もしくは5−イソチアゾリル、2−、3−もしくは4−ピリジル、2−、4−、5−もしくは6−ピリミジニル、さらに好ましくは、1,2,3−トリアゾール−1−、−4−もしくは5−イル、1,2,4−トリアゾール−1−、−3−もしくは5−イル、1−もしくは5−テトラゾリル、1,2,3−オキサジアゾール−4−もしくは−5−イル、1,2,4−オキサジアゾール−3−もしくは−5−イル、1,3,4−チアジアゾール−2−もしくは−5−イル、1,2,4−チアジアゾール−3−もしくは−5−イル、1,2,3−チアジアゾール−4−もしくは−5−イル、3−もしくは4−ピリダジニル、ピラジニル、1−、2−、3−、4−、5−、6−もしくは7−インドリル、4−もしくは5−イソインドリル、インダゾリル、1−、2−、4−もしくは5−ベンズイミドアゾリル、1−、3−、4−、5−、6−もしくは7−ベンゾピラゾリル、2−、3−、4−、5−、6−もしくは7−ベンズオキサゾリル、3−、4−、5−、6−もしくは7−ベンズイソオキサゾリル、2−、3−、4−、5−、6−もしくは7−ベンゾチアゾリル、2−、3−、4−、5−、6−もしくは7−ベンゾイソチアゾリル、4−、5−、6−もしくは7−ベンズ−2,1,3−オキサジアゾリル、2−、3−、4−、5−、6−、7−もしくは8−キノリル、1−,3−,4−,5−,6−,7−もしくは8−イソキノリル、3−、4−、5−、6−、7−もしくは8−シンノリニル、2−、4−、5−、6−、7−もしくは8−キナゾリニル、5−もしくは6−キノオキサリニル、2−、3−、5−、6−、7−もしくは8−2H−ベンゾ−1,4−オキサジニル、さらに好ましくは、1,3−ベンゾジオキソール−5−イル、1,4−ベンゾジオキサン−6−イル、2,1,3−ベンゾチアジアゾール−4−、−5−イルまたは2,1,3−ベンゾオキサジアゾール−5−イル、アザビシクロ[3.2.1]オクチルもしくはジベンゾフラニルを表す。
【0083】
Hetは、好ましくは、非置換の、または、A、ベンジル、OH、OA、Hal、(CHArおよび/もしくは=Oで、一、二または三置換された、フリル、チエニル、ピロリル、イミダゾリル、ピラゾリル、オキサゾリル、イソキサゾリル、チアゾリル、イソチアゾリル、ピリジル、ピリミジニル、トリアゾリル、テトラゾリル、オキサジアゾリル、チアジアゾリル、ピリダジニル、ピラジニル、キノリル、イソキノリル、ベンズイミドアゾリル、ベンゾトリアゾリル、インドリル、ベンゾ−1,3−ジオキソリル、2,3−ジヒドロ−ベンゾ[1,4]ジオキシニル、インダゾリル、ベンゾ[1,4]オキサゾリル、1,3−もしくは2,3−ジヒドロ−インドリルあるいはベンゾチアジアゾリルを表す。
【0084】
さらなる置換に関係なく、Hetは、例えば、2−もしくは3−フリル、2−もしくは3−チエニル、1−、2−もしくは3−ピロリル、1−、2−、4−もしくは5−イミダゾリル、1−、3−、4−もしくは5−ピラゾリル、2−、4−もしくは5−オキサゾリル、3−、4−もしくは5−イソキサゾリル、2−、4−もしくは5−チアゾリル、3−、4−もしくは5−イソチアゾリル、2−、3−もしくは4−ピリジル、2−、4−、5−もしくは6−ピリミジニル、さらに好ましくは、1,2,3−トリアゾール−1−、−4−もしくは5−イル、1,2,4−トリアゾール−1−、−3−もしくは−5−イル、1−もしくは5−テトラゾリル、1,2,3−オキサジアゾール−4−もしくは−5−イル、1,2,4−オキサジアゾール−3−もしくは−5−イル、1,3,4−チアジアゾール−2−もしくは−5−イル、1,2,4−チアジアゾール−3−もしくは−5−イル、1,2,3−チアジアゾール−4−もしくは−5−イル、3−もしくは4−ピリダジニル、ピラジニル、1−、2−、3−、4−、5−、6−もしくは7−インドリル、4−もしくは5−イソインドリル、インダゾリル、1−,2−,4−もしくは5−ベンズイミドアゾリル、1−、3−、4−、5−、6−もしくは7−ベンゾピラゾリル、2−、3−、4−、5−、6−もしくは7−ベンズオキサゾリル、3−、4−、5−、6−もしくは7−ベンズイソオキサゾリル、2−、3−、4−、5−、6−もしくは7−ベンゾチアゾリル、2−、3−、4−、5−、6−もしくは7−ベンズイソチアゾリル、4−、5−、6−もしくは7−ベンズ−2,1,3−オキサジアゾリル、2−、3−、4−、5−、6−、7−もしくは8−キノリル、1−、3−、4−、5−、6−、7−もしくは8−イソキノリル、3−、4−、5−、6−、7−もしくは8−シンノリニル、2−、4−、5−、6−、7−もしくは8−キナゾリニル、5−もしくは6−キノオキサリニル、2−、3−、5−、6−、7−もしくは8−2H−ベンゾ−1,4−オキサジニル、さらに好ましくは、1,3−ベンゾジオキソール−5−イル、1,4−ベンゾジオキサン−6−イル、2,1,3−ベンゾチアジアゾール−4−、−5−イルもしくは2,1,3−ベンゾオキサジアゾール−5−イル、アザビシクロ[3.2.1]オクチルもしくはジベンゾフラニルを表す。
【0085】
複素環のラジカルもまた、一部または全部が水素化されてもよい。
よって、さらなる置換に関係なく、Hetは、例えば、2,3−ジヒドロ−2−、−3−、−4−もしくは−5−フリル、2,5−ジヒドロ−2−、−3−、−4−もしくは−5−フリル、テトラヒドロ−2−もしくは−3−フリル、1,3−ジオキソラン−4−イル、テトラヒドロ−2−もしくは−3−チエニル、2,3−ジヒドロ−1−、−2−、−3−、−4−もしくは−5−ピロリル、2,5−ジヒドロ−1−、−2−、−3−、−4−もしくは−5−ピロリル、1−、2−もしくは3−ピロリジニル、テトラヒドロ−1−、−2−もしくは−4−イミダゾリル、2,3−ジヒドロ−1−、−2−、−3−、−4−もしくは−5−ピラゾリル、テトラヒドロ−1−、−3−もしくは−4−ピラゾリル、1,4−ジヒドロ−1−、−2−、−3−もしくは−4−ピリジル、1,2,3,4−テトラヒドロ−1−、−2−、−3−、−4−、−5−もしくは−6−ピリジル、1−、2−、3−もしくは4−ピペリジニル、2−、3−もしくは4−モルホリニル、テトラヒドロ−2−、−3−もしくは−4−ピラニル、1,4−ジオキサニル、1,3−ジオキサン−2−、−4−もしくは−5−イル、ヘキサヒドロ−1−、−3−もしくは−4−ピリダジニル、ヘキサヒドロ−1−、−2−、−4−もしくは−5−ピリミジニル、1−、2−もしくは3−ピペラジニル、1−、2−、3−、4−テトラヒドロ−1−、−2−、−3−、−4−、−5−、−6−、−7−もしくは−8−キノリニル、1−、2−、3−、4−テトラヒドロ−1−、−2−、−3−、−4−、−5−、−6−、−7−もしくは−8−イソキノリル、2−、3−、5−、6−、7−もしくは8− 3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ−1,4−オキサジニル、さらに好ましくは、2,3−メチレンジオキシフェニル、3,4−メチレンジオキシフェニル、2,3−エチレンジオキシフェニル、3,4−エチレンジオキシフェニル、3,4−(ジフルオロメチレンジオキシ)フェニル、2,3−ジヒドロベンゾフラン−5−もしくは−6−イル、2,3−(2−オキソメチレンジオキシ)フェニル、または3,4−ジヒドロ−2H−1,5−ベンゾジオキセピン−6−もしくは−7−イル、さらに好ましくは、2,3−ジヒドロベンゾフラニル、2,3−ジヒドロ−2−オキソフラニル、3,4−ジヒドロ−2−オキソ−1H−キナゾリニル、2,3−ジヒドロベンズオキサゾリル、2−オキソ−2,3−ジヒドロベンズオキサゾリル、2,3−ジヒドロベンズイミドアゾリル、1,3−ジヒドロインドール、2−オキソ−1,3−ジヒドロインドールまたは2−オキソ−2,3−ジヒドロベンズイミドアゾリルも表すことができる。
【0086】
Hetは、好ましくは、非置換の、または、Hal、A、(CHNH、(CHNHA、(CHNA、CN、CHO、(CHOH、(CHOA、(CHAr、(CHHet、SOA、SOAおよび/もしくは=Oで、一、二または三置換された、ピペリジニル、ピペラジニル、ピロリジニル、モルホリニル、テトラヒドロピラニル、フリル、チエニル、ピロリル、イミダゾリル、ピラゾリル、オキサゾリル、イソキサゾリル、チアゾリル、イソチアゾリル、ピリジル、ピリミジニル、トリアゾリル、テトラゾリル、オキサジアゾリル、チアジアゾリル、ピリダジニル、ピラジニル、キノリル、イソキノリル、ジヒドロイソキノリル、テトラヒドロイソキノリル、キノキサリニル、ベンズイミドアゾリル、ベンゾチオフェニル、ベンゾトリアゾリル、インドリル、インドリニル、ナフチリジニル、ジヒドロナフチリジニル、テトラヒドロナフチリジニル、ベンゾ−1,3−ジオキソリル、2,3−ジヒドロ−ベンゾ[1,4]ジオキシニル、フロピリジニル、インダゾリル、ベンゾ[1,4]オキサジニル、ピリド[3,2−b][1,4]オキサジニルあるいはベンゾチアジアゾリルを表す。
【0087】
さらなる置換に関係なく、Hetは、例えば、2−もしくは3−フリル、2−もしくは3−チエニル、1−、2−もしくは3−ピロリル、1−、2−、4−もしくは5−イミダゾリル、1−、3−、4−もしくは5−ピラゾリル、2−、4−もしくは5−オキサゾリル、3−、4−もしくは5−イソキサゾリル、2−、4−もしくは5−チアゾリル、3−、4−もしくは5−イソチアゾリル、2−、3−もしくは4−ピリジル、2−、4−、5−もしくは6−ピリミジニル、さらに好ましくは、1,2,3−トリアゾール−1−、−4−もしくは−5−イル、1,2,4−トリアゾール−1−、−3−もしくは−5−イル、1−もしくは5−テトラゾリル、1,2,3−オキサジアゾール−4−もしくは−5−イル、1,2,4−オキサジアゾール−3−もしくは−5−イル、1,3,4−チアジアゾール−2−もしくは−5−イル、1,2,4−チアジアゾール−3−もしくは−5−イル、1,2,3−チアジアゾール−4−もしくは−5−イル、3−もしくは4−ピリダジニル、ピラジニル、1−、2−、3−、4−、5−、6−もしくは7−インドリル、4−もしくは5−イソインドリル、インダゾリル、1−、2−、4−もしくは5−ベンズイミドアゾリル、1−、3−、4−、5−、6−もしくは7−ベンゾピラゾリル、2−、3−、4−、5−、6−もしくは7−ベンズオキサゾリル、3−、4−、5−、6−もしくは7−ベンズイソオキサゾリル、2−、3−、4−、5−、6−もしくは7−ベンゾチアゾリル、2−、3−、4−、5−、6−もしくは7−ベンズイソチアゾリル、4−、5−、6−もしくは7−ベンズ−2,1,3−オキサジアゾリル、2−、3−、4−、5−、6−、7−もしくは8−キノリル、1−、3−、4−、5−、6−、7−もしくは8−イソキノリル、3−、4−、5−、6−、7−もしくは8−シンノリニル、2−、4−、5−、6−、7−もしくは8−キナゾリニル、5−もしくは6−キノオキサリニル、2−、3−、5−、6−、7−もしくは8−2H−ベンゾ−1,4−オキサジニル、さらに好ましくは、1,3−ベンゾジオキソール−5−イル、1,4−ベンゾジオキサン−6−イル、2,1,3−ベンゾチアジアゾール−4−,−5−イルもしくは2,1,3−ベンゾオキサジアゾール−5−イル、アザビシクロ[3.2.1]オクチルもしくはジベンゾフラニルを表す。
複素環のラジカルもまた、一部または全部が水素化されてもよい。
【0088】
よって、さらなる置換に関係なく、Hetは、例えば、2,3−ジヒドロ−2−、−3−、−4−もしくは−5−フリル、2,5−ジヒドロ−2−、−3−、−4−もしくは−5−フリル、テトラヒドロ−2−もしくは−3−フリル、1,3−ジオキソラン−4−イル、テトラヒドロ−2−もしくは−3−チエニル、2,3−ジヒドロ−1−、−2−、−3−、−4−もしくは−5−ピロリル、2,5−ジヒドロ−1−、−2−、−3−、−4−もしくは−5−ピロリル、1−、2−もしくは3−ピロリジニル、テトラヒドロ−1−、−2−もしくは−4−イミダゾリル、2,3−ジヒドロ−1−、−2−、−3−、−4−もしくは−5−ピラゾリル、テトラヒドロ−1−、−3−もしくは−4−ピラゾリル、1,4−ジヒドロ−1−、−2−、−3−もしくは−4−ピリジル、1,2,3,4−テトラヒドロ−1−、−2−、−3−、−4−、−5−もしくは−6−ピリジル、1−、2−、3−もしくは4−ピペリジニル、2−、3−もしくは4−モルホリニル、テトラヒドロ−2−、−3−もしくは−4−ピラニル、1,4−ジオキサニル、1,3−ジオキサン−2−、−4−もしくは−5−イル、ヘキサヒドロ−1−、−3−もしくは−4−ピリダジニル、ヘキサヒドロ−1−、−2−、−4−もしくは−5−ピリミジニル、1−、2−もしくは3−ピペラジニル、1,2,3,4−テトラヒドロ−1−、−2−、−3−、−4−、−5−、−6−、−7−もしくは−8−キノリル、1,2,3,4−テトラヒドロ−1−、−2−、−3−、−4−、−5−、−6−、−7−もしくは−8−イソキノリル、2−、3−、5−、6−、7−もしくは8− 3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ−1,4−オキサジニル、さらに好ましくは、2,3−メチレンジオキシフェニル、3,4−メチレンジオキシフェニル、2,3−エチレンジオキシフェニル、3,4−エチレンジオキシフェニル、3,4−(ジフルオロメチレンジオキシ)フェニル、2,3−ジヒドロベンゾフラン−5−もしくは−6−イル、2,3−(2−オキソメチレンジオキシ)フェニル、または3,4−ジヒドロ−2H−1,5−ベンゾジオキセピン−6−もしくは−7−イル、さらに好ましくは、2,3−ジヒドロベンゾフラニル、2,3−ジヒドロ−2−オキソフラニル、3,4−ジヒドロ−2−オキソ−1H−キナゾリニル、2,3−ジヒドロベンズオキサゾリル、2−オキソ−2,3−ジヒドロベンズオキサゾリル、2,3−ジヒドロベンズイミドアゾリル、1,3−ジヒドロインドール、2−オキソ−1,3−ジヒドロインドールまたは2−オキソ−2,3−ジヒドロベンズイミドアゾリルも表すことができる。
【0089】
Hetは、非置換の、または、Aおよび/もしくは=Oで、一またはニ置換された、ピペリジニル、ピペラジニル、ピロリジニル、モルホリニル、2,3−ジヒドロ−ピラゾリル、1,2−ジヒドロ−ピリジル、フリル、チエニル、ピロリル、イミダゾリル、ピラゾリル、オキサゾリル、イソキサゾリル、チアゾリル、イソチアゾリル、ピリジル、ピリミジニル、トリアゾリル、テトラゾリル、オキサジアゾリル、チアジアゾリル、テトラヒドロ−ベンゾチオフェニル、ピリダジニルまたはピラジニルを表す。
【0090】
さらに、Hetは、1,3−オキサジナニル、1,4−ジヒドロピリジニル、1,2,3,4−テトラヒドロ−6−ピリジニル、テトラヒドロピラニル、1,4−ジオキサニル、1,3−ジオキサニル、ヘキサヒドロピリダジニルあるいはヘキサヒドロピリミジニルを表す。
【0091】
Halは、好ましくはF、ClまたはBrを表すが、Iもまた好ましく、特に好ましくはFまたはClである。
本発明を通して、1回以上現れるすべてのラジカルは、同じであっても異なっていてもよい、すなわち、互いに独立している。
式Iの化合物は、1個または2個以上のキラル中心を有してもよく、よって、様々な立体異性体の形態に現れ得る。式Iはこれらすべての形態を包含する。
【0092】
したがって、本発明は、特に、当該ラジカルの少なくとも1個以上が前述した好ましい意味の1つを有する式Iの化合物に関する。化合物の好ましい基のいくつかは、以下の従属式Ia〜Igで表現してもよく、これらは式Iに従い、式中、今まで以上に詳しく指定されないラジカルは、式Iで示した意味を有するが、式中、
【0093】
Iaにおいて、Hetは、非置換の、または、A、OH、OA、Hal、(CHArおよび/もしくは=Oで一、二または三置換された、フリル、チエニル、ピロリル、イミダゾリル、ピラゾリル、オキサゾリル、イソオキサゾリル、チアゾリル、イソチアゾリル、ピリジル、ピリミジニル、トリアゾリル、テトラゾリル、オキサジアゾリル、チアジアゾリル、ピリダジニル、ピラジニル、キノリル、イソキノリル、ベンズイミダゾリル、ベンゾトリアゾリル、インドリル、ベンゾ−1,3−ジオキソリル、2,3−ジヒドロ−ベンゾ[1,4]ジオキシニル、インダゾリル、ベンゾ[1,4]オキサジニル、1,3−もしくは2,3−ジヒドロ−インドリルあるいはベンゾチアジアゾリルを表し;
【0094】
Ibにおいて、Hetは、非置換の、または、Hal、A、(CHNH、(CHNHA、(CHNA、CN、CHO、(CHOH、(CHOA、(CHAr、(CHHet、SOA、SOAおよび/もしくは=Oで、一、二または三置換された、ピペリジニル、ピペラジニル、ピロリジニル、モルホリニル、テトラヒドロピラニル、フリル、チエニル、ピロリル、イミダゾリル、ピラゾリル、オキサゾリル、イソオキサゾリル、チアゾリル、イソチアゾリル、ピリジル、ピリミジニル、トリアゾリル、テトラゾリル、オキサジアゾリル、チアジアゾリル、ピリダジニル、ピラジニル、キノリル、イソキノリル、ジヒドロイソキノリル、テトラヒドロイソキノリル、キノキサリニル、ベンズイミダゾリル、ベンゾチオフェニル、ベンゾトリアゾリル、インドリル、インドリニル、ナフチリジニル、ジヒドロナフチリジニル、テトラヒドロナフチリジニル、ベンゾ−1,3−ジオキソリル、2,3−ジヒドロ−ベンゾ[1,4]ジオキシニル、フロピリジニル、インダゾリル、ベンゾ[1,4]オキサジニル、ピリド[3,2−b][1,4]オキサジニルあるいはベンゾチアジアゾリルを表し;
【0095】
Icにおいて、Hetは、非置換の、または、Aおよび/もしくは=Oで一または二置換された、ピペリジニル、ピペラジニル、ピロリジニル、モルホリニル、2,3−ジヒドロ−ピラゾリル、1,2−ジヒドロ−ピリジル、フリル、チエニル、ピロリル、イミダゾリル、ピラゾリル、オキサゾリル、イソオキサゾリル、チアゾリル、イソチアゾリル、ピリジル、ピリミジニル、トリアゾリル、テトラゾリル、オキサジアゾリル、チアジアゾリル、テトラヒドロ−ベンゾチオフェニル、ピリダジニルあるいはピラジニルを表し;
【0096】
Idにおいて、Aは、1〜7個のH原子がFで交換されても、ならびに/あるいは、1もしくは2個の非近接のCH基がOおよび/またはNHで交換されてもよい、1〜10個のC原子を有する非分岐のまたは分岐のアルキルを表すか、
あるいは、
3〜7個のC原子を有する環状アルキルを表し;
【0097】
Ieにおいて、Arは、非置換の、または、Hal、A、(CHOH、(CHOA、(CHHetおよび/もしくはS(CHHetで一、二または三置換されたフェニルを表し;
【0098】
Ifにおいて、Arは、非置換の、または、Hal、A、(CHOH、(CHOA、(CHCOOH、(CHCOOA、OAr、(CHNH、(CHNHA、(CHNA、[C(RCN、NO、CONH(CHNH、CONH(CHNHA、CONH(CHNA、(CHCONH、(CHCONHA、(CHCONA、NHCOAr、NHSOA、OSOA、(CHHetおよび/もしくはS(CHHetで一、二または三置換されたフェニル、ナフチルあるいはビフェニルを表し;
【0099】
Igにおいて、Rは、ArまたはHetを表し、
は、Ar、Het、NH(CHAr、O(CHAr、NR(CHHet、A、(CHNH、(CHNHA、(CHNA、NHCycまたはNH(CHNAを表し、
Arは、非置換の、または、Hal、A、(CHOH、(CHOA、(CHHetおよび/もしくはS(CHHetで一、二または三置換されたフェニルを表し、
Arは、非置換の、または、Hal、A、(CHOH、(CHOA、(CHCOOH、(CHCOOA、OAr、(CHNH、(CHNHA、(CHNA、[C(RCN、NO、CONH(CHNH、CONH(CHNHA、CONH(CHNA、(CHCONH、(CHCONHA、(CHCONA、NHCOAr、NHSOA、OSOA、(CHHetおよび/もしくはS(CHHetで一、二または三置換された、フェニル、ナフチルあるいはビフェニルを表し、
【0100】
Hetは、非置換の、または、A、OH、OA、Hal、(CHArおよび/もしくは=Oで一、二または三置換された、フリル、チエニル、ピロリル、イミダゾリル、ピラゾリル、オキサゾリル、イソオキサゾリル、チアゾリル、イソチアゾリル、ピリジル、ピリミジニル、トリアゾリル、テトラゾリル、オキサジアゾリル、チアジアゾリル、ピリダジニル、ピラジニル、キノリル、イソキノリル、ベンズイミダゾリル、ベンゾトリアゾリル、インドリル、ベンゾ−1,3−ジオキソリル、2,3−ジヒドロ−ベンゾ[1,4]ジオキシニル、インダゾリル、ベンゾ[1,4]オキサジニル、1,3−もしくは2,3−ジヒドロ−インドリルあるいはベンゾチアジアゾリルを表し、
Hetは、非置換の、または、Hal、A、(CHNH、(CHNHA、(CHNA、CN、CHO、(CHOH、(CHOA、(CHAr、(CHHet、SOA、SOAおよび/もしくは=Oで一、二または三置換された、ピペリジニル、ピペラジニル、ピロリジニル、モルホリニル、テトラヒドロピラニル、フリル、チエニル、ピロリル、イミダゾリル、ピラゾリル、オキサゾリル、イソオキサゾリル、チアゾリル、イソチアゾリル、ピリジル、ピリミジニル、トリアゾリル、テトラゾリル、オキサジアゾリル、チアジアゾリル、ピリダジニル、ピラジニル、キノリル、イソキノリル、ジヒドロイソキノリル、テトラヒドロイソキノリル、キノキサリニル、ベンズイミダゾリル、ベンゾチオフェニル、ベンゾトリアゾリル、インドリル、インドリニル、ナフチリジニル、ジヒドロナフチリジニル、テトラヒドロナフチリジニル、ベンゾ−1,3−ジオキソリル、2,3−ジヒドロ−ベンゾ[1,4]ジオキシニル、フロピリジニル、インダゾリル、ベンゾ[1,4]オキサジニル、ピリド[3,2−b][1,4]オキサジニルあるいはベンゾチアジアゾリルを表し、
【0101】
Hetは、非置換の、または、Aおよび/もしくは=Oで一または二置換された、ピペリジニル、ピペラジニル、ピロリジニル、モルホリニル、2,3−ジヒドロ−ピラゾリル、1,2−ジヒドロ−ピリジル、フリル、チエニル、ピロリル、イミダゾリル、ピラゾリル、オキサゾリル、イソオキサゾリル、チアゾリル、イソチアゾリル、ピリジル、ピリミジニル、トリアゾリル、テトラゾリル、オキサジアゾリル、チアジアゾリル、テトラヒドロ−ベンゾチオフェニル、ピリダジニルあるいはピラジニルを表し、
は、Hまたは1、2、3もしくは4個のC原子を有するアルキルを表し、
Aは、1〜7個のH原子がFで交換されても、ならびに/あるいは、1もしくは2個の非近接のCH基がOおよび/またはNHで交換されてもよい、1〜10個のC原子を有する非分岐のまたは分岐のアルキルを表すか、
あるいは、
3〜7個のC原子を有する環状アルキルを表し、
Cycは、非置換であっても、NHで一置換されてもよい、3〜7個のC原子を有する環状アルキルを表し、
Arは、非置換の、または、Halおよび/もしくはAで一、二または三置換されたフェニルを表し、
nは、0、1、2、3または4を表し、
pは、1、2、3または4を表す;
ならびに、その薬学的に使用可能な塩、溶媒和物、互変異性体および立体異性体、あらゆる比率でのそれらの混合物。
【0102】
さらに、式Iの化合物、およびそれらの調製のための出発物質もまた、論文に記載されているそれ自体知られている方法で(例えば、Houben-Weyl, Methoden der organischen Chemie [Methods of Organic Chemistry], Georg-Thieme-Verlag, Stuttgartなどの標準的な作業において)、正確には、調製する。ここでは、使用もまた、それ自体知られている変異体から成り立ち得るが、ここでは今まで以上に詳しく言及しない。
【0103】
式IIおよびIIIの出発化合物は、一般に知られている。しかし、それらが新規である場合、それらは、それ自体知られている方法で調製することができる。
使用する式IIのピリダジノンは、市販されていない場合、一般にW. J. Coates, A. McKillop, Synthesis, 1993, 334-342の方法で調製する。
式Iの化合物は、好ましくは、式IIの化合物を式IIIの化合物と反応させることによって、得ることができる。
式IIIの化合物において、Lは、好ましくは、
【0104】
【化4】
[この文献は図面を表示できません]
を表す。
【0105】
該反応は、一般に鈴木カップリングの条件下で実行する。
使用する条件次第で、反応時間は、数分間と14日間との間であり、反応温度は、約−30°と140°との間、通常0°と100°との間、特に約60°と約90°との間である。
【0106】
好適な不活性溶媒の例は、ヘキサン、石油エーテル、ベンゼン、トルエンもしくはキシレンなどの炭化水素類;トリクロロエチレン、1,2−ジクロロエタン、四塩化炭素、クロロホルムもしくはジクロロメタンなどの塩素化炭化水素類;メタノール、エタノール、イソプロパノール、n−プロパノール、n−ブタノールもしくはtert−ブタノールなどのアルコール類;ジエチルエーテル、ジイソプロピルエーテル、テトラヒドロフラン(THF)もしくはジオキサンなどのエーテル類;エチレングリコールモノメチルもしくはモノエチルエーテル、エチレングリコールジメチルエーテル(ダイグライム)などのグリコールエーテル類;アセトンもしくはブタノンなどのケトン類;アセトアミド、ジメチルアセトアミドもしくはジメチルホルムアミド(DMF)などのアミド類;アセトニトリルなどのニトリル類;ジメチルスルホキシド(DMSO)などのスルホキシド類;二硫化炭素類;ギ酸もしくは酢酸などのカルボン酸類;ニトロメタンもしくはニトロベンゼンなどのニトロ化合物類;酢酸エチルなどのエステル類、または該溶媒の混合物である。
【0107】
エタノール、トルエン、ジメトキシエタン、1,4−ジオキサンおよび/または水が、特に好ましい。
【0108】
さらに、式Iの化合物は、好ましくは、式IIの化合物を式IIIの化合物(式中、Lは、好ましくは、NHまたはOHを表す)と反応させることによって得ることができる。該反応は、一般に、当業者に知られている、該反応に好適な条件下で、実行する。さらに、式Iの化合物を式Iの他の化合物に変換することは可能であり、例えば、ニトロ基をアミノ基に還元する(例えば、メタノールまたはエタノールなどの不活性溶媒中、ラネーニッケルまたはPd/炭素上で水素化させることによって)。
【0109】
遊離のアミノ基は、有利にはジクロロメタンまたはTHFなどの不活性溶媒中、および/または、トリエチルアミンもしくはピリジンなどの塩基の存在下、−60と+30°との間の温度で、酸塩化物もしくは酸無水物を使用する従来のやり方でさらにアシル化するか、または非置換のもしくは置換したハロゲン化アルキルを使用してさらにアルキル化することができる。
【0110】
さらに、本発明は、式IIの化合物に関する。
【化5】
[この文献は図面を表示できません]
式中、
は、ArまたはHetを表し、
Arは、非置換の、または、Hal、A、(CHOH、(CHOA、(CHHetおよび/もしくはS(CHHetで、一、二または三置換されたフェニルを表し、
Hetは、非置換の、または、A、OH、OA、Hal、(CHArおよび/もしくは=Oで一、二または三置換された、フリル、チエニル、ピロリル、イミダゾリル、ピラゾリル、オキサゾリル、イソオキサゾリル、チアゾリル、イソチアゾリル、ピリジル、ピリミジニル、トリアゾリル、テトラゾリル、オキサジアゾリル、チアジアゾリル、ピリダジニル、ピラジニル、キノリル、イソキノリル、ベンズイミダゾリル、ベンゾトリアゾリル、インドリル、ベンゾ−1,3−ジオキソリル、2,3−ジヒドロ−ベンゾ[1,4]ジオキシニル、インダゾリル、ベンゾ[1,4]オキサジニル、1,3−もしくは2,3−ジヒドロ−インドリルあるいはベンゾチアジアゾリルを表し、
【0111】
Hetは、非置換の、または、Aおよび/もしくは=Oで一または二置換された、ピペリジニル、ピペラジニル、ピロリジニル、モルホリニル、2,3−ジヒドロ−ピラゾリル、1,2−ジヒドロ−ピリジル、フリル、チエニル、ピロリル、イミダゾリル、ピラゾリル、オキサゾリル、イソオキサゾリル、チアゾリル、イソチアゾリル、ピリジル、ピリミジニル、トリアゾリル、テトラゾリル、オキサジアゾリル、チアジアゾリル、テトラヒドロ−ベンゾチオフェニル、ピリダジニルあるいはピラジニルを表し、
は、Hまたは1、2、3もしくは4個のC原子を有するアルキルを表し、
Aは、1〜7個のH原子がFで交換されても、ならびに/あるいは、1もしくは2個の非近接のCH基がOおよび/またはNHで交換されてもよい、1〜10個のC原子を有する非分岐のまたは分岐のアルキルを表すか、
あるいは、
3〜7個のC原子を有する環状アルキルを表し、
【0112】
Cycは、非置換であっても、NHで一置換されてもよい、3〜7個のC原子を有する環状アルキルを表し、
Arは、非置換の、または、Halおよび/もしくはAで一、二または三置換されたフェニルを表し、
nは、0、1、2、3または4を表し、
pは、1、2、3または4を表す。
ならびに、その薬学的に許容し得る塩、溶媒和物、互変異性体および立体異性体、あらゆる比率でのそれらの混合物。
【0113】
ラジカルの好ましい意味は、式Iの化合物で記載したのと同じものである。
式IIの化合物は、式Iの化合物の調製における有用な中間体である。
さらに、式IIの化合物は、Syk阻害活性を示すが故に、医薬として使用することができる。
【0114】
薬学的な塩(pharmaceutical salt)および他の形態
本発明に従う該化合物を、最終の非塩形態で使用することができる。その一方で、本発明はまた、当該技術分野において知られている手順により様々な有機および無機の酸および塩基から誘導することができる、それらの薬学的に許容し得る塩の形態でのこれらの化合物の使用も包含する。式Iの化合物の薬学的に許容し得る塩形態のほとんどの部分を、従来の方法により調製する。式Iの化合物が、カルボキシル基を含む場合には、その好適な塩の1つを、化合物を好適な塩基と反応させて、対応する塩基付加塩を得ることにより形成させることができる。
【0115】
かかる塩基は、例えば、水酸化カリウム、水酸化ナトリウムおよび水酸化リチウムを含むアルカリ金属水酸化物類;水酸化バリウムおよび水酸化カルシウムなどのアルカリ土類金属水酸化物類;例えばカリウム・エトキシドおよびナトリウム・プロポキシドのアルカリ金属アルコキシド類;ならびに、ピペリジン、ジエタノールアミンおよびN−メチル−グルタミンなどの様々な有機塩基類である。式Iの化合物のアルミニウム塩も同様に含まれる。式Iの特定の化合物の場合には、これらの化合物を、例えば、塩化水素、臭化水素またはヨウ化水素などのハロゲン化水素、スルファート、ニトラートまたはホスファートなどの他の鉱酸およびその対応する塩、ならびにメタンスルホナート、エタンスルホナート、トルエンスルホナートおよびベンゼン−スルホナートなどのアルキル−スルホナートおよびモノアリール−スルホナート、ならびにカーボナート、アセタート、トリフルオロ−アセタート、タルトラート、マレアート、スクシナート、シトラート、ベンゾアート、サリチラート、アスコルバートなどの他の有機酸およびその対応する塩などの、薬学的に許容し得る有機および無機酸で処理することにより、酸付加塩を形成させることができる。
【0116】
したがって、式Iの化合物の薬学的に許容し得る酸付加塩には、以下:アセタート、アジパート、アルギナート(alginate)、アルギナート(arginate)、アスパルタート、ベンゾアート、ベンゼン−スルホナート(ベシラート)、ビスルファート、ビスルフィット、ブロミド、ブチラート、カンホラート、カンファー−スルホナート、カプリラート、クロリド、クロロベンゾアート、シトラート、シクロペンタンプロピオナート、ジグルコナート、二水素ホスファート、ジニトロベンゾアート、ドデシルスルファート、エタンスルホナート、フマラート、ガラクテラート(粘液酸由来の)、ガラクツロナート、グルコヘプタノアート、グルコナート、グルタマート、グリセロホスファート、ヘミスクシナート、ヘミスルファート、ヘプタノアート、ヘキサノアート、ヒップラート、塩化水素、臭化水素、ヨウ化水素、2−ヒドロキシエタンスルホナート、ヨージド、イセチオナート、イソブチラート、ラクタート、ラクトビオナート、マラート、マレアート、マロナート、マンデラート、メタホスファート、メタンスルホナート、メチルベンゾアート、一水素ホスファート、2−ナフタレンスルホナート、ニコチナート、ニトラート、オキサラート、オレアート、パルモアート、ペクチナート、パースルファート、フェニルアセタート、3−フェニルプロピオナート、ホスファート、ホスホナート、フタラートが含まれるが、制限的なものではない。
【0117】
さらに、本発明に従う化合物の塩基性塩には、アルミニウム、アンモニウム、カルシウム、銅、鉄(III)、鉄(II)、リチウム、マグネシウム、マンガン(III)、マンガン(II)、カリウム、ナトリウムおよび亜鉛の塩が含まれるが、これは制限的なものを意図しない。前述した塩の中で、好ましいのは、アンモニウム;ナトリウムおよびカリウムなどのアルカリ金属塩類、ならびにカルシウムおよびマグネシウムなどのアルカリ土類金属類である。薬学的に許容し得る無毒の有機塩基から誘導される、式Iの化合物の塩には、第一、第二および第三アミン、置換アミン、また天然由来の置換アミン、環状アミンが含まれ、および例えば、アルギニン、ベタイン、カフェイン、クロロプロカイン、コリン、N,N’−ジベンジルエチレンジアミン(ベンザチン)、ジシクロヘキシルアミン、ジエタノールアミン、ジエチルアミン、2−ジエチルアミノエタノール、2−ジメチルアミノエタノール、エタノールアミン、エチレンジアミン、N−エチルモルホリン、N−エチルピペリジン、グルカミン、グルコサミン、ヒスチジン、ヒドラバミン、イソプロピルアミン、リドカイン、リシン、メグルミン(N−メチル−D−グルカミン)、モルホリン、ピペラジン、ピペリジン、ポリアミン樹脂、プロカイン、プリン、テオブロミン、トリエタノールアミン、トリエチルアミン、トリメチルアミン、トリプロピルアミンおよびトリス(ヒドロキシメチル)メチルアミン(トロメタミン)などの塩基性イオン交換樹脂が含まれるが、制限的なものを意図しない。
【0118】
塩基性窒素含有基を含む、本発明の化合物を、(C〜C)ハロゲン化アルキル、例えば、塩化、臭化およびヨウ化メチル、エチル、イソプロピルおよびtert−ブチル;ジ(C〜C)アルキル硫酸塩、例えば、硫酸ジメチル、ジエチルおよびジアミル;(C10〜C18)ハロゲン化アルキル、例えば塩化、臭化およびヨウ化デシル、ドデシル、ラウリル、ミリスチルおよびステアリル;ならびにハロゲン化アリール−(C〜C)アルキル、例えば、塩化ベンジルおよび臭化フェネチルなどの剤を使用して四級化することができる。本発明に従う、水溶性および脂溶性の化合物の両方を、かかる塩を使用して調製することができる。
【0119】
好ましい前述の薬学的な塩には、アセタート、トリフルオロアセタート、ベシラート、シトラート、フマラート、グルコナート、ヘミスクシナート、ヒップラート、塩化水素、臭化水素、イセチオナート、マンデラート、メグルミン、ニトラート、オレアート、ホスホナート、ピバラート、リン酸ナトリウム、ステアラート、スルファート、スルホサリチラート、タルトラート、チオマラート、トシラートおよびトロメタミンが含まれるが、これは制限的なものを意図しない。
特に、塩酸塩、二塩酸塩、臭化水素酸塩、マレアート、メシラート、ホスファート、スルファートおよびスクシナートが好ましい。
【0120】
式Iの塩基性化合物の酸付加塩を、遊離の塩基形態を十分量の所望の酸と接触させ、従来のやり方で塩の形成をもたらすことにより調製する。遊離の塩基を、従来のやり方で塩形態を塩基と接触させ、遊離の塩基を単離することにより、再生させることができる。遊離の塩基形態は、極性溶媒中での溶解性などの特定の物性に関し、、その対応する塩形形態と、ある点で、異なる;しかしながら、本発明の目的において、塩は、別のやり方で、そのそれぞれの遊離の塩基形態に対応する。
【0121】
前述のとおり、式Iの化合物の薬学的に許容し得る塩基付加塩を、アルカリ金属およびアルカリ土類金属または有機アミンなどの金属またはアミンと生成させる。好ましい金属は、ナトリウム、カリウム、マグネシウムおよびカルシウムである。好ましい有機アミンは、N,N’−ジベンジルエチレンジアミン、クロロプロカイン、コリン、ジエタノールアミン、エチレンジアミン、N−メチル−D−グルカミンおよびプロカインである。
【0122】
本発明に従う酸性化合物の塩基付加塩を、遊離の酸形態を十分量の所望の塩基と接触させ、従来のやり方で塩の形成をもたらすことにより調製する。遊離の酸を、従来のやり方で塩形態を酸と接触させ、遊離の酸を単離することにより、再生させることができる。遊離の酸形態は、極性溶媒中での溶解性などの特定の物性に関し、その対応する塩形態と、ある点において、異なる;しかしながら、本発明の目的において、塩は、別のやり方で、そのそれぞれの遊離の酸形態に対応する。
【0123】
本発明に従う化合物が、このタイプの薬学的に許容し得る塩を形成させることができる、1個より多い基を含む場合には、本発明はまた、多重塩も包含する。典型的な多重塩としては、例えば、ビタルトラート、ジアセタート、ジフマラート、ジメグルミン、ジホスファート、ジナトリウムおよび三塩酸塩が含まれるが、これは制限的なものを意図しない。
【0124】
前述に関し、本発明の関連における「薬学的に許容し得る塩」という表現は、特に、この塩形態が、以前に使用されていた活性成分の遊離形態または活性成分のあらゆる他の塩形態と比較して、活性成分に薬物速度論的特性を付与する場合に、式Iの化合物の塩の1つの形態での前記化合物を含む活性成分を意味するものと解される。活性成分の薬学的に許容し得る塩はまた、所望の薬物速度論的特性を有するこの活性成分を初めて提供することができる。該塩は、この活性成分の薬力学に対して体内での治療効果に関する正の影響すら有することができるのに、このような影響は、塩形成前には有さなかったものである。
【0125】
さらに、本発明は、式Iの化合物および/またはその薬学的に許容され得る誘導体、溶媒和物および立体異性体、あらゆる比率でのそれらの混合物の少なくとも1種、ならびに任意に、賦形剤および/またはアジュバントを含む医薬に関する。
【0126】
医薬製剤を、予め決定した量の投与単位毎に活性成分を含む投与単位の形態で投与することができる。かかる単位は、例えば、0.5mg〜1g、好ましくは1mg〜700mg、特に好ましくは5mg〜100mgの本発明に従う化合物を含むことができ、処置される疾患、投与方法および年齢、体重および患者の状態次第であり、または医薬製剤を、予め決定した量の投与単位毎に活性成分を含む投与単位の形態で投与することができる。好ましい投与単位製剤は、前記に示したように、活性成分の1日用量または部分用量、あるいはその対応する画分を含むものである。さらに、このタイプの医薬製剤を、薬学の分野において一般的に知られているプロセスを使用して調製することができる。
【0127】
医薬製剤を、任意の所望する好適な方法を介した投与に適合させることができ、例えば、経口(頬側または舌下を含む)、直腸、経鼻、局所(頬、舌下または経皮を含む)、膣または非経口(皮下、筋肉内、静脈内または皮内を含む)方法による。かかる製剤を、薬学の分野で知られているあらゆるプロセスを使用して、例えば、活性成分に賦形剤(単数または複数)またはアジュバント(単数または複数)を組み合わせることにより調製することができる。
【0128】
経口投与に適合させた医薬製剤を、例えば、カプセルまたは錠剤;粉末または顆粒;水性または非水性液体中の溶液または懸濁液;食用泡(edible foam)または泡食品(foam food);あるいは、水中油滴型液体エマルションまたは油中水滴型液体エマルション、などの別個の単位として投与することができる。
【0129】
よって、例えば、錠剤またはカプセルの形態での経口投与の場合には、活性成分の構成要素を、例えば、エタノール、グリセリン、水などの経口用の、無毒性である、薬学的に許容し得る不活性賦形剤と組み合わせることができる。粉末を、化合物を好適な微細サイズの粉末状にし、それを類似の方法で粉末状にした、例えばデンプンまたはマンニトールなどの、例えば食用炭水化物などの薬学的賦形剤と混合することにより調製する。フレーバー剤、保存料、分散剤および色素が、同様に存在してもよい。
【0130】
カプセルを、前記のように粉末混合物を調製し、これでゼラチンの殻を充填することにより製造する。例えば固体形態の、高分散ケイ酸、タルク、ステアリン酸マグネシウム、ステアリン酸カルシウムまたはポリエチレングリコールなどの流動促進剤および潤滑剤を、充填操作の前に粉末混合物に加えることができる。例えば寒天、炭酸カルシウムまたは炭酸ナトリウムなどの崩壊剤または可溶化剤を、カプセルが摂取された後の医薬の利用率を高めるために、同様に加えてもよい。
【0131】
さらに、所望のまたは必要な場合には、好適な結合剤、潤滑剤および崩壊剤ならびに色素を、同様に混合物中に組み入れることができる。好適な結合剤には、デンプン、ゼラチン、例えばグルコースまたはベータ−ラクトース、トウモロコシから作られる甘味料などの天然糖、例えばアカシア、トラガカントまたはアルギン酸ナトリウムなどの天然および合成ゴム、カルボキシメチルセルロース、ポリエチレングリコール、ワックスなどが含まれる。これらの剤形に使用される潤滑剤には、オレイン酸ナトリウム、ステアリン酸ナトリウム、ステアリン酸マグネシウム、安息香酸ナトリウム、酢酸ナトリウム、塩化ナトリウムなどが含まれる。崩壊剤には、これらに限定されないが、デンプン、メチルセルロース、寒天、ベントナイト、キサンタンガムなどが含まれる。
【0132】
錠剤は、例えば、粉末混合物を調製し、混合物を顆粒化するかまたは乾式プレスし、潤滑剤および崩壊剤を添加し、混合物全体を圧縮することにより処方され、錠剤が得られる。粉末混合物を、前記のように、好適な方法で粉末化された化合物を、希釈剤または基剤と、および任意に例えばカルボキシメチルセルロース、アルギン酸塩、ゼラチンまたはポリビニルピロリドンなどの結合剤、例えばパラフィンなどの溶解遅延剤、例えば第四級アンモニウム塩などの吸収促進剤および/または例えばベントナイト、カオリンまたはリン酸二カルシウムなどの吸収剤と混合することにより調製する。粉末混合物を、それを例えばシロップ、デンプンペースト、アカシア粘液またはセルロースまたはポリマー材料の溶液などの結合剤により湿潤させ、ふるいを通してそれを圧縮することにより顆粒化することができる。顆粒化の代替として、粉末混合物を打錠機に通して、砕いて顆粒を形成する不均一な形状の塊を得ることができる。
【0133】
顆粒は、錠剤鋳型に付着することを防ぐために、ステアリン酸、ステアリン酸塩、タルクまたは鉱油の添加により潤滑化させることができる。潤滑化された混合物を、次に圧縮し、錠剤を得る。本発明に従う化合物はまた、自由に流動する(free-flowing)不活性賦形剤と組み合わせて、次に直接圧縮して、顆粒化または乾式プレスを行わずに錠剤を得ることができる。セラック密封層、糖またはポリマー材料の層およびワックスの光沢層からなる、透明なまたは不透明な保護層が存在してもよい。色素を、異なる用量単位を差別化することを可能にするために、これらの被膜に添加することができる。
【0134】
例えば溶液、シロップおよびエリキシルなどの経口液体を、用量単位の形態で調製することにより、所定の量が予め特定された量の化合物を含むことができる。シロップを、水溶液中の化合物を好適なフレーバー剤で溶解させることにより調製することができ、一方でエリキシルを、無毒性アルコールビヒクルを使用して調製する。懸濁液を、無毒性ビヒクル中の化合物の分散により処方することができる。例えばエトキシ化されたイソステアリルアルコールおよびポリオキシエチレンソルビトールエーテルなどの可溶化剤および乳化剤、保存料、例えばペパーミント油または天然甘味料またはサッカリンなどのフレーバー添加剤あるいは他の人工甘味料などを、同様に添加することができる。
【0135】
経口投与のための用量単位製剤を、所望の場合には、マイクロカプセルにカプセル化することができる。製剤をまた、放出が延長または遅延されるように、例えば、ポリマー、ワックスなどの中に粒子状材料を被覆することまたは包埋することなどにより調製することができる。
【0136】
式Iの化合物ならびにその塩、溶媒和物および生理学的官能性誘導体をまた、例えば小型単層ベシクル、大型単層ベシクルおよび多層ベシクルなどのリポソーム送達系の形態で投与することができる。リポソームを、例えばコレステロール、ステアリルアミンまたはホスファチジルコリンなどの種々のリン脂質から形成することができる。
【0137】
式Iの化合物ならびにその塩、溶媒和物および生理学的官能性誘導体をまた、化合物分子が結合したモノクローナル抗体を独立した担体として使用して送達することもできる。化合物をまた、標的医薬担体として可溶性ポリマーに結合させることもできる。かかるポリマーには、パルミトイルラジカルで置換された、ポリビニルピロリドン、ピランコポリマー、ポリヒドロキシプロピルメタクリルアミドフェノール、ポリヒドロキシエチルアスパルトアミドフェノールまたはポリエチレンオキシドポリリジンが包含されてもよい。化合物を、さらに、医薬の制御放出を達成するのに好適な生分解性ポリマーのクラス、例えばポリ乳酸、ポリ−イプシロン−カプロラクトン、ポリヒドロキシ酪酸、ポリオルトエステル、ポリアセタール、ポリジヒドロキシピラン、ポリシアノアクリレートおよびヒドロゲルの架橋されたまたは両親媒性ブロックコポリマーなどと結合させてもよい。
【0138】
経皮投与に適合された医薬製剤を、独立した膏薬として、レシピエントの表皮との広範かつ密接な接触のために、投与することができる。よって、例えば、活性成分を、一般論としてPharmaceutical Research, 3(6), 318 (1986)に記載されるように、膏薬からイオン泳動により、送達することができる。
局所投与に適合された薬学的化合物を、軟膏、クリーム、懸濁液、ローション、粉末、溶液、ペースト、ジェル、スプレー、エアロゾルまたはオイルとして処方することができる。
【0139】
眼または他の外部組織、例えば口および皮膚の処置のために、製剤を、好ましくは、局所的軟膏またはクリームとして適用する。軟膏を得るための製剤の場合において、活性成分を、パラフィン性または水混和性のクリーム基剤のいずれかとともに用いることができる。代替的に、活性成分を処方し、水中油滴型クリーム基剤または油中水滴型基剤を有するクリームとして得ることができる。
【0140】
眼への局所適用に適合された医薬製剤には、活性成分が、好適な担体に、特に水性溶媒に溶解されるか、または懸濁された点眼剤が含まれる。
口腔中の局所適用に適合された医薬製剤には、薬用キャンディー、トローチおよびマウスウォッシュが包含される。
直腸投与に適合された医薬製剤を、坐薬または浣腸の形態で投与することができる。
【0141】
担体物質が固体である、経鼻投与に適合された医薬製剤には、例えば20〜500ミクロンの範囲の粒径を有し、鼻から吸い込んで摂取される方法で、すなわち鼻の近傍に保持され、粉末を含有する容器から鼻腔を経由した急速な吸入により投与される粗粉末を含む。担体物質として液体を伴う鼻腔用スプレーまたは点鼻剤に好適な製剤には、水または油中の活性成分溶液が包含される。
【0142】
吸入による投与に適合された医薬製剤には、エアロゾル、噴霧器または吸入器を備えた種々の加圧ディスペンサーにより発生させることができる、微粒子ダストまたはミストが包含される。
膣内投与に適合された医薬製剤を、ペッサリー、タンポン、クリーム、ジェル、ペースト、泡またはスプレー製剤として投与することができる。
【0143】
非経口投与に適合された医薬製剤には、抗酸化剤、緩衝液、静菌物質(bacteriostatics)および溶質を含み、それにより製剤は処置されるべきレシピエントの血液で等張される、水性および非水性滅菌注射溶液;ならびに、懸濁媒体および増粘剤を含んでもよい、水性および非水性滅菌懸濁液が含まれる。製剤を、例えば密封アンプルおよびバイアルなどの単回用量または複数用量容器で投与し、フリーズドライ(凍結乾燥)状態で貯蔵することができ、使用直前の、例えば注射用の水などの滅菌担体溶液の添加のみが必要となる。配合に従って調製された注射溶液および懸濁液を、滅菌粉末、顆粒および錠剤から調製することができる。
【0144】
特に前述した構成成分に加え、製剤にはまた、特定のタイプの製剤に関し、当該技術分野において通常の他の剤も含まれていてもよいことは言うまでもなく;よって、例えば、経口投与に好適な製剤には、フレーバー剤が含まれていてもよい。
【0145】
式Iの化合物の治療的有効量は、多数の因子に依存し、例えば、動物の年齢および体重、処置が求められる正確な疾患、その重症度、製剤の性質および投与の方法が含まれ、最終的には処置する医師または獣医により決定される。しかしながら、本発明に従う化合物の有効量は、一般的に、1日当たりレシピエント(哺乳動物)の体重の0.1〜100mg/kgの範囲であり、特に典型的には、1日当たり体重の1〜10mg/kgの範囲である。よって、70kgの体重である成体の哺乳動物について、1日当たりの実際の量は、通常70と700mgとの間であり、ここで、この量を、1日当たり単回用量でまたは通常1日当たり一連の部分用量(例えば2、3、4、5または6など)で投与することができ、これにより1日の全体用量が同一となる。塩もしくは溶媒和物のまたはその生理学的官能性誘導体の有効量を、本発明に従う化合物自体の有効量の画分として投与することができる。類似した用量が前述の他の疾患の処置に好適であることを仮定することができる。
【0146】
開示された式Iの化合物を、RA(リウマチ性関節炎)の処置用の剤を含む他の知られている治療剤と組み合わせて投与することができる。ここで使用した「RAの処置用の剤」という用語は、RAを処置する目的で、RAを有する患者に投与する任意の剤に関する。
以下の医薬は、好ましくは、これに限らないが、式Iの化合物と組み合わせる:
【0147】
1.NSAID(非ステロイド系抗炎症薬)および鎮痛剤
2.グルココルチコイド(低経口用量)
3.従来の疾患修飾性抗リウマチ薬(DMARD)
−メトトレキサート
−レフルノミド
−ヒドロキシクロロキン
−アザチオプリン
−シクロスポリン
−ミノサイクリン
−金
【0148】
4.生物学的反応修飾物質(BRM)-->炎症プロセスに関与する標的分子/免疫細胞、および以下の剤を含む:
−TNFインヒビター
−エタネルセプト(Enbrel)
−インフリキシマブ(Remicade)
−アダリムマブ(Humira)
−B細胞への治療
−リツキシマブ(Rituxan)
−T細胞/B細胞の同時活性化シグナルインヒビター
−アバタセプト(Orencia)
−IL−1受容体アンタゴニスト
−アナキンラ(Kineret)
【0149】
【表1】
[この文献は図面を表示できません]
【0150】
この種の組み合わせた処置は、該処置の個々の成分を、同時に、連続的に、または別個に調剤することにより達成することができる。この種の組み合わせ生成物は、本発明に従う化合物を用いる。
さらに、本発明は、式Iの化合物および/またはその薬学的に許容し得る塩、溶媒和物および立体異性体、あらゆる比率でのそれらの混合物の少なくとも1種、ならびに、さらなる医薬活性成分の少なくとも1種を含む医薬に関する。
【0151】
本発明はまた、
(a)式Iの化合物および/またはその薬学的に許容し得る塩、溶媒和物および立体異性体、あらゆる比率でのそれらの混合物の有効量、
ならびに、
(b)さらなる医薬活性成分の有効量
の別箇のパックからなるセット(キット)にも関する。
【0152】
セットには、例えば箱、個別の瓶、袋またはアンプルなどの好適な容器が含まれる。セットには、例えば、別個のアンプルが含まれ、各々が、式Iの化合物および/またはその薬学的に許容し得る塩、溶媒和物および立体異性体、あらゆる比率でのそれらの混合物の有効量
ならびに溶解されたか、または凍結乾燥された形態での他の医薬活性成分の有効量を含有する。
【0153】
本明細書で使用する「処置する」は、傷害もしくは病気に関連する症状の全部または一部の緩和、あるいは、それら症状のさらなる進行もしくは悪化の緩徐または停止、あるいは、該病気もしくは障害を発症するリスクのある患者において、該病気もしくは障害の防止または予防を意味する。
【0154】
式Iの化合物に関連する「有効量」という用語は、
傷害もしくは病気に関連する症状の全部または一部の緩和、あるいは、それら症状のさらなる進行もしくは悪化の緩徐または停止、あるいは、本明細書に開示された病気を発症するリスクがあるか、または該病気を有する患者において、病気もしくは障害の防止または予防の可能な量を意味し、前記病気としては、炎症性の疾患、免疫学的な疾患、がん、代謝性の疾患あるいはキナーゼもしくはキナーゼ経路(一態様において、Syk、FLT−3、JAK1および/またはJAK2および/またはJAK3および/またはBTK経路)の阻害により処置可能または防止可能な疾患などである。一態様において、式Iの化合物の有効量は、例えばインビトロまたはインビボなどでの細胞におけるキナーゼを阻害する量である。いくつかの態様において、式Iの化合物の有効量は、非処置の細胞におけるキナーゼ活性と比較して、細胞におけるキナーゼを10%、20%、30%、40%、50%、60%、70%、80%、90%または99%阻害する。例えば薬学的な組成物における式Iの化合物の有効量は、所望の効果を発揮するだろうレベルであってもよく;例えば、経口および腸管外の両方の投与のための単位用量において、約0.005mg/kg対象の体重〜約10mg/kg対象の体重である。
【0155】
使用
本発明の化合物は、哺乳動物に対して、特にヒトに対して、チロシンキナーゼにより誘発される病気の処置における薬学活性成として好適である。
本発明には、リウマチ性関節炎、全身性紅斑性狼瘡、ぜんそく、アレルギー性鼻炎、ITP、多発性硬化症、白血病、乳がんおよび悪性黒色腫の処置または防止のための医薬の調製のための、式Iの化合物および/またはそれらの生理学的に許容し得る塩および溶媒和物の使用が包含される。
炎症性の病気の例としては、リウマチ性関節炎、乾癬、接触皮膚炎、遅延型過敏反応などが挙げられる。
【0156】
哺乳動物におけるチロシンキナーゼにより誘発される病気もしくはチロシンキナーゼにより誘発される疾患の処置および/または防止のための医薬の調製のための、式Iの化合物および/またはその生理学的に許容し得る塩および溶媒和物の使用もまた包含され、ここで、この方法について、治療的有効量の本発明に従う化合物を、かかる処置を必要とする病気の哺乳動物に投与する。治療量は、特定の病気に従って変動し、過度の努力なしに当業者により決定することができる。
本発明はまた、網膜血管化の処置または防止のための医薬の調製における、式Iの化合物および/またはその生理学的に許容し得る塩および溶媒和物の使用も包含する。
【0157】
「チロシンキナーゼにより誘発される病気または疾患」という表現は、1種または2種以上のチロシンキナーゼの活性に依存する病態をさす。チロシンキナーゼは、増殖、付着および遊走ならびに分化を含む、様々な細胞活性のシグナル伝達経路に、直接的または間接的のいずれかで、関与する。チロシンキナーゼ活性に関連する病気には、腫瘍細胞の増殖、固形腫瘍の成長を促進する病的血管新生、眼性血管新生(糖尿病性網膜症、年齢により誘発される黄斑変性など)および炎症(乾癬、リウマチ性関節炎など)が含まれる。
【0158】
本発明は、Sykの阻害、調節および/または調整阻害が役割を果たす病気の処置に使用するための、式Iの化合物およびその薬学的に許容し得る塩、溶媒和物、互変異性体および立体異性体、あらゆる比率でのそれらの混合物に、特に関する。
本発明は、Sykの阻害に使用するための、式Iの化合物およびその薬学的に許容し得る塩、溶媒和物、互変異性体および立体異性体、あらゆる比率でのそれらの混合物に、特に関する。
【0159】
本発明は、リウマチ性関節炎、全身性紅斑性狼瘡、ぜんそく、アレルギー性鼻炎、ITP、多発性硬化症、白血病、乳がん、悪性黒色腫の処置に使用するための、式Iの化合物およびその薬学的に許容し得る塩、溶媒和物、互変異性体および立体異性体、あらゆる比率でのそれらの混合物に、特に関する。
【0160】
本発明は、式Iの化合物またはその薬学的に許容し得る塩、互変異性体、立体異性体もしくは溶媒和物の有効量を、それらを必要とする対象に投与することを含み、炎症性の疾患、免疫学的な疾患、自己免疫疾患、アレルギー性の疾患、リウマチ性の疾患、血栓性の疾患、がん、感染、神経変性疾患、神経炎症性の病気、心臓血管疾患または代謝性の疾患を処置または防止する方法に特に関する。
【0161】
他の態様において、キナーゼを発現する細胞において該キナーゼを阻害する方法を、本明細書において提供し、該方法は、式Iの化合物またはその薬学的に許容し得る塩、互変異性体、立体異性体もしくは溶媒和物の有効量を、該細胞に接触させることを含む。一態様において、キナーゼは、Syk、FLT3、JAK1もしくはJAK2もしくはJAK3またはBTK、あるいはそれらの突然変異体もしくはイソフォーム、あるいは、それらの2種または3種以上の組み合わせである。
【0162】
式Iの化合物が処置または防止に有効である代表的な免疫学的な疾患には、限定されないが、ベーチェット症候群、非アレルギー性の肥満細胞疾患(例えば肥満細胞症、アナフィラキシーの処置)、強直性脊椎炎、変形性関節症、リウマチ性関節炎(RA)、多発性硬化症、紅斑性狼瘡、炎症性大腸炎、潰瘍性大腸炎、クローン病、重症筋無力症、グレーブス病、移植片拒絶、体液性移植片拒絶、非体液性移植片拒絶、細胞性移植片拒絶、免疫性血小板減少性紫斑病(ITP)、特発性血小板減少性紫斑病、糖尿病、細菌感染症、寄生虫感染症、寄生蠕虫感染症またはウイルス感染に対する免疫応答、湿疹、皮膚炎、移植片対宿主病、グッドパスチャー症候群、新生児溶血性疾患、自己免疫溶血性貧血、抗リン脂質症候群、ANCA関連血管炎、チャーグ−ストラウス症候群、ヴェゲナー肉芽腫症、尋常性天疱瘡、血清病、混合性クリオグロブリン血症、IgM抗体に関連する末梢性神経障害、顕微鏡的多発血管炎、橋本甲状腺炎、シェーグレン症候群、線維化性の疾患(先天的もしくは適応的な免疫系または局所的な間葉細胞に依存したものなど)または原発性胆汁性肝硬変症が含まれる。
【0163】
式Iの化合物が処置または防止に有効である代表的な自己免疫疾患には、限定されないが、自己免疫溶血性貧血(A1HA)、ベーチェット症候群、クローン病、タイプI糖尿病、グッドパスチャー症候群、グレーブス病、橋本甲状腺炎、特発性血小板減少性紫斑病、紅斑性狼瘡、多発性硬化症、筋萎縮性側索硬化症、重症筋無力症、尋常性天疱瘡、原発性胆汁性肝硬変症、リウマチ性関節炎、強皮症、シェーグレン症候群、潰瘍性大腸炎、またはヴェグナー肉芽腫症が含まれる。
【0164】
式Iの化合物が処置または防止に有効である代表的なアレルギー性の疾患には、限定されないが、アナフィラキシー、花粉症、アレルギー性結膜炎、アレルギー性鼻炎、アレルギー性ぜんそく、アトピー性皮膚炎、湿疹、蕁麻疹、粘膜障害、組織障害および特定の胃腸障害が含まれる。
【0165】
式Iの化合物が処置または防止に有効である代表的なリウマチ性の疾患には、限定されないが、リウマチ性関節炎、痛風、強直性脊椎炎、または変形性関節炎が含まれる。
【0166】
式Iの化合物が処置または防止に有効である代表的な炎症性の疾患には、限定されないが、非ANCA(抗好中球細胞質自己抗体)血管炎(例えば、ここでSyk機能は、好中球の付着、漏出および/または活性化に関連する)、乾癬、ぜんそく、アレルギー性リウマチ、アレルギー性結膜炎、慢性蕁麻疹、皮膚の掻痒、アナフィラキシー、気管支炎、慢性閉塞性肺疾患、嚢胞性線維症、炎症性大腸炎、過敏性腸症候群、痛風、クローン病、粘液性大腸炎、潰瘍性大腸炎、腸管抗原に対するアレルー(グルテン性腸症)、糖尿病(例えば、タイプI糖尿病およびタイプII糖尿病)および肥満が含まれる。いくつかの態様において、炎症性の疾患は、例えば、乾癬、蕁麻疹、皮膚の掻痒、湿疹、強皮症、または皮膚炎などの、皮膚疾患である。他の態様において、炎症性の疾患は、例えば、ぜんそく、気管支炎、慢性閉塞性肺疾患(COPD)、または成人/急性呼吸窮迫症候群(ARDS)などの炎症性肺疾患である。他の態様において、炎症性の疾患は、例えば、炎症性大腸炎、潰瘍性大腸炎、クローン病、特発性炎症性腸疾患、過敏性腸症候群、または痙攣性結腸などの胃腸の疾患である。
【0167】
式Iの化合物が処置または防止に有効である代表的な感染には、限定されないが、細菌、寄生虫、プリオン、ウイルス感染または蠕虫感染が含まれる。
【0168】
式Iの化合物が処置または防止に有効である代表的ながんには、限定されないが、頭、首、眼、口腔、咽喉、食道、気管支、喉頭、咽頭、胸、骨、肺、結腸、直腸、胃、前立腺、膀胱、子宮、頸部、乳房、卵巣、精巣または他の生殖器、皮膚、甲状腺、血、リンパ節、腎臓、肝臓、膵臓、脳、中枢神経系、固形腫瘍および血液媒介腫瘍のがんが含まれる。
【0169】
式Iの化合物が処置または防止に有効である代表的な心血管病は、限定されないが、再狭窄、アテローム性動脈硬化症、および、脳卒中、心筋梗塞、心臓、肺、胃腸、腎臓、肝臓、膵臓、脾臓または脳に対する虚血性障害などのその影響である。
【0170】
式Iの化合物が処置または防止に有効である代表的な代謝性の疾患には、限定されないが、肥満および糖尿病(例えばタイプIおよびタイプII糖尿病)が含まれる。特定の態様において、インスリン抵抗性を処置または防止する方法を本明細書に提供する。ある態様において、糖尿病(例えばタイプII糖尿病)を引き起こすインスリン抵抗性を処置または防止する方法を本明細書に提供する。他の態様において、X症候群またはメタボリック・シンドロームを処置または防止する方法を本明細書に提供する。他の態様において、タイプII糖尿病、タイプI糖尿病、遅発性タイプI糖尿病、尿崩症(例えば、神経原性尿崩症、腎性尿崩症、口渇誘発尿崩症、または黄体ホルモン尿崩症)、真性糖尿病、妊娠糖尿病、多嚢胞性卵巣症候群、成人発症型糖尿病、若年性糖尿病、インスリン依存性糖尿病、インスリン非依存性糖尿病、栄養不良関連糖尿病、ケトーシス傾向の糖尿病、糖尿病前症(例えばグルコース代謝の障害)、嚢胞性線維症に関連する糖尿病、ヘモクロマトーシスおよびケトーシス抵抗性の糖尿病を処置または防止する方法を本明細書に提供する。
【0171】
式Iの化合物が処置または防止に有効である代表的な神経変性病および神経炎症性病には、限定されないが、ハンチントン病、アルツハイマー病、ウイルス(例えばHIV)または細菌に関連する脳炎および損傷が含まれる。
他の態様において、線維症および障害を処置または防止する方法を本明細書に提供する。特定の態様において、特発性肺線維症、骨髄線維症、肝線維症、脂肪線維症および脂肪性肝炎を処置または防止する方法を本明細書に提供する。
【0172】
他の態様において、限定されないが、アテローム性動脈硬化症、心筋梗塞および虚血性脳卒中などの血栓事象に関連する病気を処置または防止する方法を本明細書に提供する。
【0173】
以下の略語は、それぞれ下記の定義を参照する:
aq(水性)、h(時間)、g(グラム)、L(リットル)、mg(ミリグラム)、MHz(メガヘルツ)、min.(分)、mm(ミリメートル)、mmol(ミリモル)、mM(ミリモーラー)、m.p.(融点)、eq(定量的)、mL(ミリリットル)、L(マイクロリットル)、ACN(アセトニトリル)、AcOH(酢酸)、CDCl(重水素化クロロホルム)、CDOD(重水素化メタノール)、CHCN(アセトニトリル)、c−hex(シクロヘキサン)、DCC(ジシクロヘキシルカルボジイミド)、DCM(ジクロロメタン)、DIC(ジイソプロピルカルボジイミド)、DIEA(ジイソプロピルエチル−アミン)、DMF(ジメチルホルムアミド)、DMSO(ジメチルスルホキシ)、DMSO−d(重水素化ジメチルスルホキシド)、EDC(1−(3−ジメチルアミノプロピル)−3−エチルカルボジイミド)、ESI(エレクトロスプレイイオン化)、EtOAc(酢酸エチル)、EtO(ジエチルエーテル)、EtOH(エタノール)、HATU(ジメチルアミノ([1,2,3]トリアゾロ[4,5−b]ピリジン−3−イルオキシ)−メチレン]−ジメチル−アンモニウムヘキサフルオロホスファート)、HPLC(高速液体クロマトグラフィ)、i−PrOH(2−プロパノール)、KCO(炭酸カリウム)、LC(液体クロマトグラフィ)、MeOH(メタノール)、MgSO(硫酸マグネシウム)、MS(質量分析)、MTBE(メチルtert−ブチルエーテル)、NaHCO(重炭酸ナトリウム)、NaBH(水素化ホウ素ナトリウム)、NMM(N−メチルモルホリン)、NMR(核磁気共鳴)、PyBOP(ベンゾトリアゾール−1−イル−オキシ−トリス−ピロリジノ−ホスホニウムヘキサフルオロホスファート)、RT(室温)、Rt(保持時間)、SPE(固相抽出)、TBTU(2−(1−H−ベンゾトリアゾール−1−イル)−1,1,3,3−テトラメチルウロニウムテトラフルオロボラート)、TEA(トリエチルアミン)、TFA(トリフルオロ酢酸)、THF(テトラヒドロフラン)、TLC(薄層クロマトグラフィ)、UV(紫外)。
【実施例】
【0174】
インビトロアッセイの説明
SYKフラッシュプレートアッセイ
キナーゼアッセイを、(例えばトップカウント(Topcount)測定では)384ウェルのフラッシュプレートアッセイ、または(リードシーカー(LEADseeker)測定では)384ウェルイメージ(Image)−フラッシュプレートアッセイのいずれかとして実施する。
【0175】
2.5nMのSYK、400nMのビオチン−Aha−Aha−KEDPDYEWPSAKKおよび10μMのATP(0.3μCiの33P−ATP/ウェルを添加された)を、試験化合物の有無で、50μlの全量(60mMのHepes、10mMのMgCl、1.2mMのジチオスレイトール、0.02%のBrij35、0.1%のBSA、pH7.5)で、30℃で1時間インキュベートする。反応を、25μlの200mMのEDTAで停止する。30℃で30Min後、液を除去し、各ウェルを、100μlの0.9%塩化ナトリウム溶液で3回洗浄する。非特異的な反応を、0.1μMのスタウロスポリンの存在下で、決定する。放射能を、それぞれトップカウント(フラッシュプレートを使用する場合)またはリードシーカー(画像−フラッシュプレートを使用する場合)で測定する。結果(例えばIC50値)を、IT部門(例えば、Symyx Assay Explorer、Genedata Screener)により提供されるプログラムツールで算出する。
【0176】
Caliper LifeSciences Technologyを使用する酵素アッセイ
ここに記載のアッセイを、Caliper Life Sciences LC3000系で実施する。この技術は、酵素反応の最後に、リン酸化されたか、または非リン酸化の蛍光標識基質ペプチドの相対量の測定を介して酵素活性のデータを提供する。ペプチドのこれらの異なる状態を、試料間の潜在的な差異を適用することによって解消する。生成物(基質の対語として)上の荷電したリン酸基の存在によって、2種のペプチド間のペプチド移動度が異なる。これは、基質および生成物のペプチド上の蛍光標識の励起によって可視化され、分析ソフトウェア内のピークとして表される。
【0177】
この技術によりキナーゼインヒビターの阻害活性を測定するために、TTP Mosquito液取扱い器具を、384ウェルのプレートの各ウェルに、100%のDMSO中、適切な濃度のインヒビターの0.25μlを播種するために使用する(用量応答曲線計算のため)。25μlの最終体積まで、この反応成分に、加えた。以下の表は、この報告に記載されたアッセイの配列および濃度を示す。標準成分は、1mMのDTT(Sigma、D0632)、1mMのMgCl(Sigma、M1028)、100mMのHEPES pH7.5(Calbiochem、391338)、0.015%のBrij−35(Sigma、B4184)である。
【0178】
【表2-1】
[この文献は図面を表示できません]
【0179】
【表2-2】
[この文献は図面を表示できません]
【0180】
反応物を25℃で90minインキュベートし、その後、70μlの停止緩衝液(100mMのHEPES pH7.5、0.015%のBrij−35、10mMのEDTA(Sigma、 E7889))を加えることで停止する。
【0181】
プレートを、12シッパー(sipper)チップ上の、オフ−チップ(Off-Chip)移動シフトアッセイフォーマットにおいて、Caliper LC 3000で読む。非リン酸化基質およびリン酸化生成物のペプチドを、基質から生成物への変換パーセンテージの直接測定を可能とする分離ピークとして、分解する。変換パーセンテージを、生成物に対するインヒビターの濃度に対し、GeneData Condoseoまたは同様な製品を使用してIC50を算出することができるS字状の用量応答曲線をプロットすることができる。
【0182】
細胞活性アッセイ
1.BCR架橋により誘発されるBLNKリン酸化
5%FCSを含むIMDM培地中で終夜インキュベートしたRamos細胞を、血清なしのIMDM培地中に再懸濁した(3.3×10細胞/ml)。90μlの細胞懸濁(300,000細胞)を、96ウェルプレート中、10μlのSYKインヒビター(3%DMSO中)とともに、37℃で20分間インキュベートした。予めインヒビターとインキュベートした後、細胞を、10μg/mlのヤギ抗ヒト抗IgMで、37℃で10分間活性化した。刺激後、細胞を、80μlの4%パラホルムアルデヒドの添加により固定し、続いて、RTで10分間インキュベートし、PBS中0.1%Triton X−100中で固定した。BLNKリン酸化を、BD pharmingenの抗BLNK−pY84抗体で細胞をRTで45分間染色した後、フローサイトメトリーで検出した。
【0183】
健常ボランティアのバフィーコートから単離したCD19末梢血単核細胞においてBLNKリン酸化(PBMC)を、同じプロトコルを使用して実施し、BD Pharmingenの抗BLNK−pY84−PE、抗CD19PerCpおよび抗IgM APC抗体の混合物で細胞を染色した。
【0184】
2.BCR架橋により誘発されるCD69上方調節
末梢血単核細胞において、抗IgMにより誘発されるCD69の上方調節を定量化するために、90μlのPBMC細胞懸濁(1×10細胞を含む)を、予め、10μlのSYKインヒビターとともに、37℃/5%COで1hインキュベートした。予めインヒビターとともにインキュベーションした後、細胞を、10μg/mlのヤギ抗ヒト抗IgMにより、37℃/5%COで、18時間刺激した。刺激後、細胞を、4%FCSを含むPBS中ヤギIgG(1:200希釈)、CD19−PerCpCy5.5(5μl)およびCD69−APC(3μl)抗体を含むカクテルで染色した。CD19細胞におけるCD69発現を、フローサイトメトリーにより定量化した。
【0185】
インビボアッセイ
CIA
コラーゲンにより誘発される関節炎(CIA)を誘導するために、オスDBA/1マウスに、500μlのプリスタンを、〜21日に、i.p.に注入する。0日に、マウスを、フロイント完全アジュバント(CFA)中100μgのニワトリII型コラーゲン(CII)により、0日に耳介とその裏側の一部位とに分けて経皮的に免疫する。21日に、マウスに、PBS中可溶化CIIを、i.p.追加免疫(100μg)を行う。Sykインヒビターの投薬は予防的である:0日に開始し、10日までおよび20日にブーストを開始する前まで継続し、30日まで継続する。化合物を、3、10および30mg/kgの用量で、1日に2回経口的に投与する。
【0186】
体重および臨床スコアを、毎日記録する。関節炎の重症度を、個々の肢において、炎症の査定に基づく臨床スコア系を使用し、採点する。この臨床スコアのスケールは、個々の肢それぞれにつき0〜4に及ぶ。
【0187】
GIA
グルコース−6−ホスファートイソメラーゼにより誘発される関節炎(GIA)を誘導するために、メスDBA/1マウスに、フロイント完全アジュバント(CFA)中100μgのG6PIにより、0日に耳介とその裏側の一部位とに分けて経皮的に免疫する。Sykインヒビターの投薬は、0日に予防的に開始し、14日まで継続する。化合物を、3、10および30mg/kgの用量で、1日に2回経口的に投与する。
【0188】
体重および臨床スコアを、毎日記録する。関節炎の重症度は、個々の肢において、炎症の査定に基づく臨床スコア系を使用して採点する。この臨床スコアのスケールは、個々の肢それぞれにつき0〜4に及ぶ。
【0189】
以上以下、温度はすべて℃で示す。以下の例において、「従来の精密検査」は、次を意味する:必要ならば水を加え、必要ならばpHを2と10との間の値に調整し、最終生成物の構成によるが、混合物を酢酸エチルまたはジクロロメタンで抽出し、相を分離し、有機相を硫酸ナトリウムで乾燥し、蒸発させ、残渣をシリカゲル上のクロマトグラフィで、または再結晶化で、精製する。シリカゲルでのRf値;溶離液:酢酸エチル/メタノール 9:1。
質量分析(MS):EI(電子衝突イオン化)M
FAB(高速原子衝撃)(M+H)
ESI(エレクトロスプレイイオン化)(M+H)
【0190】
APCI−MS(大気圧化学イオン化−質量分析)(M+H)
質量分析(MS):EI(電子衝突イオン化)M
FAB(高速原子衝撃)(M+H)
ESI(エレクトロスプレイイオン化)(M+H)
APCI−MS(大気圧化学イオン化−質量分析)(M+H)
m.p.=融点
【0191】
後述する例で提供されるHPCLデータ(所定の保持時間)は、以下のようにして得られた:
方法A:
1min 99%A、
2.5minに、99%Aから100%Bまで、
1.5min後に100%B、および1min後に99%A。
カラム:Chromolith SpeedRod RP-18e;50〜4.6mm;
検出220nM(溶媒A:H0(0.1%TFA)、
溶媒B:ACN(0.1%TFA);
【0192】
方法F:8minに、98%Aから100%Bまで、
0.1min以内に、98%Aまで、
1.9minの間に、98%A(溶媒A H0(0.1%TFA)、溶媒B:ACN(0.1%TFA));
カラム:Xbridge C8 5μM、4.6×50mm;流速:2mL/min。

例において提供されたLCMSデータは、保持時間、純度および/またはm/zでの質量とともに与えられる。結果が以下のようにして得られた:質量スペクトル:LC/MS Waters ZMD(ESI)またはHP 1100シリーズのHewlett Packard System(イオン源:エレクトロスプレイ(正モード);走査:100〜1000m/z;フラグメンテーション電圧:60V;ガス温度:300℃、DAD:220nm;流速:2.4ml/min。
【0193】
使用したスプリッターは、流速を、MSのDAD後に0.75ml/minまで下げた;カラム:Chromolith Speed ROD RP-18e 50-4.6;溶媒:Merck KGaA社のLiChrosolv品質または方法に述べたとおり;
方法B:A−0.1%HCOOH、B−MeOH:流れ−1.0ml/min.;カラム:Atlantis C8(50×4.6mm 5Um、+veモード);
【0194】
方法C:A−10mM、B−MeOH:流れ1.0ml/min、カラム:XBridge C8(30×2.1mm 3.5Um、+veモード);
方法D:A−HO中0.1%TFA、B−ACN中0.1%TFA:流れ−2.0ml/min;カラム:XBridge C8(50×4.6mm 3.5Um、+veモード);
方法E:2.8min以内に、96%Cから100%Dまで、0.5min後に100%D、および0.1min後に96%Cまで;カラム Chromolith SpeedRod RP-18e;50〜4.6mm;検出220nm;溶媒C:HO(0.05%HCOOH)、溶媒D:ACN(0.05%HCOOH)。
【0195】
分取HPLCを、Agilent 1200で実施した;カラム:Chromolith prep RP 18e Merck KGaA;移動相:水中0.1%ギ酸/アセトニトリル中0.1%ギ酸。
【0196】
H NMRを、内部基準として重水素化溶媒の残留信号を使用して、Bruker DPX-300、DRX-400またはAVII-400スペクトロメータに記録した。化学シフト(δ)を、残留溶媒信号(DMSO−dにおいてH NMRでδ=2.49ppm)と比較したppmで報告する。H NMRデータを以下のようにして報告する:化学シフト(多重度、結合定数、および水素の数)。多重度はを以下のようにして省略する:s(一重項)、d(二重項)、t(三重項)、q(四重項)、m(多重項)、br(ブロードな)。
マイクロ波化学は、単一モードのマイクロ波反応器である、Personal ChemistryのEmrysTM Optimiserで実施する。
【0197】
GCN2:アッセイの原理&条件
このアッセイは、セリンキナーゼGCN2(general control non-derepressible-2)の活性を定量化するものである。
このキナーゼは、細胞のストレス代謝に関与する。それは、飢餓(アミノ酸欠失)により活性化される。その天然の基質は、翻訳因子であるeIF2a(真核生物開始因子2アルファサブユニット)であり、該因子は、細胞においてアミノ酸がボトルネックになった場合にGCN2により活性化(リン酸化)される。これによって、順に、タンパク質合成が中断される。GCN2が阻害された結果、この機構が停止する:細胞は、「飢餓」ストレスによりタンパク質産生を停止することができない。
【0198】
前記アッセイは、2つのステップ:酵素反応および検出のステップ、で動作する。最初のステップにおいて、GCN2を、10μMのATPおよび80nMのGFP標識基質のeIF2アルファと、室温でインキュベートする。
酵素反応は、EDTAの添加により停止する。リン酸化されたeIF2アルファの量を、TR−FRET(Lanthascreen)により決定する:複合体は、抗体と、340nmでFRETを励起することができるGFP標識リン酸−eIF2aとからなるように形成される。
GCN2活性は、520nmの発光波長(リン酸ペプチドに感受性のある波長=GFPの発光)での蛍光ユニットの、495nm(参照波長=テルビウムキレートの発光)での該ユニットに対する比率に直接的に比例する。
【0199】
【表3】
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【0200】
酵素反応における最終濃度
Hepes、pH7.0 50mM
MgCl 10mM
MnCl 5mM
BSA 0.1%
DMSO 1%
ATP 10μM
DTT 2mM
GFP−eIF2a 80nM(基質)
GCN2 30nM(酵素)
【0201】
アッセイの手順
4μL 酵素溶液(アッセイ緩衝液中)
1.5μL 化合物(cmpd希釈緩衝液/6.3%DMSO中)
インキュベート RTで20min
4μL 基質/ATPミックス(アッセイ緩衝液中)
インキュベート RTで90min
10μL 停止/検出ミックス(抗体希釈緩衝液中)
インキュベート RTで60min
読み出し Lanthascreen 340/495/520
【0202】

反応物質の調製
2−(2−クロロ−4−イソチオシアナト−フェニルスルファニル)−1−メチル−4,5−ジヒドロ−1H−イミダゾール(“A1”)
【化6】
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乾燥テトラヒドロフラン中3−クロロ−4−(1−メチル−4,5−ジヒドロ−1H−イミダゾール−2−イルスルファニル)フェニル−アミン(5.0g、21mmol)およびジイソプロピルエチルアミン(5.37g、41.6mmol)の撹拌溶液に、0℃、N不活性雰囲気下で、テトラヒドロフラン中のチオホスゲン(2.39g、21mmol)を滴加し、20分間撹拌した。反応が完了したとき、反応混合物を室温で濃縮し、ジクロロメタン(100mL)に取り込ませ、水(2×50mL)で洗浄し、無水MgSOで乾燥し、茶色固体(5.8g、99%)として、生成物を得た。TLC:石油エーテル(pet ether)/酢酸エチル(8/2)R−0.4。LCMS(方法A):質量の実測(found)(M+H、282.0)、Rt(min):3.43、面積%71.5(max);
【数1】
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【0203】
2,2−ジフルオロ−6−イソチオシアナト−4H−ベンゾ[1,4]オキサジン−3−オン(“A2”)
【化7】
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中間体“A2”を、6−アミノ−2,2−ジフルオロ−4H−ベンゾ[1,4]オキサジン−3−オンから出発する中間体“A1”で使用したプロトコルに従い、茶色固体(2.2g、91%)として調製した。TLC:石油エーテル/酢酸エチル(8/2)R−0.2;
【数2】
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【0204】
1−ベンジル−6−イソチオシアナト−1H−インダゾール(“A3”)
【化8】
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中間体“A3”を、1−ベンジル−1H−インダゾール−6−イルアミンから出発する中間体“A1”で使用したプロトコルに従い、茶色固体(2.9g、98%)として調製した。TLC:石油エーテル/酢酸エチル(8/2)R−0.4。LCMS(方法B):質量の実測(M+H、266.2)、Rt(min):4.58 面積%94.8(max);
【数3】
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【0205】
6−イソチオシアナト−2,2−ジメチル−4H−ピリド[3,2−b]オキサジン−3−オン(“A4”)
【化9】
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中間体“A4”を、6−アミノ−2,2−ジメチル−4H−ピリド[3,2−b]オキサジン−3−オンから出発する中間体A1で使用したプロトコルに従い、茶色固体(2.0g、83%)として調製した。TLC:石油エーテル/酢酸エチル(8/2)R−0.4。LCMS(方法A):質量の実測(M+H、236.0)、Rt(min):4.12 面積%83.8(max)、82.18(220nm);
【数4】
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【0206】
N−(tert.−ブトキシカルボニル)−O−(メシチルスルホニル)−ヒドロキシルアミン
【化10】
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乾燥THF(50mL)中2−メチシレンスルホニルクロリド(2.0g、9.14mmol)の溶液に、N−Boc−ヒドロキシlアミン(1.21g、9.14mmol)を加え、N雰囲気下で0℃まで冷却した。反応混合物を5分間撹拌した。この混合物に、トリエチルアミン(1.1g、11mmol)を、10分掛けてゆっくり加えた。反応混合物を0℃で1時間撹拌し、完了後、溶媒を真空除去した。残渣をジクロロメタン(50mL)に溶解し、水(2×50mL)、10%水性NaHCO(50mL)で洗浄し、MgSOで乾燥した。その後、それを室温で、減圧下で濃縮し、灰白色固体として生成物を得た;(2.1g、73%)。TLC:石油エーテル/酢酸エチル(8/2)R−0.4。
【数5】
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【0207】
2−[(アミノキシ)−スルホニル]−1,3,5−トリメチルベンゼン
【化11】
[この文献は図面を表示できません]
N−(tert.−ブトキシカルボニル)−O−(メシチルスルホニル)−ヒドロキシルアミン(2.1g、6.6mmol)の固形生成物に、トリフルオロ酢酸(20mL)を、0℃、窒素雰囲気下で、ゆっくり加えた。反応混合物を30分間撹拌した後、水(60mL)をゆっくり加えた。反応物を0℃で15分間放置した。固形沈殿物をろ過し、ろ過物のpHが中性になるまで水で数回洗浄した。白色固体(1.4g、98%)をブフナー漏斗中で乾燥し、次の反応にすぐ使用した;
【数6】
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【0208】
1,2−ジアミノ−3−クロロ−ピラジニウムメシチレナート
【化12】
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乾燥ジクロロメタン(25mL)中2−アミノ−3−クロロ−ピラジン(1.4g、11mmol)の溶液に、0℃、N雰囲気下で、2−[(アミノキシ)−スルホニル]−1,3,5−トリメチルベンゼン(2.91g、13.5mmol)を10分掛けて加えた。反応混合物をRTで30分間撹拌した。この反応混合物に、ジエチルエーテル(100mL)を加え、15分間撹拌した。固形沈殿物をろ過し、ジエチルエーテルで洗浄し、薄茶色固体(3g、80%)として生成物を得た;
【数7】
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【0209】
8−クロロ−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピラジン−2−イル−(3,5−ジメチル−フェニル)−アミン(“B1”)
【化13】
[この文献は図面を表示できません]
ジクロロメタンおよびN,N−ジメチルホルムアミド(1:1)(5.0mL)中3,5−ジメチルイソチオシアネート(200mg、1.2mmol)の溶液に、1,2−ジアミノ3−クロロ−ピラジニウムメシチレナート(0.59g、0.0017mol)およびジイソプロピルエチルアミン(791mg、6.1mmol)を加えた。反応混合物を1時間撹拌した。EDCI(93mg、5mmol)を加え、溶液を室温で2時間撹拌した後、乾燥するまで濃縮した。残渣を水に取り込ませ、5分間撹拌し、固形沈殿物をろ過し、水で洗浄し、乾燥して、薄茶色固体(0.25g、75%)として生成物を得た。TLC:石油エーテル/酢酸エチル(6/4)R−0.4。LCMS(方法A):質量の実測(M+H、274.0)、Rt(min):4.47 面積%98.0(max)、98.47(254nm);
【数8】
[この文献は図面を表示できません]
【0210】
8−クロロ−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピラジン−2−イル−(3,5−ジメトキシ−フェニル)−アミン(“B2”)
【化14】
[この文献は図面を表示できません]
ジクロロメタンおよびN,N−ジメチルホルムアミド(1:1)(25.0mL)中3,5−ジメトキシイソチオシアネート(0.4g、2mmol)の溶液に、1,2−ジアミノ3−クロロ−ピラジニウムメシチレナート(0.98g、2.8mmol)およびジイソプロピルエチルアミン(1.32g、10mmol)を加えた。反応混合物を1時間撹拌した後、EDCI(0.79g、4mmol)を加えた。反応物を室温で5時間撹拌し、乾燥するまで濃縮した。残渣を水に取り込ませ、15分間撹拌した。固形沈殿物をろ過し、水で洗浄し、乾燥して、薄茶色固体(0.5g、80%)として生成物を得た。TLC:クロロホルム/メタノール(9/1)R−0.5。LCMS(方法A):質量の実測(M+H、306.0)、Rt(min):3.81 面積%98.7(max)、98.77(254nm);
【数9】
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【0211】
8−クロロ−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピラジン−2−イル−(3−トリフルオロメチル−フェニル)−アミン(“B3”)
【化15】
[この文献は図面を表示できません]
ジクロロメタンおよびN,N−ジメチルホルムアミド(1:1)(25.0mL)中3−(トリフルオロメチル)イソチオシアネート(0.6g、3mmol)の溶液に、1,2−ジアミノ−3−クロロ−ピラジニウムメシチレナート(1.42g、4.1mmol)およびジイソプロピルエチルアミン(1.9g、14.5mmol)を加えた。それを1時間撹拌し、EDCI(1.12g、6mmol)を加え、反応混合物を室温で2時間撹拌した。反応が完了したとき、それを乾燥するまで濃縮し、残渣を水に取り込ませ、5分間撹拌した。固形沈殿物をろ過し、水で洗浄し、乾燥して、薄茶色固体(0.8g、87%)として生成物を得た。TLC:クロロホルム/メタノール(9.5/0.5)R−0.5。LCMS(方法A):質量の実測(M+H、314.0)、Rt(min):4.75 面積%95.9(max)、96.13(254nm);
【数10】
[この文献は図面を表示できません]
【0212】
8−クロロ−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピラジン−2−イル−m−トリル−アミン(“B4”)
【化16】
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ジクロロメタンおよびN,N−ジメチルホルムアミド(1:1)(15.0mL)中m−トリルイソチオシアネート(0.25g、1.6mmol)の溶液に、1,2−ジアミノ−3−クロロ−ピラジニウムメシチレナート(0.8g、2.3mmol)、ジイソプロピルエチルアミン(1.07g、8.3mmol)を加え、1時間撹拌した。EDCI(0.64g、3.3mol)を加え、室温で6時間撹拌した。反応混合物を乾燥するまで濃縮し、残渣を水に取り込ませた。それを5分間撹拌し、固形沈殿物をろ過し、水で洗浄し、乾燥して、薄茶色固体(0.35g、80.8%)として生成物を得た。TLC:クロロホルム/メタノール(9.5/0.5)R−0.5。LCMS(方法A):質量の実測(M+H、260.0)、Rt(min):4.13 面積%97.4(max)、97.11(254nm);
【数11】
[この文献は図面を表示できません]
【0213】
8−クロロ−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピラジン−2−イル−フェニル−アミン(“B5”)
【化17】
[この文献は図面を表示できません]
ジクロロメタンおよびN,N−ジメチルホルムアミド(1:1)(15.0mL)中フェニルイソチオシアネート(0.25g、1.8mmol)の溶液に、1,2−ジアミノ3−クロロ−ピラジニウムメシチレナート(0.89g、2.5mmol)、ジイソプロピルエチルアミン(1.19g、9.2mmol)を加え、1時間撹拌した。EDCI(0.7g、3.7mmol)を加え、室温で6時間撹拌した。反応混合物を濃縮し、残渣を水に取り込ませ、5分間撹拌し、固形沈殿物をろ過し、水で洗浄し、乾燥して、薄茶色固体(0.4g、88%)として生成物を得た。TLC:クロロホルム/メタノール(9.5/0.5)R−0.5。LCMS(方法A):質量の実測(M+H、246.0)、Rt(min):3.74 面積%98.2(max)、98.39(254nm);
【数12】
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【0214】
例“B6”〜“B9”を、前記手順に従い調製した。
[3−クロロ−4−(1−メチル−1H−イミダゾール−2−イルスルファニル)−フェニル]−(8−クロロ−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピラジン−2−イル)−アミン(“B6”)
【化18】
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薄茶色固体、49.5mg(収率:73.2%)、HPLC純度:94.1%、Rt:2.9min、観測(observed)[M+H]392.0;
【数13】
[この文献は図面を表示できません]
【0215】
6−(8−クロロ−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピラジン−2−イルアミノ)−2,2−ジフルオロ−4H−ベンゾ[1,4]オキサジン−3−オン(“B7”)
【化19】
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灰白色固体、16.9mg(収率:72.2%)、HPLC純度:97%、Rt:3.85min、観測[M+H]353.0;
【数14】
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【0216】
6−(8−クロロ−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピラジン−2−イルアミノ)−2,2−ジメチル−4H−ピリド[3,2−b][1,4]オキサジン−3−オン(“B8”)
【化20】
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薄茶色固体、25.8mg(収率:71.4%)、HPLC純度:98.6%、Rt:3.47min、観測[M+H]346.0;
【数15】
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【0217】
(1−ベンジル−1H−インダゾール−6−イル)−(8−クロロ−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピラジン−2−イル)−アミン(“B9”)
【化21】
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薄茶色固体、43.5mg(収率:75.3%)、HPLC純度:97.2%、Rt:4.28min、観測[M+H]376.0;
【数16】
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【0218】
4−(4−イソチオシアナト−フェニル)−モルホリン
【化22】
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乾燥ジクロロメタン(100ml)中4−モルホリノ−4−イル−フェニルアミン(2g、11.22mmol)およびジイソプロピルエチルアミン(2.89g、22.42mmol)の撹拌溶液に、0℃、N下で、ジクロロメタン中チオホスゲン(1.54g、13.46mmol)を滴加し、30分間撹拌した。反応混合物を水(100ml)で急冷し、層を分離し、有機層を水(50ml×2)で洗浄し、無水MgSOで乾燥して、茶色結晶固体(2.4g、97.56%)として生成物を得た;TLC:石油エーテル/酢酸エチル(6/4)R−0.5;
【数17】
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【0219】
(8−クロロ−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピラジン−2−イル−(4−モルホリン−4−イル−フェニル)−アミン
【化23】
[この文献は図面を表示できません]
乾燥ジクロロメタン(200ml)中4−モルホリノフェニルイソチオシアネート(2g、8.99mmol)の溶液に、1,2−ジアミノピラジニウムメシチレナート(3.86g、11.24mmol)、ジイソプロピルエチルアミン(5.81g、44.99mmol)およびEDCI(3.44g、17.98mmol)を加え、6時間撹拌した。反応混合物を濃縮し、残渣を水(100ml)に取り込ませ、粉末化し、ろ過して、水(50ml×2)で洗浄し、乾燥して、粗固体を、(60〜120)メッシュを使用するシリカカラムに精製し、薄茶色固体(2.5g、84.17%)として表題の生成物を得た;TLC:クロロホルム/メタノール(9.5/0.5)R−0.3;HPLC純度(方法A)98%;Rt(min):2.21;LCMS:質量の実測(M+、331.0)、Rt(min):2.08;
【数18】
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【0220】
(8−クロロ−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピラジン−2−イル−(6−メトキシ−ピリジン−3−イル)−アミン
【化24】
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乾燥ジクロロメタン(200ml)中2−メトキシピリジル−5−イソチオシアネート(3g、18.07mmol)の溶液に、1,2−ジアミノピラジニウムメシチレナート(7.77g、22.5mmol)、ジイソプロピルエチルアミン(11.67g、90.35mmol)およびEDCI(3.44g、36.14mmol)を加え、6時間撹拌した。反応混合物を濃縮し、残渣を水(100ml)に取り込ませ、粉末化し、ろ過し、水(50ml×2)およびヘキサン中50%ジエチルエーテルで洗浄し、薄茶色固体(4g、80.32%)として表題の生成物を得た;TLC:クロロホルム/メタノール(9.5/0.5)Rf−0.3;HPLC純度(方法A)98%、Rt(min):2.41;LCMS:質量の実測(M+、277.0)、Rt(min):2.36);
【数19】
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【0221】
5−イソチオシアナト−1,3−ジヒドロ−インドール−2−オン
【化25】
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乾燥ジクロロメタン(100ml)中5−アミノ−1,3−ジヒドロ−インドール−2−オン塩酸塩(2g、10.83mmol)およびジイソプロピルエチルアミン(4.19g、32.49mmol)の撹拌溶液に、0℃、N下で、ジクロロメタン中チオホスゲン(1.49g、10.83mmol)を滴加し、30分間撹拌した。反応混合物を水(100ml)で急冷し、層を分離し、有機層を水(50ml×2)で洗浄し、無水MgSOで乾燥し、茶色結晶固体(2.03g、99.02%)として生成物を得た;TLC:クロロホルム/メタノール(9.5/0.5)R−0.5;
【数20】
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【0222】
5−(8−クロロ−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピラジン−2−イルアミノ)−1,3−ジヒドロ−インドール−2−オン
【化26】
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乾燥ジクロロメタン(200ml)中5−イソチオシアナト−1,3−ジヒドロ−インドール−2−オン(2.3g、12.09mmol)の溶液に、1,2−ジアミノピラジニウムメシチレナート(5.21g、15.12mmol)、ジイソプロピルエチルアミン(7.81g、60.45mmol)およびEDCI(4.63g、24.18mmol)を加え、6時間撹拌した。反応混合物を濃縮し、残渣を水(100ml)に取り込ませ、粉末化し、ろ過し、粗固体を、(60〜120)メッシュを使用するシリカカラムで精製し、黄色固体(2.0g、55%)として表題の生成物を得た;TLC:クロロホルム/メタノール(9.5/0.5)R−0.3;HPLC純度(方法A):97%、Rt(min):2.40;LCMS:質量の実測(M+、301.0)、Rt(min):2.36;
【数21】
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【0223】
化合物の基本手順
方法1
[8−(3−アミノメチル−フェニル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピラジン−2−イル]−(3,5−ジメトキシ−フェニル)−アミン(“C114”)
ジメトキシエタン(3ml)と水(1ml)との混合物中(8−クロロ−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピラジン−2−イル]−(3,5−ジメトキシ−フェニル)−アミン(0.2g、0.65mmol、1eq)の溶液に、3−アミノメチルフェニルボロン酸(0.28g、1.31mmol、2eq)、炭酸ナトリウム(0.14g、1.31mmol、2eq))およびジクロロビス(トリフェニル−ホスフィン)パラジウム(II)(0.023g、0.03mmol、5%)を、マイクロ波バイアルに入れ、120℃で2時間加熱した。反応混合物を濃縮し、残渣をジクロロメタン(10ml×1)に取り込ませ、ブライン溶液(10ml×1)で洗浄し、有機層を無水MgSOで乾燥し、濃縮した。得られた粗生成物を(230〜400)メッシュを使用するシリカゲルカラムで精製し、黄色固体として表題の生成物を得た。
【0224】
方法2
(4−モルホリン−4−イル−フェニル)−[8−(2−フェノキシ−フェニル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピラジン−2−イル]−アミン(“C289”)
乾燥圧力管に入れられたエタノール:トルエン(1:4)の混合物(10ml)中(8−クロロ−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピラジン−2−イル−(4−モルホリン−4−イル−フェニル)−アミン(0.15g、0.45mmol、1eq)の溶液に、酢酸パラジウム(0.01g、0.045mmol、0.1eq)、無水炭酸カリウム(0.125g、0.90mmol、2eq)、2−ジシクロヘキシルホスフィノ−2’,6’−ジメトキシビフェニル、S−Phos(0.027g、0.06mmol、0.13eq)および2−フェノキシフェニルボロン酸(0.19g、0.90mmol、2eq)を加え、反応混合物を窒素で脱気した。反応混合物を120℃で1時間加熱した。反応混合物を濃縮し、残渣を、ジクロロメタン(50ml)中25%メタノールに取り込ませ、セライトを通してろ過して無機物を除去し、ろ過物を濃縮し、(230〜400)メッシュを使用するシリカカラムで精製し、淡黄色固体として生成物を得た。
【0225】
方法3
N−{2−メチル−3−[2−(4−モルホリン−4−イル−フェニルアミノ)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピラジン−8−イル]−フェニル}−3−トリフルオロメチル−ベンズアミド(“C299”)
乾燥ジクロロメタン(25ml)中[8−(3−アミノ−2−メチル−フェニル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピラジン−2−イル]−(3,5−ジメトキシ−フェニル)−アミン(0.125g、0.31mmol、1eq)の溶液に、トリエチルアミン(0.062g、0.62mmol、2eq)を加え、5分間撹拌し、反応混合物を冷却し、3−(トリフルオロメチル)ベンゾイルクロリド(0.072g、0.34mmol、1.1eq)を加え、2時間撹拌した。反応混合物を水で急冷し、分離した有機層を、10%aq.NaHCO(20ml×1)、水(20ml×1)、ブライン溶液(20ml×1)で洗浄し、無水MgSOで乾燥して、濃縮した。得られた粗生成物を、酢酸エチル(10ml)で粉末化し、淡黄色固体として生成物を得た。
【0226】
(8−フェニル−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピラジン−2−イル)−m−トリル−アミン(“C1”)
【化27】
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(8−クロロ−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピラジン−2−イル)−m−トリル−アミン(75mg、0.2mmol)、フェニルボロン酸(70mg、0.5mmol)、無水炭酸カリウム(79mg、0.5mmol)、2−ジシクロヘキシルホスフィノ−2’,6’−ジメトキシビフェニル(10mg、0.02mmol)および酢酸パラジウム(3.2mg、0.01mmol)を、封がされた管中のトルエン:エタノール(4:1、3mL)の混合物に取り込ませた。反応混合物をセライトに通過させ、メタノール(10mL)で洗浄した。ろ過物を濃縮し、(230〜400)メッシュを使用するシリカゲルカラムのフラッシュクロマトグラフィで精製し、灰白色固体(44mg、51%)として生成物を得た。TLC:クロロホルム/メタノール(9/1)R−0.2;LCMS(方法A):質量 実測(M+H、302.0)、Rt(min):5.07 面積%99.7(max)、99.6(254nm);
【数22】
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【0227】
8−(1,3−チアゾール−5−イル)−N−[3−(トリフルオロメチル)−フェニル]−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピラジン−2−アミン(“C2”)
【化28】
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8−クロロ−N−[3−(トリフルオロメチル)フェニル][1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピラジン−2−アミン(100mg、0.319mmol)、2−チアゾリル臭化亜鉛(THF中0.5M、5mL、0.478mmol)、炭酸ナトリウム(2M)(0.24mL、0.5mmol)およびテトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(11mg、0.05mmol)を、トルエン:エタノール(1:1、4mL)の混合物中に溶解し、脱気した。反応混合物を、封がされた管中、900℃で4時間加熱した。反応が完了したとき、反応混合物をrtまで冷却し、セライトパッドを通してろ過し、酢酸エチル(10mL)で洗浄した。ろ過物を濃縮し、(60〜120)メッシュを使用するシリカゲルカラムのフラッシュクロマトグラフィで精製し、黄色固体(6.6mg、6%)として生成物を得た;LCMS(方法A):質量の実測(M+H、363)、Rt(min):4.50 面積%95.5(max)、93.5(254nm)。
【0228】
(8−(3,5−ジメトキシ−フェニル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピラジン−2−イル)−(3−トリフルオロメチル−フェニル)−アミン(“C3”)
【化29】
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“C1”で使用したプロトコルに従い、表題の化合物を、(8−クロロ−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピラジン−2−イル)−(3−トリフルオロメチル−フェニル)−アミンおよびジメトキシフェニルボロン酸から出発して、灰白色固体(41mg、41%)として得た。TLC:クロロホルム/メタノール(9/1)R−0.2;LCMS(方法A):質量の実測(M+H、416.0)、Rt(min):5.50 面積%99.7(max)、99.18(254nm);
【数23】
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【0229】
(3,5−ジメチル−フェニル)−(8−ピリジン−3−イル−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピラジン−2−イル)−アミン(“C4”)
【化30】
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“C1”で使用したプロトコルに従い、表題の化合物を、(8−クロロ−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピラジン−2−イル)−(3,5−ジメチルフェニル)−アミンおよび3−ピリジルボロン酸から出発して、薄茶色固体(49mg、57%)として得た;TLC:クロロホルム:メタノール(9/1)R−0.2;LCMS(方法A):質量 実測(M+H、317.0)、Rt(min):3.52 面積%98.6(max)、98.8(254nm);
【数24】
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【0230】
(1−ベンジル−1H−インダゾール−6−イル)−(8−フェニル−[1,2,4]トリゾロ[1,5−a]ピラジン−2−イル)−アミン(“C5”)
【化31】
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“C1”で使用したプロトコルに従い、表題の化合物を、(1−ベンジル−1H−インダゾール−6−イル)−(8−クロロ−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピラジン−2−イル)−アミンおよびフェニルボロン酸から出発して、黄色固体(22mg、19.6%)として得た;TLC:クロロホルム/メタノール(9/1)R−0.2。LCMS(方法A):質量の実測(M+H、418.0)、Rt(min):4.99 面積%92.7(max)、93.2(254nm);
【数25】
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【0231】
2,2−ジフルオロ−6−(8−チアゾール−2−イル−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピラジン−2−イルアミノ)−4H−ベンゾ[1,4]オキサジン−3−オン(“C6”)
【化32】
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“C2”で使用したプロトコルに従い、表題の化合物を、6−(8−クロロ−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピラジン−2−イルアミノ)−2,2−ジフルオロ−4H−ベンゾ[1,4]オキサジン−3−オンおよび2−チアゾリル臭化亜鉛から出発して、オレンジ色固体(20.3mg、18.2%)として得た;LCMS(方法A):質量の実測(M+H、395)、Rt(min):3.52 面積%90.4(max)、91.7(254nm)。
【0232】
例“C7”〜“C13”、“C15”〜“C23”および“C25”〜“C27”を、“C1”で使用したプロトコルに従い調製する。例“C14”および“C24”を、“C2”で使用したプロトコルに従い調製する。
(3,5−ジメチル−フェニル)−(8−フェニル−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピラジン−2−イル)−アミン(“C7”)
【化33】
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灰白色固体、57.1mg(収率:65.7%)、HPLC純度:98.8%、Rt:5.35min、観測[M+H]316.3;
【数26】
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【0233】
(3,5−ジメトキシ−フェニル)−(8−フェニル−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピラジン−2−イル)−アミン(“C8”)
【化34】
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灰白色固体、43.7mg(収率:51.1%)、HPLC純度:92.4%、Rt:4.76min、観測[M+H]348.0;
【数27】
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【0234】
(8−フェニル−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピラジン−2−イル)−(3−トリフルオロメチル−フェニル)−アミン(“C9”)
【化35】
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黄色固体、42.1mg(収率:49.4%)、HPLC純度:94.5%、Rt:5.47min、観測[M+H]356.0。
【0235】
フェニル−(8−フェニル−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピラジン−2−イル)−アミン(“C10”)
【化36】
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灰白色固体、27.3mg(収率:31%)、HPLC純度:97.3%、Rt:4.75min、観測[M+H]288.0。
【0236】
(3,5−ジメチル−フェニル)−[8−(4−モルホリン−4−イル−フェニル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピラジン−2−イル]−アミン(“C11”)
【化37】
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黄色固体、28.01mg(収率:25.4%)、HPLC純度:94%、Rt:4.81min、観測[M+H]401.0。
【0237】
[8−(4−モルホリン−4−イル−フェニル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピラジン−2−イル]−(3−トリフルオロメチル−フェニル)−アミン(“C12”)
【化38】
[この文献は図面を表示できません]
灰白色固体、9.57mg(収率:7.9%)、HPLC純度:97.9%、Rt:5.01min、観測[M+H]441.0。
【0238】
[8−(4−モルホリン−4−イル−フェニル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピラジン−2−イル]−m−トリル−アミン(“C13”)
【化39】
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薄茶色固体、51.05mg(収率:48%)、HPLC純度:96.6%、Rt:4.53min、観測[M+H]387.0。
【0239】
フェニル−(8−チアゾール−2−イル−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピラジン−2−イル)−アミン(“C14”)
【化40】
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オレンジ色固体、2.7mg(収率:3%)、HPLC純度:95.6%、Rt:3.68min、観測[M+H]295.0。
【0240】
[8−(3,5−ジメトキシ−フェニル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピラジン−2−イル]−(3,5−ジメチル−フェニル)−アミン(“C15”)
【化41】
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薄茶色固体、25.5mg(収率:24.7%)、HPLC純度:97.2%、Rt:5.39min、観測[M+H]376.0。
【0241】
(3,5−ジメトキシ−フェニル)−[8−(3,5−ジメトキシ−フェニル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピラジン−2−イル]−アミン(“C16”)
【化42】
[この文献は図面を表示できません]
灰白色固体、40.9mg(収率:39.8%)、HPLC純度:93.7%、Rt:4.92min、観測[M+H]408.0。
【0242】
[8−(3,5−ジメトキシ−フェニル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピラジン−2−イル]−m−トリル−アミン(“C17”)
【化43】
[この文献は図面を表示できません]
灰白色固体、47.4mg(収率:45.2%)、HPLC純度:98%、Rt:5.16min、観測[M+H]362.0。
【0243】
[8−(3,5−ジメトキシ−フェニル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピラジン−2−イル]−フェニル−アミン(“C18”)
【化44】
[この文献は図面を表示できません]
灰白色固体、19.5mg(収率:18.3%)、HPLC純度:96.6%、Rt:4.88min、観測[M+H]348.0。
【0244】
(3,5−ジメトキシ−フェニル)−(8−ピリジン−3−イル−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピラジン−2−イル)−アミン(“C19”)
【化45】
[この文献は図面を表示できません]
薄茶色固体、21.9mg(収率:25.5%)、HPLC純度:97.4%、Rt:3.01min、観測[M+H]349.0;
【数28】
[この文献は図面を表示できません]
【0245】
(8−ピリジン−3−イル−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピラジン−2−イル)−(3−トリフルオロメチル−フェニル)−アミン(“C20”)
【化46】
[この文献は図面を表示できません]
灰白色固体、30mg(収率:35.1%)、HPLC純度:98.7%、Rt:3.69min、観測[M+H]357.0。
【0246】
(8−ピリジン−3−イル−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピラジン−2−イル)−m−トリル−アミン(“C21”)
【化47】
[この文献は図面を表示できません]
黄色固体、42.7mg(収率:48.7%)、HPLC純度:97.9%、Rt:3.14min、観測[M+H]303.0.
【0247】
フェニル−(8−ピリジン−3−イル−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピラジン−2−イル)−アミン(“C22”)
【化48】
[この文献は図面を表示できません]
黄色固体、21.4mg(収率:24.2%)、HPLC純度:97.2%、Rt:2.84min、観測[M+H]289.0。
【0248】
[3−クロロ−4−(1−メチル−1H−イミダゾール−2−イルスルファニル)−フェニル]−(8−フェニル−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピラジン−2−イル)−アミン(“C23”)
【化49】
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灰白色固体、18.77mg(収率:14.1%)、HPLC純度:97.3%、Rt:3.76min、観測[M+H]434.0。
【0249】
(1−ベンジル−1H−インダゾール−6−イル)−(8−チアゾール−2−イル−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピラジン−2−イル)−アミン(“C24”)
【化50】
[この文献は図面を表示できません]
黄色固体、4mg(収率:2.9%)、HPLC純度:99.8%、Rt:4.2min、観測[M+H]425.0。
【0250】
[3−クロロ−4−(1−メチル−1H−イミダゾール−2−イルスルファニル)−フェニル]−[8−(3,5−ジメトキシ−フェニル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピラジン−2−イル]−アミン(“C25”)
【化51】
[この文献は図面を表示できません]
薄茶色固体、20.9mg(収率:13.8%)、HPLC純度:95.4%、Rt:3.85min、観測[M+H]494.0。
【0251】
(1−ベンジル−1H−インダゾール−6−イル)−[8−(3,5−ジメトキシ−フェニル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピラジン−2−イル]−アミン(“C26”)
【化52】
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灰白色固体、76.28mg(収率:59.8%)、HPLC純度:93.6%、Rt:5.14min、観測[M+H]478.3。
【0252】
(1−ベンジル−1H−インダゾール−6−イル)−(8−ピリジン−3−イル−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピラジン−2−イル)−アミン(“C27”)
【化53】
[この文献は図面を表示できません]
黄色固体、6.22mg(収率:5.5%)、HPLC純度:96.5%、Rt:3.49min、観測[M+H]419.0。
【0253】
−(3,5−ジメチル−フェニル)−N−(3−モルホリン−4−イル−プロピル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピラジン−2,8−ジアミン(“C28”)
【化54】
[この文献は図面を表示できません]
8−クロロ−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピラジン−2−イル)−(3,5−ジメチル−フェニル)−アミン(0.05g、0.1mmol)および3−モルホリノプロピルアミン(1mL)を、封がされた管に入れ、130℃で12時間加熱した。反応混合物を濃縮し、(230〜400)メッシュのシリカゲルのフラッシュカラムクロマトグラフィで精製し、ガム状の茶色固体(0.045g、64.5%)として生成物を得た;TLC:クロロホルム/メタノール(9/1)R−0.2;LCMS(方法A):質量の実測(M+H、382.0)、Rt(min):3.16 面積%98.9(max)、99.1(254nm);
【数29】
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【0254】
例“C29”〜“C57”を、“C28”のプロトコルに従い、対応するアミン類から出発して調製する。
−(2−アミノ−エチル)−N−(3,5−ジメトキシ−フェニル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピラジン−2,8−ジアミン(“C29”)
【化55】
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灰白色固体、23.2mg(収率:42.9%)、HPLC純度:98.1%、Rt:2.75min、観測[M+H]330.0;
【数30】
[この文献は図面を表示できません]
【0255】
−(3,5−ジメトキシ−フェニル)−N−[3−(4−メチル−ピペラジン−1−イル)−プロピル]−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピラジン−2,8−ジアミン(“C30”)
【化56】
[この文献は図面を表示できません]
薄茶色固体、55.1mg(収率:78.7%)、HPLC純度:99%、Rt:2.56min、観測[M+H]427.2;
【数31】
[この文献は図面を表示できません]
【0256】
−(2−アミノ−シクロヘキシル)−N−フェニル−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピラジン−2,8−ジアミン(“C31”)
【化57】
[この文献は図面を表示できません]
薄茶色固体、6.22mg(収率:9.4%)、HPLC純度:98.9%、Rt:3.03min、観測[M+H]324.3;
【数32】
[この文献は図面を表示できません]
【0257】
−(3−メトキシ−プロピル)−N−m−トリル−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピラジン−2,8−ジアミン(“C32”)
【化58】
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灰白色固体、17.8mg(収率:29.4%)、HPLC純度:99.3%、Rt:3.3min、観測[M+H]313.3;
【数33】
[この文献は図面を表示できません]
【0258】
−(3−ジメチルアミノ−プロピル)−N−(3−トリフルオロメチル−フェニル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピラジン−2,8−ジアミン(“C33”)
【化59】
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灰白色固体、44.7mg(収率:73.6%)、HPLC純度:99.2%、Rt:3.42min、観測[M+H]380.0;
【数34】
[この文献は図面を表示できません]
【0259】
−(2−アミノ−エチル)−N−(3,5−ジメチル−フェニル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピラジン−2,8−ジアミン(“C34”)
【化60】
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薄茶色固体、51.1mg(収率:93.5%)、HPLC純度:94.6%、Rt:3.16min、観測[M+H]298.3。
【0260】
−(3−ジメチルアミノ−プロピル)−N−(3,5−ジメチル−フェニル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピラジン−2,8−ジアミン(“C35”)
【化61】
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ガム状の茶色固体、17.5mg(収率:28.1%)、HPLC純度:97.9%、Rt:3.13min、観測[M+H]340.3。
【0261】
−(3,5−ジメチル−フェニル)−N−[3−(4−メチル−ピペラジン−1−イル)−プロピル]−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピラジン−2,8−ジアミン(“C36”)
【化62】
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ガム状の茶色固体、53.8mg(収率:74.3%)、HPLC純度:90.8%、Rt:2.98min、観測[M+H]395.3。
【0262】
−(3,5−ジメチル−フェニル)−N−(3−メトキシ−プロピル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピラジン−2,8−ジアミン(“C37”)
【化63】
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ガム状の茶色固体、37.8mg(収率:63.1%)、HPLC純度:97.8%、Rt:3.59min、観測[M+H]327.3。
【0263】
−(3,5−ジメトキシ−フェニル)−N−(3−ジメチルアミノ−プロピル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピラジン−2,8−ジアミン(“C38”)
【化64】
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ガム状の茶色固体、55.5mg(収率:90.9%)、HPLC純度:98.4%、Rt:2.72min、観測[M+H]372.3。
【0264】
−(3,5−ジメトキシ−フェニル)−N−(3−モルホリン−4−イル−プロピル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピラジン−2,8−ジアミン(“C39”)
【化65】
[この文献は図面を表示できません]
薄茶色固体、60.7mg(収率:89.4%)、HPLC純度:98.3%、Rt:2.78min、観測[M+H]414.3。
【0265】
−(3,5−ジメトキシ−フェニル)−N−(3−メトキシ−プロピル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピラジン−2,8−ジアミン(“C40”)
【化66】
[この文献は図面を表示できません]
ガム状の茶色固体、56mg(収率:95.1%)、HPLC純度:97.7%、Rt:3.13min、観測[M+H]359.3。
【0266】
−(2−アミノ−エチル)−N−(3−トリフルオロメチル−フェニル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピラジン−2,8−ジアミン(“C41”)
【化67】
[この文献は図面を表示できません]
薄茶色固体、70.4mg(収率:86.9%)、HPLC純度:94.9%、Rt:3.44min、観測[M+H]338.0。
【0267】
−(3−モルホリン−4−イル−プロピル)−N−(3−トリフルオロメチル−フェニル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピラジン−2,8−ジアミン(“C42”)
【化68】
[この文献は図面を表示できません]
灰白色固体、48.8mg(収率:72.4%)、HPLC純度:97.1%、Rt:3.42min、観測[M+H]422.0。
【0268】
−[3−(4−メチル−ピペラジン−1−イル)−プロピル]−N−(3−トリフルオロメチル−フェニル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピラジン−2,8−ジアミン(“C43”)
【化69】
[この文献は図面を表示できません]
ガム状の茶色固体、48.7mg(収率:70%)、HPLC純度:96.9%、Rt:3.23min、観測[M+H]435.3。
【0269】
−(3−メトキシ−プロピル)−N−(3−トリフルオロメチル−フェニル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピラジン−2,8−ジアミン(“C44”)
【化70】
[この文献は図面を表示できません]
薄茶色固体、44.2mg(収率:75.4%)、HPLC純度:99.5%、Rt:3.81min、観測[M+H]367.0。
【0270】
−(2−アミノ−エチル)−N−m−トリル−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピラジン−2,8−ジアミン(“C45”)
【化71】
[この文献は図面を表示できません]
灰白色固体、16.54mg(収率:30.2%)、HPLC純度:93.7%、Rt:2.8min、観測[M+H]284.0。
【0271】
−(3−ジメチルアミノ−プロピル)−N−m−トリル−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピラジン−2,8−ジアミン(“C46”)
【化72】
[この文献は図面を表示できません]
灰白色固体、49.2mg(収率:78.1%)、HPLC純度:99.2%、Rt:2.77min、観測[M+H]326.3。
【0272】
−(3−モルホリン−4−イル−プロピル)−N−m−トリル−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピラジン−2,8−ジアミン(“C47”)
【化73】
[この文献は図面を表示できません]
ガム状の茶色固体、11.06mg(収率:15.6%)、HPLC純度:99.2%、Rt:2.88min、観測[M+H]368.3。
【0273】
−[3−(4−メチル−ピペラジン−1−イル)−プロピル]−N−m−トリル−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピラジン−2,8−ジアミン(“C48”)
【化74】
[この文献は図面を表示できません]
ガム状の茶色固体、30.38mg(収率:41.3%)、HPLC純度:98.3%、Rt:2.73min、観測[M+H]381.3。
【0274】
−(2−アミノ−エチル)−N−フェニル−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピラジン−2,8−ジアミン(“C49”)
【化75】
[この文献は図面を表示できません]
灰白色固体、7.18mg(収率:13%)、HPLC純度:92.9%、Rt:2.49min、観測[M+H]270.0。
【0275】
−(3−ジメチルアミノ−プロピル)−N−フェニル−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピラジン−2,8−ジアミン(“C50”)
【化76】
[この文献は図面を表示できません]
灰白色固体、27.69mg(収率:43.4%)、HPLC純度:96.8%、Rt:2.52min、観測[M+H]312.3。
【0276】
−(3−モルホリン−4−イル−プロピル)−N−フェニル−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピラジン−2,8−ジアミン(“C51”)
【化77】
[この文献は図面を表示できません]
白色固体、18.28mg(収率:25.4%)、HPLC純度:98.8%、Rt:2.58min、観測[M+H]354.3。
【0277】
−[3−(4−メチル−ピペラジン−1−イル)−プロピル]−N−フェニル−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピラジン−2,8−ジアミン(“C52”)
【化78】
[この文献は図面を表示できません]
薄茶色固体、64.4mg(収率:85.8%)、HPLC純度:97.4%、Rt:2.38min、観測[M+H]367.3。
【0278】
−(3−メトキシ−プロピル)−N−フェニル−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピラジン−2,8−ジアミン(“C53”)
【化79】
[この文献は図面を表示できません]
白色固体、29.65mg(収率:48.5%)、HPLC純度:98.6%、Rt:2.96min、観測[M+H]299.3。
【0279】
−(2−アミノ−シクロヘキシル)−N−(3,5−ジメトキシ−フェニル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピラジン−2,8−ジアミン(“C54”)
【化80】
[この文献は図面を表示できません]
薄茶色固体、31.1mg(収率:49.4%)、HPLC純度:97.2%、Rt:3.2min、観測[M+H]384.3。
【0280】
−(2−アミノ−シクロヘキシル)−N−(3−トリフルオロメチル−フェニル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピラジン−2,8−ジアミン(“C55”)
【化81】
[この文献は図面を表示できません]
オレンジ色固体、29mg(収率:46.3%)、HPLC純度:96%、Rt:3.76min、観測[M+H]392.0。
【0281】
−(2−アミノ−シクロヘキシル)−N−(3,5−ジメチル−フェニル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピラジン−2,8−ジアミン(“C56”)
【化82】
[この文献は図面を表示できません]
薄茶色固体、23.2mg(収率:36%)、HPLC純度:95.7%、Rt:4.13min、観測[M+H]352.3。
【0282】
−(2−アミノ−シクロヘキシル)−N−m−トリル−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピラジン−2,8−ジアミン(“C57”)
【化83】
[この文献は図面を表示できません]
薄茶色固体、8.54mg(収率:13.1%)、HPLC純度:95.1%、Rt:3.3min、観測[M+H]338.3。
【0283】
−{3−クロロ−4−[(1−メチル−1H−イミダゾール−2−イル)チオ]フェニル}−N−(3,5−ジメチル−フェニルアミノ)[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピラジン−2,8−ジアミン(“C58”)
【化84】
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8−クロロ−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピラジン−2−イル−(3,5−ジメチル−フェニル)−アミン(0.1g、0.3mmol)、トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(0)(14.0mg、0.01mmol)、2−ジシクロヘキシルホスフィノ−2’−(N,N−ジメチルアミノ)ビフェニル(14.4mg、0.03mmol)および3−クロロ−4−[(1−メチル−1H−イミダゾール−2−イル)チオ]アニリン(96.6mg、0.4mmol)を、乾燥1,4ジオキサン(3mL)中に取り込ませた。リチウムヘキサメチルジシリルアミド(テトラヒドロフラン中1M)(0.15mL、0.1mmol)を加え、反応混合物を、マイクロ波中、150℃で45分間照射した。その後、反応混合物を、乾燥メタノール(1mL)で急冷し、セライトパッドに通過させた。ろ過物を濃縮し、シリカゲル(230〜400)メッシュを使用するフラッシュカラムクロマトグラフィで精製し、灰白色固体(27mg、10.4%)として表題の生成物を得た;TLC:石油エーテル/酢酸エチル(6/4)R−0.4。LCMS(方法A):質量の実測(M+H、477.0)、Rt(min):4.39 面積%90.1(max)、91.0(254nm);
【数35】
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【0284】
6−({2−[(3,5−ジメチルフェニル)アミノ][1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピラジン−8−イル}アミノ)−2,2−ジフルオロ−2H−1,4−ベンゾオキサジン−3(4H)−オン(“C59”)
【化85】
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8−クロロ−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピラジン−2−イル−(3,5−ジメチル−フェニル)−アミン(0.075g、0.2mmol)、トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(0)(0.01g、0.01mmol)、2−ジシクロヘキシルホスフィノ−2’−(N,N−ジメチルアミノ)ビフェニル(0.01g、0.02mmol)および6−アミノ−2,2−ジフルオロ−2H−1,4−ベンゾオキサジン−3(4H)−オン(0.049g、0.2mmol)を、乾燥1,4ジオキサン(2mL)中に取り込ませた。ナトリウムヘキサメチルジシリルアミド(テトラヒドロフラン中1M)(0.27mL、0.2mmol)を加え、反応物を、マイクロ波中、150℃で30分間照射した。反応混合物を乾燥メタノール(1mL)で急冷し、セライトパッドに通過させた。ろ過物を濃縮し、シリカゲル(230〜400)メッシュを使用するフラッシュカラムクロマトグラフィで精製し、灰白色固体(10mg、10.4%)として表題の生成物を得た。TLC:石油エーテル/酢酸エチル(6/4)R−0.4。LCMS(方法A):質量の実測(M+H、438)、Rt(min):5.11 面積%93.7(max)、94.4(254nm);
【数36】
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【0285】
例“C60”〜“C88”を、“C58”で使用した基本プロトコルに従い合成する。例“C66”、“C69”、“C71”および“C74”は、“C59”のプロトコルを使用して選択的に合成することもできる。
6−[2−(3,5−ジメチル−フェニルアミノ)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピラジン−8−イルアミノ]−2,2−ジメチル−4H−ピリド[3,2−b][1,4]オキサジン−3−オン(“C60”)
【化86】
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黄色固体、31.5mg(収率:13.3%)、HPLC純度:94.3%、Rt:3.99min、観測[M+H]431.0;
【数37】
[この文献は図面を表示できません]
【0286】
−(1−ベンジル−1H−インダゾール−6−イル)−N−(3,5−ジメトキシ−フェニル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピラジン−2,8−ジアミン(“C61”)
【化87】
[この文献は図面を表示できません]
薄茶色固体、59.4mg(収率:24.5%)、HPLC純度:99.2%、Rt:5.08min、観測[M+H]493.0;
【数38】
[この文献は図面を表示できません]
【0287】
,N−ビス−(3−トリフルオロメチル−フェニル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピラジン−2,8−ジアミン(“C62”)
【化88】
[この文献は図面を表示できません]
白色固体、21.1mg(収率:30.1%)、HPLC純度:99.5%、Rt:6.07min、観測[M+H]439.0;
【数39】
[この文献は図面を表示できません]
【0288】
−(1−ベンジル−1H−インダゾール−6−イル)−N−(3,5−ジメチル−フェニル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピラジン−2,8−ジアミン(“C63”)
【化89】
[この文献は図面を表示できません]
灰白色固体、13mg(収率:5.1%)、HPLC純度:97.6%、Rt:5.56min、観測[M+H]461.2。
【0289】
−(3,5−ジメチル−フェニル)−N−(3−トリフルオロメチル−フェニル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピラジン−2,8−ジアミン(“C64”)
【化90】
[この文献は図面を表示できません]
白色固体、30.94mg(収率:14.1%)、HPLC純度:98.3%、Rt:5.94min、観測[M+H]399.0。
【0290】
−[3−クロロ−4−(1−メチル−1H−イミダゾール−2−イルスルファニル)−フェニル]−N−(3,5−ジメトキシ−フェニル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピラジン−2,8−ジアミン(“C65”)
【化91】
[この文献は図面を表示できません]
薄茶色固体、9.57mg(収率:3.8%)、HPLC純度:90.3%、Rt:3.97min、観測[M+H]509.0。
【0291】
6−[2−(3,5−ジメトキシ−フェニルアミノ)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピラジン−8−イルアミノ]−2,2−ジフルオロ−4H−ベンゾ[1,4]オキサジン−3−オン(“C66”)
【化92】
[この文献は図面を表示できません]
薄茶色固体、13.1mg(収率:5.7%)、HPLC純度:93.4%、Rt:4.73min、観測[M+H]470.0。
【0292】
−(3,5−ジメトキシ−フェニル)−N−(3−トリフルオロメチル−フェニル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピラジン−2,8−ジアミン(“C67”)
【化93】
[この文献は図面を表示できません]
灰白色固体、13.1mg(収率:6.2%)、HPLC純度:99.5%、Rt:5.52min、観測[M+H]431.0。
【0293】
−[3−クロロ−4−(1−メチル−1H−イミダゾール−2−イルスルファニル)−フェニル]−N−(3−トリフルオロメチル−フェニル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピラジン−2,8−ジアミン(“C68”)
【化94】
[この文献は図面を表示できません]
薄茶色固体、9mg(収率:3.6%)、HPLC純度:90.1%、Rt:4.55min、観測[M+H]517.0。
【0294】
2,2−ジフルオロ−6−[2−(3−トリフルオロメチル−フェニルアミノ)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピラジン−8−イルアミノ]−4H−ベンゾ[1,4]オキサジン−3−オン(“C69”)
【化95】
[この文献は図面を表示できません]
灰白色固体、38.7mg(収率:16.9%)、HPLC純度:97%、Rt:5.32min、観測[M+H]478.0。
【0295】
−(1−ベンジル−1H−インダゾール−6−イル)−N−(3−トリフルオロメチル−フェニル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピラジン−2,8−ジアミン(“C70”)
【化96】
[この文献は図面を表示できません]
灰白色固体、31.9mg(収率:13.3%)、HPLC純度:98.8%、Rt:5.68min、観測[M+H]501.0。
【0296】
2,2−ジフルオロ−6−(2−m−トリルアミノ[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピラジン−8−イルアミノ)−4H−ベンゾ[1,4]オキサジン−3−オン(“C71”)
【化97】
[この文献は図面を表示できません]
薄茶色固体、17.9mg(収率:7.2%)、HPLC純度:95.6%、Rt:4.91min、観測[M+H]424.0。
【0297】
−(1−ベンジル−1H−インダゾール−6−イル)−N−m−トリル−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピラジン−2,8−ジアミン(“C72”)
【化98】
[この文献は図面を表示できません]
薄茶色固体、20.5mg(収率:7.9%)、HPLC純度:97.3%、Rt:5.32min、観測[M+H]447.0。
【0298】
−m−トリル−N−(3−トリフルオロメチル−フェニル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピラジン−2,8−ジアミン(“C73”)
【化99】
[この文献は図面を表示できません]
灰白色固体、39.52mg(収率:17.7%)、HPLC純度:95.7%、Rt:5.74min、観測[M+H]385.0。
【0299】
2,2−ジフルオロ−6−(2−フェニルアミノ−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピラジン−8−イルアミノ)−4H−ベンゾ[1,4]オキサジン−3−オン(“C74”)
【化100】
[この文献は図面を表示できません]
灰白色固体、20.1mg(収率:8.5%)、HPLC純度:94.8%、Rt:4.68min、観測[M+H]410.0。
【0300】
−(1−ベンジル−1H−インダゾール−6−イル)−N−フェニル−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピラジン−2,8−ジアミン(“C75”)
【化101】
[この文献は図面を表示できません]
薄茶色固体、11mg(収率:4.1%)、HPLC純度:98.5%、Rt:5.12min、観測[M+H]433.0。
【0301】
−フェニル−N−(3−トリフルオロメチル−フェニル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピラジン−2,8−ジアミン(“C76”)
【化102】
[この文献は図面を表示できません]
灰白色固体、40.94mg(収率:18%)、HPLC純度:99.3%、Rt:5.54min、観測[M+H]371.0。
【0302】
−[3−クロロ−4−(1−メチル−1H−イミダゾール−2−イルスルファニル)−フェニル]−N−(3,5−ジメチル−フェニル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピラジン−2,8−ジアミン(“C77”)
【化103】
[この文献は図面を表示できません]
灰白色固体、41.3mg(収率:28.2%)、HPLC純度:92.3%、Rt:6.64min、観測[M+H]477.0。
【0303】
−[3−クロロ−4−(1−メチル−1H−イミダゾール−2−イルスルファニル)−フェニル]−N−(3,5−ジメトキシ−フェニル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピラジン−2,8−ジアミン(“C78”)
【化104】
[この文献は図面を表示できません]
灰白色固体、11.8mg(収率:7.6%)、HPLC純度:94%、Rt:3.97min、観測[M+H]509.0。
【0304】
−[3−クロロ−4−(1−メチル−1H−イミダゾール−2−イルスルファニル)−フェニル]−N−m−トリル−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピラジン−2,8−ジアミン(“C79”)
【化105】
[この文献は図面を表示できません]
薄茶色固体、49.4mg(収率:27.8%)、HPLC純度:95.9%、Rt:6.38min、観測[M+H]463.0;
【数40】
[この文献は図面を表示できません]
【0305】
−[3−クロロ−4−(1−メチル−1H−イミダゾール−2−イルスルファニル)−フェニル]−N−フェニル−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピラジン−2,8−ジアミン(“C80”)
【化106】
[この文献は図面を表示できません]
灰白色固体、43mg(収率:25%)、HPLC純度:96.4%、Rt:3.78min、観測[M+H]449.0。
【0306】
−(1−ベンジル−1H−インダゾール−6−イル)−N−(3,5−ジメチル−フェニル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピラジン−2,8−ジアミン(“C81”)
【化107】
[この文献は図面を表示できません]
灰白色固体、47.09mg(収率:31.9%)、HPLC純度:98.4%、Rt:5.28min、観測[M+H]461.2、
【数41】
[この文献は図面を表示できません]
【0307】
−(1−ベンジル−1H−インダゾール−6−イル)−N−(3,5−ジメトキシ−フェニル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピラジン−2,8−ジアミン(“C82”)
【化108】
[この文献は図面を表示できません]
灰白色固体、54.16mg(収率:34.3%)、HPLC純度:96.3%、Rt:5.04min、観測[M+H]493.0。
【0308】
−(1−ベンジル−1H−インダゾール−6−イル)−N−(3−トリフルオロメチル−フェニル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピラジン−2,8−ジアミン(“C83”)
【化109】
[この文献は図面を表示できません]
灰白色固体、31.6mg(収率:19.7%)、HPLC純度:99.5%、Rt:5.7min、観測[M+H]501.0。
【0309】
−(1−ベンジル−1H−インダゾール−6−イル)−N−m−トリル−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピラジン−2,8−ジアミン(“C84”)
【化110】
[この文献は図面を表示できません]
灰白色固体、50.32mg(収率:35.2%)、HPLC純度:98.5%、Rt:5.06min、観測[M+H]447.0。
【0310】
−(1−ベンジル−1H−インダゾール−6−イル)−N−フェニル−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピラジン−2,8−ジアミン(“C85”)
【化111】
[この文献は図面を表示できません]
灰白色固体、20.51mg(収率:14.8%)、HPLC純度:96.9%、Rt:4.91min、観測[M+H]433.3。
【0311】
−(3,5−ジメチル−フェニル)−N−(3−トリフルオロメチル−フェニル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピラジン−2,8−ジアミン(“C86”)
【化112】
[この文献は図面を表示できません]
灰白色固体、46.2mg(収率:26.7%)、HPLC純度:97.5%、Rt:5.63min、観測[M+H]399.0;
【数42】
[この文献は図面を表示できません]
【0312】
−(3,5−ジメトキシ−フェニル)−N−(3−トリフルオロメチル−フェニル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピラジン−2,8−ジアミン(“C87”)
【化113】
[この文献は図面を表示できません]
灰白色固体、19.7mg(収率:13.2%)、HPLC純度:99.1%、Rt:5.43min、観測[M+H]431.0。
【0313】
−フェニル−N−(3−トリフルオロメチル−フェニル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピラジン−2,8−ジアミン(“C88”)
【化114】
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灰白色固体、69.1mg(収率:53.6%)、HPLC純度:99.3%、Rt:5.28min、観測[M+H]371.0。
【0314】
代わりに、以下の合成経路を適用することができる:
【化115】
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【0315】
1−(3−クロロ−ピラジン−2−イル)−3−アセトキシエチル−尿素
【化116】
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1g(7.7mmol)の3−クロロ−ピラジン−2−イルアミンを、40mlのDCMおよび20mlのTHFの混合物中に溶解する。その後、1ml(8.5mmol)のエトキシカルボニルチオイソシアナートを加える。得られる混合物を、HPLCでさらなる生成物の形成が検出不可能になるまで、46℃で14h撹拌する。精密な検査のため、反応混合物を真空濃縮する。粗生成物(1.95g、60%、黄色固体の)を、さらに精製せずに次の反応ステップで使用する;LCMS(方法C):質量の実測(M+H、261)、HPLC(方法D):Rt(min):2.73 面積%62(220nm);
【数43】
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【0316】
8−クロロ−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピラジン−2−イルアミン
【化117】
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1.6g(23.2mmol)のヒドロキシlアミン塩酸塩を、エタノールおよびメタノールの1:1混合物の20ml中に懸濁する。その後、2.4ml(13.9mmol)のDIPEAを加え、混合物を、外気温で1h撹拌する。このとき、反応懸濁物を、2g(4.6mmol、2%含有量)の1−(3−クロロ−ピラジン−2−イル)−3−アセトキシエチル−尿素に加え、2h再還流する。反応物を室温まで冷却し、ろ過し、水で洗浄する。生成物を、真空オーブン(60℃)中で乾燥した後、単離する(790mg、4.65mmol、100%);LCMS(方法C):質量の実測(M+H、170)、HPLC(方法D)Rt(min):2.14 面積%100(220nm);
【数44】
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【0317】
8−ピリジン−3−イル−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピラジン−2−イルアミン
【化118】
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100mg(0.6mmol)の8−クロロ−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピラジン−2−イルアミン、50mgの2−ジシクロヘキシルホスフィノ−2’,6’−ジメトキシビフェニル(0,2eq.、0.1mmol)、149mg(1.8mmol)の炭酸水素ナトリウム、3mlのエチレングリコールエーテルおよび1mlの脱イオン水を、ガラスバイアル中で混合する。86mg(0.72mmol、1,2eq.)のピリジン−3−ボロン酸を、分割して懸濁物に加える。カニューレの助けを借りて、懸濁液に数分間、窒素を泡立てる。その後、13mgの酢酸パラジウム(II)(0,1eq.、0.05mmol)を加え、バイアルをセプタムで閉じ、反応混合物を90℃まで加熱し、14h撹拌する。
【0318】
他に、43mgのピリジン−3−ボロン酸(0,6eq.)、50mgの2−ジシクロヘキシル−ホスフィノ−2’,6’−ジメトキシビフェニル(0,2eq.)および13mgの酢酸パラジウム(0,1eq.)を加え、反応物を再び90℃まで14h加熱する。反応物をセライトに通してろ過し、続いてエタノールで洗浄する。ろ過物を真空で濃縮する。得られる180mgの粗生成物を、Isolute HM−Nに吸収させ、シリカ60で精製する。所望の生成物を含む画分を合わせ、真空濃縮する。所望の生成物を、赤みを帯びた茶色の固体として前記のように、17%の収率で単離する(21mg、LCMS(方法:polar−TFA.M):質量の実測(M+H、213)、HPLC(方法D)Rt(min):2.08 面積%100(220nm);
【数45】
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【0319】
このタイプの化合物は、さらに類似の化合物を産生するために、ブッフバルトカップリング条件により前記の例“C1”〜“C59”で調製した化合物に類似した化合物に変換することができる。
ベンゾ[1,2,5]チアジアゾール−5−イル−(8−クロロ−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピラジン−2−イル)−アミン(“B10”)
【化119】
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100mg(0.6mmol)の8−ピリジン−3−イル−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピラジン−2−イルアミン、190mg(0.9mmol)の5−ブロモ−2,1,3−ベンゾチアジアゾール、68mg(0.1mmol)の9,9−ジメチル−4,5−ビス(ジフェニルホスフィノ)キサンテン、578mg(1.8mmol)の炭酸セシウムおよび34mgのビス(ジベンジリデンアセトン)パラジウムを、1mlのジオキサンに溶解し、90℃で14h撹拌する。HPLCおよびLC−MS分析によって、該生成物の形成が示される(LCMS(方法C):質量の実測(M+H、303)、HPLC(方法D)Rt(min):3.07。
【0320】
以下の化合物を、“C2”と類似して合成する。
(8−フェニル−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピラジン−2−イル)−(3,4,5−トリメトキシ−フェニル)−アミン(“C89”)
【化120】
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【0321】
(2−メチル−2H−ピラゾール−3−イル)−(8−フェニル−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピラジン−2−イル)−アミン(“C90”)
【化121】
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【0322】
(2,5−ジメチル−2H−ピラゾール−3−イル)−(8−フェニル−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピラジン−2−イル)−アミン(“C91”)
【化122】
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【0323】
(1−イソプロピル−5−メチル−1H−ピラゾール−3−イル)−(8−フェニル−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピラジン−2−イル)−アミン(“C92”)
【化123】
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【0324】
(2−メチル−1H−ベンズイミダゾール5−イル)−(8−フェニル−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピラジン−2−イル)−アミン(“C93”)
【化124】
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【0325】
ベンゾ[1,2,5]チアジアゾール−5−イル−(8−フェニル−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピラジン−2−イル)−アミン(“C94”)
【化125】
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【0326】
(1,5−ジメチル−1H−ピラゾール−3−イル)−(8−フェニル−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピラジン−2−イル)−アミン(“C95”)
【化126】
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【0327】
(1−メチル−1H−ピラゾール−3−イル)−(8−フェニル−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピラジン−2−イル)−アミン(“C96”)
【化127】
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【0328】
(1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)−(8−フェニル−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピラジン−2−イル)−アミン(“C97”)
【化128】
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【0329】
(1H−インダゾール−6−イル)−(8−フェニル−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピラジン−2−イル)−アミン(“C98”)
【化129】
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【0330】
(1H−インダゾール−5−イル)−(8−フェニル−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピラジン−2−イル)−アミン(“C99”)
【化130】
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【0331】
(1H−ベンズイミダゾール5−イル)−(8−フェニル−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピラジン−2−イル)−アミン(“C100”)
【化131】
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【0332】
ベンズオキサゾール−6−イル−(8−フェニル−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピラジン−2−イル)−アミン(“C101”)
【化132】
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【0333】
(1H−ベンゾトリアゾール−5−イル)−(8−フェニル−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピラジン−2−イル)−アミン(“C102”)
【化133】
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【0334】
(1−メチル−1H−インダゾール−6−イル)−(8−フェニル−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピラジン−2−イル)−アミン(“C103”)
【化134】
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【0335】
4−(8−フェニル−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピラジン−2−イルアミノ)−ベンズアミド(“C104”)
【化135】
[この文献は図面を表示できません]
【0336】
(1−メチル−1H−ベンゾイミダゾール−5−イル)−(8−フェニル−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピラジン−2−イル)−アミン(“C105”)
【化136】
[この文献は図面を表示できません]
【0337】
5−(8−フェニル−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピラジン−2−イルアミノ)−1,3−ジヒドロ−インドール−2−オン(“C106”)
【化137】
[この文献は図面を表示できません]
【0338】
{8−[3−(2−アミノ−エトキシ)−フェニル]−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピラジン−2−イル}−(3,5−ジメトキシ−フェニル)−アミン(“C107”)
【化138】
[この文献は図面を表示できません]
【0339】
3−[2−(3,5−ジメトキシ−フェニルアミノ)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピラジン−8−イル]−ベンズアミド(“C108”)
【化139】
[この文献は図面を表示できません]
【0340】
3−[2−(3,5−ジメトキシ−フェニルアミノ)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピラジン−8−イル]−N−(2−ジメチルアミノ−エチル)−ベンズアミド(“C109”)
【化140】
[この文献は図面を表示できません]
【0341】
(3,5−ジメトキシ−フェニル)−[8−(1H−ピラゾール−3−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピラジン−2−イル]−アミン(“C110”)
【化141】
[この文献は図面を表示できません]
【0342】
(3,5−ジメトキシ−フェニル)−[8−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピラジン−2−イル]−アミン(“C111”)
【化142】
[この文献は図面を表示できません]
【0343】
(3,5−ジメトキシ−フェニル)−[8−(1H−ピラゾール−4−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピラジン−2−イル]−アミン(“C112”)
【化143】
[この文献は図面を表示できません]
【0344】
{8−[3−(3−アミノ−プロポキシ)−フェニル]−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピラジン−2−イル}−(3,5−ジメトキシ−フェニル)−アミン(“C113”)
【化144】
[この文献は図面を表示できません]
【0345】
[8−(3−アミノメチル−フェニル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピラジン−2−イル]−(3,5−ジメトキシ−フェニル)−アミン(“C114”)
【化145】
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該化合物を、方法1に記載したように合成する。
HPLC純度(方法A):95%、RT3.23min、LCMS:(方法A)377.0(M+H)、RT.3.14min、95%;
【数46】
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【0346】
3−[2−(3,5−ジメトキシ−フェニルアミノ)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピラジン−8−イル]−フェノール(“C115”)
【化146】
[この文献は図面を表示できません]
【0347】
3−[2−(3,5−ジメトキシ−フェニルアミノ)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピラジン−8−イル]−N−(2−ヒドロキシ−1,1−ジメチル−エチル)−ベンズアミド(“C116”)
【化147】
[この文献は図面を表示できません]
【0348】
2−{4−[2−(3,5−ジメトキシ−フェニルアミノ)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピラジン−8−イル]−ピラゾール−1−イル}−アセトアミド(“C117”)
【化148】
[この文献は図面を表示できません]
【0349】
(3,5−ジメトキシ−フェニル)−(8−p−トリル−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピラジン−2−イル)−アミン(“C118”)
【化149】
[この文献は図面を表示できません]
【0350】
4−[2−(3,5−ジメトキシ−フェニルアミノ)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピラジン−8−イル]−フェノール(“C119”)
【化150】
[この文献は図面を表示できません]
【0351】
(3,5−ジメトキシ−フェニル)−[8−(4−メトキシ−フェニル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピラジン−2−イル]−アミン(“C120”)
【化151】
[この文献は図面を表示できません]
【0352】
3−[2−(3,5−ジメトキシ−フェニルアミノ)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピラジン−8−イル]−N−(3−ジメチルアミノ−プロピル)−ベンズアミド(“C121”)
【化152】
[この文献は図面を表示できません]
【0353】
(3,5−ジメトキシ−フェニル)−[8−(1H−インダゾール−4−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピラジン−2−イル]−アミン(“C122”)
【化153】
[この文献は図面を表示できません]
【0354】
(3,5−ジメトキシ−フェニル)−[8−(1H−インダゾール−5−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピラジン−2−イル]−アミン(“C123”)
【化154】
[この文献は図面を表示できません]
【0355】
(3,5−ジメトキシ−フェニル)−[8−(1H−インドール−3−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピラジン−2−イル]−アミン(“C124”)
【化155】
[この文献は図面を表示できません]
【0356】
{8−[3−(2−アミノ−エトキシ)−フェニル]−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピラジン−2−イル}−(3,5−ジメチル−フェニル)−アミン(“C125”)
【化156】
[この文献は図面を表示できません]
【0357】
3−[2−(3,5−ジメチル−フェニルアミノ)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピラジン−8−イル]−ベンズアミド(“C126”)
【化157】
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【0358】
N−(2−ジメチルアミノ−エチル)−3−[2−(3,5−ジメチル−フェニルアミノ)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピラジン−8−イル]−ベンズアミド(“C127”)
【化158】
[この文献は図面を表示できません]
【0359】
(3,5−ジメチル−フェニル)−[8−(1H−ピラゾール−3−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピラジン−2−イル]−アミン(“C128”)
【化159】
[この文献は図面を表示できません]
【0360】
(3,5−ジメチル−フェニル)−[8−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピラジン−2−イル]−アミン(“C129”)
【化160】
[この文献は図面を表示できません]
【0361】
(3,5−ジメチル−フェニル)−[8−(1H−ピラゾール−4−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピラジン−2−イル]−アミン(“C130”)
【化161】
[この文献は図面を表示できません]
【0362】
{8−[3−(3−アミノ−プロポキシ)−フェニル]−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピラジン−2−イル}−(3,5−ジメチル−フェニル)−アミン(“C131”)
【化162】
[この文献は図面を表示できません]
【0363】
[8−(3−アミノメチル−フェニル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピラジン−2−イル]−(3,5−ジメチル−フェニル)−アミン(“C132”)
【化163】
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【0364】
3−[2−(3,5−ジメチル−フェニルアミノ)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピラジン−8−イル]−フェノール(“C133”)
【化164】
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【0365】
3−[2−(3,5−ジメチル−フェニルアミノ)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピラジン−8−イル]−N−(2−ヒドロキシ−1,1−ジメチル−エチル)−ベンズアミド(“C134”)
【化165】
[この文献は図面を表示できません]
【0366】
2−{4−[2−(3,5−ジメチル−フェニルアミノ)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピラジン−8−イル]−ピラゾール−1−イル}−アセトアミド(“C135”)
【化166】
[この文献は図面を表示できません]
【0367】
(3,5−ジメチル−フェニル)−(8−p−トリル−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピラジン−2−イル)−アミン(“C136”)
【化167】
[この文献は図面を表示できません]
【0368】
4−[2−(3,5−ジメチル−フェニルアミノ)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピラジン−8−イル]−フェノール(“C137”)
【化168】
[この文献は図面を表示できません]
【0369】
(3,5−ジメチル−フェニル)−[8−(4−メトキシ−フェニル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピラジン−2−イル]−アミン(“C138”)
【化169】
[この文献は図面を表示できません]
【0370】
N−(3−ジメチルアミノ−プロピル)−3−[2−(3,5−ジメチル−フェニルアミノ)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピラジン−8−イル]−ベンズアミド(“C139”)
【化170】
[この文献は図面を表示できません]
【0371】
(3,5−ジメチル−フェニル)−[8−(1H−インダゾール−4−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピラジン−2−イル]−アミン(“C140”)
【化171】
[この文献は図面を表示できません]
【0372】
(3,5−ジメチル−フェニル)−[8−(1H−インダゾール−5−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピラジン−2−イル]−アミン(“C141”)
【化172】
[この文献は図面を表示できません]
【0373】
(3,5−ジメチル−フェニル)−[8−(1H−インドール−3−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピラジン−2−イル]−アミン(“C142”)
【化173】
[この文献は図面を表示できません]
【0374】
(3−クロロ−4−メトキシ−フェニル)−(8−ピリジン−3−イル−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピラジン−2−イル)−アミン(“C143”)
【化174】
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【0375】
(3−クロロ−4−メトキシ−フェニル)−(8−チアゾール−5−イル−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピラジン−2−イル)−アミン(“C144”)
【化175】
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【0376】
(3−クロロ−4−メトキシ−フェニル)−(8−ピリミジン−5−イル−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピラジン−2−イル)−アミン(“C145”)
【化176】
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【0377】
[8−(6−アミノ−ピリジン−3−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピラジン−2−イル]−(3−クロロ−4−メトキシ−フェニル)−アミン(“C146”)
【化177】
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【0378】
5−[2−(3−クロロ−4−メトキシ−フェニルアミノ)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピラジン−8−イル]−ピリジン−2−カルボニトリル(“C147”)
【化178】
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【0379】
5−[2−(3−クロロ−4−メトキシ−フェニルアミノ)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピラジン−8−イル]−ニコチノニトリル(“C148”)
【化179】
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【0380】
(3−クロロ−4−メトキシ−フェニル)−[8−(6−ジメチルアミノ−ピリジン−3−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピラジン−2−イル]−アミン(“C149”)
【化180】
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【0381】
5−[2−(3−クロロ−4−メトキシ−フェニルアミノ)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピラジン−8−イル]−ピリジン−2−オール(“C150”)
【化181】
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【0382】
(3−クロロ−4−メトキシ−フェニル)−[8−(4−メチル−3,4−ジヒドロ−2H−ピリド[3,2−b][1,4]オキサジン−7−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピラジン−2−イル]−アミン(“C151”)
【化182】
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【0383】
(3−クロロ−4−メトキシ−フェニル)−[8−(6−メトキシ−ピリジン−3−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピラジン−2−イル]−アミン(“C152”)
【化183】
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【0384】
(3−クロロ−4−メトキシ−フェニル)−[8−(5−メタンスルホニル−ピリジン−3−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピラジン−2−イル]−アミン(“C153”)
【化184】
[この文献は図面を表示できません]
【0385】
(4−メトキシ−フェニル)−(8−ピリジン−3−イル−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピラジン−2−イル)−アミン(“C154”)
【化185】
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【0386】
(4−メトキシ−フェニル)−(8−チアゾール−5−イル−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピラジン−2−イル)−アミン(“C155”)
【化186】
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【0387】
(4−メトキシ−フェニル)−(8−ピリミジン−5−イル−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピラジン−2−イル)−アミン(“C156”)
【化187】
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【0388】
[8−(6−アミノ−ピリジン−3−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピラジン−2−イル]−(4−メトキシ−フェニル)−アミン(“C157”)
【化188】
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【0389】
5−[2−(4−メトキシ−フェニルアミノ)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピラジン−8−イル]−ピリジン−2−カルボニトリル(“C158”)
【化189】
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【0390】
5−[2−(4−メトキシ−フェニルアミノ)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピラジン−8−イル]−ニコチノニトリル(“C159”)
【化190】
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【0391】
[8−(6−ジメチルアミノ−ピリジン−3−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピラジン−2−イル]−(4−メトキシ−フェニル)−アミン(“C160”)
【化191】
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【0392】
5−[2−(4−メトキシ−フェニルアミノ)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピラジン−8−イル]−ピリジン−2−オール(“C161”)
【化192】
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【0393】
(4−メトキシ−フェニル)−[8−(4−メチル−3,4−ジヒドロ−2H−ピリド[3,2−b][1,4]オキサジン−7−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピラジン−2−イル]−アミン(“C162”)
【化193】
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【0394】
(4−メトキシ−フェニル)−[8−(6−メトキシ−ピリジン−3−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピラジン−2−イル]−アミン(“C163”)
【化194】
[この文献は図面を表示できません]
【0395】
[8−(5−メタンスルホニル−ピリジン−3−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピラジン−2−イル]−(4−メトキシ−フェニル)−アミン(“C164”)
【化195】
[この文献は図面を表示できません]
【0396】
(3,4−ジメトキシ−フェニル)−(8−ピリジン−3−イル−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピラジン−2−イル)−アミン(“C165”)
【化196】
[この文献は図面を表示できません]
【0397】
(3,4−ジメトキシ−フェニル)−(8−チアゾール−5−イル−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピラジン−2−イル)−アミン(“C166”)
【化197】
[この文献は図面を表示できません]
【0398】
(3,4−ジメトキシ−フェニル)−(8−ピリミジン−5−イル−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピラジン−2−イル)−アミン(“C167”)
【化198】
[この文献は図面を表示できません]
【0399】
[8−(6−アミノ−ピリジン−3−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピラジン−2−イル]−(3,4−ジメトキシ−フェニル)−アミン(“C168”)
【化199】
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【0400】
5−[2−(3,4−ジメトキシ−フェニルアミノ)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピラジン−8−イル]−ピリジン−2−カルボニトリル(“C169”)
【化200】
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【0401】
5−[2−(3,4−ジメトキシ−フェニルアミノ)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピラジン−8−イル]−ニコチノニトリル(“C170”)
【化201】
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【0402】
(3,4−ジメトキシ−フェニル)−[8−(6−ジメチルアミノ−ピリジン−3−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピラジン−2−イル]−アミン(“C171”)
【化202】
[この文献は図面を表示できません]
【0403】
5−[2−(3,4−ジメトキシ−フェニルアミノ)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピラジン−8−イル]−ピリジン−2−オール(“C172”)
【化203】
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【0404】
(3,4−ジメトキシ−フェニル)−[8−(4−メチル−3,4−ジヒドロ−2H−ピリド[3,2−b][1,4]オキサジン−7−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピラジン−2−イル]−アミン(“C173”)
【化204】
[この文献は図面を表示できません]
【0405】
(3,4−ジメトキシ−フェニル)−[8−(6−メトキシ−ピリジン−3−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピラジン−2−イル]−アミン(“C174”)
【化205】
[この文献は図面を表示できません]
【0406】
(3,4−ジメトキシ−フェニル)−[8−(5−メタンスルホニル−ピリジン−3−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピラジン−2−イル]−アミン(“C175”)
【化206】
[この文献は図面を表示できません]
【0407】
(4−クロロ−フェニル)−(8−ピリジン−3−イル−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピラジン−2−イル)−アミン(“C176”)
【化207】
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【0408】
(4−クロロ−フェニル)−(8−チアゾール−5−イル−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピラジン−2−イル)−アミン(“C177”)
【化208】
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【0409】
(4−クロロ−フェニル)−(8−ピリミジン−5−イル−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピラジン−2−イル)−アミン(“C178”)
【化209】
[この文献は図面を表示できません]
【0410】
[8−(6−アミノ−ピリジン−3−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピラジン−2−イル]−(4−クロロ−フェニル)−アミン(“C179”)
【化210】
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【0411】
5−[2−(4−クロロ−フェニルアミノ)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピラジン−8−イル]−ピリジン−2−カルボニトリル(“C180”)
【化211】
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【0412】
5−[2−(4−クロロ−フェニルアミノ)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピラジン−8−イル]−ニコチノニトリル(“C181”)
【化212】
[この文献は図面を表示できません]
【0413】
(4−クロロ−フェニル)−[8−(6−ジメチルアミノ−ピリジン−3−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピラジン−2−イル]−アミン(“C182”)
【化213】
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【0414】
5−[2−(4−クロロ−フェニルアミノ)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピラジン−8−イル]−ピリジン−2−オール(“C183”)
【化214】
[この文献は図面を表示できません]
【0415】
(4−クロロ−フェニル)−[8−(4−メチル−3,4−ジヒドロ−2H−ピリド[3,2−b][1,4]オキサジン−7−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピラジン−2−イル]−アミン(“C184”)
【化215】
[この文献は図面を表示できません]
【0416】
(4−クロロ−フェニル)−[8−(6−メトキシ−ピリジン−3−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピラジン−2−イル]−アミン(“C185”)
【化216】
[この文献は図面を表示できません]
【0417】
(4−クロロ−フェニル)−[8−(5−メタンスルホニル−ピリジン−3−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピラジン−2−イル]−アミン(“C186”)
【化217】
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【0418】
ベンゾ[1,2,5]チアジアゾール−5−イル−(8−ピリジン−3−イル−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピラジン−2−イル)−アミン(“C187”)
【0419】
【化218】
[この文献は図面を表示できません]
【0420】
ベンゾ[1,2,5]チアジアゾール−5−イル−(8−チアゾール−5−イル−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピラジン−2−イル)−アミン(“C188”)
【化219】
[この文献は図面を表示できません]
【0421】
ベンゾ[1,2,5]チアジアゾール−5−イル−(8−ピリミジン−5−イル−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピラジン−2−イル)−アミン(“C189”)
【化220】
[この文献は図面を表示できません]
【0422】
[8−(6−アミノ−ピリジン−3−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピラジン−2−イル]−ベンゾ[1,2,5]チアジアゾール−5−イル−アミン(“C190”)
【化221】
[この文献は図面を表示できません]
【0423】
5−[2−(ベンゾ[1,2,5]チアジアゾール−5−イルアミノ)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピラジン−8−イル]−ピリジン−2−カルボニトリル(“C191”)
【化222】
[この文献は図面を表示できません]
【0424】
5−[2−(ベンゾ[1,2,5]チアジアゾール−5−イルアミノ)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピラジン−8−イル]−ニコチノニトリル(“C192”)
【化223】
[この文献は図面を表示できません]
【0425】
ベンゾ[1,2,5]チアジアゾール−5−イル−[8−(6−ジメチルアミノ−ピリジン−3−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピラジン−2−イル]−アミン(“C193”)
【化224】
[この文献は図面を表示できません]
【0426】
5−[2−(ベンゾ[1,2,5]チアジアゾール−5−イルアミノ)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピラジン−8−イル]−ピリジン−2−オール(“C194”)
【化225】
[この文献は図面を表示できません]
【0427】
ベンゾ[1,2,5]チアジアゾール−5−イル−[8−(4−メチル−3,4−ジヒドロ−2H−ピリド[3,2−b][1,4]オキサジン−7−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピラジン−2−イル]−アミン(“C195”)
【化226】
[この文献は図面を表示できません]
【0428】
ベンゾ[1,2,5]チアジアゾール−5−イル−[8−(6−メトキシ−ピリジン−3−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピラジン−2−イル]−アミン(“C196”)
【化227】
[この文献は図面を表示できません]
【0429】
ベンゾ[1,2,5]チアジアゾール−5−イル−[8−(5−メタンスルホニル−ピリジン−3−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピラジン−2−イル]−アミン(“C197”)
【化228】
[この文献は図面を表示できません]
【0430】
(3,5−ジメトキシ−フェニル)−(8−チアゾール−5−イル−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピラジン−2−イル)−アミン(“C198”)
【化229】
[この文献は図面を表示できません]
【0431】
(3,5−ジメトキシ−フェニル)−(8−ピリミジン−5−イル−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピラジン−2−イル)−アミン(“C199”)
【化230】
[この文献は図面を表示できません]
【0432】
[8−(6−アミノ−ピリジン−3−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピラジン−2−イル]−(3,5−ジメトキシ−フェニル)−アミン(“C200”)
【化231】
[この文献は図面を表示できません]
【0433】
5−[2−(3,5−ジメトキシ−フェニルアミノ)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピラジン−8−イル]−ピリジン−2−カルボニトリル(“C201”)
【化232】
[この文献は図面を表示できません]
【0434】
5−[2−(3,5−ジメトキシ−フェニルアミノ)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピラジン−8−イル]−ニコチノニトリル(“C202”)
【化233】
[この文献は図面を表示できません]
【0435】
(3,5−ジメトキシ−フェニル)−[8−(6−ジメチルアミノ−ピリジン−3−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピラジン−2−イル]−アミン(“C203”)
【化234】
[この文献は図面を表示できません]
【0436】
5−[2−(3,5−ジメトキシ−フェニルアミノ)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピラジン−8−イル]−ピリジン−2−オール(“C204”)
【化235】
[この文献は図面を表示できません]
【0437】
(3,5−ジメトキシ−フェニル)−[8−(4−メチル−3,4−ジヒドロ−2H−ピリド[3,2−b][1,4]オキサジン−7−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピラジン−2−イル]−アミン(“C205”)
【化236】
[この文献は図面を表示できません]
【0438】
(3,5−ジメトキシ−フェニル)−[8−(6−メトキシ−ピリジン−3−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピラジン−2−イル]−アミン(“C206”)
【化237】
[この文献は図面を表示できません]
【0439】
(3,5−ジメトキシ−フェニル)−[8−(5−メタンスルホニル−ピリジン−3−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピラジン−2−イル]−アミン(“C207”)
【化238】
[この文献は図面を表示できません]
【0440】
(8−ピリジン−3−イル−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピラジン−2−イル)−(4−トリフルオロメトキシ−フェニル)−アミン(“C208”)
【化239】
[この文献は図面を表示できません]
【0441】
(8−チアゾール−5−イル−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピラジン−2−イル)−(4−トリフルオロメトキシ−フェニル)−アミン(“C209”)
【化240】
[この文献は図面を表示できません]
【0442】
(8−ピリミジン−5−イル−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピラジン−2−イル)−(4−トリフルオロメトキシ−フェニル)−アミン(“C210”)
【化241】
[この文献は図面を表示できません]
【0443】
[8−(6−アミノ−ピリジン−3−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピラジン−2−イル]−(4−トリフルオロメトキシ−フェニル)−アミン(“C211”)
【化242】
[この文献は図面を表示できません]
【0444】
5−[2−(4−トリフルオロメトキシ−フェニルアミノ)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピラジン−8−イル]−ピリジン−2−カルボニトリル(“C212”)
【化243】
[この文献は図面を表示できません]
【0445】
5−[2−(4−トリフルオロメトキシ−フェニルアミノ)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピラジン−8−イル]−ニコチノニトリル(“C213”)
【化244】
[この文献は図面を表示できません]
【0446】
[8−(6−ジメチルアミノ−ピリジン−3−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピラジン−2−イル]−(4−トリフルオロメトキシ−フェニル)−アミン(“C214”)
【化245】
[この文献は図面を表示できません]
【0447】
5−[2−(4−トリフルオロメトキシ−フェニルアミノ)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピラジン−8−イル]−ピリジン−2−オール(“C215”)
【化246】
[この文献は図面を表示できません]
【0448】
[8−(4−メチル−3,4−ジヒドロ−2H−ピリド[3,2−b][1,4]オキサジン−7−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピラジン−2−イル]−(4−トリフルオロメトキシ−フェニル)−アミン(“C216”)
【化247】
[この文献は図面を表示できません]
【0449】
[8−(6−メトキシ−ピリジン−3−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピラジン−2−イル]−(4−トリフルオロメトキシ−フェニル)−アミン(“C217”)
【化248】
[この文献は図面を表示できません]
【0450】
[8−(5−メタンスルホニル−ピリジン−3−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピラジン−2−イル]−(4−トリフルオロメトキシ−フェニル)−アミン(“C218”)
【化249】
[この文献は図面を表示できません]
【0451】
(4−ジフルオロメトキシ−フェニル)−(8−ピリジン−3−イル−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピラジン−2−イル)−アミン(“C219”)
【化250】
[この文献は図面を表示できません]
【0452】
(4−ジフルオロメトキシ−フェニル)−(8−チアゾール−5−イル−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピラジン−2−イル)−アミン(“C220”)
【化251】
[この文献は図面を表示できません]
【0453】
(4−ジフルオロメトキシ−フェニル)−(8−ピリミジン−5−イル−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピラジン−2−イル)−アミン(“C221”)
【化252】
[この文献は図面を表示できません]
【0454】
[8−(6−アミノ−ピリジン−3−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピラジン−2−イル]−(4−ジフルオロメトキシ−フェニル)−アミン(“C222”)
【化253】
[この文献は図面を表示できません]
【0455】
5−[2−(4−ジフルオロメトキシ−フェニルアミノ)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピラジン−8−イル]−ピリジン−2−カルボニトリル(“C223”)
【化254】
[この文献は図面を表示できません]
【0456】
5−[2−(4−ジフルオロメトキシ−フェニルアミノ)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピラジン−8−イル]−ニコチノニトリル(“C224”)
【化255】
[この文献は図面を表示できません]
【0457】
(4−ジフルオロメトキシ−フェニル)−[8−(6−ジメチルアミノ−ピリジン−3−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピラジン−2−イル]−アミン(“C225”)
【化256】
[この文献は図面を表示できません]
【0458】
5−[2−(4−ジフルオロメトキシ−フェニルアミノ)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピラジン−8−イル]−ピリジン−2−オール(“C226”)
【化257】
[この文献は図面を表示できません]
【0459】
(4−ジフルオロメトキシ−フェニル)−[8−(4−メチル−3,4−ジヒドロ−2H−ピリド[3,2−b][1,4]オキサジン−7−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピラジン−2−イル]−アミン(“C227”)
【化258】
[この文献は図面を表示できません]
【0460】
(4−ジフルオロメトキシ−フェニル)−[8−(6−メトキシ−ピリジン−3−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピラジン−2−イル]−アミン(“C228”)
【化259】
[この文献は図面を表示できません]
【0461】
(4−ジフルオロメトキシ−フェニル)−[8−(5−メタンスルホニル−ピリジン−3−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピラジン−2−イル]−アミン(“C229”)
【化260】
[この文献は図面を表示できません]
【0462】
(4−エトキシ−フェニル)−(8−ピリジン−3−イル−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピラジン−2−イル)−アミン(“C230”)
【化261】
[この文献は図面を表示できません]
【0463】
(4−エトキシ−フェニル)−(8−チアゾール−5−イル−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピラジン−2−イル)−アミン(“C231”)
【化262】
[この文献は図面を表示できません]
【0464】
(4−エトキシ−フェニル)−(8−ピリミジン−5−イル−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピラジン−2−イル)−アミン(“C232”)
【化263】
[この文献は図面を表示できません]
【0465】
[8−(6−アミノ−ピリジン−3−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピラジン−2−イル]−(4−エトキシ−フェニル)−アミン(“C233”)
【化264】
[この文献は図面を表示できません]
【0466】
5−[2−(4−エトキシ−フェニルアミノ)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピラジン−8−イル]−ピリジン−2−カルボニトリル(“C234”)
【化265】
[この文献は図面を表示できません]
【0467】
5−[2−(4−エトキシ−フェニルアミノ)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピラジン−8−イル]−ニコチノニトリル(“C235”)
【化266】
[この文献は図面を表示できません]
【0468】
[8−(6−ジメチルアミノ−ピリジン−3−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピラジン−2−イル]−(4−エトキシ−フェニル)−アミン(“C236”)
【化267】
[この文献は図面を表示できません]
【0469】
5−[2−(4−エトキシ−フェニルアミノ)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピラジン−8−イル]−ピリジン−2−オール(“C237”)
【化268】
[この文献は図面を表示できません]
【0470】
(4−エトキシ−フェニル)−[8−(4−メチル−3,4−ジヒドロ−2H−ピリド[3,2−b][1,4]オキサジン−7−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピラジン−2−イル]−アミン(“C238”)
【化269】
[この文献は図面を表示できません]
【0471】
(4−エトキシ−フェニル)−[8−(6−メトキシ−ピリジン−3−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピラジン−2−イル]−アミン(“C239”)
【化270】
[この文献は図面を表示できません]
【0472】
(4−エトキシ−フェニル)−[8−(5−メタンスルホニル−ピリジン−3−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピラジン−2−イル]−アミン(“C240”)
【化271】
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【0473】
[4−(8−ピリジン−3−イル−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピラジン−2−イルアミノ)−フェニル]−メタノール(“C241”)
【化272】
[この文献は図面を表示できません]
【0474】
[4−(8−チアゾール−5−イル−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピラジン−2−イルアミノ)−フェニル]−メタノール(“C242”)
【化273】
[この文献は図面を表示できません]
【0475】
[4−(8−ピリミジン−5−イル−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピラジン−2−イルアミノ)−フェニル]−メタノール(“C243”)
【化274】
[この文献は図面を表示できません]
【0476】
{4−[8−(6−アミノ−ピリジン−3−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピラジン−2−イルアミノ]−フェニル}−メタノール(“C244”)
【化275】
[この文献は図面を表示できません]
【0477】
5−[2−(4−ヒドロキシメチル−フェニルアミノ)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピラジン−8−イル]−ピリジン−2−カルボニトリル(“C245”)
【化276】
[この文献は図面を表示できません]
【0478】
5−[2−(4−ヒドロキシメチル−フェニルアミノ)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピラジン−8−イル]−ニコチノニトリル(“C246”)
【化277】
[この文献は図面を表示できません]
【0479】
{4−[8−(6−ジメチルアミノ−ピリジン−3−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピラジン−2−イルアミノ]−フェニル}−メタノール(“C247”)
【化278】
[この文献は図面を表示できません]
【0480】
5−[2−(4−ヒドロキシメチル−フェニルアミノ)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピラジン−8−イル]−ピリジン−2−オール(“C248”)
【化279】
[この文献は図面を表示できません]
【0481】
{4−[8−(4−メチル−3,4−ジヒドロ−2H−ピリド[3,2−b][1,4]オキサジン−7−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピラジン−2−イルアミノ]−フェニル}−メタノール(“C249”)
【化280】
[この文献は図面を表示できません]
【0482】
{4−[8−(6−メトキシ−ピリジン−3−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピラジン−2−イルアミノ]−フェニル}−メタノール(“C250”)
【化281】
[この文献は図面を表示できません]
【0483】
{4−[8−(5−メタンスルホニル−ピリジン−3−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピラジン−2−イルアミノ]−フェニル}−メタノール(“C251”)
【化282】
[この文献は図面を表示できません]
【0484】
[8−(3−アミノメチル−フェニル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピラジン−2−イル]−(3,5−ジメトキシ−フェニル)−アミン(“C252”)
【化283】
[この文献は図面を表示できません]
【0485】
[8−(3−アミノメチル−フェニル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピラジン−2−イル]−(4−モルホリン−4−イル−フェニル)−アミン(“C253”)
【化284】
[この文献は図面を表示できません]
該化合物を、方法2に記載されているように合成する。
HPLC純度(方法A):96%、RT2.13min、(Max)、93.80%(254nm);
LCMS:(方法A)402.0(M+H)、RT.2.02min;
【数47】
[この文献は図面を表示できません]
【0486】
[8−(3−アミノメチル−フェニル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピラジン−2−イル]−(6−メトキシ−ピリジン−3−イル)−アミン(“C254”)
【化285】
[この文献は図面を表示できません]
該化合物を、方法2に記載されているように合成する。
HPLC純度(方法A):98%RT2.34min;LCMS:(方法A)348.0(M+H)、RT.2.26min;
【数48】
[この文献は図面を表示できません]
【0487】
5−[8−(3−アミノメチル−フェニル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピラジン−2−イルアミノ]−1,3−ジヒドロ−インドール−2−オン(“C255”)
【化286】
[この文献は図面を表示できません]
【0488】
2−{4−[2−(3,5−ジメトキシ−フェニルアミノ)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピラジン−8−イル]−フェニル}−2−メチル−プロピオニトリル(“C256”)
【化287】
[この文献は図面を表示できません]
該化合物を、方法2に記載されているように合成する。
HPLC純度(方法A):96%RT5.10min;LCMS:(方法A)415.3(M+H)、RT.4.87min;
【数49】
[この文献は図面を表示できません]
【0489】
2−メチル−2−{4−[2−(4−モルホリン−4−イル−フェニルアミノ)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピラジン−8−イル]−フェニル}−プロピオニトリル(“C257”)
【化288】
[この文献は図面を表示できません]
該化合物を、方法2に記載されているように合成する。
HPLC純度(方法A):99%、RT3.69min、LCMS:(方法A)440.0(M+H)、RT.3.67min;
【数50】
[この文献は図面を表示できません]
【0490】
2−{4−[2−(6−メトキシ−ピリジン−3−イルアミノ)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピラジン−8−イル]−フェニル}−2−メチル−プロピオニトリル(“C258”)
【化289】
[この文献は図面を表示できません]
該化合物を、方法2に記載されているように合成する。
HPLC純度(方法A):98%、RT4.06min;LCMS:(方法A)386.0(M+H)、RT.4.06min;
【数51】
[この文献は図面を表示できません]
【0491】
2−メチル−2−{4−[2−(2−オキソ−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−5−イルアミノ)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピラジン−8−イル]−フェニル}−プロピオニトリル(“C259”)
【化290】
[この文献は図面を表示できません]
【0492】
(3,5−ジメトキシ−フェニル)−(8−キノリン−3−イル−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピラジン−2−イル)−アミン(“C260”)
【化291】
[この文献は図面を表示できません]
該化合物を、方法2に記載されているように合成する。
HPLC純度(方法A):98%、RT3.74min;LCMS:(方法A)399.2(M+H)、RT.3.71min;
【数52】
[この文献は図面を表示できません]
【0493】
(3,5−ジメトキシ−フェニル)−(8−キノリン−3−イル−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピラジン−2−イル)−アミン(“C261”)
【化292】
[この文献は図面を表示できません]
該化合物を、方法2に記載されているように合成する。
HPLC純度(方法A):100%、RT2.54min、LCMS:(方法A)424.3(M+H)、RT.2.43min;
【数53】
[この文献は図面を表示できません]
【0494】
(6−メトキシ−ピリジン−3−イル)−(8−キノリン−3−イル−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピラジン−2−イル)−アミン(“C262”)
【化293】
[この文献は図面を表示できません]
該化合物を、方法2に記載されているように合成する。
HPLC純度(方法A):100%、RT2.78min、LCMS:(方法A)370.0(M+H)、RT.2.68min;
【数54】
[この文献は図面を表示できません]
【0495】
5−(8−キノリン−3−イル−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピラジン−2−イルアミノ)−1,3−ジヒドロ−インドール−2−オン(“C263”)
【化294】
[この文献は図面を表示できません]
該化合物を、方法2に記載されているように合成する。
HPLC純度(方法A):95%、RT2.61min;LCMS:(方法A)394.0(M+H)、RT.2.55min、93.71%(Max)、95.02%(254nm);
【数55】
[この文献は図面を表示できません]
【0496】
(3,5−ジメトキシ−フェニル)−(8−キノリン−7−イル−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピラジン−2−イル)−アミン(“C264”)
【化295】
[この文献は図面を表示できません]
該化合物を、方法2に記載されているように合成する。
HPLC純度(方法A):98%、RT3.44min、LCMS:(方法A)399.2(M+H)、RT.3.45min;
【数56】
[この文献は図面を表示できません]
【0497】
(4−モルホリン−4−イル−フェニル)−(8−キノリン−7−イル−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピラジン−2−イル)−アミン(“C265”)
【化296】
[この文献は図面を表示できません]
該化合物を、方法2に記載されているように合成する。
HPLC純度(方法A):99%、RT2.34min;LCMS:(方法A)424.0(M+H)、RT.2.34min;
【数57】
[この文献は図面を表示できません]
【0498】
(6−メトキシ−ピリジン−3−イル)−(8−キノリン−7−イル−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピラジン−2−イル)−アミン(“C266”)
【化297】
[この文献は図面を表示できません]
該化合物を、方法2に記載されているように合成する。
HPLC純度(方法A):98%、RT2.63min、LCMS:(方法A)370.0(M+H)、RT.2.61min;
【数58】
[この文献は図面を表示できません]
【0499】
5−(8−キノリン−7−イル−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピラジン−2−イルアミノ)−1,3−ジヒドロ−インドール−2−オン(“C267”)
【化298】
[この文献は図面を表示できません]
該化合物を、方法2に記載されているように合成する。
HPLC純度(方法A):98%、RT2.47min、LCMS:(方法A)394.0(M+H)、RT.2.33 min;
【数59】
[この文献は図面を表示できません]
【0500】
3−[2−(3,5−ジメトキシ−フェニルアミノ)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピラジン−8−イル]−フェノール(“C268”)
【化299】
[この文献は図面を表示できません]
該化合物を、方法2に記載されているように合成する。
HPLC純度(方法A):99%、RT4.13min;LCMS:(方法A)364.0(M+H)、RT.4.03min;
【数60】
[この文献は図面を表示できません]
【0501】
3−[2−(4−モルホリン−4−イル−フェニルアミノ)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピラジン−8−イル]−フェノール(“C269”)
【化300】
[この文献は図面を表示できません]
該化合物を、方法2に記載されているように合成する。
HPLC純度(方法A):94%、RT2.68min、LCMS:(方法A)389.0(M+H)、RT.2.66min;
【数61】
[この文献は図面を表示できません]
【0502】
3−[2−(6−メトキシ−ピリジン−3−イルアミノ)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピラジン−8−イル]−フェノール(“C270”)
【化301】
[この文献は図面を表示できません]
該化合物を、方法2に記載されているように合成する。
HPLC純度(方法A):98%、RT2.95min、LCMS:(方法A)335.0(M+H)、RT.2.91min;
【数62】
[この文献は図面を表示できません]
【0503】
5−[8−(3−ヒドロキシ−フェニル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピラジン−2−イルアミノ]−1,3−ジヒドロ−インドール−2−オン(“C271”)
【化302】
[この文献は図面を表示できません]
【0504】
N−{3−[2−(3,5−ジメトキシ−フェニルアミノ)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピラジン−8−イル]−フェニル}−メタンスルホンアミド(“C272”)
【化303】
[この文献は図面を表示できません]
該化合物を、方法2に記載されているように合成する。
HPLC純度(方法A):95%、RT4.14min、LCMS:(方法A)441.0(M+H)、RT.4.11min;
【数63】
[この文献は図面を表示できません]
【0505】
N−{3−[2−(4−モルホリン−4−イル−フェニルアミノ)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピラジン−8−イル]−フェニル}−メタンスルホンアミド(“C273”)
【化304】
[この文献は図面を表示できません]
該化合物を、方法2に記載されているように合成する。
HPLC純度(方法A):97%、RT2.83min、LCMS:(方法A)466.3(M+H)、RT.2.68min;
【数64】
[この文献は図面を表示できません]
【0506】
N−{3−[2−(6−メトキシ−ピリジン−3−イルアミノ)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピラジン−8−イル]−フェニル}−メタンスルホンアミド(“C274”)
【化305】
[この文献は図面を表示できません]
該化合物を、方法2に記載されているように合成する。
HPLC純度(方法A):98%、RT3.06min;LCMS:(方法A)412.0(M+H)、RT.3.03min;
【数65】
[この文献は図面を表示できません]
【0507】
N−{3−[2−(2−オキソ−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−5−イルアミノ)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピラジン−8−イル]−フェニル}−メタンスルホンアミド(“C275”)
【化306】
[この文献は図面を表示できません]
【0508】
3−[2−(3,5−ジメトキシ−フェニルアミノ)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピラジン−8−イル]−ベンズアミド(“C276”)
【化307】
[この文献は図面を表示できません]
該化合物を、方法2に記載されているように合成する。
HPLC純度(方法A):98%、RT3.68min;LCMS:(方法A)391.3(M+H)、RT.3.53min;
【数66】
[この文献は図面を表示できません]
【0509】
3−[2−(4−モルホリン−4−イル−フェニルアミノ)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピラジン−8−イル]−ベンズアミド(“C277”)
【化308】
[この文献は図面を表示できません]
該化合物を、方法2に記載されているように合成する。
HPLC純度(方法A):98%、RT2.45min;LCMS:(方法A)416.0(M+H)、RT.2.43min;
【数67】
[この文献は図面を表示できません]
【0510】
3−[2−(6−メトキシ−ピリジン−3−イルアミノ)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピラジン−8−イル]−ベンズアミド(“C278”)
【化309】
[この文献は図面を表示できません]
該化合物を、方法2に記載されているように合成する。
HPLC純度(方法A):98%、RT2.57min;LCMS:(方法A)362.0(M+H)、RT.2.45min;
【数68】
[この文献は図面を表示できません]
【0511】
3−[2−(2−オキソ−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−5−イルアミノ)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピラジン−8−イル]−ベンズアミド(“C279”)
【化310】
[この文献は図面を表示できません]
【0512】
4−[2−(3,5−ジメトキシ−フェニルアミノ)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピラジン−8−イル]−ベンズアミド(“C280”)
【化311】
[この文献は図面を表示できません]
該化合物を、方法2に記載されているように合成する。
HPLC純度(方法A):96%、RT3.60min、LCMS:(方法A)391.3(M+H)、RT.3.47min;
【数69】
[この文献は図面を表示できません]
【0513】
4−[2−(4−モルホリン−4−イル−フェニルアミノ)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピラジン−8−イル]−ベンズアミド(“C281”)
【化312】
[この文献は図面を表示できません]
該化合物を、方法2に記載されているように合成する。
HPLC純度(方法A):97%、RT2.33min、LCMS:(方法A)416.0(M+H)、RT.2.32min;
【数70】
[この文献は図面を表示できません]
【0514】
4−[2−(6−メトキシ−ピリジン−3−イルアミノ)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピラジン−8−イル]−ベンズアミド(“C282”)
【化313】
[この文献は図面を表示できません]
該化合物を、方法2に記載されているように合成する。
HPLC純度(方法A):98%、RT2.52min、LCMS:(方法A)362.0(M+H)、RT.2.39min;
【数71】
[この文献は図面を表示できません]
【0515】
4−[2−(2−オキソ−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−5−イルアミノ)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピラジン−8−イル]−ベンズアミド(“C283”)
【化314】
[この文献は図面を表示できません]
【0516】
(8−ビフェニル−2−イル−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピラジン−2−イル)−(3,5−ジメトキシ−フェニル)−アミン(“C284”)
【化315】
[この文献は図面を表示できません]
該化合物を、方法2に記載されているように合成する。
HPLC純度(方法A):97%、RT5.06min;LCMS:(方法A)424.2(M+H)、RT.5.10min;
【数72】
[この文献は図面を表示できません]
【0517】
(8−ビフェニル−2−イル−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピラジン−2−イル)−(4−モルホリン−4−イル−フェニル)−アミン(“C285”)
【化316】
[この文献は図面を表示できません]
【0518】
(8−ビフェニル−2−イル−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピラジン−2−イル)−(6−メトキシ−ピリジン−3−イル)−アミン(“C286”)
【化317】
[この文献は図面を表示できません]
該化合物を、方法2に記載されているように合成する。
HPLC純度(方法A):99%、RT3.98min;LCMS:(方法A)395.0(M+H)、RT.3.89min;
【数73】
[この文献は図面を表示できません]
【0519】
5−(8−ビフェニル−2−イル−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピラジン−2−イルアミノ)−1,3−ジヒドロ−インドール−2−オン(“C287”)
【化318】
[この文献は図面を表示できません]
【0520】
(3,5−ジメトキシ−フェニル)−[8−(2−フェノキシ−フェニル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピラジン−2−イル]−アミン(“C288”)
【化319】
[この文献は図面を表示できません]
該化合物を、方法2に記載されているように合成する。
HPLC純度(方法A):95%、RT5.09min;LCMS:(方法A)440.3(M+H)、RT.5.01min;
【数74】
[この文献は図面を表示できません]
【0521】
(4−モルホリン−4−イル−フェニル)−[8−(2−フェノキシ−フェニル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピラジン−2−イル]−アミン(“C289”)
【化320】
[この文献は図面を表示できません]
該化合物を、方法2に記載されているように合成する。
HPLC純度(方法A):98%、RT3.68min;LCMS:(方法A)465.3(M+H)、RT.3.62min;
【数75】
[この文献は図面を表示できません]
【0522】
(6−メトキシ−ピリジン−3−イル)−[8−(2−フェノキシ−フェニル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピラジン−2−イル]−アミン(“C290”)
【化321】
[この文献は図面を表示できません]
該化合物を、方法2に記載されているように合成する。
HPLC純度(方法A):98%、RT4.14min、LCMS:(方法A)411.0(M+H)、RT.4.15min;
【数76】
[この文献は図面を表示できません]
【0523】
5−[8−(2−フェノキシ−フェニル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピラジン−2−イルアミノ]−1,3−ジヒドロ−インドール−2−オン(“C291”)
【化322】
[この文献は図面を表示できません]
【0524】
[8−(3−アミノ−2−メチル−フェニル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピラジン−2−イル]−(3,5−ジメトキシ−フェニル)−アミン(“C292”)
【化323】
[この文献は図面を表示できません]
該化合物を、方法1に記載されているように合成する。
HPLC純度(方法A):99%、RT3.07min、LCMS:(方法A)377.3(M+H)、RT.3.97min;
【数77】
[この文献は図面を表示できません]
【0525】
[8−(3−アミノ−2−メチル−フェニル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピラジン−2−イル]−(4−モルホリン−4−イル−フェニル)−アミン(“C293”)
【化324】
[この文献は図面を表示できません]
該化合物を、方法1に記載されているように合成する。
HPLC純度(方法A):98%、RT1.93min;LCMS:(方法A)402.0(M+H)、RT.1.81min;
【数78】
[この文献は図面を表示できません]
【0526】
[8−(3−アミノ−2−メチル−フェニル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピラジン−2−イル]−(6−メトキシ−ピリジン−3−イル)−アミン(“C294”)
【化325】
[この文献は図面を表示できません]
該化合物を、方法1に記載されているように合成する。
HPLC純度(方法A):99%、RT2.16min;LCMS:(方法A)348.0(M+H)、RT.2.06min;
【数79】
[この文献は図面を表示できません]
【0527】
5−[8−(3−アミノ−2−メチル−フェニル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピラジン−2−イルアミノ]−1,3−ジヒドロ−インドール−2−オン(“C295”)
【化326】
[この文献は図面を表示できません]
該化合物を、方法1に記載されているように合成する。
HPLC純度(方法A):95%、RT3.52min;LCMS:(方法A)372.0(M+H)、RT.1.90min;
【数80】
[この文献は図面を表示できません]
【0528】
4−tert−ブチル−N−{3−[2−(3,5−ジメトキシ−フェニルアミノ)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピラジン−8−イル]−2−メチル−フェニル}−ベンズアミド(“C296”)
【化327】
[この文献は図面を表示できません]
該化合物を、方法3に記載されているように合成する。
HPLC純度(方法A):100%、RT5.44min;LCMS:(方法A)537.3(M+H)、RT.5.35min;
【数81】
[この文献は図面を表示できません]
【0529】
N−{3−[2−(3,5−ジメトキシ−フェニルアミノ)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピラジン−8−イル]−2−メチル−フェニル}−3−トリフルオロメチル−ベンズアミド(“C297”)
【化328】
[この文献は図面を表示できません]
該化合物を、方法3に記載されているように合成する。
HPLC純度(方法A):97%、RT5.12min;LCMS:(方法A)549.0(M+H)、RT.4.95min;
【数82】
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【0530】
4−tert−ブチル−N−{2−メチル−3−[2−(4−モルホリン−4−イル−フェニルアミノ)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピラジン−8−イル]−フェニル}−ベンズアミド(“C298”)
【化329】
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該化合物を、方法3に記載されているように合成する。
HPLC純度(方法A):98%、RT4.28min、LCMS:(方法A)562.3(M+H)、RT.4.20min;
【数83】
[この文献は図面を表示できません]
【0531】
N−{2−メチル−3−[2−(4−モルホリン−4−イル−フェニルアミノ)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピラジン−8−イル]−フェニル}−3−トリフルオロメチル−ベンズアミド(“C299”)
【化330】
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該化合物を、方法3に記載されているように合成する。
HPLC純度(方法A):97%、RT3.91min、LCMS:(方法A)574.0(M+H)、RT.3.81min;
【数84】
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【0532】
(3,5−ジメトキシ−フェニル)−[8−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピラジン−2−イル]−アミン(“C300”)
【化331】
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該化合物を、方法1に記載されているように合成する。
HPLC純度(方法A):97%、RT3.64min、LCMS:(方法A)352.0(M+H)、RT.3.5min;
【数85】
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【0533】
(3,5−ジメトキシ−フェニル)−[8−(1H−ピラゾール−4−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピラジン−2−イル]−アミン(“C301”)
【化332】
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該化合物を、方法1に記載されているように合成する。
HPLC純度(方法A):95%、RT3.34min、LCMS:(方法A)338.0(M+H)、RT.3.23min;
【数86】
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【0534】
(3,5−ジメトキシ−フェニル)−[8−(1H−ピラゾール−3−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピラジン−2−イル]−アミン(“C302”)
【化333】
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【0535】
(3,5−ジメトキシ−フェニル)−[8−(1H−インダゾール−4−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピラジン−2−イル]−アミン(“C303”)
【化334】
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該化合物を、方法1に記載されているように合成する。
HPLC純度(方法A):95%、RT4.03min;LCMS:(方法A)388.3(M+H)、RT.3.91min;
【数87】
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【0536】
(3,5−ジメトキシ−フェニル)−(8−エトキシ−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピラジン−2−イル)−アミン(“C304”)
【化335】
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該化合物を、方法2に記載されているように合成する。
HPLC純度(方法A):98%、RT4.12min;LCMS:(方法A)316.0(M+H)、RT.3.98min;
【数88】
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【0537】
8−ヨード−[1,2,4]トリアゾロピラジン−2−イルアミンの合成
【化336】
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8−クロロ−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピラジン−2−イルアミン(5.500g;32.43mmol)を、水(40.0ml)に懸濁した後に、HI(67%、21.855ml;194mmol)を加える。混合物を50℃で14h撹拌し、HPLCにより監視する。
混合物をRtまで冷却し、水で希釈する。pH14に達するまでNaOHを加えた後、得られた懸濁液を0℃まで冷却し、すべての固形物をろ過して除き、黄色固体として8−Iodo−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピラジン−2−イルアミン(7.850g;30.074mmol)を得る。
【0538】
鈴木−宮浦カップリングの基本手順1
【化337】
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1当量の8−ハロ−[1,2,4]トリアゾロピラジン−2−イルアミン、1.1eq.のボロン酸(または対応するボロンエステル)、0.03eq.の酢酸パラジウム(II)、0.06eqのX−Phosおよび2eq.の炭酸カリウムを、スターラーバーを装填したマイクロ波管内に入れる。この管に封をし、真空にし、アルゴンで充填する。アセトニトリルおよび水(2:1v/v、4mL/mmol)の混合物(超音波照射下アルゴンを混合物に通して10min泡立てることによって短時間で脱気するか、または真空にしてアルゴンを充填する)を、窒素下でシリンジを介して加える。管を、マイクロ波照射下、適切な時間150℃で加熱し、HPLC−MSで監視する。完了したら、混合物を酢酸エチルで希釈し、セライトのプラグに通してろ過し、減圧下で蒸発させる。
粗生成物を、シリカにロードし、カラムクロマトグラフィにより精製する。
【0539】
ブッフバルト−ハートウィッグのアミノ化の基本手順2
ねじ蓋式バイアルまたはマイクロ波バイアル中の1Eq.のトリアゾロピラジン、1.1eq.のハロゲンカップリングのパートナーおよび0.03eq.のクロロ[2−ジシクロヘキシルホスフィノ)−3,6−ジメトキシ−2’,4’,6’−トリ−イソプロピル−1’,1−ビフェニル[2−(2−アミノエチル)フェニル)Pd(II)(Brettphose-Precat)を、tert.−ブタノール(5mL/mmol)中に溶解する。混合物を、真空により脱気し窒素を充填(3回)した後、LHMDS(2eq. THF中1.1M)を加え、反応混合物を110℃まで加熱し、HPLCにより監視する。完了したら、混合物を水で急冷し、酢酸エチルで希釈し、セライトに通してろ過する。溶媒を真空除去し、残渣をクロマトグラフィまたは分取HPLCにより精製する。
【0540】
芳香族求核置換の基本手順3
撹拌子を有するマイクロ波バイアルに、1eq.のトリアゾロピラジン、1.1eq.の対応するアミンおよび炭酸カリウム(2eq)を加える。N,N−ジメチルホルムアミド(3mL/mmol)を加え、懸濁液をマイクロ波中180℃に加熱する。反応をHPLCにより監視する。完了したら、混合物を酢酸エチルで希釈し、セライトを通してろ過し、濃縮する。残渣を、カラムクロマトグラフィまたは分取HPLCにより精製する。
【0541】
(2−メチル−1H−ベンゾイミダゾール−5−イル)−[8−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピラジン−2−イル]−アミン(“D1”)
【化338】
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ステップ1:
8−クロロ−[1,2,4]トリアゾロピラジン−2−イルアミンおよび1−メチル−1H−ピラゾール−4−ボロン酸ピナコールエステルを、基本手順1に従い変換する。溶媒系としてDCMおよびメタノールを用いるシリカのフラッシュカラムクロマトグラフィにより、所望の純粋なカップリング生成物(desired coupling compound pure)がで得られる。
【0542】
ステップ2:
8−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピラジン−2−イルアミンおよび5−ブロモ−2−メチル−1H−1,3−ベンゾジアゾールを、基本手順2に従いカップリングする。分取HPLCでの精製により“D1”がベージュ色固体として得られる。
HPLC純度(方法E):100%、Rt:2.19min、観測[MH+]=346.2;
【数89】
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【0543】
[8−(1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピラジン−2−イル]−(4−モルホリン−4−イル−フェニル)−アミン(“D2”)
【化339】
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ステップ1:
8−クロロ−[1,2,4]トリアゾロピラジン−2−イルアミンおよび1−メチルインダゾール−5−ボロン酸を、基本手順1に記載の鈴木条件下で反応させる。カラムクロマトグラフィ(溶媒としてジクロロメタンおよびエタノール)を介する精製により、所望の中間体が得られる。
【0544】
ステップ2:
アミノ化反応を、ハロゲン化アリールとして4−(4−クロロ−フェニル)−モルホリンを用いる基本手順2を使用して実施する。精製を、分取HPLCを介して実施し、“D2”が得られる;
HPLC純度(方法E):95%、Rt.:1.95min、観測[MH+]427.2;
【数90】
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【0545】
[8−(6−ジメチルアミノ−ピリジン−3−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピラジン−2−イル]−(4−モルホリン−4−イル−フェニル)−アミン(“D3”)
【化340】
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ステップ1:
この場合、X−Phosの代わりに6mol−%のクロロ[2−ジシクロヘキシホスフィノル)−3,6−ジメトキシ−2’,4’,6’−トリ−イソプロピル−1’,1−ビフェニル[2−(2−アミノエチル)フェニル)Pd(II)(Brettphose-Precat)を用いる基本手順1を使用して、8−クロロ−[1,2,4]トリアゾロピラジン−2−イルアミンと2−(ジメチルアミノ)ピリジン−5−ボロン酸塩酸塩とを反応させた後、フラッシュカラムクロマトグラフィ(シリカ、溶媒としてシクロヘキサン、酢酸エチル)での精製により、所望の生成物が得られる。
【0546】
ステップ2:
ブッフバルト−ハートウィッグのアミノ化を、“D2”に類似して行い、“D3”を得る;
HPLC純度(方法E):100%、Rt.:1.43min、観測[MH+]=417.2;
【数91】
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【0547】
(4−モルホリン−4−イル−フェニル)−(8−キノキサリン−6−イル−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピラジン−2−イル)−アミン(“D4”)
【化341】
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ステップ1:
8−クロロ−[1,2,4]トリアゾロピラジン−2−イルアミンおよび6−(4,4,5,5−テトラメチル−[1,3,2]ジオキサボロラン−2−イル)−キノキサリンを、基本手順1を使用してカップリングする。粗材料を、SiOのカラムクロマトグラフィ(溶媒としてDCMおよびメタノール)により精製する。
【0548】
ステップ2:
反応を、“D2”に記載の条件下で行い、“D4”を得る;
HPLC純度(方法E):98%、Rt:1.89min、観測[MH+]=425.2;
【数92】
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【0549】
[8−(1−ベンジル−1H−ピラゾール−4−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピラジン−2−イル]−(4−モルホリン−4−イル−フェニル)−アミン(“D5”)
【化342】
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ステップ1:
8−クロロ−[1,2,4]トリアゾロピラジン−2−イルアミンおよび1−ベンジル−4−(4,4,5,5−テトラメチル−[1,3,2]ジオキサボロラン−2−イル)−1H−ピラゾールを、基本手順1に従い反応させる。化合物を、クロマトグラフィ(SiO、溶媒としてジクロロメタン/メタノール)により精製する。
【0550】
ステップ2:
反応を、“D2”に類似して行い、“D5”を得る;
HPLC純度(方法E):98%、Rt.:2.03min、観測[MH+]=453.2;
【数93】
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【0551】
1−メトキシ−3−{4−[2−(4−モルホリン−4−イル−フェニルアミノ)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピラジン−8−イル]−ピラゾール−1−イル}−プロパン−2−オール(“D6”)
【化343】
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ステップ1:
8−クロロ−[1,2,4]トリアゾロピラジン−2−イルアミンおよび1−メトキシ−3−[4−(4,4,5,5−テトラメチル−[1,3,2]ジオキサボロラン−2−イル)−ピラゾール−1−イル]−プロパン−2−オールを、基本手順1に従い反応させる。粗材料を、遊離液としてジクロロメタンおよびエタノールを使用するフラッシュクロマトグラフィにより精製する。
【0552】
ステップ2:
反応を、“D2”に類似して実施し、“D6”を得る;
HPLC純度(方法E):100%、Rt:1.56min、観測[MH+]451.2;
【数94】
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【0553】
[8−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピラジン−2−イル]−(4−モルホリン−4−イル−フェニル)−アミン(“D7”)
【化344】
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ステップ1を、“D1”に類似して行う。
ステップ2を、“D2”に類似して行い、“D7”を得る;
HPLC純度(方法E):100%、Rt.:1.56min、観測[MH+]=377.2;
【数95】
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【0554】
2−[2−(3,5−ジメトキシ−フェニルアミノ)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピラジン−8−イル]−フェノール(“D8”)
【化345】
[この文献は図面を表示できません]
ステップ1:
8−クロロ−[1,2,4]トリアゾロピラジン−2−イルアミン(500mg、2.95mmol)、(2−ヒドロキシフェニル)ボロン酸(428mg、3.00mmol)、リン酸三カリウム(1.29g、5.90mmol)、水酸化カリウム(148mg、2.65mmol)およびトランス−ジクロロビス(トリシクロヘキシルホスフィン)パラジウム(II)(153mg、0.21mmol)を、9mLの1,2−ジメトキシエタンおよび3mLのN,N−ジメチルホルムアミドに懸濁する。混合物を、短時間で脱気した後、マイクロ波中で加熱する(150℃、2h)。完了したら、混合物を、セライトのパッドに通してろ過し、濃縮して、カラムクロマトグラフィ(溶媒としてDCM/EtOH)により精製する。
【0555】
ステップ2:
反応を、ハロゲン化アリールとして1−クロロ−3,5−ジメトキシ−ベンゼンを使用する基本手順2に従い行い、化合物“D8”を得る;
HPLC純度(方法E):98%、Rt.:2.61min、観測[MH+]=364.2;
【数96】
[この文献は図面を表示できません]
【0556】
{8−[1−(2,2−ジメトキシ−エチル)−1H−ピラゾール−4−イル]−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピラジン−2−イル}−(4−モルホリン−4−イル−フェニル)−アミン(“D9”)
【化346】
[この文献は図面を表示できません]
ステップ1:
8−クロロ−[1,2,4]トリアゾロピラジン−2−イルアミンおよび1−(2,2−ジメトキシ−エチル)−4−(4,4,5,5−テトラメチル−[1,3,2]ジオキサボロラン−2−イル)−1H−ピラゾールを、基本手順1に記載の条件下で反応させる。
【0557】
ステップ2:
反応を、“D2”に類似して実施し、“D9”を得る;
HPLC純度(方法E):100%、Rt.:1.73min、観測[MH+]=451.2;
【数97】
[この文献は図面を表示できません]
【0558】
[8−(1H−インドール−4−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピラジン−2−イル]−(4−モルホリン−4−イル−フェニル)−アミン(“D10”)
【化347】
[この文献は図面を表示できません]
ステップ1:
8−クロロ−[1,2,4]トリアゾロピラジン−2−イルアミンおよびインドール−4−ボロン酸を、基本手順1に記載のやり方でカップリングする。
【0559】
ステップ2:
反応を“D2”に類似して実施し、“D10”を得る;
HPLC純度(方法E):100%、Rt.:1.82min、観測[MH+]=412.2;
【数98】
[この文献は図面を表示できません]
【0560】
[4−(4−メチル−ピペラジン−1−イル)−フェニル]−(8−キノキサリン−6−イル−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピラジン−2−イル)−アミン(“D11”)
【化348】
[この文献は図面を表示できません]
ステップ1:
標準手順1に記載の条件下での、8−ヨード−[1,2,4]トリアゾロピラジン−2−イルアミンおよび6−(4,4,5,5−テトラメチル−[1,3,2]ジオキサボロラン−2−イル)−キノキサリンの、鈴木宮浦カップリング。
【0561】
ステップ2:
ハロゲン化アリールとして1−(4−ブロモ−フェニル)−4−メチル−ピペラジンを用いる反応を、基本手順2に従い行い、“D11”を得る;
HPLC純度(方法E):100%、Rt.:1.46min、観測[MH+]=438.2;
【数99】
[この文献は図面を表示できません]
【0562】
5−{8−[1−(2,2−ジメトキシ−エチル)−1H−ピラゾール−4−イル]−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピラジン−2−イルアミノ}−1,3−ジヒドロ−インドール−2−オン(“D12”)
【化349】
[この文献は図面を表示できません]
ステップ1:
中間体を、“D9”に類似して調製する。
【0563】
ステップ2:
5−ブロモ−1,3−ジヒドロ−インドール−2−オンを、基本手順2に記載のブッフバルト−ハートウィッグの条件下で反応させ、“D12”を得る;
HPLC純度(方法E):100%、Rt.:1.62min、観測[MH+]=421.2;
【数100】
[この文献は図面を表示できません]
【0564】
4−[4−(8−キノリン−3−イル−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピラジン−2−イルアミノ)−フェニル]−モルホリン−3−オン(“D13”)
【化350】
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ステップ1:
手順1に記載の条件下で、3−キノリンボロン酸および8−クロロ−[1,2,4]トリアゾロピラジン−2−イルアミンを反応させた後、溶媒としてシクロヘキサン/酢酸エチルを用いるカラムクロマトグラフィにより、所望の中間体が得られる。
【0565】
ステップ2:
反応を、ハロゲン化アリールとして4−(4−ブロモフェニル)モルホリン−3−オンを使用する基本手順2に記載の標準条件下で行い、“D13”を得る;
HPLC純度(方法E):100%、Rt.:1.85min、観測[MH+]=438.2;
【数101】
[この文献は図面を表示できません]
【0566】
{8−[4−(4−メチル−ピペラジン−1−イル)−フェニル]−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピラジン−2−イル}−(4−モルホリン−4−イル−フェニル)−アミン(“D14”)
【化351】
[この文献は図面を表示できません]
ステップ1:
1−メチル−4−[4−(4,4,5,5−テトラメチル−[1,3,2]ジオキサボロラン−2−イル)−フェニル]−ピペラジンおよび8−クロロ−[1,2,4]トリアゾロピラジン−2−イルアミンを、基本手順1を使用して反応させ、所望の中間体を得る。
【0567】
ステップ2:
反応を、“D2”に類似して実施し、“D14”を得た;
HPLC純度(方法E):98%、Rt.:1.43min、観測[MH+]=471.2;
【数102】
[この文献は図面を表示できません]
【0568】
[8−(1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピラジン−2−イル]−[4−(4−メチル−ピペラジン−1−イル)−フェニル]−アミン(“D15”)
【化352】
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ステップ1:
1-メチルインダゾール-5-ボロン酸および8-クロロ-[1,2,4]トリアゾロピラジン-2−イルアミンを、基本手順1を使用して反応させ、所望の中間体を得る。
【0569】
ステップ2:
ハロゲン化アリールとして1−(4−ブロモ−フェニル)−4−メチル−ピペラジンを用いる反応を、基本手順2に従い行い、“D15”を得る;
HPLC純度(方法E):100%、Rt.:1.50min、観測[MH+]=440.2;
【数103】
[この文献は図面を表示できません]
【0570】
(6−モルホリン−4−イル−ピリジン−3−イル)−(8−キノリン−3−イル−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピラジン−2−イル)−アミン(“D16”)
【化353】
[この文献は図面を表示できません]
ステップ1:
中間体を、“D13”に類似して調製する。
【0571】
ステップ2:
4−(5−ブロモ−ピリジン−2−イル)−モルホリンを、基本手順2に従うアミノ化のカップリングのパートナーとして使用して、“D16”を得る;
HPLC純度(方法E):100%;Rt.:1.40min、観測[MH+]=425.2;
【数104】
[この文献は図面を表示できません]
【0572】
5−[8−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピラジン−2−イルアミノ]−1,3−ジヒドロ−インドール−2−オン(“D17”)
【化354】
[この文献は図面を表示できません]
ステップ1:
中間体を、“D1”に類似して調製する。
【0573】
ステップ2を、“D12”に類似して実施し、“D17”を得る;
HPLC純度(方法E):92%、Rt.:1.49min、観測[MH+]347.2;
【数105】
[この文献は図面を表示できません]
【0574】
[4−(4−メチル−ピペラジン−1−イル)−フェニル]−[8−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピラジン−2−イル]−アミン(“D18”)
【化355】
[この文献は図面を表示できません]
ステップ1を“D1”に類似して実施する。
ステップ2を“D15”に類似して行い、“D18”を得る;
HPLC純度(方法E):100%、Rt.:1.38min、観測[MH+]=390.2;
【数106】
[この文献は図面を表示できません]
【0575】
(3,5−ジメトキシ−フェニル)−[8−(2−フェニル−ピロリジン−1−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピラジン−2−イル]−アミン(“D19”)
【化356】
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ステップ1:
反応を、基本手順3およびカップリングのパートナーとしてrac−2−フェニル−ピロリジンを使用して、実施する。
【0576】
ステップ2を“D8”に類似して行い、“D19”を得る;
HPLC純度(方法E):100%、Rt.:2.52min、観測[MH+]=417.2;
【数107】
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【0577】
{8−[4−(2−アミノ−エチル)−ピペラジン−1−イル]−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピラジン−2−イル}−(3,5−ジメトキシ−フェニル)−アミン(“D20”)
【化357】
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ステップ1:
2−(2−ピペラジン−1−イルエチル)イソインドリン−1,3−ジオンを、基本手順2に記載の方法を使用して、8−クロロ−[1,2,4]トリアゾロピラジン−2−イルアミンと反応させる。
【0578】
ステップ2を、“D19”に類似して行う。
ステップ3:
エタノール中の2−[2−[4−[2−(3,5−ジメトキシアニリノ)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピラジン−8−イル]ピペラジン−1−イル]エチル]イソインドリン−1,3−ジオンの懸濁液に、ヒドラジン(20eq)を加え、透明無色の溶液を2h還流し、HPLCで監視する。溶媒を減圧下で除去し、残渣を分取HPLCで精製し、表題の化合物“D20”が得られる;
HPLC純度(方法E):100%、Rt.:1.32min、観測[MH+]=399.2;
【数108】
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【0579】
(3,5−ジメトキシ−フェニル)−[8−(2−ピリジン−2−イル−ピロリジン−1−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピラジン−2−イル]−アミン(“D21”)
【化358】
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ステップ1:
反応を、基本手順3およびカップリングのパートナーとしてrac−2−ピロリジン−2−イルピリジンを使用して実施する。
【0580】
ステップ2を“D8”に類似して行い、“D21”を得る;
HPLC純度(方法E):100%、Rt.:1.75min、観測[MH+]=418.2;
【数109】
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【0581】
N8−ベンジル−N2−(3,5−ジメトキシ−フェニル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピラジン−2,8−ジアミン(“D22”)
【化359】
[この文献は図面を表示できません]
ステップ1:
反応を、基本手順3およびカップリングのパートナーとしてベンジルアミンを使用して実施する。
【0582】
ステップ2を“D8”に類似して行い、“D22”を得る;
HPLC純度(方法E):95%、Rt.:2.33min、観測[MH+]377.2;
【数110】
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【0583】
[4−(4−メチル−ピペラジン−1−イル)−フェニル]−(8−キノリン−3−イル−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピラジン−2−イル)−アミン(“D23”)
【化360】
[この文献は図面を表示できません]
ステップ1を“D13”に類似して実施する。
ステップ2を“D15”に類似して行い、“D23”を得る;
HPLC純度(方法E):100%、Rt.:1.47min、観測[MH+]=437.2;
【数111】
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【0584】
1−[2−(3,5−ジメトキシ−フェニルアミノ)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピラジン−8−イル]−ピぺリジン−4−オール(“D24”)
【化361】
[この文献は図面を表示できません]
ステップ1:
4−ヒドロキシピぺリジンを、4eq.のトリエチルアミンを使用して、8−クロロ−[1,2,4]トリアゾロピラジン−2−イルアミンと反応させる。
【0585】
ステップ2を“D8”に類似して行い、“D24”を得る;
HPLC純度(方法E):84%、Rt.:1.83min、観測[MH+]=371.2;
【数112】
[この文献は図面を表示できません]
【0586】
(4−モルホリン−4−イル−フェニル)−[8−(2−フェニル−ピロリジン−1−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピラジン−2−イル]−アミン(“D25”)
【化362】
[この文献は図面を表示できません]
ステップ1を“D19”に類似して実施する。
ステップ2を“D2”に類似して行い、“D25”を得る;
HPLC純度(方法E):100%、Rt.:2.02min、観測[MH+]442.2;
【数113】
[この文献は図面を表示できません]
【0587】
N2−(3,5−ジメトキシ−フェニル)−N8−メチル−N8−(テトラヒドロ−ピラン−4−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピラジン−2,8−ジアミン(“D26”)
【化363】
[この文献は図面を表示できません]
ステップ1:
N−メチル−N−テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イルアミンを、基本手順3に従い、8−クロロ−[1,2,4]トリアゾロピラジン−2−イルアミンとカップリングする。
【0588】
ステップ2を“D8”に類似して行い、“D26”を得る;
HPLC純度(方法E):98%、Rt.:2.06min、観測[MH+]=385.2;
【数114】
[この文献は図面を表示できません]
【0589】
(3,5−ジメトキシ−フェニル)−{8−[4−(2−ジメチルアミノ−エチル)−ピペラジン−1−イル]−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピラジン−2−イル}−アミン(“D27”)
【化364】
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ステップ1:
N,N−ジメチル−2−ピペラジン−1−イル−エタンアミンを、基本手順3に従い、8−クロロ−[1,2,4]トリアゾロピラジン−2−イルアミンと反応させる。
【0590】
ステップ2を“D8”に類似して行い、“D27”を得る;
HPLC純度(方法E):100%、Rt:1.45min、観測[MH+]=427.2;
【数115】
[この文献は図面を表示できません]
【0591】
2−{4−[2−(4−モルホリン−4−イル−フェニルアミノ)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピラジン−8−イル]−ピラゾール−1−イル}−エタノール(“D28”)
【化365】
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ステップ1:
カップリングのパートナーとして8−ヨード−[1,2,4]トリアゾロピラジン−2−イルアミンおよび2−[4−(4,4,5,5−テトラメチル−[1,3,2]ジオキサボロラン−2−イル)−ピラゾール−1−イル]−エタノールを使用して、基本手順1に従う。
【0592】
ステップ2を“D2”に類似して行い、“D28”を得る;
HPLC純度(方法E):100%、Rt.:1.44min、観測[MH+]=407.2;
【数116】
[この文献は図面を表示できません]
【0593】
(4−モルホリン−4−イル−フェニル)−(8−ピリジン−3−イル−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピラジン−2−イル)−アミン(“D29”)
【化366】
[この文献は図面を表示できません]
ステップ1:
ピリジン−3−ボロン酸および8−クロロ−[1,2,4]トリアゾロピラジン−2−イルアミンを、基本手順1を使用して反応させる。
【0594】
ステップ2を“D2”に類似して行い、“D29”を得る;
HPLC純度(方法E):100%、Rt:1.51min、観測[MH+]=374.2;
【数117】
[この文献は図面を表示できません]
【0595】
(6−モルホリン−4−イル−ピリジン−3−イル)−(8−ピリジン−3−イル−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピラジン−2−イル)−アミン(“D30”)
【化367】
[この文献は図面を表示できません]
ステップ1:
ピリジン−3−ボロン酸および8−クロロ−[1,2,4]トリアゾロピラジン−2−イルアミンを、基本手順1を使用して反応させる。
【0596】
ステップ2:
ステップ1からの中間体を、基本手順2を使用して、4−(5−ブロモピリジン−2−イル)モルホリンと反応させ、“D30”を得る;
HPLC純度(方法E):100%、Rt:1.27min、観測[MH+]=375.2;
【数118】
[この文献は図面を表示できません]
【0597】
5−(8−ピリジン−3−イル−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピラジン−2−イルアミノ)−1,3−ジヒドロ−インドール−2−オン(“D31”)
【化368】
[この文献は図面を表示できません]
ステップ1を“D29”に類似して実施する。
ステップ2を“D12”に類似して行い、“D31”を得る;
HPLC純度(方法E):90%、Rt:1.66min、観測[MH+]=344.2;
【数119】
[この文献は図面を表示できません]
【0598】
(3,5−ジメトキシ−フェニル)−[8−(2−モルホリン−4−イル−フェニル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピラジン−2−イル]−アミン(“D32”)
【化369】
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ステップ1:
(2−モルホリノフェニル)ボロン酸を、手順1に従いボロン酸として使用する。
【0599】
ステップ2を“D8”に類似して行い、“D32”を得る;
HPLC純度(方法E):95%、Rt:2.00min、観測[MH+]=433.2;
【数120】
[この文献は図面を表示できません]
【0600】
5−[8−(2−モルホリン−4−イル−フェニル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピラジン−2−イルアミノ]−1,3−ジヒドロ−インドール−2−オン(“D33”)
【化370】
[この文献は図面を表示できません]
ステップ1を“D32”に類似して実施する。
ステップ2を“D12”に類似して行い、“D33”を得る;
HPLC純度(方法E):88%、Rt:1.55min、観測[MH+]=428.28;
【数121】
[この文献は図面を表示できません]
【0601】
{8−[1−(2−モルホリン−4−イル−エチル)−1H−ピラゾール−4−イル]−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピラジン−2−イル}−(4−モルホリン−4−イル−フェニル)−アミン(“D34”)
【化371】
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ステップ1:
4−{2−[4−(4,4,5,5−テトラメチル−[1,3,2]ジオキサボロラン−2−イル)−ピラゾール−1−イル]−エチル}−モルホリンをボロン酸として使用し、基本手順1に従い、8−クロロ−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピラジン−2−イルアミンと反応させる。
【0602】
ステップ2を“D2”に類似して行い、“D34”を得る;
HPLC純度(方法E):100%、Rt:1.29min、観測[MH+]=476.2;
【数121】
[この文献は図面を表示できません]
【0603】
(3,5−ジメトキシ−フェニル)−(8−キノリン−5−イル−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピラジン−2−イル)−アミン(“D35”)
【化372】
[この文献は図面を表示できません]
ステップ1:
5−キノリルボロン酸を、基本手順1を使用して、8−クロロ−[1,2,4]トリアゾロピラジン−2−イルアミンとカップリングさせる。
【0604】
ステップ2を“D8”に類似して行い、“D35”を得る;
HPLC純度(方法E):100%、Rt:1.83min、観測[MH+]=399.2;
【数122】
[この文献は図面を表示できません]
【0605】
(3,5−ジメトキシ−フェニル)−[8−(2−イソプロピル−フェニル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピラジン−2−イル]−アミン(“D36”)
【化373】
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ステップ1:
鈴木カップリングを、反応物質として8−クロロ−[1,2,4]トリアゾロピラジン−2−イルアミンおよび(2−イソプロピルフェニル)ボロン酸を用いる基本手順1を使用して実施する。
【0606】
ステップ2を“D8”に類似して行い、“D36”を得る;
HPLC純度(方法E):95%、Rt:2.55min、観測[MH+]=390.2;
【数123】
[この文献は図面を表示できません]
【0607】
5−{8−[1−(2−ヒドロキシ−3−メトキシ−プロピル)−1H−ピラゾール−4−イル]−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピラジン−2−イルアミノ}−1,3−ジヒドロ−インドール−2−オン(“D37”)
【化374】
[この文献は図面を表示できません]
ステップ1を“D6”に類似して実施する。
ステップ2を“D12”に類似して行い、“D37”を得る;
HPLC純度(方法E):100%、Rt:1.53min、観測[MH+]=421.2;
【数124】
[この文献は図面を表示できません]
【0608】
{8−[2−(4−エトキシ−フェニル)−ピロリジン−1−イル]−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピラジン−2−イル}−(4−モルホリン−4−イル−フェニル)−アミン(“D38”)
【化375】
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ステップ1:
基本手順3に従い、rac2−(4−エトキシ−フェニル)−ピロリジンを、求核剤として使用した。
【0609】
ステップ2を“D2”に類似して行い、“D38”を得る;
HPLC純度(方法E):100%、Rt:2.15min、観測[MH+]=486.2;
【数125】
[この文献は図面を表示できません]
【0610】
(3,5−ジメトキシ−フェニル)−{8−[2−(4−エトキシ−フェニル)−ピロリジン−1−イル]−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピラジン−2−イル}−アミン(“D39”)
【化376】
[この文献は図面を表示できません]
ステップ1を“D38に類似して実施する。”
ステップ2を“D8”に類似して行い、“D39”を得る;
HPLC純度(方法E):100%、Rt:2.56min、観測[MH+]=461.2;
【数126】
[この文献は図面を表示できません]
【0611】
(4−モルホリン−4−イル−フェニル)−[8−(2−ピリジン−2−イル−ピロリジン−1−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピラジン−2−イル]−アミン(“D40”)
【化377】
[この文献は図面を表示できません]
ステップ1:
Rac−2−ピロリジン−2−イル−ピリジンを、基本手順3に記載されているように、8−クロロ−[1,2,4]トリアゾロピラジン−2−イルアミンと反応させる。
【0612】
ステップ2を“D2”に類似して行い、“D40”を得る;
HPLC純度(方法E):93%、Rt:1.43min、観測[MH+]=443.2;
【数127】
[この文献は図面を表示できません]
【0613】
(8−ビフェニル−2−イル−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピラジン−2−イル)−(2,5−ジメチル−2H−ピラゾール−3−イル)−アミン(“D41”)
【化378】
[この文献は図面を表示できません]
ステップ1:
8−クロロ−[1,2,4]トリアゾロピラジン−2−イルアミンおよび2−ビフェニルボロン酸を、基本手順1に記載されいるように、反応させる。
【0614】
ステップ2:
5−クロロ−1,3−ジメチル−ピラゾールおよびステップ1からの中間体を、基本手順2を使用してカップリングし、“D41”を得る;
HPLC純度(方法E):90%、Rt:1.96min、観測[MH+]=382.2;
【数128】
[この文献は図面を表示できません]
【0615】
メタンスルホン酸2−[2−(3,5−ジメトキシ−フェニルアミノ)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピラジン−8−イル]−フェニルエステル(“D42”)
【化379】
[この文献は図面を表示できません]
2−[2−(3,5−ジメトキシ−フェニルアミノ)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピラジン−8−イル]−フェノール(1eq.)を、不活性雰囲気下で、乾燥ジクロロメタンおよび乾燥トリエチルアミン(1.1eq.)中に溶解する。
【0616】
メタンスルホニルクロリド(2eq.)を加え、反応物を室温で1h撹拌し、HPLCで監視する。変換が完了後、混合物をジクロロメタンで希釈し、セライトのパッドを通してろ過し、真空濃縮する。酢酸エチルおよびシクロヘキサンを用いるシリカのカラムクロマトグラフィにより、表題の化合物“D42”を得る;
HPLC純度(方法E):90%、Rt:2.12min、観測[MH+]=442.0;
【数129】
[この文献は図面を表示できません]
【0617】
3−[2−(4−モルホリン−4−イル−フェニルアミノ)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピラジン−8−イル]−安息香酸(“D43”)
【化380】
[この文献は図面を表示できません]
ステップ1:
反応物質として(3−メトキシカルボニルフェニル)ボロン酸および8−ヨード−[1,2,4]トリアゾロピラジン−2−イルアミンを使用する基本手順1に従う。
【0618】
ステップ2を“D2”に類似して行い、“D43”を得る;
HPLC純度(方法E):100%、Rt:1.80min、観測[MH+]=417.2;
【数130】
[この文献は図面を表示できません]
【0619】
N2−(3,5−ジメトキシ−フェニル)−N8−(テトラヒドロ−ピラン−4−イルメチル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピラジン−2,8−ジアミン(“D44”)
【化381】
[この文献は図面を表示できません]
ステップ1:
中間体を、基本手順3および求核剤として4−(アミノメチル)テトラヒドロピランを使用して合成する。
【0620】
ステップ2を“D8”に類似して行い、“D44”を得る;
HPLC純度(方法E):100%、Rt:1.92min、観測[MH+]=385.2;
【数131】
[この文献は図面を表示できません]
【0621】
[4−(4−メチル−ピペラジン−1−イル)−フェニル]−(8−ピリド[2,3−b]ピラジン−7−イル−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピラジン−2−イル)−アミン(“D45”)
【化382】
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ステップ1:
鈴木宮浦カップリングを、手順1に従い、ボロン酸として7−(4,4,5,5−テトラメチル−[1,3,2]ジオキサボロラン−2−イル)−ピリド[2,3−b]ピラジンを使用して実施する。
【0622】
ステップ2を“D1”に類似して行い、“D45”を得る;
HPLC純度(方法E):100%、Rt:1.33min、観測[MH+]=439.2;
【数132】
[この文献は図面を表示できません]
【0623】
N2−(3,5−ジメトキシ−フェニル)−N8−(テトラヒドロ−ピラン−4−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピラジン−2,8−ジアミン(“D46”)
【化383】
[この文献は図面を表示できません]
ステップ1:
反応は、求核剤として4−アミノテトラヒドロピランを用いる基本手順3に従う。
【0624】
ステップ2を“D8”に類似して行い、“D46”を得る;
HPLC純度(方法E):100%、Rt:1.90min、観測[MH+]=371.2;
【数133】
[この文献は図面を表示できません]
【0625】
(3,5−ジメトキシ−フェニル)−(8−ピぺリジン−1−イル−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピラジン−2−イル)−アミン(“D47”)
【化384】
[この文献は図面を表示できません]
ステップ1:
ピぺリジンを、基本手順3を使用して、8−クロロ−[1,2,4]トリアゾロピラジン−2−イルアミンと反応させる。
【0626】
ステップ2を“D8”に類似して行い、“D47”を得る;
HPLC純度(方法E):100%、Rt:2.43min、観測[MH+]=355.2;
【数134】
[この文献は図面を表示できません]
【0627】
N2−(3,5−ジメトキシ−フェニル)−N8,N8−ジメチル−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピラジン−2,8−ジアミン(“D48”)
【化385】
[この文献は図面を表示できません]
反応は、“D47”に類似し、化合物“D48”を与える;
HPLC純度(方法E):100%、Rt:1.91min、観測[MH+]=315.25;
【数135】
[この文献は図面を表示できません]
【0628】
(3,5−ジメトキシ−フェニル)−{8−[2−(4−フルオロ−フェニル)−ピぺリジン−1−イル]−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピラジン−2−イル}−アミン(“D49”)
【化386】
[この文献は図面を表示できません]
ステップ1:
Rac−2−(4−フルオロフェニル)ピぺリジンを、基本手順3に従い、求核剤として使用する。
【0629】
ステップ2を“D8”に類似して行い、“D49”を得る;
HPLC純度(方法E):100%、Rt:2.85min、観測[MH+]=449.2;
【数136】
[この文献は図面を表示できません]
【0630】
(3,5−ジメトキシ−フェニル)−(8−ピペラジン−1−イル−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピラジン−2−イル)−アミン(“D50”)
【化387】
[この文献は図面を表示できません]
ステップ1:
ピペラジンを、基本手順3を使用して、8−クロロ−[1,2,4]トリアゾロピラジン−2−イルアミンとカップリングする。
【0631】
ステップ2を“D8”に類似して行い、“D50”を得る;
HPLC純度(方法E):95%、Rt:1.45min、観測[MH+]=356.2;
【数137】
[この文献は図面を表示できません]
【0632】
4−[2−(3,5−ジメトキシ−フェニルアミノ)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピラジン−8−イル]−ピペラジン−1−カルバルデヒド(“D51”)
【化388】
[この文献は図面を表示できません]
反応は、“D50”に類似し、化合物“D51”を与える;
HPLC純度(方法E):100%、Rt:1.89min、観測[MH+]=384.2;
【数138】
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【0633】
[8−(7,8−ジヒドロ−5H−[1,6]ナフチリジン−6−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピラジン−2−イル]−(3,5−ジメトキシ−フェニル)−アミン(“D52”)
【化389】
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ステップ1:
5,6,7,8−テトラヒドロ−1,6−ナフチリジンを、基本手順3を使用して、8−クロロ−[1,2,4]トリアゾロピラジン−2−イルアミンと反応させる。
【0634】
ステップ2を“D8”に類似して行い、“D52”を得る;
HPLC純度(方法E):100%、Rt:1.66min、観測[MH+]=404.2;
【数139】
[この文献は図面を表示できません]
【0635】
[8−(3,4−ジヒドロ−1H−イソキノリン2−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピラジン−2−イル]−(3,5−ジメトキシ−フェニル)−アミン(“D53”)
【化390】
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ステップ1:
1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリンを、基本手順3に従い反応させる。
ステップ2を“D8”に類似して行い、“D53”を得る;
HPLC純度(方法E):100%、Rt:2.66min、観測[MH+]=403.2;
【数140】
[この文献は図面を表示できません]
【0636】
N2−(3,4−ジメトキシ−フェニル)−N8−メチル−N8−(テトラヒドロ−ピラン−4−イル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピラジン−2,8−ジアミン(“D54”)
【化391】
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ステップ1:
N−メチル−N−テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イルアミンを、基本手順3に従い、求核剤として使用する。
【0637】
ステップ2:
4−ブロモ−1,2−ジメトキシベンゼンを、基本手順2を使用するブッフバルト−ハートウィッグのアミノ化において使用する。
HPLC純度(方法E):100%、Rt:1.82min、観測[MH+]=385.2;
【数141】
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【0638】
以下の化合物を、類似して調製した。
【表4-1】
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【0639】
【表4-2】
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【0640】
【表4-3】
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【0641】
【表4-4】
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【0642】
薬理学データ
【表5-1】
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【0643】
【表5-2】
[この文献は図面を表示できません]
【0644】
【表5-3】
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【0645】
【表5-4】
[この文献は図面を表示できません]
【0646】
表1に示した化合物は、本発明に従う、特に好ましい化合物である。
【0647】
以下の例は医薬に関する:
例A:注射バイアル
2回蒸留した3lの水中の式Iで表される100gの活性成分および5gのリン酸水素二ナトリウムの溶液を、2Nの塩酸を使用してpH6.5に調整し、滅菌濾過し、注射バイアル中に移し、滅菌条件下で凍結乾燥し、滅菌条件下で封をする。各々の注射バイアルは、5mgの活性成分を含む。
【0648】
例B:座剤
式Iで表される20gの活性成分と100gの大豆レシチンおよび1400gのココアバターとの混合物を、溶融し、型中に注ぎ入れ、放冷する。各々の座剤は、20mgの活性成分を含む。
【0649】
例C:溶液
式Iで表される1gの活性成分、9.38gのNaHPO・2HO、28.48gのNaHPO・12HOおよび0.1gの塩化ベンザルコニウムから、2回蒸留した940mlの水中に、溶液を調製する。pHを6.8に調整し、溶液を1lにし、放射線により滅菌する。この溶液は、点眼剤の形態で用いることができる。
【0650】
例D:軟膏
式Iで表される500mgの活性成分を、無菌条件下で、99.5gのワセリンと混合する。
【0651】
例E:錠剤
式Iで表される1kgの活性成分、4kgのラクトース、1.2kgのジャガイモデンプン、0.2kgのタルクおよび0.1kgのステアリン酸マグネシウムの混合物を、従来のやり方で圧縮して、錠剤を得、各々の錠剤が10mgの活性成分を含むようにする。
【0652】
例F:糖衣錠
例Eに類似して錠剤を圧縮し、続いて、従来のやり方で、スクロース、ジャガイモデンプン、タルク、トラガカントおよび染料の被膜で被覆する。
【0653】
例G:カプセル
式Iで表される2kgの活性成分を、従来のやり方で、硬質ゼラチンカプセル中に導入し、各々のカプセルが20mgの活性成分を含むようにする。
【0654】
例H:アンプル
2回蒸留した60lの水中、式Iで表される1kgの活性成分の溶液を滅菌濾過し、アンプル中に移し、滅菌条件下で凍結乾燥し、滅菌条件下で封をする。各々のアンプルは、10mgの活性成分を含む。
【配列表】
[この文献には参照ファイルがあります.J-PlatPatにて入手可能です(IP Forceでは現在のところ参照ファイルは掲載していません)]