【実施例1】
【0021】
図1に、本発明の一実施例によるリソグラフィ装置を概略的に示す。本装置は、放射線ビームB(例えばUV放射線またはEUV放射線)を調整するように構成された照明システム(照明器)ILと、パターン付与デバイス(例えばマスク)MAを支持するように構築された支持構造であって、いくつかのパラメータに従ってパターン付与デバイスを正確に位置決めするように構成された第1の位置決め手段PMに接続された支持構造(例えばマスク・テーブル)MTと、基板(例えばレジスト被覆ウェハ)Wを保持するように構築された基板テーブルであって、いくつかのパラメータに従って基板を正確に位置決めするように構成された第2の位置決め手段PWに接続された基板テーブル(例えばウェハ・テーブル)WTと、放射線ビームBに与えられたパターンを、パターン付与デバイスMAによって基板Wのターゲット部分C(例えば1つまたは複数のダイを含む)に投影するように構成された投影システム(例えば屈折投影レンズ・システム)PSとを含む。
【0022】
照明システムは、放射線を方向付け、成形し、または制御するために、屈折、反射、磁気、電磁気、静電気、もしくは他のタイプの光学構成要素、またはそれらの任意の組合せなど様々なタイプの光学構成要素を含んでいてもよい。
【0023】
支持構造は、パターン付与デバイス(すなわちパターン付与デバイスの重量)を支承する。支持構造は、パターン付与デバイスの向き、リソグラフィ装置の設計、およびその他の条件、例えばパターン付与デバイスが真空環境内に置かれているか否かなどに応じた様式でパターン付与デバイスを保持する。支持構造は、パターン付与デバイスを保持するために、機械的、真空、静電気、またはその他のクランプ技法を使用することができる。支持構造は、例えばフレームまたはテーブルとすることができ、必要に応じて固定することも可動にすることもできる。支持構造は、パターン付与デバイスが、例えば投影システムに対して所望の位置にあることを保証することができる。本明細書における用語「レチクル」または「マスク」の使用は、より一般的な用語「パターン付与デバイス」と同義と考えることができる。
【0024】
本明細書で使用する用語「パターン付与デバイス」は、基板のターゲット部分にパターンを作成する目的で放射線ビームの断面にパターンを与えるために使用することができる任意のデバイスを表すものと広く解釈すべきである。例えばパターンが位相シフト・フィーチャまたはいわゆる補助フィーチャを含む場合、放射線ビームに与えられるパターンは、基板のターゲット部分での所望のパターンに正確には対応していない場合があることに留意すべきである。一般に、放射線ビームに与えられるパターンは、集積回路などターゲット部分に作成されるデバイス内の特定の機能層に対応している。
【0025】
パターン付与デバイスは、透過型または反射型とすることができる。パターン付与デバイスの例として、マスク、プログラム可能ミラー・アレイ、およびプログラム可能LCDパネルが挙げられる。マスクはリソグラフィの分野においてよく知られており、バイナリ・マスク、レベンソン型位相シフト・マスク、およびハーフトーン型位相シフト・マスクなどのマスク・タイプ、ならびに様々なハイブリッド・マスク・タイプが含まれる。プログラム可能ミラー・アレイの一例は、小さなミラーのマトリックス配列を採用したものであり、各ミラーは、入射放射線ビームを異なる方向に反射するように個別に傾けることができる。傾けられたミラーが、ミラー・マトリックスによって反射される放射線ビームにパターンを与える。
【0026】
本明細書で使用する用語「投影システム」は、使用される露光放射線、または浸液の使用もしくは真空の使用など他の因子のために、適宜、屈折、反射、反射屈折、磁気、電磁気、および静電気光学システム、またはそれらの任意の組合せを含めた任意のタイプの投影システムを包含するものと広く解釈すべきである。本明細書における用語「投影レンズ」の使用は、より一般的な用語「投影システム」と同義と考えることができる。
【0027】
本明細書で示す際、本装置は反射型(例えば反射マスクを採用する)である。別法として、装置を透過型(例えば、透過マスクを採用する)にすることもできる。
【0028】
リソグラフィ装置は、2つ(デュアル・ステージ)以上の基板テーブル(および/または2つ以上のマスク・テーブル)を有するタイプのものにすることができる。そのような「マルチ・ステージ」のマシンでは、追加のテーブルを並行して使用することができ、あるいは、1つまたは複数のテーブルで準備ステップを行い、同時に、1つまたは複数の他のテーブルを露光用に使用することができる。
【0029】
また、リソグラフィ装置は、投影システムと基板との間の空間を充填するように、比較的高い屈折率を有する液体(例えば水)によって基板の少なくとも一部を覆うことができるタイプのものにすることができる。浸液は、リソグラフィ装置内の他の空間、例えばマスクと投影システムとの間に適用することもできる。液浸技法は、投影システムの開口数を高める技術分野でよく知られている。本明細書で使用する用語「液浸」は、基板などの構造を液体中に浸漬しなければならないことを意味するのではなく、露光中に投影システムと基板との間に液体が存在していることを単に意味する。
【0030】
図1を参照すると、照明器ILが、放射線源SOから放射線ビームを受ける。例えば放射線源がエキシマ・レーザであるとき、放射線源とリソグラフィ装置とを別個の実体とすることができる。そのような場合、放射線源は、リソグラフィ装置の一部を形成しているものとはみなされず、放射線ビームは、例えば適切な方向付けミラーおよび/またはビーム拡大器を含むビーム送達システムを用いて、放射線源SOから照明器ILに進められる。他の場合、例えば放射線源が水銀ランプであるときには、放射線源をリソグラフィ装置の一部分とすることができる。放射線源SOと照明器ILを、必要であればビーム送達システムと共に、放射線システムと呼んでもよい。通常、放射線源から照明器または光学システムへ放射線が伝播する経路内に、リソグラフィ装置の一部として、放射線源の一部として、または別個の実体としてデブリ抑制システムDが位置付けられる。また、放射線源SOおよびデブリ抑制システムDを放射線システムの一部とみなすこともできる。
【0031】
照明器ILは、放射線ビームの角度強度分布を調節するための調節器を含んでいてもよい。一般に、照明器のひとみ平面での強度分布の少なくとも外側および/または内側ラジアル範囲(通常、それぞれσアウターおよびσインナー呼ばれる)を調節することができる。さらに、照明器ILは、積分器および集光器など様々な他の構成要素を含むこともある。照明器を使用して、断面で所望の一様性および強度分布を有するように放射線ビームを調整することができる。
【0032】
放射線ビームBは、支持構造(例えばマスク・テーブルMT)上に保持されたパターン付与デバイス(例えばマスクMA)に入射し、パターン付与デバイスによってパターンを付与される。マスクMAを通った後、放射線ビームBは投影システムPSを通過し、投影システムPSが、ビームを基板Wのターゲット部分Cに集束する。第2の位置決め手段PWおよび位置センサIF2(例えば干渉計デバイス、リニア・エンコーダ、または容量センサ)を用いて、例えば放射線ビームBの経路内に様々なターゲット部分Cを位置決めするように、基板テーブルWTを正確に移動させることができる。同様に、第1の位置決め手段PMおよび別の位置センサIF1を使用して、マスクMAを、例えばマスク・ライブラリから機械的に取り出した後で、または走査中に、放射線ビームBの経路に対して正確に位置決めすることができる。一般に、マスク・テーブルMTの移動は、第1の位置決め手段PMの一部を成す長行程モジュール(粗い位置決め)および短行程モジュール(精密な位置決め)を用いて実現することができる。同様に、基板テーブルWTの移動は、第2の位置決め手段PWの一部を成す長行程モジュールおよび短行程モジュールを使用して実現することができる。(スキャナとは対照的に)ステッパの場合には、マスク・テーブルMTを、短行程アクチュエータのみに接続してもよく、あるいは固定してもよい。マスクMAおよび基板Wは、マスク・アラインメント・マークM1、M2および基板アラインメント・マークP1、P2を使用して位置合わせすることができる。図示した基板アラインメント・マークは特定のターゲット部分に位置しているが、それらをターゲット部分間の空間内に位置付けることもできる(これらは、スクライブ・レーン・アラインメント・マークとして知られている)。同様に、複数のダイがマスクMA上に提供される状況では、マスク・アラインメント・マークをダイの間に位置付けてもよい。
【0033】
図示の装置は、以下のモードの少なくとも1つで使用することができる。
【0034】
(1)ステップ・モードでは、マスク・テーブルMTおよび基板テーブルWTは本質的に静止して保たれ、放射線ビームに与えられた全パターンが一度にターゲット部分Cに投影される(すなわち、ただ1回の静的露光)。次いで、異なるターゲット部分Cを露光することができるように、基板テーブルWTがXおよび/またはY方向に移動される。ステップ・モードでは、露光領域の最大サイズが、ただ1回の静的露光で結像されるターゲット部分Cのサイズを制限する。
【0035】
(2)走査モードでは、放射線ビームに与えられたパターンがターゲット部分Cに投影されている間に、マスク・テーブルMTと基板テーブルWTとが同期して走査される(すなわち、ただ1回の動的露光)。マスク・テーブルMTに対する基板テーブルWTの速度および方向は、投影システムPSの拡大(縮小)およびイメージ反転特性によって決定することができる。走査モードでは、露光領域の最大サイズが、ただ1回の動的露光におけるターゲット部分の(非走査方向での)幅を制限し、走査運動の長さが、ターゲット部分の(走査方向での)高さを決定する。
【0036】
(3)別のモードでは、放射線ビームに与えられたパターンがターゲット部分Cに投影されている間に、マスク・テーブルMTが、プログラム可能パターン付与デバイスを保持して本質的に静止して保たれ、基板テーブルWTが移動または走査される。このモードでは、通常、パルス放射線源が採用され、プログラム可能パターン付与デバイスは、基板テーブルWTの毎回の移動後に、または走査中に、連続する放射線パルスの合間に必要に応じて更新される。この動作モードは、上で言及したタイプのプログラム可能ミラー・アレイなどプログラム可能パターン付与デバイスを利用するマスクレス・リソグラフィに容易に適用することができる。
【0037】
上述した使用モードの組合せおよび/または変形態様、あるいは全く異なる使用モードを採用することもできる。
【0038】
図2に、放射線を発生するための放射線源SOと、放射線の発生により解放される少なくともいくらかのデブリ粒子を抑制するためのデブリ抑制システムDと、放射線を集めるための光学システムOSとを含む放射線源装置の一部をより詳細に示す。
図2に示されるデブリ抑制システムDは、放射線源から光学システムへ放射線が伝播する経路内で、デブリ粒子の少なくともいくらかを直接蒸発させるように配置されている。この経路の方向は、矢印A1によって概略的に示されている。デブリ抑制システムDは、デブリ粒子を加熱するための加熱器Hを含む。加熱器はオーブンを含むことができる。デブリ抑制システムDは、放射線源から光学システムへ放射線が伝播する経路がオーブンを通って延びるように構成することができる。さらに、デブリ抑制システムDは、加えられる熱が効率良く使用されるように断熱材料を利用することもできる。加熱器は、経路内でデブリ粒子に熱エネルギーを供給するように配置され、それによりこれらの粒子、特にナノメートルからマイクロメートルまでのオーダーの寸法を有する粒子が蒸発する。
【0039】
本発明による1つの放射線源装置を
図3に概略的に示す。この実施例では、デブリ抑制システムDが、電磁放射線を発生するためのEM発生器EMGを含む。EM発生器は、フラッシュ・ランプ、レーザ、またはI線ランプを含む場合がある。特定の実施例によるデブリ抑制システムDは、EM発生器EMGが約100ワットから約4000ワットの範囲内で、またはより具体的には約200ワットでパワーを供給することができるように構成される。Sn(スズ)のマイクロサイズの粒子は、約200ワットを提供する熱エネルギー源によって加熱されたとき、1マイクロ秒未満で蒸発することが判明している。粒子がより小さい場合、そのような粒子の完全な蒸発に必要な時間はさらに短い。
【0040】
この実施例では、デブリ抑制システムは、電磁放射線を反射するためのEM放射線反射器EMRを採用することができ、それにより電磁放射線は、経路を一度横切った後に、経路に向けて戻される。
【0041】
この実施例は以下のように作用する。電磁放射線発生器EMGが電磁放射線を発生し、矢印A1によって表される経路内に存在するデブリ粒子に電磁放射線を吸収させて、デブリ粒子を蒸発させる。デブリ粒子と相互作用しなかったために、デブリ粒子によって吸収されていない電磁放射線は、電磁放射線反射器EMRによって反射することができ、したがってデブリ粒子によって吸収されるように新たな機会を得る。
図3に示されるように、電磁放射線反射器の相互の向き、および電磁放射線反射器EMRに対するEM発生器EMGの位置は、矢印A1によって表される経路内で電磁放射線がデブリ粒子によって吸収される可能性を高めるために、電磁放射線ができるだけ長く電磁放射線反射器EMR間に保たれるように選択することができる。
図3で、電磁放射線は、矢印EMによって表されている。
【0042】
加熱器Hを採用する実施例と、EM発生器EMGを採用する実施例との両方に関して、通常は毎秒約数十メートルの速度で経路に沿って移動するデブリ粒子(粒子がより小さい場合は、さらに毎秒数百メートルまで)を1マイクロ秒以内に蒸発させることができるということが当てはまる。したがって、約1センチメートルの距離を進んだときに粒子が蒸発され得る。これは、放射線源SOの近くでのデブリ粒子の抑制を可能にする。
【0043】
電磁放射線は、光イオン化のプロセスによってデブリ粒子が荷電されるように選択することができることを理解されたい。以下にさらに説明するように、荷電粒子は、簡単に抑制することができる。
【0044】
図4に、本発明の一実施例による放射線源装置を概略的に示す。この実施例では、デブリ抑制システムDが、電子ビームを発生させるためのEB発生器EBGを含む。電子は、矢印A1によって表される経路内に存在するデブリ粒子をイオン化することができ、したがって電子ビームは、これらの粒子を荷電することができる。この実施例では、デブリ抑制システムDは、電子を反射するためのEB反射器EBRを採用することができ、それにより電子は、経路を一度横切った後に、経路に向けて再び戻される。電子ビーム反射器は、電子ビームができるだけ長く電子ビーム反射器間に閉じ込められるように互いに対して向けられる。電子ビームは、
図4で矢印EBによって表されている。
【0045】
この実施例では、デブリ抑制システムは、荷電粒子が光学システムに向けて偏向されるように、電場および/または磁場を発生させるための電場および/または磁場発生器を含むこともできる。電場および/または磁場発生器は
図4に示されていない。電場および/または磁場を発生させるための任意の機構を適用することができる。電場および/または磁場は、
図4で点線の矢印A2によって表されている。電場および/または磁場の強度、ならびに電場および/または磁場の方向は、荷電デブリ粒子が光学システムに到達する可能性が低くなるように選択することができる。また、
図2および
図3の実施例にも矢印A2が示されており、これは、放射線の発生中に解放されたデブリ粒子の中に存在する荷電粒子、または光イオン化によって生成された荷電粒子を偏向するために電場および/または磁場を適用することができることを表している。
【0046】
電場および/または磁場を適用するために、当業者は、電極、磁石、永久磁石または電磁石、あるいは当技術分野でよく知られている任意の他のシステムを使用することができる。
【0047】
図5に、本発明の一実施例による放射線源装置を示す。この実施例では、デブリ抑制システムDが、デブリ粒子からプラズマPを発生させるためのプラズマ発生器PGを含む。プラズマ中に荷電粒子も生成される。この実施例も、荷電粒子が光学システムに向けて偏向されるように、電場および/または磁場を発生させるための電場および/または磁場発生器を含むことができる。有用なプラズマ発生器は当技術分野でよく知られている。
【0048】
図6に、本発明の一実施例による放射線源装置を概略的に示す。この実施例では、放射線源SOから光学システムOSへ放射線が伝播する経路の一部が2つの部分I、IIに分割される。第1の部分では、デブリ抑制システムが、デブリ粒子を蒸発させるように配置された加熱器を含む。第2の部分IIでは、デブリ抑制システムDは、EM発生器EMGおよび/またはEB発生器EBGを含むことができる。また、第2の部分は、EB反射器および/または電磁放射線反射器EMRを含んでいてもよい。経路の第1の部分では、粒子を蒸発させることができ、それゆえ、粒子は、より小さな粒子、すなわち非常に小さな分子または原子になる。経路の第2の部分では、電場および/または磁場による偏向を可能にするように、これらの粒子を荷電することができる。
【0049】
デブリ抑制システムDが、(i)デブリ粒子を直接蒸発させること、(ii)デブリ粒子を直接荷電すること、および(iii)デブリ粒子からプラズマを直接発生させることのうち1つのみを行うことができる場合もあることを理解されたい。別法として、
図2〜5に示される実施例の組合せが、抑制プロセスのさらなる最適化を可能にすることがある。
図6は、実現可能な組合せの一例を示している。例えば、プラズマ発生器を、他の実施例の任意のものと組み合わせることができる場合もある。
【0050】
本明細書では、ICの製造におけるリソグラフィ装置の使用に特に言及しているかもしれないが、本明細書で説明したリソグラフィ装置が、集積光システム、磁区メモリ用の誘導および検出パターン、フラットパネル・ディスプレイ、液晶ディスプレイ(LCD)、薄膜磁気ヘッドなどの製造など、他の用途を有していてもよいことを理解されたい。そのような他の用途の文脈では、本明細書における用語「ウェハ」または「ダイ」の使用を、それぞれより一般的な用語「基板」または「ターゲット部分」と同義と考えることができることを当業者は理解されよう。本明細書で言及した基板は、露光前または露光後に、例えばトラック(典型的には、レジストの層を基板に塗布し、露光されたレジストを現像するツール)、測定ツールおよび/または検査ツールで処理することができる。該当する場合には、本明細書における開示を、そのような基板処理ツール、およびその他の基板処理ツールに適用することができる。さらに、例えば多層ICを作成するために基板を複数回加工することもでき、したがって、本明細書で使用する用語「基板」は、複数回加工された層をすでに含む基板を表す場合もある。
【0051】
上では、光リソグラフィの文脈での本発明の実施例の使用に特に言及してきたが、本発明は、他の用途、例えばインプリント・リソグラフィで使用することもでき、文脈が許す限り、光リソグラフィに限定されないことを理解されたい。インプリント・リソグラフィでは、パターン付与デバイスのトポグラフィが、基板上に作成されるパターンを画定する。パターン付与デバイスのトポグラフィは、基板に供給されるレジストの層にプレスすることができ、その後、レジストは、電磁放射線、熱、圧力、またはそれらの組合せを加えることによって硬化される。レジストが硬化した後に、パターン付与デバイスがレジストから外され、レジストにパターンが残る。
【0052】
本明細書で使用する用語「放射線」および「ビーム」は、紫外(UV)放射線(例えば、波長が約365、355、248、193、157、または126nm)および極端紫外(EUV)放射線(例えば、波長が5〜20nmの範囲内)を含めた全てのタイプの電磁放射線を包含する。
【0053】
用語「レンズ」は、文脈が許す限り、屈折、反射、磁気、電磁気、および静電気光学構成要素を含めた様々なタイプの光学構成要素の任意の1つまたは組合せを表す場合がある。
【0054】
本発明の特定の実施例を上述してきたが、説明した以外の形で本発明を実施することもできることを理解されたい。例えば、本発明は、上で開示した方法を記述するマシン可読命令の1つまたは複数のシーケンスを含むコンピュータ・プログラム、または内部にそのようなコンピュータ・プログラムが記憶されたデータ記憶媒体(例えば半導体メモリ、磁気または光ディスク)の形態とすることができる。
【0055】
上の説明は例示の意図のものであり、限定を加えるものではない。したがって、特許請求の範囲の範囲から逸脱することなく、説明した本発明に変更を加えることができることは当業者に明らかであろう。