特許第6012885号(P6012885)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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特許6012885直交周波数分割多重方式(OFDM)シンボル内のバンド端で情報を送信するためのデバイス、およびプログラム
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6012885
(24)【登録日】2016年9月30日
(45)【発行日】2016年10月25日
(54)【発明の名称】直交周波数分割多重方式(OFDM)シンボル内のバンド端で情報を送信するためのデバイス、およびプログラム
(51)【国際特許分類】
   H04J 11/00 20060101AFI20161011BHJP
【FI】
   H04J11/00 Z
【請求項の数】12
【全頁数】23
(21)【出願番号】特願2015-549871(P2015-549871)
(86)(22)【出願日】2014年1月3日
(65)【公表番号】特表2016-506674(P2016-506674A)
(43)【公表日】2016年3月3日
(86)【国際出願番号】US2014010126
(87)【国際公開番号】WO2014109948
(87)【国際公開日】20140717
【審査請求日】2015年6月22日
(31)【優先権主張番号】13/738,928
(32)【優先日】2013年1月10日
(33)【優先権主張国】US
(73)【特許権者】
【識別番号】591003943
【氏名又は名称】インテル・コーポレーション
(74)【代理人】
【識別番号】110000877
【氏名又は名称】龍華国際特許業務法人
(72)【発明者】
【氏名】ラオ、バスカー
(72)【発明者】
【氏名】リ、チンファ
【審査官】 大野 友輝
(56)【参考文献】
【文献】 米国特許出願公開第2010/0220797(US,A1)
【文献】 国際公開第2008/099572(WO,A1)
【文献】 特表2008−537424(JP,A)
【文献】 特開2004−173153(JP,A)
【文献】 国際公開第2007/111187(WO,A1)
【文献】 国際公開第2008/088054(WO,A1)
【文献】 特開2008−011037(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H04J 11/00
IEEE Xplore
CiNii
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
進化ノードB(eNodeB)及びユーザ機器(UE)の1つに設置された送信機から、直交周波数分割多重方式シンボル(OFDMシンボル)のバンド端で情報を送信するためのデバイスであって、
前記OFDMシンボルの前記バンド端での情報の配置を可能にするべく帯域外(OOB)スペクトルリークを低減するために選択されたテーパー窓を、OFDMシンボルの少なくとも一部に適用するウィンドウイングモジュールと、
前記情報を前記バンド端における前記OFDMシンボルに供給するデータモジュールと、
前記テーパー窓の適用の後に、前記バンド端内の付加情報を有する前記OFDMシンボルを送信する送信モジュールと
を備え、
前記送信モジュールは、前記テーパー窓に対応するキャリア間干渉係数情報(ICI係数情報)を送信する、デバイス。
【請求項2】
同等化モジュール
を更に備え、
前記同等化モジュールは、
選択される前記テーパー窓のための先験的なものとして知られ、前記送信機で適用される前記テーパー窓に対応する前記ICI係数情報を選択し、
前記ICI係数情報を有する前記OFDMシンボル内で隣接する複数のサブキャリアのICIを除去することにより、前記OFDMシンボルに関連する信号を同等化することを受信デバイスに可能にすべく、前記受信デバイスに送信するための前記送信モジュールに、前記ICI係数情報を供給する
請求項1に記載のデバイス。
【請求項3】
進化ノードB(eNodeB)及びユーザ機器(UE)の1つに設置された送信機から、直交周波数分割多重方式シンボル(OFDMシンボル)のバンド端で情報を送信するためのデバイスであって、
前記OFDMシンボルの前記バンド端での情報の配置を可能にするべく帯域外(OOB)スペクトルリークを低減するために選択されたテーパー窓を、OFDMシンボルの少なくとも一部に適用するウィンドウイングモジュールと、
前記情報を前記バンド端における前記OFDMシンボルに供給するデータモジュールと、
前記テーパー窓の適用の後に、前記バンド端内の付加情報を有する前記OFDMシンボルを送信する送信モジュールと、
矩形窓に対応する第1のメインローブサイズに関する前記テーパー窓に対応する前記第1のメインローブサイズの増加をオフセットするための量だけ、前記OFDMシンボル内のデータを搬送する複数のサブキャリア間の距離を増加させるアロケーションモジュールと
を備え、
前記距離は、データを搬送する複数のサブキャリア間のデータを搬送しない複数のサブキャリアの数を含むことにより作成される、デバイス。
【請求項4】
前記ウィンドウイングモジュールは、前記OFDMシンボル内のサブキャリア用のサブキャリア帯域幅の逆と実質的に等しいウィンドウイングインターバル上に、前記テーパー窓を適用し、複数のサブキャリアの間の直交性を保存する
請求項1から3のいずれか1項に記載のデバイス。
【請求項5】
前記ウィンドウイングモジュールは、離散逆フーリエ変換(IDFT)が前記OFDMシンボル内のデータに適用された後であるが、サイクリックプレフィックス(CP)が前記OFDMシンボルに追加される前に、前記テーパー窓を前記OFDMシンボルの前記少なくとも一部に適用する
請求項1から4のいずれか一項に記載のデバイス。
【請求項6】
同等化モジュール
を更に備え、
前記同等化モジュールは、
選択される前記テーパー窓のための先験的なものとして知られ、前記送信機で適用される前記テーパー窓に対応するキャリア間干渉係数情報(ICI係数情報)を選択し、
前記ICI係数情報を有する前記OFDMシンボル内で隣接する複数のサブキャリアのICIを除去することにより、前記OFDMシンボルに関連する信号を同等化することを受信デバイスに可能にすべく、前記受信デバイスに送信するための前記送信モジュールに、前記ICI係数情報を供給する
請求項3に記載のデバイス。
【請求項7】
進化NodeB(eNodeB)及びユーザ機器(UE)の1つに設置され、直交周波数分割多重方式(OFDM)バンド端を利用する送信機に、
直交周波数分割多重方式(OFDM)のインバウンド領域から、OFDMシンボル用に指定されていない帯域外(OOB)領域へのスペクトルリークを低減する手順と、
送信用の前記OFDMのバンド端へ付加情報を供給する手順と、
前記バンド端に前記付加情報を有する前記OFDMシンボルを送信する手順と
を実行させ
前記スペクトルリークを低減する手順は、前記OFDMシンボルにテーパー窓を適用する手順を有し、
前記送信する手順は、前記テーパー窓に対応するキャリア間干渉係数情報(ICI係数情報)を送信する手順を有する、プログラム。
【請求項8】
進化NodeB(eNodeB)及びユーザ機器(UE)の1つに設置され、直交周波数分割多重方式(OFDM)バンド端を利用する送信機に、
直交周波数分割多重方式(OFDM)のインバウンド領域から、OFDMシンボル用に指定されていない帯域外(OOB)領域へのスペクトルリークを低減する手順と、
送信用の前記OFDMのバンド端へ付加情報を供給する手順と、
前記バンド端に前記付加情報を有する前記OFDMシンボルを送信する手順と、
矩形窓に対応する第1のメインローブサイズに関するテーパー窓に対応する前記第1のメインローブサイズの増加をオフセットするための量だけ、前記OFDMシンボル内のデータを搬送する複数のサブキャリア間の距離を増加させる手順と、
を実行させ、
前記距離は、データを搬送する複数のサブキャリア間のデータを搬送しない複数のサブキャリアの数を含むことにより作成される、プログラム。
【請求項9】
前記ICI係数情報を適用することにより、前記OFDMシンボル内の隣接する複数のサブキャリア内の前記ICIを除去することにより前記OFDMシンボルに関連する信号を受信デバイスが同等化できるようにする手順を更に含む
請求項に記載のプログラム。
【請求項10】
キャリア間干渉係数情報(ICI係数情報)を適用することにより、前記OFDMシンボル内の隣接する複数のサブキャリア内の前記ICIを除去することにより前記OFDMシンボルに関連する信号を受信デバイスが同等化できるようにする前記テーパー窓に対応する前記ICI係数情報を送信する手順を更に含む、
請求項8に記載のプログラム。
【請求項11】
スペクトルリークを低減する手順は、前記OFDMシンボルのインバウンド領域内の端部領域における前記OFDMシンボル内の一組の隣接するサブキャリアの送信電力を低減する手順を更に備え、
前記端部領域は、前記バンド端によって占有されるこれらに隣接する複数の周波数を占有する
請求項から10のいずれか一項に記載のプログラム。
【請求項12】
前記付加情報が送信されるべきことが決定された距離に基づいて前記バンド端に供給される付加情報をスクリーニングする手順を更に備え、
前記距離が、前記バンド端内の情報の通信を確実にするように設定される距離閾値よりも小さい場合に、前記付加情報は、前記バンド端のために選択される
請求項から11のいずれか一項に記載のプログラム。
【発明の詳細な説明】
【背景技術】
【0001】
無線通信に関し、基本的な基礎的物理リソースは、無線スペクトルである。追加の無線スペクトルの小さなスパンが無線通信システムに利用可能になったにもかかわらず、無線広域ネットワーク(WWAN)のような、究極的には無線スペクトルが限られたリソースである。したがって、得られた無線スペクトルの有効利用は、WWANに寄せられた持続的に増大する要求に対処する1つの鍵である。
【0002】
WWANのコンテキスト内の増大するスペクトル効率は、特記事項を伴い得る。例えば、WWANと関連する複数の移動無線チャネルは、非常に時間可変であり得、且つ、分散的であり得る。そのような複数のチャネルの時間可変及び分散特質は、マルチキャリア変調によって部分的に取り込まれ得る。マルチキャリア変調は、複数のキャリア間の複数のガードバンドの適用に起因して、キャリア間干渉(ICI)を避けるのに非効率になり得る。
【0003】
目下、複数のゲインは、直交周波数分割多重方式(OFDM)の利用により、WWANにおけるスペクトル効率に関して構成されている。調和振動数でマルチキャリアWWANの様々なサブキャリアを設定することにより、直交のものが他のものに構成され得る。結果として、複数のサブキャリア間の複数のガードバンドは省略され得、複数のキャリアは、周波数に関し一層重なり合い得る。第3世代パートナシッププロジェクト(3GPP)ロングタームエボリューション(LTE)規格と調和するような、WWANにおけるOFDMの実現は、重要な複数のゲインがスペクトル効率に関して構成されていることを許可した。にもかかわらず、重要な複数のゲインは、追加の技術の手段だけでなく、OFDMの実現それ自体のスペクトル効率を改良することにより、スペクトル効率に関して構成されている状態を保つ。
【図面の簡単な説明】
【0004】
本願発明の特徴と効果は、例示の方法によって、一緒に本願発明の特徴を図示した、添付の図面と併せて、後続の詳細な説明から明らかであろう。
図1A】サイクリックプレフィックス(CP)の付属物の後に適用される実質的に矩形のフィルタリングウィンドウと一緒に、時間に関し、送信直交周波数分割多重方式(OFDM)シンボルのデータ部とCP部とを組み合わせて図示するブロック図である。
図1B】フーリエ変換が、図1Aにおいて提供される送信OFDMシンボルの時間領域表現を作成するのに適用される前の、周波数に関し、複数のガードバンド用に保有される複数のサブキャリアのスパンと、データが送信され得る複数のサブキャリアのスパンとを組み合せて図示するブロック図である。
図2】様々な例に一致する、CPの適用の前に、時間領域窓が適用され得る場合の、複数のOFDMシンボルの生成及び/又は送信のための送信機設計用のアーキテクチャを例示するブロック図である。
図3】様々な例に一致する、CPの適用の前に適用される代替的ウィンドウイング型用の複数のメインローブ及び複数のサイドローブと比較して、時間領域におけるOFDMシンボルにこれまで適用される矩形窓から周波数領域において生成される複数のメインローブ及び複数のサイドローブのグラフを提供する。
図4】様々な例に一致する、複数のOFDMバンド端において送信された付加情報の受信及び/又は復号のための受信機設計用のアーキテクチャを例示するブロック図である。
図5】様々な例に一致する、複数のOFDMバンド端において電力が減少される場合の、周波数に関するOFDMシンボルの送信電力を例示するブロック図である。
図6】様々な例に一致する、OFDM内のバンド端において情報を送信するための、送信機で動作するデバイスを例示するブロック図である。
図7】様々な例に一致する、OFDMシンボルバンド端の帯域幅を利用するための工程を示すフローチャートである。
図8】様々な例に一致する、OFDMシンボルバンド端を利用するための工程を示すフローチャートである。
図9】他の例に係るUEのブロック図である。 ここで、図示される典型的な実施形態に参照され得、特定の用語は同一のものを説明するために本明細書で用いられるであろう。これにより発明の範囲を限定することを意図していないことが、やはり理解されるであろう。
【発明を実施するための形態】
【0005】
本願発明が開示され、説明される前に、本願発明が、本明細書で開示される特定の構造、プロセスステップ、又は材料に限定されないが、当業者によって認識されるであろうような均等物に広げられることが理解されるべきである。本明細書で採用された用語は、特定の実施形態だけを説明する目的のために用いられ、限定することを意図するものではないことも理解されるべきである。
【0006】
定義
【0007】
本開示で議論された例の概念の重要なステートメントは、第3世代パートナシッププロジェクト(3GPP)ロングタームエボリューション(LTE)規格の用語がしばしば本明細書を通じて使用される一方で、更にこの点を伝えるための本明細書の一部において、より一般的な用語の使用の例外がある。
【0008】
本明細書で使用されるように、「実質的に」という用語は、動作、特性、プロパティ、状態、構造、項目又は結果の範囲又は程度が完了又はほとんど完了していることを指す。例えば、「実質的に」同封のオブジェクトは、オブジェクトが完全に同封されているか、又はほとんど完全に同封されているかのいずれかを意味し得る。絶対的な完全性からの偏差の正確な許容度は、いくつかの場合には、具体的状況に依存し得る。にもかかわらず、一般的に言えば、完成の類似は、まるで絶対的で全体的な完全性が得られるであるかのように、同一の総合的な結果を得ることになるであろう。「実質的に」の使用は、動作、特性、プロパティ、状態、構造、項目、又は結果の完全な不足又は、ほとんど完全な不足に言及するための否定的な意味合いにおいて使用された場合に、同じように当てはまる。
【0009】
他の複数の用語は、本明細書の本文の他の部分で定義されてよい。
【0010】
例示的な実施形態
【0011】
技術実施形態の最初の概要は下記に示され、それから、具体的な技術実施形態は、後で、更に詳細に説明される。この最初の概要は、複数の読者が技術をより早く理解することを助けることを目的としており、技術の鍵となる機能又は不可欠な機能を特定することを目的としているのではなく、主張された主題の範囲を限定することを目的としているものでもない。
【0012】
直交周波数分割多重方式(OFDM)の適用は、マルチキャリア無線広域ネットワーク(WWAN)における、複数のサブキャリアのような、複数のキャリア間で複数のガードバンドを除去させることによって、スペクトル効率の増加に寄与する。にもかかわらず、様々なサブキャリアからの複数のシンボルを含む、複合OFDMシンボルは、これまで、複数のガードバンドによって帯域外(OOB)放射を阻止させている。時間領域において、複合OFDMシンボルは、典型的に、実質的に矩形の窓関数が掛けられてきた。サイクリックプレフィックス(CP)がOFDMシンボル内のデータに追加される場合、ウィンドウは、実質的に矩形であり得るので、ランプアップ及びランプダウンにおける遷移時間は、キャリア間干渉(ICI)を避けるCP時間よりも短くなり得る。
【0013】
理解され得るように、時間領域における実質的に矩形のOFDMシンボルは、実質的に、結果として周波数領域のメインローブ及び複数のサイドローブを伴う正弦関数となる。
【0014】
不幸にも、矩形窓の高い複数のサイドローブは、帯域外(OOB)リークの主な誘因になり得る。このような正弦関数に関し、下記の図3に図示されるように、第1メインサイドローブは、メインローブと比較して、およそ13デシベル(dB)だけ減少し得る。このような高い電力レベルで複数のサイドローブからのOOBリークを阻止するために、第3世代パートナシッププロジェクト(3GGP)ロングタームエボリューション(LTE)規格リリース8,9,及び10の目下の場合のように、これまで複数のガードバンドが、OFDMシンボル帯のそれぞれの端部に適用される。複数のOFDMシンボル帯の端部での複数のガードバンドは、スペクトル効率の著しい減少をもたらす。例えば、現在の3GPP LTE規格において、複数のガードバンドは、帯域幅の約10%の損失をもたらす。
【0015】
複数のガードバンドから損失した複数の帯域幅は、OOB放射が適切に制御され得、他の複数の予定伝送が損われない限り、スペクトル効率を改善する著しい通信リソースを提供し得るであろう。例えば、適切な革新により、OFDMシンボルバンド端の帯域幅の一部は、現在複数のガードバンドに占有され、デバイスツーデバイス(D2D)通信及び/又はマシンツーマシン(M2M)通信に採用され得る。D2D通信及びM2M通信は、典型的には、比較的小さなデータ量の無線通信を伴う。したがって、D2D通信及びM2M通信は、複数のガードバンドの幅を削減することによる比較的小さな改善で送信され得る。他の予定伝送を損なうのを避けるために、CPが保持され得る。
【0016】
いくつか例が、OFDMシンボル内の複数のバンド端で情報の送信を可能にする革新について、以下で議論される。全体として、複数の例は、OFDM信号のインバウンド領域からOFDMシンボルのガードバンドへのスペクトルリークを低減することを伴い得る。付加情報は、OFDMシンボルの端部において、供給され得る。いくつかの例において、この付加情報は、複数のガードバンドのために事前に保有されたOFDMシンボルの一部を占有し得る。
【0017】
例えば、デバイスは、OOBスペクトルリークを低減するために使用され得るウィンドウイングモジュールと共に、WWANシステム内の送信機において提供され得る。ウィンドウイングモジュールは、矩形窓以外に、OFDMシンボルに対して、時間領域における複数のテーパー窓のいくつかの異なる複数のタイプの1つを適用するように構成され得る。テーパー窓は、本出願全体を通じて、例示であり限定するものではないが、ハミング窓、ハン窓、又は2乗余弦窓のような丸みのあるエッジを有する任意の窓を示してよい。
【0018】
このような代替的な、複数のテーパー窓は、OOBリークを阻止し、複数のガードバンドの必要性を減らすために、複数のサイドローブ、特に周波数領域における複数の第1メインサイドローブを削減し得る。テーパー窓は、CPの前に適用され得る。テーパー窓がCPの前に適用される場合、実質的に矩形の関数に関連する急峻な立ち上がり時間が避けられ得る。テーパー窓がCPの後に適用される場合、テーパー窓に関連する立ち上がりのより漸進的なスロープがCPを切り捨て得、ICIを回避するその機能をCPが実行するのを阻止する。
【0019】
データモジュールは、1又は複数のそのバンド端におけるOFDMシンボルへ情報を供給するデバイスと共に更に提供され得る。この情報は、複数のガードバンドの利用により事前に利用不可の帯域幅を占有し得る。このような帯域幅の一部は、テーパー窓の結果として、周波数領域の複数のサイドローブにおける電力を減少することにより、利用可能になり得る。送信モジュールは、更に、テーパー窓の適用の後に、バンド端に付加情報を有するOFDMシンボルを準備し及び/又は送信するためのデバイスが提供され得る。
【0020】
いくつかの例において、テーパー窓の適用は、周波数領域におけるメインローブの広がりをもたらし得る。周波数領域におけるメインローブの広がりは、複数のサブキャリアの広がりをもたらし得る。メインローブの広がりに反して、多くの複数のサブキャリアの間に、複数のサブキャリアの間の直交性が保持され得るにもかかわらず、直交性は、隣接する複数のサブキャリアの間において損なわれ得る。
【0021】
このような例において、小さなトレードオフが複雑性と帯域幅との間において生じ得る。
【0022】
即ち、追加の周波数帯域幅と引き換えに、比較的小さな量の同等化複雑性が許容され得る。同等化処理は、送信機及び/又は受信機において実施され得る。送信機において、送信機は、送信機によって時間領域に適用される特定のテーパー窓に対応するICI係数情報を選択し得る。ICI係数情報は、適用される特定のテーパー窓のための先験的なものとして知られ得る。それから、ICI係数情報は、隣接する複数のサブキャリアにおけるICIの除去によってOFDM信号を同等化し得るために、受信デバイスに供給され得る。
【0023】
いくつかの例は、OOBスペクトルリークを低減するために、周波数に関し異なる複数の電力でOFDMシンボルを送信することを含み得る。例えば、OFDMシンボルの中心スパンにおけるデータは、まず、比較的高い電力範囲で送信され得る。OFDMシンボルの端部におけるデータは、周波数に関し、比較的低い電力で送信され得る。
【0024】
多数の異なる電力レベルが適用され得るいくつかは、OFDMシンボルのインバウンド領域内の複数のサブキャリアに関し、いくつかは、インバウンド領域の外側で複数のガードバンド用に事前に保有される帯域幅の複数の部分に関しする。
【0025】
図1Aは、時間に関するOFDMシンボル102の概略的な外形を図示する。実際のOFDMシンボル内の振幅が時間に対して変化するにもかかわらず、図示された概略的な外形は、最大限の振幅値の点で解釈され得る。OFDMシンボルは、データ104及びサイクリックプレフィックス(CP)106を含み得る。
【0026】
3GPP LTE規格と調和し、データの最後尾からの複数の複製サンプルの1セットを提供し得るCPは、OFDMシンボルの前部に追加され得る。本出願全体を通じて、「OFDMシンボル」という語は、OFDMシンボル及び添付のCPからの双方のデータを示し得る。OFDMシンボルにおけるデータの端部からの複製部分が複数のシンボルの間に重なり合いを補償し得るのだから、CPは、符号間干渉(ISI)を避け得る。
【0027】
理解され得るように、時間領域において実質的に矩形のOFDMシンボルは、実質的に、メインローブ及び複数のサイドローブにより、周波数領域において正弦関数をもたらす。不幸にも、矩形の時間領域窓の高周波数領域の複数のサイドローブは、帯域外(OOB)リークの主な誘因となり得る。そのような正弦関数に関し、第1メインサイドローブは、メインローブと比較して、ちょうど13デシベル(dB)くらい低下し得る。これらのサイドローブのOOBリークを軽減する目的で、従来の時間領域窓フィルタ108が、CP106を周期的に付加した後に適用され得る。にもかかわらず、この時間領域窓の特質は、サイドローブの電力レベルの減少がかなり軽減されたような方法で十分に抑制し得る。
【0028】
ISIに関しCP106の複数の利得を保存するために、従来の時間領域窓フィルタ108は、すぐに統一的に傾斜する。さもなければ、CPは、不完全すぎて、その目的を提供し得なくなる。例えば、傾斜時間がCP時間よりも大きい場合、ISIが生じ得る。
【0029】
したがって、時間に関し、従来の時間領域窓フィルタの、先端テーパーリング110aは、非常に急峻となり得る。そのようなフィルタの対称的な特質は、時間に関し、やはり非常に急峻な後端テーパーリング110bを更にもたらし得る。したがって、従来の時間領域窓フィルタ108が、得られる送信シンボル112の端部を丸めるために提供され得るにもかかわらず、周波数領域において複数のサイドローブが減少し、したがってスペクトルリークの低減が最小になり得る。したがって、OOBスペクトルリークを避けるために、追加の方策がこれまで適用されてきた。このような方策は、その上でデータが送信されないOFDMシンボル帯の周波数端部において複数のサブキャリアを保有することを含み得る。
【0030】
図1Bは、図1Aにおける送信OFDMシンボル112用のデータが提供され得る、及びデータが送信されない1又は複数のガードバンド116用に保有され得る周波数の範囲にわたる、複数のサブキャリア114のスパンを図示する。複数のサブキャリアのスパンは、図1Aにおいて、送信OFDMシンボル112の周波数領域表示を作成するために適用される、高速フーリエ変換(FFT)のようなフーリエ変換前の複数のサブキャリアを表し得る。第1サブキャリア118a、第2サブキャリア118b、及び第3サブキャリア118cが図示されている複数のサブキャリアのスパンは、異なる周波数に関し割り当てられた任意の数のサブキャリアを含み得る。例えば、限定されるものではないが、サポートは、72, 180, 300, 600, 900, 及び1,200サブキャリア用の3GPP LTE規格において提供され得る。
【0031】
データを搬送する複数のサブキャリア118a、118bは、複数のサブキャリア114のスパンのインバウンド領域120内に配置され得る。複数のサブキャリアのスパンの端部の一方において、ガードバンド116は、インバウンド境界122とOOB境界124a,124bとの間に配置され得る。ガードバンドは、任意の数の複数のサブキャリアを備え得る。にもかかわらず、データは、サブキャリア118cのように、インバウンド領域の外部及び潜在的にガードバンドの内部にある複数のサブキャリアから省略され得る。
【0032】
複数のガードバンド116内に保有された帯域幅は、時間領域におけるOFDM送信シンボル112の実質的に矩形の特質により、周波数領域における正弦関数の比較的高い複数の第1サイドロ−ブによって占有され得るバッファゾーンを提供するために用いられ得る。にもかかわらず、OOB境界の前に、複数のサイドローブの電力を十分に減少させるのを確実にするために、複数のガードバンドは、データが送信され得ないサブキャリアを十分な数占有するのに十分に大きくなければならない。そのような複数のガードバンドのサイズは、データ送信用に用いられ得る帯域幅の量をかなり減少させ得、スペクトル効率を減少させ得る。
【0033】
例えば、現在の3GPP LTE規格では、複数のガードバンドは、帯域幅のおよそ10%の損失をもたらし得る。OFDMシンボル用の最大帯域幅が20MHzであり得るので、2MHzの帯域幅が、複数のガードバンドに対して失われ得る。3GPP LTE規格のリリース8が、1.4MHz用の送信帯域幅を定義することを考慮すると、2MHzもの帯域幅の浪費は重大である。他のガードバンドの複数の帯域幅についても、同じく当てはまる。
【0034】
OOB放射が適切に制御され、他の予定伝送が損なわれない限り、複数のガードバンド116の損失した複数の帯域幅は、スペクトル効率を改善する、著しい通信リソースを提供し得る。OOB放射の制御は、複数のガードバンドを用いずに、又は低減された複数のガードバンドを用いて、著しい電力レベルのスペクトルリークを阻止することを伴い得る。複数のガードバンド用に保有された帯域幅が減少して、付加情報が複数のOFDMシンボルの端部において通信され得る。にもかかわらず、スペクトルリークを制御するための新たな技術は、CP構造を保有することによって、ISIを避け得る。これらの制約下でのスペクトルリークを制御するための新たなアプローチは、以下の図に関し議論され得る。
【0035】
図2は、複数のOFDMシンボルの生成及び/又は送信のための送信機設計200用のアーキテクチャを図示する。様々な機能ブロックが追加され得、除去され得るにもかかわらず、図2に図示された送信機は、3GPP LTE規格下の送信機に調和する。データストリーム202が描かれている。データストリームは、変調及び符号化スキーム(MCS)に組み込まれたデータを伝送し得る。データストリームは、シングルトゥパラレルコンバータ204によって、単一データストリームから並列データストリームに変換され得る。並列データストリームは、マッピングブロック(図示せず)によって、異なる複数のサブキャリアにマッピングされ得る。
【0036】
OFDMシンボル用に割り当てられた周波数のスパンの端部付近の特定の複数のサブキャリア206は、複数のガードバンドのために保有され得る。データは、複数のインバウンドサブキャリア208として指定された、残りの複数のサブキャリアにマッピングされ得る。限定されないが、IFFTのような、逆フーリエ変換が、その後、変換ブロック210によって実行され得る。逆フーリエ変換の出力は、データを時間領域に配置する。
【0037】
時間領域において、新たな、時間領域窓が、送信窓ブロック212によって、適用され得る。新たな、時間領域窓は、CPブロック214の適用によって、CPの適用の前に適用され得る。理解され得るように、本明細書においてテーパー窓と呼ばれ得る、新たな、時間領域窓は、図1Aに関して上述され、CPの前に適用される、従来の時間領域窓フィルタ108と異なる。本出願全体を通じて、テーパー窓は、丸みのある端部を有する任意の窓に参照され得る。例示として示された複数の例は、限定するものではなく、ハミング窓、ハン窓、又は2乗余弦窓を含み得る。バートレット窓のような、当業者に知られている多くの他の窓が、テーパー窓として使用され得る。
【0038】
いくつかの例において、テーパー窓は、OFDMシンボルのバンド端における複数のサブキャリアに適用され得る。逆に、複数の中心サブキャリアの時間領域信号は、中央にフラットトップを有する、矩形窓に近い窓によって重み付けされ得る。OFDMシンボルが多数のサブキャリアからなるので、テーパー窓は、OFDMシンボルの少なくとも一部に適用されるものといえる。
【0039】
テーパー窓の適用の後に、それから、CPの適用の後に、パラレルトゥシングルコンバータ216は、1又は複数の送信機アンテナ220上の送信用の様々な時間領域データストリームをシングル送信信号218に組み合わせるために使用され得る。送信機200は、進化ノードB(eNodeB)における又はユニフォーム装置(UE)における送信機のような、WWAN送信機の任意のタイプを備え得る。本出願全体を通じて、「eNodeB」という用語は、基地局のような、無線通信システムにおける実質的に固定された送信ポイントの他の任意のタイプと置き換え可能であり得る。更に、「eNodeB」という用語は、マクロノード(MCN:MaCro−Node)eNodeB又は低電力ノード(LPN)と称され得る。LPNは、1つのマイクロセル、ピコセル、フェムトセル、ホームeNodeBセル(HeNB)、遠隔無線ヘッド(RRH)、遠隔無線機器(RRE)、リピーター、又はMCNにおいて典型的に使用されるよりも低電力の送信ポイントの他のタイプの内の1つを備え得る。送信機がeNodeBに設置される場合、送信機デバイスは、OFDMの直交周波数領域多元接続(OFDMA)形式と調和する複数の追加の機能ブロックを含み得る。送信機がUEに設置される場合、送信機デバイスは、単一キャリア周波数領域多元接続(SC−FDMA)と調和する複数の追加の機能ブロックを含み得る。
【0040】
テーパー窓は、CPブロック214によってCPが適用される前に、送信窓ブロック212によって適用されるので、CPはISIを回避する機能を全うし得る。更に、OFDMデータの著しく丸い端部のために、複数のインバウンドサブキャリアのために配置される周波数の外側のスペクトルリークが、十分に減少され得る。OFDMのバンド端におけるスペクトルリークの減少は、データを伝送するための複数のガードバンドサブキャリア206として事前に保有された複数のサブキャリアを開けるのに十分であり得る。したがって、データモジュールは、1又は複数のガードバンド116用に事前に保有された複数のサブキャリア206への情報を供給し得る。スペクトルリークの達成可能な減少は、図3に関して説明され得る。
【0041】
図3は、矩形窓から、従来のアプローチに従い時間領域におけるOFDMシンボルに実質的に適用される、周波数領域におけるメインローブ及び複数のサイドローブをグラフで示す。比較のため、様々な例に一致する、複数の代替的なウィンドウイングタイプのための複数のメインローブ及び複数のサイドローブと比較されるように、グラフが更に提供される。グラフ用の縦軸は、デシベルにより、相対的な強度で評価される。横軸は、正規化周波数に関し評価され、「x×πラジアン/サンプル」のようなサンプル毎のサイクル(又はラジアン)の単位で表され、「x」は横軸に渡り現れる値に対応する。
【0042】
実線は、矩形の又は実質的に矩形の窓の周波数応答を図示する。グラフの対数特質は、正弦関数の従来の表現からの変化を明らかにし得る。グラフから理解され得るように、第1のサイドローブは、メインローブよりもおよそ13dBだけ小さい。更に、複数のサイドローブの追加のオーダーは、比較的遅いレートで次第に小さくなる。したがって、これらのサイドローブの電力は、著しいOOBリークをもたらし得る。
【0043】
逆に、他の2つのウィンドウイング型用の複数のサイドローブは、これらのメインローブに関する電力を十分に低減した。例えば、ハン窓に関し、破線によって図示された、メインローブと第1のサイドローブとの間におよそ30dBのドロップオフが生じた。理解され得るように、元の信号の電力の1000の電力を有する信号は、スペクトルリークに関するものと同様にそれほど重要ではない。より一層印象的なのは、4ターム余弦窓に関するメインローブに関連する第1の主要なサイドローブへの90dB近くの低下であり、破線によって図示されている。理解され得るように、複数のテーパー窓の追加の複数のタイプは、時間領域において適用され得、これらの周波数応答と同様の結果となる。
【0044】
図3に図示された2つの代替的なウィンドウイング関数用の低減された複数のサイドローブに加えて、矩形窓に関する第2の特徴的な特性が高く評価され得る。4ターム余弦窓に関するものがより劇的であるにもかかわらず、ハン窓と4ターム余弦窓の双方のメインローブは、正規化周波数に関して広がる。
【0045】
より詳細には、ハン窓のメインローブは、およそ係数2で増加され、4ターム余弦窓のメインローブは、係数4で増加される。ある意味で、複数のサイドローブの減少は、メインローブの広がりにより獲得される。
【0046】
広げられたメインローブは、キャリア間干渉(ICI)と密接な関係を有し得る。
【0047】
広げられた複数のメインローブは、影響されていない多くの複数のサブキャリアの直交性を残し得るにもかかわらず、これは全ての複数のサブキャリアについてもいえるわけではない。広げられた複数のメインローブは、隣接する複数のサブキャリアの直交性を軽減し得る。その結果として、代替的な複数のメインローブが大きいほど、複数のテーパー窓関数は、隣接する複数のサブキャリアの間のICIの結果につながり得る。
【0048】
にもかかわらず、広げられた複数のメインローブからもたらされ得る潜在的なICIは、高い制御方式で導入されるであろう。導入され得るICIは、制限されるだろう。更に、導入され得るICIは、その導入の原因となるウィンドウイング関数の関数型に応じ、事前に知られ得る。様々な代替的なテーパー窓の周波数応答が知られているので、これらが導入するICIは、簡単な同等化処理によって除去され得る。
【0049】
これらの代替的なテーパー窓のそれぞれが、周知のICI係数を有する。例えば、ハン窓用のICI係数は、0.2である。第1のゼロが0.2の正規化周波数値で生じる場合、ハン窓用のこのICI係数は、図3のハン窓(破線)用のグラフから読み取られ得る。同様のICI係数は、0.4の値をもたらす、4ターム余弦窓から読み取られ得る。
【0050】
複数のチャネル応答は、サブキャリア及び隣接するサブキャリアの両側に渡り、ほぼ同一であり得るので、同様の周波数を占有し、ICI係数は、導入された任意のICIをほぼ完全に除去するために使用され得る。例えば、ハン窓は、メインローブを倍にし、そして、その左/右に隣接するものの一方だけの間にICIを導入する。同等化は、単純にICI係数を適用することによって受信機において実行され得るので、より詳細に後述されるように、同等化処理は、特に、符号分割多重アクセス(CDMA)規格及び移動体通信用のグローバルシステム(GSM(登録商標))規格に既に関連するより複雑な同等化処理と比較した場合に、複雑性の増加をあまり伴わない。
【0051】
更に、又は代替的に、適用され得る、周知の様々なテーパー窓の周波数応答は、ICI回避のための他のアプローチをもたらす。矩形窓からのメインビームに関連する代替的なテーパー窓のために、メインビームを増加させる要因のため、複数のサブキャリアを搬送するデータの間の距離は、適切に調整され得る。スキップされた複数のサブキャリアにデータが送信されない場合、サブキャリアスペースが同一の状態を保つにもかかわらず、データは、代替の複数のサブキャリアに送信され得る。
【0052】
例えば、ハン窓がメインローブを倍にするので、スペクトル値に関して、その左側のものと右側のものとの間にICIを導入し得る。したがって、ICIは、データを割り当てる場合に、複数のサブキャリアの間で交互に繰り返すことによって、明らかにされ得る。同様の工程は、4ターム余弦窓用の、4つのサブキャリアのそれぞれに関して適用され得る。
【0053】
したがって、様々な可能性のある代替的テーパー窓の周波数応答の周知な特質は、ICIを除去させ得るように制御された方法においてICIが導入されるのを許可する。ICIの除去は、若干の複雑性を導入させる、比較的簡単な同等化処理を通じて、受信機によって実行され得る。更に、ICIは、データを伝送する複数のサブキャリアと、データを伝送しない複数のサブキャリアとの間で交互に繰り返すことにより削除され得るが、スループットにコストがかかる。除去可能なICIを導入することにより、追加の帯域幅は、添付の低減された複数のサイドローブのために、OFDMシンボルの複数の端部から埋め合わされ得る。
【0054】
本願発明の一実施形態に関し、図4は、複数のOFDMシンボルの受信及び/又は復号のための受信機設計400用のアーキテクチャを図示する。設計は、複数のOFDMバンド端において送信された付加情報の受信及び復号を可能にする。様々な機能ブロックが追加され得、除去され得るにもかかわらず、図4に図示された受信機は、UE又はeNodeBのような、3GPP LTE規格に従う受信機に一致し得る。受信機がUEに設置される場合、受信機は、無線アクセスネットワーク(RAN)からのダウンリンクにおいて受信されるOFDMの直交周波数領域多元接続(OFDMA)形式の受信及び/又は復号に一致する複数の付加情報ブロックを含み得る。受信機がeNodeB又は低電力ノードの他のタイプに設置される場合、受信機は、ユーザ機器(UE)からのアップリンクにおいて受信される信号の単一キャリア周波数領域多元接続(SC−FDMA)の受信及び/又は復号に一致する複数の付加機能ブロックを含み得る。本出願全体を通じて、「UE」は、任意のタイプのモバイルデバイス及び、又はステーションに参照し得、それ自身、任意のタイプのeNodeBなどの送信ポイントの任意のタイプ、他のUE及び/又は他の任意のタイプの無線通信デバイスの間の送信及び/又は受信のために構成され得る。
【0055】
1又は複数のアンテナ422は、OFDMシンボル424を受信し得る。シングルトゥパラレルコンバータ426は、OFDMシンボルからのいくつかの並列時間領域サンプルを発生し得る。それから、CP除去器428は、CPに対応するこれらの時間領域サンプルのいくつかを除去し得る。それから、複数の時間領域サンプルを担う残りのデータは、変換ブロック430に供給され得る。変換ブロックは、限定するものではないが、残りの複数の時間領域シンボルに高速フーリエ変換(FFT)などのフーリエ変換を実行し得る。復元可能な複数のサブキャリアとして、フーリエ変換の出力は、周波数領域においてデータを配置する。
【0056】
フーリエ変換ブロック430からの復元可能な複数のサブキャリアは、複数のインバウンドサブキャリア432及び複数のエッジサブキャリア434に対応し得る。本明細書に開示されるように、OOBリークの予防策のために、事前にガードバンド用に保有されていたであろう、又は周波数に関し単純にOFDMシンボルのエッジ付近に配置されていたであろう複数のサブキャリアのうち1又は複数は、追加のデータ/情報を伝送し得る。周波数領域において、同等化は、復元可能な複数のサブキャリアから変調された複数のサブキャリアを復元するために、イコライザ/ディテクタブロック436によって実行され得る。
【0057】
いくつかの例において、複数のインバウンドサブキャリアと複数のエッジサブキャリアの双方は、イコライザ/ディテクタモジュール436によって同等化され得る。いくつかの例において、イコライザ/ディテクタモジュール436は、複数のインバウンドサブキャリア432及び複数のエッジサブキャリア434に対して共通の同等化処理に適用し得る。特定の複数の例において、イコライザ/ディテクタモジュールは、複数のインバウンドサブキャリア及び複数のエッジサブキャリア434に対して異なる複数の同等化処理を適用し得る。いくつかの例に関し、複数のインバウンドサブキャリア及び複数のエッジサブキャリアは、(図示しない)異なる複数のイコライザ/ディテクタモジュールに転用され得る。特定の複数の例において、同等化処理は、複数の交互に繰り返したサブキャリアへとデータを制限することによりICIが除去される場合の例などでは、複数のインバウンドサブキャリア、複数のエッジサブキャリア、又はこれらの双方に適用され得ない。
【0058】
イコライザ/ディテクタブロック436は、送信機によってCPを追加する前に、テーパー窓の適用を通じて導入され得る制御されたICIを除去するために、ICI係数情報を適用し得る。図3に関し上述されるように、CPの適用の前のテーパー窓の適用がデータ送信用のOFDMシンボルの複数のエッジにおける複数のサブキャリアを解放し得るにもかかわらず、そのような複数の窓は、更に、1つのサブキャリアにおける送信から隣接する複数のサブキャリアにエネルギーを広げ得る。したがって、別の方法では対角となるであろう、周波数領域におけるチャネルマトリックスは、複数の非対角成分となる。
【0059】
チャネルマトリックスにおけるそれぞれの非対角成分は、隣接するサブキャリアから、対角成分が対応するサブキャリアへのエネルギーを構成し得る。例えば、ハン窓は、係数2でメインローブの幅を増加させるので、得られたサブキャリアからのエネルギーは、得られたサブキャリアのすぐ左のサブキャリア及びすぐ右のサブキャリアに流れ出得る。したがって、ハン窓の適用の前に実質的に対角マトリックスであったであろうことは、三重対角マトリックスになり得る。
【0060】
フーリエ変換の実行後の周波数領域において受信機で受信されるので、OFDM信号は、ガウスホワイトノイズが追加され得る送信機からの変調された複数のサブキャリアのこのチャネルマトリックスとベクトルとの積によって体現され得る。したがって、イコライザ/ディテクタブロック436の目的は、単純に、チャネルマトリックスからの複数の非対角成分からの変調された複数のサブキャリアへの影響を除去することになり得る。いくつかの例において、イコライザ/ディテクタブロック436におけるチャネルマトリックスの復元バージョンの逆を、フーリエ変換ブロック430からの多数の復元可能なサブキャリアのベクトルに単純に掛けることによってこれが達成され得る。
【0061】
チャネルマトリックスの復元バージョンのための複数の非対角成分は、ICI係数情報の1又は複数のユニットによって提供され得る。説明されるように、このICI係数情報は、送信機により先験的なものとして知られ得、送信機により適用されて、得られたテーパー窓型にインデックス化され得る。したがって、送信機は、ICI係数情報を受信機と通信し、同等化の間、受信機にICI係数情報を適用することを可能にする。
【0062】
3GPP LTE規格に係る複数の実施形態では、ICI係数情報は、層1(L1)、層2(L2)、及び層3(L3)信号伝達の1つによって、eNodeBからUEに伝送され得る。L3信号伝達は、無線リソース制御(RRC)信号伝達を含み得る。特定の複数の例において、受信機は、特定のICI係数情報を適用するよう予め構成され得る。いくつかのそのような例において、受信機によって適用されるであろうICI係数情報は、その送信に適用するための対応するテーパー窓を、送信機が選択できるように送信機に伝送され得る。
【0063】
いくつかの例において、チャネルマトリックスの復元バージョンの対角成分は、ユニタリ値を単純に有し得る。特定の複数の例において、これらの対角成分は、複数の参照信号の使用のような、複数のチャネル推定技術により取得される値で満たされ得る。同等化への代替的な複数のアプローチもまた使用され得る。例えば、時間領域での複数の同等化アプローチが適用され得る。
【0064】
一旦、多数の復元可能なサブキャリアのベクトルが、イコライザ/ディテクタブロック436において、チャネルマトリックスの復元バージョンの逆により多重化されると、並列に変調される複数のサブキャリアは、パラレルトゥシングルコンバータ438において、単一出力440に組み合わされ得る。OFDMシンボルの複数のバンド端サブキャリアに供給される付加情報は、複数のインバウンドサブキャリア432の情報が関連する共通通信リンクに関連し得る。にもかかわらず、複数のバンド端サブキャリア434において供給された付加情報は、異なる通信リンクに関連し得る。したがって、複数のバンド端サブキャリアは、パラレルトゥシングルコンバータによって、異なる出力440内にまとめられ得る。
【0065】
デバイスツーデバイス(D2D)通信アプリケーション用及び/又はマシンツーマシン(M2M)通信アプリケーション用の1又は複数の通信リンクは、例示的で、複数のバンド端サブキャリアに構築され得る、そのような追加の複数の通信リンクの非限定的な複数の例を提供し得る。OOBリークは、そのような複数の通信リンク用の複数のバンド端サブキャリアを解放し、及び/又は、テーパー窓の適用の代わりのアプローチ又は組み合わせのアプローチにより共通の通信リンク内の情報を増加させるために制御され得る。例えば、OOBリークは、後述のように、サブキャリアの電力の明確な減少で制御され得る。
【0066】
図5は、様々な例に一致する、周波数に関し、送信用にスケジュールされ得る、OFDMシンボル502用に保有される複数のサブキャリアのスパンにおける最大電力を図示する。典型的な複数のサブキャリア504a−504eが図5に図示され、上述したように、数が変化し得るOFDMシンボル用に保有される複数のサブキャリアのスパンに存在する複数の追加のサブキャリアを示す。複数のサブキャリアのスパンは、異なる複数のサブスパンに関連する異なる最大送信電力により、周波数に関する多数の異なるサブスパンに細分化され得る。
【0067】
例えば、OFDMシンボルに関連する複数のサブキャリアのスパンは、複数のインバウンドサブキャリア506のスパンを含み得る。複数のインバウンドサブキャリア506のスパンは、OOBリークを避けるために複数のガードバンドを用いる従来のアプローチによりデータを送信し得る複数のサブキャリアに対応し得る。複数のインバウンドサブキャリア内の中心スパン508は、第1のスパンを画定し得る。
【0068】
1又は複数の遷移スパン510a、510bは、複数のサブキャリアのインバウンドスパン内に配置され得るが、インバウンドスパンのローエンド又はハイエンドの周波数の一方において、インバウンド境界512a、512bが隣接し得る。したがって、遷移スパンは、中心スパン内のこれらのすぐ上方又はすぐ下方の周波数における周波数における中心スパンの側面に位置し得る。更に、いくつかの例において、図5に図示されたような、一方又は両方のインバウンド境界に隣接するが、遷移スパンの反対側では隣接せず、1又は複数のエッジスパン518a、518bが配置され得る。
【0069】
エッジスパン518a、518bは、OFDMシンボル用の複数のサブキャリアのスパンのエッジ付近の任意の領域内に配置され得、及び/又はOFDMシンボル用の複数のサブキャリアのスパンのエッジ付近の任意の領域を占有し得、エッジがスペクトルのハイエンド又はローエンドのいずれかにおけるOOB領域514付近にある。いくつかの例において、エッジスパンは、制御OOBリークへの従来のアプローチにおけるガードバンド516に関連するであろう領域、又はその一部を広げ得る。いくつかの例において、図5に図示される様に、この従来のガードバンド領域の一部は、実質的にゼロ送信電力で複数のサブキャリア用に保有され得る。各サブスパンにおける1又は典型的な複数のサブキャリア504a−504eによって理解され得るように、複数のサブキャリアの任意の数がこれらの複数のサブスパンのそれぞれにおいて発見され得る。
【0070】
中心スパン508内の複数のサブキャリア504a、504bは、第1の電力範囲内の最大電力で送信され得る。1又は複数の遷移スパン510a、510bにおける1又は複数のサブキャリア504cは、第2の電力範囲内の最大電力で送信され得る。図5に図示されたような、第2の遷移電力範囲は、第1の遷移スパンよりも低い電力で定義され得る。第2の電力範囲は、第1の電力範囲よりも低いので、遷移スパンにおける複数のサブキャリアからのスペクトルリークも低くなるであろう。
【0071】
1又は複数の遷移スパン518a、518b内の複数のサブキャリア504cからのスペクトルリークが低くなり得るので、特にOOB周波数において、1又は複数のOFDMシンボル端付近の追加の複数のサブキャリアは、定義された第3の電力範囲内のデータを送信するために利用できるようになり得る。第1の2つの電力範囲の間の関係と同様に、第3の遷移電力範囲は、図5に図示されるように、第2の遷移スパンよりも低い電力用に定義され得る。したがって、これらの周波数がOOB周波数に関しかなり近くなり得、1又は複数の遷移スパン510a、510bから減少されたスペクトルリークに組み合わされ得るにもかかわらず、エッジスパンにおける複数のサブキャリアからのスペクトルリークは、かなり低くなり得、同様に、OOB周波数のための許容レベルに減少し得る。
【0072】
1又は複数の遷移スパン510a、510b及び/又は1又は複数のエッジスパン518a、518bにおける複数のサブキャリアの数、及び/又は対応する第2及び第3の電力範囲は、OOBリークが許容閾値を超えないことを保証するように設定され得る。いくつかの例において、1又は複数の遷移スパン及び/又は1又は複数のエッジスパン518a、518bは、多数のサブスパンを含み得る。そのような複数の例において、第2の電力範囲及び/又は第3の電力範囲は、多数の異なるサブ電力レベルを含み得、そこでは複数の異なるサブ電力レベルが異なる複数のサブスパンに対応し得る。特定の複数の例において、全電力が、従来のOFDMAシンボルに適用される電力の量から実質的に変化しないままのOFDMシンボルに関する全周波数に渡って統合することにより到達されるように、複数の電力レベルは、1又は複数の遷移スパン510a、510b及び/又は1又は複数のエッジスパン518a、518b内に割り当てられ得る。
【0073】
述べた通り、エッジスパン518a、518cの複数のサブキャリアに供給される情報は、他の複数のサブキャリア、例えば、複数のインバウンドサブキャリア506の複数のサブキャリアによって伝送されるダウンリンク通信及び/又はアップリンク通信、に共有される通信リンクに関連し得、又は、D2D通信アプリケーション用及び/又はM2M通信アプリケーション用などの、異なる複数の通信リンクに関連し得る。1又は複数の電力レベルが、複数のエッジサブキャリア上の付加情報の送信用に低減される場合、送信距離は、対応する送信の信頼性を決定するのに重要なファクタになり得る。したがって、送信距離は、そのような電力レベル用に予め決定され得る。送信距離は、付加情報用の減少された送信電力を確実にし得、様々なチャンネル品質の候補用に既定の受信機の通信規格に適合し得る距離に設定され得る。既定の受信機が送信距離内となるように決定された場合、既定の受信機に特有である情報は、エッジスパンに含まれるために供給され得る。
【0074】
図6は、様々な例に一致し、eNodeB及びUEの1つに設置され得、OFDM内のバンド端において情報を送信するための、送信機602a―602cにおいて動作するデバイス600を図示する。送信機は、送信ポイント又はモバイルデバイスになり得る。3GPP LTE規格に一致する複数の実施形態において、送信機は、UE602a、eNodeB602c、マクロeNodeB(MCN)eNodeB、又は低電力ノード602bの何れかに設置され得る。デバイス600は、ウィンドウイングモジュール604、データモジュール606、送信モジュール608、同等化モジュール610及び/又はアロケーションモジュール612を含み得る。
【0075】
ウィンドウイングモジュール604は、OFDMシンボルの少なくとも一部にテーパー窓を適用するように構成され得る。テーパー窓は、OOBスペクトルリークを減少すべく、選択され得る。このようなスペクトルリークは、OFDMシンボルのバンド端での情報の配置を可能にすべく減少され得る。データモジュール606は、バンド端におけるOFDMシンボルに情報を供給するように構成され得る。送信モジュール608は、テーパー窓の適用の後にバンド端において付加情報を有するOFDMシンボルを送信するように構成され得る。
【0076】
いくつかの例に関し、データモジュール606は、1又は複数の通信リンクに関する情報を供給し得る。そのような複数の通信リンクは、eNodeBとUEとの間及び/又は第1のUEと第2のUEとの間のリンクを含み得る。加えて、データモジュール606は、D2D通信アプリケーション及び/又はM2M通信アプリケーション用の通信リンクに関する情報を供給し得る。更に、いくつかの例において、ウィンドウイングモジュール604は、複数のサブキャリア間の直交性を保存するOFDMシンボル内のサブキャリア用のサブキャリア帯域幅を逆に実質的に等しいウィンドウイングインターバルに渡るテーパー窓を適用し得る。更に、ウィンドウイングモジュールは、離散逆フーリエ変換(IDFT)がOFDMシンボル内のデータに適用された後であるが、CPがOFDMシンボルに追加される前に、OFDMシンボルの少なくとも一部にテーパー窓を適用し得る。
【0077】
いくつかの例において、デバイス600は、同等化モジュールを更に含み得る。同等化モジュール610は、送信機に適用されるテーパー窓に対応するICI係数情報を選択するように構成され得る。ICI係数情報は、選択されたテーパー窓用の先験的なものとして知られ得る。更に、同等化モジュールは、受信デバイスに送信するための送信モジュール606に、ICI係数を供給し得る。ICI係数情報は、受信デバイスに、OFDMシンボル内の隣接する複数のサブキャリアにおけるICIを除去することにより、OFDMシンボルに関連する信号を同等化可能にするべく送信され得る。
【0078】
特定の複数の実施形態は、更にアロケーションモジュール612を備え得る。アロケーションモジュールは、OFDMシンボル内のデータを搬送する複数のサブキャリア間の距離を高めるように構成され得る。距離は、矩形窓の周波数応答に対応する第1のメインローブサイズに関連するテーパー窓の周波数応答に対応する第1のメインローブサイズの増加をオフセットするための量だけ、アロケーションモジュールにより増加され得る。距離は、データを搬送するために割り当てられ得る複数のサブキャリア間のデータを搬送しない複数のサブキャリアの数を含むことによって、アロケーションモジュールによって作成され得る。
【0079】
図7は、OFDMシンボルバンド端における帯域幅を利用するための方法700のフローチャートを図示する。必ずしも必要ではないが、方法は、非一時的コンピュータ可用媒体を含むコンピュータプログラム製品に組み込まれ得る。コンピュータ可読媒体は、これらに実装されたコンピュータ可読プログラムコードを有し得る。コンピュータ可読プログラムコードは、方法のための命令を実行すべく実行されるように適合され得る。
【0080】
方法700は、送信機からの、第1の電力範囲で、OFDMシンボルの複数のサブキャリアのインバウンドスパンにおけるデータを送信する段階710を含み得る。送信機は、eNodeB及びUEのうちの1つに設置され得る。OFDMシンボルは、少なくとも複数のサブキャリアのインバウンドスパン及び複数のサブキャリアのエッジスパンの少なくとも1つを含み得る。インバウンドスパンは、低い周波数境界及び高い周波数境界の周波数の範囲を占有し得る。少なくとも1つのエッジスパンは、低周波数境界に隣接するより低い周波数の範囲、及び高周波数境界に隣接するより高い周波数の範囲のうち少なくとも1つを占有し得る。方法700は、インバウンドスパンの第1の電力範囲よりも低い第2の電力範囲における少なくとも1つのエッジスパンの一部のデータを送信する段階720を更に含み得る。いくつかの例において、少なくとも1つのエッジスパンの残りの部分は、実質的に、送信電力を受信し得ない。
【0081】
複数のサブキャリアのインバウンドスパンにおけるデータを送信する段階710は、第2の電力範囲における既定の電力レベル用に、許容閾値より小さくすべくOOBスペクトルリークを減少するための少なくとも1つのエッジスパンにおける複数のサブキャリアの数を決定する段階を更に含み得る。いくつかの例において、複数のサブキャリアのインバウンドスパンにおけるデータを送信する段階は、既定の複数のサブキャリアの数のために、許容閾値より小さくすべくOOBスペクトルリークを減少するための少なくとも1つのエッジスパン用の第2の電力範囲における電力レベルを決定する段階を更に含み得る。特定の複数の例において、少なくとも1つのエッジスパンの一部のデータを送信する段階は、多数の異なるサブ電力レベルで多数のサブスパンにおけるデータを送信する段階を更に含み得る。そのような複数の例において、第2の電力範囲は、多数の異なるサブ電力レベルを含み得る。更に、少なくとも1つのエッジスパンは、多数のサブスパンを含み得る。
【0082】
いくつかの例は、インバウンドスパンの第2の電力範囲よりも高く、第1の電力範囲内の高電力範囲よりも低い第1の電力範囲内の低いサブ電力範囲で複数のサブキャリアの少なくとも1つの遷移スパンにおいて、データを送信する段階720を更に含み得る。そのような複数の例において、インバウンドスパンは、高いサブ電力範囲で送信される複数のサブキャリアの中心スパン、及び、低いサブ電力範囲で送信される複数のサブキャリアの少なくとも1つの遷移スパンを含み得る。少なくとも1つの遷移スパンは、中心スパンにより占有される周波数よりも低く、低周波数境界よりも高い周波数の範囲を占有し得る。
【0083】
更に、又は代替的に、少なくとも1つの遷移スパンは、中心スパンによって占有される周波数よりも高く、高周波数境界よりも低い周波数の範囲を占有し得る。
【0084】
そのような複数の例は、受容閾値よりも低いOFDMシンボル用に指定されていないOOB領域へのインバウンドスパンからのスペクトルリークを低減すべく、第1の電力範囲内で、低いサブ電力範囲内で既定の電力レベル用の少なくとも1つの遷移スパンにおける複数のサブキャリアの数を決定する段階を更に含み得る。同様に、そのような複数の例は、受容閾値よりも低いOFDMシンボル用に指定されていないOOB領域へのインバウンドスパンからのスペクトルリークを低減すべく、少なくとも1つの遷移スパンにおける既定の複数のサブキャリアの数のために、第1の電力範囲内において、低いサブ電力範囲内の電力レベルを決定する段階を更に含み得る。更に、少なくとも1つの遷移スパンにおいてデータを送信する段階は、多数の異なるサブ電力レベルで、多数のサブ遷移スパンにおけるデータを送信する段階を更に含み得る。そのような複数の例において、第1の電力範囲の低いサブ電力範囲は、多数の異なるサブ電力レベルを含み得る。更に、少なくとも1つの遷移スパンは、多数のサブ遷移スパンを含み得る。
【0085】
方法700は、少なくとも1つの遷移スパン内及び少なくとも1つのエッジスパン内に複数の電力レベルを割り当てる段階を更に含み得る。これらの電力レベルは、従来のシナリオに関連して実質的に状態を保つOFDMシンボルに関する全周波数に渡り統合することにより、全電力が到達するように割り当てられ得る。送信電力がインバウンドスパンに渡り一定である場合、及び、少なくとも1つのエッジスパンに電力が割り当てられない場合に、従来のシナリオを得ることができる。追加条件は、リリース8、リリース9、及びリリース10のうち少なくとも1つに設定されたように従来の3GPP LTEの実現に存在することにより、シナリオのための送信電力の値が決定される、従来のシナリオに課される。
【0086】
更に、方法700は、送信距離を決定する段階を更に含み得る。OFDMシンボルの少なくとも1つのエッジスパン用の第2の電力範囲のための低減された送信電力が、送信距離よりも近距離用の既定の受信機の通信規格に適合し得ることを確実にするように、送信距離が設定され得る。そのような複数の例は、送信距離より近距離で設置される既定の受信機を決定する段階を更に含み得る。更に、そのような複数の例は、OFDMシンボルの少なくとも1つのエッジスパンを含むための既定の受信機に特有の情報を供給する段階を更に含み得る。
【0087】
図8は、OFDMバンド端を用いるための方法800のフローチャートを図示する。必ずしも必要ではないが、方法は、非一時的コンピュータ可用媒体を含むコンピュータプログラム製品に組み込まれ得る。コンピュータ可読媒体は、それらに実装されたコンピュータ可読プログラムコードを有し得る。コンピュータ可読プログラムコードは、方法のための命令を実行すべく実行されるように適合され得る。更に、方法は、eNodeB及びUEの1つに設置される送信機において実施され得る。
【0088】
方法800は、OFDM信号のインバウンド領域からOFDMシンボル用に指定されていないOOB領域へのスペクトルリークを低減する段階810を含み得る。更に、方法は、送信用のOFDMのバンド端へ付加情報を供給する段階820を含み得る。OFDMシンボルは、バンド端における付加情報と送信830されてもよい。
【0089】
いくつかの例において、スペクトルリークを低減する段階は、OFDMシンボルにテーパー窓を適用する段階を更に含み得る。更に、いくつかの例において、スペクトルリークを低減する段階は、OFDMシンボルのインバウンド領域内の端部領域でOFDMシンボル内における一組の隣接するサブキャリアのための送信電力を低減する段階を更に含み得る。そのような複数の例において、端部領域は、バンド端により占有されるこれらに隣接する周波数を占有し得る。同様に、スペクトルリークを低減する段階は、OFDMシンボルのインバウンド領域内の端部領域でのOFDMシンボル内における1セットの隣接する複数のサブキャリア用の送信電力を低減する段階を更に含み得る。端部領域は、バンド端により占有されるこれらに隣接する周波数を占有し得る。
【0090】
特定の複数の例において、方法800は、テーパー窓に対応するICI係数情報を送信する段階を更に含み得る。テーパー窓は、ICI係数情報を適用することにより、受信デバイスに、OFDMシンボル内の隣接する複数のサブキャリアにおけるICIを除去することにより、OFDMシンボルに関連する信号を同等化させることを可能にするために送信され得る。更に、いくつかの例は、バンド端に供給されるように付加情報をスクリーニングする段階を更に含み得る。スクリーニングする段階は、付加情報が送信されることが決定された距離に基づき得る。バンド端における情報の通信を確実にすべく設定された距離閾値よりも距離が小さい場合、付加情報がバンド端用に選択され得る。
【0091】
図9は、UE、MS、モバイル無線モバイルデバイス、モバイル通信デバイス、タブレット、ハンドセット、又はモバイル無線モバイルデバイスの他のタイプのようなモバイルデバイスの例示的な図示をもたらす。モバイルデバイスは、BS、eNodeB、又はWWAN送信ポイントの他のタイプと通信するように構成された1又は複数のアンテナを含み得る。2つのアンテナが示される一方で、モバイルデバイスは、1から4本の間、又はそれよりも多くのアンテナを有してよい。モバイルデバイスは、3GPP LTE、Worldwide Interoperability for Microwave Access(WiMAX)、高速パケットアクセス(HSPA)、Bluetooth(登録商標)、WiFi、又は他の無線規格を含む少なくとも1つの無線通信規格を用いて通信するように構成され得る。モバイルデバイスは、各無線通信規格用の別個の複数のアンテナ、又は多重無線通信規格用の共有の複数のアンテナを利用して通信し得る。モバイルデバイスは、ワイヤレスローカルエリアネットワーク(WLAN)、ワイヤレスパーソナルエリアネットワーク(WPAN)、及び/又はWWANで通信し得る。
【0092】
図9は、モバイルデバイスからのオーディオ入出力用に用いられ得る、マイク及び1又は複数のスピーカの図示を提供してもよい。ディスプレイスクリーンは、液晶ディスプレイ(LCD)スクリーン、又は有機発光ダイオード(OLED)ディスプレイ等の他のタイプのディスプレイスクリーンであってよい。ディスプレイスクリーンは、タッチスクリーンとして構成され得る。タッチスクリーンは、容量性、抵抗性、又は他のタイプのタッチスクリーン技術を使用してよい。アプリケーションプロセッサ及びグラフィックプロセッサは、処理機能及び表示機能をもたらすべく内部メモリに連結され得る。不揮発性メモリポートは、ユーザにデータ入力/出力オプションを提供すべく使用されてもよい。不揮発性メモリポートは、モバイルデバイスのメモリ機能を拡大すべく使用されてもよい。不揮発性メモリは、ソリッドステートドライブ(SSD)、フラッシュランダムアクセスメモリ(RAM)並びにその他を含み得る。キーボードは、追加のユーザ入力をもたらすべく、モバイルデバイスに一体化され得、又はモバイルデバイスに無線で接続され得る。仮想キーボードは、タッチスクリーンを用いて提供されてもよい。
【0093】
これらの独立した実装をより詳細に強調すべく、本明細書に開示された複数の機能ユニットの多くがモジュールとして名前が付けられたと理解されるべきである。例えば、モジュールは、カスタムVLSI回路又はゲートアレイ、論理チップ、又は他の個別のコンポーネントのような既製の半導体を含むハードウェア回路として実装されてよい。モジュールは、フィールドプログラマブルゲートアレイ、プログラマブルアレイ論理、プログラム式論理デバイス又は同様のもののようなプログラマブルハードウェアデバイスに実装されてもよい。
【0094】
複数のモジュールは、様々な型のプロセッサによって実行されるソフトウェアにおいて実装されてもよい。実行可能なコードの特定されたモジュールは、例えば、オブジェクト、手順、又は機能として体系化され得る、例えば、コンピュータ命令の1又は複数の物理的又は論理的ブロックを含んでよい。にもかかわらず、特定されたモジュールの実行ファイルが物理的に一緒に設置される必要はないが、論理的に一緒になった場合に、モジュールを含み、モジュールの定められた目的を達成する異なる位置に格納された別々の命令を含んでよい。
【0095】
実際、実行可能なコードのモジュールは、単一命令又は多くの命令であってよく、いくつかの異なるコードセグメントにわたり、異なる複数のプログラムの間で、及びいくつかのメモリデバイスにわたり均一に分散されてよい。同様に、処理データは、複数のモジュール内で、本明細書に例示され、特定されてよく任意の適切な形態で実装されてよく、データ構造体の任意の適切なタイプ内に体系化されてよい。処理データは、単一データセットとして収集されてよく、又は異なる記憶デバイスにわたって含む異なる位置にわたり分散されてよく、少なくとも部分的に、システム又はネットワーク上に電子信号として単に存在してもよい。複数のモジュールは、望まれた機能を実行すべく動作可能な複数の手段を有し、受動的又は能動的であってよい。
【0096】
様々な技術、又は特定の複数の特徴又はその複数の部分は、フロッピー(登録商標)ディスケット、CD−ROM、ハードドライブ、ソリッドステートドライブ(SSD)、フラッシュRAM、又は任意の他のマシン可読記憶媒体などの有形の媒体において実装されたプログラムコード(即ち、命令)を形成してもよく、そこでは、プログラムコードが実装され、コンピュータのような、マシンによって実行される場合に、マシンが様々な技術を実行するための装置になる。プログラマブルコンピュータ上でプログラムコードを実行する場合、コンピューティング装置は、プロセッサ、(揮発性の及び非揮発性のメモリ及び/又は記憶要素を含む)プロセッサによって可読な記憶媒体、少なくとも1つの入力装置、及び少なくとも1つの出力装置を含んでよい。本明細書に開示された様々な技術を実行し又は利用し得る1又は複数のプログラムは、アプリケーションプログラミングインターフェース(API)、リユーザブル制御、及び同種のものを使用し得る。そのような複数のプログラムは、コンピュータシステムと通信すべく、高水準の手続き型又はオブジェクト指向のプログラミング言語で実行されてよい。にもかかわらず、望まれれば、1又は複数のプログラムは、アセンブリ言語又はマシン言語に実装されてよい。いずれにせよ、言語は、コンパイルされてよく、言語に解釈されてよく、そしてハードウェア実装に組み合わされてよい。
【0097】
本明細書を通じて参照した「一実施形態」又は「実施形態」は、実施形態に関連して説明された特有の機能、構造、又は特性が本願発明の少なくとも1つ実施形態に含まれることを意味する。これにより、本明細書を通じた様々な箇所における「一実施形態における」又は「実施形態では」の言い回しの表現は、必ずしも全てが同一の実施形態を示すものではない。
【0098】
本明細書で用いられたように、複数のアイテム、構造要素、組成の複数の要素、及び/又は複数の材料は、便宜上の共通のリストに示されてもよい。にもかかわらず、リストの各要素が別個の一意的な要素として個別に特定されるかのように、これらのリストが解釈されるべきである。これにより、それとは反対の指摘がない場合、共通グループ内のこれらの提案にもっぱら基づいた同一のリストの任意の他の要素の事実上の同等化として、そのようなリストの個別の要素は解釈されるべきではない。加えて、本発明の様々な実施形態及び例は、これらの様々なコンポーネントの代替に応じて、本明細書に示されてよい。そのような複数の実施形態、複数の例及び代替は、相互の事実上の均等物として解釈されるべきではないが、本願発明の別個で自立した説明として考慮されていると理解される。
【0099】
更に、説明された機能、構造、又は特性は、1又は複数の実施形態において、任意の適当な方法で組み合わされてよい。以下の記載において、本願発明の複数の実施形態の十分な理解をもたらすべく、複数の材料、留め具、サイズ、長さ、幅、形状などの複数の例として、多数の具体的な詳細が提供される。にもかかわらず、当業者は、明細書の詳細な説明のうち1又は複数と共にではなく、他の方法、構成要素、材料等と共に、本願発明が実行され得ることがわかるであろう。他の複数の例において、本願発明の特徴をあいまいにするのを避けるために、周知の構造、材料、又は操作は図示されず、又は詳細に説明されない。
【0100】
とはいえ、上述の複数の例は、1又は複数の特定の適用例における本願発明の原理を例示し、当業者には、形式上の多数の修正、実装の使用及び詳細が、発明力の訓練なしに、及び本願発明の原理及びコンセプトから逸脱せずになされ得ることが明らかであろう。したがって、下記の請求項によって限定される場合を除き、本願発明を限定することを意図するものではない。
図1A
図1B
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9