【実施例】
【0033】
<合成例1>
1,4−テレフタル酸ジグリシジル(製品名:EX−711〔登録商標〕、ナガセケムテックス(株))14.00g、イソフタル酸8.08g、エチルトリフェニルホスホニウムブロマイド0.90g及びプロピレングリコールモノメチルエーテル91.94gを混合し、撹拌しながら4時間加熱還流することで、ポリマー溶液を得た。この溶液に陽イオン交換樹脂(製品名:ダウエックス〔登録商標〕550A、ムロマチテクノス(株))23g、陰イオン交換樹脂(製品名:アンバーライト〔登録商標〕15JWET、オルガノ(株))23gを加えて、室温で4時間イオン交換処理した。得られたポリマーのGPC分析を行ったところ、標準ポリスチレン換算にて重量平均分子量25000であった。本合成例で得られたポリマーは、本発明のレジスト下層膜形成組成物に含まれる樹脂バインダーに相当する。
【0034】
<合成例2>
アゾビスイソブチロニトリル2.67gにプロピレングリコールモノメチルエーテル152.44gを加え、80℃に昇温した。この加熱溶液中に、メタクリル酸グリシジル37.00g、メタクリル酸トリフルオロエチル10.94g及びプロピレングリコールモノメチルエーテル50.00gの混合溶液を少しずつ滴下し、80℃で17時間反応させることで、ポリマー溶液を得た。得られたポリマーのGPC分析を行ったところ、標準ポリスチレン換算にて重量平均分子量6200であり、このポリマー溶液のエポキシ価は1.04eq/kgであった。本合成例で得られたポリマーは、本発明に係る添加剤の共重合体を合成するための中間体に相当する。
【0035】
<合成例3>
アゾビスイソブチロニトリル2.89gにプロピレングリコールモノメチルエーテル168.86gを加え、80℃に昇温した。この加熱溶液中に、メタクリル酸グリシジル40.00g、メタクリル酸トリフルオロエチル11.83g及びプロピレングリコールモノメチルエーテル50.00gの混合溶液を少しずつ滴下し、80℃で14時間反応させることで、ポリマー溶液を得た。得られたポリマーのGPC分析を行ったところ、標準ポリスチレン換算にて重量平均分子量7000であり、このポリマー溶液のエポキシ価は0.88eq/kgであった。本合成例で得られたポリマーは、本発明に係る添加剤の共重合体を合成するための中間体に相当する。
【0036】
<合成例4>
上記合成例3で得られたポリマー溶液17.00g、N−(tert−ブトキシカルボニル)−L−グリシン2.63g、ベンジルトリエチルアンモニウムクロライド0.09g及びプロピレングリコールモノメチルエーテル7.36gを混合し、撹拌しながら14時間加熱還流することで、ポリマー溶液を得た。このポリマー溶液に陽イオン交換樹脂(製品名:ダウエックス〔登録商標〕550A、ムロマチテクノス(株))6g、陰イオン交換樹脂(製品名:アンバーライト〔登録商標〕15JWET、オルガノ(株))6gを加えて、室温で4時間イオン交換処理した。得られたポリマーのGPC分析を行ったところ、標準ポリスチレン換算にて重量平均分子量13600であった。本合成例で得られたポリマーは、本発明に係る添加剤の共重合体に相当し、tert−ブトキシカルボニル基で保護されたアミノ基を有する。
【0037】
<合成例5>
上記合成例3で得られたポリマー溶液16.50g、N−(tert−ブトキシカルボニル)−L−アラニン2.76g、ベンジルトリエチルアンモニウムクロライド0.08g及びプロピレングリコールモノメチルエーテル7.97gを混合し、撹拌しながら14時間加熱還流することで、ポリマー溶液を得た。このポリマー溶液に陽イオン交換樹脂(製品名:ダウエックス〔登録商標〕550A、ムロマチテクノス(株))6g、陰イオン交換樹脂(製品名:アンバーライト〔登録商標〕15JWET、オルガノ(株))6gを加えて、室温で4時間イオン交換処理した。得られたポリマーのGPC分析を行ったところ、標準ポリスチレン換算にて重量平均分子量13200であった。本合成例で得られたポリマーは、本発明に係る添加剤の共重合体に相当し、tert−ブトキシカルボニル基で保護されたアミノ基を有する。
【0038】
<合成例6>
上記合成例3で得られたポリマー溶液15.00g、N−(tert−ブトキシカルボニル)−L−ロイシン3.07g、ベンジルトリエチルアンモニウムクロライド0.08g及びプロピレングリコールモノメチルエーテル9.48gを混合し、撹拌しながら14時間加熱還流することで、ポリマー溶液を得た。このポリマー溶液に陽イオン交換樹脂(製品名:ダウエックス〔登録商標〕550A、ムロマチテクノス(株))6g、陰イオン交換樹脂(製品名:アンバーライト〔登録商標〕15JWET、オルガノ(株))6gを加えて、室温で4時間イオン交換処理した。得られたポリマーのGPC分析を行ったところ、標準ポリスチレン換算にて重量平均分子量13900であった。本合成例で得られたポリマーは、本発明に係る添加剤の共重合体に相当し、tert−ブトキシカルボニル基で保護されたアミノ基を有する。
【0039】
<合成例7>
上記合成例3で得られたポリマー溶液14.50g、N−(tert−ブトキシカルボニル)−L−メチオニン3.20g、ベンジルトリエチルアンモニウムクロライド0.07g及びプロピレングリコールモノメチルエーテル10.09gを混合し、撹拌しながら14時間加熱還流することで、ポリマー溶液を得た。このポリマー溶液に陽イオン交換樹脂(製品名:ダウエックス〔登録商標〕550A、ムロマチテクノス(株))6g、陰イオン交換樹脂(製品名:アンバーライト〔登録商標〕15JWET、オルガノ(株))6gを加えて、室温で4時間イオン交換処理した。得られたポリマーのGPC分析を行ったところ、標準ポリスチレン換算にて重量平均分子量20600であった。本合成例で得られたポリマーは、本発明に係る添加剤の共重合体に相当し、tert−ブトキシカルボニル基で保護されたアミノ基を有する。
【0040】
<合成例8>
上記合成例3で得られたポリマー溶液16.00g、N−(tert−ブトキシカルボニル)−L−セリン2.91g、ベンジルトリエチルアンモニウムクロライド0.08g及びプロピレングリコールモノメチルエーテル8.63gを混合し、撹拌しながら14時間加熱還流することで、ポリマー溶液を得た。このポリマー溶液に陽イオン交換樹脂(製品名:ダウエックス〔登録商標〕550A、ムロマチテクノス(株))6g、陰イオン交換樹脂(製品名:アンバーライト〔登録商標〕15JWET、オルガノ(株))6gを加えて、室温で4時間イオン交換処理した。得られたポリマーのGPC分析を行ったところ、標準ポリスチレン換算にて重量平均分子量15400であった。本合成例で得られたポリマーは、本発明に係る添加剤の共重合体に相当し、tert−ブトキシカルボニル基で保護されたアミノ基を有する。
【0041】
<合成例9>
上記合成例2で得られたポリマー溶液15.00g、N−(tert−ブトキシカルボニル)−L−プロリン3.37g、ベンジルトリエチルアンモニウムクロライド0.09g及びプロピレングリコールモノメチルエーテル12.70gを混合し、撹拌しながら15時間加熱還流することで、ポリマー溶液を得た。このポリマー溶液に陽イオン交換樹脂(製品名:ダウエックス〔登録商標〕550A、ムロマチテクノス(株))6g、陰イオン交換樹脂(製品名:アンバーライト〔登録商標〕15JWET、オルガノ(株))6gを加えて、室温で4時間イオン交換処理した。得られたポリマーのGPC分析を行ったところ、標準ポリスチレン換算にて重量平均分子量12300であった。本合成例で得られたポリマーは、本発明に係る添加剤の共重合体に相当し、tert−ブトキシカルボニル基で保護された含窒素複素環を有する。
【0042】
<合成例10>
上記合成例3で得られたポリマー溶液15.00g、trans−N−(tert−ブトキシカルボニル)−4−ヒドロキシ−L−プロリン3.07g、ベンジルトリエチルアンモニウムクロライド0.08g及びプロピレングリコールモノメチルエーテル9.47gを混合し、撹拌しながら14時間加熱還流することで、ポリマー溶液を得た。このポリマー溶液に陽イオン交換樹脂(製品名:ダウエックス〔登録商標〕550A、ムロマチテクノス(株))6g、陰イオン交換樹脂(製品名:アンバーライト〔登録商標〕15JWET、オルガノ(株))6gを加えて、室温で4時間イオン交換処理した。得られたポリマーのGPC分析を行ったところ、標準ポリスチレン換算にて重量平均分子量15200であった。本合成例で得られたポリマーは、本発明に係る添加剤の共重合体に相当し、tert−ブトキシカルボニル基で保護された含窒素複素環を有する。
【0043】
<合成例11>
上記合成例3で得られたポリマー溶液14.50g、N−カルボベンゾキシ−L−プロリン3.20g、ベンジルトリエチルアンモニウムクロライド0.07g及びプロピレングリコールモノメチルエーテル10.08gを混合し、撹拌しながら14時間加熱還流することで、ポリマー溶液を得た。このポリマー溶液に陽イオン交換樹脂(製品名:ダウエックス〔登録商標〕550A、ムロマチテクノス(株))6g、陰イオン交換樹脂(製品名:アンバーライト〔登録商標〕15JWET、オルガノ(株))6gを加えて、室温で4時間イオン交換処理した。得られたポリマーのGPC分析を行ったところ、標準ポリスチレン換算にて重量平均分子量12700であった。本合成例で得られたポリマーは、共重合体であって、ベンジルオキシカルボニル基で保護された含窒素複素環を有する。
【0044】
<合成例12>
上記合成例3で得られたポリマー溶液19.50g、L−ピログルタミン酸2.23g、ベンジルトリエチルアンモニウムクロライド0.10g及びプロピレングリコールモノメチルエーテル5.27gを混合し、撹拌しながら14時間加熱還流することで、ポリマー溶液を得た。このポリマー溶液に陽イオン交換樹脂(製品名:ダウエックス〔登録商標〕550A、ムロマチテクノス(株))6g、陰イオン交換樹脂(製品名:アンバーライト〔登録商標〕15JWET、オルガノ(株))6gを加えて、室温で4時間イオン交換処理した。得られたポリマーのGPC分析を行ったところ、標準ポリスチレン換算にて重量平均分子量13600であった。本合成例で得られたポリマーは、共重合体であって、保護基で保護されていない含窒素複素環を有する。
【0045】
<実施例1>
上記合成例1で得られたポリマー溶液(樹脂バインダー)1.50g、上記合成例4で得られたポリマー溶液(添加剤)0.17g、テトラメトキシメチルグリコールウリル(製品名:POWDERLINK〔登録商標〕1174、日本サイテックインダストリーズ(株)製)0.06g、5−スルホサリチル酸0.01g、プロピレングリコールモノメチルエーテル29.85g及びプロピレングリコールモノエチルエーテル3.47gを混合して溶解させることで、本発明のレジスト下層膜形成組成物を調製した。
【0046】
<実施例2>
上記合成例1で得られたポリマー溶液(樹脂バインダー)1.50g、上記合成例5で得られたポリマー溶液(添加剤)0.14g、テトラメトキシメチルグリコールウリル(製品名:POWDERLINK〔登録商標〕1174、日本サイテックインダストリーズ(株)製)0.06g、5−スルホサリチル酸0.01g、プロピレングリコールモノメチルエーテル29.88g及びプロピレングリコールモノエチルエーテル3.47gを混合して溶解させることで、本発明のレジスト下層膜形成組成物を調製した。
【0047】
<実施例3>
上記合成例1で得られたポリマー溶液(樹脂バインダー)1.50g、上記合成例6で得られたポリマー溶液(添加剤)0.17g、テトラメトキシメチルグリコールウリル(製品名:POWDERLINK〔登録商標〕1174、日本サイテックインダストリーズ(株)製)0.06g、5−スルホサリチル酸0.01g、プロピレングリコールモノメチルエーテル29.85g及びプロピレングリコールモノエチルエーテル3.47gを混合して溶解させることで、本発明のレジスト下層膜形成組成物を調製した。
【0048】
<実施例4>
上記合成例1で得られたポリマー溶液(樹脂バインダー)1.50g、上記合成例7で得られたポリマー溶液(添加剤)0.19g、テトラメトキシメチルグリコールウリル(製品名:POWDERLINK〔登録商標〕1174、日本サイテックインダストリーズ(株)製)0.06g、5−スルホサリチル酸0.01g、プロピレングリコールモノメチルエーテル29.83g及びプロピレングリコールモノエチルエーテル3.47gを混合して溶解させることで、本発明のレジスト下層膜形成組成物を調製した。
【0049】
<実施例5>
上記合成例1で得られたポリマー溶液(樹脂バインダー)1.50g、上記合成例8で得られたポリマー溶液(添加剤)0.18g、テトラメトキシメチルグリコールウリル(製品名:POWDERLINK〔登録商標〕1174、日本サイテックインダストリーズ(株)製)0.06g、5−スルホサリチル酸0.01g、プロピレングリコールモノメチルエーテル29.84g及びプロピレングリコールモノエチルエーテル3.47gを混合して溶解させることで、本発明のレジスト下層膜形成組成物を調製した。
【0050】
<実施例6>
上記合成例1で得られたポリマー溶液(樹脂バインダー)2.00g、上記合成例9で得られたポリマー溶液(添加剤)0.24g、テトラメトキシメチルグリコールウリル(製品名:POWDERLINK〔登録商標〕1174、日本サイテックインダストリーズ(株)製)0.09g、5−スルホサリチル酸0.01g、プロピレングリコールモノメチルエーテル39.79g及びプロピレングリコールモノエチルエーテル4.63gを混合して溶解させることで、本発明のレジスト下層膜形成組成物を調製した。
【0051】
<実施例7>
上記合成例1で得られたポリマー溶液(樹脂バインダー)1.50g、上記合成例10で得られたポリマー溶液(添加剤)0.17g、テトラメトキシメチルグリコールウリル(製品名:POWDERLINK〔登録商標〕1174、日本サイテックインダストリーズ(株)製)0.06g、5−スルホサリチル酸0.01g、プロピレングリコールモノメチルエーテル29.85g及びプロピレングリコールモノエチルエーテル3.47gを混合して溶解させることで、本発明のレジスト下層膜形成組成物を調製した。
【0052】
<比較例1>
上記合成例1で得られたポリマー溶液(樹脂バインダー)2.00g、テトラメトキシメチルグリコールウリル(製品名:POWDERLINK〔登録商標〕1174、日本サイテックインダストリーズ(株)製)0.09g、5−スルホサリチル酸0.01g、プロピレングリコールモノメチルエーテル36.96g及びプロピレングリコールモノエチルエーテル4.29gを混合して溶解させることで、レジスト下層膜形成組成物を調製した。本比較例は、本発明に係る添加剤を含まない例である。
【0053】
<比較例2>
上記合成例1で得られたポリマー溶液(樹脂バインダー)1.50g、上記合成例11で得られたポリマー溶液(添加剤)0.16g、テトラメトキシメチルグリコールウリル(製品名:POWDERLINK〔登録商標〕1174、日本サイテックインダストリーズ(株)製)0.06g、5−スルホサリチル酸0.01g、プロピレングリコールモノメチルエーテル29.86g及びプロピレングリコールモノエチルエーテル3.47gを混合して溶解させることで、レジスト下層膜形成組成物を調製した。本比較例は、本発明に該当しない添加剤を含む例である。
【0054】
<比較例3>
上記合成例1で得られたポリマー溶液(樹脂バインダー)1.50g、上記合成例12で得られたポリマー溶液(添加剤)0.18g、テトラメトキシメチルグリコールウリル(製品名:POWDERLINK〔登録商標〕1174、日本サイテックインダストリーズ(株)製)0.06g、5−スルホサリチル酸0.01g、プロピレングリコールモノメチルエーテル29.84g及びプロピレングリコールモノエチルエーテル3.47gを混合して溶解させることで、レジスト下層膜形成組成物を調製した。本比較例は、本発明に該当しない添加剤を含む例である。
【0055】
(レジストパターンの形成及び評価)
窒素含有酸化珪素膜(SiON)が蒸着された(膜厚31.5nm)シリコンウエハー上に、本明細書の実施例1乃至実施例7、及び比較例1乃至比較例3で調製された各レジスト下層膜形成組成物を、膜厚10nmとなるようにスピンコートし、205℃で60秒間ベークすることにより、レジスト下層膜を形成した。そのレジスト下層膜上に、ArFエキシマレーザー用レジスト溶液(JSR(株)製、製品名:AR2772JN)をスピンコートし、110℃で90秒間ベークを行い、ArFエキシマレーザー用露光装置((株)ニコン製、NSR−S307E)を用い、所定の条件で露光した。露光後、110℃で90秒間ベーク(PEB)を行い、クーリングプレート上で室温まで冷却し、現像及びリンス処理をし、レジストパターンを形成した。
【0056】
目的の線幅を80nmラインアンドスペースとし、最適フォーカス時における露光量変化とレジストパターン倒壊の関係について検討するために、レジストパターンが倒壊しない最高露光量(限界露光量)におけるレジストパターン寸法(パターン倒れ限界寸法)を測長SEMより確認した。これにより、本発明に係る添加剤を用いることで、高露光量領域でのレジストパターンの倒壊を防止し、微細なレジストパターンを形成することができるか否かを確認することができる。また、目的線幅である80nmラインアンドスペースにおけるレジストパターンの断面形状を、断面SEMにより確認した。これにより、本発明に係る添加剤を用いることで、レジストパターンの倒壊の原因となるレジスト形状を判断することができる。
【0057】
得られたレジストパターンの、パターン倒れ限界寸法と、その時の露光量(限界露光量)、及びレジストパターンの断面形状の結果を、下記表1に示す。このパターン倒れ限界寸法は、小さいほど好ましい。
【0058】
表1より、本発明に係る添加剤を含む実施例1乃至実施例7のレジスト下層膜形成組成物を用いてレジスト下層膜を形成した場合は、比較例1乃至比較例3のレジスト下層膜形成組成物を用いてレジスト下層膜を形成した場合よりも限界露光量が高く、且つパターン倒れ限界寸法が小さいことから、微細なレジストパターンを形成する際にレジストパターンの倒壊を防止することができる。また、実施例1乃至実施例7のレジスト下層膜形成組成物を用いてレジスト下層膜を形成した場合は、得られたレジストパターンの断面形状がテーパー形状(台形形状)であったのに対し、比較例1乃至比較例3のレジスト下層膜形成組成物を用いてレジスト下層膜を形成した場合ではアンダーカット形状であった。レジストパターンとレジスト下層膜との接触面積が増大するテーパー形状は、レジストパターンの倒壊を防止することができる。すなわち、実施例1乃至実施例7のレジスト下層膜形成組成物に含まれる本発明に係る添加剤は、レジストパターンの倒壊を防止するために有用な効果を示すことが確認された。
【0059】
以上、本発明の実施形態を説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施形態に記載された範囲には限定されない。上記実施形態に、多様な変更又は改良を加えることが可能である。