(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】5969112
(24)【登録日】2016年7月15日
(45)【発行日】2016年8月10日
(54)【発明の名称】デバイスツーデバイス通信を提供するコンピュータプログラムおよびデバイス
(51)【国際特許分類】
H04W 8/00 20090101AFI20160728BHJP
H04W 84/18 20090101ALI20160728BHJP
【FI】
H04W8/00 110
H04W84/18 110
【請求項の数】30
【全頁数】22
(21)【出願番号】特願2015-505689(P2015-505689)
(86)(22)【出願日】2012年4月11日
(65)【公表番号】特表2015-513288(P2015-513288A)
(43)【公表日】2015年4月30日
(86)【国際出願番号】US2012032987
(87)【国際公開番号】WO2013154546
(87)【国際公開日】20131017
【審査請求日】2014年11月10日
(73)【特許権者】
【識別番号】591003943
【氏名又は名称】インテル・コーポレーション
(74)【代理人】
【識別番号】110000877
【氏名又は名称】龍華国際特許業務法人
(72)【発明者】
【氏名】ジョンソン、カースティン
【審査官】
桑江 晃
(56)【参考文献】
【文献】
国際公開第2012/006446(WO,A1)
【文献】
国際公開第2012/012229(WO,A2)
【文献】
国際公開第2011/078948(WO,A2)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H04W 4/00−99/00
3GPP TSG RAN WG1−4
SA WG1−2
CT WG1
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
オペレータ補助付きデバイス間(D2D)ディスカバリのための複数の命令を持つコンピュータプログラムであって、前記複数の命令は機械上で実行される場合に、
オペレータネットワーク内の送信局で要求無線デバイスからデータサービスのための要求を受信すること、
前記要求無線デバイスのために前記要求されたデータサービスを提供するべく、前記オペレータネットワークで提供無線デバイスを特定すること、
前記送信局により前記要求無線デバイスおよび前記提供無線デバイスへデバイスディスカバリメッセージを送信することを前記機械に実行させ、
前記デバイスディスカバリメッセージは、前記要求無線デバイスと前記提供無線デバイスとの間のD2Dネットワークであるアドホック経由での通信のための選択されたデバイスディスカバリ期間を提供し、D2Dネットワークである前記アドホックは、デバイスツーデバイス通信を提供するコンピュータプログラム。
【請求項2】
データサービスのための前記要求は、前記データサービスまたは要求されたデータコンテンツの識別、要求された加入者、前記要求されたデータサービスのサービスの望まれる品質、前記要求無線デバイスの位置、前記要求無線デバイスの送信パワーレベル、前記要求無線デバイスのトラフィック負荷、前記要求無線デバイスの許容送信レート、およびそれらの組み合わせで構成されるグループから選択された要求された情報をさらに含む請求項1に記載のコンピュータプログラム。
【請求項3】
前記選択されたデバイスディスカバリ期間は、5秒よりも小さい請求項1または請求項2に記載のコンピュータプログラム。
【請求項4】
D2Dネットワークである前記アドホックは、認可帯域ネットワーク、無認可帯域ネットワーク、無線ワイドエリアネットワーク、無線ローカルエリアネットワーク、無線パーソナルエリアネットワーク、およびそれらの組み合わせで構成されるグループから選択される請求項1から請求項3のいずれか1項に記載のコンピュータプログラム。
【請求項5】
データサービスのための前記要求は、ユニキャストメッセージ経由で受信され、前記デバイスディスカバリメッセージは、ブロードキャスト、マルチキャスト、またはユニキャストメッセージ経由で送信される請求項1から請求項4のいずれか1項に記載のコンピュータプログラム。
【請求項6】
前記デバイスディスカバリメッセージは、前記提供無線デバイスに、前記選択されたデバイスディスカバリ期間の間、通知を行うように促し、前記要求無線デバイスに、前記選択されたデバイスディスカバリ期間の間、通知のために待機するように促す、請求項1から請求項5のいずれか1項に記載のコンピュータプログラム。
【請求項7】
前記デバイスディスカバリメッセージは、前記要求無線デバイスに、前記選択されたデバイスディスカバリ期間の間、前記データサービスを要求するように促し、前記提供無線デバイスに、前記選択されたデバイスディスカバリ期間の間、前記要求のために待機するように促す、請求項1から請求項5のいずれか1項に記載のコンピュータプログラム。
【請求項8】
前記デバイスディスカバリメッセージは、前記提供無線デバイスに、前記選択されたデバイスディスカバリ期間の間には通知を行い、前記提供無線デバイスが送信してしない場合には待機するように促し、前記要求無線デバイスに、前記選択されたデバイスディスカバリ期間の間には前記データサービスを要求し、前記要求無線デバイスが送信してしない場合には待機するように促す、請求項1から請求項5のいずれか1項に記載のコンピュータプログラム。
【請求項9】
前記複数の命令のうち前記デバイスディスカバリメッセージを送信する命令の前に、オペレータネットワーク認証プロトコルによって前記要求無線デバイスおよび前記提供無線デバイスを認証する複数の命令をさらに備える請求項1から請求項8のいずれか1項に記載のコンピュータプログラム。
【請求項10】
前記複数の命令のうち前記提供無線デバイスを特定する命令は、
前記要求されたデータサービスと共にリストに記載された複数の加入者のためのデータ保存場所を検索し、
前記要求されたデータサービスを持つ前記リストに記載された複数の加入者から少なくとも1つの提供無線デバイスを選択する命令をさらに含む請求項1から請求項9のいずれか1項に記載のコンピュータプログラム。
【請求項11】
前記複数の命令のうち前記提供無線デバイスを特定する命令は、
前記要求無線デバイスへ前記データサービスを提供する許可と共にリストに記載された複数の加入者のためのデータ保存場所を検索し、
前記要求無線デバイスに前記データサービスを提供する許可と共に前記リストに記載された複数の加入者から少なくとも1つの提供無線デバイスを選択する命令をさらに含む請求項1から請求項9のいずれか1項に記載のコンピュータプログラム。
【請求項12】
前記複数の命令のうち前記提供無線デバイスを特定する命令は、
位置が前記要求無線デバイスの送信範囲内である、リストに記載された複数の加入者のためのデータ保存場所を検索し、または、どの加入者が前記要求無線デバイスの近くにいるかを決定するべく、複数の加入者の現在位置をチェックし、
位置が前記要求無線デバイスの近接内である、前記リストに記載された複数の加入者から少なくとも1つの提供無線デバイスを選択する命令をさらに含む請求項1から請求項9のいずれか1項に記載のコンピュータプログラム。
【請求項13】
オペレータ補助付きデバイス間(D2D)ディスカバリのための複数の命令を持つコンピュータプログラムであって、前記複数の命令は機械上で実行される場合に、
無線デバイスでオペレータネットワークにおける送信局からデバイスディスカバリメッセージを受信すること、
D2Dネットワークであるアドホック経由での選択されたデバイスディスカバリ期間の間、隣接無線デバイスと通信することを前記機械に実行させ、
前記デバイスディスカバリメッセージは、要求無線デバイスと提供無線デバイスとの間のD2Dネットワークであるアドホック経由での通信のための前記選択されたデバイスディスカバリ期間を提供し、D2Dネットワークである前記アドホックは、デバイスツーデバイス通信を提供するコンピュータプログラム。
【請求項14】
前記無線デバイスは前記要求無線デバイスであり、前記隣接無線デバイスは、前記提供無線デバイスであり、
前記コンピュータプログラムは、前記要求無線デバイスにより前記送信局へデータサービスのために要求を送信する複数の命令をさらに含む請求項13に記載のコンピュータプログラム。
【請求項15】
前記無線デバイスは前記要求無線デバイスであり、前記隣接無線デバイスは前記提供無線デバイスであり、前記複数の命令のうち前記隣接無線デバイスと通信する命令は、前記選択されたデバイスディスカバリ期間の間、D2Dネットワークである前記アドホック経由で前記提供無線デバイスからデータサービスを要求する命令をさらに含む請求項13に記載のコンピュータプログラム。
【請求項16】
前記無線デバイスは前記提供無線デバイスであり、前記隣接無線デバイスは前記要求無線デバイスであり、前記コンピュータプログラムは、前記デバイスディスカバリメッセージが受信された場合に、前記提供無線デバイスをアイドル状態またはスリープ状態からアクティブ状態に目覚めさせる複数の命令をさらに含む請求項13に記載のコンピュータプログラム。
【請求項17】
前記無線デバイスは前記提供無線デバイスであり、前記隣接無線デバイスは前記要求無線デバイスであり、前記複数の命令のうち前記隣接無線デバイスと通信する命令は、前記選択されたデバイスディスカバリ期間の間、D2Dネットワークである前記アドホック経由でデータサービスを前記要求無線デバイスに通知する命令をさらに含む請求項13に記載のコンピュータプログラム。
【請求項18】
オペレータ補助付きデバイス間(D2D)ディスカバリのためのデバイスであって、
要求無線デバイスからオペレータネットワークにおけるデータサービスのための要求を受信するトランシーバモジュールと、
前記要求無線デバイスのために前記データサービスを提供する提供無線デバイスを特定する識別モジュールと、
を備え、
前記トランシーバモジュールは、さらに、前記要求無線デバイスおよび前記提供無線デバイスへデバイスディスカバリメッセージを送信し、前記デバイスディスカバリメッセージは、前記要求無線デバイスと前記提供無線デバイスとの間のD2Dネットワークであるアドホック経由での通信のために選択されたデバイスディスカバリ期間を提供し、D2Dネットワークである前記アドホックは、デバイスツーデバイス通信を提供するデバイス。
【請求項19】
前記識別モジュールは、リストに記載された複数の加入者から利用可能な複数の前記データサービス、リストに記載された複数の加入者から利用可能な複数のデータサービスの複数の共有許可、複数の加入者の複数の位置、およびそれらの組み合わせを格納するデータ保存場所を有し、
前記識別モジュールは、前記リストに記載された複数の加入者から少なくとも1つの提供無線デバイスを選択し、または、前記データサービスを提供可能な潜在的な提供無線デバイスが存在しないことを報告する請求項18に記載のデバイス。
【請求項20】
前記データ保存場所はデータベース、クラウドアプリケーション、およびそれらの組み合わせから選択される請求項19に記載のデバイス。
【請求項21】
オペレータネットワーク認証プロトコルによって前記要求無線デバイスおよび前記提供無線デバイスを認証する認証モジュールをさらに含む請求項18から請求項20のいずれか1項に記載のデバイス。
【請求項22】
前記デバイスは、発展型Node B、基地局、ベースバンドユニット、無線アクセスポイント、およびそれらの組み合わせから構成されるグループから選択された送信局内に含まれる請求項18から請求項20のいずれか1項に記載のデバイス。
【請求項23】
オペレータ補助付きデバイス間(D2D)ディスカバリのためデバイスであって、
オペレータネットワークにおける送信局からデバイスディスカバリメッセージを受信するオペレータネットワークトランシーバモジュールと、
D2Dネットワークであるアドホック経由での選択されたデバイスディスカバリ期間の間、隣接無線デバイスと通信するD2Dトランシーバモジュールと
を備え、
前記デバイスディスカバリメッセージは、要求無線デバイスと提供無線デバイスとの間のD2Dネットワークである前記アドホック経由での通信のための前記選択されたデバイスディスカバリ期間を提供し、前記D2Dネットワークである前記アドホックは、デバイスツーデバイス通信を提供するデバイス。
【請求項24】
前記オペレータネットワークトランシーバモジュールは、さらに、送信局へデータサービスのための要求を送信する請求項23に記載のデバイス。
【請求項25】
前記D2Dトランシーバモジュールは、さらに、D2Dネットワークである前記アドホック経由で隣接無線デバイスから前記データサービスを要求する請求項24に記載のデバイス。
【請求項26】
前記D2Dトランシーバモジュールは、さらに、D2Dネットワークである前記アドホック経由で隣接無線デバイスへ前記データサービスを通知する請求項24または請求項25に記載のデバイス。
【請求項27】
前記デバイスディスカバリメッセージが受信された場合に、アイドル状態またはスリープ状態からアクティブ状態に無線デバイスを目覚めさせるウェイクアップモジュールをさらに備える請求項24から請求項26のいずれか1項に記載のデバイス。
【請求項28】
前記データサービスは、マルチメディアストリーム、ビデオストリーム、オーディオストリーム、グラフィクスファイル、オーディオファイル、テキストファイル、実行可能ファイル、マルチメディアファイル、複数のデータ命令、複数のゲームサービスに関連する情報、複数のソーシャルネットワークサービスに関連する情報、およびそれらの組み合わせで構成されたグループから選択されたデータコンテンツを送信する請求項24から請求項27のいずれか1項に記載のデバイス。
【請求項29】
前記オペレータネットワークトランシーバモジュールは、3GPP(Third Generation Partnership Project)のLTE(Long Term Evolution)規格、IEEE(Institute of Electrical and Electronics Engineers)802.16規格、およびIEEE802.11規格で構成されたグループから選択されたプロトコルを利用し、
前記D2Dトランシーバモジュールは、3GPP LTE規格、IEEE 802.16規格、IEEE 802.11規格、IEEE 802.15規格、ブルートゥース規格、無線ディスプレイポート規格、WiGig規格、超広帯域規格、無線HD規格、無線ホームデジタルインタフェイス規格、ZigBee(登録商標)規格、ライセンスされていない独占規格、およびライセンスされた独占規格で構成されたグループから選択されたD2Dプロトコルを利用する請求項23から請求項28のいずれか1項に記載のデバイス。
【請求項30】
前記デバイスは、ユーザ機器および移動局で構成されたグループから選択された無線デバイス内に含まれ、
前記無線デバイスは、無線ローカルエリアネットワーク、無線パーソナルエリアネットワーク、または無線ワイドエリアネットワークに接続し、
第1無線デバイスは、アンテナ、タッチセンシティブディスプレイ画面、スピーカ、マイク、グラフィクスプロセッサ、アプリケーションプロセッサ、内部メモリ、不揮発性メモリポート、またはそれらの組み合わせを含む請求項23から請求項29のいずれか1項に記載のデバイス。
【発明の詳細な説明】
【背景技術】
【0001】
無線移動通信技術は、送信局と無線デバイス(例えばモバイルデバイス)との間でデータを送信するべく、様々な規格およびプロトコルを利用している。いくつかの無線通信技術は、物理層によって、望まれたデジタル変調スキームと組み合わせられる直交周波数分割多重方式(OFDM)を利用している。OFDMを利用する規格およびプロトコルは、3GPP(Third generation Partnership Project)のLTE(Long Term Evolution)、WiMAX(Worldwide interoperability for Microwave Access)(登録商標)として業界団体に一般に知られているIEEE(Institute of Electrical and Electronics Engineers)802.16規格(例えば802.16e、802.16m)、およびWiFiとして業界団体に一般に知られているIEEE802.11規格を含む。
【0002】
3GPP無線アクセスネットワーク(RAN)LTEシステムでは、送信局は、E―UTRAN(Evolved Universal Terrestrial Radio Access Network)Node Bs(また、発展型Node Bs、改良型Node Bs、eNodeB、または、eNBsとして一般に意味される)、およびユーザ機器(UE)として知られている、無線モバイルデバイスと通信する無線ネットワークコントローラ(RNCs)の組み合わせであり得る。IEEE802.16WiMAX(登録商標)RANsでは、送信局は、基地局(BS)と呼ばれることがあり得る。IEEE802.11WiFi RANsでは、送信局は、WiFi無線アクセスポイント(WAP)と呼ばれることがあり得る。
【0003】
また、無線移動通信技術は、送信局なしに、二つのモバイルデバイスが互いに直接に通信できるデバイスツーデバイス(D2D)通信を含むことがあり得る。モバイルデバイスは、送信局と通信する無線機、および他のモバイルデバイスと直接に通信する無線機を含んでもよい。無線帯域が十分離れていれば、複数のモバイルデバイスは、同時にアクティブになり得る(すなわち、無線デバイスは、基地局と他の無線デバイスに同時に通信してもよい)。帯域が大幅な干渉を回避するべく十分離れていなければ、複数の無線機は、異なる時間間隔でアクティブになってもよい。また、ただ一つの無線機を備える無線デバイスは、送信局および他のモバイルデバイスと異なる時間間隔で通信してもよい。
【図面の簡単な説明】
【0004】
開示の特徴および利点は、例として、開示の特徴を一緒に説明する添付の図面と併用される、後に続く詳細な説明から明らかになるであろう。
【
図1】例に従って、要求無線デバイス、提供無線デバイス、および送信局のブロック図を説明する。
【
図2】例に従って、データサービス通知を利用するオペレータ補助付きデバイス間ディスカバリのプロセスの例を説明する。
【
図3】例に従って、データサービスの要求を利用するオペレータ補助付きデバイス間ディスカバリのプロセスの例を説明する。
【
図4】例に従って、送信局でのオペレータ補助付きデバイス間ディスカバリのフローチャートを表現する。
【
図5】例に従って、無線デバイスでのオペレータ補助付きデバイス間ディスカバリのフローチャートを表現する。
【
図6】例に従って、送信局、要求無線デバイス、および提供無線デバイスの図を説明する。
【
図7】例に従って、モバイルデバイスの図を説明する。 以下において、示される例示的な実施形態を参照する。例示的な実施形態を説明すべく特定の言語が用いられる。しかし、これにより、本願発明の範囲を限定することが意図されているわけではないことを理解されよう。
【発明の概要】
【0005】
本願発明を開示および説明する前に、本願発明は本明細書に開示される特定の構造、プロセス段階、または材料に限定されず、当業者に認識されるように等価物にまで拡張されることを理解されたい。また、本明細書において採用される用語の使用は、特定の実施例を説明する目的のためのみに用いられ、限定を意図されていないことも理解されるべきである。異なる図面における同じ参照符号は、同じ要素を表す。フローチャートおよびプロセスに用いられる数字は、段階およびオペレーションの図示において明確にすべく提供されており、必ずしも特定の順序または順番を示さない。
【0006】
定義
本明細書で用いられるように、「モバイルデバイス」、「無線デバイス」、または「無線モバイルデバイス」という用語は、例えばスマートフォン、タブレットコンピューティングデバイス、ラップトップコンピュータ、例えばiPod Touch(登録商標)などのマルチメディアデバイス、またはテキストまたはボイス通信を提供する他のタイプのコンピューティングデバイスなどの無線デジタル通信ができるコンピューティングデバイスを指し得る。
【発明を実施するための形態】
【0007】
以下に技術の実施形態の最初の概要を提供し、その後、特定の技術の実施形態が、さらに詳細に説明される。この最初の概要は読者が、より迅速に技術を理解出来るよう補助することを意図されており、技術の主要な特徴または必須の特徴を特定することを意図されておらず、また、特許請求される主題の態様を限定することも意図されていない。
【0008】
デバイスツーデバイス(D2D)通信は、複数の無線デバイス(例えばモバイルデバイス)がまず互いに"ディスカバリ"した後に、使われることがあり得る。D2Dディスカバリプロセスは、認可されたおよび認可されていないネットワークを含むD2Dネットワークであるアドホックを消費する高リソースになり得る。認可されたネットワークは、売られた、認可された、または、民間または行政の無線送信システムのオペレータにより利用された無線スペクトルの一部分の利用を含む。D2Dディスカバリプロセスは、その同じ期間の間に他のモバイルデバイスが待機することを狙って不規則に潜在的なピアの要求を送信する複数のモバイルデバイスを含むことができる。待機する他のデバイスを見つけようとするD2Dディスカバリプロセスの周期的なポーリングは、モバイルデバイスのバッテリのドレインをアクセラレートでき、無線帯域に大幅な干渉を引き起こすことができる。
【0009】
マルチ無線モバイルデバイスは、複数のマルチ無線アクセス技術(例えばLTEおよびWiFi)を含む。送信局を利用するオペレータネットワークは、例えば、LTE若しくはIEEE802.16規格を利用する認可された帯域セルラネットワークなどのワイドエリアネットワーク(WAN)、またはIEEE802.11(すなわちWiFi)である認可されていない帯域などのローカルエリアネットワーク(LAN)含むことがあり得る。D2Dネットワークであるアドホックは、オペレータネットワークとして同じ帯域に存在してもよい。または、D2Dネットワークであるアドホックは、OOB(out-of-band)ネットワーク(例えばオペレータネットワーク帯域とは異なる認可されていないまたは認可された帯域)を含むことがあり得る。二つの単一無線の無線デバイスが同時に待機(すなわち受信)および送信する可能性は、無線デバイスのスリープ/アイドルパターン、トラフィック負荷、および他の要因次第で、低いかもしれない。二つのTDD(time-division duplex)(すなわちタイムシェアード)多重無線の無線デバイスが同時に待機および送信する可能性は、無線デバイスの無線(例えばLTEおよびWiFi)がアクティブ時間を順に交代させるので、なおさらに低いかもしれない。それ故に、D2Dディスカバリプロセスは、シングル無線デバイス上よりもTDDマルチ無線デバイス上でなおさら長くなるかもしれない。そして、消費されるリソース(帯域幅およびパワーを含む)は、増加するかもしれない。
【0010】
D2Dディスカバリは、D2DディスカバリプロセスにおいてD2Dネットワークであるアドホックをアシストするオペレータネットワークを利用することにより、より効率的で、かつ、より少ないパワーを消費することがあり得る。オペレータネットワーク補助付きD2Dディスカバリを利用することは、同時に動作(例えば送信)すること、またはTDDモードにおいて、マルチ無線デバイスのための性能を向上させることができる。ここに利用されるオペレータネットワーク補助付きD2Dディスカバリは、オペレータ補助付きD2Dディスカバリと呼ばれることがあり得る。
【0011】
図1は、オペレータネットワーク経由で送信局210と通信214および212するべく構成された複数の無線デバイス(例えばモバイルデバイス220および230)を説明する。また、複数の無線デバイスは、D2Dネットワークであるアドホック経由で互いに通信222するべく構成される。デバイスディスカバリプロセスは、オペレータネットワークを利用して送信されるデバイスディスカバリメッセージを含むことができる。デバイスディスカバリメッセージは、二つの無線デバイスが互いにディスカバリし、D2Dネットワークであるアドホック経由で互いに通信することを許可するデバイスディスカバリ期間の、少なくとも複数の無線デバイスのペアを指示する。オペレータネットワークによりアシストされるデバイスディスカバリプロセスは、D2Dデバイスディスカバリの速度およびパワーの効率を向上させることができる。
【0012】
下記は複数の例の追加的な詳細を提供する。
図2は、オペレータ補助付きデバイス間ディスカバリのプロセスの例を説明する。少なくとも二つの無線デバイスは、オペレータネットワークと通信することがあり得る。要求無線デバイスは、特定の時間間隔でデータサービスおよび/または特定の加入者(または複数の加入者)を要求する無線デバイス(例えばモバイルデバイス)になり得る。ここに利用されるデータサービスは、データコンテンツおよび/またはサービスを含むことがあり得る。コンテンツは、マルチメディアストリーム、ビデオストリーム、オーディオストリーム、グラフィクスファイル、オーディオファイル、テキストファイル、実行可能ファイル、マルチメディアファイル、またはデータファイルの別のタイプを含むことがあり得る。サービスは、ゲーム、ソーシャルネットワーク、および他の双方向のサービスを含むことがあり得る。提供無線デバイスは、特定の時間間隔で要求無線デバイスのためにデータサービスを提供するべく構成された無線デバイスになり得る。無線デバイスは、時間の一つの間隔(例えば要求無線デバイスである)の間に、データサービスを要求することができ、時間の他の間隔(例えば提供無線デバイスである)でデータサービスを提供することができる。要求無線デバイスおよび提供無線デバイスは、オペレータネットワーク300a−bから事前の認証を持つことがあり得る。
【0013】
要求無線デバイスのユーザがデータサービスおよび/または特定の複数の加入者を要求する場合に、要求無線デバイスは、データサービスおよび/または特定の加入者302に対する要求を提供送信局に送信することができる。データサービスに対する要求は、データサービスに対する要求および/または特定の加入者に対する要求を含むことがあり得る。ユニキャストメッセージは、データサービスに対する要求を送信するべく利用されることがあり得る。ユニキャストメッセージは、ある無線デバイスによってある無線デバイスに送信されるメッセージである。要求は、要求されたデータサービスの識別を含むことがあり得る。また、要求は、例えば要求無線デバイスについてのパワー、負荷、位置、および他の同様の情報などのクライアント固有情報を含むことができる。
【0014】
データサービスに対する要求を受信すると、オペレータネットワークは、データサービスがD2D接続経由で提供されることができるどうか(304)、またはデータサービスが送信局経由のみで利用可能であるかを決定することができる。オペレータネットワークが、データサービスがD2D接続経由で配信されるかもしれない、と決定する場合に、オペレータネットワークは、いくつかの情報をチェックしてもよい。オペレータネットワークが利用可能な複数の加入者サービスのデータ保存場所(例えば、データベースまたはクラウドアプリケーション)に対してアクセス権を持つ場合に、オペレータネットワークは、要求された加入者か、または特定の複数の加入者が要求されなかった場合に、サービスエリア内の複数の加入者が複数のピア(例えば要求無線デバイス)を持っている関係のあるデータを共有する意思(例えば許可)だけでなく、関係のあるデータサービスの指示された所有を持つかどうかを決定するべくデータ保存場所をチェックしてもよい。オペレータネットワークは、データサービスを提供する1または複数の潜在的な提供無線デバイス(例えばサーバーデバイス)を特定してもよい(306)。
【0015】
オペレータネットワークがオペレータネットワーク内の加入者の特定の位置情報に対するアクセス権を持つ場合に、オペレータネットワーク内のプロセッサは、サービスエリア内の潜在的な提供無線デバイスに逆らって要求無線デバイスの位置をチェックしてもよい。サービスエリアは、送信局またはノードのためのセルになってもよい。サービスエリアは、マクロ発展型Node B(マクロeNB)と関係があるマクロセル、低出パワーノード(LPN)と関係があるセル、マクロeNBと関係があるマクロセル、ピコeNBと関係があるピコセル、フェムトeNBと関係があるフェムトセル、ホームeNB(HeNB)と関係があるホームセル、またはWiFiアクセスポイント(WAP)を含んでもよい。
【0016】
オペレータネットワークが利用可能な情報によって、オペレータネットワークは、要求された、要求されたデータサービスを持つ、要求されたデータサービスを共有しようとする、および/または、要求無線デバイスの近傍または近接にいる加入者に、潜在的なピアのプールの範囲を限定してもよい。オペレータネットワークは、潜在的な提供無線デバイスのリストへの潜在的なピアのプールを狭くすることができる。送信局は、マルチキャストデバイスディスカバリメッセージを潜在的な提供無線デバイスに送信することができる。そうでなければ、送信局は、ブロードキャストデバイスディスカバリメッセージ308bをサービスエリア内の潜在的なピアのプールに送信することができる。マルチキャストメッセージおよびブロードキャストメッセージは、ある無線デバイスから多数の無線デバイスへのメッセージになり得る。他の例において、送信局は、ユニキャストデバイスディスカバリメッセージを潜在的な提供無線デバイスへ送信することができる。また、送信局は、デバイスディスカバリメッセージ308aを要求無線デバイスへ送信することができる。デバイスディスカバリメッセージは、アドホックネットワークであるD2Dのための提案されているデバイスディスカバリ期間310を含むことがあり得る。他の例において、デバイスディスカバリメッセージは、要求されているデータサービスおよび/または要求無線デバイスの位置を含むことがあり得る。
【0017】
デバイスディスカバリメッセージを受信すると、潜在的な提供無線デバイスは、無線デバイスがD2Dデータサービスシェアリングに参加することができるかどうかを決定するべく、それらのカレントの状態(例えばパワー、トラフィック負荷、および他の状態)をチェックしてもよい。デバイスディスカバリメッセージが要求されたデータサービスを含む場合に、潜在的な提供無線デバイスは、また、無線デバイスが利用可能な要求されたデータサービスおよび要求されたデータサービスを共有する許可を持っているかどうかをチェックしてもよい。
【0018】
位置情報がデバイスディスカバリメッセージに含まれる場合に、潜在的な提供無線デバイスは、また、少なくとも一つの潜在的な提供無線デバイスが要求無線デバイスの近傍にあるかを決定するべく、それらの位置をチェックしてもよい。ある例において、無線デバイスは、例えば、無線デバイスの現在位置を決定するべく、GPS(global positioning system)受信機などの位置メカニズムを持つことがあり得る。また、他の位置メカニズムが利用されることもあり得る。
【0019】
潜在的な提供無線デバイスが要求されたデータサービスを持つ場合に、無線デバイスは、要求されたデータサービス、および/または、要求無線デバイスの近傍にある若しくは近接する無線デバイスを共有しようとする。潜在的な提供無線デバイスは、デバイスディスカバリ期間310の間、D2Dリンク上の要求無線デバイスへデータサービス通知312をブロードキャストしてもよい。提案されているデバイスディスカバリ期間の間、要求無線デバイスは、潜在的な提供無線デバイスからデータサービス通知のためのD2Dリンク上で待機してもよい。通知は、潜在的な提供無線デバイスから利用可能なデータサービスについての情報を含む。データサービス通知の受信に成功した後に、要求無線デバイスは、潜在的な提供無線デバイスと共にペアになることに対する要求無線デバイスの承諾を示す肯定応答316をD2Dリンク上に送信してもよい。データサービス通知および肯定応答(ACK)がうまく受信される場合に、D2D通信320は、要求無線デバイスとD2Dリンクを利用する提供無線デバイスとの間で、そのときセットアップされることがあり得る。
【0020】
他の例において、送信局は、無線デバイスの第1のペアにおける要求無線デバイスおよび潜在的な提供無線デバイスだけに、第1のデバイスディスカバリ期間を含む第1のデバイスディスカバリメッセージを送信してもよい。送信局は、無線デバイスの第2のペアにおける第2の要求無線デバイスおよび第2の潜在的な提供無線デバイスに、第2のデバイスディスカバリ期間を含む第2のデバイスディスカバリメッセージを送信してもよい。第2のデバイスディスカバリ期間は、第1のデバイスディスカバリ期間、その他色々とは異なる時間間隔で生じる。
【0021】
図3は、オペレータ補助付きデバイス間ディスカバリのプロセスの他の例を説明する。要求無線デバイスは、デバイスディスカバリ期間310の間、D2Dリンク上の潜在的な提供無線デバイスに要求通知314をブロードキャストしてもよい。提案されているデバイスディスカバリ期間の間、サービスエリア内の潜在的な提供無線デバイスは、要求通知のためのD2Dリンク上で待機してもよい。要求通知の受信に成功した後に、そして、潜在的な提供無線デバイスが、要求されたデータサービスを提供する許可およびリソース(サービスの望まれる品質(QoS)をサポートするべく、要求無線デバイスに対して十分に良いチャネル品質を含むことがあり得る)を持つ場合に、潜在的な提供無線デバイスは、要求無線デバイスと共にペアになることに対する潜在的な提供無線デバイスの許諾を示す肯定応答318を送信してもよい。要求通知および肯定応答がうまく受信される場合に、D2D通信320は、D2Dリンクを利用する要求無線デバイスと提供無線デバイスとの間で、そのときセットアップされることがあり得る。
【0022】
他の例において、デバイスディスカバリ期間の間、要求無線デバイスは、要求通知をブロードキャストしてもよいし、サービスエリア内の潜在的な提供無線デバイスは、データサービス通知をブロードキャストしてもよい。提案されているデバイスディスカバリ期間の間、要求無線デバイスは、データサービス通知のために待機してもよいし、サービスエリア内の潜在的な提供無線デバイスは、要求通知のために待機してもよい。メカニズムに基づくコンテンションは、データサービス通知が要求通知として実質的に同時に送信される状況を解決するべく、利用されてもよい。無線デバイスは、ペアになることに対する許諾を示す肯定応答を送信してもよい。ある要求通知およびある肯定応答がうまく受信される場合、または、あるデータサービス通知およびある肯定応答がうまく受信される場合に、D2D通信は、D2Dリンクを利用する要求無線デバイスと提供無線デバイスとの間で、そのときセットアップされることがあり得る。
【0023】
デバイスディスカバリ期間がパワーを節約するべく停止した後に、要求無線デバイスおよび提供無線デバイスは、通知を待機することまたは送信することを停止してもよい。例において、デバイスディスカバリ期間は、10ミリ秒(すなわち10msec)から5秒(すなわち5sec)になることがあり得る。ディスカバリ期間において、提供無線デバイスが要求通知を受信できるように、またはデータサービス通知を送信できるように、デバイスディスカバリ期間は、スリープモードまたはアイドルモードからアクティブまたは接続モードへ遷移するべく、提供無線デバイスのために十分に長くなってもよい。他の例において、デバイスディスカバリメッセージの送信とデバイスディスカバリ期間の開始との間の時間の持続は、スリープモードまたはアイドルモードからアクティブまたは接続モードへ遷移し、かつ、ディスカバリ期間においていまだに要求通知を受信し、またはデータサービス通知を送信するべく、提供無線デバイスのために十分に長くなってもよい。実施例において、要求無線デバイスおよび提供無線デバイスが、デバイスディスカバリ期間内に、うまくペアになる(例えばD2Dリンク経由での通信)場合に、要求無線デバイスまたは提供無線デバイスは、成功したペアを示すメッセージを送信局へ送信してもよい。他の実施例において、要求無線デバイスおよび提供無線デバイスが、デバイスディスカバリ期間内に、ペアにできない(例えばD2Dリンク経由で通信しない)場合に、要求無線デバイスまたは提供無線デバイスは、失敗したD2D接続を示すメッセージを送信局へ送信してもよい。送信局は、もっと後のデバイスディスカバリ期間を示す他のデバイスディスカバリメッセージを、D2Dリンク経由で通信がうまくできず、ペアになれなかった要求無線デバイスおよび提供無線デバイスへ送信してもよい。他の例において、送信局は、もっと後のデバイスディスカバリ期間を示す他のデバイスディスカバリメッセージを、サービスエリア内の要求無線デバイスおよび潜在的な提供無線デバイスへ送信してもよい。他の例において、送信局は、利用可能な潜在的な提供無線デバイスがないことを示す"利用可能な提供無線デバイスがない"というメッセージを、要求無線デバイスへ送信してもよい。"利用可能な提供無線デバイスがない"というメッセージは、潜在的な提供無線デバイスがD2D送信範囲に存在しない場合、または、要求無線デバイスと共にデータサービスを共有する許可を持つ提供無線デバイスが存在しない場合に、生じてもよい。D2Dリンク経由で利用可能な提供無線デバイスが存在しない場合に、送信局は、オペレータネットワーク接続経由でデータコンテンツまたはサービスを提供するべく、継続してもよい。
【0024】
図2および3は、プロセスの速度を上げ、"ピアペアリング"の成功確率を向上させるべく、比較的に短い共通デバイスディスカバリ期間を提案するべく利用されるオペレータネットワークを説明する。データサービスのための要求の送信および受信、および/または加入者メッセージおよびデバイスディスカバリメッセージを含む"エアーシグナリングの間"は、オペレータネットワークにより利用されるプロトコルまたは規格に含まれてもよい。デバイスディスカバリを、オペレータネットワーク接続を利用する限られたデバイスディスカバリ期間に減少する際に、アドホックネットワーク単独で、D2D上で、より長いディスカバリ時間継続において待機および/または送信する代わりに、デバイスディスカバリプロセスの間、無線デバイスのパワーおよびリソースは、節約されることがあり得え、D2Dリンクの帯域幅の消費は、より少ない送信のために、減少されることがあり得る。送信されるビットにつき、オペレータネットワーク接続は、D2D接続であるアドホックよりも、より効率的になることがあり得る。例えば、いくつかの用途において、WiFiは、送信されるビットにつきWANプロトコルを利用するよりも、10から100倍、より多くのパワーを消費することがあり得る。つまり、デバイスディスカバリのためのオペレータWANからの補助なしにWiFi D2Dリンクを利用することは、無線デバイスのバッテリのドレインの速度を上げるかもしれない。
【0025】
オペレータネットワーク(例えばオペレータ補助付きD2Dディスカバリ)経由でデバイスディスカバリメッセージを利用することは、例えばWiFiダイレクトまたはブルートゥースなどのプロトコルを利用することを超えて追加的な利益を提供することがあり得る。WiFiダイレクトまたはブルートゥースにおいて、複数の無線デバイスの複数のユーザの少なくとも一人は、要求無線デバイスと提供無線デバイスの間でD2D接続を所有する。セキュリティ認証は、複数の無線デバイスの一つにより実行される。デバイスが互いに見るけることができるように、セキュリティを確立すること、および物理的にまたは手動で無線デバイスをセットアップすることは、煩わしくなることがあり得る。セキュリティ認証は、ユーザの信頼性に対処し、互いからユーザを保護しようと試みる。WiFiダイレクトにおいて、複数の無線デバイスのユーザは、互いに知られるかもしれない。そして、複数のユーザが互いに近傍にいる場合に、複数のセキュリティキーおよび他の識別情報は、交換されることがあり得る。WiFiダイレクトまたはブルートゥースを利用するD2D接続をセットアップすることは、煩わしくなることがあり得、そして、手動のプロセスの認証として人間を利用してもよい。
【0026】
追加的な認証が必要になるかもしれないことがないように、オペレータ補助付きD2Dディスカバリにおいて、無線デバイスは、オペレータネットワーク接続経由で、すでに認証されてもよい。加えて、オペレータ補助付きD2Dディスカバリは、手動の人間の行為なしに、自動的な認証を提供することができる。
【0027】
オペレータネットワークは、要求されたデータサービスの近傍または近接の決定の利益、および/または要求無線デバイスに関連した加入者を、要求されたデータサービスおよび/または加入者を見つけるためにD2Dネットワークであるアドホック上のランダム検索プロセスを利用することなしに、提供することができる。オペレータネットワークは、データ保存場所に特定の複数の加入者から利用可能なデータサービスについての情報を記憶することができる。また、オペレータネットワークは、データ保存場所に情報を記憶することができる。情報は、複数の加入者が特定の複数の加入者から特定の複数のデータサービスにアクセスする許可を持つ情報である。また、オペレータネットワークは、データ保存場所に複数の加入者の位置についての情報を記憶することができる。オペレータネットワークは、提供無線デバイスをアイドルモードから目覚めさせるべくデバイスディスカバリメッセージを利用することができる。要求無線デバイスが準備されるまで、提供無線デバイスがアイドルのままであることを許可することは、提供無線デバイスのバッテリのドレインを減少させることができる。オペレータネットワークは、データサービスを要求する無線デバイスと要求されたデータサービスを提供することができる無線デバイスとをペアにすることができる。オペレータネットワークは、D2Dリンク上で通信する提供無線デバイスと要求無線デバイスとの共通のデバイスディスカバリ期間をスケジュールに入れることができる。多数のチャネルまたはサブチャネルがデバイスディスカバリのために利用される場合に、デバイスディスカバリメッセージは、D2Dリンク上でのデバイスディスカバリのためのチャネルまたはサブチャネルの指示を含んでもよい。しかし、オペレータネットワークは、提供無線デバイスおよび要求無線デバイスを制御しなくてもよい。オペレータネットワークは、D2Dリンク上で通信する無線デバイスのペアのためのデバイスディスカバリ期間を提案または示唆することができる。
【0028】
他の例において、デバイスディスカバリメッセージは、送信されるメッセージのサイズを減少させるべく、削減されたメッセージまたは暗号化されたメッセージ内で要求されたデータサービスおよび/または加入者についての情報を提供することができる。削減されたメッセージまたは暗号化されたメッセージは、データサービスおよび/または送信局内の加入者、要求無線デバイス、および/または提供無線デバイスの識別子にマップされてもよい。データサービスおよび/または加入者メッセージ、デバイスディスカバリメッセージ、通知、および/または肯定応答のための要求は、制御シグナルを持つ制御メッセージを含むことができる。例えば、データサービス識別子がメッセージに利用される最初のときは、フル識別子を含んでもよい。後続のメッセージにおいて、制御メッセージ(フル識別子と比較して減少されたサイズを持つ)は、利用されてもよい。オペレータネットワークは、データサービスおよび/またはデータ保存場所(例えばデータベースまたはクラウドアプリケーション)においてオペレータネットワークによりトラックされた位置についてのルールをセットアップしてもよい。データサービスおよび/または位置は、提供無線デバイスと共にトラックされてもよいし、加入者のホームおよび/またはローカルエージェントにおいて更新されてもよい。ユーザが移動するにつれて、提供無線デバイスの位置により提供されるデータサービスは、ホームおよび/またはローカルエージェントにより異なる送信局で更新されてもよい。提供無線デバイスが異なる基地局の送信範囲内を移動する場合に、データサービスは、提供無線デバイスに問い合わせている異なる基地局なしに、近傍の他の加入者(例えば要求無線デバイス)に利用できてもよい。
【0029】
他の例は、
図4のフローチャートに示されるように、オペレータ補助付きデバイス間ディスカバリのための方法500を提供する。方法は、機械上の命令として実行されてもよい。その命令は、少なくとも1つのコンピュータ可読媒体に含まれる。方法は、ブロック510のように、オペレータネットワークにおける送信局で、要求無線デバイスからのデータサービスのための要求を受信するオペレーションを含む。要求無線デバイスのために要求されたデータサービスを提供するべく、オペレータネットワークで提供無線デバイスを識別するオペレーションは、ブロック520の通りである。ブロック530のように、方法における次のオペレーションは、送信局によりデバイスディスカバリメッセージを要求無線デバイスおよび提供無線デバイスへ送信していることがあり得る。デバイスディスカバリメッセージは、要求無線デバイスと提供無線デバイスの間のD2Dネットワークであるアドホック経由での通信のためのデバイスディスカバリ期間を提供する。D2Dネットワークであるアドホックは、デバイスツーデバイス通信を提供する。
【0030】
例において、D2Dネットワークであるアドホックは、認証がユーザにより手動で入力される場合を除いて、非認証ユーザ通信を提供する。データサービスのための要求は、要求されたデータサービスまたはデータコンテンツの識別、加入者が要求した、データサービスのサービスの望まれる品質(QoS)、要求無線デバイスの位置、要求無線デバイスの送信パワーレベル、要求無線デバイスのトラフィック負荷、要求無線デバイスの許容送信レート、およびこの要求された情報の組み合わせをさらに含むことがあり得る。例において、デバイスディスカバリ期間は、5秒よりも小さいことがあり得る。D2Dネットワークであるアドホックは、認可帯域ネットワーク、無認可帯域ネットワーク、無線ワイドエリアネットワーク(WWAN)、無線ローカルエリアネットワーク(WLAN)、無線パーソナルエリアネットワーク(WPAN)、およびこれらのネットワークの組み合わせを含むことがあり得る。データサービスのための要求は、ユニキャストメッセージ経由で受信されるように構成されることがあり得る。そして、デバイスディスカバリメッセージは、ブロードキャスト、マルチキャスト、またはユニキャストメッセージ経由で送信されるように構成されることがあり得る。デバイスディスカバリメッセージは、
提供無線デバイスに、デバイスディスカバリ期間の間
、通知
を行うように促すことがあり得る。そして、デバイスディスカバリメッセージは、
要求無線デバイスに、デバイスディスカバリ期間の間、通知のために待機する
ように促すことがあり得る。他の例において、デバイスディスカバリメッセージは、
要求無線デバイスに、デバイスディスカバリ期間の間、データサービスを要求する
ように促すことがあり得る。そして、デバイスディスカバリメッセージは、
提供無線デバイスに、デバイスディスカバリ期間の間、
上記の要求のために待機する
ように促すことがあり得る。他の例において、デバイスディスカバリメッセージは、
要求無線デバイスに、デバイスディスカバリ期間の間
にはデータサービスを要求し、要求無線デバイスが送信していない場合に
は待機する
ように促すことがあり得る。そして、デバイスディスカバリメッセージは、
提供無線デバイスに、デバイスディスカバリ期間の間
には通知
を行い、提供無線デバイスが送信していない場合に
は待機する
ように促すことがあり得る。
【0031】
方法は、デバイスディスカバリメッセージを送信する前に、オペレータネットワークの認証プロトコルによって、要求無線デバイスおよび提供無線デバイスを認証している送信局をさらに含むことがあり得る。潜在的な提供無線デバイスを識別するオペレーションは、要求された加入者かどうか、または何も要求されなかったかどうかを決定するべく、データ保存場所の検索をさらに含むことがあり得る。どんな加入者でも、要求無線デバイスにより要求されたデータサービスを持っている。データ保存場所が複数のデータサービスアクセス許可を含む場合に、潜在的な提供無線デバイスを識別するオペレーションは、データサービスを持つ要求された加入者が要求無線デバイスへデータサービスを提供する許可を持つというチェックをさらに含むことがあり得る。データ保存場所が加入者位置情報を含む場合に、潜在的な提供無線デバイスを識別するオペレーションは、要求されたデータサービスを持つ要求された加入者の位置、および、要求された加入者の位置が存在する場合には、要求無線デバイスの近くにある要求無線デバイスを持つデータサービスを共有する許可というチェックをさらに含むことがあり得る。位置情報がデータ保存場所に存在しない場合に、オペレータネットワークは、それらが要求無線デバイスの近くにあるかどうかを決定するべく、要求されたデータサービス(および共有許可)を持つ(要求された)複数の加入者のリアルタイム位置をチェックしてもよい。潜在的な提供無線デバイスを識別するオペレーションは、要求されたデータサービスと要求無線デバイスへデータサービスを提供する許可を持つ要求無線デバイスの近くにある加入者のリストから少なくとも1つの潜在的な提供無線デバイスを選択することをさらに含むことがあり得る。要求されたデータサービス(または、要求無線デバイスを持つ要求されたデータサービスを共有する許可)を持つ加入者が要求無線デバイスの近くにいない場合に、オペレータネットワークは、潜在的な提供無線デバイスが存在しないことを要求無線デバイスに知らせてもよい。デバイスディスカバリメッセージを送信するオペレーションは、マルチキャストメッセージまたはユニキャストメッセージ経由でデバイスディスカバリメッセージを要求無線デバイスおよび少なくとも1つの潜在的な提供無線デバイスへ送信することをさらに含むことがあり得る。要求無線デバイスおよび提供無線デバイスは、ユーザ機器(UE)、または移動局(MS)を含むことがあり得る。要求無線デバイスおよび提供無線デバイスは、無線ローカルエリアネットワーク(WLAN)、無線パーソナルエリアネットワーク(WPAN)、および無線ワイドエリアネットワーク(WWAN)の任意の組み合わせに接続するように構成されることがあり得る。第1の無線デバイスは、アンテナ、タッチセンシティブディスプレイ画面、スピーカ、マイク、グラフィクスプロセッサ、アプリケーションプロセッサ、内部メモリ、不揮発性メモリポート、またはこれらのコンポーネントの組み合わせを含むことがあり得る。送信局は、発展型Node B(eNodeB)、基地局(BS)、マクロ発展型Node B(マクロeNB)、低出パワーノード(LPN)、マクロeNB、ピコeNB、フェムトeNB、ホームeNB(HeNB)、ベースバンドユニット(BBU)、遠隔無線ヘッド(RRH)、遠隔無線機器(RRE)、遠隔無線ユニット(RRU)、または無線アクセスポイント(WAP)を含むことがあり得る。
【0032】
他の例は、
図5のフローチャートに示されるように、オペレータ補助付きデバイス間ディスカバリのための方法600を提供する。方法は、機械上の命令として実行されてもよい。命令は、少なくとも1つのコンピュータ可読媒体に含まれる。ブロック610のように、方法は、オペレータネットワークにおいて送信局から無線デバイスでデバイスディスカバリメッセージを受信するオペレーションを含む。デバイスディスカバリメッセージは、要求無線デバイスと提供無線デバイスの間のD2Dネットワークであるアドホック経由での通信のためのデバイスディスカバリ期間を提供する。D2Dネットワークであるアドホックは、デバイスツーデバイス通信を提供する。デバイスディスカバリ期間の間、D2Dネットワークであるアドホック経由での隣接無線デバイスと通信するオペレーションは、ブロック620の通りである。
【0033】
例において、D2Dネットワークであるアドホックは、通信のためのユーザ認証を提供しない。無線デバイスは、要求無線デバイスとして構成されることがあり得る。隣接無線デバイスは、提供無線デバイスとして構成されることがあり得る。方法は、データサービスのための要求を送信局へ送信する要求無線デバイスをさらに含むことがあり得る。隣接無線デバイスと通信するオペレーションは、デバイスディスカバリ期間の間、D2Dネットワークであるアドホック経由で、提供無線デバイスからデータサービスを要求することをさらに含むことがあり得る。
【0034】
他の例において、無線デバイスは、提供無線デバイスとして構成されることがあり得る。隣接無線デバイスは、要求無線デバイスとして構成されることがあり得る。デバイスディスカバリメッセージが受信される場合に、方法は、アイドル状態またはスリープ状態からアクティブ状態へ目を覚ます提供無線デバイスをさらに含むことがあり得る。隣接無線デバイスと通信するオペレーションは、デバイスディスカバリ期間の間、D2Dネットワークであるアドホック経由で要求無線デバイスへデータサービスを通知することをさらに含むことがあり得る。
【0035】
データサービスのための要求は、要求されたデータサービスおよび/または加入者の識別、データサービスのサービスの望まれる品質(QoS)、要求無線デバイスの位置、要求無線デバイスの送信パワーレベル、要求無線デバイスのトラフィック負荷、要求無線デバイスの許容送信レート、および、この要求された情報の組み合わせをさらに含むことがあり得る。例において、デバイスディスカバリ期間は、5秒よりも小さいことがあり得る。D2Dネットワークであるアドホックは、認可帯域ネットワーク、無認可帯域ネットワーク、無線ワイドエリアネットワーク(WWAN)、無線ローカルエリアネットワーク(WLAN)、無線パーソナルエリアネットワーク(WPAN)、およびこれらのネットワークの組み合わせを含むことがあり得る。データサービスの要求は、ユニキャストメッセージ経由で送信されるように構成されることがあり得る。そして、デバイスディスカバリメッセージは、ブロードキャスト、マルチキャストまたはユニキャストメッセージ経由で受信するように構成されることがあり得る。
【0036】
要求無線デバイスは、データサービスのための要求を送信局へ送信するように構成されることがあり得る。そして、提供無線デバイスは、ワイドエリアネットワーク(WAN)認証プロトコルによって送信局からデバイスディスカバリメッセージを受信するように構成されることがあり得る。要求無線デバイスおよび提供無線デバイスは、ユーザ機器(UE)または移動局(MS)を含むことがあり得る。要求無線デバイスおよび提供無線デバイスは、無線ローカルエリアネットワーク(WLAN)、無線パーソナルエリアネットワーク(WPAN)、および無線ワイドエリアネットワーク(WWAN)のどんな組み合わせにも接続するように構成されることがあり得る。第1の無線デバイスは、アンテナ、タッチセンシティブディスプレイ画面、スピーカ、マイク、グラフィクスプロセッサ、アプリケーションプロセッサ、内部メモリ、不揮発性メモリポート、またはこれらのコンポーネントの組み合わせを含むことがあり得る。送信局は、発展型Node B(eNodeB)、基地局(BS)、マクロ発展型Node B(マクロeNB)、低出パワーノード(LPN)、マクロeNB、ピコeNB、フェムトeNB、ホームeNB(HeNB)、ベースバンドユニット(BBU)、遠隔無線ヘッド(RRH)、遠隔無線機器(RRE)、遠隔無線ユニット(RRU)、または無線アクセスポイント(WAP)を含むことがあり得る。
【0037】
他の例において、送信局は、無線デバイス(例えば要求無線デバイスおよび/または提供無線デバイス)と無線通信することがあり得る。送信局は、集中の、共同して働く、または、クラウド無線アクセスネットワーク(C−RAN)内に含まれることがあり得る。C−RANにおいて、送信局(すなわちeNodeB)の機能性は、プールを処理するベースバンドユニット(BBU)と、BBUをRRUへ接続する光ファイバを有する遠隔無線ユニット(RRU)または遠隔無線ヘッド(RRH)との間で分割されることがあり得る。
【0038】
図6は、送信局210、要求無線デバイス220、および提供無線デバイス230の例を説明する送信局は、オペレータ補助付きデバイス間(D2D)ディスカバリデバイス710を含むことあり得る。それぞれの無線デバイスは、オペレータ補助付きD2Dディスカバリデバイス720および730を含むことがあり得る。送信局のために構成されたオペレータ補助付きD2Dディスカバリデバイスは、トランシーバモジュール712および識別モジュール714を含むことがあり得る。トランシーバモジュールは、オペレータネットワークにおいてデータサービスおよび/または加入者のための要求を要求無線デバイスから受信するように構成されることがあり得る。識別モジュールは、要求無線デバイスのためにデータサービスを提供する提供無線デバイスを特定するように構成されることがあり得る。トランシーバモジュールは、要求無線デバイスおよび提供無線デバイスへデバイスディスカバリメッセージを送信するようにさらに構成されることがあり得る。デバイスディスカバリメッセージは、要求無線デバイスと提供無線デバイスの間のD2Dネットワークであるアドホック経由での通信のためのデバイスディスカバリ期間を提供することがあり得る。D2Dネットワークであるアドホックは、デバイスツーデバイス通信を提供する。
【0039】
例において、識別モジュール714は、共有のために利用可能なデータサービス、共有許可、および/またはオペレータネットワークの加入者の位置を格納するように構成されたデータ保存場所716含む。識別モジュールは、リストに記載された複数の加入者から少なくとも1つの提供無線デバイス230を選択するように構成することがあり得る。要求されたデータサービスおよび/または要求無線デバイスと共にデータサービスを共有する許可を持つ要求無線デバイスの近くに加入者がいない場合に、識別モジュールは、"利用可能な潜在的な提供無線デバイスはない"というメッセージを返信するように構成されることがあり得る。他の例において、識別モジュールは、データ保存場所と連結することがあり得るデータ保存場所は、データベース、クラウドアプリケーション、またはデータベースとクラウドアプリケーションの組み合わせを含むことがあり得る。例において、D2Dネットワークであるアドホックは、非認証ユーザ通信を提供することがあり得る。
【0040】
他の例において、送信局210のために構成されたオペレータ補助付きD2Dディスカバリデバイス710は、認証モジュール718をさらに含むことがあり得る。認証モジュールは、オペレータネットワーク認証プロトコルによって、要求無線デバイス220および提供無線デバイス230を認証するように構成されることがあり得る。
【0041】
無線デバイス720および730のために構成されたオペレータ補助付きD2Dディスカバリデバイス720および730は、オペレータネットワークトランシーバモジュール722および732、およびD2Dトランシーバモジュール724および734を含むことがあり得る。オペレータネットワークトランシーバモジュールは、オペレータネットワークにおいて送信局からデバイスディスカバリメッセージを受信するように構成されることがあり得る。デバイスディスカバリメッセージは、要求無線デバイスと提供無線デバイスの間のD2Dネットワークであるアドホック経由での通信のためのデバイスディスカバリ期間を提供することがあり得る。D2Dネットワークであるアドホックは、デバイスツーデバイス通信を提供することがあり得る。D2Dトランシーバモジュールは、デバイスディスカバリ期間の間、D2Dネットワークであるアドホック経由で、隣接無線デバイスと通信するように構成されることがあり得る。
【0042】
例において、D2Dネットワークであるアドホックは、通信のためのユーザ認証を提供しない。オペレータネットワークトランシーバモジュール722および732は、複数のデータサービスおよび/または複数の加入者のための要求を送信局210へ送信するようにさらに構成されることがあり得る。D2Dトランシーバモジュール724および734は、D2Dネットワークであるアドホック経由で、隣接無線デバイスからデータサービスを要求するようにさらに構成されることがあり得る。D2Dトランシーバモジュールは、D2Dネットワークであるアドホック経由で、データサービスを隣接無線デバイスへ通知するようにさらに構成されることがあり得る。デバイスディスカバリメッセージが受信される場合に、無線デバイス220および230は、アイドル状態またはスリープ状態からアクティブ状態へ、無線デバイスを目覚めさせるように構成されたウェイクアップモジュール(示されていない)さらに含むことがあり得る。データサービスは、マルチメディアストリーム、ビデオストリーム、オーディオストリーム、グラフィクスファイル、オーディオファイル、テキストファイル、実行可能ファイル、マルチメディアファイル、およびこのデータコンテンツの組み合わせを含むデータコンテンツを伝送するように構成されることがあり得る。データサービスは、命令および/または例えばゲームまたはソーシャルネットワークなどのサービスのための情報を伝送するように構成されることがあり得る。オペレータネットワークトランシーバモジュールは、3GPP(Third Generation Partnership Project)のLTE(Long Term Evolution)規格、およびIEEE802.16規格で構成されるグループから選択された無線WAN(WWAN)プロトコル212および214を利用することがあり得る。他の例において、オペレータネットワークトランシーバモジュールは、IEEE802.11規格から選択された無線LAN(WLAN)プロトコル212および214を利用することがあり得る。D2Dトランシーバモジュールは、3GPP LTE規格、IEEE802.16規格、IEEE802.11規格、IEEE802.15規格、ブルートゥース規格、無線表示ポート規格、WiGig規格、超広帯域(UWB)規格、無線HD規格、無線ホームデジタルインタフェイス(WHDI)規格、ZigBee(登録商標)規格、ライセンスされていない独占規格、ライセンスされた独占規格、またはこれらのプロトコルの組み合わせを含むD2Dプロトコル222を利用することがあり得る。
【0043】
図7は、例えばユーザ機器(UE)、移動局(MS)、移動無線デバイス、移動通信デバイス、タブレット、ハンドセット、または移動無線デバイスの他のタイプなどの無線デバイスの実例を提供する。モバイルデバイスは、例えば基地局(BS)、発展型Node B(eNB)、ベースバンドユニット(BBU)、遠隔無線ヘッド(RRH)、遠隔無線機器(RRE)、中継局(RS)、無線装置(RE)、無線ワイドエリアネットワーク(WWAN)のアクセスポイントまたは無線ローカルエリアネットワーク(WLAN)のアクセスポイント(WAP)の他のタイプなどの送信局と通信するように構成された1または複数のアンテナを含むことがあり得るモバイルデバイスは、3GPP LTE,WiMAX(登録商標)、高速パケットアクセス(HSPA)、ブルートゥース、およびWiFiを含む少なくとも1つの無線通信規格を利用して通信するように構成されることがあり得る。モバイルデバイスは、それぞれの無線通信規格のための別個のアンテナ、または、多数の無線通信規格のための共有されたアンテナを利用して通信することができる。モバイルデバイスは、無線ローカルエリアネットワーク(WLAN)、無線パーソナルエリアネットワーク(WPAN)、および/またはWWANにおいて通信することができる。
【0044】
また、
図7は、モバイルデバイスからオーディオの入力および出力に利用されることがあり得るマイクおよび1または複数のスピーカの実例を提供する。ディスプレイ画面は、液晶ディスプレイ(LCD)画面、または例えば有機発光ダイオード(OLED)ディスプレイなどのディスプレイ画面の他のタイプであってもよい。ディスプレイ画面は、タッチスクリーンとして構成されることがあり得る。タッチスクリーンは、静電容量、抵抗膜、またはタッチスクリーン技術の他のタイプを利用してもよい。アプリケーションプロセッサおよびグラフィクスプロセッサは、処理および表示性能を提供するべく、内部メモリと連結されることがあり得る。また、不揮発性メモリポートは、データ入力/出力オプションをユーザに提供するべく利用されることがあり得る。また、不揮発性メモリポートは、モバイルデバイスのメモリ性能を拡大するべく利用されてもよい。キーボードは、モバイルデバイスと一体化されてもよいし、追加的なユーザ入力を提供するモバイルデバイスに無線で接続されてもよい。また、仮想的なキーボードが、タッチスクリーンを利用して提供されてもよい。
【0045】
種々の技術、または、それのある側面または部分は、例えばフロッピー(登録商標)ディスク、CD−ROM、ハードドライブ、非一時的コンピュータ可読ストレージメディア、または、その他の機械可読ストレージメディアなどのタンジブルメディア内に具体化されたプログラムコード(すなわち命令)という形態をとってもよい。プログラムコードが例えばコンピュータなどの機械によってロードおよび実行される場合に、機械は、種々の技術を実施する装置になる。プログラム可能なコンピュータ上でのプログラムコードの実行の場合には、演算デバイスは、プロセッサ、プロセッサ(揮発性および不揮発性メモリメモリ、および/またはストレージ要素を含む)により可読のストレージメディア、少なくとも1つの入力デバイス、および少なくとも1つの出力デバイスを含んでもよい。揮発性および不揮発性メモリ、および/またはストレージ要素は、電子データを格納するRAM、EPROM、フラッシュドライブ、オプティカルドライブ、マグネティックハードドライブ、または他のメディアであってもよい。また、基地局および移動局は、トランシーバモジュール、カウンタモジュール、プロセッシングモジュール、および/または、クロックモジュールまたはタイマモジュールを含んでもよい。本明細書に説明される様々な技術を実装または利用し得る1または複数のプログラムは、アプリケーションプログラミングインタフェース(API)、またはリユーザブルコントロール、およびその他を用い得る。そのようなプログラムは、コンピュータシステムと通信するべく、ハイレベルの手続きまたはオブジェクト指向のプログラミング言語により実現されてもよい。しかしながら、プログラムは、必要に応じて、アセンブリまたは機械語により実現されてもよい。いずれの場合であっても、言語は、コンパイラ型言語またはインタープリタ型言語であり得、ハードウェア実装と組み合わせられ得る。
【0046】
本明細書に説明される機能単位の多くのは、より特定的にそれらの実装の独立性を強調するべく、モジュールとして区別されていることを理解されたい。例えば、モジュールはカスタムVLSI回路またはゲートアレイを含むハードウェア回路、ロジックチップ、トランジスタ、または他の別個のコンポーネントなど市販の半導体として実装され得る。モジュールは、フィールドプログラマブルゲートアレイ、プログラマブルアレイロジック、プログラマブルロジックデバイス、またはその他などプログラマブルハードウェアデバイスでも実装され得る。
【0047】
モジュールは、様々なタイプのプロセッサによる実行されるソフトウェアでも実装され得る。実行可能なコードの識別されたモジュールは例えば、オブジェクト、手順、または機能として例えば編成され得るコンピュータ命令の1または複数の物理的または論理的なブロックを含み得る。しかし、識別されたモジュールの実行可能ファイルは物理的に一緒に位置する必要はなく、論理的に一緒に結合された場合にモジュールを構成し、モジュールの意図された目的を実現する、複数の異なる位置に格納された異種の命令を含み得る。
【0048】
事実、実行可能なコードのモジュールは、単一の命令、または多くの命令であり得、さらには、いくつかの異なるコードセグメントに亘り、異なるプログラム間で、およびいくつかのメモリデバイスを跨いで分散され得る。同様に、処理データは本明細書において、モジュール内で特定および図示され得、適した形態で実施され得、適したタイプのデータ構造内で編成され得る。処理データは単一のデータセットとして集められ得、または、複数の異なるデバイスを含む複数の異なる位置に亘って分散され得、少なくとも部分的に、単にシステムまたはネットワーク上の電子信号として存在し得る。モジュールは所望される機能を実行可能なエージェントなど受動的または能動的であり得る。
【0049】
本明細書を通じて「例」を参照してきたが、これは、その実施例に関連して説明された特定の特徴、構造、または特性が本願発明の少なくともの一実施形態に含まれることを意味する。これにより、本明細書を通じて様々な箇所における「例において」というフレーズの出現は、全て同じ実施形態を参照しているとは限らない。
【0050】
本明細書で用いられるように、複数のアイテム、構造要素、組成要素、および/または材料が便宜上共通のリスト内で示され得る。しかしこれらのリストはリストの各メンバーが、別個かつ一意のメンバーとして個別に特定されるかのように解釈されるべきではない。これにより、そのようなリストの個別のメンバーは、反対のことが指示されなければ、共通のグループに示されることのみに基づいて同じリストの他のメンバーと事実上等価であるものとして解釈されるべきではない。加えて、本願発明の様々な実施形態および実施例は本明細書において、それらの様々なコンポーネントの代替例と併せて参照され得る。そのような実施形態、実施例、および代替例は、互いに事実上等価であるものとして解釈されるべきではなく、本願発明の別個であり自立した表現として見なされるべきであることを理解されたい。
【0051】
さらに、説明される特徴、構造、または特性は、1または複数の実施形態において何らかの適したやり方で組み合わせられ得る。以下の説明において、本願発明の実施形態の深い理解を提供すべく、レイアウトの例、距離、ネットワークの例、その他など様々な特定の詳細が提供される。しかし当業者は、特定の詳細のうち1または複数を用いずとも、若しくは、他の方法、コンポーネント、レイアウト、その他を用いても本願発明を実施し得ることを認識されよう。他の例において、本願発明の態様を曖昧にすることを回避するべく周知の構造、材料、またはオペレーションが詳細には示されず説明されていない。
【0052】
先述の実施例は、1または複数の特定の適用例における本願発明の原理を例示するものであるが、当業者には、実装の形態、利用、および詳細に関する様々な変更が発明の才能を発揮せずとも、また、本願発明の原理および概念から逸脱することなく加えられ得ることが明らかである。したがって本願発明は、以下に明記される請求項以外によって限定されることが意図されていない。