特許第6011860号(P6011860)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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特許6011860項目表示装置、方法、並びに、プログラム
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6011860
(24)【登録日】2016年9月30日
(45)【発行日】2016年10月19日
(54)【発明の名称】項目表示装置、方法、並びに、プログラム
(51)【国際特許分類】
   G06F 3/023 20060101AFI20161006BHJP
   H03M 11/04 20060101ALI20161006BHJP
   G06F 3/0482 20130101ALI20161006BHJP
   G07G 1/12 20060101ALI20161006BHJP
【FI】
   G06F3/023 310L
   G06F3/0482
   G07G1/12 301
【請求項の数】12
【全頁数】16
(21)【出願番号】特願2012-284335(P2012-284335)
(22)【出願日】2012年12月27日
(65)【公開番号】特開2014-127909(P2014-127909A)
(43)【公開日】2014年7月7日
【審査請求日】2015年8月7日
(73)【特許権者】
【識別番号】301021533
【氏名又は名称】国立研究開発法人産業技術総合研究所
(74)【代理人】
【識別番号】100092093
【弁理士】
【氏名又は名称】辻居 幸一
(74)【代理人】
【識別番号】100082005
【弁理士】
【氏名又は名称】熊倉 禎男
(74)【代理人】
【識別番号】100067013
【弁理士】
【氏名又は名称】大塚 文昭
(74)【代理人】
【識別番号】100086771
【弁理士】
【氏名又は名称】西島 孝喜
(74)【代理人】
【識別番号】100109070
【弁理士】
【氏名又は名称】須田 洋之
(74)【代理人】
【識別番号】100109335
【弁理士】
【氏名又は名称】上杉 浩
(74)【代理人】
【識別番号】100136744
【弁理士】
【氏名又は名称】中村 佳正
(72)【発明者】
【氏名】山本 吉伸
【審査官】 ▲高▼瀬 健太郎
(56)【参考文献】
【文献】 特開2010−061692(JP,A)
【文献】 特開2011−192136(JP,A)
【文献】 特開2005−309618(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06F 3/023
G06F 3/0482
G07G 1/12
H03M 11/04
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
ディスプレイ上に数字キーを含むソフトウェアキーを表示するタッチパネル式キャッシュレジスタ装置であって、
前記ソフトウェアキーがタッチされることにより又は複数の入力値を価格情報として受け付ける入力部であって、価格情報は予め定められた価格の範囲を有する価格帯に関連付けられるものである、入力部と、
前記入力部で入力された1又は複数の価格情報に関連付けられた価格帯を計数し当該価格帯が一定以上の頻度で入力されたかどうかを判定する判定部と、
を備え、
前記判定部で一定以上の頻度で入力されたと判定された価格帯に対応する動的価格帯キー前記ソフトウェアキーの1つとして生成して前記ディスプレイ上に表示し、当該動的価格帯キーがタッチされた場合に当該価格帯において前記入力部で入力された頻度が高い価格情報を1又は複数個表示することを特徴とする装置。
【請求項2】
前記入力部は、前記入力値と当該入力値に対応する商品IDとを受け付け、
前記判定部は、前記計数された1又は複数の価格帯更に前記商品IDごとに計数し、当該価格帯が一定以上の頻度で入力されたかどうかを判定し、一定以上の頻度で入力されたと判定された価格帯に対応する動的価格帯キー前記ソフトウェアキーの1つとして、前記商品IDに割り当てられた表示方法によって表示することを特徴とする請求項1に記載の装置。
【請求項3】
前記入力部は、前記入力値と当該入力値に対応する商品IDが属する商品カテゴリとを受け付け、
前記判定部は、前記計数された1又は複数の価格帯更に前記商品カテゴリごとに計数し、当該価格帯が一定以上の頻度で入力されたかどうかを判定し、一定以上の頻度で入力されたと判定された価格帯に対応する動的価格帯キー前記ソフトウェアキーの1つとして、前記商品カテゴリに割り当てられた表示方法によって表示することを特徴とする請求項1に記載の装置。
【請求項4】
記生成され前記ディスプレイ上に表示された前記動的価格帯キーは、ディスプレイ上の操作により、前記動的価格帯キーをさらに分割又は統合することが可能に構成されたことを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の装置。
【請求項5】
ディスプレイ上に数字キーを含むソフトウェアキーを表示するタッチパネル式キャッシュレジスタ装置又は当該キャッシュレジスタ装置を含むシステムで実行される方法であって、
前記ソフトウェアキーがタッチされることにより又は複数の入力値を価格情報として受け付ける入力ステップと、
価格情報を、予め定められた価格の範囲を有する価格帯に関連付ける関連付けステップと、
前記入力ステップで入力された1又は複数の価格情報に関連付けられた価格帯を計数し当該価格帯が一定以上の頻度で入力されたかどうかを判定する判定ステップと、
前記判定ステップで一定以上の頻度で入力されたと判定された価格帯に対応する動的価格帯キー前記ソフトウェアキーの1つとして生成して前記ディスプレイ上に表示し、当該動的価格帯キーがタッチされた場合に当該価格帯において前記入力ステップで入力された頻度が高い価格情報を1又は複数個表示する表示ステップと、
を有することを特徴とする方法。
【請求項6】
前記入力ステップは、前記入力値と当該入力値に対応する商品IDとを受け付け、
前記判定ステップは、前記計数された1又は複数の価格帯更に前記商品IDごとに計数し、当該価格帯が一定以上の頻度で入力されたかどうかを判定し、
前記表示ステップは、一定以上の頻度で入力されたと判定された価格帯に対応する動的価格帯キー前記ソフトウェアキーの1つとして、前記商品IDに割り当てられた表示方法によって表示することを特徴とする請求項に記載の方法。
【請求項7】
前記入力ステップは、前記入力値と当該入力値に対応する商品IDが属する商品カテゴリとを受け付け、
前記判定ステップは、前記計数された1又は複数の価格帯更に前記商品カテゴリごとに計数し、当該価格帯が一定以上の頻度で入力されたかどうかを判定し、
前記表示ステップは、一定以上の頻度で入力されたと判定された価格帯に対応する動的価格帯キー前記ソフトウェアキーの1つとして、前記商品カテゴリに割り当てられた表示方法によって表示することを特徴とする請求項に記載の方法。
【請求項8】
記生成され前記ディスプレイ上に表示された前記動的価格帯キーは、ディスプレイ上の操作により、前記動的価格帯キーをさらに分割又は統合することが可能に構成されたことを特徴とする請求項5から7のいずれか1項に記載の方法。
【請求項9】
ディスプレイ上に数字キーを含むソフトウェアキーを表示するタッチパネル式キャッシュレジスタ装置又は当該キャッシュレジスタ装置を含むシステムで実行されるコンピュータプログラムであって、
前記ソフトウェアキーがタッチされることにより又は複数の入力値を価格情報として受け付ける入力ステップと、
価格情報を、予め定められた価格の範囲を有する価格帯に関連付ける関連付けステップと、
前記入力ステップで入力された1又は複数の価格情報に関連付けられた価格帯を計数し当該価格帯が一定以上の頻度で入力されたかどうかを判定する判定ステップと、
前記判定ステップで一定以上の頻度で入力されたと判定された価格帯に対応する動的価格帯キー前記ソフトウェアキーの1つとして生成して前記ディスプレイ上に表示し、当該動的価格帯キーがタッチされた場合に当該価格帯において前記入力ステップで入力された頻度が高い価格情報を1又は複数個表示する表示ステップと、
を実行させることを特徴とするコンピュータプログラム。
【請求項10】
前記入力ステップは、前記入力値と当該入力値に対応する商品IDとを受け付け、
前記判定ステップは、前記計数された1又は複数の価格帯更に前記商品IDごとに計数し、当該価格帯が一定以上の頻度で入力されたかどうかを判定し、
前記表示ステップは、一定以上の頻度で入力されたと判定された価格帯に対応する動的価格帯キー前記ソフトウェアキーの1つとして、前記商品IDに割り当てられた表示方法によって表示することを特徴とする請求項に記載のコンピュータプログラム。
【請求項11】
前記入力ステップは、前記入力値と当該入力値に対応する商品IDが属する商品カテゴリとを受け付け、
前記判定ステップは、前記計数された1又は複数の価格帯更に前記商品カテゴリごとに計数し、当該価格帯が一定以上の頻度で入力されたかどうかを判定し、
前記表示ステップは、一定以上の頻度で入力されたと判定された価格帯に対応する動的価格帯キー前記ソフトウェアキーの1つとして、前記商品カテゴリに割り当てられた表示方法によって表示することを特徴とする請求項に記載のコンピュータプログラム。
【請求項12】
記生成され前記ディスプレイ上に表示された前記動的価格帯キーは、ディスプレイ上の操作により、前記動的価格帯キーをさらに分割又は統合することが可能に構成されたことを特徴とする請求項9から11のいずれか1項に記載のコンピュータプログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、広くディスプレイ画面等の表示領域に項目を表示する装置等に関し、特に、0〜9までの数字ボタンや四則演算キーを含むキーの入力に応じて演算結果等を表示領域に表示する装置、方法、並びにプログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
従来、商品の販売額を計算及び記録するキャッシュレジスターを使って金額を入力する際、金額入力の手間を省くために、連続する「0」を「00」といった1つのキーで一度に入力可能に構成されたものがあった。
【0003】
また、タッチパネル上に表示されたソフトウェアキーボードやソフトウェアテンキー(以下、総括して「ソフトウェアキー」という。)を使って商品の販売額や暗証番号といったキー入力が可能に構成された装置も数多く存在し、中にはディスプレイ上に表示されたソフトウェアキーの配置を変更できるもの、あるいは編集できるものが存在する。例えば、ある操作者が操作しているときのタッチパネルのキー配置と別の操作者が操作しているときのタッチパネルのキー配置とが異なるように、タッチパネル上のキー配置を変更する技術がある(特許文献1)。
【0004】
すなわち、特許文献1には、入力部と、前記入力部によって入力される値を、前記入力部に表示する表示部と、前記表示部に表示するキー配置をランダムに選択するキー配置選択部と、前記キー配置選択部が選択するキー配置を前記入力部に表示する表示制御部とを備える入力装置が開示されている。
【0005】
また、操作毎に数字の配列がランダムに変わるようにした暗証番号などを入力するテンキー装置において、操作性の向上を図ることを目的として、数字を入力するためのデジタル表示される複数のキーを備え、各数字の表示部に異なる色を割り当てる技術がある(特許文献2)。
【0006】
すなわち、特許文献2には、暗証番号等の入力に用いられるテンキー装置であって、各入力キーに対応する数字がデジタル表示され、入力操作毎に前記数字が配列順序を維持しつつ起点を変更することにより各数字位置が変更されるようにしたテンキー装置において、任意の数字または任意の数字に対応する入力キーに目印を付すことを特徴とするテンキー装置が開示されている。
【0007】
また、プログラムの画面毎に表示するキー配列を、予め登録されたものに自動的に変更するタッチキーボード制御技術として、以下のものがある(特許文献3)。
【0008】
すなわち、特許文献3には、コンピュータシステムの画面上の一部にキーボード配列のイメージを表示して、画面上のキーをタッチすることにより文字入力が可能なタッチキーボード制御方式において、プログラムの複数の画面ごとに表示するキー配列を、予め登録されたキー配列に自動的に変更することを特徴とするタッチキーボード制御方式が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0009】
【特許文献1】特開2002−32176号公報
【特許文献2】特開2002−287871号公報
【特許文献3】特開平11−327767号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0010】
しかしながら、上述の装置や方式では、キー配置の変更の際に乱択アルゴリズムを採用するか、或いは、予め定められた配列に変更することはできるものの、入力状況に応じた柔軟な変更は出来なかった。
【0011】
従来の状況に基づけば、例えば、フリーマーケットなどのように、どんな商品が出品され、どのような商品がよく売れそうかを予測し難いケースにおいては、予め売れ筋の商品と価格とを登録しておくことが困難であり、マーケット会場の規模が大きくなればなるほど、価格の入力や価格の計算及び記録の手間が煩雑になってしまうという課題があった。
【課題を解決するための手段】
【0012】
本発明にかかる装置は、ディスプレイ上に複数の項目を表示し、前記複数の項目から選択された項目入力を受け付ける項目表示装置であって、前記複数の項目から選択された1以上の項目の組を入力値として受け付ける入力部と、前記入力部で入力された複数の入力値のうち、一定以上の頻度で入力された入力値を計数して判定する判定部と、を備え、前記判定部で一定以上の頻度で入力されたと判定された入力値を新たな項目として生成して前記ディスプレイ上に表示することを特徴とする。
【0013】
また、前記入力部は、前記入力値と当該入力値に対応する識別子とを受け付け、前記判定部は、前記入力部で入力された複数の入力値を前記識別子ごとに計数し、一定以上の頻度で入力された入力値を判定し、一定以上の頻度で入力されたと判定された入力値を新たな項目として、対応する前記識別子に割り当てられた表示方法によって表示することを特徴とする。
【0014】
また、前記入力部は、前記入力値と当該入力値に対応する識別子が属するカテゴリとを受け付け、前記判定部は、前記入力部で入力された複数の入力値を前記カテゴリごとに計数し、一定以上の頻度で入力された入力値を判定し、一定以上の頻度で入力されたと判定された入力値を新たな項目として、対応する前記カテゴリに割り当てられた表示方法によって表示することを特徴とすることを特徴とする。
【0015】
また、本発明にかかる方法は、ディスプレイ上に複数の項目を表示し、前記複数の項目から選択された項目入力を受け付ける項目表示装置又は前記項目表示装置を含むシステムで実行される方法であって、前記複数の項目から選択された1以上の項目の組を入力値として受け付ける入力ステップと、前記入力ステップで入力された複数の入力値のうち、一定以上の頻度で入力された入力値を計数して判定する判定ステップと、を備え、前記判定ステップで一定以上の頻度で入力されたと判定された入力値を新たな項目として生成して前記ディスプレイ上に表示することを特徴とする。
【0016】
また、本発明にかかるコンピュータプログラムは、ディスプレイ上に複数の項目を表示し、前記複数の項目から選択された項目入力を受け付ける項目表示装置又は前記項目表示装置を含むシステムで実行されるコンピュータプログラムであって、前記複数の項目から選択された1以上の項目の組を入力値として受け付ける入力ステップと、前記入力ステップで入力された複数の入力値のうち、一定以上の頻度で入力された入力値を計数して判定する判定ステップと、を備え、前記判定ステップで一定以上の頻度で入力されたと判定された入力値を新たな項目として生成して前記ディスプレイ上に表示することを特徴とする。
【発明の効果】
【0017】
本発明にかかる項目表示装置等により、商品及び価格を事前に登録することなく、キャッシュレジスター機能を有するタッチパネル上の価格キー表示を動的かつ統計的に変更することができ、商品価格入力の手間を省くことができるとともに、よく売れている商品カテゴリ並びに商品価格帯を効率よく調査することができる。
【図面の簡単な説明】
【0018】
図1】本発明の一実施形態にかかる項目表示装置の外観構成を説明する説明図である。
図2】本発明の一実施形態にかかる項目表示装置の機能ブロック構成を説明する説明図である。
図3】本発明の一実施形態にかかる項目表示装置等の項目表示例を説明する説明図である。
図4】本発明の一実施形態にかかる項目表示装置等のデータ構造例を説明する説明図である。
図5】本発明の一実施形態にかかる項目表示装置等における処理フローを説明するフローチャートである。
図6】本発明の一実施形態にかかる項目表示装置等の項目表示例を説明する説明図である。
図7】本発明の他の実施形態にかかる項目表示装置等の項目表示例を説明する説明図である。
図8】本発明の他の実施形態にかかる項目表示装置等の項目表示例を説明する説明図である。
【発明を実施するための形態】
【0019】
本発明にかかる項目表示装置等を実施するための形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。
【0020】
図1に、本発明の一実施形態における項目表示装置の外観構成を示す。図1に示された項目表示装置100は、その外装の最小構成として、筐体101と、ディスプレイ102と、外部操作ボタン103a及び103bとからなる。ディスプレイ102は、典型的には液晶ディスプレイ(LCD)や有機ELディスプレイが使用される。また、図1において、外部操作ボタン103a及び103bは、便宜上、筐体上部の左右に取り付けられているが、これに限定されるものではなく、任意の位置(例えば、筐体下部中央など)に任意の個数設置することができる。さらに、外部ボタンを一切実装することなく、操作ボタンを全てディスプレイ102上に表示されるソフトウェアキーによって実装することも可能である。
【0021】
図1に図示されていないが、項目表示装置101から通信回線を介してサーバに接続し、必要なデータや信号が送受信するよう構成することもできる。なお、通信回線は、有線/無線を問わない。また、以下の説明において、項目表示装置で処理される演算や集計等は、項目表示装置と通信回線を介して接続されたサーバ上で行うこともできるが、本発明の説明の便宜上、演算のみならず集計処理等も項目表示装置で行われるものとして説明する。
【0022】
図2に、本発明の一実施形態にかかるシステムにおける項目表示装置の機能ブロック構成を示す。図2に示された機能ブロックとしての項目表示装置200において、装置200は、一例として、ディスプレイ付多機能端末装置が採用されており、これに限定されるものではないが、装置200それ自体、携帯情報端末としての機能も有している。この場合、装置200は、典型的構成として、筐体外部に設けられたボタンやディスプレイ上のソフトウェアキーやマイク等の音声入力部などからなる入力部201と、主要メモリ空間を構成するRAMやROM、キャッシュ領域などからなる記憶部202と、CPU等の中央処理部203と、ディスプレイデバイスからなる表示部204と、グラフィック管理や通信管理等を制御する制御部205と、外部機器や外部デバイスと有線/無線で通信可能な通信インタフェース206と、スピーカ、バイブレータ等から構成される出力部207と、年月日や時刻の出力及び/又は時間計測が可能な計時部208と、位置を計測するためのGPSや筐体の傾き等を計測可能なセンサ部209と、リチウムイオンバッテリなど2次電池等から構成される電源部210とからなる。これらのモジュールは、データや信号を送受信するためのデータバスや、電力を伝送/供給するための配線で接続されているが、装置200内においては、これらを総称して配線211で表す。
【0023】
図3に、本発明の一実施形態にかかる項目表示装置等の項目表示例を示す。図3に示された項目は、ディスプレイ102に表示されたソフトウェアキーであり、一例として、「0」〜「9」キー並びに「00」キーを含む数字キー群301と、「+」「−」「*」「/」キーからなる四則演算キー群302と、「AC」「DEL」「小計」「合計」キーからなる処理キー群303と、「支払い」キー304、「ポイント」キー305、「販売」キー306、「チャージ」キー307を含む機能キー群と、演算結果等を表示する表示エリア310とから構成されている。本発明にかかる項目表示装置等は、図3に例示されたソフトウェアキーを用いて、商品価格の入力及び登録をすることができる。演算結果や入力記録は、一例として、装置内の記憶部202や、装置200と通信回線を介して接続されたサーバ(不図示)内の記憶部などに格納される。
【0024】
また、図3には示していないが、同じ商品を同時に複数購入した場合に入力することができる「数量情報」、「商品ID(識別子)」や「商品カテゴリ」を入力可能なように構成することもできる。この場合、図3には、「数量」キーや「商品ID」キー、「商品カテゴリ」が機能キーとして別途表示され、これらの機能キーに続けて入力された所定の数列等を商品の数量や商品ID(識別子)として識別して入力及び登録することができる。なお、通常、商品ID(識別子)は、所定の商品カテゴリに属するものとして位置付けられる。
【0025】
さらに、項目表示装置200においては、商品IDや商品カテゴリを簡便に入力できるように、商品に付されたタグ情報(商品IDや商品カテゴリ等を登録しておくことができる)を読み取り可能な読み取りセンサを入力部201及び/又はセンサ部209に実装することもできる。
【0026】
図4に、本発明の一実施形態における項目表示装置等内のデータ構造例を示す。図4に基づいて説明するデータ構造は、項目表示装置の記憶部202に格納することもできるが、必要に応じて、項目表示装置と通信回線を介して接続された、図示しないサーバの記憶部に格納することもできる。
【0027】
図4(A)は、商品価格の入力時に登録可能な項目の一例である。図4(A)には、「商品ID」401、「商品カテゴリ」402、「価格情報」403、「数量情報」404、「表示属性」405、「支払属性」406がエントリされているが、本発明の実施においては、この全てを利用しなければならないわけではなく、少なくとも「価格情報」403の入力があればよい。すなわち、商品ごとに価格(価格情報)を継続して入力すれば、入力された価格の集計/統計処理を行い、動的な価格キーを生成して別途表示するよう機能させることができる(詳細は後述する)。
【0028】
なお、「支払属性」406は、図3に示した「支払い」304、「販売」305、「ポイント」306、「チャージ」307等の支払に関する属性を記録するための項目で、支払いは、現金払いであったか、カード払いであったか、ポイントは使われたか、貯められたか等のフラグとして登録できるものである。
【0029】
また、表示属性405は、後述する動的価格キーを生成する場合の表示属性であり、予め明示的に登録しておくこともできるし、予め定められた段階的な定義に基づいて動的に変更することも可能である。
例えば、予め明示的に登録しておく場合の登録例は、下表の通りである。
【表1】
【0030】
表1に基づけば、商品カテゴリ「001」に属する商品についての動的な価格キーを生成して表示する場合には、「赤」色の価格キーとしてディスプレイに表示される。以下、同様に、商品カテゴリ「002」に属する商品に対しては「黄」色の価格キーとして、商品カテゴリ「003」に属する商品に対しては「緑」色の価格キーとして、商品カテゴリ「004」に属する商品に対しては「青」色の価格キーとしてディスプレイに表示される。
【0031】
また、予め定められた段階的な定義に基づいて動的に変更可能な表示属性の登録例は、下表の通りである。
【表2】
【0032】
表2に基づけば、一定以上の数量の入力(販売)が行われた商品の価格に対し、対応する表示属性に定義された色付けを行って価格キーを動的に生成して表示することができる。例えば、ある価格を付けられた任意の商品が50個以上入力された(売れた)場合には、対応する価格キーを青色のものとして動的に生成して表示する。さらに、その価格を付けられた任意の商品が100個以上入力(売れた)場合には、対応する価格キーを「黄」色に動的に変化させてディスプレイに表示する。
【0033】
さらなる応用例として、数量及び表示属性の定義を商品IDや商品カテゴリごとに定義することもできる。この場合の登録例は、下表の通りである。
【表3】
【0034】
表2に基づけば、特定の商品カテゴリについて、ある価格を付けられたものが一定以上の数量入力(販売)された場合に、対応する表示属性に定義された色付けを行ってその価格キーを動的に生成して表示することができる。例えば、商品カテゴリ「001」のある価格の商品が300個以上入力された(売れた)場合には、対応する価格キーを橙色のものとして動的に生成して表示する。さらに、その価格のものが500個以上入力(売れた)場合には、対応する価格キーを「赤」色に動的に変化させてディスプレイに表示する。
【0035】
図4(B)は、図4(A)に従って入力された商品を価格情報に基づいて再編集したものである。つまり、「価格情報」451を主キーとして(理解の便宜上、左端の欄に配置)、対応する商品情報(「商品カテゴリ」452、「商品ID」453)を関連付けて1つのレコードとして記憶部に格納する。ここで、「価格帯A」454という属性と、「価格帯B」455という属性とが関連付けられて構成されているが、これは予め定められた定義に基づいて、「価格情報」451の価格に対応する価格帯のIDが割り振られるものである。一例として、図4(C)及び(D)に価格帯の定義テーブル(入力値の範囲テーブル)を示す。図4(C)において、「価格帯A」481欄は、入力値の範囲が「1000〜1099」「1100〜1199」「1200〜1299」に区分されており、「1000〜1099」という価格帯に対しては、ID482欄において「1」というIDが割り当てられている。同様に、「1100〜1199」という価格帯に対しては、「2」というIDが割り当てられ、「1200〜1299」という価格帯に対しては、「3」というIDが割り当てられている。また、図4(D)において、「価格帯B」491欄は、入力値の範囲が「1000〜1999」「2000〜2999」「3000〜3999」に区分されており、「1000〜1999」という価格帯に対しては、ID492欄において「11」というIDが割り当てられている。同様に、「2000〜2999」という価格帯に対しては、「12」というIDが割り当てられ、「3000〜3999」という価格帯に対しては、「13」というIDが割り当てられている。
【0036】
以上のように、図4(C)及び(D)のような価格帯の定義付けに基づけば、図4(B)において整理された価格「1050」の「005」という商品カテゴリに属する「11001」という商品IDのテーブルは下表の通りとなる。
【表4】
さらに、表4に示されたテーブルを、価格帯Aに基づいて(価格帯A項目を主キーとして)再整理した場合には、下表の通りとなる。
【表5】
【0037】
このように、本発明の一実施形態におけるデータ構造に基づけば、特定の価格情報(価格)のみならず、図4(C)や図4(D)に例示したような任意の価格帯定義に基づいて、入力された商品価格(及び/又は商品価格帯)についての集計/統計処理を行うことができる。例えば、ある価格又は価格帯の商品や商品カテゴリの販売数量をカウントすることにより、売れ筋の価格又は価格帯を集計処理することができる。また、商品IDや商品カテゴリごとに販売数量をカウントするなどして、商品ごとの売れ筋の価格調査(及び/又は商品価格帯調査)、商品カテゴリごとの売れ筋の価格調査(及び/又は商品価格帯調査)を実施することができる。
【0038】
図5に、本発明の一実施形態にかかる項目表示装置等における処理フローを示す。
【0039】
まず、ステップS501において処理が開始されると、ステップS502に進み、最初は数字キーの入力があったかどうかが判断される(後述するように「動的価格」キーや「動的価格帯」キーが生成された後は、これらのキー入力があったかどうかも判断される)。数字キーの入力でない場合(ステップS502において、No)には、ステップS510へ進み、合計キー又は小計キーが入力されたかどうかが判断される。合計キー又は小計キーが入力されていない場合(ステップS510において、No)は、ステップS502へ復帰する。
【0040】
ステップS502で数字キー(後述するように「動的価格」キーや「動的価格帯」キーが生成された後は、これらのキーも含まれる)の入力があった場合には、ステップS503へ進み、数字キー(「動的価格キー」「動的価格帯キー」)の読み取りが行われ、さらにステップS504へ進み、演算キー入力があったかどうかが判断される。ステップS504においてNoの場合は、S510へ進み、合計キー又は小計キーが入力されたかどうかが判断され、ステップS510においてNoの場合は、再びステップS502に復帰し、次の数字キーの読み取りとなる。
【0041】
なお、ステップS503において1以上のキーが読み取られた後、次のステップS504において演算キーの入力があるか、あるいは、ステップS504のNoを経由してステップS510において合計キー又は小計キーの入力があると、それまでスタックされた数字の系列は1つの「入力値」として受け付けられる。以下、この入力値を「被演算子」とも言うこととする。
【0042】
次のステップS504において、演算キーの入力があった場合(Yes)には、さらに、ステップS505へ進み、被演算子が2つスタックされているかどうか判断される。被演算子がまだ1つの状態でS504から進んできた場合には、被演算子がもう1つなければ演算が実行できないので、次の被演算子の入力を待つことになる(ステップS510を経由してステップS502へ)。
【0043】
ステップS505で被演算子が2つスタックされていると判断された場合(Yes)には、S506へ進み、2つの被演算子を1つ前にスタックされた演算子によって演算処理する(直前でされた演算子は、今回の演算結果と次回の被演算子との演算に使用される)。そして、ステップS507へ進む。
【0044】
ステップS507では、価格情報の集計/統計処理が行われる。それまでに同じ価格のものが入力/登録されていれば、同じ価格の商品の「数量情報」項目から算出される総販売数をインクリメントする。また、商品IDが同時に入力されて商品が特定されている場合や、商品カテゴリが同時に入力されて商品カテゴリが明らかになっている場合には、商品ごと、あるいは商品カテゴリごとの「数量情報」項目から算出される該当商品、該当商品カテゴリの総販売数をインクリメントする。こうした同一価格の商品の総販売数や同一商品カテゴリの総販売数は、図4に示したデータ構造(のうちの「数量情報」)に基づいて、別途管理テーブルを設け、「入力値の頻度」として集計管理することができる。
【0045】
このように、商品の登録(商品価格の入力)ごとに更新されるデータ構造は、図4に示したテーブルや、図4に示したテーブルに基づいて別途作成される管理テーブルに基づいて管理される。そして、ステップS508へ進み、これまでの集計/統計処理において所定の条件が満たされるかどうかが判断される。
【0046】
ステップS508では、動的価格キー又は動的価格帯キーを生成するための条件と照らし合わせて、該当するものがある場合(Yes)は、ステップS509へ進み、動的価格キー又は動的価格帯キーを生成する。ステップS508で判断される条件の例は、下表の通りである。
【表6】
表6の条件テーブルによれば、「価格情報」「商品ID」「商品カテゴリ」の判断フラグは「1」「0」「0」になっており、販売数量100に達した価格(例えば、「1000」のもの)に対し、商品ID及び商品カテゴリに異同に関わらず、「1000」の動的価格キーを生成すべきという判断になる。
一方、「価格情報」「商品ID」「商品カテゴリ」の判断フラグが「1」「1」「0」となっている場合には、同一商品について販売数量が100に達した価格について動的価格キーを生成すべきという判断となる。また、「価格情報」「商品ID」「商品カテゴリ」の判断フラグが「1」「0」「1」となっている場合には、同一商品カテゴリにおいて販売数量が100に達した価格について動的価格キーを生成すべきという判断となる。
【0047】
ステップS509では、ステップS508において生成すべきと判断された動的価格キーや動的価格帯キーを生成してディスプレイ102に表示する。なお、このとき、表2や表3に示したような表示属性テーブルが定義されている場合には、これらに従い動的価格キーや動的価格帯キーの表示方法を変化させて表示する。次に、新たな価格入力を待つために、ステップS502に復帰する。
【0048】
最後に、ステップS510において、それまでに1回以上の演算キーが入力されている場合には、ステップS511へ進み、合計又は小計処理をして終了する(ステップS599)。
【0049】
図6に、本発明の一実施形態にかかる項目表示装置等の項目表示例を示す。図6において、ディスプレイには、動的に生成されたソフトウェアキーである価格キー601、602、603、604が表示されている。これらの価格キーは、上述した定義及び判断に基づいて生成及び表示されたものである。図6において、価格キーは、降順にソートされており、「2000」キー(601)、「1200」キー(602)、「600」キー(603)、「350」キー(604)の順に配置されている。さらに、表示属性テーブルの定義に従い、価格キー602及び価格キー603には、それぞれ、特定の商品ないし商品カテゴリに属するものの価格であることを示す色付け或いは一定数量以上販売されたことを示す色付けがなされている。
【0050】
図6に示したような動的価格キーの表示がなされれば、売れ筋の価格については、数字キー群301からキーを複数回選択して押下して入力する手間が省け、動的価格キーを1回押下するだけで済むという点で入力作業を軽減できると共に、動的に生成された価格キー601〜604を俯瞰することにより、どの商品あるいはどの商品カテゴリのどれくらいの価格のものが現時点よく売れているかを迅速に把握することができるという利点がある。
【0051】
図7に、本発明の他の実施形態にかかる項目表示装置等の項目表示例を示す。図7において、ディスプレイには、動的に生成されたソフトウェアキーである価格帯キー701、702、及び価格キー703、704が表示されている。これらの価格帯キー及び価格キーは、上述した定義及び判断に基づいて生成及び表示されたものである。図7において、価格帯キー及び価格キーは、降順にソートされており、「1000〜1999」キー(701)、「500〜599」キー(702)、「390」キー(703)、「98」キー(704)の順に配置されている。さらに、表示属性テーブルの定義に従い、価格帯キー701及び702には、それぞれ、特定の商品ないし商品カテゴリに属するものの価格であることを示す色付け或いは一定数量以上販売されたことを示す色付けがなされている。
【0052】
図7に示したような動的価格キーの表示がなされた場合にも、図6に示したものと同様に、入力作業を軽減できると共に、動的に生成された価格キー701〜704を俯瞰することにより、どの商品あるいはどの商品カテゴリのどれくらいの価格のものが現時点よく売れているかを迅速に把握することができるという利点がある。
【0053】
なお、図7において、価格帯キーを使った場合の正確な価格の入力例を説明する。価格帯キー701は、「1000〜1999」と表示されたものであるが、原則として、「1000」の入力と同じものである。したがって、価格帯キー701を使用して、価格「1250」を入力する場合には、「1000〜1999」+「2」+「5」+「0」となる。この場合、数字キー群301を使って入力する場合(「1」+「2」+「5」+「0」)とキーの押下数は同じとなるが、価格帯別に識別して入力ができるという点で有利である。さらに改良された実施形態においては、価格帯キー701を使用して価格「1250」を入力する場合、価格帯キー701を押下した時点で、「1000〜1999」の価格帯において良く売れている価格の候補(一例として、上位3つの価格として抽出された「1500」「1200」「1250」)をポップアップ形式で表示し、良く売れている価格の選択及び入力を簡便にするよう構成することもできる(この場合は、「1000〜1999」キーとポップアップされた「1250」キーという2つのキー押下で入力が完了する)。
【0054】
図8に、本発明の他の実施形態にかかる項目表示装置等の項目表示例を示す。図8に示した項目表示例は、ディスプレイ上での多点検知が可能なタイプの項目表示装置で実施可能である。図8(A)においてディスプレイ上に表示された価格帯キー801及び価格キー802、803のうち、価格帯キー801上の2点(8a及び8b)を同時に2本の指等でタッチしたまま引き離す動作(一般に、「ピンチ・アウト」と呼ばれている)を行うと、図8(B)に示すように、価格帯キー801の価格帯「2000〜2999」が、「2500〜2999」という価格帯と「2000〜2499」という価格帯とに分離されてそれぞれ価格帯キー801a及び801bとして動的に生成されるものである。頻繁な入力作業を行う中で、動的に生成された特定の価格帯について、さらに詳細な区分に基づいて集計を行いたい場合に有利である。
なお、ピンチ・アウトによって分離された価格帯は、2つの新しい価格帯を示す価格帯キーが生成された時点で、データ構造上の変更及び/又は更新も同時に行われる。
【0055】
また、図8(C)に示したような2つの価格帯を示す価格帯キー(801a及び801b)もそれぞれのキー上の2点(8c及び8d)を同時に2本の指等でタッチしたまま引き寄せる動作(一般に、「ピンチ・イン」と呼ばれている)を行うと、図8(D)に示すように、価格帯キー801a及び801bが結合された新しい価格帯「2000〜2999」を表す価格帯キー801として動的に生成することも可能である。
なお、ピンチ・インによって結合された価格帯は、新しい価格帯を示す価格帯キーが生成された時点で、データ構造上の変更及び/又は更新も同時に行われる。
【産業上の利用可能性】
【0056】
以上述べた通り、本発明に係る項目表示装置等は、タッチパネル等に表示されたソフトウェアキーを使った価格の入力及び登録をする際に、統計処理に基づいて商品の価格キーや価格帯キーを動的に表示することができるので、入力する手間が省けると同時に効率的に売れ筋の商品及び価格帯等を集計調査することが可能である。
【0057】
なお、動的に表示される項目には、ソフトウェアキーとして表示された数字からなる価格キーや価格帯キーに限定されるものではなく、衣服の種類(サイズ)や数量からなる項目に適用することもできるなど、商品群と売れ筋の属性(価格、サイズ、数量)を入力及び記録する作業に幅広く適用可能である。
【0058】
以上、具体例に基づき、本発明にかかる項目表示装置、方法、並びに、プログラムの実施形態を詳細に説明したが、当業者であれば容易に理解できるように、本発明の装置としての実施形態は、一つの機器のみからなる装置に限定されるものではなく、複数の機器から構成されるシステム(例えば、サーバー・クライアントシステムように本発明にかかる処理が複数の装置に分散して処理されるもの)、プログラム、もしくはプログラムが記録された記憶媒体(一例として、光ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、CD−R、CD−RW、磁気テープ、ハードディスク、メモリカード)等としての実施態様をとることが可能である。
【0059】
また、プログラムの実装形態としては、コンパイラによってコンパイルされるオブジェクトコード、インタプリタにより実行されるプログラムコード等のアプリケーションプログラムに限定されず、オペレーティングシステムに組み込まれるプログラムモジュール等の形態であっても良い。
【0060】
さらに、本発明にかかる項目表示プログラムの提供方法として、コンピュータ等に実装されたブラウザを用いてインターネット上のサイトにアクセスし、当該サイトからネットワークを介して本発明にかかる方法等を実施するコンピュータプログラムとしてダウンロードすることも可能である。
【0061】
また、プログラムは、必ずしもコンピュータのメインボード上のCPUにおいて全て実施される必要はなく、コンピュータに付加された拡張ボードや拡張ユニットにおけるCPUやDSPによってその全部または一部が実施されるものとしてもよい。
【0062】
なお、念のために申し添えておくが、特許請求の範囲、明細書、要約書、図面に記載された全ての技術的要素は、これら要素の少なくとも一部が相互に排他的となる組み合わせを除く任意の組み合わせによって本発明にかかるシステム及びプログラムの構成要素となりうる。
【0063】
また、本発明は、上述した実施形態のいずれの個別具体的な詳細記載にも制限されない。さらに、本発明の技術的範囲は、上述の説明のみによってではなく、特許請求の範囲の記載によってその外延が特定されるものであり、特許請求の範囲と均等となる置換ないし変更も本発明の技術的範囲に含まれる。
【符号の説明】
【0064】
100、200 項目表示装置
201 入力部
202 記憶部
203 中央処理部
204 表示部
205 制御部
206 通信インタフェース部
207 出力部
208 計時部
209 センサ部
210 電源部
図1
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