特許第6043243号(P6043243)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6043243
(24)【登録日】2016年11月18日
(45)【発行日】2016年12月14日
(54)【発明の名称】通信装置及び通信方法
(51)【国際特許分類】
   H04L 12/44 20060101AFI20161206BHJP
【FI】
   H04L12/44 200
【請求項の数】10
【全頁数】17
(21)【出願番号】特願2013-110741(P2013-110741)
(22)【出願日】2013年5月27日
(65)【公開番号】特開2014-230236(P2014-230236A)
(43)【公開日】2014年12月8日
【審査請求日】2015年7月31日
(73)【特許権者】
【識別番号】000004226
【氏名又は名称】日本電信電話株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100119677
【弁理士】
【氏名又は名称】岡田 賢治
(74)【代理人】
【識別番号】100115794
【弁理士】
【氏名又は名称】今下 勝博
(72)【発明者】
【氏名】田所 将志
(72)【発明者】
【氏名】久保 尊広
(72)【発明者】
【氏名】山田 崇史
(72)【発明者】
【氏名】鈴木 謙一
【審査官】 大石 博見
(56)【参考文献】
【文献】 特開2007−005997(JP,A)
【文献】 特開2008−236481(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H04L 12/44
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
複数の加入者装置を収容する下位ネットワークに配置され、前記加入者装置とポイントツーマルチポイントの光通信を行うとともに、前記下位ネットワークと上位ネットワークとを接続する通信装置であって、
前記下位ネットワークの前記加入者装置間で直接通信を行う折り返し通信機能と、
前記折り返し通信機能による前記直接通信が発生すること及び前記直接通信のデータ量を事前に検知する事前検知を行う通信検知機能と、
前記通信検知機能が検知した前記直接通信と宛先情報及び送信元情報が同一、且つ前記直接通信とデータ量が同一である通知信号を生成し、前記通知信号を前記上位ネットワークへ送信する通知信号送信機能と、
を備える通信装置。
【請求項2】
複数の加入者装置を収容する下位ネットワークに跨って配置され、前記加入者装置とポイントツーマルチポイントの光通信を行うとともに、前記下位ネットワークと上位ネットワークとを接続する通信装置であって、
前記下位ネットワーク毎の通信手段と、
前記通信手段からの信号を集線し、前記上位ネットワークと通信する集線手段と、
を備え
前記集線手段が、
複数の前記下位ネットワークに跨った前記加入者装置間で直接通信を行う折り返し通信機能と、
前記折り返し通信機能による前記直接通信が発生すること及び前記直接通信のデータ量を事前に検知する事前検知を行う通信検知機能と、
前記通信検知機能が検知した前記直接通信と宛先情報及び送信元情報が同一、且つ前記直接通信とデータ量が同一である通知信号を生成し、前記通知信号を前記上位ネットワークへ送信する通知信号送信機能と、
を有することを特徴とする信装置。
【請求項3】
前記通信検知機能は、前記加入者装置が蓄積する送信データの報告で前記事前検知を行うことを特徴とする請求項1又は2に記載の通信装置。
【請求項4】
前記通信検知機能は、前記加入者装置へ割り当てたデータ送信帯域の通知で前記事前検知を行うことを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の通信装置。
【請求項5】
前記上位ネットワークへ送信して戻ってきた前記通知信号を廃棄する廃棄機能をさらに備えることを特徴とする請求項1からのいずれかに記載の通信装置。
【請求項6】
前記廃棄機能は、
前記通知信号送信機能が前記通知信号を生成する際に、前記通知信号毎に宛先情報及び送信元情報を記載するテーブルと、
前記上位ネットワークから受信した信号の宛先情報及び送信元情報と前記テーブルに記載された宛先情報及び送信元情報とを照合し、前記上位ネットワークへ送信して戻ってきた前記通知信号であると判断する廃棄判断手段と、
を有することを特徴とする請求項に記載の通信装置。
【請求項7】
複数の加入者装置を収容する下位ネットワークに配置され、前記加入者装置とポイントツーマルチポイントの光通信を行うとともに、前記下位ネットワークと上位ネットワークとを接続する通信装置の通信方法であって、
前記下位ネットワークの前記加入者装置間で直接通信を行う折り返し通信手順と、
前記折り返し通信手順の前記直接通信が発生すること及び前記直接通信のデータ量を事前に検知する事前検知を行う通信検知手順と、
前記通信検知手順で検知した前記直接通信と宛先情報及び送信元情報が同一、且つ前記直接通信とデータ量が同一である通知信号を生成し、前記通知信号を前記上位ネットワークへ送信する通知信号送信手順と、
を行う通信方法。
【請求項8】
前記通信検知手順では、前記加入者装置が蓄積する送信データの報告で前記事前検知を行うことを特徴とする請求項7に記載の通信方法。
【請求項9】
前記通信検知手順では、前記加入者装置へ割り当てたデータ送信帯域の通知で前記事前検知を行うことを特徴とする請求項7に記載の通信方法。
【請求項10】
前記上位ネットワークへ送信して戻ってきた前記通知信号を廃棄する廃棄手順をさらに行うことを特徴とする請求項7から9のいずれかに記載の通信方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、光ファイバ伝送路を介してポイントツーマルチポイントの通信を行う通信装置及び通信方法に関するものである。
【背景技術】
【0002】
光アクセスシステムの形態として、受動光ネットワーク(PON:Passive Optical Network)がある。図1に示すように、PONは、1つの光加入者線終端装置(OLT:Optical Line Terminal)350が複数の光ネットワーク終端装置(ONU:Optical Network Unit)400と光ファイバ伝送路100および1対k(kは自然数)の光分配手段200を介してポイントツーマルチポイントの通信を行うネットワークである。PONシステムの例として、時分割多重(TDM:Time Division Multiplexing)技術を利用したTDM−PONや波長分割多重(WDM:Wavelength Division Multiplexing)技術を利用したWDM−PON、TDM技術およびWDM技術を組み合わせたWDM/TDM−PONなどが挙げられる。PONの代表的な規格として、IEEE802.3ahにて標準化されたギガビットクラスのGE−PON(Ethernet(登録商標) PON)および、IEEE802.3avによって標準化された、10ギガビットクラスの10G−EPONがある。これらを総称してEPONと呼ぶ。
【0003】
図2にEPONにおけるONU400の機能ブロック図を示す。上り主信号は、UNI(User Network Interface)ポート41、キュー管理手段42、PON信号処理手段43を介してPON−IF(PON Interface)ポート44へと流れる。一方、下り主信号は、PON−IFポート44、PON信号処理手段43、キュー管理手段42を介してUNIポート41へと流れる。ONU400は、上り方向に対してキューを備え、キュー内のデータ量を監視するキュー監視手段45を有している。PON信号処理手段43には、図4のように、OLTに対してキュー内のデータ量をREPORTメッセージにより報告し、OLTから上り帯域の割当結果をGATEメッセージにより受け取るMPCP(Multi−Point Control Protocol)部43aと、OLTと保守監視用の制御フレームをやり取りするOAM(Operation, Administration and Maintenance)部43bが具備されている。
【0004】
図3にEPONにおけるOLTが備えるPON−IF300の機能ブロック図を示す。下り主信号は、SNI(Service Node Interface)ポート34、キュー管理手段33、PON信号処理手段32を介してPON−IFポート31へと流れる。一方、上り主信号は、PON−IFポート31、PON信号処理手段32、キュー管理手段33を介してSNIポート34へと流れる。PON信号処理手段32は、図4のように、ONUに対してONUに備えられたキュー内のデータ量をREPORTメッセージにより報告させ、上り帯域の割当結果をGATEメッセージによりONUに通知するMPCP部32aと、ONUから受信した報告メッセージをもとにONU内のキューのデータ量を監視し、動的帯域割当(DBA:Dynamic Bandwidth allocation)アルゴリズムにより各ONUへ送信順番および送信可能なデータ量の割当を行う帯域割当部32bと、ONUと保守監視用の制御フレームをやり取りするOAM部32cが具備されている。
【0005】
(WDM/TDM−PON)
PONシステムの高機能化/広帯域化に向け、近年、WDM技術を用いたPONシステムの研究開発が進められている。WDM−PONでは、ONUごとに波長を割り当てていることで、広帯域なサービスを実現する。また、WDM技術とTDM技術を組合せ、複数のPONブランチをWDM/TDM−PONも提案されている。WDM/TDM−PONではONU毎に異なる波長を用いる代わりに、ONUを複数のグループにグルーピングし、そのグループ間でWDM、グループ内でTDMを適用することで、波長利用効率の高い広帯域なサービスを実現する例がある(例えば、非特許文献1を参照。)。
【0006】
(ONU間通信)
図5はOLTを介したONU間通信の図を示している。ONU間通信は同一のPONまたは、同一のOLT350に所属するONU400同士が通信を行う場合に、OLT350で信号を折り返し、通信を行う。これにより、ONU400同士は上位ネットワーク10の装置を介せずに通信を行うことができ、通信遅延の低減を図ることができる(例えば、非特許文献2を参照。)。また、このONU間通信は信号データの折り返しデータをOLT350で行うため、TDM−PONの他、WDM−PON、WDM/TDM−PONなど、各種PON方式に適応できる。また、このONU間通信は、図5のような単数のPON−IF内で行われるだけでなく、図6のように、OLT351が複数のPON−IF31を有し、OLT351が収容するONU間で通信を行なってもよい。その際、OLT351は、信号をPON−IF31間で流通させるために集線手段36が必要となる。
【0007】
ONU間通信は特定のエリア内で低遅延な通信が必要なアプリケーションに有効であり、スマートコミュニティでのCEMS(Cluster Energy Management System )や、マイクログリッドにおける、配電制御などへの適用が期待されている。
【0008】
(ネットワーク監視)
一方、ネットワークにおける帯域監視、帯域管理は通信品質を担保する上で、重要な機能であり、これらの監視装置は上位ネットワーク側に設置さている(OLTの上位ネットワーク)。非特許文献3では帯域管理装置は上位ネットワーク内に存在するルータから、帯域の利用状況を把握し、最適な品質となるよう管理し、アクセスネットワークに向けてデータ転送を行う。そのため、これらの装置を用いる場合、図7のように、同じOLT351に所属図するONU400同士の通信でも、一度、帯域監視/帯域管理装置15がある上位ネットワーク10までデータトラヒックを転送する必要がある。
【先行技術文献】
【非特許文献】
【0009】
【非特許文献1】「総帯域拡張型WDM/TDM−PONと動的波長帯域割当の一提案」、吉野學、原一貴、中村浩崇、木村俊二、吉本直人、雲崎清美、2009年電子情報通信学会総合大会、通信講演論文集2
【非特許文献2】「ONU間通信機能を利用したスマートコミュニティ向け低遅延アクセスサービスの提案」、田所 将志、久保 尊広、山田 崇史、鈴木 謙一、吉本 直人、久保 亮吾、電子情報通信学会 総合大会
【非特許文献3】NTT技術ジャーナル2008.10 NGNにおける帯域管理制御技術宮坂昌宏、堀米紀貴、岸田好司
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0010】
しかし、OLTにて折り返すONU間通信を行う場合、該当データトラヒックは、OLTで折り返されてしまうため、帯域監視装置や帯域管理装置は、このONU間通信でどの程度の通信容量が利用されているか、どのような性質のデータトラヒックなのか、状態を把握することが著しく困難である。このONU間通信による帯域利用状況が把握できていない状況で、帯域監視装置や帯域管理装置はOLTに対し、下り信号を送信してしまうと、上位ネットワークからの下り信号帯域とONU間通信帯域の和が、OLTの処理可能な帯域を超えてしまい、OLT内で輻輳が発生する恐れがある。すなわち、OLTにて折り返すONU間通信には、OLT内でのデータトラヒックの輻輳を回避する手段が必要という課題があった。
【0011】
本発明は、このような問題を鑑みてなされたものであり、ONU間通信においてOLT内でのデータトラヒックの輻輳を回避することができる通信装置及び通信方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0012】
本発明は、上記課題を解決するために、ONU間通信におけるデータトラヒックについて、OLTによりも上位の上位ネットワーク等に存在する帯域監視装置及び帯域管理装置に通知することとした。
【0013】
具体的には、本発明に係る通信装置は、複数の加入者装置を収容する下位ネットワークに配置され、前記加入者装置とポイントツーマルチポイントの光通信を行うとともに、前記下位ネットワークと上位ネットワークとを接続する通信装置であって、
前記下位ネットワークの前記加入者装置間で直接通信を行う折り返し通信機能と、
前記折り返し通信機能による前記直接通信が発生すること及び前記直接通信のデータ量を事前に検知する事前検知を行う通信検知機能と、
前記通信検知機能が検知した前記直接通信と宛先情報及び送信元情報が同一、且つ前記直接通信とデータ量が同一である通知信号を生成し、前記通知信号を前記上位ネットワークへ送信する通知信号送信機能と、
を備える。
【0014】
具体的には、本発明に係る通信方法は、複数の加入者装置を収容する下位ネットワークに配置され、前記加入者装置とポイントツーマルチポイントの光通信を行うとともに、前記下位ネットワークと上位ネットワークとを接続する通信装置の通信方法であって、
前記下位ネットワークの前記加入者装置間で直接通信を行う折り返し通信手順と、
前記折り返し通信手順の前記直接通信が発生すること及び前記直接通信のデータ量を事前に検知する事前検知を行う通信検知手順と、
前記通信検知手順で検知した前記直接通信と宛先情報及び送信元情報が同一、且つ前記直接通信とデータ量が同一である通知信号を生成し、前記通知信号を前記上位ネットワークへ送信する通知信号送信手順と、
を行う。
【0015】
本発明は、ONU間通信が行われる前に、OLTが、当該ONU間通信トラヒックと同等のデータ量を持つ通知信号を生成し、通知信号(通知トラヒック)を上位ネットワークへ転送する。このため、上位ネットワークに存在する帯域監視装置や帯域管理装置は、ONU間通信でどの程度の通信容量が利用されているか、どのような性質のデータトラヒックなのか等の状態を把握することができる。従って、本発明は、ONU間通信においてOLT内でのデータトラヒックの輻輳を回避することができる通信装置及び通信方法を提供することができる。さらに、本発明は、上位ネットワーク内に存在する帯域監視装置や帯域管理装置への改良を加える必要も無い。
【0016】
本発明に係る通信装置は、前記通信検知機能は、前記加入者装置が蓄積する送信データの報告で前記事前検知を行う。
【0017】
本発明に係る通信装置の前記通信検知機能は、前記加入者装置へ割り当てたデータ送信帯域の通知で前記事前検知を行う。
【0018】
本発明に係る通信方法は、前記通信検知手順で、前記加入者装置が蓄積する送信データの報告で前記事前検知を行う。
【0019】
本発明に係る通信方法は、前記通信検知手順で、前記加入者装置へ割り当てたデータ送信帯域の通知で前記事前検知を行う。
【0020】
OLTは、OMUとの間で取り交わされる送信データの通知(REPORTメッセージ)又は割り当てるデータ送信帯域の通知(GATEメッセージ)でONU間通信のデータ量を事前に把握することができる。
【0021】
本発明に係る通信装置は、前記上位ネットワークへ送信して戻ってきた前記通知信号を廃棄する廃棄機能をさらに備える。
【0022】
本発明に係る通信装置の前記廃棄機能は、
前記通知信号送信機能が前記通知信号を生成する際に、前記通知信号毎に宛先情報及び送信元情報を記載するテーブルと、
前記上位ネットワークから受信した信号の宛先情報及び送信元情報と前記テーブルに記載された宛先情報及び送信元情報とを照合し、前記上位ネットワークへ送信して戻ってきた前記通知信号であると判断する廃棄判断手段と、
を有する。
【0023】
本発明に係る通信方法は、前記上位ネットワークへ送信して戻ってきた前記通知信号を廃棄する廃棄手順をさらに行う。
【0024】
上位ネットワークに送信した通知信号は再び本通信装置に転送されてくることになるが、通知信号を宛先ONUへ転送する必要は無い。戻ってきた通知信号を廃棄することで、下位ネットワークのトラヒック量を低減させることができる。
【0025】
本発明に係る通信装置は、前記下位ネットワーク毎の通信手段と、
前記通信手段からの信号を集線し、前記上位ネットワークと通信する集線手段と、
を備え、複数の前記下位ネットワークに跨って配置されており、
前記集線手段が、前記折り返し通信機能、前記通信検知機能、及び前記通知信号送信機能を有する。
【0026】
複数の下位ネットワーク間でONU間通信を行うことができる。
【発明の効果】
【0027】
本発明は、ONU間通信においてOLT内でのデータトラヒックの輻輳を回避することができる通信装置及び通信方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0028】
図1】光通信システムの形態を説明する図である。
図2】ONUを説明する機能ブロック図である。
図3】OLTが備えるPON−IFを説明する機能ブロック図である。
図4】光通信システムの動作を説明するシーケンス図である。
図5】ONU間通信を説明する図である。
図6】ONU間通信を説明する図である。
図7】課題を説明する図である。
図8】本発明に係る通信装置を説明する機能ブロック図である。
図9】本発明に係る通信方法を説明するシーケンス図である。
図10】本発明に係る通信装置を説明する機能ブロック図である。
図11】本発明に係る通信方法を説明するシーケンス図である。
図12】本発明に係る通信方法を説明する図である。
図13】本発明に係る通信装置が備えるテーブルを説明する図である。
【発明を実施するための形態】
【0029】
添付の図面を参照して本発明の実施形態を説明する。以下に説明する実施形態は本発明の実施例であり、本発明は、以下の実施形態に制限されるものではない。なお、本明細書及び図面において符号が同じ構成要素は、相互に同一のものを示すものとする。
【0030】
以下に説明する実施形態の光ネットワークシステムについて、IEEE標準のEPONである1G−EPONおよび10G−EPONを例に挙げて説明する。光ネットワークシステムの基本構成は図1または図6のようになる。OLTが備えるPON−IFの機能構成例は図7の通りになる。また、OLTに集線機能を有する場合の機能構成例は図11の通りになる。なお、上記説明の「通信装置」とは、本実施形態の「OLT」に相当する。
【0031】
図8は、OLT351を説明する機能ブロック図である。OLT351は、複数の加入者装置を収容する下位ネットワーク20に配置され、加入者装置とポイントツーマルチポイントの光通信を行うとともに、下位ネットワーク20と上位ネットワーク10とを接続する通信装置であって、
下位ネットワーク20の加入者装置間で直接通信を行う折り返し通信機能と、
折り返し通信機能による直接通信が発生すること及び直接通信のデータ量を事前に検知する事前検知を行う通信検知機能と、
通信検知機能が検知した直接通信と宛先情報及び送信元情報が同一、且つ直接通信とデータ量が同一である通知信号を生成し、通知信号を上位ネットワーク10へ送信する通知信号送信機能と、
を備える。
ここで、折り返し通信機能及び複製信号送信機能は、PON信号処理手段32、キュー管理手段33、折り返し判断手段37及び通知信号生成手段39が担っている。
【0032】
下り主信号は、SNI(Service Node Interface)ポート34、キュー管理手段33、PON信号処理手段32、PON−IFポート31を介して該当ONU400へ向け出力される。一方、上り主信号は、、PON−IFポート31、PON信号処理手段32、キュー管理手段33、信号送信手段35を介してSNIポート34へと流れる。さらに、OLT351において折り返し通信を行うONU間通信主信号は、PON−IFポート31、PON信号処理手段32、キュー管理手段33と流れる。
【0033】
PON信号処理手段32は、ONU400に対してONUに備えられたキュー内のデータ量の情報をReportメッセージにより報告させ、GateメッセージによりONU400に通知する。PON信号処理手段32は、ONU400から受信した報告メッセージをもとにONU内のキューのデータ量を監視し、DBAアルゴリズムにより各ONU400へ送信順番および送信可能なデータ量の割当を行う。
【0034】
図12は、OLT折り返しによるONU間信号を行う通信方法を説明する図である。OLT折り返しによるONU間通信を行う場合、信号は、OLT内のキュー管理手段33に到達し、折り返し判断手段37の判断により、再びPON信号処理手段32に戻されONU間通信の下り信号として、該当するONU400へ向け転送される。このとき、OLT351はONU間通信で用いられるデータ容量などの情報を上位ネットワーク10の帯域監視/帯域管理装置15へ報告する必要がある。
【0035】
ここで、OLT351は、次の手法でONU間通信で用いられるデータ容量などの情報を認識する。第一の手法は、ONU400からのReportで申告されるONU間通信のトラヒック情報で認識する手法である。第二の手法は、各ONU400へ送信順番および送信可能なデータ量の割当を通知するGateで認識する手法である。OLT351は、これらの手法で認識したONU間通信のデータ量(容量)に相当する通知トラヒック(通知信号)を通知信号生成手段39で生成し、SNIポート34から上位ネットワーク10へ向けて出力する。
【0036】
さらに、OLT351は、上位ネットワーク10へ送信して戻ってきた通知信号を廃棄する廃棄機能をさらに備える。廃棄機能は、廃棄判断手段38とキュー管理手段33が担う。OLT351から上位ネットワーク10へ出力される通知信号の宛先は、OLT351配下のONU400に接続する端末装置である。通知信号は、上位ネットワークを介し、帯域監視/帯域管理装置15の監視/管理を受け、再びOLT351へ戻る(図12)。廃棄判断手段38は、この信号をOLT351へ戻った通知信号と判断する。通知信号はオリジナルのデータではないのでONU400に届ける必要が無い。廃棄判断手段38は、キュー管理手段33に当該通知信号を廃棄させる。
【0037】
(第1実施例)
[同一PON区間内でのONU間通信(1)]
図8は、第1実施例の光ネットワークシステムを説明する図である。また、図8は、下位ネットワーク20に含まれるOLT351の構成を説明する図でもある。本実施例は、図8に示すように、上位ネットワーク10と下位ネットワーク20とがOLT351を介して接続している。PON−IF301と複数のONU400とは光分配手段200を介して接続する。
【0038】
本実施例の通信検知機能は、加入者装置が蓄積する送信データの報告で事前検知を行うことを特徴とする。ONU間通信の上り信号をPON−IF301で折り返す形態において、OLT351がONU400からのReport申告によりONU間通信の情報(データ容量、宛先、優先度等)を得た場合、通知信号生成手段39はこれらの情報を基に、上位ネットワーク10に存在する帯域監視/帯域管理装置15宛に、次のDBAサイクルで発生するONU間通信トラヒックを通知する、通知トラヒックを生成する。この通知トラヒックは、Reportで申告されたONU間通信のデータ量と同等の容量を有する。この通知トラヒックはキュー管理手段33に入力され、SNIポート34から上位ネットワーク10へ向けて出力される。
【0039】
図9は、この時の光通信システムのシーケンスを説明する図である。ONUから送信されるONU間通信データは、まずONUのQueueに蓄積される。ONUは蓄積された該当データをOLTへ送信するためにReportを用い、OLTへデータ送信リクエストを求める。OLTはONUからのReportを受け、状況に応じたデータ送信許可(Gate)をONUへ与える。Gateを受けたONUはGateの送信許可情報に応じた内容で、OLTへデータを送信する。OLTへ到達した信号はキュー管理手段33に入力され、宛先のONUへ向け、再びPON側へ出力される。その際、OLTはReportを解析し、送信元ONU、宛先ONU、及び送信元ONU蓄積されているデータの量を把握し、同じ送信元、同じ宛先、及び同じデータ量の通知信号をキュー管理手段33にて生成し、SNIポート34から出力する。
【0040】
廃棄機能は、上位ネットワーク10へ送信して戻ってきた通知信号を廃棄する。
前記廃棄機能は、
通知信号送信機能が通知信号を生成する際に、通知信号毎に宛先情報及び送信元情報を記載するテーブルと、
上位ネットワーク10から受信した信号の宛先情報及び送信元情報とテーブルに記載された宛先情報及び送信元情報とを照合し、上位ネットワーク10へ送信して戻ってきた通知信号であると判断する廃棄判断手段と、を有する。
具体的には、廃棄判断手段38がテーブルを有する。通知信号を上位ネットワーク10へ送信するとき、PON−IF301またはOLT351は上位ネットワーク10へ出力した通知信号の宛先情報及び送り元情報を図13のテーブルに記録する。このとき、図13のテーブルに記録される情報は、あらかじめ設定してもよいし、過去のONU間通信から抽出してもよい。また、当該情報は、OLTが配下にある装置のアドレスを把握し、ONUからのReport情報に含まれるONU間通信のアドレス情報と照合して判断してもよいし、申告されたものを記録してもよい。
【0041】
この時、OLT351はONU400からの転送されてくるデータのアドレスを全て把握する必要があるが、アドレス解析やテーブルの容量等の制限がある。OLT折り返しによるONU間通信のデータに特定の優先度付けを行うことにより、OLTは該当する優先度のみのデータを解析する。これにより、アドレス解析による処理負荷や、アドレス記録のためのテーブルの容量を少なくすることができる。
【0042】
信号送信手段35から通知信号を上位ネットワーク10へ向けて出力する。通知トラヒックの宛先は、OLT351配下のONU400に接続する端末装置であることから、当該通知信号は上位ネットワーク10を介し、帯域監視/帯域管理装置15の監視/管理を受け、再びOLT351へ戻る。廃棄判断手段38は、OLTへ戻った通知信号と図13のテーブル情報と照合し、一致した場合は通知信号と判断する。通知信号をONUへ転送する必要はないので、廃棄判断手段38はキュー管理手段33に当該通知信号を廃棄させる。
【0043】
本実施形態における、通知トラヒックは、ONU400からのReportを受けた直後に上位ネットワーク10に向けて送信できるため低遅延性に優れている。これは、ONU間通信の信号がOLT到達する前に通知トラヒックを出力でき、ONU間通信の信号がOLT到達する時点で、上位ネットワーク10から下位ネットワーク20へ転送する信号を調整できており、輻輳を事前に回避することができる。
【0044】
また、ONU間の通信量が極めて少なく、上記の帯域監視/帯域管理装置15への影響が無視できると判断できる場合は、上位ネットワークへ通知信号を送信しないことで、不要な通信を控え、セキュリティ性を向上させることができる。
【0045】
(第2実施例)
[同一PON区間内でのONU間通信(2)]
本実施例は、第1実施例の光ネットワークシステム(図8)と同じ構成であるが、Gateに基づいて通知信号を生成する点が第1実施例と異なる点である。本実施例の通信検知機能は、加入者装置へ割り当てたデータ送信帯域の通知で事前検知を行うことを特徴とする。以下詳細に説明する。
【0046】
図10は、この時の光通信システムのシーケンスを説明する図である。OLTがONUからのReport申告を受け、ONU間通信の情報(データ容量、宛先、優先度等)を得た場合、通知信号生成手段39はGateをONUへ返す際のGate情報を基に、上位ネットワーク10に存在する帯域監視/帯域管理装置15宛に、次のDBAサイクルで発生するONU間通信トラヒックを通知する、通知トラヒックを生成する。この通知トラヒックは、GateでONUに許可するONU間通信のデータ量と同等の容量を有する。なお、通知トラヒックの宛先情報及び送り元情報は第1実施例と同様である。この通知トラヒックはキュー管理手段33に入力され、SNIポート34から上位ネットワーク10へ向けて出力される。
【0047】
Gate情報を基に通知トラヒックを生成する利点は、実際にONUから出力されるONU間通信のトラヒック量を確定した上で通知トラヒックを生成できることである。第1実施例のReportを基に通知トラヒックを生成する方法は、ONUが要求する帯域が割り当てられない場合があるが、本実施例の場合、確定した帯域で通知トラヒックが生成できる。また、本実施例も、ONU間通信の信号がOLT到達する時点で、上位ネットワーク10から下位ネットワーク20へ転送する信号を調整できており、輻輳を事前に回避することができる。
【0048】
第1実施例の説明と同様に、上位ネットワークへ送信した通知信号はOLTへ戻ってくる。OLTは、第1実施例の説明と同様に当該通知信号を廃棄する。また、ONU間の通信量が極めて少ない場合、上位ネットワークへ通知信号を送信しないとしてもよい。
【0049】
(第3実施例)
[PON単位での(複数PON区間を跨ぐ)ONU間通信(1)]
図11は、第3実施例の光ネットワークシステムを説明する図である。また、図11は、下位ネットワーク20に含まれるOLT352の構成を説明する図でもある。本実施例は、図11に示すように、上位ネットワーク10と下位ネットワーク20とがOLT352を介して接続している。
【0050】
OLT352は、下位ネットワーク20毎の通信手段と、
通信手段からの信号を集線し、上位ネットワーク10と通信する集線手段と、
を備え、複数の下位ネットワーク20に跨って配置されており、
集線手段が、折り返し通信機能、通信検知機能、及び通知信号送信機能を有する。
ここで、「通信手段」とは、PON−IF302である。PON−IF302は、複数のONU400が光分配手段200を介して接続される。そして、OLT352はPON−IF302を複数具備し、さらにこれらを集線手段36aで接続する。本実施例は、ONU間通信の上り信号を集線手段36aで折り返す形態である。
【0051】
OLT352がONU400からのReport申告によりONU間通信の情報(データ容量、宛先、優先度等)を受けた場合、PON−IF302内のPON信号処理手段32は集線手段36aの折り返し判断手段37と通知信号生成手段39の両者、またはいずれかにReport情報を通知する。
【0052】
集線手段36aは、この情報を基にONU間通信の有無を判断する。ONU間通信が行われる場合、通知信号生成手段39は通知されたReport情報を基に、上位ネットワーク10に存在する帯域監視/帯域管理装置15宛に、続くDBAサイクルで発生するONU間通信トラヒックを通知するための通知トラヒックを生成する。通知トラヒックは、Reportで申告されたONU間通信のデータ量と同等の容量を有する。この通知トラヒックは集線キュー管理手段51に入力され、SNIポート34から上位ネットワーク10へ向けて出力される。また、このときのシーケンスは上述したように図9のようになる。
【0053】
このとき、第1実施例で説明したように、PON−IF302またはOLT352は上位ネットワーク10へ出力した通知トラヒックの宛先情報及び送り元情報を図13のテーブルに記録する。また、第1実施例で説明したように、処理負荷軽減やテーブル容量削減を行うこともできる。なお、本実施例では、廃棄判断手段38は、集線手段36aに配置される。
【0054】
廃棄判断手段38は、OLT352へ戻った通知信号と図13のテーブル情報と照合し、一致した場合はOLTに戻った通知信号と判断する。そして、廃棄判断手段38は集線キュー管理手段51に当該通知信号を廃棄させる。
【0055】
本実施例は、第1実施例の説明と同様に低遅延性に優れている。また、ONU間通信の量が極めて少ない場合、第1実施例で説明したように上位ネットワーク10へ通知信号を送信しなくてもよい。
【0056】
(第4実施例)
[PON単位での(複数PON区間を跨ぐ)ONU間通信(2)]
本実施例は、第3実施例の光ネットワークシステム(図11)と同じ構成であるが、Gateに基づいて通知信号を生成する点が第3実施例と異なる点である。
【0057】
本実施形態では図10のシーケンス図のように、OLT352のPON−IF302は、ONU400からのReportに対しGateを返す際にGate内に含まれるONU間通信の情報(データ容量、宛先、優先度等)を、集線手段36aの折り返し判断手段37及び通知信号生成手段39の両者、またはいずれかに通知する。
【0058】
集線手段36aは、この情報を基にONU間通信の有無を判断する。ONU間通信が行われる場合、通知信号生成手段39は通知されたGate情報を基に、上位ネットワーク10に存在する帯域監視/帯域管理装置15宛に、続くDBAサイクルで発生するONU間通信トラヒックを通知するための通知トラヒックを生成する。この通知トラヒックは、第3実施例の説明と同様であり、上位ネットワークへ向けて出力される。Gate情報を基に通知トラヒックを生成する利点は、第2実施例の説明と同様である。
【0059】
また、第3実施例の説明と同様に、OLTは、上位ネットワークから戻ってきた通知信号を廃棄する。また、ONU間の通信量が極めて少ない場合、上位ネットワークへ通知信号を送信しないとしてもよい。
【0060】
(本発明の効果)
本発明は、PONのOLT折り返し機能を用いたONU間通信において、ONU間通信のデータに関する情報を事前に把握し、その情報を上位ネットワークへ出力することにより、上位ネットワーク内に存在する帯域監視/帯域管理装置に対し、現状の装置構成のまま、OLT配下のONU間通信に関する情報を伝えることができるため、ONU間通信機能の導入に際し、低コスト化が図れる。
【0061】
(付記)
以下は、本実施形態のOLTを説明したものである。
(1):[Report情報から通知情報を生成する]
複数の加入者装置と光ファイバ伝送路を介してポイントツーマルチポイントの通信を行う局側装置であって、局側装置に所属する加入者装置間で局側装置を介し直接通信を行う際、局側装置へ通知される加入者装置からの送信要求情報を基に、送信要求データと同等の容量を有するデータを、局側装置が、局側装置または、加入者装置が宛先とする他の加入者装置を宛先として生成し、上位ネットワーク側の装置へ伝送し、(上位ネットワーク側から当該データが戻ってきた際に廃棄する)機能を備えることを特徴とする局側装置。
【0062】
(2):[Gate情報から通知情報を通知する]
複数の加入者装置と光ファイバ伝送路を介してポイントツーマルチポイントの通信を行う局側装置であって、局側装置に所属する加入者装置間で局側装置を介し直接通信を行う際、局側装置がデータ送信を希望する加入者装置に対して行う送信許可情報に含まれる、加入者装置間の通信データと同等の容量を有するデータを、局側装置が、局側装置または、加入者装置が宛先とする他の加入者装置を宛先として生成し、上位ネットワーク側の装置へ伝送し、(上位ネットワーク側から当該データが戻ってきた際に廃棄する)機能を備えることを特徴とする局側装置。
【0063】
(3):[集線機能、Report情報から通知情報を生成する]
複数の加入者装置と光ファイバ伝送路を介してポイントツーマルチポイントの通信を行う通信手段を複数搭載し、これらの通信手段からの信号を集線し、上位ネットワークと通信する手段を有する局側装置であって、局側装置に所属する加入者装置間で局側装置を介し直接通信を行う際、局側装置へ通知される加入者装置からの送信要求情報を基に、送信要求データと同等の容量を有するデータを、局側装置が、局側装置または、加入者装置が宛先とする他の加入者装置を宛先として生成し、上位ネットワーク側の装置へ伝送し、(上位ネットワーク側から当該データが戻ってきた際に廃棄する)機能を備えることを特徴とする局側装置。
【0064】
(4):[集線機能、Gate情報から通知情報を通知する]
複数の加入者装置と光ファイバ伝送路を介してポイントツーマルチポイントの通信を行う通信手段を複数搭載し、これらの通信手段からの信号を集線し、上位ネットワークと通信する手段を有する局側装置であって、局側装置に所属する加入者装置間で局側装置を介し直接通信を行う際、局側装置がデータ送信を希望する加入者装置に対して行う送信許可情報に含まれる、加入者装置間の通信データと同等の容量を有するデータを、局側装置が、局側装置または、加入者装置が宛先とする他の加入者装置を宛先として生成し、上位ネットワーク側の装置へ伝送し、(上位ネットワーク側から当該データが戻ってきた際に廃棄する)機能を備えることを特徴とする局側装置。
【0065】
本発明はONU間通信が行われる前に、ONUからOLTに対して送信されるReport情報から、OLTはONU間通信のトラヒックが発生することを事前に検知し、ONU間通信が行われる前に、これに相当する容量のトラヒックを生成し、生成トラヒックをONU間通信が行われる前に上位ネットワークへ転送することで、上位ネットワーク内に存在する帯域監視/帯域管理装置は、事前にOLTに到達するONU通信のトラヒックが把握できるため、OLT宛のトラヒックを調整することができる。たとえば、帯域監視装置、帯域管理装置はONU間通信の上り信号がどのタイミングでOLTへ到達するか事前に把握することができるため、上位ネットワークからのOLTへ宛てられた下りトラヒックを調節し、ONU間通信のトラヒックと上位ネットワークからの下り信号がOLT内で合流し、輻輳が発生してしまうことを防ぐことができる。
【符号の説明】
【0066】
10:上位ネットワーク
15:帯域監視/帯域管理装置
20:下位ネットワーク
31:PON−IFポート
32:PON信号処理手段
32a:MPCP部
32b:帯域割当部
32c:OAM部
33:キュー管理手段
34:SNIポート
37:折り返し判断手段
38:廃棄判断手段
39:通知信号生成手段
41:UNIポート
42:キュー管理手段
43:PON信号処理手段
43a:MPCP部
43b:OAM部
44:PON−IFポート
45:キュー監視手段
100:光ファイバ伝送路
200:スプリッタ
300、301、302:PON−IF
350、351、352:OLT
400:ONU
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13