【文献】
DATABASE REGISTRY [Online] ,米国,CHEMICAL ABSTRACTS SERVICE, COLUMBUS, OHIO,2008年,XP002660620, retrieved from STN Database accession no. 1061838-57-0
【文献】
DATABASE REGISTRY [Online] ,米国,CHEMICAL ABSTRACTS SERVICE, COLUMBUS, OHIO,2009年,XP002660621, retrieved from STN Database accession no. 1099890-46-6
【文献】
Journal of Combinatorial Chemistry,2010年,12(4),510-517, Supporting Information S1-S77
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
【発明を実施するための形態】
【0015】
本明細書で使用される場合、「防除する」及び「駆除する」という用語は同義語である。
【0016】
本明細書で使用される場合、「望ましくない植生」、「雑草」及び「有害植物」という用語は同義語である。
【0017】
本明細書で記載されるとおりの式Iのイソオキサゾロ[5,4-b]ピリジンが、幾何異性体、例えば、E/Z異性体を形成することができる場合、本発明による組成物において純粋な異性体及びそれらの混合物の両方を使用することが可能である。
【0018】
本明細書で記載されるとおりの式Iのイソオキサゾロ[5,4-b]ピリジンが、1つ以上の不斉中心を有し、結果として、エナンチオマー又はジアステレオマーとして存在する場合、本発明による組成物において純粋なエナンチオマー及びジアステレオマー並びにこれらの混合物を使用することが可能である。
【0019】
可変要素の定義における有機基に使用される用語、例えば、「アルキル」という表現は、これらの群の有機単位の個々の員を表す総称である。
【0020】
接頭辞C
x〜C
yは、特定の場合に可能な炭素原子の数を意味する。
【0021】
ハロゲン:フッ素、塩素、臭素又はヨウ素、特にフッ素、塩素又は臭素;
アルキル及び複合基 (アルコキシ、アルキルアミノ、アルキルチオ、アルコキシカルボニルなど) のアルキル部分:1〜10個の炭素原子を有する飽和の直鎖又は分岐炭化水素基、好ましくはC
1〜C
6-アルキル又はC
1〜C
4-アルキル、例えば、メチル、エチル、プロピル、1-メチルエチル、ブチル、1-メチルプロピル、2-メチルプロピル、1,1-ジメチルエチル、ペンチル、1-メチルブチル、2-メチルブチル、3-メチルブチル、2,2-ジメチルプロピル、1-エチルプロピル、ヘキシル、1,1-ジメチルプロピル、1,2-ジメチルプロピル、1-メチルペンチル、2-メチルペンチル、3-メチルペンチル、4-メチルペンチル、1,1-ジメチルブチル、1,2-ジメチルブチル、1,3-ジメチルブチル、2,2-ジメチルブチル、2,3-ジメチルブチル、3,3-ジメチルブチル、1-エチルブチル、2-エチルブチル、1,1,2-トリメチルプロピル、1,2,2-トリメチルプロピル、1-エチル-1-メチルプロピル及び1-エチル-2-メチルプロピル;ヘプチル、オクチル、2-エチルヘキシル及びそれらの位置異性体;ノニル、デシル及びそれらの位置異性体;
ハロアルキル:これらの基における水素原子の一部又はすべてが上記のとおりのハロゲン原子で置き換えられている、(上記のとおりの)1〜10個の炭素原子を有する直鎖又は分岐のアルキル基、好ましくはC
1〜C
6-ハロアルキル又はC
1〜C
4-ハロアルキル。一実施形態において、アルキル基は、特定のハロゲン原子、好ましくはフッ素、塩素又は臭素で少なくとも一回又は完全に置換されている。さらなる実施形態において、アルキル基は、異なるハロゲン原子で部分的又は完全にハロゲン化されており;混合ハロゲン置換の場合、塩素とフッ素との組合せが好ましい。特に好ましいのは、(C
1〜C
3)-ハロアルキル、より好ましくは(C
1〜C
2)-ハロアルキル、例えば、クロロメチル、ブロモメチル、ジクロロメチル、トリクロロメチル、フルオロメチル、ジフルオロメチル、トリフルオロメチル、クロロフルオロメチル、ジクロロフルオロメチル、クロロジフルオロメチル、1-クロロエチル、1-ブロモエチル、1-フルオロエチル、2-フルオロエチル、2,2-ジフルオロエチル、2,2,2-トリフルオロエチル、2-クロロ-2-フルオロエチル、2-クロロ-2,2-ジフルオロエチル、2,2-ジクロロ-2-フルオロエチル、2,2,2-トリクロロエチル、ペンタフルオロエチル又は1,1,1-トリフルオロプロパ-2-イルである;
アルケニル及びまた複合基(アルケニルオキシなど)におけるアルケニル部分:2〜10個の炭素原子及び任意の位置に1個の二重結合を有する不飽和の直鎖又は分岐炭化水素基である。本発明によれば、小さいアルケニル基、例えば、(C
2〜C
6)-アルケニルを使用することが好ましい場合があり;他方では、比較的大きいアルケニル基、例えば、(C
5〜C
8)-アルケニルを用いることが好ましい場合もある。C
2〜C
6-アルケニル基の例は、エテニル、1-プロペニル、2-プロペニル、1-メチルエテニル、1-ブテニル、2-ブテニル、3-ブテニル、1-メチル-1-プロペニル、2-メチル-1-プロペニル、1-メチル-2-プロペニル、2-メチル-2-プロペニル、1-ペンテニル、2-ペンテニル、3-ペンテニル、4-ペンテニル、1-メチル-1-ブテニル、2-メチル-1-ブテニル、3-メチル-1-ブテニル、1-メチル-2-ブテニル、2-メチル-2-ブテニル、3-メチル-2-ブテニル、1-メチル-3-ブテニル、2-メチル-3-ブテニル、3-メチル-3-ブテニル、1,1-ジメチル-2-プロペニル、1,2-ジメチル-1-プロペニル、1,2-ジメチル-2-プロペニル、1-エチル-1-プロペニル、1-エチル-2-プロペニル、1-ヘキセニル、2-ヘキセニル、3-ヘキセニル、4-ヘキセニル、5-ヘキセニル、1-メチル-1-ペンテニル、2-メチル-1-ペンテニル、3-メチル-1-ペンテニル、4-メチル-1-ペンテニル、1-メチル-2-ペンテニル、2-メチル-2-ペンテニル、3-メチル-2-ペンテニル、4-メチル-2-ペンテニル、1-メチル-3-ペンテニル、2-メチル-3-ペンテニル、3-メチル-3-ペンテニル、4-メチル-3-ペンテニル、1-メチル-4-ペンテニル、2-メチル-4-ペンテニル、3-メチル-4-ペンテニル、4-メチル-4-ペンテニル、1,1-ジメチル-2-ブテニル、1,1-ジメチル-3-ブテニル、1,2-ジメチル-1-ブテニル、1,2-ジメチル-2-ブテニル、1,2-ジメチル-3-ブテニル、1,3-ジメチル-1-ブテニル、1,3-ジメチル-2-ブテニル、1,3-ジメチル-3-ブテニル、2,2-ジメチル-3-ブテニル、2,3-ジメチル-1-ブテニル、2,3-ジメチル-2-ブテニル、2,3-ジメチル-3-ブテニル、3,3-ジメチル-1-ブテニル、3,3-ジメチル-2-ブテニル、1-エチル-1-ブテニル、1-エチル-2-ブテニル、1-エチル-3-ブテニル、2-エチル-1-ブテニル、2-エチル-2-ブテニル、2-エチル-3-ブテニル、1,1,2-トリメチル-2-プロペニル、1-エチル-1-メチル-2-プロペニル、1-エチル-2-メチル-1-プロペニル及び1-エチル-2-メチル-2-プロペニルである;
アルキニル及び複合基におけるアルキニル部分:2〜10個の炭素原子及び任意の位置に1又は2個の三重結合を有する直鎖又は分岐の炭化水素基、例えば、C
2〜C
6-アルキニル、例えば、エチニル、1-プロピニル、2-プロピニル、1-ブチニル、2-ブチニル、3-ブチニル、1-メチル-2-プロピニル、1-ペンチニル、2-ペンチニル、3-ペンチニル、4-ペンチニル、1-メチル-2-ブチニル、1-メチル-3-ブチニル、2-メチル-3-ブチニル、3-メチル-1-ブチニル、1,1-ジメチル-2-プロピニル、1-エチル-2-プロピニル、1-ヘキシニル、2-ヘキシニル、3-ヘキシニル、4-ヘキシニル、5-ヘキシニル、1-メチル-2-ペンチニル、1-メチル-3-ペンチニル、1-メチル-4-ペンチニル、2-メチル-3-ペンチニル、2-メチル-4-ペンチニル、3-メチル-1-ペンチニル、3-メチル-4-ペンチニル、4-メチル-1-ペンチニル、4-メチル-2-ペンチニル、1,1-ジメチル-2-ブチニル、1,1-ジメチル-3-ブチニル、1,2-ジメチル-3-ブチニル、2,2-ジメチル-3-ブチニル、3,3-ジメチル-1-ブチニル、1-エチル-2-ブチニル、1-エチル-3-ブチニル、2-エチル-3-ブチニル及び1-エチル-1-メチル-2-プロピニル;
シクロアルキル及びまた複合基におけるシクロアルキル部分:3〜10個、特に3〜6個の炭素環員を有する単環式又は二環式飽和炭化水素基。C
3〜C
6-シクロアルキルの例は、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル、シクロヘプチル又はシクロオクチルである。二環式基の例は、ビシクロ[2.2.1]ヘプチル、ビシクロ[3.1.1]ヘプチル、ビシクロ[2.2.2]オクチル及びビシクロ[3.2.1]オクチルである;
ハロシクロアルキル及び複合基におけるハロシクロアルキル部分:水素原子の一部又はすべてが、上記のとおりのハロゲン原子、特にフッ素、塩素及び臭素で置き換えられていてもよい、(上記のとおりの)3〜10個の炭素環員を有する単環式飽和炭化水素基;
シクロアルケニル:3〜10個、3〜8個、3〜6個、好ましくは5〜6個の炭素環員を有する単環式一不飽和炭化水素基、例えば、シクロペンテン-1-イル、シクロペンテン-3-イル、シクロヘキセン-1-イル、シクロヘキセン-3-イル、シクロヘキセン-4-イルなど;
アルコキシ:好ましくは、1〜10個、より好ましくは1〜6個又は1〜4個の炭素原子を有する、酸素を介して結合している上記のアルキル基。例は、メトキシ、エトキシ、n-プロポキシ、1-メチルエトキシ、ブトキシ、1-メチルプロポキシ、2-メチルプロポキシ又は1,1-ジメチルエトキシ、及びまた、例えば、ペントキシ、1-メチルブトキシ、2-メチルブトキシ、3-メチルブトキシ、1,1-ジメチルプロポキシ、1,2-ジメチルプロポキシ、2,2-ジメチルプロポキシ、1-エチルプロポキシ、ヘキソキシ、1-メチルペントキシ、2-メチルペントキシ、3-メチルペントキシ、4-メチルペントキシ、1,1-ジメチルブトキシ、1,2-ジメチルブトキシ、1,3-ジメチルブトキシ、2,2-ジメチルブトキシ、2,3-ジメチルブトキシ、3,3-ジメチルブトキシ、1-エチルブトキシ、2-エチルブトキシ、1,1,2-トリメチルプロポキシ、1,2,2-トリメチルプロポキシ、1-エチル-1-メチルプロポキシ又は1-エチル-2-メチルプロポキシである;
ハロアルコキシ:これらの基における水素原子の一部又はすべてが、ハロアルキルについて上記されたとおりのハロゲン原子、特にフッ素、塩素又は塩素で置き換えられている上記のアルコキシ。例は、OCH
2F、OCHF
2、OCF
3、OCH
2Cl、OCHCl
2、OCCl
3、クロロフルオロメトキシ、ジクロロフルオロメトキシ、クロロジフルオロメトキシ、2-フルオロエトキシ、2-クロロエトキシ、2-ブロモエトキシ、2-ヨードエトキシ、2,2-ジフルオロエトキシ、2,2,2-トリフルオロエトキシ、2-クロロ-2-フルオロエトキシ、2-クロロ-2,2-ジフルオロエトキシ、2,2-ジクロロ-2-フルオロエトキシ、2,2,2-トリクロロエトキシ、OC
2F
5、2-フルオロプロポキシ、3-フルオロプロポキシ、2,2-ジフルオロプロポキシ、2,3-ジフルオロプロポキシ、2-クロロプロポキシ、3-クロロプロポキシ、2,3-ジクロロプロポキシ、2-ブロモプロポキシ、3-ブロモプロポキシ、3,3,3-トリフルオロプロポキシ、3,3,3-トリクロロプロポキシ、OCH
2-C
2F
5、OCF
2-C
2F
5、1-(CH
2F)-2-フルオロエトキシ、1-(CH
2Cl)-2-クロロエトキシ、1-(CH
2Br)-2-ブロモエトキシ、4-フルオロブトキシ、4-クロロブトキシ、4-ブロモブトキシ又はノナフルオロブトキシ;及びまた、5-フルオロペントキシ、5-クロロペントキシ、5-ブロモペントキシ、5-ヨードペントキシ、ウンデカフルオロペントキシ、6-フルオロヘキソキシ、6-クロロヘキソキシ、6-ブロモヘキソキシ、6-ヨードヘキソキシ又はドデカフルオロヘキソキシである;
アリール:6、7、8、9又は10個の炭素原子を有する6〜10員の芳香族炭素環。好ましいアリールの例は、フェニル又はナフチルである;
ヘテロ環:5、6、7、8、9又は10員の飽和、部分不飽和又は芳香族の単環式環又は二環式環系(これは、環員としてO、N及びSからなる群からの1、2、3又は4個のヘテロ原子を含有し、環員として1又は2個のCO、SO、SO
2基をさらに含有してもよく、ここで、対象とするヘテロ環は、炭素原子、又は存在する場合、窒素原子を介して結合していてもよい)。特に:
-環員としてO、N及びSからなる群からの1、2、3又は4個のヘテロ原子を含む、3、5又は6員の飽和又は部分不飽和ヘテロ環:例えば、炭素環員に加えて、1、2又は3個の窒素原子並びに/或いは1個の酸素若しくは硫黄原子、又は1若しくは2個の酸素及び/若しくは硫黄原子を含む、単環式飽和又は部分不飽和ヘテロ環、例えば、アジリジン、オキシラン、2-テトラヒドロフラニル、3-テトラヒドロフラニル、2-テトラヒドロチエニル、3-テトラヒドロチエニル、2-ピロリジニル、3-ピロリジニル、3-イソオキサゾリジニル、4-イソオキサゾリジニル、5-イソオキサゾリジニル、3-イソチアゾリジニル、4-イソチアゾリジニル、5-イソチアゾリジニル、3-ピラゾリジニル、4-ピラゾリジニル、5-ピラゾリジニル、2-オキサゾリジニル、4-オキサゾリジニル、5-オキサゾリジニル、2-チアゾリジニル、4-チアゾリジニル、5-チアゾリジニル、2-イミダゾリジニル、4-イミダゾリジニル、1,2,4-オキサジアゾリジン-3-イル、1,2,4-オキサジアゾリジン-5-イル、1,2,4-チアジアゾリジン-3-イル、1,2,4-チアジアゾリジン-5-イル、1,2,4-トリアゾリジン-3-イル、1,3,4-オキサジアゾリジン-2-イル、1,3,4-チアジアゾリジン-2-イル、1,3,4-トリアゾリジン-2-イル、2,3-ジヒドロフラ-2-イル、2,3-ジヒドロフラ-3-イル、2,4-ジヒドロフラ-2-イル、2,4-ジヒドロフラ-3-イル、2,3-ジヒドロチエン-2-イル、2,3-ジヒドロチエン-3-イル、2,4-ジヒドロチエン-2-イル、2,4-ジヒドロチエン-3-イル、2-ピロリン-2-イル、2-ピロリン-3-イル、3-ピロリン-2-イル、3-ピロリン-3-イル、2-イソオキサゾリン-3-イル、3-イソオキサゾリン-3-イル、4-イソオキサゾリン-3-イル、2-イソオキサゾリン-4-イル、3-イソオキサゾリン-4-イル、4-イソオキサゾリン-4-イル、2-イソオキサゾリン-5-イル、3-イソオキサゾリン-5-イル、4-イソオキサゾリン-5-イル、2-イソチアゾリン-3-イル、3-イソチアゾリン-3-イル、4-イソチアゾリン-3-イル、2-イソチアゾリン-4-イル、3-イソチアゾリン-4-イル、4-イソチアゾリン-4-イル、2-イソチアゾリン-5-イル、3-イソチアゾリン-5-イル、4-イソチアゾリン-5-イル、2,3-ジヒドロピラゾール-1-イル、2,3-ジヒドロピラゾール-2-イル、2,3-ジヒドロピラゾール-3-イル、2,3-ジヒドロピラゾール-4-イル、2,3-ジヒドロピラゾール-5-イル、3,4-ジヒドロピラゾール-1-イル、3,4-ジヒドロピラゾール-3-イル、3,4-ジヒドロピラゾール-4-イル、3,4-ジヒドロピラゾール-5-イル、4,5-ジヒドロピラゾール-1-イル、4,5-ジヒドロピラゾール-3-イル、4,5-ジヒドロピラゾール-4-イル、4,5-ジヒドロピラゾール-5-イル、2,3-ジヒドロオキサゾール-2-イル、2,3-ジヒドロオキサゾール-3-イル、2,3-ジヒドロオキサゾール-4-イル、2,3-ジヒドロオキサゾール-5-イル、3,4-ジヒドロオキサゾール-2-イル、3,4-ジヒドロオキサゾール-3-イル、3,4-ジヒドロオキサゾール-4-イル、3,4-ジヒドロオキサゾール-5-イル、3,4-ジヒドロオキサゾール-2-イル、3,4-ジヒドロオキサゾール-3-イル、3,4-ジヒドロオキサゾール-4-イル、2-ピペリジニル、3-ピペリジニル、4-ピペリジニル、1,3-ジオキサン-5-イル、2-テトラヒドロピラニル、4-テトラヒドロピラニル、2-テトラヒドロチエニル、3-ヘキサヒドロピリダジニル、4-ヘキサヒドロピリダジニル、2-ヘキサヒドロピリミジニル、4-ヘキサヒドロピリミジニル、5-ヘキサヒドロピリミジニル、2-ピペラジニル、1,3,5-ヘキサヒドロトリアジン-2-イル及び1,2,4-ヘキサヒドロトリアジン-3-イル並びにまた、対応する-イリデン基;
-環員としてO、N及びSからなる群からの1、2、3又は4個のヘテロ原子を含む、7員の飽和又は部分不飽和ヘテロ環:例えば、炭素環員に加えて、1、2又は3個の窒素原子並びに/或いは1個の酸素若しくは硫黄原子、又は1若しくは2個の酸素及び/若しくは硫黄原子を含む、7個の環員を有する単環式及び二環式ヘテロ環、例えば、テトラ-及びヘキサヒドロアゼピニル、例えば、2,3,4,5-テトラヒドロ[1H]アゼピン-1-、-2-、-3-、-4-、-5-、-6-又は-7-イル、3,4,5,6-テトラヒドロ[2H]アゼピン-2-、-3-、-4-、-5-、-6-又は-7-イル、2,3,4,7-テトラヒドロ[1H]アゼピン-1-、-2-、-3-、-4-、-5-、-6-又は-7-イル、2,3,6,7-テトラヒドロ[1H]アゼピン-1-、-2-、-3-、-4-、-5-、-6-又は-7-イル、ヘキサヒドロアゼピン-1-、-2-、-3-又は-4-イル、テトラ-及びヘキサヒドロオキセピニル、例えば、2,3,4,5-テトラヒドロ[1H]オキセピン-2-、-3-、-4-、-5-、-6-又は-7-イル、2,3,4,7-テトラヒドロ[1H]オキセピン-2-、-3-、-4-、-5-、-6-又は-7-イル、2,3,6,7-テトラヒドロ[1H]オキセピン-2-、-3-、-4-、-5-、-6-又は-7-イル、ヘキサヒドロアゼピン-1-、-2-、-3-又は-4-イル、テトラ-及びヘキサヒドロ-1,3-ジアゼピニル、テトラ-及びヘキサヒドロ-1,4-ジアゼピニル、テトラ-及びヘキサヒドロ-1,3-オキサゼピニル、テトラ-及びヘキサヒドロ-1,4-オキサゼピニル、テトラ-及びヘキサヒドロ-1,3-ジオキセピニル、テトラ-及びヘキサヒドロ-1,4-ジオキセピニル並びに対応するイリデン基;
-酸素、窒素及び硫黄からなる群からの1、2、3又は4個のヘテロ原子を含有する5又は6員の芳香族ヘテロ環(=ヘテロ芳香族基)、例えば、炭素を介して結合しており、且つ環員として1〜3個の窒素原子又は1若しくは2個の窒素原子及び1個の硫黄若しくは酸素原子を含有する5員のヘテロアリール、例えば、2-フリル、3-フリル、2-チエニル、3-チエニル、2-ピロリル、3-ピロリル、3-イソオキサゾリル、4-イソオキサゾリル、5-イソオキサゾリル、3-イソチアゾリル、4-イソチアゾリル、5-イソチアゾリル、3-ピラゾリル、4-ピラゾリル、5-ピラゾリル、2-オキサゾリル、4-オキサゾリル、5-オキサゾリル、2-チアゾリル、4-チアゾリル、5-チアゾリル、2-イミダゾリル、4-イミダゾリル、1,2,4-オキサジアゾール-3-イル、1,2,4-オキサジアゾール-5-イル、1,2,4-チアジアゾール-3-イル、1,2,4-チアジアゾール-5-イル、1,2,4-トリアゾール-3-イル、1,3,4-オキサジアゾール-2-イル、1,3,4-チアジアゾール-2-イル及び1,3,4-トリアゾール-2-イル;窒素を介して結合しており、且つ環員として1〜3個の窒素原子を含有する5員のヘテロアリール、例えば、ピロール-1-イル、ピラゾール-1-イル、イミダゾール-1-イル、1,2,3-トリアゾール-1-イル及び1,2,4-トリアゾール-1-イル;環員として1、2又は3個の窒素原子を含有する6員のヘテロアリール、例えば、ピリジン-2-イル、ピリジン-3-イル、ピリジン-4-イル、3-ピリダジニル、4-ピリダジニル、2-ピリミジニル、4-ピリミジニル、5-ピリミジニル、2-ピラジニル、1,3,5-トリアジン-2-イル及び1,2,4-トリアジン-3-イル。
【0022】
式Iのイソオキサゾロ[5,4-b]ピリジンは、N-オキシド及び/又はそれらの農業的に有用な塩(塩の性質は、概して重要でない)の形態で存在してもよい。一般に、好適な塩は、それらのカチオンの塩、又はそれらのカチオン若しくはアニオンが、それぞれ、式Iのイソオキサゾロ[5,4-b]ピリジンの除草活性に悪影響を与えない酸の酸付加塩である。
【0023】
好適なカチオンは、特にアルカリ金属、好ましくはリチウム、ナトリウム又はカリウムのイオン、アルカリ土類金属、好ましくはカルシウム又はマグネシウムのイオン、及び遷移金属、好ましくはマンガン、銅、亜鉛又は鉄のイオンである。同様に、カチオンとしてアンモニウム(ここで、必要に応じて、1〜4個の水素原子は、C
1〜C
4-アルキル、ヒドロキシ-C
1〜C
4-アルキル、C
1〜C
4-アルコキシ-C
1〜C
4-アルキル、ヒドロキシ-C
1〜C
4-アルコキシ-C
1〜C
4-アルキル、フェニル又はベンジルで置き換えられていてもよい)、好ましくはアンモニウム、ジメチルアンモニウム、ジイソプロピルアンモニウム、テトラメチルアンモニウム、テトラブチルアンモニウム、2-(2-ヒドロキシエタ-1-オキシ)エタ-1-イルアンモニウム、ジ(2-ヒドロキシエタ-1-イル)アンモニウム、トリメチルベンジルアンモニウムを使用することが可能である。好適である他のものは、ホスホニウムイオン、スルホニウムイオン、好ましくはトリ(C
1〜C
4-アルキル)スルホニウム又はスルホキソニウムイオン、好ましくはトリ(C
1〜C
4-アルキル)スルホキソニウムである。
【0024】
有用な酸付加塩のアニオンは、主に、塩化物、臭化物、フッ化物、硫酸水素塩、硫酸塩、リン酸二水素塩、リン酸水素塩、硝酸塩、炭酸水素塩、炭酸塩、ヘキサフルオロケイ酸塩、ヘキサフルオロリン酸塩、安息香酸塩、及びC
1〜C
4-アルカン酸のアニオン、好ましくはギ酸塩、酢酸塩、プロピオン酸塩、酪酸塩又はトリフルオロ酢酸塩である。
【0025】
一般に、式Iのイソオキサゾロ[5,4-b]ピリジンは、除草剤として好適である。
【0026】
式I.a(式I.a.は、R
1が水素であり、XがOR
4であり、R
4が水素である、式Iに対応する)
【化2】
のイソオキサゾロ[5,4-b]ピリジン化合物又はそれらの農業的に有用な塩は、除草剤として特に有用である。
【0027】
式I.a.のイソオキサゾロ[5,4-b]ピリジン化合物の好ましい実施形態は、表1による化合物I.a.1〜I.a.152であり、ここで、表1のそれぞれの行は、式Iの一つの化合物を表す:
【表1】
【0028】
さらに、式Iの以下のイソオキサゾロ[5,4-b]ピリジン化合物は、除草剤として特に有用である:
表2:イソオキサゾロ[5,4-b]ピリジン化合物I.b.1〜I.b.152
化合物1.b.1〜1.b.152(これらは、CH
3である可変要素R
4に関してのみ、表1によるイソオキサゾロ[5,4-b]ピリジン化合物I.a.1〜I.a.152と異なる)。
【化3】
【0029】
表3:イソオキサゾロ[5,4-b]ピリジン化合物I.c.1〜I.c.152
化合物1.c.1〜1.c.152(これらは、CH
2OCH
3である可変要素R
4に関してのみ、表1によるイソオキサゾロ[5,4-b]ピリジン化合物I.a.1〜I.a.152と異なる)。
【化4】
【0030】
表4:イソオキサゾロ[5,4-b]ピリジン化合物I.d.1〜I.d.152
化合物1.d.1〜1d.152(これらは、CH
2CNである可変要素R
4に関してのみ、表1によるイソオキサゾロ[5,4-b]ピリジン化合物I.a.1〜I.a.152と異なる)。
【化5】
【0031】
表5:イソオキサゾロ[5,4-b]ピリジン化合物I.e.1〜I.e.152
化合物1.e.1〜1.e.152(これらは、CH
2CH=CH
2である可変要素R
4に関してのみ表1によるイソオキサゾロ[5,4-b]ピリジン化合物I.a.1〜I.a.152と異なる)。
【化6】
【0032】
表6:イソオキサゾロ[5,4-b]ピリジン化合物I.f.1〜I.f.152
化合物1.f.1〜1.f.152(これらは、CH
2C≡CHである可変要素R
4に関してのみ表1によるイソオキサゾロ[5,4-b]ピリジン化合物I.a.1〜I.a.152と異なる)。
【化7】
【0033】
本発明の好ましい実施形態によれば、R
1が水素、ハロゲン、C
1〜C
6-アルキル、C
1〜C
6-ハロアルキルである、式Iのイソオキサゾロ[5,4-b]ピリジン化合物も好ましい。
【0034】
R
1が水素である、式Iのイソオキサゾロ[5,4-b]ピリジン化合物が特に好ましい。
【0035】
本発明の別の好ましい実施形態によれば、好ましいのは、R
2が水素、C
1〜C
6-アルキル、C
1〜C
6-ハロアルキル、C
1〜C
6-ヒドロキシアルキル、C
3〜C
6-シクロアルキル、C
3〜C
6-ハロシクロアルキル、C
2〜C
6-アルケニル、C
2〜C
6-アルキニルである、式Iのイソオキサゾロ[5,4-b]ピリジン化合物であり;特に、R
2がC
1〜C
6-アルキル、C
1〜C
6-ハロアルキル、C
1〜C
6-ヒドロキシアルキル、C
3〜C
6-シクロアルキル、C
3〜C
6-ハロシクロアルキル、C
2〜C
6-アルケニル、C
2〜C
6-アルキニルである、式Iのイソオキサゾロ[5,4-b]ピリジン化合物である。
【0036】
非常に好ましいのは、R
2がC
3〜C
6-シクロアルキル又はC
3〜C
6-ハロシクロアルキルである、式Iのイソオキサゾロ[5,4-b]ピリジン化合物であり;最も好ましいのは、R
2がシクロプロピル又は1-フルオロシクロプロピルである、式Iのイソオキサゾロ[5,4-b]ピリジン化合物である。
【0037】
本発明の別の好ましい実施形態によれば、また、好ましいのは、
R
3が、C
1〜C
6-アルキル、C
1〜C
6-ハロアルキル、C
3-C
6-シクロアルキル-C
1〜C
6-アルキル、C
3〜C
6-ハロシクロアルキル-C
1〜C
6-アルキル、C
3〜C
6-シクロアルキル、C
3〜C
6-ハロシクロアルキル、C
1〜C
4-アルキル-C
3〜C
6-シクロアルキル、C
1〜C
6-アルコキシ、C
1〜C
6-ハロアルコキシ、フェニル(ここで、R
3のフェニル部分は、非置換であることができるか又はハロゲン、ヒドロキシ、ニトロ、シアノ、C
1〜C
4-アルキル、C
1〜C
4-ハロアルキル、C
1〜C
4-アルコキシ-C
1〜C
4-アルキル、C
3〜C
6-シクロアルキル、C
2〜C
6-アルケニル、C
2〜C
6-アルキニル、C
1〜C
4-アルコキシ、C
1〜C
4-ハロアルコキシ、C
1〜C
4-アルコキシカルボニル、C
1〜C
4-アルキルチオ、C
1〜C
4-アルキルスルフィニル、C
1〜C
4-アルキルスルホニル、アミノ、C
1〜C
4-アルキルアミノ、N,N-ジ-(C
1〜C
4)-アルキルアミノ、ヘテロシクリル、フェニルから選択される1個若しくは複数の基で置換されていることができる)である、式Iのイソオキサゾロ[5,4-b]ピリジン化合物である。
【0038】
特に好ましいのは、R
3が、C
1〜C
6-アルキル、C
1〜C
6-ハロアルキル、C
3〜C
6-シクロアルキル-C
1〜C
6-アルキル、C
3〜C
6-ハロシクロアルキル-C
1〜C
6-アルキル、C
3〜C
6-シクロアルキル、C
3〜C
6-ハロシクロアルキル、C
1〜C
4-アルキル-C
3〜C
6-シクロアルキル、C
1〜C
6-アルコキシ、C
1〜C
6-ハロアルコキシである、式Iのイソオキサゾロ[5,4-b]ピリジン化合物である。
【0039】
本発明の別の好ましい実施形態によれば、XがOR
4である、式Iのイソオキサゾロ[5,4-b]ピリジン化合物も好ましい。
【0040】
本発明の別の好ましい実施形態によれば、R
4が、水素、C
1〜C
6-アルキル、C
1〜C
6-ハロアルキル、C
1〜C
6-シアノアルキル、C
1〜C
6-アルコキシ-C
1〜C
6-アルキル、C
1〜C
6-ハロアルコキシ-C
1〜C
6-アルキル、C
2〜C
6-アルケニル、C
2〜C
6-ハロアルケニル、C
2〜C
6-アルキニルである、式Iのイソオキサゾロ[5,4-b]ピリジン化合物も好ましい。
【0041】
特に好ましいのは、R
4が、水素、メチル、エチル、n-プロピル、i-プロピル、n-ブチル、1-メチルプロピル、2-メチルプロピル、tert-ブチルである、式Iのイソオキサゾロ[5,4-b]ピリジン化合物であり;最も好ましいのは、R
4が水素である、式Iのイソオキサゾロ[5,4-b]ピリジン化合物である。
【0042】
本発明の別の好ましい実施形態によれば、XがSR
5である、式Iのイソオキサゾロ[5,4-b]ピリジン化合物も好ましい。
【0043】
本発明の別の好ましい実施形態によれば、また、好ましいのは、R
5が水素、C
1〜C
6-アルキル、C
1〜C
6-ハロアルキル、C
1〜C
6-シアノアルキル、C
1〜C
6-アルコキシ-C
1〜C
6-アルキル、C
1〜C
6-ハロアルコキシ-C
1〜C
6-アルキル、C
2〜C
6-アルケニル、C
2〜C
6-ハロアルケニル、C
2〜C
6-アルキニルである、式Iのイソオキサゾロ[5,4-b]ピリジン化合物である。
【0044】
特に好ましいのは、R
5が水素、C
1〜C
6-アルキル、C
1〜C
6-ハロアルキル、フェニル-C
1〜C
6-アルキルである、式Iのイソオキサゾロ[5,4-b]ピリジン化合物であり;最も好ましいのは、R
5が、C
1〜C
6-アルキル、フェニル-C
1〜C
6-アルキルである、式Iのイソオキサゾロ[5,4-b]ピリジン化合物である。
【0045】
除草剤として特に有用なのは、
R
1が、水素であり;
R
2が、水素、C
1〜C
6-アルキル、C
1〜C
6-ハロアルキル、C
1〜C
6-ヒドロキシアルキル、C
3〜C
6-シクロアルキル、C
3〜C
6-ハロシクロアルキル、C
2〜C
6-アルケニル、C
2〜C
6-アルキニルであり;
R
3が、水素、ハロゲン、ヒドロキシ、C
1〜C
6-アルキル、C
1〜C
6-ハロアルキル、C
1〜C
6-ヒドロキシアルキル、C
1〜C
6-アルコキシ-C
1〜C
6-アルキル、C
1〜C
6-ハロアルコキシ-C
1〜C
6-アルキル、C
3〜C
6-シクロアルキル-C
1〜C
6-アルキル、C
3〜C
6-ハロシクロアルキル-C
1〜C
6-アルキル、C
3〜C
6-シクロアルキル、C
3〜C
6-ハロシクロアルキル、C
1〜C
4-アルキル-C
3〜C
6-シクロアルキル、C
3〜C
6-シクロアルケニル、C
3〜C
6-ハロシクロアルケニル、フェニル-C
1〜C
6-アルキル、ヘテロシクリル-C
1〜C
6-アルキル、C
2〜C
6-アルケニル、C
2〜C
6-ハロアルケニル、C
2〜C
6-アルキニル、C
2〜C
6-ハロアルキニル、C
1〜C
6-アルコキシ、C
1〜C
6-ハロアルコキシ、C
1〜C
6-アルキルチオ、C
1〜C
6-ハロアルキルチオ、アミノ、C
1〜C
6-アルキルアミノ、N,N-ジ-(C
1〜C
6)-アルキルアミノ、ヘテロシクリル、フェニル(ここで、R
3のヘテロシクリル及びフェニル部分は、非置換であることができるか又はハロゲン、ヒドロキシ、ニトロ、シアノ、C
1〜C
4-アルキル、C
1〜C
4-ハロアルキル、C
1〜C
4-アルコキシ-C
1〜C
4-アルキル、C
3〜C
6-シクロアルキル、C
2〜C
6-アルケニル、C
2〜C
6-アルキニル、C
1〜C
4-アルコキシ、C
1〜C
4-ハロアルコキシ、C
1〜C
4-アルコキシカルボニル、C
1〜C
4-アルキルチオ、C
1〜C
4-アルキルスルフィニル、C
1〜C
4-アルキルスルホニル、アミノ、C
1〜C
4-アルキルアミノ、N,N-ジ-(C
1〜C
4)-アルキルアミノ、ヘテロシクリル、フェニルから選択される1個若しくは複数の基で置換されていることができる)であり;
Xが、OR
4であり;
R
4が、水素、C
1〜C
6-アルキル、C
1〜C
6-ハロアルキル、C
1〜C
6-ヒドロキシアルキル、C
1〜C
6-シアノアルキル、C
1〜C
6-アルコキシ-C
1〜C
6-アルキル、C
1〜C
6-アルコキシ-C
1〜C
6-アルコキシ-C
1〜C
6-アルキル、C
1〜C
6-ハロアルコキシ-C
1〜C
6-アルキル、C
2〜C
6-アルケニルオキシ-C
1〜C
6-アルキル、C
2〜C
6-ハロアルケニルオキシ-C
1〜C
6-アルキル、C
1〜C
6-アルコキシカルボニル-C
1〜C
6-アルキル、アミノカルボニル-C
1〜C
6-アルキル、C
1〜C
6-アルキル-アミノカルボニル-C
1〜C
6-アルキル、N,N-ジ-(C
1〜C
6-アルキル)-アミノカルボニル-C
1〜C
6-アルキル、[N-(C
3〜C
6-シクロアルキル-C
1〜C
6-アルキル)、N-(C
1〜C
6-アルキル)]-アミノカルボニル-C
1〜C
6-アルキル、C
1〜C
6-アルコキシ-アミノカルボニル-C
1〜C
6-アルキル、C
2〜C
6-アルケニル、C
2〜C
6-ハロアルケニル、C
2〜C
6-アルキニル-C
2〜C
6-アルケニル、C
2〜C
6-アルキニル、C
2〜C
6-ハロアルキニル、ヘテロシクリル、フェニル、ヘテロシクリルカルボニル、フェニルカルボニル、ヘテロシクリルカルボニル-C
1〜C
6-アルキル、フェニルカルボニル-C
1〜C
6-アルキル、ヘテロシクリル-C
1〜C
6-アルキル、フェニル-C
1〜C
6-アルキル(ここで、R
4及びR
5のフェニル及びヘテロシクリル部分は、非置換であることができるか又はハロゲン、C
1〜C
4-アルキル、C
1〜C
4-ハロアルキル、C
1〜C
4-アルコキシ、C
1〜C
4-ハロアルコキシ、C
1〜C
4-アルコキシカルボニル、ヘテロシクリル、フェニルから選択される1個若しくは複数の基で置換されていることができる)である、
式Iのイソオキサゾロ[5,4-b]ピリジン化合物及びそれらの農業的に有用な塩である。
【0046】
除草剤として特に有用なのは、
R
1が、水素であり;
R
2が、水素、C
1〜C
6-アルキル、C
1〜C
6-ハロアルキル、C
1〜C
6-ヒドロキシアルキル、C
3〜C
6-シクロアルキル、C
3〜C
6-ハロシクロアルキル、C
2〜C
6-アルケニル、C
2〜C
6-アルキニルであり;
R
3が、C
1〜C
6-アルキル、C
1〜C
6-ハロアルキル、C
3〜C
6-シクロアルキル-C
1〜C
6-アルキル、C
3〜C
6-ハロシクロアルキル-C
1〜C
6-アルキル、C
3〜C
6-シクロアルキル、C
3〜C
6-ハロシクロアルキル、C
1〜C
4-アルキル-C
3〜C
6-シクロアルキル、C
1〜C
6-アルコキシ、C
1〜C
6-ハロアルコキシ、フェニル(ここで、R
3のフェニル部分は、非置換であることができるか又はハロゲン、ヒドロキシ、ニトロ、シアノ、C
1〜C
4-アルキル、C
1〜C
4-ハロアルキル、C
1〜C
4-アルコキシ-C
1〜C
4-アルキル、C
3〜C
6-シクロアルキル、C
2〜C
6-アルケニル、C
2〜C
6-アルキニル、C
1〜C
4-アルコキシ、C
1〜C
4-ハロアルコキシ、C
1〜C
4-アルコキシカルボニル、C
1〜C
4-アルキルチオ、C
1〜C
4-アルキルスルフィニル、C
1〜C
4-アルキルスルホニル、アミノ、C
1〜C
4-アルキルアミノ、N,N-ジ-(C
1〜C
4)-アルキルアミノ、ヘテロシクリル、フェニルから選択される1個若しくは複数の基で置換されていることができる)であり;
Xが、OR
4であり;
R
4が、水素、C
1〜C
6-アルキル、C
1〜C
6-ハロアルキル、C
1〜C
6-ヒドロキシアルキル、C
1〜C
6-シアノアルキル、C
1〜C
6-アルコキシ-C
1〜C
6-アルキル、C
1〜C
6-アルコキシ-C
1〜C
6-アルコキシ-C
1〜C
6-アルキル、C
1〜C
6-ハロアルコキシ-C
1〜C
6-アルキル、C
2〜C
6-アルケニルオキシ-C
1〜C
6-アルキル、C
2〜C
6-ハロアルケニルオキシ-C
1〜C
6-アルキル、C
1〜C
6-アルコキシカルボニル-C
1〜C
6-アルキル、アミノカルボニル-C
1〜C
6-アルキル、C
1〜C
6-アルキル-アミノカルボニル-C
1〜C
6-アルキル、N,N-ジ-(C
1〜C
6-アルキル)-アミノカルボニル-C
1〜C
6-アルキル、[N-(C
3〜C
6-シクロアルキル-C
1〜C
6-アルキル)、N-(C
1〜C
6-アルキル)]-アミノカルボニル-C
1〜C
6-アルキル、C
1〜C
6-アルコキシ-アミノカルボニル-C
1〜C
6-アルキル、C
2〜C
6-アルケニル、C
2〜C
6-ハロアルケニル、C
2〜C
6-アルキニル-C
2〜C
6-アルケニル、C
2〜C
6-アルキニル、C
2〜C
6-ハロアルキニル、ヘテロシクリル、フェニル、ヘテロシクリルカルボニル、フェニルカルボニル、ヘテロシクリルカルボニル-C
1〜C
6-アルキル、フェニルカルボニル-C
1〜C
6-アルキル、ヘテロシクリル-C
1〜C
6-アルキル、フェニル-C
1〜C
6-アルキル(ここで、R
4及びR
5のフェニル及びヘテロシクリル部分は、非置換であることができるか又はハロゲン、C
1〜C
4-アルキル、C
1〜C
4-ハロアルキル、C
1〜C
4-アルコキシ、C
1〜C
4-ハロアルコキシ、C
1〜C
4-アルコキシカルボニル、ヘテロシクリル、フェニルから選択される1個若しくは複数の基で置換されていることができる)である、
式Iのイソオキサゾロ[5,4-b]ピリジン化合物及びそれらの農業的に有用な塩である。
【0047】
除草剤として特に有用なのは、
R
1が、水素であり;
R
2が、水素、C
1〜C
6-アルキル、C
1〜C
6-ハロアルキル、C
1〜C
6-ヒドロキシアルキル、C
3〜C
6-シクロアルキル、C
3〜C
6-ハロシクロアルキル、C
2〜C
6-アルケニル、C
2〜C
6-アルキニルであり;
R
3が、C
1〜C
6-アルキル、C
1〜C
6-ハロアルキル、C
3〜C
6-シクロアルキル-C
1〜C
6-アルキル、C
3〜C
6-ハロシクロアルキル-C
1〜C
6-アルキル、C
3〜C
6-シクロアルキル、C
3〜C
6-ハロシクロアルキル、C
1〜C
4-アルキル-C
3〜C
6-シクロアルキル、C
1〜C
6-アルコキシ、C
1〜C
6-ハロアルコキシ、フェニル(ここで、R
3のフェニル部分は、非置換であることができるか又はハロゲン、ヒドロキシ、ニトロ、シアノ、C
1〜C
4-アルキル、C
1〜C
4-ハロアルキル、C
1〜C
4-アルコキシ-C
1〜C
4-アルキル、C
3〜C
6-シクロアルキル、C
2〜C
6-アルケニル、C
2〜C
6-アルキニル、C
1〜C
4-アルコキシ、C
1〜C
4-ハロアルコキシ、C
1〜C
4-アルコキシカルボニル、C
1〜C
4-アルキルチオ、C
1〜C
4-アルキルスルフィニル、C
1〜C
4-アルキルスルホニル、アミノ、C
1〜C
4-アルキルアミノ、N,N-ジ-(C
1〜C
4)-アルキルアミノ、ヘテロシクリル、フェニルから選択される1個若しくは複数の基で置換されていることができる)であり;
Xが、OR
4であり;
R
4が、水素、C
1〜C
6-アルキル、C
1〜C
6-ハロアルキル、C
1〜C
6-シアノアルキル、C
1〜C
6-アルコキシ-C
1〜C
6-アルキル、C
1〜C
6-ハロアルコキシ-C
1〜C
6-アルキル、C
2〜C
6-アルケニル、C
2〜C
6-ハロアルケニル、C
2〜C
6-アルキニル;最も好ましくは水素である、
式Iのイソオキサゾロ[5,4-b]ピリジン化合物及びそれらの農業的に有用な塩である。
【0048】
除草剤として特に有用なのは、
R
1が、水素であり;
R
2が、水素、C
1〜C
6-アルキル、C
1〜C
6-ハロアルキル、C
1〜C
6-ヒドロキシアルキル、C
3〜C
6-シクロアルキル、C
3〜C
6-ハロシクロアルキル、C
2〜C
6-アルケニル、C
2〜C
6-アルキニルであり;
R
3が、C
1〜C
6-アルキル、C
1〜C
6-ハロアルキル、C
3〜C
6-シクロアルキル-C
1〜C
6-アルキル、C
3〜C
6-ハロシクロアルキル-C
1〜C
6-アルキル、C
3〜C
6-シクロアルキル、C
3〜C
6-ハロシクロアルキル、C
1〜C
4-アルキル-C
3〜C
6-シクロアルキル、C
1〜C
6-アルコキシ、C
1〜C
6-ハロアルコキシ、フェニル(ここで、R
3のフェニル部分は、非置換であることができるか又はハロゲン、ヒドロキシ、ニトロ、シアノ、C
1〜C
4-アルキル、C
1〜C
4-ハロアルキル、C
1〜C
4-アルコキシ-C
1〜C
4-アルキル、C
3〜C
6-シクロアルキル、C
2〜C
6-アルケニル、C
2〜C
6-アルキニル、C
1〜C
4-アルコキシ、C
1〜C
4-ハロアルコキシ、C
1〜C
4-アルコキシカルボニル、C
1〜C
4-アルキルチオ、C
1〜C
4-アルキルスルフィニル、C
1〜C
4-アルキルスルホニル、アミノ、C
1〜C
4-アルキルアミノ、N,N-ジ-(C
1〜C
4)-アルキルアミノ、ヘテロシクリル、フェニルから選択される1個若しくは複数の基で置換されていることができる)であり;
Xが、SR
5であり;
R
5が、水素、C
1〜C
6-アルキル、C
1〜C
6-ハロアルキル、フェニル-C
1〜C
6-アルキル;最も好ましくはC
1〜C
6-アルキル、フェニル-C
1〜C
6-アルキルである、
式Iのイソオキサゾロ[5,4-b]ピリジン化合物及びそれらの農業的に有用な塩である。
【0049】
除草剤としてより特に有用なのは、
R
1が、水素であり;
R
2が、C
3〜C
6-シクロアルキル、C
3〜C
6-ハロシクロアルキル;最も好ましくはシクロプロピル又は1-フルオロシクロプロピルであり;
R
3が、水素、ハロゲン、ヒドロキシ、C
1〜C
6-アルキル、C
1〜C
6-ハロアルキル、C
1〜C
6-ヒドロキシアルキル、C
1〜C
6-アルコキシ-C
1〜C
6-アルキル、C
1〜C
6-ハロアルコキシ-C
1〜C
6-アルキル、C
3〜C
6-シクロアルキル-C
1〜C
6-アルキル、C
3〜C
6-ハロシクロアルキル-C
1〜C
6-アルキル、C
3〜C
6-シクロアルキル、C
3〜C
6-ハロシクロアルキル、C
1〜C
4-アルキル-C
3〜C
6-シクロアルキル、C
3〜C
6-シクロアルケニル、C
3〜C
6-ハロシクロアルケニル、フェニル-C
1〜C
6-アルキル、ヘテロシクリル-C
1〜C
6-アルキル、C
2〜C
6-アルケニル、C
2〜C
6-ハロアルケニル、C
2〜C
6-アルキニル、C
2〜C
6-ハロアルキニル、C
1〜C
6-アルコキシ、C
1〜C
6-ハロアルコキシ、C
1〜C
6-アルキルチオ、C
1〜C
6-ハロアルキルチオ、アミノ、C
1〜C
6-アルキルアミノ、N,N-ジ-(C
1〜C
6)-アルキルアミノ、ヘテロシクリル、フェニル;(ここで、R
3のヘテロシクリル及びフェニル部分は、非置換であることができるか又はハロゲン、ヒドロキシ、ニトロ、シアノ、C
1〜C
4-アルキル、C
1〜C
4-ハロアルキル、C
1〜C
4-アルコキシ-C
1〜C
4-アルキル、C
3〜C
6-シクロアルキル、C
2〜C
6-アルケニル、C
2〜C
6-アルキニル、C
1〜C
4-アルコキシ、C
1〜C
4-ハロアルコキシ、C
1〜C
4-アルコキシカルボニル、C
1〜C
4-アルキルチオ、C
1〜C
4-アルキルスルフィニル、C
1〜C
4-アルキルスルホニル、アミノ、C
1〜C
4-アルキルアミノ、N,N-ジ-(C
1〜C
4)-アルキルアミノ、ヘテロシクリル、フェニルから選択される1個若しくは複数の基で置換されていることができる)であり;
Xが、OR
4であり;
R
4が、水素、C
1〜C
6-アルキル、C
1〜C
6-ハロアルキル、C
1〜C
6-ヒドロキシアルキル、C
1〜C
6-シアノアルキル、C
1〜C
6-アルコキシ-C
1〜C
6-アルキル、C
1〜C
6-アルコキシ-C
1〜C
6-アルコキシ-C
1〜C
6-アルキル、C
1〜C
6-ハロアルコキシ-C
1〜C
6-アルキル、C
2〜C
6-アルケニルオキシ-C
1〜C
6-アルキル、C
2〜C
6-ハロアルケニルオキシ-C
1〜C
6-アルキル、C
1〜C
6-アルコキシカルボニル-C
1〜C
6-アルキル、アミノカルボニル-C
1〜C
6-アルキル、C
1〜C
6-アルキル-アミノカルボニル-C
1〜C
6-アルキル、N,N-ジ-(C
1〜C
6-アルキル)-アミノカルボニル-C
1〜C
6-アルキル、[N-(C
3〜C
6-シクロアルキル-C
1〜C
6-アルキル)、N-(C
1〜C
6-アルキル)]-アミノカルボニル-C
1〜C
6-アルキル、C
1〜C
6-アルコキシ-アミノカルボニル-C
1〜C
6-アルキル、C
2〜C
6-アルケニル、C
2〜C
6-ハロアルケニル、C
2〜C
6-アルキニル-C
2〜C
6-アルケニル、C
2〜C
6-アルキニル、C
2〜C
6-ハロアルキニル、ヘテロシクリル、フェニル、ヘテロシクリルカルボニル、フェニルカルボニル、ヘテロシクリルカルボニル-C
1〜C
6-アルキル、フェニルカルボニル-C
1〜C
6-アルキル、ヘテロシクリル-C
1〜C
6-アルキル、フェニル-C
1〜C
6-アルキル(ここで、R
4及びR
5のフェニル及びヘテロシクリル部分は、非置換であることができるか又はハロゲン、C
1〜C
4-アルキル、C
1〜C
4-ハロアルキル、C
1〜C
4-アルコキシ、C
1〜C
4-ハロアルコキシ、C
1〜C
4-アルコキシカルボニル、ヘテロシクリル、フェニルから選択される1個若しくは複数の基で置換されていることができる)であり;最も好ましくは水素である、
式Iのイソオキサゾロ[5,4-b]ピリジン化合物及びそれらの農業的に有用な塩である。
【0050】
除草剤としてより特に有用なのは、
R
1が、水素であり;
R
2が、C
3〜C
6-シクロアルキル、C
3〜C
6-ハロシクロアルキル;最も好ましくは、シクロプロピル又は1-フルオロシクロプロピルであり;
R
3が、C
1〜C
6-アルキル、C
1〜C
6-ハロアルキル、C
3〜C
6-シクロアルキル-C
1〜C
6-アルキル、C
3〜C
6-ハロシクロアルキル-C
1〜C
6-アルキル、C
3〜C
6-シクロアルキル、C
3〜C
6-ハロシクロアルキル、C
1〜C
4-アルキル-C
3〜C
6-シクロアルキル、C
1〜C
6-アルコキシ、C
1〜C
6-ハロアルコキシ、フェニル(ここで、R
3のフェニル部分は、非置換であることができるか又はハロゲン、ヒドロキシ、ニトロ、シアノ、C
1〜C
4-アルキル、C
1〜C
4-ハロアルキル、C
1〜C
4-アルコキシ-C
1〜C
4-アルキル、C
3〜C
6-シクロアルキル、C
2〜C
6-アルケニル、C
2〜C
6-アルキニル、C
1〜C
4-アルコキシ、C
1〜C
4-ハロアルコキシ、C
1〜C
4-アルコキシカルボニル、C
1〜C
4-アルキルチオ、C
1〜C
4-アルキルスルフィニル、C
1〜C
4-アルキルスルホニル、アミノ、C
1〜C
4-アルキルアミノ、N,N-ジ-(C
1〜C
4)-アルキルアミノ、ヘテロシクリル、フェニルから選択される1個若しくは複数の基で置換されていることができる)であり;
Xが、OR
4であり;
R
4が、水素、C
1〜C
6-アルキル、C
1〜C
6-ハロアルキル、C
1〜C
6-シアノアルキル、C
1〜C
6-アルコキシ-C
1〜C
6-アルキル、C
1〜C
6-ハロアルコキシ-C
1〜C
6-アルキル、C
2〜C
6-アルケニル、C
2〜C
6-ハロアルケニル、C
2〜C
6-アルキニル;最も好ましくは水素である、
式Iのイソオキサゾロ[5,4-b]ピリジン化合物及びそれらの農業的に有用な塩である。
【0051】
除草剤として最も特に有用なのは、
R
1が、水素であり;
R
2が、シクロプロピルであり;
R
3が、水素、ハロゲン、ヒドロキシ、C
1〜C
6-アルキル、C
1〜C
6-ハロアルキル、C
1〜C
6-ヒドロキシアルキル、C
1〜C
6-アルコキシ-C
1〜C
6-アルキル、C
1〜C
6-ハロアルコキシ-C
1〜C
6-アルキル、C
3〜C
6-シクロアルキル-C
1〜C
6-アルキル、C
3〜C
6-ハロシクロアルキル-C
1〜C
6-アルキル、C
3〜C
6-シクロアルキル、C
3〜C
6-ハロシクロアルキル、C
1〜C
4-アルキル-C
3〜C
6-シクロアルキル、C
3〜C
6-シクロアルケニル、C
3〜C
6-ハロシクロアルケニル、フェニル-C
1〜C
6-アルキル、ヘテロシクリル-C
1〜C
6-アルキル、C
2〜C
6-アルケニル、C
2〜C
6-ハロアルケニル、C
2〜C
6-アルキニル、C
2〜C
6-ハロアルキニル、C
1〜C
6-アルコキシ、C
1〜C
6-ハロアルコキシ、C
1〜C
6-アルキルチオ、C
1〜C
6-ハロアルキルチオ、アミノ、C
1〜C
6-アルキルアミノ、N,N-ジ-(C
1〜C
6)-アルキルアミノ、ヘテロシクリル、フェニル(ここで、R
3のヘテロシクリル及びフェニル部分は、非置換であることができるか又はハロゲン、ヒドロキシ、ニトロ、シアノ、C
1〜C
4-アルキル、C
1〜C
4-ハロアルキル、C
1〜C
4-アルコキシ-C
1〜C
4-アルキル、C
3〜C
6-シクロアルキル、C
2〜C
6-アルケニル、C
2〜C
6-アルキニル、C
1〜C
4-アルコキシ、C
1〜C
4-ハロアルコキシ、C
1〜C
4-アルコキシカルボニル、C
1〜C
4-アルキルチオ、C
1〜C
4-アルキルスルフィニル、C
1〜C
4-アルキルスルホニル、アミノ、C
1〜C
4-アルキルアミノ、N,N-ジ-(C
1〜C
4)-アルキルアミノ、ヘテロシクリル、フェニルから選択される1個若しくは複数の基で置換されていることができる)であり;
Xが、OR
4であり;
R
4が、水素である、
式Iのイソオキサゾロ[5,4-b]ピリジン化合物及びそれらの農業的に有用な塩である。
【0052】
イソオキサゾロ[5,4-b]ピリジン化合物は、当技術分野において公知であるが、式Iの特定のイソオキサゾロ[5,4-b]ピリジン化合物は新規である。したがって、本発明の主題はまた、
式I
【化8】
【0053】
[式中、
R
1は、水素、ハロゲン、C
1〜C
6-アルキル、C
1〜C
6-ハロアルキルであり;
R
2は、水素、C
1〜C
6-アルキル、C
1〜C
6-ハロアルキル、C
1〜C
6-ヒドロキシアルキル、C
3〜C
6-シクロアルキル、C
3〜C
6-ハロシクロアルキル、C
2〜C
6-アルケニル、C
2〜C
6-アルキニルであり;
R
3は、水素、ハロゲン、ヒドロキシ、C
1〜C
6-アルキル、C
1〜C
6-ハロアルキル、C
1〜C
6-ヒドロキシアルキル、C
1〜C
6-アルコキシ-C
1〜C
6-アルキル、C
1〜C
6-ハロアルコキシ-C
1〜C
6-アルキル、C
3〜C
6-シクロアルキル-C
1〜C
6-アルキル、C
3〜C
6-ハロシクロアルキル-C
1〜C
6-アルキル、C
3〜C
6-シクロアルキル、C
3〜C
6-ハロシクロアルキル、C
1〜C
4-アルキル-C
3〜C
6-シクロアルキル、C
3〜C
6-シクロアルケニル、C
3〜C
6-ハロシクロアルケニル、フェニル-C
1〜C
6-アルキル、ヘテロシクリル-C
1〜C
6-アルキル、C
2〜C
6-アルケニル、C
2〜C
6-ハロアルケニル、C
2〜C
6-アルキニル、C
2〜C
6-ハロアルキニル、C
1〜C
6-アルコキシ、C
1〜C
6-ハロアルコキシ、C
1〜C
6-アルキルチオ、C
1〜C
6-ハロアルキルチオ、アミノ、C
1〜C
6-アルキルアミノ、N,N-ジ-(C
1〜C
6)-アルキルアミノ、ヘテロシクリル、フェニル(ここで、R
3のヘテロシクリル及びフェニル部分は、非置換であることができるか又はハロゲン、ヒドロキシ、ニトロ、シアノ、C
1〜C
4-アルキル、C
1〜C
4-ハロアルキル、C
1〜C
4-アルコキシ-C
1〜C
4-アルキル、C
3〜C
6-シクロアルキル、C
2〜C
6-アルケニル、C
2〜C
6-アルキニル、C
1〜C
4-アルコキシ、C
1〜C
4-ハロアルコキシ、C
1〜C
4-アルコキシカルボニル、C
1〜C
4-アルキルチオ、C
1〜C
4-アルキルスルフィニル、C
1〜C
4-アルキルスルホニル、アミノ、C
1〜C
4-アルキルアミノ、N,N-ジ-(C
1〜C
4)-アルキルアミノ、ヘテロシクリル、フェニルから選択される1個若しくは複数の基で置換されていることができる)であり;
Xは、OR
4であり;
R
4は、水素、C
1〜C
6-アルキル、C
1〜C
6-ハロアルキル、C
1〜C
6-シアノアルキル、C
1〜C
6-アルコキシ-C
1〜C
6-アルキル、C
1〜C
6-ハロアルコキシ-C
1〜C
6-アルキル、C
2〜C
6-アルケニル、C
2〜C
6-ハロアルケニル、C
2〜C
6-アルキニルである]
のイソオキサゾロ[5,4-b]ピリジン化合物及びそれらの農業的に有用な塩である。但し、
R
1が水素であり、R
2がシクロプロピルであり、R
3がCH
3であり、XがOR
4であり、R
4が水素、C
1〜C
6-アルキル、シアノメチル、又は2-Cl-2-プロペン-1-イルである;
R
1が水素であり、R
2がシクロプロピルであり、R
3がCH
2C(CH
3)
3、(CH
2)
2CH
3、CH(CH
3)
2、C(CH
3)
3、シクロプロピル、フェニル、2-F-フェニル、4-F-フェニル、4-メチルフェニル、4-メトキシフェニル、2-フラン-イル、1,3,5-トリメチル-1H-ピラゾール-4-イル、1-エチル-5-メチル-1H-ピラゾール-4-イルであり、XがOR
4であり、R
4が水素、メチル又はエチルである;
R
1が水素であり、R
2がメチルであり、R
3がCH
3、CH
2C(CH
3)
3、(CH
2)
2CH
3、CH(CH
3)
2、C(CH
3)
3、シクロプロピル、フェニル、4-メチルフェニル、4-メトキシフェニル、3-メトキシフェニル、4-フルオロフェニル、3,4-ジクロロフェニル、2-フラン-イル、1,3,5-トリメチル-1H-ピラゾール-4-イル、1-エチル-5-メチル-1H-ピラゾール-4-イルであり、XがOR
4であり、R
4が水素、メチル又はエチルである;
R
1が水素であり、R
2がエチルであり、R
3がCH
3、(CH
2)
2CH
3、CH(CH
3)
2、CH
2C(CH
3)
3、シクロプロピル、1,3,5-トリメチル-1H-ピラゾール-4-イルであり、XがOR
4であり、R
4が水素、メチル又はエチルである;
R
1が水素であり、R
2がi-プロピルであり、R
3がCH
3、CH
2C(CH
3)
3、(CH
2)
2CH
3、CH(CH
3)
2、C(CH
3)
3、シクロプロピル、フェニル、3-メトキシフェニル、2-フラン-イルであり、XがOR
4であり、R
4が水素、メチル又はエチルである;
R
1が塩素であり、R
2がメチル、シクロプロピルであり、R
3がメチルであり、XがOR
4であり、R
4が水素又はメチルである
式Iのイソオキサゾロ[5,4-b]ピリジン化合物は除く。
【0055】
[式中、
R
1は、水素であり;
R
2は、シクロプロピルであり;
R
3は、水素、ハロゲン、ヒドロキシ、C
1〜C
6-アルキル、C
1〜C
6-ハロアルキル、C
1〜C
6-ヒドロキシアルキル、C
1〜C
6-アルコキシ-C
1〜C
6-アルキル、C
1〜C
6-ハロアルコキシ-C
1〜C
6-アルキル、C
3〜C
6-シクロアルキル-C
1〜C
6-アルキル、C
3〜C
6-ハロシクロアルキル-C
1〜C
6-アルキル、C
3〜C
6-シクロアルキル、C
3〜C
6-ハロシクロアルキル、C
1〜C
4-アルキル-C
3〜C
6-シクロアルキル、C
3〜C
6-シクロアルケニル、C
3〜C
6-ハロシクロアルケニル、フェニル-C
1〜C
6-アルキル、ヘテロシクリル-C
1〜C
6-アルキル、C
2〜C
6-アルケニル、C
2〜C
6-ハロアルケニル、C
2〜C
6-アルキニル、C
2〜C
6-ハロアルキニル、C
1〜C
6-アルコキシ、C
1〜C
6-ハロアルコキシ、C
1〜C
6-アルキルチオ、C
1〜C
6-ハロアルキルチオ、アミノ、C
1〜C
6-アルキルアミノ、N,N-ジ-(C
1〜C
6)-アルキルアミノ、ヘテロシクリル、フェニル(ここで、R
3のヘテロシクリル及びフェニル部分は、非置換であることができるか又はハロゲン、ヒドロキシ、ニトロ、シアノ、C
1〜C
4-アルキル、C
1〜C
4-ハロアルキル、C
1〜C
4-アルコキシ-C
1〜C
4-アルキル、C
3〜C
6-シクロアルキル、C
2〜C
6-アルケニル、C
2〜C
6-アルキニル、C
1〜C
4-アルコキシ、C
1〜C
4-ハロアルコキシ、C
1〜C
4-アルコキシカルボニル、C
1〜C
4-アルキルチオ、C
1〜C
4-アルキルスルフィニル、C
1〜C
4-アルキルスルホニル、アミノ、C
1〜C
4-アルキルアミノ、N,N-ジ-(C
1〜C
4)-アルキルアミノ、ヘテロシクリル、フェニルから選択される1個若しくは複数の基で置換されていることができる)であり;
Xは、OR
4であり;
R
4は、水素、C
1〜C
6-アルキル、C
1〜C
6-ハロアルキル、C
1〜C
6-ヒドロキシアルキル、C
1〜C
6-シアノアルキル、C
1〜C
6-アルコキシ-C
1〜C
6-アルキル、C
1〜C
6-アルコキシ-C
1〜C
6-アルコキシ-C
1〜C
6-アルキル、C
1〜C
6-ハロアルコキシ-C
1〜C
6-アルキル、C
2〜C
6-アルケニルオキシ-C
1〜C
6-アルキル、C
2〜C
6-ハロアルケニルオキシ-C
1〜C
6-アルキル、C
1〜C
6-アルコキシカルボニル-C
1〜C
6-アルキル、アミノカルボニル-C
1〜C
6-アルキル、C
1〜C
6-アルキル-アミノカルボニル-C
1〜C
6-アルキル、N,N-ジ-(C
1〜C
6-アルキル)-アミノカルボニル-C
1〜C
6-アルキル、[N-(C
3〜C
6-シクロアルキル-C
1〜C
6-アルキル)、N-(C
1〜C
6-アルキル)]-アミノカルボニル-C
1〜C
6-アルキル、C
1〜C
6-アルコキシ-アミノカルボニル-C
1〜C
6-アルキル、C
2〜C
6-アルケニル、C
2〜C
6-ハロアルケニル、C
2〜C
6-アルキニル-C
2〜C
6-アルケニル、C
2〜C
6-アルキニル、C
2〜C
6-ハロアルキニル、ヘテロシクリル、フェニル、ヘテロシクリルカルボニル、フェニルカルボニル、ヘテロシクリルカルボニル-C
1〜C
6-アルキル、フェニルカルボニル-C
1〜C
6-アルキル、ヘテロシクリル-C
1〜C
6-アルキル、フェニル-C
1〜C
6-アルキル(ここで、R
4のフェニル及びヘテロシクリル部分は、非置換であることができるか又はハロゲン、C
1〜C
4-アルキル、C
1〜C
4-ハロアルキル、C
1〜C
4-アルコキシ、C
1〜C
4-ハロアルコキシ、C
1〜C
4-アルコキシカルボニル、ヘテロシクリル、フェニルから選択される1個若しくは複数の基で置換されていることができる)であり;最も好ましくは水素である]
のイソオキサゾロ[5,4-b]ピリジン化合物及びそれらの農業的に有用な塩である。但し、
イソオキサゾロ[5,4-b]ピリジン-4-カルボン酸、6-シクロプロピル-3-メチル-2-(2,3-ジヒドロ-1H-インドール-1-イル)-1-メチル-2-オキソエチルエステル;
イソオキサゾロ[5,4-b]ピリジン-4-カルボン酸、6-シクロプロピル-3-(2-フルオロフェニル)-メチルエステル;
イソオキサゾロ[5,4-b]ピリジン-4-カルボン酸、6-シクロプロピル-3-メチル-2-[4-(メトキシカルボニル)-3,5-ジメチル-1H-ピロール-2-イル]-1-メチル-2-オキソエチルエステル;
イソオキサゾロ[5,4-b]ピリジン-4-カルボン酸、6-シクロプロピル-3-メチル-(3-メチル-2-キノキサリニル)メチルエステル;
イソオキサゾロ[5,4-b]ピリジン-4-カルボン酸、6-シクロプロピル-3-メチル-2-(2-メトキシ-4-メチルフェニル)-2-オキソエチルエステル;
イソオキサゾロ[5,4-b]ピリジン-4-カルボン酸、6-シクロプロピル-3-メチル-[5-(2-フラニル)-3-イソオキサゾリル]メチルエステル;
イソオキサゾロ[5,4-b]ピリジン-4-カルボン酸、6-シクロプロピル-3-メチル-2-(4-エトキシフェノキシ)エチルエステル;
イソオキサゾロ[5,4-b]ピリジン-4-カルボン酸、6-シクロプロピル-3-メチル-1-(5-フェニル-1,3,4-オキサジアゾール-2-イル)エチルエステル;
イソオキサゾロ[5,4-b]ピリジン-4-カルボン酸、6-シクロプロピル-3-メチル-2-(5-エチル-2-チエニル)-2-オキソエチルエステル;
イソオキサゾロ[5,4-b]ピリジン-4-カルボン酸、6-シクロプロピル-3-メチル-2-クロロ-2-プロペン-1-イルエステル;
イソオキサゾロ[5,4-b]ピリジン-4-カルボン酸、3,6-ジシクロプロピル;
イソオキサゾロ[5,4-b]ピリジン-4-カルボン酸、6-シクロプロピル-3-メチル-2-(3,4-ジヒドロ-1(2H)-キノリニル)-1-メチル-2-オキソエチルエステル;
イソオキサゾロ[5,4-b]ピリジン-4-カルボン酸、6-シクロプロピル-3-メチル-2-(3,4-ジメトキシフェニル)-2-オキソエチルエステル;
イソオキサゾロ[5,4-b]ピリジン-4-カルボン酸、6-シクロプロピル-3-メチル-2-(3,4-ジヒドロ-2(1H)-イソキノリニル)-1-メチル-2-オキソエチルエステル;
イソオキサゾロ[5,4-b]ピリジン-4-カルボン酸、6-シクロプロピル-3-(1-エチル-5-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)-、メチルエステル;
イソオキサゾロ[5,4-b]ピリジン-4-カルボン酸、6-シクロプロピル-3-メチル-2-(4-メトキシフェニル)-1-メチル-2-オキソエチルエステル;
イソオキサゾロ[5,4-b]ピリジン-4-カルボン酸、6-シクロプロピル-3-メチル-[2-(3-チエニル)-4-チアゾリル]メチルエステル;
イソオキサゾロ[5,4-b]ピリジン-4-カルボン酸、6-シクロプロピル-3-(4-フルオロフェニル)-、メチルエステル;
イソオキサゾロ[5,4-b]ピリジン-4-カルボン酸、6-シクロプロピル-3-メチル-2-ピリジニルメチルエステル;
イソオキサゾロ[5,4-b]ピリジン-4-カルボン酸、6-シクロプロピル-3-メチル-2-(3-フルオロ-4-メトキシフェニル)-2-オキソエチルエステル;
イソオキサゾロ[5,4-b]ピリジン-4-カルボン酸、6-シクロプロピル-3-メチル-2-(4-フルオロフェニル)-1-メチル-2-オキソエチルエステル;
イソオキサゾロ[5,4-b]ピリジン-4-カルボン酸、6-シクロプロピル-3-メチル-2-オキソ-2-(ペンチルアミノ)エチルエステル;
イソオキサゾロ[5,4-b]ピリジン-4-カルボン酸、6-シクロプロピル-3-メチル-(5-ブロモ-2-メトキシフェニル)メチルエステル;
イソオキサゾロ[5,4-b]ピリジン-4-カルボン酸、6-シクロプロピル-3-メチル-1-メチル-2-オキソ-2-フェニルエチルエステル;
イソオキサゾロ[5,4-b]ピリジン-4-カルボン酸、6-シクロプロピル-3-メチル-1-メチル-2-[(1-メチルエチル)アミノ]-2-オキソエチルエステル;
イソオキサゾロ[5,4-b]ピリジン-4-カルボン酸、6-シクロプロピル-3-(4-メトキシフェニル)-、メチルエステル;
イソオキサゾロ[5,4-b]ピリジン-4-カルボン酸、6-シクロプロピル-3-メチル-(6-クロロ-3-ピリジニル)メチルエステル;
イソオキサゾロ[5,4-b]ピリジン-4-カルボン酸、6-シクロプロピル-3-メチル-2-アミノ-1-メチル-2-オキソエチルエステル;
イソオキサゾロ[5,4-b]ピリジン-4-カルボン酸、6-シクロプロピル-3-メチル-(2-クロロ-6-フルオロフェニル)メチルエステル;
イソオキサゾロ[5,4-b]ピリジン-4-カルボン酸、6-シクロプロピル-3-メチル-2-(2-ブロモフェニル)-2-オキソエチルエステル;
イソオキサゾロ[5,4-b]ピリジン-4-カルボン酸、6-シクロプロピル-3-メチル-2-(1,1-ジメチルエトキシ)-2-オキソエチルエステル;
イソオキサゾロ[5,4-b]ピリジン-4-カルボン酸、6-シクロプロピル-3-メチル-2-[2,5-ジメチル-1-(3-メチルブチル)-1H-ピロール-3-イル]-2-オキソエチルエステル;
イソオキサゾロ[5,4-b]ピリジン-4-カルボン酸、6-シクロプロピル-3-メチル-2-(2,4-ジヒドロキシフェニル)-2-オキソエチルエステル;
イソオキサゾロ[5,4-b]ピリジン-4-カルボン酸、6-シクロプロピル-3-メチル-2-[2-(ジフルオロメトキシ)-5-メチルフェニル]-2-オキソエチルエステル;
イソオキサゾロ[5,4-b]ピリジン-4-カルボン酸、6-シクロプロピル-3-メチル-2-(3-メチル-2-ベンゾフラニル)-2-オキソエチルエステル;
イソオキサゾロ[5,4-b]ピリジン-4-カルボン酸、6-シクロプロピル-3-メチル-2-(2-メトキシフェニル)-2-オキソエチルエステル;
イソオキサゾロ[5,4-b]ピリジン-4-カルボン酸、6-シクロプロピル-3-メチル-2-(5-メチル-2-チエニル)-2-オキソエチルエステル;
イソオキサゾロ[5,4-b]ピリジン-4-カルボン酸、6-シクロプロピル-3-メチル-2-オキソ-2-(2,3,4,5-テトラメチルフェニル)エチルエステル;
イソオキサゾロ[5,4-b]ピリジン-4-カルボン酸、6-シクロプロピル-3-メチル-[5-(2-チエニル)-1,3,4-オキサジアゾール-2-イル]メチルエステル;
イソオキサゾロ[5,4-b]ピリジン-4-カルボン酸、6-シクロプロピル-3-(4-メチルフェニル)-、メチルエステル;
イソオキサゾロ[5,4-b]ピリジン-4-カルボン酸、6-シクロプロピル-3-メチル-(3-フルオロ-4-メトキシフェニル)メチルエステル;
イソオキサゾロ[5,4-b]ピリジン-4-カルボン酸、6-シクロプロピル-3-メチル-(7-メチル-4-オキソ-4H-ピリド[1,2-a]ピリミジン-2-イル)メチルエステル;
イソオキサゾロ[5,4-b]ピリジン-4-カルボン酸、6-シクロプロピル-3-メチル-2-(4-メトキシフェニル)エチルエステル;
イソオキサゾロ[5,4-b]ピリジン-4-カルボン酸、6-シクロプロピル-3-(1,3,5-トリメチル-1H-ピラゾール-4-イル);
イソオキサゾロ[5,4-b]ピリジン-4-カルボン酸、6-シクロプロピル-3-メチル-(1-ブチル-1H-テトラゾール-5-イル)メチルエステル;
イソオキサゾロ[5,4-b]ピリジン-4-カルボン酸、6-シクロプロピル-3-メチル-2-(1H-インドール-3-イル)-1-メチル-2-オキソエチルエステル;
イソオキサゾロ[5,4-b]ピリジン-4-カルボン酸、6-シクロプロピル-3-メチル-2-ベンゾオキサゾリルメチルエステル;
イソオキサゾロ[5,4-b]ピリジン-4-カルボン酸、6-シクロプロピル-3-メチル-1-メチルエチルエステル;
イソオキサゾロ[5,4-b]ピリジン-4-カルボン酸、6-シクロプロピル-3-メチル-2-[(1-メチルブチル)アミノ]-2-オキソエチルエステル;
【化10】
【0056】
;
イソオキサゾロ[5,4-b]ピリジン-4-カルボン酸、6-シクロプロピル-3-メチル-シアノメチルエステル;
イソオキサゾロ[5,4-b]ピリジン-4-カルボン酸、6-シクロプロピル-3-メチル-[3-(メトキシカルボニル)-2-フラニル]メチルエステル;
イソオキサゾロ[5,4-b]ピリジン-4-カルボン酸、6-シクロプロピル-3-メチル-(3-メチル-5-イソオキサゾリル)メチルエステル;
イソオキサゾロ[5,4-b]ピリジン-4-カルボン酸、6-シクロプロピル-3-メチル-(5-クロロ-1,2,3-チアジアゾール-4-イル)メチルエステル;
イソオキサゾロ[5,4-b]ピリジン-4-カルボン酸、6-シクロプロピル-3-(1,1-ジメチルエチル);
イソオキサゾロ[5,4-b]ピリジン-4-カルボン酸、6-シクロプロピル-3-メチル-2-[(1,5-ジメチルヘキシル)アミノ]-2-オキソエチルエステル;
イソオキサゾロ[5,4-b]ピリジン-4-カルボン酸、6-シクロプロピル-3-フェニル-、メチルエステル;
イソオキサゾロ[5,4-b]ピリジン-4-カルボン酸、6-シクロプロピル-3-メチル-2-(2-オキソ-1-イミダゾリジニル)-2-オキソエチルエステル;
イソオキサゾロ[5,4-b]ピリジン-4-カルボン酸、6-シクロプロピル-3-(4-メトキシフェニル);
イソオキサゾロ[5,4-b]ピリジン-4-カルボン酸、6-シクロプロピル-3-メチル-2-メトキシ-2-オキソエチルエステル;
イソオキサゾロ[5,4-b]ピリジン-4-カルボン酸、6-シクロプロピル-3-メチル-2-(2,4-ジメトキシフェニル)-2-オキソエチルエステル;
イソオキサゾロ[5,4-b]ピリジン-4-カルボン酸、6-シクロプロピル-3-メチル-4-(2-オキソ-1-ピロリジニル)フェニルエステル;
イソオキサゾロ[5,4-b]ピリジン-4-カルボン酸、3,6-ジシクロプロピル-、メチルエステル;
イソオキサゾロ[5,4-b]ピリジン-4-カルボン酸、3,6-ジシクロプロピル-、エチルエステル;
イソオキサゾロ[5,4-b]ピリジン-4-カルボン酸、6-シクロプロピル-3-メチル-(3,5-ジメチル-4-イソオキサゾリル)メチルエステル;
【化11】
【0057】
;
イソオキサゾロ[5,4-b]ピリジン-4-カルボン酸、6-シクロプロピル-3-メチル-[3-(2-チエニル)-1,2,4-オキサジアゾール-5-イル]メチルエステル;
イソオキサゾロ[5,4-b]ピリジン-4-カルボン酸、6-シクロプロピル-3-(1,3,5-トリメチル-1H-ピラゾール-4-イル)-、メチルエステル;
イソオキサゾロ[5,4-b]ピリジン-4-カルボン酸、6-シクロプロピル-3-メチル-2,3-ジクロロフェニルエステル;
イソオキサゾロ[5,4-b]ピリジン-4-カルボン酸、6-シクロプロピル-3-メチル-(8-メチルイミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)メチルエステル;
イソオキサゾロ[5,4-b]ピリジン-4-カルボン酸、6-シクロプロピル-3-メチル-(2-エチル-4-チアゾリル)メチルエステル;
イソオキサゾロ[5,4-b]ピリジン-4-カルボン酸、6-シクロプロピル-3-(2,2-ジメチルプロピル);
イソオキサゾロ[5,4-b]ピリジン-4-カルボン酸、6-シクロプロピル-3-(2,2-ジメチルプロピル)-、メチルエステル;
イソオキサゾロ[5,4-b]ピリジン-4-カルボン酸、6-シクロプロピル-3-(2,2-ジメチルプロピル)-、エチルエステル;
イソオキサゾロ[5,4-b]ピリジン-4-カルボン酸、6-シクロプロピル-3-プロピル;
イソオキサゾロ[5,4-b]ピリジン-4-カルボン酸、6-シクロプロピル-3-プロピル-、メチルエステル;
イソオキサゾロ[5,4-b]ピリジン-4-カルボン酸、6-シクロプロピル-3-プロピル-、エチルエステル;
イソオキサゾロ[5,4-b]ピリジン-4-カルボン酸、6-シクロプロピル-3-(2-フラニル);
イソオキサゾロ[5,4-b]ピリジン-4-カルボン酸、6-シクロプロピル-3-(2-フラニル)-、メチルエステル;
イソオキサゾロ[5,4-b]ピリジン-4-カルボン酸、6-シクロプロピル-3-(2-フラニル)-、エチルエステル;
イソオキサゾロ[5,4-b]ピリジン-4-カルボン酸、6-シクロプロピル-3-フェニル;
イソオキサゾロ[5,4-b]ピリジン-4-カルボン酸、6-シクロプロピル-3-フェニル-、エチルエステル
イソオキサゾロ[5,4-b]ピリジン-4-カルボン酸、6-シクロプロピル-3-メチル;
イソオキサゾロ[5,4-b]ピリジン-4-カルボン酸、6-シクロプロピル-3-メチル-、メチルエステル;
イソオキサゾロ[5,4-b]ピリジン-4-カルボン酸、6-シクロプロピル-3-メチル-、エチルエステル;
イソオキサゾロ[5,4-b]ピリジン-4-カルボン酸、6-シクロプロピル-3-(1-メチルエチル);
イソオキサゾロ[5,4-b]ピリジン-4-カルボン酸、6-シクロプロピル-3-(1-メチルエチル)-、メチルエステル;
イソオキサゾロ[5,4-b]ピリジン-4-カルボン酸、6-シクロプロピル-3-(1-メチルエチル)-、エチルエステル
を除く。
【0058】
好ましい実施形態において、本発明の主題はまた、式I
【化12】
【0059】
[式中、
R
1は、水素であり;
R
2は、シクロプロピルであり;
R
3は、水素、ハロゲン、ヒドロキシ、C
1〜C
6-アルキル、C
1〜C
6-ハロアルキル、C
1〜C
6-ヒドロキシアルキル、C
1〜C
6-アルコキシ-C
1〜C
6-アルキル、C
1〜C
6-ハロアルコキシ-C
1〜C
6-アルキル、C
3〜C
6-シクロアルキル-C
1〜C
6-アルキル、C
3〜C
6-ハロシクロアルキル-C
1〜C
6-アルキル、C
3〜C
6-シクロアルキル、C
3〜C
6-ハロシクロアルキル、C
1〜C
4-アルキル-C
3〜C
6-シクロアルキル、C
3〜C
6-シクロアルケニル、C
3〜C
6-ハロシクロアルケニル、フェニル-C
1〜C
6-アルキル、ヘテロシクリル-C
1〜C
6-アルキル、C
2〜C
6-アルケニル、C
2〜C
6-ハロアルケニル、C
2〜C
6-アルキニル、C
2〜C
6-ハロアルキニル、C
1〜C
6-アルコキシ、C
1〜C
6-ハロアルコキシ、C
1〜C
6-アルキルチオ、C
1〜C
6-ハロアルキルチオ、アミノ、C
1〜C
6-アルキルアミノ、N,N-ジ-(C
1〜C
6)-アルキルアミノ、ヘテロシクリル、フェニル(ここで、R
3のヘテロシクリル及びフェニル部分は、非置換であることができるか又はハロゲン、ヒドロキシ、ニトロ、シアノ、C
1〜C
4-アルキル、C
1〜C
4-ハロアルキル、C
1〜C
4-アルコキシ-C
1〜C
4-アルキル、C
3〜C
6-シクロアルキル、C
2〜C
6-アルケニル、C
2〜C
6-アルキニル、C
1〜C
4-アルコキシ、C
1〜C
4-ハロアルコキシ、C
1〜C
4-アルコキシカルボニル、C
1〜C
4-アルキルチオ、C
1〜C
4-アルキルスルフィニル、C
1〜C
4-アルキルスルホニル、アミノ、C
1〜C
4-アルキルアミノ、N,N-ジ-(C
1〜C
4)-アルキルアミノ、ヘテロシクリル、フェニルから選択される1個若しくは複数の基で置換されていることができる)であり;
Xは、OR
4であり;
R
4は、水素、C
1〜C
6-アルキル、C
1〜C
6-ハロアルキル、C
1〜C
6-シアノアルキル、C
1〜C
6-アルコキシ-C
1〜C
6-アルキル、C
1〜C
6-ハロアルコキシ-C
1〜C
6-アルキル、C
2〜C
6-アルケニル、C
2〜C
6-ハロアルケニル、C
2〜C
6-アルキニルである]
のイソオキサゾロ[5,4-b]ピリジン化合物及びそれらの農業的に有用な塩である。但し、
イソオキサゾロ[5,4-b]ピリジン-4-カルボン酸、6-シクロプロピル-3-(2-フルオロフェニル)-メチルエステル;
イソオキサゾロ[5,4-b]ピリジン-4-カルボン酸、6-シクロプロピル-3-メチル-2-クロロ-2-プロペン-1-イルエステル;
イソオキサゾロ[5,4-b]ピリジン-4-カルボン酸、3,6-ジシクロプロピル;
イソオキサゾロ[5,4-b]ピリジン-4-カルボン酸、6-シクロプロピル-3-(1-エチル-5-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)-、メチルエステル;
イソオキサゾロ[5,4-b]ピリジン-4-カルボン酸、6-シクロプロピル-3-(4-フルオロフェニル)-、メチルエステル;
イソオキサゾロ[5,4-b]ピリジン-4-カルボン酸、6-シクロプロピル-3-(4-メトキシフェニル)-、メチルエステル;
イソオキサゾロ[5,4-b]ピリジン-4-カルボン酸、6-シクロプロピル-3-(4-メチルフェニル)-、メチルエステル;
イソオキサゾロ[5,4-b]ピリジン-4-カルボン酸、6-シクロプロピル-3-(1,3,5-トリメチル-1H-ピラゾール-4-イル);
イソオキサゾロ[5,4-b]ピリジン-4-カルボン酸、6-シクロプロピル-3-メチル-1-メチルエチルエステル;
イソオキサゾロ[5,4-b]ピリジン-4-カルボン酸、6-シクロプロピル-3-メチル-シアノメチルエステル;
イソオキサゾロ[5,4-b]ピリジン-4-カルボン酸、6-シクロプロピル-3-(1,1-ジメチルエチル);
イソオキサゾロ[5,4-b]ピリジン-4-カルボン酸、6-シクロプロピル-3-フェニル-、メチルエステル;
イソオキサゾロ[5,4-b]ピリジン-4-カルボン酸、6-シクロプロピル-3-(4-メトキシフェニル);
イソオキサゾロ[5,4-b]ピリジン-4-カルボン酸、3,6-ジシクロプロピル-、メチルエステル;
イソオキサゾロ[5,4-b]ピリジン-4-カルボン酸、3,6-ジシクロプロピル-、エチルエステル;
イソオキサゾロ[5,4-b]ピリジン-4-カルボン酸、6-シクロプロピル-3-(1,3,5-トリメチル-1H-ピラゾール-4-イル)-、メチルエステル;
イソオキサゾロ[5,4-b]ピリジン-4-カルボン酸、6-シクロプロピル-3-(2,2-ジメチルプロピル);
イソオキサゾロ[5,4-b]ピリジン-4-カルボン酸、6-シクロプロピル-3-(2,2-ジメチルプロピル)-、メチルエステル;
イソオキサゾロ[5,4-b]ピリジン-4-カルボン酸、6-シクロプロピル-3-(2,2-ジメチルプロピル)-、エチルエステル;
イソオキサゾロ[5,4-b]ピリジン-4-カルボン酸、6-シクロプロピル-3-プロピル;
イソオキサゾロ[5,4-b]ピリジン-4-カルボン酸、6-シクロプロピル-3-プロピル-、メチルエステル;
イソオキサゾロ[5,4-b]ピリジン-4-カルボン酸、6-シクロプロピル-3-プロピル-、エチルエステル;
イソオキサゾロ[5,4-b]ピリジン-4-カルボン酸、6-シクロプロピル-3-(2-フラニル);
イソオキサゾロ[5,4-b]ピリジン-4-カルボン酸、6-シクロプロピル-3-(2-フラニル)-、メチルエステル;
イソオキサゾロ[5,4-b]ピリジン-4-カルボン酸、6-シクロプロピル-3-(2-フラニル)-、エチルエステル;
イソオキサゾロ[5,4-b]ピリジン-4-カルボン酸、6-シクロプロピル-3-フェニル;
イソオキサゾロ[5,4-b]ピリジン-4-カルボン酸、6-シクロプロピル-3-フェニル-、エチルエステル
イソオキサゾロ[5,4-b]ピリジン-4-カルボン酸、6-シクロプロピル-3-メチル;
イソオキサゾロ[5,4-b]ピリジン-4-カルボン酸、6-シクロプロピル-3-メチル-、メチルエステル;
イソオキサゾロ[5,4-b]ピリジン-4-カルボン酸、6-シクロプロピル-3-メチル-、エチルエステル;
イソオキサゾロ[5,4-b]ピリジン-4-カルボン酸、6-シクロプロピル-3-(1-メチルエチル);
イソオキサゾロ[5,4-b]ピリジン-4-カルボン酸、6-シクロプロピル-3-(1-メチルエチル)-、メチルエステル;
イソオキサゾロ[5,4-b]ピリジン-4-カルボン酸、6-シクロプロピル-3-(1-メチルエチル)-、エチルエステル
を除く。
【0060】
さらに、本発明の主題はまた、式I
【化13】
【0061】
[式中、
R
1は、ハロゲンであり;
R
2は、水素、C
1〜C
6-アルキル、C
1〜C
6-ハロアルキル、C
1〜C
6-ヒドロキシアルキル、C
3〜C
6-シクロアルキル、C
3〜C
6-ハロシクロアルキル、C
2〜C
6-アルケニル、C
2〜C
6-アルキニルであり;
R
3は、水素、ハロゲン、ヒドロキシ、C
1〜C
6-アルキル、C
1〜C
6-ハロアルキル、C
1〜C
6-ヒドロキシアルキル、C
1〜C
6-アルコキシ-C
1〜C
6-アルキル、C
1〜C
6-ハロアルコキシ-C
1〜C
6-アルキル、C
3〜C
6-シクロアルキル-C
1〜C
6-アルキル、C
3〜C
6-ハロシクロアルキル-C
1〜C
6-アルキル、C
3〜C
6-シクロアルキル、C
3〜C
6-ハロシクロアルキル、C
1〜C
4-アルキル-C
3〜C
6-シクロアルキル、C
3〜C
6-シクロアルケニル、C
3〜C
6-ハロシクロアルケニル、フェニル-C
1〜C
6-アルキル、ヘテロシクリル-C
1〜C
6-アルキル、C
2〜C
6-アルケニル、C
2〜C
6-ハロアルケニル、C
2〜C
6-アルキニル、C
2〜C
6-ハロアルキニル、C
1〜C
6-アルコキシ、C
1〜C
6-ハロアルコキシ、C
1〜C
6-アルキルチオ、C
1〜C
6-ハロアルキルチオ、アミノ、C
1〜C
6-アルキルアミノ、N,N-ジ-(C
1〜C
6)-アルキルアミノ、ヘテロシクリル、フェニル(ここで、R
3のヘテロシクリル及びフェニル部分は、非置換であることができるか又はハロゲン、ヒドロキシ、ニトロ、シアノ、C
1〜C
4-アルキル、C
1〜C
4-ハロアルキル、C
1〜C
4-アルコキシ-C
1〜C
4-アルキル、C
3〜C
6-シクロアルキル、C
2〜C
6-アルケニル、C
2〜C
6-アルキニル、C
1〜C
4-アルコキシ、C
1〜C
4-ハロアルコキシ、C
1〜C
4-アルコキシカルボニル、C
1〜C
4-アルキルチオ、C
1〜C
4-アルキルスルフィニル、C
1〜C
4-アルキルスルホニル、アミノ、C
1〜C
4-アルキルアミノ、N,N-ジ-(C
1〜C
4)-アルキルアミノ、ヘテロシクリル、フェニルから選択される1個若しくは複数の基で置換されていることができる)であり;
Xは、OR
4であり;
R
4は、水素、C
1〜C
6-アルキル、C
1〜C
6-ハロアルキル、C
1〜C
6-ヒドロキシアルキル、C
1〜C
6-シアノアルキル、C
1〜C
6-アルコキシ-C
1〜C
6-アルキル、C
1〜C
6-アルコキシ-C
1〜C
6-アルコキシ-C
1〜C
6-アルキル、C
1〜C
6-ハロアルコキシ-C
1〜C
6-アルキル、C
2〜C
6-アルケニルオキシ-C
1〜C
6-アルキル、C
2〜C
6-ハロアルケニルオキシ-C
1〜C
6-アルキル、C
1〜C
6-アルコキシカルボニル-C
1〜C
6-アルキル、アミノカルボニル-C
1〜C
6-アルキル、C
1〜C
6-アルキル-アミノカルボニル-C
1〜C
6-アルキル、N,N-ジ-(C
1〜C
6-アルキル)-アミノカルボニル-C
1〜C
6-アルキル、[N-(C
3〜C
6-シクロアルキル-C
1〜C
6-アルキル)、N-(C
1〜C
6-アルキル)]-アミノカルボニル-C
1〜C
6-アルキル、C
1〜C
6-アルコキシ-アミノカルボニル-C
1〜C
6-アルキル、C
2〜C
6-アルケニル、C
2〜C
6-ハロアルケニル、C
2〜C
6-アルキニル-C
2〜C
6-アルケニル、C
2〜C
6-アルキニル、C
2〜C
6-ハロアルキニル、ヘテロシクリル、フェニル、ヘテロシクリルカルボニル、フェニルカルボニル、ヘテロシクリルカルボニル-C
1〜C
6-アルキル、フェニルカルボニル-C
1〜C
6-アルキル、ヘテロシクリル-C
1〜C
6-アルキル、フェニル-C
1〜C
6-アルキル(ここで、R
4及びR
5のフェニル及びヘテロシクリル部分は、非置換であることができるか又はハロゲン、C
1〜C
4-アルキル、C
1〜C
4-ハロアルキル、C
1〜C
4-アルコキシ、C
1〜C
4-ハロアルコキシ、C
1〜C
4-アルコキシカルボニル、ヘテロシクリル、フェニルから選択される1個若しくは複数の基で置換されていることができる)であり;最も好ましくは水素である]
のイソオキサゾロ[5,4-b]ピリジン化合物及びそれらの農業的に有用な塩である。但し、
イソオキサゾロ[5,4-b]ピリジン-4-カルボン酸、5-クロロ-6-シクロプロピル-3-メチル;
イソオキサゾロ[5,4-b]ピリジン-4-カルボン酸、5-クロロ-6-シクロプロピル-3-メチル-、メチルエステル;
イソオキサゾロ[5,4-b]ピリジン-4-カルボン酸、5-クロロ-3,5-ジメチル;
を除く。
【0062】
さらに、本発明の主題はまた、式I:
【化14】
【0063】
[式中、
R
1は、ヒドロキシル、C
1〜C
6-アルキル、C
1〜C
6-ハロアルキル、C
1〜C
6-アルコキシ-C
1〜C
6-アルキル、C
3〜C
6-シクロアルキル、C
3〜C
6-ハロシクロアルキル、C
2〜C
6-アルケニル、C
2〜C
6-アルキニル、C
1〜C
6-アルコキシ、C
1〜C
6-ハロアルコキシ、フェニル、フェニル-C
1〜C
4-アルキルであり;
R
2は、シクロプロピルであり;
R
3は、水素、ハロゲン、ヒドロキシ、C
1〜C
6-アルキル、C
1〜C
6-ハロアルキル、C
1〜C
6-ヒドロキシアルキル、C
1〜C
6-アルコキシ-C
1〜C
6-アルキル、C
1〜C
6-ハロアルコキシ-C
1〜C
6-アルキル、C
3〜C
6-シクロアルキル-C
1〜C
6-アルキル、C
3〜C
6-ハロシクロアルキル-C
1〜C
6-アルキル、C
3〜C
6-シクロアルキル、C
3〜C
6-ハロシクロアルキル、C
1〜C
4-アルキル-C
3〜C
6-シクロアルキル、C
3〜C
6-シクロアルケニル、C
3〜C
6-ハロシクロアルケニル、フェニル-C
1〜C
6-アルキル、ヘテロシクリル-C
1〜C
6-アルキル、C
2〜C
6-アルケニル、C
2〜C
6-ハロアルケニル、C
2〜C
6-アルキニル、C
2〜C
6-ハロアルキニル、C
1〜C
6-アルコキシ、C
1〜C
6-ハロアルコキシ、C
1〜C
6-アルキルチオ、C
1〜C
6-ハロアルキルチオ、アミノ、C
1〜C
6-アルキルアミノ、N,N-ジ-(C
1〜C
6)-アルキルアミノ、ヘテロシクリル、フェニル(ここで、R
3のヘテロシクリル及びフェニル部分は、非置換であることができるか又はハロゲン、ヒドロキシ、ニトロ、シアノ、C
1〜C
4-アルキル、C
1〜C
4-ハロアルキル、C
1〜C
4-アルコキシ-C
1〜C
4-アルキル、C
3〜C
6-シクロアルキル、C
2〜C
6-アルケニル、C
2〜C
6-アルキニル、C
1〜C
4-アルコキシ、C
1〜C
4-ハロアルコキシ、C
1〜C
4-アルコキシカルボニル、C
1〜C
4-アルキルチオ、C
1〜C
4-アルキルスルフィニル、C
1〜C
4-アルキルスルホニル、アミノ、C
1〜C
4-アルキルアミノ、N,N-ジ-(C
1〜C
4)-アルキルアミノ、ヘテロシクリル、フェニルから選択される1個若しくは複数の基で置換されていることができる)であり;
Xは、OR
4であり;
R
4は、水素、C
1〜C
6-アルキル、C
1〜C
6-ハロアルキル、C
1〜C
6-ヒドロキシアルキル、C
1〜C
6-シアノアルキル、C
1〜C
6-アルコキシ-C
1〜C
6-アルキル、C
1〜C
6-アルコキシ-C
1〜C
6-アルコキシ-C
1〜C
6-アルキル、C
1〜C
6-ハロアルコキシ-C
1〜C
6-アルキル、C
2〜C
6-アルケニルオキシ-C
1〜C
6-アルキル、C
2〜C
6-ハロアルケニルオキシ-C
1〜C
6-アルキル、C
1〜C
6-アルコキシカルボニル-C
1〜C
6-アルキル、アミノカルボニル-C
1〜C
6-アルキル、C
1〜C
6-アルキル-アミノカルボニル-C
1〜C
6-アルキル、N,N-ジ-(C
1〜C
6-アルキル)-アミノカルボニル-C
1〜C
6-アルキル、[N-(C
3〜C
6-シクロアルキル-C
1〜C
6-アルキル)、N-(C
1〜C
6-アルキル)]-アミノカルボニル-C
1〜C
6-アルキル、C
1〜C
6-アルコキシ-アミノカルボニル-C
1〜C
6-アルキル、C
2〜C
6-アルケニル、C
2〜C
6-ハロアルケニル、C
2〜C
6-アルキニル-C
2〜C
6-アルケニル、C
2〜C
6-アルキニル、C
2〜C
6-ハロアルキニル、ヘテロシクリル、フェニル、ヘテロシクリルカルボニル、フェニルカルボニル、ヘテロシクリルカルボニル-C
1〜C
6-アルキル、フェニルカルボニル-C
1〜C
6-アルキル、ヘテロシクリル-C
1〜C
6-アルキル、フェニル-C
1〜C
6-アルキル(ここで、R
4及びR
5のフェニル及びヘテロシクリル部分は、非置換であることができるか又はハロゲン、C
1〜C
4-アルキル、C
1〜C
4-ハロアルキル、C
1〜C
4-アルコキシ、C
1〜C
4-ハロアルコキシ、C
1〜C
4-アルコキシカルボニル、ヘテロシクリル、フェニルから選択される1個若しくは複数の基で置換されていることができる)であり;最も好ましくは水素である]
のイソオキサゾロ[5,4-b]ピリジン化合物及びそれらの農業的に有用な塩である。
【0064】
さらに、本発明の主題はまた、式I:
【化15】
【0065】
[式中、
R
1は、水素、ハロゲン、C
1〜C
6-アルキル、C
1〜C
6-ハロアルキルであり;
R
2は、水素、C
1〜C
6-アルキル、C
1〜C
6-ハロアルキル、C
1〜C
6-ヒドロキシアルキル、C
3〜C
6-シクロアルキル、C
3〜C
6-ハロシクロアルキル、C
2〜C
6-アルケニル、C
2〜C
6-アルキニルであり;
R
3は、水素、ハロゲン、ヒドロキシ、C
1〜C
6-アルキル、C
1〜C
6-ハロアルキル、C
1〜C
6-ヒドロキシアルキル、C
1〜C
6-アルコキシ-C
1〜C
6-アルキル、C
1〜C
6-ハロアルコキシ-C
1〜C
6-アルキル、C
3〜C
6-シクロアルキル-C
1〜C
6-アルキル、C
3〜C
6-ハロシクロアルキル-C
1〜C
6-アルキル、C
3〜C
6-シクロアルキル、C
3〜C
6-ハロシクロアルキル、C
1〜C
4-アルキル-C
3〜C
6-シクロアルキル、C
3〜C
6-シクロアルケニル、C
3〜C
6-ハロシクロアルケニル、フェニル-C
1〜C
6-アルキル、ヘテロシクリル-C
1〜C
6-アルキル、C
2〜C
6-アルケニル、C
2〜C
6-ハロアルケニル、C
2〜C
6-アルキニル、C
2〜C
6-ハロアルキニル、C
1〜C
6-アルコキシ、C
1〜C
6-ハロアルコキシ、C
1〜C
6-アルキルチオ、C
1〜C
6-ハロアルキルチオ、アミノ、C
1〜C
6-アルキルアミノ、N,N-ジ-(C
1〜C
6)-アルキルアミノ、ヘテロシクリル、フェニル(ここで、R
3のヘテロシクリル及びフェニル部分は、非置換であることができるか又はハロゲン、ヒドロキシ、ニトロ、シアノ、C
1〜C
4-アルキル、C
1〜C
4-ハロアルキル、C
1〜C
4-アルコキシ-C
1〜C
4-アルキル、C
3〜C
6-シクロアルキル、C
2〜C
6-アルケニル、C
2〜C
6-アルキニル、C
1〜C
4-アルコキシ、C
1〜C
4-ハロアルコキシ、C
1〜C
4-アルコキシカルボニル、C
1〜C
4-アルキルチオ、C
1〜C
4-アルキルスルフィニル、C
1〜C
4-アルキルスルホニル、アミノ、C
1〜C
4-アルキルアミノ、N,N-ジ-(C
1〜C
4)-アルキルアミノ、ヘテロシクリル、フェニルから選択される1個若しくは複数の基で置換されていることができる)であり;
Xは、OR
4、SR
5であり;
R
4は、水素、C
1〜C
6-アルキル、C
1〜C
6-ハロアルキル、C
1〜C
6-シアノアルキル、C
1〜C
6-アルコキシ-C
1〜C
6-アルキル、C
1〜C
6-ハロアルキル-C
1〜C
6-アルキル、C
2〜C
6-アルケニル、C
2〜C
6-ハロアルケニル、C
2〜C
6-アルキニルである]
のイソオキサゾロ[5,4-b]ピリジン化合物及びそれらの農業的に有用な塩である。但し、
イソオキサゾロ[5,4-b]ピリジン-4-カルボン酸、6-シクロプロピル-3-(2-フルオロフェニル)-メチルエステル;
イソオキサゾロ[5,4-b]ピリジン-4-カルボン酸、6-シクロプロピル-3-メチル-2-クロロ-2-プロペン-1-イルエステル;
イソオキサゾロ[5,4-b]ピリジン-4-カルボン酸、3,6-ジシクロプロピル;
イソオキサゾロ[5,4-b]ピリジン-4-カルボン酸、6-シクロプロピル-3-(1-エチル-5-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)-、メチルエステル;
イソオキサゾロ[5,4-b]ピリジン-4-カルボン酸、6-シクロプロピル-3-(4-フルオロフェニル)-、メチルエステル;
イソオキサゾロ[5,4-b]ピリジン-4-カルボン酸、6-シクロプロピル-3-(4-メトキシフェニル)-、メチルエステル;
イソオキサゾロ[5,4-b]ピリジン-4-カルボン酸、6-シクロプロピル-3-(4-メチルフェニル)-、メチルエステル;
イソオキサゾロ[5,4-b]ピリジン-4-カルボン酸、6-シクロプロピル-3-(1,3,5-トリメチル-1H-ピラゾール-4-イル);
イソオキサゾロ[5,4-b]ピリジン-4-カルボン酸、6-シクロプロピル-3-メチル-メチルエステル;
イソオキサゾロ[5,4-b]ピリジン-4-カルボン酸、6-シクロプロピル-3-メチル-1-メチルエチルエステル;
イソオキサゾロ[5,4-b]ピリジン-4-カルボン酸、6-シクロプロピル-3-メチル-シアノメチルエステル;
イソオキサゾロ[5,4-b]ピリジン-4-カルボン酸、6-シクロプロピル-3-(1,1-ジメチルエチル);
イソオキサゾロ[5,4-b]ピリジン-4-カルボン酸、6-シクロプロピル-3-フェニル-、メチルエステル;
イソオキサゾロ[5,4-b]ピリジン-4-カルボン酸、6-シクロプロピル-3-(4-メトキシフェニル);
イソオキサゾロ[5,4-b]ピリジン-4-カルボン酸、3,6-ジシクロプロピル-、メチルエステル;
イソオキサゾロ[5,4-b]ピリジン-4-カルボン酸、6-シクロプロピル-3-(1,3,5-トリメチル-1H-ピラゾール-4-イル)-、メチルエステル;
イソオキサゾロ[5,4-b]ピリジン-4-カルボン酸、6-シクロプロピル-3-(2,2-ジメチルプロピル);
イソオキサゾロ[5,4-b]ピリジン-4-カルボン酸、6-シクロプロピル-3-プロピル;
イソオキサゾロ[5,4-b]ピリジン-4-カルボン酸、6-シクロプロピル-3-(2-フラニル);
イソオキサゾロ[5,4-b]ピリジン-4-カルボン酸、6-シクロプロピル-3-フェニル;
イソオキサゾロ[5,4-b]ピリジン-4-カルボン酸、6-シクロプロピル-3-メチル;
イソオキサゾロ[5,4-b]ピリジン-4-カルボン酸、6-シクロプロピル-3-(1-メチルエチル);
イソオキサゾロ[5,4-b]ピリジン-4-カルボン酸、3,6-ジメチル;
イソオキサゾロ[5,4-b]ピリジン-4-カルボン酸、6-メチル-3-プロピル;
イソオキサゾロ[5,4-b]ピリジン-4-カルボン酸、6-メチル-3-(1-メチルエチル);
イソオキサゾロ[5,4-b]ピリジン-4-カルボン酸、6-メチル-3-(1,1-ジメチルエチル);
イソオキサゾロ[5,4-b]ピリジン-4-カルボン酸、6-メチル-3-(2,2-ジメチルプロピル);
イソオキサゾロ[5,4-b]ピリジン-4-カルボン酸、6-メチル-3-シクロプロピル;
イソオキサゾロ[5,4-b]ピリジン-4-カルボン酸、6-メチル-3-フェニル;
イソオキサゾロ[5,4-b]ピリジン-4-カルボン酸、6-メチル-3-(4-メチルフェニル);
イソオキサゾロ[5,4-b]ピリジン-4-カルボン酸、6-メチル-3-(3-メトキシフェニル);
イソオキサゾロ[5,4-b]ピリジン-4-カルボン酸、6-メチル-3-(4-メトキシフェニル);
イソオキサゾロ[5,4-b]ピリジン-4-カルボン酸、6-メチル-3-(4-フルオロフェニル);
イソオキサゾロ[5,4-b]ピリジン-4-カルボン酸、6-メチル-3-(3,4-ジクロロフェニル);
イソオキサゾロ[5,4-b]ピリジン-4-カルボン酸、6-メチル-3-(2-フラニル);
イソオキサゾロ[5,4-b]ピリジン-4-カルボン酸、6-メチル-3-(1,3,5-トリメチル-1H-ピラゾール-4-イル);
イソオキサゾロ[5,4-b]ピリジン-4-カルボン酸、6-メチル-3-(1-エチル-5-メチル-1H-ピラゾール-4-イル);
イソオキサゾロ[5,4-b]ピリジン-4-カルボン酸、6-エチル-3-メチル;
イソオキサゾロ[5,4-b]ピリジン-4-カルボン酸、6-エチル-3-プロピル;
イソオキサゾロ[5,4-b]ピリジン-4-カルボン酸、6-エチル-3-(1-メチルエチル);
イソオキサゾロ[5,4-b]ピリジン-4-カルボン酸、6-エチル-3-(2,2-ジメチルプロピル);
イソオキサゾロ[5,4-b]ピリジン-4-カルボン酸、6-エチル-3-シクロプロピル;
イソオキサゾロ[5,4-b]ピリジン-4-カルボン酸、6-エチル-3-(1,3,5-トリメチル-1H-ピラゾール-4-イル);
イソオキサゾロ[5,4-b]ピリジン-4-カルボン酸、6-(1-メチルエチル)-3-メチル;
イソオキサゾロ[5,4-b]ピリジン-4-カルボン酸、6-(1-メチルエチル)-3-プロピル;
イソオキサゾロ[5,4-b]ピリジン-4-カルボン酸、3,6-ビス(1-メチルエチル);
イソオキサゾロ[5,4-b]ピリジン-4-カルボン酸、6-(1-メチルエチル)-3-(1,1-ジメチルエチル);
イソオキサゾロ[5,4-b]ピリジン-4-カルボン酸、6-(1-メチルエチル)-3-(2,2-ジメチルプロピル);
イソオキサゾロ[5,4-b]ピリジン-4-カルボン酸、6-(1-メチルエチル)-3-シクロプロピル;
イソオキサゾロ[5,4-b]ピリジン-4-カルボン酸、6-(1-メチルエチル)-3-フェニル;
イソオキサゾロ[5,4-b]ピリジン-4-カルボン酸、6-(1-メチルエチル)-3-(3-メトキシフェニル);
イソオキサゾロ[5,4-b]ピリジン-4-カルボン酸、6-(1-メチルエチル)-3-(2-フラニル);
イソオキサゾロ[5,4-b]ピリジン-4-カルボン酸、5-クロロ-6-シクロプロピル-3-メチル;
イソオキサゾロ[5,4-b]ピリジン-4-カルボン酸、5-クロロ-6-シクロプロピル-3-メチル-、メチルエステル;
イソオキサゾロ[5,4-b]ピリジン-4-カルボン酸、5-クロロ-3,5-ジメチル
を除く。
【0066】
さらに、本発明の主題はまた、式I:
【化16】
【0067】
[式中、
R
1は、水素、ハロゲン、C
1〜C
6-アルキル、C
1〜C
6-ハロアルキルであり;
R
2は、水素、C
1〜C
6-アルキル、C
1〜C
6-ハロアルキル、C
1〜C
6-ヒドロキシアルキル、C
3〜C
6-シクロアルキル、C
3〜C
6-ハロシクロアルキル、C
2〜C
6-アルケニル、C
2〜C
6-アルキニルであり;
R
3は、水素、ハロゲン、ヒドロキシ、C
1〜C
6-アルキル、C
1〜C
6-ハロアルキル、C
1〜C
6-ヒドロキシアルキル、C
1〜C
6-アルコキシ-C
1〜C
6-アルキル、C
1〜C
6-ハロアルコキシ-C
1〜C
6-アルキル、C
3〜C
6-シクロアルキル-C
1〜C
6-アルキル、C
3〜C
6-ハロシクロアルキル-C
1〜C
6-アルキル、C
3〜C
6-シクロアルキル、C
3〜C
6-ハロシクロアルキル、C
1〜C
4-アルキル-C
3〜C
6-シクロアルキル、C
3〜C
6-シクロアルケニル、C
3〜C
6-ハロシクロアルケニル、フェニル-C
1〜C
6-アルキル、ヘテロシクリル-C
1〜C
6-アルキル、C
2〜C
6-アルケニル、C
2〜C
6-ハロアルケニル、C
2〜C
6-アルキニル、C
2〜C
6-ハロアルキニル、C
1〜C
6-アルコキシ、C
1〜C
6-ハロアルコキシ、C
1〜C
6-アルキルチオ、C
1〜C
6-ハロアルキルチオ、アミノ、C
1〜C
6-アルキルアミノ、N,N-ジ-(C
1〜C
6)-アルキルアミノ、ヘテロシクリル、フェニル(ここで、R
3のヘテロシクリル及びフェニル部分は、非置換であることができるか又はハロゲン、ヒドロキシ、ニトロ、シアノ、C
1〜C
4-アルキル、C
1〜C
4-ハロアルキル、C
1〜C
4-アルコキシ-C
1〜C
4-アルキル、C
3〜C
6-シクロアルキル、C
2〜C
6-アルケニル、C
2〜C
6-アルキニル、C
1〜C
4-アルコキシ、C
1〜C
4-ハロアルコキシ、C
1〜C
4-アルコキシカルボニル、C
1〜C
4-アルキルチオ、C
1〜C
4-アルキルスルフィニル、C
1〜C
4-アルキルスルホニル、アミノ、C
1〜C
4-アルキルアミノ、N,N-ジ-(C
1〜C
4)-アルキルアミノ、ヘテロシクリル、フェニルから選択される1個若しくは複数の基で置換されていることができる)であり;
Xは、OR
4であり;
R
4は、水素である]
のイソオキサゾロ[5,4-b]ピリジン化合物及びそれらの農業的に有用な塩である。但し、
・イソオキサゾロ[5,4-b]ピリジン-4-カルボン酸、3,6-ジシクロプロピル;
・イソオキサゾロ[5,4-b]ピリジン-4-カルボン酸、6-シクロプロピル-3-(1,3,5-トリメチル-1H-ピラゾール-4-イル);
・イソオキサゾロ[5,4-b]ピリジン-4-カルボン酸、6-シクロプロピル-3-(1,1-ジメチルエチル);
・イソオキサゾロ[5,4-b]ピリジン-4-カルボン酸、6-シクロプロピル-3-(4-メトキシフェニル);
・イソオキサゾロ[5,4-b]ピリジン-4-カルボン酸、6-シクロプロピル-3-(2,2-ジメチルプロピル);
・イソオキサゾロ[5,4-b]ピリジン-4-カルボン酸、6-シクロプロピル-3-プロピル;
・イソオキサゾロ[5,4-b]ピリジン-4-カルボン酸、6-シクロプロピル-3-(2-フラニル);
・イソオキサゾロ[5,4-b]ピリジン-4-カルボン酸、6-シクロプロピル-3-フェニル;
・イソオキサゾロ[5,4-b]ピリジン-4-カルボン酸、6-シクロプロピル-3-メチル;
・イソオキサゾロ[5,4-b]ピリジン-4-カルボン酸、6-シクロプロピル-3-(1-メチルエチル);
・イソオキサゾロ[5,4-b]ピリジン-4-カルボン酸、3,6-ジメチル;
・イソオキサゾロ[5,4-b]ピリジン-4-カルボン酸、6-メチル-3-プロピル;
・イソオキサゾロ[5,4-b]ピリジン-4-カルボン酸、6-メチル-3-(1-メチルエチル);
・イソオキサゾロ[5,4-b]ピリジン-4-カルボン酸、6-メチル-3-(1,1-ジメチルエチル);
・イソオキサゾロ[5,4-b]ピリジン-4-カルボン酸、6-メチル-3-(2,2-ジメチルプロピル);
・イソオキサゾロ[5,4-b]ピリジン-4-カルボン酸、6-メチル-3-シクロプロピル;
・イソオキサゾロ[5,4-b]ピリジン-4-カルボン酸、6-メチル-3-フェニル;
・イソオキサゾロ[5,4-b]ピリジン-4-カルボン酸、6-メチル-3-(4-メチルフェニル);
・イソオキサゾロ[5,4-b]ピリジン-4-カルボン酸、6-メチル-3-(3-メトキシフェニル);
・イソオキサゾロ[5,4-b]ピリジン-4-カルボン酸、6-メチル-3-(4-メトキシフェニル);
・イソオキサゾロ[5,4-b]ピリジン-4-カルボン酸、6-メチル-3-(4-フルオロフェニル);
・イソオキサゾロ[5,4-b]ピリジン-4-カルボン酸、6-メチル-3-(3,4-ジクロロフェニル);
・イソオキサゾロ[5,4-b]ピリジン-4-カルボン酸、6-メチル-3-(2-フラニル);
・イソオキサゾロ[5,4-b]ピリジン-4-カルボン酸、6-メチル-3-(1,3,5-トリメチル-1H-ピラゾール-4-イル);
・イソオキサゾロ[5,4-b]ピリジン-4-カルボン酸、6-メチル-3-(1-エチル-5-メチル-1H-ピラゾール-4-イル);
・イソオキサゾロ[5,4-b]ピリジン-4-カルボン酸、6-エチル-3-メチル;
・イソオキサゾロ[5,4-b]ピリジン-4-カルボン酸、6-エチル-3-プロピル;
・イソオキサゾロ[5,4-b]ピリジン-4-カルボン酸、6-エチル-3-(1-メチルエチル);
・イソオキサゾロ[5,4-b]ピリジン-4-カルボン酸、6-エチル-3-(2,2-ジメチルプロピル);
・イソオキサゾロ[5,4-b]ピリジン-4-カルボン酸、6-エチル-3-シクロプロピル;
・イソオキサゾロ[5,4-b]ピリジン-4-カルボン酸、6-エチル-3-(1,3,5-トリメチル-1H-ピラゾール-4-イル);
・イソオキサゾロ[5,4-b]ピリジン-4-カルボン酸、6-(1-メチルエチル)-3-メチル;
・イソオキサゾロ[5,4-b]ピリジン-4-カルボン酸、6-(1-メチルエチル)-3-プロピル;
・イソオキサゾロ[5,4-b]ピリジン-4-カルボン酸、3,6-ビス(1-メチルエチル);
・イソオキサゾロ[5,4-b]ピリジン-4-カルボン酸、6-(1-メチルエチル)-3-(1,1-ジメチルエチル);
・イソオキサゾロ[5,4-b]ピリジン-4-カルボン酸、6-(1-メチルエチル)-3-(2,2-ジメチルプロピル);
・イソオキサゾロ[5,4-b]ピリジン-4-カルボン酸、6-(1-メチルエチル)-3-シクロプロピル;
・イソオキサゾロ[5,4-b]ピリジン-4-カルボン酸、6-(1-メチルエチル)-3-フェニル;
・イソオキサゾロ[5,4-b]ピリジン-4-カルボン酸、6-(1-メチルエチル)-3-(3-メトキシフェニル);
・イソオキサゾロ[5,4-b]ピリジン-4-カルボン酸、6-(1-メチルエチル)-3-(2-フラニル);
・イソオキサゾロ[5,4-b]ピリジン-4-カルボン酸、5-クロロ-6-シクロプロピル-3-メチル;
・イソオキサゾロ[5,4-b]ピリジン-4-カルボン酸、5-クロロ-3,5-ジメチル
を除く。
【0068】
本発明による式Iのイソオキサゾロ[5,4-b]ピリジンは、有機化学の標準的な方法、例えば、以下の方法によって調製できる:
【化17】
【0069】
式(C)の化合物(式中、R
1はC
1〜C
6-アルキル、C
1〜C
6-ハロアルキル、C
3〜C
6-シクロアルキル、C
3〜C
6-ハロシクロアルキル、C
2〜C
6-アルケニル、C
2〜C
6-アルキニル又はフェニル-C
1〜C
6-アルキルである)は、式(B)の化合物(Zはハロゲンである)を、式(A)の化合物に、アルゴン又は窒素などの不活性ガス雰囲気下で不活性有機溶媒中-100℃〜30℃の温度で、好ましくは-80℃〜0℃の温度、最も好ましくは-78℃で添加することによって調製できる。この反応混合物は、常法で、例えば、水との混合、相の分離、抽出及び適切な場合には、粗生成物のクロマトグラフィーによる精製によって、好ましくは抽出によって後処理される。
【0070】
好適な溶媒は、脂肪族炭化水素、例えば、ペンタン、ヘキサン、シクロヘキサン及びC
5〜C
8-アルカンの混合物、芳香族炭化水素、例えば、トルエン、o-、m-及びp-キシレン、ハロゲン化炭化水素、例えば、ジクロロメタン、1,2-ジクロロエタン、クロロホルム及びクロロベンゼン、エーテル、例えば、ジエチルエーテル、ジイソプロピルエーテル、tert-ブチルメチルエーテル、ジオキサン、アニソール及びテトラヒドロフラン、ニトリル、例えば、アセトニトリル及びプロピオニトリル、並びにジメチルスルホキシド、ジメチルホルムアミド及びN,N-ジメチルアセトアミド又はN-メチルピロリドンである。
【0071】
テトラヒドロフラン及びジエチルエーテルが特に好ましい。言及された溶媒の混合物を使用することも可能である。
【0072】
式(A)の化合物は、文献[Duncia, John Vら Bioorganic & Medicinal Chemistry Letters 2008年、18(2)、576〜585頁、及びGao, S.ら Journal of the American Chemical Society 2010年、132(1)、371〜383頁]から公知であるか又は引用された文献に従って調製され得、及び/若しくは市販されている。
【0073】
式(B)の化合物は、市販されている。
【0074】
R
2が1-フルオロシクロプロピルであり、R
1が水素である式(C)の化合物は、文献[独国特許第4206917号]から公知である。
【化18】
【0075】
式(E)の化合物(式中、R
4はC
1〜C
6-アルキルであり、R
1は水素、C
1〜C
6-アルキル、C
1〜C
6-ハロアルキル、C
3〜C
6-シクロアルキル、C
3〜C
6-ハロアルキル、C
2〜C
6-アルケニル、C
2〜C
6-アルキニル又はフェニル-C
1〜C
6-アルキルである)は、化合物(D)と化合物(C)との混合物を適切な塩基で処理することによって調製できる。反応は、不活性有機溶媒中-100℃〜100℃の温度で、好ましくは0℃〜80℃の温度で行われる。反応混合物は、常法で、例えば、水との混合、相の分離、抽出及び適切な場合には、粗生成物のクロマトグラフィーによる精製によって後処理される。
【0076】
好適な塩基は、一般に無機化合物、例えば、アルカリ金属及びアルカリ土類金属の水酸化物、例えば、水酸化リチウム、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム及び水酸化カルシウム、アルカリ金属及びアルカリ土類金属の水素化物、例えば、水素化リチウム、水素化ナトリウム、水素化カリウム及び水素化カルシウム、アルカリ金属及びアルカリ土類金属の炭酸塩、例えば、炭酸リチウム、炭酸カリウム及び炭酸カルシウム、並びにアルカリ金属炭酸水素塩、例えば、炭酸水素ナトリウム、アルカリ金属及びアルカリ土類金属のアルコキシド、例えば、ナトリウムメトキシド、ナトリウムエトキシド、カリウムエトキシド、カリウムtert-ブトキシド、カリウムtert-ペントキシド及びジメトキシマグネシウム、並びにさらには有機塩基、例えば、第三級アミン、例えば、トリメチルアミン、トリエチルアミン、ジイソプロピルエチルアミン及びN-メチルピペリジン、ピリジン、置換ピリジン、例えば、コリジン、ルチジン、N-メチルモルホリン及び4-ジメチルアミノピリジン及びまた二環式アミンである。
【0077】
ナトリウムメトキシド及びナトリウムエトキシドが、特に好ましい。
【0078】
塩基は、一般に等モル量又は過剰で用いられる。
【0079】
好適な溶媒は、エーテル、例えば、ジエチルエーテル、ジイソプロピルエーテル、tert-ブチルメチルエーテル、ジオキサン、アニソール及びテトラヒドロフラン、ニトリル、例えば、アセトニトリル及びプロピオニトリル、アルコール、例えば、メタノール、エタノール、n-プロパノール、イソプロパノール、n-ブタノール及びtert-ブタノール、並びにジメチルスルホキシド、ジメチルホルムアミド及びN,N-ジメチルアセトアミド又はN-メチルピロリドンである。
【0080】
メタノール又はエタノールが、特に好ましい。言及された溶媒の混合物を使用することも可能である。
【0081】
式(E)の化合物の調製に必要な適切な方法は、文献[Brecher,L.ら、New J. Chem.、1999年、23、437〜446頁]から公知である。式(E)の化合物の調製に必要な基質は、市販されている。
【0082】
R
1がハロゲンである、式(E)の化合物は、文献[Cao, L.ら Synlett 2009年、9、1445〜1448頁;Still, I.W.J.ら Journal of Organic Chemistry 1981年、46(24)、4911〜14頁及びBanks, R.E.ら Journal of the Chemical Society、Chemical Communications 1994年、3、343〜344頁]から公知の適切な方法に従って調製され得る。
【化19】
【0083】
式(G)の化合物は、式(E)の化合物と式(F)の化合物とを適切な溶媒中65℃〜120℃の温度で、最も好ましくは118℃で混合することによって調製され得る。反応の完了後、反応混合物を氷/水中に注ぎ入れる。形成された固形分を、ろ過により収集し、高真空下で乾燥させる。
【0084】
好適な溶媒は、アルコール、例えば、メタノール、エタノール、n-プロパノール、イソプロパノール、n-ブタノール及びtert-ブタノール、水、カルボン酸、例えば、ギ酸、氷酢酸、並びにジメチルスルホキシド、ジメチルホルムアミド及びN,N-ジメチルアセトアミド又はN-メチルピロリドンである。
【0086】
言及された溶媒の混合物を使用することも可能である。
【0087】
同様の方法は、例えば、Petrosyan, V.A.ら Russ.Chem.Bull.、Int.Ed.、2007年、56、2186〜2188頁に記載されている。
【0088】
式(F)の化合物の調製に必要な適切な方法は、文献[Scott. K. R. European Journal of Medicinal Chemistry 2002年、37、635〜648頁、Mitsuhashi, K. Journal of Heterocyclic Chemistry、1986年、23(5)、1535〜8頁]、欧州特許第0220947号、国際公開第2008034008号、Dines, M.B. Tetrahedron Letters 1969年、54、4817〜4819頁;Koichi, M. Nitriles. IV. Synthesis of isoxazoles and pyrazoles from some three-carbon nitriles、Takeda Kenkyushoho 1971年、30(3)、475〜92頁から公知である。式(F)の化合物の一部は、市販されている。
【化20】
【0089】
R
1がヒドロキシル、C
1〜C
6-アルコキシ-C
1〜C
6-アルキル、C
1〜C
6-アルコキシ、C
1〜C
6-ハロアルコキシである式(G)の化合物は、文献、例えば、Dejardin, J.V.ら Bulletin de la Societe Chimique de France 1976年、3-4、Pt.2、530〜532頁、Ouyang, X.ら Bioorganic & Medicinal Chemistry Letters 2005年、15(23)、5154〜5159頁及びMagee, T.V.ら Journal of Medicinal Chemistry 2009年、52(23)、7446〜7457頁から公知の適切な方法に従って、R
1がハロゲンである式(G)の化合物から調製され得る。R
1が水素であり、R
3がハロゲンである式(G)の化合物は、R
1が水素であり、R
3がOHである式(G)の化合物を、ピリジンヒドロハライド、酸(最も好ましくはH
3PO
4)及びホスホルオキシハライドと混合し、それを50℃〜120℃の間の温度で、最も好ましくは90℃で1〜5時間撹拌することによって調製され得る。過剰のホスホルオキシハライドは、高真空下で蒸発させる。反応混合物は、常法で、例えば、適切な溶媒及びアルカリ金属炭酸水素塩の水溶液の添加、相の分離、抽出並びに適切な場合には、粗生成物のクロマトグラフィーによる精製によって後処理される。
【0090】
好適な溶媒は、酢酸エチル、ジクロロメタン、ジエチルエーテル、クロロホルム、tert-ブチルメチルエーテル、ジイソプロピルエーテルである。好適なアルカリ金属炭酸水素塩は、炭酸水素ナトリウム、炭酸水素カリウム、炭酸水素カルシウムである。
【0091】
R
1が水素であり、R
3がC
1〜C
6-アルコキシである式(G)の化合物は、C
1〜C
6-アルキルアルコール及びR
1が水素であり、R
3がOHである式(G)の化合物を、ジ-C
1〜C
6-アルキルアゾジカルボキシレートとトリアリールホスフィン(最も好ましくはトリフェニルホスフィン)との予め調製した撹拌溶液に、適切な溶媒(好ましくはテトラヒドロフラン)中-20℃〜25℃の温度で、最も好ましくは0℃で添加することによって調製され得る。反応は、-20℃〜100℃の温度で、好ましくは40℃〜80℃の温度で行われる。反応混合物は、常法で、例えば、真空下での溶媒の除去及び粗生成物のクロマトグラフィーによる精製によって後処理される。
【0092】
好適な溶媒は、エーテル、例えば、ジエチルエーテル、ジイソプロピルエーテル、tert-ブチルメチルエーテル、ジオキサン、アニソール及びテトラヒドロフランである。テトラヒドロフラン及びジエチルエーテルが、特に好ましい。言及された溶媒の混合物を使用することも可能である。
【化21】
【0093】
式(H)の化合物は、従来の加熱下又はマイクロ波照射下で、適切な溶媒中適切な酸又は塩基触媒の存在下0℃〜80℃の温度で、最も好ましくは25℃で加水分解することによって、式(G)の化合物から、調製され得る[例えば、Carrigan, C.N.J. Med. Chem. 2002年、45、2260〜2276頁及びGhosh, P. Journal of Teaching and Research in Chemistry 2008年、15(2)、54〜57頁参照]。
【0094】
好適な酸触媒は、フッ化水素酸、塩酸、臭化水素酸、過塩素酸、硫酸のような無機酸である。
【0096】
酸は、一般に触媒量で用いられるが、それらは、等モル量又は過剰で用いることもできる。
【0097】
好適な塩基触媒は、水酸化リチウム、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム及び水酸化カルシウムなどのアルカリ金属及びアルカリ土類金属の水酸化物である。
【0098】
水酸化ナトリウムなどの金属水酸化物が特に好ましい。
【0099】
塩基は、一般に触媒量で用いられるが、それらは、等モル量又は過剰で用いることもできる。
【0100】
好適な溶媒は、エーテル、例えば、ジエチルエーテル、ジイソプロピルエーテル、tert-ブチルメチルエーテル、ジオキサン、アニソール及びテトラヒドロフラン、水、アルコール、例えば、メタノール、エタノール、n-プロパノール、イソプロパノール、n-ブタノール及びtert-ブタノール、並びにジメチルスルホキシドである。
【0102】
言及された溶媒の混合物を使用することも可能である。
【化22】
【0103】
式(H)の化合物は、標準的な条件下で、式(I)[ここで、XはOR
4(例えば、Arnab, P.らAngewandte Chemie、International Edition 2010年、49(8)、1492〜1495頁参照)、SR
5(例えば、Silvestri, M.A.ら Journal of Medicinal Chemistry 2004年、47(12)、3149〜3162頁参照)、NR
6R
7(例えば、Kuhn, B.ら Journal of Medicinal Chemistry 2010年、53(6)、2601〜2611頁参照)である]の化合物へと、エステル化され、チオエステル化され、又は、アミド若しくは酸ハロゲン化物(好ましくは酸塩化物)に変換され得る。
【0104】
式Iのイソオキサゾロ[5,4-b]ピリジンは、除草剤として好適である。それらは、そのままで又は適当に製剤化された組成物(除草剤組成物)として好適である。本出願で使用される場合、「製剤化された組成物」及び「除草剤組成物」という用語は同義である。
【0105】
式Iのイソオキサゾロ[5,4-b]ピリジンを含む除草剤組成物は、非作物領域で非常に効率的に、特に高い施用量で植生を防除する。それらは、コムギ、イネ、トウモロコシ、大豆及び綿などの作物における広葉雑草及びイネ科雑草に対して、作物植物に有意な損傷を生じさせることなく作用する。この作用は、主に低施用量で観察される。
【0106】
対象となる施用方法に依存して、式Iのイソオキサゾロ[5,4-b]ピリジン又はそれらを含む組成物はさらに、望ましくない植物を撲滅するためにさらに多くの作物植物で用いられ得る。好適な作物の例は、以下である:
タマネギ(Allium cepa)、パイナップル(Ananas comosus)、ラッカセイ(Arachis hypogaea)、アスパラガス(Asparagus officinalis)、エン麦(Avena sativa)、ベータ・ブルガリス種アルティッシマ(Beta vulgaris spec. altissima)、ベタ・ブルガリス種ラパ(Beta vulgaris spec. rapa)、ブラシカ・ナプス変異株ナプス(Brassica napus var. napus)、ブラシカ・ナプス変異株ナポブラシカ(Brassica napus var. napobrassica)、ブラシカ・ラパ変異株シルベストリス(Brassica rapa var. silvestris)、キャベツ(Brassica oleracea)、クロガラシ(Brassica nigra)、チャ(Camellia sinensis)、ベニバナ(Carthamus tinctorius)、ベカン(Carya illinoinensis)、レモン(Citrus limon)、スイートオレンジ(Citrus sinensis)、アラビアコーヒーノキ(Coffea arabica)[ロブスタコーヒーノキ(Coffea canephora)、リベリアコーヒーノキ(Coffea liberica)]、キュウリ(Cucumis sativus)、ギョウギシバ(Cynodon dactylon)、ニンジン(Daucus carota)、アブラヤシ(Elaeis guineensis)、エゾヘビイチゴ(Fragaria vesca)、ダイズ(Glycine max)、アプランドワタ(Gossypium hirsutum)[キダチワタ(Gossypium arboreum)、アジアワタ(Gossypium herbaceum)、ゴシピウム・ビチフォリウム(Gossypium vitifolium)]、ヒマワリ(Helianthus annuus)、バラゴムノキ(Hevea brasiliensis)、オオムギ(Hordeum vulgare)、ホップ(Humulus lupulus)、サツマイモ(Ipomoea batatas)、シナノグルミ(Juglans regia)、ヒラマメ(Lens culinaris)、アマ(Linum usitatissimum)、トマト(Lycopersicon lycopersicum)、リンゴ属の種(Malus spec.)、キャッサバ(Manihot esculenta)、アルファルファ(Medicago sativa)、バショウ属の種(Musa spec.)、タバコ(Nicotiana tabacum)[マルバタバコ(N. rustica)]、オリーブ(Olea europaea)、イネ(Oryza sativa)、ライマメ(Phaseolus lunatus)、インゲンマメ(Phaseolus vulgaris)、ドイツトウヒ(Picea abies)、マツ属の種(Pinus spec.)、ピスタチオ(Pistacia vera)、エンドウ(Pisum sativum)、セイヨウミザクラ(Prunus avium)、モモ(Prunus persica)、セイヨウナシ(Pyrus communis)、アンズ(Prunus armeniaca)、スミノミザクラ(Prunus cerasus)、アーモンド(Prunus dulcis)及びセイヨウスモモ(Prunus domestica)、フサスグリ(Ribes sylvestre)、ヒマ(Ricinus communis)、サトウキビ(Saccharum officinarum)、ライムギ(Secale cereale)、シロガラシ(Sinapis alba)、ジャガイモ(Solanum tuberosum)、モロコシ(Sorghum bicolor)[ホウキモロコシ(s. vulgare)]、カカオ(Theobroma cacao)、アカツメクサ(Trifolium pratense)、コムギ(Triticum aestivum)、ライコムギ(Triticale)、マカロニコムギ(Triticum durum)、ソラマメ(Vicia faba)、ブドウ(Vitis vinifera)並びにトウモロコシ(Zea mays)。
【0107】
好ましい作物は以下である:ラッカセイ、ベータ・ブルガリス種アルティッシマ、ブラシカ・ナプス変異株ナプス、キャベツ、レモン、スイートオレンジ、アラビアコーヒーノキ[ロブスタコーヒーノキ、リベリアコーヒーノキ]、ギョウギシバ、ダイズ、アプランドワタ[キダチワタ、アジアワタ、ゴシピウム・ビチフォリウム]、ヒマワリ、オオムギ、シナノグルミ、ヒラマメ、アマ、トマト、リンゴ属の種、アルファルファ、タバコ[マルバタバコ]、オリーブ、イネ、ライマメ、インゲンマメ、ピスタチオ、エンドウ、アーモンド、サトウキビ、ライムギ、ジャガイモ、モロコシ[ホウキモロコシ]、ライコムギ、コムギ、マカロニコムギ、ソラマメ、ブドウ並びにトウモロコシ。
【0108】
本発明による式Iのイソオキサゾロ[5,4-b]ピリジンは、遺伝子組換え植物にも使用され得る。「遺伝子組換え植物」という用語は、自然環境下で交雑育種、突然変異又は自然の組換えによって容易に得ることができないような形で、遺伝物質が組換えDNA技術を使用することにより改変されている植物と理解されるべきである。典型的には、1種又は複数の遺伝子が、植物のある種の特性を改良するために、遺伝子組換え植物の遺伝物質中に組み込まれている。このような遺伝子組換えには、それらに限定されないが、例えば、プレニル化、アセチル化若しくはファルネシル化部分又はPEG部分などのグリコシル化又はポリマー付加による、タンパク質、オリゴ-又はポリペプチドの標的翻訳後修飾も含まれる。
【0109】
育種、突然変異誘発又は遺伝子工学によって改変された植物は、育種又は遺伝子工学の従来の方法の結果として、例えば、ジカンバ又は2,4-Dなどのオーキシン除草剤;ピルビン酸ヒドロキシフェニルジオキシゲナーゼ(HPPD)阻害薬又はフィトエンデサチュラーゼ(PDS)阻害薬などの白化除草剤(bleacher herbicide);スルホニル尿素又はイミダゾリノンなどのアセト乳酸シンターゼ(ALS)阻害薬;グリホサートなどのエノールピルビルシキミ酸3-リン酸シンターゼ(EPSP)阻害薬;グルホシネートなどのグルタミンシンターゼ(GS)阻害薬;プロトポルフィリノーゲン-IXオキシダーゼ阻害薬;アセチルCoAカルボキシラーゼ(ACCase)阻害薬などの脂質生合成阻害薬;又はオキシニル(すなわち、ブロモオキシニル又はイソオキシニル)除草剤などの特定のクラスの除草剤の施用に対して耐性にされている;さらに、植物は、複数の遺伝子組換えによって複数のクラスの除草剤に対して抵抗性にされ、例えば、グリホサートとグルホシネートとの両方、又はグリホサートと、ALS阻害薬、HPPD阻害薬、オーキシン除草剤、若しくはACCase阻害薬などの別のクラスからの除草剤との両方に対して抵抗性にされている。これらの除草剤抵抗性技術は、例えば、Pest Management Science 61、2005年、246頁;61、2005年、258頁;61、2005年、277頁;61、2005年、269頁;61、2005年、286頁;64、2008年、326頁;64、2008年、332頁;Weed Science 57、2009年、108頁;Australian Journal of Agricultural Research 58、2007年、708頁;Science 316、2007年、1185頁;及びそれらの中で引用された参考文献に記載されている。いくつかの栽培植物は、従来の育種(突然変異誘発)の方法によって除草剤に対して耐性とされており、例えば、Clearfield(登録商標)夏ナタネ(Canola、BASF SE、独国)は、イミダゾリノン、例えば、イマザモックスに対して耐性であり又はExpressSun(登録商標)ヒマワリ(Dupont、米国)は、スルホニル尿素、例えば、トリベヌロンに対して耐性である。遺伝子工学法が使用されて、大豆、綿、トウモロコシ、ビート及びナタネなどの栽培植物が、グリホサート、イミダゾリノン及びグルホシネートなどの除草剤に対して耐性とされており、それらの一部は、開発下にあるか又はブランド若しくは商標名RoundupReady(登録商標)(グリホサート耐性、Monsanto、米国)、Cultivance(登録商標)(イミダゾリノン耐性、BASF SE、独国)及びLivertyLink(登録商標)(グルホシネート耐性、Bayer CropScience、独国)の下で市販されている。
【0110】
さらに、組換えDNA技術を使用することにより、1種又は複数の殺虫性タンパク質、特にa-エンドトキシン、例えば、CryIA(b)、CryIA(c)、CryIF、CryIF(a2)、CryIIA(b)、CryIIIA、CryIIIB(b1)又はCry9cなどの細菌属バチルス(Bacillus)からの公知のもの、特にバチルス・チューリンゲンシス(Bacillus thuringiensis)からのもの;植物性殺虫性タンパク質(VIP)、例えば、VIP1、VIP2、VIP3又はVIP3A;細菌コロニー性線虫、例えば、フォトラブダス属(Photorhabdus spp.)又はゼノラブダス属(Xenorhabdus spp.)の殺虫性タンパク質;動物により産生される毒素、例えば、サソリの毒素、クモの毒素、スズメバチの毒、又は他の昆虫特異的神経毒;菌類により産生される毒素、例えば、ストレプトマイセス(Streptomycetes)の毒素、植物レクチン、例えば、エンドウ豆又はオオムギのレクチン;アグルチニン;プロテイナーゼ阻害剤、例えば、トリプシン阻害剤、セリンプロテアーゼ阻害剤、パタチン、シスタチン又はパパイン阻害剤;リボソーム不活性化タンパク質(RIP)、例えば、リシン、トウモロコシ-RIP、アブリン、ルフィン、サポリン又はブリオジン(bryodin);ステロイド代謝酵素、例えば、3-ヒドロキシ-ステロイドオキシダーゼ、エクジステロイド-IDP-グリコシル-トランスフェラーゼ、コレステロールオキシダーゼ、エクジソン阻害剤又はHMG-CoA-レダクターゼ;イオンチャネル遮断剤、例えば、ナトリウム又はカルシウムチャネルの遮断剤;幼若ホルモンエステラーゼ;利尿ホルモン受容体(ヘリコキニン受容体);スチルベンシンターゼ、ビベンジルシンターゼ、キチナーゼ又はグルカナーゼを合成することができる植物も包含される。本発明において、これらの殺虫性タンパク質又は毒素は、前毒素、ハイブリッドタンパク質、切断又は別の方法で改変されたタンパク質としても明確に理解されるべきものである。
【0111】
ハイブリッドタンパク質は、タンパク質ドメインの新たな組合せを特徴とする(例えば、国際公開第02/015701号参照)。このような毒素又はこのような毒素を合成することができる遺伝子組換え植物のさらなる例は、例えば、欧州特許出願公開第A374753号、国際公開第93/007278号、国際公開第95/34656号、欧州特許出願公開第A427529号、欧州特許出願公開第A451878号、国際公開第03/18810号及び国際公開第03/52073号に開示されている。このような遺伝子組換え植物を生産する方法は、一般に当業者に公知であり、例えば、上記の刊行物に記載されている。遺伝子組換え植物に含有されるこれらの殺虫性タンパク質は、これらのタンパク質を産生する植物に対して、すべての分類群の節足動物(athropod)からの害になる有害生物、特に甲虫(鞘翅目)、双翅類昆虫(双翅目)及び蛾(鱗翅目)、並びに線虫(線形動物)に対する耐性を付与する。1種又は複数の殺虫性タンパク質を合成することができる遺伝子組換え植物は、例えば、上記の刊行物に記載されており、それらの一部は市販されており、例えば、YieldGard(登録商標)(Cry1Ab毒素を産生するトウモロコシ品種)、YieldGard(登録商標)Plus(Cry1Ab及びCry3Bb1毒素を産生するトウモロコシ品種)、Starlink(登録商標)(Cry9c毒素を産生するトウモロコシ品種)、Herculex(登録商標)RW(Cry34Ab1、Cry35Ab1及び酵素ホスフィノトリシン-N-アセチルトランスフェラーゼ[PAT]を産生するトウモロコシ品種);NuCOTN(登録商標)33B(Cry1Ac毒素を産生する綿品種)、Bollagard(登録商標)I(Cry1Ac毒素を産生する綿品種)、Bollgard(登録商標)II(Cry1Ac及びCry2Ab2毒素を産生する綿品種);VIPCOT(登録商標)(VIP-毒素を産生する綿品種);NewLeaf(登録商標)(Cry3A毒素を産生するジャガイモ品種);BtXtra(登録商標)、NatureGard(登録商標)、KnockOut(登録商標)、BiteGard(登録商標)、Protecta(登録商標)、Bt11(例えば、Agrisure(登録商標)CB)及びSyngenta Seeds SAS、仏国からのBt176(Cry1Ab毒素及びPAT酵素を産生するトウモロコシ品種)、Syngenta Seeds SAS、仏国からのMIR604(Cry3A毒素の改変型を産生するトウモロコシ品種、国際公開第03/018810号参照)、Monsanto Europe S.A.、ベルギー国からのMON 863(Cry3Bb1毒素を産生するトウモロコシ品種)、Monsanto Europe S.A.、ベルギー国からのIPC 531(Cry1Ac毒素の改変型を産生するトウモロコシ品種)及びPioneer Overseas Corporation、ベルギー国からの1507(Cry1F毒素及びPAT酵素を産生するトウモロコシ品種)などがある。
【0112】
さらに、組換えDNA技術を使用することにより、細菌、ウイルス又は菌類病原体に対する植物の抵抗性又は耐性を高める1種又は複数のタンパク質を合成することができる植物も包含される。このようなタンパク質の例は、いわゆる「病原関連タンパク質」(PRタンパク質、例えば、欧州特許出願公開第A392225号参照)、植物病害抵抗性遺伝子(例えば、メキシコの野性型ジャガイモであるソラヌム・ブルボカスタヌム(Solanum bulbocastanum)由来のフィトフトラ・インフェスタンス(Phytophthora infestans)に対して作用する抵抗性遺伝子を発現するジャガイモ品種)又はT4-リゾチーム(例えば、エルウィニア・アミロボーラ(Erwinia amylvora)などの細菌に対して抵抗性が高くなっている、これらのタンパク質を合成することができるジャガイモ品種)である。このような遺伝子組換え植物を生産する方法は、一般に当業者に公知であり、例えば、上記の刊行物に記載されている。
【0113】
さらに、組換えDNA技術を使用することにより、植物の生産性(例えば、バイオマス生産、穀物収穫量、デンプン含量、油含量又はタンパク質含量)、干ばつ、塩分若しくは他の成長制限環境因子に対する耐性、又はそれらの植物の有害生物及び菌類、細菌若しくはウイルス病原体に対する耐性を高める、1種又は複数のタンパク質を合成することができる植物も包含される。
【0114】
さらに、組換えDNA技術を使用することにより、特にヒト又は動物の栄養を改善するために、改変量の含有物質又は新たな含有物質を含有する植物、例えば、健康を促進する長鎖オメガ-3脂肪酸又は不飽和オメガ-9脂肪酸を産生する油料作物(例えば、Nexera(登録商標)アブラナ、DOW Agro Sciences、カナダ国)も包含される。
【0115】
さらに、組換えDNA技術を使用することにより、特に原料生産を改善するために、改変量の含有物質又は新たな含有物質を含有する植物、例えば、増加した量のアミロペクチンを産生するジャガイモ(例えば、Amflora(登録商標)ジャガイモ、BASF SE、独国)も包含される。
【0116】
さらに、式Iのイソオキサゾロ[5,4-b]ピリジンは、落葉及び/又は植物部位の乾燥にも適しており、それには綿、ジャガイモ、ナタネ、ヒマワリ、大豆又はフィールド豆類、特に綿などの作物植物が適切であることが見出された。この点に関しては、植物の乾燥及び/又は落葉のための組成物、これらの組成物を調製する方法、並びに式Iのイソオキサゾロ[5,4-b]ピリジンを使用して植物を乾燥及び/又は落葉させる方法が見出された。
【0117】
乾燥剤として、式Iのイソオキサゾロ[5,4-b]ピリジンは、ジャガイモ、ナタネ、ヒマワリ及び大豆などの作物植物の地上部分だけでなく、穀物を乾燥させるためにも特に適切である。これによって、これらの重要な作物植物の完全に機械化された収穫が可能となる。
【0118】
柑橘類果実、オリーブ並びに他の種及び品種のパーニシアス(pernicious)果実、核果及びナッツにおける特定の期間内での裂開の集中、又は木への付着の低減によって可能となる収穫の促進も経済的に重要である。同じ機序、すなわち、植物の果実部分又は葉部分と、苗条部分との間の離脱組織の発達促進も、有用な植物、特に綿の制御された落葉に必須である。
【0119】
さらに、個々の綿植物が成熟する時間間隔の短縮が、収穫後の繊維品質向上をもたらす。
【0120】
式Iのイソオキサゾロ[5,4-b]ピリジン、又は式Iのイソオキサゾロ[5,4-b]ピリジンを含む除草剤組成物は、例えば、即時噴霧水溶液、粉末、懸濁液、また高度に濃縮された水性、油性若しくは他の懸濁液若しくは分散液、エマルション、油分散液、ペースト、粉剤、広幅散布用材料、又は粒剤の形態で、噴霧、霧化、散粉、拡散、散水又は種子の処理若しくは種子との混合によって使用され得る。使用形態は、意図された目的に依存し、いずれの場合にも、それらは、本発明による有効成分の最も微細な可能な分布を確実にすべきである。
【0121】
本発明の除草剤組成物は除草有効量の少なくとも1種の式Iのイソオキサゾロ[5,4-b]ピリジン及び作物保護剤の製剤に通常の助剤を含む。
作物保護剤の製剤に通常の助剤の例は、不活性助剤、固体担体、界面活性剤(例えば、分散剤、保護コロイド、乳化剤及び粘着剤)、有機及び無機増粘剤、殺細菌剤、不凍剤、消泡剤、場合によって着色剤及び種子製剤用接着剤である。
【0122】
当業者はかかる製剤の配合に精通している。
【0123】
増粘剤(すなわち、製剤の流動性を変える化合物(すなわち、静止状態で高粘度であり、攪拌状態で低粘度である))の例は、多糖、例えば、キサンタンガム(Kelzan(登録商標)、Kelco)、Rhodopol(登録商標)23(Rhone Poulenc)又はVeegum(登録商標)(R.T. Vanderbilt)並びに有機及び無機層状鉱物、例えば、Attaclay(登録商標)(Engelhardt)である。
【0124】
消泡剤の例はシリコーンエマルション(例えば、Silikon(登録商標)SRE、Wacker又はRhodorsil(登録商標)、Rhodia)、長鎖アルコール、脂肪酸、脂肪酸の塩、有機フッ素化合物及びそれらの混合物である。
【0125】
水性除草剤製剤を安定化するために殺細菌剤を添加することができる。殺細菌剤の例はジクロロフェン及びベンジルアルコールヘミホルマールに基づくもの(Proxel(登録商標)、ICI又はActicide(登録商標)RS、Thor Chemie及びKathon(登録商標)MK、Rohm & Haas)並びにイソチアゾリノン誘導体(例えば、アルキルイソチアゾリノン及びベンゾイソチアゾリノン)(Acticide MBS、Thor Chemie)である。
【0126】
不凍剤の例はエチレングリコール、プロピレングリコール、尿素又はグリセリンである。
【0127】
着色剤の例は難溶性の色素及び水溶性染料である。挙げることができる例は、ローダミンB、C.I.ピグメントレッド112、C.I.ソルベントレッド1、ピグメントブルー15:4、ピグメントブルー15:3、ピグメントブルー15:2、ピグメントブルー15:1、ピグメントブルー80、ピグメントイエロー1、ピグメントイエロー13、ピグメントレッド112、ピグメントレッド48:2、ピグメントレッド48:1、ピグメントレッド57:1、ピグメントレッド53:1、ピグメントオレンジ43、ピグメントオレンジ34、ピグメントオレンジ5、ピグメントグリーン36、ピグメントグリーン7、ピグメントホワイト6、ピグメントブラウン25、ベーシックバイオレット10、ベーシックバイオレット49、アシッドレッド51、アシッドレッド52、アシッドレッド14、アシッドブルー9、アシッドイエロー23、ベーシックレッド10、ベーシックレッド108の名で知られている染料である。
【0128】
接着剤の例はポリビニルピロリドン、ポリ酢酸ビニル、ポリビニルアルコール及びチロースである。
【0129】
好適な不活性助剤は、例えば、以下のもの:
中程度から高沸点の鉱油留分、例えば、ケロシン及びディーゼル油、さらに、コールタール油及び植物又は動物由来の油、脂肪族、環状及び芳香族炭化水素、例えば、パラフィン、テトラヒドロナフタレン、アルキル化ナフタレン及びその誘導体、アルキル化ベンゼン及びその誘導体、アルコール、例えば、メタノール、エタノール、プロパノール、ブタノール及びシクロヘキサノール、ケトン、例えばシクロヘキサノン又は強極性溶媒、例えば、アミン、例えばN−メチルピロリドン及び水である。
【0130】
好適な担体として、液体及び固体担体が挙げられる。
液体担体としては、例えば、非水性溶媒、例えば、環状及び芳香族炭化水素、例えば、パラフィン、テトラヒドロナフタレン、アルキル化ナフタレン及びその誘導体、アルキル化ベンゼン及びその誘導体、アルコール、例えば、メタノール、エタノール、プロパノール、ブタノール及びシクロヘキサノール、ケトン、例えばシクロヘキサノン、強極性溶媒、例えば、アミン、例えばN−メチルピロリドン及び水並びにそれらの混合物が挙げられる。
【0131】
固体担体としては、例えば、鉱物土類(mineral earth)、例えば、シリカ、シリカゲル、シリケート、タルク、カオリン、石灰石、石灰、チョーク、膠灰粘上(bole)、黄土、粘土、ドロマイト、珪藻土、硫酸カルシウム、硫酸マグネシウム及び酸化マグネシウム、粉砕合成樹脂、肥料、例えば、硫酸アンモニウム、リン酸アンモニウム、硝酸アンモニウム及び尿素並びに植物由来の製品、例えば、穀粉、樹皮粉、木粉及び堅果殻粉、セルロース粉末又は他の固体担体が挙げられる。
【0132】
好適な界面活性剤(補助剤、湿潤剤、粘着剤、分散剤、さらには乳化剤)は、例えばリグノスルホン酸類(例えば、Borrespers型、Borregaard)、フェノールスルホン酸、ナフタレンスルホン酸(Morwet型、Akzo Nobel)及びジブチルナフタレンスルホン酸(Nekal型、BASF SE)などの芳香族スルホン酸類並びに脂肪酸のアルカリ金属塩、アルカリ土類金属塩及びアンモニウム塩、アルキル-及びアルキルアリールスルホン酸塩、アルキル硫酸塩、ラウリルエーテル硫酸塩及び脂肪アルコール硫酸塩、並びに硫酸化ヘキサ-、ヘプタ-及びオクタデカノールの塩、さらには脂肪アルコールグリコールエーテルの塩、スルホン化ナフタレン及びその誘導体とホルムアルデヒドとの縮合物、ナフタレン又はナフタレンスルホン酸とフェノール及びホルムアルデヒドとの縮合物、ポリオキシエチレンオクチルフェノールエーテル、エトキシル化イソオクチル-、オクチル-若しくはノニルフェノール、アルキルフェニル-又はトリブチルフェニルポリグリコールエーテル、アルキルアリールポリエーテルアルコール類、イソトリデシルアルコール、脂肪アルコール/エチレンオキサイド縮合物、エトキシ化ヒマシ油、ポリオキシエチレンアルキルエーテル類又はポリオキシプロピレンアルキルエーテル類、ラウリルアルコールポリグリコールエーテルアセテート、ソルビトールエステル類、リグノサルファイト廃液及びタンパク質、変性タンパク質、多糖類(例えば、メチルセルロース)、疎水変性デンプン、ポリビニルアルコール(Mowiol型、Clariant)、ポリカルボキシレート(BASF AG、Sokalan型)、ポリアルコキシレート類、ポリビニルアミン(BASF AG、Lupamine型)、ポリエチレンイミン(BASF AG、Lupasol型)、ポリビニルピロリドン及びそのコポリマーである。
【0133】
粉末、広幅散布用材料及び粉剤は、有効成分を固体担体と一緒に混合又は同時粉砕することで調製できる。
【0134】
粒剤、例えば被覆粒剤、含浸粒剤及び均一粒剤は、有効成分を固体担体に結合させることで調製できる。
水性の使用形態は、水を添加することにより、エマルション濃縮物、懸濁液、ペースト、湿潤粉末又は水分散性粒剤から調製できる。エマルション、ペースト又は油分散液の調製のために、式Iのイソオキサゾロ[5,4-b]ピリジンをそのままで又は油若しくは溶媒に溶解して、湿潤剤、粘着剤、分散剤又は乳化剤を用いて水中で均一化することができる。又は、水による希釈に好適である、活性化合物、湿潤剤、粘着剤、分散剤又は乳化剤、場合によって溶媒又は油を含む濃縮物を調製することもできる。
【0135】
そのまま使用可能な(ready-to-use)調製物(製剤)中の式Iのイソオキサゾロ[5,4-b]ピリジンの濃度は比較的広い範囲で変化させることができる。一般に、該製剤は約0.001〜98重量%、好ましくは0.01〜95重量%の少なくとも1種の有効成分を含む。有効成分は90%〜100%、好ましくは95%〜100%の純度(NMRスペクトルに依拠)で用いられる。
【0136】
本発明による式Iのイソオキサゾロ[5,4-b]ピリジンの製剤において、有効成分、例えば式Iのイソオキサゾロ[5,4-b]ピリジンは、懸濁、乳化又は溶解形態で存在する。本発明による製剤は水溶液、粉末、懸濁液、さらには高濃縮の水性、油性その他の懸濁液若しくは分散液、水性エマルション、水性マイクロエマルション、水性サスポエマルション、油分散液、ペースト、粉剤、散布用材料又は粒剤の形態であることができる。
【0137】
本発明による式Iのイソオキサゾロ[5,4-b]ピリジンは、例えば、以下の通り製剤化できる:
1. 水による希釈用製品
A. 水溶性濃縮物
10重量部の活性化合物を90重量部の水又は水溶性溶媒に溶解する。代替として、湿潤剤又は他の補助剤を添加する。水で希釈すると活性化合物が溶解する。これによって、10重量%の活性化合物含有量を有する製剤が得られる。
【0138】
B. 分散性濃縮物
20重量部の活性化合物を、10重量部の分散剤、例えばポリビニルピロリドンを添加した70重量部のシクロヘキサノンに溶解する。水で希釈すると分散液が得られる。活性化合物含有量は20重量%である。
【0139】
C. 乳剤
15重量部の活性化合物を、カルシウムドデシルベンゼンスルホネート及びヒマシ油エトキシレート(それぞれ5重量部)を添加した75重量部の有機溶媒(例えば、アルキル芳香族)に溶解する。水で希釈するとエマルションが得られる。製剤は15重量部の活性化合物含有量を有する。
【0140】
D. エマルション
25重量部の活性化合物を、カルシウムドデシルベンゼンスルホネート及びヒマシ油エトキシレート(それぞれ5重量部)を添加した35重量部の有機溶媒(例えば、アルキル芳香族)に溶解する。この混合物を、乳化機(Ultraturrax)を用いて30重量部の水に添加し、均一なエマルションにする。水で希釈するとエマルションが得られる。製剤は25重量%の活性化合物含有量を有する。
【0141】
E. 懸濁液
撹拌型ボールミル中で、20重量部の活性化合物を、10重量部の分散剤及び湿潤剤並びに70重量部の水又は有機溶媒を添加して微粉砕して微細な活性化合物懸濁液を得る。水で希釈すると活性化合物の安定な懸濁液が得られる。製剤中の活性化合物含有量は20重量%である。
【0142】
F. 水分散性粒剤及び水溶性粒剤
50重量部の活性化合物を、50重量部の分散剤及び湿潤剤を添加して微細に粉砕して、専用機械(例えば押出機、噴霧塔、流動床)を用いて水分散性又は水溶性粒剤にする。水で希釈すると活性化合物の安定な分散液又は溶液が得られる。製剤は50重量%の活性化合物含有量を有する。
【0143】
G. 水分散性粉末及び水溶性粉末
75重量部の活性化合物を、25重量部の分散剤、湿潤剤及びシリカゲルを添加してローターステーターミル中で粉砕する。水で希釈すると活性化合物の安定な分散液又は溶液が得られる。製剤の活性化合物含有量は75重量%である。
【0144】
H. ゲル製剤
20重量部の活性化合物、10重量部の分散剤、1重量部のゲル化剤及び70重量部の水又は有機溶媒をボールミル中で粉砕して微細な懸濁液を得る。水で希釈すると20重量%の活性化合物含有量を有する安定な懸濁液が得られる。
【0145】
2.希釈しないで施用する製品
I. 粉剤
5重量部の活性化合物を微細に粉砕し、95重量部の微粉砕カオリンと完全に混合する。これによって、5重量%の活性化合物含有量を有する散粉用粉剤が得られる。
【0146】
J. 粒剤(GR、FG、GG、MG)
0.5重量部の活性化合物を微細に粉砕し、99.5重量部の担体と混合する。現行の方法は、押出、噴霧乾燥又は流動床である。これによって0.5重量%の活性化合物含有量を有する、希釈しないで施用する粒剤が得られる。
【0147】
K. ULV溶液(UL)
10重量部の活性化合物を、90重量部の有機溶媒、例えばキシレンに溶解する。これによって、10重量%の活性化合物含有量を有する、希釈しないで施用する製品が得られる。
【0148】
水性使用形態は、水を添加することにより、乳剤、懸濁液、ペースト、湿潤粉末又は水分散性粒剤から調製できる。
【0149】
式Iのイソオキサゾロ[5,4-b]ピリジン又はそれらを含む除草剤組成物は、出芽前、出芽後若しくは植え付け前に、又は作物植物の種子と一緒に施用され得る。除草剤組成物又は活性化合物で前処理された作物植物の種子を適用することによって、除草剤組成物又は活性化合物を施用することも可能である。特定の作物植物が有効成分に対して十分に耐性を示さない場合、可能な限りそれらが感受性作物植物の葉と接触せずに、その下で成長する望ましくない植物の葉又は覆われていない土壌表面に有効成分が到達する(ポストディレクテッド(post-directed)、レイバイ(lay-by))ように、噴霧装置を用いて除草剤組成物が噴霧される施用技術が使用され得る。
【0150】
さらなる実施形態において、式Iのイソオキサゾロ[5,4-b]ピリジン又は除草剤組成物は、種子を処理することによって施用され得る。種子の処理は、本発明による式Iのイソオキサゾロ[5,4-b]ピリジン又はそれから調製される組成物に基づいて、当業者によく知られているすべての手順(種子粉衣、種子コーティング、種子粉付け、種子浸漬、種子フィルムコーティング、種子多層コーティング、種子外皮被覆(encrusting)、種子ディッピング及び種子ペレット化)を本質的に含む。ここで、除草剤組成物は、希釈して又は希釈しないで施用され得る。
【0151】
「種子」という用語は、すべての種類の種子、例えば、コーン、種子、果実、塊茎、実生及び同様の形態などを含む。ここで、好ましくは、種子という用語によって、コーン及び種子が表される。
【0152】
使用される種子は、上記の有用な植物の種子であり得るが、トランスジェニック植物又は従来の育種法によって得られた植物の種子でもあり得る。
【0153】
本発明による式Iの活性イソオキサゾロ[5,4-b]ピリジンの施用量(式Iのイソオキサゾロ[5,4-b]ピリジンの全量)は、防除標的、季節、標的植物及び成長段階に依存して、有効成分(a.s.)0.1g/ha〜3000g/ha、好ましくは10g/ha〜1000g/haである。
【0154】
本発明の別の好ましい実施形態において、式Iのイソオキサゾロ[5,4-b]ピリジンの施用量は、有効成分(a.s.)0.1g/ha〜5000g/ha、好ましくは1g/ha〜2500g/ha又は5g/ha〜2000g/haである。
【0155】
本発明の別の好ましい実施形態において、式Iのイソオキサゾロ[5,4-b]ピリジンの施用量は、有効成分0.1〜1000g/ha、好ましくは1〜750g/ha、より好ましくは5〜500g/haである。
【0156】
種子を処理するために、式Iのイソオキサゾロ[5,4-b]ピリジンは、一般に種子100kg当たり0.001〜10kgの量で用いられる。
【0157】
作用スペクトルを拡大し、相乗効果を得るために、式Iのイソオキサゾロ[5,4-b]ピリジンは、他の除草性又は成長調節性有効成分群の多数の代表的なものと混合され、次いで同時に施用されてもよい。混合物に好適な構成成分は、例えば、1,2,4-チアジアゾール、1,3,4-チアジアゾール、アミド、アミノリン酸及びその誘導体、アミノトリアゾール、アニリド、(ヘタ)アリールオキシアルカン酸及びそれらの誘導体、安息香酸及びその誘導体、ベンゾチアジアジノン、2-アロイル-1,3-シクロヘキサンジオン、2-ヘタロイル-1,3-シクロヘキサンジオン、ヘタリールアリールケトン、ベンジルイソオキサゾリジノン、メタ-CF
3-フェニル誘導体、カルバメート、キノリンカルボン酸及びその誘導体、クロロアセトアニリド、シクロヘキセノンオキシムエーテル誘導体、ジアジン、ジクロロプロピオン酸及びその誘導体、ジヒドロベンゾフラン、ジヒドロフラン-3-オン、ジニトロアニリン、ジニトロフェノール、ジフェニルエーテル、ジピリジル、ハロカルボン酸及びそれらの誘導体、尿素、3-フェニルウラシル、イミダゾール、イミダゾリノン、N-フェニル-3,4,5,6-テトラヒドロフタルイミド、オキサジアゾール、オキシラン、フェノール、アリールオキシ-及びへタリールオキシフェノキシプロピオン酸エステル、フェニル酢酸及びその誘導体、2-フェニルプロピオン酸及びその誘導体、ピラゾール、フェニルピラゾール、ピリダジン、ピリジンカルボン酸及びその誘導体、ピリミジルエーテル、スルホンアミド、スルホニル尿素、トリアジン、トリアジノン、トリアゾリノン、トリアゾールカルボキサミド、ウラシル、フェニルピラゾリン並びにイソオキサゾリン及びそれらの誘導体である。
【0158】
さらに、式Iのイソオキサゾロ[5,4-b]ピリジンを単独で又は他の除草剤と併用して、或いは他の作物保護剤との混合物の形態で、例えば、有害生物又は植物病原性の菌類若しくは細菌を防除する薬剤と一緒に施用することも有益であり得る。栄養欠乏又は微量元素欠乏を処置するために用いられる無機塩溶液との混和性も重要である。非植物毒性油及び油濃縮物などの他の添加剤を添加してもよい。
【0159】
さらに、式Iのイソオキサゾロ[5,4-b]ピリジンを薬害軽減剤と併用して施用することが有用であり得る。薬害軽減剤は、望ましくない植物に対する式Iのイソオキサゾロ[5,4-b]ピリジンの除草作用に大きな影響を与えることなく、有用な植物への損傷を予防又は軽減する化合物である。それらは、有用な植物の播種前に(例えば、種子処理で、苗条又は実生に)又は出芽前施用若しくは出芽後施用で施用され得る。薬害軽減剤と式Iのイソオキサゾロ[5,4-b]ピリジンとは、同時に又は連続して施用され得る。
【0160】
好適な薬害軽減剤は、例えば、(キノリン-8-オキシ)酢酸、1-フェニル-5-ハロアルキル-1H-1,2,4-トリアゾール-3-カルボン酸、1-フェニル-4,5-ジヒドロ-5-アルキル-1H-ピラゾール-3,5-ジカルボン酸、4,5-ジヒドロ-5,5-ジアリール-3-イソオキサゾールカルボン酸、ジクロロアセトアミド、アルファ-オキシミノフェニルアセトニトリル、アセトフェノンオキシム、4,6-ジハロ-2-フェニルピリミジン、N-[[4-(アミノカルボニル)フェニル]スルホニル]-2-ベンズアミド、1,8-ナフタル酸無水物、2-ハロ-4-(ハロアルキル)-5-チアゾールカルボン酸、ホスホロチオエート、N-アルキル-O-フェニルカルバメート及び2-オキソ-ニコチンアミド並びにそれらの農業的に適切な塩、並びにそれらが酸官能基を有するとすれば、アミド、エステル及びチオエステルなどのそれらの農業的に適切な誘導体である。
【0161】
以下に、式Iの代表的なイソオキサゾロ[5,4-b]ピリジンの調製が実施例によって例証される:
【実施例】
【0162】
NMRスペクトルは、Bruker Avance II 300で記録した。LC-MSは、以下の条件によってWatersシステムで記録した:
カラム:XTerra MS C
18 5μm(4.6×100mm)
勾配:8分で95%H
2O/5%MeOHから100%MeOH
流量:1.5mL/分
代替として、Shimadzu LCMS 20-20、ESIと組み合わせたShimadzu Nexera UHPLCを使用した;カラム:Phenomenex Kinetex 1.7μm XB-C18 100A。
【化23】
【0163】
化合物1の合成
Na(14.67g、0.64mol)を乾燥MeOH(0.8L)に溶解させ、乾燥MeOH(0.2L)中のシクロプロピルメチルケトン(50g、0.59mol)及びジメチルオキサレート(70.2g、0.59mol)の溶液を0℃で滴下した。反応混合物を室温で24時間撹拌し、一晩還流させた。水(0.5L)を加え、メタノールを減圧下で除去した。この水溶液をEt
2O(150mL)で洗浄し、2M H
2SO
4でpH=2に酸性化し、Et
2O(3×150mL)で抽出した。有機層をMgSO
4で乾燥させ、濃縮乾固して、化合物1(55.6g、55%)を得て、これをさらに精製することなく使用した。
【0164】
1H-NMR (CDCl
3): δ= 14.61 (br, 1H), 6.84 (s, 1H), 3.90 (s, 3H), 1.95-1.82 (m, 1H), 1.26-1.20 (m, 2H), 1.10-1.00 (m, 2H)。
【化24】
【0165】
化合物2の合成
AcOH(16mL)中の化合物1(0.9g、5.3mmol)と5-アミノ-3-(2-フェニルエチル)イソオキサゾール(1.0g、5.3mmol)との混合物を還流で4時間撹拌した。反応混合物を氷/水(100mL)中に注ぎ入れた。形成された固形物をろ過により収集し、高真空下で乾燥させた。1.5g(79%)の化合物2を得た。
【0166】
1H-NMR (CDCl
3): δ= 7.62 (s, 1H), 7.27-7.11 (m, 5H), 3.93 (s, 3H), 3.43-3.37 (m, 2H) 3.03-2.97 (m, 2H), 2.22-2.10 (m, 1H), 1.24-1.17 (m, 2H), 1.13-1.05 (m, 2H);
MS: m/z= 323[M+H]
+, 345 [M+Na]
+。
【0167】
化合物3の合成
1:1のTHF/1N NaOHの混合物(15mL)中の化合物2(1.0g、3.1mmol)の溶液を室温で2時間撹拌した。反応物を真空濃縮し、水溶液を10%HClでpH=2に酸性化し、AcOEt(3×10mL)で抽出した。有機層をMgSO
4で乾燥させ、濃縮乾固した。残渣を石油/Et
2O 10:1中で撹拌し、得られた固形物をろ過により収集し、高真空下で乾燥させて、化合物3(0.82g、85%)を得た。
【0168】
1H-NMR (CDCl
3): δ= 7.81 (s, 1H), 7.31-7.13 (m, 5H), 3.52-3.46 (m, 2H) 3.12-3.05 (m, 2H), 2.34-2.22 (m, 1H), 1.34-1.28 (m, 2H), 1.26-1.17 (m, 2H);
MS: m/z= 331 [M+Na]
+, 353 [M-H+2Na]
+, 639 [2M-2H+3Na]
+。
【化25】
【0169】
化合物4の合成
AcOH(44mL)中の化合物1(3g、17.6mmol)と5-アミノ-3-メチルイソオキサゾール(1.73g、17.6mmol)との混合物を還流で2時間撹拌した。反応混合物を氷/水(100mL)中に注ぎ入れた。形成された固形物をろ過により収集し、高真空下で乾燥させた。3.9g(97%)の化合物4を得た。
【0170】
1H-NMR (CDCl
3): δ= 7.69 (s, 1H), 4.02 (s, 3H), 2.69 (s, 3H), 2.26-2.15 (m, 1H), 1.28-1.21 (m, 2H), 1.19-1.11 (m, 2H);
MS: m/z= 233 [M+H]
+。
【0171】
化合物5の合成
1:1のTHF/1N NaOHの混合物(52mL)中の化合物4(2.7g、11.6mmol)の溶液を室温で1.5時間撹拌した。反応物を真空濃縮し、その水溶液を10% HClでpH=2に酸性化し、形成された固形物をろ過により収集し、高真空下で乾燥させて、化合物5(2.4g、94%)を得た。
【0172】
1H-NMR (DMSO-d
6): δ= 7.78 (s, 1H), 2.59 (s, 3H), 2.46-2.36 (m, 1H), 1.18-1.01 (m, 4H)。
【0173】
MS: m/z= 219 [M+H]
+。
【0174】
化合物6の合成
SOCl
2(6.4mL)中の化合物5(0.7g、3.2mmol)の混合物を一晩還流させた。共溶媒としてトルエンを使用して、揮発物を真空下で除去した。760mgの化合物6を得て、さらに精製することなく使用した。
【0175】
化合物7の合成
乾燥ジクロロメタン(8mL)中の化合物6(0.38g、1.6mmol)の溶液に、メタノスルホンアミド(0.17g、1.8mmol)及びN,N-ジイソプロピルエチルアミン(0.25g、1.9mmol)を0℃で加えた。この混合物を室温で12時間撹拌した。反応混合物を5%クエン酸水溶液(20mL)中に注ぎ入れ、ジクロロメタン(3×10mL)で抽出した。有機層をMgSO
4で乾燥させ、濃縮乾固した。残渣をEt
2O中で撹拌し、形成された固形物をろ過により収集し、乾燥後にそれを分取TLC(prep. TLC)(SiO
2、CHCl
3/MeOH 95:5)により精製した。160mg(34%)の化合物7を得た。
【0176】
1H-NMR (CDCl
3): δ= 7.36 (s, 1H), 3.37 (s, 3H), 2.57 (s, 3H), 2.22-2.11 (m, 1H), 1.25-1.05 (m, 4H);
MS: m/z=347 [M+Na]
+, 671 [2M+Na]
+。
【化26】
【0177】
化合物8の合成
乾燥THF(93mL)中のN-メトキシ-N-メチルシクロプロパンカルボキサミド(8g、62mmol)の溶液に、窒素雰囲気下で、THF中の1Mエチルマグネシウムブロミド溶液(62mL、62mmol)を-78℃で滴下した。反応混合物を0℃にゆっくり加温し、リン酸緩衝溶液(150mL、pH=7)中に注ぎ入れ、Et
2O(3×50mL)で抽出した。有機層をMgSO
4で乾燥させ、45℃/400ミリバールで濃縮した。残渣は、混合物1:2 化合物8/THF(9.2g、約3.7g生成物、約61%)からなり、それをさらに精製することなく使用した。
【0178】
1H-NMR (CDCl
3): δ= 2.54 (c, J=7.33 Hz, 2H), 1.94-1.84 (m, 1H), 1.04 (t, J=7.33 Hz, 3H), 1.00-0.92 (m, 2H), 0.85-0.76 (m, 2H)。
【0179】
化合物9の合成
Na(0.93g、40.4mmol)を乾燥MeOH(52mL)に溶解させ、乾燥MeOH(15mL)中の化合物8(3.7g、37.7mmol)及びジメチルオキサレート(4.45g、37.7mol)の溶液を0℃で滴下した。反応混合物を室温で18時間撹拌した。ジメチルオキサレート(4.45g、37.7mol)及びMeOH中の30%NaOMe(7.5mL)を加え、混合物を室温で18時間撹拌した。さらにMeOH中の30%NaOMe(2.5mL)を加え、この混合物を室温で18時間撹拌し、その後それを水(200mL)中に注ぎ入れた。メタノールを減圧下で除去した。この水溶液をEt
2O(25mL)で洗浄し、2M H
2SO
4でpH=2に酸性化し、Et
2O(3×50mL)で抽出した。有機層をMgSO
4で乾燥させ、濃縮乾固して、化合物9(5.1g、約82%)を得て、これをさらに精製することなく使用した。
【0180】
化合物10の合成
AcOH(78mL)中の化合物9(5g、27.1mmol)と5-アミノ-3-メチルイソオキサゾール(2.66g、27.1mmol)との混合物を還流で1時間撹拌した。反応混合物を濃縮乾固し、残渣をAcOEt(50mL)に溶解させ、飽和NaHCO
3水溶液(2×15mL)で洗浄した。有機層をMgSO
4で乾燥させ、濃縮乾固した。残渣をフラッシュカラムクロマトグラフィー(SiO
2、c-Hex/AcOEt)により精製して、化合物10(1.3g、18%)を得た。
【0181】
1H-NMR (CDCl
3): δ= 2.50 (s, 3H), 2.43 (s, 3H), 2.30-2.20 (m, 1H), 1.30-1.22 (m, 2H), 1.16-1.07 (m, 2H);
MS: m/z=269 [M+Na]
+。
【0182】
化合物11の合成
1:1のTHF/1N NaOHの混合物(12mL)中の化合物10(0.6g、2.1mmol)の溶液を室温で12時間撹拌した。反応物を真空濃縮し、この水溶液を10%HClでpH=2に酸性化し、ジクロロメタン(3×25mL)で抽出した。有機層をMgSO
4で乾燥させ、濃縮乾固した。残渣を石油エーテル/Et
2O 10:1中で撹拌し、得られた固形物をろ過により収集し、高真空下で乾燥させて、化合物11(0.41g、85%)を得た。
【0183】
1H-NMR (MeOD-d
4): δ= 2.44 (s, 3H), 2.38 (s, 3H), 2.32-2.25 (m, 1H), 1.10-1.00 (m, 2H);
MS: m/z=233 [M+H]
+, 255 [M+Na]
+, 277 [M-H+2Na]
+。
【化27】
【0184】
化合物12の合成
Na(0.76g、33.1mmol)を乾燥MeOH(42mL)に溶解させ、乾燥MeOH(13mL)中の3,3,4,4,4-ペンタフルオロ-ブタン-2-オン(5g、30.9mmol)及びジメチルオキサレート(3.64g、30.9mmol)の溶液を0℃で滴下した。反応混合物を室温で一晩撹拌した。水(50mL)を加え、メタノールを減圧下で除去した。この水溶液をEt
2O(25mL)で洗浄し、2M H
2SO
4でpH=2に酸性化し、Et
2O(3×25mL)で抽出した。有機層をMgSO
4で乾燥させ、濃縮乾固して、化合物12(2g、約26%)を得て、これをさらに精製することなく使用した。
【0185】
1H-NMR (CDCl
3): δ=6.28 (s, 1H), 3.92 (s, 3H)。
【0186】
化合物13の合成
AcOH(20mL)中の化合物12(2g、8.1mmol)と5-アミノ-3-メチルイソオキサゾール(0.67g、6.8mmol)との混合物を還流で1時間撹拌した。反応混合物を氷/水(50mL)中に注ぎ入れ、Et
2O(3×25mL)で抽出した。有機層を飽和NaHCO
3水溶液(2×15mL)で洗浄し、MgSO
4で乾燥させ、濃縮乾固した。反応粗製物をフラッシュカラムクロマトグラフィー(SiO
2、c-Hex/AcOEt)により精製して、60mgの化合物13(2.4%)を得た。
【0187】
化合物14の合成
1:1のTHF/1N NaOHの混合物(2mL)中の化合物13(56mg、0.2mmol)の溶液を室温で4時間撹拌した。反応物を真空濃縮し、この水溶液を10%HClでpH=2に酸性化し、ジクロロメタン(3×5mL)で抽出した。有機層をMgSO
4で乾燥させ、濃縮乾固した。残渣を石油エーテル/Et
2O 10:1中で撹拌し、得られた固形物をろ過により収集し、高真空下で乾燥させて、化合物14(44mg、88%)を得た。
【0188】
1H-NMR (CDCl
3): δ=8.31 (s, 1H), 2.86 (s, 3H);
MS: m/z= 319 [M+Na]
+, 341 [M-H+2Na]
+。
【化28】
【0189】
化合物16の合成
MeOH(17mL)中の化合物15(0.85g、3.9mmol)とp-トルエンスルホン酸(0.27g、1.5mmol)との混合物を4日間還流させた。溶媒を除去し、残渣をCHCl
3/2-プロパノール 7:3(50mL)の混合物で希釈し、飽和NaHCO
3水溶液(2×15mL)で洗浄した。有機層をMgSO
4で乾燥させ、濃縮乾固した。620mg(69%)の化合物16を得て、さらに精製することなく使用した。
【0190】
1H-NMR (CDCl
3): δ=7.19 (s, 1H), 4.04 (s, 3H), 2.59-2.44 (m, 1H), 1.25-1.17 (m, 2H), 1.15-1.00 (m, 2H);
MS: m/z= 335 [M+H]
+, 357 [M+Na]
+。
【0191】
化合物17の合成
乾燥ジクロロメタン(3mL)中の化合物16(0.19g、0.8mmol)の溶液に、ピリジン(80mg、1mmol)及びトリフルオロメタノスルホン酸無水物(0.29g、1mmol)を0℃で加え、この混合物をこの温度で1/2時間及び室温で8時間撹拌した。反応物を水(3mL)で希釈し、DCM(2×5mL)で抽出した。有機層をMgSO
4で乾燥させ、濃縮乾固した。反応粗製物をフラッシュカラムクロマトグラフィーにより精製して、190mg(63%)の化合物17を得た。
【0192】
1H-NMR (CDCl
3): δ=7.66 (s, 1H), 4.07 (s, 3H), 2.71-2.57 (m, 1H), 1.22-1.10 (m, 4H)。
【0193】
MS: m/z= 367[M+H]+。
【0194】
化合物18の合成
乾燥DMF(5mL)中の化合物17(150mg、0.41mmol)、LiCl(90mg、2.1mmol)、トリブチルビニルスズ(170mg、0.53mmol)及びビス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(II)ジクロリド(50mg、0.07mmol)の混合物を80℃で1時間撹拌した。冷却後、水(4.5mL)中のNaF(390mg)の溶液を加え、この混合物を室温で1時間撹拌した。セライトパッドを通して反応混合物をろ過し、ろ過ケーキをAcOEtで洗浄した。ろ液の層を分離させ、水層をAcOEt(3×10mL)で抽出し、合わせた有機層をMgSO
4で乾燥させ、濃縮乾固した。反応粗製物をフラッシュカラムクロマトグラフィーにより精製して、80mg(80%)の化合物18を得た。そのようにして得られた化合物は、スズ試薬由来のいくらかの不純物を示した。
【0195】
1H-NMR (CDCl
3): δ=7.81 (s, 1H), 6.92 (dd, J=17.4, 10.7 Hz, 1H), 6.51 (d, J= 17.4 Hz, 1H), 5.73 (d, J= 10.7 Hz, 1H), 4.04 (s, 3H), 2.67-2.57 (m, 1H), 1.20-1.14 (m, 2H), 1.13-1.05 (m, 2H);
MS: m/z= 467 [M+Na]
+。
【0196】
化合物19の合成
ジクロロメタン(4mL)中の化合物18(100mg、0.41mmol)の溶液に、予めMgSO
4で乾燥させたジクロロメタン(4mL)中のメタ-クロロペルオキシ安息香酸(71mg、0.41mmol)の溶液を0℃で加えた。反応混合物を室温で24時間撹拌し、その後ジクロロメタン(4mL)中のメタ-クロロペルオキシ安息香酸(71mg、0.41mmol)の新たな溶液を加えた。この操作を2回繰り返した。この混合物を飽和NaHCO
3水溶液(3×10mL)で洗浄し、有機層をMgSO
4で乾燥させ、濃縮乾固した。残渣を分取TLC(SiO
2、c-Hex/AcOEt)により精製して、45mg(41%)の化合物19を得た。そのようにして得られた化合物19は、いくらかのメタ-クロロ安息香酸を含有していた。
【0197】
1H-NMR (CDCl
3): δ=7.69 (s, 1H), 4.19-4,14 (m, 1H), 4.03 (s, 3H), 3.29 (dd, J= 5.1, 4.1 Hz, 1H), 3.01 (dd, J= 5.3, 2.1 Hz, 1H), 2.70-2.57 (m, 1H), 1.20-1.14 (m, 2H), 1.14-1.07 (m, 2H)。
【化29】
【0198】
化合物20の合成
酢酸(AcOH)(100mL)中の化合物1(17g、0.1mol)と5-アミノ-イソオキサゾール-3-オン(10g、0.1mol)との混合物を還流で2時間撹拌した。反応混合物を氷/水(200mL)中に注ぎ入れた。形成された固形物をろ過により収集し、高真空下で乾燥させた。19g(82%)の化合物20を得た。
【0199】
1H-NMR (CDCl
3): δ= 10.30 (bs, 1H), 7.69 (s, 1H), 4.12 (s, 3H), 2.27-2.20 (m, 1H), 1.29-1.22 (m, 2H), 1.21-1.12 (m, 2H);
MS: m/z= 235 [M+H]
+。
【0200】
化合物21の合成
乾燥THF(150mL)中のトリフェニルホスフィン(12.3g、46.9mmol)の撹拌溶液に、ジイソプロピルアゾジカルボキシレート(9.5g、46.9mmol)を窒素雰囲気下0℃で滴下し、混合物を20分間撹拌した。次いで、t-BuOH(3.5g、47.2mmol)及び化合物20(10g、42.7mmol)を0℃で加えた。この混合物を室温で2時間撹拌し、40℃に加熱し、一晩撹拌した。混合物を室温に冷却し、トリフェニルホスフィン(12.3g、46.9mmol)、t-BuOH(3.5g、47.2mmol)及びジイソプロピルアゾジカルボキシレート(9.5g、46.9mmol)をもう1回加えた。この混合物を室温で1時間撹拌し、60℃に加熱し、一晩撹拌した。溶媒を減圧下で除去した。残渣をカラムクロマトグラフィー(SiO
2、c-Hex/AcOEt)により精製して、化合物21(5.6g、収率:45%)を得た。
【0201】
1H-NMR (CDCl
3): δ= 7.52 (s, 1H), 4.00 (s, 3H), 2.25-2.16 (m, 1H), 1.65 (s, 9H), 1.28-1.21 (m, 2H), 1.19-1.11 (m, 2H):
MS: m/z= 235 [M-tBu+H]
+。
【化30】
【0202】
化合物22の合成
化合物20(12g、0.05mol)、ピリジン塩酸塩(20g、0.17mol)、H
3PO
4(3.6g、0.04mol)及びPOCl
3(120mL)の混合物を90℃で3時間撹拌した。過剰のPOCl
3を高真空下で蒸発させた。残りの混合物を酢酸エチルに溶解させ、0℃でNaHCO
3によってゆっくり中和した。有機層をブライン及び水で洗浄し、MgSO
4で乾燥させ、濃縮乾固した。残渣をカラムクロマトグラフィー(SiO
2、c-Hex/AcOEt)により精製して、化合物22(6.5g、収率:50%)を得た。
【0203】
1H-NMR (CDCl
3): δ= 7.72 (s, 1H), 4.05 (s, 3H), 2.29-2.20 (m, 1H), 1.32-1.26 (m, 2H), 1.25-1.18 (m, 2H);
MS: m/z= 253 [M+H]
+。
【化31】
【0204】
化合物24の合成
窒素雰囲気下、THF(1.5L)中のヒドロキシ-酢酸エチルエステル23(99.6g、0.96mol)の溶液に、NaH(42g、1.0mol:鉱油中60%)を0℃で数回に分けて加えた。この混合物を0℃で30分間撹拌し、ヨウ化テトラブチルアンモニウム(35.3g、0.10mol)及び臭化ベンジル(163.6g、0.96mol)を加えた。この混合物を室温に加温させ、この温度で12時間撹拌した。反応混合物を水で希釈し、酢酸エチルで抽出した。有機層をMgSO
4で乾燥させ、溶媒を高真空下で蒸発させ、粗生成物を蒸留して(121℃/4ミリバール)、化合物24(135.5g、収率:73%)を得た。
【0205】
1H-NMR (CDCl
3): δ= 7.41- 7.22 (m, 5H), 4.65 (s, 2H), 4.27 (q, 2H), 4.11 (s, 2H), 1.25 (t, 3H)。
【0206】
化合物25の合成
テトラヒドロフラン(1L)及びNaH(30g、0.77mol:鉱油中60%)を窒素雰囲気下で撹拌し、50℃に加熱した。この混合物に、化合物24(135.5g、0.70mol)及びアセトニトリル(37.1g、0.90mol)のテトラヒドロフラン溶液を加えた。反応物を室温で12時間撹拌した。反応混合物を水で希釈し、MTBE(メチルtert-ブチルエーテル)で抽出した。水相をクエン酸で酸性化し(pH=3)、酢酸エチルで抽出した。有機層をブライン及び水で洗浄し、MgSO
4で乾燥させ、濃縮乾固させた。残渣をカラムクロマトグラフィー(SiO
2、c-Hex/AcOEt)により精製して、化合物25(41g、収率:31%)を得た。
【0207】
1H-NMR (CDCl
3): δ= 7.40- 7.21 (m, 5H), 4.58 (s, 2H), 4.10 (s, 2H), 3.61 (s, 2H)。
【0208】
化合物26の合成
EtOH(1L)中の化合物25(63.3g、0.33mol)、ヒドロキシルアミン塩酸塩(30.2g、0.43mol)及び酢酸ナトリウム(82.3g、1mol)の混合物を室温で4時間撹拌した。溶媒を高真空下で除去した。反応混合物を水中に注ぎ入れ、塩化メチレンで抽出した。有機層をブライン及び水で洗浄し、MgSO
4で乾燥させ、濃縮乾固した。残渣をカラムクロマトグラフィー(SiO
2、c-Hex/AcOEt)により精製して、化合物26(13.8g、収率:20%)を得た。
【0209】
1H-NMR (CDCl
3): δ= 7.40- 7.22 (m, 5H), 5.20 (s, 1H), 4.55 (bs, 4H), 4.46 (s, 2H)。
【0210】
化合物27の合成
AcOH(150mL)中の化合物1(11.5g、0.07mol)と化合物26(13.8g、0.07mol)との混合物を還流で2時間撹拌した。反応混合物を氷/水(200mL)中に注ぎ入れた。形成された固形物をろ過により収集し、高真空下で乾燥させた。16.5g(72%)の化合物27を得た。
【0211】
1H-NMR (CDCl
3): δ= 7.68 (s, 1H), 7.32 (s, 5H), 5.03 (s, 2H), 4.60 (s, 2H), 3.95 (s, 3H), 2.26-2.20 (m, 1H), 1.30-1.25 (m, 2H), 1.20-1.12 (m, 2H);
MS: m/z= 339 [M+H]
+。
【0212】
化合物28の合成
BCl
3(5.9mL、5.91mmol;CH
2Cl
2中1M)を、CH
2Cl
2(20mL)中の化合物27(1g、2.96mmol)の溶液に-78℃でゆっくり加え、この反応混合物をこの温度で2時間撹拌した。飽和NaHCO
3水溶液を加えた。層を分離させ、有機層をブライン及び水で洗浄し、MgSO
4で乾燥させ、濃縮乾固させた。残渣をジイソプロピルエーテルとともに撹拌し、形成された固形物をろ過により収集し、高真空下で乾燥させて、化合物29(0.5g、収率:68%)を得た。
【0213】
1H-NMR (CDCl
3): δ= 7.80 (s, 1H), 5.00 (s, 2H), 4.07 (s, 3H), 3.88 (bs, 1H), 2.28-2.20 (m, 1H), 1.30-1.25 (m, 2H), 1.20-1.15 (m, 2H)。
【0214】
以下の表7〜表14によるイソオキサゾロ[5,4-b]ピリジンは、上記の方法によって調製した;「(-)」と標識した化合物は、本発明の一部ではない:
【0215】
【表2】
【表3】
【表4】
【表5】
【表6】
【表7】
【表8】
【表9】
【0216】
使用実施例
式Iのイソオキサゾロ[5,4-b]ピリジンの除草活性を以下の温室実験で実証した:
使用した栽培容器は、基質として約3.0%の腐植土と一緒にローム性砂が入っているプラスチック製植木鉢であった。試験植物の種子は、それぞれの種について別個に播種した。
【0217】
出芽前処理のために、水に懸濁化又は乳化させておいた有効成分を、微細分配ノズルを用いて播種後に直接施用した。容器に穏やかに水をやって、発芽及び成長を促進し、その後植物が根付くまで透明プラスチック製フードで覆った。それが有効成分で損なわれない限り、この覆いは試験植物の均一な発芽をもたらした。
【0218】
出芽後処理のために、試験植物を、植物の習性に応じて、最初に3〜15cmの高さに成長させ、その後、水に懸濁化又は乳化させておいた有効成分で処理した。このために、試験植物は同じ容器で直接播種し、成長させたか又はそれらを最初に実生として別個に成長させ、処理の数日前に試験容器に移植した。
【0219】
種に応じて、植物を、10〜25℃又は20〜35℃に保った。試験期間は、2〜4週間にわたった。この間、植物の世話をし、個々の処理に対するそれらの応答を評価した。
【0220】
評価は、0〜100の尺度を使用して行われた。100は、植物の出芽がないこと又は少なくとも空中部分の完全な破滅を意味し、0は、損傷がないこと又は正常な成長過程を意味する。良好な除草活性は、少なくとも80の値で示され、非常に良好な除草活性は、少なくとも90の値で示される。
【0221】
温室実験で使用された植物は、以下の種に属した:
【表10】
【表11】
【表12】
【表13】
【表14】
【表15】
【表16】
【表17】
【表18】
【表19】
【表20】