(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】5968324
(24)【登録日】2016年7月15日
(45)【発行日】2016年8月10日
(54)【発明の名称】化粧料用具、化粧料の保持具および化粧料用具の製造方法
(51)【国際特許分類】
A45D 40/00 20060101AFI20160728BHJP
A61K 8/64 20060101ALI20160728BHJP
A61K 8/65 20060101ALI20160728BHJP
A61K 8/73 20060101ALI20160728BHJP
A61Q 19/00 20060101ALI20160728BHJP
【FI】
A45D40/00 Z
A61K8/64
A61K8/65
A61K8/73
A61Q19/00
【請求項の数】7
【全頁数】9
(21)【出願番号】特願2013-534674(P2013-534674)
(86)(22)【出願日】2012年9月12日
(86)【国際出願番号】JP2012073300
(87)【国際公開番号】WO2013042592
(87)【国際公開日】20130328
【審査請求日】2015年3月13日
(31)【優先権主張番号】特願2011-205703(P2011-205703)
(32)【優先日】2011年9月21日
(33)【優先権主張国】JP
(73)【特許権者】
【識別番号】311002067
【氏名又は名称】JNC株式会社
(73)【特許権者】
【識別番号】000106324
【氏名又は名称】サンスター株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100100549
【弁理士】
【氏名又は名称】川口 嘉之
(74)【代理人】
【識別番号】100126505
【弁理士】
【氏名又は名称】佐貫 伸一
(74)【代理人】
【識別番号】100131392
【弁理士】
【氏名又は名称】丹羽 武司
(72)【発明者】
【氏名】竹林 貴史
(72)【発明者】
【氏名】福士 英明
(72)【発明者】
【氏名】山田 美樹
(72)【発明者】
【氏名】福垣 恭子
(72)【発明者】
【氏名】上村 美代子
(72)【発明者】
【氏名】田崎 耕三
(72)【発明者】
【氏名】阿安 智美
(72)【発明者】
【氏名】三井 司
【審査官】
青木 良憲
(56)【参考文献】
【文献】
国際公開第2010/013656(WO,A1)
【文献】
特開2005−263759(JP,A)
【文献】
特開2003−19028(JP,A)
【文献】
実開平6−52713(JP,U)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A45D 40/00
A61K 8/64
A61K 8/65
A61K 8/73
A61Q 19/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
環状の枠と、前記枠を把持するための柄とを有する保持具と、
スキンケア成分の水溶液を凍結乾燥させて形成した、前記枠の開口を塞ぐように固着する化粧料と、を備える、
化粧料用具。
【請求項2】
前記枠は、一部に切り欠きがある、
請求項1に記載の化粧料用具。
【請求項3】
前記枠は、環状の枠が連続して周回している、
請求項1に記載の化粧料用具。
【請求項4】
前記化粧料は、コラーゲン、ポリペプチド、ヒアルロン酸、プルラン、エラスチンの少なくとも何れかを含有する、
請求項1から3の何れか一項に記載の化粧料用具。
【請求項5】
環状の枠と、前記枠を把持するための柄とを有する保持具であって、スキンケア成分の水溶液を凍結乾燥させて形成した、前記保持具の開口を塞ぐように固着する化粧料を担持するための、
化粧料の保持具。
【請求項6】
環状の枠と、前記枠を把持するための柄とを有する保持具の前記枠に、スキンケア成分の水溶液を注入して、前記枠を前記水溶液で浸し、
前記枠を浸している前記水溶液を凍結乾燥させる、
化粧料用具の製造方法。
【請求項7】
前記化粧料用具を収納する収納部に前記保持具を収納し、
前記収納部に収納した前記保持具の前記枠に前記水溶液を注入して、前記枠を前記水溶液で浸し、
前記枠を浸している前記水溶液を凍結乾燥させる、
請求項6に記載の化粧料用具の製造方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本願は、化粧料用具、化粧料の保持具および化粧料用具の製造方法を開示する。
【背景技術】
【0002】
近年、マスクまたはパック(フェイシャルマスク)等の化粧料シートを用いたスキンケアが行なわれている。化粧料シートには、スキンケア成分であるコラーゲン、ゼラチン、ヒアルロン酸、キチン、キトサン、アミノ酸またはこれらの混合物を含浸させた不織布または織布が用いられている(例えば、特許文献1参照)。これら不織布または織布の化粧料シートは、化粧水等を含浸させて肌面に貼付される。
【0003】
また、コラーゲン様の構造を形成する合成ポリペプチド等のスキンケア成分のみを加温、冷却、凍結乾燥、減圧乾燥等の物理的処理によってスポンジ状、ゲル状、またはフィルム状のシートとし、これらを化粧料シートとして使用するものも提案されている(例えば、特許文献2参照)。その場合、まず大きめのシートを製造し、適用部分の寸法形状に合わせて裁断または型抜きしたものが肌面に貼付される。
【0004】
また、化粧料シートを貼付している間の使用者の行動の制限や、化粧料シートの取り扱いを容易にするものとして、スキンケア成分シートの周囲に外縁を形成しうる形状と面積を有する撥水性の不織布または織布からなる基布の片面に、スキンケア成分シートを圧着積層したものが提案されている(例えば、特許文献3)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開2005−263759号公報
【特許文献2】特開2007−137875号公報
【特許文献3】特開2010−163386号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
不織布または織布からなる基布にスキンケア成分を含浸させた化粧料シートは、使用後もスキンケア成分が基布に残存するため、スキンケア成分を不可避的に廃棄することになる。また、コラーゲン等のスキンケア成分を凍結乾燥によってシート状等に形成したものは、ひび割れ等を生じやすいため、指で取り扱うことが可能な程度の強度を確保するには、高濃度のスキンケア成分の水溶液で凍結乾燥させる必要がある。しかしながら、スキンケア成分を高濃度にすると、スキンケア成分が肌の表面に固形物となって残留する。
【0007】
そこで、本願は、凍結乾燥によって形成する化粧料のスキンケア成分の濃度を低くしても、化粧料を容易に取り扱い可能な化粧料の保持具および化粧料用具の製造方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記課題を解決するため、本発明は、柄を設けた枠に、化粧料を、他端の開口を塞ぐようにスキンケア成分の水溶液を凍結乾燥させて形成した。
【0009】
詳細には、本発明は、環状の枠と、前記枠を把持するための柄とを有する保持具と、スキンケア成分の水溶液を凍結乾燥させて形成した、前記枠の開口を塞ぐように固着する化粧料と、を備える化粧料用具とした。
【0010】
環状の枠であれば、スキンケア成分の水溶液を凍結乾燥させて化粧料を形成する際、水溶液中の水分の除去が阻害されることもなく、枠の開口を塞ぐように化粧料を固着させることができる。また、枠に設けた柄を把持することにより、ユーザが化粧料に直接触れることなく、化粧料用具を掴んで化粧料を肌にあてがうことができる。
【0011】
この化粧料用具であれば、ユーザが化粧料に直接触れることなく、化粧料用具を掴むことができるため、化粧料に力がほとんど加わらない。使用の際、化粧料に力がほとんど加わらないため、凍結乾燥によって形成する化粧料のスキンケア成分の濃度を低くしても、ひび割れ等が生じない。よって、スキンケア成分の濃度を低くしても、化粧料を容易に取り扱うことができる。
【0012】
なお、前記枠は、一部に切り欠きがあってもよいし、環状の枠が連続して周回していてもよい。一部に切り欠きがあれば、枠が変形しやすいので、化粧料を肌に密着させることができる。また、環状の枠が連続して周回していれば、枠が変形しにくいので、化粧料を十分に保持することができる。
【0013】
また、前記化粧料は、コラーゲン、ポリペプチド、ヒアルロン酸、プルラン、エラスチンの少なくとも何れかを含有するものであってもよい。化粧料がこのような成分を含有することにより、化粧料をあてがった部位の皮膚の美容効果が促進される。
【0014】
また、本発明は、化粧料の保持具として捉えることもできる。すなわち、環状の枠と、前記枠を把持するための柄とを有する保持具であって、スキンケア成分の水溶液を凍結乾燥させて形成した、前記保持具の開口を塞ぐように固着する化粧料を保持させるものであってもよい。
【0015】
また、本発明は、方法の側面から捉えることもできる。例えば、本発明は、環状の枠と、前記枠を把持するための柄とを有する保持具の前記枠に、スキンケア成分の水溶液を注入して、前記枠を前記水溶液で浸し、前記枠を浸している前記水溶液を凍結乾燥させる化粧料用具の製造方法であってもよい。環状の枠を浸すようにスキンケア成分の水溶液を保持具に注入し、凍結乾燥させることにより、上述した化粧料用具を比較的少ない工数で効率的に生産することができる。
【0016】
また、前記化粧料用具を収納する収納部に前記保持具を収納し、前記収納部に収納した前記保持具の前記枠に前記水溶液を注入して、前記枠を前記水溶液で浸し、前記枠を浸している前記水溶液を凍結乾燥させてもよい。化粧料用具を収納する収納部を使って上記化粧料用具を生産すれば、凍結乾燥の後で別の容器に化粧料用具を移し替える必要も無いため、更に効率的に生産できる。
【発明の効果】
【0017】
本発明によれば、凍結乾燥によって形成する化粧料のスキンケア成分の濃度を低くしても、化粧料を容易に取り扱うことが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【0018】
【
図3】化粧料用具の製造プロセスの一例を示した図である。
【
図5】化粧料用具を取り出す様子を示した図である。
【発明を実施するための形態】
【0019】
上記発明の実施形態を以下に説明する。以下に示す実施形態は例示であり、本願で開示する発明の技術的範囲をこれらに限定するものではない。
【0020】
実施形態に係る化粧料用具の外観を
図1に示す。化粧料用具1は、
図1に示すように、柄5が取り付けられている環状の枠2を有する保持具3と、枠2の内側に担持された化粧料4とを備える。枠2は、リング状の形状を有しており、一つの柄5が枠2の外側に向かって突き出ている。枠2は、化粧料4を担持するために必要な径および厚さを有していることが好ましく、例えば、径を約10mm程度とし、厚さを約1mm程度とする。また、枠2は、指で摘みやすく且つ化粧料4が固着しやすい素材で構成することが好ましい。このような素材としては、例えば、ポリプロピレン、PET、シリコン、ナイロンなどを例示できる。
【0021】
化粧料用具1の構造を
図2に示す。化粧料用具1は、
図2に示すように、枠2の開口部を塞ぐように、シート状の化粧料4を担持している。化粧料4は、スキンケア成分の水溶液を凍結乾燥したものである。スキンケア成分としては、例えば、コラーゲン、合成ポリペプチド、ヒアルロン酸、プルラン、エラスチンを例示できる。コラーゲンは、天然に存在するコラーゲンや遺伝子組換えで製造されるコラーゲンでもよいが、合成コラーゲンでもよい。合成コラーゲンとしては、例えば、下記式で表されるアミノ酸配列の合成ペプチドが挙げられ、これはコラーゲン様の構造を形成する。また、病原体の感染や病原性因子の伝達を生じない故に安全性が高く、また、保湿性や安定性も高く、更に臭気を生じさせない利点を有する。
(Pro−X−Gly)n
【0022】
上記式において、XはProまたはHypを表し、ProはL−プロリン残基、HypはL−ヒドロキシプロリン残基、及びGly;グリシン残基を表し、nは1〜100,000の整数である。なお、上記化粧料4の製造には、必要に応じて、通常、化粧用または医療用に用いられる増粘剤、賦形剤等の添加剤を用いてもよい。
【0023】
上記凍結乾燥を行なう際のスキンケア成分の水溶液の濃度は、有効成分が肌に効果的に作用する濃度であることが好ましく、例えば、0.01〜1.0重量%がより好ましく、特に好ましくは約0.25重量%程度の濃度にする。スキンケア成分の水溶液の濃度が低いと、化粧料4の構造的な強度が低下するが、枠2を水溶液に浸した状態で凍結乾燥によって固化することにより、化粧料4が枠2に固着する。よって、低濃度で構造的な強度の低い化粧料4であっても、枠2に担持されていれば、枠2を指で摘んで容易に取り扱うことができる。なお、水溶液の濃度を高くすると、構造的な強度の高い化粧料4を形成することができるが、その場合、濃度が高すぎる故に、使用の際、肌の表面に固形物となって残留することになる。
【0024】
化粧料用具1は、例えば、以下のようなプロセスによって製造することができる。化粧料用具1の製造プロセスの一例を
図3に示す。
【0025】
化粧料用具1を製造する際は、保持具3をトレー6に載せる(
図3(A))。トレー6には、化粧料用具1を収納するための凹状の収納部7が形成されており、枠2を収納部7に入れる。ここで、収納部7は、環状の枠2に沿う円筒状の収納部であり、化粧料用具1の側部を支持する壁面8と、化粧料用具1の下部を支持する底面9とを有する。収納部7の底面9は、円形であり、中心部分が縁の部分よりも1段低くなっている。すなわち、底面9を構成する2つの面のうち、底面9の中心部分を構成する第1の底面10は、底面9の縁の部分を構成し、枠2の環状の下端を支持する第2の底面11よりも1段低くなっている。なお、底面9は、第1の底面10と第2の底面11のように、必ずしも高さの異なる2つの底面で構成されている必要は無く、段差の無い平面であってもよい。
【0026】
次に、枠2の内側にスキンケア成分の水溶液を注入し、枠2の下部を水溶液で浸す(
図3(B))。そして、水溶液を凍結乾燥させる(
図3(C))。凍結乾燥をする際は、枠2を水溶液に浸したままの状態でトレー6ごと冷却し、水溶液を凍結させる。凍結の際の温度は、水溶液中の成分に応じるが、十分に低い温度であることが望ましい。
【0027】
枠2の下部を浸す水溶液が十分に凍結した後、トレー6を配置した空間を減圧して真空にする。そして、凍結した水溶液が溶けない程度の、水溶液中の水分の昇華に必要な量の熱を供給しながら、真空状態を保持する。枠2は、開口しているため、枠2の下部を浸す水溶液中の水分が枠2の内部を通過するように昇華する。これにより、水溶液中の水分が昇華し、やがて水溶液が凍結乾燥して化粧料4の完成に至る(
図3(D))。
【0028】
化粧料用具1を使用する際は、化粧料用具1をトレー6から取り出す(
図3(E))。化粧料4は、凍結乾燥によって枠2に固着しているため、枠2を指で摘んでトレー6から持ち上げると、化粧料4が収納部7の底面9から剥離する。枠2を指で摘んだ状態で、化粧水等を塗布して湿らせた肌の上に化粧料4をあてがうと、化粧料4が肌の上で溶解する。化粧料4が肌の上で溶解すると消滅し、化粧料用具1には柄5が取り付けられている枠2のみが残る。
【0029】
なお、トレーは、例えば、
図4に示すように、収納部7を2つ設けておき、各収納部7に化粧料用具1を収納するようにしてもよい。この場合、トレー6には、収納部7に収納された化粧料用具1の柄5を指で摘むための窪み12を、各収納部7についてそれぞれ2つずつ設けるようにしてもよい。各収納部7に隣接して窪み12を設けておけば、収納部7に収納されている化粧料用具1を容易に摘むことができるので、
図5に示すように、化粧料用具1を収納部7から取り出しやすい。なお、窪み12は、化粧料4を凍結乾燥によって形成するという上記プロセスの都合上、枠2の内側に注入した水溶液が収納部7から窪み12へ流れないようにする必要がある。そこで、収納部7と窪み12との間には、
図3に示したように、水溶液が収納部7から窪み12へ流出するのを防ぐための防壁14を設けている。化粧料用具1の柄5は、化粧料用具1を収納部7に収納した際、この防壁14に当たらないようにするために、柄5の付け根部分が抉れている。
【0030】
また、トレー6には、
図6に示すように、開閉可能な蓋13を設けてもよい。開閉可能な蓋13をトレー6に設ければ、各収納部7に収納されている化粧料用具1のうち何れかのみを使用のために取り出し、その他の化粧料用具1については収納部7に入れたまま密閉して保管することができる。
【0031】
変形例に係る化粧料用具の外観を
図7に示す。本変形例に係る化粧料用具21は、
図7に示すように、環状の枠22の一部に切り欠き25があり、枠が不連続になっている。保持具23は、切り欠き25を一部に設けた枠22に柄26を取り付けた構造になっている。そして、切り欠き25を含む枠22の内側に化粧料24が担持されている。保持具23の寸法や素材に関する条件は、保持具3と同様とする。このような切り欠き25がある枠22についても、連続した環状の枠2と同様、枠22をスキンケア成分の水溶液で浸した後に凍結乾燥を行い、化粧料24を形成する。切り欠き25がある枠22の場合、連続した環状の枠2に比べて、枠22が変形しやすいので、肌に密着させることができる。
【0032】
なお、枠は、化粧料を担持する内周部分に、化粧料の離脱を防ぐための爪を設けたり、凹凸加工を施したりしてもよい。
【実施例】
【0033】
<化粧料用具の製造>
収納部に枠を収納し、0.25重量%の合成コラーゲン水溶液(JNC株式会社の商品名「ピュアコラ(登録商標)」の0.5%水溶液を純水で希釈したものである)を注入したトレーを、凍結乾燥機(本体商品名:EYELA FDU−1100(東京理化器械株式会社製)、角型ドライチャンバー商品名:EYELA DRC−1000(東京理化器械株式会社製)、真空ポンプ:ULVAC−200(アルバック機工株式会社製))に入れて10時間かけ−50℃になるまで冷却し凍結した。その後、真空ポンプを作動させて−50℃で10時間凍結乾燥した後、25℃まで温度を戻し凍結乾燥機から取り出した。その結果、見掛けの厚さが約1mmの化粧料が形成されたことを確認した。
【0034】
<使用性の評価>
目の下の肌の部分に化粧水を塗布し、上記の方法で作成した化粧料用具の化粧料をあてがった。化粧料をあてがったところ、肌の部分に塗布した化粧水によって化粧料が溶解した。柄の付いた枠が無い場合、指の表面で化粧料が溶解し、或いは化粧料を摘む際の指の力によって化粧料が損壊してしまい、化粧料を所望の部位に十分にあてがうことが難しい。しかし、本願のように、柄の付いた枠を用いることにより、化粧料を所望する部位で溶解させ、化粧料を塗布することができる。
【符号の説明】
【0035】
1,21・・・化粧料用具
2,22・・・枠
3,23・・・保持具
4,24・・・化粧料
5,26・・・柄
6・・・トレー
7・・・収納部
8・・・壁面
9・・・底面
10・・・第1の底面
11・・・第2の底面
12・・・窪み
13・・・蓋
14・・・防壁
25・・・切り欠き