(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
製剤(A)は、ペルオキソ二硫酸アンモニウムおよび/またはペルオキソ二硫酸カリウムおよび/またはペルオキソ二硫酸ナトリウムから選択される少なくとも1種の過硫酸塩を含有する、請求項1に記載の剤。
製剤(A)および(B)と別個に包装された少なくとも1つのさらなる製剤(C)を含有し、製剤(C)は少なくとも1種のアルカリ化剤を含有する、請求項1〜3のいずれかに記載の剤。
完全に混合された使用製剤は、ブルックフィールド回転粘度計、スピンドルサイズ5を、25℃および4rpmで用いて測定して、10,000mPa・s〜50,000mPa・sの粘度を有する、請求項1〜5のいずれかに記載の剤。
製剤(A)は少なくとも1種の過硫酸塩を含有し、かつ、キサンタンガムを含まず、製剤(B)は少なくとも1種の酸化剤およびキサンタンガムを含有する、互いに別個に包装された少なくとも2つの製剤(A)および(B)を混合して使用混合物を得て、該使用混合物を繊維に塗布し、接触時間の後に再び洗い流す、ケラチン性繊維の変色方法。
接触時間中においてケラチン性繊維の明色化の程度のモニタリングが、使用混合物を繊維から除去することなく視覚的に起こる、請求項7に記載のケラチン性繊維の変色方法。
【発明を実施するための形態】
【0012】
本発明に関して、「ケラチン性繊維」または「ケラチン繊維」は毛皮、羊毛、羽毛および特に人毛であるとして理解される。本発明の剤は、基本的にはケラチン含有繊維の明色化に適当であるが、原則として、他の分野でも使用することに何ら反しない。
【0013】
製剤(A)は、粉体化されていることが好ましい。異なる粒子サイズを有する使用可能な固形成分から構成された粉末を使用してよい。しかしながら、特に製剤(B)において粉末の一様な分散または溶解を促進するために、通常、できる限り均質な粒子サイズを示す粉末を使用することが好ましくありうる。
【0014】
製剤(A)は固形化粧品担体中で活性物質を含有してよい。固形化粧品担体はケイ酸塩、特にケイ酸およびメタケイ酸と、アンモニウム、アルカリ金属およびアルカリ土類金属との塩を含有してよい。メタケイ酸塩、特に、式(SiO
2)
n(M
2O)
m[式中、Mはアンモニウムイオン、アルカリ金属または化学量論当量の半分のアルカリ土類金属を示す]で示されるメタケイ酸塩は、nおよびmの割合が1以下のものが注目され、[SiO
3]
2−アニオンの鎖状ポリマー構造であると理解してよく、好ましく使用することができる。これに関して、式[Na
2SiO
3]
∞で示されるメタケイ酸ナトリウムが特に好ましい。式(SiO
2)
n(Na
2O)
m(K
2O)
p[式中、nは正の有理数を表し、mおよびpは、互いに独立して、正の有理数または0を表す、ただし、少なくとも1つの変数mまたはpは0ではなく、nとmおよびpの合計との間の割合は2:1〜4:1である]で示されるケイ酸塩から構成されるケイ酸塩も、本発明によれば同様に好ましい。
【0015】
固形化粧品担体は、粉末成分の凝集または固化を防止することを目的とする、いわゆる流し込み助剤をさらに含有してよい。この種の好ましい適当な流し込み助剤は、以下の水不溶性、疎水性または水分吸収性粉末である:珪藻土、焼成ケイ酸、リン酸カルシウム、ケイ酸カルシウム、酸化アルミニウム、酸化マグネシウム、炭酸マグネシウム炭酸、酸化亜鉛、ステアレート、脂肪アミンなど。
【0016】
最後に、固形化粧品担体は、粉末化成分が粉塵を生じるのを防ぐ制塵剤を追加的に含有してもよい。特に、不活性油をこのために使用してよい。固形化粧品担体は、好ましくはエステル油または鉱物油、好ましくは炭化水素油、例えば液状パラフィン油を制塵剤として含有する。
【0017】
製剤(A)は、第1必須成分として、少なくとも1種の過硫酸塩を含有する。本発明に適当な過硫酸塩は、無機のペルオキソ化合物である。これは、好ましくはペルオキソ二硫酸アンモニウム、ペルオキソ二硫酸アルカリ金属、ペルオキソ一硫酸アンモニウム、ペルオキソ一硫酸アルカリ金属、ペルオキソ二リン酸アルカリ金属および/またはアルカリ土類金属過酸化物から選択される。ペルオキソ二硫酸アンモニウムおよび/またはペルオキソ二硫酸アルカリ金属が特に好ましい。
【0018】
本発明の好ましい態様において、製剤(A)は、特にペルオキソ二硫酸アンモニウムおよび/またはペルオキソ二硫酸カリウムおよび/またはペルオキソ二硫酸ナトリウムから選択される、少なくとも1種のペルオキソ二硫酸塩を過硫酸塩として含有する。
【0019】
本発明に関する研究に関連して、製剤(A)が少なくとも2種の異なるペルオキソ二硫酸を含有する場合、特に好ましいことがわかった。これに関して好ましいペルオキソ二硫酸塩は、ペルオキソ二硫酸アンモニウムとペルオキソ二硫酸カリウムおよび/またはペルオキソ二硫酸ナトリウムとの組合せである。
【0020】
製剤(A)は、過硫酸塩を、それぞれの場合において剤の総重量に基づいて0.1〜80重量%、好ましくは2〜50重量%、特に好ましくは3〜30重量%、とりわけ好ましくは5〜15重量%、明示的には5、6、7、8、9、10、11、12、13、14または15重量%の量で含有することが好ましい。
【0021】
本発明のさらなる態様は、製剤(A)がキサンタン不含であるという特徴を有する。本発明の目的において、「不含」は、製剤(A)に基づいて0.01重量%以下の量として理解される。
【0022】
本発明の第1の主題は、互いに別個に包装された少なくとも2つの製剤(A)および製剤(B)、および任意に(A)および(B)と別個に包装されたさらなる製剤(C)を含有する、ケラチン性繊維を明色化するための剤を包含する。製剤(B)および任意に製剤(C)は、流動性化粧品担体中に活性物質を含有する。流動性化粧品担体の基剤は、水性または水性アルコール性であることが好ましい。毛髪ブリーチの目的のために、このような担体は、例えば、透明ゲルまたは界面活性剤含有発泡性溶液、例えばシャンプー、発泡エアゾール、または毛髪に使用するのに適当な他の製剤である。好ましい流動性担体は、本発明の目的に対し、少なくとも40重量%、特に少なくとも50重量%の水を含有する。「水性アルコール性」担体は、本発明の目的に対し、3〜70重量%のC
1〜C
4アルコール、特にエタノールまたはイソプロパノールを含有する水含有組成物として理解される。本発明の剤は、さらなる有機溶媒、例えばメトキシブタノール、エチルジグリコール、1,2-プロピレングリコール、n-プロパノール、n-ブタノール、n-ブチレングリコール、グリセロール、ジエチレングリコールモノエチルエーテルおよびジエチレングリコールモノ-n-ブチルエーテルを追加的に含有してよい。これに関して、すべての水溶性有機溶媒が好ましい。
【0023】
本発明の毛髪ブリーチ剤の製剤(B)および/または製剤(C)は、必須成分として、少なくとも1種の天然ポリマーを含有する。
【0024】
ケラチン性繊維を明色化するための剤が、互いに別個に包装されたちょうど2つの製剤(A)および(B)を含有し、それらを使用直前に混合し使用混合物を得る場合、本発明による製剤(B)は、少なくとも1種の天然ポリマーを含有する。
【0025】
ケラチン性繊維を明色化するための剤が、互いに別個に包装された、少なくとも3つの製剤(A)、(B)および(C)を含有し、それらを使用直前に混合し使用混合物を得る場合、製剤(B)および/または製剤(C)は、少なくとも1種の天然ポリマーを含有しうる。
【0026】
増粘剤として使用されるセルロース誘導体を、例えば天然ポリマーとして使用することができる。例としては、以下である:寒天、カラギーナン、アルギン酸塩、キサンタンガム、カラヤガム、ガッチガム、トラガカント、スクレログルカンガムまたはアラビアガム、アルギネート、ペクチン、多糖類、グアーガム、イナゴマメ粉、アマニガム、デキストラン、ペクチン、デンプン断片および誘導体、例えばアミロースおよびアミロペクチン、およびデキストリン、ゼラチンおよびカゼイン、ならびにセルロース誘導体、例えばメチルセルロース、カルボキシアルキルセルロース、例えばカルボキシメチルセルロース、およびヒドロキシアルキルセルロース、例えばヒドロキシエチルセルロース。
【0027】
列挙した物質種から選択される天然ポリマーは市販されており、例えば以下の市販名で提供される:Deuteron(登録商標)-XG(β-D-グルコース、D-マノース(manose)、D-グルクロン酸に基づくアニオン性ヘテロ多糖類、Schoener GmbH)、Deuteron(登録商標)-XN(非イオノゲン性多糖類、Schoener GmbH)、Protanal RF 6650 alginate(アルギン酸ナトリウム、FMC Biopolymer)、Cekol(セルロースゴム、Kelco)、Kelzan(キサンタンバイオポリマー、Kelco)、Xanthan FN(キサンタンバイオポリマー、Jungbunzlauer)、Keltrol、例えばKeltrol CG-T(キサンタンバイオポリマー、Kelco)またはKeltrol CG-SFT(キサンタンバイオポリマー、Kelco)。
【0028】
本発明の好ましい態様において、製剤(B)および/または任意に(C)は、キサンタンを含有する。
【0029】
本発明によれば、膨潤後に透明製剤を与えるキサンタンが好ましい。Kelco社の商品名Keltrol CG-SFTで市販されているキサンタンバイオポリマーを使用することが特に好ましい。
【0030】
好ましい態様において、ケラチン性繊維を明色化するための剤が互いに別個に包装されたちょうど2つの製剤(A)および(B)を含有し、それらを使用直前に混合し使用混合物を得る場合、製剤(B)は、その重量に基づいて0.1〜10重量%、好ましくは0.5〜6重量%、特に好ましくは0.7〜5重量%、とりわけ好ましくは1〜4重量%、明示的には1、2、3または4重量%の量でキサンタンを含有する。完全に混合した使用製剤は、その重量に基づいて、好ましくは0.6〜5重量%、特に好ましくは1.0〜3.5重量%、とりわけ好ましくは1.5〜2.5重量%、明示的には1.5、1.6、1.7、1.8、1.9、2.0、2.1、2.2、2.3、2.4または2.5重量%の量で、キサンタンを含有する。
【0031】
ケラチン性繊維を明色化するための剤が互いに別個に包装された少なくとも3つの製剤(A)、(B)、および(C)を含有し、それらを使用直前に混合し使用混合物を得る場合、製剤(B)および/または製剤(C)はキサンタンを含有してよい。ケラチン性繊維を明色化するための剤が互いに別個に包装された少なくとも3つの製剤(A)、(B)、および(C)を含有し、それらを使用直前に混合し使用混合物を得る場合、製剤(C)がキサンタンを含有する製剤が好ましい。製剤(C)がキサンタンを含有し、製剤(B)はキサンタン不含である製剤は、特に好ましい。
【0032】
製剤(B)および/または製剤(C)がキサンタンを含有するか否かに関わらず、完全に混合した使用製剤の重量に基づいて、0.6〜5重量%、特に好ましくは1.0〜3.5重量%、とりわけ好ましくは1.5〜2.5重量%、明示的には1.5、1.6、1.7、1.8、1.9、2.0、2.1、2.2、2.3、2.4または2.5重量%の量でキサンタンを含有する完全に混合した使用製剤が好ましい。
【0033】
特定の態様において、本発明の製剤(B)は、酸化剤として過酸化水素を含有する。
【0034】
酸化剤製剤(B)中の過酸化水素溶液の濃度は、一方では規定条項によって決まり、他方では所望される作用によって決まる。製剤(B)は、その重量に基づいて0.5〜30重量%、好ましくは1〜20重量%、特に好ましくは5〜15重量%、とりわけ好ましくは6〜12重量%、明示的には6、7、8、9、10、11または12重量%の量で過酸化水素を含有することが好ましい。
【0035】
本発明による好ましい即時使用可能な剤は、即時使用可能な剤の総重量に基づいて、0.01〜12重量%、好ましくは0.1〜10重量%、特に好ましくは1〜8重量%の過酸化水素を含有するという特徴を有する。
【0036】
過酸化水素を安定化するために、製剤(B)のpHを、好ましくはpH3〜5、特に好ましくはpH3.5〜4.5、とりわけ好ましくはpH3.8〜4.2に調整してよい。
【0037】
製剤(B)の粘度特性は、その良好な混和性および安定性において重要である。好ましい態様において、本発明の製剤(B)は、ブルックフィールド回転粘度計、スピンドルサイズ4を、25℃および4rpmで用いて測定して、1000mPa・s〜50,000mPa・s、好ましくは5000mPa・s〜45,000mPa・s、特に好ましくは7000mPa・s〜40,000mPa・sの粘度を有するという特徴を有する。完全に混合した即時使用可能な剤は、ブルックフィールド回転粘度計、スピンドルサイズ5を、25℃および4rpmで用いて測定して、好ましくは10,000mPa・s〜50,000mPa・s、特に好ましくは18,000mPa・s〜30,000mPa・sの粘度を有する。
【0038】
良好な混和性および安定性において、pHの調節がさらに重要である。本発明によれば、pHが9〜12である完全に混合した即時使用可能な剤が好ましい。
【0039】
本発明によれば、製剤(B)が少なくとも1種の非イオン性界面活性剤、好ましくは40〜60のエチレンオキシド単位を有する少なくとも1種のエトキシ化脂肪アルコールを含有する場合も有利でありうる。これは、本発明によれば、脂肪アルコールのエチレンオキシド付加生成物であると理解される。本発明に関して、脂肪アルコールは、直鎖状または分枝状であってよい12〜24個の炭素原子を有する飽和および不飽和アルコールである。脂肪アルコール1モルあたりに使用したエチレンオキシドのモル量は、エトキシ化度を示すと理解される。これに関して、非イオン性界面活性剤として適当なものは、特に以下のエチレンオキシド付加生成物である:オクチルアルコール(カプリルアルコール)、ノニルアルコール(ペラルゴニルアルコール)、ウンデシルアルコール、ウンデカ-10-エン-1-オール、ドデシルアルコール(ラウリルアルコール)、2,6,8-トリメチル-4-ノナノール(イソラウリルアルコール)、トリデシルアルコール、テトラデシルアルコール(ミリスチルアルコール)、ペンタデシルアルコール、ヘキサデシルアルコール(セチル/パルミチルアルコール)、ヘプタデシルアルコール、オクタデシルアルコール(ステアリルアルコール)、イソステアリルアルコール、(9Z)-オクタデカ-9-エン-1-オール(オレイルアルコール)、(9E)-オクタデカ-9-エン-1-オール(エライジルアルコール)、(9Z,12Z)-オクタデカ-9,12-ジエン-1-オール(リノレイルアルコール)、(9Z,12Z,15Z)-オクタデカ-9,12,15-トリエン-1-オール(リノレニルアルコール)、ノナデカン-1-オール(ノナデシルアルコール)、エイコサン-1-オール(エイコシルアルコール/アラキルアルコール)、(9Z)-エイコサ-9-エン-1-オール(ガドレイルアルコール)、(5Z,8Z,11Z,14Z)-エイコサ-5,8,11,14-テトラエン-1-オール(アラキドニルアルコール)、ヘンエイコシルアルコール、ドコシルアルコール(ベヘニルアルコール)、(13Z)-ドコサ-13-エン-1-オール(エルシルアルコール)、または(13E)-ドコセン-1-オール(ブラシジルアルコール)。本発明によれば、意図的な混合により生じたあるいは回収方法の結果として生じた脂肪アルコール混合物を使用することも同様に可能である。例えば、ココナツアルコール(C
8〜C
18脂肪アルコールの混合物)またはセテアリルアルコール(C
16およびC
18脂肪アルコールの1:1混合物)である。
【0040】
20〜60のエトキシ化度が好ましい。本発明に好ましいエトキシ化脂肪アルコール型の非イオン性界面活性剤は、セテアレス-20およびセテアレス-50である。
【0041】
本発明の毛髪ブリーチ剤は、アルカリ化剤をさらに含有してよい。好ましいアルカリ化剤は、例えばアンモニア、アルカノールアミン、塩基性アミノ酸、ならびに、無機アルカリ化剤、例えばアルカリ/アルカリ土類金属水酸化物、アルカリ/アルカリ土類金属メタケイ酸塩、アルカリ/アルカリ土類金属リン酸塩、およびアルカリ/アルカリ土類金属リン酸水素塩である。リチウム、ナトリウムおよび/またはカリウムが、金属イオンとして作用することが好ましい。特に好ましいアルカリ化剤は、アンモニアである。
【0042】
本発明に使用可能な無機アルカリ化剤は、以下から選択することが好ましい:水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、水酸化カルシウム、水酸化バリウム、リン酸ナトリウム、リン酸カリウム、ケイ酸ナトリウム、ケイ酸カリウム、ケイ酸マグネシウム、炭酸ナトリウムおよび炭酸カリウム。水酸化ナトリウムおよび/または水酸化カリウムが特に好ましい。
【0043】
本発明に使用可能なアルカリ化剤は、少なくとも1つのヒドロキシル基を有する、C
2〜C
6アルキル基本構造を有する第1級、第2級または第3級アミンのアルカノールアミンから選択することが好ましい。特に好ましいアルカノールアミンは、以下からなる群から選択される:2-アミノエタン-1-オール(モノエタノールアミン)、3-アミノプロパン-1-オール、4-アミノブタン-1-オール、5-アミノペンタン-1-オール、1-アミノプロパン-2-オール(モノイソプロパノールアミン)、1-アミノブタン-2-オール、1-アミノペンタン-2-オール、1-アミノペンタン-3-オール、1-アミノペンタン-4-オール、2-アミノ-2-メチルプロパノール、2-アミノ-2-メチルブタノール、3-アミノ-2-メチルプロパン-1-オール、1-アミノ-2-メチルプロパン-2-オール、3-アミノプロパン-1,2-ジオール、2-アミノ-2-メチルプロパン-1,3-ジオール、2-アミノ-2-エチル-1,3-プロパンジオール、N,N-ジメチルエタノールアミン、メチルグルカミン、トリエタノールアミン、ジエタノールアミンおよびトリイソプロパノールアミン。特に好ましいアルカノールアミンは、モノエタノールアミン、2-アミノ-2-メチルプロパノールおよびトリエタノールアミンである。
【0044】
本発明によりアルカリ化剤として使用することができる塩基性アミノ酸は、以下から構成される群から選択することが好ましい:L-アルギニン、D-アルギニン、D/L-アルギニン、L-リジン、D-リジン、D/L-リジン、L-オルニチン、D-オルニチン、D/L-オルニチン、L-ヒスチジン、D-ヒスチジンおよび/または D/L-ヒスチジン。L-アルギニン、D-アルギニンおよび/またはD/L-アルギニンは、本発明の目的において、アルカリ化剤として特に好ましく使用される。
【0045】
消費者の中には、煩わしいまたは刺激性のアンモニアにより生じる激しい臭気に気づくものもいる。したがって、アンモニアは好ましいアルカリ化剤だが、アンモニア不含の即時使用可能な製剤は、本発明によれば好ましくありうる。アンモニア不含の製剤について好ましいアルカリ化剤は、モノエタノールアミン、2-アミノ-2-メチルプロパノールおよびトリエタノールアミンである。
【0046】
即時使用可能な混合物がアルカリ化剤を含有する場合、本発明によれば、それぞれの場合に即時使用可能な剤の総重量に基づいて0.05〜20重量%、特に0.5〜10重量%の量でアルカリ化剤を含有する製剤が好ましい。
【0047】
本発明のさらなる態様において、製剤(A)および(B)をさらなる別個に包装された製剤と使用直前に混合し、使用混合物を得てよい。
【0048】
本発明の好ましい態様において、本発明の剤は、製剤(A)および(B)とは別個に包装された少なくとも1つのさらなる製剤(C)を追加的に含有し、製剤(C)は少なくとも1種のアルカリ化剤および少なくとも1種の天然ポリマーを含有する。
【0049】
製剤(C)は、製剤(B)と関連して上記において既に述べた天然ポリマーを含有することが好ましい。
【0050】
上記に既に述べたようなアルカリ化剤が本発明によれば好ましい。
【0051】
製剤(C)がアルカリ化剤を含有する場合、アルカリ化剤をそれぞれの場合に即時使用可能な剤の総重量に基づいて0.05〜20重量%、特に0.5〜10重量%の量で含有する製剤が、本発明によれば好ましい。
【0052】
製剤(C)および/または製剤(B)および/またはさらなる製剤がアルカリ化剤を含有するか否かに関わらず、アルカリ化剤を使用する場合、それぞれの場合に即時使用可能な剤の総重量に基づいて0.05〜20重量%、特に0.5〜10重量%の量でアルカリ化剤を含有する製剤が、本発明によれば好ましい。
【0053】
明色化性能をさらに高めるために、ブリーチ増強剤としてシリコン含有化合物を製剤(C)に追加的に添加してよい。上記化合物は、ケイ酸、アルカリ金属ケイ酸塩およびアルカリ土類金属ケイ酸塩から構成される群から選択することが好ましい。
【0054】
シリコン含有化合物は少量でも既に明色化性能を高めるが、本発明によれば、それぞれの場合に製剤(C)の総重量に基づいて0.05重量%〜50重量%の量、好ましくは0.5重量%〜30重量%の量、特に好ましくは1.0重量%〜25重量%の量で、シリコン含有化合物を使用することが好ましくありうる。
【0055】
特に、シリコン含有化合物として、水ガラスの形態のアルカリ金属ケイ酸塩が使用される。本明細書において「水ガラス」は、式(SiO
2)
n(Na
2O)
m(K
2O)
p[式中、nは正の有理数を表し、mおよびpは、互いに独立して、正の有理数または0を表す、ただし、少なくとも1つの変数mまたはpは0ではなく、nと、mおよびpの合計との間の割合は、1:1〜4:1である]で示されるケイ酸塩から構成される化合物として理解される。
【0056】
実験式で記載された成分に加えて、水ガラスはさらなる少量の添加剤(例えばホスフェートまたはマグネシウム塩など)を含有してもよい。
【0057】
本発明により特に好ましい水ガラスは、とりわけ、Ferrosil(登録商標)119、Natronwasserglas 40/42、Portil(登録商標)A、Portil(登録商標)AWおよびPortil(登録商標)WおよびBritesil(登録商標)C20の名称で市販されている。
【0058】
さらに、ケイ酸、特に「シリカ」または「シリカゲル」としても市販されているケイ酸を、シリコン含有化合物として使用してもよい。これに関して、Aerosil 200(INCI名:シリカ)の市販名で販売されているシリカゲルが好ましい。
【0059】
本発明の明色化または毛髪ブリーチ剤は、毛髪ブリーチ作用を強めるために、追加のブリーチ力増強剤をさらに含有してよい。過加水分解条件下で、好ましくは1〜10個の炭素原子、特に2〜4個の炭素原子を有する脂肪族ペルオキソカルボン酸、および/または(任意に置換された)過安息香酸を生じる化合物を、ブリーチ増強剤として使用してよい。多重アシル化アルキレンジアミン、特にテトラアセチルエチレンジアミン(TAED)、アシル化トリアジン誘導体、特に1,5-ジアセチル-2,4-ジオキソヘキサヒドロ-1,3,5-トリアジン(DADHT)、アシル化グリコールウリル、特にテトラアセチルグリコールウリル(TAGU)、N-アシルイミド、特にN-ノナノイルスクシンイミド(NOSI)、アシル化フェノールスルホネート、特にn-ノナノイルまたはイソノナノイルオキシベンゼンスルホネート(n-NOBSまたはイソ-NOBS)、カルボン酸無水物、特にフタル酸無水物、アシル化多価アルコール、特にトリアセチン、エチレングリコールジアセテートおよび2,5-ジアセトキシ-2,5-ジヒドロフランが好ましい。
【0060】
本発明の好ましい態様において、炭酸塩または炭酸水素塩をカルボン酸誘導体型のブリーチ増強剤として使用してよい。これらは、好ましくはアンモニウム、アルカリ金属(特にカリウムおよびナトリウム)およびアルカリ土類金属(特にマグネシウムおよびカルシウム)炭酸塩または炭酸水素塩の群から選択される。特に好ましい炭酸塩または炭酸水素塩は、炭酸水素アンモニウム、炭酸アンモニウム、炭酸水素ナトリウム、炭酸ナトリウム、炭酸水素カリウム、炭酸カリウム、炭酸マグネシウムおよび炭酸カルシウムである。これらの特に好ましい塩を、単独で、または、それらの例の少なくとも2つの混合物で、ブリーチ増強剤として使用してよい。アルキルカーボネート、アルキルカルバメートおよびシリルカーボネートおよびシリルカルバメートも適当なブリーチ増強剤である。
【0061】
本発明に使用可能なブリーチ力増強剤は、窒素を含有する、場合によりカチオン性の複素環、特にイミダゾールからさらに選択してよい。
【0062】
特に好ましい窒素含有複素環ブリーチ力増強剤は、ピリジンおよび3,4-ジヒドロイソキノリンの4級化カチオン、例えば4-アセチル-1-メチルピリジニウムの塩、特に4-アセチル-1-メチルピリジニウム-p-トルエンスルホネート、2-アセチル-1-メチルピリジニウムの塩、特に2-アセチル-1-メチルピリジニウム-p-トルエンスルホネートおよびN-メチル-3,4-ジヒドロイソキノリニウムの塩、特にN-メチル-3,4-ジヒドロイソキノリニウム-p-トルエンスルホネートである。
【0063】
尿素も、本発明に使用可能なブリーチ力増強剤である。
【0064】
ブリーチ力増強剤は、製剤(A)および/または製剤(B)および/または任意に製剤(C)および/または任意にさらなる製剤中に含有させてよい。ブリーチ力増強剤は、1つの製剤のみに、または2つ以上の製剤中に含有させてよい。加水分解感受性ブリーチ力増強剤は、粉末化製剤(A)中で使用することが好ましくありうる。ブリーチ力増強剤が、製剤(A)および/または製剤(B)および/または製剤(C)および/またはさらなる製剤中で使用されるかに関わらず、ブリーチ力増強剤を使用する場合、それぞれの場合において完全に混合した毛髪ブリーチ製剤の総重量に基づいて好ましくは0.5〜30重量%の量、特に2〜20重量%の量で含有させる。
【0065】
さらに、望ましくない残留した色彩の印象(特に赤みまたは青みの領域)を抑えるために、明色化または毛髪ブリーチ剤は、相補的な色の特定の直接染料を含有してよい。これらは、毛髪に直接吸収され、色を形成するために酸化工程を必要としない染料である。直接染料は通常、ニトロフェニレンジアミン、ニトロアミノフェノール、アゾ染料、アントラキノンまたはインドフェノールである。直接染料は、アニオン性、カチオン性および非イオン性直接染料として知られている。直接染料を、それぞれ、全使用製剤に基づいて好ましくは0.001〜2重量%の量で使用する。
【0066】
好ましいアニオン性直接染料は、下記の国際名称または市販名称で知られる化合物である:アシッドイエロー1、イエロー10、アシッドイエロー23、アシッドイエロー36、アシッドオレンジ7、アシッドレッド33、アシッドレッド52、ピグメントレッド57:1、アシッドブルー7、アシッドグリーン50、アシッドバイオレット43、アシッドブラック1、アシッドブラック52、ブロモフェノールブルーおよびテトラブロモフェノールブルー。好ましいカチオン性直接染料は、カチオン性トリフェニルメタン染料、例えばベーシックブルー7、ベーシックブルー26、ベーシックバイオレット2およびベーシックバイオレット14、第4級窒素基で置換された芳香族系、例えば、ベーシックイエロー57、ベーシックレッド76、ベーシックブルー99、ベーシックブラウン16およびベーシックブラウン17、カチオン性アントラキノン染料、例えばHCブルー16(ブルークオートB)、ならびに少なくとも1つの第4級窒素原子を含む複素環を含有する直接染料、特にベーシックイエロー87、ベーシックオレンジ31およびベーシックレッド51である。Arianorの商標名で市販されているカチオン性直接染料も好ましい本発明のカチオン性直接染料である。非イオン性ニトロおよびキノン染料および中性アゾ染料は、非イオン性直接染料として特に適当である。好ましい非イオン性直接染料は、下記の国際名称または市販名称で知られる化合物である:HCイエロー2、HCイエロー4、HCイエロー5、HCイエロー6、HCイエロー12、HCオレンジ1、ディスパースオレンジ3、HCレッド1、HCレッド3、HCレッド10、HCレッド11、HCレッド13、HCレッドBN、HCブルー2、HCブルー11、HCブルー12、ディスパースブルー3、HCバイオレット1、ディスパースバイオレット1、ディスパースバイオレット4、ディスパースブラック9、ならびに1,4-ジアミノ-2-ニトロベンゼン、2-アミノ-4-ニトロフェノール、1,4-ビス-(2-ヒドロキシエチル)アミノ-2-ニトロベンゼン、3-ニトロ-4-(2-ヒドロキシエチル)アミノフェノール、2-(2-ヒドロキシエチル)アミノ-4,6-ジニトロフェノール、4-[(2-ヒドロキシエチル)アミノ)-3-ニトロ-1-メチルベンゼン、1-アミノ-4-(2-ヒドロキシエチル)アミノ-5-クロロ-2-ニトロベンゼン、4-アミノ-3-ニトロフェノール、1-(2'-ウレイドエチル)アミノ-4-ニトロベンゼン、2-[(4-アミノ-2-ニトロフェニル)アミノ]安息香酸、6-ニトロ-1,2,3,4-テトラヒドロキノキサリン、2-ヒドロキシ-1,4-ナフトキノン、ピクラミン酸およびそれらの塩、2-アミノ-6-クロロ-4-ニトロフェノール、4-エチルアミノ-3-ニトロ安息香酸、および2-クロロ-6-エチルアミノ-4-ニトロフェノール。テトラブロモフェノールブルーおよびアシッドレッド92の少なくとも1つの組み合わせを含有する剤が、きわめて好ましい。
【0067】
さらに、即時使用可能な剤が少なくとも1種の安定剤または錯化剤を含有する場合、有利であることがわかった。特に好ましい安定剤は、フェナセチン、アルカリベンゾエート(安息香酸ナトリウム)およびサリチル酸である。従来技術のあらゆる錯化剤をさらに使用してよい。これらは異なる化学群に属しうる。好ましくは、それらを単独でまたは互いに混合して使用する。本発明に好ましい錯化剤は、窒素含有ポリカルボン酸、特にEDTA、およびホスホネート、好ましくはヒドロキシアルカンまたはアミノアルカンホスホネート、特に1-ヒドロキシエタン-1,1-ジホスホネート(HEDP)またはそれらのジナトリウム塩またはテトラナトリウム塩、および/またはエチレンジアミンテトラメチレンホスホネート(EDTMP)またはそのヘキサナトリウム塩、および/または、ジエチレントリアミンペンタメチレンホスホネート(DTPMP)またはそれらのヘプタナトリウム塩またはオクタナトリウム塩である。
【0068】
本発明の剤は、以下のさらなる活性物質、助剤および添加剤を含有してよい:例えば非イオン性ポリマー、例えばビニルピロリジノン/アクリル酸ビニルコポリマー、ポリビニルピロリジノン、ビニルピロリジノン/酢酸ビニルコポリマー、ポリエチレングリコール、およびポリシロキサン;追加のシリコーン、例えば揮発性または不揮発性直鎖状、分枝状または環状、架橋または非架橋ポリアリルシロキサン(例えばジメチコーンまたはシクロメチコーン)、ポリアリールシロキサンおよび/またはポリアルキルアリールシロキサン、特に有機官能基(例えば置換または非置換アミン(アモジメチコーン)、カルボキシル基、アルコキシ基および/またはヒドロキシル基(ジメチコーンコポリオール))を有するポリシロキサン、直鎖状ポリシロキサン(A)−ポリオキシアルキレン(B)ブロックコポリマー、グラフト化シリコーンポリマー;カチオン性ポリマー、例えば四級化セルロースエーテル、第四級の基を有するポリシロキサン、ジメチルジアリルアンモニウムクロリドポリマー、アクリルアミド/ジメチルジアリルアンモニウムクロリドコポリマー、ジエチルスルフェートで四級化したジメチルアミノエチルメタクリレート/ビニルピロリジノンコポリマー、ビニルピロリジノン/イミダゾリニウムメトクロリドコポリマーおよび四級化ポリビニルアルコール;双性イオン性および両性ポリマー;アニオン性ポリマー、例えばポリアクリル酸または架橋ポリアクリル酸;構造化剤、例えばグルコース、マレイン酸および乳酸、毛髪コンディショニング化合物、例えばリン脂質(例えばレシチンおよびケファリン);香油、ジメチルイソソルビド、およびシクロデキストリン;繊維構造改善活性物質、特にモノ-、ジ-およびオリゴサッカリド、例えばグルコース、ガラクトース、フルクトース、果糖およびラクトース;剤着色用の染料;フケ防止活性物質、例えばピロクトンオラミン、亜鉛オマジンおよびクリンバゾール;アミノ酸およびオリゴペプチド、特にアルギニンおよび/またはセリン;動物および/または植物由来タンパク質加水分解物、例えばエラスチン、コラーゲン、ケラチン、絹およびミルクのタンパク質加水分解物、またはアーモンド、米、豆、ジャガイモおよび小麦のタンパク質加水分解物、ならびにそれらの脂肪酸縮合生成物の形態の誘導体、または、場合によりアニオン性変性誘導体またはカチオン性変性誘導体;光保護剤、例えば誘導体化ベンゾフェノン、ケイ皮酸誘導体およびトリアジン;活性物質、例えばパンテノール、パントテン酸、パントラクトン、アラントイン、ピロリジノンカルボン酸およびその塩、ならびにビサボロール;ポリフェノール、特にヒドロキシケイ皮酸、6,7-ジヒドロキシクマリン、ヒドロキシ安息香酸、カテキン、タンニン、ロイコアントシアニジン、アントシアニジン、フラバノン、フラボンおよびフラボノール;セラミドまたは擬似セラミド;ビタミン、プロビタミン、およびビタミン前駆体、特にA、B3、B5、B6、C、E、FおよびH群のもの;植物抽出物;膨潤および浸透性物質、例えばグリセロール、プロピレングリコールモノエチルエーテル、炭酸、炭酸水素、グアニジン、尿素および第1級、第2級および第3級ホスフェート;光沢剤、例えばエチレングリコールモノステアレートおよびジステアレートならびにPEG-3ジステアレート;顔料、および高圧ガス、例えばプロパン/ブタン混合物、N
2O、ジメチルエーテル、CO
2および空気。
【0069】
本発明によれば、本発明の剤との組合せにおいて透明な使用混合物を与えるこれらの活性物質、助剤および添加剤が特に好ましい。
【0070】
当業者は、剤の所望される特性に応じて、これらのさらなる物質を選択するに至るであろう。さらなる任意の成分ならびにこれらの成分の使用量に関して、当業者に既知の関連する手引書、例えばKh. Schrader著、「Grundlagen und Rezepturen der Kosmetika(化粧品の基礎および製剤)」、第2版、Huthig Buch Verlag、Heidelberg、1989についての参照を明示的に記載する。追加の活性物質および助剤は、本発明の剤において、それぞれ使用混合物の総重量に基づいて好ましくは0.0001〜10重量%、特に0.0005〜5重量%の量で使用する。
【0071】
本発明の第2の主題は、ケラチン性繊維の色を変える方法であり、ここで互いに別個に包装された少なくとも2つの製剤(A)および(B)(ここで、製剤(A)は少なくとも1種の過硫酸塩を含有し、製剤(B)は少なくとも1種の酸化剤および少なくとも1種の天然ポリマーを含有する)を混合し、使用混合物を得て、該使用混合物を繊維上に塗布し、接触時間の後に再び洗い流す。
【0072】
即時使用可能な剤は、2つの製剤(A)および(B)、および任意に第3製剤(C)および/またはさらなる製剤を混合することにより、毛髪で使用する直前に製造される。2つ以上の製剤から混合されて完成された使用混合物を得る即時使用可能な剤の場合、初めに2つの製剤を互いに混合した後、第3製剤を加え混合するかどうか、または、全ての製剤を1つに合わせた後混合するかどうかは重要でなくてよい。混合は皿またはカップ中で撹拌することにより、または、閉じることが可能な容器中で振ることにより達成することができる。
【0073】
用語「直(immediately)」は、数秒〜1時間、好ましくは30分以下、特に15分以下の期間を意味するとして理解される。
【0074】
本発明の剤は、ケラチン性繊維(特に人毛)を明色化するための方法において使用され、ここで剤をケラチン含有繊維上に塗布し、室温〜45℃の温度で、10〜60分の接触期間で繊維上に放置し、その後、水で洗い流すか、またはシャンプーで洗い流す。
【0075】
即時使用可能な明色化剤の接触時間は、好ましくは10〜60分、特に15〜50分、特に好ましくは20〜45分である。繊維への剤の接触時間中に熱を供給することにより明色化作用を促進させることが有利でありうる。熱供給は、外部熱源を用いて、例えば温風送風機を用いることにより生じさてよく、ならびに、特に生体での毛髪明色化処理の場合は生体の体温を用いて生じさせてよい。生体の体温を用いる場合、通常、明色化させる部位をフードで覆う。室温での接触段階も、同様に、本発明に従う。接触時間中の温度は、好ましくは20℃〜40℃、特に25℃〜38℃である。本発明の明色化剤は45℃未満の生体許容性の温度で良好な毛髪ブリーチおよび明色化結果を既に生成する。
【0076】
接触時間の終了後、残っている明色化製剤を毛髪から水または洗浄剤で洗い流す。これに関して、市販の通常のシャンプーが、特に洗浄剤として作用してよく、その場合、その後、特に洗浄剤を省略することができ、明色化剤が高界面活性剤含量を有する担体を有する場合、洗い流し操作が水道水を用いることで生じうる。
【0077】
好ましい方法は、接触時間中においてケラチン性繊維の明色化の程度のモニタリングが、使用混合物を繊維から除去することなく視覚的に起こるという特徴を有する。このため、本発明の第1の主題の即時使用可能な透明な剤を人毛に塗布し、接触時間中に、繊維から剤を除去することなく視覚的モニタリングにより明色化工程を1回または複数回評価する。このため、脱色作用の簡単かつ連続的なモニタリングが確保される。
【0078】
製剤を1〜3mmの厚みで基材上に均一な層で塗布した際に透き通っており、人の目で基材の色みを曇りなく検出および評価することができるように見通すことができる製剤が、本発明の目的において「透明」である。さらに、技術的手法を用いて当業者により透明性を測定することができる。したがって、Methrom 662光度計を25℃で用いる光度測定において、少なくとも70%、特に少なくとも80%の透過率を有する製剤も、本発明の目的において「透明」である。
【0079】
本発明の第1の主題の好ましい態様は、また、必要な変更を加えて本発明の第2の主題にもあてはまる。
【0080】
本発明の第3の主題は、少なくとも1種の酸化剤を含有する流動性の酸化剤製剤の製造方法であり、ここで、粉末化キサンタンガムを製剤中に撹拌添加し、該ガムは、1重量のKCl水溶液中、1重量%のキサンタンガムが、800〜1300mPa・sの粘度(ブルックフィールド回転粘度計、スピンドルサイズ4を25℃および4rpmで用いて測定)を示すという特徴を有する。
【0081】
使用するキサンタンガムは、好ましくは、膨潤前に粉末化状態で存在し、粉末化キサンタンが160μm〜200μmの粒径を有するという特徴を有する。
【0082】
本発明の明色化剤の包装方法は、原則として、いかなる限定もされるものではない。消費者に、即時使用可能な剤の構成成分をできるだけ簡便に提供するために、個々の製剤を共に一つの包装ユニットで販売することが便利である。
【0083】
したがって、本発明の第4の主題は、ケラチン性繊維を明色化および/または毛髪ブリーチするための多成分包装ユニット(部品のキット)であり、これは、互いに別個に包装されたそれぞれの容器中に、以下を含む:
a)少なくとも1種の過硫酸塩を含有する少なくとも1種の粉末製剤(A)、
b)少なくとも1種の酸化剤および少なくとも1種の天然ポリマーを含有する少なくとも1種の流動性製剤(B)、
c)任意に、少なくとも1種のアルカリ化剤および少なくとも1種の天然ポリマーを含有するさらなる製剤(C)、
d)および/または、任意にさらなる製剤。
【0084】
多包装ユニットの構成成分は、物理的に異なる容器中に互いに別個に包装されている。用語「容器」は、本発明に関して、その形状、材料またはクロージャーに関わらず、物質または物質混合物を含有する能力に具体化される受入力により特徴づけられる。したがって、用語「容器」は、それに限定されることなく、管の内部、小袋(ポーチ)または袋(サック)の内部、キャニスターの内部、缶の内部、くぼみの内部、ボトルの内部、コップまたは小包の内部、大箱の内部、箱の内部、包装材料の内部、または他のレセプタクルの内部を包含する。容器は再び密封可能な開口、例えばねじ込みクロージャーを備えていてよい。複数の剤を、使用前に振ることにより互いに密に混合すべき場合に、これは有利でありうる。
【0085】
明色化製剤の構成成分を、別個のまたは共通の開口を有する2室型容器中に含有させてよい。しかしながら、それらを異なる容器中に分配し、消費者に使用前にそれらを互いに混合させるようにすることが好ましい。
【0086】
多成分包装ユニット(部品のキット)は、追加的に、1組の使用説明書を含有することが好ましい。使用説明書は、特に、本発明の第2の主題の方法で、包装ユニットの容器から剤を使用するための情報、説明および任意にイラストを含む。混合補助用具(例えば皿)、塗布補助用具(例えば櫛またはブラシ)および/または身体保護用品(例えば使い捨て手袋)をキットに含む場合、さらに好ましくありうる。
【0087】
本発明の多成分包装ユニットの好ましい態様に関して、本発明の前述の主題の態様が、必要な変更を加えて、適用される。
【実施例】
【0088】
実施例1:2つの製剤から構成された毛髪ブリーチ剤用の製剤(A)の組成
【表1】
【0089】
実施例2:2つの製剤から構成された毛髪ブリーチ剤用の製剤(B)の組成
【表2】
【0090】
製剤B1〜B5は透明ゲルである。
【0091】
実施例3:3つの製剤から構成された毛髪ブリーチ剤用の製剤(A)の組成
【表3】
【0092】
実施例4:3つの製剤から構成された毛髪ブリーチ剤用の製剤(B)の組成
【表4】
【0093】
実施例5:3つの製剤から構成された毛髪ブリーチ剤用の製剤(C)の組成
【表5】
【0094】
〔使用製剤の実施例〕
実施例6:2つの製剤から構成された毛髪ブリーチ剤
個々の製剤を示された量で互いに混合し、完成された使用製剤の粘性をブルックフィールド回転粘度計、スピンドルサイズ4、25℃および4rpmで測定した。
【表6】
【0095】
実施例7:3つの製剤から構成された毛髪ブリーチ剤
【表7】
【0096】
個々の製剤を示された量で互いに混合し、完成された使用製剤の粘性をブルックフィールド回転粘度計、スピンドルサイズ5を、25℃および4rpmで用いて測定した。
【0097】
使用製剤AZ9、AZ10、AZ11およびAZ12は、本発明の製剤である。AZ9は、アンモニアを含まない使用製剤の実施例である。