【課題を解決するための手段】
【0020】
これらの目的は、本発明により、担体材料上に、少なくとも一種の貴金属を触媒総重量に対して0.001〜1.10質量%の量で含み、また少なくとも一種のアルカリ金属及び/又はアルカリ土類金属と、FeとCr、Cu、Zn、またこれらの混合物からなる群から選ばれる少なくとも一種のドーパントとを含む触媒により達成される。
【0021】
本発明はまた、このような触媒の製造方法と、このような触媒を用いて少なくとも一酸化炭素と水を含む混合ガスを水素と二酸化炭素に変換する方法を含む。
【0022】
本発明の実施様態は、本明細書の請求項や詳細な説明、実施例に記載されている。本発明の上述の特徴や下述の特徴は、いずれの場合も記載されている組み合わせて使用できるだけでなく、本発明の範囲内にあるなら他の組合せででも使用可能であることは言うまでもない。
【0023】
驚くべきことに、担体材料上に、少なくとも一種の貴金属を触媒の総重量に対して0.001〜1.10質量%の量で含み、少なくとも一種のアルカリ金属及び/又はアルカリ土類金属と、FeやCr、Cu、Zn、及びこれらの混合物からなる群から選ばれる少なくとも一種のドーパントを持つ担持貴金属触媒を使用すると、水性ガスシフト反応を広い温度範囲でうまく実施でき、HTSで起こるような、特に高温で起こる、望まざるメタン化を抑制することができることが見出された。正確には、上記利点を与えるのは本発明の触媒の特徴の組合せである。
【0024】
例えばナトリウムの添加により、貴金属含有シフト触媒中に、シフト活性の増加とメタン化進行傾向の増加がもたらされることは、すでに知られている。例えば鉄の添加で、シフト活性の低下とメタン化進行傾向の低下がもたらされる。このため、例えば鉄とアルカリ金属の添加の間で、満足できるシフト活性を与えるとともにメタン化進行傾向を十分に抑制する最適条件を見つける必要がある。
【0025】
本発明の触媒は、担体材料上に、少なくとも一種の貴金属と少なくとも一種のアルカリ金属及び/又はアルカリ土類金属をいずれの場合も特定の量で含み、またFeとCr、Cu、Zn、またこれらの混合物からなる群から選ばれる少なくとも一種の元素を含むドーパントとを含む。
【0026】
この少なくとも一種の貴金属は、好ましくはAuとPt、Pd、Rh、Ruからなる群から選ばれる。Ptの使用が特に好ましい。Ptと一種以上の上記貴金属の組合せ、またはPtを含まない一種以上の上記貴金属の組合せも優れている。
【0027】
特に好ましくは、本発明は、上記貴金属がAuとPt、Pd、Rh、Ru、またこれらの混合物からなる群から選ばれる本発明の触媒を提供する。Ptを貴金属として使用することが極めて好ましい。特に本発明の触媒上で、Ptが唯一の貴金属として存在することが好ましい。
【0028】
本発明によれば、この少なくとも一種の貴金属の濃度が、好ましくは触媒の総重量に対して0.001〜1.10質量%であり、好ましくは0.01〜1.00質量%、特に好ましくは0.1〜0.99質量%、例えば0.1〜0.96質量%である。本発明の触媒の特徴の特定の組合せでは、高価な貴金属の使用量を非常に少なくし、それでも高触媒活性を得ることができる。
【0029】
本発明によれば、少なくとも一種のアルカリ金属及び/又はアルカリ土類金属として、Li、Na、K、Rb、Cs、Mg、Ca及び/又はSrが好ましく用いられる。特に好ましくのは、LiとNa、K、Rbであり、特にNaまたはKである。
【0030】
したがって特に好ましくは、本発明は、このアルカリ金属及び/又はアルカリ土類金属が、LiとNa、K、Rb、Cs、Mg、Ca、Sr、およびこれらの混合物からなる群から選ばれる本発明の触媒を提供する。
【0031】
ある好ましい実施様態においては、この少なくとも一種のアルカリ金属及び/又はアルカリ土類金属の濃度が、触媒の総重量に対して1.0〜4.0質量%であり、特に好ましくは1.2〜4.0質量%、極めて好ましくは1.8〜3.5質量%、特に2.0〜3.2質量%である。他の好ましい実施様態においては、触媒の総重量に対して1.2〜3.5質量%のKまたはNaが用いられる。
【0032】
したがって本発明は、ある好ましい実施様態においては、この少なくとも一種のアルカリ金属及び/又はアルカリ土類金属が総触媒に対して1.0〜4.0質量%の量で存在する本発明の触媒を提供する。
【0033】
本発明の触媒は、他の成分として、FeとCr、Cu、Zn、及びこれらの混合物からなる群から選ばれる少なくとも一種のドーパントを含む。本発明によれば、鉄をドーパントとして用いることが極めて好ましい。特にドーパントとしてFeのみが用いられる。
【0034】
本発明の触媒中では、上記少なくとも一種のドーパント、特に鉄が、一般的には触媒の総重量に対して0.01〜5質量%の濃度で、好ましくは0.05〜2.5質量%、特に好ましくは0.1〜1.5質量%の濃度で存在している。
【0035】
本発明の触媒は、上記の少なくとも一種のアルカリ金属及び/又はアルカリ土類金属と少なくとも一種のドーパントに加えて、他のドーパント、例えば希土類元素及び/又は13〜15族の主族元素を含むことができる。このような他のドーパントの合計濃度は、15質量%未満であってよい。
【0036】
本発明の目的に適当な担体材料は、従来から触媒化学でこの目的に使用されていて、十分に高いBET表面積を持つ全ての材料である。
【0037】
BET表面積は、望ましくは少なくとも50m
2/gである。
【0038】
ランタニドオキシドと遷移金属の組合せを含む、特に好ましくはCe/Zr酸化物を含む担体材料の使用が好ましい。なお、Ce酸化物:Zr酸化物の比率は、望ましくは担体材料の総重量に対して15〜25:85〜75質量%である。ある好ましい実施様態では、このCe/Zr酸化物担体材料が、ドーパントとして他の酸化物を、例えばAl
2O
3及び/又はLa酸化物を含む。例えば、本発明で好ましいAl
2O
3:Ce/Zr酸化物の比率は5〜20:95〜80であり、特に好ましくは8〜12:92〜88、例えば10:90である。
【0039】
La酸化物(La
2O
3)の量は、例えば担体材料の総重量に対して1〜10質量%であり、好ましくは3〜8質量%、特に好ましくは4〜6質量%であってよい。
【0040】
したがって特に好ましくは、本発明は、担体材料が少なくともCe及び/又はZrを含む本発明の触媒を提供する。ある好ましい実施様態においては、本発明は、担体材料がさらにLa及び/又はAlを含む本発明の触媒を提供する。
【0041】
本発明のある特に好ましい実施様態においては、本発明は、貴金属としてPtが存在し、アルカリ金属及び/又はアルカリ土類金属がLiとNa、K、Rb、Cs、Mg、Ca、Sr、及びこれらの混合物から選ばれ、ドーパントがFeであり、Ce及び/又はZrを含む担体材料が存在する本発明の触媒を提供する。特に好ましくは、本発明は、担体材料がさらにLaを含む本発明の触媒を提供する。
【0042】
本発明によれば、本発明の触媒中に存在するあるいは必要に応じて存在する成分は、即ち上述の貴金属やアルカリ金属及び/又はアルカリ土類金属、ドーパント、担体材料は、元素状及び/又は酸化物の形で存在できる。
【0043】
他の好ましい実施様態においては、本発明は、少なくとも一種の貴金属、特にPtが、触媒の総重量に対して0.001〜1.10質量%の量で、好ましくは0.01〜1.00質量%、特に好ましくは0.1〜0.99質量%、例えば0.1〜0.96質量%の量で存在し、少なくとも一種のアルカリ金属及び/又はアルカリ土類金属、特にNaまたはKが、1.2〜4.0質量%の量で、好ましくは1.8〜3.5質量%、特に好ましくは2.0〜3.2質量%の量で存在し、少なくとも一種のドーパント、特にFeが、0.05〜2.5質量%の量で、特に好ましくは0.1〜1.5質量%の量で存在し、また担体材料が少なくともCe及び/又はZrを含む本発明の触媒を提供する。
【0044】
貴金属とアルカリ金属及び/又はアルカリ土類金属、ドーパント、担体材料の特定の組合せを含む本発明の極めて好ましい実施様態が、実施例に開示されている。
【0045】
シフト反応で用いると非常に高い反応性と非常に高い効率を示す触媒は、まさに、貴金属とアルカリ金属及び/又はアルカリ土類金属とドーパントと担体材料とからなる本発明の組合せ、特に上記の特定の量の組合せである。本発明の触媒の高反応性は、例えば、比較低温であっても上述のシフト反応が、実質的に完全な熱力学的に可能な変換を起こすという事実により示される。また、本発明の触媒の特に高い効率は、この触媒が極めて小さなメタン化進行傾向を示すという、即ち生成する水素のほんの少量が反応してメタンを形成するという事実により示される。
【0046】
この触媒の上述の特徴や下述の特徴は、上述の組合せと値の範囲内でのみ使用できるのではなく、本発明の範囲内で主な請求の範囲内にある他の組合せや数値範囲ででも使用できることは言うまでもない。
【0047】
本発明の触媒は、担体材料に個々の成分を含浸させて製造できる。他の好ましい製造例では、活性成分が粉末状の担体材料に塗布され、次いでこれが少なくとも部分的に混練押し出しされる。これらの製造例を相互に組み合わせることも、例えば、活性成分の一部のみを粉末状の担体材料に塗布し、これを混練押出し、次いで残りの活性成分またはその残量を塗布することも可能である。
【0048】
活性成分は、これらの塩または酸化物の形で使用することが好ましい。本発明の目的に適当な塩は、例えば酸化物、硝酸塩、水酸化物、酢酸塩、アセチル酢酸塩、炭酸塩、ニトロシル硝酸塩または、フッ化物や塩化物、臭化物、ヨウ化物などのハロゲン化物である。
【0049】
ある好ましい実施様態では、貴金属への到達を良くするため、これら成分が担体材料上に塗布される。いろいろな金属塩は通常、例えばpHや濃度などの遵守すべき必要条件のため同時に塗布されないため、各種の促進剤を含む触媒は、全てではないが多くの場合、複数の含浸工程で、例えば二回の含浸工程で製造され、これらの工程は連続して実施される。
【0050】
担体材料への塗布による活性成分は、従来の方法で、例えばモノリス上への薄膜として導入することができる。
【0051】
他の好ましい実施様態において、活性物質を先ず少なくとも部分的に担体材料に、好ましくは粉末状の担体材料に塗布し、次いで混練し、次いで押し出さす場合は、この担体材料と活性組成物の混練と押出を、既知の装置を用いる従来の方法で実施することができる。
【0052】
したがって、本発明は、特に、上記の少なくとも一種の貴金属と少なくとも一種のアルカリ金属及び/又はアルカリ土類金属と少なくとも一種のドーパントが溶液または分散液で担体材料に塗布される本発明の触媒の製造方法を、
あるいは、
上記少なくとも一種の貴金属、少なくとも一種のアルカリ金属及び/又はアルカリ土類金属及び/又は少なくとも一種のドーパントの一部または全部が溶液または分散液として担体材料に塗布され、この担体材料が残りの部分のこれら成分と混合される本発明の触媒の製造方法を提供する。
【0053】
直接混練した触媒は、触媒粒子の全体積にわたって活性成分が均一に分布するため、含浸により製造される同じ活性組成の触媒と較べて相対活性が低いに違いないという仮定に反して、本発明では、同様な活性が見出だされた。
【0054】
粉末状原料からの成型体の製造は、当業界の熟練者には既知の従来法で実施でき、特に、Handbook of Heterogeneous Catalysis(不均一触媒ハンドブック), Vol. 1, VCH Verlagsgesellschaft Weinheim, 1997, pages 414−417.に記載のように、例えばタブレット化、凝集または押出で実施できる。
【0055】
当業界の熟練者には既知の助剤、例えばバインダーや潤滑剤及び/又は溶媒を、成形あるいは塗布の際に添加することもできる。
【0056】
上記の製造工程は単純であり低コストである。本発明の触媒は、シフト反応では高活性であるが、メタン化反応を抑制する;本発明の触媒を用いて、メタン含量として、例えば100ppm未満、好ましくは50ppm未満(いずれの場合も350℃)が達成され、また500ppm未満、好ましくは300ppm未満(いずれの場合も450℃)が達成される。
【0057】
上記触媒は、少なくとも一酸化炭素と水を含む混合ガスを水素と二酸化炭素に変換する本発明の方法で使用される。
【0058】
この方法は、通常のシフト反応の条件で、即ち通常150から280℃の温度であるLTS範囲と通常280〜550℃の温度であるHTS範囲の両方で実施できる。
【0059】
本発明の触媒を用いると高温下であってもメタン化を起こす傾向が低いため、この触媒は、先行技術のこれまでの触媒では不適当であるHTSに特に有用である。本発明のシフト反応は、180〜550℃の温度範囲で特に良好に進行する。したがって本発明の触媒は、HTSの工程とLTSの工程の両方で使用することが好ましくまた有利である。
【0060】
本発明の触媒はまた、シフト工程を一つのみに減らすこともでき、その場合、この触媒が低温でも高活性で変換を良く進めるため、中間的な温度、例えば230℃〜450℃で実施される。
【0061】
本発明の高活性シフト触媒上を用いてシフト反応により一酸化炭素(CO)の濃度を減らす本発明の方法は、例えば、Handbook of heterogeneous catalysis(不均一触媒ハンドブック)、2nd edition、Vol. 1、VCH Verlagsgesellschaft Weinheim、2008、pages 354−355に記載のようなシフト反応実施のための従来の装置と通常の条件で、COと水を含むプロセスガスをこの触媒上を通過させて実施される。
【0062】
用いるプロセスガスは、通常一酸化炭素と水素に加えて他のガス、例えば水素や二酸化炭素、窒素を含む混合ガスであり、これが上述のシフト反応で反応させられる。
【0063】
したがって本発明はまた、本発明の触媒の、一酸化炭素と水の二酸化炭素と水素への変換ヘの利用を提供する。
【0064】
また、本発明は、本発明の触媒を用いて少なくとも一酸化炭素と水を含む混合ガスを二酸化炭素と水素に変換する方法を提供する。
図:
図1は、測定方法を説明するものである。なお、このなかの略語は以下の意味を持つ:
A 反応器出口でのCOの量(ppm)
B メタン含量(ppm)
T 温度(℃)
MG
1 350℃でのメタン含量(ppm)
MG
2 450℃でのメタン含量(ppm)
本発明を以下の実施例により説明するが、これらの実施例はなんら制限を加えるものではない:
【0065】
実施例
本発明の触媒と比較用の触媒を以下の方法で製造する:
【0066】
1.含浸による製造(I):
本発明の触媒と比較用触媒は、触媒製造例に示されるようにして含浸により製造できる。
【0067】
【表1】
【0068】
方法:
所要量の硝酸鉄を上記量の硝酸白金溶液中に溶解し、蒸留水でCe/Zr担体材料の吸水量が90%に相当する体積まで希釈する。これらの押出品を容器に入れ、循環させながら白金/硝酸鉄溶液で噴霧含浸させる。含浸後、押出品をさらに5分間循環させ、次いで乾燥、次いで焼成する。次の製造工程で、水酸化カリウム溶液を蒸留水で、得られたPt/Feドープ後の押出品の吸水量の90%に相当する体積まで希釈する。次いでこれらの押出品を連続循環させながら得られた希水酸化カリウム溶液で噴霧含浸させる。含浸後、押出品をもう一度さらに5分間循環させ、次いで乾燥、次いで焼成する。
【0069】
乾燥 対流乾燥オーブン中で200℃で4時間
焼成 500℃で2時間
製品の重量 1001.8g
最終ドーピング量 0.9gのPt/100gの触媒
0.2gのFe/100gの触媒
2.0gのK/100gの触媒
【0070】
2. 混練による製造(K):
本発明の触媒と比較用触媒は、以下の触媒製造の例に示されるように、混練により製造できる。
【0071】
【表2】
【0072】
方法:Ce/Zr酸化物粉末をプラルSBと共に混練機に入れる。全量で20mlに蒸留水で希釈した硝酸をゆっくりと添加し、この混合物を10分間混練する。次いで硝酸鉄を硝酸白金溶液に溶解し、蒸留水で全量30mlに希釈し、混合物をさらに5分間混練する。次いで、非希釈水酸化カリウム溶液を加え、この混合物をさらに10分間混練する。蒸留水を少しずつ添加しプラスチック組成物を形成する。このプラスチック組成物を押出機で成形して1.5mmの押出品とする。
蒸留水の総使用量:69ml(HNO
3とPt/Fe溶液の希釈用の蒸留水を含む)
加圧圧力 :60bar
混練時間 :49分間
乾燥 :対流乾燥炉中200℃で4時間
焼成 :対流炉中500℃で2時間
ドーピング結果 :0.9gのPt/100gの触媒
:0.2gのFe/100gの触媒
:1.0gのK/100gの触媒
【0073】
3.触媒の試験:
製造した触媒の適性を証明する、これらをシフト反応に使用する。試験は次のように行う:
1.触媒の取り付け:15mlの触媒(床)または8〜12ml(モノリスの体積)を反応器内に取り付ける、
2.触媒取り付け後、始動前に装置全体に空気漏れがないことを試験する、
3.220℃に加熱し、同時にH
2とN
2の1:1混合物を用いて触媒を還元する、
4.220℃の温度に到達後この温度を5分間維持し、次いで試験を開始する、
5.初期データを記録、
6.初期温度プログラム、 600分間で220℃から450℃に加熱(連続的)、
7.450℃で20分間維持、
8.600分間で450℃から220℃に冷却(連続的)
【0074】
試験に用いる反応ガスの組成:
7質量%のCO、
7質量%のCO
2、
33質量%のH
2、
27質量%のN
2、および
26質量%のH
2O。
【0075】
触媒上のGHSVは、試験中12279/hである。この試験例を、以降、試験方法Mと呼ぶ。
【0076】
この試験方法Mに代えて、例えば温度プログラムを変更して、例えば初期温度と加熱熱速度(℃/min)を方法Mから変えず、最終温度を380℃に低下させて行うこともできる。
【0077】
以下の装置を使用する:
−加熱:対流炉、温度範囲が最高で600℃、
−温度測定、反応器の外側、
−ガス計量:質量流量調節器(ブルックス)
−水の計量:液体流量計
−COとCO
2の測定器:ジーメンス・ウルトラマット23
−メタンの分析装置:J.U.M社製FID、3−300A型
−圧力調整:レコ圧力調整弁
−リンセイス36チャンネル記録計を経由してデータ保管
−データ評価:ソフトウェア
【0078】
以下のパラメーターを測定する:
1.温度T
1(第一の昇温開始時の最低CO含量での温度[℃])
2.温度T
2(第二の昇温開始時の最低CO含量での温度 [℃])
3.温度が350℃でのメタン含量MG(ppm)
4.温度が450℃でのメタン含量MG2(ppm)
5.方法M(220から440℃への加熱、シェブロンなど)
【0079】
4.結果
本発明の触媒と比較のために製造した触媒の結果を下の表1に示す:
【0080】
【表3】
【0081】
1)元素;量[質量%]を報告
2)元素;量[質量%]を報告
3)I=含浸;K=混練
4)比較試験