【実施例】
【0070】
実験の部
本願に見られるいくつかの略語は、以下の通りである。
略語
【0071】
【表1】
【0072】
【表2】
【0073】
本発明の化合物は以下のスキーム及び実施例の手順に従って適切な材料を使用して製造することができ、以下の具体例によってさらに例示される。
【0074】
さらに、ここに特許請求するさらなる本発明の化合物は、本明細書に記載の手順を利用することにより、当業者によって容易に製造されうる。しかしながら、実施例に例示した化合物は、本発明と考えられる唯一の属を形成すると解釈されるべきではない。実施例はさらに、本発明の化合物の製造に関する詳細を例示する。当業者は、これらの化合物を製造するために、以下の製造手順の条件及び方法の公知の変形形態を使用できることを容易に理解するであろう。
【0075】
本発明の化合物は、一般に、上述の塩などのそれらの薬学的に許容される塩の形態で分離される。分離される塩に対応するアミン遊離塩基は、炭酸水素ナトリウム、炭酸ナトリウム、水酸化ナトリウム及び水酸化カリウム水溶液などの適切な塩基を用いて中和し、解放されたアミン遊離塩基を有機溶剤中に抽出し、次いで、蒸発させることによって生成することができる。このようにして分離されたアミン遊離塩基は、有機溶媒に溶解した後、適切な酸を添加し、その後蒸発、沈殿又は結晶化させることによって、別の薬学的に許容される塩にさらに変換することができる。
【0076】
本発明は、以下のスキーム及び実施例に記載の具体的な実施形態に限定されることなく、それらを参照することによって例示される。スキームにおいて別段指定されない限り、変数は上述のものと同じ意味を有する。別段特定されない限り、すべての出発材料を市販の供給者から得て、さらなる精製なしに使用する。別段特定されない限り、すべての温度を℃で表し、すべての反応を室温で行う。化合物は、シリカクロマトグラフィー又は分取HPLCのいずれかによって精製した。
【0077】
本発明はまた、以下に記載のスキーム及び実施例に従って、式(I)、(II)及び(III)の化合物を製造する方法に関する。
【0078】
特に、本発明は、XがNであり、YがNHであり、すべての他の置換基が請求項1の式(I)について規定した意味を有する式(I)の化合物の製造方法であって、式(IV)のカルボン酸エステル
【0079】
【化3】
【0080】
を式(V)の化合物
【0081】
【化4】
【0082】
と反応させ、式(VI)
【0083】
【化5】
【0084】
の化合物を生成し、それを最終的に式(I)
【0085】
【化6】
【0086】
のカルボン酸アミドに変換する、式(I)の化合物の製造方法に関する。
【0087】
【化7】
【0088】
スキーム1
アルデヒド1aを塩基性条件下にニトロメタンと反応させ、ヒドロキシル誘導体1bを提供し、それを無水酢酸促進除去条件下にアルケン1cに変換した。N-ベンジル-1-メトキシ-N-((トリメチルシリル)メチル)メタンアミンによる1cの環化により、ピロリジン誘導体1dを提供した。ラネーニッケルを触媒として用いて、1d中のニトロ基を還元し、次いで、N-[2-(トリメチルシリル)エトキシカルボニルオキシ]スクシンイミドにより、得られたアミノ部分をTeoc保護して、1fを提供した。1fのN-ベンジル基を水素化条件下に除去し、そしてジ-tert-ブチルジカーボネートにより保護し、1hを提供した。1h中のTeoc保護された第一級アミンはtert-テトラブチルアンモニウムフルオリドにより処理したときに解放されて、1iを提供した。
【0089】
【化8】
【0090】
スキーム2
トリフルオロ酢酸の存在下に2aをN-ベンジル-1-メトキシ-N-((トリメチルシリル)メチル)メタンアミンとカップリングさせ、ピロリジン誘導体2bを提供した。2b中のベンジル保護基をACE−Clを用いて除去し、遊離第二級アミン2cを提供した。ジ-tert-ブチルジカーボネートにより2cを処理し、次いで、ニトロ部分をインジウム促進還元して、化合物2eを提供した。
【0091】
【化9】
【0092】
スキーム3
3aを3-アミノ-4-アリールピロリジンとカップリングさせて、3bを提供した。メタノール中のアンモニアと反応させることにより3b中のメチルエステルをアミド3cに変換した。ジオキサン中のHClにより3cを処理してBoc保護基を除去し、3dを提供した。
【0093】
【化10】
【0094】
スキーム4
ピロリジン誘導体4aをホルムアルデヒド及びギ酸により処理し、N-メチルピロリジン4bを提供した。4b中のTeoc保護された第一級アミンはテトラ-n-ブチルアンモニウムフルオリドにより処理したときに解放されて、4cを提供した。
【0095】
【化11】
【0096】
スキーム5
3-アミノ-4-アリールピロリジンを4-クロロキノリン-8-カルボニトリル5aと塩基性条件下に反応させて5bを生成し、それを加水分解してアミド5cを提供した。続いて行う保護基の除去により5dを提供した。
【0097】
【化12】
【0098】
スキーム6
6aをベンジルカルバメートとして保護して、6bを提供した。続くエステル加水分解及びアミドカップリングにより6dを提供した。水素化によるCbz除去及びメチル4-クロロキノリン-8-カルボキシレート誘導体との反応により6eを提供した。エステルをアミドに変換し、そして保護基を除去して6hを提供した。
【0099】
【化13】
【0100】
スキーム7
メチル1-メチル-1,2,5,6-テトラヒドロピリジン-3-カルボキシレート(7a)を炭酸カリウムにより中和して、7bを提供し、アリールマグネシウムブロミドとの反応時にシス及びトランス異性体の混合物として7cを提供した。ナトリウムメトキシド促進異性化により、熱力学的により安定なトランス-7dを排他的に生成した。メチル基をACE−Clにより除去し、次いで、還流条件下にメタノールにより処理し、7eを提供した。ジ-tert-ブチルジカーボネートによりアミンを保護し、次いで、エステル加水分解を行い、酸7gを提供した。ジフェニルホスホリルアジデート(DPPA)を用いた7gのクルチウス転位、次いで、水による反応のクエンチにより、7iを提供した。
【0101】
【化14】
【0102】
スキーム8
8aを3-アミノ-4-アリールピペリジンとカップリングさせて8bを生成した。メタノール中のアンモニアによるメチルエステルのアミノリシス、次いで、アミン脱保護により、8dを提供した。
【0103】
【化15】
【0104】
スキーム9
グリニャール試薬9bをメチル1-メチル-1,2,5,6-テトラヒドロピリジン-3-カルボキシレートに添加し、シス及びトランス混合物として9cを提供した。ナトリウムメトキシド促進異性化により、熱力学的により安定なトランス9dを排他的に生成した。ACE−Clを用いることによりメチル基を除去し、次いで、還流条件下にメタノールで処理し、9eを提供した。ベンジルカルバメートとして第二級アミンを保護し、次いで、エステル加水分解により9hを提供した。ジフェニルホスホリルアジデート(DPPA)を用いた9hのクルチウス転位、次いで、t-ブタノールによる反応のクエンチにより、Boc保護されたピペリジン9jを提供した。酸性条件下でのBoc除去により9kを提供し、それをメチル4-クロロキナゾリン-8-カルボキシレートとカップリングさせて9lを提供した。メタノール中のアンモニアによるメチルエステルのアミノリシス、次いで、Cbz除去により、所望の9nを提供した。
【0105】
【化16】
【0106】
スキーム10
10aをホルムアルデヒド及びギ酸により処理し、N-メチル10bを提供した。
【0107】
【化17】
【0108】
スキーム11
スキーム5と同様に、5aを3-アミノ-4-アリールピペリジン誘導体と混合して、11bを提供した。ニトリル加水分解及びBoc除去により、11dを提供した。
【0109】
【化18】
【0110】
塩基性条件下に、触媒として酢酸パラジウムを用い、リガンドとしてs−phosを用いて、12aをアリールボロン酸とカップリングさせて12bを提供し、そしてBoc除去により12cを提供した。
【0111】
分析方法
分析用LC/MSを、以下の三つの方法を使用して実施した。
【0112】
方法A:Discovery C
18、5μm、3×30mmカラムを、流速400μL/分、サンプルループ5μL、移動相(A):水と0.1%ギ酸、移動相(B):メタノールと0.1%ギ酸で使用した。保持時間を分で表す。方法の詳細:(I)は、UV/VISダイオードアレイ検出器G1315B(Agilent)及びFinnigan LCQ Duo MS検出器を備えたQuaternary Pump G1311A(Agilent)により、ESI+方法(modus)で、254nm及び280nmにおけるUV検出、勾配15〜95%の(B)で3.2分の直線勾配で実施する。(II)95%の(B)で1.4分間保持。(III)95〜15%の(B)の減少で0.1分の直線勾配。(IV)15%の(B)で2.3分間保持。
【0113】
方法B:Waters Symmetry C
18、3.5μm、4.6×75mmカラムで、流速1mL/分、サンプルループ10μLにおいて、移動相(A)は水と0.05%TFA、移動相(B)はACNと0.05%TFA。保持時間を分で表す。方法の詳細:(I)は、UV/Visダイオードアレイ検出器G1315B(Agilent)及びAgilent G1956B(SL)MS検出器を備えたBinary Pump G1312A(Agilent)により、ESI+モードで、254nm及び280nmにおけるUV検出、勾配20〜85%の(B)で10分の直線勾配で実施する。(II)85%の(B)で1分間保持。(III)20〜85%の(B)の減少で0.2分の直線勾配。(IV)20%の(B)で3.8分間保持。
【0114】
方法C:勾配:4.2分/流れ:2ml/分、99:01〜0:100水+0.1%(体積)TFA;アセトニトリル+0.1%(体積)TFA;0.0〜0.2分:99:01;0.2〜3.8分:99:01→0:100;3.8〜4.2分:0:100;カラム:Chromolith Performance RP18e;長さ100mm、直径3mm;波長220nm。
【0115】
分析用キラルHPLC
分析用キラルHPLCは、Daicel Chemical Industries、Ltd.製のChiralPak AD−Hカラム(250×4.6mm)を使用してAgilent 1100シリーズ装置で実施した。この方法は、注入体積5.0μL、流速1mL/分の100%メタノールで25℃において15分間、ならびに254nm及び280nmにおけるUV検出を使用した。
【0116】
分取HPLC
分取HPLCは、Waters Atlantis dC
18 OBD(商標)10μM(30×250mm)カラム又はWaters Sunfire Prep C
18 OBD10μM(30×250mm)カラムのいずれかを使用して実施した。カラムは、サンプルループ(10mL)及びISCO UA−6 UV/Vis検出器を備えたWaters Prep LC4000装置で、流速60mL/分で使用した。移動相は、(A)水及び(B)HPLCグレードのアセトニトリルを含有する2つの溶媒リザーバーから取り出した。一般的な分取の実施では、直線勾配を使用した(例えば、60分にわたり0〜60%溶媒B)。
【0117】
実施例
以下に提示の実施例は、本発明の特定の実施形態を例示するものであり、明細書の範囲又は特許請求の範囲を決して制限するものではない。
【0118】
化学合成
この部分では、式(I)に係る幾つかの実施例の化合物、ならびにその合成中間体についての実験の詳細を提供する。
【0119】
合成中間体
【化19】
【0120】
tert-ブチル3-アミノ-4-(3-フルオロフェニル)ピロリジン-1-カルボキシレート (1)
1-(3-フルオロ-フェニル)-2-ニトロ-エタノール:
3-フルオロベンズアルデヒド (21.37 ml; 201.43 mmol; 1.00 eq.)及びニトロメタン (13.06 ml; 241.71 mmol; 1.20 eq.)のMeOH (40ml)溶液を-10 °Cに冷却した。NaOH (8.46 g; 211.50 mmol; 1.05 eq.)のH
2O (20 ml)溶液を10分間にわたって添加し、温度を-5 °C未満に維持した。反応混合物を-5 °Cで15分間攪拌し、その間に、反応溶液は白色固形分として固化された。反応混合物を0 °Cに上げ、そしてH
2O (150 ml)で希釈した。すべての固形分が溶解した時に、HCl (4M, 100 ml)を添加した。反応混合物はDCM (300ml x 2)で抽出された。合わせた抽出物を塩水で洗浄し、そして濃縮されて、所望の中間体を提供した (34.8g, 収率 93%)。
【0121】
1-フルオロ-3-((E)-2-ニトロ-ビニル)-ベンゼン:
N,N-ジメチルピリジン-4-アミン (2.30 g; 18.80 mmol)を、1-(3-フルオロフェニル)-2-ニトロエタノール (34.80 g; 187.95 mmol)の無水酢酸 (35.53 ml; 375.90 mmol)溶液に0°Cで添加し、そして室温で72時間攪拌した。激しく攪拌されている飽和NaHCO
3 溶液(400 mL)中に注ぐことにより反応混合物をクエンチした。所望の中間体をEtOAc (3 x 100 mL)で抽出した。有機抽出物を飽和NaHCO
3、塩水で洗浄し、MgSO
4上で乾燥し、ろ過しそして濃縮して、所望の中間体を提供した (26.0 g, 収率 83%)。
【0122】
トランス-1-ベンジル-3-(3-フルオロ-フェニル)-4-ニトロ-ピロリジン:
N-ベンジル-1-メトキシ-N-[(トリメチルシリル)メチル]メタンアミンを、1-フルオロ-3-[(E)-2-ニトロビニル]ベンゼン (6.00 g; 35.90 mmol)のDCM (50ml)溶液に添加した。反応溶液を0°Cに冷却し、TFA (0.30 ml; 3.95 mmol)を滴下して加え、そして室温で一晩攪拌した。反応溶液をH
2O及び塩水で洗浄し、MgSO
4上で乾燥し、ろ過し、そして濃縮した。粗製物をBiotage (340 gカラム)によりヘキサン中5% EtOAcで溶離して精製し、所望の生成物を提供した (5.5g, 収率 51%)。
【0123】
(トランス-1-ベンジル-4-(3-フルオロ-フェニル)-ピロリジン-3-イルアミン:
トランス-1-ベンジル-3-(3-フルオロフェニル)-4-ニトロピロリジン (5.50 g; 18.31 mmol)をMeOH (300 mL)中に溶解させた。NH
3 (30ml, 2.0M、MeOH中)を添加し、そして溶液を、Hキューブに通過させた (流速 1.5min/min, フルH
2、50°C)。反応溶液を濃縮し、所望の中間体を提供した(4.6 g, 収率 92%)。 LC-MS (M + H = 271, 観測値= 271 )。
【0124】
[トランス-1-ベンジル-4-(3-フルオロ-フェニル)-ピロリジン-3-イル]-カルバミン酸プロピルエステル:
1-({[2-(トリメチルシリル)エトキシ]カルボニル}オキシ)ピロリジン-2,5-ジオン(4.5 g; 17.37 mmol)を、トランス-1-ベンジル-4-(3-フルオロフェニル)ピロリジン-3-アミン(4.5 g; 16.87 mmol)及びDIEA (4.5 ml; 25.30 mmol)のDCM (50 ml)溶液に0°Cで添加し、室温に温め、そして室温で1時間攪拌した。反応溶液を塩水で洗浄し、MgSO
4上で乾燥し、ろ過しそして濃縮した。粗製物をBiotageにより、30〜60% EtOAc(ヘキサン中)の勾配液で溶離し、所望の中間体を提供した(6.0 g, 収率 99%)。 LC-MS (M + H = 415, 観測値= 415)。
【0125】
[トランス-4-(3-フルオロ-フェニル)-ピロリジン-3-イル]-カルバミン酸プロピルエステル:
AcOH (2 mL)を、2-(トリメチルシリル)エチル[トランス-ベンジル-4-(3-フルオロフェニル)ピロリジン-3-イル]カルバメート(2.50 g; 6.03 mmol)のEtOH (150 ml)溶液に加えた。Pd/C (1.25 g, 湿潤, 10% Pd)を、その後、添加し、そして反応混合物をパール(Parr)振とう機上に置き (60Psi)、そして2時間反応させた。反応混合物をろ過し、そしてろ液を濃縮し、所望の生成物を提供した(1.96 g, 定量的収率)。LC-MS (M + H = 325, 観測値= 325)。
【0126】
トランス-3-(3-フルオロ-フェニル)-4-プロポキシカルボニルアミノ-ピロリジン-1-カルボン酸tert-ブチルエステル:
ジ-tert-ブチルジカーボネート (1.27 g; 5.82 mmol)を、2-(トリメチルシリル)エチル [トランス-4-(3-フルオロフェニル)ピロリジン-3-イル]カルバメート (1.80 g; 5.55 mmol)及びDIEA (2.2 ml; 12.26 mmol)のDCM (100 ml)溶液に添加し、そして室温にて一晩攪拌した。反応混合物を濃縮し、そして粗生成物を20 〜60% EtOAc(ヘキサン中)の勾配液で溶離してBiotageにより精製し、所望の中間体を提供した(2.0 g, 収率 85%)。 LC-MS (M + H = 425, 観測値 = 425)。
【0127】
1-ベンジル-4-(3-フルオロフェニル)ピロリジン-3-アミン:
Tert-ブチルトランス-3-(3-フルオロフェニル)-4-({[2-(トリメチルシリル)エトキシ]カルボニル}アミノ)-ピロリジン-1-カルボキシレート (2.4 g; 5.76 mmol)及びN,N,N-トリブチルブタン-1-アミニウムフルオリド(20.00 ml; 1.00 M; 20.00 mmol)をMeOH中に溶解し、そして室温にて一晩攪拌した。粗生成物を5〜10% MeOH(DCM中)の勾配液により溶離して Biotageにより精製し、生成物1 を提供した(1.61 g, 収率 79%)。LC-MS (M + H = 281, 観測値 = 281)。
1HNMR (DMSO-d6) δ 1.39(s, 9H), 1.55 (s, 1H), 2.90-2.99 (m, 2H), 3.24-3.26(m, 1H), 3.33-3.37 (m, 1H), 3.55-3.57 (m, 1H), 3.60-3.68 (m, 1H), 3.70-3.72 (m, 1H), 7.05-7.06 (m, 1H), 7.13-7.15 (m, 2H), 7.35-7.36 (m, 1H)。
【0128】
【化20】
【0129】
トランスラセミ体の(trans racemic)4-((4-(3-フルオロフェニル)ピロリジン-3-イル)アミノ)キナゾリン-8-カルボキサミド (2):IC
50p70S6K [uM]: 0.003
メチル 4-((1-(tert-ブトキシカルボニル)-4-(3-フルオロフェニル)ピロリジン-3-イル)アミノ)キナゾリン-8-カルボキシレート:
メチル4-クロロキナゾリン-8-カルボキシレート (80.00 mg; 0.36 mmol)、DIEA (0.13 ml; 0.72 mmol)及びラセミトランスtert-ブチル3-アミノ-4-(3-フルオロフェニル)ピロリジン-1-カルボキシレート(109 mg; 0.37 mmol)をCH
3CN中に溶解させ、そして室温にて一晩攪拌した。反応混合物を濃縮し、NH
3のメタノール溶液(1.50 ml; 7.00 M; 10.50 mmol)中に再溶解させ、そして室温にて72時間攪拌した。反応混合物を濃縮して、所望の中間体を提供した。LC-MS (M + H = 452, 観測値 = 452)。
【0130】
4-((4-(3-フルオロフェニル)ピロリジン-3-イル)アミノ)キナゾリン-8-カルボキサミド
ジオキサン中のHCl (1.5 ml; 4.00 M; 6.00 mmol)を、tert-ブチル3-{[8-(アミノカルボニル)キナゾリン-4-イル]アミノ}-4-(3-フルオロフェニル)-ピロリジン-1-カルボキシレート (162 mg; 0.36 mmol)のMeOH (1.5 ml)溶液に添加し、そして室温にて一晩攪拌した。得られた沈殿物をろ過し、MeOH及びエーテルにて洗浄し、そして真空下に乾燥して、生成物2をHCl塩として提供した(67 mg, 44% 収率)。LC-MS (M + H = 352, 観測値 = 352)。
1HNMR (DMSO-d6) δ 2.86-2.88 (m, 2H), 3.39-3.42 (m, 2H), 4.09-4.11 (d, 1H), 4.81-4.84 (m, 1H), 7.05 (t, 1H), 7.17 (t, 1H), 7.32 (q 1H), 7.62 (t, 1H), 7.81 (d, 1H), 8.52-8.65 (m, 4H), 10.33 (d, 1H)。
【0131】
【化21】
【0132】
トランス ラセミ体の 4-((4-フェニルピロリジン-3-イル)アミノ)キナゾリン-8-カルボキサミド (3)
IC
50p70S6K [uM]: 0.0049
トランスラセミ体のtert-ブチル3-アミノ-4-フェニルピロリジン-1-カルボキシレート及びメチル4-クロロキナゾリン-8-カルボキシレートを用いて、例2の製造に関して記載した手順により化合物を合成した。LC-MS (M + H = 334, 観測値 = 334)。
1HNMR (DMSO-d6) δ 3.42-3.45 (m, 2H), 3.78-3.86 (m, 2H), 4.04-4.08 (m, 1H), 5.23 (t, 1H), 7.26-7.32 (m, 1H), 7.32-7.34 (m, 2H), 7.48-7.05 (m, 2H), 7.84 (t, 1H), 8.15 (s, 1H), 8.54 (d, 1H), 8.77 (s, 1H), 8.98 (s, 1H), 9.80 (s, 2H)。
【0133】
【化22】
【0134】
4-((4-(2-フルオロフェニル)ピロリジン-3-イル)アミノ)キナゾリン-8-カルボキサミド (4)
IC
50p70S6K [uM]: 0.0035
トランスラセミ体のtert-ブチル3-アミノ-4-(2-フルオロフェニル)ピロリジン-1-カルボキシレート及びメチル4-クロロキナゾリン-8-カルボキシレートを用いて、実施例2の製造に関して記載した手順により化合物を合成した。 LC-MS (M + H = 352, 観測値 = 352)。
【0135】
【化23】
【0136】
4-((4-(4-フルオロフェニル)ピロリジン-3-イル)アミノ)キナゾリン-8-カルボキサミド (5)
IC
50p70S6K [uM]: 0.0026
tert-ブチル3-アミノ-4-(4-フルオロフェニル)ピロリジン-1-カルボキシレート及びメチル4-クロロキナゾリン-8-カルボキシレートを用いて、実施例2の製造に関して記載した手順により化合物を合成した。 LC-MS (M + H = 352, 観測値 = 352)。
【0137】
【化24】
【0138】
4-((4-(4-メトキシフェニル)ピロリジン-3-イル)アミノ)キナゾリン-8-カルボキサミド(6)
IC
50p70S6K [uM]: 0.002
tert-ブチル3-アミノ-4-(4-メトキシフェニル)-ピロリジン-1-カルボキシレート及びメチル4-クロロキナゾリン-8-カルボキシレートを用いて、実施例2の製造に関して記載した手順により化合物を合成した。LC-MS (M + H = 364, 観測値 = 364)。
【0139】
【化25】
【0140】
4-((4-(3-メトキシフェニル)ピロリジン-3-イル)アミノ)キナゾリン-8-カルボキサミド (7)
IC
50p70S6K [uM]: 0.0026
tert-ブチル3-アミノ-4-(3-メトキシフェニル)-ピロリジン-1-カルボキシレート及びメチル4-クロロキナゾリン-8-カルボキシレートを用いて、実施例2の製造に関して記載した手順により化合物を合成した。LC-MS (M + H = 364, 観測値 = 364)。
【0141】
【化26】
【0142】
4-((4-(2-メトキシフェニル)ピロリジン-3-イル)アミノ)キナゾリン-8-カルボキサミド (8)
IC
50p70S6K [uM]: 0.018
tert-ブチル 3-アミノ-4-(2-メトキシフェニル)-ピロリジン-1-カルボキシレート 及びメチル 4-クロロキナゾリン-8-カルボキシレートを用いて、実施例2の製造に関して記載した手順により化合物を合成した。
LC-MS (M + H = 364, 観測値 = 364)。
【0143】
【化27】
【0144】
トランスラセミ体の4-((4-(3-クロロフェニル)ピロリジン-3-イル)アミノ)キナゾリン-8-カルボキサミド (9)
IC
50p70S6K [uM]: 0.0013
トランスラセミ体の tert-ブチル3-アミノ-4-(3-クロロ-フェニル)ピロリジン-1-カルボキシレート及びメチル4-クロロキナゾリン-8-カルボキシレートを用いて、実施例2の製造に関して記載した手順により化合物を合成した。 LC-MS (M + H = 368, 観測値 = 368/370)。
【0145】
【化28】
【0146】
トランスラセミ体の4-((4-(2-クロロ-6-フルオロフェニル)ピロリジン-3-イル)アミノ)-キナゾリン-8-カルボキサミド (10)
IC
50p70S6K [uM]: 0.007
トランスラセミ体のtert-ブチル3-アミノ-4-(2-クロロ-6-フルオロフェニル)ピロリジン-1-カルボキシレート及びメチル4-クロロ-キナゾリン-8-カルボキシレートを用いて、実施例2の製造に関して記載した手順により化合物を合成した。 LC-MS (M + H = 386, 観測値 = 386/388)。
【0147】
【化29】
【0148】
トランスラセミ体の4-((4-(3-ブロモフェニル)ピロリジン-3-イル)アミノ)キナゾリン-8-カルボキサミド (11)
ラセミ体の1-ベンジル-3-(3-ブロモフェニル)-4-ニトロピロリジン
N-ベンジル-1-メトキシ-N-[(トリメチルシリル)メチル]メタンアミン(5.05 g; 20.00 mmol)を、1-ブロモ-3-[(E)-2-ニトロビニル]ベンゼン (3.80 g; 16.66 mmol)のDCM (50 ml)溶液に添加し、そして0 °Cに冷却した。TFA (0.14 ml; 1.83 mmol)を添加し、そして反応物を室温にて一晩攪拌した。反応混合物を水及び塩水で洗浄し、MgSO
4上で乾燥し、ろ過しそして濃縮した。粗生成物を5% EtOAc(ヘキサン中)で溶離してBiotage (100g カラム)により精製し、所望の中間体を提供した。LC-MS (M + H = 362, 観測値 = 360/362)。
【0149】
tert-ブチル 3-(3-ブロモフェニル)-4-ニトロピロリジン-1-カルボキシレート
Cs
2CO
3 (0.47 g; 1.45 mmol)及び1-クロロエチルクロリドカーボネート (2.00 ml; 18.33 mmol)を、 (3R,4S)-1-ベンジル-3-(3-ブロモフェニル)-4-ニトロピロリジン (2.62 g; 7.25 mmol)のDCE (100 ml)溶液に添加し、そして80 °Cで2時間攪拌した。反応混合物をろ過し、ろ液を濃縮し、そして残留物をMeOH (100 ml)中に再溶解させた。反応混合物を60 °Cで2時間攪拌し、そして濃縮して、黄色オイルを提供した。
【0150】
上記の中間体、DIEA (3.91 ml; 21.76 mmol)及びジ-tert-ブチルジカーボネート (1.90 g; 8.70 mmol)をDCM (100 ml)中に溶解させ、そして室温にて一晩攪拌した。反応溶液を塩水で洗浄し、MgSO
4上で乾燥し、ろ過しそして濃縮した。粗生成物を、10〜20% EtOAc(ヘキサン中)の勾配液で溶離してBiotageにより精製し、所望の中間体を提供した(1.11g, 41% 収率)。 LC-MS (M + H = 272, 観測値 = 270/272)。
【0151】
tert-ブチル 3-アミノ-4-(3-ブロモフェニル)ピロリジン-1-カルボキシレート
tert-ブチル3-(3-ブロモフェニル)-4-ニトロピロリジン-1-カルボキシレート (1.10 g; 2.96 mmol)、インジウム(3.40 g; 29.63 mmol)及び塩化アンモニウムクロリド (1.59 g; 29.63 mmol)をH
2O (70 ml)及びEtOH (70 ml)中に溶解させ、そして4時間還流した。反応混合物をろ過し、そしてろ液を濃縮した。得られた残留物をDCMで希釈し、塩水で洗浄し、MgSO
4上で乾燥し、ろ過しそして濃縮した。LC-MS (M + H = 342, 観測値 = 340/342)。
【0152】
上記の中間体の、トランスラセミ体のtert-ブチル3-アミノ-4-(3-ブロモフェニル)ピロリジン-1-カルボキシレート及びメチル4-クロロキナゾリン-8-カルボキシレートを用いて、実施例2の製造に関して記載した手順により化合物を合成した。 LC-MS (M + H = 413, 観測値 = 413)。
【0153】
【化30】
【0154】
トランスラセミ体の4-((4-(3-フルオロフェニル)-1-メチルピロリジン-3-イル)アミノ)キナゾリン-8-カルボキサミド (12)
IC
50p70S6K [uM]: 0.023
2-(トリメチルシリル)エチル(4-(3-フルオロフェニル)-1-メチルピロリジン-3-イル) カルバメート
2-(トリメチルシリル)エチル[4-(3-フルオロフェニル)ピロリジン-3-イル]カルバメート(300.00 mg; 0.92 mmol)、ギ酸 (0.10 ml; 2.31 mmol)及びホルムアルデヒド (0.09 ml; 1.11 mmol)をEtOH中に溶解させ、そして80°Cにて3時間攪拌した。反応溶液を濃縮し、所望の中間体を提供した。LC-MS (M + H = 339, 観測値 = 339)。
【0155】
4-(3-フルオロフェニル)-1-メチルピロリジン-3-アミン
2-(トリメチルシリル)エチル[4-(3-フルオロフェニル)-1-メチルピロリジン-3-イル] カルバメート(300.00 mg; 0.89 mmol)及びN,N,N-トリブチルブタン-1-アミニウムフルオリド(5.00 ml; 1.00 M; 5.00 mmol; 5.64 eq.)をMeOH中に溶解させ、そして室温にて3時間攪拌した。粗生成物を分取HPLCにより精製し、所望の中間体を提供した(150 mg, 55% 収率)。 LC-MS (M + H = 195, 観測値 = 195)。
【0156】
上記の中間体、トランスラセミ体の4-(3-フルオロフェニル)-1-メチルピロリジン-3-アミン及びメチル 4-クロロキナゾリン-8-カルボキシレートを用いて、実施例2の製造に関して記載した手順により化合物を合成した。LC-MS (M + H = 366, 観測値 = 366)。
【0157】
【化31】
【0158】
トランスラセミ体の4-((-4-(ナフタレン-2-イル)ピロリジン-3-イル)アミノ)キナゾリン-8-カルボキサミド (13)
トランスラセミ体のtert-ブチル3-アミノ-4-(ナフタレン-2-イル)ピロリジン-1-カルボキシレート及びメチル4-クロロキナゾリン-8-カルボキシレートを用いて、実施例2の製造に関して記載した手順により化合物を合成した。 LC-MS (M + H = 384, 観測値 = 384)。
【0159】
【化32】
【0160】
トランスラセミ体の4-((4-(ナフタレン-1-イル)ピロリジン-3-イル)アミノ)キナゾリン-8-カルボキサミド (14)
トランスラセミ体のtert-ブチル3-アミノ-4-(ナフタレン-1-イル)ピロリジン-1-カルボキシレート及びメチル 4-クロロキナゾリン-8-カルボキシレートを用いて、実施例2の製造に関して記載した手順により化合物を合成した。 LC-MS (M + H = 384, 観測値 = 384)。
【0161】
【化33】
【0162】
6-メチル-4-((4-フェニルピロリジン-3-イル)アミノ)キナゾリン-8-カルボキサミド (15)
IC
50p70S6K [nM]: 349
トランスラセミ体のtert-ブチル3-アミノ-4-フェニルピロリジン-1-カルボキシレート及び4-クロロ-6-メチルキナゾリン-8-カルボキサミドを用いて、実施例2の製造に関して記載した手順により化合物を合成した。 LC-MS (M + H = 348, 観測値 = 348)。
【0163】
【化34】
【0164】
2-メチル-4-((4-フェニルピロリジン-3-イル)アミノ)キナゾリン-8-カルボキサミド (16)
IC
50p70S6K [uM]: 0.006
トランスラセミ体のtert-ブチル3-アミノ-4-フェニルピロリジン-1-カルボキシレート及び4-クロロ-2-メチルキナゾリン-8-カルボキサミドを用いて、実施例2の製造に関して記載した手順により化合物を合成した。LC-MS (M + H = 348, 観測値 = 348)。
【0165】
【化35】
【0166】
4-((4-(4-フルオロフェニル)ピロリジン-3-イル)アミノ)-2-メチルキナゾリン-8-カルボキサミド (17)
IC
50p70S6K [uM]: 0.0024
tert-ブチル3-アミノ-4-(4-フルオロフェニル)ピロリジン-1-カルボキシレート及び4-クロロ-2-メチルキナゾリン-8-カルボキサミドを用いて、実施例2の製造に関して記載した手順により化合物を合成した。
LC-MS (M + H = 366, 観測値 = 366).
【0167】
【化36】
【0168】
4-((4-(4-メトキシフェニル)ピロリジン-3-イル)アミノ)-2-メチルキナゾリン-8-カルボキサミド (18)
IC
50p70S6K [uM]: 0.0018
tert-ブチル3-アミノ-4-(4-メトキシフェニル)ピロリジン-1-カルボキシレート及び4-クロロ-2-メチルキナゾリン-8-カルボキサミドを用いて、実施例2の製造に関して記載した手順により化合物を合成した。
LC-MS (M + H = 378, 観測値 = 378)。
【0169】
【化37】
【0170】
4-((4-(4-フルオロフェニル)-1-メチルピロリジン-3-イル)アミノ)キノリン-8-カルボキサミド (19)
IC
50p70S6K [uM]: 0.5
3-(8-シアノ-キノリン-4-イルアミノ)-4-(4-フルオロ-フェニル)-ピロリジン-1-カルボン酸tert-ブチルエステル
4-クロロキノリン-8-カルボニトリル (200 mg; 1.06 mmol)、tert-ブチル3-アミノ-4-(4-フルオロフェニル)ピロリジン-1-カルボキシレート (386 mg; 1.38 mmol)及びK
2CO
3 (732 mg; 5.30 mmol)をDMF (7 mL)中に溶解させ、80〜100 ℃で7日間攪拌した。反応材料をHPLCにより直接的に精製し、所望の中間体を提供した(50 mgs)。 LC-MS (M + H = 433, 観測値 = 433)。
1H NMR (400 MHz, DMSO-D
6):3.3890 (m, 2H), 3.8405 (m, 2H), 4.1107 (m, 1H), 4.9560 (m, 1H), 6.7967 (m, 1H), 7.1788 (t, 2H), 7.5442 (m, 2H), 7.8425 (m, 1H), 8.2160 (s, 1H), 8.5086 (m, 2H), 8.7933 (m, 1H), 9.1442 (d, 1H), 9.8576 (m, 1H), 9.9730 (m, 1H), 10.0985 (m, 1H)。
【0171】
tert-ブチル 3-((8-シアノキノリン-4-イル)アミノ)-4-(4-フルオロフェニル)ピロリジン-1-カルボキシレート
tert-ブチル3-[(8-シアノキノリン-4-イル)アミノ]-4-(4-フルオロフェニル)ピロリジン-1-カルボキシレート (20 mg; 0.05 mmol)及びK
2CO
3 (51 mg; 0.37 mmol)をDMSO (5 mL)中に溶解させた。H
2O
2 (179 mg; 1.85 mmol)を滴下して加え、そして反応混合物を50°Cで一晩攪拌した。粗製物を分取HPLCにより精製し、所望の中間体を提供した (35 mg)。 LC-MS (M + H = 451, 観測値 = 451)。
【0172】
4-((4-(4-フルオロフェニル)-1-メチルピロリジン-3-イル)アミノ)キノリン-8-カルボキサミド
tert-ブチル3-{[8-(アミノカルボニル)キノリン-4-イル]アミノ}-4-(4-フルオロフェニル)ピロリジン-1-カルボキシレート (25 mg; 0.02 mmol)を、ジオキサン中のHCl (0.06 ml; 4.00 M; 0.22 mmol)中に溶解させ、そして30分間攪拌した。得られた沈殿物をろ過し、エーテルで洗浄し、その後、真空下に乾燥し、生成物14を提供した (21 mg)。LC-MS (M + H = 351, 観測値 = 351)。
1H NMR (400 MHz, DMSO-D
6):3.3890 (m, 2H), 3.8405 (m, 2H), 4.1107 (m, 1H), 4.9560 (m, 1H), 6.7967 (m, 1H), 7.1788 (t, 2H), 7.5442 (m, 2H), 7.8425 (m, 1H), 8.2160 (s, 1H), 8.5086 (m, 2H), 8.7933 (m, 1H), 9.1442 (d, 1H), 9.8576 (m, 1H), 9.9730 (m, 1H), 10.0985 (m, 1H)。
【0173】
【化38】
【0174】
4-((4-フェニルピロリジン-3-イル)アミノ)キノリン-8-カルボキサミド (20)
tert-ブチル 3-アミノ-4-フェニル ピロリジン-1-カルボキシレート及びメチル4-クロロキノリン-8-カルボニトリルを用いて、実施例19の製造に関して記載した手順により化合物を合成した。LC-MS (M + H = 333, 観測値 = 333)。
【0175】
【化39】
【0176】
4-((4-(3-フルオロフェニル)ピロリジン-3-イル)アミノ)キノリン-8-カルボキサミド (21)
IC
50p70S6K [uM]: 0.013
tert-ブチル3-アミノ-4-(3-フルオロフェニル)ピロリジン-1-カルボキシレート及び4-クロロキノリン-8-カルボニトリルを用いて、実施例19の製造に関して記載した手順により化合物を合成した。LC-MS (M + H = 351, 観測値 = 351)。
【0177】
【化40】
【0178】
4-((4-(2-フルオロフェニル)ピロリジン-3-イル)アミノ)キノリン-8-カルボキサミド (22)
IC
50p70S6K [uM]: 0.0094
tert-ブチル3-アミノ-4-(2-フルオロフェニル)ピロリジン-1-カルボキシレート及び4-クロロキノリン-8-カルボニトリルを用いて、実施例19の製造に関して記載した手順により化合物を合成した。LC-MS (M + H = 351, 観測値 = 351)。
【0179】
【化41】
【0180】
4-((4-(2-メトキシフェニル)ピロリジン-3-イル)アミノ)キノリン-8-カルボキサミド (23)
IC
50p70S6K [uM]: 0.046
tert-ブチル3-アミノ-4-(2-メトキシフェニル)ピロリジン-1-カルボキシレート及びメチル4-クロロキノリン-8-カルニトリルを用いて、実施例19の製造に関して記載した手順により化合物を合成した。LC-MS (M + H = 363, 観測値 = 363)。
【0181】
【化42】
【0182】
4-((4-(3-メトキシフェニル)ピロリジン-3-イル)アミノ)キノリン-8-カルボキサミド (24)
tert-ブチル 3-アミノ-4-(3-メトキシフェニル)ピロリジン-1-カルボキシレート及び4-クロロキノリン-8-カルボニトリルを用いて、実施例19の製造に関して記載した手順により化合物を合成した。LC-MS (M + H = 363, 観測値 = 363)。
【0183】
【化43】
【0184】
4-((4-(4-メトキシフェニル)ピロリジン-3-イル)アミノ)キノリン-8-カルボキサミド (25)
tert-ブチル3-アミノ-4-(4-メトキシフェニル)ピロリジン-1-カルボキシレート及び4-クロロキノリン-8-カルボニトリルを用いて、実施例19の製造に関して記載した手順により化合物を合成した。LC-MS (M + H = 363, 観測値 = 363)。
【0185】
【化44】
【0186】
トランス-4-(4-フェニルカルバモイル-ピロリジン-3-イルアミノ)-キナゾリン-8-カルボン酸アミド (26)
IC
50p70S6K [uM]: 0.022F
(トランス)-4-ベンジルオキシカルボニルアミノ-ピロリジン-1,3-ジカルボン酸1-tert-ブチル エステル3-エチルエステル
1-tert-ブチル3-エチル(トランス)-4-アミノピロリジン-1,3-ジカルボキシレートヒドロクロリド(500 mg; 1.70 mmol)及びDIEA (886 μl; 5.09 mmol)をDMF (17 ml)中に溶解した。この溶液を0 °Cに冷却し、ベンジルクロロホルメート (358; 2.54 mmol)をシリンジを介して滴下して加え、そして反応物を室温にて一晩攪拌した。反応物をH
2Oにより希釈し、そしてEtOAc (3 x 10 mL)で抽出した。有機抽出物を乾燥し、SiO
2上で濃縮し、そして1% MeOH(DCM中)を用いてBiotage (10 g カラム)により精製し、所望の中間体を提供した(600 mg, 43% 収率. LC-MS: (M-Boc) + H = 293, 観測値 = 293)。
【0187】
(トランス)-4-ベンジルオキシカルボニルアミノ-ピロリジン-1,3-ジカルボン酸1-tert-ブチルエステル)
(トランス)-4-ベンジルオキシカルボニルアミノ-ピロリジン-1,3-ジカルボン酸1-tert-ブチルエステル3-エチルエステル (284 mg; 0.72 mmol)をTHF (5 ml)中に溶解させ、その後、LiOH (0.72 ml; 3.00 M; 2.17 mmol)により処理した。反応物を室温にて2時間攪拌した。反応物をH
2Oにより希釈し、EtOAcで洗浄した。水性層を固形分KHSO
4により酸性化し、そしてEtOAc (3x)により抽出した。有機抽出物をH
2O及び塩水により洗浄し、Na
2SO
4上で乾燥し、ろ過しそして濃縮して、所望の中間体(定量的な収率)を白色固形分として提供した。
1H NMR (DMSO中): 1.39 (s, 9H), 2.93 (m, 1H), 3.07 (m, 1H), 3.51-3.55 (m, 3H), 4.23 (m, 1H), 5.03 (s, 2H), 7.32-7.38 (m, 5H), 7.70 (m, 1H), 12.5 (s, 1H)。LC-MS: (M - Boc) + H = 265, 観測値 = 265。
【0188】
(トランス)-3-ベンジルオキシカルボニルアミノ-4-フェニルカルバモイル-ピロリジン-1-カルボン酸tert-ブチル エステル
(トランス)-4-ベンジルオキシカルボニルアミノ-ピロリジン-1,3-ジカルボン酸1-tert-ブチルエステル(270 mg; 0.74 mmol)及び1-ヒドロキシベンゾトリアゾール (105 mg, 0.78mmol)をDMF (5mL)中に溶解させ、固形分が完全に溶解するまで5分間攪拌した。アニリン(81 μl; 0.89 mmol)及び1-(3-ジメチルアミノプロピル)-3-エチルカルボジイミドヒドロクロリド(193 mg, 1.01mmol)を添加し、そして黄色の溶液を90分間、50 °Cにて攪拌した。反応をH
2O (40 mL)及びMeOH (5 mL)でクエンチした。得られた沈殿物をろ過し、所望の中間体を提供した(293 mg, 90% 収率)。LC-MS: (M - Boc) + H = 340, 観測値 = 340。
1HNMR (DMSO中): 1.39 (s, 9H), 3.10 (m, 2H), 3.35 (m, 1H), 3.63-3.67 (m, 2H), 4.27 (m, 1H), 5.01-5.04 (m, 2H), 7.04-7.07 (t, 1H), 7.22-7.32 (m, 7H), 7.56-7.58 (d, 2H), 7.72 (d, 1H), 10.03 (s, 1H)。
【0189】
4-((トランス)-1-tert-ブトキシカルボニル-4-フェニルカルバモイル-ピロリジン-3-イルアミノ)-キナゾリン-8-カルボン酸メチルエステル
(トランス)-3-ベンジルオキシカルボニルアミノ-4-フェニルカルバモイル-ピロリジン-1-カルボン酸tert-ブチルエステル(286 mg; 0.65 mmol)をMeOH (15 ml)中に溶解させた。10% Pd-C (143 mg)を添加し、そして反応混合物をH
2 雰囲気 (バルーン)下に一晩、室温にて攪拌した。反応物を、セライトを通してろ過し、そして濃縮した。上述の粗製物、メチル4-クロロキナゾリン-8-カルボキシレート (138 mg; 0.65 mmol)及びDIEA (325; 1.87 mmol)をTHF (5 ml)中に溶解させ、60
oCにて4日間攪拌した。反応混合物を濃縮し、分取HPLCにより精製し、所望の中間体を白色固形分として提供した(300 mg, 80% 収率、2工程で)。LC-MS: M + H = 492, 観測値 = 492。
1HNMR (in DMSO): 1.43 (s, 9H), 3.43-3.51 (m, 3H), 3.87-3.91 (m, 2H), 5.17 (d, 1H), 7.03-7,06 (t, 1H), 7.28-7.30 (t, 2H), 7,53-7.55 (d, 2H), 7.83 (t, 1H), 8.08 (s, 1H), 8.55-8.57 (d, 1H), 8.69 (d, 1H), 8.76 (s, 1H), 9.00-9.90 (s, 2H), 10.1 (s, 1H)。
【0190】
4-((トランス)-4-フェニルカルバモイル-ピロリジン-3-イルアミノ)-キナゾリン-8-カルボン酸アミド
4-((トランス)-1-tert-ブトキシカルボニル-4-フェニルカルバモイル-ピロリジン-3-イルアミノ)-キナゾリン-8-カルボン酸メチルエステル (290 mg; 0.48 mmol)をiPrOH (2 ml)、DMSO (4 ml)及び水酸化アンモニウム (4 ml)中に溶解させ、そして70
0Cにて一晩攪拌した。反応混合物を部分的に濃縮し、H
2Oにて希釈し、そしてEtOAc (3x)により抽出した。有機抽出物を1N NaOH及び塩水で洗浄し、Na
2(SO
4)上で乾燥し、ろ過しそして濃縮した。粗製物を分取HPLCにより精製した。上述の精製した材料 (153 mg; 0.26 mmol)をジオキサン (3 mL)及び4.0M HCl(ジオキサン中)(3 mL)中に溶解させ、90分間室温にて攪拌した。反応混合物を濃縮し、MeOH (2x)で洗浄し、生成物26を白色固形分として提供した(114 mg, 98% 収率)。LC-MS: M + H = 377, 観測値 = 377。
1HNMR (DMSO中): 3.39-3.87 (m, 5H), 5.21 (t, 1H), 7.05-7.08 (t, 1H), 7.29-7.32 (t, 2H), 7.58-7.63 (d, 2H), 7.84 (t, 1H), 8.10 (s, 1H), 8.58 (d, 1H), 8.77 (s, 1H), 9.07 (s, 1H), 9.54 (s, 1H), 9.66 (s, 1H), 10.6 (s, 1H)。
【0191】
【化45】
【0192】
トランスラセミ体の4-((4-フェニルピペリジン-3-イル)アミノ)キナゾリン-8-カルボキサミド(27)
IC
50p70S6K [uM]: 0.0063
tert-ブチル3-((8-カルバモイルキナゾリン-4-イル)アミノ)-4-フェニルピペリジン-1-カルボキシレート
メチル4-クロロキナゾリン-8-カルボキシレート (750 mg; 3.37 mmol)、DIEA (1.21 ml; 6.74 mmol)及びトランスラセミ体のtert-ブチル3-アミノ-4-フェニルピペリジン-1-カルボキシレート (959.00 mg; 3.47 mmol)をCH
3CN (5 mL)中に溶解させ、そして45°Cにて72時間攪拌した。反応混合物を濃縮した。上述のものから得た粗残留物をアンモニアのメタノール溶液(4.8 ml; 7.00 M; 33.69 mmol)中に溶解させ、60℃にて一晩攪拌した。反応混合物を濃縮し、HCl(MeOH中) (5.00 ml; 4.00 M; 20.00 mmol)中に再溶解させ、そして室温にて一晩攪拌した。反応混合物をろ過し、そして沈殿物をMeOH及びエーテルにより洗浄し、生成物27を提供した(1000 mg, 81% 収率)。 LC-MS (M + H = 421, 観測値 = 348)。
1HNMR (DMSC-d6) δ 1.69-1.70 (m, 1H), 1.79 (d, 1H), 2.50-2.51 (m, 1H), 3.00-3.03 (m, 2H), 3.18 (d, 1H), 4.62-4.66 (m, 1H). 7.05 (t, 1H), 7.16 (t, 2H), 7.29 9t, 2H), 7.54 (t, 1H), 7.78 (d, 1H), 8.15 (d, 1H), 8.30 (d, 1H), 8.47-8.49 9d, 2H)。
【0193】
【化46】
【0194】
ラセミ体のトランス4-((4-(3-フルオロフェニル)ピペリジン-3-イル)アミノ)キナゾリン-8-カルボキサミド (28)
IC
50p70S6K [uM]: 0.0018
ラセミ体のトランスtert-ブチル3-アミノ-4-(3-フルオロフェニル)ピペリジン-1-カルボキシレート及びメチル4-クロロキナゾリン-8-カルボキシレートを用いて、実施例27の製造に関して記載した手順により化合物を合成した。LC-MS (M + H = 366, 観測値 = 366)。
【0195】
【化47】
【0196】
シスラセミ体の(cis, racemic)4-((4-フェニルピペリジン-3-イル)アミノ)キナゾリン-8-カルボキサミド (29)
シスラセミ体のtert-ブチル3-アミノ-4-フェニルピペリジン-1-カルボキシレート及びメチル4-クロロキナゾリン-8-カルボキシレートを用いて、実施例27の製造に関して記載した手順により化合物を合成した。LC-MS (M + H = 348, 観測値 = 348)。
1HNMR (DMSC-d6) δ 1.98-2.20 (d, 1H), 2.60-2.70 (m, 1H), 3.50-3.56 (m, 4H), 5.34 (d, 1H), 6.91 (t, 1H), 7.14-7.21 (m, 3H), 7.76 (t, 1H), 7.98 (s, 1H), 8.52-8.55 (m, 3H), 8.72 (d, 1H), 9.16 9d, 1H)。
【0197】
【化48】
【0198】
トランスラセミ体の4-((4-(3-(トリフルオロメチル)フェニル)ピペリジン-3-イル)アミノ)キナゾリン-8-カルボキサミド (30)
IC
50p70S6K [uM]: 0.0021
トランスラセミ体のtert-ブチル3-アミノ-4-(3-(トリフルオロメチル)フェニル)ピペリジン-1-カルボキシレート及びメチル4-クロロキナゾリン-8-カルボキシレートを用いて、実施例27の製造に関して記載した手順により化合物を合成した。 LC-MS (M + H = 416, 観測値 = 416)。
【0199】
【化49】
【0200】
トランスラセミ体の4-((4-(m-トリル)ピペリジン-3-イル)アミノ)キナゾリン-8-カルボキサミド (31)
IC
50p70S6K [uM]: 0.0031
トランスラセミ体のtert-ブチル3-アミノ-4-(m-トリル)ピペリジン-1-カルボキシレート及びメチル4-クロロキナゾリン-8-カルボキシレートを用いて、実施例27の製造に関して記載した手順により化合物を合成した。
LC-MS (M + H = 362, 観測値 = 362)。
【0201】
【化50】
【0202】
トランスラセミ体の4-((4-(4-フルオロフェニル)ピペリジン-3-イル)アミノ)キナゾリン-8-カルボキサミド (32)
IC
50p70S6K [uM]:0.0032
トランスラセミ体のtert-ブチル3-アミノ-4-(4-フルオロフェニル)ピペリジン-1-カルボキシレート及びメチル4-クロロキナゾリン-8-カルボキシレートを用いて、実施例27の製造に関して記載した手順により化合物を合成した。 LC-MS (M + H = 366, 観測値 = 366)。
【0203】
【化51】
【0204】
トランスラセミ体のtert-ブチル3-アミノ-4-(4-クロロフェニル)ピペリジン-1-カルボキシレート (33)
メチル1-メチル-1,2,5,6-テトラヒドロピリジン-3-カルボキシレート
K
2CO
3 (50 g; 361.78 mmol)を、メチル1-メチル-1,2,5,6-テトラヒドロピリジン-3-カルボキシレートヒドロブロミド(50 g; 211.77 mmol)のH
2O (50 ml)及びDCM (250 ml)溶液に添加し、そして室温にて30分間攪拌した。有機層を分離し、塩水で洗浄し、MgSO
4上で乾燥し、ろ過しそして濃縮して、所望の中間体を提供した (34 g, 定量的な収率)。
【0205】
メチル 4-(4-クロロフェニル)-1-メチルピペリジン-3-カルボキシレート
ブロモ(4-クロロフェニル)マグネシウム (47 ml; 1.00 M; 47.27 mmol)を、メチル1-メチル-1,2,5,6-テトラヒドロピリジン-3-カルボキシレート (5.24 g; 33.76 mmol)のエーテル (150 ml)溶液に-10°Cで45分間にわたって添加した。反応混合物を20分間攪拌し、そして飽和NH
4Clでクエンチした。有機層を塩水で洗浄し、MgSO
4上で乾燥し、ろ過しそして濃縮した。粗生成物を、20〜60% EtOAc(ヘキサン中で4%TEAを含む)の勾配液で溶離してBiotageにより精製し、所望の中間体をシス及びトランス異性体の混合物として提供した (2.8 g)。
【0206】
トランスラセミ体のメチル4-(4-クロロフェニル)-1-メチルピペリジン-3-カルボキシレート
ナトリウムメトキシド(4.3 g; 19.83 mmol)を、メチル4-(4-クロロフェニル)-1-メチルピペリジン-3-カルボキシレート (5.3 g; 19.83 mmol)のMeOH (100 ml)溶液に添加し、そして60 °Cで6時間攪拌した。反応混合物を濃縮し、残留物をEtOAC (100 ml)で希釈し、飽和NH
4Cl及び塩水で洗浄し、MgSO
4上で乾燥し、ろ過しそして濃縮し、所望のトランス中間体を提供した(4.9 g, 92% 収率)。
1HNMR (DMSO-d6) δ 1.91 (m, 1H), 2.20-2.22 (m, 1H), 2.78 (s, 3H) 2.99-3.01 (m, 1H0, 3.06-3.25 (m, 2H), 3.31-3.52 (m, 2H), 3.36 (s, 1H), 7.22 (d, 2H), 7.43 (d, 2H)。
【0207】
トランスラセミ体の1-tert-ブチル3-メチル4-(4-クロロフェニル)ピペリジン-1,3-ジカルボキシレート
Cs
2CO
3 (1.19 g; 3.65 mmol)を、トランスラセミ体のメチル4-(4-クロロフェニル)-1-メチルピペリジン-3-カルボキシレート (4.89 g; 18.26 mmol)のDCE (100 ml)溶液に添加した。1-クロロエチルクロリドカーボネート (2.99 ml; 27.39 mmol)を滴下して加え、そして反応混合物を80 °Cで1時間攪拌した。反応物を濃縮し、残留物をMeOH (100 ml)中に再溶解させ、そして60 °Cで2時間攪拌した。反応混合物を濃縮し、残留物をDCM (100 ml)中に再溶解させた。DIEA (9.84 ml; 54.79 mmol)及びジ-tert-ブチルジカーボネート (4.78 g; 21.92 mmol)を添加し、そして反応混合物を室温にて攪拌した。反応溶液を塩水で洗浄し、Na
2SO
4上で乾燥し、ろ過しそして濃縮した。粗製物を10〜25% EtOAc(ヘキサン中)の勾配液で溶離してBiotageにより精製し、所望の中間体を提供した (4.8 g, 74% 収率)。 LC-MS (M + H = 354, 観測値 = 354)。
【0208】
トランスラセミ体の1-(tert-ブトキシカルボニル)-4-(4-クロロフェニル)ピペリジン-3-カルボン酸
1-tert-ブチル3-メチル4-(4-クロロフェニル)ピペリジン-1,3-ジカルボキシレート(4.80 g; 13.57 mmol)及びLiOH (0.97 g; 40.70 mmol)をTHF (20 ml)及びH
2O (20 ml)中に溶解させ、そして40 °Cにて一晩攪拌した。酢酸を添加して、pHを5に調節した。生成物をDCMにより抽出し、塩水で洗浄し、MgSO
4上で乾燥し、ろ過しそして濃縮して、所望の中間体を提供した (3.66 g, 79% 収率)。MS [240, フラグメンテーション, M+1 マイナス C(O)-O-t-Bu]。
【0209】
トランスラセミ体のtert-ブチル3-アミノ-4-(4-クロロフェニル)ピペリジン-1-カルボキシレート
1-(tert-ブトキシカルボニル)-4-(4-クロロフェニル)ピペリジン-3-カルボン酸(1.4 g; 4.12 mmol)、ジフェニルアジドホスフェート (1.10 ml; 4.94 mmol)及びTEA (1.74 ml; 12.36 mmol)をDCE (5 ml)中に溶解させ、そして室温にて3時間攪拌した。反応混合物をトルエンで希釈し、塩水で洗浄し、MgSO
4上で乾燥し、ろ過しそして濃縮した。残留物をトルエン中に再溶解させ(10 ml)、そして5時間加熱還流した。反応混合物を室温に冷却し、H
2O (445 mg; 24.72 mmol)を添加し、そして反応物を還流下に12時間再度加熱した。反応混合物を濃縮し、粗製物を20〜60% EtOAc(ヘキサン中)の勾配液で溶離してBiotageにより精製し、生成物33 を提供した(577 mg)。 LC-MS (M + H = 311, 観測値 = 255及び小さい311 )。
【0210】
【化52】
【0211】
ラセミ体のトランス体ベンジル3-アミノ-4-(3-フルオロ-4-メチルフェニル)ピペリジン-1-カルボキシレート (34)
メチル 4-(3-フルオロ-4-メチルフェニル)-1-メチルピペリジン-3-カルボキシレート
4-ブロモ-2-フルオロ-1-メチルベンゼン(3.70 g; 20 mmol)のエーテル (25 mL)溶液をMg (0.49g; 20.75 mmol)のエーテル (20 ml)中の懸濁液に20分間にわたって滴下して加え、緩やかな還流を維持し、そして反応混合物を室温にて2時間攪拌した。反応混合物を-10 °Cに冷却し、そしてメチル1-メチル-1,2,5,6-テトラヒドロピリジン-3-カルボキシレート (1.90 g; 10 mmol)のエーテル (20 ml)溶液を15分間にわたって滴下して加え、そして反応混合物を1時間攪拌した。反応混合物を飽和NH
4Cl (35 ml)によりクエンチし、そしてEtOAc (50 mL)で希釈した。有機層を分離し、NH
4Cl及び塩水で洗浄し、Na
2SO
4上で乾燥し、ろ過しそして濃縮した。粗製物を30〜50% EtOAc(ヘキサン中で4% TEAを含む)の勾配液で溶出してBiotageにより精製し、シス及びトランス異性体の混合物として所望の生成物を提供した (2.0 g, 62% 収率)。LC-MS (M + H = 311, 観測値 = 266)。
【0212】
トランスラセミ体のメチル4-(3-フルオロ-4-メチルフェニル)-1-メチルピペリジン-3-カルボキシレート
NaOMe (1.6 g; 7.54 mmol)を、メチル4-(3-フルオロ-4-メチルフェニル)-1-メチルピペリジン-3-カルボキシレート (2.0 g; 7.54 mmol)のMeOH (30 ml)溶液に添加し、そして60℃で4時間攪拌した。反応混合物を濃縮し、所望の中間体を提供した(1.64 g, 82% 収率)。
【0213】
トランスラセミ体の1-ベンジル3-メチル4-(3-フルオロ-4-メチルフェニル)ピペリジン-1,3-ジカルボキシレート
Cs
2CO
3 (0.40 g; 1.23 mmol)を、トランスラセミ体のメチル4-(3-フルオロ-4-メチルフェニル)-1-メチルピペリジン-3-カルボキシレート (1.64g, 6.17mmol)のDCE (100 ml)溶液に添加した。1-クロロエチルクロリドカーボネート(0.71 ml; 6.48 mmol)を滴下して加え、そして反応混合物を80 °Cで1時間攪拌した。反応混合物を濃縮し、MeOH (100 ml)中で再溶解させ、そして60 °Cで一晩攪拌した。反応混合物を濃縮し、残留物をDCM (100 ml) 中に溶解させ、DIEA (2.22 ml; 12.34 mmol)及び1-{[(ベンジルオキシ)カルボニル]オキシ} ピロリジン-2,5-ジオン (1.61 g; 6.48 mmol)を添加し、そして反応混合物を室温にて3時間攪拌した。反応溶液を塩水で洗浄し、Na
2SO
4上で乾燥し、ろ過しそして濃縮した。粗製物を20% EtOAc(ヘキサン中)で溶離してBiotageにより精製し、所望の中間体を提供した(1.2 g, 50% 収率、2工程)。 LC-MS (M + H = 386, 観測値 = 386)。
【0214】
トランスラセミ体の1-((ベンジルオキシ)カルボニル)-4-(3-フルオロ-4-メチルフェニル)ピペリジン-3-カルボン酸
1-ベンジル3-メチル4-(3-フルオロ-4-メチルフェニル)ピペリジン-1,3-ジカルボキシレート (1.20 g; 3.11 mmol)及びLiOH (0.22 g; 9.34 mmol)をH
2O (5 ml)及びTHF (5 ml)中に溶解させ、そして40 °Cで一晩攪拌した。酢酸を添加してpHを5に調節した。生成物をDCM (50 ml x 2)で抽出した。合わせた有機抽出物をNa
2SO
4上で乾燥し、ろ過しそして濃縮した。粗製物を20〜50 % EtOAc(ヘキサン中)で溶出してBiotageにより精製し、所望の中間体を提供した (0.8 g, 70% 収率)。LC-MS (M + H = 372, 観測値 = 372)。
【0215】
トランスラセミ体のベンジル3-アミノ-4-(3-フルオロ-4-メチルフェニル)ピペリジン-1-カルボキシレート
1-[(ベンジルオキシ)カルボニル]-4-(3-フルオロ-4-メチルフェニル)ピペリジン-3-カルボン酸(457.00 mg; 1.23 mmol)及びTEA (0.52 ml; 3.69 mmol)をDCE (5 ml)中に溶解させた。ジフェニルアジドホスフェート (0.33 ml; 1.48 mmol)を添加し、そして反応溶液を室温にて3時間攪拌した。反応溶液をトルエンで希釈し、NaHCO
3及び塩水で洗浄し、MgSO
4上で乾燥し、ろ過しそして濃縮した。残留物をトルエン (5 ml)中に再溶解させ、110 °Cで4時間攪拌した。2-メチルプロパン-2-オール(0.33 ml; 3.69 mmol)を添加し、そして溶液を一晩攪拌した。反応混合物を濃縮し、残留物をMeOH (3 ml)中に再溶解させ、HCl(ジオキサン中) (3.00 ml; 4.00 M; 12.00 mmol)を添加し、そして反応混合物を2時間室温にて攪拌した。反応混合物を濃縮し、エーテルで研和し、そしてろ過して、生成物34 を提供した(240 mg, 47% 収率)。LC-MS (M + H = 415, 観測値 = 343)。
1HNMR (DMSC-d6) δ 1.68-1.73 (m, 1H), 2.21 (s, 1H), 2.84-2.88 (m, 3H), 3.35-3.39 (m, 1H0< 3.56 (3.63 (m, 2H), 4.07 (d, 1H), 4.48 (d, 1H), 5.11 (s, 2H), 7.09 (d, 1H), 7.18-7.26 (m, 2H). 7.39-7.41 (m, 5H), 7.98 (s, 2H)。
【0216】
【化53】
【0217】
トランスラセミ体のベンジル 3-((8-カルバモイルキナゾリン-4-イル)アミノ)-4-(3-フルオロ-4-メチルフェニル)ピペリジン-1-カルボキシレート(35)
IC
50p70S6K [nM]: 1000
メチル4-クロロキナゾリン-8-カルボキシレート(120 mg; 0.54 mmol)、DIEA (0.39 ml; 2.16 mmol)及びトランスラセミ体のベンジル3-アミノ-4-(3-フルオロ-4-メチルフェニル)ピペリジン-1-カルボキシレートジヒドロクロリド(230 mg; 0.56 mmol)をCH
3CN中に溶解させ、そして40 °Cで72時間攪拌した。反応混合物を濃縮し、アンモニアのメタノール溶液(0.77 ml; 7.00 M; 5.39 mmol)中に再溶解させ、そして45°Cで一晩攪拌した。反応混合物を濃縮し、そして粗生成物を分取HPLCにより精製し、生成物35 を提供した(150 mg, 54% 収率)。 LC-MS (M + H = 514, 観測値 = 514)。
【0218】
【化54】
【0219】
ラセミ体のトランス4-((4-(3-フルオロ-4-メチルフェニル)ピペリジン-3-イル)アミノ)キナゾリン-8-カルボキサミド (36)
ベンジル 3-{[8-(アミノカルボニル)キナゾリン-4-イル]アミノ}-4-(3-フルオロ-4-メチルフェニル)ピペリジン-1-カルボキシレート (23 mg; 0.04 mmol)をEtOH (1.5 ml)中に溶解させた。ギ酸アンモニア化物(28 mg; 0.45 mmol)及びPd(OH)
2 (30 mg; 0.02 mmol; 50%湿潤)を添加し、そして反応混合物を60 °Cで20分間攪拌した。粗生成物を分取HPLCにより直接的に精製し、生成物36を提供した。 LC-MS (M + H = 380, 観測値 = 380)。
1HNMR (DMSO-d6) δ 2.09 (s, 3H), 2.21 (m, 1H), 3.13-3.24 (m, 2H), 3.52-3.59 (d, 1H), 3.72-2.77 (d, 1H), 4.86-4.90 (m, 2H), 5.20-5.25 (m, 1H), 7.01-7.07 (m, 3H), 7.68 (t, 1H), 8.26-8.29 (d, 1H), 8.54-8.56 (d, 1H), 8.65 (s, 1H)。
【0220】
【化55】
【0221】
トランスラセミ体の4-((4-(3-フルオロフェニル)ピペリジン-3-イル)アミノ)-2-メチルキナゾリン-8-カルボキサミド (37)
IC
50p70S6K [nM]: 2.5
トランスラセミ体のtert-ブチル3-アミノ-4-(3-フルオロフェニル)ピペリジン-1-カルボキシレート及び4-クロロ-2-メチルキナゾリン-8-カルボキサミドを用いて、実施例27の製造に関して記載した手順により化合物を合成した。 LC-MS (M + H = 380, 観測値 = 380)。
【0222】
【化56】
【0223】
トランスラセミ体の2-エチル-4-((4-(3-フルオロフェニル)ピペリジン-3-イル)アミノ)キナゾリン-8-カルボキサミド (38)
IC
50p70S6K [uM]: 0.0017
トランスラセミ体のtert-ブチル3-アミノ-4-(3-フルオロフェニル)ピペリジン-1-カルボキシレート及び4-クロロ-2-エチルキナゾリン-8-カルボキサミドを用いて、実施例27の製造に関して記載した手順により化合物を合成した。 LC-MS (M + H = 394, 観測値 = 394)。
【0224】
【化57】
【0225】
トランスラセミ体の2-エチル-4-((4-フェニルピペリジン-3-イル)アミノ)キナゾリン-8-カルボキサミド (39)
IC
50p70S6K [uM]: 0.0048
トランスラセミ体のtert-ブチル3-アミノ-4-フェニルピペリジン-1-カルボキシレート及び4-クロロ-2-エチルキナゾリン-8-カルボキサミドを用いて、実施例27の製造に関して記載した手順により化合物を合成した。 LC-MS (M + H = 376, 観測値 = 376)。
【0226】
【化58】
【0227】
トランスラセミ体の2-メチル-4-((4-フェニルピペリジン-3-イル)アミノ)キナゾリン-8-カルボキサミド (40)
IC
50p70S6K [uM]: 0.0064
トランスラセミ体のtert-ブチル3-アミノ-4-フェニルピペリジン-1-カルボキシレート及び4-クロロ-2-メチルキナゾリン-8-カルボキサミドを用いて、実施例27の製造に関して記載した手順により化合物を合成した。
LC-MS (M + H = 362, 観測値 = 362)。
【0228】
【化59】
【0229】
トランスラセミ体の4-((4-フェニルピペリジン-3-イル)アミノ)キノリン-8-カルボキサミド (41)
トランスラセミ体のtert-ブチル3-アミノ-4-フェニルピペリジン-1-カルボキシレート及びエチル4-クロロ-8-シアノキノリン-3-カルボキシレートを用いて、実施例19の製造に関して記載した手順により化合物を合成した。 LC-MS (M + H = 347, 観測値 = 347)。
【0230】
【化60】
【0231】
トランスラセミ体のエチル8-カルバモイル-4-(4-フェニルピペリジン-3-イル)アミノ)キノリン-3-カルボキシレート (42)
トランスラセミ体のtert-ブチル3-アミノ-4-フェニルピペリジン-1-カルボキシレート及び4-クロロ-8-シアノキノリン-3-エチルエステルを用いて、実施例19の製造に関して記載した手順により化合物を合成した。
LC-MS (M + H = 419, 観測値 = 419)。
【0232】
【化61】
【0233】
トランスラセミ体の8-カルバモイル-4-((4-フェニルピペリジン-3-イル)アミノ)キノリン-3-カルボン酸 (43)
トランスラセミ体のtert-ブチル3-アミノ-4-フェニルピペリジン-1-カルボキシレート及び4-クロロ-8-シアノキノリン-3-カルボン酸を用いて、実施例19の製造に関して記載した手順により化合物を合成した。LC-MS (M + H = 391, 観測値 = 391)。
【0234】
【化62】
【0235】
トランスラセミ体の4-(3-フルオロ-4-メチルフェニル)ピロリジン-3-イル)アミノ)キナゾリン-8-カルボキサミド (44)
tert-ブチル3-アミノ-4-(3-フルオロ-4-メチルフェニル)ピロリジン-1-カルボキシレート(ラセミ-トランス)及びメチル4-クロロキナゾリン-8-カルボキシレートを用いて、例2の製造に関して記載した手順により化合物を合成した。 LC-MS (M+1= 365, 観測値=365)。
【0236】
【化63】
【0237】
トランスラセミ体の4-(3-フルオロ-5-(トリフルオロメチル)フェニル)ピロリジン-3-イル)アミノ)キナゾリン-8-カルボキサミド (45)
IC
50p70S6K [nM]: 1.9
tert-ブチル3-アミノ-4-(3-フルオロ-5-(トリフルオロメチル)フェニル)ピロリジン-1-カルボキシレート(ラセミ-トランス)及びメチル4-クロロキナゾリン-8-カルボキシレートを用いて、実施例2の製造に関して記載した手順により化合物を合成した。 LC-MS (M+1= 419, 観測値=419)。
【0238】
【化64】
【0239】
4-(((3S,4R)-4-(3-フルオロ-5-(トリフルオロメチル)フェニル)ピロリジン-3-イル)アミノ)キナゾリン-8-カルボキサミド (46)
IC
50p70S6K [nM]: 2.6
化合物をキラルクロマトグラフィーにより4-(3-フルオロ-5-(トリフルオロメチル)フェニル)ピロリジン-3-イル)アミノ)キナゾリン-8-カルボキサミドから分離した(トランス-ラセミ体)。LC-MS (M+1= 419, 観測値=419)。
【0240】
【化65】
【0241】
4-(((3R,4S)-4-(3-フルオロ-5-(トリフルオロメチル)フェニル)ピロリジン-3-イル)アミノ)キナゾリン-8-カルボキサミド(47)
IC
50p70S6K [nM]: 160
化合物をキラルクロマトグラフィーにより4-(3-フルオロ-5-(トリフルオロメチル)フェニル)ピロリジン-3-イル)アミノ)キナゾリン-8-カルボキサミドから分離した(トランス-ラセミ体)。LC-MS (M+1= 419, 観測値=419)。
【0242】
【化66】
【0243】
トランスラセミ体の4-(3-(トリフルオロメチル)フェニル)ピロリジン-3-イル)アミノ)キナゾリン-8-カルボキサミド (48)
IC
50p70S6K [nM]: 1.7
tert-ブチル3-アミノ-4-(3-(トリフルオロメチル)フェニル)ピロリジン-1-カルボキシレート(ラセミ-トランス)及びメチル4-クロロキナゾリン-8-カルボキシレートを用いて、例2の製造に関して記載した手順により化合物を合成した。 LC-MS (M+1= 402, 観測値=402)。
【0244】
【化67】
【0245】
4-(((3S,4R)-4-(3-(トリフルオロメチル)フェニル)ピロリジン-3-イル)アミノ)キナゾリン-8-カルボキサミド (49)
IC
50p70S6K [nM]: 60
化合物をキラルクロマトグラフィーにより4-(3-(トリフルオロメチル)フェニル)ピロリジン-3-イル)アミノ)キナゾリン-8-カルボキサミドから分離した(トランス-ラセミ体)。 LC-MS (M+1= 402, 観測値=402)。
【0246】
【化68】
【0247】
4-(((3R,4S)-4-(3-(トリフルオロメチル)フェニル)ピロリジン-3-イル)アミノ)キナゾリン-8-カルボキサミド (50)
IC
50p70S6K [nM]: 3
化合物をキラルクロマトグラフィーにより4-(3-(トリフルオロメチル)フェニル)ピロリジン-3-イル)アミノ)キナゾリン-8-カルボキサミドから分離した(トランス-ラセミ体)。 LC-MS (M+1= 402, 観測値=402)。
【0248】
【化69】
【0249】
シスラセミ体の 4-(3-(トリフルオロメチル)フェニル)ピロリジン-3-イル)アミノ)キナゾリン-8-カルボキサミド (51)
tert-ブチル3-アミノ-4-(3-(トリフルオロメチル)フェニル)ピロリジン-1-カルボキシレート(シス-ラセミ)及びメチル4-クロロキナゾリン-8-カルボキシレートを用いて、例2の製造に関して記載した手順により化合物を合成した。LC-MS (M+1= 402, 観測値=402)。
【0250】
【化70】
【0251】
トランスラセミ体の4-(4-(トリフルオロメチル)フェニル)ピロリジン-3-イル)アミノ)キナゾリン-8-カルボキサミド (52)
IC
50p70S6K [nM]: 6.5
tert-ブチル3-アミノ-4-(4-(トリフルオロメチル)フェニル)ピロリジン-1-カルボキシレート(ラセミ-トランス)及びメチル4-クロロキナゾリン-8-カルボキシレートを用いて、例2の製造に関して記載した手順により化合物を合成した。LC-MS (M+1= 402, 観測値=402)。
【0252】
【化71】
【0253】
4-(((3R,4S)-4-(4-(トリフルオロメチル)フェニル)ピロリジン-3-イル)アミノ)キナゾリン-8-カルボキサミド (53)
IC
50p70S6K [nM]: 66
化合物をキラルクロマトグラフィーにより4-(4-(トリフルオロメチル)フェニル)ピロリジン-3-イル)アミノ)キナゾリン-8-カルボキサミドから分離した (トランス-ラセミ体)。 LC-MS (M+1= 402, 観測値=402)。
【0254】
【化72】
【0255】
4-(((3R,4R)-4-(4-(トリフルオロメチル)フェニル)ピロリジン-3-イル)アミノ)キナゾリン-8-カルボキサミド(54)
IC
50p70S6K [nM]: 1.3
化合物をキラルクロマトグラフィーにより4-(4-(トリフルオロメチル)フェニル)ピロリジン-3-イル)アミノ)キナゾリン-8-カルボキサミドから分離した(トランス-ラセミ体)。LC-MS (M+1= 402, 観測値=402)。
【0256】
【化73】
【0257】
シスラセミ体の4-(3-(トリフルオロメトキシ)フェニル)ピロリジン-3-イル)アミノ)キナゾリン-8-カルボキサミド (55)
IC
50p70S6K [nM]: 9.0
tert-ブチル3-アミノ-4-(3-(トリフルオロメトキシ)フェニル)ピロリジン-1-カルボキシレート(シス-トランス)及びメチル4-クロロキナゾリン-8-カルボキシレートを用いて、実施例2の製造に関して記載した手順により化合物を合成した。LC-MS (M+1= 418, 観測値=418)。
【0258】
【化74】
【0259】
トランスラセミ体の4-(3-(トリフルオロメトキシ)フェニル)ピロリジン-3-イル)アミノ)キナゾリン-8-カルボキサミド (56)
IC
50p70S6K [nM]: 2.4
tert-ブチル3-アミノ-4-(3-(トリフルオロメトキシ)フェニル)ピロリジン-1-カルボキシレート(ラセミ-トランス)及びメチル4-クロロキナゾリン-8-カルボキシレートを用いて、実施例2の製造に関して記載した手順により化合物を合成した。 LC-MS (M+1= 418, 観測値=418)。
【0260】
【化75】
【0261】
4-(((3R,4S)-4-(3-(トリフルオロメトキシ)フェニル)ピロリジン-3-イル)アミノ)キナゾリン-8-カルボキサミド)(57)
IC
50p70S6K [nM]: 2.1
化合物をキラルクロマトグラフィーにより4-(3-(トリフルオロメトキシ)フェニル)ピロリジン-3-イル)アミノ)キナゾリン-8-カルボキサミドから分離した(トランス-ラセミ体)。 LC-MS (M+1= 418, 観測値=418)。
【0262】
【化76】
【0263】
4-(((3R,4R)-4-(3-(トリフルオロメトキシ)フェニル)ピロリジン-3-イル)アミノ)キナゾリン-8-カルボキサミド(58)
IC
50p70S6K [nM]: 0.98
化合物をキラルクロマトグラフィーにより4-(3-(トリフルオロメトキシ)フェニル)ピロリジン-3-イル)アミノ)キナゾリン-8-カルボキサミドから分離した(トランス-ラセミ体)。 LC-MS (M+1= 418, 観測値=418)。
【0264】
【化77】
【0265】
トランスラセミ体の4-(4-(トリフルオロメトキシ)フェニル)ピロリジン-3-イル)アミノ)キナゾリン-8-カルボキサミド (59)
IC
50p70S6K [nM]: 1.7
tert-ブチル3-アミノ-4-(4-(トリフルオロメトキシ)フェニル)ピロリジン-1-カルボキシレート (ラセミ-トランス)及びメチル4-クロロキナゾリン-8-カルボキシレートを用いて、実施例2の製造に関して記載した手順により化合物を合成した。LC-MS (M+1= 418, 観測値=418)。
【0266】
【化78】
【0267】
4-(((3R,4S)-4-(4-(トリフルオロメトキシ)フェニル)ピロリジン-3-イル)アミノ)キナゾリン-8-カルボキサミド (60)
IC
50p70S6K [nM]: 120
化合物をキラルクロマトグラフィーにより4-(4-(トリフルオロメトキシ)フェニル)ピロリジン-3-イル)アミノ)キナゾリン-8-カルボキサミドから分離した(トランス-ラセミ体)。LC-MS (M+1= 418, 観測値=418)。
【0268】
【化79】
【0269】
4-(((3S,4R)-4-(4-(トリフルオロメトキシ)フェニル)ピロリジン-3-イル)アミノ)キナゾリン-8-カルボキサミド (61)
IC
50p70S6K [nM]: 1.5
化合物をキラルクロマトグラフィーにより4-(4-(トリフルオロメトキシ)フェニル)ピロリジン-3-イル)アミノ)キナゾリン-8-カルボキサミドから分離した (トランス-ラセミ体)。 LC-MS (M+1= 418, 観測値=418)。
【0270】
【化80】
【0271】
4-(((3S,4R)-4-(3-フルオロ-4-メトキシフェニル)ピロリジン-3-イル)アミノ)キナゾリン-8-カルボキサミド (62)
IC
50p70S6K [nM]: 1.5
化合物をキラルクロマトグラフィーにより4-(3-フルオロ-4-メトキシフェニル)ピロリジン-3-イル)アミノ)キナゾリン-8-カルボキサミドから分離した(トランス-ラセミ体)。 LC-MS (M+1= 382, 観測値=382)。
【0272】
【化81】
【0273】
4-(((3R,4S)-4-(3-フルオロ-4-メトキシフェニル)ピロリジン-3-イル)アミノ)キナゾリン-8-カルボキサミド (63)
IC
50p70S6K [nM]: 810
化合物をキラルクロマトグラフィーにより4-(3-フルオロ-4-メトキシフェニル)ピロリジン-3-イル)アミノ)キナゾリン-8-カルボキサミドから分離した(トランス-ラセミ体)。 LC-MS (M+1= 382, 観測値=382)。
【0274】
【化82】
【0275】
4-(((3R,4S)-4-(3-クロロフェニル)ピロリジン-3-イル)アミノ)キナゾリン-8-カルボキサミド (64)
化合物をキラルクロマトグラフィーにより4-(3-クロロフェニル)ピロリジン-3-イル)アミノ)キナゾリン-8-カルボキサミドから分離した(トランス-ラセミ体)。 LC-MS (M+1= 367, 観測値=367)。
【0276】
【化83】
【0277】
4-(((3R,4S)-4-(2-クロロフェニル)ピロリジン-3-イル)アミノ)キナゾリン-8-カルボキサミド (65)
IC
50p70S6K [nM]: 340
化合物をキラルクロマトグラフィーにより4-(2-クロロフェニル)ピロリジン-3-イル)アミノ)キナゾリン-8-カルボキサミドから分離した(トランス-ラセミ体)。LC-MS (M+1= 367, 観測値=367)。
【0278】
【化84】
【0279】
4-(((3S,4R)-4-(2-クロロフェニル)ピロリジン-3-イル)アミノ)キナゾリン-8-カルボキサミド (66)
IC
50p70S6K [nM]: 1.4
化合物をキラルクロマトグラフィーにより4-(2-クロロフェニル)ピロリジン-3-イル)アミノ)キナゾリン-8-カルボキサミドから分離した(トランス-ラセミ体)。 LC-MS (M+1= 367, 観測値=367)。
【0280】
【化85】
【0281】
4-(((3S,4R)-4-(3-フルオロフェニル)ピロリジン-3-イル)アミノ)キナゾリン-8-カルボキサミド (67)
IC
50p70S6K [nM]: 1.54
化合物をキラルクロマトグラフィーにより4-(3-フルオロフェニル)ピロリジン-3-イル)アミノ)キナゾリン-8-カルボキサミドから分離した(トランス-ラセミ体)。
LC-MS (M+1= 352, 観測値=352)。
【0282】
【化86】
【0283】
4-(((3R,4S)-4-(3-フルオロフェニル)ピロリジン-3-イル)アミノ)キナゾリン-8-カルボキサミド (68)
IC
50p70S6K [nM]: 48
化合物をキラルクロマトグラフィーにより4-(3-フルオロフェニル)ピロリジン-3-イル)アミノ)キナゾリン-8-カルボキサミドから分離した (トランス-ラセミ体)。
LC-MS (M+1= 352, 観測値=352)。
【0284】
【化87】
【0285】
トランスラセミ体の4-(キノリン-6-イル)ピロリジン-3-イル)アミノ)キナゾリン-8-カルボキサミド (69)
IC
50p70S6K [nM]: 3.2
tert-ブチル3-アミノ-4-(キノリン-6-イル)ピロリジン-1-カルボキシレート (ラセミ-トランス)及びメチル 4-クロロキナゾリン-8-カルボキシレートを用いて、実施例2の製造に関して記載した手順により化合物を合成した。
LC-MS (M+1= 385, 観測値=385)。
【0286】
【化88】
【0287】
4-(((3R,4S)-4-(キノリン-6-イル)ピロリジン-3-イル)アミノ)キナゾリン-8-カルボキサミド (70)
IC
50p70S6K [nM]: 3.3
化合物をキラルクロマトグラフィーにより4-(キノリン-6-イル)ピロリジン-3-イル)アミノ)キナゾリン-8-カルボキサミドから分離した (トランス-ラセミ体)。 LC-MS (M+1= 385, 観測値=385)。
【0288】
【化89】
【0289】
4-(((3S,4R)-4-(キノリン-6-イル)ピロリジン-3-イル)アミノ)キナゾリン-8-カルボキサミド(71)
IC
50p70S6K [nM]: 62
化合物をキラルクロマトグラフィーにより4-(キノリン-6-イル)ピロリジン-3-イル)アミノ)キナゾリン-8-カルボキサミドから分離した。
LC-MS (M+1= 385, 観測値=385)。
【0290】
【化90】
【0291】
4-(((3R,4S)-4-(3-メトキシフェニル)ピロリジン-3-イル)アミノ)キナゾリン-8-カルボキサミド (72)
IC
50p70S6K [nM]: 360
上記化合物をキラルクロマトグラフィーにより化合物、トランスラセミ体の4-(3-メトキシフェニル)ピロリジン-3-イル)アミノ)キナゾリン-8-カルボキサミドから分離した。 LC-MS (M+1= 364, 観測値=364)。
【0292】
【化91】
【0293】
4-(((3S,4R)-4-(3-メトキシフェニル)ピロリジン-3-イル)アミノ)キナゾリン-8-カルボキサミド (73)
IC
50p70S6K [nM]: 6.4
上記化合物をキラルクロマトグラフィーにより化合物、トランスラセミ体の4-(3-メトキシフェニル)ピロリジン-3-イル)アミノ)キナゾリン-8-カルボキサミドから分離した。LC-MS (M+1= 364, 観測値=364)。
【0294】
【化92】
【0295】
トランスラセミ体の4-(4-フルオロ-3-メチルフェニル)ピロリジン-3-イル)アミノ)キナゾリン-8-カルボキサミド (74)
IC
50p70S6K [nM]: 8.8
tert-ブチル3-アミノ-4-(4-フルオロ-3-メチルフェニル)ピロリジン-1-カルボキシレート(ラセミ-トランス)及びメチル4-クロロキナゾリン-8-カルボキシレートを用いて、実施例2の製造に関して記載した手順により化合物を合成した。 LC-MS (M+1= 366, 観測値=366)。
【0296】
【化93】
【0297】
4-(((3R,4S)-4-(4-フルオロ-3-メチルフェニル)ピロリジン-3-イル)アミノ)キナゾリン-8-カルボキサミド(75)
IC
50p70S6K [nM]: 64
化合物をキラルクロマトグラフィーによりトランスラセミ体の4-(4-フルオロ-3-メチルフェニル)ピロリジン-3-イル)アミノ)キナゾリン-8-カルボキサミドから分離した。 LC-MS (M+1= 366, 観測値=366)。
【0298】
【化94】
【0299】
4-(((3S,4R)-4-(4-フルオロ-3-メチルフェニル)ピロリジン-3-イル)アミノ)キナゾリン-8-カルボキサミド (76)
IC
50p70S6K [nM]: 3.4
化合物をキラルクロマトグラフィーによりトランスラセミ体の4-(4-フルオロ-3-メチルフェニル)ピロリジン-3-イル)アミノ)キナゾリン-8-カルボキサミドから分離した。LC-MS (M+1= 366, 観測値=366)。
【0300】
【化95】
【0301】
トランスラセミ体の4-(ナフタレン-1-イル)ピロリジン-3-イル)アミノ)キナゾリン-8-カルボキサミド (77)
tert-ブチル3-アミノ-4-(ナフタレン-1-イル)ピロリジン-1-カルボキシレート (ラセミ-トランス)及びメチル4-クロロキナゾリン-8-カルボキシレートから分離した。LC-MS (M+1= 384, 観測値=384)。
【0302】
【化96】
【0303】
4-(((3R,4S)-4-(ナフタレン-1-イル)ピロリジン-3-イル)アミノ)キナゾリン-8-カルボキサミド (78)
化合物をキラルクロマトグラフィーによりトランスラセミ体の4-(ナフタレン-1-イル)ピロリジン-3-イル)アミノ)キナゾリン-8-カルボキサミドから分離した。 LC-MS (M+1= 384, 観測値=384)。
【0304】
【化97】
【0305】
4-(((3S,4R)-4-(ナフタレン-1-イル)ピロリジン-3-イル)アミノ)キナゾリン-8-カルボキサミド (79)
IC
50p70S6K [nM]: 1.2
化合物をキラルクロマトグラフィーによりトランスラセミ体の4-(ナフタレン-1-イル)ピロリジン-3-イル)アミノ)キナゾリン-8-カルボキサミドから分離した。 LC-MS (M+1= 384, 観測値=384)。
【0306】
【化98】
【0307】
4-(((3R,4S)-4-(ナフタレン-2-イル)ピロリジン-3-イル)アミノ)キナゾリン-8-カルボキサミド (80)
IC
50p70S6K [nM]: 24
化合物をキラルクロマトグラフィーによりトランスラセミ体の4-(ナフタレン-2-イル)ピロリジン-3-イル)アミノ)キナゾリン-8-カルボキサミドから分離した。 LC-MS (M+1= 384, 観測値=384)。
【0308】
【化99】
【0309】
4-(((3S,4R)-4-(ナフタレン-2-イル)ピロリジン-3-イル)アミノ)キナゾリン-8-カルボキサミド (81)
上記化合物をキラルクロマトグラフィーによりそのトランスラセミ体の化合物である4-(ナフタレン-2-イル)ピロリジン-3-イル)アミノ)キナゾリン-8-カルボキサミドから分離した。 LC-MS (M+1= 384, 観測値=384)。
【0310】
【化100】
【0311】
トランスラセミ体の4-(3-フルオロフェニル)ピロリジン-3-イル)アミノ)-2-メチルキナゾリン-8-カルボキサミド (82)
tert-ブチル3-アミノ-4-(3-フルオロフェニル)ピロリジン-1-カルボキシレート(ラセミ-トランス)及びメチル4-クロロ-2-メチルキナゾリン-8-カルボキシレートを用いて、実施例2の製造に関して記載した手順により化合物を合成した。LC-MS (M+1= 366, 観測値=366)。
【0312】
【化101】
【0313】
4-(((3R,4S)-4-(3-フルオロフェニル)ピロリジン-3-イル)アミノ)-2-メチルキナゾリン-8-カルボキサミド(83)
IC
50p70S6K [nM]: 160
化合物をキラルクロマトグラフィーによりトランスラセミ体の4-(3-フルオロフェニル)ピロリジン-3-イル)アミノ)-2-メチルキナゾリン-8-カルボキサミドから分離した。 LC-MS (M+1= 366, 観測値=366)。
【0314】
【化102】
【0315】
4-(((3S,4R)-4-(3-フルオロフェニル)ピロリジン-3-イル)アミノ)-2-メチルキナゾリン-8-カルボキサミド(84)
IC
50p70S6K [nM]: 1.7
化合物をキラルクロマトグラフィーによりトランスラセミ体の4-(3-フルオロフェニル)ピロリジン-3-イル)アミノ)-2-メチルキナゾリン-8-カルボキサミドから分離した。LC-MS (M+1= 366, 観測値=366)。
【0316】
【化103】
【0317】
トランスラセミ体の4-(3-ブロモフェニル)ピロリジン-3-イル)アミノ)キナゾリン-8-カルボキサミド (85)
IC
50p70S6K [nM]: 1.8
tert-ブチル3-アミノ-4-(3-ブロモフェニル)ピロリジン-1-カルボキシレート(ラセミ-トランス)及びメチル4-クロロキナゾリン-8-カルボキシレートを用いて、実施例2の製造に関して記載した手順により化合物を合成した。LC-MS (M+1= 411/413, 観測値=411/413)。
【0318】
【化104】
【0319】
シスラセミ体の4-(3-シアノフェニル)ピロリジン-3-イル)アミノ)キナゾリン-8-カルボキサミド (86)
IC
50p70S6K [nM]: 14
tert-ブチル3-アミノ-4-(3-シアノフェニル)ピロリジン-1-カルボキシレート(シス-ラセミ)及びメチル4-クロロキナゾリン-8-カルボキシレートを用いて、実施例2の製造に関して記載した手順により化合物を合成した。LC-MS (M+1= 359, 観測値=359)。
【0320】
【化105】
【0321】
4-(((3R,4S)-4-(3-シアノフェニル)ピロリジン-3-イル)アミノ)キナゾリン-8-カルボキサミド (87)
IC
50p70S6K [nM]: 81
化合物をキラルクロマトグラフィーによりトランスラセミ体の4-(3-シアノフェニル)ピロリジン-3-イル)アミノ)キナゾリン-8-カルボキサミドから分離した。
LC-MS (M+1= 359, 観測値=359)。
【0322】
【化106】
【0323】
4-(((3S,4R)-4-(3-シアノフェニル)ピロリジン-3-イル)アミノ)キナゾリン-8-カルボキサミド (88)
IC
50p70S6K [nM]: 2.4
化合物をキラルクロマトグラフィーによりトランスラセミ体の4-(3-シアノフェニル)ピロリジン-3-イル)アミノ)キナゾリン-8-カルボキサミドから分離した。
LC-MS (M+1= 359, 観測値=359)。
【0324】
【化107】
【0325】
トランスラセミ体の4-(2,3-ジヒドロベンゾフラン-5-イル)ピロリジン-3-イル)アミノ)キナゾリン-8-カルボキサミド (89)
IC
50p70S6K [nM]: 3.2
tert-ブチル3-アミノ-4-(2,3-ジヒドロベンゾフラン-5-イル)ピロリジン-1-カルボキシレート及びメチル4-クロロキナゾリン-8-カルボキシレートを用いて、実施例2の製造に関して記載した手順により化合物を合成した。
LC-MS (M+1= 376, 観測値=376)。
【0326】
【化108】
【0327】
4-(((3R,4S)-4-(2,3-ジヒドロベンゾフラン-5-イル)ピロリジン-3-イル)アミノ)キナゾリン-8-カルボキサミド (90)
IC
50p70S6K [nM]: 4
化合物をキラルクロマトグラフィーによりそのトランスラセミ化合物である4-(2,3-ジヒドロベンゾフラン-5-イル)ピロリジン-3-イル)アミノ)キナゾリン-8-カルボキサミドから分離した。 LC-MS (M+1= 376, 観測値=376)。
【0328】
【化109】
【0329】
4-(((3S,4R)-4-(2,3-ジヒドロベンゾフラン-5-イル)ピロリジン-3-イル)アミノ)キナゾリン-8-カルボキサミド (91)
IC
50p70S6K [nM]: 53
化合物をキラルクロマトグラフィーによりそのトランスラセミ化合物である4-(2,3-ジヒドロベンゾフラン-5-イル)ピロリジン-3-イル)アミノ)キナゾリン-8-カルボキサミドから分離した。LC-MS (M+1= 376, 観測値=376)。
【0330】
【化110】
【0331】
トランスラセミ体の4-(3-フルオロ-2-メチルフェニル)ピロリジン-3-イル)アミノ)キナゾリン-8-カルボキサミド (92)
IC
50p70S6K [nM]: 2
tert-ブチル3-アミノ-4-(3-フルオロ-2-メチルフェニル)ピロリジン-1-カルボキシレート(ラセミ-トランス)及びメチル4-クロロキナゾリン-8-カルボキシレートを用いて、実施例2の製造に関して記載した手順により化合物を合成した。LC-MS (M+1= 366, 観測値=366)。
【0332】
【化111】
【0333】
4-(((3R,4S)-4-(3-フルオロ-2-メチルフェニル)ピロリジン-3-イル)アミノ)キナゾリン-8-カルボキサミド(93)
IC
50p70S6K [nM]: 1.2
化合物をキラルクロマトグラフィーによりトランスラセミ体の4-(3-フルオロ-2-メチルフェニル)ピロリジン-3-イル)アミノ)キナゾリン-8-カルボキサミドから分離した。
LC-MS (M+1= 366, 観測値=366)。
【0334】
【化112】
【0335】
4-(((3S,4R)-4-(3-フルオロ-2-メチルフェニル)ピロリジン-3-イル)アミノ)キナゾリン-8-カルボキサミド (94)
IC
50p70S6K [nM]: 52
化合物をキラルクロマトグラフィーによりトランスラセミ体の4-(3-フルオロ-2-メチルフェニル)ピロリジン-3-イル)アミノ)キナゾリン-8-カルボキサミドから分離した。
LC-MS (M+1= 366, 観測値=366)。
【0336】
【化113】
【0337】
4-(((3R,4S)-4-(3-クロロフェニル)ピロリジン-3-イル)アミノ)キナゾリン-8-カルボキサミド(95)
IC
50p70S6K [nM]: 48
化合物をキラルクロマトグラフィーによりトランスラセミ体の4-(3-クロロフェニル)ピロリジン-3-イル)アミノ)キナゾリン-8-カルボキサミドから分離した。
LC-MS (M+1= 367, 観測値=367)。
【0338】
【化114】
【0339】
4-(((3S,4R)-4-(4-メトキシフェニル)ピロリジン-3-イル)アミノ)キナゾリン-8-カルボキ サミド (96)
IC
50p70S6K [nM]: 4.1
化合物をキラルクロマトグラフィーによりトランスラセミ体の4-(4-メトキシフェニル)ピロリジン-3-イル)アミノ)キナゾリン-8-カルボキサミドから分離した。
LC-MS (M+1= 364, 観測値=364)。
【0340】
【化115】
【0341】
4-(((3R,4S)-4-(4-メトキシフェニル)ピロリジン-3-イル)アミノ)キナゾリン-8-カルボキサミド(97)
IC
50p70S6K [nM]: 81
化合物をキラルクロマトグラフィーによりトランスラセミ体の4-(4-メトキシフェニル)ピロリジン-3-イル)アミノ)キナゾリン-8-カルボキサミドから分離した。
LC-MS (M+1= 364, 観測値=364)。
【0342】
【化116】
【0343】
トランスラセミ体の2-クロロフェニル)ピロリジン-3-イル)アミノ)-2-メチルキナゾリン-8-カルボキサミド (98)
IC
50p70S6K [nM]: 2.7
tert-ブチル3-アミノ-4-(2-クロロフェニル)ピロリジン-1-カルボキシレート及びメチル4-クロロ-2-メチルキナゾリン-8-カルボキシレートを用いて、実施例2の製造に関して記載した手順により化合物を合成した。LC-MS (M+1= 381, 観測値=381)。
【0344】
【化117】
【0345】
トランスラセミ体の4-(4-クロロ-3-フルオロフェニル)ピロリジン-3-イル)アミノ)キナゾリン-8-カルボキサミド(99)
IC
50p70S6K [nM]: .088
tert-ブチル3-アミノ-4-(4-クロロ-3-フルオロフェニル)ピロリジン-1-カルボキシレート及びメチル4-クロロキナゾリン-8-カルボキシレートを用いて、実施例2の製造に関して記載した手順により化合物を合成した。LC-MS (M+1= 314, 観測値=314)。
【0346】
【化118】
【0347】
トランスラセミ体の4-(3-クロロ-4-フルオロフェニル)ピロリジン-3-イル)アミノ)キナゾリン-8-カルボキサミド (100)
IC
50p70S6K [nM]: 1.4
tert-ブチル3-アミノ-4-(3-クロロ-4-フルオロフェニル)ピロリジン-1-カルボキシレート及びメチル4-クロロキナゾリン-8-カルボキシレートを用いて、実施例2の製造に関して記載した手順により化合物を合成した。 LC-MS (M+1= 314, 観測値=314)。
【0348】
【化119】
【0349】
4-(((3S,4R)-4-(4-クロロ-3-フルオロフェニル)ピロリジン-3-イル)アミノ)キナゾリン-8-カルボキサミド(101)
IC
50p70S6K [nM]: 1.1
化合物をキラルクロマトグラフィーによりトランスラセミ体の4-(4-クロロ-3-フルオロフェニル)ピロリジン-3-イル)アミノ)キナゾリン-8-カルボキサミドから分離した。 LC-MS (M+1= 314, 観測値=314)。
【0350】
【化120】
【0351】
トランスラセミ体の4-(3-フルオロ-4-メトキシフェニル)ピロリジン-3-イル)アミノ)キナゾリン-8-カルボキサミド (102)
IC
50p70S6K [nM]: 2.9
tert-ブチル3-アミノ-4-(3-フルオロ-4-メトキシフェニル)ピロリジン-1-カルボキシレート及びメチル4-クロロキナゾリン-8-カルボキシレートを用いて、実施例2の製造に関して記載した手順により化合物を合成した。LC-MS (M+1= 311, 観測値=311)。
【0352】
【化121】
【0353】
トランスラセミ体の4-(4-クロロ-3-フルオロフェニル)ピロリジン-3-イル)アミノ)-2-メチルキナゾリン-8-カルボキサミド (103)
IC
50p70S6K [nM]: 1.8
tert-ブチル3-アミノ-4-(4-クロロ-3-フルオロフェニル)ピロリジン-1-カルボキシレート及びメチル4-クロロ-2-メチルキナゾリン-8-カルボキシレートを用いて、実施例2の製造に関して記載した手順により化合物を合成した。 LC-MS (M+1= 401, 観測値=401)。
【0354】
【化122】
【0355】
トランスラセミ体の2-エチル-4-(((3S,4R)-4-(3-フルオロフェニル)ピロリジン-3-イル)アミノ)キナゾリン-8-カルボキサミド(104)
化合物をキラルクロマトグラフィーによりトランスラセミ体の4-(4-クロロ-3-フルオロフェニル)ピロリジン-3-イル)アミノ)-2-エチルキナゾリン-8-カルボキサミドから分離した。LC-MS (M+1= 380, 観測値=380)。
【0356】
【化123】
【0357】
トランスラセミ体の4-(((3R,4S)-4-(2,4,5-トリフルオロフェニル)ピロリジン-3-イル)アミノ)キナゾリン-8-カルボキサミド (105)
IC
50p70S6K [nM]: 420
上記化合物をキラルクロマトグラフィーによりそのトランスラセミ化合物である4-(2,4,5-トリフルオロフェニル)ピロリジン-3-イル)アミノ)キナゾリン-8-カルボキサミドから分離した。 LC-MS (M+1= 388, 観測値=388)。
【0358】
【化124】
【0359】
4-(((3S,4R)-4-(2,4,5-トリフルオロフェニル)ピロリジン-3-イル)アミノ)キナゾリン-8-カルボキサミド (106)
IC
50p70S6K [nM]: 2.8
上記化合物をキラルクロマトグラフィーによりそのトランスラセミ化合物である4-(2,4,5-トリフルオロフェニル)ピロリジン-3-イル)アミノ)キナゾリン-8-カルボキサミドから分離した。 LC-MS (M+1= 388, 観測値=388)。
【0360】
【化125】
【0361】
トランスラセミ体の2-エチル-4-(3-フルオロフェニル)ピロリジン-3-イル)アミノ)キナゾリン-8-カルボキサミド (107)
IC
50p70S6K [nM]: 5.5
tert-ブチル3-アミノ-4-(3-フルオロフェニル)ピロリジン-1-カルボキシレート及びメチル4-クロロ-2-エチルキナゾリン-8-カルボキシレートを用いて、実施例2の製造に関して記載した手順により化合物を合成した。LC-MS (M+1= 380, 観測値=380)。
【0362】
【化126】
【0363】
2-エチル-4-(((3R,4S)-4-(3-フルオロフェニル)ピロリジン-3-イル)アミノ)キナゾリン-8-カルボキサミド (108)
化合物をキラルクロマトグラフィーによりトランスラセミ体の2-エチル-4-(3-フルオロフェニル)ピロリジン-3-イル)アミノ)キナゾリン-8-カルボキサミドから分離した。LC-MS (M+1= 380, 観測値=380)。
【0364】
【化127】
【0365】
トランスラセミ体の4-(3-クロロ-2-フルオロフェニル)ピロリジン-3-イル)アミノ)キナゾリン-8-カルボキサミド (109)
IC
50p70S6K [nM]: 2.1
tert-ブチル3-アミノ-4-(3-クロロ-2-フルオロフェニル)ピロリジン-1-カルボキシレート及びメチル4-クロロキナゾリン-8-カルボキシレートを用いて、実施例2の製造に関して記載した手順により化合物を合成した。LC-MS (M+1= 385, 観測値=385)。
【0366】
【化128】
【0367】
トランスラセミ体の4-(ナフタレン-2-イル)ピロリジン-3-イル)アミノ)キナゾリン-8-カルボキサミド (110)
IC
50p70S6K [nM]: 1.54
tert-ブチル3-アミノ-4-(ナフタレン-2-イル)ピロリジン-1-カルボキシレート及びメチル4-クロロキナゾリン-8-カルボキシレートを用いて、実施例2の製造に関して記載した手順により化合物を合成した。 LC-MS (M+1= 384, 観測値=384)。
【0368】
【化129】
【0369】
トランスラセミ体の4-(4-(メチルスルホニル)フェニル)ピロリジン-3-イル)アミノ)キナゾリン-8-カルボキサミド (111)
IC
50p70S6K [nM]: 7.5
tert-ブチル3-アミノ-4-(4-(メチルスルホニル)フェニル)ピロリジン-1-カルボキシレート及びメチル4-クロロキナゾリン-8-カルボキシレートを用いて、実施例2の製造に関して記載した手順により化合物を合成した。LC-MS (M+1= 412, 観測値=412)。
【0370】
【化130】
【0371】
4-(((3R,4S)-4-(4-クロロ-3-フルオロフェニル)ピロリジン-3-イル)アミノ)キナゾリン-8-カルボキサミド(112)
IC
50p70S6K [nM]: 330
上記化合物をキラルクロマトグラフィーによりトランスラセミ化合物である4-(4-クロロ-3-フルオロフェニル)ピロリジン-3-イル)アミノ)キナゾリン-8-カルボキサミドから分離した。 LC-MS (M+1= 385, 観測値=385)。
【0372】
【化131】
【0373】
トランスラセミ体の4-(4-クロロ-3-フルオロフェニル)ピロリジン-3-イル)アミノ)-2-エチルキナゾリン-8-カルボキサミド (113)
ブチル3-アミノ-4-(4-クロロ-3-フルオロフェニル)ピロリジン-1-カルボキシレート及びメチル4-クロロ-2-エチルキナゾリン-8-カルボキシレートを用いて、実施例2の製造に関して記載した手順により化合物を合成した。 LC-MS (M+1= 413, 観測値=413)。
【0374】
【化132】
【0375】
トランスラセミ体の4-(3-クロロ-5-フルオロフェニル)ピロリジン-3-イル)アミノ)キナゾリン-8-カルボキサミド (114)
IC
50p70S6K [nM]: 1.5
tert-ブチル3-アミノ-4-(3-クロロ-5-フルオロフェニル)ピロリジン-1-カルボキシレート及びメチル4-クロロキナゾリン-8-カルボキシレートを用いて、実施例2の製造に関して記載した手順により化合物を合成した。 LC-MS (M+1= 385, 観測値=385)。
【0376】
【化133】
【0377】
トランスラセミ体の6-フルオロ-4-(((3R,4S)-4-(4-(トリフルオロメチル)フェニル)ピロリジン-3-イル)アミノ)キナゾリン-8-カルボキサミド (115)
tert-ブチル3-アミノ-4-(3-クロロ-5-フルオロフェニル)ピロリジン-1-カルボキシレート及びメチル4-クロロ-6-フルオロキナゾリン-8-カルボキシレートを用いて、実施例2の製造に関して記載した手順により化合物を合成した。 LC-MS (M+1= 420, 観測値=420)。
【0378】
【化134】
【0379】
トランスラセミ体の4-(2,3-ジフルオロフェニル)ピロリジン-3-イル)アミノ)キナゾリン-8-カルボキサミド (116)
IC
50p70S6K [nM]: 4.1
tert-ブチル3-アミノ-4-(2,3-ジフルオロフェニル)ピロリジン-1-カルボキシレート及びメチル4-クロロキナゾリン-8-カルボキシレートを用いて、実施例2の製造に関して記載した手順により化合物を合成した。LC-MS (M+1= 370, 観測値=370)。
【0380】
【化135】
【0381】
トランスラセミ体の4-(((3R,4S)-4-(3-(ピロリジン-1-イル)フェニル)ピロリジン-3-イル)アミノ)キナゾリン-8-カルボキサミド (117)
IC
50p70S6K [nM]: 5.9
tert-ブチル3-アミノ-4-(3-(ピロリジン-1-イル)フェニル)ピロリジン-1-カルボキシレート及びメチル4-クロロキナゾリン-8-カルボキシレートを用いて、実施例2の製造に関して記載した手順により化合物を合成した。 LC-MS (M+1= 403, 観測値=403)。
【0382】
【化136】
【0383】
トランスラセミ体の4-([1,1'-ビフェニル]-3-イル)ピロリジン-3-イル)アミノ)キナゾリン-8-カルボキサミド (118)
3-[8-(アミノカルボニル)キナゾリン-4-イル]アミノ-4-(3-ブロモフェニル)ピロリジン-1-カルボキシレート(トランス-ラセミ体) (15.00 mg; 0.03 mmol; 1.00 eq.)、フェニルボロン酸 (10.71 mg; 0.09 mmol; 3.00 eq.)、パラジウム (2+) ジアセテート(3.94 mg; 0.02 mmol; 0.60 eq.)、ジシクロヘキシル(2',6'-ジメトキシビフェニル2-イル)ホスフィン(12.02 mg; 0.03 mmol; 1.00 eq.)及び炭酸二カリウム (12.14 mg; 0.09 mmol; 3.00 eq.)のジオキサン1ml及び水0.1 ml中の反応混合物を、5mlマイクロ波チューブ中で120°Cで20分間マイクロ波炉中に入れた。LC-MSは変換が完了したことを示した。ろ過し、ろ過物から溶媒を除去し、そして残留物にメタノール 1ml、その後、塩化水素 (1.00 ml; 4.00 M; 4.00 mmol; 136.64 eq.) 1mlを添加し、2時間攪拌した。lc-MSは所望のものを示した。HPLCにより精製し、所望の生成物を回収した。
LC-MS (M+1= 411, 観測値=411)。
【0384】
【化137】
【0385】
トランスラセミ体の4-(4-フルオロ-3-(ピリジン-3-イル)フェニル)ピロリジン-3-イル)アミノ)キナゾリン-8-カルボキサミド (119)
IC
50p70S6K [nM]: 15
tert-ブチル3-((8-カルバモイルキナゾリン-4-イル)アミノ)-4-(3-クロロ-4-フルオロフェニル)ピロリジン-1-カルボキシレート(トランス-ラセミ体) をピリジン-3-イルボロン酸と組み合わせてを用いて、例118の製造に関して記載した手順により化合物を合成し、その後、bocを除去した。 LC-MS (M+1= 429, 観測値=429)。
【0386】
【化138】
【0387】
トランスラセミ体の4-(2-フルオロ-[1,1'-ビフェニル]-4-イル)ピロリジン-3-イル)アミノ)キナゾリン-8-カルボキサミド (120)
IC
50p70S6K [nM]: 1.4
tert-ブチル 3-((8-カルバモイルキナゾリン-4-イル)アミノ)-4-(4-クロロ-3-フルオロフェニル)ピロリジン-1-カルボキシレート (トランス-ラセミ体)をフェニルボロン酸と組み合わせてを用いて、例118の製造に関して記載した手順により化合物を合成し、その後、bocを除去した。LC-MS (M+1= 428, 観測値=428)。
【0388】
【化139】
【0389】
トランスラセミ体の4-(3-フルオロ-4-(ピリジン-3-イル)フェニル)ピロリジン-3-イル)アミノ)キナゾリン-8-カルボキサミド (121)
IC
50p70S6K [nM]: 6.0
tert-ブチル 3-((8-カルバモイルキナゾリン-4-イル)アミノ)-4-(4-クロロ-3-フルオロフェニル)ピロリジン-1-カルボキシレート (トランス-ラセミ体)をピリジン-3-イルボロン酸と組み合わせてを用いて、例118の製造に関して記載した手順により化合物を合成し、その後、bocを除去した。 LC-MS (M+1= 429, 観測値=429)。
【0390】
【化140】
【0391】
トランスラセミ体の2-エチル-4-((4-(トリフルオロメチル)フェニル)ピペリジン-3-イル)アミノ)キナゾリン-8-カルボキサミド (122)
トランスラセミ体のtert-ブチル3-アミノ-4-(3-(トリフルオロメチル)フェニル)ピペリジン-1-カルボキシレート及びメチル4-クロロ-2-エチルキナゾリン-8-カルボキシレートを用いて、実施例27の製造に関して記載した手順により化合物を合成した。LC-MS (M + H = 444, 観測値 = 444)。
【0392】
【化141】
【0393】
トランスラセミ体の4-(3,5-ジフルオロフェニル)ピペリジン-3-イル)アミノ)キナゾリン-8-カルボキサミド (123)
IC
50p70S6K [nM]: 2.3
トランスラセミ体のtert-ブチル3-アミノ-4-(3,5-ジフルオロフェニル)ピペリジン-1-カルボキシレート及びメチル4-クロロ-キナゾリン-8-カルボキシレートを用いて、実施例27の製造に関して記載した手順により化合物を合成した。LC-MS (M + H = 444, 観測値 = 444)。
【0394】
【化142】
【0395】
トランスラセミ体の1-メチル-4-フェニルピペリジン-3-イル)アミノ)キナゾリン-8-カルボキサミド (124) IC
50p70S6K [nM]: 22
4-フェニルピペリジン-3-イル]アミノキナゾリン-8-カルボキサミドトリフルオロアセテート(トランス-ラセミ体) (21.00 mg; 0.05 mmol; 1.00 eq.)、ギ酸(0.01 ml; 0.11 mmol; 2.50 eq.)及びホルムアルデヒド(0.00 ml; 0.05 mmol; 1.20 eq.)のエタノール中の反応混合物を80°Cで3時間攪拌した。LC-MSは純粋な所望の凍結乾燥した乾燥した所望の生成物を示した。 LC-MS (M + H = 408, 観測値 = 408)。
【0396】
【化143】
【0397】
トランスラセミ体の2-エチル-4-(3-(トリフルオロメチル)フェニル)ピペリジン-3-イル)アミノ)キナゾリン-8-カルボキサミド (125)
IC
50p70S6K [nM]: 3.9
トランス-ラセミtert-ブチル3-アミノ-4-(3-(トリフルオロメチル)フェニル)ピペリジン-1-カルボキシレート及びメチル4-クロロ-2-エチルキナゾリン-8-カルボキシレートを用いて、実施例27の製造に関して記載した手順により化合物を合成した。LC-MS (M + H = 444, 観測値 = 444)。
【0398】
【化144】
【0399】
トランスラセミ体の4-(3-メトキシフェニル)ピペリジン-3-イル)アミノ)-2-メチルキナゾリン-8-カルボキサミド (126)
IC
50p70S6K [nM]: 4.5
トランスラセミ体のtert-ブチル3-アミノ-4-(3-メトキシフェニル)ピペリジン-1-カルボキシレート及びメチル4-クロロ-2-メチルキナゾリン-8-カルボキシレートを用いて、実施例27の製造に関して記載した手順により化合物を合成した。 LC-MS (M + H = 392, 観測値 = 392)。
【0400】
【化145】
【0401】
トランスラセミ体の4-(4-(トリフルオロメチル)フェニル)ピペリジン-3-イル)アミノ)キナゾリン-8-カルボキサミド (127)
IC
50p70S6K [nM]: 2.0
トランスラセミ体のtert-ブチル3-アミノ-4-(4-(トリフルオロメチル)フェニル)ピペリジン-1-カルボキシレート及びメチル4-クロロ-キナゾリン-8-カルボキシレートを用いて、実施例27の製造に関して記載した手順により化合物を合成した。LC-MS (M + H = 416, 観測値 = 416)。
【0402】
【化146】
【0403】
4-(((3S,4S)-4-(4-(トリフルオロメチル)フェニル)ピペリジン-3-イル)アミノ)キナゾリン-8-カルボキサミド) (128)
IC
50p70S6K [nM]: 230
化合物をキラルクロマトグラフィーによりトランスラセミ体の4-(4-(トリフルオロメチル)フェニル)ピペリジン-3-イル)アミノ)キナゾリン-8-カルボキサミドから分離した。
LC-MS (M + H = 416, 観測値 = 416)。
【0404】
【化147】
【0405】
4-(((3R,4R)-4-(4-(トリフルオロメチル)フェニル)ピペリジン-3-イル)アミノ)キナゾリン-8-カルボキサミド(129)
IC
50p70S6K [nM]: 1.2
化合物をキラルクロマトグラフィーによりトランスラセミ体の4-(4-(トリフルオロメチル)フェニル)ピペリジン-3-イル)アミノ)キナゾリン-8-カルボキサミドから分離した。
LC-MS (M + H = 416, 観測値 = 416)。
【0406】
【化148】
【0407】
4-(((3R,4R)-4-(3-(トリフルオロメチル)フェニル)ピペリジン-3-イル)アミノ)キナゾリン-8-カルボキサミド(130)
IC
50p70S6K [nM]: 1.2
化合物をキラルクロマトグラフィーによりトランスラセミ体の4-(3-(トリフルオロメチル)フェニル)ピペリジン-3-イル)アミノ)キナゾリン-8-カルボキサミドから分離した。
LC-MS (M + H = 416, 観測値 = 416)。
【0408】
【化149】
【0409】
4-(((3S,4S)-4-(3-(トリフルオロメチル)フェニル)ピペリジン-3-イル)アミノ)キナゾリン-8-カルボキサミド (131)
IC
50p70S6K [nM]: 160
化合物をキラルクロマトグラフィーによりトランスラセミ体の4-(3-(トリフルオロメチル)フェニル)ピペリジン-3-イル)アミノ)キナゾリン-8-カルボキサミドから分離した。
LC-MS (M + H = 416, 観測値 = 416)。
【0410】
【化150】
【0411】
トランスラセミ体の4-(4-フルオロフェニル)ピペリジン-3-イル)アミノ)-2-メチルキナゾリン-8-カルボキサミド (132)
IC
50p70S6K [nM]: 5.4
トランスラセミ体のtert-ブチル3-アミノ-4-(4-フルオロフェニル)ピペリジン-1-カルボキシレート及びメチル4-クロロ-2 メチルキナゾリン-8-カルボキシレートを用いて、実施例27の製造に関して記載した手順により化合物を合成した。 LC-MS (M + H = 380, 観測値 = 380)。
【0412】
【化151】
【0413】
トランスラセミ体の2-エチル-4-(4-フルオロフェニル)ピペリジン-3-イル)アミノ)キナゾリン-8-カルボキサミド (133)
IC
50p70S6K [nM]: 3.6
トランスラセミ体のtert-ブチル3-アミノ-4-(4-フルオロフェニル)ピペリジン-1-カルボキシレート及びメチル4-クロロ-2-エチルキナゾリン-8-カルボキシレートを用いて、実施例27の製造に関して記載した手順により化合物を合成した。LC-MS (M + H = 394, 観測値 = 394)。
【0414】
【化152】
【0415】
トランスラセミ体の4-(4-フルオロフェニル)ピペリジン-3-イル)アミノ)-2-メチルキナゾリン-8-カルボキサミド (134)
IC
50p70S6K [nM]: 4.2
トランスラセミ体のtert-ブチル3-アミノ-4-(4-フルオロフェニル)ピペリジン-1-カルボキシレート及びメチル4-クロロ-2-メチルキナゾリン-8-カルボキシレートを用いて、実施例27の製造に関して記載した手順により化合物を合成した。LC-MS (M + H = 380, 観測値 = 380)。
【0416】
【化153】
【0417】
トランスラセミ体の4-(3-メトキシフェニル)ピペリジン-3-イル)アミノ)キナゾリン-8-カルボキサミド(135)
IC
50p70S6K [nM]: 4.3
トランスラセミ体のtert-ブチル3-アミノ-4-(3-メトキシフェニル)ピペリジン-1-カルボキシレート及びメチル4-クロロ-キナゾリン-8-カルボキシレートを用いて、実施例27の製造に関して記載した手順により化合物を合成した。LC-MS (M + H = 378, 観測値 = 378)。
【0418】
【化154】
【0419】
トランスラセミ体の4-(2-フルオロフェニル)ピペリジン-3-イル)アミノ)-2-メチルキナゾリン-8-カルボキサミド (136)
IC
50p70S6K [nM]: 210
トランスラセミ体のtert-ブチル3-アミノ-4-(2-フルオロフェニル)ピペリジン-1-カルボキシレート及びメチル4-クロロ-2-メチルキナゾリン-8-カルボキシレートを用いて、実施例27の製造に関して記載した手順により化合物を合成した。LC-MS (M + H = 380, 観測値 = 380)。
【0420】
【化155】
【0421】
トランスラセミ体の4-(3-フルオロ-4-メチルフェニル)ピペリジン-3-イル)アミノ)キナゾリン-8-カルボキサミド(137)
トランスラセミ体のtert-ブチル3-アミノ-4-(3-フルオロ-4-メチルフェニル)ピペリジン-1-カルボキシレート及びメチル4-クロロ-キナゾリン-8-カルボキシレートを用いて、実施例27の製造に関して記載した手順により化合物を合成した。 LC-MS (M + H = 380, 観測値 = 380)。
【0422】
【化156】
【0423】
トランスラセミ体の2-メチル-4-(((3R,4R)-4-(3-(トリフルオロメチル)フェニル)ピペリジン-3-イル)アミノ)キナゾリン-8- (138)
IC
50p70S6K [nM]: 2.7
トランスラセミ体のtert-ブチル3-アミノ-4-(3-(トリフルオロメチル)フェニル)ピペリジン-1-カルボキシレート及びメチル4-クロロ-2-メチルキナゾリン-8-カルボキシレートを用いて、実施例27の製造に関して記載した手順により化合物を合成した。LC-MS (M + H = 430, 観測値 = 431)。
【0424】
【化157】
【0425】
トランスラセミ体の4-(3,4-ジメトキシフェニル)ピペリジン-3-イル)アミノ)キナゾリン-8-カルボキサミド (139)
IC
50p70S6K [nM]: 18
トランスラセミ体のtert-ブチル3-アミノ-4-(3,4-ジメトキシフェニル)ピペリジン-1-カルボキシレート及びメチル4-クロロ-キナゾリン-8-カルボキシレートを用いて、実施例27の製造に関して記載した手順により化合物を合成した。LC-MS (M + H = 408, 観測値 = 408)。
【0426】
【化158】
【0427】
トランスラセミ体の4-(3-フルオロ-5-(トリフルオロメチル)フェニル)ピペリジン-3-イル)アミノ)キナゾリン-8-カルボキサミド (140)
IC
50p70S6K [nM]: 3.1
トランスラセミ体のtert-ブチル3-アミノ-4-(3-フルオロ-5-(トリフルオロメチル)フェニル)ピペリジン-1-カルボキシレート及びメチル4-クロロ-キナゾリン-8-カルボキシレートを用いて、実施例27の製造に関して記載した手順により化合物を合成した。 LC-MS (M + H = 434, 観測値 = 434)。
【0428】
【化159】
【0429】
トランスラセミ体の2-メチル-4-(4-(トリフルオロメチル)フェニル)ピペリジン-3-イル)アミノ)キナゾリン-8-カルボキサミド (141)
IC
50p70S6K [nM]: 2.9
トランスラセミ体のtert-ブチル3-アミノ-4-(4-(トリフルオロメチル)フェニル)ピペリジン-1-カルボキシレート及びメチル4-クロロ-2-メチルキナゾリン-8-カルボキシレートを用いて、実施例27の製造に関して記載した手順により化合物を合成した。 LC-MS (M + H = 430, 観測値 = 430)。
【0430】
【化160】
【0431】
トランスラセミ体の2-エチル-4-(2-フルオロフェニル)ピペリジン-3-イル)アミノ)キナゾリン-8-カルボキサミド(142)
IC
50p70S6K [nM]: 450
トランスラセミ体のtert-ブチル3-アミノ-4-(2-フルオロフェニル)ピペリジン-1-カルボキシレート及びメチル4-クロロ-2-エチルキナゾリン-8-カルボキシレートを用いて、実施例27の製造に関して記載した手順により化合物を合成した。LC-MS (M + H = 394, 観測値 = 394)。
【0432】
【化161】
【0433】
トランスラセミ体の4-(4-クロロフェニル)ピペリジン-3-イル)アミノ)キナゾリン-8-カルボキサミド(143)
トランスラセミ体のtert-ブチル3-アミノ-4-(4-クロロフェニル)ピペリジン-1-カルボキシレート及びメチル4-クロロ-キナゾリン-8-カルボキシレートを用いて、実施例27の製造に関して記載した手順により化合物を合成した。 LC-MS (M + H = 381, 観測値 = 381)。
【0434】
【化162】
【0435】
トランスラセミ体の2-エチル-4-(m-トリル)ピペリジン-3-イル)アミノ)キナゾリン-8-カルボキサミド (144)
IC
50p70S6K [nM]: 5.0
トランスラセミ体のtert-ブチル3-アミノ-4-(m-トリル)ピペリジン-1-カルボキシレート及びメチル4-クロロ-2-エチルキナゾリン-8-カルボキシレートを用いて、実施例27の製造に関して記載した手順により化合物を合成した。 LC-MS (M + H = 390, 観測値 = 390)。
【0436】
【化163】
【0437】
トランスラセミ体の4-((4-(3,5-ジメチルフェニル)ピペリジン-3-イル)アミノ)キナゾリン-8-カルボキサミド (145)
IC
50p70S6K [nM]: 10
トランスラセミ体のtert-ブチル3-アミノ-4-(3,5-ジメチルフェニル)ピペリジン-1-カルボキシレート及びメチル4-クロロキナゾリン-8-カルボキシレートを用いて、実施例27の製造に関して記載した手順により化合物を合成した。LC-MS (M + H = 376, 観測値 = 376)。
【0438】
【化164】
【0439】
トランスラセミ体の6-フルオロ-4-(((3R,4R)-4-フェニルピペリジン-3-イル)アミノ)キナゾリン-8-カルボキサミド (146)
IC
50p70S6K [nM]: 7.1
トランスラセミ体のtert-ブチル3-アミノ-4-フェニルピペリジン-1-カルボキシレート及びメチル4-クロロ-6-フルオロキナゾリン-8-カルボキシレートを用いて、実施例27の製造に関して記載した手順により化合物を合成した。 LC-MS (M + H = 366, 観測値 = 366)。
【0440】
【化165】
【0441】
4-(((3R,4S)-4-(2-フルオロ-[1,1'-ビフェニル]-4-イル)ピロリジン-3-イル)アミノ)キナゾリン-8-カルボキサミド (147)
上記化合物をキラルクロマトグラフィーによりそのトランスラセミ化合物である4-(2-フルオロ-[1,1'-ビフェニル]-4-イル)ピロリジン-3-イル)アミノ)キナゾリン-8-カルボキサミドから分離した。 LC-MS (M+1= 428, 観測値=428)。
【0442】
【化166】
【0443】
4-(((3S,4R)-4-(2-フルオロ-[1,1'-ビフェニル]-4-イル)ピロリジン-3-イル)アミノ)キナゾリン-8-カルボキサミド(148)
上記化合物をキラルクロマトグラフィーによりそのトランスラセミ化合物である4-(2-フルオロ-[1,1'-ビフェニル]-4-イル)ピロリジン-3-イル)アミノ)キナゾリン-8-カルボキサミドから分離した。 LC-MS (M+1= 428, 観測値=428)。
【0444】
生物学的活性
P70S6K酵素アッセイ
P70S6K阻害剤化合物を希釈し、96ウェルプレートに播く。以下の成分を含む反応混合物を、次いで化合物プレートに添加して、酵素反応を開始させる。P70S6K(3nM、T412E変異体、Millipore)を、100mMのHepes(pH7.5)、5mMのMgCl
2、1mMのDTT、0.015%のBrij及び1μMの基質ペプチドFITC−AHA−AKRRRLSSLRA−OH(S6リボソームタンパク質配列に由来、FITC=フルオレセインイソチオシアネート、AHA=6−アミノヘキサン酸)を含有するアッセイバッファー中、24μMのATPと混合する。反応物を、25℃で90分間インキュベートした後、10mMのEDTAを添加して反応を停止させる。基質と生成物(リン酸化)ペプチドの割合を、Caliper Life Sciences Lab Chip 3000で、圧力1.4psiならびに上流電圧及び下流電圧それぞれ3000及び700を使用して分析する。得られたクロマトグラムで、基質ピークの前の生成物ピークを分離する。
【0445】
化合物の阻害ポテンシャルを評価するために、上記のChemical Synthesisセクションに示すとおりにIC50値を決定した。
【0446】
発明の説明及び非限定的な実施例により説明してきた本発明は、ここで以下の特許請求の範囲の精神及び範囲により規定される。