特許第5965167号(P5965167)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】5965167
(24)【登録日】2016年7月8日
(45)【発行日】2016年8月3日
(54)【発明の名称】白色光干渉測定装置
(51)【国際特許分類】
   G01B 9/02 20060101AFI20160721BHJP
   G01B 11/24 20060101ALI20160721BHJP
【FI】
   G01B9/02
   G01B11/24 D
【請求項の数】2
【全頁数】9
(21)【出願番号】特願2012-59993(P2012-59993)
(22)【出願日】2012年3月16日
(65)【公開番号】特開2013-195114(P2013-195114A)
(43)【公開日】2013年9月30日
【審査請求日】2015年2月2日
(73)【特許権者】
【識別番号】000137694
【氏名又は名称】株式会社ミツトヨ
(74)【代理人】
【識別番号】100080458
【弁理士】
【氏名又は名称】高矢 諭
(74)【代理人】
【識別番号】100076129
【弁理士】
【氏名又は名称】松山 圭佑
(74)【代理人】
【識別番号】100089015
【弁理士】
【氏名又は名称】牧野 剛博
(72)【発明者】
【氏名】宇佐美 敦司
(72)【発明者】
【氏名】長濱 龍也
【審査官】 ▲うし▼田 真悟
(56)【参考文献】
【文献】 特開2010−101898(JP,A)
【文献】 特開平07−239212(JP,A)
【文献】 国際公開第2010/082066(WO,A2)
【文献】 特表2012−515341(JP,A)
【文献】 特開2002−005823(JP,A)
【文献】 特開2004−309429(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G01B 9/00−11/30
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
白色光束を出射する白色光源と、該白色光束を反射させるビームスプリッタと、該ビームスプリッタで反射された該白色光束を光軸の方向で集光して測定ワークに照射するとともに該測定ワークから反射して得られる測定光束と該測定ワークに集光される該白色光束から分岐して得られる参照光束とを干渉させる干渉対物レンズと、を有する白色光干渉測定装置において、
前記ビームスプリッタは、無偏光ビームスプリッタとされ、
前記白色光源と該ビームスプリッタとの間に、前記白色光束を円偏光に補正する偏光板及び1/4波長板が配置されることを特徴とする白色光干渉測定装置。
【請求項2】
前記ビームスプリッタは、ガラス貼り合わせビームスプリッタ、或いはキューブビームスプリッタとされることを特徴とする請求項に記載の白色光干渉測定装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、白色光干渉測定装置に係り、特に、測定ワークの配置方向の違いによって生じる測定値の差異を低減し、測定精度及び測定効率の向上を可能とする白色光干渉測定装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、光の干渉によって生じる干渉縞の強度情報を用いて測定ワークの三次元形状を精密に測定する干渉測定装置において、光源に広帯域光(白色光)を用いる白色光干渉測定装置が広く知られている。例えば特許文献1に示される白色光干渉測定装置の概略構成を図8に示す。図8の白色光干渉測定装置は、白色光束8を出射する白色光源6と、白色光束8を反射させるビームスプリッタ16と、ビームスプリッタ16で反射された白色光束8を光軸Oの方向で集光して測定ワーク2に照射するとともに測定ワーク2から反射して得られる測定光束と測定ワーク2に集光される白色光束8から分岐して得られる参照光束とを干渉させる干渉対物レンズ20と、を有する。なお、符号10、22、24、26はそれぞれ、コリメートレンズ、干渉光束、結像レンズ、受光素子を示している。
【0003】
ここで、白色光の干渉を用いることで、高さ方向(Z方向)において高い分解能を得られることを、図9(A)、(B)を用いて説明する。なお、図9(A)はZ方向における白色光を構成する波長毎の干渉縞の強度分布を示し、図9(B)はZ方向における各波長から合成された干渉縞の強度分布を示している。図9(A)に示す如く、干渉対物レンズ20のZ方向の焦点位置(Z=0)では各波長の干渉縞の最大値が重なり合い、焦点位置から離れるにつれて各波長の位相がずれていく。このため、図9(B)に示す如く、焦点位置において合成される干渉縞の強度が最大となり、焦点位置から離れるにつれて振動しながら次第にその強度が小さくなっていく。従って、白色光干渉測定装置では、干渉対物レンズ20の視野内の各位置で強度が最大となるZ方向の位置を検出することで、干渉対物レンズ20の視野内における測定ワーク2の三次元の形状を高精度に測定することができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2011−85413号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、図8に示したような白色光干渉測定装置で測定ワーク2を測定した場合には、測定ワーク2の配置方向の違いによって測定値に差異が発生するおそれがあることを発明者等は見出した。例えば、図10に示すような微細なラインL(幅数μm)とスペースS(幅数μm)からなるサンプル(以下L/SサンプルLSS)を測定ワーク2として測定した場合には、図10(A)の例えばL/SサンプルLSSのP方向を白色光干渉測定装置の特定の方向(例えばX方向)と一致させたときと、L/SサンプルLSSのQ方向を白色光干渉測定装置の特定の方向(例えばX方向)と一致させたときとでは、測定値に差異が生じる(光学分解能若しくは受光素子サイズ程度の差異)。
【0006】
これを解決するには、測定ワーク2を回転させる機構を測定ワーク2が配置される位置に設けてその機構で測定ワーク2の配置を調整することが考えられる。しかし、その場合には、装置のコストアップ及び配置調整のための測定効率の低下が生じてしまうこととなる。
【0007】
本発明は、前記問題点を解決するべくなされたもので、測定ワークの配置方向の違いによって生じる測定値の差異を低減し、測定精度及び測定効率の向上を可能とする白色光干渉測定装置を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本願の請求項1に係る発明は、白色光束を出射する白色光源と、該白色光束を反射させるビームスプリッタと、該ビームスプリッタで反射された該白色光束を光軸の方向で集光して測定ワークに照射するとともに該測定ワークから反射して得られる測定光束と該測定ワークに集光される該白色光束から分岐して得られる参照光束とを干渉させる干渉対物レンズと、を有する白色光干渉測定装置において、前記ビームスプリッタは、無偏光ビームスプリッタとされ、前記白色光源と該ビームスプリッタとの間に、前記白色光束を円偏光に補正する偏光板及び1/4波長板が配置されたことにより、前記課題を解決したものである。
【0011】
本願の請求項に係る発明は、前記ビームスプリッタを、ガラス貼り合わせビームスプリッタ、或いはキューブビームスプリッタにしたものである。
【発明の効果】
【0012】
本発明によれば、測定ワークの配置方向の違いによって生じる測定値の差異を低減し、測定精度及び測定効率の向上が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0013】
図1】本発明の第1実施形態に係る白色光干渉測定装置の概略模式図
図2】同じく白色光干渉測定装置の干渉対物レンズの概略模式図(ミラウ型(A)、マイケルソン型(B))
図3】ワイヤグリッド偏光子の振る舞いを示す模式図
図4】偏光板や1/4波長板を備えた顕微鏡装置を示す模式図
図5】本発明の第2実施形態に係る白色光干渉測定装置の概略模式図
図6】本発明の第3実施形態に係る白色光干渉測定装置の概略模式図
図7】本発明の第4実施形態に係る白色光干渉測定装置の概略模式図
図8】従来技術に係る白色光干渉測定装置の概略模式図
図9】白色光干渉測定装置のZ方向分解能を説明するための模式図
図10】従来技術に係る白色光干渉測定装置で、配置方向の違いにより測定値に差異が生じる測定ワークの一例を示す模式図(上面図(A)とP方向に沿う断面図(B))
【発明を実施するための形態】
【0014】
以下、図面を参照して、本発明の実施形態の一例を詳細に説明する。
【0015】
最初に、第1実施形態に係る白色光干渉測定装置の構成について、主に図1図2を用いて説明する。
【0016】
白色光干渉測定装置100は、鏡筒104内に、白色光源106と、コリメートレンズ110と、偏光補正手段である偏光補正部112と、干渉対物レンズ120と、結像レンズ124と、受光素子126と、を備える。なお、測定ワーク102は、例えば図示せぬXYステージ上でZ方向に対して2次元に走査可能とされている。そして、鏡筒104は、図示せぬZステージ上で移動可能とされている。XYステージとZステージとは、図示せぬ架台上に固定され、やはり図示せぬ制御装置により制御される。即ち、白色光干渉測定装置100は、干渉対物レンズ120の視野に限定されずに測定ワーク102の3次元形状を測定することができる。なお、XYステージは必須構成ではなく、Zステージで測定ワークを移動させるようにしてもよい。
【0017】
前記白色光源106は、図1に示す如く、白色光束108を出射する。白色光源106は、例えば自然光を放射可能なハロゲン光源とされている。白色光束108は、拡散光束であり、光波の直交する2つの偏光成分(白抜き点線矢印で示すP偏光Pplと白抜き矢印で示すS偏光Spl)の位相関係がでたらめな状態(非偏光)とされている。前記コリメートレンズ110は、図1に示す如く、入射する白色光束108を平行光束にコリメートする。なお、コリメートレンズ110から出射された時点の白色光束108は、非偏光のままとされている。
【0018】
前記偏光補正部112は、図1に示す如く、コリメートレンズ110と干渉対物レンズ120との間に配置され、偏光板114とビームスプリッタ116と1/4波長板118とを有する。偏光板114は、コリメートレンズ110から出射された非偏光の白色光束108を直線偏光に変換する。即ち、偏光板114によりP偏光PplとS偏光Splとを、予め偏りが生じた状態としておく。なお、偏光板114は、コリメートレンズ110と白色光源106との間に配置されていてもよい。ビームスプリッタ116は、直線偏光とされた白色光束108を光軸Oの干渉対物レンズ120の方向に反射する。ビームスプリッタ116の白色光束108の反射面には誘電体膜が蒸着(形成)されており、ビームスプリッタ116を一般的な照明光学系に用いられるものとすることができる。このため、ビームスプリッタ116で白色光束108を反射した際には、P偏光Pplの減衰がS偏光Splの減衰よりも多く、P偏光PplとS偏光Splとに偏りを生じさせる。しかし、偏光板114によりP偏光PplとS偏光Splとに予め偏りが生じた状態としているので、ビームスプリッタ116の反射による偏光成分の偏りの影響を低減することができる。1/4波長板118は、直交する2つの偏光成分の間に90度の位相差を生じさせる複屈折素子である。このため、1/4波長板118は、直線偏光とされた白色光束108を、ビームスプリッタ116で反射されて円偏光Cpl(白抜き矢印のついたリング)の白色光束108に変換することができる。即ち、偏光補正部112は、干渉対物レンズ120に入射する白色光束108をP偏光PplとS偏光Splとに偏りのない状態の円偏光に補正することができる。
【0019】
前記干渉対物レンズ120は、図1に示す如く、1/4波長板118を介してビームスプリッタ116で反射された白色光束108を光軸Oの方向で集光して測定ワーク102に照射する。ここで、干渉対物レンズ120は、図2(A)、(B)に示す如く、対物レンズOLと参照鏡RMとビームスプリッタBS(若しくはプリズムPS)を備える。対物レンズOLは平行光束(白色光束108)を集光して測定ワーク102に照射する。このため、測定ワーク102に集光される白色光束108では、P偏光PplとS偏光Splとに偏りのない状態となる。ビームスプリッタBS(若しくはプリズムPS)は、測定ワーク102に集光される平行光束(白色光束108)の一部を反射させて参照光束を生じさせている(即ち、参照光束は、集光される白色光束108から分岐して得られる)。参照鏡RMは、参照光束の焦点位置に配置され参照光束を反射する。反射した参照光束は、ビームスプリッタBS(若しくはプリズムPS)の位置で、測定ワーク102から反射して得られる光束である測定光束と結合される。測定光束と参照光束とが結合することで得られる干渉光束122は、光軸Oに沿ってビームスプリッタ116の方向に戻ることとなる。なお、図2(A)は、参照鏡RMとビームスプリッタBSとが光軸Oの上に配置されたミラウ型の干渉対物レンズ120であり、主に高倍率とする際に使用することができる。図2(B)は、参照鏡RMが光軸Oから外側に配置されプリズムPSが光軸Oの上に配置されたマイケルソン型の干渉対物レンズ120であり、ミラウ型に比べて主に低倍率とする際に使用することができる。
【0020】
前記結像レンズ124は、図1に示す如く、ビームスプリッタ116を透過する干渉光束122を結像する。前記受光素子126は、2次元に画素が並んだ受光素子であり、結像レンズ124により結像された干渉縞を受光する。
【0021】
なお、干渉光束122による干渉縞はいわば測定ワーク102と参照鏡RMとの形状の違いで生じるものである。このため、本実施形態においては、測定ワーク102に集光される白色光束108が円偏光で質の高い照明光束とされていることで、均質な干渉光束122を得ることができる。即ち、本実施形態において、測定ワーク102に集光される白色光束108を円偏光に補正するのは、干渉対物レンズ120から受光素子126の間で迷光や反射光の発生を回避するためのものではなく、質の高い照明光束を得るためのものである。仮に、前述のような迷光や反射光が生じても白色光干渉の原理を用いた本実施形態の白色光干渉測定装置100では干渉縞のコントラストに大きな影響を受けることなく測定ワーク102の計測を高い分解能で実現することが可能となる(このため、後述するキューブビームスプリッタを用いる第2実施形態の存在意義もある)。
【0022】
ここで、従来技術の図8で示したビームスプリッタ16は、一般に本実施形態のビームスプリッタ116と同様にその反射面に誘電体膜が蒸着されている構成である。このため、従来技術では、干渉対物レンズ20に入射する白色光束8のP偏光PplとS偏光Splとで偏りが生じている。それを補正することなくそのままの状態で、図10に示すようなL/SサンプルLSSを測定すると、図3に示すようなワイヤグリッド偏光子WGに光を照射したのと同じような現象が生じると考えられる(ワイヤグリッド偏光子WGでは、入射光束ILFのP偏光Pplを透過させ、反射光束OLFにS偏光Splのみが含まれる)。即ち、従来技術において、L/SサンプルLSSに照射される白色光束8ではP偏光PplとS偏光Splとで偏りがすでに存在することから、L/SサンプルLSSから反射して得られる測定光束の強度には、L/SサンプルLSSの配置方向の違いによる測定値の差異が発生すると考えられる。
【0023】
これに対し、本実施形態においては、従来技術と同じようにビームスプリッタ116に誘電体膜が蒸着されているような構成でありながら、偏光補正部112の偏光板114及び1/4波長板118により、対物干渉レンズ120にP偏光PplとS偏光Splとに偏りのない円偏光の白色光束108を入射させることができる。このため、測定ワーク102が図3で示すワイヤグリッド偏光子WGのようなものであっても、その配置方向の違いにより測定値に差異を生じることを低減することができる。従って、測定ワーク102を回転させる機構やそのための調整工程が必要なく、且つ測定精度及び測定効率の向上が可能となる。
【0024】
また、本実施形態においては、ビームスプリッタ116が従来と同じ構成でよく、特殊なビームスプリッタではないので、白色光干渉測定装置100を安価に構成することができる。
【0025】
なお、像観察を主体とする顕微鏡装置において、図4に示すように、偏光板64、69や1/4波長板68を組み合わせて配置し、測定ワークに円偏光の照明光束IFを入射させる技術が存在する。具体的に図4では、対物レンズOLと測定ワークとの間に1/4波長板68を配置し、且つ結像レンズ74の手前に偏光板(アナライザ)69を追加配置している。しかし、このような配置の目的は、受光素子76による観察像に直接的且つ大きく影響を与えてしまうような、主に(本実施形態の干渉対物レンズ120ではない)対物レンズ表面からの(位相が反転した)反射光束RLをカットするためのものである。即ち、図4に示すような顕微鏡装置は、本実施形態のような白色光干渉の原理を利用する技術とは思想やそれに基づく構成も異なっている。
【0026】
本発明について第1実施形態を挙げて説明したが、本発明は第1実施形態に限定されるものではない。即ち本発明の要旨を逸脱しない範囲においての改良並びに設計の変更が可能なことはいうまでもない。
【0027】
例えば、第1実施形態においては、偏光補正部112が、誘電体膜が形成されたビームスプリッタ116と、コリメートレンズ110とビームスプリッタ116との間に配置される偏光板114と、ビームスプリッタ116と干渉対物レンズ120との間に配置される1/4波長板118と、を備えていたが、本発明はこれに限定されない。例えば、図5に示す第2実施形態の如くであってもよい。なお、ここでは、第1実施形態と異なる偏光補正部212について説明し、それ以外の説明については重複を避けるため省略する。
【0028】
第2実施形態においては、図5に示す如く、偏光補正部212が、無偏光ビームスプリッタとされたビームスプリッタ216と、ビームスプリッタ216とコリメートレンズ210との間に配置される偏光板214及び1/4波長板218と、を備える(偏光板214及び1/4波長板218は、白色光源206とコリメートレンズ210との間に配置されていてもよい)。なお、ビームスプリッタ216は、キューブビームスプリッタであり、白色光束208の反射面には金属膜が形成されている。即ち、コリメートレンズ210から出射された非偏光の白色光束208を偏光板214で一旦直線偏光とし、すぐに1/4波長板218で円偏光Cplとしている。ビームスプリッタ216では無偏光とされているので、ビームスプリッタ216から出射される白色光束208も円偏光Cplを保った状態となる。即ち、P偏光PplとS偏光Splとに偏りのない白色光束208を干渉対物レンズ220に入射させることができる。
【0029】
第2実施形態においては、光軸Oの上の光学素子を除く、白色光源206から1/4波長板218までの構成で効果を得られるので、いわば照明系のみの調整だけが必要となり、その調整が容易である。
【0030】
なお、図6に示す第3実施形態の如く、無偏光ビームスプリッタとされたビームスプリッタ316はガラス貼り合わせビームスプリッタとされていてもよい。この場合も白色光束308の反射面には金属膜が形成されている。第3実施形態のビームスプリッタ316では、キューブビームスプリッタのようにその裏面反射でフレア(不要な光)を発生させ受光素子326で受光される干渉縞のコントラスト低下を招くおそれを低減することができる。
【0031】
上記実施形態においては、コリメートレンズと結像レンズとが用いられていたが、これらを用いないように図7に示す第4実施形態の如く白色光干渉測定装置を構成してもよい。ここでは、第1実施形態と異なり、干渉対物レンズ420が直接的に白色光源406及び受光素子426の位置で焦点を結ぶようにされている。第4実施形態においては、使用する光学素子を少なくできるので、より低コストで白色光干渉測定装置を構成することができる。
【産業上の利用可能性】
【0032】
本発明は、ビームスプリッタで白色光束を反射させて干渉対物レンズに入射させる白色光干渉を利用する画像測定装置(光学顕微鏡を含む)に広く適用することが可能である。
【符号の説明】
【0033】
2、102…測定ワーク
6、106、206、306、406…白色光源
8、108、208、308、408…白色光束
10、110、210、310…コリメートレンズ
16、66、116、216、316、416…ビームスプリッタ
20、120、220、320、420…干渉対物レンズ
22、122、222、322、422…干渉光束
24、74、124、224、324…結像レンズ
26、76、126、226、326、426…受光素子
64、69、114、214、314、414…偏光板
68、118、218、318、418…1/4波長板
100…白色光干渉測定装置
104…鏡筒
112、212、312、412…偏光補正部
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10